IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ オフィノ テクノロジーズ, エルエルシーの特許一覧

特表2024-500749アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御パラメータの決定
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-10
(54)【発明の名称】アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御パラメータの決定
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/18 20090101AFI20231227BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20231227BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20231227BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20231227BHJP
【FI】
H04W52/18
H04W76/10
H04W72/23
H04W28/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023536945
(86)(22)【出願日】2021-12-17
(85)【翻訳文提出日】2023-07-31
(86)【国際出願番号】 US2021064144
(87)【国際公開番号】W WO2022133277
(87)【国際公開日】2022-06-23
(31)【優先権主張番号】63/127,003
(32)【優先日】2020-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.SIMULINK
2.VERILOG
(71)【出願人】
【識別番号】517308024
【氏名又は名称】オフィノ, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】シリク, アリ チャガタイ
(72)【発明者】
【氏名】ディナン, エスマエル ヘジャジ
(72)【発明者】
【氏名】イ, ユンジュン
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ, フア
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
5K067JJ21
(57)【要約】
無線デバイスは、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を受信し得る。無線デバイスは、サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドがDCIに存在しないことに応答して、第1の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる、トランスポートブロックの第1の繰り返しを伝送し得、無線デバイスは、第2の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第2の伝送電力を用いて、トランスポートブロックの第2の繰り返しを伝送し得る。
【選択図】図17
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
無線デバイスによって、電力制御パラメータセットのリストを示す1つ以上の構成パラメータを受信することと、
トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに基づいて、
前記リストにおいて1番目に発生する第1の電力制御パラメータセットと、
前記リストにおいて2番目に発生する第2の電力制御パラメータセットとを選択することと、
前記第1の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
前記第2の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを伝送することと、を含む、方法。
【請求項2】
方法であって、
無線デバイスによって、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに応答して、
複数の電力制御パラメータセットのうちの第1の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの第2の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを伝送することと、を含む、方法。
【請求項3】
方法であって、
無線デバイスによって、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに応答して、
第1の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第1の繰り返しと、
第2の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第2の繰り返しとを伝送することと、を含む、方法。
【請求項4】
前記SRIフィールドが、前記DCIに存在しない第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールドである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記無線デバイスによって、前記複数の電力制御パラメータセットのリストを示す1つ以上の構成パラメータを受信することを更に含む、請求項2~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の電力制御パラメータセットが、前記複数の電力制御パラメータセットの前記リスト上で1番目に発生し、前記第2の電力制御パラメータセットが、前記複数の電力制御パラメータセットの前記リスト上で2番目に発生する、請求項2~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記電力制御パラメータセットのリストの各電力制御パラメータセットが、それぞれのターゲット受信電力値及びそれぞれの経路損失補償係数値を示す、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の繰り返しが、1つ以上の第1の繰り返しであり、前記第2の繰り返しが、1つ以上の第2の繰り返しである、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の電力制御パラメータセットが、1つ以上の第1の伝送電力パラメータを示し、
前記第2の電力制御パラメータセットが、1つ以上の第2の伝送電力パラメータを示す、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記1つ以上の第1の伝送電力パラメータが、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とを示し、
前記1つ以上の第2の伝送電力パラメータが、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とを示す、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の伝送電力が、
前記第1のターゲット受信電力値と、
前記第1の経路損失補償係数値とに基づいて決定される、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の伝送電力が、
前記第2のターゲット受信電力値と、
前記第2の経路損失補償係数値とに基づいて決定される、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上の構成パラメータが、
第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと、
第2のSRSリソースセットとを示す、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1に等しく、かつ
前記第2のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1に等しい、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のSRSリソースセットにおける前記SRSリソースの数が1に等しいことに基づいて、前記第1のSRIフィールドが前記DCIに存在せず、
前記第2のSRSリソースセットにおける前記SRSリソースの数が1に等しいことに基づいて、前記第2のSRIフィールドが前記DCIに存在しない、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記1つ以上の構成パラメータが、
前記第1のSRSリソースセットに対するSRS使用パラメータと、
前記第2のSRSリソースセットに対するSRS使用パラメータとを示す、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、コードブックに設定され、前記第2のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、コードブックに設定されるか、又は
前記第1のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、非コードブックに設定され、前記第2のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、非コードブックに設定される、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記DCIが、前記トランスポートブロックの繰り返し数を示す時間ドメインリソースアライメント(TDRA)フィールドを含む、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記伝送することが、
前記トランスポートブロックの前記1つ以上の第1の繰り返しが、1つ以上の第1の伝送機会にあり、
前記トランスポートブロックの前記1つ以上の第2の繰り返しが、1つ以上の第2の伝送機会にある、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記選択することは、前記1つ以上の構成パラメータが、
前記第1のSRSリソースセットと、
前記第2のSRSリソースセットとを示すことに基づく、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記1つ以上の構成パラメータが、アクティブ化コマンドを有効にして、前記電力制御パラメータセットのリストにマッピングされる経路損失基準信号を更新する経路損失基準信号更新パラメータを含む、請求項1~20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記選択することは、前記1つ以上の構成パラメータが前記経路損失基準信号更新パラメータを含むことに基づく、請求項1~21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記電力制御パラメータセットのリストが、ターゲット電力経路損失補償セットのリストである、請求項1~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記DCIが、第1の値を有する開ループ電力制御(OLPC)パラメータセット指標フィールドを含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の値が、
0、又は
00に等しい、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
無線デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶しているメモリと、を備える、無線デバイス。
【請求項27】
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項28】
方法であって、
基地局によって無線デバイスへ、電力制御パラメータセットのリストを示す1つ以上の構成パラメータを伝送することと、
トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに基づいて、
前記リストにおいて1番目に発生する第1の電力制御パラメータセットと、
前記リストにおいて2番目に発生する第2の電力制御パラメータセットとを選択することと、
前記無線デバイスから、
前記第1の電力制御パラメータセットに基づいて、第1の伝送電力を用いて伝送される前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
前記第2の電力制御パラメータセットに基づいて、第2の伝送電力を用いて伝送される前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを受信することと、を含む、方法。
【請求項29】
方法であって、
基地局によって無線デバイスへ、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに基づいて、前記無線デバイスから、
複数の電力制御パラメータセットのうちの第1の電力制御パラメータセットに基づいて、第1の伝送電力を用いて伝送される前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの第2の電力制御パラメータセットに基づいて、第2の伝送電力を用いて伝送される前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを受信することと、を含む、方法。
【請求項30】
方法であって、
基地局によって無線デバイスへ、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに応答して、前記無線デバイスから、
第1の電力制御パラメータセットに基づいて、第1の伝送電力を用いて伝送される前記トランスポートブロックの第1の繰り返しと、
第2の電力制御パラメータセットに基づいて、第2の伝送電力を用いて伝送される前記トランスポートブロックの第2の繰り返しとを受信することと、を含む、方法。
【請求項31】
前記SRIフィールドが、前記DCIに存在しない第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールドである、請求項28~30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記基地局によって、前記複数の電力制御パラメータセットのリストを示す1つ以上の構成パラメータを伝送することを更に含む、請求項29~31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記第1の電力制御パラメータセットが、前記複数の電力制御パラメータセットの前記リスト上で1番目に発生し、前記第2の電力制御パラメータセットが、前記複数の電力制御パラメータセットの前記リスト上で2番目に発生する、請求項29~32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記電力制御パラメータセットのリストの各電力制御パラメータセットが、それぞれのターゲット受信電力値及びそれぞれの経路損失補償係数値を示す、請求項28~33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記第1の繰り返しが、1つ以上の第1の繰り返しであり、前記第2の繰り返しが、1つ以上の第2の繰り返しである、請求項30に記載の方法。
【請求項36】
前記第1の電力制御パラメータセットが、1つ以上の第1の伝送電力パラメータを示し、
前記第2の電力制御パラメータセットが、1つ以上の第2の伝送電力パラメータを示す、請求項28~35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記1つ以上の第1の伝送電力パラメータが、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とを示し、
前記1つ以上の第2の伝送電力パラメータが、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とを示す、請求項28~36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
前記第1の伝送電力が、
前記第1のターゲット受信電力値と、
前記第1の経路損失補償係数値とに更に基づく、請求項28~37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
前記第2の伝送電力が、
前記第2のターゲット受信電力値と、
前記第2の経路損失補償係数値とに更に基づく、請求項28~38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
前記1つ以上の構成パラメータが、
第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと、
第2のSRSリソースセットとを示す、請求項28~39のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
前記第1のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1に等しく、かつ
前記第2のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1に等しい、請求項28~40のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記第1のSRSリソースセットにおける前記SRSリソースの数が1に等しいことに基づいて、前記第1のSRIフィールドが前記DCIに存在せず、
前記第2のSRSリソースセットにおける前記SRSリソースの数が1に等しいことに基づいて、前記第2のSRIフィールドが前記DCIに存在しない、請求項28~41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
前記1つ以上の構成パラメータが、
前記第1のSRSリソースセットに対するSRS使用パラメータと、
前記第2のSRSリソースセットに対するSRS使用パラメータとを示す、請求項28~42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
前記第1のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、コードブックに設定され、前記第2のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、コードブックに設定されるか、又は
前記第1のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、非コードブックに設定され、前記第2のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、非コードブックに設定される、請求項28~43のいずれか一項に記載の方法。
【請求項45】
前記DCIが、前記トランスポートブロックの繰り返し数を示す時間ドメインリソースアライメント(TDRA)フィールドを含む、請求項28~44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
前記受信することが、
前記トランスポートブロックの前記1つ以上の第1の繰り返しが、1つ以上の第1の伝送機会にあり、
前記トランスポートブロックの前記1つ以上の第2の繰り返しが、1つ以上の第2の伝送機会にある、請求項28~45のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
前記選択することは、前記1つ以上の構成パラメータが、
前記第1のSRSリソースセットと、
前記第2のSRSリソースセットとを示すことに基づく、請求項28~46のいずれか一項に記載の方法。
【請求項48】
前記1つ以上の構成パラメータが、アクティブ化コマンドを有効にして、前記電力制御パラメータセットのリストにマッピングされる経路損失基準信号を更新する経路損失基準信号更新パラメータを含む、請求項28~47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
前記選択することは、前記1つ以上の構成パラメータが前記経路損失基準信号更新パラメータを含むことに基づく、請求項28~48のいずれか一項に記載の方法。
【請求項50】
前記電力制御パラメータセットのリストが、ターゲット電力経路損失補償セットのリストである、請求項28~49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項51】
前記DCIが、第1の値を有する開ループ電力制御(OLPC)パラメータセット指標フィールドを含む、請求項28~50のいずれか一項に記載の方法。
【請求項52】
前記第1の値が、
0、又は
00に等しい、請求項28~51のいずれか一項に記載の方法。
【請求項53】
基地局であって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、請求項28~52のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局。
【請求項54】
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項28~52のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項55】
システムであって、
1つ以上の第1のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局であって、前記命令が、前記1つ以上の第1のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送させる、基地局と、
無線デバイスと、を備え、前記無線デバイスが、1つ以上の第2のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備え、前記命令が、前記1つ以上の第2のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、
前記DCIを受信させ、かつ
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに応答して、
第1の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第1の繰り返しと、
第2の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第2の繰り返しとを伝送させる、システム。
【請求項56】
方法であって、
無線デバイスによって、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに基づいて、
0に等しい第1の閉ループインデックスと、
1に等しい第2の閉ループインデックスとを選択することと、
前記第1の閉ループインデックスに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
前記第2の閉ループインデックスに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを伝送することと、を含む、方法。
【請求項57】
方法であって、
無線デバイスによって、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに基づいて、
第1の閉ループインデックスに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
第2の閉ループインデックスに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを伝送することと、を含む、方法。
【請求項58】
前記SRIフィールドが、前記DCIに存在しない第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールドを含む、請求項56又は57に記載の方法。
【請求項59】
前記SRIフィールドが存在しないことに基づいて、0に等しい前記第1の閉ループインデックスと、1に等しい前記第2の閉ループインデックスとを選択することであって、前記伝送することが、前記選択することに応答している、選択することを更に含む、請求項57又は58に記載の方法。
【請求項60】
前記無線デバイスによって、電力制御パラメータセットのリストを示す1つ以上の構成パラメータを受信することを更に含む、請求項56~59のいずれか一項に記載の方法。
【請求項61】
第1の電力制御パラメータセットが、前記複数の電力制御パラメータセットの前記リスト上で1番目に発生し、第2の電力制御パラメータセットが、前記複数の電力制御パラメータセットの前記リスト上で2番目に発生する、請求項56~60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
前記電力制御パラメータセットのリストの各電力制御パラメータセットが、それぞれのターゲット受信電力値及びそれぞれの経路損失補償係数値を示す、請求項56~61のいずれか一項に記載の方法。
【請求項63】
前記第1の電力制御パラメータセットが、1つ以上の第1の伝送電力パラメータを示し、
前記第2の電力制御パラメータセットが、1つ以上の第2の伝送電力パラメータを示す、請求項56~62のいずれか一項に記載の方法。
【請求項64】
前記1つ以上の第1の伝送電力パラメータが、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とを示し、
前記1つ以上の第2の伝送電力パラメータが、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とを示す、請求項56~63のいずれか一項に記載の方法。
【請求項65】
前記第1の伝送電力が、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とに基づいて決定される、請求項56~64のいずれか一項に記載の方法。
【請求項66】
前記第2の伝送電力が、
第2のターゲット受信電力値と、
第2の経路損失補償係数値とに基づいて決定される、請求項56~65のいずれか一項に記載の方法。
【請求項67】
前記1つ以上の構成パラメータが、
第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと、
第2のSRSリソースセットとを示す、請求項56~66のいずれか一項に記載の方法。
【請求項68】
前記第1のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1に等しく、かつ
前記第2のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1に等しい、請求項56~67のいずれか一項に記載の方法。
【請求項69】
前記第1のSRSリソースセットにおける前記SRSリソースの数が1に等しいことに基づいて、前記第1のSRIフィールドが前記DCIに存在せず、
前記第2のSRSリソースセットにおける前記SRSリソースの数が1に等しいことに基づいて、前記第2のSRIフィールドが前記DCIに存在しない、請求項56~68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項70】
前記第1のSRSリソースセットに対するSRS使用パラメータと、
前記第2のSRSリソースセットに対するSRS使用パラメータとを示す、1つ以上の構成パラメータを受信することを更に含む、請求項56~69のいずれか一項に記載の方法。
【請求項71】
前記第1のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、コードブックに設定され、前記第2のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、コードブックに設定されるか、又は
前記第1のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、非コードブックに設定され、前記第2のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、非コードブックに設定される、請求項56~70のいずれか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記DCIが、前記トランスポートブロックの繰り返し数を示す時間ドメインリソースアライメント(TDRA)フィールドを含む、請求項56~71のいずれか一項に記載の方法。
【請求項73】
前記伝送することが、
前記トランスポートブロックの前記1つ以上の第1の繰り返しが、1つ以上の第1の伝送機会にあり、
前記トランスポートブロックの前記1つ以上の第2の繰り返しが、1つ以上の第2の伝送機会にある、請求項56~72のいずれか一項に記載の方法。
【請求項74】
前記DCIが、第1の値を有する開ループ電力制御(OLPC)パラメータセット指標フィールドを含む、請求項56~73のいずれか一項に記載の方法。
【請求項75】
前記第1の値が、
0、又は
00に等しい、請求項56~74のいずれか一項に記載の方法。
【請求項76】
無線デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、請求項56~75のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶しているメモリと、を備える、無線デバイス。
【請求項77】
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項56~75のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項78】
方法であって、
基地局によって無線デバイスへ、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに基づいて、
0に等しい第1の閉ループインデックスと、
1に等しい第2の閉ループインデックスとを選択することと、
前記無線デバイスから、
前記第1の閉ループインデックスに基づいて第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
前記第2の閉ループインデックスに基づいて第2の伝送電力を用いて前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを受信することと、を含む、方法。
【請求項79】
方法であって、
基地局によって無線デバイスへ、トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することと、
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに基づいて、前記無線デバイスから、
第1の閉ループインデックスに基づいて第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
第2の閉ループインデックスに基づいて第2の伝送電力を用いて前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを受信することと、を含む、方法。
【請求項80】
前記SRIフィールドが、前記DCIに存在しない第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールドを含む、請求項78又は79に記載の方法。
【請求項81】
前記SRIフィールドが存在しないことに基づいて、0に等しい前記第1の閉ループインデックスと、1に等しい前記第2の閉ループインデックスとを選択することであって、前記伝送が前記決定することに応答している、選択することを更に含む、請求項79又は80に記載の方法。
【請求項82】
前記無線デバイスによって、電力制御パラメータセットのリストを示す1つ以上の構成パラメータを受信することを更に含む、請求項78~81のいずれか一項に記載の方法。
【請求項83】
第1の電力制御パラメータセットが、前記複数の電力制御パラメータセットの前記リスト上で1番目に発生し、第2の電力制御パラメータセットが、前記複数の電力制御パラメータセットの前記リスト上で2番目に発生する、請求項78~82のいずれか一項に記載の方法。
【請求項84】
前記電力制御パラメータセットのリストの各電力制御パラメータセットが、それぞれのターゲット受信電力値及びそれぞれの経路損失補償係数値を示す、請求項78~83のいずれか一項に記載の方法。
【請求項85】
前記第1の電力制御パラメータセットが、1つ以上の第1の伝送電力パラメータを示し、
前記第2の電力制御パラメータセットが、1つ以上の第2の伝送電力パラメータを示す、請求項78~84のいずれか一項に記載の方法。
【請求項86】
前記1つ以上の第1の伝送電力パラメータが、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とを示し、
前記1つ以上の第2の伝送電力パラメータが、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とを示す、請求項78~85のいずれか一項に記載の方法。
【請求項87】
前記第1の伝送電力が、
第1のターゲット受信電力値と、
第1の経路損失補償係数値とに更に基づく、請求項78~86のいずれか一項に記載の方法。
【請求項88】
前記第2の伝送電力が、
第2のターゲット受信電力値と、
第2の経路損失補償係数値とに更に基づく、請求項78~87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項89】
前記1つ以上の構成パラメータが、
第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと、
第2のSRSリソースセットとを示す、請求項78~88のいずれか一項に記載の方法。
【請求項90】
前記第1のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1に等しく、かつ
前記第2のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1に等しい、請求項78~89のいずれか一項に記載の方法。
【請求項91】
前記第1のSRSリソースセットにおける前記SRSリソースの数が1に等しいことに基づいて、前記第1のSRIフィールドが前記DCIに存在せず、
前記第2のSRSリソースセットにおける前記SRSリソースの数が1に等しいことに基づいて、前記第2のSRIフィールドが前記DCIに存在しない、請求項78~90のいずれか一項に記載の方法。
【請求項92】
前記第1のSRSリソースセットに対するSRS使用パラメータと、
前記第2のSRSリソースセットに対するSRS使用パラメータとを示す1つ以上の構成パラメータを伝送することを更に含む、請求項78~91のいずれか一項に記載の方法。
【請求項93】
前記第1のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、コードブックに設定され、前記第2のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、コードブックに設定されるか、又は
前記第1のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、非コードブックに設定され、前記第2のSRSリソースに対する前記SRS使用パラメータが、非コードブックに設定される、請求項78~92のいずれか一項に記載の方法。
【請求項94】
前記DCIが、前記トランスポートブロックの繰り返し数を示す時間ドメインリソースアライメント(TDRA)フィールドを含む、請求項78~93のいずれか一項に記載の方法。
【請求項95】
前記受信することが、
前記トランスポートブロックの前記1つ以上の第1の繰り返しが、1つ以上の第1の伝送機会にあり、
前記トランスポートブロックの前記1つ以上の第2の繰り返しが、1つ以上の第2の伝送機会にある、請求項78~94のいずれか一項に記載の方法。
【請求項96】
前記DCIが、第1の値を有する開ループ電力制御(OLPC)パラメータセット指標フィールドを含む、請求項78~95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項97】
前記第1の値が、
0、又は
00に等しい、請求項78~96のいずれか一項に記載の方法。
【請求項98】
基地局であって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、請求項78~97のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局。
【請求項99】
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項78~97のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項100】
システムであって、
1つ以上の第1のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局であって、前記命令が、前記1つ以上の第1のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、
トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送させる、基地局と、
無線デバイスと、を備え、前記無線デバイスが、1つ以上の第2のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備え、前記命令が、前記1つ以上の第2のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、
前記DCIを受信させ、かつ
サウンディング基準信号リソースインジケータ(SRI)フィールドが、前記DCIに存在しないことに基づいて、
第1の閉ループインデックスに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
第2の閉ループインデックスに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを伝送させる、システム。
【請求項101】
方法であって、
無線デバイスによって、
少なくとも2つのサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと、
複数の電力制御パラメータセットとを示す1つ以上の構成パラメータを受信することと、
トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することであって、前記DCIが開ループ電力制御(OLPC)パラメータセット指標フィールドを含む、受信することと、
前記1つ以上の構成パラメータが、前記少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、かつ前記OLPCパラメータセット指標フィールドの値に基づいて、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの第1の電力制御パラメータセットと、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの第2の電力制御パラメータセットとを選択することと、
前記第1の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
前記第2の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを伝送することと、を含む、方法。
【請求項102】
方法であって、
無線デバイスによって、
トランスポートブロックの伝送をスケジュールし、
開ループ電力制御(OLPC)フィールドを含む、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記OLPCフィールドの値に基づいて、
第1の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第1の繰り返しと、
第2の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第2の繰り返しとを伝送することと、を含む、方法。
【請求項103】
無線デバイスによって、
少なくとも2つのサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと、
複数の電力制御パラメータセットとを示す、1つ以上の構成パラメータを受信することを更に含む、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
前記OLPCフィールドが、OLPCパラメータセット指標フィールドである、請求項102又は103に記載の方法。
【請求項105】
前記OLPCフィールドの値に基づいて、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの前記第1の電力制御パラメータセットと、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの前記第2の電力制御パラメータセットとを選択することを更に含む、請求項102~104のいずれか一項に記載の方法。
【請求項106】
前記選択することが、前記少なくとも2つのSRSリソースセットを示す前記1つ以上の構成パラメータに更に基づく、請求項102~105のいずれか一項に記載の方法。
【請求項107】
前記第1の繰り返しが、1つ以上の第1の繰り返しであり、前記第2の繰り返しが、1つ以上の第2の繰り返しである、請求項102~106のいずれか一項に記載の方法。
【請求項108】
前記1つ以上の構成パラメータが、前記少なくとも2つのSRSリソースセットの各SRSリソースセットに対して、
コードブック又は
非コードブックに設定されるそれぞれの使用パラメータを示す、請求項101~107のいずれか一項に記載の方法。
【請求項109】
前記DCIが、
第1のSRSリソースインジケータ(SRI)フィールドと、
第2のSRIフィールドとを更に含む、請求項101~108のいずれか一項に記載の方法。
【請求項110】
前記第1のSRIフィールドが、前記第1の電力制御パラメータセットの第1の電力制御パラメータセットインデックにマッピングされ、
前記第2のSRIフィールドが、前記第2の電力制御パラメータセットの第2の電力制御パラメータセットインデックにマッピングされる、請求項101~109のいずれか一項に記載の方法。
【請求項111】
前記OLPCパラメータセット指標フィールドの値が、1と等しい、請求項101~110のいずれか一項に記載の方法。
【請求項112】
SRIフィールドが、前記DCIにおいて存在しない、請求項101~111のいずれか一項に記載の方法。
【請求項113】
前記選択することが、前記SRIフィールドが、前記DCIに存在しないことに更に基づく、請求項101~112のいずれか一項に記載の方法。
【請求項114】
前記OLPCパラメータセット指標フィールドの値が、「1」又は「01」と等しい、請求項101~113のいずれか一項に記載の方法。
【請求項115】
前記第1の伝送電力を決定することが、前記第1の電力制御パラメータセットにおいて1番目に発生する1番目の/開始の/初期の値に基づき、及び
前記第2の伝送電力を決定することが、前記第2の電力制御パラメータセットにおいて1番目に発生する1番目の/開始の/初期の値に基づく、請求項101~114のいずれか一項に記載の方法。
【請求項116】
前記OLPCパラメータセット指標フィールドの値が、「10」又は「11」と等しい、請求項101~115のいずれか一項に記載の方法。
【請求項117】
前記第1の伝送電力を決定することが、前記第1の電力制御パラメータセットにおいて2番目に発生する2番目の/2番目の開始の/初期の値に基づき、
前記第2の伝送電力を決定することが、前記第2の電力制御パラメータセットにおいて2番目に発生する2番目の/2番目の開始の/2番目の初期の値に基づく、請求項101~116のいずれか一項に記載の方法。
【請求項118】
無線デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、請求項101~117のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局。
【請求項119】
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項101~117のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項120】
方法であって、
基地局によって無線デバイスに、
少なくとも2つのサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと、
複数の電力制御パラメータセットとを示す1つ以上の構成パラメータを伝送することと、
トランスポートブロックの伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することであって、前記DCIが開ループ電力制御(OLPC)パラメータセット指標フィールドを含む、伝送することと、
前記1つ以上の構成パラメータが、前記少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、かつ前記OLPCパラメータセット指標フィールドの値に基づいて、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの第1の電力制御パラメータセットと、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの第2の電力制御パラメータセットとを選択することと、
前記無線デバイスから、
前記第1の電力制御パラメータセットに基づいて第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの1つ以上の第1の繰り返しと、
前記第2の電力制御パラメータセットに基づいて第2の伝送電力を用いて前記トランスポートブロックの1つ以上の第2の繰り返しとを受信することと、を含む、方法。
【請求項121】
方法であって、
基地局から無線デバイスに、
トランスポートブロックの伝送をスケジュールし、
開ループ電力制御(OLPC)フィールドを含む、ダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することと、
前記OLPCフィールドの値に基づいて、前記無線デバイスから、
第1の電力制御パラメータセットに基づいて第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第1の繰り返しと、
第2の電力制御パラメータセットに基づいて第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第2の繰り返しとを受信することと、を含む、方法
【請求項122】
無線デバイスによって、
少なくとも2つのサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと、
複数の電力制御パラメータセットとを示す、1つ以上の構成パラメータを受信することを更に含む、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記OLPCフィールドが、OLPCパラメータセット指標フィールドである、請求項121又は122に記載の方法。
【請求項124】
前記OLPCフィールドの値に基づいて、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの前記第1の電力制御パラメータセットと、
前記複数の電力制御パラメータセットのうちの前記第2の電力制御パラメータセットとを選択することを更に含む、請求項121~123のいずれか一項に記載の方法。
【請求項125】
前記選択することが、前記少なくとも2つのSRSリソースセットを示す前記1つ以上の構成パラメータに更に基づく、請求項121~124のいずれか一項に記載の方法。
【請求項126】
前記第1の繰り返しが、1つ以上の第1の繰り返しであり、前記第2の繰り返しが、1つ以上の第2の繰り返しである、請求項121~125のいずれか一項に記載の方法。
【請求項127】
前記1つ以上の構成パラメータが、前記少なくとも2つのSRSリソースセットの各SRSリソースセットに対して、
コードブック又は
非コードブックに設定されるそれぞれの使用パラメータを示す、請求項120~126のいずれか一項に記載の方法。
【請求項128】
前記DCIが、
第1のSRSリソースインジケータ(SRI)フィールドと、
第2のSRIフィールドとを更に含む、請求項120~127のいずれか一項に記載の方法。
【請求項129】
前記第1のSRIフィールドが、前記第1の電力制御パラメータセットの第1の電力制御パラメータセットインデックにマッピングされ、
前記第2のSRIフィールドが、前記第2の電力制御パラメータセットの第2の電力制御パラメータセットインデックにマッピングされる、請求項120~128のいずれか一項に記載の方法。
【請求項130】
前記OLPCパラメータセット指標フィールドの値が、1と等しい、請求項120~129のいずれか一項に記載の方法。
【請求項131】
SRIフィールドが、前記DCIにおいて存在しない、請求項120~130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項132】
前記選択することが、前記SRIフィールドが、前記DCIに存在しないことに更に基づく、請求項120~131のいずれか一項に記載の方法。
【請求項133】
前記OLPCパラメータセット指標フィールドの値が、「1」又は「01」と等しい、請求項120~132のいずれか一項に記載の方法。
【請求項134】
前記第1の伝送電力を決定することが、前記第1の電力制御パラメータセットにおいて1番目に発生する1番目の/開始の/初期の値に基づき、
前記第2の伝送電力を決定することが、前記第2の電力制御パラメータセットにおいて1番目に発生する1番目の/開始の/初期の値に基づく、請求項120~133のいずれか一項に記載の方法。
【請求項135】
前記OLPCパラメータセット指標フィールドの値が、「10」又は「11」と等しい、請求項120~134のいずれか一項に記載の方法。
【請求項136】
前記第1の伝送電力を決定することが、前記第1の電力制御パラメータセットにおいて2番目に発生する2番目の/2番目の開始の/初期の値に基づき、
前記第2の伝送電力を決定することが、前記第2の電力制御パラメータセットにおいて2番目に発生する2番目の/2番目の開始の/2番目の初期の値に基づく、請求項120~135のいずれか一項に記載の方法。
【請求項137】
基地局であって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、請求項120~136のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局。
【請求項138】
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項120~136のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項139】
システムであって、
1つ以上の第1のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局であって、前記命令が、前記1つ以上の第1のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、
トランスポートブロックの伝送をスケジュールし、
開ループ電力制御(OLPC)フィールドを含む、ダウンリンク制御情報(DCI)を伝送させる、基地局と、
無線デバイスと、を備え、前記無線デバイスが、1つ以上の第2のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備え、前記命令が、前記1つ以上の第2のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、
前記DCIを受信させ、かつ
前記OLPCフィールドの値に基づいて、
第1の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第1の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第1の繰り返しと、
第2の電力制御パラメータセットに基づいて決定される第2の伝送電力を用いる前記トランスポートブロックの第2の繰り返しとを伝送させる、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年12月17日に出願された米国仮特許出願第63/127,003号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本開示では、様々な実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、及び/又は開示された技術がどのように環境及びシナリオで実践され得るかの例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替的な実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を基準して説明される。開示された例示的な実施形態からの制限、特徴、及び/又は要素が組み合わせられ、本開示の範囲内で更なる実施形態を作成し得る。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャは、示される以外の方式で利用され得るように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で再配列され、又は任意選択的にのみ使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0003】
本開示の様々な実施形態のうちのいくつかの例が、図面を参照して、本明細書に説明される。
【0004】
図1A】本開示の実施形態が実装され得る例示的な移動体通信ネットワークを示す。
図1B】本開示の実施形態が実装され得る例示的な移動体通信ネットワークを示す。
図2A】新しい無線(NR)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルスタックをそれぞれ示す。
図2B】新しい無線(NR)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルスタックをそれぞれ示す。
図3図2AのNRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されたサービスの一実施例を示す。
図4A図2AのNRユーザプレーンプロトコルスタックを通る例示的なダウンリンクデータフローを示す。
図4B】MAC PDUにおけるMACサブヘッダの例示的なフォーマットを示す。
図5A】ダウンリンクとアップリンクの論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングをそれぞれ示す。
図5B】ダウンリンクとアップリンクの論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングをそれぞれ示す。
図6】UEのRRC状態移行を示す例示的な図である。
図7】OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの例示的な構成を示す。
図8】NRキャリアの時間及び周波数ドメインにおけるスロットの例示的な構成を示す。
図9】NRキャリアに対して3つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の一実施例を示す。
図10A】2つのコンポーネントキャリアを有する3つのキャリアアグリゲーション構成を示す。
図10B】アグリゲーションセルがどのように1つ以上のPUCCHグループに構成され得るかの一実施例を示す。
図11A】SS/PBCHブロック構造及び位置の一実施例を示す。
図11B】時間及び周波数ドメインにマッピングされたCSI-RSの一実施例を示す。
図12A】3つのダウンリンク及びアップリンクビーム管理手順の例をそれぞれ示す。
図12B】3つのダウンリンク及びアップリンクビーム管理手順の例をそれぞれ示す。
図13A】4ステップ競合ベースランダムアクセス手順、2ステップ競合なしランダムアクセス手順、及び別の2ステップランダムアクセス手順をそれぞれ示す。
図13B】4ステップ競合ベースランダムアクセス手順、2ステップ競合なしランダムアクセス手順、及び別の2ステップランダムアクセス手順をそれぞれ示す。
図13C】4ステップ競合ベースランダムアクセス手順、2ステップ競合なしランダムアクセス手順、及び別の2ステップランダムアクセス手順をそれぞれ示す。
図14A】帯域幅部分に対するCORESET構成の一実施例を示す。
図14B】CORESET及びPDCCH処理上のDCI伝送に対するCCE~REGマッピングの一実施例を示す。
図15】基地局と通信する無線デバイスの一実施例を示す。
図16A】アップリンク及びダウンリンク伝送のための例示的な構造を示す。
図16B】アップリンク及びダウンリンク伝送のための例示的な構造を示す。
図16C】アップリンク及びダウンリンク伝送のための例示的な構造を示す。
図16D】アップリンク及びダウンリンク伝送のための例示的な構造を示す。
図17】本開示の例示的実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しの一実施例を示す。
図18】本開示の例示的実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しの一実施例を示す。
図19】本開示の例示的実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しの一実施例を示す。
図20】本開示の例示的実施形態の一態様による、アップリンクの繰り返しスキームを示す。
図21】本開示の例示的実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御のフロー図を示す。
図22】本開示の例示的実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御のフロー図を示す。
図23】本開示の例示的実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御のフロー図を示す。
図24】本開示の例示的実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御のフロー図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示されたメカニズムは、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされると実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイス又はネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システムセットアップ、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づき得る。1つ以上の基準が満たされるときに、様々な例示的な実施形態が適用され得る。したがって、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的な実施形態を実装することが可能であり得る。
【0006】
基地局は、無線デバイスの混合と通信し得る。無線デバイス及び/又は基地局は、複数の技術、及び/又は同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリー及び/又は能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTE又は5Gリリースの複数の無線デバイスに言及し得る。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、及び/又は開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局又は複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイス又は基地局は、LTE又は5G技術の古いリリースに基づき実行される。
【0007】
本明細書では、「a」及び「an」、並びに同様の句は「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈されるべきである。本明細書では、「may」という用語は「例えば、~であり得る」として解釈されるべきである。換言すれば、「may」という用語は、「may」という用語に続く句が複数の好適な可能性の一実施例であり、種々の実施形態の1つ以上によって用いられても用いられない場合があることを示す。本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」及び「からなる(consists of)」という用語は、記載される要素の1つ以上のコンポーネントを列挙する。「含む(comprises)」という用語は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていないコンポーネントを除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の1つ以上のコンポーネントの完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、「に基づく」という用語は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、及び/又はC」は、A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、又はA、B、及びCを表し得る。
【0008】
A及びBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合及びサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、及び{セル1、セル2}である。「に基づき」(又は同等に「に少なくとも基づき」)という句は、「に基づき」という用語に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一実施例であることを示す。「に応答して」(又は同等に「に少なくとも応答して」)という句は、「に応答して」という句に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一実施例であることを示す。「に応じて」(又は同等に「に少なくとも応じて」)という句は、「に応じて」という句に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一実施例であることを示す。「用いる/使用する」(又は同等に「少なくとも用いる/使用する」)という句は、「用いる/使用する」という句に続く句が様々な実施形態の1つ以上に使用される場合とされない場合とがある多数の好適な可能性の一実施例であることを示す。
【0009】
構成されるという用語は、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの容量に関連し得る。構成されるとは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定を指し得る。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリ値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態又は非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「デバイスにおいて発生する制御メッセージ」などの用語は、デバイスが動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージがデバイスにおける特定の特性を構成するために使用され得る、又はデバイスにおける特定のアクションを実装するために使用され得るパラメータを有することを意味し得る。
【0010】
本開示では、パラメータ(又は同等にフィールド、又は情報要素:IEと呼ばれる)は、1つ以上の情報オブジェクトを含み得、情報オブジェクトは、1つ以上の他のオブジェクトを含み得る。例えば、パラメータ(IE)Nがパラメータ(IE)Mを含み、パラメータ(IE)Mがパラメータ(IE)Kを含み、パラメータ(IE)Kがパラメータ(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的な実施形態においては、1つ以上のメッセージが複数のパラメータを含むと、それは、複数のパラメータのうちのパラメータが1つ以上のメッセージのうちの少なくとも1つに含まれるが、1つ以上のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
【0011】
提示された多くの特徴は、「may」の使用又は括弧の使用により任意選択的であるものとして説明される。簡潔さ及び読みやすさのために、本開示は、任意選択的な特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、3つの任意選択的な特徴を有するものとして説明されたシステムは、7つの方式、すなわち、3つの可能な特徴の1つのみ、3つの特徴のいずれか2つ、又は3つの特徴の3つによって具現化され得る。
【0012】
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェースを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、又はそれらの組み合わせで実装され得、それらは、挙動的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)若しくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、又はLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピュータ言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリート又はプログラム可能なアナログ、デジタル、及び/又は量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピュータ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマーブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピュータ、マイクロコントローラ、及びマイクロプロセッサは、アセンブリ、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)又はVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
【0013】
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の一実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレータによって実行される公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、及び無線デバイス106を含む。
【0014】
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレータ内DNなどの1つ以上のデータネットワーク(DN)へのインターフェースを提供し得る。インターフェース機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
【0015】
RAN104は、エアインターフェース上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、及び再伝送プロトコルを提供し得る。エアインターフェース上のRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェース上の無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク伝送は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク伝送から分離され得る。
【0016】
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要又は利用可能な任意のモバイルデバイス又は固定(非携帯)デバイスを指し、及び包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、ラップトップ、センサ、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、及び/又はそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、及び/又は無線通信デバイスを含む、他の用語を包含する。
【0017】
RAN104は、1つ以上の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTS及び/又は3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRA及び/又は4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、1つ以上のRRHに結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータノード又は中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、世代ノードB(gNB、NR及び/又は5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFi又は他の好適な無線通信規格に関連している)、及び/又はそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも1つのgNB中央ユニット(gNB-CU)及び少なくとも1つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
【0018】
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアインターフェース上で通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、1つ以上の基地局は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、レシーバ(例えば、基地局レシーバ)が、セルで動作するトランスミッタ(例えば、無線デバイストランスミッタ)からの伝送の受信に成功することができる範囲によって判定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
【0019】
3つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の1つ以上の基地局は、3つより多い又はそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の1つ以上の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニットとして、及び/又はドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータ又は中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理ユニットは、集中型又はクラウドRANアーキテクチャの一部であり得、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、又は仮想化され得る。リピータノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅及び再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピータノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号をデコーディングして、無線信号を増幅及び再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
【0020】
RAN104は、類似のアンテナパターン及び類似の高レベル伝送電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、スモールセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアとオーバーラップするカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(又はいわゆるホットスポット)、又はマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の実施例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、及びフェムトセル基地局又はホーム基地局が挙げられる。
【0021】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成された。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第3世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第4世代(4G)ネットワーク、及び5Gシステム(5GS)として知られる第5世代(5G)ネットワークという、3世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と称される、3GPP(登録商標)5GネットワークのRANを基準して説明される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3G及び4GネットワークのRAN、及びまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標)6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術又は非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含む他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
【0022】
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレータによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、及びUE156A及びUE156B(総称してUE156)を含む。これらのコンポーネントは、図1Aに関して説明された対応するコンポーネントと同じ又は同様の方法で実装及び動作することができる。
【0023】
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレータ内DNなどの1つ以上のDNへのインターフェースを提供する。インターフェース機能の一部として、5G-CN152は、UE156と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標)4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャが、他のネットワーク機能へのインターフェースを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G-CN152のネットワーク機能は、専用若しくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用若しくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、又はプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
【0024】
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで1つのコンポーネントAMF/UPF158として示すように、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)158A及びユーザプレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と1つ以上のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティング及び転送、パケット検査及びユーザプレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、1つ以上のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザプレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、及びアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、及びダウンリンクデータ通知トリガなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、1つ以上のDNに相互接続される外部プロトコル(又はパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、及び/又は分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
【0025】
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再伝送の制御と実行)、登録エリア管理、システム内及びシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、及び/又はセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行し得る。NASは、CNとUEとの間で動作する機能を指し得、ASは、UEとRANとの間で動作する機能を指し得る。
【0026】
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない1つ以上の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、及び/又は認証サーバ機能(AUSF)のうちの1つ以上を含み得る。
【0027】
NG-RAN154は、5G-CN152を、エアインターフェース上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160A及びgNB160Bとして図示された1つ以上のgNB(まとめてgNB160)及び/又はng-eNB162A及びng-eNB162Bとして図示された1つ以上のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160及びng-eNB162は、より一般的に基地局と称され得る。gNB160及びng-eNB162は、エアインターフェース上でUE156と通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の1つ以上及び/又はng-eNB162の1つ以上は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。合わせて、gNB160及びng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
【0028】
図1Bに示すように、gNB160及び/又はng-eNB162は、NGインターフェースによって5G-CN152に接続され得、Xnインターフェースによって他の基地局に接続され得る。NG及びXnインターフェースは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続及び/又は間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160及び/又はng-eNB162は、UuインターフェースによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェースによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、及びUuインターフェースは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェースに関連付けられるプロトコルスタックは、データ及びシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用され得、ユーザプレーン及び制御プレーンの2つのプレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
【0029】
gNB160及び/又はng-eNB162は、1つ以上のNGインターフェースによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の1つ以上のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NG-ユーザプレーン(NG-U)インターフェースによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェースは、gNB160AとUPF158Bとの間のユーザプレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェースを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェースは、例えば、NGインターフェース管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理及び構成転送及び/又は警告メッセージ伝送を提供し得る。
【0030】
gNB160は、Uuインターフェース上のUE156に向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第1のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Aに向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェース上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得、E-UTRAは3GPP(登録商標)4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第2のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Bに向かってE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
【0031】
5G-CN152は、NR及び4Gの無線アクセスを処理するように構成されると説明された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、及びページング)を提供する(又は少なくともサポートする)。1つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、1つのgNB又はng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、及び/又は複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
【0032】
考察されるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェース(例えば、Uu、Xn、及びNGインターフェース)がデータ及びシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられ得る。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわち、ユーザプレーン及び制御プレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
【0033】
図2A及び図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220との間にあるUuインターフェース用のNRユーザプレーン及びNR制御プレーンプロトコルスタックの例を示す。図2A及び図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェースに使用されるものと同じ又は類似であり得る。
【0034】
図2Aは、UE210及びgNB220に実装された5つの層を含むNRユーザプレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの最下部で、物理層(PHYs)211及び221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供し得、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211及び221の上の次の4つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212及び222、無線リンク制御層(RLC)213及び223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214及び224、並びにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215及び225を含む。合わせて、これらの4つのプロトコルは、OSIモデルの層2又はデータリンク層を構成し得る。
【0035】
図3は、NRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの一実施例を示す。図2A及び図3の上からスタートして、SDAP215及び225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、1つ以上のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、及び/又はエラーレートに関して)に基づいて、PDUセッションの1つ以上のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215及び225は、1つ以上のQoSフローと1つ以上のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって判定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピング又は制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を判定し得る、QoSフローインジケータ(QFI)でマークし得る。
【0036】
PDCP214及び224は、エアインターフェース上で伝送する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダ圧縮/解凍、エアインターフェース上で伝送されるデータの不正なデコーディングを防止するための暗号化/暗号解除、及び整合性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行い得る。PDCP214及び224は、例えば、未送達のパケットの再伝送、パケットのシーケンス内送達及びリオーダリング、並びにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214及び224は、受信されるパケットの可能性を改善し、レシーバで、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
【0037】
図3には示されていないが、PDCP214及び224は、二重接続シナリオにおいて、スプリット無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが2つのセル、又はより一般的には、マスターセルグループ(MCG)及び二次セルグループ(SCG)の2つのセルグループに接続することを可能にする技術である。スプリットベアラは、SDAP215及び225へのサービスとしてPDCP214及び224によって提供される無線ベアラのうちの1つなどの単一の無線ベアラが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214及び224は、セルグループに属するRLCチャネル間でスプリット無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
【0038】
RLC213及び223は、それぞれ、MAC212及び222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動繰り返し要求(ARQ)を通した再伝送、及び除去を実行し得る。RLC213及び223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、及び確認応答モード(AM)の3つの伝送モードをサポートし得る。RLCが動作している伝送モードに基づいて、RLCは、指摘された機能のうちの1つ以上を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジ及び/又は伝送時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネルごとであり得る。図3に示すように、RLC213及び223は、それぞれPDCP214及び224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
【0039】
MAC212及び222は、論理チャネルの多重化/多重分離、及び/又は論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211及び221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの1つ以上の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含み得る。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報報告、及び優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンク及びアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212及び222は、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに1つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先度付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、及び/又はパディングを行うように構成され得る。MAC212及び222は、1つ以上のヌメロロジ及び/又は伝送タイミングをサポートし得る。一実施例では、論理チャネル優先度付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジ及び/又は伝送タイミングを使用し得るかを制御し得る。図3に示すように、MAC212及び222は、サービスとしてRLC213及び223に論理チャネルを提供し得る。
【0040】
PHY211及び221は、エアインターフェース上で情報を送信及び受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピング並びにデジタル及びアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタル及びアナログ信号処理機能は、例えば、コーディング/デコーディング及び変調/復調を含み得る。PHY211及び221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211及び221は、サービスとして、MAC212及び222に1つ以上のトランスポートチャネルを提供し得る。
【0041】
図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの実施例を示す。図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通した3つのIPパケット(n、n+1、及びm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で2つのTBを生成する。NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
【0042】
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、1つ以上のQoSフローから3つのIPパケットを受信し、3つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットn及びn+1を第1の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第2の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダ(図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。上位プロトコル層から/へのデータユニットは、下位プロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と称され、下位プロトコル層へ/からのデータユニットは、上位プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と称される。図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、下位プロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
【0043】
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダ圧縮及び暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択的に(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送し得る。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化し得、MACサブヘッダをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダはMAC PDUの先頭に完全に位置し得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間及び関連遅延を低減し得る。
【0044】
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダの例示的なフォーマットを示す。MACサブヘッダには、MACサブヘッダが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、及び将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
【0045】
図4Bは更に、MAC223又はMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された2つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク伝送(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、及びアップリンク伝送のためMAC PDUの終わりに挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの実施例としては、バッファステータスレポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)伝送、及び事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、及びランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダによって先行され得、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
【0046】
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル、並びにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。1つ以上のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
【0047】
図5A及び図5Bは、それぞれダウンリンク及びアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、及びPHY間のチャネルを通して渡される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用され得、NR制御プレーンにおいて制御及び構成情報を搬送する制御チャネルとして、又はNRユーザプレーンにおいてデータを搬送するトラフィックチャネルとして分類され得る。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、又は2つ以上のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが搬送する情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットは、例えば、
-位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを搬送するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
-マスター情報ブロック(MIB)及びいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを搬送するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
-ランダムアクセスとともに制御メッセージを搬送するための共通制御チャネル(CCCH)と、
-UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを搬送するための専用制御チャネル(DCCH)と、
-特定のUEとの間でユーザデータを搬送するための専用トラフィックチャネル(DTCH)と、を含む。
【0048】
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層との間で使用され、それらが搬送する情報がエアインターフェース上でどのように伝送されるかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットは、例えば、
-PCCHから発信されたページングメッセージを搬送するためのページングチャネル(PCH)と、
-BCCHからMIBを搬送するためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
-BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージを搬送するためのダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、
-アップリンクデータ及びシグナリングメッセージを搬送するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
-事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
【0049】
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、1つ以上のトランスポートチャネルの情報を搬送するための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネル及び物理制御チャネルのセットは、例えば、
-BCHからMIBを搬送するための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
-DL-SCHからのダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを搬送するための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
-ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、及びアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を搬送するための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
-UL-SCH及び以下に記載されるように、一部の例においてはアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータ及びシグナリングメッセージを搬送するための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
-HARQ確認応答、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、及びスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを搬送するための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
-ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
【0050】
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5A及び図5Bに示すように、NRによって定義される物理層信号には、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、及び位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
【0051】
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの一実施例を示す。図2Bに示すように、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザプレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第1の4つのプロトコル層を使用し得る。これら4つのプロトコル層は、PHY211及び221、MAC212及び222、RLC213及び223、並びにPDCP214及び224を含む。NRユーザプレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215及び225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216及び226、並びにNASプロトコル217及び237を有する。
【0052】
NASプロトコル217及び237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)との間、又はより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217及び237は、NASメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230との間には、NASメッセージがトランスポートされ得る直接経路はない。NASメッセージは、Uu及びNGインターフェースのASを使用してトランスポートされ得る。NASプロトコル217及び237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、及びセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
【0053】
RRC216及び226は、UE210とgNB220との間に、又はより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216及び226は、RRCメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、及び同一/同様のPDCP、RLC、MAC、及びPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で伝送され得る。MACは、制御プレーン及びユーザプレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216及び226は、AS及びNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CN又はRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、及びリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラ及びデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、及びリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定報告と報告の制御、無線リンク失敗(RLF)の検出と回復、及び/又はNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供し得る。RRC接続の確立の一部として、RRC216及び226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメータの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
【0054】
図6は、UEのRRC状態移行を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2A及び図2Bに示すUE210、又は本開示に説明される任意の他の無線デバイス、と同じ又は類似であり得る。図6に示されるように、UEは、3つのRRC状態、すなわち、RRC接続602(例えば、RRC-CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC-IDLE)、及びRRC非アクティブ606(例えば、RRC-INACTIVE)のうちの少なくとも1つにあり得る。
【0055】
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも1つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる1つ以上の基地局の1つ、図1Bに示すgNB160又はng-eNB162の1つ、図2A及び図2Bに示すgNB220、又は本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと称されるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメータを含み得る。これらのパラメータには、例えば、1つ以上のASコンテキスト、1つ以上の無線リンク構成パラメータ、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、及び/又はPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、及び/又はPHY、MAC、RLC、PDCP、及び/又はSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104又はNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセル及び隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づき、隣接基地局の1つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、遷移し得、又は接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に遷移し得る。
【0056】
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立されない場合がある。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有しない場合がある。RRCアイドル604にある間、UEは、ほとんどの時間にわたってスリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、周期的に(例えば、不連続受信サイクルごとに1回)起動して、RANからのページングメッセージを監視し得る。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に考察されるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
【0057】
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UE及び基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への遷移と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速遷移が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、又は接続リリース手順608と同じ又は類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
【0058】
RRC状態は、モビリティ管理メカニズムと関連付けられ得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理メカニズムは、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606のモビリティ管理メカニズムは、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、それを行い得る。例えば、セルグループ化の粒度の3つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、及び追跡エリアと称され、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、が存在し得る。
【0059】
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102又は5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
【0060】
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEに対して、RAN通知エリアがUEに割り当てられ得る。RAN通知エリアは、1つ以上のセルアイデンティティ、RAIのリスト、又はTAIのリストを含み得る。一実施例では、基地局は、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。一実施例では、セルは、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新し得る。
【0061】
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、又はUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と称され得る。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアにとどまっている時間中に、及び/又はUEがRRC非アクティブ606にとどまっている時間中に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
【0062】
図1BのgNB160などのgNBは、2つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、及び1つ以上の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェースを使用して、1つ以上のgNB-DUに結合され得る。gNB-CUは、RRC、PDCP、及びSDAPを含み得る。gNB-DUは、RLC、MAC、及びPHYを含み得る。
【0063】
NRでは、物理信号及び物理チャネル(図5A及び図5Bに関して考察される)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(又はトーン)上でデータを伝送するマルチキャリア通信方式である。伝送前に、データは、ソースシンボルと称され、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)又はM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから1つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の1つの振幅及び位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一OFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)及びアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数でエアインターフェース上で伝送され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)でプリコーディングされたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理を、FFTブロックを使用してレシーバでOFDMシンボルに実行して、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
【0064】
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの例示的な構成を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、1つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であり得、持続時間が1ミリ秒である10のサブフレームを含み得る。サブフレームは、例えば、スロット当たり14のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
【0065】
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされ得、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせ、すなわち、15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、及び240kHz/0.29μsでヌメロロジを定義する。
【0066】
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間及びサブフレーム当たりのスロット伝送構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンク及びダウンリンク伝送がスケジューリングされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルでスタートし、伝送に必要なだけ多くのシンボルの間続き得る。これらの部分スロット伝送は、ミニスロット伝送又はサブスロット伝送と称され得る。
【0067】
図8は、NRキャリアの時間及び周波数ドメインにおけるスロットの例示的な構成を示す。スロットは、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)を含む。REは、NRにおいて最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの1つのサブキャリアによって、時間ドメインの1つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RB又は275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、及び120kHzのそれぞれについて、50、100、200、及び400MHzに制限し得、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
【0068】
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一ヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
【0069】
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一実施例では、電力消費量を低減するため、及び/又は他の目的のために、UEは、UEが受信するようにスケジューリングされるトラフィック量に基づいて、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と称される。
【0070】
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり1つ以上のダウンリンクBWP及び1つ以上のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大4つのダウンリンクBWP及び最大4つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの1つ以上がアクティブであり得る。これらの1つ以上のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと称され得る。サービングセルが二次アップリンクキャリアで構成されるときに、サービングセルは、アップリンクキャリアに1つ以上の第1のアクティブBWP、及び二次アップリンクキャリアに1つ以上の第2のアクティブBWPを有し得る。
【0071】
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成されるダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成されたアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予想し得る。
【0072】
一次セル(PCell)上の構成されるダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも1つの検索空間に対してUEを、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間及び周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間又は共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上又は一次二次セル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成し得る。
【0073】
構成されたアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、1つ以上のPUCCH伝送のための1つ以上のリソースセットでUEを構成し得る。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCH又はPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク伝送(例えば、PUCCH又はPUSCH)を伝送し得る。
【0074】
1つ以上のBWPインジケータフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケータフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、1つ以上のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。1つ以上のBWPインジケータフィールドの値は、1つ以上のアップリンク伝送に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
【0075】
基地局は、PCellに関連付けられる構成されるダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づいて、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを判定し得る。
【0076】
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマ値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマをスタート又は再スタートし得る。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出するときに、又は(b)UEが、非対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP又はアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWP又はアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出するときに、UEがBWP非アクティブタイマを開始又は再起動し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒又は0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマを満了に向かって実行し得る(例えば、0からBWP非アクティブタイマ値まで増加させるか、又はBWP非アクティブタイマ値から0へ減少させる)。BWP非アクティブタイマが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられ得る。
【0077】
一実施例では、基地局は、1つ以上のBWPを有するUEを半静的に構成し得る。UEは、第2のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、及び/又はBWP非アクティブタイマの満了に応答して(例えば、第2のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替え得る。
【0078】
ダウンリンク及びアップリンクBWP切り替え(BWP切り替えが、現在アクティブBWPから、現在アクティブでないBWPへの切り替えを指す)は、ペアのスペクトルで独立して実行され得る。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンク及びアップリンクBWP切り替えを同時に実行され得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマの満了、及び/又はランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
【0079】
図9は、NRキャリアに対して3つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の一実施例を示す。3つのBWPで構成されるUEは、切り替え点で、1つのBWPから別のBWPに切り替え得る。図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、及び帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであり得、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切り替え点においてBWP間を切り替え得る。図9の例では、UEは、切り替え点908でBWP902からBWP904に切り替え得る。切り替え点908での切り替えは、例えば、BWP非アクティブタイマ(デフォルトBWPへの切り替えを示す)の満了に応答して、及び/又はアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の好適な理由のために発生し得る。UEは、BWP906をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替え得る。UEは、BWP非アクティブタイマの満了に応答して、及び/又はBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切り替え点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替え得る。
【0080】
UEが、構成されるダウンリンクBWPのセットとタイマ値におけるデフォルトダウンリンクBWPで二次セルに対して構成される場合、二次セル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、一次セル上のものと同じ/類似であり得る。例えば、UEは、UEが一次セルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、二次セルに対してタイマ値及びデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
【0081】
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、2つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に伝送され得る。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と称され得る。CAが使用されるとき、UEに対するサービングセルは多数あり、CCに対して1つである。CCは、周波数ドメイン内に3つの構成を有し得る。
【0082】
図10Aは、2つのCCを有する3つのCA構成を示す。帯域内、連続的な構成1002において、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して位置する。帯域内、非連続的な構成1004では、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。帯域間構成1006では、2つのCCは、周波数帯(周波数帯A及び周波数帯B)に位置する。
【0083】
一実施例では、最大32のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションされたCCは、同じ又は異なる帯域幅、サブキャリア間隔、及び/又は二重化スキーム(TDD又はFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDの場合、1つ以上のアップリンクCCは、任意選択的に、サービングセルに対して構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
【0084】
CAが使用されるときに、UEのアグリゲーションセルの1つを、一次セル(PCell)と称され得る。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、及び/又はハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンク一次CC(DL PCC)と称され得る。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンク一次CC(UL PCC)と称され得る。UEに対する他のアグリゲーションセルは、二次セル(SCell)と称され得る。一実施例では、SCellは、PCellがUEに対して構成された後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンク二次CC(DL SCC)と称され得る。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンク二次CC(UL SCC)と称され得る。
【0085】
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィック及びチャネル条件に基づきアクティブ化及び非アクティブ化され得る。SCellの非アクティブ化は、SCell上のPDCCH及びPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、及びCQI伝送が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用してアクティブ化及び非アクティブ化され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCell当たり1ビット)を使用して、UEに対してどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)がアクティブ化又は非アクティブ化されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell非アクティブ化タイマ(例えば、SCell当たり1つのSCell非アクティブ化タイマ)の満了に応答して非アクティブ化され得る。
【0086】
セルのスケジューリング割り当て及びスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当て及び許可に対応するセル上で伝送され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で伝送され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、及び/又はRIなどのHARQ確認応答及びチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で伝送され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になることがある。セルは、複数のPUCCHグループに分割され得る。
【0087】
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように1つ以上のPUCCHグループに構成され得るかの一実施例を示す。PUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050は、それぞれ1つ以上のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの例では、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、及びSCell1013の3つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本例では、PCell1051、SCell1052、及びSCell1053の3つのダウンリンクCCを含む。1つ以上のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、及びSCell1023として構成され得る。1つ以上の他のアップリンクCCは、一次Sセル(PSCell)1061、SCell1062、及びSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、及びUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで伝送され得る。UCI1071、UCI1072、及びUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで伝送され得る。一実施例では、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050に分割されない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを伝送するための単一アップリンクPCell及びPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの伝送をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
【0088】
ダウンリンクキャリアと、任意選択的にアップリンクキャリアと、を含むセルには、物理セルIDとセルインデックスが割り当てられ得る。物理セルID又はセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリア及び/又はアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で伝送される同期信号を使用して判定され得る。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して判定され得る。本開示では、物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。例えば、本開示が第1のダウンリンクキャリアに対する第1の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第1の物理セルIDが、第1のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味し得る。同じ概念は、例えば、キャリアのアクティブ化に適用され得る。本開示が第1のキャリアがアクティブ化されることを示すときに、本明細書は、第1のキャリアを含むセルがアクティブ化されることを意味し得る。
【0089】
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACにさらされ得る。一実施例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロック及びトランスポートブロックの潜在的なHARQ再伝送は、サービングセルにマッピングされ得る。
【0090】
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの1つ以上の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、及び/又はPT-RS)を伝送(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、及び/又はブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、1つ以上のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、及び/又はSRS)に伝送し得る。PSS及びSSSは、基地局によって伝送され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化し得る。PSS及びSSSは、PSS、SSS、及びPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に伝送し得る。
【0091】
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造及び位置の一実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、1つ以上のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を含み得る。バーストは、周期的に伝送され得る(例えば、2フレームごと又は20ミリ秒ごと)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第1のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一実施例であり、これらのパラメータ(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが伝送されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジ又はサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、又は任意の他の好適な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一実施例では、UEは、監視されるキャリア周波数に基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
【0092】
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の1つ以上のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたり得、周波数ドメインの1つ以上のサブキャリア(例えば、240の連続サブキャリア)にわたり得る。PSS、SSS、及びPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に伝送され得、例えば、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにわたり得る。SSSは、PSSの後に伝送され得(例えば、後の2つのシンボル)、1OFDMシンボル及び127サブキャリアにわたり得る。PBCHは、PSSの後に伝送され得(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240のサブキャリアにわたり得る。
【0093】
時間及び周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEには不明であり得る(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。特定の持続時間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間及び周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づいて、SSS及びPBCHの位置をそれぞれ判定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例では、一次セルは、CD-SSBと関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に位置し得る。一実施例では、セル選択/検索及び/又は再選択は、CD-SSBに基づき得る。
【0094】
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの1つ以上のパラメータを判定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSS及びSSSのシーケンスそれぞれに基づいて、セルの物理セル識別子(PCI)を判定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づいて、セルのフレーム境界の位置を判定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、伝送パターンに従って伝送されたことを示し得、伝送パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
【0095】
PBCHは、QPSK変調を使用し得、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、ポーラコーディングを使用し得る。PBCHがまたがる1つ以上のシンボルは、PBCHの復調のために1つ以上のDMRSを搬送し得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)及び/又はSS/PBCHブロックタイミングインデックスの指標を含み得る。これらのパラメータは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに1つ以上のパラメータを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含み得る。MIBは、UEがセルに関連付けられた残りの最小システム情報(RMSI)を特定するために使用される。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含み得る。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジューリングするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの1つ以上のパラメータを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメータを使用してデコーディングされ得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づいて、UEに周波数が指し示され得る。UEは、UEに指し示される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
【0096】
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで伝送された1つ以上のSS/PBCHブロックが、準共位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間Rxパラメータを有する)と想定し得る。UEは、SS/PBCHブロック伝送に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
【0097】
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に伝送され得る。一実施例では、第1のSS/PBCHブロックは、第1のビームを使用して第1の空間方向に伝送され得、第2のSS/PBCHブロックは、第2のビームを使用して第2の空間方向に伝送され得る。
【0098】
一実施例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを伝送し得る。一実施例では、複数のSS/PBCHブロックの第1のSS/PBCHブロックの第1のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第2のSS/PBCHブロックの第2のPCIとは異なり得る。異なる周波数位置で伝送されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なり得るか、又は同じであり得る。
【0099】
CSI-RSは、基地局によって伝送され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定又はその他の任意の適切な目的のために、1つ以上のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの1つ以上でUEを構成し得る。UEは、1つ以上のCSI-RSを測定し得る。UEは、1つ以上のダウンリンクCSI-RSの測定に基づいて、ダウンリンクチャネル状態を推定し、及び/又はCSI報告を生成し得る。UEは、CSI報告を基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
【0100】
基地局は、1つ以上のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間及び周波数ドメイン内の位置及び周期性と関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動及び/又は停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動及び/又は停止されることをUEに示し得る。
【0101】
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、又は半永続的にCSI報告を提供するようにUEを構成し得る。周期的CSI報告の場合、UEは、複数のCSI報告のタイミング及び/又は周期性で構成され得る。非周期的CSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半持続性CSIレポートについては、基地局は、周期的レポートを周期的に伝送し、選択的に起動又は停止するようUEを構成し得る。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセット及びCSIレポートでUEを構成し得る。
【0102】
CSI-RS構成は、例えば、最大32のアンテナポートを示す1つ以上のパラメータを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成され得る。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSと関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成され得る。
【0103】
ダウンリンクDMRSは、基地局によって伝送され得、チャネル推定のためにUEによって使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、1つ以上のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために1つ以上の可変及び/又は構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも1つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングされ得る。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成し得る。DMRS構成は、1つ以上のDMRSポートをサポートし得る。例えば、シングルユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大8つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はスクランブルシーケンスは、同じか、又は異なり得る。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRS及び対応するPDSCHを伝送し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために1つ以上のダウンリンクDMRSを使用し得る。
【0104】
一実施例では、トランスミッタ(例えば、基地局)は、伝送帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、トランスミッタは、第1の帯域幅に第1のプリコーダマトリックスを、第2の帯域幅に第2のプリコーダマトリックスを使用し得る。第1のプリコーダマトリックス及び第2のプリコーダマトリックスは、第1の帯域幅が第2の帯域幅とは異なることに基づき異なり得る。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
【0105】
PDSCHは、1つ以上の層を含み得る。UEは、DMRSを有する少なくとも1つのシンボルが、PDSCHの1つ以上の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
【0106】
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって伝送され得、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調及びコーディングスキーム(MCS))に使用される1つ以上のパラメータとの関連付けを使用して、UE固有ベースで構成され得る。構成されるとき、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。NRネットワークは、時間及び/又は周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを仮定し得る。PT-RSポート数は、スケジューリングされたリソース内のDMRSポート数よりも少ない場合がある。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジューリングされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、レシーバでの位相追跡を容易にするためにシンボル上で伝送され得る。
【0107】
UEは、チャネル推定のために、アップリンクDMRSを基地局に伝送し得る。例えば、基地局は、1つ以上のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCH及び/又はPUCCHでアップリンクDMRSを伝送し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたり得る。基地局は、1つ以上のアップリンクDMRS構成でUEを構成し得る。少なくとも1つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングされ得る。1つ以上のアップリンクDMRSは、PUSCH及び/又はPUCCHの1つ以上のシンボルで伝送するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRS及び/又は二重シンボルDMRSをスケジューリングするために使用し得る、PUSCH及び/又はPUCCHのためのフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンク及びアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートし得、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はDMRSのスクランブルシーケンスは、同じか、又は異なり得る。
【0108】
PUSCHは、1つ以上の層を含み得、UEは、PUSCHの1つ以上の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも1つのシンボルを伝送し得る。一実施例では、上位層は、PUSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
【0109】
アップリンクPT-RS(位相追跡及び/又は位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在しても、存在しない場合がある。アップリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリング及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調及びコーディングスキーム(MCS))に使用される1つ以上のパラメータの組み合わせによってUE固有ベースに構成され得る。構成されるとき、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを仮定し得る。PT-RSポート数は、スケジューリングされたリソース内のDMRSポート数よりも少ない場合がある。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
【0110】
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリング及び/又はリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に伝送され得る。UEによって伝送されるSRSは、基地局が1つ以上の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH伝送のために1つ以上のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、1つ以上のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、1つ以上のSRSリソースを用いてUEを構成し得る。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメータによって構成され得る。例えば、上位層パラメータがビーム管理を示すとき、1つ以上のSRSリソースセット(例えば、同一/同様の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、及び/又は同様のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)伝送され得る。UEは、SRSリソースセット内の1つ以上のSRSリソースを伝送し得る。NRネットワークは、非周期的、周期的、及び/又は半持続的SRS伝送をサポートし得る。UEは、1つ以上のトリガタイプに基づきSRSリソースを伝送し得、1つ以上のトリガタイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)及び/又は1つ以上のDCIフォーマットを含み得る。一実施例では、少なくとも1つのDCIフォーマットが、UEが1つ以上の構成されるSRSリソースセットのうちの少なくとも1つを選択するために用いられ得る。SRSトリガタイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガされたSRSを指し得る。SRSトリガタイプ1は、1つ以上のDCIフォーマットに基づきトリガされたSRSを指し得る。一実施例では、PUSCHとSRSが同じスロットで伝送されるときに、UEは、PUSCH及び対応するアップリンクDMRSの伝送の後にSRSを伝送するように構成され得る。
【0111】
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、又は非周期性SRSの表示)、スロット、ミニスロット、及び/又はサブフレームレベル周期性、周期的及び/又は非周期性SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、及び/又はSRSシーケンスIDのうちの少なくとも1つを示す1つ以上のSRS構成パラメータを用いてUEを準統計学的に構成し得る。
【0112】
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第1のシンボル及び第2のシンボルが同じアンテナポート上に伝送される場合、レシーバは、アンテナポート上の第1のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第2のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、及び/又は同様のもの)を推測し得る。第1のアンテナポート及び第2のアンテナポートは、第1のアンテナポート上の第1のシンボルが搬送されるチャネルの1つ以上の大規模特性が、第2のアンテナポートの第2のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得る場合、準共位置に配置される(QCLされる)と称され得る。1つ以上の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間受信(Rx)パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0113】
ビームフォーミングを使用するチャネルは、ビーム管理が必要とする。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、及びビーム指標を含み得る。ビームは、1つ以上の基準信号と関連付けられ得る。例えば、ビームは、1つ以上のビームフォーミングされた基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定報告を生成し得る。UEは、RRC接続が基地局でセットアップされた後、ダウンリンクビーム測定手順を実行し得る。
【0114】
図11Bは、時間及び周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の一実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたり得る。基地局は、1つ以上のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを伝送できる。次のパラメータの1つ以上は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRC及び/又はMACシグナリング)によって設定できる。CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボル及びリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、及び無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメータ、CSI-RSシーケンスパラメータ、符号分割多重化(CDM)タイプパラメータ、周波数密度、伝送コーム、疑似コロケーション(QCL)パラメータ(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、及び/又は他の無線リソースパラメータ。
【0115】
図11Bに示す3つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。3つのビーム(ビーム#1、ビーム#2、及びビーム#3)が図11Bに示され、それより多い、又はそれより少ないビームが構成され得る。ビーム#1は、第1のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで伝送され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第2のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで伝送され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第3のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで伝送され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を伝送するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを伝送し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することにより、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
【0116】
図11Bに示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって伝送され、1つ以上の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定し得る。基地局は、報告構成を用いてUEを構成し得、UEは、報告構成に基づいて、RSRP測定値をネットワークに(例えば、1つ以上の基地局を介して)報告し得る。一実施例では、基地局は、報告された測定結果に基づいて、いくつかの基準信号を含む1つ以上の伝送構成指標(TCI)状態を判定し得る。一実施例では、基地局は、1つ以上のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、及び/又はDCIを介して)。UEは、1つ以上のTCI状態に基づき判定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク伝送を受信し得る。一実施例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有しても有しない場合がある。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルタに基づいて、伝送(Tx)ビームの空間ドメインフィルタを判定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルタを判定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づいて、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって伝送される1つ以上のSRSリソースの測定値に基づいて、UEのためのアップリンクビームを選択し、示し得る。
【0117】
ビーム管理手順において、UEは、1つ以上のビームペアリンク、基地局によって伝送される伝送ビーム、及びUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づいて、UEは、例えば、1つ以上のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、又は類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、チャネル品質インジケータ(CQI)、及び/又はランクインジケータ(RI)を含む、1つ以上のビームペア品質パラメータを示すビーム測定報告を伝送し得る。
【0118】
図12Aは、3つのダウンリンクビーム管理手順、すなわち、P1、P2、及びP3の例を示す。手順P1は、例えば、1つ以上の基地局Txビーム及び/又はUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、伝送受信点(TRP)(又は複数のTRP)の伝送(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示される反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に、破線の矢印で示される時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にし得る。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるよう反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実行し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム判定のための手順P3を実行し得る。
【0119】
図12Bは、3つのアップリンクビーム管理手順、すなわち、U1、U2、及びU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、1つ以上のUE Txビーム及び/又は基地局Rxビーム(U1の最上行及び最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行することを可能にし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示される時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示される反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実行し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実行し得る。
【0120】
UEは、ビーム失敗の検出に基づいて、ビーム失敗リカバリ(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づいて、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、及び/又は同様のもの)を伝送し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号電力閾値より低い受信信号電力、タイマの満了、及び/又は類似のものを有する)という判定に基づいて、ビーム失敗を検出し得る。
【0121】
UEは、1つ以上のSS/PBCHブロック、1つ以上のCSI-RSリソース、及び/又は1つ以上の復調基準信号(DMRS)を含む1つ以上の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、及び/又はRSリソースで測定されるCSI値の1つ以上に基づき得る。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、及び/又は類似のもの)の1つ以上のDM-RSと準同じ位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソース及び1つ以上のDMRSは、RSリソースを介したUEへの伝送からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメータ、フェード、及び/又は類似のもの)が、チャネルを介してUEへの伝送からのチャネル特性と類似又は同一であるとき、QCLされ得る。
【0122】
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNB及び/又はng-eNB)及び/又はUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC-IDLE状態のUE及び/又はRRC-INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC-CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク伝送のために)、及び/又はアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を獲得し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、及び/又は同様のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム失敗リカバリ要求のためのランダムアクセス手順を開始し得る。ネットワークは、ハンドオーバーのための、及び/又はSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
【0123】
図13Aは、4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに伝送し得る。図13Aに示される手順は、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、及びMsg4 1314の4つのメッセージの伝送を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(又はランダムアクセスプリアンブル)を含み得、及び/又はプリアンブルと称され得る。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を称され得、及び/又はランダムアクセス応答(RAR)と称され得る。
【0124】
構成メッセージ1310は、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して伝送され得る。1つ以上のRRCメッセージは、UEへの1つ以上のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメータを示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメータ(例えば、RACH-configGeneral)、セル固有のパラメータ(例えば、RACH-ConfigCommon)、及び/又は専用パラメータ(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも1つを含み得る。基地局は、1つ以上のRRCメッセージを1つ以上のUEにブロードキャスト又はマルチキャストし得る。1つ以上のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態及び/又はRRC_INACTIVE状態において、UEに伝送される専用RRCメッセージ)。UEは、1つ以上のRACHパラメータに基づいて、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313の伝送に対する時間周波数リソース及び/又はアップリンク伝送電力を判定し得る。1つ以上のRACHパラメータに基づいて、UEは、Msg2 1312及びMsg4 1314を受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを判定し得る。
【0125】
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータは、Msg1 1311の伝送に利用可能な1つ以上の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。1つ以上のPRACH機会は、事前定義され得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のPRACH機会の1つ以上の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のPRACH機会と、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のプリアンブルと、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上の基準信号は、SS/PBCHブロック及び/又はCSI-RSであり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、及び/又はSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
【0126】
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータを使用して、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンク伝送電力を判定し得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブル伝送のための基準電力(例えば、受信したターゲット電力及び/又はプリアンブル伝送の初期電力)を示し得る。1つ以上のRACHパラメータによって示される1つ以上の電力オフセットがあり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、電力ランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311及びMsg3 1313の伝送間の電力オフセット、及び/又はプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、UEが少なくとも1つの基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)及び/又はアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリア及び/又は補完的アップリンク(SUL)キャリア)を判定し得るための、1つ以上の閾値を示し得る。
【0127】
Msg1 1311は、1つ以上のプリアンブル伝送(例えば、プリアンブル伝送及び1つ以上のプリアンブル再伝送)を含み得る。RRCメッセージは、1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及び/又はグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、1つ以上のプリアンブルを含み得る。UEは、パスロス測定及び/又はMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルグループを判定し得る。UEは、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSB及び/又はrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも1つの基準信号を判定し得る。UEは、例えば、1つ以上のプリアンブルと少なくとも1つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、1つ以上の基準信号及び/又は選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも1つのプリアンブルを選択し得る。
【0128】
UEは、構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータに基づいて、プリアンブルを判定し得る。例えば、UEは、パスロス測定、RSRP測定、及び/又はMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルを判定し得る。別の例として、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル伝送の最大数、及び/又は1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及びグループB)を判定するための1つ以上の閾値を示し得る。基地局は、1つ以上のRACHパラメータを使用して、1つ以上のプリアンブルと1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づいて、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを判定し得る。Msg1 1311は、1つ以上のPRACH機会を介して基地局に伝送され得る。UEは、プリアンブルの選択及びPRACH機会の判定のために、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を使用し得る。1つ以上のRACHパラメータ(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndex及び/又はra-OccasionList)は、PRACH機会と1つ以上の基準信号との間の関連付けを示し得る。
【0129】
UEは、プリアンブル伝送後に応答が受信されない場合、プリアンブル再伝送を実行し得る。UEは、プリアンブル再伝送のためにアップリンク伝送電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、パスロス測定及び/又はターゲット受信プリアンブル電力に基づいて、初期プリアンブル伝送電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再伝送することを判定し得、アップリンク伝送電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再伝送のランピングステップを示す1つ以上のRACHパラメータ(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再伝送のためのアップリンク伝送電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル伝送と同じである基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を判定する場合、UEはアップリンク伝送電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル伝送及び/又は再伝送の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、例えば、プリアンブル伝送の数が、1つ以上のRACHパラメータ(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、ランダムアクセス手順の完了に失敗したと判定し得る。
【0130】
UEによって受信されるMsg2 1312は、RARを含み得る。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含み得る。Msg2 1312は、Msg1 1311の伝送の後、又はそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの伝送タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3 1313の伝送のためのスケジューリング許可、及び/又は一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。UEは、プリアンブルを伝送した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)をスタートし得る。UEは、UEがプリアンブルを伝送するために使用するPRACH機会に基づいて、いつ時間ウィンドウをスタートするかを判定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの1つ以上のシンボルの後に(例えば、プリアンブル伝送の終了からの第1のPDCCH機会に)、時間ウィンドウをスタートし得る。1つ以上のシンボルは、ヌメロロジに基づき判定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する1つ以上のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを伝送するPRACH機会と関連付けられ得る。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、及び/又はPRACH機会のULキャリアインジケータに基づいて、RA-RNTIを判定し得る。RA-RNTIの一実施例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
s_idは、PRACH機会の第1のOFDMシンボルのインデックスであり得(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第1のスロットのインデックスであり得(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであり得(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル伝送に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を伝送し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に伝送し得、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313及びMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させ得る。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、及び/又は任意の他の適切な識別子)を含み得る。
【0131】
Msg4 1314は、Msg3 1313の伝送の後、又はそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、又はそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、伝送された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定し得る、及び/又はUEは、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。
【0132】
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリア及び通常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、2つの別個のRACH構成、すなわち、SULキャリアのためのものと、NULキャリアのためのものでUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスの場合、ネットワークは、どのキャリア(NUL又はSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、1つ以上の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを判定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313)のアップリンク伝送は、選択されたキャリア上にとどまり得る。UEは、1つ以上の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313との間)中にアップリンクキャリアを切り替え得る。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づいて、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンクキャリアを判定及び/又は切り替え得る。
【0133】
図13Bは、2ステップ競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順に類似して、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに伝送し得る。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、2つのメッセージ、すなわち、Msg1 1321及びMsg2 1322の伝送を含む。Msg1 1321及びMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311及びMsg2 1312に類似し得る。図13A及び図13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313及び/又はMsg4 1314に類似したメッセージを含まない場合がある。
【0134】
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム失敗リカバリ、他のSI要求、SCell追加、及び/又はハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに示すか、又は割り当て得る。UEは、PDCCH及び/又はRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の指標を受信し得る。
【0135】
プリアンブルを伝送した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)をスタートし得る。ビーム失敗リカバリ要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウ及び/又は別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)宛のPDCCH伝送を監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の伝送及び対応するMsg2 1322の受信の後、又はこれに応答して、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH伝送がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が正常に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって伝送されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、及び/又はRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、正常に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する応答確認の指標として判定し得る。
【0136】
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13A及び図13Bに示されるランダムアクセス手順に類似して、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに伝送し得る。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310及び/又は構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、2つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331及びMsg B 1332の伝送を含む。
【0137】
Msg A 1331は、UEによってアップリンク伝送で伝送され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の1つ以上の伝送及び/又はトランスポートブロック1342の1つ以上の伝送を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似及び/又は同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、及び/又は類似のもの)を含み得る。UEは、Msg A 1331を伝送した後、又はそれに応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13A及び13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、及び/又は図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似及び/又は同等である内容を含み得る。
【0138】
UEは、ライセンスされたスペクトル及び/又はライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、1つ以上の要因に基づいて、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを判定し得る。1つ以上の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、及び/又は類似のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされた対ライセンスされていない)、及び/又は任意の他の好適な要因であり得る。
【0139】
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメータに基づいて、プリアンブル1341及び/又はMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソース及び/又はアップリンク伝送電力を判定し得る。RACHパラメータは、変調及びコーディングスキーム(MCS)、時間周波数リソース、及び/又はプリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の伝送のための時間周波数リソース及びトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の伝送のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、及び/又はCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメータは、UEが、Msg B 1332の監視及び/又は受信のための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを判定することを可能にし得る。
【0140】
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、及び/又はデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を伝送し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当て及び/又はMCS)、競合解決のためのUE識別子、及び/又はRNTI(例えば、C-RNTI又はTC-RNTI)のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって伝送されるプリアンブルに一致し、及び/又はMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順の完了に成功したと判定し得る。
【0141】
UE及び基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと称され得、PHY層(例えば、層1)及び/又はMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに伝送されるダウンリンク制御シグナリング及び/又はUEから、基地局に伝送されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
【0142】
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソース及び/又はトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション指標、電力制御コマンド、及び/又は他の任意の好適なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって伝送されるペイロードにおいてダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で伝送されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称され得る。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
【0143】
基地局は、伝送エラーの検出を容易にするために、1つ以上の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに付加し得る。DCIがUE(又はUEのグループ)に対して意図されるとき、基地局は、UEの識別子(又はUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値及びCRCパリティビットのModulo-2追加(又は排他的OR演算)を含み得る。識別子は、16ビット値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含み得る。
【0144】
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報及び/又はシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、十六進法で「FFFE」として事前定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト伝送を示し得る。SI-RNTIは、十六進法で「FFFF」として事前定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジューリングのユニキャスト伝送及び/又はPDCCH順序のランダムアクセスのトリガを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI(CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI(TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI(INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI(SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI(SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI(MCS-C-RNTI)、及び/又は類似のものを含む。
【0145】
DCIの目的及び/又は内容に応じて、基地局は、1つ以上のDCIフォーマットでDCIを伝送し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット指標を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEへの伝送を意図していないとUEが仮定する物理リソースブロック及び/又はOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCH又はPUSCH用の伝送電力制御(TPC)コマンドの伝送のために使用され得る。DCIフォーマット2_3は、1つ以上のUEによるSRS伝送のためのTPCコマンドのグループの伝送のために使用され得る。新しい機能のためのDCIフォーマットが、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、又は同じDCIサイズを共有し得る。
【0146】
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネルコーディング(例えば、ポーラコーディング)、レートマッチング、スクランブル及び/又はQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用及び/又は構成されるリソース要素上に、符号化及び変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズ及び/又は基地局のカバレッジに基づいて、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを伝送し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと称される)は、1、2、4、8、16、及び/又は任意の他の好適な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含み得る。REGは、OFDMシンボルにおけるリソースブロックを含み得る。リソース要素上のコーディング及び変調されたDCIのマッピングは、CCE及びREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づき得る。
【0147】
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の一実施例を示す。基地局は、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを伝送し得る。CORESETは、UEが1つ以上の検索空間を使用してDCIをデコーディングしようとする時間周波数リソースを含み得る。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの例では、第1のCORESET1401及び第2のCORESET1402は、スロット内の第1のシンボルで生じる。第1のCORESET1401は、周波数ドメインにおいて第2のCORESET1402と重複する。第3のCORESET1403は、スロット内の第3のシンボルで発生する。第4のCORESET1404は、スロットの第7のシンボルで発生する。CORESETは、周波数ドメインにおいて異なる数のリソースブロックを有し得る。
【0148】
図14Bは、CORESET及びPDCCH処理上のDCI伝送に対するCCE~REGマッピングの一実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)又は非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整及び/又は制御チャネルの周波数選択伝送を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なる又は同じCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポート準備共位置(QCL)パラメータで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメータは、CORESET内のPDCCH受信のために復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
【0149】
基地局は、1つ以上のCORESET及び1つ以上の検索空間セットの構成パラメータを含むRRCメッセージをUEに伝送し得る。構成パラメータは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含み得る。構成パラメータは、アグリゲーションレベルごとに監視されるPDCCH候補の数、PDCCHの監視周期及びPDCCH監視パターン、UEによって監視される1つ以上のDCIフォーマット、及び/又は検索空間セットが、共通検索空間セット又はUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
【0150】
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESETの時間周波数リソースを判定し得る。UEは、CORESETの構成パラメータに基づいて、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブ又は非インターリーブ、及び/又はマッピングパラメータ)を判定し得る。UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を判定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補をデコーディングすることを含み得る。監視は、可能な(又は構成される)PDCCH位置、可能な(又は構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、及び/又はUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成される)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCI内容をデコーディングすることを含み得る。デコーディングは、ブラインドデコーディングと称され得る。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを判定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット指標、ダウンリンクプリエンプション、及び/又は類似のもの)を処理し得る。
【0151】
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)確認応答を含み得る。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に伝送し得る。基地局は、受信したCSIに基づいて、ダウンリンク伝送のための伝送フォーマットパラメータ(例えば、マルチアンテナ及びビームフォーミングスキームを含む)を判定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。UEは、アップリンクデータが基地局に伝送に利用可能であることを示すSRを伝送し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSI報告、SRなど)を伝送し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの1つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを伝送し得る。
【0152】
5つのPUCCHフォーマットが存在し得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI伝送のアップリンクシンボルの数及びUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを判定し得る。PUCCHフォーマット0は、1つ又は2つのOFDMシンボルの長さを有し得、2以下のビットを含み得る。UEは、伝送が1つ又は2つのシンボルを超えており、正又は負のSRを有するHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースにおいてUCIを伝送し得る。PUCCHフォーマット1は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占め得、2以下のビットを含み得る。UEは、伝送が4個以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、1つ又は2つのOFDMシンボルを占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、伝送が1つ又は2つのシンボルを超え、UCIビットの数が2つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、伝送が4個以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、伝送が4つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
【0153】
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメータをUEに伝送し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大4つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、及び/又はUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの1つを使用して伝送し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成されるときに、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、及び/又はCSI)の合計ビット長に基づいて、複数のPUCCHリソースセットのうちの1つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第1のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第1の構成値以下である場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第2のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第1の構成値より大きく、第2の構成値以下である場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第3のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第2の構成値より大きく、第3の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第4のPUCCHリソースセットを選択し得る。
【0154】
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを判定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)伝送のためにPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを判定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケータに基づいて、PUCCHリソースを判定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケータは、PUCCHリソースセット内の8つのPUCCHリソースのうちの1つを示し得る。PUCCHリソースインジケータに基づいて、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケータによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSI及び/又はSR)を伝送し得る。
【0155】
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の一実施例を示す。無線デバイス1502及び基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、又は他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、1つの無線デバイス1502及び1つの基地局1504のみが示される。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じ又は同様の構成を有する、複数のUE及び/又は複数の基地局を含み得ることが理解されよう。
【0156】
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアインターフェース(又は無線インターフェース)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアインターフェース1506上の基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェース上の無線デバイス1502から、基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク伝送は、FDD、TDD、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク伝送から分離され得る。
【0157】
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508及び処理システム1518は、層3及び層2のOSI機能を実装して、伝送のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A図2B図3、及び図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、及びMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
【0158】
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の伝送処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の伝送処理システム1520に提供され得る。伝送処理システム1510及び伝送処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A図2B図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。伝送処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正コーディング、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)又はマルチアンテナ処理、及び/又は類似のものを実行し得る。
【0159】
基地局1504において、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク伝送を受信し得る。無線デバイス1502において、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク伝送を受信し得る。受信処理システム1512及び受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A図2B図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理の場合、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正デコーディング、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMO又はマルチアンテナ処理、及び/又は類似のものを実行し得る。
【0160】
図15に示すように、無線デバイス1502及び基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザMIMO又はマルチユーザMIMO)、伝送/受信多様性、及び/又はビームフォーミングなどの1つ以上のMIMO又はマルチアンテナ技術を実行するために使用され得る。他の例では、無線デバイス1502及び/又は基地局1504は、単一アンテナを有し得る。
【0161】
処理システム1508及び処理システム1518は、それぞれメモリ1514及びメモリ1524と関連付けられ得る。メモリ1514及びメモリ1524(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)は、本出願において考察される1つ以上の機能を実施するために、処理システム1508及び/又は処理システム1518によって実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを記憶し得る。図15には示されていないが、伝送処理システム1510、伝送処理システム1520、受信処理システム1512、及び/又は受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを格納するメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合され得る。
【0162】
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサを含み得る。1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び/又は他のプログラマーブルロジックデバイス、ディスクリートゲート及び/又はトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、信号コーディング/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、及び/又は無線デバイス1502及び基地局1504が無線環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0163】
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526に接続され得る。1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526は、特徴及び/又は機能を提供するソフトウェア及び/又はハードウェア、例えば、スピーカ、マイク、キーパッド、ディスプレイ、タッチパッド、電源、衛星トランシーバ、ユニバーサルシリ線ユニアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤ、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、並びに/又は1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサ、レーダセンサ、ライダセンサ、超音波センサ、光センサ、カメラ、及び/若しくは同様のもの)を含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上の周辺装置1516及び/又は1つ以上の周辺装置1526からユーザ入力データを受信し、及び/又はユーザ出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、及び/又は無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成され得る。電源は、1つ以上の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502及び基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
【0164】
図16Aは、アップリンク伝送のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを表すベースバンド信号は、1つ以上の機能を実行し得る。この1つ以上の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、1つ又はいくつかの伝送層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)又はCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効であるときに、アップリンク伝送のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効でないときに、図16Aによって、アップリンク伝送のためのCP-OFDM信号が生成され得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他のメカニズムを実装し得ることが予想される。
【0165】
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMA又はCP-OFDMベースバンド信号及び/又は複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。伝送前にフィルタリングが用いられ得る。
【0166】
図16Cは、ダウンリンク伝送の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、1つ以上の機能を実行し得る。この1つ以上の機能は、物理チャネル上で伝送されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの1つ又はいくつかの伝送層上へのマッピング、アンテナポート上での伝送のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポートごとの複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、及び/又は同様のものを含み得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他のメカニズムを実装し得ることが予想される。
【0167】
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための別の例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートのための複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。伝送前にフィルタリングを用いられ得る。
【0168】
無線デバイスは、複数のセル(例えば、一次セル、二次セル)の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも1つの基地局(例えば、二重接続の2つ以上の基地局)と通信し得る。1つ以上のメッセージ(例えば、構成パラメータの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメータを含み得る。例えば、構成パラメータは、物理層及びMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメータを含み得る。例えば、構成パラメータは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、及び/又は通信チャネルのためのタイマの値を示すパラメータを含み得る。
【0169】
タイマが開始されると実行を開始し、停止するまで、又は満了するまで、実行を継続し得る。タイマは、実行していない場合にスタートされ得るか、又は実行している場合に再スタートされ得る。タイマは、値と関連付けられ得る(例えば、タイマは、ある値からスタート若しくは再スタートされ得るか、又は0からスタートされ、値に到達すると満了し得る)。タイマの持続時間は、(例えば、BWP切り替えにより)タイマが停止するか、又は満了するまで更新され得ない。タイマを使用して、プロセスの時間期間/ウィンドウを測定し得る。本明細書が、1つ以上のタイマに関連する実装及び手順を指す場合、1つ以上のタイマを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマを実装するための複数の方法のうちの1つ以上が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマのスタート及び満了の代わりに、2つの時間スタンプ間の時間差が使用され得る。タイマが再スタートされるとき、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再スタートされ得る。他の例示的な実装は、時間ウィンドウの測定を再スタートするために提供され得る。
【0170】
無線デバイスは、例えば、基地局から、1つ以上の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを受信し得る。無線デバイスは、トランスポートブロック(例えば、PUSCH)をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)を受信し得る。DCIは、SRIフィールドを含まない場合がある。無線デバイスは、例えば、DCIが、SRIフィールドを含まないことに基づいて、デフォルト開ループ電力制御パラメータ(例えば、ターゲット受信電力P_0-PUSCH、経路損失補償係数alpha、閉ループプロセス番号1)を決定し得る。デフォルト開ループ電力制御パラメータは、(デフォルト)経路損失基準信号を含まない場合がある。
【0171】
無線デバイスは、デフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて、伝送電力を決定し得る。無線デバイスは、伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを伝送し得る。
【0172】
一実施例では、無線デバイスは、第1のTRP及び第2のTRPを含む複数のTRPによって機能され得る(例えば、複数のTRPへ伝送/から受信する)。無線デバイスは、第1のTRP及び第2のTRPのうちのトランスポートブロック(例えば、PUSCH)の繰り返しをスケジュールするDCIを受信し得る。無線デバイスは、1つ以上の第1の伝送機会において、第1のTRPに向かって/へ/のために、トランスポートブロックを伝送し得、及び1つ以上の第2の伝送機会において、第2のTRPに向かって/へ/のために、トランスポートブロックを伝送し得る。これにより、トランスポートブロックの伝送の信頼性が増加し得る。例えば、第1のTRPが妨害(例えば、木、建物などによる)を経験するときには、第2のTRPがトランスポートブロックを受信し得る。
【0173】
一実施例では、トランスポートブロックの繰り返しをスケジュールするDCIは、SRIフィールドを含まない場合がある。SRIフィールドを含まないDCIは、例えば、第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールドを含まないDCIを含み得る。SRIフィールドを含まないDCIは、例えば、第1のSRIフィールドを含み、かつ第2のSRIフィールドを含まないDCIを含み得る。既存の技術の実施において、無線デバイスは、DCIが、SRIフィールドを含まないことに基づいて、デフォルト開ループ電力制御パラメータを決定し得る。無線デバイスは、デフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて決定される伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックの繰り返しを伝送し得る。トランスポートブロックの繰り返しに対して、(同じ)伝送電力を使用すること、又は(同じ)デフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて伝送電力を決定することは、効率的ではない場合がある。例えば、トランスポートブロックの繰り返しは、第1のTRP及び第2のTRPに向かってもよく、第1のTRP及び第2のTRPは同一位置に配置されない場合がある。第1のTRP及び第2のTRPの位置/方向は、異なり得る。第1のTRP及び第2のTRPは、異なるチャネル条件(例えば、チャネルのフェード、距離、妨害など)の対象となる場合がある。(同じ)伝送電力を使用すること、及び/又は(同じ)デフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて伝送電力を決定することは、トランスポートブロックの繰り返しに対して不正確な伝送電力(例えば、必要な伝送電力よりも低い又は高い)をもたらし得る。無線デバイスは、不正確な伝送電力を伴って/使用して第1のTRP及び第2のTRPのうちの少なくとも1つに向かってトランスポートブロックを伝送し得るこれにより、他のセル及び/又は無線デバイスへの干渉が増加する可能性がある。
【0174】
例示的な実施形態は、無線デバイスが複数のTRPに向けて/に/のためにトランスポートブロックの繰り返しを伝送するときに、開ループ電力制御パラメータの決定を強化/改善する。例示的な実施形態では、トランスポートブロックの繰り返しをスケジュールするDCIが、SRIフィールド(例えば、第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールドの両方)を含まないときに、無線デバイスは、2つのデフォルト開ループ電力制御パラメータを決定し得る。
【0175】
無線デバイスは、2つのデフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて、2つの伝送電力を決定し得る。無線デバイスは、2つの伝送電力のうちの第1の伝送電力を伴って/使用して、(第1のTRPに向かって/に、)1つ以上の第1の伝送機会で、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、2つのデフォルト開ループ電力制御パラメータの第1のデフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて、第1の伝送電力を決定し得る。無線デバイスは、2つの伝送電力のうちの第2の伝送電力を伴って/使用して、(第2のTRPに向かって/に、)1つ以上の第2の伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、2つのデフォルト開ループ電力制御パラメータの第2のデフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて、第2の伝送電力を決定し得る。
【0176】
例示的実施形態では、トランスポートブロックの繰り返しをスケジュールするDCIは、第1のSRIフィールドを含む場合があり、かつ第2のSRIフィールドを含まない場合がある。この場合、無線デバイスは、トランスポートブロックの繰り返しのために、第2のデフォルト開ループ電力制御パラメータを決定し得る。無線デバイスは、第1のSRIフィールドによって示される開ループ電力制御パラメータに基づいて決定される第1の伝送電力を伴って/使用して、第1のTRPに向かって/に1つ以上の第1の伝送機会において、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2のデフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて決定される第2の伝送電力を伴って/使用して、第2のTRPに向かって/に、1つ以上の第2の伝送機会において、トランスポートブロックを伝送し得る。
【0177】
異なるTRPに向けたトランスポートブロックの繰り返しのために、2つの(異なる)デフォルト開ループ電力制御パラメータに基づいて2つの(異なる)伝送電力を使用すること、又は2つの(異なる)開ループ電力制御パラメータに基づいて伝送電力を決定することは、正確な伝送電力の決定をもたらし得る。無線デバイスは、正確な伝送電力を伴って/使用して、各TRPに向けてトランスポートブロックを伝送し得る。これは、他のセル及び/又は無線デバイスへのアップリンク干渉の低減をもたらし得る。これにより、トランスポートブロックの信頼性の高い受信をもたらし、エラーレートを低減し得る。
【0178】
図17図18及び図19は、本開示の実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御の例を示す。
【0179】
図20は、本開示の実施形態の一態様による、アップリンクの繰り返しスキームの一実施例である。
【0180】
無線デバイスは、1つ以上のメッセージを受信し得る(例えば、図17図19の時間T0で)。一実施例では、無線デバイスは、基地局から1つ以上のメッセージを受信し得る。1つ以上のメッセージは、1つ以上の構成パラメータを含み得る。一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、RRC構成パラメータであり得る。一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、RRC再構成パラメータであり得る。
【0181】
一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、セル用であり得る。一実施例では、1つ以上の構成パラメータのうちの少なくとも1つの構成パラメータは、セル用であり得る。一実施例では、セルは一次セル(PCell)であり得る。一実施例では、セルは二次セル(SCell)であり得る。セルは、PUCCHで構成される二次セル(例えば、PUCCH SCell)であり得る。一実施例では、セルは、例えば、ライセンスされていない帯域で動作する、ライセンスされていないセルであり得る。一実施例では、セルは、例えば、ライセンスされた帯域で動作する、ライセンスされたセルであり得る。一実施例では、セルは、第1の周波数範囲(FR1)で動作し得る。FR1は、例えば、6GHz未満の周波数帯を含み得る。一実施例では、セルは、第2の周波数範囲(FR2)で動作し得る。FR2は、例えば、24GHz~52.6GHzの周波数帯を含み得る。
【0182】
一実施例において、無線デバイスは、第1の時間及び第1の周波数で、セルを介してアップリンク伝送(例えば、PUSCH、PUCCH、SRS)を行ってもよい。無線デバイスは、第2の時間及び第2の周波数で、セルを介してダウンリンク受信(例えば、PDCCH、PDSCH)を実行し得る。一実施例では、セルは、時間分割二重(TDD)モードで動作し得る。TDDモードでは、第1の周波数及び第2の周波数は同じであり得る。TDDモードでは、第1の時間と第2の時間が異なり得る。一実施例では、セルは、周波数分割二重(FDD)モードで動作し得る。FDDモードでは、第1の周波数と第2の周波数は異なり得る。FDDモードでは、第1の時間と第2の時間は同じであり得る。
【0183】
一実施例では、無線デバイスは、RRC接続モードであり得る。一実施例では、無線デバイスは、RRCアイドルモードであり得る。一実施例では、無線デバイスは、RRC非アクティブモードであり得る。
【0184】
一実施例において、セルは、複数のBWPを含み得る。複数のBWPは、セルのアップリンクBWPを含む1つ以上のアップリンクBWPを含み得る。複数のBWPは、セルのダウンリンクBWPを含む1つ以上のダウンリンクBWPを含み得る。
【0185】
一実施例において、複数のBWPのあるBWPは、アクティブ状態及び非アクティブ状態のうちの1つであり得る。一実施例では、1つ以上のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPのアクティブ状態において、無線デバイスは、ダウンリンクBWP上で/用に/経由でダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、DCI、CSI-RS、PDSCH)を監視し得る。一実施例では、1つ以上のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPのアクティブ状態において、無線デバイスは、ダウンリンクBWP上で/を介して/に対してPDSCHを受信し得る。一実施例では、1つ以上のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPの非アクティブ状態では、無線デバイスは、ダウンリンクBWP上で/を介して/に対してダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、DCI、CSI-RS、PDSCH)を監視しない場合がある。1つ以上のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPの非アクティブ状態では、無線デバイスは、ダウンリンクBWP上で/を介して/に対してダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、DCI、CSI-RS、PDSCH)を監視すること(又は受信すること)をストップし得る。一実施例では、1つ以上のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPの非アクティブ状態では、無線デバイスは、ダウンリンクBWP上で/を介して/のためにPDSCHを受信しない場合がある。1つ以上のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPの非アクティブ状態では、無線デバイスは、ダウンリンクBWP上で/を介して/のためにPDSCHを受信することをストップし得る。
【0186】
一実施例では、1つ以上のアップリンクBWPのアップリンクBWPのアクティブ状態において、無線デバイスは、アップリンクBWP上で/を介してアップリンク信号/チャネル(例えば、PUCCH、プリアンブル、PUSCH、PRACH、SRSなど)を伝送することができる。一実施例では、1つ以上のアップリンクBWPのアップリンクBWPの非アクティブ状態では、無線デバイスは、アップリンクBWP上で/を介してアップリンク信号/チャネル(例えば、PUCCH、プリアンブル、PUSCH、PRACH、SRSなど)を伝送し得ない。
【0187】
一実施例において、無線デバイスは、セルの1つ以上のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPをアクティブにすることができる。一実施例では、ダウンリンクBWPを起動することは、無線デバイスが、ダウンリンクBWPをセルのアクティブダウンリンクBWPとして設定すること(又はそれにスイッチングすること)を含み得る。一実施例では、ダウンリンクBWPを起動することは、無線デバイスがダウンリンクBWPをアクティブ状態に設定することを含み得る。一実施例において、ダウンリンクBWPの起動は、ダウンリンクBWPを非アクティブ状態からアクティブ状態に切り替えることを含み得る。
【0188】
一実施例において、無線デバイスは、セルの1つ以上のアップリンクBWPのアップリンクBWPを起動し得る。一実施例では、アップリンクBWPを起動することは、無線デバイスが、アップリンクBWPをセルのアクティブアップリンクBWPとして設定すること(又はそれにスイッチングすること)を含み得る。一実施例では、アップリンクBWPを起動することは、無線デバイスがアップリンクBWPをアクティブ状態に設定することを含み得る。一実施例において、アップリンクBWPの起動は、アップリンクBWPを非アクティブ状態からアクティブ状態に切り替えることを含み得る。
【0189】
一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、セルの(アクティブな)ダウンリンクBWPのためのものであり得る。一実施例において、1つ以上の構成パラメータの少なくとも1つの構成パラメータは、セルのダウンリンクBWPのためのものであり得る。
【0190】
一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、セルの(アクティブな)アップリンクBWPのためのものであり得る。一実施例において、1つ以上の構成パラメータの少なくとも1つの構成パラメータが、セルのアップリンクBWPのためのものであり得る。
【0191】
一実施例では、無線デバイスは、例えば、UE能力情報を含むUE能力メッセージを基地局へ伝送し得る。
【0192】
一実施例では、UE能力情報は、アップリンクビームスイープ(例えば、beamCorrespondenceWithoutUL-BeamSweeping)なしで、ビームコレスポンデンスのサポートを示し/構成し得る。一実施例において、無線デバイスは、UE能力メッセージにおけるbeamCorrespondenceWithoutUL-BeamSweepingの値を、第1の値(例えば、1つ)に設定して、アップリンクスイープなしにビームコレスポンデンスのサポートを示し得る。アップリンクビームスイープなしのビームコレスポンデンスのサポートを示すUE能力情報に基づいて、無線デバイスは、アップリンクビームスイープに頼ることなく、ダウンリンク測定に基づいて、アップリンク伝送用の(好適な)ビーム(又は空間ドメイン伝送フィルタ)を決定/選択し得る。無線デバイスは、アップリンクビームスイープに基づいてアップリンク伝送用の(好適な)ビーム(又は空間ドメイン伝送フィルタ)を決定/選択しない場合がある。
【0193】
一実施例では、UEの能力情報は、アップリンク信号(例えば、PUCCH、PUSCH、トランスポートブロック、SRS)の伝送の繰り返しのサポートを示し得る。繰り返しは、例えば、TDMにおいてであり得る。繰り返しは、例えば、FDMにおいてであり得る。繰り返しは、例えば、SDM/SFN(例えば、空間ドメイン/分割多重化)においてであり得る。繰り返しは、例えば、CDM(例えば、コードドメイン/分割多重化)においてであり得る。無線デバイスは、例えば、UE能力情報が、アップリンク信号の繰り返しのサポートを示すことに基づいて、アップリンク信号の伝送を繰り返し得る。
【0194】
実施例では、1つ以上の構成パラメータは、ターゲット電力レベルセットリスト(例えば、p0-PUSCH-SetList)を示してもよい。ターゲット電力レベルセットリストは、1つ以上のターゲット電力レベルセット(例えば、P0-PUSCH-Set)を示し/含み得る。1つ以上の構成パラメータは、セルの1つ以上のターゲット電力レベルセット(又はターゲット電力レベルセットリスト)を示し得る。1つ以上の構成パラメータは、セルの(アクティブ)アップリンクBWPに対する1つ以上のターゲット電力レベルセット(又はターゲット電力レベルセットリスト)を示し得る。無線デバイスは、アップリンクチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、SRS)の伝送電力決定のために、1つ以上のターゲット電力レベルセットを使用し得る。
【0195】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力レベルセットに対する(例えば、上位層パラメータp0-PUSCH-SetIdによって提供される)1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックス/識別子を示し得る。一実施例では、1つ以上のターゲット電力レベルセットの各ターゲット電力レベルセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのそれぞれのターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。一実施例では、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスの第1のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットの第2のターゲット電力レベルセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスの第2のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され得る。
【0196】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、ターゲット電力経路損失補償セットリスト(例えば、p0-AlphaSets)を示してもよい。ターゲット電力経路損失補償セットリストは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セット(例えば、P0-PUSCH-AlphaSet)を示し/含み得る。1つ以上の構成パラメータは、セルに対する1つ以上のターゲット電力経路損失補償セット(又はターゲット電力経路損失補償セットリスト)を示し得る。1つ以上の構成パラメータは、セルの(アクティブ)アップリンクBWPに対する1つ以上のターゲット電力経路損失補償セット(又はターゲット電力経路損失補償セットリスト)を示し得る。無線デバイスは、アップリンクチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、SRS)の伝送電力決定のために、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットを使用し得る。
【0197】
実施例では、1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのインデックス/識別子(例えば、上位層パラメータP0-PUSCH-AlphaSetIdによって提供される)を、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットに対して示し得る。一実施例では、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットの各ターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットインデックスのそれぞれのターゲット電力経路損失補償セットインデックスによって識別され/指示され得る。一実施例では、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットの第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットインデックスの第1のターゲット電力経路損失補償セットインデックスによって識別され得る。1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットの第2のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットインデックスの第2のターゲット電力経路損失補償セットインデックスによって識別され得る。
【0198】
一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、1つ以上の電力制御パラメータセット(例えば、SRI-PUSCH-PowerControl)を示し得る。
【0199】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、1つ以上の電力制御パラメータセットに対する1つ以上の電力制御パラメータセットインデックス/識別子(例えば、上位層パラメータsri-PUSCH-PowerControlIdによって提供される)を示し得る。一実施例では、1つ以上の電力制御パラメータセットの各電力制御パラメータセットは、1つ以上の電力制御パラメータセットインデックスのそれぞれの電力制御パラメータセットインデックスによって、識別/示され得る。一実施例では、1つ以上の電力制御パラメータセットのうちの第1の電力制御パラメータセットは、1つ以上の電力制御パラメータセットインデックスのうちの第1の電力制御パラメータセットインデックスによって識別され得る。1つ以上の電力制御パラメータセットのうちの第2の電力制御パラメータセットは、1つ以上の電力制御パラメータセットインデックスのうちの第2の電力制御パラメータセットインデックスによって識別され得る。
【0200】
1つ以上の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされる)。1つ以上の電力制御パラメータセットの各電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットのそれぞれのターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされる)。例えば、1つ以上の電力制御パラメータセットの第1の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされる)。1つ以上の構成パラメータは、第1の電力制御パラメータセットについて、第1のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットのインデックス(例えば、p0-PUSCH-SetId)を示し得る。1つ以上の電力制御パラメータセットの第2の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第2のターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされる)。1つ以上の構成パラメータは、第2の電力制御パラメータセットについて、第2のターゲット電力レベルセットの第2のターゲット電力レベルセットのインデックス(例えば、p0-PUSCH-SetId)を示し得る。1つ以上の電力制御パラメータセットの第3の電力制御パラメータセットは、第1のターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされ得る)。1つ以上の構成パラメータは、第3の電力制御パラメータセットに対して、第1のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットインデックスを示し得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスは、第1のターゲット電力レベルセットインデックス及び第2のターゲット電力レベルセットインデックスを含み得る。1つ以上の構成パラメータは、例えば、1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力レベルセットとの間のマッピングを示し得る。1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力レベルセットとの間のマッピングは、例えば、事前定義され/固定され/事前構成されていてもよい。1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力レベルセットとの間のマッピングは、例えば、1対1のマッピングであってもよい。1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力レベルセットとの間のマッピングは、例えば、1対多のマッピングであってもよい。1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力レベルセットとの間のマッピングは、例えば、多対1のマッピングであってもよい。
【0201】
1つ以上の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットを示し得る(又はマッピングされる)。1つ以上の電力制御パラメータセットの各電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのそれぞれのターゲット電力経路損失補償セットを示し得る(又はマッピングされる)。例えば、1つ以上の電力制御パラメータセットの第1の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットの第1のターゲット電力経路損失補償セットを示し得る(又はマッピングされる)。1つ以上の構成パラメータは、第1の電力制御パラメータセットについて、第1のターゲット電力経路損失補償セットの第1のターゲット電力経路損失補償セットのインデックス(例えば、P0-PUSCH-AlphaSetId)を示し得る。1つ以上の電力制御パラメータセットの第2の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットの第2のターゲット電力経路損失補償セットを示し得る(又はマッピングされる)。1つ以上の構成パラメータは、第2の電力制御パラメータセットについて、第2のターゲット電力経路損失補償セットの第2のターゲット電力経路損失補償セットのインデックス(例えば、P0-PUSCH-AlphaSetId)を示し得る。1つ以上の電力制御パラメータセットの第3の電力制御パラメータセットは、第1のターゲット電力経路損失補償セットを示し得る(又はマッピングされ得る)。1つ以上の構成パラメータは、第3の電力制御パラメータセットに対して、第1のターゲット電力経路損失補償セットの第1のターゲット電力経路損失補償セットインデックスを示してもよい。1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットインデックスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットインデックス及び第2のターゲット電力経路損失補償セットインデックスを含み得る。1つ以上の構成パラメータは、例えば、1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットとの間のマッピングを示し得る。1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットとの間のマッピングは、例えば、事前定義され/固定され/事前構成され得る。1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットとの間のマッピングは、例えば、1対1のマッピングであり得る。1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットとの間のマッピングは、例えば、1対多のマッピングであってもよい。1つ以上の電力制御パラメータセットと1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットとの間のマッピングは、例えば、多対1のマッピングであってもよい。
【0202】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、ターゲット電力レベルセットリスト(例えば、p0-PUSCH-SetList)を示さない場合がある。1つ以上の構成パラメータは、例えば、セルに対して、ターゲット電力レベルセットリストを示さない場合がある。1つ以上の構成パラメータは、例えば、セルの(アクティブ)アップリンクBWPに対して、ターゲット電力レベルセットリストを示さない場合がある。
【0203】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力レベルセット(例えば、P0-PUSCH-Set)を示さない場合がある。1つ以上の構成パラメータは、例えば、セルに対して、ターゲット電力レベルセットを示さない場合がある。1つ以上の構成パラメータは、例えば、セルの(アクティブ)アップリンクBWPに対して、1つ以上のターゲット電力レベルセットリストを示さない場合がある。
【0204】
一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、1つ以上の電力制御パラメータセット(例えば、SRI-PUSCH-PowerControl)を示さない場合がある。1つ以上の構成パラメータは、例えば、セルに対して、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さない場合がある。1つ以上の構成パラメータは、例えば、セルの(アクティブ)アップリンクBWPに対して、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さない場合がある。
【0205】
一実施例では、開ループパラメータの値は、2と等しくてもよい(例えば、j=2)。開ループパラメータの値が2に等しいことは、スケジュールされたPUSCH伝送を示し得る(例えば、動的アップリンクグラントを介して)。開ループパラメータの値が0に等しいことは、ランダムアクセス手順に対するmsg3 PUSCH伝送を示し得る。開ループパラメータの値が1に等しいことは、構成済みのアップリンクグラント(例えば、グラント-フリーPUSCH伝送)に対するPUSCH伝送を示し得る。
【0206】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットを含む複数のSRSリソースセットを示し得る。少なくとも2つのSRSリソースセットは、第1のSRSリソースセット(例えば、図17におけるSRSリソースセット1)及び第2のSRSリソースセット(例えば、図17におけるSRSリソースセット2)を含み得る。
【0207】
一実施例では、少なくとも2つのSRSリソースセットのうちのあるSRSリソースセット(例えば、第1のSRSリソースセット及び/又は第2のSRSリソースセット)は、周期的であり得る。1つ以上の構成パラメータは、SRSリソースセットの周期的リソースタイプ(例えば、上位層パラメータのリソースタイプが周期的に設定されている)を示し得る。
【0208】
一実施例では、少なくとも2つのSRSリソースセットのうちのあるSRSリソースセット(例えば、第1のSRSリソースセット及び/又は第2のSRSリソースセット)は、非周期的であり得る。1つ以上の構成パラメータは、SRSリソースセットの非周期的リソースタイプ(例えば、上位層パラメータのリソースタイプが非周期的に設定されている)を示し得る。
【0209】
一実施例では、少なくとも2つのSRSリソースセットのうちのあるSRSリソースセット(例えば、第1のSRSリソースセット及び/又は第2のSRSリソースセット)は、半持続的であり得る。1つ以上の構成パラメータは、SRSリソースセットの半持続性リソースタイプ(例えば、上位層パラメータのリソースタイプが半持続性に設定されている)を示し得る。
【0210】
一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットのためのあるSRS使用パラメータを含み得る。
【0211】
SRS使用パラメータは、例えば、コードブック(例えば、使用=コードブック)であり得る(設定される)。少なくとも2つのSRSリソースセットは、SRS使用パラメータがコードブックである(設定される)ことに基づいて、コードブックベースのアップリンク伝送(例えば、PUSCH伝送)に使用され得る。少なくとも2つのSRSリソースセットの各SRSリソースセットは、コードブックベースのアップリンク伝送に使用され得る。
【0212】
SRS使用パラメータは、例えば、非コードブック(例えば、使用=非コードブック)であり得る(設定される)。少なくとも2つのSRSリソースセットは、非コードブックである(セットされる)SRS使用パラメータに基づいて、非コードブックベースのアップリンク伝送(例えば、PUSCH伝送)に使用され得る。少なくとも2つのSRSリソースセットの各SRSリソースセットは、非コードブックベースのアップリンク伝送に使用され得る。
【0213】
1つ以上の構成パラメータは、SRSリソースセットのための第1のSRS使用パラメータを含み得る。1つ以上の構成パラメータは、SRSリソースセットのための第2のSRS使用パラメータを含み得る。
【0214】
一実施例では、第1のSRS使用パラメータは、コードブックであり得る(にセットされ得る)。第2のSRS使用パラメータは、コードブックであり得る(に設定され得る)。
【0215】
一実施例では、第1のSRS使用パラメータは、非コードブックであり得る(に設定され得る)。第2のSRS使用パラメータは、非コードブックであり得る(に設定され得る)。
【0216】
一実施例では、無線デバイスは、DCI(例えば、図17図19における時間T1において)を受信/検出し得る。DCIは、例えば、DCIフォーマット0-0であり得る。DCIは、例えば、DCIフォーマット0-1であり得る。DCIは、例えば、DCIフォーマット0-2であり得る。DCIフォーマットは、例えば、DCIフォーマット0-x、x=0、1、2、3、...であり得る。
【0217】
一実施例では、DCIは、トランスポートブロック(例えば、PUSCH伝送)の伝送をスケジュールし得る。DCIは、アップリンクチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH)上で/介してトランスポートブロック(例えば、図17図19におけるTB)の伝送をスケジュールし得る。DCIは、トランスポートブロックの伝送のための動的アップリンクグラントを含み得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又は動的アップリンクグラント)によって示されるアップリンクリソースを介して、トランスポートブロック(例えば、図17図19におけるTB)を伝送し得る。アップリンクチャネルは、アップリンクリソースを含み得る。(アクティブ)アップリンクBWPは、アップリンクリソースを含み得る。
【0218】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、1つ以上の構成アップリンクグラント(例えば、上位層パラメータConfiguredGrantConfigによって)を示し得る。1つ以上の構成済みアップリンクグラントは、ある構成済みアップリンクグラントを含み得る。一実施例では、構成済みアップリンクグラントは、タイプ2構成済みアップリンクグラント(又は構成済みグラントタイプ2)であり得る。タイプ2構成済みアップリンクグラントにおいて、PDCCHはアップリンクグラントを示し/提供し得る。DCI(又は層1シグナリング)は、構成済みアップリンクグラントアクティブを示し得る。無線デバイスは、DCIを受信することが、構成済みアップリンクグラントアクティブ化を示すことに基づいて、構成済みアップリンクグラントとして、アップリンクグラントを記憶し得る。一実施例では、DCIは、構成済みアップリンクグラントをアクティブにし得る。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH)上/を介して、構成済みアップリンクグラントのためのトランスポートブロック(例えば、図17図19におけるTB)を伝送し得る。無線デバイスは、トランスポートブロック(例えば、PUSCH伝送)を、構成済みアップリンクグラントの1つ以上の周期的アップリンクリソースを介して伝送し得る。1つ以上の周期的なアップリンクリソースは、アップリンクリソース(例えば、PUSCHリソース、PUCCHリソース、SRSリソース)を含み得る。アップリンクチャネルは、1つ以上のアップリンクリソースを含み得る。(アクティブ)アップリンクBWPは、アップリンクリソースを含み得る。
【0219】
一実施例では、無線デバイスは、ランダムアクセス手順のためにトランスポートブロックを伝送しない場合がある。無線デバイスは、ランダムアクセス手順のmsg3伝送のためにトランスポートブロックを伝送しない場合がある。トランスポートブロックの伝送は、ランダムアクセス応答(RAR)アップリンクグラントに対応するPUSCH再伝送用ではない場合がある。DCIは、RARアップリンクグラントによって(初期に)スケジュールされたPUSCH伝送の再伝送をスケジュールできない場合がある。
【0220】
DCIは、時間ドメインリソースアライメント(TDRA)フィールドを含み得る。TDRAフィールドは、リソース割り当てテーブルを示し得る。リソース割り当てテーブルは、例えば、1つ以上の構成パラメータによって示され得る。リソース割り当てテーブルは、例えば、事前構成済み/固定済みであり得る。TDRAフィールドは、トランスポートブロックに対する繰り返し数(例えば、numberofrepetitions)を示し得る。リソース割り当てテーブルは、繰り返し数(例えば、numberofrepetitions)を含み得る。繰り返し数(例えば、numberofrepetitions)は、リソース割り当てテーブルに存在し得る。図17図19において、繰り返し数は4に等しい(例えば、numberofrepetitions=4)。
【0221】
一実施例では、上位層パラメータのnumberofrepetitionsは、DCIのTDRAフィールドによって示されるリソース割り当てテーブルに存在しない場合がある。1つ以上の構成パラメータには、リソース割り当てテーブルにおける上位層パラメータの繰り返し数が含まれない場合がある。一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、繰り返し数(例えば、pusch-AggregationFactor)を示し得る。図17図19では、繰り返し数は4に等しい(例えば、pusch-AggregationFactor=4)。
【0222】
一実施例では、繰り返し数は、アップリンクリソース(又はアップリンクチャネル)(例えば、PUCCHリソース、SRSリソース、PUSCHリソース)を介したトランスポートブロックの繰り返しのためのものであり得る。一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、トランスポートブロックの伝送/繰り返しのために、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会(例えば、PUSCH伝送機会、PUCCH伝送機会)を示し得る。一実施例では、DCIは、トランスポートブロックの伝送/繰り返しのために、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会(例えば、PUSCH伝送機会、PUCCH伝送機会)を示し得る。一実施例では、DCIは、1番目の/開始の/最も早いアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会を示し得る。1番目の/開始の/最も早いアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会に基づいて、無線デバイスは、トランスポートブロックの伝送/繰り返しのために、1番目の/開始の/最も早いアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会を含む複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(例えば、TDRA、FDRAなど)における1つ以上のフィールドに基づいて、1番目の/開始の/最も早いアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会を決定し得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の数は、例えば繰り返し数に等しくあり得る。
【0223】
一実施例では、無線デバイスは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会(例えば、図17図19における時間T2a~T2d)にわたって/の上で/においてトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会にわたって/の上で/においてトランスポートブロック(の伝送)を繰り返し得る。無線デバイスは、トランスポートブロックへ、「繰り返し数」回、伝送し得る。例えば、繰り返し数が4であるときに、無線デバイスは、トランスポートブロックを4回伝送し得る。繰り返し数が2であるときに、無線デバイスは、トランスポートブロックを2回伝送し得る。
【0224】
無線デバイスは、例えば、TDRAフィールドが、繰り返し数を示すことに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会にわたって/の上で/において、トランスポートブロックを(の伝送を)繰り返し得る。
【0225】
無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、繰り返し数を示すことに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会にわたって/の上で/において、トランスポートブロックを(の伝送)を繰り返し得る。
【0226】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、繰り返しスキーム(例えば、FDM-Scheme、TDM-Scheme、SFN-scheme、SDM-Scheme、CDM-Scheme)を示し得る。一実施例では、DCIは、繰り返しスキームを示し得る。DCIは、繰り返しスキームを示す1つ以上のフィールド(例えば、SRIフィールド、TCIフィールド、アンテナポートフィールドなど)を含み得る。繰り返しスキームは、アップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース、SRSリソース、PUSCHリソース)を介したトランスポートブロック(例えば、PUSCH伝送)の伝送の繰り返しのためのものであり得る。繰り返しスキームは、例えば、時間ドメインの繰り返し(例えば、図20におけるTDM)であり得る。繰り返しスキームは、例えば、周波数ドメインの繰り返し(例えば、図20におけるFDM)であり得る。繰り返しスキームは、例えば、コード/空間ドメインの繰り返し(例えば、図20におけるSDM/SFN)であり得る。図17図19において、繰り返しスキームは、時間ドメインの繰り返しである。
【0227】
無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、繰り返しスキームを示すことに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会にわたる/超える/におけるトランスポートブロック(伝送の)を繰り返し得る。
【0228】
トランスポートブロックの繰り返しは、例えば、時間ドメインの繰り返し(例えば、図20におけるTDM、TDMSchemeA、TDMSchemeBなど)であり得る。時間ドメインの繰り返しでは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、時間においてオーバーラップしない場合がある。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の各アップリンク信号/チャネル伝送機会は、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の他のアップリンク信号/チャネル伝送機会に対する、オーバーラップしない時間ドメインリソース割り当てを有し得る。例えば、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会と、時間的にオーバーラップしない場合がある。第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会及び第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会は異なり得る。時間ドメインの繰り返しでは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、周波数においてオーバーラップする場合又はしない場合がある。複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会は、図20における時間領域繰り返し(例えば、TDM)において第1のTX機会、第2のTX機会、第3のTX機会、及び第4のTX機会である。時間ドメインの繰り返しでは、トランスポートブロックの繰り返しは、例えば、時間単位(例えば、TDM-ed)であり得る。無線デバイスは、例えば、時間単位にわたって/の上で/においてトランスポートブロックの伝送を繰り返し得る。時間単位は、例えば、連続的であり得る。時間単位は、例えば、連続的でない場合がある(例えば、時間/シンボル/スロットギャップを有する場合がある)。時間単位の数は、繰り返し数に等しくあり得る。時間単位は、例えば、時間スロットであり得る。時間単位は、例えば、ミニスロットであり得る。時間単位は、例えば、時間シンボル(例えば、OFDMシンボル)であり得る。時間単位は、例えば、サブフレームであり得る。時間単位は、例えば、実際の/名目上の繰り返しであり得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、時間単位であり得る/発生し得る。例えば、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、時間単位の第1の時間単位であり得る/発生し得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、時間単位の第2の時間単位などであり得る/発生し得る。第1の時間単位は、第2の時間単位とは異なり得る。第1の時間単位は、第2の時間単位とは時間的にオーバーラップしない場合がある。
【0229】
トランスポートブロックの繰り返しは、例えば、周波数ドメインの繰り返し(例えば、図20におけるFDM、FDMSchemeA、FDMSchemeBなど)であり得る。時間ドメインの繰り返では、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、時間においてオーバーラップする場合又はオーバーラップしない場合がある。周波数ドメインの繰り返しでは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、周波数においてオーバーラップしない場合がある。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の各アップリンク信号/チャネル伝送機会は、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の他のアップリンク信号/チャネル伝送機会に対して、オーバーラップしない周波数ドメインリソース割り当てを有し得る。例えば、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会を伴って、周波数において、オーバーラップしない場合がある。第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会及び第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、時間においてオーバーラップし得る。第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会及び第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会は異なり得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会は、図20における周波数ドメイン繰り返し(例えば、FDM)において第1のTX機会、第2のTX機会である。周波数ドメインの繰り返しでは、トランスポートブロックの繰り返しは、例えば、周波数単位(例えば、周波数、PRB、周波数帯、サブバンド、帯域幅部分、セル)であり得る/発生し得る。無線デバイスは、例えば、周波数単位にわたって/の上で/においてトランスポートブロックの伝送を繰り返し得る。周波数単位は、例えば、連続的であり得る。周波数単位は、例えば、連続的ではない場合がある(例えば、周波数/PRBギャップを有し得る)。周波数単位の数は、繰り返し数に等しくあり得る。周波数単位は、例えば、周波数帯であり得る。周波数単位は、例えば、物理リソースブロック(PRB)であり得る。周波数単位は、例えば、BWPであり得る。周波数単位は、例えば、セルであり得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、周波数単位であり得る/発生し得る。例えば、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、周波数単位の第1の周波数単位であり得る/発生し得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、周波数単位の第2の周波数単位などであり得る/発生し得る。第1の周波数単位は、第2の周波数単位とは異なり得る。第1の周波数単位は、第2の周波数単位とは周波数においてオーバーラップしない場合がある。
【0230】
トランスポートブロックの繰り返しは、例えば、コード/空間ドメインの繰り返しスキーム(例えば、図20におけるSDM/SFN、SDMスキーム、CDMスキーム、SDMScheme、CDMSchemeなど)であり得る。コード/空間ドメインの繰り返しスキームでは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会が、時間においてオーバーラップし得る。コード/空間ドメインの繰り返しスキームでは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会が、周波数においてオーバーラップし得る。コード/空間ドメインの繰り返しでは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、アップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、又は単一のアップリンク信号/チャネル伝送機会)であり得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の各アップリンク信号/チャネル伝送機会は、同じであり得る(又はアップリンク信号/チャネル伝送機会又は単一のアップリンク信号/チャネル伝送機会と同じ)。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の各アップリンク信号/チャネル伝送機会は、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のうちの他のアップリンク信号/チャネル伝送機会に対して、オーバーラップしている周波数ドメインリソース割り当てを有し得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の各アップリンク信号/チャネル伝送機会は、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の他のアップリンク信号/チャネル伝送機会に対してオーバーラップする時間ドメインリソース割り当てを有し得る。例えば、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会と、時間及び周波数においてオーバーラップし得る。第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、第1のTX機会)及び第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、第2のTX機会)は、同じであり得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会は、図20におけるコード/空間ドメイン繰り返し(例えば、SDM/SFN)において第1のTX機会、第2のTX機会である。第1のTX機会及び第2のTX機会は、コード/空間ドメインの繰り返しにおいて同じであり得る(例えば、時間及び周波数においてオーバーラップし得る)。コード/空間ドメインの繰り返しにおいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、同じ周波数単位(例えば、周波数、PRB、周波数帯、帯域幅部分、セル)で発生し得る。例えば、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1の周波数単位と、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2の周波数単位は、周波数においてオーバーラップし得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、同じ時間単位(例えば、シンボル、実際/公称の繰り返し、ミニスロット、スロット、サブフレームなど)で発生し得る。例えば、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1の時間単位と、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2の時間単位は、時間的にオーバーラップし得る。
【0231】
例えば、図17図19において、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、1番目のTX機会、1番目の時間スロット、1番目の実際/公称の繰り返し)、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、2番目のTX機会、2番目の時間スロット、2番目の実際/公称の繰り返し)、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、3番目のTX機会、3番目の時間スロット、3番目の実際/公称の繰り返し)、第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、4番目のTX機会、4番目の時間スロット、4番目の実際/公称の繰り返し)を含む。
【0232】
一実施例では、無線デバイスは、複数の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、トランスポートブロックの伝送のために、複数の伝送電力を決定/計算/算出し得る。
【0233】
無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用してトランスポートブロックの伝送を実行し得る。無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを伝送し得る。
【0234】
無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックの繰り返しのために、複数の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用してトランスポートブロックの伝送を繰り返し得る(例えば、図17図19における時間T2a~T2dにて)。無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックの繰り返しを伝送し得る。
【0235】
一実施例では、無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会(例えば、図17図19における時間T2a~T2d)にわたって/の上で/において、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、複数の伝送電力の各伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のそれぞれのアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/上で/においてトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、複数の伝送電力のそれぞれの伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の各アップリンク信号/チャネル伝送機会においてトランスポートブロックを伝送し得る。
【0236】
無線デバイスは、複数の伝送電力の第1の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/上で/においてトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、複数の伝送電力の第2の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/上で/においてトランスポートブロックを伝送し得る。図17図19では、1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、1番目のTX機会、1番目の時間スロット、時間T2aにおける1番目の実際/公称の繰り返し)及び第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、3番目のTX機会、3番目の時間スロット、時間T2cにおける3番目の実際/公称繰り返し)である。1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、2番目のTX機会、2番目の時間スロット、時間T2bでの2番目の実際/公称の繰り返し)及び第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、4番目のTX機会、4番目の時間スロット、時間T2dでの4番目の実際/公称の繰り返し)である。
【0237】
一実施例では、繰り返しの数は2であり得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(1番目のTX機会)、及び第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、2番目のTX機会)を含み得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会に適用し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会に適用し得る。
【0238】
一実施例では、繰り返しの数は、2より大きく(又は多く)あり得る。一実施例においては、1つ以上の構成パラメータが周期的マッピングを示し得る。周期的マッピングは、例えば、周期的に(例えば、周期的に伝送電力を切り替える)、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会への複数の伝送電力のマッピングを可能にし/示すことができる。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、1番目のTX機会)で、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会に適用し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、2番目のTX機会)で、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会に適用し得る。同じ伝送電力マッピングパターンは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、周期的マッピングを示すことに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のアップリンク信号/チャネル伝送機会にとどまり続けることができる。とどまったアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会及び第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会を含まない場合がある。例えば、繰り返し数が4に等しい場合、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、3番目のTX機会)、及び第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、4番目のTX機会)を含み得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会及び第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会で、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会及び第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会で、トランスポートブロックを伝送し得る。例えば、繰り返し数が8に等しいときに、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、1番目のTX機会)、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、2番目のTX機会)、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、3番目のTX機会)、第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、4番目のTX機会)、第5のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、5番目のTX機会)、第6のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、6番目のTX機会)、第7のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、7番目のTX機会)、及び第8のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、8番目のTX機会)を含み得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第5のアップリンク信号/チャネル伝送機会、及び第7のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第6のアップリンク信号/チャネル伝送機会、及び第8のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。図17図19は、周期的マッピングの例を示す(例えば、第1の伝送電力は第1及び第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会に使用され、第2の伝送電力は第2の及び第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会に使用される)。
【0239】
一実施例では、繰り返しの数は、2より大きく(又は多く)あり得る。一実施例においては、1つ以上の構成パラメータが順次マッピングを示し得る。順次マッピングは、例えば、順次(例えば、順次伝送電力を切り替える)、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会への複数の伝送電力のマッピングを可能にし得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のうちの第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、1番目のTX機会)における、及び複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のうちの第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、2番目のTX機会)における、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会に、及び第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会に、適用し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のうちの第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、3番目のTX機会)における、及び複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のうちの第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、4番目のTX機会)における、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会に、及び第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会に、適用し得る。同じ伝送電力マッピングパターンは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、順次のマッピングを示すことに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のアップリンク信号/チャネル伝送機会にとどまり続けることができる。とどまったアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会、及び第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会を含まない場合がある。例えば、繰り返し数が4に等しい場合、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、3番目のTX機会)、及び第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、4番目のTX機会)を含み得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会及び第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会で、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会及び第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会で、トランスポートブロックを伝送し得る。例えば、繰り返し数が8に等しいときに、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会は、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、1番目のTX機会)、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、2番目のTX機会)、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、3番目のTX機会)、第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、4番目のTX機会)、第5のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、5番目のTX機会)、第6のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、6番目のTX機会)、第7のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、7番目のTX機会)、及び第8のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、8番目のTX機会)を含み得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第5のアップリンク信号/チャネル伝送機会、及び第6のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、第3のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第4のアップリンク信号/チャネル伝送機会、第7のアップリンク信号/チャネル伝送機会、及び第8のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0240】
一実施例では、無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを、繰り返しスキームを示す1つ以上の構成パラメータに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/の上で/において、伝送し得る。
【0241】
実施例では、1つ以上の構成パラメータは、有効化パラメータ(例えば、PUSCH繰り返し、PUCCH繰り返し、enableTwoPLForPUSCH繰り返し、enableTwoPowerControlForPUSCH繰り返しなど)を含み得る。有効化パラメータは、「enabled」に設定され得る。1つ以上の構成パラメータは、有効化パラメータのために「enabled」を示し得る。有効化パラメータの値は、「enabled」を示し得る/であり得る。有効化パラメータは、セル用であり得る。有効化パラメータは、トランスポートブロック(例えば、PUSCH伝送)の繰り返しに対して、複数の伝送電力の決定/選択を可能にし得る。有効化パラメータは、トランスポートブロックの繰り返しに対して、複数の電力制御パラメータ(例えば、経路損失補償係数、ターゲット電力レベル、閉ループプロセス番号、など)の決定/選択を可能にし得る。有効化パラメータは、トランスポートブロック(例えば、PUSCH伝送)の伝送に対して、複数の伝送電力の決定/選択を可能にし得る。有効化パラメータは、複数のTRPに向けて/にトランスポートブロックを伝送するために、複数の伝送電力を決定/選択することを可能にし得る。一実施例では、無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを、有効化に設定される有効化パラメータを含む1つ以上の構成パラメータに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/の上で/において、伝送し得る。一実施例では、無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを、有効化パラメータを含む1つ以上の構成パラメータに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/の上で/において、伝送し得る。
【0242】
一実施例では、無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、1つ以上の構成パラメータが、コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/の上で/においてトランスポートブロックを伝送し得る。
【0243】
一実施例では、無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、1つ以上の構成パラメータが、非コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/の上で/においてトランスポートブロックを伝送し得る。
【0244】
DCIは、アンテナポートフィールドを含み得る。
【0245】
一実施例では、アンテナポートフィールドは、トランスポートブロックに対して、コード分割多重化(CDM)グループ内のDM-RSポートを示し得る。
【0246】
一実施例では、無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを、アンテナポートフィールドが、CDMグループ内のDM-RSポートを示すことに基づいて、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/上で/において伝送し得る。
【0247】
一実施例では、アンテナポートフィールドは、少なくとも2つのCDMグループ内のDM-RSポートを示し得る。
【0248】
無線デバイスは、複数の伝送電力を伴って/使用して、アップリンク信号/チャネル伝送機会(又はアップリンクリソース)においてトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、複数の伝送電力の第1の伝送電力を伴って/使用して、アップリンク信号/チャネル伝送機会(又はアップリンク信号/チャネル伝送機会の第1のシンボルにおいて)、トランスポートブロックの第1の部分(又は1つ以上の第1のデータ層/ストリーム又は1つ以上の第1のDM-RS部分又は1つ以上の第1のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、複数の伝送電力の第2の伝送電力を伴って/使用して、アップリンク信号/チャネル伝送機会(又はアップリンク信号/チャネル伝送機会の第2のシンボルにおいて)、トランスポートブロックの第2の部分(又は1つ以上の第2のデータ層/ストリーム又は1つ以上の第2のDM-RS部分又は1つ以上の第2のシンボル)を伝送し得る。トランスポートブロックは、第1の部分及び第2の部分を備え得る。トランスポートブロックは、1つ以上の第1のデータ層/ストリーム及び1つ以上の第2のデータ層/ストリームを備え得る。トランスポートブロックは、1つ以上の第1のシンボル及び1つ以上の第2のシンボルを含み得る。例えば、1つ以上の第1のシンボルは、トランスポートブロックのシンボル0、シンボル1、及びシンボル2を含み得、1つ以上の第2のシンボルは、トランスポートブロックのシンボル3、シンボル4、及びシンボル5を含み得る。トランスポートブロックは、シンボル0、シンボル1、...、シンボル4、及びシンボル5を含み得る。アップリンク信号/チャネル伝送の機会は、第1のシンボル及び第2のシンボルを含み得る。
【0249】
無線デバイスは、例えば、アンテナポートフィールドが、少なくとも2つのCDMグループ内のDM-RSポートを示すことに基づいて、第1の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックの第1の部分と、第2の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックの第2の部分とを伝送し得る。
【0250】
無線デバイスは、例えば、DCIの1つ以上のフィールドに基づいて、第1の伝送電力でトランスポートブロックの第1の部分と、第2の伝送電力でトランスポートブロックの第2の部分とを伝送し得る。
【0251】
無線デバイスは、例えば、繰り返しスキームがコード/空間ドメインの繰り返し(図20におけるSDM/SFN)であることに基づいて、第1の伝送電力を伴って/使用してトランスポートブロックの第1の部分と、第2の伝送電力を伴って/使用してトランスポートブロックの第2の部分とを伝送し得る。
【0252】
一実施例では、第1のSRSリソースセットは、第1の複数のSRSリソース(例えば、SRSリソース1、SRSリソース2)を含み得る。第2のSRSリソースセットは、第2の複数のSRSリソース(例えば、SRSリソース3、SRSリソース4)を含み得る。
【0253】
DCIは、第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールドを含む、2つのSRIフィールド(又は2つのUL TCIフィールド又は2つのUL TCI状態/SRIフィールドを示す単一のUL TCIフィールド)を含み得る。DCIは、第1の複数のSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットと、第2の複数のSRSリソースを含む第2のSRSリソースセットとに基づいて、2つのSRIフィールドを含み得る。DCIは、1つより多いSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットと、1つより多いSRSリソースを含む第2のSRSリソースセットとに基づいて、2つのSRIフィールドを含み得る。
【0254】
一実施例では、第1のSRIフィールドは、1つ以上の電力制御パラメータセットのうちの第1の電力制御パラメータセットを示し得る(又は、にマッピングされ得る)。第1のSRIフィールドの値は、第1の電力制御パラメータセットを示し得る。第1のSRIフィールドの値は、第1の電力制御パラメータセットを識別する、1つ以上の電力制御パラメータセットインデックスのうちで、第1の電力制御パラメータセットインデックスに等しくあり得る。第1のSRIフィールドの値は、第1の電力制御パラメータセットインデックスにマッピング(又は示す)され得る(又は、を示し得る)。1つ以上の構成パラメータは、例えば、第1のSRIフィールドと第1の電力制御パラメータセットとの間のマッピングを示し得る。第1のSRIフィールドと第1の電力制御パラメータセットとの間のマッピングは、例えば、事前構成され/事前定義され/事前設定され/固定されてもよい。
【0255】
一実施例では、第1の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされる)。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含んでもよい。1つ以上の値は、1つ以上のターゲット電力レベル(又はターゲット受信電力、又はターゲット受信レベル)に対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上のターゲット電力レベルのそれぞれのターゲット電力レベルに対するものであってもよい。無線デバイスは、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第1のターゲット電力(又は第1のターゲット受信電力、PO_UE_PUSCH、b、f、c(j))を決定し得る。例えば、1つ以上の値(例えば、p0-List)=[7]であるときに、1番目の/開始の/最も早い値は7である。1つ以上の値(例えば、p0-List)=[9、10]であるときに、1番目の/開始の/最も早い値は9である。1つ以上の値(例えば、p0-List)=[-5,8]であるときに、1番目の/開始の/最も早い値は-5である。
【0256】
一実施例では、1つ以上の値における1番目の/開始の/最も早い値は、1つ以上の値を含むベクトル/セットにおける第1の要素/メンバーを含み得る/であり得る。例えば、1つ以上の値=[値1、値2]である場合、1番目の/開始の/最も早い値は、「値1」とし得る。1つ以上の値=[値9、値8]のときに、1番目の/開始の/最も早い値は「値9」とし得る。
【0257】
一実施例では、第1の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットの第1のターゲット電力経路損失補償セットを示し得る(又はマッピングされる)。
【0258】
一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力レベル(例えば、p0)の値を含み得る。無線デバイスは、値に基づいて、第1のターゲット電力(又は第1のターゲット受信電力)を決定し得る。値は、例えば、-16~15の間であってもよい。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。1つ以上の値は、1つ以上のターゲット電力レベル(又はターゲット受信電力、又はターゲット受信レベル)に対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上のターゲット電力レベルのそれぞれのターゲット電力レベルに対するものであってもよい。無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第1のターゲット電力(又は第1のターゲット受信電力)を決定し得る。
【0259】
一実施例では、DCIは、開ループ電力制御(OLPC)パラメータセット指標フィールドを含み得る。開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、1と(等しく)なり得る。第1のSRIフィールドは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされる)。第1のSRIフィールドの値は、第1のターゲット電力レベルセットを示し得る。第1のSRIフィールドの値は、第1のターゲット電力レベルセットを識別する、1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで、第1のターゲット電力レベルセットインデックスと等しくてもよい。第1のSRIフィールドの値は、第1のターゲット電力レベルセットインデックスにマッピング(又は示す)され得る。1つ以上の構成パラメータは、例えば、第1のSRIフィールドと第1のターゲット電力レベルとの間のマッピングを示し得る。第1のSRIフィールドと第1のターゲット電力レベルとの間のマッピングは、例えば、事前構成され/事前定義され/事前設定され/固定されてもよい。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含んでもよい。1つ以上の値は、1つ以上のターゲット電力レベル(又はターゲット受信電力、又はターゲット受信レベル)に対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上のターゲット電力レベルのそれぞれのターゲット電力レベルに対するものであってもよい。無線デバイスは、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第1のターゲット電力(又は第1のターゲット受信電力)を決定し得る。
【0260】
一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、経路損失補償係数(例えば、alpha)の値を含み得る。無線デバイスは、値に基づいて第1の経路損失補償係数を決定し得る。値は、例えば、0と1の間(例えば、[0,1])であってもよい。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、alpha-List)を含み得る。1つ以上の値は、1つ以上の経路損失補償係数に対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上の経路損失補償係数のそれぞれの経路損失補償係数に対するものであってもよい。無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第1の経路損失補償係数を決定し得る。
【0261】
実施例では、第1の電力制御パラメータセットは、閉ループプロセスインデックス(例えば、sri-PUSCH-ClosedLoopIndex)の値を示し/作成し得る。無線デバイスは、値に基づいて第1の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。一実施例では、第1の電力制御パラメータセットは、1つ以上の値(例えば、sri-PUSCH-ClosedLoopIndex-List)を含み得る。1つ以上の値は、1つ以上の閉ループプロセスインデックスに対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上の閉ループプロセスインデックスのそれぞれの閉ループプロセスインデックスに対するものであってもよい。無線デバイスは、第1の電力制御パラメータセットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第1の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0262】
一実施例では、第2のSRIフィールドは、1つ以上の電力制御パラメータセットのうちの第2の電力制御パラメータセットを示し得る(又は、にマッピングされ得る)。第2のSRIフィールドの値は、第2の電力制御パラメータセットを示し得る。第2のSRIフィールドの値は、第2の電力制御パラメータセットを識別する、1つ以上の電力制御パラメータセットインデックスのうちで、第2の電力制御パラメータセットインデックスに等しくあり得る。第2のSRIフィールドの値は、第2の電力制御パラメータセットインデックスにマッピングされ得る(又は、示し得る)。1つ以上の構成パラメータは、例えば、第2のSRIフィールドと第2の電力制御パラメータセットとの間のマッピングを示し得る。第2のSRIフィールドと第2の電力制御パラメータセットとの間のマッピングは、例えば、事前構成され/事前定義され/事前設定され/固定されもよい。
【0263】
一実施例では、無線デバイスは、第1のターゲット電力に基づいて、複数の伝送電力のうちの第1の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含むことに応答して、第1のターゲット電力に基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0264】
一実施例では、無線デバイスは、第1の経路損失補償係数に基づいて、複数の伝送電力のうちの第1の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含むことに応答して、第1の経路損失補償係数に基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0265】
一実施例では、無線デバイスは、第1の閉ループプロセスインデックスに基づいて、複数の伝送電力のうちの第1の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含むことに応答して、第1の閉ループプロセスインデックスに基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0266】
一実施例では、第2の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第2のターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされる)。第2のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。1つ以上の値は、1つ以上のターゲット電力レベル(又はターゲット受信電力、又はターゲット受信レベル)に対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上のターゲット電力レベルのそれぞれのターゲット電力レベルに対するものであってもよい。実施例では、無線デバイスは、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力(又は第2のターゲット受信電力)を決定し得る。例えば、1つ以上の値(例えば、p0-List)=[7]であるときに、1番目の/開始の/最も早い値は7である。1つ以上の値(例えば、p0-List)=[9、10]であるときに、1番目の/開始の/最も早い値は9である。1つ以上の値(例えば、p0-List)=[-5,8]であるときに、1番目の/開始の/最も早い値は-5である。一実施例では、無線デバイスは、第2のターゲット電力セットの1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力(又は第2のターゲット受信電力、PO_UE_PUSCH、b、f、c(j))を決定し得る。例えば、1つ以上の値(例えば、p0-List)=[9、10]である場合、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値は10である。1つ以上の値(例えば、p0-List)=[-5、8]であるときに、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値は8である。実施例では、無線デバイスは、第2のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値のうちの3番目の/3番目の開始の/3番目の最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力(又は第2のターゲット受信電力)を決定し得る。例えば、1つ以上の値(例えば、p0-List)=[9、10、12]である場合、3番目の/3番目の開始の/3番目の最も早い値は12である。1つ以上の値(例えば、p0-List)=[-5、8、-3]である場合、3番目の/3番目の開始の/3番目の最も早い値は-3である。
【0267】
一実施例では、1つ以上の値における2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値は、1つ以上の値を含むベクトル/セットにおける第2の要素/メンバーを含み得る/であり得る。例えば、1つ以上の値=[値1、値2]である場合、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値は、「値2」であってもよい。1つ以上の値=[値10、値9]である場合、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値は、「値9」であり得る。
【0268】
一実施例では、1つ以上の値における3番目の/3番目の開始の/3番目の早い値は、1つ以上の値を含むベクトル/セットにおける第3の要素/メンバーを含み得る/あり得る。例えば、1つ以上の値=[値1、値2、値3]であるときに、3番目の/3番目の開始の/3番目の最も早い値は、「値3」であり得る。1つ以上の値=[値12、値9、値11]であるときに、3番目の/3番目の開始の/3番目の最も早い値は、「値11」であり得る。
【0269】
一実施例では、1つ以上の値における4番目の/4番目の開始の/4番目の早い値は、1つ以上の値を含むベクトル/セットにおける第4の要素/メンバーを含み得る/あり得る。例えば、1つ以上の値=[値1、値2、値3、値4]であるときに、4番目の/4番目の開始の/4番目の最も早い値は、「値4」であってもよい。1つ以上の値=[値8、値9、値11、値3]であるときに、4番目の/4番目の開始の/4番目の最も早い値は、「値3」であってもよい。
【0270】
実施例では、第2の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットの第2のターゲット電力経路損失補償セットを示し得る(又はマッピングされる)。
【0271】
一実施例では、第2のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力レベル(例えば、p0)の値を含み得る。無線デバイスは、値に基づいて、第2のターゲット電力(又は第2のターゲット受信電力)を決定し得る。値は、例えば、-16~15の間であってもよい。一実施例では、第2のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。1つ以上の値は、1つ以上のターゲット電力レベル(又はターゲット受信電力、又はターゲット受信レベル)に対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上のターゲット電力レベルのそれぞれのターゲット電力レベルに対するものであってもよい。無線デバイスは、第2のターゲット電力経路損失補償セットの1つ以上の値のうちの、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力(又は第2のターゲット受信電力)を決定し得る。例えば、1つ以上の値(例えば、p0-List)=[9、10]である場合、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値は10である。1つ以上の値(例えば、p0-List)=[-5,8]であるときに、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値は8である。
【0272】
一実施例では、DCIは、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含み得る。開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、1と(等しく)なり得る。第2のSRIフィールドは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第2のターゲット電力レベルセットを示し得る(又はマッピングされる)。第2のSRIフィールドの値は、第2のターゲット電力レベルセットを示し得る。第2のSRIフィールドの値は、第2のターゲット電力レベルセットを識別する、1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで、第2のターゲット電力レベルセットインデックスと等しくてもよい。第2のSRIフィールドの値は、第2のターゲット電力レベルセットインデックスにマッピング(又は示す)され得る。1つ以上の構成パラメータは、例えば、第2のSRIフィールドと第2のターゲット電力レベルとの間のマッピングを示し得る。第2のSRIフィールドと第2のターゲット電力レベルとの間のマッピングは、例えば、事前構成され/事前定義され/事前設定され/固定されもよい。第2のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。1つ以上の値は、1つ以上のターゲット電力レベル(又はターゲット受信電力、又はターゲット受信レベル)に対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上のターゲット電力レベルのそれぞれのターゲット電力レベルに対するものであってもよい。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力(又は第2のターゲット受信電力)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始/2番目の最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力(又は第2のターゲット受信電力)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値のうちの3番目の/3番目の開始の/3番目の最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力(又は第2のターゲット受信電力)を決定してもよい。
【0273】
一実施例では、第2のターゲット電力経路損失補償セットは、経路損失補償係数(例えば、alpha)の値を含み得る。無線デバイスは、値に基づいて第2の経路損失補償係数を決定し得る。値は、例えば、0と1の間(例えば、[0,1])であってもよい。一実施例では、第2のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、alpha-List)を含み得る。1つ以上の値は、1つ以上の経路損失補償係数に対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上の経路損失補償係数のそれぞれの経路損失補償係数に対するものであってもよい。無線デバイスは、第2のターゲット電力経路損失補償セットの1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始/2番目の最も早い値に基づいて、第2の経路損失補償係数を決定し得る。
【0274】
実施例では、第2の電力制御パラメータセットは、閉ループプロセスインデックス(例えば、sri-PUSCH-ClosedLoopIndex)の値を表示/作成し得る。無線デバイスは、値に基づいて第2の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。一実施例では、第2の電力制御パラメータセットは、1つ以上の値(例えば、sri-PUSCH-ClosedLoopIndex-List)を含み得る。1つ以上の値は、1つ以上の閉ループプロセスインデックスに対するものであってもよい。1つ以上の値の各値は、1つ以上の閉ループプロセスインデックスのそれぞれの閉ループプロセスインデックスに対するものであってもよい。無線デバイスは、第2の電力制御パラメータセットの1つ以上の値のうち、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値に基づいて、第2の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0275】
一実施例では、無線デバイスは、第2のターゲット電力に基づいて、複数の伝送電力のうちの第2の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含むことに応答して、第2のターゲット電力に基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0276】
一実施例では、無線デバイスは、第2の経路損失補償係数に基づいて、複数の伝送電力のうちの第2の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含むことに応答して、第2の経路損失補償係数に基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0277】
一実施例では、無線デバイスは、第2の閉ループプロセスインデックスに基づいて、複数の伝送電力のうちの第2の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含むことに応答して、第2の閉ループプロセスインデックスに基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0278】
図17及び図19では、第1のSRSリソースセットは、単一のSRSリソース(例えば、SRSリソース1)を含み得る。第2のSRSリソースセットは、複数のSRSリソース(例えば、SRSリソース3、SRSリソース4)を含み得る。DCIは、単一のSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットに基づいて、第1のSRIフィールド(又は第1のTCIフィールド)を含まない場合がある。DCIは、複数のSRSリソースを含む第2のSRSリソースセットに基づいて、第2のSRIフィールド(又は第2のTCIフィールド)を含み得る。DCIは、1つより多いSRSリソースを含む第2のSRSリソースセットに基づいて、第2のSRIフィールドを含み得る。
【0279】
図17及び図19では、第1のSRSリソースセットは、例えば、単一のSRSリソース(例えば、図17におけるSRSリソース1)を含み得る。第2のSRSリソースセットは、例えば、単一のSRSリソース(例えば、図17におけるSRSリソースセット2)を含み得る。DCIは、単一のSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットに基づいて、第1のSRIフィールド(又は第1のTCIフィールド)を含まない場合がある。DCIは、単一のSRSリソースを含む第2のSRSリソースセットに基づいて、第2のSRIフィールド(又は第2のTCIフィールド)を含まない場合がある。DCIは、1つより多いSRSリソースを含まない第1のSRSリソースセットに基づいて、第1のSRIフィールドを含まない場合がある。DCIは、1つより多いSRSリソースを含まない第2のSRSリソースセットに基づいて、第2のSRIフィールドを含まない場合がある。DCIは、第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールド(例えば、図17にはないSRIフィールド)を含まない場合がある。
【0280】
図18及び図19において、1つ以上の構成パラメータは、例えば、1つ以上の電力制御パラメータセット(例えば、SRI-PUSCH-PowerControl)を示さない場合がある。例えば、DCIは、第1のSRIフィールドを含む場合又は含まない場合がある。例えば、DCIは、第2のSRIフィールドを含む場合又は含まない場合がある。
【0281】
無線デバイスは、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0282】
図17及び19において、無線デバイスは、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0283】
図18及び図19において、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0284】
1つ以上の構成パラメータは、例えば、ターゲット電力レベル設定リスト(例えば、p0-PUSCH-SetList)を示し得る。1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力レベルセット(例えば、P0-PUSCH-Set)を示してもよい。DCIは、例えば、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含み得る。無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上のターゲット電力レベルセットを示していることに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、DCIが、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含むことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0285】
一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「0」であってもよい。一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「00」であってもよい。無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちの第1のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償正セットであってもよい。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。例えば、ターゲット電力経路損失補償セットリスト=[P0-PUSCH-AlphaSet1,P0-PUSCH-AlphaSet2,P0-PUSCH-AlphaSet3]のときに、第1のターゲット電力経路損失補償セットはP0-PUSCH-AlphaSet1である。ターゲット電力経路損失補償セットリスト=[P0-PUSCH-AlphaSet2,P0-PUSCH-AlphaSet1,P0-PUSCH-AlphaSet3]のときに、第1のターゲット電力経路損失補償セットはP0-PUSCH-AlphaSet2である。1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットは、P0-PUSCH-AlphaSet1、P0-PUSCH-AlphaSet2、及びP0-PUSCH-AlphaSet3を含む。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力レベル(例えば、p0)の値を含み得る。無線デバイスは、値に基づいて第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0286】
一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「1」であってもよい。一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「01」であってもよい。無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで最も低い第1のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスは、第1のターゲット電力レベルセットインデックスを含み得る。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含んでもよい。無線デバイスは、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0287】
一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「10」であってもよい。無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで最も低い第1のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスは、第1のターゲット電力レベルセットインデックスを含み得る。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含んでもよい。無線デバイスは、第1のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値に基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0288】
1つ以上の構成パラメータは、例えば、ターゲット電力レベル設定リスト(例えば、p0-PUSCH-SetList)を示さない場合がある。1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力レベルセット(例えば、P0-PUSCH-Set)を示さない場合がある。DCIは、例えば、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含まない場合がある。無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちの第1のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償正セットであってもよい。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力レベル(例えば、p0)の値を含み得る。無線デバイスは、値に基づいて第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始/最も早い値に基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上のターゲット電力レベルセットを示していないことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、DCIが、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含まないことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0289】
無線デバイスは、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0290】
図17及び19において、無線デバイスは、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0291】
図18及び図19において、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0292】
無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、第1のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償正セットであってもよい。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。例えば、ターゲット電力経路損失補償セットリスト=[P0-PUSCH-AlphaSet1,P0-PUSCH-AlphaSet2,P0-PUSCH-AlphaSet3]のときに、第1のターゲット電力経路損失補償セットはP0-PUSCH-AlphaSet1である。ターゲット電力経路損失補償セットリスト=[P0-PUSCH-AlphaSet3、P0-PUSCH-AlphaSet2、P0-PUSCH-AlphaSet1]のときに、第1のターゲット電力経路損失補償セットはP0-PUSCH-AlphaSet3である。1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットは、P0-PUSCH-AlphaSet1、P0-PUSCH-AlphaSet2、及びP0-PUSCH-AlphaSet3を含む。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、経路損失補償係数(例えば、alpha)の値を含み得る。無線デバイスは、値に基づいて第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、alpha-List)を含み得る。無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0293】
無線デバイスは、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0294】
図17及び19では、無線デバイスは、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスの値は、第1の値と等しくてもよい。第1の値は、例えば、0に等しくあり得る(例えば、l=0)。
【0295】
図18及び図19において、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0296】
一実施例では、無線デバイスは、第1のデフォルトターゲット電力に基づいて、複数の伝送電力のうちの第1の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに応答して、第1のデフォルトターゲット電力に基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに応答して、第1のデフォルトターゲット電力に基づいて第1の伝送電力を決定/計算/算出してもよい。
【0297】
一実施例では、無線デバイスは、第1のデフォルト経路損失補償係数に基づいて、複数の伝送電力のうちの第1の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに応答して、第1のデフォルト経路損失補償係数に基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに応答して、第1のデフォルト経路損失補償係数に基づいて第1の伝送電力を決定/計算/算出してもよい。
【0298】
一実施例では、無線デバイスは、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスに基づいて、複数の伝送電力のうちの第1の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに応答して、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスに基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに応答して、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスに基づいて第1の伝送電力を決定/計算/算出してもよい。
【0299】
図17及び図19では、第1のSRSリソースセットは、例えば、複数のSRSリソース(例えば、SRSリソース1及びSRSリソース2)を含み得る。第2のSRSリソースセットは、単一のSRSリソース(例えば、SRSリソース3)を含み得る。DCIは、単一のSRSリソースを含む第2のSRSリソースセットに基づいて、第2のSRIフィールド(又は第2のTCIフィールド)を含まない場合がある。DCIは、複数のSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットに基づいて、第1のSRIフィールド(又は第1のTCIフィールド)を含み得る。DCIは、1つより多いSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットに基づいて、第1のSRIフィールドを含み得る。
【0300】
図17及び図19では、第1のSRSリソースセットは、例えば、単一のSRSリソース(例えば、図17におけるSRSリソース1)を含み得る。第2のSRSリソースセットは、単一のSRSリソース(例えば、図17におけるSRSリソースセット2)を含み得る。DCIは、単一のSRSリソースを含む第1のSRSリソースセットに基づいて、第1のSRIフィールド(又は第1のTCIフィールド)を含まない場合がある。DCIは、単一のSRSリソースを含む第2のSRSリソースセットに基づいて、第2のSRIフィールド(又は第2のTCIフィールド)を含まない場合がある。DCIは、1つより多いSRSリソースを含まない第1のSRSリソースセットに基づいて、第1のSRIフィールドを含まない場合がある。DCIは、1つより多いSRSリソースを含まない第2のSRSリソースセットに基づいて、第2のSRIフィールドを含まない場合がある。DCIは、第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールド(例えば、図17にはないSRIフィールド)を含まない場合がある。
【0301】
図18及び図19において、1つ以上の構成パラメータは、例えば、1つ以上の電力制御パラメータセット(例えば、SRI-PUSCH-PowerControl)を示さない場合がある。例えば、DCIは、第1のSRIフィールドを含む場合又は含まない場合がある。例えば、DCIは、第2のSRIフィールドを含む場合又は含まない場合がある。
【0302】
無線デバイスは、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0303】
図17及び19において、無線デバイスは、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0304】
図18及び図19において、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0305】
1つ以上の構成パラメータは、例えば、ターゲット電力レベル設定リスト(例えば、p0-PUSCH-SetList)を示し得る。1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力レベルセット(例えば、P0-PUSCH-Set)を示してもよい。DCIは、例えば、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含み得る。無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上のターゲット電力レベルセットを示すことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、DCIが、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含むことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0306】
一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「0」であってもよい。一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「00」であってもよい。無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちの第1のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償正セットであってもよい。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。例えば、ターゲット電力経路損失補償セットリスト=[P0-PUSCH-AlphaSet1,P0-PUSCH-AlphaSet2,P0-PUSCH-AlphaSet3]のときに、第1のターゲット電力経路損失補償セットはP0-PUSCH-AlphaSet1である。1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットは、P0-PUSCH-AlphaSet1、P0-PUSCH-AlphaSet2、及びP0-PUSCH-AlphaSet3を含む。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力レベル(例えば、p0)の値を含み得る。無線デバイスは、値に基づいて第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットの1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちの第2のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第2のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。第2のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストにおいて、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。例えば、ターゲット電力-経路損失補償セットリスト=[P0-PUSCH-AlphaSet1,P0-PUSCH-AlphaSet2,P0-PUSCH-AlphaSet3]のときに、第2のターゲット電力-経路損失補償セットはP0-PUSCH-AlphaSet2である。ターゲット電力-経路損失補償セットリスト=[P0-PUSCH-AlphaSet2、P0-PUSCH-AlphaSet3、P0-PUSCH-AlphaSet1]のときに、第2のターゲット電力-経路損失補償セットはP0-PUSCH-AlphaSet3である。1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットは、P0-PUSCH-AlphaSet1、P0-PUSCH-AlphaSet2、及びP0-PUSCH-AlphaSet3を含む。一実施例では、第2のターゲット電力経路損失補償セットは、値(例えば、p0)を含み得る。無線デバイスは、第2のターゲット電力経路損失補償セットにおける値に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0307】
一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「1」であってもよい。一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「01」であってもよい。無線デバイスは、例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで最も低い第1のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスは、第1のターゲット電力レベルセットインデックスを含み得る。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含んでもよい。無線デバイスは、第1のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値のうちの3番目の/3番目の開始の/3番目の最も早い値に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第2のターゲット電力レベルセットに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第2のターゲット電力レベルセットは、例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットの1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで2番目に最も低い第2のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。第2のターゲット電力レベルセットは、例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットの1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで最も高い、第2のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスは、第2のターゲット電力レベルセットインデックスを含み得る。第2のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。無線デバイスは、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうち、1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0308】
例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットは、第1のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別/示される第1のターゲット電力レベルセットを含み得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットは、第2のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別/示される第2のターゲット電力レベルセットを含み得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットは、第3のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別/示される第3のターゲット電力レベルセットを備え得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスは、第1のターゲット電力レベルセットインデックス、第2のターゲット電力レベルセットインデックス、及び第3のターゲット電力レベルセットインデックスを含み得る。例えば、第1のターゲット電力レベル設定インデックス>第2のターゲット電力レベル設定インデックス>第3のターゲット電力レベル設定インデックスのときに、第2のターゲット電力レベル設定インデックスは、第1のターゲット電力レベル設定インデックス、第2のターゲット電力レベル設定インデックス、及び第3のターゲット電力レベル設定インデックスのうちで2番目の最も低い第2のターゲット電力レベル設定インデックスによって識別/示される。例えば、第3のターゲット電力レベル設定インデックス>第1のターゲット電力レベル設定インデックス>第2のターゲット電力レベル設定インデックスのときに、第1のターゲット電力レベル設定インデックスは、第1のターゲット電力レベル設定インデックス、第2のターゲット電力レベル設定インデックス、及び第3のターゲット電力レベル設定インデックスのうちで2番目の最も低い第1のターゲット電力レベル設定インデックスによって識別/示される。
【0309】
一実施例では、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドの値は、(等しい)「10」であってもよい。無線デバイスは、例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第1のターゲット電力レベルセットに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットの1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで最も低い第1のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスは、第1のターゲット電力レベルセットインデックスを含み得る。第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含んでもよい。無線デバイスは、第1のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値のうちの4番目の/4番目の開始の/4番目の最も早い値に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットの第2のターゲット電力レベルセットに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第2のターゲット電力レベルセットは、例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットの1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで2番目に最も低い第2のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。第2のターゲット電力レベルセットは、例えば、1つ以上のターゲット電力レベルセットの1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスのうちで最も高い、第2のターゲット電力レベルセットインデックスによって識別され/示され得る。1つ以上のターゲット電力レベルセットインデックスは、第2のターゲット電力レベルセットインデックスを含み得る。第2のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。無線デバイスは、第2のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0310】
1つ以上の構成パラメータは、例えば、ターゲット電力レベル設定リスト(例えば、p0-PUSCH-SetList)を示さない場合がある。1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力レベルセット(例えば、P0-PUSCH-Set)を示さない場合がある。DCIは、例えば、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含まない場合がある。無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちの第1のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償正セットであってもよい。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、p0-List)を含み得る。無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットの1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちの第2のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。第2のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。第2のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストにおいて、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。一実施例では、第2のターゲット電力経路損失補償セットは、値(例えば、p0)を含み得る。無線デバイスは、第2のターゲット電力経路損失補償セットにおける値に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上のターゲット電力レベルセットを示さないことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、DCIが、開ループ電力制御パラメータセット指標フィールドを含まないことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0311】
無線デバイスは、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0312】
図17及び19において、無線デバイスは、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0313】
図18及び図19において、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0314】
無線デバイスは、例えば、1つ以上のターゲット電力損失補償セットのうちで、第1のターゲット電力損失補償セットに基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償正セットであってもよい。第1のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストのうちで、1番目の/開始の/最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。一実施例では、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の値(例えば、alpha-List)を含み得る。無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始/2番目の最も早い値に基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のターゲット電力損失補償セットのうちで設定された第2のターゲット電力損失補償セットに基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。第2のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちで、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。第2のターゲット電力経路損失補償セットは、ターゲット電力経路損失補償セットリストにおいて、2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早いターゲット電力経路損失補償セットであってもよい。一実施例では、第2のターゲット電力経路損失補償セットは、値(例えば、alpha)を含み得る。無線デバイスは、第2のターゲット電力損失補償セットの値に基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0315】
無線デバイスは、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0316】
図17及び19では、無線デバイスは、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスの値は、第2の値と等しくてもよい。第2の値は、例えば、1に等しくあり得る(例えば、l=1)。
【0317】
図18及び図19において、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第2のデフォル閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0318】
一実施例では、無線デバイスは、第2のデフォルトターゲット電力に基づいて、複数の伝送電力のうちの第2の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに応答して、第2のデフォルトターゲット電力に基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに応答して、第2のデフォルトターゲット電力に基づいて第2の伝送電力を決定/計算/算出してもよい。
【0319】
一実施例では、無線デバイスは、第2のデフォルト経路損失補償係数に基づいて、複数の伝送電力のうちの第2の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに応答して、第2のデフォルト経路損失補償係数に基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに応答して、第2のデフォルト経路損失補償係数に基づいて第2の伝送電力を決定/計算/算出してもよい。
【0320】
一実施例では、無線デバイスは、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスに基づいて、複数の伝送電力のうちの第2の伝送電力を決定/計算/算出し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに応答して、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスに基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに応答して、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスに基づいて第2の伝送電力を決定/計算/算出してもよい。
【0321】
無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第1の部分又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のデータ層/ストリーム)を伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、図17図19における時間T2a及びT2c)においてトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第2の部分又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のデータ層/ストリーム)を伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、図17図19における時間T2b及びT2d)においてトランスポートブロックを伝送し得る。
【0322】
無線デバイスは、セルのアクティブアップリンクBWPを介してトランスポートブロックを伝送し得る。
【0323】
無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、非コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0324】
無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、非コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0325】
一実施例では、無線デバイスは、複数のTRPに提供される(例えば、伝送し、及び/又はから受信する)。無線デバイスは、複数のTRPによって提供されることに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)及び第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、複数のTRPによって供給されることに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、複数のTRPによって供給されることに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0326】
無線デバイスは、例えば、複数のTRPに向けて、DCI(DCIの1つ以上のフィールド)が、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)及び第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0327】
無線デバイスは、DCI(DCIの1つ以上のフィールド)が、例えば、複数のTRPに向けて/へ、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0328】
無線デバイスは、DCI(DCIの1つ以上のフィールド)が、例えば、複数のTRPに向けて/へ、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0329】
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、有効化パラメータを含むことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)及び第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。有効化パラメータは、「enabled」に設定され得る。1つ以上の構成パラメータは、有効化パラメータのために「enabled」を示し得る。
【0330】
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、有効化パラメータを含むことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。有効化パラメータは、「enabled」に設定され得る。1つ以上の構成パラメータは、有効化パラメータのために「enabled」を示し得る。
【0331】
実施例では、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、有効化パラメータを含むことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。有効化パラメータは、「enabled」に設定され得る。1つ以上の構成パラメータは、有効化パラメータのために「enabled」を示し得る。
【0332】
実施例では、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータが、繰り返しスキーム(例えば、FDM-Scheme、TDM-Scheme、SDM-Scheme、CDM-Scheme)を示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)及び第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定してもよい。繰り返しスキームは、トランスポートブロックの伝送の繰り返し(例えば、PUSCH繰り返し)のためのものであり得る。
【0333】
一実施例では、無線デバイスは、繰り返しスキーム(例えば、FDM-Scheme、TDM-Scheme、SDM-Scheme、CDM-Scheme)を示す1つ以上の構成パラメータに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補正係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。繰り返しスキームは、トランスポートブロックの伝送の繰り返し(例えば、PUSCH繰り返し)のためのものであり得る。
【0334】
一実施例では、無線デバイスは、繰り返しスキーム(例えば、FDM-Scheme、TDM-Scheme、SDM-Scheme、CDM-Scheme)を示す1つ以上の構成パラメータに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補正係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。繰り返しスキームは、トランスポートブロックの伝送の繰り返し(例えば、PUSCH繰り返し)のためのものであり得る。
【0335】
実施例では、無線デバイスは、UEの能力情報が、アップリンクビームスイープなしでビーム対応のサポートを示す/含むことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)及び第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0336】
一実施例では、無線デバイスは、UE能力情報が、アップリンクビームスイープなしに、ビーム対応のサポートを示す/含むことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0337】
一実施例では、無線デバイスは、UE能力情報が、アップリンクビームスイープなしに、ビーム対応のサポートを示す/含むことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0338】
実施例では、無線デバイスは、UEの能力情報が、トランスポートブロックの伝送に対する、例えば繰り返しのサポートを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)及び第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を得る。
【0339】
一実施例では、無線デバイスは、UE能力情報が、例えば、トランスポートブロックの伝送に対する繰り返しのサポートを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0340】
一実施例では、無線デバイスは、UE能力情報が、例えば、トランスポートブロックの伝送に対する繰り返しのサポートを示すことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0341】
無線デバイスは、1つ以上の電力条件に基づいて(例えば、1つ以上の電力条件の対数、電力、及び任意の数式をadding/subtracting/multiplying/dividing/takingによって)、第1の伝送電力を決定し得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第1のデフォルトターゲット電力を含み得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第1のターゲット電力を含んでもよい。1つ以上の電力条件は、例えば、第1のデフォルト経路損失補償係数を含み得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第1の経路損失補償係数を含み得る。1つ以上の電力項は、例えば、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを含んでもよい。1つ以上の電力項は、例えば、第1の閉ループプロセスインデックスを含み得る。
【0342】
無線デバイスは、1つ以上の電力条件に基づいて(例えば、1つ以上の電力条件の対数、電力、及び任意の数式をadding/subtracting/multiplying/dividing/takingによって)、第2の伝送電力を決定し得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第2のデフォルトターゲット電力を含み得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第2のターゲット電力を含み得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第2のデフォルト経路損失補償係数を含み得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第2の経路損失補償係数を含み得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを含み得る。1つ以上の電力条件は、例えば、第2の閉ループプロセスインデックスを含み得る。
【0343】
図21は、本開示の実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御の例示的なフロー図である。
【0344】
一実施例においては、無線デバイスは、1つ以上のメッセージを受信することができる。一実施例では、無線デバイスは、基地局から1つ以上のメッセージを受信し得る。1つ以上のメッセージは、セルの1つ以上の構成パラメータ(例えば、RRC構成パラメータ、RRC再構成パラメータ)を含み得る。
【0345】
1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットを示し得る。一例において、1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットのために、コードブックに設定されるSRS使用パラメータを含み得る。一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットに対する、非コードブックに設定されるSRS使用パラメータを含み得る。
【0346】
1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットの第1のSRSリソースセットに対する第1のSRS使用パラメータを示し得る。第1のSRS使用パラメータは、例えば、コードブックであり得る(にセットされ得る)。第1のSRS使用パラメータは、例えば、非コードブックであり得る(にセットされ得る)。第2のSRS使用パラメータは、例えば、コードブックであり得る(にセットされ得る)。第2のSRS使用パラメータは、例えば、非コードブックであり得る(にセットされ得る)。第1のSRS使用パラメータ及び第2のSRS使用パラメータは、同じであり得る(例えば、両方のコードブック又は両方の非コードブック)。
【0347】
1つ以上の構成パラメータは、1つ以上の電力制御パラメータセット(例えば、SRI-PUSCH-PowerControl)を含み得る。1つ以上の構成パラメータは、1つ以上の電力制御パラメータセットのための1つ以上の電力制御パラメータセットインデックスを示し得る。
【0348】
1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力レベルセット(例えば、P0-PUSCH-Set)を含んでもよい。1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力レベルセットに対する1つ以上のターゲット電力レベルセットのインデックスを示し得る。
【0349】
一実施例では、1つ以上の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力レベルセットにマッピングされてもよい。
【0350】
1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セット(例えば、p0-AlphaSetsのp0-PUSCH-AlphaSet)を含んでもよい。1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットに対する、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのインデックスを示し得る。
【0351】
一実施例では、1つ以上の電力制御パラメータセットは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットにマッピングされてもよい。
【0352】
無線デバイスは、トランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、セルのアクティブアップリンクBWPを介してトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、トランスポートブロックの伝送を繰り返し得る。無線デバイスは、トランスポートブロックの繰り返しを伝送し得る。無線デバイスは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会(例えば、時間スロット、サブスロット、公称/実際の繰り返し、シンボル)にわたって/の上で/においてトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、トランスポートブロックの繰り返しのために、複数のアップリンク信号/チャネル伝送/繰り返し機会にわたって/の上で/においてトランスポートブロックを伝送し得る。
【0353】
無線デバイスは、例えば、DCIを受信し得る。
【0354】
DCIは、例えば、トランスポートブロックをスケジュールし得る。DCIは、トランスポートブロックの繰り返しをスケジュールし得る。DCIは、トランスポートブロックの繰り返しを示し得る。
【0355】
DCIは、例えば、構成済みアップリンクグラント(例えば、タイプ2の構成済みアップリンクグラント)をアクティブ化し得る。無線デバイスは、構成済みアップリンクグラントのためにトランスポートブロックを伝送し得る。DCIは、トランスポートブロックの繰り返しを示し得る。
【0356】
一実施例では、DCIは、第1のSRIフィールドを含み得る。DCIは、第1のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1以上であることに基づいて、第1のSRIフィールドを含み得る。
【0357】
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力レベルセットのうちの第1のターゲット電力レベルセットに基づいて、第1のターゲット電力を決定し得る。例えば、第1のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の電力制御パラメータセットのうちの第1の電力制御パラメータセットにマッピングされてもよい(又はそれらによって示されるか、又はそれと関連付けられてもよい)。第1のSRIフィールド(又は第1のSRIフィールドの値)は、第1の電力制御パラメータセットを示し得る(又はマッピングされ得る)。例えば、第1のターゲット電力レベルセットは、DCIにおける第1のSRIフィールドにマッピングされてもよい。無線デバイスは、例えば、第1のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値のうちの1番目の/開始/最も早い値に基づいて、第1のターゲット電力を決定し得る。
【0358】
実施例では、無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちの第1のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第1のターゲット電力を決定し得る。例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の電力制御パラメータセットのうちの第1の電力制御パラメータセットにマッピングされてもよい(又はそれらによって示されるか、又はそれと関連付けられてもよい)。第1のSRIフィールド(又は第1のSRIフィールドの値)は、第1の電力制御パラメータセットを示し得る(又はマッピングされ得る)。無線デバイスは、例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットの値(例えば、P0)に基づいて、第1のターゲット電力を決定してもよい。無線デバイスは、例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットの1つ以上の値(例えば、P0-List)のうちの1番目の/開始/最も早い値に基づいて、第1のターゲット電力を決定し得る。
【0359】
一実施例では、無線デバイスは、第1のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第1の経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットの値(例えば、alpha)に基づいて、第1の経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットの1つ以上の値(例えば、Alpha-List)のうちの1番目の/開始/最も早い値に基づいて、第1の経路損失補償係数を決定し得る。
【0360】
一実施例では、無線デバイスは、第1の電力制御パラメータセットに基づいて、第1の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、第1の電力制御パラメータセットの値(例えば、sri-PUSCH-ClosedLoopIndex)に基づいて、第1の閉ループプロセスインデックスを決定してもよい。無線デバイスは、例えば、第1の電力制御パラメータセットの1つ以上の値(例えば、sri-PUSCH-ClosedLoopIndex-List)のうちの1番目の/開始/最も早い値に基づいて、第1の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0361】
無線デバイスは、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0362】
無線デバイスは、例えば、第1のターゲット電力に基づいて、第1の伝送を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第1の経路損失補償係数に基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第1の閉ループプロセスインデックスに基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0363】
無線デバイスは、第1のSRIフィールドによって示される第1のSRSリソースに基づいて、第1の空間ドメイン伝送フィルタを決定し得る。第1のSRSリソースセットは、第1のSRSリソースを含み得る。
【0364】
一実施例では、DCIは、第2のSRIフィールドを含み得る。DCIは、第2のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が1以上であることに基づいて第2のSRIフィールドを含み得る。
【0365】
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力レベルセットのうちの第2のターゲット電力レベルセットに基づいて、第2のターゲット電力を決定し得る。例えば、第2のターゲット電力レベルセットは、1つ以上の電力制御パラメータセットのうちの第2の電力制御パラメータセットにマッピングされてもよい(又はそれらによって示されるか、又はそれと関連付けられてもよい)。第2のSRIフィールド(又は第1のSRIフィールドの値)は、第2の電力制御パラメータセットを示し得る(又はマッピングされ得る)。例えば、第2のターゲット電力レベルセットは、DCIにおける第2のSRIフィールドにマッピングされてもよい。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力レベルセットの1つ以上の値(例えば、p0-List)のうちの3番目の/3番目の開始/3番目の最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力を決定し得る。
【0366】
実施例では、無線デバイスは、1つ以上のターゲット電力経路損失補償セットのうちの第2のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第2のターゲット電力を決定し得る。例えば、第2のターゲット電力経路損失補償セットは、1つ以上の電力制御パラメータセットの第2の電力制御パラメータセットにマッピングされてもよい(又はそれらによって示されるか、又はそれと関連付けられてもよい)。第2のSRIフィールド(又は第2のSRIフィールドの値)は、第2の電力制御パラメータセットを示し得る(又はマッピングされ得る)。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力経路損失補償セットの値(例えば、P0)に基づいて、第2のターゲット電力を決定してもよい。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力経路損失補償セットの1つ以上の値(例えば、P0-List)のうちの2番目の/2番目の開始/2番目の最も早い値に基づいて、第2のターゲット電力を決定し得る。
【0367】
一実施例では、無線デバイスは、第2のターゲット電力経路損失補償セットに基づいて、第2の経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力経路損失補償セットの値(例えば、alpha)に基づいて、第2の経路損失補償係数を決定してもよい。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力経路損失補償セットの1つ以上の値(例えば、Alpha-List)のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値に基づいて、第2の経路損失補償係数を決定し得る。
【0368】
一実施例では、無線デバイスは、第2の電力制御パラメータセットに基づいて、第2の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2の電力制御パラメータセットの値(例えば、sri-PUSCH-ClosedLoopIndex)に基づいて、第2の閉ループプロセスインデックスを決定してもよい。無線デバイスは、例えば、第2の電力制御パラメータセットの1つ以上の値(例えば、sri-PUSCH-ClosedLoopIndex-List)のうちの2番目の/2番目の開始/2番目の最も早い値に基づいて、第2の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0369】
無線デバイスは、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力に基づいて、第2の伝送を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2の経路損失補償係数に基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2の閉ループプロセスインデックスに基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0370】
無線デバイスは、第2のSRIフィールドによって示される第2のSRSリソースに基づいて、第2の空間ドメイン伝送フィルタを決定し得る。第2のSRSリソースセットは、第2のSRSリソースを含み得る。
【0371】
一実施例では、DCIは、第1のSRIフィールドを含まない場合がある。DCIは、第1のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1であることに基づいて、第1のSRIフィールドを含まない場合がある。第1のSRSリソースセットは、単一のSRSリソースを含み得る。
【0372】
無線デバイスは、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータ(又は1つ以上の構成パラメータにおける1つ以上のパラメータの値)に基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又はDCIにおける1つ以上のフィールドの値)に基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック(又は非コードブック)を用いて少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、図17及び図19にて考察された、1つ以上の基準(例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値)に基づいて第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0373】
無線デバイスは、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータ(又は1つ以上の構成パラメータにおける1つ以上のパラメータの値)に基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又はDCIにおける1つ以上のフィールドの値)に基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック(又は非コードブック)を用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、図17及び図19で考察した、1つ以上の基準(例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力経路損失補償セットのうちの1番目の/開始の/最も早い値)に基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0374】
無線デバイスは、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータ(又は1つ以上の構成パラメータにおける1つ以上のパラメータの値)に基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又はDCIにおける1つ以上のフィールドの値)に基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック(又は非コードブック)を用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、図17及び図19で考察した1つ以上の基準(例えば、l=0)に基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0375】
無線デバイスは、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0376】
無線デバイスは、例えば、第1のデフォルトターゲット電力に基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算してもよい。無線デバイスは、例えば、第1のデフォルト経路損失補償係数に基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算してもよい。無線デバイスは、例えば、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスに基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0377】
無線デバイスは、第1のSRSリソースセットにおける第1のSRSリソースに基づいて、第1の空間ドメイン伝送フィルタを決定し得る。第1のSRSリソースは、第1のSRSリソースセットにおける単一のSRSリソースであり得る。
【0378】
一実施例では、DCIは、第2のSRIフィールドを含まない場合がある。DCIは、第2のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が1であることに基づいて第2のSRIフィールドを含まない場合がある。無線デバイスは、第2のデフォルトターゲット電力レベルを決定し得る。第2のSRSリソースセットは、単一のSRSリソースを含み得る。
【0379】
無線デバイスは、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータ(又は1つ以上の構成パラメータにおける1つ以上のパラメータの値)に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又はDCIにおける1つ以上のフィールドの値)に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック(又は非コードブック)を用いて少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、図17及び図19にて考察した1つ以上の基準(例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの2番目/2番目の開始の/2番目の最も早い値、第2のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの3番目/3番目の開始の/3番目の最も早い値、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの4番目/4番目の開始の/4番目の最も早い値、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値)に基づいて第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0380】
無線デバイスは、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータ(又は1つ以上の構成パラメータにおける1つ以上のパラメータの値)に基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又はDCIにおける1つ以上のフィールドの値)に基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック(又は非コードブック)を用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、図17及び図19で考察した1つ以上の基準(例えば、第1のターゲット電力損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値、第2のターゲット電力損失補償セットにおける値)に基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0381】
無線デバイスは、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに基づいて、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、トランスポートブロックの繰り返しを示すことに基づいて、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータ(又は1つ以上の構成パラメータにおける1つ以上のパラメータの値)に基づいて、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又はDCIにおける1つ以上のフィールドの値)に基づいて、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック(又は非コードブック)を用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、図17及び図19で考察した1つ以上の基準(例えば、l=1)に基づいて、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0382】
無線デバイスは、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のデフォルトターゲット電力に基づいて、第2の伝送を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のデフォルト経路損失補償係数に基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のデフォルトループプロセスインデックスに基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0383】
無線デバイスは、第2のSRSリソースセットにおける第2のSRSリソースに基づいて、第2の空間ドメイン伝送フィルタを決定し得る。第2のSRSリソースは、第2のSRSリソースセットにおける単一のSRSリソースであり得る。
【0384】
無線デバイスは、第1の伝送電力及び第2の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを伝送し得る。
【0385】
無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第1の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0386】
無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第2の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0387】
無線デバイスは、第1の空間ドメイン伝送フィルタ及び第2の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、トランスポートブロックを伝送し得る。
【0388】
無線デバイスは、第1の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第1の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第1の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0389】
無線デバイスは、第2の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第2の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第2の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0390】
一実施例では、1つ以上の構成パラメータは、繰り返しの数を示し得る。一実施例では、DCIは、繰り返しの数を示し得る。例えば、繰り返しの数は、アップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース、SRSリソース、PUSCHリソース)を介したトランスポートブロック(例えば、PUSCH、PDSCH)の伝送の繰り返しのためであり得る。一実施例では、繰り返し数は、トランスポートブロックの伝送のための複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会(例えば、PUSCH伝送機会、PUCCH伝送機会)を示し得る。複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の数は、繰り返しの数に等しくあり得る。
【0391】
図22は、本開示の実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御の例示的なフロー図である。前述のように(図21の説明を参照)、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータを受信し、TBのDCIスケジューリング/アクティブ化伝送を受信し得る。
【0392】
一実施例では、DCIは、第1のSRIフィールドを含み得る。DCIは、第1のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1以上であることに基づいて、第1のSRIフィールドを含み得る。
【0393】
無線デバイスは、第1のターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のSRIフィールドに基づいて、第1のターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、図17図19、及び図21(DCIが、第1のSRIフィールドを含む場合を参照)にて考察した、1つ以上の基準(第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値)に基づいて、第1のターゲット電力を決定し得る。
【0394】
無線デバイスは、第1の経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のSRIフィールドに基づいて、第1の経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、図17図19、及び図21(DCIが、第1のSRIフィールドを含む場合を参照)にて考察した、1つ以上の基準(第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値)に基づいて、第1の経路損失補償係数を決定し得る。
【0395】
無線デバイスは、第1の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のSRIフィールドに基づいて、第1の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、図17図19、及び図21(DCIが、第1のSRIフィールドを含む場合を参照)にて考察した、1つ以上の基準(第1の電力制御パラメータセットにおける値、第1の電力制御パラメータセットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値)に基づいて、第1の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0396】
無線デバイスは、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第1のターゲット電力に基づいて、第1の伝送を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第1の経路損失補償係数に基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第1の閉ループプロセスインデックスに基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0397】
無線デバイスは、第1のSRIフィールドによって示される第1のSRSリソースに基づいて、第1の空間ドメイン伝送フィルタを決定し得る。第1のSRSリソースセットは、第1のSRSリソースを含み得る。
【0398】
一実施例では、DCIは、第2のSRIフィールドを含まない場合がある。DCIは、第2のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が1であることに基づいて第2のSRIフィールドを含まない場合がある。第2のSRSリソースセットは、単一のSRSリソースを含み得る。
【0399】
無線デバイスは、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0400】
無線デバイスは、例えば、第1のターゲット電力に基づいて、第2の伝送を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含むことに応答して、第1のターゲット電力に基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに応答して、第1のターゲット電力に基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0401】
無線デバイスは、例えば、第1の経路損失補償係数に基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含むことに応答して、第1の経路損失補償係数に基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに応答して、第1の経路損失補償係数に基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0402】
無線デバイスは、例えば、第1の閉ループプロセスインデックスに基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含むことに応答して、第1の閉ループプロセスインデックスに基づいて第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含まないことに応答して、第1の閉ループプロセスインデックスに基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0403】
無線デバイスは、第2のSRSリソースセットにおける第2のSRSリソースに基づいて、第2の空間ドメイン伝送フィルタを決定し得る。第2のSRSリソースは、第2のSRSリソースセットにおける単一のSRSリソースであり得る。
【0404】
一実施例では、DCIは、第2のSRIフィールドを含み得る。DCIは、第2のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が1以上であることに基づいて第2のSRIフィールドを含み得る。
【0405】
無線デバイスは、第2のターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のSRIフィールドに基づいて、第2のターゲット電力を決定してもよい。無線デバイスは、例えば、図17図19及び図21(例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含む場合を参照)にて考察された1つ以上の基準(例えば、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始お/最も早い値、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの3番目の/3番目の開始の/3番目の最も早い値、第2のターゲット電力経路損失補償セットの値、第2のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値)に基づいて、第2のターゲット電力を決定し得る。
【0406】
無線デバイスは、第2の経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のSRIフィールドに基づいて、第2の経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、図17図19、及び図21(DCIが、第2のSRIフィールドを含む場合を参照)にて考察した、1つ以上の基準(第2のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第2のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値)に基づいて、第2の経路損失補償係数を決定し得る。
【0407】
無線デバイスは、第2の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のSRIフィールドに基づいて、第2の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、図17図19、及び図21(DCIが、第2のSRIフィールドを含む場合を参照)にて考察した、1つ以上の基準(第2の電力制御パラメータセットにおける値、第2の電力制御パラメータセットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値)に基づいて、第2の閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0408】
無線デバイスは、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力に基づいて、第2の伝送を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2の経路損失補償係数に基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2の閉ループプロセスインデックスに基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0409】
無線デバイスは、第2のSRIフィールドによって示される第2のSRSリソースに基づいて、第2の空間ドメイン伝送フィルタを決定し得る。第2のSRSリソースセットは、第2のSRSリソースを含み得る。
【0410】
一実施例では、DCIは、第1のSRIフィールドを含まない場合がある。DCIは、第1のSRSリソースセットにおけるSRSリソースの数が、1であることに基づいて、第1のSRIフィールドを含まない場合がある。第1のSRSリソースセットは、単一のSRSリソースを含み得る。
【0411】
無線デバイスは、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のターゲット電力に基づいて、第1の伝送を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含むことに応答して、第2のターゲット電力に基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに応答して、第2のターゲット電力に基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0412】
無線デバイスは、例えば、第2の経路損失補償係数に基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算してもよい。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含むことに応答して、第2の経路損失補償係数に基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに応答して、第2の経路損失補償係数に基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0413】
無線デバイスは、例えば、第2の閉ループプロセスインデックスに基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第2のSRIフィールドを含むことに応答して、第2の閉ループプロセスインデックスに基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、DCIが、第1のSRIフィールドを含まないことに応答して、第2の閉ループプロセスインデックスに基づいて第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0414】
無線デバイスは、第1のSRSリソースセットにおける第1のSRSリソースに基づいて、第1の空間ドメイン伝送フィルタを決定し得る。第1のSRSリソースは、第1のSRSリソースセットにおける単一のSRSリソースであり得る。
【0415】
無線デバイスは、第1の伝送電力及び第2の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを伝送し得る。
【0416】
無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第1の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0417】
無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第2の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0418】
無線デバイスは、第1の空間ドメイン伝送フィルタ及び第2の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、トランスポートブロックを伝送し得る。
【0419】
無線デバイスは、第1の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第1の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第1の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0420】
無線デバイスは、第2の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第2の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第2の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0421】
図23は、本開示の実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御の例示的なフロー図である。
【0422】
図21で考察される1つ以上の構成パラメータは、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さない場合がある。
【0423】
一実施例では、図21で考察されるDCIは、第1のSRIフィールドを含む場合又は含まない場合がある。
【0424】
無線デバイスは、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、図18及び図19にて考察された、1つ以上の基準(例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値)に基づいて第1のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0425】
無線デバイスは、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、図18及び図19で考察した、1つ以上の基準(例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力経路損失補償セットのうちの1番目の/開始の/最も早い値)に基づいて、第1のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0426】
無線デバイスは、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第1のデフォル閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、図18及び図19で考察した1つ以上の基準(例えば、l=0)に基づいて、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0427】
無線デバイスは、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第1のデフォルトターゲット電力に基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算してもよい。無線デバイスは、例えば、第1のデフォルト経路損失補償係数に基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算してもよい。無線デバイスは、例えば、第1のデフォルト閉ループプロセスインデックスに基づいて、第1の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0428】
一例では、図21で考察されるDCIは、第2のSRIフィールドを含む場合又は含まない場合がある。
【0429】
無線デバイスは、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示していないことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、図18及び図19にて考察した1つ以上の基準(例えば、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力経路損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの2番目/2番目の開始の/2番目の最も早い値、第2のターゲット電力経路損失補償セットにおける値、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの3番目/3番目の開始の/3番目の最も早い値、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの1番目の/開始の/最も早い値、第1のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの4番目/4番目の開始の/4番目の最も早い値、第2のターゲット電力レベルセットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値)に基づいて第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。
【0430】
無線デバイスは、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力を決定し得る。無線デバイスは、図17図19で考察した1つ以上の基準(例えば、第1のターゲット電力損失補償セットにおける1つ以上の値のうちの2番目の/2番目の開始の/2番目の最も早い値、第2のターゲット電力損失補償セットにおける値)に基づいて、第2のデフォルト経路損失補償係数を決定し得る。
【0431】
無線デバイスは、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、1つ以上の電力制御パラメータセットを示さないことに基づいて、第2のデフォル閉ループプロセスインデックスを決定し得る。無線デバイスは、図17図19で考察した1つ以上の基準(例えば、l=1)に基づいて、第2のデフォルト閉ループプロセスインデックスを決定し得る。
【0432】
無線デバイスは、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のデフォルトターゲット電力に基づいて、第2の伝送を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のデフォルト経路損失補償係数に基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。無線デバイスは、例えば、第2のデフォルトループプロセスインデックスに基づいて、第2の伝送電力を決定/算出/計算し得る。
【0433】
無線デバイスは、第1の伝送電力及び第2の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロックを伝送し得る。
【0434】
無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第1の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第1のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0435】
無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、トランスポートブロック(又はトランスポートブロックの第2の部分、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のデータ層/ストリーム、又はトランスポートブロックの1つ以上の第2のシンボル)を伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送電力を伴って/使用して、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会の1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会におけるトランスポートブロックを伝送し得る。
【0436】
無線デバイスは、例えば、DCIが、トランスポートブロックの繰り返しを示すこと基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータ(又は1つ以上の構成パラメータにおける1つ以上のパラメータの値)に基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又はDCI内の1つ以上のフィールドの値)に基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック(又は非コードブック)を有する少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第1のデフォルトターゲット電力(及び/又は第1のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第1のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0437】
無線デバイスは、例えば、DCIが、トランスポートブロックの繰り返しを示すこと基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータ(又は1つ以上の構成パラメータにおける1つ以上のパラメータの値)に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2の閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、DCI(又はDCI内の1つ以上のフィールドの値)に基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック(又は非コードブック)を有する少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、第2のデフォルトターゲット電力(及び/又は第2のデフォルト経路損失補償係数及び/又は第2のデフォルト閉ループプロセスインデックス)を決定し得る。
【0438】
図24は、本開示の実施形態の一態様による、アップリンクチャネルの繰り返しにおける電力制御の例示的なフロー図である。
【0439】
一例では、基地局は、例えば、無線デバイスへ、セルに対する1つ以上の構成パラメータ(例えば、RRC構成パラメータ、RRC再構成パラメータ)を含む1つ以上のメッセージを伝送することを決定し得る。
【0440】
1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットを示し得る。一例において、1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットのために、コードブックに設定されるSRS使用パラメータを含み得る。一実施例において、1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットに対する、非コードブックに設定されるSRS使用パラメータを含み得る。
【0441】
1つ以上の構成パラメータは、少なくとも2つのSRSリソースセットの第1のSRSリソースセットに対する第1のSRS使用パラメータを示し得る。第1のSRS使用パラメータは、例えば、コードブックであり得る(にセットされ得る)。第1のSRS使用パラメータは、例えば、非コードブックであり得る(にセットされ得る)。第2のSRS使用パラメータは、例えば、コードブックであり得る(にセットされ得る)。第2のSRS使用パラメータは、例えば、非コードブックであり得る(にセットされ得る)。第1のSRS使用パラメータ及び第2のSRS使用パラメータは、同じであり得る(例えば、両方のコードブック又は両方の非コードブック)。
【0442】
基地局は、複数のターゲット電力レベルセット(例えば、P0-PUSCH-Set)を構成してもよい。基地局は、例えば、1つ以上の構成パラメータが、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、複数のターゲット電力レベルセットを構成し得る。基地局は、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック又は非コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、複数のターゲット電力レベルセットを構成し得る。基地局は、例えば、1つ以上の構成パラメータが、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、単一のターゲット電力レベルセットを構成し得ない。基地局は、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック又は非コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、単一の電力レベルセットを構成しない場合がある。
【0443】
基地局は、複数のターゲット電力経路損失補償セット(例えば、p0-AlphaSets)を構成し得る。基地局は、例えば、1つ以上の構成パラメータが、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、複数のターゲット経路損失補償セットを構成し得る。基地局は、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック又は非コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、複数のターゲット電力経路損失補償セットを構成し得る。基地局は、例えば、1つ以上の構成パラメータが、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、単一のターゲット電力経路損失セットを構成しない場合がある。基地局は、例えば、1つ以上の構成パラメータが、コードブック又は非コードブックに設定されたSRS使用パラメータを用いて、少なくとも2つのSRSリソースセットを示すことに基づいて、単一の電力制御パラメータセットを構成しない場合がある。
【0444】
基地局は、1つ以上の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを伝送し得る。
【0445】
1つ以上の構成パラメータは、複数のターゲット電力レベルセットを示し得る。
【0446】
1つ以上の構成パラメータは、複数のターゲット電力経路損失補償セットを示し得る。
【0447】
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを受信し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のメッセージを受信することが1つ以上の構成パラメータを含むことに基づいて、図17図23に記述された動作を実行し得る。
【0448】
図17図24では、DCIは、SRIフィールド(又は単一のSRIフィールド)を含み得る。SRIフィールドは、第1のSRIフィールド及び第2のSRIフィールドを含み得る(又はそれらからなり得る)。SRIフィールドのサイズ/長さは、2*nであり得る。第1のSRIフィールドのサイズ/長さは、nであり得る。第2のSRIフィールドのサイズ/長さは、nであり得る。例えば、SRIフィールドのサイズ/長さは、2であり得る。第1のSRIフィールドのサイズ/長さは、1であり得る。第2のSRIフィールドのサイズ/長さは、1であり得る。例えば、SRIフィールドのサイズ/長さは、4であり得る。第1のSRIフィールドのサイズ/長さは、2であり得る。第2のSRIフィールドのサイズ/長さは、2であり得る。例えば、SRIフィールドのサイズ/長さは、6であり得る。第1のSRIフィールドのサイズ/長さは、3であり得る。第2のSRIフィールドのサイズ/長さは、3であり得る。例えば、SRIフィールドは、複数のビットを含み得る。複数のビットは、ビット0、ビット1、ビット2、及びビット3であり得る。SRIフィールドにおける複数のビットの前半は、第1のSRIフィールド(例えば、ビット0、ビット1)を示し得る。SRIフィールドにおける複数のビットの後半は、第2のSRIフィールド(例えば、ビット2、ビット3)を示し得る。
【0449】
第1のSRIフィールドを含まないDCIは、第1のSRIフィールドを含まないSRIフィールドを含み得る。第2のSRIフィールドを含まないDCIは、第2のSRIフィールドを含まないSRIフィールドを含み得る。
【0450】
図17図24の例示的実施形態は、複数のトランスポートブロックをスケジュールするDCIに対して適用可能であり得る。無線デバイスは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のうちの1つ以上の第1のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/の上で/において複数のトランスポートブロックのうちの第1のトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送ブロックを、第1の伝送電力を伴って/使用して(又はそれらに基づいて)、伝送し得る。無線デバイスは、第1の伝送ブロックを、第1の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して(又はそれらに基づいて)、伝送し得る。無線デバイスは、複数のアップリンク信号/チャネル伝送機会のうちの1つ以上の第2のアップリンク信号/チャネル伝送機会にわたって/の上で/において複数のトランスポートブロックのうちの第2のトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送ブロックを、第2の伝送電力を伴って/使用して(又はそれらに基づいて)、伝送し得る。無線デバイスは、第2の伝送ブロックを、第2の空間ドメイン伝送フィルタを伴って/使用して(又はそれらに基づいて)、伝送し得る。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11A
図11B
図12A
図12B
図13A
図13B
図13C
図14A
図14B
図15
図16A
図16B
図16C
図16D
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
【国際調査報告】