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特表2024-502937外科用インプラントのための磁気結合による動力送達
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-24
(54)【発明の名称】外科用インプラントのための磁気結合による動力送達
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/16 20060101AFI20240117BHJP
【FI】
A61F2/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023534965
(86)(22)【出願日】2022-01-13
(85)【翻訳文提出日】2023-06-08
(86)【国際出願番号】 IB2022050271
(87)【国際公開番号】W WO2022153216
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】63/137,841
(32)【優先日】2021-01-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】319008904
【氏名又は名称】アルコン インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100227835
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 剛孝
(72)【発明者】
【氏名】オースティン グザビエ ロデヒーバー
(72)【発明者】
【氏名】トッド タバー
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ブライアント
(72)【発明者】
【氏名】グラント コーソーン
(72)【発明者】
【氏名】ロブ メイ
(72)【発明者】
【氏名】マーティン オレル
(72)【発明者】
【氏名】トレバー ペンハルリック
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド プーリー
(72)【発明者】
【氏名】キャサリン ワイマン
(72)【発明者】
【氏名】チャーリー コンスタブル
【テーマコード(参考)】
4C097
【Fターム(参考)】
4C097AA25
4C097BB01
4C097BB04
4C097MM09
4C097SA10
(57)【要約】
眼にインプラントを送達するための磁気的に結合された駆動モジュール。インプラントは、動力式駆動モジュールを使用して、眼に収容、前進、及び送達され得る。駆動モジュールは、再利用のために分離されて滅菌され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インプラント送達デバイスを動作させるための装置であって、
リードスクリューと、
前記リードスクリューに通されたリードナットと、
前記リードナットに結合されたフォロアと、
前記フォロアに磁気的に結合されたドライバと、
前記ドライバと前記フォロアとの間の封じ込めシールと、
前記ドライバに結合されたモータと、
を含む、装置。
【請求項2】
前記フォロアを前記リードナットに結合するリードスリーブを更に含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記リードスリーブは、前記リードスクリューの少なくとも一部分を受け入れるように構成された開口シリンダを含む、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記フォロアは第1の磁気ロータを含み、
前記ドライバは、前記第1の磁気ロータの周囲に同心円状に配置された開口シリンダを有する第2の磁気ロータを含む、
請求項1~3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記フォロアは第1の複数の磁石を含み、
前記ドライバは第2の複数の磁石を含む、
請求項1~4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記フォロアは、円筒状のアレイに配置された第1の複数の磁石を含み、
前記ドライバは、前記第1の複数の磁石の周囲に円筒状のアレイに配置された第2の複数の磁石を含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記第1の複数の磁石は、極性が交互になる状態で配置されており、
前記第2の複数の磁石は、極性が交互になる状態で配置されている、
請求項5又は6に記載の装置。
【請求項8】
前記封じ込めシールは、前記モータを前記フォロアから流体的に隔離する、請求項1~7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
眼にインプラントを送達するための装置であって、
送達ルーメンを有するノズルと、
前記ノズルに結合されたインプラント区画と、
アクチュエータと、
前記アクチュエータに結合されたフォロアと、
前記フォロアに磁気的に結合されたドライバと、
前記ドライバと前記フォロアとの間の封じ込めシールと、
前記ドライバに結合されたモータであって、前記ドライバを動作させて前記フォロアを移動させ、前記アクチュエータを前記インプラント区画内の前記インプラントに係合させて、前記インプラントを前記送達ルーメンを通して移動させるように構成されている、モータと、
を含む、装置。
【請求項10】
前記フォロアに結合されたリードナットと、
前記リードナットに通されたリードスクリューであって、前記リードスクリュー及び前記リードナットが前記フォロアを前記アクチュエータに結合する、リードスクリューと、
を更に含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記フォロアは第1の磁気ロータを含み、
前記ドライバは、前記第1の磁気ロータの周囲に同心円状に配置された開口シリンダを有する第2の磁気ロータを含む、
請求項9又は10に記載の装置。
【請求項12】
前記封じ込めシールは、前記ドライバを前記フォロアから流体的に隔離する、請求項9~11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記アクチュエータは、ハウジングと、前記ハウジング内で直線的に移動するように機能するプランジャとを含み、
前記フォロアは、前記プランジャに結合されている、
請求項9~12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記アクチュエータは、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されており、前記インプラントを前記インプラント区画から前記送達ルーメンに前進させるために第1の位置から第2の位置に直線的に移動するように機能するプランジャと、前記プランジャを介して前記送達ルーメンに流体的に結合されたボアと、流体チャンバとを含み、
前記リードスクリューは、前記プランジャを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、前記第2の位置において、前記ボアを通して前記流体チャンバから前記送達ルーメンに流体を移動させるように構成されている、
請求項10~12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
眼にインプラントを送達するための装置であって、
ノズルと、
アクチュエータと、
前記アクチュエータに磁気的に結合されたモータであって、前記ノズルを通して前記インプラントを排出するために、前記アクチュエータを動作させるように構成されている、モータと、
前記モータを前記アクチュエータから流体的に隔離する封じ込めシールと、
を含む、装置。
【請求項16】
インプラント送達装置を使用する方法であって、
前記インプラント送達装置のインプラント区画内にインプラントを用意することと、
駆動シャフトを前記インプラント送達装置の駆動モジュールに磁気的に結合することと、
前記駆動シャフトを前記インプラント送達装置のアクチュエータに結合することと、
前記駆動モジュールを動作させて、前記駆動シャフト及び前記アクチュエータを用いて前記インプラントを前記インプラント区画から送達ルーメンを通して前進させることと、
前記駆動シャフトを前記駆動モジュールから取り外すことと、
前記駆動モジュールを滅菌することと、
を含む、方法。
【請求項17】
実質的に本明細書に記載されたシステム、装置、及び方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、2021年1月15日に出願の「MAGNETICALLY COUPLED POWER DELIVERY FOR SURGICAL IMPLANTS」という名称の米国仮特許出願第63/137,841号明細書(その発明者らは、Austin Xavier Rodeheaver、Todd Taber、John Briant、Grant Corthorn、Rob May、Martin Orrell、Trevor Penhallurick、David Pooley及びCatherine Wyman)の優先権の利益を主張し、その内容全体を、本明細書に十分に且つ完全に説明されているかのように、参照により本明細書に組み込む。
【0002】
添付の請求項に記載される本発明は、概して、眼科手術に関する。より詳細には、限定されないが、特許請求される主題は、眼にインプラントを挿入するためのシステム、装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
人間の眼は、軽度の劣化から視力の完全な喪失までを引き起こす多くの疾患に罹患する可能性がある。コンタクトレンズ及び眼鏡は一部の疾患を補うことができるが、他の場合には眼科手術が必要になることがある。場合によっては、インプラントが有益である又は望ましい場合がある。例えば、眼内レンズは、視力を改善するために、眼内の濁った天然水晶体に取って代わることができる。
【0004】
眼内レンズ及び他のインプラントの利点は既知であるが、送達システム、構成要素及びプロセスの改善は、結果を改善し、患者に利益をもたらすために継続されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
眼科手術のための新規且つ有用なシステム、装置及び方法が添付の特許請求の範囲に記載される。特許請求の対象を当業者が作製及び使用することを可能にするために、例示的な実施形態も提供される。
【0006】
例えば、いくつかの実施形態は、流体圧又は流体フローを使用して眼内レンズなどのインプラントを送達するための装置を含み得る又はそうした装置から本質的になり得る。より具体的な例では、装置は、インプラントを前進させるための剛性プランジャを含み得る。いくつかの実施形態は、剛性プランジャを通るボアを更に含み得、これにより、第2段階において作動流体が流体圧によりインプラントを眼内に前進させることを可能にすることができる。例えば、中空剛性プランジャを使用して、送達ルーメン内で眼内レンズの周りにシールが作成される地点まで眼内レンズを最初に前進させることができる。その後、レンズは、プランジャの中空ボアに作動流体を通すことにより、送達のために流体圧的に前進させることができる。
【0007】
いくつかの実施形態では、動力式駆動モジュールは、プランジャを前進させるのに有利な場合がある。例えば、駆動モジュールは、駆動シャフトを含み得、駆動シャフトは、プランジャを前進させるために、バッテリー駆動モータによって動作させることができる。駆動シャフトのいくつかの実施形態は、モータに磁気的に結合することができ、モータ、バッテリー、及び他の再利用可能な電子構成要素を完全に密閉することを可能にする。より具体的な例では、同心的又は相補的な磁石のリングを使用して、モータを駆動シャフトに結合することができる。モータは外側の磁気リングを回転させることができ、これにより、内側の磁気リングを回転させることができる。いくつかの実施形態では、駆動シャフトは、内側の磁気リングの回転によって前進又は後退させることができるリードスクリューを含み得る。
【0008】
より一般には、インプラント送達デバイスを動作させるための装置は、リードスクリューと、リードスクリューに通されたリードナットと、リードナットに結合されたフォロアと、フォロアに磁気的に結合されたドライバと、ドライバとフォロアとの間の封じ込めシールと、ドライバに結合されたモータとを含み得る。封じ込めシールは、ドライバをフォロアから流体的に隔離することができる。より具体的な実施形態では、装置は、フォロアをリードナットに結合するリードスリーブを含み得る。例えば、リードスリーブは、リードスクリューの少なくとも一部分を受け入れるように構成された開口シリンダを含み得る。いくつかの実施形態では、フォロアは第1の磁気ロータを含み得、ドライバは第2の磁気ロータを含み得る。いくつかの実施形態では、第2の磁気ロータは、第1の磁気ロータの周囲に同心円状に配置された開口シリンダを有し得る。フォロア又は第1の磁気ロータのいくつかの実施形態は第1の複数の磁石を含み得、ドライバ又は第2の磁気ロータは第2の複数の磁石を含み得る。第1の複数の磁石は、円筒状のアレイに配置することができ、第2の複数の磁石は、第1の複数の磁石の周囲に円筒状のアレイに配置され得る。いくつかの実施形態では、第1の複数の磁石及び第2の複数の磁石は、極性が交互になる状態で配置され得る。
【0009】
他の実施形態では、眼にインプラントを送達するための装置は、ノズルと、アクチュエータと、アクチュエータに磁気的に結合されたモータと、モータをアクチュエータから流体的に隔離する封じ込めシールとを含み得る。モータは、ノズルを通してインプラントを排出するために、アクチュエータを動作させるように構成され得る。
【0010】
より具体的な実施形態では、眼にインプラントを送達するための装置は、送達ルーメンを有するノズルと、ノズルに結合されたインプラント区画と、アクチュエータとを含み得る。フォロアは、アクチュエータに結合することができ、ドライバは、フォロアに磁気的に結合され得る。封じ込めシールは、ドライバとフォロアとの間に配置され得る。ドライバはモータに結合することができ、モータは、ドライバを動作させてフォロアを移動させ、アクチュエータをインプラント区画内のインプラントに係合させて、インプラントを送達ルーメンを通して移動させるように構成され得る。アクチュエータは、ハウジングと、ハウジング内で直線的に移動するように機能するプランジャとを含み得、フォロアは、プランジャに結合され得る。
【0011】
インプラント送達装置を使用する方法は、インプラント送達装置のインプラント区画内にインプラントを用意することと、駆動シャフトをインプラント送達装置の駆動モジュールに磁気的に結合することと、駆動シャフトをインプラント送達装置のアクチュエータに結合することと、駆動モジュールを動作させて、駆動シャフト及びアクチュエータを用いてインプラントをインプラント区画から送達ルーメンを通して前進させることと、駆動シャフトを駆動モジュールから取り外すことと、駆動モジュールを滅菌することとを含み得る。
【0012】
いくつかの実施形態に関連して記載される特徴、要素及び態様はまた、省略すること、組み合わせること、又は代替的な特徴に置換することができる。他の特徴、目的、利点、並びに特許請求の対象を作製及び使用する好ましい態様は、例示的な実施形態の添付図面を参照して以下により詳細に説明する。
【0013】
添付図面は、いくつかの目的、利点並びに特許請求の対象のいくつかの実施形態を作製及び使用する好ましい態様を示す。例において、同様の参照番号は同様の部品を表す。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、眼にインプラントを挿入するための例示的なシステムの概略図である。
図2図2は、図1のシステムのいくつかの例と関連し得るアクチュエータの概略図である。
図3図3は、図2のアクチュエータの一例の組立図である。
図4図4は、組み立てられた図3のアクチュエータの等角図である。
図5図5は、図1のシステムのいくつかの実施形態と関連し得る駆動モジュールの一例の等角図である。
図6図6は、図5の駆動モジュールの内部図である。
図7図7は、図6の駆動モジュールと関連し得る駆動アセンブリの等角図である。
図8図8は、図7の駆動アセンブリの断面図である。
図9図9は、図5の駆動モジュールの断面図である。
図10A-10C】図10A図10Cは、図2のシステムからインプラントを排出する例示的な方法を示す概略図である。
図11A-11B】図11A図11Bは、眼にインプラントを挿入する図1のシステムの例示的な適用を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の例示的な実施形態の記載は、添付の特許請求の範囲に記載される対象を当業者が作製及び使用することを可能にする情報を提供するが、当技術分野で既に公知の特定の詳細は省略する場合がある。したがって、以下の詳細な説明は、例示的なものであり、限定的なものではないものと解釈される。
【0016】
例示的な実施形態は、添付図面に描かれた様々な要素間の空間的関係又は様々な要素の空間的方向を参照して本明細書に記載されることもある。一般に、そのような関係又は方向は、インプラントを受け入れる姿勢にある患者に一致する又はこれに対する座標系を想定する。しかしながら、当業者には理解されるように、この座標系は、厳密な規定ではなく、単に記述的な便宜上のものである。
【0017】
図1は、眼にインプラントを挿入することができるシステム100の概略図である。いくつかの実施形態では、システム100は2つ以上のモジュールを含み得、これらのモジュールは、保管、組み立て、使用及び廃棄のために適宜結合及び分離されるように構成することができる。例えば、図1に示されるように、システム100のいくつかの実施形態は、ノズル105と、ノズル105に結合されたインプラント区画110と、インプラント区画110に結合されたアクチュエータ115とを含み得る。いくつかの実施形態では、システム100は、アクチュエータ115に係合するように構成された駆動モジュール120を更に含み得る。
【0018】
ノズル105は、概して、切開を通した眼への挿入用に適合された先端を含む。先端の大きさは、必要に応じて、外科的要件及び技術に適合させることができる。例えば、治癒時間を短縮又は最小化するために、小さい切開が一般に好ましい。いくつかの例においては3ミリメートル未満の切開が好ましいことがあり、いくつかの実施形態においてはノズル105の先端は3ミリメートル未満の幅を有することがある。
【0019】
インプラント区画110は、概して、眼内への送達前にインプラントを格納するのに適した多様な装置を表す。いくつかの実施形態において、インプラント区画110は、追加的に又は代替的に、送達のためにインプラントを準備するように構成され得る。例えば、インプラント区画110のいくつかの実施形態は、アクチュエータ115のその後の動作による送達のためにインプラントを準備するように、外科医又は他のオペレータによって作動されるように構成され得る。場合によっては、インプラント区画110は、インプラントをノズル105内に前進させる前にインプラントの特徴を能動的に変形、伸長、拡張、又は他の手法で操作するように構成され得る。例えば、インプラント区画110は、眼内レンズの支持部などの1つ以上の特徴を伸ばす又は広げるように構成され得る。
【0020】
アクチュエータ115は、概して、インプラントをインプラント区画110からノズル105に、その後、ノズル105から切開を通して眼内に前進させるように構成されている。
【0021】
駆動モジュール120は、概して、アクチュエータ115を動作させるように機能する。いくつかの例では、駆動モジュール120は、電気的、機械的、油圧的若しくは空気圧的な動力又はそれらの組み合わせにより、或いは他の何らかの手法で動作され得る。いくつかの例では、駆動モジュール120は、手動で動作され得る。他の実装形態によれば、駆動モジュール120は、自動化システムであり得る。
【0022】
概して、システム100の構成要素は、直接的又は間接的に結合され得る。例えば、ノズル105は、インプラント区画110に直接結合され得、インプラント区画110を介してアクチュエータ115に間接的に結合され得る。結合は、流体的、機械的、熱的、電気的若しくは化学的結合(化学的付着など)、又はいくつかの状況においては結合のいくつかの組み合わせを含み得る。例えば、アクチュエータ115は、駆動モジュール120に機械的に結合され得、ノズル105に機械的及び流体的に結合され得る。いくつかの実施形態では、構成要素は、物理的近接、単一構造体に対する一体化、又は同一材料片からの形成によっても結合され得る。
【0023】
図2は、いくつかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す、アクチュエータ115の一例の概略図である。図2のアクチュエータ115は、概して、ハウジング205と、ハウジング205内に配置されたプランジャ210とを含む。プランジャ210は、概して、医療グレードのポリマー材料などの実質的に剛性の材料から構成される。図2の例では、アクチュエータ115は、プランジャ210を通るボア215と、駆動モジュール120(図1)と結合するように構成された駆動インターフェース220とを更に含む。プランジャシール225は、ハウジング205内に配置され、プランジャ210に結合され得る。駆動シール230もハウジング205内に配置され得る。
【0024】
図2の例に示されるように、駆動シール230は、プランジャシール225と駆動インターフェース220との間に配置され得、流体チャンバ235は、プランジャシール225と駆動シール230との間でハウジング205内に画定され得る。図2の例示的な構成では、プランジャシール225は、ハウジング205を横断する流体シールを提供し、流体チャンバ235からボア215への流体の移動を実質的に防止するように構成されている。駆動シール230もまた、ハウジング205を横断する流体シールを提供し、流体チャンバ235から駆動インターフェース220への流体の移動を実質的に防止するように構成され得る。
【0025】
図2のハウジング205は、プランジャインターフェース240と、プランジャインターフェース240と駆動インターフェース220との間に配置されたバイパスチャネル245とを更に含む。バイパスチャネル245は、様々な形態を取り得る。例えば、バイパスチャネル245は、図2に示されるように、ハウジング205の突出部を含み得る。他の例では、バイパスチャネル245は、ハウジング205の内面における溝又は凹部を含み得る。いくつかの実施形態では、バイパスチャネル245は、複数のチャネルを含み得る。例えば、複数のチャネルは、いくつかの実施形態では、ハウジング205の周りに周方向に配置され得る。
【0026】
プランジャ210は、概して、第1の端部250及び第2の端部255を有し、第1の端部250は、概して、プランジャインターフェース240に隣接して配置されている。ボア215は、概して、第1の端部250から第2の端部255までプランジャ210を長手方向に貫通する。
【0027】
いくつかの実施形態では、アクチュエータ115は、ノズルシール260及びバイパスシール265を更に含み得る。ノズルシール260及びバイパスシール265のそれぞれは、概して、プランジャ210の一部分とハウジング205との間にシールを形成して、シールを越える流体の移動を実質的に防止するように構成され得る。図2の例に示されるように、ノズルシール260及びバイパスシール265の一方又は両方は、プランジャ210の一部分の周りに周方向に配置された、Oリングなどのリングシールであり得る。他の例では、アンブレラシールが適切な場合がある。より具体的な実施形態では、ノズルシール260は、プランジャ210の第1の端部250に近接して配置され得、バイパスシール265は、プランジャ210の第2の端部255に近接して配置され得る。
【0028】
図2の駆動インターフェース220は、キャップ270とアパーチャ275とを含む。キャップ270は、駆動シール230及び他の構成要素をハウジング205内に保持するために、ハウジング205の端部に結合され得る。
【0029】
図3は、いくつかの実施形態と関連し得る追加の詳細を示す、図1のアクチュエータ115の別の例の組立図である。例えば、図3のハウジング205は、プランジャ210とプランジャシール225と駆動シール230とを受け入れることができる中空シリンダを含む。図3は、いくつかの実施形態ではプランジャ210の第1の端部250に結合され得るインプラントインターフェース305の一例も示す。図3の例では、プランジャ210及びプランジャシール225は、ハウジング205に挿入され、その後、駆動シール230を挿入してキャップ270をハウジング205に取り付ける前に、適切な作動流体を加えることができる。
【0030】
図4は、組み立てられた図3のアクチュエータ115の等角図である。図4の例に示されるように、プランジャインターフェース240のいくつかの実施形態は、ハウジング205の開口部と1つ以上のロックタブ405とを含み得る。インプラントインターフェース305及びプランジャ210の少なくとも一部分は、プランジャインターフェース240を通って延び得る。図4のノズルシール260は、第1の端部250に隣接してプランジャ210の周囲に配置された少なくとも1つのOリングを含む。図4の例に見られるように、ボア215は、第1の端部250に開口部を画定し得る。いくつかの実施形態では、開口部は、第1の端部250を通して中央に配置され得、インプラントインターフェース305は、第1の端部250の開口部に隣接してプランジャ210に結合され得る。インプラントインターフェース305は、インプラントに係合するように構成され得るノッチ410を含み得る。
【0031】
図5は、いくつかの実施形態と関連し得る追加の詳細を示す、図1の駆動モジュール120の一例の等角図である。例えば、図5の駆動モジュール120は、ハウジング505と、ユーザインターフェース510と、制御スイッチ515とを含む。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース510は、様々な動作状態を示すことができる発光ダイオード520などの1つ以上の視覚出力デバイスを含み得る。他の例では、ユーザインターフェース510は、液晶ディスプレイなどのディスプレイ画面を含み得る。追加的に又は代替的に、ユーザインターフェース510は、1つ以上の音声出力デバイス、触覚出力デバイス、又はこれらの両方を含み得る。ハウジング505は、例えばアクチュエータ115に結合されるように構成され得るアクチュエータインターフェース525を画定し得る。駆動シャフト530の一例は、図5の例にも示されている。概して、駆動シャフト530は、アクチュエータインターフェース525を通って移動し得る。
【0032】
図6は、いくつかの実施形態と関連し得る追加の詳細を示す、ハウジング505を取り外した状態の図5の駆動モジュール120の等角図である。図6に示されるように、駆動シャフト530のいくつかの実施形態は、リードスクリュー605と、リードスクリュー605上に通され得るリードナット610とを含み得る。駆動シャフト530は、ドライバ620に磁気的に結合され得るフォロア615を更に含み得る。ドライバ620は、モータ625に結合され得る。例えば、いくつかの実施形態では、図6の例に示されるように、駆動ベルト630がモータ625をドライバ620に結合し得る。
【0033】
図7は、いくつかの実施形態と関連し得る追加の詳細を示す、図6の駆動シャフト530及びドライバ620の等角図である。例えば、フォロア615はリードナット610に結合され得る。より具体的な実施形態では、駆動シャフト530は、図7の例に示されるように、フォロア615をリードナット610に結合することができるリードスリーブ705を含み得る。図7のリードスリーブ705は、概して、リードスクリュー605の少なくとも一部分を受け入れるように構成された開口シリンダを含む。
【0034】
図8は、いくつかの実施形態と関連し得る追加の詳細を示す、線8-8に沿って取られた図7の駆動シャフト530の断面図である。図8の例では、フォロア615は第1の磁気ロータ805を含み、ドライバ620は第2の磁気ロータ810を含む。図8の第2の磁気ロータ810は、第1の磁気ロータ805の周囲に同心円状に配置された開口シリンダを含む。いくつかの実施形態では、第1の磁気ロータ805は、第1のハウジング815と、第1のハウジング815内に配置された第1の複数の磁石820とを含み得る。図8に示されるように、いくつかの実施形態では、第1のハウジング815はハウジングコア825を有し得る。他の例では、第1のハウジング815は中空であり得る。図8の例では、第1の複数の磁石820は、ハウジングコア825の周囲に同心円状に配置されている。いくつかの実施形態では、第1の複数の磁石820は、第1のハウジング815の表面に接合され得る。第2の磁気ロータ810は、第2のハウジング830及び第2の複数の磁石835を含み得る。第2の複数の磁石835は、第2のハウジング830によって、第1の複数の磁石820の周囲に同心円状に円筒状のアレイで支持され得る。封じ込めシール840が、フォロア615とドライバ620との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、図8の例に示されるように、第1の複数の磁石820及び第2の複数の磁石835は、極性が交互になる状態で配置されている。
【0035】
図9は、いくつかの実施形態と関連し得る追加の詳細を示すために、線9-9に沿って取られた図5の駆動モジュール120の断面図である。図9の例に示されるように、リードナット610はリードスクリュー605に通すことができ、リードスリーブ705はフォロア615をリードナット610に強固に結合し得る。例えば、いくつかの実施形態では、リードスリーブ705はリードナット610に接合され得る。他の例では、リードナット610とリードスリーブ705は一体成形され得る。フォロア615もリードスリーブ705に接合され得る。図9の例に示されるように、封じ込めシール840は、フォロア615をドライバ620から流体的に隔離し得る。例えば、封じ込めシール840は、ドライバ620とフォロア615との間に配置された液体不透過性材料のスリーブ若しくはシュラウドを含み得る、又はこうしたものから本質的になり得る。いくつかの実施形態では、封じ込めシール840は、ドライバ620、モータ625、及びハウジング内の他の構成要素を流体的に隔離するために、ハウジング505に結合され得る。ドライバ620は、封じ込めシール840を介してフォロア615に磁気的に結合され得、フォロア615が封じ込めシール840内で自由に回転すること、及びドライバ620が封じ込めシール840の周囲で自由に回転することを可能にする。
【0036】
動作時に、フォロア615は封じ込めシール840内に挿入され、フォロア615をドライバ620に磁気的に結合することができる。制御スイッチ515は、モータ625を動作させるために押される又は他の手法で作動させることができ、これによりモータピン905を回転させることができる。いくつかの実施形態では、モータピン905は、モータピン905とともに回転することができる出力ホイール910に強固に結合され得る。出力ホイール910の回転によって駆動ベルト630を回転させることができ、これによりドライバ620を回転させることができる。ドライバ620とフォロア615との間の磁力によってフォロア615をドライバ620とともに回転させることができ、これによりリードスリーブ705及びリードナット610を回転させることができる。いくつかの実施形態では、リードスクリュー605は平らな側面(図7を参照)を有し得、ハウジング505の一部は、リードスクリュー605の平らな側面に係合して回転を阻止するように構成され得る。リードスクリュー605の回転を阻止することで、リードナット610の回転によってリードスクリュー605が直線的に前進又は後退することを可能にする。図9の例では、リードスクリュー605は、アクチュエータインターフェース525を通して前進又は後退させることができる。
【0037】
図10A図10Cは、システム100からインプラント1000を排出する例示的な方法を示す概略図である。初めに、システム100の様々な構成要素が、必要に応じて組み立てられ得る。例えば、ノズル105、インプラント区画110及びアクチュエータ115は、図10Aに示されているように、互いに結合され得る。駆動モジュール120も、駆動インターフェース220を介してアクチュエータ115に結合され得る。例えば、いくつかの実施形態では、アクチュエータインターフェース525は、駆動インターフェース220と整列し、結合されるように構成され得る。いくつかの実施形態では、図10Aに示されるように、駆動シャフト530は、駆動インターフェース220を介して駆動シール230に直接係合するように構成され得る。他の例では、駆動シャフト530は、駆動インターフェース220を介して駆動シール230に係合するように構成され得る。
【0038】
図10Aの例に示されるように、インプラント1000はインプラント区画110内に提供され得る。いくつかの実施形態では、インプラント1000は、眼の天然水晶体の形状と同様の形状を有する眼内レンズを含み得、多数の材料から作られ得る。図10Aの例では、インプラント1000は、光学体1005と、前支持部1010と、後支持部1015とを有する眼内レンズを例示する。好適な材料の例としては、シリコーン、アクリル及びそのような好適な材料の組み合わせが挙げられ得る。場合によっては、インプラント1000は、流体が充填された調節型眼内レンズなどの、流体が充填された眼内レンズを含み得る。
【0039】
いくつかの例では、作動流体1020は、流体チャンバ235に収容され得る。図7では、例えば、プランジャシール225は、ボア215を流体チャンバ235内の作動流体1020から流体的に隔離し、これにより、使用前に作動流体1020を流体チャンバ235内に収容することを可能にできる。いくつかの例では、図10Aに示されるように、ノズルシール260及びプランジャ210の第1の端部250は、インプラント区画110内に突出することができ、これにより、インプラント区画110内でインプラント1000の背後にシールを形成することができる。いくつかの例では、プランジャ210の第1の端部250は、インプラント1000にも係合し得る。他の例では、使用前に、ノズルシール260及び第1の端部250はハウジング205内に収容され得る。
【0040】
プランジャ210、プランジャシール225、及び駆動シール230は、概して、ハウジング205内で移動可能である。例えば、いくつかの実施形態では、駆動モジュール120は、駆動シャフト530を駆動シール230に対して移動させることができ、これにより、プランジャ210、プランジャシール225、駆動シール230、及び作動流体1020を、図10Bに示されるような固定的な関係を維持しながら、固定的に移動させることができる。例えば、制御スイッチ515を作動させて、モータ625を動作させて駆動シャフト530を前進させることができ、これにより、プランジャ210、プランジャシール225、駆動シール230、及び作動流体1020を図10Aの構成から図10Bの構成に移動させることができる。
【0041】
プランジャ210の移動により、インプラント1000をノズル105の送達ルーメン1025に前進させることができ、これにより、インプラント1000と送達ルーメン1025との間に流体シールを形成することができる。いくつかの例では、インプラント1000は、送達ルーメン1025内に完全に配置され得る。図10Bに示される構成では、バイパスチャネル245は、プランジャシール225の周囲でボア215を流体チャンバ235に流体的に結合している。駆動シャフト530及び駆動シール230が流体チャンバ235内の作動流体1020に圧力をかけると、作動流体1020は、バイパスチャネル245を通ってボア215内に移動し得る。
【0042】
プランジャ210は、駆動シール230に加えられる更なる力に対して、図10Bの位置に保持され得る。例えば、いくつかの実施形態では、プランジャ210の第2の端部255はフレア状であり得、プランジャインターフェース240は、前進を制限するために第2の端部255に係合するように構成され得る。追加的に又は代替的に、インプラント区画110又はノズル105は、プランジャ210の第2の端部255などのプランジャ210のある部分又は特徴に係合し、更なる前進を阻止するように構成されたプランジャ停止部1030を含み得る。更に他の例では、送達ルーメン1025のいくつかの実施形態はテーパ状であり得、これにより、送達ルーメン1025へのプランジャ210の更なる前進を阻止することができる。例えば、送達ルーメン1025の直径は、インプラント区画110から遠くなるにつれて減少し得る。
【0043】
プランジャ210が保持された状態で駆動シール230によって作動流体1020に加えられる追加の圧力により、図10Cの例に示されるように、バイパスチャネル245及びボア215を通して作動流体1020を移動させることができる。駆動シール230による圧力下でのボア215から送達ルーメン1025への作動流体1020の移動により、インプラント1000の後方の送達ルーメン1025内の作動流体1020の圧力及び流量を増加させることができ、これにより、インプラント1000が排出されるまでインプラント1000を送達ルーメン1025内で更に前進させることができる。
【0044】
図11A図11Bは、眼1100にインプラント1000を送達するためのシステム100の例示的な使用を更に示す概略図である。示されるように、例えば外科医によって眼1100内に切開1105が作成され得る。場合によっては、切開1105は、眼1100の強膜1110を通して作成され得る。他の例では、切開は、眼1100の角膜1115に形成され得る。切開1105は、インプラント1000を水晶体嚢1120に送達するために、ノズル105の一部分の挿入を可能にするような大きさにされ得る。例えば、場合によっては、切開1105の大きさは、約3000ミクロン(3ミリメートル)未満の長さを有し得る。他の例において、切開1105は、約1000ミクロン~約1500ミクロン、約1500ミクロン~約2000ミクロン、約2000ミクロン~約2500ミクロン又は約2500ミクロン~約3000ミクロンの長さを有し得る。
【0045】
切開1105の作成後、ノズル105は、切開1105を通して眼1100の内部部分1125に挿入され得る。その後、システム100は、図10A図10Cを参照して実質的に上記したように、ノズル105を通して眼1100の水晶体嚢1120内にインプラント1000を排出することができる。いくつかの用途では、インプラント1000は、前支持部1010及び後支持部1015のうちの1つ以上が折り畳まれた構成で送達されてもよく、図11Bに示されるように、水晶体嚢1120内で最初の折り畳まれていない状態に戻ることができる。水晶体嚢1120は、光学体1005が網膜(図示せず)に向けられた光を屈折するような眼1100に対する関係性で眼1100内にインプラント1000を保持することができる。前支持部1010及び後支持部1015は水晶体嚢1120に係合して、その中にインプラント1000を固定することができる。インプラント1000を水晶体嚢1120内に提供した後、ノズル105は切開1105を通して眼1100から除去することができ、眼1100は、一定期間かけて治癒され得る。
【0046】
本明細書に記載されるシステム、装置及び方法は、顕著な利点を提供し得る。例えば、いくつかの実施形態は、送達に独特の課題を呈することがある流体が充填された調節型レンズを含む眼内レンズの送達に特に有利であり得る。いくつかの実施形態は、許容できる程度に小さい切開を通り抜けるように比較的大きいレンズを圧縮し、圧縮中及びノズルから出す間の流体の移動により引き起こされる変形を管理し、予測可能且つ制御された手法で送達を実行することができる。更に、いくつかの実施形態は、支持部位置の一貫性を維持しながら、システムの複雑さ及び送達工程数を低減することができる。いくつかの実施形態は、送達のための作動流体の量も低減することができる。
【0047】
追加的に又は代替的に、駆動シャフト530とドライバ620との間の磁気結合により、ハウジング505内の密閉された構成要素を取り外すことを可能にでき、これは、滅菌及び他の保守に有利であり得ることはもとより、再利用性を高め、環境負荷を低減し得る。例えば、オートクレーブによる蒸気は、バッテリー及び他の電子機器に課題を生じさせる可能性があり、これらの構成要素をハウジング505及び封じ込めシール840内に閉じ込めることで、これらをオートクレーブサイクル中に蒸気から流体的に隔離することによって、これらの課題のいくつかを実質的に低減又は排除することができる。
【0048】
いくつかの例示的な実施形態に示されているが、当業者であれば、本明細書に記載されたシステム、装置及び方法は、添付の特許請求の範囲の範囲に入る様々な変更形態及び修正形態が可能であることを認識するであろう。更に、「又は」などの用語を用いた様々な代替形態の記載は、文脈によって明らかに要求されない限り、相互排他性を必要とせず、また不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、文脈によって明らかに要求されない限り、対象を単一の例に限定するものではない。販売、製造、組み立て又は使用を目的として、構成要素を様々な構成で組み合わせる又は排除することもできる。例えば、いくつかの構成では、ノズル105、インプラント区画110、アクチュエータ115、駆動モジュール120は、それぞれ製造又は販売のために、互いに分離することができる又は様々な手法で組み合わせることができる。
【0049】
特許請求の範囲は、特に詳細に記載されていない追加の対象も包含することができる。例えば、特定の特徴、要素又は態様は、新規且つ発明的な特徴を当業者に既に周知のものと区別するために必要でない場合には、特許請求の範囲から省略されることがある。いくつかの実施形態に関連して記載される特徴、要素及び態様は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、省略すること、組み合わせること、又は同一の、同等な若しくは同様の目的を果たす代替の特徴によって置換することもできる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図10C
図11A
図11B
【国際調査報告】