特表 2024-500033 メディア処理方法及びシステム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-01-04

(54)【発明の名称】メディア処理方法及びシステム

(51)【国際特許分類】

   G06Q 50/10 20120101AFI20231222BHJP

【ＦＩ】

G06Q50/10

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2023533406

(86)(22)【出願日】2020-12-05

(85)【翻訳文提出日】2023-06-20

(86)【国際出願番号】 US2020063505

(87)【国際公開番号】W WO2022119579

(87)【国際公開日】2022-06-09

(81)【指定国・地域】

【公序良俗違反の表示】

（特許庁注：以下のものは登録商標）

１．ＡＮＤＲＯＩＤ

２．ＩＮＳＴＡＧＲＡＭ

３．ｉＯＳ

４．ＶＩＮＥ

(71)【出願人】

【識別番号】521225502

【氏名又は名称】スコット ブラッドリー ベイカー

【氏名又は名称原語表記】Ｓｃｏｔｔ Ｂｒａｄｌｅｙ ＢＡＫＥＲ

【住所又は居所原語表記】５５３０ Ｋｅｓｔｅｒ Ａｖｅｎｕｅ， Ｓｈｅｒｍａｎ Ｏａｋｓ， Ｃａｌｉｆｏｒｎｉａ ９１４１１ ＵＳＡ

(74)【代理人】

【識別番号】100079108

【弁理士】

【氏名又は名称】稲葉 良幸

(74)【代理人】

【識別番号】100109346

【弁理士】

【氏名又は名称】大貫 敏史

(74)【代理人】

【識別番号】100117189

【弁理士】

【氏名又は名称】江口 昭彦

(74)【代理人】

【識別番号】100134120

【弁理士】

【氏名又は名称】内藤 和彦

(72)【発明者】

【氏名】スコット ブラッドリー ベイカー

【テーマコード（参考）】

5L049

【Ｆターム（参考）】

5L049CC11

(57)【要約】

メディアコンテンツ処理方法は、受信事業者のコンピュータ又はサーバへの放送の提出（クリエータ及び関連識別情報がいくつかの目的のために識別可能でないように中立的やり方でコード化される）を含む。マテリアルは、識別情報へアクセスしない複数の独立精査者によりその定性的評価に基づき精査され、そしてマテリアルの一部は精査者の定性的評価に基づき選択される。選択されたマテリアルは所定スケジュールに従って放送される。選択されたマテリアルはまた、精査者アクセスのためにコンテンツライブラリ内に置かれ得る。広告は、収益を生成するために、その放送中に選択されるマテリアルに関連付けられる。作品のクリエータは、マテリアルに関連付けられた広告により生成される収入に基づき支払われる。

【特許請求の範囲】

【請求項1】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、
機能プラットホームが確立されるように、前記中央サーバ内へ挿入されたコンピュータプログラムにより指示される複数の機能及び処理すべてを行い、
前記機能プラットホームは、コンテンツクリエータが料金を支払うことと、前記プラットホームの従業員により精査されるコンテンツを、前記プラットホーム上の配置と最終的放送とを考慮して、視聴する前記プラットホームの少なくとも１人の登録ユーザへ提出することとを可能にし、
前記プラットホーム上の配置と放送では、広告売上高から生成される収益の少なくとも５０％が前記コンテンツクリエータへ支払われ；前記システムは、ユーザが、
Ａ）前記コンテンツ及び広告を放送する予めプログラムされた一連のチャネルを視聴し、
Ｂ）視聴するべきコンテンツをストリーミングするセルフサービス選択のためにコンテンツライブラリにアクセスし、そして
Ｃ）無費用ダウンロードポリシーを介して無料で所有すべきコンテンツライブラリからコンテンツをダウンロードするために、前記プラットホームへの登録及びアクセスのための無課金ポリシーを提供し；
前記システムは、前記広告を見る各ユーザに関係する年齢、性別及び郵便番号、前記プラットホームに加入するために前記ユーザに必要とされるデータを含む特定非個人的情報のデータファイルへのアクセスと共にリアルタイムで放送され、前記情報は広告主プラットホームアカウントを介してアクセス可能であるので、広告主が、広告を行うことにより前記プラットホームを利用するための及び前記広告を見る正確な数のユーザにアクセスするための許可を提供する、システム。

【請求項2】

それぞれのレベルの精査が複数の従業員会員を有し、従業員会員のそれぞれがセキュアデータセンタからのマテリアルを独立に精査し定性的評価を行う３つの上級レベルの精査を含む、請求項１に記載のシステム。

【請求項3】

放送コンテンツの特定ブロックで放送されるたびに各コンテンツの長さをログ記録し、そして、前記システムへ支払われる広告収入の額を、そのコンテンツが放送コンテンツの前記特定ブロックにおいて放送された前記コンテンツクリエータに起因する支払い額を確立するための放送コンテンツの前記特定ブロックにおいて放送されたすべての広告に関係する広告主により計算する工程をさらに含む、請求項１に記載のシステム。

【請求項4】

前記システムの登録ユーザは、コンテンツを前記中央サーバ上の前記コンテンツライブラリから、前記コンテンツ内に埋め込まれた広告から前記コンテンツクリエータのための収益を生成する一方で前記登録ユーザに対し無料でパーソナルコンピュータ又はデバイスへダウンロードすることができる、請求項１に記載のシステム。

【請求項5】

さらに、脚本作家であるコンテンツクリエータは、その書かれた作品を前記コンテンツライブラリの脚本部分内に置く能力を有し、
匿名ＩＤコードが前記クリエータに関連付けられ、
コンテンツを複製又はダウンロードする能力の無いエージェント、マネージャ、製作者及びディレクタが高品質脚本を求めてコンテンツライブラリを探索することを可能にし、
脚本への関心は匿名コンテンツクリエータのコンタクト情報のために前記プラットホームへ向けられる、請求項４に記載のシステム。

【請求項6】

前記コンテンツクリエータのための収益を生成する一方で所有するために写真、絵画又はコンピュータ生成画像を含む視覚的アートコンテンツを無料でダウンロードするプラットホームのユーザのアクセスをさらに含む請求項４に記載のシステム。

【請求項7】

埋め込み広告は、前記広告が所定回数視聴された後に、前記コンテンツ内に前記広告と共に埋め込まれたプログラムコードを介してオフにされる又は無効にされる、請求項１に記載のシステム。

【請求項8】

前記コンテンツが別のデバイスと共有される際に、登録ユーザによりダウンロードされたコンテンツを追跡することと、
前記コンテンツが上演されることを許容する前に、二次デバイスが前記プラットホームにより登録されているということを検証することと
を含む、請求項７に記載のシステムであって、
登録されていなければ、前記二次デバイスは、前記プラットホームに登録するようにプロンプトにより指示されることになる、システム。

【請求項9】

広告主は、将来広告戦略におけるユーザの特定非個人的情報と共に前記広告主の現在広告を見る前記プラットホーム上のユーザの統計的解析を利用し得る、請求項１に記載のシステム。

【請求項10】

ダンスルーチンのクリエータが、他のタイプのコンテンツのクリエータと同様なやり方でこの形式のクリエイティブコンテンツを収益化し得る、請求項１に記載のシステム。

【請求項11】

前記プラットホームへ提出されるクリエイティブコンテンツは前記プラットホームの側の前払い取得費用を必要としない、請求項１に記載のシステム。

【請求項12】

前記プラットホームのユーザは、コンテンツのブロックを編纂し、前記ユーザにとって好都合な時にコンテンツの組み立てられたブロックを消費し得る、請求項１に記載のシステム。

【請求項13】

コンテンツのブロックは、毎日の放送時刻表内に位置を有し、前記位置は同時に毎日前記時刻表内で前方へローテーションされ、コンテンツの各ブロック内の個々のコンテンツも毎日前方へローテーションされる、請求項１に記載のシステム。

【請求項14】

放送のために利用可能にされる提出され受理されたクリエイティブコンテンツの量に対処するために、前記プラットホーム上でチャネルを加算又は減算するプロセスにより毎日ベースで放送能力を増加又は低減する能力をさらに含む、請求項１に記載のシステム。

【請求項15】

それぞれが特定ジャンルのコンテンツのために利用され、加えて一連のコンテンツ長固有チャネルを有する追加チャネルの生成を含む、請求項１に記載のシステム。

【請求項16】

前記プラットホームの登録ユーザは、その個人的ユーザアカウントを介して直接的なやり方でコンテンツクリエータと接触することができる、請求項１に記載のシステム。

【請求項17】

前記プラットホームのユーザは、視聴したお気に入りコンテンツに投票する選択肢を有し、最高投票結果を有するコンテンツは賞及び将来の再放送の機会を与えられ得る、請求項１に記載のシステム。

【請求項18】

ユーザは興味有りと考えられるコマーシャルを個人アカウントへ保存し、広告に関係する広告主から情報を要求し、情報を前記広告主から、前記システム上のユーザの個人アカウントから受信する、請求項１に記載のシステム。

【請求項19】

前記コンテンツ内に埋め込まれた広告が前記コンテンツ内に埋め込まれたプログラムコードによりオフにされる前に行われる回数を判断するために無料ダウンロードのために利用可能なコンテンツの実行長（running length）を計算することをさらに含む、請求項１に記載システム。

【請求項20】

前記システムのユーザは、個人的ユーザアカウントから前記コンテンツクリエータの個人的ユーザアカウントを介してコンテンツクリエータに直接接触することができる、請求項１に記載のシステム。

【請求項21】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、前記中央サーバ内へ挿入されたコンピュータプログラムにより指示される複数の機能及び処理を行い、これにより、
コンテンツクリエータがコンテンツを前記プラットホームの一部へアップロードし、提出料金を支払い、前記プラットホームの従業員により行われる前記コンテンツの精査を有することを可能にする機能プラットホームが確立されるようにし、これにより、
前記提出されたコンテンツが複数のプラットホーム従業員精査ステーションを通過すれば、前記コンテンツは前記プラットホームの別の部分へ移動され、ここでは、
前記コンテンツは、複数のプラットホーム機能を介するユーザ視聴のためのアクセスが可能であり、ユーザ選択コンテンツのストリーミングのためのコンテンツライブラリ内の多数の予めプログラムされたチャネル上にあり、前記コンテンツライブラリからユーザのメディアデバイスへダウンロード可能である、システム。

【請求項22】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、前記中央サーバ内へ挿入されたプログラムを行い、これにより、
ユーザのための前記プラットホームへの登録及びアクセスのための無課金ポリシーを提供する機能プラットホームが確立され、
無課金ダウンロードポリシーを介した前記ユーザは、所有すべきライブラリ内に保持されたコンテンツをダウンロードすることができ、
フリーコンテンツをダウンロードするユーザは、前記コンテンツ内に埋め込まれた前記広告からの前記ダウンロードされたコンテンツの前記クリエータのための収益ストリームを生成するようになる、システム。

【請求項23】

埋め込みプログラムコードを伴うコンテンツ内に広告を埋め込むことをさらに含む、請求項２２に記載のシステムであって、
前記コードは、前記プログラムが所定回数の広告視聴が発生したということを確立するといつ前記広告がオフするかを判断する、システム。

【請求項24】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、前記中央サーバ内へ挿入されたコンピュータプログラムにより指示される複数の機能及び処理を行い、これにより、
ユーザが無料で前記プラットホームに加入しアクセスすることを可能にする機能プラットホームが確立され、
提出コンテンツが精査プロセスを経由し、受理されればコンテンツライブラリ内へ移動されることを可能にし、前記コンテンツライブラリは、前記コンテンツ内に埋め込まれた広告を見ることと交換に無費用ダウンロードポリシーを介してダウンロードし所有するために前記コンテンツを前記プラットホームのユーザへ提示し、
前記コンテンツはさらに、前記広告が視聴された回数を計数することに固有なプログラムコードにより埋め込まれ、所定回数の視聴が達成されると、前記埋め込みプログラムコードは、前記ユーザによる前記デバイス上の前記コンテンツの将来の視聴において前記広告を隠し、
その広告を前記無償ダウンロードコンテンツ内に埋め込ませるために広告主から前記プラットホームへ支払われる収益金額はコンテンツクリエータと前記プラットホームとの間で分割され前記収益の少なくとも５０％が前記コンテンツクリエータへ行く、システム。

【請求項25】

コンテンツ内に広告と共に埋め込まれたコンピュータコードは、前記コンテンツが二次メディアデバイスと共有される場合、前記コンテンツが再生され識別された回数を追跡し、その結果前記コンピュータコードは、前記広告がオフにされる前に前記二次メディアデバイス上で所定時間視聴するために前記広告をオンに戻す、請求項２４に記載の方法。

【請求項26】

埋め込みコンピュータは、前記二次メディアデバイスが前記プラットホームに登録されていれば、いつ前記コンテンツが前記二次メディアデバイスと共有されたかを判断し、前記プラットホームに登録されていなければ前記デバイス上の前記コンテンツを視聴するために前記プラットホームに登録するように前記デバイスの前記ユーザに指示する通知を前記デバイス上に表示する、請求項２５に記載のシステム。

【請求項27】

前記埋め込みコンピュータコードは、前記二次デバイスが前記プラットホームに登録している場合、別のユーザによりダウンロードされたコンテンツが今や前記二次デバイス上にあるということを、前記プラットホームに通知し、次に、前記プラットホームは、ダウンロードされ転送された前記特定コンテンツが前記二次デバイス上でフリーな広告になるために必要とされる広告視聴の回数をログ記録し、前記広告主へ課金されることになる追加視聴及び追加収益を詳述する情報を前記広告主のプラットホームアカウント内へ置くだけでなく、前記二次デバイスへ転送される前記コンテンツの前記クリエータに起因して前記追加収益にログインする、請求項２６に記載のシステム。

【請求項28】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、前記中央サーバ内へ挿入されたコンピュータプログラムにより指示される複数の機能及び処理を行い、これにより、
前記広告主の広告を見るユーザの数に関する常時更新データ報告にアクセスする能力を広告主に許容する機能プラットホームが確立されるが、これは、前記広告を見る各ユーザに関係する年齢、性別及び郵便番号を含む特定非個人的ユーザ情報のユーザデータファイルへのアクセスと共にリアルタイムで放送されるためであり、
前記ユーザデータファイル情報は前記ユーザが前記プラットホームに登録するために必要とされ、次に、前記プラットホームは前記ユーザに個人的ユーザＩＤコードを割り当て、前記ユーザＩＤコードの入力は、前記ユーザが前記プラットホームにアクセスする毎に必要とされる、システム。

【請求項29】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、前記中央サーバ内へ挿入されたコンピュータプログラムにより指示される複数の機能及び処理を行い、これにより、
前記コンテンツが放送のために受理され、前記プラットホームのユーザにより可視であるかどうかを判断するために前記プラットホームの従業員が提出コンテンツに対し精査プロセスを行うことを可能にする機能プラットホームが確立され、
前記精査プロセスは、コンテンツクリエータの個人的情報が、コンテンツへ常に添付されているが、前記精査プロセス中に匿名ＩＤコードへ変換され、前記ＩＤコードは前記コンテンツを精査する少なくとも１人の従業員に利用可能な唯一の識別可能マーキングであり、
前記従業員精査者は、その個人識別子を、他の従業員精査者に対する匿名性のための前記精査プロセスのための匿名ＩＤへ変換させ、
前記精査プロセスは、各コンテンツが複数の精査テーションレベルを介して転送されることを可能にし、
前記精査プロセスの各ステーションレベルにおける各従業員精査者は前記コンテンツの前記クリエータの名前も以前の従業員精査者の名前も知らなく、前記コンテンツクリエータ及び前記従業員精査者の前記匿名性は、前記コンテンツクリエータの名前、年齢、人種又は性別に基づく前記精査プロセスからの潜在的バイアスを無くし、
放送のための前記プラットホームへの追加のために精査され承認されたコンテンツは、前記中央サーバ上にカタログ化され、ユーザに視覚的に利用可能である場合にその名前へ変換された前記コンテンツクリエータのＩＤを有する、システム。

【請求項30】

前記コンテンツの提出は、インターネットウェブサイトを介しており、さらに、コンテンツクリエータが前記コンテンツの精査のための提出料金を支払うプロセスを含み、前記精査プロセスは、前記コンピュータ又はサーバ上のプログラムソフトウェアの特定部分を利用する、請求項２９に記載のメディアコンテンツを取り扱うためのシステム。

【請求項31】

前記精査されたコンテンツがその初期精査を介して最小受理可能スコアを達成していれば、初期の複数レベル精査後に受理されないコンテンツの最終機会精査のプロセスをさらに含む、請求項２９に記載のメディアコンテンツを取り扱うためのシステム。

【請求項32】

前記プラットホームの多レベル精査プロセスに基づき選択されないコンテンツは、前記編纂されたプラットホーム従業員精査者のノートから書面フィードバックを受信する、請求項２９に記載のメディアコンテンツを取り扱うためのシステム。

【請求項33】

前記システムは毎月業績評価のために各従業員精査者の精査ノートを編纂する、請求項２９に記載のシステム。

【請求項34】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、前記中央サーバ内へ挿入されたコンピュータプログラムにより指示される複数の機能及び処理を行い、これにより、
ユーザ視聴のための放送のために前記プラットホームへ加えられる精査プロセスを通過したコンテンツを前記プラットホームへ提出したコンテンツクリエータが、前記プラットホームが放送時間を広告主へ販売し、次に広告主の広告を放送することから生成する収益ストリームを分かち合うことを可能にする機能プラットホームが確立され、
前記プラットホームは、広告主がその広告を放送するために前記プラットホームへ支払う全体収益の５０％以下を保持し、前記コンテンツクリエータは、広告主がその広告を放送するために前記プラットホームへ支払う全体収益の少なくとも５０％を保持する、システム。

【請求項35】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、前記中央サーバ内へ挿入されたコンピュータプログラムにより指示される複数の機能及び処理を行い、これにより、
前記プラットホームのユーザに多数の予めプログラムされたチャネルから選択する能力を許容する機能プラットホームが確立され、
前記プラットホームにアクセスし、前記多数の予めプログラムされたチャネルの１つのチャネル上の放送中のコンテンツを視聴するユーザは、前記コンテンツを始めから視聴し始めるためにメディア視聴デバイス上のアイコンを選択し、コンテンツライブラリへ移行し、個人的ライブラリアカウント上での後の視聴のために前記コンテンツをマーキングする、又は前記コンテンツを無料で選択的にダウンロードする、システム。

【請求項36】

中央サーバを含むメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記システムは、前記中央サーバ内へ挿入されたコンピュータプログラムにより指示される複数の機能及び処理を行い、これにより、
以下のこと：
１）上演の有無にかかわらないコンテンツのクリエータ又は放送品質コンテンツを生成した履歴のクリエータが、年齢、性別及び郵便番号を含む特定非個人的情報を有するアカウントを確立することによりコンテンツを前記プラットホームへ提出することであって、
前記システムは次に、前記クリエータが前記プラットホームの提出部分へアップロードする各コンテンツへ添付されるユーザＩＤコードを生成し、
プラットホーム従業員が多重レベルブラインド精査プロセスを介して前記提出コンテンツを精査し、前記コンテンツクリエータは前記精査プロセス中に前記ユーザＩＤコードだけにより識別可能であり、
前記従業員精査者は個々のＩＤコードだけにより識別可能であり、
前記精査プロセスは、コンテンツクリエータの年齢、人種、性別又は悪評に基づく偏見を除く、提出すること；
２）前記精査プロセスを通過し、前記プラットホームの放送部分へ移動されたコンテンツが前記システム内へカタログ化されることであって、
前記コンテンツは、複数のプラットホーム機能を介するユーザ視聴のためにアクセス可能であり、ユーザ選択コンテンツのストリーミングのためのコンテンツライブラリ内の多数の予めプログラムされたチャネル上にあり、前記コンテンツライブラリからユーザのメディアデバイスへダウンロード可能である、カタログ化されること；
３）コンテンツの放送のための一連のチャネルは、コンテンツの主題カテゴリ及びコンテンツの量が拡大又は縮小するにつれてチャネルの数を増加又は低減することができること；
４）コンテンツのブロックを２４時間時計上で増分的に前方へローテーションし、コンテンツの各ブロック内のコンテンツを増分的に前方へ追加的にローテーションしてコンテンツの各ブロック内のすべてのコンテンツが２８日ローテーションサイクルの終わりまでに２４時間／日のあらゆる時間スロットにおいて上演されることを可能にするプロセス；
５）そのコンテンツが置かれたコンテンツのブロックの内部で放送された広告により生成された全広告売上収益の少なくとも５０％をコンテンツクリエータに払うプロセス；
６）広告が所定回数視聴された後にオフにされる無償コンテンツライブラリからダウンロードされたコンテンツの内部の広告の埋め込みであって、前記コンテンツ内にも埋め込まれたプログラムコードは、前記広告が所定回数視聴されると前記広告を隠れモードにし、前記埋め込まれた広告は、前記コンテンツクリエータの収益を生成する一方で前記ダウンロードされたコンテンツが前記プラットホームのユーザへ無料でダウンロードされることを可能にする、広告の埋め込み；
７）年齢、性別及び郵便番号を入力することにより個人ユーザアカウントを確立するためにユーザに前記プラットホームに加入するように要求することであって、前記プラットホームは、前記ユーザが前記システムにアクセスする毎に使用されなければならない個人ユーザＩＤコードを生成するために入力ユーザデータを使用する、要求すること；
８）前記ユーザのＩＤコードを追跡し、当該情報を前記広告主のプラットホームアカウントを介して前記広告の所有者にアクセス可能にする一方で、その広告は、前記広告を視聴する前記ユーザの年齢、性別及び郵便番号を含む特定非個人的情報と共にリアルタイムで放送されることにより、各チャネル上で放送されるときに各広告を視聴するユーザの正確な数を識別するプロセス、
を可能にする機能プラットホームが確立される、システム。

【請求項37】

収入分与モデルをさらに含む請求項３６に記載のメディアコンテンツを取り扱うためのシステムであって、前記収入分与モデルは、コンテンツのブロック内へ置かれる放送広告から収集された広告収入を計算し、放送コンテンツの特定ブロック内の分の数により総収入量を分割し、前記放送されたコンテンツのブロックの各分へ金額を割り当て、各コンテンツクリエータのコンテンツがコンテンツの当該ブロック内で放送された分の量に基づき当該収益の５０％超を前記コンテンツクリエータへ支払う、システム。

【請求項38】

前記中央サーバは一実施形態では、一群の集積化コンピュータ部品として定義され、コアルータを介してインターネットへ接続される一組のネットワークサーバを含み、前記コアルータは、ハードウェア負荷バランス器及びソフトウェアにより世界中からネットワークトラフィックを受信するために負荷バランスされ、スパイン及びリーフルータを介して送信されたファイアウォール及びネットワークパケットによりフィルタリングされ、次に、ハイコンピュートフレックスノードサーバ上に格納され処理される、請求項１に記載のメディアコンテンツを取り扱うためのシステム。

【請求項39】

前記コンピュータプログラムは、一実施形態では、ｉＯＳ開発ソフトウェアプログラム、Ａｎｄｒｏｉｄ開発ソフトウェアプログラム、Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｏｐｅｒａｔｉｏｎｓ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔソフトウェアプログラム、及びＶｅｒｓｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌソフトウェアプログラムを含む一群のプログラム上で開発された可読プログラムコードとして定義される、請求項１に記載のメディアコンテンツを取り扱うためのシステム。

【請求項40】

前記コンテンツクリエータと前記配給業者との間の関係の権力機構は、より大きなコンテンツを必要とする配給量を拡張するための前記プラットホームの能力に起因して反転され、これにより、前記コンテンツへより重点を置き、より大きなコントロールを前記コンテンツクリエータへ与える、請求項３４に記載のメディアコンテンツを取り扱うためのシステム。

【請求項41】

前記ソフトウェアコードは多くの機能を行い、
これらの機能のうちのいくつかは追加の専門的技術アルゴリズムを必要とし、
このような機能の一例はダウンロードされたコンテンツ内の広告を自己消去するための能力であり、前記高度アルゴリズムは前記広告が所定回数視聴された後に自己消去することを容易にする、請求項２４に記載のメディアコンテンツを取り扱うためのシステム。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

発明の分野及び背景
本発明はメディアを処理するための方法及びシステムに関する。具体的には、本発明は、音楽又は映画などのマテリアルのライブラリを生成するためのシステム及び方法に関し、このようなマテリアルを、配給又は放送による視聴のためにそしてその評価のために利用可能にし、このようなマテリアルと広告並びに広告主とを効果的に関連付ける。

【発明の概要】

【課題を解決するための手段】

【0002】

発明の概要
したがって、本発明は、オリジナルコンテンツ及び他のコンテンツのクリエータが自身の作品を利用可能にすることができ、そして精査者が、好適にはコンテンツの品質に主に基づくやり方で又は聴衆の人口統計に対するそのアピール度に主に基づくやり方で、このような作品を選択的に視聴しそして評価することができる機構又はシステムである。好適には、精査者はクリエータの名前又は識別子に関する知識無しにコンテンツだけに基づきこのような作品を精査するだろう。したがって、一態様では、本発明は、他人による精査のためにサーバ又はコンピュータへアップロードされるクリエータの作品がそれらのメリットに関して評価され、これにより、あまり知られていない又は未知のクリエータが彼らの作品を、このような作品を従来配給するエンティティ又はアウトレットへよりうまくアクセスし得る他の人々と共により公平な場で提示することを可能にする発明である。換言すれば、本発明のシステム及び方法は、作品が、クリエータの評判又は知名度又はクリエータが有する可能性がある個人的繋がりに関してそれほど評価されるのではなく主としてコンテンツ及び固有メリットに関して評価されることを可能にする。

【0003】

本発明の一態様によると、クリエイティブ作品の精査者は、このような作品のコンテンツを、多くのパラメータを含み得るそのメリットに関し格付けするだろう、そして作品は、精査者が「このような作品が放送又は配給の資格がある」と考えればディジタル又はコンピュータベースライブラリ又は場所に置かれるだろう。コンテンツのこのようなライブラリは、一般ユーザ又は定期購読者へのコンピュータ、スマートフォン及びタブレットを含む他の電子デバイスによるアクセスのために利用可能だろう。さらに、本発明によると、定期購読者の数及びそれらの人口統計は、定期購読者又は聴衆により視聴される際に広告主並びに広告とコンテンツとを関連付ける目的のために中央コンピュータ上のソフトウェアにより常に監視されるだろう。別の態様では、このようなやり方で広告主から導出される収入は、中央コンピュータ又は他のハードウェアにより計算され、そして部分的に、作品のクリエイティブアーティストが創造性の産物から直接的に恩恵を受ける（好適には従来手順下におけるものよりも著しく大きく）ように作品のクリエイティブアーティストに支払うために使用されるだろう。

【図面の簡単な説明】

【0004】

図面の簡単な説明

【図1】概略形式で示される本発明の一実施形態を表す。

【図2】どのように現在の配給モデルが働くかを実証する。三角形は配給チャネル／配給業者を表し、「Ｘ」はコンテンツクリエータを表し、矢印は、コンテンツクリエータが気付かれそして望ましくは収入を生成するために放送にたどり着くために戦う経路を表す。非常に多くのコンテンツクリエータ及び放送のために利用可能な非常に少ないチャネルが図において指示されるように配給を制限するので、現行モデルは、配給業者が何が放送されそしてどれだけ多くコンテンツクリエータが支払われるかを選び出して選択するためのコントロールを完了することを可能にする。

【図3】どのように本発明が任意の時点にその放送割り当てを拡張し得、システムを介して多くのコンテンツを処理するために配給モデルが拡張することも可能にするかを実証する。以下の３つの図において説明される行為は、放送するためにより広い配給チャネル（逆三角形）及び増加された処理そしてしたがってより広い追加コンテンツ（収入を得そして露出されるより多くのコンテンツクリエータ（より多くの露出及び追加収入に至る））を許容する放送可用性（追加ｔｖアイコンにより示される）を何時でも拡張する本発明の能力のおかげで可能にされる。

【図3A】本発明のシステムを流れ下るコンテンツクリエータの出発構成を実証する。本発明のシステムの現在の構成における配給チャネルを充たす大量のコンテンツが到着すると本発明のシステムは図３Ｂに示すように調整する。

【図3B】どのように配給チャネルが頂部において拡大してより多くのコンテンツクリエータが配給にアクセスすることを可能にしたかと、追加的に、放送するための配給チャネルの底部からの配給がまた、より多くの放送選択肢へのより多くのアクセスに対処するために拡大するかとを実証する。

【図3C】図３Ｂにおいて詳述されたものより広い拡大化（頂部におけるより広い流入、より広い全体チャネル、より多くの放送選択肢への底部からのより広い配給）を実証する。

【発明を実施するための形態】

【0005】

発明の詳細な説明
以下は、本発明のメディア処理に従って関与される工程及びプロセスの詳細説明である。これらの工程の順序の変形又はこれらの工程のそれぞれが行われるやり方の変形が存在し得、そしてそのすべては本発明の範囲に入ることになるということが理解されることになる。

【0006】

本発明の手順は、提出されたマテリアルをコンピュータ又はサーバへアップロードし、そして当該プロセスの結果に従ってこのようなマテリアルを精査し、評価し、コンピュータ又はサーバ上の１つ又は複数のファイルとして投稿することにより行われる。アップロードされたマテリアルを処理する精査者及び他の人々は、アップロードされたマテリアルへの様々な程度のアクセスを有することになり、そしてアップロードされたマテリアルを、安全性プロトコル及び認可プロトコルに従って、コンピュータ若しくはサーバの他の部分又はセグメントへ又はリモートコンピュータへ、このようなアップロードされたマテリアルが品質規格及び／又は創造性規格を満足すると考えられるかどうかに依存してそのオリジナルバージョンで又は編集されたバージョンでのいずれかで移動又は複製し得る。より多くの例が以下に識別されることになるがいくつかの例を挙げると広告、放送スケジュール、視聴者の数を含む他の関連マテリアルもまたコンピュータ又はサーバへアップロードされ得る。このような他の関連マテリアルは、アップロードされた提出マテリアルと様々な形式及び組み合せで選択的に合成又は関連付けられ、そして、コンピュータ又はサーバ上に格納され得る。一実施形態におけるコンピュータ、サーバ、中央サーバ又はデータセンタは、コアルータを介してインターネットへ接続される一組のネットワークサーバを含む一群の集積化コンピュータ部品として定義され得、コアルータは、ハードウェア負荷バランス器及びソフトウェアにより世界中からネットワークトラフィックを受信するために負荷バランスされ、スパイン及びリーフルータを介して送信されたファイアウォール及びネットワークパケットによりフィルタリングされ、次に、ハイコンピュートフレックスノードサーバ（high compute flex node server）上に格納されそして処理され、そして情報（いくつかの例を挙げると視聴率、関連広告、会計ソフトウェアを含む）を収集し、解析し、そしてフォーマット化するための複数のタイプのソフトウェアと共に設置され、一実施形態におけるソフトウェアは、ｉＯＳ開発ソフトウェアプログラム、Ａｎｄｒｏｉｄ開発ソフトウェアプログラム、Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｏｐｅｒａｔｉｏｎｓ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔソフトウェアプログラム、及びＰｅｒｆｏｒｃｅ Ｈｅｌｉｘ Ｖｅｒｓｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌソフトウェアプログラムとして定義され得る。本発明のいくつかの機能は、追加専門的ソフトウェアコードアルゴリズムが働くことを必要とし、このような機能の一例は、広告が所定回数視聴さると自己消去するダウンロードされたコンテンツ内に置かれる広告だろう。

【0007】

したがって、本発明による手順及び工程はすべて、限定しないがいくつかの例を挙げるとコンピュータ、サーバ、タブレットを含む電子的ハードウェア上で行われ、本発明の様々なプロセスの論述はこの文脈及び環境において行われると理解されるべきであるということが理解されることになる。

【0008】

現在の課題及び対応
クリエイティブ作品の配給のためのほぼすべての手段は、その会社のインフラストラクチャに基づく限定量の配給／放送時間割り当てを有するいくつかの大きな業界会社によりコントロールされ、大企業が配給したいだろうすべての選択されたコンテンツを配給／放送することが最終的にできない限定時間のためにコンテンツクリエータ間の激しい競争を引き起こすということがアーティスト間で知られている。利用可能な仕事より多い人々が給料を下げさせるのと全く同様に、放送能力より多いコンテンツはコンテンツをあまり価値の無いものにし、そして延いては、放送により生成される収入をより低いものにする。課題（特にあまり知られていないアーティストに関する）は、コンテンツパイルの最上部に到達するためにどのように十分に露出されるか、そして放送時間を獲得することにより当該露出をどのように収入に変換するかである。放送時間割り当てを制限無く拡張する本発明の能力により、配給チャネルに対する評価は、ますます多くの高品質コンテンツが聴衆へ最終的に流れることを可能にするためにますます広がり得、既存業界モデルが許容する制限された量の放送時間割り当てのために戦う必要無しにコンテンツクリエータがその高品質作品から著しい収入を生成することを可能にする。

【0009】

本発明は、最良コンテンツを新興及び既存クリエイティブアーティストから離し、このような作品を複数のメディアプラットホーム上で上演し、そして合理的収入を超える収入をアーティストへ提供しようとする。本発明は、年毎に一度だけ又は二度開始する新シーズンの番組を聴衆に与える馴染みのシーズン番組に縛られないコンテンツを提供する。その性質により、本発明のシステムは、継続的に進化する最高品質コンテンツを配給することができ、視聴者を馴染みのシーズン番組とは全く対照的に毎年恐らく何千の新アーティストに露出する。コンテンツのすべてに一貫しているのは「コンテンツがマルチレベルブラインド／独立精査プロセスを介して承認された」ということであり、このようなコンテンツを発見するために時間及びエネルギーを投資する必要が無い聴衆に報いる。

【0010】

提出及び精査
このプロセスはコンテンツのアーティスト又はクリエータにより開始される。コンテンツは、多くの異なる形式を取り得るが、映画、ビデオ又は音楽である可能性が最も高くなる。しかし、本、美術品、スタンドアップコメディ、ダンス、脚本などを含む他のクリエイティブ作品もまた本発明に従って処理され得る。

【0011】

アーティスト又は作品に対する権利を保持する人なら誰でも、本発明内では、好適には、固定されたやり方でコンピュータ間のインターネット接続を介して私的アカウントを確立しなければならなく、そして完了されると、当該個人はそのＩ．Ｄ．番号を受信し、そしてアップロードされたコンテンツはさらに、この私的アカウントＩ．Ｄ．の拡張である特定Ｉ．Ｄ．を受信することになる。

【0012】

作品の創作が完了すると、アーティスト又はその代理人は提出デポジトリーを介して（例えばオンライン提出ポータルを介して）コンテンツを受信側コンピュータ又はサーバ上へアップロードするだろう。このプロセス、コンテンツファイルの転送、及び支払いが完了すると、アーティストは、識別番号とコンテンツがさらなる精査のためにアップロードされたという確認とを含み得る受領通知を提供され得る。加えて、アーティストは、提出に対する＄２５～＄７５（これらは任意数であるが）の定格料金などの料金を請求され得る。料金の額は、以下に詳細に説明されるように、提出された作品を精査し評価するために必要とされる時間に当然ながら影響を与えることになるコンテンツの長さに関係付けられ得る。

【0013】

作品がデポジトリーへ提出されそしてアップロードされると、本プロセスにおける次の工程が開始され、そして、この工程は、作品の品質又は魅力を評価するためにそして評価プロセスを進めるべきかどうかを判断するために作品の精査に関与する。精査の性質及び作品が評価されるパラメータは、例えば作品自体と作品が向けられる人々の集団とに依存して広範に変動し得る。以下は好ましい精査手順を説明するが、これらは判断に応じて変更され得、そして本発明の範囲内に依然として留まり得る。

【0014】

精査プロセスの１つの重要及び好適な特徴は、精査プロセスが「ブラインド」であるということである。これにより意味することは、作品の精査者は作品のクリエータの識別子又は過去の貢献に関する知識を有しないということである。この目的は当然ながら、クリエータの相対的名声又は匿名性並びにクリエータが有し得るコンタクト又はコネクションなどの背景因子の影響無しに、作品自体の偏らない精査を提供することである。精査は多くの局面を含み得る。一実施形態では、精査プロセスの第１の局面は「作品又はコンテンツが、本発明に従って確立されるだろう大勢の精査理事会会員（一例として通常８～１０会員／レベル）によりスクリーニング及び精査される」ことを必要とする。これらの精査者のそれぞれは、この局面では個々に及び別々に、アップロードされたコンピュータ又はサーバ上のコンテンツに、認可された及び安全なやり方でアクセスすることにより、又はコンテンツを遠隔デバイスへ複製することによりのいずれかで作品を精査するだろう。各精査者は、作品を格付けし、精査の十分性及び完全性を保証するためにそしてまたその完全性を維持するために適切であればノートを取るだけでなく、精査中の特定部分に関し自身の考えをノートし、そしてブラインド精査の次のレベルへ移動するだろう。これはすべて、サーバ又はコンピュータの中央データセンタの境界内で完全に行われ得る。

【0015】

本発明の一態様では、作品は複数の精査者それぞれによる精査の３つの別々の局面に付されることになり、これにより、作品又はコンテンツが放送のために受理され得る（以下にさらに詳細に説明される）前に、作品又はコンテンツは、その結果が、精査者の誰もクリエータの識別子、年齢、人種又は性別を知らない精査理事会の恐らく２４～３０人の会員の複合貢献となるようにこれらの３つの別々のブラインド局面において精査者に通されそして精査されることになる。

【0016】

少なくとも少数（３つの別々の局面では一例として８人）の精査者を利用することにより、三重ブラインドプロセスが、このプロセス（次に次局面へ移動し得る）が最良マテリアルの識別を容易にすることになるように、独立に、及び意思決定プロセスに影響を及ぼす基本的な現業界の標準的偏見無しに、行われる。本発明の一態様では、これらの精査者のそれぞれは、他の精査者を参照することなく独立に作品を精査することになるが、精査者が、少なくとも１つ又は複数の評価局面において、ペアで、又は作品を評価する最も効果的やり方と考えられ得る所定サイズのグループで、働き得る他の変形形態が可能である。

【0017】

精査の完全性を保護するために取り込まれ得る工程は、例えばデータセンタの１つのセグメントからデータセンタの別のセグメントへ移動する（恐らく放送するために移動する）と理事会会員は特定コンテンツを追随することができないということを保証することである。コンテンツのすべて及び実に精査者自身は識別されないので、精査者は任意の特定コンテンツを自身の放送局面へ効果的に「プッシュ」し得ない。精査される際、コンテンツは添付されるいかなる名前又は他の識別情報も有しなく、精査者は添付されるいかなる名前も有しなく、精査者ノートは、精査されるコンテンツへ添付されないが、同じコンテンツを精査する可能性がある任意の他の精査者に開示されていないコンテンツと共に保持され、最終ノートが、評価プロセスの終わりに精査されるだけでありそして上級精査役員会員は次工程を能動的に促進する。未決放送のコンテンツクリエータは未決放送について通知される一方で、書記がまた、その作品が放送のために受理されなかったコンテンツクリエータへのこの結果を通知する手紙を作製し得る。精査者により用意されるノートは「クリエータは、ノートされた示唆を考慮し、変更を行い、そして再提出する」という激励と共に示唆すべき何らかの拒絶（又はさらには受理）を伴い得る。加えて、データセンタコンピュータシステムの別のセグメントは、コンテンツを精査する品質管理プロセスが維持されるということを確実にするために、任意の特定コンテンツを評価している精査者の追跡を必要とし得る。したがって、精査プロセスにおけるこの厳格な中立性は、同じ及び最良コンテンツがこのプロセスを何回通されたとしても又は実に精査理事会のどの精査者がこのコンテンツを評価したとしても同じ及び最良コンテンツが放送レベルにほぼ常に達することになるということを保証するのを助ける。

【0018】

作品の評価は、精査者がガイドラインのために有し得る多くの組のパラメータ、要因、又はプログラムに基づき得、そして、これらのパラメータは映画及びビデオのストーリ展開、キャラクタ展開、演技、方向だけでなく製作品質全体を含み得る。音楽の場では、評価において考慮するべき要因はメロディ、ハーモニィ、リズム、形式、歌詞及び製作品質を含み得る。これらは当然ながら一例に過ぎない。

【0019】

上に説明された精査プロセス及び局面が完了すると、すべてのコンテンツは、精査理事会の大多数による最終スクリーニング又はリスニングを受ける（好適には、適切に装備されたスクリーニングルーム内で）。コンテンツは、コンピュータ若しくはサーバから直接スクリーニングされ得る又は複製及びスクリーニングされ得る。この最終スクリーニングは、生き残りそして上に説明された局面を通して承認されたコンテンツを含み得る、又は、これらの初期精査に合格しなかったかもしれない作品のいくつか又はすべてをすら含み得る。合格しなかった作品の追加は、いくつかの目的を果たし得る：すなわち、何故か見落とされた可能性がある高品質コンテンツへ別の機会を与える。さらに、作品が要件を満たさなければ、放送タイミングを設定することに先立って最終スクリーニングに参加する人の全ては上演する際に口頭注意（アップロードされそしてサーバのコンテンツに関連付けられ得る）を行い得る。最終スクリーニング精査後、そしてさらなる処理のために選択された作品の承認後、作品のアーティスト又はクリエータは、その決定について通知しそしてこのようなコンテンツの放送を配置しスケジュールするために接触される。本システムは、この目的のために「アーティスト関係部門：Artist Relations Department」の存在を必要とし得る。

【0020】

次に、選択されたコンテンツはコード化されそして放送管理システム（中央データシステムの別のセグメント上に常駐し得る）内へ処理され、そしてオンエアのためにスケジューリングされる。放送管理システムプログラム機能は、本発明を使用する際のいくつかのユーザ嗜好を許容する。これは、例えば、作品が一時休止されること、早送りされること、巻き戻されること、及び継続な将来の視聴のための場所が保持されることを可能にするだろう。作品を「お気に入り」として指定する能力などの他の特徴が提供され得る。加えて、ユーザはまた、本発明に従って生成されるコンテンツライブラリからコンテンツにアクセスする選択肢を有し得る。コンテンツライブラリは作品の放送と対比され得る：すなわち、放送中、視聴者は、人々がネットワークＴＶを見る際に行うのと全く同様に、リアルタイムで上演している選択されたマテリアル及び番組を見るだろう。しかし、同じコンテンツはまた、ユーザ又は聴衆会員が任意の時点に作品（放送が作品のオンエアへの途中にだけ加えられれば失われたかもしれない）にアクセスし得るように又は恐らく最初から見ることを開始し得るようにコンテンツライブラリ内に存在し得る。

【0021】

本発明の一態様では、作品（ビデオであり得る）は最大８週の期間の間の特定ローテーション番組サイクルへ入れられることになる。換言すれば、作品は選択されたタイムスロット内の８週の期間全体にわたって放送されることになる。放送管理システムは、コンテンツがオンエアされる各時間のログを保持し得、これにより、アーティストへの支払いの計算は効果的にコントロールされそして正確に計算され得るように正確な会計システムを可能にする。

【0022】

本発明の一態様では、アーティストの作品の放送の経過中に広告することにより生成される収入のアーティスト取り分は、コンテンツがその例えば８週即ち５６日ローテーションを終えた後４５日内に支払われ得る。より短い長さのローテーションも利用され得、そしてアーティストへの支払いはより短い又は長いスケジュールで発生し得る。

【0023】

具体的数字は現在の環境に依存して変動し得るが、一般的には、提出されたコンテンツの上位２％だけが通常は放送のために承認されるだろう。さらに、この２％が、２４時間／日、７日／週、３６５日／年連続的に放送又はストリーミングすることになるだろう放送システム上で上演するすべてだろう。この連続ストリーミングは複数のチャネル上で同時に発生する（各チャネルは本発明の一態様では特定ジャンル専用である）。いくつかの事例では、２つ以上の同様なジャンルが１つのチャネルを占め得る。

【0024】

コンテンツ取得プロセス
この手法により、取得プロセスは、そうでなければ日の目を見ないかもしれなくそしてクリエータに今や容易に利用可能である新たに開発されたオーディオ及びビデオ製作ツールの豊富な品揃え及び恩恵を活用することができるアーティストにより創作されている豊富なコンテンツに侵入しそして利用することができる。この豊富なコンテンツに侵入することで、精査理事会が、２４時間／日、放送され得る又は視聴のために利用可能であり得る作品の巨大なライブラリを構築することを可能にする。これらの作品の多くは、世界レベルコンテンツを含み得、そして独立、非専属、並びに社外クリエータ及び製作者によりその全体が製作された本発明に従って申請された提出物を表し、したがって本発明の放送機能に対するいかなる前払い料金及び課金も表さない。前払い料金及び経費を避ける重要性は、多くの目的を果し、そして本発明と現在の業界ビジネスモデルとの間のより著しい差の１つである。したがって、本発明の方法及びシステムは、高品質芸術作品を発見、発表、及び放送するために現在使用される従来手順においてその多くがそうでなければ関連業界により無視され得る高品質作品を利用する。

【0025】

したがって、従来のＴＶネットワーク及びスタジオとは異なり、本発明によるシステム及び手順は、聴衆を引きつけ得る又は引きつけ得ない未だ創作されていないコンテンツの前払い製作費用へのいかなる投資も危険に晒さない。これは延いては当然ながら広告主が広告在庫を喜んで購入し得るか否かを判断する。巨大なそうでなければサービスされない又は十分にサービスされないソースに侵入することにより、本発明は、製作プロセスを経由した既に存在しそしてオンエアする準備が実質的にできているかもしれない最高のものをこのソースからその後選択する。

【0026】

放送のために精査理事会により承認されそして選択された提出物に関し、このような提出物に関わったクリエータ又は他の人々は、本発明によると、広告収入の大部分又は少なくとも有意な取り分が払われ得る。クリエータに利用可能であり得る有意所得の現実は、延いては、競争バーをさらに高く押し上げて、さらにより良い高品質コンテンツを生じる可能性が最も高くなる。さらに、より高い品質コンテンツは、より大きな聴衆を引きつける潜在的結果を有し、これは当然ながら、より高い広告料金及び収入へ変換され、これはコンテンツクリエータのためのより高い収入へ形を変え、これはさらに高い品質のコンテンツ製作へ形を変える。本発明のシステムによると、システムから最も直接的に恩恵を受ける人は、従来の市場において通常は十分に支払われず及び過小評価されるアーティスト自身である。しかし、広義には、聴衆及び広告主の両方は最終的に、高品質マテリアルの浮上により同様に恩恵を受けることになり、したがって、これは、関与するすべての人々に恩恵を与える。

【0027】

番組広告関係モデル
本発明にしたがって提出及び／又は承認されたコンテンツのライブラリは、全域に広がり得、そして映画及びビデオのドラマ、コメディ、アクション、及び他のジャンルを含み得、また、一連のストリーミングチャネル全体にわたり放送され得る多種多様の音楽タイプ、スタンドアップコメディ及びダンスを含み得る。上述のように、提出量が増加し、そしてコンテンツ品質が改善し、そしてますます高いレベルへ上昇するにつれ、音楽及び映画の両方におけるチャネルの数は成長し続けることになり、これにより聴衆にますます多くの選択肢を提示し、そしてそれらの製品を特定領域における高品質マテリアルに関連付ける能力を広告主に提示する。加えて、チャネル及び全システムは一般的に、いかなる長さのコンテンツも許容する。伝統的に、放送会社は番組を設定タイムスケジュールに嵌め込む。これは、放送会社が３０分又は６０分時間窓当たりのコマーシャル時間を最大化することを可能にする。一例は、８分のコマーシャルを許容する長さ２２分である３０分テレビ番組だろう。このモデルは、クリエイティブコンテンツが適合することを要求し、これは、多くの事例では、適合するためにマテリアルを除去することにより又は時間要求を満たすために必要でないマテリアルを追加することにより、クリエイティブプロセスの有機的性質に直接的に及び深く影響を与える。さらに、分そしてさらには秒に対する収益化を計算する本発明の能力と組み合わせられたコンテンツ上のタイマを削除することにより、Ｖｉｎｅ又はＩｎｓｔａｇｒａｍに関し僅か数秒の素晴らしい芸術作品を創作したアーティストは、それらの作品を同様に収益化し得る。

【0028】

本発明によるシステムはすべてのチャネルの番組スケジュールを設定し得、これはネットワークテレビが過去において行ったのと全く同じであり得る。視聴は購読料及び限定コマーシャル無しに提供されることになる。本発明システムの追加機能は、他のストリーミングサービスが通常直面するディジタル広告アルゴリズムジレンマに対処しておりそして解決しようとしている。これは、各聴衆会員の年齢、性別及び場所と共にどれぐらい多くの人々が任意特定時刻において所与チャネルを見ているかを極めて正確に知ることにより実現される。この情報は広告主へ提供され得、これにより、広告主がその広告金額を、選択された人々の集団（そのパラメータは慣習的過去及び現在使用におけるよりもはるかに広く知られている）へ向けることを可能にする。

【0029】

本発明のシステムはまた、上演中に示されるコマーシャルを見てそれに注意を払うことを聴衆会員に要求するだろう、そして、聴衆は、特に、コマーシャルから導出される収入又はその少なくともかなりの部分が現在楽しんでいるコンテンツを創作するアーティストへ行くことになるという知識により、このようなコマーシャルを見ることに十分に順応可能であり得る。したがって、クリエータ又はアーティストと、聴衆と、広告主との間に互いに有益なコネクション又はリンクが存在し、そのすべては、過去に達成されたものよりはるかに直接的な意味で他から恩恵を受ける。さらに、広告は最終的に、既知の人口統計に対する関連性が無いか又はほとんど関連性のない製品は、無視又は嫌われ得る場所でオンエアされる可能性が低いため、特定の聴衆にとってはより重要であり得る。加えて、本発明は、視聴者が、興味ある広告を視聴者の個人的ライブラリアカウントへ保存することだけでなく、広告に関する意見を広告主へ直接述べる能力を視聴者へ与えること、さらに、会社がその標的市場ニーズをより正確に対処するのを助けることも可能にする。本システムはまた、広告された製品に関する追加情報を視聴者が要求することを可能にする一方で、電子メール又は他の形式の通信を介して視聴者へ直接応答する能力を広告主に与えることも可能にする。

【0030】

本発明はまた、コマーシャルの共有を可能にし得、これにより、視聴者は、興味があり及び恐らく役立つコマーシャルを別の視聴者へ転送する。このような場合、広告主は通知されるだろう。広告主はまた、視聴者にとって、又はコマーシャルが共有され得る人にとって役立ち得る追加マテリアル又は役立ち得る追加マテリアルを送出することを決断し得る。署名する際、視聴者は一次的又は二次的広告コンテンツが送信され得る電子メールアドレスを提供し得る。加えて、ライブラリアカウントは、ユーザがその個人的ホームＥメールアカウントが広告又は望ましくない情報攻めに遭うことについて心配しないことを可能にする後続広告情報を受信することができ得る。

【0031】

広告及びコマーシャルは自己消去し得る。コンテンツがライブラリから無料でダウンロードされる場合、視聴者は、無料ダウンロードを正当化又は獲得するために、コンテンツ内に埋め込まれた特定数のコマーシャルを見なければならない。すると広告は自己消去するだろう。又は、広告は自己消去するのではなくむしろオフにされ得る。このような場合、視聴者が、当該コンテンツを別の人と共有すれば、又は当該コンテンツを別のデバイスへ転送すれば、広告は視聴のためにオンに戻され、そして同じプロセスが再び始まることになる。

【0032】

追加聴衆会員又は新デバイスを収益化するために、本発明は、アカウント保持者がそれらのデバイスに登録することを必要とし得る。コンテンツが別のデバイスと共有されると、コンテンツは、どこへコンテンツが行くのかをそしてデバイスが認識され得るかどうかを本発明のシステムが観測することを可能にするＷｉ－Ｆｉ又は本発明のサービスへの別の形式の接続へ接続されなければならない。デバイスが認識されれば、課金は一料率の課金であり得る。そうでなければ、新ユーザは、コンテンツを視聴するためにアカウントを本発明のシステムのプラットホームに登録しなければならない。このような時、本システムは広告主に追加視聴及び関連課金について通知し得る。

【0033】

本発明のシステムはまた、オンデマンド部品を含み得、これにより、放送のようなＴＶからの現在ストリーミング中作品を見る聴衆会員はさらに、ライブラリからこのようなコンテンツを視聴するようにコンテンツライブラリにアクセスすることができ得る。これは多面的恩恵を有する。したがって、視聴者は望むときはいつでもそして望む回数だけ番組を見得る。さらに、視聴者は、放送ストリーム中のその真最中に見ることを開始しただけの上演を始めから見ることができるだろう。さらに、視聴者は、コンテンツが楽しければ、そして他の人々が同様に喜びを引き出し得るということを視聴者が信じれば、コンテンツをダウンロードする能力又はこのような上演又はそのリンクを友人へ送信する能力を有し得る。上演はまた、視聴者の個人的お気に入り又はライブラリファイルへ保存され得、そして、このような上演は多くのデバイス（より一般的なものうちのいくつかを挙げるとモバイル電話、ラップトップ、スマートＴＶを含む）上で見られ得る。

【0034】

ローテーション放送モード
娯楽を視聴する個人は視聴パターンを有する傾向があるということを理解すべきである。一例は、夕食後にＴＶを見るために座り込んで２時間見る人だろう。これはその人の生活のスケジュールに基づく反復パターンだろう。前述などのパターンは、メディア産業全体が金融モデルであり大量の新コンテンツを視聴者へ露出するモデルではないので、大量の新コンテンツを毎日ベースで見る典型的視聴者を有しないだろう。これは、何百もの新特徴を来年の車に付ける可能性がある自動車産業に幾分似ているが、そのビジネスモデルは、利用可能なあらゆるものを消費者に与えない資本駆動型（capital driven）であるのでその特徴すべてを実装するために３－５年実際に要することになる。

【0035】

本発明のローテーション放送モデルはこれらのモデルと正反対であり、ここでは、ゴールは、娯楽を視聴するために時間を割くことを選択するたびに視聴者が新しく及び異なるコンテンツにアクセスすべきであるという信念で持って示され組み合わされた可能性があるものより多くのコンテンツが常に存在するという信念でもって利用可能な限り多くの新しい高品質コンテンツを露出することである。

【0036】

本発明はコンテンツのブロック（一例は６時間ブロックである）を構築する（ブロックは他の例ではより長く又はより短く構築され得る）。コンテンツのこれらのブロックは、それらの位置を有し、そして毎日２４時間中ずっとローテーションする一方で、また、毎日それらのブロックの時間内でコンテンツをローテーションさせる。チャネルの１つに関する例は、８つの時間ブロックを利用することであり得、各ブロック内の６時間のコンテンツは全２日の放送を充たす。ブロックＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆ、Ｇ、Ｈは次のように開始されるだろう：ブロックＡは、真夜中に放送を開始しそして６ａｍまで続き、次に、ブロックＢは、６ａｍに開始しそして昼まで続き、等々である（丸２日間又は４８時間）。次に、すべてのブロックは、第１のブロックと共に１つの場所を前方へローテーションし（通常、ブロックＡは、次のローテーションにおいてブロックＨに続くラインの端へ移動される）、今回は、ブロックＢは真夜中に開始して６ａｍまで続き、次にブロックＣは６ａｍから正午まで続き残りのブロックはこの順で続く。次のサイクルは、ブロックＣで始まる真夜中に開始する放送を有する。コンテンツのブロックのこのローテーションは、コンテンツの同じブロックをもう一度見る前に視聴者が１１日間それらの正常及び一貫した視聴パターンでチャネルを視聴することを可能にする。加えて、各６時間ブロック内のコンテンツがまた、初期放送位置に達するたびに完全一時間前方へローテーションされれば、コンテンツは、視聴者の一貫したパターンが視聴者にブロックＡがそのパターン化視聴時間へ戻ると視聴させる場合などに動的状態を生成し、コンテンツの順番は変化して、視聴者が以前に見なかった可能性がある６時間ブロック内のコンテンツを見る機会を視聴者に提供する。これは、視聴者が毎晩一時間の番組を見れば初期の８つの６時間ブロックのコンテンツ内に提示されたすべてのコンテンツを見るのに最大６０日かかる可能性があるということを意味する。放送は、例えばコンテンツをオンラインでストリーミングすることにより又はコンテンツを他の従来手段により送信することにより有効化され得る。

【0037】

アクセス及びファンディング
大きな業界会社が配給の手段のほぼすべてを概してコントロールし、そしてしたがって何の作品が大衆に届きそしてどの作品がそうでないかを判断する際に大きな役割を果たすということはアーティスト（音楽家、ライター、ディレクタ、俳優、製作者、又は他の人）によく知られているだろう。アーティストの大多数は排除される。容易アクセス可能技術は、映画、テレビ又は音楽であろうと放送準備完了コンテンツを新世代のアーティストが自身の家又は小スタジオから製作することを可能にしてきたが、当該コンテンツを収益化する能力を小コンテンツクリエータへ与える大規模露出のための追加プラットホームを小コンテンツクリエータへ提供するだろうインターネットの将来性は大きな課題のままである。これは、聴衆を獲得するそれらの能力における未知及び既知アーティストに当てはまるかもしれない。したがって、多くのアーティストの駆り立てる課題は、どのように十分な露出を得てその後この露出を収入に変換するかである。

【0038】

実際、今利用可能な複数のデバイス及びプラットホーム全体にわたる幅広いメディア選択により、数十億ドル広告主がコンテンツの品質にかかわらずより小さなアーティストはいうまでもなく消費者に到達することは非常に困難である。その反面、視聴のための高品質及び優秀なマテリアルを発見することは同じように困難であり、その中に含まれる宝石を発見するために聴衆が平均的なマテリアル又はさらには月並みなマテリアルのほとんど無限に大きな海をかき分けることを必要とする。

【0039】

したがって、本発明は、とびきり最高なコンテンツだけを放送しそしてこのコンテンツを複数のメディアプラットホーム全体にわたってそして多くのタイプのデジタルデバイスを介して大衆に利用可能にする精査プロセスを通過した新興及び既存両方のライター、ディレクタ、録音アーティスト及び他の人々からの非常に高い品質のコンテンツを放送する一連のチャネルを特徴とするシステムを提供する。同時に、現在利用可能ないかなるものも恐らく越える合理的収入源がアーティスト（特に、未知又は殆ど知られていないアーティスト）へ提供される。

【0040】

そのコンテンツが本発明により利用されるアーティストにとっての主な金融的利点の１つは生成し得る収入額が視聴率の増加と共に上昇する広告料に結び付けられるということである。伝統的に、アーティストは、放送準備完了コンテンツがネットワークにより利用されるためのライセンス供与のための設定率を交渉する。次に、ネットワークは、ライセンス供与されたコンテンツ内で販売されるスポットの広告収入を最大化するように働く。ネットワークは、コンテンツを放送する権利のために支払った金額より何倍も大きな収入を生成し得る。

【0041】

本発明は、すべてのジャンル全体にわたるクリエイティブコンテンツに放送のための機会と、また、放送準備完了メディアを主要ネットワークへ持ち込むために現在の製作者に利用可能な同じ又は同等な支払協定とを提示する。本発明による選択はコンテンツの品質だけに基づくということが強調される。

【0042】

本発明は、複数のプラットホーム上で利用可能なネットワーク、ストリーミング及びオンデマンドサービスの説得力ある混合を提供する放送モデルを提供する。これは、どのようにコンテンツを配給するかと、どのように番組スケジュールを設定するかと、コンテンツライブラリを有する、との組み合せから得られる。コンテンツ製作者は本発明のシステムの能力を利用することができ、そして、聴衆は、探索に貴重な時間を費やす必要無く既に発見されたタレント及び以前に発見されなかったタレントからの最高品質娯楽を楽しむことができる。本発明の精査プロセスは、偏見無しに最高品質提出物を識別するのを助ける。最後に、広告主は、業界内のいかなる他の配給チャネルよりも正確である最新の極めて重要な視聴者データをリアルタイムで集めることができる。視聴者にアカウントを確立することを要求することにより、そして定期購読視聴者にチャネルのうちの任意のチャネルにアクセスするためにそれらのパスコードを利用することをさらに要求することにより、本発明は、正確にどれだけ多くの人が所定時刻に各チャネル上に居るか、具体的には各視聴者が何を見ているか、視聴者の一般的場所、並びに視聴者の年齢、人種及び性別を知るように独自に位置付けられる。これらの特徴のすべては、広告主がその広告キャンペーン支出をよりうまく導くために必要性に現在及びいくら努力してもアクセスすることができないものである。

【0043】

典型的ネットワーク又は従来の放送会社は、コンテンツを創作するために、それにライセンス供与するために、又はそれを購入するためにいずれかのために初めに財源を利用する。次に、支出は広告収入を介して取り戻され得る。しかし、埋め込まれたリスクが存在する。コンテンツの人気がなければ、広告料は低く、そして、このことは、娯楽会社に、既に証明されたアーティスト及びクリエータと共に留まることと、あまりリスクを冒さないことと、そして娯楽会社がその諸経費を取り戻す努力において安全であり得るように収入の流れのための安全に働くこととを単純に奨励するだけである。本発明のシステムは、コンテンツ創作又は取得のためのいかなる前払い資本支出も無いだろうためにリスクに対する嫌悪を無くす又は大幅に低減する。本発明は、最良のものを識別するために大量のマテリアルをふるいにかけるための上述のような精査を提供する。本目的は、何よりも品質が優先するということである。

【0044】

約７００のケーブルチャネル、何百ものネットワークチャネル、数十のストリーミングチャネル及び無数の無料チャネルを含む娯楽産業では以下のいくつかのことが依然として変わらないままであるということが理解されることになる：（１）コンテンツを収益化するやり方；（２）コンテンツを収集するやり方；及び（３）コンテンツがコントロールされるやり方。絶えず変化する要因はコンテンツが配給される方法である。したがって、より速いダウンロード、より多くの定義、使用の媒体（ＴＶ、コンピュータ、電話、ゲームコンソールなど）、契約又は無契約、グルーピングは、変化するニーズを満たすための努力において絶えず進化している。ケーブルテレビを備えた１億超の家庭が存在し、そして約７０００万の家庭はＮｅｔｆｌｉｘを有し、そして加えて多くの他の選択肢が存在する。すべてのこれらの選択肢は次の２つの事を保証する：第１にコマーシャルのための多くの手段そして第２に高品質を見出すために大量のコンテンツをふるいにかけること。加えて、広告主がこのような多様な視聴選択子にわたる市場を発見することは同様に困難である。本発明のシステムは、配給及び放送のために高品質コンテンツを最上位に上げる独立及び「ブラインド」精査プロセスを提供する。

【0045】

広告主は聴衆に関係する情報をリアルタイムに有し、そして重要なことに、クリエイティブアーティストはその創作物からの著しい見返りを享受することができる。放送はコンテンツ提出料金により資金援助され、したがって、アーティストは、その代わりにアーティストを支援し得るプラットホームを支援している。広告収入及びその率は視聴者の数に直接関連付けられる。視聴者の数はコンテンツの品質により決定される。高品質コンテンツが発見されると、視聴率は上昇し、したがって広告収入は上昇し、したがってアーティストに対する収入は、諸経費が提出料金によりカバーされるおかげでさらに大幅に上昇することになる。

【0046】

本発明による広告料は数学的式により（例えば特定番組を視聴する１０００人毎の費用に基づき）計算され得る。規定量のお金がこれを基礎に請求されるだろう。広告料は一日の時刻又はさらには曜日に基づき上昇又は下降し得る。この計算は、コンテンツクリエータをより精密に補償するように分毎又はさらには秒毎の広告収入を知るためにスケールダウンされ得る。秒までスケールダウンする能力は、コンテンツ長に関するタイマが除去されることを可能にする。タイマは、コンテンツが伝統的放送広告モデルを満たす又はそれに準拠しなければならない時間の長さである。このようなモデルは、娯楽目的のためのコンテンツを創作するオリジナル及び有機的性質に直接的に影響を与える。

【0047】

追加説明及び論述
（Ａ）無料ダウンロード可能コンテンツ内の埋め込みコマーシャルコンテンツは設定回数の視聴後に自己消去する又はオフにされる。現在のコンテンツ（音楽、ビデオ又は映画）はわずかな料金で多様なサイトからダウンロード可能である。コンテンツライブラリは、ダウンロード料金の少数割前を獲得し、そしてまた、より多くの収入を生成するためにライブラリのページ上の広告スペースを販売する。

【0048】

（Ａ１）本発明では、コンテンツライブラリ（発明）は、コンテンツクリエータに従来のライブラリから生成するより多くを依然として支払う一方でコンテンツのすべてが無料でダウンロードされることを可能にすることを含む多くの機能を有する。これは、ダウンロードされたコンテンツの始め、真中、又は終わりに広告を置くことにより達成される。このような広告（又はダウンロードされたコンテンツの長さに依存する広告）は、コンテンツが設定時間視聴された後に自己消去する又はオフにされる。これらの広告はクリエータ及びライブラリの収益を生成する。

【0049】

（Ｂ）オンデマンド能力は、スケジュールされたプログラムへ直接的にリンクされ得る。現在、オンデマンドサービスは、特定ネットワークの過去の番組のコンテンツライブラリで、又は過去の番組及び映画の何千ものコンテンツタイトルを保持するスタンドアロンサービスで構成される。オンデマンドサービス自体は、視聴者がこれらのタイトルに無料でアクセスしそしてそれらのうちのいくつかを無料で実際に視聴することを可能にする。しかし、これらのタイトルの大多数は、視聴者が視聴するために数ドルかかる。付随料金を有する選択されたコンテンツは視聴者が２４時間の期間全体にわたって望む限り多くを見ることを可能にする。

【0050】

（Ｂ１）本発明では、視聴者は、途中でオンにした番組を見ることからアイコンのクリックによりライブラリ内の当該の正確なコンテンツを見ることへ行き得る。ここで、視聴者は、ノートを読み、後で視聴するために保存し、最初から見始め得る、又は、他の視聴者のためにレビューノートを残し得る。公平な比較は例えば、番組の真最中にＡＢＣチャネル７をオンにし、そしてＡＢＣのコンテンツライブラリに達するためにアイコンをクリックし、そして前述の選択肢すべてを行うことができることであろう。聴衆会員は、加わる前に始まったチャネルのうち１つのチャネル上の番組を見始め得、そして、画面上のアイコンを活性化（又は、或る他の手順を使用）し得、そして、視聴者が利用可能ないくつかの選択肢を有するコンテンツライブラリ内の当該の正確な番組へ連れて行かれ得る。これらは：（１）最初から見始めること、（２）後で視聴するために番組をお気に入りに置く（Ａｆａｖｏｒｉｔｅ＠）（その個人的コンテンツライブラリ内に置く）こと、（３）その創作に関与する者からの番組に関するノートを読むこと、（４）見終えた後に自身のコメントを最終的に残すこと、（５）コンテンツを完全にコントロールすることを含む。この点に関し、いくつかの現在のケーブルチャネルは視聴者がやり直し機能を選択することを可能にし、そして当該番組はやり直す。しかし、視聴者は、早送りする、巻き戻す、長時間一時休止することができない。したがって、相対的に、これは視聴者を完全にコントロールしていない。

【0051】

（Ｃ）ネットワークＴＶによる広告において、Ｎｉｅｌｓｏｎ評価システムは標準である。本システムは、各家庭が見ているもの（時間、チャネルなどを含む）を追跡する視聴率ボックスを家内に有する家庭の小さな切り口を使用する。次に、このデータのすべては全国をカバーする数（Ｎｉｅｌｓｏｎが指示する）へ外挿され、この数は、全国が見ているもの全体であると考えられる。この時、広告料はそれらの数に基づく。広告主は現在、広告キャンペーンの代金を支払い、そしてそれらのキャンペーン全体が完了した後にそして広告主が広告金額を支払った後に、報告を得る。この時だけ、広告主は、その広告キャンペーンが所望結果を達成したかどうかを実際に見ることができる。Ｎｉｅｌｓｏｎモデルに関する主な問題は、ＴＶを有する約１１８，０００，０００軒の家のうちこの情報を獲得するＮｉｅｌｓｏｎボックスを有する家は僅か約４０，０００軒しか存在しないということである。本質的に、一般視聴者の視聴習慣の約０．００３３７％が、大衆の残り約９９．９９６６２％が恐らく視聴しているものを計算するために使用されている。

【0052】

（Ｃ１）本発明では、各チャネルはプログラムされており、そして、ネットワークと全く同様に何が上演されているかが分かる。しかし、本発明はストリーミングサービスを利用するので、個人的アクセスコードを割り当てる個人アカウントを視聴者が確立するということが必要とされ得る。このコードは、視聴者がチャネルにアクセスしたい時は毎回使用されなければならない。好ましい形式では、必要とされる唯一の個人データは年齢、性別及び郵便番号である。このデータにより、そのコマーシャルが流されたときに正確にどれだけ多くの人々が或るチャネル上に居たかに関するそしてその人たちの年齢、性別及び郵便番号が何であるかに関するデータをリアルタイムに広告主へ提示することが可能である。地方市場において広告する会社はまた、その領域内の又は国内の任意の他の領域内の他の地方市場にアクセスし得る。このリアルタイムデータ（前述の数を調べるためにコマーシャルオンエア直後にアカウントを介してアクセスされ得る）は、「拡張」が広告業界において現在利用不能である知的やり方で意味をなすかどうかを調べるために、広告主の販売戦略に対する調節だけでなくその領域内の他の場所からの数を調べることを可能にする。本発明の一特徴によると、広告主は、広告キャンペーンの真最中に広告キャンペーンを調節して、それらの特定ゴールの成功率を大いに改善し得る。

【0053】

（Ｃ２）加えて、ライブラリを通して、すべてのコマーシャルは、関心の有る視聴者により後でアクセスされ得るが、その目的のために、その情報をすぐさま記録する又は書き留めるためのいかなるやり方も無かった。広告がそれらのデバイスの画面上に在る間にお気に入りアイコンをクリックすることにより、コマーシャルは、その個人的ライブラリアカウントへ保存され得、そしてさらに、視聴者関心の広告主に通知し得るので、視聴者はこの情報を視聴者へＥメールし得る。

【0054】

（Ｃ３）広告主に利用可能な別の機能はプリロード即時ドロップ（preload immediate drop）プロセスである。このプロセスは、広告購入と放送ローテーション内への配置とをトリガするマーカ番号を広告主が設定することを可能にする。Ｄａｌｌａｓ領域における広告主は、例えば追加地方市場への拡張に興味あり得るが或る最小数の視聴者に到達し得れば追加資金を費やしたいだけである。広告主は、最小数を設定し、興味ある市場を設定し、そしてその予算を設定し得る。追加市場のうちの任意の市場又はすべての市場内のそれらの設定数が達成されると、その広告は視聴のために放送ローテーション内に置かれる。これは広告主の以下のいくつかの特定利点を可能にする：（１）現在の視聴者数（広告主の広告が実際に流れる時点で重要又は最新でないかもしれない数）に基づき広告を購入することに通常関連するリスクを低下させる。このリスク低下プロセスは、国全体にわたるそして我々の国境を越えるあらゆる都市において正確にどれだけの数の人が各チャネルを視聴しているか知る全能力に直接関連付けられる。（２）現在の方法のようにローテーション内へスケジュールされることを待つ何か月と比較して広告主が「今」の新市場及び／又は新広告コンテンツを試験することを可能にする。（３）広告主が、即時結果を監視することと、比較影響及び結果のために複数広告を一度に恐らく実行することによりそれらの長期的広告購入をリアルタイム数に基づき構成することとを可能にする。これは、広告主に設定時間枠全体にわたる配置のために広告時間を一括して購入することを強いる現在の方法（キャンペーンが完了した後に全広告購入の結果が来る）と対照的である。これは本質的に、より小さな広告主に対する財政的リスクを増加するシステムである。望ましくは、実行する広告は、選択するために製作してきた２つ又は３の広告のうちの良いほうであったが、事前確実性はない。

【0055】

（Ｄ）コンテンツを放送させること：オンエアするための任意の形式のクリエイティブコンテンツをアーティストが得る現在のやり方は以下のとおりであり得る。例えば映画の場合、第１に、脚本が書かれなければならなく、次に、試製作（pre-production）を開始するためにファンディングが見出されなければならない。ファンディングを得るために、我々は過去の作品の成功追跡記録を有する必要がある。そうでなければ、クリエータは友達及び家族に頼みそして彼らから借りる必要があるかもしれなく、これは、せいぜい短編映画より大きな何かもカバーしない可能性が高い。クリエータがノーカット版を製作するために十分な資金を調達することができたとしても、配給／放送アウトレットが必要されることになる。配給されるために、クリエータはコネクション、マネージャ又はエージェントを必要とするが、再び、成功追跡記録がしばしばこれらのコネクションの取得をコントロールする。業界はクリエイティブプロセスのあらゆる部分に対し大量の資本を投入するので、業界は、しばしば品質に全く関係がない証明された成功に対処する傾向がある。配給プロセスは製品を広告し市場に出すために莫大な金額を必要とするので、独立アーティストが配給又は放送会社から支援又は後ろだてを得ることは極めて困難である。運良くこれを十分すぎるぐらい得たとしても、アーティストは通常、報告された利益があったとしてもその最小割合を得る。資金が必要とされるだけでなく、視聴のための利用可能スロットの数が無制限ではないということもある。数十年前、映画は２～３か月間劇場内に留まった。今日、数週間は映画が次の映画により置換される前のロングランである。ＴＶ／ケーブル番組上では、チャネル上の時間を充たす無限の再演がある。放送会社は、プレミアム付きで広告スポットを販売するが、確立された視聴率を引き出すことになる安全な既知量であるより古いコンテンツにはあまり支払わないかもしれない。スポットが制限されたとしても、チャネルの所有者は、未知コンテンツに伴う費用とチャネルの所有者がサービスの料金として請求するということとのために未知コンテンツにリスクを犯すことにお金を費やしたくない。未知コンテンツが公に取り引きされれば、未知コンテンツは、株主のために結果を生成する必要があり、したがってリスクを負う能力又はリスクを冒す願望は劇的に減少する。アーティストが実際に流通を得たとしても、アーティストは通常、利益は作品を市場に出すための費用に行ったと会社が主張することになるのでほぼ零報酬を生成し得る。他方で、コンテンツが大ヒットすれば、アーティストはより良い報酬を得るかもしれないが、通常は、創作する次のプロジェクトに関して、そして前歴により支援される交渉を介して報酬を得るだけである。

【0056】

（Ｄ１）本発明による手順は上のものとは非常に異なる。アーティストがクリエイティブプロセスを経由し、そして今や、配給又は放送の準備ができている完成コンテンツを有すると仮定すると、アーティストは本発明に従ってこのような完成コンテンツを最小料金のために提出し得、そして、次に、当該コンテンツは上述のように精査プロセスを経由する。コンテンツが放送に到るまでずっとやり遂げれば、コンテンツは少なくとも２４－３０人以上の業界専門家により精査され得る（コンテンツを精査するために参加される非専門家もまた存在し得る）。これらの専門家の誰もいかなる金銭にも関与しなく、いかなる評判にも関与しなく、そしてまたコンテンツのクリエータに関して何も知らない。名前はコードへ変換され、精査者名もコードへ変換され、精査者はコンテンツに関してノートを取ることを要求され得るが、他の精査者はそのノートにアクセスし得ない。したがって、精査プロセスのすべての態様はブラインド及び独立である。加えて、年齢、人種、性別、社会的身分、及び創造的業績もまた、精査プロセスではあらゆる人にとってブラインドである。これは、ドアを開かせるためのエージェント又はマネージャを有することはもはや必要とされなく、若く及びフレッシュであることはもはや必要とされなく、やせて及び魅力的なことはもはや必要とされないということを意味する。必要とされるものは高品質コンテンツだけである。加えて、長編映画（達成することが最も高価）を創作したいアーティストは精査のための予告編を提出し得る。予告編が放送までのプロセスをずっと通過すれば、本発明は、関心のための予告編チャネル上で上映し得ると定めている。さらに、本システムは、予告編の視聴者が映画を作製することに投資する（例えばクラウドファンディングを介して）ことを可能にし得る。本発明の一態様は、アーティストがプロジェクトを継続するための資金を調達することを可能にする（例えば、提出された予告編の品質に基づき放送への同意書をアーティストへ発行することなどより）。

【0057】

（Ｅ）クリエイティブコンテンツの収益化：コンテンツを創作する現在の環境では、コンテンツが映画又はＴＶ又は音楽又は他のコンテンツかに関わらず、創作する人が創作されたコンテンツにより生成される資金の最小割合を得るという了解がある。配給会社は、先に説明したように巨大な諸経費を有し、そして、コンテンツのクリエータへ行く最小割合を正当化するための論法を利用する。配給及び広告は、聴衆を発見する方法を実際に知るやり方が存在しないので極めて高額であり得る。したがって、配給会社は最大の財政的リスクを負っているということを前提とする。

【0058】

（Ｅ１）本発明によると、配給及び放送のための空間又はスポットはフォーマットのスケーリング可能性質のおかげで無限である。ストリーミングサービスであることは、最小又は比較的低い費用で必要に応じてチャネルの追加を可能にする。本発明による斬新なマーケティングのために、費用は従来の形式のマーケティングより著しく低い。本発明のプロセスは、良いコンテンツそれ自体が視聴者を引きつけるので法外な値段を請求する必要がない。品質が無料であることが視聴者を引きつけ、これが広告料を上げ、延いてはコンテンツクリエータのためにより大きな収益を生成する。視聴率を引き付ける良いコンテンツはまた広告主を引きつける。したがって、本発明システムは、以下の３つの外的要素（すなわち、（１）アーティスト、（２）聴衆、及び（３）広告主）のそれぞれが、他の人々を支援する一方で同時に他の人々から利益を得ることを可能にする。

【図1】

【図2】

【図3A】

【図3B】

【図3C】

【国際調査報告】