(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-11
(54)【発明の名称】フィットネス及びリハビリテーションのためのパワーショーツ
(51)【国際特許分類】
A63B 21/02 20060101AFI20231228BHJP
A63B 23/04 20060101ALI20231228BHJP
【FI】
A63B21/02
A63B23/04 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023563916
(86)(22)【出願日】2021-12-27
(85)【翻訳文提出日】2023-07-24
(86)【国際出願番号】 US2021065189
(87)【国際公開番号】W WO2022146906
(87)【国際公開日】2022-07-07
(32)【優先日】2020-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523241564
【氏名又は名称】ソル ロクロウスキー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100148253
【氏名又は名称】今枝 弘充
(72)【発明者】
【氏名】ソル ロクロウスキー
(57)【要約】
ユーザが選択された身体的活動の実行に従事しているときに、ユーザの体幹筋及び脚に同時に平衡張力を提供することによって、様々な身体的活動を実行する際の運動の全範囲にわたってユーザの体幹筋及び脚の運動を提供する一体型運動デバイス。運動デバイスは、ウエストループと、左右大腿ループと、左右後方及び前方ストラップと、を備え、これらは全て、熱融着されるか又は縫い合わされた弾性材料であり、特定のユーザのために特別に設計された運動デバイスを提供する。ユーザによって装着されると、運動デバイスの弾性後方ストラップ及び弾性前方ストラップは、実行されている身体活動に応じて、ユーザの様々な筋肉群及び脚に平衡張力を提供し、これは、繰り返し使用及び練習によって、その後運動デバイスなしで実行するときに、ユーザに改善された実行又はリハビリテーションを提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
様々な身体活動を行う際に運動の全範囲にわたってユーザの体幹筋及び脚を運動させるように構成された一体型運動デバイスであって、
弾性ウエストループと、
弾性左大腿ループと、
弾性右大腿ループと、
弾性左後方ストラップと、
弾性右後方ストラップと、
弾性左前方ストラップと、
弾性左前方ストラップと、を備え、
これらのループ及びストラップの全てが、前記一体型運動デバイスを提供するために一緒に取り付けられている、一体型運動デバイス。
【請求項2】
前記ウエストループが、ある長さの弾性織ナイロンウェビングであって、前記長さのナイロンウェビングの両端を一緒に取り付けて、単一の弾性ウエストループを形成することによって前記ユーザのウエストの周りにぴったりと適合するのに十分な、ある長さの弾性織ナイロンウェビングから形成されている、請求項1に記載の一体型運動デバイス。
【請求項3】
前記左後方ストラップの第1の端及び右後方ストラップが一緒に取り付けられ、
前記左後方ストラップ及び前記右後方ストラップの取り付けられた前記第1の端が、前記ウエストループの内側にその後方中心において取り付けられ、
前記左後方ストラップの第2の端が、前記左大腿ループの外側にその後方上部中心において取り付けられ、
前記右後方ストラップの第2の端が、前記右大腿ループの外側にその後方中心において取り付けられている、請求項2に記載の一体型運動デバイス。
【請求項4】
前記左前方ストラップの第1の端が、前記左大腿ループの中心と位置合わせされて、左に中心を外れて前記ウエストループに取り付けられ、
前記左前方ストラップの第2の端が、前記左大腿ループの後方中心に取り付けられ、
前記右前方ストラップの第1の端が、前記右大腿ループの中心と位置合わせされて、右に中心を外れて前記ウエストループに取り付けられ、
前記右前方ストラップの第2の端が、前記右大腿ループの外側にその後方中心において取り付けられている、請求項3に記載の一体型運動デバイス。
【請求項5】
前記一体型運動デバイスの前記ループ及びストラップの全ての取り付けが、工業用ナイロン又はポリエステル縫い糸の使用によって実施されている、請求項4に記載の一体型運動デバイス。
【請求項6】
前記一体型運動デバイスの前記ループ及びストラップの全ての取り付けが、適用可能なループストラップを一緒に熱融着することによって実施されている、請求項4に記載の一体型運動デバイス。
【請求項7】
前記一体型運動デバイスの前記ループ及びストラップの寸法が、最終的な特定のユーザによって装着されたときに快適に適合するように直接設計されている、請求項4に記載の一体型運動デバイス。
【請求項8】
前記一体型運動デバイスの前記左右後方及び前方ストラップの寸法及び特性が、最終的な特定のユーザによって意図されるように、体幹筋及び脚筋に所望の張力を提供するように直接設計されている、請求項4に記載の一体型運動デバイス。
【請求項9】
請求項4に記載の一体型運動デバイスを使用する方法であって、
前記ユーザが、前記一体型運動デバイスを装着している間に、前記左右後方及び前方ストラップの寸法及び張力に関して、前記一体型運動デバイスが前記ユーザに適切に適合されているかどうかを判定するステップと、
前記ユーザが、前記一体型運動デバイスを装着することなく、選択された運動ルーチンを実行し、そのような実行の選択されたメトリクスを測定するステップと、
前記ユーザが、前記一体型運動デバイスを装着している間に、選択された運動ルーチンを実行し、そのような実行の選択されたメトリクスを測定するステップと、
前記一体型運動デバイスを使用する前記実行の前記メトリクスと、前記一体型運動デバイスを使用しない前記実行の前記メトリクスとを比較することと、
前記運動デバイスを実行しながら、前記一体型運動デバイスを利用する効果を評価することと、
前記一体型運動デバイスを装着している間に、選択された運動ルーチンを実行するステップを繰り返すことと、を含む、方法。
【請求項10】
前記選択された運動ルーチンが、指定された距離にわたってランニングすることであり、そのメトリクスが、前記ランニングの時間及び距離を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記選択された運動ルーチンが、ティーからゴルフボールを打つことであり、そのメトリクスが、スイングキャディレーダガンから導出された飛距離及びボール速度を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記選択された運動ルーチンが、野球ボール又はメディシンボールを投げることであり、前記メトリクスが、レーダガンから導出されたボール速度を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記メトリクスを比較するステップが、前記選択された運動ルーチンを終了するか、又は前記一体型運動デバイスを修正するかを判定することを含む、請求項9に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年12月28日に出願された発明者Sol Wroclawskyによる「THE POWER SHORTS」という名称の米国仮出願第63/205,581号の利益を主張するものであり、この出願は、参照によりその全体が本出願に組み込まれる。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、概して、弾性拘束ストラップ及びループを利用する運動デバイスに関し、より具体的には、ランニング、ウォーキング、サイクリング、スケート、スキー、及び他の同様の身体活動などの様々な身体活動を実行する際に、運動の全範囲にわたって、ユーザの体幹筋肉及び脚を運動させるために、平衡抵抗を提供する一体型運動デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
今日、ランニングは、米国において最も人気のある運動形態の1つである。心臓血管フィットネスの改善、強度、持久力、及びスタミナの構築、カロリーの燃焼、並びに体重の制御などのランニングの多数の利点が存在する。ランニングは、ゆっくりとした単収縮筋を利用して持久力及びに有酸素フィットネスを構築するジョギング又は定常状態ランニング、並びに筋力並びに速度及び持久力を向上させる無酸素ワークアウトを伴う短距離走を含む、いくつかの形態をとってもよい。これらの2つの形態は、トレーニングにおける停滞期又は障害を克服するために、ユーザの実行を経時的に改善するように組み合わせることができる。
【0004】
アスレチックに対する関心が低い人々、高齢の人々、又は傷のリハビリテーションを受けている人々、又は手術後の人々について、これらの人々は、ランニングの代わりにウォーキングを好む場合があり、ウォーキングは、ランニングと同様の利益を依然として提供するが、努力及び強度のレベルが異なる。概して、より長く又はより速く走る又は歩くように身体をトレーニングするには、これらの人々が長期にわたってトレーニングしなければならず、現在の身体能力を超えて身体に過度の負担をかけてはならないという点で、時間、忍耐力及び根気が必要である。多くのランナー/ウォーカーは、彼らのトレーニング計画において早期停滞期に達する場合があるか、又は彼らがあまりにも急速に進歩しようと試みる場合、極度の疲労、疲労を被るか、又は任意の更なるトレーニングに単に関心を失う場合がある。
【0005】
したがって、ランニング、ウォーキング、サイクリングなどに従事する人々、更に言えば、調整された反復的な周期的パターンで体幹筋及び脚などの大きな筋肉群を利用する任意の身体活動を助けるために、多くの様々なデバイス及び装置が開発されてきた。これらの装置及びデバイスの多くは、運動中にユーザの体幹筋又は脚に抵抗を印加するために、抵抗バンド又は弾性拘束ストラップを利用する。例えば、細長いエラストマーの伸縮性テザーと、テザーの各端に取り付けられた脚バインダのセットと、を備える脚筋トレーニングデバイスが、「Sprinter Leg Muscle Training Device and Method」と題されたFrappierの米国仮特許出願第5,167,601号に開示されている。Frappierでは、パーソナルトレーナーが、テザーの一端をしっかりと把持するか、又はテザーを取り付け点に取り付けることによって、静止抵抗がランナーに提供される。ポリウレタン外科用チューブをテザーに使用してもよい。
【0006】
また、抵抗バンド又は弾性拘束ストラップを有するトレッドミルを利用する装置も多数存在する。例えば、トレッドミルの後方端に接続されたフレームを有するトレッドミルであって、人体に抵抗力を及ぼすように、人体に接続された端を有する抵抗アタッチメントがトレッドミルのフレームに取り付けられているトレッドミルが、「Resistance Application for Connection to a Human Body」と題されたLeeらの米国特許第6,123,649号に開示されている。トレッドミルを利用する装置の別の例は、「Treadmill Resistance Apparatus」と題されたWroclawskyへの米国特許第6,652,427号に見られ、これは、ユーザに取り付けられるエラストマー部材を用いてユーザの脚及び下半身を運動させるためのトレッドミルとともに使用するための装置を開示する。
【0007】
抵抗バンド又は弾性拘束ストラップを利用する別の一般的なタイプの運動装置は、固定点を確立するためにユーザの身体に取り付けられる係合クリップを有するウエストベルト又は様々なハーネスのいずれかを利用し、弾性コードが係合クリップに取り付けられ、その後、ユーザの身体の様々な部分、例えば、肘、腕、足、腿などの周りに配置された様々なストラップ又はハーネスに接続される運動装置である。このような運動デバイスの例は、「Device for Strengthening,Training,and Rehabilitating Isolated Muscle Groups Using Elastic Resistance Elements」と題されたNicassioの米国特許第7,608,026号に開示されている。特定の身体活動に向けられた同様のタイプの運動装置が、「Training Harness for Athletic Hitting and Swinging Skills」と題されたTrappierの米国特許第7,314,437号に開示されている。
【0008】
これらの例が示すように、これらの運動装置の多くは、運動装置をより扱いにくくし、したがって実用性を低下させ、製造コストをより高くする可能性がある追加の要素を必要とする。更に、ある運動装置は、ランニング、ウォーキングなどのためにのみ使用可能であり得る一方で、別の運動装置は、野球、ソフトボール、又はゴルフにおける打撃又はスイング動作などの異なる身体活動のために設計されてもよく、運動装置を更に扱いにくく、製造コストをより高くする追加の要素を必要とし得る。換言すれば、運動装置は、実行可能な限り多くの異なる身体活動においてユーザによって利用可能であるべきである。
【0009】
上記に鑑みて、追加の要素又は部品を必要としないという点で一体型かつ自給式である抵抗バンド又は弾性拘束ストラップを利用する運動デバイスが継続的に必要とされている。また、各々の潜在的なユーザは、ユーザの現在の身体的特徴及び能力に正確に一致し、彼らの意図されたトレーニングプログラムの必要性を満たす運動デバイスを有するように、各々のそのようなデバイスを製造することは容易かつ安価であるべきである。また、運動デバイスが、単にランニング、ウォーキング、又はサイクリングに限定される以外の多数の身体活動の実行又はトレーニングに使用可能であれば有利である。
【発明の概要】
【0010】
前述の問題の全体又は一部、及び/又は当業者によって観察された可能性のある他の問題に対処するために、本開示は、ユーザが様々な身体活動を受けている間に、ユーザの体幹筋及び脚などの大きな筋肉群に対して同時の平衡張力を生成するために、複数の抵抗バンド及び/又は弾性拘束ストラップを備える一体型運動デバイスを提供する。
【0011】
本発明による運動デバイスは、一体型かつ自給式である。すなわち、運動デバイスは、いかなる追加の機器又は付属品もなしにユーザによって使用されることが可能であり、特に各ユーザのために個別にカスタマイズされ、製造される。したがって、各々が比較的大きなグループのユーザに適合するように、運動デバイスのサイズが小、中、及び大であっても、「全てに適合するサイズはない」。
【0012】
本発明による運動デバイスは、以下:(a)弾性ウエストループ又はベルトと、(b)弾性左大腿ループと、(c)弾性右大腿ループと、(d)第1の端及び第2の端を有する弾性左後方ストラップと、(e)第1の端及び第2の端を有する弾性右後方ストラップと、(f)第1の端及び第2の端を有する弾性左前方ストラップと、(g)第1の端及び第2の端を有する弾性右前方ストラップと、を備える。組み立てられた運動デバイスにおける弾性ループ及びストラップの全ては、必要に応じて(結合されたナイロン又は結合されたポリエステル糸を用いて)互いに縫い合わされてもよく、又は互いに熱融着されてもよい。
【0013】
運動デバイスを組み立てる際に、弾性左後方ストラップ及び弾性右後方ストラップの第1の端は、一緒に固定され、弾性ウエストループの後ろの中央で接続されてもよく、次いで、弾性左後方ストラップの第2の端は、左大腿ループの後方のほぼ中央に接続されてもよく、弾性右後方ストラップの第2の端は、右大腿ループの後方のほぼ中央に接続されてもよい。組み立てを完了するために、弾性左前方ストラップの第1の端は、中心の左にわずかにオフセットされて、弾性ウエストループの前方に接続されてもよく、弾性右前方ストラップの第1の端は、中心の右にわずかにオフセットされて、右大腿ループの前方に接続されてもよい。同様に、弾性左前方ストラップの第2の端は、左大腿ループの後方のほぼ中央に接続されてもよく、弾性右前方ストラップの第2の端は、右大腿ループの前方のほぼ中央に接続されてもよい。
【0014】
弾性ウエストループ、弾性左右大腿ループ、並びに左右後方及び前方ストラップに使用される材料に関しては、例えば、カリフォルニア州コマースに位置するDirecTexなどのオンライン卸売業者から入手可能な多くの種類の材料がある。材料は、ウェビング、コード、又はバンジーの形態をとってもよい。弾性ウェビングは、ナイロン、ポリプロピレン、又はポリエステルから作製されてもよく、3/8インチ~4インチの範囲であり得る幅で利用可能である。弾性ウェビングは、編組され、編まれ、又は織られてもよく、ある卸売業者は、織られた弾性体が伸張されたときにその幅を保持するので、ウエストバンドのために織られた弾性体を推奨する。弾性ストラップに関しては、ナイロン及びポリプロピレンウェビングは各々、異なる重量及び異なる幅を有し、したがって、ウェビングの厚さ、重量、長さ、又は幅を変えることによって、所望の抵抗力を有する運動デバイスを製造することができる。工業用縫い糸もまた、最終的な運動デバイスの縫い付けられた接続部に必要な強度を提供するために利用可能である。
【0015】
所望のウェビングが選択されると、運動デバイスは、運動着の上又は下に装着することができる一体型運動デバイスとして製造することができ、後者は、屋外又は悪天候で運動するときに有用である。他の実施形態では、運動デバイスは、アスレチックウェアに一体化され得る。一例として、ウエストバンドは、一対のランニングショーツのウエストバンドに組み込まれてもよく、左右の大腿ループは、それぞれ、ランニングショーツの左右のパンツ脚部に縫い付けられる。
【0016】
短距離走又はジョギング、ゴルフクラブのスイング又は野球のスローイング、又はウォーキングによる理学療法の開始であってもよい特定の身体活動において運動デバイスを使用する方法も開示される。明らかに、特定の身体活動における深刻な経験のあるユーザは、おそらくプロのトレーナーの助けを借りて、彼ら自身の運動プログラムを考案する可能性が高い。しかしながら、平均的なユーザにとっては、レクリエーション活動であるかリハビリテーションであるかにかかわらず、本発明による一体型運動デバイスの利用に適用可能な特定の原理が存在する。本発明の目的は、概して、ユーザが通常よりも速く体を動かす、例えばウォーキング又はランニングするようにユーザをトレーニングするのを助けることであって、その結果、ユーザが、最終的に、一体型運動デバイスなしでより速くランニングするか、又は動くことができるようになる、助けることに関する。ゴルフクラブ又はテニスラケットをスイングすることなどの他の身体活動に関しては、所望の改善は、ゴルフクラブのヘッドから打たれたゴルフボール又はテニスラケットのヘッドから打たれたテニスボールのより速い速度であり得る。
【0017】
概して、一体型運動デバイスを利用する方法及び技術は、高強度の抵抗又はインターバルトレーニングから借用した技術を組み込むことができ、その1つは、一体型運動デバイスを用いたトレーニングが、一週間に3回であってもよく、一体型運動デバイスを用いないトレーニングが交互の日で行われてもよく、又は全くトレーニングが行われなくてもよいことである。言い換えれば、一体型運動デバイスを用いたトレーニングが難しすぎ、頻繁すぎると、結果が遅くなり、けがを引き起こす可能性がある。
【0018】
これを回避するために、本発明のデバイスによる一体型運動を利用する方法及び技術は、身体活動の実行のメトリクスを測定することを含んでもよい。例えば、一体型運動デバイスを装着しているランナー又は自転車のライダーは、概して、指定されたコースにわたって自分の時間を測定し、一体型運動デバイスを使用している時間を一体型運動デバイスを使用していない時間と比較するだけでよい。ゴルフボールを打つなど、より複雑な身体活動の場合、身体活動はより複雑であり、測定することができるメトリクスがより多く存在する。これらのメトリクスを判定する助けの例は、Swing-Caddy SC300i Launch Monitorであり、これは、打ち込まれたゴルフボールのキャリー/総距離、スマッシュファクタ、打ち出し角度、スイング速度、頂点(最大高さ)、及びボール速度を測定することができる。Launch Monitorは、ゴルフボールの近くにセットアップされ、測定データをユーザの携帯電話上のアプリに送信する。ボール又はパックを打つことを伴う他のスポーツの場合、ボール速度を測定するために利用可能な別のデバイスは、Pocket Radar(商標)Ball Coach Speed Training Tool and Radar Gunである。
【0019】
本発明の他のデバイス、システム、方法、特徴、及び利点は、以下の図面及び詳細な説明を検討することによって、当業者に明らかであるか、又は明らかになるであろう。全てのそのような追加のシステム、方法、特徴、及び利点は、この説明内に含まれ、本発明の範囲内にあり、添付の特許請求の範囲によって保護されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本発明は、以下の図面を参照することによって、より良く理解され得る。図中の構成要素は、必ずしも縮尺通りではなく、代わりに本発明の原理を示すことに重点が置かれている。図面において、同様の参照番号は、異なる図を通して対応する部分を示す。
【
図1A】身体トレーニングを開始する準備ができているユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスの実装態様の例の正面斜視図を示す。
【
図1B】
図1Aに示されるように、ユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスの実装態様の例の背面斜視図を示す。
【
図2A】ランニング又は短距離走中にユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスの実装態様の別の実施例の正面斜視図を示す。
【
図2B】
図2Aに示されるように、ユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスの実装態様の例の左側斜視図を示す。
【
図3】本発明による、完全に組み立てられた一体型運動デバイスの実装態様の別の例の正面斜視図を示し、一体型運動デバイスの全ての構成要素が工業用縫い糸(図示せず)によって互いに取り付けられている。
【
図4】一体型運動デバイスがユーザの衣服の外側に装着された状態で、固定運動自転車に乗っている間にユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスの実装態様の別の例の正面斜視図である。
【
図5A】一体型運動デバイスがユーザの衣服の内側に装着され、破線で示された状態で、ゴルフクラブを保持してゴルフボールをアドレスしている間にユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスの実装態様の別の例の正面斜視図の概略図を示す。
【
図5B】バックスイング完了後、ダウンスイング開始前の
図6Aに示すユーザの正面斜視図の概略図を示す。
【
図5C】ダウンスイングの完了及びフォロースルーの完了後の
図6Aに示されるユーザの右側斜視図の概略図を示す。
【
図6】特定の身体活動のトレーニングを実行するためにユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスを利用する方法のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
好ましい実施形態及び様々な代替実施形態の以下の説明では、本明細書の一部を形成し、本発明を実施することができる特定の実施形態を例として示す添付図面を参照する。他の実施形態が利用されてもよく、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な構造的変更が行われてもよいことを理解されたい。
【0022】
図1A及び
図1Bに示されるように、全体的に参照符号100で示された一体型運動デバイスが、参照符号110によって概して示され、ユーザによって装着され、ユーザの正面図及び背面図がそれぞれ示されている。一体型運動デバイス100は、以下の構成要素:(a)弾性ウエストループ116と、(b)弾性左大腿ループ118と、(c)弾性右大腿ループ120と、(d)第1の端及び第2の端を有する弾性左後方ストラップ128と、(e)第1の端及び第2の端を有する弾性右後方ストラップ130と、(f)第1の端及び第2の端を有する弾性左前方ストラップ138と、(g)第1の端及び第2の端を有する弾性右前方ストラップ140と、を備える。
【0023】
図1A及び
図1Bの組み立てられた運動デバイスの弾性ループ及びストラップの全ては、ナイロン又はポリエステルであってもよい工業用縫い糸を用いて適切な接触点(図示せず)で縫い合わされており、接着ポリエステルは、高UV、厳しい天候、又は塩水を伴う用途に推奨される。一般的なステッチパターンの例は、「Box-Xステッチ」であり、これは、一体型運動デバイスのほとんどの実施形態に十分であるはずである。先に述べたように、各一体型運動デバイスは、特定のユーザに合わせて作られており、ユーザにぴったりと適合すべきであるが、きつく適合すべきではなく、ウエストループは、概して、ベルトが装着されるユーザのウエストの周りに位置決めされる。大腿ループは、ユーザの膝の約1.5~2インチ上に位置決めされ得る。ユーザが、後方ストラップ及び前方ストラップによって提供された張力を減少させたい場合、大腿ループは、ユーザの脚のより高い位置に再位置決めされ得る。概して、
図1A及び
図1Bのユーザは、一体型運動デバイスを装着するとき、一体型運動デバイスで運動するときに後方ストラップ及び前方ストラップによって張力がいつどこで生成されるかを知っているべきであるが、一体型運動デバイスは、ユーザの身体上の適所にしっかりと快適に留まるべきである。
【0024】
図2A及び
図2Bを参照すると、一体型運動デバイス200を装着して走っている間のユーザ210のそれぞれ正面及び左側面斜視図が示されている。
図2Bでは、ユーザ210の左脚が前方に進むにつれて、張力が蓄積され、弾性左後方ストラップ228に蓄積され、同時に、以前に蓄積された平衡張力が弾性左前方ストラップ230から消散される。一方、ユーザ210の右側では、ユーザ12の左脚が収縮するにつれて、ユーザ12の右脚が前方に進むので、同様のプロセスが行われる。
【0025】
一体型運動デバイス100の弾性左右後方及び前方ストラップは、それぞれ、弾性左大腿ループ18及び弾性右大腿ループ20を介して、ユーザ12の左脚及び右脚の前方及び後方に平衡抵抗力を提供する。これは、運動、この例では、長時間にわたって制御された反復的な方法でランニングを実行するときに、ユーザの脚の動きのより速い速度へのバイアスをもたらす。すなわち、一体型運動デバイス100は、あるタイプの高強度抵抗インターバルトレーニングデバイスとして使用されて、速度、持久力及びスタミナを向上させ、その後、一体型運動デバイスの補助なしにランニングする。
【0026】
すなわち、一体型運動デバイス100は、反発エネルギー又はトランポリン効果を利用してトレーニング時よりも速くユーザを動作させることを特徴とすることができる平衡抵抗補助を用いて、特定の身体活動を実行する際により速く動くようにユーザをトレーニングするように設計されている。高強度インターバルトレーニングの別の方法は、下り坂ランニングであり、これは、そうでなければそれ自体で行うことができるよりも速い速度でユーザの身体を移動させる。下り坂ランニングの欠点は、ユーザがあまりに速く走る傾向があるので、このタイプのランニングは、負傷を引き起こしやすいことである。対照的に、一体型運動デバイスを使用することにより、ユーザは、より効率的かつ安全であるより制御された方法で抵抗力を利用することができる。ユーザが一体型運動デバイスを取り外すと、筋肉記憶により、ユーザは以前より速く走ることができる。
【0027】
図3は、本発明による、完全に組み立てられた一体型運動デバイス300の実装態様の別の例の正面斜視図を示し、一体型運動デバイスの全ての構成要素が工業用縫い糸(図示せず)によって互いに取り付けられている。一体型運動デバイス300は、ウエストループ316を備え、ウエストループは、意図されたユーザのウエストの円周に等しい長さを、ウエストストラップの端が互いに縫合又は熱融着され得るように、追加の1~2インチと一緒に有する、織られた弾性ナイロン又はポリプロピレンストラップからなってもよい。いったんウエストループ316が形成されると、左後方ストラップ328及び右後方ストラップ330の第1の端は、一緒に取り付けられ、次いで、両方の第1の端は、取り付け点314において、ウエストループ316の内側後方の中心でウエストループ316の内側に取り付けられる。左後方ストラップ328及び右後方ストラップ330の第2の端は、それぞれ、左大腿ループ318の中心の外側及び右大腿ループ320の中心の外側に各々取り付けられる。
【0028】
図4は、一体型運動デバイス400がユーザの衣服の外側に装着された状態で、固定運動自転車に乗っている間にユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスの実装態様の別の例の右側斜視図を示す。この身体活動では、一体型運動デバイスは、
図2A及び
図2Bに示されるように、ランナー又はウォーカーの様式と同様の様式で、ユーザの脚に作用する。しかしながら、ユーザの例が示すことは、本発明による一体型運動デバイスが、一体型運動自体以外の追加の機器又はアクセサリなしで、自転車又はトレッドミルなどの他の運動機器とともに使用され得るということである。
【0029】
図5Aは、一体型運動デバイスがユーザの衣服の内側に装着され、破線で示された状態で、ゴルフクラブを保持してゴルフボールをアドレスしている間にユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスの実装態様の別の例の正面斜視図の概略図を示す。この図では、ユーザは中立位置にあり、左右後方及び前方弾性ストラップには張力がない。
【0030】
図5Bは、バックスイング完了後、ダウンスイング開始前の
図6Aに示すユーザの正面斜視図の概略図を示す。(右利きの)ユーザがバックスイングを開始すると、ユーザが中立位置からバックスイングの完了まで移動するにつれて、ユーザの左側の体幹筋及び脚における張力のより大きな蓄積がある。
【0031】
図5Cは、ダウンスイングを開始し、臀部を回転させ、それによって右側の張力を増加させ、左側の張力を減少させた後の、
図5Bに示されるユーザの右側斜視図の概略図を示し、スイング運動は、フォロースルーで、ユーザの身体の右側の最大張力がある状態で終了する。したがって、ユーザの体幹及び脚の筋肉の左側及び右側に加えられる張力は、これらの筋肉をより速くかつより大きな力で動かすようにトレーニングする。
【0032】
次に
図6を参照すると、特定の身体活動のトレーニングを実行するためにユーザによって装着された、本発明による一体型運動デバイスを利用する方法のブロック図が示されている。方法は、ステップ602で開始し、ステップ604において、ユーザは、一体型運動デバイスを装着し、一体型運動デバイスが、左右前方ストラップ及び後方ストラップにおいて所望の張力でぴったりと快適に適合するかどうかを判定する。決定ステップ606において、ユーザが自分の一体型運動デバイスが調整を必要とすると判定した場合、ユーザはステップ608に進み、そこで必要な調整が行われ、その後、ユーザは決定ステップ606に戻る。これらのステップは、運動デバイスの最も効果的な使用のために各一体型運動デバイスが各個々のユーザに適切に適合されなければならないので、必要である。
【0033】
決定ステップ606でユーザが自分の一体型運動デバイスに満足すると、プロセスはステップ610に進み、ユーザは、自分の一体型運動デバイスを装着しながら自分の選択された運動ルーチンでトレーニングを受ける。運動ルーチンを実行している間、ユーザは同時に運動ルーチンに対する自分の実行を測定している。例えば、基本的なランニング又はサイクリングの場合、適用可能なメトリクスは、典型的には、特定の距離を完了するための経過時間のみである。ゴルフスイングを測定するために、前述のSwing-Caddyがあり、クランチ及びシットアップのために、メトリクスは単純に特定の期間内で行われた反復の数であってもよい。
【0034】
次のステップは任意選択のステップ612であり、これは、ユーザが一体型運動デバイスのみを使用して繰り返し運動しないことを単に推奨又は示唆する。ステップ614において、ユーザは、一体型運動デバイスを装着することなく、選択された運動ルーチンでトレーニングを受けると同時に、運動ルーチンの実行を測定する。決定ステップ616において、ユーザは、一体型運動デバイスを用いた運動及び用いない運動からのメトリクスを見て、現在の運動プログラムを継続するか否かの判定を行う。そうであれば、ステップ610に戻る。そうでない場合、プロセスは、ステップ618で終了し、その後、ユーザは、例えば、後方及び前方弾性ストラップの張力を増加させることによって、例えば、ユーザの運動ルーチンを修正すること、又はユーザの一体型運動デバイスを修正することなどのいくつかの選択肢を有する。
【0035】
一体型運動デバイスを利用するユーザの例では、週末タイプのゴルファーが、ゴルフ練習場で自分のゴルフスイングを練習する際にそのような一体型運動デバイスを使用した。ユーザの練習ルーチンは、単一の練習セッションにおいて一体型運動デバイスを装着しながら約50個のゴルフボールを打つことであった。Swing-Caddy Launch Monitorを使用して、ユーザは、ドライバを用いたドライビング距離が約216ヤードから約260ヤードに改善されたことを見出した。予想通り、練習時間が短縮されると、駆動距離は約245ヤードに減少した。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
様々な身体活動を行う際に運動の全範囲にわたってユーザの体幹筋及び脚を運動させるように構成された一体型自給式運動デバイスであって、
弾性ウエストループと
弾性左大腿ループと、
弾性右大腿ループと、
弾性左後方ストラップと、
弾性右後方ストラップと、
弾性左前方ストラップと、
弾性右後方ストラップと、を備え、
前記弾性左後方ストラップ及び前記弾性左前方ストラップ並びに前記弾性右後方ストラップ及び前記弾性右前方ストラップは各々、伴われた前記身体活動に応じて、前記ユーザのそれぞれ左及び右の前記体幹筋及び脚の全て又は一部分に平衡抵抗張力を一緒に提供し、
これらの弾性ループ及びストラップの全てが、前記一体型自給式運動デバイスを構成するように一緒に取り付けられている、一体型自給式運動デバイス。
【請求項2】
前記弾性ウエストループが、ある長さの弾性織ナイロンウェビングであって、前記長さのナイロンウェビングの両端を一緒に取り付けて、単一の弾性ウエストループを形成することによって前記ユーザのウエストの周りにぴったりと適合するのに十分な、ある長さの弾性織ナイロンウェビングから形成されている、請求項1に記載の一体型自給式運動デバイス。
【請求項3】
前記弾性左後方ストラップの第1の端及び前記弾性右後方ストラップの第1の端が一緒に取り付けられ、
前記弾性左後方ストラップ及び前記弾性右後方ストラップの取り付けられた前記第1の端が、前記弾性ウエストループの内側にその後方中心において取り付けられ、
前記弾性左後方ストラップの第2の端が、前記弾性左大腿ループの外側に前記弾性左大腿ループの後方上部中心において取り付けられ、
前記弾性右後方ストラップの第2の端が、前記弾性右大腿ループの外側に前記弾性右大腿ループの後方上部中心において取り付けられている、請求項2に記載の一体型自給式運動デバイス。
【請求項4】
前記弾性左前方ストラップの第1の端が、前記弾性左大腿ループの中心と位置合わせされて、左方向に中心を外れて前記弾性ウエストループに取り付けられ、
前記弾性左前方ストラップの第2の端が、前記弾性左大腿ループの前方中心に取り付けられ、
前記弾性右前方ストラップの第1の端が、前記弾性右大腿ループの中心と位置合わせされて、右方向に中心を外れて前記弾性ウエストループに取り付けられ、
前記弾性右前方ストラップの第2の端が、前記弾性右大腿ループの外側に前記弾性右大腿ループの前方中心において取り付けられている、請求項3に記載の一体型自給式運動デバイス。
【請求項5】
前記一体型自給式運動デバイスの前記弾性ループ及びストラップの全ての取り付けが、工業用ナイロン又はポリエステル縫い糸のいずれかの使用によって実施されている、請求項4に記載の一体型自給式運動デバイス。
【請求項6】
前記一体型自給式運動デバイスの前記弾性ループ及びストラップの全ての取り付けが、適用可能な弾性ループ及びストラップを一緒に熱融着することによって実施されている、請求項4に記載の一体型自給式運動デバイス。
【請求項7】
前記一体型自給式運動デバイスの前記弾性ループ及びストラップの寸法及び特性が、最終的な特定のユーザによって装着されたときに快適に適合するように直接設計されている、請求項4に記載の一体型自給式運動デバイス。
【請求項8】
前記一体型自給式運動デバイスの前記弾性左右後方及び前方ストラップの寸法及び特性が、前記最終的な特定のユーザによって意図されるように、左右の体幹筋及び脚筋それぞれに所望の張力を提供するように直接設計されている、請求項4に記載の一体型自給式運動デバイス。
【請求項9】
前記一体型自給式運動デバイスが、ランニングショーツなどのアスレチックウェアに一体化され、前記弾性ウエストループが、前記ランニングショーツのウエストバンドに一体化され、前記弾性左大腿ループ及び前記弾性右大腿ループがそれぞれ、前記ランニングショーツの前記左パンツ脚部及び前記右パンツ脚部に一体化される、請求項4に記載の一体型自給式運動デバイス。
【請求項10】
請求項4に記載の一体型自給式運動デバイスを使用する方法であって、
前記ユーザが、構成されたような前記一体型自給式運動デバイスを装着している間に、前記弾性左右後方及び前方ストラップのその寸法及び張力に関して、構成されたような前記一体型自給式運動デバイスが前記ユーザに適切に適合されているかどうかを判定することと、
前記ユーザが、前記一体型自給式運動デバイスを装着することなく、選択された運動ルーチンを実行し、そのような実行の選択されたメトリクスを測定することと、
前記ユーザが、前記一体型自給式運動デバイスを装着している間に、選択された運動ルーチンを実行し、そのような実行の選択されたメトリクスを測定することと、
前記一体型自給式運動デバイスを使用する前記実行の前記メトリクスと、前記一体型自給式運動デバイスを使用しない前記実行の前記メトリクスとを比較することと、
前記一体型自給式運動デバイスを使用する前記実行の前記メトリクスと前記一体型自給式運動デバイスを使用しない前記実行の前記メトリクスとの比較に応じて、前記選択された運動ルーチン運動デバイスを実行しながら、前記一体型自給式運動デバイスを利用する効果を評価することと、
前記一体型運動自給式デバイスを装着している間に、選択された運動ルーチンを実行する前記ステップ及び前記一体型自給式運動デバイスを使用する前記実行の前記メトリクスと、前記一体型自給式運動デバイスを使用しない前記実行の前記メトリクスとを比較する前記ステップを繰り返すことと、を含む、方法。
【請求項11】
前記一体型自給式運動デバイスが前記ユーザに適切に適合されているかどうかを判定するステップが、前記弾性左大腿ループ及び前記弾性右大腿ループをそれぞれ前記ユーザの左膝及び右膝から更に離して移動させて、前記弾性左前方ストラップ及び前記弾性左後方ストラップ並びに前記弾性右前方ストラップ及び前記弾性右後方ストラップの張力をそれぞれ減少させること、並びに代替的に、前記弾性左大腿ループ及び前記弾性右大腿ループをそれぞれ前記左膝及び右膝に近づけて移動させて、前記弾性左前方ストラップ及び前記弾性左後方ストラップ並びに前記弾性右前方ストラップ及び前記弾性右後方ストラップの張力をそれぞれ増加させることによって、前記一体型自給式運動デバイスの前記弾性左前方ストラップ及び前記弾性左後方ストラップ並びに前記弾性右前方ストラップ及び前記弾性右後方ストラップの張力を調整することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記選択された運動ルーチンが、指定されたコース及び距離にわたってランニングすることを含み、そのメトリクスが、前記ランニングの時間及び距離を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記選択された運動ルーチンが、ティーからゴルフボールを打つことを含み、そのメトリクスが、キャリー/総距離、スマッシュファクタ、打ち出し角度、スイング速度、頂点(最大高さ)、並びにスイングキャディボールコーチ速度トレーニングツール及びレーダガンから導出された前記打ち込まれたゴルフボールのボール速度を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記選択された運動ルーチンが、野球ボール又はメディシンボールを投げることであり、前記メトリクスが、レーダガンから導出されたボール速度を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記メトリクスを比較するステップが、前記選択された運動ルーチンを終了するか、又は前記一体型自給式運動デバイスの前記弾性ループ及びストラップの寸法及び特性を修正するかのいずれかを判定することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記一体型自給式運動デバイスが、前記弾性左右後方及び前方ストラップの抵抗張力に関して前記ユーザに適切に適合されているかどうかを判定する前記ステップが、前記ユーザの前記左右の体幹筋及び脚にそれぞれ所望の抵抗張力を提供するように、前記弾性左右後方及び前方ストラップの厚さ、重量、長さ及び幅を選択することを含む、請求項10に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】