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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-23
(54)【発明の名称】非アクティブコンテキスト管理
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/27 20180101AFI20240116BHJP
   H04W 72/115 20230101ALI20240116BHJP
   H04W 88/08 20090101ALI20240116BHJP
【FI】
H04W76/27
H04W72/115
H04W88/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023542696
(86)(22)【出願日】2022-01-14
(85)【翻訳文提出日】2023-07-20
(86)【国際出願番号】 US2022012429
(87)【国際公開番号】W WO2022155414
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】63/137,650
(32)【優先日】2021-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.SIMULINK
2.VERILOG
(71)【出願人】
【識別番号】517308024
【氏名又は名称】オフィノ, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】パク, キュンミン
(72)【発明者】
【氏名】キム, テフン
(72)【発明者】
【氏名】ディナン, エスマエル ヘジャジ
(72)【発明者】
【氏名】チョン, ヒョンスク
(72)【発明者】
【氏名】リュ, ジンスク
(72)【発明者】
【氏名】タレビ ファード, ペイマン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA14
5K067EE10
5K067HH22
(57)【要約】
基地局中央ユニット(CU)は、無線デバイスが、無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つから、RRC接続状態に遷移するのを決定する。基地局CUは、基地局分散ユニット(DU)へ、かつ決定することに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信する。一実施形態では、無線デバイスの遷移を決定することは、持続時間閾値に基づく。
【選択図】図29
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、基地局分散ユニット(DU)へ第1のメッセージを送信することであって、前記第1のメッセージが、
無線デバイスのスモールデータ伝送手順のための構成パラメータと、
前記無線デバイスが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージとを含む、送信することと、
ネットワークデバイスから、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態からRRC接続状態への前記無線デバイスの遷移を示す指標メッセージを受信することと、
前記基地局DUへ、前記指標メッセージに基づいて、前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを送信することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報であって、前記少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報が、
トランスポート層アドレス、又は
アップリンク一般パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネル識別子のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態における前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、あるいは
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記指標メッセージが、
第2の基地局からの検索コンテキスト要求、
コアネットワークデバイス若しくは前記第2の基地局のうちの少なくとも1つからのコンテキストリリース指標、
前記コアネットワークデバイス若しくは前記第2の基地局からのページング、又は
前記基地局DU若しくは第2の基地局DUのうちの1つ以上を介した前記無線デバイスからのRRC確立/再確立/再開要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワークデバイスが、
コアネットワークデバイスであって、
アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、
モビリティ管理機能(MME)、又は
セッション管理機能(SMF)のうちの少なくとも1つを含む、コアネットワークデバイス、
第2の基地局、
前記無線デバイス、
前記基地局DU、又は
第2の基地局DUのうちの少なくとも1つを備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、基地局分散ユニット(DU)へ第1のメッセージを送信することであって、前記第1のメッセージが、
無線デバイスのスモールデータ伝送手順のための構成パラメータと、
前記無線デバイスが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージとを含む、送信することと、
前記基地局CUによって、無線リソース制御(RRC)接続状態から前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの前記無線デバイスの遷移を決定することと、
前記基地局DUへ、前記指標メッセージに基づいて、前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを送信することと、を含む、方法。
【請求項6】
前記無線デバイスの前記遷移を前記決定することが、持続時間閾値に基づく、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記持続時間閾値が、
第1の持続時間中に前記無線デバイスから信号を受信しないこと、又は
前記基地局DUが第2の持続時間のための前記構成パラメータを記憶することのうちの少なくとも1つに関連付けられている、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記無線デバイスの前記遷移を前記決定することが、前記基地局DU又は前記基地局CUのうちの少なくとも1つの少なくとも1つのセルの利用可能なリソースがリソース状態閾値以下であることに基づく、請求項5~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報であって、前記少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報が、
トランスポート層アドレス、又は
アップリンク一般パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネル識別子のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態における前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、あるいは
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項5~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、請求項5~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つからRRC接続状態への無線デバイスの遷移を決定することと、
前記基地局CUによって、基地局分散ユニット(DU)へ、前記決定することに基づいて、前記無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信することと、を含む、方法。
【請求項12】
前記基地局CUによって、前記基地局DUへメッセージを送信することを更に含み、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージと、を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項12又は13に記載の方法。
【請求項15】
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含み、
前記指標フィールドに基づいて、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態に遷移した後、前記基地局DUは前記構成パラメータを記憶する、請求項12~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための1つ以上の記憶条件を更に含み、1つ以上の記憶条件が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUは、前記少なくとも1つのセルの又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、請求項12~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項12~16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられている、請求項11~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項11~18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記基地局DUが、前記無線デバイスの前記SDT手順を実施するために前記構成パラメータを使用し、前記SDT手順を実施することが、
前記基地局DUによって、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスから、
前記SDT手順のためのRRC要求メッセージ、又は
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのうちの少なくとも1つを受信すること、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ前記RRC要求メッセージを送信すること、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータを使用して前記アップリンクデータを処理すること、又は
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信することであって、前記処理されたアップリンクデータを前記送信することが、
前記処理されたデータを、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUユーザプレーンへ送信すること、若しくは
前記処理されたデータを、F1制御プレーンインターフェース上の少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CU制御プレーンへ送信することのうちの少なくとも1つを含む、送信することのうちの少なくとも1つを含む、請求項11~19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記無線デバイスの前記遷移を決定することが、前記基地局CUによってネットワークデバイスから受信された指標メッセージに基づく、請求項11~20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記指標メッセージが、
第2の基地局からの検索コンテキスト要求、
コアネットワークデバイス若しくは前記第2の基地局のうちの少なくとも1つからのコンテキストリリース指標、
前記コアネットワークデバイス若しくは前記第2の基地局からのページング、又は
前記基地局DU若しくは第2の基地局DUのうちの1つ以上を介した前記無線デバイスからのRRC確立/再確立/再開要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記ネットワークデバイスが、
コアネットワークデバイスであって、
アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、
モビリティ管理機能(MME)、又は
セッション管理機能(SMF)のうちの少なくとも1つを含む、コアネットワークデバイス、
第2の基地局、
前記無線デバイス、
前記基地局DU、又は
第2の基地局DUのうちの少なくとも1つを備える、請求項21又は22に記載の方法。
【請求項24】
前記指標メッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つからの前記無線デバイスの遷移を示す、請求項21~23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記無線デバイスの前記遷移を決定することが、持続時間閾値に基づく、請求項11~20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記持続時間閾値が、
第1の持続時間中に前記無線デバイスから信号を受信しないこと、又は
前記基地局DUが第2の持続時間のための前記構成パラメータを記憶することのうちの少なくとも1つに関連付けられている、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態からの前記無線デバイスの前記遷移が、
前記RRC非アクティブ状態から、前記RRCアイドル状態又はRRC接続状態のうちの少なくとも1つへの遷移、又は
前記RRCアイドル状態から前記RRC接続状態への遷移のうちの少なくとも1つを含む、請求項11~26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記通知を前記送信することが、
前記無線デバイスが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つから遷移すること、
前記基地局DU又は前記基地局CUのうちの少なくとも1つの少なくとも1つのセルの利用可能なリソースが、リソース状態閾値以下であること、
非アクティブな持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないこと、又は
構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを用いて前記基地局DUを構成することのうちの少なくとも1つに基づく、請求項11~27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記通知を前記送信することが、前記無線デバイスが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つのための前記構成パラメータで構成されていることに基づく、請求項11~28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記通知を前記送信することが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態にある前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータで構成された前記基地局DUに基づく、請求項11~29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記通知が、
情報転送メッセージ、
ユーザ機器(UE)コンテキストリリースコマンド、又は
UEコンテキスト変更要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項11~31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記通知が、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項11~32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記基地局DUが、前記通知メッセージに基づいて前記構成パラメータをリリースする、請求項11~33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
基地局が、前記基地局CU及び前記基地局DUを含む、請求項11~34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報であって、前記少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報が、
トランスポート層アドレス、又は
アップリンク一般パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネル識別子のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態における前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、あるいは
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項11~35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、基地局分散ユニット(DU)へ、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信すること、を含む、方法。
【請求項37】
前記送信することが、無線リソース制御(RRC)接続状態へ、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つから、前記無線デバイスの遷移に基づく、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記通知が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUは、前記少なくとも1つのセルの又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つに基づく、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備える基地局中央ユニット(CU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局CUに請求項1~38のいずれか一項に記載の方法を実行させる、基地局中央ユニット(CU)。
【請求項40】
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項1~38のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項41】
方法であって、
基地局分散ユニット(DU)によって、基地局中央ユニット(CU)から無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を受信することであって、前記通知が、無線リソース制御(RRC)接続状態から、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの前記無線デバイスの遷移に基づく、受信すること、を含む、方法。
【請求項42】
前記構成パラメータをリリースすることを更に含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記基地局DUによって、前記基地局CUから、メッセージを受信することを更に含み、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージと、を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記RRCメッセージを前記無線デバイスへ送信することを更に含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項43又は44に記載の方法。
【請求項46】
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項43~45のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含む、請求項43~46のいずれか一項に記載の方法。
【請求項48】
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記指標フィールドに基づいて、前記構成パラメータを記憶することを更に含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための1つ以上の記憶条件を更に含み、1つ以上の記憶条件が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUは、前記少なくとも1つのセルの又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、請求項43~48のいずれか一項に記載の方法。
【請求項50】
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項43~49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項51】
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、請求項41~50のいずれか一項に記載の方法。
【請求項52】
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項41~51のいずれか一項に記載の方法。
【請求項53】
前記基地局DUによって、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを更に含む、請求項41~52のいずれか一項に記載の方法。
【請求項54】
前記基地局DUによって、及び前記構成パラメータに基づいて、前記無線デバイスの前記SDT手順を実行することを更に含み、前記SDT手順を実行することが、
前記基地局DUによって、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスから、
前記SDT手順のためのRRC要求メッセージ、又は
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのうちの少なくとも1つを受信すること、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ前記RRC要求メッセージを送信すること、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータを使用して前記アップリンクデータを処理すること、又は
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信することであって、前記処理されたアップリンクデータを前記送信することが、
前記処理されたデータを、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUユーザプレーンへ送信すること、若しくは
前記処理されたデータを、F1制御プレーンインターフェースにわたって、少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CU制御プレーンへ送信することのうちの少なくとも1つを含む、送信することのうちの少なくとも1つを含む、請求項41~53のいずれか一項に記載の方法。
【請求項55】
前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態からの前記無線デバイスの前記遷移が、
前記RRC非アクティブ状態から、前記RRCアイドル状態又はRRC接続状態のうちの少なくとも1つへの遷移、又は
前記RRCアイドル状態から前記RRC接続状態への遷移のうちの少なくとも1つを含む、請求項41~54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項56】
前記通知が、
情報転送メッセージ、
ユーザ機器(UE)コンテキストリリースコマンド、又は
UEコンテキスト変更要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項41~55のいずれか一項に記載の方法。
【請求項57】
前記通知が、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項41~56のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを含む基地局分散ユニット(DU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局DUに、請求項41~57のいずれか一項に記載の方法を実行させる、基地局分散ユニット(DU)。
【請求項59】
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項41~57のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項60】
システムであって、
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備える基地局中央ユニット(CU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局CUに、
無線リソース制御(RRC)接続状態から、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの無線デバイスの遷移を決定することと、
基地局分散ユニット(DU)へ、前記決定することに基づいて、前記無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信することと、を含む動作を実行させる、基地局と、
前記基地局DUであって、前記基地局DUが、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備え、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局DUに、
前記基地局CUから、前記構成パラメータのリリースを示す前記通知を受信することと、
前記構成パラメータをリリースすることと、を含む動作を実行させる、基地局DUと、を備えるシステム。
【請求項61】
方法であって、
基地局分散ユニット(DU)によって、基地局中央ユニット(CU)から、少なくとも1つのメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つのメッセージが、
無線デバイスのスモールデータ伝送手順のための構成パラメータと、
前記無線デバイスが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージとを含む、受信することと、
前記基地局DUによって、前記無線デバイスへ、前記RRCメッセージを送信することと、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータに基づいて、前記無線デバイスで前記スモールデータ伝送手順を実行することと、
前記基地局DUによって、少なくとも1つの記憶状態に基づいて、前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータをリリースすることを決定することと、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータのリリースを示す第2の通知メッセージを送信することと、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータをリリースすることと、を含む、方法。
【請求項62】
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための前記少なくとも1つの記憶条件を含む、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記少なくとも1つの記憶条件が、
少なくとも1つのセル又は前記基地局DUのリソース状態閾値であって、前記少なくとも1つのセル又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、請求項61又は62に記載の方法。
【請求項64】
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項61~63のいずれか一項に記載の方法。
【請求項65】
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項61~64のいずれか一項に記載の方法。
【請求項66】
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含み、
前記指標フィールドに基づいて、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態に遷移した後、前記基地局DUは前記構成パラメータを記憶する、請求項61~65のいずれか一項に記載の方法。
【請求項67】
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項61~66のいずれか一項に記載の方法。
【請求項68】
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、請求項61~67のいずれか一項に記載の方法。
【請求項69】
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項61~68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項70】
前記基地局DUが、前記無線デバイスの前記SDT手順を実施するために前記構成パラメータを使用し、前記SDT手順を実施することが、
前記基地局DUによって、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスから、
前記SDT手順のためのRRC要求メッセージ、又は
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのうちの少なくとも1つを受信すること、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ前記RRC要求メッセージを送信すること、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータを使用して前記アップリンクデータを処理すること、又は
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信することであって、前記処理されたアップリンクデータを前記送信することが、
前記処理されたデータを、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUユーザプレーンへ送信すること、若しくは
前記処理されたデータを、F1制御プレーンインターフェース上の少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CU制御プレーンへ送信することのうちの少なくとも1つを含む、送信することのうちの少なくとも1つを含む、請求項61~69のいずれか一項に記載の方法。
【請求項71】
方法であって、
基地局分散ユニット(DU)によって、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順の構成パラメータをリリースすることを決定することと、
前記基地局DUによって、前記基地局中央ユニット(CU)へ、前記構成パラメータのリリースを示す通知を送信することと、を含む、方法。
【請求項72】
前記構成パラメータをリリースすることを更に含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記基地局DUによって、前記基地局CUから、メッセージを受信することを更に含み、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージと、を含む、請求項71又は72に記載の方法。
【請求項74】
前記基地局DUによって前記無線デバイスへ、前記RRCメッセージを送信することを更に含む、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含む、請求項73又は74に記載の方法。
【請求項76】
前記少なくとも1つの記憶条件が、
少なくとも1つのセル又は前記基地局DUのリソース状態閾値であって、前記少なくとも1つのセル又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、請求項73~75のいずれか一項に記載の方法。
【請求項77】
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項73~76のいずれか一項に記載の方法。
【請求項78】
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項73~77のいずれか一項に記載の方法。
【請求項79】
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含み、
前記指標フィールドに基づいて、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態に遷移した後、前記基地局DUは前記構成パラメータを記憶する、請求項73~78のいずれか一項に記載の方法。
【請求項80】
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項73~79のいずれか一項に記載の方法。
【請求項81】
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、請求項71~80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項82】
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子、のうちの少なくとも1つを含む、請求項71~81のいずれか一項に記載の方法。
【請求項83】
前記基地局DUが、前記無線デバイスの前記SDT手順を実施するために前記構成パラメータを使用し、前記SDT手順を実施することが、
前記基地局DUによって、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスから、
前記SDT手順のためのRRC要求メッセージ、又は
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのうちの少なくとも1つを受信すること、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ前記RRC要求メッセージを送信すること、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータを使用して前記アップリンクデータを処理すること、又は
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信することであって、前記処理されたアップリンクデータを前記送信することが、
前記処理されたデータを、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUユーザプレーンへ送信すること、若しくは
前記処理されたデータを、F1制御プレーンインターフェース上の少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CU制御プレーンへ送信することのうちの少なくとも1つを含む、送信することのうちの少なくとも1つを含む、請求項71~82のいずれか一項に記載の方法。
【請求項84】
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを含む基地局分散ユニット(DU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局DUに、請求項61~83のいずれか一項に記載の方法を実行させる、基地局分散ユニット(DU)。
【請求項85】
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項61~83のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項86】
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、基地局分散ユニット(DU)から、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を受信すること、を含む、方法。
【請求項87】
前記基地局CUによって、前記基地局DUへメッセージを送信することであって、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージとを含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含む、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記少なくとも1つの記憶条件が、
少なくとも1つのセル又は前記基地局DUのリソース状態閾値であって、前記少なくとも1つのセル又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、請求項87又は88に記載の方法。
【請求項90】
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項87~89のいずれか一項に記載の方法。
【請求項91】
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを更に含む、請求項87~90のいずれか一項に記載の方法。
【請求項92】
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含み、
前記指標フィールドに基づいて、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態に遷移した後、前記基地局DUは前記構成パラメータを記憶する、請求項87~91のいずれか一項に記載の方法。
【請求項93】
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項87~92のいずれか一項に記載の方法。
【請求項94】
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、請求項86~93のいずれか一項に記載の方法。
【請求項95】
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項86~94のいずれか一項に記載の方法。
【請求項96】
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリとを備える装置であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記装置に請求項91~97のいずれか一項に記載の方法を実行させる、装置。
【請求項97】
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、請求項91~98のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項98】
システムであって、
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備える基地局分散ユニット(DU)であって、前記命令が前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局DUが、
無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータをリリースすることを決定することと、
基地局中央ユニット(CU)へ、前記構成パラメータのリリースを示す通知を送信することと、を含む動作を実行する、基地局DUと、
前記基地局CUであって、前記基地局CUが、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備え、前記命令が前記基地局CUによって実行されると、前記基地局CUが、
前記基地局DUから、前記無線デバイスの前記SDT手順のための構成パラメータのリリースを示す前記通知を受信することを含む動作を実行する、基地局CUと、を含む、システム。
【請求項99】
方法であって、
基地局分散ユニット(DU)によって、基地局中央ユニット(CU)から、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を受信すること、を含む、方法。
【請求項100】
前記通知が、無線リソース制御(RRC)接続状態から、RRC非アクティブ又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの前記無線デバイスの遷移に基づく、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記通知が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUが、前記少なくとも1つのセルの又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリース/削除する、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つに基づく、請求項99に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0001】
本開示では、様々な実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、及び/又は開示された技術がどのように環境及びシナリオで実践され得るかの実施例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替的な実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を基準して説明される。開示された例示的な実施形態からの制限、特徴、及び/又は要素が組み合わせられ、本開示の範囲内で更なる実施形態を作成し得る。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャは、示される以外の方式で利用され得るように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で再配列され、又は任意選択的にのみ使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0002】
本開示の様々な実施形態のうちのいくつかの実施例が、図面を参照して本明細書に記載される。
【0003】
図1A】本開示の実施形態が実装され得る、移動体通信ネットワークの実施例を示す。
図1B】本開示の実施形態が実装され得る、移動体通信ネットワークの実施例を示す。
図2A】新しい無線(NR)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルスタックをそれぞれ示す。
図2B】新しい無線(NR)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルスタックをそれぞれ示す。
図3図2AのNRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層の間に提供されたサービスの例を示す。
図4A図2AのNRユーザプレーンプロトコルスタックを通る例示的なダウンリンクデータフローを示す。
図4B】MAC PDUにおけるMACサブヘッダの例示的なフォーマットを示す。
図5A】ダウンリンクとアップリンクの論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングをそれぞれ示す。
図5B】ダウンリンクとアップリンクの論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングをそれぞれ示す。
図6】UEのRRC状態遷移を示す例示的な図である。
図7】OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの例示的な構成を示す。
図8】NRキャリアの時間及び周波数ドメインにおけるスロットの例示的な構成を示す。
図9】NRキャリアに対して3つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。
図10A】2つのコンポーネントキャリアを有する3つのキャリアアグリゲーション構成を示す。
図10B】アグリゲーションセルがどのように1つ以上のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。
図11A】SS/PBCHブロック構造及び位置の実施例を示す。
図11B】時間及び周波数ドメインにマッピングされたCSI-RSの実施例を示す。
図12A】3つのダウンリンク及びアップリンクビーム管理手順の実施例をそれぞれ示す。
図12B】3つのダウンリンク及びアップリンクビーム管理手順の実施例をそれぞれ示す。
図13A】4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順、2ステップ競合のないランダムアクセス手順、及び別の2ステップランダムアクセス手順をそれぞれ示す。
図13B】4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順、2ステップ競合のないランダムアクセス手順、及び別の2ステップランダムアクセス手順をそれぞれ示す。
図13C】4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順、2ステップ競合のないランダムアクセス手順、及び別の2ステップランダムアクセス手順をそれぞれ示す。
図14A】帯域幅部分のためのCORESET構成の実施例を示す。
図14B】CORESET及びPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。
図15】基地局と通信する無線デバイスの実施例を示す。
図16A】アップリンク及びダウンリンク送信のための例示的な構造を示す。
図16B】アップリンク及びダウンリンク送信のための例示的な構造を示す。
図16C】アップリンク及びダウンリンク送信のための例示的な構造を示す。
図16D】アップリンク及びダウンリンク送信のための例示的な構造を示す。
図17】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図18】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図19】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図20】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図21】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図22】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図23】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図24】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図25】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図26】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図27】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図28】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図29】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
図30】本開示の例示的な実施形態の一態様の図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示されたメカニズムは、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされると実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイス又はネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システムセットアップ、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づき得る。1つ以上の基準が満たされるときに、様々な例示的な実施形態が適用され得る。従って、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的実施形態を実装することが可能であり得る。
【0005】
基地局は、無線デバイスの混合と通信し得る。無線デバイス及び/又は基地局は、複数の技術、及び/又は同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリー及び/又は能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTE又は5Gリリースの複数の無線デバイスに言及し得る。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、及び/又は開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局又は複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイス又は基地局は、LTE又は5G技術の古いリリースに基づき実行される。
【0006】
本明細書では、「a」及び「an」、並びに同様の句は「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈されるべきである。本明細書では、「may」という用語は「例えば、~であり得る」として解釈されるべきである。換言すれば、「may」という用語は、「may」という用語に続く句が複数の好適な可能性の一例であり、種々の実施形態の1つ以上によって用いられても用いられない場合があることを示す。本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」及び「からなる(consists of)」という用語は、記載される要素の1つ以上のコンポーネントを列挙する。「含む(comprises)」という用語は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていないコンポーネントを除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の1つ以上のコンポーネントの完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、「に基づく」という用語は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、及び/又はC」は、A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、又はA、B、及びCを表し得る。
【0007】
A及びBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合及びサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、及び{セル1、セル2}である。「に基づき」(又は同等に「に少なくとも基づき」)という句は、「に基づき」という用語に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一例であることを示す。「に応答して」(又は同等に「に少なくとも応答して」)という句は、「に応答して」という句に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一例であることを示す。「に応じて」(又は同等に「に少なくとも応じて」)という句は、「に応じて」という句に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一例であることを示す。「採用/使用」(又は同等に「少なくとも採用/使用」)というフレーズは、フレーズ「採用/使用」に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に使用される場合とされない場合とがある多数の適切な可能性の1つの実施例であることを示す。
【0008】
構成されるという用語は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、装置の容量に関連し得る。構成されるとは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定を指し得る。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリ値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態又は非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用され得る、又は装置における特定のアクションを実装するために使用され得るパラメータを有することを意味し得る。
【0009】
本開示では、パラメータ(又は同等にフィールド、又は情報要素:IEと呼ばれる)は、1つ以上の情報オブジェクトを含み得、情報オブジェクトは、1つ以上の他のオブジェクトを含んでもよい。例えば、パラメータ(IE)Nがパラメータ(IE)Mを含み、パラメータ(IE)Mがパラメータ(IE)Kを含み、パラメータ(IE)Kがパラメータ(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的実施形態においては、1つ以上のメッセージが複数のパラメータを含むとき、それは、複数のパラメータのうちのパラメータが1つ以上のメッセージのうちの少なくとも1つに含まれるが、1つ以上のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
【0010】
更にまた、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用又は括弧の使用により任意選択的であるものとして説明される。簡潔さ及び読みやすさのために、本開示は、任意選択的な特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、3つの任意選択的な特徴を有するものとして説明されたシステムは、7つの方式、すなわち、3つの可能な特徴の1つのみ、3つの特徴のいずれか2つ、又は3つの特徴の3つによって具現化され得る。
【0011】
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェースを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、又はそれらの組み合わせで実装され得、それらは、挙動的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)若しくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、又はLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピュータ言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリート又はプログラム可能なアナログ、デジタル、及び/又は量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピュータ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマーブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピュータ、マイクロコントローラ、及びマイクロプロセッサは、アセンブリ、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)又はVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
【0012】
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、及び無線デバイス106を含む。
【0013】
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレーター内DNなどの1つ以上のデータネットワーク(DN)へのインターフェースを提供し得る。インターフェース機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続を設定し、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
【0014】
RAN104は、エアインターフェース上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、及び再伝送プロトコルを提供し得る。エアインターフェース上のRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェース上の無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
【0015】
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要又は利用可能な任意のモバイルデバイス又は固定(非携帯)デバイスを指し、及び包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、ラップトップ、センサ、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、及び/又はそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、及び/又は無線通信デバイスを含む、他の用語を包含する。
【0016】
RAN104は、1つ以上の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTS及び/又は3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRA及び/又は4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、1つ以上のRRHに結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータノード又は中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、世代ノードB(gNB、NR及び/又は5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFi又は他の好適な無線通信規格に関連している)、及び/又はそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも1つのgNB中央ユニット(gNB-CU)及び少なくとも1つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含んでもよい。
【0017】
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアインターフェース上で通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、1つ以上の基地局は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、レシーバ(例えば、基地局レシーバ)が、セルで動作するトランスミッタ(例えば、無線デバイストランスミッタ)からの伝送の受信に成功することができる範囲によって判定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
【0018】
3つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の1つ以上の基地局は、3つより多い又はそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の1つ以上の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニットとして、及び/又はドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータ又は中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理ユニットは、集中型又はクラウドRANアーキテクチャの一部であり得、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、又は仮想化され得る。リピータノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅及び再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピータノードと同じ/同様の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号化して、無線信号を増幅及び再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
【0019】
RAN104は、同様のアンテナパターン及び同様の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、スモールセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアとオーバーラップするカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(又はいわゆるホットスポット)、又はマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の実施例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、及びフェムトセル基地局又はホーム基地局が挙げられる。
【0020】
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成される。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第三世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第四世代(4G)ネットワーク、及び5Gシステム(5GS)として知られる第五世代(5G)ネットワークという、三世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と称される、3GPP(登録商標)5GネットワークのRANを参照して記載される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3G及び4GネットワークのRAN、及びまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標)6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術又は非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含むその他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
【0021】
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、及びUE156A及びUE156B(総称してUE156)を含む。これらの構成要素は、図1Aに関して説明された対応する構成要素と同じ又は同様の方法で実装及び動作することができる。
【0022】
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレーター内DNなどの1つ以上のDNへのインターフェースを提供する。インターフェース機能の一部として、5G-CN152は、UE156と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標)4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャが、他のネットワーク機能へのインターフェースを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G-CN152のネットワーク機能は、専用若しくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用若しくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、又はプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
【0023】
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで1つの構成要素AMF/UPF158として示すように、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)158A及びユーザプレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と1つ以上のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティング及び転送、パケット検査及びユーザプレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、1つ以上のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザプレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、及びアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、及びダウンリンクデータ通知トリガなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、1つ以上のDNに相互接続される外部プロトコル(又はパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、及び/又は分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
【0024】
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内及びシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、及び/又はセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行できる。NASは、CNとUEの間で動作する機能を指し得、ASは、UEとRANの間で動作する機能を指し得る。
【0025】
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない1つ以上の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、及び/又は認証サーバー機能(AUSF)のうちの1つ以上を含み得る。
【0026】
NG-RAN154は、5G-CN152を、エアインターフェース上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160A及びgNB160Bとして図示された1つ以上のgNB(まとめてgNB160)及び/又はng-eNB162A及びng-eNB162Bとして図示された1つ以上のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160及びng-eNB162は、より一般的に基地局と称され得る。gNB160及びng-eNB162は、エアインターフェース上でUE156と通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の1つ以上及び/又はng-eNB162の1つ以上は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。合わせて、gNB160及びng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
【0027】
図1Bに示すように、gNB160及び/又はng-eNB162は、NGインターフェースによって5G-CN152に接続され得、Xnインターフェースによって他の基地局に接続され得る。NG及びXnインターフェースは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続及び/又は間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160及び/又はng-eNB162は、UuインターフェースによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェースによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、及びUuインターフェースは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェースに関連付けられるプロトコルスタックは、データ及びシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用され得、ユーザプレーン及び制御プレーンの2つのプレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
【0028】
gNB160及び/又はng-eNB162は、1つ以上のNGインターフェースによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の1つ以上のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NG-ユーザプレーン(NG-U)インターフェースによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェースは、gNB160AとUPF158Bとの間のユーザプレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェースを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェースは、例えば、NGインターフェース管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理及び構成転送及び/又は警告メッセージ送信を提供し得る。
【0029】
gNB160は、Uuインターフェース上のUE156に向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第1のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Aに向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェース上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得、E-UTRAは3GPP(登録商標)4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第2のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Bに向かってE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
【0030】
5G-CN152は、NR及び4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、及びページング)を提供する(又は少なくともサポートする)。1つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、1つのgNB又はng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、及び/又は複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
【0031】
論じるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェース(例えば、Uu、Xn、及びNGインターフェース)がデータ及びシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックに関連付けられ得る。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわち、ユーザプレーン及び制御プレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
【0032】
図2A及び図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220の間にあるUuインターフェース用のNRユーザプレーン及びNR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2A及び図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェースに使用されるものと同じ又は類似であり得る。
【0033】
図2Aは、UE210及びgNB220に実装された5つの層を含むNRユーザプレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211及び221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供し得、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211及び221の上の次の4つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212及び222、無線リンク制御層(RLC)213及び223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214及び224、並びにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215及び225を含む。合わせて、これらの4つのプロトコルは、OSIモデルの層2又はデータリンク層を構成し得る。
【0034】
図3は、NRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。図2A及び図3の上からスタートして、SDAP215及び225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、1つ以上のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、及び/又はエラーレートに関して)に基づいて、PDUセッションの1つ以上のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215及び225は、1つ以上のQoSフローと1つ以上のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって判定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピング又は制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を決定し得る、QoSフローインジケータ(QFI)でマークし得る。
【0035】
PDCP214及び224は、エアインターフェース上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダ圧縮/解凍、エアインターフェース上で送信されるデータの不正な復号化を防止するための暗号/暗号解除、及び完全性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行い得る。PDCP214及び224は、例えば、未送達のパケットの再伝送、パケットのシーケンス内送達及びリオーダリング、並びにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214及び224は、受信されるパケットの可能性を改善し、レシーバで、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
【0036】
図3には示されていないが、PDCP214及び224は、二重接続シナリオにおいて、分割無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが2つのセル、又はより一般的には、マスターセルグループ(MCG)及び二次セルグループ(SCG)の2つのセルグループに接続することを可能にする技術である。スプリットベアラは、SDAP215及び225へのサービスとしてPDCP214及び224によって提供される無線ベアラのうちの1つなどの単一の無線ベアラが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214及び224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
【0037】
RLC213及び223は、それぞれ、MAC212及び222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動反復要求(ARQ)を通した再送信、及び除去を実行し得る。RLC213及び223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、及び確認応答モード(AM)の3つの伝送モードをサポートし得る。RLCが動作している伝送モードに基づいて、RLCは、指摘された機能のうちの1つ以上を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジ及び/又は送信時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネルごとであり得る。図3に示すように、RLC213及び223は、それぞれPDCP214及び224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
【0038】
MAC212及び222は、論理チャネルの多重化/多重分離、及び/又は論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211及び221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの1つ以上の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含み得る。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報報告、及び優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンク及びアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212及び222は、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに1つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先度付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、及び/又はパディングを行うように構成され得る。MAC212及び222は、1つ以上のヌメロロジ及び/又は伝送タイミングをサポートし得る。一実施例では、論理チャネル優先順位付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジ及び/又は送信タイミングを使用し得るかを制御し得る。図3に示すように、MAC212及び222は、サービスとしてRLC213及び223に論理チャネルを提供し得る。
【0039】
PHY211及び221は、エアインターフェース上で情報を送受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピング及びデジタル及びアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタル及びアナログ信号処理機能は、例えば、コーディング/デコーディング及び変調/復調を含み得る。PHY211及び221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211及び221は、サービスとして、MAC212及び222に1つ以上のトランスポートチャネルを提供し得る。
【0040】
図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの実施例を示す。図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通した3つのIPパケット(n、n+1、及びm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で2つのTBを生成する。NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
【0041】
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、1つ以上のQoSフローから3つのIPパケットを受信し、3つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットn及びn+1を第1の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第2の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダ(図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と称され、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と称される。図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
【0042】
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダ圧縮及び暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択的に(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送し得る。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化し得、MACサブヘッダをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間及び関連遅延を低減し得る。
【0043】
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダのフォーマット例を示す。MACサブヘッダには、MACサブヘッダが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、及び将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
【0044】
図4Bは更に、MAC223又はMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された2つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、及びアップリンク送信のためMAC PDUの終わりに挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの実施例としては、バッファ状態レポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、及び事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、及びランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダによって先行され得、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
【0045】
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル、並びにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。1つ以上のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
【0046】
図5A及び図5Bは、それぞれダウンリンク及びアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、及びPHY間のチャネルを通して送信される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用され得、NR制御プレーンにおいて制御及び構成情報を搬送する制御チャネルとして、又はNRユーザプレーンにおいてデータを搬送するトラフィックチャネルとして分類され得る。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、又は2つ以上のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが搬送する情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
-位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを表示するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
-マスター情報ブロック(MIB)及びいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
-ランダムアクセスとともに制御メッセージを送信するための共通制御チャネル(CCCH)と、
-UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、
-ユーザデータを特定のUEとの間で送信するための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
【0047】
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層の間で使用され、それらが送信する情報をエアインターフェース上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
-PCCHから発信されたページングメッセージを送信するためのページングチャネル(PCH)と、
-BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
-BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージの送信用のダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、
-アップリンクデータ及びシグナリングメッセージを送信するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
-事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
【0048】
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、1つ以上のトランスポートチャネルの情報を搬送するための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネル及び物理制御チャネルのセットは、例えば、
-BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
-DL-SCHからのダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
-ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、及びアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
-UL-SCH及び以下に記載されるように、一部の例ではアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータ及びシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
-HARQ確認応答、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、及びスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
-ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
【0049】
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5A及び図5Bに示すように、NRによって定義される物理層信号には、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、及び位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
【0050】
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザプレーンプロトコルスタックの例と同じ/同様の第1の4つのプロトコル層を使用し得る。これら4つのプロトコル層には、PHY211及び221、MAC212及び222、RLC213及び223、並びにPDCP214及び224が含まれる。NRユーザプレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215及び225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216及び226、並びにNASプロトコル217及び237を持つ。
【0051】
NASプロトコル217及び237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)の間、又はより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217及び237は、NASメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230との間には、NASメッセージがトランスポートされ得る直接経路はない。NASメッセージは、Uu及びNGインターフェースのASを使用してトランスポートされ得る。NASプロトコル217及び237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、及びセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
【0052】
RRC216及び226は、UE210とgNB220との間に、又はより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216及び226は、RRCメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、及び同一/同様のPDCP、RLC、MAC、及びPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で伝送され得る。MACは、制御プレーン及びユーザプレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216及び226は、AS及びNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CN又はRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、及びリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラ及びデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、及びリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定報告と報告の制御、無線リンク失敗(RLF)の検出と回復、及び/又はNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供し得る。RRC接続の確立の一部として、RRC216及び226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメータの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
【0053】
図6は、UEのRRC状態遷移を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2A及び図2Bに示すUE210、又は本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一又は類似であり得る。図6に示されるように、UEは、3つのRRC状態のうちのうちの少なくとも1つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、及びRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
【0054】
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも1つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる1つ以上の基地局の1つ、図1Bに示すgNB160又はng-eNB162の1つ、図2A及び図2Bに示すgNB220、又は本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと称されるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメータを含み得る。これらのパラメータには、例えば、1つ以上のASコンテキスト、1つ以上の無線リンク構成パラメータ、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、及び/又はPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、及び/又はPHY、MAC、RLC、PDCP、及び/又はSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104又はNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセル及び隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づき、隣接基地局の1つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、遷移し得、又は接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に遷移し得る。
【0055】
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有しない場合がある。RRCアイドル604にある間、UEは、ほとんどの時間にわたってスリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、周期的に(例えば、不連続受信サイクルごとに1回)起動して、RANからのページングメッセージを監視し得る。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に論じるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に遷移し得る。
【0056】
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UE及び基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への遷移と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速遷移が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、又は接続リリース手順608と同一又は同様の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に遷移し得る。
【0057】
RRC状態は、モビリティ管理機構に関連付けられ得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理メカニズムは、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606のモビリティ管理メカニズムは、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、それを行い得る。例えば、セルグループ化の粒度の3つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、及び追跡エリアと称され、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
【0058】
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102又は5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
【0059】
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEに対して、RAN通知エリアがUEに割り当てられ得る。RAN通知エリアは、1つ以上のセルアイデンティティ、RAIのリスト、又はTAIのリストを含み得る。一実施例では、基地局は、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。一実施例では、セルは、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新し得る。
【0060】
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、又はUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と称され得る。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアにとどまっている時間の間、及び/又はUEがRRC非アクティブ606にとどまっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
【0061】
図1BのgNB160などのgNBは、2つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、及び1つ以上の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェースを使用して、1つ以上のgNB-DUに結合され得る。gNB-CUは、RRC、PDCP、及びSDAPを含んでもよい。gNB-DUは、RLC、MAC、及びPHYを含んでもよい。
【0062】
NRでは、物理信号及び物理チャネル(図5A及び図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(又はトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと称され、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)又はM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから1つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の1つの振幅及び位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一OFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)及びアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数でエアインターフェース上で伝送され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)でプリコーディングされたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理を、FFTブロックを使用してレシーバでOFDMシンボルに実行して、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
【0063】
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、1つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であり得、持続時間が1ミリ秒である10のサブフレームを含み得る。サブフレームは、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
【0064】
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされ得、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせを、用いてヌメロロジを定義する:15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、及び240kHz/0.29μs。
【0065】
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間及びサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンク及びダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルでスタートし、伝送に必要なだけ多くのシンボルの間続き得る。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信又はサブスロット送信と称され得る。
【0066】
図8は、NRキャリアの時間及び周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの1つのサブキャリアによって、時間ドメインの1つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RB又は275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、及び120kHzのそれぞれについて、50、100、200、及び400MHzに制限し得、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
【0067】
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一ヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
【0068】
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一実施例では、電力消費量を低減するため、及び/又は他の目的のために、UEは、UEが受信するようにスケジューリングされるトラフィック量に基づいて、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と称される。
【0069】
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり1つ以上のダウンリンクBWP及び1つ以上のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大4つのダウンリンクBWP及び最大4つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの1つ以上がアクティブであり得る。これらの1つ以上のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと称され得る。サービングセルが二次アップリンクキャリアで構成されるとき、サービングセルは、アップリンクキャリアに1つ以上の第1のアクティブBWP、及び二次アップリンクキャリアに1つ以上の第2のアクティブBWPを有し得る。
【0070】
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成されたダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成されたアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予期し得る。
【0071】
一次セル(PCell)上の構成されたダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも1つの検索空間に対してUEを、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間及び周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間又は共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上又は一次二次セル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成し得る。
【0072】
構成されたアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、1つ以上のPUCCH送信のための1つ以上のリソースセットでUEを構成し得る。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCH又はPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCH又はPUSCH)を送信し得る。
【0073】
1つ以上のBWPインジケータフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケータフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、1つ以上のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。1つ以上のBWPインジケータフィールドの値は、1つ以上のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
【0074】
基地局は、PCellに関連付けられる構成されたダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づき、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
【0075】
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマ値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマをスタート又は再スタートし得る。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出するときに、又は(b)UEが、非対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP又はアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWP又はアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出するときに、UEがBWP非アクティブタイマを開始又は再起動し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒又は0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマ値まで増加させるか、又はBWP非アクティブタイマ値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられ得る。
【0076】
一実施例では、基地局は、1つ以上のBWPを有するUEを半静的に構成し得る。UEは、第2のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、及び/又はBWP非アクティブタイマの満了に応答して(例えば、第2のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替えることができる。
【0077】
ダウンリンク及びアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブでないBWPへのスイッチングを指す)は、ペアのスペクトルで独立して行われ得る。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンク及びアップリンクBWP切り替えを同時に実行され得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマの満了、及び/又はランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
【0078】
図9は、NRキャリアに対して3つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。3つのBWPで構成されるUEは、切り替え点で、1つのBWPから別のBWPに切り替え得る。図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、及び帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであり得、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切り替え点においてBWP間を切り替えることができる。図9の実施例では、UEは、切り替え点908でBWP902からBWP904にスイッチングし得る。切り替え点908での切り替えは、例えば、BWP非アクティブタイマ(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、及び/又はアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の適切な理由のために発生し得る。UEは、BWP906をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替え得る。UEは、BWP非アクティブタイマの満了に応答して、及び/又はBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切り替え点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替え得る。
【0079】
UEが、構成されたダウンリンクBWPのセットとタイマ値におけるデフォルトダウンリンクBWPで二次セルに対して構成される場合、二次セル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、一次セル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEが一次セルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、二次セルに対してタイマ値及びデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
【0080】
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、2つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信され得る。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と称され得る。CAが使用されるとき、UEに対するサービングセルは多数あり、CCに対して1つである。CCは、周波数ドメイン内に3つの構成を有し得る。
【0081】
図10Aは、2つのCCを有する3つのCA構成を示す。バンド内、連続的な構成1002において、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。バンド内、連続しない構成1004では、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。バンド内構成1006では、2つのCCは、周波数帯(周波数帯A及び周波数帯B)に位置する。
【0082】
一実施例では、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションされたCCは、同じ又は異なる帯域幅、サブキャリア間隔、及び/又は二重化スキーム(TDD又はFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDの場合、1つ以上のアップリンクCCは、任意選択的に、サービングセルに対して構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
【0083】
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの1つを、一次セル(PCell)と称され得る。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、及び/又はハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンク一次CC(DL PCC)と称され得る。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンク一次CC(UL PCC)と称され得る。UEに対する他のアグリゲーションセルは、二次セル(SCell)と称され得る。一実施例では、SCellは、PCellがUEに対して構成された後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンク二次CC(DL SCC)と称され得る。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンクセカンダリーCC(UL SCC)と称され得る。
【0084】
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィック及びチャネル条件に基づき起動及び停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCH及びPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、及びCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用して起動及び停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCell当たり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動又は停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマ(例えば、SCell当たり1つのSCell停止タイマ)の満了に応答して停止され得る。
【0085】
セルのスケジューリング割り当て及びスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当て及び許可に対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で伝送され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、及び/又はRIなどのHARQ確認応答及びチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で伝送され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になることがある。セルは、複数のPUCCHグループに分けられ得る。
【0086】
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように1つ以上のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。PUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050は、それぞれ1つ以上のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの実施例において、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、及びSCell1013の3つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本実施例において、PCell1051、SCell1052、及びSCell1053の3つのダウンリンクCCを含む。1つ以上のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、及びSCell1023として構成され得る。1つ以上の他のアップリンクCCは、一次Sセル(PSCell)1061、SCell1062、及びSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、及びUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで伝送され得る。UCI1071、UCI1072、及びUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例では、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一アップリンクPCell及びPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
【0087】
ダウンリンクキャリアと、任意選択的にアップリンクキャリアと、を含むセルには、物理セルIDとセルインデックスを割り当てることができる。物理セルID又はセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリア及び/又はアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で伝送される同期信号を使用して判定され得る。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して判定され得る。本開示では、物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。例えば、本開示が第1のダウンリンクキャリアに対する第1の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第1の物理セルIDが、第1のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味し得る。同じ概念は、例えば、キャリアのアクティブ化に適用され得る。本開示が第1のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第1のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
【0088】
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロック及びトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
【0089】
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの1つ以上の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、及び/又はPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、及び/又はブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、1つ以上のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、及び/又はSRS)に送信することができる。PSS及びSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化し得る。PSS及びSSSは、PSS、SSS、及びPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に送信し得る。
【0090】
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造及び位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、1つ以上のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を含み得る。バーストは、周期的に送信され得る(例えば、2フレームごと又は20ミリ秒ごと)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第1のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一実施例であり、これらのパラメータ(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジ又はサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、又は任意の他の適切な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一実施例では、UEは、監視されるキャリア周波数に基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
【0091】
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の1つ以上のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたり得、周波数ドメインの1つ以上のサブキャリア(例えば、240個の連続サブキャリア)にわたり得る。PSS、SSS、及びPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に伝送され得、例えば、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにわたり得る。SSSは、PSSの後に伝送され得(例えば、後の2つのシンボル)、1OFDMシンボル及び127サブキャリアにわたり得る。PBCHは、PSSの後に送信され得(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたり得る。
【0092】
時間及び周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEには不明であり得る(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間及び周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づいて、SSS及びPBCHの位置をそれぞれ判定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例では、一次セルは、CD-SSBと関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一実施例では、セル選択/検索及び/又は再選択は、CD-SSBに基づき得る。
【0093】
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの1つ以上のパラメータを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSS及びSSSのシーケンスそれぞれに基づいて、セルの物理セル識別子(PCI)を判定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づいて、セルのフレーム境界の位置を判定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示し得、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
【0094】
PBCHは、QPSK変調を使用し得、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、ポーラコーディングを使用し得る。PBCHがまたがる1つ以上のシンボルは、PBCHの復調のために1つ以上のDMRSを搬送し得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)及び/又はSS/PBCHブロックタイミングインデックスの指標を含み得る。これらのパラメータは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに1つ以上のパラメータを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含み得る。MIBは、UEがセルに関連付けられた残りの最小システム情報(RMSI)を特定するために使用される。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含み得る。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジューリングするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの1つ以上のパラメータを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメータを使用してデコーディングされ得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づいて、UEに周波数が指し示され得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
【0095】
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された1つ以上のSS/PBCHブロックが、準同じ位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/同様のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間Rxパラメータを持つ)と想定し得る。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
【0096】
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例では、第1のSS/PBCHブロックは、第1のビームを使用して第1の空間方向に送信され得、第2のSS/PBCHブロックは、第2のビームを使用して第2の空間方向に送信され得る。
【0097】
一実施例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例では、複数のSS/PBCHブロックの第1のSS/PBCHブロックの第1のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第2のSS/PBCHブロックの第2のPCIとは異なり得る。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なり得るか、又は同一であり得る。
【0098】
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定又はその他の任意の適切な目的のために、1つ以上のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/同様のCSI-RSのうちの1つ以上でUEを構成し得る。UEは、1つ以上のCSI-RSを測定し得る。UEは、1つ以上のダウンリンクCSI-RSの測定に基づいて、ダウンリンクチャネル状態を推定し、及び/又はCSI報告を生成し得る。UEは、CSI報告を基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
【0099】
基地局は、1つ以上のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間及び周波数ドメイン内の位置及び周期性に関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動及び/又は停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動及び/又は停止されることをUEに示し得る。
【0100】
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、又は半永続的にCSI報告を提供するようにUEを構成し得る。周期的CSI報告の場合、UEは、複数のCSI報告のタイミング及び/又は周期性で構成され得る。非周期的CSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半持続性CSIレポートについては、基地局は、周期的レポートを周期的に送信し、選択的に起動又は停止するようUEを構成し得る。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセット及びCSIレポートでUEを構成し得る。
【0101】
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す1つ以上のパラメータを含んでもよい。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成され得る。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
【0102】
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信され得、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、1つ以上のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために1つ以上の可変及び/又は構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも1つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、1つ以上のDMRSポートをサポートし得る。例えば、シングルユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大8つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はスクランブルシーケンスは、同じか、又は異なり得る。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRS及び対応するPDSCHを伝送し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために1つ以上のダウンリンクDMRSを使用し得る。
【0103】
一実施例では、トランスミッタ(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、トランスミッタは、第1の帯域幅に第1のプリコーダマトリックスを、第2の帯域幅に第2のプリコーダマトリックスを使用し得る。第1のプリコーダマトリックス及び第2のプリコーダマトリックスは、第1の帯域幅が第2の帯域幅とは異なることに基づき異なり得る。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
【0104】
PDSCHは、1つ以上の層を含んでもよい。UEは、DMRSを有する少なくとも1つのシンボルが、PDSCHの1つ以上の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
【0105】
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信され得、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調及びコーディングスキーム(MCS))に使用される1つ以上のパラメータとの関連付けを使用して、UE固有ベースで構成され得る。構成されるとき、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。NRネットワークは、時間及び/又は周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを仮定し得る。PT-RSポート数は、スケジューリングされたリソース内のDMRSポート数よりも少ない場合がある。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジューリングされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、レシーバでの位相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
【0106】
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、1つ以上のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCH及び/又はPUCCHでアップリンクDMRSを伝送し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたり得る。基地局は、1つ以上のアップリンクDMRS構成でUEを構成し得る。少なくとも1つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングされ得る。1つ以上のアップリンクDMRSは、PUSCH及び/又はPUCCHの1つ以上のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRS及び/又は二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCH及び/又はPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンク及びアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートし得、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はDMRSのスクランブルシーケンスは、同一であっても異なり得る。
【0107】
PUSCHは、1つ以上の層を含み得、UEは、PUSCHの1つ以上の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも1つのシンボルを送信し得る。一実施例では、上位層は、PUSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
【0108】
アップリンクPT-RS(位相追跡及び/又は位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在し得るか、又は存在し得ない。アップリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリング及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調及びコーディングスキーム(MCS))に使用される1つ以上のパラメータの組み合わせによってUE固有ベースに構成され得る。構成されるとき、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを仮定し得る。PT-RSポート数は、スケジューリングされたリソース内のDMRSポート数よりも少ない場合がある。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
【0109】
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリング及び/又はリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって伝送されるSRSは、基地局が1つ以上の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH伝送のために1つ以上のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、1つ以上のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、1つ以上のSRSリソースを用いてUEを構成し得る。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメータによって構成され得る。例えば、上位層パラメータがビーム管理を示すとき、1つ以上のSRSリソースセット(例えば、同一/同様の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、及び/又は同様のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)伝送され得る。UEは、SRSリソースセット内の1つ以上のSRSリソースを伝送し得る。NRネットワークは、非周期的、周期的、及び/又は半持続的SRS伝送をサポートし得る。UEは、1つ以上のトリガタイプに基づきSRSリソースを伝送し得、1つ以上のトリガタイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)及び/又は1つ以上のDCIフォーマットを含み得る。一実施例では、少なくとも1つのDCIフォーマットが、UEが1つ以上の構成されるSRSリソースセットのうちのうちの少なくとも1つを選択するために用いられ得る。SRSトリガタイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガされたSRSを指し得る。SRSトリガタイプ1は、1つ以上のDCIフォーマットに基づきトリガされたSRSを指し得る。一実施例では、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCH及び対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
【0110】
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、又は非周期性SRSの表示)、スロット、ミニスロット、及び/又はサブフレームレベル周期性、周期的及び/又は非周期性SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、及び/又はSRSシーケンスIDのうちの少なくとも1つを示す1つ以上のSRS構成パラメータを用いてUEを準統計学的に構成し得る。
【0111】
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第1のシンボル及び第2のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、レシーバは、アンテナポート上の第1のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第2のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、及び/又は同様のもの)を推測し得る。第1のアンテナポート及び第2のアンテナポートは、第1のアンテナポート上の第1のシンボルが搬送されるチャネルの1つ以上の大規模特性が、第2のアンテナポートの第2のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得る場合、準共位置に配置される(QCLされる)と称され得る。1つ以上の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間受信(Rx)パラメータのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0112】
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、及びビーム指標を含み得る。ビームは、1つ以上の基準信号と関連付けられ得る。例えば、ビームは、1つ以上のビームフォーミングされた基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定報告を生成し得る。UEは、RRC接続が基地局で設定された後、ダウンリンクビーム測定手順を実施し得る。
【0113】
図11Bは、時間及び周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたり得る。基地局は、1つ以上のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信できる。次のパラメータの1つ以上は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRC及び/又はMACシグナリング)によって設定できる:CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボル及びリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、及び無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメータ、CSI-RSシーケンスパラメータ、符号分割多重化(CDM)タイプパラメータ、周波数密度、送信コーム、疑似コロケーション(QCL)パラメータ(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、及び/又は他の無線リソースパラメータ。
【0114】
図11Bに示す3つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。3つのビームを図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、及びビーム#3)、それより多い、又はそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第1のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第2のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで伝送され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第3のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで伝送され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を伝送するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを伝送し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
【0115】
図11Bに示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、1つ以上の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定し得る。基地局は、報告構成を用いてUEを構成し得、UEは、報告構成に基づいて、RSRP測定値をネットワークに(例えば、1つ以上の基地局を介して)報告し得る。一実施例では、基地局は、報告された測定結果に基づいて、いくつかの基準信号を含む1つ以上の伝送構成指標(TCI)状態を判定し得る。一実施例では、基地局は、1つ以上のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、及び/又はDCIを介して)。UEは、1つ以上のTCI状態に基づき判定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク伝送を受信し得る。一実施例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有しても有しない場合がある。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルタに基づいて、伝送(Tx)ビームの空間ドメインフィルタを判定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルタを判定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づいて、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される1つ以上のSRSリソースの測定値に基づき、UE用のアップリンクビームを選択し、表示し得る。
【0116】
ビーム管理手順において、UEは、1つ以上のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、及びUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づき、UEは、例えば、1つ以上のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、又は同様のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、チャネル品質インジケータ(CQI)、及び/又はランクインジケータ(RI)を含む、1つ以上のビームペア品質パラメータを示すビーム測定レポートを送信し得る。
【0117】
図12Aは、3つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、及びP3の例を示す。手順P1は、例えば、1つ以上の基地局Txビーム及び/又はUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、伝送受信点(TRP)(又は複数のTRP)の伝送(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示される反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に、破線の矢印で示される時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にし得る。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるよう反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実行し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施し得る。
【0118】
図12Bは、3つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、及びU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、1つ以上のUE Txビーム及び/又は基地局Rxビーム(U1の最上行及び最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行することを可能にし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示される時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示される反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実行し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実施し得る。
【0119】
UEは、ビーム障害の検出に基づき、ビーム障害復旧(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づいて、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、及び/又は同様のもの)を伝送し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマの満了、及び/又は同様のものを有する)という決定に基づき、ビーム障害を検出し得る。
【0120】
UEは、1つ以上のSS/PBCHブロック、1つ以上のCSI-RSリソース、及び/又は1つ以上の復調基準信号(DMRS)を含む1つ以上の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、及び/又はRSリソースで測定されるCSI値の1つ以上に基づき得る。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、及び/又は同様のもの)の1つ以上のDM-RSと準同じ位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソース及び1つ以上のDMRSは、RSリソースを介したUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメータ、フェード、及び/又は同様のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似又は同一であるとき、QCLされ得る。
【0121】
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNB及び/又はng-eNB)及び/又はUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUE及び/又はRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク伝送のために)、及び/又はアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を獲得し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、及び/又は同様のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム失敗リカバリ要求のためのランダムアクセス手順を開始し得る。ネットワークは、ハンドオーバーのための、及び/又はSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
【0122】
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、及びMsg4 1314の4つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(又はランダムアクセスプリアンブル)を含み得、及び/又はプリアンブルと称され得る。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を含み得、及び/又はランダムアクセス応答(RAR)と称され得る。
【0123】
構成メッセージ1310は、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して送信され得る。1つ以上のRRCメッセージは、UEへの1つ以上のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメータを示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメータ(例えば、RACH-configGeneral)、セル固有のパラメータ(例えば、RACH-ConfigCommon)、及び/又は専用パラメータ(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも1つを含み得る。基地局は、1つ以上のRRCメッセージを1つ以上のUEにブロードキャスト又はマルチキャストし得る。1つ以上のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態及び/又はRRC_INACTIVE状態において、UEに伝送される専用RRCメッセージ)。UEは、1つ以上のRACHパラメータに基づいて、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313の伝送に対する時間周波数リソース及び/又はアップリンク伝送電力を判定し得る。1つ以上のRACHパラメータに基づき、UEは、Msg2 1312及びMsg4 1314を受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定し得る。
【0124】
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータは、Msg1 1311の送信に利用可能な1つ以上の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。1つ以上のPRACH機会は、事前定義され得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のPRACH機会の1つ以上の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のPRACH機会と、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のプリアンブルと、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上の基準信号は、SS/PBCHブロック及び/又はCSI-RSであり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、及び/又はSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
【0125】
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータを使用して、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブル伝送のための基準電力(例えば、受信したターゲット電力及び/又はプリアンブル伝送の初期電力)を示し得る。1つ以上のRACHパラメータによって示される1つ以上の電力オフセットがあり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、パワーランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311及びMsg3 1313の伝送間の電力オフセット、及び/又はプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、UEが少なくとも1つの基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)及び/又はアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリア及び/又は補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、1つ以上の閾値を示し得る。
【0126】
Msg1 1311は、1つ以上のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信及び1つ以上のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及び/又はグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、1つ以上のプリアンブルを含み得る。UEは、パスロス測定及び/又はMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルグループを判定し得る。UEは、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSB及び/又はrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも1つの基準信号を判定し得る。UEは、例えば、1つ以上のプリアンブルと少なくとも1つの基準信号との間の関連がRRCメッセージによって構成される場合、1つ以上の基準信号及び/又は選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも1つのプリアンブルを選択し得る。
【0127】
UEは、構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータに基づき、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、パスロス測定、RSRP測定、及び/又はMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルを判定し得る。別の例として、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル伝送の最大数、及び/又は1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及びグループB)を判定するための1つ以上の閾値を示し得る。基地局は、1つ以上のRACHパラメータを使用して、1つ以上のプリアンブルと1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づいて、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを判定し得る。Msg1 1311は、1つ以上のPRACH機会を介して基地局に伝送され得る。UEは、プリアンブルの選択及びPRACH機会の判定のために、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を使用し得る。1つ以上のRACHパラメータ(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndex及び/又はra-OccasionList)は、PRACH機会と1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。
【0128】
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再伝送のためにアップリンク伝送電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、パスロス測定及び/又はターゲット受信プリアンブル電力に基づいて、初期プリアンブル伝送電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再伝送することを判定し得、アップリンク伝送電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再伝送のランピングステップを示す1つ以上のRACHパラメータ(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再伝送のためのアップリンク伝送電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル伝送と同じである基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を判定する場合、UEはアップリンク伝送電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル伝送及び/又は再伝送の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、1つ以上のRACHパラメータ(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
【0129】
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含み得る。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含み得る。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後又はそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの伝送タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3 1313の伝送のためのスケジューリング許可、及び/又は一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。UEは、プリアンブルを伝送した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)をスタートし得る。UEは、UEがプリアンブルを伝送するために使用するPRACH機会に基づいて、いつ時間ウィンドウをスタートするかを判定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの1つ以上のシンボルの後に(例えば、プリアンブル伝送の終了からの第1のPDCCH機会に)、時間ウィンドウをスタートし得る。1つ以上のシンボルは、ヌメロロジに基づき判定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する1つ以上のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを伝送するPRACH機会と関連付けられ得る。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、及び/又はPRACH機会のULキャリアインジケータに基づいて、RA-RNTIを判定し得る。RA-RNTIの実施例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第1のOFDMシンボルのインデックスであり得(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第1のスロットのインデックスであり得(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであり得(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信し得、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313及びMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させ得る。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、及び/又は任意の他の適切な識別子)を含み得る。
【0130】
Msg4 1314は、Msg3 1313の送信の後、又はそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、又はそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定し得る、及び/又はUEは、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。
【0131】
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリア及び正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、2つの別個のRACH構成、すなわち、SULキャリアのためのものと、NULキャリアのためのものでUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスの場合、ネットワークは、どのキャリア(NUL又はSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、1つ以上の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを判定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313)のアップリンク伝送は、選択されたキャリア上にとどまり得る。UEは、1つ以上の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313との間)中にアップリンクキャリアを切り替え得る。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づき、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定及び/又は切り替え得る。
【0132】
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信し得る。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、Msg1 1321及びMsg2 1322の2つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321及びMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311及びMsg2 1312に類似し得る。図13A及び図13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313及び/又はMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
【0133】
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム障害復旧、他のSI要求、SCell追加、及び/又はハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに表示又は割り当て得る。UEは、PDCCH及び/又はRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
【0134】
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム失敗リカバリ要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウ及び/又は別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)宛のPDCCH送信に対し監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信及び対応するMsg2 1322の受信の後、又はこれに応答して、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、及び/又はRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、成功裏に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する応答確認の表示として決定し得る。
【0135】
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13A及び図13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信し得る。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310及び/又は構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、2つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331及びMsg B 1332の送信を含む。
【0136】
Msg A 1331は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の1つ以上の送信及び/又はトランスポートブロック1342の1つ以上の送信を含んでもよい。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似及び/又は同等である内容を含んでもよい。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、及び/又は同様のもの)を含んでもよい。UEは、Msg A 1331の送信の後、又はその送信に応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13A及び13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、及び/又は図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似及び/又は同等である内容を含んでもよい。
【0137】
UEは、ライセンスされたスペクトル及び/又はライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、1つ以上の要因に基づき、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。1つ以上の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、及び/又は同様のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされた対ライセンスされていない)、及び/又は任意の他の適切な要因であり得る。
【0138】
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメータに基づき、プリアンブル1341及び/又はMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソース及び/又はアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメータは、変調及びコーディングスキーム(MCS)、時間周波数リソース、及び/又はプリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の伝送のための時間周波数リソース及びトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の伝送のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、及び/又はCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメータは、UEが、Msg B 1332の監視及び/又は受信のための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
【0139】
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、及び/又はデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含んでもよい。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を伝送し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当て及び/又はMCS)、競合解決のためのUE識別子、及び/又はRNTI(例えば、C-RNTI又はTC-RNTI)のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに一致し、及び/又はMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了されると決定し得る。
【0140】
UE及び基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと称され得、PHY層(例えば、層1)及び/又はMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリング及び/又はUEから、基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含んでもよい。
【0141】
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソース及び/又はトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、及び/又はその他の任意の適切なシグナリングを含んでもよい。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって伝送されるペイロードにおいてダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で伝送されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称され得る。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
【0142】
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、1つ以上の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(又はUEのグループ)に対して意図されるとき、基地局は、UEの識別子(又はUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値及びCRCパリティビットのModulo-2追加(又は排他的OR演算)を含み得る。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含んでもよい。
【0143】
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報及び/又はシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、十六進法で「FFFE」として事前定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト伝送を示し得る。SI-RNTIは、十六進法で「FFFF」として事前定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信及び/又はPDCCH順序のランダムアクセスのトリガを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI(CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI(TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI(INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI(SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI(SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI(MCS-C-RNTI)、及び/又は同様のものを含む。
【0144】
DCIの目的及び/又は内容に応じて、基地局は、1つ以上のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット指標を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEへの伝送を意図していないとUEが仮定する物理リソースブロック及び/又はOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCH又はPUSCH用の伝送電力制御(TPC)コマンドの伝送のために使用され得る。DCIフォーマット2_3は、1つ以上のUEによるSRS伝送のためのTPCコマンドのグループの伝送のために使用され得る。新しい機能のためのDCIフォーマットが、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、又は同じDCIサイズを共有し得る。
【0145】
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネル符号化(例えば、極性符号化)、レートマッチング、スクランブル及び/又はQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用及び/又は構成されるリソース要素上に、符号化及び変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズ及び/又は基地局のカバレッジに基づいて、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを伝送し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと称される)は、1、2、4、8、16、及び/又は任意の他の好適な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含み得る。REGは、OFDMシンボルにおけるリソースブロックを含み得る。リソース要素上の符号化及び変調されたDCIのマッピングは、CCE及びREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づき得る。
【0146】
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが1つ以上の検索空間を使用してDCIをデコーディングしようとする時間周波数リソースを含み得る。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの実施例において、第1のCORESET1401及び第2のCORESET1402は、スロット内の第1のシンボルで生じる。第1のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第2のCORESET1402と重複する。第3のCORESET1403は、スロット内の第3のシンボルで発生する。第4のCORESET1404は、スロットの第7のシンボルで発生する。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
【0147】
図14Bは、CORESET及びPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)又は非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整及び/又は制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なる又は同じCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポート準備共位置(QCL)パラメータで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメータは、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
【0148】
基地局は、1つ以上のCORESET及び1つ以上の検索空間セットの構成パラメータを含むRRCメッセージをUEに送信し得る。構成パラメータは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含み得る。構成パラメータは、アグリゲーションレベルごとに監視されるPDCCH候補の数、PDCCHの監視周期及びPDCCH監視パターン、UEによって監視される1つ以上のDCIフォーマット、及び/又は検索空間セットが、共通検索空間セット又はUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
【0149】
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づき、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメータに基づき、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブ又は非インターリーブ、及び/又はマッピングパラメータ)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を判定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補をデコーディングすることを含み得る。監視は、可能な(又は構成される)PDCCH位置、可能な(又は構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、及び/又はUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成される)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCI内容をデコーディングすることを含み得る。デコーディングは、ブラインドデコーディングと称され得る。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを判定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、及び/又は同様のもの)を処理し得る。
【0150】
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)確認応答を含み得る。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に伝送し得る。基地局は、受信したCSIに基づいて、ダウンリンク伝送のための伝送フォーマットパラメータ(例えば、マルチアンテナ及びビームフォーミングスキームを含む)を判定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。UEは、アップリンクデータが基地局に伝送に利用可能であることを示すSRを伝送し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSI報告、SRなど)を伝送し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの1つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
【0151】
5つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数及びUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、1つ又は2つのOFDMシンボルの長さを有し得、2以下のビットを含み得る。UEは、伝送が1つ又は2つのシンボルを超えており、正又は負のSRを有するHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースにおいてUCIを伝送し得る。PUCCHフォーマット1は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占め得、2以下のビットを含み得る。UEは、伝送が4個以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、1つ又は2つのOFDMシンボルを占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、伝送が1つ又は2つのシンボルを超え、UCIビットの数が2つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、伝送が4個以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が4つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
【0152】
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメータをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大4つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、及び/又はUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの1つを使用して送信し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、及び/又はCSI)の合計ビット長に基づき、複数のPUCCHリソースセットのうちの1つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第1のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第1の構成値以下である場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第2のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第1の構成値より大きく、第2の構成値以下である場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第3のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第2の構成値より大きく、第3の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第4のPUCCHリソースセットを選択し得る。
【0153】
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケータに基づいて、PUCCHリソースを判定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケータは、PUCCHリソースセット内の8つのPUCCHリソースのうちの1つを示し得る。PUCCHリソースインジケータに基づき、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケータによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSI及び/又はSR)を送信し得る。
【0154】
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502及び基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、又はその他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、1つの無線デバイス1502及び1つの基地局1504のみが示される。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じ又は同様の構成を有する、複数のUE及び/又は複数の基地局を含み得ることが理解されよう。
【0155】
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアインターフェース(又は無線インターフェース)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアインターフェース1506上の基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェース上の無線デバイス1502から、基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
【0156】
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508及び処理システム1518は、層3及び層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A図2B図3、及び図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、及びMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
【0157】
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の伝送処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510及び送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A図2B図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)又はマルチアンテナ処理、及び/又は同様のものを実行し得る。
【0158】
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502において、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク伝送を受信し得る。受信処理システム1512及び受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A図2B図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMO又はマルチアンテナ処理、及び/又は同様のものを実行し得る。
【0159】
図15に示すように、無線デバイス1502及び基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザMIMO又はマルチユーザMIMO)、送信/受信多様性、及び/又はビームフォーミングなどの1つ以上のMIMO又はマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の実施例では、無線デバイス1502及び/又は基地局1504は、単一アンテナを有し得る。
【0160】
処理システム1508及び処理システム1518は、それぞれメモリ1514及びメモリ1524と関連付けられてもよい。メモリ1514及びメモリ1524(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)は、本出願で論じる1つ以上の機能を実施するために、処理システム1508及び/又は処理システム1518によって実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを記憶し得る。図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、及び/又は受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを格納するメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合され得る。
【0161】
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサを含んでもよい。1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び/又は他のプログラマーブルロジックデバイス、ディスクリートゲート及び/又はトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、及び/又は無線デバイス1502及び基地局1504が無線環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちのうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0162】
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526に接続され得る。1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526は、特徴及び/又は機能を提供するソフトウェア及び/又はハードウェア、例えば、スピーカ、マイク、キーパッド、ディスプレイ、タッチパッド、電源、衛星トランシーバ、ユニバーサルシリ線ユニアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤ、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、並びに/又は1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサ、レーダセンサ、ライダセンサ、超音波センサ、光センサ、カメラ、及び/若しくは同様のもの)を含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上の周辺装置1516及び/又は1つ以上の周辺装置1526からユーザ入力データを受信し、及び/又はユーザ出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、及び/又は無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成され得る。電源は、1つ以上の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502及び基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
【0163】
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベースバンド信号は、1つ以上の機能を実行し得る。この1つ以上の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、1つ又はいくつかの伝送層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)又はCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効でない場合は、図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成され得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
【0164】
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMA又はCP-OFDMベースバンド信号及び/又は複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。送信前にフィルタリングを用いることができる。
【0165】
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、1つ以上の機能を実行できる。この1つ以上の機能は、物理チャネル上で伝送されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの1つ又はいくつかの伝送層上へのマッピング、アンテナポート上での伝送のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポートごとの複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、及び/又は同様のものを含み得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
【0166】
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための別の実施例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。送信前にフィルタリングを用いることができる。
【0167】
無線デバイスは、複数のセル(例えば、一次セル、二次セル)の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも1つの基地局(例えば、二重接続の2つ以上の基地局)と通信し得る。1つ以上のメッセージ(例えば、構成パラメータの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメータを含んでもよい。例えば、構成パラメータは、物理層及びMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメータを含んでもよい。例えば、構成パラメータは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、及び/又は通信チャネル用のタイマの値を示すパラメータを含んでもよい。
【0168】
タイマが開始されると実行を開始し、停止するまで、又は満了するまで、実行を継続し得る。タイマは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマは、値に関連付けられ得る(例えば、タイマは、ある値から開始又は再開され得、又はゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマの持続時間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマが停止するか、又は満了するまで更新され得ない。タイマを使用して、プロセスの時間期間/ウィンドウを測定し得る。本明細書が、1つ以上のタイマに関連する実装及び手順を指す場合、1つ以上のタイマを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマを実装するための複数の方法のうちの1つ以上が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマのスタート及び満了の代わりに、2つの時間スタンプ間の時間差が使用され得る。タイマが再スタートされるとき、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再スタートされ得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
【0169】
一実施例では、無線ネットワーク(例えば、LTE、5G、新しい無線、NRなど)における少量のデータ送信(SDT)は、早期データ送信(EDT)として解釈され得る。SDTの項及びEDTの項は、互いに互換性があり得る。アップリンクデータ伝送のために最初に実行される早期データ伝送は、モバイル起源早期データ伝送(MO-EDT)、アップリンクEDT、アップリンクSDT、モバイル起源SDT(MO-SDT)、及び/又は同様のものとして呼び出され得る。ダウンリンクデータ伝送(例えば、ページング手順に基づき開始される)のために最初に実行される早期データ伝送は、モバイル終端早期データ伝送(MT-EDT)、ダウンリンクEDT、ダウンリンクSDT、モバイル終端SDT(MT-SDT)、及び/又は同様のものとして呼び出され得る。一実施例では、SDT(例えば、EDT)は、無線デバイスがRRC接続状態(例えば、無線デバイスのデータ送信/受信がRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態である)に遷移することなく、無線デバイスのデータ送信/受信(例えば、初期DL/ULデータ及び/又は後続のUL/DLデータ)を基地局へ/から含み得る。
【0170】
一実施例では、MO-EDTは、任意にランダムアクセス手順の間及び/又はその後に少なくとも1つのダウンリンクデータ伝送が続く、1つのアップリンクデータ伝送を可能にし得る。MO-EDTは、上位層が、モバイル起源データ(例えば、シグナリング又はSMSあり得ない)に対するRRC接続の確立又は再開を要求するときにトリガされ得る、及び/又はアップリンクデータサイズが、システム情報に示されるトランスポートブロック(TB)サイズ以下であり得る。MO-EDTは、ユーザプレーンセルラーモノのインターネット(CIoT)EPS/5GS最適化を使用する場合、制御プレーン上のデータに使用されないことがある。MO-EDTは、帯域幅削減された低複雑性(BL)UE、強化されたカバレッジ(例えば、カバレッジ強化UE、CE UE)、狭帯域IoT(NB-IoT)UE、及び/又は低減された能力(RedCap)UEに適用され得る。
【0171】
一実施例では、制御プレーンCIoT EPS最適化及び/又は制御プレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDTは、以下のように特徴付けられ得る。アップリンクユーザデータは、CCCH上のUL RRCEarlyDataRequestメッセージに連結されるNASメッセージで送信され得る。ダウンリンクユーザデータは、CCCH上のDL RRCEarlyDataCompleteメッセージで連結されるNASメッセージで送信され得る。UEは、RRC CONNECTEDに遷移し得ない。
【0172】
図17は、制御プレーンCIoT EPS最適化及び/又は制御プレーンCIoT 5GS最適化のMO-EDT手順の例を示している。上位層からのモバイル起源(MO)データの接続確立要求時に、UEはMO-EDT手順を開始でき、及び/又はEDTに対して構成されるランダムアクセスプリアンブルを選択し得る。UEは、選択されたランダムアクセスプリアンブルを送信することによってランダムアクセス手順を実行し得る。UEは、CCCH上でユーザデータを連結したRRC早期データ要求メッセージを送信することができる。EPS又は5GSの場合、セル内で有効になっている場合、UEはASリリース支援情報(RAI)を示すことができる。EPSの場合、eNB又はgNBは、S1-AP初期UEメッセージ手順を開始して、NASメッセージを転送し、及び/又はS1接続を確立することができる。5GSの場合、ng-eNB又はgNBは、NG-AP初期UEメッセージ手順を開始して、NASメッセージを転送することができる。(ng-)eNB又はgNBは、接続がEDT(及び/又はSDT)のためにトリガされることを示すことができる。
【0173】
EPSの場合、MMEはS-GWにUEのEPSベアラを再アクティブ化するよう要求することができる。5GSの場合、AMFは、UEからのNASメッセージに含まれる/示されるPDUセッションを決定し得る。EPSの場合、MMEはアップリンクデータをS-GWに送信できる。5GSの場合AMFは、PDUセッションID及び/又はアップリンクデータをSMFに送信してもよく、及び/又はSMFはアップリンクデータをUPFに転送し得る。EPSの場合、ダウンリンクデータが利用可能な場合、S-GWはダウンリンクデータをMMEに送信することができる。5GSの場合、ダウンリンクデータが利用可能な場合、UPFはダウンリンクデータをSMFに転送し得る、及び/又はSMFはダウンリンクデータをAMFに転送し得る。ダウンリンクデータがS-GW及び/又はSMFから受信される場合、MME又はAMFは、DL NAS Transport手順を介して、eNB/ng-eNB又はgNBにダウンリンクデータを転送し得、及び/又は更なるデータが予期されるかどうかを示し得る。一実施例では、MME又はAMFは、接続確立表示手順をトリガし得、及び/又は更なるデータが予期されるかどうかを示し得る。一実施例では、更なるデータが予期されない場合、(ng-)eNB又はgNBは、RRCEarlyDataCompleteメッセージをCCCHに送信して、UEをRRC_IDLE又はRRC_INACTIVEに維持し得る。ダウンリンクデータが受信された場合、ダウンリンクデータは、RRCEarlyDataCompleteメッセージで連結され得る。
【0174】
EPSについては、S1接続をリリースしてもよく、及び/又はEPSベアラを停止し得る。5GSについて、ANリリース手順が開始される。MME/AMF又は(ng-)eNB/gNBが、UEをRRC_CONNECTED状態に移動することを決定した場合、RRCConnectionSetupメッセージ、又はRRCResumeメッセージは、RRC接続確立/セットアップ/再開手順にフォールバックするために送信され得る。(ng-)eNB又はgNBは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージにおいて受信したゼロ長NAS PDUを破棄し得る。RRCEarlyDataCompleteもフォールバックの場合、RRCConnectionSetup/establishment/resumeもRRCEarlyDataRequestに応答して受信されない場合、UEは、ULデータ送信が成功しなかったとみなすことができる。
【0175】
一実施例では、ユーザプレーンCIoT EPS最適化及び/又はユーザプレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDTは、以下のように特徴付けられ得る。UEは、一時停止表示を有するRRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージにおいて、NextHopChainingCount(NCC)が提供され得る。アップリンクユーザデータは、CCCH上のUL RRCConnectionResumeRequestメッセージ又はRRC再開要求メッセージと多重化されたDTCH上で送信され得る。ダウンリンクユーザデータは、DCCH上のDL RRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージと多重化されたDTCH上で任意選択的に送信され得る。ショート再開MAC-I(shortResumeMAC-I)は、RRCConnectionResumeRequestメッセージ及び/又はRRC再開要求メッセージの認証トークンとして再使用できる。ショート再開MAC-Iは、以前の接続からの完全性キーを使用して計算され得る。アップリンク及び/又はダウンリンクにおけるユーザデータは、暗号化され得る。キーは、前のRRC接続のRRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージで提供されたNextHopChainingCount(NCC)を使用して導出され得る。RRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージは、完全性保護され得、及び/又は新しく導出されたキーを使用して暗号化され得る。RRCアイドル状態及び/又はRRC非アクティブ状態からRRC CONNECTEDへの遷移が存在しない場合がある。
【0176】
図18は、ユーザプレーンCIoT EPS最適化及び/又はユーザプレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDT手順の例を示す。上位層からのモバイル起源データに対する接続再開要求時に、UEはMO-EDT手順を開始することができ、及び/又はEDTに対して構成されるランダムアクセスプリアンブルを選択し得る。UEは、RRCConnectionResumeRequestを、再開ID、確立原因、及び/又は認証トークンを含む、eNB及び/又はgNBに送信し得る。UEは、全てのSRB及び/又はDRBを再開し得る。UEは、以前のRRC接続で構成されるSRB及び/又はDRBの一部を再開し得る。UEは、前のRRC接続のRRCConnectionReleaseメッセージに提供されたNextHopChainingCountを使用して新しいセキュリティキーを導出し、及び/又はASセキュリティを再確立し得る。ユーザデータは、CCCH上のRRCConnectionResumeRequestメッセージと多重化されたDTCHを介して暗号化及び/又は送信され得る。セル内で有効になっている場合、UEは、ASリリース支援情報(RAI)を示し得る。eNBは、S1-APコンテキスト再開手順を開始し、S1接続を再開し、及び/又はS1-Uベアラを再アクティブ化し得る。MMEは、UEに対するS1-Uベアラを再アクティブ化するようにS-GWを要求し得る。MMEは、eNBへのUEコンテキスト再開を確認し得る。アップリンクデータは、S-GWに配信され得る。ダウンリンクデータが利用可能な場合、S-GWは、ダウンリンクデータをeNBに送信し得る。更なるデータが予期されない場合、eNBは、S1接続の一時停止及び/又はUEのS1-Uベアラの停止を開始し得る。eNBは、RRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージを送信して、UEをRRC_IDLE状態及び/又はRRC非アクティブ状態に保ち得る。RRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージには、UEによって格納され得る、rrc-Suspend、resumeID、NextHopChainingCount(NCC)、及び/又はdrb-ContinueROHCに設定されるreleaseCauseが含まれ得る。ダウンリンクデータが受信された場合、ダウンリンクデータは、DCCHを介してRRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージと多重化されたDTCHを介して暗号化されて送信され得る。
【0177】
図18に示すように、上位層からのモバイル起源データに対する接続再開要求時に、UEはMO-EDT手順を開始することができ、及び/又はEDTに対して構成されるランダムアクセスプリアンブルを選択し得る。UEは、RRCConnectionResumeRequest及び/又はRRC再開要求メッセージを、I-RNTI、再開原因、及び/又は認証トークンを含む、ng-eNB及び/又はgNBに送信し得る。UEは、全てのSRB及びDRBを再開し得る。UEは、以前のRRC接続で構成されるSRB及び/又はDRBの一部を再開し得る。UEは、前のRRC接続のRRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージに提供されたNextHopChainingCount(NCC)を使用して新しいセキュリティキーを導出し、及び/又はASセキュリティを再確立し得る。ユーザデータは、CCCH上のRRCConnectionResumeRequestメッセージ及び/又はRRC再開メッセージと多重化されたDTCHを介して暗号化及び/又は送信され得る。UEは、ASリリース支援情報(RAI)を示すことができる。アップリンクデータは、UPFに送達され得る。ng-eNB及び/又はgNBは、NG-APコンテキスト再開要求メッセージをAMFに送信して、接続を再開し得る。UEが、更なるUL/DL上位層PDUなしを示すASリリース支援情報を含む場合、eNB及び/又はgNBは、一時停止及び/又はRRC非アクティブ状態を伴うRRC IDLEへの即時遷移を要求し得る。AMFが、一時停止及び/又はRRC非アクティブ状態を伴うRRC IDLEへの即時遷移の要求を受信しない場合、又はAMFがダウンリンクデータ又は保留中のシグナリングを認識している場合、AMFは、SMFにPDUセッションを再開するように要求し得る。AMFは、NG-APコンテキスト再開応答をng-eNB及び/又はgNBに送信し得る。AMFが、一時停止及び/又はRRC非アクティブ状態を伴うRRC IDLEへの即時遷移の要求を受信し、及び/又はダウンリンクデータ又は保留中のシグナリングがない場合、AMFは、一時停止表示を含み得る。AMFは、一時停止を有するCM-IDLEにUEを保持し得る。AMFが一時停止表示を含む場合、ng-eNB及び/又はgNBは、一時停止を伴うRRCリリース手順を進めることができる。AMFが一時停止表示を含まない場合、及び/又はUEがアップリンク送信に続く単一のダウンリンクデータ伝送を示す、ASリリース支援情報を含む場合、eNB及び/又はgNBは、ダウンリンクデータが到着するのを待機し得る。ng-eNB又はgNBは、NG-AP UEコンテキスト一時停止手順を開始し、AMFにRRC接続が一時停止され得ることを通知し得る。AMFは、SMFにPDUセッションを一時停止するよう要求し得る。SMFは、UPFにUEのトンネル情報をリリースするように要求し得る。eNB/ng-eNB及び/又はgNBは、RRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージを送信して、UEをRRC_IDLE及び/又はRRC非アクティブ状態に保つことができる。RRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージには、UEによって格納され得る、rrc-Suspend、I-RNTI、NextHopChainingCount(NCC)、及び/又はdrb-ContinueROHCに設定できるreleaseCauseが含まれ得る。ダウンリンクデータ(例えば、後続のダウンリンクデータ)が受信された場合、ダウンリンクデータは、DCCH上のRRCConnectionReleaseメッセージ及び/又はRRCリリースメッセージと多重化されたDTCH上で暗号化されて送信され得る。
【0178】
一実施例では、MME/AMF又は(ng-)eNB/gNBが、UEをRRC_CONNECTEDモードに移動することを決定した場合、RRCConnectionResumeメッセージ及び/又はRRC再開/セットアップメッセージは、RRC接続再開手順にフォールバックするために送信され得る。RRCConnectionResumeメッセージ及び/又はRRC再開/セットアップメッセージは、完全性保護されてもよく、及び/又は導出されたキーで暗号化され得る。UEは、RRCConnectionResumeメッセージ及び/又はRRC再開メッセージに含まれるNextHopChainingCount(NCC)を無視できる。ダウンリンクデータは、RRCConnectionResumeメッセージ及び/又はRRC再開/セットアップメッセージと多重化されたDTCHを介して送信され得る。RRCConnectionSetup及び/又はRRCセットアップメッセージを送信して、RRC接続確立/セットアップ手順にフォールバックすることができる。一実施例では、RRCConnectionReleaseメッセージ(RRCリリースメッセージ)及びRRCConnectionResumeメッセージ(RRC再開/セットアップメッセージ)が、MO-EDTのRRCConnectionResumeRequestメッセージ及び/又はRRC再開要求メッセージに応答して受信されない場合、UEは、アップリンクデータ送信が失敗したとみなすことができる。
【0179】
一実施例では、図19に示すように、ユーザプレーンCIoT EPS最適化及び/又はユーザプレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDTについて、RRC接続は、RRC接続が一時停止された(古い(ng-)eNB及び又は古いgNB)基地局とは異なる(ng-)eNB(例えば、新しい(ng-)eNB)及び/又はgNB(例えば、新しいgNB)で再開され得る。Inter(ng-)eNB又はinter gNB接続再開は、コンテキストフェッチを使用して処理され得る。新しい(ng-)eNB又は新しいgNBは、X2(Xn)インターフェース上で、古い(ng-)eNB及び/又は古いgNBからUEコンテキストを取得することができる。新しい(ng-)eNB又は新しいgNBは、UEのUEコンテキストを識別するために古い(ng-)eNB又は古いgNBによって使用され得る、EPS用の再開ID又は5GS用のI-RNTIを提供し得る。
【0180】
図19は、異なるeNB/ng-eNB及び/又は異なるgNB(例えば、基地局の再配置ケース)におけるユーザプレーンCIoT EPS最適化及び/又はユーザプレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDT手順の例を示す。新しい(ng-)eNB又は新しいgNBは、再開ID(例えば、EPS用)又はI-RNTI(例えば、5GS用)を使用して古い(ng-)eNBを位置付け/決定してもよく、及び/又はX2-AP(EPS用)又はXn-AP(5GS用)を介して取得UEコンテキスト手順を実行することによって、UEコンテキストを取得することができる。古い(ng-)eNBは、再開ID(例えば、EPS用)又はI-RNTI(5GS用)と関連付けられるUEコンテキストで応答し得る。EPSについては、新しいeNB又は新しいgNBがS1-APパススイッチ手順を開始して、S1 UE関連シグナリング接続をサービングMMEに確立し、及び/又はMMEにUEコンテキストを再開するように要求し得る。5GSの場合、新しいng-eNB又は新しいgNBは、NG-APパススイッチ手順を開始して、NG UE関連シグナリング接続をサービングAMFに確立し、及び/又はAMFにUEコンテキストを再開するように要求し得る。EPSについては、MMEは、S-GWにUEのS1-Uベアラを起動するように要求してもよく、及び/又はダウンリンクパスを更新し得る。5GSについては、AMFは、SMFにPDUセッションを再開するように要求し得る。SMFは、UPFにUEのトンネル情報を作成する、及び/又はダウンリンクパスを更新するように要求し得る。EPSでは、S1-APパススイッチ手順の後、新しいeNB及び/又は新しいgNBは、X2-APを介してUEコンテキストリリース手順を実行することによって、古いeNB又は古いgNBでUEコンテキストのリリースをトリガし得る。5GSでは、NG-APパススイッチ手順の後に、新しいng-eNB及び/又は新しいgNBが、Xn-APを介してUEコンテキストリリース手順を実行することによって、古いng-eNB及び/又は古いgNBでのUEコンテキストのリリースをトリガし得る。アップリンクデータは、S-GW及び/又はUPFに送達され得る。
【0181】
一実施例では、MT-EDTは、ランダムアクセス手順中の単一のダウンリンクデータ送信用であり得る。UE及び/又はネットワークがMT-EDTをサポートする場合、及び/又はUEに対して単一のDLデータ伝送が存在する場合、MT-EDTは、MME、AMF/SMF、又はgNBによって開始され得る。制御プレーンCIoT EPS/5GS最適化及び/又はユーザプレーンCIoT EPS/5GS最適化のためのMT-EDTは、以下のように特徴付けされ得る。制御プレーンCIoT EPS/5GS最適化及び/又はユーザプレーンCIoT EPS/5GS最適化に対するMT-EDTのサポートは、(例えば、NASメッセージを介して)NASレベルシグナリングを介してUEによって報告され得る。ダウンリンクデータサイズは、UEに対するS1-AP又はNG-APページングメッセージに含まれてもよく/示され得る。MT-EDT表示は、Uuインターフェース上のUEのページングメッセージに含まれてもよい。ユーザプレーンCIoT EPS/5GS最適化については、UEにRRCConnectionReleaseメッセージ及び/又は一時停止表示を有するRRCリリースメッセージで、NextHopChainingCount(NCC)が提供され得る。MT-EDT表示を有する/含むページングメッセージに応答して、UEは、上位層がモバイル終了呼び出し用のRRC接続の確立又は再開を要求した場合に、制御プレーンCIoT EPS/5GS最適化又はユーザプレーンCIoT EPS/5GS最適化のためのMO-EDT手順を起動し得る。MT-EDTを実行するUEは、RRC CONNECTED状態に遷移し得ない。MT-EDTは、BL UE、拡張カバレッジ内のUE(例えば、CE UE)、及び/又はNB-IoT UEに適用可能であり得る。
【0182】
一実施例では、事前構成されたアップリンクリソース(PUR)を使用した送信は、ランダムアクセス手順を実施することなく、PURを使用して、RRC_IDLE(RRCアイドル状態)及び/又はRRC_INACTIVE(RRC非アクティブ状態)からの少なくとも1つのアップリンク送信を可能にし得る。PURを使用した送信は、UE及び/又は(ng-)eNBサポートの場合、(ng-)eNB及び/又はgNBによって有効化され得る。
【0183】
一実施例では、UEは、RRC_CONNECTEDモード/状態にある間に、PURで構成されること、及び/又はPUR構成がリリースされることを要求することができる。(ng-)eNB/gNBは、UEの要求、UEのサブスクリプション情報、及び/又はローカルポリシーに基づくことができるPURを構成することを決定することができる。PURは、構成が受信されたセルで有効であり得る。
【0184】
PURを使用した送信は、UEの上位層がRRC接続の確立又は再開を要求するときにトリガされ得る。PURを使用した送信は、UEが送信するデータを有するときにトリガされ得る。PURを使用した送信は、UEが送信に対して有効なPURを有する場合、及び/又はTA検証基準を満たす場合、トリガされ得る。PURを使用した送信は、BL UE、強化されたカバレッジにおけるUE、及び/又はNB-IoT UEに適用でき得る。図23は、PURを使用した送信の例を示す。
【0185】
一実施例では、図20に示すように、PUR構成要求及びPUR構成に対する手順は、制御プレーン CIoT EPS/5GS最適化及び/又はユーザプレーンCIoT EPS/5GS最適化に使用され得る。UEは、PUR構成要求を基地局(例えば、gNB、eNB)に送信し得る。基地局は、RRC接続リリース表示及びPUR構成パラメータをUEに送信し得る。PUR構成パラメータは、PUR構成要求に基づき得る。一実施例では、図20に示すように、UEはRRC_CONNECTEDにあり、セル内でPURが有効化される。UEは、要求されたリソースに関する情報(例えば、発生数、周期性、時間オフセット、TBS、RRC確認応答など)を提供するPUR構成要求メッセージを送信することによって、UEがPURで構成されることに関心があることを(ng-)eNB又はgNBに示し得る。UEは、(ng-)eNB又はgNBに対して、PURConfigurationRequestメッセージにおいて、UEがリリースされる構成されるPURに関心があることを示し得る。(ng-)eNB又はgNBが、UEをRRC_IDLE又はRRC_INACTIVE(例えば、先行するUE PUR構成要求、サブスクリプション情報、及び/又はローカルポリシーに基づく)に移動させる場合、(ng-)eNB又はgNBは、UEにPURリソースを提供するか、又は既存のPURリソースをリリースするかを決定し得る。(ng-)eNB又はgNBは、RRC接続リリースメッセージに、PUR構成のパラメータ又はPURリリース表示を含み得る。制御プレーンCIoT EPS/5GS最適化を使用するUEの場合、(ng-)eNB又はgNBは、PUR構成とともにPUR構成IDを提供し得る。利用可能な場合、UEは、PURリソースを使用せずRRC接続を確立/再開する際に、RRC接続セットアップ/再開完了メッセージにPUR構成IDを含めることができる。
【0186】
一実施例では、PUR構成は、UE及び/又は(ng-)eNB/gNBで、UEが別のセルでアクセスするとき、PURがセルでもはや有効でないとき、及び/又はPURリソースが構成される連続的機会の数に使用されていない場合に、リリースされ得る。一実施例では、UE及びPUR構成は、構成されるPURリソースに従ってリンクされ得る。
【0187】
一実施例において、図21は、制御プレーンCIoT EPS最適化及び/又は制御プレーンCIoT 5GS最適化のためのPURを使用した送信の例を示す。アップリンクユーザデータは、CCCH上のRRC早期データ要求メッセージで連結されるNASメッセージにおけるPURリソースを使用して送信され得る。ダウンリンクデータがない場合、(ng-)eNB又はgNBは、ユーザデータなしで、任意選択的に、Time時間進行コマンド、MAC Time時間進行コマンド、及び/又はRRC早期データ完了を含む、層1確認応答を送信することによって、手順を終了し得る。ダウンリンクユーザデータは、CCCH上のRRC早期データ完了メッセージで連結されるNASメッセージで送信され得る。UEは、RRC CONNECTEDに遷移し得ない。
【0188】
図21では、UEは、PURリソースが使用され得る(例えば、セル内で有効化されたPUR、有効な時間アライメントなど)と決定し得る。UEは、PURリソース上で送信し得る。アップリンクデータが、RRC早期データ要求に含めるには大きすぎる場合、UEはPURリソースを使用してRRC接続要求を送信し得る。手順は、RRC接続確立手順にフォールバックすることができ、及び/又は新しいC-RNTIを割り当てることができる。(ng-)eNB又はgNBは、層1フォールバック表示を送信することによって、PURを使用して送信を中止するようにUEに要求し得る。一実施例では、EPSについて、eNB又はgNBは、S1-AP又はN2/3の初期UEメッセージ手順を開始して、NASメッセージを転送し得、及び/又はS1又はN2/N3接続を確立し得る。5GSの場合、ng-eNB又はgNBは、NG-AP初期UEメッセージ手順を開始し、NASメッセージを転送し得る。(ng-)eNB又はgNBは、この接続がEDTに対してトリガされることを示し得る。一実施例では、EPSに対して、MMEは、S-GWに、UEに対するEPSベアラを再アクティブ化するよう要求し得る。5GSに対して、AMFは、NASメッセージに含まれるPDUセッションを決定し得る。EPSに対して、MMEはアップリンクデータをS-GWに送信し得る。5GSに対して、AMFは、PDUセッションID及び/又はアップリンクデータをSMFに送信し得る。SMFは、アップリンクデータをUPFに転送し得る。一実施例では、EPSに対して、ダウンリンクデータが利用可能な場合、S-GWは、ダウンリンクデータをMMEに送信し得る。5GSに対して、ダウンリンクデータが利用可能な場合、UPFはダウンリンクデータをSMFに転送し得る。SMFは、ダウンリンクデータをAMFに転送し得る。ダウンリンクデータがS-GW又はSMFから受信される場合、MME又はAMFは、DL NAS Transport手順を介して、eNB/ng-eNB又はgNBにデータを転送し得、及び/又は更なるデータが予期されるかどうかを示し得る。一実施例では、MME又はAMFは、接続確立表示手順をトリガし得、及び/又は更なるデータが予期されるかどうかを示し得る。(ng-)eNB又はgNBが、更なるデータ又はシグナリングがないことを認識する場合、(ng-)eNB又はgNBは、Time時間進行コマンドを送信して、TAを更新する、及び/又は手順を終了し得る。一実施例では、更なるデータが予期されない場合、(ng-)eNB又はgNBは、RRC早期データ完了メッセージをCCCHに送信して、UEをRRC_IDLE又はRRC_INACTIVEに維持し得る。ダウンリンクデータが受信された場合、ダウンリンクデータは、RRC早期データ完了メッセージで連結され得る。一実施例では、MME/AMF又は(ng-)eNB/gNBが、UEをRRC_CONNECTEDモードに移動することを決定した場合、RRC接続セットアップメッセージを、RRC接続確立手順にフォールバックするために送信し得、及び/又は新しいC-RNTIを割り当てることができる。(ng-)eNB又はgNBは、RRC接続セットアップ完了メッセージにおいて受信したゼロ長NAS PDUを破棄し得る。一実施例では、層1のAck、MAC時間進行コマンド、RRC早期データ完了、及び/又はフォールバックの場合、RRC早期データ要求に応答してRRC接続セットアップのいずれも受信されない場合、UEはULデータ送信が成功しなかったとみなすことができる。
【0189】
一実施例では、図22に示すように、UEは、ユーザプレーンCIoT EPS最適化及び/又はユーザプレーンCIoT 5GS最適化のためのPURを使用してデータを送信し得る。UEは、RRC_IDLE又はRRC_INACTIVEにあり、かつ/又は有効なPURリソースを有する。UEは、一時停止表示を有するRRC接続リリースメッセージで、Next Hop Chaining Countが提供され得る。アップリンクユーザデータは、CCCH上のRRC接続再開要求メッセージと多重化されたDTCH上で送信され得る。ダウンリンクユーザデータは、DCCH上のRRC接続リリースメッセージと多重化されたDTCH上で任意選択的に送信され得る。アップリンク及びダウンリンクにおけるユーザデータは、暗号化され得る。キーは、前のRRC接続のRRC接続リリースメッセージで提供されたNext Hop Chaining Countを使用して導出され得る。RRC接続リリースメッセージは、完全性保護され得、及び/又は新しく導出されたキーを使用して暗号化され得る。UEは、RRC CONNECTEDに遷移できない場合があり得る。一実施例では、UEは、ユーザプレーンCIoT EPS最適化及びユーザプレーンCIoT 5GS最適化のために、PURを使用してデータを送信し得る。
【0190】
図22では、UEは、構成される基準(例えば、TA検証、RSRP検証など)に従ってPURリソースを検証し得る。一実施例では、UEは、ランダムアクセス応答で割り当てられたリソースの代わりに、PURリソース上で送信し得る。UEは、その再開ID、確立原因、及び/又は認証トークンを含めて、RRC接続再開要求をeNB又はgNBに送信し得る。UEは、SRB及びDRBを再開し得る。UEは、前のRRC接続のRRC接続リリースメッセージに提供されたNextHopChainingCountを使用して新しいセキュリティキーを導出し、及び/又はASセキュリティを再確立し得る。ユーザデータは、CCCH上のRRC接続再開要求メッセージと多重化されたDTCH上で暗号化及び/又は送信され得る。セル内で有効になっている場合、UEは、ASリリース支援情報を示し得る。UEは、そのI-RNTI、再開原因、及び/又は認証トークンを含めて、RRCConnectionResumeRequestをng-eNB又はgNBに送信し得る。UEは、SRB及びDRBを再開し得る。UEは、前の接続のRRC接続リリースメッセージで提供されたNext Hop Chaining Countを使用して新しいセキュリティキーを導出し、ASセキュリティを再確立し得る。ユーザデータは、暗号化され、CCCH上のRRC接続再開要求メッセージと多重化されたDTCHで送信され得る。UEは、ASリリース支援情報を示すことができる。PURを使用した送信に含めるのに、ユーザデータが大きすぎる場合、UEは、PURを使用して、RRC接続再開要求及びユーザデータのセグメントを送信し得る。手順は、RRC接続再開手順にフォールバックすることができる。新しいC-RNTIを割り当てることができる。(ng-)eNB又はgNBは、層1フォールバック表示を送信することによって、PURを使用して送信を中止するようにUEに要求し得る。
【0191】
一実施例では、eNB又はgNBは、S1-APコンテキスト再開手順を開始し、S1接続を再開し、S1-Uベアラを再アクティブ化し得る。MMEは、UEに対するS1-Uベアラを再アクティブ化するようにS-GWを要求し得る。MMEは、eNB又はgNBへのUEコンテキスト再開を確認し得る。アップリンクデータは、S-GWに配信され得る。ダウンリンクデータが利用可能な場合、S-GWは、ダウンリンクデータをeNB又はgNBに送信し得る。更なるデータが予期されない場合、eNB又はgNBは、S1接続の一時停止及び/又はS1-Uベアラの無効化を開始し得る。
【0192】
一実施例では、アップリンクデータは、UPFに送達され得る。ng-eNB又はgNBは、NG-APコンテキスト再開要求メッセージをAMFに送信して、接続を再開し得る。UEが、更なるUL/DL上位層PDUなしを示すASリリース支援情報を含む場合、ng-eNB又はgNBは、一時停止及び/又はRRC_INACTIVEを伴うRRC_IDLEへの即時遷移を要求し得る。一実施例では、AMFが、一時停止を伴うRRC IDLEへの即時遷移の要求を受信しない場合、又はAMFがダウンリンクデータ又は保留中のシグナリングを認識している場合、AMFは、SMFにPDUセッションを再開するように要求し得る。AMFは、NG-APコンテキスト再開応答をng-eNB又はgNBに送信し得る。AMFが、一時停止を伴うRRC IDLEへの即時遷移の要求を受信し、及び/又はダウンリンクデータ又は保留中のシグナリングがない場合、AMFは、一時停止表示を含み得、及び/又は一時停止を伴うCM-IDLEにおいてUEを保持し得る。一実施例では、AMFが、アップリンク送信に続く単一のダウンリンクデータ伝送のみを示す、一時停止表示及び/又はASリリース支援情報を含むUEを含まない場合、ng-eNB又はgNBは、DLデータが到着するのを待機し得る。ng-eNB又はgNBは、NG-AP UEコンテキスト一時停止手順を開始し、RRC接続が一時停止されることをAMFに通知し得る。AMFは、SMFにPDUセッションを一時停止するよう要求し得る。SMFは、UEに対するトンネル情報のリリースをUPFに要求し得る。
【0193】
eNB又はgNBは、UEをRRC_IDLE に維持するために、RRCConnectionReleaseメッセージを送信し得る。このメッセージには、UEによって記憶される、rrc-Suspendに設定されたreleaseCause、resumeID、I-RNTI、NextHopChainingCount、及びdrb-ContinueROHCが含まれる。ダウンリンクデータが受信された場合、ダウンリンクデータは、DCCH上のRRCConnectionReleaseメッセージと多重化されたDTCH上で暗号化されて送信され得る。一実施例では、RRC接続リリースメッセージは、Time時間進行コマンドを含み得る。
【0194】
一実施例では、MME/AMF又は(ng-)eNB/gNBが、UEをRRC_CONNECTEDモードに移動することを決定した場合、RRC接続再開メッセージは、RRC接続再開手順にフォールバックするために送信され得る。RRC接続再開メッセージは、完全性保護され、かつ/又はキーで暗号化され得る。UEは、RRC接続再開メッセージに含まれる Next Hop Chaining Countを無視し得る。新しいC-RNTIを割り当てることができる。ダウンリンクデータは、RRC接続再開メッセージとともに多重化されたDTCHで送信され得る。RRC接続セットアップは、RRC接続確立手順にフォールバックするために送信され得る。フォールバックの場合、RRC接続リリース又はRRC接続再開のいずれも、PURを使用したRRC接続再開要求に応答して受信されない場合、UEは、ULデータ送信が成功しなかったとみなすことができる。
【0195】
一実施例では、PURを使用した送信は、RRC層によって開始され得る。PURを使用した送信が開始されると、RRC層は、MACに、PUR-RNTI、PUR応答ウィンドウの継続時間pur-ResponseWindowSize、及び/又はUL許可情報のうちの少なくとも1つを提供し得る。一実施例では、MACエンティティが、RRC層が、PURを使用した送信のためのアップリンク許可を提供した、TTIに対するPUR-RNTIを有する場合、MACエンティティは、このTTIについて、アップリンク許可及び/又は関連するHARQ情報を、HARQエンティティに送達し得る。PURを使用した送信後、MACエンティティは、PUR応答ウィンドウでPUR-RNTIによって識別されたPDCCHを、タイマpur-ResponseWindowTimerを使用して監視し得る。PUR応答ウィンドウは、対応するPUSCH送信の端部プラス4つのサブフレーム/スロット/シンボルを含むサブフレーム/スロット/シンボルで開始され得る。PUR応答ウィンドウは、長さpur-ResponseWindowSizeを有し得る。pur-ResponseWindowTimerが実行される間、PDCCH送信がPUR-RNTIにアドレス指定され、再送信に対するUL許可を含む場合、MACエンティティは、UL許可プラス4つのサブフレーム/スロット/シンボルによって示される再送信に対応するPUSCH送信の最後のサブフレーム/スロット/シンボルで、pur-ResponseWindowTimerを再起動し得る。PURを使用した送信に対するL1 ACKが下位層から受信された場合、及び/又はPDCCH送信がPUR-RNTIにアドレス指定され、MAC PDUが首尾よくデコードされる場合、MACエンティティはpur-ResponseWindowTimerを停止し得る。PURを使用した送信に対するL1 ACKが下位層から受信される場合、及び/又はMAC PDUがタイミング進行コマンドMAC制御要素のみを含む場合、MACエンティティは、PURを使用した送信が成功したことを上位層に示し得、及び/又はPUR-RNTIを破棄し得る。PURを使用した送信に対する繰り返し調整が下位層から受信される場合、MACエンティティは、繰り返し調整の値を上位層に示し得る。一実施例では、PURのフォールバック表示が下位層から受信される場合、MACエンティティは、pur-ResponseWindowTimerを停止し得、及び/又はPURフォールバック表示が受信されたことを上位層に示し得、及び/又はPUR-RNTIを破棄し得る。PURを使用した送信に対する繰り返し調整が下位層から受信される場合、MACエンティティは、繰り返し調整の値を上位層に示し得る。pur-ResponseWindowTimerの期限が切れた場合、MACエンティティは、PURを使用した送信が失敗したことを上位層に示し得、及び/又はPUR-RNTIを破棄し得る。
【0196】
一実施例では、MACエンティティは、上位層(例えば、RRC層)によってタイマpur-TimeAlignmentTimerを維持し得る。一実施例では、MACエンティティは、pur-TimeAlignmentTimer構成が上位層から受信されるときに、pur-TimeAlignmentTimerを開始し得る。一実施例では、MACエンティティは、上位層によってpur-TimeAlignmentTimerがリリースされるときに、pur-TimeAlignmentTimerを停止し得る。実施例では、MACエンティティは、タイミング進行コマンド又はタイミング進行調整を適用し得、及び/又はタイミング進行コマンドMAC制御要素が受信されたとき、又はPDCCHがタイミング進行調整を示すときに、pur-TimeAlignmentTimerを開始/再起動し得る。一実施例では、上位層からの要求に応じて、MACエンティティは、pur-TimeAlignmentTimerが実行中であるかどうかを示し得る。
【0197】
一実施例では、UEは、pur-TimeAlignmentTimerが構成される場合に、下位層によって確認されるように、pur-TimeAlignmentTimerが動作している場合に、PURを使用した送信のタイミングアライメント値が有効であるとみなすことができる。一実施例では、pur-RSRP-ChangeThreshold(pur-NRSRP-ChangeThreshold in NB-IoT)が構成される場合、UEは、最後のTA検証以来、サービングセルRSRPがincreaseThresh以上増加していないとき、及び/又はサービングセルRSRPがdecreaseThresh以上減少していないとき、PURを使用した送信に対するタイミングアライメント値を、有効であるとみなすことができる。
【0198】
一実施例では、pur-Configで構成されるUEは、第1のPUR機会が、H-SFN及び/又はSFNによって与えられるH-SFN/SFN/サブフレーム、及びstartSFN及びstartSubframeによって示されるサブフレームで発生するとみなすことができる。H-SFNは、FLOOR(オフセット/1024)H-SFNサイクル後に発生する(H-SFNRef+オフセット)モード1024に基づき決定され得る。オフセットは、periodicityAndOffsetによって与えられ得る。H-SFNRefは、hsfn-LSB-Infoを考慮して、pur-Configを含むRRC接続リリースメッセージの第1の送信の最後のサブフレームに対応し得る。H-SFNサイクルは、1024H-SFNの期間に対応し得る。
【0199】
一実施例では、pur-NumOccasionsが1に設定される場合、第1のPUR機会で、PURを使用した送信が開始されていない場合、又はPURを使用した送信が開始される場合、PURを使用した送信の完了後にUEはpur-Configをリリースすることができ、以前に記憶されたpur-Configを破棄し、及び/又は、pur-TimeAlignmentTimerがリリースされたことを下位層に示すことができる(例えば、pur-TimeAlignmentTimerが構成される場合)。
【0200】
一実施例では、図23に示すように、pur-NumOccasionが1に設定されていない場合(例えば、周期的PURが構成される場合)、UEは、第1のPUR機会の発生後に、startSubframe及びstartSFNによって示されるSFN/サブフレームで、及びperiodicityAndOffsetによって与えられる周期で、後続のPURの機会が周期的に発生すると考えることができる。pur-ImplicitReleaseAfterが構成される場合、UEがRRC_IDLE又はRRC_INACTIVEにある間にPURの機会が発生した場合、PURを使用した送信が開始されない場合、又はPUR障害表示が下位層から受信された場合、UEはPURの機会をスキップしたものとみなすことができる。pur-ImplicitReleaseAfter数の連続するPUR機会がスキップされた場合、UEはpur-Configをリリースし得る、以前に記憶されたpur-Configを破棄し得る、及び/又はpur-TimeAlignmentTimerが設定される場合、pur-TimeAlignmentTimerがリリースされることを下位層に示し得る。
【0201】
既存の技術では、基地局は、RRC非アクティブ状態の無線デバイス又はRRCアイドル状態における無線デバイスのためのスモールデータ伝送(SDT)を構成し得、アップリンク送信及び/又はダウンリンク受信のために使用する。基地局の機能的分割アーキテクチャでは、基地局は、上位層機能(例えばRRC層)を含む基地局中央ユニット(CU)(例えば、gNB-CU)と、下位層機能を含む1つ以上の基地局分散ユニット(DU)(例えば、gNB-DU)とに分割され得る。基地局の機能分割アーキテクチャでは、図26に示すように、基地局DUが無線デバイスに対してSDT構成を記憶し続ける場合、基地局CUが、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態から外れていると決定すると、基地局DUのリソースが無駄になり、動作過負荷が増加し得る。数百の無線デバイスが、SDTのために基地局DUのセルに収容され得る。SDTを使用していない無線デバイスのために基地局DU SDT構成で記憶することは、SDTを使用している数百の無線デバイスに対してリソースの欠如を引き起こす可能性がある。SDTが無線デバイスに対して構成されるとき、基地局DUは、無線デバイスからのSDT要求、例えば、SDT要求と関連付けられ得る信号を復号化するために、監視し続ける必要があり得る。SDTを使用しない無線デバイスのSDT要求を監視すると、基地局DUの動作過負荷が増加する場合がある。既存の技術は、ネットワーク運用効率を低下させる可能性がある。
【0202】
一実施例では、図26において、基地局DU(gNB-DU)は、基地局CU(gNB-CU)から無線デバイス(UE)に対するSDT構成を受信し得、無線デバイスのSDTがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態であるのに使用するために、SDT構成を記憶してもよい。基地局CUは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態から外れていると決定し得る。無線デバイスのRRC状態遷移の決定は、無線デバイス、第2の基地局DU、第2の基地局、コアネットワークノード(例えば、AMF、MME、SMFなど)、及び/又は同種のものからの1つ以上のメッセージに基づいてもよい。基地局DUは、基地局CUが無線デバイスのRRC状態遷移を決定した後、SDT構成を記憶し続けることができる。無線デバイスのRRC状態遷移後にSDT構成を記憶すると、非効率的なリソース構成及びネットワーク運用の複雑さが増大し得る。
【0203】
例示的実施形態は、基地局CUが、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態である無線デバイスに使用するように構成されたSDT構成をリリースする表示を、基地局DUに送信することをサポートし得る。基地局CUは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態から外れていると決定することに基づいて、SDT構成をリリースするように基地局DUのための指標を送信するように決定し得る。基地局CUは、無線デバイス、第2の基地局DU、第2の基地局、及び/又はコアネットワークノード(例えば、AMF、MME、SMFなど)から、無線デバイスのRRC状態遷移を明示的又は暗黙的に示す1つ以上のメッセージの受信に基づいて、無線デバイスのRRC状態遷移を決定し得る。基地局DUは、無線デバイスのためのSDT構成をリリース/削除してもよい。例示の実施形態は、基地局のリソース構成の効率を増加させ、ネットワーク運用の複雑さを低減し得る。
【0204】
例示の実施形態は、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移した後、無線デバイスに対するSDT構成を記憶するかどうかを決定するために、基地局CUが基地局DUに対する記憶指標を送信することをサポートし得る。SDT構成に対する記憶指標に基づいて、基地局DUは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移する無線デバイスのUEコンテキストを選択的に記憶してもよい。例えば、記憶指標に基づいて、基地局は、無線デバイスのRRC接続に使用されるUEコンテキストを削除してもよく、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にある間に使用される場合があるUEコンテキスト(例えば、SDT構成)を記憶してもよい。基地局CUによるSDT構成のための記憶指標を基地局DUへ送信すると、リソース構成/利用効率が増大し得る。
【0205】
一実施例では、図25に示すように、無線デバイス(UE)は、基地局CU(gNB-CU)及び/又は1つ以上の基地局DUを含む基地局(gNB)と通信し得る。1つ以上の基地局DUは、基地局DU(gNB-DU)及び/又は第2の基地局DU(gNB-DU2)を備え得る。基地局CUは、基地局CU-CP(gNB-CU-CP)及び/又は基地局CU-UP(gNB-CU-UP)を備え得る。無線デバイスは、セル(セル1)を含む少なくとも1つのセルの無線チャネルを介して、基地局DUと直接通信し得る。無線デバイスは、基地局CU(例えば、基地局CU-CP及び/又は基地局CU-UP)と、基地局DUを含む1つ以上の基地局DUを介して通信し得る。
【0206】
一実施例では、基地局DU及び基地局CUは、F1制御プレーンインターフェース(F1-C)及び/又はF1ユーザプレーンインターフェース(F1-U)を含む、少なくとも1つのF1インターフェースを介して互いに接続され得る。基地局DUは、F1制御プレーンインターフェース(F1-C)を介して基地局CU-CPと通信し得る。基地局DUは、F1ユーザプレーンインターフェース(F1-U)を介して基地局CU-UPと通信し得る。基地局CU-CPは、E1インターフェース(E1)を介して基地局CU-UPと通信し得る。一実施例では、基地局は、基地局DU及び/又は第2の基地局DUを含む、複数の基地局DUを備え得る。基地局CUは、複数のF1インターフェースを介して複数の基地局DUと通信し得る。無線デバイスは、複数の基地局DUと通信し得る。無線デバイスは、複数の基地局DUのうちの1つ以上を介して基地局CUと通信し得る。一実施例では、基地局DU又は第2の基地局DUは、無線デバイスのための一次セル及び/又はマスターセルグループを提供し得る。一実施例では、基地局DU又は第2の基地局DUは、無線デバイスのための一次セル(例えば、一次第2のセル)及び/又は第2のセルグループを提供し得る。一実施例では、基地局(例えば、基地局CU、基地局CU-CP、及び/又は基地局CU-UP)は、コアネットワークノード/デバイス(例えば、コアネットワーク制御プレーン:アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、モビリティ管理エンティティ(MME)、及び/又はコアネットワークユーザプレーン:ユーザプレーン機能(UPF)、サービスゲートウェイ(S-GW)に接続されてもよい。一実施例では、基地局(例えば基地局CU、基地局CU-CP、及び/又は基地局CU-UP)は、例えば、Xnインターフェース又はX2インターフェースを介して、第2の基地局(gNB2又はeNB)を備える複数の隣接基地局に接続され得る。
【0207】
実施例では、図24は、基地局が、基地局DUと、基地局CU-CP及び基地局CU-UPを含み得る基地局CUとを含むときに、無線デバイスのスモールデータ伝送(例えば、早期データ伝送)の例示的な手順のフロー図を示す。スモールデータ伝送(SDT)は、EDT、MT-EDT、MO-EDT、アップリンクSDT、ダウンリンクSDT、及び/又は同種のもののうちの少なくとも1つとして解釈され得る。
【0208】
一施例では、図27に示すように、基地局CUは、基地局DUへ、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータ及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)を含む少なくとも1つのメッセージを送信し得る。基地局DUは、無線デバイスへ、RRCメッセージを送信し得る。一実施例では、基地局DUは、構成パラメータに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送を実行し得る。基地局CUは、ネットワークデバイスから、無線デバイスのための指標メッセージを受信し得る。指標メッセージは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態からの無線デバイスの状態遷移を示し得る。基地局CUは、無線デバイスのスモールデータ伝送のために、基地局DUに構成された構成パラメータをリリースすることを決定し得る。構成パラメータをリリースする決定は、ネットワークデバイスからの指標メッセージに基づいてもよい。基地局CUは、基地局DUへ、指標メッセージに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを送信し得る。基地局DUは、基地局CUからの通知メッセージに基づいて、構成パラメータをリリース/削除し得る。
【0209】
一実施例では、図28に示すように、基地局DUは、少なくとも1つの記憶条件に基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリースすることを決定し得る。基地局DUによって構成パラメータをリリースすることを決定することは、無線デバイスの活動及び/又は基地局DUのリソース状態に基づいて決定することによって、非効率的なリソース構成/利用を減少させることができる。一実施例では、少なくとも1つのメッセージは、スモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含み得る。基地局DUは、基地局CUへ無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す第2の通知メッセージを送信し得る。基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリース/削除し得る。
【0210】
一実施例では、基地局CUは、基地局DUへ、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータ、及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ、RRC一時停止メッセージなど)を含む少なくとも1つのメッセージを送信し得る。
【0211】
実施例では、少なくとも1つのメッセージは、ユーザ機器(UE)コンテキスト構成/設定/変更要求メッセージ、UEコンテキストリリースコマンドメッセージ、及び/又は同様のもの(例えば、F1インターフェースを介して伝送される)のうちの少なくとも1つを含み得る。少なくとも1つのメッセージは、基地局CU構成更新メッセージ、基地局DU構成更新確認応答メッセージ、及び/又は同様のもの(例えば、F1インターフェースを介して伝送される)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0212】
実施例では、少なくとも1つのメッセージは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移した後(例えば、基地局DUがRRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)を無線デバイスへ送信した後)、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶するように要求する指標フィールドを含み得る。指標フィールドに基づいて、基地局DUは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移した後(例えば、基地局DUがRRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)を無線デバイスへ送信した後)、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶し得る。
【0213】
一実施例では、基地局DUは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移した後、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶してもよい(例えば、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態への遷移は、RRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)に基づいてもよい)。
【0214】
一実施例では、少なくとも1つのメッセージは、無線デバイスのスモールデータ伝送のため第2の構成パラメータを含み得る。第2の構成パラメータは、基地局DUの第2のセルのために構成されてもよい。
【0215】
一実施例では、スモールデータ伝送のための構成パラメータは、無線デバイスの少なくとも1つのベアラ(例えば、少なくとも1つの論理チャネル)のための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態における無線デバイスのための構成グラントリソース(例えば、少なくとも1つのベアラのため)のパラメータ、ランダムアクセスパラメータ、物理層構成パラメータ、メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータ、少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報は、トランスポート層アドレス、アップリンク一般パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネル識別子、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。スモールデータ伝送のための構成グラントリソースは、定期的な無線リソース(例えば、アップリンク伝送のため)及び/又は事前構成されたアップリンクリソース(PUR)を含み得る。
【0216】
一実施例では、RLC層構成パラメータは、アップリンク又はダウンリンクのための透過モード(TM)、アップリンク又はダウンリンクのための非確認応答モード(UM)、アップリンク又はダウンリンクのための確認応答モード(AM)、及び/又は同類のもののうちの少なくとも1つを含む、RLCモードの少なくとも1つのためのパラメータを含み得る。RLC構成パラメータは、シーケンス番号構成パラメータを含み得る。RLC構成パラメータは、少なくとも1つのベアラ及び/又はスモールデータ伝送に関連付けられた少なくとも1つの論理チャネルに対して構成されてもよい(例えば、スモールデータ伝送を使用して、アップリンクデータ及び/又はその後のアップリンク/ダウンリンクデータ)。
【0217】
一実施例では、スモールデータ伝送のための構成パラメータは、基地局DUの少なくとも1つのセルに対して構成され得る。無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータは、無線デバイスのユーザ機器識別子と、無線デバイスのスモールデータ伝送が構成されている少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子と、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを示す構成識別子と、少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのベアラ識別子と、構成グラントリソースのリソース識別子と、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0218】
一実施例では、構成グラントリソース(例えば、スモールデータ伝送のためのCGリソース、PUR)のためのパラメータは、周期性、オフセット、サイズ、PUR RNTI(例えば、CG-RNTI)、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、構成パラメータは、構成識別子(例えば、ConfigID)、指標後の暗黙のリリース(例えば、ImplicitReleaseAfter)、開始時間パラメータ(例えば、periodicityAndOffset、startSFN、startSubFrame、hsfn-LSB-Infoなどを含むStartTimeParameters)、機会数(例えば、NumOccasions)、RNTI(例えば、RNTI、CG-RNTI)、時間アライメントタイマ(例えば、TimeAlignmentTimer)、RSRP変更閾値(例えば、increaseThresh及び/又はdecreaseThreshを含むRSRP-ChangeThreshold)、応答ウィンドウタイマ値(例えば、ResponseWindowTimer)、MPDCCH構成パラメータ(例えば、MPDCCH-Config)、PDSCH周波数ホッピングパラメータ(例えば、PDSCH-FreqHopping)、PUCCH構成パラメータ(例えば、PUCCH-Config)、PUSCH構成パラメータ(例えば、PUSCH-Config)、及び/又は同様のものうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0219】
hsfn-LSB-Infoは、Configを含む、RRC接続リリースメッセージの第1の伝送の最後のサブフレームに対応するH-SFNのLSBを示し得る。一実施例では、GrantInfoは、構成グラントリソースを使用して伝送するためのULグラントを示し得る。ce-ModeAへのフィールドセットは、リソースグラントがCEモードAのものであることを示し得る。ce-ModeBのフィールドセットは、グラントがCEモードBのものであることを示し得る。numRUは、PUSCH数のリソースユニットに対するDCIフィールドを示し得る。prbAllocationInfoは、PUSCHリソースブロック割り当てのためのDCIフィールドを示し得る。mcsは、PUSCH変調及び/又は符号化スキームに対するDCIフィールドを示し得る。numRepetitionsは、PUSCH繰り返し数のためのDCIフィールドを示し得る。CEモードAでは、numRUが「00」に設定されると、完全PRBリソース割り当て、そうでない場合サブPRBリソース割り当ての使用を示すことができる。CEモードBでは、subPRB-Allocationは、sub-PRBリソース割り当てが使用されるかどうかを示すことができる。
【0220】
一実施例では、ImplicitReleaseAfterは、黙示的にリリースする前にスキップされ得る、連続した構成グラントリソースの機会の数を示し得る(例えば、値n2は、2つのリソースの機会に対応し、値n4は、4つのリソースの機会などに相当する)。一実施例では、基地局分散ユニットは、少なくとも1つのアップリンクリソースのスキップされたリソースの数が、構成グラントリソースが暗黙的にリリースされるかどうかを決定するために、ImplicitReleaseAfter値を超える/到達するかどうかを監視し得る。
【0221】
一実施例では、NumOccasionは、構成グラントリソースの機会の数を示し得る(例えば、1つの値が1つの構成グラントリソースの機会に対応し、値無限が構成グラントリソースの機会の無限数に対応する)。一実施例では、PDSCH-FreqHoppingは、PDSCHに対する周波数ホッピング起動/停止を示し得る。PeriodicityAndOffsetは、構成グラントリソースの機会に対する周期性及び/又は第1のリソースの機会までの時間オフセットを示し得る。PUSCH-FreqHoppingは、PUSCHの周波数ホッピングの起動/停止を示し得る。ResponseWindowTimerは、構成グラントリソースMPDCCH検索空間ウィンドウ期間を示し得る(例えば、サブフレームの値、値sf240は240サブフレームに相当し、値sf480は480サブフレームに相当する、など)。
【0222】
RSRP-ChangeThreshold(例えば、decreaseThresh及び/又はincreaseThreshを含む)は、TA検証のためのサービングセルRSRPにおける変化の閾値をdB単位で示し得る(例えば、値dB4は4dBに相当し、値dB6は6dBに相当する、など)。RSRP-ChangeThresholdをsetupに設定した場合、decreaseThreshがない場合、increaseThreshの値もdecreaseThreshに使用される。
【0223】
TimeAlignmentTimerは、TA検証のためにアイドル/非アクティブモードTAタイマを秒単位で示し得る(例えば、実際の値=指示された値*構成グラントリソース周期性)。一実施例では、基地局分散ユニットは、TimeAlignmentTimerが満期になっているか、及び/又は無線デバイスが維持/保持しているタイミング進行値が有効かどうかを監視し、構成グラントリソースが有効かどうかを決定し得る。
【0224】
一実施例では、構成パラメータのMPDCCH構成パラメータ(例えば、MPDCCH-Config)は、MPDCCH周波数ホッピングパラメータ(例えば、mpdcch-FreqHopping)、MPDCCH狭帯域パラメータ(例えば、mpdcch-Narrowband)、MPDCCH PRBペア構成(例えば、numberPRB-Pairs及び/又はresourceBlockAssignmentを含むmpdcch-PRB-PairsConfig)、MPDCCH繰り返し数(例えば、mpdcch-NumRepetition)、サブフレーム/スロット/シンボルを開始するMPDCCH構成グラントリソース検索空間(例えば、mpdcch-StartSF-UESS(fdd又はtddの場合))、MPDCCH検索空間オフセット(例えば、mpdcch-Offset-CG-SS)、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0225】
mpdcch-FreqHoppingは、MPDCCHの周波数ホッピング起動/停止を示し得る。mpdcch-Narrowbandは、無線デバイスがMPDCCHに対して監視する狭帯域のインデックスを示し得る。フィールド値(1..maxAvailNarrowBands-r13)は、狭帯域指数(0..maxAvailNarrowBands-r13-1)に対応する。mpdcch-NumRepetitionは、MPDCCHに対するUE-SSの繰り返しレベルの最大数を示し得る。mpdcch-Offset-PUR-SSは、構成グラントリソース(例えば、構成グラントリソース)のためのMPDCCH検索空間の開始サブフレーム構成を示し得る。mpdcch-PRB-PairsConfigは、MPDCCHに対して使用される物理リソースブロックペアの構成を示し得る。mpdcch-PRB-Pairsは、PRBペアの数を示し得る(例えば、値n2は、2PRBペアに対応し、n4は、4PRBペアに対応する、など)。resourceBlockAssignmentは、MPDCCHセットに対するPRBペアの特定の組み合わせに対するインデックスを示し得る。mpdcch-StartSF-UESSは、MPDCCH構成グラントリソース検索空間に対する開始サブフレーム/スロット/シンボル構成を示し得る(例えば、値v1は1に相当し、値v1dot5は1.5に相当する、など)。
【0226】
一実施例では、構成パラメータのPUCCH構成パラメータ(例えば、構成グラントリソースのためのPUCCH-Config)は、PUCCHリソースオフセット(例えば、n1PUCCH-AN)、PUCCH繰り返し数(例えば、pucch-NumRepetitionCE-Format1)、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。n1PUCCH-ANは、UE固有PUCCH ANリソースオフセットを示し得る。pucch-NumRepetitionCE-Format1は、PUCCHフォーマット1/1aに対するPUCCH繰り返し数を示し得る(例えば、GrantInfoがce-ModeAに設定されるとき、値n1が1の繰り返しに相当し、値n2が2の繰り返しに相当する、など、GrantInfoがce-ModeBに設定されるとき、実際の値が4*の指示値に相当する)。
【0227】
一実施例では、構成パラメータのPUSCH構成パラメータ(例えば、構成グラントリソースのためのPUSCH-Config)は、構成グラントリソース情報(例えば、ce-mode-Aの場合:numRUs、prb-AllocationInfo、mcs、numRepetitions、ce-moad-Bの場合:subPRB-Allocation、numRUs、prb-AllocationInfo、mcs、numRepetitionsなどを含むConfiguredGrantInfo)、PUSCH周波数ホッピングパラメータ(例えば、構成グラントリソースのためのPUSCH-FreqHopping)、UE PUSCH P0 (例えば、p0-UE-PUSCH)、アルファ値(例えば、アルファ)、PUSCH周期シフトパラメータ(例えば、pusch-CyclicShift)、最大PUSCHトランスポートブロックサイズ(例えば、pusch-NB-MaxTBS)、PRB位置(例えば、locationCE-ModeB)、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、アルファは、パラメータ、αc(3)を示し得る。locationCE-ModeBは、PUSCH sub-PRBリソース割り当てがCEモードBにおいてPURリソースグラントに対して有効化されるとき、狭帯域内のPRB位置を示し得る。p0-UE-PUSCHは、パラメータP0_UE_PUSCH、c(3)(例えば、単位dB)を示し得る。一実施例では、pusch-CyclicShiftは、パラメータn_(cs,λ)を示し得る(例えば、値n0は0に相当し、n6は6に相当する)。pusch-NB-MaxTBSは、CEモードAにおいて1.4MHzで、最大2984ビットのPUSCH TBSのアクティブ化を示し得る。
【0228】
一実施例では、少なくとも1つのメッセージは、基地局DUによって、スモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含み得る。少なくとも1つの記憶条件は、少なくとも1つのセル又は基地局DUのリソース状態閾値(例えば、トラフィック負荷の閾値、残りのリソース、占有リソース、占有ハードウェアリソース、無線リソースなど)、無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値、構成持続時間閾値、及び/又は同種のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、基地局DUは、少なくとも1つのセル又は基地局DUのリソースがリソース状態閾値以下であることに応答して(例えば、残りの/利用可能なリソースのために)、あるいは少なくとも1つのセル又は基地局DUがリソース状態閾値以上であることに応答して(例えば、占有/使用済のリソース及び/又はトラフィック負荷)(例えば、リソース状態閾値を満たすことに応答して)、構成パラメータをリリース/削除し得る。リソース状態閾値は、少なくとも1つの形態のメディア/低/高、割合、比率、絶対リソースサイズ値、及び/又は同種のものを使用して示され得る。基地局DUは、非アクティブ持続時間閾値(例えば、又は非アクティブ持続時間よりも長い)に対して無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、構成パラメータをリリース/削除し得る。基地局DUは、例えば、構成パラメータを受信することに応答して設定継続時間閾値に関連付けられたタイマを開始することに基づいて、構成持続時間閾値(例えば、基地局DUによって、基地局CUから構成パラメータを受信してから、構成持続時間閾値の持続時間後にリリースすること)のために構成パラメータを記憶することに応答して、構成パラメータをリリース/削除することができる。
【0229】
一実施例では、RRCメッセージ(例えば、無線デバイスに対するRRCリリース/一時停止メッセージ)は、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態で使用するための、一時停止構成パラメータ(例えば、suspend-config)を含み得る。一時停止構成パラメータは、無線デバイスの少なくとも1つのベアラに対する無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態における無線デバイスに対する(例えば、少なくとも1つのベアラに対する)構成されたグラントリソースに対するパラメータ、ランダムアクセスパラメータ、物理層構成パラメータ、メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータ、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0230】
一実施例では、基地局DUは、無線デバイスへ、RRCメッセージ(例えば、RRCリリース/一時停止メッセージ)を送信し得る。一実施例では、RRCメッセージは、スモールデータ伝送のための構成パラメータを含み得る。基地局DUは、少なくとも1つのセルを介してRRCメッセージを無線デバイスに送信し得る。
【0231】
一実施例では、基地局DUは、構成パラメータに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送を実行し得る。一実施例では、基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送のために、1つ以上のランダムアクセスチャネル(例えば、構成パラメータのランダムアクセスパラメータによって指示/構成されるランダムアクセスリソース及び/又はプリアンブル)を監視し得る。一実施例では、基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送のために構成グラントリソース(例えば、構成パラメータによって指示される/構成される)を監視し得る。
【0232】
一実施例では、基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送を実行するための構成パラメータを使用し得る。スモールデータ伝送を実行することは、次に続く動作のうちの1つ以上を含み得る。基地局DUは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態(例えば、1つ以上のランダムアクセスチャネル又は構成グラントリソースの監視に基づく)にあることから、スモールデータ伝送に関連付けられたアップリンクデータ及び/又はスモールデータ伝送のためのRRC要求メッセージ(例えば、無線デバイスが、RRC要求メッセージを基地局へ送信することなく、スモールデータ伝送を実行し得る)を、受信してもよい。基地局DUは、基地局CUへ、RRC要求メッセージを送信してもよい(例えば、無線デバイスが、スモールデータ伝送のためのRRC要求メッセージを送信する場合)。基地局DUは、構成パラメータを使用してアップリンクデータを処理/復号化し得る。基地局DUは、基地局CUへ、構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信し得る。処理されたアップリンクデータの送信は、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUの基地局CUユーザプレーン(CU-UP)へ送信すること、F1制御プレーンインターフェースの上で少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CUの基地局CU制御プレーン(CU-CP)へ送信することのうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、処理されたアップリンクデータを基地局CU(例えば、基地局CU-UP)へ送信することは、処理されたアップリンクデータをトランスポート層アドレスへ送信することを含んでもよい。
【0233】
一実施例では、基地局DUは、スモールデータ伝送のための構成パラメータを使用して、アップリンクデータ(例えば、スモールデータ伝送に関連付けられた、後続のアップリンク/ダウンリンクデータ)を処理/復号化し得る。アップリンクデータ及び/又は後続するアップリンク/ダウンリンクデータを処理/復号化することは、RLC層構成パラメータを使用して、アップリンクデータ及び/又は後続するアップリンク/ダウンリンクデータを復号化することを含み得る。アップリンク及び/又は後続するアップリンク/ダウンリンクデータを処理/復号化することは、アップリンクデータの少なくとも1つのRLC PDU(例えば、MAC SDU)及び/又は後続するアップリンク/ダウンリンクデータを、アップリンクデータの少なくとも1つのRLC SDU(例えば、PDCP PDU)に復号化/遷移することを含み得る。アップリンク及び/又は後続するアップリンク/ダウンリンクデータを処理/復号化することは、RLC層構成パラメータを使用して、少なくとも1つのPDCP PDUを作成/生成するために、アップリンクデータ及び/又は後続するアップリンク/ダウンリンクデータのパケットの組み合わせ(例えば、分割解除及び/又はパケットセグメンテーションの逆転)を実行することを含み得る。
【0234】
一実施例では、基地局DUは、処理されたアップリンクデータ(例えば、処理された後続のアップリンクデータ)を基地局CU(例えば、基地局CU-UP及び/又は基地局CU-CP)へ送信し得る。処理されたアップリンクデータを基地局DUによって基地局CUへ送信することは、処理されたアップリンクデータを基地局CU-UPに送信することを含み得る。一実施例では、基地局DUは、無線デバイスへ、処理された後続のダウンリンクデータを送信し得る。基地局DUによって処理された後続のダウンリンクデータを無線デバイスに送信することは、処理された後続のダウンリンクデータを、スモールデータ伝送を使用して送信することを含んでもよい。基地局DUは、基地局CU及び/又は基地局CU-UP(例えば、及び/又は基地局CU-CP)から、後続のダウンリンクデータを受信し得る。後続のダウンリンクデータは、無線デバイスによってアップリンクデータを送信することに応答してもよい。
【0235】
一実施例では、基地局CUは、アップリンクデータ(例えば、処理されたアップリンクデータ)及び/又は後続のアップリンク又はダウンリンクデータ(例えば、処理された後続のアップリンクデータ)を受信及び/又は転送してもよい。一実施例では、基地局CUは、無線デバイスから、基地局DUを介して、スモールデータ伝送に関連付けられたアップリンクデータ(例えば、処理済みアップリンクデータ)を受信し得る。基地局CUは、アップリンクデータをコアネットワークデバイス(例えば、基地局CUが、アンカー基地局の中央ユニット及び/又は無線デバイスの古い基地局である場合、UPF、S-GW)又は第2の基地局(例えば、アンカー基地局及び/又は無線デバイスの古い基地局)に送信し得る。
【0236】
一実施例では、基地局CUは、コアネットワークデバイス又は第2の基地局からのスモールデータ伝送に関連付けられた後続のダウンリンクデータを受信し得る。基地局CU(例えば、基地局CU-UP及び/又は基地局CU-CP)は、後続するダウンリンクデータを、基地局DUを介して無線デバイスへ送信し得る。一実施例では、後続のダウンリンクデータは、アップリンクデータに対する応答データ(例えば、無線デバイスと通信するデバイスからの)であり得る。一実施例では、基地局CUは、無線デバイスから、基地局DUを介して、スモールデータ伝送に関連付けられた後続のアップリンクデータ(例えば、処理済みの後続のアップリンクデータ)を受信し得る。基地局CUは、後続のアップリンクデータをコアネットワークノード又は第2の基地局に送信し得る。一実施例では、後続のアップリンクデータは、後続のダウンリンクデータに対する応答データ(例えば、無線デバイスと通信するデバイスからの)であり得る。
【0237】
一実施例では、基地局CUは、基地局CUと基地局DUとの間の少なくとも1つのトンネル(例えば、アップリンク/ダウンリンクトンネル識別子に基づく)を介して、アップリンクデータ、後続のアップリンクデータ、及び/又は後続のダウンリンクデータを、基地局DUとの間で受信/送信し得る。基地局CUは、基地局CUとコアネットワークノードとの間の、及び/又は基地局CUと第2の基地局との間の少なくとも1つのトンネル(例えば、アップリンク/ダウンリンクトンネル識別子に基づく)を介して、コアネットワークノード及び/又は第2の基地局との間で、アップリンクデータ、後続のアップリンクデータ、及び/又は後続のダウンリンクデータを受信/送信し得る。
【0238】
一実施例では、基地局CUは、ネットワークデバイスから、無線デバイスのための指標メッセージを受信し得る。指標メッセージは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態からの無線デバイスの状態遷移を示し得る。一実施例では、指標メッセージは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態からの無線デバイスの遷移を暗黙的に又は明示的に示し得る。
【0239】
一実施例では、指標メッセージが、第2の基地局(例えば、Xnインターフェース、X2インターフェースを介して、など)からの検索コンテキスト要求、コアネットワークデバイス又は第2の基地局からの無線デバイスに対するコンテキストリリース指標、コアネットワークデバイス(例えば、AMF、MME、SMF、など)又は第2の基地局からのページング、基地局DU又は第2の基地局DUを介した無線デバイスからのRRC確立/再確立/再開要求、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。コアネットワークデバイスからのページングは、無線デバイスのためのコアネットワークページングを含み得る。コアネットワークページングを受信することは、コアネットワークが、無線デバイスがRRCアイドル状態にあることを考慮し得ることを示し得る。第2の基地局DUからのページングは、無線デバイスのためのRANページングを含み得る。RANページングを受信することは、無線デバイスが第2の基地局に取り付けられた/接続された(例えば、RRC接続をした)ことを示し得る。一実施例では、無線デバイスがRRC確立/再確立/再開要求を送信する場合、無線デバイスは、RRC接続状態に遷移してもよく、及び/又は基地局は、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にとどまっている無線デバイスのためのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリースしてもよい。一実施例では、基地局CUによって検索コンテキスト要求を受信すると、無線デバイスがRRC確立/再確立/再開要求を第2の基地局へ送信し得ることを示し得る。RRC確立/再確立/再開要求の送信に基づいて、無線デバイスは、RRC接続状態に遷移してもよく、及び/又は基地局は、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にとどまる無線デバイスのためのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリースしてもよい。
【0240】
一実施例では、ネットワークデバイスは、コアネットワークデバイス(例えば、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、モビリティ管理機能(MME)、セッション管理機能(SMF)、等のうちの少なくとも1つを含む)、第2の基地局、無線デバイス、基地局DU、第2の基地局DU、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、無線デバイスのRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態からの遷移は、RRC非アクティブ状態からRRCアイドル状態又はRRC接続状態への遷移、RRCアイドル状態からRRC接続状態への遷移、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0241】
一実施例では、基地局CUは、無線デバイスのスモールデータ伝送のために、基地局DUに構成された構成パラメータをリリースすることを決定し得る。構成パラメータをリリースする決定は、ネットワークデバイスから受信された指標メッセージに基づいてもよい。構成パラメータをリリースする決定は、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態から遷移すること、少なくとも1つのセル又は基地局DU/CUの利用可能なリソースが少なくとも1つの記憶条件のリソース状態閾値以下であること、少なくとも1つの記憶条件の非アクティブな持続時間閾値に対する無線デバイスからの信号を受信しないこと、少なくとも1つの記憶条件(例えば、基地局CUが、基地局CUによって、基地局DUへ構成パラメータを送信することのために/送信することから、構成持続時間閾値の持続時間の後に、通知メッセージを送信してもよい)の構成持続時間閾値のための構成パラメータを用いて基地局DUを構成すること、及び/又は同様のものの少なくとも1つに基づき得る。
【0242】
一実施例では、基地局CUは、少なくとも1つのセル又は基地局DU/CUのリソースが、リソース状態閾値以下であることに応答して(例えば、残りの/利用可能なリソース)、又は少なくとも1つのセル又は基地局DU/CUのリソースが、リソース状態閾値以上であることに応答して(例えば、占有済み/使用済のリソース及び/又はトラフィック負荷)(例えば、リソース状態閾値を満たすことに応答して)、基地局DUで構成パラメータをリリース/削除することを決定し得る。リソース状態閾値は、少なくとも1つの形態のメディア/低/高、割合、比率、絶対リソースサイズ値、及び/又は同様のものを使用し得る。基地局CUは、非アクティブ持続時間閾値(例えば、又は非アクティブ持続時間よりも長い)のために、無線デバイスからの信号を受信しないことに応答して、基地局DUで構成パラメータをリリース/削除することを決定し得る。基地局CUは、例えば、構成パラメータを基地局DUへ送信することに応答して構成持続時間閾値に関連付けられたタイマを開始することに基づいて、構成持続時間閾値(例えば、基地局CUによって、基地局DUヘ構成パラメータを送信してから、構成持続時間閾値の持続時間後にリリースすること)のための構成パラメータを基地局DUが記憶することに応答して基地局DUで構成パラメータをリリース/削除することを決定し得る。
【0243】
一実施例では、基地局CUは、基地局DUへ、指標メッセージに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを送信し得る。通知メッセージを送信することは、F1インターフェース(例えば、F1-Cインターフェース)を介してもよい。通知メッセージは、少なくとも1つのF1インターフェースメッセージを含み得る。
【0244】
一実施例では、基地局CUによる通知メッセージを基地局DUに送信することは、無線デバイスのスモールデータ伝送のために、基地局DUに対して構成される(例えば、基地局DUで)構成パラメータをリリースするための基地局CUによる決定に基づき得る。
【0245】
一実施例では、基地局CUによって通知メッセージを基地局DUへ送信することが、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態から遷移すること、少なくとも1つのセル又は基地局DU/CUの利用可能なリソースがリソース状態閾値以下であること、非アクティブな持続時間閾値に対する無線デバイスからの信号を受信しないこと、構成持続時間閾値のための構成パラメータを用いて基地局DUを構成すること(例えば、基地局CUが、基地局CUによって、基地局DUへ構成パラメータを送信することのために/送信することから、構成持続時間閾値の持続時間の後に、通知メッセージを送信してもよい)、及び/又は同様のものの少なくとも1つに基づき得る。
【0246】
一実施例では、通知メッセージが、無線デバイスのユーザ機器識別子と、無線デバイスのスモールデータ通信が、において/で/に対して構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子と、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを示す構成識別子と、少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのベアラ識別子と、構成グラントリソースのリソース識別子と、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0247】
実施例では、図29に示すように、基地局CUによって通知メッセージを基地局DUに送信することは、無線デバイスが、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態(例えば、ネットワークデバイスから指標メッセージを受信するとき)のためのスモールデータ伝送のための構成パラメータ(例えば、1つ以上の構成パラメータ)で構成されていることを基地局CUによって決定することに基づいてもよい。基地局CUによって、基地局DUへ通知メッセージを送信することは、基地局CUによって、基地局DUが、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態(例えば、ネットワークデバイスから指標メッセージを受信するとき)にある無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータで構成されていると決定することに基づいてもよい。基地局CUによって、基地局DUへ通知メッセージを送信することは、基地局CUによって、基地局DUが、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態(例えば、ネットワークデバイスから指標メッセージを受信するとき)にある無線デバイスを考慮する/知る/理解すると決定することに基づいてもよい。
【0248】
実施例では、通知メッセージは、情報転送メッセージ、UEコンテキストリリースコマンドメッセージ、UEコンテキスト変更要求メッセージ、及び/又は同様のもの(例えば、UE又は無線デバイス固有メッセージ)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。一実施例において、通知メッセージは、基地局CU構成更新メッセージ、基地局DU構成更新確認応答メッセージ及び/又は同様のもの(例えば基地局又はセル固有メッセージ)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0249】
一実施例では、基地局DUは、構成パラメータをリリース/削除し得る。一実施例では、基地局DUは、基地局CUからの通知メッセージに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリース/削除/一時停止してもよい。一実施例では、基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送の監視を停止してもよい。一実施例では、基地局DUは、基地局CUからの通知メッセージに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送に対する監視を停止/一時停止してもよい。一実施例では、基地局DUは、基地局CUに、構成パラメータのリリース/削除に基づいて、構成パラメータのリリース/削除の完了を示す確認メッセージ(例えば、UEコンテキストリリース完了メッセージ)を送信し得る。
【0250】
一実施例では、基地局DUは、少なくとも1つの記憶条件に基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリースすることを決定し得る。一実施例では、少なくとも1つのメッセージは、スモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含み得る。
【0251】
少なくとも1つの記憶条件は、少なくとも1つのセル又は基地局DUのリソース状態閾値(例えば、トラフィック負荷の閾値、残りのリソース、占有リソース、占有ハードウェアリソース、無線リソースなど)、無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値、構成持続時間閾値、及び/又は同種のもののうちの少なくとも1つを含み得る。基地局DUは、少なくとも1つのセル又は基地局DUのリソースがリソース状態閾値以下であることに応答して(例えば、残りの/利用可能なリソースのために)、あるいは少なくとも1つのセル又は基地局DUがリソース状態閾値以上であることに応答して(例えば、占有/使用済のリソース及び/又はトラフィック負荷)(例えば、リソース状態閾値を満たすことに応答して)、構成パラメータをリリース/削除し得る。基地局DUは、非アクティブ持続時間閾値(例えば、又は非アクティブ持続時間よりも長い)に対して無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、構成パラメータをリリース/削除し得る。基地局DUは、構成持続時間閾値(例えば、基地局DUによって、基地局CUから構成パラメータを受信してから、構成持続時間閾値の持続時間後にリリースすること)のために構成パラメータを記憶することに応答して、構成パラメータをリリース/削除することができる。
【0252】
一実施例において、基地局DUは、基地局CUへ無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す第2の通知メッセージを送信し得る。
【0253】
一実施例では、第2の通知メッセージが、無線デバイスのユーザ機器識別子と、無線デバイスのスモールデータ通信が、そこにおいて/で/に対して構成される、少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子と、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを示す構成識別子と、少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのベアラ識別子と、構成グラントリソースのリソース識別子と、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0254】
一実施例では、第2の通知メッセージは、情報転送メッセージ、UEコンテキストリリース要求/完了メッセージ、UEコンテキスト変更要求メッセージ、及び/又は同様のもの(例えば、UE又は無線デバイス固有メッセージ)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。一実施例において、第2の通知メッセージは、基地局DU構成更新メッセージ、基地局CU構成更新確認応答メッセージ、基地局DUリソースコーディネーションメッセージ、及び/又は同様のもの(例えば基地局又はセル固有メッセージ)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0255】
一実施例では、基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリースする決定に基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリース/削除し得る。一実施例では、基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリースする決定に基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送の監視を停止してもよい。
【0256】
一実施例では、基地局DUは、基地局CUから、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリースすることを示す、リリースコマンドメッセージを受信してもよい。リリースコマンドメッセージは、基地局DUから基地局CUへの第2の通知メッセージに基づいてもよい。基地局DUは、リリースコマンドメッセージの受信に基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリース/削除してもよい。基地局DUは、リリースコマンドメッセージを受信することに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送の監視を停止し得る。
【0257】
一実施例では、基地局DUは、基地局CUへ構成パラメータのリリース/削除に基づいて、構成パラメータのリリース/削除の完了を示す完了メッセージ(例えば、UEコンテキストリリース完了メッセージ)を送信し得る。完了メッセージは、リリースコマンドメッセージに対する応答メッセージであってもよい。
【0258】
実施例では、図29に示すように、基地局CUは、基地局DUへ無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータ及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)を含む少なくとも1つのメッセージを送信し得る。基地局CUは、ネットワークデバイスから、無線デバイスのための指標メッセージを受信し得る。指標メッセージは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態からの無線デバイスの状態遷移を示し得る。基地局CUは、基地局DUへ、指標メッセージに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを送信し得る。
【0259】
一実施例では、スモールデータ伝送のための構成パラメータは、無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態における無線デバイスのための構成グラントリソース(例えば、少なくとも1つのベアラのため)のパラメータ、ランダムアクセスパラメータ、物理層構成パラメータ、メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータ、少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報、及び/又は類似のもののうちの少なくとも1つを含み得る。少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報は、トランスポート層アドレス、アップリンク一般パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネル識別子、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。スモールデータ伝送のための構成グラントリソースは、定期的な無線リソース(例えば、アップリンク伝送のため)及び/又は事前構成されたアップリンクリソース(PUR)を含み得る。
【0260】
一実施例では、スモールデータ伝送のための構成パラメータは、基地局DUの少なくとも1つのセルに対して構成され得る。無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータは、無線デバイスのユーザ機器識別子と、無線デバイスのスモールデータ伝送が構成されている少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子と、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを示す構成識別子と、少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのベアラ識別子と、構成グラントリソースのリソース識別子と、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0261】
一実施例では、少なくとも1つのメッセージは、無線デバイスのスモールデータ伝送のため第2の構成パラメータを含み得る。第2の構成パラメータは、基地局DUの第2のセルのために構成されてもよい。
【0262】
一実施例では、基地局DUは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移した後、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶してもよい(例えば、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態への遷移は、RRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)に基づいてもよい)。
【0263】
一実施例では、基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送を実行するための構成パラメータを使用し得る。スモールデータ伝送を実行することは、次に続く動作のうちの1つ以上を含み得る。基地局DUは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にある無線デバイスから、スモールデータ伝送及び/又はスモールデータ伝送のためのRRC要求メッセージに関連付けられたアップリンクデータを受信してもよい(例えば、無線デバイスは、RRC要求メッセージを基地局に送信することなく、スモールデータ伝送を行ってもよい)。基地局DUは、基地局CUへ、RRC要求メッセージを送信してもよい(例えば、無線デバイスが、スモールデータ伝送のためのRRC要求メッセージを送信する場合)。基地局DUは、構成パラメータを使用してアップリンクデータを処理/復号化し得る。基地局DUは、基地局CUへ、構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信し得る。処理されたアップリンクデータの送信は、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUの基地局CUユーザプレーン(CU-UP)へ送信すること、F1制御プレーンインターフェースの上で少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CUの基地局CU制御プレーン(CU-CP)へ送信することのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0264】
実施例では、少なくとも1つのメッセージは、ユーザ機器(UE)コンテキスト構成/設定/変更要求メッセージ、UEコンテキストリリースコマンドメッセージ、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。少なくとも1つのメッセージは、基地局CU構成更新メッセージ、基地局DU構成更新確認メッセージ、及び/又は同種のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0265】
実施例では、少なくとも1つのメッセージは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移した後(例えば、基地局DUがRRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)を無線デバイスへ送信した後)、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶するように要求する指標フィールドを含み得る。指標フィールドに基づいて、基地局DUは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移した後(例えば、基地局DUがRRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)を無線デバイスへ送信した後)、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶し得る。
【0266】
一実施例では、少なくとも1つのメッセージは、スモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含み得る。少なくとも1つの記憶条件は、少なくとも1つのセル又は基地局DUのリソース状態閾値(例えば、トラフィック負荷の閾値、残りのリソース、占有リソース、占有ハードウェアリソース、無線リソースなど)、無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値、構成持続時間閾値、及び/又は同種のもののうちの少なくとも1つを含み得る。基地局DUは、少なくとも1つのセル又は基地局DUのリソースがリソース状態閾値以下であることに応答して(例えば、残りの/利用可能なリソースのために)、あるいは少なくとも1つのセル又は基地局DUがリソース状態閾値以上であることに応答して(例えば、占有/使用済のリソース及び/又はトラフィック負荷)(例えば、リソース状態閾値を満たすことに応答して)、構成パラメータをリリース/削除し得る。基地局DUは、非アクティブ持続時間閾値(例えば、又は非アクティブ持続時間よりも長い)に対して無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、構成パラメータをリリース/削除し得る。基地局DUは、構成持続時間閾値(例えば、基地局DUによって、基地局CUから構成パラメータを受信してから、構成持続時間閾値の持続時間後にリリースすること)のために構成パラメータを記憶することに応答して、構成パラメータをリリース/削除することができる。
【0267】
一実施例では、RRCメッセージは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態で使用するための、一時停止構成パラメータ(例えば、suspend-config)を含み得る。一時停止構成パラメータは、無線デバイスの少なくとも1つのベアラに対する無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態における無線デバイスに対する(例えば、少なくとも1つのベアラに対する)構成されたグラントリソースに対するパラメータ、ランダムアクセスパラメータ、物理層構成パラメータ、メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータ、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0268】
一実施例では、指標メッセージが、第2の基地局からの検索コンテキスト要求、コアネットワークデバイス又は第2の基地局からのコンテキストリリース指標、コアネットワークデバイス(例えば、AMF、MME、SMF、など)又は第2の基地局からのページング、基地局DU又は第2の基地局DUを介した無線デバイスからのRRC確立/再確立/再開要求、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0269】
一実施例では、ネットワークデバイスは、コアネットワークデバイス(例えば、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、モビリティ管理機能(MME)、セッション管理機能(SMF)、等のうちの少なくとも1つを含む)、第2の基地局、無線デバイス、基地局DU、第2の基地局DU、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0270】
一実施例では、無線デバイスのRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態からの遷移は、RRC非アクティブ状態からRRCアイドル状態又はRRC接続状態への遷移、RRCアイドル状態からRRC接続状態への遷移、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、指標メッセージは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態からの無線デバイスの遷移を暗黙的に又は明示的に示し得る。
【0271】
一実施例では、通知メッセージが、無線デバイスのユーザ機器識別子と、無線デバイスのスモールデータ通信が、において/で/に対して構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子と、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータを示す構成識別子と、少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのベアラ識別子と、構成グラントリソースのリソース識別子と、及び/又は同様のもののうちの少なくとも1つを含み得る。
【0272】
一実施例では、基地局CUによって通知メッセージを基地局DUへ送信することが、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態から遷移すること、少なくとも1つのセル又は基地局DU/CUの利用可能なリソースがリソース状態閾値以下であること、非アクティブな持続時間閾値に対する無線デバイスからの信号を受信しないこと、構成持続時間閾値のための構成パラメータを用いて基地局DUを構成すること(例えば、基地局CUが、基地局CUによって、基地局DUへ構成パラメータを送信することのために/送信することから、構成持続時間閾値の持続時間の後に、通知メッセージを送信してもよい)、及び/又は同様のものの少なくとも1つに基づき得る。
【0273】
一実施例では、基地局CUによって通知メッセージを基地局DUに送信することは、無線デバイスが、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のためのスモールデータ伝送のための構成パラメータ(例えば、1つ以上の構成パラメータ)で構成されていることを基地局CUによって決定することに基づいてもよい。基地局CUによって、基地局DUへ通知メッセージを送信することは、基地局CUによって、基地局DUが、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータで構成されていると決定することに基づいてもよい。基地局CUによって、基地局DUへ通知メッセージを送信することは、基地局CUによって、基地局DUが、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にあることを考慮する/知る/理解すると決定することに基づいてもよい。
【0274】
実施例では、通知メッセージは、情報転送メッセージ、UEコンテキストリリースコマンドメッセージ、UEコンテキスト変更要求メッセージ、及び/又は同様のもの(例えば、UE又は無線デバイス固有メッセージ)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。一実施例において、通知メッセージは、基地局CU構成更新メッセージ、基地局DU構成更新確認応答メッセージ及び/又は同様のもの(例えば基地局又はセル固有メッセージ)のうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、基地局DUは、通知メッセージに基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリース/削除/一時停止してもよい。一実施例では、基地局は、基地局CU(例えば、基地局CU-CP、基地局CU-UPなどを含む)、基地局DU、第2の基地局DU、及び/又は同様のものを含み得る。
【0275】
一実施例では、基地局CUは、基地局DUへ無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータ及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージを含む少なくとも1つのメッセージを送信し得る。基地局は、基地局DUへRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態において無線デバイスによって使用されるように構成されたスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを送信し得る。
【0276】
一実施例では、通知メッセージは、ネットワークデバイスからの指標メッセージに基づいてもよい。基地局CUによって通知メッセージを基地局DUへ送信することが、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態から遷移すること、少なくとも1つのセル又は基地局DU/CUの利用可能なリソースがリソース状態閾値以下であること、非アクティブな持続時間閾値に対する無線デバイスからの信号を受信しないこと、構成持続時間閾値のための構成パラメータを用いて基地局DUを構成すること(例えば、基地局CUが、基地局CUによって、基地局DUへ構成パラメータを送信することのために/送信することから、構成持続時間閾値の持続時間の後に、通知メッセージを送信してもよい)、及び/又は同様のものの少なくとも1つに基づき得る。
【0277】
実施例では、図30に示すように、基地局DUは、基地局CUから、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータ及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージを含む少なくとも1つのメッセージを受信する。基地局DUは、無線デバイスへ、RRCメッセージを送信し得る。基地局DUは、基地局CUから、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態からの無線デバイスの遷移に基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを受信し得る。基地局DUは、構成パラメータをリリース/削除してもよい。
【0278】
一実施例では、基地局DUは、基地局CUから、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータ及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージを含む少なくとも1つのメッセージを受信し得る。基地局DUは、無線デバイスへ、RRCメッセージを送信し得る。基地局DUは、構成パラメータに基づいて、無線デバイスでスモールデータ伝送を実行し得る。基地局DUは、少なくとも1つの記憶条件に基づいて、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリースすることを決定し得る。基地局DUは、基地局CUへ無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す第2の通知メッセージを送信し得る。基地局DUは、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータをリリース/削除し得る。
【0279】
一実施例では、少なくとも1つのメッセージは、スモールデータ伝送のための構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含み得る。少なくとも1つの記憶条件は、少なくとも1つのセル又は基地局DUのリソース状態閾値(例えば、トラフィック負荷の閾値、残りのリソース、占有リソース、占有ハードウェアリソース、無線リソースなど)、無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値、構成持続時間閾値、及び/又は同種のもののうちの少なくとも1つを含み得る。基地局DUは、少なくとも1つのセル又は基地局DUのリソースがリソース状態閾値以下であることに応答して(例えば、残りの/利用可能なリソースのために)、あるいは少なくとも1つのセル又は基地局DUがリソース状態閾値以上であることに応答して(例えば、占有/使用済のリソース及び/又はトラフィック負荷)(例えば、リソース状態閾値を満たすことに応答して)、構成パラメータをリリース/削除し得る。基地局DUは、非アクティブ持続時間閾値(例えば、又は非アクティブ持続時間よりも長い)に対して無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、構成パラメータをリリース/削除し得る。基地局DUは、構成持続時間閾値(例えば、基地局DUによって、基地局CUから構成パラメータを受信してから、構成持続時間閾値の持続時間後にリリースすること)のために構成パラメータを記憶することに応答して、構成パラメータをリリース/削除することができる。
【0280】
一実施例では、基地局CUは、基地局DUへ無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータ及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージを含む少なくとも1つのメッセージを送信し得る。基地局CUは、基地局DUから、無線デバイスのスモールデータ伝送のための構成パラメータのリリースを示す第2の通知メッセージを受信し得る。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11A
図11B
図12A
図12B
図13A
図13B
図13C
図14A
図14B
図15
図16A
図16B
図16C
図16D
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
【手続補正書】
【提出日】2023-07-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、前記方法は、基地局中央ユニット(CU)が、基地局分散ユニット(DU)へ、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信することを含み、前記送信することが、RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つから無線リソース制御(RRC)接続状態への前記無線デバイスの遷移に基づく、方法。
【請求項2】
前記通知が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUは、前記少なくとも1つのセルのまたは前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、または
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値
のうちの少なくとも1つに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備える基地局中央ユニット(CU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、請求項1または請求項2に記載の方法を前記基地局CUに実行させる、基地局中央ユニット(CU)。
【請求項4】
命令を備える非一時的なコンピュータ読取可能媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、請求項1または請求項2に記載の方法を前記1つ以上のプロセッサに実行させる、非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項5】
方法であって、前記方法は、基地局分散ユニット(DU)が、基地局中央ユニット(CU)から無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を受信することを含み、前記通知が、無線リソース制御(RRC)接続状態からRRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの前記無線デバイスの遷移に基づく、方法。
【請求項6】
前記構成パラメータをリリースすることを更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記基地局DUが、前記基地局CUからメッセージを受信することを更に含み、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態または前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージと
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記RRCメッセージを前記無線デバイスへ送信することを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、または
UEコンテキストリリースコマンド
のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項7または請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、または
基地局DU構成更新確認応答メッセージ
のうちの少なくとも1つを含む、請求項7~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態または前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含む、請求項7~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを含む基地局分散ユニット(DU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、請求項5~11のいずれか一項に記載の方法を前記基地局DUに実行させる、基地局分散ユニット(DU)。
【請求項13】
命令を備える非一時的なコンピュータ読取可能媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、請求項5~11のいずれか一項に記載の方法を前記1つ以上のプロセッサに実行させる、非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項14】
システムであって、前記システムは、
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備える基地局中央ユニット(CU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、
RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つから無線リソース制御(RRC)接続状態への前記無線デバイスの遷移を決定することと、
基地局分散ユニット(DU)へ、前記決定することに基づいて、前記無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信することであって、前記送信することが、RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つから無線リソース制御(RRC)接続状態への前記無線デバイスの遷移に基づく、ことと
を含む動作を前記基地局CUに実行させる、基地局中央ユニット(CU)と、
前記基地局DUであって、前記基地局DUが、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備え、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、
前記基地局CUから前記構成パラメータのリリースを示す前記通知を受信することと、
前記構成パラメータをリリースすることと
を含む動作を前記基地局DUに実行させる、前記基地局DUと
を備えるシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本開示では、様々な実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、及び/又は開示された技術がどのように環境及びシナリオで実践され得るかの実施例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替的な実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を基準して説明される。開示された例示的な実施形態からの制限、特徴、及び/又は要素が組み合わせられ、本開示の範囲内で更なる実施形態を作成し得る。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャは、示される以外の方式で利用され得るように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で再配列され、又は任意選択的にのみ使用され得る。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、基地局分散ユニット(DU)へ第1のメッセージを送信することであって、前記第1のメッセージが、
無線デバイスのスモールデータ伝送手順のための構成パラメータと、
前記無線デバイスが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージとを含む、送信することと、
ネットワークデバイスから、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態からRRC接続状態への前記無線デバイスの遷移を示す指標メッセージを受信することと、
前記基地局DUへ、前記指標メッセージに基づいて、前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを送信することと、を含む、方法。
(項目2)
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報であって、前記少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報が、
トランスポート層アドレス、又は
アップリンク一般パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネル識別子のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態における前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、あるいは
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記指標メッセージが、
第2の基地局からの検索コンテキスト要求、
コアネットワークデバイス若しくは前記第2の基地局のうちの少なくとも1つからのコンテキストリリース指標、
前記コアネットワークデバイス若しくは前記第2の基地局からのページング、又は
前記基地局DU若しくは第2の基地局DUのうちの1つ以上を介した前記無線デバイスからのRRC確立/再確立/再開要求のうちの少なくとも1つを含む、項目1又は2に記載の方法。
(項目4)
前記ネットワークデバイスが、
コアネットワークデバイスであって、
アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、
モビリティ管理機能(MME)、又は
セッション管理機能(SMF)のうちの少なくとも1つを含む、コアネットワークデバイス、
第2の基地局、
前記無線デバイス、
前記基地局DU、又は
第2の基地局DUのうちの少なくとも1つを備える、項目1~3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、基地局分散ユニット(DU)へ第1のメッセージを送信することであって、前記第1のメッセージが、
無線デバイスのスモールデータ伝送手順のための構成パラメータと、
前記無線デバイスが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージとを含む、送信することと、
前記基地局CUによって、無線リソース制御(RRC)接続状態から前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの前記無線デバイスの遷移を決定することと、
前記基地局DUへ、前記指標メッセージに基づいて、前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータのリリースを示す通知メッセージを送信することと、を含む、方法。
(項目6)
前記無線デバイスの前記遷移を前記決定することが、持続時間閾値に基づく、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記持続時間閾値が、
第1の持続時間中に前記無線デバイスから信号を受信しないこと、又は
前記基地局DUが第2の持続時間のための前記構成パラメータを記憶することのうちの少なくとも1つに関連付けられている、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記無線デバイスの前記遷移を前記決定することが、前記基地局DU又は前記基地局CUのうちの少なくとも1つの少なくとも1つのセルの利用可能なリソースがリソース状態閾値以下であることに基づく、項目5~7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報であって、前記少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報が、
トランスポート層アドレス、又は
アップリンク一般パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネル識別子のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態における前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、あるいは
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、項目5~8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、項目5~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つからRRC接続状態への無線デバイスの遷移を決定することと、
前記基地局CUによって、基地局分散ユニット(DU)へ、前記決定することに基づいて、前記無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信することと、を含む、方法。
(項目12)
前記基地局CUによって、前記基地局DUへメッセージを送信することを更に含み、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージと、を含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを更に含む、項目12又は13に記載の方法。
(項目15)
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含み、
前記指標フィールドに基づいて、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態に遷移した後、前記基地局DUは前記構成パラメータを記憶する、項目12~14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための1つ以上の記憶条件を更に含み、1つ以上の記憶条件が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUは、前記少なくとも1つのセルの又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、項目12~15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、項目12~16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられている、項目11~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子のうちの少なくとも1つを含む、項目11~18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記基地局DUが、前記無線デバイスの前記SDT手順を実施するために前記構成パラメータを使用し、前記SDT手順を実施することが、
前記基地局DUによって、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスから、
前記SDT手順のためのRRC要求メッセージ、又は
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのうちの少なくとも1つを受信すること、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ前記RRC要求メッセージを送信すること、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータを使用して前記アップリンクデータを処理すること、又は
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信することであって、前記処理されたアップリンクデータを前記送信することが、
前記処理されたデータを、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUユーザプレーンへ送信すること、若しくは
前記処理されたデータを、F1制御プレーンインターフェース上の少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CU制御プレーンへ送信することのうちの少なくとも1つを含む、送信することのうちの少なくとも1つを含む、項目11~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記無線デバイスの前記遷移を決定することが、前記基地局CUによってネットワークデバイスから受信された指標メッセージに基づく、項目11~20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記指標メッセージが、
第2の基地局からの検索コンテキスト要求、
コアネットワークデバイス若しくは前記第2の基地局のうちの少なくとも1つからのコンテキストリリース指標、
前記コアネットワークデバイス若しくは前記第2の基地局からのページング、又は
前記基地局DU若しくは第2の基地局DUのうちの1つ以上を介した前記無線デバイスからのRRC確立/再確立/再開要求のうちの少なくとも1つを含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記ネットワークデバイスが、
コアネットワークデバイスであって、
アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、
モビリティ管理機能(MME)、又は
セッション管理機能(SMF)のうちの少なくとも1つを含む、コアネットワークデバイス、
第2の基地局、
前記無線デバイス、
前記基地局DU、又は
第2の基地局DUのうちの少なくとも1つを備える、項目21又は22に記載の方法。
(項目24)
前記指標メッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つからの前記無線デバイスの遷移を示す、項目21~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記無線デバイスの前記遷移を決定することが、持続時間閾値に基づく、項目11~20のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記持続時間閾値が、
第1の持続時間中に前記無線デバイスから信号を受信しないこと、又は
前記基地局DUが第2の持続時間のための前記構成パラメータを記憶することのうちの少なくとも1つに関連付けられている、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態からの前記無線デバイスの前記遷移が、
前記RRC非アクティブ状態から、前記RRCアイドル状態又はRRC接続状態のうちの少なくとも1つへの遷移、又は
前記RRCアイドル状態から前記RRC接続状態への遷移のうちの少なくとも1つを含む、項目11~26のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記通知を前記送信することが、
前記無線デバイスが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つから遷移すること、
前記基地局DU又は前記基地局CUのうちの少なくとも1つの少なくとも1つのセルの利用可能なリソースが、リソース状態閾値以下であること、
非アクティブな持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないこと、又は
構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを用いて前記基地局DUを構成することのうちの少なくとも1つに基づく、項目11~27のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記通知を前記送信することが、前記無線デバイスが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つのための前記構成パラメータで構成されていることに基づく、項目11~28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記通知を前記送信することが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態にある前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータで構成された前記基地局DUに基づく、項目11~29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
前記通知が、
情報転送メッセージ、
ユーザ機器(UE)コンテキストリリースコマンド、又は
UEコンテキスト変更要求のうちの少なくとも1つを含む、項目11~31のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
前記通知が、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを含む、項目11~32のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記基地局DUが、前記通知メッセージに基づいて前記構成パラメータをリリースする、項目11~33のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
基地局が、前記基地局CU及び前記基地局DUを含む、項目11~34のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記少なくとも1つのベアラの少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報であって、前記少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報が、
トランスポート層アドレス、又は
アップリンク一般パケット無線サービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネル識別子のうちの少なくとも1つを含む、少なくとも1つのアップリンクユーザプレーントランスポート層情報、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態における前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、あるいは
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、項目11~35のいずれか一項に記載の方法。
(項目36)
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、基地局分散ユニット(DU)へ、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信すること、を含む、方法。
(項目37)
前記送信することが、無線リソース制御(RRC)接続状態へ、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つから、前記無線デバイスの遷移に基づく、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記通知が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUは、前記少なくとも1つのセルの又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つに基づく、項目36に記載の方法。
(項目39)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備える基地局中央ユニット(CU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局CUに項目1~38のいずれか一項に記載の方法を実行させる、基地局中央ユニット(CU)。
(項目40)
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、項目1~38のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目41)
方法であって、
基地局分散ユニット(DU)によって、基地局中央ユニット(CU)から無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を受信することであって、前記通知が、無線リソース制御(RRC)接続状態から、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの前記無線デバイスの遷移に基づく、受信すること、を含む、方法。
(項目42)
前記構成パラメータをリリースすることを更に含む、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記基地局DUによって、前記基地局CUから、メッセージを受信することを更に含み、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージと、を含む、項目41に記載の方法。
(項目44)
前記RRCメッセージを前記無線デバイスへ送信することを更に含む、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、項目43又は44に記載の方法。
(項目46)
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを含む、項目43~45のいずれか一項に記載の方法。
(項目47)
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含む、項目43~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記指標フィールドに基づいて、前記構成パラメータを記憶することを更に含む、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための1つ以上の記憶条件を更に含み、1つ以上の記憶条件が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUは、前記少なくとも1つのセルの又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、項目43~48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、項目43~49のいずれか一項に記載の方法。
(項目51)
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、項目41~50のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子のうちの少なくとも1つを含む、項目41~51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
前記基地局DUによって、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを更に含む、項目41~52のいずれか一項に記載の方法。
(項目54)
前記基地局DUによって、及び前記構成パラメータに基づいて、前記無線デバイスの前記SDT手順を実行することを更に含み、前記SDT手順を実行することが、
前記基地局DUによって、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスから、
前記SDT手順のためのRRC要求メッセージ、又は
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのうちの少なくとも1つを受信すること、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ前記RRC要求メッセージを送信すること、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータを使用して前記アップリンクデータを処理すること、又は
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信することであって、前記処理されたアップリンクデータを前記送信することが、
前記処理されたデータを、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUユーザプレーンへ送信すること、若しくは
前記処理されたデータを、F1制御プレーンインターフェースにわたって、少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CU制御プレーンへ送信することのうちの少なくとも1つを含む、送信することのうちの少なくとも1つを含む、項目41~53のいずれか一項に記載の方法。
(項目55)
前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態からの前記無線デバイスの前記遷移が、
前記RRC非アクティブ状態から、前記RRCアイドル状態又はRRC接続状態のうちの少なくとも1つへの遷移、又は
前記RRCアイドル状態から前記RRC接続状態への遷移のうちの少なくとも1つを含む、項目41~54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
前記通知が、
情報転送メッセージ、
ユーザ機器(UE)コンテキストリリースコマンド、又は
UEコンテキスト変更要求のうちの少なくとも1つを含む、項目41~55のいずれか一項に記載の方法。
(項目57)
前記通知が、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを含む、項目41~56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを含む基地局分散ユニット(DU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局DUに、項目41~57のいずれか一項に記載の方法を実行させる、基地局分散ユニット(DU)。
(項目59)
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、項目41~57のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目60)
システムであって、
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備える基地局中央ユニット(CU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局CUに、
無線リソース制御(RRC)接続状態から、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの無線デバイスの遷移を決定することと、
基地局分散ユニット(DU)へ、前記決定することに基づいて、前記無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を送信することと、を含む動作を実行させる、基地局と、
前記基地局DUであって、前記基地局DUが、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備え、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局DUに、
前記基地局CUから、前記構成パラメータのリリースを示す前記通知を受信することと、
前記構成パラメータをリリースすることと、を含む動作を実行させる、基地局DUと、を備えるシステム。
(項目61)
方法であって、
基地局分散ユニット(DU)によって、基地局中央ユニット(CU)から、少なくとも1つのメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つのメッセージが、
無線デバイスのスモールデータ伝送手順のための構成パラメータと、
前記無線デバイスが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移するためのRRCメッセージとを含む、受信することと、
前記基地局DUによって、前記無線デバイスへ、前記RRCメッセージを送信することと、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータに基づいて、前記無線デバイスで前記スモールデータ伝送手順を実行することと、
前記基地局DUによって、少なくとも1つの記憶状態に基づいて、前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータをリリースすることを決定することと、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順のための前記構成パラメータのリリースを示す第2の通知メッセージを送信することと、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータをリリースすることと、を含む、方法。
(項目62)
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための前記少なくとも1つの記憶条件を含む、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記少なくとも1つの記憶条件が、
少なくとも1つのセル又は前記基地局DUのリソース状態閾値であって、前記少なくとも1つのセル又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、項目61又は62に記載の方法。
(項目64)
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、項目61~63のいずれか一項に記載の方法。
(項目65)
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを更に含む、項目61~64のいずれか一項に記載の方法。
(項目66)
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含み、
前記指標フィールドに基づいて、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態に遷移した後、前記基地局DUは前記構成パラメータを記憶する、項目61~65のいずれか一項に記載の方法。
(項目67)
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、項目61~66のいずれか一項に記載の方法。
(項目68)
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、項目61~67のいずれか一項に記載の方法。
(項目69)
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子のうちの少なくとも1つを含む、項目61~68のいずれか一項に記載の方法。
(項目70)
前記基地局DUが、前記無線デバイスの前記SDT手順を実施するために前記構成パラメータを使用し、前記SDT手順を実施することが、
前記基地局DUによって、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスから、
前記SDT手順のためのRRC要求メッセージ、又は
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのうちの少なくとも1つを受信すること、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ前記RRC要求メッセージを送信すること、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータを使用して前記アップリンクデータを処理すること、又は
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信することであって、前記処理されたアップリンクデータを前記送信することが、
前記処理されたデータを、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUユーザプレーンへ送信すること、若しくは
前記処理されたデータを、F1制御プレーンインターフェース上の少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CU制御プレーンへ送信することのうちの少なくとも1つを含む、送信することのうちの少なくとも1つを含む、項目61~69のいずれか一項に記載の方法。
(項目71)
方法であって、
基地局分散ユニット(DU)によって、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順の構成パラメータをリリースすることを決定することと、
前記基地局DUによって、前記基地局中央ユニット(CU)へ、前記構成パラメータのリリースを示す通知を送信することと、を含む、方法。
(項目72)
前記構成パラメータをリリースすることを更に含む、項目71に記載の方法。
(項目73)
前記基地局DUによって、前記基地局CUから、メッセージを受信することを更に含み、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージと、を含む、項目71又は72に記載の方法。
(項目74)
前記基地局DUによって前記無線デバイスへ、前記RRCメッセージを送信することを更に含む、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含む、項目73又は74に記載の方法。
(項目76)
前記少なくとも1つの記憶条件が、
少なくとも1つのセル又は前記基地局DUのリソース状態閾値であって、前記少なくとも1つのセル又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、項目73~75のいずれか一項に記載の方法。
(項目77)
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、項目73~76のいずれか一項に記載の方法。
(項目78)
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを更に含む、項目73~77のいずれか一項に記載の方法。
(項目79)
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含み、
前記指標フィールドに基づいて、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態に遷移した後、前記基地局DUは前記構成パラメータを記憶する、項目73~78のいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、項目73~79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、項目71~80のいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子、のうちの少なくとも1つを含む、項目71~81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記基地局DUが、前記無線デバイスの前記SDT手順を実施するために前記構成パラメータを使用し、前記SDT手順を実施することが、
前記基地局DUによって、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスから、
前記SDT手順のためのRRC要求メッセージ、又は
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのうちの少なくとも1つを受信すること、
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ前記RRC要求メッセージを送信すること、
前記基地局DUによって、前記構成パラメータを使用して前記アップリンクデータを処理すること、又は
前記基地局DUによって、前記基地局CUへ、前記構成パラメータに基づいて、処理されたアップリンクデータを送信することであって、前記処理されたアップリンクデータを前記送信することが、
前記処理されたデータを、F1ユーザプレーンインターフェースを介して基地局CUユーザプレーンへ送信すること、若しくは
前記処理されたデータを、F1制御プレーンインターフェース上の少なくとも1つのF1メッセージを介して基地局CU制御プレーンへ送信することのうちの少なくとも1つを含む、送信することのうちの少なくとも1つを含む、項目71~82のいずれか一項に記載の方法。
(項目84)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを含む基地局分散ユニット(DU)であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局DUに、項目61~83のいずれか一項に記載の方法を実行させる、基地局分散ユニット(DU)。
(項目85)
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、項目61~83のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目86)
方法であって、
基地局中央ユニット(CU)によって、基地局分散ユニット(DU)から、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を受信すること、を含む、方法。
(項目87)
前記基地局CUによって、前記基地局DUへメッセージを送信することであって、前記メッセージが、
前記構成パラメータと、
前記無線デバイスが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移するためのRRCメッセージとを含む、項目86に記載の方法。
(項目88)
前記メッセージが、前記構成パラメータを記憶するための少なくとも1つの記憶条件を含む、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記少なくとも1つの記憶条件が、
少なくとも1つのセル又は前記基地局DUのリソース状態閾値であって、前記少なくとも1つのセル又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つを含む、項目87又は88に記載の方法。
(項目90)
前記メッセージが、
ユーザ機器(UE)コンテキスト構成要求、
UEコンテキスト設定要求、
UEコンテキスト変更要求、又は
UEコンテキストリリースコマンドのうちの少なくとも1つを更に含む、項目87~89のいずれか一項に記載の方法。
(項目91)
前記メッセージが、
基地局CU構成更新メッセージ、又は
基地局DU構成更新確認応答メッセージのうちの少なくとも1つを更に含む、項目87~90のいずれか一項に記載の方法。
(項目92)
前記メッセージは、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つに遷移した後、前記構成パラメータを記憶することを要求する指標フィールドを更に含み、
前記指標フィールドに基づいて、前記無線デバイスが前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態に遷移した後、前記基地局DUは前記構成パラメータを記憶する、項目87~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目93)
前記RRCメッセージが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つで使用するための、前記無線デバイスのための一時停止構成パラメータを含み、前記一時停止構成パラメータが、
前記無線デバイスの少なくとも1つのベアラのための無線リンク制御(RLC)層構成パラメータ、
前記RRC非アクティブ状態若しくは前記RRCアイドル状態のうちの少なくとも1つにある前記無線デバイスのための構成済みグラントリソースのためのパラメータ、
ランダムアクセスパラメータ、
物理層構成パラメータ、又は
メディアアクセス制御(MAC)層構成パラメータのうちの少なくとも1つを含む、項目87~92のいずれか一項に記載の方法。
(項目94)
前記構成パラメータが、前記基地局DUの1つ以上のセルと関連付けられる、項目86~93のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
前記構成パラメータが、
前記無線デバイスのユーザ機器識別子、
前記無線デバイスの前記スモールデータ伝送手順が構成される少なくとも1つのセルの少なくとも1つのセル識別子、又は
前記構成パラメータを示す構成識別子のうちの少なくとも1つを含む、項目86~94のいずれか一項に記載の方法。
(項目96)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリとを備える装置であって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記装置に項目91~97のいずれか一項に記載の方法を実行させる、装置。
(項目97)
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、項目91~98のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目98)
システムであって、
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備える基地局分散ユニット(DU)であって、前記命令が前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局DUが、
無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータをリリースすることを決定することと、
基地局中央ユニット(CU)へ、前記構成パラメータのリリースを示す通知を送信することと、を含む動作を実行する、基地局DUと、
前記基地局CUであって、前記基地局CUが、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリとを備え、前記命令が前記基地局CUによって実行されると、前記基地局CUが、
前記基地局DUから、前記無線デバイスの前記SDT手順のための構成パラメータのリリースを示す前記通知を受信することを含む動作を実行する、基地局CUと、を含む、システム。
(項目99)
方法であって、
基地局分散ユニット(DU)によって、基地局中央ユニット(CU)から、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)手順のための構成パラメータのリリースを示す通知を受信すること、を含む、方法。
(項目100)
前記通知が、無線リソース制御(RRC)接続状態から、RRC非アクティブ又はRRCアイドル状態のうちの少なくとも1つへの前記無線デバイスの遷移に基づく、項目99に記載の方法。
(項目101)
前記通知が、
前記基地局DUの少なくとも1つのセルのリソース状態閾値であって、前記基地局DUが、前記少なくとも1つのセルの又は前記基地局DUの利用可能なリソースが前記リソース状態閾値以下であることに応答して、前記構成パラメータをリリース/削除する、リソース状態閾値、
前記無線デバイスの非アクティブ持続時間閾値であって、前記非アクティブ持続時間閾値に対して前記無線デバイスから信号を受信しないことに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、非アクティブ持続時間閾値、又は
構成持続時間閾値であって、前記構成持続時間閾値のための前記構成パラメータを記憶することに応答して、前記基地局DUが前記構成パラメータをリリースする、構成持続時間閾値のうちの少なくとも1つに基づく、項目99に記載の方法。
【国際調査報告】