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特表2024-502927カメラモジュールおよびこれを含む電子装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-24
(54)【発明の名称】カメラモジュールおよびこれを含む電子装置
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/04 20210101AFI20240117BHJP
   H04N 23/50 20230101ALI20240117BHJP
   H04N 23/57 20230101ALI20240117BHJP
   G03B 19/00 20210101ALI20240117BHJP
【FI】
G02B7/04 D
H04N23/50
H04N23/57
G03B19/00
G02B7/04 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023530911
(86)(22)【出願日】2021-12-06
(85)【翻訳文提出日】2023-05-22
(86)【国際出願番号】 KR2021018358
(87)【国際公開番号】W WO2022149737
(87)【国際公開日】2022-07-14
(31)【優先権主張番号】10-2021-0002834
(32)【優先日】2021-01-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ドンスン・ホ
(72)【発明者】
【氏名】ヒュンホ・ユ
(72)【発明者】
【氏名】ドンフン・ユ
(72)【発明者】
【氏名】ユンボク・ユ
(72)【発明者】
【氏名】ユンジェ・ファン
【テーマコード(参考)】
2H044
2H054
5C122
【Fターム(参考)】
2H044BD13
2H044BE02
2H044BE10
2H044BE20
2H054BB02
5C122DA09
5C122DA16
5C122EA06
5C122EA41
5C122FA18
5C122FB06
5C122FD01
5C122GE01
5C122GE05
5C122GE11
5C122HA75
5C122HA82
(57)【要約】
一実施形態によるカメラモジュールは、カメラハウジングと、一部が前記カメラハウジングの内部に収容され、レンズを含むレンズアセンブリ-前記レンズアセンブリは、前記カメラハウジングの内部において前記レンズの光軸方向に移動するように構成される-と、前記カメラハウジングの内部に結合し、少なくとも一部が前記レンズアセンブリの前記光軸方向の移動範囲を制限するストッパ部材とを含み、前記ストッパ部材は、第1光軸方向に前記レンズアセンブリの移動範囲を制限する第1ストッパ部材と、前記第1光軸方向の逆の第2光軸方向に前記レンズアセンブリの移動範囲を制限する第2ストッパ部材とを含み、前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材は、前記レンズアセンブリが前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材と接触する時に、ダンピングを提供するように構成されることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラモジュールであって、
カメラハウジングと、
レンズを含み、少なくとも一部が前記カメラハウジングの内部に収容されるレンズアセンブリ-前記レンズアセンブリは、前記カメラハウジングの内部において前記レンズの光軸方向に沿って移動するように構成されると、
前記カメラハウジングの内部に結合し、少なくとも一部が前記レンズアセンブリの前記光軸方向に対する移動範囲を制限するストッパ部材とを含み、
前記ストッパ部材は、
第1光軸方向に前記レンズアセンブリの移動範囲を制限する第1ストッパ部材と、
前記第1光軸方向の逆の第2光軸方向に前記レンズアセンブリの移動範囲を制限する第2ストッパ部材とを含み、
前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材は、前記レンズアセンブリが前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材と接触する時に、ダンピングを提供するように構成される、カメラモジュール。
【請求項2】
前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材は、それぞれ、前記レンズアセンブリと前記光軸方向に整列される線形(linear)ストッパを含み、
前記レンズアセンブリの前記第1光軸方向の移動は、前記第1ストッパ部材の前記線形ストッパとの接触によって実質的に制限され、前記レンズアセンブリの前記第2光軸方向の移動は、前記第2ストッパ部材の前記線形ストッパとの接触によって実質的に制限される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記線形ストッパは、
前記レンズアセンブリが前記線形ストッパと接触する時に、衝突による衝撃を吸収または発散させるように形成される溝を含む、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記光軸方向に見ると、前記線形ストッパは、前記レンズアセンブリの少なくとも一部と重なる、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材は、それぞれ、前記カメラハウジングに結合するベース部分および前記レンズアセンブリと対向するように前記ベース部分の一部の領域に配置される線形ストッパを含み、
前記線形ストッパは、
前記ベース部分に固定される固定部分および前記固定部分から所定の間隔で離隔するフレキシブル(flexible)部分を含み、
前記フレキシブル部分は、前記レンズアセンブリが前記光軸方向に移動するにつれて前記レンズアセンブリと接触するか離隔する、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記線形ストッパは、前記フレキシブル部分と前記固定部分との間に形成される溝をさらに含み、
前記線形ストッパの前記フレキシブル部分は、
前記レンズアセンブリが接触するか離隔するに伴い、少なくとも一部が前記固定部分と近くなるか遠くなる方向に曲げられるように構成される、請求項5に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材は、それぞれ、前記ベース部分の他の領域に配置されるバッファ(buffer)ストッパをさらに含み、
前記ベース部分は、
前記光軸方向に延びる第1部分および前記第1部分から垂直に延びる第2部分を含み、
前記線形ストッパは、前記第2部分の第1面に配置され、
前記バッファストッパは、前記第2部分の前記第1面の反対面である第2面に配置される、請求項5に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記第1ストッパ部材は、
前記第1ストッパ部材の前記線形ストッパが前記第2光軸方向に向かい、前記第1ストッパ部材の前記バッファストッパが前記第1光軸方向に向かうように、前記カメラハウジングの側壁に結合する、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記第2ストッパ部材は、
前記第2ストッパ部材の前記線形ストッパが前記第1光軸方向に向かい、前記第2ストッパ部材の前記バッファストッパが前記第2光軸方向に向かうように、前記カメラハウジングの側壁に結合する、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記カメラハウジングは、
光軸に平行な第1側壁、前記第1側壁に平行な第2側壁、前記第1側壁と前記第2側壁を連結し、互いに平行な第3側壁および第4側壁を含み、
前記第1ストッパ部材は、前記第1側壁に結合し、前記第2ストッパ部材は、前記第1側壁または前記第2側壁のうち少なくとも一つに結合する、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項11】
前記レンズアセンブリを前記光軸方向に移動させるための第1コイルおよび第1マグネットをさらに含み、
前記第1コイルおよび第1マグネットのいずれか一つは、前記レンズアセンブリに配置され、前記第1コイルおよび第1マグネットのうち他の一つは、前記カメラハウジングに配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項12】
前記第1マグネットは、
光軸に平行な前記カメラハウジングの第1側壁と対向するように前記レンズアセンブリに配置され、
第1極性を有する第1領域および前記第1極性の逆の第2極性を有する第2領域を含み、
前記第1領域および前記第2領域は、前記第1光軸方向に沿って配列される、請求項11に記載のカメラモジュール。
【請求項13】
前記カメラハウジングの前記第1側壁に配置され、前記第1マグネットとの反発力を発生させるように構成されるサブマグネットをさらに含み、
前記サブマグネットは、
前記第1極性を有し、前記第1マグネットを基準に前記第2光軸方向に位置する第1サブマグネットと、
前記第2極性を有し、前記第1マグネットを基準に前記第1光軸方向に位置する第2サブマグネットとを含む、請求項12に記載のカメラモジュール。
【請求項14】
カメラモジュールであって、
外部光が入射する受光領域を含むカメラハウジング-前記カメラハウジングの一側には、イメージセンサが配置される-と、
前記カメラハウジングの内部に収容され、レンズを含むレンズアセンブリ-前記レンズアセンブリは、前記カメラハウジングの内部において前記レンズの光軸方向に移動するように構成されると、
前記カメラハウジングの内部に収容され、前記受光領域を介して入射した前記外部光を前記レンズに入射させるように構成される第1反射部材と、
前記レンズアセンブリを挟んで前記第1反射部材と対向するように前記カメラハウジングの内部に配置され、前記レンズを通過した前記外部光を前記イメージセンサに入射させるように構成される第2反射部材と、
前記レンズアセンブリとともに移動するように前記レンズアセンブリに結合し、前記第2反射部材に向かって延びる支持部材と、
前記カメラハウジングの側壁に配置され、前記レンズアセンブリが前記光軸方向に移動するにつれて前記支持部材の一部と接触するように構成されるダンピング部材とを含む、カメラモジュール。
【請求項15】
前記支持部材は、
前記光軸方向に延びる第1部分と、
前記第1部分の一端部から光軸に垂直に延びる第2部分と、
前記第1部分の他端部から前記光軸に垂直に延びる第3部分とを含み、
前記第3部分は、前記レンズアセンブリが第1光軸方向に移動するにつれて前記ダンピング部材と接触するように構成され、
前記第2部分は、前記レンズアセンブリが前記第1光軸方向の逆の第2光軸方向に移動するにつれて前記ダンピング部材と接触するように構成される、請求項14に記載のカメラモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書に開示されている様々な実施形態は、カメラモジュールおよびこれを含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンのようなモバイル電子装置は、カメラモジュールを含むことができる。カメラモジュールは、レンズと、レンズを囲むレンズバレルと、イメージセンサとを含むことができる。カメラモジュールは、外部被写体から反射した光を受信することができる。被写体から反射した光は、レンズバレルの内部に進み、レンズを透過し、イメージセンサに進むことができる。イメージセンサは、受信した光信号を関連する電気信号に変換することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
カメラモジュールは、レンズを光軸方向に移動させて焦点を調節する焦点調節機能(auto focus;AF)を提供することができる。焦点調節機能は、センサを用いて自動に行われるか、ユーザの選択によって行われることができる。
【0004】
電子装置および/またはカメラモジュールが無電源である状態で、レンズを含むレンズアセンブリは、固定された位置を維持することができず、カメラハウジングの内部で流動することがある。レンズアセンブリが流動する場合、レンズの破損の恐れを増加させ、イメージ品質の低下を引き起こし得る。
【0005】
本文書に開示されている実施形態によると、カメラモジュールおよび/または電子装置が無電源状態である時に、レンズアセンブリの移動範囲を制限し、カメラモジュールの構成部品の衝突による騒音を低減することができるカメラモジュールおよびこれを含む電子装置を提供することを目的とする。
【0006】
本文書で解決しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していないさらに他の技術的課題は、以下の記載から本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が明確に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本文書の一実施形態によるカメラモジュールは、カメラハウジングと、少なくとも一部が前記カメラハウジングの内部に収容され、レンズを含むレンズアセンブリ-前記レンズアセンブリは、前記カメラハウジングの内部において前記レンズの光軸方向に移動するように構成される-と、前記カメラハウジングの内部に結合し、少なくとも一部が前記レンズアセンブリの前記光軸方向の移動範囲を制限するストッパ部材とを含み、前記ストッパ部材は、第1光軸方向に前記レンズアセンブリの移動範囲を制限する第1ストッパ部材と、前記第1光軸方向の逆の第2光軸方向に前記レンズアセンブリの移動範囲を制限する第2ストッパ部材とを含み、前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材は、前記レンズアセンブリが前記第1ストッパ部材および前記第2ストッパ部材と接触する時に、ダンピングを提供するように構成されることができる。
【0008】
本文書に開示されている一実施形態によるカメラモジュールは、外部光が入射する受光領域を含むカメラハウジング-前記カメラハウジングの一側には、イメージセンサが配置される-と、前記カメラハウジングの内部に収容され、レンズを含むレンズアセンブリ-前記レンズアセンブリは、前記カメラハウジングの内部において前記レンズの光軸方向に移動するように構成される-と、前記カメラハウジングの内部に収容され、前記受光領域を介して入射した前記外部光を前記レンズに入射させるように構成される第1反射部材と、前記レンズアセンブリを挟んで前記第1反射部材と対向するように前記カメラハウジングの内部に配置され、前記レンズを通過した前記外部光を前記イメージセンサに入射させるように構成される第2反射部材と、前記レンズアセンブリとともに移動するように前記レンズアセンブリに結合し、前記第2反射部材に向かって延びる支持部材と、前記カメラハウジングの側壁に配置され、前記レンズアセンブリが前記光軸方向に移動するにつれて前記支持部材の一部と接触するように構成されるダンピング部材とを含むことができる。
【発明の効果】
【0009】
本文書に開示されている様々な実施形態による電子装置は、電子装置またはカメラモジュールに電源が印加されない時に、レンズアセンブリの移動範囲を制限することで、カメラモジュールの破損を防止することができる。
【0010】
また、本文書に開示されている様々な実施形態による電子装置は、レンズアセンブリの移動範囲を制限する構造物が、ストッパおよび/またはダンパを含むように構成されることで、カメラモジュールの部品の衝突による衝撃を吸収または発散し、騒音を低減することができる。
【0011】
その他、本文書を介して直接的または間接的に把握される様々な効果が提供されることができる。
【0012】
本文書に開示されている内容およびその効果をより完全に理解するために添付図面とともに提供される以下の説明を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】一実施形態による電子装置の前面斜視図である。
図2】一実施形態による電子装置の後面斜視図である。
図3】一実施形態による電子装置の分解斜視図である。
図4】一実施形態によるカメラモジュールの斜視図である。
図5】一実施形態によるカメラモジュールの分解斜視図である。
図6a】一実施形態によるカメラモジュールのストッパ部材を示す図である。
図6b】一実施形態によるカメラモジュールのストッパ部材を示す図である。
図7】一実施形態によるカメラモジュールのレンズアセンブリおよびストッパ部材の動作を示す図である。
図8】一実施形態によるカメラモジュールのレンズアセンブリおよびストッパ部材の動作を示す図である。
図9】一実施形態によるカメラモジュールの反射部材アセンブリの回転動作を示す図である。
図10】一実施形態によるカメラモジュールの反射部材アセンブリ、ガイド構造物および第2駆動部材を示す図である。
図11a】一実施形態によるカメラモジュールの反射部材アセンブリ、ガイド構造物および第2ストッパ部材を示す図である。
図11b】一実施形態によるカメラモジュールの反射部材アセンブリおよび第2ストッパ部材を示す図である。
図12】一実施形態によるカメラモジュールを示す図である。
図13a】一実施形態によるカメラモジュールの支持部材およびダンピング部材を示す図である。
図13b】一実施形態によるカメラモジュールの支持部材およびダンピング部材を示す図である。
図14】一実施形態によるカメラモジュールの支持部材およびダンピング部材の動作を示す図である。
図15】一実施形態によるカメラモジュールのサブマグネットの位置を示す図である。
図16】一実施形態によるカメラモジュールのサブマグネットの動作を示す図である。
図17】一実施形態によるカメラモジュールの斜視図である。
図18】一実施形態によるカメラモジュールのサブマグネットの位置を示す図である。
図19】様々な実施形態によるネットワーク環境内の電子装置のブロック図である。
図20】様々な実施形態によるカメラモジュールを例示するブロック図である。
【0014】
図面の説明に関連して、同一または類似の構成要素に対しては、同一または類似の参照符号が使用されることができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下で論議される図1図20および本特許文書において本発明の原理を説明するために使用される様々な実施形態は、単に例示のためのものであって、本発明の範囲を制限するものに解釈してはならない。当業者は、本発明の原理が適切に配置された任意のシステムまたは装置で実現され得ることを理解する。
【0016】
以下、本発明の様々な実施形態について添付の図面を参照して記載する。しかし、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定するものではなく、本発明の実施形態の様々な変更(modification)、均等物(equivalent)、および/または代替物(alternative)を含むものと理解すべきである。
【0017】
図1は、一実施形態による電子装置100の前面斜視図である。図2は、一実施形態による電子装置100の後面斜視図である。
【0018】
図1および図2を参照すると、一実施形態による電子装置100は、第1面(または、前面)110Aと、第2面(または、後面)110Bと、第1面110Aと第2面110Bとの間の空間を囲む第3面(または、側面)110Cとを含むハウジング110を含むことができる。
【0019】
他の実施形態において、ハウジング110は、第1面110A、第2面110Bおよび第3面110Cのうち一部を形成する構造を指すこともある。
【0020】
一実施形態において、第1面110Aは、少なくとも一部分が実質的に透明な前面プレート102(例:様々なコーティングレイヤーを含むガラスプレート、またはポリマープレート)によって形成されることができる。第2面110Bは、実質的に不透明な後面プレート111によって形成されることができる。前記後面プレート111は、例えば、コーティングまたは着色されたガラス、セラミック、ポリマー、金属(例:アルミニウム、ステンレス鋼(STS)、またはマグネシウム)、または前記物質のうち少なくとも二つの組み合わせによって形成されることができる。第3面110Cは、前面プレート102および後面プレート111と結合し、金属および/またはポリマーを含む側面ベゼル構造(または、側面部材)118によって形成されることができる。
【0021】
他の実施形態において、後面プレート111および側面ベゼル構造118は、一体に形成されることができ、同一の物質(例:アルミニウムのような金属物質)を含むことができる。
【0022】
図示されている実施形態において、前面プレート102は、第1面110Aの一部の領域から後面プレート111方向に歪み、シームレスに(seamless)延びた2個の第1領域110Dを含むことができる。第1領域110Dは、前面プレート102の長いエッジ(long edge)両端に位置することができる。
【0023】
図示されている実施形態において、後面プレート111は、第2面110Bの一部の領域から前面プレート102方向に歪み、シームレスに延びた2個の第2領域110Eを含むことができる。第2領域110Eは、後面プレート111の長いエッジ両端に含むことができる。
【0024】
他の実施形態において、前面プレート102(または後面プレート111)は、第1領域110D(または第2領域110E)のうち一つのみを含むことができる。また、他の実施形態において、前面プレート102(または後面プレート111)は、第1領域110D(または第2領域110E)のうち一部を含まないことができる。
【0025】
一実施形態において、側面ベゼル構造118は、電子装置100の側面から見ると、前記のような第1領域110Dまたは第2領域110Eが含まれていない側面方向(例:短辺)では第1厚さ(または幅)を有し、前記第1領域110Dまたは第2領域110Eを含む側面方向(例:長辺)では前記第1厚さより薄い第2厚さを有することができる。
【0026】
一実施形態において、電子装置100は、ディスプレイ101、オーディオモジュール103、104、107(例:図19のオーディオモジュール570)、センサモジュール(図示せず)(例:図19のセンサモジュール576)、カメラモジュール105、112、113(例:図19のカメラモジュール580)、キー入力装置117(例:図19の入力装置550)、発光素子(図示せず)、およびコネクタホール108(例:図19の連結端子578)のうち少なくとも一つを含むことができる。他の実施形態において、電子装置100は、前記構成要素のうち少なくとも一つ(例:キー入力装置117または発光素子(図示せず))を省略するか、他の構成要素をさらに含むことができる。
【0027】
一実施形態において、ディスプレイ101は、前面プレート102の相当部分を介して視覚的に露出することができる。例えば、ディスプレイ101の少なくとも一部は、第1面110A、および第3面110Cの第1領域110Dを含む前面プレート102を介して視覚的に露出することができる。ディスプレイ101は、前面プレート102の背面に配置されることができる。
【0028】
一実施形態において、ディスプレイ101の角は、前面プレート102の隣接した外縁形状とほぼ同様に形成されることができる。他の実施形態において、ディスプレイ101が視覚的に露出する面積を確張するために、ディスプレイ101の外縁と前面プレート102の外縁との間隔は、ほぼ同様に形成されることができる。
【0029】
一実施形態において、ハウジング110の表面(または前面プレート102)は、ディスプレイ101が視覚的に露出するにつれて形成される画面表示領域を含むことができる。例えば、画面表示領域は、第1面110Aと、側面の第1領域110Dとを含むことができる。
【0030】
他の実施形態において、画面表示領域110A、110Dは、ユーザの生体情報を取得するように構成されたセンシング領域(図示せず)を含むことができる。ここで、「画面表示領域110A、110Dがセンシング領域を含む」の意味は、センシング領域の少なくとも一部が画面表示領域110A、110Dに重なり得ること(overlapped)と理解することができる。例えば、前記センシング領域(図示せず)は、画面表示領域110A、110Dの他の領域と同様に、ディスプレイ101によって視覚情報を表示することができ、さらに、ユーザの生体情報(例:指紋)を取得することができる領域を意味することができる。
【0031】
一実施形態において、ディスプレイ101の画面表示領域110A、110Dは、第1カメラモジュール105(例:パンチホールカメラ)が視覚的に露出することができる領域を含むことができる。例えば、前記第1カメラモジュール105が視覚的に露出した領域は、縁の少なくとも一部が、画面表示領域110A、110Dによって囲まれることができる。様々な実施形態において、前記第1カメラモジュール105は、複数のカメラモジュール(例:図19のカメラモジュール580)を含むことができる。
【0032】
様々な実施形態において、ディスプレイ101は、画面表示領域110A、110Dの背面にオーディオモジュール(図示せず)、センサモジュール(図示せず)、カメラモジュール(例:第1カメラモジュール105)、および発光素子(図示せず)のうち少なくとも一つが配置されるように構成されることができる。例えば、電子装置100は、第1面110A(例:前面)および/または側面110C(例:第1領域110Dのうち少なくとも一つの面)の背面(例:-z軸方向に向かう面)に、第1カメラモジュール105(例:アンダーディスプレイカメラ(UDC;under display camera))が第1面110Aおよび/または側面110Cに向かうように配置されるように構成されることができる。例えば、第1カメラモジュール105は、ディスプレイ101の下に配置されることができ、画面表示領域110A、110Dに視覚的に露出しないことができる。
【0033】
他の実施形態(図示せず)において、ディスプレイ101は、タッチ感知回路、タッチの強度(圧力)を測定することができる圧力センサ、および/または磁界方式のスタイラスペンを検出するデジタイザと結合するか、隣接して配置されることができる。
【0034】
一実施形態において、オーディオモジュール103、104、107は、マイクホール103、104と、スピーカホール107とを含むことができる。
【0035】
一実施形態において、マイクホール103、104は、第3面110Cの一部の領域に形成された第1マイクホール103と、第2面110Bの一部の領域に形成された第2マイクホール104とを含むことができる。マイクホール103、104の内部には、外部の音を取得するためのマイク(図示せず)が配置されることができる。マイクは、音の方向を感知するように、複数個のマイクを含むことができる。
【0036】
一実施形態において、第2面110Bの一部の領域に形成された第2マイクホール104は、カメラモジュール105、112、113に隣接するように配置されることができる。例えば、第2マイクホール104は、カメラモジュール105、112、113の実行時に音を取得するか、または他の機能の実行時に音を取得することができる。
【0037】
一実施形態において、スピーカホール107は、外部スピーカホール107と、通話用レシーバホール(図示せず)とを含むことができる。外部スピーカホール107は、電子装置100の第3面110Cの一部に形成されることができる。他の実施形態において、外部スピーカホール107は、マイクホール103と一つのホールで実現されることができる。図示されていないが、通話用レシーバホール(図示せず)は、第3面110Cの他の一部に形成されることができる。例えば、通話用レシーバホールは、外部スピーカホール107が形成された第3面110Cの一部(例:-y軸方向に向かう部分)と対向する第3面110Cの他の一部(例:+y軸方向に向かう部分)に形成されることができる。様々な実施形態に応じて、通話用レシーバホールは、第3面110Cの一部に形成されず、前面プレート102(または、ディスプレイ101)と側面ベゼル構造118との間の離隔空間によって形成されることもある。
【0038】
一実施形態において、電子装置100は、外部スピーカホール107または通話用レシーバホール(図示せず)を介してハウジング110の外部に音を出力するように構成される少なくとも一つのスピーカ(図示せず)を含むことができる。様々な実施形態に応じて、スピーカは、スピーカホール107が省略されたピエゾスピーカを含むことができる。
【0039】
一実施形態において、センサモジュール(図示せず)は、電子装置100の内部の作動状態、または外部の環境状態に対応する電気信号またはデータ値を生成することができる。例えば、センサモジュールは、近接センサ、HRMセンサ、指紋センサ、ジェスチャーセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、マグネチックセンサ、加速度センサ、グリップセンサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、または照度センサのうち少なくとも一つを含むことができる。
【0040】
一実施形態において、カメラモジュール105、112、113は、電子装置100の第1面110Aから露出する第1カメラモジュール105(例:パンチホールカメラ)、第2面110Bから露出する第2カメラモジュール112、および/またはフラッシュ113を含むことができる。
【0041】
一実施形態において、第1カメラモジュール105は、ディスプレイ101の画面表示領域110A、110Dの一部を介して視覚的に露出することができる。例えば、第1カメラモジュール105は、ディスプレイ101の一部に形成された開口(図示せず)を介して画面表示領域110A、110Dの一部の領域に視覚的に露出することができる。他の例としては、第1カメラモジュール105(例:アンダーディスプレイカメラ)は、ディスプレイ101の背面に配置されることができ、画面表示領域110A、110Dに視覚的に露出しないことができる。
【0042】
一実施形態において、第2カメラモジュール112は、複数のカメラ(例:デュアルカメラ、トリプルカメラまたはクアッドカメラ)を含むことができる。ただし、第2カメラモジュール112が、必ずしも複数のカメラを含むものに限定されず、一つのカメラを含むこともできる。
【0043】
一実施形態において、第1カメラモジュール105および第2カメラモジュール112は、一つまたは複数のレンズ、イメージセンサ、および/またはイメージシグナルプロセッサを含むことができる。フラッシュ113は、例えば、発光ダイオードまたはキセノンランプ(xenon lamp)を含むことができる。他の実施形態において、2個以上のレンズ(赤外線カメラ、広角および望遠レンズ)およびイメージセンサが、電子装置100の一面に配置されることができる。
【0044】
一実施形態において、キー入力装置117は、ハウジング110の第3面110C)(例:第1領域110Dおよび/または前記第2領域110E)に配置されることができる。他の実施形態において、電子装置100は、キー入力装置117のうち一部または全部を含まないこともあり、含まれていないキー入力装置117は、ディスプレイ101上にソフトキーのような他の形態に実現されることができる。他の実施形態において、キー入力装置は、画面表示領域110A、110Dに含まれたセンシング領域(図示せず)を形成するセンサモジュール(図示せず)を含むことができる。
【0045】
一実施形態において、コネクタホール108は、コネクタを収容することができる。コネクタホール108は、ハウジング110の第3面110Cに配置されることができる。例えば、コネクタホール108は、オーディオモジュール(例:マイクホール103およびスピーカホール107)の少なくとも一部と隣接するように第3面110Cに配置されることができる。他の実施形態において、電子装置100は、外部電子装置と電力および/またはデータを送/受信するためのコネクタ(例:USBコネクタ)を収容することができる第1コネクタホール108および/または外部電子装置とオーディオ信号を送/受信するためのコネクタ(例:イヤホンジャック)を収容することができる第2コネクタホール(図示せず)を含むことができる。
【0046】
一実施形態において、電子装置100は、発光素子(図示せず)を含むことができる。例えば、前記発光素子(図示せず)は、ハウジング110の第1面110Aに配置されることができる。前記発光素子(図示せず)は、電子装置100の状態情報を光の形態で提供することができる。他の実施形態において、前記発光素子(図示せず)は、第1カメラモジュール105の動作と連動する光源を提供することができる。例えば、前記発光素子(図示せず)は、LED、IR LEDおよび/またはキセノンランプを含むことができる。
【0047】
図3は、一実施形態による電子装置100の分解斜視図である。
【0048】
図3を参照すると、一実施形態による電子装置100は、前面プレート120(例:図1の前面プレート102)と、ディスプレイ130(例:図1のディスプレイ101)と、側面部材140(例:図1の側面ベゼル構造118)と、プリント回路基板150と、リアケース160と、バッテリ170と、後面プレート180(例:図2の後面プレート111)と、アンテナ(図示せず)とを含むことができる。
【0049】
様々な実施形態において、電子装置100は、前記構成要素のうち少なくとも一部(例:リアケース160)を省略するか、他の構成要素をさらに含むこともできる。図3に図示されている電子装置100の構成要素のうち一部は、図1および図2に図示されている電子装置(例:図1および図2の電子装置100)の構成要素のうち一部と同一または類似することができ、以下、重複する説明は省略する。
【0050】
一実施形態において、前面プレート120およびディスプレイ130は、側面部材140に結合することができる。例えば、図3を基準に、前面プレート120およびディスプレイ130は、側面部材140の下に配置されることができる。前面プレート120およびディスプレイ130は、側面部材140から+z軸方向に位置することができる。例えば、ディスプレイ130は、側面部材140の下に結合し、前面プレート120は、ディスプレイ130の下に結合することができる。前面プレート120は、電子装置100の外面(または外観)の一部を形成することができる。ディスプレイ130は、電子装置100の内部に位置するように、前面プレート120と側面部材140との間に配置されることができる。
【0051】
一実施形態において、側面部材140は、ディスプレイ130と後面プレート180との間に配置されることができる。例えば、側面部材140は、後面プレート180とディスプレイ130との間の空間を囲むように構成されることができる。
【0052】
一実施形態において、側面部材140は、電子装置100の側面(例:図1の第3面110C)の一部を形成するフレーム構造141と、フレーム構造141から内側に延びるプレート構造142とを含むことができる。
【0053】
一実施形態において、プレート構造142は、フレーム構造141によって囲まれるように、フレーム構造141の内部に配置されることができる。プレート構造142は、フレーム構造141と連結されるか、またはフレーム構造141と一体に形成されることができる。プレート構造142は、金属材質および/または非金属(例:ポリマー)材質で形成されることができる。一実施形態において、プレート構造142は、電子装置100に含まれた他の構成要素を支持することができる。例えば、プレート構造142には、ディスプレイ130、プリント回路基板150、リアケース160およびバッテリ170のうち少なくとも一つが配置されることができる。例えば、プレート構造142は、一面(例:+z軸方向に向かう面)にディスプレイ130が結合し、一面の反対に向かう面(例:-z軸方向に向かう面)にプリント回路基板150が結合することができる。
【0054】
一実施形態において、リアケース160は、後面プレート180とプレート構造142との間に配置されることができる。リアケース160は、プリント回路基板150の少なくとも一部と重なるように、側面部材140に結合することができる。例えば、リアケース160は、プリント回路基板150を挟んでプレート構造142と対向することができる。
【0055】
一実施形態において、プリント回路基板150には、プロセッサ(例:図19のプロセッサ520)、メモリ(例:図19のメモリ530)、および/またはインタフェース(例:図19のインタフェース577)が装着されることができる。プロセッサは、例えば、中央処理装置、アプリケーションプロセッサ、グラフィック処理装置、イメージシグナルプロセッサ、センサハブプロセッサ、またはコミュニケーションプロセッサのうち一つまたはそれ以上を含むことができる。メモリは、例えば、揮発性メモリまたは不揮発性メモリを含むことができる。インタフェースは、例えば、HDMI((登録商標)high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インタフェース、SDカードインタフェース、および/またはオーディオインタフェースを含むことができる。インタフェースは、電子装置100を外部電子装置と電気的または物理的に連結させることができ、USBコネクタ、SDカード/MMCコネクタ、またはオーディオコネクタを含むことができる。
【0056】
一実施形態において、バッテリ170(例:図19のバッテリ589)は、電子装置100の少なくとも一つの構成要素に電力を供給することができる。例えば、バッテリ170は、再充電不可能な一次電池、または再充電可能な二次電池、または燃料電池を含むことができる。バッテリ170の少なくとも一部は、プリント回路基板150と実質的に同一平面上に配置されることができる。バッテリ170は、電子装置100の内部に一体に配置されることができ、電子装置100と取り外し可能に配置されることもできる。
【0057】
一実施形態において、アンテナ(図示せず)(例:図19のアンテナモジュール597)は、後面プレート180とバッテリ170との間に配置されることができる。アンテナ(図示せず)は、例えば、NFC(near field communication)アンテナ、無線充電アンテナ、および/またはMST(magnetic secure transmission)アンテナを含むことができる。アンテナ(図示せず)は、例えば、外部装置と近距離通信をするか、充電に必要な電力を無線で送受信することができる。
【0058】
一実施形態において、第1カメラモジュール105は、レンズが前面プレート120(例:図1の前面110A)の一部の領域を介して外部光を受信することができるように、側面部材140の少なくとも一部(例:プレート構造142)に配置されることができる。例えば、第1カメラモジュール105のレンズは、前面プレート120の一部の領域(例:カメラ領域137)に視覚的に露出することができる。
【0059】
一実施形態において、第2カメラモジュール112は、レンズが電子装置100の後面プレート180(例:図2の後面110B)のカメラ領域184を介して外部光を受信することができるように、プリント回路基板150に配置されることができる。例えば、第2カメラモジュール112のレンズは、カメラ領域184に視覚的に露出することができる。一実施形態において、第2カメラモジュール112は、電子装置100のハウジング(例:図1および図2のハウジング110)に形成された内部空間の少なくとも一部に配置されることができ、連結部材(例:コネクタ)を介してプリント回路基板150に電気的に連結されることができる。
【0060】
一実施形態において、カメラ領域184は、後面プレート180の表面(例:図2の後面110B)に形成されることができる。一実施形態において、カメラ領域184は、第2カメラモジュール112のレンズに外部の光が入射するように、少なくとも部分的に透明に形成されることができる。一実施形態において、カメラ領域184の少なくとも一部は、後面プレート180の前記表面から所定の高さに突出することができる。ただし、必ずしもこれに限定されるものではなく、カメラ領域184は、後面プレート180の表面と実質的に同一の平面を形成することもできる。
【0061】
図4は、一実施形態によるカメラモジュール200の斜視図である。図5は、一実施形態によるカメラモジュール200の分解斜視図である。
【0062】
図4および図5を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール200(例:図1図3の第1カメラモジュール105または第2カメラモジュール112)は、カメラハウジング210と、レンズアセンブリ220と、反射部材アセンブリ230と、ガイド構造物250と、ストッパ部材240と、第1駆動部材260と、第2駆動部材270と、センサアセンブリ283と、第2反射部材291と、フレキシブル基板292とを含むことができる。
【0063】
一実施形態において、カメラハウジング210は、カメラモジュール200の外観の少なくとも一部を形成することができる。例えば、カメラハウジング210の表面は、カメラモジュール200の外面または外縁を形成することができる。カメラハウジング210の内部には、カメラモジュール200の他の構成要素が収容されることができる。
【0064】
一実施形態において、カメラハウジング210は、第1ハウジング210-1、および第1ハウジング210-1と結合する第2ハウジング210-2を含むことができる。例えば、第1ハウジング210-1は、下部ハウジングまたはフレームであることができ、第2ハウジング210-2は、上部ハウジングまたはカバーであることができる。カメラハウジング210は、第1ハウジング210-1および第2ハウジング210-2の結合により内部にカメラモジュール200の他の構成要素が収容されることができる所定の空間を提供するように構成されることができる。例えば、第1ハウジング210-1は、カメラモジュール200の下部面(例:-z軸方向に向かう面)を形成し、第2ハウジング210-2は、カメラモジュール200の上部面(例:+z軸方向に向かう面)および側面(例:x軸およびy軸方向に向かう面)を形成することができる。
【0065】
一実施形態において、第1ハウジング210-1は、第2ハウジング210-2とともにカメラモジュール200の他の構成要素が収容されることができる空間を形成することができる。第1ハウジング210-1は、上部が開放された形態に形成されることができ、内部にレンズアセンブリ220、反射部材アセンブリ230、第2反射部材291および/またはガイド構造物250が配置される収容空間が形成されることができる。例えば、第1ハウジング210-1の収容空間は、第1ハウジング210-1の底面(例:ベース212)および側面(例:側壁213、214、215、216)によって囲まれる所定の空間を意味することができる。収容空間の少なくとも一部は、第2ハウジング210-2によって覆われることができる。
【0066】
一実施形態によると、第1ハウジング210-1には、カメラモジュール200の他の構成要素が支持されるか、または結合することができる。例えば、第1ハウジング210-1は、第1ハウジング210-1の収容空間にレンズアセンブリ220、反射部材アセンブリ230、第2反射部材291およびガイド構造物250が配置され、第1ハウジング210-1の側壁213、214、215、216にフレキシブル基板292、センサアセンブリ283およびストッパ部材240が配置されるように構成されることができる。例えば、収容空間には、ガイド構造物250、反射部材アセンブリ230(または、第1反射部材231)、レンズアセンブリ220および第2反射部材291が第1光軸方向に沿って順に配置されることができる。
【0067】
一実施形態において、第1ハウジング210-1は、第1ハウジング210-1(または、カメラモジュール200)の底面(例:z軸方向に向かう面)を形成するベース212と、ベース212の縁からベース212に垂直な方向(例:+z軸方向)に延びる複数の側壁213、214、215、216とを含むことができる。
【0068】
一実施形態において、ベース212には、レンズアセンブリ220が光軸L方向に移動可能に配置されることができる。例えば、レンズアセンブリ220のレンズキャリア222とベース212との間には、レンズアセンブリ220の移動をガイドする複数の第1ボール229が配置されることができる。一実施形態において、ベース212には、複数の第1ボール229が配置される第1リセス217が形成されることができる。例えば、第1リセス217は、ベース212の一部の領域が-z軸方向に陥沒することで形成されることができる。第1リセス217は、光軸L方向(例:x軸方向)に所定の長さだけ長く延びた形状に形成されることができる。例えば、第1リセス217は、複数の第1ボール229の個数に対応する個数が形成されることができる。複数の第1ボール229は、レンズキャリア222とベース212との間の空間で転がるように構成されることができる。例えば、複数の第1ボール229は、レンズキャリア222が光軸L方向に移動する時に、レンズキャリア222とベース212との間で光軸L方向に直線移動しながら回転するか、または最初の場所で回転することができる。
【0069】
様々な実施形態において、カメラモジュール200は、第1駆動部材260を用いて、レンズアセンブリ220を光軸L方向に移動させることで、自動焦点調節機能(AF;auto focus)を提供するように構成されることができる。
【0070】
一実施形態において、複数の側壁213、214、215、216は、光軸Lに平行な第1側壁213と、第1側壁213と対向し、光軸Lに平行な第2側壁214と、第2光軸方向(例:+x軸方向)に向かい、第1側壁213と第2側壁214を連結する第3側壁215と、第1光軸方向(例:-x軸方向)に向かい、第1側壁213と第2側壁214を連結する第4側壁216とを含むことができる。例えば、第3側壁215は、第1側壁213と第2側壁214の一端部(例:第2光軸方向の端部または+x軸方向の端部)を連結し、第4側壁216は、第1側壁213と第2側壁214の他端部(例:第1光軸方向の端部または-x軸方向の端部)を連結することができる。例えば、第3側壁215および第4側壁216は、第1側壁213および第2側壁214と実質的に垂直をなすことができる。
【0071】
一実施形態において、第1ハウジング210-1は、複数の側壁213、214、215、216のうち少なくとも一部に、フレキシブル基板292およびコイル261、271、273が配置されるように構成されることができる。例えば、複数の側壁213、214、215、216のうち少なくとも一部は、フレキシブル基板292によって囲まれることができ、フレキシブル基板292の少なくとも一部には、コイル261、271、273が配置されることができる。
【0072】
一実施形態において、複数の側壁213、214、215、216のうち第1側壁213、第2側壁214および第3側壁215の少なくとも一部は、フレキシブル基板292によって囲まれることができる。第1側壁213、第2側壁214および第3側壁215には、複数のコイル261、271、273が配置されることができるように、開口領域2131、2132、2141、2142、2151が形成されることができる。複数のコイル261、271、273は、開口領域を介して第1ハウジング210-1の収容空間に位置することで、それぞれ対応する複数のマグネット262、272、274と対向するように配置されることができる。例えば、第1側壁213には、第1コイル261が位置する第1開口領域2131および第2コイル271が位置する第2開口領域2132が形成されることができる。第2側壁214には、第1コイル261が位置する第3開口領域2141および第2コイル271が位置する第4開口領域2142が形成されることができる。第3側壁215には、第3コイル273が位置する第5開口領域2151が形成されることができる。
【0073】
一実施形態において、第1ハウジング210-1の第2側壁214には、センサアセンブリ283が配置されることができる。例えば、第2側壁214には、第6開口領域2143が形成されることができ、センサアセンブリ283は、イメージセンサ281が第6開口領域2143に整列されるように、第2側壁214に配置されることができる。例えば、センサアセンブリ283は、イメージセンサ281が第6開口領域2143に向かうように、第2側壁214の外側面(例:-y軸方向に向かう面)に配置されることができる。図5を基準に第2側壁214を正面から見ると(例:第2側壁214を-y軸方向に見ると)、イメージセンサ281は、第6開口領域2143と部分的に重なることができる。一実施形態によると、第1反射部材231およびレンズユニット221を通過した外部光は、第2反射部材291によって屈折および/または反射した後、第6開口領域2143を介してイメージセンサ281に入射することができる。
【0074】
一実施形態において、第2ハウジング210-2は、第1ハウジング210-1の上部(例:+z軸方向)に結合することができる。第2ハウジング210-2は、第1ハウジング210-1の少なくとも一部を覆うことができる形態に形成されることができる。例えば、第2ハウジング210-2は、第1ハウジング210-1の上部に結合することで、収容空間を覆うことができる。
【0075】
一実施形態において、第2ハウジング210-2には、第1反射部材231が視覚的に露出する受光領域211が形成されることができる。例えば、受光領域211は、第2ハウジング210-2の上部面210a(例:+z軸方向に向かう面)の一部の領域に形成されることができる。例えば、受光領域211は、第2ハウジング210-2の上部面に形成された開口領域(またはスルーホール)を含むか、または透明な領域を含むことができる。外部光は、受光領域211を介してカメラハウジング210の内部に移動することができる。外部光は、受光領域211を介してカメラハウジング210の内部に配置された第1反射部材231に入射することができる。例えば、受光領域211は、外部光が第1反射部材231に入射することができるように、第1反射部材231と重なることができる。図4に図示されているように、第1反射部材231の少なくとも一部は、受光領域211を介してカメラハウジング210の外部に視覚的に露出することができる。例えば、第2ハウジング210-2の上部面210aを上から見ると、第1反射部材231の少なくとも一部は受光領域211と重なることができる。
【0076】
一実施形態において、レンズアセンブリ220は、カメラハウジング210の内部に配置されることができる。レンズアセンブリ220は、カメラハウジング210の内部でレンズの光軸L方向に移動するように構成されることができる。例えば、レンズアセンブリ220は、第1ハウジング210-1の収容空間で第1光軸方向または第2光軸方向に直線移動することができる。一実施形態において、レンズの光軸Lは、外部光がレンズを通過する方向に延びる仮想の軸として規定されることができる。例えば、光軸Lは、実質的に、x軸方向に延びることができる。
【0077】
一実施形態において、レンズアセンブリ220は、レンズユニット221と、レンズユニット221の少なくとも一部が収容されるレンズキャリア222とを含むことができる。レンズユニット221は、一つ以上のレンズを含むことができ、少なくとも一部がレンズキャリア222に収容されることができる。レンズユニット221は、レンズキャリア222とともに移動することができる。レンズキャリア222は、第1ハウジング210-1の収容空間の内部(例:ベース212)に光軸L方向に移動可能に配置されることができる。レンズキャリア222には、第1コイル261と電磁気的に相互作用する第1マグネット262が配置されることができる。例えば、レンズキャリア222は、第1コイル261と第1マグネット262との間に発生する電磁気力によって光軸L方向に移動するように構成されることができる。他の例としては、レンズキャリア222は、カメラモジュール200に電源が印加されていない状態である時に、カメラハウジング210の光軸方向に移動することもできる。
【0078】
一実施形態において、反射部材アセンブリ230は、カメラハウジング210の内部に配置されることができる。例えば、反射部材アセンブリ230は、レンズアセンブリ220を基準に第2光軸方向に位置することができる。反射部材アセンブリ230は、受光領域211を介して入射した外部光を反射させるか、屈折させるように構成されることができる。例えば、受光領域211を介して光軸Lに垂直な方向(例:z軸方向)に反射部材アセンブリ230に入射した光は、第1反射部材231によって反射および/または屈折することで、光軸L方向に沿ってレンズユニット221に入射することができる。
【0079】
一実施形態において、反射部材アセンブリ230は、第1反射部材231と、第1反射部材231の少なくとも一部が収容されるホルダ232とを含むことができる。第1反射部材231は、外部光を反射および/または屈折させてレンズアセンブリ220に入射させることができる。例えば、第1反射部材231は、傾斜面を有する鏡またはプリズムを含むことができる。ホルダ232には、第1反射部材231が配置されることができる。例えば、第1反射部材231は、ホルダ232とともに移動または回転するように、ホルダ232に結合することができる。
【0080】
一実施形態において、ホルダ232は、第1ハウジング210-1に対して仮想の回転軸を中心に回転するように構成されることができる。前記仮想の回転軸は、光軸Lと実質的に垂直をなすことができる。例えば、ホルダ232は、z軸に実質的に平行な仮想の第1回転軸(例:図9の第1回転軸R1)を中心に所定の範囲で回転することができる。また、ホルダ232は、y軸に実質的に平行な仮想の第2回転軸(例:例:図9の第2回転軸R2)を中心に所定の範囲で回転することができる。
【0081】
一実施形態において、ホルダ232には、反射部材アセンブリ230の回転をガイドするためのガイド構造物250が結合することができる。
【0082】
一実施形態において、ガイド構造物250は、ホルダ232と結合する第1ガイド部材251と、第1ガイド部材251と結合する第2ガイド部材252とを含むことができる。例えば、ホルダ232は、第1ガイド部材251に回転軸(例:図9の第1回転軸R1)を中心に回転可能に結合することができる。例えば、第1ガイド部材251は、第2ガイド部材252に回転軸(例:図9の第2回転軸R2)を中心に回転可能に結合することができる。ホルダ232は、第1ガイド部材251が第2ガイド部材252に対して回転する時に、ともに回転するように結合することができる。例えば、反射部材アセンブリ230は、前記第1回転軸R1を中心に回転する時に、第1ガイド部材251に対して相対的に回転し、前記第2回転軸R2を中心に回転する時に、第1ガイド部材251とともに第2ガイド部材252に対して相対的に回転することができる。反射部材アセンブリ230とガイド構造物250との結合関係は、以下、図9図11を参照して説明する。
【0083】
一実施形態において、ホルダ232には、第2コイル271と電磁気的に相互作用する第2マグネット272が配置されることができる。例えば、ホルダ232は、第2コイル271と第2マグネット272との間に発生する電磁気力によって、z軸に平行な回転軸を中心に回転するように構成されることができる。第1ガイド部材251には、第3コイル273と電磁気的に相互作用する第3マグネット274が配置されることができる。例えば、第1ガイド部材251は、第3コイル273と第3マグネット274との間に発生する電磁気力によって、y軸に平行な回転軸を中心に回転するように構成されることができる。
【0084】
様々な実施形態において、カメラモジュール200は、第2駆動部材270を用いて、反射部材アセンブリ230を光軸Lに垂直な回転軸を中心に回転させることで、カメラモジュール200に印加される外部ノイズ(例:手ブレ)に対応して、イメージ安定化機能(OIS;optical image stabilizer)を提供することができる。例えば、カメラモジュール200は、第1反射部材231を所定の範囲で回転させて、レンズアセンブリ220に向かって入射する光の進み角度を変化させることで、イメージのブレを補償することができる。
【0085】
一実施形態において、ストッパ部材240は、レンズアセンブリ220の光軸方向の移動範囲を制限することができる。例えば、ストッパ部材240は、少なくとも一部がレンズアセンブリ220と接触することで、レンズアセンブリ220の光軸方向の移動を制限することができる。ストッパ部材240は、レンズアセンブリ220の光軸方向の移動に対して、ダンピングを提供するように構成されることができる。例えば、ストッパ部材240は、レンズアセンブリ220が接触する時に、衝撃を吸収および/または緩和することができるように、少なくとも一部が弾性を有する材質で形成されることができる。ストッパ部材240は、レンズアセンブリ220の移動範囲を制限するとともに、レンズアセンブリ220との接触時に、ダンピング力を提供することで、ダンピング作用(damping action)を行うことができる。
【0086】
一実施形態において、ストッパ部材240は、レンズアセンブリ220の第1光軸方向移動を制限する第1ストッパ部材241と、レンズアセンブリ220の第2光軸方向移動を制限する第2ストッパ部材242とを含むことができる。第1ストッパ部材241は、第1ハウジング210-1の第1側壁213に結合することができる。第2ストッパ部材242は、第1ハウジング210-1の第1側壁213および/または第2側壁214に結合することができる。例えば、第1ストッパ部材241は、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に指定された距離だけ移動する時に、レンズアセンブリ220と接触するように構成されることができる。第2ストッパ部材242は、レンズアセンブリ220が第2光軸方向に指定された距離だけ移動する時に、レンズアセンブリ220と接触するように構成されることができる。第1ストッパ部材241は、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動して接触(または衝突)した場合、ダンピングを提供することができ、第2ストッパ部材242は、レンズアセンブリ220が第2光軸方向に移動して接触(または衝突)した場合、ダンピングを提供することができる。ストッパ部材240の形状および機能は、以下、図6a~図8を参照して説明する。
【0087】
一実施形態において、第1駆動部材260は、レンズアセンブリ220を光軸L方向に移動させるための駆動力を提供することができる。第1駆動部材260は、カメラハウジング210(例:第1ハウジング210-1)およびレンズアセンブリ220のいずれか一つに配置される第1コイル261と、カメラハウジング210およびレンズアセンブリ220のうち他の一つに配置される第1マグネット262とを含むことができる。図5に図示されている実施形態によると、第1コイル261は、第1ハウジング210-1の側壁(例:第1側壁213および第2側壁214)に配置され、第1マグネット262は、第1コイル261と対向するように、レンズキャリア222に配置されることができる。ただし、第1駆動部材260の位置は、図示されている実施形態に限定されない。他の実施形態において、第1コイル261がレンズキャリア222に配置され、第1マグネット262が第1ハウジング210-1に配置されることもできる。
【0088】
一実施形態において、カメラモジュール200は、第1コイル261に流れる電流を制御することで、レンズアセンブリ220の光軸L方向位置を制御することができる。例えば、第1マグネット262と第1コイル261は、電磁気的に相互作用することができる。例えば、第1コイル261は、第1マグネット262が形成する磁界の内部に位置することができる。一実施形態において、プロセッサ(例:図19のプロセッサ520および/または図20のイメージシグナルプロセッサ660)は、第1コイル261を通過する電流の方向および/または強度を制御することができる。第1マグネット262には、第1コイル261を通過する電流の方向に対応して、電磁気力(例:ローレンツ力)が印加されることができる。前記電磁気力によって、レンズアセンブリ220は、レンズの光軸L方向に移動することができる。一実施形態において、第2反射部材291およびイメージセンサ281は、第1ハウジング210-1に固定配置され、レンズアセンブリ220は、反射部材アセンブリ230と第2反射部材291との間で光軸L方向に移動することができる。これにより、レンズアセンブリ220と第2反射部材291との距離が変化することができ、レンズを通過して第2反射部材291によって反射し、イメージセンサ281に進む光の移動距離が変化することができる。
【0089】
一実施形態において、第2駆動部材270は、反射部材アセンブリ230を光軸Lに垂直な回転軸を中心に回転させるための駆動力を提供することができる。例えば、第2駆動部材270は、反射部材アセンブリ230をz軸に平行な回転軸を中心に回転させるための第2マグネット272および第2コイル271と、反射部材アセンブリ230をy軸に平行な回転軸を中心に回転させるための第3マグネット274および第3コイル273とを含むことができる。例えば、第2マグネット272と第2コイル271は、電磁気的に相互作用することができる。例えば、第3マグネット274と第3コイル273は、電磁気的に相互作用することができる。第2駆動部材270によって反射部材アセンブリ230が回転する動作については、以下、図9図11を参照して説明する。
【0090】
一実施形態において、第2コイル271は、カメラハウジング210(例:第1ハウジング210-1)および反射部材アセンブリ230のいずれか一つに配置され、第2マグネット272は、カメラハウジング210および反射部材アセンブリ230のうち他の一つに配置されることができる。一実施形態において、第3コイル273は、カメラハウジング210および第1ガイド部材251のいずれか一つに配置され、第3マグネット274は、カメラハウジング210および第1ガイド部材251のうち他の一つに配置されることができる。図5に図示されている実施形態によると、第2コイル271と第3コイル273は、第1ハウジング210-1の側壁(例:第1側壁213、第2側壁214および第3側壁215)に配置され、第2マグネット272は、第2コイル271と対向するようにホルダ232に配置され、第3マグネット274は、第3コイル273と対向するように第1ガイド部材251に配置されることができる。ただし、第2駆動部材270の位置は、図示されている実施形態に限定されない。他の実施形態において、第2マグネット272と第3マグネット274が第1ハウジング210-1に配置され、第2コイル271がホルダ232に配置され、第3コイル273が第1ガイド部材251に配置されることもできる。
【0091】
一実施形態において、センサアセンブリ283は、第1ハウジング210-1の第2側壁214に配置されることができる。センサアセンブリ283は、イメージセンサ281およびイメージセンサ281が電気的に連結されるセンサ基板282を含むことができる。イメージセンサ281は、第2反射部材291によって反射または屈折する光が入射することができるように、第1ハウジング210-1の第2側壁214に形成された第6開口領域2143に整列されることができる。例えば、イメージセンサ281は、第6開口領域2143を介して第2反射部材291の一面と対向するように配置されることができる。イメージセンサ281は、レンズを通過して第2反射部材291によって反射した光を受信し、受信した光信号に基づいて電気信号を生成するように構成されることができる。センサ基板282は、コネクタ285と電気的に連結されることができ、コネクタ285は、電子装置(例:図1図3の電子装置100)のプリント回路基板(例:図3のプリント回路基板150)に電気的に連結されることができる。例えば、センサ基板282は、連結部材284(例:フレキシブル基板またはケーブル)を介してコネクタ285と電気的に連結されることができる。
【0092】
一実施形態において、第2反射部材291は、レンズを通過した外部光の進み経路を変更させることができる。第2反射部材291は、レンズアセンブリ220を基準として第1光軸方向に位置することができる。例えば、第2反射部材291は、レンズを通過して第1光軸方向に進む外部光を第1光軸方向に垂直な方向(例:-y軸方向)に反射または屈折させることで、イメージセンサ281に入射させることができる。例えば、第2反射部材291は、傾斜面を有する鏡またはプリズムを含むことができる。他の実施形態において、カメラモジュール200は、第2反射部材291を含まないこともできる。前記他の実施形態のように、第2反射部材291が省略される場合、イメージセンサ281は、レンズアセンブリ220と光軸L方向に整列されるように、位置が変更されることができる。
【0093】
一実施形態において、フレキシブル基板292は、第1ハウジング210-1の側壁213、214、215、216の一部を囲むことができる。フレキシブル基板292には、第1コイル261、第2コイル271および第3コイル273が配置されることができる。例えば、フレキシブル基板292は、第1コイル261および第2コイル271が第1側壁213(例:第1開口領域2131および第2開口領域2132)および第2側壁214(例:第3開口領域2141および第4開口領域2142)に位置し、第3コイル273が第3側壁215(例:第5開口領域2151)に位置するように、第1ハウジング210-1の第1側壁213、第2側壁214および第3側壁215を囲むことができる。一実施形態において、フレキシブル基板292は、電子装置(例:図1図3の電子装置100)のプリント回路基板(例:図3のプリント回路基板150)と電気的に連結されることができる。フレキシブル基板292は、フレキシブルプリント回路基板(FPCB;flexible printed circuit board)またはリジッドフレキシブルプリント回路基板(RFPCB;rigid-flexible printed circuit board)を含むことができる。
【0094】
図6aは、一実施形態によるカメラモジュール200のストッパ部材240を示す図である。図6bは、一実施形態によるカメラモジュール200のストッパ部材240を示す図である。
【0095】
図6aおよび図6bを参照すると、一実施形態によるカメラモジュール200のストッパ部材240は、ベース部分243と、ベース部分243に結合するストッパ部分244、245、249とを含むことができる。ストッパ部分244、245、249は、線形ストッパ244と、バッファストッパ245と、回転ストッパ249とを含むことができる。例えば、第1ストッパ部材(例:図5の第1ストッパ部材241)および第2ストッパ部材(例:図5の第2ストッパ部材242)は、同一の形状に形成されることができ、第1ストッパ部材241の構成要素および第2ストッパ部材242の構成要素は、互いに同一であることができる。
【0096】
一実施形態において、ベース部分243には、ストッパ部分244、245、249が結合することができる。ベース部分243は、ストッパ部材240がカメラハウジング(例:図4および図5のカメラハウジング210)に固定されるように、カメラハウジング210と結合する部分であることができる。例えば、ベース部分243は、第1ハウジング(例:図4および図5の第1カメラハウジング210-1)に固定結合することができる。一実施形態において、ベース部分243は、ストッパ部分244、245、249に外力または衝撃が印加される場合、形状または位置が変形することなくストッパ部分244、245、249を安定的に支持するように、所定の強度を有することができる。ベース部分243は、所定水準以上の強度を有する様々な素材を用いて形成されることができる。例えば、ベース部分243は、SUS(steel use stainless)で形成されることができるが、ベース部分243の材質は、これに限定されず、様々な材質で形成されることができる。
【0097】
一実施形態において、ベース部分243はストッパ部分244、245、249に比べて相対的に剛性が大きい素材で形成されることができる。例えば、ベース部分243は硬質の素材で形成され、ストッパ部分244、245、249は軟質の素材で形成されることができる。様々な実施形態において、ストッパ部材240は、インサート射出工程によりベース部分243およびストッパ部分244、245、249が一体に形成されるように実現されることができる。ただし、ストッパ部材240の製造工程は、インサート射出に限定されず、様々な製造工程により製造されることができる。他の例としては、ストッパ部材240は、ベース部分243およびストッパ部分244、245、249がそれぞれ別の工程により製造された後、ストッパ部分244、245、249がベース部分243にボンディングおよび/または嵌合結合することで、一つの部品として組み立てられることもできる。
【0098】
一実施形態において、ベース部分243は、光軸L方向に長く延びる第1部分243aと、第1部分243aの長辺方向(例:光軸L方向)の一端部から実質的に垂直に延びる第2部分243bと、第1部分243aの短辺方向の一端部から実質的に垂直に延びる第3部分243cとを含むことができる。第1部分243aの一部には、回転ストッパ249が配置されることができる。第1部分243aおよび第2部分243bの一部には、線形ストッパ244およびバッファストッパ245が配置されることができる。
【0099】
一実施形態において、線形ストッパ244は、第2部分243bの第1面2433に配置されることができ、バッファストッパ245は、第2部分243bの第2面2434に配置されることができる。例えば、第2部分243bの第1面2433は、回転ストッパ249に向かう面であり、第2部分243bの第2面2434は、第2部分243bの第1面2433の反対に向かう面として規定されることができる。例えば、第2部分243bの第1面2433は、第1部分243aの長辺方向の他端部に向かう面として解釈することができる。様々な実施形態において、線形ストッパ244とバッファストッパ245は、インサート射出工程により一体に形成され、この際、第2部分243bの少なくとも一部を貫通するように形成されることができる。ただし、線形ストッパ244とバッファストッパ245の製造方法は、上述の内容に限定されない。他の例としては、線形ストッパ244とバッファストッパ245は、それぞれ別の部品として製造された後、第2部分243bの第1面2433および第2面2434にそれぞれボンディングされることもできる。様々な実施形態において、線形ストッパ244およびバッファストッパ245は、弾性素材、フレキシブル素材または射出素材を含むことができる。例えば、線形ストッパ244およびバッファストッパ245は、ゴム、ウレタン、ホロンおよびスポンジを含む様々な素材で形成されることができる。様々な実施形態において、線形ストッパ244とバッファストッパ245は、互いに同一の材質で形成されるか、または相違する材質で形成されることができる。
【0100】
一実施形態において、線形ストッパ244の少なくとも一部は、第1部分243aの一部を貫通するように形成されることができる。例えば、線形ストッパ244は、第1部分243aの第1面2431の一部の領域から、第1部分243aを貫通して第1部分243aの第2面2432に向かう方向に延びることができる。例えば、線形ストッパ244は、第2部分243bが第1部分243aから延びる方向と実質的に同一の方向に延びることができる。
【0101】
一実施形態において、線形ストッパ244は、レンズアセンブリ(例:図5のレンズアセンブリ220)が光軸L方向に移動するにつれてレンズアセンブリ220と接触または離隔するように構成されることができる。例えば、線形ストッパ244は、レンズアセンブリ220と接触することで、レンズアセンブリ220の移動を制限する機能を提供することができる。また、線形ストッパ244は、レンズアセンブリ220が接触または衝突する時に、衝撃を吸収または発散させることができるダンパ(damper)の機能を提供することができる。例えば、線形ストッパ244は、ダンパの機能を提供するために、弾性材質またはフレキシブル材質で形成されることができる。
【0102】
一実施形態において、線形ストッパ244は、少なくとも一部に溝248が形成されることができる。例えば、線形ストッパ244は、溝248によって一部分(例:フレキシブル部分246)が他の部分(例:固定部分247)と近くなるか遠くなる方向に移動(または弾性変形)するように構成されることができる。一実施形態において、線形ストッパ244は、溝248を挟んで対向するフレキシブル部分246と、固定部分247とを含むことができる。例えば、固定部分247は、第2部分243bの第1面2433に固定され、フレキシブル部分246は、固定部分247から延び、且つ固定部分247から所定の間隔で離隔するように形成されることができる。様々な実施形態において、線形ストッパ244は、フレキシブル部分246に外力が印加される場合、フレキシブル部分246が固定部分247に近くなる方向に変形し、外力が除去される場合、固定部分247から遠くなる方向に変形するように構成されることができる。これにより、線形ストッパ244は、線形ストッパ244に外力が印加される時に、線形ストッパ244(例:フレキシブル部分246)の変形または移動によって衝撃を吸収および/または発散することができる。
【0103】
一実施形態において、回転ストッパ249は、レンズアセンブリ(例:図5のレンズアセンブリ220)の回転を防止するように構成されることができる。回転ストッパ249は、第1部分243aの第1面2431を貫通し、第1部分243aの第2面2432に向かう方向に延びることができる。回転ストッパ249は、レンズアセンブリ220が回転する時に、レンズアセンブリ220の一部と接触することで、レンズアセンブリ220の回転を制限することができる。また、回転ストッパ249は、レンズアセンブリ220の接触時に、破損防止のために、弾性材質(またはフレキシブル材質)で形成されることができる。様々な実施形態において、回転ストッパ249は、線形ストッパ244またはバッファストッパ245と実質的に同一の材質で形成されることができる。
【0104】
以下、図7および図8を参照して、ストッパ部材240によってレンズアセンブリ220の光軸L方向の移動範囲が制限される動作、レンズアセンブリ220の回転が防止される動作およびレンズアセンブリ220の移動による衝撃(または騒音)が吸収および/または緩和される動作について説明する。
【0105】
図7は、一実施形態によるカメラモジュール200のレンズアセンブリ220およびストッパ部材241、242の動作を示す図である。図8は、一実施形態によるカメラモジュール200のレンズアセンブリ220およびストッパ部材241、242の動作を示す図である。
【0106】
図7は、一実施形態によるカメラモジュール200の斜視図である。例えば、図7は、カメラモジュール200の第2ハウジング(例:図4および図5の第2ハウジング210-2)およびセンサアセンブリ283が省略された図であることができる。図8は、一実施形態によるカメラモジュール200の平面図である。例えば、図8は、図7に図示されているカメラモジュール200を-z軸方向に見た図であることができる。
【0107】
図7および図8を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール200は、第1ハウジング210-1と、レンズアセンブリ220と、反射部材アセンブリ230と、ストッパ部材241、242と、センサアセンブリ283と、第2反射部材291と、フレキシブル基板292とを含むことができる。図7および図8に図示されているカメラモジュール200の構成のうち一部は、図4図6bを参照して説明したカメラモジュール200の構成と同一または類似するため、以下、重複する説明は省略する。
【0108】
一実施形態において、第1ハウジング210-1は、内部に反射部材アセンブリ230、レンズアセンブリ220および第2反射部材291を収容することができる。図7および図8に図示されている実施形態によると、第1ハウジング210-1の内部には、反射部材アセンブリ230、レンズアセンブリ220および第2反射部材291が、第1光軸方向に沿って順に配置されることができる。例えば、反射部材アセンブリ230は、レンズアセンブリ220を基準に第2光軸方向に位置し、第2反射部材291は、レンズアセンブリ220を基準に第1光軸方向に位置することができる。
【0109】
一実施形態において、第1ハウジング210-1の側壁213、214、215、216のうち少なくとも一部には、ストッパ部材241、242が結合することができる。第1ハウジング210-1の側壁213、214、215、216のうち光軸Lに平行な側壁(第1側壁213および第2側壁214)にストッパ部材241、242が結合することができる。例えば、第1ハウジング210-1の第1側壁213および第2側壁214にストッパ部材241、242が結合することができる。
【0110】
一実施形態において、レンズアセンブリ220は、光軸L方向に移動するように構成されることができる。例えば、レンズアセンブリ220は、第1光軸方向または第2光軸方向に直線移動することができる。レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動するに伴い、レンズアセンブリ220と第2反射部材291との間の光軸L方向の距離が近くなることができる。レンズアセンブリ220が第2光軸方向に移動するに伴い、レンズアセンブリ220と反射部材アセンブリ230との間の光軸L方向の距離が近くなることができる。
【0111】
一実施形態において、レンズアセンブリ220は、レンズキャリア222と、少なくとも一部がレンズキャリア222に収容されるレンズユニット221と、レンズキャリア222の第1光軸方向の端部に結合する固定部材223とを含むことができる。レンズユニット221および固定部材223は、レンズキャリア222とともに光軸L方向に移動することができる。一実施形態において、固定部材223は、レンズキャリア222に結合する結合部分224と、結合部分224から延びる延長部分225とを含むことができる。例えば、延長部分225は、結合部分224のうち第1ハウジング210-1の第1側壁213に隣接した縁領域から第1ハウジング201-1の第4側壁216に向かって延びることができる。延長部分225は、結合部分224から第1ストッパ部材241に向かって延びることができる。例えば、延長部分225は、第1光軸方向に指定された長さだけ延びることができる。例えば、固定部材223は、バッフル(baffle)(図示せず)が結合する部品であることができる。様々な実施形態において、レンズアセンブリ220は、固定部材223を含まないこともある。また、様々な実施形態において、固定部材223は、延長部分225を含まないこともある。
【0112】
一実施形態において、レンズアセンブリ220は、光軸L方向に移動するに伴い、ストッパ部材241、242の少なくとも一部(例:線形ストッパ244)と接触するか離隔するように構成されることができる。例えば、レンズアセンブリ220は、第1光軸方向に移動する時に、固定部材223の延長部分225が第1ストッパ部材241と接触し、第2光軸方向に移動する時に、レンズキャリア222の第2光軸方向の端部が第2ストッパ部材242と接触するように構成されることができる。
【0113】
図示されている実施形態によると、レンズアセンブリ220は、固定部材223の延長部分225が第1ストッパ部材241と接触するように構成されることにより、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動する時に、第2反射部材291との接触および/または衝突を防止することができる。例えば、固定部材223の延長部分225は、第2反射部材291の一面と第1ハウジング210-1の第1側壁213との間で光軸L方向に移動しながら第1ストッパ部材241と接触または離隔することができる。ただし、図示されている実施形態は、例示的なものであって、他の実施形態において、カメラモジュール200は、第2反射部材291を含まないこともある。前記他の実施形態において、固定部材223または固定部材223の延長部分225は、省略されることもある。例えば、第2反射部材291を含まない場合、レンズアセンブリ220は、レンズキャリア222が第1ストッパ部材241に直接接触するか、または固定部材223の結合部分224が第1ストッパ部材241に接触するように構成されることもできる。例えば、固定部材223または固定部材223の延長部分225が省略された場合、第1ストッパ部材241は、レンズキャリア222または固定部材223の結合部分224に隣接して位置するように、第1側壁213に結合することができる。
【0114】
一実施形態において、ストッパ部材241、242は、第1ハウジング210-1の側壁(例:第1側壁213および第2側壁214)に結合することができる。例えば、ストッパ部材241、242は、少なくとも一部が第1ハウジング210-1の第4側壁216とレンズアセンブリ220との間に位置する第1ストッパ部材241と、少なくとも一部が反射部材アセンブリ230とレンズアセンブリ220との間に位置する第2ストッパ部材242とを含むことができる。一実施形態において、第1ストッパ部材241は、第1ハウジング210-1の第1側壁213に結合することができる。第2ストッパ部材242は、第1ハウジング210-1の第1側壁213および第2側壁214に結合することができる。例えば、第2ストッパ部材242は、光軸を中心に対称をなす一対で構成されることができる。ただし、第2ストッパ部材242の個数は、図示されている実施形態に限定されない。他の例としては、第2ストッパ部材242は、1個で構成されることができ、第1側壁213および第2側壁214のいずれか一つにのみ配置されることもできる。
【0115】
一実施形態において、第1ストッパ部材241および第2ストッパ部材242は、実質的に同一の形状に形成されることができる。例えば、第1ストッパ部材241および第2ストッパ部材242のそれぞれは、ベース部分243と線形ストッパ244、およびバッファストッパ245と回転ストッパ249を含むことができる。
【0116】
以下、第1ストッパ部材241のベース部分243、線形ストッパ244、バッファストッパ245および回転ストッパ249は、それぞれ、第1ベース部分、第1-1ストッパ、第2-1ストッパおよび第3-1ストッパと指し、第2ストッパ部材242のベース部分243、線形ストッパ244、バッファストッパ245および回転ストッパ249は、それぞれ、第2ベース部分、第1-2ストッパ、第2-2ストッパおよび第3-2ストッパと指す。前記のように指すことは、第1ストッパ部材241と第2ストッパ部材242の構成要素を区分するためであって、これらの形状または機能が相違することを意味しない。
【0117】
一実施形態において、第1ストッパ部材241は、第1ハウジング210-1に固定結合する第1ベース部分243と、第1ベース部分243に結合する第1-1ストッパ244と、第2-1ストッパ245と、第3-1ストッパ249とを含むことができる。例えば、第1ベース部分243は、第1ハウジング210-1の第1側壁213に嵌合結合することができる。第1ベース部分243は、第1部分243aおよび第1部分243aから第1ハウジング210-1の底面212に向かって実質的に垂直に延びる第2部分243bを含むことができる。
【0118】
一実施形態において、第1ストッパ部材241は、第1-1ストッパ244がレンズアセンブリ220と対向するように、第1ハウジング210-1の第1側壁213に結合することができる。例えば、第1ストッパ部材241は、第1-1ストッパ244が第2光軸方向に向かい、第2-1ストッパ245が第1光軸方向に向かうように、第1側壁213に結合することができる。例えば、第1-1ストッパ244は、レンズアセンブリ220と光軸L方向に対向することができ、第2-1ストッパ245は、第1ハウジング210-1の第4側壁216と光軸L方向に対向することができる。
【0119】
一実施形態において、第1-1ストッパ244は、レンズアセンブリ220を基準に第1光軸方向に位置することができる。例えば、第1-1ストッパ244は、レンズアセンブリ220(または、固定部材223の延長部分225)から第1光軸方向に位置することができる。これにより、第1-1ストッパ244は、レンズアセンブリ220の第1光軸方向の移動範囲を制限することができる。第1-1ストッパ244は、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動する時に、レンズアセンブリ220と接触し、レンズアセンブリ220が第2光軸方向に移動する時に、レンズアセンブリ220と離隔することができる。
【0120】
一実施形態において、第1-1ストッパ244は、第1ベース部分243の第2部分243bに固定される固定部分247と、固定部分247から延びるフレキシブル部分246とを含むことができる。固定部分247とフレキシブル部分246との間には溝248(または弾性溝)が形成されることができる。フレキシブル部分246は、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動するに伴い、固定部分247と近くなる方向に移動または弾性変形することができる。例えば、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動するに伴い、溝248の間隔が狭くなることができる。
【0121】
図7に図示されている実施形態によると、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動する時に、固定部材223の延長部分225は、フレキシブル部分246と接触することで、フレキシブル部分246を第1光軸方向に押し出すことができる。フレキシブル部分246は、少なくとも一部が第1光軸方向に指定された距離だけ移動(例:点線で図示されている部分)しながら弾性変形することができる。これにより、第1-1ストッパ244は、固定部材223の延長部分225が第1光軸方向にこれ以上移動できないように制限するストッパの役割を行うことができ、これと同時に、固定部材223の延長部分225の接触(衝突)による衝撃を吸収または発散(例:ダンパ)するか、騒音を低減することができる。
【0122】
一実施形態において、第2-1ストッパ245は、第1-1ストッパ244に過剰な衝撃が印加される場合に、第1ハウジング210-1の第4側壁216との衝突による破損を防止することができる。
【0123】
一実施形態において、第2ストッパ部材242は、第1ハウジング210-1に固定結合する第2ベース部分243と、第2ベース部分243に結合する第1-2ストッパ244と、第2-2ストッパ245と、第3-2ストッパ249とを含むことができる。例えば、第2ベース部分243は、第1ハウジング210-1の第1側壁213および第2側壁214に嵌合結合することができる。第2ベース部分243は、第1部分243aと、第1部分243aから第1ハウジング210-1の底面212に向かって実質的に垂直に延びる第2部分243bとを含むことができる。
【0124】
一実施形態において、第2ストッパ部材242は、第1-2ストッパ244がレンズアセンブリ220と対向するように、第1ハウジング210-1の第1側壁213および第2側壁214に結合することができる。例えば、第2ストッパ部材242は、第1-2ストッパ244が第1光軸方向に向かい、第2-2ストッパ245が第2光軸方向に向かうように、第1側壁213および第2側壁214に結合することができる。例えば、第1-2ストッパ244は、レンズアセンブリ220と光軸L方向に対向することができ、第2-2ストッパ245は、反射部材アセンブリ230と光軸L方向に対向することができる。
【0125】
一実施形態において、第1-2ストッパ244は、レンズアセンブリ220を基準に、第2光軸方向に位置することができる。例えば、第1-2ストッパ244は、レンズアセンブリ220(または、レンズキャリア222)から第2光軸方向に位置することができる。これにより、第1-2ストッパ244は、レンズアセンブリ220の第2光軸方向の移動範囲を制限することができる。第1-2ストッパ244は、レンズアセンブリ220が第2光軸方向に移動する時に、レンズアセンブリ220と接触し、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動する時に、レンズアセンブリ220と離隔することができる。
【0126】
一実施形態において、第1-2ストッパ244は、第2ベース部分243の第2部分243bに固定される固定部分247と、固定部分247から延びるフレキシブル部分246とを含むことができる。固定部分247とフレキシブル部分246との間には、溝248(または弾性溝)が形成されることができる。フレキシブル部分246は、レンズアセンブリ220が第2光軸方向に移動するに伴い、固定部分247と近くなる方向に移動または弾性変形されることができる。例えば、レンズアセンブリ220が第2光軸方向に移動するに伴い、溝248の間隔が狭くなることができる。
【0127】
図7に図示されている実施形態によると、レンズアセンブリ220が第2光軸方向に移動する時に、レンズキャリア222は、フレキシブル部分246と接触することで、フレキシブル部分246を第2光軸方向に押し出すことができる。フレキシブル部分246は、少なくとも一部が第2光軸方向に指定された距離だけ移動(例:点線で図示されている部分)しながら弾性変形することができる。これにより、第1-2ストッパ244は、レンズキャリア222が第2光軸方向にこれ以上移動できないように制限するストッパの役割を行うことができ、これと同時に、レンズキャリア222の接触(衝突)による衝撃を吸収または発散(例:ダンパ)するか、騒音を低減することができる。
【0128】
一実施形態において、第2-2ストッパ245は、イメージ安定化機能のために、反射部材アセンブリ230が回転動作する時に、少なくとも一部が反射部材アセンブリ230と接触するように構成されることができる。これにより、第2-2ストッパ245は、反射部材アセンブリ230の回転範囲を制限するか、反射部材アセンブリ230の破損を防止することができる。第2ストッパ部材242の第2-2ストッパ245と反射部材アセンブリ230との関係は、以下、図11aおよび図11bを参照して説明する。
【0129】
一実施形態において、第1ストッパ部材241の回転ストッパ249(以下、第3-1ストッパ)および第2ストッパ部材242の回転ストッパ249(以下、第3-2ストッパ)は、レンズアセンブリ220の回転を制限および/または防止することができる。例えば、第3-1ストッパ249および第3-2ストッパ249は、レンズキャリア222と接触することで、レンズアセンブリ220が第1ハウジング210-1の内部で光軸Lを中心に回転することを防止することができる。
【0130】
一実施形態において、第3-1ストッパ249および第3-2ストッパ249は、レンズアセンブリ220と所定の間隔で離隔することができ、レンズアセンブリ220が外部衝撃またはブレにより光軸Lを中心に回転する時に、少なくとも一部がレンズアセンブリ220と接触することで、レンズアセンブリ220の過剰な回転を防止することができる。例えば、第3-1ストッパ249および第3-2ストッパ249がレンズアセンブリ220と微細な間隔で離隔することで、レンズアセンブリ220の回転を実質的に制限することができる。図面を基準にレンズアセンブリ220が光軸Lを中心に時計回りに回転すると、レンズアセンブリ220は、第2側壁214に配置された第2ストッパ部材242の第3-2ストッパ249に接触することができる。また、レンズアセンブリ220が光軸Lを中心に反時計回りに回転すると、レンズアセンブリ220は、第1ストッパ部材241の第3-1ストッパ249および第1側壁213に配置された第2ストッパ部材242の第3-2ストッパ249に接触することができる。
【0131】
図8に図示されているように、第3-1ストッパ249および第3-2ストッパ249は、カメラモジュール200を上から見ると(例:-z軸方向に見ると)、レンズアセンブリ220と重なるように配置されることができる。例えば、第3-1ストッパ249は、固定部材223の延長部分225に重なることができ、第3-2ストッパ249は、レンズキャリア222と重なることができる。様々な実施形態において、第3-1ストッパ249および第3-2ストッパ249は、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に最大限に移動した状態または第2光軸方向に最大限に移動した状態で、レンズアセンブリ220と重なるように構成されることができる。これにより、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動するか、第2光軸方向に移動した状態でも、レンズアセンブリ220の回転が防止されることができる。
【0132】
図8を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール200は、第1反射部材231および第2反射部材291を含むことで、外部光の進み経路が少なくとも一度変更されるように構成されることができる。例えば、外部光は、第1反射部材231に光軸L方向(例:x軸方向)に垂直な第1方向(例:z軸方向)に入射し、第1反射部材231によって反射または屈折して光軸L方向でレンズユニット221に入射することができる。レンズユニット221を通過した光は、第2反射部材291に反射または屈折して光軸L方向および第1方向に垂直な第2方向(例:y軸方向)にイメージセンサ281に入射することができる。ただし、カメラモジュール200の構造および構成は、図示されている実施形態に限定されず、カメラモジュール200は、第2反射部材291を含まないこともある。第2反射部材291を含まない場合、イメージセンサ281は、部分的にレンズユニット221と光軸L方向に整列されることができる。
【0133】
図7および図8を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール200は、第1ストッパ部材241および第2ストッパ部材242を介してレンズアセンブリ220の光軸L方向の移動範囲を制限し、レンズアセンブリ220の移動による衝撃および騒音を緩和することができる。例えば、第1ストッパ部材241および第2ストッパ部材242の線形ストッパ244は、ダンパとストッパの機能を同時に行うように構成されることができる。一実施形態によると、カメラモジュール200に電源が供給されない状態で、カメラモジュール200のブレによってレンズアセンブリ220が光軸L方向に移動する時に、レンズアセンブリ220の過剰な移動を制限し、他の構成要素との衝突による騒音および振動を改善することができる。
【0134】
図9は、一実施形態によるカメラモジュール200の反射部材アセンブリ230の回転動作を示す図である。図10は、一実施形態によるカメラモジュール200の反射部材アセンブリ230、ガイド構造物250および第2駆動部材270を示す図である。
【0135】
図9および図10を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール200は、反射部材アセンブリ230を第1回転軸R1または第2回転軸R2を中心に所定の範囲で回転させることで、イメージ安定化機能(OIS)を提供するように構成されることができる。
【0136】
一実施形態によるカメラモジュール200は、反射部材アセンブリ230と、ガイド構造物250と、第2駆動部材270とを含むことができる。ガイド構造物250は、反射部材アセンブリ230の回転のための回転軸R1、R2を形成することができる。第2駆動部材270は、反射部材アセンブリ230の回転のための駆動力(例:電磁気力)を提供することができる。
【0137】
一実施形態において、反射部材アセンブリ230は、光軸L(例:x軸)に垂直な第1回転軸R1を中心に指定された範囲で回転するように構成されることができる。例えば、第1回転軸R1は、z軸に平行であることができる。一実施形態において、反射部材アセンブリ230は、光軸Lおよび第1回転軸R1それぞれに垂直な第2回転軸R2を中心に指定された範囲で回転するように構成されることができる。例えば、第2回転軸R2は、y軸に平行であることができる。例えば、反射部材アセンブリ230が第1回転軸R1を中心に回転する動作は、ヨーチルト(yaw tilt)駆動またはヨーイング(yawing)動作と理解することができる。例えば、反射部材アセンブリ230が第2回転軸R2を中心に回転する動作は、ピッチチルト(pitch tilt)駆動またはピッチング(pitching)動作と理解することができる。
【0138】
一実施形態において、反射部材アセンブリ230は、第1反射部材231と、第1反射部材231の少なくとも一部が収容されるホルダ232とを含むことができる。例えば、第1反射部材231は、ホルダ232とともに回転および/または移動するように、ホルダ232に結合することができる。一実施形態において、ホルダ232には、第2駆動部材270のうち少なくとも一部(例:第2マグネット272)が配置されることができる。ホルダ232には、第1ガイド部材251が第1回転軸R1を中心に回転可能に結合することができる。
【0139】
一実施形態において、ホルダ232は、第1反射部材231の少なくとも一部を囲む縁部分233、234、235を含むことができる。例えば、ホルダ232の縁部分は、光軸L方向に平行に延び、互いに対向する第1縁部分233および第2縁部分234と、第1縁部分233と第2縁部分234を連結し、光軸L方向に垂直な第3縁部分235とを含むことができる。例えば、第1縁部分233と第2縁部分234は、光軸Lに垂直な方向(例:y軸方向)に向かう側壁を意味することができ、第3縁部分235は、第2光軸方向(例:x軸方向)に向かう側壁を意味することができる。図5をともに参照すると、ホルダ232の第1縁部分233は、第1ハウジング(例:図5の第1ハウジング210-1)の第1側壁213(例:第2開口領域2132)と対向するように、+y軸方向に向かうことができ、第2縁部分234は、第1ハウジング210-1の第2側壁214(例:第4開口領域2142)と対向するように、-y軸方向に向かうことができ、第3縁部分235は、第3側壁215(例:第5開口領域2151)と対向するように、+x軸方向に向かうことができる。
【0140】
一実施形態において、ホルダ232の第1縁部分233および第2縁部分234には、第2マグネット272がそれぞれ配置されることができる。ホルダ232の第3縁部分235には、第1ガイド部材251が回転可能に結合することができる。一実施形態において、ホルダ232は、第1ガイド部材251に対して、第1回転軸R1を中心に相対的に回転するように構成されることができる。ホルダ232は、第1ガイド部材251とともに、第2ガイド部材252に対して、第2回転軸R2を中心に相対的に回転するように構成されることができる。
【0141】
一実施形態において、ガイド構造物250は、ホルダ232に第1回転軸R1を中心に回転可能に結合する第1ガイド部材251と、第1ガイド部材251に第2回転軸R2を中心に回転可能に結合する第2ガイド部材252とを含むことができる。
【0142】
一実施形態において、第1ガイド部材251は、ホルダ232と第2ガイド部材252との間に位置することができる。第1ガイド部材251は、ホルダ232と対向する第1面253と、第2ガイド部材252と対向する第2面254とを含むことができる。例えば、第1面253は、第1光軸方向に向かう面であり、第2面254は、第2光軸方向に向かう面を意味することができる。一実施形態において、第1ガイド部材251の第2面254には、第3マグネット274が配置されることができる。
【0143】
一実施形態において、第1ガイド部材251は、ホルダ232の第3縁部分235に結合することができる。第1ガイド部材251は、ホルダ232に対して、第1回転軸R1を中心に所定の範囲で回転するように構成されることができる。
【0144】
一実施形態において、第1回転軸R1は、第1ガイド部材251の第1面253とホルダ232の第3縁部分235によって形成されることができる。例えば、第1ガイド部材251の第1面253は、実質的に円弧(arc)を描く曲面で形成されることができ、第1ガイド部材251と対向する第3縁部分235には、第1面253の形状に対応する曲面領域236が形成されることができる。一実施形態において、第1面253の円弧の中心は、第1回転軸R1と規定されることができる。例えば、第1面253は、所定の曲率を有する曲面で形成されることができ、第1回転軸R1は、前記曲面の曲率中心をz軸方向に貫通する仮想の軸線(axis)と理解することができる。
【0145】
一実施形態において、第1ガイド部材251の第1面253と第3縁部分235との間には、ホルダ232の回転をガイドする複数の第2ボール257が配置されることができる。例えば、第1ガイド部材251の第1面253には、複数の第2ボール257の少なくとも一部が回転可能に収容される第2リセス2531が形成されることができる。第3縁部分235の曲面領域236には、第2リセス2531と光軸L方向(例:x軸方向)に重なる第3リセス2361が形成されることができる。例えば、第2リセス2531および第3リセス2361は、複数の第2ボール257の個数に対応する個数が形成されることができる。一実施形態において、複数の第2ボール257は、第2リセス2531と第3リセス2361との間の空間で転がるように構成されることができる。複数の第2ボール257は、前記空間の指定された位置で回転するか、または線形移動しながら回転することができる。
【0146】
一実施形態において、第1ガイド部材251は、第2ガイド部材252と結合することができる。第1ガイド部材251は、第2ガイド部材252に対して、第2回転軸R2を中心に相対的に回転するように構成されることができる。例えば、第1ガイド部材251は、第2回転軸R2を中心に回転する時に、ホルダ232とともに回転することができる。
【0147】
一実施形態において、第2ガイド部材252は、第1ガイド部材251の第2面254と対向するように配置されることができる。第2ガイド部材252は、第1ガイド部材251に、第2回転軸R2を中心に所定の範囲で回転可能に結合することができる。図9は、第1ハウジング(例:図5の第1ハウジング210-1)が省略された図であるが、第2ガイド部材252は、第1ハウジング210-1の第3側壁(例:図5の第3側壁215)に結合することができる。例えば、第2ガイド部材252は、第1ハウジング210-1の第3側壁215に固定配置され、第1ガイド部材251および反射部材アセンブリ230は、ともに第2ガイド部材252に対して相対的に回転することができる。
【0148】
一実施形態において、第2回転軸R2は、第1ガイド部材251の第2面254と第2ガイド部材252によって形成されることができる。例えば、第2ガイド部材252は、第1ガイド部材251の第2面254に向かって突出する突出部分256を含むことができ、突出部分256には、円弧形状の第4リセス2561が形成されることができる。第2ガイド部材252と対向する第1ガイド部材251の縁部分255には、第4リセス2561に対応する円弧形状の第5リセス2551が形成されることができる。一実施形態において、第4リセス2561または第5リセス2551の円弧の中心は、第2回転軸R2と規定されることができる。例えば、第4リセス2561または第5リセス2551は、所定の曲率を有する曲線で形成されることができ、第2回転軸R2は、前記曲線の曲率中心をy軸方向に貫通する仮想の軸線と理解することができる。
【0149】
一実施形態において、第2ガイド部材252の突出部分256と第1ガイド部材251の縁部分255との間には、第1ガイド部材251の回転をガイドする複数の第3ボール258が配置されることができる。例えば、複数の第3ボール258は、第4リセス2561および第5リセス2551に回転可能に収容されることができる。例えば、第2ガイド部材252の第4リセス2561と第1ガイド部材251の第5リセス2551は、光軸L方向(例:x軸方向)に重なるように形成されることができる。例えば、第2リセス2531および第3リセス2361は、複数の第3ボール258の個数に対応する個数が形成されることができる。一実施形態において、複数の第3ボール258は、第4リセス2561と第5リセス2551との間の空間で転がるように構成されることができる。複数の第3ボール258は、前記空間の指定された位置で回転するか、または線形移動しながら回転することができる。
【0150】
一実施形態において、第2ガイド部材252の中心領域には、開口部分2521が形成されることができる。例えば、開口部分2521は、光軸L方向に見ると、第1ガイド部材251の第2面254の一部と重なることができる。第3コイル273は、開口部分2521を介して第1ガイド部材251の第2面254に配置された第3マグネット274と対向することができる。例えば、開口部分2521は、第3コイル273が第3マグネット274と相互作用するように、光軸L方向に見ると、第1ハウジング(例:図5の第1ハウジング210-1)の第5開口領域(例:図5の第5開口領域2151)と重なることができる。
【0151】
一実施形態において、第2駆動部材270は、反射部材アセンブリ230を第1回転軸R1を中心に回転させるように構成される第2コイル271および第2マグネット272と、反射部材アセンブリ230を第2回転軸R2を中心に回転させるように構成される第3コイル273および第3マグネット274を含むことができる。例えば、第2コイル271と第2マグネット272は、電磁気的に相互作用することができる。例えば、第3コイル273と第3マグネット274は、電磁気的に相互作用することができる。
【0152】
一実施形態において、第2マグネット272は、ホルダ232の第1縁部分233および第2縁部分234に配置されることができる。第2コイル271は、第2マグネット272と対向するように、第1ハウジング(例:図5の第1ハウジング210-1)の第1側壁213および第2側壁214に配置されることができる。図9は、第1ハウジング201-1が図示されていないが、第2コイル271は、第1側壁213の第2開口領域2132および第2側壁214の第4開口領域2142に位置することができる。一実施形態において、カメラモジュール200は、第2コイル271に流れる電流を制御することで、反射部材アセンブリ230を第1回転軸R1を中心に回転させることができる。例えば、第2コイル271は、第2マグネット272が形成する磁界の内部に位置することができる。一実施形態において、プロセッサ(例:図19のプロセッサ520および/または図20のイメージシグナルプロセッサ660)は、第2コイル271を通過する電流の方向および/または強度を制御することができる。第2マグネット272には、第2コイル271を通過する電流の方向に対応して、電磁気力(例:ローレンツ力)が印加されることができる。前記電磁気力によって、反射部材アセンブリ230は、第1回転軸R1を中心に回転することができる。
【0153】
一実施形態において、第3マグネット274は、第1ガイド部材251の第2面254に配置されることができる。第3コイル273は、第3マグネット274と対向するように、第1ハウジング(例:図5の第1ハウジング210-1)の第3側壁215に配置されることができる。図9は、第1ハウジング210-1が図示されていないが、第3コイル273は、第3側壁215の第5開口領域2151に位置することができる。一実施形態において、カメラモジュール200は、第3コイル273に流れる電流を制御することで、第1ガイド部材251および反射部材アセンブリ230を第2回転軸R2を中心に回転させることができる。例えば、第3コイル273は、第3マグネット274が形成する磁界の内部に位置することができる。一実施形態において、プロセッサ(例:図19のプロセッサ520および/または図20のイメージシグナルプロセッサ660)は、第3コイル273を通過する電流の方向および/または強度を制御することができる。第3マグネット274には、第3コイル273を通過する電流の方向に対応して、電磁気力(例:ローレンツ力)が印加されることができる。前記電磁気力によって、第1ガイド部材251および反射部材アセンブリ230は、第2回転軸R2を中心に回転することができる。
【0154】
図11aは、一実施形態によるカメラモジュール200の反射部材アセンブリ230、ガイド構造物250および第2ストッパ部材242を示す図である。図11bは、一実施形態によるカメラモジュール200の反射部材アセンブリ230および第2ストッパ部材242を示す図である。
【0155】
図11aおよび図11bを参照すると、一実施形態によるカメラモジュール200は、反射部材アセンブリ230の回転範囲を制限するストッパ構造を含むことができる。例えば、ストッパ構造は、反射部材アセンブリ230が指定された角度の範囲内で回転動作するようにガイドすることができ、指定された角度を超える場合、ストッパ構造の接触によって反射部材アセンブリ230の回転を制限することができる。
【0156】
一実施形態によるカメラモジュール200は、反射部材アセンブリ230と、第1ガイド部材251と、第2ガイド部材252と、第2ストッパ部材242とを含むことができる。ストッパ構造は、反射部材アセンブリ230と第1ガイド部材251に形成される構造物と、第2ガイド部材252に形成される構造物とを含むことができる。
【0157】
一実施形態において、ホルダ232の第3縁部分235には、第1ガイド部材251に向かって突出する突起237、238が形成されることができる。例えば、突起237、238は、第1突起237と、第1突起237から離隔する第2突起238とを含むことができる。第1突起237および第2突起238は、反射部材アセンブリ230(または、ホルダ232)が、第1ガイド部材251に対して第1回転軸(例:図9の第1回転軸R1)を中心に回転する時に、第1ガイド部材251の延長部259a、259bと接触することで、反射部材アセンブリ230の回転範囲を制限することができる。様々な実施形態によって、第1突起237と第2突起238は、互いに区分されず、一つの部分として形成されることもできる。
【0158】
一実施形態において、第1ガイド部材251の上側縁(例:+z軸方向の縁)には、突起237、238の少なくとも一部を囲むように延びる延長部259a、259bが形成されることができる。例えば、延長部259a、259bは、第1突起237と隣接して位置する第1延長部259aと、第2突起238と隣接して位置する第2延長部259bとを含むことができる。例えば、延長部259a、259bの内側には、第1突起237および第2突起238が位置することができる。例えば、反射部材アセンブリ230および第1ガイド部材251を上から見ると(-z軸方向に見ると)、第1突起237および第2突起238は、延長部259a、259bによって形成された空間に収容されるように配置されることができる。反射部材アセンブリ230(またはホルダ232)が第1ガイド部材251に対して、第1回転軸(例:図9の第1回転軸R1)を中心に回転する時に、延長部259a、259bの内側壁が突起237、238と接触することで、反射部材アセンブリ230の回転範囲を制限することができる。例えば、図11aおよび図11bを基準に、反射部材アセンブリ230が第1回転軸R1を中心に時計回りに所定の角度回転する場合、第2突起238が第2延長部259bと接触することができ、反時計回りに所定の角度回転する場合、第1突起237が第1延長部259aと接触することができる。
【0159】
一実施形態において、第2ガイド部材252の上下方向の縁には、バンパー部259c、259dが形成されることができる。例えば、バンパー部259c、259dは、第2ガイド部材252の開口2521の上部(例:+z軸方向)に位置する第1バンパー部259cと、開口2521の下部(例:-z軸方向)に位置する第2バンパー部259dとを含むことができる。バンパー部259c、259dは、第1ガイド部材251が第2回転軸(例:図9の第2回転軸R2)を中心に回転する時に、第1ガイド部材251の一部に接触することで、第1ガイド部材251の回転範囲を制限することができる。様々な実施形態において、バンパー部259c、259dは、第1ガイド部材251の接触による衝撃を吸収するように、弾性材質またはフレキシブル材質で形成されることができる。
【0160】
一実施形態において、第2ストッパ部材242は、前記ストッパ構造(例:一次ストッパ)とともに反射部材アセンブリ230の回転範囲を制限するように構成されることができる。例えば、第2ストッパ部材242の少なくとも一部は、反射部材アセンブリ230の回転動作に対する二次ストッパの機能を行うことができる。
【0161】
一実施形態において、第2ストッパ部材242は、バッファストッパ245がホルダ232の縁部分(例:第1縁部分233および第2縁部分234)に隣接して位置するように構成されることができる。例えば、ホルダ232の縁部分233、234には、バッファストッパ245の少なくとも一部が配置される段差部239a、239bが形成されることができる。例えば、段差部239a、239bは、第1縁部分233に形成される第1段差部239bと、第2縁部分234に形成される第2段差部239aとを含むことができる。例えば、段差部239a、239bは、縁部分233、234の少なくとも一部が陥沒することで形成されることができ、z軸方向に長く延びることができる。一実施形態において、第2ストッパ部材242のバッファストッパ245は、少なくとも一部が段差部239a、239bに配置されることができる。例えば、図11bのように、反射部材アセンブリ230を上から見ると(例:-z軸方向に見ると)、バッファストッパ245は、第1段差部239bおよび第2段差部239aと重なることができる。
【0162】
一実施形態において、第2ストッパ部材242は、反射部材アセンブリ230が指定された角度を超えて回転する場合、ホルダ232に接触することで回転を制限することができる。例えば、バッファストッパ245は、ホルダ232の回転に対応して、第1段差部239bまたは第2段差部239aそれぞれの内側面に接触するように構成されることができる。一実施形態において、第2ストッパ部材242は、外部衝撃によって反射部材アセンブリ230に過剰な動きが発生する時に、ホルダ232に接触することで、衝撃を吸収し、破損を防止することができる。例えば、バッファストッパ245は、弾性材質またはフレキシブル材質で形成されることができ、これにより、ホルダ232と衝突時に、破損を防止するように構成されることができる。
【0163】
図12は、一実施形態によるカメラモジュール300の一部の構成を示す図である。図13aは、一実施形態によるカメラモジュール300の支持部材340およびダンピング部材350を示す図である。図13bは、一実施形態によるカメラモジュール300の支持部材340およびダンピング部材350を示す図である。図14は、一実施形態によるカメラモジュール300の支持部材340およびダンピング部材350の動作を示す図である。
【0164】
図12図13aおよび図13bを参照すると、一実施形態によるカメラモジュール300は、カメラハウジング310(例:図4および図5のカメラハウジング210)と、レンズアセンブリ320(例:図4および図5のレンズアセンブリ220)と、反射部材アセンブリ330(例:図4および図5の反射部材アセンブリ230)と、ストッパ部材370(例:図4および図5のストッパ部材240)と、支持部材340と、ダンピング部材350とを含むことができる。
【0165】
図12図13aおよび図13bは、図4図8に図示されているカメラモジュール200において第1ストッパ部材(例:図7および図8の第1ストッパ部材241)を含まず、支持部材340およびダンピング部材350を含む他の実施形態のカメラモジュール300を図示する。
【0166】
図12図13aおよび図13bに図示されているカメラモジュール300の構成要素のうち一部は、図4図8に図示されているカメラモジュール200の構成要素と同一または類似するため、以下、重複する説明は省略する。図12に図示されているカメラハウジング310は、第1ハウジング310(例:図4および図5の第1ハウジング210-1)として参照することができ、図12は、第2ハウジング(例:図4および図5の第2ハウジング210-2)が省略された図であることができる。図12に図示されているストッパ部材370は、第2ストッパ部材(例:図7および図8の第2ストッパ部材242)として参照することができる。例えば、図12に図示されている第2ストッパ部材370の位置、形状および/または機能は、上述の図6a~図11bを参照して説明した内容と同一であることができる。
【0167】
一実施形態において、第1ハウジング310は、第1側壁312と、第1側壁312に平行な第2側壁313と、第1側壁312と第2側壁313の一端部を連結する第3側壁314と、第1側壁312と第2側壁313の他端部を連結し、第3側壁314に平行な第4側壁315とを含むことができる。一実施形態において、レンズアセンブリ320は、レンズユニット321と、レンズユニット321が配置されるレンズキャリア322とを含むことができる。一実施形態において、反射部材アセンブリ330は、第1反射部材331と、第1反射部材331を支持するホルダ332とを含むことができる。
【0168】
一実施形態において、支持部材340は、少なくとも一部がダンピング部材350と接触することで、レンズアセンブリ320の光軸L方向の移動範囲を制限することができる。支持部材340は、レンズアセンブリ320とともに光軸L方向に移動するように構成されることができる。例えば、支持部材340は、レンズキャリア322の一部から第1光軸方向に延びることができる。様々な実施形態において、支持部材340は、レンズキャリア322と一体に形成されるか、またはレンズキャリア322に結合するように構成されることができる。
【0169】
一実施形態において、支持部材340は、第1ハウジング310の収容空間のうち第2反射部材(例:図5図7および図8の第2反射部材291)が配置される第2反射部材収容部316に向かって延びることができる。例えば、第1ハウジング310は、第4側壁315とレンズアセンブリ320との間に形成される第2反射部材収容部316を含むことができ、支持部材340およびダンピング部材350は、第2反射部材収容部316に位置することができる。第2反射部材収容部316は、レンズアセンブリ320を挟んで反射部材アセンブリ330が配置される空間と対向することができる。図12には、第2ハウジング(例:図4および図5の第2ハウジング210-2)が図示されていないが、第2反射部材収容部316は、第2ハウジング210-2に形成された受光領域(例:図4および図5の受光領域211)から第1光軸方向に離隔して位置することができる。これにより、支持部材340とダンピング部材350の接触による騒音が、受光領域211を介してカメラハウジング310外部に放射することを低減することができる。
【0170】
一実施形態において、支持部材340は、光軸Lに平行に延びる第1部分341と、第1部分341の第1光軸方向の端部から垂直に延びる第2部分342と、第1部分3412の第2光軸方向端部から垂直に延びる第3部分343とを含むことができる。第2部分342および第3部分343は、前面が垂直方向(例:z軸方向)に向かう電子装置100を基準に、前記垂直方向に延びることができる。例えば、第2部分342および第3部分343は、第1部分341から第1ハウジング310のベース311に向かって延びることができる。一実施形態において、第2部分342には、第1突出部分344が形成されることができ、第3部分343には、第1突出部分344と対向する第2突出部分345が形成されることができる。例えば、第1突出部分344は、第2部分342の一部の領域から第2光軸方向に突出することができる。第2突出部分345は、第3部分343の一部の領域から第1光軸方向に突出することができる。第1突出部分344は、レンズアセンブリ320が第2光軸方向に所定の距離だけ移動する時に、ダンピング部材350と接触するように構成されることができる。第2突出部分345は、レンズアセンブリ320が第1光軸方向に所定の距離だけ移動する時に、ダンピング部材350と接触するように構成されることができる。
【0171】
一実施形態において、ダンピング部材350は、レンズアセンブリ320の移動に対応して支持部材340の第1突出部分344または第2突出部分345に接触するように構成されることができる。ダンピング部材350は、第1突出部分344または第2突出部分345が接触する時に、衝撃を吸収することができる材質で形成されることができる。例えば、ダンピング部材350は、弾性材質またはフレキシブル材質を含むことができる。例えば、ダンピング部材350は、バネ、スポンジ、ホロン、ゴムまたはウレタンを含むことができる。
【0172】
一実施形態において、ダンピング部材350は、第1ハウジング310の第1側壁312に配置されることができる。例えば、第1ハウジング310の第1側壁312には、ダンピング部材350が収容されるダンピング部材収容部317が形成されることができる。ダンピング部材収容部317は、内部にダンピング部材350が収容されることができるように、中共で形成されることができ、第1突出部分344または第2突出部分345がダンピング部材350と接触するように、両側面に開口318が形成されることができる。
【0173】
図13aを参照すると、ダンピング部材350は、所定の形状を有するスポンジ、ホロン、ゴムまたはウレタンを含むことができる。例えば、ダンピング部材350は、ダンピング部材収容部317に対応する形状に形成されることができる。ダンピング部材350の少なくとも一部は、ダンピング部材収容部317の開口318を介して露出することができる。第1突出部分344または第2突出部分345は、開口318を介してダンピング部材350と接触することができる。
【0174】
図13bを参照すると、ダンピング部材350は、バネ351、352を含むことができる。例えば、ダンピング部材350は、一端部がダンピング部材収容部317の支持壁319によって支持されるように構成されることができる。例えば、ダンピング部材350は、それぞれの一端部が支持壁319に支持される第1バネおよび第2バネを含むことができる。第1バネ351は、一端部が支持壁319に支持され、他端部が開口318に向かうように配置されることができる。第2バネ352は、一端部が支持壁319に支持され、他端部が開口318に向かうように配置されることができる。第1突出部分344は、開口318を介して第1バネ351と接触することができる。第2突出部分345は、開口318を介して第2バネ352と接触することができる。
【0175】
以下、図14を参照して、支持部材340およびダンピング部材350の動作について説明する。
【0176】
図14に図示されているダンピング部材350は、図13aに図示されているダンピング部材として参照することができるが、ダンピング部材350は、図13bに図示されているようにバネを含むことができる。
【0177】
図14を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール300は、支持部材340の少なくとも一部がダンピング部材350と接触することによって、レンズアセンブリ320の光軸L方向の移動範囲を制限するとともに、レンズアセンブリ320の移動による衝撃および/または騒音を吸収することができる。
【0178】
一実施形態において、レンズアセンブリ320が第1光軸方向に移動する時に、支持部材340の第2突出部分345は、ダンピング部材350と接触することができる。例えば、レンズアセンブリ320が第1光軸方向に所定の距離だけ移動した場合、第2突出部分345がダンピング部材350と接触することで、レンズアセンブリ320が第1光軸方向にこれ以上移動できないように制限することができる。ダンピング部材350は、弾性またはフレキシブル材質で形成されることで、第2突出部分345の接触時に衝撃または騒音を吸収することができる。
【0179】
一実施形態において、レンズアセンブリ320が第2光軸方向に移動する時に、支持部材340の第1突出部分344は、ダンピング部材350と接触することができる。例えば、レンズアセンブリ320が第2光軸方向に所定の距離だけ移動した場合、第1突出部分344がダンピング部材350と接触することで、レンズアセンブリ320が第2光軸方向にこれ以上移動できないように制限することができる。ダンピング部材350は、弾性またはフレキシブル材質で形成されることで、第1突出部分344の接触時に衝撃または騒音を吸収することができる。
【0180】
図12を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール300は、支持部材340およびダンピング部材350に、さらに、第2ストッパ部材370を含むことができる。第2ストッパ部材370(例:図7および図8の第2ストッパ部材242の線形ストッパ244)は、支持部材340およびダンピング部材350とともに、レンズアセンブリ320が第2光軸方向に指定された範囲以上移動することを防止することができる。レンズアセンブリ320の第2光軸方向には、第1反射部材331が配置され、レンズアセンブリ320が第2光軸方向に過剰に移動する場合、第1反射部材331と衝突して、第1反射部材331が破損する可能性がある。一実施形態によると、カメラモジュール300は、レンズアセンブリ320の第2光軸方向移動範囲を支持部材340およびダンピング部材350を介して一次に制限し、第2ストッパ部材370を介して二次に制限するように構成されることができる。
【0181】
図15は、一実施形態によるカメラモジュール200のサブマグネット293の位置を示す図である。図16は、一実施形態によるカメラモジュール200のサブマグネット293の動作を示す図である。
【0182】
図15および図16を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール200は、第1ハウジング210-1と、レンズアセンブリ220と、反射部材アセンブリ230と、ストッパ部材241、242と、第2反射部材291と、サブマグネット293とを含むことができる。
【0183】
図15および図16は、図4図8に図示されているカメラモジュール200においてレンズアセンブリ220に配置された第1マグネット262と反発力を発生させるサブマグネット293をさらに含む実施形態を示す図である。図15および図16に図示されているカメラモジュール200の構成要素のうち一部は、図4図8のカメラモジュール200の構成要素と同一または類似するため、以下、重複する説明は省略する。
【0184】
一実施形態において、レンズアセンブリ220には、レンズアセンブリ220の光軸L方向の移動のための駆動力を提供する第1マグネット262が配置されることができる。第1マグネット262は、第1コイル(例:図5の第1コイル261)と電磁気的に相互作用するように構成されることができる。図示されていないが、第1コイル261は、第1マグネット262と対向するように、第1ハウジング210-1の第1開口領域2131および第3開口領域2141に位置することができる。
【0185】
一実施形態において、第1マグネット262は、光軸Lに平行な第1ハウジング210-1の側壁(例:第1側壁213および第2側壁214)と対向するように、レンズキャリア222の側面(例:y軸方向に向かう面)に配置されることができる。例えば、第1マグネット262は、第1ハウジング210-1の第1側壁213と対向する第1側壁マグネット263と、第1ハウジング210-1の第2側壁214と対向する第2側壁マグネット264とを含むことができる。例えば、第1側壁マグネット263は、部分的に第1側壁213の第1開口領域2131と重なることができる。例えば、第2側壁マグネット264は、部分的に第2側壁214の第3開口領域2141と重なることができる。
【0186】
一実施形態において、第1マグネット262は、第1極性を有する第1領域263a、264aと、第1極性の反対である第2極性を有する第2領域263b、264bとを含むことができる。第1領域263a、264aおよび第2領域263b、264bは、光軸L方向に配列されることができる。例えば、第1マグネット262の第1領域263a、264aおよび第2領域263b、264bは、第1光軸方向に沿って配列されることができる。例えば、第1側壁マグネット263は、第1領域263aがN極を有し、第1領域263aから第1光軸方向に位置する第2領域263bがS極を有するように構成されることができる。例えば、第2側壁マグネット264は、第1領域264aがS極を有し、第1領域264aから第1光軸方向に位置する第2領域264bがN極を有するように構成されることができる。ただし、第1領域263a、264aと第2領域263b、264bの極性は、図示されている実施形態に限定されない。
【0187】
一実施形態において、サブマグネット293は、レンズアセンブリ220に配置された第1マグネット262と相互作用することができる。例えば、サブマグネット293は、第1マグネット262と反発力または斥力(repulsive force)を起こすことで、レンズアセンブリ220が移動する時に、レンズアセンブリ220の移動速度を減速させるように構成されることができる。
【0188】
一実施形態において、サブマグネット293は、第1マグネット262と対向する第1ハウジング210-1の側壁(例:第1側壁213および第2側壁214)に配置されることができる。サブマグネット293は、第1マグネット262と電磁気的に相互作用できるように、第1側壁213および第2側壁214の少なくとも一部を貫通することができる。例えば、サブマグネット293は、第1極性を有する第1サブマグネット294と、第1サブマグネット294から光軸L方向に離隔配置され、第1極性の逆の第2極性を有する第2サブマグネット295とを含むことができる。
【0189】
一実施形態において、第1サブマグネット294は、第1マグネット262を基準に第2光軸方向に位置することができ、第2サブマグネット295は、第1マグネット262を基準に第1光軸方向に位置することができる。例えば、第1サブマグネット294と第2サブマグネット295は、第1開口領域2131または第3開口領域2141を挟んで光軸L方向に沿って配列されることができる。図16において、第1ハウジング210-1の第1側壁213または第2側壁214を見ると、第1サブマグネット294、第1マグネット262の第1領域263a、264a、第1マグネット262の第2領域263b、264bおよび第2サブマグネット295は、光軸L方向に配列されることができる。例えば、第1サブマグネット294、第1マグネット262の第1領域263a、264a、第1マグネット262の第2領域263b、264bおよび第2サブマグネット295は、第1光軸方向に沿って順に配列されることができる。
【0190】
一実施形態において、第1サブマグネット294は、第1マグネット262の第1領域263a、264aと相互作用し、第2サブマグネット295は、第1マグネット262の第2領域263b、264bと相互作用することができる。例えば、第1サブマグネット294は、第1マグネット262の第1領域263a、264aと反発力を発生させるように、第1領域263a、264aと同一の極性を有するように構成されることができる。第2サブマグネット295は、第1マグネット262の第2領域263b、264bと反発力を発生させるように、第2領域263b、264bと同一の極性を有するように構成されることができる。
【0191】
一実施形態において、第1サブマグネット294は、第1側壁213に配置される第1-1サブマグネット294aと、第2側壁214に配置される第1-2サブマグネット294bとを含むことができる。一実施形態において、第2サブマグネット295は、第1側壁213に配置される第2-1サブマグネット295aと、第2側壁214に配置される第2-2サブマグネット295bとを含むことができる。例えば、第1-1サブマグネット294aは、第1側壁マグネット263の第1領域263aと同一の極性(例:N極)を有することができ、第1-2サブマグネット294bは、第2側壁マグネット264の第1領域264aと同一の極性(例:S極)を有することができる。また、第2-1サブマグネット295aは、第1側壁マグネット263の第2領域263bと同一の極性(例:S極)を有することができ、第2-2サブマグネット295bは、第2側壁マグネット264の第2領域264bと同一の極性(例:N極)を有することができる。
【0192】
一実施形態において、レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動する時に、第1マグネット262の第2領域263b、264bと第2サブマグネット295が近くなるにつれて、これらの間に反発力が作用することができる。レンズアセンブリ220は、前記反発力によって第2光軸方向に所定の力の印加を受けることで、第1光軸方向に移動する速度が減少することができる。レンズアセンブリ220は、第1光軸方向に指定された距離以上移動すると、前記反発力によって第1ストッパ部材241(例:第1ストッパ部材241の線形ストッパ244)と接触する前に速度が減少することで、接触による衝撃および/または騒音が減少することができる。
【0193】
一実施形態において、レンズアセンブリ220が第2光軸方向に移動する時に、第1マグネット262の第1領域263a、264aと第1サブマグネット294が近くなるにつれて、これらの間に反発力が作用することができる。レンズアセンブリ220は、前記反発力によって、第1光軸方向に所定の力の印加を受けることで、第2光軸方向に移動する速度が減少することができる。レンズアセンブリ220は、第2光軸方向に指定された距離以上移動すると、前記反発力によって、第2ストッパ部材242(例:第2ストッパ部材242の線形ストッパ244)と接触する前に速度が減少することで、接触(または衝突)による衝撃および/または騒音が減少することができる。
【0194】
図17は、一実施形態によるカメラモジュール400の斜視図である。図18は、一実施形態によるカメラモジュール400のサブマグネット470の位置を示す図である。
【0195】
図17および図18は、図15および図16に図示されているカメラモジュール(例:図15および図16のカメラモジュール200)と異なる構造を有するカメラモジュール400を図示する。例えば、図15および図16のカメラモジュール200は、外部光がカメラモジュール200に入射する方向とレンズの光軸が互いに垂直に配置されるカメラモジュール(ポルジドカメラ)であることができ、図17および図18のカメラモジュール400は、外部光がカメラモジュール400に入射する方向とレンズの光軸が互いに平行に配置されるカメラモジュール(直下型カメラ)であることができる。
【0196】
図17を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール400は、カメラハウジング410(例:図4のカメラハウジング210)と、少なくとも一部がカメラハウジング410の内部に収容されるカメラアセンブリ430(例:図5のレンズアセンブリ220)とを含むことができる。
【0197】
一実施形態において、カメラハウジング410は、ベース411と、ベース411に結合するカバー412とを含むことができる。ベース411は、カバー412とともに、カメラアセンブリ430が収容されるカメラハウジング410の内部空間を形成することができる。例えば、ベース411は、カメラモジュール400の下部面(例:-z軸に向かう平面)を形成し、カバー412は、カメラモジュール400の上部面(例:+z軸に向かう平面)および上部面と下部面を囲む側面を形成することができる。カバー412には、レンズ431およびレンズバレル432の少なくとも一部が露出する開口4121が形成されることができる。
【0198】
様々な実施形態において、カメラハウジング410のベース411には、イメージセンサ(図示せず)および前記イメージセンサと電気的に連結される回路基板(図示せず)が配置されることができる。様々な実施形態において、前記イメージセンサは、レンズ431の光軸Lと少なくとも部分的に整列されるように、カメラハウジング410の内部に配置されることができる。例えば、イメージセンサは、レンズ431を介して受信した光信号を電気信号に変換することができる。
【0199】
一実施形態において、カメラアセンブリ430は、少なくとも一部がカメラハウジング410の内部に収容されることができる。カメラアセンブリ430は、カメラハウジング410の内部でレンズの光軸L方向に移動するように構成されることができる。例えば、直交座標系で見ると、カメラアセンブリ430は、カメラハウジング410の内部でz軸方向(例:+z/-z軸方向)に直線移動することができる。一実施形態において、カメラモジュール400は、カメラアセンブリ430を光軸L方向に移動させることで、カメラハウジング410の内部に固定配置された前記イメージセンサ(図示せず)とカメラアセンブリ430に含まれたレンズ431との距離を調節(例:自動焦点調節機能(AF))することができる。
【0200】
一実施形態において、カメラアセンブリ430は、一つ以上のレンズ431と、一つ以上のレンズ431を囲むレンズバレル432とを含むことができる。一実施形態において、カメラアセンブリ430は、レンズ431およびレンズバレル432の少なくとも一部がカメラハウジング410のカバー412に形成された開口4121を介して露出するように配置されることができる。一実施形態において、カメラアセンブリ430は、レンズ431が電子装置(例:図1図3の電子装置100)のハウジング(例:図1図2のハウジング110)の表面の一部の領域を介して電子装置100の外部の光を受信するように構成されることができる。様々な実施形態において、カメラアセンブリ430は、一つ以上のレンズ431およびレンズバレル432を含むレンズアセンブリ(例:図5のレンズアセンブリ220)を含むことができる。
【0201】
図18を参照すると、一実施形態によるカメラモジュール400は、カメラアセンブリ430を光軸L方向に移動させるための駆動力を提供する第1マグネット460と、カメラハウジング410の側壁を囲むフレキシブル基板450および第1マグネット460と反発力を起こすように構成されるサブマグネット470とを含むことができる。
【0202】
一実施形態において、カメラアセンブリ430の側面441、442、443、444は、カメラハウジング410の側壁420によって囲まれることができる。カメラアセンブリ430の側面441、442、443、444のうち一部側面には、第1マグネット460が配置されることができる。例えば、カメラアセンブリ430の第1側面441には、第1マグネット460が配置されることができる。例えば、カメラアセンブリ430の第1側面441は、カメラハウジング410の第1側壁421と対向することができる。図示されていないが、第1側壁421には、第1マグネット460と電磁気的に相互作用する第1コイル(図示せず)が配置されることができる。例えば、第1コイル(図示せず)はカメラハウジング410の側壁420のうち一部側壁(例:第1側壁421、第3側壁423および第4側壁424)を囲むフレキシブル基板450に配置されることで、第1マグネット460と対向するように位置することができる。
【0203】
一実施形態において、カメラアセンブリ430の第1側面441には、カメラアセンブリ430の光軸L方向の移動をガイドする複数のボール433が配置されることができる。例えば、複数のボール433は、カメラアセンブリ430の第1側面441とカメラハウジング410の第1側壁421との間に配置されることができる。複数のボール433第1側壁421と第1側面441との間の空間で転がるように構成されることができる。例えば、複数のボール433は、カメラアセンブリ430が光軸L方向に移動する時に、カメラアセンブリ430とカメラハウジング410との間で直線移動しながら回転するか、またはその場で回転することができる。
【0204】
一実施形態において、第1マグネット460は、カメラアセンブリ430の第1側面441に配置されることができる。第1マグネット460は、第1極性を有する第1領域461と、第1極性の逆の第2極性を有する第2領域462とを含むことができる。第1領域461および第2領域462は、光軸L方向に配列されることができる。
【0205】
一実施形態において、サブマグネット470は、カメラアセンブリ430に配置された第1マグネット460と相互作用することができる。例えば、サブマグネット470は、第1マグネット460と反発力または斥力(repulsive force)を起こすことで、カメラアセンブリ430が光軸L方向に移動する時に、カメラアセンブリ430の移動速度を減速させるように構成されることができる。例えば、サブマグネット470は、第1マグネット460と相互作用するように、カメラハウジング410の第1側壁421に配置されることができる。
【0206】
一実施形態において、サブマグネット470は、第1極性を有する第1サブマグネット471と、第1サブマグネット471から光軸L方向に離隔配置されて第1極性の逆の第2極性を有する第2サブマグネット472とを含むことができる。例えば、第1サブマグネット471は、第1マグネット460を基準に、第1方向(例:+L方向)に位置することができ、第2サブマグネット472は、第1マグネット460を基準に、第1方向の反対方向(例:-L方向)に位置することができる。例えば、第1サブマグネット471、第1マグネット460および第2サブマグネット472は、光軸L方向に沿って配列されることができる。
【0207】
一実施形態において、第1サブマグネット471は、第1マグネット460の第1領域461と相互作用し、第2サブマグネット472は、第1マグネット460の第2領域462と相互作用することができる。例えば、第1サブマグネット471は、第1マグネット460の第1領域461と反発力を発生させるように、第1領域461と同一の極性を有するように構成されることができる。第2サブマグネット472は、第1マグネット460の第2領域462と反発力を発生させるように、第2領域462と同一の極性を有するように構成されることができる。
【0208】
一実施形態において、カメラアセンブリ430が第1方向(例:+L方向または+z軸方向)に移動する時に、第1マグネット460の第1領域461と第1サブマグネット471が近くなるにつれて、これらの間に反発力が作用することができる。カメラアセンブリ430は、前記反発力によって第1方向の反対方向(例:-L方向または-z軸方向)に所定の力の印加を受けることで、速度が減少することができる。
【0209】
一実施形態において、カメラアセンブリ430が第1方向の逆の第2方向(例:-L方向または-z軸方向)に移動する時に、第1マグネット460の第2領域462と第2サブマグネット472が近くなるにつれて、これらの間に反発力が作用することができる。カメラアセンブリ430は、前記反発力によって、第1方向(例:+L方向または+z軸方向)に所定の力の印加を受けることで、速度が減少することができる。
【0210】
図19は、様々な実施形態によるネットワーク環境500内の電子装置501のブロック図である。
【0211】
図19を参照すると、ネットワーク環境500において電子装置501は、第1ネットワーク598(例:近距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置502と通信するか、または第2ネットワーク599(例:遠距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置504またはサーバ508のうち少なくとも一つと通信することができる。一実施形態によると、電子装置501は、サーバ508を介して電子装置504と通信することができる。一実施形態によると、電子装置501は、プロセッサ520、メモリ530、入力モジュール550、音響出力モジュール555、ディスプレイモジュール560、オーディオモジュール570、センサモジュール576、インタフェース577、連結端子578、ハプティックモジュール579、カメラモジュール580、電力管理モジュール588、バッテリ589、通信モジュール590、加入者識別モジュール596、またはアンテナモジュール597を含むことができる。ある実施形態においては、電子装置501には、これらの構成要素のうち少なくとも一つ(例:連結端子578)が省略されるか、一つ以上の他の構成要素が追加されることができる。ある実施形態においては、この構成要素のうち一部(例:センサモジュール576、カメラモジュール580、またはアンテナモジュール597)は、一つの構成要素(例:ディスプレイモジュール560)として統合されることができる。
【0212】
プロセッサ520は、例えば、ソフトウェア(例:プログラム540)を実行してプロセッサ520に連結された電子装置501の少なくとも一つの他の構成要素(例:ハードウェアまたはソフトウェア構成要素)を制御することができ、様々なデータ処理または演算を行うことができる。一実施形態によると、データ処理または演算の少なくとも一部として、プロセッサ520は、他の構成要素(例:センサモジュール576または通信モジュール590)から受信した命令またはデータを揮発性メモリ532に格納し、揮発性メモリ532に格納された命令またはデータを処理し、結果データを不揮発性メモリ534に格納することができる。一実施形態によると、プロセッサ520は、メインプロセッサ521(例:中央処理装置またはアプリケーションプロセッサ)、またはこれとは独立してまたはともに運営可能な補助プロセッサ523(例:グラフィック処理装置、ニューラルネットワーク処理装置(NPU:neural processing unit)、イメージシグナルプロセッサ、センサハブプロセッサ、またはコミュニケーションプロセッサ)を含むことができる。例えば、電子装置501がメインプロセッサ521および補助プロセッサ523を含む場合、補助プロセッサ523は、メインプロセッサ521より低電力を使用するか、指定された機能に特化するように設定されることができる。補助プロセッサ523は、メインプロセッサ521とは別に、またはその一部として実現されることができる。
【0213】
補助プロセッサ523は、例えば、メインプロセッサ521がインアクティブ(例:スリップ)状態である間に、メインプロセッサ521の代わりに、またはメインプロセッサ521がアクティブ(例:アプリケーション実行)状態である間にメインプロセッサ521とともに、電子装置501の構成要素のうち少なくとも一つの構成要素(例:ディスプレイモジュール560、センサモジュール576、または通信モジュール590)に関連する機能または状態の少なくとも一部を制御することができる。一実施形態によると、補助プロセッサ523(例:イメージシグナルプロセッサまたはコミュニケーションプロセッサ)は、機能的に関連する他の構成要素(例:カメラモジュール580または通信モジュール590)の一部として実現されることができる。一実施形態によると、補助プロセッサ523(例:ニューラルネットワーク処理装置)は、人工知能モデルの処理に特化したハードウェア構造を含むことができる。人工知能モデルは、機械学習により生成されることができる。このような学習は、例えば、人工知能モデルが行われる電子装置501自体で行われることができ、別のサーバ(例:サーバ508)を介して行われることもできる。学習アルゴリズムは、例えば、教師あり学習(supervised learning)、教師なし学習(unsupervised learning)、半教師あり学習(semi-supervised learning)または強化学習(reinforcement learning)を含むことができるが、上述の例に限定されない。人工知能モデルは、複数の人工ニューラルネットワークレイヤーを含むことができる。人工ニューラルネットワークは、深層ニューラルネットワーク(DNN:deep neural network)、CNN(convolutional neural network)、RNN(recurrent neural network)、RBM(restricted boltzmann machine)、DBN(deep belief network)、BRDNN(bidirectional recurrent deep neural network)、深層Q-ネットワーク(deep Q-networks)または前記のうち二つ以上の組み合わせの一つであることができるが、上述の例に限定されない。人工知能モデルは、ハードウェア構造以外に、さらにまたはそのかわりに、ソフトウェア構造を含むことができる。
【0214】
メモリ530は、電子装置501の少なくとも一つの構成要素(例:プロセッサ520またはセンサモジュール576)によって使用される様々なデータを格納することができる。データは、例えば、ソフトウェア(例:プログラム540)および、これに関連する命令に対する入力データまたは出力データを含むことができる。メモリ530は、揮発性メモリ532または不揮発性メモリ534を含むことができる。
【0215】
プログラム540は、メモリ530にソフトウェアとして格納されることができ、例えば、運営体制542、ミドルウェア544またはアプリケーション546を含むことができる。
【0216】
入力モジュール550は、電子装置501の構成要素(例:プロセッサ520)に使用される命令またはデータを電子装置501の外部(例:ユーザ)から受信することができる。入力モジュール550は、例えば、マイク、マウス、キーボード、キー(例:ボタン)、またはデジタルペン(例:スタイラスペン)を含むことができる。
【0217】
音響出力モジュール555は、音響信号を電子装置501の外部に出力することができる。音響出力モジュール555は、例えば、スピーカまたはレシーバを含むことができる。スピーカは、マルチメディア再生または録音再生のように、一般的な用途で使用されることができる。レシーバは、着信電話を受信するために使用されることができる。一実施形態によると、レシーバは、スピーカとは別に、またはその一部として実現されることができる。
【0218】
ディスプレイモジュール560は、電子装置501の外部(例:ユーザ)に情報を視覚的に提供することができる。ディスプレイモジュール560は、例えば、ディスプレイ、ホログラム装置、またはプロジエクタおよび当該装置を制御するための制御回路を含むことができる。一実施形態によると、ディスプレイモジュール560は、タッチを感知するように設定されたタッチセンサ、または前記タッチによって発生する力の強度を測定するように設定された圧力センサを含むことができる。
【0219】
オーディオモジュール570は、音を電気信号に変換するか、逆に、電気信号を音に変換することができる。一実施形態によると、オーディオモジュール570は、入力モジュール550を介して音を取得するか、音響出力モジュール555、または電子装置501と直接または無線で連結された外部電子装置(例:電子装置502)(例:スピーカまたはヘッドホーン)を介して音を出力することができる。
【0220】
センサモジュール576は、電子装置501の作動状態(例:電力または温度)、または外部の環境状態(例:ユーザ状態)を感知し、感知した状態に対応する電気信号またはデータ値を生成することができる。一実施形態によると、センサモジュール576は、例えば、ジェスチャーセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、マグネチックセンサ、加速度センサ、グリップセンサ、近接センサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、または照度センサを含むことができる。
【0221】
インタフェース577は、電子装置501が外部電子装置(例:電子装置502)と直接または無線で連結されるために使用されることができる一つ以上の指定されたプロトコルを支援することができる。一実施形態によると、インタフェース577は、例えば、HDMI((登録商標)high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インタフェース、SDカードインタフェース、またはオーディオインタフェースを含むことができる。
【0222】
連結端子578は、それを介して電子装置501が外部電子装置(例:電子装置502)と物理的に連結されることができるコネクタを含むことができる。一実施形態によると、連結端子578は、例えば、HDMI(登録商標)コネクタ、USBコネクタ、SDカードコネクタ、またはオーディオコネクタ(例:ヘッドホーンコネクタ)を含むことができる。
【0223】
ハプティックモジュール579は、電気的信号をユーザが触覚または運動感覚により認知することができる機械的な刺激(例:振動または動き)または電気的な刺激に変換することができる。一実施形態によると、ハプティックモジュール579は、例えば、モータ、圧電素子、または電気刺激装置を含むことができる。
【0224】
カメラモジュール580は、停止画像および動画を撮影することができる。一実施形態によると、カメラモジュール580は一つ以上のレンズ、イメージセンサ、イメージシグナルプロセッサ、またはフラッシュを含むことができる。
【0225】
電力管理モジュール588は、電子装置501に供給される電力を管理することができる。一実施形態によると、電力管理モジュール588は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として実現されることができる。
【0226】
バッテリ589は、電子装置501の少なくとも一つの構成要素に電力を供給することができる。一実施形態によると、バッテリ589は、例えば、再充電不可能な一次電池、再充電可能な二次電池または燃料電池を含むことができる。
【0227】
通信モジュール590は、電子装置501と外部電子装置(例:電子装置502、電子装置504、またはサーバ508)との直接(例:有線)通信チャンネルまたは無線通信チャンネルの確立、および確立された通信チャンネルを介する通信遂行を支援することができる。通信モジュール590は、プロセッサ520(例:アプリケーションプロセッサ)とは独立して運営され、直接(例:有線)通信または無線通信を支援する一つ以上のコミュニケーションプロセッサを含むことができる。一実施形態によると、通信モジュール590は、無線通信モジュール592(例:セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、またはGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)または有線通信モジュール594(例:LAN(local area network)通信モジュール、または電力線通信モジュール)を含むことができる。これらの通信モジュールのうち該当する通信モジュールは、第1ネットワーク598(例:ブルートーゥス、WiFi(wireless fidelity)directまたはIrDA(infrared data association)といった近距離通信ネットワーク)または第2ネットワーク599(例:レガシーセルラーネットワーク、5Gネットワーク、次世代通信ネットワーク、インターネット、またはコンピュータネットワーク(例:LANまたはWAN)といった遠距離通信ネットワーク)を介して外部の電子装置504と通信することができる。このような各種の通信モジュールは、一つの構成要素(例:単一チップ)として統合されるか、または互いに別の複数の構成要素(例:複数チップ)として実現されることができる。無線通信モジュール592は、加入者識別モジュール596に格納された加入者情報(例:国際モバイル加入者識別子(IMSI))を用いて、第1ネットワーク598または第2ネットワーク599のような通信ネットワーク内で電子装置501を確認または認証することができる。
【0228】
無線通信モジュール592は、4Gネットワーク以降の5Gネットワークおよび次世代通信技術、例えば、NRアクセス技術(new radio access technology)を支援することができる。NRアクセス技術は、高容量データの高速伝送(eMBB(enhanced mobile broadband))、端末電力最小化と多数端末の接続(mMTC(massive machine type communications))、または高信頼度と低遅延(URLLC(ultra-reliable and low-latency communications))を支援することができる。無線通信モジュール592は、例えば、高いデータ転送率を達成するために、高周波帯域(例:mmWave帯域)を支援することができる。無線通信モジュール592は、高周波帯域での性能確保のための様々な技術、例えば、ビームフォーミング(beamforming)、巨大配列多重入出力(massive MIMO(multiple-input and multiple-output))、全次元多重入出力(FD-MIMO:full dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビーム形成(analog beam-forming)、または大規模アンテナ(large scale antenna)のような技術を支援することができる。無線通信モジュール592は、電子装置501、外部電子装置(例:電子装置504)またはネットワークシステム(例:第2ネットワーク599)に規定される様々な要求事項を支援することができる。一実施形態によると、無線通信モジュール592は、eMBBの実現のためのPeak data rate(例:20Gbps以上)、mMTCの実現のための損失Coverage(例:164dB以下)、またはURLLCの実現のためのU-plane latency(例:ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)それぞれ0.5ms以下、またはラウンドトリップ1ms以下)を支援することができる。
【0229】
アンテナモジュール597は、信号または電力を外部(例:外部の電子装置)に送信するか外部から受信することができる。一実施形態によると、アンテナモジュール597は、基板(例:PCB)上に形成された導電体または導電性パターンからなる放射体を含むアンテナを含むことができる。一実施形態によると、アンテナモジュール597は、複数のアンテナ(例:アレイアンテナ)を含むことができる。このような場合、第1ネットワーク598または第2ネットワーク599のような通信ネットワークで使用される通信方式に適する少なくとも一つのアンテナが、例えば、通信モジュール590によって前記複数のアンテナから選択されることができる。信号または電力は、前記選択される少なくとも一つのアンテナを介して通信モジュール590と外部の電子装置との間において送信または受信することができる。ある実施形態によると、放射体以外に他の部品(例:RFIC(radio frequency integrated circuit))がさらにアンテナモジュール597の一部として形成されることができる。
【0230】
様々な実施形態によると、アンテナモジュール597は、mmWaveアンテナモジュールを形成することができる。一実施形態によると、mmWaveアンテナモジュールは、プリント回路基板、前記プリント回路基板の第1面(例:下面)にまたはそれに隣接して配置され、指定された高周波帯域(例:mmWave帯域)を支援することができるRFIC、および前記プリント回路基板の第2面(例:上面または側面)にまたはそれに隣接して配置され、前記指定された高周波帯域の信号を送信または受信することができる複数のアンテナ(例:アレイアンテナ)を含むことができる。
【0231】
前記構成要素のうち少なくとも一部は、周辺機器間の通信方式(例:バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、またはMIPI(mobile industry processor interface))を介して互いに連結され、信号(例:命令またはデータ)を互いに交換することができる。
【0232】
一実施形態によると、命令またはデータは、第2ネットワーク599に連結されたサーバ508を介して電子装置501と外部の電子装置504との間において送信または受信することができる。外部の電子装置(502、または504)のそれぞれは、電子装置501と同一または異なる種類の装置であることができる。一実施形態によると、電子装置501で実行される動作の全部または一部は、外部の電子装置(502、504、または508)のうち一つ以上の外部の電子装置で実行されることができる。例えば、電子装置501がある機能やサービスを自動で、またはユーザまたは他の装置からの要請に応じて行う必要がある場合に、電子装置501は、機能またはサービスを自ら実行する代わりに、または、さらに、一つ以上の外部の電子装置にその機能またはそのサービスの少なくとも一部を行うことを要請することができる。前記要請を受信した一つ以上の外部の電子装置は、要請された機能またはサービスの少なくとも一部、または前記要請に関連する追加の機能またはサービスを実行し、その実行の結果を電子装置501に伝達することができる。電子装置501は前記結果を、そのまままたはさらに処理して、前記要請に対する応答の少なくとも一部として提供することができる。そのために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、モバイルエッジコンピューティング(MEC:mobile edge computing)、またはクライアント-サーバコンピューティング技術が用いられることができる。電子装置501は、例えば、分散コンピューティングまたはモバイルエッジコンピューティングを用いて、超低遅延サービスを提供することができる。他の実施形態において、外部の電子装置504は、IoT(internet of things)機器を含むことができる。サーバ508は、機械学習および/またはニューラルネットワークを用いた知能型サーバであることができる。一実施形態によると、外部の電子装置504またはサーバ508は、第2ネットワーク599内に含まれることができる。電子装置501は、5G通信技術およびIoT関連技術に基づいて、知能型サービス(例:スマートホーム、スマートシティ、スマートカー、またはヘルスケア)に適用されることができる。
【0233】
図20は、様々な実施形態によるカメラモジュール580を例示するブロック図600である。
【0234】
図20を参照すると、カメラモジュール580は、レンズアセンブリ610、フラッシュ620、イメージセンサ630、イメージスタビライザー640、メモリ650(例:バッファメモリ)、またはイメージシグナルプロセッサ660を含むことができる。レンズアセンブリ610は、イメージ撮影の対象である被写体から放出する光を収集することができる。レンズアセンブリ610は、一つまたはそれ以上のレンズを含むことができる。一実施形態によると、カメラモジュール580は、複数のレンズアセンブリ610を含むことができる。このような場合、カメラモジュール580は、例えば、デュアルカメラ、360度カメラ、または球状カメラ(spherical camera)を形成することができる。複数のレンズアセンブリ610のうち一部は、同一のレンズ属性(例:画角、焦点距離、自動焦点、fナンバー(f number)、または光学ズーム)を有するか、または少なくとも一つのレンズアセンブリは、他のレンズアセンブリのレンズ属性とは異なる一つ以上のレンズ属性を有することができる。レンズアセンブリ610は、例えば、広角レンズまたは望遠レンズを含むことができる。
【0235】
フラッシュ620は、被写体から放出または反射する光を強化するために使用される光を放出することができる。一実施形態によると、フラッシュ620は、一つ以上の発光ダイオード(例:RGB(red-green-blue)LED、white LED、infrared LED、またはultraviolet LED)、またはキセノンランプ(xenon lamp)を含むことができる。イメージセンサ630は、被写体から放出または反射してレンズアセンブリ610を介して伝達された光を電気的な信号に変換することで、前記被写体に対応するイメージを取得することができる。一実施形態によると、イメージセンサ630は、例えば、RGBセンサ、BW(black and white)センサ、IRセンサ、またはUVセンサのように属性が異なるイメージセンサから選択される一つのイメージセンサ、同一の属性を有する複数のイメージセンサ、または異なる属性を有する複数のイメージセンサを含むことができる。イメージセンサ630に含まれたそれぞれのイメージセンサは、例えば、CCD(charged coupled device)センサまたはCMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサを用いて実現されることができる。
【0236】
イメージスタビライザー640は、カメラモジュール580またはこれを含む電子装置501の動きに反応して、レンズアセンブリ610に含まれた少なくとも一つのレンズまたはイメージセンサ630を特定の方向に動かすか、イメージセンサ630の動作特性を制御(例:リードアウト(read-out)タイミング調整など)することができる。これは、撮影されるイメージに対する前記動きによる否定的な影響の少なくとも一部を補償可能にする。一実施形態によると、イメージスタビライザー640は、カメラモジュール580の内部または外部に配置されたジャイロセンサ(図示せず)または加速度センサ(図示せず)を用いて、カメラモジュール580または電子装置501のそのような動きを感知することができる。一実施形態によると、イメージスタビライザー640は、例えば、光学式イメージスタビライザーとして実現されることができる。メモリ650は、イメージセンサ630を介して取得したイメージの少なくとも一部を次のイメージ処理作業のために少なくとも一時保存することができる。例えば、シャッタによるイメージ取得が遅延するか、または複数のイメージが高速で取得される場合、取得された原本イメージ(例:Bayer-patternedイメージまたは高解像度のイメージ)は、メモリ650に保存され、それに対応する写本イメージ(例:低解像度のイメージ)は、ディスプレイモジュール560を介してプレビューすることができる。以降、指定された条件を満たすと(例:ユーザ入力またはシステム命令)メモリ650に保存された原本イメージの少なくとも一部が、例えば、イメージシグナルプロセッサ660によって取得され処理されることができる。一実施形態によると、メモリ650は、メモリ530の少なくとも一部で、またはこれとは独立して運営される別のメモリで構成されることができる。
【0237】
イメージシグナルプロセッサ660は、イメージセンサ630を介して取得したイメージまたはメモリ650に保存されたイメージに対して、一つ以上のイメージ処理を行うことができる。上記一つ以上のイメージ処理は、例えば、デプスマップ(depth map)の生成、三次元モデリング、パノラマ生成、特徴点抽出、イメージ合成、またはイメージ補償(例:ノイズ減少、解像度調整、明度調整、ブラーリング(blurring)、シャープニング(sharpening)、またはソフトニング(softening)を含むことができる。さらにまたはその代わりに、イメージシグナルプロセッサ660は、カメラモジュール580に含まれた構成要素のうち少なくとも一つ(例:イメージセンサ630)に対する制御(例:露出時間制御、またはリードアウトタイミング制御など)を行うことができる。イメージシグナルプロセッサ660によって処理されたイメージは、追加処理のためにメモリ650にまた保存されるか、カメラモジュール580の外部の構成要素(例:メモリ530、ディスプレイモジュール560、電子装置502、電子装置504、またはサーバ508)に提供されることができる。一実施形態によると、イメージシグナルプロセッサ660は、プロセッサ520の少なくとも一部として構成されるか、プロセッサ520とは独立して運営される別のプロセッサとして構成されることができる。イメージシグナルプロセッサ660がプロセッサ520とは別のプロセッサとして構成された場合、イメージシグナルプロセッサ660によって処理された少なくとも一つのイメージは、プロセッサ520によってそのまままたは追加のイメージ処理を経た後、ディスプレイモジュール560を介して表示されることができる。
【0238】
一実施形態によると、電子装置501は、それぞれ異なる属性または機能を有する複数のカメラモジュール580を含むことができる。このような場合、例えば、前記複数のカメラモジュール580のうち少なくとも一つは、広角カメラであり、少なくとも他の一つは、望遠カメラであることができる。同様に、前記複数のカメラモジュール580のうち少なくとも一つは、前面カメラであり、少なくとも他の一つは、後面カメラであることができる。
【0239】
本文書に開示されている一実施形態によるカメラモジュール200は、カメラハウジング210と、少なくとも一部が前記カメラハウジング210の内部に収容され、レンズを含むレンズアセンブリ220-前記レンズアセンブリ220は、前記カメラハウジング210の内部で前記レンズの光軸L方向に移動するように構成される-と、前記カメラハウジング210の内部に結合し、少なくとも一部が前記レンズアセンブリ220と接触するか、離隔することで、前記レンズアセンブリ220の前記光軸L方向の移動範囲を制限するように構成されるストッパ部材240とを含み、前記ストッパ部材240は、前記レンズアセンブリ220が第1光軸方向に移動する時に、少なくとも一部が前記レンズアセンブリ220と接触するように構成される第1ストッパ部材241と、前記レンズアセンブリ220が前記第1光軸方向の逆の第2光軸方向に移動する時に、少なくとも一部が前記レンズアセンブリ220と接触するように構成される第2ストッパ部材242とを含むことができる。
【0240】
様々な実施形態において、前記第1ストッパ部材241および前記第2ストッパ部材242は、それぞれ、前記レンズアセンブリ220と前記光軸L方向に整列される線形ストッパ244を含み、前記レンズアセンブリ220は、前記第1ストッパ部材241の前記線形ストッパ244に接触することで、実質的に前記第1光軸方向移動が制限され、前記第2ストッパ部材242の前記線形ストッパ244に接触することで、実質的に前記第2光軸方向移動が制限されるように構成されることができる。
【0241】
様々な実施形態において、前記線形ストッパ244は、前記レンズアセンブリ220が接触する時に、衝突による衝撃を吸収または発散するように、少なくとも一部に溝248が形成されることができる。
【0242】
様々な実施形態において、前記光軸L方向に見ると、前記線形ストッパ244は、前記レンズアセンブリ220の少なくとも一部と重なることができる。
【0243】
様々な実施形態において、前記第1ストッパ部材241および前記第2ストッパ部材242は、それぞれ、前記カメラハウジング210に結合するベース部分243、および前記レンズアセンブリ220と対向するように前記ベース部分243の一部の領域に配置される線形ストッパ244を含み、前記線形ストッパ244は、前記ベース部分243に固定される固定部分247と、前記固定部分247から所定の間隔で離隔するように延びるフレキシブル部分246とを含み、前記フレキシブル部分246は、前記レンズアセンブリ220が前記光軸L方向に移動するにつれて、前記レンズアセンブリ220と接触するか、離隔することができる。
【0244】
様々な実施形態において、前記線形ストッパ244は、前記フレキシブル部分246と前記固定部分247との間に形成される溝248をさらに含み、前記線形ストッパ244の前記フレキシブル部分246は、前記レンズアセンブリ220が接触するか、離隔することによって、少なくとも一部が前記固定部分247と近くなるか遠くなる方向に移動するように構成されることができる。
【0245】
様々な実施形態において、前記第1ストッパ部材241および前記第2ストッパ部材242は、それぞれ、前記ベース部分243の他の領域に配置される前記バッファストッパ245をさらに含み、前記ベース部分243は、前記光軸L方向に延びる第1部分243aと、前記第1部分243aから垂直に延びる第2部分243bとを含み、前記線形ストッパ244は、前記第2部分243bの第1面2433に配置され、前記バッファストッパ245は、前記第2部分243bの前記第1面2433の反対面である第2面2434に配置されることができる。
【0246】
様々な実施形態において、前記第1ストッパ部材241は、前記第1ストッパ部材241の前記線形ストッパ244が前記第2光軸方向に向かい、前記第1ストッパ部材241の前記バッファストッパ245が前記第1光軸方向に向かうように、前記カメラハウジング210の側壁に結合することができる。
【0247】
様々な実施形態において、前記第2ストッパ部材242は、前記第2ストッパ部材242の前記線形ストッパ244が前記第1光軸方向に向かい、前記第2ストッパ部材242の前記線形ストッパ244が前記第2光軸方向に向かうように、前記カメラハウジング210の側壁に結合することができる。
【0248】
様々な実施形態において、前記カメラハウジング210は、前記光軸Lに平行な第1側壁213と、前記第1側壁213と対向する第2側壁214と、前記第1側壁213と前記第2側壁214を連結し、互いに対向する第3側壁215と、第4側壁216とを含み、前記第1ストッパ部材241は、前記第1側壁213に結合し、前記第2ストッパ部材242は、前記第1側壁213および前記第2側壁214のうち少なくとも一つに結合することができる。
【0249】
様々な実施形態において、前記レンズアセンブリ220を前記光軸L方向に移動させるための第1コイル261と、第1マグネット262とをさらに含み、前記第1コイル261および第1マグネット262のいずれか一つは、前記レンズアセンブリ220に配置され、前記第1コイル261および第1マグネット262のうち他の一つは、前記カメラハウジング210に配置されることができる。
【0250】
様々な実施形態において、前記第1マグネット262は、前記光軸Lに平行な前記カメラハウジング210の第1側壁213と対向するように、前記レンズアセンブリ220に配置され、第1極性を有する第1領域と、前記第1極性の逆の第2極性を有する第2領域とを含み、前記第1領域および前記第2領域は、前記第1光軸方向に沿って配列されることができる。
【0251】
様々な実施形態において、前記カメラハウジング210の前記第1側壁213に配置され、前記第1マグネット262と反発力を発生させるように構成されるサブマグネット293をさらに含み、前記サブマグネット293は、前記第1極性を有し、前記第1マグネット262を基準に、前記第2光軸方向に位置する第1サブマグネット294と、前記第2極性を有し、前記第1マグネット262を基準に、前記第1光軸方向に位置する第2サブマグネット295とを含むことができる。
【0252】
様々な実施形態において、前記レンズアセンブリ220は、前記レンズを含むレンズユニット221と、前記レンズユニット221の少なくとも一部が収容されるレンズキャリア222とを含み、前記レンズキャリア222は、前記カメラハウジング210の内部に前記光軸L方向に線形移動可能に結合することができる。
【0253】
様々な実施形態において、少なくとも一部が前記カメラハウジング210の内部に配置され、前記レンズアセンブリ220と前記光軸L方向に整列される反射部材アセンブリ230をさらに含み、前記反射部材アセンブリ230は、第1反射部材231と、前記第1反射部材231を支持するホルダ232とを含み、前記第2ストッパ部材242の少なくとも一部は、前記反射部材アセンブリ230の前記ホルダ232と前記レンズアセンブリ220との間に位置することができる。
【0254】
本文書に開示されている一実施形態によるカメラモジュール200、300は、外部光が入射する受光領域211を含むカメラハウジング310-前記カメラハウジング310の一側には、イメージセンサ281が配置される-と、前記カメラハウジング310の内部に収容され、レンズを含むレンズアセンブリ320-前記レンズアセンブリ320は、前記カメラハウジング310の内部において前記レンズの光軸L方向に移動するように構成される-と、前記カメラハウジング310の内部に収容され、前記受光領域211を介して入射した前記外部光を前記レンズに入射させるように構成される第1反射部材331と、前記レンズアセンブリ320を挟んで前記第1反射部材331と対向するように前記カメラハウジング310の内部に配置され、前記レンズを通過した前記外部光を前記イメージセンサ281に入射させるように構成される第2反射部材291と、前記レンズアセンブリ320とともに移動するように前記レンズアセンブリ320に結合し、前記第2反射部材291に向かって延びる支持部材340と、前記カメラハウジング310の側壁に配置され、前記レンズアセンブリ320が前記光軸L方向に移動するにつれて前記支持部材340の一部または他の一部と接触するように構成されるダンピング部材350とを含むことができる。
【0255】
様々な実施形態において、前記第2反射部材291は、前記レンズアセンブリ320から第1光軸方向に位置し、前記第1反射部材331は、前記レンズアセンブリ320から前記第1光軸方向の逆の第2光軸方向に位置し、前記第1反射部材331は、少なくとも一部が前記受光領域211を介して前記カメラハウジング310の外部に露出するように前記光軸Lに垂直な方向に前記受光領域211と整列されることができる。
【0256】
様々な実施形態において、前記支持部材340は、前記光軸L方向に延びる第1部分341と、前記第1部分341の前記第1光軸方向の端部から前記光軸Lに垂直に延びる第2部分342と、前記第1部分の前記第2光軸方向の端部から前記光軸Lに垂直に延びる第3部分343とを含むことができる。
【0257】
様々な実施形態において、前記第2部分342は、前記レンズアセンブリ320が前記第2光軸方向に移動するにつれて前記ダンピング部材350と接触するように構成され、前記第3部分343は、前記レンズアセンブリ320が前記第1光軸方向に移動するにつれて前記ダンピング部材350と接触するように構成されることができる。
【0258】
様々な実施形態において、前記ダンピング部材350は、バネのような弾性部材351、352を含むことができる。
【0259】
本文書に開示されている様々な実施形態による電子装置は、様々な形態の装置になることができる。電子装置は、例えば、ポータブル通信装置(例:スマートフォン)、コンピュータ装置、ポータブルマルチメディア装置、ポータブル医療機器、カメラ、ウェアラブル装置、または家電装置を含むことができる。本文書の実施形態による電子装置は、上述の機器に限定されない。
【0260】
本文書の様々な実施形態およびこれに使用された用語は、本文書に記載の技術的特徴を特定の実施形態に限定するものではなく、当該実施形態の様々な変更、均等物、または代替物を含むものと理解すべきである。図面の説明に関して、類似するまたは関連する構成要素に対しては、類似する参照符号が使用されることができる。アイテムに対応する名詞の単数型は、関連する文脈上、明らかに異なる指示をしない限り、前記アイテムを一つまたは複数個含むことができる。本文書において、「AまたはB」、「AおよびBのうち少なくとも一つ」、「AまたはBのうち少なくとも一つ」、「A、BまたはC」、「A、BおよびCのうち少なくとも一つ」、および「A、B、またはCのうち少なくとも一つ」といった句のそれぞれは、その句のうち該当する句とともに並べられた項目のいずれか一つ、またはそれらのすべての可能な組み合わせを含むことができる。「第1」、「第2」、または「一番目」または「二番目」のような用語は、単純に当該構成要素を他の当該構成要素と区分するために使用されることができ、当該構成要素を他の側面(例:重要性または順序)で限定しない。ある(例:第1)構成要素が他の(例:第2)構成要素に、「機能的に」または「通信的に」という用語とともにまたはこのような用語なしに、「カップルド」または「コネクテッド」と言及された場合、それは、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接的に(例:有線で)、無線で、または第3構成要素を介して連結され得ることを意味する。
【0261】
本文書の様々な実施形態において使用されている用語「モジュール」は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウエアで実現されたユニットを含むことができ、例えば、ロジッグ、論理ブロック、部品、または回路のような用語と相互互換的に使用されることができる。モジュールは、一体に構成された部品または一つまたはそれ以上の機能を果たす、前記部品の最小単位またはその一部になることができる。例えば、一実施形態によると、モジュールは、ASIC(application-specific integrated circuit)の形態に実現されることができる。
【0262】
本文書の様々な実施形態は、機器(machine)(例:電子装置100、501)により読み取り可能な記憶媒体(storage medium)(例:内蔵メモリ536または外付けメモリ538)に記憶された一つ以上の命令語を含むソフトウェア(例:プログラム540)として実現されることができる。例えば、機器(例:電子装置100、501)のプロセッサ(例:プロセッサ520)は、記憶媒体から記憶された一つ以上の命令語のうち少なくとも一つの命令を呼び出し、それを実行することができる。これは、機器が前記呼び出された少なくとも一つの命令語にしたがって少なくとも一つの機能を果たすように運営されることを可能にする。前記一つ以上の命令語は、コンパイラによって生成されたコードまたはインタプリタによって実行されることができるコードを含むことができる。機器で読み取り可能な記憶媒体は、非一時的(non-transitory)記憶媒体の形態で提供されることができる。ここで、「非一時的」は、記憶媒体が実在(tangible)する装置であり、信号(signal)(例:電磁波)を含まないことを意味するだけであって、この用語は、データが記憶媒体に半永久的に記憶される場合と臨時的に記憶される場合を区分しない。
【0263】
一実施形態によると、本文書に開示されている様々な実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供されることができる。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者と購入者との間に取り引きされることができる。コンピュータプログラム製品は、機器で読み取り可能な記憶媒体(例:compact disc read only memory(CD-ROM))の形態で配布されるか、またはアプリケーションストア(例:プレイストアTM)を介してまたは二つのユーザ装置(例:スマートフォン)の間に直接、オンラインで配布(例:ダウンロードまたはアップロード)されることができる。オンライン配布の場合に、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、メーカーのサーバ、アプリケーションストアのサーバ、または中継サーバのメモリのような機器で読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一時記憶されるか、臨時的に生成されることができる。
【0264】
様々な実施形態によると、上述の構成要素のそれぞれの構成要素(例:モジュールまたはプログラム)は、単数または複数の個体を含むことができ、複数の個体のうち一部は、他の構成要素に分離配置されることもできる。様々な実施形態によると、上述の当該構成要素のうち一つ以上の構成要素または動作が省略されるか、または一つ以上の他の構成要素または動作が追加されることができる。概ねまたはさらに、複数の構成要素(例:モジュールまたはプログラム)は、一つの構成要素に統合されることができる。このような場合、統合された構成要素は、前記複数の構成要素それぞれの構成要素の一つ以上の機能を前記統合の前に前記複数の構成要素のうち当該構成要素によって行われることと同一または類似に行うことができる。様々な実施形態によると、モジュール、プログラムまたは他の構成要素によって行われる動作は、順に、並列的に、繰り返して、またはヒューリスティックに実行されるか、前記動作のうち一つ以上が他の順序で実行されるか、省略されるか、または一つ以上の他の動作が追加されることができる。
【0265】
本文書は、様々な実施形態によって説明されているが、当業者であれば、様々な変更および修正を提案することができる。本文書に開示されている内容は、添付の請求の範囲に属する変更および修正を含むように意図されることができる。
【符号の説明】
【0266】
501 電子装置
502 電子装置
504 電子装置
508 サーバ
520 プロセッサ
530 メモリ
540 プログラム
550 入力モジュール
555 音響出力モジュール
560 ディスプレイモジュール
570 オーディオモジュール
576 センサモジュール
577 インタフェース
578 連結端子
579 ハプティックモジュール
580 カメラモジュール
588 電力管理モジュール
589 バッテリ
590 通信モジュール
596 加入者識別モジュール
597 アンテナモジュール
598 第1ネットワーク
599 第2ネットワーク
610 レンズアセンブリ
620 フラッシュ
630 イメージセンサ
640 イメージスタビライザー
650 メモリ
660 イメージシグナルプロセッサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6a
図6b
図7
図8
図9
図10
図11a
図11b
図12
図13a
図13b
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【国際調査報告】