(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-12
(54)【発明の名称】新規ジアシルグリセリドO-アシルトランスフェラーゼ2阻害薬としてのテトラヒドロインダゾール誘導体の調製
(51)【国際特許分類】
C07D 231/56 20060101AFI20240104BHJP
A61P 1/16 20060101ALI20240104BHJP
A61P 3/10 20060101ALI20240104BHJP
A61P 3/04 20060101ALI20240104BHJP
A61P 3/06 20060101ALI20240104BHJP
A61P 9/10 20060101ALI20240104BHJP
A61P 25/28 20060101ALI20240104BHJP
A61P 9/00 20060101ALI20240104BHJP
A61P 13/12 20060101ALI20240104BHJP
C07D 409/12 20060101ALI20240104BHJP
A61K 31/416 20060101ALI20240104BHJP
C07D 409/14 20060101ALI20240104BHJP
A61K 31/4439 20060101ALI20240104BHJP
C07D 417/14 20060101ALI20240104BHJP
C07D 405/14 20060101ALI20240104BHJP
C07D 401/04 20060101ALI20240104BHJP
A61K 31/506 20060101ALI20240104BHJP
A61K 31/5377 20060101ALI20240104BHJP
C07D 413/12 20060101ALI20240104BHJP
A61K 31/422 20060101ALI20240104BHJP
C07D 413/14 20060101ALI20240104BHJP
A61K 31/541 20060101ALI20240104BHJP
【FI】
C07D231/56 A
A61P1/16
A61P3/10
A61P3/04
A61P3/06
A61P9/10 101
A61P25/28
A61P9/00
A61P13/12
C07D409/12 CSP
A61K31/416
C07D409/14
A61K31/4439
C07D417/14
C07D405/14
C07D401/04
A61K31/506
A61K31/5377
C07D413/12
A61K31/422
C07D413/14
A61K31/541
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023537662
(86)(22)【出願日】2021-12-17
(85)【翻訳文提出日】2023-08-14
(86)【国際出願番号】 US2021063948
(87)【国際公開番号】W WO2022140169
(87)【国際公開日】2022-06-30
(32)【優先日】2020-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522242018
【氏名又は名称】メルク・シャープ・アンド・ドーム・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100124855
【氏名又は名称】坪倉 道明
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100127812
【氏名又は名称】城山 康文
(72)【発明者】
【氏名】バオ,ジェンミン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,チェン
(72)【発明者】
【氏名】クルス,ファベン・エー.
(72)【発明者】
【氏名】イム,ヨンヒ
(72)【発明者】
【氏名】ヒューゲルスホーファー,セドリック・エル.
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ジンロン
(72)【発明者】
【氏名】マック,ビクター・ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】サウスゲート,エマ・ヘレン
【テーマコード(参考)】
4C063
4C086
【Fターム(参考)】
4C063AA01
4C063AA03
4C063AA05
4C063BB02
4C063BB09
4C063CC22
4C063CC54
4C063CC73
4C063CC78
4C063CC91
4C063CC92
4C063CC95
4C063DD12
4C063DD22
4C063EE01
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086BC37
4C086BC42
4C086BC67
4C086BC73
4C086BC85
4C086GA02
4C086GA04
4C086GA07
4C086GA08
4C086GA09
4C086GA10
4C086GA12
4C086MA01
4C086MA04
4C086NA14
4C086ZA15
4C086ZA16
4C086ZA36
4C086ZA45
4C086ZA70
4C086ZA75
4C086ZA81
4C086ZC33
4C086ZC35
(57)【要約】
発明されたのは、DGAT2阻害薬である式Iで表される化合物並びにその薬学的に許容される塩、エステル及びプロドラッグである。さらにまた、式Iで表される化合物を製造する方法、式Iで表される化合物を含んでいる医薬組成物も提供され、並びに、肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患及び心不全)及び関連する疾患及び状態の治療を必要とする患者に式Iで表される化合物を投与することを含む、そのような疾患及び状態を治療するためにこれらの化合物を使用する方法も提供される。
【化1】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】
〔式中、
X及びYは、O又はC(R
5)
2から独立して選択され、その際、XとYの両方がOであることはなく;及び、
R
1は、
(1)フェニル(ここで、該フェニルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
6で置換されている)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
6で置換されている)、又は、
(3)8~10員の縮合ヘテロアリール(ここで、該へテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個、3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
6で置換されている)
であり;
R
2は、
(1)アリール(ここで、該アリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(3)C
1-6アルキル(ここで、該C
1-6アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF
3、-CN若しくは(C
3-6)シクロアルキルで1置換、2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(4)(C
3-6)シクロアルキル(ここで、該(C
3-6)シクロアルキルは、置換されていないか、又は、C
1-6アルキル、ハロゲン、OH、CF
3若しくは-CNで1置換、2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(5)-(C
3-6)アルキルC(O)NH
2、
(6)4~6員のヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(7)-CH
2-アリール(ここで、該-CH
2-アリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(8)-CH
2-ヘテロシクリル(ここで、該-CH
2-ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(9)-C(=O)(C
1-6)アルキル(ここで、該-C(=O)(C
1-6)アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(10)-C(=O)(C
3-6)シクロアルキル(ここで、該-C(=O)(C
3-6)シクロアルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(11)-C(=O)(C
1-6)ヘテロシクリル(ここで、該-C(=O)(C
1-6)ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(12)-C(=O)アリール(ここで、該-C(=O)アリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(13)-SO
2(C
1-6)アルキル(ここで、該-SO
2(C
1-6)アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、又は、
(14)-SO
2-アリール(ここで、該-SO
2-アリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)
であり;
R
3は、
(1)4~7員のヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる)、
(3)-(C
1-6)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員のヘテロアリールである)、
(4)-(C
1-6)アルキル-アリール、
(5)-(C
1-6)アルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(6)-(C
1-6)アルキル、
(7)-(C
3-6)シクロアルキル、
(8)-(C
3-6)シクロアルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(9)-(C
1-6)ヒドロキシアルキル、
(10)-(C
1-6)アルキル-S(O)
2-NR
8aR
8b、
(11)-(C
1-6)アルキル-S(O)
2-(C
1-3)アルキル、
(12)-(C
1-3)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、8~10員の縮合環であり、及び、ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含んでいる)、
(13)-(C
1-6)アルキル-SONH-(C
1-3)アルキル、
(14)-(C
1-6)アルキル-(C
3-6)シクロアルキル、
(15)縮合アリール、
(16)-C(
1-6)アルキル-N(R
11)
2、
(17)-C(
1-6)アルキル-O-C
1-3アルキル、又は、
(18)-C(
1-6)アルキル-O-C
3-6シクロアルキル
であり、ここで、各アリール、縮合アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
10で置換されており;
R
4は、
(1)水素、
(2)(C
1-3)アルキル
であり;
又は、
R
3とR
4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、結合して、単環式又は二環式のヘテロシクリル環(ここで、該ヘテロシクリル環は、1個のNを含んでおり並びにN、O及びSから独立して選択される1個の付加的なヘテロ原子を含んでいてもよく、ここで、該ヘテロシクリル環は、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
11で置換されている)を形成し;
存在する場合、各R
5は、
(1)水素、
(2)ハロゲン、又は、
(3)シアノ
から選択され;
存在する場合、各R
6は、
(1)シアノ、
(2)ハロゲン、
(3)(C
1-6)アルキル又はOC
1-6アルキル(ここで、該アルキル部分は、シアノで置換されていてもよい)、
(4)(C
3-6)シクロアルキル(ここで、該(C
3-6)シクロアルキルは、ハロゲン、C
1-6アルキル、C
1-6ハロアルキル、シアノ、OH又はOC
1-6アルキルで置換されていてもよい)、
(5)-C(O)N(R
11)
2、
(6)(C
3-6)シクロアルキルオキシ(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、C
1-6アルキル、C
1-6ハロアルキル、シアノ、OH又はOC
1-6アルキルで置換されていてもよい)、
(7)ヒドロキシ、
(8)-NR
11R
11、
(9)(C
1-6)ハロアルキル-、
(10)(C
1-6)ハロアルコキシ-、
(11)-SO
2(C
1-6)アルキル、
(12)-SONH(C
1-6)アルキル、
(13)C
1-6アルキル-NR
11R
11、又は、
(14)5員ヘテロアリール(ここで、該5員ヘテロアリールは、2個の窒素原子を含んでいる)
から独立して選択され;
存在する場合、各R
7は、
(1)(C
1-6)アルキル、
(2)ハロ、
(3)(C
1-6)アルコキシ-、
(4)(C
1-6)ハロアルキル-、
(5)(C
3-6)シクロアルキル、
(6)C(O)H又は-C(O)-OH、
(7)C(O)(C
1-6)アルキル又は-C(O)O-(C
1-6)アルキル、
(8)ヒドロキシ、
(9)CN、
(10)重水素、
(11)OC
1-3ハロアルキル、又は、
(12)オキソ;
から独立して選択され;
存在する場合、R
8a及びR
8bは、
(1)水素、
(2)(C
1-3)アルキル、
(3)-(C
1-3)アルキル-フェニル、
(4)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる)、又は、
(5)フェニル
から独立して選択され;
存在する場合、各R
9は、
(1)(C
1-3)アルキル、
(2)(C
1-3)ハロアルキル-、
(3)オキソ、
(4)(C
3-6)シクロアルキル、
(5)-C(O)O-(C
1-4)アルキル、
(6)-NR
11R
11、
(7)ヒドロキシ、
(8)フェニル(ここで、該フェニルは、置換されていないか、又は、ハロで置換されている)、
(9)ヒドロキシ(C
1-3)アルキル-、
(10)シアノ、
(11)ハロ、
(12)C(O)C
1-6アルキル又はC(O)C
3-6シクロアルキル、
(13)C(O)NHC
1-3アルキル、又は、
(14)6員ヘテロ環(ここで、該6員ヘテロ環は、1個の酸素及び1個の窒素を含んでいる)
から独立して選択され;
存在する場合、R
10は、
(1)(C
1-3)アルキル、
(2)(C
1-3)ヒドロキシアルキル-、
(3)(C
1-3)アルコキシ-、
(4)ヒドロキシ、
(5)ハロゲン、
(6)(C
1-3)ハロアルキル-、
(7)N(R
11)
2、
(8)(C
1-3)アルキル-S-、又は、
(9)フェニル
であり;
存在する場合、各R
11は、独立して、
(1)水素、又は、
(2)(C
1-6)アルキル
であり;
存在する場合、R
12、R
12a及びR
12bは、独立して
(1)水素、
(2)(C
1-6)アルキル,
(3)(C
3-6)シクロアルキル、又は、
(4)(C
1-6)ハロアルキル
である〕
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
R
1は、
(a)フェニル(ここで、該フェニルは、ヒドロキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、CN、C
1-3アルキル、C
1-3アルキル-CN、OC
1-3アルキル-CN、C
1-3ハロアルキル、C
3-6シクロアルキル-、-OC
1-3アルキル、-OC
1-3ハロアルキル、-OC
3-6シクロアルキル、2個の窒素原子を含んでいる5員ヘテロアリール、S(O)
2C
1-6アルキル、S(O)
2NHC
1-3アルキル又はC
1-3アルキルNH
2から独立して選択される1~3の置換基で置換されており、及び、ハロゲン、C
1-3アルキル、C
1-3ハロアルキル、CN又はOHから独立して選択される1又は2の置換基でさらに置換されていてもよい);
(b)6員ヘテロアリール(ここで、該6員ヘテロアリールは、1個又は2個の窒素原子を含んでおり、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1-3アルキル、C
1-3ハロアルキル、C
3-6シクロアルキル、-OC
1-3アルキル、-OC
1-3ハロアルキル、-O-C
3-6シクロアルキル、C(O)NC
1-6アルキル又はCNから選択される1~2の置換基で置換されており、及び、1又は2のフルオロ原子又はC
1-3アルキルでさらに置換されていてもよい);
(c)5員ヘテロアリール(ここで、該5員ヘテロアリールは、1~4個の窒素原子又はN、O及びSから独立して選択されるヘテロ原子を含んでおり、ハロゲン、(C
1-3)アルキル、(C
3-6)シクロアルキル、(C
1-3)ハロアルキル-、OH又はOC
1-3アルキルから独立して選択される1~2の置換基で置換されていてもよい);又は、
(d)8~10員の縮合ヘテロアリール(ここで、該縮合ヘテロアリールは、少なくとも1個の窒素を含んでおり、及び、1個の酸素を含んでいてもよく、ハロゲン、C
1-3アルキル、C
1-3ハロアルキル、OC
1-3アルキル又はOC
1-3ハロアルキルから独立して選択される1若しくは2の置換基で置換されていてもよい)
である、
請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
R
1は、
(a)フェニル(ここで、該フェニルは、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、C
1-3アルキル、C
1-3アルキル-CN、OC
1-3アルキル-CN、C
1-3ハロアルキル、C
3-6シクロアルキル、-OC
1-3アルキル、-OC
1-3ハロアルキル、-O-シクロプロピル、2個の窒素原子を含んでいる5員ヘテロアリール、S(O)
2C
1-3アルキル、S(O)
2NHC
1-3アルキル又はC
1-3アルキルNH
2から選択される置換基で置換されており、及び、F、CH
3、CF
3、CN又はOHから独立して選択される1又は2の置換基でさらに置換されていてもよい);
(b)6員ヘテロアリール(ここで、該6員ヘテロアリールは、1個又は2個の窒素原子を含んでおり、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1-3アルキル、C
1-3ハロアルキル、-OC
1-3アルキル、-OC
1-3ハロアルキル、-O-シクロプロピル又はC(O)NHC
1-6アルキルから選択される1又は2の置換基で置換されており、及び、1又は2のフッ素原子又はCH
3でさらに置換されていてもよい);
(c)5員ヘテロアリール(ここで、該5員ヘテロアリールは、1~4個の窒素原子又はN、O及びSから独立して選択されるヘテロ原子を含んでおり、ハロゲン、(C
1-3)アルキルから独立して選択される1~2の置換基で置換されていてもよい);又は、
(d)9員又は10員の縮合ヘテロアリール(ここで、該縮合へテロアリールは、窒素又は酸素から独立して選択される1個又は2個のヘテロ原子を含んでおり、1又は2のメチル置換基で置換されていてもよい)
である、
請求項1~2のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
R
1は、
【化2】
である、
請求項1~3のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
R
1は、
【化3】
である、
請求項1~4のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
R
2は、
(a)フェニル(ここで、該フェニルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(b)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(c)C
1-6アルキル(ここで、該C
1-6アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF
3、-CN、重水素若しくは(C
3-6)シクロアルキルで1置換、2置換若しくは3置換されている)、
(d)(C
3-6)シクロアルキル(ここで、該(C
3-6)シクロアルキルは、置換されていないか、又は、C
1-6アルキル、ハロゲン、OH、CF
3若しくは-CNで1置換、2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(e)-(C
3-6)アルキルC(O)NH
2、
(f)4~6員のヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(g)-CH
2-ヘテロアリール(ここで、該-CH
2-ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(h)-CH
2-アリール(ここで、該-CH
2-アリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(i)-CH
2-ヘテロシクリル(ここで、該-CH
2-ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(j)-C(=O)(C
1-6)アルキル(ここで、該-C(=O)(C
1-6)アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(k)-C(=O)(C
3-6)シクロアルキル(ここで、該-C(=O)(C
3-6)シクロアルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(l)-C(=O)(C
1-6)ヘテロシクリル(ここで、該-C(=O)(C
1-6)ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(m)-C(=O)アリール(ここで、該-C(=O)アリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(n)-SO
2(C
1-6)アルキル(ここで、該-SO
2(C
1-6)アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(o)-SO
2(C
3-6)シクロアルキル(ここで、該-SO
2(C
3-6)シクロアルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、又は、
(p)-SO
2-アリール(ここで、該-SO
2-アリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)
である、
請求項1~5のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
R
2は、
(a)フェニル(ここで、該フェニルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
7で置換されている)、
(b)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N及びSから独立して選択される1個、2個又は3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1若しくは2のハロゲン、C
1-3アルキル若しくはシクロプロピルで置換されている)、
(c)C
1-6アルキル(ここで、該C
1-6アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF
3、-CN、重水素若しくは(C
3-6)シクロアルキルで1置換、2置換若しくは3置換されている)、
(d)(C
3-6)シクロアルキル(ここで、該(C
3-6)シクロアルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、C
1-6アルキル、OC
1-3ハロアルキル、OH、CF
3又は-CNで1置換、2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(e)-(C
3-6)アルキルC(O)NH
2、
(f)4~6員のヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、CH
3若しくはオキソから選択される1若しくは2の置換基で置換されている)、
(g)-CH
2-ヘテロアリール(ここで、該-CH
2-ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1若しくは2のメチル置換基で置換されている)、
(h)-CH
2-アリール、
(i)-CH
2-ヘテロシクリル、
(j)-C(=O)(C
1-6)アルキル、
(k)-C(=O)(C
3-6)シクロアルキル、
(l)-C(=O)(C
1-6)ヘテロシクリル、
(m)-C(=O)アリール、
(n)-SO
2(C
1-6)アルキル、又は、
(o)-SO
2(C
3-6)シクロアルキル
である、
請求項1~6のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
R
2は、
(a)フェニル(ここで、該フェニルは、置換されていないか、又は、ハロゲン若しくはOCHF
2で置換されている)、
(b)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N及びSから独立して選択される1個、2個又は3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1若しくは2のハロゲン、C
1-3アルキル若しくはシクロプロピルで置換されている)、
(c)C
1-6アルキル(ここで、該C
1-6アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF
3、-CN、重水素若しくは(C
3-6)シクロアルキルで1置換、2置換若しくは3置換されている)、
(d)(C
3-6)シクロアルキル(ここで、該(C
3-6)シクロアルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、C
1-6アルキル、OC
1-3ハロアルキル、OH、CF
3若しくは-CNで1置換、2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(e)-(C
3-6)アルキルC(O)NH
2、
(f)4~6員のヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、CH
3若しくはオキソから選択される1若しくは2の置換基で置換されている)、
(g)-CH
2-ヘテロアリール(ここで、該-CH
2-ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1若しくは2のメチル置換基で置換されている)、
(h)-CH
2-アリール、
(i)-CH
2-ヘテロシクリル、
(j)-C(=O)(C
1-6)アルキル、
(k)-C(=O)(C
3-6)シクロアルキル、
(l)-C(=O)(C
1-6)ヘテロシクリル、
(m)-C(=O)アリール、
(n)-SO
2(C
1-6)アルキル、又は、
(o)-SO
2(C
3-6)シクロアルキル
である、
請求項1~7のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
R
2は、
【化4】
である、
請求項1~8のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
R
3は、
(a)4~7員のヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる)、
(b)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる)、
(c)-(C
1-6)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員のヘテロアリールである)、
(d)-(C
1-6)アルキル-アリール、
(e)-(C
1-6)アルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(f)-(C
1-6)アルキル、
(g)-(C
3-6)シクロアルキル、
(h)-(C
3-6)シクロアルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(i)-(C
1-6)ヒドロキシアルキル、
(j)-(C
1-6)アルキル-S(O)
2-NR
8aR
8b、
(k)-(C
1-6)アルキル-S(O)
2-(C
1-3)アルキル、
(l)-(C
1-3)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、8~10員の縮合環であり、及び、ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含んでいる)、
(m)-(C
1-6)アルキル-SONH-(C
1-3)アルキル、
(n)-(C
1-6)アルキル-(C
3-6)シクロアルキル、
(o)縮合アリール、
(p)-C(
1-6)アルキル-N(R
11)
2、
(q)-C(
1-6)アルキル-O-C
1-3アルキル、又は、
(r)-C(
1-6)アルキル-O-C
3-6シクロアルキル
であり、ここで、各アリール、縮合アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
10で置換されている、
請求項1~9のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
R
3は、
(a)4~7員のヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる)、
(b)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる)、
(c)-(C
1-6)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員のヘテロアリールである)、
(d)-(C
1-6)アルキル-アリール、
(e)-(C
1-6)アルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(f)-(C
1-6)アルキル、
(g)-(C
3-6)シクロアルキル、
(h)-(C
3-6)シクロアルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、又は、
(i)-(C
1-6)アルキル-S(O)
2-NR
8aR
8b、
(j)-C(
1-6)アルキル-O-C
1-3アルキル、又は、
(k)-C(
1-6)アルキル-O-C
3-6シクロアルキル
であり、ここで、各アリール、縮合アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR
10で置換されている、
請求項1~10のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
R
3は、
【化5】
である、
請求項1~11のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
R
4は、Hである、請求項1~12のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
R
5は、H、ハロゲン又はCNである、請求項1~12のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
R
5は、H、F、Cl又はCNである、請求項1~14のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
R
6は、ハロゲン、ヒドロキシ、CN、C
1-3アルキル、C
1-3ハロアルキル、C
3-6シクロアルキル、OC
1-3アルキル、OC
1-3ハロアルキル、OC
3-6シクロアルキル、S(O)
2C
1-3アルキル、S(O)
2NHC
1-3アルキル、C(O)NHC
1-3アルキル、C
1-6アルキルNR
11R
11又は2個のN原子を有する5員ヘテロアリールであり、及び、ここで、該シクロアルキルは、ハロゲンで置換されていてもよい、請求項1~15のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
R
6は、C
1-3アルキル、O-C
3-6シクロアルキル、OC
1-3アルキル、S(O)
2C
1-3アルキル、S(O)
2NHC
1-3アルキル、C(O)NHC
1-3アルキル、C
1-6アルキルNR
11R
11又は2個のN原子を有する5員ヘテロアリールであり、及び、ここで、該シクロアルキルは、1~3のFで付加的に置換されていてもよい、請求項1~16のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
R
6は、CH
3、OCH
2CH
3、C(O)NHC(CH
3)
3、C(CH
3)
2NH
2、S(O
2)CH
3、S(O
2)NHCH
2CH
3、OCD
2CD
3、ピラゾリジン又はO-シクロプロピルであり、及び、ここで、該シクロプロピルは、1~3のハロゲン原子、CN、CF
3又はOHで付加的に置換されていてもよい、請求項1~17のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
R
7は、ハロゲン、オキソ、C
1-6アルキル、OC
1-6ハロアルキル、CN、重水素又はC
3-6シクロアルキルである、請求項1~18のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
R
7は、F、Cl、オキソ、OCHF
2、CH
3、CN、重水素又はシクロプロピルである、請求項1~19のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
R
8a及びR
8bは、水素又は(C
1-3)アルキルから独立して選択される、請求項1~20のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
R
9は、=O、ハロゲン、OH、C
1-6アルキル、C
1-6ハロアルキル、C
1-3アルキル-CN、C(O)C
3-6シクロアルキル、C(O)C
1-3アルキルOH、C(O)NHC
1-3アルキル又はC
1-6アルキルOH又は6員ヘテロ環(ここで、該6員ヘテロ環は、1個の酸素及び1個の窒素原子を含んでいる)である、請求項1~21のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
R
9は、=O、CH
3、CH
2CH
3、F、CF
3、CH
3CN、C(O)シクロプロピル、C(O)EtO、CH(CH
3)
2又はC(O)NHCH(CH
3)
2又は6員ヘテロ環(ここで、該6員ヘテロ環は、1個の酸素及び1個の窒素原子を含んでいる)である、請求項1~21のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
R
10は、=O、ハロゲン、OH、C
1-6アルキル、C
1-6ハロアルキル又はC
1-6アルキルOHである、請求項1~23のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項25】
R
10は、OH、CH
3又はOCH
3である、請求項1~24のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項26】
X及びYは、C(R
5)である、請求項1~25のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項27】
XはOであり、及び、YはC(R
5)である、請求項1~25のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項28】
XはC(R
5)であり、及び、YはOである、請求項1~25のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
1-(5-シクロプロピル-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((R)-3-メチルテトラヒドロフラン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチルテトラヒドロフラン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロブチル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-((R)-3,3-ジフルオロ-1-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-((S)-3,3-ジフルオロ-1-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(3,5-ジフルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
1-(5-クロロピリミジン-2-イル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
((R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-(3,5-ジフルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)フェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-((S)-3-シアノテトラヒドロフラン-3-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-((R)-3-シアノテトラヒドロフラン-3-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((1R,2R)-2-モルホリノシクロペンチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-N-(2-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)プロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-((R)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-シクロプロポキシフェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-エトキシフェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-3-(3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(3-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-シクロプロポキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-イソプロポキシピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-クロロ-2-エトキシピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(2,2-ジフルオロエトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-(ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1-(プロパン-2-イル-d
7)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1-(プロパン-2-イル-d
7)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((R)-1,1-ジフルオロプロパン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((S)-1,1-ジフルオロプロパン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((R)-1,1-ジフルオロプロパン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((S)-1,1-ジフルオロプロパン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(エトキシ-d
5)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(4-シアノ-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-(プロパン-2-イル-d
7)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(4-シアノ-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-エトキシ-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-シクロブチル-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-((R)-1-シクロプロピルエチル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-((S)-1-シクロプロピルエチル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
エチル 3-((R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド)-3-メチルピロリジン-1-カルボキシレート;
(6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(1-(イソプロピルカルバモイル)-3-メチルピロリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(6R)-N-(1-(シクロプロパンカルボニル)-3-メチルピロリジン-3-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-フルオロ-5-イソプロポキシフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-クロロ-5-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-シクロプロポキシ-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチルピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-エトキシ-2,3-ジフルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-クロロ-5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロブチル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチルピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(4-シアノ-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(4-シアノ-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(メチルスルホニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-(シクロプロピルスルホニル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-((R)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
N-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロブチル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(3-シクロプロピルフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(1-フルオロシクロプロピル)フェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(2-アミノプロパン-2-イル)フェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(6-(ジフルオロメトキシ)ピラジン-2-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(ピリジン-3-イルメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(イソオキサゾール-4-イルメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(1-イソプロピル-2-オキソピロリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(5-メチル-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-((S)-1-((R)-2-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(3-エチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(2-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)エチル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(2-(N-メチルスルファモイル)エチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((R)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-アセチル-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-(シクロプロパンカルボニル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-ベンゾイル-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-ベンジル-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(6R)-1-(1-シアノエチル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(1-(チアゾール-2-イル)エチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(3-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(1-シアノシクロプロピル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(1,1-ジフルオロエチル)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(2-メチルベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(シアノメチル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(tert-ブチルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(シアノメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(3-(メチルスルホニル)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(N-エチルスルファモイル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-エチル-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-シアノ-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(1,1-ジフルオロエチル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロブチル)-3-(3-(1-ヒドロキシシクロブチル)フェニル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;又は、
(R)-3-(5-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
である、請求項1~28のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項30】
【化6】
である、請求項1~29のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項31】
肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患及び心不全から選択される状態を治療するための組成物であって、請求項1~30のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的担体を含んでいる、前記組成物。
【請求項32】
組成物であって、薬学的に許容される担体及び請求項1~30のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含んでいる、前記組成物。
【請求項33】
肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患及び心不全から選択される状態を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に治療有効量の請求項1~30のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含んでいる、前記方法。
【請求項34】
肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患及び心不全から選択される状態を治療するための医薬の製造における、請求項1~30のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジアシルグリセリドO-アシルトランスフェラーゼ2(「DGAT2」)を阻害して、肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患及び心不全)及び関連する疾患及び状態を予防するのに、治療するのに又はそれらに対する克服剤(reversing agent)として作用するのに有用であり得る新規医薬化合物、並びに、そのような化合物を製造する方法及びそのような化合物と薬学的担体を含んでいる医薬組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
トリアシルグリセロール類(「TG」)は、生体内においていくつかの機能を果たす。TG類のそのような機能の1つは、エネルギー貯蔵におけるものである。TG類は、膜脂質の合成においても役割を果たす。細胞内におけるTG合成は、過剰な脂肪酸(「FA」)の潜在的な毒性作用から細胞を保護し得る。腸細胞及び肝細胞においては、TG類は、組織間でFAを輸送するリポタンパク質の構築及び分泌のために合成される。TG類は、皮膚表面の水バリアにおいて役割を果たし、脂肪組織内のTG類は、生体に断熱材を提供する。
【0003】
グリセロールリン酸経路及びモノアシルグリセロール経路は、TG生合成の主要な経路である。しかしながら、TG合成の最後の段階は、TGを形成させるための脂肪アシル-CoAとジアシルグリセロール(「DAG」)の反応を含んでいる。その反応は、アシル-CoA:ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ(「DGAT」)酵素によって触媒される。2つのDGAT酵素、DGAT1及びDGAT2が、確認されている。DGAT1及びDGAT2は、同じ反応を触媒するが、それらは、DNA配列及びタンパク質配列のレベルでは大きく異なっている。DGAT2は、インビトロアッセイにおいて、内因性脂肪酸を利用してTGを合成することができるが、DGAT1は、外因性脂肪酸により多く依存しているようである(Yen et al., J. Lipid Research, 2008, 49, 2283)。DGAT2の不活化は胞質ゾルの脂質滴の成長を阻害するが、DGAT1の不活化は、逆の効果を示す(Li et al., Arterioscler. Thromb. Vasc. Biol. 2015, 35, 1080)。
【0004】
DGAT2は、小胞体の内在性膜タンパク質であり、脂肪組織及び肝臓で強力に発現される。DGAT2は、インビボでTG恒常性を制御する主要なDGAT酵素であると考えられる。DGAT2欠損マウスは、生後数時間しか生きられない。他方、DGAT1欠損マウスは、生存可能である(Yen et al., J. Lipid Research, 2008, 49, 2283)。
【0005】
この周産期致死表現型にもかかわらず、DGAT2の代謝的役割は、齧歯動物におけるアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)を利用する研究からほぼ理解されている。この設定では、DGAT2遺伝子特異的ASOによるob/obマウスにおけるDGAT2ノックダウンにより、超低密度リポタンパク質(「VLDL」)が用量依存的に減少し、血漿TG、総コレステロール及びApoBが低減した(Liu, et al., Biochim. Biophys Acta 2008, 1781, 97)。同じ研究において、ob/obマウスのDGAT2アンチセンスオリゴヌクレオチド処理により、体重増加、脂肪重量及び肝臓TG含量における低減が示された。同上。別の研究では、ob/obマウスのアンチセンス処理により、肝脂肪変性及び高脂血症が改善された(Yu, et al., Hepatology, 2005, 42, 362)。別の研究では、ラットのDGAT2をノックダウンすることにより、食餌誘発性肝脂肪変性及びインスリン抵抗性が改善されることが示された。DGAT1に対するASOでは同様の有益な効果がもたらされなかったので、これらの効果は、DGAT2の阻害に特有であると考えられる。これらの観察の結果の背後にある分子機構は不明なままであるが、集合的なデータは、DGAT2の抑制が脂肪生成遺伝子(SREBP1c、ACC1、SCD1及びmtGPAT)の発現低下及び酸化/熱生成遺伝子(CPT1、UCP2)の発現増加と関連していることを示唆している(Choi et al., J. Bio. Chem., 2007, 282, 22678)。
【0006】
上記記載に鑑みて、DGAT2の阻害薬は、肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患及び心不全)及び関連する疾患及び状態などの代謝症候群に関連する疾患を治療するのに有用である。
【0007】
DGAT2阻害薬化合物は、WO2021064590、WO2016036633、WO2016036636、WO2016036638、WO2018093696、WO2018093698、WO2013150416、US20150259323、WO2015077299、WO2017011276、WO2018033832、US201801628、WO2003053363に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】WO2021064590
【特許文献2】WO2016036633
【特許文献3】WO2016036636
【特許文献4】WO2016036638
【特許文献5】WO2018093696
【特許文献6】WO2018093698
【特許文献7】WO2013150416
【特許文献8】US20150259323
【特許文献9】WO2015077299
【特許文献10】WO2017011276
【特許文献11】WO2018033832
【特許文献12】US201801628
【特許文献13】WO2003053363
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Yen et al., J. Lipid Research, 2008, 49, 2283
【非特許文献2】Li et al., Arterioscler. Thromb. Vasc. Biol. 2015, 35, 1080
【非特許文献3】Liu, et al., Biochim. Biophys Acta 2008, 1781, 97
【非特許文献4】Yu, et al., Hepatology, 2005, 42, 362
【非特許文献5】Choi et al., J. Bio. Chem., 2007, 282, 22678
【発明の概要】
【0010】
【0011】
を有する化合物又はその薬学的に許容される塩を対象とし、ここで、上記式中、
X及びYは、O又はC(R5)2から独立して選択され、その際、XとYの両方がOであることはなく;及び、
R1は、
(1)フェニル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR6で置換されている)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR6で置換されている)、又は、
(3)8~10員の縮合ヘテロアリール(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個、3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR6で置換されている)
であり;
R2は、
(1)フェニル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(3)C1-6アルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF3、-CN若しくは(C3-6)シクロアルキルで1置換,2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(4)(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、C1-6アルキル、ハロゲン、OH、CF3若しくは-CNで1置換,2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(5)-(C3-6)アルキル-C(O)NH2、
(6)4~6員のヘテロシクリル(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(7)-CH2-ヘテロアリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(8)-CH2-アリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(9)-CH2-ヘテロシクリル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(10)-C(=O)(C1-6)アルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(11)-C(=O)(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(12)-C(=O)(C1-6)ヘテロシクリル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(13)-C(=O)アリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(14)-SO2(C1-6)アルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(15)-SO2(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(16)-SO2-アリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)
であり;
R3は、
(1)4~7員のヘテロシクリル(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる)、
(3)-(C1-6)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員のヘテロアリールである)、
(4)-(C1-6)アルキル-アリール、
(5)-(C1-6)アルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(6)-(C1-6)アルキル、
(7)-(C3-6)シクロアルキル、
(8)-(C3-6)シクロアルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(9)-(C1-6)ヒドロキシアルキル、
(10)-(C1-6)アルキル-S(O)2-NR8aR8b、
(11)-(C1-6)アルキル-S(O)2-(C1-3)アルキル、
(12)-(C1-3)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、8~10員の縮合環であり、及び、ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含んでいる)、
(13)-(C1-6)アルキル-SONH-(C1-3)アルキル、
(14)-(C1-6)アルキル-(C3-6)シクロアルキル、
(15)縮合アリール、
(16)-C(1-6)アルキル-N(R11)2、
(17)-C(1-6アルキル)-O-C1-3アルキル、又は、
(18)-C(1-6)アルキル-O-C3-6シクロアルキル
であり、ここで、各アリール、縮合アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されており;
R4は、
(1)水素、
(2)(C1-3)アルキル
であり;
又は、
R3とR4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、結合して、単環式又は二環式のヘテロシクリル環(ここで、該ヘテロシクリル環は、1個のNを含んでおり並びにN、O及びSから独立して選択される1個の付加的なヘテロ原子を含んでいてもよく、ここで、該ヘテロシクリル環は、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR11で置換されている)を形成し;
存在する場合、各R5は、
(1)水素、
(2)ハロゲン、又は、
(3)シアノ
から選択され;
存在する場合、各R6は、
(1)シアノ、
(2)ハロゲン、
(3)(C1-6)アルキル又はOC1-6アルキル(ここで、該アルキル部分は、シアノで置換されていてもよい)、
(4)(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、シアノ、OH又はOC1-6アルキルで置換されていてもよい)、
(5)-C(O)N(R11)2、
(6)(C3-6)シクロアルキルオキシ(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、シアノ、OH又はOC1-6アルキルで置換されていてもよい)、
(7)ヒドロキシ、
(8)-NR11R11、
(9)(C1-6)ハロアルキル-、
(10)(C1-6)ハロアルコキシ-、
(11)-SO2(C1-6)アルキル、
(12)-SONH(C1-6)アルキル、
(13)C1-6アルキル-NR11R11、又は、
(14)5員ヘテロアリール(ここで、これは、2個の窒素原子を含んでいる)
から独立して選択され;
存在する場合、各R7は、
(1)(C1-6)アルキル、
(2)ハロ、
(3)(C1-6)アルコキシ-、
(4)(C1-6)ハロアルキル-、
(5)(C3-6)シクロアルキル、
(6)C(O)H 又は -C(O)-OH、
(7)C(O)(C1-6)アルキル 又は -C(O)O-(C1-6)アルキル、
(8)ヒドロキシ、
(9)CN、
(10)重水素、
(11)OC1-3ハロアルキル、又は、
(12)オキソ;
から独立して選択され;
存在する場合、R8a及びR8bは、
(1)水素、
(2)(C1-3)アルキル、
(3)-(C1-3)アルキル-フェニル、
(4)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる)、又は、
(5)フェニル
から独立して選択され;
存在する場合、各R9は、
(1)(C1-3)アルキル、
(2)(C1-3)ハロアルキル-、
(3)オキソ、
(4)(C3-6)シクロアルキル、
(5)-C(O)O-(C1-4)アルキル、
(6)-NR11R11、
(7)ヒドロキシ、
(8)フェニル(ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロで置換されている)、
(9)ヒドロキシ(C1-3)アルキル-、
(10)シアノ、
(11)ハロ、
(12)C(O)C1-6アルキル 又は C(O)C3-6シクロアルキル、
(13)C(O)NHC1-3アルキル、又は、
(14)6員ヘテロ環(ここで、これは、1個の酸素及び1個の窒素を含んでいる)
から独立して選択され;
存在する場合、R10は、
(1)(C1-3)アルキル、
(2)(C1-3)ヒドロキシアルキル-、
(3)(C1-3)アルコキシ-、
(4)ヒドロキシ、
(5)ハロゲン、
(6)(C1-3)ハロアルキル-、
(7)N(R11)2、
(8)(C1-3)アルキル-S-、又は、
(9)フェニル
であり;
存在する場合、各R11は、独立して、
(1)水素、又は、
(2)(C1-6)アルキル
であり;
存在する場合、R12、R12a及びR12bは、独立して
(1)水素、
(2)(C1-6)アルキル,
(3)(C3-6)シクロアルキル、又は、
(4)(C1-6)ハロアルキル
である。
【0012】
本開示の実施形態1は、式Iで表される化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R1は、
(a)フェニル(ここで、これは、ヒドロキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、CN、C1-3アルキル、C1-3アルキル-CN、OC1-3アルキル-CN、C1-3ハロアルキル、C3-6シクロアルキル -OC1-3アルキル、-OC1-3ハロアルキル、-OC3-6シクロアルキル、2個の窒素原子を含んでいる5員ヘテロアリール、(C3-6)シクロアルキルオキシ、S(O)2C1-6アルキル、S(O)2NHC1-3アルキル又はC1-3アルキルNH2から独立して選択される1~3の置換基で置換されており、及び、ここで、該アルキル部分は、は、シアノでさらに置換されていてもよく、ここで、該シクロアルキル部分は、以下のものうちの1又は2でさらに置換されていてもよい:ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、シアノ、OH又はOC1-6アルキル);
(b)6員ヘテロアリール(ここで、これは、1個又は2個の窒素原子を含んでおり、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-3アルキル、C1-3ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、-OC1-3アルキル、-OC1-3ハロアルキル、-O-C3-6シクロアルキル、C(O)NC1-6アルキル又はCNから選択される1~2の置換基で置換されており、及び、ここで、該シクロアルキル部分は、1又は2のフルオロ原子又はC1-3アルキルでさらに置換されていてもよい);
(c)5員ヘテロアリール(ここで、これは、1~3個のヘテロ原子を含んでおり、ハロゲン、(C1-3)アルキル、(C3-6)シクロアルキル、(C1-3)ハロアルキル-、OH又はOC1-3アルキルから独立して選択される1~2の置換基で置換されていてもよい);又は、
(d)8~10員の縮合ヘテロアリール(ここで、これは、少なくとも1個の窒素を含んでおり、及び、1個の酸素を含んでいてもよく、ハロゲン、C1-3アルキル、C1-3ハロアルキル、OC1-3アルキル又はOC1-3ハロアルキルから独立して選択される1若しくは2の置換基で置換されていてもよい)
である。
【0013】
本開示の実施形態2は、式Iで表される化合物又は実施形態1のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R1は、
(a)フェニル(ここで、これは、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、C1-3アルキル、C1-3アルキル-CN、OC1-3アルキル-CN、C1-3ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、-OC1-3アルキル、-OC1-3ハロアルキル、-O-シクロプロピル、2個の窒素原子を含んでいる5員ヘテロアリール、S(O)2C1-3アルキル、S(O)2NHC1-3アルキル又はC1-3アルキルNH2から選択される1又は2の置換基で置換されており、及び、ここで、該アルキル部分は、シアノでさらに置換されていてもよく、及び、ここで、該シクロアルキル部分は、F、CH3、CF3、CN又はOHでさらに置換されていてもよい);
(b)6員ヘテロアリール(ここで、これは、1個又は2個の窒素原子を含んでおり、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-3アルキル、C1-3ハロアルキル、-OC1-3アルキル、-OC1-3ハロアルキル、-O-シクロプロピル又はC(O)NHC1-6アルキルから選択される1又は2の置換基で置換されており、及び、ここで、該シクロアルキル部分は、1又は2のフルオロ原子又はCH3でさらに置換されていてもよい);
(c)5員ヘテロアリール(ここで、これは、1~3個のヘテロ原子を含んでおり、ハロゲン又は(C1-3)アルキルから独立して選択される1~2の置換基で置換されていてもよい);又は、
(d)9員又は10員の縮合ヘテロアリール(ここで、これは、少なくとも1個の窒素を含んでおり、及び、1個の酸素原子を含んでいてもよく、1又は2のメチル置換基で置換されていてもよい)
である。
【0014】
本開示の実施形態3は、式Iで表される化合物又は実施形態1-2のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
1は、
【化2】
【0015】
である。
【0016】
本開示の実施形態4は、式Iで表される化合物又は実施形態1-3のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R1は、フェニルであり、ここで、これは、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、C1-3アルキル、C1-3アルキル-CN、OC1-3アルキル-CN、C1-3ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、-OC1-3アルキル、-OC1-3ハロアルキル、-O-シクロプロピル、2個の窒素原子を含んでいる5員ヘテロアリール、S(O)2C1-3アルキル、S(O)2NHC1-3アルキル又はC1-3アルキルNH2から選択される置換基で置換されており、及び、ここで、該シクロアルキル部分は、F、CH3、CF3、CN又はOHでさらに置換されていてもよい。
【0017】
本開示の実施形態5は、式Iで表される化合物又は実施形態1-3のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R1は、6員ヘテロアリールであり、ここで、これは、1個又は2個の窒素原子を含んでおり、ハロゲン、C1-3アルキル、C1-3ハロアルキル、-OC1-3アルキル、-OC1-3ハロアルキル、-O-シクロプロピル、C(O)NHC1-6アルキルから選択される1又は2の置換基で置換されており、及び、ここで、該シクロアルキル部分は、1又は2のフルオロ原子又はCH3でさらに置換されていてもよい。
【0018】
本開示の実施形態6は、式Iで表される化合物又は実施形態1-3のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R1は、5員ヘテロアリールであり、ここで、これは、1~3個のヘテロ原子を含んでおり、ハロゲン又は(C1-3)アルキルから独立して選択される1~2の置換基で置換されていてもよい。
【0019】
本開示の実施形態7は、式Iで表される化合物又は実施形態1-3のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R1は、9員又は10員の縮合ヘテロアリールであり、ここで、これは、窒素又は酸素から独立して選択される1個又は2個のヘテロ原子を含んでおり、1又は2のメチル置換基で置換されていてもよい。
【0020】
本開示の実施形態8は、式Iで表される化合物又は実施形態1-7のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
1は、
【化3】
【0021】
である。
【0022】
本開示の実施形態9は、式Iで表される化合物又は実施形態1-8のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、
(1)フェニル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(3)C1-6アルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF3、-CN、重水素若しくは(C3-6)シクロアルキルで1置換、2置換若しくは3置換されている)、
(4)(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、C1-6アルキル、ハロゲン、OH、CF3若しくは-CNで1置換,2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(5)-(C3-6)アルキルC(O)NH2、
(6)4~6員のヘテロシクリル(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(7)-CH2-ヘテロアリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(8)-CH2-アリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(9)-CH2-ヘテロシクリル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(10)-C(=O)(C1-6)アルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(11)-C(=O)(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(12)-C(=O)(C1-6)ヘテロシクリル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(13)-C(=O)アリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(14)-SO2(C1-6)アルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(15)-SO2(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(16)-SO2-アリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)
である。
【0023】
本開示の実施形態10は、式Iで表される化合物又は実施形態1-9の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、
(1)フェニル(ここで、これは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR7で置換されている)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N及びSから独立して選択される1個、2個又は3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1若しくは2のハロゲン、C1-3アルキル若しくはシクロプロピルで置換されている)、
(3)C1-6アルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF3、-CN、重水素若しくは(C3-6)シクロアルキルで1置換、2置換若しくは3置換されている)、
(4)(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン、C1-6アルキル、OC1-3ハロアルキル、OH、CF3又は-CNで1置換,2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(5)-(C3-6)アルキルC(O)NH2、
(6)4~6員のヘテロシクリル(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、CH3若しくはオキソから選択される1若しくは2の置換基で置換されている)、
(7)-CH2-ヘテロアリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1若しくは2のメチル置換基で置換されている)、
(8)-CH2-アリール、
(9)-CH2-ヘテロシクリル、
(10)-C(=O)(C1-6)アルキル、
(11)-C(=O)(C3-6)シクロアルキル、
(12)-C(=O)(C1-6)ヘテロシクリル、
(13)-C(=O)アリール、
(14)-SO2(C1-6)アルキル、又は、
(15)-SO2(C3-6)シクロアルキル
である。
【0024】
本開示の実施形態11は、式Iで表される化合物又は実施形態1-10の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、
(1)フェニル(ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン若しくはOCHF2で置換されている)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N及びSから独立して選択される1個、2個又は3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1若しくは2のハロゲン、C1-3アルキル若しくはシクロプロピルで置換されている)、
(3)C1-6アルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF3、-CN、重水素若しくは(C3-6)シクロアルキルで1置換、2置換若しくは3置換されている)、
(4)(C3-6)シクロアルキル(ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン、C1-6アルキル、OC1-3ハロアルキル、OH、CF3若しくは-CNで1置換,2置換若しくは3置換されていてもよい)、
(5)-(C3-6)アルキルC(O)NH2、
(6)4~6員のヘテロシクリル(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、CH3若しくはオキソから選択される1若しくは2の置換基で置換されている)、
(7)-CH2-ヘテロアリール(ここで、これは、置換されていないか、又は、1若しくは2のメチル置換基で置換されている)、
(8)-CH2-アリール、
(9)-CH2-ヘテロシクリル、
(10)-C(=O)(C1-6)アルキル、
(11)-C(=O)(C3-6)シクロアルキル、
(12)-C(=O)(C1-6)ヘテロシクリル、
(13)-C(=O)アリール、
(14)-SO2(C1-6)アルキル、又は、
(15)-SO2(C3-6)シクロアルキル
である。
【0025】
本開示の実施形態12は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、フェニルであり、ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン若しくはOCHF2で置換されている。
【0026】
本開示の実施形態13は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、5員又は6員のヘテロアリールであり、ここで、これは、N及びSから独立して選択される1個、2個又は3個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1若しくは2のハロゲン、C1-3アルキル若しくはシクロプロピルで置換されている。
【0027】
本開示の実施形態14は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、C1-6アルキルであり、ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン、OH、CF3、-CN、重水素若しくは(C3-6)シクロアルキルで1置換、2置換若しくは3置換されていてもよい。
【0028】
本開示の実施形態15は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、(C3-6)シクロアルキルであり、ここで、これは、置換されていないか、又は、ハロゲン、C1-6アルキル、OC1-3ハロアルキル、OH、CF3若しくは-CNで1置換,2置換若しくは3置換されていてもよい。
【0029】
本開示の実施形態16は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-(C3-6)アルキルC(O)NH2である。
【0030】
本開示の実施形態17は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、4~6員のヘテロシクリルであり、ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでおり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、CH3若しくはオキソから選択される1若しくは2の置換基で置換されている。
【0031】
本開示の実施形態18は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-CH2-ヘテロアリールであり、ここで、これは、置換されていないか、又は、1若しくは2のメチル置換基で置換されている。
【0032】
本開示の実施形態19は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-CH2-アリールである。
【0033】
本開示の実施形態20は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-CH2-ヘテロシクリルである。
【0034】
本開示の実施形態21は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-C(=O)(C1-6)アルキルである。
【0035】
本開示の実施形態22は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-C(=O)(C3-6)シクロアルキルである。
【0036】
本開示の実施形態23は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-C(=O)(C1-6)ヘテロシクリルである。
【0037】
本開示の実施形態24は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-C(=O)アリールである。
【0038】
本開示の実施形態25は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-SO2(C1-6)アルキルである。
【0039】
本開示の実施形態26は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R2は、-SO2(C3-6)シクロアルキルである。
【0040】
本開示の実施形態27は、式Iで表される化合物又は実施形態1-26の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
2は、
【化4】
【0041】
である。
【0042】
本開示の実施形態28は、式Iで表される化合物又は実施形態1-12の化合物又は27又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
2は、
【化5】
【0043】
である。
【0044】
本開示の実施形態29は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11、13若しくは27の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
2は、
【化6】
【0045】
である。
【0046】
本開示の実施形態30は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11、14若しくは27の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
2は、
【化7】
【0047】
である。
【0048】
本開示の実施形態31は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11、14若しくは27の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
2は、
【化8】
【0049】
である。
【0050】
本開示の実施形態32は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11、14若しくは27の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
2は、
【化9】
【0051】
である。
【0052】
本開示の実施形態33は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11、14若しくは27の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
2は、
【化10】
【0053】
である。
【0054】
本開示の実施形態34は、式Iで表される化合物又は実施形態1-11、14若しくは27の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
2は、
【化11】
【0055】
である。
【0056】
本開示の実施形態35は、式Iで表される化合物又は実施形態1-34のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、
(1)4~7員のヘテロシクリル(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる)、
(3)-(C1-6)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員のヘテロアリールである)、
(4)-(C1-6)アルキル-アリール、
(5)-(C1-6)アルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(6)-(C1-6)アルキル、
(7)-(C3-6)シクロアルキル、
(8)-(C3-6)シクロアルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(9)-(C1-6)ヒドロキシアルキル、
(10)-(C1-6)アルキル-S(O)2-NR8aR8b、
(11)-(C1-6)アルキル-S(O)2-(C1-3)アルキル、
(12)-(C1-3)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、8~10員の縮合環であり、及び、ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含んでいる)、
(13)-(C1-6)アルキル-SONH-(C1-3)アルキル、
(14)-(C1-6)アルキル-(C3-6)シクロアルキル、
(15)縮合アリール、
(16)-C(1-6)アルキル-N(R11)2、
(17)-C(1-6)アルキル-O-C1-3アルキル、又は、
(18)-C(1-6)アルキル-O-C3-6シクロアルキル
であり、ここで、各アリール、縮合アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されている。
【0057】
本開示の実施形態36は、式Iで表される化合物又は実施形態1-35のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、
(1)4~7員のヘテロシクリル(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる)、
(2)5員又は6員のヘテロアリール(ここで、これは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる)、
(3)-(C1-6)アルキル-ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員のヘテロアリールである)、
(4)-(C1-6)アルキル-アリール、
(5)-(C1-6)アルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(6)-(C1-6)アルキル、
(7)-(C3-6)シクロアルキル、
(8)-(C3-6)シクロアルキル-ヘテロシクリル(ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環である)、
(9)-(C1-6)アルキル-S(O)2-NR8aR8b、
(10)-C(1-6)アルキル-O-C1-3アルキル、又は、
(11)-C(1-6)アルキル-O-C3-6シクロアルキル
であり、ここで、各アリール、縮合アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されている。
【0058】
本開示の実施形態37は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる4~7員のヘテロシクリルであり、ここで、該ヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されている。
【0059】
本開示の実施形態38は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員のヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されている。
【0060】
本開示の実施形態39は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、-(C1-6)アルキル-ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、N、O及びSから独立して選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員のヘテロアリールであり、ここで、各アリール、縮合アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されている。
【0061】
本開示の実施形態40は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、-(C1-6)アルキル-アリールであり、ここで、各アリール、縮合アリール又はシクロアルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されている。
【0062】
本開示の実施形態41は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、-(C1-6)アルキル-ヘテロシクリルであり、ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環であり、ここで、各シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されている。
【0063】
本開示の実施形態42は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、-(C1-6)アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されている。
【0064】
本開示の実施形態43は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、-(C3-6)シクロアルキルであり、ここで、各シクロアルキル、は、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されている。
【0065】
本開示の実施形態44は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、-(C3-6)シクロアルキル-ヘテロシクリルであり、ここで、該ヘテロシクリルは、N、O及びSから独立して選択される1個若しくは2個のヘテロ原子を含んでいる3~6員の環であり、ここで、各シクロアルキル又はヘテロシクリルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されており、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されている。
【0066】
本開示の実施形態45は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、-(C1-6)アルキル-S(O)2-NR8aR8bであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されている。
【0067】
本開示の実施形態46は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R3は、-C(1-6)アルキル-O-C1-3アルキル又は-C(1-6)アルキル-O-C3-6シクロアルキルであり、及び、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR10で置換されており、及び、ここで、該シクロアルキルは、置換されていないか、又は、1、2若しくは3のR9で置換されている。
【0068】
本開示の実施形態47は、式Iで表される化合物又は実施形態1-36のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
3は、
【化12】
【0069】
である。
【0070】
本開示の実施形態48は、式Iで表される化合物又は実施形態1-38若しくは47のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
3は、
【化13】
【0071】
である。
【0072】
本開示の実施形態49は、式Iで表される化合物又は実施形態1-38若しくは47のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
3は、
【化14】
【0073】
である。
【0074】
本開示の実施形態50は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-38若しくは47のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
3は、
【化15】
【0075】
である。
【0076】
本開示の実施形態51は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-38若しくは47のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R
3は、
【化16】
【0077】
である。
【0078】
本開示の実施形態52は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-51の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R4は、Hである。
【0079】
本開示の実施形態53は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-52の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R5は、H、ハロゲン又はCNである。
【0080】
本開示の実施形態54は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-53の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R5は、H、F、Cl又はCNである。
【0081】
本開示の実施形態55は、式Iで表される化合物又は実施形態1-54の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R6は、ハロゲン、ヒドロキシ、CN、C1-3アルキル、C1-3ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、OC1-3アルキル、OC1-3ハロアルキル、OC3-6シクロアルキル、S(O)2C1-3アルキル、S(O)2NHC1-3アルキル、C(O)NHC1-3アルキル、C1-6アルキル-NR11R11又は2個のN原子を有する5員ヘテロアリールであり、及び、ここで、該シクロアルキルは、ハロゲンで置換されていてもよい。
【0082】
本開示の実施形態56は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-55の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R6は、C1-3アルキル、O-C3-6シクロアルキル、OC1-3アルキル、S(O)2C1-3アルキル、S(O)2NHC1-3アルキル、C(O)NHC1-3アルキル、C1-6アルキル-NR11R11又は2個のN原子を有する5員ヘテロアリールであり、及び、ここで、該シクロアルキルは、1-3のFで付加的に置換されていてもよい。
【0083】
本開示の実施形態57は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-56の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R6は、F、Cl、CHF2、CH3、OCHF2、OCF3、OCH2CH3、OCH(CH3)2、OCF2CHF2、OCH2CHF2、C(CH3)F2、CH2CN、C(O)NHC(CH3)3、OCH3CN、CH2CH3、CN、C(CH3)2NH2、S(O2)CH3、S(O2)NHCH2CH3、OCD2CD3、ピラゾリジン、シクロプロピル、シクロブチル又はO-シクロプロピルであり、及び、ここで、該シクロプロピル又はシクロブチルは、1~3のハロゲン原子、CN、CF3又はOHで付加的に置換されていてもよい。
【0084】
本開示の実施形態58は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-57の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R6は、CH3、OCH2CH3、C(O)NHC(CH3)3、C(CH3)2NH2、S(O2)CH3、S(O2)NHCH2CH3、OCD2CD3、ピラゾリジン又はO-シクロプロピルであり、及び、ここで、該シクロプロピルは、1~3のハロゲン原子、CN、CF3又はOHで付加的に置換されていてもよい。
【0085】
本開示の実施形態59は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-58の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R7は、ハロゲン、オキソ、C1-6アルキル、OC1-6ハロアルキル、CN、重水素又はC3-6シクロアルキルである。
【0086】
本開示の実施形態60は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-59の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R7は、F、Cl、オキソ、OCHF2、CH3、CN、重水素又はシクロプロピルである。
【0087】
本開示の実施形態61は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-60の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R8a及びR8bは、水素又は(C1-3)アルキルから独立して選択される。
【0088】
本開示の実施形態62は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-61の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R8aは、Hである。
【0089】
本開示の実施形態63は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-62の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R8bは、Hである。
【0090】
本開示の実施形態64は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-61の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R8aは、CH3である。
【0091】
本開示の実施形態65は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-61の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R8bは、CH3である。
【0092】
本開示の実施形態66は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-65の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R9は、=O、ハロゲン、OH、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキ、C1-3アルキル-CN、C(O)C1-6アルキル、C(O)C3-6シクロアルキル、C(O)C1-3アルキルOH、C(O)NHC1-3アルキル、C1-6アルキルOH又は6員ヘテロ環(ここで、これは、1個の酸素及び1個の窒素原子を含んでいる)である。
【0093】
本開示の実施形態67は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-66の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R9は、=O、CH3、CH2CH3、F、CF3、CH3CN、C(O)シクロプロピル、C(O)EtO、CH(CH3)2又はC(O)NHCH(CH3)2又は6員ヘテロ環(ここで、これは、1個の酸素及び1個の窒素原子を含んでいる)である。
【0094】
本開示の実施形態68は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-67の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R10は、=O、ハロゲン、OH、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキ又はC1-6アルキルOHである。
【0095】
本開示の実施形態69は、式I、式I-a若しくは式I-bで表される化合物又は実施形態1-68の化合物又はそれらのクラスの化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、R10は、OH、CH3又はOCH3である。
【0096】
本開示の実施形態70は、式で表される化合物又は実施形態1-69のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、X及びYは、C(R5)である。
【0097】
本開示の実施形態71は、式で表される化合物又は実施形態1-69のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、XはOであり、及び、YはC(R5)である。
【0098】
本開示の実施形態72は、式で表される化合物又は実施形態1-69のいずれか1の化合物又は前記化合物のいずれかの薬学的に許容される塩であり、ここで、XはC(R5)であり、及び、YはOである。
【0099】
実施形態73では、本発明は、以下に記載されている実施例1-128のいずれか1つに記載されている化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
【0100】
本発明の実施形態74では、式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩は、以下のものである:
3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
1-(5-シクロプロピル-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((R)-3-メチルテトラヒドロフラン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチルテトラヒドロフラン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロブチル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-((R)-3,3-ジフルオロ-1-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-((S)-3,3-ジフルオロ-1-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(3,5-ジフルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
1-(5-クロロピリミジン-2-イル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
((R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-(3,5-ジフルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)フェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-((S)-3-シアノテトラヒドロフラン-3-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-((R)-3-シアノテトラヒドロフラン-3-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((1R,2R)-2-モルホリノシクロペンチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-N-(2-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)プロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-((R)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-シクロプロポキシフェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-エトキシフェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-3-(3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(3-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-シクロプロポキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-イソプロポキシピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-クロロ-2-エトキシピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(2,2-ジフルオロエトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-(ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1-(プロパン-2-イル-d7)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1-(プロパン-2-イル-d7)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((R)-1,1-ジフルオロプロパン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((S)-1,1-ジフルオロプロパン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((R)-1,1-ジフルオロプロパン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((S)-1,1-ジフルオロプロパン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(エトキシ-d5)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(4-シアノ-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-(プロパン-2-イル-d7)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(4-シアノ-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-エトキシ-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-シクロブチル-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-((R)-1-シクロプロピルエチル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-((S)-1-シクロプロピルエチル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
エチル 3-((R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド)-3-メチルピロリジン-1-カルボキシレート;
(6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(1-(イソプロピルカルバモイル)-3-メチルピロリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(6R)-N-(1-(シクロプロパンカルボニル)-3-メチルピロリジン-3-イル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-フルオロ-5-イソプロポキシフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-クロロ-5-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-シクロプロポキシ-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチルピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-エトキシ-2,3-ジフルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-クロロ-5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロブチル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチルピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-エトキシ-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(4-シアノ-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(4-シアノ-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((1R,2S)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((1R,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((1S,2S)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-((1S,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(メチルスルホニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-(シクロプロピルスルホニル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-((R)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
N-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロブチル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(3-シクロプロピルフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(1-フルオロシクロプロピル)フェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(2-アミノプロパン-2-イル)フェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(6-(ジフルオロメトキシ)ピラジン-2-イル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(ピリジン-3-イルメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(イソオキサゾール-4-イルメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(1-イソプロピル-2-オキソピロリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(1-メトキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(5-メチル-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-((S)-1-((R)-2-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(3-エチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(2-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)エチル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(2-(N-メチルスルファモイル)エチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((R)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-アセチル-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-(シクロプロパンカルボニル)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-ベンゾイル-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-ベンジル-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(6R)-1-(1-シアノエチル)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(1-(チアゾール-2-イル)エチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(3-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(1-シアノシクロプロピル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(2-(1,1-ジフルオロエチル)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(2-メチルベンゾ[d]オキサゾール-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(シアノメチル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(tert-ブチルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(シアノメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(3-(メチルスルホニル)フェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(N-エチルスルファモイル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-エチル-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-シアノ-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(1,1-ジフルオロエチル)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-N-(3,3-ジフルオロ-1-メチルシクロブチル)-3-(3-(1-ヒドロキシシクロブチル)フェニル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(S)-3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド;又は、
(R)-3-(5-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド。
【0101】
本発明の実施形態75では、式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩は、以下のものである:
【化17】
【0102】
本発明の実施形態76では、式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩は、以下のものである:
【化18】
【0103】
本発明は、本明細書中で定義されている化合物の薬学的に許容される塩を包含する。
【0104】
一実施形態では、本発明は、有効量の式Iで表される少なくとも1の化合物又はその薬学的に許容される塩を含んでいる組成物である。
【0105】
本発明は、さらに、有効量の式Iで表される少なくとも1の化合物又はその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される担体を含んでいる医薬組成物も提供する。
【0106】
本発明は、さらに、有効量の式Iで表される少なくとも1の化合物又はその薬学的に許容される塩及び有効量の少なくとも1の他の薬学的活性成分(例えば、化学療法剤など)を含んでいる医薬組成物も提供する。
【0107】
本発明は、さらに、有効量の式Iで表される少なくとも1の化合物又はその薬学的に許容される塩及び有効量の少なくとも1の他の薬学的活性成分(例えば、化学療法剤など)及び薬学的に許容される担体を含んでいる医薬組成物も提供する。
【0108】
一実施形態では、本発明は、許容される担体及び式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含んでいる、肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患又は心不全)を治療するための組成物を提供する。
【0109】
一実施形態では、本発明は、式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含んでいる、肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患又は心不全)を治療するための組成物を提供する。
【0110】
一実施形態では、本発明は、式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される担体を含んでいる、肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患又は心不全)を治療するための組成物を提供する。
【0111】
一実施形態では、本発明は、治療が必要な対象者における肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患又は心不全)を治療する方法を提供し、ここで、該方法は、該対象者に治療有効量の式Iで表される少なくとも1の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む。
【0112】
一実施形態では、本発明は、治療が必要な患者における肝脂肪変性、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、2型糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、認知機能低下、痴呆、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患又は心不全)を治療する方法を提供し、ここで、該方法は、該患者に治療有効量の式Iで表される少なくとも1の化合物又はその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される担体を投与することを含む。
【0113】
本発明の方法は、本発明の少なくとも1の化合物又はその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される担体を含んでいる医薬組成物を投与することを包含する。
【0114】
別の実施形態では、本発明は、NASH及び/又は線維症を治療する方法を包含し、ここで、該方法は、そのような治療を必要とする患者に式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む。
【0115】
別の実施形態では、本発明は、NASH及び/又は線維症を治療する方法を包含し、ここで、該方法は、そのような治療を必要とする患者に式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される担体を投与することを含む。
【0116】
別の実施形態では、本発明は、NASH及び/又は線維症を治療する方法を包含し、ここで、該方法は、そのような治療を必要とする患者に式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含んでいる組成物を投与することを含む。
【0117】
別の実施形態では、本発明は、NASH及び/又は線維症を治療する方法を包含し、ここで、該方法は、そのような治療を必要とする患者に式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される担体を含んでいる組成物を投与することを含む。
【0118】
別の実施形態では、本発明は、NASH及び/又は線維症を治療するための医薬の製造における、式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
【0119】
別の実施形態では、本発明は、NASH及び/又は線維症を治療するための医薬を調製するための、式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を包含する。
【0120】
「アルキル」は、記載されている場合には、指定された数の炭素原子を有する分枝鎖及び直鎖の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。数が指定されていない場合、直鎖アルキル基に関しては、1~6個の炭素原子意図されており、分枝鎖アルキル基に関しては、3~7個の炭素原子が意図されている。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、sec-ブチル及びtert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニルなどがある。例えば、用語「C
1-6アルキル」は、以下に定義される「C
1-4アルキル」の全てに加えて5個又は6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル基(これは、可能な全ての異性体を包含する)を包含する。「C
1-6アルキル」は、1個、2個、3個、4個、5個又は6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル基(これは、全ての可能な異性体を包含する)を意味し、そして、C
1-6アルキルの範囲内のアルキル基のそれぞれを包含し、これは、ヘキシル異性体及びペンチル異性体のそれぞれ、並びに、n-、イソ-、sec-及びtert-ブチル(ブチル、i-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、総称して「C
4アルキル」;Bu=ブチル)、n-及びi-プロピル(プロピル、i-プロピル、総称して「C
3アルキル」;Pr=プロピル)、エチル(Et)及びメチル(Me)を包含する。アルキル基に関して一般的に使用される略語は、本明細書全体を通して使用され、例えば、メチルは、「Me」若しくはCH
3を包含する慣習的な略語によって、又は、末端基として延長された結合である記号、例えば、
【化19】
【0121】
によって表されることができ、エチルは、「Et」又はCH
2CH
3によって表されることができ、プロピルは、「Pr」又はCH
2CH
2CH
3によって表されることができ、ブチルは、「Bu」又はCH
2CH
2CH
2CH
3によって表されることができる。例えば、構造
【化20】
【0122】
は、同等の意味を有する。C1-6アルキルには、n-、イソ、sec-及びt-ブチル、n-及びイソプロピル、エチル及びメチルが包含される。数が指定されていない場合、直鎖又は分枝鎖のアルキル基に対して、1~6個の炭素原子が意図されている。
【0123】
「環状アミン」は、1個の窒素原子を含んでいる環式環を示している。
【0124】
「アルコキシ」は、酸素に結合したアルキル基を示している。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシなどがある。
【0125】
「アリール」は、6~14個の環炭素原子を含んでいる単環式又は多環式の芳香族環部分を示している。一実施形態では、アリール基は、約6~10個の環炭素原子を含んでいる。単環式アリール環としては、限定するものではないが、フェニルなどがある。多環式環としては、限定するものではないが、ナフチル環、及び、フェニルがC5-7シクロアルキル環又はC5-7シクロアルケニル環に縮合している二環式環などがある。アリール基は、本明細書中で定義されている1以上の置換基で置換されていてもよい。結合は、いずれかの環のいずれかの炭素原子を介してなされ得る。
【0126】
「縮合アリール」は、ヘテロシクリル又はシクロアルキルと縮合したアリール環を示している。
【0127】
「ハロゲン」又は「ハロ」には、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素が包含される。
【0128】
「シクロアルキル」は、約3~10個の環炭素原子を含んでいる非芳香族の単環式又は多環式環系を示している。原子の数が指定されていない場合、3~10個の炭素原子が意図されている。シクロアルキルも縮合して1~3の炭素環を形成し得る。単環式シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルなどがある。用語「C
1-6シクロアルキル」は、1~6個の環炭素原子を有するシクロアルキル基を示している。用語「C
3-6シクロアルキル」は、3~6個の環炭素原子を有するシクロアルキル基を示している。従って、例えば、「C
3-6シクロアルキル」には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルのそれぞれが包含される。シクロアルキル基は、置換されていないか、又は、同一であっても若しくは異なっていてもよい本明細書中で定義されている1以上の環系置換基で置換されている。シクロアルキルがアルキル基上の置換基である場合、そのシクロアルキル置換基は、該アルキル基内の任意の利用可能な炭素に結合することができる。以下は、アルキル基上の-C
3-6シクロアルキル置換基の例であり、ここで、該置換基は、太字のシクロプロピルである:
【化21】
【0129】
「ハロアルキル」は、本明細書中で定義されているアルキル基において、そのアルキル基の水素原子の1個以上がハロゲンで置き換えられている、前記アルキル基を示している。一実施形態では、ハロアルキル基は、1~6個の炭素原子を有している。ハロアルキル基の非限定的な例としては、CH2F、CHF2、CF3、CH2CF3、CH2CHF2、CF2CF3、CF2CHF2、CH2Cl及びCCl3などがある。用語「C1-6ハロアルキル」又は「ハロC1-6アルキル」は、1~6個の炭素を有するハロアルキル基を示している。
【0130】
「ハロアルコキシ」、「ハロアルキル-O」及び派生形態(例えば、「ハロ(C1-6)アルコキシ」)は、交換可能に使用され、そして、酸素原子を介して結合したハロ置換アルキル基を示している。ハロアルコキシには、1置換されたアルコキシ基及び複数のハロで置換されたアルコキシ基が包含される。例えば、OCH2CF3、OCH2CHF2、OCF2CF3及びOCF2CHF2に加えて、トリフルオロメトキシ、クロロメトキシ及びブロモメトキシが包含される。
【0131】
「ヘテロシクリル」、「ヘテロ環」又は「ヘテロ環式」は、その環内の1個以上の原子(ヘテロ原子)が炭素以外の元素である、単環式環構造を示している。ヘテロ原子は、通常、O原子、S原子又はN原子である。複数のヘテロ原子を含んでいるヘテロ環は、異なるヘテロ原子を含み得る。二環式環部分は、縮合二環式環、スピロ環式二環式環及び架橋二環式環を包含し、そして、その環のうちのいずれかに1個以上のヘテロ原子を含むことができる。当該分子の残部に結合している環は、ヘテロ原子を含んでいても含んでいなくてもよい。二環式ヘテロ環のいずれの環も、飽和、部分不飽和又は不飽和であることができる。該ヘテロ環は、当該分子の残部に、環炭素原子、環酸素原子又は環窒素原子を介して結合することができる。ヘテロシクリル基の例としては、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、アゼチジン、オキシラン又はアジリジンなどがある。
【0132】
「二環式ヘテロシクリル」、「二環式ヘテロ環」又は「二環式ヘテロ環式」は、別の環系に縮合したヘテロ環式環を示している。その縮合は、架橋していても架橋していなくてもよい。
【0133】
明記されている場合を除き、用語「ヘテロアリール」は、本明細書中で使用されている場合、各環内に最大で10個の原子を有する安定な単環式環、二環式環又は三環式環を表し、ここで、少なくとも1つの環は芳香族であり、そして、O、N及びSからなる群から選択される1~4個のヘテロ原子を含んでいる。この定義の範囲内にあるヘテロアリール基には、限定するものではないが、以下のものが包含される:ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾフラザニル、ベンゾピラゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、カルボリニル、シンノリニル、フラニル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、インドラジニル、インダゾリル、イソベンゾフラニル、イソインドリル、イソキノリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ナフトピリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、オキサゾリン、イソオキサゾリン、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニル、テトラゾリル、テトラゾロピリジル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリル、ジヒドロベンゾイミダゾリル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンゾチオフェニル、ジヒドロベンゾオキサゾリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロキノリニル、メチレンジオキシベンゼン、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イソキノリニル、オキサゾリル、及び、テトラ-ヒドロキノリン。
【0134】
「縮合ヘテロアリール」は、アリール又はヘテロアリールと縮合したヘテロアリールである。
【0135】
「オキソ」は、二重結合によって原子に結合した酸素を意味する。オキソ基の例は、ケトン、スルホキシド、スルホン及びスルフェートにおける二重結合酸素である。
【0136】
「ヒドロキシアルキル」又は「-ヒドロキシ(C1-3)アルキル」は、1個以上の水素原子がヒドロキシル(-OH)基で置き換えられているアルキル基を意味する。
【0137】
「シアノアルキル」は、1個以上の水素原子がシアノ(-CN)基で置き換えられているアルキル基を意味する。
【0138】
「ヒドロキシハロアルキル」は、1個以上の水素原子がヒドロキシル(-OH)基で置き換えられており、及び、1個以上の水素原子がハロゲンで置き換えられいる、アルキル基を意味する。
【0139】
「ヒドロキシシクロアルキル」は、1個以上の水素原子がヒドロキシル(-OH)基で置き換えられている環状アルキル基を意味する。
【0140】
用語「組成物」は、特定の成分を特定の量で含んでいる生成物、並びに、特定量の特定成分の組合せから直接的又は間接的に得られる任意の生成物を包含することが意図されている。
【0141】
用語「少なくとも1」は、1以上を意味する。本発明の化合物の数に関する「少なくとも1」の意味は、化学療法剤の数に関する意味とは独立している。
【0142】
用語「化学療法剤」は、癌を治療するための薬物(医薬又は医薬活性な成分)(即ち、抗腫瘍薬)を意味する。
【0143】
用語「有効量」は、「治療有効量」を意味する。用語「治療有効量」は、研究者、獣医師、医師又は他の臨床医が求めている、組織、系、動物又はヒトにおいて生物学的又は薬学的反応を誘発する活性化合物又は医薬の量を意味する。
【0144】
用語「癌を治療する」又は「癌の治療」は、癌性状態に苦しむ哺乳動物への投与を意味し、及び、癌性細胞を殺すことによって癌性状態を軽減させる効果を意味し、並びに、癌の増殖及び/又は転移の阻害をもたらす効果も意味する。
【0145】
本明細書中で明記されている場合を除き、本明細書中で使用されている用語「炭素環」(及び、その変形、例えば、「炭素環式」又は「カルボシクリル」)は、別途示されていない限り、C
3~C
6の単環式環、例えば、C
3-6単環式炭素環を示している。炭素環は、当該分子の残部に、安定した化合物をもたらす任意の炭素原子で結合することができる。飽和炭素環式環には、例えば、「シクロアルキル」環、例えば、シクロプロピル、シクロブチルなどが包含される。不飽和炭素環式環には、例えば、
【化22】
【0146】
が包含される。
【0147】
「安定な」化合物は、調製すること及び単離することが可能で、且つ、当該化合物を本明細書中に記載されている目的(例えば、被験者に対する治療的投与又は予防的投与)に関して使用することを可能とするのに充分な期間にわたってその構造及び特性が本質的に変化しないでいるか又は本質的に変化しない状態におくことが可能な化合物である。
【0148】
本開示の化合物は、式I及びその実施形態に包含される安定な化合物に限定される。例えば、式Iにおいて定義されている特定の部分は、置換されていなくてもよいか又は置換されていてもよく、ここで、後者は、その部分に関して化学的に可能であって、安定な化合物をもたらす置換パターン(即ち、置換基の数及び種類)を包含することが意図されている。
【0149】
用語「置換された」は、指定された原子上の1個以上の水素が、指定された原子の既存の環境下における通常の原子価を超えず且つ置換によって安定な化合物がもたらされるという条件の元で、示されている基で置き換えられていることを意味する。複数の置換基部分が開示又は請求されている場合、その置換されている化合物は、開示又は請求されている置換基部分の1つ以上によって、単回又は複数回、独立して置換されることができる。独立して置換されるということは、当該(2つ以上の)置換基が同一であり得るか又は異なり得ることを意味する。置換基及び/又は可変部分の組み合わせは、そのような組み合わせによって安定な化合物がもたらされる場合にのみ許容されます。置換基自体が複数の基で置換されている場合、安定な構造が得られる限り、これらの複数の基が同一の炭素上にあっても異なる炭素上にあってもよいことは理解される。「置換されていてもよい(optionally substituted)」は、指定された場合による置換基を含んでいる化合物及びそのような場合による置換基を含んでいない化合物を意味する。
【0150】
【0151】
は、本明細書中で使用されている場合、当該化合物の残部分の結合点を示している。
【0152】
環原子が「X」などの可変部分で表されている場合、例えば、
【化24】
【0153】
その可変部分は、その原子に関連する環結合を表すことなく、その環の可変位置に位置する原子を示すことによって定義される。例えば、上記環におけるXが窒素である場合、その定義では「N」が表示され、そして、それに関連する結合は表示されず、例えば、「=N-」は表示されない。同様に、Xが臭化物で置換された炭素原子である場合、その定義では「C-Br」が表示され、そして、それに関連する結合は表示されず、例えば、
【化25】
【0154】
は表示されない。
【0155】
本発明は、さらに、プロドラッグ及び溶媒和物として作用する、式Iで表される化合物の誘導体も包含する。インビボで本発明の範囲内の化合物に変換される、本発明の化合物の薬学的に許容されるプロドラッグ修飾も、同様に、本発明の範囲内にある。プロドラッグは、患者に投与された後で、通常の代謝プロセス又は化学プロセス(例えば、血液中での加水分解)によって体内で式Iで表される化合物に変換される。そのようなプロドラッグには、式Iで表される化合物の薬物吸収を改善するために、増強された生物学的利用能、組織特異性及び/又は細胞送達を示す、プロドラッグが包含される。そのようなプロドラッグの効果は、物理化学的特性(例えば、親油性、分子量、電荷、及び、薬物の浸透特性を決定する他の物理化学的特性)を変更することでもたらされ得る。
【0156】
例えば、エステルは、場合により、利用可能なカルボン酸基のエステル化によって、又は、化合物中の利用可能なヒドロキシ基上でのエステルの形成によって、製造することができる。同様に、変換しやすいアミドも作製することができる。本発明の化合物の薬学的に許容されるエステル又はアミドは、特にインビボでは酸形態(又は、変換が起こる体液又は組織のpHに応じて-COO-形態)又はヒドロキシ形態に加水分解され得るプロドラッグとして作用するように調製することができ、そして、そのようなものとして、本発明の範囲内に包含される。徐放性製剤又はプロドラッグ製剤として使用するために溶解性又は加水分解特性を改変するための当技術分野で知られているエステル及びアシル基が包含される。薬学的に許容されるプロドラッグ修飾体の例としては、限定するものではないが、-C1-6アルキルエステル及びフェニルエステルで置換されている-C1-6アルキルなどがある。
【0157】
「Celite(登録商標)」(Fluka)ケイ藻土、はケイ藻土であり、そして、「セライト」とも称される。
【0158】
任意の可変部分(例えば、R1など)が、任意の構成要素又は式I若しくは本明細書中の他の一般式において2回以上存在している場合、各存在におけるその定義は、他の全ての存在におけるその定義から独立している。置換基及び/又は可変部分の組み合わせは、その組み合わせによって安定な化合物がもたらされる場合にのみ許容される。本発明の化合物を選択する際、当業者であれば、様々な置換基(即ち、R1など)が化学構造の結合性及び安定性に関する周知の原理に基づいて選択されるべきであることを認識するであろう。明示的に反対の記載がない限り、指定された置換基による置換は、そのような環置換が化学的に許容され、安定な化合物をもたらすという条件の元で、環(例えば、アリール環、ヘテロアリール環、又は、飽和ヘテロ環式環)内の任意の原子上で許容される。
【0159】
化学名と構造の間に不一致が存在する場合、構造が優位にあると理解されることに留意すべきである。
【0160】
構造式Iの化合物は、1以上の不斉中心を含むことができ、従って、ラセミ化合物及びラセミ混合物、単一のエナンチオマー、ジアステレオ異性体混合物及び個々のジアステレオ異性体として存在し得る。式Iで表される化合物の中に存在する不斉中心は、全て、互いに独立して、S配置又はR配置を有することができる。キラル炭素への結合が本発明の構造式中で直線として描かれている場合、そのキラル炭素の(R)配置及び(S)配置の両方、従って、両方のエナンチオマー及びそれらの混合物がその式に包含されていることは理解される。同様に、キラル炭素についてキラルであることを明示せずに化合物名が記載されている場合、キラル炭素の(R)配置及び(S)配置の両方、従って、個々のエナンチオマー及びそれらの混合物がその名称によって包含されていることは理解される。特定の立体異性体又はその混合物の製造については、そのような立体異性体又は混合物が得られている実施例において確認することができるが、このことは、全ての立体異性体及びその混合物を包含することが本発明の範囲内にあることを決して制限するものではない。
【0161】
本発明の化合物は、可能な全てのエナンチオマー及びジアステレオマー及び全ての比率における2種類以上の立体異性体の混合物(例えば、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーの混合物)を包含する。かくして、エナンチオマー的に純粋な形態(左旋性鏡像体及び右旋性鏡像体の両方として)にあるエナンチオマー、ラセミ化合物の形態にあるエナンチオマー、及び、全ての比率における2種類のエナンチオマーの混合物の形態にあるエナンチオマーは、本発明の対象である。本発明は、構造式Iの化合物のそのような全ての立体異性体形態を包含することが意図されている。
【0162】
構造式Iの化合物は、例えば、適切な溶媒(例えば、MeOH又はEtOAc又はそれらの混合物)からの分別結晶化によって、又は、光学的に活性な固定相を使用するキラルクロマトグラフィーによって、それらの個々のジアステレオ異性体に分離させることができる。場合により、立体異性体の分離に先立って誘導体化を実施することができる。立体異性体の混合物の分離は、式Iで表される化合物の合成中に中間体の段階で実施することができるか、又は、最終的なラセミ生成物に対して実施することができる。絶対立体化学は、結晶質生成物又は結晶質中間体(これらは、必要に応じて、絶対立体配置が知られている不斉中心を含んでいる試薬を用いて誘導体化する)をX線結晶学に付すことによって確認することができる。あるいは、式Iで表される化合物の任意の立体異性体又は複数の異性体は、光学的に純粋な出発物質又は絶対配置が知られている試薬を使用する立体特異的合成によって、得ることができる。本発明は、そのような全ての異性体、並びに、そのようなラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステレオマー及び互変異性体及びそれらの混合物の塩、溶媒和物(これは、水和物を包含する)及び溶媒和塩を包含する。
【0163】
必要に応じて、該化合物のラセミ混合物を、個々のエナンチオマーが単離されるように分離させることができる。その分離は、当技術分野でよく知られている方法によって、例えば、化合物のラセミ混合物をエナンチオマー的に純粋な化合物とカップリングさせてジアステレオマー混合物を形成させ、続いて、分別結晶又はクロマトグラフィーなどの標準的な方法により個々のジアステレオ異性体を分離させることによって、実施することができる。該カップリング反応は、多くの場合、エナンチオマー的に純粋な酸又は塩基を用いる塩の形成である。そのジアステレオマー誘導体を、次いで、付加されたキラル残基の開裂によって純粋なエナンチオマーに変換させることができる。該化合物のラセミ混合物も、キラル固定相を利用するクロマトグラフィー法によって直接分離させることが可能であり、そのような方法は、当技術分野でよく知られている。
【0164】
オレフィン性二重結合を含んでいる本明細書中に記載された式Iで表される化合物の場合、別途示されていない限り、それらは、E及びZ幾何異性体の両方を包含することが意図されている。
【0165】
本明細書中に記載されている化合物の一部は、1以上の二重結合のシフトを伴う、水素の異なる結合点を有する互変異性体として存在することができる。例えば、ケトン及びそのエノール形態は、ケト-エノール互変異性体である。個々の互変異性体及びその混合物は、本発明の式Iで表される化合物に包含される。
【0166】
構造式Iの化合物において、その原子は、それらの天然同位体の存在度を示し得るか、又は、その原子のうちの1種類以上において、同じ原子番号を有するが原子質量若しくは質量数が自然界で主に認められる原子質量若しくは質量数とは異なっている特定の同位体を人為的に富化させることができる。本明細書中で記載され及び特許請求されている本発明は、構造式Iの化合物及びその実施形態の適切な全ての同位体変異を包含することが意図されている。例えば、水素(H)の異なる同位体形態としては、プロチウム(1H)及び重水素(2H、本明細書中ではDとも称される)などがある。プロチウムは、自然界で見られる支配的な水素同位体である。重水素を富化させることは、治療上の特定の有利点(例えば、インビボ半減期の延長、又は、必要用量の低減)をもたらし得るか、又は、生体サンプルを特性決定するための標準物として有用な化合物を提供することができる。構造式Iの範囲内にある同位体的に富化された化合物は、当業者にはよく知られている慣習的な技術によって、又は、適切な同位体的に富化された試薬及び/若しくは中間体を使用して本明細書内のスキーム及び実施例に記載されているプロセスと類似したプロセスによって、過度の実験を行うことなく調製することができる。
【0167】
構造式Iの化合物は、薬学的に許容される塩として、又は、遊離化合物若しくはそれらの薬学的に許容される塩の前駆物質として又は別の合成操作において使用される場合には薬学的に許容されない塩として、調製され得ることは理解されよう。実施例の化合物を包含する本発明の化合物は、生理学的適合性が低いために医薬における使用には直接には適していないが、例えば化学反応用の中間体として若しくは生理学的に許容される塩を調製するための中間体として使用可能である、式Iで表される化合物の全ての塩も包含し得る。
【0168】
本発明の化合物は、薬学的に許容される塩の形態で投与することができる。用語「薬学的に許容される塩」は、薬学的に許容される無毒性の塩基又は酸(これは、無機又は有機の塩基及び無機又は有意の酸を包含する)から調製された塩を示している。
【0169】
用語「薬学的に許容される塩」に包含される塩基性化合物の塩は、一般に遊離塩基を有機又は無機の適切な酸と反応させることによって調製される、本発明化合物の無毒性塩である。本発明の塩基性化合物の代表的な塩としては、限定するものではないが、以下のものを挙げることができる:酢酸塩、アスコルビン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、重酒石酸塩、ホウ酸塩、臭化物、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、カンシル酸塩、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、二塩酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストレート(estolate)、エシル酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニル酸塩(glycollylarsanilate)、ヘキシルレゾルシン酸塩(hexylresorcinate)、ヒドラバミン(hydrabamine)、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨウ化物、イソチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル臭化物、メチル硝酸塩、メチル硫酸塩、メタンスルホン酸塩、ムコ酸塩(mucate)、ナプシル酸塩(napsylate)、硝酸塩、N-メチルグルカミンアンモニウム塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩(pamoate)(エンボン酸塩(embonate))、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、硫酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩、トリエチオジド(triethiodide)、吉草酸塩など。さらに、本発明の化合物が酸性部分を有している場合、その適切な薬学的に許容される塩としては、限定するものではないが、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、第二マンガン(manganic)、第一マンガン(mangamous)、カリウム、ナトリウム、亜鉛などの無機塩基から誘導される塩などがある。一実施形態では、酸性化合物の塩は、以下のとおりである:アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩及びナトリウム塩である。
【0170】
水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、アルコキシド及びアンモニアなどの塩基性試薬、有機塩基、又は、塩基性アミノ酸を用いて、式Iで表される化合物は、安定なアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又は場合により置換されていてもよいアンモニウム塩を形成する。
【0171】
薬学的に許容される無毒性の有機塩基から誘導される塩としては、第一級アミン、第二級アミン及び第三級アミンの塩、環状アミンの塩、ジシクロヘキシルアミンの塩、並びに、塩基性イオン交換樹脂、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N-ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2-ジエチルアミノエタノール、2-ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N-エチルモルホリン、N-エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リシン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなどの塩などを挙げることができる。さらにまた、塩基性窒素含有基は、以下のもののような作用物質で4級化することができる:低級アルキルハロゲン化物、例えば、メチル、エチル、プロピル及びブチルの塩化物、臭化物及びヨウ化物;硫酸ジアルキル、例えば、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジブチル及び硫酸ジアミル;長鎖ハロゲン化物、例えば、デシル、ラウリル、ミリスチル及びステアリルの塩化物、臭化物及びヨウ化物、アラルキルハロゲン化物、例えば、ベンジル及びフェネチルの臭化物など。
【0172】
塩形成可能な式Iで表される化合物(その立体異性体を包含する)からの薬理学的に許容される塩の調製は、既知方法で、例えば、当量の本発明の化合物を所望の酸又は塩基などを含んでいる溶液と混合させ、次いで、当該塩を濾過するか又は溶媒を留去することで所望の塩を回収することによって、実施する。本発明の化合物及びその塩は、水、エタノール又はグリセロールなどの溶媒と溶媒和物を形成し得る。本発明の化合物は、側鎖の置換基の種類に応じて、酸付加塩と塩基との塩を同時に形成し得る。
【0173】
式Iで表される化合物がその分子中に酸性基と塩基性基を同時に含んでいる場合、本発明は、挙げられている塩形態に加えて、内部塩又はベタイン(双性イオン)も包含する。塩は、当業者には既知の慣習的な方法によって、例えば、溶媒若しくは分散剤の中の有機若しくは無機の酸若しくは塩基との組み合わせによって、又は、他の塩からの陰イオン交換若しくは陽イオン交換によって、式Iで表される化合物から得ることができる。
【0174】
本発明は、構造式Iの化合物、並びに、その塩(特に、薬学的に許容される塩)、該化合物の溶媒和物及びその溶媒和塩形態を包含し、ここで、別途示されていない限り、そのような形態が可能である。
【0175】
さらに、本発明の化合物は、非晶質形態及び/又は1以上の結晶質形態で存在することができ、従って、実施例を含む式Iで表される化合物の全ての非晶質形態及び結晶質形態及びそれらの混合物は、本発明の範囲に包含されることが意図されている。さらに、本発明の化合物の一部は、水と溶媒和物(即ち、水和物)を形成することができ、又は、一般的な有機溶媒(例えば、限定するものではないが、EtOAc)と溶媒和物を形成することができる。本発明の化合物のそのような溶媒和物及び水和物(特に、薬学的に許容される溶媒和物及び水和物)は、同様に、非溶媒和形態及び無水形態とともに、本発明の範囲内に包含される。
【0176】
従って、該一般構造式に包含される化合物、実施形態並びに実施例に記載されている特定の化合物及び本明細書中で特許請求されている特定化合物は、それらの塩類、全ての可能な立体異性体及び互変異性体、物理的形態(例えば、非晶質形態及び結晶質形態)、溶媒和物形態及び水和物形態、及び、これらの形態の任意の組み合わせ、並びに、それらの塩、プロドラッグ形態、及び、それらのプロドラッグ形態の塩を包含し、ここで、そのような形態は、別途示されていない限り、可能である。
【0177】
本発明は、さらに、式Iで表される少なくとも1の化合物及び/又は式Iで表される化合物の薬学的に許容される塩及び/又は式Iで表される化合物の場合により立体異性体形態又は式Iで表される化合物の立体異性体形態の薬学的に許容される塩を薬学的に許容されるビヒクル、担体、添加剤及び/又は他の活性物質及び補助剤と一緒に含有する薬剤にも関する。
【0178】
本発明による薬剤は、経口投与、吸入投与、直腸投与若しくは経皮投与によって、又は、皮下注射、関節内注射、腹腔内注射若しくは静脈内注射によって、投与することができる。経口投与が好ましい。式Iで表される化合物でステントをコーティングすること及び体内で血液と接触する他の表面をコーティングすることが可能である。
【0179】
本発明は、さらに、薬剤を製造する方法にも関し、ここで、該方法は、薬学的に許容される担体及び場合によりさらなる適切な活性物質、添加剤又は補助剤を使用して、式Iで表される少なくとも1の化合物を適切な投与形態とすることを含む。
【0180】
本発明は、さらに、下記に記載され、そして、それによって本発明の化合物を得ることができる、式Iで表される化合物を調製する方法にも関する。
【0181】
用語「治療上有効な(又は、効果的な)量」、及び、同様な記載、例えば、「治療に効果的な量」は、動物又はヒトにおける治療対象の障害、状態又は疾患(即ち、DGAT2活性に関連する障害、状態又は疾患)の症状を軽減させる医薬の量を意味することが意図されている。用語「予防上有効な(又は、効果的な)量」、及び、同様な記載、例えば、「予防に効果的な量」は、動物又はヒトにおける治療対象の障害、状態又は疾患(即ち、DGAT2活性に関連する障害、状態又は疾患)の症状又は発症を予防又は低減させる医薬の量を意味することが意図されている。本発明の化合物を利用する投与計画は、患者のタイプ、生物種、年齢、体重、性別及び医学的状態;治療対象の状態の重度;投与される選択された化合物の効力;投与経路;並びに、患者の腎機能及び肝機能などのさまざまな因子に従って選択される。これらの因子を考慮することは、当該状態の進行を防止し、対抗し又は阻止するのに必要な治療上有効な投与量又は予防上有効な投与量を決定する目的で、充分に、通常の技術を有する臨床家の範囲内である。具体的な1日投与量は、同時に、治療上有効な量(例えば、肝脂肪変性、糖尿病、肥満、高脂血症、高コレステロール血症を治療するための治療上有効な量)及び予防上有効な量(例えば、NASHを治療するための予防上有効な量)の両方であり得ることは理解される。
【0182】
式Iで表される化合物を用いてDAGT2を阻害することにより治療又は予防することが可能な障害、状態及び疾患は、例えば、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、線維症、高脂血症、I型糖尿病、II型糖尿病、認知機能低下、痴呆、冠動脈性心疾患、虚血性脳卒中、再狭窄、末梢血管疾患、間欠性跛行、心筋梗塞、異脂肪血症、食後脂質異常症、肥満、骨粗鬆症、高血圧、鬱血心不全、左心室肥大、末梢動脈疾患、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糸球体硬化症、慢性腎不全、糖尿病性神経障害、代謝症候群、X症候群、冠状動脈性心疾患、狭心症、血栓症、アテローム性動脈硬化症、心筋硬塞、一過性脳虚血発作、卒中、高血糖、高インシュリン血症、高トリグリセリド血症、高トリグリセリド血症、インシュリン耐性、耐糖能異常、勃起不全、皮膚及び結合組織障害、高アポBリポタンパク質血症、非アルコール性脂肪性肝疾患、心腎疾患(例えば、慢性腎疾患及び心不全)などの疾患、並びに、関連する疾患及び状態である。
【0183】
式Iで表される化合物及びそれらの薬学的に許容される塩は、それら自体で、互いとの混合物で又は医薬調製物の形態で、医薬として、動物に、好ましくは、哺乳動物に、特に、ヒトに、投与することができる。用語「患者」には、医学的状態の予防又は治療のために本発明の活性薬剤を用いる動物、好ましくは、哺乳動物、特に、ヒトが包含される。薬物の患者への投与は、自己投与及び他人による患者への投与の両方を包含する。患者は、既存の疾患若しくは医学的状態を治療することが必要であり得るか若しくは望まれ得るか、又は、その疾患若しくは医学的状態の発症のリスクを予防若しくは低下させるための予防的処置が必要であり得るか若しくは望まれ得る。本明細書中で用いられる場合、既存の状態の治療又は予防的処置を「必要とする」患者は、医学専門家による必要性の決定及びそのような処置についての患者の希望の両方を包含する。
【0184】
さらに、本発明の対象は、活性成分として、治療上有効な用量の式Iで表される少なくとも1の化合物及び/又はその薬学的に許容される塩及び慣習的な薬学的に許容される担体(即ち、1以上の薬学的に許容される担体物質)及び/又は添加剤を含んでいる、医薬製剤(又は、医薬組成物)である。
【0185】
かくして、本発明の対象は、例えば、医薬として用いるための前記化合物及びその薬学的に許容される塩、活性成分としての治療上有効な用量の該化合物及び/又はその薬学的に許容される塩及び慣習的な薬学的に許容される担体を含んでいる医薬製剤、並びに、上記で記載した症候群の治療又は予防における該化合物及び/又は薬学的に許容されるその塩の使用、並びに、これらの目的のための医薬を調製するためのそれらの使用である。
【0186】
本発明による医薬は、例えば、丸薬、錠剤、ラッカー処理錠剤、糖衣錠、粒剤、硬ゼラチンカプセル及び軟ゼラチンカプセル、水性、アルコール性若しくは油性の溶液剤、シロップ、エマルション若しくは懸濁液の形態で、経口投与することができ、又は、例えば、坐剤の形態で、直腸投与することができる。投与は、注射又は注入用の溶液剤の形態で、非経口的に、例えば、皮下、筋肉内又は静脈内に行うこともできる。別の適切な投与形態は、例えば、軟膏、チンキ剤、噴霧剤若しくは経皮治療システムの形態での、例えば、経皮投与若しくは局所投与、又は、鼻噴霧剤若しくはエアロゾル混合物の形態での吸入投与、又は、例えば、マイクロカプセル、インプラント若しくはロッドである。好ましい投与形態は、例えば、治療対象の疾患及びその重度に依存する。
【0187】
丸薬、錠剤、糖衣錠及び硬ゼラチンカプセルを製造するためには、例えば、乳糖、デンプン(例えば、トウモロコシデンプン)又はデンプン誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩などを用いることが可能である。軟ゼラチンカプセル及び坐剤用の担体は、例えば、脂肪、蝋、半固体ポリオール及び液体ポリオール、天然油又は硬化油などである。溶液剤(例えば、注射用溶液剤)又はエマルション若しくはシロップを調製するための適切な担体は、例えば、水、生理食塩水、アルコール(例えば、エタノール、グリセリン、ポリオール)、ショ糖、転化糖、グルコース、マンニトール、植物油などである。さらにまた、式Iで表される化合物及びそれらの薬学的に許容される塩を凍結乾燥させ、得られた凍結乾燥物を、例えば、注射又は注入用の製剤を調製するために用いることも可能である。マイクロカプセル、インプラント又はロッドのための適切な担体は、例えば、グリコール酸と乳酸のコポリマーである。
【0188】
適切な固体製剤形態又は生薬製剤形態は、例えば、顆粒剤、散剤、コーティング錠剤、錠剤、(マイクロ)カプセル、坐薬、シロップ、ジュース、懸濁液、エマルション、点滴剤又は注射用溶液剤、及び、活性物質の持続放出を有する製剤であり、それらの調製では、慣習的な賦形剤、例えば、ビヒクル、崩壊剤、結合剤、コーティング剤、膨潤剤、流動促進剤又は滑沢剤、香味料、甘味料及び可溶化剤などが使用される。挙げることができるよく使用される助剤は、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、乳糖、マンニトール及び他の糖類、タルク、乳糖、ゼラチン、デンプン、セルロース及びその誘導体、動物油及び植物油、例えば、タラ肝油、ヒマワリ油、ピーナッツ油又はゴマ油、ポリエチレングリコール、及び、溶媒、例えば、滅菌水及び一価アルコール又は多価アルコール(例えば、グリセロール)である。
【0189】
該活性化合物及び担体の他に、該医薬製剤は、慣習的な添加剤、例えば、充填剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、湿潤剤、安定剤、乳化剤、分散剤、保存剤、甘味剤、着色剤、香味剤、芳香剤、増粘剤、希釈剤、緩衝物質、溶媒、可溶化剤、デポ効果を達成するための薬剤、浸透圧を変化させるための塩、コーティング剤又は抗酸化剤なども含有することができる。
【0190】
投与される式Iで表される活性化合物及び/又はその薬学的に許容される塩の投与量は、個々の場合に依存し、そして、慣習的に、個々の環境に適合させて最適な効果を達成すべきである。従って、それは、治療対象の障害、状態又は疾患の性質及び重度、並びに、治療されるヒト又は動物の性別、年齢、体重及び個々の応答性、使用される化合物の効力及び作用持続性、その療法が急性であるか若しくは慢性であるか否か又は予防的であるか否か、又は、式Iで表される化合物に加えて他の活性化合物が投与されるか否かに依存する。
【0191】
組合せ剤
本発明の化合物は、治療対象の状態に応じて、単独で投与することができるか、又は、本明細書中に開示されている1以上の追加の治療薬又は他の適切な薬剤と組み合わせて投与することができる。従って、一部の実施形態では、本発明の1以上の化合物は、上記のように他の薬剤と同時投与される。併用療法で使用される場合、本明細書中に記載されている化合物は、第2の薬剤と同時に又は別々に投与される。この組合せでの投与には、同一の投与形態での2つの薬剤の同時投与、別々の投与形態での同時投与、及び、別々の投与が包含され得る。即ち、式(I)で表される化合物と上記で記載した薬剤のうちのいずれかは、同じ投与形態で一緒に製剤して、同時に投与することができる。あるいは、式(I)で表される化合物と上記で記載した薬剤のうちのいずれかを同時に投与することが可能であり、この場合、両方の薬剤は別々の製剤中に存在している。別の代替法では、式(I)で表される化合物を投与した直後に、上記で記載した薬剤のいずれかを投与することが可能であり、又は、その逆も可能である。別々の投与のプロトコールの一部の実施形態では、式(I)で表される化合物と上記で記載した薬剤のうちいずれかを、数分間隔で、又は、数時間間隔で、又は、数日間隔で、投与する。
【0192】
本発明の一態様は、別々に投与できる薬学的に活性な化合物の組み合わせによる疾患/状態の治療を企図しているので、本発明は、さらに、キットの形態で別々の医薬組成物を組み合わせることに関する。このキットは、2つの別個の医薬組成物、即ち、式(I)で表される化合物及び第2の医薬化合物を含んでいる。該キットは、分割されたボトル又は分割されたホイルパケットのような、別個の組成物を収容するための容器を含んでいる。容器のさらなる例としては、シリンジ、箱及びバッグなどがある。一部の実施形態では、該キットは、別個の成分の使用に関する説明書を含んでいる。該キット形態は、当該別々の成分が、好ましくは、異なる投与形態(例えば、経口、非経口;IV、経皮及び皮下)で投与される場合、異なる投与間隔で投与される場合、又は、処方した医療専門家による当該組み合わせの個々の成分の滴定が望ましい場合、特に有利である。
【0193】
1以上の付加的な薬理活性薬剤を、式Iで表される化合物と組み合わせて投与することができる。付加的な活性薬剤は、投与された後で医薬活性形態に変換されるプロドラッグを包含する、体内で活性を示す医薬活性薬剤(これは、式Iで表される化合物とは異なっており、並びに、該付加的な活性薬剤の遊離酸、遊離塩基及び薬学的に許容される塩も包含する)を意味することが意図されている。一般に、任意の適切な付加的な活性薬剤(これは、限定するものではないが、降圧薬、抗肥満薬、抗炎症薬、抗線維化薬、及び、抗アテローム性動脈硬化薬、例えば、脂質修飾化合物、抗糖尿病薬及び/又は抗肥満薬を包含する)を、単一製剤(固定用量薬物組合せ)中で式Iで表される化合物との任意の組合せで使用することができるか、又は、活性薬剤の同時投与若しくは順次投与を可能とする1以上の別個の製剤で患者に投与することができる(別個の活性薬剤の共投与)。
【0194】
使用することが可能な付加的な活性薬剤の例としては、限定するものではないが、以下のものを挙げることができる: アンジオテンシン変換酵素阻害薬(例えば、アラセプリル、ベナゼプリル、カプトプリル、セロナプリル、シラザプリル、デラプリル、エナラプリル、エナラプリラート、フォシノプリル、イミダプリル、リシノプリル、モベルチプリル、ペリンドプリル、キナプリル、ラミプリル、シピラプリル、テモカプリル、又は、トランドラプリル)、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(例えば、ロサルタン、即ち、COZAAR(登録商標)、バルサルタン、カンデサルタン、オルメサルタン、テルメサルタン、及び、HYZAAR(登録商標)のようなヒドロクロロチアジドと組み合わせて用いられるこれら薬物のいずれか);中性エンドペプチダーゼ阻害薬(例えば、チオルファン及びホスホルアミドン)、アルドステロン拮抗薬、アルドステロンシンターゼ阻害薬、レニン阻害薬(例えば、ジ-及びトリ-ペプチドの尿素誘導体、アミノ酸及び誘導体、非ペプチド結合によって連結されたアミノ酸鎖、ジ-及びトリ-ペプチド誘導体、ペプチジルアミノジオール及びペプチジルベータ-アミノアシルアミノジオールカルバメート);及び、さらに、小分子レニン阻害薬、例えば、ジオールスルホンアミド類、N-モルホリノ誘導体、N-複素環アルコール及びピロルイミダゾロン類;さらに、ペプスタチン誘導体、及び、スタトン含有ペプチドのフルオロ-及びクロロ-誘導体、エナルクレイン、RO 42-5892、A 65317、CP 80794、ES 1005、ES 8891、SQ 34017、アリスキレン(2(S),4(S),5(S),7(S)-N-(2-カルバモイル-2-メチルプロピル)-5-アミノ-4-ヒドロキシ-2,7-ジイソプロピル-8-[4-メトキシ-3-(3-メトキシプロポキシ)-フェニル]-オクタナミドヘミフマレート)SPP600、SPP630及びSPP635)、エンドセリン受容体拮抗薬、ホスホジエステラーゼ-5阻害薬(例えば、シルデナフィル、タダルフィル及びバルデナフィル)、血管拡張薬、カルシウムチャネル遮断薬(例えば、アムロジピン、ニフェジピン、ベラパルミル、ジルチアゼム、ガロパミル、ニルジピン、ニモジピン、ニカルジピン)、カリウムチャネル活性化薬(例えば、ニコランジル、ピナシジル、クロマカリム、ミノキシジル、アプリカリム、ロプラゾラム)、利尿薬(例えば、ヒドロクロロチアジド)、交感神経遮断薬、β-アドレナリン作動性遮断薬(例えば、プロプラノロール、アテノロール、ビソプロロール、カルベジロール、メトプロロール又はメトプロロール酒石酸)、α-アドレナリン作動性遮断薬(例えば、ドキサゾシン、プラゾシン又はアルファメチルドパ)、中枢α-アドレナリン作動性作動薬、末梢血管拡張薬(例えば、ヒドララジン);脂質降下薬、例えば、HMG-CoAレダクターゼ阻害薬、例えば、シンバスタチン及びロバスタチン(これらは、ラクトンプロドラッグ形態でZOCOR(登録商標)及びMEVACOR(登録商標)として市販されており、そして、投与後に阻害薬として機能する)、及び、ジヒドロキシ開環酸HMG-CoAレダクターゼ阻害薬の薬学的に許容される塩、例えば、アトルバスタチン(特に、LIPITOR(登録商標)として販売されているカルシウム塩)、ロスバスタチン(特に、CRESTOR(登録商標)として販売されているカルシウム塩)、プラバスタチン(特に、PRAVACHOL(登録商標)として販売されているナトリウム塩)、フルバスタチン(特に、LESCOL(登録商標)として販売されているナトリウム塩)、セリバスタチン及びプラバスタチン;コレステロール吸収阻害薬、例えば、エゼチミブ(ZETIA(登録商標))、及び、上記で記載したHMG-CoAレダクターゼ阻害薬などのいずれか他の脂質降下薬と組み合わせたエゼチミブ、特に、シンバスタチン(VYTORIN(登録商標))又はアトルバスタチンカルシウムと組み合わせたエゼチミブ;即時放出形態又は制御放出形態にあるナイアシン、及び/又は、HMG-CoAレダクターゼ阻害薬とのナイアシン;ナイアシン受容体作動薬、例えば、アシピモックス及びアシフラン、並びに、ナイアシン受容体部分作動薬;抗コレステロール薬、例えば、PCSK9阻害薬(アリロクマブ、エボロクマブ)、NexletolTM(ベンペド酸、ACL阻害薬)、Vascepa(登録商標)(イコサペントエチル);代謝改変薬(metabolic altering agent)、例えば、インスリン及びインスリン模倣薬(例えば、インスリンデグルデク、インスリングラルギン、インスリンリスプロ)、ジペプチジルペプチダーゼ-IV(DPP-4)阻害薬(例えば、シタグリプチン、アログリプチン、オマリグリプチン、リナグリプチン、ビルダグリプチン);インスリン増感薬、例えば(i)β-klotho/FGFR1活性化モノクローナル抗体(例えば、MK-3655)、パンFGFR1-4/KLBモジュレーター、FGF19類似体(例えば、アルダフェルミン)、(ii)PPARγ作動薬、例えば、グリタゾン類(例えば、ピオグリタゾン、AMG131、CHS131、MBX2044、ミトグリタゾン、ロベグリタゾン、IDR-105、ロシグリタゾン及びバラグリタゾン)、及び、他のPPARリガンド、例えば、(1)PPARα/γ二重作動薬(例えば、ZYH2、ZYH1、GFT505、チグリタザール、ムラグリタザール、アレグリタザール、ソデルグリタザール及びナベグリタザル);(2)PPARα作動薬、例えば、フェノフィブリン酸誘導体(例えば、ゲムフィブロジル、クロフィブラート、シプロフィブラート、フェノフィブラート、ベザフィブラート)、(3)選択的PPARγモジュレーター(SPPARγM類)、(例えば、WO02/060388、WO02/08188、WO2004/019869、WO2004/020409、WO2004/020408及びWO2004/066963に開示されているもの);(4)PPARγ部分作動薬;(5)PPARα/δ二重作動薬(例えば、エラフィブラノール);(iii)ビグアニド類、例えば、メトホルミン及びその薬学的に許容される塩、特に、メトホルミン塩酸塩、及び、その徐放製剤、例えば、GlumetzaTM、FortametTM及びGlucophageXRTM;及び、(iv)タンパク質チロシンホスファターゼ-1B(PTP-1B)阻害薬(例えば、ISIS-113715及びTTP814);インスリン又はインスリン類縁体(例えば、インスリンデテミル、インスリングルリジン、インスリンデグルデク、インスリングラルギン、インスリンリスプロ、及び、それぞれの吸入製剤);レプチン及びレプチン誘導体及び作動薬;アミリン及びアミリン類縁体(例えば、プラムリンチド);スルホニル尿素系及び非スルホニル尿素系インスリン分泌促進薬(例えば、トルブタミド、グリブリド、グリピジド、グリメピリド、ミチグリニド、メグリチニド類、ナテグリニド及びレパグリニド);α-グルコシダーゼ阻害薬(例えば、アカルボース、ボグリボース及びミグリトール);グルカゴン受容体拮抗薬(例えば、MK-3577、MK-0893、LY-2409021及びKT6-971);インクレチン模倣物質、例えば、GLP-1、GLP-1類縁体、誘導体及び模倣物質;及び、GLP-1受容体作動薬(例えば、デュラグルチド、セマグルチド、アルビグルチド、エキセナチド、リラグルチド、リキシセナチド、タスポグルチド、CJC-1131及びBIM-51077、例えば、それらの経鼻製剤、経皮製剤及び1週間1回製剤);胆汁酸金属イオン捕捉薬(例えば、コレスチラン、コレスチミド、コレセバラム(colesevalam)塩酸塩、コレスチポール、コレスチラミン及び架橋デキストランのジアルキルアミノアルキル誘導体)、アシルCoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ阻害薬(例えば、アバシミベ);抗肥満化合物;炎症状態での使用が意図された薬剤、例えば、アスピリン、非ステロイド系抗炎症薬又はNSAID、グルココルチコイド、及び、選択的シクロオキシゲナーゼ-2又はCOX-2阻害薬;グルコキナーゼ活性化薬(GKA)(例えば、AZD6370);11β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素1型の阻害薬(例えば、米国特許第6,730,690号において開示されているもの、及び、LY-2523199);CETP阻害薬(例えば、アナセトラピブ、トルセトラピブ及びエバセトラピブ(evacetrapib));フルクトース1,6-ビスホスファターゼの阻害薬(例えば、米国特許第6,054,587号;同6,110,903号;同6,284,748号;同6,399,782号;及び、同6,489,476号に開示されているもの);アセチルCoAカルボキシラーゼ-1又は-2(ACC1又はACC2)の阻害薬;AMP活性化タンパク質キナーゼ(AMPK)活性化薬;Gタンパク質共役受容体の他の作動薬:(i)GPR-109、(ii)GPR-119(例えば、MBX2982及びPSN821)、及び、(iii)GPR-40(例えば、TAK875);SSTR3拮抗薬(例えば、WO2009/001836に開示されているもの);ニューロメジンU受容体作動薬(例えば、WO2009/042053に開示されているもの、例えば、限定するものではないが、ニューロメジンS(MS));SCD調節薬(例えば、アラムコール);GPR-105拮抗薬(例えば、WO2009/000087に開示されているもの);SGLT阻害薬(例えば、ASP1941、SGLT-3、SGLT-2、例えば、エンパグリフロジン、ダパグリフロジン、カナグリフロジン、及び、エルツグリフロジン、BI-10773、レモグリフロジン、TS-071、トホグリフロジン、イプラグリフロジン、及び、LX-4211);アシル補酵素Aカルボキシラーゼの阻害薬(ACC、MK-4074);ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ1及び2(DGAT-1及びDGAT-2)の阻害薬;脂肪酸合成酵素の阻害薬;アシル補酵素A:モノアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ1及び2(MGAT-1及びMGAT-2)の阻害薬;TGR5受容体の作動薬(GPBAR1、BG37、GPCR19、GPR131及びM-BARとも称される);回腸胆汁酸トランスポーター阻害薬;胆汁酸モジュレーター;PACAP、PACAP模倣物質、及び、PACAP受容体3作動薬;IL-1b抗体(例えば、XOMA052、及び、カナキヌマブ);抗線維化薬及び/又は抗炎症薬(CCR2/CCR5二重受容体拮抗薬(例えば、セニクリビロック));ガレクチン3阻害薬(例えば、ベラペクチン、GB-1107、GB-1211))、HSP47に対するsiRNA(例えば、BMS-986263);ピルフェニドン由来のNSAID(例えば、ヒドロニドン)、A3AR作動薬(例えば、ナモデノソン、FM101);TGFTX4(例えば、ニタゾキサニド);5-リポキシゲナーゼ阻害薬(例えば、ティペルカスト)、二官能性尿酸塩阻害薬(例えば、ACQT1127)、アディポネクチン受容体作動薬(例えば、ALY688)、TNF受容体拮抗薬(例えば、アトロシマブ)、オートタキシン阻害薬(例えば、BLD-0409、TJC0265、TJC0316)、CCL24ブロッキングモノクローナル抗体(例えば、CM101)、IL-11阻害薬(例えば、ENx108A)、LPA1受容体拮抗薬(例えば、EPGN696)、二重JAK1/2阻害薬(例えば、EX76545)、GPR拮抗薬(例えば、GPR91拮抗薬)、インテグリンavβ1、avβ3及びavβ6阻害薬(例えば、IDL2965)、NLRP3拮抗薬(例えば、IFM-514)、インフラマソーム阻害薬(例えば、JT194、JT349)、細胞膜透過性阻害薬(例えば、ララゾチド)、CCR5拮抗薬(例えば、レロンリマブ)、TNF阻害薬(例えば、LIVNate)、
インテグリンavβ6阻害薬(例えば、MORFbeta6)、NLRPインフラマソーム拮抗薬、siRNA(例えば、OLX701)、二重TFGβ/ヘッジホッグ阻害薬(例えば、Oxy200)、GPR40作動薬/GPR84拮抗薬(例えば、PBI-4547)、好中球エラスターゼ阻害薬(例えば、PHP-303)、インテグリン阻害薬(例えば、PLN-1474)、TGFβ1モジュレーター(例えば、PRM-151)、CCK受容体拮抗薬(例えば、プログルミド)、LOXL2阻害薬(例えば、PXS-5338K、PXS-5382A)、IL-11阻害薬、MPYSタンパク質阻害薬(例えば、cGAS/STING拮抗薬)、キナーゼ阻害RNase、膜タンパク質mAbs、腫瘍壊死因子阻害薬、NRF2活性化薬(例えば、SCO116)、SSAO阻害薬(例えば、TERN201)、TRAIL2作動薬(例えば、TLY012)、IL-6受容体拮抗薬(例えば、TZLS501)、AOC3阻害薬(例えば、UD-014)、SSAO/VAP-1阻害薬、TREM2);抗酸化物質(例えば、ビタミンE);抗炎症薬(例えば、ノルフロキサシン、シプロフロキサシン、セフトリアキソン);凝固調節薬(例えば、抗凝固薬、抗血小板薬、ペントキシフィリン、ビタミンK、DDAVP);二重GIP及びGLP-1受容体作動薬(例えば、チルゼペプチド);二重GLP-1/GRA(例えば、コタデュチド、ALT-801、DD01、G49、PB-718);二重GLP-1(例えば、CT868);GLP-1/GRA/GIP三重作動薬(例えば、HM15211);GRP120刺激薬/インフラマソームモジュレーター/PPARγ二重作動薬(例えば、KDT501);GLP-1/FGF21(例えば、YH25724);GLP-1作動薬(例えば、オゼンピック(セマグルチド皮下)、XW003);選択的甲状腺ホルモン受容体β作動薬(例えば、レスメチロム);アポトーシス調節薬(JNK-1阻害薬(例えば、CC-90001)、ペルオキシダーゼ阻害薬(例えば、AZM198)、ASK-1阻害薬(例えば、CS-17919、SRT015));エリスロポエチン刺激薬(エリスロポエチン受容体作動薬(例えば、シビネチド));グルコース経路モジュレーター(SGLT-2阻害薬(例えば、Forxiga、Farxiga(ダパグリフロジン));二重SGLT-1/2阻害薬(例えば、リコグリフロジン)、グルコース-6-Pデヒドロゲナーゼ阻害薬(例えば、フルステロン)、LAPSグルカゴンコンボ(例えば、HM14320)、SGLT-1阻害薬(例えば、SGL5213));免疫調節薬(TLR4阻害薬(例えば、GBK-233)、免疫調節性ポリクローナル抗体(例えば、IMM-124E)、TLR4拮抗薬(例えば、JKB-122)、CD3モノクローナル抗体(例えば、フォラルマブ)、TLR4拮抗薬(例えば、JKB133)、TLR4阻害薬(例えば、モセジピモド)、CD206ターゲティングによるマクロファージ阻害薬(例えば、MT2002)、TLR2/4拮抗薬(例えば、VB-201、VB-703)、免疫調節性ポリクローナル抗体(例えば、IMM-124E));インクレチンベースの療法(GLP-1作動薬(例えば、オゼンピック(セマグルチドsc)、XW003)、GLP-1/グルカゴン二重受容体作動薬(例えば、HM12525A)、食事時インスリン(例えば、ORMD0801));脂質モジュレーター(AMPK活性化薬/グルタチオントランスフェラーゼ(例えば、オルティプラズ)、THR-β作動薬(例えば、レスメティロム、VK2809、MGL-3745、ALG-009、ASC41、CNPT-101101、TERN501)、IBAT阻害薬(例えば、エロビキシバット、CJ1419)、オメガ-6-脂肪酸(例えば、エペロイトン(epeleuton))、FASN阻害薬(例えば、TVB2640、FT4101、FT8225)、ANGPTL3阻害薬(例えば、ブパノルセン)、PNPLA3阻害薬(例えば、AZD2693)、RASドメインキナーゼ阻害薬(例えば、BioE1115)、NTCP阻害薬(例えば、ブレビルチド)、P2Y13受容体作動薬(例えば、CER-209)、オメガ-3脂肪酸、HSD17β13阻害薬、代謝調節薬(FXR作動薬(例えば、オカリバ(オベチコール酸)、IOT022)、FGF19の組換え変異体(例えば、アルダフェルミン)、二重特異性FGFR1/KLB抗体(例えば、BFKB8488A)、mTOTモジュレーター(例えば、MSDC-0602K)、FGF21のペグ化類似体(例えば、ペグベルフェルミン、BMS-986171)、非胆汁FXR作動薬(例えば、シロフェキソール、EDP-305、EYP001、トロピフェクサー、MET409、AGN-242256、AGN-242266、EDP297、HPG1860、MET642、RDX023、TERN101)、ACC阻害薬(例えば、フィルソコスタット、PF-05221304)、ケトヘキソキナーゼ阻害薬(例えば、PF-06835919)、AMPK活性化薬(例えば、PXL770、MSTM101、O304)、胆汁酸モジュレータ(例えば、Albiero)、FGF21類似物質(例えば、BIO89-100)、MOTSc類似物質(例えば、CB4211)、シクロフィリン阻害薬(例えば、CRV431)、FGF19(例えば、DEL30)、ミトコンドリア脱共役剤(例えば、GEN3026)、FXR/GPCR二重作動薬(例えば、INT-767)、システアミン誘導体(例えば、KB-GE-001)、二重アミリン及びカルシトニン受容体作動薬(例えば、KBP-089)、一過性FXR作動薬(例えば、M1217)、抗β-klotho(KLB)-FGFR1c受容体複合体mAb(例えば、MK3655)、GDF15類似物質(例えば、NGM395)、シクロフィリン阻害薬(例えば、NV556)、LXRモジュレーター(例えば、PX329、PX655、PX788)、LXRインバース作動薬(例えば、PX016)、重水素化オベチコール酸(例えば、ZG5216));PPARモジュレーター(二重PPARα/γ作動薬(例えば、エラフィブラノール)、PPARpan作動薬(例えば、ラニフィブラノール)、PPARα作動薬(例えば、パルモディア)、PPARγ作動薬(例えば、CHS131)、MPC阻害薬(例えば、PXL065)、PPARδ/γ作動薬(例えば、T3D959));RAASmIMモジュレーター(鉱質コルチコイド受容体拮抗薬(例えば、アパラレノン、エプレレノン、スピロノラクトン)、アンジオテンシン受容体遮断薬(例えば、ロサルタンカリウム));神経伝達物質モジュレーター(カンナビノイド受容体モジュレーター、CB1受容体拮抗薬(例えば、CRB-4001、IM-102、ニマシマブ)、TPH1阻害薬(例えば、CU02)、GPR120作動薬(例えば、KBR2001)、カンナビノイドと植物性抗炎症化合物の組み合わせ(例えば、SCN002));PDEモジュレーター(PDE4阻害薬(例えば、ART648));CYP2E1阻害薬(例えば、SNP-610);細胞療法(例えば、HepaStem)、及び、メシル酸ブロモクリプチン及びその急速放出製剤;又は、ニトロプルシド及びジアゾキシドを包含する、上記疾患の予防又は治療に有益な他の薬剤との併用(化学的に可能な場合には、上記活性薬の遊離酸、遊離塩基及び薬学的に許容される塩の形態)。
【0195】
本発明は、本明細書中で定義されている化合物の薬学的に許容される塩を包含し、これは、本明細書中で定義されている全ての構造式、実施形態及びクラスの薬学的に許容される塩を包含する。構造式(I)の化合物への言及は、式(I)の範囲内に入る式及び実施形態などの他の一般構造式の化合物を包含する。
【0196】
式(I)で表される化合物の投与量
治療サイクルの完了後、患者が反応しているか又は安定している場合、熟練した臨床医の判断に従ってその治療サイクルを繰り返すことができる。治療サイクルが完了した後、患者には、その治療プロトコルで投与されたのと同じ用量で本発明の化合物の投与を継続することができる。この維持用量は、患者が進行するか又はその用量に耐えられなくなるまで継続することができる(その場合、用量を減らすことができ、そして、患者には、その低減された用量で継続することができる)。
【0197】
当業者は、本発明の方法で使用される実際の投与量及び投与プロトコルが、熟練した臨床医の判断に従って変更され得ることを認識するであろう。使用される実際の投与量は、患者の要求及び治療対象の状態の重篤度に応じて、さまざまであり得る。特定の状況に対する適切な投与量の決定は、当業者の技術の範囲内である。投与量及び投与プロトコルを変更する決定は、熟練した臨床医が患者の年齢、状態及びサイズ、並びに、治療対象の状態の重症度及び治療に対する患者の反応などの要因を考慮した後で、なされ得る。
【0198】
本発明の化合物を利用する投与計画は、患者のタイプ、種、年齢、体重、性別及び病状;治療対象の状態の重症度;投与するために選択された化合物の効力;投与経路;並びに、患者の腎機能及び肝機能を含む、さまざまな要因に従って選択される。これらの要因を考慮することは、当該状態の進行を予防、阻止又は抑制するために必要な治療上有効な投与量又は予防上有効な投与量を決定する目的で、熟練した臨床医の範囲内である。特定の1日投与量は、同時に、治療上有効な量(例えば、腫瘍学的状態を治療のための治療上有効な量)と予防上有効な量(例えば、腫瘍学的状態を予防するための予防上有効な量)の両方であり得ることは、理解される。
【0199】
個々の必要性は異なるが、本発明の化合物の有効量の最適範囲の決定は、当業者の技術の範囲内である。本明細書中で識別されている状態及び障害の治療的処置又は予防的処置においてヒトに投与する場合、例えば、本発明の化合物の典型的な投与量は、約0.05mg/kg/日~約50mg/kg/日、例えば、少なくとも0.05mg/kg、少なくとも0.08mg/kg、少なくとも0.1mg/kg、少なくとも0.2mg/kg、少なくとも0.3mg/kg、少なくとも0.4mg/kg又は少なくとも0.5mg/kgであり、そして、好ましくは、50mg/kg以下、40mg/kg以下、30mg/kg以下、20mg/kg以下又は10mg/kg以下であり、これは、例えば、約2.5mg/日(0.5mg/kg×5kg)~約5000mg/日(50mg/kg×100kg)であり得る。例えば、該化合物の投与量は、約0.1mg/kg/日~約50mg/kg/日、約0.05mg/kg/日~約10mg/kg/日、約0.05mg/kg/日~約5mg/kg/日、約0.05mg/kg/日~約3mg/kg/日、約0.07mg/kg/日~約3mg/kg/日、約0.09mg/kg/日~約3mg/kg/日、約0.05mg/kg/日~約0.1mg/kg/日、約0.1mg/kg/日~約1mg/kg/日、約1mg/kg/日~約10mg/kg/日、約1mg/kg/日~約5mg/kg/日、約1mg/kg/日~約3mg/kg/日、約3mg/日~約500mg/日、約5mg/日~約250mg/日、約10mg/日~約100mg/日、約3mg/日~約10mg/日又は約100mg/日~約250mg/日であり得る。そのような用量は、単回用量で投与することができるか、又は、複数回の用量に分割することができる。
【0200】
医薬組成物
式Iで表される化合物及びそれらの薬学的に許容される塩は、動物に、好ましくは、哺乳動物に、特に、ヒトに、それ自体の医薬品として、互いに混合して、又は、医薬組成物の形態で、投与することができる。用語「対象者」又は「患者」には、医学的状態を予防又は治療するために本活性薬剤を使用する、動物、好ましくは、哺乳類、特に、ヒトが包含される。
【0201】
対象者への式Iで表される化合物の投与には、自己投与及び他人による患者への投与の両方が含まれる。対象者は、既存の疾患若しくは医学的状態の治療を必要とするか若しくは望む場合があり、又は、前記疾患若しくは医学的状態の発症のリスクを予防若しくは軽減させるための予防的治療を必要とするか若しくは望む場合がある。本明細書中で使用されている場合、既存の状態の治療又は予防的治療を「必要とする」対象者には、医療専門家による必要性の確認と、そのような治療に対する患者の願望の両方が含まれる。
【0202】
これらの薬剤の大部分を安全かつ効果的に投与する方法は、当業者に知られている。さらに、それらの投与は、標準的な文献に記載されている。
【0203】
治療サイクルの完了後、患者が反応しているか又は安定している場合、熟練した臨床医の判断に従ってその治療サイクルを繰り返すことができる。治療サイクルが完了した後、患者には、その治療プロトコルで投与されたのと同じ用量で本発明の化合物の投与を継続することができる。この維持用量は、患者が進行するか又はその用量に耐えられなくなるまで継続することができる(その場合、用量を減らすことができ、そして、患者には、その低減された用量で継続することができる)。
【0204】
当業者は、本発明の方法で使用される実際の投与量及び投与プロトコルが、熟練した臨床医の判断に従って変更され得ることを認識するであろう。使用される実際の投与量は、患者の要求及び治療対象の状態の重篤度に応じて、さまざまであり得る。特定の状況に対する適切な投与量の決定は、当業者の技術の範囲内である。投与量及び投与プロトコルを変更する決定は、熟練した臨床医が患者の年齢、状態及びサイズ、並びに、治療対象の状態の重症度及び治療に対する患者の反応などの要因を考慮した後で、なされ得る。
【0205】
式Iで表される化合物及び付加的な薬剤の投与量及び投与頻度は、患者の年齢、状態及びサイズ、並びに、治療対象の状態の重篤度などの要因を考慮して、担当の臨床医(医師)の判断に従って調節される。
【0206】
本発明の化合物は、さらに、NASH及び線維症の治療において有用な薬剤の調製においても有用である。
【0207】
本発明の化合物は、さらに、肝細胞癌を治療するための治療薬、化学療法薬及び抗癌薬との組み合わせにおいても有用である。本開示の化合物と治療薬、化学療法薬及び抗癌薬との組み合わせは、本発明の範囲内である。そのような薬剤の例は、「Cancer Principles and Practice of Oncology by V.T. Devita and S. Hellman (editors), 9th edition (May 16, 2011), Lippincott Williams & Wilkins Publishers」の中に見いだすことができる。当業者は、薬物の特定の特性及び関与する癌に基づいて、薬剤のどの組み合わせが有用であるかを識別することができるであろう。そのような薬剤としては、以下のものなどがある: エストロゲン受容体モジュレーター、プログラム細胞死タンパク質1(PD-1)阻害薬、プログラム死-リガンド1(PD-L1)阻害薬、アンドロゲン受容体モジュレーター、レチノイド受容体モジュレーター、細胞傷害性/細胞増殖抑制薬、抗増殖薬、プレニル-タンパク質トランスフェラーゼ阻害薬、HMG-CoAレダクターゼ阻害薬及び他の血管新生阻害薬、HIVプロテアーゼ阻害薬、逆転写酵素阻害薬、細胞増殖及び生存シグナル伝達の阻害薬、ビスホスホネート、アロマターゼ阻害薬、siRNA治療薬、γ-セクレターゼ阻害薬、受容体チロシンキナーゼ(RTK)を妨害する薬剤、及び、細胞周期チェックポイントを妨害する薬剤。
【0208】
該化学療法薬は、当技術分野でよく知られている治療プロトコルに従って投与することができる。該化学療法薬の投与を、治療対象の癌及びその疾患に対する化学療法剤の既知効果に応じて変えることができることは、当業者には明らかであろう。さらにまた、熟練した臨床医の知識に従い、治療プロトコル(例えば、投与量及び投与回数)は、投与された治療薬の患者に対する観察された効果を考慮して、及び、投与された治療薬に対する当該癌の観察された応答を考慮して、変更することができる。化学療法薬の特定の選択は、担当医の診断、並びに、患者の状態及び適切な治療プロトコルに対する担当医の判断に依存する。
【0209】
最初の投与は、当技術分野で既知の確立されたプロトコルに従って行うことができ、その後、観察された効果に基づいて、用量、投与様式及び投与回数を熟練した臨床医が変更することができる。
【0210】
治療プロトコル中の化学療法薬の投与順序及び投与の反復回数の決定は、治療対象の状態及び患者の状態を評価した後、熟練した医師の知識の範囲内である。
【0211】
従って、経験と知識に従って、開業医は、治療が進むにつれて、個々の患者のニーズに応じて化学療法薬の投与のための各プロトコルを変更することができる。そのような全ての変更は、本発明の範囲内である。
【0212】
該薬剤は、当技術分野でよく知られている治療プロトコルに従って投与することができる。該抗癌剤の投与を、治療対象の癌及びその疾患に対する抗癌剤の既知の効果に応じて変えることができることは、当業者には明らかであろう。
【0213】
最初の投与は、当技術分野で既知の確立されたプロトコルに従って行うことができ、その後、観察された効果に基づいて、用量、投与様式及び投与回数を熟練した臨床医が変更することができる。
【0214】
薬剤の特定の選択は、担当医の診断、並びに、患者の状態及び適切な治療プロトコルに対する担当医の判断に依存する。
【0215】
治療プロトコル中の薬剤の投与順序及び投与の反復回数の決定は、治療対象の癌及び患者の状態を評価した後、熟練した医師の知識の範囲内である。
【0216】
従って、経験と知識に従って、開業医は、治療が進むにつれて、個々の患者のニーズに応じて抗癌薬の投与のための各プロトコルを変更することができる。そのような全ての変更は、本発明の範囲内である。
【0217】
担当医は、投与した投与量で治療が効果的かどうかを判断する際に、患者の一般的な健康状態だけでなく、癌関連症状(例えば、痛み)の軽減、腫瘍増殖の抑制、腫瘍の実際の縮小又は転移の阻害などのより明確な兆候も考慮する。腫瘍のサイズは、放射線検査(例えば、CAT又はMRIスキャン)などの標準的な方法で測定することができ、そして、連続測定を使用して、腫瘍の増殖が遅くなっているか又は逆行しているかどうかを判断することができる。疾患に関連した症状(例えば、痛み)の軽減及び全身状態の改善も、治療の有効性を判断するのに役立ち得る。
【0218】
本明細書中で提供されている化合物、組成物及び方法は、癌の治療に有用である。本明細書中で開示されている化合物、組成物及び方法によって治療し得る癌としては、限定するものではないが、以下のものなどがある: 肝臓:肝臓癌(肝細胞癌)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、血管腫。
【0219】
PD-1阻害薬としては、ペムブロリズマブ(ランブロリズマブ)、ニボルマブ及びMPDL3280Aなどがある。PDL阻害薬としては、アテゾリズマブ、アベルマブ及びデュルバルマブなどがある。
【0220】
本発明は、さらに、ヒト患者における肝細胞癌を治療する方法にも関し、ここで、該方法は、該患者に、本発明の化合物(即ち、式Iで表される化合物)及びPD-1拮抗薬を患者に投与することを含む。本発明の化合物及びPD-1拮抗薬は、同時に又は連続的に投与することができる。
【0221】
特定の実施形態では、該PD-1拮抗薬は、抗PD-1抗体又はその抗原結合フラグメントである。代替的な実施形態では、該PD-1拮抗薬は、抗PD-L1抗体又はその抗原結合フラグメントである。一部の実施形態では、該PD-1拮抗薬は、ペムブロリズマブ(KEYTRUDATM、Merck & Co., Inc., Kenilworth, NJ, USA)、ニボルマブ(OPDIVOTM、Bristol-Myers Squibb Company, Princeton, NJ, USA)、セミプリマブ(LIBTAYOTM、Regeneron Pharmaceuticals, Inc., Tarrytown, NY, USA)、アテゾリズマブ(TECENTRIQTM、Genentech, San Francisco, CA, USA)、デュルバルマブ(IMFINZITM、AstraZeneca Pharmaceuticals LP, Wilmington, DE)又はアベルマブ(BAVENCIOTM、Merck KGaA, Darmstadt, Germany)である。
【0222】
一部の実施形態では、該PD-1拮抗薬は、ペムブロリズマブである。特定の下位実施形態では、この方法は、約3週間ごとに200mgのペムブロリズマブを患者に投与することを含む。他の下位実施形態では、この方法は、約6週間ごとに400mgのペムブロリズマブを患者に投与することを含む。
【0223】
さらなる下位実施形態では、この方法は、約3週間ごとに2mg/kgのペムブロリズマブを患者に投与することを含む。特定の下位実施形態では、該患者は、小児患者である。
【0224】
一部の実施形態では、該PD-1拮抗薬は、ニボルマブである。特定の下位実施形態では、この方法は、約2週間ごとに240mgのニボルマブを患者に投与することを含む。他の下位実施形態では、この方法は、約4週間ごとに480mgのニボルマブを患者に投与することを含む。
【0225】
一部の実施形態では、該PD-1拮抗薬は、セミプリマブである。特定の実施形態では、この方法は、約3週間ごとに350mgのセミプリマブを患者に投与することを含む。
【0226】
一部の実施形態では、該PD-1拮抗薬は、アテゾリズマブである。特定の下位実施形態では、この方法は、約3週間ごとに1200mgのアテゾリズマブを患者に投与することを含む。
【0227】
一部の実施形態では、該PD-1拮抗薬は、デュルバルマブである。特定の下位実施形態では、この方法は、約2週間ごとに10mg/kgのデュルバルマブを患者に投与することを含む。
【0228】
一部の実施形態では、該PD-1拮抗薬は、アベルマブである。特定の下位実施形態では、この方法は、約2週間ごとに800mgのアベルマブを患者に投与することを含む。
【0229】
本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩は、以下の治療薬と組み合わせて癌を治療するのにも有用であり得る:
ペムブロリズマブ(Keytruda(登録商標))、アバレリクス(Plenaxisdepot(登録商標));アルデスロイキン(Prokine(登録商標));アルデスロイキン(Proleukin(登録商標));アレムツズマブ(Campath(登録商標));アリトレチノイン(Panretin(登録商標));アロプリノール(Zyloprim(登録商標));アルトレタミン(Hexalen(登録商標));アミホスチン(Ethyol(登録商標));アナストロゾール(Arimidex(登録商標));三酸化ヒ素(Trisenox(登録商標));アスパラギナーゼ(Elspar(登録商標));アザシチジン(Vidaza(登録商標));ベバクジマブ(Avastin(登録商標));ベキサロテン カプセル(Targretin(登録商標));ベキサロテン ゲル(Targretin(登録商標));ブレオマイシン(Blenoxane(登録商標));ボルテゾミブ(Velcade(登録商標));ブスルファン 静脈内(Busulfex(登録商標));ブスルファン 経口(Myleran(登録商標));カルステロン(Methosarb(登録商標));カペシタビン(Xeloda(登録商標));カルボプラチン(Paraplatin(登録商標));カルムスチン(BCNU(登録商標)、BiCNU(登録商標));カルムスチン(Gliadel(登録商標));カルムスチンとポリフェプロサン20 インプラント(GliadelWafer(登録商標));セレコキシブ(Celebrex(登録商標));セツキシマブ(Erbitux(登録商標));クロラムブシル(Leukeran(登録商標));シスプラチン(Platinol(登録商標));クラドリビン(Leustatin(登録商標)、2-CdA(登録商標));クロファラビン(Clolar(登録商標));シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標)、Neosar(登録商標));シクロホスファミド(CytoxanInjection(登録商標));シクロホスファミド(CytoxanTablet(登録商標));シタラビン(Cytosar-U(登録商標));シタラビン リポソーム(DepoCyt(登録商標));ダカルバジン(DTIC-Dome(登録商標));ダクチノマイシン、アクチノマイシンD(Cosmegen(登録商標));ダルベポエチンアルファ(Aranesp(登録商標));ダウノルビシン リポソーム(DanuoXome(登録商標));ダウノルビシン、ダウノマイシン(Daunorubicin(登録商標));ダウノルビシン、ダウノマイシン(Cerubidine(登録商標));デニロイキンディフティトックス(Ontak(登録商標));デクスラゾキサン(Zinecard(登録商標));ドセタキセル(Taxotere(登録商標));ドキソルビシン(AdriamycinPFS(登録商標));ドキソルビシン(Adriamycin(登録商標)、Rubex(登録商標));ドキソルビシン(Adriamycin PFS Injection(登録商標));ドキソルビシン リポソーム(Doxil(登録商標));ドロモスタノロンプロピオネート(Dromostanolone(登録商標));ドロモスタノロンプロピオネート(Masteroneinjection(登録商標));エリオットB 溶液(Elliott’s B Solution(登録商標));エピルビシン(Ellence(登録商標));エポエチンアルファ(epogen(登録商標));エルロチニブ(Tarceva(登録商標));エストラムスチン(Emcyt(登録商標));リン酸エトポシド(Etopophos(登録商標));エトポシド、VP-16(Vepesid(登録商標));エキセメスタン(Aromasin(登録商標));フィルグラスチム(Neupogen(登録商標));フロクスウリジン(動脈内)(FUDR(登録商標));フルダラビン(Fludara(登録商標));フルオロウラシル、5-FU(Adrucil(登録商標));フルベストラント(Faslodex(登録商標));ゲフィチニブ(Iressa(登録商標));ゲムシタビン(Gemzar(登録商標));ゲムツズマブオゾガマイシン(Mylotarg(登録商標));酢酸ゴセレリン(ZoladexImplant(登録商標));酢酸ゴセレリン(Zoladex(登録商標));酢酸ヒストレリン(Histrelinimplant(登録商標));ヒドロキシ尿素(Hydrea(登録商標));イブリツモマブ チウセタン(Zevalin(登録商標));イダルビシン(Idamycin(登録商標));イフォスファミド(IFEX(登録商標));メシル酸イマチニブ(Gleevec(登録商標));インターフェロンアルファ2a(RoferonA(登録商標));インターフェロンアルファ-2b(IntronA(登録商標));イリノテカン(Camptosar(登録商標));レナリドマイド(Revlimid(登録商標));レトロゾール(Femara(登録商標));ロイコボリン(Wellcovorin(登録商標)、Leucovorin(登録商標));酢酸ロイプロリド(Eligard(登録商標));レバミゾール(Ergamisol(登録商標));ロムスチン、CCNU(CeeBU(登録商標));メクロレタミン、ナイトロジェンマスタード(Mustargen(登録商標));酢酸メゲストロール(Megace(登録商標));メルファラン、L-PAM(Alkeran(登録商標));メルカプトプリン、6-MP(Purinethol(登録商標));メスナ(Mesnex(登録商標));メスナ(Mesnextabs(登録商標));メトトレキサート(Methotrexate(登録商標));メトキサレン(Uvadex(登録商標));マイトマイシンC(Mutamycin(登録商標));ミトタン(Lysodren(登録商標));ミトキサントロン(Novantrone(登録商標));フェンプロピオン酸ナンドロロン(Durabolin-50(登録商標));ネララビン(Arranon(登録商標));ノフェツモマブ(Verluma(登録商標));オペルベキン(Neumega(登録商標));オキサリプラチン(Eloxatin(登録商標));パクリタキセル(Paxene(登録商標));パクリタキセル(Taxol(登録商標));パクリタキセルタンパク質結合粒子(Abraxane(登録商標));パリフェルミン(Kepivance(登録商標));パミドロネート(Aredia(登録商標));ペガデマーゼ(Adagen(PegademaseBovine)(登録商標));ペガスパルガス(Oncaspar(登録商標));ペグフィルグラスチム(Neulasta(登録商標));ペメトレキセド二ナトリウム(Alimta(登録商標));ペントスタチン(Nipent(登録商標));ピポブロマン(Vercyte(登録商標));プリカマイシン、ミトラマイシン(Mithracin(登録商標));ポルフィマーナトリウム(Photofrin(登録商標));プロカルバジン(Matulane(登録商標));キナクリン(Atabrine(登録商標));ラズブリカーゼ(Elitek(登録商標));リツキシマブ(Rituxan(登録商標));リダフォロリムス;サルグラモスチム(Leukine(登録商標));サルグラモスチム(Prokine(登録商標));ソラフェニブ(Nexavar(登録商標));ストレプトゾシン(Zanosar(登録商標));マレイン酸スニチニブ(Sutent(登録商標));タルク(Sclerosol(登録商標));タモキシフェン(Nolvadex(登録商標));テモゾロミド(Temodar(登録商標));テニポシド、VM-26(Vumon(登録商標));テストラクトン(Teslac(登録商標));チオグアニン、6-TG(Thioguanine(登録商標));チオテパ(Thioplex(登録商標));トポテカン(Hycamtin(登録商標));トレミフェン(Fareston(登録商標));トシツモマブ(Bexxar(登録商標));トシツモマブ/I-131トシツモマブ(Bexxar(登録商標));トラスツズマブ(Herceptin(登録商標));トレチノイン、ATRA(Vesanoid(登録商標));ウラシルマスタード(Uracil Mustard Capsules(登録商標));バルルビシン(Valstar(登録商標));ビンブラスチン(Velban(登録商標));ビンクリスチン(Oncovin(登録商標));ビノレルビン(Navelbine(登録商標));ボリノスタット(Zolinza(登録商標))、及び、ゾレドロネート(Zometa(登録商標))、又は、それらの薬学的に許容される塩。
【0230】
本発明の化合物を製造する方法
以下の実施例は、本発明がさらに充分に理解されるように提供されている。別途示されていない限り、出発物質は市販されている。それらは、決して本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
【0231】
本発明の化合物を調製するための幾つかの方法について、以下のスキーム及び実施例で説明する。出発物質及び中間体は、購入するか、既知手順から製造するか、又は、別の形で説明されている通りである。式Iで表される化合物へと至るいくつかの頻繁に使用される経路についても、下記スキームによって説明する。反応を促進するために又は望ましくない反応生成物を回避するために、場合により、反応スキームの段階を実施する順序を変えることができる。立体異性体に関して、エナンチオマーAは、分離の時点でより早く/先に溶出するエナンチオマーを示しており、及び、エナンチオマーBは、分離の時点でより遅く/後で溶出するエナンチオマーを示しており、この命名法は、その後の中間体及び最終化合物が同一又は反対の溶出順序を有する可能性に関わらず、所定のエナンチオマーシリーズについての残りの合成手順を通して維持される。
【0232】
【0233】
LCMS条件:カラム:ACQUITY UPLC-QDa BEH C18、1.7mm、2.1×50mm. 溶媒系:A:水(0.1%FA)、B:ACN(0.1%)FA。
勾配条件:1.7分で、10-90%B、総実行時間 2.4分。
一般的な合成スキーム
本発明について上記で記載した特定の例に関連して説明してきたが、その多くの代替、修正及び変形は、当業者には明らかであろう。場合によっては、当該反応を促進するため又は望ましくない反応生成物を回避するために、その反応スキームの段階を実施する順序を変更してもよい。そのような全ての代替、修正及び変形は、本発明の精神及び範囲の中に含まれることが意図されている。
[全体スキーム]
【化26】
式(I)で表される化合物は、(1-1)から調製し、R
1-ボロン酸又はエステルとのC-Cカップリングによって(1-2)が得られた。N-置換化合物(1-3)は、アルキル置換基の場合はSN
2を介してR
2-Xを用いて調製し、又は、芳香族置換基の場合は銅が介在するC-Nカップリング(Chan-Lam or Buchwald N-arylation)によって調製した。(1-3)のケン化により、対応するカルボン酸(1-4)が得られ、その後の適切なアミンとのアミドカップリングにより、全体スキームに記載されているように、式(I)で表される化合物が得られた。一部の例では、当該合成を容易にするために段階の順序を変更することができる。
中間体
中間体1
2-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
【化27】
【0234】
段階A: 2-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-1-フルオロベンゼン
0℃で、3-ブロモ-4-フルオロフェノール(10g、52.4mmol)、KOH(8.81g、157mmol)、MeCN(52.4mL)及び水(52.4mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、ジエチル(ブロモジフルオロメチル)ホスホネート(28.0g、105mmol)を添加した。その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、EtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の5%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 241 [M+1].
【0235】
段階B: 2-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
2-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-1-フルオロベンゼン(2g、8.30mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.53g、9.96mmol)、PdCl2(dppf)(1.36g、1.66mmol)及びジオキサン(16.6mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、KOAc(2.44g、24.9mmol)を添加した。その混合物を100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の5%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 289 [M+1].
【0236】
適切な試薬を用いて、中間体1に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0237】
【0238】
中間体6
5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン
【化28】
段階A: 5-フルオロ-4-ヨード-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン
NaH(480mg、12mmol)とDMSO(20mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、2,2,2-トリフルオロエタン-1-オール(1.0g、10mmol)を添加した。その混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、2,5-ジフルオロ-4-ヨードピリジン(4.1g、17mmol)を添加した。その混合物を2時間撹拌し、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO
4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をで精製して、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の10%EtOAc)標題化合物が得られた。LC/MS = 322 [M+1].
【0239】
段階B: 5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン
5-フルオロ-4-ヨード-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン(1.06g、3.3mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.67g、6.6mmol)、PdCl2(dppf)(242mg、0.33mmol)及びジオキサン(11mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、KOAc(0.97g、9.9mmol)を添加した。その混合物を100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の30%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 322 [M+1].
【0240】
適切な試薬を用いて、中間体6に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0241】
【0242】
中間体9
5-(ジフルオロメトキシ)-2-(ジフルオロメチル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン
【化29】
【0243】
段階A: 3-ブロモ-5-(ジフルオロメトキシ)ピコリンアルデヒド
3-ブロモ-5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチルピリジン(1.27g、5.3mmol)とジオキサン(11mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、SeO2(5.9g、53mmol)を添加した。その混合物を140℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、その混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の20%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 252 [M+1].
【0244】
段階B: 3-ブロモ-5-(ジフルオロメトキシ)-2-(ジフルオロメチル)ピリジン
0℃で、3-ブロモ-5-(ジフルオロメトキシ)ピコリンアルデヒド(1.14g、4.5mmol)とDCM(9mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、(ジエチルアミノ)硫黄トリフルオリド(2.4mL、18.1mmol)を添加した。その混合物室温で1時間を撹拌した。飽和水性NaHCO3を添加し、その水層をDCMで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の10%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 274 [M+1].
【0245】
段階C: 5-(ジフルオロメトキシ)-2-(ジフルオロメチル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン
3-ブロモ-5-(ジフルオロメトキシ)-2-(ジフルオロメチル)ピリジン(0.98g、3.6mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.82g、7.2mmol)、PdCl2(dppf)(263mg、0.36mmol)及びジオキサン(12mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、KOAc(1.06g、10.8mmol)を添加した。その混合物を100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の20%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 322 [M+1].
【0246】
中間体10
5-フルオロ-2-イソプロポキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン
【化30】
【0247】
段階A: 4-ブロモ-5-フルオロ-2-イソプロポキシピリジン
4-ブロモ-5-フルオロピリジン-2-オール(512mg、2.7mmol)、2-ヨードプロパン(400μL、4mmol)及びDCE(5.3mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、Ag2CO3(1.5g、5.3mmol)を添加した。その混合物を室温で16時間撹拌し、次いで、Celiteで濾過した。その粗製混合物を減圧下で濃縮し、その粗製生成物は、それ以上精製することなく使用した。LC/MS = 234 [M+1].
【0248】
段階B: 5-フルオロ-2-イソプロポキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン
4-ブロモ-5-フルオロ-2-イソプロポキシピリジン(600g、2.6mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.3g、5.1mmol)、PdCl2(dppf)(188mg、0.26mmol)及びジオキサン(8.5mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、KOAc(755mg、7.7mmol)を添加した。その混合物を100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の20%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 282 [M+1].
【0249】
中間体11
2-(3-(2,2-ジフルオロエトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
【化31】
【0250】
段階A: 1-(2,2-ジフルオロエトキシ)-3-ヨードベンゼン
3-ヨードフェノール(1.0g、4.6mmol)、2,2-ジフルオロエチル トリフルオロメタンスルホネート(1.95g、9.1mmol)及びDMF(9mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、Cs2CO3(5.9g、18.2mmol)を添加した。その反応混合物を18時間60℃に加熱した。その反応混合物を室温まで冷却し、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の10%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 285 [M+1].
【0251】
段階B: 2-(3-(2,2-ジフルオロエトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1-(2,2-ジフルオロエトキシ)-3-ヨードベンゼン(500mg、1.76mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(671mg、2.64mmol)、Pd(dppf)Cl2(258mg、0.35mmol)及びジオキサン(5.8mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、KOAc(691mg、7.04mmol)を添加した。その反応混合物を21時間100℃に加熱した。その反応混合物を室温まで冷却し、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の10%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 285 [M+1].
【0252】
適切な試薬を用いて、中間体11に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0253】
【0254】
中間体15
5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン
【化32】
【0255】
段階A: 5-ブロモ-6-メチルピリジン-3-オール
5-ブロモ-6-メチルピリジン-3-アミン(2g、10.69mmol)とHBF4(10mL、10.69mmol)と水(10mL)の混合物に亜硝酸ナトリウム(0.812g、11.76mmol)を0℃で添加した。得られた黄色がかった不均一な反応混合物を0℃で30分間撹拌した。水(5mL)を添加した後、その混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。LCMSは、所望の目的物が形成されたことを示した。その混合物をH2Oの中に注ぎ入れ、次いで、その混合物をEtOAc(×3)で抽出し、その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣を精製して、シリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)標題化合物(1.3g)が得られた。
LC/MS = 188 及び 190 [M+1].
【0256】
段階B: 3-ブロモ-5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチルピリジン
8mLの管に、5-ブロモ-6-メチルピリジン-3-オール(600mg、3.19mmol)、Cs2CO3(3119mg、9.57mmol)及びDMF(4mL)を25℃で装入した。次いで、その混合物にクロロジフルオロメタン(2759mg、31.9mmol)を通気させ、その反応物を60℃で15時間撹拌した。LCMSは、所望の目的物が形成されたことを示した。その混合物をH2Oの中に注ぎ入れ、次いで、その混合物をEtOAc(×3)で抽出し、その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。
LC/MS = 238 及び 240 [M+1].
【0257】
段階C: 5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン
8mLの管に、3-ブロモ-5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチルピリジン(330mg、1.386mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(528mg、2.080mmol)、酢酸カリウム(408mg、4.16mmol)、PdCl2(dppf)(101mg、0.139mmol)及び1,4-ジオキサン(3mL)を25℃で装入した。その混合物にN2を2分間通気させた。その環を密閉し、2時間80℃に加熱した。LCMSは、所望の目的物が形成されたことを示した。その混合物をH2Oの中に注ぎ入れ、次いで、その混合物をEtOAc(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣を質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%TFA調節剤含有))で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 204 [M+1] ((5-(ジフルオロメトキシ)-2-メチルピリジン-3-イル)ボロン酸).
【0258】
中間体16
1,1-ジフルオロプロパン-2-イル 1,1,2,2,3,3,4,4,4-ノナフルオロブタン-1-スルホネート
【化33】
【0259】
段階A: 1,1-ジフルオロプロパン-2-イル 1,1,2,2,3,3,4,4,4-ノナフルオロブタン-1-スルホネート
-78℃で、1,1-ジフルオロプロパン-2-オール(1.8mL、20.8mmol)とDCM(10.4mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、Et3N(2.9mL、20.8mmol)及びノンフルオロブタンスルホニルフルオリド(4.9mL、27.1mmol)を添加した。その混合物を室温で16時間撹拌し、次いで、飽和水性NaHCO3を添加した。その水層をDCMで3回抽出した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 379 [M+1].
【0260】
実施例
以下の実験手順は、本開示の特定の実施例の調製について詳述している。該実施例は、例証することのみを目的としており、決して本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
【0261】
実施例1
3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
【化34】
【0262】
段階A: メチル 3-ヨード-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
丸底フラスコに、メチル 4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(3.0g、16.7mmol)、NIS(5.6g、25.0mmol)及びDMF(33mL)を添加した。その反応混合物を80℃で30分間撹拌した。その反応混合物を、次いで、室温まで冷却し、飽和NaHCO3(aq)を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して飽和NaHCO3(aq)、水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の30%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 307 [M+1].
【0263】
段階B: メチル 3-(2-クロロフェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
メチル 3-ヨード-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(1.50g、4.90mmol)、(2-クロロフェニル)ボロン酸(0.92g、5.88mmol)、Pd(dppf)Cl2(0.36g、0.49mmol)、Na2CO3(1.04g、9.80mmol)及びジオキサン(12mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、水(12mL)を添加した。その反応混合物にN2を室温で5分間スパージし、次いで、45分間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の40%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 291 [M+1].
【0264】
段階C: メチル 3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
メチル 3-(2-クロロフェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(600mg、2.06mmol)とCu(OAc)2(562mg、3.10mmol)と(4-フルオロフェニル)ボロン酸(577mg、4.13mmol)をDCM(3.4mL)に溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、ピリジン(334uL、4.13mmol)を添加した。その反応混合物を空気に開放して24時間撹拌した。その反応混合物に水を添加し、DCMで3回抽出した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の10%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 385 [M+1].
【0265】
段階D: 3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸
メチル 3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(467mg、1.21mmol)をTHF(2.6mL)とMeOH(0.9mL)に溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、NaOH(971mg、24.3mmol)と水(2.6mL)からなる溶液を添加した。その反応混合物を2時間60℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を濃HClで酸性化してpH1とした。その反応混合物を、次いで、EtOAcで3回抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 371 [M+1].
【0266】
段階E: 3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-N-((S)-3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
3-(2-クロロフェニル)-1-(4-フルオロフェニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸(225mg、0.61mmol)をDMF(3.0mL)に溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、DIPEA(0.31mL、1.82mmol)、HATU(254mg、0.67mmol)及び(S)-3-アミノ-3-メチルテトラヒドロチオフェン 1,1-ジオキシド(100mg、0.67mmol)を添加した。その反応混合物を室温で16時間撹拌した。その混合物を濾過し、質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%FA調節剤含有))で精製して、標題化合物(Ex-1)が得られた。LC/MS = 502 [M+1]. DGAT2 IC50 (nm) = 37.9.
【0267】
その2つの立体異性体の混合物をキラル分取SFC(ICカラム、20%MeOH/CO2)で精製して、Ex-1a(より早く溶出)及びEx-1b(より遅く溶出)が得られた。Ex-1b: 1H NMR (600 MHz, クロロホルム-d) δ 7.56 - 7.49 (m, 2H), 7.46 (td, J = 5.7, 4.8, 2.9 Hz, 2H), 7.35 - 7.28 (m, 2H), 7.15 (t, J = 8.5 Hz, 2H), 5.90 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 3.60 (dd, J = 50.2, 13.8 Hz, 1H), 3.31 (dtd, J = 12.5, 8.3, 4.1 Hz, 1H), 3.20 (ddt, J = 12.3, 7.7, 3.6 Hz, 1H), 3.08 (dd, J = 16.0, 10.6 Hz, 1H), 3.03 (dd, J = 13.8, 8.2 Hz, 1H), 2.88 - 2.74 (m, 2H), 2.65 - 2.57 (m, 2H), 2.52 - 2.41 (m, 1H), 2.20 - 2.11 (m, 1H), 2.08 (dd, J = 24.8, 10.2 Hz, 1H), 1.87 (ddd, J = 21.8, 12.4, 8.6 Hz, 1H), 1.60 (d, J = 2.8 Hz, 5H). LC/MS = 502 [M+1].
【0268】
適切な試薬を用いて、実施例1に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0269】
【0270】
実施例21
(R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
【化35】
【0271】
段階A: (R)-3-(2-ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
(R)-メチル 3-ヨード-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(600mg、1.96mmol)、2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(567mg、1.96mmol)、Pd(dppf)Cl2(287mg、0.39mmol)、Na2CO3(623mg、5.88mmol)及びジオキサン(3.2mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、水(3.2mL)を添加した。その反応混合物にN2を室温で5分間通気させ、次いで、15分間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の40%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 342 [M+1].
【0272】
段階B: メチル (R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
メチル(R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(419mg、1.23mmol)、2-ヨードプロパン(417mg、2.46mmol)及びDMF(4.1mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、炭酸セシウム(1600mg、4.91mmol)を添加した。その反応混合物を100℃で15分間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の20%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 384 [M+1].
【0273】
段階 C: (R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸
メチル (R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(306mg、0.80mmol)、LiOH(76mg、3.2mmol)、THF(0.9mL)及びMeOH(0.9mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、H2O(0.9mL)を添加した。室温で10分間撹拌した後、その反応混合物を濃HClで酸性化して、pH1とした。その反応混合物を、次いで、EtOAcで3回抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 370 [M+1].
【0274】
段階 D: (R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
(R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸(140mg、0.38mmol)をDMF(3.8mL)に溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、DIPEA(0.3mL、1.9mmol)、HATU(173mg、0.46mmol)及び4-アミノ-4-メチルテトラヒドロ-2H-チオピラン 1,1-ジオキシド塩酸塩(76mg、0.38mmol)を添加した。その反応混合物を室温で25分間撹拌した。その反応混合物を濾過し、質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%FA調節剤含有))で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 515 [M+1]. 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 8.04 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.53 - 7.21 (t, J = 73.2 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 5.36 (s, 1H), 4.41 (p, J = 6.6 Hz, 1H), 3.14 - 3.04 (m, 2H), 3.03 - 2.93 (m, 3H), 2.93 - 2.80 (m, 2H), 2.76 - 2.51 (m, 5H), 2.26 (t, J = 12.3 Hz, 2H), 2.07 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.83 (td, J = 11.6, 5.8 Hz, 1H), 1.54 - 1.50 (m, 6H), 1.50 (s, 3H). DGAT2 IC50 (nM) = 43.8.
【0275】
適切な試薬を用いて、実施例21に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0276】
【0277】
実施例81
(R)-3-(2-フルオロ-5-イソプロポキシフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
【化36】
【0278】
段階A: メチル (R)-3-ヨード-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
メチル (R)-3-ヨード-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(3.0g、9.8mmol)と2-ヨードプロパン(3.3g、6.5mmol)、Cs2CO3(12.8g、39.2mmol)の混合物に、DMF(20mL)を添加した。その混合物を100℃で30分間撹拌した。その反応混合物を室温まで冷却し、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の20%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 349 [M+1].
【0279】
段階 B: (R)-3-ヨード-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸
メチル (R)-3-ヨード-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(3.4g、9.8mmol)とLiOH(0.94g、39.3mmol)とTHF(10.5mL)とMeOH(10.5mL)の混合物に水(10.5mL)を添加した。その混合物を室温で25分間撹拌し、次いで、1N HCl(aq.)で酸性化して、pH1とした。その混合物を、次いで、EtOAcで抽出し、水及びブラインで洗浄し、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、揮発性物質を蒸発させて、標題化合物が得られた。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 335 [M+1].
【0280】
段階 C: (R)-3-ヨード-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
DMF(13mL)中の(R)-3-ヨード-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸(3.1g、9.3mmol)の混合物に、HATU(4.2g、11.2mmol)、DIPEA(6.5mL、37.2mmol)を添加し、次いで、3-アミノ-3-メチルチエタン 1,1-ジオキシド塩酸塩(1.76g、10.2mmol)を添加した。その混合物室温で15分間を撹拌した。次いで、水を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の70%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 452 [M+1].
【0281】
段階 D: (R)-3-(2-フルオロ-5-イソプロポキシフェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
(R)-3-ヨード-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド(100mg、0.22mmol)、(5-エトキシ-2-フルオロフェニル)ボロン酸(61mg、0.33mmol)、Pd(dppf)Cl2(36mg、0.04mmol)、Na2CO3(70.5mg、0.67mmol)及びジオキサン(1.1mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、水(1.1mL)を添加した。その反応混合物にN2を室温で5分間スパージし、次いで、15分間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、その混合物を濾過し、質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%FA調節剤含有))で精製して、標題化合物(Ex-81)が得られた。LC/MS = 478 [M+1]. 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 7.09 (dd, J = 5.9, 3.1 Hz, 1H), 7.03 - 6.98 (m, 1H), 6.82 (dt, J = 8.9, 3.6 Hz, 1H), 6.49 (s, 1H), 4.54 - 4.48 (m, 1H), 4.48 - 4.42 (m, 1H), 4.37 (td, J = 12.8, 12.3, 6.1 Hz, 2H), 3.97 (ddd, J = 26.4, 13.9, 2.4 Hz, 2H), 2.82 - 2.60 (m, 2H), 2.57 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 1.98 (q, J = 13.1, 9.9 Hz, 2H), 1.57 (s, 2H), 1.51 (dd, J = 33.0, 6.6 Hz, 6H), 1.35 - 1.29 (m, 6H). DGAT2 IC50 (nM) = 24.5.
【0282】
適切な試薬を用いて、実施例81に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0283】
【0284】
実施例104
(R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
【化37】
【0285】
段階A: メチル(R)-3-(5-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
(R)-メチル 3-(5-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(200mg、0.550mmol)をDMF(5mL)に溶解させた溶液に、2-ヨードプロパン(187mg、1.1mmol)及びCs2CO3(538mg、1.651mmol)を添加した。その混合物50℃で16時間を撹拌した。LCMSは、所望の生成物が形成されたことを示した。その混合物をH2Oの中に注ぎ入れ、次いで、その混合物をEtOAc(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 406 [M+1].
【0286】
段階B: メチル(R)-3-(5-ヒドロキシピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
MeOH(10mL)中の(R)-メチル 3-(5-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(170mg、0.419mmol)とPd/C(44.6mg、0.042mmol)の混合物を20℃で30分間撹拌した。LCMSは、所望の化合物が形成されたことを示した。その混合物を酢酸エチルの中に注ぎ入れ、フィルターに通し、次いで、その濾過ケーキを酢酸エチルに溶解させ、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物が得られた。LC/MS = 316 [M+1].
【0287】
段階C: メチル (R)-3-(5-(2-ブロモ-1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
10mLの管に、DMSO(2mL)中のCs2CO3(62mg、0.19mmol)と(R)-メチル 3-(5-ヒドロキシピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(40mg、0.127mmol)と1,2-ジブロモ-1,1,2,2-テトラフルオロエタン(0.033mL、0.254mmol)を装入した。次いで、その混合物を50℃で2時間撹拌した。LCMSは、所望の生成物が形成されたことを示した。その混合物をH2Oの中に注ぎ入れ、その混合物を酢酸エチル(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物が得られた。LC/MS = 494/496 [M+1].
【0288】
段階D: メチル (R)-1-イソプロピル-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
HOAc(5mL)中の(R)-メチル 3-(5-(2-ブロモ-1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-1-イソプロピル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(60mg、0.121mmol)と亜鉛(24mg、0.364mmol)の混合物を60℃で3時間撹拌した。LCMSは、所望の化合物が形成されたことを示した。その混合物をH2Oに溶解させた。その混合物に、pH=7になるまで、NaHCO3を添加した。次いで、その混合物を酢酸エチル(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物が得られた。LC/MS = 416 [M+1].
【0289】
段階E: (R)-1-イソプロピル-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸
MeOH(1mL)/水(1mL)/THF(1mL)の中のLiOH・H2O(15mg、0.36mmol)と(R)-メチル 1-イソプロピル-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(50mg、0.12mmol)の混合物を40℃で1時間撹拌した。LCMSは、所望の目的物が形成されたことを示した。その混合物を減圧下で濃縮し、H2Oに溶解させた。その混合物に、pH=5になるまで、HCl(水中1N)を添加した。次いで、その混合物を酢酸エチル(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物が得られた。LC/MS = 402 [M+1]
【0290】
段階F: (R)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
DMF(1mL)中の2-(3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イル)-1,1,3,3-テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(91mg、0.239mmol)とN-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(0.1mL、0.598mmol)と3-アミノ-3-メチルチエタン 1,1-ジオキシド(24.25mg、0.179mmol)と(R)-1-イソプロピル-3-(5-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸(48mg、0.120mmol)の混合物を25℃で30分間撹拌した。LCMSは、所望の生成物が形成されたことを示した。その残渣を質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%TFA調節剤含有))で精製して、EX-61が得られた。LC/MS = 519 [M+1]. 1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.70-8.89 (m, 2H), 8.45 (br s, 1H), 8.05 (s, 1H), 6.41-6.57 (m, 1H), 4.48-4.55 (m, 1H), 4.38-4.47 (m, 2H), 4.11-4.18 (m, 2H), 2.76-2.94 (m, 4H), 2.67-2.74 (m, 1H), 2.10-2.18 (m, 1H), 1.77-1.87 (m, 1H), 1.73 (s, 3H), 1.48 (d, J=6.60 Hz, 6H). ヒトDGAT2 IC50 = 1000 nM
【0291】
適切な試薬を用いて、実施例104に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0292】
【0293】
実施例107
(6R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
【化38】
【0294】
段階A: メチル (6R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-(3-オキソブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
メチル (R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(360mg、0.96mmol)、3-ブロモブタン-2-オン(218mg、1.45mmol)及びDMF(2.8mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、Cs2CO3(0.94g、2.89mmol)を添加した。その混合物を80℃で30分間撹拌した。その反応混合物を室温まで冷却し、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の0-70%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 444 [M+1].
【0295】
段階 B: (6R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-(3-オキソブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸
メチル (6R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-(3-オキソブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(329mg、0.74mmol)とLiOH(71mg、2.97mmol)からなる混合物に、THF(1.6mL)、MeOH(0.5mL)及び水(1.6mL)を添加した。その混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、濃HClで酸性化して、pH1とした。その混合物をEtOAcで抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄し、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、揮発性物質を蒸発させて、標題化合物が得られた。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 430 [M+1].
【0296】
段階C: (6R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸
0℃で、(6R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-(3-オキソブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸(319mg、0.74mmol)とTHF(4.9mL)からなる混合物に、メチルマグネシウムブロミド(1.5mL、4.5mmol、Et2O中3.0M)を添加した。その混合物を0℃で10分間撹拌した。水を添加し、その混合物を濃HClで酸性化して、pH1とした。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 446 [M+1].
【0297】
段階D: (6R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-N-(4-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
DCM(0.6mL)中の(6R)-3-(5-フルオロ-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-4-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸(100mg、0.23mmol)の混合物に、HATU(102mg、0.27mmol)、DIPEA(137μL、0.79mmol)を添加し、次いで、(4-アミノ-4-メチルテトラヒドロ-2H-チオピラン 1,1-ジオキシド塩酸塩(54mg、0.27mmol)を添加した。その混合物を室温で1時間撹拌した。その混合物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の0-80%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 591 [M+1].
【0298】
その2つの立体異性体の混合物をキラル分取SFC(OD-Hカラム、25%EtOH/CO
2)で精製して、Ex-107a(より早く溶出)及びEx-107b(より遅く溶出)が得られた。Ex-107a(より早く溶出):
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ 8.09 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.85 (q, 2H), 4.25 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 3.24 - 3.12 (m, 2H), 3.03 - 2.94 (m, 3H), 2.88 - 2.62 (m, 6H), 2.17 - 2.03 (m, 3H), 1.84 - 1.74 (m, 1H), 1.53 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.44 (s, 3H), 1.24 (s, 3H), 1.14 (s, 3H).
適切な試薬を用いて、実施例107に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【表9】
【0299】
実施例114
(6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-(2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
【化39】
【0300】
段階A: (6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(2-オキソシクロペンチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド(110mg、0.25mmol)、2-ブロモシクロペンタン-1-オン(81mg、0.50mmol)及びDMF(0.7mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、K2CO3(103mg、0.74mmol)を添加した。その混合物を60℃で24時間撹拌した。その反応混合物を室温まで冷却し、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0-70%EtOAc/ヘキサン)で直接精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 526 [M+1].
【0301】
段階 B: (6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-1-(2-ヒドロキシシクロペンチル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
0℃で、MeOH(1.2mL)中の(6R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(2-オキソシクロペンチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド(66mg、0.13mmol)の混合物に、水素化ホウ素ナトリウム(14mg、0.38mmol)を添加した。その混合物を0℃で1.5時間撹拌した。飽和水性NH4Clを添加し、その混合物をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その4つの立体異性体の混合物をキラル分取SFC(段階1:Lux-Cellulose-4カラム、25%MeOH/CO2、段階2:AD-H、35%EtOH/CO2)で精製して、Ex-114a(1番目に溶出)、Ex-114b(2番目に溶出)、Ex-114c(3番目に溶出)、Ex-114d(4番目に溶出)が得られた。Ex-114a: 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.31 (dd, J = 5.8, 2.9 Hz, 1H), 7.23 - 7.14 (m, 2H), 6.80 (t, J = 74.0 Hz, 1H), 4.48 - 4.41 (m, 3H), 4.41 - 4.34 (m, 1H), 4.20 - 4.12 (m, 2H), 3.02 (dd, J = 15.8, 5.4 Hz, 1H), 2.83 (dd, J = 15.8, 10.4 Hz, 1H), 2.72 (tdd, J = 11.4, 5.4, 2.5 Hz, 1H), 2.61 - 2.53 (m, 2H), 2.23 - 2.16 (m, 2H), 2.16 - 2.04 (m, 2H), 1.97 - 1.82 (m, 2H), 1.79 - 1.72 (m, 4H), 1.72 - 1.62 (m, 1H).
【0302】
適切な試薬を用いて、実施例114に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0303】
【0304】
実施例115
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(メチルスルホニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
【化40】
【0305】
段階A: (R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1-(メチルスルホニル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
(R)-3-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロフェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド(60.0mg、0.14mmol)とDMF(0.5mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、0℃で、NaH(21.7mg、0.54mmol)を添加した。その反応混合物を0℃で5分間撹拌した。メタンスルホニルクロリド(62.0mg、0.54mmol)を添加し、その反応混合物を室温で30分間撹拌した。水を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0-70%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 522 [M+1]. 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 7.39 (dd, J = 5.7, 2.9 Hz, 1H), 7.22 - 7.12 (m, 2H), 6.51 (t, J = 73.4 Hz, 1H), 5.93 (s, 1H), 4.50 - 4.37 (m, 2H), 4.16 - 4.08 (m, 2H), 3.38 (s, 3H), 3.29 (dd, J = 18.3, 5.8 Hz, 1H), 3.16 (dd, J = 17.8, 9.4 Hz, 1H), 2.67 - 2.55 (m, 3H), 2.13 - 2.03 (m, 1H), 1.89 - 1.84 (m, 1H), 1.82 (s, 3H). DGAT2 IC50 (nm) = 107.5.
【0306】
適切な試薬を用いて、実施例115に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。この化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0307】
【0308】
実施例117
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
【化41】
【0309】
段階A: メチル-3-オキソ-5-(2-トシルヒドラゾノ)シクロヘキサン-1-カルボキシレート
メチル 3,5-ジオキソシクロヘキサン-1-カルボキシレート(3.3g、19.2mmol)、4-メチルベンゼンスルホノヒドラジド(3.6g、19.2mmol)及びMeOH(38mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、5滴の硫酸を添加した。その反応混合物を室温で16時間撹拌した。その反応混合物を濾過し、沈澱物を収集した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 339 [M+1].
【0310】
段階B: メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
メチル-3-オキソ-5-(2-トシルヒドラゾノ)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(1.5g、4.3mmol)、3-(ジフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(0.8g、4.8mmol)、ピペリジン(0.47mL、4.78mmol)及びDMSO(11mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、酢酸(0.03mL、0.43mmol)を添加した。その反応混合物を100℃で10分間撹拌した。その反応混合物を室温まで冷却し、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の50%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 337 [M+1].
【0311】
段階C: メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(600mg、1.78mmol)、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル 4-メチルベンゼンスルホネート(915mg、3.57mmol)及びDMF(8.9mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、Cs2CO3(2.32g、7.14mmol)を添加した。その反応混合物を100℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加した。その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の50%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 421 [M+1].
【0312】
段階D: メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロスピロ[インダゾール-4,2’-[1,3]ジチオラン]-6-カルボキシレート
メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(350mg、0.83mmol)、エタン-1,2-ジチオール(0.21mL、2.49mmol)及びDCM(4.2mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、三フッ化ホウ素酢酸錯体(0.35mL、2.49mmol)を添加した。その反応混合物を室温で1時間撹拌し、飽和水性NaHCO3を添加した。その水層をDCMで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の40%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 497 [M+1].
【0313】
段階E: メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート
メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロスピロ[インダゾール-4,2’-[1,3]ジチオラン]-6-カルボキシレート(180mg、0.36mmol)、NIS(245mg、1.08mmol)及びDCM(3.6mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、-78℃で、ピリジン-HF(108mg、1.08mmol)をゆっくりと添加した。その反応混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで、0℃まで昇温させ、飽和水性NaHCO3を添加した。その水層をDCMで3回抽出した。その有機層を合して1M水性NaOH及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の50%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 443 [M+1].
【0314】
段階F: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸
メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキシレート(67mg、0.15mmol)、LiOH(14.5mg、0.60mmol)、THF(0.3mL)及びMeOH(0.1mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、水(0.3mL)を添加した。その反応混合物を室温で5分間撹拌し、次いで、濃HClで酸性化して、pH1とした。その反応混合物を、次いで、EtOAcで3回抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 429 [M+1].
【0315】
段階G: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボキサミド
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4-ジフルオロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-インダゾール-6-カルボン酸(55.6mg、0.13mmol)をDMF(0.6mL)に溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、DIPEA(0.11mL、0.65mmol)、HATU(59.2mg、0.16mmol)及び3-アミノ-3-メチルテトラヒドロチオフェン 1,1-ジオキシド(23.2mg、0.16mmol)を添加した。その反応混合物を室温で5分間撹拌した。その混合物を濾過し、質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%FA調節剤含有))で精製して、標題化合物(Ex-117)が得られた。LC/MS = 560 [M+1]. DGAT2 IC50 (nm) = 498.9.
【0316】
その2つの立体異性体の混合物をキラル分取SFC(ICカラム、40%EtOH(0.1%DEA)/CO2)で精製して、Ex-117a(より早く溶出)及びEx-117b(より遅く溶出)が得られた。Ex-117b: 1H NMR (600 MHz, クロロホルム-d) δ 7.85 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 6.58 (t, J = 73.9 Hz, 1H), 4.38 - 4.23 (m, 1H), 4.10 (d, J = 10.2 Hz, 2H), 3.84 (dd, J = 58.6, 13.8 Hz, 1H), 3.50 (p, J = 12.7, 12.0 Hz, 2H), 3.34 (dq, J = 59.8, 11.5, 11.1 Hz, 1H), 3.21 (td, J = 15.5, 10.3 Hz, 2H), 3.15 - 3.02 (m, 2H), 3.02 - 2.97 (m, 1H), 2.71 (dq, J = 34.5, 15.5, 15.0 Hz, 3H), 2.47 - 2.24 (m, 2H), 2.14 (p, J = 12.2 Hz, 1H), 1.87 (t, J = 14.0 Hz, 2H), 1.58 (d, J = 4.9 Hz, 3H). LC/MS = 560 [M+1].
【0317】
適切な試薬を用いて、実施例117に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0318】
【0319】
実施例118
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
【化42】
【0320】
段階A: メチル 2-(((1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)オキシ)メチル)アクリレート
DMF(17.5mL)中の1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-オール(3.0g、14.0mmol)とK2CO3(5.8g、42.0mmol)の混合物に、メチル 2-(ブロモメチル)アクリレート(2.5mL、21.0mmol)を添加した。その反応物を室温で1時間撹拌した。水を添加してその反応物をクエンチし、続いて、EtOAcを添加した。その層を分離し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合してMgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の10%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 313 [M + 1].
【0321】
段階B: 1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5-ジヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
室温で、Pd(OAc)2(0.29g、1.3mmol)、KOAc(1.89g、19.2mmol)及びアセチルバリン(0.41g、2.6mmol)を丸底フラスコに添加した。ジオキサン(14mL)を添加し、続いて、メチル 2-(((1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)オキシ)メチル)アクリレート(2.0g、6.4mmol)をDMA(28mL)に溶解させた溶液を添加した。還流冷却器を空気に開放したフラスコの上に配置した。その反応物を100℃に加熱し、その反応物を24時間撹拌した。その反応物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。ブライン及びEtOAcを添加し、その層を分離し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層をNa2SO4(s)で脱水し、濾過し、濃縮した。その残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の0-50%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 311 [M + 1].
【0322】
段階C: メチル 1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5-ジヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(100mg、0.32mmol)とMeOH(1.6mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、10%Pd/C(34.3mg、0.32mmol Pd)を添加した。その混合物にN2を10分間スパージし、次いで、その反応混合物の上にH2のバルーンを配置し、その反応混合物にH2をスパージし、その反応混合物を30℃に加熱し、2日間撹拌した。その混合物を、次いで、Celite(登録商標)で濾過し、そのCelite(登録商標)をメタノールで洗浄し、その濾液を減圧下で濃縮した。その粗製残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の0-50%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 313 [M + 1].
【0323】
段階D: メチル 1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(58mg、0.19mmol)をDCM(743μL)に溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、0℃で、TFA(143μL、1.86mmol)を添加した。その混合物を室温まで昇温させ、2時間撹拌した。その後、TFA(143μL、1.86mmol)を室温で添加し、その反応を継続させた。さらに3時間経過した後、TFA(71.5μL、0.93mmol)を室温で添加し、その反応を継続させた。さらに2時間経過した後、その反応物を減圧下で濃縮した。その粗製残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中の0-10%MeOH)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 183 [M + 1].
【0324】
段階E: メチル 3-ヨード-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(28mg、0.15mmol)をDMF(615μL)に溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、NIS(51.9mg、0.23mmol)を添加し、その反応物を1時間80℃に加熱した。その反応物を、次いで、室温まで冷却し、飽和水性NaHCO3でクエンチした。EtOAcを添加し、その層を分離し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合してMgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製残渣をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中の0-10%MeOH)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 309 [M + 1].
【0325】
段階F: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボン酸
メチル 3-ヨード-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(24mg、0.08mmol)、(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸(17.6mg、0.09mmol)、Pd(dppf)Cl2(5.7mg、7.8μmol)及びNa2CO3(16.5mg、0.16mmol)の混合物をN2下に置き、ジオキサン(195μL)及び水(195μL)を添加した。その混合物を1時間100℃に加熱した。その反応物を室温まで冷却し、水を添加し、そのpHを1N HClで2に調節した。その水層をEtOAcで3回抽出し、その有機層を合してMgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 311 [M + 1].
【0326】
段階G: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボン酸(24mg、0.08mmol)、HATU(32.4mg、0.09mmol)及び3-アミノ-3-メチルテトラヒドロチオフェン 1,1-ジオキシド(12.7mg、0.09mmol)をDMF(387μL)に溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、DIPEA(40.5μL、0.23mmol)を添加した。その反応物を室温で1時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。その粗製残渣を最初にフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の0-100%EtOAc)で精製し、次いで、再度、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中の0-10%MeOH)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 442 [M+ 1].
【0327】
段階H: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-(5-フルオロピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドテトラヒドロ-チオフェン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド(6mg、0.01mmol)、2-ブロモ-5-フルオロピリジン(3.6mg、0.02mmol)、(1S,2S)-N1,N2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(9.7mg、0.07mmol)、CuI(1.3mg、6.8μmol)及びジオキサン(400μL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、K3PO4(8.7mg、0.04mmol)を添加した。その反応物を1.5時間100℃に加熱した。その混合物を、次いで、室温まで冷却し、アセトンで稀釈し、直接フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の0-100%EtOAc)で精製して、標題化合物(Ex-118)が得られた。LC/MS = 537 [M + 1]. DGAT2 IC50 (nm) =0.44.
【0328】
適切な試薬を用いて、実施例118に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0329】
【0330】
実施例120
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
【化43】
【0331】
段階A: メチル 2-((4-ヒドロキシ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)メチル)アクリレート
メチル 2-(((1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)オキシ)メチル)アクリレート(9.6g、30.7mmol)とDMA(288mL)からなる溶液を120℃16時間撹拌した。室温まで冷却した後、水を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、Na2SO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 313 [M + 1].
【0332】
段階B: メチル 1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 2-((4-ヒドロキシ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)メチル)アクリレート(5g、16mmol)とトルエン(100mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、Cs2CO3(5.21g、16mmol)を添加した。その反応混合物を55℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、その反応混合物を濾過し、濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の15%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 313 [M+1].
【0333】
段階C: メチル 1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(2.2g、7.04mmol)とDCM(14mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、TFA(10.9mL、141mmol)を添加した。その反応混合物を室温で16時間撹拌した。その反応混合物を飽和水性NaHCO3及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 183 [M + 1].
【0334】
段階D: メチル 3-ヨード-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(0.97g、5.3mmol)とDMF(13mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、NIS(1.44g、6.4mmol)を添加した。その反応混合物を80℃で1.5時間撹拌した。室温まで冷却した後、飽和水性NaHCO3を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄し、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 309 [M+1].
【0335】
段階E: メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 3-ヨード-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(500mg、1.62mmol)、(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸(336mg、1.78mmol)、Pd(dppf)Cl2(238mg、0.33mmol)、Na2CO3(344mg、3.25mmol)及びジオキサン(8.1mL)からなる溶液を撹拌しながら、それに、水(8.1mL)を添加した。その反応混合物にN2を室温で5分間スパージし、次いで、5分間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、水を添加し、その混合物をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄し、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 325 [M+1].
【0336】
段階F: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボン酸
メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(197mg、0.6mmol)、LiOH(58mg、2.4mmol)、THF(1.0mL)、MeOH(1.0mL)及び水(1.0mL)の混合物に。その混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、濃HClで酸性化して、pH1とした。その混合物を、次いで、EtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄し、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、揮発性物質を蒸発させて、標題化合物が得られた。その粗製生成物は、精製することなく使用した。LC/MS = 311 [M+1].
【0337】
段階G: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
DMF(2.1mL)中の3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボン酸(193mg、0.62mmol)の混合物に、HATU(284g、0.75mmol)、DIPEA(543μL、3.1mmol)を添加し、次いで、3-アミノ-3-メチルチエタン 1,1-ジオキシド塩酸塩(128mg、0.75mmol)を添加した。その混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、水を添加し、その水層をEtOAcで3回抽出した。その有機層を合して水及びブラインで洗浄した。その有機層を、次いで、MgSO4(s)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その粗製生成物をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 428 [M+1].
【0338】
段階H: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,5,6,7-テトラヒドロピラノ[3,2-c]ピラゾール-6-カルボキサミド(157mg、0.37mmol)、2-ヨードプロパン(125mg、0.74mmol)、Cs2CO3(479mg、1.47mmol)の混合物に、DMF(1.2mL)を添加した。その混合物を100℃で15分間撹拌した。その反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%FA調節剤含有))で精製して、標題化合物(Ex-120)が得られた。LC/MS = 470 [M+1]. DGAT2 IC50 (nm) = 18.8.
【0339】
その2つの立体異性体の混合物をキラル分取SFC(AD-Hカラム、35%MeOH/CO2)で精製して、Ex-120a(より早く溶出)及びEx-120b(より遅く溶出)が得られた。1H NMR (500MHz, MeOD) δ 7.54 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.16 - 7.23 (m, 2H), 6.72 - 7.09 (m, 1H), 4.55 (td, J1 = 13.2 Hz, J2 = 6.6 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 14.8 Hz, 2H), 4.36 (br d, J = 11.1 Hz, 1H), 4.13 - 4.20 (m, 2H), 3.98 - 4.05 (m, 1H), 3.95 - 3.05 (m, 3H), 1.76 (s, 3H), 1.43 (dd, J1 = 15.8 Hz, J2 = 6.6 Hz, 6H).
【0340】
適切な試薬を用いて、実施例120に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0341】
【0342】
実施例126
3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
【化44】
【0343】
段階A: 1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-5-カルバルデヒド
1H-ピラゾール-5-カルバルデヒド(8.9g、93mmol)をアセトニトリル(180mL)に溶解させた溶液に、K2CO3(38.4g、278mmol)及び1-(クロロメチル)-4-メトキシベンゼン(21.76g、139mmol)を25℃で添加した。その混合物を25℃で16時間撹拌し、次いで、飽和NH4Clの中に注ぎ入れ、DCM(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 217 [M+1].
【0344】
段階B: (E)-メチル 2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-イル)アクリレート
メチル 2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(ジメトキシホスホリル)アセテート(9.62g、32.4mmol)の溶液に、-78℃で、1,1,3,3-テトラメチルグアニジンン(4.85g、42.1mmol)を添加した。その混合物を15分間撹拌し、次いで、1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-カルバルデヒド(7g、32.4mmol)を添加した。その反応物を-78℃で1時間撹拌し、及び、25℃で1.5時間撹拌した。その混合物を飽和NH4Clの中に注ぎ入れ、次いで、DCM(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 388 [M+1].
【0345】
段階C: メチル 3-(1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-イル)-2-オキソプロパノエート
(E)-メチル 2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-イル)アクリレート(11.9g、30.7mmol)をCH2Cl2(100mL)に溶解させた溶液に、TFA(60mL、779mmol)を0℃で添加した。その混合物を25℃で16時間撹拌した。LCMSは、その反応が完了したことを示した。その混合物を冷却し、溶媒を減圧下で蒸発させた。NaHCO3の飽和溶液をpHが8に達するまで添加し、その水相をDCM(×3)で抽出し、濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、粗製標題化合物が得られた。これは、直接次の段階で使用した。LC/MS = 389 [M+1].
【0346】
段階D: メチル 2-ヒドロキシ-3-(1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-イル)プロパノエート
メチル 3-(1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-イル)-2-オキソプロパノエート(9.8g、34.0mmol)をTHF(100mL)に溶解させた溶液に、N2雰囲気下、NaBH4(1.929g、51.0mmol)を0℃で添加した。その混合物を25℃で15分間撹拌し、次いで、飽和NH4Clの中に注ぎ入れ、DCM(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 291 [M+1].
【0347】
段階E: メチル 2-ヒドロキシ-3-(4-ヨード-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-イル)プロパノエート
メチル 2-ヒドロキシ-3-(1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-イル)プロパノエート(1g、3.44mmol)をDMF(10mL)に溶解させた溶液に、N2雰囲気下、NIS(1.162g、5.17mmol)を25℃で添加した。その混合物を25℃で6時間撹拌し、次いで、飽和NH4Clの中に注ぎ入れ、DCM(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 417 [M+1].
【0348】
段階F: メチル 2-ヒドロキシ-3-(1-(4-メトキシベンジル)-4-ビニル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパノエート
メチル 2-ヒドロキシ-3-(4-ヨード-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-3-イル)プロパノエート(1.4g、3.36mmol)をジオキサン(6mL)/水(2mL)に溶解させた溶液に、N2雰囲気下、カリウムビニルトリフルオロボレート(0.901g、6.73mmol)、K2CO3(1.395g、10.09mmol)及びPdCl2(dppf)(0.492g、0.673mmol)を添加した。その混合物を90℃で4時間撹拌した。その混合物を飽和NH4Clの中に注ぎ入れ、次いで、DCM(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 317 [M+1].
【0349】
段階G: メチル 4-ヒドロキシ-2-(4-メトキシベンジル)-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート 又は メチル 4-ヒドロキシ-1-(4-メトキシベンジル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 2-ヒドロキシ-3-(1-(4-メトキシベンジル)-4-ビニル-1H-ピラゾール-3-イル)プロパノエート(750mg、2.371mmol)をジオキサン(5mL)/水(1mL)に溶解させた溶液に、N2雰囲気下、2,6-ルチジン(0.552mL、4.74mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム(1014mg、4.74mmol)及び四酸化オスミウム(0.372mL、1.185mmol)を添加した。その混合物を50℃で1時間撹拌した。その混合物を飽和NH4Clの中に注ぎ入れ、、次いで、DCM(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。その残渣をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 319 [M+1].
【0350】
段階H: メチル 2-(4-メトキシベンジル)-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 4-ヒドロキシ-2-(4-メトキシベンジル)-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(400mg、1.257mmol)をTFA(2mL、26.0mmol)に溶解させた溶液に、N2雰囲気下、トリエチルシラン(1.606mL、10.05mmol)を添加した。その混合物を25℃で1時間撹拌した。その混合物を減圧下で蒸発させて、粗製生成物が得られた。その粗製生成物をシリカカラムクロマトグラフィー(0-100%EtOAc/ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 303 [M+1].
【0351】
段階I: メチル 2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 2-(4-メトキシベンジル)-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(200mg、0.662mmol)をTFA(0.051mL、0.662mmol)に溶解させた溶液を120℃で1時間撹拌した。その混合物を濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、粗製生成物が得られた。その粗製生成物を質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%TFA調節剤含有))で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 183 [M+1].
【0352】
段階J: メチル 3-ヨード-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(95mg、0.521mmol)をDMF(1mL)に溶解させた溶液に、N2雰囲気下、NIS(176mg、0.782mmol)を添加した。その混合物を60℃で1時間撹拌し、次いで、減圧下で蒸発させて、粗製生成物が得られた。その粗製生成物を質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%TFA調節剤含有))で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 309 [M+1].
【0353】
段階K: メチル 3-ヨード-1-イソプロピル-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート 及び メチル 3-ヨード-2-イソプロピル-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 3-ヨード-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(65mg、0.211mmol)をアセトニトリル(4mL)に溶解させた溶液に、Cs2CO3(206mg、0.633mmol)及び2-ヨードプロパン(179mg、1.055mmol)を添加した。その混合物を50℃で3時間撹拌し、次いで、濾過した。溶媒を減圧下で蒸発させて、粗製生成物が得られた。その粗製生成物を質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%TFA調節剤含有))で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 351 [M+1].
【0354】
段階L: メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート 及び メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-2-イソプロピル-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート
メチル 3-ヨード-1-イソプロピル-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(30mg、0.086mmol)とメチル 3-ヨード-2-イソプロピル-2,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(30.0mg、0.086mmol)をジオキサン(3mL)/水(0.5mL)に溶解させた溶液に、N2雰囲気下、Na2CO3(27.2mg、0.257mmol)、2-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(50.9mg、0.188mmol)及びPdCl2(dppf)(12.54mg、0.017mmol)を添加した。その混合物を80℃で3時間撹拌し、次いで、濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、粗製生成物が得られた。その粗製生成物を質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%TFA調節剤含有))で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 367 [M+1].
【0355】
段階M: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボン酸
メチル 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキシレート(23mg、0.063mmol)をMeOH(1mL)/水(0.2mL)に溶解させた溶液に、LiOH・H2O(3.01mg、0.126mmol)を室温で添加した。その溶液を25℃で3時間撹拌した。LCMSは、その反応が完了したことを示した。その混合物を減圧下で濃縮した。その残渣をH2Oに溶解させた。HCl(水中1N)をその混合物にpH=4になるまで添加した。次いで、その混合物をDCM(×3)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物が得られた。LC/MS = 353 [M+1].
【0356】
段階 N: 3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-N-(3-メチル-1,1-ジオキシドチエタン-3-イル)-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボキサミド
DCM(3mL)中の3-(3-(ジフルオロメトキシ)フェニル)-1-イソプロピル-1,4,6,7-テトラヒドロピラノ[4,3-c]ピラゾール-6-カルボン酸(18mg、0.051mmol)の混合物に、DIEA(0.027mL、0.153mmol)、HATU(38.9mg、0.102mmol)及び3-アミノ-3-メチルチエタン 1,1-ジオキシド(8.29mg、0.061mmol)を25℃で添加した。その混合物を25℃で2時間撹拌し、次いで、濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、粗製生成物が得られた。その粗製生成物を質量トリガー逆相HPLC(ACN/水(0.1%TFA調節剤含有))で精製して、標題化合物が得られた。LC/MS = 470 [M+1].
【0357】
その2つの立体異性体の混合物をキラルSFC(Phenomenex-Cellulose-2カラム、40%/60%エタノール/CO2)で精製して、以下のものが得られた。
【0358】
異性体EX-134a(より早く溶出): LC/MS = 470 [M+1]. 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 7.24 - 7.36 (m, 3H), 6.99 (dd, J1 = 7.3 Hz, J2 = 1.8 Hz, 1H), 6.56 - 6.88 (m, 1H), 4.85 - 4.96 (m, 2H), 4.41 - 4.48 (m, 3H), 4.06 - 4.16 (m, 3H), 3.03 - 3.07 (m, 1H), 2.72 (dd, J1 = 15.8 Hz, J2 = 10.8 Hz, 1H), 1.65 - 1.70 (m, 3H), 1.42 (dd, J1 = 10.1 Hz, J2 = 6.7 Hz, 6H). DGAT2 IC50 (nM) >10000 nM,
異性体EX-134b(より遅く溶出): LC/MS = 470 [M+1]. 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ 7.24 - 7.35 (m, 3H), 6.95 - 7.02 (m, 1H), 6.53 - 6.86 (m, 1H), 4.85 - 4.98 (m, 2H), 4.40 - 4.49 (m, 3H), 4.06 - 4.16 (m, 3H), 3.04 - 3.08 (m, 1H), 2.72 (dd, J1 = 15.8 Hz, J2 = 10.8 Hz, 1H), 1.68 (s, 3H), 1.43 (dd, J1 = 10.4 Hz, J2 = 6.7 Hz, 6H). DGAT2 IC50 (nM) = 7607 nM.
【0359】
最終化合物の構造は、2D NMRで確認した。
適切な試薬を用いて、実施例126に記載されている手順と同様の手順を使用して、以下の化合物を合成した。これらの化合物は、LC/MSによって特徴付けを行った。
【0360】
【0361】
アッセイ
昆虫細胞発現及び膜調製
振盪器インキュベータ内で、27℃で、10%加熱失活ウシ胎仔血清、1%Pluronic F-68及び0.14μg/mLの硫酸カナマイシンを含んでいるグレース(Grace)の昆虫細胞培地中で、Sf-9昆虫細胞を維持した。ヒトDGAT2を発現するタグのないバキュロウィルス(hDGAT2)で感染多重度(MOI)3で48時間にわたり感染させた後、細胞を回収した。細胞ペレットを、10mM Tris-HCl(pH7.5)、1mM EDTA、250mM ショ糖及び完全プロテアーゼ阻害薬カクテル(Sigma Aldrich)を含んでいる緩衝液に懸濁させ、氷上で超音波処理した。2000×gで15分間遠心分離することによって、細胞破片を除去した。膜画分を超遠心(100,000×g)によって単離し、同じ緩衝液に再懸濁させ、後で使用するために冷凍した(-80℃)。タンパク質濃度を、PierceTM BCA Protein Assay Kit(Thermo Fisher Scientific)を用いて測定した。ウサギ抗DGAT2抗体(Abcam、ab102831)及びロバ抗ウサギIgG H&L Alexa Fluor(登録商標) 647(Abcam、ab150075)で免疫ブロットし、その後、Typhoon FLA9000(GE Healthcare)を用いて検出することで、タンパク質レベルの発現を分析した。
LC/MS/MS分析法
LC/MS/MS分析は、Thermal FisherのLX4-TSQ Vantageシステムを用いて行った。このシステムは、Agilentバイナリ高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)ポンプ及びTSQ Vantage三連四重極MS/MS装置で構成されている。各サンプルについて、プレート内液-液抽出の上層の有機層からのサンプル2μLを、Thermo Betabasic C4カラム(2.1mm×20mm、粒径5μm)上に注入した。次に、以下の条件を用いて、サンプルを溶離させた: 移動相:イソプロパノール:アセトニトリル/10mM ギ酸アンモニウム=50/35/15(v/v/v)、流量:0.8mL/分、温度:25C。データは、加熱式エレクトロスプレーオン化(HESI)インターフェースを用いて陽性モードで獲得した。TSQ Vantage MS/MS装置についての操作パラメータは、以下のとおりであった: スプレー電圧3000V、キャピラリ温度280℃、気化器温度400℃、シースガス40任意単位、補助ガス10任意単位、S-レンズ165及び衝突ガス1.0mTorrであった。13C18-トリオレイン(Q1:920.8>Q3:621.3)及び内部標準13C21-トリオレイン(Q1:923.8>Q3:617.3)の標準基準材料(SRM)クロマトグラムを33秒間収集した。ピーク面積は、Xcalibur Quanソフトウェアによって積分した。反応で生成した13C18-トリオレインと内部標準13C21-トリオレインでスパイクしたものとの間の比を用いて、阻害パーセント及びIC50値を得た。化合物阻害パーセントを、以下の式によって計算した:
阻害%=1-[(化合物応答-低対照)/(高対照-低対照)]×100%
【0362】
強力な化合物を力価測定し、IC50を、4パラメータS字曲線フィッティング式によって計算した。
DGAT2酵素活性アッセイ
上記で記載した膜調製を使用し、酵素産物13C18-トリオレイン(13C-1,2,3-トリ(シス-9-オクタデセノイル)グリセロール)の量を測定することで、DGAT2活性を求めた。該アッセイは、ABgene 384ウェルアッセイプレートの中で、室温で、最終容量25μLで実施した。そのアッセイ混合物は、以下のものを含んでいた: アッセイ緩衝液(100mM Tris・Cl、pH7.0、20mM MgCl2、5%エタノール)、25μMのジオレイン、5μMの13Cオレオイル-CoA及び8ng/μLのDGAT2膜。
【国際調査報告】