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特表2024-502059焼灼パラメータ設定方法、装置、システム、およびコンピュータ可読記憶媒体
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  • 特表-焼灼パラメータ設定方法、装置、システム、およびコンピュータ可読記憶媒体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-17
(54)【発明の名称】焼灼パラメータ設定方法、装置、システム、およびコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/40 20180101AFI20240110BHJP
【FI】
G16H20/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540459
(86)(22)【出願日】2021-10-26
(85)【翻訳文提出日】2023-07-05
(86)【国際出願番号】 CN2021126360
(87)【国際公開番号】W WO2022142643
(87)【国際公開日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】202011639972.7
(32)【優先日】2020-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521106773
【氏名又は名称】杭州▲くん▼博生物科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】HANGZHOU BRONCUS MEDICAL CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 801, Floor 8, Building 8, No. 88 Jiangling Road, Xixing Street, Binjiang District, Hangzhou, Zhejiang 310051, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】崔長杰
(72)【発明者】
【氏名】徐宏
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA01
(57)【要約】
焼灼パラメータ設定方法、装置、システムおよびコンピュータ可読記憶媒体であって、当該方法は、タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成すること(S201)と、タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む目標ファイルから焼灼パラメータを抽出すること(S202)と、抽出された焼灼パラメータを焼灼タスクに関連付け、焼灼パラメータと焼灼タスクとの関連性を記録すること(S203)と、タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて目標焼灼パラメータを設定すること(S204)とを含む。焼灼パラメータの設定方法、装置、システムおよびコンピュータ可読記憶媒体によれば、ラジオ波焼灼システムのパラメータの自動設定を実現し、パラメータ設定操作を簡素化し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ端末に適用される焼灼パラメータ設定方法であって、
タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成することと、
前記タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、前記タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む前記目標ファイルから焼灼パラメータを抽出することと、
抽出された焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録することと、
タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、前記タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定することとを含む、ことを特徴とする焼灼パラメータ設定方法。
【請求項2】
前記方法は、タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成することの前に、
前記焼灼対象者の識別情報を含む前記タスク作成命令を受信することを含み、
前記タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、前記目標ファイルから焼灼パラメータを抽出することは、
前記識別情報に従って、プリセットのファイル・データベースにおいて、前記目標ファイルとして対応するファイルを検索することと、
見つかった前記対応するファイルから前記焼灼パラメータを抽出することとを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項3】
前記方法は、さらに
前記ファイル・データベースにおいて前記対応するファイルが見つからない場合、前記焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報、および焼灼部位の説明情報を取得することと、
プリセットの履歴焼灼データベースにおいて、前記生物学的指標情報、前記履歴焼灼情報、および前記説明情報にマッチングする少なくとも1組の候補焼灼パラメータを検索することと、
マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することと、
選別して得られた焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記選別して得られた焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録することとを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項4】
マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することは、
前記候補焼灼パラメータのうち、マッチング度が最も大きい、または、マッチング度がプリセットの第1のマッチング度よりも大きい焼灼パラメータを、前記選別して得られた焼灼パラメータとする、ことを特徴とする請求項3に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項5】
マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することは、
前記候補焼灼パラメータを、マッチングする項目の数およびマッチング度の大小に従ってソートし、ここ、マッチング度がプリセットのマッチング度よりも大きい項目の数が多いほど、マッチング度が大きいほど、ソート順が上位になることと、
ソートされた前記候補焼灼パラメータを表示し、確認プロンプト情報を出力して、ユーザーに選択を促すことと、
前記ユーザーの選択操作に指定される焼灼パラメータを、前記選別して得られた焼灼パラメータとすることとを含む、ことを特徴とする請求項3に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項6】
前記生物学的指標情報は、前記焼灼対象者の合併症、体重、プリセット期間内の血圧、心拍、血糖、血中脂質、肺活量、血中酸素飽和度のうちの少なくとも1つ、年齢および性別を含み、
前記履歴焼灼情報は、前記焼灼対象者に対して実行された焼灼操作の履歴回数を含み、
前記説明情報は、前記焼灼部位の位置、サイズ、形状および面積を含み、ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項7】
前記方法は、マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することは、さらに
前記候補焼灼パラメータの各組にそれぞれ対応する目標焼灼対象者の焼灼結果情報を取得することと、
前記焼灼結果情報により、対応する焼灼結果がプリセットの焼灼結果指標よりも低い焼灼パラメータを、見つかった候補焼灼パラメータから除去し、残された候補焼灼パラメータに基づいて、マッチング度に応じて見つかった候補焼灼パラメータを選別するステップを実行することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項8】
前記生物学的指標情報は、前記焼灼対象者の合併症、体重、プリセット期間内の血圧、心拍、血糖、血中脂質、肺活量、血中酸素飽和度のうちの少なくとも1つ、年齢および性別を含み、
前記履歴焼灼情報は、前記焼灼対象者に対して実行された焼灼操作の履歴回数を含み、
前記焼灼部位の説明情報は、前記焼灼部位の位置、サイズ、形状および面積を含み、
前記焼灼結果情報は、対応する焼灼回数、前記目標焼灼対象者の焼灼後の前記焼灼部位のサイズ、形状および面積、ならびに前記目標焼灼対象者の生存時間を含み、
前記プリセットの焼灼結果指標は、前記対応する焼灼回数、焼灼後の前記焼灼部位のサイズ、形状および面積の基準範囲値、ならびに基準生存時間を含むことを特徴とする請求項7に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項9】
前記方法は、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定することの前に、さらに
前記目標焼灼パラメータを表示し、プリセットのアノテーション付け方法に従って、マッチングによって得られた前記目標焼灼パラメータを、表示インターフェースでアノテーション付けを行うことと、
前記表示インターフェースにおける前記ユーザーの変更操作に従って、前記目標焼灼パラメータを変更し、変更された前記目標焼灼パラメータに基づいて、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定するステップを実行することとを含む、ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項10】
前記方法は、前記表示インターフェースにおける前記ユーザーの変更操作に従って、前記目標焼灼パラメータを変更する前に、さらに
前記ユーザーのID情報を取得することと、
取得したID情報およびプリセットの承認情報に従って、前記ユーザーが事前承認されているか否かを判定することと、
前記ユーザーが事前承認されている場合、前記ユーザーの変更操作に従って、前記目標焼灼パラメータを変更するステップを実行する、ことを特徴とする請求項9に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項11】
前記方法は、抽出された焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録することの後、さらに
前記抽出された焼灼パラメータで 前記ラジオ波焼灼システムにおけるパラメータ設定されるべき全ての装置のパラメータ設定を完成できない場合に、前記焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報および焼灼部位の説明情報を取得することと、
前記ラジオ波焼灼システムにおける目標装置に基づいて、プリセットの履歴焼灼データベースにおいて、前記生物学的指標情報、前記履歴焼灼情報、および前記説明情報にマッチングする少なくとも1組の候補焼灼パラメータを検索するステップを実行し、前記目標装置の対応する焼灼パラメータを選別して得たまで、前記目標装置が前記抽出された焼灼パラメータを用いてパラメータ設定を行うことができないことを含む、ことを特徴とする請求項9に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項12】
焼灼パラメータ設定装置であって、
タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成するための作成モジュールと、
前記タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、前記タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む前記目標ファイルから焼灼パラメータを抽出するための抽出モジュールと、
抽出された焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録するための記録モジュールと、
タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、前記タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定するための設定モジュールとを備える、ことを特徴とする焼灼パラメータ設定装置。
【請求項13】
電子装置であって、
メモリとプロセッサを備え、
前記メモリには実行可能なプログラムコードが格納され、
前記メモリとカップリングされた前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記実行可能プログラムコードを呼び出し、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法を実行する、ことを特徴とする電子装置。
【請求項14】
焼灼パラメータ設定システムであって、ラジオ波焼灼システム、パラメータ設定設備、およびデータベース・サーバーを備え、
前記ラジオ波焼灼システムは、ラジオ波焼灼制御装置、ラジオ波焼灼カテーテル、中性電極、および注入ポンプを備え、
前記パラメータ設定設備は、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法の各ステップを実行するためである、ことを特徴とする焼灼パラメータ設定システム。
【請求項15】
ラジオ波焼灼システムであって、ラジオ波焼灼制御装置、ラジオ波焼灼カテーテル、中性電極、および注入ポンプを備え、
前記ラジオ波焼灼制御装置または前記注入ポンプは、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法の各ステップを実行するためである、ことを特徴とするジオ波焼灼システム。
【請求項16】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法を実行する、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、通信技術の分野に関し、特にラジオ波焼灼パラメータ設定方法、装置、システムおよびコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ラジオ波焼灼(Radio Frequency Ablation, RFA)技術は、より一般的な低侵襲腫瘍焼灼技術である。ラジオ波焼灼の原理は、周波数が30MHz(メガヘルツ)未満の交流高周波電流を用い、腫瘍組織内のイオンの高速振動を引き起こし、イオン同士を摩擦し合わせることで、ラジオ波エネルギーを熱エネルギーに変換して、腫瘍細胞の凝固壊死を引き起こすことである。
【0003】
焼灼タスクを行う前に、ラジオ波焼灼システムのパラメータ設定が必要である。現在、パラメータ設定は主に手動で行われていますが、ラジオ波焼灼システムのパラメータ数が多い上に、焼灼スキームの決定から焼灼タスクの実行まで、複数のリンクに関係しており、各リンクにもパラメータ入力操作が必要であるため、時間がかかり、操作が面倒でエラーが発生しやすい。したがって、如何にパラメータ設定操作を簡素化し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることは、業界で解決する必要のある大きな問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施形態に提供される焼灼パラメータ設定方法、装置、システムおよびコンピュータ可読記憶媒体によれば、ラジオ波焼灼システムのパラメータの自動設定を実現し、パラメータ設定操作を簡素化し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施形態の一態様では、コンピュータ端末に適用される焼灼パラメータ設定方法が提供され、当該方法は、
【0006】
タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成することと、
【0007】
前記タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、前記タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む前記目標ファイルから焼灼パラメータを抽出することと、
【0008】
抽出された焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録することと、
【0009】
タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、前記タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定することとを含む。
【0010】
本開示の実施形態の一態様では、さらに焼灼パラメータ設定装置が提供され、当該装置は、
【0011】
タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成するための作成モジュールと、
【0012】
前記タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、前記タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む前記目標ファイルから焼灼パラメータを抽出するための抽出モジュールと、
【0013】
抽出された焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録するための記録モジュールと、
【0014】
タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、前記タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定するための設定モジュールとを備える。
【0015】
本開示の実施形態の一態様では、さらにメモリとプロセッサを備える電子装置が提供され、
【0016】
前記メモリには実行可能なプログラムコードが格納されており、
【0017】
前記メモリとカップリングされる前記プロセッサは、前記メモリに格納される前記実行可能プログラムコードを呼び出し、上記の実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法を実行する。
【0018】
本開示の実施形態の一態様では、さらにラジオ波焼灼システム、パラメータ設定設備、およびデータベース・サーバーを備える焼灼パラメータ設定システムが提供され、
【0019】
前記ラジオ波焼灼システムは、ラジオ波焼灼制御装置、ラジオ波焼灼カテーテル、中性電極、および注入ポンプを備え、
【0020】
前記パラメータ設定設備は、上記の実施形態に提供される焼灼パラメータ設定方法における各ステップを実行するためである。
【0021】
本開示の実施形態の一態様では、さらにラジオ波焼灼制御装置、ラジオ波焼灼カテーテル、中性電極および注入ポンプを備えるラジオ波焼灼システムが提供され、
【0022】
前記ラジオ波焼灼制御装置または前記注入ポンプは、上記の実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法における各ステップを実行するためである。
【0023】
本開示の実施形態の一態様では、さらにコンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体が提供され、前記コンピュータプログラムはプロセッサにより実行されると、上記の実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法における各ステップを実行する。
【発明の効果】
【0024】
上記の本開示の実施形態から、本開示は、タスク作成命令に指定される目標ファイルを用い、当該目標ファイルに含まれる焼灼スキームから抽出された焼灼パラメータを作成された焼灼タスクに関連付け、タスク実行命令がトリガーされると、関連性に従い、ラジオ波焼灼システムにおいて当該タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを設定することで、焼灼パラメータの自動設定が実現される。設定パラメータは、設定設備により当該目標ファイルから自動的に抽出され、ラジオ波焼灼システムにおいて自動的に設定され、当該目標ファイルは一度だけ生成する必要があるため、パラメータ設定操作を簡素化する上で、繰り返し作業を回避し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本開示の実施形態或いは従来の技術案をより明確に説明するために、以下に、実施形態或いは従来の説明に使用される添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下に説明される図面は、本開示のいくつかの実施形態にすぎない。当業者は、これらの図面に基づいて、創造的な労働をかけずに他の図面を取得することができる。
【0026】
図1図1は、本開示の実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法のシナリオ図である。
【0027】
図2図2は、本開示の一実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法の実施のフローチャートである。
【0028】
図3図3は、本開示の別の一実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法の実施のフローチャートである。
【0029】
図4図4は、本開示の一実施形態により提供される焼灼パラメータ設定装置の構造の模式図である。
【0030】
図5図5は、本開示の実施形態により提供される電子装置のハードウェアの構造の模式図である。
【0031】
図6図6は、本開示の一実施形態により提供される焼灼パラメータ設定システムの構造の模式図である。
【0032】
図7図7は、本開示の一実施形態により提供されるラジオ波焼灼システムの構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本開示の実施形態の目的、技術案および利点をより明確にするために、以下に、本開示の実施形態における技術案は、本開示の実施形態における添付の図面を参照して明確かつ完全に説明される。明らかに、説明される実施形態は、本開示の実施形態の一部であり、すべての実施形態にではない。本開示の実施形態に基づいて、創造的な労働なしに当業者により得られる他のすべての実施形態は、本開示の保護範囲に含まれる。
【0034】
図1を参照する。図1は、本開示の実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法のシナリオ図である。図1に示すように、ラジオ波焼灼システムは、ラジオ波焼灼制御装置10、注入ポンプ20、中性電極50、およびラジオ波焼灼カテーテル60を備える。当該焼灼パラメータ設定方法は、図1のパラメータ設定設備70により実現されてもよい。あるいは、当該焼灼パラメータ設定方法は、図1のラジオ波焼灼制御装置10または注入ポンプ20によっても実現されてもよい。パラメータ設定設備70は、サーバー、デスクトップコンピュータ、ノートブック、ラップトップ、タブレット、パーソナルコンピュータおよびスマートフォンなどの移動中にデータ処理を実行でき、またはできないコンピュータ装置である。
【0035】
パラメータ設定設備70によるラジオ波焼灼システムのパラメータ設定の例を挙げると、実際の用途では、パラメータ設定設備70は、無線または有線ネットワークまたはデータ回線を介して、ラジオ波焼灼制御装置10および注入ポンプ20のうちの少なくとも1つの装置とデータ接続を確立する。
【0036】
パラメータ設定設備70がラジオ波焼灼制御装置10および注入ポンプ20のうちの1つだけとの接続を確立する場合、パラメータ設定を実現するために、パラメータ設定制御命令および設定すべきパラメータは、接続された装置を介して当該装置に接続される別の装置にトランスペアレント的に送信されてもよいことが理解される。
【0037】
焼灼タスクを行う前に、まず、ラジオ波エネルギーを生成および出力するラジオ波焼灼カテーテル60と、注入ポンプ 20の延長チューブ25とを焼灼対象者(例えば、肺癌患者)の体内に挿入し、焼灼部位に到達する。次いで、中性電極50を焼灼対象者の皮膚表面に接触する。ラジオ波電流は、ラジオ波焼灼カテーテル60、焼灼対象者の組織および中性電極50に流れ、ループを形成する。
【0038】
パラメータ設定設備70は、下記の実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法を行うことで、ラジオ波焼灼システムにおけるラジオ波焼灼制御装置10、注入ポンプ20、中性電極50、およびラジオ波焼灼カテーテル60のうちの少なくとも1つに対してパラメータ設定を実行する。
【0039】
ラジオ波タスクがトリガーされると、ラジオ波制御装置10は、パラメータ設定設備70が設定した焼灼パラメータに従って、単極放電の方式で焼灼部位にラジオ波エネルギーを出力するように焼灼カテーテル60を制御し、当該焼灼部位に焼灼操作を実行する。同時に、注入ポンプ20は、パラメータ設定設備70が設定した灌流パラメータに従い、延長チューブ25を介して焼灼対象者に対して灌流操作を行い、当該焼灼部位に生理食塩水を注入する。
【0040】
図2を参照する。図2は、本開示の一実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法の実施のフローチャートである。この方法は、図1のパラメータ設定設備70、或いはラジオ波焼灼制御装置10、または注入ポンプ20などのコンピュータ端末によって実現されてもよいが、理解を容易にするために、以下、単に設定設備と呼ぶ。図2に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0041】
ステップS201:タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成する。
【0042】
具体的には、当該タスク作成命令は、サーバーまたは他の端末によって設定設備に送信されてもよい。或いは、当該タスク作成命令は、設定設備によって提供されるタスク作成インターフェースにおけるユーザーの操作に基づいてトリガーされてもよい。
【0043】
設定設備は、当該タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成し、作成した焼灼タスクにID情報を割り当てる。このID情報は、作成された焼灼タスクを一意に識別するためであり、数字、アルファベット、漢字、および特殊記号の少なくとも任意の一種で構成されてもよいが、これらに限定されない。さらに、当該ID情報は、焼灼対象者の識別情報、作成時間、焼灼部位の形質などの情報の少なくとも一種を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0044】
ステップS202:タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、当該目標ファイルから焼灼パラメータを抽出する。
【0045】
具体的に、当該目標ファイルタは、リモートのサーバーまたはクライアント、或いはローカルの設定設備または他のリムーバブル記憶装置に保存されてもよい。当該目標ファイルには当該タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームが含まれる。
【0046】
当該焼灼スキームは、事前承認された許可を有するユーザー(例えば、医師)が、他の電子端末で提供されるスプレッドシートに入力したデータに従って生成されてもよい。1つの実際の応用では、ユーザーの入力操作に応じて他の電子端末が、当該焼灼スキームを含む当該目標ファイルをプリセットのフォーマットで生成し、当該目標ファイルをデータベース・サーバーに保存する。ファイルのフォーマットは、word、txt、xml、CSV、DAT、DBF、MDB、ODB ++のいずれかであるが、これらに限定されない。
【0047】
或いは、当該目標ファイルは、当該ユーザーの手書き処方箋の画像ファイルであってもよい。設定設備は、文書認識技術により、画像ファイルにある焼灼スキームを取得できる。
【0048】
ステップS203:抽出された焼灼パラメータを当該焼灼タスクに関連付け、当該焼灼パラメータと当該焼灼タスクとの関連性を記録する。
【0049】
具体的には、記録された関連は、設定設備上にローカルに格納されてもよく、または、データベース・ファイルの形式でデータベース・サーバーに格納されてもよく、または、ラジオ波焼灼システムにおける制御装置に格納されてもよい。
【0050】
当該データベース・サーバーには、設定設備によって作成された少なくとも1つの焼灼タスクと、それにそれぞれ関連する焼灼パラメータとの関連性が格納されていることが理解される。当然のことながら、1つのタスク作成命令は、少なくとも1つの焼灼タスクを作成できる。
【0051】
ストレージに加えて、当該データベース・サーバーは、当該設定設備およびラジオ波数焼灼システム内の各装置に、当該関連性に基づくデータ照会サービスも提供する。
【0052】
ステップS204:タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて目標焼灼パラメータを設定する。
【0053】
具体的には、当該タスク実行命令は、サーバーまたは他の端末によって設定設備に送信されてもよい。或いは、当該タスク実行命令は、設定設備で提供されるタスク制御インターフェースにおけるユーザーの操作によりトリガーされてもよく、または、ユーザーがタスク実行命令をトリガーするための、設定設備に設けられる物理ボタンを押下する操作によりトリガーされてもよい。
【0054】
当該タスク実行命令は、目標焼灼タスクの識別情報を含む。オプションとして、当該タスク実行命令は、当該目標焼灼タスクに関連付けられた焼灼対象者の識別情報を含んでもよい。
【0055】
上記の識別情報によれば、ローカルに記録され、またはデータベース・サーバーに記録された上記の関連性を照会することによって、対応する目標焼灼パラメータを取得してもよく、次いで、当該目標焼灼パラメータをラジオ波焼灼システムにおいて設定する。
【0056】
当該目標焼灼パラメータは、当該ラジオ波焼灼制御システムにおけるラジオ波パワー、焼灼時間、アラーム値、または、注入ポンプの液体灌流量、灌流時間、アラーム値など、ラジオ波焼灼システムの少なくとも任意の1つの装置の設定パラメータであってもよいことが理解される。
【0057】
本開示の実施形態では、タスク作成命令に指定される目標ファイルを用い、当該目標ファイルに含まれる焼灼スキームから抽出された焼灼パラメータを作成された焼灼タスクに関連付け、タスク実行命令がトリガーされると、関連性に従い、ラジオ波焼灼システムにおいて当該タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを設定することで、焼灼パラメータの自動設定が実現される。設定パラメータは、設定設備により当該目標ファイルから自動的に抽出され、ラジオ波焼灼システムにおいて自動的に設定され、当該目標ファイルは一度だけ生成する必要があるため、パラメータ設定操作を簡素化する上で、繰り返し作業を回避し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることもできる。
【0058】
図3を参照する。図3は、本開示の別の一実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法の実施のフローチャートである。この方法は、図1のパラメータ設定設備70、或いはラジオ波焼灼制御装置10、または注入ポンプ20などのコンピュータ端末によって実現されてもよいが、理解を容易にするために、以下、単に設定設備と呼ぶ。図3に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0059】
ステップS301:焼灼対象者の識別情報を含むタスク作成命令を受信する。
【0060】
ステップS302:当該タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成する。
【0061】
具体的には、当該タスク作成命令は、サーバーまたは他の端末によって設定設備に送信されてもよい。他の端末、例えば、各医務室の医師が使用するパーソナルコンピュータ装置などである。当該焼灼対象者の識別情報は、例えば、当該焼灼対象者物の名前であってもよい。
【0062】
設定設備は、当該タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成し、作成した焼灼タスクにID情報を割り当てる。このID情報は、作成された焼灼タスクを一意に識別するためであり、数字、アルファベット、漢字、および特殊記号の少なくとも任意の一種で構成されてもよい。さらに、当該ID情報は、焼灼対象者の識別情報、作成時間、焼灼部位の形質などの情報の少なくとも一種を含んでもよい。
【0063】
オプションとして、別の一実施形態では、サーバーまたは他の端末は、タスク作成命令を送信する同時に、目標ファイルを設定設備に送信してもよい。
【0064】
S303:焼灼対象者の識別情報に従って、プリセットのファイル・データベースにおいて、目標ファイルとして対応するファイルを検索する。
【0065】
S304:対応するファイルが見つかった場合は、見つかったファイルから焼灼パラメータを抽出する。
【0066】
S305:抽出された焼灼パラメータを作成された焼灼タスクに関連付け、当該焼灼パラメータと当該焼灼タスクとの関連性を記録する。
【0067】
具体的に、当該プリセットのファイル・データベースは、データベース・サーバー内に設置されてもよい。当該ファイル・データベースには、複数の焼灼対象者の識別情報、複数のファイル、および両者の間の対応関係が格納されている。当該ファイルにはそれに対応する焼灼対象者の焼灼スキームが含まれる。
【0068】
1つの焼灼対象者が複数のファイルに対応する場合、すなわち、1つの焼灼対象者が複数の焼灼スキームを有する場合、最後に作成された焼灼スキームが属するファイルが、見出される対応するファイルとされることが理解される。
【0069】
当該ファイル・データベースにおいて、当該焼灼対象者の識別情報に対応するファイルを検索し、当該識別情報に対応するファイルが見つかった場合は、見つかったファイルが目標ファイルとされる。当該目標ファイルに含まれる焼灼スキームから焼灼パラメータを抽出し、抽出された焼灼パラメータを作成された焼灼タスクに関連付け、同時に、当該焼灼パラメータと当該焼灼タスクとの関連性をローカルに、またはデータベース・サーバーに、またはラジオ波焼灼システムにおける制御装置に記録する。
【0070】
オプションとして、当該目標ファイルのフォーマットは、word、txt、xml、CSV、DAT、DBF、MDB、ODB ++のいずれかであるが、これらに限定されない。或いは、当該目標ファイルは、ユーザーの手書き処方箋の画像ファイルであってもよい。設定設備は、文書認識技術により、画像ファイルにある焼灼スキームを取得できる。
【0071】
設定設備がラジオ波焼灼システムのメンバーである場合、本装置の機能に係る本装置に属する関連もローカルに記録されてもよく、他の関連性は、保存のために対応する装置に送られることが理解される。設定設備がラジオ波焼灼システムのメンバーでない場合、各関連性は、保存のためにラジオ波焼灼システム内の対応する装置にそれぞれ送られてもよい。
【0072】
S306:対応するファイルが見つからない場合は、当該焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報、および焼灼部位の説明情報を取得する。
【0073】
具体的に、当該焼灼対象者の識別情報に従って、当該識別情報に対応するファイルがファイル・データベースにおいて見つからない場合、当該焼灼対象者の識別情報に従って、生物学的指標情報、履歴焼灼情報、及び焼灼部位の説明情報を取得する。
【0074】
オプションとして、当該焼灼対象者の識別情報に従って、プリセットの焼灼対象者の個人情報データベースから、当該焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報、及び焼灼部位の説明情報を取得してもよい。
【0075】
当該焼灼対象者の個人情報データベースには、焼灼操作を受けたかまたは受けようとしている複数の焼灼対象者物の識別情報と、それらにそれぞれ対応する生物学的指標情報、履歴焼灼情報、及び焼灼部位の説明情報との関連性が格納されおり、具体的に例えば、データベース・サーバーに配置されてもよい。
【0076】
オプションとして、当該焼灼対象者の生物学的指標情報は、当該焼灼対象者の合併症、体重、プリセット期間内の血圧、心拍、血糖、血中脂質、肺活量、血中酸素飽和度のうちの少なくとも1つ、年齢および性別を含むが、これらに限定されない。
【0077】
オプションとして、当該焼灼対象者の履歴焼灼情報は、当該焼灼対象者に対して実行された焼灼操作の履歴回数を含んでもよいが、これに限定されない。さらに、当該履歴焼灼情報は、焼灼操作後の焼灼部位の変化情報など、焼灼対象者に対して毎回実行された焼灼操作に対応する焼灼結果も含んでもよい。
【0078】
オプションとして、当該焼灼対象者の焼灼部位の説明情報は、焼灼部位の形質を説明するためであり、具体的に当該焼灼部位の位置、サイズ、形状および面積を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0079】
S307:プリセットの履歴焼灼データベースにおいて、当該生物学的指標情報、当該履歴焼灼情報、および当該説明情報にマッチングする少なくとも1組の候補焼灼パラメータを検索する。
【0080】
プリセットの履歴焼灼データベースには、サンプルとして複数の焼灼対象者の識別情報と、それらのそれぞれに対応する生物学的指標情報、履歴焼灼情報、及び焼灼部位の説明情報との関連性が格納されおり、具体的に例えば、データベース・サーバーに事前に配置されてもよい。
【0081】
具体的に、当該履歴焼灼データベースにおいて当該焼灼対象者の各生物学的指標情報、各履歴焼灼情報、及び焼灼部位の説明情報にマッチングする候補焼灼パラメータをそれぞれ検索する。
【0082】
ここ、焼灼対象者に係る情報が当該履歴焼灼データベース内のサンプルとしての焼灼対象者の対応する情報に近いほど、マッチング度が大きくなる。例えば、焼灼対象者の年齢が30歳であり、もし当該履歴焼灼データベース内のサンプルとしての焼灼対象者の年齢が30歳である場合、マッチング度は100%であり、サンプルとしての焼灼対象者の年齢が10歳である場合、マッチング度は30%である。
【0083】
S308:マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別する。
【0084】
具体的には、マッチング度の大小に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別する。例えば、マッチング度がプリセット値よりも低い候補焼灼パラメータを、見つかった全ての候補焼灼パラメータから除去してもよい。
【0085】
オプションとして、本開示の別の一実施形態において、マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することは、具体的に
【0086】
見つかった全ての候補焼灼パラメータのうち、マッチング度が最も大きい、または、マッチング度がプリセットの第1のマッチング度よりも大きい少なくとも一組の焼灼パラメータを選別して得られた焼灼パラメータとする。
【0087】
任意選択で、本開示の別の一実施形態において、マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することは、具体的に
【0088】
見つかった全ての候補焼灼パラメータを、マッチングする項目の数およびマッチング度の大小に従ってソートし、ここ、マッチング度がプリセットのマッチング度よりも大きい項目の数が多いほど、ソート順が上位になり、マッチング度が大きいほど、ソート順が上位になることと、
【0089】
ソートされた候補焼灼パラメータを表示し、確認プロンプト情報を出力して、ユーザーに選択を促すことと、
【0090】
ユーザーの選択操作に指定される焼灼パラメータを選別して得られた焼灼パラメータとすることとを含む。
【0091】
例えば、候補焼灼パラメータA、B及びCの3組が見つかったとし、ここ、A組の候補焼灼パラメータが上記の生物学的指標情報、履歴焼灼情報及び焼灼部位の説明情報におけるマッチング度が90%を超え、B組の候補焼灼パラメータが上記の生物学的指標情報および履歴焼灼情報におけるマッチング度が70%を超え、C組の候補焼灼パラメータが上記の生物学的指標情報、履歴焼灼情報及び焼灼部位の説明情報におけるマッチング度が85%を超えている。最初にマッチングする項目の数に従ってソートし、次にマッチング度の大小に従ってソートするので、ソートされた候補焼灼パラメータは、上位からの順でA、C、およびBの順になる。そして、A、C、Bの順で、上記の3組の候補焼灼パラメータを表示画面に表示すると共に、ユーザーが確認プロンプト情報に従ってA、B、Cの3組の候補焼灼パラメータを選択するように確認プロンプト情報を出力する。
【0092】
このように、マッチングする項目の数およびマッチング度のの大小を使用して候補焼灼パラメータをソートすることにより、検索結果をより参照可能にすることができるので、ユーザーがより迅速な選択を行うのに役に立ち、選択結果の精度を向上させることができる。
【0093】
さらに、マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別する前、他の焼灼対象者の焼灼効果に基づき、見つかった候補焼灼パラメータを事前選別して、検索結果の参照可能性をさらに改善することもできる。具体的に、この方法は、さらに以下のことを含む。
【0094】
候補焼灼パラメータの各組にそれぞれ対応する目標焼灼対象者の焼灼結果情報を取得する。
【0095】
焼灼結果情報により、対応する焼灼結果がプリセットの焼灼結果指標よりも低い焼灼パラメータを、見つかった候補焼灼パラメータから除去し、残された候補焼灼パラメータに基づいて、マッチング度に応じて見つかった候補焼灼パラメータを選別するステップを実行する。
【0096】
具体的に、当該焼灼結果情報は、焼灼対象者の識別情報に従って、プリセットの焼灼結果データベースから照会されてもよく、具体的に、対応する焼灼回数、目標焼灼対象者の焼灼後の焼灼部位のサイズ、形状および面積、ならびに目標焼灼対象者の生存時間を含むが、これらに限定するものではない。その中で、対応する焼灼回数は、当該焼灼結果が、目標焼灼対象者に対して何回目の焼灼タスクが実行された後の焼灼結果であることを示すためである。
【0097】
当該プリセットの焼灼結果指標は、プリセットの指標データベースから照会されてもよく、具体的に、対応する焼灼回数、焼灼後の焼灼部位のサイズ、形状および面積の基準範囲値、ならびに基準生存時間を含むが、これらに限定するものではない。
【0098】
焼灼結果指標をプリセットすることによって、焼灼タスクの実行された結果のよくない焼灼パラメータを、見つかった全ての候補焼灼パラメータから除去することができるので、検索結果の参照可能および適正性をさらに改善することができることが理解できる。
【0099】
S309:選別して得られた焼灼パラメータを当該焼灼タスクに関連付け、当該選別して得られた焼灼パラメータと当該焼灼タスクとの関連性を記録する。
【0100】
具体的に、当該選別して得られた焼灼パラメータと当該焼灼タスクの関連性の記録方法は、上記のステップS305の相関の説明へ具体的に参照してよいが、ここでは繰り返されないであろう。
【0101】
S310:タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて目標焼灼パラメータを設定する。
【0102】
具体的には、当該タスク実行命令は、サーバーまたは他の端末によって設定設備に送信されてもよい。或いは、当該タスク実行命令は、設定設備で提供されるタスク制御インターフェースにおけるユーザーの操作によりトリガーされてもよく、または、ユーザーがタスク実行命令をトリガーするための、設定設備に設けられる物理ボタンを押下する操作によりトリガーされてもよい。
【0103】
当該タスク実行命令は、目標焼灼タスクの識別情報を含む。オプションとして、当該タスク実行命令は、目標焼灼タスクに関連付けられた焼灼対象者の識別情報を含んでもよい。
【0104】
上記の識別情報によれば、ローカルに記録され、またはデータベース・サーバーに記録された上記の焼灼パラメータと焼灼タスクの関連性を照会することによって、対応する目標焼灼パラメータを取得してもよく、次いで、当該目標焼灼パラメータをラジオ波焼灼システムにおいて設定する。
【0105】
当該目標焼灼パラメータは、当該ラジオ波焼灼制御システムにおけるラジオ波パワー、焼灼時間、アラーム値、または、注入ポンプの液体灌流量、灌流時間、アラーム値など、ラジオ波焼灼システムの少なくとも任意の1つの装置の設定パラメータであってもよいことが理解される。
【0106】
オプションとして、上記の関連性が設定設備においてローカルに記録される場合、設定設備は具体的に、パラメータ設定命令およびローカルに記録された当該目標焼灼パラメータを対応する装置に送信することによって、ラジオ波焼灼システムにおいて目標焼灼パラメータを設定する。
【0107】
オプションとして、上記の関連性がデータベース・サーバーに記録される場合、設定設備は具体的に、パラメータ設定命令、目標焼灼タスクの識別情報、および上記の関連性の格納場所を対応する装置に送信することによって、ラジオ波焼灼システムにおいて目標焼灼パラメータを設定する。受信した情報に基づいて、対応する装置はデータベース・サーバーから対応する目標焼灼パラメータを取得し、ローカルに設定する。
【0108】
オプションとして、目標焼灼パラメータ設定の正確性を確保するために、本開示の他の一実施形態において、目標焼灼パラメータをラジオ波焼灼システムにおいて設定する前に、当該方法は、さらに、
【0109】
当該目標焼灼パラメータをプリセットの表示インターフェースを介して表示し、プリセットのアノテーション付け方法に従って、マッチングによって得られた当該目標焼灼パラメータを、当該表示インターフェースでアノテーション付けを行うことと、
【0110】
表示インターフェースにおけるユーザーの変更操作に従って、目標焼灼パラメータを変更し、変更された目標焼灼パラメータに基づいて、ラジオ波焼灼システムにおいて目標焼灼パラメータを設定するステップを実行することとを含む。
【0111】
具体的に、プリセットのアノテーション付け方法は、文字、グラフィックスまたはアニメーション注釈を追加すること、または、特定の色またはフォントを使用して、マッチングによって目標焼灼パラメータを表示するなどを含むが、これらに限定されない。
【0112】
上記のマッチング操作により得られる目標焼灼パラメータは、実行すべき焼灼タスクの焼灼対象者の個別データの一部および他の焼灼対象者の履歴焼灼データの一部により確定される焼灼パラメータであるが、焼灼対象者の実態は随時変化しているため、設定前に目標焼灼パラメータを表示することにより、表示された目標焼灼パラメータに基づくユーザーの操作に応じて、最終的に設定される焼灼パラメータが確定されることで、焼灼パラメータの正確性を向上させ、 さらに、設定誤差を回避できることが理解されたい。同時に、表示インターフェースでマッチングされた目標焼灼パラメータにアノテーション付けを行うことにより、ユーザーに思い出させる効果を達成できる。
【0113】
さらに、焼灼パラメータの変更は、変更者がある程度の専門性を有することを必要とするので、目標焼灼パラメータが誤って変更または改ざんされることを回避するために、ユーザーの変更操作に従って、目標焼灼パラメータを変更することは、さらに
【0114】
ユーザーのID情報を取得することと、
【0115】
取得したID情報およびプリセットの承認情報に従って、ユーザーが事前承認されているか否かを判定することと、
【0116】
ユーザーが事前承認されている場合、上記のユーザーの変更操作に従って、目標焼灼パラメータを変更するステップを実行する。
【0117】
オプションとして、ユーザーのID情報および承認情報の形式は、具体的に例えば、:数字パスワード、グラフィックパスワード、当該ユーザーの生体認証情報(例えば、声紋情報、指紋情報、顔情報、虹彩情報)などの一種または多種の組み合わせを含んでもよいが、これらに限定するものではない。
【0118】
オプションとして、本開示の他の一実施形態では、設定設備は、ステップS303~S305によって目標ファイルから焼灼パラメータの一部を取得し、次いで、ステップS306~S309によって履歴焼灼データベースを使用して残りの焼灼パラメータを取得してもよい。
【0119】
具体的には、ステップS305の後、さらに、抽出された焼灼パラメータでラジオ波焼灼システムにおけるパラメータ設定されるべき全ての装置のパラメータ設定を完成できない場合に、当該焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報および焼灼部位の説明情報を取得し、ラジオ波焼灼システム内の目標装置に基づいてステップS307およびS309を実行し、当該目標装置の対応する焼灼パラメータを選別して得て、作成された焼灼タスクに関連付けられるまで、当該目標装置は抽出された焼灼パラメータでパラメータ設定を実行されることはできない。つまり、関連する焼灼パラメータの一部は目標ファイルから派生され、一部は履歴焼灼データベースから派生される。このようにして、焼灼パラメータの参照可能性をさらに改善でき、ユーザーがパラメータ設定の最終決定を実行する必要があるシナリオでは、ユーザーが設定パラメータの変更をより迅速に完了するのに役立つ。
【0120】
理解できるが、上記の関連性は、実際に焼灼パラメータと、当該焼灼パラメータに対応する装置と、対応する焼灼タスクと、当該焼灼タスクに対応する焼灼対象との間の関連性とを含む。
【0121】
図1を例として、関連付けられるべき焼灼パラメータが、ラジオ波焼灼チューブ60のパラメータおよび注入ポンプ20のパラメータを含むと仮定する。まずステップS303~S305により対応する目標ファイルを検索し、見つかった目標ファイルに従ってラジオ波焼灼チューブ60の関連パラメータのみが抽出されれば、引き続きステップS306~S309により注入ポンプ20の相関パラメータを取得する。
【0122】
本開示の実施形態では、一方、タスク作成命令に指定される目標ファイルを用い、当該目標ファイルに含まれる焼灼スキームから抽出された焼灼パラメータを作成された焼灼タスクに関連付け、タスク実行命令がトリガーされると、関連性に従い、ラジオ波焼灼システムにおいて当該タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを設定することで、焼灼パラメータの自動設定が実現される。設定パラメータは、設定設備により当該目標ファイルから自動的に抽出され、ラジオ波焼灼システムにおいて自動的に設定され、当該目標ファイルは一度だけ生成する必要があるため、パラメータ設定操作を簡素化する上で、繰り返し作業を回避し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることもできる。他方では、目標ファイルがない場合、作成された焼灼タスクに関連付けられた生物学的指標情報、履歴焼灼情報、および焼灼部位の説明情報に従って、他の焼灼対象者の履歴焼灼データから適切な焼灼パラメータが自動的にマッチングされることで、履歴焼灼ビッグデータに基づく焼灼パラメータの自動設定が実現され、焼灼パラメータ設定の利便性が向上される。
【0123】
図4を参照する。図4は、本開示の一実施形態により提供される焼灼パラメータ設定装置の構造の模式図である。説明のために、本開示の実施形態に関連する部分のみが示されている。この装置は、図1に示す注入ポンプ20内に配置されてもよいし、ラジオ波焼灼制御装置10内に配置されてもよいし、あるいは、他のコンピュータ装置内に配置されてもよい。当該装置は、作成モジュール401、抽出モジュール402、記録モジュール403および設定モジュール404を備える。
【0124】
作成モジュール401は、タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成するためであり、
【0125】
抽出モジュール402は、当該タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、当該タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む当該目標ファイルから焼灼パラメータを抽出するためであり、
【0126】
記録モジュール403は、抽出された焼灼パラメータを当該焼灼タスクに関連付け、当該焼灼パラメータと当該焼灼タスクとの関連性を記録するためであり、
【0127】
設定モジュール404は、タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、当該タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて当該目標焼灼パラメータを設定するためである。
【0128】
オプションとして、当該装置は、
【0129】
当該焼灼対象者の識別情報を含む当該タスク作成命令を受信するための受信モジュール402をさらに備え、
【0130】
抽出モジュール402は、さらに当該識別情報に従って、当該目標ファイルとしてファイル・データベースにおいて対応するファイルを検索し、見つかった当該対応するファイルから当該焼灼パラメータを抽出するためでもある。
【0131】
オプションとして、当該装置はさらに、
【0132】
当該ファイル・データベースにおいて当該対応するファイルが見つからない場合、当該焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報、および焼灼部位の説明情報を取得するための取得モジュールと、
【0133】
履歴焼灼データベースにおいて、当該生物学的指標情報、当該履歴焼灼情報、および当該説明情報にマッチングする少なくとも1組の候補焼灼パラメータを検索するための検索モジュールと、
【0134】
マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別するための選別モジュールとを備え、
【0135】
記録モジュール403は、さらに選別して得られた焼灼パラメータを当該焼灼タスクに関連付け、当該選別され得た焼灼パラメータと当該焼灼タスクとの関連性を記録するためでもある。
【0136】
オプションとして、当該選別モジュールは、さらに当該候補焼灼パラメータのうち、マッチング度が最も大きい、または、マッチング度がプリセットの第1のマッチング度よりも大きい焼灼パラメータを選別して得られた焼灼パラメータとするためでもある。
【0137】
オプションとして、当該選別モジュールは、さらに当該候補焼灼パラメータを、マッチングする項目の数およびマッチング度の大小に従ってソートし、ここ、マッチング度がプリセットのマッチング度よりも大きい項目の数が多いほど、ソート順が上位になり、マッチング度が大きいほど、ソート順が上位になり、ソートされた候補焼灼パラメータを表示し、確認プロンプト情報を出力して、ユーザーに選択を促し、ユーザーの選択操作に指定される焼灼パラメータを選別して得られた焼灼パラメータとするためでもある。
【0138】
オプションとして、当該装置は、
【0139】
当該焼灼結果候補焼灼パラメータの各組にそれぞれ対応する目標焼灼対象者の焼灼結果情報を取得するための焼灼結果取得モジュールを備え、
【0140】
当該選別モジュールは、さらに当該焼灼結果情報により、対応する焼灼結果がプリセットの焼灼結果指標よりも低い当該焼灼パラメータを、見つかった当該候補焼灼パラメータから除去し、残された当該候補焼灼パラメータに基づいて、マッチング度に応じて見つかった候補焼灼パラメータを選別する当該ステップを実行するためでもある。
【0141】
オプションとして、当該生物学的指標情報は、当該焼灼対象者の合併症、体重、プリセット期間内の血圧、心拍、血糖、血中脂質、肺活量、血中酸素飽和度のうちの少なくとも1つ、年齢および性別を含み、
【0142】
当該履歴焼灼情報は、当該焼灼対象者に対して実行された焼灼操作の履歴回数を含み、
【0143】
当該焼灼部位の説明情報は、当該焼灼部位の位置、サイズ、形状および面積を含み、
【0144】
当該焼灼結果情報は、対応する焼灼回数、当該目標焼灼対象者の焼灼後の当該焼灼部位のサイズ、形状および面積、ならびに当該目標焼灼対象者の生存時間を含み、
【0145】
当該プリセットの焼灼結果指標は、当該対応する焼灼回数、焼灼後の当該焼灼部位のサイズ、形状および面積の基準範囲値、ならびに基準生存時間を含む。
【0146】
オプションとして、当該装置は、
【0147】
当該目標焼灼パラメータを表示し、プリセットのアノテーション付け方法に従って、マッチングによって得られた当該目標焼灼パラメータを、当該表示インターフェースでアノテーション付けを行うための表示モジュールをさらに備え、
【0148】
設定モジュール404はさらに、当該表示インターフェースにおける当該ユーザーの変更操作に従って、当該目標焼灼パラメータを変更し、変更された当該目標焼灼パラメータに基づいて、ラジオ波焼灼システムにおいて当該目標焼灼パラメータを設定するステップを実行するためでもある。
【0149】
オプションとして、当該装置は、
【0150】
当該ユーザーのID情報を取得するための識別情報取得モジュールと、
【0151】
取得したID情報およびプリセットの承認情報に従って、当該ユーザーが事前承認されているか否かを判定するための判断モジュールと、
【0152】
設定モジュール404はさらに、当該ユーザーが事前承認されている場合、当該ユーザーの変更操作に従って、当該目標焼灼パラメータを変更するステップを実行するためでもある。
【0153】
オプションとして、当該取得モジュールはさらに、抽出された焼灼パラメータでラジオ波焼灼システムにおけるパラメータ設定されるべき全ての装置のパラメータ設定を完成できない場合に、当該焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報および焼灼部位の説明情報を取得するためでもある。
【0154】
上記の各モジュールがそれぞれの機能を達成する具体的なプロセスは、図2および図3に示される実施形態における関連内容を参照してよく、ここでは繰り返されない。
【0155】
本実施形態では、一方、タスク作成命令に指定される目標ファイルを用い、当該目標ファイルに含まれる焼灼スキームから抽出された焼灼パラメータを作成された焼灼タスクに関連付け、タスク実行命令がトリガーされると、関連性に従い、ラジオ波焼灼システムにおいて当該タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを設定することで、焼灼パラメータの自動設定が実現される。設定パラメータは、設定装置により当該目標ファイルから自動的に抽出され、ラジオ波焼灼システムにおいて自動的に設定され、当該目標ファイルは一度だけ生成する必要があるため、パラメータ設定操作を簡素化する上で、繰り返し作業を回避し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることもできる。他方では、目標ファイルがない場合、作成された焼灼タスクに関連付けられた生物学的指標情報、履歴焼灼情報、および焼灼部位の説明情報に従って、他の焼灼対象者の履歴焼灼データから適切な焼灼パラメータが自動的にマッチングされることで、履歴焼灼ビッグデータに基づく焼灼パラメータの自動設定が実現され、焼灼パラメータ設定の利便性が向上される。
【0156】
図5を参照する。図5は、本開示の実施形態により提供される電子装置のハードウェアの構造の模式図である。
【0157】
例示的な、電子装置は、取り外し不可能または取り外し可能またはポータブルで、無線または有線通信を実行する様々なタイプのコンピュータ・システム機器の任意の1つであってもよい。具体的には、電子装置は、デスクトップコンピュータ、サーバー、携帯電話またはスマートフォン(例えば、iPhone TMベースの、Android TMベースの電話)、ポータブル・ゲームデバイス(例えば、ニンテンドーDS TM、プレイステーション・ポータブルTM、ゲームボーイアドバンス TM、iPhone TM)、ラップトップ、PDA、ポータブル・インターネットデバイス、音楽プレーヤー、およびデータストレージデバイス、他のハンドヘルドデバイス、および時計、イヤホン、ペンダント型装置、ヘッドフォンなどであってもよい。電子装置は、他のウェアラブルデバイス(例えば、電子メガネ、電子衣類、電子ブレスレット、電子ネックレス、電子タトゥー、電子装置またはスマートウォッチのヘッドマウントデバイス(HMD))であってもよい。
【0158】
電子装置はまた、複数の電子装置のいずれかであってもよく、複数の電子装置は、限定するものではないが、セルラー電話、スマートフォン、他の無線通信デバイス、携帯情報端末、オーディオプレーヤ、他のメディアプレーヤ、音楽レコーダ、ビデオレコーダ、カメラ、他のメディアレコーダ、ラジオ、医療機器、車載機器、電卓、プログラマブルリモコン、ポケットベル、ラップトップ、デスクトップコンピュータ、プリンタ、ネットブックコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ポータブルマルチメディアプレーヤー(PMP)、エムペグ(MPEG-1またはMPEG-2)、オーディオレイヤー3(MP3)プレーヤー、ポータブル医療機器、およびデジタルカメラおよびそれらの組み合わせを含む。
【0159】
いくつかのケースでは、電子装置は、様々な機能(例えば、音楽の再生、ビデオの表示、画像の格納、および電話呼び出しの受信および送信)を実行することができる。所望であれば、電子装置は、セルラー電話、メディアプレーヤー、他のハンドヘルドデバイス、腕時計デバイス、ペンダント型装置、ハンドセットデバイス、または他のコンパクトポータブルデバイスなどのポータブルデバイスであってもよい。
【0160】
図5に示すように、電子装置100は制御回路を備えてもよく、当該制御回路は記憶および処理回路300を備えてもよい。記憶および処理回路300は、例えばハードディスクドライブ記憶装置、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ、またはソリッドステートドライブを形成するための、電子プログラム可能メモリなど)、揮発性メモリ(静的または動的ランダムアクセスメモリなど)などを含んでもよく、本開示の実施形態では限定されない。なお、記憶および処理回路300における処理回路は、電子装置100の動作を制御するために用いられてもよい。当該処理回路は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、ベースバンドプロセッサ、電源管理ユニット、オーディオコーデックチップ、特定用途向け集積回路、ディスプレイドライバ集積回路などに基づくことができる。
【0161】
記憶および処理回路300は、インターネット閲覧アプリケーション、ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(Voice over Internet Protocol,VOIP)電話呼び出しアプリケーション、電子メール・アプリケーション、メディア再生アプリケーション、オペレーティング・システム機能などの電子装置100におけるソフトウェアを実行するために使用されてもよい。これらのソフトウェアは、いくつかの制御動作を実行するために使用されてもよく、例えば、カメラに基づく画像取集、周囲光センサに基づく周囲光測定、近接センサに基づく近接センサ測定、発光ダイオードのステータスインジケータなどのステータスインジケータに基づく情報表示機能、タッチセンサに基づくタッチイベント検出、複数の(例えば、階層化された)ディスプレイに情報を表示することに関連する機能、無線通信機能の実行に関連する操作、オーディオ信号の収集および生成に関連する操作、ボタン押下イベントデータの収集及び処理に関連する制御操作、及び電子装置100における他の機能等の操作で、本願の実施形態に限定されない。
【0162】
さらに、当該メモリに実行可能プログラムコードが格納され、当該メモリに結合されたプロセッサが、当該メモリに格納された当該実行可能プログラムコードを呼び出し、上記の図2および図3に示す実施形態で説明される焼灼パラメータ設定方法を実行する。
【0163】
ここで、当該実行可能プログラムコードは、作成モジュール401、抽出モジュール402、記録モジュール403および設定モジュール404など、上記の図4の実施形態で説明される焼灼パラメータ設定装置における様々なモジュールを含む。
【0164】
作成モジュール401は、タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成するためである。
【0165】
抽出モジュール402は、当該タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、当該タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む当該目標ファイルから焼灼パラメータを抽出するためである。
【0166】
記録モジュール403は、抽出された焼灼パラメータを当該焼灼タスクに関連付け、当該焼灼パラメータと当該焼灼タスクとの関連性を記録するためである。
【0167】
設定モジュール404は、タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、当該タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて当該目標焼灼パラメータを設定するためである。
【0168】
電子装置100は、入出力回路420をさらに含んでもよい。入出力回路420は、電子装置100がデータの入出力を実現できるようにし、すなわち、電子装置100が外部装置からデータを受信することを可能にし、また、電子装置100が電子装置100から外部装置にデータを出力することを可能にするために使用されてもよい。入出力回路420は、センサ320をさらに含んでもよい。センサ320は、環境光センサ、光および静電容量ベースの近接センサ、タッチセンサ(例えば、光学的タッチセンサおよび/または静電容量式タッチセンサに基づき、ここで、タッチセンサは、タッチディスプレイの一部であってもよいし、タッチセンサ構造として独立して使用してもよい)、加速度センサ、および他のセンサなどを含んでもよい。
【0169】
入出力回路420は、ディスプレイ140などの1つ以上のディスプレイをさらに備えてもよい。ディスプレイ140は、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、電子インクディスプレイ、プラズマディスプレイ、他のディスプレイ技術を利用するディスプレイの1つまたは1つ以上のディスプレイの組み合わせであってもよい。ディスプレイ140は、タッチセンサアレイを備えてもよい(すなわち、ディスプレイ140は、タッチディスプレイであってもよい)。タッチセンサは、透明なタッチセンサ電極(例えば、酸化インジウムスズ(ITO)電極)のアレイによって形成された静電容量式タッチセンサであってもよく、または、ソニックタッチ、感圧タッチ、抵抗膜方式タッチ、光学的タッチなど、他のタッチ技術を用いて形成されたタッチセンサであってもよいが、本出願の実施形態には限定されない。
【0170】
電子装置100は、オーディオコンポーネント360をさらに備えてもよい。オーディオコンポーネント360は、電子デバイス100にオーディオ入出力機能を提供するために使用されてもよい。電子装置100のオーディオコンポーネント360は、スピーカ、マイクロフォン、ブザー、トーンジェネレータ、および音を生成および検出するための他のコンポーネントを備えてもよい。
【0171】
通信回路380は、外部装置と通信する能力を電子装置100に提供するために使用されてもよい。通信回路380は、アナログおよびデジタル入出力インターフェース回路、ならびにRF信号および/または光信号に基づく無線通信回路を備えてもよい。通信回路380における無線通信回路は、RF送受信回路、電力増幅回路、低雑音増幅器、スイッチ、フィルタ及びアンテナを備えてもよい。例えば、通信回路380における無線通信回路は、近距離無線通信(Near Field Communication,NFC)を実現するために近接場結合電磁信号を送受信する回路を備えてもよい。例えば、通信回路380は、近距離無線通信アンテナおよび近距離無線通信送受信機を備えてもよい。通信回路380は、セルラー電話送受信機及びアンテナ、無線LAN送受信機及びアンテナ等を備えてもよい。
【0172】
電子装置100は、バッテリ、電源管理回路及びその他の入出力ユニット400をさらに備えてもよい。入出力ユニット400は、ボタン、ジョイスティック、クリックホイール、スクロールホイール、タッチパッド、キーパッド、キーボード、カメラ、発光ダイオードおよび他のステータスインジケータを備えてもよい。
【0173】
ユーザーは、入出力回路420を介してコマンドを入力することによって電子装置100の操作を制御してもよく、入出力回路420の出力データを使用して、電子装置100からのステータス情報および他の出力を受信してもよい。
【0174】
さらに、図6に示すように、本開示の一実施形態は焼灼パラメータ設定システムを提供する。説明のために、本開示の実施形態に関連する部分のみが示されている。当該焼灼パラメータ設定システムは、ラジオ波焼灼システム601、パラメータ設定設備602、およびデータベース・サーバー603を備える。
【0175】
ラジオ波焼灼システム601は、ラジオ波焼灼制御装置6011、ラジオ波焼灼カテーテル6012、中性電極6013、および注入ポンプ6014を備える。データベースサーバー603は、単一のサーバーであってもよいし、複数のサーバーから構成される分散サーバークラスタであってもよい。
【0176】
パラメータ設定設備は602、上記の図2および図3に示す実施形態に提供される焼灼パラメータ設定方法における各ステップを実行するためである。
【0177】
データベース・サーバー603は、様々なデータベースを格納し、ならびにパラメータ設定設備602およびラジオ数焼灼システム601における各装置に、これらのデータベースに基づくデータ照会サービスを提供するためである。その中、各種データベースは、上記の図2および図3に示す実施形態におけるファイル・データベース、履歴焼灼データベース、焼灼対象者の個人情報データベース、焼灼結果データベース、および指標データベースを含んでもよい。
【0178】
ジオ波焼灼システム601、パラメータ設定設備602、およびデータベース・サーバー603のそれぞれの機能を達成する具体的なプロセスは、図1ないし図5に示される実施形態における関連内容を参照してよく、ここでは繰り返されない。
【0179】
本開示の実施形態では、タスク作成命令に指定される目標ファイルを用い、当該目標ファイルに含まれる焼灼スキームから抽出された焼灼パラメータを作成された焼灼タスクに関連付け、タスク実行命令がトリガーされると、関連性に従い、ラジオ波焼灼システムにおいて当該タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを設定することで、焼灼パラメータの自動設定が実現される。設定パラメータは、設定設備により当該目標ファイルから自動的に抽出され、ラジオ波焼灼システムにおいて自動的に設定され、当該目標ファイルは一度だけ生成する必要があるため、パラメータ設定操作を簡素化する上で、繰り返し作業を回避し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることもできる。
【0180】
さらに、図7に示すように、本開示の実施形態はラジオ波焼灼システムをも提供し、当該ラジオ波焼灼システムは、ラジオ波焼灼制御装置10、注入ポンプ20、中性電極50、およびラジオ波焼灼カテーテル60を備える。
【0181】
ここで、ラジオ波焼灼カテーテル60および中性電極50は、ラジオ波焼灼制御装置10に電気的に接続されている。ラジオ波焼灼制御装置10は注入ポンプ20にも電気的に結合されている。
【0182】
ラジオ波焼灼制御装置10または注入ポンプ20は、上記の図2および図3に示す実施形態により提供される焼灼パラメータ設定方法における各ステップを実行するためである。
【0183】
ラジオ波焼灼カテーテル60は、ラジオ波焼灼制御装置10の制御指示により、対応する目標焼灼パラメータに従って焼灼対象者に対して焼灼操作を実行するためである。
【0184】
注入ポンプ20は、対応する目標焼灼パラメータに従って焼灼対象者に対して灌流操作を実行するためである。
【0185】
ラジオ波焼灼制御装置10、注入ポンプ20は、中性電極50、およびラジオ波焼灼カテーテル60のそれぞれの機能を達成する具体的なプロセスは、上記の図1ないし図5に示される実施形態における関連内容を参照してよく、ここでは繰り返されない。
【0186】
本開示の実施形態では、タスク作成命令に指定される目標ファイルを用い、当該目標ファイルに含まれる焼灼スキームから抽出された焼灼パラメータを作成された焼灼タスクに関連付け、タスク実行命令がトリガーされると、関連性に従い、ラジオ波焼灼システムにおいて当該タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを設定することで、焼灼パラメータの自動設定が実現される。設定パラメータは、設定設備により当該目標ファイルから自動的に抽出され、ラジオ波焼灼システムにおいて自動的に設定され、当該目標ファイルは一度だけ生成する必要があるため、パラメータ設定操作を簡素化する上で、繰り返し作業を回避し、設定時間を節約し、設定効率を向上させることもできる。
【0187】
さらに、本開示の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータ可読記憶媒体は、上述の実施形態における電子装置に配置されてもよいし、当該コンピュータ可読記憶媒体は、上記の図5に示す実施形態における記憶および処理回路300であってもよい。当該コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると、上述の図2図3に示す実施形態に記載されるラジオ波パラメータ設定方法を実現する。さらに、当該コンピュータ可読記憶媒体は、フラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、RAM、磁気ディスクまたは光ディスクなどのプログラムコードを格納できる各種の媒体であってもよい。
【0188】
本開示で提供される実施形態では、開示される装置および方法は、他の方法で実施されてもよいことが理解されるべきである。例えば、上記の装置の実施形態は、単に例示的なものである。例えば、前記のモジュールの分割は、論理機能の分割にすぎず、実際の実装では、他の分割方式があり得る。 例え複数のモジュール或いはコンポネントが別のシステムに組み合わせ或いは集積することも、一部の特徴を無視するか、実装しないこともできる。さらに、表示または議論されている相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェース、装置、またはユニットを介した間接結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的または他の形態であってもよい。
【0189】
ネットワークモジュール個別のコンポーネントとして説明されたモジュールは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、モジュールして表示されるコンポーネントは、物理モジュールである場合とそうでない場合がある。つまり、1つの場所に配置されている場合と、複数のネットワークモジュールに分散されている場合がある。モジュールのいくつかまたはすべては、実施形態の案の目的を達成するための実際の需要に従って選択されてもよい。
【0190】
ネットワークモジュールまた、本開示の各実施形態による各機能モジュールは、1つの処理モジュールに集積されてもよいか、または各モジュールが物理的に単独で存在してもよいか、または2つ以上のモジュールが1つのモジュールに集積されてもよい。上記の集積モジュールは、ハードウェアまたはソフトウェア機能モジュールの形態で実装することができる。
【0191】
ネットワークモジュールがソフトウェア機能モジュールの形で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に保存できる。このような理解に基づいて、本開示の技術案は、本質的に、または従来の技術に寄与する部分または当該技術案の全部または一部はソフトウェア製品の形で具体化することができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、可読記憶媒体に格納され、コンピュタ装置(パーソナルコンピュータ、サーバー、またはネットワーク装置などであってもよい)に、本開示の各実施形態に記載される方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。上記の可読記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなど各種のプログラムコードを記憶することができる媒体を含む。
【0192】
なお、前述の各方法の実施形態については、説明の容易さのために、それらは一連の動作の組み合わせとして表現されるが、当業者は、本開示が説明される動作の順番によって限定されないことを認識すべきである。これは本開示によれば、一部のステップが他の順番でまたは同時に実行されてもよいからである。次に、当業者は、説明書に記載された実施形態が好ましい実施形態であり、関与する動作およびモジュールは本開示にとって必ずしも必要ではないことにも留意すべきである。
【0193】
上記の実施形態において、各実施形態の説明はそれ自身の強調を有し、ある実施形態において詳細に説明されていない部分は、他の実施形態の関連する説明を参照することができる
【0194】
以上、本開示が提供する焼灼パラメータ設定方法、装置、システム及びコンピュータ可読記憶媒体の説明であるが、当業者にとって、本開示の実施形態の考え方によれば、具体的な実施形態や適用範囲に変更があるであろうが、要約すると、本明細書の内容は本開示に対する制限として理解されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-07-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ端末に適用される焼灼パラメータ設定方法であって、
タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成することと、
前記タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、前記タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む前記目標ファイルから焼灼パラメータを抽出することと、
抽出された焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録することと、
タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、前記タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定することとを含む、ことを特徴とする焼灼パラメータ設定方法。
【請求項2】
前記方法は、タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成することの前に、
前記焼灼対象者の識別情報を含む前記タスク作成命令を受信することを含み、
前記タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、前記目標ファイルから焼灼パラメータを抽出することは、
前記識別情報に従って、プリセットのファイル・データベースにおいて、前記目標ファイルとして対応するファイルを検索することと、
見つかった前記対応するファイルから前記焼灼パラメータを抽出することとを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項3】
前記方法は、さらに
前記ファイル・データベースにおいて前記対応するファイルが見つからない場合、前記焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報、および焼灼部位の説明情報を取得することと、
プリセットの履歴焼灼データベースにおいて、前記生物学的指標情報、前記履歴焼灼情報、および前記説明情報にマッチングする少なくとも1組の候補焼灼パラメータを検索することと、
マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することと、
選別して得られた焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記選別して得られた焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録することとを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項4】
マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することは、
前記候補焼灼パラメータのうち、マッチング度が最も大きい、または、マッチング度がプリセットの第1のマッチング度よりも大きい焼灼パラメータを、前記選別して得られた焼灼パラメータとすることを含みまたは
マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することは、
前記候補焼灼パラメータを、マッチングする項目の数およびマッチング度の大小に従ってソートし、ここ、マッチング度がプリセットのマッチング度よりも大きい項目の数が多いほど、マッチング度が大きいほど、ソート順が上位になることと、
ソートされた前記候補焼灼パラメータを表示し、確認プロンプト情報を出力して、ユーザーに選択を促すことと、
前記ユーザーの選択操作に指定される焼灼パラメータを、前記選別して得られた焼灼パラメータとすることとを含む、ことを特徴とする請求項3に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項5】
前記生物学的指標情報は、前記焼灼対象者の合併症、体重、プリセット期間内の血圧、心拍、血糖、血中脂質、肺活量、血中酸素飽和度のうちの少なくとも1つ、年齢および性別を含み、
前記履歴焼灼情報は、前記焼灼対象者に対して実行された焼灼操作の履歴回数を含み、
前記説明情報は、前記焼灼部位の位置、サイズ、形状および面積を含み、ことを特徴とする請求項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項6】
前記方法は、マッチング度に応じて、見つかった候補焼灼パラメータを選別することは、さらに
前記候補焼灼パラメータの各組にそれぞれ対応する目標焼灼対象者の焼灼結果情報を取得することと、
前記焼灼結果情報により、対応する焼灼結果がプリセットの焼灼結果指標よりも低い焼灼パラメータを、見つかった候補焼灼パラメータから除去し、残された候補焼灼パラメータに基づいて、マッチング度に応じて見つかった候補焼灼パラメータを選別するステップを実行することを特徴とする請求項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項7】
前記生物学的指標情報は、前記焼灼対象者の合併症、体重、プリセット期間内の血圧、心拍、血糖、血中脂質、肺活量、血中酸素飽和度のうちの少なくとも1つ、年齢および性別を含み、
前記履歴焼灼情報は、前記焼灼対象者に対して実行された焼灼操作の履歴回数を含み、
前記焼灼部位の説明情報は、前記焼灼部位の位置、サイズ、形状および面積を含み、
前記焼灼結果情報は、対応する焼灼回数、前記目標焼灼対象者の焼灼後の前記焼灼部位のサイズ、形状および面積、ならびに前記目標焼灼対象者の生存時間を含み、
前記プリセットの焼灼結果指標は、前記対応する焼灼回数、焼灼後の前記焼灼部位のサイズ、形状および面積の基準範囲値、ならびに基準生存時間を含むことを特徴とする請求項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項8】
前記方法は、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定することの前に、さらに
前記目標焼灼パラメータを表示し、プリセットのアノテーション付け方法に従って、マッチングによって得られた前記目標焼灼パラメータを、表示インターフェースでアノテーション付けを行うことと、
前記表示インターフェースにおける前記ユーザーの変更操作に従って、前記目標焼灼パラメータを変更し、変更された前記目標焼灼パラメータに基づいて、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定するステップを実行することとを含む、ことを特徴とする請求項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項9】
前記方法は、前記表示インターフェースにおける前記ユーザーの変更操作に従って、前記目標焼灼パラメータを変更する前に、さらに
前記ユーザーのID情報を取得することと、
取得したID情報およびプリセットの承認情報に従って、前記ユーザーが事前承認されているか否かを判定することと、
前記ユーザーが事前承認されている場合、前記ユーザーの変更操作に従って、前記目標焼灼パラメータを変更するステップを実行する、ことを特徴とする請求項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項10】
前記方法は、抽出された焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録することの後、さらに
前記抽出された焼灼パラメータで 前記ラジオ波焼灼システムにおけるパラメータ設定されるべき全ての装置のパラメータ設定を完成できない場合に、前記焼灼対象者の生物学的指標情報、履歴焼灼情報および焼灼部位の説明情報を取得することと、
前記ラジオ波焼灼システムにおける目標装置に基づいて、プリセットの履歴焼灼データベースにおいて、前記生物学的指標情報、前記履歴焼灼情報、および前記説明情報にマッチングする少なくとも1組の候補焼灼パラメータを検索するステップを実行し、前記目標装置の対応する焼灼パラメータを選別して得たまで、前記目標装置が前記抽出された焼灼パラメータを用いてパラメータ設定を行うことができないことを含む、ことを特徴とする請求項に記載の焼灼パラメータ設定方法。
【請求項11】
焼灼パラメータ設定装置であって、
タスク作成命令に応答し、焼灼タスクを作成するための作成モジュールと、
前記タスク作成命令に指定される目標ファイルを取得し、前記タスク作成命令に指定される焼灼対象者の焼灼スキームを含む前記目標ファイルから焼灼パラメータを抽出するための抽出モジュールと、
抽出された焼灼パラメータを前記焼灼タスクに関連付け、前記焼灼パラメータと前記焼灼タスクとの関連性を記録するための記録モジュールと、
タスク実行命令がトリガーされると、記録された関連性に従い、前記タスク実行命令に指定される目標焼灼タスクの目標焼灼パラメータを取得し、ラジオ波焼灼システムにおいて前記目標焼灼パラメータを設定するための設定モジュールとを備える、ことを特徴とする焼灼パラメータ設定装置。
【請求項12】
電子装置であって、
メモリとプロセッサを備え、
前記メモリには実行可能なプログラムコードが格納され、
前記メモリとカップリングされた前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記実行可能プログラムコードを呼び出し、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法を実行する、ことを特徴とする電子装置。
【請求項13】
焼灼パラメータ設定システムであって、ラジオ波焼灼システム、パラメータ設定設備、およびデータベース・サーバーを備え、
前記ラジオ波焼灼システムは、ラジオ波焼灼制御装置、ラジオ波焼灼カテーテル、中性電極、および注入ポンプを備え、
前記パラメータ設定設備は、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法の各ステップを実行するためである、ことを特徴とする焼灼パラメータ設定システム。
【請求項14】
ラジオ波焼灼システムであって、ラジオ波焼灼制御装置、ラジオ波焼灼カテーテル、中性電極、および注入ポンプを備え、
前記ラジオ波焼灼制御装置または前記注入ポンプは、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法の各ステップを実行するためである、ことを特徴とするジオ波焼灼システム。
【請求項15】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の焼灼パラメータ設定方法を実行する、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】