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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-10
(54)【発明の名称】第1装置、第2装置、及び通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 92/20 20090101AFI20231227BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20231227BHJP
   H04W 16/26 20090101ALI20231227BHJP
【FI】
H04W92/20 110
H04W36/08
H04W16/26
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023539294
(86)(22)【出願日】2020-12-28
(85)【翻訳文提出日】2023-08-24
(86)【国際出願番号】 CN2020140253
(87)【国際公開番号】W WO2022140938
(87)【国際公開日】2022-07-07
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】チェン ゼー
(72)【発明者】
【氏名】ワン ダー
(72)【発明者】
【氏名】ワン ガン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA26
5K067EE01
5K067EE06
5K067EE10
5K067JJ39
(57)【要約】
本開示の実施形態によれば、第1装置は第2装置から第1情報を受信する。第1情報は、ソース統合アクセスバックホール(IAB)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられている。先祖のIABノードで条件付きハンドオーバが完了すると、第1装置は、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第2装置に送信する。これにより、子のIABノードが、その親のIABノードより前にハンドオーバを実行することが回避される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第1装置において第2装置から受信することと、
先祖のIABノードで前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第3装置に送信することと、
を含む、
通信方法。
【請求項2】
前記第1装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記第1装置の子孫ノードである、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1情報を受信することは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
前記第3装置のアイデンティティ、又は
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション
のうち少なくとも1つを含む前記第1情報を受信することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記条件付きハンドオーバを実行するための条件を含む設定を、前記ソースIABノードのソースドナーから受信することと、
前記条件が満たされたとの決定に従って、前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードへの前記条件付きハンドオーバを実行することと、
前記ターゲットドナーの前記無線設定を適用することと、
をさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第3装置は別のIABノードであり、前記方法は
前記第1装置で前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記第1装置での前記条件付きハンドオーバの完了を示すメッセージを前記第3装置に送信することをさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第2情報を送信することは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含む前記第2情報を送信することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記第1装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第2装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第3装置は前記ターゲットIABノードのターゲットドナーである、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1情報を受信することは、
前記ソースIABノードの第1測定レポートと、前記ターゲットIABノードの第2測定レポートとを含む前記第1情報を受信することを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記先祖のIABノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、前記第3装置に送信することと、
前記第3装置からハンドオーバ成功メッセージを受信することと、
をさらに含み、
前記第2情報を送信することは、
前記ハンドオーバ成功メッセージが前記先祖のIABノードでの前記ハンドオーバの完了を示すとの決定に従って、前記先祖のIABノードの子孫ノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む前記第2情報を前記第3装置に送信することを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第2ハンドオーバ要求は、
前記子孫ノードのアイデンティティ、
前記第1装置のセキュリティ情報、
前記子孫ノードがIABノードである場合、前記子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は
前記子孫ノードが端末装置である場合、前記子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレス、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1装置は前記ターゲットIABノードのターゲットドナーであり、
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記先祖のIABノードの子孫ノードである、
請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記先祖のIABノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、前記第2装置から受信することをさらに含み、
前記第1情報を受信することは、
前記先祖のIABノードの子孫ノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む前記第1情報を、前記第2装置から受信することを含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2ハンドオーバ要求は、
前記子孫ノードのアイデンティティ、
前記第2装置のセキュリティ情報、
前記子孫ノードがIABノードである場合、前記子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は
前記子孫ノードが端末装置である場合、前記子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレス、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1装置の無線設定を含む第1ハンドオーバ要求確認応答を、前記第2装置に送信することと、
前記先祖のIABノードから再設定完了メッセージを受信することと、
をさらに含み、
前記第2情報を送信することは、
前記再設定完了メッセージが前記先祖のIABノードでの前記条件付きハンドオーバの完了を示すとの決定に従って、前記第1装置の前記無線設定を含む前記第2情報を前記第3装置に送信することを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第1装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第2装置は前記ソースIABノード、又は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記先祖のIABノードの子孫ノードである、
請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第1情報を受信することは、
バックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケットで前記第1情報を受信することを含み、
前記BAPパケットは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
宛先アドレス、又は
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記宛先アドレスが前記第1装置と一致するとの決定に従って、前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードへの前記条件付きハンドオーバを実行することと、
前記ターゲットドナーの前記無線設定を適用することと、
をさらに含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第2情報を送信することは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含む前記第2情報を送信することを含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記宛先アドレスが前記第1装置と一致しないとの決定に従って、前記BAPパケットを前記第3装置に転送することをさらに含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記第3装置は別のIABノードであり、前記方法は、
前記第1装置で前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記第1装置での前記条件付きハンドオーバの完了を示すバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)メッセージを前記第3装置に送信することをさらに含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記第1装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記第1装置の子孫ノード又は前記ターゲットIABノードのターゲットドナーである、
請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記第3装置は前記子孫ノードであり、
前記方法は、前記第1情報を前記第3装置に送信することをさらに含み、
前記第1情報は、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
前記第3装置のアイデンティティ、又は
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第2情報を送信することは、
前記第1装置で前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記第1装置での前記条件付きハンドオーバの完了のインジケーションを含む前記第2情報を送信することを含む、
請求項21に記載の方法。
【請求項24】
ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第2装置において第1装置に送信することを含む、
通信方法。
【請求項25】
前記第1装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーである、
請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記第1情報を送信することは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
前記第1装置の子孫ノードのアイデンティティ、又は
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション、
のうち少なくとも1つを含む前記第1情報を送信することを含む、
請求項24に記載の方法。
【請求項27】
第2情報を前記第1装置の子孫ノードに送信することをさらに含み、
前記第2情報は、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
前記第1装置の子孫ノードである第3装置のアイデンティティ、又は
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項24に記載の方法。
【請求項28】
前記第1装置は前記ターゲットIABノードのターゲットドナーであり、
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーである、
請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記先祖のIABノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、前記第1装置に送信することをさらに含み、
前記第1情報を送信することは、
前記先祖のIABノードの子孫ノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む前記第1情報を送信することを含む、
請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第2ハンドオーバ要求は、
前記子孫ノードのアイデンティティ、
前記第2装置のセキュリティ情報、
前記子孫ノードがIABノードである場合、前記子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は
前記子孫ノードが端末装置である場合、前記子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレス、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記第1装置の無線設定を含む第1ハンドオーバ要求確認応答を、前記第1装置から受信することをさらに含む、
請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記第1装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第2装置は前記ソースIABノード、又は前記ソースIABノードのソースドナーである、
請求項24に記載の方法。
【請求項33】
前記第2装置は前記ソースIABノードであり、
前記第1情報を送信することは、
バックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケットで前記第1情報を送信することを含み、
前記BAPパケットは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
宛先アドレス、又は
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記第2装置は前記ソースIABノードであり、前記方法は、
前記第2装置のソースドナーからバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケットで前記第1情報を受信することをさらに含み、
前記BAPパケットは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
宛先アドレス、又は
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記宛先アドレスが前記第2装置と一致しないとの決定に従って、前記BAPパケットを前記第1装置の子孫ノードに転送することをさらに含む、
請求項33に記載の方法。
【請求項36】
ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバが先祖のIABノードで完了したとの決定に従って、前記条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を、第3装置において第2装置から受信することを含む、
通信方法。
【請求項37】
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記先祖のIABノードの子孫ノードである、
請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記第2情報を受信することは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含む前記第2情報を受信することと、
前記ターゲットIABノードの前記ターゲットドナーの前記無線設定を適用することと、
を含む、
請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記第3装置は別のIABノードであり、前記方法は、
前記第1装置で前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記第1装置での前記条件付きハンドオーバの完了を示すメッセージを前記第2装置から受信することをさらに含む、
請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記ターゲットIABノードの前記ターゲットドナーの前記無線設定を前記第3装置の子孫ノードに送信することをさらに含む、
請求項38又は39に記載の方法。
【請求項41】
前記第2装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第3装置は前記ターゲットIABノードのターゲットドナーである、
請求項36に記載の方法。
【請求項42】
前記先祖のIABノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、前記ソースIABノードのソースドナーから受信することと、
前記ソースドナーにハンドオーバ成功メッセージを送信することと、
をさらに含み、
前記第2情報を受信することは、
前記ハンドオーバ成功メッセージが前記先祖のIABノードでの前記ハンドオーバの完了を示すとの決定に従って、前記第2装置から、前記先祖のIABノードの子孫ノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む前記第2情報を受信することを含む、
請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記子孫ノードに前記第3装置の無線設定を送信することと、
前記第2ハンドオーバ要求に対する第2ハンドオーバ要求をスキップすることと、
をさらに含む、
請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記第2ハンドオーバ要求は、
前記子孫ノードのアイデンティティ、
前記ソースIABノードのソースドナーのセキュリティ情報、
前記子孫ノードがIABノードである場合、前記子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は
前記子孫ノードが端末装置である場合、前記子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレス、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記ルーティング情報又は前記アクセスノードアドレスに基づいて前記子孫ノードへのパスを決定することと、
前記ソースドナーの前記セキュリティ情報に基づいて前記子孫ノードに無線リソース制御(RRC)メッセージを送信することと、
をさらに含む、
請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記第2装置は前記ソースIABノード、又は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記先祖のIABノードの子孫ノードである、
請求項36に記載の方法。
【請求項47】
前記第2情報を受信することは、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含む前記第2情報を受信することを含む、
請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記宛先アドレスが前記先祖のIABノードと一致しないとの決定に従って、前記先祖のIABノードから前記BAPパケットを受信することをさらに含む、
請求項46に記載の方法。
【請求項49】
前記第3装置は別のIABノードであり、前記方法は、
前記先祖のIABノードで前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記先祖のIABノードからバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)メッセージを受信することをさらに含み、
前記BAPメッセージは、前記先祖のIABノードでの前記条件付きハンドオーバの完了を示す、
請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記ターゲットIABノードの前記ターゲットドナーの前記無線設定を前記第3装置の子孫ノードに送信することをさらに含む、
請求項48又は49に記載の方法。
【請求項51】
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記先祖のIABノードの子孫ノード、又は前記ターゲットIABノードのターゲットドナーである、
請求項24に記載の方法。
【請求項52】
前記第3装置は前記子孫ノードであり、前記方法は、
第1情報を前記先祖のIABノードから受信することをさらに含み、
前記第1情報は、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
前記第3装置のアイデンティティ、又は
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション
のうち少なくとも1つを含む、
請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記第3装置は前記子孫ノードであり、前記方法は、
前記条件付きハンドオーバが前記先祖のIABノードで完了したとの決定に従って、前記ターゲットIABノードのターゲットドナー又は前記先祖のIABノードから、前記先祖のIABノードでの前記条件付きハンドオーバの完了のインジケーションを受信することと、
前記ターゲットドナーの前記無線設定を適用することと、
をさらに含む、
請求項52に記載の方法。
【請求項54】
プロセッサと、
前記プロセッサに結合され、命令が格納されたメモリと、を備える第1装置であって、
前記命令が前記プロセッサによって実行された場合、請求項1~23のいずれか1項に記載の方法を実行する、
第1装置。
【請求項55】
プロセッサと、
前記プロセッサに結合され、命令が格納されたメモリと、を備える第2装置であって、
前記命令が前記プロセッサによって実行された場合、請求項24~53のいずれか1項に記載の方法を実行する、
第2装置。
【請求項56】
少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1~23のいずれか1項に記載の方法を実行させる、命令が格納された
コンピュータ可読媒体。
【請求項57】
少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項24~53のいずれか1項に記載の方法を実行させる、命令が格納された
コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、一般に電気通信の分野に関し、特に、通信のための方法、装置及びコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
通信ネットワークでは、モバイル機器間の接続を実現するために、一般的に基地局の到達範囲が限られている。ハンドオーバという技術が提案されているが、ハンドオーバとは、電気通信や移動体通信において、ある基地局から別の基地局へ、セルラー通信の接続性を失うことなくセルラー通信を移行するプロセスのことである。ハンドオーバは、常に移動しているモバイル機器間でデータセッションの構築や電話接続を行うことから、移動通信を展開する上で核となる要素である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般に、本開示の例示的な実施形態は、通信のための解決手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様では、通信方法が提供される。方法は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第1装置において第2装置から受信することと、先祖のIABノードで条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第3装置に送信することと、を含む。
【0005】
第2の態様では、通信方法が提供される。方法は、ソース統合アクセスバックホール(IAB)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバ設定に関連付けられる第1情報を、第2装置において第1装置に送信することを含む。
【0006】
第3の態様では、通信方法が提供される。方法は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバが先祖のIABノードで完了したとの決定に従って、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第2装置から受信することを含む。
【0007】
第4の態様では、第1装置が提供される。第1装置は、プロセッサユニットと、プロセッサユニットに結合され命令が格納されたメモリと、を含む。命令は、プロセッサユニットによって実行された場合、第1装置に動作を実行させる。動作は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第1装置において第2装置から受信することと、先祖のIABノードで条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第3装置に送信することと、を含む。
【0008】
第5の態様では、第2装置が提供される。第2装置は、プロセッサユニットと、プロセッサユニットに結合され命令が格納されたメモリと、を含む。命令は、プロセッサユニットによって実行された場合、第2装置に動作を実行させる。動作は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第2装置において第1装置に送信することを含む。
【0009】
第6の態様では、第3装置が提供される。第3装置は、プロセッサユニットと、プロセッサユニットに結合され命令が格納されたメモリと、を含む。命令は、プロセッサユニットによって実行された場合、第3装置に動作を実行させる。動作は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバが先祖のIABノードで完了したとの決定に従って、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第2装置から受信することを含む。
【0010】
第7の態様では、命令が格納されたコンピュータ可読媒体が提供される。命令は、少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合、少なくとも1つのプロセッサに、第1の態様、第2の態様、又は第3の態様のいずれかにかかる方法を実行させる。
【0011】
本開示の他の特徴は、以下の説明を通して容易に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
添付図面における本開示のいくつかの例示的な実施形態のより詳細な説明を通じて、本開示の上記及び他の目的、特徴及び利点がより明らかになるはずである。
【0013】
図1】本開示の実施形態を実施可能な通信環境の模式図である。
【0014】
図2】本開示のいくつかの実施形態にかかるハンドオーバのシグナリングフローを示す。
【0015】
図3】本開示のいくつかの実施形態にかかるハンドオーバのシグナリングフローを示す。
【0016】
図4】本開示のいくつかの実施形態にかかるハンドオーバのシグナリングフローを示す。
【0017】
図5】本開示のいくつかの実施形態にかかるハンドオーバのシグナリングフローを示す。
【0018】
図6】本開示のいくつかの実施形態にかかるメッセージの構造の概略ブロック図を示す。
【0019】
図7】本開示のいくつかの実施形態にかかるハンドオーバのシグナリングフローを示す。
【0020】
図8】本開示の実施形態にかかる例示的な方法のフローチャートである。
【0021】
図9】本開示の実施形態にかかる例示的な方法のフローチャートである。
【0022】
図10】本開示の実施形態にかかる例示的な方法のフローチャートである。
【0023】
図11】本開示の実施形態を実施するのに好適な装置の概略ブロック図である。
【0024】
図面全体において、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を表す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本開示の原理について、いくつかの例示的な実施形態を参照しながら説明する。これらの実施形態は、単に説明を目的として説明されるもので、当業者が本開示を理解し実施する際に役立つものであり、本開示の範囲に対する何らかの限定を示唆するものではないことを理解されたい。本明細書で説明する本開示は、以下で説明するもの以外にも様々な方法で実施することができる。
【0026】
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されない限り、使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
【0027】
本明細書で使用される場合、「ネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信できるセル又はカバレッジを提供又はホストすることが可能な装置を指す。ネットワーク装置の例には、Node B(NB又はNB)、Evolved NodeB(eNodeB又はeNB)、新無線アクセスのNodeB(gNB)、リモート無線ヘッド(RRU:Remote Radio Unit)、無線ヘッド(RH:Radio Head)、リモート無線ヘッド(RRH:Remote Radio Head)、フェムトノード、ピコノード等の低電力ノード、衛星ネットワーク装置、航空機ネットワーク装置等が含まれるが、これらに限定されない。以下では、議論を目的として、ネットワーク装置の例としてeNBを参照しながら、いくつかの例示的な実施形態を説明する。
【0028】
本明細書において、「端末装置」という用語は、無線又は有線の通信機能を有する任意の装置を指す。端末装置の例としては、ユーザ端末(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップ、移動電話、携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、IoE(internet of everything)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)機器、V2X通信用の車両搭載機器(ここでXは歩行者、車両又はインフラ/ネットワークを意味する)、デジタルカメラ等の撮像装置、ゲーム機器、音楽保存・再生装置、無線/有線でのインターネットアクセス及び閲覧を可能にするインターネット装置等が挙げられるが、それらに限定されない。以下の説明では、「端末装置」、「通信装置」、「端末」、「ユーザ端末」、「UE」という用語を互換的に使用する場合がある。
【0029】
一実施形態において、端末装置は、第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置と接続されてもよい。第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置の一方はマスターノードで、他方はセカンダリーノードであってもよい。第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置は、異なる無線アクセス技術(RAT)を使用してもよい。一実施形態では、第1ネットワーク装置は第1RAT装置であってもよく、第2ネットワーク装置は第2RAT装置であってもよい。一実施形態では、第1RAT装置はeNBであり、第2RAT装置はgNBである。異なるRATに関連する情報は、第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置の少なくとも一方から端末装置に送信されてもよい。一実施形態において、第1情報が第1ネットワーク装置から端末装置に送信されてもよく、第2情報が第2ネットワーク装置から端末装置に直接送信されるか、又は第1ネットワーク装置を介して送信されてもよい。一実施形態において、第2ネットワーク装置によって設定された端末装置の設定に関連する情報が、第2ネットワーク装置から第1ネットワーク装置を介して送信されてもよい。第2ネットワーク装置によって設定された端末装置の再設定に関連する情報が、第2ネットワーク装置から端末装置に、直接送信されるか、又は第1ネットワーク装置を介して送信されてもよい。
【0030】
本明細書で論じられる通信は、任意の適切な規格に準拠してもよく、規格は、新無線アクセス(NR)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、LTEエボリューション(LTE-Evolution)、LTEアドバンスト(LTE-A:LTE-Advanced)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、cdma2000、及びモバイル通信用グローバルシステム(GSM:Global System for Mobile Communications)等を含むが、これらに限定されない。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。通信プロトコルの例には、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.85G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)、第6世代(6G)の通信プロトコルが含まれるが、これらに限定されない。本明細書に記載された技術は、上記の無線ネットワーク及び無線技術だけでなく、他の無線ネットワーク及び無線技術に使用してもよい。
【0031】
本明細書で使用される場合、用語「回路」は、ハードウェア回路、及び/又はハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせを意味してもよい。例えば、回路は、アナログハードウェア回路及び/又はデジタルハードウェア回路と、ソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせであってもよい。別の例として、回路は、協働して端末装置やネットワーク装置等の装置に種々の機能を発揮させる、デジタル信号プロセッサ等のソフトウェア付きハードウェアプロセッサ、ソフトウェア、及びメモリの任意の部分であってもよい。さらに別の例では、回路は、操作のためにソフトウェア/ファームウェアを必要とするが、操作に必要ないときはソフトウェアが存在しない場合があるマイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの一部のようなハードウェア回路及び/又はプロセッサであってもよい。本明細書で使用される場合、回路という用語は、単なるハードウェア回路若しくはプロセッサ、又はハードウェア回路若しくはプロセッサの一部、並びにその(又はそれらの)付随するソフトウェア及び/又はファームウェアの実装も網羅する。
【0032】
本明細書で使用される場合、単数形「1つ(a)」、「1つ(an)」、及び「上記(the)」は、文脈で別途明確に示されていない限り、複数形も含むことを意図している。「含む」という用語及びその変形は、「含むがこれに限定されない」ことを意味する開放式の用語として解釈される。「・・・に基づいて」という用語は、「・・・に少なくとも部分的に基づいて」と解釈される。「一実施形態」及び「1つの実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」と解釈される。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」と解釈される。「第1」、「第2」等の用語は、異なる対象又は同じ対象を指してもよい。以下の内容には、明示的及び暗黙的な他の定義が含まれることがある。
【0033】
いくつかの例において、値、手順又は装置は、「最適」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」等と称される。理解される点として、こうした説明は、使用される複数の機能的代替の中から、選択可能であると示すことを意図しており、こうした選択は、他の選択と比べて、より優れていたり、より小さかったり、より高かったり、又はより好ましかったりする必要はない。
【0034】
従来の技術では、サービスの中断と無線リンク障害(RLF)の可能性を減らすために、条件付きハンドオーバ(CHO)が導入されている。ネットワークは、ターゲットとなる可能性のあるgNBの無線設定とともに、CHOのトリガー基準を提供する。ターゲットのgNBの基準が満たされたとUEが評価した場合、UEはRRCReconfigurationCompleteメッセージでターゲットgNBに通知することで、自らハンドオーバを完了してもよい。
【0035】
また、ドナー間の統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノード移行を導入することで、堅牢性が向上し、より洗練された負荷分散とトポロジー管理が可能になる。IABノード移行とバックホール(BH)のRLFリカバリーによりサービス中断時間が短縮されることで、ネットワークパフォーマンスが向上し、ネットワーク配置においてトポロジーのより頻繁な変更が可能となり、安定したバックホール性能が提供されるようになる。
【0036】
しかしながら、マルチホップのIABアーキテクチャでは、親ノード又はアクセスノードに対しCHOメッセージが完了する前に、子孫ノード又はUEに対するハンドオーバメッセージが受信された場合、子孫ノード又はUEはターゲットドナーCUの新しいセキュリティキーを適用する。しかし親ノード又はアクセスノードは、ソースドナーCUにULパケットを送ることになる。
【0037】
上記の問題及び潜在的な問題の少なくとも一部を解決するために、ハンドオーバの解決手段を提案する。親のIABノードが移行を実行しているとき、子孫のIABノード又はUEのCHO条件は満たされない。したがって、ターゲットドナーCUの新しいセキュリティキーに合わせるために、子孫のIABノード/UEは、親のIABノードのCU間の移行の後に、新しいCUと正しく通信するために再設定/CHOを実行する必要がある。本開示の実施形態によれば、第1装置は第2装置から第1情報を受信する。第1情報は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられている。先祖のIABノードで条件付きハンドオーバが完了すると、第1装置は、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第2装置に送信する。これにより、子のIABノードが、その親のIABノードより前にハンドオーバを実行することが回避される。
【0038】
図1は、本開示の実施形態を実施可能な通信システムの模式図を示す。通信ネットワークの一部である通信システム100は、端末装置110-1、端末装置110-2、....、端末装置110-Nを含んでおり、これらは「端末装置110」と総称することができる。数字のNは、任意の適切な整数とすることができる。
【0039】
通信システム100は、IABノード120-1、IABノード120-2、IABノード-3、IABノード4、...、IABノード-M(図示せず)をさらに含む。これらは、「IABノード120」と総称することができる。いくつかの実施形態において、IABノードは、任意の適切なネットワーク装置であってもよい。数字のMは、任意の適切な整数とすることができる。図1に示すように、通信システム100はまた、ドナー130-1とドナー130-3を含んでもよい。なお、図1に示したドナーの数は一例にすぎない。通信システム100において、IABノード120と端末装置110は、データと制御情報を互いに通信することができる。IABノード120は互いに通信することができる。ドナーCUもIABノード120と通信することができる。あくまで説明を目的として、IABノード120-2を、IABノード120-3からIABノード120-3にハンドオーバすることができる。したがって、IABノード120-3はソースIABノードとみなすことができ、IABノード120-4はターゲットIABノードとみなすことができる。ドナー130-1はIABノード120-2に接続し、ドナー130-2はIABノード120-4に接続している。図1に示すトポロジーによれば、IABノードは、IABノード120-1及び端末装置110の先祖/親ノードとみなすことができる。言い換えれば、IABノード120-1と端末装置110は、IABノード120-2の子孫/子ノードとみなすことができる。図1に示す装置の数は、説明のために示したものであり、何らかの限定を示唆するものではない。
【0040】
通信システム100における通信は、任意の適切な通信プロトコルに従って実施されてもよい。通信プロトコルには、第1世代(1G)、第2世代(2G)、第3世代(3G)、第4世代(4G)、第5世代(5G)、第6世代(6G)等のセルラー通信プロトコル、電気電子学会(IEEE)802.11等の無線ローカルネットワーク通信プロトコル、及び/又は現在知られているか将来開発される他の任意のプロトコルが含まれるが、これらに限定されない。さらに、通信は、任意の適切な無線通信技術を利用してもよい。無線通信技術には、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、及び/又は現在知られているか将来開発される他の任意の技術が含まれるが、これらに限定されない。
【0041】
本開示の実施形態は、任意の好適なシナリオに適用することができる。例えば、本開示の実施形態は、能力が低いNRデバイスで実施することができる。あるいは、本開示の実施形態は、以下のいずれかで実施することができる。新無線(NR)MIMO(multiple-input and multiple-output)、NRサイドリンク強化(NR Sidelink Enhancements)、52.6GHz超の周波数でのNRシステム、71GHzまでのNR運用拡張、非地上系ネットワーク(NTN)における狭帯域IoT(NB-IoT:narrow band-Internet of Thing)/強化されたマシンタイプ通信(eMTC:enhanced Machine Type Communication)、NTN、UE省電力機能強化、NRカバレッジ強化、NB-IoTとLTE-MTC、統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access and Backhaul)、NRマルチキャスト・ブロードキャストサービス、又は、マルチ無線デュアルコネクティビティの強化。
【0042】
本明細書で使用する「スロット」という用語は、動的なスケジューリング単位を指す。1つのスロットは所定数のシンボルを含む。「ダウンリンク(DL)サブスロット」という用語は、アップリンク(UL)サブスロットに基づいて構築された仮想サブスロットを指す場合がある。DLサブスロットは、1つのDLスロットより少ないシンボルを含んでもよい。ここでいうスロットとは、所定数のシンボルを含む通常のスロットを指す場合もあれば、所定数のシンボルよりも少ないシンボルを含むサブスロットを指す場合もある。
【0043】
いくつかの実施形態において、ドナー130-1は、ドナー130-1が過去のT期間の間にIABノード120-2の子孫ノード/UEから測定レポートを受信していない場合に限って、CHO設定をIABノード120-2に提供することができる。IABノード120-4がドナー130-1に接続している場合、IABノード120-2はIABノード120-4からドナー130-1へのパスをを通じてデータを送信してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110-1は、IABノード120-2にデータを送信してもよい。IABノード120-2がIABノード120-3に当該データを送信する前に、IABノード120-2はIABノード120-4にハンドオーバしてもよい。IABノード120-2はIABノード120-4に当該データを送信してもよく、IABノードはドナー130-1に当該データを送信してもよい。
【0044】
以下では、本開示の実施形態について詳細に説明する。まず図2を参照されたい。図2は、本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかる、装置間のプロセス200を示すシグナリングチャートを示す。あくまで議論を目的として、図1を参照してプロセス200について説明する。プロセス200は、図1の端末装置110-1、IABノード120-1、IABノード120-2、IABノード120-3、IABノード120-4、ドナー130-1、ドナー130-2に関わってもよい。図2は、先祖のIABノードがCHOを制御できる、本開示の実施形態にかかるプロセス200を示す。
【0045】
IABノード120-2は、IABノード120-3(すなわち、ソースIABノード)及びIABノード120-4(すなわち、ターゲットIABノード)に対して測定を実行してもよい(2005)。IABノード120-2は、IABノード120-3、120-4に関する測定レポートをIABノード120-3に送信してもよい(2010)。例えば、測定レポートは無線リソース制御シグナリングを介して送信することができる。IABノード120-2は、任意の適切な測定イベントを実行してもよい。例えば、IABノード120-2は、隣接セルがサービングセルよりも適切なオフセットになるイベントA3を実行してもよい。あるいは、IABノード120-2は、サービングセルが閾値より良くなるイベントA1、サービングセルが閾値より悪くなるイベントA2、隣接セルが閾値より良くなるイベントA4、サービングセルが閾値1より悪くなり、隣接セルが閾値A2より良くなるイベントA5、RAT間の隣接セル(inter RAT neighbor)が閾値より良くなるイベントB1、サービングセルが閾値1より悪くなり、RAT間の隣接セルが閾値2より良くなるイベントB2のうち、いずれか1つを実行してもよい。いくつかの実施形態では、IABノード120-2は、基準信号受信電力を測定してもよい。あるいは、IABノード120-2は基準信号の受信品質を測定してもよい。IABノード120-2は、任意の適切なパラメータを測定してもよい。
【0046】
IABノード120-2は、RRCメッセージをF1-APメッセージの中にカプセル化してもよい。IABノード120-3は、測定レポートを含むRRCコンテナを含むF1-APメッセージをドナー130-1に転送してもよい(2012)。ドナー130-1は、条件付きハンドオーバの決定を行ってもよい(2015)。例えば、ドナー130-1は、IABノード120-2がIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。さらに、ドナー130-1は、IABノード120-2の1つ又は複数の子孫ノード(例えば、IABノード120-1と端末装置110-1)が、IABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。
【0047】
ドナー130-1は、IABノード120-2のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(2020)。ドナー130-1は、IABノード120-1のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(2025)。ドナー130-1は、端末装置110-1のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(2030)。
【0048】
ドナー130-2は、IABノード120-2のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(2035)。ドナー130-2は、IABノード120-1のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(2040)。ドナー130-2は、端末装置110-1のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(2045)。
【0049】
ドナー130-1は、ダウンリンクRRCメッセージの転送をIABノード120-3に送信してもよい(2050)。ドナー130-1は、DL RRCメッセージ(すなわち、第1情報)をIABノード120-1に送信してもよい(2055)。第1情報は、IABノード120-4(すなわち、ターゲットIABノード)のドナー130-2(すなわち、ターゲットドナー)の無線設定、IABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1)のアイデンティティ、又は先祖のIABノード(例えば、IABノード120-2)で実行されるCHOのインジケーションのうちの1つ又は複数を含んでもよい。CHOのインジケーションを含むDL RRCメッセージを受信した後、IAB 120-2はRRCメッセージを保持してもよい(2060)。
【0050】
ドナー130-1は、端末装置110-1のIABノード120-1にDL RRCメッセージを送信してもよい(2065)。DL RRCメッセージは、IABノード120-4(すなわち、ターゲットIABノード)のドナー130-2(すなわち、ターゲットドナー)の無線設定、IABノード120-1の子孫ノード(例えば、端末装置110-1)のアイデンティティ、又は先祖のIABノード(例えば、IABノード120-2)で実行されるCHOのインジケーションのうちの1つ又は複数を含んでもよい。CHOのインジケーションを含むDL RRCメッセージを受信した後、IAB 120-1はRRCメッセージを保持してもよい(2070)。
【0051】
IABノード120-3は、RRCReconfigurationをIABノード120-2に送信してもよい(2080)。RRCReconfigurationはCHO実行条件を含んでもよい。
【0052】
IABノード120-2は、ドナー130-1から設定を受信してもよい。設定は、条件付きハンドオーバを実行するための条件を含んでもよい。当該条件は、ハンドオーバをトリガするための適切な条件であってもよい。条件が満たされた場合、IABノード120-2は、IABノード120-3からIABノード120-4へのハンドオーバを実行してもよい(2085)。IABノード120-2でCHOが完了した後、IABノード120-2はドナー130-2にRRCReconfigurationCompleteを送信してもよい(2100)。
【0053】
IABノード120-2でCHO手順が完了した後、IABノード120-2はRRCReconfigurationメッセージをIABノード120-1に送信してもよい(2115)。IABノード120-1は、ドナー130-2の無線設定を適用してもよい(2125)。
【0054】
代替として、又は追加で、CHOが完了した後、IABノード120-2は、IABノード120-2でのCHOの完了を示すために、IABノード120-1にメッセージを送信してもよい(2130)。例えば、メッセージはバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)メッセージであってもよい。
【0055】
IABノード120-1は、RRCReconfigurationを端末装置110-1に送信してもよい(2135)。例えば、IABノード120-1は、IABノード120-2からRRCReconfigurationを受信した後、端末装置110-1にRRCReconfigurationを解放してもよい。あるいは、RRCReconfigurationは、BAPメッセージの後に端末装置110-1に解放することができる。
【0056】
以下では、本開示の実施形態について詳細に説明する。まず図3を参照されたい。図3は、本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかる、装置間のプロセス300を示すシグナリングチャートを示す。あくまで議論を目的として、図1を参照してプロセス300について説明する。プロセス300は、図1の端末装置110-1、IABノード120-1、IABノード120-2、IABノード120-3、IABノード120-4、ドナー130-1、ドナー130-2に関わってもよい。図3は、ソースドナーがCHOを制御できる、本開示の実施形態にかかるプロセス300を示す。
【0057】
IABノード120-2は、IABノード120-3(すなわち、ソースIABノード)及びIABノード120-4(すなわち、ターゲットIABノード)に対して測定を実行してもよい(3005)。IABノード120-2は、IABノード120-3、120-4に関する測定レポートをIABノード120-3に送信してもよい(3010)。例えば、測定レポートは無線リソース制御シグナリングを介して送信することができる。IABノード120-2は、任意の適切な測定イベントを実行してもよい。例えば、IABノード120-2は、隣接セルがサービングセルよりも適切なオフセットになるイベントA3を実行してもよい。あるいは、IABノード120-2は、サービングセルが閾値より良くなるイベントA1、サービングセルが閾値より悪くなるイベントA2、隣接セルが閾値より良くなるイベントA4、サービングセルが閾値1より悪くなり、隣接セルが閾値A2より良くなるイベントA5、RAT間の隣接セル(inter RAT neighbor)が閾値より良くなるイベントB1、サービングセルが閾値1より悪くなり、RAT間の隣接セルが閾値2より良くなるイベントB2のうち、いずれか1つを実行してもよい。いくつかの実施形態では、IABノード120-2は、基準信号受信電力を測定してもよい。あるいは、IABノード120-2は基準信号の受信品質を測定してもよい。IABノード120-2は、任意の適切なパラメータを測定してもよい。
【0058】
IABノード120-2は、RRCメッセージをF1-APメッセージの中にカプセル化してもよい。IABノード120-3は、測定レポートを含むRRCコンテナを含むF1-APメッセージのUL RRCメッセージの転送を、ドナー130-1に転送してもよい(3012)。ドナー130-1は、条件付きハンドオーバの決定を行ってもよい(3015)。例えば、ドナー130-1は、IABノード120-2がIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。さらに、ドナー130-1は、IABノード120-2の1つ又は複数の子孫ノード(例えば、IABノード120-1と端末装置110-1)が、IABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。
【0059】
ドナー130-1は、IABノード120-2のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(3020)。ドナー130-1は、IABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1と端末装置110-1)のハンドオーバ要求を保持してもよい。ドナー130-2は、IABノード120-2のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(3025)。
【0060】
ドナー130-1は、ダウンリンクRRCメッセージの転送をIABノード120-3に送信してもよい(3030)。IABノード120-3は、RRCReconfigurationをIABノード120-1に送信してもよい(3035)。IABノード120-1は、RRCReconfigurationCompleteメッセージをIABノード120-3に送信してもよい(3040)。
【0061】
IABノード120-2は、ドナー130-1から設定を受信してもよい。設定は、条件付きハンドオーバを実行するための条件を含んでもよい。当該条件は、ハンドオーバをトリガするための適切な条件であってもよい。条件が満たされた場合、IABノード120-2は、IABノード120-3からIABノード120-4へのハンドオーバを実行してもよい(3050)。IABノード120-2は、ドナー130-2にRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信してもよい。例えば、IABノード120-2はRRCReconfigurationCompleteをIABノード130-4に送信し(3055)、IABノード130-4は、RRCReconfigurationCompleteメッセージを含むRRCコンテナを含むF1-APメッセージをドナー130-2に転送してもよい(3060)。
【0062】
ドナー130-2はドナー130-1にハンドオーバ成功メッセージを送信してもよい(3065)。ドナー130-2からのハンドオーバ成功メッセージの受信後、ドナー130-1は、IABノード120-1のハンドオーバ要求を送信してもよい(3070)。ハンドオーバ要求は、IABノード120-1のアイデンティティ、ドナー130-1のセキュリティ情報、及びBHルーティング情報のうちの1つ又は複数を含んでもよい。ルーティング情報により、ドナー130-2はIAB120-2に到達するパスを見つけることができる。ドナー130-1のセキュリティ情報により、ドナー130-2はIABノード120-1にRRCメッセージを送信することができる。
【0063】
ドナー130-1は、端末装置110-1のハンドオーバ要求を送信してもよい(3075)。ハンドオーバ要求は、端末装置110-1のアイデンティティ、ドナー130-1のセキュリティ情報、及び端末装置110-1のアドレスのうちの1つ又は複数を含んでもよい。アドレスによって、ドナー130-2は端末装置110-1に到達するパスを見つけることができる。ドナー130-1のセキュリティ情報により、ドナー130-2は端末装置110-1にRRCメッセージを送信してもよい。
【0064】
ドナー130-2は、DL RRCメッセージの転送をIABノード120-2に送信してもよい(3080)。ドナー130-2は、ドナー130-1へのハンドオーバ要求Ackの応答をスキップしてもよい。IABノード120-2は、RRCReconfigurationをIABノード120-1に送信してもよい(3085)。IABノード120-1は、RRCReconfigurationCompleteをIABノード120-2に送信してもよい(3090)。
【0065】
ドナー120-1からアドレスと共にハンドオーバ要求を受信すると、ドナー130-2は、端末装置110-1に関連付けられるDL RRCメッセージをIABノード130-1に送信してもよい(3100)。ドナー130-2は、ドナー130-1へのハンドオーバ要求Ackの応答をスキップしてもよい。IABノード120-1は、RRCReconfigurationを端末装置110-1に送信してもよい(3105)。RRCReconfigurationはCHO設定を含んでもよい。
【0066】
以下では、本開示の実施形態について詳細に説明する。まず図4を参照されたい。図4は、本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかる、装置間のプロセス400を示すシグナリングチャートを示す。あくまで議論を目的として、図1を参照してプロセス400について説明する。プロセス400は、図1の端末装置110-1、IABノード120-1、IABノード120-2、IABノード120-3、IABノード120-4、ドナー130-1、ドナー130-2に関わってもよい。図4は、ターゲットドナーがCHOを制御できる、本開示の実施形態にかかるプロセス400を示す。
【0067】
IABノード120-2は、IABノード120-3(すなわち、ソースIABノード)及びIABノード120-4(すなわち、ターゲットIABノード)に対して測定を実行してもよい(4005)。IABノード120-2は、IABノード120-3、120-4に関する測定レポートをIABノード120-3に送信してもよい(4010)。例えば、測定レポートは無線リソース制御シグナリングを介して送信することができる。IABノード120-2は、任意の適切な測定イベントを実行してもよい。例えば、IABノード120-2は、隣接セルがサービングセルよりも適切なオフセットになるイベントA3を実行してもよい。あるいは、IABノード120-2は、サービングセルが閾値より良くなるイベントA1、サービングセルが閾値より悪くなるイベントA2、隣接セルが閾値より良くなるイベントA4、サービングセルが閾値1より悪くなり、隣接セルが閾値A2より良くなるイベントA5、RAT間の隣接セル(inter RAT neighbor)が閾値より良くなるイベントB1、サービングセルが閾値1より悪くなり、RAT間の隣接セルが閾値2より良くなるイベントB2のうち、いずれか1つを実行してもよい。いくつかの実施形態では、IABノード120-2は、基準信号受信電力を測定してもよい。あるいは、IABノード120-2は基準信号の受信品質を測定してもよい。IABノード120-2は、任意の適切なパラメータを測定してもよい。
【0068】
IABノード120-2は、RRCメッセージをF1-APメッセージの中にカプセル化してもよい。IABノード120-3は、測定レポートを含むRRCコンテナを含むF1-APメッセージをドナー130-1に転送してもよい(4015)。ドナー130-1は、条件付きハンドオーバの決定を行ってもよい(4020)。例えば、ドナー130-1は、IABノード120-2がIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。さらに、ドナー130-1は、IABノード120-2の1つ又は複数の子孫ノード(例えば、IABノード120-1と端末装置110-1)が、IABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。
【0069】
ドナー130-1は、IABノード120-2のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(4025)。ドナー130-1は、IABノード120-1のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(4030)。ハンドオーバ要求は、IABノード120-1のアイデンティティ、ドナー130-1のセキュリティ情報、及びBHルーティング情報のうちの1つ又は複数を含んでもよい。ルーティング情報により、ドナー130-2はIAB120-2に到達するパスを見つけることができる。ドナー130-1のセキュリティ情報により、ドナー130-2はIABノード120-1にRRCメッセージを送信することができる。ドナー130-1は、端末装置110-1のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(4035)。ハンドオーバ要求は、端末装置110-1のアイデンティティ、ドナー130-1のセキュリティ情報、及び端末装置110-1のアドレスのうちの1つ又は複数を含んでもよい。アドレスによって、ドナー130-2は端末装置110-1に到達するパスを見つけることができる。ドナー130-1のセキュリティ情報により、ドナー130-2は端末装置110-1にRRCメッセージを送信してもよい。
【0070】
ドナー130-2は、IABノード120-2のためだけに、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(4040)。ドナー130-1は、RRCReconfigurationをIABノード120-3に送信してもよい(4045)。IABノード120-3は、RRCReconfigurationをIABノード120-2に送信してもよい(4050)。IABノード120-2は、IABノード120-3に応答を送信してもよい(4055)。
【0071】
IABノード120-2は、ドナー130-1から設定を受信してもよい。設定は、条件付きハンドオーバを実行するための条件を含んでもよい。当該条件は、ハンドオーバをトリガするための適切な条件であってもよい。条件が満たされた場合、IABノード120-2は、IABノード120-3からIABノード120-4へのハンドオーバを実行してもよい(4065)。IABノード120-2は、ドナー130-2にRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信してもよい。例えば、IABノード120-2はRRCReconfigurationCompleteメッセージをIABノード130-4に送信し(4070)、IABノード130-4はRRCReconfigurationCompleteメッセージを含むRRCコンテナを含むF1-APメッセージをドナー130-2に転送してもよい(4075)。
【0072】
IABノード120-2からRRCReconfigurationCompleteを受信すると、ドナー130-2は、IABノード120-2がCHOを完了したと理解してもよい。ドナー130-2は、IABノード120-2の子孫ノードである全てのUE/IAB(例えば、IABノード120-1と端末装置110-1)についての全てのハンドオーバ要求ACKメッセージをスキップしてもよい(4080)。
【0073】
ドナー130-2は、IABノード120-1に関連付けられるDL RRCメッセージをIABノード120-2に送信してもよい(4085)。IABノード120-2は、RRCReconfigurationをIABノード120-1に送信してもよい(4090)。IABノード120-1は、RRCReconfigurationCompleteメッセージをIABノード120-2に送信してもよい(4095)。
【0074】
ドナー130-2は、端末装置110-1に関連付けられるDL RRCメッセージをIABノード120-1に送信してもよい(4105)。IABノード120-1は、RRCReconfigurationを端末装置110-1に送信してもよい(4110)。端末装置110-1は、IABノード120-1にRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信してもよい(4115)。
【0075】
以下では、本開示の実施形態について詳細に説明する。まず図5を参照されたい。図5は、本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかる、装置間のプロセス500を示すシグナリングチャートを示す。あくまで議論を目的として、図1を参照してプロセス500について説明する。プロセス500は、図1の端末装置110-1、IABノード120-1、IABノード120-2、IABノード120-3、IABノード120-4、ドナー130-1、ドナー130-2に関わってもよい。図5は、メッセージがCHOを制御できる、本開示の実施形態にかかるプロセス500を示す。
【0076】
IABノード120-2は、IABノード120-3(すなわち、ソースIABノード)及びIABノード120-4(すなわち、ターゲットIABノード)に対して測定を実行してもよい(5005)。IABノード120-2は、IABノード120-3、120-4に関する測定レポートをIABノード120-3に送信してもよい(5010)。例えば、測定レポートは無線リソース制御シグナリングを介して送信することができる。IABノード120-2は、任意の適切な測定イベントを実行してもよい。例えば、IABノード120-2は、隣接セルがサービングセルよりも適切なオフセットになるイベントA3を実行してもよい。あるいは、IABノード120-2は、サービングセルが閾値より良くなるイベントA1、サービングセルが閾値より悪くなるイベントA2、隣接セルが閾値より良くなるイベントA4、サービングセルが閾値1より悪くなり、隣接セルが閾値A2より良くなるイベントA5、RAT間の隣接セル(inter RAT neighbor)が閾値より良くなるイベントB1、サービングセルが閾値1より悪くなり、RAT間の隣接セルが閾値2より良くなるイベントB2のうち、いずれか1つを実行してもよい。いくつかの実施形態では、IABノード120-2は、基準信号受信電力を測定してもよい。あるいは、IABノード120-2は基準信号の受信品質を測定してもよい。IABノード120-2は、任意の適切なパラメータを測定してもよい。
【0077】
IABノード120-2は、RRCメッセージをF1-APメッセージの中にカプセル化してもよい。IABノード120-3は、測定レポートを含むRRCコンテナを含むF1-APメッセージをドナー130-1に転送してもよい(5015)。ドナー130-1は、条件付きハンドオーバの決定を行ってもよい(5020)。例えば、ドナー130-1は、IABノード120-2がIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。さらに、ドナー130-1は、IABノード120-2の1つ又は複数の子孫ノード(例えば、IABノード120-1と端末装置110-1)が、IABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。
【0078】
ドナー130-1は、IABノード120-2のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(5025)。ドナー130-1は、IABノード120-1のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(5030)。ドナー130-1は、端末装置110-1のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(5035)。
【0079】
ドナー130-2は、IABノード120-2のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(5040)。ドナー130-2は、IABノード120-1のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(5045)。ドナー130-2は、端末装置110-1のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(5050)。
【0080】
ドナー130-1は、IABノード120-2のためにDL RRCメッセージの転送をIABノード120-3に送信してもよい(5055)。IABノード120-3は、RRCReconfigurationをIABノード120-2に送信してもよい(5060)。RRCReconfigurationはCHO実行条件を含んでもよい。IABノード120-2は、RRCReconfigurationCompleteメッセージをIABノード120-3に送信してもよい(5065)。
【0081】
ドナー130-1は、IABノード120-1に関連付けられるメッセージ(例えば、BAPパケット)をIABノード120-3に送信してもよい(5070)。メッセージは、IABノード120-2の宛先アドレス、DL RRCメッセージ、及びCHOのインジケーションを含んでもよい。図6は、本開示のいくつかの実施形態にかかるメッセージ600の構造の模式図である。
【0082】
図6に示すように、メッセージは、メッセージが制御メッセージであるかデータメッセージであるかを示すフィールド610を含んでもよい。また、メッセージは予約ビット620、630を含んでもよい。メッセージはさらに、先祖ノードでのCHOを示すために使用されるフィールド640を含んでもよい。メッセージは、メッセージの宛先アドレスを示すフィールド650を含んでもよい。メッセージは、メッセージのパスを示すフィールド660を含んでもよい。メッセージは、データを伝送するフィールド670を含んでもよい。
【0083】
図5に戻り、IABノード120-3は、フィールド650の宛先アドレスがIABノード120-3と一致するかどうかを決定する(5075)。宛先アドレスがIABノード120-2に関連している場合、IABノード120-3はIABノード120-2にメッセージを送信してもよい(5080)。メッセージの宛先アドレスがIABノード120-2と一致するので、IABノード120-2はRRCメッセージを保持してもよい(5085)。
【0084】
ドナー130-1は、端末装置110-1に関連付けられるメッセージをIABノード120-3に送信してもよい(5090)。メッセージは、IABノード120-1のアドレス、DL RRCメッセージ、及びCHOのインジケーションを含んでもよい。IABノード120-3は、宛先アドレスがIABノード120-3と一致するかどうかを決定する(5095)。宛先アドレスがIABノード120-3と一致しないので、IABノード120-3はIABノード120-2にメッセージを送信してもよい(5100)。IABノード 120-2は、宛先アドレスがIABノード120-2と一致するかどうかを決定する(5105)。宛先アドレスがIABノード120-2と一致しないので、IABノード120-2はIABノード120-1にメッセージを送信してもよい(5110)。
【0085】
宛先がIABノード120-1と一致しないので、IABノード120-1はIABノード120-1にメッセージを送信してもよい(5110)。宛先アドレスがIABノード120-1と一致するので、IABノード120-1はIABノード120-1でメッセージを保持してもよい(5115)。
【0086】
IABノード120-2は、ドナー130-1から設定を受信してもよい。設定は、条件付きハンドオーバを実行するための条件を含んでもよい。当該条件は、ハンドオーバをトリガするための適切な条件であってもよい。条件が満たされた場合、IABノード120-2は、IABノード120-3からIABノード120-4へのハンドオーバを実行してもよい(5120)。IABノード120-2でCHOが完了した後、IABノード120-2はIABノード120-1にRRCReconfigurationメッセージを送信してもよい(5125)。
【0087】
いくつかの実施形態では、IABノード120-2でCHOが完了した後、IABノード120-2は、IABノード120-2でのCHOの完了を示し、RRCReconfigurationを解放するために、IABノード120-1にメッセージを送信してもよい(5130)。IABノード120-1は、RRCReconfigurationを端末装置110-1に送信してもよい(5140)。いくつかの実施形態では、RRCReconfigurationは、RRCReconfigurationの受信後に、IABノード120-1から端末装置110-1に送信されてもよい。あるいは、RRCReconfigurationは、メッセージ受信後に端末装置110-1に送信されてもよい。
【0088】
以下では、本開示の実施形態について詳細に説明する。まず図7を参照されたい。図7は、本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかる、装置間のプロセス200を示すシグナリングチャートを示す。あくまで議論を目的として、図1を参照してプロセス700について説明する。プロセス700は、図1の端末装置110-1、IABノード120-1、IABノード120-2、IABノード120-3、IABノード120-4、ドナー130-1、ドナー130-2に関わってもよい。図7は、子孫ノードがCHOを制御できる、本開示の実施形態にかかるプロセス700を示す。
【0089】
IABノード120-2は、IABノード120-3(すなわち、ソースIABノード)及びIABノード120-4(すなわち、ターゲットIABノード)に対して測定を実行してもよい(7005)。IABノード120-2は、IABノード120-3、120-4に関する測定レポートをIABノード120-3に送信してもよい(7010)。例えば、測定レポートは無線リソース制御シグナリングを介して送信することができる。IABノード120-2は、任意の適切な測定イベントを実行してもよい。例えば、IABノード120-2は、隣接セルがサービングセルよりも適切なオフセットになるイベントA3を実行してもよい。あるいは、IABノード120-2は、サービングセルが閾値より良くなるイベントA1、サービングセルが閾値より悪くなるイベントA2、隣接セルが閾値より良くなるイベントA4、サービングセルが閾値1より悪くなり、隣接セルが閾値A2より良くなるイベントA5、RAT間の隣接セル(inter RAT neighbor)が閾値より良くなるイベントB1、サービングセルが閾値1より悪くなり、RAT間の隣接セルが閾値2より良くなるイベントB2のうち、いずれか1つを実行してもよい。いくつかの実施形態では、IABノード120-2は、基準信号受信電力を測定してもよい。あるいは、IABノード120-2は基準信号の受信品質を測定してもよい。IABノード120-2は、任意の適切なパラメータを測定してもよい。
【0090】
IABノード120-2は、RRCメッセージをF1-APメッセージの中にカプセル化してもよい。IABノード120-3は、測定レポートを含むRRCコンテナを含むF1-APメッセージをドナー130-1に転送してもよい(7015)。ドナー130-1は、条件付きハンドオーバの決定を行ってもよい(7020)。例えば、ドナー130-1は、IABノード120-2がIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。さらに、ドナー130-1は、IABノード120-2の1つ又は複数の子孫ノード(例えば、IABノード120-1と端末装置110-1)が、IABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバされる必要があると決定してもよい。
【0091】
ドナー130-1は、IABノード120-2のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(7025)。ドナー130-1は、IABノード120-1のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(7030)。ドナー130-1は、端末装置110-1のハンドオーバ要求をドナー130-2に送信してもよい(7035)。
【0092】
ドナー130-2は、IABノード120-2のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(7040)。ドナー130-2は、IABノード120-1のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(7045)。ドナー130-2は、端末装置110-1のために、ハンドオーバ要求確認応答をドナー130-1に送信してもよい(7050)。
【0093】
ドナー130-1は、IABノード120-2のためにダウンリンクRRCメッセージの転送をIABノード120-3に送信してもよい(7055)。ドナー130-1は、IABノード120-1のためにダウンリンクRRCメッセージの転送をIABノード120-2に送信してもよい(7060)。ドナー130-1は、端末装置110-1のためにダウンリンクRRCメッセージの転送をIABノード120-1に送信してもよい(7065)。
【0094】
IABノード120-3は、RRCReconfigurationをIABノード120-2に送信してもよい(7070)。IABノード120-2は、RRCReconfigurationCompleteメッセージをIABノード120-3に送信してもよい(7075)。
【0095】
IABノード120-2は、RRCReconfigurationメッセージをIABノード120-1に送信してもよい(7080)。RRCReconfigurationメッセージは、先祖ノードで実行されるCHOのインジケーションを含んでもよい。IABノード120-1は、RRCReconfigurationCompleteメッセージをIABノード120-2に送信してもよい(7085)。CHOのインジケーションにより、IABノード120-1はRRCReconfigurationメッセージの設定を適用しない場合がある。
【0096】
IABノード120-1は、RRCReconfigurationメッセージを端末装置110-1に送信してもよい(7095)。RRCReconfigurationメッセージは、先祖ノードで実行されるCHOのインジケーションを含んでもよい。端末装置110-1は、RRCReconfigurationCompleteメッセージをIABノード120-1に送信してもよい(7110)。CHOのインジケーションにより、端末装置110-1はRRCReconfigurationメッセージの設定を適用しない場合がある。
【0097】
条件が満たされた場合、IABノード120-2は、IABノード120-3からIABノード120-4へのハンドオーバを実行してもよい(7115)。IABノード120-2でCHOが完了した後、IABノード120-2はIABノード120-1にCHO完了メッセージを送信してもよい(7120)。IABノード120-1は、RRCReconfigurationメッセージで受信した設定を適用してもよい。IABノード120-2は、RRCReconfigurationCompleteメッセージをドナー130-1に送信してもよい(7130)。ドナー130-1は、RRCReconfigurationCompleteメッセージを含むF1-APメッセージをドナー130-2に送信してもよい(7135)。
【0098】
いくつかの実施形態において、IABノード120-2でCHOが完了した後、IABノード120-2はRRCReconfigurationメッセージをドナー130-2に送信してもよい。ドナー130-2は、ドナー130-1にハンドオーバ成功を応答してもよい。
【0099】
ドナー130-2は、CHO完了メッセージを端末装置110-1に送信してもよい(7140)。端末装置110-1は、RRCReconfigurationメッセージで受信した設定を適用してもよい(7145)。
【0100】
図8は、本開示の実施形態にかかる例示的な方法800のフローチャートを示す。方法800は、任意の適切な装置で実施することができる。あくまで説明を目的として、方法800は、第1装置で実施することができる。第1装置は、異なる実施形態にかかる異なる装置を指す場合がある。
【0101】
ブロック810において、第1装置は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第2装置から受信する。
【0102】
ブロック820において、先祖のIABノードで条件付きハンドオーバが完了すると、第1装置は、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第3装置に送信する。
【0103】
いくつかの実施形態において、第1装置は、先祖のIABノード(例えば、IABノード120-2)であり、第2装置は、ソースIABノード(例えば、IABノード120-3)のソースドナー(例えば、ドナー130-1)であり、第3装置は、第1装置の子孫ノード(例えば、IABノード120-1又は端末装置110-1)である。いくつかの実施形態において、IABノード120-2は、ドナー130-1から、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、第3装置のアイデンティティ、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を受信してもよい。いくつかの実施形態では、IABノード120-2は、ドナー130-1から、条件付きハンドオーバを実行するための条件を含む設定を受信してもよい。条件が満たされた場合、IABノード120-2は、IABノード120-3からIABノード120-4への条件付きハンドオーバを実行してもよい。IABノード120-2は、ドナー120-4の無線設定を適用してもよい。いくつかの実施形態において、第3装置は、別のIABノード、例えば、IABノード120-1であってもよく、IABノード120-2は、IABノード120-2で条件付きハンドオーバが完了した場合、IABノード120-1にメッセージを送信してもよい。メッセージは、IABノード120-2での条件付きハンドオーバの完了を示してもよい。いくつかの実施形態において、第2情報は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含んでもよい。
【0104】
いくつかの実施形態において、第1装置はドナー130-1であり、第2装置はIABノード120-2であり、第3装置はドナー130-2である。いくつかの実施形態において、ドナー130-1は、IABノード120-3の第1測定レポートと、IABノード120-4の第2測定レポートとを含む第1情報を受信してもよい。いくつかの実施形態において、ドナー130-1は、IABノード120-2をIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、ドナー130-2に送信してもよい。ドナー130-1はドナー130-2からハンドオーバ成功メッセージを受信してもよい。ハンドオーバ成功メッセージがIABノード120-2におけるハンドオーバの完了を示す場合、ドナー130-1は、IABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1又は端末装置110-1)をIABノード120-3からターゲットIABノード120-4にハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む第2情報を、ドナー130-2に送信してもよい。いくつかの実施形態において、第2ハンドオーバ要求は、子孫ノード(例えば、IABノード120-1又は端末装置110-1)のアイデンティティ、ドナー130-1のセキュリティ情報、子孫ノードがIABノードである場合、子孫ノード(例えば、IABノード120-1)に関連付けられるルーティング情報、又は子孫ノードが端末装置である場合、子孫ノード(例えば、端末装置110-1)に関連付けられるアクセスノードアドレスのうち少なくとも1つを含む。
【0105】
いくつかの実施形態において、第1装置はドナー130-2であり、第2装置はドナー130-1であり、第3装置はIABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1及び端末装置110-1)である。いくつかの実施形態において、ドナー130-2は、IABノード120-2をIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、ドナー130-1から受信してもよい。いくつかの実施形態において、ドナー130-2は、IABノード120-2の子孫ノードをIABノード120-3からIABノード120-4へハンドオーバのための第2ハンドオーバ要求を含む第1情報を受信してもよい。いくつかの実施形態において、第2ハンドオーバ要求は、子孫ノードのアイデンティティ、ドナー130-1のセキュリティ情報、子孫ノードがIABノードである場合、子孫ノード(例えば、IABノード120-1)に関連付けられるルーティング情報、又は子孫ノードが端末装置である場合、子孫ノード(例えば、端末装置110-1)に関連付けられるアクセスノードアドレスのうち少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、ドナー130-2は、第1装置の無線設定を含む第1ハンドオーバ要求確認応答を、ドナー130-1に送信してもよい。いくつかの実施形態において、ドナー130-2は、IABノード120-2から再設定完了メッセージを受信してもよい。再設定完了メッセージがIABノード120-1での条件付きハンドオーバの完了を示す場合、ドナー130-2は、第3装置(例えば、IABノード120-1及び端末装置110-1)に対して、第1装置の無線設定を含む第2情報を送信してもよい。
【0106】
いくつかの実施形態において、第1装置はIABノード120-2であり、第2装置はIABノード120-3又はドナー130-1であり、第3装置はIABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1及び端末装置110-1)である。いくつかの実施形態において、IABノード120-2は、バックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケットで第1情報を受信してもよい。BAPパケットは、ドナー130-2の無線設定、宛先アドレス、又はIABノード120-2で実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含んでもよい。宛先アドレスがIABノード120-2と一致する場合、IABノード120-2は、IABノード120-3からIABノード120-4への条件付きハンドオーバを実行してもよい。IABノード120-2は、ドナー130-2の無線設定を適用してもよい。いくつかの実施形態において、IABノード120-2は、IABノード120-4のターゲットドナーの無線設定を含む第2情報を送信してもよい。宛先アドレスが第1装置と一致しない場合、IABノード120-2は、BAPパケットを第3装置(例えば、IABノード120-1と端末装置110-1)に転送してもよい。いくつかの実施形態において、第3装置は、別のIABノード(例えばIABノード120-1)であり、IABノード120-2で条件付きハンドオーバが完了した場合、IABノード120-2は、IABノード120-1にバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)メッセージを送信してもよい。BAPメッセージは、IABノード120-2での条件付きハンドオーバの完了を示してもよい。
【0107】
いくつかの実施形態において、第1装置はIABノード120-2であり、第2装置はドナー130-1であり、第3装置はIABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1及び端末装置110-1)である。第3装置がIABノード120-1であるいくつかの実施形態において、IABノード120-2は、ドナー130-2の無線設定、IABノード120-1のアイデンティティ、又はIABノード120-2で実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を、IABノード120-1に送信してもよい。いくつかの実施形態において、IABノード120-2は、IABノード120-2で条件付きハンドオーバが完了した場合、第1装置での条件付きハンドオーバの完了のインジケーションを含む第2情報を送信してもよい。
【0108】
図9は、本開示の実施形態にかかる例示的な方法900のフローチャートを示す。方法900は、任意の適切な装置で実施することができる。あくまで説明を目的として、方法800は、第2装置で実施することができる。第2装置は、異なる実施形態にかかる異なる装置を指す場合がある。
【0109】
ブロック910において、第2装置は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第1装置に送信する。
【0110】
いくつかの実施形態において、第1装置はIABノード120-2であり、第2装置はドナー130-1である。いくつかの実施形態において、ドナー130-1は、ドナー130-2の無線設定、IABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1又は端末装置110-1)のアイデンティティ、又はIABノード120-2で実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を送信する。いくつかの実施形態において、ドナー130-1は、ドナー130-2の無線設定、IABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1又は端末装置110-1)のアイデンティティ、又はIABノード120-2で実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を送信してもよい。いくつかの実施形態では、ブロック920において、ドナー130-1は、第2情報をIABノード120-2の子孫ノードに送信してもよい。第2情報は、ドナー130-2の無線設定、IABノード120-2の子孫ノードである第3装置のアイデンティティ、又はIABノード120-2で実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む。
【0111】
いくつかの実施形態において、第1装置はドナー130-2であり、第2装置はドナー130-1である。いくつかの実施形態において、ドナー130-1は、IABノード120-2をIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、ドナー130-2に送信してもよい。いくつかの実施形態において、ドナー130-1は、IABノード120-2の子孫ノードをIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む第1情報を送信してもよい。いくつかの実施形態において、第2ハンドオーバ要求は、子孫ノードのアイデンティティ、ドナー130-1のセキュリティ情報、子孫ノードがIABノードである場合、子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は子孫ノードが端末装置である場合、子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレスのうち少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、ドナー130-1は、ドナー130-2の無線設定を含む第1のハンドオーバ要求確認を、ドナー130-2から受信してもよい。
【0112】
いくつかの実施形態において、第1装置はIABノード120-2であり、第2装置はIABノード120-3又はドナー130-1である。第2装置がIABノード120-3であるいくつかの実施形態において、IABノード120-3は、バックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケットで第1情報を送信してもよく、BAPパケットは、ドナー130-2の無線設定、宛先アドレス、又はIABノード120-2で実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む。第2装置がIABノード120-3であるいくつかの実施形態において、IABノード120-3は、バックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケット内の第1情報を、ドナー130-1から受信してもよい。BAPパケットは、ドナー130-2の無線設定、宛先アドレス、又はIABノード120-2で実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実施形態において、宛先アドレスが第2装置と一致しない場合、第2装置はBAPパケットをIABノード120-2の子孫ノードに転送してもよい。
【0113】
図10は、本開示の実施形態にかかる例示的な方法800のフローチャートを示す。方法800は、任意の適切な装置で実施することができる。あくまで説明を目的として、方法800は、図1に示す端末装置110-1で実施することができる。あくまで説明を目的として、方法800は、第3装置で実施することができる。第3装置は、異なる実施形態にかかる異なる装置を指す場合がある。
【0114】
ブロック1010において、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバが先祖のIABノードで完了した場合、第3装置は、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を、第2装置から受信する。
【0115】
いくつかの実施形態において、第2装置はドナー130-1であり、第3装置はIABノード120-2の子孫ノード(例えば、IABノード120-1又は端末装置110-1)である。いくつかの実施形態において、第3装置は、ドナー130-2の無線設定を含む第2情報を受信してもよい。第3装置は、ドナー130-2の無線設定を適用してもよい。第3装置が別のIABノード(例えば、IABノード120-1)であるいくつかの実施形態において、IABノード120-1は、IABノード120-2で条件付きハンドオーバが完了した場合、ドナー130-1からメッセージを受信してもよい。メッセージは、IABノード120-2での条件付きハンドオーバの完了を示してもよい。いくつかの実施形態では、第3装置はブロック1020において、ドナー130-2の無線設定を第3装置の子孫ノードに送信してもよい。
【0116】
いくつかの実施形態において、第2装置はIABノード120-2であり、第3装置はドナー130-2である。いくつかの実施形態において、ドナー130-2は、先祖のIABノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、ドナー130-1から受信してもよい。ドナー130-2はドナー130-1にハンドオーバ成功メッセージを送信してもよい。いくつかの実施形態において、ハンドオーバ成功メッセージがIABノード120-2でのハンドオーバの完了を示す場合、ドナー130-2は、IABノード120-2の子孫ノードをIABノード120-3からIABノード120-4にハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む第2情報を、IABノード120-2から受信してもよい。いくつかの実施形態において、ドナー130-2は、子孫ノードにドナー130-2の無線設定を送信してもよく、ドナー130-2は、第2ハンドオーバ要求に対する第2ハンドオーバ要求をスキップしてもよい。いくつかの実施形態において、第2ハンドオーバ要求は、子孫ノードのアイデンティティ、ドナー130-1のセキュリティ情報、子孫ノードがIABノードである場合、子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は子孫ノードが端末装置である場合、子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレスのうち少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、ドナー130-2は、ルーティング情報又はアクセスノードアドレスに基づいて子孫ノードへのパスを決定し、ドナー130-1のセキュリティ情報に基づいて子孫ノードに無線リソース制御(RRC)メッセージを送信してもよい。
【0117】
いくつかの実施形態において、第2装置はIABノード120-3又はドナー130-1であり、第3装置はIABノード120-2の子孫ノードである。いくつかの実施形態において、第3装置は、ドナー130-2の無線設定を含む第2情報を受信してもよい。いくつかの実施形態において、宛先アドレスがIABノード120-2と一致しない場合、第3装置は、先祖のIABノードからBAPパケットを受信してもよい。第3装置が別のIABノードであるいくつかの実施形態において、第3装置は、IABノード120-2で条件付きハンドオーバが完了した場合、IABノード120-2からバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)メッセージを受信してもよい。BAPメッセージは、IABノード120-2での条件付きハンドオーバの完了を示してもよい。いくつかの実施形態において、第3装置は、ドナー130-2の無線設定を第3装置の子孫ノードに送信してもよい。
【0118】
いくつかの実施形態において、第2装置はドナー130-2であり、第3装置はIABノード120-2の子孫ノード又はドナー130-2である。第3装置が子孫ノードであるいくつかの実施形態において、第3装置は、ドナー130-2の無線設定、第3装置のアイデンティティ、又はIABノード120-2で実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を、IABノード120-2から受信してもよい。いくつかの実施形態において、第3装置は子孫ノードであり、第3装置は、IABノード120-2で条件付きハンドオーバが完了した場合、IABノード120-2での条件付きハンドオーバの完了のインジケーションを、ドナー130-2又はIABノード120-2から受信してもよい。第3装置は、ドナー130-2の無線設定を適用してもよい。
【0119】
図11は、本開示の実施形態を実施するのに適した装置1100の概略ブロック図である。装置1100は、図1に示す端末装置、IABノード120、又はドナーの別の例示的な実装であるとみなすことができる。したがって、装置1100は、端末装置、IABノード120、又はドナーにおいて、又は少なくともその一部として実装することができる。
【0120】
図に示すように、装置1100は、プロセッサ1100、プロセッサ1100に結合されるメモリ1120、プロセッサ1100に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)1140、並びにTX/RX1140に結合された通信インタフェースを含む。メモリ1120は、プログラム1130の少なくとも一部を格納する。TX/RX 1140は、双方向通信用である。TX/RX 1140は、通信を促進する少なくとも1つのアンテナを有するが、実際には、本願で述べたアクセスノードは、複数のアンテナを有してもよい。通信インタフェースは、他のネットワーク要素と通信を行う際に必要な任意のインタフェース、例えば、eNB間の双方向通信用のX2インタフェース、Mobility Management Entity(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信用のS1インタフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信用のUnインタフェース、又はeNBと端末装置との間の通信用のUuインタフェースを表してもよい。
【0121】
プログラム1130はプログラム命令を含むとみなされ、プログラムは、関連付けられるプロセッサ1100によって実行されると、本明細書で図2図9を参照して論じたように、本開示の実施形態に従って装置1000が動作することを可能にする。本明細書の実施形態は、装置1000のプロセッサ1100が実行可能なコンピュータソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組合せにより実施してもよい。プロセッサ1100は、本開示の様々な実施形態を実施するように構成され得る。また、プロセッサ1100及びメモリ1120の組合せは、本開示の各実施形態を実施するのに適した処理手段850を構成してもよい。
【0122】
メモリ1120は、ローカルの技術ネットワークに適した任意のタイプとしてもよく、任意の適切なデータ記憶技術(例として、コンピュータが読み取り可能な非一時的記憶媒体、半導体ベースの記憶装置、磁気記憶装置及びシステム、光学記憶装置及びシステム、固定メモリ及び移動可能メモリ等が挙げられるが、これらに限定されない)により実施してもよい。装置1100には1つのメモリ1120しか示されていないが、装置1100には複数の物理上異なるメモリモジュールを設置してもよい。プロセッサ1100は、ローカルの技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理器(DSP)、及びマルチコアプロセッサ構成に基づくプロセッサのうち、1つ又は複数を含んでもよいが、これらに限定されない。装置1000は複数のプロセッサ、例えば、マスタープロセッサと同期するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有してもよい。
【0123】
いくつかの実施形態において、第1装置は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第1装置において第2装置から受信し、先祖のIABノードで条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第3装置に送信するように設定された回路を含む。
【0124】
いくつかの実施形態において、第1装置は先祖のIABノードであり、第2装置はソースIABノードのソースドナーであり、第3装置は第1装置の子孫ノードである。
【0125】
いくつかの実施形態において、第1装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、第3装置のアイデンティティ、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を受信することによって、第1情報を受信するように設定された回路を含む。
【0126】
いくつかの実施形態において、第1装置は、条件付きハンドオーバを実行するための条件を含む設定を、ソースIABノードのソースドナーから受信し、条件が満たされたとの決定に従って、ソースIABノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバを実行し、ターゲットドナーの無線設定を適用するように設定された回路を含む。
【0127】
いくつかの実施形態において、第3装置は別のIABノードであり、第1装置は、第1装置で条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、第1装置での条件付きハンドオーバの完了を示すメッセージを第3装置に送信するように設定された回路を含む。
【0128】
いくつかの実施形態において、第1装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含む第2情報を送信することによって、第2情報を送信するように設定された回路を含む。
【0129】
いくつかの実施形態において、第1装置はソースIABノードのソースドナーであり、第2装置は先祖のIABノードであり、第3装置はターゲットIABノードのターゲットドナーである。
【0130】
いくつかの実施形態において、第1装置は、ソースIABノードの第1測定レポートと、ターゲットIABノードの第2測定レポートとを含む第1情報を受信することによって、第1情報を受信するように設定された回路を含む。
【0131】
いくつかの実施形態において、第1装置は、先祖のIABノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、第3装置に送信し、第3装置からハンドオーバ成功メッセージを受信するように設定された回路を含む。第1装置は、ハンドオーバ成功メッセージが先祖のIABノードでのハンドオーバの完了を示すとの決定に従って、先祖のIABノードの子孫ノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む第2情報を第3装置に送信することによって、第2情報を送信するように設定された回路を含む。
【0132】
いくつかの実施形態において、第2ハンドオーバ要求は、子孫ノードのアイデンティティ、第1装置のセキュリティ情報、子孫ノードがIABノードである場合、子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は子孫ノードが端末装置である場合、子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレスのうち少なくとも1つを含む。
【0133】
いくつかの実施形態において、第1装置はターゲットIABノードのターゲットドナーであり、第2装置はソースIABノードのソースドナーであり、第3装置は先祖のIABノードの子孫ノードである。
【0134】
いくつかの実施形態において、第1装置は、先祖のIABノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、第2装置から受信するように設定された回路を含む。いくつかの実施形態において、第1装置は、先祖のIABノードの子孫ノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む第1情報を、第2装置から受信することによって、情報を受信するように設定された回路を含む。
【0135】
いくつかの実施形態において、第2ハンドオーバ要求は、子孫ノードのアイデンティティ、第2装置のセキュリティ情報、子孫ノードがIABノードである場合、子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は子孫ノードが端末装置である場合、子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレスのうち少なくとも1つを含む。
【0136】
いくつかの実施形態において、第1装置は、第1装置の無線設定を含む第1ハンドオーバ要求確認応答を、第2装置に送信し、先祖のIABノードから再設定完了メッセージを受信するように設定された回路を含む。第1装置は、再設定完了メッセージが先祖のIABノードでの条件付きハンドオーバの完了を示すとの決定に従って、第3装置に、第1装置の無線設定を含む第2情報を送信することによって、第2情報を送信するように設定された回路を含む。
【0137】
いくつかの実施形態において、第1装置は先祖のIABノードであり、第2装置はソースIABノード、又はソースIABノードのソースドナーであり、第3装置は先祖のIABノードの子孫ノードである。
【0138】
いくつかの実施形態において、第1装置は、バックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケットで第1情報を受信することによって、第1情報を受信するように設定された回路を含む。BAPパケットは、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、宛先アドレス、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む。
【0139】
いくつかの実施形態において、第1装置は、宛先アドレスが第1装置と一致するとの決定に従って、ソースIABノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバを実行し、ターゲットドナーの無線設定を適用するように設定された回路を含む。
【0140】
いくつかの実施形態において、第1装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含む第2情報を送信することによって、第2情報を送信するように設定された回路を含む。
【0141】
いくつかの実施形態において、第1装置は、宛先アドレスが第1装置と一致しないとの決定に従って、BAPパケットを第3装置に転送するように設定された回路を含む。
【0142】
いくつかの実施形態において、第3装置は別のIABノードであり、第1装置は、第1装置で条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、第3装置にバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)メッセージを送信するように設定された回路を含む。BAPメッセージは、第1装置での条件付きハンドオーバの完了を示す。
【0143】
いくつかの実施形態において、第1装置は先祖のIABノードであり、第2装置はソースIABノードのソースドナーであり、第3装置は第1装置の子孫ノード又はターゲットIABノードのターゲットドナーである。
【0144】
いくつかの実施形態において、第3装置は子孫ノードであり、第1装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、第3装置のアイデンティティ、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を、第3装置に送信するように設定された回路を含む。
【0145】
第1装置は、第1装置で条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、第1装置での条件付きハンドオーバの完了のインジケーションを含む第2情報を送信することによって、第2情報を送信するように設定された回路を含む。
【0146】
いくつかの実施形態において、第2装置は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第2装置において第1装置に送信するように設定された回路を含む。
【0147】
いくつかの実施形態において、第1装置は先祖のIABノードであり、第2装置はソースIABノードのソースドナーである。
【0148】
いくつかの実施形態において、第2装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、第1装置の子孫ノードのアイデンティティ、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を送信することによって、第1情報を送信するように設定された回路を含む。
【0149】
いくつかの実施形態において、第2装置は、第2情報を第1装置の子孫ノードに送信するように設定された回路を含む。第2情報は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、第1装置の子孫ノードである第3装置のアイデンティティ、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む。
【0150】
いくつかの実施形態において、第1装置はターゲットIABノードのターゲットドナーであり、第2装置はソースIABノードのソースドナーである。
【0151】
いくつかの実施形態において、第2装置は、先祖のIABノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、第1装置に送信するように設定された回路を含む。そして、第2装置は、先祖のIABノードの子孫ノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む第1情報を送信することによって、第1情報を送信するように設定された回路を含む。
【0152】
いくつかの実施形態において、第2ハンドオーバ要求は、子孫ノードのアイデンティティ、第2装置のセキュリティ情報、子孫ノードがIABノードである場合、子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は子孫ノードが端末装置である場合、子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレスのうち少なくとも1つを含む。
【0153】
いくつかの実施形態において、第2装置は、第1装置の無線設定を含む第1ハンドオーバ要求確認応答を、第1装置から受信するように設定された回路を含む。
【0154】
いくつかの実施形態において、第1装置は先祖のIABノードであり、第2装置はソースIABノード、又はソースIABノードのソースドナーである。
【0155】
いくつかの実施形態において、第2装置はソースIABノードであり、第2装置は、バックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケットで第1情報を送信することによって、第1情報を送信するように設定された回路を含む。BAPパケットは、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、宛先アドレス、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む。
【0156】
いくつかの実施形態において、第2装置はソースIABノードであり、そして、第2装置は、第2装置のソースドナーからバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)パケットで第1情報を受信するように設定された回路を含む。BAPパケットは、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、宛先アドレス、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む。
【0157】
いくつかの実施形態において、第2装置は、宛先アドレスが第2装置と一致しないとの決定に従って、BAPパケットを第1装置の子孫ノードに転送するように設定された回路を含む。
【0158】
いくつかの実施形態において、第3装置は、ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバが先祖のIABノードで完了したとの決定に従って、条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を、第2装置から受信するように設定された回路を含む。
【0159】
いくつかの実施形態において、第2装置はソースIABノードのソースドナーであり、第3装置は先祖のIABノードの子孫ノードである。
【0160】
いくつかの実施形態において、第3装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含む第2情報を受信することによって、第2情報を受信し、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を適用するように設定された回路を含む。
【0161】
いくつかの実施形態において、第3装置は別のIABノードであり、第3装置は、第1装置で条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、第1装置での条件付きハンドオーバの完了を示すメッセージを第2装置から受信するように設定された回路を含む。
【0162】
いくつかの実施形態において、第3装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を第3装置の子孫ノードに送信するように設定された回路を含む。
【0163】
いくつかの実施形態において、第2装置は先祖のIABノードであり、第3装置はターゲットIABノードのターゲットドナーである。
【0164】
いくつかの実施形態において、第3装置は、先祖のIABノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、ソースIABノードのソースドナーから受信し、ソースドナーにハンドオーバ成功メッセージを送信するように設定された回路を含む。第3装置は、ハンドオーバ成功メッセージが先祖のIABノードでのハンドオーバの完了を示すとの決定に従って、第2情報を受信し、先祖のIABノードの子孫ノードをソースIABノードからターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む第2情報を、第2装置から受信するように設定された回路を含む。
【0165】
いくつかの実施形態において、第3装置は、子孫ノードに第3装置の無線設定を送信し、第2ハンドオーバ要求に対する第2ハンドオーバ要求をスキップするように設定された回路を含む。
【0166】
いくつかの実施形態において、第2ハンドオーバ要求は、子孫ノードのアイデンティティ、ソースIABノードのソースドナーのセキュリティ情報、子孫ノードがIABノードである場合、子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、又は子孫ノードが端末装置である場合、子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレスのうち少なくとも1つを含む。
【0167】
いくつかの実施形態において、第3装置は、ルーティング情報又はアクセスノードアドレスに基づいて子孫ノードへのパスを決定し、ソースドナーのセキュリティ情報に基づいて子孫ノードに無線リソース制御(RRC)メッセージを送信するように設定された回路を含む。
【0168】
いくつかの実施形態において、第2装置はソースIABノード、又はソースIABノードのソースドナーであり、第3装置は先祖のIABノードの子孫ノードである。
【0169】
いくつかの実施形態において、第3装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を含む第2情報を受信することによって、第2情報を受信するように設定された回路を含む。
【0170】
いくつかの実施形態において、第3装置は、宛先アドレスが先祖のIABノードと一致しないとの決定に従って、先祖のIABノードからBAPパケットを受信するように設定された回路を含む。
【0171】
いくつかの実施形態において、第3装置は別のIABノードであり、第3装置は、先祖のIABノードで条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、先祖のIABノードからバックホールアダプテーションプロトコル(BAP:backhaul adaption protocol)メッセージを受信するように設定された回路を含む。BAPメッセージは、先祖のIABノードでの条件付きハンドオーバの完了を示す。
【0172】
いくつかの実施形態において、第3装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定を第3装置の子孫ノードに送信するように設定された回路を含む。
【0173】
いくつかの実施形態において、第2装置はソースIABノードのソースドナーであり、第3装置は先祖のIABノードの子孫ノード、又はターゲットIABノードのターゲットドナーである。
【0174】
いくつかの実施形態において、第3装置は子孫ノードであり、第3装置は、ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、第3装置のアイデンティティ、又は先祖のIABノードで実行される条件付きハンドオーバのインジケーションのうち少なくとも1つを含む第1情報を、先祖のIABノードから受信するように設定された回路を含む。
【0175】
いくつかの実施形態において、第3装置は子孫ノードであり、第3装置は、条件付きハンドオーバが先祖のIABノードで完了したとの決定に従って、ターゲットIABノードのターゲットドナー又は先祖のIABノードから、先祖のIABノードでの条件付きハンドオーバの完了のインジケーションを受信し、ターゲットドナーの無線設定を適用するように設定された回路を含む。
【0176】
通常、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア若しくは専用回路、ソフトウェア、論理又はそれらの任意の組合せにより実施してもよい。いくつかの態様はハードウェアによって実施し、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサ又は他のコンピューティングデバイスが実行し得るファームウェア又はソフトウェアによって実施してもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして図示されて説明され、又は他の何らかの絵画的表現によって示されているが、本明細書に記載のブロック、装置、システム、技術又は方法は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路若しくは論理、汎用ハードウェア若しくはコントローラ若しくは他のコンピューティングデバイス、又はそれらの組合せによって実施してもよいが、これらに限定されないことが理解されるであろう。
【0177】
本開示はさらに、コンピュータが読み取り可能な非一時的記憶媒体に有形記憶される少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。当該コンピュータプログラム製品は、プログラムモジュールに含まれる命令のような、コンピュータが実行可能な命令を含む。当該命令は、対象の実プロセッサ又は仮想プロセッサ上のデバイスにおいて実行され、例えば図4~10のいずれかを参照して上述したプロセス又は方法を実行する。通常、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、又は特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造等を含む。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じてプログラムモジュール間で組み合わせるか、又は分割してもよい。プログラムモジュールのマシン可読命令は、ローカル又は分散型のデバイス内で実行してもよい。分散型デバイスにおいて、プログラムモジュールはローカル及びリモートの記憶媒体のどちらに置いてもよい。
【0178】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組合せにより記述されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよく、プログラムコードがプロセッサ又はコントローラによって実行されると、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/操作が実施される。プログラムコードは全てマシン上で実行するか、部分的にマシン上で実行するか、独立したソフトウェアパッケージとして実行するか、マシン上で部分的に実行するとともにリモートのマシン上で部分的に実行するか、又は全てリモートのマシン若しくはサーバ上で実行してもよい。
【0179】
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体上で具現化されてもよく、当該マシン可読媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスにより使用されるプログラム、又は、それらと結合して使用されるプログラムを含むか又は格納する任意の有形媒体であってもよい。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体であってもよい。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又は前述の任意の適切な組合せを含んでもよいが、これらに限定されない。マシン可読記憶媒体のさらにより具体的な例には、1つ若しくは複数のワイヤ、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去・書き込み可能なリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は前述の任意の適切な組合せが含まれる。
【0180】
なお、操作について、特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした操作を示された特定の順序で実行するか若しくは順に実行する、又は、示された全ての操作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。いくつかの状況では、マルチタスク及び並行処理が有利である可能性がある。同様に、上述の議論には、いくつかの具体的な実施の詳細が含まれるが、これらは本開示の範囲に対する限定ではなく、特定の実施形態に特定され得る特徴についての説明であると解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈において説明されるいくつかの特徴は、ある1つの実施形態において組み合わせて実施されてもよい。逆に、1つの実施形態の文脈において説明される各種特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切な副次的な組合せにおいて実施されてもよい。
【0181】
本開示について、構造的特徴及び/又は方法論的な動作に特有の言葉で説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示は、必ずしも上述の特定の特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。上述の特定の特徴や動作はむしろ、特許請求の範囲を実施する例示的形態として開示されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2023-08-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、2装置から受信する手段と、
先祖のIABノードで前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第3装置に送信する手段と、
を含む、
第1装置
【請求項2】
前記第1装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記第1装置の子孫ノードである、
請求項1に記載の第1装置
【請求項3】
前記第1情報は
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
前記第3装置のアイデンティティ、及び
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション
のうち少なくとも1つを含
請求項2に記載の第1装置
【請求項4】
前記条件付きハンドオーバを実行するための条件を含む設定を、前記ソースIABノードのソースドナーから受信する手段と、
前記条件が満たされたとの決定に従って、前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードへの前記条件付きハンドオーバを実行する手段と、
前記ターゲットドナーの前記無線設定を適用する手段と、
をさらに含む、
請求項に記載の第1装置
【請求項5】
前記第3装置は別のIABノードであり、前記第1装置
前記第1装置で前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記装置での前記条件付きハンドオーバの完了を示すメッセージを前記第3装置に送信する手段をさらに含む、
請求項2に記載の第1装置
【請求項6】
前記第1装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第2装置は前記先祖のIABノードであり、
前記第3装置は前記ターゲットIABノードのターゲットドナーである、
請求項1に記載の第1装置
【請求項7】
前記先祖のIABノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、前記第3装置に送信する手段と、
前記第3装置からハンドオーバ成功メッセージを受信する手段と、
をさらに含み、
前記第2情報は
前記ハンドオーバ成功メッセージが前記先祖のIABノードでの前記ハンドオーバの完了を示すとの決定に従って、前記先祖のIABノードの子孫ノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含
請求項に記載の第1装置
【請求項8】
前記第2ハンドオーバ要求は、
前記子孫ノードのアイデンティティ、
前記第1装置のセキュリティ情報、
前記子孫ノードがIABノードである場合、前記子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、及び
前記子孫ノードが端末装置である場合、前記子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレス、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項に記載の第1装置
【請求項9】
前記第1装置は前記ターゲットIABノードのターゲットドナーであり、
前記第2装置は前記ソースIABノードのソースドナーであり、
前記第3装置は前記先祖のIABノードの子孫ノードである、
請求項1に記載の第1装置
【請求項10】
前記先祖のIABノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第1ハンドオーバ要求を、前記第2装置から受信する手段をさらに含み、
前記第1情報は、
前記先祖のIABノードの子孫ノードを前記ソースIABノードから前記ターゲットIABノードにハンドオーバするための第2ハンドオーバ要求を含む、
請求項に記載の第1装置
【請求項11】
前記第2ハンドオーバ要求は、
前記子孫ノードのアイデンティティ、
前記第2装置のセキュリティ情報、
前記子孫ノードがIABノードである場合、前記子孫ノードに関連付けられるルーティング情報、及び
前記子孫ノードが端末装置である場合、前記子孫ノードに関連付けられるアクセスノードアドレス、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項10に記載の第1装置
【請求項12】
前記第1装置の無線設定を含む第1ハンドオーバ要求確認応答を、前記第2装置に送信する手段と、
前記先祖のIABノードから再設定完了メッセージを受信する手段と、
をさらに含み、
前記第2情報は、
前記再設定完了メッセージが前記先祖のIABノードでの前記条件付きハンドオーバの完了を示すとの決定に従って、前記第1装置の前記無線設定を含む、
請求項10に記載の第1装置
【請求項13】
ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードからターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第1装置に送信する手段を含む、
第2装置
【請求項14】
前記第1情報は、
前記ターゲットIABノードのターゲットドナーの無線設定、
前記第1装置の子孫ノードのアイデンティティ、及び
前記先祖のIABノードで実行される前記条件付きハンドオーバのインジケーション、
のうち少なくとも1つを含む、
請求項13に記載の第2装置
【請求項15】
ソース統合アクセスバックホール(IAB:Integrated Access Backhaul)ノードを通じてターゲットIABノードへの条件付きハンドオーバに関連付けられる第1情報を、第2装置から受信することと、
先祖のIABノードで前記条件付きハンドオーバが完了したとの決定に従って、前記条件付きハンドオーバに関連付けられる第2情報を第3装置に送信することと、
を含む、
第1装置において実行される通信方法。
【国際調査報告】