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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-10
(54)【発明の名称】食品用トレイ
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/20 20060101AFI20231227BHJP
   B65D 5/44 20060101ALI20231227BHJP
【FI】
B65D5/20 C
B65D5/44 F
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023527056
(86)(22)【出願日】2021-11-04
(85)【翻訳文提出日】2023-06-23
(86)【国際出願番号】 US2021058049
(87)【国際公開番号】W WO2022098866
(87)【国際公開日】2022-05-12
(31)【優先権主張番号】63/110,578
(32)【優先日】2020-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/110,582
(32)【優先日】2020-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/110,587
(32)【優先日】2020-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/174,724
(32)【優先日】2021-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/128,418
(32)【優先日】2020-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/178,116
(32)【優先日】2021-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/139,341
(32)【優先日】2021-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/126,157
(32)【優先日】2020-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/169,302
(32)【優先日】2021-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/169,418
(32)【優先日】2021-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【弁理士】
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【弁理士】
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】カーンズ,マシュー,アール.
(72)【発明者】
【氏名】ブリンク,トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ストランド,スコット トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ヒザセイ,エリオット
【テーマコード(参考)】
3E060
【Fターム(参考)】
3E060AB15
3E060AB18
3E060BC01
3E060BC02
3E060BC04
3E060BC08
3E060CD02
3E060CD12
3E060DA11
3E060EA06
3E060EA12
3E060EA13
(57)【要約】
少なくとも一つの食品を保持するためのトレイは、トレイの内部の周りに少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって底部パネル、前部パネル、後部パネル及び少なくとも一つの側部パネルを含む複数のパネルと、複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、複数のパネルから外方へ延在する周縁部を形成するために協働する複数の端部フラップと、複数のパネルのそれぞれのパネルから延在して複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップの一部分に接触する少なくとも一つの補強タブを含み、周縁部を支持するための補強機能部と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの食品を保持するためのトレイであって、
前記トレイの内部の周りに少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、底部パネル、前部パネル、後部パネル及び少なくとも一つの側部パネルを含む複数のパネルと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、前記複数のパネルから外方へ延在する周縁部を形成するために協働する複数の端部フラップと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延在して前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップの一部分に接触する少なくとも一つの補強タブを含み、前記周縁部を支持するための補強機能部と、
を備えるトレイ。
【請求項2】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項1に記載のトレイ。
【請求項3】
前記それぞれの端部フラップの前記一部分は、前記周縁部から前記トレイの前記内部に向かって延在する係合タブである、請求項2に記載のトレイ。
【請求項4】
複数のパネルは、更に、前記底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの角部パネルを含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つの角部パネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項3に記載のトレイ。
【請求項5】
前記少なくとも一つの角部パネルは、中央部分と、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの取り付け部分と、を含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つの取り付け部分に折り曲げ可能に接続されている、請求項4に記載のトレイ。
【請求項6】
前記少なくとも一つの取り付け部分は、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された第一取り付け部分であり、前記少なくとも一つの角部パネルは、更に、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された第二取り付け部分を含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記第一取り付け部分に折り曲げ可能に接続された第一補強タブであり、前記補強機能部は、更に、前記第二取り付け部分に折り曲げ可能に接続された第二補強タブを含み、少なくとも一つの端部フラップは、前記前部パネルに折り曲げ可能に接続された前頂端部フラップであり、前記複数の端部フラップは、更に、前記後部パネルに折り曲げ可能に接続された後頂端部フラップと、前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された側頂端部フラップと、を含み、前記係合タブは、前記側頂端部フラップから延在する第一係合タブであり、前記第一補強タブは、前記第一係合タブに接触し、前記補強機能部は、更に、前記前部パネル及び前記後部パネルの一方から前記トレイの前記内部に向かって延在する第二係合タブを含み、前記第二補強タブは、前記第二係合タブに接触する、請求項5に記載のトレイ。
【請求項7】
前記少なくとも一つの補強タブの縁部は、前記係合タブに接触する、請求項3に記載のトレイ。
【請求項8】
前記複数のパネルは、更に、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも一つのガセットパネルを含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つのガセットパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項2に記載のトレイ。
【請求項9】
前記少なくとも一つのガセットパネルは、前記前部パネル及び前記後部パネルの一方に折り曲げ可能に接続された第一ガセットパネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記第一ガセットパネル及び前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続されて前記第一ガセットパネルに少なくとも部分的に面対面接触する第二ガセットパネルを含む、請求項8に記載のトレイ。
【請求項10】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記第一ガセットパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項9に記載のトレイ。
【請求項11】
前記複数の端部フラップは、前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された側頂端部フラップと、前記前部パネルに折り曲げ可能に接続された前頂端部フラップと、前記後部パネルに折り曲げ可能に接続された後頂端部フラップと、を含む、請求項10に記載のトレイ。
【請求項12】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記前頂端部フラップ及び前記後頂端部フラップの一方に接触する、請求項11に記載のトレイ。
【請求項13】
前記少なくとも一つの側部パネルは、第一側部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、第二側部パネルを含み、側端部フラップは、前記第一側部パネルに折り曲げ可能に接続された第一側頂端部フラップであり、前記複数の端部フラップは、更に、前記第二側部パネルに折り曲げ可能に接続された第二側頂端部フラップを含み、第一ガセットパネル及び第二ガセットパネルは、前記トレイの第一ガセットを形成し、前記トレイは、更に、第二ガセットパネルに折り曲げ可能に接続されたそれぞれの第一ガセットパネルをそれぞれ含む第二ガセット、第三ガセット及び第四ガセットを含み、前記補強機能部は、更に、前記第二ガセット、前記第三ガセット及び前記第四ガセットのそれぞれの第一ガセットパネルに折り曲げ可能に接続され、前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップに接触している少なくとも一つの補強タブを含む、請求項8に記載のトレイ。
【請求項14】
前記トレイは、更に、前記側頂端部フラップの中央部から延在し且つ前記周縁部を補強するために前記前部パネル及び前記後部パネルの一方に設けられた少なくとも一つの係止開口部を通して少なくとも部分的に挿入された少なくとも一つの係止部を含む係止機能部を含む、請求項11に記載のトレイ。
【請求項15】
前記少なくとも一つの係止部は、前記側頂端部フラップの前記中央部から延在する第一係止部であり、前記少なくとも一つの係止開口部は、前記前部パネルに設けられた第一係止開口部であり、前記係止機能部は、更に、前記側頂端部フラップの前記中央部から延在する第二係止部と、前記後部パネルに設けられた第二係止開口部と、を含み、前記第二係止部は、前記第二係止開口部を通して少なくとも部分的に挿入されている、請求項14に記載のトレイ。
【請求項16】
少なくとも一つの食品を保持するためのトレイを形成するためのブランクであって、
底部パネル、前部パネル、後部パネル及び少なくとも一つの側部パネルを含む複数のパネルと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記複数のパネルから外方へ延在する周縁部を形成するために協働する複数の端部フラップと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延在する少なくとも一つの補強タブを含む補強機能部と、
を備え、
前記少なくとも一つの補強タブは、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記周縁部を補強するために前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップの一部分に接触するように配置される、ブランク。
【請求項17】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項16に記載のブランク。
【請求項18】
前記端部フラップのそれぞれの前記一部分は、前記周縁部から前記トレイの内部に向かって延在する係合タブである、請求項17に記載のブランク。
【請求項19】
前記複数のパネルは、更に、前記底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの角部パネルを含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つの角部パネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項18に記載のブランク。
【請求項20】
前記少なくとも一つの角部パネルは、中央部分と、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの取り付け部分と、を含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つの取り付け部分に折り曲げ可能に接続されている、請求項9に記載のブランク。
【請求項21】
前記少なくとも一つの取り付け部分は、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された第一取り付け部分であり、前記少なくとも一つの角部パネルは、更に、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された第二取り付け部分を含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記第一取り付け部分に折り曲げ可能に接続された第一補強タブであり、前記補強機能部は、更に、前記第二取り付け部分に折り曲げ可能に接続された第二補強タブを含み、少なくとも一つの前記端部フラップは、前記前部パネルに折り曲げ可能に接続された前頂端部フラップであり、前記複数の端部フラップは、更に、前記後部パネルに折り曲げ可能に接続された後頂端部フラップと、前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された側頂端部フラップと、を含み、前記係合タブは、前記側頂端部フラップから延在する第一係合タブであり、前記第一補強タブは、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記第一係合タブに接触するように配置され、前記補強機能部は、更に、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記前部パネル及び前記後部パネルの一方から前記トレイの前記内部に向かって延在するように配置される第二係合タブを含み、前記第二補強タブは、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記第二係合タブに接触するように配置される、請求項20に記載のブランク。
【請求項22】
前記複数のパネルは、更に、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも一つのガセットパネルを含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つのガセットパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項17に記載のブランク。
【請求項23】
前記少なくとも一つのガセットパネルは、前記前部パネル及び前記後部パネルの一方に折り曲げ可能に接続された第一ガセットパネルであり、前記複数のパネルは、前記第一ガセットパネル及び前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された第二ガセットパネルを含み、前記第二ガセットパネルは、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記第一ガセットパネルに少なくとも部分的に面対面接触するように配置される、請求項22に記載のブランク。
【請求項24】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記第一ガセットパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
前記複数の端部フラップは、前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された側頂端部フラップと、前記前部パネルに折り曲げ可能に接続された前頂端部フラップと、前記後部パネルに折り曲げ可能に接続された後頂端部フラップと、を含む、請求項24に記載のブランク。
【請求項26】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記前頂端部フラップ及び前記後頂端部フラップの一方に接触するように配置される、請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記少なくとも一つの側部パネルは、第一側部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、第二側部パネルを含み、側端部フラップは、前記第一側部パネルに折り曲げ可能に接続された第一側頂端部フラップであり、前記複数の端部フラップは、更に、第二側部パネルに折り曲げ可能に接続された第二側頂端部フラップを含み、第一ガセットパネル及び第二ガセットパネルは、前記ブランクから形成された前記トレイの第一ガセットを形成し、前記ブランクは、更に、前記ブランクから形成された前記トレイのそれぞれの第二ガセット、第三ガセット及び第四ガセットを形成するためのそれぞれの第二ガセットパネルに折り曲げ可能に接続されたそれぞれの第一ガセットパネルを含み、前記補強機能部は、更に、それぞれの第一ガセットパネルに折り曲げ可能に接続され、前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップに接触する少なくとも一つの補強タブを含む、請求項22に記載のブランク。
【請求項28】
前記トレイは、更に、前記側頂端部フラップの中央部から延在し且つ前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記周縁部を補強するために前記前部パネル及び前記後部パネルの一方に設けられた少なくとも一つの係止開口部を通して少なくとも部分的に挿入された少なくとも一つの係止部を含む係止機能部を含む、請求項25に記載のブランク。
【請求項29】
前記少なくとも一つの係止部は、前記側頂端部フラップの前記中央部から延在する第一係止部であり、前記少なくとも一つの係止開口部は、前記前部パネルに設けられた第一係止開口部であり、前記係止機能部は、更に、前記側頂端部フラップの前記中央部から延在する第二係止部と、前記後部パネルに設けられた第二係止開口部と、を含み、前記第二係止部は、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記第二係止開口部を通して少なくとも部分的に挿入されている、請求項28に記載のブランク。
【請求項30】
少なくとも一つの食品を保持するためのトレイを形成する方法であって、
底部パネル、前部パネル、後部パネル及び少なくとも一つの側部パネルを含む複数のパネルと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された複数の端部フラップと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延在する少なくとも一つの補強タブを含む補強機能部と、を含むブランクを取得することと、
前記複数のパネルを前記トレイの内部の周りに少なくとも部分的に折り曲げることと、
前記複数のパネルから外方へ延在する周縁部を形成するために前記複数の端部フラップを折り曲げることと、
前記周縁部を補強するために前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップの一部分に接触するように前記少なくとも一つの補強タブを配置することと、
を含む、方法。
【請求項31】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記それぞれの端部フラップの一部分は、前記周縁部から前記トレイの前記内部に向かって延在する係合タブである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記複数のパネルは、更に、前記底部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの角部パネルを含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つの角部パネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記少なくとも一つの角部パネルは、中央部分と、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの取り付け部分と、を含み、少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つの取り付け部分に折り曲げ可能に接続されている、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも一つの取り付け部分は、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された第一取り付け部分であり、前記少なくとも一つの角部パネルは、更に、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された第二取り付け部分を含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記第一取り付け部分に折り曲げ可能に接続された第一補強タブであり、前記補強機能部は、更に、前記第二取り付け部分に折り曲げ可能に接続された第二補強タブを含み、少なくとも一つの端部フラップは、前記前部パネルに折り曲げ可能に接続された前頂端部フラップであり、前記複数の端部フラップは、更に、前記後部パネルに折り曲げ可能に接続された後頂端部フラップと、前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された側頂端部フラップと、を含み、前記係合タブは、前記側頂端部フラップから延在する第一係合タブであり、前記第一補強タブは、前記第一係合タブに接触し、前記補強機能部は、更に、前記前部パネル及び前記後部パネルの一方から前記トレイの前記内部に向かって延在する第二係合タブを含み、前記第二補強タブは、前記第二係合タブに接触する、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記少なくとも一つの補強タブの縁部は、前記係合タブに接触する、請求項32に記載の方法。
【請求項37】
前記複数のパネルは、更に、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも一つのガセットパネルを含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つのガセットパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項31に記載の方法。
【請求項38】
前記少なくとも一つのガセットパネルは、前記前部パネル及び前記後部パネルの一方に折り曲げ可能に接続された第一ガセットパネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記第一ガセットパネル及び前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続されて前記第一ガセットパネルに少なくとも部分的に面対面接触する第二ガセットパネルを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記第一ガセットパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記複数の端部フラップは、前記少なくとも一つの側部パネルに折り曲げ可能に接続された側頂端部フラップと、前記前部パネルに折り曲げ可能に接続された前頂端部フラップと、前記後部パネルに折り曲げ可能に接続された後頂端部フラップと、を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記少なくとも一つの補強タブは、前記前頂端部フラップ及び前記後頂端部フラップの一方に接触する、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも一つの側部パネルは、第一側部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、第二側部パネルを含み、側端部フラップは、前記第一側部パネルに折り曲げ可能に接続された第一側頂端部フラップであり、前記複数の端部フラップは、更に、前記第二側部パネルに折り曲げ可能に接続された第二側頂端部フラップを含み、前記方法は、更に、第一ガセットパネル及び第二ガセットパネルを折り曲げて前記トレイの第一ガセットを形成することを含み、前記ブランクは、更に、複数の第二ガセットパネルのそれぞれの第二ガセットパネルに折り曲げ可能に接続された複数の第一ガセットパネルを含み、前記方法は、更に、それぞれの第一ガセットパネル及びそれぞれの第二ガセットパネルを折り曲げて前記トレイの第二ガセットを形成することを含み、前記方法は、更に、それぞれの第一ガセットパネル及びそれぞれの第二ガセットパネルを折り曲げて前記トレイの第三ガセットを形成することを含み、前記方法は、更に、それぞれの第一ガセットパネル及びそれぞれの第二ガセットパネルを折り曲げて前記トレイの第四ガセットを形成することを含み、前記補強機能部は、更に、第二ガセット、第三ガセット及び第四ガセットのそれぞれの第一ガセットパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの補強タブを含み、前記方法は、更に、それぞれの第一ガセットパネルに折り曲げ可能に接続された前記少なくとも一つの補強タブが前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップに接触するように配置することを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項43】
前記トレイは、更に、前記側頂端部フラップの中央部から延在する少なくとも一つの係止部を含む係止機能部を備え、前記方法は、更に、前記少なくとも一つの係止部を、前記周縁部を補強するために前記前部パネル及び前記後部パネルの一方に設けられた少なくとも一つの係止開口部を通して少なくとも部分的に挿入することを含む、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記少なくとも一つの係止部は、前記側頂端部フラップの前記中央部から延在する第一係止部であり、前記少なくとも一つの係止開口部は、前記前部パネルに設けられた第一係止開口部であり、前記係止機能部は、更に、前記側頂端部フラップの前記中央部から延在する第二係止部と、前記後部パネルに設けられた第二係止開口部と、を含み、前記方法は、更に、前記第二係止部を前記第二係止開口部に通して少なくとも部分的に挿入することを含む、請求項43に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年11月6日出願の米国仮特許出願第63/110,578号、2020年11月6日出願の米国仮特許出願第63/110,582号、2020年11月6日出願の米国仮特許出願第63/110,587号、2020年12月16日出願の米国仮特許出願第63/126,157号、2020年12月21日出願の米国仮特許出願第63/128,418号、2021年1月20日出願の米国仮特許出願第63/139,341号、2021年4月1日出願の米国仮特許出願第63/169,302号、2021年4月1日出願の米国仮特許出願第63/169,418号、2021年4月14日出願の米国仮特許出願第63/174,724号、2021年4月22日出願の米国仮特許出願第63/178,116号及び2021年6月1日出願の米国仮特許出願第63/191,412号のそれぞれの利益を主張する。
【0002】
(参照による援用)
2020年11月6日に出願された米国仮特許出願第63/110,578号、2020年11月6日に出願された米国仮特許出願第63/110,582号、2020年11月6日に出願された米国仮特許出願第63/110,587号、2020年12月16日に出願された米国仮特許出願第63/126,157号、2020年12月21日に出願された米国仮特許出願第63/128,418号、2021年1月20日に出願された米国仮特許出願第63/139,341号、2021年4月1日に出願された米国仮特許出願第63/169,302号、2021年4月1日に出願された米国仮特許出願第63/169,418号、2021年4月14日に出願された米国仮特許出願第63/174,724号、2021年4月22日に出願された米国仮特許出願第63/178,116号及び2021年6月1日に出願された米国仮特許出願第63/191,412号のそれぞれの本開示は、その全体が本明細書に提示されているかのように本参照により実質的に本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
(本開示の背景)
本開示は、全般的に、少なくとも一つの食品を保持するためのトレイに関する。
【発明の概要】
【0004】
1つの態様によれば、本開示は、全般的に、少なくとも一つの食品を保持するためのトレイに向けられている。前記トレイは、前記トレイの内部の周りに少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、底部パネル、前部パネル、後部パネル及び少なくとも一つの側部パネルを含む複数のパネルと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、前記複数のパネルから外方へ延在する周縁部を形成するために協働する複数の端部フラップと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延在して前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップの一部分に接触する少なくとも一つの補強タブを含み、前記周縁部を支持するための補強機能部と、を備える。
【0005】
別の態様によれば、本開示は、全般的に、少なくとも一つの食品を保持するためのトレイを形成するためのブランクに向けられている。前記ブランクは、底部パネル、前部パネル、後部パネル及び少なくとも一つの側部パネルを含む複数のパネルと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続され、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記複数のパネルから外方へ延在する周縁部を形成するために協働する複数の端部フラップと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延在する少なくとも一つの補強タブを含む補強機能部と、を備える。前記少なくとも一つの補強タブは、前記トレイが前記ブランクから形成されたときに前記周縁部を補強するために前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップの一部分に接触するように配置される。
【0006】
別の態様によれば、本開示は、全般的に、少なくとも一つの食品を保持するためのトレイを形成する方法に向けられている。前記方法は、底部パネル、前部パネル、後部パネル及び少なくとも一つの側部パネルを含む複数のパネルと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された複数の端部フラップと、前記複数のパネルのそれぞれのパネルから延在する少なくとも一つの補強タブを含む補強機能部と、を含むブランクを取得することを含む。前記方法は、さらに、前記複数のパネルを前記トレイの内部の周りに少なくとも部分的に折り曲げることと、前記複数のパネルから外方へ延在する周縁部を形成するために前記複数の端部フラップを折り曲げることと、前記周縁部を補強するために前記複数の端部フラップのそれぞれの端部フラップの一部分に接触するように前記少なくとも一つの補強タブを配置することと、を含む。
【0007】
当業者は、以下に列挙された図面を参照して、実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、上記の利点及び様々な追加実施形態の他の利点及び利益を評価するであろう。
【0008】
一般的な慣行によると、以下で説明する図面のさまざまな特徴は、必ずしも寸法に合わせて描画されるとは限らない。図面内のさまざまな特徴及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されていることがある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本開示の第一の例示的な実施形態に従ってトレイを形成するために使用されるブランクの外面の平面図である。
図2図2は、本開示の第一の例示的な実施形態に従って図1のブランクから形成されたトレイの斜視図である。
図3
図4図4は、本開示の第二の例示的な実施形態に従ってトレイを形成するために使用されるブランクの外面の平面図である。
図5図5は、本開示の第二の例示的な実施形態に従って図4のブランクから形成されたトレイの斜視図である。
図6図6は、本開示の第三の例示的な実施形態に従ってトレイを形成するために使用されるブランクの外面の平面図である。
図7図7は、本開示の第三の例示的な実施形態に従って図6のブランクから形成されたトレイの斜視図である。
図8図8は、図7のトレイの一部分の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面全体を通して、対応する部品は、対応する参照番号によって指定されている。
【0011】
本開示によるトレイは、異なる多数の形状の物品を収容することができる。本開示の範囲を限定する目的ではなく、例示を目的として、以下の詳細な説明では、果物や野菜などの食品などの物品について説明する。一実施形態において、本明細書に記載される物品は、トマト(例えば、ミニトマトなど。)、ベリー類(例えば、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、イチゴなど。)、リンゴ、オレンジ、ミカン、クレメンタイン、レモン、ライム、さくらんぼ等の果物であってもよく、別の実施形態において、本明細書に記載される物品は、少なくとも部分的にトレイの実施形態内に配置される製品パッケージ、容器、ボトル、缶などであってもよい。物品は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために使用することができる。包装された物品は、特定の食品又は飲料品を包装するための組成に適した材料から作ることができ、その材料には、ガラス、アルミニウム及び/又はその他の金属、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、ナイロンなどのプラスチック、複合材料など、又はそおれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0012】
本明細書に記載されている物品は、本開示から逸脱することなく、異なる種類の食品又は飲料製品、それらの容器及び/又は異なる形状を有することができる。本明細書において、「下」、「底」、「上」及び「頂」という用語は、完全に組み立てられて直立したトレイに関して決定される方向を示している。本明細書で説明するように、複数のパネル、部分及び/又は端部フラップを重ね合わせることによって、ブランクからトレイを形成することができる。このようなパネル、部分及び/又は端部フラップは、本明細書において、本開示から逸脱することなく、「第一」、「第二」、「第三」などの連続的参照で又は非連続的参照で、互いに相対的な用語で指定されていることがある。
【0013】
図1は、本開示の第一の例示的な実施形態に従ってトレイ105(図2)を形成するために使用される、全般的に103で示されるブランクの外面101の平面図である。実施形態において、本明細書に記載されたトレイ105は、頂部が開いた全般的に細長い構成を有することができるが、トレイ105は、本開示から逸脱することなく異なる構成を有することができる。
【0014】
本明細書に更に記載されているように、ブランク103は、トレイ105の形成、詰め込み及び/又は梱包に関連するシステムの機械要素又は他の構成要素に係合するための一つ又は二つ以上の表面を提供する、トレイ105の係合機能部を形成するための係合機能部を含む。さらに、ブランク103/トレイ105の係合機能部は、蓋フィルム、例えば、その中に保持されている食品の一つ又は二つ以上の状態を維持するためにトレイ105を覆うポリマーフィルム又は他のカバーを受け取るための一つ又は二つ以上の表面を提供する。トレイ105の係合機能部は、トレイ105の構造的完全性、例えば変形に対する耐性/剛性を維持するように配置することもできる。さらに、ブランク103/トレイ105は、トレイ104の係合機能部を支持/維持/補強する補強機能部を備えることができる。いくつかの実施形態において、トレイ105の構造的完全性に寄与するブランク103/トレイ105の機能部は、係合機能部と補強機能部の両方と見なすことができる。
【0015】
図に示すように、ブランク103は、縦軸L1と横軸L2を有し、トレイ105がブランク103から形成されたときにトレイ105の内部107の周りに少なくとも部分的に延在する複数のパネルを含む。パネルは、底部パネル121と、縦折り線125で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された前部パネル123と、縦折り線129で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された後部パネル127と、横折り線133で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された第一側部パネル131と、横折り線137で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された第二側部パネル135と、を含むことができる。
【0016】
ブランク103は、また、ブランク103の複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された複数の端部フラップ/角部パネル/角部フラップを含むことができる。図に示す実施形態において、角部パネルは、時計回りに、斜め折り線141で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された第一角部パネル139と、斜め折り線145で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された第二角部パネル143と、斜め折り線151で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された第三角部パネル149と、斜め折り線157で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された第四角部パネル155と、を含むことができる。
【0017】
図に示すように、それぞれの角部パネルは、それぞれの斜め折り線141、145、151、157で底部パネル121に折り曲げ可能に接続された中央部分161と、斜め折り線165で中央部分161に折り曲げ可能に接続された第一取り付け部分163と、斜め折り線168で中央部分161に折り曲げ可能に接続された第二取り付け部分167と、を含む。
【0018】
ブランク103/トレイ105は、複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された複数の端部フラップを含むこともできる。前頂端部フラップ169は、縦方向に間隔をあけて配置された全体的にU字型の一対の切り込み部173によって少なくとも部分的に中断された縦折り線171で、前部パネル123に折り曲げ可能に接続されることができる。同様に、後頂端部フラップ177は、縦方向に間隔をあけて配置された一対の切り込み部173によって中断された縦折り線179で、後部パネル127に折り曲げ可能に接続されることができる。
【0019】
第一側頂端部フラップ181は、横方向に間隔をあけて配置された全体的にU字型の一対の切り込み部185によって中断された横折り線183で、第一側部パネル131に折り曲げ可能に接続されることができる。同様に、第二側頂端部フラップ189は、横方向に間隔をあけて配置さた一対の切り込み部185によって少なくとも部分的に中断された横折り線191で、第二側部パネル135に折り曲げ可能に接続されることができる。
【0020】
また、図に示すように、第一角部分補強タブ193、195(広義には「第一補強タブ」)は、それぞれの斜め折り線196、197で、それぞれの角部パネル139、143、149、155のそれぞれの第一取り付け部分163に折り曲げ可能に接続されることができ、第二角部分補強タブ199、201(広義には「第二補強タブ」)は、それぞれの斜め折り線198、200で、それぞれの角部パネル139、143、149、155のそれぞれの第二取り付け部分167に折り曲げ可能に接続されることができる。また、図に示すように、第一角部分補強タブ193、195は、それぞれの斜め折り線203で互いに折り曲げ可能に接続されることができ、第二角部分補強タブ199、201は、それぞれの斜め折り線205で互いに折り曲げ可能に接続されることができる。
【0021】
本明細書で更に説明するように、角部分係合タブ193、195、199、201は、トレイ105が形成されたときに切り込み部173、185によって形成されたタブに少なくとも部分的に係合するためのものである。
【0022】
一実施形態において、ブランク103は、トレイ105の製品視認機能部を形成するための製品視認機能部、例えば、その中に保持されている食品を検査するために、顧客にトレイ105の内部107への視線通路を提供することができる、例えば、一つ又は二つ以上の切り込み部、開口部などを含めることもできる。
【0023】
図2を参照して、本開示の一実施形態によれば、ブランク103からのトレイ105の形成は、外面101が支持面上に位置し、ブランク103の内面が上向きに位置するように、ブランク103を反転させることによって行うことができる。
【0024】
前部パネル123、後部パネル127、第一側部パネル131及び第二側部パネル135は、それぞれの折り線125、129、133、137で、底部パネル121に対して上向きに折り曲げられることができる。同時に又はその後、角部パネル139の第一取り付け部分163は、第一側部パネル131の内面に少なくとも部分的に面対面接触するように配置されることができ、角部パネル139の第二取り付け部分167は、後部パネル127の内面に少なくとも部分的に面対面接触するように配置されることができる。
【0025】
角部パネル143、149、155は、上述した角部パネル139と同様に折り曲げられることができ、それぞれの第一取り付け部分163は、後部パネル127に少なくとも部分的に面対面接触するように配置され、それぞれの第二取り付け部分167は、第二側部パネル135に少なくとも部分的に面対面接触するように配置され、それぞれの第一取り付け部分163は、第二側部パネル135に少なくとも部分的に面対面接触するように配置され、それぞれの第二取り付け部分167は、前部パネル123に少なくとも部分的に面対面接触するように配置され、それぞれの第一取り付け部分163は、後部パネル127に少なくとも部分的に面対面接触するように配置され、それぞれの第二取り付け部分167は、第一側部パネル131に少なくとも部分的に面対面接触するように配置される。
【0026】
同時に又はその後に、前頂端部フラップ169は、折り線171で下方に折り曲げられて、前部パネル123から外方へ、例えば、底部パネル121に平行なほぼ水平方向に延在することができる。
【0027】
同様に、後頂端部フラップ177は、折り線179で下方に折り曲げられて後部パネル127から外方へ延在することができ、第一側頂端部フラップ181は、折り線183で下方に折り曲げられて第一側部パネル131から外方へ延在することができ、第二側頂端部フラップ189は、折り線191で下方に折り曲げられて第二側部パネル135から外方へ延在することができ、それぞれの頂端部フラップ193、197は、それらの上に重なってそれぞれの折り線195、198で下方に折り曲げられてもよい。
【0028】
図に示されているように、頂端部フラップ169、177、181、189の折り曲げは、それぞれの係合タブ207を切り込み部179で分離してトレイ105の内部107に向かって延在させ、それぞれの端部フラップ係合タブ209を切り込み部185で分離してトレイ105の内部107に向かって延在させ、例えば、頂端部フラップ169、177、181、189に対してほぼ平面的な配置にすることができる。
【0029】
上述のように、頂端部フラップ169、177から延在する端部フラップ係合タブ207及び頂端部フラップ181、189から延在する端部フラップ係合タブ209は、それぞれの角部パネル139、143、149、155のそれぞれの角部分補強タブ193、197、199、201に接触/係合するように配置される。例示された実施形態において、角部パネル139の角部分補強タブ193、197は、頂端部フラップ181から延在する隣接する端部フラップ係合タブ209に係合し、角部パネル139の角部分補強タブ199、201は、頂端部フラップ177から延在する隣接する端部フラップ係合タブ207に係合し、角部パネル143の角部分補強タブ193、197は、頂端部フラップ177から延在する隣接する端部フラップ係合タブ207に係合し、角部パネル143の角部分補強タブ199、201は、頂端部フラップ189から延在する隣接する端部フラップ係合タブ209に係合し、角部パネル149の角部分補強タブ193、197は、頂端部フラップ189から延在する隣接する端部フラップ係合タブ209に係合し、角部パネル149の角部分補強タブ199、201は、頂端部フラップ169から延在する隣接する端部フラップ係合タブ207に係合し、角部パネル155の角部分補強タブ193、197は、頂端部フラップ169から延在する隣接する端部フラップ係合タブ207に係合し、角部パネル155の角部分補強タブ199、201は、頂端部フラップ181から延在する隣接する端部フラップ係合タブ209に係合することができる。本明細書に記載されている係合タブの係合/接触は、それぞれの係合タブの少なくとも部分的な端部対面接触、端部対端部接触及び面対面接触の一つ又は二つ以上を含むことができる。
【0030】
トレイ105の例示された実施形態において、パネル123、127、131、135は、トレイ105が全体的に先細りの構成を有するように、例えば、パネル123、127、131、135の上端部によって画定される頂開口部が底部パネル121よりも大きいように、底部パネル121から全体的に上方に且つ斜め外方に拡がっていることができる。
【0031】
図に示されているように、一つ又は二つ以上の食品Pは、前述の工程の間又はその後に、トレイ105の内部107に落とされ、置かれ又はその他の方法で配置されることができることが理解されるであろう。一実施形態において、食品は、トマトであってもよいが、本開示から逸脱することなく、一つ又は二つ以上の食品は、異なる食品であってもよい。
【0032】
引き続き図1及び図2を参照して、トレイ105の前述の配置は、それぞれのパネルから外方へ延在する頂端部フラップ169、177、181、189、193、197の重なり合った/協働した配置によって形成された周縁部211を維持/補強/支持するために、互いに摩擦的に係合するように配置された係合タブを提供する。周縁部211は、トレイ105のパネル121、123、127、131、135から外方へ延在し、トレイ105のための形成装置に関連する要素、例えば、把持器、つめ、やっとこばさみ、レールなどの機械要素によって係合/支持されるための一つ又は二つ以上の係合面を提供する。一実施形態において、頂端部フラップの外(例えば、下向き)面は、このような機械要素によって係合/支持されるための係合面になることができる。他の実施形態において、係合面は、頂端部フラップ169、177、181、189、193、197のうちの一つ又は二つ以上の外面、内(例えば、上向き)面及び/又は側面のうちの一つ又は二つ以上の任意の組み合わせを含むことができる。
【0033】
加えて、図3を参照して、トレイ105のパネルから離れるように延在する頂端部フラップ169、177、181、189、193、197の配置は、例えば、プラスチック又は他の高分子フィルムあるいは他の被覆構造などの蓋フィルムFに係合し/支持するための複数の係合/支持面も与える。一実施形態において、蓋フィルムFは、例えば、熱融着可能フィルムなど、熱源の存在下で少なくとも部分的に変形する高分子層として提供されることができる。このように、蓋フィルムFは、トレイ105の内部107を覆い、その中に保持されている食品の、例えば、鮮度、熟度、含水率などの一つ又は二つ以上の状態を維持するために、一つ又は二つ以上の頂端部フラップ169、177、181、189、193、197の一つ又は二つ以上の表面に接触するトレイ105の頂開口部を横切って延在するように配置されることができる。蓋フィルムは、トレイ105の内部107への一つ又は二つ以上の物質、例えば、結露又は他の湿気、昆虫又は他の害虫、汚れ、破片などの通過を最小化、抑制及び/又は防止することができることが理解されるであろう。一実施形態において、トレイ105は、蓋フィルム及び一つ又は二つ以上の食品と共にパッケージとして提供されることができる。
【0034】
さらに、係合タブ193、195、199、201、207、209の接触配置は、トレイ105全体と同様に、頂端部フラップ169、177、181、189、193、197の配置の構造的完全性/剛性の結合及び/又は補強を提供する。例えば、係合タブ193、195、199、201、207、298の係合を介して頂端部フラップ169、177、181、189、193、197の配置に提供される補強された剛性は、周縁部211の曲げ、湾曲、屈曲、座屈、巻き、その他の変形などを最小化、抑制及び/又は防止することができる。この点に関して、周縁部211に配置された蓋フィルムの張力を介して周縁部211に加えられる力は、例えば、望ましくない製品の美観を避けるため、周縁部211との蓋フィルムの少なくとも部分的な離脱を避けるため、積み重ね、保管、輸送などのために周縁部211のほぼ平面的な構成を維持するために、周縁部211の変形を最小化、抑制及び/又は防止することができる。したがって、係合タブ193、195、199、201、207、209の一つ又は二つ以上は、トレイ105の補強機能部と考えることができる。
【0035】
ブランク103/トレイ105のパネル、フラップ及び関連する機能部の一つ又は二つ以上は、本開示から逸脱することなく、異なる配置又は構成を有することができることが理解されるであろう。
【0036】
図4を参照して、本開示の第二の例示的な実施形態によるトレイ305(図5)を形成するためのブランク303の外面301を説明する。ブランク303及びトレイ305は、上述したブランク103/103A及びトレイ105と同様の機能部を一つ又は二つ以上有することができ、同様の又は類似の機能部は、同様の又は類似の参照番号によって指定される。
【0037】
図に示すように、ブランク303は、縦軸L1及び縦軸L2を有することができ、底部パネル121、前部パネル123、後部パネル127、側部パネル131、135、角部パネル139、143、149、155、頂端部フラップ169、177、181、189、193、197及び関連する機能部(例えば、切り込み部、折り線、タブなど。)を含む。
【0038】
この点に関して、ブランク303/トレイ305は、単一の第一角部分補強タブ393(広義には、「第一補強タブ」)が、それぞれの斜め折り線396で、それぞれの角部パネル139、143、149、155のそれぞれの第一取り付け部分163に折り曲げ可能に接続され、第二角部分補強タブ399(広義には、「第二補強タブ」)が、それぞれの斜め折り線398で、それぞれの角部パネル139、143、149、155のそれぞれの第二取り付け部分167に折り曲げ可能に接続されていることを除いて、全般的に上述のブランク103/トレイ105と同様の特徴を有することができる。
【0039】
さらに、図5を参照して、トレイ305は、上述したブランク103からトレイ105を形成する方法と同様の方法で、ブランク303から形成することができる。トレイ305の組み立てられた構成において、係合タブ393、399とそれぞれの端部フラップ係合タブ207、209との接触配置は、上述したトレイ105に関する方法と同様の方法で、トレイ305全体と同様に、頂端部フラップ169、177、181、189、193、197の配置の結合及び/又は構造的完全性/剛性の補強を提供し、同様の利点を有する。
【0040】
図6を参照して、本開示の第三の例示的な実施形態に従ってトレイ405(図7)を形成するために使用されるブランク403の外面401の平面図が示されている。
【0041】
図に示されているように、ブランク403は、縦軸L1と横軸L2を有し、トレイ405がブランク403から形成されたときにトレイ405の内部407の周りに少なくとも部分的に延在する複数のパネルを含む。パネルは、底部パネル421と、横折り線425で底部パネル421に折り曲げ可能に接続された前部パネル423と、横折り線429で底部パネル421に折り曲げ可能に接続された後部パネル427と、縦折り線433で底部パネル421に折り曲げ可能に接続された第一側部パネル431と、縦折り線437で底部パネル421に折り曲げ可能に接続された第二側部パネル435と、を含むことができる。
【0042】
ブランク403の複数のパネルは、ブランク403の複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続されたガセットを含むこともできる。図に示した実施形態において、ガセットは、時計回り方向に、前部パネル423及び第一側部パネル431のそれぞれにそれぞれの斜め折り線440、441で折り曲げ可能に接続された第一ガセット439と、第一側部パネル431及び後部パネル427のそれぞれにそれぞれの斜め折り線445、447で折り曲げ可能に接続された第二ガセット443と、後部パネル427及び第二側部パネル435のそれぞれにそれぞれの斜め折り線451、453で折り曲げ可能に接続された第三ガセット449と、第二側部パネル435及び前部パネル423のそれぞれにそれぞれの斜め折り線457、459で折り曲げ可能に接続された第四ガセット455と、を含むことができる。
【0043】
それぞれのガセットは、図に示されているように、それぞれの内側ガセットパネル461(広義には、「第二ガセットパネル」)を含み、それぞれの内側ガセットパネル461は、それぞれの外側ガセットパネル463が前部パネル423及び後部パネル427の一つに隣接して配置されるように、それぞれの側部パネルに隣接して配置され、それぞれの斜め折り線465でそれぞれの外側ガセットパネル463(広義には、「第一ガセットパネル」)に折り曲げ可能に接続されている。また、図に示されているように、補強タブ467は、それぞれの斜め折り線469でそれぞれの外側ガセットパネル463に折り曲げ可能に接続されている。本明細書で更に説明するように、補強タブ467は、トレイ405の補強機能部を形成することができる。ガセットは、本開示から逸脱することなく、異なる形状、配置及び/又は構成を有することができる。一実施形態において、一つ又は二つ以上の補強タブ467は、ブランク403/トレイ405の端部フラップとみなすことができる。
【0044】
ブランク403/トレイ405は、複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能に接続された複数の端部フラップを含むこともできる。前頂端部フラップ472は、横折り線473で前部パネル423に折り曲げ可能に接続されることができ、横折り線473は、曲線部、角部及び/又は直線部を一つ又は二つ以上有する、横方向に間隔を空けて配置された一対の切り込み部/開口部475によって少なくとも部分的に中断されている。図に示された実施形態において、切り込み部/開口部475は、全体的に卵形の構成を有することができるが、切り込み部475の一つ又は二つ以上は、本開示から逸脱することなく、異なる構成を有することができる。同様に、後頂端部フラップ477は、縦方向に間隔を空けて配置された一対の切り込み部/開口部475によって中断された横折り線479で、後部パネル427に折り曲げ可能に接続されることができる。一実施形態において、切り込み部475は、本明細書で更に説明するように、少なくとも部分的にそれぞれの雄係止機能部を受けるための係止開口部(広義には、「雌係止機能部」、「第一係止開口部」、「第二係止開口部」)をトレイ405に画定することができる。
【0045】
第一側頂端部フラップ481は、縦折り線483で第一側部パネル431に折り曲げ可能に接続されることができ、同様に、第二側頂端部フラップ485は、縦折り線487で第二側部パネル435に折り曲げ可能に接続されることができる。側頂端部フラップ481、485は、図に示すように、それぞれの縦方向の端部にそれぞれの係止部489(広義には、「雄係止機能部」、「第一係止部」、「第二係止部」)を含み、側頂端部フラップ481、485のそれぞれの中央部からほぼ垂直に延在することができる。係止部489は、図に示すように、それぞれの側頂端部フラップ481、485から横方向に延在する、例えば、曲線部、角部及び/又は直線部を有する、一つ又は二つ以上の突出機能部を含むことができる。
【0046】
ブランク403は、トレイ405の製品視認機能部を形成するための製品視認機能部を含むこともできる。図に示された実施形態において、前部パネル423及び後部パネル427のそれぞれは、一つ又は二つ以上の開口部491を含むことができる。さらに、全体的に湾曲した又は円形の切り込み部493は、少なくとも部分的に底部パネル421の角部に沿って形成されることができ、前部パネル423、後部パネル427、側部パネル431、435及びそれぞれのガセットパネル461、463のそれぞれの一部分に延在することができる。本明細書で更に説明するように、製品視認機能部は、例えば、その中に保持されている食品を検査するために、顧客にトレイ405の内部407への視線通路を提供することができる。さらに、製品視認機能部の一つ又は二つ以上は、トレイ405の内部407から出る水分、例えば、結露、流出物などの排出通路を提供することができる。
【0047】
図7及び図8を参照して、本開示の一実施形態によれば、ブランク403からのトレイ405の形成は、外面401が支持面上に位置し、ブランク403の内面が上向きに位置するように、ブランク403を反転させることによって行うことができる。
【0048】
前部パネル423、後部パネル427、第一側部パネル431及び第二側部パネル435は、それぞれの折り線425、429、433、437で、底部パネル421に対して上向きに折り曲げられることができる。
【0049】
第一ガセット439の内側ガセットパネル461は、側部パネル431に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線441で折り曲げられることができ、第一ガセット439の外側ガセットパネル463は、外側ガセットパネル461に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線465で折り曲げられることができる。第一ガセット439のガセットパネル461のこのような動きは、外側ガセットパネル463を折り線440で前部パネル423に対して少なくとも部分的に折れ曲げさせて、前部パネル423及び第一側部パネル431が一緒に引かれ即ち近づけられる。
【0050】
同様に、第二ガセット443の内側ガセットパネル461は、第一側部パネル431に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線445で折り曲げられることができ、第二ガセット443の外側ガセットパネル463は、内側ガセットパネル461に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線465で折り曲げられることができ、第三ガセット449の内側ガセットパネル461は、第二側部パネル435に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線453で折り曲げられることができ、第二ガセット449の外側ガセットパネル463は、内側ガセットパネル461に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線465で折り曲げられることができ、第四ガセット455の内側ガセットパネル161は、第二側部パネル435に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線457で折り曲げられることができ、第四ガセット455の外側ガセットパネル463は、内側ガセットパネル461に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線465で折り曲げられることができる。
【0051】
上述した配置において、それぞれの外側ガセットパネル463は、それぞれの補強タブ467が上方へ延在する配置になるように、それぞれの内側ガセットパネル461に重なって配置される。
【0052】
同時に又はその後、前頂端部フラップ472は、折り線473で下方に折り曲げられて、前部パネル423から外方へ、例えば、底部パネル421に平行なほぼ水平方向に延在することができる。
【0053】
同様に、後頂端部フラップ477は、折り線479で下方に折り曲げられて、後部パネル427から外方へ延在することができ、第一側頂端部フラップ481は、折り線483で下方に折り曲げられて、第一側部パネル431から外方へ延在することができ、第二側頂端部フラップ485は、折り線487で下方に折り曲げられて、第二側部パネル435から外方へ延在することができる。
【0054】
このような配置において、頂端部フラップ481、485は、例えば、頂端部フラップ472、477のそれぞれの一部分に少なくとも部分的に面対面接触するように重ねて配置されることができ、トレイ405のパネル421、423、427、431、435から外方へ延在するトレイ405の上部周縁部/フランジ495を協働して形成する。一実施形態において、このようにして、それぞれの頂端部フラップ481、485の係止部489は、例えば、操作者によって及び/又はトレイ405を形成するための装置の機械部品によって、少なくとも部分的に、それぞれの切り込み部/開口部475を通して挿入され、トレイ405の周縁部/フランジ495を補強するように配置されることができる。
【0055】
それぞれの折り線483、487での頂端部フラップ481、485の前述した下方への折り曲げの間に、それぞれの補強タブ467は、それぞれの頂端部フラップ481、485に少なくとも部分的に接触するように配置され、例えば、それぞれの頂端部フラップ481、485の下方への移動/たわみ及び/又は変形を最小化、抑制、防止及び/又はその他の方法で抵抗することにより、トレイ405の周縁部/フランジ495の構成を補強、例えば、筋交い、支持、強化、圧力点/背圧を提供及び/又は他の方法で維持する。このような係合の過程で、補強タブ467は、それぞれの頂端部フラップ481、485に対してほぼ斜めの配置に向かって、それぞれの折り線469で折り曲げることができる/できるとよい。
【0056】
トレイ405の例示された実施形態において、パネル423、427、431、435は、トレイ405が、例えば、パネル423、427、431、435の上端部によって画定される頂開口部が底部パネル421よりも大きくなるように、全体的に先細りの構成を有するように、底部パネル421から全体的に上方及び斜め外方へ延在することができる。
【0057】
一つ又は二つ以上の食品は、前述の工程の間又はその後に、トレイ405の内部407に落とされ、置かれ又はその他の方法で配置されることができることが理解されるであろう。一実施形態において、食品は、ベリーであってもよいが、本開示から逸脱することなく、一つ又は二つ以上の食品は、異なる食品であってもよい。トレイ405は、一つ又は二つ以上の食品をパッケージとして提供することができる。
【0058】
引き続き図4乃至図7を参照して、トレイ405の係合機能部は、頂端部フラップ472、477、481、485を一緒に又は組み合わせの構成要素として配置することが含まれる。図に示すように、それぞれのパネルから外方へ延在する頂端部フラップ472、477、481、485の折り曲げられた配置は、周縁部495と、トレイ405のための形成装置に関連する要素、例えば、把持器、つめ、やっとこばさみ、レールなどの機械要素によって係合/支持されるための一つ又は二つ以上の係合面と、を形成する。一実施形態において、頂端部フラップの外(例えば、下向き)面は、このような機械要素によって係合/支持されるための係合面になることができる。他の実施形態において、係合面は、頂端部フラップ472、477、481、485のうちの一つ又は二つ以上の外面、内(例えば、上向き)面及び/又は側面のうちの一つ又は二つ以上の任意の組み合わせを含むことができる。
【0059】
トレイ405のパネルから離れるように延在する頂端部フラップ472、477、481、485の配置は、例えば、蓋フィルムF(図3)のようなプラスチック又は他の高分子フィルムあるいは他の被覆構造などのカバー即ち蓋フィルムに係合し/支持するための複数の係合/支持面も与える。一実施形態において、蓋フィルムは、例えば、熱融着可能フィルムなど、熱源の存在下で少なくとも部分的に変形する高分子層として提供されることができる。このように、蓋フィルムは、トレイ405の内部407を覆い、その中に保持されている食品の、例えば、鮮度、熟度、含水率などの一つ又は二つ以上の状態を維持するために、一つ又は二つ以上の頂端部フラップ472、477、481、485の一つ又は二つ以上の表面に接触するトレイ405の頂開口部を横切って延在するように配置されることができる。蓋フィルムは、トレイ405の内部407への一つ又は二つ以上の物質、例えば、結露又は他の湿気、昆虫又は他の害虫、汚れ、破片などの通過を最小化、抑制及び/又は防止することができることが理解されるであろう。一実施形態において、トレイ405は、蓋フィルム及び一つ又は二つ以上の食品と共にパッケージとして提供されることができる。
【0060】
さらに、トレイ405の補強機能部は、複数のパネルのそれぞれのパネルに一緒に又は組み合わせの構成要素として接続された補強タブ467を含み、その配置は、それぞれの頂端部フラップ481、485の下に及び少なくとも部分的に接触することで、周縁部/フランジ495の曲げ、湾曲、屈曲、抵抗、座屈、巻き、たわみ及び/又はその他の変形を最小化、抑制、防止及び/又はその他の方法で行うことができる。この点に関して、周縁部/フランジ495に配置されたカバー即ち蓋フィルムを介して加えられる張力を介して周縁部/フランジ495に加えられる力は、例えば、望ましくない製品の美観を避けるため、周縁部/フランジ495との蓋フィルムの少なくとも部分的な離脱を避けるため、積み重ね、保管、輸送などのために周縁部/フランジ495のほぼ平面的な構成を維持するために、周縁部/フランジ495の変形を最小化、抑制及び/又は防止することができる。一実施形態において、トレイ405は、一つ又は二つ以上の食品と蓋フィルムをパッケージとして提供することができる。
【0061】
一実施形態において、頂端部フラップ481、485のそれぞれの係止部489の一つ又は二つ以上とそれぞれの切り込み部/係止開口部475との係合は、トレイ405の補強機能部の一部と考えることができる。
【0062】
ブランク403/トレイ405のパネル、フラップ及び関連する機能部の一つ又は二つ以上は、本開示から逸脱することなく、異なる配置又は構成を有することができることが理解されるであろう。
【0063】
本開示によるブランクは、例えば、塗工板紙及び類似の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内側及び/又は外側は、粘土被覆材で塗工することができる。その後、粘土被覆には、製品、広告、価格コード及びその他の情報や画像が印刷されることがある。その後、ブランクに印刷された情報を保護するために、ブランクをニスで塗工することができる。また、ブランクの片側又は両側に、例えば、防湿層を塗工することもできる。上述の実施形態に従って、ブランクは、通常の紙よりも重く、より剛性があるような厚さの板紙で構成することができる。また、ブランクは、トレイが上述したように少なくとも全般的に機能できるようにするのに適した特性を有する段ボール、硬質紙又はその他の材料で構成されることができる。ブランクは、選択されたパネル又はパネル部分に一つ又は二つ以上のシート状の材料をラミネートされ又は塗工されることもできる。
【0064】
本開示の上記の実施形態によれば、折り線は、必ずしも直線ではないが、それに沿って折り曲げやすくする弱めの実質的に直線的な形態であってもよい。より具体的には、本開示の範囲を狭める目的ではないが、折り線には、所望の弱め線に沿って材料を潰したりくぼませたりした部分を作り出す鈍い刻み目を入れるナイフなどで形成された線のようなけい線、所望の弱め線に沿って材料内に部分的に延在する切り込み部及び/又は所望の弱め線に沿って材料内に部分的に全在する又は完全に貫通する一連の切り込み部、及びこれらの特徴のさまざまな組み合わせが含まれる。
【0065】
一例として、引き裂き線には、所望の弱め線に沿って材料内へ部分的に延在する断裁部及び/又は所望の弱め線に沿って材料内へ部分的に延在する又は材料を完全に貫通する一連の間隔を空けた断裁部、又はこれらの特徴のさまざまな組み合わせを含めることができる。より具体的な例として、1つのタイプの引き裂き線は、材料を完全に貫通する一連の間隔を空けた断裁部の形に形成されており、隣接する断裁部は、わずかに間隔が空いているため、通常は引き裂き線を横断して材料を一時的に接続するために、隣接する断裁部間にニック(例えば、材料の小さな橋かけ状の部分)が画定されている。このニックは、引き裂き線に沿って引き裂かれている間に切断される。通常、ニックは、引き裂き線のうちの比較的小さな割合であり、又は、引き裂き線が連続した切り込み線になるように、引き裂き線からニックが省略されたり、引き裂き線内でニックが引き裂かれたりしてもよい。つまり、間隔を空けた断裁部のそれぞれを連続した断裁部などに置き換えるのは、本開示の範囲内である。例えば、切り込み線は、本開示から逸脱せずに、連続した断裁部であってもよく、断裁部よりも幅広であってもよい。また、引き裂き線は、材料を完全に又は部分的に貫通する一連の切り込みけい線であり、それらはニックによって分離されている。
【0066】
「接着剤」という用語は、トレイパネルを所定の位置に固定するために一般的に使用されるあらゆる種類の接着剤を含むことを意図している。
【0067】
本開示の前述の説明は、様々な例示的な実施形態を例示し、説明している。本開示の精神と範囲を逸脱することなく、例示的な実施形態に対して様々な追加、修正、変更等を行うことができる。上記の説明に含まれる、又は添付の図面に示されるすべての事項は、限定的な意味ではなく、例示的なものとして解釈されることを意図している。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し、説明するが、本開示は、他の様々な組み合わせ、修正及び環境で使用することができ、上記の教示に相応する及び/又は関連技術の熟練又は知識の範囲内で、本明細書に示されるような発明概念の範囲内で変更又は修正することができる。さらに、各実施形態の特定の特徴及び特性は、選択的に交換され、本開示の他の例示された実施形態及び不図示の実施形態に適用される場合がある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-07-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
図1図1は、本開示の第一の例示的な実施形態に従ってトレイを形成するために使用されるブランクの外面の平面図である。
図2図2は、本開示の第一の例示的な実施形態に従って図1のブランクから形成されたトレイの斜視図である。
図3図3は、更に食品を保持し、蓋フィルムで覆われた図2のトレイの斜視図である。
図4図4は、本開示の第二の例示的な実施形態に従ってトレイを形成するために使用されるブランクの外面の平面図である。
図5図5は、本開示の第二の例示的な実施形態に従って図4のブランクから形成されたトレイの斜視図である。
図6図6は、本開示の第三の例示的な実施形態に従ってトレイを形成するために使用されるブランクの外面の平面図である。
図7図7は、本開示の第三の例示的な実施形態に従って図6のブランクから形成されたトレイの斜視図である。
図8図8は、図7のトレイの一部分の拡大図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
図に示されているように、頂端部フラップ169、177、181、189の折り曲げは、それぞれの係合タブ207を切り込み部173で分離してトレイ105の内部107に向かって延在させ、それぞれの端部フラップ係合タブ209を切り込み部185で分離してトレイ105の内部107に向かって延在させ、例えば、頂端部フラップ169、177、181、189に対してほぼ平面的な配置にすることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
図に示すように、ブランク303は、縦軸L1及び軸L2を有することができ、底部パネル121、前部パネル123、後部パネル127、側部パネル131、135、角部パネル139、143、149、155、頂端部フラップ169、177、181、189、193、197及び関連する機能部(例えば、切り込み部、折り線、タブなど。)を含む。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
第一ガセット439の内側ガセットパネル461は、側部パネル431に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線441で折り曲げられることができ、第一ガセット439の外側ガセットパネル463は、側ガセットパネル461に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線465で折り曲げられることができる。第一ガセット439のガセットパネル461のこのような動きは、外側ガセットパネル463を折り線440で前部パネル423に対して少なくとも部分的に折れ曲げさせて、前部パネル423及び第一側部パネル431が一緒に引かれ即ち近づけられる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
同様に、第二ガセット443の内側ガセットパネル461は、第一側部パネル431に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線445で折り曲げられることができ、第二ガセット443の外側ガセットパネル463は、内側ガセットパネル461に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線465で折り曲げられることができ、第三ガセット449の内側ガセットパネル461は、第二側部パネル435に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線453で折り曲げられることができ、第ガセット449の外側ガセットパネル463は、内側ガセットパネル461に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線465で折り曲げられることができ、第四ガセット455の内側ガセットパネル461は、第二側部パネル435に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線457で折り曲げられることができ、第四ガセット455の外側ガセットパネル463は、内側ガセットパネル461に少なくとも部分的に面対面接触するように折り線465で折り曲げられることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項20
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項20】
前記少なくとも一つの角部パネルは、中央部分と、前記中央部分に折り曲げ可能に接続された少なくとも一つの取り付け部分と、を含み、前記少なくとも一つの補強タブは、前記少なくとも一つの取り付け部分に折り曲げ可能に接続されている、請求項19に記載のブランク。
【国際調査報告】