IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東莞市李群自動化技術有限公司の特許一覧

<>
  • 特表-ロボット 図1
  • 特表-ロボット 図2
  • 特表-ロボット 図3
  • 特表-ロボット 図4
  • 特表-ロボット 図5
  • 特表-ロボット 図6
  • 特表-ロボット 図7
  • 特表-ロボット 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-09
(54)【発明の名称】ロボット
(51)【国際特許分類】
   B25J 9/08 20060101AFI20231226BHJP
   B25J 19/00 20060101ALI20231226BHJP
【FI】
B25J9/08
B25J19/00 M
B25J19/00 J
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023539187
(86)(22)【出願日】2021-05-27
(85)【翻訳文提出日】2023-07-12
(86)【国際出願番号】 CN2021096331
(87)【国際公開番号】W WO2022134462
(87)【国際公開日】2022-06-30
(31)【優先権主張番号】202011565508.8
(32)【優先日】2020-12-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519416978
【氏名又は名称】東莞市李群自動化技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】QKM Technology (Dong Guan) Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】ROOM 101, UNIT 1, BUILDING 17, XINZHU YUAN, NO. 4, XINZHU ROAD, HIGH-TECH INDUSTRIAL DEVELOPMENT ZONE, SONGSHAN LAKE DONGGUAN, GUANGDONG 523808 CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】石金博
(72)【発明者】
【氏名】▲兪▼春▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】沙▲キ▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼虹
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼理▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】王▲紅▼
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707BS10
3C707BS15
3C707CY12
3C707CY34
3C707CY36
3C707CY37
3C707JS03
3C707JS06
(57)【要約】
制御モジュール(31)、駆動モジュール(32)及び基板(33)を備え、制御モジュール(31)及び駆動モジュール(32)は、基板(33)に設けられ、制御モジュール(31)は、駆動モジュール(32)に電気的接続される駆動制御一体板(3)と、駆動制御一体板(3)が設けられたアーム体(21)とを備えるロボットを開示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御モジュール、駆動モジュール及び基板を備え、前記制御モジュール及び駆動モジュールは、前記基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される駆動制御一体板と、
前記駆動制御一体板が設けられたアーム体と、を備える、
ロボット。
【請求項2】
前記アーム体の数は、少なくとも1つであり、
全ての前記アーム体を備えるロボットアームを備える、
請求項1に記載のロボット。
【請求項3】
前記駆動制御一体板は、前記制御モジュールに電気的接続される第1通信モジュールをさらに備える、
請求項1に記載のロボット。
【請求項4】
前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される、
請求項3に記載のロボット。
【請求項5】
前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項4に記載のロボット。
【請求項6】
前記駆動制御一体板は、前記制御モジュール及び前記駆動モジュールのうちの少なくともいずれかに電気的接続される入力/出力I/Oインタフェースをさらに備える、
請求項1に記載のロボット。
【請求項7】
前記駆動制御一体板は、前記基板に貼り合わせられる放熱シートをさらに備える、
請求項1に記載のロボット。
【請求項8】
前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台をさらに備える、
請求項2に記載のロボット。
【請求項9】
前記基台に設けられる駆動制御一体板をさらに備える、
請求項8に記載のロボット。
【請求項10】
前記基台に取り付けられる前記駆動制御一体板は、主制御板であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される、
請求項9に記載のロボット。
【請求項11】
任意の1つの駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、
又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される、
請求項2に記載のロボット。
【請求項12】
全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板をさらに備える、
請求項2に記載のロボット。
【請求項13】
前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える、
請求項12に記載のロボット。
【請求項14】
前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される、
請求項13に記載のロボット。
【請求項15】
前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項14に記載のロボット。
【請求項16】
ロボットアームと、
全てのうちの少なくとも1つは、前記ロボットアームに設けられ、各々は、制御モジュール、駆動モジュール及び基板を備え、前記制御モジュール及び駆動モジュールは、前記基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される少なくとも1つの駆動制御一体板と、を備える、
ロボット。
【請求項17】
前記各駆動制御一体板は、前記制御モジュールに電気的接続される第1通信モジュールをさらに備える、
請求項16に記載のロボット。
【請求項18】
前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される、
請求項17に記載のロボット。
【請求項19】
前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項18に記載のロボット。
【請求項20】
前記各駆動制御一体板は、前記制御モジュール及び前記駆動モジュールのうちの少なくともいずれかに電気的接続される入力/出力I/Oインタフェースをさらに備える、
請求項16に記載のロボット。
【請求項21】
前記各駆動制御一体板は、前記基板に貼り合わせられる放熱シートをさらに備える、
請求項16に記載のロボット。
【請求項22】
前記ロボットアームは、複数のアーム体を備え、前記駆動制御一体板は、数が少なくとも2つであり、各々が少なくとも1つの前記アーム体を制御する、
請求項16ないし21のいずれか1項に記載のロボット。
【請求項23】
1つの前記駆動制御一体板は、1つの前記アーム体を制御する、
請求項22に記載のロボット。
【請求項24】
各駆動制御一体板は、自ら制御する前記アーム体に取り付けられ、又は、自ら制御する前記アーム体の隣り合う前記アーム体に取り付けられる、
請求項23に記載のロボット。
【請求項25】
前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台をさらに備える、
請求項22に記載のロボット。
【請求項26】
全ての前記駆動制御一体板のうちの少なくとも1つの前記駆動制御一体板は、前記基台に取り付けられる、
請求項25に記載のロボット。
【請求項27】
前記基台に取り付けられる前記少なくとも1つの駆動制御一体板のうちの1つの駆動制御一体板は、主制御板であり、前記1つの駆動制御一体板は、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される、
請求項26に記載のロボット。
【請求項28】
任意の1つの駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、
又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される、
請求項22に記載のロボット。
【請求項29】
全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板をさらに備える、
請求項22に記載のロボット。
【請求項30】
前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える、
請求項29に記載のロボット。
【請求項31】
前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される、
請求項30に記載のロボット。
【請求項32】
前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項31に記載のロボット。
【請求項33】
ロボットアームと、
全てのうちの少なくとも1つは、前記ロボットアームに設けられ、各々は、集積して設けられて電気的接続される、制御機能板である第1基板及び駆動機能板である第2基板を備える少なくとも1つの駆動制御一体板と、を備える、
ロボット。
【請求項34】
前記各駆動制御一体板は、前記第1基板に電気的接続される第1通信モジュールをさらに備える、
請求項33に記載のロボット。
【請求項35】
前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される、
請求項34に記載のロボット。
【請求項36】
前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項35に記載のロボット。
【請求項37】
前記各駆動制御一体板は、前記第1基板及び第2基板のうちの少なくともいずれかに電気的接続される入力/出力I/Oインタフェースをさらに備える、
請求項33に記載のロボット。
【請求項38】
前記各駆動制御一体板は、前記第1基板又は前記第2基板に貼り合わせられる放熱シートをさらに備える、
請求項33に記載のロボット。
【請求項39】
前記ロボットアームは、複数のアーム体を備え、前記駆動制御一体板は、数が少なくとも2つであり、各々が少なくとも1つの前記アーム体を制御する、
請求項33ないし38のいずれか1項に記載のロボット。
【請求項40】
1つの前記駆動制御一体板は、1つの前記アーム体を制御する、
請求項39に記載のロボット。
【請求項41】
各駆動制御一体板は、自ら制御する前記アーム体に取り付けられ、又は、自ら制御する前記アーム体の隣り合う前記アーム体に取り付けられる、
請求項40に記載のロボット。
【請求項42】
前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台をさらに備える、
請求項39に記載のロボット。
【請求項43】
全ての前記駆動制御一体板のうちの少なくとも1つの前記駆動制御一体板は、前記基台に取り付けられる、
請求項42に記載のロボット。
【請求項44】
前記基台に取り付けられる各駆動制御一体板は、主制御板であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される、
請求項43に記載のロボット。
【請求項45】
任意の1つの駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、
又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される、
請求項39に記載のロボット。
【請求項46】
全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板をさらに備える、
請求項39に記載のロボット。
【請求項47】
前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える、
請求項46に記載のロボット。
【請求項48】
前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される、
請求項47に記載のロボット。
【請求項49】
前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項48に記載のロボット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年12月25日に中国専利局に出願された、出願番号が202011565508.8である中国特許出願の優先権を主張し、該出願の全ての内容は引用により本願に組み込まれている。
【0002】
本願は、ロボットの技術分野に関し、例えばロボットに関する。
【背景技術】
【0003】
ロボットは、機械、電気、電子情報などの分野が集められた交差性の技術製品である。ロボットは、人間の代わりに運搬、組立、積卸し、パレタイジング、溶接、スプレーコーティングなどの作動を実行可能である。これらのロボットの主なコンポーネントには、少なくとも、機械本体、減速機、モータ、ドライバ及びコントローラが含まれ、市場によくあるロボットのコントローラ及びドライバは、互いに分立しており、別々に取り付けられる必要があり、且ついずれも基台に取り付けられ、基台が占有する空間が大きく、全体的に消耗する取付助材が多く、且つ信号の伝送の接続が複雑で、放熱難度が大きく、また、このような別体設計は、狭い空間の使用ニーズを満たしにくい。
【0004】
上記現状に基づいて、新たなロボットの設計が必要になっている。
【発明の概要】
【0005】
本願は、ロボットの制御デバイスを分散させて、ロボットの局所の過熱を回避することが可能なロボットを提供する。
【0006】
制御モジュール、駆動モジュール及び基板を備え、前記制御モジュール及び駆動モジュールは、前記基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される駆動制御一体板と、
前記駆動制御一体板が設けられたアーム体と、を備えるロボットを提供する。
【0007】
好ましい態様として、前記アーム体の数は、少なくとも1つであり、前記ロボットは、全ての前記アーム体を備えるロボットアームを備える。
【0008】
好ましくは、前記ロボットアームは、前記駆動制御一体板が設けられていないアームをさらに備える。
【0009】
好ましい態様として、前記駆動制御一体板は、前記制御モジュールに電気的接続される第1通信モジュールをさらに備える。
【0010】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記基板に取り付けられる。
【0011】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記制御モジュールと前記駆動モジュールとの間に位置する。好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記制御モジュールに近接して設けられる。
【0012】
好ましい態様として、前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される。
【0013】
好ましい態様として、前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0014】
好ましい態様として、前記制御モジュールは、前記第1通信モジュールと前記基板の第1面に設けられる第1制御部分、及び前記駆動モジュールと前記基板の第2面に設けられる第2制御部分を備える。
【0015】
好ましくは、前記基板の第1面と第2面との間には、前記第1制御部分、第2制御部分、駆動モジュール及び第1通信モジュールを放熱可能な板内放熱材が設けられている。好ましくは、前記板内放熱材は、前記第1面及び前記第2面を支持する放熱フィン、並びに周部に設けられる放熱ファンを備え、前記放熱ファンは、前記放熱フィンの内部の気流速度を提供して、放熱効果を高めることができる。
【0016】
好ましい態様として、前記駆動制御一体板は、前記制御モジュール及び/又は前記駆動モジュールに電気的接続される入力/出力(Input/Output、I/O)インタフェースをさらに備える。
【0017】
好ましくは、前記I/Oインタフェースは、前記基板に取り付けられる。
【0018】
好ましい態様として、前記駆動制御一体板は、前記基板に貼り合わせられる放熱シートをさらに備える。
【0019】
好ましい態様として、前記ロボットは、前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台をさらに備える。
【0020】
好ましい態様として、前記ロボットは、前記基台に取り付けられる駆動制御一体板をさらに備える。
【0021】
好ましくは、前記駆動制御一体板は、前記基台の内部又は外部に設けられ、前記ロボットアームの内部又は外部に設けられてもよい。
【0022】
好ましい態様として、前記基台に取り付けられる前記駆動制御一体板は、主制御板であり、前記基台に取り付けられる駆動制御一体板は、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0023】
好ましい態様として、任意の1つの駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される。
【0024】
好ましい態様として、前記ロボットは、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板をさらに備える。
【0025】
好ましくは、前記接続板は、前記基台に取り付けられる。
【0026】
好ましい態様として、前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える。
【0027】
好ましい態様として、前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される。
【0028】
好ましい態様として、前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0029】
好ましい態様として、前記ロボットは、前記駆動制御一体板が挿接される第1カスケードソケット、及び前記接続板が挿接され、前記第1カスケードソケットに電気的接続される1つの第2カスケードソケットを備える接続座をさらに備える。
【0030】
ロボットアームと、
全てのうちの少なくとも1つは、前記ロボットアームに設けられ、制御モジュール、駆動モジュール及び基板を備え、前記制御モジュール及び駆動モジュールは、前記基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される少なくとも1つの駆動制御一体板と、を備えるロボットを提供する。
【0031】
好ましい態様として、前記各駆動制御一体板は、前記制御モジュールに電気的接続される第1通信モジュールをさらに備える。
【0032】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記基板に取り付けられる。
【0033】
好ましい態様として、前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される。
【0034】
好ましい態様として、前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0035】
好ましい態様として、前記各駆動制御一体板は、前記制御モジュール及び/又は前記駆動モジュールに電気的接続されるI/Oインタフェースをさらに備える。
【0036】
好ましくは、前記I/Oインタフェースは、前記基板に取り付けられる。
【0037】
好ましい態様として、前記各駆動制御一体板は、前記基板に貼り合わせられる放熱シートをさらに備える。
【0038】
好ましい態様として、前記ロボットアームは、複数のアーム体を備え、前記駆動制御一体板は、数が2つ以上であり、各々が少なくとも1つの前記アーム体を制御する。
【0039】
好ましい態様として、1つの前記駆動制御一体板は、1つの前記アーム体を制御する。
【0040】
好ましい態様として、各駆動制御一体板は、自ら制御する前記アーム体に取り付けられ、又は、自ら制御する前記アーム体の隣り合う前記アーム体に取り付けられる。
【0041】
好ましい態様として、前記ロボットは、前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台をさらに備える。
【0042】
好ましい態様として、全ての前記駆動制御一体板のうちの少なくとも1つの前記駆動制御一体板は、前記基台に取り付けられる。
【0043】
他の1つの好ましい態様として、全ての前記駆動制御一体板は、いずれも前記ロボットアームに取り付けられる。
【0044】
好ましい態様として、前記基台に取り付けられる各駆動制御一体板は、主制御板であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0045】
好ましい態様として、任意の1つの前記駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、前記主制御板は、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、クラウドコントローラに接続されるように構成され、クラウドコントローラは、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0046】
好ましい態様として、前記ロボットは、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板をさらに備える。
【0047】
好ましくは、前記接続板は、前記基台に取り付けられる。
【0048】
好ましい態様として、前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える。
【0049】
好ましい態様として、前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される。
【0050】
好ましい態様として、前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0051】
好ましい態様として、前記ロボットは、前記駆動制御一体板が挿接される第1カスケードソケット、及び前記接続板が挿接され、前記第1カスケードソケットに電気的接続される1つの第2カスケードソケットを備える接続座をさらに備える。
【0052】
ロボットアームと、
全てのうちの少なくとも1つは、前記ロボットアームに設けられ、集積して設けられて電気的接続される、制御機能板である第1基板及び駆動機能板である第2基板を備える少なくとも1つの駆動制御一体板と、を備えるロボットである。
【0053】
好ましい態様として、前記駆動制御一体板は、前記第1基板に電気的接続される第1通信モジュールをさらに備える。
【0054】
好ましくは、前記第1通信モジュールは、前記第1基板又は第2基板に取り付けられる。
【0055】
好ましい態様として、前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される。
【0056】
好ましい態様として、前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0057】
好ましい態様として、前記駆動制御一体板は、前記第1基板及び/又は第2基板に電気的接続されるI/Oインタフェースをさらに備える。
【0058】
好ましくは、前記I/Oインタフェースは、前記第1基板に取り付けられる。
【0059】
好ましい態様として、前記駆動制御一体板は、前記第1基板又は前記第2基板に貼り合わせられる放熱シートをさらに備える。
【0060】
好ましい態様として、前記ロボットアームは、複数のアーム体を備え、前記駆動制御一体板は、数が2つ以上であり、各々が少なくとも1つの前記アーム体を制御する。
【0061】
好ましい態様として、1つの前記駆動制御一体板は、1つの前記アーム体を制御する。
【0062】
好ましい態様として、前記駆動制御一体板は、自ら制御する前記アーム体に取り付けられ、又は、自ら制御する前記アーム体の隣り合う前記アーム体に取り付けられる。
【0063】
好ましい態様として、前記ロボットは、前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台をさらに備える。
【0064】
好ましい態様として、全ての前記駆動制御一体板のうちの少なくとも1つの前記駆動制御一体板は、前記基台に取り付けられる。
【0065】
他の1つの好ましい態様として、全ての前記駆動制御一体板は、いずれも前記ロボットアームに取り付けられる。
【0066】
好ましい態様として、前記基台に取り付けられる各駆動制御一体板は、主制御板であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0067】
好ましい態様として、任意の1つの駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、前記任意の1つの主制御板は、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される。
【0068】
好ましい態様として、前記ロボットは、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板をさらに備える。
【0069】
好ましくは、前記接続板は、前記基台に取り付けられる。
【0070】
好ましい態様として、前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備える。
【0071】
好ましい態様として、前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される。
【0072】
好ましい態様として、前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【図面の簡単な説明】
【0073】
以下、図面及び実施例に応じて本願について説明する。
【0074】
図1】実施例に記載のロボットの1つ目の構造の模式図である。
図2】実施例に記載の駆動制御一体板の1つの構造の模式図である。
図3】実施例に記載の駆動制御一体板の他の1つの構造の模式図である。
図4】実施例に記載のロボットの2つ目の構造の模式図である。
図5】実施例に記載の駆動制御一体板及び接続板の構造模式図である。
図6】実施例に記載の駆動制御一体板のさらなる1つの構造の模式図である。
図7】実施例に記載のロボットの3つ目の構造の模式図である。
図8】実施例に記載のロボットの4つ目の構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0075】
以下、図面を参照しながら本願の実施例の技術態様について説明し、説明される実施例は、本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。
【0076】
本願の説明において、別途明確な規定及び限定がない限り、用語「繋がる」、「接続」、「固定」は広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよし、取外可能な接続であってもよいし、もしくは一体になってもよく、機械的接続であってもよいし、電気的接続であってもよく、直接繋がってもよいし、中間媒体を介して間接的に繋がってもよく、2つの素子の内部の連通又は2つの素子の相互作用の関係であってもよい。当業者であれば、上記用語の本願における具体的な意味は、具体的な状況に応じて理解できる。
【0077】
本願において、別途明確な規定及び限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあることは、第1特徴と第2特徴とが直接接触することを含んでもよいし、第1特徴と第2特徴が直接接触せず、それらの間の他の特徴を介して接触することを含んでもよい。さらに、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上にあることを含むか、又は単に第1特徴の水平高さが第2特徴よりも高いことを示す。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真下及び斜め下にあることを含むか、又は単に第1特徴の水平高さが第2特徴よりも小さいことを示す。
【0078】
以下、図面を参照して具体的な実施形態により本願の技術態様を説明する。
【0079】
実施例1
図1及び図2図1は、1つの選択的コンプライアンスアセンブリロボットアーム(Selective Compliance Assembly Robot Arm、SCARA)ロボットに過ぎず、実際には、本技術は、図1に示す形状、構造又は型番のロボットにも、SCARAロボットという類別にも限られず、他の類別のロボット、例えば2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びDeltaロボットで、且つ様々な形状、構造及び型番の2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びDeltaロボットに適用されてもよい)に示すようなロボットであり、前記ロボットは、駆動制御一体板3及びアーム体21を備え、駆動制御一体板3は、制御モジュール31、駆動モジュール32及び基板33を備え、制御モジュール31及び駆動モジュール32は、基板33に設けられ、制御モジュール31は、駆動モジュール32に電気的接続され、アーム体21には、駆動制御一体板3が設けられている。駆動制御一体板3をアーム体21に設けることにより、一方で、ロボットの制御デバイスを分散させることで、ロボットの局所の過熱を回避して、ロボットの確実な作動を保証してロボットの使用寿命を高めることができ、他方で、ロボットの基台1に収容する必要がある電子デバイスの数を小さくできて、基台1の体積がより小さくなることを可能にし、該ロボットがより狭い空間に適用されることを可能にし、さらに一方で、アーム体21の様々な駆動構造と駆動制御一体板3との間の接続関係を簡略化することができる。このような駆動制御一体板3を有するアーム体21は、1つの制御機能付きの標準アーム構造を形成することができ、ロボットアーム2におけるアームを素早く置き換えることができ、このような設計は、高い使用の利便性及び汎用性を有する。
【0080】
本実施例において、ロボットは、ロボットアーム2を備え、ロボットアーム2は、少なくとも1つのアーム体21を備える。好ましくは、ロボットアーム2は、駆動制御一体板3が設けられていないアームをさらに備え、即ち、ロボットアーム2は、駆動制御一体板3を有するアーム体21及び駆動制御一体板3が設けられていないアームから構成され、駆動制御一体板3は、アーム体21及びアームを制御可能である。勿論、いくつかの実施例において、ロボットアーム2は、いずれの他のアームも備えず、アーム体21のみから構成されてもよく、このような場合、全てのアーム体21にいずれも、駆動制御一体板3が設けられているため、各アーム体21における駆動制御一体板3は、前記各アーム体に対する制御を実現可能である。
【0081】
好ましくは、駆動制御一体板3は、第1通信モジュール34をさらに備え、第1通信モジュール34は、制御モジュール31に電気的接続される。第1通信モジュール34を設けることにより、制御モジュール31と外部機器との遠隔接続を実現し、異なる駆動制御一体板3の間のインタラクションを実現して、該駆動制御一体板3の使用の柔軟性及び適用範囲を高めることができる。好ましくは、第1通信モジュール34は、基板33に取り付けられる。第1通信モジュール34は、制御モジュール31と駆動モジュール32との間に位置し、且つ第1通信モジュール34は、制御モジュール31に近接して設けられる。
【0082】
好ましくは、第1通信モジュール34は、ネットワークに接続されるように構成される。第1通信モジュール34は、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0083】
好ましくは、駆動制御一体板3は、I/Oインタフェースをさらに備え、I/Oインタフェースは、制御モジュール31及び/又は駆動モジュール32に電気的接続され、I/Oインタフェースは、基板33に取り付けられる。
【0084】
好ましくは、駆動制御一体板3は、放熱シートをさらに備え、放熱シートは、基板33に貼り合わせられる。
【0085】
本実施例において、ロボットは、基台1をさらに備え、ロボットアーム2は、基台1に可動的に取り付けられる。
【0086】
好ましくは、任意の1つの駆動制御一体板3は、主制御板とされることが可能であり、前記任意の1つの駆動制御一体板3は、全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0087】
好ましくは、全ての駆動制御一体板3は、カスケード接続され、例えば全ての駆動制御一体板の制御モジュール31は、カスケード接続される。
【0088】
実施例2
本実施例と実施例1との区別は、図3に示すように、制御モジュール31が第1制御部分311及び第2制御部分312を備え、第1制御部分311及び第1通信モジュール34が基板33の第1面に設けられ、第2制御部分312及び駆動モジュール32が基板33の第2面に設けられることにある。
【0089】
好ましくは、第1制御部分311と第2制御部分312とは、電気的接続され、第1制御部分311及び/又は第2制御部分312は、駆動モジュール32に電気的接続される。
【0090】
好ましくは、基板33の第1面と第2面との間には、第1制御部分311、第2制御部分312、駆動モジュール32及び第1通信モジュール34を放熱可能な板内放熱材が設けられている。板内放熱材は、第1面及び第2面を支持する放熱フィン35、並びに周部に設けられる放熱ファン36を備え、放熱ファン36は、放熱フィン35の内部の気流速度を提供して、放熱効果を高めることができる。
【0091】
実施例3
本実施例と実施例1との区別は、図4に示すように、基台1に駆動制御一体板3が取り付けられていることにある。駆動制御一体板3は、基台1の内部又は外部に設けられ、ロボットアーム2の内部又は外部に設けられてもよい。基台1又はロボットアーム2の内部に設けられると、駆動制御一体板3を確実に保護し、駆動制御一体板3の使用寿命を高めることができ、基台1又はロボットアーム2の外部に設けられると、メンテナンスの利便性を高めてその放熱性能を高めることができる。
【0092】
好ましくは、基台1に取り付けられる駆動制御一体板3は、主制御板であり、基台1に取り付けられる駆動制御一体板3は、全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0093】
好ましくは、全ての駆動制御一体板3は、カスケード接続され、例えば全ての駆動制御一体板の制御モジュール31は、カスケード接続される。
【0094】
実施例4
本実施例と実施例1との区別は、全ての駆動制御一体板3がいずれもクラウドコントローラに接続されるように構成され、クラウドコントローラが全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されることにある。即ち、本実施例の駆動制御一体板3は、いずれも主制御板とされる必要がなく、クラウドコントローラをロボットの主制御センターとして採用して、ロボットに対する全体制御を実現する。このような設計は、異なるロボットのアーム体21の間のインタラクション効率を高めて、異なるロボットの連動作業の効率及び柔軟性を高めることができる。
【0095】
実施例5
本実施例と実施例1との区別は、ロボットが接続板4をさらに備え、接続板4が全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、図5に示すように、接続板4は、制御部分41及び取付板42を備え、制御部分41が取付板42に設けられ、駆動制御一体板3が制御部分41に電気的接続されることにある。駆動制御一体板3に電気的接続される制御部分41を設けることにより、一方で、ロボットの制御システムが実行部品に対して全面的で確実な制御を形成するように、全ての駆動制御一体板3に対する統括制御を実現し、異なる駆動制御一体板3の間の信号のインタラクションを協調させることができ、他方で、駆動制御一体板3は、制御部分41を統一された対外連動の制御インタフェースとすることができ、全体の制御ロジックを簡略化して、全体の設計難度を下げることができる。
【0096】
好ましくは、接続板4は、基台1に取り付けられる。
【0097】
本実施例において、接続板4は、第2通信モジュール43をさらに備え、第2通信モジュール43は、取付板42に設けられ、制御部分41は、第2通信モジュール43に電気的接続される。第2通信モジュール43は、ネットワークに接続されるように構成される。第2通信モジュール43は、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。第2通信モジュール43により、制御部分41と外部の機器との遠隔インタラクションを実現して、ロボットの制御システムと外部機器との相互接続の効率を高めることができる。
【0098】
好ましくは、ロボットは、接続座5をさらに備え、接続座5は、駆動制御一体板3が挿接される第1カスケードソケット51及び接続板4が挿接される1つの第2カスケードソケット52を備え、第2カスケードソケット52と第1カスケードソケット51とは、電気的接続される。第1カスケードソケット51及び第2カスケードソケット52を有する接続座5を設けることにより、一方で、駆動制御一体板3、接続板4の取付けの確実性を高めることができ、他方で、駆動制御一体板3、接続板4と接続座5との急速な着脱を便利にして、異なる駆動制御一体板3、接続板4を組み合わせて使用する利便性及び柔軟性を高めることができる。
【0099】
好ましくは、全ての駆動制御一体板3は、カスケード接続され、少なくとも1つの駆動制御一体板3は、制御部分41に電気的接続され、接続座5は、全ての駆動制御一体板3が挿接される複数の第1カスケードソケット51及び接続板4が挿接される1つの第2カスケードソケット52を備え、第2カスケードソケット52は、少なくとも1つの第1カスケードソケット51に電気的接続される。
【0100】
実施例6
図1及び図2図1は、1つのSCARAロボットに過ぎず、実際には、本技術は、図1に示す形状、構造又は型番のロボットにも、SCARAロボットという類別にも限られず、他の類別のロボット、例えば2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びDeltaロボットで、且つ様々な形状、構造及び型番の2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びDeltaロボットに適用されてもよい)に示すようなロボットであり、前記ロボットは、ロボットアーム2及び少なくとも1つの駆動制御一体板3を備え、少なくとも1つの駆動制御一体板3のうちの少なくとも1つは、ロボットアーム2に設けられ、駆動制御一体板3は、制御モジュール31、駆動モジュール32及び基板33を備え、制御モジュール31及び駆動モジュール32は、基板33に設けられ、制御モジュール31は、駆動モジュール32に電気的接続される。一部の駆動制御一体板3をロボットアーム2に設けることにより、一方で、ロボットの制御デバイスを分散させることで、ロボットの局所の過熱を回避して、ロボットの確実な作動を保証してロボットの使用寿命を高めることができ、他方で、ロボットの基台1に収容する必要がある電子デバイスの数を小さくできて、基台1の体積がより小さくなることを可能にし、該ロボットがより狭い空間に適用されることを可能にし、さらに一方で、ロボットアーム2の様々な駆動構造と駆動制御一体板3との間の接続関係を簡略化することができる。
【0101】
好ましくは、駆動制御一体板3は、第1通信モジュール34をさらに備え、第1通信モジュール34は、制御モジュール31に電気的接続される。第1通信モジュール34を設けることにより、制御モジュール31と外部機器との遠隔接続を実現し、異なる駆動制御一体板3の間のインタラクションを実現して、該駆動制御一体板3の使用の柔軟性及び適用範囲を高めることができる。第1通信モジュール34は、基板33に取り付けられ、第1通信モジュール34は、ネットワークに接続されるように構成され、且つ第1通信モジュール34は、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0102】
好ましくは、駆動制御一体板3は、I/Oインタフェースをさらに備え、I/Oインタフェースは、制御モジュール31及び/又は駆動モジュール32に電気的接続され、I/Oインタフェースは、基板33に取り付けられる。
【0103】
好ましくは、駆動制御一体板3は、放熱シートをさらに備え、放熱シートは、基板33に貼り合わせられる。
【0104】
本実施例において、ロボットアーム2は、複数のアーム体21を備え、駆動制御一体板3の数は、2つ以上であり、各駆動制御一体板3は、少なくとも1つのアーム体21を制御する。好ましくは、1つの駆動制御一体板3は、1つのアーム体21を制御する。
【0105】
好ましくは、全ての駆動制御一体板3は、いずれもロボットアーム2に取り付けられる。
【0106】
好ましくは、駆動制御一体板3は、自ら制御するアーム体21に取り付けられ、又は、駆動制御一体板3は、自ら制御するアーム体21の隣り合うアーム体21に取り付けられる。各アーム体21には、1つの駆動制御一体板3が設けられており、且つ駆動制御一体板3は、前記駆動制御一体板3が所在するアーム体21又は隣り合うアーム体21を制御し、このような設計は、全ての駆動制御一体板3と複数のアーム体21との間の接続構造を簡略化して信号の伝送の確実性を高めることができる。
【0107】
本実施例において、ロボットは、基台1をさらに備え、ロボットアーム2は、基台1に可動的に取り付けられる。
【0108】
好ましくは、任意の1つの駆動制御一体板3は、主制御板とされることが可能であり、前記任意の1つの駆動制御一体板3は、全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0109】
好ましくは、全ての駆動制御一体板3は、カスケード接続され、例えば全ての駆動制御一体板の制御モジュール31は、カスケード接続される。
【0110】
実施例7
本実施例と実施例6との区別は、図3に示すように、制御モジュール31が第1制御部分311及び第2制御部分312を備え、第1制御部分311及び第1通信モジュール34が基板33の第1面に設けられ、第2制御部分312及び駆動モジュール32が基板33の第2面に設けられることにある。
【0111】
好ましくは、第1制御部分311と第2制御部分312とは、電気的接続され、第1制御部分311及び/又は第2制御部分312は、駆動モジュール32に電気的接続される。
【0112】
好ましくは、基板33の第1面と第2面との間には、第1制御部分311、第2制御部分312、駆動モジュール32及び第1通信モジュール34を放熱可能な板内放熱材が設けられている。板内放熱材は、第1面及び第2面を支持する放熱フィン35、並びに周部に設けられる放熱ファン36を備え、放熱ファン36は、放熱フィン35の内部の気流速度を提供して、放熱効果を高めることができる。
【0113】
実施例8
本実施例と実施例6との区別は、図4に示すように、少なくとも1つの駆動制御一体板3が基台1に取り付けられることにある。好ましくは、基台1に取り付けられる駆動制御一体板3は、主制御板であり、基台1に取り付けられる駆動制御一体板3は、全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0114】
実施例9
本実施例と実施例6との区別は、全ての駆動制御一体板3がいずれもクラウドコントローラに接続され、クラウドコントローラが全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されることにある。即ち、本実施例の駆動制御一体板3は、いずれも主制御板とされる必要がなく、クラウドコントローラをロボットの主制御センターとして採用して、ロボットに対する全体制御を実現する。このような設計は、異なるロボットのアーム体21の間のインタラクション効率を高めて、異なるロボットの連動作業の効率及び柔軟性を高めることができる。
【0115】
実施例10
本実施例と実施例6との区別は、ロボットが接続板4をさらに備え、接続板4が全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、図5に示すように、接続板4が制御部分41及び取付板42を備え、制御部分41が取付板42に設けられ、各駆動制御一体板3が制御部分41に電気的接続されることにある。各駆動制御一体板3に電気的接続される制御部分41を設けることにより、一方で、ロボットの制御システムが実行部品に対して全面的で確実な制御を形成するように、全ての駆動制御一体板3に対する統括制御を実現し、異なる駆動制御一体板3の間の信号のインタラクションを協調させることができ、他方で、駆動制御一体板3は、制御部分41を統一された対外連動の制御インタフェースとすることができ、全体的な制御ロジックを簡略化して、全体の設計難度を下げることができる。
【0116】
好ましくは、接続板4は、基台1に取り付けられる。
【0117】
本実施例において、接続板4は、第2通信モジュール43をさらに備え、第2通信モジュール43は、取付板42に設けられ、制御部分41は、第2通信モジュール43に電気的接続される。第2通信モジュール43は、ネットワークに接続されるように構成される。第2通信モジュール43は、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。第2通信モジュール43により、制御部分41と外部の機器との遠隔インタラクションを実現して、ロボットの制御システムと外部機器との相互接続の効率を高めることができる。
【0118】
好ましくは、ロボットは、接続座5をさらに備え、接続座5は、駆動制御一体板3が挿接される第1カスケードソケット51及び接続板4が挿接される1つの第2カスケードソケット52を備え、第2カスケードソケット52と第1カスケードソケット51とは、電気的接続される。第1カスケードソケット51及び第2カスケードソケット52を有する接続座5を設けることにより、一方で、駆動制御一体板3、接続板4の取付けの確実性を高めることができ、他方で、駆動制御一体板3、接続板4と接続座5との急速な着脱を便利にして、異なる駆動制御一体板3、接続板4を組み合わせて使用する利便性及び柔軟性を高めることができる。
【0119】
実施例11
ロボットは、図1及び図6図1は、1つのSCARAロボットに過ぎず、実際には、本技術は、図1に示す形状、構造又は型番のロボットにも、SCARAロボットという類別にも限られず、他の類別のロボット、例えば様々な形状、構造及び型番の2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びDeltaロボットで、且つ様々な形状、構造及び型番の2軸ロボット、3軸ロボット、4軸ロボット、5軸ロボット、6軸ロボット、多軸ロボット及びDeltaロボットに適用されてもよい)に示すように、ロボットアーム2及び少なくとも1つの駆動制御一体板3を備え、少なくとも1つの駆動制御一体板3のうちの少なくとも1つは、ロボットアーム2に設けられ、駆動制御一体板3は、集積して設けられる第1基板37及び第2基板38を備え、第1基板37は、制御機能板であり、前記第2基板38は、駆動機能板であり、第1基板37と第2基板38とは、電気的接続される。一部の駆動制御一体板3をロボットアーム2に設けることにより、一方で、ロボットの制御デバイスを分散させることで、ロボットの局所の過熱を回避して、ロボットの確実な作動を保証してロボットの使用寿命を高めることができ、他方で、ロボットの基台1に収容する必要がある電子デバイスの数を小さくできて、基台1の体積がより小さくなることを可能にし、該ロボットがより狭い空間に適用されることを可能にし、さらに一方で、ロボットアーム2の様々な駆動構造と駆動制御一体板3との間の接続関係を簡略化することができる。
【0120】
好ましくは、駆動制御一体板3は、第1通信モジュールをさらに備え、第1通信モジュールは、第1基板37に電気的接続される。第1通信モジュールは、第1基板37又は第2基板38に取り付けられ、第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成され、且つ第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0121】
好ましくは、駆動制御一体板3は、I/Oインタフェースをさらに備え、I/Oインタフェースは、第1基板37及び/又は第2基板38に電気的接続される。I/Oインタフェースは、第1基板37に取り付けられる。
【0122】
好ましくは、駆動制御一体板3は、放熱シートをさらに備え、放熱シートは、第1基板37又は第2基板38に貼り合わせられる。
【0123】
本実施例において、ロボットアーム2は、複数のアーム体21を備え、駆動制御一体板3の数は、2つ以上であり、各駆動制御一体板3は、少なくとも1つのアーム体21を制御する。好ましくは、1つの駆動制御一体板3は、1つのアーム体21を制御する。
【0124】
好ましくは、全ての駆動制御一体板3は、いずれもロボットアーム2に取り付けられる。
【0125】
好ましくは、駆動制御一体板3は、自ら制御するアーム体21に取り付けられ、又は、駆動制御一体板3は、自ら制御するアーム体21の隣り合うアーム体21に取り付けられる。
【0126】
本実施例において、ロボットは、基台1をさらに備え、ロボットアーム2は、基台1に可動的に取り付けられる。
【0127】
好ましくは、任意の1つの駆動制御一体板3は、主制御板とされることが可能であり、前記任意の1つの駆動制御一体板3は、全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0128】
実施例12
本実施例と実施例11との区別は、少なくとも1つの駆動制御一体板が基台に取り付けられることにある。好ましくは、基台に取り付けられる駆動制御一体板は、主制御板であり、基台に取り付けられる駆動制御一体板は、全ての駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0129】
実施例13
本実施例と実施例11との区別は、全ての駆動制御一体板がいずれもクラウドコントローラに接続されるように構成され、クラウドコントローラが全ての駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されることにある。即ち、本実施例の駆動制御一体板は、いずれも主制御板とされる必要がなく、クラウドコントローラをロボットの主制御センターとして採用して、ロボットに対する全体制御を実現する。このような設計は、異なるロボットのアーム体の間のインタラクション効率を高めて、異なるロボットの連動作業の効率及び柔軟性を高めることができる。
【0130】
実施例14
本実施例と実施例11との区別は、ロボットが接続板をさらに備え、接続板が全ての駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、接続板が制御部分及び取付板を備え、制御部分が取付板に設けられ、各駆動制御一体板が制御部分に電気的接続されることにある。駆動制御一体板に電気的接続される制御部分を設けることにより、一方で、ロボットの制御システムが実行部品に対して全面的で確実な制御を形成するように、全ての駆動制御一体板に対する統括制御を実現し、異なる駆動制御一体板の間の信号のインタラクションを協調させることができ、他方で、駆動制御一体板は、制御部分を統一された対外連動の制御インタフェースとすることができ、全体的な制御ロジックを簡略化して、全体の設計難度を下げることができる。
【0131】
好ましくは、接続板は、基台に取り付けられる。
【0132】
本実施例において、接続板は、第2通信モジュールをさらに備え、第2通信モジュールは、取付板に設けられ、制御部分は、第2通信モジュールに電気的接続される。第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成される。第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。第2通信モジュールにより、制御部分と外部の機器との遠隔インタラクションを実現して、ロボットの制御システムと外部機器との相互接続の効率を高めることができる。
【0133】
好ましくは、ロボットは、接続座をさらに備え、接続座は、駆動制御一体板が挿接される第1カスケードソケット及び接続板が挿接される1つの第2カスケードソケットを備え、第2カスケードソケットと第1カスケードソケットとは、電気的接続される。第1カスケードソケット及び第2カスケードソケットを有する接続座を設けることにより、一方で、駆動制御一体板、接続板の取付けの確実性を高めることができ、他方で、駆動制御一体板、接続板と接続座との急速な着脱を便利にして、異なる駆動制御一体板、接続板を組み合わせて使用する利便性及び柔軟性を高めることができる。
【0134】
実施例15
図7及び図2に示すようなロボットであり、前記ロボットは、基台1及びロボットアーム2を備え、ロボットアーム2は、6つの順次、可動的に接続されるアーム体を備え、それぞれが第1軸211、第2軸212、第3軸213、第4軸214、第5軸215、第6軸216であり、且つ第1軸211は、基台1に可動的に接続される。該ロボットは、駆動制御一体板3をさらに備え、駆動制御一体板3は、ロボットアーム2の運動を制御するように構成され、駆動制御一体板3は、制御モジュール31、駆動モジュール32及び基板33を備え、制御モジュール31及び駆動モジュール32は、基板33に設けられ、制御モジュール31は、駆動モジュール32に電気的接続される。本実施例において、基台1及び第3軸213内には、駆動制御一体板3が設けられており、基台1に位置する駆動制御一体板3は、第1軸211及び第2軸212の運動を制御し、第3軸213に位置する駆動制御一体板3は、第3軸213、第4軸214、第5軸215及び第6軸216の運動を制御し、又は、基台1に位置する駆動制御一体板3は、第1軸211、第2軸212及び第3軸213の運動を制御し、第3軸213に位置する駆動制御一体板3は、第4軸214、第5軸215及び第6軸216の運動を制御する。上記設計は、一方で、ロボットの制御デバイスを基台1及びロボットアーム2に分散させ、基台1の温度が高くなり過ぎてロボットの正常作動及び使用寿命に影響を与えることを回避することができ、他方で、第4軸214、第5軸215及び第6軸216における制御デバイスを第3軸213に前置きして、第4軸214、第5軸215及び第6軸216の質量をより軽くさせて、後端のアーム体が素早く、確実に運動可能であることを保証することができる。
【0135】
好ましくは、駆動制御一体板3は、第1通信モジュール34をさらに備え、第1通信モジュール34は、制御モジュール31に電気的接続される。第1通信モジュール34を設けることにより、制御モジュール31と外部機器との遠隔接続を実現し、異なる駆動制御一体板3の間のインタラクションを実現して、該駆動制御一体板3の使用の柔軟性及び適用範囲を高めることができる。第1通信モジュール34は、基板33に取り付けられ、第1通信モジュール34は、ネットワークに接続されるように構成され、且つ第1通信モジュール34は、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0136】
好ましくは、駆動制御一体板3は、I/Oインタフェースをさらに備え、I/Oインタフェースは、制御モジュール31及び/又は駆動モジュール32に電気的接続され、I/Oインタフェースは、基板33に取り付けられる。
【0137】
実施例16
図8及び図2に示すようなロボットであり、前記ロボットは、駆動制御一体板3及びアーム体21を備え、駆動制御一体板3は、制御モジュール31、駆動モジュール32及び基板33を備え、制御モジュール31及び駆動モジュール32は、基板33に設けられ、制御モジュール31は、駆動モジュール32に電気的接続され、アーム体21には、駆動制御一体板3が設けられている。駆動制御一体板3をアーム体21に設けることにより、一方で、ロボットの制御デバイスを分散させることで、ロボットの局所の過熱を回避して、ロボットの確実な作動を保証してロボットの使用寿命を高めることができ、他方で、ロボットの基台1に収容する必要がある電子デバイスの数を小さくできて、基台1の体積がより小さくなることを可能にし、該ロボットがより狭い空間に適用されることを可能にし、さらに一方で、アーム体21の様々な駆動構造と駆動制御一体板3との間の接続関係を簡略化することができる。このような駆動制御一体板3を有するアーム体21は、1つの制御機能付きの標準アーム構造を形成することができ、ロボットアーム2におけるアームを素早く置き換えることができ、このような設計は、高い使用の利便性及び汎用性を有する。
【0138】
本実施例において、ロボットは、ロボットアーム2を備え、ロボットアーム2は、少なくとも1つのアーム体21を備える。好ましくは、ロボットアーム2は、駆動制御一体板3が設けられていないアームをさらに備え、即ち、ロボットアーム2は、駆動制御一体板3を有するアーム体21及び駆動制御一体板3が設けられていないアームから構成され、駆動制御一体板3は、アーム体21及びアームを制御可能である。勿論、いくつかの実施例において、ロボットアーム2は、いずれの他のアームも備えず、アーム体21のみから構成されてもよく、このような場合、全てのアーム体21にいずれも、駆動制御一体板3が設けられているため、各アーム体21はいずれも自体に対する制御を実現可能である。
【0139】
好ましくは、駆動制御一体板3は、第1通信モジュール34をさらに備え、第1通信モジュール34は、制御モジュール31に電気的接続される。第1通信モジュール34を設けることにより、制御モジュール31と外部機器との遠隔接続を実現し、異なる駆動制御一体板3の間のインタラクションを実現して、該駆動制御一体板3の使用の柔軟性及び適用範囲を高めることができる。好ましくは、第1通信モジュール34は、基板33に取り付けられる。第1通信モジュール34は、制御モジュール31と駆動モジュール32との間に位置し、且つ第1通信モジュール34は、制御モジュール31に近接して設けられる。
【0140】
好ましくは、第1通信モジュール34は、ネットワークに接続されるように構成される。第1通信モジュール34は、有線又は無線を採用してネットワークに接続される。
【0141】
好ましくは、駆動制御一体板3は、I/Oインタフェースをさらに備え、I/Oインタフェースは、制御モジュール31及び/又は駆動モジュール32に電気的接続され、I/Oインタフェースは、基板33に取り付けられる。
【0142】
好ましくは、駆動制御一体板3は、放熱シートをさらに備え、放熱シートは、基板33に貼り合わせられる。
【0143】
本実施例において、ロボットは、基台1をさらに備え、ロボットアーム2は、基台1に可動的に取り付けられる。
【0144】
好ましくは、任意の1つの駆動制御一体板3は、主制御板とされることが可能であり、前記任意の1つの駆動制御一体板3は、全ての駆動制御一体板3の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される。
【0145】
本明細書の説明において、用語「上」、「下」、「左」「右」などの方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、説明を容易にし、操作を簡略化するためのものに過ぎず、かかる装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位から構成されて操作されなければならないことを指示又は暗示するものではないと理解すべきであり、従って、本願を制限するものとしては理解できない。また、用語「第1」、「第2」は、説明において区分するためのものに過ぎず、特殊な意味を持たない。
【0146】
本明細書の説明において、参考用語「一実施例」、「例」などの説明は、該実施例又は例に関連して説明される具体的な特徴、構造、材料又は特点が本願の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する模式的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指すものではない。
【符号の説明】
【0147】
図1ないし図8において、
1・・・基台、
2・・・ロボットアーム、21・・・アーム体、211・・・第1軸、212・・・第2軸、213・・・第3軸、214・・・第4軸、215・・・第5軸、216・・・第6軸、
3・・・駆動制御一体板、31・・・制御モジュール、311・・・第1制御部分、312・・・第2制御部分、32・・・駆動モジュール、33・・・基板、34・・・第1通信モジュール、35・・・放熱フィン、36・・・放熱ファン、37・・・第1基板、38・・・第2基板、
4・・・接続板、41・・・制御部分、42・・・取付板、43・・・第2通信モジュール、
5・・・接続座、51・・・第1カスケードソケット、52・・・第2カスケードソケット。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御モジュール、駆動モジュール及び基板を備え、前記制御モジュール及び駆動モジュールは、前記基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される駆動制御一体板と、
前記駆動制御一体板が設けられたアーム体と、を備える、
ロボット。
【請求項2】
前記アーム体の数は、少なくとも1つであり、
全ての前記アーム体を備えるロボットアームを備える、
請求項1に記載のロボット。
【請求項3】
前記駆動制御一体板は、前記制御モジュールに電気的接続される第1通信モジュールをさらに備え、
前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成され、
前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項1に記載のロボット。
【請求項4】
前記駆動制御一体板は、
前記制御モジュール及び前記駆動モジュールのうちの少なくともいずれかに電気的接続される入力/出力I/Oインタフェースと、
前記基板に貼り合わせられる放熱シートと、のいずれかをさらに備える、
請求項1に記載のロボット。
【請求項5】
前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台と、
全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板と、のいずれかをさらに備える、
請求項2に記載のロボット。
【請求項6】
前記基台に設けられる駆動制御一体板をさらに備え、
前記基台に取り付けられる前記駆動制御一体板は、主制御板であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される、
請求項に記載のロボット。
【請求項7】
任意の1つの駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、
又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される、
請求項2に記載のロボット。
【請求項8】
前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備え、
前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成され、
前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項に記載のロボット。
【請求項9】
ロボットアームと、
全てのうちの少なくとも1つは、前記ロボットアームに設けられ、各々は、制御モジュール、駆動モジュール及び基板を備え、前記制御モジュール及び駆動モジュールは、前記基板に設けられ、前記制御モジュールは、前記駆動モジュールに電気的接続される少なくとも1つの駆動制御一体板と、を備える、
ロボット。
【請求項10】
前記各駆動制御一体板は、前記制御モジュールに電気的接続される第1通信モジュールをさらに備え、
前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成され、
前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項に記載のロボット。
【請求項11】
前記各駆動制御一体板は、前記制御モジュール及び前記駆動モジュールのうちの少なくともいずれかに電気的接続される入力/出力I/Oインタフェース、
又は、前記基板に貼り合わせられる放熱シートをさらに備える、
請求項に記載のロボット。
【請求項12】
前記ロボットアームは、複数のアーム体を備え、前記駆動制御一体板は、数が少なくとも2つであり、各々が少なくとも1つの前記アーム体を制御する、
請求項ないし11のいずれか1項に記載のロボット。
【請求項13】
1つの前記駆動制御一体板は、1つの前記アーム体を制御
各駆動制御一体板は、自ら制御する前記アーム体に取り付けられ、又は、自ら制御する前記アーム体の隣り合う前記アーム体に取り付けられる、
請求項12に記載のロボット。
【請求項14】
前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台をさらに備え、
全ての前記駆動制御一体板のうちの少なくとも1つの前記駆動制御一体板は、前記基台に取り付けられ、
前記基台に取り付けられる前記少なくとも1つの駆動制御一体板のうちの1つの駆動制御一体板は、主制御板であり、前記1つの駆動制御一体板は、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される、
請求項12に記載のロボット。
【請求項15】
任意の1つの駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、
又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される、
請求項12に記載のロボット。
【請求項16】
全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板をさらに備える、
請求項12に記載のロボット。
【請求項17】
前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備え、
前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成され、
前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項16に記載のロボット。
【請求項18】
ロボットアームと、
全てのうちの少なくとも1つは、前記ロボットアームに設けられ、各々は、集積して設けられて電気的接続される、制御機能板である第1基板及び駆動機能板である第2基板を備える少なくとも1つの駆動制御一体板と、を備える、
ロボット。
【請求項19】
前記各駆動制御一体板は、前記第1基板に電気的接続される第1通信モジュールをさらに備え、
前記第1通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成され、
前記第1通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項18に記載のロボット。
【請求項20】
前記各駆動制御一体板は、前記第1基板及び第2基板のうちの少なくともいずれかに電気的接続される入力/出力I/Oインタフェー又は、
前記第1基板又は前記第2基板に貼り合わせられる放熱シートをさらに備える、
請求項18に記載のロボット。
【請求項21】
前記ロボットアームは、複数のアーム体を備え、前記駆動制御一体板は、数が少なくとも2つであり、各々が少なくとも1つの前記アーム体を制御
1つの前記駆動制御一体板は、1つの前記アーム体を制御し、
各駆動制御一体板は、自ら制御する前記アーム体に取り付けられ、又は、自ら制御する前記アーム体の隣り合う前記アーム体に取り付けられる、
請求項18ないし20のいずれか1項に記載のロボット。
【請求項22】
前記ロボットアームが可動的に取り付けられる基台をさらに備え、
全ての前記駆動制御一体板のうちの少なくとも1つの前記駆動制御一体板は、前記基台に取り付けられ、
前記基台に取り付けられる各駆動制御一体板は、主制御板であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成される、
請求項21に記載のロボット。
【請求項23】
任意の1つの駆動制御一体板は、主制御板とされることが可能であり、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、
又は、全ての前記駆動制御一体板はいずれも、全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成されるクラウドコントローラに接続されるように構成される、
請求項21に記載のロボット。
【請求項24】
全ての前記駆動制御一体板の信号を制御し且つ外部の機器に信号接続されるように構成され、制御部分及び取付板を備え、前記制御部分は、前記取付板に設けられ、各駆動制御一体板は、前記制御部分に電気的接続される接続板をさらに備える、
請求項21に記載のロボット。
【請求項25】
前記接続板は、前記取付板に設けられ、前記制御部分が電気的接続される第2通信モジュールをさらに備え、
前記第2通信モジュールは、ネットワークに接続されるように構成され、
前記第2通信モジュールは、有線又は無線を採用してネットワークに接続される、
請求項24に記載のロボット。
【国際調査報告】