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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-22
(54)【発明の名称】眼球運動装置
(51)【国際特許分類】
   A61H 5/00 20060101AFI20240115BHJP
【FI】
A61H5/00 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023541547
(86)(22)【出願日】2021-12-03
(85)【翻訳文提出日】2023-08-30
(86)【国際出願番号】 KR2021018187
(87)【国際公開番号】W WO2022149731
(87)【国際公開日】2022-07-14
(31)【優先権主張番号】10-2021-0001168
(32)【優先日】2021-01-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523257831
【氏名又は名称】ユン ヒジュン
【氏名又は名称原語表記】YOON HEE JUN
【住所又は居所原語表記】202ho, 10, Bucheon-ro 460beon-gil, Bucheon-si, Gyeonggi-do, 14439 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ユン ヒジュン
【テーマコード(参考)】
4C046
【Fターム(参考)】
4C046AA31
4C046BB12
(57)【要約】
本発明は、眼球運動装置に関し、スタンド10の柱11の上端にギヤードモータ20が取り付けられ、ギヤードモータ20の出力軸21が回転アーム30の一端に形成された孔31に嵌合して連結され、回転アーム30の自由端に連結軸35が出力軸21と平行に取り付けられ、連結軸35がバランスウェイト40の上部水平軸孔41にベアリング50を介して嵌合し、バランスウェイト40の正面に磁石60が取り付けられ、磁石60にスマートフォン70のケース75に付着された鉄板76に付着されることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スタンド(10)の柱(11)の上端にギヤードモータ(20)が取り付けられ、ギヤードモータ(20)の出力軸(21)が回転アーム(30)の一端に形成された孔(31)に嵌合して連結され、回転アーム(30)の自由端に連結軸(35)が出力軸(21)と平行に取り付けられ、連結軸(35)がバランスウェイト(40)の上部水平軸孔(41)にベアリング(50)を介して嵌合し、バランスウェイト(40)の正面に磁石(60)が取り付けられ、磁石(60)にスマートフォン(70)のケース(75)に付着された鉄板(76)が付着されることを特徴とする、眼球運動装置。
【請求項2】
前記ギヤードモータ(20)は、正方向の回転および逆方向の回転がすべて可能であり、出力軸(21)が低速で回転し、出力軸が所定の速度で継続して低速で回転するか、所定の角度ずつ、回転および停止を繰り返して行うことが可能であることを特徴とする、請求項1に記載の眼球運動装置。
【請求項3】
前記バランスウェイト(40)は、上部水平軸孔(41)の下部にバンドルウェイト部(42)が形成され、上部水平軸孔(41)の内部に複数個のベアリング(50)が取り付けられ、ベアリング(50)に回転アーム(30)の連結軸(35)が嵌合することを特徴とする、請求項1に記載の眼球運動装置。
【請求項4】
バランスウェイト(40)の磁石(60)にスマートフォン(70)が付着された状態で、回転アーム(30)の自由端がギヤードモータ(20)の出力軸(21)を中心に低速で円運動をすると、回転アーム(30)の連結軸(35)が、バランスウェイト(40)の上部水平軸孔(41)にベアリング(50)を介して嵌合していることから、バランスウェイト(40)が、バンドルウェイト部(42)により、連結軸(35)の配置位置に応じて連結軸(35)に対して相対回転をするようになり、常に、バランスウェイト(40)は、バンドルウェイト部(42)が上部水平軸孔(41)の下部に配置されるように立てられた状態を維持するようになり、バランスウェイト(40)の磁石(60)に付着されたスマートフォン(70)の付着状態が、回転アーム(30)の回転運動に関係なく、傾くことなく、常に一定に維持され、ユーザが、低速で回転運動をするスマートフォン(70)の画面を見ながら眼球運動を行うことを特徴とする、請求項1に記載の眼球運動装置。
【請求項5】
スタンド(210)のカンチレバー(213)に回転シャフト(220)が回転可能に嵌合し、回転シャフト(220)の先端に回転アーム(230)の連結端(231)が垂直で連結され、回転アーム(230)の自由端(232)が回転シャフト(220)を中心に回転するようになり、回転アーム(230)の内部にリニアステップモータ(241)により駆動するボールスクリュー(242)と移送ナット(243)が取り付けられ、移送ナット(243)に連結軸(245)の一端が連結され、連結軸(245)の他端がバランスウェイト(250)の上部水平軸孔(251)にベアリング(252)を介して嵌合し、バランスウェイト(250)の正面に磁石(255)が取り付けられ、磁石(255)にスマートフォン(300)のケースに付着された鉄板(311)が付着され、
回転シャフト(220)の後端に従動プーリ(265)が取り付けられ、スタンド(210)の支持台(211)の内部にギヤードモータ(261)が配置され、ギヤードモータ(261)の出力軸(262)に駆動プーリ(263)が取り付けられ、駆動プーリ(263)と従動プーリ(265)がベルト(264)により連結され、カンチレバー(213)の先端に通電手段(270)の固定リング(271)が取り付けられ、固定リング(271)に対して相対回転するスリップリング(273)がアーム(230)に結合し、固定リング(271)の接続部(272)にスリップリング(273)の接触端子(274)が接続し、通電手段(270)を介して電源がリニアステップモータ(241)に供給され、
スタンド(210)の支持台(211)にコントローラ(281)とギヤードモータ(261)がそれぞれ配置され、コントローラ(281)が、電線(282、283)を介して通電装置(270)の固定リング(271)とギヤードモータ(261)にそれぞれ連結されることを特徴とする、眼球運動装置。
【請求項6】
前記スマートフォン(300)は、回転シャフト(220)を中心に360度低速で回転可能であり、回転アーム(230)が水平に配置された状態で、回転アーム(230)に配置されたボールスクリュー(242)に沿って左右に移動可能であり、回転アーム(230)が立てられると、回転アーム(230)に配置されたボールスクリュー(242)に沿って上下に移動可能であり、回転アーム(230)が対角線に配置されると、回転アーム(230)に配置されたボールスクリュー(242)に沿って対角線方向に移動可能であり、ユーザの眼球がスマートフォン(300)に沿って運動を行うことを特徴とする、請求項5に記載の眼球運動装置。
【請求項7】
スタンド(410)の柱(411)の上端にギヤードモータ(420)が取り付けられ、ギヤードモータ(420)の出力軸(421)に回転支持台(430)が取り付けられ、回転支持台(430)に長い直方体形状のボックスハウジング(440)の中心部が取り付けられ、ボックスハウジング(440)の内部にベルトとプーリ手段(450)が配置され、ボックスハウジング(440)のいずれか一つの側面(441)に切開部(442)が長手方向に長く形成され、ベルト(452)に移送支持台(460)が結合し、移送支持台(460)の垂直支持板部(464)の中央に連結軸(465)の一端が垂直に付着され、連結軸(465)がバランスウェイト(470)の上部水平軸孔(471)にベアリング(475)を介して嵌合し、バランスウェイト(470)の正面に磁石(480)が取り付けられ、磁石(480)にスマートフォン(500)のケースに付着された鉄板(510)が付着されることにより、ユーザが、スマートフォン(500)の画面を注視する過程で、ユーザの眼球が、スマートフォンに沿って回転または上下左右に動く運動を行うことを特徴とする、眼球運動装置。
【請求項8】
前記ボックスハウジング(440)は、一端にベルトとプーリ手段(450)を駆動するための減速モータ(455)が取り付けられ、他端にバランスウェイト(445)が取り付けられ、バランスウェイト(445)の内部にバッテリソケットが配置され、バッテリソケットに取り付けられるバッテリが減速モータ(455)の電源として使用され、切開部(442)が形成された側面(441)に第1および第2感知センサ(491、492)が取り付けられ、第1および第2感知センサ(491、492)が、移送支持台(460)を感知することを特徴とする、請求項7に記載の眼球運動装置。
【請求項9】
前記移送支持台(460)は、ベルト(452)に結合する結合板部(461)と、結合板部(461)の中央に垂直に立てられる垂直部(462)と、垂直部(462)の上端で屈折する上部水平部(463)と、上部水平部(463)から下部に屈折する垂直支持板部(464)と、垂直支持板部(464)の中央に一端が垂直に付着される連結軸(465)で構成されることを特徴とする、請求項7に記載の眼球運動装置。
【請求項10】
前記バランスウェイト(470)は、上部水平軸孔(471)の下部にバンドルウェイト部(472)が形成され、上部水平軸孔(471)の内部に複数個のベアリング(475)が取り付けられ、ベアリング(475)に連結軸(465)が嵌合し、正面に磁石(480)が付着されることを特徴とする、請求項7に記載の眼球運動装置。
【請求項11】
前記スマートフォン(500)は、ギヤードモータ(420)の出力軸(421)を中心に低速で円運動が可能であり、ボックスハウジング(440)が水平に配置された状態で、ベルトとプーリ手段(450)および移送支持台(460)により左右に移動可能であり、ボックスハウジング(440)が立てられた状態で、ベルトとプーリ手段(450)および移送支持台(460)により上下に移動可能であり、ボックスハウジング(440)が対角線に配置された状態で、ベルトとプーリ手段(450)および移送支持台(460)により対角線方向に移動可能であり、ユーザの眼球が、スマートフォン(500)に沿って運動を行うことを特徴とする、請求項7に記載の眼球運動装置。
【請求項12】
スタンド(610)の柱(611)の上端にギヤードモータ(620)が取り付けられ、ギヤードモータ(620)の出力軸(621)にボックスハウジング(630)の下部面の中央に形成された軸連結部(622)に連結され、ボックスハウジング(630)の内部にラック(640)とピニオン(645)が配置され、ピニオン(645)がステップモータ(650)により駆動し、ステップモータ(650)にバッテリケース(655)が取り付けられ、バッテリケース(655)のバッテリからステップモータ(650)に電源が印加され、ボックスハウジング(630)の側面部に切開部(631)が長手方向に長く形成され、ステップモータ(650)のシャフト(651)がピニオン(645)およびボックスハウジング(630)の切開部(631)から外部に突出し、ステップモータ(650)のシャフト(651)がバランスウェイト(660)の上部水平軸孔(661)にベアリング(665)を介して嵌合し、バランスウェイト(660)の正面に磁石(670)が取り付けられ、磁石(670)にスマートフォン(700)のケースに付着された鉄板(710)が付着されることにより、ユーザがスマートフォン(700)の画面を注視する過程で、ユーザの眼球が、スマートフォン(700)に沿って回転またはボックスハウジング(630)の切開部(631)に沿って動く運動を行うことを特徴とする、眼球運動装置。
【請求項13】
前記バランスウェイト(660)は、上部水平軸孔(661)の下部にバンドルウェイト部(662)が形成され、上部水平軸孔(661)の内部に複数個のベアリング(665)が取り付けられ、ベアリング(665)にシャフト(651)が嵌合し、正面に磁石(670)が付着されることを特徴とする、請求項12に記載の眼球運動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼球運動装置に関し、より詳細には、スタンドの柱の上端にギヤードモータが取り付けられ、アームの自由端がギヤードモータの出力軸を中心に低速で円運動をするときに、アームの自由端に形成された連結軸にバランスウェイトが相対回転可能に取り付けられており、バランスウェイトの磁石に付着されたスマートフォンの画面状態が変更されず、スマートフォンが磁石に付着されたときの状態をそのまま維持し続けるようになり、ユーザが低速で回転運動をするスマートフォンの画面を見ながら眼球運動を行うことができる眼球運動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
韓国特許第10-2075499号(2020年2月4日付で登録)に「眼球運動装置」が開示されている。
【0003】
上記眼球運動装置は、複数個の視線誘導板で構成され、ユーザの目を中心に左側と右側にそれぞれ視線誘導板が配置され、ユーザの眼球と視線誘導板との距離を勘案して、左側視線誘導板と右側視線誘導板との間隔が調整され、ユーザの目と同じ高さに配置される視線誘導板と、ユーザの目を中心に上部と下部にそれぞれ配置される視線誘導板をさらに含み、ユーザの眼球と中央視線誘導板との距離を勘案して、上部視線誘導板と下部視線誘導板との間隔が調整され、前記視線誘導板は、スタンドに取り付けられ、配置高さを異ならせるように、スタンド支柱の高さの調節が可能であり、前記視線誘導板は、正面にLEDモジュールが取り付けられ、LEDモジュールの作動がコントローラにより制御され、LEDモジュールにより正面に数字が表示されることで、LEDモジュールにより表示される数字の順に眼球を動かして、眼球運動を行うことができる。
【0004】
しかし、上記眼球運動装置は、スマートフォンを見ることと眼球運動を連係することができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明は、アームの自由端がギヤードモータの出力軸を中心に低速で円運動をするときに、アームの自由端に形成された連結軸にバランスウェイトが相対回転可能に取り付けられており、バランスウェイトの磁石に付着されたスマートフォンの画面状態が変更されず、スマートフォンが磁石に付着されたときの状態をそのまま維持し続けるようになり、ユーザが低速で回転運動をするスマートフォンの画面を見ながら眼球運動を行うことができる眼球運動装置を提供することを目的とする。
【0006】
さらに、本発明は、スマートフォンが、回転だけでなく、左右、上下および斜め方向に動くようにして、スマートフォンの画面を注視する過程で、回転だけでなく、上下、左右、および斜め方向に眼球運動を行うことができる眼球運動装置を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記のような目的を達成するための本発明による眼球運動装置は、スタンドの柱の上端にギヤードモータが取り付けられ、ギヤードモータの出力軸が回転アームの一端に形成された孔に嵌合して連結され、回転アームの自由端に連結軸が出力軸と平行に取り付けられ、連結軸がバランスウェイトの上部水平軸孔にベアリングを介して嵌合し、バランスウェイトの正面に磁石が取り付けられ、磁石にスマートフォンのケースに付着された鉄板が付着されることを特徴とする。
【0008】
前記ギヤードモータは、正方向の回転および逆方向の回転がすべて可能であり、出力軸が低速で回転し、出力軸が所定の速度で、継続して低速で回転するか、所定の角度ずつ回転および停止を繰り返して行うことができることを特徴とする。
【0009】
前記バランスウェイトは、上部水平軸孔の下部にバンドルウェイト部が形成され、上部水平軸孔の内部に複数個のベアリングが取り付けられ、ベアリングにアームの連結軸が嵌合することを特徴とする。
【0010】
これにより、バランスウェイトの磁石にスマートフォンが付着された状態で、アームの自由端がギヤードモータの出力軸を中心に低速で円運動をすると、アームの連結軸がバランスウェイトの上部水平軸孔にベアリングを介して嵌合していることから、バランスウェイトがバンドルウェイト部によって連結軸の配置位置に応じて連結軸に対して相対回転をすることにより、常にバランスウェイトは、バンドルウェイト部が上部水平軸孔の下部に配置されるように立てられた状態を維持するようになり、バランスウェイトの磁石に付着されたスマートフォンの付着状態が、アームの回転運動に関係なく、傾くことなく、常に一定に維持され、ユーザが低速で回転運動をするスマートフォンの画面を見ながら眼球運動をするようになることを特徴とする。
【0011】
本発明による眼球運動装置の他の例は、スタンドのカンチレバーに回転シャフトが回転可能に嵌合し、回転シャフトの先端に回転アームの連結端が垂直に連結され、回転アームの自由端が回転シャフトを中心に回転するようになり、回転アームの内部にリニアステップモータにより駆動するボールスクリューと移送ナットが取り付けられ、移送ナットに連結軸の一端が連結され、連結軸の他端がバランスウェイトの上部水平軸孔にベアリングを介して嵌合し、バランスウェイトの正面に磁石が取り付けられ、磁石にスマートフォンのケースに付着された鉄板が付着され、回転シャフトの後端に従動プーリが取り付けられ、スタンドの支持台の内部にギヤードモータが配置され、ギヤードモータの出力軸に駆動プーリが取り付けられ、駆動プーリと従動プーリがベルトによって連結され、カンチレバーの先端に通電手段の固定リングが取り付けられ、固定リングに対して相対回転するスリップリングがアームに結合し、固定リングの接続部にスリップリングの接触端子が接続し、通電手段を介して電源がリニアステップモータに供給され、スタンドの支持台にコントローラとギヤードモータがそれぞれ配置され、コントローラが電線を介して通電装置の固定リングとギヤードモータにそれぞれ連結されることを特徴とする。
【0012】
前記スマートフォンは、回転シャフトを中心に360度低速で回転可能であり、回転アームが水平に配置された状態で、回転アームに配置されたボールスクリューに沿って左右に移動可能であり、回転アームが立てられると、回転アームに配置されたボールスクリューに沿って上下に移動可能であり、回転アームが対角線に配置されると、回転アームに配置されたボールスクリューに沿って対角線方向に移動可能であり、ユーザの眼球がスマートフォンに沿って運動をするようになることを特徴とする。
【0013】
本発明による眼球運動装置のさらに他の例は、スタンドの柱の上端にギヤードモータが取り付けられ、ギヤードモータの出力軸に回転支持台が取り付けられ、回転支持台に長い直方体形状のボックスハウジングの中心部が取り付けられ、ボックスハウジングの内部にベルトとプーリ手段が配置され、ボックスハウジングのいずれか一つの側面に切開部が長手方向に長く形成され、ベルトに移送支持台が結合し、移送支持台の垂直支持板部の中央に連結軸の一端が垂直に付着され、連結軸がバランスウェイトの上部水平軸孔にベアリングを介して嵌合し、バランスウェイトの正面に磁石が取り付けられ、磁石にスマートフォンのケースに付着された鉄板が付着されることにより、ユーザがスマートフォンの画面を注視する過程で、ユーザの眼球がスマートフォンに沿って回転または左右に動く運動をするようになることを特徴とする。
【0014】
前記ボックスハウジングは、一端にベルトとプーリ手段を駆動するための減速モータが取り付けられ、他端にバランスウェイトが取り付けられ、バランスウェイトの内部にバッテリソケットが配置され、バッテリソケットに取り付けられるバッテリが減速モータの電源として使用され、切開部が形成された側面に第1および第2感知センサが取り付けられ、第1および第2感知センサが移送支持台を感知するようになることを特徴とする。
【0015】
前記移送支持台は、ベルトに結合する結合板部と、結合板部の中央に垂直に立てられる垂直部と、垂直部の上端で屈折する上部水平部と、上部水平部から下部に屈折する垂直支持板部と、垂直支持板部の中央に一端が垂直に付着される連結軸で構成されることを特徴とする。
【0016】
前記バランスウェイトは、上部水平軸孔の下部にバンドルウェイト部が形成され、上部水平軸孔の内部に複数個のベアリングが取り付けられ、ベアリングに連結軸が嵌合し、正面に磁石が付着されることを特徴とする。
【0017】
前記スマートフォンは、ギヤードモータの出力軸を中心に低速で円運動が可能であり、ボックスハウジングが水平に配置された状態で、ベルトとプーリ手段および移送支持台によって左右に移動可能であり、ボックスハウジングが立てられた状態で、ベルトとプーリ手段および移送支持台によって上下に移動可能であり、ボックスハウジングが対角線に配置された状態で、ベルトとプーリ手段および移送支持台によって対角線方向に移動可能であり、ユーザの眼球がスマートフォンに沿って運動を行う。
【0018】
本発明による眼球運動装置のさらに他の例は、スタンドの柱の上端にギヤードモータが取り付けられ、ギヤードモータの出力軸にボックスハウジングの下部面の中央に形成された軸連結部に連結され、ボックスハウジングの内部にラックアンドピニオンが配置され、ピニオンがステップモータによって駆動され、ステップモータにバッテリケースが取り付けられ、バッテリケースのバッテリからステップモータに電源が印加され、ボックスハウジングの側面部に切開部が長手方向に長く形成され、ステップモータのシャフトがピニオンおよびボックスハウジングの切開部から外部に突出し、ステップモータのシャフトがバランスウェイトの上部水平軸孔にベアリングを介して嵌合し、バランスウェイトの正面に磁石が取り付けられ、磁石にスマートフォンのケースに付着された鉄板が付着されることにより、ユーザがスマートフォンの画面を注視する過程で、ユーザの眼球が、スマートフォンに沿って回転またはボックスハウジングの切開部に沿って動く運動をするようになることを特徴とする眼球運動装置。
【0019】
前記バランスウェイトは、上部水平軸孔の下部にバンドルウェイト部が形成され、上部水平軸孔の内部に複数個のベアリングが取り付けられ、ベアリングにシャフトが嵌合し、正面に磁石が付着されることを特徴とする眼球運動装置。
【発明の効果】
【0020】
これにより、本発明による眼球運動装置は、ユーザがスマートフォンの画面を見る間に、スマートフォンの動きに沿って回転だけでなく、上下、左右、および斜め方向に眼球運動を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の第1実施形態による眼球運動装置を図示した側面図である。
図2】本発明の第1実施形態による眼球運動装置を図示した正面図である。
図3】本発明の第1実施形態による眼球運動装置の回転アームを図示した分解斜視図である。
図4】本発明の第2実施形態による眼球運動装置を図示した側断面図である。
図5】本発明の第2実施形態による眼球運動装置の作動を説明するために図示した正面図である。
図6】本発明の第2実施形態による眼球運動装置の作動を説明するために図示した正面図である。
図7】本発明の第2実施形態による眼球運動装置の作動を説明するために図示した正面図である。
図8】本発明の第2実施形態による眼球運動装置の作動を説明するために図示した正面図である。
図9】本発明の第3実施形態による眼球運動装置を図示した側面図である。
図10】スマートフォンの付着のためにベルト装置に支持台が取り付けられる例を図示した分解斜視図である。
図11】本発明の第3実施形態による眼球運動装置の作動を説明するために図示した正面図である。
図12】本発明の第3実施形態による眼球運動装置の作動を説明するために図示した正面図である。
図13】本発明の第3実施形態による眼球運動装置の作動を説明するために図示した正面図である。
図14】本発明の第3実施形態による眼球運動装置の作動を説明するために図示した正面図である。
図15】本発明の第4実施形態による眼球運動装置を図示した側面図である。
図16】ボックスハウジングにラックアンドピニオンが取り付けられ、スマートフォンの付着のためにバランスウェイトがステップモータのシャフトに結合することを図示した分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1図3を参照すると、本発明の第1実施形態による眼球運動装置は、スタンド10の柱11の上端にギヤードモータ20が取り付けられ、ギヤードモータ20の出力軸21が回転アーム30の一端に形成された孔31に嵌合して連結され、回転アーム30の自由端に連結軸35が出力軸21と平行に取り付けられ、連結軸35がバランスウェイト40の上部水平軸孔41にベアリング50を介して嵌合し、バランスウェイト40の正面に磁石60が取り付けられ、磁石60にスマートフォン70のケース75に付着された鉄板76が付着される。
【0024】
前記ギヤードモータ20は、正方向の回転および逆方向の回転がすべて可能であり、出力軸21が低速で回転し、出力軸が所定の速度で継続して低速で回転するか、所定の角度ずつ回転および停止を繰り返して行うことができる。
【0025】
前記バランスウェイト40は、上部水平軸孔41の下部にバンドルウェイト部42が形成され、上部水平軸孔41の内部に複数個のベアリング50が取り付けられ、ベアリング50に回転アーム30の連結軸35が嵌合する。
【0026】
前記のように構成された本発明の第1実施形態による眼球運動装置は、図2に図示されているように、バランスウェイト40の磁石60にスマートフォン70が付着された状態で、回転アーム30の自由端がギヤードモータ20の出力軸21を中心に低速で円運動をすると、回転アーム30の連結軸35がバランスウェイト40の上部水平軸孔41にベアリング50を介して嵌合していることから、バランスウェイト40がバンドルウェイト部42によって連結軸35の配置位置に応じて連結軸35に対して相対回転をするようになり、常にバランスウェイト40は、バンドルウェイト部42が上部水平軸孔41の下部に配置されるように立てられた状態を維持するようになる。
【0027】
これにより、バランスウェイト40の磁石60に付着されたスマートフォン70の付着状態が、回転アーム30の回転運動に関係なく、傾くことなく、常に一定に維持される。
【0028】
すなわち、回転アーム30の自由端が、ギヤードモータ20の出力軸21を中心に低速で円運動をするときに、バランスウェイト40の磁石60に付着されたスマートフォン70の画面状態が変更されず、スマートフォン70が磁石60に付着されたときの状態をそのまま維持し続けるようになり、ユーザが、低速で回転運動をするスマートフォン70の画面を見ながら眼球運動を行うことができる。
【0029】
例えば、図2のaの位置からスマートフォン70が立てられた状態で磁石40に取り付けられた状態で、回転アーム30がギヤードモータ20の出力軸21を中心に低速で90度回転してbの位置に配置されたときにも、バランスウェイト40により、スマートフォン70が立てられた状態を維持し続けるようになり、回転アーム30がギヤードモータ20の出力軸21を中心に低速で45度さらに回転してcの位置に配置されたときにも、バランスウェイト40により、スマートフォン70が立てられた状態を維持し続けるようになる。
【0030】
上記において、本発明による眼球運動装置は、磁石に付着されるものがスマートフォンとして言及されているが、本発明は、これに限定されず、眼球運動のための指示板または映像機器などであることができ、スマートフォンの代わりに、このような眼球運動のための指示板または映像機器を磁石に付着したことも、本発明の請求範囲に属することを知ることができる。
【0031】
図4図6を参照すると、本発明の第2実施形態による眼球運動装置は、スタンド210のカンチレバー213に回転シャフト220が回転可能に嵌合し、回転シャフト220の先端に回転アーム230の連結端231が垂直に連結され、回転アーム230の自由端232が回転シャフト220を中心に回転するようになり、回転アーム230の内部にリニアステップモータ241によって駆動するボールスクリュー242と移送ナット243が取り付けられ、移送ナット243に連結軸245の一端が連結され、連結軸245の他端がバランスウェイト250の上部水平軸孔251にベアリング252を介して嵌合し、バランスウェイト250の正面に磁石255が取り付けられ、磁石255にスマートフォン300のケースに付着された鉄板311が付着される。
【0032】
また、本発明の第2実施形態による眼球運動装置は、回転シャフト220の後端に従動プーリ265が取り付けられ、スタンド210の支持台211の内部にギヤードモータ261が配置され、ギヤードモータ261の出力軸262に駆動プーリ263が取り付けられ、駆動プーリ263と従動プーリ265がベルト264によって連結され、カンチレバー213の先端に通電手段270の固定リング271が取り付けられ、固定リング271に対して相対回転するスリップリング273がアーム230に結合し、固定リング271の接続部272にスリップリング273の接触端子274が接続し、通電手段270を介して電源がリニアステップモータ241に供給される。
【0033】
また、本発明の第2実施形態による眼球運動装置は、スタンド210の支持台211にコントローラ281とギヤードモータ261がそれぞれ配置され、コントローラ281が、電線282、283を介して通電装置270の固定リング271とギヤードモータ261にそれぞれ連結される。
【0034】
前記ギヤードモータ261は、正方向の回転および逆方向の回転がすべて可能であり、出力軸21が低速で回転し、出力軸が所定の速度で継続して低速で回転するか、所定の角度ずつ回転および停止を繰り返して行うことができる。
【0035】
前記バランスウェイト250は、上部水平軸孔251の下部にバンドルウェイト部253が形成され、上部水平軸孔251の内部に複数個のベアリング252が取り付けられ、ベアリング252に連結軸245が嵌合する。
【0036】
前記のように構成された本発明の第2実施形態による眼球運動装置は、ギヤードモータ261の動力がプーリ263、265とベルト264を介して回転シャフト220に伝達され、回転シャフト220の回転によって回転アーム230の自由端232が回転シャフト220を中心に回転することにより、図5に図示されているように、回転アーム230の自由端に配置されるスマートフォン300が回転シャフト220を中心に360度低速で回転するようになる。
【0037】
ここで、回転アーム230の自由端に配置された連結軸245が、バランスウェイト250の上部水平軸孔251にベアリング252を介して嵌合していることから、バランスウェイト250がバンドルウェイト部253によって連結軸245の配置位置に応じて連結軸245に対して相対回転をするようになることで、常にバランスウェイト250はバンドルウェイト部4253が上部水平軸孔251の下部に配置されるように立てられた状態を維持するようになる。
【0038】
これにより、バランスウェイト250の磁石255に付着されたスマートフォン300の付着状態が、回転アーム230の回転運動に関係なく、傾くことなく、常に一定に維持される。
【0039】
すなわち、回転アーム230の自由端が回転シャフト220を中心に低速で円運動をするときに、バランスウェイト250の磁石255に付着されたスマートフォン300の画面状態が変更されず、スマートフォン300が、磁石60に付着されたときの状態をそのまま維持し続けるようになり、ユーザが低速で回転運動をするスマートフォン300の画面を見ながら眼球運動を行うことができる。
【0040】
また、回転アーム230が回転シャフト220を中心に回転するが、通電手段270を介して電源がリニアステップモータ241に供給されることができ、図6に図示されているように、回転アーム230が左側に水平な(a)位置に配置されると、リニアステップモータ241により、ボールスクリュー242が正回転するようになり、移送ナット243がボールスクリュー242に沿って矢印235の方向のように、回転アーム230の内側に移動することで、スマートフォン300が左側から右側に移動し、ユーザの眼球が左側から右側に動くようになる。次に、リニアステップモータ241によってボールスクリュー242が逆回転するようになり、移送ナット243がボールスクリュー242に沿って回転アームの内側から外側に矢印235の反対方向に移動することで、スマートフォン300が右側から左側に移動し、ユーザの眼球がスマートフォン300に沿って右側から左側に動くようになる。
【0041】
次に、回転アーム230が回転シャフト220を中心に90度回転することで、回転アーム230が立てられ、スマートフォン300が(b)位置である回転アーム230の上端に配置される。
【0042】
図7に図示されているように、その後、回転アーム230が立てられた状態で、リニアステップモータ241、ボールスクリュー242および移送ナット243により、スマートフォン300が、矢印337の方向のように上下に移動することができ、ユーザの眼球が、スマートフォン300に沿って上下に運動を行うことができる。
【0043】
さらに、図8に図示されているように、回転アーム230が、直角ではなく、所定の角度(例えば、30、45、または60度のいずれか一つの角度)だけ角回転した状態で、リニアステップモータ241、ボールスクリュー242および移送ナット243により、スマートフォン300が、対角線方向に移動することができ、ユーザの眼球が、スマートフォン300に沿って対角線方向に動く運動を行う。
【0044】
図9および図10を参照すると、本発明の第3実施形態による眼球運動装置は、スタンド410の柱411の上端にギヤードモータ420が取り付けられ、ギヤードモータ420の出力軸421に回転支持台430が取り付けられ、回転支持台430に長い直方体形状のボックスハウジング440の中心部が取り付けられ、ボックスハウジング440の内部にベルトとプーリ手段450が配置され、ボックスハウジング440のいずれか一つの側面441に切開部442が長手方向に長く形成され、ベルト452に移送支持台460が結合し、移送支持台460の垂直支持板部464の中央に連結軸465の一端が垂直に付着され、連結軸465がバランスウェイト470の上部水平軸孔471にベアリング475を介して嵌合し、バランスウェイト470の正面に磁石480が取り付けられ、磁石480にスマートフォン500のケースに付着された鉄板510が付着されることにより、ユーザがスマートフォン500の画面を注視する過程で、ユーザの眼球が、スマートフォンに沿って回転または左右に動く運動を行う。
【0045】
前記ギヤードモータ420は、正方向の回転および逆方向の回転がすべて可能であり、出力軸21が低速で回転し、出力軸が所定の速度で継続して低速で回転するか、所定の角度ずつ、回転および停止を繰り返して行うことができる。
【0046】
前記ボックスハウジング440は、一端にベルトとプーリ手段450を駆動するための減速モータ455が取り付けられ、他端にバランスウェイト445が取り付けられ、バランスウェイト445の内部にバッテリソケット(図示せず)が配置され、バッテリソケットに取り付けられるバッテリ(図示せず)が減速モータ455の電源として使用され、切開部442が形成された側面441に第1および第2感知センサ491、492が取り付けられることで、第1および第2感知センサ491、492が、移送支持台460を感知する。
【0047】
前記第1および第2感知センサ491、492は、近接センサ、リミットスイッチ、タッチセンサのいずれか一つである。
【0048】
前記ベルトとプーリ手段450は、ボックスハウジング440の一端と他端に駆動プーリ451と従動プーリ453がそれぞれ配置され、ベルト452が駆動プーリ451と従動プーリ453にかかり、減速モータ455によって駆動プーリ451が駆動し、ベルトが駆動プーリ451と従動プーリとの間を左右に移動する。
【0049】
前記移送支持台460は、ベルト452に結合する結合板部461と、結合板部461の中央に垂直に立てられる垂直部462と、垂直部462の上端で屈折する上部水平部463と、上部水平部463から下部に屈折する垂直支持板部464と、垂直支持板部464の中央に一端が垂直に付着される連結軸465で構成される。
【0050】
前記バランスウェイト470は、上部水平軸孔471の下部にバンドルウェイト部472が形成され、上部水平軸孔471の内部に複数個のベアリング475が取り付けられ、ベアリング475に連結軸465が嵌合し、正面に磁石480が付着される。
【0051】
前記のように構成された本発明の第3実施形態による眼球運動装置は、図11に図示されているように、ボックスハウジング440の両端部がギヤードモータ420の出力軸421を中心に低速で円運動をすると、移送支持台460の連結軸465がバランスウェイト470の上部水平軸孔471にベアリング475を介して嵌合していることから、バランスウェイト470がバンドルウェイト部472により、連結軸465の配置位置に応じて連結軸465に対して相対回転をすることで、常に、バランスウェイト470は、バンドルウェイト部472が上部水平軸孔471の下部に配置されるように立てられた状態を維持するようになる。
【0052】
これにより、バランスウェイト470の磁石480に付着されたスマートフォン500の付着状態が、ボックスハウジング440の回転運動に関係なく、傾くことなく、常に一定に維持される。すなわち、バランスウェイト470の磁石480に付着されたスマートフォン500の画面状態が変更されず、スマートフォン500が磁石480に付着されたときの状態をそのまま維持し続けるようになり、ユーザが、低速で回転運動をするスマートフォン500の画面を見ながら眼球運動を行うことができる。
【0053】
図12に図示されているように、ボックスハウジング440が水平に配置された状態で、減速モータ455の動力が駆動プーリ451に伝達され、ベルト452に取り付けられた移送支持台460が、第1感知センサ491と第2感知センサ492との間を左から右に、そして右から左にゆっくり左右移動することで、ユーザが、移送支持台460に取り付けられたスマートフォン500の画面を注視する過程で、ユーザの眼球が、スマートフォン500に沿って矢印515の方向のように、左右に動いて運動を行う。
【0054】
図13に図示されているように、その後、ボックスハウジング440が90度回転すると、ボックスハウジング440が立てられ、スマートフォン500が(b)位置であるボックスハウジング440の上端に配置される。
【0055】
その後、ボックスハウジング440が立てられた状態で、上述のように、ベルトとプーリ手段470により、スマートフォン500が、矢印517の方向のように、上下に移動することができ、ユーザの眼球が、スマートフォン500に沿って上下に運動することができる。
【0056】
図14に図示されているように、さらに、ボックスハウジング440が、直角ではなく、所定の角度(例えば、30、45、または60度のいずれか一つの角度)だけ角回転した状態で、ベルトとプーリ手段470により、スマートフォン500が、矢印520のような対角線方向に移動することができ、ユーザの眼球が、スマートフォン500に沿って対角線方向に動く運動を行う。
【0057】
図15および図16を参照すると、本発明の第4実施形態による眼球運動装置は、スタンド610の柱611の上端にギヤードモータ620が取り付けられ、ギヤードモータ620の出力軸621にボックスハウジング630の下部面の中央に形成された軸連結部622に連結され、ボックスハウジング630の内部にラックとピニオン645が配置され、ピニオン645がステップモータ650により駆動し、ステップモータ650にバッテリケース655が取り付けられ、バッテリケース655のバッテリからステップモータ650に電源が印加され、ボックスハウジング630の側面部に切開部631が長手方向に長く形成され、ステップモータ650のシャフト651が、ピニオン645およびボックスハウジング630の切開部631から外部に突出し、ステップモータ650のシャフト651が、バランスウェイト660の上部水平軸孔661にベアリング665を介して嵌合し、バランスウェイト660の正面に磁石670が取り付けられ、磁石670にスマートフォン700のケースに付着された鉄板710が付着されることにより、ユーザが、スマートフォン700の画面を注視する過程で、ユーザの眼球が、スマートフォン700に沿って回転またはボックスハウジング630の切開部631に沿って動く運動を行う。
【0058】
前記バランスウェイト660は、上部水平軸孔661の下部にバンドルウェイト部662が形成され、上部水平軸孔661の内部に複数個のベアリング665が取り付けられ、ベアリング665にシャフト651が嵌合し、正面に磁石670が付着される。
【0059】
前記のように構成された本発明の第4実施形態による眼球運動装置は、本発明の第3実施形態による眼球運動装置において、図11図14を参照して説明したとおり、スマートフォン500が、ギヤードモータ620の出力軸621を中心に低速で円運動をするか、ボックスハウジング440が、水平、垂直または斜めに配置された状態で、ラックとピニオン645によって左右、上下、および斜めにゆっくり移動することにより、ユーザが、スマートフォン500の画面を注視する過程で、ユーザの眼球が、スマートフォン500に沿って回転、左右、上下および斜めに動いて運動を行う。
【符号の説明】
【0060】
10 スタンド
20 ギヤードモータ
30 回転アーム
40 バランスウェイト
50 ベアリング
60 磁石
70 スマートフォン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【国際調査報告】