(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-23
(54)【発明の名称】文書権限の処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 21/62 20130101AFI20240116BHJP
【FI】
G06F21/62
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023539961
(86)(22)【出願日】2021-12-30
(85)【翻訳文提出日】2023-06-29
(86)【国際出願番号】 CN2021142798
(87)【国際公開番号】W WO2022143855
(87)【国際公開日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】202011634006.6
(32)【優先日】2020-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】陳穎媛
(72)【発明者】
【氏名】王演▲テツ▼
(57)【要約】
本開示の実施例は、文書権限の処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。該方法は、第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯されることと、前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザに第4の権限を付与することと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯されることと、
前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザに第4の権限を付与することと、を含む、
文書権限の処理方法。
【請求項2】
前記第3のユーザが前記第1の目標文書に対する第3の権限を有し、前記第3のユーザに第4の権限を付与することは、
前記第3のユーザの前記第3の権限を第4の権限に変更することを含む、
請求項1に記載の文書権限の処理方法。
【請求項3】
前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対して前記第3のユーザを追加する第1の協力要求に応答し、且つ前記第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第1の権限申請操作を実行するように、権限申請コントロールを表示する、ことをさらに含む、
請求項2に記載の文書権限の処理方法。
【請求項4】
前記第1のユーザが前記第1の目標文書の共有コントロールにより前記第3のユーザを追加する追加操作に応答し、前記第1の協力要求を生成する、ことをさらに含み、
前記権限申請コントロールを表示することは、
前記共有コントロールを前記第1の目標文書の第1の権限申請ウインドウに切り替え、前記第1の権限申請ウインドウに第1の権限申請コントロールを表示する、ことを含む、
請求項3に記載の文書権限の処理方法。
【請求項5】
前記第1のユーザの会話インタフェース内での前記第1の目標文書に対する第1の共有操作に応答し、前記第1の目標文書に対して前記第3のユーザを追加する第1の協力要求を生成する、ことをさらに含み、
前記権限申請コントロールを表示することは、
前記会話インタフェース内に第1の申請ウインドウエントリを表示することと、
前記第1のユーザによる前記第1の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、第2の権限申請ウインドウを表示し、前記第2の権限申請ウインドウ内に第2の権限申請コントロールを表示することと、を含む、
請求項3に記載の文書権限の処理方法。
【請求項6】
前記第1のユーザの権限申請ウインドウ内での第1の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された権限を前記第4の権限として確定し、前記権限申請ウインドウが前記第1の権限申請ウインドウ、及び前記第2の権限申請ウインドウの少なくとも1つを含む、ことをさらに含む、
請求項4又は5に記載の文書権限の処理方法。
【請求項7】
前記第2のユーザに第1の権限要求を送信することは、
前記第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントにより前記第2のユーザに前記第1の権限要求に対応する第1のインスタントメッセージングメッセージを送信する、ことを含む、
請求項1~5のいずれか1項に記載の文書権限の処理方法。
【請求項8】
第2の目標文書に関連する第2のインスタントメッセージングクライアントにより送信された第1のフィードバック要求に応答し、第2のフィードバック命令を生成して、第4のユーザの前記第2の目標文書に対する権限を変更し、そのうち、前記第1のフィードバック要求が、前記第1のユーザの前記第2のインスタントメッセージングクライアント内での第2のインスタントメッセージングメッセージに対するフィードバック操作に基づいて生成され、前記第2のインスタントメッセージングメッセージが前記第2の目標文書に対する第2の権限要求に対応し、前記第2の権限要求に前記第4のユーザの標識が携帯される、ことをさらに含む、
請求項7に記載の文書権限の処理方法。
【請求項9】
第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されていることと、
前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更することと、を含む、
文書権限の処理方法。
【請求項10】
前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更することの後、
前記第1のユーザの前記第1の目標文書のリンクに対する第2の共有操作に応答し、前記第1の目標文書のリンクを取得した第5のユーザの前記第1の目標文書に対する権限を第5の権限から第6の権限に変更し、そのうち、前記第5の権限が前記第1の文書権限に対応し、前記第6の権限が前記第2の文書権限に対応する、ことをさらに含む、
請求項9に記載の文書権限の処理方法。
【請求項11】
前記第1のユーザの前記第1の目標文書に対するコントロール表示要求に応答し、且つ前記第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第2の権限申請操作を実行するように、第3の権限申請コントロールを表示する、ことをさらに含む、
請求項9に記載の文書権限の処理方法。
【請求項12】
前記第3の権限申請コントロールを表示することは、
第2の申請ウインドウエントリを表示することと、
前記第1のユーザによる前記第2の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、第3の権限申請ウインドウを表示し、前記第3の権限申請ウインドウに前記第3の権限申請コントロールを表示することと、を含む、
請求項11に記載の文書権限の処理方法。
【請求項13】
前記第1のユーザの前記第3の権限申請ウインドウ内での第2の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された文書権限を前記第2の文書権限として確定する、ことをさらに含む、
請求項12に記載の文書権限の処理方法。
【請求項14】
前記第2のユーザに第3の権限要求を送信することは、
前記第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントにより前記第2のユーザに前記第3の権限要求に対応する第3のインスタントメッセージングメッセージを送信する、ことを含む、
請求項9~13のいずれか1項に記載の文書権限の処理方法。
【請求項15】
第2の目標文書に関連する第2のインスタントメッセージングクライアントにより送信された第2のフィードバック要求に応答し、第4のフィードバック命令を生成して、前記第2の目標文書の文書権限を変更し、そのうち、前記第2のフィードバック要求が、前記第1のユーザの前記第2のインスタントメッセージングクライアント内での第4のインスタントメッセージングメッセージに対するフィードバック操作に基づいて生成され、前記第4のインスタントメッセージングメッセージが前記第2の目標文書に対する第4の権限要求に対応する、ことをさらに含む、
請求項14に記載の文書権限の処理方法。
【請求項16】
第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯されるように構成される第1の要求送信モジュールと、
前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザに第4の権限を付与するように構成される第1のユーザ権限変更モジュールと、を含む、
文書権限の処理装置。
【請求項17】
第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されているように構成される第2の要求送信モジュールと、
前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更するように構成される文書権限変更モジュールと、を含む、
文書権限の処理装置。
【請求項18】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を含む電子機器であって、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサに実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~15のいずれか1項に記載の文書権限の処理方法を実現する、
電子機器。
【請求項19】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、請求項1~15のいずれか1項に記載の文書権限の処理方法が実現される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年12月31日に中国国家知識産権局に出願された、出願番号が202011634006.6である中国特許出願の優先権を主張し、該出願の全ての内容は引用により本願に組み込まれている。
【0002】
本開示の実施例は、コンピュータの技術分野に関し、例えば文書権限の処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、ユーザは、オンライン文書管理製品によりオンライン文書を編集又は閲読することが可能であり、また他のユーザにより共有されてきたオンライン文書を閲覧したり、オンライン文書を他のユーザに共有したりすることができる。例えば、文書所有者は、オンライン文書に文書協力者を設定し、オンライン文書を閲読、編集及び/又は共有する権限を文書協力者にグラントすることができる。これにより、文書協力者は、オンライン文書を閲読、編集及び/又は共有することができる。
【0004】
しかし、関連技術において、文書協力者は、文書共有権限を有するときのみオンライン文書の共有を実現可能であり、文書協力者にオンライン文書の共有権限がないときに、オンライン文書を他のユーザが閲読又は編集するように共有することができない。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例は、共有権限がないユーザによるオンライン文書の共有を実現するために、文書権限の処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0006】
第1の側面において、本開示の実施例は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯されることと、
前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザに第4の権限を付与することと、を含む文書権限の処理方法を提供する。
【0007】
第2の側面において、本開示の実施例は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されていることと、
前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更することと、を含む文書権限の処理方法をさらに提供する。
【0008】
第3の側面において、本開示の実施例は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯されるように構成される第1の要求送信モジュールと、
前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザに第4の権限を付与するように構成される第1のユーザ権限変更モジュールと、を含む文書権限の処理装置をさらに提供する。
【0009】
第4の側面において、本開示の実施例は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されているように構成される第2の要求送信モジュールと、
前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更するように構成される文書権限変更モジュールと、を含む文書権限の処理装置をさらに提供する。
【0010】
第5の側面において、本開示の実施例は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を含む電子機器であって、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサに実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサが本開示の実施例に記載の文書権限の処理方法を実現する、電子機器をさらに提供する。
【0011】
第6の側面において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、該プログラムがプロセッサに実行されると、本開示の実施例に記載の文書権限の処理方法が実現される、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面を通し、同じ又は類似する符号は、同じ又は類似する要素を表す。図面は模式的なものであり、現物及び要素は必ずしも比例に従って作図されるとは限らないことを理解すべきである。
【0013】
【
図1】本開示の実施例に係る文書権限の処理方法のフローの模式図である。
【
図2】本開示の実施例に係る第2のインスタントメッセージングメッセージの模式図である。
【
図3】本開示の実施例に係る他の1つの文書権限の処理方法のフローの模式図である。
【
図4】本開示の実施例に係る共有コントロールの模式図である。
【
図5】本開示の実施例に係る第1の権限申請ウインドウの模式図である。
【
図6】本開示の実施例に係る会話インタフェースの模式図である。
【
図7】本開示の実施例に係る第2の権限申請ウインドウの模式図である。
【
図8】本開示の実施例に係る3つ目の文書権限の処理方法のフローの模式図である。
【
図9】本開示の実施例に係る第4のインスタントメッセージングメッセージの模式図である。
【
図10】本開示の実施例に係る4つ目の文書権限の処理方法のフローの模式図である。
【
図11】本開示の実施例に係る共有ページの模式図である。
【
図12】本開示の実施例に係る第3の権限申請ウインドウの模式図である。
【
図13】本開示の実施例に係る文書権限の処理装置の構造のブロック図である。
【
図14】本開示の実施例に係る他の1つの文書権限の処理装置の構造のブロック図である。
【
図15】本開示の実施例に係る電子機器の構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例をより詳しく説明する。図面には本開示のいくつかの実施例が示されているが、本開示は、様々な形式により実現可能であり、且つここで記述される実施例に限られるものとして解釈されるべきではなく、逆に、これらの実施例は、本開示をより徹底的且つ完全に理解するために提供されていることを理解すべきである。本開示の図面及び実施例は、例示的な役割のためのものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことを理解すべきである。
【0015】
本開示の方法の実施形態に記載される複数のステップは、異なる順番に従って実行されてもよいし、及び/又は並行に実行されてもよいことを理解すべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含み、及び/又は示されるステップの実行が省略されてもよい。本開示の範囲は、この点で限定されない。
【0016】
本明細書で使用される用語「含む」及びその変形は、開放的に含むことであり、即ち「含むが限られない」ことである。用語「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」ことである。用語「1つの実施例」は、「少なくとも1つの実施例」を表すものであり、用語「他の1つの実施例」は、「少なくとも1つの他の実施例」を表すものであり、用語「いくつかの実施例」は、「少なくともいくつかの実施例」を表すものである。他の用語の関連定義は、下記明細書の説明の中で与えられる。
【0017】
本開示中で言及される「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュール又はユニットにより実行される機能の順番又は相互依存関係を限定するためのものではないことを注意されたい。
【0018】
本開示で言及される「1つ」、「複数」の修飾は、模式的なものであり限定的なものではなく、当業者であれば、文脈で別途明確に指示されない限り、「1つ又は複数」として理解されるべきであることを注意されたい。
【0019】
本開示の実施形態における複数の装置の間で対話するメッセージ又は情報の名称は、説明の目的のためのものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではない。
【0020】
図1は、本開示の実施例に係る文書権限の処理方法のフローの模式図である。該方法は、文書権限の処理装置により実行されることができ、そのうち、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアにより実現可能であり、電子機器に配置されてもよく、例えば、携帯電話、タブレット、コンピュータ機器又はサーバに配置されてもよい。本開示の実施例に係る文書権限の処理方法は、文書を共有する場面に適用され、例えば共有権限がないユーザが他のユーザにオンライン文書を共有する場面に適用される。
図1に示すように、本実施例に係る文書権限の処理方法は、以下を含むことができる。
【0021】
S101において、第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯され、前記第3のユーザが前記第1の目標文書に対する第3の権限を有する。
【0022】
そのうち、第1の目標文書は、オンライン文書であってもよい。第1の権限は、アクセス権限であってもよく、例えば閲読権限又は編集権限などであり、第2の権限は、とある権限を他のユーザにグラントする権限であってもよく、第3の権限は、第1の権限よりも低い権限であってもよく、第2の権限の権限レベルは、第1の権限の権限レベルより高くなってもよく、第1の権限の権限レベルは、第3の権限の権限レベルより高くなってもよい。第1の権限がアクセス権限である場合、第1のユーザは、第1の目標文書にアクセスする権限を有するユーザであってもよく、例えば第1の目標文書の協力者であり、第2のユーザは、第1の目標文書へのアクセスを他のユーザにグラントする権限を有するユーザであってもよく、例えば第1の目標文書の所有者又は他の第2の権限を有するユーザであり、第3のユーザは、第1の目標文書のアクセス権限を有しないユーザであってもよい。第1の権限申請操作は、第1のユーザが第3のユーザのために第2のユーザに第1の目標文書の権限を申請する操作として理解することができ、例えば第1の目標文書に対する権限申請コントロールをクリックする操作などである。第1の権限要求は、第1のユーザがとある1つ又は複数の第3のユーザのために第1の目標文書のアクセス権限の付与を申請する要求であってもよく、該第1の権限要求には、第3のユーザの標識が携帯され、例えば第3のユーザのユーザ名であり、さらに、第1のユーザの標識(例えば第1のユーザのユーザ名)、第1のユーザが第3のユーザのために申請した権限(例えば閲読権限又は編集権限など)及び第1の目標文書の標識(例えば第1の目標文書の文書名称)のうちの少なくとも1項が携帯されてもよく、第2のユーザが第1の権限要求を受信した後に今回の要求の関連情報を明確にすることができるようにする。
【0023】
第1のユーザは、第3のユーザのために第1の目標文書に対する権限を申請しようとする場合、第1の権限申請操作を実行することができる。相応的に、第1のユーザ側の電子機器は、第1のユーザにより第1の目標文書に対して実行された第1の権限申請操作を検出すると、該第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信する。
【0024】
本実施例において、第2のユーザに第1の権限要求を送信する方式は、柔軟に設定可能であり、例えばメール、第1の目標文書が属するウェブサイト/アプリケーションソフトウェア又はインスタントメッセージングクライアントにより第1の権限要求を第2のユーザに送信することができる。第2のユーザが第1の権限要求を閲覧しその処理を行うことを容易にするために、例えばインスタントメッセージングクライアントにより第3の権限要求を第2のユーザに送信することができ、この場合、前記第2のユーザに第1の権限要求を送信することは、前記第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントにより第2のユーザに第1の権限要求に対応する第1のインスタントメッセージングメッセージを送信することを含む。例えば、第1の目標文書が属するウェブサイト/アプリケーションソフトウェアは、第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントに第1の権限要求が携帯された制御情報を送信し、該制御情報により、第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントが第2のユーザの相応するインスタントメッセージングクライアントに第1の権限要求に対応する第1のインスタントメッセージングメッセージを送信するように制御することができ、これにより、第2のユーザは、そのインスタントメッセージングクライアントで該第1のインスタントメッセージングメッセージを閲覧及び処理することで、受信した第1の権限要求に対する処理を実現可能である。ここで、第1のインスタントメッセージングクライアントは、第1の目標文書に関連するインスタントメッセージングクライアントであってもよい。
【0025】
1つの実施形態において、本実施例に係る文書権限の処理方法は、第1のユーザが第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第1の権限申請操作を実行するように、権限申請コントロールを表示する、ことをさらに含む。
【0026】
上記実施形態において、第1の権限申請操作は、権限申請コントロールをトリガする操作であってもよく、該権限申請コントロールは、とあるユーザがとある文書に対して他のユーザを追加し且つ該ユーザが他のユーザを追加する権限を有しないときに表示されることができ、該ユーザが、該文書に対して他のユーザを追加する権限を有するユーザに、該他のユーザを該文書に対する第4の権限を有するユーザとして追加するよう申請し、即ち該他のユーザに該文書に対する第4の権限、例えばアクセス権限をグラントすることを要求することが容易になる。第1の協力要求は、とある権限を有しない第3のユーザを該権限(例えば閲読権限又はアクセス権限)を有するユーザに改変するように要求する要求、即ちとある権限を第3のユーザにグラントする要求として理解することができる。第1のプリセット条件は、要求された権限を第3のユーザにグラントする条件として理解することができ、例えば第1のユーザにより要求された権限を第3のユーザにグラントする権限を有することである。
【0027】
例示的に、第1のユーザは、第4の権限を第3のユーザにグラントしようとする場合、例えば第3のユーザを第1の目標文書の協力者として追加しようとする場合、相応する追加操作を実行することができ、第1のユーザ側電子機器は、第1のユーザの追加操作を検出すると、第1の協力要求を受信したと確定し、該第1の協力要求に応答し、第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たすか否かを判断する。例えば第1のユーザが第4の権限を第3のユーザにグラントする権限を有するか否かを判断し、第1のユーザの権限情報が該第1のプリセット条件を満たさないと判定すると、権限申請コントロールを表示する。
【0028】
相応的に、第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たす場合、第1の目標文書に第3のユーザを追加し、第1のユーザの追加確認操作を検出すると、例えば第1のユーザが追加確認コントロールをクリックしたことを検出すると、第3のユーザの権限を第3の権限から第4の権限に変更することができる。
【0029】
S102において、前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更する。
【0030】
そのうち、第4の権限は、第1のユーザが第2のユーザにグラントすることを要求した権限であってもよく、以下、第4の権限がアクセス権限であることを例として説明し、第1のフィードバック命令は、第4の権限を第3のユーザにグラントすることを指示するための命令として理解することができ、第2のユーザが第1の権限要求により要求された内容に同意するときに生成されフィードバックされることができる。
【0031】
第2のユーザ側電子機器は、第2のユーザが第1の権限要求に同意するトリガ操作を検出すると、第1のフィードバック命令を生成し、該第1のフィードバック命令を第1のユーザ側の電子機器に送信する。相応的に、第1のユーザ側の電子機器は、該第1のフィードバック命令を受信すると、該第1のフィードバック命令に応答し、第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更し、即ち第1の目標文書に対する第4の権限を第3のユーザにグラントすることができる。
【0032】
なお、本実施例は、第1のユーザ側電子機器が本実施例に係る文書権限処理方法を実行することを例として説明しているが、本実施例に係る文書権限処理方法は、他の機器(例えばサーバ)により実行されてもよく、本実施例は、本実施例に係る文書権限処理方法の実行主体を限定しない。
【0033】
1つの実施形態において、本実施例に係る文書権限の処理方法は、第2の目標文書に関連する第2のインスタントメッセージングクライアントにより送信された第1のフィードバック要求に応答し、第2のフィードバック命令を生成して、第4のユーザの第2の目標文書に対する権限を変更し、そのうち、前記第1のフィードバック要求が、前記第1のユーザの前記第2のインスタントメッセージングクライアント内での第2のインスタントメッセージングメッセージに対するフィードバック操作に基づいて生成され、前記第2のインスタントメッセージングメッセージが第2の目標文書に対する第2の権限要求に対応し、前記第2の権限要求に第4のユーザの標識が携帯される、ことをさらに含むことができる。
【0034】
そのうち、第2の目標文書は、第1のユーザが第2の権限を保有する文書として理解することができ、例えば第1のユーザが該文書に対する権限を他のユーザにグラントする権限を有する文書である。第1のユーザによる第2のインスタントメッセージングメッセージのフィードバック操作は、第1のユーザが第2のインスタントメッセージングに対応する第2の権限要求に同意する操作として理解することができ、例えば第1のユーザが第2のインスタントメッセージングメッセージに対応する同意コントロールをクリックする操作などである。第2の権限要求は、第1のユーザが受信した、他のユーザの権限の変更を要求する権限要求として理解することができる。相応的に、第4のユーザは、第2の文書権限要求でその第2の目標文書に対する相応権限の変更が要求されるユーザである。第2のインスタントメッセージングクライアントは、第2の目標文書に関連するインスタントメッセージングクライアントであってもよく、第2のインスタントメッセージングクライアントと第1のインスタントメッセージングクライアントは、同一のアプリケーションソフトウェアのクライアント又は異なるアプリケーションソフトウェアのクライアントであってもよい。
【0035】
本実施例において、第1のユーザは、第1の権限を保有する第1の目標文書に対して、他のユーザのために第2の権限を有するユーザに権限を申請できる以外に、第2の権限を保有する第2の目標文書に対して、第1の権限を有するが第2の権限を有しない他のユーザにより他のユーザの権限申請のために送信された権限要求を受信すると、該権限要求に対して処理を行うこともできる。
【0036】
例示的に、他のユーザは、第4のユーザのために第2の目標文書に対する権限を申請するときに、第2の目標文書に関連するインスタントメッセージングクライアントにより第1のユーザに第2の権限要求に対応する第2のインスタントメッセージングメッセージを送信することができる。第1のユーザの第2のインスタントメッセージングクライアントは、該第2のインスタントメッセージングメッセージを受信及び表示し、該第2のインスタントメッセージングメッセージに対応する第1の同意コントロール20及び第1の拒否コントロール21を表示可能であり、
図2に示す通りである。第1のユーザは、第2の権限要求に同意する場合、即ち第2の目標文書に対する該第2の権限要求で要求される権限を第4のユーザにグラントすることに同意する場合、該第1の同意コントロール20をクリックすることができる。相応的に、第1のユーザの第2のインスタントメッセージングクライアントは、ユーザが第2のインスタントメッセージングメッセージの第1の同意コントロール20をクリックしたことを検出すると、第1のユーザによる第2のインスタントメッセージングメッセージのフィードバック操作を受信したと確定し、第1のフィードバック要求を生成し、該第1のフィードバック要求を第2の目標文書が属する文書管理ソフトウェアのサーバ又はクライアントに送信する。これにより、該サーバ又はクライアントは、該第1のフィードバック要求を受信した後、該第1のフィードバック要求に応答し、第2のフィードバック命令を生成して、該第2のフィードバック命令により第4のユーザの第2の目標文書に対する権限を変更するよう文書管理ソフトウェアのサーバ又はクライアントに指示することができる。
【0037】
また、第1のユーザは、第2のインスタントメッセージングメッセージに対応する第2の権限要求に同意しない場合、第2のインスタントメッセージングメッセージに対応する第1の拒否コントロール21をクリックすることができる。相応的に、第1のユーザの第2のインスタントメッセージングクライアントは、第1のユーザが該第1の拒否コントロール21をクリックしたことを検出すると、拒否通知を生成し、該拒否通知を第2の目標文書が属する文書管理ソフトウェアのクライアントに送信して、第2の権限要求の生成をトリガしたユーザに、第1のユーザが送信された第2の権限要求を拒否したことを通知することができる。
【0038】
本実施例に係る文書権限の処理方法は、第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3のユーザの標識が携帯された第1の権限要求を送信し、そのうち、第1のユーザが第1の目標文書に対する第1の権限を有し、第2のユーザが第1の目標文書に対する第2の権限を有し、第3のユーザが第1の目標文書に対する第3の権限を有し、且つ、第2のユーザによる第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更する。本実施例は、上記技術方案を採用することにより、文書の第1の権限を有するユーザが、文書の第2の権限を有するユーザに、文書に対するとある権限を他のユーザにグラントするよう申請することができ、該他のユーザがとある権限を有しないため文書の共有過程が滞る状況を回避し、ユーザの体験を高めることができる。
【0039】
図3は、本開示の実施例に係る他の1つの文書権限の処理方法のフローの模式図である。本実施例における方案は、上記実施例における1つ又は複数の例示的な方案と組み合わせることができる。本実施例に係る文書権限の処理方法は、第1のユーザが第1の目標文書の共有コントロールにより第3のユーザを追加する追加操作に応答し、前記第1の協力要求を生成することをさらに含み、前記権限申請コントロールを表示することは、前記共有コントロールを前記第1の目標文書の第1の権限申請ウインドウに切り替え、前記第1の権限申請ウインドウに第1の権限申請コントロールを表示することを含む。
【0040】
本実施例に係る文書権限の処理方法は、第1のユーザの会話インタフェース内での前記第1の目標文書に対する第1の共有操作に応答し、第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求を生成することをさらに含み、前記権限申請コントロールを表示することは、前記会話インタフェース内に第1の申請ウインドウエントリを表示することと、第1のユーザによる前記第1の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、第2の権限申請ウインドウを表示し、前記第2の権限申請ウインドウ内に第2の権限申請コントロールを表示することと、を含む。
【0041】
本実施例に係る文書権限の処理方法は、第1のユーザの権限申請ウインドウ内での第1の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された権限を前記第4の権限として確定し、前記権限申請ウインドウが前記第1の権限申請ウインドウ及び/又は前記第2の権限申請ウインドウを含む、ことをさらに含む。
【0042】
相応的に、
図3に示すように、本実施例に係る文書権限の処理方法は、以下を含む。
【0043】
S201において、第1のユーザが第1の目標文書の共有コントロールにより第3のユーザを追加する追加操作に応答し、前記第1の協力要求を生成する。
【0044】
そのうち、第1の目標文書の共有コントロールは、第3のユーザを、第1の目標文書のとある権限(例えば第4の権限)を有するように追加するコントロールとして理解することができ、例えば第1のユーザが第3のユーザを追加するように構成されるウインドウ又は他のコントロールなどである。以下、第1の目標文書の共有コントロールが第1の目標文書の、第3のユーザを追加するための共有ウインドウであることを例として説明する。
【0045】
本ステップにおいて、第1のユーザは、文書管理ソフトウェア内の第1の目標文書の共有コントロールにより第3のユーザを第1の目標文書の第4の権限を有するユーザとして追加することができる。
【0046】
第4の権限がアクセス権限であることを例として、第1のユーザは、第1の目標文書に対するアクセス権限を第3のユーザにグラントしようとする場合、電子機器が文書管理ソフトウェアにおける第1の目標文書の共有ウインドウを表示するように制御することができ、
図4に示す通りである。これにより、第1のユーザは、該共有ウインドウの入力欄40内に第3のユーザのユーザ情報を入力して、第3のユーザを検索するよう電子機器に指示し、且つ電子機器により検索された、入力された第3のユーザのユーザ情報に一致するユーザ情報をクリックすることにより、該ユーザ情報を第1のユーザが権限を申請してあげようとする第3のユーザのユーザ情報として共有ウインドウの入力欄40に追加するよう電子機器に指示することができる。相応的に、電子機器は、第1のユーザが共有ウインドウの入力欄40に任意の1つの文字を入力したことを検出した後、第1のユーザが入力欄40に入力した内容に基づいて検索を開始し、第1のユーザが検索されたとあるユーザのユーザ情報をクリックしたことを検出すると、第1のユーザの追加操作を受信したと確定し、該追加操作に応答し、第1のユーザがクリックしたユーザ情報を第3のユーザのユーザ情報として入力欄40に追加し、第1の協力要求を生成することができる。
【0047】
S202において、第1のユーザが第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第1の権限申請操作を実行するように、前記共有コントロールを前記第1の目標文書の第1の権限申請ウインドウに切り替え、前記第1の権限申請ウインドウに第1の権限申請コントロールを表示する、S206を実行する。
【0048】
相応的に、第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たす場合、第1のユーザが引き続き第3のユーザを追加するように、引き続き共有コントロールを表示し、且つ第3のユーザの追加完了後に、第1のユーザの権限変更操作に基づいて、第3のユーザの権限を第3の権限から第4の権限に変更することができる。
【0049】
例示的に、電子機器は、第1のユーザの追加操作に基づいて第1の協力要求を生成した後、第1のユーザが第4の権限を他のユーザ(第3のユーザを含む)にグラントする権限を有するか否かを判断し、第1のユーザが第4の権限を他のユーザにグラントする権限を有しないと判定すると、第1の目標文書の第1の権限申請ウインドウを表示し、該第1の権限申請ウインドウに第1の権限申請コントロール50を表示することができ、
図5に示す通りであり、これにより、第1のユーザは、該第1の権限申請コントロールをトリガすることで第2のユーザに第1の権限要求を送信して、第2のユーザに第1の目標文書に対する第4の権限を第3のユーザにグラントすることを要求することができる。ここで、電子機器は、第1の権限申請ウインドウを表示するときに、例えば自動的に第1のユーザにより共有ウインドウの入力枠内に追加された第3のユーザのユーザ情報を第1の権限申請ウインドウに追加することができ、これにより、第3のユーザのユーザ情報が携帯された権限要求を送信できるようにするには、ユーザが第3のユーザのユーザ情報を再入力する必要がある状況が回避され、ユーザが他のユーザのためにとある文書の権限を申請するときに必要な操作が簡素化される。
【0050】
本実施例において、第1のユーザは、さらに、第1の権限申請ウインドウに追加された第3のユーザのユーザ情報を修正することで、第1の目標文書の権限を申請してあげようとする第3のユーザを修正することができる。
【0051】
例えば、
図5に示すように、第1の権限申請ウインドウ内には、第1のユーザにより追加された第3のユーザのユーザ情報51が表示される以外に、第1のユーザにより追加された各第3のユーザのユーザ情報51に対応する削除コントロール52が表示されてもよい。これにより、第1のユーザは、第1の権限申請ウインドウに追加されたとある第3のユーザのユーザ情報51を削除しようとする場合、該第3のユーザのユーザ情報51に対応する削除コントロール52をクリックすることができる。相応的に、電子機器は、第1のユーザが第1の権限申請ウインドウにおけるとある第3のユーザのユーザ情報51に対応する削除コントロール52をクリックしたことを検出すると、該第3のユーザのユーザ情報を第1の権限申請ウインドウから削除して、該ユーザ情報51に対応する第3のユーザを削除することができる。
【0052】
また、第1のユーザは、第1の権限申請ウインドウに新たな第3のユーザのユーザ情報を追加しようとする場合、該第3のユーザのユーザ情報のキーワードを入力して検索を行うよう電子機器に指示し、電子機器により検索された、追加しようとする第3のユーザのユーザ情報をクリックする方式により、追加しようとする第3のユーザのユーザ情報を第1の目標文書の第1の権限申請ウインドウに追加することができる。
【0053】
S203において、第1のユーザの会話インタフェース内での前記第1の目標文書に対する第1の共有操作に応答し、第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求を生成する。
【0054】
S204において、第1のユーザが第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たさない場合、前記会話インタフェース内に第1の申請ウインドウエントリを表示する。
【0055】
そのうち、会話インタフェースは、第1のユーザが第1の目標文書の文書リンクを共有するチャットインタフェースであってもよく、インスタントチャットクライアント内の任意の1つの会話ウインドウであってもよく、例えば第1のユーザととあるユーザとの会話ウインドウ又は第1のユーザと複数のユーザとが会話するグループ会話ウインドウなどである。第1の共有操作は、第1のユーザが第1の目標文書を共有する操作として理解することができる。
【0056】
第4の権限がアクセス権限であることを例として、第1のユーザは、インスタントメッセージングクライアントの会話インタフェース内で他のユーザに第1の目標文書を共有することができ、これにより、電子機器は、第1のユーザがとある会話インタフェース内で第1の目標文書を共有していることを検出すると、第1の協力要求を生成し、該会話ウインドウ内の他のユーザのうち、第1の目標文書にアクセスする権限を有しないユーザが存在するか否かを判断することができ、会話ウインドウ内の他のユーザのうち、第1の目標文書のアクセス権限を有しないユーザが存在するという判断結果に基づいて、会話ウインドウ内の第1の目標文書のアクセス権限を有しないユーザを第1のユーザにより追加される第3のユーザとして確定し、続いて第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たすか否かを判断することができる。例えば第1のユーザが第1の目標文書に対するアクセス権限を第3のユーザにグラントする権限を有するか否かを判断し、第1のユーザが第1の目標文書に対するアクセス権限を第3のユーザにグラントする権限を有するという判断結果に基づいて、自動的に又は第1のユーザのトリガ操作に基づいて第1の目標文書にアクセスする権限を第3のユーザにグラントし、即ち第3のユーザの第1の目標文書に対する権限をアクセス権限に修正することができ、第1のユーザが第1の目標文書に対するアクセス権限を第3のユーザにグラントする権限を有しないという判断結果に基づいて、会話ウインドウ内に第1の目標文書に対応するインスタントメッセージングメッセージ60を表示する以外に、会話ウインドウ内に第1の申請ウインドウエントリ61を表示することができ、
図6に示す通りであり(
図6は、会話インタフェースがグループ会話ウインドウであることを例とする)、これにより、第1のユーザは、該第1の申請ウインドウエントリ61をトリガすることで、第1の目標文書の第2の権限申請ウインドウを表示するよう電子機器に指示して、会話ウインドウ内の第3のユーザのために第1の目標文書に対するアクセス権限を申請することができる。
【0057】
第1の目標文書に対応するインスタントメッセージングメッセージの提示形式は、ニーズに応じて設定可能であり、例えば第1の目標文書に対応するインスタントメッセージングメッセージは、第1の目標文書の文書リンク又は文書内容であってもよく、即ち電子機器は、目標会話ウインドウ内に第1の目標文書の文書リンクを提示し、ユーザが該文書リンクをクリックしたことを検出すると、該ユーザが第1の目標文書にアクセスする権限を有する場合、目標会話ウインドウ内に第1の目標文書の文書内容を提示するか、又は該文書リンクに対応するページにジャンプして該ページに第1の目標文書の文書内容を提示してもよいし、直接に目標会話ウインドウ内で第1の目標文書のアクセス権限を有するユーザに第1の目標文書の全部又は一部の文書内容を提示して、ユーザによる第1の目標文書の閲覧の利便性を高めてもよい、ことを理解できる。
【0058】
S205において、第1のユーザによる前記第1の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、前記第1のユーザが前記第1の権限申請操作を実行するように、第2の権限申請ウインドウを表示し、前記第2の権限申請ウインドウ内に第2の権限申請コントロールを表示する。
【0059】
そのうち、第1のユーザによる第1の申請ウインドウエントリのトリガ操作は、第1のユーザが会話インタフェース内に表示された第1の申請ウインドウエントリをクリックする操作であってもよい。
【0060】
図6に示すように、電子機器は、会話インタフェースを表示し、会話インタフェース内に第1の申請ウインドウエントリ61を表示する。第1のユーザは、会話インタフェース内での第1の目標文書にアクセスする権限がないユーザのために第1の目標文書にアクセスする権限を申請しようとする場合、会話インタフェース内に表示された第1の申請ウインドウエントリ61をクリックすることができる。電子機器は、ユーザが会話インタフェース内に表示された第1の申請ウインドウエントリ61をクリックしたことを検出すると、第1のユーザによる第1の申請ウインドウエントリ61のトリガ操作を受信したと確定する。該トリガ操作に応答し、第2の権限申請ウインドウ70を表示し、該第2の権限申請ウインドウ70内に第2の権限申請コントロール71を表示し、
図7に示す通りである。これにより、ユーザは、第2の権限申請ウインドウ70内に表示された第2の権限申請コントロール71をクリックすることにより、第2のユーザに第2の権限要求を送信するよう電子機器に指示することができる。
【0061】
S206において、第1のユーザの権限申請ウインドウ内での第1の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された権限を前記第4の権限として確定し、前記権限申請ウインドウが前記第1の権限申請ウインドウ及び/又は前記第2の権限申請ウインドウを含む。
【0062】
例示的に、
図5及び
図7に示すように、第1の権限申請ウインドウ内には、第1の権限選択コントロール53が設けられてもよく、第2の権限申請ウインドウ70内には、第2の権限選択コントロール72が設けられてもよく、これにより、第1のユーザは、相応する第3のユーザのために第2のユーザに申請する、第1の目標文書に対する第4の権限を設定しようとする場合、該第1の権限選択コントロール53/第2の権限選択コントロール72をクリックすることができ、電子機器は、ユーザが第1の権限選択コントロール53/第2の権限選択コントロール72をクリックしたことを検出すると、現在第1の権限選択コントロール53/第2の権限選択コントロール72の位置に表示されている第1のユーザにより選択された権限を他の権限に修正し、例えば現在第1のユーザにより選択された閲読権限を編集権限に修正したり、又は現在第1のユーザにより選択された編集権限をアクセス権限に修正したりなどして、第4の権限を確定してもよいし、ユーザが第1の権限選択コントロール53/第2の権限選択コントロール72をクリックしたことを検出すると、権限リストをポップアップし、第1のユーザにより権限リストで選択された権限を第4の権限として確定してもよい。
【0063】
S207において、第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯され、前記第3のユーザが前記第1の目標文書に対する第3の権限を有する。
【0064】
本実施例において、引き続き
図5及び
図7を参照し、第1の権限申請ウインドウ内には、第1の権限申請コントロール50が表示される以外に、第1の権限申請ウインドウを閉じるよう電子機器に指示するように構成される第1の取消コントロール54が表示されてもよい。第2の権限申請ウインドウ70内には、第2の権限申請コントロール71が表示される以外に、第2の権限申請ウインドウ70を閉じるよう電子機器に指示するように構成される第2の取消コントロール73が表示されてもよい。これにより、第1のユーザは、相応する第3のユーザのために第2のユーザに第1の目標文書に対する第4の権限を申請しようとする場合、第1の権限申請ウインドウ内の第1の権限申請コントロール50をトリガするか、又は第2の権限申請ウインドウ70内の第2の権限申請コントロール71をトリガすることができる。相応的に、電子機器は、ユーザが第1の権限申請コントロール50又は第2の権限申請コントロール71をトリガしたことを検出すると、第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作を受信したと確定し、該第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信することができる。第1のユーザは、第1の権限申請ウインドウを閉じるよう電子機器に指示しようとする場合、第1の権限申請ウインドウ内の第1の取消コントロール54をクリックすることができる。相応的に、電子機器は、第1のユーザが第1の権限申請ウインドウ内の第1の取消コントロール54をクリックしたことを検出すると、第1の権限申請ウインドウの表示を停止することができる。第1のユーザは、第2の権限申請ウインドウ70を閉じるよう電子機器に指示しようとする場合、第2の権限申請ウインドウ70内の第2の取消コントロール73をクリックすることができる。相応的に、電子機器は、第1のユーザが第2の権限申請ウインドウ70内の第2の取消コントロール73をクリックしたことを検出すると、第2の権限申請ウインドウの表示を停止することができる。
【0065】
第1のユーザにより複数の第3のユーザが追加された場合、電子機器は、複数の第3のユーザのユーザ情報を含む第1の権限要求を生成し、それを第2のユーザに送信してもよいし、第2のユーザがニーズに応じて異なる措置(例えば同意又は拒否)を採用し受信された異なる第1の権限要求を処理可能であるように、それぞれ各第3のユーザに対して、該第3のユーザのユーザ情報を含む第1の権限要求を生成し、それぞれ複数の第1の権限要求を第2のユーザに送信してもよい、ことを理解できる。
【0066】
S208において、前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更する。
【0067】
本実施例に係る文書権限の処理方法では、ユーザは、他のユーザのためにとある文書に対するアクセス権限を申請可能であり、ユーザがオンライン文書を該文書のアクセス権限を有しないユーザがアクセスするように共有できない状況を回避し、アクセスの権限がない場合の申請及びグラント効率を高めることができる。
【0068】
図8は、本開示の実施例に係る文書権限の処理方法のフローの模式図である。該方法は、文書権限の処理装置により実行されることができ、そのうち、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアにより実現可能であり、電子機器に配置されてもよく、例えば、携帯電話、タブレット、コンピュータ機器又はサーバに配置されてもよい。本開示の実施例に係る文書権限の処理方法は、文書を共有する場面に適用され、例えば文書を得たユーザがオンライン文書にアクセスできるように文書権限の修正を申請する場面に適用される。
図8に示すように、本実施例に係る文書権限の処理方法は、以下を含むことができる。
【0069】
S301において、第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されている。
【0070】
そのうち、第1の文書権限は、第1の目標文書の共有権限であってもよく、例えば第1の文書のリンクアクセス権限、即ち第1の目標文書のアクセス権限を有しないユーザが、他のユーザによって共有された第1の目標文書のリンクにより第1の目標文書にアクセスすることを許容するか否かの権限である。相応的に、第2の権限共有操作は、第1のユーザが第2のユーザに文書のとある文書権限をオープンにするよう申請する操作として理解することができ、例えば文書権限を申請するための権限申請コントロールをクリックする操作などであり、第3の権限要求は、第1のユーザが第1の目標文書のとある文書権限の付与を申請する要求であってもよく、該第3の権限要求には、第1のユーザの標識(例えば第1のユーザのユーザ名)、第1のユーザにより申請された文書権限(例えば組織内でリンクを得たユーザが閲読可能、組織内でリンクを得たユーザが編集可能、インターネット(internet)でリンクを得たユーザが閲読可能及び/又はインターネットでリンクを得たユーザが編集可能など)及び第1の目標文書の標識(例えば第1の目標文書の文書名称)のうちの少なくとも1項が携帯されてもよく、第2のユーザが第3の権限要求を受信した後に今回の要求の関連情報を明確にすることができるようにする。
【0071】
第1のユーザは、第1の目標文書の文書権限の修正を申請しようとする場合、第2の権限申請操作を実行することができる。相応的に、第1のユーザ側の電子機器は、第1のユーザが第1の目標文書に対して第2の権限申請操作を実行したことを検出すると、該第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信する。
【0072】
本実施例において、第2のユーザに第3の権限要求を送信する方式は、柔軟に設定可能であり、例えばメール、第1の目標文書が属するウェブサイト/アプリケーションソフトウェア又はインスタントメッセージングクライアントにより第3の権限要求を第2のユーザに送信することができる。第2のユーザが第3の権限要求を閲覧しその処理を行うことを容易にするために、例えばインスタントメッセージングクライアントにより第3の権限要求を第2のユーザに送信することができ、この場合、前記第2のユーザに第3の権限要求を送信することは、前記第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントにより第2のユーザに第3の権限要求に対応する第3のインスタントメッセージングメッセージを送信することを含む。例えば、第1の目標文書が属するウェブサイト/アプリケーションソフトウェアは、第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントに第3の権限要求が携帯された制御情報を送信し、該制御情報により、第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントが第2のユーザの相応するインスタントメッセージングクライアントに第3の権限要求に対応する第3のインスタントメッセージングメッセージを送信するように制御することができ、これにより、第2のユーザは、そのインスタントメッセージングクライアントで該第3のインスタントメッセージングメッセージを閲覧及び処理することで、受信した第3の権限要求に対する処理を実現可能である。
【0073】
1つの実施形態において、本実施例に係る文書権限の処理方法は、第1のユーザの第1の目標文書に対するコントロール表示要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第2の権限申請操作を実行するように、第3の権限申請コントロールを表示する、ことをさらに含むことができる。
【0074】
上記実施形態において、第2の権限申請操作は、第3の権限申請コントロールをトリガする操作であってもよく、該第3の権限申請コントロールは、とあるユーザがとある文書の文書権限を改変し且つ該ユーザに該文書の文書権限を改変する権限がないときに表示することができ、該ユーザが該文書の文書権限を改変する権限があるユーザに該文書の文書権限を改変するよう申請することが容易になり、例えば該文書のリンクアクセス権限をオープンにすることを要求する。コントロール表示要求は、権限改変コントロールを表示して相応文書の文書権限を改変するように要求する要求として理解することができる。第2のプリセット条件は、文書権限を改変する条件として理解することができ、例えば第1の目標文書の文書権限の改変をグラントする権限を有することである。
【0075】
例示的に、第1のユーザは、第1の目標文書の文書権限を改変しようとする場合、相応するトリガ操作を実行することができ、第1のユーザ側電子機器は、第1のユーザの該トリガ操作を検出すると、コントロール表示要求を受信したと確定し、該コントロール表示要求に応答し、第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たすか否かを判断する。例えば第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を改変する権限を有するか否かを判断し、第1のユーザの権限情報が該第2のプリセット条件を満たさないと判定すると、第3の権限申請コントロールを表示する。
【0076】
相応的に、第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たす場合、第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を第1の文書権限から第2の文書権限に変更するように、権限改変コントロール、例えば権限改変ウインドウを表示することができる。
【0077】
S302において、前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更する。
【0078】
そのうち、第2の文書権限は、第1のユーザがオープンを要求した文書権限であってもよく、以下、第2の文書権限がリンクアクセス権限であることを例として説明し、第3のフィードバック命令は、第1の目標文書の第2の文書権限をオープンにすることを指示するための命令として理解することができ、第2のユーザが第3の権限要求により要求された内容に同意するときに生成されフィードバックされることができる。
【0079】
第2のユーザ側電子機器は、第2のユーザが第3の権限要求に同意するトリガ操作を検出すると、第3のフィードバック命令を生成し、該第3のフィードバック命令を第1のユーザ側の電子機器に送信する。相応的に、第1のユーザ側の電子機器は、該第3のフィードバック命令を受信すると、該第3のフィードバック命令に応答し、第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更し、即ち第1の目標文書の第2の文書権限をオープンにすることができる。
【0080】
なお、本実施例は、第1のユーザ側電子機器が本実施例に係る文書権限処理方法を実行することを例として説明しているが、本実施例に係る文書権限処理方法は、他の機器(例えばサーバ)により実行されてもよく、本実施例は、本実施例に係る文書権限処理方法の実行主体を限定しない。
【0081】
1つの実施形態において、本実施例に係る文書権限の処理方法は、第2の目標文書に関連する第2のインスタントメッセージングクライアントにより送信された第2のフィードバック要求に応答し、第4のフィードバック命令を生成して、第2の目標文書の文書権限を変更し、そのうち、前記第2のフィードバック要求が、前記第1のユーザの前記第2のインスタントメッセージングクライアント内での第4のインスタントメッセージングメッセージに対するフィードバック操作に基づいて生成され、前記第4のインスタントメッセージングメッセージが第2の目標文書に対する第4の権限要求に対応する、ことをさらに含む。
【0082】
そのうち、第2の目標文書は、第1のユーザが第2の権限を保有する文書として理解することができ、例えば第1のユーザがその文書権限を修正する権限を有する文書である。第1のユーザによる第4のインスタントメッセージングメッセージのフィードバック操作は、第1のユーザが第4の権限要求に同意する操作として理解することができ、例えば第1のユーザが第4のインスタントメッセージングメッセージに対する同意コントロールをクリックする操作などである。第4の権限要求は、第1のユーザが受信した、第1の目標文書の文書権限の修正を要求する権限要求として理解することができる。
【0083】
本実施例において、第1のユーザは、第1の権限を保有する第1の目標文書に対して、第2のユーザに第1の目標文書の文書権限を変更することを要求できる以外に、第2の権限を保有する第2の目標文書に対して、第1の権限を有するが第2の権限を有しない他のユーザにより文書権限の変更を要求するときに送信された権限要求を受信すると、該権限要求に対して処理を行うこともできる。
【0084】
例示的に、他のユーザは、第2の目標文書の文書権限の変更を要求しようとする場合、第2の目標文書に関連するインスタントメッセージングクライアントにより第1のユーザに第4の権限要求に対応する第4のインスタントメッセージングメッセージを送信することができる。第1のユーザの第2のインスタントメッセージングクライアントは、該第4のインスタントメッセージングメッセージを受信及び表示し、該第4のインスタントメッセージングメッセージに対応する第2の同意コントロール90及び第2の拒否コントロール91を表示可能であり、
図9に示す通りである。第1のユーザは、第4の権限要求に同意する場合、即ち第2の目標文書の第2の文書権限をオープンにすることに同意する場合、該第2の同意コントロール90をクリックすることができる。相応的に、第1のユーザの第2のインスタントメッセージングクライアントは、ユーザが第2のインスタントメッセージングメッセージの第2の同意コントロール90をクリックしたことを検出すると、第1のユーザによる第4のインスタントメッセージングメッセージのフィードバック操作を受信したと確定し、第2のフィードバック要求を生成し、該第2のフィードバック要求を第2の目標文書が属する文書管理ソフトウェアのサーバ又はクライアントに送信し、これにより、該サーバ又はクライアントは、該第2のフィードバック要求を受信した後、該第2のフィードバック要求に応答し、第4のフィードバック命令を生成して、該第4のフィードバック命令により第2の目標文書の文書権限を変更するよう文書管理ソフトウェアのサーバ又はクライアントに指示することができる。
【0085】
また、第1のユーザは、第4のインスタントメッセージングメッセージに対応する第4の権限要求に同意しない場合、第4のインスタントメッセージングメッセージに対応する第2の拒否コントロール91をクリックすることができる。相応的に、第1のユーザの第2のインスタントメッセージングクライアントは、第1のユーザが該第2の拒否コントロール91をクリックしたことを検出すると、拒否通知を生成し、該拒否通知を第2の目標文書が属する文書管理ソフトウェアのクライアントに送信して、第4の権限要求の生成をトリガしたユーザに、第1のユーザが送信された第4の権限要求を拒否したことを通知することができる。
【0086】
本実施例に係る文書権限の処理方法では、第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、第1のユーザが第1の目標文書に対する第1の権限を有し、第2のユーザが第1の目標文書に対する第2の権限を有し、第1の目標文書には第1の文書権限が設定されており、且つ、第2のユーザによる該第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更する。本実施例は、上記技術方案を採用することにより、文書の文書権限を変更する権限がないユーザが、文書を他のユーザに共有した後、他のユーザが該文書にアクセスできるように、文書の文書権限を変更する権限があるユーザに、文書のとある文書権限をオープンにするよう申請することができ、共有後に他のユーザが文書にアクセスする権限を有しないため文書共有又は編集過程が滞る状況を回避し、ユーザの体験を高めることができる。
【0087】
図10は、本開示の実施例に係る他の1つの文書権限の処理方法のフローの模式図である。本実施例における方案は、上記実施例における1つ又は複数の例示的な方案と組み合わせることができる。前記の前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更することの後、第1のユーザの前記第1の目標文書のリンクに対する第2の共有操作に応答し、前記第1の目標文書のリンクを取得した第5のユーザの前記第1の目標文書に対する権限を第5の権限から第6の権限に変更し、そのうち、前記第5の権限が前記第1の文書権限に対応し、前記第6の権限が前記第2の文書権限に対応する、ことをさらに含む。
【0088】
前記第3の権限申請コントロールを表示することは、第2の申請ウインドウエントリを表示することと、第1のユーザによる前記第2の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、第3の権限申請ウインドウを表示し、前記第3の権限申請ウインドウに第3の権限申請コントロールを表示することと、を含む。
【0089】
本実施例に係る文書権限の処理方法は、第1のユーザの前記第3の権限申請ウインドウ内での第2の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された文書権限を前記第2の文書権限として確定する、ことをさらに含む。
【0090】
相応的に、
図10に示すように、本実施例に係る文書権限の処理方法は、以下を含むことができる。
【0091】
S401において、第1のユーザの第1の目標文書に対するコントロール表示要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たさない場合、第2の申請ウインドウエントリを表示する。
【0092】
相応的に、第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たす場合、第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を改変するように、第1の目標文書の権限改変コントロールを表示することができる。
【0093】
そのうち、コントロール表示要求は、第1の目標文書の権限改変コントロールを表示することを要求するために用いられ、第1のユーザのトリガ操作に基づいて生成することができ、該トリガ操作は、電子機器が共有ウインドウ又はとある共有方式に対応する共有ページを表示するようにトリガする操作であってもよい。相応的に、第2の申請ウインドウエントリは、第3の権限申請ウインドウのエントリとして理解することができ、共有ウインドウ及び/又は様々な共有方式に対応する共有ページに表示することができる。
【0094】
第2の文書権限がリンクアクセス権限であることを例として、
図4に示すように(
図4は、共有ウインドウ内に第2の申請ウインドウエントリ41が表示されていることを例とする)、電子機器は、共有ウインドウを表示するためのトリガ操作を検出すると、第1の目標文書のリンクアクセス権限がオープンになっているか否かを判断し、第1の目標文書のリンクアクセス権限がオープンになっているという判断結果に基づいて、共有ウインドウを表示し且つ共有ウインドウ内に第2の申請ウインドウエントリ41を表示せず、第1の目標文書のリンクアクセス権限がオープンになっていないという判断結果に基づいて、引き続き第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たすか否かを判断することができる。例えば第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を修正する権限を有するか否かを判断し、第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を修正する権限を有するという判断結果に基づいて、共有ウインドウを表示し且つ共有ウインドウ内に第2の申請ウインドウエントリ41を表示せず、第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を修正する権限を有しないという判断結果に基づいて、共有ウインドウを表示し、共有ウインドウ内に第2のエントリ41を表示し、且つ共有ウインドウ内に、第1の目標文書を共有するときに採用可能な様々な共有方式に対応する共有方式コントロール42を表示してもよい。
【0095】
これにより、ユーザは、とある共有方式により第1の目標文書を共有しようとする場合、該共有方式に対応する共有方式コントロール42をクリックすることができる。相応的に、電子機器は、第1のユーザがとある共有方式コントロール42をクリックしたことを検出すると、第1の目標文書のリンクアクセス権限がオープンになっているか否かを判断することができ、第1の目標文書のリンクアクセス権限がオープンになっているという判断結果に基づいて、該共有方式に対応する共有ページを表示し且つ共有ページ内に第2の申請ウインドウエントリ41を表示せず、第1の目標文書のリンクアクセス権限がオープンになっていないという判断結果に基づいて、引き続き第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たすか否かを判断することができる。例えば第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を修正する権限を有するか否かを判断し、第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を修正する権限を有するという判断結果に基づいて、該共有方式に対応する共有ページを表示し且つ共有ページ内に第2の申請ウインドウエントリ41を表示せず、第1のユーザが第1の目標文書の文書権限を修正する権限を有しないという判断結果に基づいて、該共有方式に対応する共有ページを表示し、該共有ページ内に第2の申請ウインドウエントリ41を表示し、
図11に示す通りである(
図11は、共有ページ内に第2の申請ウインドウエントリ41が表示されていることを例とする)。
【0096】
S402において、第1のユーザによる前記第2の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、前記第1のユーザが前記第2の権限申請操作を実行するように、第3の権限申請ウインドウを表示し、前記第3の権限申請ウインドウに第3の権限申請コントロールを表示する。
【0097】
そのうち、第1のユーザによる第2の申請ウインドウエントリのトリガ操作は、第1のユーザが共有ウインドウ又は共有ページに表示された第2の申請ウインドウエントリをクリックする操作であってもよい。
【0098】
図4及び11に示すように、電子機器は、共有ウインドウ又は共有ページ内に第2の申請ウインドウエントリ41を表示する。第1のユーザは、第2のユーザに第1の目標文書の文書権限を修正するよう申請するときに、第2の申請ウインドウエントリ41をクリックすることができる。電子機器は、ユーザが第2の申請ウインドウエントリ41をクリックしたことを検出すると、第1のユーザによる第2の申請ウインドウエントリ41のトリガ操作を受信したと確定し、該トリガ操作に応答し、第3の権限申請ウインドウを表示し、該第3の権限申請ウインドウ内に第3の権限申請コントロール120を表示し、
図12に示す通りである。これにより、ユーザは、第3の権限申請ウインドウ内に表示された第3の権限申請コントロール120をクリックすることにより第2のユーザに第3の権限要求を送信するよう電子機器に指示することができる。
【0099】
S403において、第1のユーザの前記第3の権限申請ウインドウ内での第2の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された文書権限を前記第2の文書権限として確定する。
【0100】
例示的に、
図12に示すように、第3の権限申請ウインドウ内には、第3の権限選択コントロール121が設けられてもよい。これにより、第1のユーザは、第2のユーザにオープンを申請する第1の目標文書の第2の文書権限を設定しようとする場合、該第3の権限選択コントロール121をクリックすることができる。電子機器は、ユーザが第3の権限選択コントロール121をクリックしたことを検出すると、現在第3の権限選択コントロール121の位置に表示されている第1のユーザにより選択された文書権限を他の文書権限に修正し、例えば現在第1のユーザにより選択された文書権限を組織内でリンクを得たユーザが閲読可能から組織内でリンクを得たユーザが編集可能、インターネットでリンクを得たユーザが閲読可能又はインターネットでリンクを得たユーザが編集可能などに修正して、第2の文書権限を確定してもよいし、ユーザが第3の権限選択コントロール121をクリックしたことを検出すると、文書権限リストをポップアップし、第1のユーザにより文書権限リストで選択された文書権限を第4の権限として確定してもよい。
【0101】
S404において、第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されている。
【0102】
本実施例において、引き続き
図12を参照し、第3の権限申請ウインドウ内には、第3の権限申請コントロール120が表示される以外に、第3の権限申請ウインドウを閉じるよう電子機器に指示するように構成される第3の取消コントロール122が表示されてもよい。これにより、第1のユーザは、第2のユーザに第1の目標文書の第2の文書権限をオープンにするよう申請しようとする場合、第3の権限申請ウインドウ内の第3の権限申請コントロール120をトリガすることができる。相応的に、電子機器は、ユーザが第3の権限申請コントロール120をトリガしたことを検出すると、第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作を受信したと確定し、該第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信することができる。第1のユーザは、第3の権限申請ウインドウを閉じるよう電子機器に指示しようとする場合、第3の権限申請ウインドウ内の第3の取消コントロール122をクリックすることができる。相応的に、電子機器は、第1のユーザが第3の権限申請ウインドウ内の第3の取消コントロール122をクリックしたことを検出すると、第3の権限申請ウインドウの表示を停止することができる。
【0103】
S405において、前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更する。
【0104】
S406において、第1のユーザの前記第1の目標文書のリンクに対する第2の共有操作に応答し、前記第1の目標文書のリンクを取得した第5のユーザの前記第1の目標文書に対する権限を第5の権限から第6の権限に変更し、そのうち、前記第5の権限が前記第1の文書権限に対応し、前記第6の権限が前記第2の文書権限に対応する。
【0105】
そのうち、第2の共有操作は、第1の目標文書のリンクを共有する操作であってもよい。第1の目標文書の第2の文書権限内には、アクセス権限の内容、例えば閲読権限又は編集権限などが含まれてもよいし、対象ユーザのユーザ範囲、例えば組織内でリンクを得たユーザ又はインターネットでリンクを得たユーザなどがさらに含まれてもよく、第2のユーザがリンクにより第1の目標文書にアクセスする権限をニーズに応じて選択的に一部のユーザにグラントすることができるようにする。
【0106】
第2の文書権限がリンクアクセス権限であり、該リンクアクセス権限がアクセス権限の内容及び対象ユーザのユーザ範囲を含むことを例とする。第1の目標文書の文書権限をリンクアクセス権限に改変した後、第1の目標文書のリンクを共有する操作を検出すると、該リンクを取得したユーザが第1の目標文書に対するアクセス権限を有しない第5のユーザであるか否かを判断することができ、リンクを取得したユーザが第1の目標文書に対するアクセス権限を有しない第5のユーザであることを確定すると、該第5のユーザが第1の目標文書に設定されたリンクアクセス権限に対応するユーザ範囲内のユーザであるか否かを判断することができる。例えば第1の目標文書に設定されたリンクアクセス権限が、組織内でリンクを得たユーザが閲読可能又は組織内でリンクを得たユーザが編集可能である場合、第5のユーザが第1のユーザが属する組織(例えば第1のユーザが属する会社又は機構など)内のユーザであるか否かを判断し、第5のユーザが第1のユーザが属する組織内のユーザであるという判断結果に基づいて、第5のユーザの第5の権限を第1の目標文書に設定されたリンクアクセス権限のアクセス権内容に対応する第6の権限に変更することができ、例えば第1の目標文書に設定されたリンクアクセス権限のアクセス権内容が閲読権限である場合、第1の目標文書に対する閲読権限を第5のユーザにグラントし、第1の目標文書に設定されたリンクアクセス権限のアクセス権内容が編集権限である場合、第1の目標文書に対する編集権限を第5のユーザにグラントするなどであり、第5のユーザが第1のユーザが属する組織内のユーザではないという判断結果に基づいて、第5のユーザの第1の目標文書に対する権限を変更しなくてもよい。
【0107】
本実施例に係る文書権限の処理方法では、ユーザは、第1の目標文書のリンクアクセス権限をオープンにすることを申請し、他の第1の目標文書に対するアクセス権限を有しないユーザがリンクを得た後、第1の目標文書に対するアクセス権限を該ユーザにグラントすることができ、これにより、第1の目標文書のリンクを得たユーザが第1の目標文書にアクセスでき、ユーザが第1の目標文書のリンクを共有した後、リンクを得たユーザがリンクにより該第1の目標文書にアクセスする権限を有しない状況を回避し、リンクを得る必要がある複数のユーザがそれぞれ権限申請する状況を回避し、ユーザの使用体験を高めることができる。
【0108】
図13は、本開示の実施例に係る文書権限の処理装置の構造のブロック図である。該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアにより実現可能であり、電子機器に配置されてもよく、例えば、携帯電話、タブレット、コンピュータ機器又はサーバに配置されてもよく、文書権限の処理方法を実行することによりユーザの文書に対する権限に対して処理を行うことができる。
図13に示すように、本実施例に係る文書権限の処理装置は、第1の要求送信モジュール1301と第1のユーザ権限変更モジュール1302とを含むことができ、そのうち、第1の要求送信モジュール1301は、第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯され、前記第3のユーザが前記第1の目標文書に対する第3の権限を有するように構成される。
【0109】
第1のユーザ権限変更モジュール1302は、前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更するように構成される。
【0110】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第1の要求送信モジュールが第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答することにより、第2のユーザに第3のユーザの標識が携帯された第1の権限要求を送信し、そのうち、第1のユーザが第1の目標文書に対する第1の権限を有し、第2のユーザが第1の目標文書に対する第2の権限を有し、第3のユーザが第1の目標文書に対する第3の権限を有し、且つ第1のユーザ権限変更モジュールが第2のユーザによる第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答することにより、第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更する。本実施例は、上記技術方案を採用することにより、文書の第1の権限を有するユーザが、文書の第2の権限を有するユーザに、文書に対するとある権限を他のユーザにグラントするよう申請することができ、該他のユーザがとある権限を有しないため文書の共有過程が滞る状況を回避し、ユーザの体験を高めることができる。
【0111】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第1のユーザが第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第1の権限申請操作を実行するように、権限申請コントロールを表示するように構成される第1のコントロール表示モジュールをさらに含む。
【0112】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第1のユーザが第1の目標文書の共有コントロールにより第3のユーザを追加する追加操作に応答し、前記第1の協力要求を生成するように構成される第1の要求モジュールと、第1のユーザが第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たさない場合、前記共有コントロールを前記第1の目標文書の第1の権限申請ウインドウに切り替え、前記第1の権限申請ウインドウに第1の権限申請コントロールを表示するように構成される前記第1のコントロール表示モジュールと、をさらに含む。
【0113】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第1のユーザの会話インタフェース内での前記第1の目標文書に対する第1の共有操作に応答し、第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求を生成するように構成される第2の要求モジュールと、第1のユーザが第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たさない場合、前記会話インタフェース内に第1の申請ウインドウエントリを表示し、第1のユーザによる前記第1の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、第2の権限申請ウインドウを表示し、前記第2の権限申請ウインドウ内に第2の権限申請コントロールを表示するように構成される前記第1のコントロール表示モジュールと、をさらに含む。
【0114】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第1のユーザの権限申請ウインドウ内での第1の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された権限を前記第4の権限として確定し、前記権限申請ウインドウが前記第1の権限申請ウインドウ及び/又は前記第2の権限申請ウインドウを含むように構成される第1の権限確定モジュールをさらに含む。
【0115】
前記第1の要求送信モジュール1301は、第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、前記第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントにより第2のユーザに第1の権限要求に対応する第1のインスタントメッセージングメッセージを送信するように構成される。
【0116】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第2の目標文書に関連する第2のインスタントメッセージングクライアントにより送信された第1のフィードバック要求に応答し、第2のフィードバック命令を生成して、第4のユーザの第2の目標文書に対する権限を変更し、そのうち、前記第1のフィードバック要求が、前記第1のユーザの前記第2のインスタントメッセージングクライアント内での第2のインスタントメッセージングメッセージに対するフィードバック操作に基づいて生成され、前記第2のインスタントメッセージングメッセージが第2の目標文書に対する第2の権限要求に対応し、前記第2の権限要求に第4のユーザの標識が携帯されるように構成される第1のフィードバックモジュールをさらに含む。
【0117】
本開示の実施例に係る文書権限の処理装置は、本開示の任意の実施例に係る文書権限の処理方法を実行可能であり、文書権限の処理方法の実行に相応する機能モジュール及び有益な効果を備える。本実施例で詳しく説明されていない技術の詳細は、本開示の任意の実施例に係る文書権限の処理方法を参照することができる。
【0118】
図14は、本開示の実施例に係る文書権限の処理装置の構造のブロック図である。該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアにより実現可能であり、電子機器に配置されてもよく、例えば、携帯電話又はタブレット、コンピュータ機器又はサーバに配置されてもよく、文書権限の処理方法を実行することにより文書の権限に対して処理を行うことができる。
図14に示すように、本実施例に係る文書権限の処理装置は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されているように構成される第2の要求送信モジュール1401と、
前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更するように構成される文書権限変更モジュール1402と、を含むことができる。
【0119】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第2の要求送信モジュールが第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答することにより、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、第1のユーザが第1の目標文書に対する第1の権限を有し、第2のユーザが第1の目標文書に対する第2の権限を有し、第1の目標文書には第1の文書権限が設定されており、且つ文書権限変更モジュールが第2のユーザによる該第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答することにより、第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更する。本実施例は、上記技術方案を採用することにより、文書の文書権限を変更する権限がないユーザが、文書を他のユーザに共有した後、他のユーザが該文書にアクセスできるように、文書の文書権限を変更する権限があるユーザに、文書のとある文書権限をオープンにするよう申請することができ、共有後に他のユーザが文書にアクセスする権限を有しないため文書共有又は編集過程が滞る状況を回避し、ユーザの体験を高めることができる。
【0120】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、前記の前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更することの後、第1のユーザの前記第1の目標文書のリンクに対する第2の共有操作に応答し、前記第1の目標文書のリンクを取得した第5のユーザの前記第1の目標文書に対する権限を第5の権限から第6の権限に変更し、そのうち、前記第5の権限が前記第1の文書権限に対応し、前記第6の権限が前記第2の文書権限に対応するように構成される第2のユーザ権限変更モジュールをさらに含む。
【0121】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第1のユーザの第1の目標文書に対するコントロール表示要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第2の権限申請操作を実行するように、第3の権限申請コントロールを表示するように構成される第2のコントロール表示モジュールをさらに含む。
【0122】
前記第2のコントロール表示モジュールは、第1のユーザの第1の目標文書に対するコントロール表示要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たさない場合、第2の申請ウインドウエントリを表示し、第1のユーザによる前記第2の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、第3の権限申請ウインドウを表示し、前記第3の権限申請ウインドウに第3の権限申請コントロールを表示するように構成される。
【0123】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第1のユーザの前記第3の権限申請ウインドウ内での第2の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された文書権限を前記第2の文書権限として確定するように構成される第2の権限確定モジュールをさらに含む。
【0124】
前記第2の要求送信モジュール1401は、第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、前記第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントにより第2のユーザに第3の権限要求に対応する第3のインスタントメッセージングメッセージを送信するように構成される。
【0125】
本実施例に係る文書権限の処理装置は、第2の目標文書に関連する第2のインスタントメッセージングクライアントにより送信された第2のフィードバック要求に応答し、第4のフィードバック命令を生成して、第2の目標文書の文書権限を変更し、そのうち、前記第2のフィードバック要求が、前記第1のユーザの前記第2のインスタントメッセージングクライアント内での第4のインスタントメッセージングメッセージに対するフィードバック操作に基づいて生成され、前記第4のインスタントメッセージングメッセージが第2の目標文書に対する第4の権限要求に対応するように構成される第2のフィードバックモジュールをさらに含む。
【0126】
本開示の実施例に係る文書権限の処理装置は、本開示の任意の実施例に係る文書権限の処理方法を実行可能であり、文書権限の処理方法の実行に相応する機能モジュール及び有益な効果を備える。本実施例で詳しく説明されていない技術の詳細は、本開示の任意の実施例に係る文書権限の処理方法を参照することができる。
【0127】
以下、
図15を参照し、ここには、本開示の実施例の実現に適した電子機器(例えば端末機器)1500の構造の模式図が示されている。本開示の実施例における端末機器は、例えば移動電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルマルチメディアプレイヤー)、車載端末(例えば車載ナビゲーション端末)などのような移動端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップ型コンピュータなどのような固定端末を含んでもよいが、これらに限られない。
図15に示した電子機器は、1つの例示に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何らかの制限を与えるものではない。
【0128】
図15に示すように、電子機器1500は、リードオンリーメモリ(ROM)1502に記憶されたプログラム又は記憶装置1506からランダムアクセスメモリ(RAM)1503にロードされたプログラムに応じて様々な適切な動作及び処理を実行可能な処理装置(例えば中央プロセッサ、グラフィックプロセッサなど)1501を含むことができる。RAM1503には、電子機器1500の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置1501、ROM1502及びRAM1503は、バス1504を介して互いに繋がっている。入力/出力(I/O)インタフェース1505もバス1504に接続される。
【0129】
通常、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラヘッド、マイクロホン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置1506と、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、バイブレータなどを含む出力装置1507と、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置1506と、通信装置1509とは、I/Oインタフェース1505に接続可能である。通信装置1509は、電子機器1500と他の機器とが無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。
図15には、様々な装置を有する電子機器1500が示されているが、示された全ての装置を実施又は具備するように求められているわけではないことを理解すべきである。より多い又はより少ない装置を代替的に実施又は具備してもよい。
【0130】
特に、本開示の実施例によれば、上記明細書でフロー図を参照して説明された過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体に担持されたコンピュータプログラムが含まれるコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、フロー図に示す方法を実行するように構成されるプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置1509によりネットワークからダウンロード及びインストールされる、又は記憶装置1506からインストールされる、又はROM1502からインストールされることが可能である。該コンピュータプログラムが処理装置1501に実行されると、本開示の実施例の方法で限定される上記機能が実行される。
【0131】
なお、本開示の上記したコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体、或いは上記両方の任意の組合せであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、或いは以上のものの任意の組合せであってもよいが、これらに限られない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例には、1つ又は複数のリード線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクト磁気ディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記ものの任意の適宜な組合せが含まれてもよいが、これらに限られない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含む又は記憶するあらゆる有形媒体であってもよく、該プログラムは、命令実行システム、装置又はデバイスに使用される、又はそれらと結び付けて使用されることが可能である。また本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドにおいて、又は搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含むことができ、その中には、コンピュータ可読のプログラムコードが担持されている。このように伝搬されるデータ信号は、電磁信号、光信号又は上記ものの任意の適宜な組合せを含むが、これらに限られない様々な形式を採用可能である。コンピュータ可読信号媒体は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体以外のあらゆるコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用される、又はそれらと結び付けて使用されるためのプログラムを送信、伝搬又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、電線、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記ものの任意の適宜な組合せを含むが、これらに限られないあらゆる適切な媒体を用いて伝送可能である。
【0132】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のようなあらゆる現在知られている又は将来開発されるネットワークプロトコルを利用して通信可能であり、且つ任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続できる。通信ネットワークの例示には、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、インターネット(Internet)(例えば、インターネット(internet))及びピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、並びにあらゆる現在知られている又は将来開発されるネットワーク、が含まれる。
【0133】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、個別に存在して、該電子機器の中に装着されていないものであってもよい。
【0134】
上記コンピュータ可読媒体には、1つ又は複数のプログラムが担持され、上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器に実行されると、該電子機器は、第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯され、前記第3のユーザが前記第1の目標文書に対する第3の権限を有し、前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更する。又は、第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されており、前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更する。
【0135】
1つ又は複数のブログラミング言語又はその組合せにより、本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを書くことができ、上記ブログラミング言語は、オブジェクト指向のブログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含むが、これらに限られず、さらに、一般的な手続き型ブログラミング言語、例えば「C」言語又は類似するブログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザコンピュータで実行されてもよいし、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、一部がユーザコンピュータで一部がリモートコンピュータで実行されてもよいし、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関わる場合には、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザコンピュータに接続されることができる、又は、外部コンピュータに接続されることができる(例えばインターネットサービスプロバイダを利用してインターネットにより接続される)。
【0136】
図面におけるフロー図及びブロック図には、本開示の複数の実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作が図示されている。この点では、フロー図又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、所定のロジック機能を実現するための1つ又は複数の実行可能な命令を含む。いくつかの置換である実現において、ブロックに表記された機能は、図面に表記された順番と異なるように発生してもよいことも注意すべきである。例えば、2つの連続的に表されたブロックは、実際のところ、ほぼ並行に実行されてもよいし、場合によっては逆の順番で実行されてもよく、これは、関わる機能によって決められる。ブロック図及び/又はフロー図における各ブロック、並びにブロック図及び/又はフロー図におけるブロックの組合せは、所定の機能又は操作を実行する専用の、ハードウェアに基づくシステムを用いて実現されてもよいし、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令の組合せを用いて実現されてもよいことも注意されたい。
【0137】
本開示の実施例で説明された関わるユニットは、ソフトウェアの方式により実現されてもよいし、ハードウェアの方式により実現されてもよい。ここで、モジュールの名称は、ある状況においては該ユニット自身を限定するものではない。
【0138】
本明細書で上記のとおり説明された機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェアロジック部材により実行可能である。例えば、非制限的に、使用できる手本タイプのハードウェアロジック部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)など、を含む。
【0139】
本開示の文脈において、機械可読媒体は、命令実行システム、装置又は機器に使用させる、又は命令実行システム、装置又は機器と結び付けて使用されるプログラムを含む又は記憶することができる有形の媒体であってもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子的なもの、磁性的なもの、光学的なもの、電磁的なもの、赤外的なもの、又は半導体のシステム、装置又は機器、或いは上記内容のあらゆる適宜な組合せを含んでもよいが、これらに限られない。機械可読記憶媒体のより具体的な例示には、1つ又は複数の線に基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶機器、磁気記憶機器、又は上記内容のあらゆる適切な組合せ、が含まれる。
【0140】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示1は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯され、前記第3のユーザが前記第1の目標文書に対する第3の権限を有することと、
前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更することと、を含む文書権限の処理方法を提供する。
【0141】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示1に記載の方法を基に、例示2では、
第1のユーザが第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第1のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第1の権限申請操作を実行するように、権限申請コントロールを表示する、ことをさらに含む。
【0142】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示2に記載の方法を基に、例示3では、
第1のユーザが第1の目標文書の共有コントロールにより第3のユーザを追加する追加操作に応答し、前記第1の協力要求を生成する、ことをさらに含み、
前記権限申請コントロールを表示することは、
前記共有コントロールを前記第1の目標文書の第1の権限申請ウインドウに切り替え、前記第1の権限申請ウインドウに第1の権限申請コントロールを表示する、ことを含む。
【0143】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示2に記載の方法を基に、例示4では、
第1のユーザの会話インタフェース内での前記第1の目標文書に対する第1の共有操作に応答し、第1の目標文書に対して第3のユーザを追加する第1の協力要求を生成する、ことをさらに含み、
前記権限申請コントロールを表示することは、
前記会話インタフェース内に第1の申請ウインドウエントリを表示することと、
第1のユーザによる前記第1の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、第2の権限申請ウインドウを表示し、前記第2の権限申請ウインドウ内に第2の権限申請コントロールを表示することと、を含む。
【0144】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示3又は4に記載の方法を基に、例示5では、
第1のユーザの権限申請ウインドウ内での第1の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された権限を前記第4の権限として確定し、前記権限申請ウインドウが前記第1の権限申請ウインドウ及び/又は前記第2の権限申請ウインドウを含む、ことをさらに含む。
【0145】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示1~4のいずれかに記載の方法を基に、例示6では、前記第2のユーザに第1の権限要求を送信することは、
前記第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントにより第2のユーザに第1の権限要求に対応する第1のインスタントメッセージングメッセージを送信する、ことを含む。
【0146】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示6に記載の方法を基に、例示7では、
第2の目標文書に関連する第2のインスタントメッセージングクライアントにより送信された第1のフィードバック要求に応答し、第2のフィードバック命令を生成して、第4のユーザの第2の目標文書に対する権限を変更し、そのうち、前記第1のフィードバック要求が、前記第1のユーザの前記第2のインスタントメッセージングクライアント内での第2のインスタントメッセージングメッセージに対するフィードバック操作に基づいて生成され、前記第2のインスタントメッセージングメッセージが第2の目標文書に対する第2の権限要求に対応し、前記第2の権限要求に第4のユーザの標識が携帯される、ことをさらに含む。
【0147】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示8は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されていることと、
前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更することと、を含む文書権限の処理方法を提供する。
【0148】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示8に記載の方法を基に、例示9では、前記の前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更することの後、
第1のユーザの前記第1の目標文書のリンクに対する第2の共有操作に応答し、前記第1の目標文書のリンクを取得した第5のユーザの前記第1の目標文書に対する権限を第5の権限から第6の権限に変更し、そのうち、前記第5の権限が前記第1の文書権限に対応し、前記第6の権限が前記第2の文書権限に対応する、ことをさらに含む。
【0149】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示8に記載の方法を基に、例示10では、
第1のユーザの第1の目標文書に対するコントロール表示要求に応答し、前記第1のユーザの権限情報が第2のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のユーザが前記第2の権限申請操作を実行するように、第3の権限申請コントロールを表示する、ことをさらに含む。
【0150】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示10に記載の方法を基に、例示11では、前記第3の権限申請コントロールを表示することは、
第2の申請ウインドウエントリを表示することと、
第1のユーザによる前記第2の申請ウインドウエントリのトリガ操作に応答し、第3の権限申請ウインドウを表示し、前記第3の権限申請ウインドウに第3の権限申請コントロールを表示することと、を含む。
【0151】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示11に記載の方法を基に、例示12では、
第1のユーザの前記第3の権限申請ウインドウ内での第2の権限選択操作に応答し、前記第1のユーザにより選択された文書権限を前記第2の文書権限として確定する、ことをさらに含む。
【0152】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示8~12のいずれかに記載の方法を基に、例示13では、前記第2のユーザに第3の権限要求を送信することは、
前記第1の目標文書に関連する第1のインスタントメッセージングクライアントにより第2のユーザに第3の権限要求に対応する第3のインスタントメッセージングメッセージを送信する、ことを含む。
【0153】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示13に記載の方法を基に、例示14では、
第2の目標文書に関連する第2のインスタントメッセージングクライアントにより送信された第2のフィードバック要求に応答し、第4のフィードバック命令を生成して、第2の目標文書の文書権限を変更し、そのうち、前記第2のフィードバック要求が、前記第1のユーザの前記第2のインスタントメッセージングクライアント内での第4のインスタントメッセージングメッセージに対するフィードバック操作に基づいて生成され、前記第4のインスタントメッセージングメッセージが第2の目標文書に対する第4の権限要求に対応する、ことをさらに含む。
【0154】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示15は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第1の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第1の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の権限要求には第3のユーザの標識が携帯され、前記第3のユーザが前記第1の目標文書に対する第3の権限を有するように構成される第1の要求送信モジュールと、
前記第2のユーザによる前記第1の権限要求の第1のフィードバック命令に応答し、前記第3のユーザの第3の権限を第4の権限に変更するように構成される第1のユーザ権限変更モジュールと、を含む文書権限の処理装置を提供する。
【0155】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示16は、
第1のユーザによる第1の目標文書の第2の権限申請操作に応答し、第2のユーザに第3の権限要求を送信し、そのうち、前記第1のユーザが前記第1の目標文書に対する第1の権限を有し、前記第2のユーザが前記第1の目標文書に対する第2の権限を有し、前記第1の目標文書には第1の文書権限が設定されているように構成される第2の要求送信モジュールと、
前記第2のユーザによる前記第3の権限要求の第3のフィードバック命令に応答し、前記第1の目標文書の第1の文書権限を第2の文書権限に変更するように構成される文書権限変更モジュールと、を含む文書権限の処理装置を提供する。
【0156】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示17は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を含む電子機器であって、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサに実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサが例示1~14のいずれかに記載の文書権限の処理方法を実現する、電子機器を提供する。
【0157】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、例示18は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、該プログラムがプロセッサに実行されると、例示1~14のいずれかに記載の文書権限の処理方法が実現される、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0158】
上記説明は、本開示の例示的な実施例及び使用された技術原理に対する説明に過ぎない。当業者であれば、本開示に関する開示範囲は、上記技術特徴の特定の組合せからなる技術方案に限られるものではなく、同時に上記開示構想から逸脱しない場合、上記技術特徴又はその均等の特徴を任意に組み合わせて形成される他の技術方案をもカバーすべきであることを理解すべきである。例えば上記特徴と本開示に開示された(これに限られない)類似機能を有する技術特徴とが互いに置換されて形成される技術方案である。
【0159】
また、特定の順序を採用して様々な操作が説明されているが、これは、これらの操作を示された特定の順序又は正方向順序の実行で実行するように求めていると理解されるべきではない。一定の環境において、マルチタスク及び並行処理が有利である場合がある。同様に、以上の検討には複数の具体的な実現詳細が含まれているが、これらは、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。個別の実施例の文脈で説明されるいくつかの特徴は、組み合わせて単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明される複数の特徴は、単独で又はあらゆる適切な下位組合せの方式により複数の実施例で実現されてもよい。
【国際調査報告】