(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-23
(54)【発明の名称】非周期的サウンディング参照信号設定の拡張
(51)【国際特許分類】
H04W 72/231 20230101AFI20240116BHJP
H04W 72/1268 20230101ALI20240116BHJP
H04W 72/044 20230101ALI20240116BHJP
【FI】
H04W72/231
H04W72/1268
H04W72/044
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023542864
(86)(22)【出願日】2021-12-22
(85)【翻訳文提出日】2023-09-13
(86)【国際出願番号】 IB2021062205
(87)【国際公開番号】W WO2022153116
(87)【国際公開日】2022-07-21
(32)【優先日】2021-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】フレンヌ, マティアス
(72)【発明者】
【氏名】ヤコブソン, スヴェン
(72)【発明者】
【氏名】カリピディス, エレフテリオス
(72)【発明者】
【氏名】ニルソン, アンドレアス
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ13
(57)【要約】
特定の実施形態によれば、ネットワークノード(160)から、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を受信する(1102)ための、無線(110)による方法(1100)が提供される。少なくとも1つのSRSが、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて、ネットワークノードに送信される(1104)。
【選択図】
図24
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークノード(160)から、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を受信すること(1102)と、
前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに基づいて、前記ネットワークノードに少なくとも1つのSRSを送信すること(1104)と
を含む、無線デバイス(110)による方法(1100)。
【請求項2】
前記無線デバイスが、前記ASCのための前記複数のSRS設定を実現するように適合された、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のSRS設定がそれぞれ異なる数のSRSセットを有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
各SRSセットが少なくとも1つのSRSリソースを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ASCの前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに関して、SRSセットの数がASCスイッチの数に等しい、請求項1または4に記載の方法。
【請求項6】
前記無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、前記無線デバイスに、1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ、異なるスロットで送信され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各リソースの前記単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記無線デバイスが、ASC 2T4Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが2ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースがSRSポートの固有のペアを備え、
SRSポートの各固有のペアが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記無線デバイスが、ASC 1T2Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが1ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各SRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記無線デバイスが、ASC 1T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから6つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
6つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記6つのSRSリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記無線デバイスが、ASC 2T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから3つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
3つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記3つのSRSリソースがそれぞれ2つのSRSポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記無線デバイスが、ASC 1T8Rを備え、前記無線デバイスに、2つから8つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
8つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記8つのSRSリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記無線デバイスが、ASC 2T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つから4つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
4つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記4つのSRSリソースがそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記無線デバイスが、ASC 4T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つから2つの間の非周期的SRSリソースセットである複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
2つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記2つのSRSリソースがそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
無線デバイス(110)に、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を送信すること(1402)と、
前記無線デバイスから、前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに基づいて、少なくとも1つのSRSを受信すること(1404)と、
を含む、ネットワークノード(160)による方法(1400)。
【請求項15】
前記無線デバイスのアンテナ切り替え能力を示す情報、
少なくとも1つの専用スロットを示す情報、ならびに
前記ASCのためのスロット、シンボル、および/またはSRSリソースセットの数を最小限に抑えることと関連付けられたパラメータ
のうち少なくとも1つに基づいて、前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つを選択することをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ASCのための前記複数のSRS設定を実現するように前記無線デバイスを設定することをさらに含む、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記複数のSRS設定がそれぞれ異なる数のSRSセットを有する、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
各SRSセットが少なくとも1つのSRSリソースを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに関して、SRSセットの数がASCスイッチの数に等しい、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、前記無線デバイスに、1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ、異なるスロットで送信され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各リソースの前記単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記無線デバイスが、ASC 2T4Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが2ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースがSRSポートの固有のペアを備え、
SRSポートの各固有のペアが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、
請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記無線デバイスが、ASC 1T2Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが1ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各SRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記無線デバイスが、ASC 1T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから6つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
6つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記6つのSRSリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記無線デバイスが、ASC 2T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから3つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
3つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記3つのSRSリソースがそれぞれ2つのSRSポートと関連付けられる、
請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記無線デバイスが、ASC 1T8Rを備え、前記無線デバイスに、2つから8つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
8つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSセットの間で分割され、
前記8つのリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記無線デバイスが、ASC 2T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つから4つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
4つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記4つのSRSリソースがそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる、
請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記無線デバイスが、ASC 4T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
2つのSRSリソースが前記複数の非周期的リソースセットの間で分割され、
前記2つのSRSリソースがそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる、
請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
SRSリソースセットのSRSリソースの間で必要とされる保護期間に基づいて、前記複数のSRS設定のうち1つを選択するように前記無線デバイスを設定することをさらに含む、請求項14から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
ネットワークノード(160)から、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を受信し、
前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに基づいて、前記ネットワークノードに少なくとも1つのSRSを送信する
ように適合された、無線デバイス(110)。
【請求項30】
前記無線デバイスが、前記ASCのための前記複数のSRS設定を実現するように適合された、請求項29に記載の無線デバイス。
【請求項31】
前記複数のSRS設定がそれぞれ異なる数のSRSセットを有する、請求項29または30に記載の無線デバイス。
【請求項32】
各SRSセットが少なくとも1つのSRSリソースを含む、請求項31に記載の無線デバイス。
【請求項33】
前記ASCの前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに関して、SRSセットの数がASCスイッチの数に等しい、請求項29から32のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項34】
前記無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、前記無線デバイスに、1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ、異なるスロットで送信され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各リソースの前記単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項29から33のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項35】
前記無線デバイスが、ASC 2T4Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが2ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースがSRSポートの固有のペアを備え、
SRSポートの各固有のペアが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、
請求項29から33のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項36】
前記無線デバイスが、ASC 1T2Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが1ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各SRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項29から33のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項37】
前記無線デバイスが、ASC 1T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから6つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
6つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記6つのSRSリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項29から33のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項38】
前記無線デバイスが、ASC 2T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから3つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
3つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記3つのSRSリソースがそれぞれ2つのSRSポートと関連付けられる、
請求項29から33のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項39】
前記無線デバイスが、ASC 1T8Rを備え、前記無線デバイスに、2つから8つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
8つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記8つのSRSリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項29から33のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項40】
前記無線デバイスが、ASC 2T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つから4つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
4つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記4つのSRSリソースがそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる、
請求項29から33のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項41】
前記無線デバイスが、ASC 4T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つから2つの間の非周期的SRSリソースセットである複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
2つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記2つのSRSリソースがそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる、
請求項29から33のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項42】
無線デバイス(110)に、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を送信し、
前記無線デバイスから、前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに基づいて、少なくとも1つのSRSを受信する
ように適合された、ネットワークノード(160)。
【請求項43】
前記無線デバイスのアンテナ切り替え能力を示す情報、
少なくとも1つの専用スロットを示す情報、ならびに
前記ASCのためのスロット、シンボル、および/またはSRSリソースセットの数を最小限に抑えることと関連付けられたパラメータ
のうち少なくとも1つに基づいて、前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つを選択するようにさらに適合された、請求項42に記載のネットワークノード。
【請求項44】
前記ASCのための前記複数のSRS設定を実現するように前記無線デバイスを設定するようにさらに適合された、請求項42または43に記載のネットワークノード。
【請求項45】
前記複数のSRS設定がそれぞれ異なる数のSRSセットを有する、請求項42から44のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項46】
各SRSセットが少なくとも1つのSRSリソースを含む、請求項45に記載のネットワークノード。
【請求項47】
前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに関して、SRSセットの数がASCスイッチの数に等しい、請求項42から46のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項48】
前記無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、前記無線デバイスに、1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ、異なるスロットで送信され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各リソースの前記単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項49】
前記無線デバイスが、ASC 2T4Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが2ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースがSRSポートの固有のペアを備え、
SRSポートの各固有のペアが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、
請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項50】
前記無線デバイスが、ASC 1T2Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが1ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各SRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項51】
前記無線デバイスが、ASC 1T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから6つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
6つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記6つのSRSリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項52】
前記無線デバイスが、ASC 2T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから3つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
3つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記3つのSRSリソースがそれぞれ2つのSRSポートと関連付けられる、
請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項53】
前記無線デバイスが、ASC 1T8Rを備え、前記無線デバイスに、2つから8つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
8つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSセットの間で分割され、
前記8つのリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項54】
前記無線デバイスが、ASC 2T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つから4つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
4つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記4つのSRSリソースがそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる、
請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項55】
前記無線デバイスが、ASC 4T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
2つのSRSリソースが前記複数の非周期的リソースセットの間で分割され、
前記2つのSRSリソースがそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる、
請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項56】
SRSリソースセットのSRSリソースの間で必要とされる保護期間に基づいて、前記複数のSRS設定のうち1つを選択するように前記無線デバイスを設定するようにさらに適合された、請求項42から47のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、全体として、無線通信に関し、より詳細には、サウンディング参照信号(SRS)設定を拡張するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
サウンディング参照信号(SRS)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)システムのLong Term Evolution(LTE)および新無線(New Radio:NR)で、アップリンク(UL)におけるチャネルを推定するのに使用される。SRSに対する用途は、主に、適切な送信/受信ビームを導き出すため、または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信に対してリンク適合(即ち、ランク、変調符号化方式(MCS)、および多入力多出力(MIMO)プリコーダのセッティング)を実施するために、参照信号を提供してチャネル品質を評価するというものである。信号は、DLにおいて同様のビーム管理およびリンク適合機能を提供する、ダウンリンク(DL)チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)と同様に、機能単位である。SRSをCSI-RSの代わりに(またはCSI-RSと組み合わせて)使用して、(アップリンク-ダウンリンクチャネルの相反性を用いて)DLチャネル状態情報(CSI)を獲得して、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)リンク適合ができるようにすることができる。
【0003】
LTEおよびNRでは、SRSは無線リソース制御(RRC)を介して設定され、設定のいくつかの部分は、媒体アクセス制御(MAC)の制御エレメント(CE)シグナリングによって(レイテンシを低減するために)更新することができる。設定は、SRSリソース割り当て(物理マッピングおよび使用順)、ならびに時間(非周期的/半永続的/周期的)挙動を含む。非周期的SRS送信の場合、RRC設定は、ユーザ機器(UE)からのSRS送信は活性化しないが、代わりに動的活性化トリガが、DLの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のダウンリンク制御情報(DCI)を介してgNodeB(gNB)から送信されて、所定の時間にSRSを一度送信するようにUEに命令する。
【0004】
SRS設定
SRS設定は、SRSリソースセットにグループ分けされたSRSリソース設定に基づいて、SRS送信パターンを生成することを可能にする。各SRSリソースには、3GPP TS 38.331、バージョン16.1.0に開示されているRRCの抽象構文記法(ASN)コードが設定される。現在のRRC設定で時間-周波数グリッド上にSRSリソースを作成するため、各SRSリソースはしたがって以下に関して設定可能である。
● RRCパラメータtransmissionCombによって設定される、送信コム(即ち、n番目ごとのサブキャリアに対するマッピング(n=2またはn=4))。
○ 各SRSリソースに対して、RRCパラメータcombOffsetによって設定される、コムオフセットが指定される(即ち、n個のコムのうちどれを使用するか)。
○ RRCパラメータcyclicShiftによって設定される、SRSシーケンスを割り振られたコムに対してマッピングする、巡回シフトも指定される。巡回シフトは、コムにマッピングすることができるSRSリソースの数を増加させるが、使用される送信コムに応じて、使用できる巡回シフトの数には制限がある。
● 所与のスロット内におけるSRSリソースの時間領域位置は、RRCパラメータresourceMappingが設定される。
○ スロット内の最後の6つのシンボルのうち1つであるように制限される、SRSリソースの時間領域開始位置は、RRCパラメータstartPositionによって設定される。
○ SRSリソースに対する直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数(1、2、または4にセットすることができる)は、RRCパラメータnrofSymbolsによって設定される。
○ 反復因数(1、2、または4にセットすることができる)は、RRCパラメータrepetitionFactorによって設定される。このパラメータが1よりも大きい場合、同じ周波数リソースが複数のOFDMシンボルにわたって複数回使用され、より多くのエネルギーが受信機によって収集された際にカバレッジを改善するのに使用される。また、gNBが各反復に対して異なる受信ビームを精査することができる、ビーム管理機能に使用することができる。
● 所与の周波数領域サウンディング帯域幅、および所与のOFDMシンボルにおけるSRSリソースの位置(即ち、システム帯域幅のどの部分がSRSリソースによって占められるか)は、RRCパラメータfreqDomainPosition、freqDomainShit、およびfreqHoppingパラメータ(c-SRS、b-SRS、およびb-hop)が設定される。所与のOFDMシンボルにおいて可能な最小のサウンディング帯域幅は4つのリソースブロック(RB)である。
【0005】
図1は、スロット内の所与のOFDMシンボルにおいてSRSリソースの時間および周波数がどのように割り当てられるかが提供される、概略図を示している。c-SRSは、UEがサポートする最大送信帯域幅よりも狭域であり得る、最大サウンディング帯域幅を制御することに注目されたい。例えば、UEは40MHzの帯域幅にわたって送信する能力を有し得るが、c-SRSは5MHzに対応するより小さい値にセットされ、それにより、利用可能な送信電力を狭帯域送信に集中させて、SRSカバレッジを改善する。
【0006】
NRリリース16では、resourceMapping-r16と呼ばれる追加のRRCパラメータが導入された。resourceMapping-r16がシグナリングされた場合、UEはRRCパラメータresourceMappingを無視するものとする。resourceMapping-r16とresourceMappingとの違いは、SRSリソース(OFDMシンボルの数および反復因数が4に制限されたままである)が、RRCパラメータstartPosition-r16によって設定された、スロット内の14のOFDMシンボルのいずれかで開始できる点である。
図2は、resourceMapping-r16がシグナリングされる場合に、スロット内でSRSリソースの時間および周波数がどのように割り当てられるかの概略図を示している。
【0007】
RRCパラメータresourceTypeは、リソースが周期的、非周期的(DCIによってトリガされるsinge送信(singe transmission))、または半永続的(周期的と同じであるが、周期的送信の開始および停止が、RRCシグナリングの代わりにMAC CEシグナリングによって制御される)に送信されるかを設定する。RRCパラメータsequenceIdは、SRSシーケンスがどのように初期化されるかを指定し、RRCパラメータspatialRelationInfoは、別のSRS、同期信号ブロック(SSB)、またはCSI-RSのいずれかであることができる、参照信号(RS)に対するSRSビームの空間的関係を設定する。したがって、SRSが別のSRSに対して空間的関係を有する場合、このSRSは、示されるSRSと同じビーム(即ち、空間送信フィルタ)を用いて送信されるはずである。
【0008】
SRSリソースは、SRSリソースセットの一部として設定される。セット内で、以下のパラメータ(セット内のすべてのリソースに共通)がRRCにおいて設定される。
● 可能なリソースタイプ(非周期的、周期的、および半永続的)それぞれに対して、関連付けられたCSI-RSリソース(この設定は、コードブックベース以外のUL送信にのみ適用可能である)。非周期的SRSの場合、関連付けられたCSI-RSリソースはRRCパラメータcsi-RSによってセットされる。周期的および半永続的SRSの場合、関連付けられたCSI-RSリソースはRRCパラメータassociatedCSI-RSによってセットされる。リソースセット内のすべてのリソースが同じリソースタイプを共有していなければならないことに注目されたい。
● 非周期的リソースの場合、RRCパラメータslotOffsetによってスロットオフセットが設定され、スロット内で測定されるPDCCHトリガ受信からSRSリソースの送信までの遅延をセットする。
● RRCパラメータusageによって設定されるリソース処理は、リソース特性に対する制約および仮定をセットする(3GPP TS 38.214を参照)。
● SRS送信電力を決定するのに使用される、電力制御RRCパラメータalpha、p0、pathlossReferenceRS(パスロス推定に使用することができるダウンリンク参照信号(RS)を示す)、srs-PowerControlAdjustmentStates、およびpathlossReferenceRSList-r16(NRリリース16向け)。
【0009】
したがって、リソース割り当てに関して、SRSリソースセットは、処理、電力制御、非周期的送信タイミング、およびDLリソース関連付けを設定することが分かる。SRSリソース設定は、時間および周波数割り当て、各リソースの周期性およびオフセット、各リソースのシーケンスID、ならびに空間的関係情報を制御する。
【0010】
アンテナ部分に対するリソースマッピング
SRSリソースは、4つの異なる処理「beamManagement」、「codebook」、「nonCodebook」、または「antennaSwitching」を設定することができる。
【0011】
処理「beamManagement」が設定されたSRSリソースセット内のSRSリソースは、主に、6GHzを上回る周波数帯に対して(即ち、周波数範囲2(FR2))に対して適用可能であり、目的は、UEが広帯域(例えば、アナログ)ビームフォーミングアレイのための異なるUE送信ビームを評価するのを可能にすることである。UEは次に、広帯域ビームごとに1つのSRSリソースを送信し、gNBは、送信されたSRSリソースそれぞれに対して参照信号受信電力(RSRP)測定を実施し、このようにして好適なUE送信ビームを決定する。gNBは次に、異なるUL参照信号(RS)に対する空間的関係を更新することによって、どの送信ビームを使用するかをUEに通知することができる。UEが有する各アナログアレイ(パネル)に対して処理「beamManagement」を用いて、gNBがUEに1つのSRSリソースセットを設定することが予期される。
【0012】
処理「codebook」が設定されたSRSリソースセット内のSRSリソースは、異なるUEアンテナをサウンディングし、gNBに、PUSCH送信のための好適なプリコーダ、ランク、およびMCSを決定させるのに使用される。各SRSポートが各UEアンテナに対してどのようにマッピングされるかはUEの実施態様によるが、UEアンテナごとに1つのSRSポートが送信されることが予期され、即ち、SRSポート対アンテナポートのマッピングが単位行列となる。
【0013】
処理「nonCodebook」が設定されたSRSリソースセット内のSRSリソースは、UEによって自律的に決定される、異なる潜在的なプリコーダをサウンディングするのに使用される。UEは、相反性に基づいてプリコーダ候補のセットを決定し、候補プリコーダごとに1つのSRSリソースを送信し、gNBは次に、これらのSRSリソースのサブセットを示すことによって、UEがPUSCH送信のためにどのプリコーダを使用すべきかを選択することができる。示されたSRSごとに、したがって候補プリコーダごとに、1つのULレイヤが送信される。UEがSRSリソースをアンテナポートに対してどのようにマッピングするかは、UEの実施態様により、またチャネルの実現に応じて決まる。
【0014】
処理「antennaSwitching」が設定されたSRSリソースセット内のSRSリソースは、gNBが相反性を使用して好適なDLプリコーダを決定することができるように、ULのチャネルをサウンディングするのに使用される。UEが同じ数の送信チェーンおよび受信チェーンを有する場合、UEは、UEアンテナごとに1つのSRSポートを送信することが予期される。しかしながら、SRSポートからアンテナポートへのマッピングは、UEの決定により、gNBに対して透明である。
【0015】
SRSカバレッジ
SRSに対するULカバレッジは、NRに対するボトルネック、およびDLの相反性ベースの動作に対する制限要因として識別される。SRSのカバレッジを改善するいくつかの指標、例えば、SRSリソースの反復および/または周波数ホッピングが、NRで適合されてきた。
図3は、周波数ホッピングを使用するSRS送信の一例を示している。具体的には、
図3は、周波数帯の異なる部分が異なるOFDMシンボルにおいてサウンディングされることを示しており、SRSの電力スペクトル密度(PSD)が改善することを意味している。ここで、図示される周波数ホッピングパターンは、3GPP TS 38.211のセクション6.4に従ってセットされる。
【0016】
図4は、1つのSRSリソースが4つの連続するOFDMシンボルで送信され、それによってSRSの処理利得が増加する、反復を使用するSRS送信の一例を示している。
【0017】
SRS電力スケーリング
SRSは、NRにおいて独自のUL電力制御(PC)スキームを有し、そのスキームは、3GPP TS 38.213のセクション7.3で見出すことができ、また、SRS送信が実施されるスロット内の時間窓である、SRS送信機会の間、上記出力電力を2つ以上のSRSポートの間でUEがどのように分割すべきかを指定する。具体的には、UEは、SRSに対して設定されたアンテナにわたって送信電力を均等に分割する。
【0018】
SRSアンテナ切り替え
gNBがすべてのUEアンテナをサウンディングすることが望ましい(その場合、アンテナをサウンディングすることは、SRSをそのアンテナから送信することを意味し、それによってgNBが、上記UEアンテナとgNBのアンテナとの間のチャネルを推定できるようになる)が、UEに多くの送信ポートを具備するにはコストがかかるため、受信チェーンの数が送信チェーンの数よりも多いいくつかの異なるUEアーキテクチャに対して、SRSアンテナ切り替えがNRリリース15で導入された。UEがアンテナ切り替えをサポートしている場合、UE能力シグナリングを用いてそのことを報告する。
【0019】
図5は、リリース15およびリリース16で提供されたような、UEがサポートするアンテナ切り替え能力を開示する表を示している。具体的には、表の左列は、3GPP TS 38.306から取ったものであって、NRリリース15でUEから報告することができる、SRSアンテナ切り替え能力を列挙している。例えば、UEがUE能力シグナリングでt1r2と報告した場合、2つの受信アンテナ(即ち、2つの受信チェーン)を有するが、アンテナ切り替えのサポートにより、一度にそれらのアンテナのうち1つから送信する能力しかない(即ち、1つの送信チェーン)ことを意味する。この場合、単一の送信ポートを使用して、間でアンテナを切り替えることによって両方の受信ポートをサウンディングできるように、2つの単ポートのSRSリソースをUEに設定することができる。
【0020】
追加のUE能力が、NRリリース16でさらに導入された。その能力は、
図5の右列に概説され、処理「antennaSwitching」を用いてSRSリソースセットが設定されるようにUEをサポートするが、すべてのUEアンテナのサブセットのみがサウンディングされることを示す。例えば、UE能力t1r1-t1r2は、gNBが、1つの単ポートSRSリソース(アンテナ切り替え能力がないことと同じ)または2つの単ポートSRSリソース(上述の能力「1t2r」と同じ)を、SRSリソースセットごとに処理「antennaSwitching」によって設定できることを意味する。この場合、UEに単一のSRSリソース(アンテナ切り替えなし)が設定された場合、その2つのアンテナのうち1つのみをサウンディングするだけであり、それによってUEの消費電力が削減されるが、代わりに、gNBにおけるチャネル知識が低減される(gNBが、2つのUEアンテナのうち1つに基づいて、自身とUEとの間のチャネルを推定することしかできないため)。
【0021】
本開示全体を通して、
図5の表の各エントリはアンテナ切り替え設定(ASC)と呼ばれる。各ASCは、1つまたはいくつかの可能なSRS設定と関連付けられる(この場合、各SRS設定は一般的に、SRSリソースセットの数、SRSリソースセットごとのSRSリソースの数、SRSリソースごとのSRSポートの数などを含む)。したがって、UEがUE能力t1r1-t1r2をシグナリングする場合、UEに、ASC t1r1およびASC t1r2の両方が設定されることをサポートすることを意味する。
【0022】
時分割複信(TDD)では、DLとULとの間の切り替えに専用スロットが使用される。専用スロットは、14個のシンボル(DLシンボル、フレキシブルシンボル、およびULシンボルを設定することができる拡張サイクリックプレフィックス(CP)に12個)を有する。切り替えはフレキシブルシンボルで行われる。これら3つの領域それぞれのサイズは、例えば、TDDシステムの所望の範囲および他の外的要因に応じて、ネットワークオペレータ間で変動する。当該分野に存在する、1つのかかるTDD UL/DLスキームは、10個のDL OFDMシンボル、それに続く2つのTDD切り替え保護シンボル(この保護期間は上述のアンテナ切り替え保護とは異なる)OFDMシンボル、さらにそれに続く2つのUL OFDMシンボルを包含する。やはり当該分野に存在する、別のTDD UL/DLスキームは、3UL OFDMシンボルのみを有する。
【0023】
NRリリース16では、SRS送信は、能力srs-StartAnyOFDM-Symbol-r16がシグナリングされている場合を除いて、スロットの最後の6つのOFDMシンボルに制限され、それにより、resourceMapping-r16(上記を参照)でSRSリソースを設定することができ、SRS送信をスロット内のすべてのOFDMシンボルで行うことを意味する。
【0024】
NRリリース15および16では、アンテナ切り替えの間に必要な保護期間を含めて、4つすべてのUEアンテナを1つのスロット内で(即ち、1T4Rサウンディングには7つのシンボル(4つのSRSシンボル+3つの保護シンボル)が必要なので、最後の6つのOFDMシンボル内で)サウンディングすることはできないため、非周期的SRS送信に対して、1T4Rを含む処理「antennaSwitching」の使用によって設定されたUEには、(仕様に従って)異なるスロットオフセットを有する2つの非周期的SRSリソースセットが設定されなければならない。
【0025】
いくつかの問題が存在する。例えば、一般に、問題は、ほとんどの一般的なUE実施態様に対するSRSアンテナ切り替えは、当該分野における既存のネットワークのほとんどの一般的な専用スロット設定の一部では、専用スロットで使用することができないという点である。このため、オペレータは、SRS送信のためにULスロットからのシンボルを使用しなければならず、PUSCHのスペクトル効率が低減される。
【0026】
1T4Rを含む処理「antennaSwitching」で、スロットの14個すべてのOFDMシンボルにおいてSRSを送信できるとして、NRリリース17に導入された場合、異なるスロットオフセットを有する2つの非周期的SRSリソースセットによる限定がSRS設定の柔軟性を制限し、そのことが問題となる。
【0027】
場合によっては、専用スロットは2つまたは3つのみのULシンボルを有し、PUSCH送信に使用するのには効率的でないため、専用スロットではSRSのみを送信することが有利である。したがって、専用スロットをSRS送信に使用するのが好ましいことがある。
【0028】
しかしながら、ULシンボルが非常に少ない共通の専用スロット設定では、一部のUEアンテナ設定が仕様の制限によって不可能となる。例えば、2T4Rに対する処理「antennaSwitching」の非周期的SRSリソースセットは、2つの2ポートSRSリソースを含む単一のSRSリソースセットで、したがって単一のスロットオフセットでしか設定することができず、2ポートSRSリソースの両方を同じスロットで送信する必要があることを意味する。しかしながら、保護期間により、最低3つのOFDMシンボルが送信には必要であり、2つのUL OFDMシンボルしか利用可能でない専用スロットでは不可能である。
【0029】
NRリリース17では、規格が、最大6つの受信機(RX)および8つのRXチェーンと、最大4つの送信機(TX)チェーンとを備えたUEに対する、SRSアンテナ切り替えの仕様を含むようになる。しかしながら、仕様がサポートすべきどのSRS設定が、効率を最大にすることに関して、当該分野における既存の専用スロット設定に使用することができるかが問題である。
【発明の概要】
【0030】
本開示の特定の態様およびそれらの実施形態は、これらまたは他の課題に対する解決策を提供してもよい。例えば、特定の実施形態によれば、従来のUE能力(最大4つのRXを有するUE)および新しいUE能力(最大8つのRXを有するUE)の両方に対して、アンテナ切り替えに関してSRS設定の柔軟性を向上させる、方法およびシステムが提供される。
【0031】
特定の実施形態によれば、無線デバイスによる方法は、ネットワークノードから、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つの指示を受信することを含む。無線デバイスは、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて、ネットワークノードに少なくとも1つのSRSを送信する。
【0032】
特定の実施形態によれば、無線デバイスは、ネットワークノードから、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つの指示を受信するように適合される。無線デバイスは、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて、ネットワークノードに少なくとも1つのSRSを送信する。
【0033】
特定の実施形態によれば、ネットワークノードによる方法は、無線デバイスに、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つの指示を送信することを含む。ネットワークノードは、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて、無線デバイスから少なくとも1つのSRSを受信する。
【0034】
特定の実施形態によれば、ネットワークノードは、無線デバイスに、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つの指示を送信するように適合される。ネットワークノードは、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて、無線デバイスから少なくとも1つのSRSを受信するように適合される。
【0035】
特定の実施形態は、以下の技術的利点のうち1つまたは複数を提供してもよい。例えば、1つの技術的利点は、特定の実施形態が、SRSアンテナ切り替えのための専用スロットにおいて、UL OFDMシンボルを利用できるようにすることであってもよい。これは、設定されたULシンボルが非常に少ないオペレータに適用可能であってもよい。したがって、別の技術的利点は、特定の実施形態が、SRSのためにULスロットを使用するのを回避し、したがってPUSCHのスペクトル効率を増加させることであってもよい。さらなる例として、別の技術的利点は、特定の実施形態が、アンテナ切り替えのためにSRS設定をより柔軟にすることができ、SRSに使用することができるスロット内のすべてのODFMシンボルをより有効に利用できるようにすることであってもよい。
【0036】
他の利点は当業者にとって容易に明らかなものであり得る。特定の実施形態は、言及される利点のいずれも有しないこともあり、いくつかまたはすべてを有することもある。
【0037】
開示される実施形態ならびにそれらの特徴および利点のより完全な理解のため、次に、添付図面と併せて以下の記載が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】スロット内の所与のOFDMシンボルにおいてSRSリソースの時間および周波数がどのように割り当てられるかを示す概略図である。
【
図2】resourceMapping-r16がシグナリングされる場合に、スロット内でSRSリソースの時間および周波数がどのように割り当てられるかを示す概略図である。
【
図3】周波数ホッピングを使用するSRS送信の一例を示す図である。
【
図4】1つのSRSリソースが4つの連続するOFDMシンボルで送信される、反復を使用するSRS送信の一例を示す図である。
【
図5】リリース15およびリリース16で提供されたような、UEがサポートするアンテナ切り替え能力を開示する表である。
【
図6】特定の実施形態による、ASC 1T6RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定を示す図である。
【
図7】特定の実施形態による、ASC 2T6RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定を示す図である。
【
図8】特定の実施形態による、ASC 1T8RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定を示す図である。
【
図9】特定の実施形態による、ASC 2T8RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定を示す図である。
【
図10】特定の実施形態による、ASC 4T8RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定を示す図である。
【
図11】特定の実施形態による、ASC 4T6RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定を示す図である。
【
図12】特定の実施形態による、一例の無線ネットワークを示す図である。
【
図13】特定の実施形態による、一例のネットワークノードを示す図である。
【
図14】到底の実施形態による、一例の無線デバイスを示す図である。
【
図15】特定の実施形態による、一例のユーザ機器を示す図である。
【
図16】特定の実施形態による、いくつかの実施形態によって実現された機能が仮想化されてもよい仮想化環境を示す図である。
【
図17】特定の実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示す図である。
【
図18】特定の実施形態による、部分的無線接続を通じて基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す一般化されたブロック図である。
【
図19】一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示す図である。
【
図20】一実施形態による、通信システムにおいて実現される別の方法を示す図である。
【
図21】一実施形態による、通信システムにおいて実現される別の方法を示す図である。
【
図22】一実施形態による、通信システムにおいて実現される別の方法を示す図である。
【
図23】特定の実施形態による、無線デバイスによる一例の方法を示す図である。
【
図24】特定の実施形態による、無線デバイスによる別の一例の方法を示す図である。
【
図25】特定の実施形態による、一例の仮想装置を示す図である。
【
図26】特定の実施形態による、ネットワークノードによる一例の方法を示す図である。
【
図27】特定の実施形態による、ネットワークノードによる別の一例の方法を示す図である。
【
図28】特定の実施形態による、別の一例の仮想装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、本明細書で想到される実施形態のいくつかについて、添付図面を参照してさらに十分に記載する。しかしながら、他の実施形態が本明細書に開示する主題の範囲内に含まれ、開示する主題は、本明細書に記載する実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではなく、それよりもむしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。
【0040】
一般に、本明細書で使用するすべての用語は、異なる意味が明確に与えられている場合、および/または用語が使用される文脈によって示唆される場合を除いて、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。要素、装置、構成要素、手段、ステップなどに対するすべての参照は、別段の明示的な提示がない限り、当該要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例を指すものとオープンに解釈されるべきである。本明細書に開示するあらゆる方法のステップは、あるステップが別のステップの次もしくは前であるものとして明示的に記載されない限り、および/またはあるステップが別のステップの次もしくは前でなければならないことが暗示されていない限り、開示する正確な順序で実施される必要はない。本明細書に開示する実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切であれば、他の任意の実施形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点が、他の任意の実施形態に当てはまることがあり、逆もまた同様である。ここに含まれる実施形態の他の目的、特徴、および利点については、以下の記載から明らかとなるであろう。
【0041】
いくつかの実施形態では、「ネットワークノード」というより一般的な用語が、使用されることがあり、(直接または別のノードを介して)UEと、および/または別のネットワークノードと通信する、任意のタイプの無線ネットワークノードまたは任意のネットワークノードに対応することがある。ネットワークノードの例は、NodeB、マスタeNodeB(MeNB)、マスタセルグループ(MCG)または2次セルグループ(SCG)に属するネットワークノード、基地局(BS)、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR無線ノード、eNodeB(eNB)、gNodeB(gNB)、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、ドナーノード制御リレー、ベーストランシーバ基地局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、リモートラジオユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード、コアネットワークノード(例えば、モバイルスイッチングセンタ(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME)など)、運用保守(O&M:Operations & Maintenance)、運用サポートシステム(OSS)、自己最適化ネットワーク(SON)、測位ノード(例えば、エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ(E-SMLC))、ドライブテスト最小化(MDT)、テスト機器(物理ノードまたはソフトウェア)などである。
【0042】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器(UE)または無線デバイスという非限定的な用語が、使用されることがあり、セルラまたは移動体通信システムにおいてネットワークノードおよび/または別のUEと通信する、任意のタイプの無線デバイスを指すことがある。UEの例は、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、マシンタイプUEまたはマシンツーマシン(M2M)通信が可能なUE、携帯情報端末(PDA)、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ドングル、UEカテゴリM1、UEカテゴリM2、近傍サービスUE(ProSe UE)、V2V(Vehicle-to-Vehicle)UE、V2X(Vehicle-to-Anything)UEなどである。
【0043】
さらに、基地局/gNBおよびUEなどの用語は、非限定的とみなされるべきであり、両者間の特定の階層的関係を特に示唆しないものであって、一般に、「gNB」をデバイス1とみなすことができ、「UE」をデバイス2とみなすことができ、これら2つのデバイスは何らかの無線チャネルを通じて互いに通信する。また、以下では、送信機または受信機はgNBまたはUEのどちらかであり得る。
【0044】
NRの現在のリリースでは、所与のASC(例えば、2T4R)に対して、SRSセットの対応するSRS設定、およびこれらの各セット内のSRSリソースがある。本明細書に開示するように、所与のASCに対して(現在のNRにおける単一のものに加えて)追加のSRS設定ができるようにする、特定の実施形態が開示される。
【0045】
これらの追加の設定によって、任意の専用スロット設定(例えば、2つのULシンボルのみを有する)で、またはSRS送信のために6つを超えるOFDMシンボルを使用することができるスロットにおいて、当該ASCの使用を拡張することができる。ASCごとに複数のSRS設定がサポートされるが、所与のSRS設定に対して、1つのASCのみが当該SRS設定と関連付けられる。
【0046】
さらに、特定の実施形態は、新しいSRS設定を規定する1つまたは複数の規則を提供または利用してもよい。例えば、次の規則のうち1つまたは複数が利用されてもよい。
● 規則1:所与のASC、およびスロット内のSRSに利用可能ないくつかのULシンボル(resourceMapping-r16が設定されているか否かに応じて、スロット内の6つまたはすべてのOFDMシンボル)に対して、できるだけ少数のスロットを使用する、即ちSRSリソースセットの数を最小限に抑える、SRS設定が導入される。
○ 例えば、resourceMapping-r16が設定された事例に対して1T4Rアンテナ切り替えを行う場合、リソースごとのOFDMシンボルの数が最大2であれば、4つのリソースを有する1つのセットを使用する。(2×4+3ガード=11<14)。スロット内のすべてのOFDMシンボルを活用するため。
● 規則2;所与のASCに対して、スロット当たりできるだけ少数のシンボルを使用する。セット/スロットの数はスイッチの数に等しい。専用スロットを有効に使用するため。
【0047】
14個すべてのOFDMシンボルを使用できる事例でのUEアンテナ切り替え
特定の実施形態によれば、ASC 1T4Rを有するUEは、4つの単ポートSRSリソースを含む単一の非周期的SRSリソースセットを設定することができ、その場合、当該SRSリソーススロットの4つのSRSリソースはすべて同じスロット内にある。かかる機能をサポートする仕様言語の一例は、次のものを含む。
1T4Rに対して、ゼロ、1つ、または2つのSRSリソースセットが、SRS-ResourceSetセット内の上位レイヤパラメータresourceTypeで「非周期的」に設定され、計4つのSRSリソースが異なるシンボルで送信され、所与のセット内の各SRSリソースが単一のSRSポートから成り、各リソースのSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる。
【0048】
専用スロットの制限に対するUEアンテナ切り替え
特定の実施形態によれば、ASC 1T4RをサポートするUEには、4つのSRSリソースセットを設定することができ、各SRSリソースセットは1つの単ポートSRSリソースから成る。4つの異なるSRSリソースセットには、異なるスロットオフセットが設定されることが予期され、SRSリソースセットはすべて、同じ非周期的トリガ状態によってトリガされることが予期される。かかる機能をサポートする仕様言語の一例は、次のものを含む。
1T4Rに対して、4つのSRSリソースセットがそれぞれ、SRS-ResourceSetセット内の上位レイヤパラメータresourceTypeで「非周期的」に設定され、またSRSリソースセットごとに1つ、計4つのSRSリソースが設定され、所与のセット内の各SRSリソースが単一のSRSポートから成り、各リソースのSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる。UEは、同じ値の上位レイヤパラメータalpha、p0、pathlossReferenceRS、およびSRS-ResourceSetにおけるsrs-PowerControlAdjustmentStatesで、4つのセットが設定されると予期するものとする。UEは、上位レイヤパラメータaperiodicSRS-ResourceTriggerの値、または各SRS-ResourceSetにおけるAperiodicSRS-ResourceTriggerのエントリの値が同じであり、各SRS-ResourceSetの上位レイヤパラメータslotOffsetの値が異なると予期するものとする。
【0049】
代替実施形態では、ASC 2T4RをサポートするUEには、2つのSRSリソースセットを設定することができ、各SRSリソースセットは1つの2ポートSRSリソースから成る。2つの異なるSRSリソースセットには、異なるスロットオフセットが設定されることが予期され、SRSリソースセットはすべて、同じ非周期的トリガ状態によってトリガされることが予期される。かかる機能をサポートする仕様言語の一例は、次のものを含む。
2T4Rに対して、2つのSRSリソースセットがそれぞれ、SRS-ResourceSetセット内の上位レイヤパラメータresourceTypeで「非周期的」に設定され、またSRSリソースセットごとに1つ、計2つのSRSリソースが設定され、所与のセット内の各SRSリソースが2つのSRSポートから成り、第2のリソースのSRSポートペアが、第1のリソースのSRSポートペアとは異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる。UEは、同じ値の上位レイヤパラメータalpha、p0、pathlossReferenceRS、およびSRS-ResourceSetにおけるsrs-PowerControlAdjustmentStatesで、2つのセットが設定されると予期するものとする。UEは、上位レイヤパラメータaperiodicSRS-ResourceTriggerの値、または各SRS-ResourceSetにおけるAperiodicSRS-ResourceTriggerのエントリの値が同じであり、各SRS-ResourceSetの上位レイヤパラメータslotOffsetの値が異なると予期するものとする。
【0050】
この実施形態は、ASC 1T2Rをサポートするが、各SRSリソースが2つのSRSポートではなく1つのSRSポートから成るという違いがある、UEにも適用されてもよい。
【0051】
非周期的SRSのための新しいリソースタイプ
特定の実施形態によれば、例えば、resourceType-r17と呼ばれる新しい設定が、新しいパラメータoffset-apを含むSRS Config IEに導入される。resourceType-r17がシグナリングされた場合、offset-apは、SRSリソースセットのトリガポイントから測定された、SRSリソースの(スロット内の)オフセットを測定する。RRCの修正されたASNコードの一例(Mは、SRSリソースの最大スロットオフセット(例えば、31)である)を以下に提供する。
【0052】
代替実施形態では、offset-apの既定値(別段の指定がない限り)はゼロである。
【0053】
別の代替実施形態では、offset-apは、SRS送信に利用可能であるスロット内のオフセットを測定する。
【0054】
6RXおよび8RXのUE
図6は、特定の実施形態による、ASC 1T6RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定10を示している。中央の列は、SRSリソースセットごとのSRSリソースの数を示す。これらの設定の置換が可能であるが、提示を単純かつ簡潔にするため、表には追加していないことに留意されたい。例えば、[3,2,1]は[1,3,2]と同じであり得る。
【0055】
図7は、特定の実施形態による、ASC 2T6RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定20を示している。中央の列は、SRSリソースセットごとのSRSリソースの数を示す。これらの設定の置換が可能であるが、提示を単純かつ簡潔にするため、表には追加していないことに留意されたい。
【0056】
図8は、特定の実施形態による、ASC 1T8RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定30を示している。中央の列は、SRSリソースセットごとのSRSリソースの数を示す。これらの設定の置換が可能であるが、提示を単純かつ簡潔にするため、表には追加していないことに留意されたい。
【0057】
図9は、特定の実施形態による、ASC 2T8RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定40を示している。中央の列は、SRSリソースセットごとのSRSリソースの数を示す。これらの設定の置換が可能であるが、提示を単純かつ簡潔にするため、表には追加していないことに留意されたい。
【0058】
図10は、特定の実施形態による、ASC 4T8RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定50を示している。中央の列は、SRSリソースセットごとのSRSリソースの数を示す。これらの設定の置換が可能であるが、提示を単純かつ簡潔にするため、表には追加していないことに留意されたい。
【0059】
6RXおよび4TXのUE
図11は、特定の実施形態による、ASC 4T6RをサポートするUEのための非周期的SRSのいくつかの可能な設定60を示している。ASC 4T6Rは、RXの数がTXの数の整数倍ではないという意味で、上述のASCとは異なる。このASCをハンドリングするため、この実施形態の1つの代替例では、アンテナ切り替えのために設定された1つまたは複数のSRSリソースセットで使用されるSRSリソースごとのSRSポートの数は、SRSリソースにわたって変動することが可能にされる。この実施形態の1つの代替例では、SRSリソースごとのSRSポートの数は、アンテナ切り替えのために設定された1つまたは複数のSRSリソースセットで使用されるすべてのSRSリソースに対して一定であり、SRSリソースのSRSポートは、異なるUEポートと関連付けられる必要はない。中央の列は、SRSリソースセットごとのSRSリソースの数を示す。これらの設定の置換が可能であるが、提示を単純かつ簡潔にするため、表には追加していないことに留意されたい。
【0060】
本明細書に記載するすべての実施形態に関して、例えば、報告されたUE ASCに応じて、セット内のSRSリソース間において必要な保護期間の数に応じて、またはresourceMapping-r16が設定されるか否かに応じて、上述のアンテナ切り替え設定のサブセットのみがUEに対して有効であってもよい。例えば、1T6Rでは、SRSに使用することができるスロットごとのOFDMシンボルの数が6であり、処理「antennaSwitching」を有するSRSリソースセット内のSRSリソース間に必要な1シンボルの保護期間がある場合、SRSリソースの数が6、[4,2]、および[4,1,1]である
図6の設定は設定することができない。
【0061】
図12は、いくつかの実施形態による、無線ネットワークを示している。本明細書に記載する主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムで実現されてもよいが、本明細書に開示する実施形態は、
図12に示される無線ネットワーク例などの無線ネットワークに関連して記載される。単純にするため、
図12の無線ネットワークは、ネットワーク106、ネットワークノード160および160b、ならびに無線デバイス110のみを示す。実際には、無線ネットワークはさらに、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または他の任意のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な、任意の追加の要素を含んでもよい。図示される構成要素のうち、ネットワークノード160および無線デバイス110について、さらに詳しく説明する。無線ネットワークは、通信および他のタイプのサービスを、1つまたは複数の無線デバイスに提供して、無線デバイスが、無線ネットワークによって、または無線ネットワークを介して提供されるサービスにアクセスすること、および/またはサービスを使用することを容易にしてもよい。
【0062】
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラ、および/もしくは無線ネットワーク、または他の類似のタイプのシステムを備えてもよく、ならびに/あるいはそれらとインターフェース接続してもよい。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格または他のタイプのあらかじめ規定された規則もしくは手順に従って、動作するように設定されてもよい。それ故、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、および/または他の好適な2G、3G、4G、もしくは5G規格などの通信規格、IEEE 802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいはマイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、ブルートゥース、Z-Wave、および/またはZigBee規格などの他の任意の適切な無線通信規格を実現してもよい。
【0063】
ネットワーク106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にする他のネットワークを含んでもよい。
【0064】
ネットワークノード160および無線デバイス110は、さらに詳細に後述する様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供するなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線または無線どちらの接続を介するかにかかわらず、データおよび/もしくは信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加してもよい、他の任意の構成要素またはシステムを備えてもよい。
【0065】
図13は、特定の実施形態による、一例のネットワークノード160を示している。本明細書で使用するとき、ネットワークノードは、無線デバイスおよび/もしくは他のネットワークノードと直接もしくは間接的に通信することができる、通信するように設定された、通信するように配置された、および/または通信するように動作可能な機器、あるいは無線デバイスへの無線アクセスを可能にする、および/もしくは提供する、および/または無線ネットワークの他の機能(例えば、管理)を実施する、無線ネットワーク内の機器を指す。ネットワークノードの例としては、非限定的に、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、およびNR NodeB(gNB))が挙げられる。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または言い換えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリ分けされてもよく、それ故、フェムト基地局、ピコ基地局、ミクロ基地局、またはマクロ基地局とも呼ばれてもよい。基地局は、中継ノード、またはリレーを制御する中継ドナーノードであってもよい。ネットワークノードはまた、集中デジタルユニット、および/またはリモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがあるリモート無線ユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分を含んでもよい。かかるリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されてもよく、または統合されなくてもよい。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)のノードとも呼ばれることがある。ネットワークノードの他のさらなる例としては、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)もしくは基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、ベーストランシーバ基地局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(例えば、E-SMLC)、および/またはMDTが挙げられる。別の例として、ネットワークノードは、さらに詳細に後述するような仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般には、ネットワークノードは、無線デバイスが無線ネットワークにアクセスできるようにする、および/もしくは無線ネットワークへのアクセスを無線デバイスに提供する、または無線ネットワークにアクセスしている無線デバイスに何らかのサービスを提供することができる、そのように設定された、そのように配置された、ならびに/あるいはそのように動作可能な、任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表してもよい。
【0066】
図13では、ネットワークノード160は、処理回路170と、デバイス可読媒体180と、インターフェース190と、補助機器184と、電源186と、電力回路187と、アンテナ162とを含む。
図13の例示の無線ネットワークに示されるネットワークノード160は、ハードウェア構成要素の図示される組合せを含むデバイスを表してもよいが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを備えてもよい。ネットワークノードが、本明細書に開示するタスク、特徴、機能、および方法を実施するのに必要なハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることが理解されるべきである。さらに、ネットワークノード160の構成要素は、より大きいボックス内に位置する単独のボックスとして、または複数のボックス内に入れ子にされた単独のボックスとして示されるが、実際には、ネットワークノードは、単一の示される構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備えてもよい(例えば、デバイス可読媒体180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えてもよい)。
【0067】
同様に、ネットワークノード160は、複数の物理的に別個の構成要素(例えば、NodeB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられてもよく、それらの構成要素はそれぞれ、自身のそれぞれの構成要素を有してもよい。ネットワークノード160が複数の別個の構成要素(例えば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備える特定のシナリオでは、別個の構成要素の1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有されてもよい。例えば、単一のRNCが複数のNodeBを制御してもよい。かかるシナリオでは、一意のNodeBとRNCとの各ペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードとみなされてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定されてもよい。かかる実施形態では、いくつかの構成要素は複製されてもよく(例えば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体180)、いくつかの構成要素は再使用されてもよい(例えば、同じアンテナ162がRATによって共有されてもよい)。ネットワークノード160はまた、ネットワークノード160に統合された、例えば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術に関する様々な例示される構成要素の複数のセットを含んでもよい。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップセット、およびネットワークノード160内の他の構成要素に統合されてもよい。
【0068】
処理回路170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書に記載される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように設定される。処理回路170によって実施されるこれらの動作は、処理回路170によって取得された情報を、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、および/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理することと、上記処理の結果として決定を行うことと、を含んでもよい。
【0069】
処理回路170は、単独で、またはデバイス可読媒体180などの他のネットワークノード160構成要素と併せて、ネットワークノード160の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは他の任意の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうち1つもしくは複数の組合せ、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化された論理の組合せを備えてもよい。例えば、処理回路170は、デバイス可読媒体180に、または処理回路170内のメモリに格納された命令を実行してもよい。かかる機能は、本明細書で考察する様々な無線の特徴、機能、または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路170はシステムオンチップ(SOC)を含んでもよい。
【0070】
いくつかの実施形態では、処理回路170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路172、およびベースバンド処理回路174の1つまたは複数を含んでもよい。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路172およびベースバンド処理回路174は、別個のチップ(またはチップセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあってもよい。代替実施形態では、RFトランシーバ回路172およびベースバンド処理回路174の一部またはすべては、同じチップもしくはチップセット、ボード、またはユニット上にあってもよい。
【0071】
特定の実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、他のかかるネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書に記載される機能の一部またはすべては、デバイス可読媒体180に、または処理回路170内のメモリに格納された命令を実行する、処理回路170によって実施されてもよい。代替実施形態では、機能の一部またはすべては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路170によって提供されてもよい。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路170は、記載される機能を実施するように設定されてもよい。かかる機能によってもたらされる利益は、処理回路170単独またはネットワークノード160の他の構成要素に限定されず、ネットワークノード160全体によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
【0072】
デバイス可読媒体180は、非限定的に、永続ストレージ、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/または、処理回路170によって使用されてもよい情報、データ、および/もしくは命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含んでもよい。デバイス可読媒体180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション(論理、規則、コード、テーブルなどの1つまたは複数を含む)を含む、任意の好適な命令、データ、もしくは情報、および/または処理回路170によって実行することが可能であり、ネットワークノード160によって利用される、他の命令を格納してもよい。デバイス可読媒体180は、処理回路170によって行われた任意の計算、および/またはインターフェース190を介して受信された任意のデータを格納するのに使用されてもよい。いくつかの実施形態では、処理回路170およびデバイス可読媒体180は、統合されるものとみなされてもよい。
【0073】
インターフェース190は、ネットワークノード160、ネットワーク106、および/または無線デバイス110の間の、シグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信で使用される。図示されるように、インターフェース190は、例えば、有線接続を通じてネットワーク106との間でデータを送受信する、ポート/端子194を備える。インターフェース190はまた、アンテナ162に結合されるか、または特定の実施形態ではアンテナ162の一部であってもよい、無線フロントエンド回路192を含む。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198と増幅器196とを備える。無線フロントエンド回路192は、アンテナ162および処理回路170に接続されてもよい。無線フロントエンド回路は、アンテナ162と処理回路170との間で通信される信号を調整するように設定されてもよい。無線フロントエンド回路192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたは無線デバイスに送出されることになるデジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路192は、デジタルデータを、フィルタ198および/または増幅器196の組合せを使用して、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換してもよい。無線信号は次に、アンテナ162を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ162は無線信号を収集してもよく、無線信号は次に、無線フロントエンド回路192によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは処理回路170に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。
【0074】
特定の代替実施形態では、ネットワークノード160は別個の無線フロントエンド回路192を含まなくてもよく、代わりに、処理回路170は、無線フロントエンド回路を備えてもよく、別個の無線フロントエンド回路192なしでアンテナ162に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路172のすべてまたは一部が、インターフェース190の一部とみなされてもよい。さらに他の実施形態では、インターフェース190は、無線ユニット(図示なし)の一部として、1つもしくは複数のポートまたは端末194と、無線フロントエンド回路192と、RFトランシーバ回路172とを含んでもよく、インターフェース190は、デジタルユニット(図示なし)の一部である、ベースバンド処理回路174と通信してもよい。
【0075】
アンテナ162は、無線信号を伝送および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよい。アンテナ162は、無線フロントエンド回路192に結合されてもよく、データおよび/または信号を無線で送信および受信することができる、任意のタイプのアンテナであってもよい。いくつかの実施形態では、アンテナ162は、例えば2GHzから66GHzの無線信号を送信/受信するように動作可能な、1つまたは複数の全指向性アンテナ、セクタアンテナ、またはパネルアンテナを含んでもよい。全指向性アンテナは、任意の方向で無線信号を送信/受信するのに使用されてもよく、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するのに使用されてもよく、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するのに使用される見通し線アンテナであってもよい。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用はMIMOと呼ばれることがある。特定の実施形態では、アンテナ162は、ネットワークノード160とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード160に接続可能であってもよい。
【0076】
アンテナ162、インターフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の受信動作および/または特定の取得動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナ162、インターフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の送信動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器に送信されてもよい。
【0077】
電力回路187は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合されてもよく、本明細書に記載する機能を実施するための電力を、ネットワークノード160の構成要素に供給するように設定される。電力回路187は電源186から電力を受信してもよい。電源186および/または電力回路187は、それぞれの構成要素に好適な形態で(例えば、各構成要素それぞれに必要とされる電圧および電流レベルで)、ネットワークノード160の様々な構成要素に電力を提供するように設定されてもよい。電源186は、電力回路187および/もしくはネットワークノード160に含まれるか、またはその外部にあるかのどちらかであってもよい。例えば、ネットワークノード160は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して、外部電源(例えば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、それにより、外部電源は電力回路187に電力を供給する。さらなる例として、電源186は、電力回路187に接続された、または統合された、バッテリまたはバッテリパックの形態の電力源を備えてもよい。バッテリは、外部電源が故障した場合に予備電力を提供してもよい。太陽電池デバイスなど、他のタイプの電源も使用されてもよい。
【0078】
ネットワークノード160の代替実施形態は、本明細書に記載する機能、および/または本明細書に記載する主題をサポートするために必要な任意の機能のいずれかを含む、ネットワークノードの機能の特定の態様を提供することを担ってもよい、
図13に示される構成要素以外の追加の構成要素を含んでもよい。例えば、ネットワークノード160は、ネットワークノード160への情報の入力を可能にし、またネットワークノード160からの情報の出力を可能にする、ユーザインターフェース機器を含んでもよい。これにより、ユーザが、ネットワークノード160の診断、保守、修復、および他の管理機能を実施することを可能にしてもよい。
【0079】
図14は、一例の無線デバイス110を示している。特定の実施形態による。本明細書で使用するとき、無線デバイスは、ネットワークノードおよび/もしくは他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そのように設定された、構成された、ならびに/または動作可能なデバイスを指す。別段の指定がない限り、無線デバイスという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換可能に使用されてもよい。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することを伴ってもよい。いくつかの実施形態では、無線デバイスは、直接の人間の対話なしに情報を送信および/または受信するように設定されてもよい。例えば、無線デバイスは、内部もしくは外部イベントによってトリガされると、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。無線デバイスの例としては、スマートフォン、携帯電話、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループフォン、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーム機もしくはデバイス、音楽記憶デバイス、再生装置、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)、車両搭載無線端末デバイスなどが挙げられるが、それらに限定されない。無線デバイスは、例えば、サイドリンク通信、V2V(vehicle-to-vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2X(vehicle-to-everything)のための3GPP規格を実現することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートしてもよく、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。さらなる別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)のシナリオでは、無線デバイスは、モニタリングおよび/または測定を実施し、かかるモニタリングおよび/または測定の結果を別の無線デバイスおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表してもよい。無線デバイスは、この場合、3GPPの文脈ではMTCデバイスと呼ばれることがある、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよい。1つの特定の例として、無線デバイスは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実現するUEであってもよい。かかるマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、または家庭用もしくは個人用電気器具(例えば、冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(例えば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、無線デバイスは、自身の動作状況または自身の動作と関連付けられた他の機能をモニタリングおよび/または報告することができる、車両または他の機器を表してもよい。上述したような無線デバイスは、無線接続のエンドポイントを表してもよく、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上述したような無線デバイスは移動体であってもよく、その場合、モバイルデバイスまたはモバイル端末とも呼ばれることがある。
【0080】
図示されるように、無線デバイス110は、アンテナ111と、インターフェース114と、処理回路120と、デバイス可読媒体130と、ユーザインターフェース機器132と、補助機器134と、電源136と、電力回路137とを含む。無線デバイス110は、例えば、数例を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはブルートゥース無線技術など、無線デバイス110によってサポートされる異なる無線技術のための、図示される構成要素のうち1つまたは複数の構成要素の複数のセットを含んでもよい。これらの無線技術は、無線デバイス110内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップセットに統合されてもよい。
【0081】
アンテナ111は、無線信号を伝送および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよく、インターフェース114に接続される。特定の代替実施形態では、アンテナ111は、無線デバイス110とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通して無線デバイス110に接続可能であってもよい。アンテナ111、インターフェース114、および/または処理回路120は、無線デバイスによって実施されるものとして本明細書に記載される、任意の受信または送信動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号が、ネットワークノードおよび/または別の無線デバイスから受信されてもよい。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ111は、インターフェースとみなされてもよい。
【0082】
図示されるように、インターフェース114は、無線フロントエンド回路112とアンテナ111とを備える。無線フロントエンド回路112は、1つまたは複数のフィルタ118と増幅器116とを備える。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111および処理回路120に接続され、アンテナ111と処理回路120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111に結合されるかまたはアンテナ111の一部であってもよい。いくつかの実施形態では、無線デバイス110は、別個の無線フロントエンド回路112を含まなくてもよく、それよりもむしろ、処理回路120が、無線フロントエンド回路を備えてもよく、アンテナ111に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122の一部またはすべてがインターフェース114の一部とみなされてもよい。無線フロントエンド回路112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたは無線デバイスに送出されることになる、デジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路112は、デジタルデータを、フィルタ118および/または増幅器116の組合せを使用して、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換してもよい。無線信号は次に、アンテナ111を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ111は無線信号を収集してもよく、無線信号は次に、無線フロントエンド回路112によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは処理回路120に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。
【0083】
処理回路120は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他の任意の好適なコンピューティングデバイスのうち1つもしくは複数の組合せ、資源、または、単独でもしくはデバイス可読媒体130などの他の無線デバイス110構成要素と併せて、無線デバイス110の機能を提供するように動作可能な、ハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化された論理の組合せを含んでもよい。かかる機能は、本明細書で考察する様々な無線の特徴または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。例えば、処理回路120は、デバイス可読媒体130に、または処理回路120内のメモリに格納された命令を実行して、本明細書に開示する機能を提供してもよい。
【0084】
図示されるように、処理回路120は、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126のうち1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。特定の実施形態では、無線デバイス110の処理回路120はSOCを備えてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。代替実施形態では、ベースバンド処理回路124およびアプリケーション処理回路126の一部またはすべてが、組み合わされて1つのチップまたはチップセットにされてもよく、RFトランシーバ回路122は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。さらなる代替実施形態では、RFトランシーバ回路122およびベースバンド処理回路124の一部またはすべてが、同じチップまたはチップセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路126は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。さらなる他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126の一部またはすべてが、同じチップまたはチップセット内で組み合わされてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122はインターフェース114の一部であってもよい。RFトランシーバ回路122は、処理回路120のためにRF信号を調整してもよい。
【0085】
特定の実施形態では、無線デバイスによって実施されるものとして本明細書に記載される機能の一部またはすべては、特定の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体であってもよい、デバイス可読媒体130に格納された命令を実行する処理回路120によって提供されてもよい。代替実施形態では、機能の一部またはすべては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路120によって提供されてもよい。これら特定の実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かに関わらず、処理回路120は、記載した機能を実施するように設定することができる。かかる機能によってもたらされる利益は、処理回路120単独または無線デバイス110の他の構成要素に限定されず、無線デバイス110全体によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
【0086】
処理回路120は、無線デバイスによって実施されるものとして本明細書に記載される任意の決定動作、計算動作、または類似の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように設定されてもよい。処理回路120によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路120によって取得された情報を、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報を無線デバイス110によって格納された情報と比較すること、および/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理することと、上記処理の結果として決定を行うことと、を含んでもよい。
【0087】
デバイス可読媒体130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション(論理、規則、コード、テーブルなどの1つまたは複数を含む)、および/または処理回路120によって実行することが可能である他の命令を格納するように動作可能であってもよい。デバイス可読媒体130は、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読出し専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または、処理回路120によって使用されてもよい情報、データ、および/もしくは命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性、非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路120およびデバイス可読媒体130は、統合されるものとみなされてもよい。
【0088】
ユーザインターフェース機器132は、人間のユーザが無線デバイス110と対話することを可能にする構成要素を提供してもよい。かかる対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであってもよい。ユーザインターフェース機器132は、ユーザへの出力を生み出すように、およびユーザが入力を無線デバイス110に提供することを可能にするように動作可能であってもよい。対話のタイプは、無線デバイス110にインストールされたユーザインターフェース機器132のタイプに応じて異なってもよい。例えば、無線デバイス110がスマートフォンの場合、対話はタッチスクリーンを介するものであってもよく、無線デバイス110がスマートメータの場合、対話は、使用量(例えば、使用されたガロン数)を提供する画面、または(例えば、煙が検出された場合に)警報音を提供するスピーカを介するものであってもよい。ユーザインターフェース機器132は、入力インターフェース、デバイス、および回路、ならびに出力インターフェース、デバイス、および回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器132は、無線デバイス110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路120に接続されて、処理回路120が入力情報を処理することを可能にする。ユーザインターフェース機器132は、例えば、マイクロフォン、近接もしくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器132はまた、無線デバイス110からの情報の出力を可能にするように、また処理回路120が無線デバイス110から情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器132は、例えば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器132の1つまたは複数の入出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、無線デバイス110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信してもよく、それらが本明細書に記載の機能から利益を得ることを可能にしてもよい。
【0089】
補助機器134は、無線デバイスによって一般に実施されないことがある、より具体的な機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行う専用センサ、有線通信などの追加のタイプの通信用のインターフェースなどを含んでもよい。補助機器134の構成要素を含むことおよびそのタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて異なってもよい。
【0090】
電源136は、いくつかの実施形態では、バッテリまたはバッテリパックの形態であってもよい。外部電源(例えば、電気コンセント)、光起電力デバイス、または電池など、他のタイプの電源も使用されてもよい。無線デバイス110はさらに、本明細書に記載されるかまたは示される任意の機能を実施するのに電源136からの電力を必要とする、無線デバイス110の様々な部分に電源136から電力を送達するための電力回路137を備えてもよい。電力回路137は、特定の実施形態では、電力管理回路を備えてもよい。電力回路137は、加えてまたは代わりに、外部電源から電力を受信するように動作可能であってもよく、その場合、無線デバイス110は、入力回路または電力ケーブルなどのインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であってもよい。電力回路137はまた、特定の実施形態では、外部電源から電源136に電力を送達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源136の充電のためであってもよい。電力回路137は、任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を電源136からの電力に対して実施して、電力を、電力が供給される先の無線デバイス110のそれぞれの構成要素に好適なものにすることができる。
【0091】
図15は、本明細書に記載する様々な態様による、UEの一実施形態を示している。本明細書で使用するとき、ユーザ機器またはUEは、関連するデバイスを所有し、かつ/または動作させる人間のユーザという意味でのユーザを必ずしも有さないことがある。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる操作が意図されるデバイスであるが、特定の人間のユーザと関連付けられないことがあるか、または特定の人間のユーザと最初は関連付けられないことがあるデバイス(例えば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表してもよい。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる操作は意図されないが、ユーザと関連付けられるか、またはユーザの利益のために操作されてもよい、デバイス(例えば、スマート電力計)を表してもよい。UE 200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであってもよい。UE 200は、
図13に示されるように、3GPPのGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表された1つまたは複数の通信規格による通信向けに設定された無線デバイスの一例である。上述したように、無線デバイスおよびUEという用語は互換可能に使用されてもよい。したがって、
図15はUEであるが、本明細書で考察する構成要素は無線デバイスに等しく適用可能であり、逆もまた同様である。
【0092】
図15では、UE 200は、入出力インターフェース205、無線周波数(RF)インターフェース209、ネットワーク接続インターフェース211、メモリ215(ランダムアクセスメモリ(RAM)217、読出し専用メモリ(ROM)219、記憶媒体221などを含む)、通信サブシステム231、電源233、および/もしくは他の任意の構成要素、または上記の任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路201を含む。記憶媒体221は、オペレーティングシステム223と、アプリケーションプログラム225と、データ227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体221は他の同様のタイプの情報を含んでもよい。特定のUEは、
図15に示される構成要素のすべて、または構成要素のサブセットのみを利用してもよい。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに異なってもよい。さらに、特定のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでもよい。
【0093】
図15では、処理回路201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定されてもよい。処理回路201は、(例えば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどの形の)1つもしくは複数のハードウェア実装状態マシンなど、マシン可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納されたマシン命令を実行するように動作する任意の逐次状態マシン、適切なファームウェアを伴うプログラマブル論理、適切なソフトウェアを伴う、マイクロプロセッサもしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つもしくは複数のプログラム内蔵汎用プロセッサ、または上記の任意の組合せを実装するように設定されてもよい。例えば、処理回路201は2つの中央処理装置(CPU)を含んでもよい。データは、コンピュータが使用するのに適した形態の情報であってもよい。
【0094】
図示される実施形態では、入出力インターフェース205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。UE 200は、入出力インターフェース205を介して出力デバイスを使用するように設定されてもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用してもよい。例えば、UE 200への入力およびUE 200からの出力を提供するのに、USBポートが使用されてもよい。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、または上記の任意の組合せであってもよい。UE 200は、入出力インターフェース205を介して入力デバイスを使用して、ユーザがUE 200に情報をキャプチャするのを可能にするように設定されてもよい。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含んでもよい。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を感知する容量性または抵抗性タッチセンサを含んでもよい。センサは、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、または上記の任意の組合せであってもよい。例えば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサであってもよい。
【0095】
図15では、RFインターフェース209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。ネットワーク接続インターフェース211は、通信インターフェースをネットワーク243aに提供するように設定されてもよい。ネットワーク243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、または上記の任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク243aはWi-Fiネットワークを含んでもよい。ネットワーク接続インターフェース211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、通信ネットワークを通じて1つまたは複数の他のデバイスと通信するのに使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定されてもよい。ネットワーク接続インターフェース211は、通信ネットワークリンク(例えば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実現してもよい。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェア、またはファームウェアを共有してもよく、あるいは別個に実現されてもよい。
【0096】
RAM 217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令を格納またはキャッシングするため、バス202を介して処理回路201にインターフェース接続するように設定されてもよい。ROM 219は、コンピュータ命令またはデータを処理回路201に提供するように設定されてもよい。例えば、ROM 219は、不揮発性メモリに格納される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能に関する不変低レベルシステムコードまたはデータを格納するように設定されてもよい。記憶媒体221は、RAM、ROM、プログラマブル読出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光学ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどの、メモリを含むように設定されてもよい。一例では、記憶媒体221は、オペレーティングシステム223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェット、もしくはガジェットエンジン、または別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム225と、データファイル227とを含むように設定されてもよい。記憶媒体221は、UE 200による使用のため、多種多様の様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちいずれかを格納してもよい。
【0097】
記憶媒体221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光学ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光学ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光学ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールもしくはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなど、多数の物理ドライブユニットを含むように設定されてもよい。記憶媒体221は、UE 200が、一時的もしくは非一時的メモリ媒体に格納された、コンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能にしてもよい。通信システムを利用する製造品などの製造品は、デバイス可読媒体を含んでもよい記憶媒体221において、有形的に具体化されてもよい。
【0098】
図15では、処理回路201は、通信サブシステム231を使用してネットワーク243bと通信するように設定されてもよい。ネットワーク243aおよびネットワーク243bは、同じ1つもしくは複数のネットワーク、または異なる1つもしくは複数のネットワークであってもよい。通信サブシステム231は、ネットワーク243bと通信するのに使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定されてもよい。例えば、通信サブシステム231は、IEEE 802.2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するのに使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定されてもよい。各トランシーバは、RANリンクに適した送信機機能または受信機機能(例えば、周波数割り当てなど)をそれぞれ実現するため、送信機233および/または受信機235を含んでもよい。さらに、各トランシーバの送信機233および受信機235は、回路構成要素、ソフトウェア、またはファームウェアを共有してもよく、あるいは別個に実現されてもよい。
【0099】
図示される実施形態では、通信サブシステム231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するのに全地球測位システム(GPS)を使用するなどのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、または上記の任意の組合せを含んでもよい。例えば、通信サブシステム231は、セルラ通信、Wi-Fi通信、Bluetooth通信、およびGPS通信を含んでもよい。ネットワーク243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、または上記の任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであってもよい。電源213は、UE 200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定されてもよい。
【0100】
本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、UE 200の構成要素のうち1つで実現されるか、またはUE 200の複数の構成要素にわたって分割されてもよい。さらに、本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せで実現されてもよい。一例では、通信サブシステム231は、本明細書に記載する構成要素のいずれかを含むように設定されてもよい。さらに、処理回路201は、バス202を通じてかかる構成要素のいずれかと通信するように設定されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかは、処理回路201によって実行されると、本明細書に記載する対応する機能を実施する、メモリに格納されたプログラム命令によって表されてもよい。別の例では、かかる構成要素のうちいずれかの機能は、処理回路201と通信サブシステム231との間で分割されてもよい。別の例では、かかる構成要素のうちいずれかの非計算集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよく、計算集約的機能はハードウェアで実現されてもよい。
【0101】
図16は、いくつかの実施形態によって実現される機能が仮想化されてもよい、仮想化環境300を示す概略ブロック図である。本文脈では、仮想化とは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含んでもよい、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用されるとき、仮想化は、ノード(例えば、仮想化基地局または仮想化無線アクセスノード)に、またはデバイス(例えば、UE、無線デバイス、もしくは他の任意のタイプの通信デバイス)もしくはその構成要素に適用可能であり、(例えば、1つまたは複数のネットワークにおける1つまたは複数の物理的な処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン、またはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として機能の少なくとも一部分が実現される、実施態様に関連する。
【0102】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する機能の一部またはすべては、ハードウェアノード330のうち1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境300において実現される、1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実現されてもよい。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(例えば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化されてもよい。
【0103】
機能は、本明細書に開示する実施形態のうちいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちいくつかを実現するように動作する、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション320によって実現されてもよい。アプリケーション320は、処理回路360およびメモリ390を含むハードウェア330を提供する、仮想化環境300において稼働される。メモリ390は、処理回路360によって実行可能な命令395を含み、それによってアプリケーション320が、本明細書に開示する特徴、利益、および/または機能のうち1つまたは複数を提供するように動作する。
【0104】
仮想化環境300は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、またはデジタルもしくはアナログのハードウェア構成要素もしくは専用プロセッサを含む他の任意のタイプの処理回路であってもよい、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路360を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス330を備える。各ハードウェアデバイスは、処理回路360によって実行される命令395またはソフトウェアを一時的に格納するための非永続メモリであってもよい、メモリ390-1を備えてもよい。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインターフェース380を含む、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)370を備えてもよい。各ハードウェアデバイスはまた、処理回路360によって実行可能なソフトウェア395および/または命令が格納された、非一時的、永続的、マシン可読記憶媒体390-2を含んでもよい。ソフトウェア395は、1つまたは複数の仮想化レイヤ350(ハイパーバイザとも呼ばれる)をインスタンス化するソフトウェア、仮想マシン340を実行するソフトウェア、ならびにソフトウェアが本明細書に記載するいくつかの実施形態に関連して記載する機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含んでもよい。
【0105】
仮想マシン340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ350またはハイパーバイザによって稼働されてもよい。仮想アプライアンス320の事例の異なる実施形態が、仮想マシン340の1つまたは複数で実現されてもよく、実現は異なるやり方で行われてもよい。
【0106】
動作中、処理回路360は、ソフトウェア395を実行して、場合によっては仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ350をインスタンス化する。仮想化レイヤ350は、仮想マシン340に対してネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示してもよい。
【0107】
図16に示されるように、ハードウェア330は、一般的なまたは特定の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードであってもよい。ハードウェア330は、アンテナ3225を備えてもよく、仮想化を介していくつかの機能を実現してもよい。あるいは、ハードウェア330は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)3100を介して管理される、(例えば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)などにおける)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であってもよい。
【0108】
ハードウェアの仮想化は、文脈によっては、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタに配置することができる業界標準の大容量サーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域、ならびに顧客構内機器上に集約するのに使用されてもよい。
【0109】
NFVの文脈では、仮想マシン340は、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのようにしてプログラムを稼働する、物理マシンのソフトウェア実施態様であってもよい。各仮想マシン340、および当該仮想マシンを実行するハードウェア330の部分は、当該仮想マシン専用のハードウェア、および/または当該仮想マシンが他の仮想マシン340と共有するハードウェアである場合、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
【0110】
さらにNFVの文脈では、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ330の上の1つまたは複数の仮想マシン340で稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担い、
図16のアプリケーション320に対応する。
【0111】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の送信機3220と1つまたは複数の受信機3210とをそれぞれ含む、1つまたは複数の無線ユニット3200は、1つまたは複数のアンテナ3225に結合されてもよい。無線ユニット3200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介して、ハードウェアノード330と直接通信してもよく、無線アクセスノードまたは基地局など、仮想ノードに無線能力を提供するのに、仮想構成要素と組み合わせて使用されてもよい。
【0112】
いくつかの実施形態では、一部のシグナリングは、代替的にハードウェアノード330と無線ユニット3200との間の通信に使用されてもよい、制御システム3230の使用の影響を受ける場合がある。
【0113】
図17は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示している。
【0114】
図17を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク411と、コアネットワーク414とを備える、3GPPタイプのセルラネットワークなどの通信ネットワーク410を含む。アクセスネットワーク411は、対応するカバレッジエリア413a、413b、413cをそれぞれ規定する、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局412a、412b、412cを備える。各基地局412a、412b、412cは、有線接続または無線接続415を通じてコアネットワーク414に接続可能である。カバレッジエリア413c内に位置する第1のUE 491は、対応する基地局412cに無線で接続するか、または対応する基地局412cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア413a内の第2のUE 492は、対応する基地局412aに無線で接続可能である。この例では、複数のUE 491、492が示されるが、開示される実施形態は、単一のUEがカバレッジエリア内に存在する状況、または単一のUEが対応する基地局412に接続している状況に等しく適用可能である。
【0115】
通信ネットワーク410自体はホストコンピュータ430に接続され、ホストコンピュータ430は、独立型サーバ、クラウド実装型サーバ、分散型サーバのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアに、またはサーバファームにおける処理リソースとして具体化されてもよい。ホストコンピュータ430は、サービスプロバイダの所有下にあるかもしくは制御下にあってもよく、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダに代わって運用されてもよい。通信ネットワーク410とホストコンピュータ430との間の接続421および422は、コアネットワーク414からホストコンピュータ430に直接的に延びてもよく、または任意選択の中間ネットワーク420を介して延びてもよい。中間ネットワーク420は、公衆ネットワーク、プライベートネットワーク、またはホスト型ネットワークのうち1つ、または2つ以上の組合せであってもよく、中間ネットワーク420が存在する場合、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよく、特に、中間ネットワーク420は2つ以上のサブネットワーク(図示なし)を備えてもよい。
【0116】
図17の通信システムは全体として、接続されたUE 491、492とホストコンピュータ430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT:over-the-top)接続450として説明されてもよい。ホストコンピュータ430および接続されたUE 491、492は、アクセスネットワーク411、コアネットワーク414、任意の中間ネットワーク420、および中間体としての可能なさらなるインフラストラクチャ(図示なし)を使用して、OTT接続450を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続450は、OTT接続450が通る関与する通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味で、透明であってもよい。例えば、基地局412は、ホストコンピュータ430に由来するデータが接続されたUE 491に転送される(例えば、ハンドオーバーされる)、入来するダウンリンク通信の過去のルーティングについて知らされないか、または知らされる必要がなくてもよい。同様に、基地局412は、UE 491から生じてホストコンピュータ430に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要がない。
【0117】
図18は、いくつかの実施形態による、部分的無線接続を通じて基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示している。
【0118】
以下、ここまでの段落で考察されたUE、基地局、およびホストコンピュータの一実施形態による例示的な実施態様について、
図18を参照して記載する。通信システム500では、ホストコンピュータ510は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップし維持するように設定された、通信インターフェース516を含むハードウェア515を備える。ホストコンピュータ510はさらに、ストレージおよび/または処理能力を有してもよい処理回路518を備える。特に、処理回路518は、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または上記の組合せ(図示なし)を備えてもよい。ホストコンピュータ510はさらに、ホストコンピュータ510に格納されるか、またはホストコンピュータ510によってアクセス可能であり、処理回路518によって実行可能な、ソフトウェア511を備える。ソフトウェア511はホストアプリケーション512を含む。ホストアプリケーション512は、UE 530およびホストコンピュータ510で終端するOTT接続550を介して接続する、UE 530などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際、ホストアプリケーション512は、OTT接続550を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。
【0119】
通信システム500はさらに、通信システム内に提供されるとともに、ホストコンピュータ510およびUE 530と通信できるようにするハードウェア525を備える、基地局520を含む。ハードウェア525は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップし維持するための通信インターフェース526、ならびに基地局520によってサーブされるカバレッジエリア(
図18には図示なし)内に位置するUE 530との少なくとも無線接続570をセットアップし維持するための無線インターフェース527を含んでもよい。通信インターフェース526は、ホストコンピュータ510に対する接続560を容易にするように設定されてもよい。接続560は、直接であってもよく、あるいは通信システムのコアネットワーク(
図18には図示なし)を通ってもよく、ならびに/または通信システム外の1つもしくは複数の中間ネットワークを通ってもよい。図示される実施形態では、基地局520のハードウェア525はさらに、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または上記の組合せ(図示なし)を備えてもよい、処理回路528を含む。基地局520はさらに、内部に格納された、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア521を含む。
【0120】
通信システム500はさらに、既に言及したUE 530を含む。UE 530のハードウェア535は、UE 530が現在位置するカバレッジエリアにサーブしている基地局との無線接続570をセットアップし維持するように設定された、無線インターフェース537を含んでもよい。UE 530のハードウェア535はさらに、処理回路538を含み、処理回路538は、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または上記の組合せ(図示なし)を備えてもよい。UE 530はさらに、UE 530に格納されるか、またはUE 530によってアクセス可能であり、処理回路538によって実行可能な、ソフトウェア531を備える。ソフトウェア531はクライアントアプリケーション532を含む。クライアントアプリケーション532は、ホストコンピュータ510のサポートを伴って、UE 530を介して人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ510では、実行中のホストアプリケーション512は、UE 530およびホストコンピュータ510で終端するOTT接続550を介して実行中のクライアントアプリケーション532と通信してもよい。ユーザにサービスを提供する際、クライアントアプリケーション532は、ホストアプリケーション512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続550は、要求データおよびユーザデータの両方を転送してもよい。クライアントアプリケーション532は、提供するユーザデータを生成するのにユーザと対話してもよい。
【0121】
図18に示されるホストコンピュータ510、基地局520、およびUE 530はそれぞれ、
図17のホストコンピュータ430、基地局412a、412b、412cのうち1つ、およびUE 491、492のうち1つと同様または同一であってもよいことに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部作業は
図18に示されるようなものであってもよく、またそれとは別に、周囲のネットワークトポロジーは
図17のものであってもよい。
【0122】
図18では、OTT接続550は、基地局520を介したホストコンピュータ510とUE 530との間の通信を例示するため、任意の仲介デバイスと仲介デバイスを介したメッセージの正確なルーティングとについて明示的に言及することなく、抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャはルーティングを決定してもよく、ネットワークインフラストラクチャは、UE 530から、もしくはホストコンピュータ510を運用するサービスプロバイダから、または両方からルーティングを隠すように設定されてもよい。OTT接続550が有効である間に、ネットワークインフラストラクチャはさらに判断を行ってもよく、判断によって、ネットワークインフラストラクチャは(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する。
【0123】
UE 530と基地局520との間の無線接続570は、本開示の全体を通して記載する実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうち1つまたは複数は、無線接続570が最後のセグメントを形成するOTT接続550を使用してUE 530に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、データレート、レイテンシ、および/または電力消費を改善し、それにより、ユーザ待ち時間の低減、ファイルサイズに対する制限の緩和、応答性の向上、および/またはバッテリ寿命の延長などの利益を提供してもよい。
【0124】
1つまたは複数の実施形態が改善するデータ転送速度、レイテンシ、および他の要因を監視する目的で、測定手順が提供されてもよい。さらに、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ510とUE 530との間のOTT接続550を再設定する、任意選択のネットワーク機能が存在してもよい。OTT接続550を再設定するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ510のソフトウェア511およびハードウェア515で、もしくはUE 530のソフトウェア531およびハードウェア535で、またはそれらの両方で実現されてもよい。実施形態では、OTT接続550が通過する通信デバイスに、またはその通信デバイスと関連付けられて、センサ(図示なし)が配備されてもよく、センサは、上記に例証した監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア511、531が監視された量を算出もしくは推定する基にしてもよい他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与してもよい。OTT接続550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含んでもよく、再設定は基地局520に影響を及ぼす必要はなく、また基地局520に知られていないかまたは知覚不能であってもよい。かかる手順および機能は、当技術分野で知られており、また実践されていてもよい。特定の実施形態では、測定は、スループット、伝播時間、レイテンシなど、ホストコンピュータ510の測定を容易にする、独自のUEシグナリングを伴ってもよい。ソフトウェア511および531が、伝播時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続550を使用して、特に空の、または「ダミー」メッセージといったメッセージを送信させるという点において、測定がソフトウェア511および531で実現されてもよい。
【0125】
図19は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図17および
図18を参照して記載されたものであってもよい、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を単純にするため、
図19に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ610で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ610の(任意選択であってもよい)サブステップ611で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ620において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始する。(任意選択であってもよい)ステップ630で、基地局は、本開示の全体を通して記載される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において伝達されたユーザデータをUEに送信する。(やはり任意選択であってもよい)ステップ640で、UEは、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
【0126】
図20は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図17および
図18を参照して記載されたものであってもよい、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を単純にするため、
図20に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ710で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意選択のサブステップ(図示なし)で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ720で、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始する。送信は、本開示の全体を通して記載される実施形態の教示に従って、基地局を介して通ってもよい。(任意選択であってもよい)ステップ730で、UEは送信において伝達されたユーザデータを受信する。
【0127】
図21は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図17および
図18を参照して記載されたものであってもよい、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を単純にするため、
図21に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。(任意選択であってもよい)ステップ810で、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。加えてまたは代わりに、ステップ820で、UEはユーザデータを供給する。ステップ820の(任意選択であってもよい)サブステップ821で、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ810の(任意選択であってもよい)サブステップ811で、UEは、ホストコンピュータによって提供される受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信したユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の手法にかかわらず、UEは、(任意選択であってもよい)サブステップ830で、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。方法のステップ840で、ホストコンピュータは、本開示の全体を通して記載される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0128】
図22は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図17および
図18を参照して記載されたものであってもよい、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を単純にするため、
図22に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。(任意選択であってもよい)ステップ910で、本開示の全体を通して記載される実施形態の教示に従って、基地局がUEからユーザデータを受信する。(任意選択であってもよい)ステップ920で、基地局は、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。(任意選択であってもよい)ステップ930で、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において伝達されたユーザデータを受信する。
【0129】
図23は、特定の実施形態による、無線デバイス110による方法1000を示している。ステップ1002で、無線デバイスは、ネットワークノードから、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定を受信する。ステップ1004で、無線デバイスは、ネットワークノードに、ASCのためのSRS設定の1つに基づいてSRSを送信する。
【0130】
図24は、特定の実施形態による、無線デバイス110による別の方法1100を示している。方法はステップ1102で始まり、無線デバイス110が、ネットワークノード160から、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つの指示を受信する。ステップ1104で、無線デバイス110は、ネットワークノード160に、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて、少なくとも1つのSRSを送信する。
【0131】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASCのための複数のSRS設定を実現するように適合される。
【0132】
特定の実施形態では、複数のSRS設定はそれぞれ異なる数のSRSセットを有する。
【0133】
さらなる特定の実施形態では、各SRSセットは少なくとも1つのSRSリソースを含む。
【0134】
特定の実施形態では、ASCの複数のSRS設定のうち特定の1つに関して、SRSセットの数はASCスイッチの数に等しい。
【0135】
特定の実施形態では、無線デバイスは、ASC 1T4Rを備え、無線デバイスに、1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットが設定される。1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットはそれぞれ、異なるスロットで送信される。1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースは、単一のSRSポートを備え、各リソースの単一のSRSポートは異なるUEアンテナポートと関連付けられる。
【0136】
特定の実施形態では、無線デバイスは、ASC 2T4Rを備え、無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定される。2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つは、2ポートSRSリソースを備える。各SRSリソースはSRSポートの固有のペアを備え、SRSポートの各固有のペアは異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる。
【0137】
特定の実施形態では、無線デバイスは、ASC 1T2Rを備え、無線デバイスに、2の非周期的SRSリソースセットが設定される。2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つは、1ポートSRSリソースを備える。各SRSリソースは単一のSRSポートを備え、各SRSポートは異なるUEアンテナポートと関連付けられる。
【0138】
特定の実施形態では、無線デバイスは、ASC 1T6Rを備え、無線デバイスに、1つから6つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定される。6つのSRSリソースは複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、6つのSRSリソースはそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる。
【0139】
特定の実施形態では、無線デバイスは、ASC 2T6Rを備え、無線デバイスに、1つから3つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定される。3つのSRSリソースは複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、3つのSRSリソースはそれぞれ2つのSRSポートと関連付けられる。
【0140】
特定の実施形態では、無線デバイスは、ASC 1T8Rを備え、無線デバイスに、2つから8つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定される。8つのSRSリソースは複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、8つのSRSリソースはそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる。
【0141】
特定の実施形態では、無線デバイスは、ASC 2T8Rを備え、無線デバイスに、1つから4つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定される。4つのSRSリソースは複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、4つのSRSリソースはそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる。
【0142】
特定の実施形態では、無線デバイスは、ASC 4T8Rを備え、無線デバイスに、1つから2つの間の非周期的SRSリソースセットである複数の非周期的SRSリソースセットが設定される。2つのSRSリソースは複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、2つのSRSリソースはそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる。
【0143】
様々な特定の実施形態では、
図23および
図24の方法は、加えてまたは代わりに、後述するグループAおよびグループCの例示的な実施形態、ならびに/または本明細書に記載する他の任意の実施形態の、ステップまたは特徴のうち1つまたは複数を含んでもよい。
【0144】
図25は、無線ネットワーク(例えば、
図12に示される無線ネットワーク)における仮想装置1200の概略ブロック図を示している。装置は、無線デバイスまたはネットワークノード(例えば、
図12に示される無線デバイス110またはネットワークノード160)に実装されてもよい。装置1200は、
図23および
図24を参照して記載した例示の方法、ならびに場合によっては、本明細書に開示する他の任意のプロセスまたは方法を実施するように動作可能である。また、
図23および
図24の方法は、必ずしも装置1200のみによって実施されるとは限らないことが理解されるべきである。方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施することができる。
【0145】
仮想装置1200は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい、処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい、他のデジタルハードウェアを備えてもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書に記載する技術の1つまたは複数を実施するための命令を含む。いくつかの実施態様では、処理回路は、受信モジュール1210、送信モジュール1220、および装置1200の他の任意の好適なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるのに使用されてもよい。
【0146】
特定の実施形態によれば、受信モジュール1210は、装置1200の受信機能のうち特定のものを実施してもよい。例えば、受信モジュール1210は、ネットワークノードから、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定を受信してもよい。別の例として、受信モジュール1210は、ネットワークノード160から、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つの指示を受信してもよい。
【0147】
特定の実施形態によれば、送信モジュール1220は、装置1200の送信機能のうち特定のものを実施してもよい。例えば、送信モジュール1220は、ネットワークノードに、ASCのためのSRS設定のうち1つに基づいてSRSを送信してもよい。別の例として、送信モジュール1220は、ネットワークノード160に、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて少なくとも1つのSRSを送信してもよい。
【0148】
任意に、特定の実施形態では、仮想装置は加えて、後述するグループAおよびグループCの例示的な実施形態、ならびに/または本明細書に記載する他の任意の実施形態の、ステップのいずれかを実施するかまたは特徴のいずれかを提供する、1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。
【0149】
本明細書で使用するとき、モジュールまたはユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有してもよく、例えば、本明細書に記載されるものなど、それぞれのタスク、手順、算出、出力、および/または表示機能を実施するための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または離散的デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含んでもよい。
【0150】
図26は、特定の実施形態による、ネットワークノード160による方法1300を示している。ステップ1302で、ネットワークノードは、無線デバイスに、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定を送信する。ステップ1304で、ネットワークノードは、無線デバイスから、ASCのためのSRS設定に基づいてSRSを受信する。
【0151】
図27は、特定の実施形態による、ネットワークノード160による別の一例の方法1400を示している。方法はステップ1402で始まり、ネットワークノード160が、無線デバイス110に、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つの指示を送信する。ステップ1404で、ネットワークノード160は、無線デバイス110から、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて、少なくとも1つのSRSを受信する。
【0152】
特定の実施形態では、ネットワークノード160は、無線デバイスのアンテナ切り替え能力を示す情報、少なくとも1つの専用スロットを示す情報、ならびにASCのためのスロット、シンボル、および/またはSRSリソースセットの数を最小限に抑えることと関連付けられたパラメータのうち少なくとも1つに基づいて、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つを選択する。
【0153】
特定の実施形態では、ネットワークノード160は、ASCのための複数のSRS設定を実現するように、無線デバイス110を設定する。
【0154】
特定の実施形態では、複数のSRS設定はそれぞれ異なる数のSRSセットを有する。
【0155】
さらなる特定の実施形態では、各SRSセットは少なくとも1つのSRSリソースを含む。
【0156】
特定の実施形態では、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに関して、SRSセットの数はASCスイッチの数に等しい。
【0157】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASC 1T4Rを備え、1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットで設定される。1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットはそれぞれ、異なるスロットで送信される。1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースは、単一のSRSポートを備え、各リソースの単一のSRSポートは異なるUEアンテナポートと関連付けられる。
【0158】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASC 2T4Rを備え、2つの非周期的SRSリソースセットで設定される。2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つは、2ポートSRSリソースを備える。各SRSリソースはSRSポートの固有のペアを備え、SRSポートの各固有のペアは異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる。
【0159】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASC 1T2Rを備え、2の非周期的SRSリソースセットで設定される。2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つは、1ポートSRSリソースを備える。各SRSリソースは単一のSRSポートを備え、各SRSポートは異なるUEアンテナポートと関連付けられる。
【0160】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASC 1T6Rを備え、1つから6つの間の複数の非周期的SRSリソースセットで設定される。6つのSRSリソースは複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、6つのSRSリソースはそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる。
【0161】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASC 2T6Rを備え、1つから3つの間の複数の非周期的SRSリソースセットで設定される。3つのSRSリソースは複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、3つのSRSリソースはそれぞれ2つのSRSポートと関連付けられる。
【0162】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASC 1T8Rを備え、2つから8つの間の複数の非周期的SRSリソースセットで設定される。8つのSRSリソースは複数の非周期的SRSセットの間で分割され、8つのリソースはそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる。
【0163】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASC 2T8Rを備え、1つから4つの間の複数の非周期的SRSリソースセットで設定される。4つのSRSリソースは複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、4つの非周期的SRSリソースはそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる。
【0164】
特定の実施形態では、無線デバイス110は、ASC 4T8Rを備え、1つの間の複数の非周期的SRSリソースセットで設定される。2つのSRSリソースは複数の非周期的リソースセットの間で分割され、2つのSRSリソースはそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる。
【0165】
特定の実施形態では、ネットワークノード160は、SRSリソースセットのSRSリソースの間で必要とされる保護期間に基づいて、複数のSRS設定のうち1つを選択するように、無線デバイス110を設定する。
【0166】
様々な特定の実施形態では、
図26および
図27の方法は、後述するグループBおよびグループCの例示的な実施形態、ならびに/あるいは本明細書に記載する他の任意の実施形態の、ステップまたは特徴のいずれかのうち1つまたは複数を含んでもよい。
【0167】
図28は、無線ネットワーク(例えば、
図12に示される無線ネットワーク)における仮想装置1500の概略ブロック図を示している。装置は、無線デバイスまたはネットワークノード(例えば、
図2に示される無線デバイス110またはネットワークノード160)に実装されてもよい。装置1500は、
図27および
図28を参照して記載した例示の方法、および場合によっては、本明細書に開示する他の任意のプロセスまたは方法を実施するように動作可能である。また、
図27および
図28の方法は、必ずしも装置1500のみによって実施されるとは限らないことが理解されるべきである。方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施することができる。
【0168】
仮想装置1500は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい、処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい、他のデジタルハードウェアを備えてもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書に記載する技術の1つまたは複数を実施するための命令を含む。いくつかの実施態様では、処理回路は、送信モジュール1510、受信モジュール1520、および装置1500の他の任意の好適なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるのに使用されてもよい。
【0169】
特定の実施形態によれば、送信モジュール1510は、装置1500の送信機能のうち特定のものを実施してもよい。例えば、送信モジュール1510は、無線デバイスに、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定を送信してもよい。別の例として、送信モジュール1510は、無線デバイス110に、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つの指示を送信してもよい。
【0170】
特定の実施形態によれば、受信モジュール1520は、装置1500の受信機能のうち特定のものを実施してもよい。例えば、受信モジュール1520は、無線デバイスから、ASCのためのSRS設定に基づいてSRSを受信してもよい。別の例として、受信モジュール1520は、無線デバイス110から、ASCのための複数のSRS設定のうち特定の1つに基づいて、少なくとも1つのSRSを受信してもよい。
【0171】
任意に、特定の実施形態では、仮想装置は加えて、後述するグループBおよびグループCの例示的な実施形態、ならびに/または本明細書に記載する他の任意の実施形態の、ステップのいずれかを実施するかまたは特徴のいずれかを提供する、1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。
【0172】
例示的な実施形態
グループAの例示的な実施形態
例示的な実施形態A1。ネットワークノードから、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定を受信することと、ネットワークノードに、ASCのためのSRS設定の1つに基づいて、SRSを送信することと、を含む、無線デバイスによる方法。
例示的な実施形態A2。複数のSRS設定がそれぞれSRSセットを含む、例示的な実施形態A1に記載の方法。
例示的な実施形態A3。各SRSセットが少なくとも1つのSRSリソースを含む、例示的な実施形態A2に記載の方法。
例示的な実施形態A4。SRSセットの数がASCスイッチの数に等しい、例示的な実施形態A1またはA2に記載の方法。
例示的な実施形態A5。1つのみのASCが複数のSRS設定のそれぞれ1つと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA4のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A6。SRSが、2つのみのアップリンクシンボルを有する任意の専用スロットで送信される、例示的な実施形態A1からA5のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A7。SRSが、6つを超えるシンボルを有する任意の専用スロットで送信される、例示的な実施形態A1からA5のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A8。複数のSRS設定がSRSリソースセットの数を最小限に抑える、例示的な実施形態A1からA7のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A9。無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、無線デバイスに、ゼロ、1つ、または2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、ゼロ、1つ、または2つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ異なるシンボルで送信され、ゼロ、1つ、または2つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、各リソースの単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A10。無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、無線デバイスに、4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ1つのSRSリソースを備え、各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、各リソースの単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A11。無線デバイスが、ASC 2T4Rを備え、無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、2つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ2ポートSRSリソースを備え、各SRSリソースが固有のペアのSRSポートを備え、SRSポートの各固有のペアが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A12。無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが2ポートSRSリソースを備え、各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、各SRSポートが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A13。無線デバイスに、SRS設定エレメントにおけるリソース設定を送信することをさらに含み、リソース設定がオフセットを含み、無線デバイスが、SRSリソースセットと関連付けられたトリガポイントからのオフセットを測定するように設定される、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A14。オフセットが複数のスロットを含む、例示的な実施形態A1からA11のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A15。オフセットがゼロと最大スロットオフセットとの間の範囲から選択される、例示的な実施形態A13からA14のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A16。無線デバイスが、ASC 1T6Rを備え、無線デバイスに、6つの非周期的SRSリソースセットが設定され、6つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ6つのSRSリソースを備え、6つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A17。無線デバイスが、ASC 2T6Rを備え、無線デバイスに、3つの非周期的SRSリソースセットが設定され、3つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ3つのSRSリソースを備え、3つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A18。無線デバイスが、ASC 1T8Rを備え、無線デバイスに、8つの非周期的SRSリソースセットが設定され、8つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ8つのSRSリソースを備え、8つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A19。無線デバイスが、ASC 2T8Rを備え、無線デバイスに、4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ4つのSRSリソースを備え、4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A20。無線デバイスが、ASC 4T8Rを備え、無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、2つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ2つのSRSリソースを備え、2つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる、例示的な実施形態A1からA8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A21。SRSリソースセットのSRSリソースの間で必要とされる保護期間に基づいて、複数のSRS設定のうち1つを選択することをさらに含む、例示的な実施形態A1からA20のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A22。無線デバイスがユーザ機器(UE)を備える、例示的な実施形態A1からA21のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態A23。例示的な実施形態A1からA22に記載の方法のいずれかを実施するように設定された処理回路を備える、無線デバイス。
例示的な実施形態A24。コンピュータ上で実行されると、例示的な実施形態A1からA22に記載の方法のいずれかを実施する命令を含む、コンピュータプログラム。
例示的な実施形態A25。コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されると、例示的な実施形態A1からA22に記載の方法のいずれかを実施する命令を含む、コンピュータプログラム製品。
例示的な実施形態A26。コンピュータによって実行されると、例示的な実施形態A1からA22に記載の方法のいずれかを実施する命令を格納する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0173】
グループBの実施形態
例示的な実施形態B1。無線デバイスに、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定を送信することと、無線デバイスから、ASCのためのSRS設定の1つに基づいて、SRSを受信することと、を含む、ネットワークノードによる方法。
例示的な実施形態B2。複数のSRS設定がそれぞれSRSセットを含む、例示的な実施形態B1に記載の方法。
例示的な実施形態B3。各SRSセットが少なくとも1つのSRSリソースを含む、例示的な実施形態B2に記載の方法。
例示的な実施形態B4。SRSセットの数がASCスイッチの数に等しい、例示的な実施形態B1またはB2に記載の方法。
例示的な実施形態B5。1つのみのASCが複数のSRS設定のそれぞれ1つと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB4のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B6。SRSが、2つのみのアップリンクシンボルを有する任意の専用スロットで受信される、例示的な実施形態B1からB5のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B7。SRSが、6つを超えるシンボルを有する任意の専用スロットで受信される、例示的な実施形態B1からB5のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B8。複数のSRS設定がSRSリソースセットの数を最小限に抑えることをさらに含む、例示的な実施形態B1からB7のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B9。無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、無線デバイスに、ゼロ、1つ、または2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、ゼロ、1つ、または2つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ異なるシンボルで送信され、ゼロ、1つ、または2つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、各リソースの単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B10。無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、無線デバイスに、4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ1つのSRSリソースを備え、各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、各リソースの単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B11。無線デバイスが、ASC 2T4Rを備え、無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、2つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ2ポートSRSリソースを備え、各SRSリソースが固有のペアのSRSポートを備え、SRSポートの各固有のペアが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B12。無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが2ポートSRSリソースを備え、各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、各SRSポートが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B13。無線デバイスに、SRS設定エレメントにおけるリソース設定を送信することをさらに含み、リソース設定がオフセットを含み、無線デバイスが、SRSリソースセットと関連付けられたトリガポイントからのオフセットを測定するように設定される、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B14。オフセットが複数のスロットを含む、例示的な実施形態B1からB11のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B15。オフセットがゼロと最大スロットオフセットとの間の範囲から選択される、例示的な実施形態B13からB14のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B16。無線デバイスが、ASC 1T6Rを備え、無線デバイスに、6つの非周期的SRSリソースセットが設定され、6つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ6つのSRSリソースを備え、6つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B17。無線デバイスが、ASC 2T6Rを備え、無線デバイスに、3つの非周期的SRSリソースセットが設定され、3つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ3つのSRSリソースを備え、3つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B18。無線デバイスが、ASC 1T8Rを備え、無線デバイスに、8つの非周期的SRSリソースセットが設定され、8つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ8つのSRSリソースを備え、8つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B19。無線デバイスが、ASC 2T8Rを備え、無線デバイスに、4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ4つのSRSリソースを備え、4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B20。無線デバイスが、ASC 4T8Rを備え、無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、2つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ2つのSRSリソースを備え、2つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる、例示的な実施形態B1からB8のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B21。SRSリソースセットのSRSリソースの間で必要とされる保護期間に基づいて、複数のSRS設定のうち1つを選択するように無線デバイスを設定することをさらに含む、例示的な実施形態B1からB20のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B22。ネットワークノードがgNodeB(gNB)を含む、例示的な実施形態B1からB21のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態B23。例示的な実施形態B1からB22に記載の方法のいずれかを実施するように設定された処理回路を備える、ネットワークノード。
例示的な実施形態B24。コンピュータ上で実行されると、例示的な実施形態B1からB22に記載の方法のいずれかを実施する命令を含む、コンピュータプログラム。
例示的な実施形態B25。コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されると、例示的な実施形態B1からB22に記載の方法のいずれかを実施する命令を含む、コンピュータプログラム製品。
例示的な実施形態B26。コンピュータによって実行されると、例示的な実施形態B1からB22に記載の方法のいずれかを実施する命令を格納する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0174】
グループCの例示的な実施形態
例示的な実施形態C1。グループAの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように設定された電源回路とを備える、無線デバイス。
例示的な実施形態C2。グループBの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように設定された電源回路とを備える、ネットワークノード。
例示的な実施形態C3。無線信号を伝送しかつ受信するように設定されたアンテナと、アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路と、グループAの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、処理回路と、処理回路に接続され、無線デバイスへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された、入力インターフェースと、処理回路に接続され、処理回路によって処理された無線デバイスからの情報を出力するように設定された、出力インターフェースと、処理回路に接続され、無線デバイスに電力を供給するように設定された、バッテリと、を備える、無線デバイス。
例示的な実施形態C4。ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、ユーザデータをセルラネットワークに転送して無線デバイスに送信するように設定された通信インターフェースと、を備え、セルラネットワークが、無線インターフェースおよび処理回路を有するネットワークノードを備え、ネットワークノードの処理回路が、グループBの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
例示的な実施形態C5。ネットワークノードをさらに含む、上記実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C6。無線デバイスをさらに含み、無線デバイスがネットワークノードと通信するように設定された、上記2つの実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C7。ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定され、無線デバイスが、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、上記3つの実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C8。ホストコンピュータと、ネットワークノードと、無線デバイスとを含む通信システムにおいて実現される方法であって、方法が、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、ネットワークノードを備えるセルラネットワークを介して無線デバイスにユーザデータを搬送する送信を開始することと、を含み、ネットワークノードが、グループBの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、方法。
例示的な実施形態C9。ネットワークノードで、ユーザデータを送信することをさらに含む、上記実施形態に記載の方法。
例示的な実施形態C10。ユーザデータが、ホストコンピュータにおいて、ホストアプリケーションを実行することによって提供され、方法が、無線デバイスにおいて、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、上記2つの実施形態に記載の方法。
例示的な実施形態C11。ネットワークノードと通信するように設定された無線デバイスであって、上記3つの実施形態のいずれか1つを実施するように設定された、無線インターフェースと処理回路とを備える、無線デバイス。
例示的な実施形態C12。ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、ユーザデータをセルラネットワークに転送して無線デバイスに送信するように設定された通信インターフェースと、を備え、無線デバイスが、無線インターフェースと処理回路とを備え、無線デバイスの構成要素が、グループAの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
例示的な実施形態C13。セルラネットワークが、無線デバイスと通信するように設定されたネットワークノードをさらに含む、上記実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C14。ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定され、無線デバイスの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された、上記2つの実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C15。ホストコンピュータと、ネットワークノードと、無線デバイスとを含む通信システムにおいて実現される方法であって、方法が、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、ネットワークノードを備えるセルラネットワークを介して無線デバイスにユーザデータを搬送する送信を開始することと、を含み、無線デバイスが、グループAの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、方法。
例示的な実施形態C16。無線デバイスで、ネットワークノードからユーザデータを受信することをさらに含む、上記実施形態に記載の方法。
例示的な実施形態C17。ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、無線デバイスからネットワークノードへの送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え、無線デバイスが、無線インターフェースと処理回路とを備え、無線デバイスの処理回路が、グループAの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
例示的な実施形態C18。無線デバイスをさらに含む、上記実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C19。ネットワークノードをさらに含み、ネットワークノードが、無線デバイスと通信するように設定された無線インターフェースと、無線デバイスからネットワークノードへの送信によって搬送されたユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える、上記2つの実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C20。ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、無線デバイスの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定された、上記3つの実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C21。ホストコンピュータの処理回路がホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように設定され、無線デバイスの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、上記4つの実施形態の通信システム。
例示的な実施形態C22。ホストコンピュータと、ネットワークノードと、無線デバイスとを含む通信システムにおいて実現される方法であって、方法が、ホストコンピュータにおいて、無線デバイスからネットワークノードに送信されたユーザデータを受信することを含み、無線デバイスが、グループAの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、方法。
例示的な実施形態C23。無線デバイスで、ネットワークノードにユーザデータを提供することをさらに含む、上記実施形態に記載の方法。
例示的な実施形態C24。無線デバイスにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それにより、送信されるべきユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することとをさらに含む、上記2つの実施形態に記載の方法。
例示的な実施形態C25。無線デバイスにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、無線デバイスにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することとをさらに含み、送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、上記3つの実施形態に記載の方法。
例示的な実施形態C26。ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、無線デバイスからネットワークノードへの送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え、ネットワークノードが、無線インターフェースと処理回路とを備え、ネットワークノードの処理回路が、グループBの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
例示的な実施形態C27。ネットワークノードをさらに含む、上記実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C28。無線デバイスをさらに含み、無線デバイスがネットワークノードと通信するように設定された、上記2つの実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C29。ホストコンピュータの処理回路がホストアプリケーションを実行するように設定され、無線デバイスが、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって、ホストコンピュータによって受信されるユーザデータを提供するように設定された、上記3つの実施形態に記載の通信システム。
例示的な実施形態C30。ホストコンピュータと、ネットワークノードと、無線デバイスとを含む通信システムにおいて実現される方法であって、方法が、ホストコンピュータにおいて、基地局から、ネットワークノードが無線デバイスから受信した送信から発生したユーザデータを受信することを含み、無線デバイスが、グループAの例示的な実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、方法。
例示的な実施形態C31。ネットワークノードで無線デバイスからユーザデータを受信することをさらに含む、上記実施形態に記載の方法。
例示的な実施形態C32。無線ネットワークノードで、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始することをさらに含む、上記2つの実施形態に記載の方法。
例示的な実施形態C33。ネットワークノードが基地局を備える、上記実施形態のいずれかに記載の方法。
例示的な実施形態C34。無線デバイスがユーザ機器(UE)を備える、上記実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0175】
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載するシステムおよび装置に対して、修正、追加、または省略が行われてもよい。システムおよび装置の構成要素は統合または分離されてもよい。さらに、システムおよび装置の動作は、より多数の、より少数の、または他の構成要素によって実施されてもよい。加えて、システムおよび装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア、および/または他の論理を含む任意の好適な論理を使用して実施されてもよい。本明細書で使用するとき、「それぞれ」は、セットの各部材またはセットのサブセットの各部材を指す。
【0176】
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載する方法に対して、修正、追加、または省略が行われてもよい。方法は、より多数の、より少数の、または他のステップを含んでもよい。加えて、ステップは、任意の好適な順序で実施され得る。
【0177】
本開示を特定の実施形態に関して記載してきたが、実施形態の改変および置換が当業者にとって明白となるであろう。したがって、実施形態の上記の説明は本開示を制約しない。本開示の精神および範囲から逸脱することなく、他の変更、代用、および改変が可能である。
【手続補正書】
【提出日】2023-10-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークノード(160)から、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を受信すること(1102)と、
前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに基づいて、前記ネットワークノードに少なくとも1つのSRSを送信すること(1104)と
を含む、無線デバイス(110)による方法(1100)。
【請求項2】
前記無線デバイスが、前記ASCのための前記複数のSRS設定を実現するように適合された、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のSRS設定がそれぞれ異なる数のSRSセットを有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
各SRSセットが少なくとも1つのSRSリソースを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ASCの前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに関して、SRSセットの数がASCスイッチの数に等しい、請求項1または4に記載の方法。
【請求項6】
前記無線デバイスが、ASC 1T4Rを備え、前記無線デバイスに、1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットがそれぞれ、異なるスロットで送信され、
前記1つまたは4つの非周期的SRSリソースセットの各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各リソースの前記単一のSRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記無線デバイスが、ASC 2T4Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが2ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースがSRSポートの固有のペアを備え、
SRSポートの各固有のペアが異なるUEアンテナポートペアと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記無線デバイスが、ASC 1T2Rを備え、前記無線デバイスに、2つの非周期的SRSリソースセットが設定され、
前記2つの非周期的SRSリソースセットのそれぞれ1つが1ポートSRSリソースを備え、
各SRSリソースが単一のSRSポートを備え、
各SRSポートが異なるUEアンテナポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記無線デバイスが、ASC 1T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから6つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
6つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記6つのSRSリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記無線デバイスが、ASC 2T6Rを備え、前記無線デバイスに、1つから3つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
3つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記3つのSRSリソースがそれぞれ2つのSRSポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記無線デバイスが、ASC 1T8Rを備え、前記無線デバイスに、2つから8つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
8つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記8つのSRSリソースがそれぞれ単一のSRSポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記無線デバイスが、ASC 2T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つから4つの間の複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
4つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記4つのSRSリソースがそれぞれSRSポートのペアと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記無線デバイスが、ASC 4T8Rを備え、前記無線デバイスに、1つから2つの間の非周期的SRSリソースセットである複数の非周期的SRSリソースセットが設定され、
2つのSRSリソースが前記複数の非周期的SRSリソースセットの間で分割され、
前記2つのSRSリソースがそれぞれ4つのSRSポートと関連付けられる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
無線デバイス(110)に、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を送信すること(1402)と、
前記無線デバイスから、前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに基づいて、少なくとも1つのSRSを受信すること(1404)と、
を含む、ネットワークノード(160)による方法(1400)。
【請求項15】
前記無線デバイスのアンテナ切り替え能力を示す情報、
少なくとも1つの専用スロットを示す情報、ならびに
前記ASCのためのスロット、シンボル、および/またはSRSリソースセットの数を最小限に抑えることと関連付けられたパラメータ
のうち少なくとも1つに基づいて、前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つを選択することをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ASCのための前記複数のSRS設定を実現するように前記無線デバイスを設定することをさらに含む、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記複数のSRS設定がそれぞれ異なる数のSRSセットを有する、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
各SRSセットが少なくとも1つのSRSリソースを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに関して、SRSセットの数がASCスイッチの数に等しい、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
ネットワークノード(160)から、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を受信し、
前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに基づいて、前記ネットワークノードに少なくとも1つのSRSを送信する
ように適合された、無線デバイス(110)。
【請求項21】
無線デバイス(110)に、アンテナ切り替え設定(ASC)のための複数のサウンディング参照信号(SRS)設定のうち特定の1つの指示を送信し、
前記無線デバイスから、前記ASCのための前記複数のSRS設定のうち前記特定の1つに基づいて、少なくとも1つのSRSを受信する
ように適合された、ネットワークノード(160)。
【国際調査報告】