(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-18
(54)【発明の名称】帯域幅スティッチングにおける位相補償のための測位基準信号設計
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20240111BHJP
H04W 64/00 20090101ALI20240111BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240111BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240111BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04W64/00
H04W72/0446
H04W72/0453
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023539800
(86)(22)【出願日】2021-11-01
(85)【翻訳文提出日】2023-06-28
(86)【国際出願番号】 US2021072156
(87)【国際公開番号】W WO2022150226
(87)【国際公開日】2022-07-14
(32)【優先日】2021-01-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】バオ、ジンチャオ
(72)【発明者】
【氏名】アッカラカラン、ソニー
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
(72)【発明者】
【氏名】モントジョ、ジュアン
(72)【発明者】
【氏名】マノラコス、アレクサンドロス
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067CC02
5K067CC04
5K067DD20
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ51
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための技法が開示される。一態様では、受信機デバイスは、測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信すること、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複する、と、連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、を行う。
【選択図】
図14
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信機デバイスによって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を備える方法。
【請求項2】
周波数における前記重複のサイズの構成を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
周波数における前記重複の前記サイズの前記構成は、ロケーションサーバまたはサービング基地局から受信される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
周波数における前記重複のサイズの推奨をネットワークエンティティに送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークエンティティは、ロケーションサーバまたはサービング基地局を備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも第2の複数のPRSリソースは、前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールされ、前記第2の複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記第2の複数のPRSリソースを受信することと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
をさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
少なくとも前記第3のコムパターンの構成を受信することをさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を受信することをさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記位相推定に少なくとも部分的に基づいて、第1のPRSリソースの1つまたは複数の測位測定を実施することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記受信機デバイスはUEである、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記受信機デバイスは基地局である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
ネットワークエンティティによって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールすることと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信することと、
を備える方法。
【請求項32】
周波数における前記重複のサイズの推奨を受信することをさらに備え、周波数における前記重複を少なくとも示す前記指示は前記推奨に基づく、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記推奨は、前記受信機デバイスまたはサービング基地局から受信される、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
周波数における前記重複のサイズの要求を送信することをさらに備える、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記要求は前記受信機デバイスまたはサービング基地局に送信される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
少なくとも第2の複数のPRSリソースを前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールすることをさらに備え、前記第2の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、請求項31に記載の方法。
【請求項39】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、請求項38に記載の方法。
【請求項44】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、請求項38に記載の方法。
【請求項45】
前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、請求項38に記載の方法。
【請求項46】
前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
少なくとも前記第3のコムパターンの構成を前記受信機デバイスに送信することをさらに備える、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、請求項45に記載の方法。
【請求項51】
前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を前記受信機デバイスに送信することをさらに備える、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記受信機デバイスはUEである、請求項31に記載の方法。
【請求項54】
前記受信機デバイスは基地局である、請求項31に記載の方法。
【請求項55】
前記ネットワークエンティティはロケーションサーバまたはサービング基地局である、請求項31に記載の方法。
【請求項56】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、請求項31に記載の方法。
【請求項57】
前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、請求項31に記載の方法。
【請求項58】
前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、請求項31に記載の方法。
【請求項59】
前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、請求項31に記載の方法。
【請求項60】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える受信機デバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を行うように構成された、受信機デバイス。
【請求項61】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの構成を受信するようにさらに構成された、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項62】
周波数における前記重複の前記サイズの前記構成は、ロケーションサーバまたはサービング基地局から受信される、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項63】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの推奨を前記少なくとも1つのトランシーバからネットワークエンティティに送信させるようにさらに構成された、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項64】
前記ネットワークエンティティは、ロケーションサーバまたはサービング基地局を備える、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項65】
周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項66】
帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項67】
少なくとも第2の複数のPRSリソースは、前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールされ、前記第2の複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、
請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項68】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項69】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項70】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項71】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項72】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項73】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項74】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第2の複数のPRSリソースを受信することと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を行うようにさらに構成された、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項75】
前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項76】
前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項77】
前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項78】
前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項79】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも前記第3のコムパターンの構成を受信するようにさらに構成された、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項80】
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項81】
前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項82】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を受信するようにさらに構成された、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項83】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記位相推定に少なくとも部分的に基づいて、第1のPRSリソースの1つまたは複数の測位測定を実施するようにさらに構成された、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項84】
前記受信機デバイスはUEである、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項85】
前記受信機デバイスは基地局である、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項86】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項87】
前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項88】
前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項89】
前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、請求項0に記載の受信機デバイス。
【請求項90】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備えるネットワークエンティティであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールすることと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を前記少なくとも1つのトランシーバから送信させることと、
を行うように構成された、ネットワークエンティティ。
【請求項91】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの推奨を受信するようにさらに構成され、周波数における前記重複を少なくとも示す前記指示は前記推奨に基づく、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項92】
前記推奨は、前記受信機デバイスまたはサービング基地局から受信される、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項93】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの要求を前記少なくとも1つのトランシーバから送信させるようにさらに構成された、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項94】
前記要求は前記受信機デバイスまたはサービング基地局に送信される、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項95】
周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項96】
帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項97】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも第2の複数のPRSリソースを前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールするようにさらに構成され、前記第2の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項98】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項99】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項100】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項101】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項102】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項103】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項104】
前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項105】
前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項106】
前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項107】
前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項108】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバに、少なくとも前記第3のコムパターンの構成を前記受信機デバイスへ送信させるようにさらに構成された、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項109】
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項110】
前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項111】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバに、少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を前記受信機デバイスへ送信させるようにさらに構成された、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項112】
前記受信機デバイスはUEである、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項113】
前記受信機デバイスは基地局である、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項114】
前記ネットワークエンティティはロケーションサーバまたはサービング基地局である、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項115】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項116】
前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項117】
前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項118】
前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、請求項0に記載のネットワークエンティティ。
【請求項119】
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信するための手段と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施するための手段と、
を備える受信機デバイス。
【請求項120】
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールするための手段と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信するための手段と、
を備えるネットワークエンティティ。
【請求項121】
コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信するように、受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施するように、前記受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項122】
コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールするように、ネットワークエンティティに命令する少なくとも1つの命令と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信するように、前記ネットワークエンティティに命令する少なくとも1つの命令と、
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)と、(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービスと、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスと、第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはWiMax(登録商標))とを含む、様々な世代を通して発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログ高度モバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
【0003】
[0003]新無線(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。大きいセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
【発明の概要】
【0004】
[0004]以下は、本明細書で開示される1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する主要なまたは重要な要素を識別するか、あるいは特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきではない。したがって、以下の概要は、以下で提示される発明を実施するための形態に先行して、簡略化された形で、本明細書で開示される機構に関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を提示する唯一の目的を有する。
【0005】
[0005]一態様では、受信機デバイスによって実施されるワイヤレス通信の方法は、測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され(staggered、スタガリングされ)、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複する;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、を含む。
【0006】
[0006]一態様では、ネットワークエンティティによって実施されるワイヤレス通信の方法は、第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールすることと、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、ここにおいて、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複するように構成される;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複を少なくとも示す指示を送信することと、を含む。
【0007】
[0007]一態様では、受信機デバイスは、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複する;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、を行うように構成される。
【0008】
[0008]一態様では、ネットワークエンティティは、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールすることと、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、ここにおいて、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複するように構成される;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複を少なくとも示す指示を少なくとも1つのトランシーバから送信させることと、を行うように構成される。
【0009】
[0009]一態様では、受信機デバイスは、測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信するための手段と、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複する;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施するための手段と、を含む。
【0010】
[0010]一態様では、ネットワークエンティティは、第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールするための手段と、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、ここにおいて、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複するように構成される;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複を少なくとも示す指示を送信するための手段と、を含む。
【0011】
[0011]一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体は、複数の測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信するよう受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複する;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施するよう受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、を備えるコンピュータ実行可能命令を含む。
【0012】
[0012]一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体は、第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールするようネットワークエンティティに命令する少なくとも1つの命令と、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、ここにおいて、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複するように構成される;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複を少なくとも示す指示を送信するようネットワークエンティティに命令する少なくとも1つの命令と、を備えるコンピュータ実行可能命令を含む。
【0013】
[0013]本明細書で開示される態様に関連する他の目的および利点は、添付の図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかになるであろう。
【0014】
[0014]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく、単に態様の例示のために提供される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】[0015]本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。
【
図2A】[0016]本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。
【
図2B】本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。
【
図3A】[0017]ユーザ機器(UE)において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【
図3B】基地局において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【
図3C】ネットワークエンティティにおいて採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【
図4A】[0018]本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。
【
図4B】本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。
【
図4C】本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。
【
図4D】本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。
【
図5】[0019]本開示の態様による、周波数領域測位基準信号(PRS)スティッチングの例の図。
【
図6】[0020]本開示の態様による、時間領域PRSスティッチングの例の図。
【
図7】本開示の態様による、時間領域PRSスティッチングの例の図。
【
図8】[0021]本開示の態様による、複数のPRSリソース階段の例の図。
【
図9】本開示の態様による、複数のPRSリソース階段の例の図。
【
図10】本開示の態様による、複数のPRSリソース階段の例の図。
【
図11】[0022]本開示の態様による、コム設計の様々な態様を示す図。
【
図12】[0023]本開示の態様による、重複領域内でコムパターンを変更する例を示す図。
【
図13】[0024]本開示の態様による、重複領域内でミューティングパターンを変更する例を示す図。
【
図14】[0025]本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法を示す図。
【
図15】本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[0026]本開示の態様が、説明のために提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素については詳細に説明されないか、または省略される。
【0017】
[0027]「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明される特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
【0018】
[0028]以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0019】
[0029]さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべき一連のアクションに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明される一連のアクションは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連するプロセッサに実施させるかまたは実施するように命令することになるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実施する「ように構成された論理」として説明され得る。
【0020】
[0030]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であるかまたは他の方法でそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、消費者資産追跡デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」または「UT」、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態として互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
【0021】
[0031]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。基地局は、主に、サポートされるUEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことがある。
【0022】
[0032]「基地局」という用語は、単一の物理的送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的TRPを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局のセル(またはいくつかのセルセクタ)に対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEがその基準無線周波数(RF)信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。TRPは、基地局がワイヤレス信号をそこから送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用される、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPを指すものとして理解されるべきである。
【0023】
[0033]UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがある(たとえば、UEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準信号をUEに送信し得、および/またはUEによって送信された信号を受信し、測定し得る。そのような基地局は、(たとえば、信号をUEに送信するとき)測位ビーコンと呼ばれ、および/または(たとえば、信号をUEから受信し、測定するとき)ロケーション測定ユニットと呼ばれることがある。
【0024】
[0034]「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通して情報をトランスポートする所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機に送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通るRF信号の伝搬特性により、各送信されるRF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信されるRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。
【0025】
[0035]
図1は、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)ワイヤレス通信システム100は、様々な基地局102と、様々なUE104とを含み得る。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(低電力セルラー基地局)を含み得る。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに対応するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに対応するgNB、あるいは両方の組合せを含み得、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含み得る。
【0026】
[0036]基地局102は、集合的にRANを形成し、バックホールリンク122を通してコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))とインターフェースし、コアネットワーク170を通して(コアネットワーク170の一部であり得るか、またはコアネットワーク170の外部にあり得る)1つまたは複数のロケーションサーバ172へとインターフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送することと、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配と、NASノード選択と、同期と、RAN共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数に関係する機能を実施し得る。基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得るバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通して)互いに通信し得る。
【0027】
[0037]基地局102はUE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルは、各地理的カバレージエリア110中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、何らかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理的通信エンティティであり、同じまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI))に関連付けられ得る。いくつかの場合には、異なるセルは、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、またはその他)に従って構成され得る。セルは特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理的通信エンティティと、それをサポートする基地局とのいずれかまたは両方を指し得る。いくつかの場合には、「セル」という用語は、キャリア周波数が検出され、地理的カバレージエリア110の何らかの部分内の通信のために使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)をも指し得る。
【0028】
[0038]ネイバリングマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110は、(たとえば、ハンドオーバ領域において)部分的に重複し得るが、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、より大きい地理的カバレージエリア110によってかなり重複され得る。たとえば、スモールセル(SC)基地局102’は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110とかなり重複する地理的カバレージエリア110’を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含み得る。
【0029】
[0039]基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通したものであり得る。キャリアの割振りは、ダウンリンクとアップリンクとに関して非対称であり得る(たとえば、ダウンリンクの場合、アップリンクの場合よりも多いまたは少ないキャリアが割り振られ得る)。
【0030】
[0040]ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャまたはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実施し得る。
【0031】
[0041]スモールセル基地局102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル基地局102’は、LTEまたはNR技術を採用し、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトル中のNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトル中のLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
【0032】
[0042]ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信している、ミリメートル波(mmW)周波数および/または近mmW周波数中で動作し得るmmW基地局180をさらに含み得る。極高周波(EHF)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzのレンジと、1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長とを有する。この帯域中の電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは、100ミリメートルの波長をもつ3GHzの周波数まで下方に延在し得る。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる、3GHzから30GHzの間に延在する。mmW/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と比較的短いレンジとを有する。mmW基地局180とUE182とは、極めて高い経路損失と短いレンジとを補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102はまた、mmWまたは近mmWとビームフォーミングとを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の説明は、例にすぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが諒解されよう。
【0033】
[0043]送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。旧来、ネットワークノード(たとえば、基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、それは、信号をすべての方向に(全方向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングでは、ネットワークノードは、所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)が(送信ネットワークノードに対して)どこに位置するかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それにより、(データレートに関して)より高速でより強いRF信号を(1つまたは複数の)受信デバイスに提供する。送信するときにRF信号の方向性を変更するために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相と相対振幅とを制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、アンテナを実際に移動させることなしに、異なる方向に向くように「ステアリング」され得るRF波のビームを作成する(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)アンテナのアレイを使用し得る。特に、送信機からのRF電流は、別個のアンテナからの電波が互いに加算されて所望の方向における放射が増加される一方で、望ましくない方向における放射を打ち消して抑制するように、適正な位相関係とともに個々のアンテナに供給される。
【0034】
[0044]送信ビームは擬似コロケートされ得、これは、ネットワークノードの送信アンテナ自体が物理的にコロケートされるか否かにかかわらず、送信ビームが受信機(たとえば、UE)には同じパラメータを有するように見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL)関係がある。特に、所与のタイプのQCL関係は、ターゲットビーム上のターゲット基準RF信号に関するいくつかのパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号に関する情報から導出され得ることを意味する。ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信されるターゲット基準RF信号のドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延と、遅延拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信されるターゲット基準RF信号のドップラーシフトとドップラー拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信されるターゲット基準RF信号のドップラーシフトと平均遅延とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信されるターゲット基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
【0035】
[0045]受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、それの利得レベルを増加させる)ために、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を増加させ、および/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機が、ある方向にビームフォーミングすると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に対して高いこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームのその方向におけるビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)など)を生じる。
【0036】
[0046]受信ビームは空間的に関係し得る。空間関係は、第2の基準信号のための送信ビームのためのパラメータが、第1の基準信号のための受信ビームに関する情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から1つまたは複数の基準ダウンリンク基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS)、追跡基準信号(TRS)、位相追跡基準信号(PTRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、同期信号ブロック(SSB)など)を受信するために特定の受信ビームを使用し得る。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、その基地局に1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、アップリンク測位基準信号(UL-PRS)、サウンディング基準信号(SRS)、復調基準信号(DMRS)、PTRSなど)を送るための送信ビームを形成することができる。
【0037】
[0047]「ダウンリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得ることに留意されたい。たとえば、基地局が、UEに基準信号を送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それは、ダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得る。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
【0038】
[0048]5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)が動作する周波数スペクトルは、複数の周波数レンジ、FR1(450から6000MHzまで)と、FR2(24250から52600MHzまで)と、FR3(52600MHz超)と、FR4(FR1からFR2の間)とに分割される。5Gなど、マルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションにおいて、アンカーキャリアは、UE104/182と、UE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実施するかまたはRRC接続再確立プロシージャを開始するかのいずれかであるセルとによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアである。1次キャリアは、すべての共通のおよびUE固有の制御チャネルを搬送し、認可周波数中のキャリアであり得る(ただし、これは常に当てはまるとは限らない)。2次キャリアは、RRC接続がUE104とアンカーキャリアとの間で確立されると構成され得、追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。いくつかの場合には、2次キャリアは、無認可周波数中のキャリアであり得る。2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号のみを含んでいることがあり、たとえば、1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が典型的にはUE固有であるので、UE固有であるものは、2次キャリア中に存在しないことがある。これは、セル中の異なるUE104/182が、異なるダウンリンク1次キャリアを有し得ることを意味する。同じことが、アップリンク1次キャリアについて真である。ネットワークは、任意の時間に任意のUE104/182の1次キャリアを変更することが可能である。これは、たとえば、異なるキャリアに対する負荷を分散させるために行われる。(PCellであるかSCellであるかにかかわらず)「サービングセル」は、何らかの基地局がそれを介して通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0039】
[0049]たとえば、まだ
図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つは、アンカーキャリア(または「PCell」)であり得、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数は、2次キャリア(「SCell」)であり得る。複数のキャリアの同時送信および/または受信は、UE104/182がそれのデータ送信および/または受信レートを著しく増加させることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおける2つの20MHzのアグリゲートされたキャリアは、理論的には、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して、データレートの倍増(すなわち、40MHz)につながるであろう。
【0040】
[0050]ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と通信し、および/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信し得る、UE164をさらに含み得る。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellと1つまたは複数のSCellとをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートし得る。
【0041】
[0051]
図1の例では、1つまたは複数の地球周回衛星測位システム(SPS)スペースビークル(SV)112(たとえば、衛星)が、(簡単のために単一のUE104として
図1に示されている)図示されたUEのいずれかのためのロケーション情報の独立したソースとして使用され得る。UE104は、SV112からジオロケーション情報を導出するためのSPS信号124を受信するように特別に設計された1つまたは複数の専用SPS受信機を含み得る。SPSは、一般に、受信機(たとえば、UE104)が、送信機(たとえば、SV112)から受信された信号(たとえば、SPS信号124)に少なくとも部分的に基づいて地球上または地球上空で受信機のロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステムを含む。そのような送信機は、一般に、設定された数のチップの反復擬似ランダム雑音(PN)コードでマークされた信号を送信する。一般にSV112中に位置するが、送信機は、時々、地上ベース制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置し得る。
【0042】
[0052]SPS信号124の使用は、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムに関連付けられるかまたはさもなければそれとともに使用するために有効にされ得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によってオーグメントされ得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS:Wide Area Augmentation System)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS:European Geostationary Navigation Overlay Service)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS:Multi-functional Satellite Augmentation System)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーションまたはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN:GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPS and Geo Augmented Navigation system)など、完全性情報、差分補正などを提供する(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用されるSPSは、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムならびに/あるいはオーグメンテーションシステムの任意の組合せを含み得、SPS信号124は、SPS信号、SPS様の信号、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連する他の信号を含み得る。
【0043】
[0053]ワイヤレス通信システム100は、(「サイドリンク」と呼ばれる)1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含み得る。
図1の例では、UE190は、(たとえば、UE190がそれを通してセルラー接続性を間接的に取得し得る)基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192と、(UE190がそれを通してWLANベースインターネット接続性を間接的に取得し得る)WLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194とを有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi(登録商標)-D)、Bluetooth(登録商標)など、任意のよく知られているD2D RATを用いてサポートされ得る。
【0044】
[0054]
図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)5GC210は、機能的には、コアネットワークを形成するために協働的に動作する、制御プレーン機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)、およびユーザプレーン機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213と制御プレーンインターフェース(NG-C)215とは、gNB222を5GC210に、特に制御プレーン機能214とユーザプレーン機能212とに接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215と、ユーザプレーン機能212へのNG-U213とを介して5GC210に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、新RAN220は、1つまたは複数のgNB222のみを有し得、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれかが、UE204(たとえば、
図1に示されているUEのいずれか)と通信し得る。別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがある、ロケーションサーバ230を含み得る。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク、5GC210を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してロケーションサーバ230に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素に組み込まれ得るか、または代替的にコアネットワークの外部にあり得る。
【0045】
[0055]
図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。たとえば、5GC260は、機能的には、コアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成するために協働的に動作する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース263と制御プレーンインターフェース265とは、ng-eNB224を5GC260に、特にそれぞれUPF262とAMF264とに接続する。追加の構成では、gNB222も、AMF264への制御プレーンインターフェース265と、UPF262へのユーザプレーンインターフェース263とを介して5GC260に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、5GC260へのgNB直接接続性を用いてまたは用いずに、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、新RAN220は、1つまたは複数のgNB222のみを有し得、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれかが、UE204(たとえば、
図1に示されているUEのいずれか)と通信し得る。新RAN220の基地局は、N2インターフェースを介してAMF264と通信し、N3インターフェースを介してUPF262と通信する。
【0046】
[0056]AMF264の機能は、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、合法的傍受と、UE204とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポートと、SMメッセージをルーティングするための透過的プロキシサービスと、アクセス認証およびアクセス許可と、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポートと、セキュリティアンカー機能(SEAF)とを含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と対話し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間キーを受信する。UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264は、AUSFからセキュリティ資料を取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、それがアクセスネットワーク固有のキーを導出するために使用するキーをSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制サービスのためのロケーションサービス管理と、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、新RAN220とLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、発展型パケットシステム(EPS)との相互動作のためのEPSベアラ識別子割振りと、UE204モビリティイベント通知とを含む。さらに、AMF264はまた、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能をサポートする。
【0047】
[0057]UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/間モビリティのためのアンカーポイントとして働くことと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして働くことと、パケットルーティングおよびフォワーディングを提供することと、パケット検査と、ユーザプレーンポリシールール執行(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)と、合法的傍受(ユーザプレーン収集)と、トラフィック使用報告と、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)ハンドリング(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート執行、ダウンリンクにおける反射性QoSマーキング)と、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)対QoSフローマッピング)と、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングと、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングと、ソースRANノードに1つまたは複数の「終了マーカー」を送ることおよびフォワーディングすることとを含む。UPF262はまた、UE204と、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)272などのロケーションサーバとの間のユーザプレーンを介したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
【0048】
[0058]SMF266の機能は、セッション管理と、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理と、ユーザプレーン機能の選択および制御と、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成と、ポリシー執行およびQoSの一部の制御と、ダウンリンクデータ通知とを含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
【0049】
[0059]別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがある、LMF270を含み得る。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。LMF270は、コアネットワーク、5GC260を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してLMF270に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270は、(たとえば、音声またはデータでなくシグナリングメッセージを伝達することを意図されたインターフェースおよびプロトコルを使用して)制御プレーンを介してAMF264、新RAN220、およびUE204と通信し得、SLP272は、(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図されたプロトコルを使用して)ユーザプレーンを介してUE204および外部クライアント(
図2Bに図示せず)と通信し得る。
【0050】
[0060]
図3Aと、
図3Bと、
図3Cとは、本明細書で教示されるファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明されるUEのいずれかに対応し得る)UE302と、(本明細書で説明される基地局のいずれかに対応し得る)基地局304と、(ロケーションサーバ230とLMF270とを含む、本明細書で説明されるネットワーク機能のいずれかに対応するかまたはそれを実施し得る)ネットワークエンティティ306とに組み込まれ得る、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、異なる実装形態では異なるタイプの装置において(たとえば、ASICにおいて、システムオンチップ(SoC)においてなど)実装され得ることが諒解されよう。図示された構成要素は、通信システム中の他の装置にも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他の装置は、同様の機能を提供するために説明されるものと同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作し、および/または異なる技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
【0051】
[0061]UE302と基地局304とは、各々、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350をそれぞれ含み、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなど、1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調整するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供する。WWANトランシーバ310および350は、当該のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトル中の時間/周波数リソースの何らかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機314および354をそれぞれ含み、それぞれ、信号318および358を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機312および352をそれぞれ含む。
【0052】
[0062]UE302および基地局304はまた、少なくともいくつかの場合には、それぞれ1つまたは複数の狭域ワイヤレストランシーバ320および360を含む。狭域ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ1つまたは複数のアンテナ326および366に接続され得、少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用狭域通信(DSRC)、車両環境向けワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)、近接場通信(NFC)など)によって、当該ワイヤレス通信媒体を介して他のUE、アクセスポイント、基地局など、他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調整するための手段、送信を控えるための手段など)を提供し得る。狭域ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、また反対に、それぞれ信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。具体的には、狭域ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ信号328および368を送信および符号化するために、それぞれ1つまたは複数の送信機324および364を含み、それぞれ信号328および368を受信および復号するために、それぞれ1つまたは複数の受信機322および362を含む。具体例として、狭域ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetoothトランシーバ、Zigbeeおよび/もしくはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、または、車両間(V2V:vehicle-to-vehicle)および/もしくはビークルツーエブリシング(V2X:vehicle-to-everything)トランシーバであり得る。
【0053】
[0063]少なくとも1つの送信機と少なくとも1つの受信機とを含むトランシーバ回路は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として実施される)統合されたデバイスを備え得、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスと別個の受信機デバイスとを備え得、または他の実装形態では、他の方法で実施され得る。一態様では、送信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が送信「ビームフォーミング」を実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。同様に、受信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が受信ビームフォーミングを実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。一態様では、送信機と受信機とは、それぞれの装置が、同時に受信と送信の両方を行うのではなく、所与の時間において受信または送信のみを行うことができるように、同じ複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。UE302および/または基地局304のワイヤレス通信デバイス(たとえば、トランシーバ310および320ならびに/または350および360の一方または両方)はまた、様々な測定を実施するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを備え得る。
【0054】
[0064]UE302および基地局304はまた、少なくともいくつかの場合には、衛星測位システム(SPS)受信機330および370を含む。SPS受信機330および370は、1つまたは複数のアンテナ336および376にそれぞれ接続され得、全地球測位システム(GPS)信号、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、ガリレオ信号、北斗信号、インドの地域ナビゲーション衛星システム(NAVIC)、準天頂衛星システム(QZSS)など、それぞれ、SPS信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。SPS受信機330および370は、それぞれ、SPS信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え得る。SPS受信機330および370は、他のシステムに適宜に情報と動作とを要求し、任意の好適なSPSアルゴリズムによって取得された測定値を使用してUE302および基地局304の位置を決定するのに必要な計算を実施する。
【0055】
[0065]基地局304とネットワークエンティティ306とは、各々、少なくとも1つのネットワークインターフェース380および390をそれぞれ含み、他のネットワークエンティティと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する。たとえば、ネットワークインターフェース380および390(たとえば、1つまたは複数のネットワークアクセスポート)は、ワイヤベースまたはワイヤレスバックホール接続を介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成され得る。いくつかの態様では、ネットワークインターフェース380および390は、ワイヤベースまたはワイヤレス信号通信をサポートするように構成されたトランシーバとして実装され得る。この通信は、たとえば、メッセージ、パラメータ、および/または他のタイプの情報を送ることおよび受信することを伴い得る。
【0056】
[0066]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とはまた、本明細書で開示される動作とともに使用され得る他の構成要素を含む。UE302は、たとえば、ワイヤレス測位に関係する機能を提供するための、および他の処理機能を提供するための処理システム332を実装するプロセッサ回路を含む。基地局304は、たとえば、本明細書で開示されるワイヤレス測位に関係する機能を提供するための、および他の処理機能を提供するための処理システム384を含む。ネットワークエンティティ306は、たとえば、本明細書で開示されるワイヤレス測位に関係する機能を提供するための、および他の処理機能を提供するための処理システム394を含む。処理システム332、384、および394は、したがって、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、指示するための手段など、処理するための手段を提供し得る。一態様では、処理システム332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスもしくは処理回路、またはこれらの様々な組合せなど、1つまたは複数のプロセッサを含み得る。
【0057】
[0067]UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306は、情報(たとえば、予約済みリソース、しきい値、パラメータなどを指示する情報)を維持するために、(たとえば、各々メモリデバイスを含む)メモリ構成要素340、386、および396をそれぞれ実装するメモリ回路を含む。メモリ構成要素340、386、および396は、したがって、記憶するための手段、取り出すための手段、維持するための手段などを提供し得る。いくつかの場合には、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含み得る。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれ処理システム332、384、および394の一部であるかまたはそれらに結合されたハードウェア回路であり得る。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、処理システム332、384、および394の外部にあり得る(たとえば、モデム処理システムの一部である、別の処理システムと統合される、など)。代替的に、測位構成要素342、388、および398は、処理システム332、384、および394(またはモデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれメモリ構成要素340、386、および396に記憶されたメモリモジュールであり得る。
図3Aは、WWANトランシーバ310、メモリ構成要素340、処理システム332、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。
図3Bは、WWANトランシーバ350、メモリ構成要素386、処理システム384、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。
図3Cは、(1つまたは複数の)ネットワークインターフェース390、メモリ構成要素396、処理システム394、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
【0058】
[0068]UE302は、WWANトランシーバ310、狭域ワイヤレストランシーバ320、および/またはSPS受信機330によって受信された信号から導出される動きデータとは無関係である移動および/または配向情報を検知または検出するための手段を提供するために、処理システム332に結合された1つまたは複数のセンサー344を含み得る。例として、(1つまたは複数の)センサー344は、加速度計(たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサー(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの移動検出センサーを含み得る。その上、(1つまたは複数の)センサー344は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、動き情報を提供するためにそれらの出力を合成し得る。たとえば、(1つまたは複数の)センサー344は、2Dおよび/または3D座標系における位置を算出する能力を提供するために、多軸加速度計と配向センサーとの組合せを使用し得る。
【0059】
[0069]さらに、UE302は、ユーザに指示(たとえば、可聴および/または視覚指示)を提供するための手段、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受信するための手段を提供するユーザインターフェース346を含む。図示されていないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含み得る。
【0060】
[0070]より詳細に処理システム384を参照すると、ダウンリンクにおいて、ネットワークエンティティ306からのIPパケットが処理システム384に提供され得る。処理システム384は、RRCレイヤと、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとのための機能を実装し得る。処理システム384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)と、RAT間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、自動再送要求(ARQ)を介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、スケジューリング情報報告と、誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供し得る。
【0061】
[0071]送信機354と受信機352とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1(L1)機能を実装し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、多値直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングをハンドリングする。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0062】
[0072]UE302において、受信機312は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ316を通して信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を処理システム332に提供する。送信機314と受信機312とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。受信機312は、UE302に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施し得る。複数の空間ストリームがUE302に宛てられた場合、それらは、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域にコンバートする。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、基地局304によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号およびデインターリーブされる。データと制御信号とは、次いで、レイヤ3(L3)およびレイヤ2(L2)機能を実装する処理システム332に提供される。
【0063】
[0073]アップリンクでは、処理システム332は、コアネットワークからのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。処理システム332はまた、誤り検出を担当する。
【0064】
[0074]基地局304によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、処理システム332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの逆多重化と、スケジューリング情報報告と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を介した誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供する。
【0065】
[0075]基地局304によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、(1つまたは複数の)異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0066】
[0076]アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明される様式と同様の様式で基地局304において処理される。受信機352は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ356を通して信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を処理システム384に提供する。
【0067】
[0077]アップリンクでは、処理システム384は、UE302からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。処理システム384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。処理システム384はまた、誤り検出を担当する。
【0068】
[0078]便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、
図3A~
図3Cでは、本明細書で説明される様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして示されている。しかしながら、図示されたブロックは、異なる設計では異なる機能を有し得ることが諒解されよう。
【0069】
[0079]UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信し得る。
図3A~
図3Cの構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、
図3A~
図3Cの構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック310~346によって表される機能の一部または全部は、UE302のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能の一部または全部は、基地局304のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック390~398によって表される機能の一部または全部は、ネットワークエンティティ306のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、本明細書では、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実施されるものとして説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際は、処理システム332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ構成要素340、386、および396、測位構成要素342、388、および398など、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実施され得る。
【0070】
[0080]ネットワークノード(たとえば、基地局およびUE)間のダウンリンクおよびアップリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。
図4Aは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造の一例を示す
図400である。
図4Bは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す
図430である。
図4Cは、本開示の態様による、アップリンクフレーム構造の一例を示す
図450である。
図4Dは、本開示の態様による、アップリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す
図470である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。
【0071】
[0081]LTE、および場合によってはNRは、ダウンリンク上ではOFDMを利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重(SC-FDM)を利用する。しかしながら、LTEとは異なり、NRはアップリンク上でもOFDMを使用するためのオプションを有する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域において送られ、SC-FDMでは時間領域において送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15キロヘルツ(kHz)であり得、最小リソース割振り(リソースブロック)は、12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6つのリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8、または16個のサブバンドがあり得る。
【0072】
[0082]LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔(SCS)、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは複数のヌメロロジー(μ)をサポートし得、たとえば、15kHz(μ=0)、30kHz(μ=1)、60kHz(μ=2)、120kHz(μ=3)、および240kHz(μ=4)の、またはそれよりも大きいサブキャリア間隔が利用可能であり得る。各サブキャリア間隔において、スロットごとに14個のシンボルがある。15kHz SCS(μ=0)の場合、サブフレームごとに1つのスロット、フレームごとに10個のスロットがあり、スロット持続時間は1ミリ秒(ms)であり、シンボル持続時間は66.7マイクロ秒(μs)であり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は50である。30kHz SCS(μ=1)の場合、サブフレームごとに2つのスロット、フレームごとに20個のスロットがあり、スロット持続時間は0.5msであり、シンボル持続時間は33.3μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は100である。60kHz SCS(μ=2)の場合、サブフレームごとに4つのスロット、フレームごとに40個のスロットがあり、スロット持続時間は0.25msであり、シンボル持続時間は16.7μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は200である。120kHz SCS(μ=3)の場合、サブフレームごとに8つのスロット、フレームごとに80個のスロットがあり、スロット持続時間は0.125msであり、シンボル持続時間は8.33μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は400である。240kHz SCS(μ=4)の場合、サブフレームごとに16個のスロット、フレームごとに160個のスロットがあり、スロット持続時間は0.0625msであり、シンボル持続時間は4.17μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は800である。
【0073】
[0083]
図4A~
図4Dの例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間領域では、10msフレームが各々1msの10個の等しいサイズのサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。
図4A~
図4Dでは、時間は水平方向に(X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。
【0074】
[0084]タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットは、周波数領域における1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)時間並列リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間領域における1つのシンボル長および周波数領域における1つのサブキャリアに対応し得る。
図4A~
図4Dのヌメロロジーでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数領域において12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間領域において7つの連続するシンボルを含んでいることがある。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数領域において12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間領域において6つの連続するシンボルを含んでいることがある。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
【0075】
[0085]REのうちのいくつかが、ダウンリンク基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、PRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSBなどを含み得る。
図4Aは、(「R」と標示された)PRSを搬送するREの例示的なロケーションを示す。
【0076】
[0086]PRSの送信のために使用されるリソース要素(RE)の集合は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合は、周波数領域において複数のPRBにまたがることができ、時間領域においてスロット内の(1つまたは複数などの)「N」個の連続するシンボルにまたがることができる。時間領域における所与のOFDMシンボルにおいて、PRSリソースは、周波数領域における連続するPRBを占有する。
【0077】
[0087]所与のPRB内のPRSリソースの送信は、特定の(「コム(comb)密度」とも呼ばれる)コムサイズを有する。コムサイズ「N」は、PRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または周波数/トーン間隔)を表す。詳細には、コムサイズ「N」の場合、PRSは、PRBのシンボルのN個目ごとのサブキャリア中で送信される。たとえば、コム4の場合、PRSリソース構成の各シンボルについて、(サブキャリア0、4、8などの)4番目ごとのサブキャリアに対応するREが、PRSリソースのPRSを送信するために使用される。現在、コム2、コム4、コム6、およびコム12のコムサイズが、DL-PRSのためにサポートされる。
図4Aは、(6つのシンボルにまたがる)コム6のための例示的なPRSリソース構成を示す。すなわち、(「R」と標示された)影付きREのロケーションは、コム6PRSリソース構成を指示する。
【0078】
[0088]現在、DL-PRSリソースは、完全周波数領域ずらし配置パターンをもつスロット内の2つ、4つ、6つ、または12個の連続するシンボルにまたがり得る。DL-PRSリソースは、スロットの任意の上位レイヤ構成されたダウンリンクまたはフレキシブル(FL)シンボルにおいて構成され得る。所与のDL-PRSリソースのすべてのREについて一定のリソース要素単位エネルギー(EPRE)があり得る。以下は、2つ、4つ、6つおよび12個のシンボルにわたるコムサイズ2、4、6および12についてのシンボル間の周波数オフセットである。2シンボルのコム2:{0,1}、4シンボルのコム2:{0,1,0,1}、6シンボルのコム2:{0,1,0,1,0,1}、12シンボルのコム2:{0,1,0,1,0,1,0,1,0,1,0,1}、4シンボルのコム4:{0,2,1,3}、12シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3,0,2,1,3}、6シンボルのコム6:{0,3,1,4,2,5}、12シンボルのコム6:{0,3,1,4,2,5,0,3,1,4,2,5}、および12シンボルのコム12:{0,6,3,9,1,7,4,10,2,8,5,11}。
【0079】
[0089]「PRSリソースセット」は、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、ここで、各PRSリソースはPRSリソースIDを有する。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、同じTRPに関連付けられる。PRSリソースセットは、PRSリソースセットIDによって識別され、(TRP IDによって識別される)特定のTRPに関連付けられる。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、スロットにわたって同じ周期性、共通のミューティングパターン構成、および(「PRS-ResourceRepetitionFactor」などの)同じ反復係数を有する。周期性は、第1のPRSインスタンスの最初のPRSリソースの最初の反復から、次のPRSインスタンスの同じ最初のPRSリソースの同じ最初の反復までの時間である。周期性は、2^μ*{4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,160,320,640,1280,2560,5120,10240}スロットから選択された長さを有し得、μ=0、1、2、3である。反復係数は、{1,2,4,6,8,16,32}スロットから選択された長さを有し得る。
【0080】
[0090]PRSリソースセット中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビーム(またはビームID)に関連付けられる(ここで、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。すなわち、PRSリソースセットの各PRSリソースは、異なるビーム上で送信され得、したがって、「PRSリソース」または単に「リソース」は、「ビーム」と呼ばれることもある。これは、TRPと、PRSが送信されるビームとが、UEに知られているかどうかに関するいかなる暗示をも有しないことに留意されたい。
【0081】
[0091]「PRSインスタンス」または「PRSオケージョン」は、PRSが送信されることが予想される周期的に反復される(1つまたは複数の連続するスロットのグループなどの)時間ウィンドウの1つのインスタンスである。PRSオケージョンは、「PRS測位オケージョン」、「PRS測位インスタンス」、「測位オケージョン」、「測位インスタンス」、「測位反復」、あるいは単に「オケージョン」、「インスタンス」、または「反復」と呼ばれることもある。
【0082】
[0092](単に「周波数レイヤ」とも呼ばれる)「測位周波数レイヤ」は、いくつかのパラメータについて同じ値を有する1つまたは複数のTRPにわたる1つまたは複数のPRSリソースセットの集合である。詳細には、PRSリソースセットの集合は、同じサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス(CP)タイプ(PDSCHについてサポートされるすべてのヌメロロジーが、PRSについてもサポートされることを意味する)と、同じポイントAと、ダウンリンクPRS帯域幅の同じ値と、同じ開始PRB(および中心周波数)と、同じコムサイズとを有する。ポイントAパラメータは、パラメータ「ARFCN-ValueNR」(「ARFCN」は、「絶対無線周波数チャネル番号」を表す)の値をとり、送信および受信のために使用される物理無線チャネルのペアを指定する識別子/コードである。ダウンリンクPRS帯域幅(すなわち、ダウンリンクPRSの送信のために割り振られる帯域幅の領域)は、4つのPRBの粒度を有し得、最小では24個のPRB、最大では272個のPRBである。現在、最高4つの周波数レイヤが定義されており、最高2つのPRSリソースセットが周波数レイヤごとのTRPごとに構成され得る。
【0083】
[0093]周波数レイヤの概念はやや、コンポーネントキャリアおよび帯域幅部分(BWP)の概念のようであるが、コンポーネントキャリアおよびBWPが1つの基地局(またはマクロセル基地局およびスモールセル基地局)によって、データチャネルを送信するために使用され、周波数レイヤが、いくつかの(通常3つ以上の)基地局によって、PRSを送信するために使用されることが異なる。UEは、LTE測位プロトコル(LPP)セッション中などに、それの測位能力をネットワークに送るとき、それがサポートすることができる周波数レイヤの数を指示し得る。たとえば、UEは、それが1つまたは4つの測位周波数レイヤをサポートすることができるかどうかを指示し得る。
【0084】
[0094]
図4Bは、無線フレームのダウンリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。NRでは、チャネル帯域幅またはシステム帯域幅は、複数のBWPに分割される。BWPは、所与のキャリア上の所与のヌメロロジーのための共通RBの連続サブセットから選択されたPRBの連続セットである。概して、ダウンリンクおよびアップリンクにおいて、最大4つのBWPが指定され得る。すなわち、UEは、ダウンリンク上の最高4つのBWP、およびアップリンク上の最高4つのBWPで構成され得る。所与の時間において、1つのBWP(アップリンクまたはダウンリンク)のみがアクティブであり得、これは、UEが、一度に1つのBWP上でのみ、受信または送信し得ることを意味する。ダウンリンク上では、各BWPの帯域幅は、SSBの帯域幅に等しいかまたはそれよりも大きくなるべきであるが、それは、SSBを含んでいることも含んでいないこともある。
【0085】
[0095]
図4Bを参照すると、1次同期信号(PSS)が、サブフレーム/シンボルタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される。2次同期信号(SSS)が、物理レイヤセル識別情報グループ番号と無線フレームタイミングとを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEはPCIを決定することができる。PCIに基づいて、UEは、上述のDL-RSのロケーションを決定することができる。MIBを搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、(SS/PBCHとも呼ばれる)SSBを形成するためにPSSおよびSSSを用いて論理的にグループ化され得る。MIBは、ダウンリンクシステム帯域幅中のRBの数と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
【0086】
[0096]物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは(時間領域において複数のシンボルにまたがり得る)1つまたは複数のREグループ(REG)バンドルを含み、各REGバンドルは1つまたは複数のREGを含み、各REGは、周波数領域における12個のリソース要素(1つのリソースブロック)、および時間領域における1つのOFDMシンボルに対応する。PDCCH/DCIを搬送するために使用される物理リソースのセットは、NRでは制御リソースセット(CORESET)と呼ばれる。NRでは、PDCCHは単一のCORESETに限定され、それ自体のDMRSとともに送信される。これは、PDCCHのためのUE固有ビームフォーミングを可能にする。
【0087】
[0097]
図4Bの例では、BWP当たり1つのCORESETが存在し、CORESETは時間領域内で3つのシンボル(ただし、1つか2つのシンボルしかない場合がある)にまたがる。システム帯域幅全体を占有するLTE制御チャネルとは異なり、NRでは、PDCCHチャネルは、周波数領域における固有の領域(すなわち、CORESET)に局在化される。したがって、
図4Bに示されているPDCCHの周波数成分は、周波数領域における単一のBWPよりも小さいものとして示されている。図示されたCORESETは周波数領域において連続しているが、それは連続している必要がないことに留意されたい。さらに、CORESETは、時間領域において3つよりも少ないシンボルにまたがり得る。
【0088】
[0098]PDCCH内のDCIは、それぞれ、アップリンク許可およびダウンリンク許可と呼ばれる、アップリンクリソース割振り(永続的および非永続的)に関する情報と、UEに送信されるダウンリンクデータに関する説明とを搬送する。より詳細には、DCIは、ダウンリンクデータチャネル(たとえば、PDSCH)およびアップリンクデータチャネル(たとえば、PUSCH)のためにスケジュールされたリソースを指示する。複数の(たとえば、最高8つの)DCIが、PDCCHにおいて構成され得、これらのDCIは複数のフォーマットのうちの1つを有することができる。たとえば、アップリンクスケジューリングのために、ダウンリンクスケジューリングのために、アップリンク送信電力制御(TPC)のためになど、異なるDCIフォーマットがある。PDCCHは、異なるDCIペイロードサイズまたはコーディングレートに適応するために、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のCCEによってトランスポートされ得る。
【0089】
[0099]
図4Cに示されているように、(「R」と標示された)REのうちのいくつかが、受信機(たとえば、基地局、別のUEなど)におけるチャネル推定のためのDMRSを搬送する。UEは、たとえば、スロットの最後のシンボル中でSRSをさらに送信し得る。SRSはコム構造を有し得、UEは、コムのうちの1つ上でSRSを送信し得る。
図4Cの例では、図示されたSRSは、1つのシンボルにわたるコム2である。SRSは、各UEについてのチャネル状態情報(CSI)を取得するために基地局によって使用され得る。CSIは、RF信号がUEから基地局にどのように伝搬するかを記述し、距離による散乱、フェージング、および電力減衰の複合効果を表す。システムは、リソーススケジューリング、リンク適応、大規模MIMO、ビーム管理などのためにSRSを使用する。
【0090】
[0100]現在、SRSリソースは、コム2、コム4、またはコム8のコムサイズをもつスロット内の1つ、2つ、4つ、8つ、または12個の連続するシンボルにまたがり得る。以下は、現在サポートされているSRSコムパターンのためのシンボル間の周波数オフセットである。1シンボルのコム2:{0}、2シンボルのコム2:{0,1}、4シンボルのコム2:{0,1,0,1}、4シンボルのコム4:{0,2,1,3}、8シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3}、12シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3,0,2,1,3}、4シンボルのコム8:{0,4,2,6}、8シンボルのコム8:{0,4,2,6,1,5,3,7}、および12シンボルのコム8:{0,4,2,6,1,5,3,7,0,4,2,6}。
【0091】
[0101]SRSの送信のために使用されるリソース要素の集合は、「SRSリソース」と呼ばれ、パラメータ「SRS-ResourceId」によって識別され得る。リソース要素の集合は、周波数領域において複数のPRBにまたがることができ、時間領域におけるスロット内でN個(たとえば、1つまたは複数)の連続するシンボルにまたがることができる。所与のOFDMシンボルにおいて、SRSリソースは、連続するPRBを占有する。「SRSリソースセット」は、SRS信号の送信のために使用されるSRSリソースのセットであり、SRSリソースセットID(「SRS-ResourceSetId」)によって識別される。
【0092】
[0102]概して、UEは、受信基地局(サービング基地局またはネイバリング基地局のいずれか)がUEと基地局との間のチャネル品質を測定することを可能にするために、SRSを送信する。しかしながら、SRSは、UL-TDOA、マルチRTT、DL-AoAなど、アップリンク測位プロシージャのためのアップリンク測位基準信号としても使用され得る。
【0093】
[0103](単一シンボル/コム2を除く)SRSリソース内の新しいずらし配置パターン、SRSのための新しいコムタイプ、SRSのための新しいシーケンス、コンポーネントキャリアごとのより高い数のSRSリソースセット、およびコンポーネントキャリアごとのより高い数のSRSリソースなど、SRSの以前の定義に勝るいくつかの拡張が、(「UL-PRS」とも呼ばれる)測位のためのSRS(SRS-for-positioning)のために提案されている。さらに、パラメータ「SpatialRelationInfo」および「PathLossReference」は、ネイバリングTRPからのダウンリンク基準信号またはSSBに基づいて構成されるべきである。さらにまた、1つのSRSリソースが、アクティブBWPの外側で送信され得、1つのSRSリソースが、複数のコンポーネントキャリアにわたってまたがり得る。また、SRSは、RRC接続状態で構成され、アクティブBWP内でのみ送信され得る。さらに、周波数ホッピング、反復係数がなく、単一のアンテナポート、およびSRSのための新しい長さ(たとえば、8つおよび12個のシンボル)があり得る。また、開ループ電力制御があり、閉ループ電力制御がないことがあり、コム8(すなわち、同じシンボルにおける8番目ごとのサブキャリア中で送信されるSRS)が使用され得る。最後に、UEは、UL-AoAのための複数のSRSリソースから同じ送信ビームを通して送信し得る。これらのすべては、現在のSRSフレームワークに追加される特徴であり、それらは、RRC上位レイヤシグナリングを通して構成される(および、MAC制御要素(CE)またはDCIを通して潜在的にトリガまたはアクティブ化される)。
【0094】
[0104]
図4Dは、本開示の態様による、フレームのアップリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)とも呼ばれるランダムアクセスチャネル(RACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のスロット内にあり得る。PRACHは、スロット内に6つの連続するRBペアを含み得る。PRACHは、UEが、初期システムアクセスを実施し、アップリンク同期を達成することを可能にする。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)が、アップリンクシステム帯域幅のエッジ上に位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、CSI報告、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなど、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用され得る。
【0095】
[0105]「測位基準信号」および「PRS」という用語は、概して、NRおよびLTEシステムにおいて測位のために使用される固有の基準信号を指し得ることに留意されたい。しかしながら、本明細書で使用される「測位基準信号」および「PRS」という用語はまた、限定はしないが、LTEおよびNRにおいて定義されているPRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSB、SRS、UL-PRSなど、測位のために使用され得る任意のタイプの基準信号を指し得る。さらに、「測位基準信号」および「PRS」という用語は、コンテキストによって別段に規定されていない限り、ダウンリンクまたはアップリンク測位基準信号を指し得る。PRSのタイプをさらに区別することが必要とされる場合、ダウンリンク測位基準信号は、「DL-PRS」と呼ばれることがあり、アップリンク測位基準信号(たとえば、測位のためのSRS、PTRS)は、「UL-PRS」と呼ばれることがある。さらに、アップリンクとダウンリンクの両方において送信され得る信号(たとえば、DMRS、PTRS)の場合、それらの信号は、方向を区別するために「UL」または「DL」が前に付加され得る。たとえば、「UL-DMRS」は、「DL-DMRS」と弁別され得る。
【0096】
[0106]NRは、ダウンリンクベース測位方法と、アップリンクベース測位方法と、ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法とを含む、いくつかのセルラーネットワークベース測位技術をサポートする。ダウンリンクベース測位方法は、LTEにおける観測到着時間差(OTDOA)と、NRにおけるダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)と、NRにおけるダウンリンク離脱角度(DL-AoD)とを含む。OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャでは、UEは、基準信号時間差(RSTD)または到着時間差(TDOA)測定と呼ばれる、基地局のペアから受信された基準信号(たとえば、PRS、TRS、CSI-RS、SSBなど)の到着時間(ToA)間の差を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より詳細には、UEは、支援データ中で基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子(ID)を受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーションとRSTD測定とに基づいて、測位エンティティはUEのロケーションを推定することができる。DL-AoD測位の場合、基地局は、UEのロケーションを推定するために、UEと通信するために使用されるダウンリンク送信ビームの角度および他のチャネルプロパティ(たとえば、信号強度)を測定する。
【0097】
[0107]アップリンクベース測位方法は、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)とアップリンク到着角度(UL-AoA)とを含む。UL-TDOAは、DL-TDOAと同様であるが、UEによって送信されたアップリンク基準信号(たとえば、SRS)に基づく。UL-AoA測位の場合、基地局は、UEのロケーションを推定するために、UEと通信するために使用されるアップリンク受信ビームの角度および他のチャネルプロパティ(たとえば、利得レベル)を測定する。
【0098】
[0108]ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法は、拡張セルID(E-CID)測位と(「マルチセルRTT」とも呼ばれる)マルチラウンドトリップ時間(RTT)測位とを含む。RTTプロシージャでは、イニシエータ(基地局またはUE)が、レスポンダ(UEまたは基地局)にRTT測定信号(たとえば、PRSまたはSRS)を送信し、レスポンダは、イニシエータにRTT応答信号(たとえば、SRSまたはPRS)を返送する。RTT応答信号は、受信-送信(Rx-Tx)測定と呼ばれる、RTT測定信号のToAとRTT応答信号の送信時間との間の差を含む。イニシエータは、「Tx-Rx」測定と呼ばれる、RTT測定信号の送信時間とRTT応答信号のToAとの間の差を計算する。イニシエータとレスポンダとの間の(「飛行時間」とも呼ばれる)伝搬時間は、Tx-RxおよびRx-Tx測定から計算され得る。伝搬時間および光の知られている速度に基づいて、イニシエータとレスポンダとの間の距離が決定され得る。マルチRTT測位の場合、UEは、基地局の知られているロケーションに基づいてそれのロケーションが三角測量されることを可能にするために、複数の基地局とのRTTプロシージャを実施する。RTT方法およびマルチRTT方法は、ロケーション精度を改善するために、UL-AoAおよびDL-AoDなど、他の測位技法と組み合わせられ得る。
【0099】
[0109]E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミングアドバンス(TA)、ならびに検出されたネイバー基地局の識別子、推定されたタイミング、および信号強度を報告する。次いで、この情報および基地局の知られているロケーションに基づいて、UEのロケーションが推定される。
【0100】
[0110]測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)は、UEに支援データを提供し得る。たとえば、支援データは、そこから基準信号を測定すべき基地局(または基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、連続する測位サブフレームの数、測位サブフレームの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子、基準信号帯域幅など)、および/または特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含み得る。代替的に、支援データは、(たとえば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージ中でなど)基地局自体から直接発信し得る。いくつかの場合には、UEは、支援データを使用せずにそれ自体でネイバーネットワークノードを検出することが可能であり得る。
【0101】
[0111]OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャの場合、支援データは、予想されるRSTD値および関連する不確かさ、または予想されるRSTDの周りの探索ウィンドウをさらに含み得る。いくつかの場合には、予想されるRSTDの値範囲は、+/-500マイクロ秒(μs)であり得る。いくつかの場合には、測位測定のために使用されるリソースのいずれかがFR1中にあるとき、予想されるRSTDの不確かさの値範囲は、+/-32μsであり得る。他の場合には、(1つまたは複数の)測位測定のために使用されるリソースのすべてがFR2中にあるとき、予想されるRSTDの不確かさの値範囲は、+/-8μsであり得る。
【0102】
[0112]ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名前で呼ばれることがある。ロケーション推定値は、測地であり、座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備え得るか、あるいは、都市のものであり、所在地住所、郵便宛先、またはロケーションの何らかの他の言葉の記述を備え得る。ロケーション推定値はさらに、何らかの他の知られているロケーションに対して定義されるか、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義され得る。ロケーション推定値は、(たとえば、何らかの指定されたまたはデフォルトの信頼性レベルでロケーションが含まれることが予想される面積または体積を含めることによって)予想される誤差または不確実性を含み得る。
【0103】
[0113]NR測位技法は、商用測位ユースケース(一般的な商用ユースケース、および具体的には(I)IoTユースケースを含む)の場合には特に、高精度(水平および垂直)、低レイテンシ、ネットワーク効率(スケーラビリティ、基準信号オーバーヘッドなど)、ならびにデバイス効率(電力消費、複雑性など)を提供すると予想される。精度予想に関しては、ロケーション推定値の精度は、受信されるPRSの測位測定値(たとえば、ToA、RSTD、Rx-Txなど)の精度に依存し、測定されるPRSの帯域幅が大きいほど、測位測定値は正確である。
【0104】
[0114]PRSの帯域幅を増大させるための一技法は、PRSを周波数領域にわたって集約すること(「周波数領域スティッチング(frequency domain stitching)」と呼ばれる)、および/または時間領域にわたって集約すること(「時間領域スティッチング(time domain stitching)」と呼ばれる)である。周波数領域PRSスティッチングでは、PRSは、1つまたは複数のコンポーネントキャリア、周波数帯域、または他の帯域幅部(portions of bandwidth)内の、複数の、好ましくは隣接する帯域幅インターバル(たとえば、測位周波数レイヤ、帯域幅部分(BWP)、隣接するPRBのグループなど)上で(基地局またはUEによって)送信され、受信機(UEまたは基地局)は、(隣接する)帯域幅インターバルにわたるPRSを測定する。複数の帯域幅インターバルに及ぶことにより、PRSの有効帯域幅が増やされ、その結果、測位測定値精度が向上する。時間領域PRSスティッチングでは、複数の帯域幅インターバルはまた、複数の、好ましくは隣接する時間インターバル(たとえば、隣接するシンボル、スロット、サブフレームなどのグループ)にも及ぶ。時間および/または周波数領域PRSスティッチングを実装するとき、PRSは、好ましくは、複数のスロットおよび/または測位周波数レイヤ内で送信されるPRSに関していくつかの想定(たとえば、QCLタイプ、同じアンテナポートなど)を受信機が行うことができるような、複数の帯域幅インターバルおよび/または時間インターバル上で送信されるべきである。
【0105】
[0115]時間インターバルは、時間領域で隣接する必要はないことに留意されたい。連続したPRSリソース間の位相が依然として推定可能であれば、時間インターバル間にいくらかの小さいギャップ(たとえば、少数のシンボル)があってもよい。ギャップが大きすぎる(たとえば、何らかのしきい値シンボル数よりも大きい)場合は、受信機の環境が変化しすぎることがあり、PRSスティッチングが無用になり得る。
【0106】
[0116]
図5は、本開示の態様による、周波数領域PRSスティッチングの例の
図500である。
図5に示されるように、PRS510-1、510-2、および510-3(それぞれ「PRS1」、「PRS2」、および「PRS3」として標示されている)が、所与の周波数帯域(「B1」として標示されている)内のそれぞれの測位周波数レイヤ(それぞれ「PFL1」、「PFL2」、および「PFL3」として標示されている)上で送信される。周波数帯域「B1」は、FR1またはFR2中の周波数帯域であり得る。PRS510は、基地局によって1つもしくは複数のUEに送信されるDL-PRS、UEによって1つもしくは複数の基地局に送信されるUL-PRS、または、UEによって1つもしくは複数の他のUEに送信されるサイドリンクPRSであり得る。
【0107】
[0117]
図5では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。したがって、
図5の例では、3つの測位周波数レイヤは周波数領域で隣接する。
図5は単一の周波数帯域「B1」を示しているが、測位周波数レイヤはその代わりに、(場合によってはFR1とFR2の両方における)複数の周波数帯域に及ぶこともあり、異なる周波数帯域間には保護帯域がある場合とない場合とがある。さらに、測位周波数レイヤは、1つまたは複数の周波数帯域内の1つまたは複数のコンポーネントキャリアに及ぶこともある。加えて、
図5は3つの測位周波数レイヤ上で送信されるPRS510を示しているが、諒解されるように、PRS510は、2つの測位周波数レイヤ上のみで、または3つよりも多い測位周波数レイヤ上で送信されることもある。
【0108】
[0118]時間領域では、PRS510は、PRSオケージョン、PRSリソース、PRSを含むスロット、などであり得る。PRS510は、概して、異なる測位周波数レイヤ上で送信されることを除いては相互と同一であるべきである。しかし、
図5のPRS510は同時に開始および終了するものとして示されているが、これは常にそうであるとは限らず、いくつかのPRS510が、他のPRS510とは異なる時点で開始もしくは終了する、または異なる長さを有することもある。
【0109】
[0119]PRS510の送受信のために異なる測位周波数レイヤ(特に、異なるコンポーネントキャリアまたは周波数帯域にわたるもの)を使用することは、異なるPRS510を搬送する波形間の位相シフトの問題を招く。位相シフトは、2つの波形間の、位相の違いまたは位相差である。したがって、たとえば、PRS510-2の波形の位相が、PRS510-1の波形の位相とわずかに異なることがある。数学的には、第1のPRS(たとえば、PRS510-1)が送信されるチャネルは、h(f,t1)として表されることが可能であり、fは周波数を表し、t1は時間を表し、hは、周波数fと時間t1との関数としてのチャネルを表す。関係するPRS(たとえば、PRS510-2など、第1のPRSとともにスティッチングされることになるPRS)が送信されるチャネルは、h(f,t1)・e^jθとして表されることが可能であり、e^jθは、第1のPRSが送信されるチャネルと、関係するPRSが送信されるチャネルとの間の位相シフトまたは位相差を表す。
【0110】
[0120]位相シフトは、帯域内と帯域間の両方のPRS(すなわち、同じコンポーネントキャリアもしくは周波数帯域内の測位周波数レイヤ上のPRS、または、複数のコンポーネントキャリアもしくは周波数帯域内の測位周波数レイヤ上のPRS)において生じる可能性がある。位相シフトは、2つの信号(波形)が、受信機のアナログフロントエンドによってなど、物理的プロセスによってともに結合されるときに、特に顕著である。しかし、位相シフトは、送信機と受信機の両方のアーキテクチャによって引き起こされる可能性がある。たとえば、送信/受信RFチェーン中のいずれかの変化が、PRS510の位相の不連続性を引き起こすことがある。複数の測位周波数レイヤ上で送信されるPRSの波形間の位相シフトは、測定値推定プロシージャ(たとえば、ToA推定プロシージャ)における追加の測定誤差を引き起こす可能性があり、これは測位精度を低下させる。
【0111】
[0121]帯域内/帯域間の時間領域スティッチングは、コヒーレントな処理利得をもたらし、これは、測定されるPRSのSINRを改善することができる。
図6は、本開示の態様による、時間領域PRSスティッチングの例の
図600である。
図6では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。したがって、各ブロックは、何らかの長さおよび帯域幅を有するPRSリソース610/620を表す。
図6の例では、各PRSリソース610/620の時間領域における長さは2シンボルであり得、帯域幅は400MHzまたは100MHzのいずれかであり得る。PRSリソース610/620は、DL PRSまたはUL PRS(たとえば、SRS)であり得る。送信機(たとえば、UEもしくは基地局)がPRSリソース610/620上でPRSを送信すること、および/または、受信機(たとえば、基地局もしくはUE)がPRSリソース610/620上のPRSを測定することがあり得る。
【0112】
[0122]時間領域PRSスティッチングでは、総PRS帯域幅(
図6の例では400MHz)にわたって単一の時間インターバル内でPRSリソースをスケジュールするのではなく、PRSリソースは、連続した時間インターバルにわたってスケジュールされ、各時間インターバル中のPRSリソースは、総PRS帯域幅の一部に及ぶ。時間インターバルにわたるPRSリソースは、総PRS帯域幅をカバーするために階段(stairstep)パターンを有する。時間インターバル内のPRSリソースは、PRSリソースの「インスタンス」または「繰返し」と呼ばれ得る(ただし、後続の繰返しが、前の繰返しとは異なるPRSシーケンスを有することもある)。したがって、
図6の例では、1つの時間インターバル(たとえば、2シンボル)にわたる400MHzPRSリソース610をスケジュールするのではなく、4つの隣接する100MHzPRSリソース620が、4つの連続した時間インターバル(たとえば、8つの連続したシンボル)にわたってスケジュールされる。具体的には、第1の100MHzPRSリソース620-1が最初の時間インターバル中でスケジュールされ、第2の100MHzPRSリソース620-2が次の時間インターバル中でスケジュールされ、第3の100MHzPRSリソース620-3が次の時間インターバル中でスケジュールされ、第4の100MHzPRSリソース620-4が最後の時間インターバル中でスケジュールされる。
【0113】
[0123]
図6に示される時間領域帯域幅スティッチング方式は、測定されるPRSにおいて約6dBの利得を提供する。しかし、時間にわたる帯域幅スティッチングは、受信機が連続した時間インターバルにわたってPRSを測定するときのRFチェーンの変化のせいで、共通位相雑音を被る。これは、PRSのToA推定を劣化させることになる。
【0114】
[0124]この問題に対処するために、(
図6に示されるような)完全な周波数分割多重化(FDM)でPRSリソースをスケジュールする代わりに、近接する時間インターバル中でスケジュールされるPRSリソースが、周波数領域で何らかの数のRBと重複することができる。そのような重複の利益が、送信機と受信機の両方にある。送信機側では、重複は、電力スペクトル密度(PSD)を改善する。すなわち、有限の周波数スペクトルおよび時間期間にわたって送信される信号エネルギーを増大させる。受信機側では、重複は、位相推定に使用されることが可能であり、次いで、位相推定に基づく位相補正(緩和)に使用されることが可能であり、それにより、測定精度を改善することができる。したがって、重複させたRBは、PTRSのような基準信号と考えられることが可能である。
【0115】
[0125]
図7は、本開示の態様による、時間領域PRSスティッチングの例の
図700である。
図7では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。したがって、各ブロックは、何らかの長さおよび帯域幅を有するPRSリソース710を表す。
図7の例では、各PRSリソース710の時間領域における長さは2シンボルであり得、帯域幅は100MHzであり得る。PRSリソース710は、DL PRSまたはUL PRS(たとえば、SRS)であり得る。送信機(たとえば、UEもしくは基地局)がPRSリソース710上でPRSを送信すること、および/または、受信機(たとえば、基地局もしくはUE)がPRSリソース710上のPRSを測定することがあり得る。
【0116】
[0126]
図7に示されるように、連続した各PRSリソース710は、先行するPRSリソース710と、周波数領域で何らかの数のREまたはRBだけ重複する。受信機は、ある時間インターバル中の重複領域におけるPRSリソースの位相推定値を使用して、次の時間インターバル中のPRSリソースの位相を推定することができる。一態様では、重複領域のサイズ(すなわち、REまたはRBの数)は、コアネットワーク中のロケーションサーバ(たとえば、LMF270)、DL PRSを送信するかもしくはUL PRSをスケジュールする基地局、RAN中のLMFによって決定されることが可能であり、またはUEによって推奨されることが可能である。
【0117】
[0127]PTRSについては、UEは、好ましいPTRSパターンまたはPTRS密度を、UEの能力報告中で(パラメータ「ptrs-DensityRecommendationSetDL」および「ptrs-DensityRecommendationSetUL」を介して)推奨することができる。同様に、重複領域については、UEは、その好ましい重複サイズを、UEの能力報告の一部としてネットワーク(たとえば、サービングセル、ロケーションサーバ)に報告してよい。UEは、その選好を、1つもしくは複数のRRCメッセージを介してサービングセルに、または、1つもしくは複数のLPPメッセージを介してロケーションサーバに報告してよい。UEがUEの推奨するものと著しく異なるPTRSパターンまたは重複領域を処理できないことがある限り、UEの選好はまた、「能力」と呼ばれることもある。推奨されるPTRSパターンまたは重複領域サイズは、UEの現在の能力(たとえば、バッテリレベル、現在の電力消費、要求時点でサポートされるロケーションサービスのタイプなど)と、ロケーション推定値の要件(たとえば、精度、レイテンシなど)とに応じて、測位セッションごとに、さらには測位セッション内でも変化し得ることに留意されたい。
【0118】
[0128]代替または追加として、ロケーションサーバは、1つまたは複数のNR測位プロトコル(たとえば、NR測位プロトコルタイプA(NRPPa))メッセージを介して、UEのPTRSパターン/密度に関係する情報をサービングセルに要求してもよい。次いで、重複領域は、UEのPTRS密度から導出され得る。たとえば、PTRS密度はUEの処理能力を示し得、ロケーションサーバは、PTRS密度および推定された処理能力に基づいて、重複領域のサイズを決定し得る。ロケーションサーバが重複領域のサイズを決定する場合、ロケーションサーバは、その重複を使用してPRSを送信するよう、UEとの測位セッションに関与するすべてのセル/TRPに命令することに留意されたい。
【0119】
[0129]UEの推奨は、どのPRSパターンをUEがサポートするか(後でさらに説明される)、重複領域の比(すなわち、PRSリソースの非重複部分に対する、PRSリソースの重複部分の比)、RBやREなどで表される重複領域の絶対サイズ、またはこれらの任意の組合せ、を示す指示を含み得る。
【0120】
[0130]一態様では、複数のPRSリソースが、重複する階段パターンでともにスケジュールされることが可能である。後続の図では、同じ陰影付けまたは網掛けは、同じPRSリソースを示す。たとえば、同じ陰影付け/網掛けを有するPRSリソースの繰返しは、同じPRSリソースの一部である。
【0121】
[0131]
図8は、本開示の態様による、複数のPRSリソース階段の例の
図800である。
図8では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。したがって、各ブロックは、何らかの長さおよび帯域幅を有するPRSリソース810/820を表す。
図8の例では、各PRSリソース810/820の時間領域における長さは2シンボルであり得、帯域幅は100MHzであり得る。PRSリソース810/820は、DL PRSまたはUL PRS(たとえば、SRS)であり得る。第1の送信機(たとえば、UEまたは基地局)がPRSリソース810上でPRSを送信し得、第2の送信機がPRSリソース820上でPRSを送信し得る。同じまたは異なる受信機(たとえば、基地局またはUE)が、異なるPRSリソース810および820上のPRSを測定し得る。
【0122】
[0132]現在、PRSリソースと一般的な通信データとの間の多重化は、測定ギャップなしでは許されない。したがって、PRSリソース810/820の周りのリソース上では、通信データは送信されない。しかし、そのような多重化が将来に許される場合、現在サポートされるPRSパラメータを使用して、単一のPRS階段(PRSリソース810または820の階段のうちの1つ)が定義されることが可能である。たとえば、(1つの周波数レイヤ内の)帯域内PRSリソースの場合、階段パターンの同じ帯域幅と、繰返しおよびミューティングパターンとを用いて、複数のPRSリソースセットが定義されることが可能である。同様に、PRSリソース810/820の階段は、複数の周波数レイヤにわたって定義されることも可能である。他方のPRSリソース階段を定義するのに、別のPRS構成が使用されることも可能である。
【0123】
[0133]測定ギャップなしではPRSリソースとデータ通信との間の多重化がない現在のケースでは、
図8に示される階段パターンは、システムリソースを無駄にする可能性がある。具体的には、PRSリソース810および820の周りのリソースは使用されないことになり、したがって無駄にされることになる。しかし、
図8に示されるように複数のPRSリソース階段がともに周波数分割多重化される場合、位相推定のための重複領域が他の重複領域と衝突することになる。すなわち、
図8に示されるように、PRSリソース810についての重複領域は、PRSリソース820についての重複領域と同じである。
【0124】
[0134]この問題には、いくつかの解決法がある。第1の解決法は、ラップアラウンド(wrap around)を有する階段PRSリソースを可能にする。第2の解決法は、ラップアラウンドと追加的な繰返しとを有する階段PRSリソースを可能にする。第3の解決法は、重複領域における高度なコムおよびミューティング設計を可能にする。
【0125】
[0135]
図9に、第1の解決法が示される。
図9は、本開示の態様による、複数のPRSリソース階段の例の
図900である。
図9では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。したがって、各ブロックは、何らかの長さおよび帯域幅を有するPRSリソース910/920/930を表す。
図9の例では、各PRSリソース910/920/930の時間領域における長さは2シンボルであり得、帯域幅は100MHzであり得る。PRSリソース910/920/930は、DL PRSまたはUL PRS(たとえば、SRS)であり得る。第1の送信機(たとえば、UEまたは基地局)がPRSリソース910上でPRSを送信し得、第2の送信機がPRSリソース920上でPRSを送信し得、第3の送信機がPRSリソース930上でPRSを送信し得る。同じまたは異なる受信機(たとえば、基地局またはUE)が、異なるPRSリソース910、920、および930上のPRSを測定し得る。
【0126】
[0136]PRSリソース910/920/930の各グループは、同様のアプローチを使用して設計されることが可能である。時間領域におけるPRSリソース910/920/930の繰返しの数(
図9の例では3つ)は、総PRS帯域幅を各PRSリソースの帯域幅で割った値の数学的床関数(すなわち、その値以下の最大整数)によって決定され得る。したがって、
図9の例では、総PRS帯域幅300MHzと個別PRSリソース帯域幅100MHzとを仮定すると、各PRSリソース910/920/930の3つの繰返しがある。
【0127】
[0137]上で論じられたように、各時間インターバル(たとえば、
図9における各2シンボル時間期間)中の重複領域は、ロケーションサーバもしくは基地局によって決定され、またはUEによって推奨される。時間インターバルにわたる、周波数領域における所与のPRSリソースの重複領域(たとえば、時間インターバル間のPRSリソース930の重複領域)により、受信機は、連続したPRSリソース910/920/930間で位相を推定することができる。また、各PRSリソース910/920/930は、時間領域でともにスティッチングされると、ほぼ総PRS帯域幅に及ぶことになる。たとえば、すべてのPRSリソース930をともにスティッチングすると、ほぼ300MHzの帯域幅を有するPRSが合成されることになる。ともにスティッチングするときに帯域幅におけるギャップがあるPRSリソース910および920については、各時間インターバル(すなわち、列)の位相は同じだが、時間インターバル(すなわち、列)間の位相は異なると仮定される。したがって、たとえば、第2の時間インターバル中のPRSリソース910の上部は、第2の時間インターバル中のPRSリソース910の下部についての位相推定を提供する。これにより、3つの時間インターバルがともにスティッチングされることが可能である。
【0128】
[0138]第1の解決法の利点は、PRSリソースの周りのリソースが未使用にされない/無駄にされない限り、リソースを節約することである。しかし、欠点は、ラップアラウンドされる(wrapped-around)PRSリソース(たとえば、第2の時間インターバル中のPRSリソース910、および第3の時間インターバル中のPRSリソース920)の位相が、周波数選択的チャネル中で異なり得る(すなわち、異なるコンポーネントキャリアが、相関のないチャネルフェーディングを有し得る)ことである。したがって、時間インターバル中のPRSリソースの上部分(たとえば、第2の時間インターバル中のPRSリソース910の上部分)の位相が、その時間インターバル中のそのPRSリソースの下部分(たとえば、第2の時間インターバル中のPRSリソース910の下部分)の位相と異なり得る。したがって、上部分は、下部分についての位相推定を提供することができない。よって、受信機がそのようなPRSリソースの位相を使用する場合、受信機は、次の時間インターバル中のそのPRSリソース(たとえば、第3の時間インターバル中のPRSリソース910)についての位相を誤って推定することがある。
【0129】
[0139]
図10に、第2の解決法が示される。
図10は、本開示の態様による、複数のPRSリソース階段(staircases)の例の
図1000である。
図10では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。したがって、各ブロックは、何らかの長さおよび帯域幅を有するPRSリソース1010/1020/1030を表す。
図10の例では、各PRSリソース1010/1020/1030の時間領域における長さは2シンボルであり得、帯域幅は100MHzであり得る。PRSリソース1010/1020/1030は、DL PRSまたはUL PRS(たとえば、SRS)であり得る。第1の送信機(たとえば、UEまたは基地局)がPRSリソース1010上でPRSを送信し得、第2の送信機がPRSリソース1020上でPRSを送信し得、第3の送信機がPRSリソース1030上でPRSを送信し得る。同じまたは異なる受信機(たとえば、基地局またはUE)が、異なるPRSリソース1010、1020、および1030上のPRSを測定し得る。
【0130】
[0140]
図9に関して上で説明された第1の解決法の欠点に対処するために、PRSリソース1010、1020、および1030の、1つまたは複数の繰返しが時間領域で加えられることが可能である。
図10の例では、1つの繰返し(すなわち、1つの時間インターバル)が加えられている。
図9に示されたように、PRSリソース930は、PRS帯域幅全体にわたって連続的である。しかし、PRSリソース910および920は連続的でない。ラップアラウンドによって引き起こされる不連続性により、位相が誤って推定されることがあり、したがって、位相は、ラップアラウンドされるPRSリソースの後では不連続的であることがある。
図10に示されるような追加的な繰返しにより、他のPRSリソースグループも周波数領域の連続性要件を満たすことができる。具体的には、
図10の例では、最初の3つの繰返し内ではPRSリソース1030のみが周波数領域で連続的である。しかし、第4の繰返しを加えることで、PRSリソース1010および1020もまた周波数領域で連続的であることができる。したがって、各PRSリソース1010/1020/1030は、時間領域でともにスティッチングされると、総PRS帯域幅に及ぶことになる。
【0131】
[0141]次に第3の解決法を参照するが、第3の解決法は、高度なコムおよびミューティングパターンを重複領域で使用する。この解決法は、PRSリソース間のFDMまたは時分割多重化(TDM)を維持するために、PRSリソース(たとえば、PRSリソース1010、1020、1030)のリソース要素(RE)が重複領域で異なるパターン(すなわち、異なるコムまたはミューティングパターン)でインターリーブされるのを可能にする。現在、各PRSリソースは、同じPRSパターン(たとえば、同じオフセット、コムサイズなど)に従う。
【0132】
[0142]まず、重複領域における異なるコムパターンの使用を参照するが、上で説明されたように、所与のRB内でのPRSリソースの送信は、特定のコムサイズ(「コム密度」とも呼ばれる)を有する。コムサイズ「N」は、PRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または周波数/トーン間隔)を表す。具体的には、コムサイズ「N」の場合、PRSは、RBのシンボルのN個ごとのサブキャリア中で送信される。たとえば、コム4の場合、PRSリソース構成の各シンボルにつき、PRSリソースのPRSを送信するために4つごとのサブキャリア(サブキャリア0、4、8など)に対応するREが使用される。
【0133】
[0143]
図11は、本開示の態様による、コム設計の様々な態様を示す
図1100である。
図11では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。各ブロックはREを表し、したがって、時間領域では1シンボル、および周波数領域では1トーンまたはサブキャリアである。陰影付けされたブロックは、PRSリソースを搬送するかまたはPRSリソースのためにスケジュールされた、REを表す。
【0134】
[0144]左端のコムパターン1110は、単一のシンボル上のコム1パターンであり、これは、(陰影付けされたブロックを備える)PRSリソースがシンボルの各トーン上でスケジュールされることを意味する。真ん中のコムパターン1120は、単一のシンボル上のコムNパターン(N=4の場合)であり、これは、PRSリソースがシンボルのN個(4つ)ごとのトーン中でスケジュールされることを意味する。コムパターン1120のような、単一のシンボル上の一様なトーン間隔は、低複雑性のFFTベースのチャネル推定を可能にするが、時間領域エイリアシングを生み出す。右端のコムパターン1130は、複数のシンボル(コムパターン1130では4つ)にわたってずらした配置を有する(with staggering)コムNパターンである。ずらした配置(staggering)は、ずらして配置された(staggered)シンボルにわたってCEを集約することによってエイリアシングを回避するが、ドップラーに対する敏感さを招く。コムパターンは、PRSリソースのすべてのPRBについて、周波数領域で繰り返す。
【0135】
[0145]
図12は、本開示の態様による、重複領域内でコムパターンを変更する例を示す
図1200である。
図12では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。
図12は、2つのPRSリソース、すなわち第1のPRSリソース1210と第2のPRSリソース1220とを示す。
図12の例では、各PRSリソース1210および1220の時間領域における長さは4シンボルであり得、帯域幅は100MHzであり得る。PRSリソース1210および1220は、DL PRSまたはUL PRS(たとえば、SRS)であり得る。第1の送信機(たとえば、UEまたは基地局)がPRSリソース1210上でPRSを送信し得、第2の送信機がPRSリソース1220上でPRSを送信し得る。しかし、同じ受信機(たとえば、基地局またはUE)が、異なるPRSリソース1210および1220上のPRSを測定し得る。
【0136】
[0146]
図12の例では、第1のPRSリソース1210と第2のPRSリソース1220の両方は、コム2のコムパターンを有する。しかし、重複領域1230では、これらはコム4のコムパターンを有する。これにより、これらは、
図12の右側の重複領域1230の詳細に示されるように、それぞれのREが相互と衝突することまたは他の形で干渉することなく、重複領域1230で重複することができる。重複領域1230の詳細において、重複領域1230の各ブロックはREを表し、したがって、時間領域では1シンボル、周波数領域では1トーンまたはサブキャリアである。陰影付けまたは網掛けされたブロックは、同じタイプの陰影付け/網掛けを有するPRSリソースのREを表す。わかるように、重複領域1230では、PRSリソース1210のREは、(左から右に、および上から下に)3、0、1、2のオフセットを有し、PRSリソース1220のREは、(左から右に、および上から下に)1、2、3、4のオフセットを有する。
【0137】
[0147]重複領域1230で異なるコムパターンを使用することによって、PRSリソース1210および1220は、それぞれのREが相互と衝突することまたは他の形で干渉することなく、インターリーブすることができる。加えて、この特定の例では、コム2およびコム4のコムパターンを使用することで、PRSリソース1210および1220の帯域幅全体にわたってコム2スケジューリングが維持される(ただしこれは必須ではない)。しかし、同じ受信機が、PRSリソース1210と1220の両方を測定しており、コム2 PRSを測定するための能力を示した場合、同じコムサイズを維持することは有益であり得る。このようにすれば、受信機は、2つのコム2 PRSリソースをインターリーブする場合にそうなるはずのように、時間領域で隣接するRE中でPRSを測定するとは予期されない。
【0138】
[0148]
図12は特定のコムサイズおよびリソース長を示しているが、これらは例にすぎず、本開示はそのように限定されないことに留意されたい。たとえば、PRSリソース1210および1220が2シンボルの長さである場合、重複領域の最初の2つまたは最後の2つのシンボルは存在しないことになるが、他の点では、コムパターンは同じであることになる。
【0139】
[0149]次に、重複領域における異なるミューティングパターンの使用を参照するが、ミューティングは、典型的には受信機で他の送信機からの他の信号と干渉するのを回避するために、送信機がスケジュールされたPRS(または他の信号)の送信を控える場合である。ミューティングパターンは、シンボル、スロット、サブフレーム、フレームなどのレベルで指定され得(すなわち、シンボル、スロット、サブフレーム、フレームなどの内でPRSを搬送するすべてのREは、ミュートされる/送信されない)、典型的には、ミュートされているPRS(または他の信号)の帯域幅全体に適用される。
【0140】
[0150]
図13は、本開示の態様による、重複領域内でミューティングパターンを変更する例を示す
図1300である。
図13では、時間は水平に表され、周波数は垂直に表されている。
図13は、2つのPRSリソース、すなわち第1のPRSリソース1310と第2のPRSリソース1320とを示す。
図13の例では、各PRSリソース1310および1320の時間領域における長さは4シンボルであり得、帯域幅は100MHzであり得る。PRSリソース1310および1320は、DL PRSまたはUL PRS(たとえば、SRS)であり得る。第1の送信機(たとえば、UEまたは基地局)がPRSリソース1310上でPRSを送信し得、第2の送信機がPRSリソース1320上でPRSを送信し得る。しかし、同じ受信機(たとえば、基地局またはUE)が、異なるPRSリソース1310および1320上のPRSを測定し得る。
【0141】
[0151]この解決法は、コム2以上のコムサイズに適合する(コム1のコムサイズは、PRSリソースのREのインターリーブを許さないことになる)。したがって、
図13の例では、重複領域1330の詳細に示されるように、PRSリソース1310および1320のコムサイズはコム2である。具体的には、重複領域1330の詳細において、各ブロックはREを表し、したがって、時間領域では1シンボル、周波数領域では1トーンまたはサブキャリアである。陰影付けまたは網掛けされたブロックは、同じタイプの陰影付け/網掛けを有するPRSリソースのREを表す。わかるように、重複領域1330では、PRSリソース1310のREは、重複領域1330の第1の2つのシンボル中では存在するが、第2の2つのシンボル中ではミュートされている。同様に、PRSリソース1320のREは、重複領域1330の第1の2つのシンボル中ではミュートされているが、第2の2つのシンボル中では存在する。
【0142】
[0152]重複領域1330中でPRSリソース1320の第1の半分とPRSリソース1310の第2の半分とをミュートすることで、受信機における、通常ならそれぞれPRSリソース1320およびPRSリソース1310によって引き起こされることになるそれぞれPRSリソース1310およびPRSリソース1320に対する干渉が除去される。これにより、受信機は、重複領域1330におけるたとえばPRSリソース1320の前の繰返しの位相推定値を使用して、PRSリソース1320の次の繰返しの位相を推定することができる。
【0143】
[0153]
図13はPRSリソースの半分をミュートすることを示しているが、ミュートされるのはPRSリソースの半分である必要はない。その代わり、PRSリソースの長さが2シンボルよりも長い場合、第2のPRSリソースの最後の1つまたは複数のシンボル(たとえば、4シンボルのPRSリソースの最後の1シンボル、6シンボルのPRSリソースの最後の2シンボルなど)のみがミュートされることも可能である。
【0144】
[0154]
図12および
図13に示された解決法を実装するには、レガシーPRS構成について現在提供される情報に、追加情報が加えられることが必要になる。たとえば、各PRSリソースセットの構成は、(RE、RB、絶対帯域幅、または帯域幅比で表された)重複領域のサイズと、(
図12に関して説明された解決法におけるような)重複領域のコムサイズまたは(
図13に関して説明された解決法におけるような)重複領域のミューティングパターンとを指定する情報を含むことが必要になる。加えて、
図12に関して説明された解決法の場合、PRSリソースセットについてのPRS構成は、どのように他のPRSリソースセットとインターリーブするかを説明する情報を含むことが必要になる。この情報は、1つまたは複数のパラメータまたは情報要素(IE)中で提供されること、適用可能な規格において指定されることなどが可能である。
【0145】
[0155]
図6~
図10、
図12、および
図13は隣接する時間インターバルを示していたが、これは必須ではないことに留意されたい。その代わり、連続したPRSリソース間の位相が依然として推定可能であれば、時間インターバル間にいくらかの小さいギャップ(たとえば、少数のシンボル)があってもよい。
【0146】
[0156]
図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法1400を示す。一態様では、方法1400は、受信機デバイス(たとえば、本明細書で説明される基地局またはUEのうちのいずれか)によって実施され得る。
【0147】
[0157]1410で、受信機デバイスは、PRS帯域幅(たとえば、400MHz)内において複数の隣接する時間インターバル(たとえば、シンボル、スロット、サブフレームなど)上でスケジュールされた、第1のPRSリソース(たとえば、PRSリソース710、PRSリソース810/820、PRSリソース910/920/930、PRSリソース1010/1020/1030、PRSリソース1210/1220、PRSリソース1310/1320)の第1の複数の繰返しを受信する。第1の複数の繰返しは、(
図6~
図10、
図12、および
図13に示されるように)複数の隣接する時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数の繰返しのうちの連続した繰返しの各対は、(
図7~
図10、
図12、および
図13に示されるように)周波数において部分的に重複する。一態様では、受信機デバイスがUEである場合、動作1410は、WWANトランシーバ310、狭域ワイヤレストランシーバ320、処理システム332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実施され得、これらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と考えられ得る。一態様では、受信機デバイスが基地局である場合、動作1410は、WWANトランシーバ350、狭域ワイヤレストランシーバ360、処理システム384、メモリ構成要素386、および/または測位構成要素388によって実施され得、これらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と考えられ得る。
【0148】
[0158]1420で、受信機デバイスは、連続した繰返しの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて、第1の複数の繰返しについての位相推定を実施する。一態様では、受信機デバイスがUEである場合、動作1420は、WWANトランシーバ310、狭域ワイヤレストランシーバ320、処理システム332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実施され得、これらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と考えられ得る。一態様では、受信機デバイスが基地局である場合、動作1420は、WWANトランシーバ350、狭域ワイヤレストランシーバ360、処理システム384、メモリ構成要素386、および/または測位構成要素388によって実施され得、これらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と考えられ得る。
【0149】
[0159]
図15は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法1500を示す。一態様では、方法1500は、ネットワークエンティティ(たとえば、ロケーションサーバ、サービング基地局)によって実施され得る。
【0150】
[0160]1510で、ネットワークエンティティは、第1のPRSリソース(たとえば、PRSリソース710、PRSリソース810/820、PRSリソース910/920/930、PRSリソース1010/1020/1030、PRSリソース1210/1220、PRSリソース1310/1320)の第1の複数の繰返しを、PRS帯域幅(たとえば、400MHz)内において複数の隣接する時間インターバル(たとえば、シンボル、スロット、サブフレームなど)上でスケジュールする。第1の複数の繰返しは、(
図6~
図10、
図12、および
図13に示されるように)複数の隣接する時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数の繰返しのうちの連続した繰返しの各対は、(
図7~
図10、
図12、および
図13に示されるように)周波数において部分的に重複するように構成される。一態様では、ネットワークエンティティが基地局である場合、動作1510は、WWANトランシーバ350、狭域ワイヤレストランシーバ360、処理システム384、メモリ構成要素386、および/または測位構成要素388によって実施され得、これらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と考えられ得る。一態様では、ネットワークエンティティがロケーションサーバである場合、動作1510は、ネットワークインターフェース390、処理システム394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、これらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と考えられ得る。
【0151】
[0161]1520で、ネットワークエンティティは、連続した繰返しの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイス(たとえば、本明細書で説明される基地局またはUEのうちのいずれか)が位相推定を実施できるようにするために、第1の複数の繰返しのうちの連続した繰返しの各対の間の周波数における重複を少なくとも示す指示を送信する。一態様では、ネットワークエンティティが基地局である場合、動作1520は、WWANトランシーバ350、狭域ワイヤレストランシーバ360、処理システム384、メモリ構成要素386、および/または測位構成要素388によって実施され得、これらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と考えられ得る。一態様では、ネットワークエンティティがロケーションサーバである場合、動作1520は、ネットワークインターフェース390、処理システム394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、これらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と考えられ得る。
【0152】
[0162]諒解されるように、方法1400および1500の技術的利点は、複数のPRSリソースにわたる改善された位相推定であり、結果的に、より大きい合成PRS帯域幅が得られ、この結果、改善された測定精度、したがって改善された測位精度がもたらされる。
【0153】
[0163]上記の詳細な説明では、異なる特徴が例にまとめられていることがわかる。開示のこの様式は、例示的な条項が、各条項において明示的に述べられるものよりも多くの特徴を有するという意図として理解されるべきではない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示される個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含み得る。したがって、以下の条項は、本明細書に組み込まれると見なされるべきであり、各条項はそれ自体によって別個の例として存在することができる。各従属条項は、条項において、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを指すことができるが、その従属条項の(1つまたは複数の)態様は、特定の組合せに限定されない。他の例示的な条項が、任意の他の従属条項または独立条項の主題との(1つまたは複数の)従属条項態様の組合せ、あるいは他の従属および独立条項との任意の特徴の組合せをも含むことができることが諒解されよう。本明細書で開示される様々な態様は、特定の組合せ(たとえば、要素を絶縁体と導体の両方として定義することなど、矛盾する態様)が意図されないことが明示的に表されるかまたは容易に推論され得ない限り、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項の態様が任意の他の独立条項に含まれ得ることが、その条項がその独立条項に直接従属していない場合でも、同じく意図される。
【0154】
[0164]実装例が、以下の番号付けされた条項において説明される。
【0155】
[0165]条項1.受信機デバイスによって実施されるワイヤレス通信の方法であって、測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複する;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することとを備える方法。
【0156】
[0166]条項2.周波数における重複のサイズの構成を受信することをさらに備える、条項1に記載の方法。
【0157】
[0167]条項3.周波数における重複のサイズの構成がロケーションサーバまたはサービング基地局から受信される、条項2に記載の方法。
【0158】
[0168]条項4.周波数における重複のサイズの推奨をネットワークエンティティに送信することをさらに備える、条項1から3のいずれかに記載の方法。
【0159】
[0169]条項5.ネットワークエンティティがロケーションサーバまたはサービング基地局を備える、条項4に記載の方法。
【0160】
[0170]条項6.周波数における重複のサイズが、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、PRS帯域幅に対する第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、条項1から5のいずれかに記載の方法。
【0161】
[0171]条項7.帯域幅インターバルの数が、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、条項6に記載の方法。
【0162】
[0172]条項8.少なくとも第2の複数のPRSリソースが、PRS帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールされ、第2の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方が、複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中でPRS帯域幅においてラップアラウンドする、条項1から7のいずれかに記載の方法。
【0163】
[0173]条項9.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、条項8に記載の方法。
【0164】
[0174]条項10.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、条項8に記載の方法。
【0165】
[0175]条項11.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、条項8に記載の方法。
【0166】
[0176]条項12.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、条項8に記載の方法。
【0167】
[0177]条項13.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、条項8に記載の方法。
【0168】
[0178]条項14.第1の複数のPRSリソースの数が第2の複数のPRSリソースの数と同じである、条項8から13のいずれかに記載の方法。
【0169】
[0179]条項15.第2の複数のPRSリソースを受信することと、第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複する;第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて第2の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することとをさらに備える、条項8から14のいずれかに記載の方法。
【0170】
[0180]条項16.第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースが、複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、条項8から15のいずれかに記載の方法。
【0171】
[0181]条項17.第1の複数のPRSリソースが第1のコムパターンを有し、第2の複数のPRSリソースが第2のコムパターンを有し、第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースとが、第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、条項16に記載の方法。
【0172】
[0182]条項18.第1のコムパターンが第2のコムパターンと同じであり、第3のコムパターンが第1のコムパターンの2倍である、条項17に記載の方法。
【0173】
[0183]条項19.重複領域における第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースのシンボルが、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、条項項17から18のいずれかに記載の方法。
【0174】
[0184]条項20.少なくとも第3のコムパターンの構成を受信することをさらに備える、条項17から19のいずれかに記載の方法。
【0175】
[0185]条項21.第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンが、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、条項16に記載の方法。
【0176】
[0186]条項22.第1のミューティングパターンが、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、条項21に記載の方法。
【0177】
[0187]条項23.少なくとも第1のミューティングパターンの構成を受信することをさらに備える、条項21から22のいずれかに記載の方法。
【0178】
[0188]条項24.位相推定に少なくとも部分的に基づいて第1のPRSリソースの1つまたは複数の測位測定を実施することをさらに備える、条項1から23のいずれかに記載の方法。
【0179】
[0189]条項25.受信機デバイスがUEである、条項1から24のいずれかに記載の方法。
【0180】
[0190]条項26.受信機デバイスが基地局である、条項1から24のいずれかに記載の方法。
【0181】
[0191]条項27.第1の複数のPRSリソースの数が複数の時間インターバルの数と同じである、条項1から26のいずれかに記載の方法。
【0182】
[0192]条項28.複数の時間インターバルが、複数の隣接する時間インターバルである、条項1から27のいずれかに記載の方法。
【0183】
[0193]条項29.複数の時間インターバルのうちの時間インターバルが、しきい値未満のギャップによって分離された、条項1から27のいずれかに記載の方法。
【0184】
[0194]条項30.複数のPRSリソースが、PRSリソースの複数の繰返しである、条項1から29のいずれかに記載の方法。
【0185】
[0195]条項31.ネットワークエンティティによって実施されるワイヤレス通信の方法であって、第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールすることと、第1の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、ここにおいて、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対が周波数において部分的に重複するように構成される;連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における重複を少なくとも示す指示を送信することとを備える方法。
【0186】
[0196]条項32.周波数における重複のサイズの推奨を受信することをさらに備え、周波数における重複を少なくとも示す指示が推奨に基づく、条項31に記載の方法。
【0187】
[0197]条項33.推奨が受信機デバイスまたはサービング基地局から受信される、条項32に記載の方法。
【0188】
[0198]条項34.周波数における重複のサイズの要求を送信することをさらに備える、条項31から33のいずれかに記載の方法。
【0189】
[0199]条項35.要求が受信機デバイスまたはサービング基地局に送信される、条項34に記載の方法。
【0190】
[0200]条項36.周波数における重複のサイズが、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、PRS帯域幅に対する第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、条項31から35のいずれかに記載の方法。
【0191】
[0201]条項37.帯域幅インターバルの数が、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、条項36に記載の方法。
【0192】
[0202]条項38.少なくとも第2の複数のPRSリソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上でスケジュールすることをさらに備え、第2の複数のPRSリソースが複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方が、複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中でPRS帯域幅においてラップアラウンドする、条項31から37のいずれかに記載の方法。
【0193】
[0203]条項39.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、条項38に記載の方法。
【0194】
[0204]条項40.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、条項38に記載の方法。
【0195】
[0205]条項41.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、条項38に記載の方法。
【0196】
[0206]条項42.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、条項38に記載の方法。
【0197】
[0207]条項43.複数の時間インターバルの数が、PRS帯域幅を第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、条項38に記載の方法。
【0198】
[0208]条項44.第1の複数のPRSリソースの数が第2の複数のPRSリソースの数と同じである、条項38から43のいずれかに記載の方法。
【0199】
[0209]条項45.第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースが、複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、条項38から44のいずれかに記載の方法。
【0200】
[0210]条項46.第1の複数のPRSリソースが第1のコムパターンを有し、第2の複数のPRSリソースが第2のコムパターンを有し、第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースとが、第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、条項45に記載の方法。
【0201】
[0211]条項47.第1のコムパターンが第2のコムパターンと同じであり、第3のコムパターンが第1のコムパターンの2倍である、条項46に記載の方法。
【0202】
[0212]条項48.重複領域における第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースのシンボルが、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、条項46から47のいずれかに記載の方法。
【0203】
[0213]条項49.少なくとも第3のコムパターンの構成を受信機デバイスに送信することをさらに備える、条項46から48のいずれかに記載の方法。
【0204】
[0214]条項50.第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンが、第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、条項45に記載の方法。
【0205】
[0215]条項51.第1のミューティングパターンが、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、条項50に記載の方法。
【0206】
[0216]条項52.少なくとも第1のミューティングパターンの構成を受信機デバイスに送信することをさらに備える、条項50から51のいずれかに記載の方法。
【0207】
[0217]条項53.受信機デバイスがUEである、条項31から52のいずれかに記載の方法。
【0208】
[0218]条項54.受信機デバイスが基地局である、条項31から52のいずれかに記載の方法。
【0209】
[0219]条項55.ネットワークエンティティがロケーションサーバまたはサービング基地局である、条項31から54のいずれかに記載の方法。
【0210】
[0220]条項56.第1の複数のPRSリソースの数が複数の時間インターバルの数と同じである、条項31から55のいずれかに記載の方法。
【0211】
[0221]条項57.複数の時間インターバルが、複数の隣接する時間インターバルである、条項31から56のいずれかに記載の方法。
【0212】
[0222]条項58.複数の時間インターバルのうちの時間インターバルが、しきい値未満のギャップによって分離された、条項31から56のいずれかに記載の方法。
【0213】
[0223]条項59.複数のPRSリソースが、PRSリソースの複数の繰返しである、条項31から58のいずれかに記載の方法。
【0214】
[0224]条項60.メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える装置であって、少なくとも1つのプロセッサが条項1から59のいずれかに記載の方法を実施するように構成された、装置。
【0215】
[0225]条項61.条項1から59のいずれかに記載の方法を実施するための手段を備える装置。
【0216】
[0226]条項62.コンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、条項1から59のいずれかに記載の方法を装置に実施させるための少なくとも1つの命令を備える、コンピュータ可読媒体。
【0217】
[0227]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0218】
[0228]さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0219】
[0229]本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0220】
[0230]本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
【0221】
[0231]1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0222】
[0232]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信機デバイスによって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を備える方法。
【請求項2】
周波数における前記重複のサイズの構成を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
周波数における前記重複の前記サイズの前記構成は、ロケーションサーバまたはサービング基地局から受信される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
周波数における前記重複のサイズの推奨をネットワークエンティティに送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークエンティティは、ロケーションサーバまたはサービング基地局を備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも第2の複数のPRSリソースは、前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールされ、前記第2の複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記第2の複数のPRSリソースを受信することと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
をさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
少なくとも前記第3のコムパターンの構成を受信することをさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を受信することをさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記位相推定に少なくとも部分的に基づいて、第1のPRSリソースの1つまたは複数の測位測定を実施することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記受信機デバイスはUEである、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記受信機デバイスは基地局である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
ネットワークエンティティによって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールすることと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信することと、
を備える方法。
【請求項32】
周波数における前記重複のサイズの推奨を受信することをさらに備え、周波数における前記重複を少なくとも示す前記指示は前記推奨に基づく、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記推奨は、前記受信機デバイスまたはサービング基地局から受信される、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
周波数における前記重複のサイズの要求を送信することをさらに備える、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記要求は前記受信機デバイスまたはサービング基地局に送信される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
少なくとも第2の複数のPRSリソースを前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールすることをさらに備え、前記第2の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、請求項31に記載の方法。
【請求項39】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、請求項38に記載の方法。
【請求項44】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、請求項38に記載の方法。
【請求項45】
前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、請求項38に記載の方法。
【請求項46】
前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
少なくとも前記第3のコムパターンの構成を前記受信機デバイスに送信することをさらに備える、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、請求項45に記載の方法。
【請求項51】
前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を前記受信機デバイスに送信することをさらに備える、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記受信機デバイスはUEである、請求項31に記載の方法。
【請求項54】
前記受信機デバイスは基地局である、請求項31に記載の方法。
【請求項55】
前記ネットワークエンティティはロケーションサーバまたはサービング基地局である、請求項31に記載の方法。
【請求項56】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、請求項31に記載の方法。
【請求項57】
前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、請求項31に記載の方法。
【請求項58】
前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、請求項31に記載の方法。
【請求項59】
前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、請求項31に記載の方法。
【請求項60】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える受信機デバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を行うように構成された、受信機デバイス。
【請求項61】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの構成を受信するようにさらに構成された、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項62】
周波数における前記重複の前記サイズの前記構成は、ロケーションサーバまたはサービング基地局から受信される、請求項
61に記載の受信機デバイス。
【請求項63】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの推奨を前記少なくとも1つのトランシーバからネットワークエンティティに送信させるようにさらに構成された、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項64】
前記ネットワークエンティティは、ロケーションサーバまたはサービング基地局を備える、請求項
63に記載の受信機デバイス。
【請求項65】
周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項66】
帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、請求項
65に記載の受信機デバイス。
【請求項67】
少なくとも第2の複数のPRSリソースは、前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールされ、前記第2の複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、
請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項68】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、請求項
67に記載の受信機デバイス。
【請求項69】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、請求項
67に記載の受信機デバイス。
【請求項70】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、請求項
67に記載の受信機デバイス。
【請求項71】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、請求項
67に記載の受信機デバイス。
【請求項72】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、請求項
67に記載の受信機デバイス。
【請求項73】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、請求項
67に記載の受信機デバイス。
【請求項74】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第2の複数のPRSリソースを受信することと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を行うようにさらに構成された、請求項
67に記載の受信機デバイス。
【請求項75】
前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、請求項
67に記載の受信機デバイス。
【請求項76】
前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
請求項
75に記載の受信機デバイス。
【請求項77】
前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
請求項
76に記載の受信機デバイス。
【請求項78】
前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、請求項
76に記載の受信機デバイス。
【請求項79】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも前記第3のコムパターンの構成を受信するようにさらに構成された、請求項
76に記載の受信機デバイス。
【請求項80】
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、請求項
75に記載の受信機デバイス。
【請求項81】
前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、請求項
80に記載の受信機デバイス。
【請求項82】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を受信するようにさらに構成された、請求項
80に記載の受信機デバイス。
【請求項83】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記位相推定に少なくとも部分的に基づいて、第1のPRSリソースの1つまたは複数の測位測定を実施するようにさらに構成された、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項84】
前記受信機デバイスはUEである、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項85】
前記受信機デバイスは基地局である、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項86】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項87】
前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項88】
前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項89】
前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、請求項
60に記載の受信機デバイス。
【請求項90】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備えるネットワークエンティティであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールすることと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を前記少なくとも1つのトランシーバから送信させることと、
を行うように構成された、ネットワークエンティティ。
【請求項91】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの推奨を受信するようにさらに構成され、周波数における前記重複を少なくとも示す前記指示は前記推奨に基づく、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項92】
前記推奨は、前記受信機デバイスまたはサービング基地局から受信される、請求項
91に記載のネットワークエンティティ。
【請求項93】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの要求を前記少なくとも1つのトランシーバから送信させるようにさらに構成された、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項94】
前記要求は前記受信機デバイスまたはサービング基地局に送信される、請求項
93に記載のネットワークエンティティ。
【請求項95】
周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項96】
帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、請求項
95に記載のネットワークエンティティ。
【請求項97】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも第2の複数のPRSリソースを前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールするようにさらに構成され、前記第2の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項98】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、請求項
97に記載のネットワークエンティティ。
【請求項99】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、請求項
97に記載のネットワークエンティティ。
【請求項100】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、請求項
97に記載のネットワークエンティティ。
【請求項101】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、請求項
97に記載のネットワークエンティティ。
【請求項102】
前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、請求項
97に記載のネットワークエンティティ。
【請求項103】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、請求項
97に記載のネットワークエンティティ。
【請求項104】
前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、請求項
97に記載のネットワークエンティティ。
【請求項105】
前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
請求項
104に記載のネットワークエンティティ。
【請求項106】
前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
請求項
105に記載のネットワークエンティティ。
【請求項107】
前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、請求項
105に記載のネットワークエンティティ。
【請求項108】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバに、少なくとも前記第3のコムパターンの構成を前記受信機デバイスへ送信させるようにさらに構成された、請求項
105に記載のネットワークエンティティ。
【請求項109】
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、請求項
104に記載のネットワークエンティティ。
【請求項110】
前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、請求項
109に記載のネットワークエンティティ。
【請求項111】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバに、少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を前記受信機デバイスへ送信させるようにさらに構成された、請求項
109に記載のネットワークエンティティ。
【請求項112】
前記受信機デバイスはUEである、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項113】
前記受信機デバイスは基地局である、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項114】
前記ネットワークエンティティはロケーションサーバまたはサービング基地局である、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項115】
前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項116】
前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項117】
前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項118】
前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、請求項
90に記載のネットワークエンティティ。
【請求項119】
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信するための手段と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施するための手段と、
を備える受信機デバイス。
【請求項120】
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールするための手段と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信するための手段と、
を備えるネットワークエンティティ。
【請求項121】
コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信するように、受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施するように、前記受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項122】
コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールするように、ネットワークエンティティに命令する少なくとも1つの命令と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信するように、前記ネットワークエンティティに命令する少なくとも1つの命令と、
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0222
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0222】
[0232]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 受信機デバイスによって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を備える方法。
[C2] 周波数における前記重複のサイズの構成を受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3] 周波数における前記重複の前記サイズの前記構成は、ロケーションサーバまたはサービング基地局から受信される、C2に記載の方法。
[C4] 周波数における前記重複のサイズの推奨をネットワークエンティティに送信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C5] 前記ネットワークエンティティは、ロケーションサーバまたはサービング基地局を備える、C4に記載の方法。
[C6] 周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、C1に記載の方法。
[C7] 帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、C6に記載の方法。
[C8] 少なくとも第2の複数のPRSリソースは、前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールされ、前記第2の複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、
C1に記載の方法。
[C9] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、C8に記載の方法。
[C10] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、C8に記載の方法。
[C11] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、C8に記載の方法。
[C12] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、C8に記載の方法。
[C13] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、C8に記載の方法。
[C14] 前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、C8に記載の方法。
[C15] 前記第2の複数のPRSリソースを受信することと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
をさらに備える、C8に記載の方法。
[C16] 前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、C8に記載の方法。
[C17] 前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
C16に記載の方法。
[C18] 前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
C17に記載の方法。
[C19] 前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、C17に記載の方法。
[C20] 少なくとも前記第3のコムパターンの構成を受信することをさらに備える、C17に記載の方法。
[C21] 前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、C16に記載の方法。
[C22] 前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、C21に記載の方法。
[C23] 少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を受信することをさらに備える、C21に記載の方法。
[C24] 前記位相推定に少なくとも部分的に基づいて、第1のPRSリソースの1つまたは複数の測位測定を実施することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C25] 前記受信機デバイスはUEである、C1に記載の方法。
[C26] 前記受信機デバイスは基地局である、C1に記載の方法。
[C27] 前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、C1に記載の方法。
[C28] 前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、C1に記載の方法。
[C29] 前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、C1に記載の方法。
[C30] 前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、C1に記載の方法。
[C31] ネットワークエンティティによって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールすることと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信することと、
を備える方法。
[C32] 周波数における前記重複のサイズの推奨を受信することをさらに備え、周波数における前記重複を少なくとも示す前記指示は前記推奨に基づく、C31に記載の方法。
[C33] 前記推奨は、前記受信機デバイスまたはサービング基地局から受信される、C32に記載の方法。
[C34] 周波数における前記重複のサイズの要求を送信することをさらに備える、C31に記載の方法。
[C35] 前記要求は前記受信機デバイスまたはサービング基地局に送信される、C34に記載の方法。
[C36] 周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、C31に記載の方法。
[C37] 帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、C36に記載の方法。
[C38] 少なくとも第2の複数のPRSリソースを前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールすることをさらに備え、前記第2の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、C31に記載の方法。
[C39] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、C38に記載の方法。
[C40] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、C38に記載の方法。
[C41] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、C38に記載の方法。
[C42] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、C38に記載の方法。
[C43] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、C38に記載の方法。
[C44] 前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、C38に記載の方法。
[C45] 前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、C38に記載の方法。
[C46] 前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
C45に記載の方法。
[C47] 前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
C46に記載の方法。
[C48] 前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、C46に記載の方法。
[C49] 少なくとも前記第3のコムパターンの構成を前記受信機デバイスに送信することをさらに備える、C46に記載の方法。
[C50] 前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、C45に記載の方法。
[C51] 前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、C50に記載の方法。
[C52] 少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を前記受信機デバイスに送信することをさらに備える、C50に記載の方法。
[C53] 前記受信機デバイスはUEである、C31に記載の方法。
[C54] 前記受信機デバイスは基地局である、C31に記載の方法。
[C55] 前記ネットワークエンティティはロケーションサーバまたはサービング基地局である、C31に記載の方法。
[C56] 前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、C31に記載の方法。
[C57] 前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、C31に記載の方法。
[C58] 前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、C31に記載の方法。
[C59] 前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、C31に記載の方法。
[C60] メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える受信機デバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信することと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を行うように構成された、受信機デバイス。
[C61] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの構成を受信するようにさらに構成された、C0に記載の受信機デバイス。
[C62] 周波数における前記重複の前記サイズの前記構成は、ロケーションサーバまたはサービング基地局から受信される、C0に記載の受信機デバイス。
[C63] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの推奨を前記少なくとも1つのトランシーバからネットワークエンティティに送信させるようにさらに構成された、C0に記載の受信機デバイス。
[C64] 前記ネットワークエンティティは、ロケーションサーバまたはサービング基地局を備える、C0に記載の受信機デバイス。
[C65] 周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、C0に記載の受信機デバイス。
[C66] 帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、C0に記載の受信機デバイス。
[C67] 少なくとも第2の複数のPRSリソースは、前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールされ、前記第2の複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、
C0に記載の受信機デバイス。
[C68] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、C0に記載の受信機デバイス。
[C69] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、C0に記載の受信機デバイス。
[C70] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、C0に記載の受信機デバイス。
[C71] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、C0に記載の受信機デバイス。
[C72] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、C0に記載の受信機デバイス。
[C73] 前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、C0に記載の受信機デバイス。
[C74] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第2の複数のPRSリソースを受信することと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
前記第2の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の複数のPRSリソースについての位相推定を実施することと、
を行うようにさらに構成された、C0に記載の受信機デバイス。
[C75] 前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、C0に記載の受信機デバイス。
[C76] 前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
C0に記載の受信機デバイス。
[C77] 前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
C0に記載の受信機デバイス。
[C78] 前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、C0に記載の受信機デバイス。
[C79] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも前記第3のコムパターンの構成を受信するようにさらに構成された、C0に記載の受信機デバイス。
[C80] 前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、C0に記載の受信機デバイス。
[C81] 前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、C0に記載の受信機デバイス。
[C82] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を受信するようにさらに構成された、C0に記載の受信機デバイス。
[C83] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記位相推定に少なくとも部分的に基づいて、第1のPRSリソースの1つまたは複数の測位測定を実施するようにさらに構成された、C0に記載の受信機デバイス。
[C84] 前記受信機デバイスはUEである、C0に記載の受信機デバイス。
[C85] 前記受信機デバイスは基地局である、C0に記載の受信機デバイス。
[C86] 前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、C0に記載の受信機デバイス。
[C87] 前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、C0に記載の受信機デバイス。
[C88] 前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、C0に記載の受信機デバイス。
[C89] 前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、C0に記載の受信機デバイス。
[C90] メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備えるネットワークエンティティであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、 第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールすることと、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を前記少なくとも1つのトランシーバから送信させることと、
を行うように構成された、ネットワークエンティティ。
[C91] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの推奨を受信するようにさらに構成され、周波数における前記重複を少なくとも示す前記指示は前記推奨に基づく、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C92] 前記推奨は、前記受信機デバイスまたはサービング基地局から受信される、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C93] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数における前記重複のサイズの要求を前記少なくとも1つのトランシーバから送信させるようにさらに構成された、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C94] 前記要求は前記受信機デバイスまたはサービング基地局に送信される、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C95] 周波数における前記重複のサイズは、帯域幅インターバルの数、帯域幅の量、または、前記PRS帯域幅に対する前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅の比として指定される、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C96] 帯域幅インターバルの前記数は、リソース要素の数、リソースブロックの数、または両方を備える、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C97] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも第2の複数のPRSリソースを前記PRS帯域幅内において前記複数の時間インターバル上にスケジュールするようにさらに構成され、前記第2の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、前記第2の複数のPRSリソースのうちの少なくとも1つのPRSリソース、または両方は、前記複数の時間インターバルのうちの少なくとも1つの時間インターバル中で前記PRS帯域幅においてラップアラウンドする、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C98] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値に基づく、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C99] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数によって与えられる、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C100] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値の数学的床関数よりも少なくとも1つの時間インターバルだけ多い、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C101] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以下である、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C102] 前記複数の時間インターバルの数は、前記PRS帯域幅を前記第1の複数のPRSリソースの各々の帯域幅で割った値以上である、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C103] 前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記第2の複数のPRSリソースの数と同じである、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C104] 前記第2の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースは、前記複数の時間インターバルのうちの1つまたは複数の時間インターバル中で、前記第1の複数のPRSリソースのうちの1つまたは複数のPRSリソースと周波数において重複する、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C105] 前記第1の複数のPRSリソースは第1のコムパターンを有し、
前記第2の複数のPRSリソースは第2のコムパターンを有し、
前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとは、前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域で第3のコムパターンを有する、
C0に記載のネットワークエンティティ。
[C106] 前記第1のコムパターンは前記第2のコムパターンと同じであり、
前記第3のコムパターンは前記第1のコムパターンの2倍である、
C0に記載のネットワークエンティティ。
[C107] 前記重複領域における前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースのシンボルとインターリーブされる、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C108] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバに、少なくとも前記第3のコムパターンの構成を前記受信機デバイスへ送信させるようにさらに構成された、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C109] 前記第1の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースと、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースとの各々の間の重複領域の第1のミューティングパターンは、前記第2の複数のPRSリソースのうちの前記1つまたは複数のPRSリソースの非重複領域の第2のミューティングパターンと異なる、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C110] 前記第1のミューティングパターンは、後続の時間インターバルの開始に近接する1つまたは複数のシンボルをミューティングすることを備える、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C111] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバに、少なくとも前記第1のミューティングパターンの構成を前記受信機デバイスへ送信させるようにさらに構成された、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C112] 前記受信機デバイスはUEである、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C113] 前記受信機デバイスは基地局である、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C114] 前記ネットワークエンティティはロケーションサーバまたはサービング基地局である、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C115] 前記第1の複数のPRSリソースの数は、前記複数の時間インターバルの数と同じである、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C116] 前記複数の時間インターバルは、複数の隣接する時間インターバルである、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C117] 前記複数の時間インターバルのうちの時間インターバルは、しきい値未満のギャップによって分離されている、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C118] 前記複数のPRSリソースは、PRSリソースの複数の繰返しである、C0に記載のネットワークエンティティ。
[C119] 測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信するための手段と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施するための手段と、 を備える受信機デバイス。
[C120] 第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールするための手段と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信するための手段と、
を備えるネットワークエンティティ。
[C121] コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、、
測位基準信号(PRS)帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールされた第1の複数のPRSリソースを受信するように、受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複する、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のPRSリソースについての位相推定を実施するように、前記受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C122] コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、
第1の複数の測位基準信号(PRS)リソースをPRS帯域幅内において複数の時間インターバル上にスケジュールするように、ネットワークエンティティに命令する少なくとも1つの命令と、前記第1の複数のPRSリソースは前記複数の時間インターバルにわたって周波数においてずらして配置され、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対は周波数において部分的に重複するように構成される、
連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複に少なくとも部分的に基づいて受信機デバイスが位相推定を実施できるようにするために、前記第1の複数のPRSリソースのうちの連続したPRSリソースの各対の間の周波数における前記重複を少なくとも示す指示を送信するように、前記ネットワークエンティティに命令する少なくとも1つの命令と、
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】