(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-04
(54)【発明の名称】ページング周期決定方法及び端末機器
(51)【国際特許分類】
H04W 68/00 20090101AFI20231222BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20231222BHJP
【FI】
H04W68/00
H04W52/02 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023534223
(86)(22)【出願日】2020-12-25
(85)【翻訳文提出日】2023-06-05
(86)【国際出願番号】 CN2020139623
(87)【国際公開番号】W WO2022134073
(87)【国際公開日】2022-06-30
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100220630
【氏名又は名称】河崎 亮
(72)【発明者】
【氏名】フー、イー
(72)【発明者】
【氏名】リー、ハイタオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC22
5K067DD13
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の実施例は、ページング周期決定方法、端末機器、及びコンピュータ可読記憶媒体を提供し、RRC_INACTIVE状態にあり、eDRX周期が設定されており、且つ、該eDRX周期が設定されている状態でPTW及び/又はPHを使用しないUEについて、該UEがページングをモニタリングする挙動を明確にする。ページングのパフォーマンスを保証する同時に、端末のエネルギー節約の需要を良く配慮することができる。本開示の実施例は、無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップを含むことができる。前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ページング周期決定方法であって、
無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップを含み、
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む、ページング周期決定方法。
【請求項2】
前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
前記端末機器がCN eDRX周期の設定をサポートし、RAN eDRX周期の設定をサポートしない場合、ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及びran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であること、又は、前記CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、及びdefaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するステップを含む、
請求項1に記載のページング周期決定方法。
【請求項3】
前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップと、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するステップと、を含む、
請求項2に記載のページング周期決定方法。
【請求項4】
前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するステップと、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップと、を含む、
請求項2に記載のページング周期決定方法。
【請求項5】
前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
前記端末機器が、CNのCN eDRX周期の設定及びRANのRAN eDRX周期の設定をサポートする場合、ページングをモニタリングする周期が、前記CN eDRX周期、前記RAN eDRX周期、前記CN DRX周期、前記RAN DRX周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの少なくとも1つであることを決定するステップを含む、
請求項1に記載のページング周期決定方法。
【請求項6】
前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、且つRANが前記RAN eDRX周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップを含む、
請求項5に記載のページング周期決定方法。
【請求項7】
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップと、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するステップと、を含む、
請求項5に記載のページング周期決定方法。
【請求項8】
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するステップと、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップと、を含む、
請求項5に記載のページング周期決定方法。
【請求項9】
CNが前記CN eDRX周期を設定しておらず、RANが前記RAN eDRX周期を設定しており、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
CNがCN DRX周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN DRX周期、前記defaultPagingCycle周期、及び前記RAN eDRX周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するステップと、
CNがCN DRX周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記defaultPagingCycle周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップと、を含む、
請求項5に記載のページング周期決定方法。
【請求項10】
前記ページング周期決定方法はさらに、
前記端末機器が前記ネットワーク機器によって設定された前記第1周期パラメータを受信するステップを含む、
請求項1~9のいずれか1項に記載のページング周期決定方法。
【請求項11】
前記ページング周期決定方法はさらに、
前記端末機器が前記ページングをモニタリングするDRX周期と前記端末機器の識別子に基づいて、対応するサブフレームPOを計算するステップを含む、
請求項1~10のいずれか1項に記載のページング周期決定方法。
【請求項12】
端末機器であって、
無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するための処理モジュールを含み、
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む、端末機器。
【請求項13】
前記処理モジュールは、前記端末機器がCN eDRX周期の設定をサポートし、RAN eDRX周期の設定をサポートしない場合、ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及びran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であること、又は、前記CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、及びdefaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するためのものである、
請求項12に記載の端末機器。
【請求項14】
前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記処理モジュールは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである、
請求項13に記載の端末機器。
【請求項15】
前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記処理モジュールは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである、
請求項13に記載の端末機器。
【請求項16】
前記処理モジュールは、前記端末機器が、CNのCN eDRX周期の設定及びRANのRAN eDRX周期の設定をサポートする場合、ページングをモニタリングする周期が、前記CN eDRX周期、前記RAN eDRX周期、前記CN DRX周期、前記RAN DRX周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの少なくとも1つであることを決定するためのものである、
請求項12に記載の端末機器。
【請求項17】
前記処理モジュールは、CNが前記CN eDRX周期を設定しており、且つRANが前記RAN eDRX周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである、
請求項16に記載の端末機器。
【請求項18】
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記処理モジュールは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである、
請求項16に記載の端末機器。
【請求項19】
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記処理モジュールは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである、
請求項16に記載の端末機器。
【請求項20】
CNが前記CN eDRX周期を設定しておらず、RANが前記RAN eDRX周期を設定しており、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記処理モジュールは、
CNがCN DRX周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN DRX周期、前記defaultPagingCycle周期、及び前記RAN eDRX周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
CNがCN DRX周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記defaultPagingCycle周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである、
請求項16に記載の端末機器。
【請求項21】
前記端末機器はさらに、
ネットワーク機器によって設定された前記第1周期パラメータを受信するための送受信モジュールを含む、
請求項12~20のいずれか1項に記載の端末機器。
【請求項22】
前記処理モジュールはさらに、前記ページングをモニタリングするDRX周期と前記端末機器の識別子に基づいて、対応するサブフレームPOを計算するためのものである、
請求項12~21のいずれか1項に記載の端末機器。
【請求項23】
端末機器であって、
無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するためのプロセッサを含み、
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む、端末機器。
【請求項24】
前記プロセッサは、前記端末機器がCN eDRX周期の設定をサポートし、RAN eDRX周期の設定をサポートしない場合、ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及びran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であること、又は、前記CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、及びdefaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するためのものである、
請求項23に記載の端末機器。
【請求項25】
前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記プロセッサは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである、
請求項24に記載の端末機器。
【請求項26】
前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記プロセッサは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである、
請求項24に記載の端末機器。
【請求項27】
前記プロセッサは、前記端末機器が、CNのCN eDRX周期の設定及びRANのRAN eDRX周期の設定をサポートする場合、ページングをモニタリングする周期が、前記CN eDRX周期、前記RAN eDRX周期、前記CN DRX周期、前記RAN DRX周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの少なくとも1つであることを決定するためのものである、
請求項23に記載の端末機器。
【請求項28】
前記プロセッサは、CNが前記CN eDRX周期を設定しており、且つRANが前記RAN eDRX周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである、
請求項27に記載の端末機器。
【請求項29】
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記プロセッサは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである、
請求項27に記載の端末機器。
【請求項30】
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記プロセッサは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである、
請求項27に記載の端末機器。
【請求項31】
CNが前記CN eDRX周期を設定しておらず、RANが前記RAN eDRX周期を設定しており、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記プロセッサは、
CNがCN DRX周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN DRX周期、前記defaultPagingCycle周期、及び前記RAN eDRX周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
CNがCN DRX周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記defaultPagingCycle周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである、
請求項27に記載の端末機器。
【請求項32】
前記端末機器はさらに、
ネットワーク機器によって設定された前記第1周期パラメータを受信するための送受信モジュールを含む、
請求項23~31のいずれか1項に記載の端末機器。
【請求項33】
前記プロセッサはさらに、前記ページングをモニタリングするDRX周期と前記端末機器の識別子に基づいて、対応するサブフレームPOを計算するためのものである、
請求項23~32のいずれか1項に記載の端末機器。
【請求項34】
命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータで実行されるときに、コンピュータに請求項1~11のいずれか1項に記載のページング周期決定方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信の分野に関し、特に、ページング周期決定方法、端末機器、及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)システムにおいて、無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態のユーザ機器(UE:User Equipment)について、上位層が該UEに拡張非連続受信(eDRX:extended Discontinuous Reception)を設定した場合、現在の標準において、ページング・タイム・ウィンドウ(PTW:Paging Time Window)期間でUEがページングをモニタリングする挙動、及びPTW期間外でUEがページングをモニタリングする挙動が定義される。LTEにサポートされるeDRX周期の値のうち、eDRX周期が10.24s以上である場合、ページングのモニタリングはPTWを使用する。eDRX周期が5.12sに等しい場合、ページングのモニタリングはPTWを使用しない。eDRX周期が5.12sに設定された場合、UEがRRC_IDLE状態でページングをモニタリングする挙動は明確であるが、UEがRRC_IDLE状態でページングをモニタリングする挙動は不明である。例えば、こういう時に、UEがページングをモニタリングするDRX周期Tを如何に決定すべきかについて不明である。
【発明の概要】
【0003】
本開示の実施例は、ページング周期決定方法、端末機器、及びコンピュータ可読記憶媒体を提供し、RRC_INACTIVE状態にあり、eDRX周期が設定されており、且つ、該eDRX周期が設定されている状態でPTW及び/又はPHを使用しないUEについて、該UEがページングをモニタリングする挙動を明確にする。ページングのパフォーマンスを保証する同時に、端末のエネルギー節約の需要を良く配慮することができる。
【0004】
第1態様によれば、本開示の実施例は、ページング周期決定方法を提供し、該方法は、無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップを含むことができる。
【0005】
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0006】
別の1つの態様によれば、本開示の実施例は、端末機器を提供し、該端末機器は、
無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するための処理モジュールを含むことができる。
【0007】
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
別の1つの態様によれば、本開示の実施例は、端末機器を提供し、該端末機器は、実行可能なプログラムコードを記憶したメモリ及び前記メモリとカップリングするプロセッサと送受信機を含み、前記プロセッサと前記送受信機は、本開示の第1態様に記載のページング周期決定方法を対応的に実行するためのものである。
【0009】
別の1つの態様によれば、本開示の実施例は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータで実行されるときに、コンピュータに本開示の第1態様に記載のページング周期決定方法を実現させる。
【0010】
別の1つの態様によれば、本開示の実施例は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、該コンピュータプログラム製品は、コンピュータで実行されるときに、コンピュータに本開示の第1態様に記載のページング周期決定方法を実現させる。
【0011】
別の1つの態様によれば、本開示の実施例は、チップを提供し、前記チップは、前記端末機器におけるメモリとカップリングし、前記チップに、実行されるときに前記メモリに記憶されたプログラム命令をコールさせ、前記端末機器に本開示の第1態様に記載のページング周期決定方法を実現させる。
【発明の効果】
【0012】
本開示の実施例に提供される技術的解決策は、下記の有益な効果を奏する。
【0013】
本開示の実施例において、無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器は、前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定する。前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む。該方法を適用して、RRC_INACTIVE状態にあり、eDRX周期が設定されており、且つ、該eDRX周期が設定されている状態でPTW及び/又はPHを使用しないUEについて、該UEがページングをモニタリングする挙動を明確にする。ページングのパフォーマンスを保証する同時に、端末のエネルギー節約の需要を良く配慮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本開示の実施例が適用する通信システムのシステム構築図である。
【
図2】本開示の実施例におけるページング周期決定方法の1つの実施例の概略図である。
【
図3A】本開示の実施例における端末機器がページングをモニタリングする周期を決定する1つの概略図である。
【
図3B】本開示の実施例における端末機器がページングをモニタリングする周期を決定する別の1つの概略図である。
【
図3C】本開示の実施例における端末機器がページングをモニタリングする周期を決定する別の1つの概略図である。
【
図3D】本開示の実施例における端末機器がページングをモニタリングする周期を決定する別の1つの概略図である。
【
図4】本開示の実施例における端末機器の1つの実施例の概略図である。
【
図5】本開示の実施例における端末機器の別の1つの実施例の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下では、本開示の実施例の図面を参照して、本開示の実施例の技術的解決策について説明する。明らかなこととして、記載される実施例は、本開示の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本開示の実施例に基づいて、創造的な労力を払うことなく、当業者に得られる他のすべての実施例は、本開示の保護範囲に含まれるものである。
【0016】
下記に示すように、まず、本開示の実施例に関する用語について簡単に説明する。
【0017】
1、ユーザ機器(UE:User Equipment)の無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)状態
ロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)システムと5Gシステムにおいて、3つのRRCのプロトコル状態があり、即ち、RRCアイドル(RRC_IDLE)状態、RRC非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態、及びRRC接続(RRC_CONNECTED)状態である。
【0018】
RRC_IDLE:モビリティーはUEに基づくセル選択/再選択であり、ページングはコアネットワーク(CN:Core Network)によって起動され、ページングエリアはCNによって設定される。基地局側にはUEアクセス層(AS:access stratum)のコンテキストが存在しない。RRC接続は存在しない。
【0019】
RRC_INACTIVE:モビリティーはUEに基づくセル選択/再選択であり、CN-NR(New Radio、新無線)間の接続が存在し、UE ASのコンテキストはある基地局に存在し、ページングは無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)によってトリガされ、RANに基づくページングエリアはRANによって管理され、ネットワーク側に把握されるUEの位置がRANに基づくページングエリアレベルのものである。
【0020】
RRC_CONNECTED:RRC接続が存在し、基地局とUEにはUE ASのコンテキストが存在する。ネットワーク側に把握されるUEの位置が具体的なセルレベルのものである。モビリティーはネットワーク側に制御されるモビリティーである。UEと基地局との間でデータを伝送することができる。
【0021】
2、5G NR Paging(ページング)メカニズム
ページングの主な機能は、ネットワークがUEのRRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態でページングメッセージ(Paging message)によってUEをページングすることができるようにすることであり、又は、ショートメッセージ(short message)によって、システムメッセージの変更又は地震/津波/公共警報情報をUEに通知させることである(UEの接続状態を含むすべてのRRC状態に適用される)。
【0022】
ページングは、ページング無線ネットワーク臨時識別子(P-RNTI:Paging Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、及び該PDCCHによってスケジュールされた物理ダウンリンク共有チャネル(PDCCH:Physical Downlink Share Channel)を含む。ページングメッセージはPDSCHで送信され、ショートメッセージはPDCCHで8ビットである。
【0023】
RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態にあるUEは、UEとネットワークとの間に他のデータ通信がないため、端末の省電力化のため、UEは、ページングチャネルを非連続的にモニタリングすることができ、即ち、ページングDRX(Discontinuous Reception、非連続受信)メカニズムを採用する。ページングDRXメカニズムで、UEは、各DRX cycle(サイクル)周期内の1つだけのPOの期間にページングをモニタリングすればよい。POは、一連のPDCCHをモニタリングする時機であり、複数のタイムスロットからなることができる。また、ページングフレーム(PF:Paging Frame)の概念もある。PFとは、1つの無線フレーム(固定で10msである)を指しており、該無線フレームは、複数のPO又は複数のPOの開始位置を含むことができる。
【0024】
ページングDRXの周期は、システムブロードキャストにおける共通周期と上位層シグナリング(非アクセス層(NAS:Non-access Stratum)シグナリング)で設定された専用周期によって共同で決定され、UEは、その両者のうちの最小周期をページング周期(Paging Cycle)とする。ネットワークの視点から見ると、1つのpaging DRX cycleは複数のPOを有することができ、UEがPOをモニタリングする位置は、該UEの識別子(ID:Identity)に関連しており、具体的に、あるUEの、1つのページングDRXにおけるPFとPOは、下記のように決定される(TS 38.304)。
【0025】
PFのシステムフレーム番号(SFN:System Frame Number)は、下記の式によって決定される。
(SFN+PF_offset) mod T=(T div N)*(UE_ID mod N)
【0026】
あるPF内のPOの番号Index(i_s)は、下記の式によって決定される。
i_s = floor (UE_ID/N) mod Ns
【0027】
上記のパラメータについて下記のように説明する。
T:UEがページングを受信するDRX周期である。ネットワークは、1つのデフォルトのDRX周期をブロードキャストする。RRC/上位層がUEにUE専用DRX周期を設定した場合、ネットワークによってブロードキャストされたDRX周期とRRC/上位層によって設定されたUE専用DRX周期のうちの値が最も小さい方を該UEのDRX周期とする。RRC/上位層がUEにUE専用DRX周期を設定していない場合、ネットワークによってブロードキャストされたDRX周期を該UEのDRX周期とする。
N:1つのDRX周期に含まれるPFの数である。
Ns:1つのPFに含まれるPOの数である。
PF_offset:PFを決定するための時間領域におけるオフセットである。
UE_ID:5G-S-TMSI mod 1024である。
【0028】
【0029】
UEは、上記の式に基づいて、ページングDRX cycleにおけるPFの位置とPOのインデックス(index)を知ることができる。TS 38.304に規定されるように、POは、複数のPDCCHのモニタリング時機(monitoring occasion)からなり、1つのPOは、X個のPDCCHのモニタリング時機を含み、Xは、マスター情報ブロック(MIB:Master Information Block)でブロードキャストされる同期信号ブロック(SSB:Synchronization Signal Block)が実際に送信される数と等しい。
【0030】
UEは、PF、POのインデックス、及びPOにおけるPDCCH monitoring occasionの数を知った後に、関連設定パラメータによって該POの最初のPDCCH monitoring occasionの開始位置を把握すればよい。該開始位置は、上位層シグナリングによって設定されることができ、又は、POのインデックスに基づいて得られることができる。UEは、決定されたPOに基づいてページングメッセージをブラインド検出する。
【0031】
3、ロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)ページングメカニズム
LTEシステムにおいて、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態にあるUEは、ページングDRXメカニズムも採用する。NRシステムと同じく、ページングDRXメカニズムで、UEは、各DRX cycle周期内の1つのPOの期間にページングをモニタリングすればよい。LTEシステムにおいて、同じく、PFとPOの概念も定義されるが、NRシステムと異なることとして、LTEシステムにおいて、POはPF内の1つのサブフレームに対応する。
【0032】
NRシステムと同じく、LTEシステムにおいて、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態にあるUEについて、該UEは、UE ID、Tなどのパラメータに基づいて自身のPOを計算する。ここで、Tは、UEがページングを受信するDRX周期を表し、下記のように決定される。
【0033】
RRC_IDLE状態のUEについて、上位層が該UEに拡張DRX(eDRX:extended DRX)を設定し、設定されたeDRX周期が5.12sである場合、Tの値は5.12sである。そうでない場合、上位層がUEにUE専用DRX周期を設定した場合、ネットワークによってブロードキャストされたDRX周期と上位層によって設定されたUE専用DRX周期のうちの値が最も小さい方をTとする。上位層がUEにUE専用DRX周期を設定していない場合、ネットワークによってブロードキャストされたDRX周期をTとする。
【0034】
RRC_INACTIVE状態のUEについて、上位層が該UEにeDRXを設定していない場合、ネットワークによってブロードキャストされたDRX周期とRRC/上位層によって設定されたUE専用DRX周期のうちの値が最も小さい方をTとする。そうでない場合、上位層がUEにeDRXを設定した場合、ページング・タイム・ウィンドウ(PTW:Paging Time Window)の期間で、ネットワークによってブロードキャストされたDRX周期とRRC/上位層によって設定されたUE専用DRX周期のうちの値が最も小さい方をTとし、PTW期間外で、RRCによって設定されたUE専用DRX周期をTとする。
【0035】
4.LTE eDRXメカニズム
狭帯域物のインターネット(NB-IoT:Narrow Band Internet of Things)と拡張したマシンタイプ通信(eMTC:Enhanced Machine Type Communication)などのタイプの端末は、ビジネスタイプが単一で、ビジネス量の活躍度が低いことを考慮すると、これらの端末は、ほとんどの時間で未接続の状態にある。同時に、これらの端末のビジネスが遅延要求に敏感ではないことを考慮し、これらの端末が未接続状態で電力をさらに節約するため、LTEにおいて、このタイプの端末に対して、eDRXメカニズムが導入され、それによって、より大きなページング周期をサポートすることができ、即ち、ページング周期は、256個のSFNより大きい。LTEにおいて、上位層によって設定されたeDRX周期の最小値は5.12sである。
【0036】
eDRXが設定されたUEについて、該UEのeDRX周期が5.12sである場合、UEは、T=5.12sに基づいて自身に対応するPOを計算する。該UEのeDRX周期が1つのハイパー・システム・フレーム番号(H-SFN:Hyper System Frame Number)以上である場合、UEは、1つのeDRX周期内のPTWタイムウィンドウにおいて自身のPOにおいて、P-RNTIでスクランブルされたPDCCHをモニタリングする。ここで、PTWは、UE専用であり、ページング・ハイパーフレーム(PH:Paging Hyperframe)、該PHにおける開始時刻PTW_start及び終了時刻PTW_endに基づいて決定される。
【0037】
PHは、下記の条件を満たすH-SFNである。
H-SFN mod TeDRX,H=(UE_ID_H mod TeDRX,H)
【0038】
ここで、UE_ID_Hは、ハッシュIDに基づいて得られ、TeDRX,Hは、ハイパーフレームを単位とするeDRX周期であり、AMFによって設定される。
【0039】
PTW_startは、PTWの開始無線フレーム番号であり、下記の条件を満たすSFNである。
SFN = 256* ieDRXieDRX = floor(UE_ID_H /TeDRX,H) mod 4
【0040】
PTW_endは、PTWの終了無線フレーム番号であり、下記の条件を満たすSFNである。
SFN = (PTW_start + L*100 - 1) mod 1024
【0041】
ここで、Lは、PTWのウィンドウ長であり、アクセス・モバイル管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)によって設定される。
【0042】
5、NR RedCap(reduced capability、低能力)eDRXメカニズム
R17 NRのワークプロジェクトにおいて、3GPP RANの会議で、低能力のNR端末を研究するプロジェクト(RP-193238)を合意した。ここで、該プロジェクトの目的の1つは、下記のようである。
【0043】
即ち、低能力のNR端末に対して、アイドル状態又は非アクティブ状態のeDRXメカニズムを導入することによって、端末の省電力化とバッテリー寿命の延長の目的を達成する。
【0044】
現在、NR RedCapはSIフェーズにあり、最近の2回のRAN2会議(RAN2#111eとRAN2#112e)では、RedCapのeDRXメカニズムに対して下記の結論を形成した。
【0045】
RRC_IDLE状態について、baselineとしてDRX周期を2621.44sより大きくように拡張する同時に、より大きなeDRX周期(例えば、10485.76s)をサポートする必要があるかどうかを研究することができる。RRC_INACTIVE状態について、baselineとしてDRX周期を10.24sに拡張し、より大きなeDRX周期をサポートする必要があるかどうかは、次の会議で検討しても良い。
【0046】
RAN2は、RRC_IDLE状態とRRC_INACTIVE状態のeDRX周期の場合、5.12sより小さい値をサポートする必要があるかどうかを研究する必要がある。
【0047】
RRC_IDLE状態とRRC_INACTIVE状態のUEについて、サポート可能な最大DRX周期が10.24sを超える場合、LTEにおける、eDRX周期が10.24sを超えるeDRXメカニズム(即ち、PTW、PHなどを使用する)をbaselineとする。RRC_IDLE状態とRRC_INACTIVE状態のUEについて、eDRX周期が10.24sより小さい場合、ページングモニタリングは、PTWとPHなどを使用しない。
【0048】
RRC_IDLE状態とRRC_INACTIVE状態のUEについて、eDRX周期が10.24sに等しい場合、基本的に、PTWとPHを使用しないと仮定しているが、他の解決策が除外されるわけではない。
【0049】
一方で、LTEシステムにおいて、RRC_INACTIVE状態のUEについて、上位層が該UEにeDRXを設定した場合、現在の標準において、PTW期間でUEがページングをモニタリングする挙動と、PTW期間外でUEがページングをモニタリングする挙動が定義されている。LTEがサポートするeDRX周期の値のうち、eDRX周期が10.24s以上である場合、ページングモニタリングはPTWを使用する。eDRX周期が5.12sに等しい場合、ページングモニタリングはPTWを使用しない。eDRX周期が5.12sに設定された場合、UEがRRC_IDLE状態でページングをモニタリングする挙動は明確であるが、UEがRRC_IDLE状態でページングをモニタリングする挙動は不明である。例えば、こういう時に、UEがページングをモニタリングするDRX周期Tを如何に決定すべきかについて不明である。
【0050】
別の一方で、NRシステムにおいて、RedCap SIフェーズに対する現在のRAN2会議の結論に基づいて、RRC_INACTIVE状態にあるRedCap UEについて、RRC_INACTIVE状態が10.24sより大きいDRX周期をサポートするかどうかに関して、現在結論が出ておらず、言い換えれば、ネットワーク設定のRAN DRX周期を拡張するため、現在のパラメータran-PagingCycleの値の範囲を直接的に拡張するか、又は、拡張されたDRX周期設定に対応するために新しいパラメータRAN eDRX周期を導入するかは、まだ決定されていない。
【0051】
また、LTEシステムにおけるUEと同じく、上位層によって設定されたeDRX周期とRRCによって設定されたDRX周期/eDRX周期(RAN eDRX周期設定パラメータを導入する場合)がいずれも10.24sより小さい(又は、等しい)場合、即ち、ページングモニタリングはPTWを使用することがなく、こういう時に、UEがページングをモニタリングするDRX周期を如何に決定するかも解決すべき問題である。
【0052】
本開示の実施例の技術的解決策は、様々な通信システムに適用されることができる。例えば、グローバル・モバイル通信(GSM:Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、先進的なロング・ターム・エボリューション(LTE-A:Advanced long term evolution)システム、新無線(NR:New Radio)システム、NRシステムのエボリューションシステム、非ライセンススペクトルにおけるLTE(LTE-U:LTE-based access to unlicensed spectrum)システム、非ライセンススペクトルにおけるNR(NR-U:NR-based access to unlicensed spectrum)システム、非地上通信ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Networks)システム、汎用モバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Networks)、無線フィデリティ(WiFi:Wireless Fidelity)、第5世代通信(5G:5th-Generation)システム、又は、他の通信システムなどである。
【0053】
一般的に、従来の通信システムは、サポートする接続の数が限られ、実現も容易である。しかしながら、通信技術の発展に伴い、モバイル通信システムは、従来の通信だけでなく、例えば、機器対機器(D2D:Device to Device)通信、マシン対マシン(M2M:Machine to Machine)通信、マシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)、車両間(V2V:Vehicle to Vehicle)通信、又は、カーネットワーク(V2X:Vehicle to everything)通信などをサポートし、本開示の実施例もこちらの通信システムに適用されることができる。
【0054】
選択可能なこととして、本開示の実施例における通信システムは、キャリア・アグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)の場面に適用されることができ、又は、デュアル・コネクティビティ(DC:Dual Connectivity)の場面に適用されることができ、さらに、スタンドアロン(SA:Standalone)展開の場面に適用されることができる。
【0055】
選択可能なこととして、本開示の実施例における通信システムは、非ライセンススペクトルに適用されることができ、ここで、非ライセンススペクトルは、共有スペクトルも見なされることができる。又は、本開示の実施例における通信システムは、ライセンススペクトルスペクトルに適用されることができ、ここで、ライセンススペクトルスペクトルは、非共有スペクトルも見なされることができる。
【0056】
本開示の実施例は、ネットワーク機器と端末機器を結合して各実施例について説明する。ここで、端末機器は、ユーザ機器(UE:User Equipment)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、モバイル局、モバイル台、リモート局、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント、又はユーザ装置とも呼ばれることができる。
【0057】
端末機器は、WLANにおけるステーション(STATION、ST)であり得、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)機器、無線通信機能を有するハンドヘルド機器、計算機器又は無線モデムに接続された他の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、NRネットワークにおける端末機器などの次世代通信システム、又は、未来エボリューションの公共陸地モバイルネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)における端末機器などであり得る。
【0058】
本開示の実施例において、端末機器は、陸上に配置されることができ、屋内又は屋外、ハンドヘルド、ウェアラブル又は車載を含む。端末機器は、水上(例えば、船など)に配置されることもでき、空中(例えば、飛行機、風船、及び衛星の上など)に配置されることもできる。
【0059】
本開示の実施例において、端末機器は、携帯電話(Mobile Phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線送受信機能を有するコンピュータ、仮想現実(VR:Virtual Reality)端末機器、拡張現実(AR:Augmented Reality)端末機器、工業制御(industrial control)における無線端末機器、自動運転(self driving)における無線端末機器、リモート医療(remote medical)における無線端末機器、スマートグリッド(smart grid)における無線端末機器、輸送安全(transportation safety)における無線端末機器、スマートシティ(smart city)における無線端末機器、又は、スマートホーム(smart home)における無線端末機器などであり得る。
【0060】
例として限定ではなく、本開示の実施例において、該端末機器は、ウェアラブル機器でもあり得る。ウェアラブル機器は、ウェアラブルスマート機器とも呼ばれることができ、ウェアラブル技術を応用して日常の服装に対してインテリジェンス化設計を行って開発されるウェアラブルな機器の総称であり、例えば、眼鏡、手袋、腕時計、衣類、及び靴などである。ウェアラブル機器は、直接的に着る、又は、ユーザの衣服又はアクセサリーに組み込まれるポータブル機器である。ウェアラブル機器は、単なるハードウェア機器ではなく、ソフトウェアのサポート、データインタラクション、及びクラウドインタラクションによって強力な機能を実現する。広義のウェアラブルスマート機器は、機能が完備で、サイズが大きく、スマートフォンに依存しなくて完全又は部分的な機能を実現することができる、例えば、スマート腕時計とスマート眼鏡など、さらに、単にあるタイプのアプリケーション機能に集中し、スマートフォンなどの他の機器と組み合わせて使用される必要がある、例えば、様々なバイタルサイン監視を行うスマートハンドリングとスマートジュエリーなどを含む。
【0061】
本開示の実施例において、ネットワーク機器は、モバイル機器と通信するための機器であり得、ネットワーク機器は、WLANにおけるアクセスポイント(AP:Access Point)、GSM又はCDMAにおける基地局(BTS:Base Transceiver Station)であり得、又は、WCDMAにおける基地局(NB:NodeB)でもあり得、さらに、LTEにおけるエボリューション型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional Node B)、又は、中継局又はアクセスポイント、又は車載機器、ウェアラブル機器、及びNRネットワークにおけるネットワーク機器(gNB)又は未来エボリューションのPLMNネットワークにおけるネットワーク機器、又はNTNネットワークにおけるネットワーク機器などであり得る。
【0062】
例として限定ではなく、本開示の実施例において、ネットワーク機器は、モバイル特性を有することができ、例えば、ネットワーク機器は、モバイル機器であり得る。選択可能なこととして、ネットワーク機器は、衛星、風船局であり得る。例えば、衛星は、低地球軌道(LEO:low earth orbit)衛星、中地球軌道(MEO:medium earth orbit)衛星、地球同期軌道(GEO:geostationary earth orbit)衛星、高楕円軌道(HEO:High Elliptical Orbit)衛星などであり得る。選択可能なこととして、ネットワーク機器はさらに、陸地、水域などの位置で設定される基地局であり得る。
【0063】
本開示の実施例において、ネットワーク機器は、セルにサービスを提供することができ、端末機器は、該セルが使用する伝送リソース(例えば、周波数ドメインリソース、又はスペクトルリソースと呼ばれる)によってネットワーク機器と通信する。該セルは、ネットワーク機器(例えば、基地局)に対応するセルであり得、セルは、マクロ基地局に属しても良く、スモールセル(Small cell)に対応する基地局に属しても良い。ここのスモールセルは、メトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、及びフェムトセル(Femto cell)などを含むことができる。これらのスモールセルは、カバーエリアが小さく、発射電力が低いという特徴を有し、高速データ伝送サービスを提供するのに適用する。
【0064】
図1に示すように、
図1は、本開示の実施例が適用する通信システムのシステム構築図である。該通信システムは、ネットワーク機器を含むことができ、ネットワーク機器は、端末機器(又は、通信端末、端末と呼ばれる)と通信する機器であり得る。ネットワーク機器は、特定の地理領域に通信カバレッジを提供することができ、該カバレッジ領域内に位置する端末機器と通信を行うことができる。
図1は、1つのネットワーク機器と2つの端末機器を例示的に示し、選択可能なこととして、該通信システムは、複数のネットワーク機器を含むことができ、各ネットワーク機器のカバレッジ範囲は、他の数の端末機器を含むことができ、本開示の実施例はこれについて限定しない。選択可能なこととして、該通信システムはさらに、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを含むこともでき、本開示の実施例はこれについて限定しない。
【0065】
ここで、ネットワーク機器は、アクセスネットワーク機器とコアネットワーク機器を含むことができる。即ち、無線通信システムはさらに、アクセスネットワーク機器と通信するための複数のコアネットワークを含む。アクセスネットワーク機器は、ロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、次世代(モバイル通信システム)(NR:Next Radio)システム、又は、認証補助アクセス・ロング・ターム・エボリューション(LAA-LTE:Authorized auxiliary access long term evolution)システムにおけるエボリューション型基地局(evolutional node B、略してeNB又はe-NodeB)、マクロ基地局、マイクロ基地局(「スモール基地局」とも呼ばれる)、ピコ基地局、アクセスポイント(AP:access point)、伝送ポイント(TP:transmission point)、又は、新世代基地局(gNodeB:new generation Node B)などであり得る。
【0066】
理解可能なこととして、本開示の実施例において、ネットワーク/システムにおける通信機能を有する機器は、通信機器と呼ばれることができる。
図1に示す通信システムを例として、通信機器は、通信機能を有するネットワーク機器と端末機器を含むことができる。ネットワーク機器と端末機器は、本開示の実施例に説明される具体的な機器であり得、ここで繰り返すことはない。通信機器はさらに、通信システムにおける他の機器、例えば、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを含むことができ、本開示の実施例はこれについて限定しない。
【0067】
以下では、実施例の方式で本開示の技術的解決策についてさらに説明する。
図2に示すように、
図2は、本開示の実施例におけるページング周期決定方法の1つの実施例の概略図であり、下記のステップを含むことができる。
【0068】
ステップ201において、端末機器は、ネットワーク機器によって設定された前記第1周期パラメータを受信する。
【0069】
ここで、前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング周期(defaultPagingCycle)のうちの少なくとも1つを含む。
【0070】
ステップ202において、無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器は、前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定する。
【0071】
ステップ203において、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングするDRX周期と前記端末機器の識別子に基づいて、対応するサブフレームPOを計算する。
【0072】
以下では、端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップについて、2種類の実現方式で説明する。
【0073】
実現方式一
前記端末機器がCN eDRX周期の設定をサポートし、RAN eDRX周期の設定をサポートしない場合、ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及びran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であること、又は、前記CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、及びdefaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定する。
【0074】
理解可能なこととして、CNがNASシグナリングによってCN eDRX周期を設定することだけをサポートし、RANがRRCシグナリングによってRAN eDRX周期を設定することをサポートしない(例えば、基地局の設定可能なRANページング周期の最大値が10.24sを超えない場合)。ネットワークがUEにCN eDRX周期を設定し、且つ、前記設定されたCN eDRX周期に対してPTW及び/又はPHを使用しない場合、RRC_INACTIVE状態にあるUEは、それがページングをモニタリングするDRX周期がCN eDRX周期及びran-PagingCycleのうちの値が小さい方であること、又は、CN eDRX周期、ran-PagingCycle、及びdefaultPagingCycleのうちの値が最も小さい方であることを決定する。
【0075】
1、選択可能なこととして、端末機器がネットワーク機器によって設定された第1周期パラメータ、即ち、ページング周期を決定するためのDRX関連パラメータとeDRX関連パラメータを受信するステップは、下記の場合を含むことができる。
【0076】
a)CNからのNASメッセージによって設定された、UE専用CN DRX周期を含むDRXパラメータを受信する。
【0077】
b)CNからのNASメッセージによって設定された、eDRX周期CN eDRX周期を含むeDRXパラメータを受信する。
【0078】
c)システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期を受信する。
【0079】
d)RANからのRRC releaseメッセージを受信してRRC_INACTIVE状態に入るようにUEに指示し、同時に、UE専用RANページング周期(ran-PagingCycle)を設定する。
【0080】
2、選択可能なこととして、端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、下記の場合に分けて説明することができる。
【0081】
場合一
前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、下記の場合を含むことができる。
【0082】
a)RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定する。
【0083】
例示的に、RANがUEにran-PagingCycle周期を設定した場合、ページングをモニタリングする周期T=min{CN eDRX周期、ran-PagingCycle}である。
【0084】
b)RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定する。
【0085】
例示的に、RANがUEにran-PagingCycleを設定していない場合、ページングをモニタリングする周期T=CN eDRX周期である。
【0086】
場合二
前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、下記の場合を含むことができる。
【0087】
a)RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定する。
【0088】
例示的に、RANがUEにran-PagingCycle周期を設定した場合、ページングをモニタリングする周期T=min{CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、defaultPagingCycle周期}である。
【0089】
b)RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定する。
【0090】
例示的に、RANがUEにran-PagingCycle周期を設定していない場合、ページングをモニタリングする周期T=min{CN eDRX周期、defaultPagingCycle周期}である。
【0091】
例示的に、上記の場合一と場合二について、
図3Aに示すように、
図3Aは、本開示の実施例における端末機器がページングをモニタリングする周期を決定する1つの概略図である。
【0092】
3、選択可能なこととして、RRC_INACTIVE状態にあるUEについて、UEは、UE ID、ページング周期Tなどに基づいて自分に対応するPOを計算する。
【0093】
実現方式二
前記端末機器が、CNのCN eDRX周期の設定及びRANのRAN eDRX周期の設定をサポートする場合、ページングをモニタリングする周期が、前記CN eDRX周期、前記RAN eDRX周期、前記CN DRX周期、前記RAN DRX周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの少なくとも1つであることを決定する。
【0094】
理解可能なこととして、NASがCN eDRXを設定すること及びRRCがRAN eDRXを設定することを同時にサポートする(例えば、基地局が設定可能なRANページング周期の最大値が10.24sを超える場合)。ネットワークがUEにCN eDRX周期及び/又はRAN eDRX周期を設定しており、且つ、前記設定されたCN eDRX周期とRAN eDRX周期に対して、PTW及び/又はPHを使用しない場合(例えば、RedCap UEに対して、CNによって設定されたCN eDRX周期と基地局によって設定されたRAN eDRX周期はいずれも5.12sである)、RRC_INACTIVEにあるUEは、前記設定されたCN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、及びシステムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング周期のうちの少なくとも1つに基づいて、該UEがページングをモニタリングするDRX周期を決定する。
【0095】
1、選択可能なこととして、端末機器がネットワーク機器によって設定された第1周期パラメータ、即ち、ページング周期を決定するためのDRX関連パラメータとeDRX関連パラメータを受信するステップは、下記の場合を含むことができる。
【0096】
a)CNからのNASメッセージによって設定された、UE専用CN DRX周期を含むDRXパラメータを受信する。
【0097】
b)CNからのNASメッセージによって設定された、eDRX周期CN eDRX周期を含むeDRXパラメータを受信する。
【0098】
c)システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期を受信する。
【0099】
d)RANからのRRC releaseメッセージを受信してRRC_INACTIVE状態に入るようにUEに指示し、同時に、UE専用RANページング周期(ran-PagingCycle)、及びUE専用RAN eDRX周期を設定する。
【0100】
2、選択可能なこととして、端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、下記の場合に分けて説明することができる。
【0101】
場合一
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、且つRANが前記RAN eDRX周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定する。
【0102】
例示的に、CNがNASシグナリングによってUEにCN eDRX周期を設定しており、同時に、RANがRRCシグナリングによってUEにRAN eDRX周期を設定している場合、ページングをモニタリングする周期T=min{CN eDRX周期、RAN eDRX周期}である。上記の場合一について、
図3Bに示すように、
図3Bは、本開示の実施例における端末機器がページングをモニタリングする周期を決定する別の1つの概略図である。
【0103】
場合二
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、下記の場合を含む。
【0104】
a)RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定する。
【0105】
例示的に、RANがRRCシグナリングによってUEにran-PagingCycle周期を設定している場合、ページングをモニタリングする周期T=min{CN eDRX周期、ran-PagingCycle}である。
【0106】
b)RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定する。
【0107】
例示的に、RANがRRCシグナリングによってUEにran-PagingCycle周期を設定していない場合、ページングをモニタリングする周期T=CN eDRX周期である。
【0108】
場合三
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、下記の場合を含む。
【0109】
a)RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定する。
【0110】
例示的に、RANがRRCシグナリングによってUEにran-PagingCycle周期を設定した場合、ページングをモニタリングする周期T=min{CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、defaultPagingCycle周期}である。
【0111】
b)RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定する。
【0112】
例示的に、RANがRRCシグナリングによってUEにran-PagingCycle周期を設定していない場合、ページングをモニタリングする周期T=min{CN eDRX周期、defaultPagingCycle周期}である。
【0113】
上記の場合二と場合三について、
図3Cに示すように、
図3Cは、本開示の実施例における端末機器がページングをモニタリングする周期を決定する別の1つの概略図である。
【0114】
場合四
CNが前記CN eDRX周期を設定しておらず、RANが前記RAN eDRX周期を設定しており、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、下記の場合を含む。
【0115】
a)CNがCN DRX周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN DRX周期、前記defaultPagingCycle周期、及び前記RAN eDRX周期のうちの値が最も小さい方であることを決定する。
【0116】
例示的に、CNがUEにCN DRX周期を設定している場合、ページングをモニタリングする周期T=min{CN DRX周期、defaultPagingCycle周期、RAN eDRX周期}である。
【0117】
b)CNがCN DRX周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記defaultPagingCycle周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定する。
【0118】
例示的に、CNがUEにCN DRX周期を設定していない場合、ページングをモニタリングする周期T=min{defaultPagingCycle周期、RAN eDRX周期}である。上記の場合四について、
図3Dに示すように、
図3Dは、本開示の実施例における端末機器がページングをモニタリングする周期を決定する別の1つの概略図である。
【0119】
3、選択可能なこととして、RRC_INACTIVE状態にあるUEは、UE ID、ページング周期Tなどに基づいて自分に対応するPOを計算する。
【0120】
説明すべきこととして、ページングをモニタリングする周期は、略してページング周期と呼ばれても良い。
【0121】
本開示の実施例において、RRC_INACTIVE状態のUEのページング周期決定方法を開示する。無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定し、前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む。該方法を適用して、RRC_INACTIVE状態にあり、eDRX周期が設定されており、且つ、該eDRX周期が設定されている状態でPTW及び/又はPHを使用しないUEについて、該UEがページングをモニタリングする挙動を明確にする。ページングのパフォーマンスを保証する同時に、端末のエネルギー節約の需要を良く配慮することができる。
【0122】
具体的に、CNがCN eDRXを設定することだけをサポートし、RANがRAN eDRXを設定することをサポートしない場合、RRC_INACTIVE状態にあるUEは、それがページングをモニタリングするDRX周期がCN eDRX周期及びran-PagingCycleのうちの値が小さい方であること、又は、CN eDRX周期、ran-PagingCycle、及びdefaultPagingCycleのうちの値が最も小さい方であることを決定する。CNがCN eDRXを設定すること及びRANがRAN eDRXを設定することを同時にサポートする場合、RRC_INACTIVE状態にあるUEは、前記設定されたCN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、及びシステムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング周期のうちの少なくとも1つに基づいて、該UEがページングをモニタリングするDRX周期を決定する。
【0123】
図4に示すように、
図4は、本開示の実施例における端末機器の1つの実施例の概略図である。端末機器は、処理モジュール401を含むことができる。
【0124】
処理モジュール401は、無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するためのものである。
【0125】
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0126】
選択可能なこととして、処理モジュール401は、具体的に、前記端末機器がCN eDRX周期の設定をサポートし、RAN eDRX周期の設定をサポートしない場合、ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及びran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であること、又は、前記CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、及びdefaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するためのものである。
【0127】
選択可能なこととして、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、処理モジュール401は、具体的に、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである。
【0128】
選択可能なこととして、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、処理モジュール401は、具体的に、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである。
【0129】
選択可能なこととして、処理モジュール401は、具体的に、前記端末機器が、CNのCN eDRX周期の設定及びRANのRAN eDRX周期の設定をサポートする場合、ページングをモニタリングする周期が、前記CN eDRX周期、前記RAN eDRX周期、前記CN DRX周期、前記RAN DRX周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの少なくとも1つであることを決定するためのものである。
【0130】
選択可能なこととして、処理モジュール401は、具体的に、CNが前記CN eDRX周期を設定しており、且つRANが前記RAN eDRX周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである。
【0131】
選択可能なこととして、CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、処理モジュール401は、具体的に、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである。
【0132】
選択可能なこととして、CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、処理モジュール401は、具体的に、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである。
【0133】
選択可能なこととして、CNが前記CN eDRX周期を設定しておらず、RANが前記RAN eDRX周期を設定しており、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、処理モジュール401は、具体的に、
CNがCN DRX周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN DRX周期、前記defaultPagingCycle周期、及び前記RAN eDRX周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
CNがCN DRX周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記defaultPagingCycle周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである。
【0134】
選択可能なこととして、前記端末機器はさらに、
ネットワーク機器によって設定された前記第1周期パラメータを受信するための送受信モジュール402を含む。
【0135】
選択可能なこととして、処理モジュール401はさらに、前記ページングをモニタリングするDRX周期と前記端末機器の識別子に基づいて、対応するサブフレームPOを計算するためのものである。
【0136】
上記の少なくとも1つの端末機器に適用される実施例の方法に対応して、本開示の実施例はさらに、1つ又は複数の種類の端末機器を提供する。本開示の実施例の端末機器は、上記の方法における任意の実現方式を実施することができる。
図5に示すように、
図5は、本開示の実施例における端末機器の1つの実施例の概略図である。端末機器について、携帯電話を例として説明し、ラジオ周波数(RF:radio frequency)回路510、メモリ520、入力ユニット530、表示ユニット540、センサ550、オーディオ回路560、無線フィデリティ(WiFi:wireless fidelity)モジュール570、プロセッサ580、及び電源550などのコンポーネントを含むことができる。ここで、RF回路510は、受信機514と送信機512を含む。当業者が理解可能なこととして、
図5に示す携帯電話の構造は、携帯電話を限定するものではなく、図示されたよりも多い又は少ないコンポーネント、又は特定のコンポーネントの組み合わせ、又は異なるコンポーネントの配置を含むことができる。
【0137】
以下では、
図5を結合して、携帯電話の各コンポーネントについて具体的に紹介する。
【0138】
RF回路510は、メッセージの送受信又は通話の過程において信号の受信と送信のためのものであり得、特に、基地局のダウンリンク情報を受信した後に、処理のためにプロセッサ580に送信する。また、アップリンクに設計されたデータを基地局に送信する。一般的に、RF回路510は、アンテナ、少なくとも1つのアンプ、受送信機、カプラ、低雑音アンプ(LNA:low noise amplifier)、及びデュプレクサなどを含むが、これらに限定されるわけではない。また、RF回路510はさらに、無線通信によってネットワーク及び他の機器と通信することができる。上記の無線通信は、いずれかの通信標準又はプロトコルを使用することができ、例えば、グローバル・モバイル通信システム(GSM:global system of mobile communication)、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:wideband code division multiple access)、ロング・ターム・エボリューション(LTE:long term evolution)、電子メール、及びショート・メッセージ・サービス(SMS:short messaging service)などを含むが、これらに限定されるわけではない。
【0139】
メモリ520は、ソフトウェアプログラムとモジュールを記憶するためのものであり得る。プロセッサ580は、メモリ520に記憶されたソフトウェアプログラムとモジュールを実行することによって、携帯電話の様々な機能アプリケーションとデータ処理を実行する。メモリ520は、主にメモリプログラム領域とメモリデータ領域を含むことができる。ここで、メモリプログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、サウンド再生機能、画像再生機能など)に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶することができ、メモリデータ領域は、携帯電話の使用に基づいて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。また、メモリ520は、高速ランダム・アクセス・メモリを含むことができ、さらに、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つのディスク記憶デバイス、フラッシュ・メモリ・デバイス、又は他の揮発性ソリッド・ステート記憶デバイスを含むことができる。
【0140】
入力ユニット530は、入力された数字又は文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定と機能制御に関連するキー信号入力を生成するためのものであり得る。具体的に、入力ユニット530は、タッチパネル531と他の入力機器532を含むことができる。タッチパネル531は、タッチスクリーンとも呼ばれ、ユーザのその上又は近くのタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル531の上又はタッチパネル531の近くの操作)を収集して、予め設定されたプログラムに基づいて相応的な接続装置を駆動することができる。選択可能なこととして、タッチパネル531は、タッチ検出装置とタッチコントローラの2つの部分を含むことができる。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作からの信号を検出し、その信号をタッチコントローラに送信する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それを接点座標に変換し、プロセッサ580に送信し、且つ、プロセッサ580から送信された命令を受信して実行することができる。また、抵抗式、コンデンサ式、赤外線、及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル531を実現することができる。タッチパネル531以外、入力ユニット530はさらに、他の入力機器532を含むことができる。具体的に、他の入力機器532は、物理キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、及び操作スティックなどのうちの1つ又は複数を含むことができるが、これらに限定されるわけではない。
【0141】
表示ユニット540は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報、及び携帯電話の様々なメニューを表示するためのものであり得る。表示ユニット540は、表示パネル541を含むことができ、選択可能なこととして、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)、有機発光ダイオード(OLED:organic light-Emitting diode)などの形態を採用して表示パネル541を構成することができる。さらに、タッチパネル531は、表示パネル541を覆うことができ、タッチパネル531がその上又は近くのタッチ操作を検出した後に、プロセッサ580に送信し、それによって、タッチイベントのタイプを決定し、その後、プロセッサ580は、タッチイベントのタイプに基づいて表示パネル541に相応的な視覚出力を提供する。
図5において、タッチパネル531と表示パネル541は、2つの独立のコンポーネントとして携帯電話の入力と入力機能を実現し、しかしながら、いくつかの実施例において、タッチパネル531と表示パネル541を統合して携帯電話の入力と出力機能を実現させることができる。
【0142】
携帯電話はさらに、少なくとも1種類のセンサ550、例えば、光センサ、運動センサ、及び他のセンサを含むことができる。具体的に、光センサは、環境光センサと近接センサを含むことができる。ここで、環境光センサは、環境光の明るさに基づいて表示パネル541の明るさを調整することができ、近接センサは、携帯電話が耳元に移動するときに表示パネル541及び/又はバックライトをオフにすることができる。運動センサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的に、3軸である)の加速度の大きさを検出することができ、静止のときに重力の大きさと方向を検出することができ、携帯電話の姿勢を識別するアプリケーション(例えば、水平・垂直画面切り替え、関連ゲーム、磁気計姿勢校正)、及び振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などのためのものであり得る。携帯電話に構成されることもできるジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどの他のセンサについて、ここで繰り返すことはない。
【0143】
オーディオ回路560、スピーカ561、及びマイクロフォン562は、ユーザと携帯電話との間のオーディオインタフェースを提供することができる。オーディオ回路560は、受信したオーディオデータを電気信号に変換してスピーカ561に送信することができ、スピーカ561は、それを音信号に変換して出力する。一方、マイクロフォン562は、収集した音信号を電気信号に変換し、オーディオ回路560は、それを受信してオーディオデータに変換し、オーディオデータを出力する。プロセッサ580は、オーディオデータを処理した後に、RF回路510によって別の携帯電話などに送信し、又は、さらに処理させるためにオーディオデータをメモリ520に出力する。
【0144】
WiFiは、短距離無線伝送技術に属する。携帯電話は、WiFiモジュール570によって、ユーザが電子メールを送信・受信し、ウェブを閲覧し、ストリーミングメディアにアクセスすることなどに助かることができ、ユーザに無線の広帯域インターネットアクセスを提供する。
図5はWiFiモジュール570を示すが、理解可能なこととして、それは、携帯電話の必要な構成要素ではなく、発明の本質を変えない範囲内で必要に応じて完全に省略されることができる。
【0145】
プロセッサ580は、携帯電話の制御センターであり、様々なインターフェースと回線を利用して携帯電話全体の各部分に接続され、メモリ520に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行し、及び、メモリ520に記憶されたデータを呼び出すことによって、携帯電話の様々な機能を実行し、データを処理し、それによって、携帯電話に対して全体監視を行う。選択可能なこととして、プロセッサ580は、1つ又は複数の処理ユニットを含むことができる。好ましくは、プロセッサ580は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合することができる。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース、及びアプリケーションプログラムなどを処理し、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理する。理解可能なこととして、上記のモデムプロセッサは、プロセッサ580に統合されていなくても良い。
【0146】
携帯電話はさらに、各コンポーネントに電力を供給する電源590(例えば、バッテリー)を含み、好ましくは、電源は、電源管理システムによってプロセッサ580に論理的に接続されることができ、それによって、電源管理システムによって充電、放電、及び電力消費管理などの機能を実現する。図示されないが、携帯電話はさらに、カメラ及びブルートゥースモジュールなどを含むことができ、ここで繰り返すことはない。
【0147】
本開示の実施例において、プロセッサ580は、無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するためのものである。
【0148】
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
選択可能なこととして、プロセッサ580は、具体的に、前記端末機器がCN eDRX周期の設定をサポートし、RAN eDRX周期の設定をサポートしない場合、ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及びran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であること、又は、前記CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、及びdefaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するためのものである。
【0150】
選択可能なこととして、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、プロセッサ580は、具体的に、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである。
【0151】
選択可能なこととして、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、プロセッサ580は、具体的に、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである。
【0152】
選択可能なこととして、プロセッサ580は、具体的に、前記端末機器が、CNのCN eDRX周期の設定及びRANのRAN eDRX周期の設定をサポートする場合、ページングをモニタリングする周期が、前記CN eDRX周期、前記RAN eDRX周期、前記CN DRX周期、前記RAN DRX周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの少なくとも1つであることを決定するためのものである。
【0153】
選択可能なこととして、プロセッサ580は、具体的に、CNが前記CN eDRX周期を設定しており、且つRANが前記RAN eDRX周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである。
【0154】
選択可能なこととして、CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、プロセッサ580は、具体的に、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである。
【0155】
選択可能なこととして、CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、プロセッサ580は、具体的に、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期、前記ran-PagingCycle周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記defaultPagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである。
【0156】
選択可能なこととして、CNが前記CN eDRX周期を設定しておらず、RANが前記RAN eDRX周期を設定しており、前記defaultPagingCycle周期を考慮する場合、プロセッサ580は、具体的に、
CNがCN DRX周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN DRX周期、前記defaultPagingCycle周期、及び前記RAN eDRX周期のうちの値が最も小さい方であることを決定し、
CNがCN DRX周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記defaultPagingCycle周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するためのものである。
【0157】
選択可能なこととして、RF回路510は、ネットワーク機器によって設定された前記第1周期パラメータを受信するためのものである。
【0158】
選択可能なこととして、プロセッサ580はさらに、前記ページングをモニタリングするDRX周期と前記端末機器の識別子に基づいて、対応するサブフレームPOを計算するためのものである。
【0159】
上記の実施例は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせによって全体的又は部分的に実現されることができる。ソフトウェアを使用して実現されるときに、コンピュータプログラム製品の形態で全体的又は部分的に実現されることができる。前記コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。
【0160】
コンピュータに前記コンピュータプログラム命令をロード・実行するときに、本開示の実施例の説明に基づくプロセス又は機能が全体的又は部分的に生成される。前記コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置であり得る。前記コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができ、又は、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されることができ、例えば、前記コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタルユーザ線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波など)の方式によって、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに伝送されることができる。前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータが記憶することができる任意の使用可能な媒体、又は、1つ又は複数の使用可能な媒体が含まれて統合されたサーバ、データセンターなどのデータ記憶機器であり得る。前記使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、テープ)、光媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体(例えば、ソリッド・ステート・ディスク(SSD:Solid State Disk))などであり得る。
【0161】
本開示の明細書、特許請求の範囲、及び上記の図面における「第1/第2/第3/第4」などの用語(存在する場合)は、類似する対象を区別するためのものであり、特定の順序又はシーケンスを限定するものではない。理解可能なこととして、このように使用されるデータは、場合によって特定の順番又は前後順番を変換することでき、それによって、本明細書に記載の実施例は、図示した順番又は記載された順番以外の順番で実施されることができる。また、「含む/有する」という用語、又はその任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は機器は、明示的に列挙されたステップ又はユニットだけでなく、明示的に列挙されていない他のステップ又はユニット、又は、このような過程、方法、製品又は機器の固有のステップ又はユニットをさらに含むことができる。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ページング周期決定方法であって、
無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップを含み、
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む、ページング周期決定方法。
【請求項2】
前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
前記端末機器がCN eDRX周期の設定をサポートし、RAN eDRX周期の設定をサポートしない場合、ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及びran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であること、又は、前記CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、及びdefaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するステップを含む、
請求項1に記載のページング周期決定方法。
【請求項3】
前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップと、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するステップと、を含む、
請求項2に記載のページング周期決定方法。
【請求項4】
前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
前記端末機器が、CNのCN eDRX周期の設定及びRANのRAN eDRX周期の設定をサポートする場合、ページングをモニタリングする周期が、前記CN eDRX周期、前記RAN eDRX周期、前記CN DRX周期、前記RAN DRX周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの少なくとも1つであることを決定するステップを含む、
請求項1に記載のページング周期決定方法。
【請求項5】
前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、且つRANが前記RAN eDRX周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記RAN eDRX周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップを含む、
請求項
4に記載のページング周期決定方法。
【請求項6】
CNが前記CN eDRX周期を設定しており、RANが前記RAN eDRX周期を設定しておらず、前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記端末機器が前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するステップは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定するステップと、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記端末機器は、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するステップと、を含む、
請求項
4に記載のページング周期決定方法。
【請求項7】
前記ページング周期決定方法はさらに、
前記端末機器が前記ネットワーク機器によって設定された前記第1周期パラメータを受信するステップを含む、
請求項1~
6のいずれか1項に記載のページング周期決定方法。
【請求項8】
前記ページング周期決定方法はさらに、
前記端末機器が前記ページングをモニタリングするDRX周期と前記端末機器の識別子に基づいて、対応するサブフレームPOを計算するステップを含む、
請求項1~
7のいずれか1項に記載のページング周期決定方法。
【請求項9】
端末機器であって、
無線リソース制御非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態の端末機器である場合、第1周期パラメータが設定されている状態で、前記端末機器がページング・タイム・ウィンドウ(PTW)及び/又はページング・ハイパーフレーム(PH)を使用せずにページングをモニタリングする場合、前記第1周期パラメータに基づいて、ページングをモニタリングする周期を決定するための処理モジュールを含み、
前記第1周期パラメータは、CN eDRX周期、RAN eDRX周期、CN DRX周期、RAN DRX周期、システムメッセージによって指示されたセルデフォルトページング(defaultPagingCycle)周期のうちの少なくとも1つを含む、端末機器。
【請求項10】
前記処理モジュールは、前記端末機器がCN eDRX周期の設定をサポートし、RAN eDRX周期の設定をサポートしない場合、ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及びran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であること、又は、前記CN eDRX周期、ran-PagingCycle周期、及びdefaultPagingCycle周期のうちの値が最も小さい方であることを決定するためのものである、
請求項
9に記載の端末機器。
【請求項11】
前記defaultPagingCycle周期を考慮しない場合、前記処理モジュールは、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定している場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期及び前記ran-PagingCycle周期のうちの値が小さい方であることを決定し、
RANが前記ran-PagingCycle周期を設定していない場合、前記ページングをモニタリングする周期が前記CN eDRX周期であることを決定するためのものである、
請求項
10に記載の端末機器。
【請求項12】
前記処理モジュールは、前記端末機器が、CNのCN eDRX周期の設定及びRANのRAN eDRX周期の設定をサポートする場合、ページングをモニタリングする周期が、前記CN eDRX周期、前記RAN eDRX周期、前記CN DRX周期、前記RAN DRX周期、及び前記defaultPagingCycle周期のうちの少なくとも1つであることを決定するためのものである、
請求項
9に記載の端末機器。
【請求項13】
前記端末機器はさらに、
ネットワーク機器によって設定された前記第1周期パラメータを受信するための送受信モジュールを含む、
請求項
9~
12のいずれか1項に記載の端末機器。
【請求項14】
前記処理モジュールはさらに、前記ページングをモニタリングするDRX周期と前記端末機器の識別子に基づいて、対応するサブフレームPOを計算するためのものである、
請求項
9~
13のいずれか1項に記載の端末機器。
【請求項15】
端末機器であって、
請求項1~8のいずれか1項に記載のページング周期決定方法を実行するためのプロセッサを含
む、
端末機器。
【国際調査報告】