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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-18
(54)【発明の名称】外科用矢状ブレードカートリッジ
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/14 20060101AFI20240111BHJP
   A61B 34/20 20160101ALI20240111BHJP
【FI】
A61B17/14
A61B34/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023537315
(86)(22)【出願日】2021-12-20
(85)【翻訳文提出日】2023-08-21
(86)【国際出願番号】 US2021064328
(87)【国際公開番号】W WO2022133340
(87)【国際公開日】2022-06-23
(31)【優先権主張番号】63/251,898
(32)【優先日】2021-10-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/127,727
(32)【優先日】2020-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519273267
【氏名又は名称】ストライカー・ユーロピアン・オペレーションズ・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100125380
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100142996
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 聡二
(74)【代理人】
【識別番号】100166268
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 祐
(74)【代理人】
【識別番号】100169018
【弁理士】
【氏名又は名称】網屋 美湖
(72)【発明者】
【氏名】ギルフーレイ,シェイマス
(72)【発明者】
【氏名】マキューアン,グレッグ
(72)【発明者】
【氏名】シールズ,ポール
(72)【発明者】
【氏名】オットー,ジェイソン・カール
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160LL01
(57)【要約】
内側プレートおよび対向する外側プレートから形成されたガイドバーを含む外科用矢状鋸カートリッジ。カートリッジは、ガイドバーから遠位側へ延在したブレードを有し、ブレードは、複数の歯を有するブレードヘッドを含む。複数の歯は、先導歯および基底歯の組み合わせを含み得、先導歯は、基底歯を越えて遠位側へ延在するように構成されている。内側プレートは内側タインおよび/または2つの対向する外側タインを含み得る。内側タインは、ブレードが当接して旋回するように構成されたヘッドを画定するように形成され得る。内側プレートは、外側プレートの対向縁部を越えて延在し、装着特徴を画定する対向縁部を有するように構成され得る。内側プレートはまた、ナビゲーションシステムを用いてカートリッジの姿勢を位置合わせし、および/または検証するように構成された基準特徴を画定し得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋸ブレードカートリッジ外科用デバイスであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置され、旋回面を画定する内側プレートと
を有するガイドバーと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードと
を備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されたブレードヘッドであって、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しているブレードヘッドとを含み、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが第2の外縁部を画定し、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在しており、
前記第2の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援するように、前記第2の外縁部が、前記近位部分の前記近位端部から前記遠位端部へ外向きにテーパを有する、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項2】
前記ガイドバーが、前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在した長手方向軸をさらに規定し、
前記第2の外縁部が前記第2の外縁部上の第1の点と第2の点との間の前記長手方向軸に対する第1のテーパ角を規定し、
前記第2の外縁部が前記第2の外縁部上の前記第2の点と第3の点との間の前記長手方向軸に対する第2のテーパ角を規定し、前記第1の点が前記第3の点よりも前記カートリッジの近位端部に接近しており、前記第2の点が前記第1の点と前記第3の点との間に配置されている、請求項1に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項3】
前記第2の外縁部が前記第2の外縁部上の前記第3の点と第4の点との間の前記長手方向軸に対する第3のテーパ角を規定する、請求項2に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項4】
前記内側プレートが、前記ガイドバーの近位端部から延在したタインをさらに含み、前記タインが前記旋回面を画定する、請求項1から3のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項5】
前記タインは内側タインであり、前記内側プレートが第1の外側タインおよび第2の外側タインをさらに含み、前記内側タインが前記第1および第2の外側タインの間に配置されている、請求項4のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項6】
前記タインは内側タインであり、第1の外側タインおよび第2の外側タインをさらに含み、前記第1および第2の外側タインが前記第1および第2のプレートの間に位置付けられており、前記内側タインが前記第1および第2の外側タインの間に配置されている、請求項4に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項7】
前記第1および第2の外側タインが前記内側タインよりも前記ガイドバーの前記遠位端部に接近して延在している、請求項5または6に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項8】
前記第1および第2の外側タインが遠位端部を各々含み、
前記ガイドバーは、前記第1および第2の外側タインの各々の前記遠位端部が前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの遠位端部より近位側にあるように構成されており、
前記第1のプレートおよび前記第2のプレートによって画定された側面が、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの前記遠位端部より近位側、ならびに前記第1および第2の外側タインの各々の前記遠位端部より遠位側の孔を画定し、前記孔が破片の出口を提供する、請求項5または6に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項9】
前記第1および第2の外側タインが遠位先端を各々含み、
前記ガイドバーは、前記第1および第2の外側タインの各々の前記遠位先端が前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの遠位端部に隣接するように構成されている、請求項6に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項10】
前記旋回面が円弧状表面である、請求項1から9のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項11】
前記ブレード本体の前記近位端部が、前記旋回面に当接した凹部を画定し、これにより、前記ブレード本体が、前記ブレード本体が作動するときに前記内側プレートによって画定された前記旋回面の周りに旋回するように構成されている、請求項10に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項12】
前記ブレードヘッドによって切断された切口内への前記ガイドバーの挿入を可能にするために、前記歯は、前記ガイドバーの厚さ以上ある前記ブレードヘッドの厚さを規定する、請求項10または11に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項13】
前記第1および第2のプレートの間に可動に配置された少なくとも1つの駆動リンクをさらに備え、
前記少なくとも1つの駆動リンクが対向する近位および遠位端部を有し、前記近位端部が、前記外科用デバイスの駆動要素に取り付けられるように適合されており、前記遠位端部が前記ブレード本体の前記近位端部に接続されており、これにより、前記少なくとも1つの駆動リンクの往復運動が前記旋回面を中心とした前記ブレードの旋回をもたらす、請求項1から12のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項14】
前記少なくとも1つの駆動リンクは少なくとも2つの駆動リンクを含む、請求項13に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項15】
前記少なくとも2つの駆動リンクが前記ブレードヘッドに可動に連結されている、請求項14に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項16】
前記内側プレートが前記外側プレートを越えて横方向に延在している、請求項1から15のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項17】
前記内側プレートが、前記ガイドバーを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されたスロットをさらに画定する、請求項1から16のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項18】
前記軸方向スロットは、前記スロットの前記長手方向軸が前記ガイドバーの前記長手方向軸と平行になるように配向されている、請求項17に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項19】
前記プレートのうちの少なくとも1つが、ナビゲーションシステムを用いた前記外科用ブレードの位置および/または配向の決定を容易にするように構成された基準特徴を画定する、請求項1から18のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項20】
前記内側プレートが、ナビゲーションシステムを用いた前記外科用ブレードの位置および/または配向の決定を容易にするように構成された基準特徴をさらに含む、請求項1から18のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項21】
前記基準特徴が、光学マーキング、くぼみ、または孔を含む群から選択される、請求項19または20に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項22】
前記基準特徴が複数のレーザマーキングを含み、
前記複数のレーザマーキングのうちの少なくとも1つが前記長手方向軸の両側に位置付けられている、請求項19または20に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項23】
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記内側プレートの前記基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されている、請求項19から22のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項24】
前記基準特徴が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在した前記内側プレートの前記第2の外縁部によって露出した前記内側プレートの表面上に配置されている、請求項23に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項25】
前記基準特徴が、前記鋸ブレードカートリッジの1つまたは複数の特性を含み、前記鋸ブレードカートリッジを前記ナビゲーションシステムに対して識別するように構成されている、請求項19から24のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項26】
前記特性が、前記ブレードの種類、前記ブレードヘッドのブレード厚、前記ブレードヘッドの歯の構成、前記ガイドバーの長さ、および/または前記ガイドバーの幅のうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項27】
外科用デバイスと共に使用するための外科用ブレードカートリッジであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
旋回面を画定する内側プレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードと
を備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されたブレードヘッドであって、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しているブレードヘッドと
を含み、
前記内側プレートが、ナビゲーションシステムに対する前記外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成された基準特徴を含み、
前記第1のプレート、前記第2のプレート、および前記内側プレートが、前記内側プレート上の前記基準特徴へのアクセスを可能にするように形状設定されている、外科用ブレードカートリッジ。
【請求項28】
前記第1および第2のプレートにおいて孔を画定し、前記孔が前記内側プレートの前記基準特徴へのアクセスを提供する、請求項27に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項29】
前記基準特徴が、マーキング、くぼみ、または孔を含む群から選択される、請求項27または28に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項30】
前記基準特徴が複数のレーザマーキングを含み、
前記複数のレーザマーキングのうちの少なくとも1つが前記長手方向軸の両側に位置付けられている、請求項27または28に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項31】
前記ブレード本体の前記近位端部が、前記旋回面に当接するように構成された凹部を画定し、これにより、前記ブレード本体が、前記内側プレートによって画定された前記旋回面の周りに旋回するように構成されている、請求項28に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項32】
前記ブレードヘッドによって切断された切口内への前記ガイドバーの挿入を可能にするために、前記歯は、前記ガイドバーの厚さ以上ある前記ブレードヘッドの厚さを規定する、請求項28または31に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項33】
前記歯が、前記ガイドバーを受容することができる切口を形成するために十分な厚さを有する、請求項28に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項34】
前記内側プレートは、
第1の外側タインと、
第2の外側タインと、
前記第1および第2の外側タインの間に配置され、前記旋回面を画定する遠位端部を含む中心タインと
を有する、請求項28から33のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項35】
少なくとも1つの駆動リンクが、前記第1および第2のプレートの間の空隙内の、前記第1または第2の外側タインのうちの一方と前記中心タインとの間の空間内に可動に配置されており、
前記少なくとも1つの駆動リンクが対向する近位および遠位端部を有し、前記近位端部が、前記外科用デバイスの駆動要素に取り付けられるように適合されており、前記遠位端部が前記ブレード本体の前記近位端部に接続されており、これにより、前記少なくとも1つの駆動リンクの往復運動が前記中心タインの前記旋回面を中心とした前記ブレードの旋回をもたらす、請求項34に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項36】
前記基準特徴が、前記内側プレート内に画定されたくぼみである、請求項27から35のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項37】
前記基準特徴が、前記内側プレート内に画定された孔である、請求項27から35のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項38】
前記内側プレートの一部分が前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方の外周縁部を越えて横方向に延在している、請求項27から37のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項39】
前記基準特徴が、前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方の前記外周縁部を越えて横方向に延在した前記内側プレートの前記一部分上に配置されている、請求項38に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項40】
前記内側プレートが、前記ガイドバーを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されたスロットをさらに画定する、請求項27から39のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項41】
前記スロットは、前記スロットの前記長手方向軸が前記ガイドバーの前記長手方向軸と整列するように配向されている、請求項40に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項42】
前記基準特徴が、前記鋸ブレードカートリッジの1つまたは複数の特性を含み、前記鋸ブレードカートリッジを前記ナビゲーションシステムに対して識別するように構成されている、請求項27から41のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項43】
前記基準特徴が前記鋸ブレードカートリッジの1つまたは複数の特性に構成されており、前記特性が、前記ブレードの種類、前記ブレードヘッドのブレード厚、前記ブレードヘッドの歯の構成、前記ガイドバーの長さ、および/または前記ガイドバーの幅のうちの少なくとも1つを含む、請求項42に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項44】
ナビゲーションシステムを用いて外科用鋸ブレードの位置および/または配向を確認する方法であって、前記外科用鋸ブレードが、基準特徴を有する内側プレートを含み、前記内側プレートが第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置されており、これにより、前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方の開口部が前記基準特徴へのアクセスを提供し、前記方法は、
第1の追跡デバイスを含む器具を、前記器具の遠位端部を前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの一方の前記開口部を通して挿入することによって、前記器具の遠位端部が前記内側プレート上の前記基準特徴に当接するように位置付けるステップと、
前記位置付けステップに基づいて前記基準特徴の実際の位置および/または配向を決定するステップと、
外科用マニピュレータの装着特徴と前記外科用鋸ブレードの前記基準特徴との間の関係に対応する所定の幾何学的データに基づいて前記基準特徴の期待位置および/または配向を決定するステップと、
前記基準特徴の前記期待位置および/または配向を前記基準特徴の前記実際の位置および配向と比較するステップと
を含む方法。
【請求項45】
前記外科用マニピュレータが、ハンドヘルドツール、ロボットアーム、またはハンドヘルドロボットのうちの1つである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記装着特徴の実際の位置および配向を決定するステップをさらに含み、
前記基準特徴の前記期待位置の決定は、前記装着特徴の実際の位置および配向の決定にさらに基づく、請求項44または45に記載の方法。
【請求項47】
前記装着特徴の前記実際の位置および配向が、運動学的データ、マニピュレータに連結された追跡器の追跡器データ、前記マニピュレータからの符号器データ、またはこれらの組み合わせに基づき得る、請求項44から46のいずれか1項に記載の方法。
【請求項48】
手術部位に対する前記鋸ブレードの前記位置を表示するステップをさらに含む、請求項44から47のいずれか1項に記載の方法。
【請求項49】
前記器具を位置付けるステップに基づいて前記外科用鋸ブレードの少なくとも1つの特性を決定するステップをさらに含む、請求項44から48のいずれか1項に記載の方法。
【請求項50】
前記外科用鋸ブレードの決定された前記位置および/または配向に基づいて前記外科用鋸ブレードをナビゲートするステップをさらに含む、請求項44から49のいずれか1項に記載の方法。
【請求項51】
前記外科用マニピュレータを用いて前記外科用鋸ブレードを作動させ、前記外科用鋸ブレードのブレードヘッドを、前記内側プレートによって画定された旋回面の周りに旋回させるステップをさらに含む、請求項44から50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項52】
前記外科用マニピュレータを用いて前記外科用鋸ブレードを作動させている間に前記外科用鋸ブレードを生体組織に当て、生体組織を除去するステップをさらに含み、
前記ブレードヘッドには複数の歯が形成されており、前記ブレードヘッドによって切断された切口内への前記外科用鋸ブレードの挿入を可能にするために、前記歯は、前記外科用鋸ブレードのガイドバーの厚さ以上ある前記ブレードヘッドの厚さを規定する、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記ブレードヘッドが生体組織に当てられている間に前記外科用マニピュレータに連結された第2の追跡デバイスの位置に基づいて目標物体に対する前記外科用鋸ブレードの前記遠位端部の前記位置および/または配向を決定するステップをさらに含む、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記器具を位置付けるステップが、前記外科用鋸ブレードのツール中心点を前記ナビゲーションシステムに対して確認する、請求項44から53のいずれか1項に記載の方法。
【請求項55】
前記ツール中心点が、前記内側プレートによって画定された前記旋回面に対応する、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
第1のプレートおよび第2のプレートを含むガイドバーと、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードとを備え、前記ブレードは、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位端部から延在したブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記歯は、
複数の基底歯と、
第1の先導歯とを含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に画定された空間内に可動に配置された少なくとも1つの駆動リンクを備え、前記少なくとも1つの駆動リンクが対向する近位および遠位端部を有し、前記近位端部が、外科用デバイスの駆動要素に取り付けられるように適合されており、前記遠位端部が前記ブレード本体の前記近位端部に接続されており、これにより、前記少なくとも1つの駆動リンクの往復運動が旋回面の周りの前記ブレードの旋回をもたらし、
前記ブレードが旋回したとき、前記基底歯が、第1の円弧に沿って運動するように構成されており、前記第1の先導歯が、第2の円弧に沿って運動するように構成されており、
前記第2の円弧が前記第1の円弧より遠位側にある、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項57】
前記ブレード本体が、前記近位端部と前記遠位端部との間に延在した第1の平面(平面1)を画定し、前記第1の平面が前記ブレード本体の上面と概ね直交して配向されて前記ブレード本体を2等分し、
前記ブレードヘッドが、前記第1の平面と垂直な第2の平面(平面2)を画定し、前記第2の平面が前記ブレードヘッドを2等分して上側部分および底側部分を画定し、
前記第1の平面と前記第2の平面との交線が前記ブレード本体の中心軸を規定し、
前記ブレードヘッドが鏡映面(平面3)を画定し、前記鏡映面が、前記中心軸と交差し、前記第2の平面から鏡面角度をなして配向されるように画定され、
前記歯が第2の先導歯をさらに含み、前記ブレードヘッドは、前記第2の先導歯が、前記鏡映面に対して鏡映された前記第1の先導歯の鏡映表現であるように構成されている、請求項56に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項58】
前記鏡面角度が0より大きく且つ90未満である、請求項57に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項59】
前記ブレードが旋回すると、前記第2の先導歯が前記第2の円弧に沿って運動する、請求項57に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項60】
前記第1の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第1の切断縁部を画定する、請求項57から59のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項61】
前記第2の先導歯が、前記鏡映面に対して前記第1の先導歯の前記すくい角を鏡映するように構成されたすくい角を有する第2の切断縁部を画定する、請求項60に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項62】
前記基底歯がそれぞれ、-20~20度のすくい角を有する基底歯切断縁部を画定する、請求項56から61のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項63】
前記基底歯の前記すくい角が前記第1の先導歯の前記すくい角に対して0~10度に設定されている、請求項62に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項64】
前記ブレード本体が、
前記ブレード本体の前記近位端部と前記遠位端部との間に延在した第1の平面であって、前記ブレード本体の上面と概ね直交して配向されて前記ブレード本体を2等分する第1の平面と、
前記第1の平面と垂直な第2の平面であって、前記ブレード本体を2等分して第1の部分および第2の部分を画定する第2の平面と
を画定し、
前記第1の先導歯が、前記第2の平面によって画定された前記第1の部分から延在した頂部を画定し、
前記基底歯が、前記第2の平面によって画定された前記第1および第2の部分から延在した複数の頂部を画定し、
前記第1の先導歯の前記頂部が前記基底歯の前記複数の頂部の各々を越えて延在している、請求項56に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項65】
前記ブレードが第2の先導歯をさらに含み、
前記第2の先導歯が、前記第2の平面によって画定された前記第1の部分から延在した頂部を画定し、
前記第2の先導歯の前記頂部が前記基底歯の前記複数の頂部の各々を越えて、ただし、前記第1の先導歯の前記頂部よりも短く延在している、請求項64に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項66】
前記第1の先導歯および前記第2の先導歯が前記第1の平面を挟んで非対称に配置されている、請求項65に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項67】
前記基底歯は、前記ブレード本体が前記旋回面の周りに旋回したとき、第1の円弧に沿って運動するように構成されており、前記第1の先導歯および前記第2の先導歯は、第2の円弧に沿って運動するように構成されており、
前記第2の円弧が前記第1の円弧より遠位側にある、請求項65に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項68】
前記第1の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第1の切断縁部を画定する、請求項64から67のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項69】
前記第2の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第2の切断縁部を画定する、請求項64から68のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項70】
前記基底歯がそれぞれ、-20~20度のすくい角を有する基底歯切断縁部を画定する、請求項64から69のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項71】
前記基底歯の前記すくい角が、前記すくい面の歯先と前記ブレード旋回軸を接続する線に対して-10~10度に設定されている、請求項68から70のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項72】
前記旋回面が前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置されている、請求項56から71のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項73】
前記旋回面が、両端部を有するピンを含み、前記両端部はそれぞれ、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートのうちの一方に連結されている、請求項72に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項74】
前記旋回面が旋回ボスを含み、前記旋回ボスが前記ガイドバーによって画定される、請求項72に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項75】
前記ブレードの前記近位端部が、前記旋回面に当接するように構成された凹部スロットを画定する、請求項56から74のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項76】
近位端部および遠位端部を含み、前記近位端部と前記遠位端部との間の旋回面を画定する矢状鋸ブレードカートリッジの外科用ブレードであって、
近位端部と遠位端部を含み、前記旋回面の周りに旋回するように構成されているブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置され、前記矢状鋸ブレードカートリッジの前記遠位端部から延在するブレードヘッドとを備え、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記歯は、
複数の基底歯と、
第1の先導歯と、
第2の先導歯と
を含み、
前記外科用ブレードはさらに、
前記ブレード本体の前記近位端部と前記遠位端部との間に延在した第1の平面(平面1)であって、前記ブレード本体の上面と概ね直交して配向されて前記ブレード本体を2等分する第1の平面と、
前記第1の平面と垂直な第2の平面(平面2)であって、前記ブレード本体を2等分して上側部分および底側部分を画定する第2の平面とを備え、
前記第1の平面(平面1)と前記第2の平面(平面2)との交線が前記ブレード本体の中心軸を規定し、
前記外科用ブレードはさらに、
前記中心軸と交差し、前記第2の平面(平面2)から測定された鏡面角度(θ)をなして配向されるように構成された鏡映面(平面3)を備え、
前記ブレードヘッドは、前記第2の先導歯が、前記鏡映面(平面3)に対して鏡映された前記第1の先導歯の鏡映表現であるように構成されている、矢状鋸ブレードカートリッジの外科用ブレード。
【請求項77】
前記ブレード本体が前記旋回面の周りに旋回したとき、前記基底歯は、第1の円弧に沿って運動するように構成されており、前記第1の先導歯および前記第2の先導歯は、第2の円弧に沿って運動するように構成されており、
前記第2の円弧が前記第1の円弧より遠位側にある、請求項76に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項78】
前記鏡面角度が0より大きく且つ90未満である、請求項77に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項79】
前記第1の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第1の切断縁部を画定する、請求項76に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項80】
前記第2の先導歯が、前記鏡映面に対して鏡映された前記第1の先導歯の前記すくい角の鏡映表現を有する第2の切断縁部を画定する、請求項79に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項81】
前記基底歯がそれぞれ、-20~20度のすくい角を有する基底歯切断縁部を画定する、請求項76から80のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項82】
前記基底歯の前記すくい角が、前記すくい面の歯先と前記ブレード旋回軸を接続する線に対して0~10度に設定されている、請求項56から81のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項83】
近位端部および遠位端部を含み、前記近位端部と前記遠位端部との間の旋回面を画定する外科用ブレードであって、
近位端部と遠位端部を含み、前記旋回面の周りに旋回するように構成されているブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されたブレードヘッドとを備え、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記歯は、
複数の基底歯と、
第1の先導歯とを含み、
前記外科用ブレードはさらに、
前記ブレード本体の前記近位端部と前記遠位端部との間に延在した第1の平面であって、前記ブレード本体の上面と概ね直交して配向されて前記ブレード本体を2等分する第1の平面と、
前記第1の平面と垂直な第2の平面であって、前記ブレード本体を2等分して第1の部分および第2の部分を画定する第2の平面と
を備え、
前記第1の先導歯が前記旋回面に対する第1の頂部を画定し、
前記基底歯が前記旋回面に対する第2の頂部を画定し、
前記第1の先導歯の前記第1の頂部が前記基底歯の前記第2の頂部より遠位側にある、外科用ブレード。
【請求項84】
前記ブレードが第2の先導歯をさらに備え、
前記第2の先導歯が前記旋回面に対する第3の頂部を画定し、
前記第2の先導歯の前記頂部が前記基底歯より遠位側にあり、前記第1の先導歯の前記第1の頂部より近位側にある、請求項83に記載の外科用ブレード。
【請求項85】
前記第1の先導歯および前記第2の先導歯が前記第1の平面を挟んで非対称に配置されている、請求項84に記載の外科用ブレード。
【請求項86】
前記ブレード本体が前記旋回面の周りに旋回すると、前記ブレードヘッドは、
前記第1の先導歯が、第1の円弧を運動するように構成され、
前記第2の先導歯が、第2の円弧を運動するように構成され、
前記基底歯が、第3の円弧を運動するように構成され、
前記第1の円弧が前記第2の円弧および前記第3の円弧より遠位側にあり、
前記第2の円弧が前記第3の円弧より遠位側にあるように構成されている、請求項83に記載の外科用ブレード。
【請求項87】
前記第1の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第1の切断縁部を画定する、請求項83から86のいずれか1項に記載の外科用ブレード。
【請求項88】
前記第2の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第2の切断縁部を画定する、請求項83から87のいずれか1項に記載の外科用ブレード。
【請求項89】
前記基底歯がそれぞれ、-20~20度のすくい角を有する基底歯切断縁部を画定する、請求項83から88のいずれか1項に記載の外科用ブレード。
【請求項90】
前記基底歯の前記すくい角が、前記すくい面の歯先と前記ブレード旋回軸を接続する線に対して-10~10度に設定されている、請求項87から89のいずれか1項に記載の外科用ブレード。
【請求項91】
複数の隣接した基底歯を越えて遠位側へ延在した先導歯を有するブレードヘッドを備える外科用ブレードを用いて生体組織を切断する方法であって、前記ブレードヘッドが、前記ブレードヘッドの上面と概ね平行である第1の平面によって2等分されて第1の部分および第2の部分を画定し、前記先導歯が前記第1の部分上に配置されて前記複数の基底歯より遠位側に延在するように構成されており、前記方法は、
前記複数の基底歯のうちのいずれかが前記生体組織と接触する前に前記第1の先導歯が前記生体組織と接触することになるよう、前記外科用ブレードを前記生体組織に対する目標平面上に位置付けるように外科用マニピュレータを自動的に制御することと、
前記ブレードが前記目標平面上にある間に外科用マニピュレータを用いて前記外科用ブレードを作動させることと
を含む、方法。
【請求項92】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面、第1の開口部を画定する内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための第2の旋回面を画定するブレード本体を有し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記内側プレートの前記第1の開口部、および前記内側プレートによって画定された前記ガイドバーの前記近位部分の前記第2の外縁部の組み合わせが、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項93】
前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在する長手方向軸に対して前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて横方向に延在するようにさらに形成されている、請求項92に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項94】
前記旋回面が、中心を有する半径を画定し、前記旋回面の前記中心が前記長手方向軸上に位置付けられており、
前記内側プレートの前記第1の開口部および前記第2の開口部の組み合わせが、前記旋回面を前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるようにさらに構成されている、請求項92に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項95】
前記第1の開口部、および前記第2の開口部の各々が前記長手方向軸に沿って位置付けられている、請求項92または94に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項96】
前記ガイドバーが第2の開口部を画定し、前記第2の開口部が、前記ガイドバーを前記外科用デバイスに着脱可能に固定するための前記外科用デバイスの連結ポストを受容するように構成された鍵穴形開口部を画定する、請求項92から95のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項97】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面、第1の開口部、および第2の開口部を画定する内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部の各々が前記長手方向軸に沿って位置付けられており、
前記内側プレートの前記第1の開口部および前記第2の開口部の組み合わせが、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項98】
前記内側プレートの前記第1の開口部および前記第2の開口部の前記組み合わせが、前記旋回面を前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるようにさらに構成されている、請求項97に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項99】
外科用デバイスと共に使用するための外科用ブレードカートリッジであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
旋回面、第1の開口部、および基準特徴を画定する内側プレートであって、前記基準特徴が、ナビゲーションシステムに対する前記外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成されている内側プレートと
を備え、
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくともが、前記内側プレート上の前記基準特徴へのアクセスを提供するように構成された開口部を画定し、
前記内側プレート内の前記第1の開口部が、前記外科用デバイスに対して前記旋回面の半径の中心を軸方向に整列させるように構成されている、外科用ブレードカートリッジ。
【請求項100】
前記旋回面の前記半径の前記中心、前記第1の開口部、および前記基準特徴の各々が全て前記内側プレート上に配置され、前記内側プレートの遠位部分と近位部分との間に延在する長手方向軸上に位置付けられている、請求項99に記載の外科用ブレードカートリッジ。
【請求項101】
装着特徴を通じて外科用鋸ブレードが連結された外科用マニピュレータに対する前記外科用鋸ブレードの設置の有効性を確認する方法であって、前記方法が、第1の追跡デバイスおよび遠位先端を含む器具を有するナビゲーションシステムを利用し、前記外科用鋸ブレードが、基準特徴を有する内側プレートを含み、前記内側プレートが第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置されており、前記第1および/または第2のプレートは、前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が前記基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されており、前記方法は、
前記ナビゲーションシステムを用いて、前記器具の前記遠位先端が、前記基準特徴に当接するよう配置されている間に、前記第1の追跡デバイスを追跡するステップと、
前記ナビゲーションシステムを用いて、前記追跡ステップに基づいて前記基準特徴の実際の位置および配向を決定するステップと、
前記ナビゲーションシステムを用いて、前記基準特徴の前記実際の位置および配向を前記基準特徴の期待位置および配向と比較するステップとを含み、前記期待位置および配向が、前記外科用マニピュレータの前記装着特徴と前記外科用鋸ブレードの前記基準特徴との間の関係に対応する所定の幾何学的データに基づいている、
方法。
【請求項102】
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記基準特徴へのアクセスを提供するための開口部を含み、
前記方法は、前記器具の前記遠位端部を、前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの一方の前記開口部を通して、前記基準特徴に当接するように配置するステップをさらに含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記基準特徴の前記実際の位置および配向に基づいて前記外科用鋸ブレードの特性を識別するステップをさらに含む、請求項101に記載の方法。
【請求項104】
外科用鋸ブレードを外科用マニピュレータに取り付ける方法であって、前記外科用鋸ブレードが、2つの外側プレート、前記2つの外側プレートの間に部分的に位置付けられた内側プレートを含み、前記内側プレートが、第1の開口部、第2の開口部、および旋回面を画定し、前記方法は、
前記外科用鋸ブレードを、前記外科用マニピュレータの整列ポストが前記第1の開口部に位置し、前記外科用マニピュレータの連結ポストが前記内側プレートの前記第2の開口部内に位置するように位置付けることと、
前記内側プレートを前記外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドさせ、前記整列ポストおよび前記連結ポストをそれぞれ前記第1の開口部および前記第2の開口部内の近位位置から前記第1の開口部および前記第2の開口部内の遠位位置へ移動させることによって、前記内側プレートを前記外科用マニピュレータに対して軸方向に整列させることと
を含む方法。
【請求項105】
外科用矢状鋸を組み立てる方法であって、
外科用鋸ブレードを、前記外科用マニピュレータの整列ポストが前記外科用鋸ブレードの第1の開口部内に位置し、前記外科用マニピュレータの前記連結ポストが前記外科用鋸ブレードの第2の開口部内に位置するように位置付けることによって、前記外科用鋸ブレードを外科用マニピュレータに取り付けることと、
前記外科用鋸ブレードを前記外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドさせ、前記整列ポストおよび前記連結ポストをそれぞれ前記第1の開口部および前記第2の開口部内の近位位置から前記第1の開口部および前記第2の開口部内の遠位位置へ移動させることと
を含み、
前記整列ポストが、前記第1の開口部内の前記遠位位置に位置付けられたとき、前記第1の開口部の対向側面と同時に係合するようにサイズ設定されており、前記外科用鋸ブレードが前記外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドされると前記外科用鋸ブレードを前記外科用マニピュレータに対して軸方向に整列させる、方法。
【請求項106】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面を画定する内側タインを含む内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記内側タインの前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記長手方向軸に対して前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて横方向に延在するように形成されており、
前記第1のプレートおよび前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記内側タイン、前記第1のプレートおよび/または前記第2のプレートの間に形成された溶接部によって前記内側プレートに連結されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項107】
前記内側タインが第1の開口部をさらに画定し、前記第1の開口部が、前記旋回面を前記外科用デバイスに対して整列させるように構成されている、請求項106に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項108】
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと
を含み、
前記第1のプレートが前記第2のプレートに連結されており、前記第1のプレートが旋回面を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されて前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しており、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1のプレートが第1の外縁部を画定し、
前記第2のプレートが第2の外縁部を画定し、
前記ガイドバーは、前記第1の外縁部が前記第2の外縁部を越えて延在するように構成されており、
前記第1の外縁部が前記ガイドバーの前記近位部分の前記近位端部から前記遠位端部へ外向きにテーパを有し、これにより、前記第1の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援する、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項109】
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置され、旋回面を画定する内側プレートと
を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接している、ブレードと、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在した長手方向軸と
を備え、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが、前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定するように構成されており、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在している、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項110】
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置され、旋回面を画定するように構成されている内側プレートと
を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在した長手方向軸を備え、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが第2の外縁部を画定し、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在しており、前記第2の外縁部が、前記近位部分の前記近位端部から前記遠位端部へ外向きにテーパを有し、これにより、前記第2の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援し、
前記内側プレートが、ナビゲーションシステムを用いた前記外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成された基準特徴をさらに含み、
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記内側プレートの前記基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されている、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項111】
外科用鋸システムであって、
マウントを有し、前記マウントが装着面を画定する外科用デバイスを備え、前記マウントが、
連結ポストと、
整列ポストと
を含み、
前記外科用鋸システムはさらに、
前記外科用デバイスの前記マウントに着脱可能に連結可能な鋸ブレードカートリッジを備え、前記鋸ブレードカートリッジが、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
旋回面を画定する内側プレート、第1の開口部、および第2の開口部
を含むガイドバーと、
前記ガイドバーの遠位端部に配置されたブレードであって、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記第1の開口部が、前記マウントの前記整列ポストを受容し、それとスライド可能に係合するようにサイズ設定されており、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させ、
前記第2の開口部が、前記マウントの前記連結ポストを受容するようにサイズ設定されており、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに着脱可能に連結する、外科用鋸システム。
【請求項112】
前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと
をさらに含み、
前記内側プレートが前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置されており、
前記ブレードが前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されている、請求項111に記載の外科用鋸システム。
【請求項113】
前記第1のプレートが第3の開口部を画定し、前記第2のプレートが第4の開口部を画定し、前記第3および第4の開口部の各々が前記内側プレートの前記第1の開口部と同心に形成されており、
前記第1および第2のプレートに形成された前記第3および第4の開口部の各々が、前記内側プレートの前記第1の開口部よりも大きい開口部を画定する、請求項112に記載の外科用鋸システム。
【請求項114】
前記整列ポストがピンを含み、前記第1の開口部が、対向側面を有するスタジアム形開口部を含み、前記対向側面の各々が、前記長手方向軸と概ね平行になるように配向されており、
前記対向側面は、前記整列ポストが前記第1の開口部内に配置されたとき、前記対向側面の各々が前記整列ポストの外面と係合するように、互いに離間されている、請求項111または112に記載の外科用鋸システム。
【請求項115】
前記外科用デバイスがロボットアームを備える、請求項111から114のいずれか1項に記載の外科用鋸システム。
【請求項116】
前記外科用デバイスがハンドヘルド外科用鋸を備える、請求項111から114のいずれか1項に記載の外科用鋸システム。
【請求項117】
外科用鋸システムであって、
マウントを有する外科用デバイスを備え、前記マウントが装着面を画定し、前記マウントが、
前記装着面の上方に延在した第1の壁および第2の壁であって、前記マウントの長手方向軸の対向側面に位置付けられており、前記長手方向軸に沿った前記鋸ブレードカートリッジの整列を容易にするように前記マウントの前記長手方向軸に対してテーパ付けられた第1の壁および第2の壁と、
前記第1および第2の壁の各々に配置された少なくとも1つのタブであって、前記少なくとも1つのタブの各々が前記装着面を覆って延在するように前記装着面の上方に位置付けられている少なくとも1つのタブと
を含み、
前記外科用鋸システムはさらに、
前記外科用デバイスの前記マウントに着脱可能に連結可能な鋸ブレードカートリッジを備え、前記鋸ブレードカートリッジが、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートと
を含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが、第2の外縁部を画定するように構成されており、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在しており、
前記第1および第2の壁の各々が前記内側プレートの前記第2の外縁部と係合し、前記少なくとも1つのタブの各々の下面が前記内側プレートの上面と係合する、外科用鋸システム。
【請求項118】
前記マウントが連結ポストおよび整列ポストのうちの少なくとも一方をさらに含み、
前記内側プレートが第1の開口部および第2の開口部のうちの少なくとも一方をさらに画定し、
前記第1の開口部が、前記マウントの前記整列ポストを受容し、それとスライド可能に係合するようにサイズ設定されており、前記第2の開口部が、前記マウントの前記連結ポストを受容するようにサイズ設定されており、これにより、前記内側プレートの前記第1の開口部と前記第2の開口部のうちの少なくとも一方が、前記第1および第2の壁が前記第2の外縁部と係合することと組み合わせて、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、請求項117に記載の外科用鋸システム。
【請求項119】
前記外科用デバイスがロボットアームを備える、請求項117または118に記載の外科用鋸システム。
【請求項120】
前記外科用デバイスがハンドヘルド外科用鋸を備える、請求項117または118に記載の外科用鋸システム。
【請求項121】
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと
を含むガイドバーと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードとを備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドであって、歯が形成されているブレードヘッドと
を含み、
前記ブレードヘッドが、破片が出ていくことを可能にするための1つまたは複数の孔を画定する、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項122】
外科用マニピュレータと共に使用するための鋸ブレードカートリッジを製造する方法であって、
前記鋸ブレードカートリッジのブレードヘッドとなるブランク材料片内に1つまたは複数の孔を形成するステップと、
前記ブランクを機械加工し、前記1つまたは複数の孔の場所および/または位置に基づく前記ブランク上の場所において1つまたは複数の歯を形成するステップと
を含む方法。
【請求項123】
前記ブランクを機械加工するステップが、前記ブランクを研削することを含む、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートとを含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が旋回部材を画定するガイドバーと、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記ガイドバーが前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部および前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を有し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記旋回部材を画定する前記プレートのうちの前記一方が、前記長手方向軸に沿って位置付けられた第1の開口部を含み、
前記第1の開口部および前記第2の外縁部の組み合わせが、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項125】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートとを含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が旋回部材を画定するガイドバーと、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記ガイドバーが前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部および前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を有し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記第2の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項126】
外科用デバイスと共に使用し、位置合わせツールを使用した外科用ナビゲーションシステムを用いて位置合わせするための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートと
を含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が、前記内側プレートの表面へのアクセスを提供するための開口部を画定し、前記開口部が、第1の領域および第2の領域を画定するように形状設定されており、
前記第1の領域が第1のサイズを有し、位置合わせツールの挿入を受容するように構成されており、
前記第2の領域が、前記第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有し、前記位置合わせツールを前記ガイドバーおよび/または前記内側プレート上の基準特徴に位置付けるように構成されており、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備える、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項127】
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートであって、旋回面を画定するように構成されている内側プレートと
を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しており、
前記内側プレートの表面が、前記外科用デバイスと着脱可能に係合するための接触点を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が、前記内側プレート上の前記接触点へのアクセスを提供するように形状設定されており、これにより、前記内側プレート上の前記接触点が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援する、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項128】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面、第1の開口部を画定する内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための第2の旋回面を画定するブレード本体を有し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記内側プレートの前記第1の開口部、および前記内側プレートによって画定された前記ガイドバーの前記近位部分の前記第2の外縁部のうちの少なくとも一方が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して配向するように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年12月18日に出願された、米国特許仮出願第63/127,727号に対する優先権の利益、および2021年10月4日に出願された、米国特許仮出願第63/251,898号に対する優先権の利益を主張する。両出願の開示はその全体が本明細書において参照により組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
矢状鋸ブレードは、ブレードと直交する軸を中心として旋回するヘッドを有する外科用鋸である。内容が本明細書において参照により組み込まれる、国際公開第2006/017066(A2)号/米国特許第7,497,860号、国際公開第2007/030793(A2)号/米国特許第7,704,254号、および国際公開第2016/182981(A2)号/米国特許第10,687,823号が、矢状鋸ブレードカートリッジを各々開示している。矢状鋸ブレードカートリッジは静止ガイドバーおよびブレードヘッドを含む。ガイドバーは、ハンドピース、カートリッジを作動させる鋸に解放可能に取り付けられる細長部材である。ブレードヘッドはガイドバーに旋回可能に装着され、ガイドバーから前方へ延在した歯を有する。1つまたは複数の駆動リンクがブレードヘッドからガイドバーの近位端部に向かって延在している。駆動リンクは鋸の内部の駆動アセンブリによって前後に往復運動させられる。駆動リンクの往復運動はブレードヘッドを前後に旋回させる。ブレードヘッドの旋回は、ブレードヘッドが押し当てられた組織を歯が切断することを可能にするものである。時として、この種のカートリッジは振動チップ鋸ブレードカートリッジと称される。
【0003】
矢状ブレードカートリッジの利点は、旋回するカートリッジの唯一の部分が、遠位に位置するブレードヘッドであることである。比較として、従来の矢状鋸ブレードは、ブレードが取り付けられた鋸のその取り付け点から旋回する。カートリッジは、作動すると、ハンドピースを保持する外科医の手、および/またはロボットアーム内でより小さく振動する。また、ブレードが切断することを意図された組織に対して矢状鋸ブレードを適切に位置付けるために、切断ガイドを用いることも一般的に行われている。従来のブレードが作動するとき、ブレードの振動運動は、ブレードが着座したスロットを画定する切断ガイドの表面上の著しい摩耗を強いる。外科用矢状ブレードカートリッジのガイドバーはこのスロット内で最小限に運動するのみである。それゆえ、従来のブレードの代わりに、カートリッジを用いることによって、切断ガイドを形成する材料の、ガイドからの磨り減りが少なくなる。
【0004】
従来の矢状ブレードまたは矢状ブレードカートリッジのどちらかが骨を貫いて前進する際、ブレードヘッドは、抵抗、および/または湾曲面、傾斜面、もしくは形状面に晒される。この抵抗は、切断が5cm以上の深さを有するとき、顕著になり得る。多くの場合、カートリッジの下面に隣接して位置する骨は、カートリッジのすぐ上方に位置する骨よりも切断に対する抵抗が大きい。同様に、骨表面の湾曲、角度、および/または形状は矢状ブレードカートリッジを特定の方向に撓ませ得る。カートリッジは、大抵の機械デバイスと同様に、前方へ前進するとき、最も抵抗の小さい経路に沿って前進することになる。カートリッジの上方の骨はカートリッジの下方の骨よりも切断に対する抵抗が小さくなり得るため、カートリッジは、前進するとき、所望の切断面から外れて上向きに屈曲し得る。ブレードのこの上向きの屈曲またはドリフトはスカイビング(skiving)として知られている。また、デバイスが進入する点としての骨の密度および骨の形状のせいで、カートリッジが、前進するときに、切断面の下方へ屈曲する状況も存在し得る。ブレードのこの種の屈曲またはドリフトはダイビング(diving)として知られている。
【0005】
ブレードが屈曲またはドリフトする方向にかかわらず、それは望ましいことではない。これは、矢状鋸ブレードカートリッジは、通例、骨を除去し、除去された骨によって以前に占有されていた空間内に人工移植物を嵌合させることができるようにするために用いられるからである。移植物は、移植物が装着される骨の相補的表面に精密に着座するように設計された表面が形成されている。切断が骨に、所望の形状を有する表面を残さなかった場合、移植物嵌合手順の結果は最善でなくなり得る。
【0006】
理論的には、ガイドバーの厚さを増大させることによって外科用矢状ブレードカートリッジの剛性を増大させることができるであろう。カートリッジが挿入される切断ガイドのスロットは比較的狭い傾向があることを理解されたい。多くの場合、このスロットの高さは1.5mm前後以下である。この高さ制限は、このスロット内に挿入することができるカートリッジガイドバーの厚さの制限を課す。さらに、ガイドバーの厚さが増大した場合には、ひいては、カートリッジによって形成されることになる切断の厚さを増大させる必要がある。また、切断の厚さを増大させることは、カートリッジが、所望の平面平滑度を有しない切断面を残すことにもつながり得る。したがって、ガイドバーの厚さを増大させることは、通例、カートリッジの屈曲の発生を低減するための現実的な解決策にならない。ロボットの適用においては、切断ガイドの厚さは制限因子ではないが、ガイドバーの厚さを増大させることは、ひいてはブレードチップの厚さの増大を必要とし、これはまた、除去される骨の量も増大させ(より多く仕事が行われる)、これは望ましくないことになり得る。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、新規の有用な外科用矢状ブレードカートリッジに関する。外科用矢状ブレードカートリッジは、不均一な抵抗を受けたときの変形に抵抗するように設計されたガイドバーを含む。
【0008】
本発明の外科用矢状ブレードカートリッジは、3つのプレートを用いて形成されたガイドバーを含む。上側プレート、および上側プレートと反対の底側プレートが存在する。上側および底側プレートの間に内側プレートが存在する。内側プレートは、湾曲したヘッドを有するように形成されている。湾曲したヘッドは、カートリッジブレードヘッドが中心として旋回するボスとして機能する。
【0009】
この発明の概要は、以下の発明を実施するための形態においてさらに後述される概念の選択を、単純化された形で伝える。この発明の概要は、クレームされている主題の範囲を限定することも、クレームされている主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することも意図されていない。
【0010】
一態様では、外科用マニピュレータ(1)と共に使用するための鋸ブレードカートリッジ(10)が開示される。鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートを含み得、内側プレートは、旋回面を画定する。カートリッジはまた、第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは含み得る。カートリッジはまた、近位端部および遠位端部を含むブレード本体を含む。カートリッジはまた、ブレード本体の遠位端部上に配置されたブレードヘッドを含み、ブレードヘッドは、歯が形成されており、ブレード本体の近位端部は、旋回面に当接している。カートリッジはまた、近位部分が近位端部を画定することを含む。カートリッジはまた、第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、内側プレートが第2の外縁部を画定し、第2の外縁部が、第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて延在しており、第2の外縁部が、近位部分の近位端部から遠位端部へ外向きにテーパを有し、これにより、第2の外縁部が、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスと整列させるのを支援することを含む。
【0011】
第2の態様では、外科用マニピュレータと共に使用するための外科用ブレードカートリッジが開示される。外科用ブレードカートリッジはまた、第1のプレートを含む。カートリッジはまた、第2のプレートを含む。カートリッジはまた、旋回面を画定する内側プレートを含む。カートリッジはまた、第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含む。カートリッジはまた、近位端部および遠位端部を含むブレード本体を含む。カートリッジはまた、ブレード本体の遠位端部上に配置されたブレードヘッドを含み、ブレードヘッドは、歯が形成されており、ブレード本体の近位端部は、旋回面に当接している。カートリッジはまた、内側プレートが、ナビゲーションシステムに対する外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成された基準特徴を有することを含む。カートリッジはまた、第1のプレート、第2のプレート、および内側プレートが、内側プレート上の基準特徴へのアクセスを可能にするように形状設定されていることを含む。
【0012】
第3の態様では、ナビゲーションシステムを用いて外科用鋸ブレードを位置合わせする方法が開示される。本方法はまた、第1の追跡デバイスを含む器具を、器具の遠位端部を第1のプレートまたは第2のプレートのうちの一方内の開口部を通して挿入することによって、器具の遠位端部が内側プレート上の基準特徴に当接するように位置付けることを含む。本方法はまた、位置付けステップに基づいて基準特徴の実際の位置および/または配向を決定することを含む。本方法はまた、外科用マニピュレータの装着特徴と外科用鋸ブレードの基準特徴との間の関係に対応する所定の幾何学的データに基づいて基準特徴の期待位置および/または配向を決定することを含む。本方法はまた、基準特徴の期待位置および/または配向を基準特徴の実際の位置および配向と比較することを含む。
【0013】
第4の態様では、外科用矢状鋸ブレードカートリッジが開示される。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位端部において第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは、近位端部および遠位端部を含むブレード本体、およびブレード本体の遠位端部上に配置されており、ガイドバーの遠位端部から延在したブレードヘッドを含み得、ブレードヘッドは、歯が形成されており、歯は、複数の基底歯(base teeth)、および第1の先導歯(pilot teeth)を含み得る。カートリッジはまた、ガイドバーの第1のプレートと第2のプレートとの間に画定された空間内に可動に配置された少なくとも1つの駆動リンクを含み、少なくとも1つの駆動リンクが反対の近位および遠位端部を有し、近位端部が、外科用デバイスの駆動要素に取り付けられるように適合されており、遠位端部がブレード本体の近位端部に接続されており、これにより、少なくとも1つの駆動リンクの往復運動が旋回面の周りのブレードの旋回をもたらす。カートリッジはまた、基底歯が、ブレードが旋回したとき、第1の円弧に沿って運動するように構成されており、第1の先導歯が、第2の円弧に沿って運動するように構成されていることを含む。カートリッジはまた、第2の円弧が第1の円弧より遠位側にあることを含む。
【0014】
第5の態様では、近位端部および遠位端部を含み、近位端部と遠位端部との間の旋回面を画定する矢状鋸ブレードカートリッジの外科用ブレードが開示される。外科用ブレードはまた、近位端部と遠位端部を含むブレード本体を含み、ブレード本体は、旋回面の周りに旋回するように構成されている。ブレードはまた、ブレード本体の遠位端部上に配置され、矢状鋸ブレードカートリッジの遠位端部から延在するブレードヘッドを含み、ブレードヘッドは歯が形成されており、歯は、複数の基底歯、第1の先導歯、および第2の先導歯を含み得る。ブレードはまた、ブレード本体の近位端部と遠位端部との間に延在した第1の平面(平面1)であって、ブレード本体の上面と概ね直交して配向されており、ブレード本体を2等分する、第1の平面と、第1の平面と垂直な第2の平面(平面2)であって、ブレード本体を2等分し、上側部分および底側部分を画定する、第2の平面と、第1の平面(平面1)と第2の平面(平面2)との交線がブレード本体の中心軸を規定することと、中心軸と交差し、第2の平面(平面2)から測定された鏡面角度(θ)をなして配向されるように構成された鏡映面(平面3)とを含む。ブレードはまた、ブレードヘッドが、第2の先導歯が、鏡映面(平面3)に対して鏡映された第1の先導歯の鏡映表現であるように構成されていることを含む。
【0015】
第6の態様では、近位端部および遠位端部を含み、近位端部と遠位端部との間の旋回面を画定する外科用ブレードが開示される。外科用ブレードはまた、近位端部と遠位端部を含むブレード本体を含み、ブレード本体は、旋回面の周りに旋回するように構成されている。ブレードはまた、ブレード本体の遠位端部上に配置されたブレードヘッドを含み、ブレードヘッドは、歯が形成されており、歯は、複数の基底歯、および第1の先導歯を含み得る。ブレードはまた、ブレード本体の近位端部と遠位端部との間に延在した第1の平面であって、ブレード本体の上面と概ね直交して配向されており、ブレード本体を2等分する、第1の平面と、第1の平面と垂直な第2の平面であって、ブレード本体を2等分し、第1の部分および第2の部分を画定する、第2の平面と、第1の先導歯が旋回面に対する第1の頂部を画定することとを含む。ブレードはまた、基底歯が旋回面に対する第2の頂部を画定することを含む。ブレードはまた、第1の先導歯の第1の頂部が基底歯の第2の頂部より遠位側にあることを含む。
【0016】
第7の態様では、ブレードヘッドを含む外科用ブレードを用いて生体組織を切断する方法が、複数の隣接した基底歯を越えて遠位側に延在した先導歯を含み得る。生体組織を切断する方法はまた、複数の基底歯のうちの任意のものが生体組織と接触する前に第1の先導歯が生体組織と接触することになるよう、外科用ブレードを生体組織に対する目標平面上に位置付けるように外科用マニピュレータを自動的に制御することと、ブレードが目標平面上にある間に外科用マニピュレータを用いて外科用ブレードを作動させることと、を含む。
【0017】
第8の態様では、外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジが開示される。外科用矢状鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に配置された内側プレートを含み得、内側プレートは、旋回面、第1の開口部を画定する。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位端部において第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは、内側プレートの旋回面の周りに旋回するための第2の旋回面を画定するブレード本体を有する。カートリッジはまた、第1および第2のプレートのうちの一方がガイドバーの近位部分の第1の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、内側プレートがガイドバーの近位部分の第2の外縁部を画定し、ガイドバーは、第2の外縁部が、第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて延在するように形成されていることを含む。カートリッジはまた、内側プレートの第1の開口部、および内側プレートによって画定されたガイドバーの近位部分の第2の外縁部の組み合わせが、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されていることを含む。
【0018】
第9の態様では、外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジが開示される。外科用矢状鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に配置された内側プレートを含み得、内側プレートは、旋回面、第1の開口部、および第2の開口部を画定する。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位部分と近位部分との間に延在した長手方向軸を含み、長手方向軸は、ガイドバーを2等分するように構成されている。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位端部において第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは、内側プレートの旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有する。カートリッジはまた、第1および第2のプレートのうちの一方がガイドバーの近位部分の第1の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、内側プレートがガイドバーの近位部分の第2の外縁部を画定し、ガイドバーは、第2の外縁部が、第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて延在するように形成されていることを含む。カートリッジはまた、第1の開口部、および第2の開口部の各々が長手方向軸に沿って位置付けられていることを含む。カートリッジはまた、内側プレートの第1の開口部および第2の開口部の組み合わせが、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されていることを含む。
【0019】
第10の態様では、外科用デバイスと共に使用するための外科用ブレードカートリッジが開示される。カートリッジはまた、第2のプレートを含む。カートリッジはまた、内側プレートを含み、内側プレートは、旋回面、第1の開口部、および基準特徴を画定し、基準特徴が、ナビゲーションシステムに対する外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成されている。カートリッジはまた、少なくとも第1のプレートまたは第2のプレートが、内側プレート上の基準特徴へのアクセスを提供するように構成された開口部を画定することを含む。カートリッジはまた、内側プレート内の第1の開口部が、旋回面の半径の中心を外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されていることを含む。
【0020】
第11の態様では、装着特徴を通じて外科用鋸ブレードが連結された外科用マニピュレータに対する外科用鋸ブレードの設置の有効性を確認する方法が開示される。設置の有効性を確認する方法はまた、ナビゲーションシステムを用いて、器具の遠位先端が、基準特徴に当接するよう配置されている間に、第1の追跡デバイスを追跡することを含む。設置はまた、ナビゲーションシステムを用いて、追跡ステップに基づいて基準特徴の実際の位置および配向を決定することを含む。設置はまた、ナビゲーションシステムを用いて、基準特徴の実際の位置および配向を基準特徴の期待位置および配向と比較することを含み、期待位置および配向が、外科用マニピュレータの装着特徴と外科用鋸ブレードの基準特徴との間の関係に対応する所定の幾何学的データに基づく。
【0021】
第12の態様では、外科用鋸ブレードを外科用マニピュレータに取り付ける方法が開示される。本方法はまた、外科用鋸ブレードを、外科用マニピュレータの整列ポストが第1の開口部に位置し、外科用マニピュレータの連結ポストが内側プレートの第2の開口部内に位置するように位置付けることを含む。本方法はまた、内側プレートを外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドさせ、整列ポストおよび連結ポストの各々をそれぞれ第1の開口部および第2の開口部の各々内の近位位置から第1の開口部および第2の開口部の各々内の遠位位置へ移動させることによって、内側プレートを外科用マニピュレータに対して軸方向に整列させることを含む。
【0022】
第13の態様では、外科用矢状鋸を組み立てる方法が開示される。本方法はまた、外科用鋸ブレードを、外科用マニピュレータの整列ポストが外科用鋸ブレードの第1の開口部内に位置し、外科用マニピュレータの連結ポストが外科用鋸ブレードの第2の開口部内に位置するように位置付けることによって、外科用鋸ブレードを外科用マニピュレータに取り付けることを含む。本方法はまた、外科用鋸ブレードを外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドさせ、整列ポストおよび連結ポストの各々をそれぞれ第1の開口部および第2の開口部の各々内の近位位置から第1の開口部および第2の開口部の各々内の遠位位置へ移動させることを含む。本方法はまた、整列ポストが、第1の開口部の遠位位置内に位置付けられたとき、第1の開口部の対向側面と同時に係合するようにサイズ設定されており、外科用鋸ブレードが外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドさせられた際に外科用鋸ブレードを外科用マニピュレータに対して軸方向に整列させることを含む。
【0023】
第14の態様では、外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジが開示される。外科用矢状鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に配置された内側プレートを含み得、内側プレートは、旋回面を画定する内側タインを含む。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位部分と近位部分との間に延在した長手方向軸を含み、長手方向軸は、ガイドバーを2等分するように構成されている。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位端部において第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは、内側タインの旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有する。カートリッジはまた、第1および第2のプレートのうちの一方がガイドバーの近位部分の第1の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、内側プレートがガイドバーの近位部分の第2の外縁部を画定し、ガイドバーは、第2の外縁部が、長手方向軸に対して第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて横方向に延在するように形成されていることを含む。カートリッジはまた、第1のプレートおよび第2のプレートのうちの少なくとも一方が、内側タイン、第1のプレートおよび/または第2のプレートの間に形成された溶接部によって内側プレートに連結されていることを含む。
【0024】
第15の態様では、外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジが開示される。鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレートを含み得、第1のプレートは第2のプレートに連結されており、第1のプレートは旋回面を含む。カートリッジはまた、第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは、近位端部および遠位端部を含むブレード本体、ならびにブレード本体の遠位端部上に配置されており、ガイドバーの遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドを含み得、ブレードヘッドは、歯が形成されており、ブレード本体の近位端部は、旋回面に当接している。カートリッジはまた、近位部分が近位端部を画定することを含む。カートリッジはまた、第1のプレートが第1の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、第2のプレートが第2の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、ガイドバーが、第1の外縁部が第2の外縁部を越えて延在するように構成されていることを含む。カートリッジはまた、第1の外縁部がガイドバーの近位部分の近位端部から遠位端部へ外向きにテーパを有し、これにより、第1の外縁部が、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスと整列させるのを支援することを含む。
【0025】
第16の態様では、外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジが開示される。鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートを含み得、内側プレートは、旋回面を画定する。カートリッジはまた、第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは含み得る。カートリッジはまた、近位端部および遠位端部を含むブレード本体を含む。カートリッジはまた、ブレード本体の遠位端部上に配置されており、ガイドバーの遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドを含み、ブレードヘッドは、歯が形成されており、ブレード本体の近位端部は、旋回面に当接している。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位部分と近位部分との間に延在した長手方向軸を含む。カートリッジはまた、近位部分が近位端部を画定することを含む。カートリッジはまた、第1および第2のプレートのうちの一方がガイドバーの近位部分の第1の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、内側プレートが、ガイドバーの近位部分の第2の外縁部を画定するように構成されており、第2の外縁部が、第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて延在していることを含む。
【0026】
第17の態様では、外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジが開示される。鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートを含み得、内側プレートは、旋回面を画定するように構成されている。カートリッジはまた、第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含む。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位部分と近位部分との間に延在した長手方向軸を含む。カートリッジはまた、近位部分が近位端部を画定することを含む。カートリッジはまた、第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、内側プレートが第2の外縁部を画定し、第2の外縁部が、第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて延在しており、第2の外縁部が、近位部分の近位端部から遠位端部へ外向きにテーパを有し、これにより、第2の外縁部が、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスと整列させるのを支援することを含む。カートリッジはまた、内側プレートが、ナビゲーションシステムを用いた外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成された基準特徴をさらに含み得ることを含む。カートリッジはまた、第1のプレートまたは第2のプレートのうちの少なくとも一方が、内側プレートの基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されていることを含む。
【0027】
第18の態様では、外科用鋸システムが開示される。外科用鋸システムはまた、マウントを含む外科用デバイスを含み、マウントは装着面を画定し、マウントは、連結ポスト、および整列ポストを含み得る。システムはまた、外科用デバイスのマウントに着脱可能に連結可能な鋸ブレードカートリッジを含み、鋸ブレードカートリッジは、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み得、ガイドバーは、旋回面を画定する内側プレート、第1の開口部、および第2の開口部を含み得る。システムはまた、ガイドバーの遠位端部に配置されたブレードを含み、ブレードは、内側プレートの旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有する。システムはまた、第1の開口部が、マウントの整列ポストを受容し、それとスライド可能に係合するようにサイズ設定されており、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスに対して軸方向に整列させることを含む。システムはまた、第2の開口部が、マウントの連結ポストを受容するようにサイズ設定されており、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスに着脱可能に連結することを含む。
【0028】
第19の態様では、外科用鋸システムが開示される。外科用鋸システムはまた、マウントを含む外科用デバイスを含み、マウントは装着面を画定し、マウントは、装着面の上方に延在した第1の壁および第2の壁であって、マウントの長手方向軸の反対側に位置付けられており、長手方向軸に沿った鋸ブレードカートリッジの整列を容易にするようにマウントの長手方向軸に対してテーパ付けられた第1の壁および第2の壁と、第1および第2の壁の各々の上に配置された少なくとも1つのタブであって、少なくとも1つのタブの各々が装着面の上方に位置付けられ、それを覆うように延在している、少なくとも1つのタブとを含み得る。システムはまた、外科用デバイスのマウントに着脱可能に連結可能な鋸ブレードカートリッジを含み、鋸ブレードカートリッジは、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み得、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートを含み得る。システムはまた、第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定することを含む。システムはまた、内側プレートが、第2の外縁部を画定するように構成されており、第2の外縁部が、第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて延在していることと、第1および第2の壁の各々が内側プレートの第2の外縁部と係合し、少なくとも1つのタブの各々の下面が内側プレートの上面と係合することとを含む。
【0029】
第20の態様は、外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジ。鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレートを含み得る。カートリッジはまた、第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含む。カートリッジはまた、近位端部および遠位端部を含むブレード本体を含む。カートリッジはまた、ブレード本体の遠位端部上に配置されており、ガイドバーの遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドを含み、ブレードヘッドは、歯が形成されており、ブレードヘッドは、破片が出ていくことを可能にするための1つまたは複数の孔を画定する。
【0030】
第21の態様では、外科用マニピュレータと共に使用するための鋸ブレードカートリッジを製作する方法が開示される。本方法はまた、鋸ブレードカートリッジのブレードヘッドになるべきブランク材料片内に1つまたは複数の孔を形成することと、ブランクを機械加工し、1つまたは複数の孔の場所および/または位置に基づくブランク上の場所において1つまたは複数の歯を形成することとを含む。
【0031】
第22の態様では、外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジが開示される。外科用矢状鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレートを含み得、第1および第2のプレートのうちの一方は旋回部材を画定する。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位部分と近位部分との間に延在した長手方向軸を含み、長手方向軸は、ガイドバーを2等分するように構成されている。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位端部において第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは、旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有する。カートリッジはまた、ガイドバーがガイドバーの近位部分の第1の外縁部およびガイドバーの近位部分の第2の外縁部を有し、ガイドバーが、第2の外縁部が第1の外縁部を越えて延在するように形成されていることを含む。カートリッジはまた、旋回部材を画定するプレートのうちの一方が、長手方向軸に沿って位置付けられた第1の開口部を有することを含む。カートリッジはまた、第1の開口部および第2の外縁部の組み合わせが、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されていることを含む。
【0032】
第23の態様では、外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジが開示される。外科用矢状鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレートを含み得、第1および第2のプレートのうちの一方は旋回部材を画定する。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位部分と近位部分との間に延在した長手方向軸を含み、長手方向軸は、ガイドバーを2等分するように構成されている。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位端部において第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは、旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有する。カートリッジはまた、ガイドバーがガイドバーの近位部分の第1の外縁部およびガイドバーの近位部分の第2の外縁部を有し、ガイドバーが、第2の外縁部が第1の外縁部を越えて延在するように形成されていることを含む。カートリッジはまた、第2の外縁部が、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されていることを含む。
【0033】
第24の態様では、外科用デバイスと共に使用し、位置合わせツールを使用した外科用ナビゲーションシステムを用いて位置合わせするための鋸ブレードカートリッジが開示される。鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートを含み得、第1および第2のプレートのうちの一方は、内側プレートの表面へのアクセスを提供するための開口部を画定し、開口部は、第1の領域および第2の領域を画定するように形状設定されており、第1の領域は第1のサイズを有し、位置合わせツールの挿入を受容するように構成されており、第2の領域は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有し、位置合わせツールをガイドバーおよび/または内側プレート上の基準特徴に位置付けるように構成されている。カートリッジはまた、第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含む。
【0034】
第25の態様では、外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジが開示される。鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートを含み得、内側プレートは、旋回面を画定するように構成されている。カートリッジはまた、第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含む。カートリッジはまた、近位端部および遠位端部を含むブレード本体を含む。カートリッジはまた、ブレード本体の遠位端部上に配置されており、ガイドバーの遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドを含み、ブレードヘッドは、歯が形成されており、ブレード本体の近位端部は、旋回面に当接している。カートリッジはまた、内側プレートの表面が、外科用デバイスと着脱可能に係合するための接触点を画定することを含む。カートリッジはまた、第1および第2のプレートのうちの一方が、内側プレート上の接触点へのアクセスを提供するように形状設定されており、これにより、内側プレート上の接触点が、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスと整列させるのを支援することを含む。
【0035】
第26の態様では、外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジが開示される。外科用矢状鋸ブレードカートリッジはまた、遠位部分および近位部分を含むガイドバーを含み、ガイドバーは、第1のプレート、第2のプレート、および第1のプレートと第2のプレートとの間に配置された内側プレートを含み得、内側プレートは、旋回面、第1の開口部を画定する。カートリッジはまた、ガイドバーの遠位端部において第1のプレートと第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを含み、ブレードは、内側プレートの旋回面の周りに旋回するための第2の旋回面を画定するブレード本体を有する。カートリッジはまた、第1および第2のプレートのうちの一方がガイドバーの近位部分の第1の外縁部を画定することを含む。カートリッジはまた、内側プレートがガイドバーの近位部分の第2の外縁部を画定し、ガイドバーは、第2の外縁部が、第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて延在するように形成されていることを含む。カートリッジはまた、内側プレートの第1の開口部、および内側プレートによって画定されたガイドバーの近位部分の第2の外縁部のうちの少なくとも一方が、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスに対して配向するように構成されていることを含む。
【0036】
上述された実装形態のうちの一部では、ガイドバーは、ガイドバーの遠位部分と近位部分との間に延在した長手方向軸をさらに規定し得、第2の外縁部は第2の外縁部上の第1の点と第2の点との間の長手方向軸に対する第1のテーパ角を規定し、第2の外縁部は第2の外縁部上の第2の点と第3の点との間の長手方向軸に対する第2のテーパ角を規定し、第1の点は第3の点よりもカートリッジの近位端部に接近しており、第2の点は第1の点と第3の点との間に配置されている。
【0037】
上述された実装形態のうちの一部では、第2の外縁部は第2の外縁部上の第3の点と第4の点との間の長手方向軸に対する第3のテーパ角を規定する。
【0038】
上述された実装形態のうちの一部では、旋回面は円弧状表面を含み得、ブレード本体の近位端部は、旋回面に当接した凹部を画定し、これにより、ブレード本体は、ブレード本体が作動させられたときに内側プレートによって画定された旋回面の周りに旋回するように構成されている。
【0039】
上述された実装形態のうちの一部では、内側プレートは、ガイドバーを外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されたスロットをさらに画定し得、軸方向スロットは、スロットの長手方向軸がガイドバーの長手方向軸と平行になるように配向され得る。
【0040】
上述された実装形態のうちの一部では、プレートのうちの少なくとも1つは、ナビゲーションシステムを用いた外科用ブレードの位置および/または配向の決定を容易にするように構成された基準特徴を画定し得、内側プレートは、ナビゲーションシステムを用いた外科用ブレードの位置および/または配向の決定を容易にするように構成された基準特徴をさらに含む。
【0041】
上述された実装形態のうちの一部では、基準特徴は、光学マーキング、くぼみ、または孔を含む群から選択され、基準特徴は複数のレーザマーキングを含み、複数のレーザマーキングのうちの少なくとも1つは長手方向軸の各側に位置付けられている。
【0042】
上述された実装形態のうちの一部では、第1のプレートまたは第2のプレートのうちの少なくとも一方は、内側プレートの基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されており、基準特徴は、第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて延在した内側プレートの第2の外縁部によって露出した内側プレートの表面上に配置されている。
【0043】
上述された実装形態のうちの一部では、基準特徴は、鋸ブレードカートリッジの1つまたは複数の特性を含み、鋸ブレードカートリッジをナビゲーションシステムに対して識別するように構成されており、特性は、ブレードの種類、ブレードヘッドのブレード厚、ブレードヘッドの歯の構成、ガイドバーの長さ、および/またはガイドバーの幅のうちの少なくとも1つを含む。
【0044】
上述された実装形態のうちの一部では、外科用マニピュレータおよび/または外科用デバイスは、ハンドヘルドツール、ロボットアーム、またはハンドヘルドロボットのうちの1つである。
【0045】
上述された実装形態のうちの一部では、ガイドバーは、第2の外縁部が、ガイドバーの遠位部分と近位部分との間に延在した長手方向軸に対して第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された第1の外縁部を越えて横方向に延在するようにさらに形成されている。
【0046】
上述された実装形態のうちの一部では、内側タインは第1の開口部をさらに画定し、第1の開口部は、旋回面を外科用デバイスに対して整列させるように構成されている。
【0047】
上述された実装形態のうちの一部では、内側プレートの第1の開口部、および内側プレートによって画定されたガイドバーの近位部分の第2の外縁部のうちの少なくとも一方が、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスに対して配向するよう構成されるように、ガイドバーが構成され得る。
【0048】
上述された実装形態のうちの一部では、内側プレートの表面が、外科用デバイスと着脱可能に係合するための接触点を画定し、第1および第2のプレートのうちの一方は、内側プレート上の接触点へのアクセスを提供するように形状設定されており、これにより、内側プレート上の接触点は、鋸ブレードカートリッジを外科用デバイスと整列させるのを支援する。
【0049】
上述された実装形態のうちの一部では、ガイドバーは、第1および第2のプレートのうちの一方が、内側プレートの表面へのアクセスを提供するための開口部を画定するように構成され得、開口部が、第1の領域および第2の領域を画定するように形状設定されており、第1の領域が第1のサイズを有し、位置合わせツールの挿入を受容するように構成されており、第2の領域が、第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有し、位置合わせツールをガイドバーおよび/または内側プレート上の基準特徴に位置付けるように構成されている。
【0050】
上述された実装形態のうちの一部では、ブレードヘッドは、破片が出ていくこと、およびまたはブレードを製作する際に基準点として用いられることを可能にするための1つまたは複数の孔を画定し得る。
【0051】
上述の態様のうちの任意のものは、完全に、または部分的に組み合わせることができる。上述の態様の任意の特徴は、完全に、または部分的に組み合わせることができる。任意の態様のための上述の実装形態のうちの任意のものは任意の他の態様と組み合わせることができる。上述の実装形態のうちの任意のものは、同じ態様のためのものであるのか、それとも異なる態様のためのものであるのかにかかわらず、任意の他の実装形態と組み合わせることができる。
【0052】
本発明は請求項において具体的に指摘される。本発明の上述の、およびさらなる特徴および利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明から理解される。
【図面の簡単な説明】
【0053】
図1】単一のテーパを有する遠位部分を含む鋸ブレードカートリッジの第1の構成の上面図である。
図2】鋸ブレードの第1の構成を含む図1の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の上面図であって、第1の構成の鋸ブレードは、複数の基底歯および2つの先導歯を有するブレードヘッドを含む。
図3図1の鋸ブレードカートリッジの側面図である。
図4】ブレードヘッドおよび先導歯の側面プロファイルを示す図1の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の側面図である。
図5図1の鋸ブレードカートリッジの鋸ブレードの第1の構成のブレードヘッドの上面図であって、ブレードヘッドは、鋸ブレードから離れて中心軸の近位にあり、ブレードヘッドの基底歯より遠位側へ延在するように構成された2つの先導歯を含む。
図6図1の鋸ブレードカートリッジの鋸ブレードのブレードヘッドの正面図である。
図7】基底歯および先導歯の正面プロファイルを示す図1の鋸ブレードカートリッジの鋸ブレードの第1の構成のブレードヘッドの正面図である。
図8図1の鋸ブレードカートリッジの内部特徴を示す上面断面図である。
図9図1の鋸ブレードカートリッジの分解組立図である。
図10図1の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の正面斜視図である。
図11図1の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の側面斜視図である。
図12】鋸ブレードの第2の構成を含む図1の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の上面図であって、鋸ブレードの第2の構成は、複数の基底歯および単一の先導歯を有するブレードヘッドを含む。
図13図12の鋸ブレードの第2の構成のブレードヘッドの上面図であって、ブレードヘッドは、鋸ブレードから離れて中心軸の近位にあり、ブレードヘッドの基底歯より遠位側へ延在するように構成された単一の先導歯を含む。
図14】基底歯および先導歯の正面プロファイルを示す図12の鋸ブレードの第2の構成のブレードヘッドの正面図である。
図15】ブレードヘッドおよび先導歯の側面プロファイルを示す図12の鋸ブレードの第2の構成の遠位部分の側面図である。
図16】複数のテーパを有する遠位部分を含む鋸ブレードカートリッジの第2の構成、ならびに複数の基底歯および単一の先導歯を有するブレードヘッドを含む鋸ブレードの第3の構成の上面図である。
図17図16の鋸ブレードカートリッジの側面図である。
図18】単一の先導歯を含むブレードヘッドの側面プロファイルを示す図16の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の側面図である。
図19図16の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の上面図である。
図20図16の鋸ブレードの第2の構成のブレードヘッドの上面図であって、ブレードヘッドは、鋸ブレードから離れて中心軸の近位にあり、ブレードヘッドの基底歯より遠位側へ延在するように構成された単一の先導歯を含む。
図21】基底歯および先導歯の正面プロファイルを示す図16の鋸ブレードカートリッジの鋸ブレードの第3の構成のブレードヘッドの正面図である。
図22図16の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の側面斜視図である。
図23図16の鋸ブレードカートリッジの内部特徴を示す上面断面図である。
図24図16の鋸ブレードカートリッジの分解組立図である。
図25】鋸ブレードカートリッジのためのマウントの例示的な構成の斜視図である。
図26図24の鋸ブレードカートリッジのためのマウントの上面図である。
図27図24の鋸ブレードカートリッジのためのマウントの正面斜視図である。
図28図24のマウントに装着された図1の鋸ブレードカートリッジの斜視図である。
図29図24のマウントに装着された図1の鋸ブレードカートリッジの上面図である。
図30】鋸ブレードカートリッジの近位部分の装着特徴とマウントとの間の相互作用を示す図24のマウントに装着された図1の鋸ブレードカートリッジの背面斜視図である。
図31】鋸ブレードカートリッジの内部特徴がマウントとどのように相互作用するのかを示す図24のマウントに装着された図1の鋸ブレードカートリッジの断面図の斜視図である。
図32図24のマウントに装着された図1の鋸ブレードカートリッジの斜視図であって、マウントが、鋸ブレードカートリッジを動作させるために用いられる外科用ロボットに接続されている。
図33】鋸ブレードの第4の構成、および複数の基準特徴を含む内側プレートを含む図1の鋸ブレードカートリッジの上面図である。
図34図34の鋸ブレードカートリッジの分解組立図である。
図35A】鋸ブレードの第4の構成を含む図33の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の上面図であって、第4の構成の鋸ブレードは鋸ブレード内の少なくとも1つの孔を含む。
図35B】鋸ブレードの第5の構成を含む図33の鋸ブレードカートリッジの遠位部分の上面図であって、第5の構成の鋸ブレードは鋸ブレード内の複数の孔を含む。
図36】孔を有するブレード、および基準特徴を含む内側プレートを含む、図33の鋸ブレードカートリッジの内部特徴を示す上面断面図である。
図37】第1のプレートまたは第2のプレートのうちの少なくとも一方内の開口部を含むガイドバーの第2の構成を含む図1の鋸ブレードカートリッジの上面図であって、開口部が、位置合わせツールをガイドバー上の基準特徴へ案内するようにサイズ設定および/または形状設定されている。
図38図37の鋸ブレードカートリッジの分解組立図である。
図39】第1のプレートまたは第2のプレートのうちの少なくとも一方内の開口部を含むガイドバーの第3の構成を含む図1の鋸ブレードカートリッジの上面図であって、開口部が、位置合わせツールをガイドバー上の基準特徴へ案内するようにサイズ設定および/または形状設定されている。
図40図39の鋸ブレードカートリッジの分解組立図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
図1図11はブレードカートリッジ10の第1の構成を示す。矢状ブレードカートリッジは、矢状ブレードカートリッジ、外科用ブレードカートリッジ、またはカートリッジとも称され得る。ブレードカートリッジ10はガイドバー11を備え得る。ガイドバー11はまた、第1のプレート12、第2のプレート14、および第3のプレート16を含む、複数のプレート12、14、16を含み得る。ガイドバー11は、第3のプレート16が第1のプレート12と第2のプレート14との間に配置され得るように構成され得る。それゆえ、第1のプレート12は底側プレートとも称され得、第2のプレート14は上側プレートと称され得、第3のプレート16は、内側プレート、中心プレート、内側部材、中心層、および/または中心部材と称され得る。ガイドバー11は、積層板型配置で層状になった3つのプレートのみを含むように示されているが、ガイドバー11は任意の数のプレートおよび/または層を含み得ることが企図されている。
【0055】
全体として、プレートは、ガイドバー11が、プレート12、14、16の近位端部18A、18B、18Cを形成する近位部分18を有するように形成されている。ガイドバー11の近位部分18は、最初、ガイドバー11に沿って遠位側へ移動するにつれて外向きにテーパを有し、その後、最終的には、ガイドバー11に沿ってさらに遠位側へ移動するにつれて内向きにテーパを有するように構成され得る。ガイドバー11の近位部分18の外向きのテーパは、装着特徴として、鋸ブレードカートリッジ10を、外科用ロボットまたは医療用ハンドピースなどの、外科用マニピュレータ301に装着および/または固定するのを支援するように構成され得る。例えば、図1に示されるように、第3のプレート16の近位部分18Bの対向する両側の外縁部は第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cの対向する両側の外縁部36、86を越えて延在し得る。第3のプレート16の近位部分18Bの対向する外縁部の全体の長さが、第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cによって画定された対向する外縁部36、86上を越えて延在し得ることが企図される。代替的に、また、ガイドバー11は、第3のプレート16の近位部分18Bの対向する外縁部の一部分のみが、第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cによって画定された反対の外縁部36、86上を越えて延在し得るように構成され得ることも企図される。例えば、図1を再び参照すると、第3のプレート16の近位部分18Bの対向する外縁部の一部分のみが、第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cによって画定された反対の外縁部36、86上を越えて延在している。図には示されていないが、第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cのうちの一方または両方は、第3のプレート16の近位部分18Bの一部分を、外科用マニピュレータ301のマウント303によって係合され、および/またはそれと接触するよう露出させる、第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cの外縁部36、86内の凹部を画定するか、または外縁部36、86内に画定されたカットアウトを含むように形状設定され得ることがさらに企図される。また、第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cの外縁部36、86のうちの一方のみが、第3のプレート16の近位部分18Bの部分を、外科用マニピュレータ301のマウント303によって係合され、および/またはそれと接触するよう露出させるように形状設定され得ることも企図される。この構成では、第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cの外縁部36、86のうちの他方は、第3のプレート16の近位部分18Bの外縁部のサイズおよび形状を模倣するように概ねサイズ設定および/または形状設定され得る。第1および/または第2のプレート12、14の近位部分18A、18Cの対向する外縁部36、86を越えて延在した第3のプレート16の近位部分18Bの対向する縁部は、第3のプレートの近位端部18Bの外縁部が、外科用マニピュレータ301に対する鋸ブレードカートリッジ10の装着および/または整列の目的のために外科用マニピュレータ301のマウント303と接触し、および/またはそれと相互作用するガイドバーの部分になることを可能にし得る。これは以下においてさらに詳細に説明される。
【0056】
図8を参照すると、第3のプレート16の近位部分18Bの対向する外縁部は、近位部分18の外縁部に沿って離間された多数の点39、41、43、45を含み得る。第3のプレート16の近位部分18の縁部に沿った点39、41、43、45は、ガイドバー11の近位端部から遠位端部へ延在した長手方向軸Lに対する種々のテーパ度を各々有し得る、第3のプレート16の近位部分18の縁部の複数のセグメント40、42、44を画定し得る。例えば、第3のプレート16の近位部分18Bの縁部は、第1の点39と第2の点41との間に画定された第1のセグメント40を含み得る。第1のセグメント40はガイドバー11の長手方向軸Lと概ね平行であり得る。代替的に、第1のセグメント40は第1の外向きのテーパを含み得、これにより、第2の点41は第1の点39よりもガイドバー11の長手方向軸Lから遠くにある。
【0057】
第3のプレート16の近位部分18Bの外縁部は、第2の点41と第3の点43との間に画定された第2のセグメント42を含み得る。第2のセグメント42は第2の外向きのテーパを含み得、これにより、第3の点43は第2の点41よりもガイドバー11の長手方向軸Lから遠くにある。第3のプレート16の近位部分18の外縁部は、第3の点43と第4の点45との間に画定された第3のセグメント44を含み得る。第3のセグメント44は第3の外向きのテーパを含み得、これにより、第4の点45は第3の点43よりもガイドバー11の長手方向軸Lから遠くにある。第3のプレート16の近位部分18Bの外縁部は、第2の点41と第3の点43との間に画定された第2のセグメント42を含み得る。第2のセグメント42は第2の外向きのテーパを含み得、これにより、第3の点43は第2の点41よりもガイドバー11の長手方向軸Lから遠くにある。第3のプレート16の近位部分18Bは、第1、第2、および第3のセグメント40、42、44の各々がガイドバー11の長手方向軸Lに対する異なるテーパを有するように構成され得る。例えば、第1のセグメント40は長手方向軸Lと概ね平行であり得、第2のセグメント42は第2のテーパを有し得、第3のセグメント44は第3のテーパを有し得、第2のテーパは、第3のテーパよりも長手方向軸Lに対して大きい角度で外向きに延在している。第3のプレート16の近位部分18Bの対向する外縁部のセグメント40、42、44の各々のテーパおよび/または配向は、鋸ブレードカートリッジ10を外科用マニピュレータ301に固定するためのマウント303のブラケット317の表面の角度および/またはテーパに対応し、および/またはそれらに一致することができ、これについては以下においてさらに詳細に説明される。
【0058】
第3のプレート16の近位部分18Bは、第3のセグメント44より遠位側にある対向する外縁部の第4のセグメント47をさらに含み得る。近位部分18Bの対向する外縁部の第4のセグメント47は、ガイドバーの長手方向軸Lと概ね平行になるように構成され得る。また、近位部分18Bの対向する縁部の第4のセグメント47は、ガイドバー11に沿って遠位側へ移動するにつれて外向きにテーパ付けられ得るか、または、ガイドバー11に沿って遠位側へ移動するにつれて内向きにテーパ付けられ得ることも企図される。第3のプレート16の近位部分18Bは、第4のセグメント44より遠位側にある対向する縁部の第5のセグメント49をさらに含み得る。近位部分18Bの対向する縁部の第5のセグメント49は、ガイドバー11に沿って遠位側へ移動するにつれて内向きにテーパ付けられるように構成され得る。
【0059】
ガイドバー11の近位部分18の前方に中央部分および遠位部分20がある。プレート12、14、16は、中央部分の側面を形成するガイドバーの対向する両側の側面が概ね平行になるように形成されている。ガイドバー11の遠位部分20の対向する側面は、構成によっては、テーパ付けられてもよい。図に示されるように、ガイドバー11の遠位部分20A、20B、20Cの対向する両側の縁部32、99は、プレート12、14、16の中心に向かって内向きにテーパ付けられ得る。また、ガイドバー11の遠位部分20A、20B、20Cの対向する縁部は互いに概ね平行であり得ることも企図される。ガイドバー11の中央部分および/または遠位部分20にわたる幅は、ガイドバー11の近位部分18の対向する縁部の間の最も広い点における近位部分18の幅未満であり得る。
【0060】
プレート12、14、16の各々の近位部分18は、2つの横方向に離間された開口部22、88(一方が識別されている)をさらに含み得る。図に示されるように、第1のプレートは開口部22の対を含み得、第2のプレート14は開口部88の対を含み得る。第3のプレート16は、プレート16の形状に応じて、開口部を画定してもよく、または画定しなくてもよい。図に示されるように、第3のプレート16は、第1および第2のプレート12、14内に画定された開口部22、88と協働するチャネル50A、50Bを画定するように形状設定されている。プレートは、第1および第2のプレート12、14内に画定された開口部22、88の対、および第3のプレート16によって画定されたチャネル50A、50Bの対を含むように示されているが、ガイドバー11は、プレート22、88の各々において単一の開口部、およびプレート12、14、16の各々に画定された2つを超える開口部22、88が形成されてもよいことが企図される。開口部22、88は、半長円形状を有するように形成され得る。各開口部22、88は、プレート12、14、16の近位端部に向かう湾曲部分、およびガイドバー11の遠位端部に向かう直線部分を有する。
【0061】
開口部22、88の前方において、プレート12、14、16のうちの少なくとも1つは、鍵穴形開口部26、52、90を画定するように構成され得る。図に示されるように、第1のプレート12は鍵穴形開口部26を画定し得、第2および第3のプレート14、16は、第1のプレート12の鍵穴形開口部26と協働する開口部52、90を画定する。図は、第1のプレート12のみを、鍵穴形開口部26を有するように示しているが、プレート12、14、16のうちの1つ、2つ、または全ての3つが鍵穴形開口部26、52、90を画定し得ることが企図される。例えば、第3のプレート16は鍵穴形開口部52を画定し得、第1および第2のプレート12、14は、正方形、円形、長円形、または同様の形状の開口部などの、一般的開口部26、90を画定し得ることが企図される。図9を参照すると、鍵穴形開口部26は、開口部26の最も広い幅の部分が鋸ブレードカートリッジ10のためのマウントの締結特徴を受容することができるように形状設定されている。それぞれのプレート12、14、16内に画定された開口部26、52、90はガイドバー11の対向する両側の縁部の間の中心にあり得、これにより、開口部26、52、90は、長手方向軸Lがガイドバー11を2等分するようガイドバー11の近位端部18と遠位端部20との間に延在した長手方向軸L上に位置付けられている。鍵穴形開口部26は、さらに、開口部26のより狭い部分が開口部26の広い幅の部分の遠位側前方に位置するように形成されており、マウント303の締結特徴305が開口部26内でスライドすることを可能にし得る。
【0062】
ガイドバー11は、鋸ブレードカートリッジの整列および/または装着のために構成された鍵穴形開口部26、52、90より遠位側において第1、第2、および/または第3のプレート12、14、16内に形成された、追加の開口部28、54、92をさらに含み得る。例えば、第1、第2、および/または第3のプレート12、14、16の各々は、ガイドバー11の長手方向軸L上に中心を有する開口部28、54、92を画定し得る。図に示されるように、開口部28、54、92はガイドバー11上で鍵穴形開口部26、52、90より遠位側に位置付けられ得る。しかし、また、開口部28、54、92はガイドバー11上で鍵穴形開口部26、52、90より近位側に位置付けられ得ることも企図される。開口部28、54、92は、ロボットまたはハンドピースなどの、外科用マニピュレータ301への鋸ブレードカートリッジ10の整列および/または装着のために構成され得る。第1、第2、および/または第3のプレート12、14、16の各々の開口部28、54、92は、第1、第2、および/または第3のプレート12、14、16が互いの上に積層されたとき、開口部が互いに概ね整列され、およびまたは同心になり、ガイドバー11を貫く貫通穴を画定するようにそれぞれのプレート12、14、16上に配向され、および/または位置付けられ得る。開口部28、54、92は、円形、長円形、正方形、長方形、または他の同様の形状として形成され得る。さらに、また、それぞれの開口部28、54、92はそれぞれのプレート12、14、16内で異なる形状を画定し、および/または異なるサイズの開口部を画定し得ることも企図される。外科用マニピュレータ301内における鋸ブレードカートリッジ10の整列の目的のためには、開口部28、54、92のうちの1つのみが必要とされ得る。したがって、開口部28、54、92のうちの1つのみが、(以下においてより詳細に説明される)マウント303の整列特徴309と係合するようにサイズ設定および/または形状設定されることを必要とされ得る。このとき、整列特徴309と係合しない残りの開口部28、54、92は、開口部28、54、92が整列特徴309と接触せず、ならびに/または整列特徴309と係合するようサイズ設定および/もしくは形状設定された開口部28、54、92の妨げにならないようにサイズ設定および/または形状設定され得る。例えば、図1に示されるように、それぞれのプレート12、14、16内の開口部28、54、92の組み合わせは、ガイドバー11を貫く貫通穴を画定することが見て取れる。しかし、また、第3のプレート16内の開口部54は、第1および第2のプレート12、14の開口部28、92よりも若干小さくなるように画定されていることもわかる(図1では、第3のプレート16の開口部54のみが、第2のプレート92の開口部92よりも小さいものとして見て取れる)。ガイドバー11のこの例示的な構成では、第3のプレート16の開口部54は、鋸ブレードカートリッジ10を外科用マニピュレータ301に対して配向する目的のためにマウント303の整列特徴309と係合するように構成されており、第1および第2のプレート12、14の開口部28、92は、それらが整列特徴309と接触せず、および/または第3のプレートの16の開口部54が整列特徴309と係合する能力を妨げないようにサイズ設定および形状設定されている。上述されたように、第3のプレートの開口部54が、マウント303の整列特徴309と係合するようサイズ設定および/または形状設定されているように示されているが、開口部28、54、92のうちの任意のものが、整列特徴309と係合するようサイズ設定および/または形状設定され得る。
【0063】
ガイドバー11は、任意選択的に鍵穴形開口部26、52、90より遠位側において、第1および/または第2のプレート12、14内に形成されており、外科用ナビゲーションシステムを用いた鋸ブレードカートリッジ10の検証および/または位置合わせのために構成された追加の開口部30、94をさらに含み得る。例えば、第1および/または第2のプレート12、14のうちの少なくとも一方は、ガイドバー11の長手方向軸L上に中心を有し、第1および第2のプレート12、14が互いに積層されたときに整列するよう配向され、および/または位置付けられるように示された開口部30、94を画定し得る。第1および/または第2のプレート12は、第3のプレート16内に画定された基準特徴56へのアクセスを提供するように構成された開口部30、94を含み得る。基準特徴56は、外科用ナビゲーションシステムを用いた鋸ブレードカートリッジの姿勢の検証および/または位置合わせのための既知の接触点として構成された第3のプレート16内に画定された孔を含み得る。基準特徴56は三角形の形状の孔を含み得、これにより、三角形を画定する孔の3つの縁部は、基準特徴56上でタッチオフするために用いられるプローブまたは同様のデバイスを中心に位置決めする役割を果たす。基準特徴56は、円形、正方形、長方形、または他の同様の多角形の形状の孔を含み得ることが企図される。代替的に、基準特徴56は、第3のプレート16の表面内に画定されたくぼみを含み得る。これは、第1のプレート12内の開口部30を通してアクセス可能である第3のプレートの第1の表面上のくぼみ、および/または第2のプレート14内に画定された開口部94を通してアクセス可能である第3のプレートの第2の表面上のくぼみを含み得る。さらに、基準特徴56はマーキングを含み得ることが企図される。マーキングは、エッチング、色、刻み目、または同様の光学マーキングとして実現され得る。基準特徴56はガイドバー11の長手方向軸L上に中心を有し得る。
【0064】
上述されたように、第3のプレート16の近位部分18は、外科用マニピュレータとの鋸ブレードカートリッジ10の整列および/または装着を容易にすることを意図された多数の装着特徴および/または接触点を含む。したがって、第3のプレート16上に画定および/または配置された基準特徴56を有することは、外科用ナビゲーションシステムを用いた鋸ブレードカートリッジ10の検証および/または位置合わせの精度の改善という利点をもたらし得る。さらに、鋸ブレードカートリッジ10は複数の基準特徴56を備え得ることが企図される。以下においてさらに詳細に説明される、図33および図34を参照されたい。
【0065】
基準特徴56の寸法は1つまたは複数の装着特徴に対する所定の寸法関係を有することを理解されたい。これは、外科用ナビゲーションシステムを用いた上述の位置合わせおよび/または検証を可能にする。所定の寸法関係は外科用ナビゲーションシステムのメモリユニット上に記憶され、遠位端部を基準特徴に位置付けさせた追跡ポインタによって決定されたとおりの、測定された関係と比較され得る。定位器座標系内の基準特徴56が期待位置にあることを確認することによって、位置合わせ検証ステップを実行することができる。
【0066】
第3のプレート16は、図8および図9において最もよく見られるように、プレートの近位部分18Bを有するように形成されている。横方向に離間されたタイン46A、46Bの対が第3のプレート16の近位部分18Bから前方へ延在している。タイン46A、46Bは外側タインと称され得る。タイン46A、46Bの外面は、ガイドバー11の外側面の区分を形成する第3のプレート16の外面である。それゆえ、外側タイン46A、46Bは、近位部分18Bから前方へ延在しており、第3のプレート16に沿って遠位側へ移動するにつれて、まず、外向きに、次に、内向きにテーパを有する近位区分を有する。外側タイン46A、46Bはガイドバー11の長手方向軸Lに対して対称に位置している。外側タイン46A、46Bは、長手方向軸Lに対して鏡映された、互いの鏡像になるようにさらに形状設定され得る。さらに、外側タイン46A、46Bは、ガイドバー11を形成するために、第1、第2、および第3のプレート12、14、16を互いに連結するように構成され得る。例えば、第1および第2のプレート12、14は、ガイドバー11を形成するために、第3のプレート16の外側タイン46A、46Bに溶接されるか、または同様に連結され得る。代替的に、第1および第2のプレート12、14は、ガイドバー11を形成するために、第3のプレート16の内側タイン48に溶接されるか、または同様に連結され得ることも企図される。第1および第2のプレート12、14を第3のプレート16の内側タイン48に溶接するか、または同様に連結することによって、それは、ガイドバー11を外科用マニピュレータに対して整列させ、および/または配向する際に利用され得る、第3のプレート16の近位部分18の縁部へのあらゆる干渉、意図せぬ歪曲、または同様の外乱を回避し得る。
【0067】
各タイン46A、46Bの遠位端部に隣接した所は、ガイドバー11の長手方向軸Lに向かって内向きに延在したローブ60A、60Bを有するように形状設定されている。タイン46A、46Bに沿って近位側から遠位側へ移動していくと、関連付けられたローブ60A、60Bは、まず、ガイドバー11の長手方向軸Lに向かって内向きに湾曲し、次に、外向きに湾曲する。
【0068】
第3のプレート16は、外側タイン46A、46Bの間に配置されており、ガイドバー11の長手方向軸L上に中心を有する第3のタイン48、内側タインをさらに含み得る。上述されたように、内側タイン48は、鍵穴形開口部52であり得る開口部52を画定するように形成され得る。内側タイン48は、開口部52が、第1および第2のプレート12、14の開口部26および90と形状が同一であり、位置が合うよう位置付けられるように形状設定されてもよい。内側タイン48はタインの遠位端部を除いて一定の幅のものである。最遠位端部において、内側タイン48は、湾曲し、旋回面を画定するように構成された遠位側に向いた面を有するヘッド58を含み得る。図には示されていないが、ヘッド58は、ロッカまたは湾曲表面を受容するように構成された凹状表面を画定され得ることも企図され、ロッカまたは湾曲表面はヘッド58によって画定された凹状表面内で旋回し得る。ヘッド58は中心を含み得、中心は、湾曲して旋回面を画定する遠位側に向いた面の半径を規定する。中心は、第3のプレート16の開口部54および基準特徴56と同様に、ガイドバー11の長手方向軸L上に位置付けられ得る。これは、ガイドバー11の長手方向軸Lに沿ったヘッド58、開口部54、および基準特徴56の整列を作り出し、ナビゲーションシステムを用いたブレードカートリッジ10の整列および/もしくは位置合わせ、ならびにまたは外科用マニピュレータに対するブレードカートリッジ10の位置付けを助け得る。開口部54および/または鍵穴形開口部52などの、カートリッジを外科用マニピュレータに対して装着し、および/または整列させるための特徴を、ブレードが操作されるヘッド58、および基準特徴56と同じ軸上に有することは有利になり得る。これは、外科用マニピュレータとのブレードカートリッジ10のより良好な整列をもたらすことができ、それがひいては、ナビゲーションシステムへのブレードカートリッジ10の位置合わせに関する許容差の改善をもたらすこともできる。さらに、ブレードカートリッジ10の提供された例示的な構成では、第3のプレート16の近位部分18Bの対向する縁部は鋸ブレードカートリッジ10のための装着特徴として構成され得る。例示的な構成では、様々な装着特徴、整列特徴、およびナビゲーション位置合わせ特徴の全ては、第3のプレート16上に位置し、および/または配置され得る。これは、外科用マニピュレータに対するブレードカートリッジ10の位置付けの許容差および/または繰り返し精度の改善をもたらすことができ、より正確な位置の識別、ひいては、医療処置の最中のブレードカートリッジ10のナビゲーションをもたらす。
【0069】
図は、外側タイン46A、46Bの間に配置された内側タインを示しているが、第3のプレート16は、内側タイン48を有せずに形成され、互いに離間された2つの外側タイン46A、46Bのみを含み得ることが企図される。このような構成では、旋回ピンがブレードヘッドに隣接して連結され得る。換言すれば、第3のプレートは、単一の構成要素として形成された3つのタインを有するように示されるが、3つのタインは別個に形成され、第1および第2のプレートの間に固定され得ることが企図される。
【0070】
外側タイン46A、46Bは内側タイン48から離間しており、これにより、第3のプレート16は外側タイン46A、46Bの各々と内側タイン48との間に細長い閉端スロット50A、50Bの対を画定する。スロット50A、50Bの近位端部はスロットの閉鎖端部である。カートリッジ10が組み立てられたとき、各スロット50A、50Bは第1および第2のプレート12、14内の開口部22、88のうちの別個のものに重なるようにそれぞれ配置される。第3のプレート16は、さらに、各スロット50A、50Bの近位端部部分が第1および第2のプレート12、14内の開口部22、88の形状と実質的に等しい形状を有するように形成されている。それゆえ、各スロット50A、50Bの近位端部部分の横幅は近位部分18より遠位側前方のスロット50A、50Bの幅よりも大きい。
【0071】
第3のプレート16は、概して、単一の単独または一体のプレートとして形成されるように図に示されているが、第3のプレート16は、上述された第3のプレート16の特徴および/または部分を形成するように配列された複数の別個の部品として構成され得ることが企図される。例えば、第3のプレート16の近位部分18は外側タイン46A、46Bと共に一体部品として形成され得、内側タイン48は別個の部品であり得る。代替的に、内側タイン48は省かれてもよい。さらに別の例示的な構成では、第3のプレート16、外側タイン46A、46B、および内側タイン48の近位部分18は全て、別個の部品として形成され得る。
【0072】
図9を参照すると、第1のプレート12は、第2のプレート14のものと実質的に同一の外周を有するように形状設定されていることが観察される。しかし、また、第1のプレート12または第2のプレート14のうちの一方は他方のプレートよりも長い/短い、および/または狭い/広いものであり得ることも企図される。例えば、第2のプレート14は、第1のプレート12よりも、外周がより狭くなるよう、すなわち、周縁部が長手方向軸Lにより接近するように構築され得る。第1および第2のプレート12、14の近位部分18の前方に遠位部分20がある。第1および第2のプレート12、14の遠位部分は、2つの開口部24、96を有するように形状設定されている。開口部24、96は形状が同一であり、第1のプレート12の開口部24が第2のプレート96の開口部96と位置が合うように位置付けられている。
【0073】
鋸ブレードカートリッジ10は、鋸ガイドバー11の遠位端部において第1および第2のプレート12、14の間に配置された鋸ブレード70をさらに備え得る。鋸ブレード70は、ブレード本体72およびブレードヘッド74を有するように形成されている。鋸ブレード70は、ブレード本体が、第3のプレート16の厚さ以下である厚さを有するように形成されている。図8および図9において見られる鋸ブレード70のブレード本体72は形状が概ね長方形である。しかし、また、ブレード本体72の周縁部73はテーパ付けられ、および/または湾曲し得ることも企図される。テーパおよび/または湾曲は内側プレート16の外側タイン46A、46Bのローブ60A、60Bのテーパまたは湾曲に一致させられ得る。ブレード本体の形状は、ブレード本体72が内側タイン48のヘッド58の周りに旋回し、外側タイン46A、46Bのローブ60A、60Bの間で振動することを可能にするように構成され得る。
【0074】
鋸ブレード70がガイドバー11内の中心位置にあるときには、ブレード本体72の主軸はガイドバー11の長手方向軸Lと同一線上にある。ブレード本体72は2つの足84を有するように形状設定され得、1つの足が識別されている。足84はブレード本体72と同じ厚さを有する。各足84は、内側タイン48の内部の隣接したスロット50A、50Bの開放端部へ延在している。足84の間で、ブレード本体72は、湾曲した、近位側に向いた面80を有するように形成されている。ブレード本体72は、面80が、内側タイン48と一体のヘッド58に着座し、それを中心として旋回することができるように形状設定されている。図は、鋸ブレードが周りに旋回するためのヘッド58を画定する内側タイン48を有する第3のプレートを示しているが、ガイドバーは、第1および第2のプレート12、14の間に配置されたピンを有するように構成されていてもよく、鋸ブレード70は、ピンの周りに旋回するように構成されていることがさらに企図される。ブレード足84およびブレード本体72は、時として、鋸ブレード70の基部と称される。
【0075】
ブレード本体72の遠位端部はガイドバー11より遠位側へ延在しており、これにより、ブレードヘッド74はガイドバー11の遠位端部の前方に延在している。ブレードヘッド74は複数の歯76、78が形成されている。鋸ブレード70は、さらに、ブレードヘッド74が、ブレード本体72よりも大きい厚さを有するように形成されている。より具体的には、ブレードヘッド74は、鋸ブレード70の切断アクションによって形成された切口が、ガイドバー11を受容するために十分になるよう、ガイドバー11の厚さ以上の厚さを有するように形成されている。
【0076】
図2図5を参照すると、ブレードヘッド74は2種類の歯、基底歯78および1つまたは複数の先導歯76を含み得る。例えば、図2に示されるように、ブレードヘッド74は2つの先導歯76A、76Bを含み得る。しかし、ブレードヘッド74は、単一の先導歯、または2つを超える先導歯を含み得ることが企図される。先導歯76A、76Bはブレードヘッド74の遠位表面の中心の近位に配置され得る。さらに、先導歯76A、76Bは、図5において最もよく見られるように、ブレードヘッド74の隣接した基底歯78を越えて第1の距離D1だけ遠位側へ延在するように構成され得る。動作時、先導歯76A、76Bが、隣接した基底歯78を越えて遠位側へ延在した状態で、先導歯76A、76Bは、隣接した基底歯78が第2の円弧距離75の辺りで振動するのに伴って、第1の円弧距離77に沿って振動するように構成されており、このため、第1の円弧距離77は第2の円弧距離75より遠位側にある。
【0077】
図5図7を参照すると、鋸ブレード70は、鋸ブレード70の近位から遠位端部へ延在する中心軸Cを有し得る。第1の平面、平面1が、鋸ブレード70の中心軸Cと交差し、鋸ブレードを左および右半部に2等分するように配向され得る。第2の平面、平面2が、鋸ブレード70の中心軸Cと交差し、鋸ブレードを上および下半部に2等分するように配向され得る。平面1および平面2は、互いに直交するように配向され得る。先導歯76A、76Bは、ブレードヘッド74から遠位側へ延在し、それらが平面1の両側にあるよう位置付けられるように構成され得る。
【0078】
第3の平面、平面3が、鋸ブレード70の中心軸Cと交差するように構成され得る。平面3は、平面1および/または平面2のうちのどちらかに対して鏡面角度θをなして配向され得る。例えば、平面3は、平面2に対して定義された鏡面角度θをなして配向されている。鏡面角度θは、平面2に対して測定されたとき、20~80度の範囲の任意の角度であり得る。例えば、平面3は平面2に対して75度の鏡面角度θをなして配向され得る。先導歯76A、76Bは平面3を挟んで鏡映され得るため、平面3はまた、鏡映面とも称され得る。例えば、第2の先導歯76Bは、それが、平面3、鏡映面に対して鏡映された第1の先導歯76Aの鏡映表現になるように配向され得る。
【0079】
また、先導歯76A、76Bの各々は、隣接した歯が互いに反対の角度で配向されている、横引きパターンで配向され得ることも企図される。例えば、図3および図4を再び参照すると、先導歯76A、76Bが横引きパターンで配向されていることを示すブレードヘッド74の側面プロファイルが示されている。第1の先導歯76Aは平面2に対して概ね下向き方向に配向されており、第1の先導歯76Aに隣接して位置付けられた第2の先導歯76Bは平面2に対して概ね上向き方向に配向されており、先導歯76A、76Bはブレードヘッド74の遠位端部においてv字状の辺を画定する。
【0080】
駆動リンク62A、62Bがガイドバー11の内部の各スロット50A、50B内に配置されている。各駆動リンク62A、62Bは細長い平らな金属ストリップの形態である。駆動リンク62A、62Bは、各リンクの近位端部において、足64が存在するように形成されている。各足64は、中心に位置する貫通穴66を有するように形成されており、1つの開口部が識別されている。貫通穴66は、関連駆動リンク足64が鋸ヘッド駆動ピンにぴったり嵌められ得るように寸法設定されている。各駆動リンク62A、62Bは、足64が、リンク62A、62Bの主本体を形成する金属ストリップの厚さよりも大きい厚さを有するように形状設定されている。足64の厚さは、通例、ガイドバー11の厚さ以下である。カートリッジ10が組み立てられたとき、足64は関連スロット50A、50Bの近位端部部分内に概ね着座する。各リンク62A、62Bの主本体から外向きに突出した足64の部分は第1および/または第2のプレート12、14の開口部22、88内に着座する。
【0081】
駆動リンク62A、62Bは、各駆動リンク62A、62Bの主本体の遠位端部から遠位側前方へ延在する2つのフィンガ68をさらに含み得、一方のフィンガが識別されている。フィンガ68は重なり合い、互いに離間している。より具体的には、フィンガ68は、ブレード足84がフィンガの各対の間に着座することができるよう十分な距離だけ互いに離間している。各フィンガ68は穴82が形成されている。フィンガ68の各対の穴82は互いに位置が合っている。
【0082】
組み立てカートリッジ10のプロセスの一部として、鋸ブレード70を、各ブレード足84が駆動リンクフィンガ68の対の間に配置されるように位置付ける。次に、旋回ピンがフィンガ穴84および開口したブレード足を貫いて延在し、足84を関連する駆動リンク62A、62Bに旋回可能に保持し得る。
【0083】
カートリッジ10の組み立ての間、第3のプレート16を、最初に、第1のプレート12に、および/または第2のプレート14に溶接するか、または他の仕方で固定する。この作業が完了した後、駆動リンクおよびブレードのアセンブリを、駆動リンク62A、62Bがスロット50A、50B内に着座し、ブレード70の湾曲した近位側に向いた面80が、第3のプレート16と一体のヘッド58の湾曲した遠位側に向いた面に当接して着座するように位置付ける。次に、第2のプレート14および/または第1のプレート12を第3のプレート16の露出面に溶接するか、または他の仕方で固定する。カートリッジ10を組み立てるプロセスが完了すると、駆動リンク足64は第1および第2のプレート12、14の開口部22、88内に着座する。駆動リンクフィンガ68は、第1および第2のプレート12、14内にそれぞれ形成された開口部24、96内に着座する。ブレードヘッド74はガイドバー11の遠位端部のすぐ前方に配置される。
【0084】
図10および図11を参照すると、ガイドバー11の遠位部分は第2のプレート14内の概ね長円形状の開口部98の対を含み得る。図には2つの開口部98が示されているが、ガイドバーは、単一の開口部のみを有するように、または2つを超える開口部を有するように構築され得ることが企図される。さらに、開口部は、図において、第2のプレート14内に画定されるように示されているが、同様の開口部は第1のプレート12内にも画定され得ることが企図される。開口部98は、第2のプレート14の遠位部分20の長さに沿って長手方向に延在する湾曲および/または屈曲を含み得る。開口部は、鋸ブレードカートリッジ10が生体組織を切断するために利用された際に第1および第2のプレート12、14の間に閉じ込められ得る破片の除去を支援するように構成され得る。
【0085】
ガイドバー11の遠位部分20はまた、第1および第2のプレート12、14の間にカットアウトまたはスロット38を画定するように形成され得る。図10および図11に示されるように、内側プレート16の外側タイン46は、外側タイン46のローブ60の最遠位点が第1および第2のプレート12、14の最遠位縁部より近位側に位置付けられるように形成されている。この配置は、鋸ブレードカートリッジ10が生体組織を切断するために利用された際に第1および第2のプレート12、14の間に閉じ込められ得る破片の除去を支援し得るガイドバー11の側縁部に沿ったスロット38を画定する。ガイドバー11の側縁部に沿ったスロット38は、鋸ブレード70が旋回するときの運動範囲を増大させることも支援し得る。外側タイン46の長さを短くすることによって、隙間の増大がもたらされ得、鋸ブレードがさらに旋回することを可能にし、それゆえ、ブレードヘッド74が振動し得る距離を増大させる。
【0086】
図には示されていないが、鋸ブレードカートリッジ10はガイドバーの外面上のリブを含み得ることがさらに企図される。リブはガイドバー11の長手方向軸Lと整列させられ得る。リブは第1および/または第2のプレート12、14とは別個に形成され、カートリッジ10の残りの部分に溶接されるか、または他の仕方で永久的に固定され得る。リブはガイドバー11の屈曲を低減し得る。鋸ブレードカートリッジの例示的な構成が、国際出願第2013/016472(A1)号/米国特許出願公開第2014/0163558号において開示されている。これらの出願は本明細書において参照により明示的に組み込まれる。
【0087】
図12図15を参照すると、鋸ブレードカートリッジ110の第2の構成が示されている。100だけ増大した同じ基本参照符号、すなわち、10および110を有する鋸ブレードカートリッジ110の第2の構成の構成要素および/または特徴は、上述されたのと同様または全く同じ仕方で動作し得ることを理解されたい。
【0088】
上述されたのと同様に、鋸ブレードカートリッジ110の第2の構成は、第1のプレート112、第2のプレート114、および第3のプレート116を含む、複数のプレート(112、114、116)を有するガイドバー111を備え得る。ガイドバー111は、第3のプレート116が第1のプレート112と第2のプレート114との間に配置され得るように構成され得る。第1、第2、および第3のプレート112、114、116は、上述された鋸ブレードカートリッジ10のものと同じまたは同様の様態で構築される。しかし、図12図15に示される鋸ブレードカートリッジ110の構成は鋸ブレード170の代替的な構成を用いて構築される。
【0089】
図13を参照すると、鋸ブレード170は、ガイドバー111より遠位側へ延在したブレード本体172を含み得、これにより、ブレード本体172の遠位端部に連結されたブレードヘッド174はガイドバー111の遠位端部の前方へ延在している。ブレードヘッド174は複数の歯176、178が形成されている。鋸ブレード170は、さらに、ブレードヘッド174が、ブレード本体172よりも大きい厚さを有するように形成されている。より具体的には、ブレードヘッド174は、鋸ブレード170の切断アクションによって形成された切口が、ガイドバー111を受容するために十分になるよう、ガイドバー111の厚さ以上の厚さを有するように形成されている。
【0090】
ブレードヘッド174は2種類の歯、基底歯178および1つまたは複数の先導歯176を含み得る。例えば、図13に示されるように、ブレードヘッド74は単一の先導歯176を含み得る。上述されたように、ブレードヘッド174はまた、2つ以上の先導歯を含み得る。先導歯176はブレードヘッド174の遠位表面の中心の近位に配置され得る。さらに、先導歯176は、図13において最もよく見られるように、ブレードヘッド174の隣接した基底歯178Aおよび178Bを越えて第2の距離D2だけ遠位側へ延在するように構成され得る。動作時、先導歯176が、隣接した基底歯178A、178Bを越えて遠位側へ延在した状態で、先導歯176は、隣接した基底歯78が第2の円弧距離175に沿って振動するのに伴って、第1の円弧177に沿って振動するように構成されており、このため、第1の円弧距離177は第2の円弧距離175より遠位側にある。
【0091】
図14および図15を参照すると、鋸ブレード170は、鋸ブレード170の近位から遠位端部へ延在する中心軸Cを有し得る。第1の平面、平面1が、鋸ブレード170の中心軸Cと交差し、鋸ブレードを左および右半部に2等分するように配向され得る。第2の平面、平面2が、鋸ブレード170の中心軸Cと交差し、鋸ブレードを上および下半部に2等分するように配向され得る。平面1および平面2は、互いに直交するように配向され得る。先導歯76は、ブレードヘッド174から遠位側へ、および平面1の一方の側で延在するように構成され得、隣接した基底歯178Bが平面1の反対側に配置されている。
【0092】
第3の平面、平面3が、鋸ブレード170の中心軸Cと交差するように構成され得る。平面3は、平面1および/または平面2のうちのどちらかに対して鏡面角度θをなして配向され得る。例えば、平面3は、平面2に対して定義された鏡面角度θをなして配向されている。鏡面角度θは、平面2に対して測定されたとき、20~80度の範囲の任意の角度であり得る。例えば、平面3は平面2に対して75度の鏡面角度θをなして配向され得る。先導歯176、および隣接したより短い基底歯178Bは、平面3を挟んで鏡映された切断縁部を画定する表面を各々有するため、平面3はまた、鏡映面とも称され得る。例えば、隣接したより短い基底歯178Bは、それが、平面3、鏡映面に対して鏡映された先導歯176の鏡映表現である面を有するように配向され得る。
【0093】
また、先導歯176および隣接した基底歯178A、178Bの各々は、隣接した歯が互いに反対の角度で配向されている、横引きパターンで配向され得ることも企図される。例えば、図15を再び参照すると、先導歯176および隣接した基底歯178A、178Bが横引きパターンで配向されていることを示すブレードヘッド174の側面プロファイルが示されている。第1の先導歯176は、平面2に対して概ね下向き方向に向くように配向されており、隣接した基底歯178A、178Bは各々、平面2に対して概ね上向き方向に配向されている。先導歯176および隣接した基底歯178A、178Bの組み合わせがこの構成で配列されることは、先導歯176が配向されたブレードヘッド174の側(すなわち、上側または底側)が、隣接した基底歯178A、178Bによって画定された縁部より遠位側にある前縁部を有する結果をもたらす。前縁部のこの特定の形状は、角度をなして切断面に接近する際のスカイビングまたはダイビングを低減するために利用され得る。例えば、鋸ブレードカートリッジ110を、骨または他の生体組織などの切断面に対して、先導歯176によって画定された最前方の前縁部が最初に切断面と接触するように配向することが有利になり得る。
【0094】
図16図24を参照すると、鋸ブレードカートリッジ210の第3の構成が示されている。100だけ増大した同じ基本参照符号、すなわち、10、110、210を有する鋸ブレードカートリッジ110の第2の構成の構成要素および/または特徴は、上述されたのと同様または全く同じ仕方で動作し得ることを理解されたい。
【0095】
上述されたのと同様に、鋸ブレードカートリッジ210の第3の構成は、第1のプレート212、第2のプレート214、および第3のプレート216を含む、複数のプレート(212、214、216)を有するガイドバー211を備え得る。ガイドバー211は、第3のプレート216が第1のプレート212と第2のプレート214との間に配置され得るように構成され得る。第1、第2、および第3のプレート212、214、216は、上述された鋸ブレードカートリッジ10、110のものと概ね同様の様態で構築される。しかし、図16図24に示される鋸ブレードカートリッジ210の構成は第1、第2、および第3のプレート212、214、216の代替的な構成を用いて構築される。
【0096】
鋸ブレードカートリッジ210は、上述された鋸ブレード70、170のうちのどちらかと同じまたは同様の鋸ブレード270を備え得る。例示目的のために、図16に示されるとおりの鋸ブレードカートリッジ210は、上述された鋸ブレード170の第2の構成と同様のブレード270を備える。鋸ブレードはブレード本体272およびブレードヘッド274を含む。ブレードヘッド274は2種類の歯、基底歯278および1つまたは複数の先導歯276を含み得る。例えば、図18および図19に示されるように、ブレードヘッド274は単一の先導歯276を含み得る。しかし、上述されたように、ブレードヘッド274はまた、2つ以上の先導歯を含み得ることが企図される。先導歯276はブレードヘッド274の遠位表面の中心の近位に配置され得る。さらに、先導歯276は、図19および図20において最もよく見られるように、ブレードヘッド274の隣接した基底歯278Aおよび278Bを越えて第3の距離だけD3遠位側へ延在するように構成され得る。動作時、先導歯276が、隣接した基底歯278A、278Bを越えて遠位側へ延在した状態で、先導歯276は、隣接した基底歯278が第2の円弧距離275の辺りで振動するのに伴って、第1の円弧距離277に沿って振動するように構成されており、このため、第1の円弧距離277は第2の円弧距離275より遠位側にある。
【0097】
図19を参照すると、遠位部分220の代替的構成および/または形状を含むガイドバー211が示されている。図1に関して上述されたように、ガイドバー11の遠位部分20の対向する両側の縁部は、第1および第2のプレート11によって画定されたテーパ縁部32、99を含み得る。図19に示されるように、ガイドバー211の遠位部分220はまた、対向する両側の縁部がテーパ部分232、299および平行部分231、297の双方を含むように形成され得る。例えば、ガイドバー211の遠位部分220はガイドバー211の中央部分よりすぐ前方にテーパ縁部232、299を含む。第1および第2のプレート212、214の対向する縁部232、299は、ガイドバー211に沿って遠位側へ移動するにつれてガイドバー211の長手方向軸Lに向かって内向きにテーパ付けられ得る。テーパ縁部231、299の前方において、ガイドバー211は、第1および第2のプレート212、214の対向する縁部231、297がガイドバー211の長手方向軸Lと概ね平行になるように形成され得る。
【0098】
ガイドバー11の遠位部分はまた、第2のプレート214内の概ね長円形状の開口部298の対を含み得る。図には2つの開口部298が示されているが、ガイドバーは、単一の開口部のみを有するように、または2つを超える開口部を有するように構築され得ることが企図される。さらに、開口部は、図において、第2のプレート214内に画定されるように示されているが、同様の開口部は第1のプレート212内にも画定され得ることが企図される。開口部298は、第2のプレート214の遠位部分220の長さに沿って長手方向に延在する湾曲および/または屈曲を含み得る。開口部は、鋸ブレードカートリッジ210が生体組織を切断するために利用された際に第1および第2のプレート212、214の間に閉じ込められ得る破片の除去を支援するように構成され得る。
【0099】
図23を参照すると、外側タイン246A、246Bの代替的な構成が示されている。各タイン246A、246Bの遠位端部に隣接して、各タインは、ガイドバー211の長手方向軸Lへ内向きに延在した、1つが識別されたタブ261を有するように形状設定されている。タブ261より近位側において、各タイン246A、246Bは、ガイドバー211の長手方向軸Lに向かって内向きに延在した、ローブ260A、260Bを有するように形状設定されている。タイン246A、246Bに沿って近位側から遠位側へ移動していくと、関連ローブ260A、260Bは、まず、ガイドバー211の長手方向軸Lに向かって内向きに湾曲し、次に、外向きに湾曲する。第3のプレート216は、ローブ260A、260Bがタブ261から近位側へ離間されるように形成されている。
【0100】
図25図27を参照すると、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を外科用マニピュレータ301に固定するためのマウント303の例示的な構成が示されている。マウント303は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210をマウント303に着脱可能に固定するように構成された連結ロッド305を含み得る。連結ロッド305は、鍵穴開口部26、126、226などの、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の開口部26、52、90、126、152、190、226、252、290と相互作用し、鋸ブレードカートリッジ10、110、210をマウント303に着脱可能に連結し得る。連結ロッド305は、鍵穴開口部26、126、226のより大きい部分を介して嵌まるように構成されたヘッドを含み得、連結ロッド305のシャフトは、ヘッドがより大きい部分を通して挿入された後に、鍵穴開口部26、126、226のより小さい部分内にちょうど嵌まるように構成され得る。次に、より大きい部分はより小さい部分の上方に着座させられ、鋸ブレードカートリッジ10、110、210をマウント303に着脱可能に固定するように構成され得る。鋸ブレードカートリッジのためのマウントの例示的な構成が、国際公開第2007/030793号および米国特許第8,696,673号において開示されている。これらはどちらもその全体が本明細書において組み込まれる。
【0101】
連結ロッド305は、ロック状態とロック解除状態との間で連結ロッド305を操作するように構成された連結レバー307によって制御され得る。例えば、連結レバー307は、連結ロッド305を、鋸ブレードカートリッジ10、110、210をマウント303に固定するように構成されたロック状態へ後退させるために、一方の方向に回転させられ得る。代替的に、連結レバー307は、連結ロッド305を、マウント303への鋸ブレードカートリッジ10、110、210の設置および/または取り外しを可能にするように構成されたロック解除状態へ延伸または前進させるために、反対方向に回転させられ得る。
【0102】
マウントは、第1、第2、および/または第3のプレート12、14、16、112、114、116、212、214、216の各々内の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292と相互作用するように構成された整列特徴309をさらに含み得る。整列特徴309は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210がマウント303に連結されたとき、第1、第2、および/または第3のプレート12、14、16、112、114、116、212、214、216の各々内の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292を貫いて挿入されるように構成されたピンを含み得る。整列特徴303は、第1の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292の対向側面と同時に係合するようにサイズ設定され得る。整列特徴309は、円形、長円形、正方形、菱形、または同様の多角形形状を有するように画定され得る。形状は重要ではないが、整列特徴309が、鋸ブレードカートリッジ10を外科用マニピュレータ301と整列させる機能性を提供することを意図された構成では、(鋸ブレードカートリッジ10の横軸Lと概ね垂直な方向に測定されたときの)外科用整列特徴309の幅は、第1の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292の対向側面と同時に係合するようにサイズ設定され得る。連結ロッド305および整列特徴309の組み合わせは、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の長手方向軸Lをマウント303に合わせて配向するように構成され得る。マウントとの鋸ブレードカートリッジ10、110、210の適切で精密な整列は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210および/またはマウント303がそれらの独自の専用追跡器(トラッカー)を有しないときに、特に有利になり得る。例えば、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の姿勢は、外科用マニピュレータ301および/またはマウント303に連結された追跡器4A、4B、ならびにマウント303および/または鋸ブレードカートリッジ10、110、210に関する既知の情報に基づく変換に基づいて決定され得る。この特定のシナリオでは、マウント303との鋸ブレードカートリッジ10、110、210の整列は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の姿勢の正確な追跡(tracking)に重要である。
【0103】
マウント303はまた、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を受容するように構成された装着面315を含み得る。鋸ブレードカートリッジ10、110、210がマウントに連結されたとき、第1のプレート12、112、212の近位部分の底面は装着面315に隣接して着座させられ得る。連結ロッド305がロック状態にあるとき、連結ロッド305は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を装着面315に押し当て、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を所定位置に保持するように構成され得る。
【0104】
外科用マニピュレータ301への外科用鋸ブレード10の方法は、外科用マニピュレータ301の整列特徴309を外科用鋸ブレード10の第1の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292内に挿入し、外科用マニピュレータ301の連結ロッド305を外科用鋸ブレード10の第2の開口部26、52、90、126、152、190、226、252、290内に挿入することを含み得る。本方法はまた、外科用鋸ブレード10を外科用マニピュレータ301に向かって近位側へスライドさせ、整列特徴303および連結ロッド305の各々を、第1の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292および第2の開口部26、52、90、126、152、190、226、252、290の各々内の近位位置から、それぞれ、第1の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292および第2の開口部26、52、90、126、152、190、226、252、290の各々内の遠位位置へ移動させることを含み得る。整列特徴309は、外科用鋸ブレード10が外科用マニピュレータ301に向かって近位側へスライドさせられるのに伴って外科用鋸ブレード10を外科用マニピュレータ301に対して軸方向に整列させるために、第1の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292の遠位位置内に位置付けられたとき、第1の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292の対向側面と同時に係合するようにサイズ設定および/または形状設定され得る。さらに、整列特徴309は、外科用鋸ブレード10を外科用マニピュレータ301に対して横に整列させるために、第1の開口部28、54、92、128、154、192、228、254、292と係合するようにサイズ設定および/または形状設定され得ることが企図される。
【0105】
マウント303はまた、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の鋸ブレード70、170、270を作動させるための駆動ロッド311を含み得る。駆動ロッド311は、駆動リンク足64、164、264内に形成された穴66、166、266内に着座するように構成された少なくとも1つの駆動ピン313を含み得る。図には駆動ピンの対が示されているが、マウント303は、単一の駆動ピン313のみを用いて鋸ブレードカートリッジ10、110、210の鋸ブレード70、170、270を作動させるように構成され得ることが企図される。動作時、駆動ロッド311は前後に振動させられ、および/または部分的に回転させられ、駆動ピンの往復運動を引き起こし、その結果、駆動リンク62、162、262を往復運動させ得る。
【0106】
駆動ロッド311はまた、駆動ロッド311をロック位置に向かって近位方向に促すように構成された付勢部材(図示せず)を含み得る。付勢部材の力は、駆動ロッド311を装着位置に向かって遠位方向に引くことによって打ち勝たれ得る。動作時には、駆動ロッド311がロック位置にある間に、駆動リンク足64、164、264内に形成された穴66、166、266を駆動ピン313に着座させ得る。次に、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を、付勢部材の力に打ち勝つよう遠位側へ(前方へ)引き、駆動ロッドを、鋸ブレードカートリッジ10、110、210がマウント303に装着され得る装着位置に向かって促し得る。鋸ブレードカートリッジ10、110、210が装着されると、すなわち、連結ロッドが鍵穴開口部26、126、226を通して挿入され、第1のプレート12、112、212の近位部分18、118、218が装着面315に隣接すると、鋸ブレードカートリッジ10、110、210は解放され得、付勢部材が鋸ブレードカートリッジ10、110、210を近位側へ、それがロック位置に達するまで移動させることになる。
【0107】
マウント303は、装着面315の対向側部に位置付けられたブラケット317をさらに含み得る。ブラケットは装着面から上向きに延在しており、鋸ブレードカートリッジ10、110、210がマウント303に連結されたときに鋸ブレードカートリッジ10、110、210の第2のプレート14、114、214の上面を覆うように少なくとも部分的に延在するように構成されたタブ319を含み得る。鋸ブレードカートリッジ10、110、210をマウント上に装着するために鋸ブレードカートリッジ10、110、210を遠位側へ(前方へ)引く目的は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の近位部分18、118、218がブラケット317のタブ319から自由になることを可能にすることである。その後、付勢部材が鋸ブレードカートリッジ10、110、210を近位側へ移動させたとき、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の近位部分18、118、218の部分はタブ319と装着面315との間に着座させられる。
【0108】
ブラケット317はまた、テーパ面325を含み得る。テーパ面325は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210をマウント303に対して配向し、および/または固定する目的のために、第3のプレート16、116、216の近位部分18、118、218の対向する縁部の様々なテーパに一致するように構成され得る。テーパ面325は、第3のプレート16、116、216の近位部分18、118、218の対向する縁部の様々なテーパに一致するように構成され得、これにより、付勢部材が鋸ブレードカートリッジ10、110、210を近位側へ促すと、第3のプレート16、116、216の近位部分18、118、218はブラケット317の対向するテーパ面325の間に挟まれ、外科用鋸ブレード10を外科用マニピュレータ301に対して軸方向に整列させることになる。また、第3のプレート16、116、216がブラケット317の対向するテーパ面325の間に挟まれ、外科用鋸ブレード10を外科用マニピュレータ301に対して横に整列させることも企図される。異なるテーパ角を有する様々なセグメントが形成された第3のプレート16、116、216の近位部分18、118、218の対向する縁部および、ブラケット317のテーパ面325が一致するように形成されていることは、マウント303との鋸ブレードカートリッジ10、110、210の整列の改善をもたらすことができ、鋸ブレードカートリッジ10、110、210のナビゲーションの精度を改善する。
【0109】
図28図32を参照すると、外科用マニピュレータ301のマウント303に連結された鋸ブレードカートリッジ10、110、210を含む、外科用アセンブリ1の例示的な構成が示されている。
【0110】
動作時には、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を、ロボットアーム、またはハンドヘルドロボットハンドピースを含む、ハンド-ハンド動力ツールなどの、外科用マニピュレータ301に連結し得る。鋸ブレードカートリッジ10、110、210は外科用マニピュレータ301のマウント303に固定され得る。これを達成するために、マウント303の各駆動ピン313を、駆動リンク足62、162、262内に形成されたそれぞれの穴66、166、266内に着座させ、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を前方へ引き、駆動ピン313および駆動機構311を前方へ引き得る。次に、第1のプレート12、112、212の底面がマウント313の装着面315に隣接して位置付けられるように、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を下ろし得る。その際に、マウントの連結ロッド305を、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の重なり合った開口部26、52、90、126、152、190、226、252、290を貫いて挿入し得る。次に、連結レバー307を用いて連結ロッド305を下ろし、連結ロッド305のヘッドをガイドバー11、111、211上へ下ろし、これにより、プレート12、14、16、112、114、116、212、214、216が鍵穴形開口部26、126、226を含む場合には、連結ロッド305のヘッドはプレートの上面を圧迫する。この圧迫作用は鋸ブレードカートリッジ10、110、210をマウント303に保持する。鋸ブレードカートリッジ10、110、210がマウント303に固定されたとき、駆動ピン313および駆動リンク311は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210を近位側へ促すよう協働する。鋸ブレードカートリッジ10、110、210の近位部分18、118、218は装着面315に隣接して着座させられる。
【0111】
鋸ブレードカートリッジ10、110、210は外科用マニピュレータ301のモータ(図示せず)を作動させることによって作動させられ得る。モータの作動は駆動ピン313の前後振動を生じさせる。駆動ピン313の運動は駆動リンク62、162、262に駆動リンク62、162、262の前後両方向の往復運動を行わせる。駆動リンク62、162、262の前後運動は、鋸ブレード70、170、270をガイドバー11、111、211のヘッド58、158、258を中心として前後に旋回させる。鋸ブレード70、170、270の旋回アクションは、ブレードヘッド74、174、274、ひいては、ブレード歯76、78、176、178、276、278の振動を生じさせ、鋸ブレードカートリッジ10、110、210が押し当てられている組織を歯によって切断させる。
【0112】
鋸ブレードカートリッジ10、110、210がマウント303および/または外科用マニピュレータ301に装着されると、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の基準特徴56、156、256を利用し、ナビゲーションシステムを用いて鋸ブレードカートリッジ10、110、210の姿勢を位置合わせし、および/または検証し得る。ナビゲーションシステムを用いて鋸ブレードカートリッジ10、110、210を位置合わせする方法は、器具の遠位端部を第1のプレート12、112、212または第2のプレート14、114、214のうちの一方の孔30、94、130、194、230、294を通して挿入することによって、第1の追跡デバイス3を含む位置合わせツールまたは器具2を内側プレート16、116、216上の基準特徴56、156、256に当てることを含み得る。基準特徴56、156、256は鋸ブレードカートリッジ10、110、210の位置および/もしくは配向をナビゲーションシステムに対して位置合わせし、ならびに/または外科用ナビゲーションシステム内で鋸ブレードカートリッジ10、110、210の位置および/もしくは配向を検証するように構成され得る。本方法は、器具1が鋸ブレードカートリッジ10、110、210上の基準特徴56、156、256に当てられている間に、第1の追跡デバイス3の位置および配向を追跡し、基準特徴56、156、256の実際の位置および配向を決定することをさらに含み得る。本方法はまた、上述されたように、装着特徴と鋸ブレードカートリッジ10、110、210の基準特徴56、156、256との間の関係に対応する所定の幾何学的データに基づいて基準特徴56、156、256の期待位置を決定することを含み得る。
【0113】
基準特徴56、156、256の実際の位置および配向は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の種類を識別するようにさらに構成され得る。例えば、基準特徴56、156、256の位置は、異なる種類および/またはサイズのブレードの間で異なり得る。したがって、基準特徴56、156、256の実際の位置および配向が決定されたとき、ナビゲーションシステムは、基準特徴56、156、256の実際の位置および配向に基づいて鋸ブレードカートリッジ10、110、210の種類を識別するように構成され得る。これは、限定するものではないが、ブレードの種類、ブレードヘッドのブレード厚、ブレードヘッドの歯の構成、ガイドバーの長さ、および/またはガイドバー11、111、211の幅などの、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の特性を識別することを含み得る。
【0114】
図33図36を参照すると、基準特徴56、56A、56B、56C、56Dの代替的な構成を含む、上述された鋸ブレードカートリッジ10が示されている。上述されたように、鋸ブレードカートリッジ10は複数の基準特徴56、56A、56B、56C、56Dを含み得る。図33図34、および図36は、基準特徴56、56A、56B、56C、56Dの例示的な配置を含む外科用鋸ブレードカートリッジを示す。複数の基準特徴56、56A、56B、56C、56Dは第3のプレート16上に位置し得、第1および/または第2のプレート12、14は、基準特徴56、56A、56B、56C、56Dを露出させるように形状設定され得る。例えば、図33に示されるように、第1および/または第2のプレート12、14は、基準特徴56へのアクセスを提供するための開口部30A、94Aを含み得る。また、基準特徴56A、56B、56C、56Dは、第1および/または第2のプレート12、14から露出した第3のプレート16の部分上に位置付けられ得ることも企図される。図33を参照すると、第1および/または第2のプレート12、14の外縁部を越えて延在した第3のプレート16の近位部分18A上に複数の基準特徴56A、56B、56C、56Dが画定される。図示されていないが、さらに、第1および/または第2のプレート12、14は、第3のプレート16上に画定された基準特徴56、56A、56B、56C、56Dへのアクセスを提供するために、カットアウトを含み、外縁部内の凹部を画定し、ならびに/または追加の孔部および/もしくは開口部を画定し得ることが企図される。上述されたように、基準特徴56、56A、56B、56C、56Dは、孔、くぼみ、刻み目、カラーマーキング、または同様のマーキングとして形成され得る。さらに、基準特徴56、56A、56B、56C、56Dは、図において、第3のプレート16上に配置されているように示されているが、また、基準特徴56、56A、56B、56C、56Dは第1および/または第2のプレート12、14上に配置され得ることも企図される。所与の鋸ブレードカートリッジのための基準特徴56、56A、56B、56C、56Dは第1、第2、および/または第3のプレート12、14、16の任意の組み合わせの上に配置され得る。
【0115】
図35Aおよび図35Bを参照すると、上述された鋸ブレードカートリッジ10、110、210のうちの任意のものの鋸ブレード70のための代替的な構成が示されている。鋸ブレード70は、複数の歯76、78を有するブレードヘッド74を含む。ブレードヘッド74は1つまたは複数の孔75をさらに形成され得る。図35Aを参照すると、孔75A、75Bの対を含む例示的なブレードヘッド74が示されている。代替的に、図35Bは、3つの孔75A、75B、75Cを含む例示的なブレードヘッド74を示す。ブレードヘッド74は任意の数の孔75が形成され得ることが企図される。孔75は、切断中の破片の除去を可能にするように構成され得る。また、孔75は、切断中のブレード70および/またはブレードヘッド74の冷却をもたらすように構成され得ることも企図される。さらに、孔75は、ブレード70の製作を支援するように構成され得る。例えば、ブレード70を製作する際、孔75は、ブレードが形成されることになるブランク材料片内に機械加工され、および/または形成され得る。その後、孔は基準点として製作の間に用いられ得、これにより、ブレード本体72、ブレードヘッド74、および/または歯76、78は、孔75を基準として用いて機械加工/形成され得る。例えば、製作プロセスは、孔75が識別可能となるように設定され得、機械加工ツールは、孔75に基づく場所において材料のブランク部品を切断および/または研削し、歯を形成するようにプログラムされる。
【0116】
図37図40を参照すると、上述された鋸ブレードカートリッジ10、110、210のうちの任意のもののガイドバー11内の開口部30、94のための代替的な構成が示されている。上述されたように、第1および/または第2のプレート12、14のうちのどちらかは、鋸ブレードカートリッジ10、110、210をナビゲーションシステムに対して識別し、およびまたは位置合わせするために用いられ得る基準特徴56へのアクセスを提供するための開口部30、94を画定し得る。図37および図38は、第1および/または第2のプレート12、14内の開口部30B、94Bの代替的な構成を含み得るガイドバー11を示す。開口部30B、94Bは、第1の領域31B、93Bおよび第2の領域33B、95Bを画定するように形状設定され得る。開口部30B、94Bの第1の領域31B、93Bは第1のサイズを有し、位置合わせツール2を受容するように構成され得る。開口部30B、94Bの第2の領域33B、95Bは、第1の領域31B、93Bのサイズよりも小さい第2のサイズを有し得る。第2の領域33B、95Bは、位置合わせツール2を識別し、および/または接触点35B、97Bに対して案内するようにさらに構成され得る。接触点35B、97Bは第1および/または第2のプレート12、14上に位置し得る。また、第2の領域33B、95Bは、位置合わせツール2を第3のプレート16上の接触点または基準特徴へ案内するようにさらに構成され得ることも企図される。例えば、動作時、位置合わせツール2は、第1および/または第2のプレート12、14によって画定された開口部30B、94Bの第1の領域31B、93B内に挿入され得る。位置合わせツールは第1の領域31B、93Bから第2の領域33B、95Bへ開口部30B、94B内で誘導され得る。第2の領域33B、95Bは、位置合わせツール2が開口部30B、94B内で移動するのに従って、第2の領域33B、95Bが、位置合わせツール2を、ナビゲーションシステムによって認識可能であり、および/または知られた鋸ブレードカートリッジ10、110、210の基準特徴に対応し得る接触点35B、97Bへ案内するようにサイズ設定および/または形状設定され得る。ガイドバー11のこの構成では、基準特徴56の孔の構成は第3のプレート16から除去され、位置合わせツール2が開口部30B、94B内で誘導される際に、位置合わせツール2は第3のプレート16の表面と接触し得ることが企図される。図37および図38に示されるように、開口部30B、94Bの例示的な構成は鍵形状を有し得る。
【0117】
図39および図40を参照すると、上述された鋸ブレードカートリッジ10、110、210のうちの任意のもののガイドバー11内の開口部30、94のための別の代替的な構成が示されている。図37および図38の開口部30B、94Bと同様に、図39および図40に示される開口部30C、94Cの構成は、第1の領域31C、93Cおよび第2の領域33C、95Cを画定するように形状設定され得る。開口部30C、94Cの第1の領域31C、93Cは第1のサイズを有し、位置合わせツール2を受容するように構成され得る。開口部30C、94Cの第2の領域33C、95Cは、第1の領域31C、93Cのサイズよりも小さい第2のサイズを有し得る。第2の領域33C、95Cは、位置合わせツール2を識別し、および/または接触点35C、97Cに対して案内するようにさらに構成され得る。接触点35C、97Cは第1および/または第2のプレート12、14上に位置し得る。また、第2の領域33C、95Cは、位置合わせツール2を第3のプレート16上の接触点または基準特徴へ案内するようにさらに構成され得ることも企図される。図39および図40に示されるように、開口部30B、94Bの例示的な構成は三角形形状を有し得る。
【0118】
鋸ブレードカートリッジ10、110、210を前進させる過程の最中に、鋸ブレードカートリッジ10、110、210は抵抗力を受ける。内側プレート16、116、216はガイドバー11、111、211に構造強度を与える。この構造強度は、これらの抵抗力にさらされたときにバー11、111、211がさもなければ屈曲するであろう大きさに耐える。内側タイン48、148、248のヘッド58、158、258の前方へ延在した外側タイン46、146、246の区分によって、ガイドバー11、111、211のさらなる補強がもたらされる。ローブ60、160、260および/またはタブ261はガイドバー11、111、211の遠位部分20、120、220においてガイドバー11、111、211に構造強度をもたらす。これは、最初に抵抗力を受けるガイドバー11、111、211の部分である。それゆえ、ローブ60、160、260および/またはタブ261の存在は、ガイドバー11、111、211の遠位部分20、120、220がスカイビングまたはダイビングすることになる可能性をさらに低減する。ガイドバー11、111、211の遠位部分20、120、220のスカイビングまたはダイビングの防止は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210が全体としてスカイビングまたはダイビングすることになる可能性を低減する。
【0119】
鋸ブレードカートリッジ10、110、210のさらなる特徴は、駆動リンク62、162、262が、両側で、内側プレート16、116、216に包み込まれていることである。これは、鋸ブレードカートリッジ10、110、210が作動している際に、外科医がガイドバー11、111、211の側部を保持するか、またはそれらに触れた場合に、外科医の指が、往復運動する駆動リンク62、162、262と接触しないことを意味する。最低限でも、これは、駆動リンク62、162、262が、運動している際に、外科医の指から手袋を引きちぎることを本質的に不可能にする。この構造のさらに別の恩恵は、それがプレート12、14、16、112、114、116、212、214、216の側面部分の効率的溶接を容易にすることである。ガイドバー11、111、211の対向する両側の側面に沿った側面溶接部を形成するためのプレート12、14、16、112、114、116、212、214、216のこの側面溶接は、ガイドバーを強化する役割を果たす。
【0120】
例えば、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の異なる構成の様々な特徴は様々な構成要素の任意の配置で組み合わせることができる。
【0121】
同様に、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の全ての構成が全ての上述の特徴を有しなくてもよい。例えば、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の全ての構成が、内側タインの前方へ延在した外側タインを含むことが必要とされるわけではない。さらに別の例では、全ての外側タインが内向きのローブを含むことは必須でなくてもよい。
【0122】
同様に、鋸ブレードカートリッジ10、110、210のバージョンによっては、内側プレート16、116、216は第1のプレート12、112、212または第2のプレート14、114、214のうちの一方または両方により全体的または部分的に形成され得る。それゆえ、鋸ブレードカートリッジ10、110、210のこれらのバージョンでは、ブランクが形成されると、ブランクは、駆動ロッドが着座させられ、タインの周囲を画定するスロットを画定するように機械加工される。代替的に、ガイドバーの開口部およびスロット画定部分は成形によって形成され得る。
【0123】
鋸ブレードカートリッジ10、110、210のバージョンによっては、単一の駆動リンクが、ブレードヘッドを旋回させるために必要とされる全てであり得る。鋸ブレードカートリッジ10、110、210のバージョンによっては、1つまたは複数の駆動リンクは、カートリッジを通る長手方向軸と平行でなくてもよい。それゆえ、鋸ブレードカートリッジ10、110、210のこれらのバージョンでは、1つまたは複数の駆動リンクの要素が着座するガイドバー内の開口部は、同様に、カートリッジを通る長手方向軸と平行である線上に整列していなくてもよい。
【0124】
少なくとも1つの駆動リンクおよびブレードが相補的な歯を設けられた鋸ブレードカートリッジ10、110、210のバージョンでは、ガイドバーは、上述されたものとは異なる構造を有し得る。具体的には、ガイドバーは、ヘッドが、ブレードヘッドが、バーを形成するプレートのうちの1つの一体部分でないように形成され得る。鋸ブレードカートリッジ10、110、210のこれらのバージョンでは、ブレードが中心として旋回する構造は、バーを形成するプレートのうちの少なくとも1つに装着された、またはそれと一体になったピンであり得る。
【0125】
鋸ブレードカートリッジ10、110、210のバージョンによっては、ガイドバーを形成するプレートのうちの2つまたは全ての3つは、互いに溶接されるか、または他の仕方で固定される3つの別個のプレートでなくてもよい。鋸ブレードカートリッジ10、110、210のこれらの代替的なバージョンでは、複数のプレートは単一のユニットとして一緒に機械加工または成形される。
【0126】
要素の様々な形状は上述されたものと異なってもよい。
【0127】
したがって、添付の請求項は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の真の趣旨および範囲を網羅するこのような変形および変更を全て網羅することを目的とする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35A
図35B
図36
図37
図38
図39
図40
【手続補正書】
【提出日】2023-08-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置され、旋回面を画定する内側プレートと
を有するガイドバーと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードと
を備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されたブレードヘッドであって、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しているブレードヘッドとを含み、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが第2の外縁部を画定し、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在しており、
前記第2の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援するように、前記第2の外縁部が、前記近位部分の前記近位端部から前記遠位端部へ外向きにテーパを有する、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項2】
前記ガイドバーが、前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在した長手方向軸をさらに規定し、
前記第2の外縁部が前記第2の外縁部上の第1の点と第2の点との間の前記長手方向軸に対する第1のテーパ角を規定し、
前記第2の外縁部が前記第2の外縁部上の前記第2の点と第3の点との間の前記長手方向軸に対する第2のテーパ角を規定し、前記第1の点が前記第3の点よりも前記カートリッジの近位端部に接近しており、前記第2の点が前記第1の点と前記第3の点との間に配置されている、請求項1に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項3】
前記内側プレートが、前記ガイドバーの近位端部から延在したタインをさらに含み、前記タインが前記旋回面を画定する、請求項1または2に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項4】
前記タインは内側タインであり、第1の外側タインおよび第2の外側タインをさらに含み、前記第1および第2の外側タインが前記第1および第2のプレートの間に位置付けられており、前記内側タインが前記第1および第2の外側タインの間に配置されている、請求項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項5】
前記第1および第2の外側タインが前記内側タインよりも前記ガイドバーの前記遠位端部に接近して延在している、請求項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項6】
前記第1および第2の外側タインが遠位端部を各々含み、
前記ガイドバーは、前記第1および第2の外側タインの各々の前記遠位端部が前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの遠位端部より近位側にあるように構成されており、
前記第1のプレートおよび前記第2のプレートによって画定された側面が、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの前記遠位端部より近位側、ならびに前記第1および第2の外側タインの各々の前記遠位端部より遠位側の孔を画定し、前記孔が破片の出口を提供する、請求項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項7】
前記旋回面が円弧状表面であり、
前記ブレード本体の前記近位端部が、前記旋回面に当接した凹部を画定し、これにより、前記ブレード本体が、前記ブレード本体が作動するときに前記内側プレートによって画定された前記旋回面の周りに旋回するように構成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項8】
前記ブレードヘッドによって切断された切口内への前記ガイドバーの挿入を可能にするために、前記歯は、前記ガイドバーの厚さ以上ある前記ブレードヘッドの厚さを規定する、請求項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項9】
前記第1および第2のプレートの間に可動に配置された少なくとも1つの駆動リンクをさらに備え、
前記少なくとも1つの駆動リンクが対向する近位および遠位端部を有し、前記近位端部が、前記外科用デバイスの駆動要素に取り付けられるように適合されており、前記遠位端部が前記ブレード本体の前記近位端部に接続されており、これにより、前記少なくとも1つの駆動リンクの往復運動が前記旋回面を中心とした前記ブレードの旋回をもたらす、請求項1からのいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項10】
前記内側プレートが前記外側プレートを越えて横方向に延在している、請求項1からのいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項11】
前記プレートのうちの少なくとも1つが、ナビゲーションシステムを用いた前記外科用ブレードの位置および/または配向の決定を容易にするように構成された基準特徴を画定する、請求項1から10のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項12】
前記内側プレートが、ナビゲーションシステムを用いた前記外科用ブレードの位置および/または配向の決定を容易にするように構成された基準特徴をさらに含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項13】
前記基準特徴が、光学マーキング、くぼみ、または孔を含む群から選択される、請求項11または12に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項14】
前記基準特徴が複数のレーザマーキングを含み、
前記複数のレーザマーキングのうちの少なくとも1つが前記長手方向軸の両側に位置付けられている、請求項11または12に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項15】
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記内側プレートの前記基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されている、請求項11から14のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項16】
前記基準特徴が、前記鋸ブレードカートリッジの1つまたは複数の特性を含み、前記鋸ブレードカートリッジを前記ナビゲーションシステムに対して識別するように構成されている、請求項11から15のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項17】
前記特性が、前記ブレードの種類、前記ブレードヘッドのブレード厚、前記ブレードヘッドの歯の構成、前記ガイドバーの長さ、および/または前記ガイドバーの幅のうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の鋸ブレードカートリッジ。
【請求項18】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面を画定する内側タインを含む内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記内側タインの前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記長手方向軸に対して前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて横方向に延在するように形成されており、
前記第1のプレートおよび前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記内側タイン、前記第1のプレートおよび/または前記第2のプレートの間に形成された溶接部によって前記内側プレートに連結されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項19】
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと
を含み、
前記第1のプレートが前記第2のプレートに連結されており、前記第1のプレートが旋回面を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されて前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しており、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1のプレートが第1の外縁部を画定し、
前記第2のプレートが第2の外縁部を画定し、
前記ガイドバーは、前記第1の外縁部が前記第2の外縁部を越えて延在するように構成されており、
前記第1の外縁部が前記ガイドバーの前記近位部分の前記近位端部から前記遠位端部へ外向きにテーパを有し、これにより、前記第1の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援する、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項20】
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置され、旋回面を画定する内側プレートと
を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接している、ブレードと、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在した長手方向軸と
を備え、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが、前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定するように構成されており、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在している、鋸ブレードカートリッジ。
【請求項21】
外科用鋸システムであって、
マウントを有する外科用デバイスを備え、前記マウントが装着面を画定し、前記マウントが、
前記装着面の上方に延在した第1の壁および第2の壁であって、前記マウントの長手方向軸の対向側面に位置付けられた第1の壁および第2の壁と、
前記第1および第2の壁の各々に配置された少なくとも1つのタブであって、前記少なくとも1つのタブの各々が前記装着面を覆って延在するように前記装着面の上方に位置付けられている少なくとも1つのタブと
を含み、
前記外科用鋸システムはさらに、
前記外科用デバイスの前記マウントに着脱可能に連結可能な鋸ブレードカートリッジを備え、前記鋸ブレードカートリッジが、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートと
を含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが、第2の外縁部を画定するように構成されており、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在しており、
前記第1および第2の壁は、前記長手方向軸に沿った前記鋸ブレードカートリッジの整列を容易にするように前記マウントの前記長手方向軸に対してテーパ付けられ、
前記第1および第2の壁の各々が前記内側プレートの前記第2の外縁部と係合し、前記少なくとも1つのタブの各々の下面が前記内側プレートの上面と係合する、外科用鋸システム。
【請求項22】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートとを含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が旋回部材を画定するガイドバーと、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記ガイドバーが前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部および前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を有し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記第2の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【請求項23】
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面、および第1の開口部を画定する内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための第2の旋回面を画定するブレード本体を有し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記内側プレートの前記第1の開口部、および前記内側プレートによって画定された前記ガイドバーの前記近位部分の前記第2の外縁部のうちの少なくとも一方が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して配向するように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0127】
したがって、添付の請求項は、鋸ブレードカートリッジ10、110、210の真の趣旨および範囲を網羅するこのような変形および変更を全て網羅することを目的とする。
出願時の特許請求の範囲は以下の通り。
[請求項1]
鋸ブレードカートリッジ外科用デバイスであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置され、旋回面を画定する内側プレートと
を有するガイドバーと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードと
を備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されたブレードヘッドであって、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しているブレードヘッドとを含み、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが第2の外縁部を画定し、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在しており、
前記第2の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援するように、前記第2の外縁部が、前記近位部分の前記近位端部から前記遠位端部へ外向きにテーパを有する、鋸ブレードカートリッジ。
[請求項2]
前記ガイドバーが、前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在した長手方向軸をさらに規定し、
前記第2の外縁部が前記第2の外縁部上の第1の点と第2の点との間の前記長手方向軸に対する第1のテーパ角を規定し、
前記第2の外縁部が前記第2の外縁部上の前記第2の点と第3の点との間の前記長手方向軸に対する第2のテーパ角を規定し、前記第1の点が前記第3の点よりも前記カートリッジの近位端部に接近しており、前記第2の点が前記第1の点と前記第3の点との間に配置されている、請求項1に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項3]
前記第2の外縁部が前記第2の外縁部上の前記第3の点と第4の点との間の前記長手方向軸に対する第3のテーパ角を規定する、請求項2に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項4]
前記内側プレートが、前記ガイドバーの近位端部から延在したタインをさらに含み、前記タインが前記旋回面を画定する、請求項1から3のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項5]
前記タインは内側タインであり、前記内側プレートが第1の外側タインおよび第2の外側タインをさらに含み、前記内側タインが前記第1および第2の外側タインの間に配置されている、請求項4のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項6]
前記タインは内側タインであり、第1の外側タインおよび第2の外側タインをさらに含み、前記第1および第2の外側タインが前記第1および第2のプレートの間に位置付けられており、前記内側タインが前記第1および第2の外側タインの間に配置されている、請求項4に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項7]
前記第1および第2の外側タインが前記内側タインよりも前記ガイドバーの前記遠位端部に接近して延在している、請求項5または6に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項8]
前記第1および第2の外側タインが遠位端部を各々含み、
前記ガイドバーは、前記第1および第2の外側タインの各々の前記遠位端部が前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの遠位端部より近位側にあるように構成されており、
前記第1のプレートおよび前記第2のプレートによって画定された側面が、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの前記遠位端部より近位側、ならびに前記第1および第2の外側タインの各々の前記遠位端部より遠位側の孔を画定し、前記孔が破片の出口を提供する、請求項5または6に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項9]
前記第1および第2の外側タインが遠位先端を各々含み、
前記ガイドバーは、前記第1および第2の外側タインの各々の前記遠位先端が前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの遠位端部に隣接するように構成されている、請求項6に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項10]
前記旋回面が円弧状表面である、請求項1から9のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項11]
前記ブレード本体の前記近位端部が、前記旋回面に当接した凹部を画定し、これにより、前記ブレード本体が、前記ブレード本体が作動するときに前記内側プレートによって画定された前記旋回面の周りに旋回するように構成されている、請求項10に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項12]
前記ブレードヘッドによって切断された切口内への前記ガイドバーの挿入を可能にするために、前記歯は、前記ガイドバーの厚さ以上ある前記ブレードヘッドの厚さを規定する、請求項10または11に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項13]
前記第1および第2のプレートの間に可動に配置された少なくとも1つの駆動リンクをさらに備え、
前記少なくとも1つの駆動リンクが対向する近位および遠位端部を有し、前記近位端部が、前記外科用デバイスの駆動要素に取り付けられるように適合されており、前記遠位端部が前記ブレード本体の前記近位端部に接続されており、これにより、前記少なくとも1つの駆動リンクの往復運動が前記旋回面を中心とした前記ブレードの旋回をもたらす、請求項1から12のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項14]
前記少なくとも1つの駆動リンクは少なくとも2つの駆動リンクを含む、請求項13に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項15]
前記少なくとも2つの駆動リンクが前記ブレードヘッドに可動に連結されている、請求項14に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項16]
前記内側プレートが前記外側プレートを越えて横方向に延在している、請求項1から15のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項17]
前記内側プレートが、前記ガイドバーを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されたスロットをさらに画定する、請求項1から16のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項18]
前記軸方向スロットは、前記スロットの前記長手方向軸が前記ガイドバーの前記長手方向軸と平行になるように配向されている、請求項17に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項19]
前記プレートのうちの少なくとも1つが、ナビゲーションシステムを用いた前記外科用ブレードの位置および/または配向の決定を容易にするように構成された基準特徴を画定する、請求項1から18のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項20]
前記内側プレートが、ナビゲーションシステムを用いた前記外科用ブレードの位置および/または配向の決定を容易にするように構成された基準特徴をさらに含む、請求項1から18のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項21]
前記基準特徴が、光学マーキング、くぼみ、または孔を含む群から選択される、請求項19または20に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項22]
前記基準特徴が複数のレーザマーキングを含み、
前記複数のレーザマーキングのうちの少なくとも1つが前記長手方向軸の両側に位置付けられている、請求項19または20に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項23]
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記内側プレートの前記基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されている、請求項19から22のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項24]
前記基準特徴が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在した前記内側プレートの前記第2の外縁部によって露出した前記内側プレートの表面上に配置されている、請求項23に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項25]
前記基準特徴が、前記鋸ブレードカートリッジの1つまたは複数の特性を含み、前記鋸ブレードカートリッジを前記ナビゲーションシステムに対して識別するように構成されている、請求項19から24のいずれか1項に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項26]
前記特性が、前記ブレードの種類、前記ブレードヘッドのブレード厚、前記ブレードヘッドの歯の構成、前記ガイドバーの長さ、および/または前記ガイドバーの幅のうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載の鋸ブレードカートリッジ。
[請求項27]
外科用デバイスと共に使用するための外科用ブレードカートリッジであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
旋回面を画定する内側プレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードと
を備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されたブレードヘッドであって、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しているブレードヘッドと
を含み、
前記内側プレートが、ナビゲーションシステムに対する前記外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成された基準特徴を含み、
前記第1のプレート、前記第2のプレート、および前記内側プレートが、前記内側プレート上の前記基準特徴へのアクセスを可能にするように形状設定されている、外科用ブレードカートリッジ。
[請求項28]
前記第1および第2のプレートにおいて孔を画定し、前記孔が前記内側プレートの前記基準特徴へのアクセスを提供する、請求項27に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項29]
前記基準特徴が、マーキング、くぼみ、または孔を含む群から選択される、請求項27または28に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項30]
前記基準特徴が複数のレーザマーキングを含み、
前記複数のレーザマーキングのうちの少なくとも1つが前記長手方向軸の両側に位置付けられている、請求項27または28に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項31]
前記ブレード本体の前記近位端部が、前記旋回面に当接するように構成された凹部を画定し、これにより、前記ブレード本体が、前記内側プレートによって画定された前記旋回面の周りに旋回するように構成されている、請求項28に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項32]
前記ブレードヘッドによって切断された切口内への前記ガイドバーの挿入を可能にするために、前記歯は、前記ガイドバーの厚さ以上ある前記ブレードヘッドの厚さを規定する、請求項28または31に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項33]
前記歯が、前記ガイドバーを受容することができる切口を形成するために十分な厚さを有する、請求項28に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項34]
前記内側プレートは、
第1の外側タインと、
第2の外側タインと、
前記第1および第2の外側タインの間に配置され、前記旋回面を画定する遠位端部を含む中心タインと
を有する、請求項28から33のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項35]
少なくとも1つの駆動リンクが、前記第1および第2のプレートの間の空隙内の、前記第1または第2の外側タインのうちの一方と前記中心タインとの間の空間内に可動に配置されており、
前記少なくとも1つの駆動リンクが対向する近位および遠位端部を有し、前記近位端部が、前記外科用デバイスの駆動要素に取り付けられるように適合されており、前記遠位端部が前記ブレード本体の前記近位端部に接続されており、これにより、前記少なくとも1つの駆動リンクの往復運動が前記中心タインの前記旋回面を中心とした前記ブレードの旋回をもたらす、請求項34に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項36]
前記基準特徴が、前記内側プレート内に画定されたくぼみである、請求項27から35のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項37]
前記基準特徴が、前記内側プレート内に画定された孔である、請求項27から35のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項38]
前記内側プレートの一部分が前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方の外周縁部を越えて横方向に延在している、請求項27から37のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項39]
前記基準特徴が、前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方の前記外周縁部を越えて横方向に延在した前記内側プレートの前記一部分上に配置されている、請求項38に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項40]
前記内側プレートが、前記ガイドバーを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されたスロットをさらに画定する、請求項27から39のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項41]
前記スロットは、前記スロットの前記長手方向軸が前記ガイドバーの前記長手方向軸と整列するように配向されている、請求項40に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項42]
前記基準特徴が、前記鋸ブレードカートリッジの1つまたは複数の特性を含み、前記鋸ブレードカートリッジを前記ナビゲーションシステムに対して識別するように構成されている、請求項27から41のいずれか1項に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項43]
前記基準特徴が前記鋸ブレードカートリッジの1つまたは複数の特性に構成されており、前記特性が、前記ブレードの種類、前記ブレードヘッドのブレード厚、前記ブレードヘッドの歯の構成、前記ガイドバーの長さ、および/または前記ガイドバーの幅のうちの少なくとも1つを含む、請求項42に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項44]
ナビゲーションシステムを用いて外科用鋸ブレードの位置および/または配向を確認する方法であって、前記外科用鋸ブレードが、基準特徴を有する内側プレートを含み、前記内側プレートが第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置されており、これにより、前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方の開口部が前記基準特徴へのアクセスを提供し、前記方法は、
第1の追跡デバイスを含む器具を、前記器具の遠位端部を前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの一方の前記開口部を通して挿入することによって、前記器具の遠位端部が前記内側プレート上の前記基準特徴に当接するように位置付けるステップと、
前記位置付けステップに基づいて前記基準特徴の実際の位置および/または配向を決定するステップと、
外科用マニピュレータの装着特徴と前記外科用鋸ブレードの前記基準特徴との間の関係に対応する所定の幾何学的データに基づいて前記基準特徴の期待位置および/または配向を決定するステップと、
前記基準特徴の前記期待位置および/または配向を前記基準特徴の前記実際の位置および配向と比較するステップと
を含む方法。
[請求項45]
前記外科用マニピュレータが、ハンドヘルドツール、ロボットアーム、またはハンドヘルドロボットのうちの1つである、請求項44に記載の方法。
[請求項46]
前記装着特徴の実際の位置および配向を決定するステップをさらに含み、
前記基準特徴の前記期待位置の決定は、前記装着特徴の実際の位置および配向の決定にさらに基づく、請求項44または45に記載の方法。
[請求項47]
前記装着特徴の前記実際の位置および配向が、運動学的データ、マニピュレータに連結された追跡器の追跡器データ、前記マニピュレータからの符号器データ、またはこれらの組み合わせに基づき得る、請求項44から46のいずれか1項に記載の方法。
[請求項48]
手術部位に対する前記鋸ブレードの前記位置を表示するステップをさらに含む、請求項44から47のいずれか1項に記載の方法。
[請求項49]
前記器具を位置付けるステップに基づいて前記外科用鋸ブレードの少なくとも1つの特性を決定するステップをさらに含む、請求項44から48のいずれか1項に記載の方法。
[請求項50]
前記外科用鋸ブレードの決定された前記位置および/または配向に基づいて前記外科用鋸ブレードをナビゲートするステップをさらに含む、請求項44から49のいずれか1項に記載の方法。
[請求項51]
前記外科用マニピュレータを用いて前記外科用鋸ブレードを作動させ、前記外科用鋸ブレードのブレードヘッドを、前記内側プレートによって画定された旋回面の周りに旋回させるステップをさらに含む、請求項44から50のいずれか1項に記載の方法。
[請求項52]
前記外科用マニピュレータを用いて前記外科用鋸ブレードを作動させている間に前記外科用鋸ブレードを生体組織に当て、生体組織を除去するステップをさらに含み、
前記ブレードヘッドには複数の歯が形成されており、前記ブレードヘッドによって切断された切口内への前記外科用鋸ブレードの挿入を可能にするために、前記歯は、前記外科用鋸ブレードのガイドバーの厚さ以上ある前記ブレードヘッドの厚さを規定する、請求項51に記載の方法。
[請求項53]
前記ブレードヘッドが生体組織に当てられている間に前記外科用マニピュレータに連結された第2の追跡デバイスの位置に基づいて目標物体に対する前記外科用鋸ブレードの前記遠位端部の前記位置および/または配向を決定するステップをさらに含む、請求項51に記載の方法。
[請求項54]
前記器具を位置付けるステップが、前記外科用鋸ブレードのツール中心点を前記ナビゲーションシステムに対して確認する、請求項44から53のいずれか1項に記載の方法。
[請求項55]
前記ツール中心点が、前記内側プレートによって画定された前記旋回面に対応する、請求項54に記載の方法。
[請求項56]
外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
第1のプレートおよび第2のプレートを含むガイドバーと、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードとを備え、前記ブレードは、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位端部から延在したブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記歯は、
複数の基底歯と、
第1の先導歯とを含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に画定された空間内に可動に配置された少なくとも1つの駆動リンクを備え、前記少なくとも1つの駆動リンクが対向する近位および遠位端部を有し、前記近位端部が、外科用デバイスの駆動要素に取り付けられるように適合されており、前記遠位端部が前記ブレード本体の前記近位端部に接続されており、これにより、前記少なくとも1つの駆動リンクの往復運動が旋回面の周りの前記ブレードの旋回をもたらし、
前記ブレードが旋回したとき、前記基底歯が、第1の円弧に沿って運動するように構成されており、前記第1の先導歯が、第2の円弧に沿って運動するように構成されており、
前記第2の円弧が前記第1の円弧より遠位側にある、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項57]
前記ブレード本体が、前記近位端部と前記遠位端部との間に延在した第1の平面(平面1)を画定し、前記第1の平面が前記ブレード本体の上面と概ね直交して配向されて前記ブレード本体を2等分し、
前記ブレードヘッドが、前記第1の平面と垂直な第2の平面(平面2)を画定し、前記第2の平面が前記ブレードヘッドを2等分して上側部分および底側部分を画定し、
前記第1の平面と前記第2の平面との交線が前記ブレード本体の中心軸を規定し、
前記ブレードヘッドが鏡映面(平面3)を画定し、前記鏡映面が、前記中心軸と交差し、前記第2の平面から鏡面角度をなして配向されるように画定され、
前記歯が第2の先導歯をさらに含み、前記ブレードヘッドは、前記第2の先導歯が、前記鏡映面に対して鏡映された前記第1の先導歯の鏡映表現であるように構成されている、請求項56に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項58]
前記鏡面角度が0より大きく且つ90未満である、請求項57に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項59]
前記ブレードが旋回すると、前記第2の先導歯が前記第2の円弧に沿って運動する、請求項57に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項60]
前記第1の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第1の切断縁部を画定する、請求項57から59のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項61]
前記第2の先導歯が、前記鏡映面に対して前記第1の先導歯の前記すくい角を鏡映するように構成されたすくい角を有する第2の切断縁部を画定する、請求項60に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項62]
前記基底歯がそれぞれ、-20~20度のすくい角を有する基底歯切断縁部を画定する、請求項56から61のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項63]
前記基底歯の前記すくい角が前記第1の先導歯の前記すくい角に対して0~10度に設定されている、請求項62に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項64]
前記ブレード本体が、
前記ブレード本体の前記近位端部と前記遠位端部との間に延在した第1の平面であって、前記ブレード本体の上面と概ね直交して配向されて前記ブレード本体を2等分する第1の平面と、
前記第1の平面と垂直な第2の平面であって、前記ブレード本体を2等分して第1の部分および第2の部分を画定する第2の平面と
を画定し、
前記第1の先導歯が、前記第2の平面によって画定された前記第1の部分から延在した頂部を画定し、
前記基底歯が、前記第2の平面によって画定された前記第1および第2の部分から延在した複数の頂部を画定し、
前記第1の先導歯の前記頂部が前記基底歯の前記複数の頂部の各々を越えて延在している、請求項56に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項65]
前記ブレードが第2の先導歯をさらに含み、
前記第2の先導歯が、前記第2の平面によって画定された前記第1の部分から延在した頂部を画定し、
前記第2の先導歯の前記頂部が前記基底歯の前記複数の頂部の各々を越えて、ただし、前記第1の先導歯の前記頂部よりも短く延在している、請求項64に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項66]
前記第1の先導歯および前記第2の先導歯が前記第1の平面を挟んで非対称に配置されている、請求項65に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項67]
前記基底歯は、前記ブレード本体が前記旋回面の周りに旋回したとき、第1の円弧に沿って運動するように構成されており、前記第1の先導歯および前記第2の先導歯は、第2の円弧に沿って運動するように構成されており、
前記第2の円弧が前記第1の円弧より遠位側にある、請求項65に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項68]
前記第1の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第1の切断縁部を画定する、請求項64から67のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項69]
前記第2の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第2の切断縁部を画定する、請求項64から68のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項70]
前記基底歯がそれぞれ、-20~20度のすくい角を有する基底歯切断縁部を画定する、請求項64から69のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項71]
前記基底歯の前記すくい角が、前記すくい面の歯先と前記ブレード旋回軸を接続する線に対して-10~10度に設定されている、請求項68から70のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項72]
前記旋回面が前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置されている、請求項56から71のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項73]
前記旋回面が、両端部を有するピンを含み、前記両端部はそれぞれ、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートのうちの一方に連結されている、請求項72に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項74]
前記旋回面が旋回ボスを含み、前記旋回ボスが前記ガイドバーによって画定される、請求項72に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項75]
前記ブレードの前記近位端部が、前記旋回面に当接するように構成された凹部スロットを画定する、請求項56から74のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項76]
近位端部および遠位端部を含み、前記近位端部と前記遠位端部との間の旋回面を画定する矢状鋸ブレードカートリッジの外科用ブレードであって、
近位端部と遠位端部を含み、前記旋回面の周りに旋回するように構成されているブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置され、前記矢状鋸ブレードカートリッジの前記遠位端部から延在するブレードヘッドとを備え、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記歯は、
複数の基底歯と、
第1の先導歯と、
第2の先導歯と
を含み、
前記外科用ブレードはさらに、
前記ブレード本体の前記近位端部と前記遠位端部との間に延在した第1の平面(平面1)であって、前記ブレード本体の上面と概ね直交して配向されて前記ブレード本体を2等分する第1の平面と、
前記第1の平面と垂直な第2の平面(平面2)であって、前記ブレード本体を2等分して上側部分および底側部分を画定する第2の平面とを備え、
前記第1の平面(平面1)と前記第2の平面(平面2)との交線が前記ブレード本体の中心軸を規定し、
前記外科用ブレードはさらに、
前記中心軸と交差し、前記第2の平面(平面2)から測定された鏡面角度(θ)をなして配向されるように構成された鏡映面(平面3)を備え、
前記ブレードヘッドは、前記第2の先導歯が、前記鏡映面(平面3)に対して鏡映された前記第1の先導歯の鏡映表現であるように構成されている、矢状鋸ブレードカートリッジの外科用ブレード。
[請求項77]
前記ブレード本体が前記旋回面の周りに旋回したとき、前記基底歯は、第1の円弧に沿って運動するように構成されており、前記第1の先導歯および前記第2の先導歯は、第2の円弧に沿って運動するように構成されており、
前記第2の円弧が前記第1の円弧より遠位側にある、請求項76に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項78]
前記鏡面角度が0より大きく且つ90未満である、請求項77に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項79]
前記第1の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第1の切断縁部を画定する、請求項76に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項80]
前記第2の先導歯が、前記鏡映面に対して鏡映された前記第1の先導歯の前記すくい角の鏡映表現を有する第2の切断縁部を画定する、請求項79に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項81]
前記基底歯がそれぞれ、-20~20度のすくい角を有する基底歯切断縁部を画定する、請求項76から80のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項82]
前記基底歯の前記すくい角が、前記すくい面の歯先と前記ブレード旋回軸を接続する線に対して0~10度に設定されている、請求項56から81のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項83]
近位端部および遠位端部を含み、前記近位端部と前記遠位端部との間の旋回面を画定する外科用ブレードであって、
近位端部と遠位端部を含み、前記旋回面の周りに旋回するように構成されているブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されたブレードヘッドとを備え、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記歯は、
複数の基底歯と、
第1の先導歯とを含み、
前記外科用ブレードはさらに、
前記ブレード本体の前記近位端部と前記遠位端部との間に延在した第1の平面であって、前記ブレード本体の上面と概ね直交して配向されて前記ブレード本体を2等分する第1の平面と、
前記第1の平面と垂直な第2の平面であって、前記ブレード本体を2等分して第1の部分および第2の部分を画定する第2の平面と
を備え、
前記第1の先導歯が前記旋回面に対する第1の頂部を画定し、
前記基底歯が前記旋回面に対する第2の頂部を画定し、
前記第1の先導歯の前記第1の頂部が前記基底歯の前記第2の頂部より遠位側にある、外科用ブレード。
[請求項84]
前記ブレードが第2の先導歯をさらに備え、
前記第2の先導歯が前記旋回面に対する第3の頂部を画定し、
前記第2の先導歯の前記頂部が前記基底歯より遠位側にあり、前記第1の先導歯の前記第1の頂部より近位側にある、請求項83に記載の外科用ブレード。
[請求項85]
前記第1の先導歯および前記第2の先導歯が前記第1の平面を挟んで非対称に配置されている、請求項84に記載の外科用ブレード。
[請求項86]
前記ブレード本体が前記旋回面の周りに旋回すると、前記ブレードヘッドは、
前記第1の先導歯が、第1の円弧を運動するように構成され、
前記第2の先導歯が、第2の円弧を運動するように構成され、
前記基底歯が、第3の円弧を運動するように構成され、
前記第1の円弧が前記第2の円弧および前記第3の円弧より遠位側にあり、
前記第2の円弧が前記第3の円弧より遠位側にあるように構成されている、請求項83に記載の外科用ブレード。
[請求項87]
前記第1の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第1の切断縁部を画定する、請求項83から86のいずれか1項に記載の外科用ブレード。
[請求項88]
前記第2の先導歯が、-10~+10度のすくい角を有する第2の切断縁部を画定する、請求項83から87のいずれか1項に記載の外科用ブレード。
[請求項89]
前記基底歯がそれぞれ、-20~20度のすくい角を有する基底歯切断縁部を画定する、請求項83から88のいずれか1項に記載の外科用ブレード。
[請求項90]
前記基底歯の前記すくい角が、前記すくい面の歯先と前記ブレード旋回軸を接続する線に対して-10~10度に設定されている、請求項87から89のいずれか1項に記載の外科用ブレード。
[請求項91]
複数の隣接した基底歯を越えて遠位側へ延在した先導歯を有するブレードヘッドを備える外科用ブレードを用いて生体組織を切断する方法であって、前記ブレードヘッドが、前記ブレードヘッドの上面と概ね平行である第1の平面によって2等分されて第1の部分および第2の部分を画定し、前記先導歯が前記第1の部分上に配置されて前記複数の基底歯より遠位側に延在するように構成されており、前記方法は、
前記複数の基底歯のうちのいずれかが前記生体組織と接触する前に前記第1の先導歯が前記生体組織と接触することになるよう、前記外科用ブレードを前記生体組織に対する目標平面上に位置付けるように外科用マニピュレータを自動的に制御することと、
前記ブレードが前記目標平面上にある間に外科用マニピュレータを用いて前記外科用ブレードを作動させることと
を含む、方法。
[請求項92]
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面、第1の開口部を画定する内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための第2の旋回面を画定するブレード本体を有し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記内側プレートの前記第1の開口部、および前記内側プレートによって画定された前記ガイドバーの前記近位部分の前記第2の外縁部の組み合わせが、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項93]
前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在する長手方向軸に対して前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて横方向に延在するようにさらに形成されている、請求項92に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項94]
前記旋回面が、中心を有する半径を画定し、前記旋回面の前記中心が前記長手方向軸上に位置付けられており、
前記内側プレートの前記第1の開口部および前記第2の開口部の組み合わせが、前記旋回面を前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるようにさらに構成されている、請求項92に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項95]
前記第1の開口部、および前記第2の開口部の各々が前記長手方向軸に沿って位置付けられている、請求項92または94に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項96]
前記ガイドバーが第2の開口部を画定し、前記第2の開口部が、前記ガイドバーを前記外科用デバイスに着脱可能に固定するための前記外科用デバイスの連結ポストを受容するように構成された鍵穴形開口部を画定する、請求項92から95のいずれか1項に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項97]
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面、第1の開口部、および第2の開口部を画定する内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部の各々が前記長手方向軸に沿って位置付けられており、
前記内側プレートの前記第1の開口部および前記第2の開口部の組み合わせが、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項98]
前記内側プレートの前記第1の開口部および前記第2の開口部の前記組み合わせが、前記旋回面を前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるようにさらに構成されている、請求項97に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項99]
外科用デバイスと共に使用するための外科用ブレードカートリッジであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
旋回面、第1の開口部、および基準特徴を画定する内側プレートであって、前記基準特徴が、ナビゲーションシステムに対する前記外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成されている内側プレートと
を備え、
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくともが、前記内側プレート上の前記基準特徴へのアクセスを提供するように構成された開口部を画定し、
前記内側プレート内の前記第1の開口部が、前記外科用デバイスに対して前記旋回面の半径の中心を軸方向に整列させるように構成されている、外科用ブレードカートリッジ。
[請求項100]
前記旋回面の前記半径の前記中心、前記第1の開口部、および前記基準特徴の各々が全て前記内側プレート上に配置され、前記内側プレートの遠位部分と近位部分との間に延在する長手方向軸上に位置付けられている、請求項99に記載の外科用ブレードカートリッジ。
[請求項101]
装着特徴を通じて外科用鋸ブレードが連結された外科用マニピュレータに対する前記外科用鋸ブレードの設置の有効性を確認する方法であって、前記方法が、第1の追跡デバイスおよび遠位先端を含む器具を有するナビゲーションシステムを利用し、前記外科用鋸ブレードが、基準特徴を有する内側プレートを含み、前記内側プレートが第1のプレートと第2のプレートとの間に部分的に配置されており、前記第1および/または第2のプレートは、前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が前記基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されており、前記方法は、
前記ナビゲーションシステムを用いて、前記器具の前記遠位先端が、前記基準特徴に当接するよう配置されている間に、前記第1の追跡デバイスを追跡するステップと、
前記ナビゲーションシステムを用いて、前記追跡ステップに基づいて前記基準特徴の実際の位置および配向を決定するステップと、
前記ナビゲーションシステムを用いて、前記基準特徴の前記実際の位置および配向を前記基準特徴の期待位置および配向と比較するステップとを含み、前記期待位置および配向が、前記外科用マニピュレータの前記装着特徴と前記外科用鋸ブレードの前記基準特徴との間の関係に対応する所定の幾何学的データに基づいている、
方法。
[請求項102]
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記基準特徴へのアクセスを提供するための開口部を含み、
前記方法は、前記器具の前記遠位端部を、前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの一方の前記開口部を通して、前記基準特徴に当接するように配置するステップをさらに含む、請求項101に記載の方法。
[請求項103]
前記基準特徴の前記実際の位置および配向に基づいて前記外科用鋸ブレードの特性を識別するステップをさらに含む、請求項101に記載の方法。
[請求項104]
外科用鋸ブレードを外科用マニピュレータに取り付ける方法であって、前記外科用鋸ブレードが、2つの外側プレート、前記2つの外側プレートの間に部分的に位置付けられた内側プレートを含み、前記内側プレートが、第1の開口部、第2の開口部、および旋回面を画定し、前記方法は、
前記外科用鋸ブレードを、前記外科用マニピュレータの整列ポストが前記第1の開口部に位置し、前記外科用マニピュレータの連結ポストが前記内側プレートの前記第2の開口部内に位置するように位置付けることと、
前記内側プレートを前記外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドさせ、前記整列ポストおよび前記連結ポストをそれぞれ前記第1の開口部および前記第2の開口部内の近位位置から前記第1の開口部および前記第2の開口部内の遠位位置へ移動させることによって、前記内側プレートを前記外科用マニピュレータに対して軸方向に整列させることと
を含む方法。
[請求項105]
外科用矢状鋸を組み立てる方法であって、
外科用鋸ブレードを、前記外科用マニピュレータの整列ポストが前記外科用鋸ブレードの第1の開口部内に位置し、前記外科用マニピュレータの前記連結ポストが前記外科用鋸ブレードの第2の開口部内に位置するように位置付けることによって、前記外科用鋸ブレードを外科用マニピュレータに取り付けることと、
前記外科用鋸ブレードを前記外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドさせ、前記整列ポストおよび前記連結ポストをそれぞれ前記第1の開口部および前記第2の開口部内の近位位置から前記第1の開口部および前記第2の開口部内の遠位位置へ移動させることと
を含み、
前記整列ポストが、前記第1の開口部内の前記遠位位置に位置付けられたとき、前記第1の開口部の対向側面と同時に係合するようにサイズ設定されており、前記外科用鋸ブレードが前記外科用マニピュレータに向かって近位側へスライドされると前記外科用鋸ブレードを前記外科用マニピュレータに対して軸方向に整列させる、方法。
[請求項106]
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面を画定する内側タインを含む内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記内側タインの前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記長手方向軸に対して前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて横方向に延在するように形成されており、
前記第1のプレートおよび前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記内側タイン、前記第1のプレートおよび/または前記第2のプレートの間に形成された溶接部によって前記内側プレートに連結されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項107]
前記内側タインが第1の開口部をさらに画定し、前記第1の開口部が、前記旋回面を前記外科用デバイスに対して整列させるように構成されている、請求項106に記載の外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項108]
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと
を含み、
前記第1のプレートが前記第2のプレートに連結されており、前記第1のプレートが旋回面を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されて前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しており、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1のプレートが第1の外縁部を画定し、
前記第2のプレートが第2の外縁部を画定し、
前記ガイドバーは、前記第1の外縁部が前記第2の外縁部を越えて延在するように構成されており、
前記第1の外縁部が前記ガイドバーの前記近位部分の前記近位端部から前記遠位端部へ外向きにテーパを有し、これにより、前記第1の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援する、鋸ブレードカートリッジ。
[請求項109]
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置され、旋回面を画定する内側プレートと
を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接している、ブレードと、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在した長手方向軸と
を備え、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが、前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定するように構成されており、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在している、鋸ブレードカートリッジ。
[請求項110]
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置され、旋回面を画定するように構成されている内側プレートと
を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在した長手方向軸を備え、
前記近位部分が近位端部を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが第2の外縁部を画定し、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在しており、前記第2の外縁部が、前記近位部分の前記近位端部から前記遠位端部へ外向きにテーパを有し、これにより、前記第2の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援し、
前記内側プレートが、ナビゲーションシステムを用いた前記外科用ブレードの位置および/または配向のうちの少なくとも一方の決定を容易にするように構成された基準特徴をさらに含み、
前記第1のプレートまたは前記第2のプレートのうちの少なくとも一方が、前記内側プレートの前記基準特徴へのアクセスを提供するように形状設定されている、鋸ブレードカートリッジ。
[請求項111]
外科用鋸システムであって、
マウントを有し、前記マウントが装着面を画定する外科用デバイスを備え、前記マウントが、
連結ポストと、
整列ポストと
を含み、
前記外科用鋸システムはさらに、
前記外科用デバイスの前記マウントに着脱可能に連結可能な鋸ブレードカートリッジを備え、前記鋸ブレードカートリッジが、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
旋回面を画定する内側プレート、第1の開口部、および第2の開口部
を含むガイドバーと、
前記ガイドバーの遠位端部に配置されたブレードであって、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記第1の開口部が、前記マウントの前記整列ポストを受容し、それとスライド可能に係合するようにサイズ設定されており、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させ、
前記第2の開口部が、前記マウントの前記連結ポストを受容するようにサイズ設定されており、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに着脱可能に連結する、外科用鋸システム。
[請求項112]
前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと
をさらに含み、
前記内側プレートが前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置されており、
前記ブレードが前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されている、請求項111に記載の外科用鋸システム。
[請求項113]
前記第1のプレートが第3の開口部を画定し、前記第2のプレートが第4の開口部を画定し、前記第3および第4の開口部の各々が前記内側プレートの前記第1の開口部と同心に形成されており、
前記第1および第2のプレートに形成された前記第3および第4の開口部の各々が、前記内側プレートの前記第1の開口部よりも大きい開口部を画定する、請求項112に記載の外科用鋸システム。
[請求項114]
前記整列ポストがピンを含み、前記第1の開口部が、対向側面を有するスタジアム形開口部を含み、前記対向側面の各々が、前記長手方向軸と概ね平行になるように配向されており、
前記対向側面は、前記整列ポストが前記第1の開口部内に配置されたとき、前記対向側面の各々が前記整列ポストの外面と係合するように、互いに離間されている、請求項111または112に記載の外科用鋸システム。
[請求項115]
前記外科用デバイスがロボットアームを備える、請求項111から114のいずれか1項に記載の外科用鋸システム。
[請求項116]
前記外科用デバイスがハンドヘルド外科用鋸を備える、請求項111から114のいずれか1項に記載の外科用鋸システム。
[請求項117]
外科用鋸システムであって、
マウントを有する外科用デバイスを備え、前記マウントが装着面を画定し、前記マウントが、
前記装着面の上方に延在した第1の壁および第2の壁であって、前記マウントの長手方向軸の対向側面に位置付けられており、前記長手方向軸に沿った前記鋸ブレードカートリッジの整列を容易にするように前記マウントの前記長手方向軸に対してテーパ付けられた第1の壁および第2の壁と、
前記第1および第2の壁の各々に配置された少なくとも1つのタブであって、前記少なくとも1つのタブの各々が前記装着面を覆って延在するように前記装着面の上方に位置付けられている少なくとも1つのタブと
を含み、
前記外科用鋸システムはさらに、
前記外科用デバイスの前記マウントに着脱可能に連結可能な鋸ブレードカートリッジを備え、前記鋸ブレードカートリッジが、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートと
を含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが、第2の外縁部を画定するように構成されており、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在しており、
前記第1および第2の壁の各々が前記内側プレートの前記第2の外縁部と係合し、前記少なくとも1つのタブの各々の下面が前記内側プレートの上面と係合する、外科用鋸システム。
[請求項118]
前記マウントが連結ポストおよび整列ポストのうちの少なくとも一方をさらに含み、
前記内側プレートが第1の開口部および第2の開口部のうちの少なくとも一方をさらに画定し、
前記第1の開口部が、前記マウントの前記整列ポストを受容し、それとスライド可能に係合するようにサイズ設定されており、前記第2の開口部が、前記マウントの前記連結ポストを受容するようにサイズ設定されており、これにより、前記内側プレートの前記第1の開口部と前記第2の開口部のうちの少なくとも一方が、前記第1および第2の壁が前記第2の外縁部と係合することと組み合わせて、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、請求項117に記載の外科用鋸システム。
[請求項119]
前記外科用デバイスがロボットアームを備える、請求項117または118に記載の外科用鋸システム。
[請求項120]
前記外科用デバイスがハンドヘルド外科用鋸を備える、請求項117または118に記載の外科用鋸システム。
[請求項121]
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートと
を含むガイドバーと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードとを備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドであって、歯が形成されているブレードヘッドと
を含み、
前記ブレードヘッドが、破片が出ていくことを可能にするための1つまたは複数の孔を画定する、鋸ブレードカートリッジ。
[請求項122]
外科用マニピュレータと共に使用するための鋸ブレードカートリッジを製造する方法であって、
前記鋸ブレードカートリッジのブレードヘッドとなるブランク材料片内に1つまたは複数の孔を形成するステップと、
前記ブランクを機械加工し、前記1つまたは複数の孔の場所および/または位置に基づく前記ブランク上の場所において1つまたは複数の歯を形成するステップと
を含む方法。
[請求項123]
前記ブランクを機械加工するステップが、前記ブランクを研削することを含む、請求項122に記載の方法。
[請求項124]
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートとを含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が旋回部材を画定するガイドバーと、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記ガイドバーが前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部および前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を有し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記旋回部材を画定する前記プレートのうちの前記一方が、前記長手方向軸に沿って位置付けられた第1の開口部を含み、
前記第1の開口部および前記第2の外縁部の組み合わせが、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項125]
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーであって、
第1のプレートと、
第2のプレートとを含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が旋回部材を画定するガイドバーと、
前記ガイドバーの前記遠位部分と前記近位部分との間に延在して前記ガイドバーを2等分するように構成されている長手方向軸と、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードであって、前記旋回面の周りに旋回するための旋回面を画定するブレード本体を有するブレードと
を備え、
前記ガイドバーが前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部および前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を有し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記第2の外縁部が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して軸方向に整列させるように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
[請求項126]
外科用デバイスと共に使用し、位置合わせツールを使用した外科用ナビゲーションシステムを用いて位置合わせするための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートと
を含み、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が、前記内側プレートの表面へのアクセスを提供するための開口部を画定し、前記開口部が、第1の領域および第2の領域を画定するように形状設定されており、
前記第1の領域が第1のサイズを有し、位置合わせツールの挿入を受容するように構成されており、
前記第2の領域が、前記第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有し、前記位置合わせツールを前記ガイドバーおよび/または前記内側プレート上の基準特徴に位置付けるように構成されており、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備える、鋸ブレードカートリッジ。
[請求項127]
外科用デバイスと共に使用するための鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に部分的に配置された内側プレートであって、旋回面を画定するように構成されている内側プレートと
を含み、
前記鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、
近位端部および遠位端部を含むブレード本体と、
前記ブレード本体の前記遠位端部上に配置されており、前記ガイドバーの前記遠位部分から延在するように構成されたブレードヘッドとを含み、前記ブレードヘッドには、歯が形成されており、前記ブレード本体の前記近位端部が前記旋回面に当接しており、
前記内側プレートの表面が、前記外科用デバイスと着脱可能に係合するための接触点を画定し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が、前記内側プレート上の前記接触点へのアクセスを提供するように形状設定されており、これにより、前記内側プレート上の前記接触点が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスと整列させるのを支援する、鋸ブレードカートリッジ。
[請求項128]
外科用デバイスと共に使用するための外科用矢状鋸ブレードカートリッジであって、
遠位部分および近位部分を含むガイドバーを備え、前記ガイドバーが、
第1のプレートと、
第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置され、旋回面、第1の開口部を画定する内側プレートと
を含み、
前記外科用矢状鋸ブレードカートリッジはさらに、
前記ガイドバーの遠位端部において前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に少なくとも部分的に配置されたブレードを備え、前記ブレードが、前記内側プレートの前記旋回面の周りに旋回するための第2の旋回面を画定するブレード本体を有し、
前記第1および第2のプレートのうちの一方が前記ガイドバーの前記近位部分の第1の外縁部を画定し、
前記内側プレートが前記ガイドバーの前記近位部分の第2の外縁部を画定し、前記ガイドバーは、前記第2の外縁部が、前記第1および第2のプレートのうちの一方によって画定された前記第1の外縁部を越えて延在するように形成されており、
前記内側プレートの前記第1の開口部、および前記内側プレートによって画定された前記ガイドバーの前記近位部分の前記第2の外縁部のうちの少なくとも一方が、前記鋸ブレードカートリッジを前記外科用デバイスに対して配向するように構成されている、外科用矢状鋸ブレードカートリッジ。
【国際調査報告】