(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-17
(54)【発明の名称】コンテキスト通信ルーティング方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/015 20230101AFI20240110BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20240110BHJP
【FI】
G06Q30/015
G06Q30/0601 340
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023539865
(86)(22)【出願日】2021-12-14
(85)【翻訳文提出日】2023-08-28
(86)【国際出願番号】 US2021063392
(87)【国際公開番号】W WO2022146684
(87)【国際公開日】2022-07-07
(32)【優先日】2021-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】318002448
【氏名又は名称】ブロック, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アンジェリ, ガボール
(72)【発明者】
【氏名】リー, ペイ シュアン
(72)【発明者】
【氏名】パーディー, ジェイソン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049BB22
(57)【要約】
通信のコンテキストルーティングおよび/または管理が説明され、サービスプロバイダのサーバ(複数可)は、第1の通信チャネルを介して第1の通信を受信することができる。前記第1の通信は、前記サービスプロバイダによって提供される第1のサービスと、前記第1の通信の意図された受信者である販売者の販売者識別子とに関連付けられ得る。前記サーバ(複数可)は、前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、および/または、(ii)前記第1のサービスとは異なる第2のサービスを介して、前記販売者が応答するための推奨を生成することができる。前記サーバ(複数可)は、(i)前記第1の通信、および、(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信を提示する前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨を提示することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスプロバイダのサーバコンピューティングデバイスによって少なくとも部分的に実施される方法であって、
第1の顧客のコンピューティングデバイスから、第1の通信チャネルを介して第1の通信を受信することであって、前記第1の通信は、前記サービスプロバイダによって提供される第1のサービスに関連付けられ、前記第1の通信は、前記第1の通信の意図された受信者である前記サービスプロバイダに関連付けられた販売者の販売者識別子に関連付けられる、ことと、
前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することと、
前記コンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信を受信することに応答して、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、または(ii)前記サービスプロバイダによって提供される、前記第1のサービスとは異なる第2のサービス、のうちの少なくとも1つを介して、前記販売者が応答することの推奨を生成することと、
前記販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨を提示することであって、前記統合通信ユーザインターフェースは、少なくとも(i)前記第1の通信と(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信とを提示する、ことと、
を含む方法。
【請求項2】
前記第2の通信は、前記第1の通信チャネルとは異なる通信チャネル、または前記第1のサービスとは異なるサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の通信は、前記第1の顧客の第1の識別子に関連付けられ、前記第1の識別子は、前記第1の通信チャネルに関連付けられ、
前記第1の識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアから、前記第1の顧客に関連付けられた顧客プロファイルにアクセスすることであって、前記顧客プロファイルは、前記第1の顧客に関連付けられた連絡先情報を記憶する、ことと、
前記連絡先情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルに関連付けられた第2の識別子を決定することと、
前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルを介した送信のために前記第2の識別子に前記第3の通信を関連付けることと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記コンテキストデータは、前記第1の通信に関連付けられた日付、前記第1の通信に関連付けられた時間、前記第1の通信に関連付けられたトピック、前記第1の通信のコンテンツ、前記販売者の販売者選好、前記顧客の顧客選好、前記第1の通信チャネル、または、前記第1のサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コンテキストデータは、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記別の機械訓練されたモデルは、前記サービスプロバイダによって送信された以前の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて訓練される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信に関連付けられた時間的表現を識別することと、
前記時間的表現に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信のための応答を決定することと、
前記統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨と共に前記応答を提示することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の通信は、アポイントメントを再スケジュールするための要求に関連付けられ、前記応答は、前記アポイントメントのための新しい日付または時間に関連付けられる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが着信通信を閲覧することを許可されるかを指定する、ことと、
前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、
前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されることを決定することと、
前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されることと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた前記特定のワーカーによる使用のために認証されることとを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが発信通信を送信することを許可されるかを指定する、ことと、
前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することと、
前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、
前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第3の通信を送信することを許可されることを決定することと、
前記第3の通信を前記第1の顧客の前記コンピューティングデバイスへ送信することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上のルーティングルールを記憶することであって、前記1つ以上のルーティングルールは、特定の役割に関連付けられており前記販売者に関連付けられたワーカーに、特定のタイプの通信がルーティングされるべきであることを指定する、ことと、
前記コンテキストデータおよび前記1つ以上のルーティングルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信が、前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーにルーティングされるべきであることを決定することと、
前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記特定の役割に関連付けられている前記ワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、
前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記特定の役割に関連付けられている前記ワーカーによる使用のために認証されることの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者の前記コンピューティングデバイスへ前記第1の通信を送信することを決定することと、
前記販売者の前記コンピューティングデバイスへ前記第1の通信を送信することを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
システムであって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムに、
第1の顧客のコンピューティングデバイスから、第1の通信チャネルを介して第1の通信を受信することであって、前記第1の通信は、サービスプロバイダによって提供される第1のサービスに関連付けられ、前記第1の通信は、前記第1の通信の意図された受信者である前記サービスプロバイダに関連付けられた販売者の販売者識別子に関連付けられる、ことと、
前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することと、
前記コンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信を受信することに応答して、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、または(ii)前記サービスプロバイダによって提供される、前記第1のサービスとは異なる第2のサービス、のうちの少なくとも1つを介して、前記販売者が応答することの推奨を生成することと、
前記販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨を提示することであって、前記統合通信ユーザインターフェースは、少なくとも(i)前記第1の通信と(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信とを提示する、ことと、
を含む動作を実行させる命令を記憶する1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体と、
を備えるシステム。
【請求項12】
前記第1の通信チャネルは、電子メール、テキスト通信、ファーストパーティアプリケーション通信、またはサードパーティアプリケーション通信に関連付けられ、前記第1のサービスは、フィードバックサービス、アポイントメントサービス、給与サービス、マーケティングサービス、ディレクトリサービス、ギフトカードサービス、ロイヤルティサービス、請求書サービス、見積サービス、契約サービス、予約サービス、電子商取引サービス、またはチャットサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記第2の通信は、前記第1の通信チャネルとは異なる通信チャネル、または、前記第1のサービスとは異なるサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記第1の通信は、前記第1の顧客の第1の識別子に関連付けられ、前記第1の識別子は、前記第1の通信チャネルに関連付けられ、前記動作は、
前記第1の識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアから、前記第1の顧客に関連付けられた顧客プロファイルにアクセスすることであって、前記顧客プロファイルは、前記第1の顧客に関連付けられた連絡先情報を記憶する、ことと、
前記連絡先情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルに関連付けられた第2の識別子を決定することと、
前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルを介した送信のために前記第2の識別子に前記第3の通信を関連付けることと、
をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項15】
前記コンテキストデータは、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記別の機械訓練されたモデルは、前記サービスプロバイダによって送信された以前の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて訓練される、請求項11に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本願は、2020年12月29日に出願された米国仮出願第63/131,398号の優先権を主張する2021年3月31日に出願された米国特許出願第17/218,736号の優先権を主張し、それらの内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002]ユーザは、互いに通信するために、テキストメッセージング、電子メールメッセージング、ソーシャルメディアメッセージングなどの異なる通信チャネルを利用する。ビジネスセッティングでは、販売者および顧客は、複数の通信を交換して、アポイントメントをスケジュールし、アポイントメントを再スケジュールし、アポイントメントをキャンセルすることができる。通信は、様々な対話を容易にするために販売者および顧客が通信することができる異なる通信チャネルを考慮して管理することが困難であり得る。
【図面の簡単な説明】
【0003】
[0003]本開示の特徴、その性質、および様々な利点は、添付の図面と併せて、以下の詳細な説明を考慮するとより明らかになるのであろう。
【0004】
[0004]
【
図1】
図1は、本明細書で説明される技法を実行するための例示的な環境を示す。
【0005】
[0005]
【
図2A】
図2Aは、他の情報の中でも、本明細書で説明されるような通信を提示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0006】
[0006]
【
図2B】
図2Bは、他の情報の中でも、本明細書で説明されるような通信を提示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0007】
[0007]
【
図2C】
図2Cは、他の情報の中でも、本明細書で説明されるような通信を提示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0008】
[0008]
【
図2D】
図2Dは、他の情報の中でも、本明細書で説明されるような通信を提示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0009】
[0009]
【
図2E】
図2Eは、他の情報の中でも、本明細書で説明されるような、クロスサービス/プラットフォーム通信を提示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0010】
[0010]
【
図2F】
図2Fは、他の情報の中でも、本明細書で説明されるようなクロスサービス/プラットフォーム通信を提示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0011】
[0011]
【
図3】
図3は、本明細書で説明されるような統合通信ユーザインターフェースを生成するための例示的な処理を示す。
【0012】
[0012]
【
図4】
図4は、本明細書で説明されるような、許可(複数可)に基づいてユーザに通信を選択的に提示するための例示的な処理を示す。
【0013】
[0013]
【
図5】
図5は、本明細書で説明するルールに基づいてユーザに通信をルーティングするための例示的な処理を示す。
【0014】
[0014]
【
図6】
図6は、特に、本明細書で説明される技法を容易にするための例示的な販売者エコシステムを示す。
【0015】
[0015]
【
図7】
図7は、
図6で上述した販売者エコシステムの個々のコンポーネントに関連付けられた追加の詳細を示す。
【0016】
[0016]
【
図8】
図8は、本明細書で説明されるような着信通信に応答するための例示的な処理を示す。
【0017】
[0017]
【
図9】
図9は、本明細書に記載されるような、取引関連通信に応答する、および/または顧客の応答およびその後のアクションに基づいてモデルを更新するための例示的な処理を示す。
【0018】
[0018]
【
図10C】
図10A~
図10Cは、本明細書で説明される会話型商取引に関連付けられた例示的なユーザインターフェースを示す。
【0019】
[0019]図面において、参照番号の左端の数字は、その参照番号が最初に現れる図面を識別する。異なる図における同じ参照番号の使用は、類似または同一のアイテムまたは特徴を示す。図面は縮尺通りではない。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[0020]コンテキスト通信ルーティングおよび/または管理について説明する。サービスプロバイダは、複数のサービスを提供することができ、その各々は、販売者(商人、マーチャント)が様々なビジネスオペレーション(動作)を実行することを可能にすることができる。そのようなサービスの例は、フィードバックサービス(例えば、ビジネスの様々な態様についてのフィードバックを受信するための)、アポイントメントサービス(例えば、アポイントメントを管理するための)、給与サービス(例えば、販売者の従業員への給与支払いを行うための)、マーケティングサービス(例えば、販売者によって提供されるアイテム(複数可)をマーケティングするための)、ディレクトリサービス(例えば、販売者の連絡先の連絡先情報を維持するための)、ギフトカードサービス(例えば、ギフトカードまたは他の記憶されたバリューカードを注文および/または販売するための)、ロイヤルティサービス(例えば、ロイヤルティ報酬および/または償還を管理するための)、インボイスサービス(例えば、提供されるサービスおよび/または購入される商品についてのインボイス(請求書)を管理するための)、見積サービス(例えば、提供されるサービスおよび/または購入される商品についての見積もりを管理するための)、契約サービス(例えば、 販売者と他のエンティティとの間の契約を管理するための)、予約サービス(例えば、予約を管理するための)、電子商取引サービス(例えば、オンラインまたは「電子商取引」での取引を容易にするための)、チャットサービス(例えば、販売者と他のエンティティとの間の通信を容易にするための)、支払処理サービス(例えば、販売者に代わって支払いを処理するための)、および/または同様のものを含む。いくつかの例では、販売者は、他のユーザ(たとえば、顧客、ベンダなど)と通信するために、サービスに関連付けられた個々のプラットフォームを利用することができる。いくつかの例では、各プラットフォームは、販売者が通信を送信または受信することができる複数の異なる通信チャネルに関連付けることができる。例えば、販売者は、テキスト、電子メール、ソーシャルメディア、アプリケーション(例えば、ファーストパーティ、サードパーティなど)及び/又は同様のものを介して通信を送信または受信することができる。さらに、そのような通信は、テキストベース、画像ベース、音声ベース、または前述のもしくは他のデータの任意の組合せに基づくことができる。本明細書で説明する技法は、異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォーム間をナビゲートする必要なく、1つのプラットフォームからの複数の通信チャネルおよび/または複数のプラットフォームからの通信に販売者がアクセスおよび/または管理することを可能にする単一のアクセスポイント(たとえば、統合通信ユーザインターフェース)を介して、異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォームからの通信に販売者がアクセスすることを可能にする。すなわち、本明細書で説明する技法は、単一のアクセスポイント(たとえば、統合通信ユーザインターフェース)を介して販売者と顧客との間の双方向通信を可能にする。
【0021】
[0021]いくつかの例では、本明細書に記載される技法は、コンテキストデータ(例えば、通信に関連付けられた日付、通信に関連付けられた時間、通信に関連付けられたトピック、通信のコンテンツ、通信に関連付けられた販売者の販売者選好、通信に関連付けられた顧客の顧客嗜選好、通信が受信された通信チャネル、通信が受信されたサービス/プラットフォームなど)を利用して、ユーザとの会話中に、異なる通信チャネル(例えば、テキスト通信、電子メール通信、ソーシャルメディア通信、アプリケーション内通知、および/または同様のもの)および/またはプラットフォームに切り替えることを推奨するか、または自動的に(例えば、ユーザ入力なしに)切り替えることによって通信を最適化する。例えば、顧客は、アポイントメントサービスを介してアポイントメントをスケジュールするために、販売者に電子メールを送ることができる。着信電子メールに関連付けられたコンテキストデータを決定することに少なくとも部分的に基づいて、本明細書で説明する技法は、異なる通信チャネル(たとえば、テキスト、アプリケーション内通知、ソーシャルメディア、電話など)および/またはプラットフォームが、アポイントメントサービスに関連付けられたリターン電子メールおよび/またはプラットフォームを介するよりも、顧客に応答するために(たとえば、効率性のために)優れていると決定することができる。これは、状況に適した通信チャネルを介して、および適切なプラットフォームを介して、応答通信が送信されるように、通信を最適化することができる。
【0022】
[0022]少なくとも1つの例では、本明細書で説明する技法は、通信に関連付けられたコンテキストデータを決定するために機械訓練されたモデルを利用することができる。いくつかの例では、そのような機械訓練されたモデルは、時間的(テンポラル)表現に基づいて訓練され得る。したがって、コンテキストデータは、通信における時間要素をネゴシエートするために使用され得る。いくつかの例では、上で説明された機械訓練されたモデルは、本明細書で説明されたサービスプロバイダに関連付けられたユーザ間の通信を自動化するために、仮想アシスタントまたは他のボットによって利用され得る。いくつかの例では、機械訓練されたモデルは、本明細書で説明されるように通信を合理化するために使用され得る推奨を生成するために、コンピューティングコンポーネントによって利用され得る。一例として、通信は、本明細書で説明するように機械訓練されたモデルを使用して受信および解析され得る。いくつかの例では、通信は、自然言語処理、画像処理などを使用して最初に構文解析され得る。少なくとも1つの例では、通信が構文解析された後、表現(たとえば、時間的表現、地理的/位置表現、商用表現など)が通信中で識別され得、表現は、通信に対する応答を決定するために使用され得る。これは、例えば、アポイントメント、予約等のための時間に関する、及び/又は、ある位置から別の位置にアポイントメントを移動させるための位置に関する、詳細を抽出する際に特に有用であり得る。例を以下に提供するしかしながら、本明細書で説明される機械学習技法は、追加または代替の実装形態に適用可能であり得る。
【0023】
[0023]少なくとも1つの例では、本明細書で説明される技法は、記憶および/または決定された許可および/またはルールを利用して、特定のワーカーおよび/またはデバイスに通信をルーティングすることができる。例えば、通信に関連付けられたコンテキストデータは、(例えば、記憶されたおよび/または決定された許可および/またはルールに基づいて)承認イベントをトリガすることができ、その結果、通信は、処理(ハンドリング)のために特定のワーカーおよび/またはデバイスにルーティングされ得る。一例として、顧客がクーポンまたは割引を要求する場合、クーポンまたは割引を提供する権限を有さない別のワーカーにルーティングする代わりに、通信をマネージャにルーティングして処理することができる。いくつかの例では、複数のワーカーを同じ販売者に関連付けることができ、記憶および/または決定された許可および/またはルールは、他のワーカーではなく特定のワーカーに通信をフィルタリングするか、またはそうでなければ選択的に提示することができる。一例として、通信がサロン内の特定のヘアスタイリストのための質問に関連付けられる場合、通信は、(例えば、記憶された許可および/またはルールに基づいて)特定のヘアスタイリストによって閲覧するために提示され得、他のヘアスタイリストによって閲覧され得ない。同様の方法で、許可ルールは、通信が構文解析され得、通信を処理することが可能な特定のデバイスに自動的にルーティングされ得るように、デバイス属性に基づくことができる。少なくとも1つの例では、ワーカーのコンピューティングデバイスは、特定の時間/持続時間などに、特定の要求のためにそのようなコンピューティングデバイスへのプロビジョニング機能に基づいて、ワーカーのコンピューティングデバイスにルーティングされる通信を処理するように構成され得る。いくつかの例では、アプリケーション、アプリケーションの一部(すなわち、インスタントアプリケーション)、または他のソフトウェアは、要求を処理するために及び/又はそのような要求に関連付けられた会話を管理するために、ワーカーのコンピューティングデバイスにダウンロードされ得るか、そうでなければワーカーのコンピューティングデバイスによってアクセスされ得る。アプリケーション、アプリケーションの一部、または他のソフトウェアは、会話の期間中、コンピューティングデバイスにダウンロードされ得るか、そうでなければコンピューティングデバイスによってアクセス可能であり得る。
【0024】
[0024]したがって、本明細書で説明する技法は、コンテキストに基づいて、通信チャネルおよび/またはサービス/プラットフォーム間の最適化された切り替えをサポートする。コンテキスト解析は、一例では、時間的タームのモデル解釈によるものとすることができる。異なるサービス/プラットフォームからのメッセージはまた、1つのインターフェース上に統合され得る。いくつかの例では、ソフトウェア開発者キット(SDK)プラットフォームおよび/またはアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を介してアクセス可能であり得る。すなわち、異種のサービス/プラットフォーム(たとえば、ファーストパーティまたはサードパーティ)は、本明細書で説明する技法を介して通信を交換するためにSDKまたはAPIを利用することができる。さらに、本明細書で説明する技法は、通信におけるコンテキストに基づいて、特定の通信が特定のワーカー/デバイスに自動的にルーティングされるように、承認トリガが設定されることを可能にする。例えば、顧客がクーポンを要求する場合、コンピューティングデバイスは、(例えば、チャットインターフェース、プッシュ通知、電子メール、テキストメッセージなどを介して)承認要求をマネージャに送信することができ、クーポン要求が許可された後に、制御を元のワーカーに戻すことができる。したがって、いくつかの例では、各通信について、顧客と販売者(およびすべての販売者エンティティ)との間の情報の流れを指示する、カスタマイズされた対話ツリーが存在し得る。このツリーは、各対話および各顧客-販売者関係に基づいて変化することができる。そのようなツリーは、本明細書で説明するように、ルールとして記憶することができる。
【0025】
[0025]本明細書で説明する技法は、既存の通信技術に対して様々な改善を提供する。たとえば、本明細書で説明する技法は、統合通信ユーザインターフェースを対象とし、異なる通信チャネルおよび/またはサービスプロバイダプラットフォームを介して送信および/または受信される通信は、単一のアクセスポイントを介してアクセスされ得る。少なくとも1つの例では、そのような統合通信ユーザインターフェースは、改善されたユーザ体験を提供し、ユーザコンピューティングデバイスとの対話を低減する。既存の技法では、販売者は、異なるプラットフォームおよび異なる通信チャネルから通信を受信する。そのような通信は、様々なプラットフォームおよび/または通信チャネルに対応する異なる位置に記憶され得るので、管理することが困難であり得る。本明細書で説明するように、統合通信ユーザインターフェースは、販売者コンピューティングデバイスのダッシュボードまたは他のユーザインターフェースを介した提示のために、通信を「標準化されたフォーマット」に変換することを可能にする。すなわち、通信チャネルおよび/またはプラットフォームから着信する通信は、ネットワークベースの通信管理コンポーネントによって、その既存のフォーマットから、ユーザインターフェース(たとえば、統合通信ユーザインターフェース)を介した記憶および/または提示のための標準化されたフォーマットに変換され得る。そのような変換された通信は、ネットワークベースの記憶デバイス(たとえば、データストア)内に標準化されたフォーマットで記憶され得、本明細書で説明されるように、統合通信ユーザインターフェースを介して提示され得る。
【0026】
[0026]少なくとも1つの例では、販売者は、販売者コンピューティングデバイス上のアプリケーションおよび/またはウェブブラウザなどのアクセスポイントを介して、通信にアクセスすることができる。すなわち、販売者は、受信された通信を閲覧および/または応答するために、統合通信ユーザインターフェースを介してリモートアクセスすることができる。そのような統合通信ユーザインターフェースは、販売者と顧客との間の通信のための真実の情報源(ソース)を提供することができる。いくつかの例では、販売者は、統合通信ユーザインターフェースを介して通信に応答することができる。そのような例では、応答は、標準化されたフォーマットから、通信が配信される通信チャネルおよび/またはプラットフォームに固有のフォーマットに変換され得る。そのような統合通信ユーザインターフェースは、販売者が複数の異なる通信チャネルおよび/またはユーザインターフェースにアクセスする必要なく、単一の位置における通信を管理および/または応答することを可能にし、少なくとも1つの例では、そのような統合されたクロス通信チャネル通信プラットフォームは、通信チャネルがどの通信チャネルを発信するかにかかわらず、販売者またはユーザのために構成され得るように、単一の通信スクリプトが、通信スクリプトと相互に織り込まれたいくつかの他の通信チャネルを有する販売者コンピューティングデバイス上で実行することを可能にする。すなわち、どのプラットフォームおよび/またはサービスのために通信が発信されるかにかかわらず、本明細書で説明される技法は、統合通信ユーザインターフェースを介した提示のために、そのような通信を再フォーマット、再パッケージ、再構成などすることができ、それは、
販売者に受信及び/又は送信された通信を手動でルックアップ又は統合しなければならないことなく、販売者が即座に着信通信及び/又は発信通信にアクセスすることを可能にする。したがって、本明細書で説明する技法は、通信が(たとえば、サービスプロバイダによって)受信され、および/または最終的に配信されるフォーマットにかかわらず、リモートユーザ(たとえば、販売者)が、標準化されたフォーマットでリアルタイムに通信を受信および/または送信することを可能にすることによる、既存のシステムおよび/または従来のシステムに対する改善を対象とする。
【0027】
[0027]いくつかの例では、通信または会話のスレッドは、サービス、商品、ベンダ、販売者、および/または同様のものによってグループ化され得る。さらに、本明細書で説明される技法は、顧客のために同様に実装され得る。すなわち、少なくとも1つの例では、顧客は、統合通信ユーザインターフェースに関連付けることができ、それを介して、顧客は、複数の販売者に応答することができ、および/または別様に、異なる販売者、通信チャネル、および/または同様のものに関連付けられた通信を管理することができる。
【0028】
[0028]さらに、少なくとも1つの例では、本明細書で説明する技法は、ネットワークベースのサービスプロバイダの集中型の性質と、それに関連付けられた販売者に複数のサービスを提供するその能力とを利用することができる。ネットワークベースのサービスプロバイダの集中型の性質は、サービスプロバイダが、複数のサービスに関連付けられた複数のプラットフォームにわたってデータにアクセスし、その情報に少なくとも部分的に基づいてコンテキストを決定することを可能にする。さらに、1つ以上のサービスに関連付けられたデータおよび/または対話は、本明細書で説明するような統合通信ユーザインターフェースおよび/または会話に統合されて、販売者および/または仮想アシスタント(たとえば、ボット)が、既存の技法で利用可能なものよりも多くの関連性、精度、および効率で通信することを可能にすることができる。
【0029】
[0029]さらに、本明細書で説明する技法は、機械学習および/または人工知能を使用して、どの通信チャネルおよび/またはプラットフォームが通信をルーティングするかをインテリジェントに決定することを対象とする。いくつかの例では、そのような機械学習および/または人工知能は、(たとえば、自然言語処理、画像処理などを使用して)着信通信のコンテンツを解析し、着信通信に対する応答をインテリジェントに生成するために使用され得る。少なくとも1つの例では、モデルは、サービスプロバイダを介して送信される通信および/または他の通信を使用して機械学習および/または人工知能を使用して訓練され得る。すなわち、いくつかの例では、送信および/または受信された通信は、将来の着信通信のコンテキストを決定するために使用され得るモデルを訓練するための訓練データとして使用され得る。いくつかの例では、そのような応答は、(たとえば、販売者からの追加の入力を必要とせずに)自動的に送信され得、および/または、応答は、着信通信に応答するための推奨に関連付けられ得る。いくつかの例では、機械学習および/または人工知能は、(たとえば、予約および/またはアポイントメントを作成および/または管理する際に使用されるような)時間をネゴシエートするために使用され得、予約、アポイントメント、および/または同様のものを管理するために必要とされる往復(バックアンドフォース)を最小化し得る。いくつかの例では、機械学習および/または人工知能は、支払取引を容易にするために使用され得る。そのような機械学習および/または人工知能の使用は、改善されたユーザ体験を提供することができ、ユーザコンピューティングデバイスとの対話を低減することができる。すなわち、そのようなインテリジェンスは、会話型通信の一部を自動化および/または半自動化することによって、コンピューティングデバイスとの販売者対話を低減することができる。さらに、いくつかの例では、本明細書で説明する機械学習および/または人工知能は、仮想アシスタントが要求/クエリを理解し、より正確に当該要求/クエリに応答することができるように、仮想アシスタント(たとえば、ボット)に改善を提供する。
【0030】
[0030]少なくとも1つの例では、本明細書で説明する技法は、アクセス制御、セキュリティ、および/または効率に関して既存のシステムへの改善を提供することができる。本明細書で説明するように、技法は、本明細書で説明するようなシステムにセキュリティおよび効率性を提供することができる、特定の通信および/または動作(たとえば、通信を送信)へのアクセスを制御するために、ネットワークベースのコンピューティングシステム上に記憶され得る、および/またはネットワークベースのコンピューティングシステムによって決定され得るルールを使用することができる。既存のシステムは、ワーカーへ通信を不適切に暴露し得る。既存のシステムは、そのような通信を、解像度および/または処理のために適切なエンドユーザにルーティングすることができないために、複数のユーザコンピューティングデバイス間および/または複数のユーザコンピューティングデバイス同士での通信の送信を必要とすることがある。すなわち、いくつかの例では、既存の技法は、通信を適切な受信者にルーティングするために複数の「パス」を必要とし得る。本明細書に記載の技法は、そのような問題に対する技法的ソリューションに関する。すなわち、本明細書で説明する技法は、既存のシステムにおける問題を克服するために、記憶および/または決定された許可および/またはルールを使用して通信をフィルタリングする技術ベースのソリューションを利用することができる。
【0031】
[0031]
図1は、本明細書で説明する技法を実行するための例示的な環境100を示し、少なくとも1つの例では、環境100は、サービスプロバイダに関連付けることができるサーバコンピューティングデバイス(複数可)(たとえば、サーバ(複数可)102)を含むことができる。サービスプロバイダは、1つ以上のサービスを提供することができる。そのようなサービスの例は、フィードバックサービス(例えば、ビジネスの様々な態様についてのフィードバックを受信するための)、アポイントメントサービス(例えば、アポイントメントを管理するための)、給与サービス(例えば、販売者のワーカーへの給与支払いを行うための)、マーケティングサービス(例えば、販売者によって提供されるマーケティングアイテム(複数可)についての)、ディレクトリサービス(例えば、販売者の連絡先の連絡先情報を維持するための)、ギフトカードサービス(例えば、ギフトカードまたは他の記憶されたバリューカードを注文および/または売るための)、ロイヤルティサービス(例えば、ロイヤルティ報酬および/または償還を管理するための)、インボイスサービス(例えば、提供されるサービスおよび/または購入される商品についてのインボイスを管理するための)、見積サービス(例えば、提供されるべきサービスおよび/または購入されるべき商品についての見積もりを管理するための)、契約サービス(例えば、 販売者と他のエンティティとの間の契約を管理するための)、予約サービス(例えば、予約を管理するための)、eコマースサービス(例えば、オンラインまたは「eコマース」取引を容易にするための)、チャットサービス(例えば、販売者と他のエンティティとの間の通信を容易にするための)、支払処理サービス(例えば、販売者に代わって支払いを処理するための)、および/または同様のものを含む。少なくとも1つの例では、サービスのうちの個々は、それら自体のプラットフォームに関連付けることができる。いくつかの例では、SDKを利用して、本明細書で説明する集中型通信コンポーネントと通信することができる。
【0032】
[0032]少なくとも1つの例では、販売者104は、販売者コンピューティングデバイス106などのコンピューティングデバイスを動作させて、サービスプロバイダによって提供されるサービスを利用することができる。すなわち、販売者コンピューティングデバイス106は、1つ以上のネットワーク(たとえば、ネットワーク107)を介してサーバ102と通信するように構成され得る。いくつかの例では、販売者コンピューティングデバイス106は、サーバ102と通信するために販売者コンピューティングデバイス106を特別に構成することができる1つ以上のアプリケーションを記憶することができる。いくつかの例では、1つ以上のアプリケーションは、(たとえば、それに関連付けられた1つ以上のサービスにアクセスするために)サービスプロバイダによって提供され得る。いくつかの例では、各アプリケーションは、サービスプロバイダによって提供されるサービスに関連付けることができる。いくつかの例では、アプリケーションは、サービスプロバイダによって提供される複数のサービスに関連付けることができる。いくつかの例では、販売者104は、ウェブブラウザまたは他のアクセスポイントを介してサービスプロバイダのサービス(複数可)にアクセスすることができる。本明細書で使用される場合、「プラットフォーム」は、サービスプロバイダによって提供されるサービスに関連付けられたコンピューティングコンポーネント(たとえば、ソフトウェア、および、リソースの周囲のエコシステム)を含むことができる。単一の販売者104が図示されているが、任意の数の販売者が環境100内に存在することができる。
【0033】
[0033]少なくとも1つの例では、顧客108および顧客110などの1以上の顧客は、顧客コンピューティングデバイス112および顧客コンピューティングデバイス114などのそれぞれのコンピューティングデバイスを動作させることができる。少なくとも1つの例では、顧客コンピューティングデバイス112、114は、ネットワーク107を介して販売者コンピューティングデバイス106と通信することができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス112、114は、直接的に(たとえば、サーバ102を経由せずに)および/または間接的に(たとえば、サーバ102を介して)販売者コンピューティングデバイス106と通信することができる。少なくとも1つの例では、顧客コンピューティングデバイス112、114は、顧客コンピューティングデバイス112、114が通信を送信および/または受信することを可能にするための機能に関連付けられ得る。そのような通信は、テキスト通信、電子メール通信、ソーシャルメディア通信、ファーストパーティアプリケーション通信(たとえば、サービスプロバイダに関連付けられたアプリケーションを介して交換される通信)、サードパーティアプリケーション通信(たとえば、サービスプロバイダ以外の当事者に関連付けられたアプリケーションを介して交換され、1つ以上の専用API接続ポイントを介してサービスプロバイダによってアクセス可能な通信)などを含むことができる。2つの顧客108、110および2つの顧客コンピューティングデバイス112、114が示されているが、任意の数の顧客が環境100内に存在することができる。
【0034】
[0034]販売者コンピューティングデバイス106および顧客コンピューティングデバイス112、114は、タブレットコンピューティングデバイス、スマートフォンまたはモバイル通信デバイス、ラップトップ、ネットブックまたは他のポータブルコンピュータまたはセミポータブルコンピュータ、デスクトップコンピューティングデバイス、端末コンピューティングデバイスまたは他の半静止型または静止型コンピューティングデバイス、専用デバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイスまたは他の身体搭載コンピューティングデバイス、拡張現実デバイス、仮想現実デバイス、モノのインターネット(loT)デバイスなど、任意のタイプのコンピューティングデバイスであり得る。サーバ102は、任意の数の方法で具体化することができる1つ以上のサーバまたは他のタイプのコンピューティングデバイスとすることができる。例えば、サーバの例では、コンポーネント、他の機能コンポーネント、および/またはデータは、単一のサーバ、サーバのクラスタ、サーバファームまたはデータセンタ、クラウドホステッドコンピューティングサービス、クラウドホステッドストレージサービスなどに実装することができるが、他のコンピュータアーキテクチャも追加的にまたは代替的に使用することができる。
【0035】
[0035]少なくとも1つの例では、サーバ102は、コンテキスト決定コンポーネント118及び訓練コンポーネント120に関連付けることができる通信管理コンポーネント116に関連付けることができる。少なくとも1つの例では、サーバ102は、ユーザプロファイル124、許可126、および/またはルール128を含むがこれらに限定されないデータを記憶することができる1つ以上のデータストア122に関連付けることができる。
【0036】
[0036]通信管理コンポーネント116は、本明細書で説明するような通信を管理および/またはルーティングすることができる。少なくとも1つの例では、顧客108は、販売者104に関連付けられたコンピューティングデバイスを介して販売者104に通信を送ることができ、少なくとも1つの例では、顧客コンピューティングデバイス112は、サーバ102を介して販売者コンピューティングデバイス106に通信を送信することができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス112は、販売者コンピューティングデバイス106に直接通信を送ることができる。少なくとも1つの例では、通信は、販売者を識別する販売者識別子と、顧客を識別する顧客識別子とに関連付けられ得る。いくつかの例では、顧客識別子は、デバイス識別子などであり得る。いくつかの例では、顧客識別子は、通信が送信される通信チャネルのタイプに特有であり得る(たとえば、顧客識別子は、通信チャネルがテキスト通信である場合は電話番号、通信チャネルが電子メールである場合は電子メールアドレスなどであり得る)。少なくとも1つの例では、通信は、テキスト通信、電子メール通信、ファーストパーティアプリケーションを介して送信される通信、サードパーティアプリケーションを介して送信される通信、ソーシャルメディア通信などを含むことができる第1の通信チャネルを介して送信することができる。本明細書で使用される「通信」は、通信チャネルを介して送信され得る、テキスト要素、グラフィカル要素、画像要素、ビデオ要素、サウンド要素などに関連付けられ得る任意のオブジェクトを指すことができ、いくつかの例では、通信は、アタッチメント、クーポン、および/または埋め込み機能(たとえば、ディープリンク、ハイパーリンク、支払リンクなど)に関連付けられ得る。詳細には説明しないが、少なくとも1つの例では、顧客コンピューティングデバイス112は、電話通話を介して会話を開始することができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス112は、上述のように、フィードバックサービス、アポイントメントサービスなどの第1のサービスに関連付けられた第1のプラットフォームを介して会話を開始することができる。
【0037】
[0037]上述のように、いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、通信を受信することができる。通信管理コンポーネント116は、通信に関連付けられた販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、通信をルーティングする(たとえば、通信を送信する)べき場所を決定することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、トークンまたは他の識別子を通信に関連付けることができる。トークンまたは他の識別子は、送信エンティティ(たとえば、顧客108および/または顧客コンピューティングデバイス112)に関連付けられ得る。同じトークン、または他の識別子に関連付けられたメッセージは、販売者104と顧客108との間のすべての通信を表す会話(または「トランスクリプト」)に統合することができる。いくつかの例では、同じ顧客および/または同じイベント/対話に関連付けられた通信を一緒にグループ化することができるように会話をスレッド化することができる。少なくとも1つの例では、本明細書で説明するような会話は、本明細書で説明する統合通信ユーザインターフェース130で表すことができる。
【0038】
[0038]いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、通信を「標準化されたフォーマット」に変換することができる。変換された通信は、(たとえば、データストア(複数可)122に)記憶することができる。いくつかの例では、
図1に示すように、統合通信ユーザインターフェース130を介して提示することができる。少なくとも1つの例では、販売者104は、アプリケーション、ウェブブラウザなどを介して統合通信ユーザインターフェース130にアクセスすることができる。通信管理コンポーネント116は、異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォームを介して販売者104(たとえば、販売者104は意図された受信者)によって受信された通信を、単一のアクセスポイント(たとえば、統合通信ユーザインターフェース)に統合することができ、その結果、販売者104は、単一のアクセスポイントとの対話を介して通信を閲覧および/または応答することができる。いくつかの例では、通信は、上記で説明したように、トークンまたは他の識別子に少なくとも部分的に基づき得るエンティティ(たとえば、顧客、ベンダなど)によって構成され得る。いくつかの例では、通信は、日付、時間、通信チャネル、コンテンツ、ルール、および/または同様のものに基づいて構成され得る。いくつかの例では、通信は、送信者(たとえば、顧客)の優先度、特性などに基づいて構成され得る。統合通信ユーザインターフェース130に関連するさらなる詳細は、
図2A~
図2Fを参照して以下に提供される。
【0039】
[0039]いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、販売者コンピューティングデバイス106から通信を受信することができる。少なくとも1つの例では、通信は、販売者を識別するための販売者識別子と、受信者(たとえば、顧客、ベンダなど)の識別子とに関連付けられ得る。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、(たとえば、意図された受信者に関連付けられた受信者識別子に少なくとも部分的に基づいて)意図された受信者へ通信をルーティングすることができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、上述のように通信を統合するために使用され得る、トークンまたは他の識別子を通信に関連付け得る。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、通信を送信すべき通信チャネルに少なくとも部分的に基づいて、通信を特定のフォーマットに(たとえば、標準化されたフォーマットからテキスト通信フォーマットなどに)変換することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、販売者104および/またはサービスプロバイダから通信を受信する同意を得るために、意図された受信者に要求を送信することができる。
【0040】
[0040]いくつかの例では、販売者コンピューティングデバイス106から発信される通信は、上述の通信チャネルのいずれか(たとえば、テキスト通信、電子メール通信、ファーストパーティアプリケーションを介して送信される通信、サードパーティアプリケーションを介して送信される通信、ソーシャルメディア通信など)、および/または、上述の任意のプラットフォームに関連付けられ得る。いくつかの例では、顧客によって受信された通信に応答して送信された通信(たとえば、上記の顧客コンピューティングデバイス112から送信された通信への応答)は、通信が受信されたときに同じ通信チャネルおよび/またはプラットフォームに関連付けられ得るか、または、通信が受信されたときに異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォームに関連付けられ得る。すなわち、第1の通信チャネルおよび第1のプラットフォームを介して顧客コンピューティングデバイス112から販売者コンピューティングデバイス106へ通信が送信される上述の例では、そのような通信に対する応答は、第1の通信チャネルおよび第1のプラットフォームまたは第2の通信チャネルおよび/または第2のプラットフォームを介して送信され得る。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信を送信するための通信チャネル(複数可)および/またはプラットフォーム(複数可)を推奨することができ、ならびに/または、本明細書で説明するような通信を最適化するために異なる通信チャネル(複数可)および/またはプラットフォーム(複数可)の間で自動的に切り替えることができる。
【0041】
[0041]コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられた日付、通信に関連付けられた時間、通信に関連付けられたトピック、通信のコンテンツ、通信に関連付けられた販売者の販売者選好、通信に関連付けられた顧客の顧客選好、通信が受信された通信チャネル、通信が受信されたサービス/プラットフォームなどのうちの1つ以上を決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられた日付スタンプに少なくとも部分的に基づいて日付を決定することができ、および/または、通信に関連付けられたタイムスタンプに少なくとも部分的に基づいて時間を決定することができる。
【0042】
[0042]少なくとも1つの例では、コンテンツ決定コンポーネント118は、ユーザプロファイル124の販売者プロファイルにアクセスするために通信に関連付けられた販売者識別子を使用することに少なくとも部分的に基づいて、販売者選好を決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテンツ決定コンポーネント118は、1つ以上の選好(プリファレンス)が知られているサービスプロバイダに関連付けられた別の1つ以上の販売者に(たとえば、類似アルゴリズムなどを使用して)販売者が類似していると決定することに少なくとも部分的に基づいて、販売者選好を決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、ユーザプロファイル124の顧客プロファイルにアクセスするために、通信に関連付けられた顧客識別子を使用することに少なくとも部分的に基づいて、顧客選好を決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、1つ以上の選好が知られているサービスプロバイダに関連付けられた別の1つ以上の顧客と(たとえば、類似性アルゴリズムなどを使用して)顧客が類似していると決定することに少なくとも部分的に基づいて、顧客選好を決定することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられたメタデータに少なくとも部分的に基づいて、通信が受信された通信チャネルおよび/またはサービス/プラットフォームを決定することができる。
【0043】
[0043]いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられたデータ(履歴通信および他の同様の販売者によって受信された通信を含む、および/または、そのような通信の履歴に基づいて優先度ツリーを作成することを含む)と、通信に関与する当事者(たとえば、販売者および/または顧客)に関連する情報とを解析することに少なくとも部分的に基づいて、通信のトピックおよび/またはコンテンツを決定することができる。通信は、販売者の時間に関する質問(例えば、「いつ販売者が開いているか?」)、アポイントメントに関する混乱、サービスを追加/変更する要求、販売者位置および他のアポイントメント詳細に関する質問、アポイントメント詳細の確認、アポイントメント後の質問、特定の販売者と顧客との間の最後の通信などの形態で受信することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、自然言語処理、画像処理、および/または他の機械訓練されたモデルを利用して、通信のコンテンツを決定することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信の意味論的な(セマンティック)意味を決定するために分類器または他のモデルを利用することができ、そのような決定に少なくとも部分的に基づいて通信のトピックを決定することができる。いくつかの例では、通信は、処理のために特定の言語に翻訳することができ、任意の応答は、着信通信に関連付けられた元の言語に翻訳して戻すことができる。
【0044】
[0044]いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信が時間的表現に関連付けられていると決定することができる。すなわち、少なくとも1つの例では、コンテンツ決定コンポーネント118は、機械訓練されたモデル(たとえば、分類器など)を利用して、通信のコンテンツにおける時間的表現を検出することができる。いくつかの例では、ルールベースのアプローチまたは確率的意味解析を使用して、通信における時間的表現を検出することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、識別された時間的表現に基づいて通信を区分することができ、通信を表す表現を用いて通信をモデル化することができる。時間的表現および対応する表現を含む通信の例は、以下の表Aに提供される。少なくとも1つの例では、多段パイプラインを使用して、通信にラベル付けし、解析することができる。いくつかの例では、ラベルは、情報抽出ヘッドを使用して、変換器などの人工ニューラルネットワークによって決定され得る。いくつかの例では、構文解析は、ルールベースのコンテキストフリー文法(CFG)パーサを使用して実行され得る。いくつかの例では、(テキスト)スパンラベリングまたは依存関係ラベリングなどの意味的役割ラベリングおよび構文解析を使用して、文中のコンテキストを発見することができる。一例では、本明細書で説明する技法は、情報抽出ヘッドを用いて人工ニューラルネットワークを微調整することによってラベル付きスパンを識別し、ルールベースのCFGパーサを使用してスパンを構文解析することができる。
【表A】
【0045】
[0045]少なくとも1つの例では、時間的表現は、包含的または除外的な選好を示すラベルに関連付けることができる。コンテキスト決定コンポーネント118は、どの選好を更新または保持すべきかを決定するためにヒューリスティックプラグマティクスを利用することができる。いくつかの例では、以前に提示された候補時刻は、基準時刻として使用され得、日付及び時刻の選好は独立して更新され得る。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられた1つ以上の時間的表現を集約的表現に構成することができ、それは文法と組み合わせられ、論理形式で裏打ちされて、長い複雑な時間的表現を構成することができ、応答を決定するおよび/または時間をネゴシエートするために使用することができる。そのような(たとえば、時間的表現の)コンテキスト決定は、本明細書で説明するように、アポイントメント、予約、および/または同様のものをスケジューリングまたは再スケジューリングするために有用であり得る時間をネゴシエートするために使用され得る。
【0046】
[0046]本明細書で説明する機械学習技法は、アポイントメント、予約、および/または同様のものをスケジューリングまたは再スケジューリングするための時間のネゴシエーションを超える追加のまたは代替の実装形態に適用可能であり得る。たとえば、いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信が地理的および/または位置ベースの表現に関連付けられている(たとえば、通信が位置関連である)と決定することができる。追加または代替の例として、いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信が商用表現に関連付けられている(たとえば、通信が取引関連である)と決定することができる。時間的表現に関して上述したように、いくつかの例では、ルールベースのアプローチまたは確率的意味解析を使用して、通信におけるそのような表現を検出することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、識別された商用表現に基づいて通信を区分することができ、通信を表す表現を用いて通信をモデル化することができる。上述のように、少なくとも1つの例では、多段パイプラインを使用して通信にラベル付けおよび解析することができる。いくつかの例では、ラベルは、変換器などの人工ニューラルネットワークによって、情報抽出ヘッドを使用して決定することができる。いくつかの例では、解析は、ルールベースのCFGパーサを使用して実行することができる。いくつかの例では、(テキスト)スパンラベリングまたは依存性ラベリングなどの意味的役割ラベリングおよび解析は、文中のコンテキストを発見するために使用することができる。一例では、本明細書で説明する技法は、情報抽出ヘッドを用いて人工ニューラルネットワークを微調整することによってラベル付きスパンを識別することができ、ルールベースのCFGパーサを使用してスパンを解析することができる。
【0047】
[0047]いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、コンテキストデータを利用して、質問への応答または応答のための推奨を生成することができ、または選択するための応答のアレイを提供することさえできる。すなわち、少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、応答通信のためのコンテンツを決定するためにコンテキストデータを利用することができる。一例では、通信管理コンポーネント116は、センテンス(文)の類似性などの自然言語処理を適用して、先行する質問/応答およびその中の「トーン」に一致する応答を作成することができ、したがって、「会話の流れ」を保証する。そのような例では、通信管理コンポーネント116によって生成されるベクトル表現は、類似の概念または類似の関係を表す類似のセンテンス(文)に対して類似し得る。したがって、2つの文のベクトル表現の比較は、文が類似の概念または関係を表すかどうかを示し得る。例えば、通信管理コンポーネント116は、文法文構造内で利用される他の品詞を含むフレーズの文法構造または述語-引数-構造を解析し、応答時に、<対象(サブジェクト)/オブジェクト/時間的表現>を<時間的表現/前置詞>に変更するなど、形容詞、前置詞などを追加または削除して、文の類似性を改善する。
【0048】
[0048]いくつかの例では、コンテキストデータは、ファイル(たとえば、領収書、請求書など)を添付すること、リンク(たとえば、スケジューリングリンク、支払リンク、仮想カートなど)を埋め込むことなど、応答通信に関連して実行されるべきアクションを推奨するために通信管理コンポーネント116によって使用され得る。すなわち、いくつかの例では、コンテキストデータは、オブジェクト(たとえば、領収書、フィードバック、リンクなど)を通信に添付または関連付けるための推奨を生成するために、および/または、イベント/通信との対話に関連付けられたデータを通信に関連付けるために使用され得る。いくつかの例では、推奨は、販売者および/または顧客がアクション(例えば、「ここをクリック」など)を実行するための作動機構または他の機構を含む応答を生成するために使用され得る。
【0049】
[0049]いくつかの例では、上述のように、リンクは、顧客がサービス/プラットフォームと対話することを可能にするために、埋め込み要素を用いて作成され得る。たとえば、着信通信が予約を再スケジュールする要求に関連付けられている場合、着信通信に関連付けられたコンテキストデータは、代替アポイントメントの日付または時間を含む応答または応答のための推奨を生成するために、通信管理コンポーネント116によって使用され得る。いくつかの例では、応答または推奨は、顧客が彼らのアポイントメントを再スケジュールすることを可能にするためのリンクを含むことができる。別の例として、着信通信がアイテムを購入する要求に関連付けられている場合、着信通信に関連付けられたコンテキストデータは、通信管理コンポーネント116によって使用されて、販売者104からアイテムを購入するためのリンクを含む応答または応答のための推奨を生成することができる。いくつかの例では、販売者104は、顧客に応答するために、応答またはその一部分のための推奨を使用することができる。いくつつかの例では、その応答は、販売者104からの入力なしに、顧客コンピューティングデバイスに自動で送ることができる。
【0050】
[0050]いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、通信のコンテンツを改善するために推奨を出力することができる。たとえば、通信管理コンポーネント116は、改善された文法、スペル、トーン、センチメントなどに関する推奨を出力することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、通信が(たとえば、キャリアおよび/またはインターネットサービスプロバイダ(ISP)によって決定された、性、ヘイトスピーチ、アルコール、銃器、タバコ、大麻などに関連する)不適切な素材、通信をオプトアウトするための、または通信をオプトインするためのオプションを低減するための提案などを含む、提案を提供することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、販売者104が通信を構成して通信構成を合理化している間に、応答を事前入力し、および/またはワードおよび/またはフレーズを提案することができる。そのような推奨は、販売者によって送信される通信の品質を改善することができる。さらに、そのような推奨は、(たとえば、コンテキストなどを提供する応答(たとえば、料金についてのクエリに応答する応答通信に領収書を添付すること)を用いて受領時の紛争に対処することなどによって)チャージバックおよび紛争を低減することを助けることができる。
【0051】
[0051]いくつかの例では、ドメイン固有言語が通信管理コンポーネント116によって使用されて、(たとえば、販売者および/またはワーカーが介在することなく)会話交換を自動的に容易にすることができる。そのようなドメイン固有言語は、会話を容易にするために仮想アシスタント(たとえば、ボット)などによって使用され得る、会話フローのために使用され得る。いくつかの例では、ドメイン固有言語は、ルールベースであるかおよび/または学習され得る。
【0052】
[0052]いくつかの例では、コンテキストデータは、通信を送信すべき通信チャネルおよび/またはプラットフォームを決定するために、通信管理コンポーネント116によって使用され得る。少なくとも1つの例では、コンテキストデータは、通信管理コンポーネント116へ提供され得る。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、コンテキストデータを利用して、推奨を生成し、および/またはメッセージングに関する動作を実行することができる。たとえば、少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、第1の通信チャネルを介して受信された通信が第2の通信チャネルを介して応答されることを推奨することができる。追加または代替の例として、通信管理コンポーネント116は、第1のプラットフォームを介して受信された通信が第2のプラットフォームを介して応答されることを推奨することができる。いくつかの例では、そのような推奨は、統合通信ユーザインターフェース130を介して表面化させることができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、そのような推奨を利用して、販売者104からの入力なしに(たとえば、自動的に)動作を実行し得る。例えば、通信管理コンポーネント116は、第2の通信チャネルおよび/または第2のプラットフォームを介して、販売者104からそうする命令を受信することなく(および/または販売者104がそのような知識を有することなく)、応答を送信することができる。
【0053】
[0053]少なくとも1つの例では、特定の種類の通信(たとえば、マーケティング通信)は、1つの通信チャネルを介して送られなくてもよく、別の通信チャネルを介して送られてもよい。そのような例では、通信のタイプを示す通信に関連付けられたコンテキストデータを使用して、通信をルーティングする方法を決定することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、どの通信チャネルおよび/またはプラットフォームが通信を送信するかを決定するために、販売者選好および/または顧客選好を利用することができる。たとえば、いくつかの例では、顧客は、同じ通信チャネルに関連付けられた複数の識別子(たとえば、複数の電話番号、複数の電子メールアドレスなど)に関連付けられることができる。そのような例では、顧客選好を使用して、どの識別子が通信を送信するかを決定することができる。いくつかの例では、コンプライアンスデータおよび/または他のルールを使用して、同じ通信チャネルに関連付けられた複数の識別子のうちのどれが通信を送信するかを決定することができる。
【0054】
[0054]少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、機械訓練されたモデル(たとえば、分類器、ニューラルネットワークなど)を利用して、通信をルーティングする通信チャネルおよび/またはプラットフォームを決定することができる。いくつかの例では、そのようなモデルは、サービスプロバイダのユーザに関連付けられた以前の通信に少なくとも部分的に基づいて訓練され得る。そのような通信は、そのような通信のコンテンツ、そのような通信の日付および/または時間、そのような通信に関連付けられた通信チャネルおよび/またはプラットフォーム、そのような通信に関連付けられたユーザ及び/又は同様のものを示すメタデータに関連付けることができる。そのようなデータは、例えば機械学習機構を使用して、モデルを訓練するために使用することができる。結果として得られる機械訓練されたモデルは、統計的分類器、ニューラルネットワークなどであり得る。機械訓練されたモデルは、1つ以上のクラスを出力することができ、各クラスは、異なる通信チャネルまたはプラットフォームを表す。いくつかの例では、そのようなクラスは、個々のユーザの異なる識別子を表すことができ、各識別子は、異なる通信チャネル(たとえば、電子メールアドレス/電子メール、電話番号/テキストメッセージ、識別子/ソーシャルメディアプラットフォームなど)に対応する。クラスは、通信をルーティングするための推奨される通信チャネルおよび/またはプラットフォームを識別するように、ランク付けされるか、またはそうでなければそのように構成され得る。
【0055】
[0055]いくつかの例では、通信をルーティングするための通信チャネルおよび/またはプラットフォームに関連する推奨は、統合通信ユーザインターフェース130を介して表面化され得る。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、そのような推奨を利用して、販売者104からの入力なしに(たとえば、自動的に)動作を実行することができる。たとえば、通信管理コンポーネント116は、販売者104からそのようにする命令を受信することなく、第2の通信チャネルおよび/または第2のプラットフォームを介して応答を送信することができる。
【0056】
[0056]少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、統合通信ユーザインターフェース130を生成することができ、販売者コンピューティングデバイス106を介して統合通信ユーザインターフェース130を提示するための命令を送ることができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、通信および/または他のコンテキストデータ(たとえば、アポイントメント、レシート、受信されたフィードバック、注文、フルフィルメントアクション、支払いなど)を、同じトークン、または他の識別子に関連付けられているそのような通信および/または他のコンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて集約することができる。すなわち、同じトークン、または他の識別子に関連付けられた通信および/または他のコンテキストデータは、会話に統合され得る。会話の表現は、以下でより詳細に説明するように、統合通信ユーザインターフェース130を介して提示することができる。
【0057】
[0057]訓練コンポーネント120は、機械学習機構を使用してモデルを訓練するように構成され得る。例えば、機械学習機構は、推奨、スコア、および/または別の指標(インディケーション)であり得る出力を生成するデータモデルを訓練するために、訓練データを解析することができる。機械学習機構は、教師あり学習アルゴリズム(例えば、人工ニューラルネットワーク、ベイジアン統計、サポートベクトルマシン、決定木、分類器、k最近傍など)、教師なし学習アルゴリズム(例えば、人工ニューラルネットワーク、関連ルール学習、階層的クラスタリング、クラスタ解析など)、半教師あり学習アルゴリズム、深層学習アルゴリズムなど、統計モデルなどを含むことができるが、これらに限定されない。上述の機械訓練されたモデルは、訓練コンポーネント120によって生成および/または訓練され、実行時に使用するために記憶され得る。
【0058】
[0058]少なくとも1つの例では、訓練コンポーネント120は、通信における時間的表現を決定するためのモデルを機械学習を使用して訓練するための訓練データとして、通信または通信管理コンポーネント116によって受信および/または送信される他の通信に関連付けられた記憶された通信データを利用することができる。そのような時間的表現は、通信に対する応答に関する推奨を決定するために使用され得る。少なくとも1つの例では、訓練コンポーネント120は、機械訓練されたモデルによって以前に出力された推奨に少なくとも部分的に基づいて新しい訓練データを受信することができ、機械訓練されたモデルの重みまたは他の態様を修正して、その精度を改善することができる。すなわち、少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116によって受信および/または送信された通信に関連付けられた通信データ、それに基づいて生成された推奨、新しい製品またはサービスのインテグレーション(統合)などは、訓練コンポーネント120によって解析されたときに機械訓練されたモデルに関連付けられた特徴に改善をもたらす新しい訓練データに関連付けることができる。したがって、本明細書で説明する技法は、そのような機械訓練されたモデルが経時的に改善することを可能にする。
【0059】
[0059]データストア(複数可)122は、アクセス可能、管理可能、および更新可能なデータを記憶するように構成することができる。いくつかの例では、データストア(複数可)122がサーバ(複数可)102と統合され得る。他の例では、データストア122(複数可)は、サーバ(複数可)102から遠隔に位置することができ、サーバ(複数可)102にアクセスすることができる。データストア(複数可)122は、ネットワーク(複数可)107を介してローカルおよび/またはリモートに接続された複数のデータベースおよび/またはサーバを備えることができる。
【0060】
[0060]少なくとも1つの例では、データストア122は、販売者プロファイル、顧客プロファイルなどを含むことができるユーザプロファイル124を記憶することができる。
【0061】
[0061]販売者プロファイルは、販売者に関連付けられたデータを記憶するか、または他の方法で関連付けることができる。例えば、販売者プロファイルは、販売者に関する情報(例えば、販売者の名称、販売者の地理的位置、販売者の営業時間、従業員情報、販売者選好(例えば、学習された又は販売者指定の)、(異なる通信チャネル及び/又はプラットフォームに関連付けられ得る)販売者の識別子(複数可)、販売者カテゴリ分類(MCC)、販売者によって販売のために提供されるアイテム(例えば、商品(複数可)又はサービス(複数可))、販売者によって使用されるハードウェア(例えば、デバイスタイプ)、販売者に関連付けられた取引データ(例えば、販売者によって行われた取引、取引に関連付けられた支払データ、取引に関連付けられたアイテム、取引に関連付けられたアイテムの説明、取引の各々の項目別及び/又は合計の数量、取引の当事者、取引に関連付けられた日付、時間、及び/又は位置)、販売者に関連付けられたローン情報(例えば、販売者に行われた以前のローン、当該ローンの以前のデフォルトなど)、販売者に関連付けられたリスク情報(例えば、リスクの指標インディケーション)、詐欺、チャージバックなどの事例)、アポイントメント情報(例えば、以前のアポイントメント、来るべき(スケジュールされた)アポイントメント、アポイントメントのタイミング、アポイントメントの長さなど)、給与情報(例えば、従業員、給与頻度、給与額など)、従業員情報、予約データ(例えば、以前の予約、来るべき(スケジュールされた)予約、そのような予約に関連付けられた対話など)、在庫データ、顧客サービスデータ、メッセージングデータなどを記憶し、又は他の方法で関連付けることができる。販売者プロファイルは、販売者によって提供されるように銀行口座情報を安全に記憶することができる。いくつかの例では、販売者プロファイルは、通信のために使用することを好む通信チャネル(複数可)および/またはプラットフォーム(複数可)、通信のために使用することを好む通信チャネルに関連付けられた識別子(複数可)などに対する販売者選好を含むことができる。いくつかの例では、販売者に関連付けられた履歴通信データ(たとえば、送信された通信、受信された通信、応答、応答時間など)を、販売者プロファイルに関連付けることができる。
【0062】
[0062]顧客プロファイルは、顧客情報(例えば、名前、電話番号、住所、銀行情報、識別子(例えば、異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォームに関連する)、顧客選好(例えば、学習されたまたは顧客指定された)、購入履歴データ(例えば、1つ以上の購入されたアイテム(およびそれぞれのアイテム情報)を識別する)、1つ以上のアイテムを購入するために使用される支払機器、1つ以上の注文に関連付けられた返品、1つ以上の注文のステータス(例えば、準備、パッケージング、輸送中、配達済など)、アポイントメントデータ(例えば、以前のアポイントメント、来るべき(スケジュールされた)アポイントメント、アポイントメントのタイミング、アポイントメントの長さなど)、給与データ(例えば、雇用者、給与頻度、給与額など)、予約データ(例えば、以前の予約、次回の(スケジュールされた)予約、予約期間、そのような予約に関連付けられた対話など)、在庫データ、顧客サービスデータ、メッセージングデータなどを含むがこれらに限定されない顧客データを含むことができる。いくつかの例では、顧客プロファイルは、どの通信チャネルおよび/またはプラットフォームを通信のために使用することを好むか、通信チャネルに関連付けられたどの識別子を通信のために使用することを好むかに関する販売者選好などを含むことができる。いくつかの例では、顧客に関連付けられた履歴通信データ(たとえば、送信された通信、受信された通信、応答、応答時間など)は、顧客プロファイルに関連付けられ得る。
【0063】
[0063]少なくとも1つの例では、データストア122は、許可126を記憶することができる。許可126は、どのユーザが通信を送信および/または受信することを許可されているかを示すことができる。いくつかの例では、そのような許可126は、個々のワーカー、販売者、ワーカーに関連付けられたタイトルまたは役割(たとえば、「所有者」、「マネージャ」、「受付係」などのタイトルに関連するワーカー、「フルアクセスワーカー」などの役割に関連付けられたワーカーなど)などに特有であり得る。いくつかの例では、(1つ以上の)許可126がデバイスコード(たとえば、機能への一時的なアクセスを許可するためにユーザにプロビジョニングされたコード)に特有であり得る。許可126は、個々の通信にセキュリティおよび/またはアクセス制御を提供することができる。すなわち、いくつかの例では、許可126は、通信管理コンポーネント116が、特定の通信への他のワーカーのアクセスを制限しながら、特定のワーカーに通信を選択的に提示することを可能にすることができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、許可126を利用して、ワーカーが通信に対話および/または応答できる方法を制限することができる。少なくとも1つの例では、許可は、設定ユーザインターフェースを介して設定することができる。
【0064】
[0064]ルール128は、特定のユーザおよび/または特定のタイトルに関連付けられたユーザにルーティングされるべき通信のタイプを示すことができる。ルール128は、特定の問題および/または要求の効率的な解決を可能にするために、特定のユーザおよび/または特定のタイトルに関連するユーザへの通信のルーティングを可能にすることができる。すなわち、いくつかの例では、ルール128は、通信管理コンポーネント116が、本明細書で説明するセキュリティ、アクセス制御、および/または効率を提供することができる特定のワーカーおよび/または特定のタイトルを有するワーカーに通信をルーティングすることを可能にすることができる。いくつかの例では、ルール128に少なくとも部分的に基づいて、それらにルーティングされる通信を受信するワーカーは、通信を処理することができ、および/または別のワーカーに通信を割り当てることができる。上述のように、ツリーは、ルール128に記憶することができる。
【0065】
[0065]いくつかの例では、許可(複数可)126および/またはルール(複数可)128は、設定ユーザインターフェースを介して個々の販売者および/またはユーザによって構成され得る。いくつかの例では、許可(複数可)126および/またはルール(複数可)128は、学習され得るか、または他の方法で決定され得る。
【0066】
[0066]
図1は、販売者および顧客を対象とするが、本明細書で説明する技法は、販売者およびベンダ、ピアツーピア取引におけるピアなど、ユーザ間で交換される任意の通信に適用可能であり得る。
【0067】
[0067]いくつかの例では、本明細書で説明するメッセージング機能は、SDK、API、および/または同様のものを介して、ファーストパーティアプリケーションおよび/またはサードパーティアプリケーションに統合することができる。
【0068】
[0068]
図2A~
図2Fは、本明細書で説明するように、統合通信ユーザインターフェースを提示することができるユーザインターフェース200の例を示す。少なくとも1つの例では、ユーザインターフェース200は、販売者コンピューティングデバイス106上のアプリケーション、販売者コンピューティングデバイス106上のウェブブラウザなどを介して提示することができる。少なくとも1つの例では、ユーザインターフェース200は、ビジネス、部門、または特定の処理の健全性を監視するために、販売者104がキーパフォーマンスインジケータ(KPI)、メトリック、および/またはキーデータポイントを視覚的に追跡、解析、および/または表示することを可能にする、ダッシュボード、または情報管理ツールであり得る。いくつかの例では、ユーザインターフェース200は、(たとえば、サービスプロバイダによって提供される支払処理サービスに関連付けられた)販売時点情報管理アプリケーションおよび/またはサービスプロバイダによって提供されるサービスに関連付けられた別のアプリケーションを介して提示され得る。いくつかの例では、ユーザインターフェース200は、販売者対面メッセージングアプリケーションを介して提示され得る。少なくとも1つの例では、ユーザインターフェース200を提示するように構成された機能コンポーネントは、1つ以上の顧客対面サービス/プラットフォームおよび/または通信チャネルから通信および/または他のデータを取得することができる。いくつかの例では、ユーザインターフェース200は、販売者104がサービスプロバイダを介して利用可能なサービスに関連付けられた他の機能コンポーネントにナビゲートすることを可能にする作動機構202に関連付けることができる。いくつかの例では、作動機構(複数可)202のうちの1つを作動させることによって、アプリケーション、ウェブブラウザなどは、対応するサービスに関連付けられた機能コンポーネントにナビゲートすることができる。いくつかの例では、別のアプリケーションまたはウェブページが開いて、対応するサービスへのアクセスを提供することができる。
【0069】
[0069]いくつかの例では、ユーザインターフェース200は、販売者104に関連する情報を提示することができるセクション204を含むことができる。いくつかの例では、セクション204は、アクティビティ、KPIなどを含み得る。少なくとも1つの例では、ユーザインターフェース200は、販売者104が電子カレンダーユーザインターフェース、統合通信ユーザインターフェース、ヘルプユーザインターフェース、および/または同様のものなどの他の機能コンポーネントにナビゲートすることを可能にするために、テキスト、画像、ピクチャ、ビデオ、および/または同様のものを含み得る1つ以上の要素206を含むことができる。少なくとも1つの例では、ユーザインターフェース200に関連付けられたコンテンツおよび/またはコンテンツの構成は、販売者104の特定のニーズを満たすようにカスタマイズ可能であり得る。
【0070】
[0070]少なくとも1つの例では、1つ以上の要素206は、1つ以上の要素206のうちの1つに関連付けられた入力が、対応するユーザインターフェースまたはその一部分を、ユーザインターフェース200またはその一部分を介して提示させることができるように、それぞれの作動機構に関連付けることができる。
図2Aに示すように、統合通信ユーザインターフェース208は、ユーザインターフェース200の一部を介して提示される。少なくとも一例では、統合通信ユーザインターフェース208に関連付けられた要素(複数可)206のうちの要素の作動を検出することに少なくとも部分的に基づいて、販売者コンピューティングデバイス106は、統合通信ユーザインターフェース208を生成するための命令および/または他のデータの要求を送信することができる。いくつかの例では、新しい通信および/またはコンテキストデータは、統合通信ユーザインターフェース208を更新するために、販売者コンピューティングデバイス106にプッシュされ得る。
図2Aでは、統合通信ユーザインターフェース200は、ユーザインターフェース200のセクションを介して提示される。しかしながら、追加または代替の例では、統合通信ユーザインターフェース208は、新しいユーザインターフェース、ポップアップ、オーバーレイなどを介して提示され得る。少なくとも1つの例では、統合通信ユーザインターフェース208は、単一のアクセスポイントにおいて販売者104に関連付けられた、通信、または、1つ以上の通信を含む会話の表現を提示することができる。すなわち、統合通信ユーザインターフェース200に提示される通信は、サービスプロバイダに関連付けられた複数の通信チャネルおよび/または複数のプラットフォームに関連付けることができる。いくつかの例では、上記で説明したように、通信は、エンティティ(たとえば、顧客、ベンダなど)によって構成され得る。いくつかの例では、通信は、日付、時間、通信チャネル、コンテンツ、ルールなどに基づいて構成され得る。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116によって提供されるトークン又は他の識別子に関連付けられ得る特定のエンティティ(たとえば、顧客)に関連付けられた通信は、会話に関連付けられ得、その表現は、統合通信ユーザインターフェース208を介して提示され得る。
【0071】
[0071]いくつかの例では、販売者104に関連付けられたすべての会話は、統合通信ユーザインターフェース208を介して提示され得る。いくつかの例では、販売者に関連付けられたすべての会話のサブセットは、統合通信ユーザインターフェース208を介して提示され得る。いくつかの例では、サブセットは、最近のアクティビティ、顧客ステータス(たとえば、ロイヤルティ、メンバーシッププログラムなどに基づく)、優先度などに基づいて選択され得る。いくつかの例では、仮想アシスタント(たとえば、ボット)によって処理され得る会話は、サブセットからフィルタリングされ得る。統合通信ユーザインターフェース208を介して提示されない会話の場合、販売者104は、ユーザインターフェース200に関連付けられた機能を使用して、特定の会話を検索し、および/またはそうでなければ他の会話を閲覧することができる。
【0072】
[0072]本明細書で説明されるように、メッセージングは、販売者によって、販売者のビジネスの1つ以上の態様を管理するために使用され得る。たとえば、メッセージングは、アポイントメントをブッキングする前(たとえば、時間、位置などに関する質問に回答する)、アポイントメント前(たとえば、アポイントメントの詳細を明確にすること、サービスを追加/変更すること、アポイントメントに関する質問に回答すること、アポイントメントを確認すること、位置に関する質問に回答すること、アポイントメントをスケジュールすることまたは再スケジュールすることなど)、アポイントメント中、アポイントメント後(たとえば、質問に回答すること、フィードバックを受け取ることなど)などの、アポイントメントのために使用され得る。さらに、メッセージングは、取引の前、取引中、または取引の後など、取引を実行するために有用であり得る。一例として、メッセージングは、販売者の実店舗の位置に関する質問(例えば、時間、位置、価格など)、アイテムの利用可能性に関する質問、配送またはフルフィルメントに関する質問、チャージ(請求)または係争中のチャージに関する質問、注文フルフィルメントに関する質問などに回答するのに有用であり得る。いくつかの例では、メッセージングは、プロトコル(たとえば、健康および衛生プロトコル)の確認、(たとえば、フィードバック、残されたアイテムなどに関する)顧客へのフォローアップ、顧客へのマーケティングアイテム、サブスクリプションの管理、レシートの提供、または他の通信のために使用され得る。追加のまたは代替の通信は、販売者によって、それらのビジネスの1つ以上の態様を管理するために使用され得る。
【0073】
[0073]少なくとも1つの例では、販売者コンピューティングデバイス106は、販売者104の複数のワーカーによって使用され得る。いくつかの例では、ユーザインターフェース200が特定のワーカーのために提示されるように、ワーカーは、サインインまたはログオンすることが要求される。いくつかの例では、そのようなサインインまたはログオンは、サービスプロバイダに対してワーカーを認証することができ、ワーカーは、サインインまたはログオン中に、アクティブな認証セッションに関連付けられ得る。すなわち、販売者コンピューティングデバイス106は、サインインまたはログオンを介してワーカーが認証クレデンシャルを提供したことに少なくとも部分的に基づいて、特定のワーカーによる使用のために認証され得る。これは、本明細書で説明されるように、アクセス制御および/またはルーティング通信にとって重要であり得る。
図2Aに示すように、販売者BのワーカーAは、販売者コンピューティングデバイス106を介してユーザインターフェース200にアクセスするために認証される。
【0074】
[0074]少なくとも1つの例では、統合通信ユーザインターフェース208は、販売者104が通信の検索を実行することを可能にするために検索機構210を含むことができる。少なくとも1つの例では、統合通信ユーザインターフェース208は、販売者104が新しい通信をドラフトすることを可能にするための作動機構212を含むことができる。少なくとも1つの例では、販売者104は、それぞれの顧客との通信履歴を閲覧するため、および/または新しい通信を送信するために、通信および/または会話の個々の表現と対話することができる。例えば、販売者104は、顧客Aに関連付けられた会話を表す要素と対話することができる。そのような要素と対話することに少なくとも部分的に基づいて、販売者104と顧客(例えば、顧客A)との間の会話を、ポップアップ、オーバーレイ、新しいユーザインターフェース、またはユーザインターフェース200に関連付けられた同様のものを介して提示することができる。例示的なポップアップ214が、
図2Bに示されている。
【0075】
[0075]
図2Bに示すように、ポップアップ214は、販売者104と顧客(顧客A)との間で以前に交換された1つ以上の通信216を含むことができる。ポップアップ214は、販売者が新しい通信をドラフトし、および/または以前の通信に応答することを可能にするための機構218を含むことができる。いくつかの例では、ポップアップ214は、通信を送信するための、および/または以前に受信された通信に応答するための通信チャネル、通信を送信するための、および/または以前に受信された通信に応答するためのプラットフォーム、および/または同様のものに関連付けられた推奨を含むことができる。いくつかの例では、推奨は、ポップアップ、オーバーレイなどであり得る。いくつかの例では、作動機構は、推奨される通信チャネルを示すインジケータに関連付けられ得る。例えば、
図2Bでは、「テキスト」作動機構220は、通信管理コンポーネント116が(例えば、電子メールの代わりに)テキストを介して通信を送信することを推奨することを示す視覚インジケータ(例えば、より太い境界)に関連付けられる。どのように推奨が提示され得るかの追加のまたは代替の例は、本開示の範囲内である。いくつかの例では、推奨される通信チャネルは、販売者104に提示されなくてもよく、販売者104からの入力なしに通信管理コンポーネント116によって決定されてもよい。そのような例では、通信管理コンポーネント116は、決定された通信チャネルを介して送信するために必要に応じて通信を変換し、決定された通信チャネルを介して通信を送信することができる。
【0076】
[0076]いくつかの例では、上記で説明したように、通信管理コンポーネント116は、新しい通信および/または応答通信のコンテンツに関する推奨を出力することができる。いくつかの例では、そのような推奨は、新しい通信および/または応答通信に含めるために、単語(ワード)または語句(フレーズ)、画像、ファイル、埋め込みなどを含むことができる。いくつかの例では、そのような推奨は、文法、スペル、トーン、感情などに関係することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、販売者104が通信を構成して通信構成を合理化している間に、コンテンツを事前入力し、および/または単語(ワード)および/または極(フレーズ)を提案することができる。いくつかの例では、そのような推奨は、ユーザインターフェース200のユーザインターフェース要素として提示され得る。
【0077】
[0077]いくつかの例では、顧客に関連付けられた追加のコンテキストデータは、会話に関連して提示され得る。すなわち、いくつかの例では、追加のコンテキストデータは、販売者104と顧客との間の1つ以上の通信とともに提示され得る。いくつかの例では、そのようなデータは、サービスプロバイダの1つ以上のサービスから(たとえば、プッシュまたはプルを介して)取得され得る。一例として、顧客のアポイントメントを会話に追加することができ、アポイントメントに関連して提供されるフィードバックを会話を介して提示することができる。予約まで至る、予約中、および/または予約後の任意の通信を、会話に含めることができる。別の例として、レシートを会話に関連付けることができる。注文、注文に関連付けられたレシート、および/またはフルフィルメントデータを、顧客と販売者104との間の会話に関連付けることができる。いくつかの例では、自動化された通信および/または応答(たとえば、仮想アシスタントまたはボットによって提供される)を会話に追加することができる。いくつかの例では、自動化された通信および/または応答を、そのようなことを示すインジケータに関連付けることができる。販売者104は、このコンテキストデータを使用して、より良好で、より関連性のある応答を顧客に提供することができる。すなわち、いくつかの例では、「会話」は、サービス/プラットフォームおよび/または通信チャネルにわたって取得され得るか、またはそうでなければ集約され得る、特定の顧客に関連付けられた1つ以上の通信および/またはデータを含むことができる。そのような会話は、販売者104と顧客との間の通信の真実のソースとなり得る。このような統合されたクロスチャネルメッセージングインターフェースは、販売者と顧客の両方が単一のインターフェースを介して彼らの通信にアクセスすることができるように、サービス/プラットフォームと織り交ぜることができる。
【0078】
[0078]
図2Cは、販売者104と顧客(顧客A)との間の会話(たとえば、それに関連付けられた1つ以上の通信216)、及び、ユーザインターフェース200内のセクション222として提示することができる入力機構218の(たとえば、
図2Bに示すポップアップ214に対する)代替例を示す。
【0079】
[0079]いくつかの例では、新しい通信が受信されると、統合通信ユーザインターフェースに関連付けられたグラフィカル要素は、新しい通信を販売者104に通知するためにインジケータ224に関連付けられ得る。いくつかの例では、新しい通信は、ユーザインターフェース200上でポップアップし得、ユーザインターフェース200の上部にわたってスクロールし得、ユーザインターフェース200に関連付けられたバナーとして提示され得る。いくつかの例では、そのような新しい通信は一時的であり得る。いくつかの例では、新しい通信に関連付けられた会話をインジケータに関連付けて、どの会話が新しい通信に関連するかを通知することができる。会話および/または通信は、通信が読み取られたか、読み取られていないか、緊急であるかなどを示す追加のまたは代替のインジケータに関連付けることができる。
【0080】
[0080]上述のように、いくつかの例では、統合通信ユーザインターフェース208に関連付けられた通信は、エンティティ(たとえば、顧客、ベンダなど)によって構成され得る。いくつかの例では、通信は、日付、時間、通信チャネル、コンテンツ、ルールなどに基づいて構成され得る。いくつかの例では、通信は、顧客の優先度、特性などに少なくとも部分的に基づいて構成され得る。たとえば、
図2Dでは、統合通信ユーザインターフェース208を介して提示される、1つ以上の通信を含む会話または会話の表現は、顧客の優先度および/または特性に少なくとも部分的に基づいて構成され得る。
【0081】
[0081]一例では、通信管理コンポーネント116は、例えば、通信に関連付けられたコンテンツが優先度(例えば、重要度レベル)に関連付けられているかどうかを決定するために、通信が受信されたときに通信を解析することができる。いくつかの例では、優先度は、ルールに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、高優先度通信は、取引関連通信、または同じ日のアポイントメントを再スケジュールすることに関連する通信であり得る。いくつかの例では、ある期間内に応答されなかった応答を必要とする/要求する通信が、高優先度通信に指定され得る。いくつかの例では、そのようなルールは、個々の販売者によって提供され得、および/または、(たとえば、販売者104に関連付けられた以前の通信および/または他の販売者に関連付けられた以前の通信に少なくとも部分的に基づいて)通信管理コンポーネント116によって学習され得る。いくつかの例では、高優先度通信および/または会話は、グラフィカル要素226に関連付けられて、そのようなことを示すことができる。いくつかの例では、高優先度の通信および/または会話は、ユーザインターフェース200の会話セクションの最上部に提示され得る。いくつかの例では、高優先度の通信および/または会話は、ユーザインターフェース200の別個のセクションに提示され得、および/または、(たとえば、テキストメッセージ、プッシュ通知などを介して)販売者104にプッシュされ得る。いくつかの例では、そのような通信および/または会話は、他の通信および/または会話とは異なるように強調または提示され得る。
【0082】
[0082]いくつかの例では、低優先度の通信および/または会話は、(たとえば、販売者104の入力を必要とせずに)ボットまたは他の自動機構を介して、応答を必要としない/要求しないおよび/または応答される通信および/または会話に関連付けられ得る。いくつかの例では、そのような通信および/または会話は、ユーザインターフェース200の会話セクションの下部(底部)に提示されてもよいし、または全く提示されなくてもよい(たとえば、すべての通信および/または会話を閲覧するための検索または要求を介してアクセス可能であってもよい)。いくつかの例では、そのような通信および/または会話は強調を抑え得るか、或いは、他の通信および/または会話とは異なるように提示され得る。
【0083】
[0083]いくつかの例では、通信および/または会話は、顧客の特性に少なくとも部分的に基づいて構成され得る。例えば、いくつかの顧客は、特定のステータス(例えば、VIP)に関連付けることができ、これはいくつかの例ではロイヤルティプログラム、支出指標(spending metrics)、タイトルなどに少なくとも部分的に基づいて決定することができる。いくつかの例では、顧客が特定のステータスに関連付けられているかどうかに影響を及ぼす顧客の特性に関連付けられたルールを、(例えば、販売者104に関連付けられた以前の通信および/または他の販売者に関連付けられた以前の通信に少なくとも部分的に基づいて)個々の販売者によって提供することができ、および/または、通信管理コンポーネント116によって学習することができる。少なくとも1つの例では、特定のステータスを有する顧客に関連付けられたそのような通信および/または会話は、例えば、グラフィカル要素228の関連付けを介して、そのように示すことができる。いくつかの例では、そのような顧客に関連付けられた通信および/または会話は、ユーザインターフェース200の会話セクションの上部に提示され得る。いくつかの例では、そのような顧客に関連付けられた通信および/または会話は、ユーザインターフェース200の別個のセクションに提示され得、および/または(たとえば、テキストメッセージ、プッシュ通知などを介して)販売者104にプッシュされ得る。
【0084】
[0084]いくつかの例では、販売者104は、ある期間の間、通信に応答するのを遅延させる(たとえば、通信を「スヌーズする」)オプションを有することができる。たとえば、通信および/または会話は、販売者104が応答を遅延させること、および/または後で応答についてのリマインダを受信することを可能にする作動機構に関連付けられ得る。いくつかの例では、販売者104は、通信管理コンポーネント116によって理解され得るキーワードまたはフレーズで応答して、応答を遅延させ、かつ/または後で応答についてのリマインダを受信することができる。そのような例では、通信および/または会話は、「スヌーズ」状態に関連付けられ得、通信および/または会話の構成は、そのような状態が通信に関連付けられていることに基づいて更新され得る。いくつかの例では、そのような通信および/または会話は、通信がスヌーズされたことを示すことができるグラフィカル要素230に関連付けることができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、期間が経過した後、または販売者104が応答することを可能にするイベントが発生した後に、リマインダを販売者104へ送信させるか、またはそうでなければ対面させることができる。例えば、そのようなリマインダは、スヌーズされた通信に関連づけアイテムが在庫に戻ったとき、または指定された期間が経過したときに、送信され得る。
【0085】
[0085]本明細書で説明する統合通信ユーザインターフェース208は、販売者の専門知識から利益を得る通信および/または会話に販売者がフォーカスすることを可能にすることによって、販売者が大幅に時間を節約することを可能にすることができる。時間がかかる繰り返しのタスクは自動化されて、より多くの時間、販売者がそのような通信に集中することを可能にすることができる。いくつかの例では、販売者がどの通信および/または会話が応答を必要とするかを迅速かつ容易に識別することができるように、統合通信ユーザインターフェース208上に通信および/または会話を配置することによって、統合通信ユーザインターフェース208は、既存の技術に対する改善を提供することができる。
【0086】
[0086]さらに、いくつかの例では、
図2Eおよび
図2Fに示すように、統合通信ユーザインターフェース208は、異なるサービスおよび/または通信プラットフォームの単一のユーザインターフェースへのインテグレーションおよび/または統合を可能にすることができる。
図2Bを参照して上述したように、少なくとも1つの例では、販売者104は、通信および/または会話の個々の表現と対話して、それぞれの顧客との通信履歴を閲覧し、および/または新しい通信を送信することができる。例えば、販売者104は、顧客Aに関連付けられた会話を表す要素と対話することができる。そのような要素と対話することに少なくとも部分的に基づいて、販売者104と顧客(例えば、顧客A)との間の会話を、ポップアップ、オーバーレイ、新しいユーザインターフェース、ユーザインターフェース200に関連付けられた同様のものなどを介して提示することができる。例示的なポップアップ214が
図2Eに示されている。いくつかの例では、そのようなポップアップ214は、(たとえば、ネガティブフィードバック(
図2E)を受信すること、またはマーケティングプラットフォーム/サービス(
図2F)を介してコメントを受信することなどのイベントに応答して)販売者104による作動(起動)なしに提示され得る。
【0087】
[0087]例えば、
図2Eでは、フィードバックサービス/プラットフォームは、通信チャネルから、例えば、電子メールとして顧客から受信された否定的フィードバックの指標(インディケーション)を提供することができる。販売者は、統合通信ユーザインターフェースを介して、手動でまたは自動的に、謝罪通信およびクーポンまたは他のインセンティブとともに応答することができる。すなわち、通信管理コンポーネント116は、第1の通信チャネル(たとえば、電子メール)上でフィードバックサービス/プラットフォームを介してコンテキストデータを受信することができ、第2の通信(たとえば、顧客Aのテキストメッセージまたは顧客Aが関連付けられているチャットインターフェース)を介して応答通信を送信することができる。いくつかの例では、応答通信は、異なるプラットフォーム/サービスを介して送られ得る。少なくともこの例では、販売者は、そのすべての顧客通信を単一のインターフェース上に統合することができ、顧客への応答はカスタマイズされ、適切な通信チャネル(たとえば、電子メール、ソーシャルネットワークなど)上で中継される。
図2Fは、マーケティングサービス/プラットフォームがリプレイを受信し、通信管理コンポーネント116が設置(インストール)をスケジュールするためのリンク(または、追加的または代替的に、本棚などを購入するためのリンク)を含むことができる応答を容易にすることができる、一例を示す。すなわち、通信管理コンポーネント116は、マーケティングサービス/プラットフォームを介してコンテキストデータを受信することができ、異なるサービス/プラットフォーム(たとえば、アポイントメント)を介して応答通信を送ることができる。
【0088】
[0088]、以下の
図3~
図5および
図8~
図9は、本明細書で説明する技法を含む例示的な処理を示すフローチャートである。
図3~
図5および
図8~
図9に示される処理は、便宜上および理解を容易にするために、
図1を参照して説明される。
図6および
図7は、上記の
図1のコンポーネントに関連するさらなる詳細を提供する。なお、
図3~
図5及び
図8~9に示す処理は、
図1に示すコンポーネントを用いて行われることに限定されず、そのようなコンポーネントは、
図3~
図5及び
図8~
図9に示す処理を行うことに限定されない。
【0089】
[0089]以下の処理300~500および800~900は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る動作のシーケンスを表す、論理フローグラフ中のブロックの集合として示される。ソフトウェアのコンテキストでは、ブロックは、プロセッサによって実行されたときに、列挙された動作を実行する、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータで実行可能な命令は、特定の機能を実行する、または特定の抽象データタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。動作が説明される順序は、限定として解釈されることを意図されず、説明されるブロックの任意の数は、処理を実施するために、任意の順序で、および/または並行して、組み合わされ得る。いくつかの実施形態では、処理の1つ以上のブロックを完全に省略することができる。さらに、処理300~500および800~900は、全体的にまたは部分的に、互いにまたは他の処理と組み合わせることができる。
【0090】
[0090]
図3は、本明細書で説明する統合通信ユーザインターフェースを生成するための例示的な処理300を示す。
【0091】
[0091]動作302において、通信管理コンポーネント116は、第1の通信の意図された受信者である販売者の販売者識別子に関連付けられた第1の通信を受信することができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、顧客コンピューティングデバイス112のような第1の顧客コンピューティングデバイスから通信を受信することができる。少なくとも1つの例では、通信は、販売者を識別する販売者識別子および顧客を識別する顧客識別子に関連付けることができる。いくつかの例では、顧客識別子は、デバイス識別子または同様のものであり得る。いくつかの例では、顧客識別子は、通信が送信される通信チャネルのタイプに特有のものであり得る。少なくとも1つの例では、通信は、テキスト通信、電子メール通信、ファーストパーティアプリケーションを介して送信される通信、サードパーティアプリケーションを介して送信される通信、ソーシャルメディア通信、および/または同様のものを含むことができる第1の通信チャネルを介して送信することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、トークンまたは他の識別子を通信に関連付けることができる。トークンまたは他の識別子は、送信エンティティ(例えば、顧客108および顧客コンピューティングデバイス112)に関連付けることができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、通信を「標準化されたフォーマット」に変換することができる。いくつかの例では、変換された通信は、(たとえば、データストア(複数可)122に)記憶され得る。
【0092】
[0092]動作304において、通信管理コンポーネント116は、販売者識別子に関連付けられた第2の通信を受信することができ、ここで販売者は、第2の通信の意図された受信者である。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、第2の通信を受信することができる。いくつかの例では、第2の通信は、第1の通信と同じユーザに関連付けられ得る。すなわち、いくつかの例では、第2の通信は、第1の顧客コンピューティングデバイス112および/または顧客108の別のコンピューティングデバイスから受信され得、したがって、第1の通信と同じトークンまたは他の識別子に関連付けられ得る。いくつかの例では、第2の通信は、第1の通信とは異なるユーザに関連付けることができる。そのような例では、第2の通信は、顧客コンピューティングデバイス114および/または顧客110の別のコンピューティングデバイスなどの第2の顧客コンピューティングデバイスから受信することができる。そのような例では、第2の通信は、第1の通信とは異なるトークン、または他の識別子に関連付けることができる。いくつかの例では、第2の通信は、第1の通信と同じ通信チャネル、または第1の通信とは異なる通信チャネルを介して受信することができる。例えば、第1の通信及び第2の通信の両方をテキスト通信として受信することができる。別の例として、第1の通信はテキスト通信であり得、第2の通信は電子メールであり得、またはその逆でもあり得る。いくつかの例では、第2の通信は、第1の通信と同じプラットフォームまたは第1の通信とは異なるプラットフォームを介して受信され得る。例えば、第1の通信および第2の通信の両方は、アポイントメントプラットフォームを介して受信され得る。別の例として、第1の通信は、アポイントメントプラットフォームを介して受信することができ、第2の通信は、フィードバックプラットフォームを介して受信することができ、またはその逆もあり得る。
【0093】
[0093]動作306において、通信管理コンポーネント116は、第1の通信および第2の通信を、販売者の統合通信ユーザインターフェースを介して提示させることができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、統合通信ユーザインターフェースを生成することができ、販売者コンピューティングデバイス106を介して統合通信ユーザインターフェースを提示するための命令を送ることができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、通信および/または他のコンテキストデータ(たとえば、アポイントメント、レシート、受信されたフィードバック、注文、フルフィルメントアクション、支払いなど)を、同じトークン、または他の識別子に関連付けられているそのような通信および/または他のコンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて集約することができる。すなわち、同じトークンまたは他の識別子に関連付けられた通信および/または他のコンテキストデータは会話に統合することができ、第1の通信および第2の通信が同じトークンまたは他の識別子に関連付けられる例では、第1の通信および第2の通信は同じ会話に関連し得る。第1の通信および第2の通信が異なるトークンまたは他の識別子に関連付けられる例では、第1の通信は、第1の会話に関連付けられ得、第2の通信は、第2の会話に関連付けられ得る。会話の表現は、統合通信ユーザインターフェースを介して提示され得る。
【0094】
[0094]いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、第1の通信および/または第2の通信を選択的に提示するために、上記で説明した許可(複数可)126および/またはルール128(複数可)を利用し得る。いくつかの例では、第1の通信および/または第2の通信は、追加的にまたは代替的に、ダイレクト通信、テキスト通信、電子メールなどとして適切な受信者に送信され得る(たとえば、許可126および/またはルール128によって決定されるように)。いくつかの例では、同じ販売者に関連付けられた2人の異なるワーカーは、それらのそれぞれの許可126および/またはルール128に基づいて、異なる統合通信ユーザインターフェースを見ることができる。
【0095】
[0095]動作308において、コンテキスト決定コンポーネント118は、第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することができる。コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連する日付、通信に関連する時間、通信に関連するトピック、通信のコンテンツ、通信に関連する販売者の販売者選好、通信に関連する顧客の顧客選好、通信が受信された通信チャネル、通信が受信されたサービス/プラットフォームなどのうちの1つ以上を決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられた日付スタンプに少なくとも部分的に基づいて日付を決定することができ、および/または、通信に関連付けられたタイムスタンプに少なくとも部分的に基づいて時間を決定することができる。
【0096】
[0096]少なくとも1つの例では、コンテンツ決定コンポーネント118は、ユーザプロファイル124の販売者プロファイルにアクセスするために通信に関連付けられた販売者識別子を使用することに少なくとも部分的に基づいて、販売者選好を決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテンツ決定コンポーネント118は、販売者が、1つ以上の選好が知られているサービスプロバイダに関連付けられた別の1つ以上の販売者と類似していると(例えば、類似性アルゴリズムなどを使用して)決定することに少なくとも部分的に基づいて、販売者選好を決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、ユーザプロファイル124の顧客プロファイルにアクセスするために、通信に関連付けられた顧客識別子を使用することに少なくとも部分的に基づいて、顧客選好を決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、顧客が、1つ以上の選好が知られているサービスプロバイダに関連付けられた別の1つ以上の顧客と類似していると(たとえば、類似性アルゴリズムなどを使用して)決定することに少なくとも部分的に基づいて、顧客選好を決定することができ、いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられたメタデータに少なくとも部分的に基づいて、通信が受信された通信チャネルおよび/またはサービス/プラットフォームを決定することができる。
【0097】
[0097]いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられたデータを解析することに少なくとも部分的に基づいて、通信のトピックおよび/またはコンテンツを決定することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信のコンテンツを決定するために、自然言語処理、画像処理、および/または他の機械訓練されたモデルを利用することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信の意味論的(セマンティック)意味を決定するために分類器または他のモデルを利用することができ、そのような決定に少なくとも部分的に基づいて通信のトピックを決定することができる。いくつかの例では、通信は、処理のために特定の言語に翻訳することができ、任意の応答は、着信通信に関連付けられた元の言語に翻訳して戻すことができる。
【0098】
[0098]動作310において、通信管理コンポーネント116は、第1の通信に応答するための推奨を生成することができる。少なくとも1つの例では、コンテキストデータは、通信管理コンポーネント116に提供され得る。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、コンテキストデータを利用して、推奨を生成し、および/またはメッセージングまたは他の通信に関する動作を実行することができる。たとえば、少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、第1の通信チャネルを介して受信された通信が第2の通信チャネルを介して応答されることを推奨することができる。追加または代替の例として、通信管理コンポーネント116は、第1のプラットフォームを介して受信された通信が第2のプラットフォームを介して応答されることを推奨することができる。いくつかの例では、そのような推奨は、統合通信ユーザインターフェース130を介して表面化され得る。
【0099】
[0099]いくつかの例では、コンテキストデータは、応答または応答のための推奨を生成するために利用され得る。例えば、着信通信がアポイントメントを再スケジュールする要求に関連付けられている場合、着信通信に関連付けられたコンテキストデータは、通信管理コンポーネント116によって使用されて、代替アポイントメント日付又は時間を含む応答または応答の推奨を生成することができる。いくつかの例では、販売者は、顧客に応答するための応答の推奨を使用することができる。いくつかの例では、推奨は、インボイスを添付すること、レシートを添付すること、クーポンを添付すること、リンクを埋め込むこと(たとえば、インボイス、レシート、クーポン、仮想カート、支払い、アポイントメントなどへ)、画像を添付すること、または埋め込むことなど、販売者が応答に関連してアクションを実行することを推奨することができる。いくつかの例では、そのような推奨されるアクションは、応答が生成されている間に推奨が提示され得るように、特定のワード(単語)またはフレーズに結び付けられ得る。少なくとも1つの例では、そのような添付(アタッチメント)、埋め込み、および/または同様のものは、(例えば、販売者の代わりにアクションを要求する代わりに)応答に自動的に関連付けることができる。応答に関して説明するが、説明する技法は、任意の通信(たとえば、応答するかどうか)に同様に適用可能であり得る。
【0100】
[0100]動作312において、通信管理コンポーネント116は、第1の通信に対する応答を決定することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、第1の通信に応答する通信を販売者コンピューティングデバイス106から受信することができる。そのような通信は、第1の通信に対する応答であり得る。少なくとも1つの例では、通信は、販売者を識別するための販売者識別子および受信者(たとえば、顧客、ベンダなど)の識別子に関連付けられ得る。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、(たとえば、それに関連付けられた受信者識別子に少なくとも部分的に基づいて)意図された受信者に通信をルーティングし得る。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、上述のように通信を統合するために使用され得る、トークンまたは他の識別子を通信に関連付け得る。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、通信を特定のフォーマットに(たとえば、標準化フォーマットからテキスト通信フォーマットなどに)変換することができる。
【0101】
[0101]いくつかの例では、販売者コンピューティングデバイス106から発信される通信は、上述の通信チャネルのいずれか(例えば、テキスト通信、電子メール通信、ファーストパーティアプリケーションを介して送信される通信、サードパーティアプリケーションを介して送信される通信、ソーシャルメディア通信、および/または同様のもの)および/または上述の任意のプラットフォームのいずれかに関連付けることができる。いくつかの例では、顧客によって受信される通信に応答して送信される通信(例えば、上述の顧客コンピューティングデバイス112から送信される通信に対する応答)は、通信が受信されたときと同じ通信チャネルおよび/またはプラットフォームに関連付けることができ、または通信が受信されたときと異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォームに関連付けることができる。すなわち、第1の通信チャネルおよび第1のプラットフォームを介して顧客コンピューティングデバイス112から販売者コンピューティングデバイス106に通信が送信される上述の例では、そのような通信に対する応答は、第1の通信チャネルおよび第1のプラットフォームまたは第2の通信チャネルおよび/または第2のプラットフォームを介して送信され得る。
【0102】
[0102]いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、販売者から通信を受信することなく、(たとえば、機械学習を使用して)第1の通信に対する応答を決定することができる。そのような例では、通信管理コンポーネント116は、上で説明されたように、応答に関連付けられたコンテンツを決定するためにルールおよび/または機械訓練されたモデルを利用することができる。すなわち、通信管理コンポーネント116は、応答のコンテンツを決定する際にボットまたは仮想アシスタントとして動作することができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、応答を、販売者を識別するための販売者識別子および受信者(たとえば、顧客、ベンダなど)の識別子の識別子と関連付けることができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、上述のように通信を統合するために使用され得る、トークンまたは他の識別子を通信に関連付け得る。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、通信を特定のフォーマットに(たとえば、標準化フォーマットからテキスト通信フォーマットなどに)変換することができる。
【0103】
[0103]動作314において、通信管理コンポーネント116は、第1の通信が受信されたのと同じ通信チャネルおよび/またはプラットフォームを介して第1の通信に応答を送信するかどうかを決定することができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、どの通信チャネルおよび/またはプラットフォームが応答を送信するかを決定することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、どの通信チャネルおよび/またはプラットフォームが通信を送るかを推奨することができ、ならびに/または、本明細書で説明するように通信を最適化するために、異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォーム間で自動的に切り替えることができる。動作316において、通信管理コンポーネント116は、異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォームを介して応答を送信することができる。動作318において、通信管理コンポーネント116は、同じ通信チャネルおよび/またはプラットフォームを介して応答を送信することができる。
【0104】
[0104]いくつかの例では、応答が第1の通信が受信された通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して送信される場合、通信管理コンポーネント116は、顧客プロファイルにアクセスして、顧客プロファイルが新しい通信チャネルの連絡先情報に関連付けられているかどうかを決定することができる。すなわち、通信管理コンポーネント116は、第1の通信に関連付けられた顧客識別子を利用して、顧客識別子に対応する顧客プロファイルにアクセスすることができる。通信管理コンポーネント116は、顧客プロファイルが新しい通信チャネルの識別子(例えば、連絡先情報)に関連付けられているかどうかを判定することができる。いくつかの例では、そのような連絡先情報は、販売者および/または顧客によって追加され得る。いくつかの例では、そのような連絡先情報は、着信通信から抽出され得る。少なくとも1つの例では、顧客プロファイルがそのような情報に関連付けられている場合、通信管理コンポーネント116は、関連付けられた情報を使用して応答を送信することができる。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、応答を送信する前に、通信チャネルを介して通信することへの同意の要求を送信することができる。顧客プロファイルがそのような情報に関連付けられていない(またはそのような通信チャネルを介した通信が制限されている)場合、通信管理コンポーネント116は、第1の通信が受信された同じ通信チャネル(または別の通信チャネル)を介して応答を送信することができる。いくつかの例では、販売者は、応答が顧客に新しい通信チャネルの連絡先情報を入力するように促す前に、要求を送信することができる。
【0105】
[0105]いくつかの例では、例示的な処理は、動作308と312との間の破線によって示されるように、第1の通信に応答するための推奨を生成することなく、動作308から動作312に直接進むことができる。
【0106】
[0106]上記の説明は、統合通信ユーザインターフェースが販売者コンピューティングデバイス上に提示される例を説明する。しかしながら、いくつかの例では、統合通信ユーザインターフェースが顧客コンピューティングデバイス上に提示されて、単一の購入者アプリケーション上でサービスプロバイダに関連付けられた販売者または複数の販売者によって受信されたメッセージを統合することができる。
【0107】
[0107]
図4は、本明細書で説明する許可に基づいてユーザに通信を選択的に提示するための例示的な処理400を示す。
【0108】
[0108]動作402において、通信管理コンポーネント116は、
図3の動作302を参照して上述したように、通信の意図された受信者である販売者の販売者識別子に関連付けられた通信を受信することができる。
【0109】
[0109]動作404において、通信管理コンポーネント116は、販売者のワーカーに関連付けられた許可にアクセスすることができる。少なくとも1つの例では、データストア122が、許可126を記憶することができる。許可126は、どのユーザが通信を送信および/または受信することを許可されるかを示すことができる。いくつかの例では、そのような許可126は、個々のワーカー、販売者、ワーカーに関連付けられたタイトルまたは役割(たとえば、「所有者」、「マネージャ」、「受付係」などのタイトルに関連付けられたワーカー、「フルアクセスワーカー」などの役割に関連付けられたワーカーなど)などに特有であり得る。いくつかの例では、許可126は、デバイスコード(たとえば、機能への一時的アクセスを許可するためにユーザにプロビジョニングされたコード)に特有であり得る。許可126は、個々の通信にセキュリティおよび/またはアクセス制御を提供することができる。少なくとも1つの例では、許可は、設定ユーザインターフェースを介して設定することができる。
【0110】
[0110]動作406において、通信管理コンポーネント116は、販売者に関連付けられたワーカーが通信を閲覧することを許可されているかどうかを決定することができる。少なくとも1つの例では、ワーカーは、販売者コンピューティングデバイス108上のアプリケーションにサインインまたはログオンすることができる。すなわち、ワーカーは、販売者コンピューティングデバイス108上のアクティブ認証セッションに関連付けられ得る。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、(例えば、サインインまたはログオンに基づいてアクセスされ得る)ワーカーの識別子を利用して、どの許可126がワーカーに適用されるかを決定することができる。ワーカーが通信を閲覧することを許可されていない(例えば、許可126が、作業に関連付けられたワーカーまたはワーカーのタイプまたは役割が、通信へのアクセスを有していないことを示す)という決定に少なくとも部分的に基づいて、通信管理コンポーネント116は、動作408に示されるように、統合通信ユーザインターフェースを介して通信を提示することを控えることができる。ワーカーが通信を閲覧することを許可されている(例えば、許可126が、作業に関連付けられたワーカーまたはワーカーのタイプまたは役割が、通信へのアクセスを有することを示す)という決定に少なくとも部分的に基づいて、通信管理コンポーネント116は、動作410に示されるように、統合通信ユーザインターフェースを介して通信を提示することができる。
【0111】
[0111]ワーカーが通信を閲覧することを許可されない例では、通信管理コンポーネント116は、許可126に少なくとも部分的に基づいて、どのワーカーが通信を閲覧することを許可されるかを決定することができ、通信を適切なワーカーにルーティングすることができる。いくつかの例では、許可126は、ワーカーが通信に応答することを許可されるか、またはそうでなければ通信と対話することを許可されるかどうかに影響を及ぼすことができる。本明細書で説明する許可126を利用することにより、通信管理コンポーネント116は、セキュリティおよびアクセス制御を維持するために、関連するワーカーに通信を選択的に提示することが可能になり得る。
【0112】
[0112]
図5は、本明細書で説明するように、ルールに基づいてユーザに通信をルーティングするための例示的な処理500を示す。
【0113】
[0113]動作502において、通信管理コンポーネント116は、
図3の動作302を参照して上述したように、通信の意図された受信者である販売者の販売者識別子に関連付けられた通信を受信することができる。
【0114】
[0114]動作504において、通信管理コンポーネント116は、販売者のワーカーに関連付けられたルールにアクセスすることができる。上述のように、ルール128は、特定のユーザおよび/または特定のタイトルに関連付けられたユーザにルーティングされるべき通信のタイプを示すことができる。ルール128は、特定の問題および/または要求の効率的な解決を可能にするために、特定のユーザおよび/または特定のタイトルに関連付けられたユーザへの通信のルーティングを可能にすることができる。すなわち、いくつかの例では、ルール128は、通信管理コンポーネント116が本明細書で説明するセキュリティ、アクセス制御、および/または効率を提供することができる特定のワーカーおよび/または特定のタイトルを有するワーカーに通信をルーティングすることを可能にすることができる。
【0115】
[0115]動作506において、通信管理コンポーネント116は、通信が特定のワーカーにルーティングされるべきかどうかを決定することができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、上述のように、コンテキストデータおよび/またはルール128を利用して、通信が特定のワーカーおよび/または特定のタイトルを有するワーカーによって処理されるべきタイプのものであるかどうかを決定することができる。少なくとも1つの例では、通信が特定のワーカーにルーティングされるべきであると決定することに少なくとも部分的に基づいて、通信管理コンポーネント116は、動作508に示されるように、特定のワーカーの販売者コンピューティングデバイスに通信を送ることができる。いくつかの例では、そのような通信は、特定のワーカーにルーティングされると、ワーカーの統合通信ユーザインターフェースを介して提示され得る。いくつかの例では、そのような通信は、特定のワーカーにルーティングされると、ポップアップ、警告などとして提示され得る。少なくとも1つの例では、通信が特定のワーカーにルーティングされるべきではないと決定することに少なくとも部分的に基づいて、通信管理コンポーネント116は、動作508で示されるように、販売者の統合通信ユーザインターフェースを介して通信を提示することができる。
【0116】
[0116]
図6および7は、とりわけ、コンテキスト通信ルーティングおよび/または管理を容易にすることができる例示的な環境を示す。上述のように、いくつかの例では、販売者は、他のユーザ(たとえば、顧客、ベンダなど)と通信するために、サービスに関連付けられた個々のプラットフォームを利用することができる。いくつかの例では、各プラットフォームは、販売者が通信を送信または受信することができる複数の異なる通信チャネルに関連付けることができる。
図6および7は、異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォーム間をナビゲートする必要なく、1つのプラットフォームから、複数の通信チャネルおよび/または複数のプラットフォームからの通信に販売者がアクセスおよび/または管理することを可能にする、単一のアクセスポイント(たとえば、統合通信ユーザインターフェース)を介して、販売者が、異なる通信チャネルおよび/またはプラットフォームからの通信にアクセスすることを可能にする、例示的な環境を図示する。すなわち、本明細書に記載の技法は、単一のアクセスポイントト(たとえば、統合通信ユーザインターフェース)を介した販売者及び顧客の間の二方向通信を可能にする。上および下で説明されるように、例示的な環境は、追加のまたは代替の動作を実行することができる。
【0117】
[0117]
図6は、例示的な環境600を示す。環境600は、ネットワーク604を介して、ユーザデバイス606(いくつかの例では、販売者デバイス608(個別に、608(A)~608(N))であり得る)および/またはサードパーティサービスプロバイダに関連付けられたサーバコンピューティングデバイス610と通信することができるサーバコンピューティングデバイス602を含む。サーバコンピューティングデバイス602は、以下で説明するように、ユーザ614の利点のために1つ以上のサービスを提供することができるサービスプロバイダ612に関連付けることができる。サービスプロバイダ612に起因するアクションは、サーバコンピューティングデバイス602によって実行され得る。少なくとも1つの例では、サーバコンピューティングデバイス602は、
図1のサーバ102に対応することができ、ネットワーク604は、
図1のネットワーク107に対応することができ、ユーザデバイス606は、
図1の販売者コンピューティングデバイス106および/または顧客コンピューティングデバイス112、114に対応することができる。ユーザ614は、
図1を参照して上述した販売者104および/または顧客108、110を含むことができる。
【0118】
[0118]環境600は、上述のように、複数のユーザデバイス606を含むことができる。複数のユーザデバイス606の各々は、タブレットコンピューティングデバイス、スマートフォンもしくはモバイル通信デバイス、ラップトップ、ネットブックもしくは他のポータブルコンピュータもしくは半ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピューティングデバイス、端末コンピューティングデバイスもしくは他の半静止もしくは静止コンピューティングデバイス、専用デバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイスもしくは他の身体装着コンピューティングデバイス、拡張現実デバイス、仮想現実デバイス、モノのインターネット(loT)デバイスなどの任意のタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの例では、ユーザデバイスのうちの個々のデバイスは、ユーザ614によって動作可能であり得る。ユーザ614は、顧客、買い手、販売者、売り手、借り手、従業員、雇用者、支払人、支払先、宅配業者などと呼ばれることがある。ユーザ614は、ユーザデバイス606を介して提示されるユーザインターフェースを介して、ユーザデバイス606と対話することができる。少なくとも1つの例ではユーザインターフェースは、ウェブブラウザなどを介して提示され得る。他の例では、ユーザインターフェースは、サービスプロバイダ612によって提供され得るか、または他の専用アプリケーションであり得る、モバイルアプリケーションまたはデスクトップアプリケーションなどのアプリケーションを介して提示され得る。いくつかの例では、ユーザデバイス606の個々は、例えば、本明細書で説明するユーザインターフェースを提示することができるアプリケーションストアからダウンロードすることができる、アプリケーションのインスタンスまたはバージョン化されたインスタンスを有することができる。少なくとも1つの例では、ユーザ614は、タッチ入力、音声入力、または任意の他のタイプの入力を介してユーザインターフェースと対話することができる。
【0119】
[0119]上述のように、少なくとも1つの例では、ユーザ614は、販売者616(個別に、616(A)~616(N))を含むことができる。一例では、販売者616は、販売者616による使用のために構成されたユーザデバイス606とすることができるそれぞれの販売者デバイス608を動作させることができる。この議論の目的のために、「販売者」は、購入のためのアイテム(例えば、商品またはサービス)または他の取得手段(例えば、賃貸、借り入れ、交渉者など)を提供する任意のエンティティであり得る。販売者616は、実店舗(ブリックアンドモルタル)ストア、モバイルストア(例えば、ポップアップショップ、食品トラックなど)、オンラインストア、前述のものの組み合わせなどを介して、購入または他の取得手段のためのアイテムを提供することができる。いくつかの例では、販売者616のうちの少なくともいくつかは、同じエンティティに関連付けられ得るが、異なる販売者位置を有することができ、および/またはフランチャイズ/フランチャイジー関係を有することができる。追加または代替の例では、販売者616は、異なる販売者であり得る。すなわち、少なくとも1つの例では、販売者616(A)は、販売者616(B)および/または販売者616(C)とは異なる販売者である。
【0120】
[0120]この説明の目的のために、「異なる販売者」は、2つ以上の無関係な販売者を指すことができる。したがって、「異なる販売者」は、会計、従業員、ブランディングなどを共有しない異なる法的エンティティ(たとえば、自然人および/または法人)である2つ以上の販売者を指すことができる。本明細書で使用される「異なる販売者」は、異なる、名前、雇用者識別番号(EIN)、事業ライン(いくつかの例では)、在庫(またはその一部)などを有する。したがって、「異なる販売者」という用語の使用は、様々な販売者位置またはフランチャイズ/フランチャイジー関係を有する販売者を指すものではない。様々な販売者位置またはフランチャイズ/フランチャイジー関係を有するそのような販売者は、異なる販売者位置および/または異なる商業チャネルを有する販売者と呼ぶことができる。
【0121】
[0121]各販売者デバイス608は、そこに記憶されたPOSアプリケーション618のインスタンスを有することができる。POSアプリケーション618は、販売者デバイス608をPOS端末として構成することができ、それは、販売者616(A)が1つ以上の顧客620と対話することを可能にする。上述のように、ユーザ614は、販売者616(A)と対話するように示される顧客620などの顧客を含むことができる。この議論の目的のために、「顧客」は、販売者からアイテムを取得する任意のエンティティとすることができる。
図6には2つの顧客620のみが示されているが、任意の数の顧客620が販売者616と対話することができる。さらに、
図6は販売者616(A)と対話する顧客620を示しているが、顧客620は、販売者616のいずれとも対話することができる。
【0122】
[122]少なくとも1つの例では、(販売者616からの)アイテムに対する(顧客620からの)資金の交換を伴う、顧客620と販売者616との間の対話は、「POS取引」および/または「取引」と呼ばれ得る。少なくとも1つの例では、POSアプリケーション618は、POS取引に関連付けられた取引データを決定することができる。取引データは、販売者デバイス608(A)に関連付けられたリーダデバイス622から取得され得る支払情報、ユーザ認証データ、購入金額情報、購入地点情報(たとえば、購入されたアイテム、購入日、購入時間など)などを含むことができる。POSアプリケーション618は、取引データをサーバコンピューティングデバイス602に送信することができる。さらに、POSアプリケーション618は、販売者616(A)がPOSアプリケーション618および/またはサービスプロバイダ612とPOSアプリケーション618を介して対話することを可能にするためのUIを提示することができる。
【0123】
[123]少なくとも1つの例では、販売者デバイス608(A)は、(POSアプリケーション618の実行を介して)POS端末として構成された専用コンピューティングデバイスであり得る。少なくとも1つの例では、POS端末は、以下で説明するように、クレジットカード、デビットカード、ギフトカード、近距離通信ベースの支払い機器などの様々な支払い機器を受け入れることができるリーダデバイス622に接続され得る。少なくとも1つの例では、リーダデバイス622は、マイクロフォンポート、ヘッドフォンポート、オーディオジャック、データポート、または他の好適なポートなど、販売者デバイス608(A)内のポートに差し込むことができる。追加のまたは代替の例では、リーダデバイス622は、Bluetooth(登録商標)、BLEなどを介するなど、別の有線接続またはワイヤレス接続を介して販売者デバイス608(A)に結合され得る。さらなる詳細は、
図7を参照して以下に説明される。いくつかの例では、リーダデバイス622は、リストバンドなどを含むがそれに限定されない代替支払い機器から情報を読み取ることができる。
【0124】
[0124]いくつかの例では、リーダデバイス622は、磁気ストライプ支払いカード、EMV支払いカード、および/または近距離通信(たとえば、近距離無線通信(NFC)、無線周波数識別(RFID)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標) low energy(BLE)など)支払い機器(たとえば、タッピングのために構成されたカードまたはデバイス)などの支払い機器と物理的に対話することができる。POS端末は、リッチユーザインターフェースを提供し、リーダデバイス622と通信し、サーバコンピューティングデバイス602と通信してもよく、それは、他のサービスの中でも、支払処理サービスを提供することができる。サービスプロバイダ612に関連付けられたサーバコンピューティングデバイス602は、以下で説明するように、サーバコンピューティングデバイス610と通信することができる。このようにして、POS端末およびリーダデバイス622は、販売者616と顧客620との間の取引を集合的に処理することができる。いくつかの例では、POS端末およびリーダデバイスは、1対1のペアリングで構成することができる。他の例では、POS端末およびリーダデバイスは、多対1のペアリング(例えば、複数のリーダデバイスに結合された1つのPOS端末、または、1つのリーダデバイスに結合された複数のPOS端末)で構成することができる。いくつかの例では、「二次端末」、例えば、バックオブザハウスシステム、プリンタ、ラインバスタデバイス、POSリーダなどの多数の他のデバイスに接続された複数のPOS端末があり、二次端末からの情報が、例えば、短距離通信技術を介して、一次POS端末と二次端末との間で共有されることを可能にすることができる。この種の構成はまた、オフライン-オンラインシナリオにおいて、1つのデバイス(例えば、二次端末)がユーザ入力を受け続けることを可能にし、一次または二次端末がオンラインモードに切り替わるときに別のデバイス(例えば、一次端末)とデータを同期させるように機能し得る。他の例では、そのようなデータ同期ハ、周期的に、またはランダムに選択された時間隔で起こり得る。
【0125】
[0125]POSシステム624のPOS端末およびリーダデバイス622は、別個のデバイスとして示されているが、追加のまたは代替の例では、POS端末およびリーダデバイス622は、単一のデバイスの一部であり得る。いくつかの例では、リーダデバイス622は、顧客620に情報を提示するためにその中に統合されたディスプレイを有することができる。追加のまたは代替の例では、POS端末は、顧客620に情報を提示するためにその中に統合されたディスプレイを有することができる。POSシステム624などのPOSシステムは、POS端末およびリーダデバイスが世界中の異なる位置で取引を処理することができるように、モバイルであり得る。POSシステムは、以下に説明するように、カード存在取引およびカード非存在(CNP)取引を処理するために使用することができる。
【0126】
[0126]カード存在取引は、顧客620とその支払機器の両方が取引の時点で物理的に存在する取引である。カード存在取引は、スワイプ、ディップ、タップ、または物理的な支払機器(例えば、カード)もしくは他の存在する支払機器とリーダデバイス622との間の任意の他の対話によって処理され得、それによって、リーダデバイス622は、支払機器から支払データを取得することができる。スワイプは、顧客620が磁気ストリップに含まれる支払データをキャプチャ(捕捉)するリーダデバイス622を通して磁気ストリップを有するカードまたは他の支払機器をスライドさせるカード存在取引である。ディップは、顧客620が埋め込みマイクロチップ(すなわち、チップ)を有する支払機器をリーダデバイス622に挿入するカード存在取引である。ディップされた支払機器は、リーダデバイス622が顧客620にカードまたは他の支払機器を取り外すように促すまで、支払リーダ内に留まる。支払機器がリーダデバイス622内にある間、マイクロチップは、POSシステム624からサーバコンピューティングデバイス610(これはアクワイアラバンク、イシュア、および/またはカード支払いネットワーク(例えば、Mastercard(登録商標)、VISA(登録商標)など)を含むが、これらに限定されない、支払サービスを提供するサードパーティサービスプロバイダに関連付けることができる)へ送信されるワンタイムコードを、同一のワンタイムコードと一致するように、作成することができる。タップは、顧客620がリーダデバイス622上で自分の支払機器(たとえば、カード、支払いアプリケーションを実行するスマートフォンなどの電子デバイス)をタップまたはホバリングして、短距離通信(たとえば、NFC、RFID、Bluetooth(登録商標)、BLEなど)を介して取引を完了し得るカード存在取引である。短距離通信は、支払機器がリーダデバイス622と情報を交換することを可能にする。タップは、非接触支払いと呼ばれることもある。
【0127】
[0127]CNP取引は、カードまたは他の支払機器がPOSに物理的に存在しない取引であり、その結果、支払データは、取引を完了するために、(例えば、販売者、顧客などによって)手動でキー入力される必要があり、または、支払データは、カードオンファイルデータストアから呼び戻される必要がある。
【0128】
[0128]POSシステム624、サーバコンピューティングデバイス602、および/またはサーバコンピューティングデバイス610は、取引が許可されているかどうかを決定するために、支払情報および取引データを交換してもよい。例えば、POSシステム624は、暗号化された支払データ、ユーザ認証データ、購入金額情報、購入時点情報など(集合的に、取引データ)を、ネットワーク604を介してサーバコンピューティングデバイス602に提供することができる。サーバコンピューティングデバイス602は、取引データをサーバコンピューティングデバイス610に送信することができる。上述のように、少なくとも1つの例では、サーバコンピューティングデバイス610は、アクワイアラバンク、イシュア、および/またはカード支払ネットワーク(例えば、Mastercard(登録商標)、VISA(登録商標)など)を含むがこれらに限定されない、支払サービスを提供するサードパーティサービスプロバイダに関連付けることができる。
【0129】
[0129]この議論のために、「決済サービスプロバイダ」は、獲得銀行(「アクワイアラ」)、発行銀行(「イシュア」)、カード支払ネットワークなどであり得る。一例では、アクワイアラは、支払い(例えば、クレジットカードまたはデビットカード支払い)を処理し、販売者に代わってリスクを引き受けることができる銀行または金融機関である。アクワイアラは、カード協会の登録会員(例えば、Visa(登録商標)、MasterCard(登録商標))であってもよく、カード支払ネットワークの一部であってもよい。アクワイアラ(例えば、それに関連付けられたサーバコンピューティングデバイス610)は、カード支払ネットワーク(例えば、Mastercard(登録商標)、VISA(登録商標)など)のサーバコンピューティングデバイスに資金転送要求を送信して、取引が許可(承認)されているか不足しているかを決定することができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、アクワイアラとして機能し、カード支払ネットワークに直接接続することができる。
【0130】
[0130]カード支払ネットワーク(例えば、それに関連付けられたサーバコンピューティングデバイス610)は、発行銀行(例えば、「イシュア」)に資金転送要求を送ることができる。イシュアは、金融口座(例えば、クレジットまたはデビットカード口座)をユーザに提供する銀行または金融機関である。イシュアは、ユーザに支払カードを発行することができ、発行銀行が支払カードを発行したカード所有者によって行われた購入に対してアクワイアラに支払いを行うことができる。イシュア(例えば、それに関連付けられたサーバコンピューティングデバイス610)は、顧客が支払取引に関連付けられた関連チャージ(料金)を吸収する能力を有するかどうかに関して決定を行うことができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、イシュアとしての役割を果たすことができ、および/またはイシュアと提携することができる。取引は、イシュアおよび/またはカード支払ネットワーク(例えば、それに関連付けられたサーバコンピューティングデバイス610)によって承認または拒否され、支払許可通信は、イシュアからPOSデバイスに、上述の経路とは反対の経路を介して、または代替経路を介して通信される。
【0131】
[0131]上述のように、支払サービスプロバイダに関連付けることができるサーバコンピューティングデバイス610は、取引データ、ならびに取引の当事者(たとえば、顧客620および/または販売者616(A))に関する情報に基づいて、取引が許可されるかどうかを決定することができる。サーバコンピューティングデバイス610は、ネットワーク604を介してサーバコンピューティングデバイス602に許可通知を送信することができ、サーバコンピューティングデバイスは、ネットワーク604を介してPOSシステム624に許可通知を送信して、取引が許可されているかどうかを示すことができる。サーバコンピューティングデバイス602はまた、取引識別子などの追加情報をPOSシステム624に送信し得る。一例では、サーバコンピューティングデバイス602は、取引を許可または拒否するためにPOSシステム624および/またはサーバコンピューティングデバイス610と通信するための販売者アプリケーションおよび/または他の機能コンポーネントを含み得る。
【0132】
[0132]サーバコンピューティングデバイス602からPOSシステム624によって受信される認証通知に基づいて、販売者616(A)は、取引が承認されたかどうかを顧客620に示し得る。いくつかの例では、承認は、POSシステム624において、たとえば、POSシステム624のディスプレイにおいて示され得る。他の例では、例えば、スマートフォン又は腕時計が近距離通信支払機器として動作している場合、承認された取引に関する情報は、スマートフォン又は腕時計のディスプレイを介して提示するために近距離通信支払機器に提供されてもよい。いくつかの例では、レシート、特別オファー、クーポン、またはロイヤルティプログラム情報を含むがこれらに限定されない追加のまたは代替の情報が、承認された取引通知とともにさらに提示され得る。
【0133】
[0133]サービスプロバイダ612は、上記および/またはその他のサービスの中でも、支払処理サービス、在庫管理サービス、カタログ管理サービス、ビジネスバンキングサービス、金融サービス、貸出しサービス、予約管理サービス、ウェブ開発サービス、給与サービス、従業員管理サービス、アポイントメントサービス、ロイヤルティ追跡サービス、レストラン管理サービス、注文管理サービス、フルフィルメントサービス、ピアツーピア支払サービス、乗車サービス、身元確認(IDV)サービスなどを提供することができる。いくつかの例では、ユーザ614は、サービスプロバイダ612のサービスのすべてにアクセスすることができる。他の例では、ユーザ614は、リスク許容度、IDV出力、サブスクリプションなどに基づくことができるサービスへの段階的アクセスを有することができる。少なくとも1つの例では、そのようなサービスへのアクセスは、POSアプリケーション618を介して販売者616に利用されることができる。追加または代替の例では、各サービスは、それ自体のアクセスポイント(たとえば、アプリケーション、ウェブブラウザなど)に関連付けられ得る。
【0134】
[0134]サービスプロバイダ612は、上述のように、販売者616に代わって支払いを処理するための支払処理サービスを提供することができる。例えば、サービスプロバイダ612は、上述のように、支払処理ソフトウェア、支払処理ハードウェア、および/または支払処理サービスを販売者616に提供して、販売者616が、顧客620とPOS取引を行うときに、顧客620から支払を受け取ることを可能にすることができる。例えば、サービスプロバイダ612は、販売者616が、POS取引のために顧客620から現金支払い、支払カード支払い、および/または電子支払いを受け取ることを可能にすることができ、サービスプロバイダ612は、販売者616に代わって取引を処理することができる。
【0135】
[0135]サービスプロバイダ612が販売者616に代わって取引を処理するとき、サービスプロバイダ612は、1つ以上の台帳において販売者616の口座または残高を維持することができる。例えば、サービスプロバイダ612は、取引のために受信された取引データを解析して、取引のために販売者616(A)に支払われる資金の額を決定することができる。少なくとも1つの例では、そのような金額は、支払処理サービスを提供するためにサービスプロバイダ612によって課金される料金を差し引いた総購入価格であり得る。販売者616(A)に支払われる資金の額を決定することに基づいて、サービスプロバイダ612は、販売者616(A)の口座に資金を預け入れることができる。口座は、記憶された残高を有することができ、これは、サービスプロバイダ612によって管理することができる。口座は、少なくとも、記憶された残高がサービスプロバイダ612の台帳によって管理され、関連する資金はスケジュールされた預金、同日の預金、即時の預金、およびリンクされた支払機器を含むがこれらに限定されない様々な出金チャネルを介してアクセス可能であるため、従来の銀行口座とは異なり得る。
【0136】
[0136]スケジュールされた預金は、サービスプロバイダ612が販売者616(A)の記憶された残高に関連付けられた資金を、銀行または他の金融機関(例えば、サーバコンピューティングデバイス610に関連付けられた)に保有されている販売者616(A)の銀行口座に転送するときに行われ得る。スケジュールされた預金は、POS取引が行われた後の営業日、またはそれよりも早く、またはそれよりも遅くであり得る、POS取引が行われた後の予め設定された時間に行われ得る。いくつかの例では、販売者616(A)は、スケジュールされた預金に先立って資金にアクセスすることができる。例えば、販売者616(A)は、同日の預金(例えば、サービスプロバイダ612は、POS取引が資金調達される前のいくつかの例においてPOS取引と同じ日に、記憶された残高から販売者のリンクされた銀行口座へ資金を預金する)、または即時の預金(例えば、サービスプロバイダ612は、要求への応答など、要求に応じて、記憶された残高から販売者のリンクされた銀行口座へ資金を預金する)にアクセスすることができる。さらに、少なくとも1つの例では、販売者616(A)は、サービスプロバイダ612によって管理される口座から販売者616(A)の銀行口座へ資金を最初に転送することなく、販売者が資金にアクセスすることを可能にする、記憶された残高にリンクされた支払機器を有することができる。
【0137】
[0137]少なくとも1つの例において、サービスプロバイダ612は、在庫管理サービスを提供することができる。すなわち、サービスプロバイダ612は、在庫追跡および報告を提供することができる。在庫管理サービスは、販売者616(A)が利用可能な各アイテムの数量(すなわち、在庫)に関連付けられたデータを記憶するデータベースに販売者616(A)がアクセスし、管理することを可能にし得る。さらに、少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、カタログ管理サービスを提供して、販売者616(A)がカタログを維持することを可能にすることができ、それは販売者616(A)が取得のために利用可能であるアイテムに関連付けられたデータを記憶するデータベース(すなわち、カタログ管理サービス)であり得る。少なくとも1つの例では、カタログは、複数のデータアイテムを含み得、複数のデータアイテムのうちのデータアイテムは、販売者6121(A)が取得のために利用可能であるアイテムを表し得る。サービスプロバイダ612は、アイテムの価格設定、カタログ上のアイテムの配置、および在庫のマルチパーティフルフィルメントに関連する推奨を提供することができる。
【0138】
[0138]少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、(支払処理および/または他の資金源から)販売者616(A)の口座への預金、口座からの給与支払い(例えば、販売者616(A)の従業員への支払い)、口座から直接またはリンクされたデビットカードから他の販売者への支払い(企業間)スケジュールされた預金および/または即時預金などを介して行われる引き出しなどを、販売者616(A)が追跡することを可能にするビジネスバンキングサービスを提供することができる。さらに、ビジネスバンキングサービスは、販売者616(A)がカスタマイズされた支払機器(例えば、クレジットカード)を取得すること、彼らがどれだけの金銭を稼いでいるかをチェックすること(例えば、利用可能な稼いだ残高の提示を介して)、彼らの金銭がどこへ行くかを理解すること(例えば、預金報告(料金の内訳を含むことができる)、支出報告などを介して)、稼いだ金銭にアクセス/使用すること(例えば、スケジュールされた預金、即時預金、リンクされた支払機器などを介して)、彼らの金銭の制御を感じ取ること(例えば、預金スケジュール、預金速度、リンクされた機器などの管理を介して)などを可能にすることができる。さらに、ビジネスバンキングサービスは、販売者616が彼らのキャッシュフローを視覚化して、彼らの財務的健全性を追跡すること、来るべき義務のために金銭を確保すること(例えば、貯蓄)、目標に沿って金銭を編成することなどを可能にすることができる。
【0139】
[139]少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、ビジネスローン、消費者ローン、固定期間ローン、柔軟な期間ローンなどを介してなど、金融サービスおよび製品を提供することができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、1つ以上のリスク信号を利用して、資金提供および/またはそのような資金提供に関連付けられた条件を拡張するかどうかを決定することができる。
【0140】
[0140]少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、いくつかの例では、借り手の短期運用ニーズ(例えば、資本ローン)に資金調達するために使用されるべきローンを借り手に提供および/または貸すための資金提供サービスを提供することができる。例えば、販売者である潜在的借り手は、様々な運用コスト(例えば、賃貸料、給与、在庫など)へ資金調達するために、資本ローン製品を介して資本ローンを取得することができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、異なるタイプの資本ローン製品を提供することができる。例えば、少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、日次返済ローン製品を提供することができ、資本ローンは、例えば、借り手に代わって支払処理サービスによって処理される取引の一部から毎日返済される。加えて、および/または代替として、サービスプロバイダ612は、月次返済ローン製品を提供することができ、資本ローンは、例えば、支払処理サービスにリンクされた銀行口座からのデビットを介して、月次で返済される。販売者の信用リスクは、支払量、同様に位置する販売者の信用リスク、過去の取引履歴、季節性、信用履歴などの要因を考慮するリスクモデルを使用して評価され得る。
【0141】
[0141]追加的または代替的に、サービスプロバイダ612は、いくつかの例では、借り手の消費者購入に資金調達するために使用されるローン(たとえば、消費者ローン)を借り手に提供および/または貸すための資金調達サービスを提供することができる。少なくとも1つの例では、借り手は、借り手が販売者616のうちの1つであり得る販売者からアイテムを購入することを可能にするために、ローンの要求を提出することができる。サービスプロバイダ612は、借り手が販売者から商品を購入したか、または購入しようとすることを決定することに少なくとも部分的に基づいて、ローンを生成することができる。ローンは、アイテムの実際の購入価格に基づく残高に関連付けることができ、借り手は、ローンを経時的に返済することができる。いくつかの例では、借り手は、(例えば、販売者に代わって処理される支払い、販売者に転送される資金などから販売者に支払われる支払いから)サービスプロバイダ612によって管理および/または維持される資金を介して支払われ得る、分割払いを介してローンを返済することができる。サービスプロバイダ612は、特にローン製品に結び付けられた、支払機器などの特定の金融商品を提供することができる。例えば、一実装形態では、サーバプロバイダ612は、資本を販売者または顧客のデビットカードに関連付け、デビットカードの使用は、ローンの条件によって定義される。いくつかの例では、販売者は、特定の購入を行うためにデビットカードのみを使用することができる。他の例では、ローン製品に関連付けられた「割賦(分割)」は、支払機器を介して直接クレジットされる。したがって、支払機器は、ローンおよび/またはローンに関連する当事者に合わせてカスタマイズされる。
【0142】
[0142]サービスプロバイダ612は、HTML、XML、Javascript、CSS、または他のウェブデザインツールに精通していないユーザ614が専門的で美的なウェブサイトを作成し、維持することを可能にするウェブ開発サービスを提供することができる。これらのウェブページ編集アプリケーションのいくつかは、ユーザがウェブページを構築すること、および/またはウェブページを修正すること(たとえば、ウェブページに関連付けられたコンテンツを変更、追加、または削除すること)を可能にする。さらに、ウェブ開発サービスは、ウェブサイトに加えて、例えばソーシャルメディア投稿などの他のオンラインオムニチャネルプレゼンスを作成し、維持することができる。いくつかの例では、結果として生じるウェブページおよび/または他のコンテンツアイテムは、オンライン/電子商取引プラットフォームを介して販売のためにアイテムを提供するために使用され得る。すなわち、結果として生じるウェブページおよび/または他のコンテンツアイテムは、1つ以上の販売者616によるオンラインストアまたはオファリングに関連付けることができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、販売者616のオムニチャネルプレゼンスを補うために、コンテンツアイテムを推奨および/または生成することができる。すなわち、販売者616のうちの販売者がウェブページを有する場合、サービスプロバイダ612は、ウェブ開発または他のサービスを介して、ソーシャルメディア、電子メールなどの他のチャネルを介して提示される追加のコンテンツアイテムを推奨および/または生成することができる。
【0143】
[0143]さらに、サービスプロバイダ612は、雇用者が、雇用者に代わって行われる作業に対して従業員に支払うことを可能にする給与サービスを提供することができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、(例えば、インポートされたタイムカードおよび/またはPOS対話を通して)従業員によって作業された時間、従業員によって行われた販売、従業員によって受信されたチップなどを含むデータを受信することができる。そのようなデータに基づいて、サービスプロバイダ612は、給与サービスを介して、雇用者に代わって従業員に給与支払いを行うことができる。例えば、サービスプロバイダ612は、給与の支払いを行うために使用されるべき、雇用者の銀行からサービスプロバイダ612の銀行への、従業員の給与のために支払われるべき総額の転送を容易にすることができる。少なくとも1つの例では、資金がサービスプロバイダ612の銀行で受け取られると、サービスプロバイダ612は、多くの場合、実際に作業は従業員が行ったよりも1日、1週間、またはそれ以上後に、小切手または直接預金などによって従業員に支払うことができる。追加的または代替的な例では、サービスプロバイダ612は、サービスプロバイダ612によって実行されたリスクおよび/または信頼性解析に少なくとも部分的に基づいて、従業員が同日または即時の預金を介して支払いを受け取ることを可能にすることができる。
【0144】
[0144]さらに、少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、従業員のスケジュールを管理するための従業員管理サービスを提供することができる。さらに、サービスプロバイダ612は、ユーザ614がアポイントメントをスケジュールするためにスケジュールを設定すること、および/またはユーザ614がアポイントメントをスケジュールすることを可能にするためのアポイントメントサービスを提供することができる。
【0145】
[0145]いくつかの例では、サービスプロバイダ612は、ユーザ614が予約を行い、および/または管理すること、フロントオブハウス業務(接客業務)および/またはバックオブハウス業務(裏方業務)を監視することなどを可能にするために、レストラン管理サービスを提供することができる。このような例では、販売者デバイス608および/またはサーバコンピューティングデバイスは、1つ以上の他のコンピューティングデバイスと通信するように構成することができ、それらは、フロントオブハウス(例えば、POS装置)および/またはバックオブハウス(例えば、キッチン表示システム(KDS))に配置することができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、注文管理サービスおよび/またはフルフィルメントサービスを提供して、レストランがオープンチケット、分割チケットなどを管理し、および/またはフルフィルメントサービスを管理することができる。いくつかの例では、そのようなサービスは、上記で説明したように、レストラン販売者(マーチャント)に関連付けられ得る。追加または代替の例では、そのようなサービスは、任意のタイプの販売者であり得る。
【0146】
[0146]少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、配達のために宅配業者を使用することができるフルフィルメントサービスを提供することができ、宅配業者は、配達サービス、写真サービスなどを提供するために複数の位置の間を移動することができる。宅配業者は、要求ユーザ614のためのサービス(例えば、アイテムの配達、画像の取り込み等)を実行するために、位置間を移動することができるユーザ614であり得る。いくつかの例では、宅配業者は、サービスプロバイダ612から対価を受け取ることができる。宅配業者は、自動車、自転車、スクーター、オートバイ、バス、飛行機、ヘリコプター、ボート、スケートボードなどの1つ以上の車両を使用することができる。しかし、他の例では、宅配業者は、車両なしで、徒歩で、または別の方法で移動することができる。本明細書で議論されるいくつかの例は、人々があるタイプのクラウドソーシングされたサービスエコノミーに宅配業者として参加することを可能にする。ここで、本質的に、モバイルデバイスを有する任意の人は、本明細書で説明されるサービスを提供する宅配ネットワークにおいて、宅配業者にすぐになることができ、または宅配業者でなくなることができる。少なくとも1つの例では、宅配業者は、無人航空機(例えば、ドローン)、自律車両、または位置間を移動するための命令を受信することができる任意の他のタイプの車両であり得る。いくつかの例では、サービスプロバイダ612は、宅配サービスの要求を受信し、アクティブな宅配業者に要求を自動的に割り当て、それぞれのデバイス606を介して提示されるユーザインターフェース(例えば、アプリケーション、ウェブブラウザ、または他のアクセスポイント)を介して宅配業者に配送命令を通信することができる。
【0147】
[0147]いくつかの例では、サービスプロバイダ612は、オムニチャネルフルフィルメントサービスを提供することができる。例えば、1つ以上のアイテムが在庫切れであるか、またはそうでなければ利用不可能(入手不可能)であるために、顧客が販売者と注文を出し、販売者が注文を履行できない場合、サービスプロバイダ612は、サービスプロバイダ612のプラットフォームの一部である他の販売者および/または販売チャネルを活用して、顧客の注文を履行することができる。すなわち、別の販売者は、顧客の注文を満たすために1つ以上のアイテムを提供することができる。さらに、いくつかの例では、別の販売チャネル(たとえば、オンライン、ブリックアンドモルタル(実店舗)など)を使用して、顧客の注文を満たすことができる。
【0148】
[0148]いくつかの例では、サービスプロバイダ612は、会話型商取引サービスを介した会話型商取引を可能にすることができ、それは、1つ以上の機械学習機構を使用して、2人以上のユーザ614の間で交換される通信、仮想アシスタントへの音声入力などを解析して、ユーザ614の意図を決定することができる。いくつかの例では、サービスプロバイダ612は、決定された意図を利用して、顧客サービスを自動化し、プロモーションを提供し、推奨を提供し、またはそうでなければリアルタイムで顧客と対話することができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、製品およびサービス、および支払機構を通信プラットフォーム(たとえば、メッセージングなど)に統合して、顧客が、販売者のウェブページまたは他のチャネルに電話、電子メール、または訪問する必要なく、購入、または他の取引を行うことを可能にすることができる。すなわち、会話型商取引は、顧客が、情報を収集し、購入を行うために、会話とウェブページとの間で前後に切り替える必要性を軽減する。
【0149】
[0149]少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、2人以上のユーザ614間のピアツーピア支払いを可能にするピアツーピア支払いサービスを提供することができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、ユーザ614による操作のために構成されたデバイス606上にインストールされた支払アプリケーションのインスタンス(または他のアクセスポイント)と通信することができる。一例では、支払人によって操作される第1のデバイス上で実行される支払アプリケーションのインスタンスは、支払人の口座から受取人の口座(たとえば、ピアツーピア支払い)に資金の量(たとえば、フィアット通貨、または、暗号通貨、証券、および関連する資産などの非フィアット通貨)を転送するための要求をサービスプロバイダ612に送信することができる。サービスプロバイダ612は、転送を容易にすることができ、転送が処理中である(または完了した)受取人によって操作される第2のモバイルデバイス上で実行される支払アプリケーションのインスタンスに通知を送信することができる。いくつかの例では、サービスプロバイダ612は、支払いアプリケーションのインスタンスに追加のまたは代替の情報を送信することができる(たとえば、支払人への低残高、支払人または受取人への現在残高など)。いくつかの実装形態では、支払人および/または受取人は、たとえば、コンテキスト、近接度、事前取引履歴などに基づいて、自動的に識別され得る。他の例では、受取人は、支払人が資金の転送を開始する前に、資金の要求を支払人に送信することができる。転送される資金は、現金、暗号通貨などを含むがそれらに限定されない任意のデジタル通貨タイプに関連付けることができる。いくつかの実施形態では、サービスプロバイダ612は、支払人に代わって受取人への要求に資金を供給し、転送処理を高速化し、支払人の金融ネットワークに起因し得る任意の遅延を補償する。
【0150】
[0150]いくつかの実装形態では、サービスプロバイダ612は、特定の構文(シンタックス)を有する「支払プロキシ」の識別を通してピアツーピア支払い処理をトリガすることができる。例えば、構文は、1つ以上の英数字(例えば、$Cash)を接頭辞とする通貨指標(インジケータ)を含む。通貨指標は、入力を、現金を転送するための送信者からの要求として扱うコンピュータシステムに示すタグ付け機構として動作し、(マネタリー通貨指標によってタグ付けされた1つ以上の英数字を含む)構文の検出は、現金の転送をトリガする。通貨指標は、ドル($)、ユーロ(?)、ポンド(£)、ルピー(?)、元(\)などを含むがこれらに限定されない様々な通貨に対応することができる。ドル通貨指標($)の使用が本明細書で使用されるが、任意の通貨記号が等しく使用され得ることが理解されるべきである。ピアツーピア処理は、ユーザデバイス606上で実行される特定のアプリケーションを通じて開始することができる。
【0151】
[0151]いくつかの実施形態では、ピアツーピア処理は、フォーラムコンテキスト内で実装され得る。本明細書で使用される「フォーラム」という用語は、コメント、投稿、電子掲示板上の通信、ソーシャルネットワーキングプラットフォーム上の通信、および/または任意の他のタイプの通信を介してユーザ対話および関与を可能にする、コンテンツプロバイダのメディアチャネル(たとえば、ソーシャルネットワーキングプラットフォーム、マイクロブログ、ブログ、ビデオ共有プラットフォーム、音楽共有プラットフォームなど)を指す。フォーラムは、フォーラムのユーザが(たとえば、通信の作成、コメントの投稿などを通じて)互いに対話することを可能にするために、コンテンツプロバイダによって採用され得る。いくつかの実施形態では、「フォーラム」はまた、製品および/またはサービスを提供する電子商取引または小売組織のアプリケーションまたはウェブページを指し得る。そのようなウェブサイトは、製品またはサービスが仮想カートに追加される前または後に完了するためのオンライン「フォーム」を提供することができる。オンラインフォームは、ユーザ対話および関与を受信するための1つ以上のフィールドを含むことができる。例は、ユーザの名前および他の識別情報、ユーザの発送先住所などを含む。これらのフィールドのうちのいくつかは、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、ギフトカード、仮想財布などの他の種類の支払機構の代わりに、支払プロキシなどの支払情報を受信するように構成され得る。
【0152】
[0152]いくつかの実施形態では、ピアツーピア処理は、メッセージングアプリケーションコンテキストなどの通信アプリケーションコンテキスト内で実装され得る。「メッセージングアプリケーション」という用語は、本明細書で使用される場合、通信の使用を介して、有線または無線の通信ネットワークを介してユーザ(たとえば、通信の送信者と受信者)間の通信を可能にする任意のメッセージングアプリケーションを指す。メッセージングアプリケーションは、サービスプロバイダ612によって使用することができる。たとえば、サービスプロバイダ612は、メッセージングアプリケーション(たとえば、チャットまたはメッセージング機能)を介してユーザに通信サービスを提供するメッセージングサービスを提供することができる。メッセージングアプリケーションは、たとえば、電話(たとえば、従来の携帯電話またはスマートフォン)間の通信のためのテキストメッセージングアプリケーション、または、通信のためにインターネットを使用するスマートフォンおよび電話のためのクロスプラットフォームインスタントメッセージングアプリケーションを含むことができる。メッセージングアプリケーションは、サーバコンピューティングデバイス602(そのような例では「メッセージングサーバ」と呼ぶことができる)との間で送信される命令に基づいて、ユーザデバイス606(たとえば、モバイルデバイスまたは従来のパーソナルコンピュータ(PC))上で実行することができる。いくつかの例では、メッセージングアプリケーションは、支払アプリケーションのユーザが互いに通信することを可能にするメッセージング機能を有する支払アプリケーションを含むことができる。そのような例では、支払アプリケーションは、サーバコンピューティングデバイス(複数可)602(たとえば、本明細書で論じられる支払サービス、または、支払取引をサポートする別の支払サービス)との間で送信される命令に基づいてユーザデバイス606上で実行され得る。
【0153】
[0153]少なくともいくつかの実施形態では、ピアツーピア処理は、ランディングページコンテキスト内で実装され得る。「ランディングページ」という用語は、本明細書で使用される場合、パーソナライズされた位置アドレスに関連付けられた受信者に代わって支払いを収集するために専用である個人化された位置アドレスによって識別される仮想位置を指す。ランディングページを識別するパーソナライズされた位置アドレスは、上述の支払プロキシを含むことができる。サービスプロバイダ612は、受信者が1つ以上の送信者から1つ以上の支払いを便利に受信することを可能にするために、ランディングページを生成することができる。いくつかの実施形態では、ランディングページを識別するパーソナライズされた位置アドレスは、支払プロキシを組み込むユニフォームリソースロケータ(URL)である。そのような実施形態では、ランディングページは、ウェブページ、例えばwww.cash.me/$cashである。
【0154】
[154]少なくとも1つの例では、ユーザ614は、サービスプロバイダ612に対して新規であってもよく、その結果、ユーザ614は、サービスプロバイダ612に登録されていない(例えば、サービスプロバイダによって提供された1つ以上のサービスへのアクセスを受信するために加入している)。サービスプロバイダ612は、潜在的ユーザ614をサービスプロバイダ612に登録するためのオンボーディングサービスを提供することができる。いくつかの例では、オンボーディングは、潜在的ユーザ614のためのプロファイルを生成するために使用可能な情報を取得するために、潜在的ユーザ614に、様々な質問、プロンプト、および同様のものを提示することを含むことができる。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、オンボーディング前、またはオンボーディング中に、そのサービスへの限定されたまたは短期のアクセスを提供することができる(たとえば、ピアツーピア支払サービスのユーザは、完全にオンボーディングされる前に資金を転送および/または受信することができ、販売者は、完全にオンボーディングされる前に支払いを処理することができる、など)。少なくとも1つの例では、潜在的ユーザ614がすべての必要な情報を提供することに応答して、潜在的ユーザ614は、サービスプロバイダ612にオンボードされ得る。そのような例では、サービスプロバイダ612のサービスへの任意の限定されたまたは短期のアクセスは、そのようなサービスへのより許容的な(たとえば、それほど限定されていない)またはより長期のアクセスに移行され得る。
【0155】
[0155]サービスプロバイダ612は、コンプライアンス目的のためにサービスプロバイダ612によって使用され得る、および/またはサービスとして、たとえばサードパーティサービスプロバイダ(たとえば、サーバコンピューティングデバイス610に関連付けられた)に提供され得る、IDVサービスに関連付けられ得る。すなわち、サービスプロバイダ612は、IDVサービスを提供して、それらのサービスを使用しようとするまたは使用するユーザ614のアイデンティティ(ID)を検証することができ、アイデンティティ検証は、コンプライアンス部門によって使用される情報を提供するために、顧客(または潜在的な顧客)に、その情報が現実の人またはエンティティのアイデンティティに関連付けられていることを証明することを要求する。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、ユーザ614によって提供された識別情報が、顧客(または潜在的な顧客)を正確に識別するかどうか(すなわち、彼らが彼らであると言っている顧客であるか?)を決定するためのサービスを実行することができる。
【0156】
[0156]サービスプロバイダ612は、追加または代替のサービスを提供することができ、上述のサービスは、サービスのサンプリングとして提供される。少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、サードパーティサービスプロバイダに関連付けられたサーバコンピューティングデバイス610とデータを交換することができる。そのようなサードパーティサービスプロバイダは、サービスプロバイダ612が上述のようなサービスを提供することを可能にする情報を提供することができる。追加または代替の例では、そのようなサードパーティのサービスプロバイダは,サービスプロバイダ612のサービスにアクセスすることができる。すなわち、いくつかの例では、サードパーティサービスプロバイダは、サービスプロバイダ612のサービスに加入しているか、さもなければアクセスすることができる。
【0157】
[0157]本明細書で説明する技法は、リアルタイム/オンラインモードとオフラインモードの両方で動作するように構成することができる。「オンライン」モードは、デバイスが、ネットワーク604を介してサービスプロバイダ612(たとえば、サーバコンピューティングデバイス602)および/またはサーバコンピューティングデバイス610と通信することが可能であるときのモードを指す。いくつかの例では販売者デバイス608は、例えばネットワークコネクティビティの問題により、サービスプロバイダ612(例えば、サーバコンピューティングデバイス602)および/またはサーバコンピューティングデバイス610と接続することができない。追加または代替の例ではサーバコンピューティングデバイス602は、例えば、ネットワークコネクティビティの問題により、サーバコンピューティングデバイス610と通信することができない。このような例では、デバイスは、コネクティビティが回復されて支払データが処理のためにサーバコンピューティングデバイス602および/またはサーバコンピューティングデバイス610に送信されるまで、少なくともいくつかの支払データが、(例えば、販売者デバイス608上に)および/またはサーバコンピューティングデバイス602上に記憶される、「オフライン」モードで動作することができる。
【0158】
[0158]少なくとも1つの例では、サービスプロバイダ612は、注文ハブ、在庫ハブ、フルフィルメントハブなどのハブに関連付けることができ、これは、(たとえば、追加のサーバコンピューティングデバイス610に関連付けられた)1つ以上の追加のサービスプロバイダとの統合を可能にすることができる。いくつかの例では、そのような追加のサービスプロバイダは、追加または代替のサービスを提供することができ、サービスプロバイダ612は、サービスプロバイダ612の機能を1つ以上の追加のサービスプロバイダに統合するためのインターフェースまたは他のコンピュータ可読命令を提供することができる。
【0159】
[0159]本明細書で説明する技法は、サービスプロバイダ612の1つ以上のサーバコンピューティングデバイス602と通信しているユーザデバイス606の分散システムを介して提供されるサービスを対象とする。すなわち、本明細書で説明する技法は、上述のように、様々なサービスを実行するためにサービスプロバイダ612の1つ以上のサーバコンピューティングデバイス602と通信しているユーザデバイス606の分散システムを利用する、特定の実装形態、または実用的用途を対象とする。本明細書で説明される分散システムの非従来的な構成は、エンドユーザ(たとえば、ユーザ614)から遠隔に位置するサーバコンピューティングデバイス602が、ユーザ614(たとえば、複数の、異なる販売者および/または複数の異なる買い手に関連付けられたデータ)などのエンドユーザに関連付けられた集約データに基づいて、いくつかの例では、ほぼリアルタイムでサービスを知的に提供することを可能にする。したがって、本明細書で説明する技法は、支払処理サービスなどを実行するための従来の技法よりも技術的改善を提供する要素の特定の構成を対象とする。特に、中小企業オーナーにとって、ビジネス環境は典型的には断片化され、無関係のツールおよびプログラムに依存し、オーナーがそのようなデータを手動で統合し、閲覧することを困難にする。本明細書で説明される技法は、異種の別個の販売者口座、たとえば、サービスプロバイダ612の制御内の口座、およびサービスプロバイダ612の制御外の口座を常時または定期的に監視して、販売者のビジネス状態(支払債権、受取債権、給与、請求書、アポイントメント、資本など)を追跡する。本明細書の技法は、販売者のキャッシュフローの統合されたビューを提供し、ニーズを予測し、資本、クーポンなどの推奨またはサービスを先制的に提供し、および/または、異種口座(販売者のもの、別の販売者のもの、または支払いサービスのものさえも)間の金銭移動を摩擦無く透明な方法で可能にする。
【0160】
[160]本明細書に記載されるように、人工知能、機械学習などを使用して、決定、推奨などを動的に行い、それによって、知能およびコンテキスト認識を、他の画一的スキームに追加し、本明細書に記載される支払処理サービスおよび/または追加または代替サービスを提供する。いくつかの実装形態では、分散システムは、既存のユーザベースから導出された知能を新しいユーザに適用することが可能であり、それによって、従来のオンボーディング方法と比較して、新しいユーザのオンボーディング体験をパーソナライズし、摩擦を低減させる。したがって、本明細書で説明される技法は既存の技術処理を改善する。
【0161】
[161]上記で説明されるように、様々なグラフィカルユーザインターフェース(GUI)が、本明細書で説明される技法を容易にするために提示され得る。本明細書で説明する技法のいくつかは、ユーザ614とユーザデバイス606との間の対話を改善するためにGUIを介して提示されるユーザインターフェース特徴を対象とする。さらに、そのような特徴は、GUIと対話することに関与するユーザのプロファイルに基づいて動的に変更される。したがって、本明細書で説明する技法は、コンピューティングシステムの改善を対象とする。
【0162】
[0162]
図7は、本明細書で説明する技法を実行するためのシステム700を示す例示的なブロック図を示す。システム700は、ネットワーク706(例えば、インターネット、ケーブルネットワーク、セルラーネットワーク、クラウドネットワーク、無線ネットワーク(例えば、Wi-Fi)および有線ネットワーク)、並びに、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標)・ロー・エナジー(BLE)などの近距離通信)を介してサーバコンピューティングデバイス(例えば、サーバ704)と通信するユーザデバイス702を含む。単一のユーザデバイス702が示されているが、追加または代替の例では、システム700は、
図6を参照して上述したように、複数のユーザデバイスを有することができる。少なくとも1つの例では、ユーザデバイス702は、
図1の販売者コンピューティングデバイス106および/または顧客コンピューティングデバイス112、114に対応することができ、サーバ704は、
図1のサーバ102に対応することができ、ネットワーク706は、
図1のネットワーク107に対応することができる。
【0163】
[0163]少なくとも1つの例では、ユーザデバイス702は、任意の適切なタイプのコンピューティングデバイス、たとえば、ポータブル、半ポータブル、半静止型、または静止型であり得る。ユーザデバイス702のいくつかの例は、タブレットコンピューティングデバイス、スマートフォンもしくはモバイル通信デバイス、ラップトップ、ネットブックもしくは他のポータブルコンピュータもしくは半ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピューティングデバイス、端末コンピューティングデバイスもしくは他の半静止もしくは静止コンピューティングデバイス、専用デバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイスもしくは他の身体装着コンピューティングデバイス、拡張現実デバイス、仮想現実デバイス、モノのインターネット(loT)デバイスなどを含むことができるが、これらに限定されない。すなわち、ユーザデバイス702は、本明細書で説明する技法に従って通信を送信し、機能を実行することが可能な任意のコンピューティングデバイスであり得る。ユーザデバイス702は、以下に説明するように、支払カードリーダなどのデバイス、または支払いを受け入れることが可能なコンポーネントを含むことができる。
【0164】
[0164]図示の例では、ユーザデバイス702は、1つ以上のプロセッサ708、1つ以上のコンピュータ可読媒体710、1つ以上の通信インターフェース712、1つ以上の入力/出力(I/O)デバイス714、ディスプレイ716、およびセンサ718を含む。
【0165】
[165]少なくとも1つの例では、各プロセッサ708は、それ自体、1つ以上のプロセッサまたは処理コアを備えることができる。たとえば、プロセッサ708は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央処理装置、ステートマシン、論理回路、および/または、動作命令に基づいて信号を操作する任意のデバイスとして実装され得る。いくつかの例では、プロセッサ708は、本明細書で説明するアルゴリズムおよび処理を実行するように特にプログラムまたは構成された任意の適切なタイプの1つ以上のハードウェアプロセッサおよび/または論理回路であり得る。プロセッサ708は、コンピュータ可読媒体710に記憶されたコンピュータ可読プロセッサ実行可能命令をフェッチおよび実行するように構成され得る。
【0166】
[0166]ユーザデバイス702の構成に応じて、コンピュータ可読媒体710は、有形の非一時的コンピュータ記憶媒体の例とすることができ、コンピュータ可読プロセッサ実行可能命令、データ構造、プログラムコンポーネント、または他のデータなどの情報を記憶するための任意のタイプの技術で実装された揮発性および不揮発性メモリならびに/または取り外し可能な媒体および取り外し不可能な媒体を含むことができる。コンピュータ可読媒体710は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージ、磁気ディスクストレージ、光ストレージ、および/または他のコンピュータ可読媒体技術を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、いくつかの例では、ユーザデバイス702は、RAIDストレージシステム、ストレージアレイ、ネットワーク接続ストレージ、ストレージエリアネットワーク、クラウドストレージ、または情報を記憶するために使用することができ、プロセッサ708によって直接または別のコンピューティングデバイスもしくはネットワークを介してアクセスすることができる任意の他の媒体などの外部記憶装置にアクセスすることができる。したがって、コンピュータ可読媒体710は、プロセッサ708によって実行され得る命令、コンポーネント、またはコンポーネントを記憶することが可能なコンピュータ記憶媒体であり得る。さらに、言及される場合、非一時的コンピュータ可読媒体は、エネルギー、搬送波信号、電磁波、および信号自体などの媒体を除外する。
【0167】
[0167]コンピュータ可読媒体710は、プロセッサ708によって実行可能な任意の数の機能コンポーネントを記憶および維持するために使用され得る。いくつかの実装形態では、これらの機能コンポーネントは、プロセッサ708によって実行可能であり、実行されたときに、ユーザデバイス702に上述されたアクションおよびサービスを実行するための動作ロジックを実装する命令またはプログラムを含む。コンピュータ可読媒体710に記憶された機能コンポーネントは、ユーザが、ユーザデバイス702、ひいてはサーバ704および/または他のネットワーク化されたデバイスと対話することを可能にするためのユーザインターフェース720を含むことができる。少なくとも1つの例では、ユーザインターフェース720は、ウェブブラウザなどを介して提示され得る。他の例では、ユーザインターフェース720は、サーバ704に関連付けられたサービスプロバイダ612によって提供され得るか、または別の専用アプリケーションであり得る、モバイルアプリケーションまたはデスクトップアプリケーションなどのアプリケーションを介して提示され得る。いくつかの例では、ユーザインターフェース720は、
図2を参照しながら上記で説明したユーザインターフェース200に対応し得る。少なくとも1つの例では、ユーザインターフェース702は、統合通信ユーザインターフェース、またはその一部分を提示することができる。少なくとも1つの例では、ユーザは、タッチ入力、音声入力、ジェスチャ、または任意の他のタイプの入力を介してユーザインターフェースと対話することができる。「入力」という用語は、ユーザインターフェース720を介してユーザによって直接提供されなくてもよい「コンテキスト」入力を説明するためにも使用される。例えば、ユーザインターフェース720とのユーザの対話は、例えば、自然言語処理技術を使用して解析されて、「直接」ユーザ入力と同様の方法で処理され得る、ユーザのコンテキストまたは意図を決定する。
【0168】
[0168]ユーザデバイス702のタイプに応じて、コンピュータ可読媒体710は、プログラム、ドライバなどを含むことができる他のコンポーネントおよびデータ722、ならびに機能コンポーネントによって使用または生成されるデータなどの他の機能コンポーネントおよびデータを任意選択で含むこともできる。加えて、コンピュータ可読媒体710は、機能コンポーネントによって使用されるデータ、データ構造などを記憶することもできる。さらに、ユーザデバイス702は、多くの他の論理コンポーネント、プログラムコンポーネント、および物理的コンポーネントを含むことができ、それらの説明は、本明細書の説明に関連する単なる例に過ぎない。
【0169】
[0169]少なくとも1つの例では、コンピュータ可読媒体710は、ユーザデバイス702の様々な機能を制御および管理し、基本的なユーザ対話を可能にするためのオペレーティングシステム724などの追加の機能コンポーネントを含むことができる。
【0170】
[0170]通信インターフェース712は、ネットワーク706を介してまたは直接など、様々な他のデバイスとの通信を可能にするための1つ以上のインターフェースおよびハードウェアコンポーネントを含むことができる。たとえば、通信インターフェース712は、1つ以上のネットワーク706を介した通信を可能にすることができ、それは、ローカルエリアネットワークまたはインターネットなどのワイドエリアネットワークなどの当技術分野で知られている任意のタイプのネットワークを含むことができ、セルラーネットワークなどのワイヤレスネットワーク、クラウドネットワーク、Wi-Fiなどのローカルワイヤレスネットワーク、および/またはBluetooth(登録商標)、BLE、NFC、RFID、有線ネットワーク、もしくは任意の他のそのようなネットワークなどの近距離無線通信、またはそれらの任意の組合せを含むことができるが、これらに限定されない。したがって、(1つ以上の)ネットワーク706は、Bluetooth(登録商標)、BLE、Wi-Fiおよびセルラー通信技術、ならびに有線または光ファイバ技術を含む、有線および/またはワイヤレス通信技術の両方を含み得る。そのような通信のために使用されるコンポーネントは、ネットワークのタイプ、選択される環境、またはその両方に少なくとも部分的に依存し得る。そのようなネットワークを介して通信するためのプロトコルは、周知であり、本明細書では詳細に説明しない。
【0171】
[0171]本開示の実施形態は、クラウドコンピューティングインフラストラクチャを通してユーザに提供され得る。クラウドコンピューティングは、ネットワークを介したサービスとしてのスケーラブルコンピューティングリソースの提供を指し、最小限の管理努力またはサービスプロバイダの対話で迅速にプロビジョニングおよびリリースすることができる構成可能なコンピューティングリソースの共有プールへの便利なオンデマンドネットワークアクセスを可能にする。したがって、クラウドコンピューティングは、ユーザが、コンピューティングリソースを提供するために使用される基礎となる物理システム(またはそれらのシステムの位置)に関係なく、「クラウド」内の仮想コンピューティングリソース(たとえば、ストレージ、データ、アプリケーション、および完全な仮想化コンピューティングシステム)にアクセスすることを可能にする。
【0172】
[0172]ユーザデバイス702は、1つ以上の入出力(I/O)デバイス714をさらに含むことができる。I/Oデバイス714は、スピーカ、マイクロフォン、カメラ、および様々なユーザコントロール(たとえば、ボタン、ジョイスティック、キーボード、キーパッドなど)、触覚出力デバイスなどを含むことができる。I/Oデバイス714は、ユーザデバイス702と接続するためにアクセサリ(オーディオジャック、USB-C、Bluetoothなど)を活用するアタッチメントも含むことができる。
【0173】
[0173]少なくとも1つの例では、ユーザデバイス702は、ディスプレイ716を含むことができる。ユーザデバイス702として使用されるコンピューティングデバイスのタイプに応じて、ディスプレイ716は、任意の適切なディスプレイ技術を使用することができる。たとえば、ディスプレイ716は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ、電子ペーパーディスプレイ、またはその上にデジタルコンテンツを提示することができる任意の他の適切なタイプのディスプレイとすることができる。少なくとも1つの例では、ディスプレイ716は、拡張現実ディスプレイ、仮想現実ディスプレイ、またはデジタルコンテンツを提示および/または投影することができる任意の他のディスプレイとすることができる。いくつかの例では、ディスプレイ716は、ディスプレイ716上に提示されたグラフィックインターフェースとの対話を可能にするためのタッチ入力を受信するように構成されたタッチスクリーンディスプレイを提供するための、ディスプレイ716に関連付けられたタッチセンサを有することができる。したがって、本明細書の実装形態は、任意の特定のディスプレイ技術に限定されない。あるいは、いくつかの例では、ユーザデバイス702は、ディスプレイ716を含まなくてもよく、情報は、聴覚的、触覚的などの他の手段によって提示され得る。
【0174】
[0174]加えて、ユーザデバイス702は、センサ718を含むことができる。センサ718は、位置情報を示すことができるGPSデバイスを含むことができる。さらに、センサ718は加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、近接センサ、カメラ、マイクロフォン、および/またはスイッチを含むことができるが、これらに限定されない。
【0175】
[0175]いくつかの例では、GPSデバイスが、ユーザの位置を識別するために使用され得る。少なくとも1つの例では、ユーザの位置は、1つ以上のサービスを提供するために、上述のサービスプロバイダ612によって使用され得る。すなわち、いくつかの例では、サービスプロバイダ612は、特定のサービスをユーザに提供するためにジオフェンシングを実装することができる。一例として、貸出サービスでは、位置を用いて、ローンの明記された目的が、使用の証拠に対応することを確認することができる(例えば、ユーザがそのローンを使用することは、ユーザがそれを使用すると言ったことと一致するか?)。さらに、いくつかの例では、位置は、給与目的のために使用され得る。一例として、請負業者がプロジェクトを完了した場合、請負業者はジオタグ付けされた(例えば、GPSデバイスによって利用可能な位置情報に基づいてタグ付けされた)画像を提供することができる。いくつかの例では、位置は、近くのユーザ614間のピアツーピア支払いを容易にするために、および/またはユーザ614に近接して位置する販売者(複数可)との利用可能なアポイントメントに関する通知をユーザ614へ送信するために使用され得る。少なくとも1つの例では、位置は、ジオフェンスを出るときに近くの顧客から支払いを受け取るために使用されることができ、または、位置は、ユーザ614が販売者の微リックアンドモルタルストア(実店舗)に入ることに応答してアクションを開始するために使用されることができる。位置は、追加的または代替的な方法でも使用することができる。
【0176】
[0176]加えて、ユーザデバイス702は、図示されていない様々な他のコンポーネントを含むことができ、その例は、リムーバブルストレージ、蓄電池および電力制御ユニットなどの電源、バーコードスキャナ、プリンタ、キャッシュドロワなどを含む。
【0177】
[0177]加えて、いくつかの例では、ユーザデバイス702は、支払い目的に関連付けられた支払機器および/または識別子を読み取るために、リーダデバイス726を含むか、それに接続可能であるか、またはそうでなければそれに結合されることができる。いくつかの例では、上記で説明したように、リーダデバイス726は、マイクロフォンポート、ヘッドフォンポート、オーディオジャック、データポート、または他の適切なポートなど、ユーザデバイス702内のポートにプラグインすることができる。追加または代替の例では、リーダデバイス726は、Bluetooth(登録商標)、BLEなどを介してなど、別の有線またはワイヤレス接続を介してユーザデバイス702に結合され得る。リーダデバイス726は、支払カードの磁気ストリップを読み取るための読取ヘッドを含むことができ、さらに、磁気ストリップから読み取られた情報を暗号化するための暗号化技術を含むことができる。追加または代替として、リーダデバイス726は、いくつかの例では、EMV支払リーダであり得る。さらに、本明細書のユーザ装置702では、ユーザ装置702のタイプおよび構成に応じて、他の多くのタイプのリーダを使用することができる。
【0178】
[178]リーダデバイス726は、ポータブル磁気ストライプカードリーダ、光学スキャナ、スマートカード(埋め込みICチップを有するカード)リーダ(たとえば、EMV準拠カードリーダまたは近距離通信可能リーダ)、RFIDリーダなどであり得、任意の支払機器からのデータを検出および取得するように構成される。したがって、リーダデバイス726は、支払機器の検出および受け入れを容易にするために、スロット、磁気トラック、および1つ以上のセンサまたは電気接点を有するレールなどのハードウェア実装形態を含み得る。すなわち、リーダデバイス726は、当該リーダデバイス726が、スワイプ(すなわち、顧客が磁気ストリップに含まれる支払いデータをキャプチャする支払リーダを介して磁気ストリップを有するカードをスライドさせるカード存在取引)、ディップ(すなわち、顧客が、埋め込みマイクロチップ(すなわち、チップ)を有するカードを、支払リーダが顧客にカードを取り外すように促すまで最初に支払リーダに挿入するカード存在取引)、またはタップ(すなわち、顧客が支払いアプリケーションを実行するスマートフォンなどの自分の電子デバイスをタップまたはホバリングして短距離通信を介して取引を完了するカード存在取引)を介して、顧客に関連付けられた支払データを取得するために支払機器と対話することを可能にするハードウェア実装を含むことができる。加えて、または任意に、リーダデバイス726は、バイオメトリック特性が支払サービスシステム100に登録され、銀行サーバを用いて金融口座に接続されることを前提として、バイオメトリック特性を受信し、処理し、支払機器として処理するためのバイオメトリックセンサを含むこともできる。
【0179】
[0179]リーダデバイス726は、中央演算処理装置(複数可)、コンピュータ可読媒体、読取チップ、取引チップ、タイマ、クロック、ネットワークインターフェース、電源などを含み得る。リーダデバイス726の処理ユニット(複数可)は、上で説明され、以下の開示においてさらに詳細に説明されるように、リーダデバイス726に様々な機能を実行させるための1つ以上のコンポーネントおよび/または処理を実行し得る。いくつかの例では、処理ユニットは、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、CPUおよびGPU、または当技術分野で知られている処理ユニットまたはコンポーネントを含み得る。さらに、(1つ以上の)処理ユニットの各々は、プログラムコンポーネント、プログラムデータ、および/または1つ以上のオペレーティングシステムを記憶することもできる、それ自体のローカルメモリを所有し得る。リーダデバイス726の正確な構成およびタイプに応じて、コンピュータ可読媒体は、揮発性メモリ(RAMなど)、不揮発性メモリ(ROM、フラッシュメモリ、小型ハードドライブ、メモリカードなど)、またはそれらの何らかの組合せを含むことができる。少なくとも1つの例では、リーダデバイス726のコンピュータ可読媒体は、本明細書で説明する様々な機能を実行するための少なくとも1つのコンポーネントを含むことができる。
【0180】
[0180]読取チップは、リーダデバイス726の動作および処理を制御する機能を実行することができる。すなわち、読取チップは、支払インターフェース(たとえば、非接触インターフェース、接触インターフェースなど)、ワイヤレス通信インターフェース、有線インターフェース、ユーザインターフェース(たとえば、信号状態デバイス(FPGA))などを制御するための機能を実行し得る。さらに、読取チップは、特定のイベント(たとえば、対話、パワーダウンイベントなど)の後に経過した時間量を示すタイマ信号を提供してもよいタイマを制御するための機能を実行してもよい。さらに、読取チップは、時間を示すクロック信号を提供することができるクロック712を制御する機能を実行することができる。さらに、読取チップは、以下で説明するように、ネットワーク706とインターフェースすることができるネットワークインターフェースを制御する機能を実行することができる。
【0181】
[0181]さらに、読取チップは、電源を制御するための機能を実行することができる。電源は、AC電力またはバッテリへの物理的接続などの1つ以上の電源を含むことができる。電源は、AC電力を変換し、リーダデバイス726のコンポーネントによって使用するための複数のDC電圧を生成するための電力変換回路を含み得る。電源が蓄電池(バッテリ)を含む場合、蓄電池は、物理的電力接続を介して、誘導充電を介して、または任意の他の適切な方法を介して充電され得る。
【0182】
[0182]取引チップは、支払取引の処理、支払機器とのインターフェース、暗号化、および他の支払特有の機能に関連する機能を実行することができる。すなわち、取引チップは、上述したように、支払機器に関連付けられた支払データにアクセスし、支払データをPCS端末に提供することができる。支払データは、顧客の名前、顧客の住所、支払機器のタイプ(例えば、クレジット、デビットなど)、支払機器に関連付けられた番号、支払機器に関連付けられた検証値(例えば、PIN検証キーインジケータ(PVKI)、PIN検証値(PW)、カード検証値(CW))、支払機器に関連付けられたカード検証コード(CVC)など)、支払機器に関連付けられた有効期限データ、顧客に対応するプライマリ口座番号(PAN)(支払機器に関連付けられた番号と一致する場合もあれば一致しない場合もある)、どのようなタイプのチャージ/負債がなされ得るかに関する制限などを含むことができるが、これらに限定されない。さらに、取引チップは、支払データを受信すると、支払データを暗号化することができる。
【0183】
[0183]いくつかの例では、読取チップがそれ自体の処理ユニット(複数可)およびコンピュータ可読媒体を有し得、および/または、取引チップがそれ自体の処理ユニット(複数可)およびコンピュータ可読媒体を有し得ることを理解されたい。他の例では、読取チップおよび取引チップの機能は、単一のチップまたは複数のチップで具現化され得、各々は、本明細書で説明する読取チップおよび取引チップの機能を集合的に実行するための処理ユニットおよびコンピュータ可読媒体の任意の適切な組合せを含む。
【0184】
[0184]POS端末であり得るユーザデバイス702およびリーダデバイス726は、別個のデバイスとして示されているが、追加または代替の例では、ユーザデバイス702およびリーダデバイス726は、バッテリ動作デバイスであり得る単一のデバイスの一部であり得る。そのような例では、ユーザデバイス702およびリーダデバイス726の両方のコンポーネントが、単一のデバイスに関連付けられ得る。いくつかの例では、リーダデバイス726は、それと一体化されたディスプレイを有することができ、それはユーザデバイス702に関連付けられたディスプレイ716に加えて(またはその代替として)あり得る。
【0185】
[0185]サーバ704は、任意の数の方法で具体化することができる1つ以上のサーバまたは他のタイプのコンピューティングデバイスを含むことができる。例えば、サーバの例では、コンポーネント、他の機能コンポーネント、およびデータは、単一のサーバ、サーバのクラスタ、サーバファームまたはデータセンタ、クラウドホステッドコンピューティングサービス、クラウドホステッドストレージサービスなどに実装することができるが、他のコンピュータアーキテクチャを追加または代替として使用することもできる。
【0186】
[0186]さらに、図面は、サーバ704のコンポーネントおよびデータが単一の場所に存在するものとして示しているが、これらのコンポーネントおよびデータは、代替的に、任意の方法で異なるコンピューティングデバイスおよび異なる位置にわたって分散させることができる。したがって、機能は、1つ以上のサーバコンピューティングデバイスによって実装することができ、上記で説明した様々な機能は、様々なコンピューティングデバイスにわたって様々な方法で分散される。複数のサーバ704は、一緒に又は別々に配置することができ、例えば、仮想サーバ、サーババンク及び/又はサーバファームとして編成することができる。説明された機能は、単一の販売者または企業(エンタープライズ)のサーバによって提供され得るか、または、複数の異なる顧客または企業のサーバおよび/またはサービスによって提供され得る。
【0187】
[0187]図示の例では、サーバ704は、1つ以上のプロセッサ728、1つ以上のコンピュータ可読媒体730、1つ以上のI/Oデバイス732、および1つ以上の通信インターフェース734を含むことができる。各プロセッサ728は、単一の処理ユニットまたはいくつかの処理ユニットであり得、単一または複数のコンピューティングユニットまたは複数の処理コアを含み得る。プロセッサ728は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央処理装置、ステートマシン、論理回路、および/または動作命令に基づいて信号を操作する任意のデバイスとして実装され得る。例えば、プロセッサ728は、本明細書に記載のアルゴリズムおよび処理を実行するように特にプログラムまたは構成された任意の適切なタイプの1つ以上のハードウェアプロセッサおよび/または論理回路とすることができる。プロセッサ728は、本明細書で説明する機能を実行するようにプロセッサ728をプログラムすることができる、コンピュータ可読媒体730に記憶されたコンピュータ可読命令をフェッチして実行するように構成することができる。
【0188】
[0188]コンピュータ可読媒体730は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムコンポーネント、または他のデータなどの情報を記憶するための任意のタイプの技術で実装される揮発性および不揮発性メモリならびに/または取り外し可能な媒体および取り外し不可能な媒体を含み得る。そのようなコンピュータ可読媒体730は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、光ストレージ、ソリッドステートストレージ、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、RAIDストレージシステム、ストレージアレイ、ネットワーク接続ストレージ、ストレージエリアネットワーク、クラウドストレージ、または所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピューティングデバイスによってアクセスすることができる任意の他の媒体を含むことができるが、これらに限定されない。サーバ704の構成に応じて、コンピュータ可読媒体730は、コンピュータ可読記憶媒体のタイプであることができ、および/または、言及される場合、非一時的コンピュータ可読媒体は、エネルギー、搬送波信号、電磁波、および信号自体などの媒体を除外する程度に有形の非一時的媒体であることができる。
【0189】
[0189]コンピュータ可読媒体730は、プロセッサ728によって実行可能な任意の数の機能コンポーネントを記憶するために使用され得る。多くの実装形態では、これらの機能コンポーネントは、プロセッサ728によって実行可能であり、実行されたときに、サービスプロバイダ612および/または支払処理サービスに上述された動作を実行するように1つ以上のプロセッサ728を具体的に構成する命令またはプログラムを含む。コンピュータ可読媒体730に記憶された機能コンポーネントは、通信管理コンポーネント736を任意選択で含み得、それは、コンテキスト決定コンポーネント738と、訓練コンポーネント740と、1つ以上の他のコンポーネントおよびデータ742と、オペレーティングシステム744とを含み得る。
【0190】
[0190]通信管理コンポーネント736、コンテキスト決定コンポーネント738、および訓練コンポーネント740の機能は、
図1の通信管理コンポーネント116、コンテキスト決定コンポーネント118、および訓練コンポーネント120を参照して上記で説明した。
【0191】
[0191]1つ以上の他のコンポーネントエンドデータ742は、販売者コンポーネントを含むことができる。販売者コンポーネントは、
図6に関連して上述したPOSシステム624などのPOSシステムから取引情報を受信するように構成することができる。販売者コンポーネントは、販売者と顧客との間のPOS取引を容易にするために、支払サービスサーバコンピューティングデバイスに要求(例えば、許可、キャプチャ、決済など)を送信することができる。販売者コンポーネントは、POS取引に関連付けられた支払いの成功または失敗をPOSシステムに通信することができる。さらに、1つ以上の他のコンポーネントおよびデータ742は、プログラム、ドライバなど、ならびに機能コンポーネントによって使用または生成されるデータを含むことができる。さらに、サーバ(複数可)704は、多くの他の論理的、プログラム的、および物理的コンポーネントを含むことができ、そのうちの上記で説明したものは、本明細書の説明に関連する単なる例に過ぎない。
【0192】
[0192]本明細書で参照される1つ以上の「コンポーネント」は、より多くのコンポーネントとして、またはより少ないコンポーネントとして実装され得、コンポーネントについて説明される機能は、実装の詳細に応じて再分配され得る。本明細書で使用される「コンポーネント」という用語は、非一時的記憶媒体(たとえば、コンピューティングデバイスのための揮発性または不揮発性メモリ)、ハードウェア、またはファームウェア(またはそれらの任意の組合せ)コンポーネントに記憶されたソフトウェアを広く指す。モジュールは、典型的にはそれらが、指定された入力を使用して有用なデータまたは他の出力を生成し得るように機能する。コンポーネントは、内蔵型であってもなくてもよい。アプリケーションプログラム(「アプリケーション」とも呼ばれる)は、1つ以上のコンポーネントを含み得、または、コンポーネントは、ネットワークを介してアクセスされ得るか、またはソフトウェアとしてデバイス上にダウンロードされ得る1つ以上のアプリケーションプログラム(たとえば、デバイスに動作を実行させる実行可能コード)を含み得る。アプリケーションプログラム(「アプリケーション」とも呼ばれる)は、1つ以上のコンポーネントを含むことができ、またはコンポーネントは、1つ以上のアプリケーションプログラムを含むことができる。追加および/または代替例では、コンポーネントは、命令を実行し、本明細書で説明する動作を実行するように本明細書で説明するコンピューティングデバイスを構成するための少なくとも1つの処理ユニットを介して、コンピュータ可読命令、様々なデータ構造などとして実装され得る。
【0193】
[193]いくつかの例では、コンポーネントは、その機能(たとえば、動作)のいくつかまたは全部を実行するための1つ以上のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を含み得る。少なくとも1つの例では、ソフトウェア開発キット(SDK)は、サードパーティ開発者が、それら自身のサードパーティアプリケーションに関連してサービスプロバイダ機能および/または利用サービスプロバイダサービスを含めることを可能にするために、サービスプロバイダによって提供され得る。追加または代替として、いくつかの例では、サービスプロバイダは、サードパーティサービスプロバイダ機能をそのアプリケーションに統合するためにSDKを利用することができる。すなわち、APIおよび/またはSDKは、サードパーティ開発者が、それぞれのサードパーティアプリケーションがサービスプロバイダとどのように対話するか、またはその逆をカスタマイズすることを可能にすることができる。さらに、SDKおよび/またはAPIは、様々なプラットフォーム/サービス(ファーストパーティまたはサードパーティ)が本明細書で説明する技法を介してメッセージを送信および/または受信することを可能にするために、様々なプラットフォーム/サービスによって使用され得る。
【0194】
[0194]コンピュータ可読媒体730は、サーバ704の様々な機能を制御および管理するためのオペレーティングシステム744をさらに含むことができる。
【0195】
[0195]通信インターフェース734は、ネットワーク706を介してまたは直接など、様々な他のデバイスとの通信を可能にするための1つ以上のインターフェースおよびハードウェアコンポーネントを含むことができる。たとえば、通信インターフェース734は、1つ以上のネットワーク706を介した通信を可能にすることができ、それは、ローカルエリアネットワークまたはインターネットなどのワイドエリアネットワークなどの当技術分野で知られている任意のタイプのネットワークを含むことができ、セルラーネットワークなどのワイヤレスネットワーク、Bluetooth(登録商標)、BLE、NFC、RFID、有線ネットワークなどのWi-Fiなどのローカルワイヤレスネットワークおよび/または近距離無線通信などのローカルワイヤレスネットワーク、または任意の他のそのようなネットワーク、またはそれらの任意の組合せを含むことができるが、これらに限定されない。したがって、(1つ以上の)ネットワーク702は、Bluetooth(登録商標)、BLE、Wi-Fiおよびセルラー通信技術、ならびに有線または光ファイバ技術を含む、有線および/またはワイヤレス通信技術の両方を含み得る。そのような通信のために使用されるコンポーネントは、ネットワークのタイプ、選択される環境、またはその両方に少なくとも部分的に依存し得る。そのようなネットワークを介して通信するためのプロトコルは周知であり、本明細書では詳細に説明しない。
【0196】
[0196]サーバ704は、様々なI/Oデバイス732をさらに備えることができる。そのようなI/Oデバイス732はディスプレイ、様々なユーザインターフェース制御(例えば、ボタン、ジョイスティック、キーボード、マウス、タッチスクリーン、バイオメトリックまたはセンサ入力デバイスなど)、オーディオスピーカ、コネクションポートなどを含むことができる。
【0197】
[0197]少なくとも1つの例では、システム700は、アクセス可能、管理可能、および更新可能なデータを記憶するように構成することができるデータストア746を含むことができる。いくつかの例では、データストア(複数可)746は、ユーザデバイス702および/またはサーバ(複数可)704と統合され得る。他の実施例では、
図7に示されるように、データストア(複数可)746は、サーバ(複数可)704から遠隔に配置され得、サーバ(複数可)704にアクセス可能であり得る。データストア746は、ネットワーク706を介してローカルおよび/またはリモートに接続された複数のデータベースおよび/またはサーバを備えることができる。少なくとも1つの例では、データストア746は、ユーザプロファイル、許可、ルールなどを記憶するものとして上述されたデータストア122に対応することができる。少なくとも1つの例では、データストア746は、在庫データベースおよび/またはカタログデータベース、メッセージングデータベースなどを記憶することができる。上述のように、在庫データベースは、販売者が当該販売者に利用可能である各アイテムの数量に関連付けられたデータを記憶することができる。さらに、カタログデータベースは、販売者が取得のために利用可能であるアイテムに関連付けられたデータを記憶することができる。通信データベースは、サービスプロバイダを介して交換される通信および/または他の通信を記憶することができる。データストア746は、本明細書で説明されるように、追加のまたは代替のタイプのデータを記憶することができる。
【0198】
[0198]
図8は、本明細書で説明する着信通信に応答するための例示的な処理800を示す。
【0199】
[0199]動作802において、通信管理コンポーネント116は、顧客の顧客コンピューティングデバイスから通信を受信することができる。少なくとも1つの例では、通信は、通信の意図された受信者である販売者の販売者識別子に関連付けられ得る。そのような通信およびその受信に関するさらなる詳細は、
図3の動作302を参照して上記で説明される。
【0200】
[0200]上述のように、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられた日付、通信に関連付けられた時間、通信に関連付けられたトピック、通信のコンテンツ、通信に関連付けられた販売者の選好、通信に関連付けられた顧客の顧客選好、通信が受信された通信チャネル、通信が受信されたサービス/プラットフォームなどのうちの1つ以上を決定することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連付けられたデータ(他の同様の販売者によって受信された通信および履歴を含み、そのような通信の履歴に基づいて優先度ツリーを作成する)を解析することに少なくとも部分的に基づいて、通信のトピックおよび/またはコンテンツを決定することができる。通信は、販売者の時間に関する質問(たとえば、「いつ販売者が開いているか?」)、アポイントメントに関する混乱、サービスを追加/変更する要求、販売者の位置および他のアポイントメント詳細に関する質問、アポイントメント詳細の確認、アポイントメント後の質問などの形態で受信することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、自然言語処理、画像処理、および/または通信のコンテンツを決定するための他の機械訓練されたモデルを利用することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信の意味的(セマンティック)意味を決定するために分類器または他のモデルを利用することができ、そのような決定に少なくとも部分的に基づいて通信のトピックを決定することができる。いくつかの例では、通信は、処理のために特定の言語に翻訳することができ、任意の応答は、着信通信に関連付けられた元の言語に翻訳して戻すことができる。
【0201】
[0201]少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116によって決定された意味的(セマンティック)意味および/またはトピックを使用して、着信通信が、(例えば、自動または半自動処理を介して回答され得る)反復する質問、取引(例えば、会話型商取引)、または他のトピックに関連付けられるかどうかを決定することができる。いくつかの例では、分類器または他のモデルは、通信を分類するように訓練され得、いくつかの例では、通信が正しく分類されるという信頼性を示す信頼スコアまたはメトリックを出力することができる。いくつかの例では、分類器または他のモデルは、
図8を参照して説明されたもの以外の追加または代替の分類を出力するように訓練され得る。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、閾値を満足する(たとえば、閾値を満たす、または超える)分類に関連付けられた信頼スコアに少なくとも部分的に基づいて、通信が特定の分類に関連すると決定することができる。
【0202】
[0202]動作804において、通信が繰り返しの質問に関連付けられていると通信管理コンポーネント116が決定したことに少なくとも部分的に基づいて、通信管理コンポーネント116は、応答を生成することができる。いくつかの例では、「繰り返しの質問」は、特定の販売者に関して、またはサービスプロバイダにわたって閾値を超える頻度で受信される質問を指すことができる。繰り返しの質問の例は、割引、税金、衛生および/または清掃プロトコル、時間、指示、注文関連の質問(例えば、注文状況、フルフィルメント(履行)状況など)などに関する質問を含むことができる。
【0203】
[0203]いくつかの例では、通信は、自然言語処理、画像処理などを使用して構文解析され得る。少なくとも1つの例では、通信が解析された後、通信に関連付けられたコンテキストデータが、通信において識別され得る。例えば、キーワードまたはフレーズは、そのような処理に少なくとも部分的に基づいて識別することができる。例えば、「あなたの時間は何であるか?」という質問の中の「時間」という単語を識別することができる。別の例として、「あなたの店への道順は何であるか?」という質問の「道順」という単語を識別することができる。そのようなキーワードまたはフレーズは、特定の質問に応答するための応答または推奨を生成するために使用され得ル。いくつかの例では、上記で説明したように、時間的表現が、通信において識別され得、時間的表現は、通信に対する応答を決定するために使用され得る。これは、例えば、アポイントメント、予約などのために、時間に関する詳細を抽出する際に特に役立ち得る。
【0204】
[204]いくつかの例では、コンテキストデータは、応答または応答のための推奨を生成するために、または選択すべき応答のアレイを提供するためにさえも利用され得る。すなわち、少なくとも1つの例では、通信に関連付けられたコンテキストデータを識別することに少なくとも部分的に基づいて、通信管理コンポーネント116は、通信に応答するために、応答またはその一部分を生成することができる。いくつかの例では、応答はユーザからの入力なしに自動的に生成することができる。いくつかの例では、応答の一部分を自動生成することができ、ユーザは応答の残りの部分を提供することができる。いくつかの例では、自動的にまたは半自動的に生成された応答は、アタッチメント、クーポン、および/または埋め込み機能(たとえば、ディープリンク、ハイパーリンクなど)に関連付けることができる。いくつかの例では、センテンス類似度を使用して、元の質問に一致する応答を作成することができ、したがって、「会話の流れ」を保証する。
【0205】
[205]少なくとも1つの例では、繰り返しの質問に対する応答は、機械訓練されたモデルおよび/またはルールを使用して生成することができる。いくつかの例では、ボットまたは仮想アシスタントは、通信管理コンポーネント116を介して交換された以前の通信に基づいて訓練され得る。いくつかの例では、ルールは、繰り返しの質問に対する応答を提供するように販売者によって設計され得る。いくつかの例では、そのようなルールは、同じ回答で閾値回数を超えて同じまたは類似の質問に回答する販売者に応答して設計することができる。通信管理コンポーネント116は、販売者に、当該販売者が、将来、同じ質問または類似の質問に答えるためのルールを設計することを望むかどうかを決定するように促すことができる。
【0206】
[0206]動作806において、通信管理コンポーネント116は、応答に少なくとも部分的に基づいて、応答通信を顧客コンピューティングデバイスに送信することができる。いくつかの例では、販売者からの入力なしに、応答通信を自動的に送信することができる。いくつかの例では、販売者は、通信管理コンポーネント116が通信を送信する前に、送信されるべき通信を承認することができる。いずれにしても、応答通信は、顧客の顧客コンピューティングデバイスに送信することができる。上述のように、少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、機械学習および/または人工知能を使用して、通信をルーティングする通信チャネルおよび/またはプラットフォームをインテリジェントに決定することができる。
【0207】
[0207]少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、通信が取引関連であると決定したことに少なくとも部分的に基づいて、処理800は、
図9で説明したように継続することができる。いくつかの例では、取引関連通信は、請求書、販売などに関係することができる。
図9を参照して以下で説明するように、いくつかの例では、通信は、通信が取引関連であることを示す閾値を満たす信頼スコアに関連付けられる場合、通信管理コンポーネント116は、1つ以上のアイテムのための取引を容易にすることができるリンクまたは他の機構(たとえば、「オンラインチェックアウトリンク」、仮想カートなど)を応答通信に関連付けることができる。いくつかの例では、そのような通信は、販売者からの入力なしに自動的に送信され得る。いくつかの例では、販売者は、通信管理コンポーネント116が通信を送信する前に、送信されるべき通信を承認することができる。したがって、応答通信の受信者は、リンクまたは他の機構との対話を介して取引を完了することができる。
【0208】
[208]いくつかの例では、1つ以上の通信は、取引に関連付けられるべき特定のアイテム(複数可)を識別するために、顧客と販売者との間で(たとえば、サービスプロバイダを介して)交換され得る。いくつかの例では、1つ以上の通信のうちの少なくともいくつかは、ボットまたは仮想アシスタントによって処理され得る。いくつかの例では、上記で説明したように、コンテキストデータは、応答または応答のための推奨を生成するために利用され得、または1つ以上の通信を容易にするために選択するための応答のアレイを提供さえする。センテンスの類似度を使用して、元の質問に合致する応答を作成することができ、したがって、「会話の流れ」を保証する。
【0209】
[0209]動作808において、通信が繰り返しの質問または取引のいずれにも関連付けられていないと通信管理コンポーネント116が決定したことに少なくとも部分的に基づいて、通信は、上述のように統合通信ユーザインターフェースを介して提示され得る。いくつかの例では、通信管理コンポーネント116が、通信が繰り返しの質問または取引に関連付けられていないと決定し、通信が別の分類などに関連付けられていると決定した場合、通信管理コンポーネント116は、上述のように、統合通信ユーザインターフェースを介して通信を提示させ得る。
【0210】
[0210]
図8に示すように、いくつかの例では、通信は、販売者からの入力をほとんどまたは全く伴わずに、通信管理コンポーネント116を介して自動的または半自動的に処理され得る。いくつかの例では、自動的にまたは半自動的に処理される通信は、統合通信ユーザインターフェース中に提示されなくてもよい。いくつかの例では、そのような通信は、統合通信ユーザインターフェース中に提示され得るが、優先順位が下げられ、強調されなくなるなどし得る。
【0211】
[0211]
図8は、着信通信がどのように応答および/またはルーティングされ得るかの一例である。すなわち、いくつかの例では、通信は、追加または代替の分類に分類され得る。いくつかの例では、繰り返しの質問は、手動または半自動で回答され得る。いくつかの例では、取引関連の通信は、手動でまたは半自動で回答されることができる。いくつかの例では、他の通信は自動的に回答されることができる。すなわち、
図8は一例として提供されるが、追加のまたは代替の実装形態が本開示の範囲内にある。
【0212】
[0212]
図9は、本明細書で説明するような、取引関連通信に応答し、かつ/または顧客の応答およびその後のアクションに基づいてモデルを更新するための例示的な処理900を示す。上述のように、いくつかの例では、通信管理コンポーネント116は、動作902に示すように、通信が取引関連通信であると決定することができる。そのような例は「Xを買いたい」であり得、ここで「X」は特定のアイテム、アイテムのクラスなどである。他の取引関連通信は、「別のソーダをもらえるか?」または「ヨガパンツを売っているか?」を含むことができる。
【0213】
[0213]少なくとも1つの例では、上述のように、通信管理コンポーネント116は、(たとえば、画像処理、自然言語処理などを使用して)受信された通信を処理して、通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、コンテキストデータに関連する信頼度を決定するために、信頼スコアまたは他の指標を利用することができる。少なくとも1つの例では、取引関連通信が特定のアイテムまたは複数アイテムに関連する尤度を示す信頼スコアが閾値を満たすか、または超えるか、または第1の範囲内にあると決定することに少なくとも部分的に基づいて、通信管理コンポーネント116は、動作904で示されるように、アイテムに対する支払いを容易にするために、チェックアウトリンクまたは他の機構を応答通信に関連付け、応答通信を顧客の顧客コンピューティングデバイスに送信することができる。少なくとも1つの例では、信頼スコアが閾値を下回るか、または第1の範囲を下回る第2の範囲内にある場合、通信管理コンポーネント116は、動作906に示されるように、アイテムに対する支払いを容易にするためにチェックアウトリンクまたは他の機構を応答通信に関連付けることができず、代わりに、通信管理コンポーネント116が取引関連通信と関連付けられると予測する(ただし、閾値を下回るか、または第2の範囲内の信頼度で)1つ以上のアイテムを仮想カートに投入することができる。少なくとも1つの例では、取引関連通信が送信される販売者がオンライン店頭を有さない場合(たとえば、実店舗のみ、オンライン店頭がオンラインではないなど)、通信管理コンポーネント116は、動作908で示されるように、取引関連通信に優先度としてフラグを立てることができ、したがって、統合通信ユーザインターフェースを介して提示されるときに、通信は高優先度通信として提示され、かつ/または他の方法で処理される。
【0214】
[0214]いくつかの例では、顧客応答を使用して、本明細書で説明するモデルを更新または再訓練することができる。例えば、取引が失敗した場合(例えば、動作904において顧客に提供されたチェックアウトリンクが取引を完了するために使用されない場合)、通信管理コンポーネント116は、訓練コンポーネント120にそのような指標(インディケーション)を提供することができ、これは、動作910において示されるように、本明細書に記載されるモデルに関連する低信頼度強化を調整または修正することができる。少なくとも1つの例では、取引が成功した(例えば、動作904で顧客に提供されたチェックアウトリンクが取引を完了するために使用された)場合、または動作906で顧客に提供された仮想カートが変更されない場合(および顧客が仮想カート内の各アイテムを購入した場合)、通信管理コンポーネント116は、動作912で例示されているように、本明細書に記載されているようなモデルに関連する高信頼強化を調整または修正することができる訓練コンポーネント120にそのような指標(インディケーション)を提供することができる。動作906で顧客が仮想カート内に提供されたアイテムを修正する例では、通信管理コンポーネント116は、動作914で示されているように、本明細書に記載されているモデルに関連する仮想カートモデル強化を調整または修正することができる訓練コンポーネント120にそのような指標(インディケーション)を提供することができる。いくつかの例では、販売者によって生成された通信に応答して、通信に関連する手動取引が記録される(たとえば、「手動販売成功」)場合、通信管理コンポーネント116は、動作914で示されるように、本明細書で説明されるモデルに関連する仮想カートモデル強化を調整または修正することができる訓練コンポーネント120にそのような指標(インディケーション)を提供することができる。いくつかの例では、販売者によって生成された通信に応答して、通信に関連する手動取引が記録されない場合(たとえば、「手動販売失敗」)、通信管理コンポーネント116は、動作916で示されるように、顧客を通信でターゲットにすることができる。いくつかの例では、そのようなターゲット通信は、クーポン、インセンティブ、フィードバックの要求などを含むことができる。
【0215】
[0215]
図10A~
図10Cは、本明細書で説明するように、会話型商取引に関連する例示的なユーザインターフェース1000を示す。上述のように、通信管理コンポーネント116は、
図1の顧客108の顧客コンピューティングデバイス112などの顧客の顧客コンピューティングデバイスから通信を受信することができる。少なくとも1つの例では、通信1002は、顧客108と販売者104との間の会話に関連して、ユーザインターフェース1000を介して提示され得る。ユーザインターフェース1000は、顧客対面アプリケーション、ウェブブラウザなどを介して提示することができ、これらは、顧客コンピューティングデバイス112に関連付けることができる。少なくとも1つの例では、通信は、販売者コンピューティングデバイス106を介して提示されるユーザインターフェースを介して提示されることができ、その例は、
図2A-2Dを参照して上述される。
【0216】
[0216]上述のように、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連するコンテキストデータを決定することができる。少なくとも1つの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連する日付、通信に関連する時間、通信に関連するトピック、通信のコンテンツ、通信に関連する販売者の販売者選好、通信に関連する顧客の顧客選好、通信が受信された通信チャネル、通信が受信されたサービス/プラットフォームなどのうちの1つ以上を決定することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信に関連するデータ(他の同様の販売者によって受信された通信および通信の履歴を含み、そのような通信の履歴に基づいて優先度ツリーを作成する)を解析することに少なくとも部分的に基づいて、通信のトピックおよび/またはコンテンツを決定することができる。通信は、販売者の時間に関する質問(たとえば、「いつ販売者が開いているか?」)、アポイントメントに関する混乱、サービスを追加/変更する要求、販売者の位置および他のアポイントメント詳細に関する質問、アポイントメント詳細の確認、アポイントメント後の質問などの形態で受信することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、自然言語処理、画像処理、および/または通信のコンテンツを決定するための他の機械訓練されたモデルを利用することができる。いくつかの例では、コンテキスト決定コンポーネント118は、通信の意味的(セマンティック)意味を決定するために分類器または他のモデルを利用することができ、そのような決定に少なくとも部分的に基づいて通信のトピックを決定することができる。いくつかの例では、通信は、処理のために特定の言語に翻訳することができ、任意の応答は、着信通信に関連する元の言語に翻訳して戻すことができる。
【0217】
[217]少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116によって決定された意味的(セマンティック)意味および/またはトピックを使用して、着信通信が、(たとえば、自動または半自動処理を介して回答され得る)繰り返しの質問、(たとえば、会話型商取引)取引、または他のトピックに関連付けられているかどうかを決定することができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、通信が取引に関連付けられていると決定することができる。少なくとも1つの例では、通信が取引関連であると通信管理コンポーネント116が決定することに少なくとも部分的に基づく。
【0218】
[0218]少なくとも1つの例では、取引関連通信が特定のアイテムまたは複数アイテムに関連する尤度を示す信頼スコアが、閾値を満たすか、または超えているか、または第1の範囲内にあることを決定することに少なくとも部分的に基づいて、通信管理コンポーネント116は、アイテムの支払いを容易にするために、チェックアウトリンクまたは他の機構を応答通信に関連付けて応答通信を顧客の顧客コンピューティングデバイスに送信することができる。少なくとも1つの例では、通信管理コンポーネント116は、通信が特定のアイテム(例えば、サイズ8の赤色のXブランドシューズ)に関連付けられていると決定することができ、顧客がアイテムを購入できるようにするためのチェックアウトリンクを生成することができる。
図10Bに示されるように、通信管理コンポーネント116は、応答通信1004および/またはチェックアウトリンク1006に、顧客が通信1006において参照されるアイテムを購入することを可能にさせることができる。少なくとも1つの例では、チェックアウトリンク1006は、作動されたときに支払インターフェース1008をユーザインターフェース1000を介して提示させることができる作動機構に関連付けることができる。したがって、顧客は、アイテムを購入するために、支払データ(例えば、クレジットカード、デビットカード、記憶された残高に関連付けられたユーザ識別子など)を入力することができる。
【0219】
[0219]「いくつかの例では」、「様々な例に従って」、「示される例では」、「一例では」、「他の例では」、「様々な例」、「いくつかの例」などの語句は、概して、その語句に続く特定の特徴、構造、または特性を意味し、本発明の少なくとも1つの例に含まれ、本発明の2つ以上の例に含まれ得る。加えて、そのような語句は、必ずしも同じ例または異なる例を指すものではない。
【0220】
[0220]明細書が、コンポーネント又は特徴「できる(can)」、「してもよい(may)」、「できる(could)」、「してもよい(might)」が含まれる又は特性を有することを述べる場合、そのような特定のコンポーネント又は特徴は、含まれる又は特性を有することを要求されない。
【0221】
[0221]さらに、上述の説明は、支払技術に関連するデバイスおよびアプリケーションを対象とする。しかしながら、本技術は、任意のデバイスおよびアプリケーションに拡張することができることが理解されるのであろう。さらに、本明細書に記載の技法は、支払オブジェクトリーダ、POS端末、ウェブアプリケーション、モバイルアプリケーション、POSトポロジ、支払カード、コンピュータネットワーク、および環境の種類に関係なく動作するように構成することができる。
【0222】
[0222]本明細書に含まれる様々な図は、本明細書に記載の技法を含む例示的な方法を示すフローチャートである。その方法は、便宜上および理解を容易にするために
図1、
図6、および
図7を参照して説明される。しかしながら、図示される方法は
図1、
図6、および
図7に記載されるコンポーネントを使用して実行されることに限定されず、そのようなコンポーネントは、本明細書に図示される方法を実行することに限定されない。
【0223】
[0223]さらに、上述の方法は、論理フローグラフにおけるブロックの集合として示され、これはハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実施することができる動作のシーケンスを表す。ソフトウェアのコンテキストでは、ブロックがプロセッサによって実行されたときに、列挙された動作を実行する1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータ実行可能命令は、特定の機能を実行する、または特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。動作が説明される順序は、限定として解釈されることを意図されず、説明されるブロックの任意の数は任意の順序で、および/または並列に組み合わされて、処理を実施することができる。いくつかの実施形態では、処理の1つ以上のブロックが完全に省略され得る。さらに、方法は、全体的にまたは部分的に、互いに、または他の方法と組み合わせることができる。
【0224】
節の例
[0224]A.サービスプロバイダのサーバコンピューティングデバイスによって少なくとも部分的に実施される方法であって、第1の顧客のコンピューティングデバイスから、第1の通信チャネルを介して第1の通信を受信することであって、前記第1の通信は、前記サービスプロバイダによって提供される第1のサービスに関連付けられ、前記第1の通信は、前記第1の通信の意図された受信者である前記サービスプロバイダに関連付けられた販売者の販売者識別子に関連付けられる、ことと、前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することと、前記コンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信を受信することに応答して、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、または(ii)前記サービスプロバイダによって提供される、前記第1のサービスとは異なる第2のサービス、のうちの少なくとも1つを介して、前記販売者が応答することの推奨を生成することと、前記販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨を提示することであって、前記統合通信ユーザインターフェースは、少なくとも(i)前記第1の通信と(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信とを提示する、ことと、を含む方法。
【0225】
[0225]B.前記第1の通信チャネルは、電子メール、テキスト通信、ファーストパーティアプリケーション通信、またはサードパーティアプリケーション通信に関連付けられる、節Aに記載の方法。
【0226】
[0226]C.前記第1のサービスは、フィードバックサービス、アポイントメントサービス、給与サービス、マーケティングサービス、ディレクトリサービス、ギフトカードサービス、ロイヤルティサービス、インボイスサービス、見積サービス、契約サービス、予約サービス、eコマースサービス、またはチャットサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、節AまたはBに記載の方法。
【0227】
[0227]D.前記第1の通信は、テキストオブジェクト、画像オブジェクト、ビデオオブジェクト、またはファイルオブジェクトのうちの1つ以上に関連付けられる、節A~Cのいずれかに記載の方法。
【0228】
[0228]E.前記第2の通信は、前記第1の通信チャネルとは異なる通信チャネル、または前記第1のサービスとは異なるサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、節A~Dのいずれかに記載の方法。
【0229】
[0229]F.前記第1の通信は、前記第1の顧客の第1の識別子に関連付けられ、前記第1の識別子は、前記第1の通信チャネルに関連付けられ、前記第1の識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースから、前記第1の顧客に関連付けられた顧客プロファイルにアクセスすることであって、前記顧客プロファイルは、前記第1の顧客に関連付けられた連絡先情報を記憶する、ことと、前記連絡先情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルに関連付けられた第2の識別子を決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルを介した送信のために前記第2の識別子に前記第3の通信を関連付けることと、をさらに含む、節A~Eのいずれかに記載の方法。
【0230】
[0230]G.前記コンテキストデータは、前記第1の通信に関連付けられた日付、前記第1の通信に関連付けられた時間、前記第1の通信に関連付けられたトピック、前記第1の通信のコンテンツ、前記販売者の販売者選好、前記顧客の顧客選好、前記第1の通信チャネル、または、前記第1のサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、節A~Fのいずれかに記載の方法。
【0231】
[231]H.前記コンテキストデータは、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記別の機械訓練されたモデルは、前記サービスプロバイダによって送信された以前の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて訓練される、節A~Gのいずれかに記載の方法。
【0232】
[0232]I.自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信に関連付けられた時間的表現を識別することと、前記時間的表現に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信のための応答を決定することと、前記統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨と共に前記応答を提示することと、をさらに含む、節A~Hのいずれかに記載の方法。
【0233】
[0233]J.前記第1の通信は、アポイントメントを再スケジュールするための要求に関連付けられ、前記応答は、前記アポイントメントのための新しい日付または時間に関連付けられる、節Iに記載の方法。
【0234】
[0234]K.前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが着信通信を閲覧することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されることを決定することと、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されることと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた前記特定のワーカーによる使用のために認証されることとを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節A~Jのいずれかに記載の方法。
【0235】
[0235]L.前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが発信通信を送信することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第3の通信を送信することを許可されることを決定することと、前記第3の通信を前記第1の顧客の前記コンピューティングデバイスへ送信することと、をさらに含む、節A~Kのいずれかに記載の方法。
【0236】
[0236]M.前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースに、前記販売者に関連付けられた1つ以上のルーティングルールを記憶することであって、前記1つ以上のルーティングルールは、特定の役割に関連付けられており前記販売者に関連付けられたワーカーに、特定のタイプの通信がルーティングされるべきであることを指定する、ことと、前記コンテキストデータおよび前記1つ以上のルーティングルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信が、前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーにルーティングされるべきであることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記特定の役割に関連付けられている前記ワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記特定の役割に関連付けられている前記ワーカーによる使用のために認証されることの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者の前記コンピューティングデバイスへ前記第1の通信を送信することを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスへ前記第1の通信を送信することを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節A~Lのいずれかに記載の方法。
【0237】
[0237]N.システムであって、1つ以上のプロセッサと、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムに、第1の顧客のコンピューティングデバイスから、第1の通信チャネルを介して第1の通信を受信することであって、前記第1の通信は、サービスプロバイダによって提供される第1のサービスに関連付けられ、前記第1の通信は、前記第1の通信の意図された受信者である前記サービスプロバイダに関連付けられた販売者の販売者識別子に関連付けられる、ことと、前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することと、前記コンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信を受信することに応答して、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、または(ii)前記サービスプロバイダによって提供される、前記第1のサービスとは異なる第2のサービス、のうちの少なくとも1つを介して、前記販売者が応答することの推奨を生成することと、前記販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨を提示することであって、前記統合通信ユーザインターフェースは、少なくとも(i)前記第1の通信と(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信とを提示する、ことと、を含む動作を実行させる命令を記憶する1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体と、を備えるシステム。
【0238】
[0238]O.前記第1の通信チャネルは、電子メール、テキスト通信、ファーストパーティアプリケーション通信、またはサードパーティアプリケーション通信に関連付けられる、節Nに記載のシステム。
【0239】
[0239]P.前記第1のサービスは、フィードバックサービス、アポイントメントサービス、給与サービス、マーケティングサービス、ディレクトリサービス、ギフトカードサービス、ロイヤルティサービス、請求書サービス、見積サービス、契約サービス、予約サービス、電子商取引サービス、またはチャットサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、節Nまたは0に記載のシステム。
【0240】
[0240] Q.前記第1の通信は、テキストオブジェクト、画像オブジェクト、ビデオオブジェクト、またはファイルオブジェクトのうちの1つ以上に関連付けられる、節N~Pのいずれかに記載の方法。
【0241】
[0241]R.前記第2の通信は、前記第1の通信チャネルとは異なる通信チャネル、または、前記第1のサービスとは異なるサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、節N~Qのいずれかに記載のシステム。
【0242】
[0242]S.前記第1の通信は、前記第1の顧客の第1の識別子に関連付けられ、前記第1の識別子は、前記第1の通信チャネルに関連付けられ、前記動作は、前記第1の識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースから、前記第1の顧客に関連付けられた顧客プロファイルにアクセスすることであって、前記顧客プロファイルは、前記第1の顧客に関連付けられた連絡先情報を記憶する、ことと、前記連絡先情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルに関連付けられた第2の識別子を決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルを介した送信のために前記第2の識別子に前記第3の通信を関連付けることと、をさらに含む、節N~Rのいずれかに記載のシステム。
【0243】
[0243]T.前記コンテキストデータは、前記第1の通信に関連付けられた日付、前記第1の通信に関連付けられた時間、前記第1の通信に関連付けられたトピック、前記第1の通信のコンテンツ、前記販売者の販売者選好、前記顧客の顧客選好、前記第1の通信チャネル、または前記第1のサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、節N~Sのいずれかに記載のシステム。
【0244】
[0244]U.前記コンテキストデータは、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記別の機械訓練されたモデルは、前記サービスプロバイダによって送信された以前の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて訓練される、N~Tのいずれかに記載のシステム。
【0245】
[0245]V.前記動作は、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信に関連付けられた時間的表現を識別することと、前記時間的表現に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信のための応答を決定することと、前記統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信及び前記推奨と共に前記応答を提示することと、をさらに含む、N~Uのいずれかに記載のシステム。
【0246】
[0246]W.前記第1の通信は、アポイントメントを再スケジュールするための要求に関連付けられ、前記応答は、前記アポイントメントのための新しい日付または時間に関連付けられる、節Vに記載のシステム。
【0247】
[0247]X.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが着信通信を閲覧することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者のコンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されると決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されることを決定することと、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されると決定すること、及び、前記販売者のコンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた前記特定のワーカーによる使用のために認証されると決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節N~Wのいずれかに記載のシステム。
【0248】
[0248]Y.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが発信通信を送信することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第3の通信を送信することを許可されることを決定することと、前記第3の通信を前記第1の顧客の前記コンピューティングデバイスに送信することとをさらに含む、節N~Xのいずれかに記載のシステム。
【0249】
[0249]Z.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースに、前記販売者に関連付けられた1つ以上のルーティングルールを記憶することであって、前記1つ以上のルーティングルールは、特定のタイプの通信が、特定の役割に関連付けられた、前記販売者に関連付けられたワーカーにルーティングされることを指定する、ことと、前記コンテキストデータおよび前記1つ以上のルーティングルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信が前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーにルーティングされることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーによる使用のために認証されるという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者の前記コンピューティングデバイスに前記第1の通信を送信することを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスに前記第1の通信を送信することを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節N~Yのいずれかに記載のシステム。
【0250】
[0250]AA.1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、第1の通信チャネルを介して第1の通信を第1の顧客のコンピューティングデバイスから受信することであって、前記第1の通信は、サービスプロバイダによって提供される第1のサービスに関連付けられ、前記第1の通信は、前記第1の通信の意図された受信者であり、前記サービスプロバイダに関連付けられた、販売者の販売者識別子に関連付けられる、ことと、前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することと、前記コンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信を受信することに応答して、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、または(ii)前記第1のサービスとは異なる、前記サービスプロバイダによって提供される第2のサービスのうちの少なくとも1つを介して前記販売者が応答するための推奨を生成することと、前記販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信と前記推奨とを提示することであって、前記統合通信ユーザインターフェースは、少なくとも(i)前記第1の通信と、(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信とを提示する、ことと、を含む動作を実行させる命令を記憶する1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0251】
[0251]AB.前記第1の通信チャネルは、電子メール、テキスト通信、ファーストパーティアプリケーション通信、またはサードパーティアプリケーション通信に関連付けられる、節AAに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0252】
[0252]AC.前記第1のサービスは、フィードバックサービス、アポイントメントサービス、給与サービス、マーケティングサービス、ディレクトリサービス、ギフトカードサービス、ロイヤルティサービス、請求書サービス、見積サービス、契約サービス、予約サービス、電子商取引サービス、またはチャットサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、節AAまたはABに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0253】
[0253]AD.前記第1の通信は、テキストオブジェクト、画像オブジェクト、ビデオオブジェクト、またはファイルオブジェクトのうちの1つ以上に関連付けられる、節AA~ACのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0254】
[0254]AE.前記第2の通信は、前記第1の通信チャネルとは異なる通信チャネル、または前記第1のサービスとは異なるサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、節AA~ADのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0255】
[0255]AF.前記第1の通信は、前記第1の顧客の第1の識別子に関連付けられ、前記第1の識別子は、前記第1の通信チャネルに関連付けられ、前記動作は、前記第1の識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースから、前記第1の顧客に関連付けられた顧客プロファイルにアクセスすることであって、前記顧客プロファイルは、前記第1の顧客に関連付けられた連絡先情報を記憶する、ことと、前記連絡先情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルに関連付けられた第2の識別子を決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルを介した送信のために前記第2の識別子に前記第3の通信を関連付けることと、をさらに含む、節AA~AEのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0256】
[0256]AG.前記コンテキストデータは、前記第1の通信に関連付けられた日付、前記第1の通信に関連付けられた時間、前記第1の通信に関連付けられたトピック、前記第1の通信のコンテンツ、前記販売者の販売者選好、前記顧客の顧客選好、前記第1の通信チャネル、または前記第1のサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、節AA~AFのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0257】
[0257] AH.前記コンテキストデータは、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記別の機械訓練されたモデルは、前記サービスプロバイダによって送信された以前の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて訓練される、節AA~AGのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0258】
[0258]AI.前記動作は、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信に関連付けられた時間的表現を識別することと、前記時間的表現に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信のための応答を決定することと、前記統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信及び前記推奨と共に前記応答を提示することと、をさらに含む、節AA~AHのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0259】
[0259]AJ.前記第1の通信は、アポイントメントを再スケジュールするための要求に関連付けられ、前記応答は、前記アポイントメントのための新しい日付または時間に関連付けられる、節AIに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0260】
[0260]AK.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが着信通信を閲覧することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者のコンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されると決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されることを決定することと、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されると決定すること、及び、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた前記特定のワーカーによる使用のために認証されると決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節AA~AJのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0261】
[0261]AL.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが発信通信を送信することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第3の通信を送信することを許可されることを決定することと、前記第3の通信を前記第1の顧客の前記コンピューティングデバイスに送信することとをさらに含む、節AA~AKのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0262】
[0262]AM.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータベースに、前記販売者に関連付けられた1つ以上のルーティングルールを記憶することであって、前記1つ以上のルーティングルールは、特定のタイプの通信が、特定の役割に関連付けられた、前記販売者に関連付けられたワーカーにルーティングされることを指定する、ことと、前記コンテキストデータおよび前記1つ以上のルーティングルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信が前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーにルーティングされることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーによる使用のために認証されるという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者の前記コンピューティングデバイスに前記第1の通信を送信することを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスに前記第1の通信を送信することを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節AA~ALのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0263】
[0263]AN.サービスプロバイダのサーバコンピューティングデバイスによって少なくとも部分的に実施される方法であって、第1の顧客のコンピューティングデバイスから、第1の通信チャネルを介して第1の通信を受信することであって、前記第1の通信は、前記サービスプロバイダによって提供される第1のサービスに関連付けられ、前記第1の通信は、前記第1の通信の意図された受信者である前記サービスプロバイダに関連付けられた販売者の販売者識別子に関連付けられる、ことと、前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することと、前記コンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信を受信することに応答して、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、または(ii)前記サービスプロバイダによって提供される、前記第1のサービスとは異なる第2のサービス、のうちの少なくとも1つを介して前記販売者が応答することの推奨を生成することと、前記販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨を提示することであって、前記統合通信ユーザインターフェースは、少なくとも(i)前記第1の通信と(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信とを提示する、ことと、を含む方法。
【0264】
[0264]AO.前記第2の通信は、前記第1の通信チャネルとは異なる通信チャネル、または前記第1のサービスとは異なるサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、節ANに記載の方法。
【0265】
[0265]AP.前記第1の通信は、前記第1の顧客の第1の識別子に関連付けられ、前記第1の識別子は、前記第1の通信チャネルに関連付けられ、前記第1の識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアから、前記第1の顧客に関連付けられた顧客プロファイルにアクセスすることであって、前記顧客プロファイルは、前記第1の顧客に関連付けられた連絡先情報を記憶する、ことと、前記連絡先情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルに関連付けられた第2の識別子を決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルを介した送信のために前記第2の識別子に前記第3の通信を関連付けることと、をさらに含む、節ANまたはAOに記載の方法。
【0266】
[0266]AQ.前記コンテキストデータは、前記第1の通信に関連付けられた日付、前記第1の通信に関連付けられた時間、前記第1の通信に関連付けられたトピック、前記第1の通信のコンテンツ、前記販売者の販売者選好、前記顧客の顧客選好、前記第1の通信チャネル、または前記第1のサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、節AN~APのいずれかに記載の方法。
【0267】
[0267]AR.前記コンテキストデータは、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記別の機械訓練されたモデルは、前記サービスプロバイダによって送信された以前の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて訓練される、節AN~AQのいずれかに記載の方法。
【0268】
[0268]AS.自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信に関連付けられた時間的表現を識別することと、前記時間的表現に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信のための応答を決定することと、前記統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信及び前記推奨と共に前記応答を提示することと、をさらに含む、節AN~ARのいずれかに記載の方法。
【0269】
[0269]AT.前記第1の通信は、アポイントメントを再スケジュールするための要求に関連付けられ、前記応答は、前記アポイントメントのための新しい日付または時間に関連付けられる、節ASに記載の方法。
【0270】
[0270]AU.前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが着信通信を閲覧することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者のコンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されると決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されることを決定することと、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されると決定すること、及び、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた前記特定のワーカーによる使用のために認証されると決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節AN~ATのいずれかに記載の方法。
【0271】
[0271]AV.前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが発信通信を送信することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第3の通信を送信することを許可されることを決定することと、前記第3の通信を前記第1の顧客の前記コンピューティングデバイスに送信することとをさらに含む、節AN~AUのいずれかに記載の方法。
【0272】
[0272]AW.前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上のルーティングルールを記憶することであって、前記1つ以上のルーティングルールは、特定のタイプの通信が、特定の役割に関連付けられた、前記販売者に関連付けられたワーカーにルーティングされることを指定する、ことと、前記コンテキストデータおよび前記1つ以上のルーティングルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信が前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーにルーティングされることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーによる使用のために認証されるという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者の前記コンピューティングデバイスに前記第1の通信を送信することを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスに前記第1の通信を送信することを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節AN~AVのいずれかに記載の方法。
【0273】
[0273]AX.システムであって、1つ以上のプロセッサと、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムに、第1の顧客のコンピューティングデバイスから、第1の通信チャネルを介して第1の通信を受信することであって、前記第1の通信は、サービスプロバイダによって提供される第1のサービスに関連付けられ、前記第1の通信は、前記第1の通信の意図された受信者である前記サービスプロバイダに関連付けられた販売者の販売者識別子に関連付けられる、ことと、前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することと、前記コンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信を受信することに応答して、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、または(ii)前記サービスプロバイダによって提供される、前記第1のサービスとは異なる第2のサービス、のうちの少なくとも1つを介して、前記販売者が応答することの推奨を生成することと、前記販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨を提示することであって、前記統合通信ユーザインターフェースは、少なくとも(i)前記第1の通信と(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信とを提示する、ことと、を含む動作を実行させる命令を記憶する1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体と、を備えるシステム。
【0274】
[0274]AY.前記第1の通信チャネルは、電子メール、テキスト通信、ファーストパーティアプリケーション通信、またはサードパーティアプリケーション通信に関連付けられ、前記第1のサービスは、フィードバックサービス、アポイントメントサービス、給与サービス、マーケティングサービス、ディレクトリサービス、ギフトカードサービス、ロイヤルティサービス、請求書サービス、見積サービス、契約サービス、予約サービス、電子商取引サービス、またはチャットサービスのうちの少なくとも1つに関連付けられる、節AXに記載のシステム。
【0275】
[0275]AZ.前記第2の通信は、前記第1の通信チャネルとは異なる通信チャネル、または前記第1のサービスとは異なるサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、節AXまたはAYに記載のシステム。
【0276】
[0276]BA.前記第1の通信は、前記第1の顧客の第1の識別子に関連付けられ、前記第1の識別子は、前記第1の通信チャネルに関連付けられ、前記動作は、前記第1の識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアから、前記第1の顧客に関連付けられた顧客プロファイルにアクセスすることであって、前記顧客プロファイルは、前記第1の顧客に関連付けられた連絡先情報を記憶する、ことと、前記連絡先情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルに関連付けられた第2の識別子を決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の通信チャネルを介した送信のために前記第2の識別子に前記第3の通信を関連付けることと、をさらに含む、節AX~AZのいずれかに記載のシステム。
【0277】
[0277]BB.1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、第1の顧客のコンピューティングデバイスから、第1の通信チャネルを介して第1の通信を受信することであって、前記第1の通信は、サービスプロバイダによって提供される第1のサービスに関連付けられ、前記第1の通信は、前記第1の通信の意図された受信者である前記サービスプロバイダに関連付けられた販売者の販売者識別子に関連付けられる、ことと、前記第1の通信に関連付けられたコンテキストデータを決定することと、前記コンテキストデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信を受信することに応答して、(i)前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネル、または(ii)前記サービスプロバイダによって提供される、前記第1のサービスとは異なる第2のサービス、のうちの少なくとも1つを介して、前記販売者が応答することの推奨を生成することと、前記販売者識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者のコンピューティングデバイスの統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信および前記推奨を提示することであって、前記統合通信ユーザインターフェースは、少なくとも(i)前記第1の通信と(ii)前記販売者と前記販売者の第2の顧客との間の第2の通信とを提示する、ことと、を含む動作を実行させる命令を記憶する1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0278】
[0278]BC.前記第2の通信は、前記第1の通信チャネルとは異なる通信チャネル、または前記第1のサービスとは異なるサービス、のうちの少なくとも1つに関連付けられる、節BBに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0279】
[0279]BD.前記動作は、自然言語処理または別の機械訓練されたモデルのうちの少なくとも1つを使用して前記第1の通信を解析することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信に関連付けられた時間的表現を識別することと、前記時間的表現に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信のための応答を決定することと、前記統合通信ユーザインターフェースを介して、前記第1の通信及び前記推奨と共に前記応答を提示することと、をさらに含み、前記第1の通信は、アポイントメントを再スケジュールするための要求に関連付けられ、前記応答は、前記アポイントメントのための新しい日付または時間に関連付けられる、節BBまたはBCに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0280】
[0280]BE.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが着信通信を閲覧することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者のコンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されると決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されることを決定することと、前記特定のワーカーが前記第1の通信を閲覧することを許可されると決定すること、及び、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記販売者に関連付けられた前記特定のワーカーによる使用のために認証されると決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節BB~BDのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0281】
[0281]BF.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上の許可を記憶することであって、前記1つ以上の許可は、前記販売者に関連付けられたどのワーカーが発信通信を送信することを許可されるかを指定する、ことと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスから、前記第1の通信に応答して前記第1の顧客に送信される第3の通信を受信することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが、前記販売者に関連付けられた特定のワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記1つ以上の許可に少なくとも部分的に基づいて、前記特定のワーカーが前記第3の通信を送信することを許可されることを決定することと、前記第3の通信を前記第1の顧客の前記コンピューティングデバイスに送信することとをさらに含む、節BB~BEいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0282】
[0282]BG.前記動作は、前記サービスプロバイダに関連付けられたデータストアに、前記販売者に関連付けられた1つ以上のルーティングルールを記憶することであって、前記1つ以上のルーティングルールは、特定のタイプの通信が、特定の役割に関連付けられた、前記販売者に関連付けられたワーカーにルーティングされることを指定する、ことと、前記コンテキストデータおよび前記1つ以上のルーティングルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の通信が前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーにルーティングされることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーによる使用のために認証されることを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスが前記特定の役割に関連付けられた前記ワーカーによる使用のために認証されるという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記販売者の前記コンピューティングデバイスに前記第1の通信を送信することを決定することと、前記販売者の前記コンピューティングデバイスに前記第1の通信を送信することを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記統合通信ユーザインターフェースを介して前記第1の通信を提示することと、をさらに含む、節BB~BFのいずれかに記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0283】
[0283]上記の節は1つの特定の実装に関して説明されているが、本文書のコンテキストにおいて、上記の節の内容は、方法、デバイス、システム、コンピュータ可読媒体、および/または別の実装形態を介しても実装され得ることを理解されたい。さらに、節A~BGのいずれも、単独で、または節A~BGのうちの任意の他の1つ以上と組み合わせて実装され得る。
【国際調査報告】