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特表2024-500534駆動制御一体板、制御システム及びロボット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-09
(54)【発明の名称】駆動制御一体板、制御システム及びロボット
(51)【国際特許分類】
   B25J 9/08 20060101AFI20231226BHJP
   B25J 19/00 20060101ALI20231226BHJP
【FI】
B25J9/08
B25J19/00 M
B25J19/00 J
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023539186
(86)(22)【出願日】2021-05-27
(85)【翻訳文提出日】2023-07-10
(86)【国際出願番号】 CN2021096266
(87)【国際公開番号】W WO2022134461
(87)【国際公開日】2022-06-30
(31)【優先権主張番号】202011562541.5
(32)【優先日】2020-12-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519416978
【氏名又は名称】東莞市李群自動化技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】QKM Technology (Dong Guan) Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】ROOM 101, UNIT 1, BUILDING 17, XINZHU YUAN, NO. 4, XINZHU ROAD, HIGH-TECH INDUSTRIAL DEVELOPMENT ZONE, SONGSHAN LAKE DONGGUAN, GUANGDONG 523808 CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】石金博
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼理▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】▲兪▼春▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】沙▲キ▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼虹
(72)【発明者】
【氏名】王▲紅▼
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707BS12
3C707BS15
3C707CY12
3C707CY34
3C707CY36
3C707CY37
3C707JS03
(57)【要約】
本願は、駆動制御一体板、制御システム及びロボットを提供し、そのうち、駆動制御一体板は、制御モジュール(1)、駆動モジュール(2)及び第1基板(3)を備え、制御モジュール(1)及び駆動モジュール(2)は、第1基板(3)に設けられ、制御モジュール(1)は、駆動モジュール(2)に電気的接続される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御モジュール、駆動モジュール及び第1基板を備え、
前記制御モジュール及び前記駆動モジュールは、前記第1基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される、
駆動制御一体板。
【請求項2】
前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に設けられる隔離デバイスをさらに備える、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項3】
前記第1基板には、前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に位置する隔離オープンスロットが開設されている、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項4】
前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間には、複数本の前記隔離オープンスロットが設けられ、
又は、前記隔離オープンスロット内には、複数枚の間隔板が設けられている、
請求項3に記載の駆動制御一体板。
【請求項5】
前記駆動モジュールは、前記第1基板の第1端のエッジに近接して設けられ、前記制御モジュールは、前記第1基板の第2端のエッジに近接して設けられる、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項6】
前記制御モジュール及び前記駆動モジュールは、前記第1基板の同一側に設けられ、
又は、前記制御モジュールは、前記第1基板の第1面に設けられ、前記駆動モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられ、
又は、前記制御モジュールは、第1制御部分及び第2制御部分を備え、前記第1制御部分は、前記第1基板の第1面に設けられ、前記第2制御部分及び前記駆動モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられ、前記第1制御部分と前記第2制御部分とは、電気的接続され、前記第1制御部分及び前記第2制御部分のうちの少なくともいずれかは、前記駆動モジュールに接続され、
又は、前記駆動モジュールは、第1駆動部分及び第2駆動部分を備え、前記第1駆動部分は、前記第1基板の第1面に設けられ、前記第2駆動部分及び前記制御モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられ、前記第1駆動部分と前記第2駆動部分とは、電気的接続され、前記第1駆動部分及び前記第2駆動部分のうちの少なくともいずれかは、前記制御モジュールに接続される、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項7】
前記第1基板に設けられる第1低圧電源及び第1高圧電源をさらに備え、且つ前記制御モジュール、前記第1低圧電源、前記第1高圧電源及び前記駆動モジュールは、順次隣り合って設けられ、又は、前記制御モジュール、前記第1低圧電源、前記駆動モジュール及び前記第1高圧電源は、順次隣り合って設けられる、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項8】
前記制御モジュールに電気的接続される入力/出力I/Oインタフェースをさらに備える、
請求項7に記載の駆動制御一体板。
【請求項9】
前記I/Oインタフェースは、前記制御モジュールの前記駆動モジュールから離れた一側に設けられ、又は、前記制御モジュールの前記駆動モジュールに近接した一側に設けられ、又は、前記第1低圧電源の前記駆動モジュールに近接した一側に設けられる、
請求項8に記載の駆動制御一体板。
【請求項10】
前記駆動モジュールは、外部の強電電源に接続されるように構成される、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項11】
前記第1基板に設けられ、前記制御モジュールに電気的接続される第1通信モジュールをさらに備える、
請求項1ないし10のいずれか1項に記載の駆動制御一体板。
【請求項12】
前記第1通信モジュールは、ネットワークバスに接続されるように構成される、
請求項11に記載の駆動制御一体板。
【請求項13】
前記第1基板に設けられ、且つ1つが前記制御モジュールの前記駆動モジュールから離れた一側に位置し、もう1つが前記駆動モジュールの前記制御モジュールから離れた一側に位置する2つの放熱アセンブリをさらに備える、
請求項7に記載の駆動制御一体板。
【請求項14】
前記第1基板に設けられる少なくとも1つの放熱アセンブリをさらに備える、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の駆動制御一体板。
【請求項15】
各放熱アセンブリは、前記第1基板に取り付けられる放熱底板、及び前記放熱底板に取り付けられる複数の放熱フィンを備える、
請求項14に記載の駆動制御一体板。
【請求項16】
前記放熱底板は、前記駆動モジュール及び前記制御モジュールのうちの少なくとも1つに当接する、
請求項15に記載の駆動制御一体板。
【請求項17】
前記放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより前記制御モジュール及び前記駆動モジュールのうちの少なくとも1つに接続される、
請求項16に記載の駆動制御一体板。
【請求項18】
前記各放熱アセンブリは、前記複数の放熱フィンの一側に取り付けられ、前記複数の放熱フィンが所在する領域の気体の流動を駆動可能である第1ファンをさらに備える、
請求項15に記載の駆動制御一体板。
【請求項19】
各放熱アセンブリは、前記第1基板のエッジに設けられる第2ファンを備える、
請求項14に記載の駆動制御一体板。
【請求項20】
前記第1基板に設けられる少なくとも1つの放熱アセンブリをさらに備える、
請求項11に記載の駆動制御一体板。
【請求項21】
各放熱アセンブリは、前記第1基板に取り付けられる放熱底板、及び前記放熱底板に取り付けられる複数の放熱フィンを備える、
請求項20に記載の駆動制御一体板。
【請求項22】
前記放熱底板は、前記駆動モジュール、前記制御モジュール及び前記第1通信モジュールのうちの少なくとも1つに当接する、
請求項21に記載の駆動制御一体板。
【請求項23】
前記放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより前記制御モジュール、前記駆動モジュール及び前記第1通信モジュールのうちの少なくとも1つに接続される、
請求項22に記載の駆動制御一体板。
【請求項24】
前記放熱アセンブリは、前記複数の放熱フィンの一側に取り付けられ、前記複数の放熱フィンが所在する領域の気体の流動を駆動可能である第1ファンをさらに備える、
請求項21に記載の駆動制御一体板。
【請求項25】
前記放熱アセンブリは、前記第1基板のエッジに設けられる第2ファンを備える、
請求項20に記載の駆動制御一体板。
【請求項26】
前記第1基板に設けられ、前記制御モジュール及び前記駆動モジュールのうちの少なくともいずれかに電気的接続される安全回路モジュールをさらに備える、
請求項1ないし10のいずれか1項に記載の駆動制御一体板。
【請求項27】
前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に設けられる断熱材をさらに備える、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項28】
前記駆動モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記第1通信モジュールは、前記駆動モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられ、前記制御モジュールは、前記第1通信モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられる、
請求項11に記載の駆動制御一体板。
【請求項29】
前記制御モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記駆動モジュールは、前記制御モジュールと並列に設けられ且つ前記第1基板に貼り合わせられ、
又は、前記制御モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記駆動モジュールは、前記制御モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられ、
又は、前記駆動モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられる、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項30】
集積して設けられて電気的接続される、制御機能板である第1基板及び駆動機能板である第2基板を備える、
駆動制御一体板。
【請求項31】
前記第2基板は、前記第1基板と重ね合わせて設けられる、
請求項30に記載の駆動制御一体板。
【請求項32】
前記第2基板は、前記第1基板に貼り合わせられ且つデイジーチェーンにより接続される、
請求項31に記載の駆動制御一体板。
【請求項33】
前記第2基板と前記第1基板との間に設けられる隔離デバイスをさらに備える、
請求項30に記載の駆動制御一体板。
【請求項34】
第1低圧電源及び第1高圧電源をさらに備え、且つ前記第1基板、前記第1低圧電源、前記第1高圧電源及び前記第2基板は、順次隣り合って設けられ、又は、前記第1基板、前記第1低圧電源、前記第2基板及び前記第1高圧電源は、順次隣り合って設けられる、
請求項30に記載の駆動制御一体板。
【請求項35】
前記第1基板に電気的接続される入力/出力I/Oインタフェースをさらに備える、
請求項34に記載の駆動制御一体板。
【請求項36】
前記I/Oインタフェースは、前記第1基板の前記第2基板から離れた一側に設けられ、又は、前記第1基板の前記第2基板に近接した一側に設けられ、又は、前記第1低圧電源の前記第2基板に近接した一側に設けられる、
請求項35に記載の駆動制御一体板。
【請求項37】
前記第2基板は、外部の強電電源に接続されるように構成される、
請求項30に記載の駆動制御一体板。
【請求項38】
前記第1基板に電気的接続される通信モジュールをさらに備える、
請求項30ないし37のいずれか1項に記載の駆動制御一体板。
【請求項39】
前記通信モジュールは、ネットワークバスに接続されるように構成される、
請求項38に記載の駆動制御一体板。
【請求項40】
前記第1基板及び前記第2基板のうちの少なくとも1つを放熱するように構成される少なくとも1つの放熱アセンブリをさらに備える、
請求項30に記載の駆動制御一体板。
【請求項41】
前記放熱アセンブリは、数が2つであり、2つのうちの1つが前記第1基板の前記第2基板から離れた一側に位置し、もう1つが前記第2基板の前記第1基板から離れた一側に位置する、
請求項40に記載の駆動制御一体板。
【請求項42】
前記放熱アセンブリは、数が1つであり、前記第2基板と前記第1基板との間に設けられ、又は、前記第1基板に当接し、又は、前記第2基板に当接する、
請求項40に記載の駆動制御一体板。
【請求項43】
各放熱アセンブリは、前記第2基板及び前記第1基板のうちの1つに取り付けられる放熱底板、及び前記放熱底板に取り付けられ、前記第2基板及び前記第1基板のもう1つが貼り合わせられる複数の放熱フィンを備える、
請求項40に記載の駆動制御一体板。
【請求項44】
前記放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより前記第1基板又は前記第2基板に接続される、
請求項43に記載の駆動制御一体板。
【請求項45】
各放熱アセンブリは、前記複数の放熱フィンの一側に取り付けられ、前記複数の放熱フィンが所在する領域の気体の流動を駆動可能である放熱ファンをさらに備える、
請求項43に記載の駆動制御一体板。
【請求項46】
前記第2基板と前記第1基板との間に設けられる断熱材をさらに備える、
請求項30に記載の駆動制御一体板。
【請求項47】
前記第1基板の数は、前記第2基板の数に等しく、前記第1基板は、前記第2基板に一対一に対応して電気的接続され、
又は、前記第1基板の数は、前記第2基板の数よりも小さく、少なくとも1つの前記第1基板は、少なくとも2つの前記第2基板に電気的接続される、
請求項30に記載の駆動制御一体板。
【請求項48】
請求項1~47のいずれか1項に記載の駆動制御一体板を備える、
制御システム。
【請求項49】
信号中継板、第2低圧電源及び第2高圧電源をさらに備え、
前記駆動制御一体板の数は、2つであり、且つ1つの前記駆動制御一体板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記第2高圧電源及びもう1つの前記駆動制御一体板は、順次積層して設けられる、
請求項48に記載の制御システム。
【請求項50】
1つが1つの前記駆動制御一体板の前記信号中継板から離れた一側に位置し、もう1つがもう1つの前記駆動制御一体板の前記第2高圧電源から離れた一側に位置する2つの放熱器をさらに備える、
請求項49に記載の制御システム。
【請求項51】
前記駆動制御一体板は、数が少なくとも2つであり、全てが1列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続され、又は、全てが2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される、
請求項48に記載の制御システム。
【請求項52】
任意の1つの前記駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、
又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される、
請求項51に記載の制御システム。
【請求項53】
前記駆動制御一体板と間隔をあけて重ね置きするように布置された接続板をさらに備え、
前記接続板は、第3制御部分及び第3基板を備え、前記第3制御部分は、前記第3基板に設けられ、前記少なくとも2つの駆動制御一体板は、順次カスケード接続され、前記第3制御部分は、少なくとも1つの前記駆動制御一体板に電気的接続される、
請求項51に記載の制御システム。
【請求項54】
前記接続板は、前記第3基板に設けられ、前記第3制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える、
請求項53に記載の制御システム。
【請求項55】
前記少なくとも2つの駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は、2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される少なくとも2つの第1カスケードソケットが備えられる接続座をさらに備える、
請求項51に記載の制御システム。
【請求項56】
前記少なくとも2つの駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される少なくとも2つの第1カスケードソケット、及び前記接続板が挿接され、少なくとも1つの前記第1カスケードソケットに電気的接続される1つの第2カスケードソケットが備えられる接続座をさらに備える、
請求項53又は54に記載の制御システム。
【請求項57】
前記第2カスケードソケットは、前記第2カスケードソケットに隣り合う前記第1カスケードソケットに電気的接続される、
請求項56に記載の制御システム。
【請求項58】
前記少なくとも2つの駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される少なくとも2つの第1カスケードソケットが備えられ、少なくとも1つの前記第1カスケードソケットに電気的接続される前記接続板が溶接又は貼装される接続座をさらに備える、
請求項53又は54に記載の制御システム。
【請求項59】
前記接続板は、前記接続板に隣り合う前記第1カスケードソケットに電気的接続される、
請求項58に記載の制御システム。
【請求項60】
全ての前記駆動制御一体板が溶接又は貼装される主基板をさらに備える、
請求項51に記載の制御システム。
【請求項61】
前記接続板及び全ての前記駆動制御一体板のうちの少なくともいずれかが溶接又は貼装される主基板をさらに備える、
請求項53又は54に記載の制御システム。
【請求項62】
前記駆動制御一体板に対して高温保護を行うように構成される温度制御器をさらに備える、
請求項48ないし55のいずれか1項に記載の制御システム。
【請求項63】
デイジーチェーンを採用して接続される制御機能板、駆動機能板、信号中継板、第2低圧電源及び第2高圧電源を備える、
制御システム。
【請求項64】
前記制御機能板の数は、1つであり、前記駆動機能板の数は、1つであり、且つ前記制御機能板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記第2高圧電源及び前記駆動機能板は、順次積層して設けられ、又は、前記制御機能板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記駆動機能板及び前記第2高圧電源は、順次積層して設けられる、
請求項63に記載の制御システム。
【請求項65】
1つが1つの前記制御機能板の前記駆動機能板から離れた一側に位置し、もう1つが前記駆動機能板の前記制御機能板から離れた一側に位置する2つの放熱器をさらに備える、
請求項64に記載の制御システム。
【請求項66】
前記制御機能板及び前記駆動機能板のうちの少なくともいずれかは、請求項1~29のいずれか1項に記載の駆動制御一体板を採用する、
請求項63に記載の制御システム。
【請求項67】
請求項48~66のいずれか1項に記載の制御システムを備える、
ロボット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年12月25日に中国専利局に出願された、出願番号が202011562541.5である中国特許出願の優先権を主張し、該出願の全ての内容は引用により本願に組み込まれている。
【0002】
本願は、ロボット制御の技術分野に関し、例えば駆動制御一体板、制御システム及びロボットに関する。
【背景技術】
【0003】
ロボットは、機械、電気、電子情報などの分野が集められた交差性の技術製品である。ロボットは、人間の代わりに運搬、組立、積卸し、パレタイジング、溶接、スプレーコーティングなどの作動を実行可能である。これらのロボットの主なコンポーネントには、少なくとも、機械本体、減速機、モータ、ドライバ及びコントローラが含まれ、市場によくあるロボットのコントローラ及びドライバは、互いに分立しており、別々に取り付けられる必要があり、占有する空間が大きく、消耗する取付助材が多く、且つ信号の伝送の接続が複雑であり、また、このような別体設計は、狭い空間の使用ニーズを満たしにくい。
【発明の概要】
【0004】
本願は、駆動機能及び制御機能の一体化を実現し、駆動及び制御の全体構造をよりコンパクトにする駆動制御一体板、制御システム及びロボットを提供する。
【0005】
制御モジュール、駆動モジュール及び第1基板を備える駆動制御一体板を提供し、前記制御モジュール及び駆動モジュールは、前記第1基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される。
【0006】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に設けられる隔離デバイスをさらに備える。
【0007】
好ましくは、前記隔離デバイスは、前記第1基板に設けられる。
【0008】
好ましくは、前記隔離デバイスは、前記駆動モジュール及び/又は前記制御モジュールを被覆する。
【0009】
好ましくは、前記隔離デバイスは、磁気カプラ、光カプラ、容量性アイソレータのうちの1種類又は2種類以上の組合せである。
【0010】
好ましい態様として、前記第1基板には、前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に位置する隔離オープンスロットが開設されている。
【0011】
好ましい態様として、前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間には、複数本の前記隔離オープンスロットが設けられ、又は、前記隔離オープンスロット内には、複数枚の間隔板が設けられている。
【0012】
好ましくは、全ての前記隔離オープンスロットは、平行に設けられる。
【0013】
好ましくは、全ての前記間隔板は、平行に設けられる。
【0014】
好ましい態様として、前記駆動モジュールは、前記第1基板の第1端のエッジに近接して設けられ、前記制御モジュールは、前記第1基板の第2端のエッジに近接して設けられる。
【0015】
好ましい態様として、前記制御モジュール及び前記駆動モジュールは、前記第1基板の同一側に設けられ、又は、前記制御モジュールは、前記第1基板の第1面に設けられ、前記駆動モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられ、又は、前記制御モジュールは、第1制御部分及び第2制御部分を備え、前記第1制御部分は、前記第1基板の第1面に設けられ、前記第2制御部分及び前記駆動モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられ、又は、前記駆動モジュールは、第1駆動部分及び第2駆動部分を備え、前記第1駆動部分は、前記第1基板の第1面に設けられ、前記第2駆動部分及び前記制御モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられる。
【0016】
好ましくは、前記第1制御部分と前記第2制御部分とは、電気的接続され、前記第1制御部分及び/又は第2制御部分は、前記駆動モジュールに電気的接続される。
【0017】
好ましくは、前記第1駆動部分と前記第2駆動部分とは、電気的接続され、前記第1駆動部分及び/又は前記第2駆動部分は、前記制御モジュールに電気的接続される。
【0018】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第1基板に設けられる第1低圧電源及び第1高圧電源をさらに備え、且つ前記制御モジュール、前記第1低圧電源、前記第1高圧電源及び前記駆動モジュールは、順次隣り合って設けられ、又は、前記制御モジュール、前記第1低圧電源、前記駆動モジュール及び前記第1高圧電源は、順次隣り合って設けられる。
【0019】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記制御モジュールに電気的接続される入力/出力(Input/Output、I/O)インタフェースをさらに備える。
【0020】
好ましい態様として、前記I/Oインタフェースは、前記制御モジュールの前記駆動モジュールから離れた一側に設けられ、又は、前記制御モジュールの前記駆動モジュールに近接した一側に設けられ、又は、前記第1低圧電源の前記駆動モジュールに近接した一側に設けられる。
【0021】
好ましくは、前記隔離デバイスは、前記第1低圧電源と前記第1高圧電源との間に位置する。
【0022】
好ましくは、前記隔離オープンスロットは、前記第1低圧電源と前記第1高圧電源との間に位置する。
【0023】
好ましい態様として、前記駆動モジュールは、外部の強電電源に接続されるように構成される。
【0024】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第1基板に設けられ、前記制御モジュールに電気的接続される第1通信モジュールをさらに備える。
【0025】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記第1基板の第1面又は第2面に設けられる。
【0026】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記制御モジュールと前記駆動モジュールとの間に位置する。好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記制御モジュールに近接して設けられる。
【0027】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記第1低圧電源と前記第1高圧電源との間に位置する。
【0028】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記隔離デバイス又は前記隔離オープンスロットの前記制御モジュールに近接した一側に位置する。
【0029】
好ましい態様として、前記第1通信モジュールは、ネットワークバスに接続されるように構成される。
【0030】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第1基板に設けられ、且つ1つが前記制御モジュールの前記駆動モジュールから離れた一側に位置し、もう1つが前記駆動モジュールの前記制御モジュールから離れた一側に位置する2つの放熱アセンブリをさらに備える。
【0031】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第1基板に設けられる少なくとも1つの放熱アセンブリをさらに備える。
【0032】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、前記第1基板に取り付けられる放熱底板、及び前記放熱底板に取り付けられる複数の放熱フィンを備える。
【0033】
好ましくは、前記放熱底板及び前記複数の放熱フィンは、前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に設けられる。
【0034】
好ましい態様として、前記放熱底板は、前記駆動モジュール及び/又は前記制御モジュールに当接する。
【0035】
好ましい態様として、前記放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより前記制御モジュール及び/又は駆動モジュールに接続される。
【0036】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、前記複数の放熱フィンの一側に取り付けられ、前記複数の放熱フィンが所在する領域の気体の流動を駆動可能である第1ファンをさらに備える。
【0037】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、前記第1基板のエッジに設けられる第2ファンを備える。
【0038】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第1基板に設けられる放熱アセンブリをさらに備える。
【0039】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、前記第1基板に取り付けられる放熱底板、及び前記放熱底板に取り付けられる複数の放熱フィンを備える。
【0040】
好ましい態様として、前記放熱底板は、前記駆動モジュール及び/又は前記制御モジュール及び/又は前記第1通信モジュールに当接する。
【0041】
好ましい態様として、前記放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより前記制御モジュール及び/又は駆動モジュール及び/又は前記第1通信モジュールに接続される。
【0042】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、前記複数の放熱フィンの一側に取り付けられ、前記複数の放熱フィンが所在する領域の気体の流動を駆動可能である第1ファンをさらに備える。
【0043】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、前記第1基板のエッジに設けられる第2ファンを備える。
【0044】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第1基板に設けられ、前記制御モジュール及び/又は駆動モジュールに電気的接続される安全回路モジュールをさらに備える。
【0045】
好ましくは、前記安全回路モジュールは、前記第1通信モジュールに電気的接続される。
【0046】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に設けられる断熱材をさらに備える。
【0047】
好ましくは、前記断熱材は、中空構造材である。
【0048】
好ましくは、前記断熱材は、前記第1低圧電源と前記第1高圧電源との間に位置する。
【0049】
好ましくは、前記断熱材と前記隔離デバイスとは同一の構造材である。
【0050】
好ましくは、前記断熱材は、前記隔離オープンスロット内に設けられる。
【0051】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記断熱材の前記制御モジュールに近接した一側に位置する。
【0052】
好ましい態様として、前記駆動モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記第1通信モジュールは、前記駆動モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられ、前記制御モジュールは、前記第1通信モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられる。
【0053】
好ましい態様として、前記制御モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記駆動モジュールは、前記制御モジュールと並列に設けられ且つ前記第1基板に貼り合わせられ、又は、前記制御モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記駆動モジュールは、前記制御モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられ、又は、前記駆動モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられる。
【0054】
集積して設けられて電気的接続される、制御機能板である第1基板及び駆動機能板である第2基板を備える駆動制御一体板を開示する。
【0055】
好ましい態様として、前記第2基板は、前記第1基板と重ね合わせて設けられる。
【0056】
好ましい態様として、前記第2基板は、前記第1基板に貼り合わせられ且つデイジーチェーンにより接続される。
【0057】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第2基板と前記第1基板との間に設けられる隔離デバイスをさらに備える。
【0058】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、第1低圧電源及び第1高圧電源をさらに備え、且つ前記第1基板、前記第1低圧電源、前記第1高圧電源及び前記第2基板は、順次隣り合って設けられ、又は、前記第1基板、前記第1低圧電源、前記第2基板及び前記第1高圧電源は、順次隣り合って設けられる。
【0059】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第1基板に電気的接続されるI/Oインタフェースをさらに備える。
【0060】
好ましい態様として、前記I/Oインタフェースは、前記第1基板の前記第2基板から離れた一側に設けられ、又は、前記第1基板の前記第2基板に近接した一側に設けられ、又は、前記第1低圧電源の前記第2基板に近接した一側に設けられる。
【0061】
好ましい態様として、前記第2基板は、外部の強電電源に接続されるように構成される。
【0062】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第1基板に電気的接続される通信モジュールをさらに備える。
【0063】
好ましい態様として、前記通信モジュールは、ネットワークバスに接続されるように構成される。
【0064】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、第1基板及び/又は第2基板を放熱するように構成される少なくとも1つの放熱アセンブリをさらに備える。
【0065】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、数が2つであり、2つのうちの1つが前記第1基板の前記第2基板から離れた一側に位置し、もう1つが前記第2基板の前記第1基板から離れた一側に位置する。
【0066】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、数が1つであり、前記第2基板と前記第1基板との間に設けられ、又は、前記第1基板に当接し、又は、前記第2基板に当接する。
【0067】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、前記第2基板及び前記第1基板のうちの1つに取り付けられる放熱底板、及び前記放熱底板に取り付けられ、前記第2基板及び前記第1基板のもう1つが貼り合わせられる複数の放熱フィンを備える。
【0068】
好ましい態様として、前記放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより前記第1基板又は第2基板に接続される。
【0069】
好ましい態様として、前記放熱アセンブリは、前記複数の放熱フィンの一側に取り付けられ、前記複数の放熱フィンが所在する領域の気体の流動を駆動可能である放熱ファンをさらに備える。
【0070】
好ましい態様として、駆動制御一体板は、前記第2基板と前記第1基板との間に設けられる断熱材をさらに備える。
【0071】
好ましい態様として、前記第1基板の数は、前記第2基板の数に等しく、前記第1基板は、前記第2基板に一対一に対応して電気的接続され、又は、前記第1基板の数は、前記第2基板の数よりも小さく、少なくとも1つの前記第1基板は、2つ以上の前記第2基板に電気的接続される。
【0072】
上記した駆動制御一体板を備える制御システムを提供する。
【0073】
好ましい態様として、制御システムは、信号中継板、第2低圧電源及び第2高圧電源をさらに備え、前記駆動制御一体板の数は、2つであり、且つ1つの前記駆動制御一体板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記第2高圧電源及びもう1つの前記駆動制御一体板は、順次積層して設けられる。
【0074】
好ましくは、前記信号中継板に隣り合う前記駆動制御一体板は、制御機能を実現するためのものに過ぎず、通常の単体の制御板に置き換えられてもよく、前記第2高圧電源に隣り合う前記駆動制御一体板は、駆動機能を実現するためのものに過ぎず、通常の単体の駆動板に置き換えられてもよい。
【0075】
好ましい態様として、制御システムは、1つが1つの前記駆動制御一体板の前記信号中継板から離れた一側に位置し、もう1つがもう1つの前記駆動制御一体板の前記第2高圧電源から離れた一側に位置する2つの放熱器をさらに備える。
【0076】
好ましい態様として、前記駆動制御一体板は、数が2つ以上であり、全てが1列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続され、又は、全てが2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される。
【0077】
好ましい態様として、任意の1つの前記駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される。
【0078】
好ましい態様として、制御システムは、前記駆動制御一体板と間隔をあけて重ね置きするように布置された接続板をさらに備え、前記接続板は、第3制御部分及び第3基板を備え、前記第3制御部分は、前記第3基板に設けられ、全ての前記駆動制御一体板は、順次カスケード接続され、前記第3制御部分は、少なくとも1つの前記駆動制御一体板に電気的接続される。
【0079】
好ましくは、前記接続板は、外部のコントローラと接続するように、1列に位置する全ての前記駆動制御一体板からなる全体の一側に設けられる。
【0080】
好ましい態様として、前記接続板は、前記第3基板に設けられ、前記第3制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える。
【0081】
好ましい態様として、制御システムは、前記駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は、2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される2つ以上の第1カスケードソケットが備えられる接続座をさらに備える。
【0082】
好ましい態様として、制御システムは、前記駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される2つ以上の第1カスケードソケット、及び前記接続板が挿接され、少なくとも1つの前記第1カスケードソケットに電気的接続される1つの第2カスケードソケットが備えられる接続座をさらに備える。
【0083】
好ましくは、前記第2カスケードソケットは、外部のコントローラと接続するように、1列の前記第1カスケードソケットからなる全体の一側に設けられる。
【0084】
好ましい態様として、前記第2カスケードソケットは、前記第2カスケードソケットに隣り合う前記第1カスケードソケットに電気的接続される。
【0085】
好ましい態様として、制御システムは、前記駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される2つ以上の第1カスケードソケットが備えられ、少なくとも1つの前記第1カスケードソケットに電気的接続される前記接続板が溶接又は貼装される接続座をさらに備える。
【0086】
好ましくは、前記接続板は、外部のコントローラと接続するように、1列の全ての前記第1カスケードソケットからなる全体の一側に設けられる。
【0087】
好ましい態様として、前記接続板は、前記接続板に隣り合う前記第1カスケードソケットに電気的接続される。
【0088】
好ましい態様として、全ての前記駆動制御一体板が溶接又は貼装される主基板をさらに備える。
【0089】
好ましい態様として、前記接続板及び/又は全ての前記駆動制御一体板が溶接又は貼装される主基板をさらに備える。
【0090】
好ましい態様として、制御システムは、前記駆動制御一体板に対して高温保護を行うことができる温度制御器をさらに備える。
【0091】
デイジーチェーンを採用して接続される制御機能板、駆動機能板、信号中継板、第2低圧電源及び第2高圧電源を備える他の1つの制御システムを提供する。
【0092】
好ましい態様として、前記制御機能板の数は、1つであり、前記駆動機能板の数は、1つであり、且つ前記制御機能板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記第2高圧電源及び前記駆動機能板は、順次積層して設けられ、又は、前記制御機能板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記駆動機能板及び前記第2高圧電源は、順次積層して設けられる。
【0093】
好ましい態様として、制御システムは、1つが1つの前記制御機能板の前記駆動機能板から離れた一側に位置し、もう1つが前記駆動機能板の前記制御機能板から離れた一側に位置する2つの放熱器をさらに備える。
【0094】
好ましい態様として、前記制御機能板及び/又は前記駆動機能板は、上記した駆動制御一体板を採用する。
【0095】
上記した制御システムを備えるロボットを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0096】
以下、図面及び実施例に応じて本願について説明する。
【0097】
図1】実施例1に記載の駆動制御一体板の1つ目の構造の模式図である。
図2】実施例1に記載の駆動制御一体板の2つ目の構造の模式図である。
図3】実施例1に記載の駆動制御一体板の3つ目の構造の模式図である。
図4】実施例1に記載の駆動制御一体板の4つ目の構造の模式図である。
図5】実施例1に記載の駆動制御一体板の5つ目の構造の模式図である。
図6】実施例1に記載の駆動制御一体板の6つ目の構造の模式図である。
図7】実施例1に記載の駆動制御一体板の7つ目の構造の模式図である。
図8】実施例2に記載の駆動制御一体板の構造模式図である。
図9】実施例3に記載の駆動制御一体板の構造模式図である。
図10】実施例7に記載の制御システムの構造模式図である。
図11】実施例9に記載の制御システムの構造模式図である。
図12】実施例6に記載の駆動制御一体板の構造模式図である。
図13】実施例に記載のロボットの1つの構造の模式図である。
図14】実施例に記載のロボットの他の1つの構造の模式図である。
図15】実施例に記載のロボットのさらなる1つの構造の模式図である。
図16】実施例12に記載の制御システムの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0098】
以下、図面を参照しながら本願の実施例の技術態様について説明し、説明される実施例は、本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。
【0099】
本願の説明において、別途明確な規定及び限定がない限り、用語「繋がる」、「接続」、「固定」は広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよし、取外可能な接続であってもよいし、もしくは一体になってもよく、機械的接続であってもよいし、電気的接続であってもよく、直接繋がってもよいし、中間媒体を介して間接的に繋がってもよく、2つの素子の内部の連通又は2つの素子の相互作用の関係であってもよい。当業者であれば、上記用語の本願における具体的な意味は、具体的な状況に応じて理解できる。
【0100】
本願において、別途明確な規定及び限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあることは、第1特徴と第2特徴とが直接接触することを含んでもよいし、第1特徴と第2特徴が直接接触せず、それらの間の他の特徴を介して接触することを含んでもよい。さらに、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上にあることを含むか、又は単に第1特徴の水平高さが第2特徴よりも高いことを示す。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真下及び斜め下にあることを含むか、又は単に第1特徴の水平高さが第2特徴よりも小さいことを示す。
【0101】
以下、図面を参照して具体的な実施形態により本願の技術態様を説明する。
【0102】
実施例1
駆動制御一体板は、図1に示すように、制御モジュール1、駆動モジュール2及び第1基板3を備え、制御モジュール1及び駆動モジュール2は、第1基板3に設けられ、制御モジュール1は、駆動モジュール2に電気的接続される。制御モジュール1及び駆動モジュール2を同一の基板に設けることにより、制御モジュール1及び駆動モジュール2の全体構造をよりコンパクトにすることができ、制御モジュール1及び駆動モジュール2が応用される機器の小型化に有利である。
【0103】
好ましくは、制御モジュール1は、制御信号を駆動モジュール2に送信するように構成され、駆動モジュール2は、前記制御信号に応じて被駆動部品の運動を駆動するように構成される。例えば被駆動部品は、ロボットアームである。
【0104】
本実施例において、制御モジュール1は、第1基板3に貼り合わせられ、駆動モジュール2は、制御モジュール1と並列に設けられ且つ第1基板3に貼り合わせられる。他の実施例において、制御モジュールが第1基板に貼り合わせられ、駆動モジュールが制御モジュールの第1基板から離れた一側に貼り合わせられるという設計であってもよく、又は、駆動モジュールが第1基板に貼り合わせられ、制御モジュールが駆動モジュールの第1基板から離れた一側に貼り合わせられるという設計であってもよい。
【0105】
好ましくは、図2に示すように、該駆動制御一体板100は、隔離デバイス41をさらに備え、隔離デバイス41は、駆動モジュール2と制御モジュール1との間に設けられる。隔離デバイス41は、強電と弱電との間の干渉を回避して、駆動モジュール2及び制御モジュール1の各々の作動の確実性を高めるように、駆動モジュール2と制御モジュール1とを隔離するように構成される。隔離デバイス41は、第1基板3に設けられる。他の実施例において、隔離デバイス41は、駆動モジュール2及び/又は制御モジュール1を被覆してもよい。
【0106】
好ましくは、隔離デバイス41は、磁気カプラ、光カプラ、容量性アイソレータのうちの1種類又は2種類以上の組合せである。
【0107】
好ましくは、駆動モジュール2は、第1基板3の第1端のエッジに近接して設けられ、制御モジュール1は、第1基板3の第2端のエッジに近接して設けられる。駆動モジュール2及び制御モジュール1を相対的に離れた両端に設けることにより、両者の間の干渉の低減に寄与する。
【0108】
好ましくは、制御モジュール1及び駆動モジュール2は、第1基板3の同一側に設けられる。他の実施例において、図3に示すように、制御モジュール1が第1基板3の第1面に設けられ、駆動モジュール2が第1基板3の第2面に設けられるという設計であってもよく、又は、図4に示すように、制御モジュール1が第1制御部分11及び第2制御部分12を備え、第1制御部分11が第1基板3の第1面に設けられ、第2制御部分12及び駆動モジュール2が第1基板3の第2面に設けられ、第1制御部分11と第2制御部分12とが電気的接続され、第1制御部分11及び/又は第2制御部分12が駆動モジュール2に電気的接続されるという設計であってもよく、又は、図5に示すように、駆動モジュール2が第1駆動部分21及び第2駆動部分22を備え、第1駆動部分21が第1基板3の第1面に設けられ、第2駆動部分22及び制御モジュール1が第1基板3の第2面に設けられ、第1駆動部分21と第2駆動部分22とが電気的接続され、第1駆動部分21及び/又は第2駆動部分22が制御モジュール1に電気的接続されるという設計であってもよい。制御モジュール1及び駆動モジュール2は、発熱源とされ、制御モジュール1を2つの部分に分けるか、又は駆動モジュール2を2つの部分に分けることで、発熱源をより分散させることができ、局所位置の過熱を回避し、さらに駆動制御一体板100の作動の確実性を有効に高めることに寄与する。
【0109】
好ましくは、駆動モジュール2は、該駆動制御一体板100の接続及び使用の柔軟性を高めるために、直接、外部の強電電源に接続可能である。
【0110】
好ましくは、図6に示すように、該駆動制御一体板100は、少なくとも1つの放熱アセンブリ5をさらに備え、放熱アセンブリ5は、第1基板3に設けられる。放熱アセンブリ5は、制御モジュール1及び駆動モジュール2を放熱可能であり、これにより、制御モジュール1及び駆動モジュール2の作動の確実性を保証して、それらの使用寿命を延長する。
【0111】
好ましくは、放熱アセンブリ5は、放熱底板51及び複数の放熱フィン52を備え、放熱底板51は、第1基板3に取り付けられ、放熱フィン52は、放熱底板51に取り付けられる。図6に示すように、放熱底板51及び放熱フィン52は、駆動モジュール2と制御モジュール1との間に設けられ、また、図7に示すように、放熱底板51が駆動モジュール2及び/又は制御モジュール1に当接し、且つ熱伝導シリコーンゴムにより制御モジュール1及び/又は駆動モジュール2に接続されるように設計されてもよく、これにより、放熱効果を高めることができる。前記放熱アセンブリは、前記制御モジュール及び/又は駆動モジュールに直接、伝熱的に接続され、放熱効果を高めることができる。
【0112】
好ましくは、放熱アセンブリ5は、第1ファン6をさらに備え、第1ファン6は、放熱フィン52の一側に取り付けられ、放熱フィン52が所在する領域の気体の流動を駆動可能である。
【0113】
好ましくは、放熱アセンブリ5は、第2ファンを備え、第2ファンは、第1基板3のエッジに設けられる。第2ファンをエッジに設けることで、駆動制御一体板100の全体の設計の難度及び製造プロセスを簡略化することができ、駆動制御一体板100の普及、応用に有利である。
【0114】
好ましくは、該駆動制御一体板100は、安全回路モジュールをさらに備え、安全回路モジュールは、第1基板3に設けられ、安全回路モジュールは、制御モジュール1及び/又は駆動モジュール2に電気的接続される。安全回路モジュールを設けて、制御モジュール1及び/又は駆動モジュール2に対する保護を実現することにより、制御モジュール1及び/又は駆動モジュール2の作動の確実性を高めることができる。第1通信モジュールが設けられた前提で、安全回路モジュールは、第1通信モジュールに電気的接続され、安全回路モジュールにより第1通信モジュールを保護する。
【0115】
好ましくは、該駆動制御一体板100は、断熱材をさらに備え、断熱材は、駆動モジュール2と制御モジュール1との間に設けられる。断熱材は、駆動モジュール2と制御モジュール1との間の熱量の伝達を減少可能であり、これにより、両者の各々の独立作動の確実性を保証する。
【0116】
好ましくは、断熱材は、中空構造材である。
【0117】
好ましくは、断熱材と隔離デバイス41とは同一の構造材である。
【0118】
実施例2
本実施例と実施例1との区別は、実施例1における隔離デバイス41の代わりに、図8に示すように、第1基板3に、駆動モジュール2と制御モジュール1との間に位置する隔離オープンスロット42が開設された設計を用いることにある。隔離オープンスロット42は、駆動モジュール2と制御モジュール1との間で空気の隔離を形成することで、干渉信号は固体及び気体の2種類の異なる媒体の間で切り替えられるように伝達され、干渉信号に対して阻害を形成して、駆動モジュール2と制御モジュール1との間の相互干渉の低減に寄与する。
【0119】
好ましくは、駆動モジュール2と制御モジュール1との間には、複数本の隔離オープンスロット42が設けられており、且つ全ての隔離オープンスロット42は、平行に設けられ、又は、隔離オープンスロット42内には、複数枚の間隔板が設けられており、且つ全ての間隔板は、平行に設けられる。複数本の隔離オープンスロット42又は複数枚の間隔板を設けることにより、干渉信号を何回も固体媒体と気体媒体との間で繰り返し切り替えられるようにさせて、干渉信号への阻隔効果を高めることができる。
【0120】
好ましくは、実施例1における断熱材は、隔離オープンスロット42内に設けられてもよい。
【0121】
実施例3
本実施例と実施例1又は実施例2との区別は、図9に示すように、該駆動制御一体板100が第1基板3に設けられるI/Oインタフェース7、第1低圧電源8及び第1高圧電源9をさらに備え、且つ制御モジュール1、I/Oインタフェース7、第1低圧電源8、第1高圧電源9及び駆動モジュール2が順次隣り合って設けられることにある。制御モジュール1、I/Oインタフェース7、第1低圧電源8、第1高圧電源9及び駆動モジュール2を順次隣り合うように設けることにより、一方で、制御モジュール1とI/Oインタフェース7との接続距離を短縮可能であり、他方で、制御モジュール1と駆動モジュール2との間の空間を十分に利用可能であり、且つ第1低圧電源8を制御モジュール1に近接させ、第1高圧電源9を駆動モジュール2に近接させることで、より高効率で確実に制御モジュール1及び駆動モジュール2に対して給電可能である。他の実施例において、前記I/Oインタフェースが前記制御モジュールの前記駆動モジュールから離れた一側に設けられるという設計であってもよく、又は、前記I/Oインタフェースが前記第1低圧電源の前記駆動モジュールに近接した一側に設けられるという設計であってもよい。
【0122】
好ましくは、第1低圧電源8は、制御モジュール1に電気的接続され、制御モジュール1に対して給電するように構成され、第1高圧電源9は、駆動モジュール2に電気的接続され、駆動モジュール2に対して給電するように構成される。
【0123】
好ましくは、隔離デバイス41又は隔離オープンスロット42は、第1低圧電源8と第1高圧電源9との間に位置する。
【0124】
好ましくは、該駆動制御一体板100は、2つの放熱アセンブリ5をさらに備え、2つの放熱アセンブリ5は、第1基板3に設けられ、且つ2つの放熱アセンブリ5のうちの1つの放熱アセンブリ5は、制御モジュール1の駆動モジュール2から離れた一側に位置し、もう1つの放熱アセンブリ5は、駆動モジュール2の制御モジュール1から離れた一側に位置する。2つの放熱アセンブリ5を両端の外側に設け、且つそれぞれが制御モジュール1及び駆動モジュール2に隣り合うように設けることにより、放熱効果を高めることに有利である。
【0125】
実施例4
本実施例と実施例1又は2又は3との区別は、該駆動制御一体板が第1基板3に設けられる第1通信モジュールをさらに備え、第1通信モジュールが制御モジュール1に電気的接続されることにある。第1通信モジュールを設けることにより、制御モジュール1と外部機器との遠隔接続を実現して、該駆動制御一体板100の使用の柔軟性及び適用範囲を高めることができる。
【0126】
好ましくは、第1通信モジュールは、第1基板3の第1面又は第2面に設けられる。
【0127】
好ましくは、第1通信モジュールは、制御モジュール1と駆動モジュール2との間に位置する。第1通信モジュールは、制御モジュール1に近接して設けられる。
【0128】
好ましくは、第1通信モジュールは、第1低圧電源8と第1高圧電源9との間に位置する。
【0129】
好ましくは、第1通信モジュールは、隔離デバイス41又は隔離オープンスロット42の制御モジュール1に近接した一側に位置する。
【0130】
好ましくは、第1通信モジュールは、ネットワークバスに接続されるように構成される。
【0131】
好ましくは、駆動モジュール2は、第1基板3に貼り合わせられ、第1通信モジュールは、駆動モジュール2の第1基板3から離れた一側に貼り合わせられ、制御モジュール1は、第1通信モジュールの第1基板3から離れた一側に貼り合わせられる。
【0132】
好ましくは、該駆動制御一体板100は、放熱アセンブリ5をさらに備え、放熱アセンブリ5は、第1基板3に設けられる。放熱アセンブリ5は、制御モジュール1、駆動モジュール2を放熱可能であり、これにより、制御モジュール1及び駆動モジュール2の作動の確実性を保証して、それらの使用寿命を延長する。
【0133】
好ましくは、放熱アセンブリ5は、放熱底板51及び複数の放熱フィン52を備え、放熱底板51は、第1基板3に取り付けられ、放熱フィン52は、放熱底板51に取り付けられる。放熱底板51及び放熱フィン52は、駆動モジュール2と制御モジュール1との間に設けられ、また、放熱底板51が駆動モジュール2及び/又は制御モジュール1及び/又は第1通信モジュールに当接し、且つ熱伝導シリコーンゴムにより制御モジュール1及び/又は駆動モジュール2及び/又は第1通信モジュールに接続されるように設計されてもよく、これにより、放熱効果を高めることができる。
【0134】
実施例5
本実施例と実施例1又は実施例2との区別は、該駆動制御一体板が第1基板に設けられるI/Oインタフェース、第1低圧電源及び第1高圧電源をさらに備え、且つ制御モジュール及び駆動モジュールが並列して第1基板に設けられ、I/Oインタフェースが制御モジュールの第1基板から離れた一側に取り付けられ、第1低圧電源がI/Oインタフェースの第1基板から離れた一側に取り付けられ、第1高圧電源が駆動モジュールの第1基板から離れた一側に取り付けられることにある。制御モジュール、I/Oインタフェース、第1低圧電源を隣り合うように設けることにより、制御モジュールとI/Oインタフェースとの接続距離を短縮可能であり、且つ第1低圧電源を制御モジュールに近接させ、第1高圧電源を駆動モジュールに近接させることで、より高効率で確実に制御モジュール及び駆動モジュールに対して給電可能である。
【0135】
好ましくは、該駆動制御一体板は、2つの放熱アセンブリをさらに備え、放熱アセンブリは、第1基板に設けられ、且つ2つの放熱アセンブリのうちの1つの放熱アセンブリは、制御モジュールの駆動モジュールから離れた一側に位置し、もう1つの放熱アセンブリは、駆動モジュールの制御モジュールから離れた一側に位置する。2つの放熱アセンブリを両端の外側に設け、且つそれぞれが制御モジュール及び駆動モジュールに隣り合うように設けることにより、放熱効果を高めることに有利である。
【0136】
実施例6
駆動制御一体板は、図12に示すように、集積して設けられる第1基板10及び第2基板20を備え、第1基板10は、制御機能板であり、第2基板20は、駆動機能板であり、第1基板10と第2基板20とは、電気的接続される。
【0137】
好ましくは、第2基板20は、第1基板10と重ね合わせて設けられる。第2基板20は、第1基板10に貼り合わせられ且つデイジーチェーンにより接続される。
【0138】
好ましくは、第1基板10は、制御信号を第2基板20に送信するように構成され、第2基板20は、前記制御信号に応じて被駆動部品の運動を駆動するように構成される。例えば被駆動部品は、ロボットアームである。
【0139】
好ましくは、該駆動制御一体板は、隔離デバイスをさらに備え、隔離デバイスは、第2基板20と第1基板10との間に設けられる。隔離デバイスは、強電と弱電との間の干渉を回避して、第1基板10及び第2基板20の各々の作動の確実性を高めるように、第1基板10と第2基板20とを隔離するように構成される。
【0140】
好ましくは、該駆動制御一体板は、第1低圧電源30及び第1高圧電源40をさらに備え、且つ第1基板10、第1低圧電源30、第1高圧電源40及び第2基板20は、順次隣り合って設けられ、又は、第1基板10、第1低圧電源30、第2基板20及び第1高圧電源40は、順次隣り合って設けられる。該駆動制御一体板は、I/Oインタフェースをさらに備え、I/Oインタフェースは、第1基板10に電気的接続される。I/Oインタフェースは、第1基板10の第2基板20から離れた一側に設けられ、又は、I/Oインタフェースは、第1基板1の第2基板20に近接した一側に設けられ、又は、I/Oインタフェースは、第1低圧電源30の第2基板20に近接した一側に設けられる。
【0141】
好ましくは、第1低圧電源30は、第1基板10に電気的接続され、第1基板10に対して給電するように構成され、第1高圧電源40は、第2基板20に電気的接続され、第2基板20に対して給電するように構成される。
【0142】
好ましくは、第2基板20は、外部の強電電源に接続されるように構成される。
【0143】
好ましくは、該駆動制御一体板は、通信モジュールをさらに備え、通信モジュールは、第1基板10に電気的接続される。通信モジュールは、ネットワークバスに接続されるように構成される。
【0144】
好ましくは、該駆動制御一体板は、少なくとも1つの放熱アセンブリ5をさらに備え、少なくとも1つの放熱アセンブリ5は、第1基板10及び/又は第2基板20を放熱するように構成される。
【0145】
好ましくは、該駆動制御一体板の放熱アセンブリ5の数は、2つであり、2つの放熱アセンブリ5のうちの1つの放熱アセンブリ5は、第1基板1の第2基板20から離れた一側に位置し、もう1つの放熱アセンブリ5は、第2基板20の第1基板1から離れた一側に位置する。
【0146】
好ましくは、該駆動制御一体板の放熱アセンブリ5の数は、1つであり、放熱アセンブリ5は、第2基板2と第1基板10との間に設けられ、又は、放熱アセンブリ5は、第1基板10に当接し、又は、放熱アセンブリ5は、第2基板20に当接する。
【0147】
好ましくは、放熱アセンブリ5は、放熱底板及び複数の放熱フィンを備え、放熱底板は、第2基板20及び第1基板1のうちの1つに取り付けられ、放熱フィンは、放熱底板に取り付けられ、第2基板20及び第1基板1のもう1つは、放熱フィンに貼り合わせられる。
【0148】
好ましくは、放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより第1基板10又は第2基板20に接続される。
【0149】
好ましくは、放熱アセンブリ5は、放熱ファンをさらに備え、放熱ファンは、放熱フィンの一側に取り付けられ、放熱フィンが所在する領域の気体の流動を駆動可能である。
【0150】
好ましくは、該駆動制御一体板は、断熱材をさらに備え、断熱材は、第2基板20と第1基板10との間に設けられる。
【0151】
好ましくは、第1基板10の数は、第2基板20の数に等しく、第1基板10は、第2基板20に一対一に対応して電気的接続され、又は、第1基板10の数は、第2基板20の数よりも小さく、少なくとも1つの第1基板10は、2つ以上の第2基板20に電気的接続される。
【0152】
実施例7
実施例1ないし実施例5のいずれかに記載された駆動制御一体板100を備える制御システムを提供し、駆動制御一体板100を採用した制御システムは、システムの全体構造をよりコンパクトにして、より大きな設計空間を実行部品に提供することができ、機器の全体の設計の難度を低減可能であり且つ機器の小型化に有利である。
【0153】
好ましくは、図10に示すように、該制御システムは、信号中継板200、第2低圧電源300及び第2高圧電源400をさらに備え、駆動制御一体板100の数は、2つであり、且つ1つの駆動制御一体板100、信号中継板200、第2低圧電源300、第2高圧電源400及びもう1つの駆動制御一体板100は、順次積層して設けられる。信号中継板200は、駆動制御一体板100と外部機器との間の信号の伝送を実現するように構成される。駆動制御一体板100、信号中継板200、第2低圧電源300、第2高圧電源400及びもう1つの駆動制御一体板100を順次隣り合うように設けることにより、一方で、1つの駆動制御一体板100と信号中継板200との接続距離を短縮可能であり、他方で、第2低圧電源300を1つの駆動制御一体板100に近接させ、第2高圧電源400をもう1つの駆動制御一体板100に近接させることで、より高効率で確実に2つの駆動制御一体板100に対して給電可能であり、さらに一方で、第2低圧電源300、第2高圧電源400などの構造を利用して2つの駆動制御一体板100を隔離し、2つの駆動制御一体板100の間の相互干渉を低減して、2つの駆動制御一体板100の各々の作動の確実性を保証することができる。
【0154】
好ましくは、信号中継板200に隣り合う駆動制御一体板100は、制御機能を実現するためのものに過ぎず、通常の単体の制御板に置き換えられてもよく、第2高圧電源400に隣り合う駆動制御一体板100は、駆動機能を実現するためのものに過ぎず、通常の単体の駆動板に置き換えられてもよい。
【0155】
好ましくは、信号中継板200は、2つの駆動制御一体板100に電気的接続され、駆動制御一体板100の信号を変換して変換後の信号を外部機器に伝送するか、又は外部機器の信号を変換して変換後の信号を駆動制御一体板100に伝送するように構成され、第2低圧電源300は、信号中継板200に近接した駆動制御一体板100に電気的接続され、信号中継板200に近接した駆動制御一体板100に対して給電するように構成され、第2高圧電源400は、第2高圧電源400に近接した駆動制御一体板100に電気的接続され、第2高圧電源400に近接した駆動制御一体板100に対して給電するように構成される。
【0156】
好ましくは、駆動制御一体板100が第1低圧電源及び第1高圧電源を備える場合、信号中継板200に近接した駆動制御一体板100については、第2低圧電源又は信号中継板200に近接した駆動制御一体板100の第1低圧電源の採用を選択して信号中継板200に近接した駆動制御一体板100に給電することができ、例えば、第1低圧電源の出力端及び第2低圧電源の出力端に選択スイッチが設けられることにより、選択スイッチで駆動制御一体板100に給電する低圧ユニットを決定する。同様に、第2高圧電源400に近接した駆動制御一体板100についても、第2高圧電源又は第2高圧電源400に近接した駆動制御一体板100の第2低圧電源の採用を選択して第2高圧電源400に近接した駆動制御一体板100に給電することができる。
【0157】
好ましくは、該制御システムは、2つの放熱器をさらに備え、且つ2つの放熱器のうちの1つの放熱器は、1つの駆動制御一体板100の信号中継板200から離れた一側に位置し、もう1つの放熱器は、もう1つの駆動制御一体板100の第2高圧電源400から離れた一側に位置する。2つの放熱器を制御システムの両端の外側に設け、且つそれぞれが1つの駆動制御一体板100に隣り合うように設けることにより、放熱効果を高めることに有利である。
【0158】
本実施例は、上記した制御システムを備えるロボットをさらに提供し、図13に示すように、該ロボットは、6軸ロボットであり、且つ該制御システムは、様々な形状、構造及び型番の6軸ロボットに適用される。該ロボットは、さらに2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、多軸ロボット、選択的コンプライアンスアセンブリロボットアーム(Selective Compliance Assembly Robot Arm、SCARA)ロボット及びDeltaロボットのうちのいずれか1種類であってもよく、且つ該制御システムは、様々な形状、構造及び型番の2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、多軸ロボット、SCARAロボット及びDeltaロボットに適用される。
【0159】
実施例8
実施例1ないし実施例5のうちのいずれかに記載された駆動制御一体板を備える制御システムを提供し、駆動制御一体板を採用した制御システムは、システムの全体構造をよりコンパクトにして、より大きな設計空間を実行部品に提供することができ、機器の全体の設計の難度を低減可能であり、機器の小型化に有利である。
【0160】
好ましくは、該制御システムは、接続座、信号中継板、第2低圧電源及び第2高圧電源をさらに備え、駆動制御一体板の数は、2つであり、且つ2つの駆動制御一体板は、並列して接続座に設けられ、信号中継板は、1つの駆動制御一体板の接続座から離れた一側に取り付けられ、第2低圧電源は、信号中継板の接続座から離れた一側に取り付けられ、第2高圧電源は、もう1つの駆動制御一体板の接続座から離れた一側に取り付けられる。信号中継板は、駆動制御一体板と外部機器との間の信号の伝送を実現するように構成される。1つの駆動制御一体板、信号中継板、第2低圧電源を順次隣り合うように設け、もう1つの駆動制御一体板を第2高圧電源に隣り合うように設けることにより、一方で、1つの駆動制御一体板と信号中継板との接続距離を短縮可能であり、他方で、第2低圧電源を1つの駆動制御一体板に近接させ、第2高圧電源をもう1つの駆動制御一体板に近接させることで、より高効率で確実に2つの駆動制御一体板に対して給電可能である。
【0161】
好ましくは、信号中継板に隣り合う駆動制御一体板は、制御機能を実現するためのものに過ぎず、通常の単体の制御板に置き換えられてもよく、第2高圧電源に隣り合う駆動制御一体板は、駆動機能を実現するためのものに過ぎず、通常の単体の駆動板に置き換えられてもよい。
【0162】
好ましくは、信号中継板は、2つの駆動制御一体板に接続され、駆動制御一体板の信号を変換して変換後の信号を外部機器に伝送するか、又は外部機器の信号を変換して変換後の信号を駆動制御一体板に伝送するように構成され、第2低圧電源は、信号中継板に近接した駆動制御一体板に電気的接続され、信号中継板に近接した駆動制御一体板に対して給電するように構成され、第2高圧電源は、第2高圧電源に近接した駆動制御一体板に電気的接続され、第2高圧電源に近接した駆動制御一体板に対して給電するように構成される。
【0163】
好ましくは、該制御システムは、2つの放熱器をさらに備え、且つ1つの放熱器は、1つの駆動制御一体板のもう1つの駆動制御一体板から離れた一側に位置し、即ち2つの放熱器は、2つの並列に設けられる駆動制御一体板の外側に位置する。2つの放熱器を制御システムの両端の外側に設け、且つ1つの放熱器が1つの駆動制御一体板に隣り合うように設けることにより、放熱効果を高めることに有利である。
【0164】
本実施例は、上記した制御システムを備えるロボットをさらに提供し、図14に示すように、該ロボットは、Deltaロボットであり、且つ該制御システムは、様々な形状、構造及び型番のDeltaロボットに適用される。該ロボットは、2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びSCARAロボットのうちのいずれか1種類であってもよく、且つ該制御システムは、様々な形状、構造及び型番の2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びSCARAロボットに適用される。
【0165】
実施例9
実施例1ないし実施例5のうちのいずれかに記載された駆動制御一体板100を備える制御システムを提供し、駆動制御一体板100を採用した制御システムは、システムの全体構造をよりコンパクトにして、より大きな設計空間を実行部品に提供することができ、機器の全体の設計の難度を低減可能であり、機器の小型化に有利である。
【0166】
好ましくは、図11に示すように、駆動制御一体板100の数は、2つ以上であり、全ての駆動制御一体板100は、1列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される。各駆動制御一体板100は、それぞれ1つの実行部品を制御可能であり、このような積層配置の方式は、制御システムをよりコンパクトにすることができ、全ての実行部品に対応する駆動制御構造を集中して配置し、さらに、後期のメンテナンスの利便性を高めることに有利である。具体的には、全ての駆動制御一体板100は、1列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し、即ち「三」に類似する分布構造を形成する。
【0167】
好ましくは、任意の1つの前記駆動制御一体板100は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板100の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成可能であり、又は、全ての前記駆動制御一体板100はいずれも、クラウドコントローラに接続されるように構成され、クラウドコントローラは、全ての前記駆動制御一体板100の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。上記設計は、駆動制御一体板100を、対外接続を実現するようにさせ、異なるロボットの間の連動を実現することができる。
【0168】
好ましくは、該制御システムは、接続座600をさらに備え、接続座600は、駆動制御一体板100が挿接される2つ以上の第1カスケードソケット601を備え、全ての第1カスケードソケット601は、1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は全ての前記第1カスケードソケット601は、2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される。前記した、前記第1カスケードソケット601を有する前記接続座600を設けることにより、一方で、前記駆動制御一体板の取付けの確実性を高めることができ、他方で、前記駆動制御一体板100と前記接続座600との急速な着脱を便利にして、異なる駆動制御一体板を組み合わせて使用する利便性及び柔軟性を高めることができる。
【0169】
好ましくは、該制御システムは、駆動制御一体板100と間隔をあけて重ね置きするように布置された接続板500をさらに備え、接続板500は、第3制御部分501及び第3基板502を備え、第3制御部分501は、第3基板502に設けられ、複数の駆動制御一体板100は、順次カスケード接続され、第3制御部分501は、少なくとも1つの駆動制御一体板100に電気的接続される。駆動制御一体板100に電気的接続される第3制御部分501を設けることにより、該制御システムが実行部品に対して全面的で確実な制御を形成するように、全ての駆動制御一体板100に対する統括制御を実現し、異なる駆動制御一体板100の間の信号のインタラクションを協調させることができる。
【0170】
好ましくは、接続板500は、外部のコントローラと接続するように、1列に位置する全ての駆動制御一体板100からなる全体の一側に設けられる。
【0171】
好ましくは、接続板500は、第2通信モジュール503をさらに備え、第2通信モジュール503は、第3基板502に設けられ、第3制御部分501は、第2通信モジュール503に電気的接続される。第2通信モジュール503により、第3制御部分501と外部の機器との遠隔インタラクションを実現して、該制御システムと外部機器との相互接続の効率を高めることができる。
【0172】
好ましくは、該制御システムは、接続座600をさらに備え、接続座600は、駆動制御一体板100が挿接される2つ以上の第1カスケードソケット601及び接続板500が挿接される1つの第2カスケードソケット602を備え、全ての第1カスケードソケット601は、1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、第2カスケードソケット602は、少なくとも1つの第1カスケードソケット601に電気的接続される。第1カスケードソケット601及び第2カスケードソケット602を有する接続座600を設けることにより、一方で、駆動制御一体板100、接続板500の取付けの確実性を高めることができ、他方で、駆動制御一体板、接続板500と接続座600との急速な着脱を便利にして、異なる駆動制御一体板100、接続板500を組み合わせて使用する利便性及び柔軟性を高めることができる。
【0173】
好ましくは、第2カスケードソケット602は、外部のコントローラと接続するように、1列の第1カスケードソケット601からなる全体の一側に設けられる。
【0174】
好ましくは、第2カスケードソケット602は、第2カスケードソケット602に隣り合う第1カスケードソケット601に電気的接続される。
【0175】
好ましくは、該制御システムは、温度制御器をさらに備え、温度制御器は、駆動制御一体板100に対して高温保護を行うことができる。温度制御器を設けることにより、該制御システムが過熱状態で作動することを回避して、制御システムの使用寿命を有効に延長することができる。
【0176】
本実施例は、上記した制御システムを備えるロボットをさらに提供し、図15に示すように、該ロボットは、SCARAロボットであり、且つ該制御システムは、様々な形状、構造及び型番のSCARAロボットに適用される。該ロボットは、さらに2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びDeltaロボットのうちのいずれか1種類であってもよく、且つ該制御システムは、様々な形状、構造及び型番の2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びDeltaロボットに適用される。
【0177】
実施例10
本実施例と実施例9との区別は、該制御システムが接続座600をさらに備え、接続座600が、駆動制御一体板100が挿接される2つ以上の第1カスケードソケット601を備え、全ての第1カスケードソケット601が1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は全ての第1カスケードソケット601が2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続され、接続板500が接続座600に溶接又は貼装され、且つ接続板500が少なくとも1つの第1カスケードソケット601に電気的接続されることにある。接続板500を接続座600に溶接又は貼装することにより、接続板500と接続座600との接続の確実性を高めて、制御システム全体の作動の確実性を高めることができる。
【0178】
好ましくは、接続板500は、外部のコントローラと接続するように、1列の全ての第1カスケードソケット601からなる全体の一側に設けられる。
【0179】
好ましくは、接続板500は、接続板500に隣り合う第1カスケードソケット601に電気的接続される。
【0180】
実施例11
本実施例と実施例9との区別は、接続座600の代わりに、該制御システムが、接続板500及び/又は全ての駆動制御一体板100が溶接又は貼装される主基板をさらに備えるという設計を用いることにある。駆動制御一体板100を主基板に溶接又は貼装することにより、駆動制御一体板100と主基板との接続の確実性を高めて、制御システム全体の作動の確実性を高めることができる。
【0181】
実施例12
図16を参照し、本願は、制御システムを提供し、制御システムは、制御機能板1’、駆動機能板2’、信号中継板3’、第2低圧電源4’及び第2高圧電源5’を備え、制御機能板1’、駆動機能板2’、信号中継板3’、第2低圧電源4’及び第2高圧電源5’は、デイジーチェーンを採用して接続される。デイジーチェーンを採用して制御機能板1’、駆動機能板2’などのデバイスの接続を実現することにより、制御機能板1’、駆動機能板2’などを、1つの高効率で相互接続される駆動制御集積システムを形成するようにさせることができ、制御システムの小型化の実現に有利である。信号中継板3’は、制御機能板1’、駆動機能板2’と外部機器との信号の入力及び出力の接続を実現するように構成される。
【0182】
好ましくは、制御機能板1’の数は、1つであり、駆動機能板2’の数は、1つであり、且つ制御機能板1’、信号中継板3’、第2低圧電源4’、第2高圧電源5’及び駆動機能板2’は、順次積層して設けられる。上記した、順次積層して設けられる構造により、一方で、制御機能板1’と信号中継板3’との接続距離を短縮可能であり、他方で、制御機能板1’と駆動機能板2’とを隔離し、制御機能板1’と駆動機能板3’との間の相互干渉を低減して、各々の作動の確実性を保証し、さらに一方で、第2低圧電源4’を制御機能板に近接させ、第2高圧電源5’を駆動機能板2’に近接させることで、より高効率で確実に制御機能板1’、駆動機能板2’に対して給電可能である。
【0183】
好ましくは、信号中継板3’は、制御機能板1’及び駆動機能板2’に電気的接続され、制御機能板1’の信号を変換して変換後の信号を外部機器に伝送するか又は外部機器の信号を変換して変換後の信号を制御機能板1’に伝送し、且つ駆動機能板2’の信号を変換して変換後の信号を外部機器に伝送するか又は外部機器の信号を変換して変換後の信号を駆動機能板2’に伝送するように構成される。第2低圧電源4’は、制御機能板1’に電気的接続され、制御機能板1’に対して給電するように構成され、第2高圧電源5’は、駆動機能板2’に電気的接続され、駆動機能板2’に対して給電するように構成される。
【0184】
好ましくは、該制御システムは、2つの放熱器をさらに備え、且つ2つの放熱器のうちの1つの放熱器は、1つの制御機能板の信号中継板から離れた一側に位置し、もう1つの放熱器は、駆動機能板の第2高圧電源から離れた一側に位置する。2つの放熱器を制御システムの両端の外側に設け、且つそれぞれが制御機能板、駆動機能板に隣り合うように設けることにより、放熱効果を高めることに有利である。
【0185】
好ましくは、制御機能板及び/又は駆動機能板は、上記実施例1又は2又は3又は4又は5における駆動制御一体板を採用する。
【0186】
実施例13
本実施例と実施例9との区別は、駆動制御一体板の数が2つ以上であり、全ての駆動制御一体板が2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続されることにある。各駆動制御一体板は、それぞれ1つの実行部品を制御可能であり、このような積層配置の方式は、制御システムをよりコンパクトにすることができ、全ての実行部品に対応する駆動制御構造を集中して配置し、さらに、後期のメンテナンスの利便性を高めることに有利である。全ての駆動制御一体板は、2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し、即ち「非」字に類似する分布構造を形成する。
【0187】
好ましくは、該制御システムは、接続座をさらに備え、接続座は、駆動制御一体板が挿接される2つ以上の第1カスケードソケット及び接続板が挿接される1つの第2カスケードソケットを備え、全ての第1カスケードソケットは、2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続され、第2カスケードソケットは、少なくとも1つの第1カスケードソケットに電気的接続される。
【0188】
本明細書の説明において、用語「上」、「下」、「左」「右」などの方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、説明を容易にし、操作を簡略化するためのものに過ぎず、かかる装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位から構成されて操作されなければならないことを指示又は暗示するものではないと理解すべきであり、従って、本願を制限するものとしては理解できない。また、用語「第1」、「第2」は、説明において区分するためのものに過ぎず、特殊な意味を持たない。
【0189】
本明細書の説明において、参考用語「一実施例」、「例」などの説明は、該実施例又は例に関連して説明される具体的な特徴、構造、材料又は特点が本願の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する模式的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指すものではない。
【符号の説明】
【0190】
図1ないし図15において、
100・・・駆動制御一体板、
1・・・制御モジュール、11・・・第1制御部分、12・・・第2制御部分、2・・・駆動モジュール、21・・・第1駆動部分、22・・・第2駆動部分、3・・・第1基板、41・・・隔離デバイス、42・・・隔離オープンスロット、5・・・放熱アセンブリ、51・・・放熱底板、52・・・放熱フィン、6・・・第1ファン、7・・・I/Oインタフェース、8・・・第1低圧電源、9・・・第1高圧電源、
200・・・信号中継板、300・・・第2低圧電源、400・・・第2高圧電源、500・・・接続板、501・・・第3制御部分、502・・・第3基板、503・・・第2通信モジュール、600・・・接続座、601・・・第1カスケードソケット、602・・・第2カスケードソケット。
図12において、
10・・・第1基板、20・・・第2基板、30・・・第1低圧電源、40・・・第2低圧電源、5・・・放熱アセンブリ。
図16において、
1’・・・制御機能板、2’・・・駆動機能板、3’・・・信号中継板、4’・・・第2低圧電源、5’・・・第2高圧電源。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2023-07-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0140
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0140】
好ましくは、該駆動制御一体板は、第1低圧電源30及び第1高圧電源40をさらに備え、且つ第1基板10、第1低圧電源30、第1高圧電源40及び第2基板20は、順次隣り合って設けられ、又は、第1基板10、第1低圧電源30、第2基板20及び第1高圧電源40は、順次隣り合って設けられる。該駆動制御一体板は、I/Oインタフェースをさらに備え、I/Oインタフェースは、第1基板10に電気的接続される。I/Oインタフェースは、第1基板10の第2基板20から離れた一側に設けられ、又は、I/Oインタフェースは、第1基板10の第2基板20に近接した一側に設けられ、又は、I/Oインタフェースは、第1低圧電源30の第2基板20に近接した一側に設けられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0145
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0145】
好ましくは、該駆動制御一体板の放熱アセンブリ5の数は、2つであり、2つの放熱アセンブリ5のうちの1つの放熱アセンブリ5は、第1基板10の第2基板20から離れた一側に位置し、もう1つの放熱アセンブリ5は、第2基板20の第1基板10から離れた一側に位置する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0146】
好ましくは、該駆動制御一体板の放熱アセンブリ5の数は、1つであり、放熱アセンブリ5は、第2基板20と第1基板10との間に設けられ、又は、放熱アセンブリ5は、第1基板10に当接し、又は、放熱アセンブリ5は、第2基板20に当接する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0147】
好ましくは、放熱アセンブリ5は、放熱底板及び複数の放熱フィンを備え、放熱底板は、第2基板20及び第1基板10のうちの1つに取り付けられ、放熱フィンは、放熱底板に取り付けられ、第2基板20及び第1基板10のもう1つは、放熱フィンに貼り合わせられる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0156
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0156】
好ましくは、駆動制御一体板100が第1低圧電源及び第1高圧電源を備える場合、信号中継板200に近接した駆動制御一体板100については、第2低圧電源又は信号中継板200に近接した駆動制御一体板100の第1低圧電源の採用を選択して信号中継板200に近接した駆動制御一体板100に給電することができ、例えば、第1低圧電源の出力端及び第2低圧電源の出力端に選択スイッチが設けられることにより、選択スイッチで駆動制御一体板100に給電する低圧電源を決定する。同様に、第2高圧電源400に近接した駆動制御一体板100についても、第2高圧電源又は第2高圧電源400に近接した駆動制御一体板100の第1高圧電源の採用を選択して第2高圧電源400に近接した駆動制御一体板100に給電することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0190
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0190】
図1ないし図15において、
100・・・駆動制御一体板、
1・・・制御モジュール、11・・・第1制御部分、12・・・第2制御部分、2・・・駆動モジュール、21・・・第1駆動部分、22・・・第2駆動部分、3・・・第1基板、41・・・隔離デバイス、42・・・隔離オープンスロット、5・・・放熱アセンブリ、51・・・放熱底板、52・・・放熱フィン、6・・・第1ファン、7・・・I/Oインタフェース、8・・・第1低圧電源、9・・・第1高圧電源、
200・・・信号中継板、300・・・第2低圧電源、400・・・第2高圧電源、500・・・接続板、501・・・第3制御部分、502・・・第3基板、503・・・第2通信モジュール、600・・・接続座、601・・・第1カスケードソケット、602・・・第2カスケードソケット。
図12において、
10・・・第1基板、20・・・第2基板、30・・・第1低圧電源、40・・・第1高圧電源、5・・・放熱アセンブリ。
図16において、
1’・・・制御機能板、2’・・・駆動機能板、3’・・・信号中継板、4’・・・第2低圧電源、5’・・・第2高圧電源。
【手続補正7】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御モジュール、駆動モジュール及び第1基板を備え、
前記制御モジュール及び前記駆動モジュールは、前記第1基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される、
駆動制御一体板。
【請求項2】
前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に設けられる隔離デバイスと、
前記第1基板に設けられ、前記制御モジュール及び前記駆動モジュールのうちの少なくともいずれかに電気的接続される安全回路モジュールと、
前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に設けられる断熱材と、
前記第1基板に設けられ、前記制御モジュールに電気的接続され、ネットワークバスに接続されるように構成される第1通信モジュールと、のいずれかをさらに備える、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項3】
前記第1基板には、前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間に位置する隔離オープンスロットが開設されており
前記駆動モジュールと前記制御モジュールとの間には、複数本の前記隔離オープンスロットが設けられ、
又は、前記隔離オープンスロット内には、複数枚の間隔板が設けられている、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項4】
前記駆動モジュールは、前記第1基板の第1端のエッジに近接して設けられ、前記制御モジュールは、前記第1基板の第2端のエッジに近接して設けられ、
又は、前記駆動モジュールは、外部の強電電源に接続されるように構成される、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項5】
前記制御モジュール及び前記駆動モジュールは、前記第1基板の同一側に設けられ、
又は、前記制御モジュールは、前記第1基板の第1面に設けられ、前記駆動モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられ、
又は、前記制御モジュールは、第1制御部分及び第2制御部分を備え、前記第1制御部分は、前記第1基板の第1面に設けられ、前記第2制御部分及び前記駆動モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられ、前記第1制御部分と前記第2制御部分とは、電気的接続され、前記第1制御部分及び前記第2制御部分のうちの少なくともいずれかは、前記駆動モジュールに接続され、
又は、前記駆動モジュールは、第1駆動部分及び第2駆動部分を備え、前記第1駆動部分は、前記第1基板の第1面に設けられ、前記第2駆動部分及び前記制御モジュールは、前記第1基板の第2面に設けられ、前記第1駆動部分と前記第2駆動部分とは、電気的接続され、前記第1駆動部分及び前記第2駆動部分のうちの少なくともいずれかは、前記制御モジュールに接続される、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項6】
前記第1基板に設けられる第1低圧電源及び第1高圧電源をさらに備え、且つ前記制御モジュール、前記第1低圧電源、前記第1高圧電源及び前記駆動モジュールは、順次隣り合って設けられ、又は、前記制御モジュール、前記第1低圧電源、前記駆動モジュール及び前記第1高圧電源は、順次隣り合って設けられ、
前記制御モジュールに電気的接続される入力/出力I/Oインタフェースをさらに備え、
前記I/Oインタフェースは、前記制御モジュールの前記駆動モジュールから離れた一側に設けられ、又は、前記制御モジュールの前記駆動モジュールに近接した一側に設けられ、又は、前記第1低圧電源の前記駆動モジュールに近接した一側に設けられる、
請求項に記載の駆動制御一体板。
【請求項7】
前記第1基板に設けられ、且つ1つが前記制御モジュールの前記駆動モジュールから離れた一側に位置し、もう1つが前記駆動モジュールの前記制御モジュールから離れた一側に位置する2つの放熱アセンブリをさらに備える、
請求項に記載の駆動制御一体板。
【請求項8】
前記第1基板に設けられる少なくとも1つの放熱アセンブリをさらに備え、
各放熱アセンブリは、前記第1基板に取り付けられる放熱底板、及び前記放熱底板に取り付けられる複数の放熱フィンを備え、
前記放熱底板は、前記駆動モジュール及び前記制御モジュールのうちの少なくとも1つに当接し、
前記放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより前記制御モジュール及び前記駆動モジュールのうちの少なくとも1つに接続される、
請求項1ないしのいずれか1項に記載の駆動制御一体板。
【請求項9】
前記駆動モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記第1通信モジュールは、前記駆動モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられ、前記制御モジュールは、前記第1通信モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられる、
請求項に記載の駆動制御一体板。
【請求項10】
前記制御モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記駆動モジュールは、前記制御モジュールと並列に設けられ且つ前記第1基板に貼り合わせられ、
又は、前記制御モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記駆動モジュールは、前記制御モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられ、
又は、前記駆動モジュールは、前記第1基板に貼り合わせられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールの前記第1基板から離れた一側に貼り合わせられる、
請求項1に記載の駆動制御一体板。
【請求項11】
集積して設けられて電気的接続される、制御機能板である第1基板及び駆動機能板である第2基板を備える、
駆動制御一体板。
【請求項12】
前記第2基板は、前記第1基板と重ね合わせて設けられ、又は、外部の強電電源に接続されるように構成され、
前記第2基板は、前記第1基板に貼り合わせられ且つデイジーチェーンにより接続される、
請求項11に記載の駆動制御一体板。
【請求項13】
前記第1基板の数は、前記第2基板の数に等しく、前記第1基板は、前記第2基板に一対一に対応して電気的接続され、又は、前記第1基板の数は、前記第2基板の数よりも小さく、少なくとも1つの前記第1基板は、少なくとも2つの前記第2基板に電気的接続され、
又は、
前記第2基板と前記第1基板との間に設けられる隔離デバイスと、
前記第2基板と前記第1基板との間に設けられる断熱材と、
前記第1基板に電気的接続され、ネットワークバスに接続されるように構成される通信モジュールと、のいずれかをさらに備える、
請求項11に記載の駆動制御一体板。
【請求項14】
第1低圧電源及び第1高圧電源をさらに備え、且つ前記第1基板、前記第1低圧電源、前記第1高圧電源及び前記第2基板は、順次隣り合って設けられ、又は、前記第1基板、前記第1低圧電源、前記第2基板及び前記第1高圧電源は、順次隣り合って設けられ、
前記第1基板に電気的接続される入力/出力I/Oインタフェースをさらに備え、
前記I/Oインタフェースは、前記第1基板の前記第2基板から離れた一側に設けられ、又は、前記第1基板の前記第2基板に近接した一側に設けられ、又は、前記第1低圧電源の前記第2基板に近接した一側に設けられる、
請求項11に記載の駆動制御一体板。
【請求項15】
前記第1基板及び前記第2基板のうちの少なくとも1つを放熱するように構成される少なくとも1つの放熱アセンブリをさらに備え、
前記放熱アセンブリは、数が2つであり、2つのうちの1つが前記第1基板の前記第2基板から離れた一側に位置し、もう1つが前記第2基板の前記第1基板から離れた一側に位置し、
又は、前記放熱アセンブリは、数が1つであり、前記第2基板と前記第1基板との間に位置し、又は、前記第1基板に当接し、又は、前記第2基板に当接するように構成され、
又は、各放熱アセンブリは、前記第2基板及び前記第1基板のうちの1つに取り付けられる放熱底板、及び前記放熱底板に取り付けられ、前記第2基板及び前記第1基板のもう1つが貼り合わせられる複数の放熱フィンを備え、
前記放熱底板は、熱伝導シリコーンゴムにより前記第1基板又は前記第2基板に接続され、
又は、各放熱アセンブリは、前記複数の放熱フィンの一側に取り付けられ、前記複数の放熱フィンが所在する領域の気体の流動を駆動可能である放熱ファンをさらに備える、
請求項11に記載の駆動制御一体板。
【請求項16】
請求項1~15のいずれか1項に記載の駆動制御一体板を備える、
制御システム。
【請求項17】
信号中継板、第2低圧電源及び第2高圧電源をさらに備え、
前記駆動制御一体板の数は、2つであり、且つ1つの前記駆動制御一体板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記第2高圧電源及びもう1つの前記駆動制御一体板は、順次積層して設けられ、
1つが1つの前記駆動制御一体板の前記信号中継板から離れた一側に位置し、もう1つがもう1つの前記駆動制御一体板の前記第2高圧電源から離れた一側に位置する2つの放熱器をさらに備える、
請求項16に記載の制御システム。
【請求項18】
前記駆動制御一体板は、数が少なくとも2つであり、全てが1列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続され、又は、全てが2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続され、
任意の1つの前記駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、
又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される、
請求項16に記載の制御システム。
【請求項19】
前記駆動制御一体板と間隔をあけて重ね置きするように布置された接続板をさらに備え、
前記接続板は、第3制御部分及び第3基板を備え、前記第3制御部分は、前記第3基板に設けられ、前記少なくとも2つの駆動制御一体板は、順次カスケード接続され、前記第3制御部分は、少なくとも1つの前記駆動制御一体板に電気的接続され、
前記接続板は、前記第3基板に設けられ、前記第3制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える、
請求項18に記載の制御システム。
【請求項20】
前記少なくとも2つの駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は、2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される少なくとも2つの第1カスケードソケットが備えられる接続座をさらに備える、
請求項18に記載の制御システム。
【請求項21】
前記少なくとも2つの駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される少なくとも2つの第1カスケードソケット、及び前記接続板が挿接され、少なくとも1つの前記第1カスケードソケットに電気的接続される1つの第2カスケードソケットが備えられる接続座をさらに備え、
前記第2カスケードソケットは、前記第2カスケードソケットに隣り合う前記第1カスケードソケットに電気的接続される、
請求項19に記載の制御システム。
【請求項22】
前記少なくとも2つの駆動制御一体板が挿接され、全てが1列に沿って等間隔に分布し且つ順次カスケード接続され、又は2列に沿って間隔をあけて重ね置きするように分布し且つ順次カスケード接続される少なくとも2つの第1カスケードソケットが備えられ、少なくとも1つの前記第1カスケードソケットに電気的接続される前記接続板が溶接又は貼装される接続座をさらに備え、
前記接続板は、前記接続板に隣り合う前記第1カスケードソケットに電気的接続される、
請求項19に記載の制御システム。
【請求項23】
全ての前記駆動制御一体板が溶接又は貼装される主基板
前記駆動制御一体板に対して高温保護を行うように構成される温度制御器と、の少なくともいずれかをさらに備える、
請求項18に記載の制御システム。
【請求項24】
デイジーチェーンを採用して接続される制御機能板、駆動機能板、信号中継板、第2低圧電源及び第2高圧電源を備え、
前記制御機能板及び前記駆動機能板のうちの少なくともいずれかは、請求項1~10のいずれか1項に記載の駆動制御一体板を採用する、
制御システム。
【請求項25】
前記制御機能板の数は、1つであり、前記駆動機能板の数は、1つであり、且つ前記制御機能板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記第2高圧電源及び前記駆動機能板は、順次積層して設けられ、又は、前記制御機能板、前記信号中継板、前記第2低圧電源、前記駆動機能板及び前記第2高圧電源は、順次積層して設けられ、
1つが1つの前記制御機能板の前記駆動機能板から離れた一側に位置し、もう1つが前記駆動機能板の前記制御機能板から離れた一側に位置する2つの放熱器をさらに備える、
請求項24に記載の制御システム。
【国際調査報告】