(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-15
(54)【発明の名称】ソーラートラッカ光起電モジュール用の支持体
(51)【国際特許分類】
H02S 20/32 20140101AFI20240105BHJP
F16M 11/06 20060101ALI20240105BHJP
F16M 11/16 20060101ALI20240105BHJP
【FI】
H02S20/32
F16M11/06
F16M11/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023527341
(86)(22)【出願日】2021-10-27
(85)【翻訳文提出日】2023-06-23
(86)【国際出願番号】 ES2021070776
(87)【国際公開番号】W WO2022090602
(87)【国際公開日】2022-05-05
(32)【優先日】2020-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】ES
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522434923
【氏名又は名称】アイロン ゴメス ルシオ
(71)【出願人】
【識別番号】523162306
【氏名又は名称】ゴンザレス ソリア フアン カルロス
(71)【出願人】
【識別番号】522434901
【氏名又は名称】ボンジョチ マノネレス モントセラット
(71)【出願人】
【識別番号】522434912
【氏名又は名称】セグラ アルカイデ マリア ピラー
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100185269
【氏名又は名称】小菅 一弘
(72)【発明者】
【氏名】アイロン ゴメス ルシオ
(72)【発明者】
【氏名】ゴンザレス ソリア フアン カルロス
(72)【発明者】
【氏名】ボンジョチ マノネレス モントセラット
(72)【発明者】
【氏名】セグラ アルカイデ マリア ピラー
(57)【要約】
本発明は、ソーラートラッカ光起電モジュール用の支持体であって、このモジュール(1)は、光起電パネルを支持するように意図されたフレーム(2)によって制限され、トラッカは回転軸(3)を備え、この支持体は、前部(4)と後部(14)とを含み、前部(4)は、内側チャンバ(7)を画定する中空部分(6)であって、この中空部分(6)は、2つの側面(8)、これらの側面(8)間の上面(9)、及び下面(10)を含む中空部分(6)、上面(9)に対して垂直に突出するタブ(11)であって、このタブ(11)及び上面(9)は、それぞれの光起電モジュール(1)のフレーム(2)の一部分をそれぞれの側で支持するように意図されているタブ(11)、並びに中空部分(6)の2つの側面(8)上に位置する少なくとも2つの穴(13)を含み、上記後部(14)は、ハウジングであって、回転軸(3)を収容し、このハウジングを通して回転軸(3)を後部(14)に連結するように意図されたハウジング(15)、並びに接続部分(16)であって、この接続部分(16)及び穴(13)を貫通し、従って後部(14)を前部(4)に接続する少なくとも1つのピン(17)の挿入のために構成された接続部分(16)を含む支持体に関する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーラートラッカ光起電モジュール用の支持体であって、前記モジュール(1)は、光起電パネルを支持するように意図されたフレーム(2)によって制限され、前記トラッカは回転軸(3)を備え、前記支持体は、前部(4)と後部(14)とを含み、
前記前部(4)は、
内側チャンバ(7)を画定する中空部分(6)であって、前記中空部分(6)は、2つの側面(8)、前記側面(8)の間の上面(9)、及び下面(10)を含む中空部分(6)、
上面(9)に対して垂直に突出するタブ(11)であって、前記タブ(11)及び前記上面(9)は、それぞれの光起電モジュール(1)のフレーム(2)の一部分をそれぞれの側で支持するように意図されているタブ(11)、並びに
前記中空部分(6)の前記2つの側面(8)に位置する少なくとも2つの穴(13)
を含み、
前記後部(14)は、
ハウジング(15)であって、前記回転軸(3)を収容し、前記ハウジング(15)を通して前記回転軸(3)を前記後部(14)に連結するように意図されたハウジング(15)、
前記前部(4)の前記穴(13)と整列する少なくとも穴(16a)を有する接続部分(16)、並びに
前記前部(4)の前記穴(13)を通り、及び前記後部(14)の前記穴(16a)を通って挿入されると、前記前部(4)を前記後部(14)に接続する少なくとも2つのピン(17)
を含むことを特徴とする支持体。
【請求項2】
前記中空部分(6)の前記上面(9)及び前記タブ(11)のそれぞれの側に配置された少なくとも2つの接続タブ(12)を含み、前記少なくとも2つの接続タブ(12)は、前記光起電モジュール(1)の前記フレーム(2)の開口部に進入するように意図されている請求項1に記載の支持体。
【請求項3】
前記タブ(11)に垂直であり、前記タブ(11)の両側に突出する横断タブ(18)をさらに含む請求項1に記載の支持体。
【請求項4】
前記前部(4)は、前記穴(13)を貫通する前記ピン(17)によって互いに接続された2つの対称部分(4’、4”)から構成される請求項1に記載の支持体。
【請求項5】
各部分(4’、4”)は、前記ピン(17)を挿入する前の組立てを容易にするために、互いに嵌合し、前記部分(4’、4”)を接続するのに適した開口部(19)及び/又はタブ(19’)を前記下面(10)に含む請求項1に記載の支持体。
【請求項6】
前記中空部分(6)は、前記支持体と前記フレーム(2)との電気的導通のために前記フレーム(2)と接触するクランプの配置を意図した2つの中央開口部(20)を各側面(8)に含み、前記中央開口部(20)は、前記光起電モジュールのコネクタの導入も可能にする請求項1に記載の支持体。
【請求項7】
前記ピン(17)は、内側チャネルを画定する湾曲構成を有する請求項1に記載の支持体。
【請求項8】
前記内側チャンバ(7)は台形構成を有する請求項1に記載の支持体。
【請求項9】
前記ハウジング(15)は、矩形の回転軸(3)を収容してそれに連結するのに適した矩形構成を有する請求項1に記載の支持体。
【請求項10】
前記ハウジング(15)は、円形の回転軸(3)を収容するのに適した円形構成を有する請求項1に記載の支持体。
【請求項11】
前記後部(14)は、前記後部(14)の台形構成を有する請求項1に記載の支持体。
【請求項12】
前記後部(14)は四角形構成を有する請求項1に記載の支持体。
【請求項13】
前記後部(14)は、前記前部(4)に接続されるための接続部分(16)を有するU字形部分から構成され、前記接続部分(16)は、互いに向き合って延在し、穴(13)と整列して前記中空部分(6)のそれぞれの側面(8)に重なり合ってピン(17)の挿入を可能にする請求項1に記載の支持体。
【請求項14】
前記ピン(17)は、その表面に可撓性爪(17a)を有し、前記可撓性爪(17a)は、前記ピン(17)を前記穴(13)に挿入する作業中に固定され、前記可撓性爪(17a)が押されない限り前記ピン(17)の取り外しを防止する請求項1に記載の支持体。
【請求項15】
前記前部(4)は、少なくとも前記中空部分(6)の前記上面(9)の両端に、前記フレーム(2)への前記支持体の取り付けにおいて協働し、前記フレーム(2)にぴったりと嵌合する突出部(21)を有する請求項1に記載の支持体。
【請求項16】
複数の請求項1から請求項15のいずれか1項に記載のソーラートラッカ光起電モジュール用の支持体を含むソーラートラッカ光起電モジュールの列の設備であって、各支持体は前記回転軸(3)に連結され、各支持体は2つの光起電モジュール(1)を支持する、設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設備の分野に入る光起電(太陽光発電)モジュール用の支持体、及び光起電モジュール用、好ましくはソーラートラッカ又は任意の他のタイプの光起電設備用の支持体に関する。より具体的には、本発明は、光起電モジュールのフレームの一部を支持する前部と、光起電設備の回転軸に連結された前部に動作可能に接続された後部とを有する支持体を開示する。より具体的には、モジュール支持体は、所定の位置における回転軸への光起電モジュールの組立てに単純性及び速度を提供し、ロジスティクスを容易にし、その組立てのための構成要素を低減することに加えて、組立てを直感的にし、オペレータによるその機械的組立てにおけるエラーの可能性を伴わなくする。
【背景技術】
【0002】
ソーラーパネルの回転を可能にし、太陽の軌道に従ってソーラーパネルの位置を配向させ、北南水平回転軸の周りを枢動するソーラートラッカは、従来技術において公知である。回転運動の生成は、作動要素によって、通常は回転ビーム又は回転軸を回転させるモータによって行われる。ソーラートラッカでは、光起電パネルを支持し、回転ビームに沿って配置されたいくつかの接続セットによって回転ビームに接続される複数のベルトが設置される。
【0003】
しかしながら、これらの接続セットの設置のためには、モジュール及び回転ビームに対して接続セットを正確に調整するために、特殊で資格のある労働が必要とされる。加えて、組立てを実行するために特定のツールが必要とされ、接続セットは多数の部品を含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来技術において言及された問題のいくつかを解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
より具体的には、本発明は、ソーラートラッカ光起電モジュール用の支持体であって、このモジュールは、光起電パネルを支持するように意図されたフレームによって制限され、トラッカは回転軸を備え、この支持体は、前部と後部とを含み、
前部は、
内側チャンバを画定する中空部分であって、この中空内側部分は、2つの側面、これらの側面間の上面、及び下面を含む中空部分、
上面(9)に対して垂直に突出するタブであって、このタブ及び上面は、それぞれの光起電モジュールのフレームの一部分をそれぞれの側で支持するように意図されているタブ、並びに
上記中空部分の2つの側面に位置する少なくとも2つの穴
を含み、
後部は、
ハウジングであって、上記回転軸を収容し、このハウジングを通して上記回転軸を上記後部に連結するように意図されたハウジング、並びに
接続部分であって、この接続部分及び上記穴を貫通し、従って後部を前部に接続する少なくとも1つのピンの挿入のために構成された接続部分
を含む、支持体を記載する。
【0006】
上述の技術的要素を有する複数の支持体によって、複数の光起電モジュールは、直感的な組立てを前提として単純な方法で、オペレータによるその機械的組立てにおけるエラーの可能性を伴わずに、それぞれの回転軸に接続されることが可能で、ロジスティクスが容易になり、この設備の組立てに通常必要とされる構成要素が低減される。
【0007】
好ましい実施形態では、当該支持体は、中空部分の上面に配置された少なくとも2つの接続タブをさらに含み、この少なくとも2つの接続タブは、光起電モジュールの開口部に進入するように意図されている。その結果、上記中空部分は、タブのそれぞれの側に接続タブを備えることができる。
【0008】
好ましい実施形態では、中空部分は、4つの接続タブを含み、2つの接続タブが上記タブのそれぞれの側にある。
【0009】
好ましい実施形態によれば、接続タブは斜めであってもよい。
【0010】
当該支持体は、光起電モジュールを固定するために、上記タブの両側に突出するタブに垂直な横方向タブをさらに含んでもよい。
【0011】
有利には、前部は、側面の穴を貫通するピンによって接続された2つの対称部分から構成される。このように、ピンが挿入されると、中央部分が後部に連結され、前部を構成する両方の対称部分も連結される。
【0012】
好ましい実施形態では、各部は、ピンを挿入する前の組み立てを容易にするために、互いに嵌合し、上記部分を接続するのに適した開口部及び/又はタブを下面に含む。
【0013】
ピンは、内側チャネルを画定する湾曲構成を有することができる。
【0014】
加えて、中空部分は、支持体とフレームとの電気的導通のために各フレームと接触するクランプの配置を意図した2つの中央開口部を各側面に有することができ、この中央開口部は、光起電モジュールのコネクタの挿入も可能にする。
【0015】
同様に、内側チャンバは、好ましくは、モジュール及びソーラートラッキング(太陽光追跡)機構の重量により当該支持体が耐えなければならない荷重を支持しその荷重に対して材料を最適化するために台形構成(形状)を有する。
【0016】
後部のハウジングは、好ましくは、矩形の回転軸を収容してそれに連結するのに適した矩形構成を有する。
【0017】
あるいは、上記ハウジングは、円形の回転軸を収容するのに適した円形構成を有することができる。
【0018】
後部のハウジングの構成は、好ましい実施形態では四角形であるが、多角形、八角形又は円形等の任意の形状の断面を有することができる回転軸によって規定される。
【0019】
後部は、好ましくは台形構成を有する。しかしながら、上記断面の構成は、任意の他の多角形、八角形又は丸い形状であってもよい。
【0020】
後部と回転軸との接触面を増大させ、従って、後部と回転軸との間の接続における安定性及び安全性を増大させるために、後部は、ハウジングから回転軸の長手方向に延在するフィンを有することができる。
【0021】
任意選択で、後部は四角形の構成を有して、その中心でハウジングを画定することができ、後部は、前部に接続するための接続部分を有する単一のU字形の部分によって形成することができ、この接続部分は、ピンの挿入のために上記表面に設けられた穴と整列(一致)して、前部の中空部分のそれぞれの側面上に重なる。このように、前部と同じ幅を有する後部を構成する同じ部品が、回転軸におけるより大きい接触面を提供し、両者の接続の安定性が確保される。
【0022】
本発明の第2の態様は、複数の上述の実施形態のいずれかに係る光起電モジュール用の支持体を含む設備であって、上記支持体は、回転軸に連結され、フレームによって接続された複数の光起電モジュールをその横方向端部において支持し、その回転軸によってソーラートラッキング(太陽追尾)を行う光起電パネルの列を形成する、設備を開示する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
行われている説明を補完するために、また本発明の好ましい実用的な例示的実施形態に係る本発明の特徴をより良く理解するのを助ける目的で、図面のセットが説明の不可欠な部分として添付されている。以下の説明は例示的かつ非限定的な方法で示されている。
【
図1】
図1は、本発明の好ましい実施形態に係る、複数の支持体を含むソーラートラッキングを有する光起電設備の斜視図を示す。
【
図2】
図2は、
図1の支持体の分解図を示し、後部及び2つの対称部分を有する中央部分が示されている。
【
図3】
図3は、中空部分、及びソーラーモジュールを支持するタブを含む前部を示す支持体の好ましい実施形態の下方斜視図を示し、回転軸に連結される後部も観察される。
【
図4】
図4は、支持体の好ましい実施形態の上方斜視図を示し、回転軸に連結するためのハウジング、中空部分の穴、及び湾曲ピンを明確に示す。
【
図5】
図5は、回転軸に接続された支持体上に載置された2つの光起電モジュールを表す支持体の好ましい実施形態の断面図を示す。
【
図6】
図6は、前部が中空部分、及びソーラーモジュールを支持するタブを含む支持体の別の好ましい実施形態、並びに先行する図に示されるものとは異なる、回転軸に連結される後部の別の例示的な実施形態であって、後部が、この場合、四角形の構成を有する実施形態の側方斜視図を示す。
【
図7】
図7は、
図6に示される本発明の支持体の例示的な実施形態の上方斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下では、
図1~
図7を参照して、ソーラートラッカ光起電モジュール用の支持体の2つの好ましい例示的な実施形態が説明される。モジュール(1)は、光起電パネルを支持するように意図されたフレーム(2)によって制限され、トラッカは、回転軸(3)を備える。
【0025】
図1は、複数の本発明の好ましい実施形態に係る支持体を含むソーラートラッキングを有する光起電設備の斜視図を示す。
【0026】
図1は、各支持体が前部(4)を含み、次いで前部(4)が内側チャンバ(7)を画定する中空部分(6)を含むことを示す。
【0027】
同様に、各支持体は、前部(4)に動作可能に接続された後部(14)を含み、後部(14)はハウジング(15)を含み、このハウジング(15)は、回転軸(3)を収容し、ハウジング(15)を通して回転軸(3)を後部(14)に連結するように意図されている。
【0028】
図2は、好ましい実施形態における支持体の分解図を示し、中空部分(6)が2つの側面(8)と、その側面(8)の間の上面(9)とを含むことを詳細に示す。加えて、前部(4)は、上面(9)に対して垂直に突出するタブ(11)も含み、このタブ(11)及び上面(9)は、個々の光起電モジュール(1)におけるフレーム(2)のそれぞれの側の部分を支持するように意図されている。
【0029】
好ましい実施形態では、当該支持体は、タブ(11)の両側に突出する、タブに垂直な横方向タブ(18)をさらに含む。
【0030】
図2に見られるように、記載される好ましい実施形態では、前部(4)は、穴(13)を貫通するピン(17)によって互いに接続された2つの対称部分(4、4)から構成される。あるいは、前部(4)は単一の部品であってもよい。
【0031】
同様に、
図2及び
図3は、中空部分(6)が、前部(4)を後部(14)に接続し後部の接続部分(16)も貫通するピン(17)の挿入に適した、2つの側面(8)に位置する2つの穴(13)を備えることを示す。同様に、好ましい実施形態では、ピン(17)は、内側チャネルを画定する湾曲構成を有する。
【0032】
さらには、
図3は、各部品(4’、4)が、下面(10)に開口部(19)又はタブ(19)を含み、それらはピン(17)を挿入する前の組立てを容易にするために、互いに嵌合し、部品(4’、4)を接続するのに適していることを示す詳細図を提供する。
【0033】
図4は、上述の好ましい実施形態における支持体の好ましい実施形態の上方斜視図を示し、中空部分(6)は、中空部分(6)の上面(9)にタブ(11)のそれぞれの側に配置された少なくとも2つの接続タブ(12)を含み、この少なくとも2つの接続タブ(12)は、光起電モジュール(1)のフレーム(2)の開口部に進入するように意図されていることが分かる。
【0034】
図1~4から分かるように、当該支持体は、支持体とフレーム(2)との電気的導通のためにフレーム(2)と接触するクランプの配置を意図した2つの中央開口部(20)を各部分(4、4)の各側面(8)に含み、この中央開口部(20)は、光起電モジュールのためのコネクタの挿入も可能にする。
【0035】
同様に、ハウジング(15)は、矩形の回転軸(3)を収容してそれに連結するのに適した矩形の構成を有する。しかしながら、回転軸(3)は、多角形又は円形等、任意の形状であってもよく、ハウジング(15)は、回転軸又は回転ビーム(3)の形状を有しなければならない。
【0036】
図1~4は、好ましい実施形態において、後部(14)が台形構成の断面を有することを示す。
【0037】
次に、
図6及び
図7は、代替の実施形態において、どのように後部(14)が四角形の構成を有し、その中心においてハウジング(15)が画定されるかを示す。
【0038】
加えて、台形であり、後部(14)が、中空部分(6)の下面(10)に設けられたそれぞれの穿孔への接続部分(16)の挿入によって前部(4)に連結される2つの断面によって形成される
図1~
図4に示す例とは異なり、上述の
図6及び
図7に示すこの選択肢においては、後部(14)は、その幅が前部(4)の下面(10)の幅よりもわずかに大きくなるように単一のU字形部分によって形成され、前部(4)に接続するために、後部(14)の接続部分(16)が延長され、互いに対向し、穴(13)と整列して中空部分(6)のそれぞれの側面(8)上に重なり、ピン(17)の挿入を可能にする。
【0039】
さらに、
図6及び
図7に示されるが、
図1~
図4の例示的な実施形態に等しく適用可能である好ましい実施形態では、ピン(17)はその表面に可撓性爪(17a)を有し、この可撓性爪(17a)は、ピン(17)を穴(13)に挿入する作業中に固定され、可撓性爪(17a)が押されない限りピン(17)の取り外しを防止する。というのは、可撓性爪(17a)が穴から突出して係止(ロック)されると、ピン(17)の望ましくない摺動が防止されるからである。
【0040】
最後に、
図5は、回転軸(3)に取り付けられた支持体上に載置された2つの光起電モジュール(1)を示す断面図を示す。
図5は、中空部分(6)の上面(9)及び支持体の各前部(4)のタブ(11)のそれぞれの側に配置された接続タブ(12)に嵌合する光起電モジュール(1)のフレーム(2)の開口部を明確に示す。
【0041】
さらに、上記接続タブ(12)に加えて、前部(4)は、少なくとも中空部分(6)の上面(9)の両端に、フレーム(2)への支持体の取り付けにおいて協働し、フレーム(2)にぴったりと嵌合する突出部(21)を有する。
【国際調査報告】