(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-19
(54)【発明の名称】物理ダウンリンク制御チャネルの繰り返しのためのタイミング関係のための技法
(51)【国際特許分類】
H04W 72/232 20230101AFI20240112BHJP
H04W 72/12 20230101ALI20240112BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240112BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20240112BHJP
H04W 72/231 20230101ALI20240112BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20240112BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/12
H04W72/0446
H04W28/04
H04W72/231
H04W16/28
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023541067
(86)(22)【出願日】2022-01-12
(85)【翻訳文提出日】2023-07-05
(86)【国際出願番号】 US2022070149
(87)【国際公開番号】W WO2022155645
(87)【国際公開日】2022-07-21
(32)【優先日】2021-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-01-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】コシュネビサン、モスタファ
(72)【発明者】
【氏名】スン、ジン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、シャオシャ
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA14
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH22
5K067HH28
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスが説明される。ユーザ機器(UE)は、互いに関連付けられるダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視し得、ダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1の送信時間間隔(TTI)中の第1のダウンリンク制御チャネル候補と、第1のTTIの後の第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補とを含む。UEは、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でダウンリンク制御情報(DCI)の少なくとも1つの繰り返しを受信し得、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする。UEは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用し得、その後、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補を監視することと、前記複数のダウンリンク制御チャネル候補は、第1の送信時間間隔中の少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補と、前記第1の送信時間間隔の後にある第2の送信時間間隔中の最後のダウンリンク制御チャネル候補とを備える、
前記監視することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のダウンリンク制御チャネル候補または前記最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でダウンリンク制御情報の少なくとも1つの繰り返しを基地局から受信することと、前記ダウンリンク制御情報は、前記基地局と前記UEとの間の送信をスケジュールする、
前記最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、
前記スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記送信を介して前記基地局と通信することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が、チャネル状態情報基準信号を備える、ここにおいて、前記送信を介して前記基地局と通信することは、
前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の前記タイミングに少なくとも部分的に基づいて適用される前記スケジューリングオフセットに従って前記チャネル状態情報基準信号を受信すること
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基地局から、トリガ状態構成のセットを示す無線リソース制御メッセージ(radio resource control message)を受信することと、
前記ダウンリンク制御情報の前記少なくとも1つの繰り返しを介して、トリガ状態構成の前記セット内に含まれるトリガ状態構成の指示を受信することと、ここにおいて、前記チャネル状態情報基準信号を受信することは、前記トリガ状態構成に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記スケジューリングオフセットは、前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の最後のシンボルと前記チャネル状態情報基準信号の第1のシンボルとの間のオフセットを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記スケジューリングオフセットと前記UEのビーム切替えしきい値との比較に少なくとも部分的に基づいて前記チャネル状態情報基準信号を受信するための擬似コロケーション構成を決定すること、ここにおいて、前記チャネル状態情報基準信号は、前記擬似コロケーション構成に従って受信される、
をさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記スケジューリングオフセットが前記UEの前記ビーム切替えしきい値以上であることに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて決定される1つまたは複数の送信構成指示状態(transmission configuration indication state)に少なくとも部分的に基づいて前記擬似コロケーション構成を決定すること
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記基地局から、前記チャネル状態情報基準信号に関連するリソースのセット内でダウンリンク送信を受信することと、
前記スケジューリングオフセットが前記UEの前記ビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク送信に少なくとも部分的に基づいて決定される1つまたは複数の送信構成指示状態に少なくとも部分的に基づいて前記擬似コロケーション構成を決定することと
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記スケジューリングオフセットが前記UEの前記ビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、前記UEによって監視される探索空間セットの最後の送信時間間隔(last transmission time interval)内の制御リソースセットに関連する前記擬似コロケーション構成を決定すること
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記スケジューリングオフセットが前記UEの前記ビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、前記チャネル状態情報基準信号に関連するサービングセルの最も低いアクティブ化された送信構成指示状態(lowest activated transmission configuration indication state)に関連する前記擬似コロケーション構成を決定すること
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記基地局に、前記UEの前記ビーム切替えしきい値の指示を送信することと、
前記スケジューリングオフセットと前記ビーム切替えしきい値との前記比較に少なくとも部分的に基づいて、前記チャネル状態情報基準信号の受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここにおいて、前記チャネル状態情報基準信号は、前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて受信される、
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
ダウンリンク制御情報の前記少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルのサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、前記チャネル状態情報基準信号の受信に関連するタイミング遅延を決定することと、
前記タイミング遅延に少なくとも部分的に基づいて前記UEの調整されたビーム切替えしきい値を決定することと、
前記スケジューリングオフセットと前記調整されたビーム切替えしきい値との前記比較に少なくとも部分的に基づいて、前記チャネル状態情報基準信号の受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここにおいて、前記チャネル状態情報基準信号は、前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて受信される、
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項12】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が、ダウンリンク共有チャネル送信、チャネル状態情報基準信号、またはその両方を備える、ここにおいて、前記送信を介して前記基地局と通信することは、
前記基地局から、最小スケジューリング遅延に従って前記ダウンリンク共有チャネル送信、前記チャネル状態情報基準信号、またはその両方を受信すること、前記最小スケジューリング遅延は、前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の前記タイミングに少なくとも部分的に基づいて適用される前記スケジューリングオフセット以下である、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ダウンリンク制御情報の前記少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルに関連する第1のサブキャリア間隔(first subcarrier spacing)を決定することと、
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が実施されることになるチャネルに関連する第2のサブキャリア間隔(second subcarrier spacing)を決定することと、ここにおいて、前記最小スケジューリング遅延は、前記第1のサブキャリア間隔と前記第2のサブキャリア間隔との比較に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の前記タイミングに少なくとも部分的に基づいて前記スケジューリングオフセットを適用することは、
前記ダウンリンク制御情報の第1の繰り返しが前記第1のダウンリンク制御チャネル候補内で検出されるのか、前記ダウンリンク制御情報の第2の繰り返しが前記最後のダウンリンク制御チャネル候補内で検出されるのか、または前記第1の繰り返しと前記第2の繰り返しとの両方が、それぞれ、前記第1のダウンリンク制御チャネル候補と前記最後のダウンリンク制御チャネル候補との内で検出されるのかにかかわらず前記スケジューリングオフセットを適用すること
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が、サウンディング基準信号のセットを備える、ここにおいて、前記送信を介して前記基地局と通信することは、
前記基地局に、前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の前記タイミングに少なくとも部分的に基づいて適用される前記スケジューリングオフセットの後にサウンディング基準信号の前記セットを送信すること
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が、サウンディング基準信号のセットを備え、前記方法は、
前記基地局から、前記スケジューリングオフセットの指示を備える無線リソース制御メッセージを受信すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信は、サウンディング基準信号のセットを備え、前記スケジューリングオフセットは、前記第2の送信時間間隔と前記送信の送信時間間隔との間の送信時間間隔の量(a quantity of transmission time intervals)を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が、サウンディング基準信号のセットを備え、前記方法は、
前記基地局から、チャネル状態情報基準信号を受信することと、
前記チャネル状態情報基準信号のための1つまたは複数の測定を実施することと、
前記1つまたは複数の測定に少なくとも部分的に基づいてサウンディング基準信号の前記セットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、
前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいてサウンディング基準信号の前記セットを送信することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が、サウンディング基準信号のセットを備え、前記方法は、
前記基地局から、チャネル状態情報基準信号の受信に関連する送信時間間隔オフセットの指示を受信することと、
前記送信時間間隔オフセットと前記第2の送信時間間隔とに少なくとも部分的に基づいて前記チャネル状態情報基準信号の受信のためのリソースを決定することと、
前記リソース内で前記チャネル状態情報基準信号を受信することと、
前記チャネル状態情報基準信号に少なくとも部分的に基づいてサウンディング基準信号の前記セットを送信することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記ダウンリンク制御情報を介して、前記ダウンリンク制御情報の最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更を受信することと、
前記最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの前記1つまたは複数の値の前記変更が、前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の前記タイミングに少なくとも部分的に基づいて適用される前記スケジューリングオフセットの後に適用されることになると決定すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記基地局から、前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信に関連する第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとを示す無線リソース制御メッセージを受信すること、ここにおいて、前記最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの前記1つまたは複数の値の前記変更は、前記第1の最小スケジューリングオフセットと前記第2の最小スケジューリングオフセットとに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信は、物理ダウンリンク共有チャネル送信、物理アップリンク共有チャネル送信、またはその両方を備え、前記スケジューリングオフセットは、前記物理ダウンリンク共有チャネル送信に関連する最小K0値、前記物理アップリンク共有チャネル送信に関連する最小K2値、またはその両方を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補内でユーザ機器(UE)に、前記複数のダウンリンク制御チャネル候補の第1のダウンリンク制御チャネル候補または前記複数のダウンリンク制御チャネル候補の最後のダウンリンク制御チャネル候補内でダウンリンク制御情報の少なくとも1つの繰り返しを送信することと、前記第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1の送信時間間隔中にあり、前記最後のダウンリンク制御チャネル候補は、前記第1の送信時間間隔の後にある第2の送信時間間隔中にあり、前記ダウンリンク制御情報は、前記基地局と前記UEとの間の送信をスケジュールする、
前記最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、
前記スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記送信を介して前記UEと通信することと
を備える、方法。
【請求項24】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が、チャネル状態情報基準信号を備える、ここにおいて、前記送信を介して前記UEと通信することは、
前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の前記タイミングに少なくとも部分的に基づいて適用される前記スケジューリングオフセットに従って前記チャネル状態情報基準信号を送信すること
を備える、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記スケジューリングオフセットは、前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の最後のシンボルと前記チャネル状態情報基準信号の第1のシンボルとの間のオフセットを備える、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記スケジューリングオフセットと前記UEのビーム切替えしきい値との比較に少なくとも部分的に基づいて前記チャネル状態情報基準信号を送信するための擬似コロケーション構成を決定すること、ここにおいて、前記チャネル状態情報基準信号は、前記擬似コロケーション構成に従って送信される、
をさらに備える、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が、ダウンリンク共有チャネル送信、チャネル状態情報基準信号、またはその両方を備える、ここにおいて、前記送信を介して前記UEと通信することは、
前記UEに、最小スケジューリング遅延に従って前記ダウンリンク共有チャネル送信、前記チャネル状態情報基準信号、またはその両方を送信すること、前記最小スケジューリング遅延は、前記最後のダウンリンク制御チャネル候補の前記タイミングに少なくとも部分的に基づいて適用される前記スケジューリングオフセット以下である、
を備える、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記ダウンリンク制御情報の前記少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルに関連する第1のサブキャリア間隔を決定することと、
前記ダウンリンク制御情報によってスケジュールされた前記送信が実施されることになるチャネルに関連する第2のサブキャリア間隔を決定することと、ここにおいて、前記最小スケジューリング遅延は、前記第1のサブキャリア間隔と前記第2のサブキャリア間隔との比較に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備え、前記メモリは、前記装置に、
互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補を監視することと、前記複数のダウンリンク制御チャネル候補は、第1の送信時間間隔中の少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補と、前記第1の送信時間間隔の後にある第2の送信時間間隔中の最後のダウンリンク制御チャネル候補とを備える、
前記監視することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のダウンリンク制御チャネル候補または前記最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でダウンリンク制御情報の少なくとも1つの繰り返しを基地局から受信することと、前記ダウンリンク制御情報は、前記基地局と前記UEとの間の送信をスケジュールする、
前記最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、
前記スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記送信を介して前記基地局と通信することと
を行わせるために前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶する、装置。
【請求項30】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備え、前記メモリは、前記装置に、
互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補内でユーザ機器(UE)に、前記複数のダウンリンク制御チャネル候補の第1のダウンリンク制御チャネル候補または前記複数のダウンリンク制御チャネル候補の最後のダウンリンク制御チャネル候補内でダウンリンク制御情報の少なくとも1つの繰り返しを送信することと、前記第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1の送信時間間隔中にあり、前記最後のダウンリンク制御チャネル候補は、前記第1の送信時間間隔の後にある第2の送信時間間隔中にあり、前記ダウンリンク制御情報は、前記基地局と前記UEとの間の送信をスケジュールする、
前記最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、
前記スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記送信を介して前記UEと通信することと
を行わせるために前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶する、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
[0001] 本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2022年1月11日に出願された「TECHNIQUES FOR TIMING RELATIONSHIPS FOR PHYSICAL DOWNLINK CONTROL CHANNEL REPETITION」と題するKHOSHNEVISANらによる米国特許出願第17/573,288号、および2021年1月12日に出願された「TECHNIQUES FOR TIMING RELATIONSHIPS FOR PHYSICAL DOWNLINK CONTROL CHANNEL REPETITION」と題するKHOSHNEVISANらによる米国仮特許出願第63/136,636号の優先権を主張する。
【0002】
[0002] 以下は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の繰り返し(repetition)のためのタイミング関係(timing relationship)のための技法を含むワイヤレス通信(wireless communication)に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE:user equipment)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つまたは複数の基地局(base station)または1つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【0004】
[0004] いくつかのワイヤレスシステムは、制御情報またはデータなどの様々な信号の繰り返しをサポートし得る。たとえば、UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)送信の複数の繰り返しを監視(monitor)するように構成され得、ここで、監視することは、それぞれのPDCCH候補において行われる。繰り返されるPDCCH送信は、UEにおける送信(transmission)をスケジュール(schedule)し得るダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)を含み得る。UEにおける送信をスケジュールするとき、UEの行動は、DCIのペイロード(たとえば、データ)にだけでなく、DCIがいつ受信されたのかの相対的なタイミングにも依存し得る。しかしながら、複数のPDCCH候補が監視され得るとき、およびPDCCH送信の複数の繰り返しが受信され得るとき、特定のタイミングがいつトリガされなければならないのかに関してあいまいさがあり得る。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 説明される技法は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。概して、説明される技法は、制御データの複数の繰り返しを介して(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)の複数の繰り返しを介して)ユーザ機器(UE)においてスケジュールされる送信の相対的なタイミングを決定するためのルールのセット、構成、および/またはシグナリングを与え得る。いくつかの態様では、DCIの1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされる送信の相対的なタイミングは、DCIの1つまたは複数の繰り返しが受信され得るPDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補に対して定義され得る。たとえば、UEは、DCIの繰り返しのために構成された関連するPDCCH候補のセットを監視し得、PDCCH候補のセット内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信し得、ここで、DCIは、UEにおける送信をスケジュールする。この例では、スケジュールされた送信のための相対的なタイミングを定義するスケジューリングオフセット(scheduling offset)は、関連するPDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補に基づき得る。
【0006】
[0006] UEにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。本方法は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補(downlink control channel candidate)のセットを監視することと、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1の送信時間間隔(TTI:transmission time interval)中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補(first downlink control channel candidate)を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補(last downlink control channel candidate)を含む、基地局から、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信することと、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用(apply)することと、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信することとを含み得る。
【0007】
[0007] UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、または電気的になどで)結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。本命令は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視することと、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、基地局から、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信することと、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信することとを装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0008】
[0008] UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視するための手段と、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、基地局から、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信するための手段と、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段と、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信するための手段とを含み得る。
【0009】
[0009] UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本コードは、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視することと、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、基地局から、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信することと、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信することとを行うために少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0010】
[0010] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいてスケジューリングオフセットを適用することは、DCIの第1の繰り返し(first repetition)が第1のダウンリンク制御チャネル候補内で検出され得るのか、DCIの第2の繰り返し(second repetition)が最後のダウンリンク制御チャネル候補内で検出され得るのか、または第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方が、それぞれ、第1のダウンリンク制御チャネル候補と最後のダウンリンク制御チャネル候補との内で検出され得るのかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0011】
[0011] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信を介して基地局と通信することは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用され得るスケジューリングオフセットに従ってチャネル状態情報基準信号(CSI-RS:channel state information reference signal)を受信することを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0012】
[0012] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、トリガ状態構成(trigger state configuration)のセットを示す無線リソース制御(RRC:radio resource control)メッセージを受信することと、DCIの少なくとも1つの繰り返しを介して、トリガ状態構成のセット内に含まれるトリガ状態構成の指示を受信することと、ここで、CSI-RSを受信することは、トリガ状態構成に基づき得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0013】
[0013] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補の最後のシンボル(last symbol)とCSI-RSの第1のシンボル(first symbol)との間のオフセット(offset)を含む。
【0014】
[0014] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スケジューリングオフセットとUEのビーム切替えしきい値(beam switching threshold)との比較(comparison)に基づいてCSI-RSを受信するための擬似コロケーション(QCL:quasi co-location)構成(configuration)を決定すること、ここで、CSI-RSは、QCL構成に従って受信され得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0015】
[0015] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値以上であることに基づいて、DCIに基づいて決定され得る1つまたは複数の送信構成指示(TCI)状態に基づいてQCL構成を決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0016】
[0016] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、CSI-RSに関連するリソース(resource)のセット内でダウンリンク送信(downlink transmission)を受信することと、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、ダウンリンク送信に基づいて決定され得る1つまたは複数のTCI状態に基づいてQCL構成を決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0017】
[0017] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、UEによって監視される探索空間セット(search space set)の最後のTTI内の制御リソースセット(control resource set)に関連するQCL構成を決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0018】
[0018] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、CSI-RSに関連するサービングセル(serving cell)の最も低いアクティブ化されたTCI状態に関連するQCL構成を決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0019】
[0019] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局に、UEのビーム切替えしきい値の指示を送信することと、スケジューリングオフセットとビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSの受信に関連する1つまたは複数のパラメータ(parameter)を決定することと、ここで、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに基づいて受信され得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0020】
[0020] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルのサブキャリア間隔(SCS:subcarrier spacing)に基づいてCSI-RSの受信に関連するタイミング遅延(timing delay)を決定することと、タイミング遅延に基づいてUEの調整されたビーム切替えしきい値(adjusted beam switching threshold)を決定することと、スケジューリングオフセットと調整されたビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSの受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここで、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに基づいて受信され得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0021】
[0021] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信を介して基地局と通信することは、基地局から、最小スケジューリングオフセットに従ってダウンリンク共有チャネル送信(downlink shared channel transmission)、CSI-RS、またはその両方を受信すること、最小スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用され得るスケジューリングオフセット以下である、を行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0022】
[0022] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルに関連する第1のSCSを決定することと、DCIによってスケジュールされた送信が実施されることになるチャネルに関連する第2のSCSを決定することと、ここで、最小スケジューリングオフセットは、第1のSCSと第2のSCSとの比較に基づき得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0023】
[0023] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信を介して基地局と通信することは、基地局に、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用され得るスケジューリングオフセットの後にサウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)のセットを送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0024】
[0024] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体は、基地局から、スケジューリングオフセットの指示を含むRRCメッセージを受信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0025】
[0025] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、スケジューリングオフセットは、第2のTTIと送信のTTIとの間のTTIの量(quantity)を含む。
【0026】
[0026] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体は、基地局から、CSI-RSを受信することと、CSI-RSのための1つまたは複数の測定を実施することと、1つまたは複数の測定に基づいてSRSのセットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、1つまたは複数のパラメータに基づいてSRSのセットを送信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0027】
[0027] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパラメータがSRSのセットのためのプリコーダを含む。
【0028】
[0028] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、CSI-RSが第2のTTI内で受信され得る。
【0029】
[0029] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体は、基地局から、CSI-RSの受信に関連するTTIオフセットの指示を受信することと、TTIオフセットと第2のTTIとに基づいてCSI-RSの受信のためのリソースを決定することと、リソース内でCSI-RSを受信することと、CSI-RSに基づいてSRSのセットを送信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0030】
[0030] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIは、UE、グループ共通のDCI、またはその両方に固有であり得るDCIを含む。
【0031】
[0031] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、DCIを介して、DCIの最小スケジューリングオフセットインジケータフィールド(minimum scheduling offset indicator field)の1つまたは複数の値の変更(change)を受信することと、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更が、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用され得るスケジューリングオフセットの後に適用されることになると決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0032】
[0032] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、DCIによってスケジュールされた送信に関連する第1の最小スケジューリングオフセット(first minimum scheduling offset)と第2の最小スケジューリングオフセット(second minimum scheduling offset)とを示すRRCメッセージを受信すること、ここで、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更は、第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとに基づき得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0033】
[0033] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)送信、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)送信、またはその両方を含み、スケジューリングオフセットは、PDSCH送信に関連する最小K0値、PUSCH送信に関連する最小K2値、またはその両方を含む。
【0034】
[0034] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のTTIと第2のTTIとはそれぞれスロットであり得る。
【0035】
[0035] 基地局におけるワイヤレス通信のための方法が説明される。本方法は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信することと、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介してUEと通信することとを含み得る。
【0036】
[0036] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、または電気的になどで)結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。本命令は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信することと、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介してUEと通信することとを装置に行わせるために少なくとも1つのプロセッサによって実行可能であり得る。
【0037】
[0037] 基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信するための手段と、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段と、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介してUEと通信するための手段とを含み得る。
【0038】
[0038] 基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本コードは、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信することと、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介してUEと通信することとを行うために少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0039】
[0039] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIの少なくとも1つの繰り返しを送信することは、第1のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの第1の繰り返しを送信することと、最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの第2の繰り返しを送信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0040】
[0040] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信を介してUEと通信することは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用され得るスケジューリングオフセットに従ってCSI-RSを送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0041】
[0041] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEに、トリガ状態構成のセットを示すRRCメッセージを送信することと、DCIの少なくとも1つの繰り返しを介して、トリガ状態構成のセット内に含まれるトリガ状態構成の指示を送信することと、ここで、CSI-RSを送信することは、トリガ状態構成に基づき得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0042】
[0042] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補の最後のシンボルとCSI-RSの第1のシンボルとの間のオフセットを含む。
【0043】
[0043] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スケジューリングオフセットとUEのビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSを送信するためのQCL構成を決定すること、ここで、CSI-RSは、QCL構成に従って送信され得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0044】
[0044] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値以上であることに基づいて、DCIに基づいて決定され得る1つまたは複数のTCI状態に基づいてQCL構成を決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0045】
[0045] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEに、CSI-RSに関連するリソースのセット内でダウンリンク送信を送信することと、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、ダウンリンク送信に基づいて決定され得る1つまたは複数のTCI状態に基づいてQCL構成を決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0046】
[0046] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、UEによって監視される探索空間セットの最後のTTI内の制御リソースセットに関連するQCL構成を決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0047】
[0047] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、CSI-RSに関連するサービングセルの最も低いアクティブ化されたTCI状態に関連するQCL構成を決定することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0048】
[0048] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEから、UEのビーム切替えしきい値の指示を受信することと、スケジューリングオフセットとビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここで、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに基づいて送信され得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0049】
[0049] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが送信されたダウンリンク制御チャネルのSCSに基づいてCSI-RSの送信に関連するタイミング遅延を決定することと、タイミング遅延に基づいてUEの調整されたビーム切替えしきい値を決定することと、スケジューリングオフセットと調整されたビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここで、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに基づいて送信され得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0050】
[0050] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信を介してUEと通信することは、UEに、最小スケジューリングオフセットに従ってダウンリンク共有チャネル送信、CSI-RS、またはその両方を送信すること、最小スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用され得るスケジューリングオフセット以下である、を行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0051】
[0051] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルに関連する第1のSCSを決定することと、DCIによってスケジュールされた送信が実施されることになるチャネルに関連する第2のSCSを決定することと、ここで、最小スケジューリングオフセットは、第1のSCSと第2のSCSとの比較に基づき得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0052】
[0052] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、送信を介して基地局と通信することは、UEから、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用され得るスケジューリングオフセットの後にSRSのセットを受信することを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0053】
[0053] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、スケジューリングオフセットの指示を含むRRCメッセージを送信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0054】
[0054] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、スケジューリングオフセットは、第2のTTIと送信のTTIとの間のTTIの量を含む。
【0055】
[0055] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、CSI-RSを送信することと、CSI-RSに基づいてSRSのセットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、1つまたは複数のパラメータに基づいてSRSのセットを受信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0056】
[0056] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパラメータがSRSのセットのためのプリコーダを含む。
【0057】
[0057] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、CSI-RSが第2のTTI内で送信され得る。
【0058】
[0058] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、CSI-RSの送信に関連するTTIオフセットの指示を送信することと、TTIオフセットと第2のTTIとに基づいてCSI-RSの送信のためのリソースを決定することと、リソース内でCSI-RSを送信することと、CSI-RSに基づいてSRSのセットを受信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0059】
[0059] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIは、UE、グループ共通のDCI、またはその両方に固有であり得るDCIを含む。
【0060】
[0060] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、DCIを介して、DCIの最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更を送信することと、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更が、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用され得るスケジューリングオフセットの後に適用されることになると決定することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0061】
[0061] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEに、DCIによってスケジュールされた送信に関連する第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとを示すRRCメッセージを送信すること、ここで、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更は、第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとに基づき得る、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0062】
[0062] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信は、PDSCH送信、PUSCH送信、またはその両方を含み、スケジューリングオフセットは、PDSCH送信に関連する最小K0値、PUSCH送信に関連する最小K2値、またはその両方を含む。
【0063】
[0063] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のTTIと第2のTTIとはそれぞれスロットであり得る。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【
図1】[0064] 本開示の態様による、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
【
図2】[0065] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
【
図3】[0066] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするリソース割振り方式の一例を示す図。
【
図4】[0067] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするリソース割振り方式の一例を示す図。
【
図5】[0068] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするリソース割振り方式の一例を示す図。
【
図6】[0069] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするリソース割振り方式の一例を示す図。
【
図7】[0070] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするプロセスフローの一例を示す図。
【
図8】[0071] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするプロセスフローの一例を示す図。
【
図9】[0072] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするプロセスフローの一例を示す図。
【
図10】[0073] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするプロセスフローの一例を示す図。
【
図11】[0074] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイスのブロック図。
【
図12】本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイスのブロック図。
【
図13】[0075] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする通信マネージャのブロック図。
【
図14】[0076] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイスを含むシステムの図。
【
図15】[0077] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイスのブロック図。
【
図16】本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイスのブロック図。
【
図17】[0078] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする通信マネージャのブロック図。
【
図18】[0079] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイスを含むシステムの図。
【
図19】[0080] 本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする方法を示すフローチャート。
【
図20】本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする方法を示すフローチャート
【
図21】本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0065】
[0081] いくつかのワイヤレスシステムは、制御情報またはデータなどの様々な信号の繰り返しをサポートし得る。たとえば、UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信の複数の繰り返しを監視するように構成され得、ここで、監視することは、それぞれのPDCCH候補において行われる。繰り返されるPDCCH送信は、UEにおける送信をスケジュールし得るダウンリンク制御情報(DCI)を含み得る。UEにおける送信をスケジュールするとき、UEの行動は、DCIのペイロード(たとえば、データ)にだけでなく、DCIがいつ受信されたのかの相対的なタイミングにも依存し得る。たとえば、DCIがサウンディング基準信号(SRS)を送信するようにUEをスケジュールする場合、SRSのタイミングは、DCIが受信された時間に基づき得る。しかしながら、複数のPDCCH候補が監視され得るとき、およびPDCCHの複数の繰り返し(たとえば、DCIの複数の繰り返し)が受信され得るとき、特定のタイミングがいつトリガされなければならないのかに関してあいまいさがあり得る。
【0066】
[0082] したがって、本明細書で説明される技法は、制御データの複数の繰り返しを介して(たとえば、DCIの複数の繰り返しを介して)UEにおいてスケジュールされる送信の相対的なタイミングを決定するためのルールのセット、構成、および/またはシグナリングを与え得る。いくつかの態様では、DCIの1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされる送信の相対的なタイミングは、DCIの1つまたは複数の繰り返しが受信され得るPDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補に対して定義され得る。たとえば、UEは、DCIの繰り返しのために構成された関連するPDCCH候補のセットを監視し得、PDCCH候補のセット内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信し得、ここで、DCIは、UEにおける送信をスケジュールする。この例では、スケジュールされた送信のための相対的なタイミングを定義するスケジューリングオフセットは、関連するPDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補に基づき得る。
【0067】
[0083] いくつかの実装形態では、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信のためのスケジューリングオフセットは、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信のタイプ(たとえば、チャネル状態情報(CSI)報告、CSI基準信号(CSI-RS)、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信、SRS)に依存し得る。スケジュールされる送信のタイプに応じて、スケジューリングオフセットは、最後のPDCCH候補の最後のシンボルとスケジュールされた送信の第1のシンボルとの間のシンボルの量、最後のPDCCH候補とスケジュールされた送信が送信もしくは受信され得る第1のスロットとの間のスロットの量、またはその両方を定義し得る。UEは、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信のためのスケジューリングオフセットを決定するための様々なルールで事前構成され得る。追加または代替として、スケジューリングオフセットを決定するためのルールは、(たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して)ネットワークによってUEにシグナリングされ得る。
【0068】
[0084] 本開示の態様は、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストで説明される。本開示の追加の態様は、例示的なリソース割振り方式および例示的なプロセスフローのコンテキストで説明される。本開示の態様を、さらに、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関する装置図、システム図、およびフローチャートによって示し、それらを参照しながら説明する。
【0069】
[0085]
図1は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑度のデバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0070】
[0086] 基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115と基地局105とが1つまたは複数の通信リンク125を確立し得るカバレージエリア110を与え得る。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が、1つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であり得る。
【0071】
[0087] UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散され得、各UE115は、固定型、もしくは移動型、または異なる時間にその両方であり得る。UE115は、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が
図1に示されている。本明細書で説明されるUE115は、
図1に示されるように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB:integrated access and backhaul)ノード、または他のネットワーク機器)など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0072】
[0088] 基地局105は、コアネットワーク130と通信するか、または互いと通信するか、あるいはその両方であり得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)もしくは間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれか、またはその両方で、バックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)互いに通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含み得る。
【0073】
[0089] 本明細書で説明される基地局105のうちの1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBまたはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、あるいは他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0074】
[0090] UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の適切な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、他の例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、マルチメディア/エンターテインメントデバイス(たとえば、ラジオ、MP3プレーヤ、もしくはビデオデバイス)、カメラ、ゲーム機、ナビゲーション/測位デバイス(たとえば、GPS(全地球測位システム)にたとえば基づくGNSS(全地球航法衛星システム)デバイス、Beidou、GLONASS、もしくはGalileo、または地上ベースのデバイス)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ネットブック、スマートブック、パーソナルコンピュータ、スマートデバイス、装着可能デバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマート衣料品、スマートグラス、仮想現実ゴーグル、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、ドローン、ロボット/ロボットデバイス、車両、車両用デバイス、メーター(たとえば、パーキングメーター、電気メーター、ガスメーター、水道メーター)、モニタ、ガスポンプ、家電(たとえば、台所用器具、洗濯機、乾燥機)、ロケーションタグ、医療/ヘルスケアデバイス、インプラント、センサー/アクチュエータ、ディスプレイ、あるいはワイヤレスもしくはワイヤード媒体を介して通信するように構成された任意の他の好適なデバイスなどのパーソナル電子デバイスを含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、他の例の中でも、器具、車両、またはメーターなどの様々な物体中で実装され得る、他の例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。
【0075】
[0091] MTCデバイスまたはIoTデバイスなどの、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動化された通信を提供し得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、あるいはプログラムまたはアプリケーションと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用例の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ感知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネスの課金を含む。ある態様では、本明細書で開示される技法は、MTCまたはIoT UEに適用可能であり得る。MTCまたはIoT UEは、MTC/拡張MTC(CAT-M、Cat M1とも呼ばれるeMTC)UE、NB-IoT(CAT NB1とも呼ばれる)UE、ならびに他のタイプのUEを含み得る。eMTCおよびNB-IoTは、これらの技術から発展し得るかまたはそれに基づき得る将来の技術を指すことがある。たとえば、eMTCは、FeMTC(さらなるeMTC)と、eFeMTC(さらなる拡張eMTC)と、mMTC(マッシブMTC)とを含み得、NB-IoTは、eNB-IoT(拡張NB-IoT)と、FeNB-IoT(さらなる拡張NB-IoT)とを含み得る。
【0076】
[0092] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。ワイヤレスネットワーク、たとえば、Wi-Fi(登録商標)(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11)ネットワークなど、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、1つまたは複数のワイヤレスまたはモバイルデバイスと通信し得るアクセスポイント(AP)を含み得る。APは、インターネットなど、ネットワークに結合され得、モバイルデバイスがネットワークを介して通信すること(またはアクセスポイントに結合された他のデバイスと通信すること)を可能にし得る。ワイヤレスデバイスはネットワークデバイスと双方向に通信し得る。たとえば、WLANでは、デバイスは、ダウンリンク(たとえば、APからデバイスへの通信リンク)およびアップリンク(たとえば、デバイスからAPへの通信リンク)を介して、関連付けられたAPと通信し得る。Bluetooth(登録商標)接続を含み得るワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(PAN)が、2つ以上のペアにされたワイヤレスデバイスの間の短距離ワイヤレス接続を提供し得る。たとえば、セルラーフォンなどのワイヤレスデバイスが、ワイヤレスヘッドセットと、オーディオ信号などの情報を交換するのに、ワイヤレスPAN通信を利用し得る。ワイヤレス通信システム内の構成要素は、(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、および/または電気的に)互いと結合され得る。
【0077】
[0093] 本明細書で説明されるUE115は、
図1に示されているように、リレーとして時々働き得る他のUE115ならびに、他の例の中でも、マクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、またはリレー基地局を含む基地局105およびネットワーク機器などの様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0078】
[0094] UE115と基地局105とは、1つまたは複数のキャリアを介して1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指すことがある。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域(たとえば、帯域幅部分(BWP:bandwidth part))の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、収集シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアのための動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用してUE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0079】
[0095] いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアは、他のキャリアの動作を協調させる取得シグナリングまたは制御シグナリングも有し得る。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサル移動通信システム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためのチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、最初の取得および接続は、キャリアを介してUE115によって行われ得るスタンドアロンモードで動作し得るか、またはキャリアは、接続が(たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用してアンカリングされる非スタンドアロンモードで動作し得る。
【0080】
[0096] ワイヤレス通信システム100中に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信またはアップリンク通信を搬送し得るか、あるいは、(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。
【0081】
[0097] キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))のうちの1つであり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105またはUE115を含み得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべての上で動作するために構成され得る。
【0082】
[0098] キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM:orthogonal frequency division multiplexing)または離散フーリエ変換拡散(discrete Fourier transform spread)OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM:multi-carrier modulation)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔(SCS)とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)との組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに増加させ得る。
【0083】
[0099] キャリアのための1つまたは複数のヌメロロジーがサポートされ得、ここで、ヌメロロジーは、SCS(Δf)とサイクリックプレフィックスとを含み得る。キャリアは、同じまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割され得る。いくつかの例では、UE115は、複数のBWPで構成され得る。いくつかの例では、キャリアのための単一のBWPは、所与の時間にアクティブであり得、UE115のための通信は、1つまたは複数のアクティブBWPに制限され得る。
【0084】
[0100] 基地局105またはUE115に関する時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング周期を示し得る、基本的な時間単位の倍数単位で表現され得、ここで、Δfmaxは、サポートされる最大SCSを表し得、Nfは、サポートされる最大離散フーリエ変換(DFT)サイズを表し得る。通信リソースの時間間隔は、各々が指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までにわたる)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0085】
[0101] 各フレームは、連続的に番号を付けられた複数のサブフレームまたはスロットを含み得、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有し得る。いくつかの例では、フレームは、(たとえば、時間領域において)サブフレームに分割され得、各サブフレームは、いくつかのスロットにさらに分割され得る。代替的に、各フレームは、可変数のスロットを含み得、スロットの数は、SCSに依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含み得る。シンボル期間の持続時間は、SCSまたは周波数動作帯域に依存し得る。
【0086】
[0102] サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中で)動的に選択され得る。
【0087】
[0103] 物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルについての制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET:control resource set))は、いくつかのシンボル期間によって定義され得、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって広がり得る。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)は、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報のための制御領域を監視または探索し得、各探索空間セットは、カスケード方式で構成される1つまたは複数のアグリゲーションレベル中に1つまたは複数の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補についてのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連するいくつかの制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))を参照し得る。探索空間セットは、複数のUE115に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有探索空間セットとを含み得る。
【0088】
[0104] 各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または他のタイプのセル、あるいはそれらの任意の組合せを介して通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し得、ネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)、または他のもの)に関連付けられ得る。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指し得る。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々なファクタに応じて、より小さいエリア(たとえば、構造、構造のサブセット)からより大きいエリアまでにわたり得る。たとえば、セルは、他の例の中でも、建築物、建築物のサブセット、あるいは地理的カバレージエリア110間のまたはそれらと重複する外部空間であるか、またはそれらを含み得る。
【0089】
[0105] マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可)周波数帯域中で動作し得る。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供し得るか、または、スモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE115、自宅またはオフィス中のユーザに関連するUE115)に制限付きアクセスを提供し得る。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートし得、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセル上での通信をもサポートし得る。
【0090】
[0106] いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成され得る。
【0091】
[0107] いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110は重複し得るが、異なる地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種ネットワークを含み得る。
【0092】
[0108] ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信または低レイテンシ通信、あるいはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼機能、低レイテンシ機能、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含み得、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)など、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先順位付けを含み得、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用適用例のために使用され得る。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0093】
[0109] いくつかの例では、UE115は、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0094】
[0110] コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る、ユーザプレーンエンティティを通して転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためのIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、(1つまたは複数の)イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0095】
[0111] 基地局105など、ネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティ140などの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
【0096】
[0112] ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さの範囲なので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境的特徴によってブロックまたはリダイレクトされ得るが、これらの波は、マクロセルが屋内に配置されたUE115にサービスを提供するのに十分に構造物を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの短波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられ得る。
【0097】
[0113] ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHzの産業科学医療(ISM)用帯域などの無認可帯域において、ライセンス補助アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、他の例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0098】
[0114] 基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局105に関連するアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0099】
[0115] 基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を活用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して、受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0100】
[0116] 空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を成形または誘導するために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、デバイスに関連するアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用する送信デバイスまたは受信デバイスを含み得る。アンテナ要素の各々に関連する調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、あるいは何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連するビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0101】
[0117] 基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の部分としてビームスイープ技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との方向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、基地局105によって異なる方向において複数回送信され得る。たとえば、基地局105は、異なる送信方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0102】
[0118] 特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向において送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、異なる方向において基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、最高信号品質またはさもなければ許容できる信号品質でUE115が受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0103】
[0119] いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実施され得、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成ビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。UE115は、1つまたは複数のビーム方向のためのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告し得、フィードバックは、システム帯域幅または1つもしくは複数のサブバンドにわたる構成された数のビームに対応し得る。基地局105は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向において複数回信号を送信するための、または(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0104】
[0120] 受信デバイス(たとえば、UE115)は、基地局105から同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を受信するときに複数の受信構成(たとえば、指向性リスニング)を試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる方向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、または受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比(SNR)、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)において整合され得る。
【0105】
[0121] ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤが、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおける再送信をサポートするために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを行い得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。
【0106】
[0122] UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増大させるためにデータの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正確に受信される可能性を増加させるための1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線条件(たとえば、低信号対雑音条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、同スロットHARQフィードバックをサポートし得、ここで、デバイスは、特定のスロットにおける前のシンボルにおいて受信されたデータについて、そのスロットにおいてHARQフィードバックを提供し得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロットにおいてまたは何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを提供し得る。
【0107】
[0123] いくつかの態様では、ワイヤレス通信システム100のUE115は、所与のBWP内の最高3つのCORESETで構成され得る。CORESETは、PDCCHの繰り返しのための1つまたは複数のアクティブ化された送信構成指示(TCI)状態を含み得、周波数ドメイン中のリソースブロック(RB)の量、および時間ドメイン中のシンボルの量または他のTTI(たとえば、OFDMシンボルの量)に関連付けられ得る。CORESETのためのリソースは、RRCシグナリングを介して構成され得る。いくつかの態様では、UE115において構成されたCORESETは、CCEリソース要素グループ(CCE-REG)マッピングタイプ(たとえば、CCE-REGバンドルマッピングタイプ)、プリコーディングの粒度、PDCCH復調基準信号(DMRS)のためのスクランブルに関連する識別子(たとえば、スクランブリング識別子)、DCIコンテンツのコード化ビット、またはそれらの任意の組合せに関連付けられ得る。
【0108】
[0124] いくつかの態様では、UE115は、コンポーネントキャリアの所与のBWP内の最高10個の探索空間セットで構成され得る。いくつかの態様では、各探索空間セットは、1つのCORESETに関連付けられ得、監視機会のセットを含み得る。いくつかの態様では、探索空間セットは、制御チャネル監視機会(たとえば、PDCCH監視機会)のセットを含み得る。さらに、UE115は、UE115において構成(たとえば、事前構成)され得る、基地局105を介して(たとえば、RRCを介して)UE115に示され得る、またはその両方の探索空間セットの1つまたは複数の特性に基づいて所与の探索空間セットに関連する制御チャネル監視機会を決定するように構成され得る。UE115は、UE固有の探索空間セット、共通探索空間セット、またはその両方を含む1つまたは複数の異なるタイプの探索空間セット(たとえば、searchSpaceType)で構成され得る。さらに、各探索空間セットは、監視されることになる1つまたは複数のDCIフォーマットに関連付けられ得る。
【0109】
[0125] いくつかの態様では、限定はしないが、各探索空間セットに関連するCORESET、監視機会の周期およびオフセット、スロット内のシンボルを監視すること(たとえば、時間ドメイン監視)、UE115によって監視されることになるDCIフォーマット、所与のアグリゲーションレベルのためのPDCCH候補の量、各探索空間セットに関連するPDCCH候補、各PDCCH候補のためのアグリゲーションレベル、候補インデックスなどを含む探索空間セット構成の様々なパラメータが(たとえば、RRCシグナリングを介して)構成され得る。
【0110】
[0126] 探索空間セットのパラメータは、監視機会(たとえば、ks個のスロット)の周期(ks)、スロット(たとえば、os個のスロット)の単位での監視機会のためのオフセット(os)(たとえば、monitoringSlotPeriodicityAndOffset)、探索空間セットが存在する期間内のスロットの量を示す持続時間(Ts)(ここで、Ts<ks)、またはそれらの任意の組合せを含み得る。ワイヤレス通信システム100のUE115は、スロット
【0111】
【0112】
およびフレーム
【0113】
【0114】
内のPDCCH監視機会の量を決定し得る。いくつかの態様では、制御チャネルを監視するとき、UE115は、スロット
【0115】
【0116】
から開始してTs個の連続スロットの間探索空間セットsについて制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補)を監視するように構成され得、次のks-Ts個の連続するスロットの間探索空間セットsについて制御チャネル候補を監視するのを控え得る。制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補)の量は、UE115におけるワイヤレス通信のアグリゲーションレベル(たとえば、CCEの量)に基づき得る。
【0117】
[0127] いくつかの態様では、UE115は、スロット(たとえば、monitoringSymbolsWithinSlot)内の制御チャネル監視パターン(たとえば、PDCCH監視パターン)に従って制御チャネルを監視するように構成され得る。たとえば、スロット内のPDCCH監視パターンは、PDCCH監視のためのスロット内のCORESETの第1のシンボルを示し得る。たとえば、14個のシンボルを含むスロットのコンテキストでは、UE115において構成されたCORESETは、3つのシンボルを含む探索空間セットに関連付けられ得、探索空間セットに関連する制御チャネル監視パターン(たとえば、monitoringSymbolsWithinSlot)は、「01000010001000」として構成され得る。この例では、UE115は、探索空間セットが存在する各スロット内に3つの監視機会があると決定するように構成され得る。さらに、UE115は、探索空間が存在するそれぞれのスロットの第2のシンボル、第7のシンボル、および第11のシンボルにおいて3つの監視機会が開始すると決定するように構成され得る。
【0118】
[0128] SFNのコンテキストでは、SFN PDCCH送信(たとえば、PDCCH DMRS)は、2つのTCI状態に関連付けられ得る。特に、SFN PDCCH送信について、1つのCORESETが2つのアクティブTCI状態でUE115においてアクティブ化され得る。そのような場合、CORESETに関連する探索空間セットの各制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補)は、CORESETの2つのアクティブTCI状態に関連付けられ得る。
【0119】
[0129] 同様に、それぞれのPDCCHの繰り返しがPDCCH候補を含むPDCCHの繰り返しについて、2つのPDCCH候補(たとえば、2つのPDCCHの繰り返し)が、同じ制御チャネル送信の可能な繰り返し(たとえば、DCIの繰り返し)について一緒にリンクされ得る(たとえば、関連付けられ得る)。PDCCHの繰り返しのコンテキストでは、2つのPDCCH候補(たとえば、2つのPDCCHの繰り返し)のペイロード(たとえば、DCIペイロード)は同じであり得る。たとえば、第1のPDCCH候補は、第2のPDCCH候補に関連付けられ得るか、またはリンクされ得る。この例では、DCIの第1の繰り返しは、第1のPDCCH候補中で送信され得、DCIの第2の繰り返しは、第2のPDCCH候補中で送信され得、ここで、DCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとは同じである。この例では、UE115は、DCIの第1の繰り返しのみまたはDCIの第2の繰り返しのみを受信および/または復号し得る。追加または代替として、UE115は、DCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとのソフト合成を実施することによってDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方を受信および/または復号し得る。ネットワーク(たとえば、基地局105)の観点から、ネットワークは、UE115が第1のPDCCHの繰り返し(第1のPDCCH候補)を復号することになるのか、第2のPDCCHの繰り返し(第2のPDCCH候補)を復号することになるのか、または(ソフト合成することを介して)その両方を復号することになるのかを知ることができない。
【0120】
[0130] この点について、UE115は、制御チャネル送信(たとえば、DCI)の1つまたは複数の繰り返しを受信するために探索空間セット内でブラインド復号するためのPDCCH候補を監視し得、ここで、少なくとも1つの制御チャネル送信(たとえば、少なくとも1つのPDCCH候補)は、成功した復号についての巡回冗長検査(CRC)にパスし得る。いくつかの態様では、関連する/リンクされたPDCCH候補は、同じアグリゲーションレベル(たとえば、同じ量のCCE)を有し得る。
【0121】
[0131] いくつかの態様では、対応するCORESETに関連付けられる異なる探索空間セット中の関連するPDCCH候補は、PDCCHの繰り返しのために一緒にリンクされ得る(たとえば、関連付けられ得る)。場合によっては、2つの関連する探索空間セットにわたって同じ候補インデックスをもつ2つのPDCCH候補がリンクされるか、または関連付けられ得る。他の場合には、同じ開始CCEインデックスをもつPDCCH候補がリンクされ得る。いくつかの態様では、関連する/リンクされたPDCCH候補のセットは、制御シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を介して構成され得る。たとえば、UE115は、第1の探索空間セット中の第1のPDCCH候補が第2の探索空間セット中の第2のPDCCH候補にリンクされる(たとえば、関連付けられる)ことを示すRRCメッセージを受信し得る。さらに、UE115は、同じスロットもしくはTTI内にあるリンクされた/関連するPDCCH候補のセット(たとえば、イントラスロットのPDCCHの繰り返し)、異なるスロット中にあるリンクされた/関連するPDCCH候補のセット(たとえば、イントラスロットのPDCCHの繰り返し)、またはその両方で構成され得る。
【0122】
[0132] 本明細書ですでに述べたように、DCIを介してUE115における送信をスケジュールするとき、UE115の行動は、DCIのペイロード(たとえば、データ)にだけでなく、DCIがいつ受信されたのかの相対的なタイミングにも依存し得る。したがって、複数のPDCCH候補が監視され得るとき、およびPDCCHの複数の繰り返し(たとえば、DCIの複数の繰り返し)が受信され得るとき、特定のタイミングがいつトリガされなければならないのかに関してあいまいさがあり得る。
【0123】
[0133] したがって、ワイヤレス通信システム100は、制御データの複数の繰り返しを介して(たとえば、DCIの複数の繰り返しを介して)UE115においてスケジュールされる送信の相対的なタイミングを決定するためのルールのセット、構成、および/またはシグナリングを与える技法をサポートし得る。いくつかの態様では、DCIの1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされる送信の相対的なタイミングは、DCIの1つまたは複数の繰り返しが受信され得るPDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補に対して定義され得る。
【0124】
[0134] たとえば、ワイヤレス通信システム100のUE115は、DCIの繰り返しのために構成された関連するPDCCH候補のセットを監視し得、基地局105からPDCCH候補のセット内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信し得、ここで、DCIは、UE115における送信をスケジュールする。この例では、スケジュールされた送信のための相対的なタイミングを定義するスケジューリングオフセットは、関連するPDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補に基づき得る。その後、UE115は、基地局105とのワイヤレス通信を実施するために決定されたスケジューリングオフセットを適用し得る。特に、UE115は、DCIの1つまたは複数の繰り返しによってスケジュールされた送信(たとえば、アップリンク送信、ダウンリンク送信)を実施するときに決定されたスケジューリングオフセットを適用し得る。
【0125】
[0135] いくつかの実装形態では、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信のためのスケジューリングオフセットは、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信のタイプ(たとえば、CSI報告、CSI-RS、PDSCH送信、PUSCH送信、SRS)に依存し得る。スケジュールされる送信のタイプに応じて、スケジューリングオフセットは、最後のPDCCH候補の最後のシンボルとスケジュールされた送信の第1のシンボルとの間のシンボルの量、最後のPDCCH候補とスケジュールされた送信が送信もしくは受信され得る第1のスロットとの間のスロットの量、またはその両方を定義し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信システム100のUE115は、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信のためのスケジューリングオフセットを決定するための様々なルールで事前構成され得る。追加または代替として、スケジューリングオフセットを決定するためのルールは、(たとえば、基地局105からのRRCシグナリングを介して)ネットワークによってUE115にシグナリングされ得る。
【0126】
[0136] 本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信の改善されたスケジューリングを提供し得る。特に、UE115および基地局105がPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成を定義することによって、本明細書で説明される技法は、UE115および基地局105がスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム100内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0127】
[0137]
図2は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、PDCCH送信の1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングを決定するためのシグナリングおよび技法をサポートし得る。
【0128】
[0138] ワイヤレス通信システム200は、
図1を参照しながら説明された基地局105とUE115との例であり得る基地局105-aとUE115-aとを含み得る。UE115-aは、UE115-aと基地局105-aとの間のNRまたはLTEリンクの一例であり得る通信リンク205を使用して基地局105-aと通信し得る。場合によっては、UE115-aと基地局105-aとの間の通信リンク205は、アップリンク通信とダウンリンク通信との両方を使用可能にする双方向リンクを含み得るアクセスリンク(たとえば、Uuリンク)の一例を含み得る。たとえば、UE115-aは、通信リンク205を使用して基地局105-aにアップリンク制御信号またはアップリンクデータ信号などのアップリンク信号を送信し得、基地局105-aは、通信リンク205を使用してUE115-aにダウンリンク制御信号またはダウンリンクデータ信号などのダウンリンク信号を送信し得る。
【0129】
[0139] いくつかの態様では、ワイヤレス通信システム200は、制御データの複数の繰り返しを介して(たとえば、DCIの複数の繰り返しを介して)UE115-aにおいてスケジュールされる送信の相対的なタイミングを決定するためのルールのセット、構成、および/またはシグナリングを与える技法をサポートし得る。いくつかの態様では、DCIの1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされる送信の相対的なタイミングは、DCIの1つまたは複数の繰り返しが受信され得るPDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補に対して定義され得る。本開示では、「最後のPDCCH候補」という用語は、時間的に最も遅く開始する、時間的に最も遅く終了する、またはその両方のPDCCH候補のセットからのPDCCH候補を指し得る。PDCCH送信の複数の繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングを決定するためのシグナリングおよびルールのセットを与えることによって、本明細書で説明される技法は、UE115-aにおけるワイヤレス通信の改善されたスケジューリングを可能にし、PDCCHの繰り返しのより広範囲にわたる使用を可能にし得る。
【0130】
[0140] たとえば、UE115-aは、互いに関連付けられたPDCCH候補210のセットを監視し得る。たとえば、
図2に示されているように、UE115-aは、第1のPDCCH候補210-aと最後のPDCCH候補210-bとを監視し得、ここで、第1のPDCCH候補210-aと最後のPDCCH候補210-bとは、PDCCHの繰り返しについて互いに関連付けられる(たとえば、リンクされ、関連付けられる)。いくつかの態様では、第1のPDCCH候補210-aは、第1のTTI225-a(たとえば、第1のスロット)内に配置され得、最後のPDCCH候補210-bは、第1のTTI225-aの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI225-b(たとえば、第2のスロット)内に配置され得る。
【0131】
[0141] いくつかの態様では、UE115-aは、基地局105-aから、監視することに基づいてダウンリンク制御チャネル送信(たとえば、DCI)の少なくとも1つの繰り返しを受信し得る。特に、UE115-aは、第1のPDCCH候補210-a、最後のPDCCH候補210-b、またはその両方内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信し得る。いくつかの態様では、DCIの少なくとも1つの繰り返しは、UE115-aと基地局105-aとの間の送信215(たとえば、アップリンク送信215-b、ダウンリンク送信215-a)をスケジュールし得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされる送信215は、限定はしないが、CSI-RS、CSI報告、PDSCH送信、PUSCH送信、SRSなどを含み得る。
【0132】
[0142] いくつかの態様では、UE115-aと基地局105-aとは、スケジュールされた送信215の相対的なタイミングを決定するために送信215に関連するスケジューリングオフセットを決定および/または適用するように構成され得る。いくつかの態様では、DCIの1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされる送信215の相対的なタイミングは、DCIの1つまたは複数の繰り返しが受信され得るPDCCH候補210のセットの最後のPDCCH候補210-bに対して定義され得る。たとえば、
図2に示されているように、UE115-aと基地局105-aとは、最後のPDCCH候補210-bの最後のシンボルに対する送信215のスケジューリングオフセット220-aを決定/適用するように構成され得る。追加または代替の実装形態では、UE115-aと基地局105-aとは、送信215のスケジューリングオフセット220-bを決定/適用するように構成され得、ここで、スケジューリングオフセット220-bは、最後のPDCCH候補210-bのTTI225(たとえば、第2のTTI225-b)とスケジュールされた送信215のTTI225(たとえば、n番目のTTI225-n)とを分離するTTI225の量(たとえば、スロットの量)を定義する。
【0133】
[0143] (第1の/最早のPDCCH候補210または何らかの他のPDCCH候補ではなく)PDCCH候補210のセットの最後のPDCCH候補210-bに基づいてスケジューリングオフセット220を定義することが重要である。特に、UE115-aは、UE115-aが通信を実施するようにスケジュールされた第1の時間とUE115-aが通信を実施するように設定された第2の時間とにある間に受信パラメータを調整すること(たとえば、ビーム切替えプロシージャを実施すること)を行う必要があり得る。したがって、UE115-aは、UE115-aが通信でスケジュールされ得る最新の時間と通信がスケジュールされる時間との間に何らかの最低量の時間を必要とし得る。この点について、UE115-aがDCIを受信し得る最後のPDCCH候補210に対するスケジューリングオフセット220を定義することによって、通信をスケジュールすることは、UE115-aが受信パラメータを調整するためにスケジューリングDCIとスケジュールされた通信との間に十分な時間を有することを保証し得る。比較してみると、スケジューリングオフセット220が第1の/最早のPDCCH候補210-a(または何らかの他のPDCCH候補210)に対して定義された場合、UE115-aは、スケジューリングオフセット220の開始後にスケジューリングDCIを受信し得、スケジューリングDCI220とスケジュールされた通信との間に受信パラメータを調整するのに十分な時間が与えられないことがある。
【0134】
[0144] いくつかの実装形態では、DCIの繰り返しによってスケジュールされた送信215のためのスケジューリングオフセット220は、送信215のタイプに依存し得る。たとえば、
図3~
図10に関して本明細書でさらに詳細に後述されるように、UE115-aと基地局105-aとは、スケジュールされた送信215がCSI-RSを含むときにスケジューリングオフセット220-aを適用するように構成され得、スケジュールされた送信215がSRSを含むときにスケジューリングオフセット220-bを適用するように構成され得る。
【0135】
[0145] 場合によっては、UE115-aは、PDCCH候補210内で受信されるDCIの繰り返しによってスケジュールされる送信215のためのスケジューリングオフセット220を決定するための様々なルールで事前構成され得る。追加または代替として、スケジューリングオフセット220を決定するためのルールは、(たとえば、RRCシグナリングを介して)基地局105-aによってUE115-aにシグナリングされ得る。PDCCH候補210内で受信されるDCIの繰り返しによってスケジュールされる送信215のスケジューリングオフセット220(および、したがって、相対的なタイミング)を決定するためにUE115-aと基地局105-aとによって使用される様々なルールおよびシグナリングは、
図3~
図10に関してさらに示され、説明され得る。
【0136】
[0146]
図3は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするリソース割振り方式300の一例を示す。いくつかの例では、リソース割振り方式300は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、またはその両方の態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。リソース割振り方式300は、リンクされたPDCCH候補310のセット内で受信されるDCIの1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされるCSI-RS315のためのスケジューリングオフセット320を示すリソース構成305を含む。
【0137】
[0147] たとえば、本明細書ですでに述べたように、UE115は、互いに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補310)のセットを監視し得る。言い換えれば、UE115は、PDCCHの繰り返しのために互いにリンクされたPDCCH候補310のセットを監視し得る。いくつかの態様では、UE115によって監視されるPDCCH候補310のセットは、第1のTTI(たとえば、第1のスロット325-a)中の第1のPDCCH候補310-aと第1のTTIの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI(たとえば、第2のスロット325-b)中の最後のPDCCH候補310-bとを少なくとも含み得る。
【0138】
[0148] その後、UE115は、基地局105から、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。UE115は、第1のPDCCH候補310-a、最後のPDCCH候補310-b、またはその両方内でDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。この点について、UE115は、PDCCH候補310のセットを監視することに基づいてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しは、UE115によって受信および/または復号され得る任意のDCIフォーマット(たとえば、DCIフォーマット0_1、0_2)を含み得る。
【0139】
[0149] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、基地局105とUE115との間の送信をスケジュールし得る。たとえば、
図3に示されているように、PDCCH候補310内で受信されたDCIの繰り返しは、第4のスロット325-d中でCSI-RS315をスケジュールし得る。いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、CSI-RS315を受信するためにUE115によって使用可能なリソースのセットを示し得る。場合によっては、DCI(たとえば、UL DCI)の1つまたは複数の繰り返しは、トリガ状態構成の指示を含み得る。特に、DCIの繰り返しは、基地局105から受信されたRRCメッセージを介して示されるトリガ状態構成のセット内に含まれるCSI-RS315のためのトリガ状態構成を示し得る(たとえば、RRCに構成されたトリガ状態構成のセット内に含まれるトリガ状態構成を示し得る)。トリガ状態構成は、DCIのCSI要求フィールド内に示され得る。
【0140】
[0150] いくつかの態様では、UE115および/または基地局105は、DCI中に示されるトリガ状態構成に基づいて1つまたは複数のTCI状態を決定するように構成され得る。特に、各CSI-RSリソースは、トリガ状態に関連付けられ得、関連するTCI状態で(たとえば、RRCを介して)構成され得る。この点について、DCI内のトリガ状態構成の指示は、CSI-RS315の送信/受信のための1つまたは複数のTCI状態を示し得る(たとえば、それに関連付けられ得る)。
【0141】
[0151] いくつかの態様では、UE115、基地局105、またはその両方は、DCIの繰り返しによってスケジュールされるCSI-RS315に関連するスケジューリングオフセット320を決定および/または適用し得る。UE115および/または基地局105は、RRCメッセージ、PDCCH候補310を監視すること、PDCCH候補310内でDCIの繰り返しを送信/受信すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてスケジューリングオフセットを決定/適用し得る。
【0142】
[0152] いくつかの態様では、UE115および/または基地局105は、DCIの繰り返しがPDCCH候補310のセット内のどこで検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセット320を適用するように構成され得る。特に、場合によっては、UE115および/または基地局105は、DCIの繰り返しがPDCCH候補310のセット内のどこで(またはどれくらい)検出されるのかにかかわらず最後のPDCCH候補310-bのタイミングに基づいてスケジューリングオフセット320を適用するように構成され得る。たとえば、UE115および/または基地局105は、DCIの第1の繰り返しが第1のPDCCH候補310-a内で検出されるのかどうか、DCIの第2の繰り返しが最後のPDCCH候補310-b内で検出されるのかどうか、またはDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方がそれぞれ第1のPDCCH候補310-aおよび最後のPDCCH候補310-b内で検出されるのかどうかにかかわらずスケジューリングオフセット320を適用するように構成され得る。
【0143】
[0153] いくつかの態様では、スケジューリングオフセット320は、PDCCH候補310のセットの最後のPDCCH候補310-bのタイミングに基づき得る。特に、スケジューリングオフセット320は、第2のスロット325-b内の最後のPDCCH候補310-bの配置に基づくか、最後のPDCCH候補310-bに関連する第2のスロット325-bの第1のシンボルおよび/もしくは最後のシンボルのタイミングに基づくか、またはその両方であり得る。たとえば、
図3に示されているように、スケジューリングオフセット320は、最後のPDCCH候補310-bの最後のシンボルとCSI-RS315の第1のシンボルとの間のオフセットを含み得る。
【0144】
[0154] いくつかの態様では、UE115および/または基地局105は、UE115に関連するビーム切替えしきい値の持続時間に対する時間ドメイン中のスケジューリングオフセット320の持続時間の比較に基づいてCSI-RS315の送信/受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定するように構成され得る。たとえば、UE115および基地局105は、スケジューリングオフセット320とUE115に関連するビーム切替えしきい値および/または調整されたビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RS315に関連するQCL構成を決定するように構成され得る。CSI-RS315のためのパラメータを決定することに関連する詳細は、
図7に関して本明細書でさらに詳細に後述される。
【0145】
[0155] スケジューリングオフセット320を決定すると、UE115は、基地局105から、DCIの繰り返しによってスケジュールされるCSI-RS315を受信し得る。UE115は、最後のPDCCH候補310-bのタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセット320に基づいて(たとえば、それに従って)CSI-RS315を受信し得、基地局105は、それに基づいてそれを送信し得る。たとえば、本明細書ですでに述べたように、スケジューリングオフセット320は、最後のPDCCH候補310-bの最後のシンボルとCSI-RS315の第1のシンボルとの間のオフセットを定義し得る。追加または代替として、UE115は、RRCシグナリングおよび/もしくはDCIの繰り返しを介して示されるパラメータに基づいて、スケジューリングオフセット320とUE115のビーム切替えしきい値(もしくは調整されたビーム切替えしきい値)との比較に従って決定されたパラメータ(たとえば、QCL構成)に基づいて、またはそれらの任意の組合せに基づいてCSI-RS315を受信し得る。
【0146】
[0156]
図4は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするリソース割振り方式400の一例を示す。いくつかの例では、リソース割振り方式400は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、リソース割振り方式300、またはそれらの任意の組合せの態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。リソース割振り方式400は、リンクされたPDCCH候補410のセット内で受信されるDCIの1つまたは複数の繰り返しを介してスケジュールされるSRS415のセットのためのスケジューリングオフセット420を示すリソース構成405を含む。
【0147】
[0157] たとえば、場合によっては、UE115は、基地局105からRRCメッセージを受信し得、ここで、RRCメッセージは、PDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる1つまたは複数の送信のためのスケジューリングオフセット420を示す。たとえば、RRCメッセージは、DCIの繰り返しによってスケジュールされるSRS(たとえば、非周期SRS415)のためのスケジューリングオフセット420(たとえば、「SlotOffset」)を示し得る。いくつかの態様では、DCIの繰り返しを介してスケジュールされるSRSに関連するスケジューリングオフセット420(たとえば、SlotOffset)は、DCIの繰り返しが受信され得る最後のPDCCH候補410-bに関連するTTIとスケジュールされたSRS415に関連するTTIとの間のTTIの量(たとえば、スロット425の量)を含み得る。言い換えれば、PDCCH候補410のセット中で受信されるDCIの複数の繰り返しを介してSRS415がスケジュールされる場合、SRS415は、PDCCH候補410のセットの最後のPDCCH候補410-bに関連するスロットの後のスケジューリングオフセット420のスロット425の量(たとえば、スロット425の「SlotOffset」の量)の内にUE115-bによって送信され得る。
【0148】
[0158] いくつかの態様では、RRCメッセージは、SRS415のセットに関連する1つまたは複数の追加のパラメータをさらに示し得る(たとえば、構成し得る)。たとえば、PDCCHの繰り返しを介してスケジュールされるSRS415が非コードブックリソースセットを含む場合、RRCメッセージは、非ゼロ電力(NZP:non-zero power)のCSI-RS430リソース識別子を示し得る。いくつかの態様では、SRS415に関連するCSI-RS430を受信するためのリソースは、最後のPDCCH候補410-bと同じTTI(たとえば、同じスロット425)中に位置し得る。
【0149】
[0159] 追加または代替として、UE115は、基地局105から、CSI-RS430の送信/受信に関連するTTIオフセットの指示を受信し得る。いくつかの態様では、CSI-RS430は、本明細書でさらに詳細に後で説明されるように、DCIの繰り返しを介してスケジュールされることになるSRS415に関連付けられ得る。いくつかの態様では、TTIオフセットの指示(たとえば、「SlotOffset-CSI-RS430」)は、RRCメッセージ、DCIメッセージ、MAC-CEメッセージ、またはそれらの任意の組合せを介して送信/受信され得る。この点について、場合によっては、UE115は、RRCメッセージを介してTTIオフセットの指示(たとえば、SlotOffset-CSI-RS430)を受信し得る。
【0150】
[0160] いくつかの態様では、UE115、基地局105、またはその両方は、CSI-RS430の送信/受信のためのリソース(たとえば、リソースのセット)を決定し得る。いくつかの態様では、CSI-RS430は、本明細書でさらに詳細に後で説明されるように、DCIの繰り返しを介してスケジュールされることになるSRS415に関連付けられ得る。いくつかの実装形態では、CSI-RS430のためのリソースは、関連する非コードブックSRS415をスケジュールするDCIの繰り返しが受信され得る最後のPDCCH候補410-bと同じスロット425内に配置され得る。たとえば、
図4に示されているように、最後のPDCCH候補410-bが第2のスロット425-b内に配置される場合、CSI-RS430のためのリソースはまた、第2のスロット425-b内に配置され得る。
【0151】
[0161] 追加または代替の場合、CSI-RS430のためのリソースは、最後のPDCCH候補410-bに関連するスロット425とは異なるスロット425(たとえば、
図4に示されている第2のスロット425-bとは異なるスロット)中に配置され得る。そのような場合、CSI-RS430のためのリソースは、基地局105によって示されるTTIオフセット(たとえば、SlotOffset-CSI-RS)に基づいて決定され得る。たとえば、UE115および/または基地局105がTTIオフセット(SlotOffset-CSI-RS)を決定する場合、ワイヤレスデバイスは、最後のPDCCH候補410-bに関連する第2のスロット425-bとTTIオフセットとに基づいてCSI-RS430の送信/受信のためのリソースを決定するように構成され得る。特に、TTIオフセットは、CSI-RS430のためのリソースが見られ得る最後のPDCCH候補410-bを含む第2のスロット425-bの後のスロット425-bの量を定義し得る。言い換えれば、CSI-RS430のためのリソースは、最後のPDCCH候補410-bの第2のスロット425-bの後のスロット425の「TTIオフセット」の量(たとえば、スロット425の「SlotOffset-CSI-RS」の量)に見られ得る。この点について、最後のPDCCH候補410-bに関連する第2のスロット425-bは、スケジュールされたSRS415が送信され得るスロット425、スケジュールされたSRS415に関連するCSI-RS430が受信され得るスロット425、またはその両方を決定するための「基準スロット425」として使用され得る。
【0152】
[0162] いくつかの態様では、UE115は、互いに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補410)のセットを監視し得る。言い換えれば、UE115は、PDCCHの繰り返しのために互いにリンクされたPDCCH候補410のセットを監視し得る。いくつかの態様では、UE115によって監視されるPDCCH候補410のセットは、第1のTTI(たとえば、第1のスロット425-a)中の第1のPDCCH候補410-aと第1のスロット425-aの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI(たとえば、第2のスロット425-b)中の最後のPDCCH候補410-bとを少なくとも含み得る。いくつかの態様では、UE115は、RRCメッセージを受信すること、TTIオフセット(SlotOffset-CSI-RS)を受信すること、CSI-RS430のためのリソースを決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてPDCCH候補410のセットを監視し得る。
【0153】
[0163] その後、UE115は、基地局105から、第1のPDCCH候補410-a、最後のPDCCH候補410-b、またはその両方内でDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。この点について、UE115は、RRCメッセージを受信すること、TTIオフセットを受信すること、CSI-RS430のためのリソースを決定すること、PDCCH候補410のセットを監視すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しは、UE固有のDCI、グループ共通のDCI、またはその両方を含むUE115によって受信および/または復号され得る任意のDCIフォーマットを含み得る。たとえば、DCI(たとえば、DL DCI)は、DL DCIフォーマット1_1もしくは1_2、UL DCIフォーマット0_1もしくは0_2、グループ共通のDCIフォーマット2_3、またはそれらの任意の組合せを含む非周期SRSをトリガするためのフォーマットを含み得る。
【0154】
[0164] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、UE115から基地局105に送信されることになるSRS415のセット(たとえば、非周期SRS415のセット)をスケジュールし得る。いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、SRS415のセットを送信するためにUE115によって使用可能なリソースのセットを示し得る。たとえば、DCIの繰り返し中のSRS要求フィールドは、SRS415のセットを送信するための1つまたは複数のSRSリソースセットを示し得る。場合によっては、DCI(たとえば、UL DCI)の1つまたは複数の繰り返しは、トリガ状態構成の指示を含み得る。場合によっては、SRS415のセットの送信のために使用可能なSRSリソースセットとSRS要求コードポイント(たとえば、01、10、11)との間のマッピングは、805におけるRRCメッセージ、825におけるDCIの繰り返し、またはその両方を介して示されるRRCパラメータ(たとえば、aperiodicSRS-ResourceTrigger、aperiodicSRSResourceTriggerList)の部分として与えられ得る。
【0155】
[0165] いくつかの態様では、UE115は、基地局105からCSI-RS430を受信し得る。いくつかの態様では、CSI-RS430は、PDCCH候補410のセット内で受信されたDCIの繰り返しによってスケジュールされるSRS415のセットに関連付けられ得る。UE115は、RRCメッセージ、TTIオフセット、CSI-RS430のためのリソースを決定すること、PDCCH候補410を監視すること、PDCCH候補410内で受信されるDCIの繰り返し、またはそれらの任意の組合せに基づいてCSI-RS430を受信し得、基地局105は、それに基づいてそれを送信し得る。
【0156】
[0166] たとえば、UE115は、CSI-RS430のための決定されたリソース内でCSI-RS430を受信し得る。この点について、いくつかの実装形態では、CSI-RS430は、最後のPDCCH候補410-bと同じTTI(たとえば、同じスロット425-b)内で受信され得る。追加または代替として、UE115および/または基地局105がTTIオフセット(SlotOffset-CSI-RS)を決定/適用する場合、CSI-RS430は、最後のPDCCH候補410-bに関連する第2のスロット425-bに続くスロット425の何らかの量内で受信され得、ここで、スロット425の量は、TTIオフセットに基づく。
【0157】
[0167] CSI-RS430を受信すると、UE115は、CSI-RS430のための1つまたは複数の測定を実施し得る。UE115は、RRCメッセージを受信すること、TTIオフセットを受信すること、CSI-RS430のためのリソースを決定すること、PDCCH候補410を監視すること、PDCCH候補410内で受信されるDCIの繰り返しを受信すること、CSI-RS430を受信すること、またはそれらの任意の組合せに基づいて測定を実施し得る。
【0158】
[0168] いくつかの実装形態では、UE115は、DCIの繰り返しによってスケジュールされるSRS415のセットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定し得る。SRS415に関連するパラメータは、限定はしないが、SRS415の送信のために使用されるプリコーダを含み得る。いくつかの態様では、UE115は、CSI-RS430に対して実施される1つまたは複数の測定に基づいて1つまたは複数のパラメータを決定し得る。たとえば、UE115は、NZP CSI-RS430に対して実施される測定に基づいてSRS415のセットの送信のために使用されることになるプリコーダを決定(たとえば、計算)し得る。
【0159】
[0169] いくつかの態様では、UE115、基地局105、またはその両方は、DCIの繰り返しによってスケジュールされるSRS415のセットに関連するスケジューリングオフセット420を決定および/または適用し得る。いくつかの態様では、UE115および/または基地局105は、DCIの繰り返しがPDCCH候補410のセット内のどこで検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセット420を適用するように構成され得る。特に、場合によっては、UE115および/または基地局105は、DCIの繰り返しがPDCCH候補410のセット内のどこで(またはどれくらい)検出されるのかにかかわらず最後のPDCCH候補410-bのタイミングに基づいてスケジューリングオフセット420を適用するように構成され得る。たとえば、UE115および/または基地局105は、DCIの第1の繰り返しが第1のPDCCH候補410-a内で検出されるのかどうか、DCIの第2の繰り返しが最後のPDCCH候補410-b内で検出されるのかどうか、またはDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方がそれぞれ第1のPDCCH候補410-aおよび最後のPDCCH候補410-b内で検出されるのかどうかにかかわらずスケジューリングオフセット420を適用するように構成され得る。
【0160】
[0170] いくつかの態様では、スケジューリングオフセット420は、PDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補410-bのタイミングに基づき得る。特に、スケジューリングオフセット420は、第2のスロット425-b内の最後のPDCCH候補410-bの配置に基づくか、最後のPDCCH候補410-bに関連する第2のスロット425-bの第1のおよび/もしくは最後のシンボルに基づくか、またはその両方であり得る。たとえば、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信がSRS415のセットを含む場合、スケジューリングオフセット420は、最後のPDCCH候補410-bの第2のスロット425-bとSRS415のセットがスケジュールされるスロット425(たとえば、第6のスロット425-f)との間にスロット425の量を含み得る。
【0161】
[0171] UE115は、最後のPDCCH候補410-bのタイミングに基づいて適用されたスケジューリングオフセット420に基づいて(たとえば、それに従って)DCIの繰り返しによってスケジュールされるSRS415のセットを送信し得る。たとえば、UE115は、最後のPDCCH候補410-bの第2のスロット425-bに基づいて適用されるスケジューリングオフセット420(たとえば、SlotOffset)の後にSRS415のセットを送信し得る。言い換えれば、UE115は、最後のPDCCH候補410-bに関連する第2のスロット425-bの後のスロット425の量であるスロット425(たとえば、第6のスロット425-f)内でSRS415のセットを送信し得、ここで、スロット425の量は、スケジューリングオフセット420(たとえば、SlotOffset)に基づく(たとえば、それによって定義される)。
【0162】
[0172] この点について、UE115は、RRCメッセージを送信/受信すること、TTIオフセットを送信/受信すること、CSI-RS430のためのリソースを決定すること、PDCCH候補410を監視すること、DCIの繰り返しを送信/受信すること、CSI-RS430を受信すること、CSI-RS430に対して測定を実施すること、SRS415のセットのためのパラメータを決定すること、スケジューリングオフセット420を決定/適用すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてSRS415のセットを送信し得、基地局105は、それに基づいてそれを受信し得る。たとえば、UE115は、SRS415のセットのための決定されたプリコーダを使用することに基づいて(たとえば、それに従って)SRS415のセットを送信し得る。したがって、UE115は、CSI-RS430を受信することに基づいてSRSのセットを送信し得る。
【0163】
[0173] 場合によっては、UE115は、基地局105から、UE115から基地局105にアップリンク送信(たとえば、PUSCH送信440)をスケジュールするDCI435を受信し得る。特に、DCI435は、非コードブックベースのPUSCH送信440をスケジュールし得る。いくつかの態様では、基地局105は、SRS415のセットを受信することに基づいてDCI435(たとえば、UL DCI435)を送信し得る。いくつかの態様では、DCI435は、PUSCH送信440の送信のためにUE115によって使用可能なリソースのセットを示し得る。その後、UE115は、基地局105に、DCI435によってスケジュールされたアップリンク送信(たとえば、PUSCH送信440)を送信し得る。この点について、UE115は、DCI435を受信することに基づいてアップリンク送信(たとえば、PUSCH送信440)メッセージを送信し得る。たとえば、UE115は、DCI435によって示されるリソースのセット内でPUSCH送信440(たとえば、非コードブックベースのPUSCH送信440)を送信し得る。
【0164】
[0174]
図5は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするリソース割振り方式500の一例を示す。いくつかの例では、リソース割振り方式500は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、リソース割振り方式300~400、またはそれらの任意の組合せの態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。リソース割振り方式500は、リンクされたPDCCH候補510のセット内で受信されるDCIの1つもしくは複数の繰り返しを介してスケジュールされるPDSCH送信515および/またはCSI-RS535のためのスケジューリングオフセット520を示すリソース構成505を含む。
【0165】
[0175] たとえば、場合によっては、UE115は、基地局105から、RRCメッセージを受信し得る。いくつかの態様では、RRCメッセージは、PDCCH復号に関連する1つまたは複数の最小スケジューリング遅延(minimum scheduling delay)530(Δ)を示し得る。追加または代替として、UE115は、1つまたは複数の最小スケジューリング遅延530で構成され得る(たとえば、事前構成され得る)。場合によっては、1つまたは複数の最小スケジューリング遅延530は、PDCCH復号によるダウンリンクサンプルの過剰なバッファリングを回避するためにUE115において構成され得る。特に、最小スケジューリング遅延530は、送信がスケジュールされるPDCCHチャネルとPDSCHチャネルとが異なるSCSを有する場合にUE115がPDCCH送信(たとえば、DCIの繰り返し)を処理するのに十分な時間を使用可能にするように構成され得る。いくつかの態様では、最小スケジューリング遅延530は、送信をスケジュールするDCIとDCIによってスケジュールされる送信の開始との間の最小持続時間(たとえば、シンボルの最小数、TTIの最小量、スロットの最小量)を定義し得る。
【0166】
[0176] いくつかの態様では、UE115は、互いに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補510)のセットを監視し得る。言い換えれば、UE115は、PDCCHの繰り返しのために互いにリンクされたPDCCH候補510のセットを監視し得る。いくつかの態様では、UE115によって監視されるPDCCH候補510のセットは、第1のTTI(たとえば、第1のスロット525-a)中の第1のPDCCH候補510-aと第1のスロット525-aの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI(たとえば、第2のスロット525-b)中の最後のPDCCH候補510-bとを少なくとも含み得る。いくつかの態様では、UE115は、RRCメッセージを受信することに基づいてPDCCH候補510のセットを監視し得る。
【0167】
[0177] いくつかの態様ではUE115は、基地局105から、第1のPDCCH候補510-a、最後のPDCCH候補510-b、またはその両方内でDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。この点について、UE115は、RRCメッセージを受信すること、PDCCH候補510のセットを監視すること、またはその両方に基づいてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しは、UE115によって受信および/または復号され得る任意のDCIフォーマットを含み得る。
【0168】
[0178] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、基地局105とUE115との間の送信をスケジュールし得る。たとえば、
図5に示されているように、DCIメッセージは、PDSCH515の送信、CSI-RS535(たとえば、非周期CSI-RS535)、またはその両方をスケジュールし得る。いくつかの態様では、DCIメッセージは、PDSCH515の送信および/またはCSI-RS535を受信するためにUE115によって使用可能なリソースのセットを示し得る。場合によっては、DCIの繰り返しは、DCIの繰り返しが受信された制御チャネル(たとえば、PDCCH)と同じまたは異なるコンポーネントキャリア中でPDSCH515の送信および/またはCSI-RS535をスケジュールし得る(たとえば、クロスキャリアスケジューリング)。たとえば、PDCCH候補510(したがって、DCIの繰り返し)は、第1のSCSをもつPDCCHに関連付けられ得、PDSCH515の送信および/またはCSI-RS535は、第1のSCSとは異なる第2のSCSに関連する異なるチャネル(たとえば、PDSCH515)上にスケジュールされ得る。
【0169】
[0179] いくつかの実装形態では、UE115、基地局105、またはその両方は、DCIの繰り返しが受信されたチャネルに関連するSCS、PDSCH515の送信および/もしくはCSI-RS535がスケジュールされるチャネル、またはその両方を決定し得る。UE115および/または基地局105は、PDCCH候補510を監視すること、DCIの繰り返しを送信/受信すること、またはその両方に基づいてそれぞれのチャネルのSCSを決定し得る。たとえば、UE115および/または基地局105は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネル(たとえば、PDCCH)に関連する第1のSCSを決定し得、DCIの繰り返しによってスケジュールされるPDSCH515の送信/CSI-RS535が実施されることになるチャネル(たとえば、PDSCH515)に関連する第2のSCSを決定し得る。
【0170】
[0180] UE115、基地局105、またはその両方は、スケジュールされたPDSCH送信515および/またはCSI-RS535に関連する最小スケジューリング遅延530を決定し得る。いくつかの態様では、UE115および/または基地局105は、RRCメッセージを送信/受信すること、PDCCH候補510を監視すること、DCIの繰り返しを送信/受信すること、それぞれのチャネルのSCSを決定すること、またはそれらの両方に基づいて最小スケジューリング遅延530を決定し得る。
【0171】
[0181] 本明細書ですでに述べたように、最小スケジューリング遅延530は、送信をスケジュールするDCIとDCIによってスケジュールされる送信の開始との間の最小持続時間(たとえば、OFDMシンボルの最小数、TTIの最小量、スロット525の最小量)を定義し得る。たとえば、最小スケジューリング遅延530は、最後のPDCCH候補510-bの最後のシンボルとスケジュールされたPDSCH515の送信および/またはCSI-RS535に関連する第1のシンボルとの間の最小量のシンボル(たとえば、OFDMシンボル)を定義し得る。
【0172】
[0182] いくつかの態様では、最小スケジューリング遅延530の値は、DCIの繰り返しが受信された制御チャネル(たとえば、PDCCH)のSCSに基づき得る。特に、最小スケジューリング遅延530は、PDCCHのSCSが、PDSCH515の送信および/またはCSI-RS535がスケジュールされるチャネル(たとえば、PDSCH515)のSCSよりも短い(またはそれよりも長い)のかどうかに基づき得る。いくつかの態様では、PDCCH(μPDCCH)のSCSが、DCI(μPDSCH、μCSI-RS)の繰り返しによってスケジュールされるPDSCH515/CSI-RS535に関連するチャネルのSCSよりも短い場合、最小スケジューリング遅延530の値は、次のスロットに量子化され得る。逆に、量子化は、PDCCH(μPDCCH)のSCSがDCI(μPDSCH、μCSI-RS)の繰り返しによってスケジュールされるPDSCH515/CSI-RS535に関連するチャネルのSCS以上である場合に最小スケジューリング遅延530の値を決定するために実施されないことがある。
【0173】
[0183] 例として、UE115および/または基地局105は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネル(たとえば、PDCCH)に関連する第1のSCSを決定し得、DCIの繰り返しによってスケジュールされるPDSCH515の送信および/またはCSI-RS535が実施されることになるチャネル(たとえば、PDSCH515)に関連する第2のSCSを決定し得る。この例では、UE115および基地局105は、第1のSCSと第2のSCSとの比較に基づいて最小スケジューリング遅延530を決定し得る。特に、UE115および/または基地局105は、第1のSCSと第2のSCSとの比較に基づいて最小スケジューリング遅延530を決定するために量子化を実施するように構成され得る。
【0174】
[0184] いくつかの態様では、UE115、基地局105、またはその両方は、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信に関連するスケジューリングオフセット520を決定および/または適用する。UE115および/または基地局105は、RRCメッセージを送信/受信すること、PDCCH候補510を監視すること、DCIの繰り返しを送信/受信すること、それぞれのチャネルのSCSを決定すること、最小スケジューリング遅延530を決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてスケジューリングオフセット520を決定/適用し得る。
【0175】
[0185] いくつかの態様では、UE115および/または基地局105は、DCIの繰り返しがPDCCH候補510のセット内のどこで検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセット520を適用するように構成され得る。特に、場合によっては、UE115および/または基地局105は、DCIの繰り返しがPDCCH候補510のセット内のどこで(またはどれくらい)検出されるのかにかかわらず最後のPDCCH候補510-bのタイミングに基づいてスケジューリングオフセット520を適用するように構成され得る。たとえば、UE115および/または基地局105は、DCIの第1の繰り返しが第1のPDCCH候補510-a内で検出されるのかどうか、DCIの第2の繰り返しが最後のPDCCH候補510-b内で検出されるのかどうか、またはDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方がそれぞれ第1のPDCCH候補510-aおよび最後のPDCCH候補510-b内で検出されるのかどうかにかかわらずスケジューリングオフセット520を適用するように構成され得る。
【0176】
[0186] いくつかの態様では、スケジューリングオフセット520は、PDCCH候補510のセットの最後のPDCCH候補510-bのタイミングに基づき得る。特に、スケジューリングオフセット520は、第2のスロット525-b内の最後のPDCCH候補510-bの配置に基づくか、最後のPDCCH候補510-bに関連する第2のスロット525-bの第1のおよび/もしくは最後のシンボルに基づくか、またはその両方であり得る。いくつかの態様では、スケジューリングオフセット520は、最小スケジューリング遅延530に基づき得る。たとえば、場合によっては、スケジューリングオフセット520は、最小スケジューリング遅延530以上であり得る。たとえば、UE115および基地局105が最小スケジューリング遅延530を4つのスロット525であるように決定する場合、スケジューリングオフセット520は、4つ以上のスロット525であるように決定され得る。
【0177】
[0187] その後、UE115は、基地局105から、DCIの繰り返しによってスケジュールされるPDSCH515の送信および/またはCSI-RS535を受信し得る。UE115は、スケジューリングオフセット520、最小スケジューリング遅延530、またはその両方に基づいて(たとえば、それに従って)PDSCH515の送信および/またはCSI-RS535を受信し得、基地局105は、それに基づいてそれを送信し得る。
【0178】
[0188] たとえば、UE115は、最後のPDCCH候補510-bのタイミングに基づいて適用された最小スケジューリング遅延530および/またはスケジューリングオフセット520に基づいて(たとえば、それに従って)PDSCH515の送信および/またはCSI-RS535を受信し得、基地局105は、それに基づいてそれを送信し得、ここで、最小スケジューリング遅延530は、スケジューリングオフセット520以下である。たとえば、UE115および基地局105が最小スケジューリング遅延530を4つのスロット525であるように決定する場合、スケジューリングオフセット520は、5つのスロット525であるように決定され得る。この例では、基地局105は、最後のPDCCH候補510-bに関連する第2のスロット525-bに続く5つのスロット525でPDSCH515の送信および/またはCSI-RS535を送信し得、UE115は、それを受信し得る。
【0179】
[0189] 本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信の改善されたスケジューリングを提供し得る。特に、UE115および基地局105がPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信(たとえば、PDSCH515の送信、CSI-RS535)のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成を定義することによって、本明細書で説明される技法は、UE115および基地局105がスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0180】
[0190]
図6は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするリソース割振り方式600の一例を示す。いくつかの例では、リソース割振り方式600は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、リソース割振り方式300~500、またはそれらの任意の組合せの態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。リソース割振り方式600は、リンクされたPDCCH候補610のセット内で受信されるDCIの1つもしくは複数の繰り返しを介してスケジュールされるPDSCH送信615および/またはPUSCH送信630のためのスケジューリングオフセット620(たとえば、最小スケジューリングオフセット620)を示すリソース構成605を含む。
【0181】
[0191] たとえば、いくつかの実装形態では、UE115は、基地局105から、RRCメッセージを受信し得る。いくつかの態様では、RRCメッセージは、基地局105によってスケジュールされる送信に関連する1つまたは複数の最小スケジューリングオフセット620を示し得る。場合によっては、1つまたは複数の最小スケジューリングオフセット620は、UE115および基地局105における電力消費量を減少させるためにUE115において構成され得る。場合によっては、最小スケジューリングオフセット620は、スケジュールされたPDSCH送信615に関連する1つもしくは複数のK0値(たとえば、minK0)、スケジュールされたPUSCH送信630に関連する1つもしくは複数のK2値(たとえば、minK2)、またはその両方を含み得る。たとえば、場合によっては、UE115は、minK0とminK2との各々のための最高2つの値で構成され得る。いくつかの態様では、最小スケジューリングオフセット620は、送信をスケジュールするDCIとDCIによってスケジュールされる送信を含むスロットとの間の最小持続時間(たとえば、TTIの最小量、スロット625の最小量)を定義し得る。
【0182】
[0192] いくつかの態様では、UE115は、互いに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補610)のセットを監視し得る。言い換えれば、UE115は、PDCCHの繰り返しのために互いにリンクされたPDCCH候補610のセットを監視し得る。いくつかの態様では、UE115によって監視されるPDCCH候補610のセットは、第1のTTI(たとえば、第1のスロット625-a)中の第1のPDCCH候補610-aと、第1のスロット625-aの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI(たとえば、第2のスロット625-b)中の最後のPDCCH候補610-bとを少なくとも含み得る。いくつかの態様では、UE115は、最小スケジューリングオフセット620の指示を含むRRCメッセージを受信することに基づいてPDCCH候補610のセットを監視し得る。
【0183】
[0193] その後、UE115は、基地局105から、第1のPDCCH候補610-a、最後のPDCCH候補610-b、またはその両方内でDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。この点について、UE115は、RRCメッセージを受信すること、PDCCH候補610のセットを監視すること、またはその両方に基づいてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しは、UE115によって受信および/または復号され得る任意のDCIフォーマット(たとえば、DCIフォーマット0_1、1_1)を含み得る。
【0184】
[0194] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、基地局105-aとUE115-aとの間の送信をスケジュールし得る。たとえば、
図6に示されているように、DCIは、PDSCH送信615-a、PUSCH送信630-a、またはその両方をスケジュールし得る。いくつかの態様では、DCIは、PDSCH送信615-aおよび/またはPUSCH送信630-bを受信するためにUE115によって使用可能なリソースのセットを示し得る。
【0185】
[0195] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、どの最小スケジューリングオフセット620が適用されることになるのか(たとえば、どの最小スケジューリングオフセット620がアクティブであるのか)を示す1つまたは複数のビットフィールドを含み得る。たとえば、DCIの繰り返しがPDSCH送信615-aをスケジュールし、UE115がPDSCH送信615の2つのminK0値で構成される場合、DCIの繰り返しは、どのminK0値がスケジュールされたPDSCH送信615-aを実施するための最小スケジューリングオフセット620-aに適用されることになるのかを示し得る。別の例として、DCIの繰り返しがPUSCH送信630-aをスケジュールし、UE115がPUSCH送信630の2つのminK2値で構成される場合、DCIの繰り返しは、どのminK2値がスケジュールされたPUSCH送信630-aを実施するための最小スケジューリングオフセット620-aに適用されることになるのかを示し得る。
【0186】
[0196] 追加または代替として、DCIの繰り返しは、最小スケジューリングオフセット620の1つまたは複数の値の変更を示し得る。特に、DCIの繰り返しは、DCIの繰り返しの最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更を示し得る。たとえば、UE115がPDSCH送信615のための第1のminK0値と第2のminK0値とで構成される場合、DCIの繰り返しは、第1のminK0値への変更(たとえば、変更された最小スケジューリングオフセット620-b)を示し得る。言い換えれば、DCIの繰り返しは、PDSCH送信615-aおよび/またはPUSCH送信630-aに適用される最小スケジューリングオフセット620-a(たとえば、minK0値、minK2値)とは異なる調整された最小スケジューリングオフセット620-b(たとえば、調整されたminK0値、調整されたminK2値)を示し得る。場合によっては、最小スケジューリングオフセット620の変更の指示はまた、それぞれの変更された最小スケジューリングオフセット620のアクティブ化を示し得る。たとえば、上記の例を続けると、DCIの繰り返しが第1のminK0値(たとえば、最小スケジューリングオフセット620-aに適用される第1のminK0値)への変更を示す場合、第1のminK0値への変更はまた、調整された(変更された)第1のminK0値(たとえば、最小スケジューリングオフセット620-bに適用される調整されたminK0値)の選択として働き得る。
【0187】
[0197] DCIの繰り返しが最小スケジューリングオフセット620の変更を示す場合、DCIの繰り返しは、スケジューリングオフセット635(たとえば、適用遅延(application delay)635)をさらに示し得る。いくつかの態様では、スケジューリングオフセット635(たとえば、適用遅延)は、最小スケジューリングオフセット620への変更がいつ(たとえば、minK0値および/またはminK2値への変更がいつ)適用されることになるのかを示し得る。いくつかの態様では、スケジューリングオフセット635は、最後のPDCCH候補610-bを含む第2のスロット625-bの最後のシンボルに対するスロットの量、シンボルの量、および/またはTTIの量を定義し得る。
【0188】
[0198] UE115、基地局105、またはその両方は、DCIの繰り返しに関連するスケジューリングオフセット635を決定および/または適用し得る。特に、UE115および/または基地局105は、最小スケジューリングオフセット620-aの1つまたは複数の値の変更が、最後のPDCCH候補610-bのタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセット635の後に適用されることになると決定し得る。スケジューリングオフセットを適用する。UE115および/または基地局105は、RRCメッセージを送信/受信すること、PDCCH候補610を監視すること、DCIの繰り返しを送信/受信すること、最小スケジューリングオフセット620の変更を決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいて最小スケジューリングオフセット635を決定/適用し得る(たとえば、スケジューリングオフセット635の後に最小スケジューリングオフセット620-aへの変更を適用し得る)。
【0189】
[0199] いくつかの態様では、UE115および/または基地局105は、DCIの繰り返しがPDCCH候補610のセット内のどこで検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセット635を適用する(たとえば、スケジューリングオフセット635に基づいて最小スケジューリングオフセット620-aに1つまたは複数の変更を適用する)ように構成され得る。特に、場合によっては、UE115および/または基地局105は、DCIの繰り返しがPDCCH候補610のセット内のどこで(またはどれくらい)検出されるのかにかかわらず最後のPDCCH候補610-bのタイミングに基づいてスケジューリングオフセット635を適用するように構成され得る。たとえば、UE115および/または基地局105は、DCIの第1の繰り返しが第1のPDCCH候補610-a内で検出されるのかどうか、DCIの第2の繰り返しが最後のPDCCH候補610-b内で検出されるのかどうか、またはDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方がそれぞれ第1のPDCCH候補610-aおよび最後のPDCCH候補610-b内で検出されるのかどうかにかかわらずスケジューリングオフセット635を適用するように構成され得る。
【0190】
[0200] いくつかの態様では、スケジューリングオフセット635は、PDCCH候補610のセットの最後のPDCCH候補610-bのタイミングに基づき得る。特に、スケジューリングオフセット635は、第2のスロット625-b内の最後のPDCCH候補610-bの配置に基づくか、最後のPDCCH候補610-bに関連する第2のスロット625-bの第1のおよび/もしくは最後のシンボルに基づくか、またはその両方であり得る。たとえば、スケジューリングオフセット635は、最後のPDCCH候補610-bに関連する第2のスロット625-bに続くスロット625の量(またはTTIもしくはシンボルの量)を定義し得る。
【0191】
[0201] 場合によっては、スケジューリングオフセットは、最後のPDCCH候補610-bを含む第2のスロット625-bに続くスロットまたはシンボルの量を定義し得る。たとえば、スケジューリングオフセット635が3つのスロット625を示す場合、UE115および/または基地局105は、最後のPDCCH候補610-bのタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセット635の最後の後に最小スケジューリングオフセット620-aに1つまたは複数の変更を適用するように構成され得る。この点について、最小スケジューリングオフセット620への変更がスケジューリングオフセット635の最後まで実装されないので、スケジューリングオフセット635の最後の前に受信されるDCIメッセージを介してスケジュールされるスケジュールPDSCH送信615および/またはPUSCH送信630は、古い(たとえば、変更されていない)最小スケジューリングオフセット620-aに関連付けられ得る。たとえば、PDSCH送信615をスケジュールするDCIメッセージは、スケジューリングオフセット635内のPDCCH候補610-c内で受信され得る。この例では、PDSCH送信615は、スケジューリングオフセット635の最後の前にスケジュールされ得、したがって、最小スケジューリングオフセット620-aへの変更が実装される前に(たとえば、minK2値への変更が実装される前に)スケジュールされ得る。したがって、PDCCH候補610-c内で受信されたDCIを介してスケジュールされるPDSCH送信615は、古い、変更されていない最小スケジューリングオフセット620-a(たとえば、変更されていないminK2値)に関連付けられ得る。
【0192】
[0202] 比較してみると、UE115は、スケジューリングオフセット635の最後に続いてPDCCH候補610-d中でDCIメッセージを受信し得、ここで、DCIメッセージは、PDSCH615-bおよび/またはPUSCH送信630-bをスケジュールする。この例では、PDSCH615-bおよび/またはPUSCH送信630-bがスケジューリングオフセット635の最後に続いて(したがって、最小スケジューリングオフセット620-zへの変更の実装に続いて)スケジュールされたので、PDSCH615-bおよび/またはPUSCH送信630-bは、調整された最小スケジューリングオフセット620-b(たとえば、調整されたminK2値、調整されたminK0値)に関連付けられ得る。
【0193】
[0203] この点について、どのminK0値および/またはminK0値(たとえば、どの最小スケジューリングオフセット620)がそれぞれのPDSCH送信615および/またはPUSCH送信630に適用されるのかは、スケジューリングオフセット635(たとえば、適用遅延)に基づき得る。PDSCH送信615および/またはPUSCH送信630がスケジューリングオフセット635の最後の前に受信されるDCIを介してスケジュールされる場合、古い(たとえば、変更されていない)最小スケジューリングオフセット620-aが適用される(たとえば、変更されていないminK2値、minK0値)。逆に、PDSCH送信615および/またはPUSCH送信630がスケジューリングオフセット635の最後の後に受信されるDCIを介してスケジュールされる場合、新しい変更された(たとえば、調整された)最小スケジューリングオフセット620-bが適用される(たとえば、調整されたminK2値、調整されたminK0値)。
【0194】
[0204] 本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信の改善されたスケジューリングを提供し得る。特に、UE115および基地局105がPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信(たとえば、PDSCH送信615、PUSCH送信630)のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成を定義することによって、本明細書で説明される技法は、UE115および基地局105がスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0195】
[0205]
図7は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするプロセスフロー700の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー700は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、リソース割振り方式300~600、またはそれらの任意の組合せの態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。たとえば、プロセスフロー700が、
図1~
図6に関して説明されているように、UE115-bが、PDCCH候補のセットを監視することと、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信することと、最後のPDCCH候補に基づいてスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて基地局105-bと通信することとを示し得る。
【0196】
[0206] 場合によっては、プロセスフロー700は、本明細書で説明される対応するデバイスの例であり得るUE115-aと基地局105-bとを含み得る。特に、
図7に示されているUE115-bと基地局105-bとは、
図2に示されているUE115-aと基地局105-aとの例を含み得る。
【0197】
[0207] いくつかの例では、プロセスフロー700に示されている動作は、(たとえば、回路、処理ブロック、論理構成要素、および他の構成要素を含む)ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェア)、またはそれらの任意の組合せによって実施され得る。以下のものの代替例が実装され得、いくつかのステップが、説明されるものとは異なる順序で実施されるか、またはまったく実施されない。いくつかの場合には、ステップは、以下で述べられない追加の特徴を含み得るか、またはさらなるステップが追加され得る。
【0198】
[0208] 705において、UE115-bは、基地局105-bからRRCメッセージを受信し得、ここで、RRCメッセージは、トリガ状態構成のセットを示す。トリガ状態構成のセットは、PUSCH上でCSI報告をトリガすること(たとえば、非周期CSI報告をトリガするためのトリガ状態)に関連付けられ得る。たとえば、UE115-bは、RRCシグナリングを介して上位レイヤパラメータAperiodicTriggerStateListを使用してトリガ状態構成のセットで構成され得る。いくつかの態様では、トリガ状態構成のセット中の各トリガ状態構成は、CSI-RSリソースセットにリンクされ得、ここで、CSI-RSリソースセットは、複数のCSI-RSリソースを含み得る。いくつかの実装形態では、CSI-RSリソースの各々のためのTCI状態は、トリガ状態構成に関連付けられ得る。
【0199】
[0209] いくつかの態様では、705において受信されたRRCメッセージは、UE115-bにおいてPDCCHの繰り返しを受信/復号することに関連する追加の制御情報を含み得る。たとえば、RRCメッセージは、1つまたは複数のCORESET、探索空間セット、監視機会、PDCCH候補、またはそれらの任意の組合せでUE115-bを構成し得る。さらに、RRCメッセージは、送信を送信または受信するためのリソースのセットでUE115-bを構成し得る。
【0200】
[0210] 710において、UE115-bは、互いに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補)のセットを監視し得る。言い換えれば、UE115-bは、PDCCHの繰り返しのために互いにリンクされたPDCCH候補のセットを監視し得る。いくつかの態様では、UE115-bによって監視されるPDCCH候補のセットは、第1のTTI(たとえば、第1のスロット)中の第1のPDCCH候補と第1のTTIの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI(たとえば、第2のTTI)中の最後のPDCCH候補とを少なくとも含み得る。いくつかの態様では、UE115-bは、705においてRRCメッセージを受信することに基づいてPDCCH候補のセットを監視し得る。
【0201】
[0211] 715において、UE115-bは、基地局105-bから、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。UE115は、第1のPDCCH候補、最後のPDCCH候補、またはその両方内でDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。この点について、UE115-bは、705においてRRCメッセージを受信すること、710においてPDCCH候補のセットを監視すること、またはその両方に基づいてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しは、UE115-bによって受信および/または復号され得る任意のDCIフォーマット(たとえば、DCIフォーマット0_1、0_2)を含み得る。
【0202】
[0212] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、基地局105-bとUE115-bとの間の送信をスケジュールし得る。たとえば、
図7に示されているように、DCIメッセージによってスケジュールされる送信は、基地局105-bによって送信されたCSI-RSを含み得る。いくつかの態様では、DCIメッセージは、CSI-RSを受信するためにUE115-bによって使用可能なリソースのセットを示し得る。場合によっては、DCI(たとえば、UL DCI)の1つまたは複数の繰り返しは、トリガ状態構成の指示を含み得る。特に、DCIの繰り返しは、705において受信されたRRCメッセージを介して示されるトリガ状態構成のセット内に含まれるCSI-RSのためのトリガ状態構成を示し得る。トリガ状態構成は、DCIの繰り返しのCSI要求フィールド内に示され得る。
【0203】
[0213] 場合によっては、DCIの繰り返しを介して示されるトリガ状態構成は、CSI-RSの送信/受信のための1つまたは複数のTCI状態に関連付けられ得る。特に、UE115-bは、DCIに基づいてトリガ状態構成を決定するように構成され得、トリガ状態構成に基づいてCSI-RSリソースセット、対応するTCI状態、またはその両方を決定するように構成され得る。
【0204】
[0214] 720において、UE115-bは、基地局105-bから、UE115-bにおいてCSI-RSを受信することに関連するリソースのセット内でダウンリンク送信を受信し得る。ダウンリンク送信は、限定はしないが、PDSCH送信、追加のCSI-RS(たとえば、非周期CSI-RS、周期的なCSI-RS、半永続なCSI-RS)などを含み得る。いくつかの態様では、ダウンリンク送信は、CSI-RSの送信/受信のための1つまたは複数のTCI状態を示し得る。場合によっては、ダウンリンク送信中に示されるTCI状態は、DCIを介して示されるトリガ状態構成に関連するTCI状態と同じであることも、異なることもある。本明細書でさらに詳細に示されるように、UE115-bは、720において受信されたダウンリンク送信に基づいてCSI-RSを受信するためのQCL状態を決定するように構成され得る。いくつかの態様では、UE115-bは、705においてRRCメッセージを受信すること、710においてPDCCH候補を監視すること、715においてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてダウンリンク送信を受信し得る。
【0205】
[0215] 725において、UE115-bは、基地局105-bに、UE115-bにおけるビーム切替えしきい値(たとえば、beamSwitchTiming)の指示を送信し得る。いくつかの態様では、ビーム切替えしきい値は、UE115-bにおいて1つのビームから別のビームに切り替わることに関連するタイミングメトリックを含み得る。本明細書でさらに詳細に示されるように、UE115-bおよび/または基地局105-bは、730において決定されたスケジューリングオフセットとUE115-bにおけるビーム切替えしきい値との比較に基づいてDCIの繰り返しによってスケジュールされるCSI-RSを送信/受信するためのパラメータを決定するように構成され得る。
【0206】
[0216] 730において、UE115-b、基地局105-b、またはその両方は、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信に関連するスケジューリングオフセットを決定および/または適用し得る。UE115-bおよび/または基地局105-bは、705においてRRCメッセージを送信/受信すること、710においてPDCCH候補を監視すること、715においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、720においてダウンリンク送信を送信/受信すること、725においてビーム切替えしきい値を送信/受信すること、またはそれらの任意の組合せに基づいて725においてスケジューリングオフセットを決定/適用し得る。
【0207】
[0217] いくつかの態様では、UE115-bおよび/または基地局105-bは、DCIの繰り返しがPDCCH候補のセット内のどこで検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。特に、場合によっては、UE115-bおよび/または基地局105-bは、DCIの繰り返しがPDCCH候補のセット内のどこで(またはどれくらい)検出されるのかにかかわらず最後のPDCCH候補のタイミングに基づいてスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。たとえば、UE115-bおよび/または基地局105-bは、DCIの第1の繰り返しが第1のPDCCH候補内で検出されるのかどうか、DCIの第2の繰り返しが最後のPDCCH候補内で検出されるのかどうか、またはDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方がそれぞれ第1のPDCCH候補および最後のPDCCH候補内で検出されるのかどうかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。
【0208】
[0218] いくつかの態様では、スケジューリングオフセットは、PDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補のタイミングに基づき得る。特に、スケジューリングオフセットは、TTI内の最後のPDCCH候補の配置に基づくか、最後のPDCCH候補に関連するTTIに基づくか、またはその両方であり得る。たとえば、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信がCSI-RSを含む場合、スケジューリングオフセットは、(
図2に示されているスケジューリングオフセット220-aおよび
図3に示されているスケジューリングオフセット320に示されているように)最後のPDCCH候補の最後のシンボルとCSI-RSの第1のシンボルとの間にオフセットを含み得る。
【0209】
[0219] 735において、UE115-b、基地局105-b、またはその両方は、タイミング遅延を決定し得る。いくつかの態様では、タイミング遅延は、CSI-RSの送信/受信に関連付けられ得る。さらに、タイミング遅延は、UE115-bおよび/または基地局105-bにおける追加のビーム切替え遅延を示し得、したがって、725において報告されるビーム切替えしきい値に関連付けられ得る。
【0210】
[0220] 特に、場合によっては、タイミング遅延(d)は、PDCCH候補(たとえば、DCIの繰り返し)が第1のコンポーネントキャリア中で送信されるクロスキャリアスケジューリングに関連付けられ得、スケジュールされたCSI-RSは、第1のコンポーネントキャリアと比較して異なるSCSをもつ第2のコンポーネントキャリア中にスケジュールされる。したがって、場合によっては、735において決定されたタイミング遅延は、PDCCH候補に関連するコンポーネントキャリアのSCS、スケジュールされたCSI-RSに関連するコンポーネントキャリアのSCS、またはその両方と相関していることがある。たとえば、場合によっては、UE115-bおよび/または基地局105-bは、DCIの繰り返しが715において受信されたダウンリンク制御チャネル(たとえば、PDCCH)のSCSに基づいてCSI-RSに関連するタイミング遅延を決定し得る。たとえば、タイミング遅延(d)は、シンボル(たとえば、PDCCHシンボル)の量として定義され得、以下の表1に示されているように、DCIの繰り返しに関連するPDCCH(μPDCCH)のSCSと相関していることがある。
【0211】
【0212】
[0221] 740において、UE115-b、基地局105-b、またはその両方は、UE115-bに関連する調整されたビーム切替えしきい値を決定し得る。いくつかの態様では、UE115-bおよび/または基地局105-bは、725において報告されるビーム切替えしきい値、735においてタイミング遅延を決定すること、またはその両方に基づいて調整されたビーム切替えしきい値を決定し得る。特に、UE115-bおよび/または基地局105-bは、UE115-bのビーム切替えしきい値に決定されたタイミング遅延(d)を適用することによって調整されたビーム切替えしきい値を決定するように構成され得る。
【0213】
[0222] たとえば、場合によっては、UE115-bおよび/または基地局105-bは、式BSTAdj=BST+d(2μCSI-RS/2μPDCCH)に基づいて調整されたビーム切替えしきい値を決定するように構成され得、ここで、BSTは、UE115-bのビーム切替えしきい値(たとえば、725において報告されたビーム切替えしきい値)であり、BSTAdjは、調整されたビーム切替えしきい値であり、dは、735において決定されたタイミング遅延であり、μCSI-RSは、CSI-RSがスケジュールされたコンポーネントキャリアに関連するSCSであり、μPDCCHは、DCIの繰り返しが715において受信された制御チャネル(たとえば、PDCCH)に関連するSCSである。
【0214】
[0223] 745において、UE115-b、基地局105-b、またはその両方は、ビーム切替えしきい値、調整されたビーム切替えしきい値、またはその両方とスケジューリングオフセットを比較し得る。いくつかの態様では、UE115-bおよび/または基地局105-bは、705においてRRCメッセージを送信/受信すること、710においてPDCCH候補を監視すること、715においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、725においてビーム切替えしきい値を送信/受信すること、730においてスケジューリングオフセットを決定すること、735においてタイミング遅延を決定すること、745において調整されたビーム切替えしきい値を決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてビーム切替えしきい値および/または調整されたビーム切替えしきい値とスケジューリングオフセットを比較し得る。
【0215】
[0224] 750において、UE115-b、基地局105-b、またはその両方は、DCIの繰り返しによってスケジュールされるCSI-RSの送信/受信のための1つまたは複数のQCL構成を決定し得る。いくつかの態様では、UE115-bおよび/または基地局105-bは、ビーム切替えしきい値(または、調整されたビーム切替えしきい値)とのスケジューリングオフセットの比較に基づいてQCL構成を決定するように構成され得る。特に、CSI-RSの送信/受信に関連するQCL構成は、745において決定されたスケジューリングオフセット(たとえば、最後のPDCCH候補の最後のシンボルとCSI-RSの第1のシンボルとの間のオフセット)がビーム切替えしきい値(BST)よりも小さいのかどうかに基づき得る。追加または代替として、UE115-bおよび/または基地局105-bが調整されたビーム切替えしきい値を適用するように構成される場合、CSI-RSの送信/受信に関連するQCL構成は、745において決定されたスケジューリングオフセット(たとえば、最後のPDCCH候補の最後のシンボルとCSI-RSの第1のシンボルとの間のオフセット)が調整されたビーム切替えしきい値(BSTAdj)よりも小さいのかどうかに基づき得る。
【0216】
[0225] たとえば、スケジューリングオフセット(SO)がビーム切替えしきい値(または、調整されたビーム切替えしきい値)以上である(たとえば、SO≧BSTまたはSO≧BSTAdjである)場合、CSI-RSに関連するQCL構成は、715において受信されたDCIの繰り返しを介して示されるトリガ状態構成に関連する1つまたは複数のTCI状態に基づき得る。たとえば、スケジューリングオフセット(SO)がビーム切替えしきい値(または調整されたビーム切替えしきい値)以上である場合、QCL構成は、DCIの繰り返しのCSIフィールド中に示されるCSIトリガ状態構成中の非周期CSI-RSのためのTCI状態中に示され得る。
【0217】
[0226] 別の例として、スケジューリングオフセット(SO)がビーム切替えしきい値(または、調整されたビーム切替えしきい値)より小さい(たとえば、SO<BSTまたはSO<BSTAdjである)場合、CSI-RSに関連するQCL構成は、720において受信されたダウンリンク送信中に示される1つまたは複数のTCI状態に基づき得る。この点について、スケジューリングオフセット(SO)がビーム切替えしきい値(または調整されたビーム切替えしきい値)よりも小さく、CSI-RSのための同じリソース中で受信された示されたTCI状態をもつ別のダウンリンク送信がある場合、UE115-bおよび/または基地局105-bは、CSI-RSのためのダウンリンク送信(たとえば、720において受信されたダウンリンク送信)のQCL構成を適用するように構成され得る。たとえば、スケジューリングオフセット(SO)がビーム切替えしきい値(または調整されたビーム切替えしきい値)以上である場合、QCL構成は、DCIの繰り返しのCSIフィールド中に示されるCSIトリガ状態構成中の非周期CSI-RSのためのTCI状態中に示され得る。
【0218】
[0227] 追加または代替として、スケジューリングオフセット(SO)がビーム切替えしきい値(または、調整されたビーム切替えしきい値)より小さい(たとえば、SO<BSTまたはSO<BSTAdjである)場合、UE115-bおよび/または基地局105-bは、デフォルトQCL構成を決定/適用し得る。たとえば、スケジューリングオフセット(SO)がビーム切替えしきい値(または、調整されたビーム切替えしきい値)より小さい(たとえば、SO<BSTまたはSO<BSTAdjである)場合、UE115-bおよび/または基地局105-bは、UE115-bによって監視される探索空間セットの最後のTTI内のCORESETに関連するQCL構成を決定し得る。たとえば、1つのデフォルトビームが構成され、少なくとも1つのCORESETが構成される場合、QCL構成は、基地局105-bのサービングセルのアクティブなBWP内の1つまたは複数のCORESETが監視される最後のスロット中の最も低いcontrolResourceSetId内のUE115-bによって監視される探索空間セットに関連するCORESETに関連付けられ得る。
【0219】
[0228] 別の例として、スケジューリングオフセット(SO)がビーム切替えしきい値(または、調整されたビーム切替えしきい値)より小さい(たとえば、SO<BSTまたはSO<BSTAdjである)場合、UE115-bおよび/または基地局105-bは、CSI-RSに関連するサービングセルの最も低いアクティブ化されたTCI状態に関連するQCL構成を決定し得る。たとえば、CSI-RSが受信されることになるセル中に構成されたCORESETがないクロスキャリアスケジューリングの場合、QCL構成は、CSI-RSが受信されることになるセルのアクティブなBWP内のPDSCHに適用可能な最も低いIDのアクティブ化されたTCI状態に関連付けられ得る。本明細書では、2つ以上のQCL構成がCSI-RSに適用され得る場合に他の構成が使用され得ることに留意されたい。
【0220】
[0229] 755において、UE115-b、基地局105-b、またはその両方は、DCIの繰り返しによってスケジュールされるCSI-RSの送信/受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定し得る。いくつかの態様では、UE115-bおよび/または基地局105-bは、スケジューリングオフセットとビーム切替えしきい値(または調整されたビーム切替えしきい値)との比較に基づいてCSI-RSに関連するパラメータを決定するように構成され得る。CSI-RSに関連するパラメータは、限定はしないが、CSIトリガ構成、TCI状態などを含み得る。
【0221】
[0230] いくつかの態様では、UE115-bおよび基地局105-bは、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信を介して互いに通信し得、ここで、プロセスフロー700の760に示されているように、送信は、スケジューリングオフセットに基づいて(たとえば、それに従って)実施される。
【0222】
[0231] 760において、UE115-bは、基地局105-bから、DCIの繰り返しによってスケジュールされるCSI-RSを受信し得る。UE115-bは、最後のPDCCH候補のタイミングに基づいて730において適用されたスケジューリングオフセットに基づいて(たとえば、それに従って)CSI-RSを受信し得、基地局105-bは、それに基づいてそれを送信し得る。たとえば、スケジューリングオフセットは、最後のPDCCH候補の最後のシンボルと760において受信されたCSI-RSの第1のシンボルとの間のオフセットを定義し得る。この点について、UE115-bは、705においてRRCメッセージを送信/受信すること、710においてPDCCH候補を監視すること、715においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、725においてビーム切替えしきい値を送信/受信すること、730においてスケジューリングオフセットを決定すること、735においてタイミング遅延を決定すること、745において調整されたビーム切替えしきい値を決定すること、750においてQCL構成を決定すること、755においてCSI-RSを送信/受信するためのパラメータを決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてCSI-RSを受信し得、基地局105-bは、それに基づいてそれを送信し得る。
【0223】
[0232] たとえば、UE115-bは、715において受信されたDCIの繰り返し中に示されるトリガ状態構成に基づいてCSI-RSを受信し得る。同様に、UE115-bは、スケジューリングオフセットとビーム切替えしきい値(または調整されたビーム切替えしきい値)との比較に基づき得る730において決定されたQCL状態に基づいて(たとえば、それに従って)CSI-RSを受信し得(基地局105-bはそれに基づいてそれを送信し得)る。さらに、UE115-bは、735において決定されたCSI-RSに関連するパラメータに基づいて(たとえば、それに従って)CSI-RSを受信し得(基地局105-bはそれに基づいてそれを送信し得)る。
【0224】
[0233] 本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信の改善されたスケジューリングを提供し得る。特に、UE115-bおよび基地局105-bがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信(たとえば、CSI-RS)のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成を定義することによって、本明細書で説明される技法は、UE115-bおよび基地局105-bがスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0225】
[0234]
図8は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするプロセスフロー800の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー800は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、リソース割振り方式300~600、プロセスフロー700、またはそれらの任意の組合せの態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。たとえば、プロセスフロー800が、
図1~
図7に関して説明されているように、UE115-cが、PDCCH候補のセットを監視することと、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信することと、最後のPDCCH候補に基づいてスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて基地局105-cと通信することとを示し得る。
【0226】
[0235] 場合によっては、プロセスフロー800は、本明細書で説明される対応するデバイスの例であり得るUE115-cと基地局105-cとを含み得る。特に、
図8に示されているUE115-cと基地局105-cとは、
図2に示されているUE115-aと基地局105-aとの例を含み得る。
【0227】
[0236] いくつかの例では、プロセスフロー800に示されている動作は、(たとえば、回路、処理ブロック、論理構成要素、および他の構成要素を含む)ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェア)、またはそれらの任意の組合せによって実施され得る。以下のものの代替例が実装され得、いくつかのステップが、説明されるものとは異なる順序で実施されるか、またはまったく実施されない。いくつかの場合には、ステップは、以下で述べられない追加の特徴を含み得るか、またはさらなるステップが追加され得る。
【0228】
[0237] 805において、UE115-cは、基地局105-cからRRCメッセージを受信し得、ここで、RRCメッセージは、PDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる1つまたは複数の送信のためのスケジューリングオフセットを示す。たとえば、RRCメッセージは、DCIの繰り返しによってスケジュールされるSRS(たとえば、非周期SRS)のためのスケジューリングオフセット(たとえば、「SlotOffset」)を示し得る。いくつかの態様では、DCIの繰り返しを介してスケジュールされるSRSに関連するスケジューリングオフセット(たとえば、SlotOffset)は、DCIの繰り返しが受信され得る最後のPDCCH候補に関連するTTIとスケジュールされたSRSに関連するTTIとの間のTTIの量(たとえば、スロットの量)を含み得る。言い換えれば、PDCCH候補のセット中で受信されるDCIの複数の繰り返しを介してSRSがスケジュールされる場合、SRSは、PDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補に関連するスロットの後のスケジューリングオフセットのスロットの量(たとえば、スロットの「SlotOffset」の量)の内にUE115-bによって送信され得る。
【0229】
[0238] いくつかの態様では、RRCメッセージは、SRSに関連する1つまたは複数の追加のパラメータをさらに示し得る(たとえば、構成し得る)。たとえば、PDCCHの繰り返しを介してスケジュールされるSRSが非コードブックリソースセットを含む場合、RRCメッセージは、非ゼロ電力(NZP)のCSI-RSリソース識別子を示し得る。いくつかの態様では、SRSに関連するCSI-RSを受信するためのリソースは、最後のPDCCH候補と同じTTI(たとえば、同じスロット)中に位置し得る。
【0230】
[0239] 810において、UE115-cは、基地局105から、CSI-RSの送信/受信に関連するTTIオフセットの指示を受信し得る。いくつかの態様では、CSI-RSは、本明細書でさらに詳細に後で説明されるように、DCIの繰り返しを介してスケジュールされることになるSRSに関連付けられ得る。いくつかの態様では、TTIオフセットの指示(たとえば、「SlotOffset-CSI-RS」)は、RRCメッセージ、DCIメッセージ、MAC-CEメッセージ、またはそれらの任意の組合せを介して送信/受信され得る。この点について、場合によっては、UE115-bは、805において受信されたRRCメッセージを介してTTIオフセットの指示(たとえば、SlotOffset-CSI-RS)を受信し得る。
【0231】
[0240] 815において、UE115-b、基地局105-b、またはその両方は、CSI-RSの送信/受信のためのリソース(たとえば、リソースのセット)を決定し得る。いくつかの態様では、CSI-RSは、本明細書でさらに詳細に後で説明されるように、DCIの繰り返しを介してスケジュールされることになるSRSに関連付けられ得る。いくつかの実装形態では、CSI-RSのためのリソースは、関連する非コードブックSRSをスケジュールするDCIの繰り返しが受信され得る最後のPDCCH候補と同じスロット内に配置され得る。たとえば、DCIの繰り返しおよび/またはSRSに関連するCSI-RSを介してスケジュールされるSRSが非周期である場合、UE115-bおよび/または基地局105-bは、CSI-RSの送信/受信のために使用され得る最後のPDCCH候補のスロット内のリソースを決定し得る。
【0232】
[0241] 追加または代替の場合、CSI-RSのためのリソースは、最後のPDCCH候補に関連するスロットとは異なるスロット中に配置され得る。そのような場合、CSI-RSのためのリソースは、810において決定されたTTIオフセット(たとえば、SlotOffset-CSI-RS)に基づいて決定され得る。たとえば、UE115-cおよび/または基地局105-cが810においてTTIオフセットを決定する場合、ワイヤレスデバイスは、最後のPDCCH候補に関連するTTIとTTIオフセットとに基づいてCSI-RSの送信/受信のためのリソースを決定するように構成され得る。特に、TTIオフセットは、CSI-RSのためのリソースが見られ得る最後のPDCCH候補を含むスロットの後のスロットの量を定義し得る。言い換えれば、CSI-RSのためのリソースは、最後のPDCCH候補のスロットの後のスロットの「TTIオフセット」の量(たとえば、スロットの「SlotOffset-CSI-RS」の量)に見られ得る。この点について、最後のPDCCH候補に関連するTTI(たとえば、スロット)は、スケジュールされたSRSが送信され得るスロット、スケジュールされたSRSに関連するCSI-RSが受信され得るスロット、またはその両方を決定するための「基準TTI」(たとえば、「基準スロット」)として使用され得る。
【0233】
[0242] 820において、UE115-cは、互いに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補)のセットを監視し得る。言い換えれば、UE115-cは、PDCCHの繰り返しのために互いにリンクされたPDCCH候補のセットを監視し得る。いくつかの態様では、UE115-cによって監視されるPDCCH候補のセットは、第1のTTI(たとえば、第1のスロット)中の第1のPDCCH候補と第1のTTIの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI(たとえば、第2のTTI)中の最後のPDCCH候補とを少なくとも含み得る。いくつかの態様では、UE115-cは、805においてRRCメッセージを受信すること、810においてTTIオフセットを受信すること、815においてCSI-RSのためのリソースを決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてPDCCH候補のセットを監視し得る。
【0234】
[0243] 825において、UE115-cは、基地局105-cから、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。UE115-cは、第1のPDCCH候補、最後のPDCCH候補、またはその両方内でDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。この点について、UE115-cは、805においてRRCメッセージを受信すること、810においてTTIオフセットを受信すること、815においてCSI-RSのためのリソースを決定すること、820においてPDCCH候補のセットを監視すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しは、UE固有のDCI、グループ共通のDCI、またはその両方を含むUE115-cによって受信および/または復号され得る任意のDCIフォーマットを含み得る。たとえば、DCI(たとえば、DL DCI)は、DL DCIフォーマット1_1もしくは1_2、UL DCIフォーマット0_1もしくは0_2、グループ共通のDCIフォーマット2_3、またはそれらの任意の組合せを含む非周期SRSをトリガするためのフォーマットを含み得る。
【0235】
[0244] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、基地局105-aとUE115-aとの間の送信をスケジュールし得る。たとえば、
図8に示されているように、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信は、SRSのセット(たとえば、非周期SRSのセット)を含み得る。いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、SRSのセットを送信するためにUE115-cによって使用可能なリソースのセットを示し得る。たとえば、DCIの繰り返し中のSRS要求フィールドは、SRSのセットを送信するための1つまたは複数のSRSリソースセットを示し得る。場合によっては、DCI(たとえば、UL DCI)の1つまたは複数の繰り返しは、トリガ状態構成の指示を含み得る。場合によっては、SRSのセットの送信のために使用可能なSRSリソースセットとSRS要求コードポイント(たとえば、01、10、11)との間のマッピングは、805におけるRRCメッセージ、825におけるDCIの繰り返し、またはその両方を介して示されるRRCパラメータ(たとえば、aperiodicSRS-ResourceTrigger、aperiodicSRSResourceTriggerList)の部分として与えられ得る。
【0236】
[0245] 830において、UE115-cは、基地局105-cからCSI-RSを受信し得る。いくつかの態様では、830において送信/受信されたCSI-RSは、825において受信されたDCIの繰り返しによってスケジュールされるSRSに関連付けられ得る。UE115-cは、805においてRRCメッセージを送信/受信すること、810においてTTIオフセットを送信/受信すること、815においてCSI-RSのためのリソースを決定すること、820においてPDCCH候補を監視すること、825においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、またはそれらの任意の組合せに基づいて830においてCSI-RSを受信し得、基地局105-cは、それに基づいてそれを送信し得る。
【0237】
[0246] たとえば、UE115-cは、815において決定されたCSI-RSのためのリソース内でCSI-RSを受信し得る。この点について、いくつかの実装形態では、CSI-RSは、820において監視された最後のPDCCH候補と同じTTI(たとえば、同じスロット)内で受信され得る。追加または代替として、UE115-cおよび/または基地局105-cがTTIオフセット(SlotOffset-CSI-RS)を決定/適用する場合、CSI-RSは、最後のPDCCH候補に関連するTTIに続くTTIの何らかの量内で受信され得、ここで、TTIの量は、TTIオフセットに基づく。
【0238】
[0247] 835において、UE115-cは、830において受信されたCSI-RSのための1つまたは複数の測定を実施し得る。UE115-cは、805においてRRCメッセージを送信/受信すること、810においてTTIオフセットを送信/受信すること、815においてCSI-RSのためのリソースを決定すること、820においてPDCCH候補を監視すること、825においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、830においてCSI-RSを受信すること、またはそれらの任意の組合せに基づいて835において測定を実施し得る。
【0239】
[0248] 840において、UE115-cは、825において受信されたDCIの繰り返しによってスケジュールされるSRSのセットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定し得る。SRSに関連するパラメータは、限定はしないが、SRSの送信のために使用されるプリコーダを含み得る。いくつかの態様では、UE115-cは、835において実施された1つまたは複数の測定に基づいて840において1つまたは複数のパラメータを決定し得る。たとえば、UE115-cは、830において受信されたNZP CSI-RSに対して実施される測定に基づいてSRSのセットの送信のために使用されることになるプリコーダを決定(たとえば、計算)し得る。
【0240】
[0249] 845において、UE115-c、基地局105-c、またはその両方は、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信に関連するスケジューリングオフセットを決定および/または適用し得る。UE115-cおよび/または基地局105-cは、805においてRRCメッセージを送信/受信すること、810においてTTIオフセットを送信/受信すること、815においてCSI-RSのためのリソースを決定すること、820においてPDCCH候補を監視すること、825においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、830においてCSI-RSを受信すること、835において測定を実施すること、840においてSRSのセットのためのパラメータを決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいて845においてスケジューリングオフセットを決定/適用し得る。
【0241】
[0250] いくつかの態様では、UE115-cおよび/または基地局105-cは、DCIの繰り返しがPDCCH候補のセット内のどこで検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。特に、場合によっては、UE115-cおよび/または基地局105-cは、DCIの繰り返しがPDCCH候補のセット内のどこで(またはどれくらい)検出されるのかにかかわらず最後のPDCCH候補のタイミングに基づいてスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。たとえば、UE115-cおよび/または基地局105-cは、DCIの第1の繰り返しが第1のPDCCH候補内で検出されるのかどうか、DCIの第2の繰り返しが最後のPDCCH候補内で検出されるのかどうか、またはDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方がそれぞれ第1のPDCCH候補および最後のPDCCH候補内で検出されるのかどうかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。
【0242】
[0251] いくつかの態様では、スケジューリングオフセットは、PDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補のタイミングに基づき得る。特に、スケジューリングオフセットは、TTI内の最後のPDCCH候補の配置に基づくか、最後のPDCCH候補に関連するTTIに基づくか、またはその両方であり得る。たとえば、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信がSRSのセットを含む場合、スケジューリングオフセットは、(
図2に示されているスケジューリングオフセット220-bおよび
図4に示されているスケジューリングオフセット420に示されているように)最後のPDCCH候補のTTIとSRSのセットがスケジュールされるTTIとの間のTTIの量(たとえば、スロットの量)を含み得る。
【0243】
[0252] 850において、UE115-cは、DCIの繰り返しによってスケジュールされるSRSのセットを送信し得る。UE115-cは、最後のPDCCH候補のタイミングに基づいて845において適用されたスケジューリングオフセットに基づいて(たとえば、それに従って)SRSのセットを送信し得、基地局105-cは、それに基づいてそれを受信し得る。たとえば、UE115-cは、最後のPDCCH候補のTTIに基づいて適用されるスケジューリングオフセット(たとえば、SlotOffset)の後にSRSのセットを送信し得る。言い換えれば、UE115-cは、最後のPDCCH候補に関連するスロットの後のスロットの量であるスロット内でSRSのセットを送信し得、ここで、スロットの量は、スケジューリングオフセット(たとえば、SlotOffset)に基づく(たとえば、それによって定義される)。
【0244】
[0253] この点について、UE115-cは、805においてRRCメッセージを送信/受信すること、810においてTTIオフセットを送信/受信すること、815においてCSI-RSのためのリソースを決定すること、820においてPDCCH候補を監視すること、825においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、830においてCSI-RSを受信すること、835において測定を実施すること、840においてSRSのセットのためのパラメータを決定すること、845においてスケジューリングオフセットを決定/適用すること、またはそれらの任意の組合せに基づいてSRSのセットを送信し得、基地局105-cは、それに基づいてそれを受信し得る。たとえば、UE115-cは、840において決定された1つまたは複数のパラメータに基づいて(たとえば、それに従って)SRSのセットを送信し得る。たとえば、UE115-cが840においてSRSのセットのためのプリコーダを決定する場合、UE115-cは、決定されたプリコーダを使用して850においてSRSのセットを送信し得る。したがって、UE115-cは、830においてSRSのセットに関連するCSI-RSを受信することに基づいてSRSのセットを送信し得る。
【0245】
[0254] 855において、UE115-cは、基地局105-cから、UE115-cから基地局105-cにアップリンク送信(たとえば、PUSCH送信)をスケジュールするDCIを受信し得る。特に、DCIは、非コードブックベースのPUSCH送信をスケジュールし得る。いくつかの態様では、基地局105-cは、850においてSRSのセットを受信することに基づいてDCI(たとえば、UL DCI)を送信し得る。いくつかの態様では、DCIは、アップリンク送信(たとえば、SRSリソースインジケータ)の送信のためにUE115-cによって使用可能なリソースのセットを示し得る。
【0246】
[0255] 860において、UE115-cは、基地局105-cに、DCIによってスケジュールされたアップリンク送信(たとえば、PUSCH送信)を送信し得る。この点について、UE115-cは、855においてDCIを受信することに基づいてアップリンク送信(たとえば、PDSCH送信)メッセージを送信し得る。たとえば、UE115-cは、(たとえば、SRSリソースインジケータに基づいて)DCIによって示されるリソースのセット内でPDSCH送信(たとえば、非コードブックベースのPUSCH送信)を送信し得る。
【0247】
[0256] 本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信の改善されたスケジューリングを提供し得る。特に、UE115-cおよび基地局105-cがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信(たとえば、SRS)のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成を定義することによって、本明細書で説明される技法は、UE115-cおよび基地局105-cがスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0248】
[0257]
図9は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするプロセスフロー900の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー900は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、リソース割振り方式300~600、プロセスフロー700~800、またはそれらの任意の組合せの態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。たとえば、プロセスフロー900が、
図1~
図8に関して説明されているように、UE115-dが、PDCCH候補のセットを監視することと、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信することと、最後のPDCCH候補に基づいてスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて基地局105-dと通信することとを示し得る。
【0249】
[0258] 場合によっては、プロセスフロー900は、本明細書で説明される対応するデバイスの例であり得るUE115-dと基地局105-dとを含み得る。特に、
図9に示されているUE115-dと基地局105-dとは、
図2に示されているUE115-aと基地局105-aとの例を含み得る。
【0250】
[0259] いくつかの例では、プロセスフロー900に示されている動作は、(たとえば、回路、処理ブロック、論理構成要素、および他の構成要素を含む)ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェア)、またはそれらの任意の組合せによって実施され得る。以下のものの代替例が実装され得、いくつかのステップが、説明されるものとは異なる順序で実施されるか、またはまったく実施されない。いくつかの場合には、ステップは、以下で述べられない追加の特徴を含み得るか、またはさらなるステップが追加され得る。
【0251】
[0260] 905において、UE115-dは、基地局105-dから、RRCメッセージを受信し得る。いくつかの態様では、RRCメッセージは、PDCCH復号に関連する1つまたは複数の最小スケジューリング遅延(Δ)を示し得る。場合によっては1つまたは複数の最小スケジューリング遅延は、PDCCH復号によるダウンリンクサンプルの過剰なバッファリングを回避するためにUE115-dにおいて構成され得る。特に、最小スケジューリング遅延は、送信がスケジュールされるPDCCHチャネルとPDSCHチャネルとが異なるSCSを有する場合にUE115-dがPDCCH送信(たとえば、DCIの繰り返し)を処理するのに十分な時間を使用可能にするように構成され得る。いくつかの態様では、最小スケジューリング遅延は、送信をスケジュールするDCIとDCIによってスケジュールされる送信の開始との間の最小持続時間(たとえば、TTIの最小量、スロットの最小量)を定義し得る。
【0252】
[0261] 910において、UE115-dは、互いに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補)のセットを監視し得る。言い換えれば、UE115-dは、PDCCHの繰り返しのために互いにリンクされたPDCCH候補のセットを監視し得る。いくつかの態様では、UE115-dによって監視されるPDCCH候補のセットは、第1のTTI(たとえば、第1のスロット)中の第1のPDCCH候補と第1のTTIの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI(たとえば、第2のTTI)中の最後のPDCCH候補とを少なくとも含み得る。いくつかの態様では、UE115-dは、905においてRRCメッセージを受信することに基づいてPDCCH候補のセットを監視し得る。
【0253】
[0262] 915において、UE115-dは、基地局105-dから、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。UE115-dは、第1のPDCCH候補、最後のPDCCH候補、またはその両方内でDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。この点について、UE115-dは、905においてRRCメッセージを受信すること、910においてPDCCH候補のセットを監視すること、またはその両方に基づいてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しは、UE115-dによって受信および/または復号され得る任意のDCIフォーマットを含み得る。
【0254】
[0263] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、基地局105-aとUE115-aとの間の送信をスケジュールし得る。たとえば、
図9に示されているように、DCIメッセージは、PDSCH送信、CSI-RS(たとえば、非周期CSI-RS)、またはその両方をスケジュールし得る。いくつかの態様では、DCIメッセージは、PDSCH送信および/またはCSI-RSを受信するためにUE115-dによって使用可能なリソースのセットを示し得る。場合によっては、DCIの繰り返しは、DCIの繰り返しが受信された制御チャネル(たとえば、PDCCH)と同じまたは異なるコンポーネントキャリア中でPDSCH送信および/またはCSI-RSをスケジュールし得る(たとえば、クロスキャリアスケジューリング)。たとえば、PDCCH候補(したがって、DCIの繰り返し)は、第1のSCSをもつPDCCHに関連付けられ得、PDSCH送信および/またはCSI-RSは、第1のSCSとは異なる第2のSCSに関連する異なるチャネル(たとえば、PDSCH)上にスケジュールされ得る。
【0255】
[0264] 920において、UE115-d、基地局105-d、またはその両方は、DCIの繰り返しが受信されたチャネルに関連するSCS、PDSCH送信および/もしくはCSI-RSがスケジュールされるチャネル、またはその両方を決定し得る。UE115-dおよび/または基地局105-dは、905においてPDCCH候補を監視すること、910においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、またはその両方に基づいて915においてSCSを決定し得る。
【0256】
[0265] たとえば、UE115-dおよび/または基地局105-dは、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネル(たとえば、PDCCH)に関連する第1のSCSを決定し得、DCIの繰り返しによってスケジュールされるPDSCH送信/CSI-RSが実施されることになるチャネル(たとえば、PDSCH)に関連する第2のSCSを決定し得る。
【0257】
[0266] 925において、UE115-d、基地局105-d、またはその両方は、スケジュールされたPDCCH送信および/またはCSI-RSに関連する最小スケジューリング遅延を決定し得る。いくつかの態様では、UE115-dおよび/または基地局105-dは、905においてRRCメッセージを送信/受信すること、910においてPDCCH候補を監視すること、915においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、920においてSCSを決定すること、またはそれらの両方に基づいて最小スケジューリング遅延を決定し得る。
【0258】
[0267] いくつかの態様では、最小スケジューリング遅延の値は、DCIの繰り返しが受信された制御チャネル(たとえば、PDCCH)のSCSに基づき得る。特に、最小スケジューリング遅延は、PDCCHのSCSが、PDSCH送信および/またはCSI-RSがスケジュールされるチャネル(たとえば、PDSCH)のSCSよりも短い(またはそれよりも長い)のかどうかに基づき得る。いくつかの態様では、PDCCH(μPDCCH)のSCSが、DCI(μPDSCH、μCSI-RS)の繰り返しによってスケジュールされるPDSCH/CSI-RSに関連するチャネルのSCSよりも短い場合、最小スケジューリング遅延の値は、次のスロットに量子化され得る。逆に、量子化は、PDCCH(μPDCCH)のSCSがDCI(μPDSCH、μCSI-RS)の繰り返しによってスケジュールされるPDSCH/CSI-RSに関連するチャネルのSCS以上である場合に最小スケジューリング遅延の値を決定するために実施されないことがある。
【0259】
[0268] たとえば、シンボルの量として定義される最小スケジューリング遅延(Δ)は、以下の表2に示されているように、DCIの繰り返しに関連するPDCCH(μPDCCH)のSCSに基づき得る。
【0260】
【0261】
[0269] 例として、UE115-dおよび/または基地局105-dは、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネル(たとえば、PDCCH)に関連する第1のSCSを決定し得、DCIの繰り返しによってスケジュールされるPDSCH送信および/またはCSI-RSが実施されることになるチャネル(たとえば、PDSCH)に関連する第2のSCSを決定し得る。この例では、UE115-dおよび基地局105-dは、第1のSCSと第2のSCSとの比較に基づいて最小スケジューリング遅延を決定し得る。特に、UE115-dおよび/または基地局105-dは、第1のSCSと第2のSCSとの比較に基づいて最小スケジューリング遅延を決定するために量子化を実施するように構成され得る。
【0262】
[0270] 930において、UE115-d、基地局105-d、またはその両方は、DCIの繰り返しによってスケジュールされる送信に関連するスケジューリングオフセットを決定および/または適用する。UE115-dおよび/または基地局105-dは、905においてRRCメッセージを送信/受信すること、910においてPDCCH候補を監視すること、915においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、920においてSCSを決定すること、925において最小スケジューリング遅延を決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいて930においてスケジューリングオフセットを決定/適用し得る。
【0263】
[0271] いくつかの態様では、UE115-dおよび/または基地局105-dは、DCIの繰り返しがPDCCH候補のセット内のどこで検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。特に、場合によっては、UE115-dおよび/または基地局105-dは、DCIの繰り返しがPDCCH候補のセット内のどこで(またはどれくらい)検出されるのかにかかわらず最後のPDCCH候補のタイミングに基づいてスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。たとえば、UE115-dおよび/または基地局105-dは、DCIの第1の繰り返しが第1のPDCCH候補内で検出されるのかどうか、DCIの第2の繰り返しが最後のPDCCH候補内で検出されるのかどうか、またはDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方がそれぞれ第1のPDCCH候補および最後のPDCCH候補内で検出されるのかどうかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用するように構成され得る。
【0264】
[0272] いくつかの態様では、スケジューリングオフセットは、PDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補のタイミングに基づき得る。特に、スケジューリングオフセットは、TTI内の最後のPDCCH候補の配置に基づくか、最後のPDCCH候補に関連するTTIに基づくか、またはその両方であり得る。いくつかの態様では、930において決定/適用されたスケジューリングオフセットは、925において決定された最小スケジューリング遅延に基づき得る。たとえば、場合によっては、スケジューリングオフセットは、最小スケジューリング遅延以上であり得る。たとえば、UE115-dおよび基地局105-dが最小スケジューリング遅延を4つのスロットであるように決定する場合、スケジューリングオフセットは、4つ以上のスロットであるように決定され得る。
【0265】
[0273] 935において、UE115-dは、基地局105-dから、DCIの繰り返しによってスケジュールされるPDSCH送信および/またはCSI-RSを受信し得る。UE115-dは、スケジューリングオフセット、最小スケジューリング遅延、またはその両方に基づいて(たとえば、それに従って)PDSCH送信および/またはCSI-RSを受信し得、基地局105-dは、それに基づいてそれを送信し得る。
【0266】
[0274] たとえば、UE115-bは、最後のPDCCH候補のタイミングに基づいて925において決定された最小スケジューリング遅延および/または930において決定され930において適用されたスケジューリングオフセットに基づいて(たとえば、それに従って)PDSCH送信および/またはCSI-RSを受信し得、基地局105-dは、それに基づいてそれを送信し得、ここで、最小スケジューリング遅延は、スケジューリングオフセット以下である。たとえば、UE115-dおよび基地局105-dが最小スケジューリング遅延を4つのスロットであるように決定する場合、スケジューリングオフセットは、5つのスロットであるように決定され得る。この例では、基地局105-dは、最後のPDCCH候補に関連するスロットに続く5つのスロットでPDSCH送信および/またはCSI-RSを送信し得、UE115-dは、それを受信し得る。
【0267】
[0275] 本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信の改善されたスケジューリングを提供し得る。特に、UE115-dおよび基地局105-dがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信(たとえば、PDSCH送信、CSI-RS)のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成を定義することによって、本明細書で説明される技法は、UE115-dおよび基地局105-dがスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0268】
[0276]
図10は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするプロセスフロー1000の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー1000は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、リソース割振り方式300~600、プロセスフロー800~900、またはそれらの任意の組合せの態様を実装するか、またはそれによって実装され得る。たとえば、プロセスフロー1000が、
図1~
図9に関して説明されているように、UE115-eが、PDCCH候補のセットを監視することと、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信することと、最後のPDCCH候補に基づいてスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに基づいて基地局105-eと通信することとを示し得る。
【0269】
[0277] 場合によっては、プロセスフロー1000は、本明細書で説明される対応するデバイスの例であり得るUE115-eと基地局105-eとを含み得る。特に、
図10に示されているUE115-eと基地局105-eとは、
図2に示されているUE115-aと基地局105-aとの例を含み得る。
【0270】
[0278] いくつかの例では、プロセスフロー1000に示されている動作は、(たとえば、回路、処理ブロック、論理構成要素、および他の構成要素を含む)ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェア)、またはそれらの任意の組合せによって実施され得る。以下のものの代替例が実装され得、いくつかのステップが、説明されるものとは異なる順序で実施されるか、またはまったく実施されない。いくつかの場合には、ステップは、以下で述べられない追加の特徴を含み得るか、またはさらなるステップが追加され得る。
【0271】
[0279] 1005において、UE115-eは、基地局105-eから、RRCメッセージを受信し得る。いくつかの態様では、RRCメッセージは、基地局によってスケジュールされる送信に関連する1つまたは複数の最小スケジューリングオフセットを示し得る。場合によっては、1つまたは複数の最小スケジューリングオフセットは、UE115-eにおいて、PDCCH復号によるダウンリンクサンプルの過剰なバッファリングを回避することと、スケジュールされた送信を実施するように要求される任意のビーム切替えまたは再調整プロシージャをUE115-eが実施することを可能にすることとを行うように構成され得る。最小スケジューリングオフセットは、さらに、UE115-eおよび基地局105-eにおける電力消費量を減少させるために使用され得る。場合によっては、最小スケジューリングオフセットは、スケジュールされたPDSCH送信に関連する1つもしくは複数のK0値(たとえば、minK0)、スケジュールされたPUSCH送信に関連する1つもしくは複数のK2値(たとえば、minK2)、またはその両方を含み得る。たとえば、場合によっては、UE115-eは、minK0とminK2パラメータとの各々のための最高2つの値で構成され得る。いくつかの態様では、最小スケジューリングオフセットは、送信をスケジュールするDCIとDCIによってスケジュールされる送信の開始との間の最小持続時間(たとえば、TTIの最小量、スロットの最小量)を定義し得る。
【0272】
[0280] 1010において、UE115-eは、互いに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補(たとえば、PDCCH候補)のセットを監視し得る。言い換えれば、UE115-eは、PDCCHの繰り返しのために互いにリンクされたPDCCH候補のセットを監視し得る。いくつかの態様では、UE115-eによって監視されるPDCCH候補のセットは、第1のTTI(たとえば、第1のスロット)中の第1のPDCCH候補と第1のTTIの後にある(たとえば、それの後の)第2のTTI(たとえば、第2のTTI)中の最後のPDCCH候補とを少なくとも含み得る。いくつかの態様では、UE115-eは、1005においてRRCメッセージを受信することに基づいてPDCCH候補のセットを監視し得る。
【0273】
[0281] 1015において、UE115-eは、基地局105-eから、DCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。UE115-eは、第1のPDCCH候補、最後のPDCCH候補、またはその両方内でDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。この点について、UE115-eは、1005においてRRCメッセージを受信すること、1010においてPDCCH候補のセットを監視すること、またはその両方に基づいてDCIの1つまたは複数の繰り返しを受信し得る。DCIの1つまたは複数の繰り返しは、UE115-eによって受信および/または復号され得る任意のDCIフォーマット(たとえば、DCIフォーマット0_1、1_1)を含み得る。
【0274】
[0282] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、基地局105-aとUE115-aとの間の送信をスケジュールし得る。たとえば、
図10に示されているように、DCIメッセージは、PDSCH送信、PDSCH送信、またはその両方をスケジュールし得る。いくつかの態様では、DCIメッセージは、PDSCH送信および/またはPUSCH送信を受信するためにUE115-eによって使用可能なリソースのセットを示し得る。
【0275】
[0283] いくつかの態様では、DCIの繰り返しは、どの最小スケジューリングオフセットが適用されることになるのか(たとえば、どの最小スケジューリングオフセットがアクティブであるのか)を示す1つまたは複数のビットフィールドを含み得る。たとえば、DCIの繰り返しがPDSCH送信をスケジュールし、UE115-eがPDSCH送信の2つのminK0値で構成される場合、DCIの繰り返しは、どのminK0値がスケジュールされたPDSCH送信を実施するときに適用されることになるのかを示し得る。
【0276】
[0284] 追加または代替として、DCIの繰り返しは、最小スケジューリングオフセットの1つまたは複数の値の変更を示し得る。特に、DCIの繰り返しは、DCIの繰り返しの最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更を示し得る。たとえば、UE115-eがPDSCH送信のための第1のminK0値と第2のminK0値とで構成される場合、DCIの繰り返しは、第1のminK0値への変更を示し得る。言い換えれば、DCIの繰り返しは、元の最小スケジューリングオフセット(たとえば、元のminK0値、minK2値)とは異なるPDSCH/PDSCH送信のための調整された最小スケジューリングオフセット(たとえば、調整されたminK0値、調整されたminK2値)を示し得る。場合によっては、最小スケジューリングオフセットの変更の指示はまた、それぞれの変更された最小スケジューリングオフセットのアクティブ化を示し得る。たとえば、上記の例を続けると、DCIの繰り返しが第1のminK0値への変更を示す場合、第1のminK0値への変更はまた、調整された(変更された)第1のminK0値の選択として働き得る。
【0277】
[0285] DCIの繰り返しが最小スケジューリングオフセットの変更を示す場合、DCIの繰り返しは、スケジューリングオフセット(たとえば、適用遅延)をさらに示し得る。いくつかの態様では、スケジューリングオフセット(たとえば、適用遅延)は、最小スケジューリングオフセットへの変更がいつ(たとえば、minK0値および/またはminK2値への変更がいつ)適用されることになるのかを示し得る。いくつかの態様では、スケジューリングオフセット/適用遅延は、最後のPDCCH候補610-bを含む第2のスロットの最後のシンボルに対するスロットの量、シンボルの量、および/またはTTIの量を定義し得る。
【0278】
[0286] 1020において、UE115-e、基地局105-e、またはその両方は、最小スケジューリングオフセットの1つまたは複数の値の変更を決定し得る。UE115-eおよび基地局105-eは、1020において受信されたDCIの繰り返しを介して(たとえば、DCIの1つまたは複数の最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドを介して)受信された変更の指示に基づいて1つまたは複数の最小スケジューリングオフセットへの変更を決定し得る。
【0279】
[0287] 1025において、UE115-e、基地局105-e、またはその両方は、DCIの繰り返しを介して示されるスケジューリングオフセット/適用遅延を決定および/または適用する。特に、UE115-eおよび/または基地局105-eは、最小スケジューリングオフセットの1つまたは複数の値の変更が最後のPDCCH候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセット/適用遅延の後に適用されることになると決定し得る。UE115-eおよび/または基地局105-eは、1005においてRRCメッセージを送信/受信すること、1010においてPDCCH候補を監視すること、1015においてDCIの繰り返しを送信/受信すること、1020において最小スケジューリングオフセットの変更を決定すること、またはそれらの任意の組合せに基づいて1020において最小スケジューリングオフセットを決定/適用し得る。
【0280】
[0288] いくつかの態様では、UE115-eおよび/または基地局105-eは、DCIの繰り返しがPDCCH候補のセット内のどこで検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセット/適用遅延を適用する(たとえば、スケジューリングオフセット/適用遅延に基づいて最小スケジューリングオフセットに1つまたは複数の変更を適用する)ように構成され得る。特に、場合によっては、UE115-eおよび/または基地局105-eは、DCIの繰り返しがPDCCH候補のセット内のどこで(またはどれくらい)検出されるのかにかかわらず最後のPDCCH候補のタイミングに基づいてスケジューリングオフセット/適用遅延を適用するように構成され得る。たとえば、UE115-eおよび/または基地局105-eは、DCIの第1の繰り返しが第1のPDCCH候補内で検出されるのかどうか、DCIの第2の繰り返しが最後のPDCCH候補内で検出されるのかどうか、またはDCIの第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方がそれぞれ第1のPDCCH候補および最後のPDCCH候補内で検出されるのかどうかにかかわらずスケジューリングオフセット/適用遅延を適用するように構成され得る。
【0281】
[0289] いくつかの態様では、スケジューリングオフセット/適用遅延は、PDCCH候補のセットの最後のPDCCH候補のタイミングに基づき得る。特に、スケジューリングオフセット/適用遅延は、TTI内の最後のPDCCH候補の配置に基づくか、最後のPDCCH候補に関連するTTIに基づくか、またはその両方であり得る。たとえば、スケジューリングオフセット/適用遅延は、最後のPDCCH候補に関連するスロットの間のスロットの量を定義し得る。いくつかの態様では、スケジューリングオフセット/適用遅延を適用することによって、UE115-eおよび/または基地局105-eは、スケジューリングオフセット/適用遅延の最後に続いて最小スケジューリングオフセットに変更を適用する(たとえば、minK2値、minK0値に変更を適用する)ように構成され得る。
【0282】
[0290] 1030において、UE115-eおよび/または基地局105-eは、1020において決定された最小スケジューリングオフセットへの変更を実装し得る。いくつかの態様では、UE115-eおよび基地局105-eは、スケジューリングオフセット/適用遅延の適用に基づいて最小スケジューリングオフセットへの変更を実装し得る。特に、UE115-eおよび/または基地局105-eは、最後のPDCCH候補のタイミングに基づいて(たとえば、最後のPDCCH候補を含むスロットの最後のシンボルに基づいて)適用されたスケジューリングオフセット/適用遅延の最後の後に最小スケジューリングオフセットへの変更を実装するように構成され得る。
【0283】
[0291] この点について、どのminK0値および/またはminK0値(たとえば、どの最小スケジューリングオフセット)がそれぞれのPDSCH/PUSCH送信に適用にされるのかは、スケジューリングオフセット/適用遅延に基づき得る。PDSCH/PUSCH送信がスケジューリングオフセット/適用遅延の最後の前に受信されるDCIを介してスケジュールされる場合、古い(たとえば、変更されていない)最小スケジューリングオフセットが適用される(たとえば、変更されていないminK2値、minK0値)。逆に、PDSCH/PUSCH送信がスケジューリングオフセット/適用遅延の最後の後に受信されるDCIを介してスケジュールされる場合、新しい変更された(たとえば、調整された)最小スケジューリングオフセットが適用される(たとえば、調整されたminK2値、調整されたminK0値)。
【0284】
[0292] 1035において、UE115-eは、基地局105-eからDCIを受信し得、ここで、DCIは、PDSCH送信および/またはPUSCH送信をスケジュールする。いくつかの態様では、UE115-eは、スケジューリングオフセット/適用遅延の最後に続いて(したがって、最小スケジューリングオフセットへの変更が実施された後に)PDSCH送信および/またはPUSCH送信をスケジュールするDCIを受信し得る。
【0285】
[0293] 1040において、UE115-eは、基地局105-eから、1035において受信されたDCIによってスケジュールされるPDSCH送信を受信し得る。UE115-eは、1025におけるスケジューリングオフセット/適用遅延、1030において最小スケジューリングオフセットを変更すること、またはその両方に基づいてPDSCH送信を受信し得、基地局105-eは、それに基づいてそれを送信し得る。たとえば、UE115-eは、スケジューリングオフセット/適用遅延の適用に基づいて1030において実装された調整された最小スケジューリングオフセットに従って1040においてPDSCH送信を受信し得る。
【0286】
[0294] 1045において、UE115-eは、基地局105-eに、1030において受信されたDCIによってスケジュールされるPUSCH送信を送信し得る。UE115-eは、1025におけるスケジューリングオフセット/適用遅延、1030において最小スケジューリングオフセットを変更すること、またはその両方に基づいてPUSCH送信を送信し得、基地局105-eは、それに基づいてそれを受信し得る。たとえば、UE115-eは、スケジューリングオフセット/適用遅延の適用に基づいて1030において実装された調整された最小スケジューリングオフセットに従って1045においてPUSCH送信を送信し得る。
【0287】
[0295] 本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信の改善されたスケジューリングを提供し得る。特に、UE115-eおよび基地局105-eがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信(たとえば、PDSCH送信、PUSCH送信)のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成を定義することによって、本明細書で説明される技法は、UE115-eおよび基地局105-eがスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0288】
[0296]
図11は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイス1105のブロック
図1100を示す。デバイス1105は、本明細書で説明されるUE115の態様の一例であり得る。デバイス1105は、受信機1110と、送信機1115と、通信マネージャ1120とを含み得る。デバイス1105はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0289】
[0297] 受信機1110は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1105の他の構成要素にパスされ得る。受信機1110は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0290】
[0298] 送信機1115は、デバイス1105の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1115は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1115は、トランシーバモジュール中で受信機1110とコロケートされ得る。送信機1115は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0291】
[0299] 通信マネージャ1120、受信機1110、送信機1115、あるいはそれらの様々な組合せまたはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明されるPDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法の様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ1120、受信機1110、送信機1115、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。
【0292】
[0300] いくつかの例では、通信マネージャ1120、受信機1110、送信機1115、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアで(たとえば、通信管理回路で)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリとが、(たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって)本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0293】
[0301] 追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ1120、受信機1110、送信機1115、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアとしての)コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ1120、受信機1110、送信機1115、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、(たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、ASIC、FPGA、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。
【0294】
[0302] いくつかの例では、通信マネージャ1120は、受信機1110、送信機1115、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1120は、受信機1110から情報を受信するか、送信機1115に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機1110、送信機1115、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0295】
[0303] 通信マネージャ1120は、本明細書で開示される例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1120は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視すること、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、を行うための手段として構成されるか、あるいはそれをサポートし得る。通信マネージャ1120は、基地局から、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信すること、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うための手段として構成されるか、あるいはそれをサポートし得る。通信マネージャ1120は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。通信マネージャ1120は、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0296】
[0304] 本明細書で説明される例に従って通信マネージャ1120を含むことまたは構成することによって、デバイス1105(たとえば、受信機1110、送信機1115、通信マネージャ1120、またはそれらの組合せを制御するかあるいはそれらに結合されたプロセッサ)は、UE115および基地局105がPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成のための技法をサポートし得る。特に、本明細書で説明される技法は、UE115および基地局105がスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0297】
[0305]
図12は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイス1205のブロック
図1200を示す。デバイス1205は、本明細書で説明されるデバイス1105またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス1205は、受信機1210と、送信機1215と、通信マネージャ1220とを含み得る。デバイス1205はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0298】
[0306] 受信機1210は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1205の他の構成要素にパスされ得る。受信機1210は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0299】
[0307] 送信機1215は、デバイス1205の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1215は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1215は、トランシーバモジュール中で受信機1210とコロケートされ得る。送信機1215は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0300】
[0308] デバイス1205、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるPDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1220は、制御チャネル監視マネージャ1225、DCI受信マネージャ1230、スケジューリングオフセットマネージャ1235、基地局通信マネージャ1240、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ1220は、本明細書で説明される通信マネージャ1120の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ1220、またはそれの様々な構成要素は、受信機1210、送信機1215、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1220は、受信機1210から情報を受信するか、送信機1215に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機1210、送信機1215、またはその両方と組み合わせて統合され得る。
【0301】
[0309] 通信マネージャ1220は、本明細書で開示される例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。制御チャネル監視マネージャ1225は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視すること、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。DCI受信マネージャ1230は、基地局から、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信すること、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うための手段として構成されるか、あるいはそれをサポートし得る。スケジューリングオフセットマネージャ1235は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。基地局通信マネージャ1240は、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0302】
[0310]
図13は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする通信マネージャ1320のブロック
図1300を示す。通信マネージャ1320は、本明細書で説明される通信マネージャ1120、通信マネージャ1220、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ1320、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるPDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1320は、制御チャネル監視マネージャ1325、DCI受信マネージャ1330、スケジューリングオフセットマネージャ1335、基地局通信マネージャ1340、CSI-RS受信マネージャ1345、ダウンリンク受信マネージャ1350、SRS送信マネージャ1355、RRC受信マネージャ1360、測定マネージャ1365、SCSマネージャ1370、TTI受信マネージャ1375、QCLマネージャ1380、アップリンク送信マネージャ1385、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0303】
[0311] 通信マネージャ1320は、本明細書で開示される例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。制御チャネル監視マネージャ1325は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視すること、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。DCI受信マネージャ1330は、基地局から、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信すること、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うための手段として構成されるか、あるいはそれをサポートし得る。スケジューリングオフセットマネージャ1335は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。基地局通信マネージャ1340は、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0304】
[0312] いくつかの例では、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいてスケジューリングオフセットを適用することをサポートするために、スケジューリングオフセットマネージャ1335は、DCIの第1の繰り返しが第1のダウンリンク制御チャネル候補内で検出されるのか、DCIの第2の繰り返しが最後のダウンリンク制御チャネル候補内で検出されるのか、または第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方が、それぞれ、第1のダウンリンク制御チャネル候補と最後のダウンリンク制御チャネル候補との内で検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0305】
[0313] いくつかの例では、送信を介して基地局と通信することをサポートするために、CSI-RS受信マネージャ1345は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセットに従ってCSI-RSを受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0306】
[0314] いくつかの例では、RRC受信マネージャ1360は、基地局から、トリガ状態構成のセットを示すRRCメッセージを受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DC受信マネージャ1330は、DCIの少なくとも1つの繰り返しを介して、トリガ状態構成のセット内に含まれるトリガ状態構成の指示を受信すること、ここで、CSI-RSを受信することは、トリガ状態構成に基づく、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0307】
[0315] いくつかの例では、スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補の最後のシンボルとCSI-RSの第1のシンボルとの間のオフセットを含む。
【0308】
[0316] いくつかの例では、QCLマネージャ1380は、スケジューリングオフセットとUEのビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSを受信するためのQCL構成を決定すること、ここで、CSI-RSは、QCL構成に従って受信される、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0309】
[0317] いくつかの例では、QCLマネージャ1380は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値以上であることに基づいて、DCIを介して受信される1つまたは複数のTCI状態に基づいてQCL構成を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0310】
[0318] いくつかの例では、ダウンリンク受信マネージャ1350は、基地局から、CSI-RSに関連するリソースのセット内でダウンリンク送信を受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、QCLマネージャ1380は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、ダウンリンク送信を介して受信される1つまたは複数のTCI状態に基づいてQCL構成を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0311】
[0319] いくつかの例では、QCLマネージャ1380は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、UEによって監視される探索空間セットの最後のTTI内のCORESETに関連するQCL構成を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0312】
[0320] いくつかの例では、QCLマネージャ1380は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、CSI-RSに関連するサービングセルの最も低いアクティブ化されたTCI状態に関連するQCL構成を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0313】
[0321] いくつかの例では、アップリンク送信マネージャ1385は、基地局に、UEのビーム切替えしきい値の指示を送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、CSI-RS受信マネージャ1345は、スケジューリングオフセットとビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSの受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定すること、ここで、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに基づいて受信される、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0314】
[0322] いくつかの例では、スケジューリングオフセットマネージャ1335は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルのSCSに基づいてCSI-RSの受信に関連するタイミング遅延を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、スケジューリングオフセットマネージャ1335は、タイミング遅延に基づいてUEの調整されたビーム切替えしきい値を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、CSI-RS受信マネージャ1345は、スケジューリングオフセットと調整されたビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSの受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定すること、ここで、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに基づいて受信される、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0315】
[0323] いくつかの例では、送信を介して基地局と通信することをサポートするために、ダウンリンク受信マネージャ1350は、基地局から、最小スケジューリングオフセットに従ってダウンリンク共有チャネル送信、CSI-RS、またはその両方を受信すること、最小スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセット以下である、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0316】
[0324] いくつかの例では、SCSマネージャ1370は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルに関連する第1のSCSを決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、SCSマネージャ1370は、DCIによってスケジュールされた送信が実施されることになるチャネルに関連する第2のSCSを決定すること、ここで、最小スケジューリングオフセットは、第1のSCSと第2のSCSとの比較に基づく、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0317】
[0325] いくつかの例では、送信を介して基地局と通信することをサポートするために、SRS送信マネージャ1355は、基地局に、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセットの後にSRSのセットを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0318】
[0326] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、RRC受信マネージャ1360は、基地局から、スケジューリングオフセットの指示を含むRRCメッセージを受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、スケジューリングオフセットは、第2のTTIと送信のTTIとの間のTTIの量を含む。
【0319】
[0327] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、CSI-RS受信マネージャ1345は、基地局から、CSI-RSを受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、測定マネージャ1365は、CSI-RSのための1つまたは複数の測定を実施するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、SRS送信マネージャ1355は、1つまたは複数の測定に基づいてSRSのセットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、SCSマネージャ1370は、1つまたは複数のパラメータに基づいてSRSのセットを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0320】
[0328] いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータがSRSのセットのためのプリコーダを含む。
【0321】
[0329] いくつかの例では、CSI-RSは第2のTTI内で受信される。
【0322】
[0330] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、TTI受信マネージャ1375は、基地局から、CSI-RSの受信に関連するTTIオフセットの指示を受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、CSI-RS受信マネージャ1345は、TTIオフセットと第2のTTIとに基づいてCSI-RSの受信のためのリソースを決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、CSI-RS受信マネージャ1345は、リソース内でCSI-RSを受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、SRS送信マネージャ1355は、CSI-RSに基づいてSRSのセットを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0323】
[0331] いくつかの例では、DCIは、UE、グループ共通のDCI、またはその両方に固有であるDCIを含む。
【0324】
[0332] いくつかの例では、DC受信マネージャ1330は、DCIを介して、DCIの最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更を受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、スケジューリングオフセットマネージャ1335は、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更が、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセットの後に適用されることになると決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0325】
[0333] いくつかの例では、RRC受信マネージャ1360は、基地局から、DCIによってスケジュールされた送信に関連する第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとを示すRRCメッセージを受信すること、ここで、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更は、第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとに基づく、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0326】
[0334] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信は、PDSCH、PUSCH、またはその両方を含む。いくつかの例では、スケジューリングオフセットは、PDSCHに関連する最小K0値、PUSCHに関連する最小K2値、またはその両方を含む。
【0327】
[0335] いくつかの例では、第1のTTIと第2のTTIとはそれぞれスロットである。
【0328】
[0336]
図14は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイス1405を含むシステム1400の図を示す。デバイス1405は、本明細書で説明されるデバイス1105、デバイス1205、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはこれらを含み得る。デバイス1405は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス1405は、通信マネージャ1420、入出力(I/O)コントローラ1410、トランシーバ1415、アンテナ1425、メモリ1430、コード1435、およびプロセッサ1440など、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ1つまたは複数のバス(たとえば、バス1445)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0329】
[0337] I/Oコントローラ1410は、デバイス1405のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ1410は、デバイス1405に組み込まれていない周辺装置をも管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1410は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1410は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、I/Oコントローラ1410は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1410は、プロセッサ1440など、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ1410を介して、またはI/Oコントローラ1410によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス1405と対話し得る。
【0330】
[0338] いくつかの場合には、デバイス1405は、単一のアンテナ1425を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス1405は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1425を有し得る。トランシーバ1415は、本明細書で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ1425、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1415は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1415は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1425に提供するための、および1つまたは複数のアンテナ1425から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ1415、またはトランシーバ1415および1つまたは複数のアンテナ1425は、本明細書で説明される、送信機1115、送信機1215、受信機1110、受信機1210、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0331】
[0339] メモリ1430は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ1430は、プロセッサ1440によって実行されたとき、デバイス1405に本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1435を記憶し得る。コード1435は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。場合によっては、コード1435は、プロセッサ1440によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ1430は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含んでいることがある。
【0332】
[0340] プロセッサ1440は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、GPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1440は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1440に組み込まれ得る。プロセッサ1440は、デバイス1405に様々な機能(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする機能またはタスク)を実施させるための、メモリ(たとえば、メモリ1430)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1405またはデバイス1405の構成要素は、プロセッサ1440とプロセッサ1440に結合されたメモリ1430とを含み得、プロセッサ1440とメモリ1430とは、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。
【0333】
[0341] 通信マネージャ1420は、本明細書で開示される例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1420は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視すること、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、を行うための手段として構成されるか、あるいはそれをサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1420は、基地局から、監視することに基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを受信すること、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うための手段として構成されるか、あるいはそれをサポートし得る。通信マネージャ1420は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。通信マネージャ1420は、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介して基地局と通信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0334】
[0342] 本明細書で説明される例に従って通信マネージャ1420を含むことまたは構成することによって、デバイス1405は、UE115および基地局105がPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成のための技法をサポートし得る。特に、本明細書で説明される技法は、UE115および基地局105がスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0335】
[0343] いくつかの例では、通信マネージャ1420は、トランシーバ1415、1つまたは複数のアンテナ1425、またはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。通信マネージャ1420は、別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ1420を参照しながら説明された1つまたは複数の機能は、プロセッサ1440、メモリ1430、コード1435、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード1435は、デバイス1405に、本明細書で説明されるPDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法の様々な態様を実施させるための、プロセッサ1440によって実行可能な命令を含み得、あるいはプロセッサ1440とメモリ1430とは、さもなければそのような動作を実施するかまたはサポートするように構成され得る。
【0336】
[0344]
図15は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイス1505のブロック
図1500を示す。デバイス1505は、本明細書で説明される基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1505は、受信機1510と、送信機1515と、通信マネージャ1520とを含み得る。デバイス1505はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0337】
[0345] 受信機1510は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1505の他の構成要素にパスされ得る。受信機1510は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0338】
[0346] 送信機1515は、デバイス1505の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1515は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1515は、トランシーバモジュール中で受信機1510とコロケートされ得る。送信機1515は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0339】
[0347] 通信マネージャ1520、受信機1510、送信機1515、あるいはそれらの様々な組合せまたはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明されるPDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法の様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ1520、受信機1510、送信機1515、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。
【0340】
[0348] いくつかの例では、通信マネージャ1520、受信機1510、送信機1515、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアで(たとえば、通信管理回路で)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリとが、(たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって)本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0341】
[0349] 追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ1520、受信機1510、送信機1515、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアとしての)コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ1520、受信機1510、送信機1515、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、(たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、CPU、GPU、ASIC、FPGA、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。
【0342】
[0350] いくつかの例では、通信マネージャ1520は、受信機1510、送信機1515、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1520は、受信機1510から情報を受信するか、送信機1515に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機1510、送信機1515、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0343】
[0351] 通信マネージャ1520は、本明細書で開示される例による、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1520は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信すること、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。通信マネージャ1520は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。通信マネージャ1520は、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介してUEと通信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0344】
[0352] 本明細書で説明される例に従って通信マネージャ1520を含むことまたは構成することによって、デバイス1505(たとえば、受信機1510、送信機1515、通信マネージャ1520、またはそれらの組合せを制御するかあるいはそれらに結合されたプロセッサ)は、UE115および基地局105がPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成のための技法をサポートし得る。特に、本明細書で説明される技法は、UE115および基地局105がスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0345】
[0353]
図16は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイス1605のブロック
図1600を示す。デバイス1605は、本明細書で説明されるデバイス1505または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1605は、受信機1610と、送信機1615と、通信マネージャ1620とを含み得る。デバイス1605はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0346】
[0354] 受信機1610は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1605の他の構成要素にパスされ得る。受信機1610は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0347】
[0355] 送信機1615は、デバイス1605の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1615は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1615は、トランシーバモジュール中で受信機1610とコロケートされ得る。送信機1615は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0348】
[0356] デバイス1605、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるPDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1620は、DCI送信マネージャ1625、スケジューリングオフセットマネージャ1630、UE通信マネージャ1635、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ1620は、本明細書で説明される通信マネージャ1520の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ1620、またはそれの様々な構成要素は、受信機1610、送信機1615、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1620は、受信機1610から情報を受信するか、送信機1615に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機1610、送信機1615、またはその両方と組み合わせて統合され得る。
【0349】
[0357] 通信マネージャ1620は、本明細書で開示される例による、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。DCI送信マネージャ1625は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信すること、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。スケジューリングオフセットマネージャ1630は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。UE通信マネージャ1635は、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介してUEと通信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0350】
[0358]
図17は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする通信マネージャ1720のブロック
図1700を示す。通信マネージャ1720は、本明細書で説明される通信マネージャ1520、通信マネージャ1620、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ1720、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるPDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1720は、DCI送信マネージャ1725、スケジューリングオフセットマネージャ1730、UE通信マネージャ1735、CSI-RS送信マネージャ1740、ダウンリンク送信マネージャ1745、SRS受信マネージャ1750、RRC送信マネージャ1755、TTIマネージャ1760、QCLマネージャ1765、SCSマネージャ1770、アップリンク受信マネージャ1775、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0351】
[0359] 通信マネージャ1720は、本明細書で開示される例による、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。DCI送信マネージャ1725は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信すること、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。スケジューリングオフセットマネージャ1730は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。UE通信マネージャ1735は、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介してUEと通信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0352】
[0360] いくつかの例では、DCIの少なくとも1つの繰り返しを送信することをサポートするために、DCI送信マネージャ1725は、第1のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの第1の繰り返しを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIの少なくとも1つの繰り返しを送信することをサポートするために、DCI送信マネージャ1725は、最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの第2の繰り返しを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0353】
[0361] いくつかの例では、送信を介してUEと通信することをサポートするために、CSI-RS送信マネージャ1740は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセットに従ってCSI-RSを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0354】
[0362] いくつかの例では、RRC送信マネージャ1755は、UEに、トリガ状態構成のセットを示すRRCメッセージを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DC送信マネージャ1725は、DCIの少なくとも1つの繰り返しを介して、トリガ状態構成のセット内に含まれるトリガ状態構成の指示を送信すること、ここで、CSI-RSを送信することは、トリガ状態構成に基づく、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0355】
[0363] いくつかの例では、スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補の最後のシンボルとCSI-RSの第1のシンボルとの間のオフセットを含む。
【0356】
[0364] いくつかの例では、QCLマネージャ1765は、スケジューリングオフセットとUEのビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSを送信するためのQCL構成を決定すること、ここで、CSI-RSは、QCL構成に従って送信される、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0357】
[0365] いくつかの例では、QCLマネージャ1765は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値以上であることに基づいて、DCIを介して送信される1つまたは複数のTCI状態に基づいてQCL構成を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0358】
[0366] いくつかの例では、ダウンリンク送信マネージャ1745は、UEに、CSI-RSに関連するリソースのセット内でダウンリンク送信を送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、QCLマネージャ1765は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、ダウンリンク送信を介して受信される1つまたは複数のTCI状態に基づいてQCL構成を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0359】
[0367] いくつかの例では、QCLマネージャ1765は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、UEによって監視される探索空間セットの最後のTTI内のCORESETに関連するQCL構成を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0360】
[0368] いくつかの例では、QCLマネージャ1765は、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに基づいて、CSI-RSに関連するサービングセルの最も低いアクティブ化されたTCI状態に関連するQCL構成を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0361】
[0369] いくつかの例では、アップリンク受信マネージャ1775は、UEから、UEのビーム切替えしきい値の指示を受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、CSI-RS送信マネージャ1740は、スケジューリングオフセットとビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定すること、ここで、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに基づいて送信される、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0362】
[0370] いくつかの例では、スケジューリングオフセットマネージャ1730は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが送信されたダウンリンク制御チャネルのSCSに基づいてCSI-RSの送信に関連するタイミング遅延を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、スケジューリングオフセットマネージャ1730は、タイミング遅延に基づいてUEの調整されたビーム切替えしきい値を決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、CSI-RS送信マネージャ1740は、スケジューリングオフセットと調整されたビーム切替えしきい値との比較に基づいてCSI-RSの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定すること、ここで、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに基づいて送信される、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0363】
[0371] いくつかの例では、送信を介してUEと通信することをサポートするために、ダウンリンク送信マネージャ1745は、UEに、最小スケジューリングオフセットに従ってダウンリンク共有チャネル送信、CSI-RS、またはその両方を送信すること、最小スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセット以下である、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0364】
[0372] いくつかの例では、SCSマネージャ1770は、DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルに関連する第1のSCSを決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、SCSマネージャ1770は、DCIによってスケジュールされた送信が実施されることになるチャネルに関連する第2のSCSを決定すること、ここで、最小スケジューリングオフセットは、第1のSCSと第2のSCSとの比較に基づく、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0365】
[0373] いくつかの例では、送信を介して基地局と通信することをサポートするために、SRS受信マネージャ1750は、UEから、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセットの後にSRSのセットを受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0366】
[0374] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、RRC送信マネージャ1755は、UEに、スケジューリングオフセットの指示を含むRRCメッセージを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0367】
[0375] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含む。いくつかの例では、スケジューリングオフセットは、第2のTTIと送信のTTIとの間のTTIの量を含む。
【0368】
[0376] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、CSI-RS送信マネージャ1740は、UEに、CSI-RSを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、SRS受信マネージャ1750は、CSI-RSに基づいてSRSのセットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、SCS受信マネージャ1750は、1つまたは複数のパラメータに基づいてSRSのセットを受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0369】
[0377] いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータがSRSのセットのためのプリコーダを含む。
【0370】
[0378] いくつかの例では、CSI-RSは第2のTTI内で送信される。
【0371】
[0379] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、TTIマネージャ1760は、UEに、CSI-RSの送信に関連するTTIオフセットの指示を送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、CSI-RS送信マネージャ1740は、TTIオフセットと第2のTTIとに基づいてCSI-RSの送信のためのリソースを決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、CSI-RS送信マネージャ1740は、リソース内でCSI-RSを送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを含み、SRS受信マネージャ1750は、CSI-RSに基づいてSRSのセットを受信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0372】
[0380] いくつかの例では、DCIは、UE、グループ共通のDCI、またはその両方に固有であるDCIを含む。
【0373】
[0381] いくつかの例では、DC送信マネージャ1725は、DCIを介して、DCIの最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更を送信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。いくつかの例では、スケジューリングオフセットマネージャ1730は、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更が、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて適用されるスケジューリングオフセットの後に適用されることになると決定するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0374】
[0382] いくつかの例では、RRC送信マネージャ1755は、UEに、DCIによってスケジュールされた送信に関連する第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとを示すRRCメッセージを送信すること、ここで、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更は、第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとに基づく、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0375】
[0383] いくつかの例では、DCIによってスケジュールされた送信は、PDSCH、PUSCH、またはその両方を含む。いくつかの例では、スケジューリングオフセットは、PDSCHに関連する最小K0値、PUSCHに関連する最小K2値、またはその両方を含む。
【0376】
[0384] いくつかの例では、第1のTTIと第2のTTIとはそれぞれスロットである。
【0377】
[0385]
図18は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートするデバイス1805を含むシステム1800の図を示す。デバイス1805は、本明細書で説明されるデバイス1505、デバイス1605、または基地局105の構成要素の一例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス1805は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス1805は、通信マネージャ1820、ネットワーク通信マネージャ1810、トランシーバ1815、アンテナ1825、メモリ1830、コード1835、プロセッサ1840、および局間通信マネージャ1845など、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ1つまたは複数のバス(たとえば、バス1850)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0378】
[0386] ネットワーク通信マネージャ1810は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワーク130との通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1810は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0379】
[0387] いくつかの場合には、デバイス1805は、単一のアンテナ1825を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス1805は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1825を有し得る。トランシーバ1815は、本明細書で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ1825、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1815は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1815は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1825に提供するための、および1つまたは複数のアンテナ1825から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ1815、またはトランシーバ1815および1つまたは複数のアンテナ1825は、本明細書で説明される、送信機1515、送信機1615、受信機1510、受信機1610、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0380】
[0388] メモリ1830は、RAMとROMとを含み得る。メモリ1830は、プロセッサ1840によって実行されたとき、デバイス1805に本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1835を記憶し得る。コード1835は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。場合によっては、コード1835は、プロセッサ1840によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ1830は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含んでいることがある。
【0381】
[0389] プロセッサ1840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、GPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1840に組み込まれ得る。プロセッサ1840は、デバイス1805に様々な機能(たとえば、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする機能またはタスク)を実施させるための、メモリ(たとえば、メモリ1830)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1805またはデバイス1805の構成要素は、プロセッサ1840とプロセッサ1840に結合されたメモリ1830とを含み得、プロセッサ1840とメモリ1830とは、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。
【0382】
[0390] 局間通信マネージャ1845は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1845は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためにUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1845は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0383】
[0391] 通信マネージャ1820は、本明細書で開示される例による、基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1820は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信すること、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。通信マネージャ1820は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。通信マネージャ1820は、スケジューリングオフセットに基づいて送信を介してUEと通信するための手段として構成されるか、またはそれをサポートし得る。
【0384】
[0392] 本明細書で説明される例に従って通信マネージャ1820を含むことまたは構成することによって、デバイス1805は、UE115および基地局105がPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングを決定することを可能にするシグナリング、ルール、および/または構成のための技法をサポートし得る。特に、本明細書で説明される技法は、UE115および基地局105がスケジュールされた送信のタイミングを効率的に決定することを可能にし得る。さらに、ワイヤレスデバイスがPDCCHの繰り返しを介してスケジュールされる送信のタイミングをより効率的に決定することを可能にすることによって、本明細書で説明される技法は、ワイヤレス通信システム内でPDCCHの繰り返しを使用して通信のより広範囲にわたる使用を可能にし、それによって、ワイヤレス通信の信頼性を改善し、送信ダイバーシティを改善し、干渉に対してワイヤレス通信をさらに保護し得る。
【0385】
[0393] いくつかの例では、通信マネージャ1820は、トランシーバ1815、1つまたは複数のアンテナ1825、またはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実施するように構成され得る。通信マネージャ1820は、別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ1820を参照しながら説明された1つまたは複数の機能は、プロセッサ1840、メモリ1830、コード1835、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード1835は、デバイス1805に、本明細書で説明されるPDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法の様々な態様を実施させるための、プロセッサ1840によって実行可能な命令を含み得、あるいはプロセッサ1840とメモリ1830とは、さもなければそのような動作を実施するかまたはサポートするように構成され得る。
【0386】
[0394]
図19は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、本明細書で説明されるUEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1900の動作は、
図1~
図14を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0387】
[0395] 1905において、本方法は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視すること、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、を行うことを含み得る。1905の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1905の動作の態様は、
図13を参照しながら説明された制御チャネル監視マネージャ1325によって実施され得る。
【0388】
[0396] 1910において、本方法は、監視することに少なくとも部分的に基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを基地局から受信すること、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うことを含み得る。1910の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1910の動作の態様は、
図13を参照しながら説明されたDCI受信マネージャ1330によって実施され得る。
【0389】
[0397] 1915において、本方法は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することを含み得る。1915の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1915の動作の態様は、
図13を参照しながら説明されたスケジューリングオフセットマネージャ1335によって実施され得る。
【0390】
[0398] 1920において、本方法は、スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて送信を介して基地局と通信することを含み得る。1920の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、1920の動作の態様は、
図13を参照しながら説明された基地局通信マネージャ1340によって実施され得る。
【0391】
[0399]
図20は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする方法2000を示すフローチャートを示す。方法2000の動作は、本明細書で説明されるUEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2000の動作は、
図1~
図14を参照しながら説明されたUE115によって実施され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0392】
[0400] 2005において、本方法は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットを監視すること、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットは、第1のTTI中に少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補を含み、第1のTTIの後にある第2のTTI中に最後のダウンリンク制御チャネル候補を含む、を行うことを含み得る。2005の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、2005の動作の態様は、
図13を参照しながら説明された制御チャネル監視マネージャ1325によって実施され得る。
【0393】
[0401] 2010において、本方法は、監視することに少なくとも部分的に基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを基地局から受信すること、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うことを含み得る。2010の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、2010の動作の態様は、
図13を参照しながら説明されたDCI受信マネージャ1330によって実施され得る。
【0394】
[0402] 2015において、本方法は、DCIの第1の繰り返しが第1のダウンリンク制御チャネル候補内で検出されるのか、DCIの第2の繰り返しが最後のダウンリンク制御チャネル候補内で検出されるのか、または第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方が、それぞれ、第1のダウンリンク制御チャネル候補と最後のダウンリンク制御チャネル候補との内で検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用することを含み得る。2015の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、2015の動作の態様は、
図13を参照しながら説明されたスケジューリングオフセットマネージャ1335によって実施され得る。
【0395】
[0403] 2020において、本方法は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することを含み得る。2020の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、2020の動作の態様は、
図13を参照しながら説明されたスケジューリングオフセットマネージャ1335によって実施され得る。
【0396】
[0404] 2025において、本方法は、スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて送信を介して基地局と通信することを含み得る。2025の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、2025の動作の態様は、
図13を参照しながら説明された基地局通信マネージャ1340によって実施され得る。
【0397】
[0405]
図21は、本開示の態様による、PDCCHの繰り返しのためのタイミング関係のための技法をサポートする方法2100を示すフローチャートを示す。方法2100の動作は、本明細書で説明される基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2100の動作は、
図1~
図10および
図15~
図18を参照しながら説明された基地局105によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。
【0398】
[0406] 2105において、本方法は、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補のセット内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補のセットの最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信すること、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、を行うことを含み得る。2105の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、2105の動作の態様は、
図17を参照しながら説明されたDCI送信マネージャ1725によって実施され得る。
【0399】
[0407] 2110において、本方法は、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することを含み得る。2110の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、2110の動作の態様は、
図17を参照しながら説明されたスケジューリングオフセットマネージャ1730によって実施され得る。
【0400】
[0408] 2115において、本方法は、スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて送信を介してUEと通信することを含み得る。2115の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、2115の動作の態様は、
図17を参照しながら説明されたUE通信マネージャ1735によって実施され得る。
【0401】
[0409] 以下は、本開示の態様の概観を提供する。
【0402】
[0410] 態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補を監視することと、複数のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中の少なくとも第1のダウンリンク制御チャネル候補と、第1のTTIの後にある第2のTTI中の最後のダウンリンク制御チャネル候補とを備える、監視することに少なくとも部分的に基づいて、第1のダウンリンク制御チャネル候補または最後のダウンリンク制御チャネル候補のうちの1つ内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを基地局から受信することと、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて送信を介して基地局と通信することとを備える、方法。
【0403】
[0411] 態様2:最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいてスケジューリングオフセットを適用することは、DCIの第1の繰り返しが第1のダウンリンク制御チャネル候補内で検出されるのか、DCIの第2の繰り返しが最後のダウンリンク制御チャネル候補内で検出されるのか、または第1の繰り返しと第2の繰り返しとの両方が、それぞれ、第1のダウンリンク制御チャネル候補と最後のダウンリンク制御チャネル候補との内で検出されるのかにかかわらずスケジューリングオフセットを適用することを備える、態様1に記載の方法。
【0404】
[0412] 態様3:DCIによってスケジュールされた送信が、CSI-RSを備え、ここにおいて、送信を介して基地局と通信することは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて適用されるスケジューリングオフセットに従ってCSI-RSを受信することを備える、態様1から2のいずれかに記載の方法。
【0405】
[0413] 態様4:基地局から、トリガ状態構成のセットを示すRRCメッセージを受信することと、DCIの少なくとも1つの繰り返しを介して、トリガ状態構成のセット内に含まれるトリガ状態構成の指示を受信することと、ここにおいて、CSI-RSを受信することは、トリガ状態構成に少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様3に記載の方法。
【0406】
[0414] 態様5:スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補の最後のシンボルとCSI-RSの第1のシンボルとの間のオフセットを備える、態様3から4のいずれかに記載の方法。
【0407】
[0415] 態様6:スケジューリングオフセットとUEのビーム切替えしきい値との比較に少なくとも部分的に基づいてCSI-RSを受信するためのQCL構成を決定すること、ここにおいて、CSI-RSは、QCL構成に従って受信される、をさらに備える、態様3から5のいずれかに記載の方法。
【0408】
[0416] 態様7:スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値以上であることに少なくとも部分的に基づいて、DCIに少なくとも部分的に基づいて決定される1つまたは複数のTCI状態に少なくとも部分的に基づいてQCL構成を決定することをさらに備える、態様6に記載の方法。
【0409】
[0417] 態様8:基地局から、CSI-RSに関連するリソースのセット内でダウンリンク送信を受信することと、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク送信に少なくとも部分的に基づいて決定される1つまたは複数のTCI状態に少なくとも部分的に基づいてQCL構成を決定することとをさらに備える、態様6から7のいずれかに記載の方法。
【0410】
[0418] 態様9:スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、UEによって監視される探索空間セットの最後のTTI内の制御リソースセットに関連するQCL構成を決定することをさらに備える、態様6から8のいずれかに記載の方法。
【0411】
[0419] 態様10:スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、CSI-RSに関連するサービングセルの最も低いアクティブ化されたTCI状態に関連するQCL構成を決定することをさらに備える、態様6から9のいずれかに記載の方法。
【0412】
[0420] 態様11:基地局に、UEのビーム切替えしきい値の指示を送信することと、スケジューリングオフセットとビーム切替えしきい値との比較に少なくとも部分的に基づいてCSI-RSの受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここにおいて、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて受信される、をさらに備える、態様6から10のいずれかに記載の方法。
【0413】
[0421] 態様12:DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルのSCSに少なくとも部分的に基づいてCSI-RSの受信に関連するタイミング遅延を決定することと、タイミング遅延に少なくとも部分的に基づいてUEの調整されたビーム切替えしきい値を決定することと、スケジューリングオフセットと調整されたビーム切替えしきい値との比較に少なくとも部分的に基づいてCSI-RSの受信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここにおいて、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて受信される、をさらに備える、態様6から11のいずれかに記載の方法。
【0414】
[0422] 態様13:DCIによってスケジュールされた送信が、ダウンリンク共有チャネル送信、CSI-RS、またはその両方を備える、ここにおいて、送信を介して基地局と通信することは、基地局から、最小スケジューリングオフセットに従ってダウンリンク共有チャネル送信、CSI-RS、またはその両方を受信すること、最小スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて適用されるスケジューリングオフセット以下である、を備える、態様1から12のいずれかに記載の方法。
【0415】
[0423] 態様14:DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルに関連する第1のSCSを決定することと、DCIによってスケジュールされた送信が実施されることになるチャネルに関連する第2のSCSを決定することと、ここにおいて、最小スケジューリングオフセットは、第1のSCSと第2のSCSとの比較に少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様13に記載の方法。
【0416】
[0424] 態様15:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、ここにおいて、送信を介して基地局と通信することは、基地局に、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて適用されるスケジューリングオフセットの後にSRSのセットを送信することを備える、態様1から14のいずれかに記載の方法。
【0417】
[0425] 態様16:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、本方法は、基地局から、スケジューリングオフセットの指示を備えるRRCメッセージを受信することをさらに備える、態様1から15のいずれかに記載の方法。
【0418】
[0426] 態様17:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、スケジューリングオフセットは、第2のTTIと送信のTTIとの間のTTIの量を備える、態様1から16のいずれかに記載の方法。
【0419】
[0427] 態様18:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、本方法は、基地局から、CSI-RSを受信することと、CSI-RSのための1つまたは複数の測定を実施することと、1つまたは複数の測定に少なくとも部分的に基づいてSRSのセットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいてSRSのセットを送信することとをさらに備える、態様1から17のいずれかに記載の方法。
【0420】
[0428] 態様19:1つまたは複数のパラメータがSRSのセットのためのプリコーダを備える、態様18に記載の方法。
【0421】
[0429] 態様20:CSI-RSが第2のTTI内で受信される、態様18から19のいずれかに記載の方法。
【0422】
[0430] 態様21:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、本方法は、基地局から、CSI-RSの受信に関連するTTIオフセットの指示を受信することと、TTIオフセットと第2のTTIとに少なくとも部分的に基づいてCSI-RSの受信のためのリソースを決定することと、リソース内でCSI-RSを受信することと、CSI-RSに少なくとも部分的に基づいてSRSのセットを送信することとをさらに備える、態様1から20のいずれかに記載の方法。
【0423】
[0431] 態様22:DCIは、UE、グループ共通のDCI、またはその両方に固有であるDCIを備える、態様1から21のいずれかに記載の方法。
【0424】
[0432] 態様23:DCIを介して、DCIの最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更を受信することと、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更が、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて適用されるスケジューリングオフセットの後に適用されることになると決定することとをさらに備える、態様1から22のいずれかに記載の方法。
【0425】
[0433] 態様24:基地局から、DCIによってスケジュールされた送信に関連する第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとを示すRRCメッセージを受信すること、ここにおいて、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更は、第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様23に記載の方法。
【0426】
[0434] 態様25:DCIによってスケジュールされた送信は、PDSCH送信、PUSCH送信、またはその両方を備え、スケジューリングオフセットは、PDSCH送信に関連する最小K0値、PUSCH送信に関連する最小K2値、またはその両方を備える、態様1から24のいずれかに記載の方法。
【0427】
[0435] 態様26:第1のTTIと第2のTTIとがそれぞれスロットである、態様1から25のいずれかに記載の方法。
【0428】
[0436] 態様27:基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、互いに関連付けられる複数のダウンリンク制御チャネル候補内でUEに、複数のダウンリンク制御チャネル候補の第1のダウンリンク制御チャネル候補または複数のダウンリンク制御チャネル候補の最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの少なくとも1つの繰り返しを送信することと、第1のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTI中にあり、最後のダウンリンク制御チャネル候補は、第1のTTIの後にある第2のTTI中にあり、DCIは、基地局とUEとの間の送信をスケジュールする、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて送信に関連するスケジューリングオフセットを適用することと、スケジューリングオフセットに少なくとも部分的に基づいて送信を介してUEと通信することとを備える、方法。
【0429】
[0437] 態様28:DCIの少なくとも1つの繰り返しを送信することは、第1のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの第1の繰り返しを送信することと、最後のダウンリンク制御チャネル候補内でDCIの第2の繰り返しを送信することとを備える、態様27に記載の方法。
【0430】
[0438] 態様29:DCIによってスケジュールされた送信が、CSI-RSを備え、ここにおいて、送信を介してUEと通信することは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて適用されるスケジューリングオフセットに従ってCSI-RSを送信することを備える、態様27から28のいずれかに記載の方法。
【0431】
[0439] 態様30:UEに、トリガ状態構成のセットを示すRRCメッセージを送信することと、DCIの少なくとも1つの繰り返しを介して、トリガ状態構成のセット内に含まれるトリガ状態構成の指示を送信することと、ここにおいて、CSI-RSを送信することは、トリガ状態構成に少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様29に記載の方法。
【0432】
[0440] 態様31:スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補の最後のシンボルとCSI-RSの第1のシンボルとの間のオフセットを備える、態様29から30のいずれかに記載の方法。
【0433】
[0441] 態様32:スケジューリングオフセットとUEのビーム切替えしきい値との比較に少なくとも部分的に基づいてCSI-RSを送信するためのQCL構成を決定すること、ここにおいて、CSI-RSは、QCL構成に従って送信される、をさらに備える、態様29から31のいずれかに記載の方法。
【0434】
[0442] 態様33:スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値以上であることに少なくとも部分的に基づいて、DCIに少なくとも部分的に基づいて決定される1つまたは複数のTCI状態に少なくとも部分的に基づいてQCL構成を決定することをさらに備える、態様32に記載の方法。
【0435】
[0443] 態様34:UEに、CSI-RSに関連するリソースのセット内でダウンリンク送信を送信することと、スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク送信に少なくとも部分的に基づいて決定される1つまたは複数のTCI状態に少なくとも部分的に基づいてQCL構成を決定することとをさらに備える、態様32から33のいずれかに記載の方法。
【0436】
[0444] 態様35:スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、UEによって監視される探索空間セットの最後のTTI内の制御リソースセットに関連するQCL構成を決定することをさらに備える、態様32から34のいずれかに記載の方法。
【0437】
[0445] 態様36:スケジューリングオフセットがUEのビーム切替えしきい値よりも小さいことに少なくとも部分的に基づいて、CSI-RSに関連するサービングセルの最も低いアクティブ化されたTCI状態に関連するQCL構成を決定することをさらに備える、態様32から35のいずれかに記載の方法。
【0438】
[0446] 態様37:UEから、UEのビーム切替えしきい値の指示を受信することと、スケジューリングオフセットとビーム切替えしきい値との比較に少なくとも部分的に基づいてCSI-RSの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここにおいて、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて送信される、をさらに備える、態様32から36のいずれかに記載の方法。
【0439】
[0447] 態様38:DCIの少なくとも1つの繰り返しが送信されたダウンリンク制御チャネル(downlink control channel)のSCSに少なくとも部分的に基づいてCSI-RSの送信に関連するタイミング遅延を決定することと、タイミング遅延に少なくとも部分的に基づいてUEの調整されたビーム切替えしきい値を決定することと、スケジューリングオフセットと調整されたビーム切替えしきい値との比較に少なくとも部分的に基づいてCSI-RSの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、ここにおいて、CSI-RSは、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて送信される、をさらに備える、態様32から37のいずれかに記載の方法。
【0440】
[0448] 態様39:DCIによってスケジュールされた送信が、ダウンリンク共有チャネル送信、CSI-RS、またはその両方を備える、ここにおいて、送信を介してUEと通信することは、UEに、最小スケジューリングオフセットに従ってダウンリンク共有チャネル送信、CSI-RS、またはその両方を送信すること、最小スケジューリングオフセットは、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて適用されるスケジューリングオフセット以下である、を備える、態様27から38のいずれかに記載の方法。
【0441】
[0449] 態様40:DCIの少なくとも1つの繰り返しが受信されたダウンリンク制御チャネルに関連する第1のSCSを決定することと、DCIによってスケジュールされた送信が実施されることになるチャネルに関連する第2のSCSを決定することと、ここにおいて、最小スケジューリングオフセットは、第1のSCSと第2のSCSとの比較に少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様39に記載の方法。
【0442】
[0450] 態様41:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、ここにおいて、送信を介して基地局と通信することは、UEから、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて適用されるスケジューリングオフセットの後にSRSのセットを受信することを備える、態様27から40のいずれかに記載の方法。
【0443】
[0451] 態様42:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、本方法は、UEに、スケジューリングオフセットの指示を備えるRRCメッセージを送信することをさらに備える、態様27から41のいずれかに記載の方法。
【0444】
[0452] 態様43:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、スケジューリングオフセットは、第2のTTIと送信のTTIとの間のTTIの量を備える、態様27から42のいずれかに記載の方法。
【0445】
[0453] 態様44:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、本方法は、UEに、CSI-RSを送信することと、CSI-RSに少なくとも部分的に基づいてSRSのセットの送信に関連する1つまたは複数のパラメータを決定することと、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいてSRSのセットを受信することとをさらに備える、態様27から43のいずれかに記載の方法。
【0446】
[0454] 態様45:1つまたは複数のパラメータがSRSのセットのためのプリコーダを備える、態様44に記載の方法。
【0447】
[0455] 態様46:CSI-RSが第2のTTI内で送信される、態様44から45のいずれかに記載の方法。
【0448】
[0456] 態様47:DCIによってスケジュールされた送信が、SRSのセットを備え、本方法は、UEに、CSI-RSの送信に関連するTTIオフセットの指示を送信することと、TTIオフセットと第2のTTIとに少なくとも部分的に基づいてCSI-RSの送信のためのリソースを決定することと、リソース内でCSI-RSを送信することと、CSI-RSに少なくとも部分的に基づいてSRSのセットを受信することとをさらに備える、態様27から46のいずれかに記載の方法。
【0449】
[0457] 態様48:DCIは、UE、グループ共通のDCI、またはその両方に固有であるDCIを備える、態様27から47のいずれかに記載の方法。
【0450】
[0458] 態様49:DCIを介して、DCIの最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更を送信することと、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更が、最後のダウンリンク制御チャネル候補のタイミングに少なくとも部分的に基づいて適用されるスケジューリングオフセットの後に適用されることになると決定することとをさらに備える、態様27から48のいずれかに記載の方法。
【0451】
[0459] 態様50:UEに、DCIによってスケジュールされた送信に関連する第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとを示すRRCメッセージを送信すること、ここにおいて、最小スケジューリングオフセットインジケータフィールドの1つまたは複数の値の変更は、第1の最小スケジューリングオフセットと第2の最小スケジューリングオフセットとに少なくとも部分的に基づく、をさらに備える、態様49に記載の方法。
【0452】
[0460] 態様51:DCIによってスケジュールされた送信は、PDSCH送信、PUSCH送信、またはその両方を備え、スケジューリングオフセットは、PDSCH送信に関連する最小K0値、PUSCH送信に関連する最小K2値、またはその両方を備える、態様27から50のいずれかに記載の方法。
【0453】
[0461] 態様52:第1のTTIと第2のTTIとがそれぞれスロットである、態様27から51のいずれかに記載の方法。
【0454】
[0462] 態様53:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、装置に態様1から26のいずれかに記載の方法を実施させるために少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0455】
[0463] 態様54:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1から26のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0456】
[0464] 態様55:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から26のいずれかに記載の方法を実施するために少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0457】
[0465] 態様56:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、装置に態様27から52のいずれかに記載の方法を実施させるために少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0458】
[0466] 態様57:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、態様27から52のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0459】
[0467] 態様58:基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様27から52のいずれかに記載の方法を実施するために少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0460】
[0468] 本明細書で説明される方法は、可能な実装形態を説明すること、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0461】
[0469] LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様は例として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明した技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていないさらなるシステムおよび無線技術を含む他のシステムおよび無線技術に適用され得る。
【0462】
[0470] 本明細書で説明された情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0463】
[0471] 本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、GPU、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0464】
[0472] 本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、例の中でも、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、および/または関数を意味すると広く解釈されたい。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。
【0465】
[0473] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、相変化メモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0466】
[0474] 特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用される、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じ様式で解釈されるものとする。本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使われるとき、「および/または」という用語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で利用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが利用され得ることを意味する。たとえば、組成が、構成要素A、B、および/またはCを含んでいると記述されている場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。
【0467】
[0475] 添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有する場合がある。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0468】
[0476] 添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を説明しており、実装され得るか、または特許請求の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例」という用語は、「例、事例、または例示として働く」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0469】
[0477] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示の様々な修正は当業者には明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【国際調査報告】