(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-17
(54)【発明の名称】ワイパーアーム、ワイパー及び車両
(51)【国際特許分類】
B60S 1/52 20060101AFI20240110BHJP
B60S 1/46 20060101ALI20240110BHJP
【FI】
B60S1/52
B60S1/46 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023541335
(86)(22)【出願日】2022-01-05
(85)【翻訳文提出日】2023-08-14
(86)【国際出願番号】 EP2022050133
(87)【国際公開番号】W WO2022148768
(87)【国際公開日】2022-07-14
(31)【優先権主張番号】202120031581.0
(32)【優先日】2021-01-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512092737
【氏名又は名称】ヴァレオ システム デシュヤージュ
【氏名又は名称原語表記】VALEO SYSTEMES D’ESSUYAGE
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100202304
【氏名又は名称】塙 和也
(72)【発明者】
【氏名】ホン、ハオイー
(72)【発明者】
【氏名】チョン、シュイ
(72)【発明者】
【氏名】プー、チンロン
【テーマコード(参考)】
3D225
【Fターム(参考)】
3D225AA01
3D225AC01
3D225AC02
3D225AD02
3D225AE05
3D225AF10
3D225AG57
(57)【要約】
本出願は、ワイパーアーム本体とワイパーアームエンドピースであって、ワイパーアームエンドピースは、ワイパーブレードを保持するためにワイパーアーム本体の一端に固定的に連結される、ワイパーアームエンドピースとを備えるワイパーアームに関し、ワイパーアームは、ノズル及びホースをさらに備え、ノズルは、ワイパーアームの戻り側又は外向きスイング側に向かってワイパーアームエンドピースの延長部に連結され、ホースは、ワイパーアーム本体に沿って延在し、ホースの一端は、ノズルに連結されて、ノズルに洗浄液を送液する。ワイパーアーム上のノズルの配置は、洗浄液が迅速に拭き取られ、運転者に鮮明な視界が与えられ、洗浄液の使用量も低減され得ることを確実にする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイパーアーム本体(100)とワイパーアームエンドピース(200)であって、前記ワイパーアームエンドピース(200)が、ワイパーブレードを保持するために前記ワイパーアーム本体(100)の一端に固定的に連結される、ワイパーアームエンドピース(200)とを備えるワイパーアーム(10)であって、前記ワイパーアーム(10)が、ノズル(500)及びホース(400)をさらに備え、
前記ノズル(500)が、前記ワイパーアーム(10)の戻り側(Z)又は外向きスイング側(B)に向かって前記ワイパーアームエンドピース(200)の延長部(220)に連結され、
前記ホース(400)が、前記ワイパーアーム本体(100)に沿って延在し、前記ホース(400)の一端が前記ノズル(500)に連結されて前記ノズル(500)に洗浄液を送液することを特徴とする、ワイパーアーム(10)。
【請求項2】
前記ノズル(500)が、ノズル本体(510)と、2つの収容溝(521、522)と、ホース継手(530)とを備え、前記2つの収容溝(521、522)及び前記ホース継手(530)が、前記ノズル本体(510)の一方の側から突出し、前記延長部(220)が、中間部(221)及び2つの縁部(222、223)を備え、前記2つの縁部(222、223)が、前記2つの収容溝(521、522)にそれぞれ挿入可能であり、前記ホース継手(530)が、前記ホース(400)に連結可能であることを特徴とする、請求項1に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項3】
前記延長部(220)が、全体として前記ワイパーアーム(10)の前記外向きスイング側に向かって延在し、前記2つの収容溝(521、522)のノッチが互いに向き合うことを特徴とする、請求項2に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項4】
前記ノズル(500)の上面が前記中間部(221)の上面と同一平面になるように、前記2つの縁部(222、223)が前記延長部(220)の前記中間部(221)に対して沈み込むことを特徴とする、請求項3に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項5】
前記延長部(220)の前記中間部(221)が、前記ワイパーアーム(10)の前記外向きスイング側に向かって延在し、前記2つの縁部(222、223)が、前記中間部(221)の底側に向かって曲げられ、前記中間部(221)の底面に沿って互いに向かって延在し、前記2つの収容溝(521、522)のノッチが、互いに反対側を向いていることを特徴とする、請求項2に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項6】
前記ワイパーアームエンドピース(200)がさらに、前記ワイパーブレードを保持するためのフック(210)を備え、前記中間部(221)が、前記フック(210)の上面に対してフロントガラス側に向かって下方に撓まされることを特徴とする、請求項2から5のいずれか一項に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項7】
前記中間部(221)の下方偏向角が前記フロントガラスの設置傾斜角に対応することを特徴とする、請求項6に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項8】
前記縁部の少なくとも1つに突起(224)が設けられ、前記収容溝の少なくとも1つに前記突起(224)を収容するための開口(523)が設けられることを特徴とする、請求項2から5のいずれか一項に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項9】
前記ノズル(500)が前記延長部(220)に連結された後、前記ホース継手(530)が前記延長部(220)によって遮蔽されることを特徴とする、請求項2から5のいずれか一項に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項10】
前記ノズル本体(510)が前記ホース継手(530)と流体連通し、前記ノズル本体(510)が洗浄液のための流路(511)をさらに備え、前記流路(511)が前記ノズル本体(510)を貫通することを特徴とする、請求項2から5のいずれか一項に記載のワイパーアーム(10)。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか一項に記載のワイパーアーム(10)とワイパーブレードとを備え、前記ワイパーブレードが前記ワイパーアーム(10)の前記ワイパーアームエンドピース(200)によって保持されることを特徴とする、ワイパー。
【請求項12】
請求項1から10のいずれか一項に記載のワイパーアーム(10)又は請求項11に記載のワイパーを備えることを特徴とする、車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、機械構造の分野に関し、特に、ワイパーアーム、ワイパー、及び車両に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車では、通常、運転者の視線を遮る雨又は埃を除去するためにワイパーがフロントガラスに設置され、それによって運転者に確実に鮮明な視界が与えられるようにする。
【0003】
従来のワイパーは、洗浄システムとは独立して設置され、洗浄システムは通常、ボンネットの下に配置され、洗浄剤はノズルを介してフロントガラスの上部中央部に直接噴射され、その結果、ワイパーが洗浄剤を拭き取る前に、運転者は前方の道路状況を明確に見ることができず、交通事故を引き起こすことが多い。また、噴射経路が長く、噴射面積が大きく、多量の洗浄剤が必要となるため、資源の浪費が大きくなる。
【発明の概要】
【0004】
そこで、本出願は、上記課題を少なくとも部分的に解決できるワイパーアーム、ワイパー及び車両を提供することを目的とする。
【0005】
本出願の一態様によれば、ワイパーアーム本体とワイパーアームエンドピースであって、ワイパーアームエンドピースは、ワイパーブレードを保持するためにワイパーアーム本体の一端に固定的に連結される、ワイパーアームエンドピースとを備えるワイパーアームが提供され、ワイパーアームは、ノズル及びホースをさらに備え、
ノズルは、ワイパーアームの戻り側又は外向きスイング側に向かってワイパーアームエンドピースの延長部に連結され、
ホースは、ワイパーアーム本体に沿って延在し、ホースの一端がノズルに連結されて、ノズルに洗浄液を送液する。
【0006】
本出願の一実施形態によれば、ワイパーアーム上のノズルの配置は、洗浄液が迅速に拭き取られ、運転者に鮮明な視界が与えられ、洗浄液の使用量も低減され得ることを確実にする。
【0007】
いくつかの実施形態では、ノズルは、ノズル本体と、2つの収容溝と、ホース継手とを備え、2つの収容溝及びホース継手は、ノズル本体の片側から突出し、延長部は、中間部と、2つの縁部とを備え、2つの縁部は、2つの収容溝にそれぞれ挿入可能であり、ホース継手は、ホースに連結可能である。
【0008】
いくつかの実施形態では、延長部は、全体としてワイパーアームの外向きスイング側に向かって延在し、2つの収容溝のノッチは互いに向き合う。
【0009】
いくつかの実施形態では、2つの縁部は、ノズルの上面が中間部の上面と同一平面になるように、延長部の中間部に対して沈み込む。
【0010】
いくつかの実施形態では、延長部の中間部は、ワイパーアームの外向きスイング側に向かって延在し、2つの縁部は、中間部の底側に向かって曲げられ、中間部の底面に沿って互いに向かって延在し、2つの収容溝のノッチは、互いに反対側を向く。
【0011】
いくつかの実施形態では、ワイパーアームエンドピースは、ワイパーブレードを保持するためのフックをさらに備え、延長部の中間部は、フックの上面に対してフロントガラス側に向かって下方に撓まされる。
【0012】
いくつかの実施形態では、中間部の下方偏向角は、フロントガラスの設置傾斜角に対応する。
【0013】
本出願の一実施形態によれば、中間部の下方偏向角をフロントガラスの設置傾斜角に対応させることにより、ノズル及び延長部が運転者の視線を可能な限り遮らなくなり、それによって運転の安全性を向上させる。
【0014】
いくつかの実施形態では、縁部の少なくとも1つに突起が設けられ、収容溝の少なくとも1つに突起を収容するための開口が設けられる。
【0015】
本出願の一実施形態によれば、突起及び開口の配置は、ノズルが延長部から緩むのを防止することができる。
【0016】
いくつかの実施形態では、ノズルが延長部に連結された後、ホース継手は延長部によって遮蔽される。
【0017】
いくつかの実施形態では、ノズル本体はホース継手と流体連通し、ノズル本体は洗浄液のための流路をさらに備え、流路はノズル本体を貫通する。
【0018】
いくつかの実施形態では、ワイパーアームは、ワイパーアームシートをさらに備え、ワイパーアームシートは、ワイパーアーム本体の他端に回転可能に連結され、駆動モータを連結するために使用される。
【0019】
本出願の別の態様によれば、上述のワイパーアーム及びワイパーブレードのいずれかを備えるワイパーがさらに提供され、ワイパーブレードは、ワイパーアームのワイパーアームエンドピースによって保持される。
【0020】
本出願の別の態様によれば、上述のワイパーアームのいずれか又は上述のワイパーを備える車両がさらに提供される。
【0021】
本出願の上記の特徴、技術的特徴、利点、及び実施態様は、好ましい実施形態の説明によって及び図面を参照して、明確かつ容易に理解されるように以下でさらに説明される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本出願の実施形態によるワイパーアーム10の上面図である。
【
図3】
図1のワイパーアーム10のワイパーアームエンドピース200及びノズル500の部分上面図である。
【
図5】
図1のワイパーアーム10のノズル500の側面図である。
【
図6】本出願の一実施形態によるワイパーアームエンドピース200及びノズル500の別の部分上面図である。
【
図7】本出願の一実施形態によるワイパーアームエンドピース200及びノズル500の別の部分底面図である。
【
図9】本出願の一実施形態によるワイパーアーム10の三次元概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本出願の実施形態を例示的に説明する。当業者が理解するように、説明された実施形態は、本発明の概念から逸脱することなく様々な方法で修正され得る。したがって、添付の図面及び説明は、本質的に例示的かつ非限定的である。以下のテキストでは、同一の図面参照ラベルは、一般に、機能的に同一又は類似の要素を示す。
【0024】
本願の一般的な概念によれば、ワイパーアーム本体とワイパーアームエンドピースであって、ワイパーアームエンドピースは、ワイパーブレードを保持するためにワイパーアーム本体の一端に固定的に連結される、ワイパーアームエンドピースとを備えるワイパーアームが提供され、ワイパーアームは、ノズル及びホースをさらに備え、ノズルは、ワイパーアームの戻り側又は外向きスイング側に向かってワイパーアームエンドピースの延長部に連結され、ホースは、ワイパーアーム本体に沿って延在し、ホースの一端がノズルに連結されてノズルに洗浄液を送液する。
【0025】
図1は、本出願の一実施形態によるワイパーアーム10の上面図を示し、
図2は、
図1のワイパーアーム10の底面図を示す。
図1及び
図2に示されるように、ワイパーアーム10は、ワイパーアーム本体100と、ワイパーアームエンドピース200と、ワイパーアームシート300とを備え、ワイパーアームエンドピース200は、ワイパーブレードを保持するためにワイパーアーム本体の一端に固定的に連結され、ワイパーアームシート300は、駆動モータに連結されるようにワイパーアーム本体100の他端に回転可能に連結される。非限定的な例では、ワイパーアームエンドピース200は、ブランキングによって作られ、ワイパーアーム本体にリベット留めされ、加えて、ワイパーアームエンドピース200は、ワイパーブレードを保持するためのフック210を備える。非限定的な例では、ワイパーアーム本体100とワイパーアームシート300とは、ピボット600によって枢動可能に連結され、加えて、ワイパーアームシート300は、駆動モータの出力シャフトに連結するための連結孔310を備える。
【0026】
図1及び
図2に示されるように、ワイパーアーム10は、さらに、ホース400及びノズル500を備え、ホース400は、ワイパーアーム本体100に沿って延在し、一端が洗浄液供給容器又は供給容器に連結された別の供給流路に連結可能であり、他端が(例えば、これに限定されないが、着脱可能に)ノズル500に連結されてノズル500に洗浄液を供給する。フロントガラスに洗浄液を噴射するために使用されるノズル500は、ワイパーアームエンドピース200の延長部220に連結され、延長部220は、ワイパーアーム10の外向きスイング側Bに設けられ、ノズル500は、戻り側Zに向かって延長部220に連結される。ワイパーアーム10とワイパーブレードとを備えるワイパーのワイピング領域は、車両のボンネットに近い戻り休止位置と、車両のボンネットから離れた外向きスイング休止位置とによって画定され、これに対応して、外向きスイング側Bは、ワイパーアーム10の外向きスイング休止位置に近い側を指し、
図1に示されるように、外向きスイング側Bは、ワイパーアーム10の右側として示され、戻り側Zは、ワイパーアーム10の車両のボンネットに近い側を指し、
図1に示されるように、戻り側は、ワイパーアーム10の左側として示されることに留意されたい。
【0027】
一例では、ノズル500と延長部220との間にスナップ接続が確立される。具体的には、
図3及び
図4に示されるように、延長部220は、外向きスイング側Bに向かって延在し、中間部221と、中間部221の両側の縁部222及び223とを備え、ノズル500は、ノズル本体510と、収容溝521と、収容溝522と、ホース継手530とを備え、収容溝521と、収容溝522と、ホース継手530とはすべて、ノズル本体510の一方の側から突出し、収容溝521と収容溝522のノッチは互いに向き合い、延長部220の縁部222及び縁部223は、それぞれ収容溝521及び収容溝522に挿入可能であり、ホース継手530は、ホース400に着脱可能に連結される。
【0028】
好ましくは、
図4に示されるように、延長部220の縁部222及び縁部223は中間部221に対して沈み、それにより、ノズル500が延長部220に連結された後に、ノズル500の上面が中間部221の上面と実質的に同一平面になり、それにより、ワイパーアーム10の美観を向上させる。
【0029】
別の例では、
図5及び
図6に示されるように、延長部220は、中間部221と、中間部221の両側の縁部222及び223とを備え、中間部221は、外向きスイング側Bに向かって延在し、縁部222及び223は、中間部221の底側に向かって曲げられ、中間部221の底面に沿って互いに向かって延在し、ノズル500は、ノズル本体510と、収容溝521と、収容溝522と、ホース継手530とを備え、収容溝521、収容溝522、及びホース継手530はすべて、ノズル本体510の一方の側から突出し、収容溝521及び収容溝522のノッチは互いに反対側を向き、延長部220の縁部222及び縁部223は、それぞれ収容溝521及び収容溝522に挿入可能であり、ホース継手530は、ホース400に着脱可能に連結される。
【0030】
好ましくは、
図1、
図4及び
図6に示されるように、ノズル500が延長部220にスナップ接続された後、ホース継手530は延長部220によって遮蔽され、それにより、ワイパーアーム10の美観を向上させる。
【0031】
好ましくは、
図2、
図3、
図5、及び
図7に示されるように、縁部222及び縁部223の少なくとも一方に突起224が設けられ、これに対応して、収容溝521及び収容溝522の少なくとも一方に開口523が設けられ、ノズル500は、突起224を開口523にはめ込むように変形可能であり、それによってノズル500が延長部220から容易に脱落することを防止する。ここで、突起224は、三角形であってもよく、任意のその他の形状を有してもよい。
【0032】
図5及び
図7に示されるように、ノズル本体510は、洗浄液のための流路511をさらに備えてもよく、流路はノズル本体510を貫通する。また、ホース継手530は、ノズル本体510と流体連通しており、ホース継手からノズル本体510内に洗浄液を流入させることができる。
【0033】
好ましくは、
図9に示されるように、延長部220の少なくとも一部は、フック210の上面に対してフロントガラス側に向かって角度aだけ下方に撓まされる。
図3~
図5に示される例では、少なくとも1つの部分は中間部221ならびに縁部222及び223を備え、
図6~
図8に示される例では、少なくとも1つの部分は中間部221を備える。より好ましくは、上記の偏向角aはフロントガラスの設置傾斜角に対応しているので、ワイパーが車両のフロントガラスに設置されたときに、車両内の運転者の観察方向において、ノズル500及び延長部220が運転者の観察経路をできるだけ遮断せず、ワイパーによる運転者への干渉を低減して運転の安全を確保することができる。
【0034】
上記の例では、ノズル500及び延長部220がワイパーアーム10の外向きスイング側Bに位置し、ノズル500が戻り側Zに向かって延長部220に連結されることが示されているが、ノズル500及び延長部220がまたワイパーアーム10の戻り側Zに位置してもよく、ノズル500が外向きスイング側Bに向かって延長部220に連結されることが理解されることに留意されたい。
【0035】
本出願の一実施形態によれば、ワイパーアーム上のノズルの配置は、洗浄液が迅速に拭き取られ、運転者に鮮明な視界が与えられ、洗浄液の使用量も低減され得ることを確実にする。
【0036】
本出願の別の態様によれば、本出願はさらに、上述のワイパーアーム10及びワイパーブレードを備えるワイパーに関連し、ワイパーブレードは、ワイパーアーム10のワイパーアームエンドピース200によって保持される。
【0037】
本出願のさらに別の態様によれば、本出願はさらに、上述のワイパーアーム10又は上述のワイパーを備える車両に関する。
【0038】
本出願は、上述の構造に限定される代わりに、他の変形形態も有することができる。本発明は、限られた数の実施形態によって既に説明されているが、当業者は、本開示から利益を得て、本明細書に開示される本発明の保護の範囲から逸脱しない他の実施形態を設計することができる。したがって、本発明の保護の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義されるべきである。
【国際調査報告】