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特表2024-502896制御弁の製造方法、制御弁及び弁ボディユニット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-23
(54)【発明の名称】制御弁の製造方法、制御弁及び弁ボディユニット
(51)【国際特許分類】
   F16K 27/00 20060101AFI20240116BHJP
【FI】
F16K27/00 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023543199
(86)(22)【出願日】2022-01-17
(85)【翻訳文提出日】2023-07-18
(86)【国際出願番号】 CN2022072274
(87)【国際公開番号】W WO2022152288
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】202110062316.3
(32)【優先日】2021-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202110306822.2
(32)【優先日】2021-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
(71)【出願人】
【識別番号】511102675
【氏名又は名称】浙江三花汽車零部件有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002343
【氏名又は名称】弁理士法人 東和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン、 リーシン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、 ユン
(72)【発明者】
【氏名】リン、 ロン
(72)【発明者】
【氏名】チ、 ジャンフワ
(72)【発明者】
【氏名】チュ、 ハイジュン
【テーマコード(参考)】
3H051
【Fターム(参考)】
3H051AA06
3H051BB01
3H051BB02
3H051CC11
(57)【要約】
本発明は、制御弁(1)の製造方法、制御弁(1)及び弁ボディユニット(1000)を開示している。
制御弁(1)の製造方法は、ハウジング(10)を射出成形するステップであって、ハウジング(10)は、環状側壁(11)を含み、ハウジング(10)は、第1連通口(112)を有するステップと、シールユニット(200)とハウジング(10)とを固定接続するステップと、シールユニット(200)を環状側壁(11)の内面に固定するステップであって、シールユニット(200)は、第1連通口(112)に対応するとともに互いに連通する第2連通口(201)を含み、シールユニット(200)は、環状側壁(11)の内面に固定接続され、第1連通口(112)の外周に第1密封面を形成するステップと、弁体ユニット(2000)を組み立てるステップであって、弁体ユニット(2000)をシールユニット(200)から形成された空間に挿着して、シールユニット(200)の内面に緊密に係合するように第2密封面を形成するステップと、を含み、これによって、制御弁(1)によい密封性能を具備させるとともに弁体ユニット(2000)の作動過程での負荷を減少させて、制御弁(1)の使用寿命を延長させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御弁の製造方法であって、
ハウジングを成形するステップであって、前記ハウジングは、環状側壁と収容室と前記環状側壁を貫通して前記収容室に連通する第1連通口とを有するステップと、
シールユニットと前記ハウジングとを固定接続するステップであって、前記シールユニットを前記環状側壁の内面に固定し、前記シールユニットは、第2連通口を含み、シールユニットとハウジングとを一体構造として固定接続した後、前記第2連通口と前記第1連通口とは対応して互いに連通し、前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に密封して接続されるステップと、
弁体ユニットを組み立てるステップであって、前記弁体ユニットを前記シールユニットにより形成された空間に挿着して、前記シールユニットの内面に緊密に係合するように密封して接続するステップと、を含むことを特徴とする制御弁の製造方法。
【請求項2】
前記シールユニットは、弾性部品及びシール部品を含み、
前記弾性部品は、前記シール部品と前記環状側壁との間に位置し、
前記第2連通口は、前記弾性部品の厚さ方向に沿って前記弾性部品を貫通する第1サブ開口と前記シール部品の厚さ方向に沿って前記シール部品を貫通する第2サブ開口とを含み、
前記第1連通口、前記第1サブ開口及び前記第2サブ開口は、対応して互いに連通することを特徴とする請求項1に記載の制御弁の製造方法。
【請求項3】
前記シールユニットと前記ハウジングとを固定接続するステップは、
前記弾性部品と前記環状側壁とを固定接続するとともに密封して配置し、前記弾性部品と前記シール部品とを固定接続するとともに密封して配置するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の制御弁の製造方法。
【請求項4】
前記弾性部品の構成材料は、ゴムを含み、前記弾性部品と前記環状側壁とを固定接続するステップは、
加硫工程によって前記弾性部品と前記環状側壁とを一体構造として固定接続するステップを含むことを特徴とする請求項3に記載の制御弁の製造方法。
【請求項5】
前記加硫工程によって前記弾性部品と前記環状側壁とを固定接続するステップは、
シールユニットを成形するステップと、
前記弾性部品の外面及び前記環状側壁の内面のうちの少なくとも一方に触媒を配置するステップと、
前記シールユニットを前記環状側壁の内面に挿着するステップと、
前記シールユニット及び前記環状側壁に対して加圧及び加温処理を行うことで、前記シールユニットと前記環状側壁の内面とを一体構造として固定接続するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の制御弁の製造方法。
【請求項6】
前記シールユニットと前記ハウジングとを固定接続するステップは、
シール部品を成形するステップであって、前記シール部品には第2サブ開口が成形されるステップと、
前記シール部品と前記環状側壁の内面とを組み立てるステップであって、前記シール部品と前記環状側壁との間は、隙間を有するステップと、
弾性部品溶液を前記シール部品と前記環状側壁との隙間に注入するステップと、
前記弾性部品溶液、前記シール部品及び前記環状側壁に対して加圧処理及び加温処理を行うことで弾性部品を形成して、前記シールユニットと前記環状側壁の内面とを一体構造として固定接続するステップと、を含むことを特徴とする請求項2~請求項4の何れか1項に記載の制御弁の製造方法。
【請求項7】
前記弾性部品溶液を前記シール部品と前記環状側壁との隙間を注入するステップの後、前記製造方法は、
前記弾性部品に第1サブ開口を形成することで前記第1連通口が前記第1サブ開口によって対応する前記第2サブ開口に連通するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の制御弁の製造方法。
【請求項8】
前記弾性部品溶液を前記シール部品と前記環状側壁との隙間に注入するステップの前、前記製造方法は、
前記第1連通口の内面及び対応する前記第2サブ開口の内面を貫通するように補助部品を配置するステップであって、前記シール部品と前記環状側壁との間の隙間内で、前記補助部品の外部輪郭が前記第1連通口と前記第2サブ開口との間の隙間に充填するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の制御弁の製造方法。
【請求項9】
弁ボディユニット及び弁体ユニットを含む制御弁であって、前記弁ボディユニットは、ハウジング及びシールユニットを含み、
前記ハウジングは、環状側壁と収容室と前記環状側壁を貫通して前記収容室に連通する第1連通口とを有し、
前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に位置して第2連通口を含み、
前記第1連通口と前記第2連通口とは、対応するとともに互いに連通し、
前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に固定接続されるとともに密封して配置され、
前記弁体ユニットの少なくとも一部は、前記シールユニットにより形成された空間に位置して前記シールユニットの内面に緊密に係合するように密封して接続されることを特徴とする制御弁。
【請求項10】
前記シールユニットと前記環状側壁とは、加硫工程によって固定接続されることを特徴とする請求項9に記載の制御弁。
【請求項11】
前記シールユニットは、互いに嵌め込まれる弾性部品とシール部品とを含み、
前記弾性部品は、前記シール部品と前記環状側壁との間に位置し、
前記第2連通口は、前記弾性部品の厚さ方向に沿って前記弾性部品を貫通する第1サブ開口と前記シール部品の厚さ方向に沿って前記シール部品を貫通する第2サブ開口とを含み、
前記第1連通口、前記第1サブ開口及び前記第2サブ開口は、対応するとともに互いに連通し、
前記弾性部品は、前記環状側壁に固定接続されるとともに密封して接続され、
前記弾性部品は、前記シール部品に固定接続されるとともに密封して配置されることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の制御弁。
【請求項12】
弁ボディユニットであって、
前記弁ボディユニットは、ハウジング及びシールユニットを含み、
前記ハウジングは、環状側壁と収容室と前記環状側壁を貫通して前記収容室に連通する第1連通口とを有し、
前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に位置して第2連通口を含み、
前記第1連通口と前記第2連通口とは、対応して互いに連通し、
前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に固定接続されるとともに密封して配置されることを特徴とする弁ボディユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年01月18日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202110062316.3であり、発明名称が「制御弁の製造方法及び制御弁」であり、及び2021年03月23日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202110306822.2であり、発明名称が「制御弁の製造方法及び制御弁」であるという2つの中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は、本出願に援用されている。
【0002】
本発明は、流体制御技術に関して、具体的に、制御弁の製造方法、制御弁及び弁ボディユニットである。
【背景技術】
【0003】
システムは、多通路の制御弁によって流路を制御する場合があり、例えば、自動車は、現在、一般的に、複数の制御弁で制御し、多通路制御弁において、弁ボディ、弁体ユニット及びシール部品を含み、シール部品は、弁体ユニットと弁ボディとの間に位置し、密封を実現するために、シール部品が弁ボディ及び弁体ユニットにそれぞれ緊密に係合するように、弁体ユニットをシール部品に押圧する必要があり、この場合、シール部品に対する押圧量が大きく、そうすれば、弁体ユニットの作動過程での負荷を増やし、さらに、制御弁の使用寿命に影響する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、制御弁によい密封性能を具備させるとともに弁体ユニットの作動過程での負荷を減少させて、制御弁の使用寿命を延長させるための、制御弁の製造方法、制御弁、及び、弁ボディユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例は、制御弁の製造方法を提供し、
ハウジングを成形するステップであって、前記ハウジングは、環状側壁と収容室と前記環状側壁を貫通するとともに前記収容室に連通する第1連通口とを有するステップと、
シールユニットと前記ハウジングとを固定接続するステップであって、前記シールユニットを前記環状側壁の内面に固定し、前記シールユニットは、第2連通口を含み、シールユニットとハウジングとを一体構造として固定接続した後、前記第2連通口と前記第1連通口とは対応して互いに連通し、前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に密封して接続されるステップと、
弁体ユニットを組み立てるステップであって、前記弁体ユニットを前記シールユニットにより形成された空間に挿着して前記シールユニットの内面に緊密に係合するように密封して接続するステップと、を含む。
【0006】
別の態様によれば、本発明の実施例は、制御弁をさらに提供し、弁ボディユニット及び弁体ユニットを含み、前記弁ボディユニットは、ハウジング及びシールユニットを含み、前記ハウジングは、環状側壁を含み、前記ハウジングは、収容室と前記環状側壁を貫通して前記収容室に連通する第1連通口とを有し、前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に位置して第2連通口を含み、前記第1連通口と前記第2連通口とは、対応して互いに連通し、前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に固定接続されて密封して配置され、前記弁体ユニットの少なくとも一部は、前記シールユニットから形成された空間に位置して前記シールユニットの内面に緊密に係合するように密封して接続される。
【0007】
別の態様によれば、本発明の実施例は、弁ボディユニットをさらに提供し、前記弁ボディユニットは、ハウジング及びシールユニットを含み、前記ハウジングは、環状側壁と収容室と前記環状側壁を貫通して前記収容室に連通する第1連通口とを有し、前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に位置して第2連通口を含み、前記第1連通口と前記第2連通口とは対応して互いに連通し、前記シールユニットは、前記環状側壁の内面に固定接続されて密封して配置される。
【発明の効果】
【0008】
本発明が提供する制御弁の製造方法、制御弁及び弁ボディユニットによれば、シールユニットとハウジングの環状側壁の内面とを一体構造として固定接続し、シールユニットは、取り外し不能にハウジングの環状側壁と一体として接続されることで、シールユニットと環状側壁との間のよい密封性能を実現できる。
シールユニットとハウジングの環状側壁とを別体として配置する場合、弁体ユニットとシール部品との間は、大きな押圧量を具備する時に限り、シールユニットとハウジング、及びシールユニットと弁体ユニットという2つの部分の密封性能を実現することに対して、本発明が提供する制御弁の製造方法において、シールユニットとハウジングの環状側壁とが一体構造になることは、よい密封性能を備え、シールユニットとハウジングとの間の密封性能を実現するためのシールユニットに対する押圧量を節約して弁体ユニットとシールユニットとの間の押圧量を減少させ、弁体ユニットがハウジングに対して回動している場合、弁体ユニットの回転トルクを効果的に減少させ、弁体ユニットとシールユニットとの間の発熱及び摩耗を低減させ、制御弁の使用寿命を延長させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施例である制御弁の製造方法のフロー図である。
図2】本発明の一実施例である制御弁の分解構造図である。
図3】本発明の一実施例である弁ボディユニットの、第1視野角での構造図である。
図4図3の弁ボディユニットの、A-A方向に沿う断面構造図である。
図5】本発明の一実施例であるシールユニットの構造図である。
図6図3の別の弁ボディユニットの、A-A方向に沿う断面構造図である。
図7】本発明の一実施例である弁ボディユニットの、第2視野角での構造図である。
図8図7の弁ボディユニットの、B-B方向に沿う断面構造図である。
図9】本発明の一実施例であるステップ1200のフロー図である。
図10】本発明の別実施例であるステップ120のフロー図である。
図11】本発明のさらに別実施例であるステップ120のフロー図である。
図12図11のステップS1205の対応する構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明をより明らかにするために、図面及び具体的な実施例により、さらに詳しく記載する。
【0011】
流体制御に対する制御弁分野において、制御弁は、弁ボディ、弁体ユニット、及び、弁ボディと弁体ユニットとの間に位置するシール部品を含み、弁ボディは、収容室を有し、弁体ユニットの少なくとも一部は、収容室内に位置し、弁体ユニットは、駆動装置の駆動で回動でき、シール部品は、弁体ユニットと弁ボディとの間の接続箇所を密封することで、弁体ユニットの作動過程で、動作媒体が、弁体ユニットと弁ボディとの間の接続箇所を通過する時、漏れることを防止する。
【0012】
本発明の実施例は、新型の制御弁の製造方法及び制御弁を提供している。
以下、図面を結合して、本発明の実施例の制御弁の製造方法及び制御弁を説明する。
【0013】
図1図4を参照し、図1は、本発明の一実施例である制御弁の製造方法のフロー図であり、図2は、本発明の一実施例である制御弁の分解構造図であり、図3は、本発明の一実施例である弁ボディユニットの第1視野角での構造図であり、図4は、図3の弁ボディユニットの、A-A方向に沿う断面構造図である。
【0014】
本発明の実施例は、制御弁の製造方法を提供し、この製造方法は、以下のステップを含み、
S110:ハウジング10を成形する;
ハウジング10は、射出成形され、ハウジング10は、環状側壁11及び底壁を含む。
ハウジング10は、収容室を有し、環状側壁11と底壁により囲まれることで収容室を限定し、ハウジング10は、環状側壁11に接続される第1サブ部分111をさらに含む。
ハウジング10は、第1サブ部分111及び環状側壁11を貫通するとともに、収容室に連通する第1連通口112を有し、第1サブ部分111は、管状構造であってもよく、ハウジング10に第1連通口112を配置することで、制御弁1によって制御される流体は、第1連通口112を流通する。
環状側壁11は、収容室を囲む側壁であり、環状側壁11は、内部輪郭及び外部輪郭を含む。
環状側壁11の内面は、内部輪郭を形成し、環状側壁11の外面は、外部輪郭を形成し、内部輪郭と外部輪郭との形状は同様であってもよいし、異なってもよく、例えば、図2において、環状側壁11の内部輪郭の本体は、円柱面であり、環状側壁11の外面について、ユーザーのニーズに基づいて設定してもよく、例えば、制御弁1の装着を制御するように、環状側壁11の外面は、装着平面を含み、又は、図2に示すように、環状側壁11の外面の本体は、円柱面であってもよく、これに対して、本発明は、限定していない。
【0015】
S120:シールユニット200とハウジング10とを一体構造として固定接続する。
【0016】
本発明の実施例において、シールユニット200を環状側壁11の内面に固定し、好ましくは、取り付けられた後、シールユニット200は、円弧状構造であってもよい。
シールユニット200が大きな膨張空間を有して、シールユニット200の製造及び設計の困難さを低減させるために、図3図5に示すように、収容室内に取り付けられたシールユニット200は、閉じない円弧状の構造であってもよく、即ち、収容室内に取り付けられたシールユニット200の、底壁での正投影は、円弧面を備える。
制御弁の、流体に対する導通機能を実現するために、シールユニット200は、第2連通口201をさらに含み、シールユニット200とハウジング10とが一体構造として固定接続された後、第2連通口201と第1連通口112とは、対応するとともに、互いに連通する。
シールユニット200は、環状側壁11の内面に密封して接続され、好ましくは、シールユニット200は、環状側壁11の内面に固定接続されるとともに、密封して配置される。
この場合、シールユニット200と環状側壁11の内面とは、第1連通口112の外周に第1密封面を形成し、第1密封面は、シールユニット200と環状側壁11との接触箇所の表面である。
好ましくは、ハウジング10には、複数の第1連通口112が設けられ、シールユニット200にも、第1連通口112の数と同様な第2連通口201が設けられてもよく、複数の第1連通口112と複数の第2連通口201とは、一々対応し、互いに対応する第1連通口112と第2連通口201とは、互いに導通している。
シールユニット200とハウジング10との固定接続とは、シールユニット200とハウジング10とを取り外し不能に一体構造として固定して形成することを指す。
【0017】
S130:弁体ユニット2000を組み立てる。
【0018】
具体的に、弁体ユニット2000をシールユニット200により形成された空間に挿着し、弁体ユニット2000は、シールユニット200の内面に緊密に係合するように密封して接続される。
この場合、弁体ユニット2000は、シールユニット200の内面に緊密に係合して第2密封面を形成し、第2密封面は、弁体ユニット2000とシールユニット200との接触箇所の表面である。
本発明の実施例において、弁体ユニット2000をシールユニット200の内面により形成された空間に挿着する。
この場合、シールユニット200は、弁体ユニット2000と環状側壁11との間に位置し、弁体ユニット2000とシールユニット200との間は、所定の圧縮量を備え、これによって、弁体ユニット2000の外面とシールユニット200の内面との間には、良好な密封が形成される。
【0019】
本発明の実施例が提供する制御弁の製造方法によれば、シールユニット200とハウジング10の環状側壁11の内面とを一体構造として固定接続し、シールユニット200は、取り外し不能にハウジング10の環状側壁11と一体として接続され、シールユニット200と環状側壁11との間の良好な密封性能を実現できる。
シールユニットとハウジングの環状側壁とを別体として配置する場合、弁体ユニットとシールユニットとの間は、大きな押圧量を具備することで、制御弁は、よい密封性能を備えることに対して、この密封性能は、シールユニットとハウジングとの間の密封、及び、シールユニットと弁体ユニットとの間の密封を含む。
本発明の実施例である制御弁の製造方法において、シールユニット200とハウジング10の環状側壁11とが一体構造になることは、よい密封性能を備える。
シールユニット200とハウジング10との間の密封性能を実現するための、シールユニット200に対する押圧量を節約し、弁体ユニット2000とシールユニット200との間の押圧量を減少させ、弁体ユニット2000の回転トルクを減少させ、制御弁1の使用寿命を延長させる。
【0020】
図5図8を参照して、弁体ユニット2000は、回動でき、回動している時、弁体ユニット2000とシールユニット200との間は、摩擦を有し、シールユニット200の強度を向上させるために、シールユニット200は、複合構造であり、シールユニット200は、嵌設された弾性部品20及びシール部品30を含む。
弾性部品20は、シール部品30の外面側に外嵌され、弾性部品20とシール部品30との形状がマッチングし、例えば、弾性部品20及びシール部品30は、何れも所定弧長を有する円弧状構造であり、弾性部品20は、シール部品30と環状側壁11との間に位置し、所定の弾性作用を備え、例えば、弾性部品20は、ゴムから製造されて成形され、シール部品30は、大きな強度を有し、例えば、シール部品30は、プラスチックから製造され、複合構造のシールユニット200を配置することで、密封性能を保証する上で、シールユニット200の強度を効果的に向上させる。
他の実施例において、シールユニット200は、1つの部品であってもよく、シールユニット200は、ハウジング10の環状側壁11とは一体として固定接続されるとともに、弁体ユニット2000と動的密封構造を形成する。
【0021】
シールユニット200は、複合構造である場合、シールユニット200の第2連通口201は、互いに連通している第1サブ開口21と第2サブ開口31とを含む。
第1サブ開口21は、弾性部品20に位置して、弾性部品20の厚さ方向に沿って弾性部品20を貫通し、第2サブ開口31は、シール部品30に位置し、シール部品30の厚さ方向に沿ってシール部品30を貫通し、第1連通口112、第1サブ開口21及び第2サブ開口31は、対応するとともに、互いに連通し、これによって、動作媒体は、第1連通口112、第1サブ開口21及び第2サブ開口31の間を流動する。
好ましくは、シール部品30の材料は、テフロンであってもよく、シール部品30は、密封作用だけではなく、一定の潤滑性能を備え、弁体ユニット2000とシールユニット200との摩擦力を低減させ、さらに、制御弁1の駆動力を相対的に低減させる。
【0022】
シールユニット200とハウジング10とは一体として固定されて配置される場合、シールユニット200とハウジング10の環状側壁11との間の密封性能を効果的に向上させるために、シールユニット200は、弾性部品20によってハウジング10の環状側壁11に固定接続され、第1サブ開口21の外周に第1密封面を形成し、第1密封面は、弾性部品20と環状側壁11との間に位置し、弾性部品20と環状側壁11との間の密封を実現し、弾性部品20は、シール部品30に固定接続されるとともに、密封して配置される。
この場合、弾性部品20とシール部品30とは、第2サブ開口31の外周に第3密封面を形成し、第3密封面は、弾性部品20とシール部品30とが接触する表面に位置する。
シールユニット200とハウジング10とを一体構造として固定接続することで、弾性部品20とハウジング10の環状側壁11との間は、均一な一体構造になって、密封面を形成する。
シールユニット200とハウジング10とが別体式構造になる時、シールユニット200が大きな圧縮量を備える場合に限り、環状側壁11とシールユニット200との間の静的密封を保証するとともに、シールユニット200と弁体ユニット2000との間の動的密封を保証することに対して、本発明の実施例の弾性部品20とハウジング10とは、一体として固定接続されることで、よい密封性能を備え、流動している動作媒体の内部漏れを効果的に防止し、弁体ユニット2000の動作負荷を減少させる。
【0023】
シールユニット200とハウジング10の環状側壁11との安定な結合を実現するために、弾性部品20とハウジング10との間は、一体構造として固定接続され、且つ、隙間がなく、弾性部品20とシール部品30との間は、一体構造として固定接続され、且つ、隙間がなく、弾性部品20の構成材料は、加硫可能材料を含み、例えば、弾性部品20の構成材料は、ゴムを含んでもよい。
この場合、シールユニット200とハウジング10とを固定接続するS120は、加硫工程によって弾性部品20と環状側壁11とを一体構造として固定接続するステップS1200を含む。
上記配置によって、弾性部品20とハウジング10の環状側壁11との間は、均一な一体構造になって、密封面を形成する。
【0024】
これに基づいて、図9を参照し、図9は、本発明の一実施例であるステップ1200のフロー図である。
加硫工程によって弾性部品20と環状側壁11とを固定接続するステップS1200は、以下のステップを含み、
ステップS122:シールユニット200を成形する;
本発明の実施例におけるシールユニット200は、一体構造として固定接続される弾性部品20とシール部品30とを含む。
ステップS124:シールユニット200の外面及び環状側壁11の内面のうちの少なくとも一方に触媒を配置する;
ステップS126:シールユニット200を環状側壁11の内面に挿着する;
ステップS128:シールユニット200及び環状側壁11に対して加圧及び加温処理を行うことで、シールユニット200と環状側壁11の内面とを一体構造として固定接続する。
【0025】
上記配置によって、シールユニット200は、弾性部品20によって環状側壁11に固定接続され、弾性部品20と環状側壁11との間に第1密封面を形成し、シールユニット200と環状側壁11との固定接続、及び緻密な密封性能を実現する。
【0026】
具体的に実施する場合、まず、金型において制御弁1のハウジング10を射出工程で射出成形して、シールユニット200を製造して成形する。
この場合、シールユニット200における弾性部品20とシール部品30とは、一体構造として固定され、弾性部品20とシール部品30との間は、加硫工程によって固定接続される。
この場合、弾性部品20とシール部品30との間の化学分子が緊密に接続されている。
ハウジング10及びシールユニット200が製造されて成形された後、ハウジング10の内面に触媒を塗布し、又は、シールユニット200における弾性部品20の外面に触媒を塗布し、或いは、ハウジング10の内面及びシールユニット200における弾性部品20の外面に何れも触媒を塗布することで、ハウジング10とシールユニット200とを容易に接続する。
その後、触媒が塗布されたハウジング10とシールユニット200とを、所定圧力及び所定温度を有する環境に配置し、ハウジング10及びシールユニット200に対して加圧処理及び加温処理を行って、所定時間が経過した後、弾性部品20を環状側壁11の内面に固定して形成する。
この場合、弾性部品20における材料分子と環状側壁11における材料分子とは、安定な化学結合接続を形成し、弾性部品20と環状側壁11の内面との間は、隙間がなく、又は、隙間が動作媒体の粒径より小さく、緻密な密封性能を実現する。
ハウジング10及びシールユニット200に対する加圧処理及び加温処理の圧力、温度について、ハウジング10の材料、弾性部品20の材料及びシール部品30の材料に基づいて設定すればよく、これに対して、本発明は、限定していない。
【0027】
図10及び図11を参照し、図10は、本発明の別実施例が提供するステップ120のフロー図であり、図11は、本発明の他実施例が提供するステップ120のフロー図である。
シールユニット200は、弾性部品20及びシール部品30を含み、シールユニット200をハウジング10の環状側壁11に安定に接続するために、シールユニット200とハウジング10とを固定接続するステップS120は、以下のステップを含み、
ステップS1202:シール部品30を成形し、シール部品30には、第2サブ開口31が成形される;
ステップS1204:シール部品30と環状側壁11の内面とを組み立て、シール部品30と環状側壁11との間は、隙間を有する;
ステップS1206:弾性部品溶液をシール部品30と環状側壁11との隙間に注入する;
ステップS1208:弾性部品溶液、シール部品30及び環状側壁11に対して加圧処理及び加温処理を行って、弾性部品20を形成して、シールユニット200と環状側壁11の内面とを一体構造として固定接続する。
【0028】
製造されて成形されたシール部品30を環状側壁11の内面側に内嵌して、第1連通口112を、対応する第2サブ開口31の位置に対応させる。
このステップでは、位置制限部材によって環状側壁11及びシール部品30の径方向位置に対してそれぞれ位置制限を行うことで、シール部品30と環状側壁11との間の隙間サイズを保証してから、弾性部品溶液がシール部品30と環状側壁11との隙間の間に充填するように、弾性部品溶液をシール部品30と環状側壁11との隙間に配置し、最後、弾性部品溶液、シール部品30及び環状側壁11に対して加圧処理及び加温処理を行うことで、弾性部品溶液を固化させ弾性部品20を形成して、シールユニット200を環状側壁11の内面に固定して形成し、この際の弾性部品20は、化学結合によってハウジング10及びシール部品30に結合されて接続され、弾性部品20とハウジング10とのよい密封性能、及び弾性部品20とシール部品30との間のよい密封性能を実現する。
【0029】
図10をさらに参照し、制御弁1は、流動している動作媒体を導通させる必要があるため、弾性部品溶液をシール部品30と環状側壁11との隙間に配置するステップS1206の後、本発明の実施例の製造方法は、さらに、以下のステップを含み、
ステップS1207:弾性部品20に第1サブ開口21を形成することで、第1連通口112が第1サブ開口21によって対応する第2サブ開口31に連通する。
上記配置によって、流動している動作媒体が第1連通口112、第1サブ開口21及び第2サブ開口31の間を安定に流動することを実現し、さらに、制御弁1の流体に対する制御を実現する。
【0030】
図11及び図12を参照し、図12は、本発明の他実施例が提供するステップ120のフロー図である。
弾性部品20に第1サブ開口21を製造して、第1連通口112と第1サブ開口21とを導通させるために、弾性部品溶液をシール部品30と環状側壁11との隙間に配置するステップS1206の前、製造方法は、以下のステップを含み、
ステップS1205:第1連通口112の内面、及び、対応する第2サブ開口31の内面を貫通するように、補助部品300を配置する。
【0031】
図6及び図12に示すように、図12は、1つの補助部品300と、環状側壁11の第1連通口112及びシール部品30の第2サブ開口31との取り付け関係のみを模式的に示し、具体的に実施する場合、補助部品300を第1連通口112及び第2サブ開口31に差し入れ、第1連通口112で環状側壁11に密封して接続し、第2サブ開口31でシール部品30に密封して接続し、補助部品300の一部は、環状側壁11とシール部品30との間の隙間内に位置し、補助部品300の外部輪郭は、第1連通口112と第2サブ開口31との間の隙間に充填する。
上記配置によって、補助部品300は、弾性部品溶液が、第1連通口112と第2サブ開口31との対応する位置まで流動することを防止し、弾性部品溶液に対して所定時間だけ加圧及び加温を行った後、補助部品300を分離することで、第1サブ開口21を有する弾性部品20を形成できる。
【0032】
以上のように、本発明の実施例が提供する制御弁の製造方法によれば、シールユニット200とハウジング10の環状側壁11の内面とを一体構造として固定接続し、シールユニット200は、取り外し不能にハウジング10の環状側壁11と一体として接続されることで、シールユニット200と環状側壁11との間のよい密封性能を実現するとともに、弁体ユニット2000とシールユニット200との間の押圧量を減少させ、弁体ユニット2000が、ハウジング10に対して回動している場合、弁体ユニット2000の回転トルクを効果的に減少させ、さらに、弁体ユニット2000とシール部品30との間の発熱及び摩耗を低減させ、制御弁1の使用寿命を延長させる。
【0033】
また、本発明の実施例は、上記何れか1つの実施形態の制御弁の製造方法で製造される制御弁1をさらに提供する。
本発明の実施例が提供する制御弁1によれば、シールユニット200をハウジング10の環状側壁11の内面に固定して形成することで、シールユニット200は、ハウジング10の環状側壁11と一体構造として接続され、シールユニット200と環状側壁11との間のよい密封性能を実現するとともに、弁体ユニット2000とシール部品30との間の押圧量を減少させ、弁体ユニット2000とシール部品30との間の摩耗を低減させ、制御弁1の使用寿命を延長させる。
【0034】
本発明の実施例が提供する制御弁1は、熱交換システム、例えば、車両用空調システム又は家庭用空調システムなどに適用されてもよく、具体的に、制御弁1を流通する動作媒体は、水、水と他の液体との混合動作媒体、又は熱伝導能力を有する他の冷却液体であってもよい。
制御弁1は、動作媒体の割当を制御し、及び、制御弁1を通過した出口流量を調節して制御し、さらに、熱交換システム流路の動作媒体を制御し、この熱交換システム流路の制御性能を高めて最適化する。
【0035】
また、本発明の実施例は、上記の制御弁1に適用される弁ボディユニット1000をさらに提供し、制御弁1の弁体ユニット2000の少なくとも一部と弁ボディユニット1000とは互いに嵌め込まれる。
弁体ユニット2000は、伝動機構によって回動でき、弁ボディユニット1000は、固定接続されたハウジング10とシールユニット200とを含む。
ハウジング10は、環状側壁11及び第1サブ部分111を含み、ハウジング10は、収容室を有し、環状側壁11と第1サブ部分111とは固定接続され、第1サブ部分111は、第1サブ部分111及び環状側壁11を貫通するとともに、収容室に連通する第1連通口112を含む。
シールユニット200は、環状側壁11の内面に位置し、弁体ユニット2000は、シールユニット200により形成された空間に位置し、シールユニット200は、第1連通口112に対応するとともに、互いに連通する第2連通口201をさらに含む。
シールユニット200は、環状側壁11の内面に密封されるように固定接続され、第1連通口112の外周に第1密封面を形成する。
上記配置によって、シールユニット200と環状側壁11との間のよい密封性能を実現するとともに、弁体ユニット2000とシール部品30との間の押圧量を減少させ、弁体ユニット2000とシール部品30との間の摩耗を低減させ、制御弁1の使用寿命を延長させ、且つ、本発明の実施例が提供する弁ボディユニット1000は、個別に製造または販売されてもよく、且つ、制御弁1の構造を簡略化し、取付ステップを減少させ、普及応用を便利にする。
【0036】
シールユニット200は、互いに嵌め込まれる弾性部品20とシール部品30とを含み、弾性部品20の構造及びシール部品30の構造は、上記何れか1つの実施例の弾性部品20及びシール部品30の構造に類似するため、ここで、贅言していない。
本発明の実施例の弁ボディユニットは、個別に製造または販売されてもよく、弁ボディユニットの密封性能、弁ボディユニットと弁体ユニットとの間の密封性能を効果的に向上させ、普及応用を便利にする。
【0037】
また、本発明の実施例は、制御弁1をさらに提供し、弁ボディユニット1000及び弁体ユニット2000を含む。
弁ボディユニット1000は、上記何れか1つの実施形態の弁ボディユニットであり、弁体ユニット2000の少なくとも一部は、弁ボディユニット1000により形成された収容室内に位置し、弁ボディユニット1000は、ハウジング10及びシールユニット200を含む。
ハウジング10は、固定接続された環状側壁11と第1サブ部分111とを含み、ハウジング10は収容室を有し、ハウジング10は、第1サブ部分111及び環状側壁11を貫通するとともに、収容室に連通する第1連通口112を有し、シールユニット200は環状側壁11の内面に位置しており、第2連通口201を含む。
第1連通口112と第2連通口201とは、対応するとともに、互いに連通し、シールユニット200は、環状側壁11の内面に固定接続され、第1連通口112の外周に第1密封面を形成し、弁体ユニット2000の少なくとも一部は、シールユニット200により形成された空間に位置して、シールユニット200の内面に緊密に係合するように第2密封面を形成する。
上記配置によって、シールユニット200と環状側壁11との間のよい密封性能を実現するとともに、弁体ユニット2000とシール部品30との間の押圧量を減少させ、弁体ユニット2000とシール部品30との間の摩耗を低減させ、制御弁1の使用寿命を延長させ、制御弁1の構造を簡略化し、取付ステップを減少させ、普及応用を便利にする。
好ましくは、シールユニット200は、上記何れか1つの実施形態のシールユニット200であってもよく、ここで、贅言していない。
【0038】
シールユニット200と環状側壁11とは、加硫工程によって固定接続される。
上記配置によって、シールユニット200と環状側壁11との間は、一体構造として固定接続され、シールユニット200と環状側壁11との間は隙間がない。
本発明の実施例が提供する制御弁1によれば、シールユニット200と環状側壁11との間のよい密封性能を実現するとともに、弁体ユニット2000とシール部品30との間の押圧量を減少させ、弁体ユニット2000がハウジング10に対して回動している場合、弁体ユニット2000の回転トルクを効果的に減少させ、さらに、弁体ユニット2000とシール部品30との間の発熱を減少させ、弁体ユニット2000とシール部品30との間の摩耗を低減させ、制御弁1の使用寿命を延長させ、普及応用を便利にする。
【0039】
ここで、「第1」、「第2」などのような関係用語は、1つのエンティティ又は操作を他のエンティティ又は操作に区別するためのものであり、これらのエンティティ又は操作同士の間には、このような実際の関係又は順序があるように要求又は暗示するとは、限らない。
このように使用される用語は、互いに交換されてもよく、本明細書に記載の発明における実施例、例えば、本明細書の説明、又は他の態様の記載を除いた順序に従って動作し又は配列する。
以上の実施例は、本発明を限定していなく、本発明を説明するためのものであり、本明細書は、上記の実施例を参照して本発明を詳しく説明したが、本発明に対して補正又は等価置換を行ってもよく、本発明の精神及び範囲から逸脱しない全ての改良は、何れも、本発明の範囲内に該当する。
図1
図2
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図4
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図6
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【国際調査報告】