(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-16
(54)【発明の名称】チャネル状態情報の非周期報告
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20240109BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240109BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/0446
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535905
(86)(22)【出願日】2021-12-01
(85)【翻訳文提出日】2023-06-13
(86)【国際出願番号】 US2021061484
(87)【国際公開番号】W WO2022146610
(87)【国際公開日】2022-07-07
(32)【優先日】2020-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】コシュネビサン、モスタファ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、イータオ
(72)【発明者】
【氏名】スン、ジン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、シャオシャ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE71
5K067LL11
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスについて説明される。いくつかのワイヤレス通信システムでは、ユーザ機器(UE)は、第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信し得る。UEは、1つまたは複数のチャネル状態情報(CSI)報告を送信するようにとの要求、およびCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信し得る。UEは、次いで、CSI報告を繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの一方または両方と多重化することによって、インジケーションに従ってCSI報告を送信し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することと、
前記基地局から、前記UEが1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信すべきであるという要求を受信することと、
前記基地局から、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が、繰り返しの前記第1のセットまたは繰り返しの前記第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信することと、
前記インジケーションに従って前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信することとを備える、方法。
【請求項2】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるという前記インジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第1のものを、繰り返しの前記第1のセット内の前記第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しと多重化することと、ここにおいて、前記第1の繰り返しが、繰り返しの前記第1のセット内の残りの繰り返しより前に送信される、
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第2のものを、繰り返しの前記第2のセット内の前記第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しと多重化することと、ここにおいて、前記第2の繰り返しが、繰り返しの前記第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信される、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを備えるコード化変調シンボルの第1の量が、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを備えるコード化変調シンボルの第2の量に等しい、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のアップリンク共有チャネル送信の前記第1の繰り返しに含まれる第1のアップリンク制御情報の第1のペイロードサイズが、前記第2のアップリンク共有チャネル送信の前記第2の繰り返しに含まれる第2のアップリンク制御情報の第2のペイロードサイズに等しく、
コード化変調シンボルの前記第1の量は、前記第1のペイロードサイズが前記第2のペイロードサイズに等しいことに少なくとも部分的に基づいて、コード化変調シンボルの前記第2の量に等しい、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のアップリンク共有チャネル送信および前記第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロックの不在、ならびに前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるという前記インジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセット中の繰り返しの量が2であると決定すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを前記第1の繰り返しと多重化することが、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを、前記第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された前記第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しと多重化することを備え、
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを前記第1の繰り返しと多重化することが、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを、前記第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された前記第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しと多重化することを備える、
請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のアップリンク共有チャネル送信の前記第1の繰り返しに含まれるアップリンク制御情報のペイロードサイズに少なくとも部分的に基づいて前記第1の量を決定することと、
前記第1の量を決定したことに少なくとも部分的に基づいて前記第2の量を選択することと
をさらに備える、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットまたは繰り返しの前記第2のセットのうちの1つと多重化されるべきであるという前記インジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告を、繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信された繰り返しの前記第1のセットまたは繰り返しの前記第2のセットからの繰り返しと多重化すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信することが、
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるという前記インジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第1の送信ビームを介して前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第1のものを備える前記第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを送信することと、
前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第2の送信ビームを介して前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第2のものを備える前記第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを送信することと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記基地局から、可能なチャネル状態情報報告設定のセットを示す無線リソース制御シグナリングを受信することをさらに備え、ここにおいて、前記UEが1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信すべきであるという前記要求が、前記可能なチャネル状態情報報告設定のうちの1つを示す、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記シグナリングを受信することと、前記要求を受信することとが、
ダウンリンク制御情報を受信することを備え、ここにおいて、前記ダウンリンク制御情報は、繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセットをスケジュールし、前記UEが1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信すべきであることを要求する、
請求項1に記載の方法。
【請求項12】
繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセットをスケジュールする前記シグナリングを受信することが、
繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセット中の繰り返しの量を示すダウンリンク制御情報または無線リソース制御シグナリングを受信すること
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)に、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信することと、
前記UEに、前記UEが1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信すべきであるという要求を送信することと、
前記UEに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が、繰り返しの前記第1のセットまたは繰り返しの前記第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信することと、
前記インジケーションに従って前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告を受信することと
を備える、方法。
【請求項14】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるという前記インジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの前記第1のセット内の前記第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第1のものを受信することと、ここにおいて、前記第1の繰り返しが、繰り返しの前記第1のセット内の残りの繰り返しより前に受信される、
繰り返しの前記第2のセット内の前記第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第2のものを受信することと、ここにおいて、前記第2の繰り返しが、繰り返しの前記第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信される、
をさらに備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを備えるコード化変調シンボルの第1の量が、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを備えるコード化変調シンボルの第2の量に等しい、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のアップリンク共有チャネル送信の前記第1の繰り返しに含まれる第1のアップリンク制御情報の第1のペイロードサイズが、前記第2のアップリンク共有チャネル送信の前記第2の繰り返しに含まれる第2のアップリンク制御情報の第2のペイロードサイズに等しく、
コード化変調シンボルの前記第1の量は、前記第1のペイロードサイズが前記第2のペイロードサイズに等しいことに少なくとも部分的に基づいて、コード化変調シンボルの前記第2の量に等しい、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセット中の繰り返しの量は、前記第1のアップリンク共有チャネル送信および前記第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロックの不在、ならびに前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるという前記インジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、2である、
請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを受信することが、前記第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信された前記第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを受信することを備え、
前記第1の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを受信することが、前記第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信された前記第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを受信することを備える、
請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットまたは繰り返しの前記第2のセットのうちの1つと多重化されるべきであるという前記インジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信された繰り返しの前記第1のセットまたは繰り返しの前記第2のセットからの繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告を受信すること
をさらに備える、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告を受信することが、
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるという前記インジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第1の送信ビームを介して前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第1のものを備える前記第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを受信することと、
前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第2の送信ビームを介して前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第2のものを備える前記第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを受信することと
を備える、請求項13に記載の方法。
【請求項21】
前記UEに、可能なチャネル状態情報報告設定のセットを示す無線リソース制御シグナリングを送信することをさらに備え、ここにおいて、前記UEが1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信すべきであるという前記要求が、前記可能なチャネル状態情報報告設定のうちの1つを示す、
請求項13に記載の方法。
【請求項22】
前記シグナリングを送信することと、前記要求を送信することとが、
ダウンリンク制御情報を送信することを備え、ここにおいて、前記ダウンリンク制御情報は、繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセットをスケジュールし、前記UEが1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信すべきであることを要求する、
請求項13に記載の方法。
【請求項23】
前記シグナリングを送信することが、
繰り返しの前記第1のセットおよび繰り返しの前記第2のセット中の繰り返しの量を示すダウンリンク制御情報または無線リソース制御シグナリングを送信すること
を備える、請求項13に記載の方法。
【請求項24】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、
基地局から、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することと、
前記基地局から、前記UEが1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信すべきであるという要求を受信することと、
前記基地局から、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が、繰り返しの前記第1のセットまたは繰り返しの前記第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信することと、
前記インジケーションに従って前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信することとを前記装置に行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項25】
前記命令は、
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるという前記インジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第1のものを、繰り返しの前記第1のセット内の前記第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しと多重化することと、ここにおいて、前記第1の繰り返しが、繰り返しの前記第1のセット内の残りの繰り返しより前に送信される、
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第2のものを、繰り返しの前記第2のセット内の前記第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しと多重化することと、ここにおいて、前記第2の繰り返しが、繰り返しの前記第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信される、
を前記装置に行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを前記第1の繰り返しと多重化することが、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを、前記第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された前記第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しと多重化することを備え、
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを前記第1の繰り返しと多重化することが、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを、前記第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された前記第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しと多重化することを備える、
請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを備えるコード化変調シンボルの第1の量が、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを備えるコード化変調シンボルの第2の量に等しい、請求項25に記載の装置。
【請求項28】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、
ユーザ機器(UE)に、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信することと、
前記UEに、前記UEが1つまたは複数のチャネル状態情報報告を送信すべきであるという要求を送信することと、
前記UEに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が、繰り返しの前記第1のセットまたは繰り返しの前記第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信することと、
前記インジケーションに従って前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告を受信することと
を前記装置に行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項29】
前記命令は、
前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告が繰り返しの前記第1のセットと繰り返しの前記第2のセットの両方と多重化されるべきであるという前記インジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの前記第1のセット内の前記第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第1のものを受信することと、ここにおいて、前記第1の繰り返しが、繰り返しの前記第1のセット内の残りの繰り返しより前に受信される、
繰り返しの前記第2のセット内の前記第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの第2のものを受信することと、ここにおいて、前記第2の繰り返しが、繰り返しの前記第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信される、
を前記装置に行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項28に記載の装置。
【請求項30】
前記第1の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを受信することが、前記第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信された前記第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第1のものを受信することを備え、
前記第1の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを受信することが、前記第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信された前記第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しとともに、前記1つまたは複数のチャネル状態情報報告のうちの前記第2のものを受信することを備える、
請求項29に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
[0001] 本特許出願は、それらの各々が本出願の譲受人に譲渡された、2020年12月28日に出願された「APERIODIC REPORTING OF CHANNEL STATE INFORMATION」と題するKHOSHNEVISANらによる米国仮特許出願第63/131,196号と、2021年11月30日に出願された「APERIODIC REPORTING OF CHANNEL STATE INFORMATION」と題するKHOSHNEVISANらによる米国特許出願第17/538,960号との利益を主張する。
【0002】
[0002] 以下は、チャネル状態情報(CSI:channel state information)の非周期報告(aperiodic reporting)を含む、ワイヤレス通信(wireless communication)に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM:discrete Fourier transform spread orthogonal frequency division multiplexing)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE:user equipment)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つもしくは複数の基地局(base station)または1つもしくは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【0004】
[0004] いくつかのワイヤレス通信システムは、異なるデバイスにおける1つまたは複数のアンテナアレイを使用した通信をサポートし得る。たとえば、ネットワークは、1つまたは複数の送信/受信ポイント(TRP)を使用してUEと通信し得、ここで、各TRPとUEとは、指向性ビームを形成するために1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。UEと1つまたは複数のTRPとの間の効率的な通信は、ネットワークスループット、レイテンシ、および信頼性を向上させるのに役立つことがあり、したがって、効率的な通信をさらに改善するための技法が望ましい。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 説明される技法は、チャネル状態情報(CSI)の非周期報告をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、および装置(apparatus)に関係する。様々な態様は、ユーザ機器(UE)と基地局との間の通信のための技法を提供し、これにおいて、UEは、異なる送信ビームによってアップリンク通信の複数の繰り返し(repetition)を送信して、アップリンク通信の成功した受信の尤度を向上させ得る。たとえば、基地局は、2つのサウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)リソースセット(resource set)(たとえば、2つの送信ビーム)に関連付けられた繰り返しを含む、アップリンク共有チャネル送信(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信)の繰り返しのスケジュールするシグナリング(signaling)を送信し得る。すなわち、PUSCH送信繰り返しは、第1のSRSリソースセットに関連付けられた繰り返しの第1のセット(a first set of repetitions)、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた繰り返しの第2のセット(a second set of repetitions)を含み得る。第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方によってPUSCH送信繰り返しを送信することによって、PUSCH送信の信頼性は、単一のSRSリソースセットを利用するPUSCH送信と比較したとき、より高くなり得る。
【0006】
[0006] 基地局は、UEが、基地局に1つまたは複数のCSI報告を送信することをさらに要求し得る。たとえば、基地局は、UEが、基地局に1つまたは複数の非周期CSI報告を送信することを示し得る。追加または代替として、基地局は、UEが1つまたは複数のCSI報告を(たとえば、異なるSRSリソースセットにそれぞれ関連付けられた)PUSCH送信繰り返しの第1のセットまたはPUSCH送信繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化(multiplex)すべきであるかどうか、あるいはUEが1つまたは複数のCSI報告をPUSCH送信繰り返しの第1のセットとPUSCH送信繰り返しの第2のセットの両方と多重化すべきであるかどうかを示し得る。すなわち、第1の例では、基地局は、UEが1つまたは複数のCSI報告をPUSCH送信繰り返しのセットのうちの1つと多重化すべきであることを示し得る。ここで、UEは、単一のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告を送信し得る。第2の例では、基地局は、UEが1つまたは複数のCSI報告をPUSCH繰り返しの両方のセットと多重化すべきであることを示し得る。ここで、UEは、第1のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告の第1の繰り返し(first repetition)を送信し得る。追加または代替として、UEは、第2のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告の第2の繰り返し(second repetition)を送信し得る。
【0007】
[0007] UEにおけるワイヤレス通信のための方法について説明される。方法は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信(first uplink shared channel transmission)の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信(second uplink shared channel transmission)の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することと、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求(request)を受信することと、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーション(indication)を受信することと、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信することとを含み得る。
【0008】
[0008] UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明される。装置は、プロセッサ(processor)と、プロセッサと電子通信しているメモリ(memory)と、メモリに記憶された命令(instruction)とを含み得る。命令は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することと、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信することと、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信することと、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信することとを装置に行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0009】
[0009] UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。装置は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信するための手段と、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信するための手段と、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信するための手段と、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信するための手段とを含み得る。
【0010】
[0010] UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することと、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信することと、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信することと、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信することとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0011】
[0011] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得るというインジケーションを受信したことに基づいて、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しと多重化することと、ここで、第1の繰り返しが、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に送信され得る、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しと多重化することと、ここで、第2の繰り返しが、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信され得る。
【0012】
[0012] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを第1の繰り返しと多重化することが、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信され得る第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しと多重化することを含み、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを第1の繰り返しと多重化することが、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信され得る第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しと多重化することを含む、ための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0013】
[0013] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含むコード化変調シンボル(coded modulation symbol)の第1の量(first quantity)は、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含むコード化変調シンボルの第2の量(second quantity)に等しい。
【0014】
[0014] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれる第1のアップリンク制御情報(first uplink control information)の第1のペイロードサイズ(first payload size)は、第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しに含まれる第2のアップリンク制御情報(second uplink control information)の第2のペイロードサイズ(second payload size)に等しく、コード化変調シンボルの第1の量は、第1のペイロードサイズが第2のペイロードサイズに等しいことに基づいて、コード化変調シンボルの第2の量に等しい。
【0015】
[0015] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれるアップリンク制御情報(uplink control information)のペイロードサイズ(payload size)に基づいて第1の量を決定することと、第1の量を決定したことに基づいて第2の量を選択することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0016】
[0016] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化され得るというインジケーションを受信したことに基づいて、1つまたは複数のCSI報告を、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信され得る繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットからの繰り返しと多重化すること。
【0017】
[0017] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告を送信することは、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得るというインジケーションを受信したことに基づいて、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1の送信ビーム(first transmission beam)を介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含む第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを送信することと、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2の送信ビーム(second transmission beam)を介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含む第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを送信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0018】
[0018] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、インジケーションを受信することは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得ることを示す無線リソース制御(RRC:radio resource control)シグナリングを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0019】
[0019] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、トリガ状態にそれぞれ関連付けられ得る複数のCSI報告グループのセットを示すRRCシグナリングを受信することと、所与のトリガ状態に関連付けられたCSI報告が、トリガ状態に基づいて、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得る、基地局から、トリガ状態のうちの1つを示すダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)を受信することと、ここで、DCIは、UEが1つまたは複数のCSI報告およびインジケーションを送信すべきであり得るという要求を含む、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0020】
[0020] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、インジケーションを受信することは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得ることを示すDCIを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0021】
[0021] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロック(transport block)の不在(absence)、ならびに1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得るというインジケーションを受信したことに基づいて、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量(a quantity of repetitions)が2であり得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0022】
[0022] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、可能なCSI報告設定のセットを示すRRCシグナリングを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであり得るという要求は、可能なCSI報告設定のうちの1つを示す。
【0023】
[0023] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、シグナリングを受信することと、要求を受信することとは、DCIを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、DCIは、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールし、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであり得ることを要求する。
【0024】
[0024] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することは、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量を示すDCIまたはRRCシグナリングを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0025】
[0025] 基地局におけるワイヤレス通信のための方法について説明される。方法は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信することと、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信することと、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信することと、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信することとを含み得る。
【0026】
[0026] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信することと、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信することと、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信することと、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信することとを装置に行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0027】
[0027] 基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。装置は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信するための手段と、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信するための手段と、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信するための手段と、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信するための手段とを含み得る。
【0028】
[0028] 基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信することと、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信することと、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信することと、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信することとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0029】
[0029] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得るというインジケーションを送信したことに基づいて、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信することと、ここで、第1の繰り返しが、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に受信され得る、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することと、ここで、第2の繰り返しが、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信され得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0030】
[0030] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信することが、第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信され得る第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信することを含み、第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することが、第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信され得る第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することを含む、ための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0031】
[0031] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含むコード化変調シンボルの第1の量は、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含むコード化変調シンボルの第2の量に等しい。
【0032】
[0032] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれる第1のアップリンク制御情報の第1のペイロードサイズは、第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しに含まれる第2のアップリンク制御情報の第2のペイロードサイズに等しく、コード化変調シンボルの第1の量は、第1のペイロードサイズが第2のペイロードサイズに等しいことに基づいて、コード化変調シンボルの第2の量に等しい。
【0033】
[0033] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化され得るというインジケーションを送信したことに基づいて、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信され得る繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットからの繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告を受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0034】
[0034] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告を受信することは、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得るというインジケーションを送信したことに基づいて、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含む第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを受信することと、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含む第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを受信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0035】
[0035] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、インジケーションを送信することは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得ることを示すRRCシグナリングを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0036】
[0036] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEに、トリガ状態にそれぞれ関連付けられ得る複数のCSI報告グループのセットを示すRRCシグナリングを送信することと、所与のトリガ状態に関連付けられたCSI報告が、UEによって、トリガ状態に基づいて、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得る、UEに、トリガ状態のうちの1つを示すDCIを送信することと、ここで、DCIは、UEが1つまたは複数のCSI報告およびインジケーションを送信すべきであり得るという要求を含む、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0037】
[0037] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、インジケーションを送信することは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得ることを示すDCIを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0038】
[0038] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量は、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロックの不在、ならびに1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化され得るというインジケーションを送信したことに基づいて、2であり得る。
【0039】
[0039] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEに、可能なCSI報告設定のセットを示すRRCシグナリングを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであり得るという要求は、可能なCSI報告設定のうちの1つを示す。
【0040】
[0040] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、シグナリングを送信することと、要求を送信することとは、DCIを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、DCIは、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールし、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであり得ることを要求する。
【0041】
[0041] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、シグナリングを送信することは、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量を示すDCIまたはRRCシグナリングを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【
図1】[0042] 本開示の態様によるチャネル状態情報(CSI)の非周期報告をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
【
図2】[0043] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す。
【
図3A】[0044] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする例示的なPUSCH送信構成を示す図。
【
図3B】本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする例示的なPUSCH送信構成を示す図。
【
図4】[0045] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするプロセスフローの一例を示す図。
【
図5】[0046] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイスのブロック図。
【
図6】本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイスのブロック図。
【
図7】[0047] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする通信マネージャのブロック図。
【
図8】[0048] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイスを含むシステムの図。
【
図9】[0049] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイスのブロック図。
【
図10】本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイスのブロック図。
【
図11】[0050] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする通信マネージャのブロック図。
【
図12】[0051] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイスを含むシステムの図。
【
図13】[0052] 本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする方法を示すフローチャート。
【
図14】本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする方法を示すフローチャート。
【
図15】本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする方法を示すフローチャート。
【
図16】本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0043】
[0053] いくつかのワイヤレス通信システムでは、ユーザ機器(UE)は、異なる送信ビームによってアップリンク通信の複数の繰り返しを使用して基地局と通信して、アップリンク通信の成功した受信の尤度を向上させ得る。いくつかの場合には、UEは、(たとえば、UEの送信ビームに関連付けられた)サウンディング基準信号(SRS)リソースセットから決定されたパラメータ(たとえば、アンテナポートの数、空間ドメインフィルタまたはビーム、レイヤのランクまたは数、あるいはそれらの任意の組合せ)に基づいて、アップリンク通信を送信し得る。たとえば、基地局は、2つのSRSリソースセット(たとえば、2つの送信ビーム)に関連付けられた繰り返しを含む、アップリンク共有チャネル送信(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信)の繰り返しのスケジュールするシグナリングを送信し得る。すなわち、PUSCH送信繰り返しは、第1のSRSリソースセットに関連付けられた繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた繰り返しの第2のセットを含み得る。第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方によってPUSCH送信繰り返しを送信することによって、PUSCH送信の信頼性は、単一のSRSリソースセットを利用するPUSCH送信と比較したとき、より高くなり得る。
【0044】
[0054] 基地局は、UEが、基地局に1つまたは複数のCSI報告を送信することをさらに要求し得る。たとえば、基地局は、UEが、基地局に1つまたは複数の非周期CSI報告を送信することを示し得る。追加または代替として、基地局は、UEが1つまたは複数のCSI報告を(たとえば、異なるSRSリソースセットにそれぞれ関連付けられた)PUSCH送信繰り返しの第1のセットまたはPUSCH送信繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化すべきであるかどうか、あるいはUEが1つまたは複数のCSI報告をPUSCH送信繰り返しの第1のセットとPUSCH送信繰り返しの第2のセットの両方と多重化すべきであるかどうかを示し得る。すなわち、第1の例では、基地局は、UEが1つまたは複数のCSI報告をPUSCH送信繰り返しのセットのうちの1つと多重化すべきであることを示し得る。ここで、UEは、単一のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告を送信し得る。第2の例では、基地局は、UEが1つまたは複数のCSI報告をPUSCH繰り返しの両方のセットと多重化すべきであることを示し得る。ここで、UEは、第1のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告の第1の繰り返しを送信し得る。追加または代替として、UEは、第2のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告の第2の繰り返しを送信し得る。
【0045】
[0055] 本開示の態様は、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストで説明される。本開示の態様は、次いで、PUSCH送信構成およびプロセスフローのコンテキストで説明される。本開示の態様は、さらに、CSIの非周期報告に関係する装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、それらを参照しながら説明される。
【0046】
[0056]
図1は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0047】
[0057] 基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115と基地局105とが1つまたは複数の通信リンク125を確立し得るカバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105とUE115とが1つまたは複数の無線アクセス技術による信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であり得る。
【0048】
[0058] UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散され得、各UE115は、固定、または移動、あるいは異なる時間にその両方であり得る。UE115は、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が
図1に示されている。本明細書で説明されるUE115は、
図1に示されているように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、または他のネットワーク機器)など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0049】
[0059] 基地局105は、コアネットワーク130と通信するか、または互いと通信するか、あるいはその両方であり得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、あるいはその両方で、バックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)互いと通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含み得る。
【0050】
[0060] 本明細書で説明される基地局105のうちの1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBまたはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、あるいは他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0051】
[0061] UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、または加入者デバイス、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスをも含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、例の中でも、器具、または車両、メーターなどの様々な物体中で実装され得る、他の例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含むか、またはそのように呼ばれることがある。
【0052】
[0062] 本明細書で説明されるUE115は、
図1に示されているように、時々リレーとして働き得る他のUE115、ならびに、例の中でも、マクロeNBまたはgNB、スモールセルeNBまたはgNB、あるいはリレー基地局を含む基地局105およびネットワーク機器など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0053】
[0063] UE115と基地局105とは、1つまたは複数のキャリアを介して1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指し得る。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域(たとえば、帯域幅部分(BWP))の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、収集シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアのための動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用したUE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0054】
[0064] キャリアを介して送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡張OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに増加させ得る。
【0055】
[0065] 基地局105またはUE115についての時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング期間を指し得る、基本的な時間単位の倍数単位で表現され得、ここで、Δfmaxは、サポートされる最大サブキャリア間隔を表し得、Nfは、サポートされる最大離散フーリエ変換(DFT)サイズを表し得る。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までにわたる)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0056】
[0066] 各フレームは、複数の連続的に番号を付けられたサブフレームまたはスロットを含み得、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有し得る。いくつかの例では、フレームは、(たとえば、時間ドメインにおいて)サブフレームに分割され得、各サブフレームは、いくつかのスロットにさらに分割され得る。代替的に、各フレームは、可変数のスロットを含み得、スロットの数は、サブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含んでいることがある。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存し得る。
【0057】
[0067] サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間ドメインにおける)最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中で)動的に選択され得る。
【0058】
[0068] 物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルと物理データチャネルとは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルの制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET))は、いくつかのシンボル期間によって定義され得、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって広がり得る。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)は、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索し得、各探索空間セットは、カスケード的に構成された1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおいて1つまたは複数の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補についてのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連するいくつかの制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))を参照し得る。探索空間セットは、複数のUE115に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有探索空間セットとを含み得る。
【0059】
[0069] いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110は重複し得るが、異なる地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種ネットワークを含み得る。
【0060】
[0070] ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信または低レイテンシ通信、あるいはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼機能、低レイテンシ機能、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含み得、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)など、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先順位付けを含み得、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用適用例のために使用され得る。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0061】
[0071] いくつかの例では、UE115は、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0062】
[0072] コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連する基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る、ユーザプレーンエンティティを通して転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためのIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0063】
[0073] 基地局105など、ネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティ140などの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
【0064】
[0074] ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲内の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境的特徴によってブロックまたはリダイレクトされ得るが、波は、マクロセルが、屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分に構造物を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの短波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられ得る。
【0065】
[0075] ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0066】
[0076] 基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つもしくは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つもしくは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0067】
[0077] 基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を活用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して、送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して、受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0068】
[0078] 空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を成形または誘導するために、送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、あるいは何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0069】
[0079] 基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、基地局105によって異なる方向において複数回送信され得る。たとえば、基地局105は、異なる送信方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0070】
[0080] 特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向において送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、異なる方向において基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、最高信号品質またはさもなければ許容できる信号品質でUE115が受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0071】
[0081] いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実施され得、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成ビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。UE115は、1つまたは複数のビーム方向についてのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告し得、フィードバックは、システム帯域幅または1つもしくは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局105は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、CSI基準信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向において複数回信号を送信するための、または、(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0072】
[0082] 受信デバイス(たとえば、UE115)は、基地局105から、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を受信するときに複数の受信構成(たとえば、指向性リスニング)を試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる指向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、または受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比(SNR)、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)において整合され得る。
【0073】
[0083] いくつかのワイヤレス通信システム100では、UE115は、異なる送信ビームによってアップリンク通信の複数の繰り返しを使用して基地局と通信して、アップリンク通信の成功した受信の尤度を向上させ得る。いくつかの場合には、UE115は、(たとえば、UE115の送信ビームに関連付けられた)SRSリソースセットから決定されたパラメータ(たとえば、アンテナポートの数、空間ドメインフィルタまたはビーム、レイヤのランクまたは数、あるいはそれらの任意の組合せ)に基づいて、アップリンク通信を送信し得る。たとえば、基地局105は、2つのSRSリソースセット(たとえば、2つの送信ビーム)に関連付けられた繰り返しを含む、アップリンク共有チャネル送信(たとえば、PUSCH送信)の繰り返しのスケジュールするシグナリングを送信し得る。すなわち、PUSCH送信繰り返しは、第1のSRSリソースセットに関連付けられた繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた繰り返しの第2のセットを含み得る。第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方によってPUSCH送信繰り返しを送信することによって、PUSCH送信の信頼性は、単一のSRSリソースセットを利用するPUSCH送信と比較したとき、より高くなり得る。
【0074】
[0084] 基地局105は、さらに、UE115が基地局105に1つまたは複数のCSI報告を送信するようにとの要求を送信し得る。たとえば、基地局105は、UE115が、基地局105に1つまたは複数の非周期CSI報告を送信することを示し得る。追加または代替として、基地局105は、UE115が1つまたは複数のCSI報告を(たとえば、異なるSRSリソースセットにそれぞれ関連付けられた)PUSCH送信繰り返しの第1のセットまたはPUSCH送信繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化すべきであるかどうか、あるいはUE115が1つまたは複数のCSI報告をPUSCH送信繰り返しの第1のセットとPUSCH送信繰り返しの第2のセットの両方と多重化すべきであるかどうかを示し得る。すなわち、第1の例では、基地局105は、UE115が1つまたは複数のCSI報告をPUSCH送信繰り返しのセットのうちの1つと多重化すべきであることを示し得る。ここで、UE115は、単一のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告を送信し得る。第2の例では、基地局105は、UE115が1つまたは複数のCSI報告をPUSCH繰り返しの両方のセットと多重化すべきであることを示し得る。ここで、UE115は、第1のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告の第1の繰り返しを送信し得る。追加または代替として、UE115は、第2のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信繰り返しと多重化された1つまたは複数のCSI報告の第2の繰り返しを送信し得る。
【0075】
[0085]
図2は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、
図1を参照しながら説明されたそれぞれのデバイスの例であり得る、基地局105-aとUE115-aとを含む。以下の図における特定のワイヤレスデバイス(たとえば、UE115、TRP、基地局105)への言及は説明の目的で提供されており、本明細書で特に言及されない異なるワイヤレスデバイスは、本明細書で説明されるものと互換的に使用され得ることを理解されたい。同様に、UE115-aによって実施される記載の動作は、場合によっては、基地局105-a(または基地局105-aに関連付けられたTRP)によって実施され得、その逆も同様である。
【0076】
[0086] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム200に示されている通信は、UE115-aが、基地局105-aからのCSI要求220に応答してCSIの非周期報告を実施する一例であり得る。CSI要求220を送信するより前に、基地局105-aは、UE115-aにPUSCHスケジューリングシグナリング210を送信し得る。いくつかの事例では、PUSCHスケジューリングシグナリング210は、アップリンク共有チャネル送信(たとえば、PUSCH送信)の1つまたは複数の繰り返しをスケジュールし得る。たとえば、PUSCHスケジューリングシグナリング210は、無線リソース制御(RRC)シグナリングであり得、(たとえば、pusch-AggregationFactor値を介して)PUSCH送信の繰り返しの量を半静的に構成し得る。別の例では、PUSCHスケジューリングシグナリング210は、RRCシグナリングであり得、(たとえば、時間ドメインリソース割振り(TDRA)テーブル内で)PUSCH送信の繰り返しの異なる可能な量を示し得る。ここで、PUSCHスケジューリングシグナリング210は、(たとえば、numberofrepetitions変数を介して)UE115-aがPUSCH送信の繰り返しの可能な量のうちのどれを使用すべきかを示すダウンリンク制御情報(DCI)またはメディアアクセス制御-制御要素(MAC-CE)をさらに含み得る。
【0077】
[0087] PUSCHスケジューリングシグナリング210は、PUSCH送信のためのPUSCH繰り返しのタイプをさらに構成し得る。たとえば、基地局105-aは、(たとえば、PUSCHスケジューリングシグナリング210を介して)PUSCH繰り返しのタイプを示し得、ここで、PUSCH送信の各繰り返しは、シンボル内のスロットの同じセットを介して送信される。たとえば、基地局105-aは、UE115-aが(たとえば、PUSCH繰り返しの量と同じである)シンボルの量内の第4から第10のスロットを介してPUSCH送信の各繰り返しを送信することを示し得る。別の例では、基地局105-aは、PUSCH繰り返しのタイプを示し得、ここで、各PUSCH繰り返しは連続する。たとえば、各PUSCH繰り返しは、スロット境界を横断するシンボルの連続するセットによって送信され得る。このタイプのPUSCH繰り返しでは、基地局105-aは、実際のPUSCH繰り返し送信の量とは異なり得る、名目PUSCH繰り返し送信の量を示し得る。ある場合には、名目PUSCH繰り返し送信は、スロット境界を横断するシンボルを含み得る。ここで、UE115-aは、単一の名目PUSCH繰り返しに対応する(たとえば、単一のスロットに関連付けられたシンボルにそれぞれ関連付けられた)2つの実際のPUSCH繰り返しを送信し得る。別の場合には、UE115-aは、(たとえば、半静的ダウンリンクシンボルにより、無効であるシンボルのインジケーションに基づいて、同期信号ブロック(SSB)シンボルにより、タイプ0-物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の制御リソースセット(CORESET)0に関連付けられたシンボルのために)名目PUSCH繰り返しに関連付けられたシンボルのうちの1つまたは複数が無効であり得ると決定し得る。ここで、実際のPUSCH繰り返しは、名目PUSCH繰り返しよりも少ないシンボルを含み得る。
【0078】
[0088] PUSCHスケジューリングシグナリング210は、PUSCH繰り返しが2つのSRSリソースセットに対応し得ることをさらに示し得る。たとえば、PUSCHスケジューリングシグナリング210は、2つのSRSリソースセットを示すDCIを含み得る。いくつかの場合には、2つのSRSリソースセットは、UE115-aの異なる送信ビーム205にそれぞれ関連付けられ得る。たとえば、送信ビーム205-aは第1のSRSリソースセットに関連付けられ得、送信ビーム205-bは第2のSRSリソースセットに関連付けられ得る。追加または代替として、各SRSリソースセットは、一意の送信電力制御パラメータに関連付けられ得る。PUSCHスケジューリングシグナリング210が、PUSCH繰り返しが2つのSRSリソースセットに対応することを示すとき、PUSCHスケジューリングシグナリング210は、第1のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH送信の繰り返しの第2のセットを構成し得る。
【0079】
[0089] いくつかの事例では、基地局105-aは、基地局105-aが複数のTRP、パネル、アンテナ、またはそれらの組合せに関連付けられた事例では、PUSCHが2つのSRSリソースセットに対応することを示すPUSCHスケジューリングシグナリング210を送信し得る。ここで、複数のSRSリソースセットを使用してPUSCH繰り返しを送信することは、単一のSRSリソースセットを使用してPUSCH繰り返しを送信することと比較したとき、PUSCH送信の信頼性を増加させ得る。すなわち、送信ビーム205-aによる第1のPUSCH繰り返しの送信がブロックされた(たとえば、基地局105-aが送信ビーム205-aからの送信を受信しない)場合、基地局105-aは、送信ビーム205-bによって送信された第2のPUSCH繰り返しを正常に受信し得る。
【0080】
[0090] 基地局105-aは、CSI報告設定215を送信し得る。たとえば、基地局105-aは、(たとえば、AperiodicTriggerStateListパラメータを使用して)RRCシグナリングによってCSI報告設定215のインジケーションを送信し得る。RRCシグナリングは、1つまたは複数の(たとえば、16までの)CSI報告設定(たとえば、CSI報告グループ)にそれぞれ関連付けられた(たとえば、128までの)トリガ状態の数を構成し得る。たとえば、各トリガ状態は、トリガ状態に関連付けられたCSI報告の量を示し得る。
【0081】
[0091] 基地局105-aは、CSI要求220を送信し得る。いくつかの場合には、CSI要求220は、UE115-aが基地局105-aに1つまたは複数のCSI報告230を送信すべきであることを要求し得る。CSI要求220は、MAC-CEを通してアクティブにされたトリガ状態のうちの1つを示し得る。たとえば、CSI要求220は、トリガ状態のうちの1つを示すアップリンクDCI中のフィールドであり得る。ここで、CSI要求220を含むアップリンクDCI内のフィールドのサイズは、基地局105-aが、構成されたトリガ状態のいずれかを示すことを可能にし得る。たとえば、基地局105-aが63個のトリガ状態を構成した場合、CSI要求220のフィールドは6ビットを含み得る。ここで、CSI要求220は、CSI要求220の各ビットが「0」である場合、CSI報告を要求しないことがある。
【0082】
[0092] 基地局105-aは、さらに、UE115-aに多重化インジケーション225を送信し得る。多重化インジケーション225は、UE115-aが、1つまたは複数の要求されたCSI報告230を、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化すべきであるかどうかを示し得る。一例では、基地局105-aは、RRCシグナリングを介して多重化インジケーション225を送信し得る。ここで、多重化インジケーション225は、帯域幅パートまたはサービングセルRRC構成で半静的に構成され得る。別の例では、多重化インジケーション225は、CSI要求220によって示されるトリガ状態に基づき得る。たとえば、基地局105-aは、トリガ状態のうちの1つを示すDCIを送信し得、各トリガ状態は、RRCシグナリングによって構成された多重化インジケーション225に関連付けられ得る。別の例では、基地局105-aは、DCIを介して多重化インジケーション225を送信し得る。すなわち、DCIは、UE115-aが、1つまたは複数の要求されたCSI報告230を、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化すべきであるかどうかを示すフィールド(たとえば、1ビットフィールド)を含み得る。
【0083】
[0093] 第1の例では、多重化インジケーション225は、UE115-aが1つまたは複数のCSI報告230を1つまたは複数のCSI報告230をPUSCH送信の繰り返しのセットのうちの1つと多重化すべきであることを示し得る。すなわち、基地局105-aは、第1のSRSリソースセットを使用してPUSCH送信の繰り返しの第1のセットを送信し、第2のSRSリソースセットを使用してPUSCH送信の繰り返しの第2のセットを送信するようにUE115-aを構成していることがある。追加または代替として、多重化インジケーション225は、UE115-aが(たとえば、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットのいずれかを使用して)PUSCH送信のセットのうちの1つを介して1つまたは複数のCSI報告230を送信すべきであることを示し得る。ここで、UE115-aは、SRSリソースセットのうちの1つに関連付けられたPUSCH送信上でCSI報告230を多重化し、送信ビーム205-aまたは送信ビーム205-bのいずれかを使用して(PUSCH送信と多重化された)CSI報告を送信し得る。
【0084】
[0094] 第2の例では、多重化インジケーション225は、UE115-aが1つまたは複数のCSI報告230をPUSCH送信の繰り返しのセットの両方と多重化すべきであることを示し得る。ここで、UE115-aは、1つまたは複数のCSI報告230の第1の繰り返しを(たとえば、第1のSRSリソースセットに関連付けられた)繰り返しの第1のセットからのPUSCH繰り返しと多重化し、1つまたは複数のCSI報告230の第2の繰り返しを(たとえば、第2のSRSリソースセットに関連付けられた)繰り返しの第2のセットからのPUSCH繰り返しと多重化し得る。UE115-aは、次いで、送信ビーム205-aを使用して(たとえば、繰り返しの第1のセットからのPUSCH繰り返しと多重化された)1つまたは複数のCSI報告230の第1の繰り返しを送信し、送信ビーム205-bを使用して(たとえば、繰り返しの第2のセットからのPUSCH繰り返しと多重化された)1つまたは複数のCSI報告230の第2の繰り返しを送信し得る。
【0085】
[0095] ある場合には、多重化インジケーション225は、UE115-aが1つまたは複数のCSI報告230をPUSCH送信の繰り返しのセットの両方と多重化すべきであることを示し得る。追加または代替として、PUSCHは、トランスポートブロックを有しないことがあり、(たとえば、DCIのUL-SCHパラメータが「0」に設定されたとき)DCI上のCSI要求フィールドによってスケジュールされ得る。ここで、UE115-aは、(たとえば、PUSCHスケジューリングシグナリング210が繰り返しの異なる量を示す場合でも)PUSCHの繰り返しの量が2であると仮定し得る。追加または代替として、UE115-aは、CSI報告230を2つのPUSCH繰り返しの両方と多重化することによって、2つのPUSCH繰り返しの両方の上でCSI報告230を送信し得る。いくつかの場合には、UE115-aは、さらに、2つのPUSCH繰り返しの実際の送信と、2つのPUSCH送信の名目送信が同じである(たとえば、セグメント化なし)と仮定し得る。
【0086】
[0096] 1つまたは複数のCSI報告230を2つのPUSCH繰り返しと多重化するために、UEは、DCIを介して基地局105-aによって示されるかまたは(たとえば、RRCシグナリングによって)半静的に構成されたパラメータ(たとえば、Betaoffsetパラメータ)に基づいて、アップリンク制御情報(UCI)(たとえば、CSI報告230)を符号化し、レートマッチングし得る。いくつかの場合には、1つまたは複数のCSI報告230の各繰り返しのサイズは、第1および第2のPUSCH繰り返しについて同じであり得る。しかしながら、2つのPUSCH繰り返しは、他のUCIの異なる量を含み得る。いくつかの場合には、これは、1つまたは複数のCSI報告230の各々のサイズに影響を及ぼし得る。
【0087】
[0097] ワイヤレス通信システム200の例では、UE115-aは、1つまたは複数のCSI報告230の各繰り返しのためのコード化変調シンボルの数(たとえば、リソース要素の数)が、各PUSCH繰り返しについて同じになることを保証し得る。ある場合には、各PUSCH繰り返し内の他のUCIペイロードのサイズは同じであり得、したがって、CSI報告230のサイズは、PUSCH繰り返しの間で同じになることが保証される。ここで、UE115-aは、両方のPUSCH繰り返しの持続時間が同じである(たとえば、各PUSCH繰り返しの実際の持続時間が同じである)とさらに仮定し得る。CSI報告230のサイズが同じであり、両方のPUSCH繰り返しの持続時間が同じである場合、UE115-aは、PUSCH繰り返しのうちの1つのためにCSI報告230に関連付けられたレイヤごとにコード化変調シンボル(たとえば、リソース要素の量)を決定し得、他のPUSCH繰り返しと多重化されたCSI報告230のためにリソース要素のその同じ量を使用し得る。いくつかの事例では、UE115-aは、より早く、より後で送信されるCSI報告230、CSI報告230に関連付けられたリソース要素の量(たとえば、より大きい量のリソース要素を有するCSI報告、より小さい量のリソース要素を有するCSI報告230)、CSI報告230の持続時間(たとえば、より長い持続時間を有するCSI報告230、より短い持続時間を有するCSI報告230)に基づいて、あるいはCSI報告230に関連付けられたSRSリソースセット(または対応する送信ビーム205)に基づいて、CSI報告230に関連付けられたリソース要素の量を使用し得る。CSI報告230のサイズが同じでないか、両方のPUSCH繰り返しの持続時間が同じでないか、またはその両方の例では、UE115-aは、CSI報告230のサイズがPUSCH繰り返しの間で同じになることを保証するために、CSI報告230を搬送するPUSCH繰り返しがいかなる他のUCIペイロードも搬送しなくてよいと決定し得る。
【0088】
[0098]
図3Aと
図3Bとは、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするPUSCH送信構成300の例を示す。たとえば、PUSCH送信構成300は、異なるSRSリソースセットによって送信され、1つまたは複数のCSI報告310を含む、PUSCH繰り返し305を含む例示的なPUSCH送信構成を示し得る。いくつかの例では、PUSCH送信構成300は、
図1と
図2とを参照しながら説明されたワイヤレス通信の態様を実装し得る。たとえば、両方のPUSCH送信構成300のために、基地局は、
図1と
図2とを参照しながら説明されたように異なるSRSリソースセットにそれぞれ関連付けられたPUSCH繰り返し305の2つのセットを(たとえば、RRCシグナリングによって、DCIによって)構成し得る。
【0089】
[0099] PUSCH送信構成300-aの例では、基地局は、第1のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH繰り返し305を送信することと、第2のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH繰り返し305を送信することとの間で切り替わるようにUEを構成し得る。PUSCH送信構成300-bの例では、基地局は、第2のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH繰り返し305を送信するより前に、第1のSRSリソースセットに関連付けられた各PUSCH繰り返し305を送信するようにUEを構成し得る。
【0090】
[0100] いずれかの構成300のために、基地局は、UEが、1つまたは複数のCSI報告310を、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットのいずれかに関連付けられたPUSCH繰り返し305のうちの1つと、あるいは第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方に関連付けられたPUSCH繰り返し305のうちの1つと多重化すべきであるかどうかをさらに示し得る。PUSCH送信構成300の第1の例では、基地局は、PUSCH繰り返し305を送信するUEに対して、1つまたは複数のCSI報告310が、第1のSRSリソースセットに関連付けられたPUSCH繰り返し305のうちの1つと多重化されるべきであることを示し得る。ここで、UEは、1つまたは複数のCSI報告310をSRSリソースセット内で最も早いPUSCH繰り返し305と多重化し得る。いくつかの場合には、第1のまたは最も早い実際のPUSCH繰り返し305は、第1のまたは最も早い名目PUSCH繰り返し305とは異なり得る。ここで、UEは、CSI報告310を第1のまたは最も早いPUSCH繰り返し305と依然として多重化し得る。たとえば、UEは、各SRSリソースセットに関連付けられた第1のPUSCH繰り返し305が、1つのシンボルよりも大きい持続時間を有すると仮定し得る。PUSCH送信構成300-aの場合、UEは、1つまたは複数のCSI報告310-aを、第1のSRSリソースセット内の第1の(たとえば、最も早い)PUSCH繰り返し305-aであり得るPUSCH繰り返し305-aと多重化し得る。PUSCH送信構成300-bの場合、UEは、1つまたは複数のCSI報告310-cを、第1のSRSリソースセット内の第1の(たとえば、最も早い)PUSCH繰り返し305-eであり得るPUSCH繰り返し305-eと多重化し得る。
【0091】
[0101] PUSCH送信構成300の第2の例では、基地局は、PUSCH繰り返し305を送信するUEに対して、1つまたは複数のCSI報告310が、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットの両方に関連付けられたPUSCH繰り返し305のうちの1つと多重化されるべきであることを示し得る。ここで、UEは、1つまたは複数のCSI報告310の第1の繰り返しを、第1のSRSリソースセットに関連付けられた最も早いPUSCH繰り返し305と多重化し、1つまたは複数のCSI報告310の第2の繰り返しを、第2のSRSリソースセットに関連付けられた最も早いPUSCH繰り返し305と多重化し得る。PUSCH送信構成300-aの場合、UEは、1つまたは複数のCSI報告310-aの第1の繰り返しを、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1の(たとえば、最も早い)PUSCH繰り返し305-aであり得るPUSCH繰り返し305-aと多重化し得る。UEは、1つまたは複数のCSI報告310-bの第2の繰り返しを、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第1のPUSCH繰り返し305-bであり得るPUSCH繰り返し305-bとさらに多重化し得る。PUSCH送信構成300-bの場合、UEは、1つまたは複数のCSI報告310-cを、第1のSRSリソースセット内の第1の(たとえば、最も早い)PUSCH繰り返し305-eであり得るPUSCH繰り返し305-eと多重化し得る。UEは、1つまたは複数のCSI報告310-cの第2の繰り返しを、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第1のPUSCH繰り返し305gであり得るPUSCH繰り返し305-gとさらに多重化し得る。
【0092】
[0102]
図4は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするプロセスフロー400の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー400は、
図1~
図3の態様を実装し得る。たとえば、UE115-bは、
図1~
図3を参照しながら説明されたUE115の一例であり得る。追加または代替として、基地局105-bは、
図1~
図3を参照しながら説明された基地局105の一例であり得る。
【0093】
[0103] 405において、基地局105-bが、UE115-bにPUSCHスケジューリングシグナリングを送信し得る。たとえば、基地局105-bは、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信(たとえば、第1のPUSCH送信)の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信し得る。いくつかの場合には、基地局105-bは、繰り返しの第1および第2のセットをスケジュールするDCIを送信し得る。追加または代替として、繰り返しの量は、DCIまたはRRCシグナリングによって示され得る。
【0094】
[0104] 410において、基地局105-bが、UE115-bにCSI報告設定を送信し得る。たとえば、基地局105-bは、トリガ状態にそれぞれ関連付けられたCSI報告グループのセットを示すRRCシグナリングを送信し得る。いくつかの事例では、所与のトリガ状態に関連付けられたCSI報告は、トリガ状態に少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきである。追加または代替として、基地局105-bは、可能なチャネル状態情報報告設定(possible channel state information report setting)のセット(たとえば、CSI報告グループのセット)を示すRRCシグナリングを送信し得る。
【0095】
[0105] 415において、基地局105-bが、UE115-bにCSI報告要求を送信し得る。たとえば、UE115-bは、UE115-bが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信し得る。いくつかの事例では、CSI報告要求は、(たとえば、410において構成された)可能なCSI報告設定のうちの1つを示し得る。いくつかの例では、基地局105-bは、繰り返しの第1および第2のセットをもスケジュールするDCIスケジューリングによってCSI報告要求を示し得る。
【0096】
[0106] 420において、基地局105-bが、UE115-bに多重化インジケーションを送信し得る。たとえば、UE115-bは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信し得る。一例では、UE115-bは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきことを示すRRCシグナリングを受信することによって、多重化インジケーションを受信し得る。別の例では、UE115-bは、(たとえば、410においてRRCシグナリングによって構成された)トリガ状態のうちの1つを示すDCIを受信することによって、多重化インジケーションを受信し得、ここで、DCIは、UE115-bが1つまたは複数のCSI報告および多重化インジケーションを送信すべきであるという要求を含む。別の例では、UE115-bは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきことを示すDCIを受信することによって、多重化インジケーションを受信し得る。
【0097】
[0107] 425において、UE115-bが、1つまたは複数のCSI報告を第1のPUSCH繰り返しと多重化し得る。たとえば、UE115-bは、インジケーションを受信したことに基づいて、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しと多重化し得、ここで、第1の繰り返しは、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に送信される。いくつかの場合には、UE115-bは、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しと多重化し得る。
【0098】
[0108] 430において、UE115-bが、場合によっては、1つまたは複数のCSI報告を第2のPUSCH繰り返しと多重化し得る。すなわち、多重化インジケーションが、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化されるべきであることを示す場合、UE115-bは、1つまたは複数のCSI報告を第2のPUSCH繰り返しと多重化しないことがある。たとえば、UE115-bは、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに基づいて、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しと多重化し得、ここで、第2の繰り返しは、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信される。いくつかの場合には、UE115-bは、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しと多重化し得る。
【0099】
[0109] いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含むコード化変調シンボルの第1の量は、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含むコード化変調シンボルの第2の量に等しい。ある場合には、第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれる第1のUCIの第1のペイロードサイズは、第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しに含まれる第2のUCIの第2のペイロードサイズに等しい。追加または代替として、コード化変調シンボルの第1の量は、第1のペイロードサイズが第2のペイロードサイズに等しいことに基づいて、コード化変調シンボルの第2の量に等しい。いくつかの事例では、UE115-bは、第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれるUCIのペイロードサイズに基づいて第1の量を決定し得、第1の量を決定したことに基づいて第2の量を選択し得る。
【0100】
[0110] 435において、UE115-bが、基地局105-bに1つまたは複数のCSI報告を送信し得る。たとえば、UE115-bは、多重化インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信し得る。多重化インジケーションが、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであることを示す例では、UE115-bは、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含む第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを送信し得、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含む第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを送信し得る。
【0101】
[0111] いくつかの場合には、UE115-bは、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロックの不在、ならびに1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるという多重化インジケーションを受信したことに基づいて、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量が2であると決定し得る。ここで、UE115-bは、第1および第2のCSI報告をPUSCH送信の2つの繰り返しと多重化することによって、それらのCSI報告を送信し得る。
【0102】
[0112]
図5は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイス505のブロック
図500を示す。デバイス505は、本明細書で説明されるUE115の態様の一例であり得る。デバイス505は、受信機510と、送信機515と、通信マネージャ520とを含み得る。デバイス505はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0103】
[0113] 受信機510は、様々な情報チャネル(たとえば、CSIの非周期報告に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス505の他の構成要素に受け渡され得る。受信機510は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0104】
[0114] 送信機515は、デバイス505の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機515は、様々な情報チャネル(たとえば、CSIの非周期報告に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバモジュール中で受信機510とコロケートされ得る。送信機515は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0105】
[0115] 通信マネージャ520、受信機510、送信機515、あるいはそれらの様々な組合せまたはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明されるCSIの非周期報告の様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。
【0106】
[0116] いくつかの例では、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアで(たとえば、通信管理回路で)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとが、(たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって)本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0107】
[0117] 追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての)コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、(たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、中央処理装置(CPU)、ASIC、FPGA、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。
【0108】
[0118] いくつかの例では、通信マネージャ520は、受信機510、送信機515、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ520は、受信機510から情報を受信するか、送信機515に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機510、送信機515、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0109】
[0119] 通信マネージャ520は、本明細書で開示される例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ520は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ520は、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ520は、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ520は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0110】
[0120] 本明細書で説明される例による通信マネージャ520を含むことまたは通信マネージャ520を構成することによって、デバイス505(たとえば、受信機510、送信機515、通信マネージャ520、またはそれらの組合せを制御するかまたはさもなければそれらに結合されたプロセッサ)は、増加した信頼性のための技法をサポートし得る。
【0111】
[0121]
図6は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイス605のブロック
図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明されるデバイス505またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610と、送信機615と、通信マネージャ620とを含み得る。デバイス605はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0112】
[0122] 受信機610は、様々な情報チャネル(たとえば、CSIの非周期報告に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に受け渡され得る。受信機610は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0113】
[0123] 送信機615は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機615は、様々な情報チャネル(たとえば、CSIの非周期報告に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機615は、トランシーバモジュール中で受信機610とコロケートされ得る。送信機615は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0114】
[0124] デバイス605、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるCSIの非周期報告の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ620は、スケジューリングマネージャ625、CSI報告要求マネージャ630、多重化インジケーションマネージャ635、CSI送信機640、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ620は、本明細書で説明される通信マネージャ520の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ620、またはそれの様々な構成要素は、受信機610、送信機615、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ620は、受信機610から情報を受信するか、送信機615に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機610、送信機615、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0115】
[0125] 通信マネージャ620は、本明細書で開示される例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。スケジューリングマネージャ625は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。CSI報告要求マネージャ630は、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。多重化インジケーションマネージャ635は、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。CSI送信機640は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0116】
[0126]
図7は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする通信マネージャ720のブロック
図700を示す。通信マネージャ720は、本明細書で説明される通信マネージャ520、通信マネージャ620、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ720、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるCSIの非周期報告の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ720は、スケジューリングマネージャ725、CSI報告要求マネージャ730、多重化インジケーションマネージャ735、CSI送信機740、多重化構成要素745、ペイロードマネージャ750、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信し得る。
【0117】
[0127] 通信マネージャ720は、本明細書で開示される例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。スケジューリングマネージャ725は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。CSI報告要求マネージャ730は、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。多重化インジケーションマネージャ735は、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。CSI送信機740は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0118】
[0128] いくつかの例では、多重化構成要素745は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに基づいて、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しと多重化するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、第1の繰り返しは、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に送信される。いくつかの例では、多重化構成要素745は、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しと多重化するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、第2の繰り返しは、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信される。
【0119】
[0129] いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを第1の繰り返しと多重化することは、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しと多重化することを含む。いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを第1の繰り返しと多重化することは、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しと多重化することを含む。
【0120】
[0130] いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含むコード化変調シンボルの第1の量は、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含むコード化変調シンボルの第2の量に等しい。
【0121】
[0131] いくつかの例では、第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれる第1のアップリンク制御情報の第1のペイロードサイズは、第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しに含まれる第2のアップリンク制御情報の第2のペイロードサイズに等しい。いくつかの例では、コード化変調シンボルの第1の量は、第1のペイロードサイズが第2のペイロードサイズに等しいことに基づいて、コード化変調シンボルの第2の量に等しい。
【0122】
[0132] いくつかの例では、ペイロードマネージャ750は、第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれるアップリンク制御情報のペイロードサイズに基づいて第1の量を決定するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ペイロードマネージャ750は、第1の量を決定したことに基づいて第2の量を選択するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0123】
[0133] いくつかの例では、多重化構成要素745は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに基づいて、1つまたは複数のCSI報告を、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信された繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットからの繰り返しと多重化するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0124】
[0134] いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告を送信することをサポートするために、CSI送信機740は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに基づいて、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含む第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告を送信することをサポートするために、CSI送信機740は、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含む第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0125】
[0135] いくつかの例では、インジケーションを受信することをサポートするために、多重化インジケーションマネージャ735は、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきことを示すRRCシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0126】
[0136] いくつかの例では、スケジューリングマネージャ725は、基地局から、トリガ状態にそれぞれ関連付けられた複数のCSI報告グループのセットを示すRRCシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、所与のトリガ状態に関連付けられたCSI報告は、トリガ状態に基づいて、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきである。いくつかの例では、スケジューリングマネージャ725は、基地局から、トリガ状態のうちの1つを示すDCIを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、DCIは、UEが1つまたは複数のCSI報告およびインジケーションを送信すべきであるという要求を含む。
【0127】
[0137] いくつかの例では、インジケーションを受信することをサポートするために、多重化インジケーションマネージャ735は、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきことを示すDCIを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0128】
[0138] いくつかの例では、スケジューリングマネージャ725は、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロックの不在、ならびに1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに基づいて、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量が2であると決定するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0129】
[0139] いくつかの例では、スケジューリングマネージャ725は、基地局から、可能なCSI報告設定のセットを示すRRCシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求は、可能なCSI報告設定のうちの1つを示す。
【0130】
[0140] いくつかの例では、シグナリングを受信することと、要求を受信することとをサポートするために、CSI報告要求マネージャ730は、DCIを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、DCIは、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールし、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであることを要求する。
【0131】
[0141] いくつかの例では、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することをサポートするために、スケジューリングマネージャ725は、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量を示すDCIまたはRRCシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0132】
[0142]
図8は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書で説明されるデバイス505、デバイス605、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはこれらを含み得る。デバイス805は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス805は、通信マネージャ820、入出力(I/O)コントローラ810、トランシーバ815、アンテナ825、メモリ830、コード835、およびプロセッサ840など、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ1つまたは複数のバス(たとえば、バス845)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0133】
[0143] I/Oコントローラ810は、デバイス805のための入力信号と出力信号とを管理し得る。I/Oコントローラ810は、デバイス805に組み込まれていない周辺装置をも管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ810は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ810は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、I/Oコントローラ810は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ810は、プロセッサ840など、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ810を介して、またはI/Oコントローラ810によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス805と対話し得る。
【0134】
[0144] いくつかの場合には、デバイス805は、単一のアンテナ825を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス805は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ825を有し得る。トランシーバ815は、本明細書で説明されるように、1つまたは複数のアンテナ825、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ815は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ815は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ825に提供するための、および1つまたは複数のアンテナ825から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ815、またはトランシーバ815および1つまたは複数のアンテナ825は、本明細書で説明される、送信機515、送信機615、受信機510、受信機610、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0135】
[0145] メモリ830は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ830は、プロセッサ840によって実行されたとき、本明細書で説明される様々な機能をデバイス805に実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード835を記憶し得る。コード835は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード835は、プロセッサ840によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ830は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含んでいることがある。
【0136】
[0146] プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ840に組み込まれ得る。プロセッサ840は、様々な機能(たとえば、CSIの非周期報告をサポートする機能またはタスク)をデバイス805に実施させるための、メモリ(たとえば、メモリ830)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス805またはデバイス805の構成要素は、プロセッサ840とプロセッサ840に結合されたメモリ830とを含み得、プロセッサ840とメモリ830とは、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。
【0137】
[0147] 通信マネージャ820は、本明細書で開示される例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ820は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ820は、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ820は、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ820は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0138】
[0148] 本明細書で説明される例による通信マネージャ820を含むことまたは構成することによって、デバイス805は、改善された通信信頼性のための技法をサポートし得る。
【0139】
[0149] いくつかの例では、通信マネージャ820は、トランシーバ815、1つまたは複数のアンテナ825、またはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。通信マネージャ820は、別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ820を参照しながら説明された1つまたは複数の機能は、プロセッサ840、メモリ830、コード835、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード835は、本明細書で説明されるCSIの非周期報告の様々な態様をデバイス805に実施させるための、プロセッサ840によって実行可能な命令を含み得、あるいはプロセッサ840とメモリ830とは、さもなければそのような動作を実施するかまたはサポートするように構成され得る。
【0140】
[0150]
図9は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイス905のブロック
図900を示す。デバイス905は、本明細書で説明される基地局105の態様の一例であり得る。デバイス905は、受信機910と、送信機915と、通信マネージャ920とを含み得る。デバイス905はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0141】
[0151] 受信機910は、様々な情報チャネル(たとえば、CSIの非周期報告に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス905の他の構成要素に受け渡され得る。受信機910は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0142】
[0152] 送信機915は、デバイス905の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機915は、様々な情報チャネル(たとえば、CSIの非周期報告に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機915は、トランシーバモジュール中で受信機910とコロケートされ得る。送信機915は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0143】
[0153] 通信マネージャ920、受信機910、送信機915、あるいはそれらの様々な組合せまたはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明されるCSIの非周期報告の様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。
【0144】
[0154] いくつかの例では、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアで(たとえば、通信管理回路で)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとが、(たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって)本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0145】
[0155] 追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての)コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ920、受信機910、送信機915、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、(たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、CPU、ASIC、FPGA、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。
【0146】
[0156] いくつかの例では、通信マネージャ920は、受信機910、送信機915、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ920は、受信機910から情報を受信するか、送信機915に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機910、送信機915、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0147】
[0157] 通信マネージャ920は、本明細書で開示される例による、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ920は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ920は、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ920は、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ920は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0148】
[0158] 本明細書で説明される例による通信マネージャ920を含むことまたは通信マネージャ920を構成することによって、デバイス905(たとえば、受信機910、送信機915、通信マネージャ920、またはそれらの組合せを制御するかまたはさもなければそれらに結合されたプロセッサ)は、増加した信頼性のための技法をサポートし得る。
【0149】
[0159]
図10は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイス1005のブロック
図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明されるデバイス905または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1005は、受信機1010と、送信機1015と、通信マネージャ1020とを含み得る。デバイス1005はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0150】
[0160] 受信機1010は、様々な情報チャネル(たとえば、CSIの非周期報告に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に受け渡され得る。受信機1010は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0151】
[0161] 送信機1015は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1015は、様々な情報チャネル(たとえば、CSIの非周期報告に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1015は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされ得る。送信機1015は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0152】
[0162] デバイス1005、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるCSIの非周期報告の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1020は、スケジューリング構成要素1025、要求マネージャ1030、多重化インジケーションマネージャ1035、CSI受信機1040、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ1020は、本明細書で説明される通信マネージャ920の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ1020、またはそれの様々な構成要素は、受信機1010、送信機1015、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1020は、受信機1010から情報を受信するか、送信機1015に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機1010、送信機1015、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0153】
[0163] 通信マネージャ1020は、本明細書で開示される例による、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。スケジューリング構成要素1025は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。要求マネージャ1030は、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。多重化インジケーションマネージャ1035は、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。CSI受信機1040は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0154】
[0164]
図11は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする通信マネージャ1120のブロック
図1100を示す。通信マネージャ1120は、本明細書で説明される通信マネージャ920、通信マネージャ1020、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ1120、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるCSIの非周期報告の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1120は、スケジューリング構成要素1125、要求マネージャ1130、多重化インジケーションマネージャ1135、CSI受信機1140、CSI構成マネージャ1145、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信し得る。
【0155】
[0165] 通信マネージャ1120は、本明細書で開示される例による、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。スケジューリング構成要素1125は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。要求マネージャ1130は、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。多重化インジケーションマネージャ1135は、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。CSI受信機1140は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0156】
[0166] いくつかの例では、CSI受信機1140は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに基づいて、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、第1の繰り返しは、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に受信される。いくつかの例では、CSI受信機1140は、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、第2の繰り返しは、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信される。
【0157】
[0167] いくつかの例では、第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告の第1のものを受信することは、第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信された第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信することを含む。いくつかの例では、第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することは、第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信された第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することを含む。
【0158】
[0168] いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含むコード化変調シンボルの第1の量は、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含むコード化変調シンボルの第2の量に等しい。
【0159】
[0169] いくつかの例では、第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれる第1のアップリンク制御情報の第1のペイロードサイズは、第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しに含まれる第2のアップリンク制御情報の第2のペイロードサイズに等しい。いくつかの例では、コード化変調シンボルの第1の量は、第1のペイロードサイズが第2のペイロードサイズに等しいことに基づいて、コード化変調シンボルの第2の量に等しい。
【0160】
[0170] いくつかの例では、CSI受信機1140は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに基づいて、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信された繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットからの繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0161】
[0171] いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告を受信することをサポートするために、CSI受信機1140は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに基づいて、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを含む第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、1つまたは複数のCSI報告を受信することをサポートするために、CSI受信機1140は、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを含む第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0162】
[0172] いくつかの例では、インジケーションを送信することをサポートするために、多重化インジケーションマネージャ1135は、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであることを示すRRCシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0163】
[0173] いくつかの例では、CSI構成マネージャ1145は、UEに、トリガ状態にそれぞれ関連付けられた複数のCSI報告グループのセットを示すRRCシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、所与のトリガ状態に関連付けられたCSI報告は、UEによって、トリガ状態に基づいて、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきである。いくつかの例では、要求マネージャ1130は、UEに、トリガ状態のうちの1つを示すDCIを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、DCIは、UEが1つまたは複数のCSI報告およびインジケーションを送信すべきであるという要求を含む。
【0164】
[0174] いくつかの例では、インジケーションを送信することをサポートするために、多重化インジケーションマネージャ1135は、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきでことを示すDCIを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0165】
[0175] いくつかの例では、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量は、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロックの不在、ならびに1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに基づいて、2である。
【0166】
[0176] いくつかの例では、CSI構成マネージャ1145は、UEに、可能なCSI報告設定のセットを示すRRCシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求は、可能なCSI報告設定のうちの1つを示す。
【0167】
[0177] いくつかの例では、シグナリングを送信することと、要求を送信することとをサポートするために、要求マネージャ1130は、DCIを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、ここで、DCIは、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールし、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであることを要求する。
【0168】
[0178] いくつかの例では、シグナリングを送信することをサポートするために、スケジューリング構成要素1125は、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量を示すDCIまたはRRCシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0169】
[0179]
図12は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、本明細書で説明されるデバイス905、デバイス1005、または基地局105の構成要素の一例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス1205は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス1205は、通信マネージャ1220、ネットワーク通信マネージャ1210、トランシーバ1215、アンテナ1225、メモリ1230、コード1235、プロセッサ1240、および局間通信マネージャ1245など、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ1つまたは複数のバス(たとえば、バス1250)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0170】
[0180] ネットワーク通信マネージャ1210は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワーク130との通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1210は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0171】
[0181] いくつかの場合には、デバイス1205は、単一のアンテナ1225を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス1205は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1225を有し得る。トランシーバ1215は、本明細書で説明されるように、1つまたは複数のアンテナ1225、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1215は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1215は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1225に提供するための、および1つまたは複数のアンテナ1225から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ1215、またはトランシーバ1215および1つまたは複数のアンテナ1225は、本明細書で説明される、送信機915、送信機1015、受信機910、受信機1010、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0172】
[0182] メモリ1230は、RAMとROMとを含み得る。メモリ1230は、プロセッサ1240によって実行されたとき、本明細書で説明される様々な機能をデバイス1205に実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1235を記憶し得る。コード1235は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード1235は、プロセッサ1240によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ1230は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含んでいることがある。
【0173】
[0183] プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1240は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1240に組み込まれ得る。プロセッサ1240は、様々な機能(たとえば、CSIの非周期報告をサポートする機能またはタスク)をデバイス1205に実施させるための、メモリ(たとえば、メモリ1230)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1205またはデバイス1205の構成要素は、プロセッサ1240とプロセッサ1240に結合されたメモリ1230とを含み得、プロセッサ1240とメモリ1230とは、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。
【0174】
[0184] 局間通信マネージャ1245は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1245は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためにUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1245は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0175】
[0185] 通信マネージャ1220は、本明細書で開示される例による、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1220は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ1220は、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ1220は、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ1220は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。
【0176】
[0186] 本明細書で説明される例による通信マネージャ1220を含むことまたは構成することによって、デバイス1205は、改善された通信信頼性のための技法をサポートし得る。
【0177】
[0187] いくつかの例では、通信マネージャ1220は、トランシーバ1215、1つまたは複数のアンテナ1225、またはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。通信マネージャ1220は、別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ1220を参照しながら説明された1つまたは複数の機能は、プロセッサ1240、メモリ1230、コード1235、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード1235は、本明細書で説明されるCSIの非周期報告の様々な態様をデバイス1205に実施させるための、プロセッサ1240によって実行可能な命令を含み得、あるいはプロセッサ1240とメモリ1230とは、さもなければそのような動作を実施するかまたはサポートするように構成され得る。
【0178】
[0188]
図13は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明されるUEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0179】
[0189] 1305において、方法は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することを含み得る。1305の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、
図7を参照しながら説明されたスケジューリングマネージャ725によって実施され得る。
【0180】
[0190] 1310において、方法は、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信することを含み得る。1310の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、
図7を参照しながら説明されたCSI報告要求マネージャ730によって実施され得る。
【0181】
[0191] 1315において、方法は、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信することを含み得る。1315の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、
図7を参照しながら説明された多重化インジケーションマネージャ735によって実施され得る。
【0182】
[0192] 1320において、方法は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信することを含み得る。1320の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1320の動作の態様は、
図7を参照しながら説明されたCSI送信機740によって実施され得る。
【0183】
[0193]
図14は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明されるUEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、
図1~
図8を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0184】
[0194] 1405において、方法は、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することを含み得る。1405の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、
図7を参照しながら説明されたスケジューリングマネージャ725によって実施され得る。
【0185】
[0195] 1410において、方法は、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信することを含み得る。1410の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、
図7を参照しながら説明されたCSI報告要求マネージャ730によって実施され得る。
【0186】
[0196] 1415において、方法は、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信することを含み得る。1415の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、
図7を参照しながら説明された多重化インジケーションマネージャ735によって実施され得る。
【0187】
[0197] 1420において、方法は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに基づいて、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しと多重化することを含み得、ここで、第1の繰り返しは、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に送信される。1420の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、
図7を参照しながら説明された多重化構成要素745によって実施され得る。
【0188】
[0198] 1425において、方法は、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しと多重化することを含み得、ここで、第2の繰り返しは、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信される。1425の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1425の動作の態様は、
図7を参照しながら説明された多重化構成要素745によって実施され得る。
【0189】
[0199] 1430において、方法は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信することを含み得る。1430の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1430の動作の態様は、
図7を参照しながら説明されたCSI送信機740によって実施され得る。
【0190】
[0200]
図15は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明される基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、
図1~
図4および
図9~
図12を参照しながら説明された基地局105によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0191】
[0201] 1505において、方法は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信することを含み得る。1505の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、
図11を参照しながら説明されたスケジューリング構成要素1125によって実施され得る。
【0192】
[0202] 1510において、方法は、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信することを含み得る。1510の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、
図11を参照しながら説明された要求マネージャ1130によって実施され得る。
【0193】
[0203] 1515において、方法は、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信することを含み得る。1515の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、
図11を参照しながら説明された多重化インジケーションマネージャ1135によって実施され得る。
【0194】
[0204] 1520において、方法は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信することを含み得る。1520の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、
図11を参照しながら説明されたCSI受信機1140によって実施され得る。
【0195】
[0205]
図16は、本開示の態様によるCSIの非周期報告をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明される基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、
図1~
図4および
図9~
図12を参照しながら説明された基地局105によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0196】
[0206] 1605において、方法は、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信することを含み得る。1605の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、
図11を参照しながら説明されたスケジューリング構成要素1125によって実施され得る。
【0197】
[0207] 1610において、方法は、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信することを含み得る。1610の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、
図11を参照しながら説明された要求マネージャ1130によって実施され得る。
【0198】
[0208] 1615において、方法は、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信することを含み得る。1615の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、
図11を参照しながら説明された多重化インジケーションマネージャ1135によって実施され得る。
【0199】
[0209] 1620において、方法は、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信することを含み得る。1620の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、
図11を参照しながら説明されたCSI受信機1140によって実施され得る。
【0200】
[0210] 1625において、方法は、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに基づいて、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信することを含み得、ここで、第1の繰り返しは、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に受信される。1625の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1625の動作の態様は、
図11を参照しながら説明されたCSI受信機1140によって実施され得る。
【0201】
[0211] 1630において、方法は、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することを含み得、ここで、第2の繰り返しは、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信される。1630の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1630の動作の態様は、
図11を参照しながら説明されたCSI受信機1140によって実施され得る。
【0202】
[0212] 以下で、本開示の態様の概要を提供する。
【0203】
[0213] 態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、基地局から、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することと、基地局から、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を受信することと、基地局から、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信することと、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を送信することとを備える、方法。
【0204】
[0214] 態様2:1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しと多重化することと、ここにおいて、第1の繰り返しが、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に送信される、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しと多重化することと、ここにおいて、第2の繰り返しが、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信される、をさらに備える、態様1の方法。
【0205】
[0215] 態様3:1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを第1の繰り返しと多重化することが、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを、第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しと多重化することを備え、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを第1の繰り返しと多重化することが、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを、第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に送信された第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しと多重化することを備える、態様2の方法。
【0206】
[0216] 態様4:1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを備えるコード化変調シンボルの第1の量が、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを備えるコード化変調シンボルの第2の量に等しい、態様2~3のいずれかの方法。
【0207】
[0217] 態様5:第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれる第1のアップリンク制御情報の第1のペイロードサイズが、第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しに含まれる第2のアップリンク制御情報の第2のペイロードサイズに等しく、コード化変調シンボルの第1の量は、第1のペイロードサイズが第2のペイロードサイズに等しいことに少なくとも部分的に基づいて、コード化変調シンボルの第2の量に等しい、態様4の方法。
【0208】
[0218] 態様6:第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれるアップリンク制御情報のペイロードサイズに少なくとも部分的に基づいて第1の量を決定することと、第1の量を決定したことに少なくとも部分的に基づいて第2の量を選択することとをさらに備える、態様4~5のいずれかの方法。
【0209】
[0219] 態様7:1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のCSI報告を、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に送信された繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットからの繰り返しと多重化することをさらに備える、態様1~6のいずれかの方法。
【0210】
[0220] 態様8:1つまたは複数のCSI報告を送信することが、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを備える第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを送信することと、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを備える第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを送信することとを備える、態様1~7のいずれかの方法。
【0211】
[0221] 態様9:インジケーションを受信することは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきことを示すRRCシグナリングを受信することをさらに備える、態様1~8のいずれかの方法。
【0212】
[0222] 態様10:基地局から、トリガ状態にそれぞれ関連付けられた複数のCSI報告グループを示すRRCシグナリングを受信することと、所与のトリガ状態に関連付けられたCSI報告が、トリガ状態に少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきである、基地局から、トリガ状態のうちの1つを示すDCIを受信することと、ここにおいて、DCIは、UEが1つまたは複数のCSI報告およびインジケーションを送信すべきであるという要求を備える、をさらに備える、態様1~9のいずれかの方法。
【0213】
[0223] 態様11:インジケーションを受信することは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきことを示すDCIを受信することをさらに備える、態様1~10のいずれかの方法。
【0214】
[0224] 態様12:第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロックの不在、ならびに1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量が2であると決定することをさらに備える、態様1~11のいずれかの方法。
【0215】
[0225] 態様13:基地局から、可能なCSI報告設定のセットを示すRRCシグナリングを受信することをさらに備え、ここにおいて、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求が、可能なCSI報告設定のうちの1つを示す、態様1~12のいずれかの方法。
【0216】
[0226] 態様14:シグナリングを受信することと、要求を受信することとが、DCIを受信することを備え、ここにおいて、DCIは、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールし、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであることを要求する、態様1~13のいずれかの方法。
【0217】
[0227] 態様15:繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを受信することが、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量を示すDCIまたはRRCシグナリングを受信することを備える、態様1~14のいずれかの方法。
【0218】
[0228] 態様16:基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、UEに、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第1のセット、および第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2のアップリンク共有チャネル送信の繰り返しの第2のセットをスケジュールするシグナリングを送信することと、UEに、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求を送信することと、UEに、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信することと、インジケーションに従って1つまたは複数のCSI報告を受信することとを備える、方法。
【0219】
[0229] 態様17:1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの第1のセット内の第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信することと、ここにおいて、第1の繰り返しが、繰り返しの第1のセット内の残りの繰り返しより前に受信される、繰り返しの第2のセット内の第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することと、ここにおいて、第2の繰り返しが、繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信される、をさらに備える、態様16の方法。
【0220】
[0230] 態様18:第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信することが、第1の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信された第1の繰り返しに関連付けられた第1の実際の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを受信することを備え、第1の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することが、第2の繰り返しに関連付けられた任意の他の実際の繰り返しより前に受信された第2の繰り返しに関連付けられた第2の実際の繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを受信することを備える、態様17の方法。
【0221】
[0231] 態様19:1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを備えるコード化変調シンボルの第1の量が、1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを備えるコード化変調シンボルの第2の量に等しい、態様17~18のいずれかの方法。
【0222】
[0232] 態様20:第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しに含まれる第1のアップリンク制御情報の第1のペイロードサイズが、第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しに含まれる第2のアップリンク制御情報の第2のペイロードサイズに等しく、コード化変調シンボルの第1の量は、第1のペイロードサイズが第2のペイロードサイズに等しいことに少なくとも部分的に基づいて、コード化変調シンボルの第2の量に等しい、態様19の方法。
【0223】
[0233] 態様21:1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット内の残りの繰り返しより前に受信された繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットからの繰り返しとともに、1つまたは複数のCSI報告を受信することをさらに備える、態様16~20のいずれかの方法。
【0224】
[0234] 態様22:1つまたは複数のCSI報告を受信することは、1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、第1のSRSリソースセットに関連付けられた第1の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第1のものを備える第1のアップリンク共有チャネル送信の第1の繰り返しを受信することと、第2のSRSリソースセットに関連付けられた第2の送信ビームを介して1つまたは複数のCSI報告のうちの第2のものを備える第2のアップリンク共有チャネル送信の第2の繰り返しを受信することとを備える、態様16~21のいずれかの方法。
【0225】
[0235] 態様23:インジケーションを送信することは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきことを示すRRCシグナリングを送信することを備える、態様16~22のいずれかの方法。
【0226】
[0236] 態様24:UEに、トリガ状態にそれぞれ関連付けられた複数のCSI報告グループを示すRRCシグナリングを送信することと、所与のトリガ状態に関連付けられたCSI報告が、トリガ状態に少なくとも部分的に基づいて、UEによって、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきである、UEに、トリガ状態のうちの1つを示すDCIを送信することと、ここにおいて、DCIは、UEが1つまたは複数のCSI報告およびインジケーションを送信すべきであるという要求を備える、をさらに備える、態様16~23のいずれかの方法。
【0227】
[0237] 態様25:インジケーションを送信することは、1つまたは複数のCSI報告が、繰り返しの第1のセットまたは繰り返しの第2のセットのうちの1つと、あるいは繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきことを示すDCIを送信することを備える、態様16~24のいずれかの方法。
【0228】
[0238] 態様26:繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量は、第1のアップリンク共有チャネル送信および第2のアップリンク共有チャネル送信に関連付けられたトランスポートブロックの不在、ならびに1つまたは複数のCSI報告が繰り返しの第1のセットと繰り返しの第2のセットの両方と多重化されるべきであるというインジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、2である、態様16~25のいずれかの方法。
【0229】
[0239] 態様27:UEに、可能なCSI報告設定のセットを示すRRCシグナリングを送信することをさらに備え、ここにおいて、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであるという要求が、可能なCSI報告設定のうちの1つを示す、態様16~26のいずれかの方法。
【0230】
[0240] 態様28:シグナリングを送信することと、要求を送信することとが、DCIを送信することを備え、ここにおいて、DCIは、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセットをスケジュールし、UEが1つまたは複数のCSI報告を送信すべきであることを要求する、態様16~27のいずれかの方法。
【0231】
[0241] 態様29:シグナリングを送信することが、繰り返しの第1のセットおよび繰り返しの第2のセット中の繰り返しの量を示すDCIまたはRRCシグナリングを送信することを備える、態様16~28のいずれかの方法。
【0232】
[0242] 態様30:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、態様1~15のいずれかの方法を装置に実施させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0233】
[0243] 態様31:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1~15のいずれかの方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0234】
[0244] 態様32:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1~15のいずれかの方法を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0235】
[0245] 態様33:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、態様16~29のいずれかの方法を装置に実施させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0236】
[0246] 態様34:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、態様16~29のいずれかの方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0237】
[0247] 態様35:基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様16~29のいずれかの方法を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0238】
[0248] 本明細書で説明された方法は可能な実装形態を説明することと、動作およびステップが並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ることと、他の実装形態が可能であることとに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0239】
[0249] LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様は例として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明された技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子学会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。
【0240】
[0250] 本明細書で説明された情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0241】
[0251] 本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成)としても実施され得る。
【0242】
[0252] 本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。
【0243】
[0253] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0244】
[0254] 特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用される、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様にして解釈されるものとする。
【0245】
[0255] 添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素の間を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0246】
[0256] 添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例」という用語は、「例、事例、または例示として働く」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスはブロック図の形式で示される。
【0247】
[0257] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示の様々な修正は当業者には明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【国際調査報告】