(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-10
(54)【発明の名称】アリモクロモルクエン酸塩及びその中間体の調製プロセス
(51)【国際特許分類】
A61K 31/4545 20060101AFI20231227BHJP
A61P 3/00 20060101ALI20231227BHJP
C07D 213/89 20060101ALI20231227BHJP
A61K 9/48 20060101ALI20231227BHJP
A61K 47/38 20060101ALI20231227BHJP
A61K 47/02 20060101ALI20231227BHJP
A61K 47/12 20060101ALI20231227BHJP
【FI】
A61K31/4545
A61P3/00
C07D213/89
A61K9/48
A61K47/38
A61K47/02
A61K47/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023530749
(86)(22)【出願日】2021-11-19
(85)【翻訳文提出日】2023-07-14
(86)【国際出願番号】 EP2021082294
(87)【国際公開番号】W WO2022106614
(87)【国際公開日】2022-05-27
(32)【優先日】2020-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(32)【優先日】2021-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523186818
【氏名又は名称】ゼブラ デンマーク エー/エス
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ヂェ
(72)【発明者】
【氏名】リード,マーク
(72)【発明者】
【氏名】カーステンセン,エリザベス,ヴァン
(72)【発明者】
【氏名】ポッペ,マルコ
(72)【発明者】
【氏名】ペルツ,アンドレアス
【テーマコード(参考)】
4C055
4C076
4C086
【Fターム(参考)】
4C055AA17
4C055BA01
4C055CA02
4C055CA32
4C055DA01
4C055FA01
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4C076AA53
4C076BB01
4C076CC21
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4C086AA01
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4C086GA14
4C086GA16
4C086MA01
4C086MA04
4C086MA37
4C086MA52
4C086NA14
4C086ZC33
(57)【要約】
本開示は、アリモクロモル、アリモクロモルクエン酸塩、及びその重要な中間体、例えば、ORZY-01の調製プロセスに関する。本開示はさらに、高純度アリモクロモルクエン酸塩の調製プロセス及びその使用方法に関する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも94%の鏡像体過剰率(ee)のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む医薬組成物。
【請求項2】
前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのeeが、少なくとも95%である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのeeが、少なくとも96%である、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのeeが、少なくとも97%である、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのeeが、少なくとも98%である、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
以下を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物:
a)少なくとも94%のeeのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、例えば、少なくとも95%のee、例えば、少なくとも96%のee、例えば、少なくとも97%のee、例えば、少なくとも98%のee、及び
b)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項7】
以下を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物:
a)少なくとも94%のeeのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、例えば、少なくとも95%のee、例えば、少なくとも96%のee、例えば、少なくとも97%のee、例えば、少なくとも98%のee、
b)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び
c)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【請求項8】
前記組成物の純度が、HPLCで測定して、99.0%以上のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートである、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項9】
Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD10粒径が、約2.0μm~約20.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD50粒径が、約5.0μm~約60.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項11】
Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD90粒径が、約30.0μm~約130.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項12】
以下を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物:
a)少なくとも98.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)1.9%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項13】
以下を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の医薬組成物:
a)少なくとも98.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)1.9%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【請求項14】
請求項1~13のいずれか1項に定義される医薬組成物、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む、経口製剤。
【請求項15】
カプセルを含む、請求項14に記載の経口製剤。
【請求項16】
増量剤を含む、請求項14~15のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項17】
滑沢剤を含む、請求項14~16のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項18】
前記カプセルが、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、二酸化チタン、及び任意に1つ以上の着色剤を含む、請求項15~17のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項19】
前記増量剤が、微結晶性セルロース(MCC)である、請求項16~18のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項20】
前記滑沢剤が、ステアリン酸マグネシウムである、請求項17~19のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項21】
前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートが、約50mg~約500mgの用量で存在する、請求項14~20のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項22】
前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートが、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、または約400mgの用量で存在する、請求項14~21のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項23】
約20%または約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む、請求項14~22のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項24】
約26.3%または約52.6%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む、請求項14~23のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項25】
約40%~約80%w/wの微結晶性セルロースを含む、請求項14~24のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項26】
約73.2%または約46.9%w/wの微結晶性セルロースを含む、請求項14~25のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項27】
約0.0%~約1.0%のステアリン酸マグネシウムを含む、請求項14~26のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項28】
約0.5%のステアリン酸マグネシウムを含む、請求項14~27のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項29】
請求項1~13のいずれか1項に定義される医薬組成物、及び医薬的に許容される担体または賦形剤の単位剤形。
【請求項30】
N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を、約50mg~約500mgの用量で含む、請求項29に記載の単位剤形。
【請求項31】
N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で含む、請求項29~30のいずれか1項に記載の単位剤形、または請求項14~28のいずれか1項に記載の経口製剤。
【請求項32】
請求項29~31のいずれか1項に記載の単位剤形及び投与説明書を含むキット。
【請求項33】
さらに、処方情報及び/または複数の単位用量を含む、請求項32に記載のキット。
【請求項34】
ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法であって、前記対象が、治療有効量の請求項1~31のいずれか1項に定義される医薬組成物、経口製剤、または単位用量を投与される、前記方法。
【請求項35】
ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための請求項1~31のいずれか1項に定義される医薬組成物、経口製剤、または単位用量。
【請求項36】
ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造のための請求項1~31のいずれか1項に定義される医薬組成物、経口製剤、または単位用量の使用。
【請求項37】
ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための請求項1~31のいずれか1項に定義される医薬組成物、経口製剤、または単位用量の使用。
【請求項38】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、1日3回投与される、請求項34~37のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項39】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、体重約8kg~約15kgを有する小児対象に投与される、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項40】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量47mgで投与される、請求項39に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項41】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量75mgで投与される、請求項39に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項42】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、体重約15kg超~約30kgを有する対象に投与される、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項43】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量62mgで投与される、請求項42に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項44】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量100mgで投与される、請求項42に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項45】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、体重約30kg超~約55kgを有する対象に投与される、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項46】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量93mgで投与される、請求項45に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項47】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量150mgで投与される、請求項45に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項48】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、体重約55kg超を有する対象に投与される、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項49】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量124mgで投与される、請求項48に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項50】
前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量200mgで投与される、請求項48に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項51】
前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の少なくとも約85%が、溶液に約15分で溶解する、請求項34~50のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項52】
前記カプセル成分が、液体として経口投与するための液体と混合される、請求項34~51のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項53】
単回投与後の前記組成物の幾何平均C
maxが、C
max1749(CV49%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、請求項34~52のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項54】
単回投与後の前記組成物のAUC
0-8時間が、AUC
0-8時間5317(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、請求項34~52のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項55】
単回投与後の前記組成物のAUC
0-無限大が、AUC
0-無限大6331(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、請求項34~52のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項56】
投与後の前記組成物の幾何平均C
max,定常状態が、C
max,定常状態2090(CV23%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、請求項34~52のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項57】
投与後の前記組成物のAUC
0-8時間,定常状態が、AUC
0-8時間,定常状態7207(CV19%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、請求項34~52のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項58】
前記N-[(2R,Z)-2-ヒドロキシ-3-(1-ピペリジル)プロポキシ]ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド,1-オキシドシトレートが、血漿中で測定される、請求項54~57のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項59】
前記組成物の定常状態での幾何平均C
max,定常状態が、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、C
max,定常状態533ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(368~770ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項60】
前記組成物のAUC
0-8時間,定常状態が、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、AUC
0-8時間,定常状態2916h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1924~4436h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項61】
前記組成物の定常状態での幾何平均C
max,定常状態が、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、C
max,定常状態593ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(395~878ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項62】
前記組成物のAUC
0-8時間,定常状態が、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、AUC
0-8時間,定常状態3043h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1938~4763h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項63】
前記組成物の定常状態での幾何平均C
max,定常状態が、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、C
max,定常状態679ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(450~1024ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項64】
前記組成物のAUC
0-8時間,定常状態が、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、AUC
0-8時間,定常状態3149h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2010~4855h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項65】
前記組成物の定常状態での幾何平均C
max,定常状態が、体重約55kg超のヒトにおいて、前記組成物の投与後、C
max,定常状態743ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(479~743ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項66】
前記組成物のAUC
0-8時間,定常状態が、体重約55kg超のヒトにおいて、前記組成物の投与後、AUC
0-8時間,定常状態3182h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2057~4921h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項67】
N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの曝露が、単回経口投与後、約31mgから約496mgへと用量に比例して増加し、C
maxの比例係数の推定値(90%CI)が、1,149(1,07~1,20)であり、AUC
0-infの場合は、1,027(0,98~1,08)である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項68】
前記投与後の全体のt
max中央値が、0.25~3.0時間である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項69】
前記投与後のt
max中央値が、約0.5時間である、請求項34~38のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【請求項70】
約20℃~約25℃で少なくとも24か月の保存可能期間を有する、請求項1~31のいずれか1項に記載の経口製剤、医薬組成物、または単位用量。
【請求項71】
HPLCで測定して、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む、請求項1~31のいずれか1項に記載の経口製剤、医薬組成物、または単位用量。
【請求項72】
ORZY-01、
【化1】
の調製プロセスであって、
ステップ1A)式(I)の化合物、
【化2】
を、容器内で、式(II)の化合物、
【化3】
と、第一の溶媒中、第一の温度で2時間超混合して中間体を得ること、その後、
ステップ1B)前記中間体をNaNO
2と、第二の溶媒中、第二の温度で反応させてORZY-01を得ること
を含み、それによりORZY-01が得られる、前記プロセス。
【請求項73】
ORZY-01、
【化4】
の調製プロセスであって、
ステップ1A)式(I)の化合物、
【化5】
を、容器内で、式(II)の化合物、
【化6】
と、第一の溶媒中、第一の温度で混合して中間体を得ること、その後、
ステップ1B)前記中間体をNaNO
2と、第二の溶媒中、第二の温度で反応させてORZY-01を得ること
を含み、それによりORZY-01が得られる、前記プロセス。
【請求項74】
ステップ1B)の前に、前記中間体が単離され、任意に精製される、請求項72~73のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項75】
前記第一の溶媒が、極性プロトン性溶媒であるか、または極性プロトン性溶媒の混合物である、請求項72~74のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項76】
前記第一の溶媒が、エタノール、水、メタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される、請求項72~75のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項77】
前記第一の溶媒が、エタノールと水との混合物である、請求項72~76のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項78】
ステップ1Aが、塩基性条件下で、例えば、水酸化物、例えば、NaOHまたはKOHの添加によって行われる、請求項72~77のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項79】
前記第二の溶媒が、塩素化炭化水素であるか、または塩素化炭化水素を含む混合物である、請求項72~78のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項80】
前記第二の溶媒が、ジクロロメタンと水との混合物である、請求項72~79のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項81】
前記第一の溶媒が、前記第二の溶媒と異なる、請求項72~80のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項82】
前記第一の温度が、前記溶媒の沸点である、請求項72~81のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項83】
前記第一の温度が、前記第二の温度より高い、請求項72~82のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項84】
前記第一の温度が、70℃~90℃、例えば、72℃~88℃、例えば、74℃~86℃、例えば、76℃~84℃、例えば、78℃~82℃、例えば、80℃である、請求項72~83のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項85】
前記第二の温度が、0℃~15℃、例えば、0℃~1℃、例えば、1℃~2℃、例えば、2℃~3℃、例えば、3℃~4℃、例えば、5℃~6℃、例えば、6℃~7℃、例えば、7℃~8℃、例えば、8℃~9℃、例えば、9℃~10℃、例えば、10℃~11℃、例えば、11℃~12℃、例えば、12℃~13℃、例えば、13℃~14℃、例えば、14℃~15℃である、請求項72~84のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項86】
前記第二の温度が、1時間維持される、請求項72~85のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項87】
前記式(II)の化合物が、モル比1.3:1.0で、前記式(I)の化合物と混合される、請求項72~86のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項88】
前記中間体が、NaNO
2との反応前に単離されない、請求項72~87のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項89】
前記中間体を、少なくとも1.2当量のNaNO
2と反応させる、請求項72~88のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項90】
前記中間体を、1.2~1.6当量のNaNO
2と反応させる、請求項72~89のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項91】
前記第一の溶媒が、少なくとも2.5時間、例えば、3時間以上、例えば、4時間以上、例えば、5時間以上、例えば、6時間以上加熱還流される、請求項72~90のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項92】
前記第一の溶媒が、75℃~85℃で、例えば、80℃で、少なくとも3.5時間加熱される、請求項72~91のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項93】
前記第一の溶媒が、任意に変性されるエタノールと水との混合物であり、前記第一の溶媒は、80℃で少なくとも3時間維持される、請求項72~92のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項94】
前記第一の溶媒が、任意に変性されるエタノールと水との混合物であり、前記第一の溶媒は、80℃で少なくとも3時間維持され、前記第二の溶媒が、ジクロロメタンと水との混合物である、請求項72~93のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項95】
ORZY-03、
【化7】
の調製プロセスであって、
以下の連続的なステップ:
a)ORZY-01、
【化8】
を、ジベンゾイルL-酒石酸(L-DBTA)と、容器内で、第一のステップ2の溶媒中で混合し、前記第一のステップ2の溶媒を第一のステップ2の温度に加熱し、任意に前記第一のステップ2の溶媒を攪拌するステップ、
b)前記第一のステップ2の溶媒を第二のステップ2の温度に、冷却速度15K/h以上で冷却してORZY-03を含む固体組成物を得るステップであって、前記第一のステップ2の温度は、前記第二のステップ2の温度よりも高いものである前記ステップ、及び
c)前記第一のステップ2の溶媒と前記ORZY-03を含む固体組成物を分離するステップであって、任意に、前記分離が濾過によるものである前記ステップ、
を含み、それによりORZY-03が得られる、前記プロセス。
【請求項96】
さらに、
d)前記ORZY-03を含む固体組成物を、第一の所定の体積の前記第一のステップ2の溶媒で1回以上洗浄するステップを含む、請求項95に記載のプロセス。
【請求項97】
さらに、
e)前記ORZY-03を含む固体組成物を減圧下で乾燥するステップを含む、請求項95~96のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項98】
さらに、ステップb)の前にステップa1)を含み、ここで、前記第一のステップ2の溶媒は、第三のステップ2の温度に冷却され、前記第三のステップ2の温度は、前記第二のステップ2の温度よりも高い、請求項95~97のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項99】
前記冷却速度が、15K/h、16K/h、17K/h、18K/h、19K/h、20K/h、21K/h、22K/h、23K/h、24K/h、25K/h、26K/h、27K/h、28K/h、29K/h、30K/h、31K/h、32K/h、33K/h、34K/h、35K/h、36K/h、37K/h、38K/h、39K/h、40K/h、41K/h、42K/h、43K/h、44K/h、45K/h、46K/h、47K/h、48K/h、49K/h、及び50K/hからなる群から選択される、請求項95~98のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項100】
前記冷却速度が、15K/h~50K/h、例えば、15K/h~16K/h、例えば、16K/h~17K/h、例えば、17K/h~18K/h、例えば、18K/h~19K/h、例えば、19K/h~20K/h、例えば、20K/h~21K/h、例えば、21K/h~22K/h、例えば、22K/h~23K/h、例えば、23K/h~24K/h、例えば、24K/h~25K/h、例えば、25K/h~26K/h、例えば、26K/h~27K/h、例えば、27K/h~28K/h、例えば、28K/h~29K/h、例えば、29K/h~30K/h、例えば、30K/h~31K/h、例えば、31K/h~32K/h、例えば、32K/h~33K/h、例えば、33K/h~34K/h、例えば、34K/h~35K/h、例えば、35K/h~36K/h、例えば、36K/h~37K/h、例えば、37K/h~38K/h、例えば、38K/h~39K/h、例えば、39K/h~40K/h、例えば、40K/h~41K/h、例えば、41K/h~42K/h、例えば、42K/h~43K/h、例えば、43K/h~44K/h、例えば、44K/h~45K/h、例えば、45K/h~46K/h、例えば、46K/h~47K/h、例えば、47K/h~48K/h、例えば、48K/h~49K/h、例えば、49K/h~50K/hである、請求項95~99のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項101】
前記冷却速度が、15K/h~50K/hである、請求項95~100のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項102】
前記冷却速度が、15K/h~40K/hである、請求項95~101のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項103】
前記冷却速度が、15K/h~30K/hである、請求項95~102のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項104】
前記冷却速度が、17K/h~30K/hである、請求項95~103のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項105】
前記第一のステップ2の溶媒が、極性プロトン性溶媒であるか、または極性プロトン性溶媒の混合物である、請求項95~104のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項106】
前記第一のステップ2の溶媒が、エタノール、水、メタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される、請求項95~105のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項107】
前記第一のステップ2の溶媒が、エタノールと水との混合物である、請求項95~106のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項108】
前記第一のステップ2の溶媒が、55kgのORZY-01あたり20.5~23.5kgの水、及び55kgのORZY-01あたり200~240kgのEtOHである、請求項95~107のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項109】
前記第一のステップ2の溶媒が、55kgのORZY-01あたり22kgの水、及び55kgのORZY-01あたり220kgのEtOHである、請求項95~108のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項110】
前記第一のステップ2の温度が、60℃~75℃、例えば、61℃~74℃、例えば、62℃~73℃、例えば、63℃~72℃、例えば、64℃~71℃、例えば、65℃~70℃、例えば、65℃である、請求項95~109のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項111】
前記第二のステップ2の温度が、10℃~30℃、例えば、11℃~29℃、例えば、12℃~28℃、例えば、13℃~27℃、例えば、14℃~26℃、例えば、15℃~25℃、例えば、20℃である、請求項95~110のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項112】
前記第三のステップ2の温度が、45℃~65℃、例えば、46℃~64℃、例えば、47℃~63℃、例えば、48℃~62℃、例えば、49℃~61℃、例えば、50℃~60℃、例えば、51℃~59℃、例えば、52℃~58℃、例えば、53℃~57℃、例えば、54℃~56℃、例えば、55℃である、請求項95~111のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項113】
前記第三のステップ2の温度が、少なくとも30分間、例えば、少なくとも60分間維持される、請求項95~112のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項114】
ORZY-03の1つ以上の種晶が、ステップbの前に前記容器に添加される、請求項95~113のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項115】
前記ORZY-03の1つ以上の種晶が、少なくとも95%のキラル純度を有する、請求項95~114のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項116】
前記ORZY-03の1つ以上の種晶の質量が、55kgのORZY-03あたり0.2~0.8kg、例えば、55kgのORZY-03あたり0.55kgである、請求項95~115のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項117】
前記第一のステップ2の溶媒の第一の所定の体積が、55kgのORZY-03あたり、35~55kgである、請求項95~116のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項118】
前記第一のステップ2の溶媒の第一の所定の体積が、55kgのORZY-03あたり、41~45kgである、請求項95~117のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項119】
ORZY-05、
【化9】
の調製プロセスであって、
以下のステップ:
a)触媒量のクエン酸を、容器に含まれる第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液に添加するステップ、
【化10】
b)前記ステップa)の混合物の溶媒を、前記第一のステップ3の溶媒から第二のステップ3の溶媒に交換するステップであって、前記第一のステップ3の溶媒が、前記第二のステップ3の溶媒とは異なるものである前記ステップ、
c)前記ステップb)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、
d)前記ステップc)で得られた懸濁液を濾過して、粗製ORZY-05であるORZY-04を得るステップ、及び
e)前記ステップd)のORZY-04を精製してORZY-05を得るステップ
を含む、前記プロセス。
【請求項120】
さらに、以下のステップ:
f)前記化合物ORZY-03を第一のステップ3の塩基の水溶液と混合するステップ、及び
g)前記ステップa)で得られた混合物を、前記第一のステップ3の溶媒で抽出し、前記第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液を得るステップ、
を、請求項119のステップa)に従って前記触媒量のクエン酸を、前記第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液に添加する前に含む、請求項119に記載のプロセス。
【請求項121】
さらに、前記第一のステップ3の溶媒を、水で1回以上洗浄することを含み、それにより、前記第一のステップ3の溶媒から1つ以上の副生成物が除去される、請求項119~120のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項122】
さらに、前記第一のステップ3の溶媒を、前記第一のステップ3の塩基の添加後に水で1回以上洗浄することを含み、それにより、前記第一のステップ3の溶媒から1つ以上の副生成物が除去される、請求項119~121のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項123】
以下のステップ:
a)前記化合物ORZY-03を前記第一のステップ3の塩基の水溶液と混合するステップ、
【化11】
b)前記ステップa)で得られた混合物を、前記第一のステップ3の溶媒で抽出するステップ、
c)前記ステップb)の有機相(複数可)に、触媒量のクエン酸を添加するステップ、
d)前記ステップc)の混合物の溶媒を、前記第一のステップ3の溶媒から前記第二のステップ3の溶媒に交換するステップ、
e)前記ステップd)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、及び
f)前記ステップe)で得られた懸濁液を濾過して、粗製ORZY-05(ORZY-04)を得るステップを含む、請求項119~122のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項124】
前記第一のステップ3の溶媒が、塩素化炭化水素であるか、または塩素化炭化水素を含む混合物である、請求項119~123のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項125】
前記第一のステップ3の溶媒が、ジクロロメタンまたはジクロロエタンであり、好ましくはジクロロメタンである、請求項119~124のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項126】
前記第二のステップ3の溶媒が、極性プロトン性溶媒であるか、または極性プロトン性溶媒の混合物である、請求項119~125のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項127】
前記第二のステップ3の溶媒が、メタノール、水、エタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される、請求項119~126のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項128】
前記第二のステップ3の溶媒が、メタノールである、請求項119~127のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項129】
前記第一のステップ3の塩基が、カーボネートである、請求項119~128のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項130】
前記第一のステップ3の塩基が、K
2CO
3及びCs
2CO
3からなる群から選択されるカーボネートである、請求項119~129のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項131】
前記第一のステップ3の塩基が、K
2CO
3である、請求項119~130のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項132】
前記K
2CO
3の水溶液が、16.8%のK
2CO
3を含む、請求項119~131のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項133】
前記ORZY-03とK
2CO
3との混合物が、CH
2Cl
2で3回抽出される、請求項119~132のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項134】
前記溶媒のCH
2Cl
2からCH
3OHへの交換が、以下のステップを含む、請求項119~133のいずれか1項に記載のプロセス:
a.前記CH
2Cl
2溶液を部分的に蒸留するステップ、
b.前記ステップa)で得られた蒸留された溶液に、CH
3OHを添加するステップ、
c.前記ステップb)で得られた溶液を部分的に蒸留するステップ、及び
d.前記ステップc)で得られた溶液に、CH
3OHを添加するステップ。
【請求項135】
前記ステップa)及びc)で蒸留される量が、少なくとも、前記溶媒交換ステップの前に前記ORZY-03が溶解されたCH
2Cl
2の量に相当するものである、請求項134に記載のプロセス。
【請求項136】
さらに、前記溶媒をCH
2Cl
2からCH
3OHに交換した後に得られた溶液を、活性炭フィルターに通すステップを含む、請求項134~135のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項137】
さらに、ORZY-04を乾燥するステップを含む、請求項119~136のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項138】
前記乾燥ステップが、前記ORZY-04を、真空中45℃で少なくとも12時間乾燥することを含む、請求項137に記載のプロセス。
【請求項139】
以下の連続するステップを含む、請求項119に記載のプロセス:
a)前記化合物ORZY-03を、16.8%のK
2CO
3水溶液と混合するステップ、
【化12】
b)前記ステップa)で得られた混合物を、CH
2Cl
2で1回以上、例えば、3回抽出し、続いて、合わせた有機相を1回以上水洗するステップ、
c)前記ステップb)の有機相(複数可)に、触媒量のクエン酸を添加するステップ、
d)前記ステップc)の混合物の溶媒を、CH
2Cl
2からCH
3OHに、
e)前記ステップc)のCH
2Cl
2溶液を部分的に蒸留すること、
f)前記ステップi)で得られた蒸留された溶液に、CH
3OHを添加すること、
g)前記ステップii)で得られた溶液を部分的に蒸留すること、及び
h)前記ステップiii)で得られた溶液に、CH
3OHを添加することによって交換するステップ、
i)前記ステップd)で得られた溶液を活性炭フィルターに通すステップ、
j)前記ステップe)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、
k)前記ステップe)で得られた懸濁液を濾過してORZY-04を得るステップ、
l)前記ステップg)で得られたORZY-04を真空中45℃で少なくとも12時間乾燥するステップ、ならびに
m)前記ステップh)のORZY-04を精製してORZY-05を得るステップ。
【請求項140】
前記ORZY-04を精製してORZY-05を得るステップが、ORZY-04の再結晶化を含む、請求項119~139のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項141】
前記再結晶化に使用される溶媒がアセトンである、請求項140に記載のプロセス。
【請求項142】
前記再結晶化が、以下のステップを含む、請求項140~141のいずれか1項に記載のプロセス:
a.ORZY-04をH
2Oと混合し、透明な溶液が観察されるまで前記混合物を70±5℃に加熱するステップ、
b.前記ステップa)で生成された溶液を30±5℃に冷却するステップ、
c.前記ステップb)の溶液にアセトンを添加するステップ、
d.前記ステップc)の混合物を0±5℃に冷却するステップ、
e.前記ステップd)の混合物を0±10℃で12時間攪拌して懸濁液を生成するステップ、
f.前記ステップe)の懸濁液を濾過することにより前記懸濁液からORZY-05を単離するステップ、及び
前記ステップe)で得られたORZY-05を、真空中45℃で少なくとも12時間乾燥するステップ。
【請求項143】
ORZY-01、
【化13】
ならびに以下からなる群から選択される1つ以上の不純物:
【化14】
を含む組成物。
【請求項144】
(A)が、0.1重量%~0.5重量%、及び/または(B)が、0.1重量%~0.5重量%存在する、請求項143に記載の組成物。
【請求項145】
(A)が、0.1重量%~0.5重量%、例えば、0.1重量%~0.2重量%、例えば、0.2重量%~0.3重量%、例えば、0.3重量%~0.4重量%、例えば、0.4重量%~0.5重量%存在する、請求項143~144のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項146】
(B)が、0.1重量%~0.5重量%、例えば、0.1重量%~0.2重量%、例えば、0.2重量%~0.3重量%、例えば、0.3重量%~0.4重量%、例えば、0.4重量%~0.5重量%存在する、請求項143~145のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項147】
ORZY-01、ORZY-03、またはORZY-04を得るための請求項72~142のいずれか1項に定義されるプロセスの1つ以上を含む、アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)、
【化15】
の調製プロセス。
【請求項148】
アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)、
【化16】
の調製プロセスであって、以下の連続するステップ:
a.ORZY-01を得るための請求項72~94のいずれか1項に定義されるプロセス、
【化17】
b.ORZY-01をジベンゾイルL-酒石酸で沈殿させ、ORZY-03を得るステップ、
【化18】
及び
c.ORZY-03を塩基と反応させ、続いて得られたORZY-03の遊離塩基をクエン酸で沈殿させ、アリモクロモルクエン酸塩を得るステップ、
を含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる、前記調製プロセス。
【請求項149】
アリモクロモルクエン酸塩、
【化19】
の調製プロセスであって、以下の連続するステップ:
a.ORZY-01を得るステップ、
【化20】
b.ORZY-03、
【化21】
を得るための請求項95~118のいずれか1項に定義されるプロセス、及び
c.ORZY-03を塩基と反応させ、続いて得られたORZY-03の遊離塩基をクエン酸で沈殿させ、アリモクロモルクエン酸塩を得るステップ、
を含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる、前記調製プロセス。
【請求項150】
アリモクロモルクエン酸塩、
【化22】
の調製プロセスであって、以下の連続するステップ:
a.ORZY-01を得るステップ、
【化23】
b.ORZY-01をジベンゾイルL-酒石酸で沈殿させ、ORZY-03を得るステップ、
【化24】
及び
c.ORZY-05を得るための請求項119~142のいずれか1項に定義されるプロセス、
を含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる、前記調製プロセス。
【請求項151】
さらに、ORZY-01の1つ以上の種晶を前記容器に添加することを含む、請求項72~142のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項152】
さらに、ORZY-03の1つ以上の種晶を前記容器に添加することを含む、請求項72~142のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項153】
さらに、ORZY-05の1つ以上の種晶を前記容器に添加することを含む、請求項72~142のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項154】
前記第一のステップとして、ORZY-01の1つ以上の種晶を前記容器に添加する、請求項72~142のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項155】
前記第一のステップとして、ORZY-03の1つ以上の種晶を前記容器に添加する、請求項72~142のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項156】
前記第一のステップとして、ORZY-05の1つ以上の種晶を前記容器に添加する、請求項72~142のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項157】
請求項119~142のいずれか1項に定義されるプロセスにより得られるORZY-05を含む医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、アリモクロモル、アリモクロモルクエン酸塩、及びその重要な中間体、例えば、ORZY-01の調製プロセスに関する。本開示はさらに、高純度アリモクロモルクエン酸塩の調製プロセス及びその使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アリモクロモルクエン酸塩は、ニーマン・ピック病C型を含めたリソソーム蓄積症の治療用の原薬(API)である。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、アリモクロモルクエン酸塩、すなわち、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む超高純度組成物を調製するための最適化された4段階プロセスを提供する。該最適化されたプロセスは、複数の最適化されたサブステップを含み、各々がプロセス全体の改善に寄与し、アリモクロモルクエン酸塩を含む超高純度組成物を提供する。該アリモクロモルクエン酸塩を含む超高純度組成物は、医薬品当局の厳しい規制要件を満たす。該4段階プロセスの概要を以下に示す:
【化1】
ステップ1:ORZY-01の調製プロセスの概要
【化2】
ステップ2:ORZY-03の調製プロセスの概要
【化3】
ステップ3:粗製BRX-345(ORZY-04)の調製プロセスの概要
【化4】
ステップ4:BRX-345(ORZY-05)の調製プロセスの概要
【0004】
本開示の方法は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのキラル純度(すなわち、鏡像体過剰率)が、規制当局によって設定された閾値を超えること、及び該超高純度組成物が以前に特定された副生成物、例えば、RRT 0.74、及びN-ニトロソピペリジンを本質的に含まないことの両方の制御に貢献する。
【0005】
アリモクロモルクエン酸塩を含む超高純度組成物のキラル純度は、キラル分割ステップ、すなわち、本開示の「ステップ2」による方法の結果である。本開示は、ステップ2における粗製反応混合物の冷却速度とORZY-03のキラル純度との間の相関関係を提供する(実施例4及び5参照)。ステップ2で得られたORZY-03のキラル純度は最終生成物まで保持されるが、再結晶化によってさらに向上され得る。
【0006】
本開示は、以下に示すように、ORZY-03から「粗製BRX-345」を調製するステップ3の塩交換の過程で生じる副生成物RRT 0.74を特定した。
【化5】
(RRT 0.74、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド)
【0007】
本開示は、水性洗浄及び触媒量のクエン酸の添加を組み込む改善された方法を提供する。いくつかの実施形態では、該さらなる洗浄及び触媒量のクエン酸の添加により、所望の生成物の収量を大きく損失することなく副生成物RRT 0.74が除去される。
【0008】
さらに、本開示は、ORZY-01を作製するための最適化されたプロセスを提供し、
【化6】
大規模プロセスの危険性を軽減しながら、ORZY-01を高(最大80%)収率かつ高純度で提供する。
【0009】
以下に示す、以前に報告されたORZY-01の2段階合成は、ステップ1Aでの2時間の還流と、それに続くバッチ品質を高めるための中間化合物(V)の精製を含む。
【化7】
【0010】
さらに、以前に報告された、-5℃から0℃で行われる化合物(V)からORZY-01への次のステップは、反応を完了まで進めるために亜硝酸ナトリウムを数回投入する必要があり、発熱反応が遅れ、ガスが発生し、スケールアップの際に安全性への懸念が生じる。
【0011】
本開示のプロセスは、ステップ1Aにおける反応を改善し、化合物(V)を単離することなくORZY-01への直接のその後の変換を可能にする。さらに、本開示のステップ1Bは、安全かつ制御可能な操作で亜硝酸ナトリウムを1回投入して完成まで進行し、ガス発生の遅れ及びプロセス化学の危険性がない。
【0012】
第一の態様では、ORZY-01の調製プロセスを提供し、
【化8】
該プロセスは、
ステップ1A)式(I)の化合物、
【化9】
を、式(II)の化合物、
【化10】
と、第一の溶媒中、第一の温度で2時間超混合して中間体を得ること、その後、
ステップ1B)該中間体をNaNO
2と、第二の溶媒中、第二の温度で反応させてORZY-01を得ることを含み、それによりORZY-01が得られる。
【0013】
第二の態様では、ORZY-01、
【化11】
ならびに以下からなる群から選択される1つ以上の不純物を含む組成物を提供する:
【化12】
【0014】
第三の態様では、アリモクロモルクエン酸塩の調製プロセスを提供し、
【化13】
該プロセスは、ORZY-01を得るための本明細書に定義するプロセス、
【化14】
続いて、ORZY-01をジベンゾイルL-酒石酸で沈殿させ、ORZY-03を得ること、
【化15】
ORZY-03を塩基と反応させること、及びその後得られたORZY-03の遊離塩基をクエン酸で沈殿させ、アリモクロモルクエン酸塩を得ることを含む。
【0015】
第四の態様では、アリモクロモルクエン酸塩の調製プロセスを提供し、
【化16】
該プロセスは、ORZY-01を得るための本明細書に定義するプロセスを含む。
【0016】
1つの態様では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む経口製剤に関する。
【0017】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドの医薬的に許容される塩は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートである。
【0018】
1つの態様では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含み、純度が98.0%以上である医薬組成物を提供する。
【0019】
1つの態様では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、治療有効量の該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、もしくはその医薬的に許容される塩の経口製剤、医薬組成物、または単位用量を投与される。
【0020】
1つの態様では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の経口製剤、医薬組成物、または単位用量を提供する。
【0021】
1つの態様では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の経口製剤、医薬組成物、または単位用量の使用を提供する。
【0022】
1つの態様では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の経口製剤、医薬組成物、または単位用量の使用を提供する。
【0023】
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載のものと類似または同等の方法及び材料を本開示の実施または試験に使用することができるが、適切な方法及び材料を以下に記載する。本明細書で言及されるすべての刊行物、特許出願、特許、及びその他の参考文献は、参照により全体として組み込まれる。矛盾する場合は、定義を含め、本明細書が優先する。さらに、該材料、方法、及び例は、単なる例示であり、限定することを意図したものではない。
【0024】
本開示の他の特徴及び利点は、以下の発明を実施するための形態及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0025】
定義
以下の説明の理解を容易にするために、いくつかの定義を以下の段落に示す。
【0026】
本明細書で使用される、「極性プロトン性溶媒」という用語は、試薬とプロトンを交換することが可能であり、分極可能なプロトンを含む極性溶媒を指す。極性プロトン性溶媒の例は、ブタノール、2-プロパノール、プロパノール、エタノール、メタノール、水及びそれらの混合物である。
【0027】
本明細書で使用される、「医薬的に許容される塩」という用語は、製剤分野で通常使用される塩を指す。医薬的に許容される塩の例としては、ナトリウム塩、塩酸塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、トリフルオロ酢酸塩及びカリウム塩が挙げられるがこれらに限定されない。さらなる例示的な塩としては、硫酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、イソニコチン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、サリチル酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、酒石酸塩、オルケート(olcate)、タンニン酸塩、パントテン酸塩、重酒石酸塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マルケート(malcate)、ゲンチシン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、サッカラート、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、パモ酸塩が挙げられるがこれらに限定されない。
【0028】
「塩素化炭化水素」という用語は、1つ以上の水素原子が塩素で置換された炭化水素を指す。塩素化炭化水素の例は、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、及びジクロロエタンを含むことを意図しているがこれらに限定されない。ジクロロメタンは、DCMまたはCH2Cl2としても知られる。
【0029】
本明細書で使用される、「エタノール」という用語は、純度が少なくとも95重量%のエタノール、変性エタノール及び水を20~5重量%含む含水エタノールを含むと理解されたい。該変性エタノールの一例は、95重量%のエタノールと5重量%のイソプロピルアルコールとを混合したものであり、該含水エタノールの一例は、83重量%のエタノールと17重量%の精製水とを混合したものである。
【0030】
本明細書で使用される、「PCO-N-オキシド」という用語は、化合物N-ヒドロキシ-1-オキシ-ニコチンアミジンを指す。PCO-N-オキシドの構造は、本明細書の式(I)に示される。
【0031】
本明細書で使用される、「アゾニア」という用語は、化合物アゾニア-スピロ[3,5]ノナンクロリドを指す。アゾニアの構造は本明細書の式(II)に示される。
【0032】
本明細書で使用される、「沸点」という用語は、760mm/Hgでの液体の沸点、またはそこから±2℃の偏差を指す。
【0033】
本明細書で使用される、「約」という用語は、列挙された量、値、または期間±10%以下の量、値、または期間を指す。いくつかの実施形態では、「約」は、列挙された量、値、または期間±10%、±8%、±6%、±5%、±4%、±2%、±1%、または±0.5%を指す。他の実施形態では、「約」は、列挙された量、値、または期間±10%、±8%、±6%、±5%、±4%、または±2%を指す。他の実施形態では、「約」は、列挙された量、値、または期間±5%を指す。いくつかの実施形態では、「約」は、記載された量、値、または期間±2%または±1%を指す。例えば、いくつかの実施形態では、温度または温度範囲を列挙する際に「約」という用語が使用される場合、これらの用語は、列挙された温度または温度範囲±5℃、±2℃、または±1℃を指す。他の実施形態では、「約」という用語は、列挙された温度または温度範囲±2℃を指す。
【0034】
本明細書で使用される、「アリモクロモル」は、以下の構造の化合物を指し:
【化17】
本明細書では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドとも呼ばれる。
【0035】
本明細書で使用される、「アリモクロモルS-エナンチオマー」は、以下の構造の化合物を指し:
【化18】
本明細書では、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドとも呼ばれる。
【0036】
本明細書で使用される、「アリモクロモルクエン酸塩」は、以下の構造の化合物を指し:
【化19】
本明細書では、「N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート」、「ORZY-05」、または「BRX-345」とも呼ばれる。
【0037】
本明細書で使用される、「RRT 0.74」は、以下の構造の化合物を指し:
【化20】
本明細書では、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドとも呼ばれる。
【0038】
本明細書で使用される、「容器」という用語は、本明細書に記載のORZY-01、ORZY-03、ORZY-04、またはORZY05等の分子の形成に使用される化学反応が行われる製造設備のユニットのすべてまたは一部を指す。
【0039】
本明細書で使用される、「治療すること」または「治療する」とは、疾患、状態、または障害に対抗することを目的とした患者の管理及びケアを表し、本開示の化合物(例えば、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート)を投与して、該疾患、状態もしくは障害の症状もしくは合併症を緩和すること、または該疾患、状態もしくは障害を排除することを含む。「治療する」という用語には、インビトロの細胞または動物モデルの処理も含まれ得る。
【0040】
本開示の化合物(例えば、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート)はまた、疾患、状態もしくは障害を予防するためにも使用することができるか、またはかかる目的に適した候補を特定するために使用することもできる。本明細書で使用される、「予防すること」または「予防する」とは、疾患、状態または障害の症状または合併症の発症を軽減または排除することを表す。
【0041】
プロセス及び条件
種晶の調製
ORZY-01、ORZY-03、及びORZY-05のいずれかの種晶は、ラセミ混合物の分取高速液体クロマトグラフィー(HPLC)または超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)分離によって約95%を超えるキラル純度で鏡像異性体が過半数を占める物質を豊富に含んだORZY-01を提供することによって調製され得る。HPLCまたはSFCから得られる該鏡像異性体が過半数を占める物質を豊富に含んだORZY-01の種晶は、適切な溶媒から成長させることができる。次いで、該鏡像異性体が過半数を占める物質を豊富に含んだORZY-01を、適切な溶媒中でL-DBTAを用いて沈殿させ、ORZY-03の種晶を得ることができる。さらに、該鏡像異性体が過半数を占める物質を豊富に含んだORZY-01を、適切な溶媒中でクエン酸を用いて沈殿させ、ORZY-05の種晶を得ることができる。
【0042】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示するプロセスはさらに、ORZY-01の1つ以上の種晶を容器に添加することを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示するプロセスはさらに、ORZY-03の1つ以上の種晶を容器に添加することを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示するプロセスはさらに、ORZY-05の1つ以上の種晶を容器に添加することを含む。
【0043】
いくつかの実施形態では、該種晶は、本開示の中間体の調製の過程で添加される。
【0044】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示するプロセスはさらに、第一のステップとして、ORZY-01の1つ以上の種晶を容器に添加することを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示するプロセスはさらに、第一のステップとして、ORZY-03の1つ以上の種晶を容器に添加することを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示するプロセスはさらに、第一のステップとして、ORZY-05の1つ以上の種晶を容器に添加することを含む。
【0045】
ステップ1(ORZY-01)
本開示の実施例1によって実証されるように、反応条件、反応比、反応時間、及び温度の最適化により、中間体を単離することなく生成物ORZY-01を収率79.6%で単離することが可能であった。この収率は、以前の報告と比較して高い。
【0046】
いくつかの実施形態では、ORZY-01の調製プロセスを提供し、
【化21】
該プロセスは、
ステップ1A)式(I)の化合物、
【化22】
を、式(II)の化合物、
【化23】
と、第一の溶媒中、第一の温度で2時間超混合して中間体を得ること、その後、ステップ1B)該中間体をNaNO
2と、第二の溶媒中、第二の温度で反応させてORZY-01を得ることを含む。
【0047】
いくつかの実施形態では、該ORZY-01の調製プロセスは、容器で行われる。したがって、該プロセスに記載のステップは、容器内で行われ得る。当業者は、バッチサイズに応じて適切な容器を選択してもよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、ORZY-01の調製プロセスを提供し、
【化24】
該プロセスは、
ステップ1A)式(I)の化合物、
【化25】
を、容器に含まれる式(II)の化合物、
【化26】
と、第一の溶媒中、第一の温度で混合して中間体を得ること、その後、ステップ1B)該中間体をNaNO
2と、第二の溶媒中、第二の温度で反応させてORZY-01を得ることを含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、ステップ1B)の前に該中間体を単離し、任意に精製するプロセスを提供する。
【0050】
いくつかの実施形態では、該第一の溶媒が極性プロトン性溶媒であるか、または極性プロトン性溶媒の混合物であるプロセスを提供する。
【0051】
いくつかの実施形態では、該第一の溶媒は、エタノール、水、メタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第一の溶媒は、エタノールと水との混合物である。
【0052】
いくつかの実施形態では、ステップ1Aが、塩基性条件下で、例えば、水酸化物、例えば、NaOHまたはKOHの添加によって行われるプロセスを提供する。該NaOHは、例えば、水溶液中のNaOH(50重量%)である。
【0053】
いくつかの実施形態では、該第二の溶媒が塩素化炭化水素であるか、または塩素化炭化水素を含む混合物である本明細書に定義するプロセスを提供する。いくつかの実施形態では、該第二の溶媒は、ジクロロメタンと水との混合物である。
【0054】
いくつかの実施形態では、該第一の溶媒が該第二の溶媒とは異なるプロセスを提供する。
【0055】
いくつかの実施形態では、該第一の温度が該溶媒の沸点であるプロセスを提供する。
【0056】
いくつかの実施形態では、該第一の温度が該第二の温度より高いプロセスを提供する。
【0057】
いくつかの実施形態では、該第一の温度は、約70℃~約90℃、例えば、約72℃~約88℃、例えば、約74℃~約86℃、例えば、約76℃~約84℃、例えば、約78℃~約82℃、例えば、約80℃である。いくつかの実施形態では、該第一の温度は、約75℃~約85℃、例えば、約80℃である。いくつかの実施形態では、該第一の温度は、約3.5時間以上維持される。
【0058】
いくつかの実施形態では、該第二の温度は、約0℃~約15℃、例えば、約6℃~約14℃、例えば、約7℃~約13℃、例えば、約8℃~約12℃、例えば、約9℃~約11℃、例えば、約10℃である。
【0059】
いくつかの実施形態では、該第二の温度は、約0℃以上、例えば、約0℃を超える。1つの実施形態では、該第二の温度は、約15℃以下である。
【0060】
いくつかの実施形態では、該第二の温度は、約0℃~約15℃、例えば、約0℃~約1℃、例えば、約1℃~約2℃、例えば、約2℃~約3℃、例えば、約3℃~約4℃、例えば、約5℃~約6℃、例えば、約6℃~約7℃、例えば、約7℃~約8℃、例えば、約8℃~約9℃、例えば、約9℃~約10℃、例えば、約10℃~約11℃、例えば、約11℃~約12℃、例えば、約12℃~約13℃、例えば、約13℃~約14℃、例えば、約14℃~約15℃である。
【0061】
いくつかの実施形態では、該第二の温度は、約1時間維持される。
【0062】
いくつかの実施形態では、式(II)の化合物、
【化27】
が、モル比1.3:1.0で、式(I)の化合物、
【化28】
と混合される、本明細書に定義するプロセスを提供する。
【0063】
いくつかの実施形態では、式(II)の化合物は、式(I)の化合物とモル比1.2:1.0~2.0:1.0、例えば、1.2:1.0~1.3:1.0、例えば、1.3:1.0~1.4:1.0、例えば、1.4:1.0~1.5:1:0、例えば、1.5:1.0~1.6:1.0、例えば、1.6:1.0~1.7:1.0、例えば、1.7:1.0~1.8:1.0、例えば、1.8:1.0~1.9:1.0、例えば、1.9:1.0~2.0:1.0で混合される。
【0064】
いくつかの実施形態では、該中間体は、NaNO
2との反応前に単離されない。いくつかの実施形態では、NaNO
2との反応前に単離されない中間体とは、本明細書に開示する化合物(V)を指し、ステップ1Aから直接得ることが可能である。いくつかの実施形態では、該中間体は、式(V)、
【化29】
またはその医薬的に許容される塩のものである。
【0065】
いくつかの実施形態では、該中間体は、1.2~1.6当量のNaNO2、例えば、1.2~1.3当量、例えば、1.3~1.4当量、例えば、1.4~1.5当量、例えば、1.5~1.6当量と反応させる。
【0066】
いくつかの実施形態では、該中間体は、少なくとも1.2当量のNaNO2と反応させる。
【0067】
いくつかの実施形態では、該第一の温度は、該第一の溶媒の還流をもたらし、任意に、該第一の温度は、該第一の溶媒の還流を2.5時間以上、例えば、3時間以上、例えば、4時間以上、例えば、5時間以上、例えば、6時間以上もたらす。本態様では、「該第一の温度は還流をもたらす」とは、該第一の溶媒が沸点にあるか、または沸点に十分近い温度にあって凝縮蒸気が生じ、凝縮物がもたらされ、それが発生する系へ該凝縮物が戻るような該第一の温度を意味する。
【0068】
いくつかの実施形態では、該第一の溶媒は、約75℃~約85℃で、少なくとも3.5時間加熱される。
【0069】
いくつかの実施形態では、該第一の溶媒は、約75℃~約85℃で、3.5時間~4.5時間、例えば、3.5時間~4.0時間、例えば、4.0時間~4.5時間加熱される。1つの実施形態では、該第一の温度は、75℃~85℃で3.5時間~4.5時間、例えば、3.5時間~4.0時間、例えば、4.0時間~4.5時間である。
【0070】
いくつかの実施形態では、該第一の溶媒は、任意に変性されるエタノールと水との混合物であり、該第一の溶媒は、80℃で2時間超維持される。いくつかの実施形態では、該第一の溶媒は、任意に変性されるエタノールと水との混合物であり、該第一の溶媒は、約80℃で少なくとも3時間維持される。
【0071】
エタノールは、変性形態及び非変性形態の両方で使用され得る。本開示の実施例1では、変性された形態の使用に成功している。非変性形態でも成功することが分かっている。非変性形態のデータは本明細書に示していない。
【0072】
いくつかの実施形態では、該第一の溶媒は、任意に変性されるエタノールと水との混合物であり、該第一の溶媒は、約80℃で2時間超維持され、該第二の溶媒は、ジクロロメタンと水との混合物である。1つの実施形態では、該第一の溶媒は、任意に変性されるエタノールと水との混合物であり、該第一の溶媒は、約80℃で少なくとも3時間維持され、該第二の溶媒は、ジクロロメタンと水との混合物である。
【0073】
ORZY-01の乾燥
いくつかの実施形態では、ORZY-01の調製プロセスから得た湿潤生成物は、真空下で乾燥させる。いくつかの実施形態では、該湿潤生成物は、45℃未満で少なくとも8時間、例えば、終夜乾燥させる。いくつかの実施形態では、該湿潤生成物は、40℃で少なくとも8時間、例えば、終夜乾燥させる。
【0074】
溶媒の濃度
いくつかの実施形態では、本開示のプロセスで使用される第一の溶媒の濃度は、「PCO-N-オキシド」に関して0.1M~1.5Mである。一例として、該第一の溶媒は、112g、653mmolの「PCO-N-オキシド」と153g(1.3当量)の「アゾニア」との反応の場合、水(215mL)とエタノール(1000mL)の混合物であり得る。これにより、第一の溶媒に対して0.5M濃度のPCO-N-オキシドが得られる。該溶媒濃度は、異なるバッチサイズに対応するように直線的に調整され得る。
【0075】
ORZY-01の組成物
いくつかの実施形態では、ORZY-01、
【化30】
ならびに
以下からなる群から選択される1つ以上の不純物:
【化31】
を含む組成物を提供する。
【0076】
いくつかの実施形態では、該不純物は、該提供するORZY-01を含む組成物に約1重量%未満で存在する。いくつかの実施形態では、さらなる再結晶化ステップにより、該提供するORZY-01を含む組成物の不純物の重量パーセントが低下し得る。
【0077】
いくつかの実施形態では、(A)は0.1重量%~0.5重量%、及び/または(B)は0.1重量%~0.5重量%存在する。
【0078】
いくつかの実施形態では、(A)は、0.1重量%~0.5重量%、例えば、0.1重量%~0.2重量%、例えば、0.2重量%~0.3重量%、例えば、0.3重量%~0.4重量%、例えば、0.4重量%~0.5重量%存在する。
【0079】
いくつかの実施形態では、(B)は、0.1重量%~0.5重量%、例えば、0.1重量%~0.2重量%、例えば、0.2重量%~0.3重量%、例えば、0.3重量%~0.4重量%、例えば、0.4重量%~0.5重量%存在する。
【0080】
ステップ2(ORZY-03)
本開示の実施例4によって実証されるように、キラル分割のためにある量のL-DBTA及び少なくとも15K/hの冷却速度を使用することにより、高キラル純度及び化学的純度が、ORZY-03の生成において得られる。ステップ2で得られたORZY-03のキラル純度は最終生成物ORZY-05まで保持され、再結晶化によってさらに向上され得る。少なくとも15K/hの冷却速度を含むキラル分割ステップの改善により、アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)を含む超高純度組成物の提供が可能になる。いくつかの実施形態では、該超高純度組成物は、医薬品当局(例えば、FDA及びEMA)の規制要件を満たす。
【0081】
いくつかの実施形態では、ORZY-03の調製プロセスを提供し、
【化32】
該プロセスは、以下の連続的なステップ:
a)ORZY-01、
【化33】
を、ジベンゾイルL-酒石酸(L-DBTA)と、容器内で、第一のステップ2の溶媒中で混合し、該第一のステップ2の溶媒を第一のステップ2の温度に加熱し、任意に該第一のステップ2の溶媒を攪拌するステップ、
b)該第一のステップ2の溶媒を第二のステップ2の温度に、冷却速度15K/h以上で冷却してORZY-03を含む固体組成物を得るステップであって、該第一のステップ2の温度は、該第二のステップ2の温度よりも高いものであるステップ、及び
c)該第一のステップ2の溶媒と該ORZY-03を含む固体組成物を分離するステップであって、任意に、該分離が濾過であるステップ、
を含み、それによりORZY-03が得られる。
【0082】
いくつかの実施形態では、該プロセスはさらに、以下のステップを含む:
d)該ORZY-03を含む固体組成物を、第一の所定の体積の該第一のステップ2の溶媒で1回以上洗浄するステップ。
【0083】
いくつかの実施形態では、該プロセスはさらに、以下のステップを含む:
e)該ORZY-03を含む固体組成物を減圧下で乾燥するステップ。
【0084】
いくつかの実施形態では、該プロセスはさらに、ステップb)の前にステップa1)を含み、ここで、該第一のステップ2の溶媒は、第三のステップ2の温度に冷却され、該第三のステップ2の温度は、該第二のステップ2の温度よりも高い。
【0085】
ステップ2:冷却速度
ステップ2の冷却速度により、鏡像異性体が過半数を占める物質を豊富に含んだ塩であるORZY-03が得られる。いくつかの実施形態では、15K/h以上の冷却速度を使用することにより、ORZY-03のキラル純度が増加する。
【0086】
いくつかの実施形態では、該冷却速度は、15K/h、16K/h、17K/h、18K/h、19K/h、20K/h、21K/h、22K/h、23K/h、24K/h、25K/h、26K/h、27K/h、28K/h、29K/h、30K/h、31K/h、32K/h、33K/h、34K/h、35K/h、36K/h、37K/h、38K/h、39K/h、40K/h、41K/h、42K/h、43K/h、44K/h、45K/h、46K/h、47K/h、48K/h、49K/h、及び50K/hからなる群から選択される。
【0087】
いくつかの実施形態では、該冷却速度は、15K/h~50K/h、例えば、15K/h~16K/h、例えば、16K/h~17K/h、例えば、17K/h~18K/h、例えば、18K/h~19K/h、例えば、19K/h~20K/h、例えば、20K/h~21K/h、例えば、21K/h~22K/h、例えば、22K/h~23K/h、例えば、23K/h~24K/h、例えば、24K/h~25K/h、例えば、25K/h~26K/h、例えば、26K/h~27K/h、例えば、27K/h~28K/h、例えば、28K/h~29K/h、例えば、29K/h~30K/h、例えば、30K/h~31K/h、例えば、31K/h~32K/h、例えば、32K/h~33K/h、例えば、33K/h~34K/h、例えば、34K/h~35K/h、例えば、35K/h~36K/h、例えば、36K/h~37K/h、例えば、37K/h~38K/h、例えば、38K/h~39K/h、例えば、39K/h~40K/h、例えば、40K/h~41K/h、例えば、41K/h~42K/h、例えば、42K/h~43K/h、例えば、43K/h~44K/h、例えば、44K/h~45K/h、例えば、45K/h~46K/h、例えば、46K/h~47K/h、例えば、47K/h~48K/h、例えば、48K/h~49K/h、または例えば、49K/h~50K/hである。
【0088】
いくつかの実施形態では、該冷却速度は、15K/h~50K/hである。いくつかの実施形態では、該冷却速度は、15K/h~40K/hである。いくつかの実施形態では、該冷却速度は、15K/h~30K/hである。いくつかの実施形態では、該冷却速度は、17K/h~30K/hである。
【0089】
ステップ2:溶媒
いくつかの実施形態では、該第一のステップ2の溶媒は、極性プロトン性溶媒、または極性プロトン性溶媒の混合物である。
【0090】
いくつかの実施形態では、該第一のステップ2の溶媒は、エタノール、水、メタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される。
【0091】
いくつかの実施形態では、該第一のステップ2の溶媒は、エタノールと水との混合物である。
【0092】
いくつかの実施形態では、該第一のステップ2の溶媒は、55kgのORZY-01あたり20.5~23.5kgの水、及び55kgのORZY-01あたり200~240kgのEtOHである。
【0093】
いくつかの実施形態では、該第一のステップ2の溶媒は、55kgのORZY-01あたり22kgの水、及び55kgのORZY-01あたり220kgのEtOHである。
【0094】
ステップ2:温度
いくつかの実施形態では、該第一のステップ2の温度は、約60℃~約75℃、例えば、約61℃~約74℃、例えば、約62℃~約73℃、例えば、約63℃~約72℃、例えば、約64℃~約71℃、例えば、約65℃~約70℃、例えば、約65℃である。
【0095】
いくつかの実施形態では、該第二のステップ2の温度は、約10℃~約30℃、例えば、約11℃~約29℃、例えば、約12℃~約28℃、例えば、約13℃~約27℃、例えば、約14℃~約26℃、例えば、約15℃~約25℃、例えば、約20℃である。
【0096】
いくつかの実施形態では、該第三のステップ2の温度は、約45℃~約65℃、例えば、約46℃~約64℃、例えば、約47℃~約63℃、例えば、約48℃~約62℃、例えば、約49℃~約61℃、例えば、約50℃~約60℃、例えば、約51℃~約59℃、例えば、約52℃~約58℃、例えば、約53℃~約57℃、例えば、約54℃~約56℃、例えば、約55℃である。
【0097】
ステップ2の方法の態様
いくつかの実施形態では、該第三のステップ2の温度は、少なくとも30分間、例えば、少なくとも60分間維持される。
【0098】
いくつかの実施形態では、ORZY-03の1つ以上の種晶が、ステップbの前に容器に添加される。いくつかの実施形態では、ORZY-03の1つ以上の種晶は、少なくとも95%のキラル純度を有する。
【0099】
いくつかの実施形態では、ORZY-03の1つ以上の種晶の質量は、55kgのORZY-03あたり0.2~0.8kg、例えば、55kgのORZY-03あたり0.55kgである。
【0100】
いくつかの実施形態では、0.7~1.1当量のL-DBTA、例えば、0.88当量のL-DBTAが、ステップ2において1当量のORZY-01に対して使用される。いくつかの実施形態では、0.7~1.1当量のL-DBTA、例えば、0.7~0.8、例えば、0.8~0.9、例えば、0.9~1.0、例えば、1.0~1.1当量のL-DBTAが、1当量のORZY-01に対して使用される。
【0101】
いくつかの実施形態では、該第一のステップ2の溶媒の第一の所定の体積は、55kgのORZY-03あたり、35~55kgである。いくつかの実施形態では、該第一のステップ2の溶媒の第一の所定の体積は、55kgのORZY-03あたり、41~45kgである。
【0102】
ステップ3(ORZY-04)
本開示の実施例6によって実証されるように、DCMからMeOHへの溶媒交換前に触媒量のクエン酸を添加することを含む最適化されたステップ3は、「メトキシル化ORZY-04」(本明細書では不純物RRT 0.74と呼ばれる)の生成を抑制する。実施例6はさらに、合わせたDCM相を水で洗浄すると、RRT 0.74等の不純物のレベルがさらに低下することを実証する。このステップ3の改善により、アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)を含む超高純度組成物の提供が可能になる。いくつかの実施形態では、該超高純度組成物は、医薬品当局(例えば、USまたはEMA)の規制要件を満たす。
【0103】
いくつかの実施形態では、ORZY-05の調製プロセスを提供し、
【化34】
該プロセスは、以下のステップを含む:
a)触媒量のクエン酸を、容器に含まれる第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液に添加するステップ、
【化35】
b)ステップa)の混合物の溶媒を、第一のステップ3の溶媒から第二のステップ3の溶媒に交換するステップであって、該第一のステップ3の溶媒が、該第二のステップ3の溶媒とは異なるものであるステップ、
c)ステップb)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、
d)ステップc)で得られた懸濁液を濾過して、粗製ORZY-05であるORZY-04を得るステップ、及び
e)ステップd)のORZY-04を精製してORZY-05を得るステップ。
【0104】
いくつかの実施形態では、該ステップ3のプロセスはさらに、以下のステップ:
f)化合物ORZY-03を第一のステップ3の塩基の水溶液と混合するステップ、及び
g)ステップa)で得られた混合物を、該第一のステップ3の溶媒で抽出し、該第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液を得るステップ、
を、ステップa)に従って触媒量のクエン酸を、該第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液に添加する前に含む。
【0105】
いくつかの実施形態では、該プロセスはさらに、該第一のステップ3の溶媒を、水で1回以上洗浄することを含み、ここで、該第一のステップ3の溶媒から1つ以上の副生成物が除去される。
【0106】
いくつかの実施形態では、該プロセスは、以下のステップを含む:
a)化合物ORZY-03を該第一のステップ3の塩基の水溶液と混合するステップ、
【化36】
b)ステップa)で得られた混合物を、該第一のステップ3の溶媒で抽出するステップ、
c)ステップb)の有機相(複数可)に、触媒量のクエン酸を添加するステップ、
d)ステップc)の混合物の溶媒を、該第一のステップ3の溶媒から該第二のステップ3の溶媒に交換するステップ、
e)ステップd)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、及び
f)ステップe)で得られた懸濁液を濾過して、粗製ORZY-05(ORZY-04)を得るステップ。
【0107】
ステップ3:溶媒
いくつかの実施形態では、ステップ3で言及される第一のステップ3の溶媒は、塩素化炭化水素または塩素化炭化水素を含む混合物である。
【0108】
いくつかの実施形態では、該第一のステップ3の溶媒は、ジクロロメタンまたはジクロロエタンであり、好ましくはジクロロメタンである。
【0109】
いくつかの実施形態では、該第二のステップ3の溶媒は、極性プロトン性溶媒、または極性プロトン性溶媒の混合物である。
【0110】
いくつかの実施形態では、該第二のステップ3の溶媒は、メタノール、水、エタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、該第二のステップ3の溶媒は、メタノールである。
【0111】
ステップ3:塩基
いくつかの実施形態では、ステップ3で言及される第一のステップ3の塩基は、カーボネートである。いくつかの実施形態では、該第一のステップ3の塩基は、K2CO3及びCs2CO3からなる群から選択されるカーボネートである。いくつかの実施形態では、該第一のステップ3の塩基は、K2CO3である。いくつかの実施形態では、K2CO3の水溶液は、16.8%のK2CO3を含む。
【0112】
ステップ3の方法の態様
いくつかの実施形態では、ORZY-03とK2CO3との混合物は、CH2Cl2で3回抽出される。
【0113】
いくつかの実施形態では、該溶媒のCH2Cl2からCH3OHへの交換は、以下のステップを含む:
a.該CH2Cl2溶液を部分的に蒸留するステップ、
b.ステップa)で得られた蒸留された溶液に、CH3OHを添加するステップ、
c.ステップb)で得られた溶液を部分的に蒸留するステップ、及び
d.ステップc)で得られた溶液に、CH3OHを添加するステップ。
【0114】
いくつかの実施形態では、ステップa)及びc)で蒸留される量は少なくとも、該溶媒交換ステップの前にORZY-03が溶解されたCH2Cl2の量に相当する。いくつかの実施形態では、上記のステップは、連続したステップである。
【0115】
いくつかの実施形態では、該プロセスはさらに、該溶媒をCH2Cl2からCH3OHに交換した後に得られた溶液を、活性炭フィルターに通すステップを含む。
【0116】
いくつかの実施形態では、ステップ3はさらに、ORZY-04を乾燥するステップを含む。いくつかの実施形態では、該乾燥ステップは、ORZY-04を真空中45℃で少なくとも12時間乾燥することを含む。
【0117】
いくつかの実施形態では、該プロセスは、以下の連続するステップを含む:
a)化合物ORZY-03を、16.8%のK
2CO
3水溶液と混合するステップ、
【化37】
b)ステップa)で得られた混合物をCH
2Cl
2で1回以上、例えば、3回抽出し、続いて、合わせた有機相を1回以上水洗するステップ、
c)ステップb)の有機相(複数可)に、触媒量のクエン酸を添加するステップ、
d)ステップc)の混合物の溶媒を、CH
2Cl
2からCH
3OHに、
i.ステップc)のCH
2Cl
2溶液を部分的に蒸留すること、
ii.ステップi)で得られた蒸留された溶液に、CH
3OHを添加すること、
iii.ステップii)で得られた溶液を部分的に蒸留すること、及び
iv.ステップiii)で得られた溶液に、CH
3OHを添加すること
によって交換するステップ、
e)ステップd)で得られた溶液を活性炭フィルターに通すステップ、
f)ステップe)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、
g)ステップe)で得られた懸濁液を濾過してORZY-04を得るステップ、
h)ステップg)で得られたORZY-04を真空中45℃で少なくとも12時間乾燥するステップ、ならびに
i)ステップh)のORZY-04を精製してORZY-05を得るステップ。
【0118】
ステップ4(ORZY-05)
本開示の実施例7で実証されるように、選択された一連の条件下での再結晶化により、ORZY-05、すなわち、アリモクロモルクエン酸塩の高キラル純度及び化学的純度が得られる。
【0119】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のORZY-04を精製してORZY-05を得るステップは、ORZY-04の再結晶化を含む。いくつかの実施形態では、再結晶化に使用される溶媒は、アセトンである。
【0120】
いくつかの実施形態では、該再結晶化は、以下のステップを含む:
a.ORZY-04をH2Oと混合し、透明な溶液が観察されるまで該混合物を70±5℃に加熱するステップ、
b.ステップa)で生成された溶液を30±5℃に冷却するステップ、
c.ステップb)の溶液にアセトンを添加するステップ、
d.ステップc)の混合物を0±5℃に冷却するステップ、
e.固体と溶媒を分離することにより、ステップd)の混合物からORZY-05を単離するステップ、及び任意に、
ステップf)で得られたORZY-05を真空中45℃で少なくとも12時間乾燥するステップ。
【0121】
いくつかの実施形態では、該再結晶化は、以下のステップを含む:
a.ORZY-04をH2Oと混合し、透明な溶液が観察されるまで該混合物を70±5℃に加熱するステップ、
b.ステップa)で生成された溶液を30±5℃に冷却するステップ、
c.ステップb)の溶液にアセトンを添加するステップ、
d.ステップc)の混合物を0±5℃に冷却するステップ、
e.ステップd)の混合物を0±10℃で12時間攪拌して懸濁液を生成するステップ、
f.ステップe)の懸濁液を濾過することにより該懸濁液からORZY-05を単離するステップ、及び
ステップf)で得られたORZY-05を真空中45℃で少なくとも12時間乾燥するステップ。
【0122】
いくつかの実施形態では、該30℃±5℃から0℃±5℃への冷却は、5.5時間以下、例えば、5時間以下、例えば、4.5時間以下、例えば、4時間以下、例えば、3.5時間以下、例えば、3時間以下、例えば、2.5時間以下、例えば、2時間以下行われる。
【0123】
アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)の調製
アリモクロモルクエン酸塩、すなわち、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む超高純度組成物を調製するための最適化された4段階プロセスを本明細書に開示する。該最適化されたプロセスは、複数の最適化されたサブステップを含み、各々がプロセス全体の改善に寄与し、アリモクロモルクエン酸塩を含む超高純度組成物の提供を可能にする。
【0124】
いくつかの実施形態では、アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)
【化38】
の調製プロセスを提供し、該プロセスは、ORZY-01、ORZY-03、またはORZY-04を得るための本明細書に記載のプロセスの1つ以上を含み、それによりORZY-05が得られる。
【0125】
いくつかの実施形態では、アリモクロモルクエン酸塩、
【化39】
の調製プロセスを提供し、該プロセスは、ORZY-01を得るための本明細書に定義するプロセスを含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる。
【0126】
いくつかの実施形態では、以下のステップを含む、アリモクロモルクエン酸塩、
【化40】
の調製プロセスを提供する:
a)ORZY-01を得るための本明細書に定義するプロセス、
【化41】
b)ORZY-01をジベンゾイルL-酒石酸で沈殿させ、ORZY-03を得るステップ、
【化42】
及び
c)ORZY-03を塩基と反応させ、続いて得られたORZY-03の遊離塩基をクエン酸で沈殿させ、アリモクロモルクエン酸塩を得るステップ。
【0127】
いくつかの実施形態では、アリモクロモルクエン酸塩、
【化43】
の調製プロセスを提供し、該プロセスは、以下の連続するステップ:
a.ORZY-01を得るステップ、
【化44】
b.ORZY-03を得るための本明細書に定義するプロセス、
【化45】
及び
c.ORZY-03を塩基と反応させ、続いて得られたORZY-03の遊離塩基をクエン酸で沈殿させ、アリモクロモルクエン酸塩を得るステップ、
を含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる。
【0128】
いくつかの実施形態では、アリモクロモルクエン酸塩、
【化46】
の調製プロセスを提供し、該プロセスは、以下の連続するステップ:
a.ORZY-01を得るステップ、
【化47】
b.ORZY-01をジベンゾイルL-酒石酸で沈殿させ、ORZY-03を得るステップ、
【化48】
及び
c.ORZY-05を得るための本明細書に定義するプロセス、
を含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる。
【0129】
医薬組成物
いくつかの実施形態では、本開示は、HPLCで測定して、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む医薬組成物を提供する。
【0130】
いくつかの実施形態では、本開示は、HPLCで測定して、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む組成物を提供する。
【0131】
いくつかの実施形態では、本開示は、HPLCで測定して、純度98.0%超を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む医薬組成物を提供する。
【0132】
いくつかの実施形態では、本開示は、HPLCで測定して、純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む医薬組成物を提供する。
【0133】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率(ee)が、少なくとも約94%である医薬組成物を提供する。
【0134】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのeeが、少なくとも約95%である医薬組成物を提供する。
【0135】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのeeが、少なくとも約96%である医薬組成物を提供する。
【0136】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのeeが、少なくとも約97%である医薬組成物を提供する。
【0137】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートのeeが、少なくとも約98%である医薬組成物を提供する。
【0138】
いくつかの実施形態では、本開示は、医薬組成物を提供し、該組成物は、以下を含む:
a)少なくとも約94%のeeのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、例えば、少なくとも約95%のee、例えば、少なくとも約96%のee、例えば、少なくとも約97%のee、または例えば、少なくとも約98%のee、及び
b)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0139】
いくつかの実施形態では、本開示は、医薬組成物を提供し、該組成物は、以下を含む:
a)少なくとも約94%のeeのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、例えば、少なくとも約95%のee、例えば、少なくとも約96%のee、例えば、少なくとも約97%のee、または例えば、少なくとも約98%のee、
b)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び
c)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0140】
いくつかの実施形態では、本開示は、医薬組成物を提供し、該組成物の純度は、HPLCで測定して、99.0%以上のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートである。
【0141】
いくつかの実施形態では、本開示は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD10粒径が、約2.0μm~約20.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む医薬組成物を提供する。
【0142】
いくつかの実施形態では、本開示は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD50粒径が、約5.0μm~約60.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む医薬組成物を提供する。
【0143】
いくつかの実施形態では、本開示は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD90粒径が、約30.0μm~約130.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む医薬組成物を提供する。
【0144】
いくつかの実施形態では、本開示は、医薬組成物を提供し、該組成物は、以下を含む:
a)少なくとも98.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)1.9%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0145】
いくつかの実施形態では、本開示は、医薬組成物を提供し、該組成物は、以下を含む:
a)少なくとも98.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)1.9%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0146】
いくつかの実施形態では、ORZY-05を調製するための本明細書に開示するプロセスによって得ることが可能なORZY-05を含む医薬組成物を提供する。
【0147】
いくつかの実施形態では、本開示は、組成物を提供し、該組成物の純度は、HPLCで測定して、99.0%以上のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートである。
【0148】
いくつかの実施形態では、本開示は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD10粒径が、約2.0μm~約20.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む組成物を提供する。
【0149】
いくつかの実施形態では、本開示は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD50粒径が、約5.0μm~約60.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む組成物を提供する。
【0150】
いくつかの実施形態では、本開示は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD90粒径が、約30.0μm~約130.0μmであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む組成物を提供する。
【0151】
いくつかの実施形態では、本開示は、組成物を提供し、該組成物は、以下を含む:
a)少なくとも98.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)1.9%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0152】
いくつかの実施形態では、本開示は、組成物を提供し、該組成物は、以下を含む:
a)少なくとも98.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)1.9%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0153】
いくつかの実施形態では、ORZY-05を調製するための本明細書に開示するプロセスによって得ることが可能なORZY-05を含む組成物を提供する。
【0154】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物または組成物は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートに関してある特定の純度を有し、これは、HPLCを使用して測定される。
【0155】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約98.0%を有する。
【0156】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約98.25%を有する。
【0157】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約98.5%を有する。
【0158】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約98.75%を有する。
【0159】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約99.0%を有する。
【0160】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約99.25%を有する。
【0161】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約99.5%を有する。
【0162】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約99.6%を有する。
【0163】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約99.7%を有する。
【0164】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約99.8%を有する。
【0165】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約99.9%を有する。
【0166】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度約99.7%超を有する。
【0167】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、2%未満の不純物を含む。
【0168】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.9%未満の不純物を含む。
【0169】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.8%未満の不純物を含む。
【0170】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.7%未満の不純物を含む。
【0171】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.6%未満の不純物を含む。
【0172】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.5%未満の不純物を含む。
【0173】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.4%未満の不純物を含む。
【0174】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.3%未満の不純物を含む。
【0175】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.2%未満の不純物を含む。
【0176】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.1%未満の不純物を含む。
【0177】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1.0%未満の不純物を含む。
【0178】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.9%未満の不純物を含む。
【0179】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.8%未満の不純物を含む。
【0180】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.7%未満の不純物を含む。
【0181】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.6%未満の不純物を含む。
【0182】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.5%未満の不純物を含む。
【0183】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.4%未満の不純物を含む。
【0184】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.3%未満の不純物を含む。
【0185】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.2%未満の不純物を含む。
【0186】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、0.1%未満の不純物を含む。
【0187】
いくつかの実施形態では、該不純物は、キラル不純物である。
【0188】
いくつかの実施形態では、該不純物は、化学的不純物である。
【0189】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩である。
【0190】
いくつかの実施形態では、該不純物は、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩である。
【0191】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-ニトロソピペリジンである。
【0192】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩、及びN-ニトロソピペリジンの組み合わせである。
【0193】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩及びメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩の組み合わせである。
【0194】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩及びN-ニトロソピペリジンの組み合わせである。
【0195】
いくつかの実施形態では、該不純物は、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩及びN-ニトロソピペリジンの組み合わせである。
【0196】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、キラル純粋性を有する。
【0197】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、キラル純粋性を有する。
【0198】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最低98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を指す。
【0199】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最大2%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を指す。
【0200】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最低98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び最大2%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を指す。
【0201】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最低99%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を指す。
【0202】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最大1%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を指す。
【0203】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最低99%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び最大1%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を指す。
【0204】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の組成物の中で、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が検出できないことを指す。
【0205】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の組成物の中で、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が検出できず、かつ他の不純物が検出されないことを指す。
【0206】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最低98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを指す。
【0207】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最大2%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを指す。
【0208】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最低98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び最大2%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを指す。
【0209】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最低99%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを指す。
【0210】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最大1%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを指す。
【0211】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最低99%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び最大1%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを指す。
【0212】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの組成物の中で、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートが検出できないことを指す。
【0213】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの組成物の中で、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートが検出できず、かつ他の不純物が検出されないことを指す。
【0214】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の鏡像体過剰率は、約94%~約99%のeeである。
【0215】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、約94%~約99%のeeである。
【0216】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の鏡像体過剰率は、約94%、約94.5%、約95%、約95.5%、約96%、約96.5%、約97%、約97.5%、約98%、約98.1%、約98.2%、約98.3%、約98.4%、約98.5%、約98.6%、約98.7%、約98.8%、約98.9%、約99%、約99.1%、約99.2%、約99.3%、約99.4%、約99.5%、約99.6%、約99.7%、約99.8%、または約99.9%のeeである。
【0217】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、約94%、約94.5%、約95%、約95.5%、約96%、約96.5%、約97%、約97.5%、約98%、約98.1%、約98.2%、約98.3%、約98.4%、約98.5%、約98.6%、約98.7%、約98.8%、約98.9%、約99%、約99.1%、約99.2%、約99.3%、約99.4%、約99.5%、約99.6%、約99.7%、約99.8%、または約99.9%のeeである。
【0218】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の鏡像体過剰率は、約96%のeeである。
【0219】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、約96%のeeである。
【0220】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、少なくとも約94%のeeである。
【0221】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、少なくとも約95%のeeである。
【0222】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、少なくとも約96%のeeである。
【0223】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、少なくとも約97%のeeである。
【0224】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、少なくとも約98%のeeである。
【0225】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの鏡像体過剰率は、少なくとも約99%のeeである。
【0226】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、化学的純粋性を有する。
【0227】
いくつかの実施形態では、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、化学的純粋性を有する。
【0228】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最低98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を指す。
【0229】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最低98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを指す。
【0230】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最大2%のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、もしくはその医薬的に許容される塩、またはN-ニトロソピペリジンを指す。
【0231】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最低98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び最大2%のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、もしくはその医薬的に許容される塩、またはN-ニトロソピペリジンを指す。
【0232】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最低98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び最大2%のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、もしくはその医薬的に許容される塩、またはN-ニトロソピペリジンを指す。
【0233】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最低99%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を指す。
【0234】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最低99%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを指す。
【0235】
いくつかの実施形態では、キラル純粋性とは、最大1%のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、もしくはその医薬的に許容される塩、またはN-ニトロソピペリジンを指す。
【0236】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最低99%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び最大1%のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、もしくはその医薬的に許容される塩、またはN-ニトロソピペリジンを指す。
【0237】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、最低99%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び最大1%のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、もしくはその医薬的に許容される塩、またはN-ニトロソピペリジンを指す。
【0238】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩の組成物の中で、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が検出できないことを指す。
【0239】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩の組成物の中で、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が検出できず、かつ他の不純物が検出されないことを指す。
【0240】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩の組成物の中で、N-ニトロソピペリジンが検出できないことを指す。
【0241】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩の組成物の中で、N-ニトロソピペリジンが検出できず、かつ他の不純物が検出されないことを指す。
【0242】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの組成物の中で、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及びN-ニトロソピペリジンが検出できないことを指す。
【0243】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの組成物の中で、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及びN-ニトロソピペリジンが検出できず、かつ他の不純物が検出されないことを指す。
【0244】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの組成物の中で、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が検出できないことを指す。
【0245】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの組成物の中で、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が検出できず、かつ他の不純物が検出されないことを指す。
【0246】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの組成物の中で、N-ニトロソピペリジンが検出できないことを指す。
【0247】
いくつかの実施形態では、化学的純粋性とは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの組成物の中で、N-ニトロソピペリジンが検出できず、かつ他の不純物が検出されないことを指す。
【0248】
いくつかの実施形態では、不純物はHPLCによって検出される。
【0249】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)鏡像体過剰率が約96%のeeであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
b)約0.1%未満のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)約2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0250】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)鏡像体過剰率が約96%のeeであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)約0.1%未満のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)約2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0251】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)約98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
b)約2%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)約0.1%未満のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)約2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0252】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)約98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)約2%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)約0.1%未満のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)約2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0253】
いくつかの実施形態では、該(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、検出できない。
【0254】
いくつかの実施形態では、該N-ニトロソピペリジンは、検出できない。
【0255】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0256】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.2%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0257】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.4%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0258】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.6%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0259】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.8%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0260】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0261】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.2%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0262】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.4%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0263】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.6%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0264】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)97.0~99.8%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、例えば、97.2~97.4%、例えば、97.4~97.6%、例えば、97.6~97.8%、例えば、97.8~98.0%、例えば、98.0~98.2%、例えば、98.2~98.4%、例えば、98.4~98.6%、例えば、98.6~98.8%、例えば、98.8~99.0%、例えば、99.0~99.2%、例えば、99.2~99.4%、例えば、99.4~99.6%、または例えば、99.6~99.8%、及び
b)N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩。
【0265】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.9%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0266】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.1%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.8%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0267】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.2%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.7%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0268】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.3%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.6%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0269】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.4%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.5%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0270】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.5%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.4%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0271】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.6%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.3%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0272】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.7%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.2%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0273】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.8%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.1%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0274】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも98.9%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)1.0%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0275】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.0%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.9%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0276】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.1%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.8%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0277】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.2%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.7%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0278】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.3%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.6%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0279】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.4%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.5%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0280】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.5%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.4%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0281】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.6%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.3%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0282】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.7%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.2%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0283】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
a)少なくとも99.8%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)0.1%以下のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)0.1%以下のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【0284】
製剤
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む経口製剤を提供する。
【0285】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む経口製剤を提供する。
【0286】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、カプセルを含む。
【0287】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、増量剤を含む。
【0288】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、滑沢剤を含む。
【0289】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
【0290】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
【0291】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、カプセルを含む。
【0292】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、増量剤を含む。
【0293】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、滑沢剤を含む。
【0294】
いくつかの実施形態では、該カプセルは、カプセル殻を含む。
【0295】
いくつかの実施形態では、該カプセルは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、二酸化チタン、及び任意に1つ以上の着色剤を含む。
【0296】
いくつかの実施形態では、該カプセル殻は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、二酸化チタン、及び任意に1つ以上の着色剤を含む。
【0297】
いくつかの実施形態では、該増量剤は、微結晶性セルロース(MCC)である。
【0298】
いくつかの実施形態では、該滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
【0299】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、約20mg~約500mgの用量で存在する。
【0300】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドは、約20mg~約500mgの用量で存在する。
【0301】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、約20mg~約500mgの用量で存在する。
【0302】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、約50mg~約500mgの用量で存在する。
【0303】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドは、約50mg~約500mgの用量で存在する。
【0304】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、約50mg~約500mgの用量で存在する。
【0305】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、約31mg、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で存在する。
【0306】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドは、約31mg、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で存在する。
【0307】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で存在する。
【0308】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドは、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で存在する。
【0309】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、または約400mgの用量で存在する。
【0310】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、または約400mgの用量で存在する。
【0311】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、または約200mgの用量で存在する。
【0312】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、約75mg、約100mg、約150mg、または約200mgの用量で存在する。
【0313】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約20%~約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0314】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、または約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0315】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約20%~約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0316】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、または約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0317】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約26.3%または約52.6%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0318】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約40%~約80%w/wの微結晶性セルロースを含む。
【0319】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、または約80%w/wの微結晶性セルロースを含む。
【0320】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約73.2%または約46.9%w/wの微結晶性セルロースを含む。
【0321】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約0.0%~約1.0%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0322】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約0.0%、約0.01%、約0.02%、約0.03%、約0.04%、約0.05%、約0.06%、約0.07%、約0.08%、約0.09%、または約1.0%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0323】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約0.5%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0324】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約20%~約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0325】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、または約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0326】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約20%~約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0327】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、または約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0328】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約26.3%または約52.6%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0329】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約40%~約80%w/wの微結晶性セルロースを含む。
【0330】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、または約80%w/wの微結晶性セルロースを含む。
【0331】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約73.2%または約46.9%w/wの微結晶性セルロースを含む。
【0332】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約0.0%~約1.0%w/wのステアリン酸マグネシウムを含む。
【0333】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約0.0%、約0.01%、約0.02%、約0.03%、約0.04%、約0.05%、約0.06%、約0.07%、約0.08%、約0.09%、または約1.0%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0334】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約0.5%w/wのステアリン酸マグネシウムを含む。
【0335】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩及び医薬的に許容される担体または賦形剤を含む医薬組成物の単位剤形を提供する。
【0336】
いくつかの実施形態では、本開示は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び医薬的に許容される担体または賦形剤を含む医薬組成物の単位剤形を提供する。
【0337】
いくつかの実施形態では、本開示は、本開示の単位用量及び医薬的に許容される担体または賦形剤を含む経口製剤を提供する。
【0338】
いくつかの実施形態では、該単位剤形は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を、約50mg~約500mgの用量で含む。
【0339】
いくつかの実施形態では、該単位剤形は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドを、約50mg~約500mgの用量で含む。
【0340】
いくつかの実施形態では、該単位剤形は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約20mg~約500mgの用量で含む。
【0341】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を、約20mg~約500mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0342】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドを、約20mg~約500mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0343】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約20mg~約500mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0344】
いくつかの実施形態では、該単位剤形は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約50mg~約500mgの用量で含む。
【0345】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を、約50mg~約500mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0346】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドを、約50mg~約500mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0347】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約50mg~約500mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0348】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を、約31mg、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0349】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドを、約31mg、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0350】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0351】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドを、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0352】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、または約400mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0353】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、または約200mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0354】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、または約400mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0355】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを、約75mg、約100mg、約150mg、または約200mgの用量で含む単位剤形を含む。
【0356】
いくつかの実施形態では、本開示は、単位剤形及び投与説明書を含むキットを提供する。
【0357】
いくつかの実施形態では、該キットはさらに、処方情報及び/または複数の単位用量を含む。
【0358】
該経口製剤のいくつかの実施形態では、該カプセルは、青、緑、黄、オレンジ、または赤である。
【0359】
該医薬組成物のいくつかの実施形態では、該カプセルは、青、緑、黄、オレンジ、または赤である。
【0360】
該単位用量のいくつかの実施形態では、該カプセルは、青、緑、黄、オレンジ、または赤である。
【0361】
該経口製剤のいくつかの実施形態では、該カプセルは、白色の本体を有する。
【0362】
該医薬組成物のいくつかの実施形態では、該カプセルは、白色の本体を有する。
【0363】
該単位用量のいくつかの実施形態では、該カプセルは、白色の本体を有する。
【0364】
該経口製剤のいくつかの実施形態では、該カプセルは、サイズ「0」である。
【0365】
該医薬組成物のいくつかの実施形態では、該カプセルは、サイズ「0」である。
【0366】
該単位用量のいくつかの実施形態では、該カプセルは、サイズ「0」である。
【0367】
いくつかの実施形態では、該カプセルは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの用量約31mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、または約200mgを含む。
【0368】
いくつかの実施形態では、該カプセルは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの用量約50mg、約75mg、約100、約150mg、または約200mgを含む。
【0369】
いくつかの実施形態では、該カプセルは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの用量約50mg、約75mg、または約100を含む。
【0370】
いくつかの実施形態では、該カプセルは、低粉末ブレンドのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを充填される。
【0371】
いくつかの実施形態では、該低粉末ブレンドは、100mgの粉末ブレンドを含み、この中に、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートが約26.2%w/wで存在する。
【0372】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの用量約50mg、約75mg、または約100を含むカプセルは、該低粉末ブレンドを充填される。
【0373】
いくつかの実施形態では、該カプセルは、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの用量約150mgまたは約200mgを含む。
【0374】
いくつかの実施形態では、該カプセルは、高粉末ブレンドのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを充填される。
【0375】
いくつかの実施形態では、該高粉末ブレンドは、200mgの粉末ブレンドを含み、この中に、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートが約52.6%w/wで存在する。
【0376】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの用量約150mgまたは約200mgを含むカプセルは、該高粉末ブレンドを充填される。
【0377】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、超高純度のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、超高純度のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0378】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、超高純度のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0379】
いくつかの実施形態では、該純度は、HPLCによって測定される。
【0380】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0381】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0382】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0383】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0384】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0385】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0386】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0387】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0388】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0389】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0390】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0391】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0392】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0393】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0394】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0395】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0396】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0397】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0398】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0399】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0400】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0401】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0402】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0403】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0404】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0405】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0406】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0407】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0408】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0409】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0410】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0411】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0412】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0413】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0414】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0415】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0416】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0417】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0418】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0419】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0420】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0421】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0422】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0423】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0424】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、該経口製剤は、純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0425】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0426】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0427】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、キラル純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0428】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、キラル純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0429】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、キラル純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0430】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、キラル純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0431】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、キラル純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0432】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、キラル純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0433】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、キラル純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0434】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、キラル純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0435】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、キラル純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0436】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、キラル純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0437】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、キラル純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0438】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、キラル純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0439】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、キラル純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0440】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、キラル純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0441】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、キラル純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0442】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、キラル純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0443】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、キラル純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0444】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、キラル純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0445】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、キラル純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0446】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、キラル純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0447】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、キラル純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0448】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、キラル純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0449】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、キラル純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0450】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、キラル純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0451】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0452】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0453】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0454】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0455】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0456】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純粋性を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0457】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0458】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0459】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0460】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0461】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0462】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0463】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0464】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0465】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0466】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0467】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0468】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度98.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0469】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0470】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0471】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0472】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0473】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0474】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0475】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0476】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0477】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0478】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0479】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0480】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.25%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0481】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0482】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0483】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0484】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0485】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0486】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.5%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0487】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0488】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0489】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0490】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0491】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0492】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.6%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0493】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0494】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0495】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0496】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0497】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0498】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.7%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0499】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0500】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0501】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0502】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0503】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0504】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.8%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0505】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.9%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0506】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.9%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0507】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.9%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0508】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、化学的純度99.9%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0509】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、化学的純度99.9%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0510】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、化学的純度99.9%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートを含む。
【0511】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、2ppm未満の不純物を含む。
【0512】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、2ppm未満の不純物を含む。
【0513】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、2ppm未満の不純物を含む。
【0514】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、1ppm未満の不純物を含む。
【0515】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、1ppm未満の不純物を含む。
【0516】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、1ppm未満の不純物を含む。
【0517】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、検出可能な不純物を含まない。
【0518】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、検出可能な不純物を含まない。
【0519】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、検出可能な不純物を含まない。
【0520】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩である。
【0521】
いくつかの実施形態では、該不純物は、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩である。
【0522】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約0.1%未満の(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含む。
【0523】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約0.1%未満の(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含む。
【0524】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、約0.1%未満の(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含む。
【0525】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約0.05%未満の(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含む。
【0526】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約0.05%未満の(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含む。
【0527】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、約0.05%未満の(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含む。
【0528】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、検出可能な(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含まない。
【0529】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含まない。
【0530】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、検出可能な(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩を含まない。
【0531】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-ニトロソピペリジンである。
【0532】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約2ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0533】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約2ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0534】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、約2ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0535】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約1.6ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0536】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約1.6ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0537】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、約1.6ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0538】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約1ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0539】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約1ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0540】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、約1ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0541】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約0.8ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0542】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約0.8ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0543】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、約0.8ppm未満のN-ニトロソピペリジンを含む。
【0544】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、検出可能なN-ニトロソピペリジンを含まない。
【0545】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、N-ニトロソピペリジンを含まない。
【0546】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、検出可能なN-ニトロソピペリジンを含まない。
【0547】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドもしくはその医薬的に許容される塩、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドもしくはその医薬的に許容される塩、またはN-ニトロソピペリジンの組み合わせ、及びそれらの組み合わせである。
【0548】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩及びメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩の組み合わせである。
【0549】
いくつかの実施形態では、該不純物は、N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩及びN-ニトロソピペリジンの組み合わせである。
【0550】
いくつかの実施形態では、該不純物は、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドまたはその医薬的に許容される塩及びN-ニトロソピペリジンの組み合わせである。
【0551】
いくつかの実施形態では、該医薬的に許容される塩は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートである。
【0552】
医学的用途
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む治療有効量の該経口製剤を投与される。
【0553】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む治療有効量の該医薬組成物を投与される。
【0554】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む治療有効量の該単位用量を投与される。
【0555】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む治療有効量の該経口製剤を投与される。
【0556】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む治療有効量の該医薬組成物を投与される。
【0557】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む治療有効量の該単位用量を投与される。
【0558】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の経口製剤を提供する。
【0559】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の医薬組成物を提供する。
【0560】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の単位用量を提供する。
【0561】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の経口製剤を提供する。
【0562】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の医薬組成物を提供する。
【0563】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の単位用量を提供する。
【0564】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の経口製剤の使用を提供する。
【0565】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の医薬組成物の使用を提供する。
【0566】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の単位用量の使用を提供する。
【0567】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の経口製剤の使用を提供する。
【0568】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の医薬組成物の使用を提供する。
【0569】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の単位用量の使用を提供する。
【0570】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の経口製剤の使用を提供する。
【0571】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の医薬組成物の使用を提供する。
【0572】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の単位用量の使用を提供する。
【0573】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の経口製剤の使用を提供する。
【0574】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の医薬組成物の使用を提供する。
【0575】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤の単位用量の使用を提供する。
【0576】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、1日1回、2回、3回、または4回投与される。
【0577】
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1日1回、2回、3回、または4回投与される。
【0578】
いくつかの実施形態では、単位用量は、1日1回、2回、3回、または4回投与される。
【0579】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、1日3回投与される。
【0580】
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1日3回投与される。
【0581】
いくつかの実施形態では、単位用量は、1日3回投与される。
【0582】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、1日3回、6日間連続して投与される。
【0583】
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1日3回、6日間連続して投与される。
【0584】
いくつかの実施形態では、単位用量は、1日3回、6日間連続して投与される。
【0585】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、絶食条件下で投与される。
【0586】
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、絶食条件下で投与される。
【0587】
いくつかの実施形態では、単位用量は、絶食条件下で投与される。
【0588】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、朝の単回投与として施される。
【0589】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、朝の単回投与として施される。
【0590】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、朝の単回投与として施される。
【0591】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、体重約70kgの対象に投与される。
【0592】
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、体重約70kgの対象に投与される。
【0593】
いくつかの実施形態では、単位用量は、体重約70kgの対象に投与される。
【0594】
いくつかの実施形態では、該対象は、ヒトである。
【0595】
いくつかの実施形態では、該ヒトは、成人である。いくつかの実施形態では、該ヒトは、小児患者(例えば、2歳以上)である。
【0596】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、表Aに記載の通りに投与される。
【0597】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、表Aに記載の通りに投与される。
【0598】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、表Aに記載の通りに投与される。
【0599】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、表Bに記載の通りに投与される。
【0600】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、表Bに記載の通りに投与される。
【0601】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、表Bに記載の通りに投与される。
【表1】
【表2】
【0602】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、体重約8kg~約15kgの小児対象に投与される。
【0603】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、体重約8kg~約15kgの小児対象に投与される。
【0604】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、体重約8kg~約15kgの小児対象に投与される。
【0605】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、体重約15kg~約22kgの小児対象に投与される。
【0606】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、体重約15kg~約22kgの小児対象に投与される。
【0607】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、体重約15kg~約22kgの小児対象に投与される。
【0608】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約31mgで投与される。
【0609】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約31mgで投与される。
【0610】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約31mgで投与される。
【0611】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約50mgで投与される。
【0612】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約50mgで投与される。
【0613】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約50mgで投与される。
【0614】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約47mgで投与される。
【0615】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約47mgで投与される。
【0616】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約47mgで投与される。
【0617】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約75mgで投与される。
【0618】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約75mgで投与される。
【0619】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約75mgで投与される。
【0620】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、体重約15kg~約30kgの対象に投与される。
【0621】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、体重約15kg~約30kgの対象に投与される。
【0622】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、体重約15kg~約30kgの対象に投与される。
【0623】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、体重約22kg~約38kgの対象に投与される。
【0624】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、体重約22kg~約38kgの対象に投与される。
【0625】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、体重約22kg~約38kgの対象に投与される。
【0626】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約62mgで投与される。いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約62mgで投与される。いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約62mgで投与される。
【0627】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約100mgで投与される。
【0628】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約100mgで投与される。
【0629】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約100mgで投与される。
【0630】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、体重約30kg~約55kgの対象に投与される。いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、体重約30kg~約55kgの対象に投与される。
【0631】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、体重約30kg~約55kgの対象に投与される。
【0632】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、体重約38kg~約55kgの対象に投与される。
【0633】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、体重約38kg~約55kgの対象に投与される。
【0634】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、体重約38kg~約55kgの対象に投与される。
【0635】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約93mgで投与される。
【0636】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約93mgで投与される。
【0637】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約93mgで投与される。
【0638】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約150mgで投与される。
【0639】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約150mgで投与される。
【0640】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約150mgで投与される。
【0641】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、体重約55kg超を有する対象に投与される。
【0642】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、体重約55kg超を有する対象に投与される。
【0643】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、体重約55kg超を有する対象に投与される。
【0644】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約124mgで投与される。
【0645】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約124mgで投与される。
【0646】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約124mgで投与される。
【0647】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、用量約200mgで投与される。
【0648】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、用量約200mgで投与される。
【0649】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、用量約200mgで投与される。
【0650】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の少なくとも約85%は、溶液に約15分で溶解する。
【0651】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の少なくとも85%は、溶液にpH約1.2、約4.5または約6.8で約15分で溶解する。
【0652】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの少なくとも約85%は、溶液に約15分で溶解する。
【0653】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの少なくとも85%は、溶液にpH約1.2、約4.5または約6.8で約15分で溶解する。
【0654】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の少なくとも約80%は、溶液に約30分で溶解する。
【0655】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の少なくとも80%は、溶液にpH約1.2、約4.5または約6.8で約30分で溶解する。
【0656】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの少なくとも約80%は、溶液に約30分で溶解する。
【0657】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの少なくとも80%は、溶液にpH約1.2、約4.5または約6.8で約30分で溶解する。
【0658】
いくつかの実施形態では、該カプセル成分は、液体として経口投与するための液体と混合される。
【0659】
いくつかの実施形態では、該液体は、20mL以下である。いくつかの実施形態では、該液体は、15mL以下である。
【0660】
いくつかの実施形態では、該液体は、水である。いくつかの実施形態では、該液体は、リンゴ果汁である。
【0661】
いくつかの実施形態では、該カプセル成分は、経口投与用の柔らかい食品と混合される。
【0662】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む経口製剤を提供する:
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウム。
【0663】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウム。
【0664】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該経口製剤を投与され、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する。
【0665】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該医薬組成物を投与され、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0666】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0667】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0668】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0669】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0670】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0671】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約50mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約139.05mgの微結晶性セルロース、及び
約0.95mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0672】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む経口製剤を提供する:
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウム。
【0673】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウム。
【0674】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該経口製剤を投与され、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0675】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該医薬組成物を投与され、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0676】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0677】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0678】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0679】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0680】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0681】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約8kg~約15kgを有する小児対象である。
【0682】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該経口製剤を投与され、
該対象は、体重約15kg~約22kgを有する小児対象である。
【0683】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該医薬組成物を投与され、
該対象は、体重約15kg~約22kgを有する小児対象である。
【0684】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤を提供し、
該対象は、体重約15kg~約22kgを有する小児対象である。
【0685】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物を提供し、
該対象は、体重約15kg~約22kgを有する小児対象である。
【0686】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約15kg~約22kgを有する小児対象である。
【0687】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約15kg~約22kgを有する小児対象である。
【0688】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約15kg~約22kgを有する小児対象である。
【0689】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約75mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約208.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約15kg~約22kgを有する小児対象である。
【0690】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む経口製剤を提供する:
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウム。
【0691】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウム。
【0692】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該経口製剤を投与され、
該対象は、体重約15kg超~約30kgを有する。
【0693】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該医薬組成物を投与され、
該対象は、体重約15kg超~約30kgを有する。
【0694】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤を提供し、
該対象は、体重約15kg超~約30kgを有する。
【0695】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物を提供し、
該対象は、体重約15kg超~約30kgを有する。
【0696】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約15kg超~約30kgを有する。
【0697】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約15kg超~約30kgを有する。
【0698】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約15kg超~約30kgを有する。
【0699】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約15kg超~約30kgを有する。
【0700】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該経口製剤を投与され、
該対象は、体重約22kg超~約38kgを有する。
【0701】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該医薬組成物を投与され、
該対象は、体重約22kg超~約38kgを有する。
【0702】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤を提供し、
該対象は、体重約22kg超~約38kgを有する。
【0703】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物を提供し、
該対象は、体重約22kg超~約38kgを有する。
【0704】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約22kg超~約38kgを有する。
【0705】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約22kg超~約38kgを有する。
【0706】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約22kg超~約38kgを有する。
【0707】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約100mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約278.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.90mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約22kg超~約38kgを有する。
【0708】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む経口製剤を提供する:
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウム。
【0709】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウム。
【0710】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該経口製剤を投与され、
該対象は、体重約30kg超~約55kgを有する。
【0711】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該医薬組成物を投与され、
該対象は、体重約30kg超~約55kgを有する。
【0712】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤を提供し、
該対象は、体重約30kg超~約55kgを有する。
【0713】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物を提供し、
該対象は、体重約30kg超~約55kgを有する。
【0714】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約30kg超~約55kgを有する。
【0715】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約30kg超~約55kgを有する。
【0716】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約30kg超~約55kgを有する。
【0717】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約30kg超~約55kgを有する。
【0718】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該経口製剤を投与され、
該対象は、体重約38kg超~約55kgを有する。
【0719】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該医薬組成物を投与され、
該対象は、体重約38kg超~約55kgを有する。
【0720】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤を提供し、
該対象は、体重約38kg超~約55kgを有する。
【0721】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物を提供し、
該対象は、体重約38kg超~約55kgを有する。
【0722】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約38kg超~約55kgを有する。
【0723】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約38kg超~約55kgを有する。
【0724】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約38kg超~約55kgを有する。
【0725】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約150mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約133.57mgの微結晶性セルロース、及び
約1.43mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約38kg超~約55kgを有する。
【0726】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む経口製剤を提供する:
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウム。
【0727】
いくつかの実施形態では、本開示は、以下を含む医薬組成物を提供する:
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウム。
【0728】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該経口製剤を投与され、
該対象は、体重約55kg超を有する。
【0729】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法を提供し、該対象は、
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウムを含む治療有効量の該医薬組成物を投与され、
該対象は、体重約55kg超を有する。
【0730】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤を提供し、
該対象は、体重約55kg超を有する。
【0731】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための、
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物を提供し、
該対象は、体重約55kg超を有する。
【0732】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約55kg超を有する。
【0733】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための、
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約55kg超を有する。
【0734】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウムを含む経口製剤の使用を提供し、
該対象は、体重約55kg超を有する。
【0735】
いくつかの実施形態では、本開示は、ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための、
約200mgのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
約178.1mgの微結晶性セルロース、及び
約1.9mgのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物の使用を提供し、
該対象は、体重約55kg超を有する。
【0736】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、カプセルを含む。
【0737】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、カプセルを含む。
【0738】
いくつかの実施形態では、幾何平均Cmaxは、70kgの男性と比較して測定される。
【0739】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該経口製剤の幾何平均Cmaxは、Cmax1749(CV49%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0740】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該医薬組成物の幾何平均Cmaxは、Cmax1749(CV49%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0741】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該単位用量の幾何平均Cmaxは、Cmax1749(CV49%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0742】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該経口製剤のAUC0-8時間は、AUC0-8時間5317(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0743】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該医薬組成物のAUC0-8時間は、AUC0-8時間5317(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0744】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該単位用量のAUC0-8時間は、AUC0-8時間5317(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0745】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該経口製剤のAUC0-無限大は、AUC0-無限大6331(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0746】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該医薬組成物のAUC0-無限大は、AUC0-無限大6331(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0747】
いくつかの実施形態では、単回投与後の該経口用量のAUC0-無限大は、AUC0-無限大6331(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0748】
いくつかの実施形態では、投与後の該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、Cmax,定常状態2090(CV23%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0749】
いくつかの実施形態では、投与後の該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、Cmax,定常状態2090(CV23%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0750】
いくつかの実施形態では、投与後の該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、Cmax,定常状態2090(CV23%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0751】
いくつかの実施形態では、投与後の該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、AUC0-8時間,定常状態7207(CV19%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0752】
いくつかの実施形態では、投与後の該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、AUC0-8時間,定常状態7207(CV19%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0753】
いくつかの実施形態では、投与後の該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、AUC0-8時間,定常状態7207(CV19%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である。
【0754】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、血漿中で測定される。
【0755】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態533ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(368~770ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0756】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態533ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(368~770ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0757】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態533ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(368~770ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0758】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態2916h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1924~4436h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0759】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態2916h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1924~4436h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0760】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態2916h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1924~4436h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0761】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態593ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(395~878ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0762】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態593ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(395~878ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0763】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態593ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(395~878ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0764】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態3043h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1938~4763h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0765】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態3043h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1938~4763h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0766】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態3043h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1938~4763h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0767】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態679ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(450~1024ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0768】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態679ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(450~1024ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0769】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態679ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(450~1024ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0770】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態3149h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2010~4855h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0771】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態3149h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2010~4855h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0772】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態3149h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2010~4855h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0773】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態743ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(479~743ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0774】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態743ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(479~743ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0775】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態743ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(479~743ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0776】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態3182h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2057~4921h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0777】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態3182h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2057~4921h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0778】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態3182h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2057~4921h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0779】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態352ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(240~514ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0780】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態352ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(240~514ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0781】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態352ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(240~514ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0782】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態1918h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1255~2908h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0783】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態1918h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1255~2908h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0784】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態1918h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1255~2908h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0785】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約15kg超~約22kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態473ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(323~688ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0786】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約15kg超~約22kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態473ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(323~688ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0787】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約15kg超~約22kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態473ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(323~688ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0788】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約15kg超~約22kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態2479h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1640~3771h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0789】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約15kg超~約22kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態2479h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1640~3771h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0790】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約15kg超~約22kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態2479h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1640~3771h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0791】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約22kg超~約38kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態522ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(349~770ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0792】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約22kg超~約38kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態522ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(349~770ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0793】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約22kg超~約38kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態522ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(349~770ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0794】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約22kg超~約38kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態2557h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1663~3942h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0795】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約22kg超~約38kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態2557h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1663~3942h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0796】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約22kg超~約38kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態2557h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1663~3942h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0797】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約38kg超~約55kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態651ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(435~974ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0798】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約38kg超~約55kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態651ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(435~974ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0799】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約38kg超~約55kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態651ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(435~974ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0800】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約38kg超~約55kgのヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態2954h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1958~4465h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0801】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約38kg超~約55kgのヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態2954h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1958~4465h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0802】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約38kg超~約55kgのヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態2954h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1958~4465h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0803】
いくつかの実施形態では、該経口製剤の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該経口製剤の投与後、Cmax,定常状態739ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(483~1130ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0804】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、Cmax,定常状態739ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(483~1130ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0805】
いくつかの実施形態では、該単位用量の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該単位用量の投与後、Cmax,定常状態739ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(483~1130ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0806】
いくつかの実施形態では、該経口製剤のAUC0-8時間,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該経口製剤の投与後、AUC0-8時間,定常状態3191h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2054~4948h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0807】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物のAUC0-8時間,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該医薬組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態3191h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2054~4948h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0808】
いくつかの実施形態では、該単位用量のAUC0-8時間,定常状態は、体重約55kg超のヒトにおいて、該単位用量の投与後、AUC0-8時間,定常状態3191h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2054~4948h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である。
【0809】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの曝露は、単回経口投与後、約31mgから約496mgへと用量に比例して増加し、Cmaxの比例係数の推定値(90%CI)は、1,149(1,07~1,20)であり、AUC0-infの場合は、1,027(0,98~1,08)である。
【0810】
いくつかの実施形態では、投与後の全体のtmax中央値は、0.25~3.0時間である。
【0811】
いくつかの実施形態では、投与後のtmax中央値は、約0.5時間である。
【0812】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩は、摂取後に代謝される。
【0813】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の代謝産物は、システイン抱合体である。
【0814】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の代謝産物は、O-グルクロニドである。
【0815】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、約20℃~約25℃で少なくとも24か月の保存可能期間を有する。
【0816】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、約20℃~約25℃で少なくとも24か月の保存可能期間を有する。
【0817】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、約20℃~約25℃で少なくとも24か月の保存可能期間を有する。
【0818】
いくつかの実施形態では、該経口製剤は、超高純度のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0819】
いくつかの実施形態では、該医薬組成物は、超高純度のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0820】
いくつかの実施形態では、該単位用量は、超高純度のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む。
【0821】
粒径分布
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、好ましい粒径分布を有する粒子を形成する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の好ましい粒径分布を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子を含む医薬組成物を提供する。粒径分布(PSD)は、本明細書に示す実施例8(表3A)にあるような、静的自動画像化(Morphology4)を使用して測定され得る。いくつかの実施形態では、PSDは、Malvern Mastersizer、例えば、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定される。PSDを測定するために本開示で使用される方法は、実施例11に詳細に記載される。
【0822】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD10約0.5μm~約3.5μmを有する粒子を形成し、例えば、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、数CE径のD10約0.5μm~約3.5μmを有する。
【0823】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD10約0.5μm、約0.6μm、約0.7μm、約0.8μm、約0.9μm、約1.0μm、約1.1μm、約1.2μm、約1.3μm、約1.4μm、約1.5μm、約1.6μm、約1.7μm、約1.8μm、約1.9μm、約2.0μm、約2.1μm、約2.2μm、約2.3μm、約2.4μm、約2.5μm、約2.6μm、約2.7μm、約2.8μm、約2.9μm、約3.0μm、約3.1μm、約3.2μm、約3.3μm、約3.4μm、または約3.5μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0824】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD10約0.5μm、約0.6μm、約0.7μm、約0.8μm、約0.9μm、約1.0μm、約1.1μm、約1.2μm、約1.3μm、約1.4μm、約1.5μm、約1.6μm、約1.7μm、約1.8μm、約1.9μm、約2.0μm、約2.1μm、約2.2μm、約2.3μm、約2.4μm、約2.5μm、約2.6μm、約2.7μm、約2.8μm、約2.9μm、約3.0μm、約3.1μm、約3.2μm、約3.3μm、約3.4μm、または約3.5μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0825】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD10約0.5μm~約3.5μm、例えば、約0.5μm~約1.0μm、例えば、約1.0μm~約1.5μm、例えば、約1.5μm~約2.0μm、例えば、約2.0μm~約2.5μm、例えば、約2.5μm~約3.0μm、例えば、約3.0μm~約3.5μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0826】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD10約0.6μm、約0.7μm、約0.8μm、約0.9μm、約1.0μm、約1.1μm、約2.4μm、または約2.5μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0827】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD10約2.0μm~約17.0μmを有する粒子を形成する。
【0828】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD10約2.0μm、約2.5μm、約3.0μm、約3.5μm、約4.0μm、約4.5μm、約5.0μm、約5.5μm、約6.0μm、約6.5μm、約7.0μm、約7.5μm、約8.0μm、約8.5μm、約9.0μm、約9.5μm、約10.0μm、約10.5μm、約11.0μm、約11.5μm、約12.0μm、約12.5μm、約13.0μm、約13.5μm、約14.0μm、約14.5μm、約15.0μm、約15.5μm、約16.0μm、約16.5μm、または約17.0μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0829】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD10約2.0μm~約17.0μm、例えば、約2.0μm~約3.0μm、例えば、約3.0μm~約4.0μm、例えば、約4.0μm~約5.0μm、例えば、約5.0μm~約6.0μm、例えば、約6.0μm~約7.0μm、例えば、約7.0μm~約8.0μm、例えば、約8.0μm~約9.0μm、例えば、約9.0μm~約10.0μm、例えば、約10.0μm~約11.0μm、例えば、約11.0μm~約12.0μm、例えば、約12.0μm~約13.0μm、例えば、約13.0μm~約14.0μm、例えば、約14.0μm~約15.0μm、例えば、約15.0μm~約16.0μm、例えば、約16.0μm~約17.0μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0830】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD10約4.6μm、約6.2μm、約9.4μm、約10.7μm、約10.9μm、約11.2μm、約12.4μm、約12.6μm、または約13.1μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0831】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは数長さのD10約0.5μm~約5.0μmを有する粒子を形成する。
【0832】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD10約0.5μm、約0.6μm、約0.7μm、約0.8μm、約0.9μm、約1.0μm、約1.1μm、約1.2μm、約1.3μm、約1.4μm、約1.5μm、約1.6μm、約1.7μm、約1.8μm、約1.9μm、約2.0μm、約2.1μm、約2.2μm、約2.3μm、約2.4μm、または約2.5μm、約2.6μm、約2.7μm、約2.8μm、約2.9μm、約3.0μm、約3.1μm、約3.2μm、約3.3μm、約3.4μm、約3.5μm、約3.6μm、約3.7μm、約3.8μm、約3.9μm、約4.0μm、約4.1μm、約4.2μm、約4.3μm、約4.4μm、または約4.5μm、約4.6μm、約4.7μm、約4.8μm、約4.9μm、または約5.0μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0833】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD10約0.5μm~約5.0μm、例えば、約0.5μm~約1.0μm、例えば、約1.0μm~約1.5μm、例えば、約1.5μm~約2.0μm、例えば、約2.0μm~約2.5μm、例えば、約2.5μm~約3.0μm、例えば、約3.0μm~約3.5μm、例えば、約3.5μm~約4.0μm、例えば、約4.0μm~約4.5μm、例えば、約4.5μm~約5.0μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0834】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD10約1.1μm、約1.4μm、約1.5μm、約1.7μm、約1.8μm、約2.8μm、約2.9μm、約3.5μm、または約4.2μmのD10粒径を有する粒子を形成する。
【0835】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD10粒径が、約2.0μm~約20.0μmである。
【0836】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD10粒径が、約2.0μm、約2.5μm、約3.0μm、約3.5μm、約4.0μm、約4.5μm、約5.0μm、約5.5μm、約6.0μm、約6.5μm、約7.0μm、約7.5μm、約8.0μm、約8.5μm、約9.0μm、約9.5μm、約10.0μm、約10.5μm、約11.0μm、約11.5μm、約12.0μm、約12.5μm、約13.0μm、約13.5μm、約14.0μm、約14.5μm、約15.0μm、約15.5μm、約16.0μm、約16.5μm、約17.0μm、約17.5μm、約18.0μm、約18.5μm、約19.0μm、約19.5μm、約20.0μmである。
【0837】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD10粒径が、約2.0μm~約20.0μm、例えば、約2.0μm~約2.5μm、例えば、約2.5μm~約3.0μm、例えば、約3.0μm~約3.5μm、例えば、約3.5μm~約4.0μm、例えば、約4.0μm~約4.5μm、例えば、約4.5μm~約5.0μm、例えば、約5.0μm~約5.5μm、例えば、約5.5μm~約6.0μm、例えば、約6.0μm~約6.5μm、例えば、約6.5μm~約7.0μm、例えば、約7.0μm~約7.5μm、例えば、約7.5μm~約8.0μm、例えば、約8.0μm~約8.5μm、例えば、約8.5μm~約9.0μm、例えば、約9.0μm~約9.5μm、例えば、約9.5μm~約10.0μm、例えば、約10.0μm~約10.5μm、例えば、約10.5μm~約11.0μm、例えば、約11.0μm~約11.5μm、例えば、約11.5μm~約12.0μm、例えば、約12.0μm~約12.5μm、例えば、約12.5μm~約13.0μm、例えば、約13.0μm~約13.5μm、例えば、約13.5μm~約14.0μm、例えば、約14.0μm~約14.5μm、例えば、約14.5μm~約15.0μm、例えば、約15.0μm~約15.5μm、例えば、約15.5μm~約16.0μm、例えば、約16.0μm~約16.5μm、例えば、約16.5μm~約17.0μm、例えば、約17.0μm~約17.5μm、例えば、約17.5μm~約18.0μm、例えば、約18.0μm~約18.5μm、例えば、約18.5μm~約19.0μm、例えば、約19.0μm~約19.5μm、例えば、約19.5μm~約20.0μmである。
【0838】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD50約1.0μm~約10.0μmを有する粒子を形成し、例えば、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、数CE径のD50約1.0μm~約10.0μmを有する。
【0839】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD50約1.0μm、約1.1μm、約1.2μm、約1.3μm、約1.4μm、約1.5μm、約1.6μm、約1.7μm、約1.8μm、約1.9μm、約2.0μm、約2.1μm、約2.2μm、約2.3μm、約2.4μm、約2.5μm、約2.6μm、約2.7μm、約2.8μm、約2.9μm、約3.0μm、約3.1μm、約3.2μm、約3.3μm、約3.4μm、約3.5μm、約3.6μm、約3.7μm、約3.8μm、約3.9μm、約4.0μm、約4.1μm、約4.2μm、約4.3μm、約4.4μm、約4.5μm、約4.6μm、約4.7μm、約4.8μm、約4.9μm、約5.0μm、約5.1μm、約5.2μm、約5.3μm、約5.4μm、約5.5μm、約5.6μm、約5.7μm、約5.8μm、約5.9μm、約6.0μm、約6.1μm、約6.2μm、約6.3μm、約6.4μm、約6.5μm、約6.6μm、約6.7μm、約6.8μm、約6.9μm、約7.0μm、約7.1μm、約7.2μm、約7.3μm、約7.4μm、約7.5μm、約7.6μm、約7.7μm、約7.8μm、約7.9μm、約8.0μm、約8.1μm、約8.2μm、約8.3μm、約8.4μm、約8.5μm、約8.6μm、約8.7μm、約8.8μm、約8.9μm、約9.0μm、約9.1μm、約9.2μm、約9.3μm、約9.4μm、約9.5μm、約9.6μm、約9.7μm、約9.8μm、約9.9μm、または約10.0μmのD50粒径を有する粒子を形成する。
【0840】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD50約1.0μm~約10.0μm、例えば、約1.0μm~約2.0μm、例えば、約2.0μm~約3.0μm、例えば、約3.0μm~約4.0μm、例えば、約4.0μm~約5.0μm、例えば、約5.0μm~約6.0μm、例えば、約6.0μm~約7.0μm、例えば、約7.0μm~約8.0μm、例えば、約8.0μm~約9.0μm、例えば、約9.0μm~約10.0μmのD50粒径を有する粒子を形成する。
【0841】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD50約1.6μm、約2.0μm、約2.2μm、約2.5μm、約2.9μm、約3.3μm、約5.6μm、または約5.3μmのD50粒径を有する粒子を形成する。
【0842】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD50約10.0μm~約39.0μmを有する粒子を形成する。
【0843】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD50約10.0μm、約11.0μm、約12.0μm、約13.0μm、約14.0μm、約15.0μm、約16.0μm、約17.0μm、約18.0μm、約19.0μm、約20μm、約21.0μm、約22.0μm、約23.0μm、約24.0μm、約25.0μm、約26.0μm、約27.0μm、約28.0μm、約29.0μm、約30.0μm、約31.0、約32.0μm、約33.0μm、約34.0μm、約35.0μm、約36.0μm、約37.0μm、約38.0μm、または約39.0μmのD50粒径を有する粒子を形成する。
【0844】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD50約10.0μm~約39.0μm、例えば、約10.0μm~約12.0μm、例えば、約12.0μm~約14.0μm、例えば、約14.0μm~約16.0μm、例えば、約16.0μm~約18.0μm、例えば、約18.0μm~約20.0μm、例えば、約20.0μm~約22.0μm、例えば、約22.0μm~約24.0μm、例えば、約24.0μm~約26.0μm、例えば、約26.0μm~約28.0μm、例えば、約28.0μm~約30.0μm、例えば、約30.0~約32.0μm、例えば、約32.0μm~約34.0μm、例えば、約34.0μm~約36.0μm、例えば、約36.0μm~約38.0μm、例えば、約38.0μm~約39.0のD50粒径を有する粒子を形成する。
【0845】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD50約11.1μm、約14.0μm、約20.6μm、約22.7μm、約24.7μm、約25.0μm、約26.0μm、約26.4μm、約32.1μm、または約38.9μmのD50粒径を有する粒子を形成する。
【0846】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは数長さのD50約3.0μm~約12.0μmを有する粒子を形成する。
【0847】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD50約3.0μm、約3.1μm、約3.2μm、約3.3μm、約3.4μm、約3.5μm、約3.6μm、約3.7μm、約3.8μm、約3.9μm、約4.0μm、約4.1μm、約4.2μm、約4.3μm、約4.4μm、約4.5μm、約4.6μm、約4.7μm、約4.8μm、約4.9μm、約5.0μm、約5.1μm、約5.2μm、約5.3μm、約5.4μm、約5.5μm、約5.6μm、約5.7μm、約5.8μm、約5.9μm、約6.0μm、約6.1μm、約6.2μm、約6.3μm、約6.4μm、約6.5μm、約6.6μm、約6.7μm、約6.8μm、約6.9μm、約7.0μm、約7.1μm、約7.2μm、約7.3μm、約7.4μm、約7.5μm、約7.6μm、約7.7μm、約7.8μm、約7.9μm、約8.0μm、約8.1μm、約8.2μm、約8.3μm、約8.4μm、約8.5μm、約8.6μm、約8.7μm、約8.8μm、約8.9μm、約9.0μm、約9.1μm、約9.2μm、約9.3μm、約9.4μm、約9.5μm、約9.6μm、約9.7μm、約9.8μm、約9.9μm、約10.0μm、約10.1μm、約10.2μm、約10.3μm、約10.4μm、約10.5μm、約10.6μm、約10.7μm、約10.8μm、約10.9μm、約11.0μm、約11.1μm、約11.2μm、約11.3μm、約11.4μm、約11.5μm、約11.6μm、約11.7μm、約11.8μm、約11.9μm、または約12.0μmのD50粒径を有する粒子を形成する。
【0848】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD50約3.0μm~約12.0μm、例えば、約3.0μm~約3.5μm、例えば、約3.5μm~約4.0μm、例えば、約4.0μm~約4.5μm、例えば、約4.5μm~約5.0μm、例えば、約5.0μm~約5.5μm、例えば、約5.5μm~約6.0μm、例えば、約6.0μm~約6.5μm、例えば、約6.5μm~約7.0μm、例えば、約7.0μm~約7.5μm、例えば、約7.5μm~約8.0μm、例えば、約8.0μm~約8.5μm、例えば、約8.5μm~約9.0μm、例えば、約9.0μm~約9.5μm、例えば、約9.5μm~約10.0μm、例えば、約10.0μm~約10.5μm、例えば、約10.5μm~約11.0μm、例えば、約11.0μm~約11.5μm、例えば、約11.5μm~約12.0μmのD50粒径を有する粒子を形成する。
【0849】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD50約3.2μm、約3.6μm、約4.0μm、約4.1μm、約4.7μm、約6.2μm、約7.0μm、約7.4μm、または約9.5μmのD50粒径を有する粒子を形成する。
【0850】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD90約5.0μm~約22.0μmを有する粒子を形成する。
【0851】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD50粒径が、約5.0μm~約60.0μmである。
【0852】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD50粒径が、約5μm、約6μm、約7μm、約8μm、約9μm、約10μm、約11μm、約12μm、約13μm、約14μm、約15μm、約16μm、約17μm、約18μm、約19μm、約20μm、約21μm、約22μm、約23μm、約24μm、約25μm、約26μm、約27μm、約28μm、約29μm、約30μm、約31μm、約32μm、約33μm、約34μm、約35μm、約36μm、約37μm、約38μm、約39μm、約40μm、約41μm、約42μm、約43μm、約44μm、約45μm、約46μm、約47μm、約48μm、約49μm、約50μm、約51μm、約52μm、約53μm、約54μm、約55μm、約56μm、約57μm、約58μm、約59μm、または約60μmである。
【0853】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD50粒径が、約5.0μm~約60.0μm、例えば、約5.0μm~約6.0μm、例えば、約6.0μm~約7.0μm、例えば、約7.0μm~約8.0μm、例えば、約8.0μm~約9.0μm、例えば、約9.0μm~約10.0μm、例えば、約10.0μm~約11.0μm、例えば、約11.0μm~約12.0μm、例えば、約12.0μm~約13.0μm、例えば、約13.0μm~約14.0μm、例えば、約14.0μm~約15.0μm、例えば、約15.0μm~約16.0μm、例えば、約16.0μm~約17.0μm、例えば、約17.0μm~約18.0μm、例えば、約19.0μm~約20.0μm、例えば、約20.0μm~約21.0μm、例えば、約21.0μm~約22.0μm、例えば、約22.0μm~約23.0μm、例えば、約23.0μm~約24.0μm、例えば、約24.0μm~約25.0μm、例えば、約25.0μm~約26.0μm、例えば、約26.0μm~約27.0μm、例えば、約27.0μm~約28.0μm、例えば、約28.0μm~約29.0μm、例えば、約29.0μm~約30.0μm、例えば、約30.0μm~約31.0μm、例えば、約31.0μm~約32.0μm、例えば、約32.0μm~約33.0μm、例えば、約33.0μm~約34.0μm、例えば、約34.0μm~約35.0μm、例えば、約35.0μm~約36.0μm、例えば、約36.0μm~約37.0μm、例えば、約37.0μm~約38.0μm、例えば、約38.0μm~約39.0μm、例えば、約39.0μm~約40.0μm、例えば、約40.0μm~約41.0μm、例えば、約41.0μm~約42.0μm、例えば、約42.0μm~約43.0μm、例えば、約43.0μm~約44.0μm、例えば、約44.0μm~約45.0μm、例えば、約45.0μm~約46.0μm、例えば、約46.0μm~約47.0μm、例えば、約47.0μm~約48.0μm、例えば、約48.0μm~約49.0μm、例えば、約49.0μm~約50.0μm、例えば、約50.0μm~約51.0μm、例えば、約51.0μm~約52.0μm、例えば、約52.0μm~約53.0μm、例えば、約53.0μm~約54.0μm、例えば、約54.0μm~約55.0μm、例えば、約55.0μm~約56.0μm、例えば、約56.0μm~約57.0μm、例えば、約57.0μm~約58.0μm、例えば、約58.0μm~約59.0μm、または例えば、約59.0μm~約60.0μmである。
【0854】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD90約5.0μm、約5.5μm、約6.0μm、約6.5μm、約7.0μm、約7.5μm、約8.0μm、約8.5μm、約9.0μm、約9.5μm、約10.0μm、約10.5μm、約11.0μm、約11.5μm、約12.0μm、約12.5μm、約13.0μm、約13.5μm、約14.0μm、約14.5μm、約15.0μm、約15.5μm、約16.0μm、約16.5μm、約17.0μm、約17.5μm、約18.0μm、約18.5μm、約19.0μm、約19.5μm、約20.0μm、約20.5μm、約21.0μm、約21.5μm、または約22.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0855】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD90約5.0μm~約22.0μm、例えば、約5.0μm~約6.0μm、例えば、約6.0μm~約7.0μm、例えば、約7.0μm~約8.0μm、例えば、約8.0μm~約9.0μm、例えば、約9.0μm~約10.0μm、例えば、約10.0μm~約11.0μm、例えば、約11.0μm~約12.0μm、例えば、約12.0μm~約13.0μm、例えば、約13.0μm~約14.0μm、例えば、約14.0μm~約15.0μm、例えば、約15.0μm~約16.0μm、例えば、約16.0μm~約17.0μm、例えば、約17.0μm~約18.0μm、例えば、約18.0μm~約19.0μm、例えば、約19.0μm~約20.0μm、例えば、約20.0μm~約21.0μm、例えば、約21.0μm~約22.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0856】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径のD90約5.8μm、約7.4μm、約9.4μm、約10.1μm、約10.7μm、約13.3μm、約14.1μm、約15.0μm、または約17.8μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0857】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD90約10.0μm~約55.0μmを有する粒子を形成し、例えば、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、数CE径のD90約10.0μm~約55.0μmを有する。
【0858】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD90約25.0μm~約55.0μmを有する粒子を形成する。
【0859】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD90約25.0μm、約26.0μm、約27.0μm、約28.0μm、約29.0μm、約30.0μm、約31.0μm、約32.0μm、約33.0μm、約34.0μm、約35.0μm、約36.0μm、約37.0μm、約38.0μm、約39.0μm、約40.0μm、約41.0μm、約42.0μm、約43.0μm、約44.0μm、約45.0μm、約46.0μm、約47.0μm、約48.0μm、約49.0μm、約50.0μm、約51.0μm、約52.0μm、約53.0μm、約54.0μm、または約55.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0860】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD90約25.0μm~約55.0μm、例えば、約25.0μm~約30.0μm、例えば、約30.0μm~約35.0μm、例えば、約35.0μm~約40.0μm、例えば、約40.0μm~約45.0μm、例えば、約45.0μm~約50.0μm、例えば、約50.0μm~約55.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0861】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD90約26.7μm、約34.5μm、約35.0μm、約36.0μm、約37.6μm、約43.5μm、約44.4μm、約47.1μm、または約52.2μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0862】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD[4,3]約8.0μm~約40.0μmを有する粒子を形成する。
【0863】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD[4,3]約8.0μm、約9.0μm、約10.0μm、約11.0μm、約12.0μm、約13.0μm、約14.0μm、約15.0μm、約16.0μm、約17.0μm、約18.0μm、約19.0μm、約20.0μm、約21.0μm、約22.0μm、約23.0μm、約24.0μm、約25.0μm、約26.0μm、約27.0μm、約28.0μm、約29.0μm、約30.0μm、約31.0μm、約32.0μm、約33.0μm、約34.0μm、約35.0μm、約36.0μm、約37.0μm、約38.0μm、約39.0μm、または約40.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0864】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD[4,3]約8.0μm~約40.0μm、例えば、約8.0μm~約12.0μm、例えば、約12.0μm~約16.0μm、例えば、約16.0μm~約20.0μm、例えば、約20.0μm~約24.0μm、例えば、約24.0μm~約28.0μm、例えば、約28.0μm~約32.0μm、例えば、約32.0μm~約36.0μm、例えば、約36.0μm~約40.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0865】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD[4,3]約13.7μm、約17.1μm、約22.1μm、約23.3μm、約25.4μm、約25.7μm、約27.1μm、約29.5μm、約38.8μm、または約39.4μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0866】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD[3,2]約5.0μm~約30.0μmを有する粒子を形成する。
【0867】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD[3,2]約5.0μm、約6.0μm、約7.0μm、約8.0μm、約9.0μm、約10.0μm、約11.0μm、約12.0μm、約13.0μm、約14.0μm、約15.0μm、約16.0μm、約17.0μm、約18.0μm、約19.0μm、約20.0μm、約21.0μm、約22.0μm、約23.0μm、約24.0μm、約25.0μm、約26.0μm、約27.0μm、約28.0μm、約29.0μm、または約30.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0868】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD[3,2]約5.0μm~約30.0μm、例えば、約5.0μm~約10.0μm、例えば、約10.0μm~約15.0μm、例えば、約15.0μm~約20.0μm、例えば、約20.0μm~約25.0μm、例えば、約25.0μm~約30.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0869】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、体積CE径のD[3,2]約8.8μm、約11.4μm、約17.7μm、約17.5μm、約17.9μm、約19.5μm、約20.5μm、約21.8μm、約24.2μm、または約34.2μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0870】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートはD90長さ約10.0μm~約20.0μmを有する粒子を形成する。
【0871】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径の平均約1.0μm~約12.0μmを有する粒子を形成する。
【0872】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径の平均約1.0μm、約1.5μm、約2.0μm、約2.5μm、約3.0μm、約3.5μm、約4.0μm、約4.5μm、約5.0μm、約5.5μm、約6.0μm、約6.5μm、約7.0μm、約7.5μm、約8.0μm、約8.5μm、約9.0μm、約9.5μm、約10.0μm、約10.5μm、約11.0μm、約11.5μm、または約12.0μmを有する粒子を形成する。
【0873】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径の平均約1.0μm~約12.0μm、例えば、約1.0μm~約2.0μm、例えば、約2.0μm~約3.0μm、例えば、約3.0μm~約4.0μm、例えば、約4.0μm~約5.0μm、例えば、約5.0μm~約6.0μm、例えば、約6.0μm~約7.0μm、例えば、約7.0μm~約8.0μm、例えば、約8.0μm~約9.0μm、例えば、約9.0μm~約10.0μm、例えば、約10.0μm~約11.0μm、例えば、約11.0μm~約12.0μmを有する粒子を形成する。
【0874】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数CE径の平均約2.9μm、約3.4μm、約3.7μm、約4.2μm、約4.6μm、約5.3μm、約5.8μm、約6.7μm、約7.7μm、または約8.2μmを有する粒子を形成する。
【0875】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD90約10.0μm、約10.5μm、約11.0μm、約11.5μm、約12.0μm、約12.5μm、約13.0μm、約13.5μm、約14.0μm、約14.5μm、約15.0μm、約15.5μm、約16.0μm、約16.5μm、約17.0μm、約17.5μm、約18.0μm、約18.5μm、約19.0μm、約19.5μm、または約20.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0876】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD90約10.0μm~約20.0μm、例えば、約10.0μm~約11.0μm、例えば、約11.0μm~約12.0μm、例えば、約12.0μm~約13.0μm、例えば、約13.0μm~約14.0μm、例えば、約14.0μm~約15.0μm、例えば、約15.0μm~約16.0μm、例えば、約16.0μm~約17.0μm、例えば、約17.0μm~約18.0μm、例えば、約18.0μm~約19.0μm、例えば、約19.0μm~約20.0μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0877】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD90約10.5μm、約13.9μm、約16.6μm、約16.8μm、約22.2μm、約24.8μm、約25.5μm、または約26.7μmのD90粒径を有する粒子を形成する。
【0878】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートは、数長さのD90約7.0μm~約35.0μmを有するD90粒径を有する粒子を形成する。
【0879】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD90粒径が、約30.0μm~約130.0μmである。
【0880】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD90粒径が、約30μm、約35μm、約40μm、約45μm、約50μm、約55μm、約60μm、約65μm、約70μm、約75μm、約80μm、約85μm、約90μm、約95μm、約100μm、約105μm、約110μm、約115μm、約120μm、約125μm、または約130μmである。
【0881】
いくつかの実施形態では、該N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート粒子は、Malvern Mastersizer 3000を使用して測定されるD90粒径が、約30.0μm~約130.0μm、例えば、約30.0μm~約35.0μm、例えば、約35.0μm~約40.0μm、例えば、約40.0μm~約45.0μm、例えば、約45.0μm~約50.0μm、例えば、約50.0μm~約55.0μm、例えば、約55.0μm~約60.0μm、例えば、約60.0μm~約65.0μm、例えば、約65.0μm~約70.0μm、例えば、約70.0μm~約75.0μm、例えば、約75.0μm~約80.0μm、例えば、約80.0μm~約85.0μm、例えば、約85.0μm~約90.0μm、例えば、約90.0μm~約95.0μm、例えば、約95.0μm~約100.0μm、例えば、約100.0μm~約105.0μm、例えば、約105.0μm~約110.0μm、例えば、約110.0μm~約115.0μm、例えば、約115.0μm~約120.0μm、例えば、約120.0μm~約125.0μm、または例えば、約125.0μm~約130.0μmである。
【0882】
条項
1. ORZY-01、
【化49】
の調製プロセスであって、
ステップ1A)式(I)の化合物、
【化50】
を、容器内で、式(II)の化合物、
【化51】
と、第一の溶媒中、第一の温度で2時間超混合して中間体を得ること、その後、
ステップ1B)前記中間体をNaNO
2と、第二の溶媒中、第二の温度で反応させてORZY-01を得ることを含み、それによりORZY-01が得られる、前記プロセス。
【0883】
2. ORZY-01、
【化52】
の調製プロセスであって、
ステップ1A)式(I)の化合物、
【化53】
を、容器内で、式(II)の化合物、
【化54】
と、第一の溶媒中、第一の温度で混合して中間体を得ること、その後、
ステップ1B)前記中間体をNaNO
2と、第二の溶媒中、第二の温度で反応させてORZY-01を得ることを含み、それによりORZY-01が得られる、前記プロセス。
【0884】
3.ステップ1B)の前に、前記中間体が単離され、任意に精製される、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0885】
4.前記第一の溶媒が、極性プロトン性溶媒であるか、または極性プロトン性溶媒の混合物である、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0886】
5.前記第一の溶媒が、エタノール、水、メタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0887】
6.前記第一の溶媒が、エタノールと水との混合物である、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0888】
7.ステップ1Aが、塩基性条件下で、例えば、水酸化物、例えば、NaOHまたはKOHの添加によって行われる、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0889】
8.前記第二の溶媒が、塩素化炭化水素であるか、または塩素化炭化水素を含む混合物である、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0890】
9.前記第二の溶媒が、ジクロロメタンと水との混合物である、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0891】
10.前記第一の溶媒が、前記第二の溶媒と異なる、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0892】
11.前記第一の温度が、前記溶媒の沸点である、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0893】
12.前記第一の温度が、前記第二の温度より高い、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0894】
13.前記第一の温度が、70℃~90℃、例えば、72℃~88℃、例えば、74℃~86℃、例えば、76℃~84℃、例えば、78℃~82℃、例えば、80℃である、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0895】
14.前記第二の温度が、0℃~15℃、例えば、0℃~1℃、例えば、1℃~2℃、例えば、2℃~3℃、例えば、3℃~4℃、例えば、5℃~6℃、例えば、6℃~7℃、例えば、7℃~8℃、例えば、8℃~9℃、例えば、9℃~10℃、例えば、10℃~11℃、例えば、11℃~12℃、例えば、12℃~13℃、例えば、13℃~14℃、例えば、14℃~15℃である、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0896】
15.前記第二の温度が、1時間維持される、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0897】
16.前記式(II)の化合物が、モル比1.3:1.0で、前記式(I)の化合物と混合される、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0898】
17.前記中間体が、NaNO2との反応前に単離されない、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0899】
18.前記中間体を、少なくとも1.2当量のNaNO2と反応させる、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0900】
19.前記中間体を、1.2~1.6当量のNaNO2と反応させる、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0901】
20.前記第一の溶媒が、少なくとも2.5時間、例えば、3時間以上、例えば、4時間以上、例えば、5時間以上、例えば、6時間以上加熱還流される、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0902】
21.前記第一の溶媒が、75℃~85℃で、例えば、80℃で、少なくとも3.5時間加熱される、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0903】
22.前記第一の溶媒が、任意に変性されるエタノールと水との混合物であり、前記第一の溶媒は、80℃で少なくとも3時間維持される、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0904】
23.前記第一の溶媒が、任意に変性されるエタノールと水との混合物であり、前記第一の溶媒は、80℃で少なくとも3時間維持され、前記第二の溶媒が、ジクロロメタンと水との混合物である、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0905】
24.ORZY-03、
【化55】
の調製プロセスであって、以下の連続するステップ:
a)ORZY-01、
【化56】
を、ジベンゾイルL-酒石酸(L-DBTA)と、容器内で、第一のステップ2の溶媒中で混合し、前記第一のステップ2の溶媒を第一のステップ2の温度に加熱し、任意に前記第一のステップ2の溶媒を攪拌するステップ、
b)前記第一のステップ2の溶媒を第二のステップ2の温度に、冷却速度15K/h以上で冷却してORZY-03を含む固体組成物を得るステップであって、前記第一のステップ2の温度は、前記第二のステップ2の温度よりも高いものである前記ステップ、及び
c)前記第一のステップ2の溶媒と前記ORZY-03を含む固体組成物を分離するステップであって、任意に、前記分離が濾過によるものである前記ステップ、
を含み、それによりORZY-03が得られる、前記プロセス。
【0906】
25.さらに、
d)前記ORZY-03を含む固体組成物を、第一の所定の体積の前記第一のステップ2の溶媒で1回以上洗浄するステップを含む、条項24に記載のプロセス。
【0907】
26.さらに、
e)前記ORZY-03を含む固体組成物を減圧下で乾燥するステップを含む、条項24~25のいずれか1項に記載のプロセス。
【0908】
27.さらに、ステップb)の前にステップa1)を含み、ここで、前記第一のステップ2の溶媒は、第三のステップ2の温度に冷却され、前記第三のステップ2の温度は、前記第二のステップ2の温度よりも高い、条項24~26のいずれか1項に記載のプロセス。
【0909】
28.前記冷却速度が、15K/h、16K/h、17K/h、18K/h、19K/h、20K/h、21K/h、22K/h、23K/h、24K/h、25K/h、26K/h、27K/h、28K/h、29K/h、30K/h、31K/h、32K/h、33K/h、34K/h、35K/h、36K/h、37K/h、38K/h、39K/h、40K/h、41K/h、42K/h、43K/h、44K/h、45K/h、46K/h、47K/h、48K/h、49K/h、及び50K/hからなる群から選択される、条項24~27のいずれか1項に記載のプロセス。
【0910】
29.前記冷却速度が、15K/h~50K/h、例えば、15K/h~16K/h、例えば、16K/h~17K/h、例えば、17K/h~18K/h、例えば、18K/h~19K/h、例えば、19K/h~20K/h、例えば、20K/h~21K/h、例えば、21K/h~22K/h、例えば、22K/h~23K/h、例えば、23K/h~24K/h、例えば、24K/h~25K/h、例えば、25K/h~26K/h、例えば、26K/h~27K/h、例えば、27K/h~28K/h、例えば、28K/h~29K/h、例えば、29K/h~30K/h、例えば、30K/h~31K/h、例えば、31K/h~32K/h、例えば、32K/h~33K/h、例えば、33K/h~34K/h、例えば、34K/h~35K/h、例えば、35K/h~36K/h、例えば、36K/h~37K/h、例えば、37K/h~38K/h、例えば、38K/h~39K/h、例えば、39K/h~40K/h、例えば、40K/h~41K/h、例えば、41K/h~42K/h、例えば、42K/h~43K/h、例えば、43K/h~44K/h、例えば、44K/h~45K/h、例えば、45K/h~46K/h、例えば、46K/h~47K/h、例えば、47K/h~48K/h、例えば、48K/h~49K/h、例えば、49K/h~50K/hである、条項24~28のいずれか1項に記載のプロセス。
【0911】
30.前記冷却速度が、15K/h~50K/hである、条項24~29のいずれか1項に記載のプロセス。
【0912】
31.前記冷却速度が、15K/h~40K/hである、条項24~30のいずれか1項に記載のプロセス。
【0913】
32.前記冷却速度が、15K/h~30K/hである、条項24~31のいずれか1項に記載のプロセス。
【0914】
33.前記冷却速度が、17K/h~30K/hである、条項24~32のいずれか1項に記載のプロセス。
【0915】
34.前記第一のステップ2の溶媒が、極性プロトン性溶媒であるか、または極性プロトン性溶媒の混合物である、条項24~33のいずれか1項に記載のプロセス。
【0916】
35.前記第一のステップ2の溶媒が、エタノール、水、メタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される、条項24~34のいずれか1項に記載のプロセス。
【0917】
36.前記第一のステップ2の溶媒が、エタノールと水との混合物である、条項24~35のいずれか1項に記載のプロセス。
【0918】
37.前記第一のステップ2の溶媒が、55kgのORZY-01あたり20.5~23.5kgの水、及び55kgのORZY-01あたり200~240kgのEtOHである、条項24~36のいずれか1項に記載のプロセス。
【0919】
38.前記第一のステップ2の溶媒が、55kgのORZY-01あたり22kgの水、及び55kgのORZY-01あたり220kgのEtOHである、条項24~37のいずれか1項に記載のプロセス。
【0920】
39.前記第一のステップ2の温度が、60℃~75℃、例えば、61℃~74℃、例えば、62℃~73℃、例えば、63℃~72℃、例えば、64℃~71℃、例えば、65℃~70℃、例えば、65℃である、条項24~38のいずれか1項に記載のプロセス。
【0921】
40.前記第二のステップ2の温度が、10℃~30℃、例えば、11℃~29℃、例えば、12℃~28℃、例えば、13℃~27℃、例えば、14℃~26℃、例えば、15℃~25℃、例えば、20℃である、条項24~39のいずれか1項に記載のプロセス。
【0922】
41.前記第三のステップ2の温度が、45℃~65℃、例えば、46℃~64℃、例えば、47℃~63℃、例えば、48℃~62℃、例えば、49℃~61℃、例えば、50℃~60℃、例えば、51℃~59℃、例えば、52℃~58℃、例えば、53℃~57℃、例えば、54℃~56℃、例えば、55℃である、条項24~40のいずれか1項に記載のプロセス。
【0923】
42.前記第三のステップ2の温度が、少なくとも30分間、例えば、少なくとも60分間維持される、条項24~41のいずれか1項に記載のプロセス。
【0924】
43.ORZY-03の1つ以上の種晶が、ステップbの前に前記容器に添加される、条項24~42のいずれか1項に記載のプロセス。
【0925】
44.前記ORZY-03の1つ以上の種晶が、少なくとも95%のキラル純度を有する、条項24~43のいずれか1項に記載のプロセス。
【0926】
45.前記ORZY-03の1つ以上の種晶の質量が、55kgのORZY-03あたり0.2~0.8kg、例えば、55kgのORZY-03あたり0.55kgである、条項24~44のいずれか1項に記載のプロセス。
【0927】
46.前記第一のステップ2の溶媒の第一の所定の体積が、55kgのORZY-03あたり、35~55kgである、条項24~45のいずれか1項に記載のプロセス。
【0928】
47.前記第一のステップ2の溶媒の第一の所定の体積が、55kgのORZY-03あたり、41~45kgである、条項24~46のいずれか1項に記載のプロセス。
【0929】
48.ORZY-05、
【化57】
の調製プロセスであって、
a)触媒量のクエン酸を、容器に含まれる第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液に添加するステップ、
【化58】
b)前記ステップa)の混合物の溶媒を、前記第一のステップ3の溶媒から第二のステップ3の溶媒に交換するステップであって、前記第一のステップ3の溶媒が、前記第二のステップ3の溶媒とは異なるものである前記ステップ、
c)前記ステップb)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、
d)前記ステップc)で得られた懸濁液を濾過して、粗製ORZY-05であるORZY-04を得るステップ、及び
e)前記ステップd)のORZY-04を精製してORZY-05を得るステップを含む、前記プロセス。
【0930】
49.さらに、
i)前記化合物ORZY-03を第一のステップ3の塩基の水溶液と混合するステップ、及び
ii)前記ステップa)で得られた混合物を、前記第一のステップ3の溶媒で抽出し、前記第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液を得るステップ、
を、条項48のステップa)に従って前記触媒量のクエン酸を、前記第一のステップ3の溶媒のORZY-03の溶液に添加する前に含む、条項48に記載のプロセス。
【0931】
50.さらに、前記第一のステップ3の溶媒を、水で1回以上洗浄することを含み、それにより、前記第一のステップ3の溶媒から1つ以上の副生成物が除去される、条項48~49のいずれか1項に記載のプロセス。
【0932】
51.さらに、前記第一のステップ3の溶媒を、前記第一のステップ3の塩基の添加後に水で1回以上洗浄することを含み、それにより、前記第一のステップ3の溶媒から1つ以上の副生成物が除去される、条項48~50のいずれか1項に記載のプロセス。
【0933】
52.
a)前記化合物ORZY-03を前記第一のステップ3の塩基の水溶液と混合するステップ、
【化59】
b)前記ステップa)で得られた混合物を、前記第一のステップ3の溶媒で抽出するステップ、
c)前記ステップb)の有機相(複数可)に、触媒量のクエン酸を添加するステップ、
d)前記ステップc)の混合物の溶媒を、前記第一のステップ3の溶媒から前記第二のステップ3の溶媒に交換するステップ、
e)前記ステップd)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、及び
f)前記ステップe)で得られた懸濁液を濾過して、粗製ORZY-05(ORZY-04)を得るステップを含む、条項48~51のいずれか1項に記載のプロセス。
【0934】
53.前記第一のステップ3の溶媒が、塩素化炭化水素であるか、または塩素化炭化水素を含む混合物である、条項48~52のいずれか1項に記載のプロセス。
【0935】
54.前記第一のステップ3の溶媒が、ジクロロメタンまたはジクロロエタンであり、好ましくはジクロロメタンである、条項48~53のいずれか1項に記載のプロセス。
【0936】
55.前記第二のステップ3の溶媒が、極性プロトン性溶媒であるか、または極性プロトン性溶媒の混合物である、条項48~54のいずれか1項に記載のプロセス。
【0937】
56.前記第二のステップ3の溶媒が、メタノール、水、エタノール、2-プロパノール、及びそれらの任意の混合物からなる群から選択される、条項48~55のいずれか1項に記載のプロセス。
【0938】
57.前記第二のステップ3の溶媒が、メタノールである、条項48~56のいずれか1項に記載のプロセス。
【0939】
58.前記第一のステップ3の塩基が、カーボネートである、条項48~57のいずれか1項に記載のプロセス。
【0940】
59.前記第一のステップ3の塩基が、K2CO3及びCs2CO3からなる群から選択されるカーボネートである、条項48~58のいずれか1項に記載のプロセス。
【0941】
60.前記第一のステップ3の塩基が、K2CO3である、条項48~59のいずれか1項に記載のプロセス。
【0942】
61.前記K2CO3の水溶液が、16.8%のK2CO3を含む、条項48~60のいずれか1項に記載のプロセス。
【0943】
62.前記ORZY-03とK2CO3との混合物が、CH2Cl2で3回抽出される、条項48~61のいずれか1項に記載のプロセス。
【0944】
63.前記溶媒のCH2Cl2からCH3OHへの交換が、以下のステップを含む、条項48~62のいずれか1項に記載のプロセス:
a.前記CH2Cl2溶液を部分的に蒸留するステップ、
b.前記ステップa)で得られた蒸留された溶液に、CH3OHを添加するステップ、
c.前記ステップb)で得られた溶液を部分的に蒸留するステップ、及び
d.前記ステップc)で得られた溶液に、CH3OHを添加するステップ。
【0945】
64.前記ステップa)及びc)で蒸留される量が、少なくとも、前記溶媒交換ステップの前に前記ORZY-03が溶解されたCH2Cl2の量に相当するものである、条項63に記載のプロセス。
【0946】
65.さらに、前記溶媒をCH2Cl2からCH3OHに交換した後に得られた溶液を、活性炭フィルターに通すステップを含む、条項63~64のいずれか1項に記載のプロセス。
【0947】
66.さらに、ORZY-04を乾燥するステップを含む、条項48~65のいずれか1項に記載のプロセス。
【0948】
67.前記乾燥ステップが、前記ORZY-04を、真空中45℃で少なくとも12時間乾燥することを含む、条項66に記載のプロセス。
【0949】
68.以下の連続するステップを含む、条項48に記載のプロセス:
a)前記化合物ORZY-03を、16.8%のK
2CO
3水溶液と混合するステップ、
【化60】
b)前記ステップa)で得られた混合物を、CH
2Cl
2で1回以上、例えば、3回抽出し、続いて、合わせた有機相を1回以上水洗するステップ、
c)前記ステップb)の有機相(複数可)に、触媒量のクエン酸を添加するステップ、
d)前記ステップc)の混合物の溶媒を、CH
2Cl
2からCH
3OHに、
i.前記ステップc)のCH
2Cl
2溶液を部分的に蒸留すること、
ii.前記ステップi)で得られた蒸留された溶液に、CH
3OHを添加すること、
iii.前記ステップii)で得られた溶液を部分的に蒸留すること、及び
iv.前記ステップiii)で得られた溶液に、CH
3OHを添加することによって交換するステップ、
e)前記ステップd)で得られた溶液を活性炭フィルターに通すステップ、
f)前記ステップe)で得られた混合物に、ほぼ化学量論量のクエン酸を添加して懸濁液を生成するステップ、
g)前記ステップe)で得られた懸濁液を濾過してORZY-04を得るステップ。
h)前記ステップg)で得られたORZY-04を真空中45℃で少なくとも12時間乾燥するステップ、ならびに
i)前記ステップh)のORZY-04を精製してORZY-05を得るステップ。
【0950】
69.前記ORZY-04を精製してORZY-05を得るステップが、ORZY-04の再結晶化を含む、条項48~68のいずれか1項に記載のプロセス。
【0951】
70.前記再結晶化に使用される溶媒がアセトンである、条項69に記載のプロセス。
【0952】
71.前記再結晶化が、以下のステップを含む、条項69~70のいずれか1項に記載のプロセス:
a.ORZY-04をH2Oと混合し、透明な溶液が観察されるまで前記混合物を70±5℃に加熱するステップ、
b.前記ステップa)で生成された溶液を30±5℃に冷却するステップ、
c.前記ステップb)の溶液にアセトンを添加するステップ、
d.前記ステップc)の混合物を0±5℃に冷却するステップ、
e.前記ステップd)の混合物を0±10℃で12時間攪拌して懸濁液を生成するステップ、
f.前記ステップe)の懸濁液を濾過することにより前記懸濁液からORZY-05を単離するステップ、及び
前記ステップf)で得られたORZY-05を、真空中45℃で少なくとも12時間乾燥するステップ。
【0953】
72.ORZY-01、
【化61】
ならびに以下からなる群から選択される1つ以上の不純物を含む組成物:
【化62】
【0954】
73.(A)が、0.1重量%~0.5重量%、及び/または(B)が、0.1重量%~0.5重量%存在する、条項72に記載の組成物。
【0955】
74.(A)が、0.1重量%~0.5重量%、例えば、0.1重量%~0.2重量%、例えば、0.2重量%~0.3重量%、例えば、0.3重量%~0.4重量%、例えば、0.4重量%~0.5重量%存在する、条項72~73のいずれか1項に記載の組成物。
【0956】
75.(B)が、0.1重量%~0.5重量%、例えば、0.1重量%~0.2重量%、例えば、0.2重量%~0.3重量%、例えば、0.3重量%~0.4重量%、例えば、0.4重量%~0.5重量%存在する、条項72~74のいずれか1項に記載の組成物。
【0957】
76.ORZY-01、ORZY-03、またはORZY-04を得るための先行する条項のいずれか1項に定義されるプロセスの1つ以上を含む、アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)、
【化63】
の調製プロセス。
【0958】
77.アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)、
【化64】
の調製プロセスであって、以下の連続するステップ:
a.ORZY-01を得るための条項1~23のいずれか1項に定義されるプロセス、
【化65】
b.ORZY-01をジベンゾイルL-酒石酸で沈殿させ、ORZY-03を得るステップ、
【化66】
及び
c.ORZY-03を塩基と反応させ、続いて得られたORZY-03の遊離塩基をクエン酸で沈殿させ、アリモクロモルクエン酸塩を得るステップ、
を含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる、前記調製プロセス。
【0959】
78.アリモクロモルクエン酸塩、
【化67】
の調製プロセスであって、以下の連続するステップ:
a.ORZY-01を得るステップ、
【化68】
b.ORZY-03、
【化69】
を得るための条項24~47のいずれか1項に定義されるプロセス、及び
c.ORZY-03を塩基と反応させ、続いて得られたORZY-03の遊離塩基をクエン酸で沈殿させ、アリモクロモルクエン酸塩を得るステップ、
を含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる、前記調製プロセス。
【0960】
79.アリモクロモルクエン酸塩、
【化70】
の調製プロセスであって、以下の連続するステップ:
a.ORZY-01を得るステップ、
【化71】
b.ORZY-01をジベンゾイルL-酒石酸で沈殿させ、ORZY-03を得るステップ、
【化72】
及び
c.ORZY-05を得るための条項48~77のいずれか1項に定義されるプロセス、
を含み、それによりアリモクロモルクエン酸塩が得られる、前記調製プロセス。
【0961】
80.さらに、ORZY-01の1つ以上の種晶を前記容器に添加することを含む、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0962】
81.さらに、ORZY-03の1つ以上の種晶を前記容器に添加することを含む、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0963】
82.さらに、ORZY-05の1つ以上の種晶を前記容器に添加することを含む、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0964】
83.前記第一のステップとして、ORZY-01の1つ以上の種晶を前記容器に添加する、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0965】
84.前記第一のステップとして、ORZY-03の1つ以上の種晶を前記容器に添加する、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0966】
85.前記第一のステップとして、ORZY-05の1つ以上の種晶を前記容器に添加する、先行する条項のいずれか1項に記載のプロセス。
【0967】
86.N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤を含む経口製剤。
【0968】
87.前記医薬的に許容される塩が、N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートである、条項86に記載の経口製剤。
【0969】
88.カプセルを含む、条項86または条項87に記載の経口製剤。
【0970】
89.増量剤を含む、条項86~88のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0971】
90.滑沢剤を含む、条項86~89のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0972】
91.前記カプセルが、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、二酸化チタン、及び任意に1つ以上の着色剤を含む、条項86~90のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0973】
92.前記増量剤が、微結晶性セルロース(MCC)である、条項86~91のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0974】
93.前記滑沢剤が、ステアリン酸マグネシウムである、条項86~92のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0975】
94.前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が、約50mg~約500mgの用量で存在する、条項86~93のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0976】
95.前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で存在する、条項86~94のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0977】
96.前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートが、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、または約400mgの用量で存在する、条項86~94のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0978】
97.約20%~約60%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む、条項86~96のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0979】
98.約26.3%または約52.6%w/wのN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む、条項86~97のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0980】
99.約40%~約80%w/wの微結晶性セルロースを含む、条項86~98のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0981】
100.約73.2%または約46.9%w/wの微結晶性セルロースを含む、条項86~99のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0982】
101.約0.0%~約1.0%のステアリン酸マグネシウムを含む、条項86~100のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0983】
102.約0.5%のステアリン酸マグネシウムを含む、条項86~101のいずれか1項に記載の経口製剤。
【0984】
103.HPLCで測定して、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む医薬組成物。
【0985】
104.N-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドもしくはその医薬的に許容される塩、メチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシドもしくはその医薬的に許容される塩、またはN-ニトロソピペリジン、及びそれらの組み合わせから選択される不純物を2%未満含む、条項103に記載の医薬組成物。
【0986】
105.条項103または条項104に記載の医薬組成物及び医薬的に許容される担体または賦形剤の単位剤形。
【0987】
106.N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を、約50mg~約500mgの用量で含む、条項105に記載の単位剤形。
【0988】
107.N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を、約47mg、約62mg、約93mg、または約124mgの用量で含む、条項105に記載の単位剤形、または条項49に記載の経口製剤。
【0989】
108.条項105~107のいずれか1項に記載の単位剤形及び投与説明書を含むキット。
【0990】
109.さらに、処方情報及び/または複数の単位用量を含む、条項108に記載のキット。
【0991】
110.ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防方法であって、前記対象が、治療有効量の条項86~107のいずれか1項に記載の経口製剤、医薬組成物、または単位用量を投与される、前記方法。
【0992】
111.ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防に使用するための条項86~107のいずれか1項に記載の経口製剤、医薬組成物、または単位用量。
【0993】
112.ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための薬剤の製造に使用するための条項86~107のいずれか1項に記載の経口製剤、医薬組成物、または単位用量の使用。
【0994】
113.ニーマン・ピック病、C型の治療または予防を必要とする対象におけるその治療または予防のための条項86~107のいずれか1項に記載の経口製剤、医薬組成物、または単位用量の使用。
【0995】
114.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、1日3回投与される、条項110~113のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【0996】
115.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、体重約8kg~約15kgを有する小児対象に投与される、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【0997】
116.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量47mgで投与される、条項115に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【0998】
117.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量75mgで投与される、条項115に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【0999】
118.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、体重約15kg超~約30kgを有する対象に投与される、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1000】
119.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量62mgで投与される、条項118に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1001】
120.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量100mgで投与される、条項118に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1002】
121.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、体重約30kg超~約55kgを有する対象に投与される、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1003】
122.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量93mgで投与される、条項121に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1004】
123.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量150mgで投与される、条項121に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1005】
124.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、体重約55kg超を有する対象に投与される、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1006】
125.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量124mgで投与される、条項124に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1007】
126.前記経口製剤、医薬組成物、または単位用量が、用量200mgで投与される、条項124に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1008】
127.前記N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩の少なくとも約85%が、溶液に約15分で溶解する、条項110~126のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1009】
128.前記カプセル成分が、液体として経口投与するための液体と混合される、条項110~127のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1010】
129.単回投与後の前記組成物の幾何平均Cmaxが、Cmax1749(CV49%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、条項110~128のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1011】
130.単回投与後の前記組成物のAUC0-8時間が、AUC0-8時間5317(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、条項110~128のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1012】
131.単回投与後の前記組成物のAUC0-無限大が、AUC0-無限大6331(CV17%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、条項110~128のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1013】
132.投与後の前記組成物の幾何平均Cmax,定常状態が、Cmax,定常状態2090(CV23%)ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、条項110~128のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1014】
133.投与後の前記組成物のAUC0-8時間,定常状態が、AUC0-8時間,定常状態7207(CV19%)h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内である、条項110~128のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1015】
134.前記N-[(2R,Z)-2-ヒドロキシ-3-(1-ピペリジル)プロポキシ]ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド,1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩が、血漿中で測定される、条項129~133のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1016】
135.前記組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態が、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、Cmax,定常状態533ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(368~770ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1017】
136.前記組成物のAUC0-8時間,定常状態が、体重約8kg~約15kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態2916h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1924~4436h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1018】
137.前記組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態が、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、Cmax,定常状態593ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(395~878ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1019】
138.前記組成物のAUC0-8時間,定常状態が、体重約15kg超~約30kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態3043h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(1938~4763h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1020】
139.前記組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態が、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、Cmax,定常状態679ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(450~1024ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1021】
140.前記組成物のAUC0-8時間,定常状態が、体重約30kg超~約55kgのヒトにおいて、前記組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態3149h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2010~4855h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1022】
141.前記組成物の定常状態での幾何平均Cmax,定常状態が、体重約55kg超のヒトにおいて、前記組成物の投与後、Cmax,定常状態743ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(479~743ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1023】
142.前記組成物のAUC0-8時間,定常状態が、体重約55kg超のヒトにおいて、前記組成物の投与後、AUC0-8時間,定常状態3182h・ng/mLの約80.00%~約125.00%以内(2057~4921h・ng/mLの5及び95パーセンタイル)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1024】
143.N-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレートの曝露が、単回経口投与後、約31mgから約496mgへと用量に比例して増加し、Cmaxの比例係数の推定値(90%CI)が、1,149(1,07~1,20)であり、AUC0-infの場合は、1,027(0,98~1,08)である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1025】
144.前記投与後の全体のtmax中央値が、0.25~3.0時間である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1026】
145.前記投与後のtmax中央値が、約0.5時間である、条項110~114のいずれか1項に記載の使用のための方法、経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量、または前記経口製剤、医薬組成物、もしくは単位用量の使用。
【1027】
146.約20℃~約25℃で少なくとも24か月の保存可能期間を有する、条項86~107のいずれか1項に記載の経口製剤、医薬組成物、または単位用量。
【1028】
147.HPLCで測定して、純度98.0%以上を有するN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩を含む、条項86~107のいずれか1項に記載の経口製剤、医薬組成物、または単位用量。
【1029】
148.以下を含む医薬組成物:
a)鏡像体過剰率が約96%のeeであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
b)約0.1%未満のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)約2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【1030】
149.以下を含む医薬組成物:
a)鏡像体過剰率が約96%のeeであるN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)約0.1%未満のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)約2ppm未満のN-ニトロソピペリジン。
【1031】
150.以下を含む医薬組成物:
a)約98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
b)約2%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)最大約0.1%のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)最大約2ppmのN-ニトロソピペリジン。
【1032】
151.以下を含む医薬組成物:
a)約98%のN-{[(2R)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシドシトレート、
b)約2%のN-{[(2S)-2-ヒドロキシ-3-ピペリジン-1-イルプロピル]オキシ}ピリジン-3-カルボキシイミドイルクロリド1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
c)最大約0.1%のメチル(Z)-N-(2-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-1-イル)プロポキシ)ニコチンイミデート1-オキシド、またはその医薬的に許容される塩、
d)最大約2ppmのN-ニトロソピペリジン。
【1033】
152.前記N-ニトロソピペリジンが検出できない、条項148~151のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【実施例】
【1034】
実施例1:ORZY-01の調製
ORZY-01は、本明細書の以下に記載の最適化されたステップ1の方法に従って調製される場合もあれば、WO01/79174に記載されるプロセスを使用して調製される場合もある。
【1035】
材料
エタノール:SDA-3Cを使用した。SDA(特殊変性アルコール)、200プルーフ、SDA 3C、イソプロパノール含有、N-ヒドロキシ-1-オキシ-ニコチンアミジン「PCO-N-オキシド」、及び2-ヒドロキシ-4-アゾニア-スピロ[3,5]ノナンクロリド「アゾニア」は、Chiral Quest社より提供される。
方法
【1036】
1つ以上のORZY-01の種晶を反応容器に添加して、ステップ1の生成物ORZY-01内の遺伝毒性化合物であるN-ニトロソピペリジンを完全に除去することができる。
【1037】
水酸化ナトリウム(50%水溶液、68.4g、855.0mmol、1.31当量)を水(215.8mL)と混合し、次いで10~20℃に冷却した。2-ヒドロキシ-4-アゾニア-スピロ[3,5]ノナンクロリド「アゾニア」(153.0g、1.32当量)を投入し、その混合物を5~10℃に冷却し、40分間攪拌した。
【1038】
エタノール(SDA-3C、1000mL)を投入し、続いてN-ヒドロキシ-1-オキシ-ニコチンアミジン「PCO-N-オキシド」(112.0g、653.0mmol、KF=11%)を投入した。この混合物を、4時間加熱還流した(約80℃)。このカップリング反応で約95%の変換を達成した。反応終了時、このバッチを周囲温度(約25℃)に冷却し、終夜放置した。その混合物を周囲温度に冷却した(約25℃)。水(100mL)及び濃HCl(68.4mL)を投入し、pHを5~7単位の間に調整した(pH調整のためにさらに6mlの6N HClを使用した)。中和の間、内部温度を30℃未満に維持した。このバッチを約5容積まで蒸留した。濃HCl(370mL)を投入した。そのバッチを0~5℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(55.4g、803.0mmol、1.23当量)の水溶液(75mL)を、内部温度を5~15℃に維持しながらゆっくりと投入した。ほぼ完全な変換が観察された。この混合物を5~15℃で終夜放置した。DCM(600mL)を投入し、続いて内部温度を15℃未満に維持しながら40%水酸化ナトリウム水溶液(491.6g)を投入した(pH>13.1)。DCM層を分離し、水層をDCM(500mL)で逆抽出した。その有機相を約5容積まで蒸留した。MTBE(5容積、500mL)を投入した。この混合物を約5容積まで蒸留した。MTBE(5容積、500mL)を投入し、その混合物を再び5容積まで蒸留した。MTBE(5.5容積、mL)を投入し、そのバッチを0~5℃に3時間冷却した。そのスラリーを濾過した。その湿潤ケークをMTBE(1.5容積、150mL)で洗浄し、次いで真空下終夜乾燥し、163.2gの単離された生成物であるORZY-01を79.6%の収率で得た(純度99.7%)。
【1039】
結果
この最適化されたプロセスにより、単離されたORZY-01が79.6%の収率(純度99.7%)で得られた。
【1040】
反応条件、最適反応比、反応時間、及び温度の最適化を開発したところ、中間体の単離をすることも不必要なステップを設けることもなく、生成物ORZY-01を収率79.6%で単離することが可能であった。この収率は、以前の報告と比較して有意に高い。
【1041】
実施例2:ステップ1Aの最適化
【化73】
表1に要約される通り、反応の全体的な結果に影響を与える重要な反応パラメータを理解するための試験を設定した。3つの因子、すなわち、「アゾニア」当量、反応温度及び反応時間を、5つの応答:PCO-N-オキシド(%)、生成物(%)、不純物A(%)、不純物C(%)及び反応変換率(%)に対して調べた。
【表3】
【1042】
他の要因を考慮する(例えば、不純物の生成を最小限に抑える)場合、その最適化された条件は、1.32当量の「アゾニア」及び80℃で反応時間3.6時間である。「アゾニア」の当量が約2当量まで増加すると、反応は2時間で終了する。しかしながら、「アゾニア」が多すぎると、より多くの不純物が生じるため、ORZY-01の単離が必要以上に困難になる。「アゾニア」の当量が1.1当量未満に減少すると、この反応は6時間後に95%の変換に達しない。
【1043】
ステップ1Aのカップリング反応は、水/変性エタノール(SDA-3C)混合物の還流温度約78~82℃で2時間超最適に行われるはずである。本試験によれば、低温では有意に反応が遅くなる。
【1044】
実施例3:ステップ1Bの最適化
【化74】
ステップ1Bの最適化を、ステップ1Aの最適化の終了後に行った。ステップ1Aの終了後、その混合物をいくつかの等部分に分割し、これらの部分をステップ1Bの最適化に使用し、ステップ1Bの実験が同じ時点で開始されるようにし、この試験で比較できる結果を得た。
【1045】
2つの要因、すなわち、亜硝酸ナトリウムの当量及び反応温度を、2つの応答:反応変換率(%)及び生成物純度(%)に対して調べた。最低95%の変換及び80%のバッチ純度(単離前)のためには、5℃~15℃の温度で少なくとも1.2の亜硝酸ナトリウムが必要である。反応変換率が95%未満の場合は、さらなる亜硝酸ナトリウムを添加してもよい。ステップ1Bの反応温度範囲は、0℃の目標設定で-5℃として以前に報告された。ステップ1Bのこの温度範囲では、開始時の不完全な反応につながり、反応を完了まで進めるために亜硝酸ナトリウム溶液を数回再投入する必要があった。
【1046】
不完全な反応に加えて、発熱反応の遅れが0℃で観察され、これは、より大規模なプロセスに関する潜在的な安全性への懸念である。したがって、ステップ1Bでは目標反応温度を5~15℃に上昇させることで、1回の亜硝酸ナトリウム投入で反応を終了させることに成功した。インサイチュで生成されたジアゾニウム塩は、HClによって、発熱反応の遅れを観察することなく迅速にORZY-01に変換される。最適化されたステップ1Bの反応時間は約1時間である。
【1047】
ステップ1Bの反応温度は、10±5℃に最適化された。反応温度が5℃未満の場合、発熱反応の遅れが観察され得る。温度が15℃より高いと、非常に激しい反応が生じ、直ちに安全性が懸念される。
【1048】
実施例4:ステップ2-キラル分割
反応ステップの概要
【化75】
材料
供給業者/研究所のコード、ロット番号及び指定された品質を参照するリスト。
【表4】
すべてのプロセスは、窒素雰囲気下で行われる。
方法
容器に水(6mL)、EtOH(95.06mL)、L-DBTA(15.83g、0.88当量)、及びORZY-01(15.00g、1.00当量)を20℃で投入し、その容器を続いてEtOH(19mL)ですすいだ。この混合物を次いで65~70℃に加熱し、0.5時間攪拌した。続いて、その混合物を55±5℃に冷却し、その混合物を55±5℃で1時間攪拌した。ORZY-03の種(0.15g)を添加し、その混合物を30K/hの冷却速度で20±5℃に冷却した。続いて、この混合物を20±5℃で12時間攪拌し、その固体組成物をEtOH(15.02mL)との練和に供した。洗浄した固体組成物を容器に再投入し、EtOH(72.24mL)及び水(3.60mL)をその容器に添加した。この混合物を55±5℃に加熱し、55±5℃で1時間攪拌した。続いて、この混合物を20℃に冷却し、20±5℃で2時間攪拌を継続し、その固体組成物をEtOH(15.02mL)との練和に供した。続いて、練和した固体組成物を45℃で乾燥し、ORZY-03を得た。
【1049】
結果
ORZY-03が、ORZY-01に基づいて収率29%で、化学的純度100%及びキラル純度98.1%で得られた。
【1050】
結論
本実施例は、キラル分割のために慎重に選択された量のL-DBTA及び少なくとも15K/hの冷却速度を使用することにより、意外にも高キラル純度及び化学的純度が得られることを実証する。ステップ2で得られたORZY-03のキラル純度は最終生成物ORZY-05まで保持され、再結晶化によってさらに向上され得る。少なくとも15K/hの冷却速度を含むキラル分割ステップの改善により、医薬品当局の規制要件を満たすアリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)を含む超高純度組成物の提供が可能になる。
【1051】
実施例5:ステップ2-冷却速度とキラル純度との相関関係
材料及び方法
材料及び方法は、本質的に実施例4と同様であった。本実施例では、最初の20±5℃まで冷却ステップの冷却速度を変化させ、ORZY-03の化学的純度及びキラル純度に対するその影響を特定した。
【1052】
【1053】
15K/h以上の冷却速度により、キラル純度が向上する。キラル純度98.1%は、組成物の98.1%が鏡像異性的に純粋なORZY-03に相当することを意味する。
【1054】
この冷却速度は、鏡像異性体が過半数を占める物質を豊富に含んだ塩であるORZY-03を得るためのORZY-01のキラル分割において重要なプロセスパラメータである。驚くべきことに、15K/h以上の冷却速度を使用することにより、ORZY-03のキラル純度が大幅に向上した。
【1055】
実施例6:ステップ3-塩交換
反応ステップの概要
【化76】
材料
供給業者/研究所のコード、ロット番号及び指定された品質を参照するリスト。
【表6】
方法
容器にK
2CO
3(16.8%水溶液、140mL、2.4当量)及びORZY-03(54.0g、30mL)を20℃で投入し、その混合物を5分間攪拌した。DCM(130mL)をこの容器に20℃で投入し、その混合物を5分間攪拌した。相が安定した後、これらの相を分割した。DCM(120mL)をその水相に添加し、その混合物を次に5分間攪拌した。安定した後、これらの相を分割した。DCM(130mL)をその水相に添加し、その混合物を次に5分間攪拌した。安定した後、これらの相を分割した。H
2O(480mL)を合わせた有機相(370mL)に添加し、その混合物を5分間攪拌した。安定した後、これらの相を分割し、その水相を廃棄した。その容器をDCM(32mL)ですすいだ。
【1056】
合わせた有機相(400mL)を20℃で容器に投入し、クエン酸(無水、0.37g、1mL、0.02当量)を添加した。その溶液を、40℃で目標体積の200mLまで蒸留した。MeOH(150mL)をこの溶液に添加し、その溶液を40℃で目標体積の250mLまで蒸留した。MeOH(320mL)を添加し、その溶液を20℃で活性炭フィルター(Carbofil CA)に通し、そのフィルターをMeOH(10mL)ですすいだ。その後、IPC-1を使用して溶液の色が>B6であると判断した。クエン酸(15.01g、130mL)及びMeOH(100mL)を別の容器に投入し、20℃で5分間攪拌することによってクエン酸溶液を調製した。次いで、そのクエン酸溶液を、反応溶液を含む容器に投入し、その混合物を0℃に冷却し、0℃で少なくとも12時間攪拌した。次いで、得られた懸濁液を濾過することによってORZY-04を単離し、MeOH(40mL)で洗浄した。最後に、その固体を真空中、45℃で乾燥した。
【1057】
結果
ORZY-04は、ORZY-03に基づいて89%の収率で99.10%のキラル純度を有する固体として得られた。
【1058】
本実施例は、炭酸カリウム(K2CO3)での処理によるジベンゾイル-L-酒石酸の除去に続いて、クエン酸で処理してORZY-04を得ることによる、ORZY-03のORZY-04への変換を記載する。
【1059】
本実施例は、DCMからMeOHへの溶媒交換前に触媒量のクエン酸を添加することで、「メトキシル化ORZY-04」(RRT 0.74とも呼ばれる)の生成が抑制されることを実証する。本実施例はさらに、合わせたDCM相を水で洗浄すると、RRT 0.74等の不純物のレベルがさらに低下することを実証する。
【1060】
さらに、本実施例は、K
2CO
3水溶液による中和後のORZY-03の抽出により、「加水分解されたORZY-03」と呼ばれる副生成物が効率的に除去されること実証する。
【化77】
【1061】
したがって、高キラル純度及び化学的純度が得られる。
【1062】
最後に、本実施例は、ORZY-04が真空中、45℃で168時間乾燥した後も安定であることを実証する。
【1063】
実施例7:ステップ4-精製
反応ステップの概要:
【化78】
材料
供給業者/研究所のコード、ロット番号及び指定された品質を参照するリスト。
【表7】
方法
ORZY-04(30.0g、15mL)及びH
2O(58mL)を容器に投入し、透明な溶液が観察されるまで70±5℃に加熱した。次いで、その溶液を30±5℃に冷却した。アセトン(291mL)を添加し、その混合物を0±5℃に冷却した。混合物を0±10℃で12時間攪拌した。この懸濁液を濾過し、単離された固体を20℃のアセトン(38mL)で洗浄した。最後に、その固体を真空中、45℃で少なくとも12時間乾燥した。
【1064】
結果
ORZY-05は、ORZY-04に基づいて90%の収率で99.96%のキラル純度を有する固体として得られた。
【1065】
不純物「加水分解されたORZY-04」は、ORZY-04を水中で保管中に形成され得る。しかしながら、本実施例で概説した生成物の結晶化後、これらの不純物は母液中に残る。
【化79】
副生成物「加水分解されたORZY-04」
【1066】
本実施例は、所定の条件下での再結晶化により高キラル純度及び化学的純度が得られることを実証する。
【1067】
実施例8:ステップ4-冷却時間とORZY-05の粒径との相関関係
材料及び方法
材料及び方法は、本質的に実施例7と同様であった。本実施例では、アセトンの添加後に30℃から0℃への冷却ステップの冷却時間を変化させ、ORZY-05の粒径に対するその影響を特定した。この冷却時間は、30℃から0℃に達するまでにかかる時間の尺度である。表3に示す粒径分布(PSD)データは、静的自動画像化(Morphology4)を使用して取得した。
【1068】
結果
本実施例の結果を下記表3Aに示す。
【表8】
【1069】
表:3A:実施過程「O502FP-17」及び「O505FP-18」のバッチの冷却時間と粒径分布(PSD)の関係。本明細書で使用されるCEとは、ORZY-05粒子の円相当径を指す。本実施例は、PSDとして測定される粒径と、アセトンの添加後の冷却ステップにおける30℃から0℃への冷却時間との間の相関関係を示す。冷却時間が短いほど、粒径は小さくなる。本実施例のデータによれば、5.5時間未満の冷却時間により、平均径によって判断される粒径が小さくなる。径が小さいほど、所定量の物質を必要とする剤形の調製が容易になり、剤形がカプセルである場合、径が小さいほどカプセル化の歩留まりが高まる。
【1070】
ORZY-05のさらなるバッチを本質的に実施例7と同様に調製し、ORZY-05粒子を実施例11に記載の通りに、Malvern Mastersizer 3000を使用して調べた。得られたPSDを表3Bに示す。
【表9】
【1071】
実施例9.カプセルの形成
【1072】
アリモクロモルクエン酸塩を、50mg、75mg、100mg、150mg、及び200mgの強度で経口投与用のサイズ「0」の二色の硬質HPMCカプセルに製剤化した(アリモクロモル遊離塩基31、47、62、93、及び124mgに相当)。50mg、75mg及び100mgの強度のカプセルを、26.2%アリモクロモルクエン酸塩を含む100mgの粉末ブレンドを用いて、カプセルの相似充填(homothetic fill)(強度に対する充填重量の比例減少)を用いて製造した。それに応じて、150mg及び200mgの強度のカプセルを、52.6%アリモクロモルクエン酸塩を含む200mgの粉末ブレンドを用いて、カプセルの相似充填(homothetic fill)を用いて製造した。これらのカプセルを高密度ポリエチレン(HDPE)ボトル(185mL)に詰め、首の開口部をホイルライナーで誘導加熱シールし、HDPEの子供用安全キャップで閉じた。
【1073】
手動の湿式造粒を、湿気との接触を避け、このプロセスでの加熱の必要性を排除するために、ローラー圧縮を使用した乾式造粒に置き換えた。
【1074】
これらのカプセルは、丸飲みすることも、嚥下障害のある患者に投与するために中身を出すこと(例えば、Coni-Snap(登録商標)スプリンクルカプセルの中身を出すこと)もできる。
【1075】
カプセルの内容物は、投与前に患者または介護者の都合に応じて10~30mLの液体(すなわち、水またはリンゴジュース)に分散させることもできれば、大さじ1杯の柔らかい食品(すなわち、ヨーグルト、リンゴピューレ、またはプリン)に分散させることもできる。分散された内容物は、経胃栄養チューブを介した投与にも使用することができる。分散中で最大2時間の安定性が実証されている。
【1076】
各賦形剤の定性的組成及び機能を表4に示す。
【表10】
【1077】
溶解
この製剤の溶解速度を評価するために使用した方法は、Ph.Eur.パドル法(装置2)であり、1000mLの0.1M NaCl/HCl緩衝液(酵素を含まないUSPの模擬胃液)を使用し、パドル回転速度は75rpmであり、サンプルを標準Ph.Eur.ワイヤーシンカーに配し、10mLのサンプルを5、10、15、30及び60分で取り、補充することなく、10μmのフルフローカニューレフィルターで濾過し、続いて0.45μmのナイロンフィルターで最終濾過した。サンプルを、260nmで検出するUV法を使用して分析した。定量には外部標準を使用した。
【1078】
5つの異なる強度の溶解プロファイルを評価したところ、各強度の平均結果間にほとんど変動がなかった。
【1079】
すべての強度のアリモクロモルクエン酸塩カプセルの溶解方法は、USP<711>及びPh.Eur.2.9.3に従い、装置2を使用して行った。溶解した原薬のパーセンテージを30分後、インラインまたはオフラインのいずれかで260nmで検出するUV読み取りにより測定した。
【表11】
【1080】
HPLC検証
同定、含量均一性及びアッセイのためのHPLC分析手順を、特異性、範囲、直線性、精度、再現性、中間精度、堅牢性、溶液の安定性、及びフィルターの適合性の試験によって検証した。
【1081】
安定性試験
50mg、75mg、100mg、150mg、及び200mgのアリモクロモルクエン酸塩カプセルの安定性試験により、30%/75%RHで良好な安定性が実証された。
【1082】
100mg及び200mgの強度のカプセルを24か月間の長期保存をしたところ、25℃/60%RH及び30℃/75%RH、ならびに40℃/75%RHの促進条件でこの期間にわたって重要な品質特性(例えば、外観、アッセイ、不純物、水分、及び溶解)のいずれにも有意な変化がないことが分かった。安定性は、開放保管及び促進条件(40℃/75%RH及び40℃/95%RH)で試験したところ、これらの重要な品質特性のいずれにも有意な変化はなかった。
【1083】
実施例10.薬物動態試験
母集団PK共変量モデル(popPKモデル、RUNU030)を使用して、表5及び表6の用量レジメンに従って曝露変数(AUC
0-8h,ss、C
max,ss)をシミュレートした。定常状態は、8時間間隔で7日間の投与後の曝露変数の計算を通じて確保した。各体重帯について、2歳以上18歳以下の年齢範囲を使用して、NHANES IIIデータベースから体重と年齢の5000セットをサンプリングした。次に、個体間の変動を含む更新されたpopPKモデルを使用して、5000の仮想対象のPKプロファイル(体重帯ごと)を生成した。
【表12】
【表13】
【1084】
表6の投与レジメンでは、表5と比較して低体重帯での曝露量が高いが、高体重帯での曝露レベルはこれら2つの投与レジメン間で概して同等である。表7及び表8を参照されたい。
【表14】
【表15】
【1085】
吸収及びバイオアベイラビリティ
アリモクロモルの単回投与及び複数回投与後のアリモクロモルのPKパラメータを調べた。アリモクロモルの単回及び複数回経口投与後の全体のtmax中央値は、0.25~3.00時間であった。
【1086】
アリモクロモルの経口投与後、吸収は急速かつ広範囲である。臨床試験では、77.5%の薬物関連物質が尿中に、12%がふん便中に回収された。この原薬は、胃液と腸液の両方において安定性を実証した。この安定性は、ヒトマスバランス試験における尿回収量に基づくアリモクロモルの透過性が高いことを可能にする。
【1087】
アリモクロモルは、31mg~496mgの単回経口投与後に直線的かつ用量比例的な薬物動態を示す。経口投与後のアリモクロモルの絶対バイオアベイラビリティは、アリモクロモルのi.v.投与に対して、ラットでは85%(オスでは77%及びメスでは90%)であり、イヌでは75%であった(AUC0-infに基づく)。
【1088】
Cmax及びAUC0-infの比例係数の推定値(90%CI)は、それぞれ、1.14(1.07~1.20)及び1.03(0.98~1.08)であった。すべての値は、0.8~1.25の範囲内にあり、用量比例性を示している。したがって、アリモクロモルは、用量範囲31mg~496mg(遊離塩基)内の単回投与の場合に用量比例的であると考えられる。
【1089】
アリモクロモルのPKパラメータ(Cmax及びAUC0-8)は、複数回投与の62~372mgのアリモクロモル(遊離塩基)t.i.d.後、用量に比例して増加する。アリモクロモルのPKパラメータ(Cmax及びAUC0-8)は、31~496mgのアリモクロモル(遊離塩基)の単回投与後、用量に比例して増加する。
【1090】
実施例11:粒径分布(PSD)の測定
Malvern Mastersizer 3000:アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)の粒径分布は、Hydro MV湿式分散ユニットを備えたMalvern Mastersizer 3000粒径分析装置(Malvern Instruments Ltd,Grovewood Road,Malvern,Worcestershire WR14 1XZ,United Kingdom)を使用して光散乱によって測定した。1.8g/LのSPAN-85添加剤を含む2-プロパノールを分散媒(「分散剤」)として使用し、分散ユニットに添加した。サンプルを添加する前に、測定条件下(攪拌速度2500rpm)で測定セルに分散剤を循環させることによって、系のバックグラウンドカウントを測定した。分析用のサンプルは、適量のアリモクロモルクエン酸塩を10mLのバイアルに加え、数秒間軽く攪拌しながら分散剤で予備分散することによって調製した。次に、予備分散したサンプルを、レーザー遮蔽範囲10~15%を満たすように分散剤が充填されたHydroMV分散ユニットにピペットで移した。このために使い捨てのPEピペットを使用し、連続的に攪拌することでこの10mLバイアルからの代表的なサンプリングを確保した。超音波処理はアリモクロモルクエン酸塩粒子を破壊することが分かったため、添加したサンプルには適用しなかった。体積分布が得られ、これらの分布からD10、D50、及びD90を算出し、報告した。各サンプルについて、赤色光測定のみを使用して単一のサンプル調製物を分析した。測定終了後は、サンプルセルを空にして洗浄した。
【1091】
Morphologi4:アリモクロモルクエン酸塩(ORZY-05)の粒径分布を同様に、Malvern Morphologi4設備を使用して測定した。
【1092】
針状粒子については湿式測定を使用した。様々な溶媒を調べたところ、2-プロパノールがこのAPIの非可溶化に関して最良の結果をもたらすことが分かった。測定は、薄型パス湿式セル(75*75mm)を使用して行った。サンプルを、20mLの分散剤を10mgのAPIに添加し、続いて30秒間攪拌し、凝集物を破壊するために2分間超音波処理することによって調製した。10倍または20倍の顕微鏡拡大鏡が使用され、セグメンテーションシャープエッジ及び/または閾値化を顕微鏡の焦点を改善するために使用した。
【1093】
均等物
本発明の1つ以上の実施形態の詳細が上記の説明に記載されている。本明細書に記載の方法及び材料と同様もしくは同等の任意の方法及び材料を本開示の実践または試験において使用することもできるが、好ましい方法及び材料をここに記載する。本開示の他の特徴、目的、及び利点は、該説明及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。本明細書及び添付の特許請求の範囲において、文脈上明確に別段の指示がない限り、単数形には複数の指示対象が含まれる。
【国際調査報告】