(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-22
(54)【発明の名称】退去プロシージャを調整する方法、デバイス、およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 68/00 20090101AFI20240115BHJP
H04W 88/06 20090101ALI20240115BHJP
H04W 76/27 20180101ALI20240115BHJP
【FI】
H04W68/00
H04W88/06
H04W76/27
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023525501
(86)(22)【出願日】2021-01-07
(85)【翻訳文提出日】2023-06-01
(86)【国際出願番号】 CN2021070601
(87)【国際公開番号】W WO2022147708
(87)【国際公開日】2022-07-14
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】リー, ウェンティン
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ヘ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本開示は、複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)を含む1つ以上のデバイス、または複数のネットワークと1つの加入者識別モジュール(SIM)を接続する1つ以上のデバイスのための退去プロシージャを調整するための信号リソースを構成する方法、システム、およびデバイスを説明する。1つの方法は、ユーザ機器(UE)によって、UEによって、特定のシナリオに応答して退去タイプを決定し、退去タイプまたは特定のシナリオのうちの少なくとも1つに基づいて退去プロシージャを調整することによって、UEによって、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)によって、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成することを含み、前記退去プロシージャを構成することは、
前記UEによって、特定のシナリオに応答して退去タイプを決定することと、
前記UEによって、前記退去タイプまたは前記特定のシナリオのうちの少なくとも1つに基づいて退去プロシージャを調整することと
によって行う、方法。
【請求項2】
前記UEは、
複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)に前記複数のネットワークを登録すること、または、
加入者識別モジュール(SIM)に前記複数のネットワークに登録すること
のうちの少なくとも1つによって、前記複数のネットワークに登録する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のネットワークは、
第1のRANと第2のRANとを備えている複数の無線アクセスネットワーク(RAN)、
第1のCNと第2のCNとを備えている複数のコアネットワーク(CN)、または、
RANおよびCN
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記退去タイプは、
前記第1のRANとのアイドルまたは非アクティブ状態に前記UEを移行させる切り替え通知プロシージャのための長期退去タイプ、
前記第1のRANとのRRC_CONNECTEDに前記UEを保つ切り替え通知プロシージャのための周期的退去タイプ、または、
前記第1のRANとのRRC_CONNECTEDに前記UEを保つ切り替え通知プロシージャのための1回限り退去タイプ
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1-3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記UEによって、データサービスまたは音声サービスに応答して長期退去タイプを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記特定のシナリオに応答して前記退去タイプを決定することは、
前記UEによって、以下のシナリオ:
上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、
MOシグナリング、または、
無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャ
のうちの少なくとも1つに応答して、長期退去タイプを使用すべきか、短期退去タイプを使用すべきかを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記上位層トリガCPプロシージャが、登録プロシージャを備えているか、
前記MOシグナリングが、ショートメッセージサービス(SMS)を備えているか、または、
前記RRCトリガCPプロシージャが、ルーティングエリア更新(RAU)を備えている、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記上位層は、UE非アクセス層(NAS)層を備え、
下位層は、UEアクセス層(AS)層を備え、
前記上位層は、前記退去タイプを決定し、前記上位層トリガCPプロシージャおよび前記MOシグナリングのための前記退去タイプを前記下位層に示す、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記上位層は、トリガ理由と予期される持続時間とを備えている指示を前記下位層に送信し、
前記下位層は、前記指示に従って前記退去プロシージャをトリガする、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記退去タイプを長期退去として決定することに応答して、
前記UE AS層は、UE補助情報を前記第1のRANに送信し、それによって、前記第1のRANは、非アクティブ状態に入るべきか、アイドル状態に入るべきかを決定し、前記UE補助情報は、モバイル終端(MT)フィルタ情報を備えている、請求項1-3のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記UEは、周期的切り替えに応答して、退去タイプを周期的退去として決定し、前記周期的切り替えは、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信、
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項1-3のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記UEは、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信、
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに関する1つ以上のギャップパターンを前記第1のRANに示す、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記退去タイプが周期的退去として決定されることに応答して、
前記UEによって、切り替え通知を前記第1のRANに送信することと、
前記UEによって、前記第1のRANから構成メッセージを受信することと
をさらに含む、請求項1-3のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記切り替え通知は、1つ以上のギャップパターンを備えている、請求項13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
1つ以上のギャップパターンのための構成を備えている前記構成メッセージをさらに備えている、請求項13のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記1つ以上のギャップパターンは、
少なくとも1つのギャップパターンに関する基準サブキャリア間隔(SCS)、ギャップ開始時間、ギャップ繰り返し周期、持続時間、1つ以上のギャップ目的の少なくとも1つの組を備えている、請求項12-13x2に記載の方法。
【請求項17】
前記ギャップの持続時間は、
Tの数、または、
シンボルの数
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記基準SCSは、前記第1のRANの初期帯域幅部分(BWP)のSCSを使用することによって暗示的に示される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ギャップ目的は、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記UEは、
近隣セルまたはサービングセルのうちの少なくとも1つからシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)またはシステム情報(SI)を受信すること、
無線アクセスネットワーク/コアネットワーク(RAN/CN)ページング応答、
上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、
MOシグナリング、
無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャ、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに応答して、前記退去タイプを前記1回限り退去タイプとして決定する、請求項1-4のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記上位層トリガCPプロシージャが、登録プロシージャを備えているか、
前記MOシグナリングが、ショートメッセージサービス(SMS)を備えているか、
前記RRCトリガCPプロシージャが、ルーティングエリア更新(RAU)を備えているか、または、
前記RAN/CNページング応答が、ビジー指示を備えている、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記退去タイプが前記1回限り退去タイプとして決定されることに応答して、
前記UEによって、切り替え通知を前記第1のRANに送信することと、
前記UEによって、前記第1のRANから切り替え応答を受信することと
をさらに含む、請求項20のいずれかに記載の方法。
【請求項23】
前記切り替え通知は、
ギャップモードを伴うRRCシグナリング、
1回限り退去指示、
退去持続時間、または、
退去原因
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記UEは、以下のシナリオ:
周波数内検出、周波数間検出、または無線アクセス技術間(RAT間)検出のうちの少なくとも1つを備えているセル再選択のための測定、
近隣セルまたはサービングセルのうちの少なくとも1つからシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)またはシステム情報(SI)を受信すること、
無線アクセスネットワーク/コアネットワーク(RAN/CN)ページング応答、
上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、
MOシグナリング、または、
無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャ
のうちの少なくとも1つを備えている退去トリガ原因を前記第1のRANに示す、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記切り替え応答は、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを備えている、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記ギャップモードは、
長期スケジューリングギャップ、
時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップ、または、
自律ギャップ
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項23-25に記載の方法。
【請求項27】
前記ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして構成されることに応答して、
ギャップ持続時間は、退去持続時間に等しく、
前記UEは、前記ギャップ持続時間中、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)受信を避ける、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記ギャップモードがTDMパターンを伴うギャップとして決定されることに応答して、
前記UEは、短期退去持続時間中、複数のギャップを前記第2のRANと周期的に通信する、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記UEは、前記第2のネットワークに前記TDMパターンを伴うギャップを示す、
請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記TDMパターンは、
1つ以上のサブフレームのためのビットマップ、
1つ以上のフレームのためのビットマップ、または、
開始時間、持続時間、周期、基準SCSに関する1つ以上の指示
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項28-29に記載の方法。
【請求項31】
前記ギャップモードが自律ギャップとして決定されることに応答して、
ギャップ持続時間中、前記UEは、前記第1のRANまたは前記第2のRANとの通信を決定する、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
前記UEは、前記第1のRANから前記ギャップモードの情報を受信し、
前記UEは、前記ギャップモードの前記情報に基づいて前記第1のRANから退去する、請求項22-30のいずれかに記載の方法。
【請求項33】
前記UEは、
前記ギャップモード構成を受信したとき、タイマを開始すること、
前記第2のネットワークを用いたプロシージャが終了したとき、前記タイマを停止すること、または、
前記タイマが満了したとき、前記第2のネットワーク上の前記プロシージャを中止し、前記第1のRANに戻って再開すること
のうちの少なくとも1つによって、タイマを使用し、前記ギャップ持続時間を制御する、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記タイマの長さは、前記ギャップモードにおいて構成されたギャップ持続時間に等しい、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記ギャップ持続時間は、システム情報(SI)内でブロードキャストされるか、または、
前記ギャップ持続時間は、前記RANノードによって専用のシグナリングを通して構成される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記ギャップ持続時間は、
前記長期スケジューリングギャップに関するギャップ持続時間、
時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップに関するギャップ持続時間、または、
自律ギャップに関するギャップ持続時間
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記UEが前記第1のRANから前記ギャップモードのいかなる情報も受信しないことに応答して、前記UEは、ギャップモードを実装するか、または、前記第1のRANと接続された状態を保つ、請求項22に記載の方法。
【請求項38】
前記UEは、短期退去プロシージャが前記第1のRAN上で生じることを前記第2のRANに通知するか、または、
前記UEは、
モビリティプロシージャ、
測定プロシージャ、
二重接続(DC)関連プロシージャ、または、
キャリアアグリゲーション(CA)関連プロシージャ
のうちの少なくとも1つを避けるための指示を前記第2のRANに通知する、請求項22に記載の方法。
【請求項39】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、退去補助情報を示す切り替え通知を受信することと、
前記RANノードによって、退去構成のための切り替え構成を決定することと、
前記RANノードによって、切り替え応答をユーザ機器(UE)に送信することと
を含む、方法。
【請求項40】
前記RANノードによって、コアネットワーク(CN)から切り替え通知または解放指示を受信し、非アクティブ状態に入るべきか、アイドル状態に入るべきかを決定することを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記RANノードによって、前記UEから前記切り替え通知を受信することをさらに含み、前記切り替え通知は、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)検出、
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに関する1つ以上のギャップパターンを備えている、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記RANノードは、前記1つ以上のギャップパターンに基づいて、1つ以上のギャップ予約を決定する、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記RANノードは、1つ以上のギャップパターンを備えている前記切り替え応答を前記UEに送信する、請求項39に記載の方法。
【請求項44】
前記1つ以上のギャップパターンは、
少なくとも1つのギャップパターンに関する基準サブキャリア間隔(SCS)、ギャップ開始時間、ギャップ繰り返し周期、持続時間の少なくとも1つの組を含む、請求項41-43のいずれかに記載の方法。
【請求項45】
前記ギャップ目的は、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または、
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記ギャップの持続時間は、
Tの数、または
シンボルの数
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記RANノードは、SCSを受信しないことに応答して、初期帯域幅部分(BWP)のSCSを使用する、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
ギャップモードを伴うRRCシグナリング、
1回限り退去指示、
退去持続時間、または、
退去原因
のうちの少なくとも1つを備えている前記切り替え通知を備えている、請求項39に記載の方法。
【請求項49】
前記退去原因は、以下のシナリオ:
周波数内検出、周波数間検出、または無線アクセス技術間(RAT間)検出のうちの少なくとも1つを備えているセル再選択のための測定、
近隣セルまたはサービングセルのうちの少なくとも1つからシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)またはシステム情報(SI)を受信すること、
無線アクセスネットワーク/コアネットワーク(RAN/CN)ページング応答、
上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、
MOシグナリング、または、
無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャ
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記切り替え応答は、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを備えている、請求項39に記載の方法。
【請求項51】
前記ギャップモードは、
長期スケジューリングギャップ、
時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップ、または、
自律ギャップ
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項48-50のいずれかに記載の方法。
【請求項52】
前記ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして決定されることに応答して、
ギャップ持続時間は、退去持続時間に等しく、
前記RANノードは、前記ギャップ持続時間中、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)スケジューリングを避ける、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記ギャップモードがTDMパターンを伴うギャップとして決定されることに応答して、前記RANノードは、短期退去持続時間中、複数のギャップを周期的に予約する、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記RANノードは、短期退去持続時間中、前記予約された複数の周期的ギャップにおける前記DLおよびULスケジューリングを避ける、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記RANノードは、前記UEからの推奨、進行中サービス、または無線環境に基づいてTDMパターンを決定する、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
前記TDMパターンを伴うギャップモードに関するギャップ持続時間がシステム情報(SI)内でブロードキャストされること、または、
前記TDMパターンを伴うギャップモードに関するギャップ持続時間が専用のシグナリングを通して構成されること
をさらに含む、請求項51に記載の方法。
【請求項57】
前記TDMパターンは、
1つ以上のサブフレームのためのビットマップ、
1つ以上のフレームのためのビットマップ、または、
開始時間、持続時間、周期、基準SCSに関する1つ以上の指示
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項53-56のいずれかに記載の方法。
【請求項58】
前記ギャップモードが自律ギャップとして決定されることに応答して、
前記RANノードは、前記自律ギャップモードを前記UEに示す、請求項51に記載の方法。
【請求項59】
前記ギャップ持続時間は、システム情報(SI)内でブロードキャストされるか、または、
前記ギャップ持続時間は、前記RANノードによって専用のシグナリングを通して構成される、請求項51に記載の方法。
【請求項60】
前記ギャップ持続時間は、
前記長期スケジューリングギャップに関するギャップ持続時間、
時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップに関するギャップ持続時間、または、
自律ギャップに関するギャップ持続時間
のうちの少なくとも1つを含む、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記RANノードは、
前記ギャップモード構成を送信すると、または、前記UEから確認を受信すると、前記タイマを開始することと、
前記UEから折り返し受信したことを伴うプロシージャが示すとき、前記タイマを停止することと、
前記タイマが停止または満了すると、前記スケジューリングを復活させることと
のうちの少なくとも1つによって、タイマを使用し、前記ギャップ持続時間を制御する、請求項51に記載の方法。
【請求項62】
前記タイマの長さは、各ギャップモードのために構成されたギャップ持続時間に等しい、
請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記RANノードは、
1つ以上の進行中サービスタイプ、または、
1つ以上のプロトコルデータユニット(PDU)セッションのサービス品質(QoS)、
のうちの少なくとも1つに基づいて前記ギャップモードを決定する、請求項51に記載の方法。
【請求項64】
前記第1のRANは、いかなるギャップも割り当てることなく、前記UEからの切り替え通知を拒否する、請求項39に記載の方法。
【請求項65】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
RANノードによって、単純なプロシージャ指示の情報を受信することと、
前記RANノードによって、前記情報を受信すると、特定のプロシージャをトリガすることを避けることと
を含む、方法。
【請求項66】
前記単純なプロシージャ指示は、短期退去プロシージャが他のネットワーク上で生じていること、または前記特定のプロシージャを避けることを示すための指示を前記RANノードに通知する、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記特定のプロシージャは、
モビリティプロシージャ、
測定プロシージャ、
二重接続(DC)関連プロシージャ、または、
キャリアアグリゲーション(CA)関連プロシージャ
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項65-66のいずれかに記載の方法。
【請求項68】
前記モビリティプロシージャは、
ハンドオーバプロシージャ、または、
リダイレクトプロシージャ
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記測定プロシージャは、任意の目的を伴う測定構成を備えている、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記DC関連プロシージャは、
シーケンス番号(SN)追加、
SN修正、または、
SN解放
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
前記CA関連プロシージャは、
二次セル(SCell)追加、
SCell修正、または、
SCell解放
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記RANノードは、RRCシグナリングを通して前記UEから前記情報を受信する、
請求項65に記載の方法。
【請求項73】
前記RRCシグナリングは、
RRCSetupCompleteまたはRRCResumeCompleteメッセージを備えているMsg 5、または、
1つ以上の確立原因を備えているMsg 3
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
原因が、
前記UEおよび前記第1のRAN、
前記UEおよびコアネットワーク(CN)ノード、
前記第1のRANおよび前記CNノード、
前記第2のRANおよび前記CNノード、または
前記第1のRANおよび前記第2のRAN
のうちの少なくとも1つの間のマルチSIMまたは複数のネットワーク接続を示すために追加される、請求項1-73のいずれかに記載の方法。
【請求項75】
プロセッサとメモリとを備えている無線通信装置であって、前記プロセッサは、前記メモリからコードを読み取り、請求項1-74のいずれかに記載の方法を実装するように構成される、無線通信装置。
【請求項76】
記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体コードを備えているコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体コードは、プロセッサによって実行されると、請求項1-74のいずれかに記載の方法を前記プロセッサに実装させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信を対象とする。具体的に、本開示は、複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)を含む1つ以上のデバイス、または複数のネットワークを1つの加入者識別モジュール(SIM)と接続する1つ以上のデバイスのための退去プロシージャ(leaving procedure)を調整する方法、デバイス、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術は、ますます接続され、ネットワーク化された社会に世界を向かわせている。高速かつ短遅延の無線通信は、ユーザ機器と無線アクセスネットワークノード(限定ではないが、基地局を含む)との間における効率的なネットワークリソースの管理および配分に依拠する。新世代ネットワークが、高速、短遅延、および超信頼性通信能力を提供し、異なる産業およびユーザからの要件を満たすことが期待される。
【0003】
第5世代モバイル通信技術に関して、ユーザ機器(UE)、例えば、スマートフォンは、複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)を有し得る。UEは、2つ以上のネットワークノード、例えば、2つ以上の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードおよび/または2つ以上のコアネットワーク(CN)ノードに登録し、それに接続し得る。UEは、第1のネットワークと接続し得る。UEが第2のネットワークに接続する必要があるとき、UEは、種々のシナリオのために効率的なシステムを提供するように、第1のネットワークおよび第2のネットワークに関する退去プロシージャを構成および/または調整する必要がある。しかしながら、UEと2つ以上のネットワークとの間の退去プロシージャの詳細および退去プロシージャの構成/調整は、不明瞭なままであり、それは、効率的な無線通信システムを阻害する。
【0004】
本開示は、既存のシステムに関連付けられた課題/問題のうちの少なくともいくつかに対処し、無線通信の性能を改良する退去プロシージャおよびそれらの構成/調整に関する種々の実施形態を説明し得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本書は、無線通信のための方法、システム、およびデバイスに関し、より具体的に、複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)を含む1つ以上のデバイス、または複数のネットワークと1つの加入者識別モジュール(SIM)を接続する1つ以上のデバイスのための退去プロシージャを調整する方法、システム、およびデバイスに関する。複数のネットワークと1つの加入者識別モジュール(SIM)を接続する1つ以上のデバイスに関して、それは、以下の2つのシナリオを含む:ローミングUEに関して、それは、異なるスライスのために複数のネットワークを接続し得、それは、複数のネットワーク間でのUE調整も必要とし得る;専門アプリケーションのためのビデオ、撮像、およびオーディオ(VIAPA)に関して、それは、UEが1つのネットワークからのデータサービス、ページング、および別のネットワークからのデータサービスを同時に受信することを可能にするための実験手段を要求し得、それも、複数のネットワーク間でのUE調整を必要とする。
【0006】
一実施形態では、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、ユーザ機器(UE)によって、UEによって、特定のシナリオに応答して退去タイプを決定し、UEによって、退去タイプまたは特定のシナリオのうちの少なくとも1つに基づいて退去プロシージャを調整することによって、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成することを含む。
【0007】
別の実施形態では、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、退去タイプまたはシナリオを示す切り替え通知を受信することと、RANノードによって、退去タイプまたはシナリオのための切り替え構成を決定することと、RANノードによって、切り替え応答をユーザ機器(UE)に送信することとを含む。
【0008】
別の実施形態では、本開示は、無線通信のための方法を説明する。方法は、RANノードによって、単純なプロシージャ指示の情報を受信することと、RANノードによって、情報を受信すること、特定のプロシージャをトリガすることを避けることとを含む。
【0009】
いくつかの他の実施形態では、無線通信のための装置が、命令を記憶するメモリと、メモリと通信する処理回路網とを含み得る。処理回路網が命令を実行すると、処理回路網は、上記の方法を行うように構成される。
【0010】
いくつかの他の実施形態では、無線通信のためのデバイスが、命令を記憶する、メモリと、メモリと通信する処理回路網とを含み得る。処理回路網が命令を実行すると、処理回路網は、上記の方法を行うように構成される。
【0011】
いくつかの他の実施形態では、コンピュータ読み取り可能な媒体が、コンピュータによって実行されると、上記の方法をコンピュータに行わせる命令を備えている。
【0012】
上記および他の側面およびそれらの実装が、図面、説明、および請求項においてより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、2つ以上のネットワークノードと、1つ以上のユーザ機器とを含む無線通信システムのある例を示す。
【0014】
【
図2】
図2は、ネットワークノードのある例を示す。
【0015】
【0016】
【
図4】
図4は、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0017】
【
図5】
図5は、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0018】
【
図6】
図6は、無線通信のための方法のフロー図を示す。
【0019】
【
図7】
図7は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0020】
【
図8】
図8は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0021】
【
図9】
図9は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0022】
【
図10】
図10は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0023】
【
図11】
図11は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0024】
【
図12】
図12は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0025】
【
図13】
図13は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0026】
【
図14】
図14は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0027】
【
図15】
図15は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0028】
【
図16】
図16は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0029】
【
図17】
図17は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【0030】
【
図18】
図18は、無線通信のための例示的実施形態の概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本開示が、ここで、本開示の一部を形成し、例証として実施形態の具体的例を示す添付の図面を参照して、以降、詳細に説明されるであろう。しかしながら、本開示が、種々の異なる形態で具現化され得、したがって、対象とされまたは請求される主題が、下記に記載されることになる実施形態のいずれにも限定されないものとして解釈されることを意図することに留意されたい。
【0032】
本明細書および請求項全体を通して、用語は、明示的に記載される意味以外にも文脈において示唆または含意される微妙な意味を有し得る。同様に、本明細書に使用されるような語句「一実施形態では(in one embodiment)」または「いくつかの実施形態では(in some embodiments)」は、必ずしも同一の実施形態を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「別の実施形態では(in another embodiment)」または「他の実施形態では(in other embodiments)」は、必ずしも異なる実施形態を指すわけではない。本明細書に使用されるような語句「1つの実装では(in one implementation)」または「いくつかの実装では(in some implementations)」は、必ずしも同一の実装を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「別の実装では(in another implementation)」または「他の実装では(in other implementations)」は、必ずしも異なる実装を指すわけではない。例えば、請求される主題が、全体または一部を問わず、例示的実施形態または実装の組み合わせを含むことを意図している。
【0033】
一般に、専門用語は、少なくとも部分的に、文脈における使用から理解され得る。例えば、本明細書に使用されるような「および」、「または」、または「および/または」等の用語は、少なくとも部分的に、そのような用語が使用される文脈に依存し得る種々の意味を含み得る。典型的に、「または」は、A、B、またはC等のリストを関連付けるために使用される場合、ここでは包括的な意味で使用されるA、B、およびC、および、ここでは排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味することを意図している。加えて、本明細書に使用されるような用語「1つ以上の」または「少なくとも1つ」は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の意味で任意の特徴、構造、または特性を説明するために使用され得るか、または、複数形の意味で特徴、構造、または特性の組み合わせを説明するために使用され得る。同様に、再び、「a」、「an」、または「the」等の用語は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の使用を伝えるように、または複数形の使用を伝えるように理解され得る。加えて、用語「~に基づく」または「~によって決定される」は、必ずしも、因子の排他的セットを伝えることを意図しないように理解され得、代わりに、再び、少なくとも部分的に、文脈に応じて、必ずしも明確に説明されない追加の因子の存在を可能にし得る。
【0034】
本開示は、複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)を含む1つ以上のデバイスのための退去プロシージャを調整する方法およびデバイスを説明する。
【0035】
新世代(NG)モバイル通信システムは、ますます接続され、ネットワーク化された社会に世界を向かわせている。高速かつ短遅延の無線通信は、ユーザ機器と無線アクセスネットワークノード(限定ではないが、無線基地局を含む)との間における効率的なネットワークリソースの管理および配分に依拠する。新世代ネットワークが、高速、短遅延、および超信頼性通信能力を提供し、異なる産業およびユーザからの要件を満たすことが期待される。
【0036】
本開示は、初期アクセス情報をユーザ機器に伝送するための種々の実施形態を説明する。
図1は、2つ以上の無線ネットワークノード(118および119)と、1つ以上のユーザ機器(UE)(110、111、および112)とを含む無線通信システム100を示す。
【0037】
第5世代モバイル通信技術に関して、UE110、例えば、スマートフォンは、単一の加入者識別モジュール(SIM)または複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)を有し得る。UEが単一のSIMを有するとき、UEは、1つのネットワークノード118、例えば、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードおよび/またはコアネットワーク(CN)ノードに接続し得るか、または、2つ以上のネットワークノード(118および119)、例えば、2つのRANノードおよび/または2つのCNノードに接続し得る。UEが、マルチSIMを有するとき、UEは、2つ以上のネットワークノード(118および119)、例えば、2つのRANノード、2つのCNノード、および/または1つのRANノードおよび1つのCNノードに接続し得る。
【0038】
無線ネットワークノード(118および119)は、モバイル通信コンテキストにおけるNodeB(NB、例えば、gNB)であり得るネットワーク基地局を含み得る。UE(110、111、および/または112)の各々は、1つ以上の無線チャネル115を経由して、無線ネットワークノード(118および/または119)と無線で通信し得る。例えば、第1のUE110は、ある期間中、複数の無線チャネルを含むチャネルを経由して、第1のネットワークノード118と無線で通信し得、別の期間中、第1のUE110は、複数の無線チャネルを含むチャネルを経由して、第2のネットワークノード119と無線で通信し得る。
【0039】
UEが、マルチSIMを有するとき、UEは、マルチSIMデバイスと呼ばれ得る。マルチSIMを伴うUEは、2つ以上のネットワークにおいて登録し得る。例えば、UEの第1のSIM(USIM1)は、ネットワークA(第1のネットワーク)に登録し、UEの第2のSIM(USIM2)は、ネットワークB(第2のネットワーク)に登録する。USIM1が、ネットワークAと接続状態にあるとき、UEがネットワークB上である作業を行うことを決定すると、UEは、ネットワークAとある調整を行う必要がある。種々の実施形態では、「ネットワークB上でのある作業」は、いくつかのシナリオ、例えば、限定ではないが、以下のシナリオを含み得る。
【0040】
第1のシナリオは、ページング受信またはサービングセル測定のうちの少なくとも1つを含む周期的切り替えを含み得る。1つの実装では、シナリオは、以下のうちの少なくとも1つを含み得る:同期化信号ブロック(SSB)検出、および/または、ページング機会(PO)受信。
【0041】
第2のシナリオは、周波数内検出、周波数間検出、または無線アクセス技術間(RAT間)検出のうちの少なくとも1つを含むセル再選択のための測定を含み得る。1つの実装では、シナリオは、以下のうちの少なくとも1つを含み得る:サービングセル測定、周波数内セル検出、周波数内セル測定、周波数間セル検出、周波数間セル測定、無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、またはRAT間セル測定。
【0042】
第3のシナリオは、近隣セルまたはサービングセルのうちの少なくとも1つからシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)またはシステム情報(SI)を受信することを含み得る。
【0043】
第4のシナリオは、上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、モバイル発信(MO)シグナリング、または無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャのうちの少なくとも1つを含み得る。1つの実装では、上位層トリガCPプロシージャは、登録プロシージャを含み、MOシグナリングは、ショートメッセージサービス(SMS)を含み、または、RRCトリガCPプロシージャは、ルーティングエリア更新(RAU)を含む。
【0044】
第5のシナリオは、無線アクセスネットワーク/コアネットワーク(RAN/CN)ページング応答を含み得る。1つの実装では、RAN/CNページング応答は、ビジー指示を含む。
【0045】
第6のシナリオは、MOデータ/コールサービスを含み得る。
【0046】
本開示は、限定ではないが、上で議論されるような複数のシナリオを含む、少なくとも1つのシナリオのための退去プロシージャを調整するための種々の実施形態を説明する。本開示は、少なくとも1つのシナリオを異なる退去タイプに分類し、異なる退去タイプのための詳細な退去プロシージャを実施する、方法、システム、および記憶媒体を説明する。
【0047】
図2は、ネットワークノードまたはネットワーク基地局を実装するための電子デバイス200のある例を示す。例示的電子デバイス200は、UEおよび/または他の基地局との通信を伝送/受信するために、無線伝送/受信(Tx/Rx)回路網208を含み得る。電子デバイス200はまた、基地局を、他の基地局および/またはコアネットワークと通信させるためのネットワークインターフェース回路網209(例えば、光学または有線相互接続、イーサネット(登録商標)、および/または他のデータ伝送媒体/プロトコル)を含み得る。電子デバイス200は、随意に、オペレータ等と通信するための入/出力(I/O)インターフェース206を含み得る。
【0048】
電子デバイス200は、システム回路網204も含み得る。システム回路網204は、プロセッサ221および/またはメモリ222を含み得る。メモリ222は、オペレーティングシステム224と、命令226と、パラメータ228とを含み得る。命令226は、ネットワークノードの機能を実施するために、プロセッサ221のうちの1つ以上のために構成され得る。パラメータ228は、命令226の実行をサポートするためのパラメータを含み得る。例えば、パラメータは、ネットワークプロトコル設定、帯域幅パラメータ、無線周波数マッピング割り当て、および/または他のパラメータを含み得る。
【0049】
図3は、端末デバイス300(例えば、ユーザ機器(UE))を実装するための電子デバイスのある例を示す。UE300は、モバイルデバイス、例えば、スマートフォンまたは車両内に配置されるモバイル通信モジュールであり得る。UE300は、通信インターフェース302と、システム回路網304と、入/出力インターフェース(I/O)306と、ディスプレイ回路網308と、記憶装置309とを含み得る。ディスプレイ回路網は、ユーザインターフェース310を含み得る。システム回路網304は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または他の論理/回路網の任意の組み合わせを含み得る。システム回路網304は、例えば、1つ以上のシステムオンチップ(SoC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、別々のアナログおよびデジタル回路、および他の回路網を用いて実装され得る。システム回路網304は、UE300における任意の所望の機能性の実装の一部であり得る。その点において、システム回路網304は、以下を促進する論理を含み得る:例として、音楽およびビデオをデコーディングおよび再生すること、例えば、MP3、MP4、MPEG、AVI、FLAC、AC3、またはWAVデコーディングおよび再生;アプリケーションを起動すること;ユーザ入力を受け取ること;アプリケーションデータを保存および読み出すこと;携帯電話コールまたはデータ接続を確立、維持、および終了すること(一例として、インターネット接続のために);無線ネットワーク接続、Bluetooth(登録商標)接続、または他の接続を確立、維持、および終了すること;および、関連情報をユーザインターフェース310上で表示すること。ユーザインターフェース310および入/出力(I/O)インターフェース306は、グラフィカルユーザインターフェース、タッチセンサ式ディスプレイ、触知フィードバックまたは他の触知出力、音声または顔認識入力、ボタン、スイッチ、スピーカ、および他のユーザインターフェース要素を含み得る。I/Oインターフェース306の追加の例は、マイクロホン、ビデオ、静止画カメラ、温度センサ、振動センサ、回転および配向センサ、ヘッドセットおよびマイクロホン入/出力ジャック、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタ、メモリカードスロット、放射センサ(例えば、IRセンサ)、および他のタイプの入力を含み得る。
【0050】
図3を参照すると、通信インターフェース302は、1つ以上のアンテナ314を通して、信号の伝送および受信をハンドリングする無線周波数(RF)伝送(Tx)および受信(Rx)回路網316を含み得る。通信インターフェース302は、1つ以上の送受信機を含み得る。送受信機は、無線送受信機であり得、無線送受信機は、変調/復調回路網、デジタル/アナログコンバータ(DAC)、成形テーブル、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)、フィルタ、波形整形器、フィルタ、前置増幅器、電力増幅器、および/または、1つ以上のアンテナを通して、または(いくつかのデバイスのための)物理(例えば、有線)媒体を通して伝送および受信するための他の論理を含む。伝送および受信信号は、多様なアレイのフォーマット、プロトコル、変調(例えば、QPSK、16-QAM、64-QAM、または256-QAM)、周波数チャネル、ビットレート、および符号化のうちのいずれかを厳守し得る。1つの具体的例として、通信インターフェース302は、2G、3G、BT、WiFi、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)+、4G/ロングタームエボリューション(LTE)、および5G規格下で伝送および受信をサポートする送受信機を含み得る。しかしながら、下記に説明される技法は、第3世代移動通信システム(3GPP(登録商標))、GSM(登録商標)アソシエーション、3GPP(登録商標)2、IEEE、または他のパートナーシップまたは標準化団体から生じるかどうかにかかわらず、他の無線通信技術にも適用可能である。
【0051】
図3を参照すると、システム回路網304は、1つ以上のプロセッサ321と、メモリ322とを含み得る。メモリ322は、例えば、オペレーティングシステム324と、命令326と、パラメータ328とを記憶する。プロセッサ321は、UE300に関して所望の機能性を行うために、命令326を実行するように構成される。パラメータ328は、命令326に関する構成および動作オプションを提供および規定し得る。メモリ322は、UE300が通信インターフェース302を通して送信するであろう、または受信している任意のBT、WiFi、3G、4G、5G、または他のデータも記憶し得る。種々の実装では、UE300のためのシステム電力が、バッテリまたは変換器等の電力貯蔵デバイスによって供給され得る。
【0052】
本開示は、いくつかの下記の実施形態を説明し、それらは、
図2-3において上記で説明されるネットワーク基地局および/またはユーザ機器上で、部分的または完全に実装され得る。
【0053】
図4を参照すると、本開示は、ユーザ機器(UE)によって、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成する方法400の実施形態を説明する。方法400は、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ410:UEによって、特定のシナリオに応答して退去タイプを決定すること;ステップ420:UEによって、退去タイプまたは特定のシナリオのうちの少なくとも1つに基づいて退去プロシージャを調整すること。
【0054】
図5を参照すると、本開示は、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって退去プロシージャを構成する方法500の実施形態を説明する。方法500は、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ510:RANノードによって、退去補助情報を示す切り替え通知を受信すること;ステップ520:RANノードによって、退去構成のための切り替え構成を決定すること;ステップ530:RANノードによって、切り替え応答をユーザ機器(UE)に送信すること。
【0055】
図6を参照すると、本開示は、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって退去プロシージャを構成する方法600の実施形態を説明する。方法600は、以下のステップの一部または全てを含み得る:ステップ610:RANノードによって、単純なプロシージャ指示の情報を受信すること;ステップ620:RANノードによって、情報を受信すること、特定のプロシージャをトリガすることを避けること。
【0056】
種々の実施形態では、UEは、以下のうちの少なくとも1つによって複数のネットワークに登録する:複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)に複数のネットワークを登録すること;または、1つの加入者識別モジュール(SIM)に複数のネットワークを登録すること。
【0057】
種々の実施形態では、複数のネットワークは、以下のうちの少なくとも1つを備えている:第1のRANと第2のRANとを備えている複数の無線アクセスネットワーク(RAN);第1のCNと第2のCNとを備えている複数のコアネットワーク(CN);または、RANおよびCN。
【0058】
種々の実施形態では、退去タイプは、2つのタイプのうちの1つを含み得る:長期退去タイプ、および短期退去タイプ。1つの実装では、長期退去タイプに関して、UEは、ネットワークA(第1のネットワーク)におけるアイドル/非アクティブ状態に入り、ネットワークB(第2のネットワーク)における接続状態に入り得る;短期退去タイプに関して、UEは、接続状態に保ち得る。別の実装では、短期退去タイプは、周期的退去タイプと1回限り退去タイプとを含み得る。
【0059】
種々の実施形態では、退去タイプは、以下のうちの少なくとも1つを含む:第1のRANとのアイドルまたは非アクティブ状態にUEを移行させる切り替え通知プロシージャのための長期退去タイプ;UEを第1のRANとRRC_CONNECTEDに保つ切り替え通知プロシージャのための周期的退去タイプ;UEを第1のRANとRRC_CONNECTEDに保つ切り替え通知プロシージャのための1回限り退去タイプ。
【0060】
種々の実施形態では、原因が、以下のうちの少なくとも1つの間のマルチSIMまたは複数のネットワーク接続を示すために追加され得る:UEと第1のRAN;UEとコアネットワーク(CN)ノード;第1のRANとCNノード;第2のRANとCNノード;または、第1のRANと第2のRAN。
(退去タイプの決定)
【0061】
種々の実施形態では、上で議論される第1、第2、第3、および第5のシナリオは、短期退去タイプとして決定され得、第6のシナリオは、長期退去タイプとして決定され得る。第4のシナリオは、他の要因に応じて長期退去または短期退去タイプとして決定され得る。
【0062】
1つの実装では、第2のネットワークは、第4のシナリオにおける状況を長期退去トリガ条件として規定しないこともあり、従って、長期退去タイプであるか、短期退去タイプであるかを実装することは、UEに委ねられる。
【0063】
別の実装では、第2のネットワークは、第4のシナリオにおける状況の一部または全てを長期退去タイプまたは短期退去タイプとして、例えば、短期1回限り退去トリガ条件として規定し得る。
【0064】
第4のシナリオにおけるトリガイベントに関して、時間遅延は、異なり得る。例えば、限定ではないが、登録プロシージャは、パラメータ変更によって、または新しい追跡エリア識別(TAI)に移動することによってトリガされ得る。パラメータ変更に関して、登録プロシージャは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)変更を伴わないこともあるが、新しいTAIへの移動に関して、AMF変更が、伴われ得る。さらに、これはまた、進行中サービングタイプによって決定され得、非保証ビット率(非GBR)ベアラのみが存在する場合に関して、UEは、長期退去プロシージャを採用するか、そうでなければ、接続を可能な限り長く保つために短期退去プロシージャを採用し得る。
【0065】
図7に示されるような種々の実施形態では、第4のシナリオにおいて、上位層(例えば、UE NAS層710)トリガCPプレーンプロシージャ(例えば、登録、他のMOシグナリング(例えば、SMS))に関して、上位層は、退去タイプを決定し、ステップ751において、UE下位層(例えば、UE AS720)に退去タイプを示し得る。1つの実装では、UE上位層は、トリガ理由および/または予期される持続時間も示し得る。別の実装では、UE下位層は、ステップ752において、上位層指示に従って退去プロシージャをトリガし得る。
(長期退去タイププロシージャ)
【0066】
種々の実施形態では、長期退去タイプのための長時間切り替えプロシージャが、切り替え通知プロシージャのために使用され得、切り替え通知プロシージャは、切り替え通知をネットワークAに送信した後、UEをネットワークA(第1のネットワーク)におけるアイドルまたは非アクティブ状態に移行させる。1つの実装では、アイドルまたは非アクティブ状態は、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVEを用いて示され得る。
【0067】
種々の実施形態では、モバイル終端(MT)制限のためのある補助情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み得る:MTデータ/シグナリングハンドリングを一時的に制限/フィルタリングするための情報;UEが音声((EPSのための)MMTel音声またはCSドメイン音声)のみに関してページングされるべきであるという指示、UEが全くページングされるべきではないという指示、または、MT通知/ページング制限のためのパケットデータネットワーク(PDN)接続。
【0068】
長期退去に関して、UEは、アイドル/非アクティブ状態に入り得、この補助情報は、ネットワークに送信されるものとし、従って、長期退去プロシージャのためにNASシグナリングを採用することが、より好ましい。
【0069】
図8は、NASシグナリングベースの長期退去プロシージャのある例を示す。ステップ851を参照すると、UE810は、例えば、MUSIM MTフィルタ補助情報と、退去指示とを含むサービス要求をAMF830に送信する。ステップ852において、AMFは、サービス承認を示すMUSIM MTフィルタ補助情報を含むN2メッセージをNG-RAN820に送信する。ステップ853において、NG-RANは、非アクティブ/アイドル状態に入るかどうかを決定する。随意に、ステップ854において、NG-RANは、UEにそのサービス承認を示す。ステップ855において、NG-RANは、アイドル/非アクティブ状態を示すための無線リソース制御(RRC)シグナリングをUEに送信する。随意に、ステップ856.1において、NG-RANは、UEコンテキスト解放要求をAMFに送信する。ステップ856.2において、NG-RANは、補助情報に従って、非アクティブ状態およびRANフィルタページングに進む。ステップ856.1aにおいて、AMFは、補助情報に従ってアイドル状態およびCNフィルタページングに進む。
【0070】
他の課題は、UEが、好ましい状態を示す必要があるかどうかに関するものである。NASシグナリングが採用されるであろう場合、ネットワークは、長期退去と短期退去を区別し得、アイドル/非アクティブ状態を決定することは、ネットワークに委ねられるものとし、したがって、好ましい状態を示す必要はない。
【0071】
図9は、ASシグナリングベースの長期退去プロシージャのある例を示す。ステップ951を参照すると、UE NAS910は、MTフィルタ補助情報をUE AS920に送信する。ステップ952において、UE ASは、MTフィルタ情報を伴うUE補助情報をNG-RAN930に送信する。ステップ953において、NG-RANは、非アクティブ/アイドル状態に入るかどうかを決定する。ステップ954において、NG-RANは、RRCConnection解放をUE ASに送信する。ステップ955.1において、NG-RANは、MTフィルタ補助情報を伴うUEコンテキスト解放要求をAMF940に送信する。ステップ955.2において、NG-RANは、補助情報に従って、RANフィルタページングに従って、非アクティブ状態に進む。ステップ955.1aにおいて、AMFは、補助情報に従って、CNフィルタページングを用いてアイドル状態に進む。
(短期退去タイプ:周期的短期退去および1回限りの短期退去)
【0072】
種々の実施形態では、短期退去タイプは、周期的退去タイプと、1回限り退去タイプとを含み得る。1つの実装では、周期的退去タイプは、第1のネットワークとのRRC_CONNECTEDにUEを保つ切り替え通知プロシージャを含み、1回限り退去タイプは、第1のネットワークとのRRC_CONNECTEDにUEを保つ切り替え通知プロシージャを含む。別の実装では、短時間切り替えプロシージャは、切り替え通知をネットワークAに送信した後、ネットワークA(第1のネットワーク)においてRRC_CONNECTEDにUEを保つ切り替え通知プロシージャのために使用され得る。
【0073】
種々の実施形態では、上で議論される第3、第4、および第5のシナリオは、1回限り退去タイプに属すると決定され得、第1のシナリオにおけるページング検出は、周期的退去タイプに属すると決定され得る。
【0074】
1つの実装では、第1のシナリオにおけるサービングセル測定に関して、UEは、サービングセルのSS-RSRPおよびSS-RSRQレベルを測定し、M1×N1個のDRXサイクルサイクル毎に少なくとも1回、サービングセルのためのセル選択基準Sを評価し得る(式中、SMTC周期性(TSMTC)>20ミリ秒(ms)であり、かつDRXサイクル≦0.64秒である場合、M1=2であり、そうでなければ、M1=1である)。
【0075】
別の実装では、UEは、少なくとも2つの測定値を使用して、サービングセルのSS-RSRPおよびSS-RSRQ測定値をフィルタリングし得る。フィルタリングのために使用される測定の組内では、少なくとも2つの測定は、少なくともDRXサイクル/2間隔を置かれるものとする。
【0076】
別の実装では、サービングセルのための測定は、周期的イベントとしても見なされ得、したがって、周期的退去も、必要とされる。したがって、第1のシナリオにおけるサービングセルのための測定は、周期的イベントとして見なされ得、周期的退去も、必要とされ得る。
【0077】
種々の実施形態では、上で議論される第2のシナリオは、周期的または1回限り退去タイプに属すると決定され得る。再選択要件に従って、それは、周期的属性を有し得る。例えば、周波数内再選択に関して、サービングセルが、Srxlev≦S
IntraSearchPまたはSqual≦S
IntraSearchを満たすと、UEは、以下のような要件に従って周波数内測定を実施し得る:UEが、新たに検出可能な周波数内セルがそのTreselection=0であるとき、T
detect,NR_Intra内の再選択基準を満たすかどうかを評価することが可能であり得ること。UEは、測定規則に従って識別および測定された周波数内セルに関して、少なくともT
measure,NR_Intra毎にSS-RSRPおよびSS-RSRQを測定し得る(表1参照)。
【表1】
【0078】
表1に基づいて、周波数内測定に関して、DRXサイクル中、UEは、最初に同期化するべきSSBを検出し、そして、ページングを検出し得、ページング検出の後、UEは、検出、または測定、またはそれらの両方を実行し得る。検出/測定ギャップは、周波数内のSMTCに依存するため、POと隣接していることも、隣接していないこともある。
【0079】
図10は、周期的ギャップパターンのための一例を示す。例えば、限定ではないが、DRXサイクルは、FR1に関して0.32秒として採用され得、UEは、下記のギャップを必要とし得る:T1=DRXサイクル(長さ=SSB検出(随意)+PO)(1010);T2=36DRXサイクル(長さ=SSB検出(随意)+PO+周波数内検出)(1020);および、T3=4DRXサイクル(長さ=SSB検出(随意)+PO+測定)(1030)。
【0080】
1つの実装では、1つ以上のギャップパターンは、少なくとも1つのギャップパターンに関する基準サブキャリア間隔(SCS)、ギャップ開始時間、ギャップ繰り返し周期、持続時間、1つ以上のギャップ目的の少なくとも1つの組を含み得る。ギャップの持続時間は、以下のうちの少なくとも1つを含み得る:Tの数、またはシンボルの数。基準SCSは、第1のネットワークの初期帯域幅部分(BWP)のSCSを使用することによって暗示的に示され得る。
【0081】
種々の実施形態では、周波数間およびRAT間の測定は、周波数内に類似し得、検出/測定も、周期的ギャップを要求し得る。1つの実装では、周波数内、周波数間、およびRAT間に関する検出/測定も、周期的ギャップを要求し得る。
【0082】
種々の実施形態では、それは、UE実装にも属し得る。セル再選択のための測定を1つの短期イベントとして採用するとき、UEは、退去をネットワークAと頻繁に調整する必要があり得、それは、ネットワークAの性能に深刻に影響を及ぼすであろう。
【0083】
種々の実施形態では、UEは、1つ以上の目的を伴う1つ以上のギャップパターンをネットワークに示し得る。1つの実装では、目的は、以下のうちの少なくとも1つを含み得る:SSB検出、PO検出、サービングセル測定、周波数内セル検出、周波数内セル測定、周波数間セル検出、周波数間セル測定、RAT間セル検出、およびRAT間セル測定。
【0084】
種々の実施形態では、ネットワークは、UEから1つ以上の目的を伴う1つ以上のギャップパターンを受信し得る。1つの実装では、目的は、以下、すなわち、SSB検出、PO検出、サービングセル測定、周波数内セル検出、周波数内セル測定、周波数間セル検出、周波数間セル測定、RAT間セル検出、およびRAT間セル測定のうちの少なくとも1つを含み得る。別の実装では、ネットワークは、目的に従って、ギャップ予約を決定するか、または決定しない。
(周期的短期退去タイプ(または周期的退去タイプ))
【0085】
図11は、周期的退去プロシージャの一例を示す。ステップ1151において、UE1110は、周期的短時間を示す切り替え通知をネットワークA(第1のネットワーク、1120)に送信する。ステップ1152において、ネットワークAは、RRCReconfigurationメッセージをUEに送信する。ステップ1153において、UEは、RRCReconfigurationCompleteをネットワークAに送信する。
【0086】
ページング受信と、サービングセル測定とを含む、上で議論される第1のシナリオのための種々の実施形態では、ギャップを示すためのページングに関するパラメータは、以下のうち少なくとも1つを含み得る:ギャップの必要性の指示(例えば、UEは、ギャップを必要とし得るか、またはギャップの必要性を無効にし得る(例えば、他のSIMが無効にされる場合)):ギャップパターン要求(例えば、ギャップ開始時間、ギャップ繰り返し周期等);および/または、ギャップ長。
【0087】
1つの実装では、ギャップ長は、Tまたはシンボルの数を用いて計算され得る。シンボルの数が使用されるとき、ネットワークAの初期BWPのSCSが、採用され得る。
【0088】
図12は、周期的ギャップ持続時間の一例を示す。UEは、ネットワークB(第2のネットワーク1220)の周期的ギャップパターンをネットワークA(第1のネットワーク1210)にマップし得る。例えば、(開始FN、SFN、シンボル、持続時間)を伴うパラメータセットは、(y,0,m,4)ではなく、(x,2,n,2)であり得る。
【0089】
種々の実施形態では、各ギャップパターンに関して、UEは、ギャップの持続時間、ギャップ開始時間、ギャップ繰り返し周期、基準SCSを示し得る。1つの実装では、ギャップの持続時間は、Tの数またはシンボルの数であり得る。別の実装では、シンボルの数に関して、現在のネットワークの初期BWPのSCSが、基準SCSとして採用され得る。別の実装では、現在のネットワークは、UEがギャップ情報を送信するであろうネットワークに言及し得る。
【0090】
種々の実施形態では、ネットワークは、各ギャップの持続時間を受信し、UEによって示される、持続時間および初期BWPのSCSまたは基準SCSに基づいてスケジューリングを決定し得る。
【0091】
例えば、1つ以上の目的を伴う1つ以上のギャップパターンのためのAsn.1コーディングは、下記のように表現され得る。
【表2】
【0092】
ここで、startSFNは、周期的ギャップの開始サブフレーム番号を指し得、それは、周期的ギャップを予約するであろうセルのタイミングに基づく;startSFNは、ギャップの開始フレーム番号を指し得、それは、周期的ギャップを予約するであろうセルのタイミングに基づく;subcarrierSpacingは、周期的ギャップの基準SCSを指し得、含まれていない場合、周期的ギャップを予約するセルの初期BWPのSCSが、基準SCSとし採用されるであろう;startSymbolは、周期的ギャップの開始シンボルを指し得、それは、周期的ギャップを予約するであろう、セルのタイミングに基づく;持続時間は、周期的ギャップのシンボル内の持続時間を指し得;周期は、周期的ギャップの周期を指し得る。
(1回限り退去タイプ)
【0093】
種々の実施形態では、上で議論される第2、第3、第4、および第5のシナリオは、1回限り退去タイププロシージャをトリガし得る。
【0094】
図13は、1回限り退去プロシージャの一例を示す。ステップ1351において、UE1310は、1回限りの短時間を示す切り替え通知をネットワークA(第1のネットワーク、1320)に送信する。ステップ1352において、ネットワークAは、切り替え応答をUEに送信する。ステップ1353において、UEは、返送メッセージをネットワークAに送信する。
【0095】
1つの実装では、切り替え応答は、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを含む。
【0096】
別の実装では、ギャップモードは、以下のうちの少なくとも1つを含む:長期スケジューリングギャップ;時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップ;または、自律ギャップ。
【0097】
別の実装では、ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして構成されることに応答して、ギャップ持続時間は、退去持続時間に等しく、UEは、ギャップ持続時間中、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)受信を避ける。
【0098】
別の実装では、ギャップモードがTDMパターンを伴うギャップとして決定されることに応答して、UEは、短期退去持続時間中、周期的に第2のRANと複数のギャップを通信する。
【0099】
別の実装では、UEは、第2のネットワークにTDMパターンを伴うギャップを示す。
【0100】
別の実装では、TDMパターンは、以下のうちの少なくとも1つを含む:1つ以上のサブフレームのためのビットマップ;1つ以上のフレームのためのビットマップ;または開始時間、持続時間、周期、基準SCSに関する1つ以上の指示。
【0101】
別の実装では、ギャップモードが自律ギャップとして決定されることに応答して、ギャップ持続時間中、UEは、第1のRANまたは第2のRANとの通信を決定する。
【0102】
種々の実施形態では、UEは、第1のRANからギャップモードの情報を受信し、UEは、ギャップモードの情報に基づいて第1のRANから退去する。1つの実装では、UEは、タイマを使用し、以下のうちの少なくとも1つによって、ギャップ持続時間を制御する:ギャップモード構成を受信したとき、タイマを開始すること;第2のネットワークを用いたプロシージャが終了したとき、タイマを停止すること;または、タイマが満了したとき、第2のネットワーク上のプロシージャを中止し、第1のRANに戻って再開すること。別の実装では、タイマの長さは、ギャップモードにおいて構成されたギャップ持続時間に等しい。
【0103】
図14は、長期スケジューリングギャップ(または長期スケジュール型ギャップ)に関するある例を示す。ネットワークA1410は、第1のネットワークであり、ネットワークB1420は、第2のネットワークである。ギャップ長は、短期退去持続時間に等しくあり得、ギャップ中、ネットワークは、DLおよびULスケジューリングの両方を回避し得る。1つの実装では、二重Rx UEに関して、それは、上で議論されるように、例えば、第2および第3のシナリオに関するDLスケジューリングのための低減させられたRx能力を採用し得る。このモードは、DLおよびULの両方がスケジューリングされることができないこと、および1回限りのプロシージャが数十ミリ秒を要し得ることを考慮すると、UE体験に影響を及ぼし得る。
【0104】
図15は、TDMパターンを伴うギャップに関するある例を示す。ネットワークA1510は、第1のネットワークであり、ネットワークB1520は、第2のネットワークである。TDMパターンを伴うスケジュールされたギャップは、ネットワークAが退去持続時間中、周期的にいくつかのギャップを予約し得る測定ギャップに類似し得る。1つの実装では、UEは、補助情報として好ましいTDMパターンをネットワークに通知し得る。別の実装では、UEは、ネットワークAがスケジュールされたギャップ中にTDMパターンを決定するために十分な補助情報を提供する必要がある。
【0105】
図16は、自律ギャップに関するある例を示す。ネットワークA1610は、第1のネットワークであり、ネットワークB1620は、第2のネットワークである。自律ギャップに関して、ギャップ中、ある従来のMUSIM UEと同様、2つのネットワーク(1610および1620)と通信する方法を実装することは、UEに委ねられる。1つの実装では、自律ギャップ中、UEは、TDM方法によって一時的な短期二重アクティブ状態を保ち得る。
【0106】
図17を参照すると、ステップ1751において、UE1710は、1回限り退去指示をNG-RAN1720に送信する。1回限り退去指示は、退去原因または退去持続時間のうちの少なくとも1つを含み得る。ステップ1752において、NG-RANは、好ましいギャップモードを決定する。ステップ1753において、NG-RANは、好ましいギャップモードを伴うRRCシグナリングを送信する。随意に、ステップ1754において、UEは、応答メッセージをNG-RANに送信する。
【0107】
種々の実施形態では、ネットワークは、退去に関して、ギャップモードをUEに示し得る。
【0108】
1つの実装では、ギャップモードは、長期スケジューリングギャップ、TDMモードを伴うギャップ、または自律ギャップであり得る。
【0109】
別の実装では、長期スケジュール式ギャップに関して、ギャップ長は、短期退去持続時間に等しくあり得、ギャップ中、ネットワークは、DLおよびULスケジューリングの両方を避けるものとする。
【0110】
別の実装では、ギャップ長は、システム情報内でブロードキャストされるか、または、専用のシグナリングを通して構成され得、専用のシグナリングに関して、ネットワークは、UEによって推奨される値を採用し得る。
【0111】
別の実装では、TDMパターンを伴うギャップに関して、ネットワークAは、退去持続時間中、周期的にギャップを予約し得る。
【0112】
別の実装では、TDMモードを伴うギャップを採用する持続時間は、システム情報内でブロードキャストされるか、または、専用のシグナリングを通して構成され得、専用のシグナリングに関して、ネットワークは、UEによって推奨される値を採用し得る。
【0113】
別の実装では、ネットワークは、UEによって推奨されるTDMモード、進行中サービス、無線環境に基づいてTDMモードを決定し得る。
【0114】
別の実装では、TDMモードは、サブフレームまたはフレームのためのビットマップであるか、または、開始時間、持続時間、周期、および/または基準SCSによって示され得る。
【0115】
別の実装では、自律ギャップに関して、ギャップ中、2つのネットワークと通信する方法について、UE実装に委ねられる。
【0116】
別の実装では、ネットワークは、進行中サービスタイプおよび/またはPDUセッションのサービス品質(QoS)に基づいてギャップモードを決定し得る。
【0117】
別の実装では、ネットワークは、RRCシグナリングを通してギャップモード情報を送信し得る。
【0118】
別の実装では、RRC信号は、RRCReconfigurationメッセージであり得る。
【0119】
別の実装では、ネットワークは、いかなるギャップも割り当てないことによって、退去要求を拒否し得る。
【0120】
種々の実施形態では、UEは、gNBからギャップモード情報を受信し、ギャップに基づいて現在の作業から退去し得る。
【0121】
1つの実装では、ギャップモードは、長期スケジューリングギャップ、TDMモードを伴うギャップ、または自律ギャップであり得る。
【0122】
別の実装では、スケジュールされたギャップに関して、ギャップ長は、短期退去持続時間に等しくあり得、ギャップ中、ネットワークは、DLおよびULスケジューリングの両方を避けるものとする。
【0123】
別の実装では、UEは、ネットワークにギャップ長示し得るか、または退去トリガ原因を示し得る。
【0124】
別の実装では、退去トリガ原因は、上で議論されるように、第2、第3、第4、および第5のシナリオを含み得る。
【0125】
別の実装では、TDMパターンを伴うギャップに関して、ギャップは、退去持続時間中、周期的に予約され得る。
【0126】
別の実装では、UEは、TDMパターンをネットワークに示し得る。
【0127】
別の実装では、TDMモードは、サブフレームまたはフレームのためのビットマップであるか、または、開始時間、持続時間、周期、および/または基準SCSによって示され得る。
【0128】
別の実装では、自律ギャップに関して、ギャップ中、2つのネットワークと通信する方法を実装することは、UEに委ねられる。
【0129】
別の実装では、自律ギャップに関して、UEは、タイマを開始し、自律ギャップ持続時間を制御し得る。
【0130】
別の実装では、自律ギャップに関して、UEは、他のUSIMとの作業が終了されたとき、自律ギャップタイマを停止し得る。
【0131】
別の実装では、自律ギャップに関して、UEは、タイマが満了すると、他のUSIMとのプロシージャを中止し、第1のUSIMに戻り得る。
【0132】
別の実装では、UEは、RRCシグナリングを通してギャップモード情報を受信し得る。
【0133】
別の実装では、RRC信号は、RRCReconfigurationメッセージであり得る。
【0134】
別の実装では、UEがgNBからいかなるギャップモード情報も受信しないとき、それは、UE実装に委ねられるか、または現在のネットワークに接続された状態を保つ。
【0135】
本開示では、種々の実施形態は、1回限り退去に関する以下の課題のうちの少なくとも1つに対処し得る:ネットワークBとの通信がスケジュール型/自律ギャップの前に終了したとき、UEがネットワークAに示す必要があるかどうかということ;および/または、ネットワークBとの通信がスケジュール型/自律ギャップの前に終了可能でないとき、ネットワークAが接続状態を保つべきか、または、アイドル/非アクティブ状態に戻るべきかということ。1つの実装では、第1の課題に関して、UEは、ネットワークBとの通信が終了されると、指示をネットワークAに送信し得:そして、ネットワークAは、直前の構成およびデータ伝送を可能な限り早く復元させ得る。別の実装では、第2の課題に関して、ネットワークAが接続された状態に保つか、またはアイドル/非アクティブ状態に戻るかは、1つ以上のUSIMのサービス/プロシージャ優先順位に基づいて決定され得る。例えば、1回限り退去プロシージャが、上で議論されるように、第2、第3、第4、および第5のシナリオのために採用され得る。ネットワークA上のデータ/音声サービスと比較して上で議論されるように、第2および第3のシナリオに関して、それは、より低い優先順位を有し得る。第4のシナリオに関して、登録のために、CT1仕様に従って、UEは、それを数回にわたって再伝送し得る。MOシグナリング、例えば、SMSに関して、それが高い優先順位を有する場合、それは、長期退去プロシージャを採用し得る。RAUに関して、それは、アイドル状態に入るようにUEを導き得、この種類の問題が、十分に長期のギャップを構成することによって低減させられ得る。第5のシナリオに関して、UEは、これを次のDRXサイクルにおいて再送信し得、依然として必要とされる場合、例えば、次のDRXサイクルにおいて再びページングを検出し得る。
【0136】
上で議論されるように、1回限り退去プロシージャの意図は、ネットワークAに対する影響を可能な限り低減させることであり得、したがって、ネットワークAを接続された状態に保つことは、より好ましい。別の実装では、接続状態に保つかどうかを決定することも、ネットワークAによって決定され得るは、または、UEが、ギャップを要求するとき、提案を与えることができる。
【0137】
別の実装では、ネットワークBとの通信が、スケジュール型/自律ギャップタイマ満了前に終了可能でないとき、ネットワークBの進行中のプロシージャは、中止され、ネットワークA上のサービスに進み得る。
【0138】
別の実装では、第4および第5のシナリオのための短期退去プロシージャに関して、UEは、ネットワークB上のプロシージャを可能な限り早く終了するように試行し得る。一方、ネットワークBは、UEが他のUSIMの短期退去状態にあることを把握し得、したがって、ネットワークBは、モビリティ、例えば、限定ではないが、ハンドオーバまたはリダイレクト、測定、およびDC関連プロシージャをトリガしないこともあり、一方、UEはまた、再確立プロシージャをトリガしないこともある。
【0139】
別の実装では、UEは、それが他のネットワーク上の短期退去プロシージャにあることをネットワークBに通知し得、したがって、ネットワークBは、モビリティ(例えば、ハンドオーバ、リダイレクト)、測定、および/またはDC関連プロシージャをトリガすることを回避し得る。
【0140】
別の実装では、アイドル状態に関して、UEは、この情報をmsg5内で示し得る。非アクティブ状態の間、rna-Updateを伴うプロシージャではない限り、UEも、接続状態に入り得、したがって、UEは、この情報もメッセージ5内に含み得る。
【0141】
別の実装では、UEは、それが他のネットワーク上で短期退去プロシージャにあることをRRCシグナリングを通してネットワークBに通知し得る。
【0142】
別の実装では、RRCシグナリングは、Msg5、例えば、RRCSetupComplete/RRCResumeCompleteであり得る。
【0143】
別の実装では、RRCシグナリングは、異なる確立原因を伴うMsg3であり得る。
【0144】
図18は、第2のネットワークへの短期退去プロシージャ指示のある例を示す。ステップ1851において、SIM1 1820は、接続状態にあり、したがって、SIM2 1810は、SIM2 gNB1840と接続を確立する必要があり、したがって、UEは、SIM1 gNB1830と退去を調整し、調整後、SIM2は、SIM2とRRC接続を確立する。ステップ1852において、SIM2 ASは、RRC設定要求または再開要求をSIM2 gNBに送信する。ステップ1853において、SIM2 gNBは、RRC設定またはRRC再開をSIM2 ASに送信する。ステップ1854において、SIM2 ASは、(指示、例えば、MUSIMShortLeavingIndicationまたは単純なプロシージャ指示を伴う)RRC設定または再開完了をSIM2 gNBに送信する。ステップ1855において、SIM2 gNBは、ハンドオーバまたは測定をトリガすることを避ける。
【0145】
種々の実施形態では、Msg5に関して、マルチSim短期退去指示のためのAsn.1コーディングは、以下の通りであり得る。
【0146】
【0147】
上記において、1つ以上の指示(例えば、shortLeavingIndicationまたはsimpleProcedureIndication)が、マルチSIM UEのために使用され得る。UEが、他のUSIMカード上で短期退去状態にあるとき、UEは、現在のネットワークがプロシージャを可能な限り早く終了させるためにこの指示を現在のネットワークに示し得、ネットワークは、ハンドオーバ/測定プロシージャをトリガしないこともある。
【0148】
種々の実施形態では、UEは、マルチSIM、ネットワークAを伴うUSIM1と、ネットワークBを伴うUSIM2とを有し得る。USIM1が、ネットワークAと接続状態にあり、ネットワークBに対して短期退去するとき、USIM1のQoSは、影響を及ぼされ得る。あるPDUセッションは、影響を及ぼされるか、または、解放される必要があり得、したがって、明確な原因(例えば、MUSIMまたはMUSIM短期退去)が、UE/RANノード/CNノード間のインターフェースに追加され得る。例えば、PDUセッションリソース通知メッセージに関して、PDUセッションリソース通知プロシージャの目的は、所与のUEのためのすでに確立されたQoSフローまたはPDUセッションが解放されていること、または、もはや満たされていないこと、または、通知制御が要求されるNG-RANノードによって再び満たされることを通知することであり得る。PDUセッションが、MUSIM短期退去のために解放されるか、または、もはや満たされなくなると、それは、新しい原因(例えば、MUSIMまたはMUSIM短期退去)をCNノードに含み得る。
【0149】
1つの実装では、新しい原因(例えば、MUSIMまたはMUSIM短期退去)が、UEとRANノードとの間、またはUEとCNノードとの間、またはRANとCNノードとの間、または2つのCNノード間に追加され得る。
【0150】
本開示は、無線通信のための方法、装置、およびコンピュータ読み取り可能な媒体を説明する。本開示は、複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)を含む1つ以上のデバイスのための退去プロシージャを調整することに関わる問題に対処する。本開示において説明される方法、デバイス、およびコンピュータ読み取り可能な媒体は、ユーザ機器と複数のネットワークノードとの間の無線伝送の性能を促進し、したがって、効率および性能全体を改良し得る。本開示において説明される方法、デバイス、およびコンピュータ読み取り可能な媒体は、無線通信システムの全体効率を改良し得る。
【0151】
本明細書全体を通した、特徴、利点、または類似の文言の言及は、本解決策を用いて実現され得る特徴および利点の全てが、その任意の単一の実装に含まれるべきであるか、または、それに含まれることを含意するものではない。むしろ、特徴および利点を指す文言は、ある実施形態に関連して説明される、具体的な特徴、利点、または特性が、本解決策の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味するものと理解される。したがって、本明細書の全体を通した特徴および利点、および類似の文言の議論は、必ずしもそうではないが、同一の実施形態を指し得る。
【0152】
さらに、本解決策の説明される特徴、利点、および特性は、1つ以上の実施形態において、任意の好適な様式において組み合わせられ得る。当業者は、本明細書における説明に照らして、本解決策が、特定の実施形態の具体的な特徴または利点のうちの1つ以上を伴わずに実践され得ることを認識するであろう。他のインスタンスでは、追加の特徴および利点が、本解決策の全ての実施形態において存在しないこともある、ある実施形態において認識され得る。
【手続補正書】
【提出日】2023-10-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)
が、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成することを含み、前記退去プロシージャを構成することは、
前記UE
が、特定のシナリオに応答して退去タイプを決定することと、
前記UE
が、前記退去タイプまたは前記特定のシナリオのうちの少なくとも1つに基づいて退去プロシージャを調整することと
によって行う、方法。
【請求項2】
前記複数のネットワークは、
第1の
無線アクセスネットワーク(RAN
)と第2のRANとを備えている複数
のRAN
、
第1の
コアネットワーク(CN
)と第2のCNとを備えている複数
のCN
、または、
RANおよびCN
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEは、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信、
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに関する1つ以上のギャップパターンを前記第1のRANに示す、請求項
1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記退去タイプが周期的退去として決定されることに応答して、
前記UE
が、切り替え通知を前記第1のRANに送信することと、
前記UE
が、前記第1のRANから構成メッセージを受信することと
をさらに含む、請求項
1または請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記切り替え通知は、1つ以上のギャップパターンを備えている、請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
前記構成メッセージが1つ以上のギャップパターンのための構成を備えている
ことをさらに備えている、請求項
4に記載の方法。
【請求項7】
前記UEは、
近隣セルまたはサービングセルのうちの少なくとも1つからシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)またはシステム情報(SI)を受信すること
、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに応答して、前記退去タイプ
を1回限り退去タイプとして決定する、請求項
1または請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記退去タイプが前記1回限り退去タイプとして決定されることに応答して、
前記UE
が、切り替え通知を前記第1のRANに送信することと、
前記UE
が、前記第1のRANから切り替え応答を受信することと
をさらに含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記切り替え通知は、
ギャップモードを伴うRRCシグナリング
、
退去持続時
間
のうちの少なくとも1つを備えている、請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記切り替え応答は、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを備えている、請求項
8に記載の方法。
【請求項11】
前記ギャップモードは、長期スケジューリングギャップ
を備えている、請求項
9または請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして構成されることに応答して、ギャップ持続時間は、退去持続時間に等し
い、請求項
10に記載の方法。
【請求項13】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
無線アクセスネットワーク(RAN)ノード
が、退去補助情報を示す切り替え通知を受信することと、
前記RANノード
が、退去構成のための切り替え構成を決定することと、
前記RANノード
が、切り替え応答をユーザ機器(UE)に送信することと
を含む、方法。
【請求項14】
前記RANノード
が、前記UEから前記切り替え通知を受信することをさらに含み、前記切り替え通知は、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)検出、
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに関する1つ以上のギャップパターンを備えている、請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
ギャップモードを伴うRRCシグナリング
、
退去持続時
間
のうちの少なくとも1つを備えている前記切り替え通知を備えている、請求項
13に記載の方法。
【請求項16】
前記切り替え応答は、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを備えている、請求項
13に記載の方法。
【請求項17】
前記ギャップモードは、長期スケジューリングギャップ
を備えている、請求項
15または請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして決定されることに応答して、ギャップ持続時間は、退去持続時間に等し
い、請求項
17に記載の方法。
【請求項19】
装置であって、
命令を記憶するメモリ、
前記メモリと通信するプロセッサであって、前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記プロセッサは、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成することを前記装置に実施させるように構成され、前記退去プロシージャを構成することは、
特定のシナリオに応答して退去タイプを決定することと、
前記退去タイプまたは前記特定のシナリオのうちの少なくとも1つに基づいて退去プロシージャを調整することと
によって行う、装置。
【請求項20】
無線ノードであって、
命令を記憶するメモリ、
前記メモリと通信するプロセッサであって、前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記プロセッサは、
退去補助情報を示す切り替え通知を受信することと、
退去構成のための切り替え構成を決定することと、
切り替え応答をユーザ機器(UE)に送信することと
を前記無線ノードに実施させるように構成される、無線ノード。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
上記および他の側面およびそれらの実装が、図面、説明、および請求項においてより詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信のための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)によって、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成することを含み、前記退去プロシージャを構成することは、
前記UEによって、特定のシナリオに応答して退去タイプを決定することと、
前記UEによって、前記退去タイプまたは前記特定のシナリオのうちの少なくとも1つに基づいて退去プロシージャを調整することと
によって行う、方法。
(項目2)
前記UEは、
複数の加入者識別モジュール(マルチSIM)に前記複数のネットワークを登録すること、または、
加入者識別モジュール(SIM)に前記複数のネットワークに登録すること
のうちの少なくとも1つによって、前記複数のネットワークに登録する、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記複数のネットワークは、
第1のRANと第2のRANとを備えている複数の無線アクセスネットワーク(RAN)、
第1のCNと第2のCNとを備えている複数のコアネットワーク(CN)、または、
RANおよびCN
のうちの少なくとも1つを備えている、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記退去タイプは、
前記第1のRANとのアイドルまたは非アクティブ状態に前記UEを移行させる切り替え通知プロシージャのための長期退去タイプ、
前記第1のRANとのRRC_CONNECTEDに前記UEを保つ切り替え通知プロシージャのための周期的退去タイプ、または、
前記第1のRANとのRRC_CONNECTEDに前記UEを保つ切り替え通知プロシージャのための1回限り退去タイプ
のうちの少なくとも1つを含む、項目1-3のいずれかに記載の方法。
(項目5)
前記UEによって、データサービスまたは音声サービスに応答して長期退去タイプを決定することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記特定のシナリオに応答して前記退去タイプを決定することは、
前記UEによって、以下のシナリオ:
上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、
MOシグナリング、または、
無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャ
のうちの少なくとも1つに応答して、長期退去タイプを使用すべきか、短期退去タイプを使用すべきかを決定することを含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記上位層トリガCPプロシージャが、登録プロシージャを備えているか、
前記MOシグナリングが、ショートメッセージサービス(SMS)を備えているか、または、
前記RRCトリガCPプロシージャが、ルーティングエリア更新(RAU)を備えている、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記上位層は、UE非アクセス層(NAS)層を備え、
下位層は、UEアクセス層(AS)層を備え、
前記上位層は、前記退去タイプを決定し、前記上位層トリガCPプロシージャおよび前記MOシグナリングのための前記退去タイプを前記下位層に示す、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記上位層は、トリガ理由と予期される持続時間とを備えている指示を前記下位層に送信し、
前記下位層は、前記指示に従って前記退去プロシージャをトリガする、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記退去タイプを長期退去として決定することに応答して、
前記UE AS層は、UE補助情報を前記第1のRANに送信し、それによって、前記第1のRANは、非アクティブ状態に入るべきか、アイドル状態に入るべきかを決定し、前記UE補助情報は、モバイル終端(MT)フィルタ情報を備えている、項目1-3のいずれかに記載の方法。
(項目11)
前記UEは、周期的切り替えに応答して、退去タイプを周期的退去として決定し、前記周期的切り替えは、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信、
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つを備えている、項目1-3のいずれかに記載の方法。
(項目12)
前記UEは、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信、
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに関する1つ以上のギャップパターンを前記第1のRANに示す、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記退去タイプが周期的退去として決定されることに応答して、
前記UEによって、切り替え通知を前記第1のRANに送信することと、
前記UEによって、前記第1のRANから構成メッセージを受信することと
をさらに含む、項目1-3のいずれかに記載の方法。
(項目14)
前記切り替え通知は、1つ以上のギャップパターンを備えている、項目13のいずれかに記載の方法。
(項目15)
1つ以上のギャップパターンのための構成を備えている前記構成メッセージをさらに備えている、項目13のいずれかに記載の方法。
(項目16)
前記1つ以上のギャップパターンは、
少なくとも1つのギャップパターンに関する基準サブキャリア間隔(SCS)、ギャップ開始時間、ギャップ繰り返し周期、持続時間、1つ以上のギャップ目的の少なくとも1つの組を備えている、項目12-13x2に記載の方法。
(項目17)
前記ギャップの持続時間は、
Tの数、または、
シンボルの数
のうちの少なくとも1つを備えている、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記基準SCSは、前記第1のRANの初期帯域幅部分(BWP)のSCSを使用することによって暗示的に示される、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記ギャップ目的は、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つを備えている、項目16に記載の方法。
(項目20)
前記UEは、
近隣セルまたはサービングセルのうちの少なくとも1つからシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)またはシステム情報(SI)を受信すること、
無線アクセスネットワーク/コアネットワーク(RAN/CN)ページング応答、
上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、
MOシグナリング、
無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャ、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに応答して、前記退去タイプを前記1回限り退去タイプとして決定する、項目1-4のいずれかに記載の方法。
(項目21)
前記上位層トリガCPプロシージャが、登録プロシージャを備えているか、
前記MOシグナリングが、ショートメッセージサービス(SMS)を備えているか、
前記RRCトリガCPプロシージャが、ルーティングエリア更新(RAU)を備えているか、または、
前記RAN/CNページング応答が、ビジー指示を備えている、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記退去タイプが前記1回限り退去タイプとして決定されることに応答して、
前記UEによって、切り替え通知を前記第1のRANに送信することと、
前記UEによって、前記第1のRANから切り替え応答を受信することと
をさらに含む、項目20のいずれかに記載の方法。
(項目23)
前記切り替え通知は、
ギャップモードを伴うRRCシグナリング、
1回限り退去指示、
退去持続時間、または、
退去原因
のうちの少なくとも1つを備えている、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記UEは、以下のシナリオ:
周波数内検出、周波数間検出、または無線アクセス技術間(RAT間)検出のうちの少なくとも1つを備えているセル再選択のための測定、
近隣セルまたはサービングセルのうちの少なくとも1つからシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)またはシステム情報(SI)を受信すること、
無線アクセスネットワーク/コアネットワーク(RAN/CN)ページング応答、
上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、
MOシグナリング、または、
無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャ
のうちの少なくとも1つを備えている退去トリガ原因を前記第1のRANに示す、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記切り替え応答は、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを備えている、項目22に記載の方法。
(項目26)
前記ギャップモードは、
長期スケジューリングギャップ、
時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップ、または、
自律ギャップ
のうちの少なくとも1つを備えている、項目23-25に記載の方法。
(項目27)
前記ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして構成されることに応答して、
ギャップ持続時間は、退去持続時間に等しく、
前記UEは、前記ギャップ持続時間中、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)受信を避ける、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記ギャップモードがTDMパターンを伴うギャップとして決定されることに応答して、
前記UEは、短期退去持続時間中、複数のギャップを前記第2のRANと周期的に通信する、項目25に記載の方法。
(項目29)
前記UEは、前記第2のネットワークに前記TDMパターンを伴うギャップを示す、
項目28に記載の方法。
(項目30)
前記TDMパターンは、
1つ以上のサブフレームのためのビットマップ、
1つ以上のフレームのためのビットマップ、または、
開始時間、持続時間、周期、基準SCSに関する1つ以上の指示
のうちの少なくとも1つを備えている、項目28-29に記載の方法。
(項目31)
前記ギャップモードが自律ギャップとして決定されることに応答して、
ギャップ持続時間中、前記UEは、前記第1のRANまたは前記第2のRANとの通信を決定する、項目25に記載の方法。
(項目32)
前記UEは、前記第1のRANから前記ギャップモードの情報を受信し、
前記UEは、前記ギャップモードの前記情報に基づいて前記第1のRANから退去する、項目22-30のいずれかに記載の方法。
(項目33)
前記UEは、
前記ギャップモード構成を受信したとき、タイマを開始すること、
前記第2のネットワークを用いたプロシージャが終了したとき、前記タイマを停止すること、または、
前記タイマが満了したとき、前記第2のネットワーク上の前記プロシージャを中止し、前記第1のRANに戻って再開すること
のうちの少なくとも1つによって、タイマを使用し、前記ギャップ持続時間を制御する、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記タイマの長さは、前記ギャップモードにおいて構成されたギャップ持続時間に等しい、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記ギャップ持続時間は、システム情報(SI)内でブロードキャストされるか、または、
前記ギャップ持続時間は、前記RANノードによって専用のシグナリングを通して構成される、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記ギャップ持続時間は、
前記長期スケジューリングギャップに関するギャップ持続時間、
時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップに関するギャップ持続時間、または、
自律ギャップに関するギャップ持続時間
のうちの少なくとも1つを備えている、項目34に記載の方法。
(項目37)
前記UEが前記第1のRANから前記ギャップモードのいかなる情報も受信しないことに応答して、前記UEは、ギャップモードを実装するか、または、前記第1のRANと接続された状態を保つ、項目22に記載の方法。
(項目38)
前記UEは、短期退去プロシージャが前記第1のRAN上で生じることを前記第2のRANに通知するか、または、
前記UEは、
モビリティプロシージャ、
測定プロシージャ、
二重接続(DC)関連プロシージャ、または、
キャリアアグリゲーション(CA)関連プロシージャ
のうちの少なくとも1つを避けるための指示を前記第2のRANに通知する、項目22に記載の方法。
(項目39)
無線通信のための方法であって、前記方法は、
無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、退去補助情報を示す切り替え通知を受信することと、
前記RANノードによって、退去構成のための切り替え構成を決定することと、
前記RANノードによって、切り替え応答をユーザ機器(UE)に送信することと
を含む、方法。
(項目40)
前記RANノードによって、コアネットワーク(CN)から切り替え通知または解放指示を受信し、非アクティブ状態に入るべきか、アイドル状態に入るべきかを決定することを含む、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記RANノードによって、前記UEから前記切り替え通知を受信することをさらに含み、前記切り替え通知は、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)検出、
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つに関する1つ以上のギャップパターンを備えている、項目39に記載の方法。
(項目42)
前記RANノードは、前記1つ以上のギャップパターンに基づいて、1つ以上のギャップ予約を決定する、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記RANノードは、1つ以上のギャップパターンを備えている前記切り替え応答を前記UEに送信する、項目39に記載の方法。
(項目44)
前記1つ以上のギャップパターンは、
少なくとも1つのギャップパターンに関する基準サブキャリア間隔(SCS)、ギャップ開始時間、ギャップ繰り返し周期、持続時間の少なくとも1つの組を含む、項目41-43のいずれかに記載の方法。
(項目45)
前記ギャップ目的は、
同期化信号ブロック(SSB)検出、
ページング機会(PO)受信
サービングセル測定、
周波数内セル検出、
周波数内セル測定、
周波数間セル検出、
周波数間セル測定、
無線アクセス技術間(RAT間)セル検出、または、
RAT間セル測定
のうちの少なくとも1つを含む、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記ギャップの持続時間は、
Tの数、または
シンボルの数
のうちの少なくとも1つを備えている、項目44に記載の方法。
(項目47)
前記RANノードは、SCSを受信しないことに応答して、初期帯域幅部分(BWP)のSCSを使用する、項目44に記載の方法。
(項目48)
ギャップモードを伴うRRCシグナリング、
1回限り退去指示、
退去持続時間、または、
退去原因
のうちの少なくとも1つを備えている前記切り替え通知を備えている、項目39に記載の方法。
(項目49)
前記退去原因は、以下のシナリオ:
周波数内検出、周波数間検出、または無線アクセス技術間(RAT間)検出のうちの少なくとも1つを備えているセル再選択のための測定、
近隣セルまたはサービングセルのうちの少なくとも1つからシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)またはシステム情報(SI)を受信すること、
無線アクセスネットワーク/コアネットワーク(RAN/CN)ページング応答、
上位層トリガコントロールプレーン(CP)プロシージャ、
MOシグナリング、または、
無線リソース制御(RRC)トリガCPプロシージャ
のうちの少なくとも1つを備えている、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記切り替え応答は、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを備えている、項目39に記載の方法。
(項目51)
前記ギャップモードは、
長期スケジューリングギャップ、
時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップ、または、
自律ギャップ
のうちの少なくとも1つを備えている、項目48-50のいずれかに記載の方法。
(項目52)
前記ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして決定されることに応答して、
ギャップ持続時間は、退去持続時間に等しく、
前記RANノードは、前記ギャップ持続時間中、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)スケジューリングを避ける、項目51に記載の方法。
(項目53)
前記ギャップモードがTDMパターンを伴うギャップとして決定されることに応答して、前記RANノードは、短期退去持続時間中、複数のギャップを周期的に予約する、項目51に記載の方法。
(項目54)
前記RANノードは、短期退去持続時間中、前記予約された複数の周期的ギャップにおける前記DLおよびULスケジューリングを避ける、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記RANノードは、前記UEからの推奨、進行中サービス、または無線環境に基づいてTDMパターンを決定する、項目51に記載の方法。
(項目56)
前記TDMパターンを伴うギャップモードに関するギャップ持続時間がシステム情報(SI)内でブロードキャストされること、または、
前記TDMパターンを伴うギャップモードに関するギャップ持続時間が専用のシグナリングを通して構成されること
をさらに含む、項目51に記載の方法。
(項目57)
前記TDMパターンは、
1つ以上のサブフレームのためのビットマップ、
1つ以上のフレームのためのビットマップ、または、
開始時間、持続時間、周期、基準SCSに関する1つ以上の指示
のうちの少なくとも1つを備えている、項目53-56のいずれかに記載の方法。
(項目58)
前記ギャップモードが自律ギャップとして決定されることに応答して、
前記RANノードは、前記自律ギャップモードを前記UEに示す、項目51に記載の方法。
(項目59)
前記ギャップ持続時間は、システム情報(SI)内でブロードキャストされるか、または、
前記ギャップ持続時間は、前記RANノードによって専用のシグナリングを通して構成される、項目51に記載の方法。
(項目60)
前記ギャップ持続時間は、
前記長期スケジューリングギャップに関するギャップ持続時間、
時分割多重化(TDM)パターンを伴うギャップに関するギャップ持続時間、または、
自律ギャップに関するギャップ持続時間
のうちの少なくとも1つを含む、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記RANノードは、
前記ギャップモード構成を送信すると、または、前記UEから確認を受信すると、前記タイマを開始することと、
前記UEから折り返し受信したことを伴うプロシージャが示すとき、前記タイマを停止することと、
前記タイマが停止または満了すると、前記スケジューリングを復活させることと
のうちの少なくとも1つによって、タイマを使用し、前記ギャップ持続時間を制御する、項目51に記載の方法。
(項目62)
前記タイマの長さは、各ギャップモードのために構成されたギャップ持続時間に等しい、
項目61に記載の方法。
(項目63)
前記RANノードは、
1つ以上の進行中サービスタイプ、または、
1つ以上のプロトコルデータユニット(PDU)セッションのサービス品質(QoS)、
のうちの少なくとも1つに基づいて前記ギャップモードを決定する、項目51に記載の方法。
(項目64)
前記第1のRANは、いかなるギャップも割り当てることなく、前記UEからの切り替え通知を拒否する、項目39に記載の方法。
(項目65)
無線通信のための方法であって、前記方法は、
RANノードによって、単純なプロシージャ指示の情報を受信することと、
前記RANノードによって、前記情報を受信すると、特定のプロシージャをトリガすることを避けることと
を含む、方法。
(項目66)
前記単純なプロシージャ指示は、短期退去プロシージャが他のネットワーク上で生じていること、または前記特定のプロシージャを避けることを示すための指示を前記RANノードに通知する、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記特定のプロシージャは、
モビリティプロシージャ、
測定プロシージャ、
二重接続(DC)関連プロシージャ、または、
キャリアアグリゲーション(CA)関連プロシージャ
のうちの少なくとも1つを備えている、項目65-66のいずれかに記載の方法。
(項目68)
前記モビリティプロシージャは、
ハンドオーバプロシージャ、または、
リダイレクトプロシージャ
のうちの少なくとも1つを備えている、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記測定プロシージャは、任意の目的を伴う測定構成を備えている、項目67に記載の方法。
(項目70)
前記DC関連プロシージャは、
シーケンス番号(SN)追加、
SN修正、または、
SN解放
のうちの少なくとも1つを備えている、項目67に記載の方法。
(項目71)
前記CA関連プロシージャは、
二次セル(SCell)追加、
SCell修正、または、
SCell解放
のうちの少なくとも1つを備えている、項目67に記載の方法。
(項目72)
前記RANノードは、RRCシグナリングを通して前記UEから前記情報を受信する、項目65に記載の方法。
(項目73)
前記RRCシグナリングは、
RRCSetupCompleteまたはRRCResumeCompleteメッセージを備えているMsg 5、または、
1つ以上の確立原因を備えているMsg 3
のうちの少なくとも1つを備えている、項目72に記載の方法。
(項目74)
原因が、
前記UEおよび前記第1のRAN、
前記UEおよびコアネットワーク(CN)ノード、
前記第1のRANおよび前記CNノード、
前記第2のRANおよび前記CNノード、または
前記第1のRANおよび前記第2のRAN
のうちの少なくとも1つの間のマルチSIMまたは複数のネットワーク接続を示すために追加される、項目1-73のいずれかに記載の方法。
(項目75)
プロセッサとメモリとを備えている無線通信装置であって、前記プロセッサは、前記メモリからコードを読み取り、項目1-74のいずれかに記載の方法を実装するように構成される、無線通信装置。
(項目76)
記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体コードを備えているコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体コードは、プロセッサによって実行されると、項目1-74のいずれかに記載の方法を前記プロセッサに実装させる、コンピュータプログラム製品。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)が、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成することを含み、前記退去プロシージャを構成することは、
前記UEが、特定のシナリオに応答して退去タイプを決定することと、
前記UEが、前記退去タイプ
に基づいて退去プロシージャを調整すること
であって、前記複数のネットワークは、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)と第2のRANとを備えている複数のRANを備えている、ことと
、
前記退去タイプが事前に定義されたタイプとして決定されることに応答して、
前記UEが、切り替え通知を前記第1のRANに送信することと、
前記UEが、前記第1のRANから構成メッセージを受信することと
によって行う、方法。
【請求項2】
前記UEは
、ページング機会(PO)受信
に関する1つ以上のギャップパターンを前記第1のRANに示す、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記事前に定義されたタイプは、周期的退去
を備えている、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記切り替え通知は、1つ以上のギャップパターンを備えている、請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
前記構成メッセージが1つ以上のギャップパターンのための構成を備えていることをさらに備えている、請求項
3に記載の方法。
【請求項6】
前記事前に定義されたタイプは、1回限り退去タイプ
を備えている、請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
前記切り替え通知は
、退去持続時間
を備えている、請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記
構成メッセージは、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを備えている、請求項
6に記載の方法。
【請求項9】
前記ギャップモードは、長期スケジューリングギャップを備えている、請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして構成されることに応答して、ギャップ持続時間は、退去持続時間に等しい、請求項
8に記載の方法。
【請求項11】
無線通信のための方法であって、前記方法は、
無線アクセスネットワーク(RAN)ノードが、退去補助情報を示す切り替え通知を受信することと、
前記RANノードが、退去構成のための切り替え構成を決定することと、
前記RANノードが、
構成メッセージをユーザ機器(UE)に送信することと
を含む、方法。
【請求項12】
前記RANノードが、前記UEから前記切り替え通知を受信することをさらに含み、前記切り替え通知は
、ページング機会(PO)検出
に関する1つ以上のギャップパターンを備えている、請求項
11に記載の方法。
【請求項13】
前記切り替え通知は、退去持続時間
を備えている
、請求項
11に記載の方法。
【請求項14】
前記
構成メッセージは、ギャップモードを伴うRRCシグナリングを備えている、請求項
11に記載の方法。
【請求項15】
前記ギャップモードは、長期スケジューリングギャップを備えている、請求項
14に記載の方法。
【請求項16】
前記ギャップモードが長期スケジューリングギャップとして決定されることに応答して、ギャップ持続時間は、退去持続時間に等しい、請求項
15に記載の方法。
【請求項17】
装置であって、
命令を記憶するメモリ、
前記メモリと通信するプロセッサであって、前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記プロセッサは、複数のネットワークのための退去プロシージャを構成することを前記装置に実施させるように構成され、前記退去プロシージャを構成することは、
特定のシナリオに応答して退去タイプを決定することと、
前記退去タイプ
に基づいて退去プロシージャを調整すること
であって、前記複数のネットワークは、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)と第2のRANとを備えている複数のRANを備えている、ことと
、
前記退去タイプが事前に定義されたタイプとして決定されることに応答して、
切り替え通知を前記第1のRANに送信することと、
前記第1のRANから構成メッセージを受信することと
によって行う、装置。
【請求項18】
無線ノードであって、
命令を記憶するメモリ
と、
前記メモリと通信するプロセッサであって、前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記プロセッサは、
退去補助情報を示す切り替え通知を受信することと、
退去構成のための切り替え構成を決定することと、
構成メッセージをユーザ機器(UE)に送信することと
を前記無線ノードに実施させるように構成される、
プロセッサと
を備えている、無線ノード。
【国際調査報告】