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  • 特表-緩衝型安全カーストッパー 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-23
(54)【発明の名称】緩衝型安全カーストッパー
(51)【国際特許分類】
   B60T 1/14 20060101AFI20240116BHJP
   F16F 7/00 20060101ALI20240116BHJP
   F16F 7/04 20060101ALI20240116BHJP
   E01F 15/00 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
B60T1/14
F16F7/00 C
F16F7/04
E01F15/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023537282
(86)(22)【出願日】2022-01-12
(85)【翻訳文提出日】2023-06-30
(86)【国際出願番号】 KR2022000592
(87)【国際公開番号】W WO2022154497
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】10-2021-0004954
(32)【優先日】2021-01-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523225885
【氏名又は名称】チョン,ガプス
【氏名又は名称原語表記】JEON,Gapsu
【住所又は居所原語表記】203ho(Samho-dong, Samik Apt.), Samho 5-gil 14, Yangsan-si Gyeongsangnam-do 50530, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100186060
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 大輔
(72)【発明者】
【氏名】チョン,ガプス
【テーマコード(参考)】
2D101
3J066
【Fターム(参考)】
2D101CA14
2D101GA11
3J066BA01
3J066BD01
3J066CA02
(57)【要約】
本発明は駐車の際にストッパーによるタイヤの衝撃力を緩和して車両の寿命を延ばすのに役立つ緩衝型安全カーストッパーである。このために、本発明は、駐車場の底面に設置されるベースプレート、前記ベースプレートの上部の一定の高さに具備されるタッチバー、前記ベースプレートの上面に取り付けられた固定体と前記タッチバーの底面に取り付けられる回転体とを連結するシャフト、前記シャフトに嵌め込まれて前記タッチバーに弾性復元力が作用するようになるコイルスプリングからなって、前記タッチバーがタイヤの衝撃力を緩衝作用して前記タイヤが離脱する際に元の位置に復帰するようになった緩衝型安全カーストッパーにおいて、前記タッチバーに円筒状に嵌め込まれて前記タイヤとスライディング接触するようになるスリーブと、前記シャフトに嵌め込まれる軸孔が形成されて前記タッチバーとベースプレートとの間に縦方向に具備され、上端部と下端部が前記スリーブとベースプレートに近接するように具備され、前記タッチバーの回転動作によって下端部が前記ベースプレートに接触しながら上端部がスリーブと密着固定するようになるブレーキで構成されることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場の底面に設置されるベースプレート10、前記ベースプレート10の上部の一定の高さに具備されるタッチバー20、前記ベースプレート10の上面に取り付けられた固定体32と前記タッチバー20の底面に取り付けられる回転体34とを連結するシャフト40、前記シャフト40に嵌め込まれて前記タッチバー20に弾性復元力が作用するようになるコイルスプリング42からなって、前記タッチバー20がタイヤTの衝撃力を緩衝作用して前記タイヤTが離脱の際に元の位置に復帰するようになった緩衝型安全カーストッパーにおいて、
前記タッチバー20に円筒状で嵌め込まれて前記タイヤTとスライディング接触するようになるスリーブ50と、
前記シャフト40に嵌め込まれる軸孔62とが形成され、前記タッチバー20とベースプレート10との間に縦方向に具備されて、上端部64と下端部66とが前記スリーブ50とベースプレート10に近接するように具備されて、前記タッチバー20の回転動作によって下端部66が前記ベースプレート10に接触しながら上端部64がスリーブ50と密着固定するようになるブレーキ60で構成されることを特徴とする緩衝型安全カーストッパー。
【請求項2】
前記軸孔62は楕円形に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の緩衝型安全カーストッパー。
【請求項3】
前記上端部64はスリーブ50の表面に対応する曲線に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の緩衝型安全カーストッパー。
【請求項4】
前記スリーブ50及び上端部64は表面に凹凸が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の緩衝型安全カーストッパー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は駐車場に具備される緩衝型安全カーストッパーに係り、駐車の際にストッパーによるタイヤの衝撃力を緩和し、車両の寿命を延ばすのに役立つ緩衝型安全カーストッパーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、駐車場には底面に駐車区域を区分する駐車線が表示され、駐車区域には後方に車両タイヤの停止位置を案内するための駐車ブロックが設置される。このような駐車ブロックはタイヤが簡単に通り過ぎないように直方体形状のブロック形態に形成され、アンカーボルトなどで底面に堅たく固定される。
【0003】
このような駐車ブロックに関する従来の先行技術(特許文献)をよく見ると、(特許文献001)韓国登録特許公報第10‐2197151(登録日:2020年12月23日)号の「緩衝型カーストッパー」が既に公知されており、これは本発明と出願人(発明者)が同一の発明である。前記の先行技術(特許文献)は車両のタイヤがタッチバーと接触する際に回転駆動するため、タイヤが回転する方向にタッチバーに回転摩擦力が作用するようになる。すなわち、タイヤと接触するタッチバー及びヒンジ連結部品(シャフトなど)に摩擦力が加えられて損傷及び破損される危険性が高く、タイヤとの回転摩擦音を引き起こして、車両にも衝撃力が加えられるなどの問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の技術的課題は、車両が駐車の際に、タイヤがタッチバーと接触すれば、スリーブが回転しながら摩擦力を相殺させて円滑に動作することができるようになり、逆にタイヤがタッチバーから離脱してタッチバーが元の位置に復帰(駐車待機)した状態ではホルダーによってスリーブが固定された状態で回転を防止するようになるので、歩行者の安全事故を予防することができるようになる緩衝型安全カーストッパーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の技術的課題を解決するために、本発明は、駐車場の底面に設置されるベースプレート、前記ベースプレートの上部の一定の高さに具備されるタッチバー、前記ベースプレートの上面に取り付けられた固定体と前記タッチバーの底面に取り付けられる回転体を連結するシャフト、前記シャフトに嵌め込まれて前記タッチバーに弾性復元力が作用するようになるコイルスプリングからなって、前記タッチバーがタイヤの衝撃力を緩衝作用して前記タイヤが離脱する際に元の位置に復帰するようになった緩衝型安全カーストッパーにおいて、前記タッチバーに円筒状で嵌め込まれて前記タイヤとスライディング接触するようになるスリーブと、前記シャフトに嵌め込まれる軸孔とが形成されて、前記タッチバーとベースプレートとの間に縦方向に具備され、上端部と下端部が前記スリーブとベースプレートに近接するように具備され、前記タッチバーの回転動作によって下端部が前記ベースプレートに接触しながら上端部がスリーブと密着固定するようになるブレーキで構成されることを特徴とする緩衝型安全カーストッパーを提案する。
【0006】
本発明によれば、前記軸孔は楕円形に形成されたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、前記上端部はスリーブの表面に対応する曲線に形成されたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、前記スリーブ及び上端部は表面に凹凸が形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は回転駆動するタイヤがタッチバーと接触する際に、回転ローラーによって回転摩擦力を相殺させて動作がスムーズで、さらによい乗り心地と気楽さを提供することができる効果がある。
【0010】
本発明はタッチバー及びヒンジ連結部位(固定体、回転体、シャフト)の損傷及び破損を防止して寿命が延び、タイヤとの回転摩擦音を解消してタイヤの摩耗を最小化して寿命を延ばすのに役立つ効果がある。
【0011】
本発明は車両が駐車場を出てタッチバーがタイヤと分離された上昇復帰(駐車待機)状態では、ホルダーによってスリーブが固定されて歩行者の足が滑るなどの安全事故を予防する効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明による緩衝型安全カーストッパーの主要構成要素を分離して示す斜視図である。
図2】本発明による緩衝型安全カーストッパーを縦断面に示す正面図である。
図3】前記図2のA‐A線断面に示す側面図である。
図4】前記図2のB‐B線断面に示す緩衝型安全カーストッパーの作動状態図である。
図5】本発明によるスリーブ50及びブレーキ60の作動状態図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の緩衝型安全カーストッパーは、駐車場の底面に設置されるベースプレート10、前記ベースプレート10の上部の一定の高さに具備されるタッチバー20、前記ベースプレート10の上面に取り付けられた固定体32と前記タッチバー20の底面に取り付けられる回転体34とを連結するシャフト40、前記シャフト40に嵌め込まれて前記タッチバー20に弾性復元力が作用するようになるコイルスプリング42からなって、前記タッチバー20がタイヤTの衝撃力を緩衝作用して前記タイヤTが離脱の際に元の位置に復帰するようになった緩衝型安全カーストッパーにおいて、前記タッチバー20に円筒状で嵌め込まれて前記タイヤTとスライディング接触するようになるスリーブ50と、前記シャフト40に嵌め込まれる軸孔62とが形成され、前記タッチバー20とベースプレート10との間に縦方向に具備されて上端部64と下端部66とが前記スリーブ50とベースプレート10に近接するように具備されて、前記タッチバー20の回転動作によって下端部66が前記ベースプレート10に接触しながら上端部64がスリーブ50と密着固定するようになるブレーキ60で構成されることを特徴とする。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施例を添付された図面を参照して詳しく説明する。これに係る公知の機能あるいは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にすることができると判断される場合、その詳細な説明を省略し、図面上で同一な図面符号は同一の要素を指す。
【0015】
図1は本発明の好ましい実施例による緩衝型安全カーストッパーの構成を示す斜視図である。そして、図2は前記緩衝型安全カーストッパーの主要部を縦断面に示す正面図で、図3は前記図2のA‐A線断面に示す側面図である。
【0016】
図1ないし図3を参照すれば、本発明の好ましい実施例による緩衝型安全カーストッパーは駐車区域の内側にタイヤTが到逹する位置に具備され、駐車場の底面に取り付けられるベースプレート10、ベースプレート10の上部に具備されてタイヤTが接触するタッチバー20、ベースプレート10とタッチバー20との間に具備される緩衝手段30、スリーブ50、ブレーキ60で構成される。
【0017】
ベースプレート10はタイヤTの到達位置に一つまたは複数具備され、長方形に駐車場の底面に設けられ、端に形成された固定孔12に固定ねじ14が嵌め込まれる。タッチバー20はベースプレート10の上部に一定間隔を置いて横方向に並んで具備され、一定の長さに延長形成されて両側端部にキャップ22が結合される。タッチバー20は断面が円形に形成され、タイヤTが転んで接触しながら損傷を最小化することができ、中が空いたパイプ(Pipe)または中が詰まったラウンドバー(Round bar)などに形成される。
【0018】
緩衝手段30はタッチバー20を弾力的に支持するためのもので、タッチバー20の下部両側に具備され、ベースプレート10とタッチバー20を連結してタッチバー20を一定の高さに持ち上げている。緩衝手段30はタイヤTによる側面荷重がタッチバー20に作用する際に弾力的に衝撃力を吸収及び緩和するようになり、タイヤの側面荷重が除去されればタッチバー20をもとの位置に復帰させるようになる。一方、タッチバー20は一方タイヤの幅に鑑みて200~500mm程度の長さに形成され、または車両の両側タイヤが同時に接触できるように1500~2000mm以上に長く形成可能であり、長さが長くなるほど緩衝手段30の数も2個以上に増加される。
【0019】
緩衝手段30はベースプレート10の上面に一定間隔で取り付けられた固定体32、タッチバー20の底面に取り付けられて固定体32とヒンジ結合される回転体34、固定体32と回転体34をヒンジ結合するためのシャフト40及びナット41、シャフト40に嵌め込まれて弾性復元力が作用するコイルスプリング42で構成される。固定体32はベースプレート10の上面に一つまたは複数で具備されて一定間隔を置いて縦方向に一対が設置され、一側面に連結孔36が形成される。回転体34はタッチバー20の底面に縦方向に取り付けられ、一側面に連結孔36が形成される。シャフト40は連結孔36に嵌め込まれてナット41が結合して固定体32と回転体34がヒンジで連結される。固定体32と回転体34は連結孔36にシャフト40が嵌め込まれてヒンジ結合され、回転体34の後側に具備されたホルダー38が固定体32の後側上部に形成された停止段差39にかみ合いながらタッチバー20が立てられた駐車待機状態で固定される。ホルダー38はタッチバー20の動作によって回転体34とともに下向き(反時計回り)回転して停止段差39から分離されて固定が解除される。
【0020】
コイルスプリング42は外部から加えられる荷重に対する弾性復元力が作用するもので、シャフト40に嵌め込まれて一側の第1端部44がベースプレート10に下向きで密着され、他側の第2端部46がタッチバー20に上向きで密着された状態に固定される。よって、タッチバー20に後方(図面上の左側)に荷重が加えられれば一定区間回転しながらコイルスプリング42にねじりモーメントが発生し、荷重が除去されれば弾力的に復元力が作用する。一方、コイルスプリング42はぜんまい、板スプリング、圧縮(伸張)復元力が作用する圧縮シリンダーなどを含んで構成される。
【0021】
スリーブ50はタッチバー20のまわり面に円筒状に嵌め込まれてスライディング接触するようになる。このため、内径がタッチバー20のまわり面(外径)より0.5~3mm程度大きく形成されて無負荷状態に空回り可能になるので、タイヤTが回転接触の際に自然に連動できるようになる。すなわち、タイヤTがタッチバー20に接触する際にスリーブ50によって回転摩擦力が相殺されてタッチバー20が円滑に作動することができるようになる。逆に、タッチバー20からタイヤTが分離する際にもスリーブ50は回転しながらタッチバー20が元の位置に自然に復帰することができるようになる。
【0022】
ブレーキ60は中間部の軸孔62がシャフト40に嵌め込まれて回転体34の外側面に組み立てられ、タッチバー20とベースプレート10との間に縦方向に具備される。ブレーキ60は上端部64がスリーブ50に近接して下端部66はベースプレート10に近接するように垂直に近い縦方向に立てられて固定力が作用するようになる。軸孔62の上部に形成された上端部64がスリーブ50に密着または分離し、下端部66は軸孔62の下部に下向きで突出されてベースプレート10に密着または分離する。下端部66が図面に示すように、V字形態であるか、または別途図面に示していないがU字形態の半楕円形にも形成可能である。下端部66は軸孔62の底面と下端部66端の長さがシャフト40とベースプレート10の間隔より長く形成されてブレーキ60が下向きに回転する際に固定力が作用するようになる。言い換えれば、ブレーキ60はカム(Cam)方式のように、タッチバー20と連動しながらシャフト40の案内に従って一定区間回転しながらスリーブ50を固定または解除するようになる。ブレーキ60はタッチバー20とベースプレート10との間に一つまたは複数設置可能であり、図面のように緩衝手段30のシャフト40の一側に設置するか、または別途図面に示していないが、ベースプレート10の上面に別途構成でも設置可能である。そして、ベースプレート10には緩衝手段30及びブレーキ60を包むカバー(図示せず)を具備して外部から異物の流入が防止されるようになる。
【0023】
本発明の緩衝型安全カーストッパーは主に屋外や室内駐車場などに設置されるので、ベースプレート10、タッチバー20及びキャップ22、固定体32及び回転体34、シャフト40、スリーブ50、ブレーキ60を耐食性及び耐久性に優れ、外観がきれいなステンレス、鉄(メッキ、塗装)のような金属材質で構成され、または硬質の合成樹脂、アクリル、合成ゴムなどでも構成可能である。ただ、コイルスプリング42は弾性(復元)力に優れるステンレスのように金属材質で構成される。
【0024】
本発明によれば、前記軸孔62は楕円形に形成されたことを特徴とする。ブレーキ60は軸孔62を介して流動可能になり、ベースプレート10とシャフト40との間で嵌め込まれてスリーブ50を固定する。ブレーキ60は軸孔62が楕円形に形成されて下端部66がベースプレート10と接触しながら軸孔62に沿って区間上昇する。これとともに、軸孔62の底面がシャフト40に接触すると同時に下端部66がベースプレート10に密着されて区間上昇し、垂直に近く立てられて上端部64がスリーブ50に密着しながら固定されて停止する。すなわち、図3のように本発明の緩衝型安全カーストッパーが駐車待機の際に、スリーブ50はブレーキ60によって上端部64と下端部66がベースプレート10及びスリーブ50に密着固定された状態で空回りが防止される。
【0025】
本発明によれば、前記上端部64はスリーブ50の表面に対応する曲線に形成されたことを特徴とする。ブレーキ60は上端部64がスリーブ50の表面に対応する曲面に凹んで形成されてスリーブ50と接触面積を広げ、固定力が増大して誤作動が防止される。
【0026】
また、本発明によれば、前記スリーブ50及び上端部64は表面に凹凸が形成されたことを特徴とする。スリーブ50とブレーキ60は表面に溝(凹)または突起(凸)が形成されてスリーブ50の固定力がさらに増大される。凹凸はタッチバー20の長手方向に沿って長く延長または部分的に形成される。このように本発明の緩衝型安全カーストッパーは駐車待機の間、スリーブ50の停止状態でスリップ現象を防止することによって安全事故を予防することができる。
【0027】
図4は本発明による緩衝型安全カーストッパーの作動状態図である。
【0028】
図4を参照すれば、駐車待機状態で車両が駐車する際に、タイヤTがスリーブ50に接触すればタッチバー20がシャフト40を基準にして区間回転しながら後方(図面上の左側)にそり返る。この時、コイルスプリング42の抵抗力(引張または圧縮)が作用して弾力的に衝撃力を吸収及び緩和させて、車両の進行速度が徐々に減速及び停車するようになる。この時、ブレーキ60は上端部が後方(図面上の左側)に区間回転すると同時に下端部66がベースプレート10から分離されてスリーブ50の固定が解除される。そして、スリーブ50はタイヤTの回転(反時計回り)方向に一緒に回転(時計回り)連動しながらタイヤTの進行方向にタッチバー20が自然にそり返るようになる。一方、ブレーキ60は自重によって上端部64の最先端がスリーブ50に自然に掛かった状態で停止する。
【0029】
逆に、駐車中に車両が出ながらタイヤTが緩衝型安全カーストッパーから離脱する時、タッチバー20がコイルスプリング42の弾性復元力によって前方(図面上の右側)に区間回転して元の位置に復帰するようになる。これとともに、ブレーキ60はスリーブ50が上端部64を前方に押しのけてシャフト40を中心にして区間回転することで縦方向に立てられる。次いで、ブレーキ60は下端部66がベースプレート10に接触しながら軸孔62の案内に従って区間上昇するようになり、上端部64がスリーブ50に密着して安全に固定されるので、歩行者の足がスリーブ50に接触して滑るなどの安全事故を予防することができるようになる。
【0030】
同時に、本発明の緩衝型安全カーストッパーは、ベースプレート10の上面タッチバー20の後方(図面上の左側)に一定間隔を置いて既存の一般的な駐車ブロック(図示せず)を並んで具備して、タッチバー20で1次緩衝された後、駐車ブロックによってより安全に停車することもできるようになる。駐車ブロックは長方形または台形の六面体などに形成され、既存普及されている一般的な駐車ブロック及びカーストッパーを含んで構成される。これによって、既存の駐車場に設置されている駐車ブロックを底面から分離した後、ベースプレート10とともに再設置可能なので、リサイクルすることができる。本発明の緩衝型安全カーストッパーはタッチバー20による1次緩衝作用によってタイヤTの衝撃力が減少され、駐車ブロックの損傷も防止することができるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明による緩衝型安全カーストッパーは駐車場で車両が駐車する際、ストッパーによるタイヤの衝撃力を緩和してよい乗り心地と気楽さを提供することができ、車両に加えられる衝撃及び損傷を防止して寿命延長に役立つことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】