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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-09
(54)【発明の名称】支持構造体及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20231226BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20231226BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G09F9/30 308Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023538863
(86)(22)【出願日】2021-12-14
(85)【翻訳文提出日】2023-06-22
(86)【国際出願番号】 CN2021137878
(87)【国際公開番号】W WO2022213651
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】202110387433.7
(32)【優先日】2021-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515179314
【氏名又は名称】昆山工研院新型平板顕示技術中心有限公司
【氏名又は名称原語表記】KUNSHAN NEW FLAT PANEL DISPLAY TECHNOLOGY CENTER CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Building No.3,No.188 Chenfeng Road,Yushan Town,Kunshan,Jiangsu 215300,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】后紅▲チ▼
(72)【発明者】
【氏名】丁立薇
(72)【発明者】
【氏名】呉雨華
(72)【発明者】
【氏名】廖富
(72)【発明者】
【氏名】朱召吉
(72)【発明者】
【氏名】孫康龍
【テーマコード(参考)】
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA47
5C094BA27
5C094BA43
5C094DA06
5C094HA08
5G435BB05
5G435BB12
5G435EE13
5G435EE18
5G435EE20
5G435LL07
5G435LL08
(57)【要約】
支持構造体(10)及び表示装置であって、支持構造体(10)は、スクリーン本体支持面(100a)を有する支持フレーム(100)と、支持フレーム(100)のスクリーン本体支持面(100a)に背向する側に設置される駆動部材(400)と、を備え、支持フレーム(100)は対向して設置された第1のスライド支持部材(120)及び第2のスライド支持部材(130)を備え、第1のスライド支持部材(120)及び第2のスライド支持部材(130)が第1の方向(X)に沿って移動可能に接続され、駆動部材(400)は、第1の駆動機構(410)を備え、第1の駆動機構(410)が第1のスライド支持部材(120)と第2のスライド支持部材(130)とを第1の方向(X)において相対的に移動させるように駆動することで、第1のスライド支持部材(120)と第2のスライド支持部材(130)とが互いに近づくか又は離れる。これにより、支持フレーム(100)の伸縮速度を向上させ、更に表示装置の展開、収納速度を向上させることができる。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置に用いられる支持構造体であって、
スクリーン本体支持面を有する支持フレームと、駆動部材とを備え、
前記支持フレームは、対向して設置された第1のスライド支持部材及び第2のスライド支持部材を備え、前記第1のスライド支持部材及び前記第2のスライド支持部材は第1の方向に沿って移動可能に接続され、
前記駆動部材は、第1の駆動機構を備え、前記第1の駆動機構は前記第1のスライド支持部材と前記第2のスライド支持部材とを前記第1の方向において相対的に移動させるように駆動することで、前記第1のスライド支持部材と前記第2のスライド支持部材とを互いに近づけるか又は離間させる、支持構造体。
【請求項2】
前記駆動部材は、前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に設置され、前記支持フレームは、本体支持部材を更に備え、前記第1のスライド支持部材及び前記第2のスライド支持部材はいずれも前記第1の方向に沿って移動可能に前記本体支持部材に接続され、前記第1の駆動機構は前記第1のスライド支持部材及び前記第2のスライド支持部材を同時に前記本体支持部材に対し移動させるように駆動するために用いられる、請求項1に記載の支持構造体。
【請求項3】
前記支持構造体は、スクリーン本体アダプタを更に備え、前記スクリーン本体アダプタは前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に設置され、前記駆動部材は第2の駆動機構を更に備え、前記第2の駆動機構は、前記スクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられ、又は、前記第2の駆動機構は、前記スクリーン本体アダプタを前記第1のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられ、又は、前記第2の駆動機構は、前記スクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材及び前記第1のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられる、請求項2に記載の支持構造体。
【請求項4】
前記スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタを備え、前記第2の駆動機構は、前記第1のスクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられる、請求項3に記載の支持構造体。
【請求項5】
前記スクリーン本体アダプタは、第2のスクリーン本体アダプタを備え、前記第2の駆動機構は、前記第2のスクリーン本体アダプタを前記第1のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられる、請求項3に記載の支持構造体。
【請求項6】
前記第1の駆動機構は、前記第1のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、かつ前記第2のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第2の速度V2で移動させるように駆動するために用いられ、前記第2の駆動機構は、前記第1のスクリーン本体アダプタを前記本体支持部材に対し第3の速度V3で移動させるように駆動するために用いられ、ここで、V3=V1+2V2である、請求項4に記載の支持構造体。
【請求項7】
前記第1の駆動機構は、前記第1のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、かつ前記第2のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第2の速度V2で移動させるように駆動するために用いられ、前記第2の駆動機構は、前記第2のスクリーン本体アダプタを前記本体支持部材に対し第4の速度V4で移動させるように駆動するために用いられ、ここで、V4=2V1+V2である、請求項5に記載の支持構造体。
【請求項8】
前記スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタと第2のスクリーン本体アダプタとを備え、前記第2の駆動機構は、前記第1のスクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動し、かつ前記第2のスクリーン本体アダプタを前記第1のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられる、請求項3に記載の支持構造体。
【請求項9】
前記第1の駆動機構は、前記第1のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、かつ前記第2のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第2の速度V2で移動させるように駆動するために用いられ、前記第2の駆動機構は、前記第1のスクリーン本体アダプタを前記本体支持部材に対し第3の速度V3で移動させるように駆動し、かつ前記第2のスクリーン本体アダプタを前記本体支持部材に対し第4の速度V4で移動させるように駆動するために用いられ、ここで、V3+V4=2(V1+V2)である、請求項8に記載の支持構造体。
【請求項10】
前記駆動部材は、連動機構を更に備え、前記連動機構は、前記第1の駆動機構及び前記第2の駆動機構に接続され、かつ前記連動機構は、前記第1の駆動機構が前記第2のスライド支持部材を移動させるように駆動する場合、前記第2の駆動機構に前記第1のスクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材と同方向に移動するように駆動させ、
前記連動機構は、更に、前記第1の駆動機構が前記第1のスライド支持部材を移動させるように駆動する場合、前記第2の駆動機構に前記第2のスクリーン本体アダプタを前記第1のスライド支持部材と同方向に移動するように駆動させるために用いられる、請求項8に記載の支持構造体。
【請求項11】
前記第1の駆動機構は、第1のスクリュー、第1のスライダ及び第2のスライダを備え、前記第1のスクリューは、前記本体支持部材に回転可能に接続され、前記第1のスクリューは、ねじの回転方向が逆である第1のセグメント及び第2のセグメントを備え、前記第1のスライダは、前記第1のスクリューの第1のセグメントにねじ接続され、前記第1のスライド支持部材は、前記第1のスライダに接続され、前記第2のスライダは、前記第1のスクリューの第2のセグメントにねじ接続され、前記第2のスライド支持部材は、前記第2のスライダに接続され、前記第1のスクリューは、前記本体支持部材に対し回転する時、前記第1のスライダ及び前記第2のスライダを前記第1の方向において移動させるように駆動する、請求項3に記載の支持構造体。
【請求項12】
前記第2の駆動機構は、第2のスクリュー及び第3のスライダを備え、前記第2のスクリューは、前記本体支持部材に回転可能に接続され、前記第3のスライダは、前記第2のスクリューにねじ接続され、前記スクリーン本体アダプタは、前記第3のスライダに接続され、前記第2のスクリューは、前記本体支持部材に対し回転する時、前記第3のスライダを前記第1の方向において移動させるように駆動する、請求項11に記載の支持構造体。
【請求項13】
前記第2のスクリューは、ねじの回転方向が逆である第1のセグメント及び第2のセグメントを備え、前記第2の駆動機構は、第4のスライダを更に備え、前記第3のスライダは、前記第2のスクリューの第1のセグメントにねじ接続され、前記第4のスライダは、前記第2のスクリューの第2のセグメントにねじ接続され、前記スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタ及び第2のスクリーン本体アダプタを備え、前記第1のスクリーン本体アダプタは、前記第3のスライダに接続され、前記第2のスクリーン本体アダプタは、前記第4のスライダに接続され、前記第2のスクリューは、前記本体支持部材に対し回転する時、前記第3のスライダ及び前記第4のスライダを前記第1の方向において移動させるように駆動する、請求項12に記載の支持構造体。
【請求項14】
前記第2のスクリューのねじピッチは、前記第1のスクリューのねじピッチと同じであり、前記第2のスクリューの回転速度は、前記第1のスクリューの回転速度の3倍であり、又は、
前記第2のスクリューの回転速度は、前記第1のスクリューの回転速度と同じであり、前記第2のスクリューのねじピッチは、P2=P11+2P12又はP2=2P11+P12という関係式を満たし、ここで、P2は、前記第2のスクリューのねじピッチであり、P11は、前記第1のスクリューの第1のセグメントのねじピッチであり、P12は、前記第1のスクリューの第2のセグメントのねじピッチである、請求項12に記載の支持構造体。
【請求項15】
前記第2のスクリューのねじピッチは、前記第1のスクリューのねじピッチと同じであり、前記第2のスクリューの回転速度は、前記第1のスクリューの回転速度の2倍であり、又は、
前記第2のスクリューの回転速度は、前記第1のスクリューの回転速度と同じであり、前記第2のスクリューのねじピッチは、P21+P22=2P11+2P12という関係式を満たし、ここで、P21は、前記第2のスクリューの第1のセグメントのねじピッチであり、P22は、前記第2のスクリューの第2のセグメントのねじピッチであり、P11は、前記第1のスクリューの第1のセグメントのねじピッチであり、P12は、前記第1のスクリューの第2のセグメントのねじピッチである、請求項13に記載の支持構造体。
【請求項16】
前記駆動部材は、連動機構を更に備え、前記連動機構は、前記第1のスクリューと前記第2のスクリューとを同時に回転させるために用いられ、前記連動機構は、歯車群を備え、前記第1のスクリューと前記第2のスクリューとは、前記歯車群により伝動接続されている、請求項12に記載の支持構造体。
【請求項17】
前記第1の駆動機構は、第1のガイドレールを更に備え、前記第1のスライダ及び前記第2のスライダは、前記第1のガイドレールに移動可能に接続され、及び/又は、前記第2の駆動機構は、第2のガイドレールを更に備え、前記第3のスライダは、前記第2のガイドレールに移動可能に接続されていることを特徴とする、請求項12に記載の支持構造体。
【請求項18】
前記第2の駆動機構は、緊張機構を更に備え、前記緊張機構は、第1の弾性部材及び第1のアダプタベースを備え、前記第1のアダプタベースは、前記第2のスクリューに移動可能に接続され、前記スクリーン本体アダプタは、前記第1のアダプタベースに接続され、前記第1の弾性部材の一端部は前記第1のアダプタベースに接続され、前記第1の弾性部材の他端部は前記第3のスライダに接続され、前記第1の弾性部材は、前記第1のアダプタベースに対し前記第1の方向における緊張力を印加する、請求項12に記載の支持構造体。
【請求項19】
前記第2の駆動機構は、緊張機構を更に備え、前記緊張機構は、第1の弾性部材、第1のアダプタベース、第2の弾性部材及び第2のアダプタベースを備え、前記第1のアダプタベースは、前記第2のスクリューの第1のセグメントに移動可能に接続され、前記第2のアダプタベースは、前記第2のスクリューの第2のセグメントに移動可能に接続され、前記第1のスクリーン本体アダプタは、前記第1のアダプタベースに接続され、前記第1の弾性部材の一端部は、前記第1のアダプタベースに接続され、前記第1の弾性部材の他端部は前記第3のスライダに接続され、前記第2のスクリーン本体アダプタは、前記第2のアダプタベースに接続され、前記第2の弾性部材の一端部は前記第2のアダプタベースに接続され、前記第2の弾性部材の他端部は前記第4のスライダに接続され、前記第1の弾性部材は前記第1のアダプタベースに対し前記第1の方向における緊張力を印加し、前記第2の弾性部材は前記第2のアダプタベースに対し前記第1の方向における緊張力を印加する、請求項13に記載の支持構造体。
【請求項20】
フレキシブルスクリーンと、
請求項1~19のいずれか一項に記載の支持構造体と、を備え、
前記スクリーン本体支持面は、前記フレキシブルスクリーンを支持するために用いられ、前記フレキシブルスクリーンの第1の端部は、前記第1のスライド支持部材の前記第2のスライド支持部材から離れた端部に接続され、前記フレキシブルスクリーンの第2の端部は前記第2のスライド支持部材を回って前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、又は、前記フレキシブルスクリーンの第2の端部は前記第2のスライド支持部材の前記第1のスライド支持部材から離れた端部に接続され、前記フレキシブルスクリーンの第1の端部は前記第1のスライド支持部材を回って前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、又は、前記フレキシブルスクリーンの第1の端部は前記第1のスライド支持部材を回って前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、前記フレキシブルスクリーンの第2の端部は前記第2のスライド支持部材を回って前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられている、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年04月09日に提出された名称が「支持構造体及び表示装置」の中国特許出願第202110387433.7号の優先権を主張し、該出願の全ての内容は引用により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本願は、表示技術分野に関し、具体的には支持構造体及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0003】
フレキシブルスクリーンが具備する自由に湾曲可能な特徴により、電子製品は従来の剛性構造に限られなく、形式の多様化構造を実現できる。したがって、フレキシブルスクリーン製品は、将来の表示製品の発展主流とされている。
【0004】
使用時に大きな表示画面を有するが放置時に小さな収納空間を占用するフレキシブルスクリーン製品は、ユーザに対しより良い使用体験を提供することができる。従来のフレキシブルスクリーン製品は、スライド引張形態を採用して携帯型大画面に対する消費者の需要を満たしているが、フレキシブルスクリーンが引張過程において引張速度の影響を受け、ユーザの待ち時間が長いという問題を引き起こしていた。
【発明の概要】
【0005】
本願の実施例は、表示装置の引張速度の影響により、ユーザの待ち時間が長いという問題を解決することを目的とする支持構造体及び表示装置を提供する。
【0006】
第1の態様において、本願の実施例は、表示装置に用いられる支持構造体であって、スクリーン本体支持面を有する支持フレームと、駆動部材とを備え、前記支持フレームは、対向して設置された第1のスライド支持部材及び第2のスライド支持部材を備え、第1のスライド支持部材及び第2のスライド支持部材は第1の方向に沿って移動可能に接続され、駆動部材は、第1の駆動機構を備え、第1の駆動機構は第1のスライド支持部材と第2のスライド支持部材とを第1の方向において相対的に移動させるように駆動することで、第1のスライド支持部材と第2のスライド支持部材とを互いに近づけるか又は離間させる、支持構造体を提供する。
【0007】
第2の態様において、本願の実施例は、フレキシブルスクリーンと、前のいずれか一項に記載の支持構造体と、を備え、スクリーン本体支持面は、フレキシブルスクリーンを支持するために用いられ、フレキシブルスクリーンの第1の端部は、前記第1のスライド支持部材の第2のスライド支持部材から離れた端部に接続され、フレキシブルスクリーンの第2の端部は第2のスライド支持部材を回って本体支持部材のスクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、又は、フレキシブルスクリーンの第2の端部は第2のスライド支持部材の第1のスライド支持部材から離れた端部に接続され、フレキシブルスクリーンの第1の端部は第1のスライド支持部材を回って支持フレームのスクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、又は、フレキシブルスクリーンの第1の端部は第1のスライド支持部材を回って支持フレームのスクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、フレキシブルスクリーンの第2の端部は第2のスライド支持部材を回って支持フレームのスクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられている、表示装置を提供する。
【0008】
本願の実施例に係る支持構造体及び表示装置において、該支持構造体は、表示装置に用いられ、支持構造体は、支持フレーム及び駆動部材を備え、支持フレームは、対向して設置された第1のスライド支持部材及び第2のスライド支持部材を備え、駆動部材は第1の駆動機構を備え、第1の駆動機構は、第1のスライド支持部材及び第2のスライド支持部材を第1の方向において同時に移動させるように駆動することで、第1のスライド支持部材及び第2のスライド支持部材が互いに近づくか又は離れることができる。それにより、支持フレームの伸縮速度を向上させ、更に表示装置の展開、収納速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本願の実施例に係る表示装置の収納状態での構造概略図である。
図2図1のA-A矢視断面図である。
図3】本願の実施例に係る表示装置の展開状態での側面図である。
図4】本願の実施例に係る表示装置の分解構造概略図である。
図5】本願の実施例に係る支持構造体の収縮状態での構造概略図である。
図6図5に示す支持構造体の立体分解図である。
図7図5に示す支持構造体の展開状態での構造概略図である。
図8図7に示す支持構造体の立体分解図である。
図9図7に示す支持構造体の展開状態での別の視角からの構造概略図である。
図10図4に示す駆動部材の構造概略図である。
図11図4に示す駆動部材の他の例の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本願の様々な態様の特徴及び例示的な実施例を詳細に説明する。本願の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下に図面及び具体的な実施例を参照しながら、本願を更に詳しく説明する。ここで説明された具体的な実施例は本願を解釈するように構成され、本願を限定するように構成されていないと理解すべきである。当業者にとって、本願はこれらの具体的な詳細のうちのいくつかの詳細を必要としない場合に実施することができる。以下に実施例に対する説明は、本願の例を示すことにより本願をよりよく理解するために用いられる。
【0011】
本願をよりよく理解するために、以下に図1図11を参照して本願の実施例に係る支持構造体及び表示装置を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本願の実施例に係る表示装置の収納状態での構造概略図である。図2図1のA-A矢視断面図である。図3は本願の実施例に係る表示装置の展開状態での側面図である。図4は本願の実施例に係る表示装置の分解構造概略図である。
【0013】
図1に示すように、本願の実施例は、フレキシブルスクリーン20及び支持構造体10を備える表示装置を提供し、支持構造体10はフレキシブルスクリーン20に対し支持を提供することができる。
【0014】
本願の実施例における表示装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、電子ブック、テレビ、ドアコントロール、スマート固定電話、コンソールなどの表示機能を有する装置を備えるが、これらに限定されない。
【0015】
好ましくは、フレキシブルスクリーン20は、曲げ変形能力を有する有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、OLED)ディスプレイ、液晶(Liquid Crystal Display、LCD)ディスプレイ又は電子ペーパーであってもよい。
【0016】
図2及び図3に示すように、支持構造体10は、伸縮可能に設置され、支持構造体10は支持フレーム100を備え、支持フレーム100はスクリーン本体支持面100aを有し、スクリーン本体支持面100aはフレキシブルスクリーン20を支持するために用いられ、スクリーン本体支持面100aは支持フレーム100のユーザに対向する表面であってもよい。フレキシブルスクリーン20は支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに敷設され、かつフレキシブルスクリーン20の少なくとも端部は支持フレーム100を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられる。
【0017】
支持フレーム100の展開時、スクリーン本体支持面100aの面積が増大し、支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に位置するフレキシブルスクリーン20の一部がスクリーン本体支持面100aのある側に移動し、フレキシブルスクリーン20の展開を実現し、それにより、表示装置の表示面積を増加させることができる。支持フレーム100の収縮時、スクリーン本体支持面100aの面積が減少し、一部のフレキシブルスクリーン20が支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aのある側からスクリーン本体支持面100aに背向する側に移動し、フレキシブルスクリーン20の引き戻しを実現し、それにより、表示装置の表示面積を減少させることができる。
【0018】
支持フレーム100は、対向して設置された第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130を備え、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130は第1の方向Xに沿って移動可能に接続され、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130は第1の方向Xにおいて同時に向き合って移動するか又は逆方向に移動することができ、それにより第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130は同時に互いに近づくか又は離れることができ、支持フレーム100の伸縮速度及び表示装置の展開、収納速度を向上させることができる。
【0019】
本願において、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が第1の方向Xにおいて同時に移動する場合、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が第1の方向Xにおいて同時に逆方向に移動し、即ち互いに離れる方向に向かって変位して支持フレーム100の展開を実現してもよい。第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が第1の方向Xにおいて同時に向き合って移動し、即ち互いに近づく方向に向かって変位して支持フレーム100の収縮を実現してもよい。
【0020】
本願において、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が第1の方向Xにおいて同時に向き合って移動するか又は逆方向に移動する場合、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130の移動速度は同じであってもよく、異なってもよい。
【0021】
第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130の取り付けを容易にするために、支持フレーム100は本体支持部材110を更に備えることができる。第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130はいずれも第1の方向Xに沿って本体支持部材110に移動可能に接続され、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が第1の方向Xにおいて同時に移動する場合、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130は本体支持部材110に対し同時に互いに近づくか又は離れる。
【0022】
フレキシブルスクリーン20は、第1の方向Xにおいて対向する第1の端部及び第2の端部を有する。フレキシブルスクリーン20の第1の端部を第1のスライド支持部材120の第2のスライド支持部材130から離れた端部に接続し、フレキシブルスクリーン20の第2の端部を第2のスライド支持部材130を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げることができる。支持フレーム100の伸縮時、フレキシブルスクリーン20の第2の端部の移動によりフレキシブルスクリーン20の展開及び引き戻しを実現することができる。
【0023】
好ましくは、支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける場合、フレキシブルスクリーン20の第1の端部を第1のスライド支持部材120を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げ、かつフレキシブルスクリーン20の第2の端部を第2のスライド支持部材130の第1のスライド支持部材120から離れた端部に接続することができる。支持フレーム100の伸縮時、フレキシブルスクリーン20の第1の端部の移動によりフレキシブルスクリーン20の展開及び引き戻しを実現することができる。
【0024】
好ましくは、フレキシブルスクリーン20の第1の端部を第1のスライド支持部材120を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げ、かつフレキシブルスクリーン20の第2の端部を第2のスライド支持部材130を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げることができる。支持フレーム100の伸縮時、同時にフレキシブルスクリーン20の第1の端部及び第2の端部の移動によりフレキシブルスクリーン20の展開及び引き戻しを実現することができる。
【0025】
図2図4に示すように、支持構造体10は、保護部材を更に備えることができる。保護部材は支持フレーム100の外側に設置され、かつ保護部材と支持フレーム100とが間隔を隔てて設置されることにより、フレキシブルスクリーン20は支持フレーム100と保護部材との間に位置することができる。
【0026】
保護部材は、本体バックプレート310、第1のスライド保護カバー320及び第2のスライド保護カバー330を備えることができる。本体バックプレート310は、本体支持部材110のスクリーン本体支持面100aに背向する側に設置され、第1のスライド保護カバー320は第1のスライド支持部材120に接続され、第2のスライド保護カバー330は第2のスライド支持部材130に接続されている。支持構造体10の伸縮過程において、第1のスライド保護カバー320は第1のスライド支持部材120に連れて移動し、第2のスライド保護カバー330は第2のスライド支持部材130に連れて移動する。第1のスライド保護カバー320と第2のスライド保護カバー330との間は囲んで可視窓を形成し、フレキシブルスクリーン20は可視窓から露出することができる。
【0027】
好ましくは、第2のスライド保護カバー330は、スクリーン本体押え枠及びスライドバックプレートを備え、スクリーン本体押え枠によりフレキシブルスクリーン20の第2の端部を第2のスライド支持部材130に接続することができる。勿論、第2のスライド保護カバー330は一体構造であってもよい。
【0028】
保護部材は、カメラカバープレート340を更に備え、カメラカバープレート340は本体支持部材110のスクリーン本体支持面100aに背向する側に設置され、カメラカバープレート340は本体バックプレート310に接続されてもよい。本体バックプレート310、カメラカバープレート340、第1のスライド保護カバー320及び第2のスライド保護カバー330は囲んで保護キャビティを形成し、支持構造体10及びフレキシブルスクリーン20はいずれも該保護キャビティ内に位置する。
【0029】
表示装置は、電池30および回路基板40を更に備えてもよい。電池30及び回路基板40はいずれも支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に位置し、かつ本体支持部材110に対応している。電池30は表示装置の駆動部材400に対し電気エネルギーを供給するために用いられ、回路基板40はデータを収集し分析データを処理することにより、表示装置が画像等を正常に表示できることを保証するために用いられる。
【0030】
図5は、本願の実施例に係る支持構造体の収縮状態での構造概略図である。図6図5に示す支持構造体の立体分解図である。図7図5に示す支持構造体の展開状態での構造概略図である。図8図7に示す支持構造体の立体分解図である。図9図7に示す支持構造体の展開状態での別の視角からの構造概略図である。
【0031】
引き続き図5図9を参照すると、支持構造体10の収縮状態で、第1のスライド支持部材120、第2のスライド支持部材130はスクリーン本体支持面100aに垂直な方向において本体支持部材110と積層して設置され、支持フレーム100の第1の方向Xでの寸法が小さい。支持構造体10の展開状態で、第1のスライド支持部材120、第2のスライド支持部材130は第1の方向Xにおいて本体支持部材110から伸び出し、すなわち第1のスライド支持部材120、第2のスライド支持部材130は第1の方向Xにおいて互いに離れ、支持フレーム100の第1の方向Xでの寸法が大きい。
【0032】
本体支持部材110の第2の方向Yでの両端に第1の方向Xに沿って延在するスライドレールが設置されてもよく、第1のスライド支持部材120の第2の方向Yでの両端はそれぞれ本体支持部材110の第2の方向Yでの両端のスライドレールにスライド可能に接続され、第1のスライド支持部材120と本体支持部材110との移動可能な接続を実現することができる。第2のスライド支持部材130の第2の方向Yでの両端はそれぞれ本体支持部材110の第2の方向Yでの両端のスライドレールにスライド可能に接続され、第2のスライド支持部材130と本体支持部材110との移動可能な接続を実現することができる。空間を節約するために、本体支持部材110と第2のスライド支持部材130との間は櫛歯により挿着されて相互接続を実現する。本体支持部材110は複数の第3の櫛歯111を備え、第2のスライド支持部材130は複数の第4の櫛歯131を備えることができる。本体支持部材110と第2のスライド支持部材130との間は第3の櫛歯111と第4の櫛歯131との挿着により相互接続を実現し、すなわち第3の櫛歯111は隣接する二つの第4の櫛歯131の間に挿入され、第4の櫛歯131は隣接する二つの第3の櫛歯111の間に挿入されて、スクリーン本体支持面100aを形成する。他の実施例において、本体支持部材110と第1のスライド支持部材120とは櫛歯により挿着接続されるように設置されてもよく、具体的には、本体支持部材110は複数の第1の櫛歯を備え、第1のスライド支持部材120は複数の第2の櫛歯を備えることができる。本体支持部材110と第1のスライド支持部材120との間は第1の櫛歯と第2の櫛歯との挿着により相互接続を実現し、すなわち第1の櫛歯は隣接する二つの第2の櫛歯の間に挿入され、第2の櫛歯は隣接する二つの第1の櫛歯の間に挿入されて、スクリーン本体支持面100aを形成し、フレキシブルスクリーン20の平坦性を向上させる。
【0033】
スクリーン本体支持面100aは、第1のスライド支持部材120のフレキシブルスクリーン20を支持するための側面と、第2のスライド支持部材130のフレキシブルスクリーン20を支持するための側面と、本体支持部材110のフレキシブルスクリーン20を支持するための側面とを備え、第1のスライド支持部材120、第2のスライド支持部材130が第1の方向Xに沿って互いに離れる場合、上記三者のフレキシブルスクリーン20を支持するための側面は面一となり、フレキシブルスクリーン20の展開を実現し、フレキシブルスクリーン20の平坦度を保証する。第1のスライド支持部材120、第2のスライド支持部材130が第1の方向Xに沿って互いに近づく場合、スクリーン本体支持面100aは本体支持部材110のフレキシブルスクリーン20を支持するための側面で形成され、フレキシブルスクリーン20の収納を実現する。
【0034】
支持フレーム100は、第1のローラ軸140を更に備えることができる。第1のローラ軸140は、第2のスライド支持部材130の第1のスライド支持部材120から離れた端部に取り付けられ、第1のローラ軸140は、第2の方向Yに沿って延び、第2の方向Yは第1の方向Xに垂直であってもよい。第1のローラ軸140の両端は、第2のスライド支持部材130に回転可能に接続されている。支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける時、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第1のローラ軸140を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられ、第1のローラ軸140は、フレキシブルスクリーン20の展開又は引き戻し過程の抵抗力を低減し、フレキシブルスクリーン20と第2のスライド支持部材130とが直接接触して摩擦損傷が発生する可能性を低減することができる。
【0035】
本発明の実施例に係る支持構造体10は、スクリーン本体アダプタを更に備え、スクリーン本体アダプタは、支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に設置され、スクリーン本体アダプタの第2の方向Yでの両端は、それぞれ駆動部材400に接続されている。スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタ200及び/又は第2のスクリーン本体アダプタを備える。
【0036】
好ましくは、スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタ200を備え、第1のスクリーン本体アダプタ200は、支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に設置されている。支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける場合、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は、第1のスライド支持部材120の第2のスライド支持部材130から離れた端部に接続され、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第2のスライド支持部材130を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられた後に、第1のスクリーン本体アダプタ200に接続されてもよい。
【0037】
フレキシブルスクリーン20をよりよく支持するために、第1のスクリーン本体アダプタ200は、第2の方向に沿って延び、かつ第1のスクリーン本体アダプタ200の第2の方向Yでの両端は、駆動部材400に接続されてもよい。
【0038】
フレキシブルスクリーン20と第1のスライド支持部材120との接続を容易にするために、支持構造体10は、スクリーン本体固定部材を更に備え、スクリーン本体固定部材は、第1のスライド支持部材120の第2のスライド支持部材130から離れた端部に接続されている。支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける時に、スクリーン本体固定部材によりフレキシブルスクリーン20の第1の端部を第1のスライド支持部材120に接続することができる。
【0039】
好ましくは、スクリーン本体アダプタは、第2のスクリーン本体アダプタを備え、第2のスクリーン本体アダプタは、支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に設置されている。支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける場合、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第2のスライド支持部材130の第1のスライド支持部材120から離れた端部に接続され、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は、第1のスライド支持部材120を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられた後に、第2のスクリーン本体アダプタに接続されてもよい。第2のスクリーン本体アダプタは、第2の方向Yに沿って延び、かつ第2のスクリーン本体アダプタの第2の方向Yでの両端は、駆動部材400に接続されてもよい。支持構造体10は、スクリーン本体固定部材を更に備え、スクリーン本体固定部材は、第2のスライド支持部材130の第1のスライド支持部材120から離れた端部に接続されている。支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける時、スクリーン本体固定部材によりフレキシブルスクリーン20の第2の端部を第2のスライド支持部材130に接続することができる。
【0040】
好ましくは、スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタ200及び第2のスクリーン本体アダプタを備え、第1のスクリーン本体アダプタ200及び第2のスクリーン本体アダプタは、いずれも支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に設置されている。支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける時に、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は、第1のスライド支持部材120を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられた後に第2のスクリーン本体アダプタに接続され、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第2のスライド支持部材130を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられた後に、第1のスクリーン本体アダプタ200に接続されてもよい。第1のスクリーン本体アダプタ200は、第2の方向Yに沿って延び、かつ第1のスクリーン本体アダプタ200の第2の方向Yでの両端は、駆動部材400に接続されてもよい。第2のスクリーン本体アダプタは、第2の方向Yに沿って延び、かつ第2のスクリーン本体アダプタの第2の方向Yでの両端は、駆動部材400に接続されてもよい。支持フレーム100の伸縮時、同時にフレキシブルスクリーン20の第1の端部及び第2の端部の移動によりフレキシブルスクリーン20の展開及び引き戻しを実現することができる。
【0041】
フレキシブルスクリーン20の展開又は引き戻し過程の抵抗を低減し、かつフレキシブルスクリーン20と第1のスライド支持部材120とが直接接触して摩擦損傷が発生する可能性を低減するために、第1のスライド支持部材120の第2のスライド支持部材130から離れた端部に第2のローラ軸が取り付けられてもよく、第2のローラ軸の両端は第1のスライド支持部材120に回転可能に接続され、支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける時、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は、第1のスライド支持部材120に接続された第2のローラ軸を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられている。
【0042】
理解できるように、同時にフレキシブルスクリーン20の第1の端部及び第2の端部の移動によりフレキシブルスクリーン20の展開及び引き戻しを実現する場合、本願の実施例に係る支持構造体10であって、支持構造体10は、スクリーン本体アダプタを備え、スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタ200及び第2のスクリーン本体アダプタを備えることができる。第1のスクリーン本体アダプタ200及び第2のスクリーン本体アダプタは、いずれも支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に設置されている。支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける時に、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第2のスライド支持部材130を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられた後に第1のスクリーン本体アダプタ200に接続され、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は、第1のスライド支持部材120を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられた後に、第2のスクリーン本体アダプタに接続されている。
【0043】
図10は、図4に示す駆動部材の構造概略図であり、図11は、図4に示す駆動部材の別の例の構造概略図である。
【0044】
図10に示すように、本願の実施例に係る支持構造体10は、二つの駆動部材400を更に備え、支持フレーム100は、本体支持部材110を備え、二つの駆動部材400は支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に設置されている。第1のスライド支持部材120と第2のスライド支持部材130は、いずれも第1の方向Xに沿って本体支持部材110に移動可能に接続され、二つの駆動部材400は、第2の方向Yに沿ってそれぞれ第1のスライド支持部材120と第2のスライド支持部材130の第2の方向Yに沿った両端に設置され、第1のスライド支持部材120と第2のスライド支持部材130とを第1の方向Xにおいて同時に移動させるように駆動することで、第1のスライド支持部材120と第2のスライド支持部材130とが互いに近づくか又は離れるために用いられる。
【0045】
駆動部材400は、第1の駆動機構410、第2の駆動機構及び連動機構430を備え、連動機構430は、第1の駆動機構410及び第2の駆動機構420に接続されている。第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130は、第1の駆動機構410に接続され、第1の駆動機構410は、第2のスライド支持部材130及び第1のスライド支持部材120を第1の方向Xにおいて同時に移動させるように駆動することで、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130は同時に互いに近づくか又は離れることができる。第2の駆動機構は、第1のスクリーン本体アダプタ200に接続され、第1のスクリーン本体アダプタ200は、フレキシブルスクリーン20の第2の端部に接続され、第2の駆動機構は、第1のスクリーン本体アダプタを移動させるように駆動することで、フレキシブルスクリーン20の第2の端部を移動させるように駆動する。
【0046】
第1の駆動機構410は、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130を第1の方向Xにおいて同時に移動させるように駆動する時、連動機構430により第2の駆動機構420は第1のスクリーン本体アダプタ200を第2のスライド支持部材130と同方向に移動させるように駆動する。このように第2のスライド支持部材130が第1のスライド支持部材120から離れる方向に移動する場合、第1のスクリーン本体アダプタ200がまだ移動できない(すなわちフレキシブルスクリーン20を展開する)ことを回避できる。第2のスライド支持部材130が第1のスライド支持部材120に近づく方向に移動していない場合、第1のスクリーン本体アダプタ200が既に移動し始め(すなわちフレキシブルスクリーン20を引き戻す)、更に第2の駆動機構がフレキシブルスクリーン20に過大な応力を印加してフレキシブルスクリーン20が過度に引き伸ばされて引き裂き現象が発生する可能性を回避することができる。
【0047】
第1の駆動機構410は、第1のスライド支持部材120と第2のスライド支持部材130とを第1の方向Xにおいて同時に向き合って移動(近づく)させるか又は逆方向に移動(離れる)させるように駆動する場合、本体支持部材110に対する第1のスライド支持部材120の移動速度V1と本体支持部材110に対する第2のスライド支持部材130の移動速度V2とは同じであってもよく、異なってもよい。好ましくは、本体支持部材110に対する第1のスライド支持部材120の移動速度V1は、本体支持部材110に対する第2のスライド支持部材130の移動速度V2と同じである。
【0048】
本実施例において、第2の駆動機構420は、第1のスクリーン本体アダプタ200を第2のスライド支持部材130と同方向に移動させるように駆動するために用いられる。
【0049】
第1の駆動機構410は、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が本体支持部材110に対し同時に互いに近づく(すなわち支持フレーム100が伸縮する)か又は離れる(すなわち支持フレーム100が展開する)ように駆動する場合、第2の駆動機構420は、第1のスクリーン本体アダプタ200を駆動してフレキシブルスクリーン20の第2の端部を第2のスライド支持部材130と共に同方向に移動させることで、一部のフレキシブルスクリーン20が支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側とスクリーン本体支持面100aがある側との間で変換され、フレキシブルスクリーン20の展開又は引き戻しを実現することができる。
【0050】
本実施例において、支持構造体10にフレキシブルスクリーン20が取り付けられる場合、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は、第1のスライド支持部材120に接続され、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第2のスライド支持部材130を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられかつ第1のスクリーン本体アダプタ200に接続されている。第1の駆動機構410は、第1のスライド支持部材120を本体支持部材110に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、又、第2のスライド支持部材130を本体支持部材110に対し第2の速度V2で移動させるように駆動し、第2の駆動機構420は第1のスクリーン本体アダプタ200を本体支持部材110に対し第3の速度V3で移動させるように駆動する場合、第1の速度V1、第2の速度V2及び第3の速度V3は、V3=V1+2V2という関係式を満たす。
【0051】
理解できるように、本体支持部材110に対する第1のスライド支持部材120の移動速度V1と本体支持部材110に対する第2のスライド支持部材130の移動速度V2とが同じである場合、本体支持部材110に対する第1のスクリーン本体アダプタ200の移動速度V3は、V3=3V2という関係式を満たす。
【0052】
理解できるように、同じ時間内で、第1のスライド支持部材120は、第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対し第1の距離L1移動し、第2のスライド支持部材130は第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対し第2の距離L2(第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対する移動方向は、逆である)移動する場合、第1のスクリーン本体アダプタ200の移動距離は、L1+2L2であり、すなわちフレキシブルスクリーン20の支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aから離れる側に位置する第2の端部の移動距離は、L1+2L2であり、それによりフレキシブルスクリーン20は、支持フレーム100の伸縮に追従して同期に展開するか又は引き戻し、フレキシブルスクリーン20の引き裂き又はしわ現象を引き起こすことを回避することができる。
【0053】
好ましくは、支持構造体10は、第2のスクリーン本体アダプタのみを備える場合、連動機構430により第2の駆動機構420は第2のスクリーン本体アダプタを第1のスライド支持部材120と同方向に移動させるように駆動する。第2のスクリーン本体アダプタは、第2の駆動機構420に接続されてもよく、かつ第2の駆動機構420は、第2のスクリーン本体アダプタを第1のスライド支持部材120と同方向に移動させるように駆動する。支持フレーム100の伸縮時、第2の駆動機構420は、第2のスクリーン本体アダプタを駆動してフレキシブルスクリーン20の第1の端部を第1のスライド支持部材120と同方向に移動させ、フレキシブルスクリーン20の展開又は引き戻しを実現することができる。
【0054】
第1の駆動機構410は、第1のスライド支持部材120を本体支持部材110に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、又、第2のスライド支持部材130を本体支持部材110に対し第2の速度V2で移動させるように駆動し、第2の駆動機構420は第2のスクリーン本体アダプタを本体支持部材110に対し第4の速度V4で移動させるように駆動する場合、第1の速度V1、第2の速度V2及び第4の速度V4は、V4=2V1+V2という関係式を満たす。
【0055】
理解できるように、本体支持部材110に対する第1のスライド支持部材120の移動速度V1と本体支持部材110に対する第2のスライド支持部材130の移動速度V2とが同じである場合、本体支持部材110に対する第2のスクリーン本体アダプタの移動速度V4は、V4=3V1という関係式を満たす。
【0056】
理解できるように、同じ時間内で、第1のスライド支持部材120は、第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対し第1の距離L1移動し、第2のスライド支持部材130は第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対し第2の距離L2(第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対する移動方向は逆である)移動する場合、第2のスクリーン本体アダプタの移動距離は2L1+L2であり、すなわちフレキシブルスクリーン20の支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aから離れる側に位置する第1の端部の移動距離は、2L1+L2であり、それによりフレキシブルスクリーン20は、支持フレーム100の伸縮に追従して同期に展開するか又は引き戻し、フレキシブルスクリーン20の引き裂き又はしわ現象を引き起こすことを回避することができる。
【0057】
好ましくは、支持構造体10は、第1のスクリーン本体アダプタ200及び第2のスクリーン本体アダプタを備える場合、連動機構430により第2の駆動機構420が第1のスクリーン本体アダプタ200を第2のスライド支持部材130と同方向に移動させるように駆動し、又、第2の駆動機構420が第2のスクリーン本体アダプタを第1のスライド支持部材120と同方向に移動させるように駆動する。第1のスクリーン本体アダプタ200と第2のスクリーン本体アダプタとは、いずれも第2の駆動機構420に接続され、かつ第2の駆動機構420は、第1のスクリーン本体アダプタ200を第2のスライド支持部材130と同方向に移動させるように駆動し、かつ同時に第2のスクリーン本体アダプタを第1のスライド支持部材120と同方向に移動するように駆動する。
【0058】
第1の駆動機構410は、第1のスライド支持部材120及び第2のスライド支持部材130が本体支持部材110に対し同時に互いに近づくか又は離れる(すなわち支持フレーム100が伸縮する)ように駆動する場合、第2の駆動機構420は、第1のスクリーン本体アダプタ200を第2のスライド支持部材130と同方向に移動させるように駆動し、かつ同時に第2のスクリーン本体アダプタを第1のスライド支持部材120と同方向に移動させるように駆動することで、一部のフレキシブルスクリーン20が支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側とスクリーン本体支持面100aがある側との間で変換され、フレキシブルスクリーン20の展開又は引き戻しを実現することができる。
【0059】
支持構造体10にフレキシブルスクリーン20を取り付ける時に、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第2のスライド支持部材130を回って折り曲げられた後に第1のスクリーン本体アダプタ200に接続され、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は第1のスライド支持部材120を回って折り曲げられた後に第2のスクリーン本体アダプタに接続されている。第1の駆動機構410は、第1のスライド支持部材120を本体支持部材110に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、又、第2のスライド支持部材130を本体支持部材110に対し第2の速度V2で移動させるように駆動し、第2の駆動機構420は、第1のスクリーン本体アダプタ200を本体支持部材110に対し第3の速度V3で移動させるように駆動し、又、第2のスクリーン本体アダプタを本体支持部材110に対し第4の速度V4で移動させるように駆動する場合、第1の速度V1、第2の速度V2、第3の速度V3及び第4の速度V4は、V3+V4=2(V1+V2)という関係式を満たす。
【0060】
理解できるように、本体支持部材110に対する第1のスライド支持部材120の移動速度V1と本体支持部材110に対する第2のスライド支持部材130の移動速度V2とが同じであり、本体支持部材110に対する第1のスクリーン本体アダプタ200の移動速度V3と本体支持部材110に対する第2のスクリーン本体アダプタの移動速度V4とが同じである場合、第1の速度V1、第2の速度V2、第3の速度V3及び第4の速度V4は、V3=V4=2V1=2V2という関係式を満たす。
【0061】
理解できるように、同じ時間内で、第1のスライド支持部材120は、第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対し第1の距離L1移動し、第2のスライド支持部材130は第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対し第2の距離L2(第1のスライド支持部材120と第2のスライド支持部材130とが第1の方向Xにおいて本体支持部材110に対する移動方向は、逆である)移動する場合、第1のスクリーン本体アダプタ200と第2のスクリーン本体アダプタとの移動距離の和は、2(L1+L2)であり、すなわちフレキシブルスクリーン20の第1の端部と第2の端部との総移動距離は、2(L1+L2)であり、それによりフレキシブルスクリーン20は、支持フレーム100の伸縮に伴って同期に展開するか又は引き戻し、フレキシブルスクリーン20の引き裂き又はしわ現象を引き起こすことを回避することができる。
【0062】
第1の駆動機構410及び第2の駆動機構420の具体的な構成は、種々ある。以下にフレキシブルスクリーン20の第1の端部が第1のスライド支持部材120に接続され、フレキシブルスクリーン20の第2の端部が第2のスライド支持部材130を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられかつ第1のスクリーン本体アダプタ200に接続されることを例として、第1の駆動機構410及び第2の駆動機構420の具体的な構造を説明する。
【0063】
図5図9を参照し続け、かつ図10に示すように、第1の駆動機構410は、第1のスクリュー411、第1のスライダ412及び第2のスライダ413を備えることができる。第1のスクリュー411は、本体支持部材110に回転可能に接続され、第1のスクリュー411は、ねじの回転方向が逆である第1のセグメント及び第2のセグメントを備え、第1のスクリュー411の延在方向は、第1の方向Xに平行であってもよい。第1のスライダ412は、第1のスクリュー411の第1のセグメントにねじ接続され、第1のスライド支持部材120は、第1のスライダ412に接続されている。第2のスライダ413は、第1のスクリュー411の第2のセグメントにねじ接続され、第2のスライド支持部材130は、第2のスライダ413に接続されている。
【0064】
第1のセグメントと第2のセグメントとのねじの回転方向が逆であるため、第1のスクリュー411が本体支持部材110に対し自体の軸線を中心として回転する時、第1のスライダ412と第2のスライダ413とは、第1のスクリュー411に沿って同時に向き合って移動する(互いに近づく)か又は逆方向に移動し(互いに離れる)、更に第1のスライド支持部材120と第2のスライド支持部材130とを第1の方向Xにおいて同時に向き合って移動させる(互いに近づく)か又は逆方向に移動させる(互いに離れる)。双方向スクリュースライダ構造を選択することで、第1のスライド支持部材120と第2のスライド支持部材130とが同時に向き合って移動するか又は逆方向に移動することを保証しやすい。
【0065】
好ましくは、本体支持部材110に対する第1のスライド支持部材120の移動速度と本体支持部材110に対する第2のスライド支持部材130の移動速度との大きさを同じにするために、第1のスクリュー411の第1のセグメントのねじピッチは、第2のセグメントのねじピッチと同じである。
【0066】
好ましくは、第2の駆動機構420は、第2のスクリュー421及び第3のスライダ422を備えることができる。第2のスクリュー421は、本体支持部材110に回転可能に接続され、第2のスクリュー421の延在方向は、第1の方向Xに平行であってもよく、第3のスライダ422は、第2のスクリュー421にねじ接続され、第1のスクリーン本体アダプタ200は、第3のスライダ422に接続されている。第2のスクリュー421は、本体支持部材110に対し回転する時、第3のスライダ422を第1の方向Xにおいて移動させるように駆動し、更に第1のスクリーン本体アダプタ200を第1の方向Xにおいて移動させるように駆動する。
【0067】
第1のスクリーン本体アダプタ200を第2のスライド支持部材130と同方向に移動させるために、第3のスライダ422を第2のスライダ413と同方向に移動させる必要があり、好ましくは、第2のスクリュー421の回転方向が第1のスクリュー411の回転方向と同じであり、かつ第2のスクリュー421のねじの回転方向が第1のスクリュー411の第2のセグメントのねじの回転方向と同じであるように設置することができる。又は、第2のスクリュー421の回転方向が第1のスクリュー411の回転方向と逆であり、かつ第2のスクリュー421のねじの回転方向が第1のスクリュー411の第2のセグメントのねじの回転方向と逆であるように設置することができる。
【0068】
当然のことながら、第1の駆動機構410、第2の駆動機構420の具体的な構造は、これに限定されず、第1の駆動機構410、第2の駆動機構420は、リニアモータ、油圧シリンダ等の駆動機構を選択してもよく、これらも本願の保護範囲内に含まれる。
【0069】
第1の駆動機構410、第2の駆動機構420は、スクリュースライダ構造を選択する場合、本体支持部材110に対する第1のスクリーン本体アダプタ200の移動速度がV3=V1+2V2という関係式を満たすために、いくつかの好ましい実施例において、第2のスクリュー421の回転速度を第1のスクリュー411の回転速度と同じに設定すると共に、第2のスクリュー421のねじピッチがP2=P11+2P12という関係式を満たし、ここで、P2は、第2のスクリュー421のねじピッチであり、P11は、第1のスクリュー411の第1のセグメントのねじピッチであり、P12は、第1のスクリュー411の第2のセグメントのねじピッチである。
【0070】
第1のスクリュー411の第1のセグメントのねじピッチと第2のセグメントのねじピッチとの大きさが同じである場合、第2のスクリュー421のねじピッチは、第1のスクリュー411のねじピッチの3倍である。
【0071】
他の好ましい実施例において、第1のスクリュー411の第1のセグメント、第2のセグメントのねじピッチを第2のスクリュー421のねじピッチの大きさと同じに設定し、同時に第2のスクリュー421の回転速度を第1のスクリュー411の回転速度の3倍に設定してもよく、フレキシブルスクリーン20を支持フレーム100の伸縮に伴って同期に展開するか又は引き戻すことができる。それも本願の保護範囲内に含まれる。
【0072】
第1の駆動機構410は、第1のガイドレール414を更に備え、第1のガイドレール414の延在方向は、第1の方向Xに平行であってもよく、第1のスライダ412及び第2のスライダ413は、第1のガイドレール414に移動可能に接続されている。第1のスクリュー411が自体の軸線を中心として回転する場合、第1のスライダ412及び第2のスライダ413は、第1のスクリュー411に沿って同時に向き合って移動するか又は逆方向に移動し、第1のガイドレール414は、第1のスライダ412及び第2のスライダ413の移動に対しガイドすることができる。
【0073】
第2の駆動機構420は、第2のガイドレール423を備え、第2のガイドレール423の延在方向は、第1の方向Xに平行であり、第3のスライダ422は、第2のガイドレール423に移動可能に接続されていてもよい。第2のスクリュー421が本体支持部材110に対し回転する時、第3のスライダ422を第1の方向Xにおいて移動させるように駆動し、第2のガイドレール423は、第3のスライダ422の移動に対しガイドすることができる。
【0074】
好ましくは、第1のスクリュー411と第1のガイドレール414とは、第2の方向Yに沿って隣接して設置され、第2のスクリュー421と第2のガイドレール423とは、第2の方向Yに沿って隣接して設置されている。
【0075】
第1のガイドレール414及び第2のガイドレール423は、スライドロッドを選択してもよく、標準スライドレールを選択してもよいが、本願はこれらを具体的に限定しない。
【0076】
図5図10を参照し続けると、第1の駆動機構410、第2の駆動機構420の取り付けを容易にするために、駆動部材400は、第1の取付座451及び第2の取付座452を更に備え、第1の取付座451及び第2の取付座452は、第1の方向Xに沿って間隔を隔てて本体支持部材110に設置されていてもよい。第1の取付座451及び第2の取付座452は、いずれも本体支持部材110に取り外し可能に接続されてもよい。第1のスクリュー411及び第2のスクリュー421は、いずれも第1の取付座451及び第2の取付座452に回転可能に接続されている。第1のガイドレール414及び第2のガイドレール423は、いずれも第1の取付座451及び第2の取付座452に接続されている。
【0077】
第1の取付座451と第2の取付座452との間の第1の方向Xに沿う間隔は、第1のスライド支持部材120、第2のスライド支持部材130及び第1のスクリーン本体アダプタ200の最大移動量を限定することができる。
【0078】
好ましくは、第1の取付座451は、第1のスライド支持部材120側に位置し、第2の取付座452は、第2のスライド支持部材130側に位置し、図5及び図6に示すように、支持構造体10の収納状態で、第1のスライダ412及び第2のスライダ413は、第1のスクリュー411の中間位置に位置し、第1のスクリーン本体アダプタ200及び第3のスライダ422は、第2のスクリュー421の第1の取付座451に近接する端部に位置し、すなわち第1のスクリーン本体アダプタ200及び第3のスライダ422は第2のスクリュー421の第1のスライド支持部材120に近接する端部に位置する。図7及び図8に示すように、支持構造体10の展開状態で、第1のスライダ412は、第1のスクリュー411の第1のスライド支持部材120に近接する端部に移動し、第2のスライダ413は、第1のスクリュー411の第2のスライド支持部材130に近接する端部に移動し、第1のスクリーン本体アダプタ200及び第3のスライダ422は、第2のスクリュー421の第2のスライド支持部材130に近接する端部に移動する。
【0079】
第2の駆動機構420は、スクリーン本体アダプタにおける接続されようとするフレキシブルスクリーンを緊張するための緊張機構を更に備えることができる。
【0080】
好ましくは、スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタ200を備える場合、緊張機構は、第3のスライダ422及び第1のスクリーン本体アダプタ200に接続され、緊張機構は、スクリーン本体アダプタに対し第1の方向Xにおける緊張力を印加するために用いられる。支持構造体10にフレキシブルスクリーン20が取り付けられる場合、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第1のスクリーン本体アダプタ200に接続され、緊張機構を設置することにより、フレキシブルスクリーン20は支持構造体10が伸縮する過程で常に緊張平坦状態を保持し、表示効果を向上させることができる。
【0081】
好ましくは、緊張機構は、第1の弾性部材426及び第1のアダプタベース424を備えることができ、第1のアダプタベース424は、第2のスクリュー421に移動可能に接続され、第1のスクリーン本体アダプタ200は、第1のアダプタベース424に接続され、第1の弾性部材426の一端部は、第1のアダプタベース424に接続され、第1の弾性部材426の他端部は、第3のスライダ422に接続され、第1の弾性部材426は、第1のアダプタベース424に対し第1の方向Xにおける緊張力を印加する。
【0082】
支持構造体10の伸縮時、第2のスクリュー421は、第3のスライダ422を第1の方向Xにおいて移動させるように回転し、第3のスライダ422は、第1の弾性部材426により第1のアダプタベース424、第1のスクリーン本体アダプタ200を移動させるように駆動し、更に第1のスクリーン本体アダプタ200及びフレキシブルスクリーン20の第2の端部の移動を実現し、フレキシブルスクリーン20の展開又は収納を実現することができる。
【0083】
緊張機構を弾性緊張機構として設置し、第1の弾性部材426により第1のアダプタベース424と第3のスライダ422とを接続し、かつ第1のスクリーン本体アダプタ200を第1のアダプタベース424に接続すれば、フレキシブルスクリーン20の緊張を実現することができると共に、フレキシブルスクリーン20と第3のスライダ422との剛性接続を回避することができる。
【0084】
フレキシブルスクリーン20を常に緊張平坦状態に保持するために、支持構造体10の伸縮過程において、第1の弾性部材426が第1のアダプタベース424に対し印加した緊張力の方向を一定に保持する。第2のスライド支持部材130が第1のスライド支持部材120から離れる方向に移動して支持構造体10を伸張させる場合、緊張力の方向は、第2のスライド支持部材130の移動方向と逆である。第2のスライド支持部材130が第1のスライド支持部材120に近づく方向に移動して支持構造体10を収縮させる場合、緊張力の方向は、第2のスライド支持部材130の移動方向と同じである。
【0085】
第1のアダプタベース424は、第2のスクリュー421に移動可能に接続され、好ましくは、第1のアダプタベース424は、第3のスライダ422の第2のスライド支持部材130から離れる側に位置し、この場合、第1の弾性部材426は圧縮状態である。好ましくは、第1の弾性部材426は、バネであってもよい。当然のことながら、第1のアダプタベース424を第3のスライダ422の第2のスライド支持部材130に向かう側に設置してもよく、この場合、第1の弾性部材426は引張状態であり、それも本願の保護範囲内に含まれる。
【0086】
連動機構430は、第1の駆動機構410と第2の駆動機構420とを接続し、連動機構430は、第1のスクリュー411と第2のスクリュー421とを同時に回転させることで、第1のスクリーン本体アダプタ200と第2のスライド支持部材130との同時移動を保証しやすい。
【0087】
連動機構430の構造は、様々であり、いくつかの好ましい実施例において、歯車群を連動機構430として選択し、第1のスクリュー411と第2のスクリュー421とは歯車群により伝動接続されている。歯車群は、互いに噛み合う複数の歯車を備え、複数の歯車のうちの二つをそれぞれ第1の歯車と第2の歯車と記載することができる。ここで、第1の歯車は、第1のスクリュー411の端部に接続され、第2の歯車は、第2のスクリュー421の端部に接続され、歯車群の伝動比を調整することにより、第1のスクリュー411、第2のスクリュー421の間の回転速度比率を調整することができる。
【0088】
駆動部材400は、第1のスクリュー411及び第2のスクリュー421を回転させるように駆動するための駆動モータ440を更に備えることができ、駆動モータ440は、サーボモータ又はステッピングモータ等であってもよい。駆動モータ440は、連動機構430により第1のスクリュー411と第2のスクリュー421に接続されてもよい。
【0089】
歯車群を連動機構430として選択する場合、歯車群における三つの歯車をそれぞれ第1の歯車、第2の歯車及び第3の歯車と記載し、ここで、第1の歯車は、第1のスクリュー411の端部に接続され、第2の歯車は、第2のスクリュー421の端部に接続され、第3の歯車は、駆動モータ440のモータ軸に接続されている。
【0090】
当然のことながら、連動機構430の具体的な構造は、これらに限定されず、第1の駆動機構410及び第2の駆動機構420は、タイミングベルト又は同期伝動チェーン等の機構により連動を実現してもよく、それも本願の保護範囲内に含まれる。
【0091】
駆動部材400の設置数は、複数種類ある。いくつかの好ましい実施例において、駆動部材400は一組設置されてもよく、一組の駆動部材400は、第1のスライド支持部材120、第2のスライド支持部材130及び第1のスクリーン本体アダプタ200を移動させるように駆動する。
【0092】
他の好ましい実施例において、二組又は二組以上の駆動部材400を設置し、二組又は二組以上の駆動部材400は第2の方向Yにおいて間隔を隔てて設置されている。複数組の駆動部材400により第1のスライド支持部材120、第2のスライド支持部材130及び第1のスクリーン本体アダプタ200の第2の方向Yでの異なる部位を駆動することで、スライド支持部材と第1のスクリーン本体アダプタ200とが受ける力のバランスを保証することができると共に、各駆動部材400が小さい力でスライド支持部材と第1のスクリーン本体アダプタ200とを移動させるように駆動することができる。
【0093】
例えば、駆動部材400は、二組であり、二組の駆動部材400は、第2の方向Yに沿って間隔を隔てて分布され、かつ二組の駆動部材400は支持フレーム100の第1の方向Xに沿って延在する軸線に対し対称的に分布され、二組の駆動部材400の駆動モータ440は同期的に制御することができる。それにより、二組の駆動部材400は、スライド支持部材及び第1のスクリーン本体アダプタ200を移動させるように同期的に駆動することができる。
【0094】
いくつかの選択可能な実施例において、フレキシブルスクリーン20の第2の端部が第2のスライド支持部材130に接続され、第1の端部が第1のスライド支持部材120を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられかつ第2のスクリーン本体アダプタに接続されることを例として、第1の駆動機構410及び第2の駆動機構420の具体的な構造は、上記実施例と同じ構造を参照し、相違点は、第2のスクリーン本体アダプタを第2の駆動機構420の第3のスライダ422に接続し、かつ第3のスライダ422を第1の駆動機構410の第1のスライダ412と同方向に移動させることである。
【0095】
連動機構430は、第1の駆動機構410と第2の駆動機構420とを接続し、連動機構430は、第1のスクリュー411と第2のスクリュー421とを同時に回転させることで、第2のスクリーン本体アダプタと第1のスライド支持部材120とが同時に移動することを保証しやすい。
【0096】
第1の駆動機構410、第2の駆動機構420は、スクリュースライダ構造を選択する場合、本体支持部材110に対する第2のスクリーン本体アダプタの移動速度がV4=2V1+V2という関係式を満たすために、いくつかの選択可能な実施例において、第2のスクリュー421の回転速度を第1のスクリュー411の回転速度と同じに設定し、同時に第2のスクリュー421のねじピッチがP2=2P11+P12という関係式を満たすようにし、ここでP2は、第2のスクリュー421のねじピッチであり、P11は、第1のスクリュー411の第1のセグメントのねじピッチであり、P12は、第1のスクリュー411の第2のセグメントのねじピッチである。
【0097】
第1のスクリュー411の第1のセグメントのねじピッチと第2のセグメントのねじピッチとの大きさが同じである場合、第2のスクリュー421のねじピッチは、第1のスクリュー411のねじピッチの3倍である。
【0098】
当然のことながら、第1のスクリュー411の第1のセグメント、第2のセグメントのねじピッチを第2のスクリュー421のねじピッチの大きさと同じに設定し、同時に第2のスクリュー421の回転速度を第1のスクリュー411の回転速度の3倍に設定してもよく、フレキシブルスクリーン20を支持フレーム100の伸縮に伴って同期的に展開するか又は引き戻すことができる。それも本願の保護範囲内に含まれる。
【0099】
好ましくは、フレキシブルスクリーン20の第2の端部は、第2のスライド支持部材130に接続され、第1の端部は、第1のスライド支持部材120を回って支持フレーム100のスクリーン本体支持面100aに背向する側に折り曲げられかつ第2のスクリーン本体アダプタに接続される場合、第2の駆動機構420は、緊張機構を備え、緊張機構の具体的な構造及び接続関係は上記実施例と同じであってもよく、相違点は以下のとおりである。第2のスクリーン本体アダプタは、第1のアダプタベース424に接続され、第1のスライド支持部材120は、第2のスライド支持部材130から離れる方向に移動して支持構造体10を伸張させる場合、第1の弾性部材426が第1のアダプタベース424に対し印加した緊張力の方向は、第1のスライド支持部材120の移動方向と逆である。第1のスライド支持部材120は、第2のスライド支持部材130に近づく方向に移動して支持構造体10を収縮させる場合、第1の弾性部材426が第1のアダプタベース424に対し印加した緊張力の方向は、第1のスライド支持部材120の移動方向と同じであり、それによりフレキシブルスクリーン20は支持構造体10の伸縮過程で常に緊張平坦状態を保持する。
【0100】
いくつかの選択可能な実施例において、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は第1のスライド支持部材120を回って折り曲げられた後に第2のスクリーン本体アダプタに接続され、第2の端部は第2のスライド支持部材130を回って折り曲げられた後に第1のスクリーン本体アダプタ200に接続されることを例として、第1の駆動機構410の具体的な構造は、上記実施例の第1の駆動機構410と同じ構造であり、第2の駆動機構420の構造を第1の駆動機構410と同じ構造に設計するように第2の駆動機構420の具体的な構造を変更するだけでよく、図11に示すように、第2の駆動機構420は第2のスクリュー421、第3のスライダ422及び第4のスライダ425を備え、第2のスクリュー421は、ねじ回転方向が逆である第1のセグメント及び第2のセグメントを備え、第3のスライダ422は第2のスクリュー421の第1のセグメントにねじ接続され、第4のスライダ425は第2のスクリュー421の第2のセグメントにねじ接続され、第2のスクリュー421は、本体支持部材110に対し回転する場合、第3のスライダ422及び第4のスライダ425を第1の方向Xにおいて同時に向き合って移動させる(互いに近づく)か又は逆方向に移動させる(互いに離れる)ように駆動する。
【0101】
第1のスクリーン本体アダプタ200を第3のスライダ422に接続し、第2のスクリーン本体アダプタを第4のスライダ425に接続することにより、第1のスクリーン本体アダプタ200と第2のスクリーン本体アダプタとを同時に向き合って変位(互いに近づく)させるか又は逆方向に変位(互いに離れる)させることを実現することができる。
【0102】
具体的には、連動機構430は、第1の駆動機構410と第2の駆動機構420とを接続し、連動機構430は、第1のスクリュー411と第2のスクリュー421とを同時に回転させることができる。それにより、第1のスクリーン本体アダプタ200と第2のスライド支持部材130との同時移動、第2のスクリーン本体アダプタと第1のスライド支持部材120との同時移動を保証しやすい。
【0103】
第1の駆動機構410及び第2の駆動機構420がスクリュースライダ構造を選択する場合、本体支持部材110に対する第1のスクリーン本体アダプタ200及び第2のスクリーン本体アダプタの本体の移動速度がV3+V4=2(V1+V2)という関係式を満たすために、いくつかの好ましい実施例において、第2のスクリュー421の回転速度を第1のスクリュー411の回転速度と同じに設定し、同時に第2のスクリュー421のねじピッチがP21+P22=2(P11+P12)という関係式を満たすことができる。ここで、P21が第2のスクリュー421の第1のセグメントのねじピッチであり、P22が第2のスクリュー421の第2のセグメントのねじピッチであり、P11が第1のスクリュー411の第1のセグメントのねじピッチであり、P12が第1のスクリュー411の第2のセグメントのねじピッチである。
【0104】
第1のスクリュー411の第1のセグメントのねじピッチと第2のセグメントのねじピッチとの大きさが同じであり、かつ第2のスクリュー421の第1のセグメントのねじピッチと第2のセグメントのねじピッチとの大きさが同じである場合、第2のスクリュー421のねじピッチは、第1のスクリュー411のねじピッチの2倍であり、すなわちP21=P22=2P11=2P12である。
【0105】
当然のことながら、第1のスクリュー411のねじピッチを第2のスクリュー421のねじピッチの大きさと同じに設定し、同時に第2のスクリュー421の回転速度を第1のスクリュー411の回転速度の2倍に設定してもよく、フレキシブルスクリーン20を支持フレーム100の伸縮に伴って同期に展開するか又は引き戻すことができる。それも本願の保護範囲内に含まれる。
【0106】
好ましくは、フレキシブルスクリーン20の第1の端部は、第1のスライド支持部材120を回って折り曲げられた後に第2のスクリーン本体アダプタに接続され、第2の端部は、第2のスライド支持部材130を回って折り曲げられた後に第1のスクリーン本体アダプタ200に接続され、かつ第2の駆動機構420は緊張機構を備える場合、緊張機構は第1の弾性部材、第1のアダプタベース424並びに第2の弾性部材及び第2のアダプタベースを備え、第1のアダプタベース424は第2のスクリュー421の第1のセグメントに移動可能に接続され、第1のスクリーン本体アダプタ200は第1のアダプタベース424に接続され、第1の弾性部材の一端部は第1のアダプタベース424に接続され、他端部は第3のスライダ422に接続され、第2のアダプタベースは第2のスクリュー421の第2のセグメントに移動可能に接続され、第2のスクリーン本体アダプタは第2のアダプタベースに接続され、第2の弾性部材の一端部は、第2のアダプタベースに接続され、他端部は第4のスライダ425に接続され、それにより第1の弾性部材は第1のアダプタベース424に対し第1の方向Xにおける緊張力を印加し、第2の弾性部材は第2のアダプタベースに対し第1の方向Xにおける緊張力を印加する。
【0107】
支持構造体10の伸縮時、第2のスクリュー421は、第3のスライダ422及び第4のスライダ425を駆動して第1の方向Xにおいて同時に向き合って移動(互いに近づく)させるか又は逆方向に移動(互いに離れる)させるように回転し、かつ、第3のスライダ422は、第1の弾性部材により第1のアダプタベース424、第1のスクリーン本体アダプタ200を移動させ、同時に第4のスライダ425は、第2の弾性部材により第2のアダプタベース、第2のスクリーン本体アダプタを移動させ、更にフレキシブルスクリーン20の第2の端部と第1の端部とを同時に向き合って移動(互いに近づく)させるか又は逆方向に移動(互いに離れる)させることを実現し、フレキシブルスクリーン20の展開又は収納を実現することができる。
【0108】
本願の前記実施例によれば、これらの実施例は、全ての詳細を詳述せず、該出願が前記具体的な実施例のみに制限されない。明らかに、以上の説明に基づいて、多くの修正及び変更を行うことができる。本明細書では、これらの実施例を選択して具体的に説明することは、本願の原理及び実際の応用をよりよく解釈し、それにより当業者であれば本願をよく利用し、又、本願に基づいた修正及び使用ができるための事項である。本願は、特許請求の範囲及びその全ての範囲と均等物のみに限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2023-06-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置に用いられる支持構造体であって、
スクリーン本体支持面を有する支持フレームと、駆動部材とを備え、
前記支持フレームは、対向して設置された第1のスライド支持部材及び第2のスライド支持部材を備え、前記第1のスライド支持部材及び前記第2のスライド支持部材は第1の方向に沿って移動可能に接続され、
前記駆動部材は、第1の駆動機構を備え、前記第1の駆動機構は前記第1のスライド支持部材と前記第2のスライド支持部材とを前記第1の方向において相対的に移動させるように駆動することで、前記第1のスライド支持部材と前記第2のスライド支持部材を互いに近づけるか又は離間させる、支持構造体。
【請求項2】
前記駆動部材は、前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に設置され、前記支持フレームは、本体支持部材を更に備え、前記第1のスライド支持部材及び前記第2のスライド支持部材はいずれも前記第1の方向に沿って移動可能に前記本体支持部材に接続され、前記第1の駆動機構は前記第1のスライド支持部材及び前記第2のスライド支持部材を同時に前記本体支持部材に対し移動させるように駆動するために用いられ
前記支持構造体は、スクリーン本体アダプタを更に備え、前記スクリーン本体アダプタは前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に設置され、前記駆動部材は第2の駆動機構を更に備え、前記第2の駆動機構は、前記スクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられ、又は、前記第2の駆動機構は、前記スクリーン本体アダプタを前記第1のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられ、又は、前記第2の駆動機構は、前記スクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材及び前記第1のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられる、請求項1に記載の支持構造体。
【請求項3】
前記スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタを備え、前記第2の駆動機構は、前記第1のスクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられ、前記第1の駆動機構は、前記第1のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、かつ前記第2のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第2の速度V2で移動させるように駆動するために用いられ、前記第2の駆動機構は、前記第1のスクリーン本体アダプタを前記本体支持部材に対し第3の速度V3で移動させるように駆動するために用いられ、ここで、V3=V1+2V2であり、
又は、前記スクリーン本体アダプタは、第2のスクリーン本体アダプタを備え、前記第2の駆動機構は、前記第2のスクリーン本体アダプタを前記第1のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられ、
前記第1の駆動機構は、前記第1のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、かつ前記第2のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第2の速度V2で移動させるように駆動するために用いられ、前記第2の駆動機構は、前記第2のスクリーン本体アダプタを前記本体支持部材に対し第4の速度V4で移動させるように駆動するために用いられ、ここで、V4=2V1+V2であり、
又は、前記スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタと第2のスクリーン本体アダプタとを備え、前記第2の駆動機構は、前記第1のスクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動し、かつ前記第2のスクリーン本体アダプタを前記第1のスライド支持部材と同方向に移動させるように駆動するために用いられ、
前記第1の駆動機構は、前記第1のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第1の速度V1で移動させるように駆動し、かつ前記第2のスライド支持部材を前記本体支持部材に対し第2の速度V2で移動させるように駆動するために用いられ、前記第2の駆動機構は、前記第1のスクリーン本体アダプタを前記本体支持部材に対し第3の速度V3で移動させるように駆動し、かつ前記第2のスクリーン本体アダプタを前記本体支持部材に対し第4の速度V4で移動させるように駆動するために用いられ、ここで、V3+V4=2(V1+V2)であり、
前記駆動部材は、連動機構を更に備え、前記連動機構は、前記第1の駆動機構及び前記第2の駆動機構に接続され、かつ前記連動機構は、前記第1の駆動機構が前記第2のスライド支持部材を移動させるように駆動する場合、前記第2の駆動機構に前記第1のスクリーン本体アダプタを前記第2のスライド支持部材と同方向に移動するように駆動させ、
前記連動機構は、更に、前記第1の駆動機構が前記第1のスライド支持部材を移動させるように駆動する場合、前記第2の駆動機構に前記第2のスクリーン本体アダプタを前記第1のスライド支持部材と同方向に移動するように駆動させるために用いられる、請求項2に記載の支持構造体。
【請求項4】
前記第1の駆動機構は、第1のスクリュー、第1のスライダ及び第2のスライダを備え、前記第1のスクリューは、前記本体支持部材に回転可能に接続され、前記第1のスクリューは、ねじの回転方向が逆である第1のセグメント及び第2のセグメントを備え、前記第1のスライダは、前記第1のスクリューの第1のセグメントにねじ接続され、前記第1のスライド支持部材は、前記第1のスライダに接続され、前記第2のスライダは、前記第1のスクリューの第2のセグメントにねじ接続され、前記第2のスライド支持部材は、前記第2のスライダに接続され、前記第1のスクリューは、前記本体支持部材に対し回転する時、前記第1のスライダ及び前記第2のスライダを前記第1の方向において移動させるように駆動し、
前記第2の駆動機構は、第2のスクリュー及び第3のスライダを備え、前記第2のスクリューは、前記本体支持部材に回転可能に接続され、前記第3のスライダは、前記第2のスクリューにねじ接続され、前記スクリーン本体アダプタは、前記第3のスライダに接続され、前記第2のスクリューは、前記本体支持部材に対し回転する時、前記第3のスライダを前記第1の方向において移動させるように駆動する、請求項2に記載の支持構造体。
【請求項5】
前記第2のスクリューは、ねじの回転方向が逆である第1のセグメント及び第2のセグメントを備え、前記第2の駆動機構は、第4のスライダを更に備え、前記第3のスライダは、前記第2のスクリューの第1のセグメントにねじ接続され、前記第4のスライダは、前記第2のスクリューの第2のセグメントにねじ接続され、前記スクリーン本体アダプタは、第1のスクリーン本体アダプタ及び第2のスクリーン本体アダプタを備え、前記第1のスクリーン本体アダプタは、前記第3のスライダに接続され、前記第2のスクリーン本体アダプタは、前記第4のスライダに接続され、前記第2のスクリューは、前記本体支持部材に対し回転する時、前記第3のスライダ及び前記第4のスライダを前記第1の方向において移動させるように駆動する、請求項に記載の支持構造体。
【請求項6】
前記第2のスクリューのねじピッチは、前記第1のスクリューのねじピッチと同じであり、前記第2のスクリューの回転速度は、前記第1のスクリューの回転速度の3倍であり、又は、
前記第2のスクリューの回転速度は、前記第1のスクリューの回転速度と同じであり、前記第2のスクリューのねじピッチは、P2=P11+2P12又はP2=2P11+P12という関係式を満たし、ここで、P2は、前記第2のスクリューのねじピッチであり、P11は、前記第1のスクリューの第1のセグメントのねじピッチであり、P12は、前記第1のスクリューの第2のセグメントのねじピッチである、請求項に記載の支持構造体。
【請求項7】
前記第2のスクリューのねじピッチは、前記第1のスクリューのねじピッチと同じであり、前記第2のスクリューの回転速度は、前記第1のスクリューの回転速度の2倍であり、又は、
前記第2のスクリューの回転速度は、前記第1のスクリューの回転速度と同じであり、前記第2のスクリューのねじピッチは、P21+P22=2P11+2P12という関係式を満たし、ここで、P21は、前記第2のスクリューの第1のセグメントのねじピッチであり、P22は、前記第2のスクリューの第2のセグメントのねじピッチであり、P11は、前記第1のスクリューの第1のセグメントのねじピッチであり、P12は、前記第1のスクリューの第2のセグメントのねじピッチである、請求項に記載の支持構造体。
【請求項8】
前記駆動部材は、連動機構を更に備え、前記連動機構は、前記第1のスクリューと前記第2のスクリューとを同時に回転させるために用いられ、前記連動機構は、歯車群を備え、前記第1のスクリューと前記第2のスクリューとは、前記歯車群により伝動接続されており、
及び/又は、前記第1の駆動機構は、第1のガイドレールを更に備え、前記第1のスライダ及び前記第2のスライダは、前記第1のガイドレールに移動可能に接続され、及び/又は、前記第2の駆動機構は、第2のガイドレールを更に備え、前記第3のスライダは、前記第2のガイドレールに移動可能に接続されており、
及び/又は、前記第2の駆動機構は、緊張機構を更に備え、前記緊張機構は、第1の弾性部材及び第1のアダプタベースを備え、前記第1のアダプタベースは、前記第2のスクリューに移動可能に接続され、前記スクリーン本体アダプタは、前記第1のアダプタベースに接続され、前記第1の弾性部材の一端部は前記第1のアダプタベースに接続され、前記第1の弾性部材の他端部は前記第3のスライダに接続され、前記第1の弾性部材は、前記第1のアダプタベースに対し前記第1の方向における緊張力を加える、請求項4に記載の支持構造体。
【請求項9】
前記第2の駆動機構は、緊張機構を更に備え、前記緊張機構は、第1の弾性部材、第1のアダプタベース、第2の弾性部材及び第2のアダプタベースを備え、前記第1のアダプタベースは、前記第2のスクリューの第1のセグメントに移動可能に接続され、前記第2のアダプタベースは、前記第2のスクリューの第2のセグメントに移動可能に接続され、前記第1のスクリーン本体アダプタは、前記第1のアダプタベースに接続され、前記第1の弾性部材の一端部は、前記第1のアダプタベースに接続され、前記第1の弾性部材の他端部は前記第3のスライダに接続され、前記第2のスクリーン本体アダプタは、前記第2のアダプタベースに接続され、前記第2の弾性部材の一端部は前記第2のアダプタベースに接続され、前記第2の弾性部材の他端部は前記第4のスライダに接続され、前記第1の弾性部材は前記第1のアダプタベースに対し前記第1の方向における緊張力を印加し、前記第2の弾性部材は前記第2のアダプタベースに対し前記第1の方向における緊張力を印加する、請求項に記載の支持構造体。
【請求項10】
フレキシブルスクリーンと、
請求項1~9のいずれか一項に記載の支持構造体と、を備え、
前記スクリーン本体支持面は、前記フレキシブルスクリーンを支持するために用いられ、前記フレキシブルスクリーンの第1の端部は、前記第1のスライド支持部材の前記第2のスライド支持部材から離れた端部に接続され、前記フレキシブルスクリーンの第2の端部は前記第2のスライド支持部材を回って前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、又は、前記フレキシブルスクリーンの第2の端部は前記第2のスライド支持部材の前記第1のスライド支持部材から離れた端部に接続され、前記フレキシブルスクリーンの第1の端部は前記第1のスライド支持部材を回って前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、又は、前記フレキシブルスクリーンの第1の端部は前記第1のスライド支持部材を回って前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられ、前記フレキシブルスクリーンの第2の端部は前記第2のスライド支持部材を回って前記支持フレームの前記スクリーン本体支持面に背向する側に折り曲げられている、表示装置。
【国際調査報告】