特表 2024-502976 新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリング

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-01-24

(54)【発明の名称】新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリング

(51)【国際特許分類】

   H04W 72/40 20230101AFI20240117BHJP

   H04W 92/18 20090101ALI20240117BHJP

   H04W 28/04 20090101ALI20240117BHJP

【ＦＩ】

H04W72/40

H04W92/18

H04W28/04 110

【審査請求】未請求

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2023540960

(86)(22)【出願日】2021-12-06

(85)【翻訳文提出日】2023-07-04

(86)【国際出願番号】 US2021072758

(87)【国際公開番号】W WO2022154997

(87)【国際公開日】2022-07-21

(31)【優先権主張番号】17/147,326

(32)【優先日】2021-01-12

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】595020643

【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド

【氏名又は名称原語表記】ＱＵＡＬＣＯＭＭ ＩＮＣＯＲＰＯＲＡＴＥＤ

(74)【代理人】

【識別番号】110003708

【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所

(72)【発明者】

【氏名】ワン、シャオジエ

(72)【発明者】

【氏名】ジャン、シャオシャ

(72)【発明者】

【氏名】スン、ジン

(72)【発明者】

【氏名】グプタ、ピユシュ

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067AA13

5K067DD24

5K067EE02

5K067EE10

5K067EE25

(57)【要約】

ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスが説明される。受信デバイス（たとえば、第１のユーザ機器（ＵＥ）など、サイドリンクＵＥ）が、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信し得る。受信デバイスは、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信し得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく。受信デバイスは、サイドリンクフィードバックチャネルを介したサイドリンク通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別し得る。受信デバイスは、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとサイドリンク通信を実施し得る。

【特許請求の範囲】

【請求項1】

第１のユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための方法であって、
サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することと、
第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することと、前記フィードバックメッセージが、前記サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく、
前記サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられた前記サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、
前記サイドリンクフィードバックチャネルの前記第２のリソース構成を使用して、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記第２のＵＥと前記ＵＥ間通信を実施することと
を備える、方法。

【請求項2】

前記第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方から、前記第２のリソース構成を使用して、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を受信すること
をさらに備える、請求項１に記載の方法。

【請求項3】

前記第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せから、前記第２のリソース構成を構成する信号を受信すること
をさらに備える、請求項１に記載の方法。

【請求項4】

前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して、前記フィードバックメッセージを前記ＵＥ間通信と多重化すること
をさらに備える、請求項１に記載の方法。

【請求項5】

前記サイドリンクフィードバックチャネルを介した前記ＵＥ間通信とは別個に、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記フィードバックメッセージを送信すること
をさらに備える、請求項１に記載の方法。

【請求項6】

前記ＵＥ間通信を実施することが、
競合なしチャネルアクセスプロシージャに少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を送信すること
を備える、請求項１に記載の方法。

【請求項7】

前記ＵＥ間通信を実施することが、
前記サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施することと、
前記チャネルアクセスプロシージャの結果に少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することと
を備える、請求項１に記載の方法。

【請求項8】

前記ＵＥ間通信を実施することは、
ＵＥ間通信が前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して実施されるべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを監視することと、
前記監視することの結果に少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することと
を備える、請求項１に記載の方法。

【請求項9】

前記ＵＥ間通信を実施することは、
前記第１のＵＥが前記サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを送信することと、
前記サイドリンク制御情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することと
を備える、請求項１に記載の方法。

【請求項10】

前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することが、
前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を送信すること、受信すること、またはその両方を行うこと
を備える、請求項１に記載の方法。

【請求項11】

第１のユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための方法であって、
サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信することと、
第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信することと、前記フィードバックメッセージが、前記サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく、
前記サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられた前記サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、
前記サイドリンクフィードバックチャネルの前記第２のリソース構成を使用して、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記第２のＵＥと前記ＵＥ間通信を実施することと
を備える、方法。

【請求項12】

前記第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方に、前記第２のリソース構成を使用して、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を送信すること
をさらに備える、請求項１１に記載の方法。

【請求項13】

前記第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せに、前記第２のリソース構成を構成する信号を送信すること
をさらに備える、請求項１１に記載の方法。

【請求項14】

前記フィードバックメッセージが、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して、前記ＵＥ間通信と多重化される、請求項１１に記載の方法。

【請求項15】

前記サイドリンクフィードバックチャネルを介した前記ＵＥ間通信とは別個に、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記フィードバックメッセージを受信すること
をさらに備える、請求項１１に記載の方法。

【請求項16】

前記ＵＥ間通信を実施することが、
競合なしチャネルアクセスプロシージャに少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を送信すること
を備える、請求項１１に記載の方法。

【請求項17】

前記ＵＥ間通信を実施することが、
前記サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施することと、
前記チャネルアクセスプロシージャの結果に少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することと
を備える、請求項１１に記載の方法。

【請求項18】

前記ＵＥ間通信を実施することは、
ＵＥ間通信が前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して実施されるべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを送信することと、
前記サイドリンク制御情報メッセージの結果に少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することと
を備える、請求項１１に記載の方法。

【請求項19】

前記ＵＥ間通信を実施することは、
前記第２のＵＥが前記サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを受信することと、
前記サイドリンク制御情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することと
を備える、請求項１１に記載の方法。

【請求項20】

前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することが、
前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を送信すること、受信すること、またはその両方を行うこと
を備える、請求項１１に記載の方法。

【請求項21】

第１のユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令は、前記装置に、
サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することと、
第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することと、前記フィードバックメッセージが、前記サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく、
前記サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられた前記サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、
前記サイドリンクフィードバックチャネルの前記第２のリソース構成を使用して、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記第２のＵＥと前記ＵＥ間通信を実施することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。

【請求項22】

前記命令は、前記装置に、
前記第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方から、前記第２のリソース構成を使用して、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を受信すること
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項２１に記載の装置。

【請求項23】

前記命令が、前記装置に、
前記第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せから、前記第２のリソース構成を構成する信号を受信すること
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項２１に記載の装置。

【請求項24】

前記命令が、前記装置に、
前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して、前記フィードバックメッセージを前記ＵＥ間通信と多重化すること
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項２１に記載の装置。

【請求項25】

前記命令が、前記装置に、
前記サイドリンクフィードバックチャネルを介した前記ＵＥ間通信とは別個に、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記フィードバックメッセージを送信すること
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項２１に記載の装置。

【請求項26】

前記ＵＥ間通信を実施するための前記命令が、前記装置に、
競合なしチャネルアクセスプロシージャに少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を送信すること
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項２１に記載の装置。

【請求項27】

前記ＵＥ間通信を実施するための前記命令が、前記装置に、
前記サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施することと、
前記チャネルアクセスプロシージャの結果に少なくとも部分的に基づいて、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記ＵＥ間通信を実施することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項２１に記載の装置。

【請求項28】

第１のユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令は、前記装置に、
サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信することと、
第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信することと、前記フィードバックメッセージが、前記サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく、
前記サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられた前記サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、
前記サイドリンクフィードバックチャネルの前記第２のリソース構成を使用して、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介して前記第２のＵＥと前記ＵＥ間通信を実施することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。

【請求項29】

前記命令は、前記装置に、
前記第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方に、前記第２のリソース構成を使用して、前記サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を送信すること
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項２８に記載の装置。

【請求項30】

前記命令が、前記装置に、
前記第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せに、前記第２のリソース構成を構成する信号を送信すること
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項２８に記載の装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれた、２０２１年１月１２日に出願された「SIDELINK FEEDBACK CHANNEL SIGNALING IN NEW RADIO SIDELINK」と題する、Ｗａｎｇらによる米国特許出願第１７／１４７，３２６号の優先権を主張する。

【0002】

[0002]以下は、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングを含む、ワイヤレス通信に関する。

【背景技術】

【0003】

[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース（たとえば、時間、周波数、および電力）を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ（登録商標））システム、ＬＴＥアドバンスト（ＬＴＥ－Ａ）システム、またはＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏシステムなどの第４世代（４Ｇ）システム、および新無線（ＮＲ）システムと呼ばれることがある第５世代（５Ｇ）システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化（ＤＦＴ－Ｓ－ＯＦＤＭ）などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器（ＵＥ）として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、１つまたは複数の基地局または１つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。

【発明の概要】

【0004】

[0004]説明される技法は、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。概して、説明される技法は、ユーザ機器（ＵＥ）間サイドリンク制御シグナリングをサポートするためにロングフォーマット物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）構成を提供する。たとえば、ＵＥは、追加のＰＳＦＣＨリソースを構成し得、それらのＰＳＦＣＨリソースは、次いで、制御シグナリングおよび／またはハイブリッド自動再送／要求（ＨＡＲＱ）フィードバックシグナリングのために使用され得る。制御シグナリングは、ＵＥ間通信を含み得、いくつかの例では、簡単のためにサイドリンク制御情報（ＳＣＩ）タイプ設計を利用し得る。サイドリンクＵＥは、追加のＰＳＦＣＨリソースを介してＵＥ間通信および／またはＨＡＲＱフィードバックシグナリングを実施し得る。

【0005】

[0005]第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。本方法は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することと、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することと、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することとを含み得る。

【0006】

[0006]第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、本装置に、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することと、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することと、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。

【0007】

[0007]第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信するための手段と、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信するための手段と、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段と、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段とを含み得る。

【0008】

[0008]第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することと、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することと、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。

【0009】

[0009]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方から、第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0010】

[0010]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せから、第２のリソース構成を構成する信号を受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0011】

[0011]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、サイドリンクフィードバックチャネルを介して、フィードバックメッセージをＵＥ間通信と多重化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0012】

[0012]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信とは別個に、サイドリンクフィードバックチャネルを介してフィードバックメッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0013】

[0013]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することは、競合なしチャネルアクセスプロシージャに基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0014】

[0014]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することは、サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施することと、チャネルアクセスプロシージャの結果に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0015】

[0015]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することは、ＵＥ間通信がサイドリンクフィードバックチャネルを介して実施されるべきであり得ることを示すサイドリンク制御情報メッセージを監視することと、監視することの結果に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0016】

[0016]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することは、第１のＵＥがサイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するべきであり得ることを示すサイドリンク制御情報メッセージを送信することと、サイドリンク制御情報メッセージに基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0017】

[0017]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することは、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信すること、受信すること、またはその両方を行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0018】

[0018]第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。本方法は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信することと、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信することと、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することとを含み得る。

【0019】

[0019]第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、本装置に、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信することと、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信することと、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。

【0020】

[0020]第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信するための手段と、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信するための手段と、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段と、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段とを含み得る。

【0021】

[0021]第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信することと、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信することと、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。

【0022】

[0022]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方に、第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0023】

[0023]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せに、第２のリソース構成を構成する信号を送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0024】

[0024]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、フィードバックメッセージは、サイドリンクフィードバックチャネルを介して、ＵＥ間通信と多重化され得る。

【0025】

[0025]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信とは別個に、サイドリンクフィードバックチャネルを介してフィードバックメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0026】

[0026]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することは、競合なしチャネルアクセスプロシージャに基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0027】

[0027]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することは、サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施することと、チャネルアクセスプロシージャの結果に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0028】

[0028]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することは、ＵＥ間通信がサイドリンクフィードバックチャネルを介して実施されるべきであり得ることを示すサイドリンク制御情報メッセージを送信することと、サイドリンク制御情報メッセージの結果に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0029】

[0029]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することは、第２のＵＥがサイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するべきであり得ることを示すサイドリンク制御情報メッセージを受信することと、サイドリンク制御情報メッセージに基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0030】

[0030]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することは、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信すること、受信すること、またはその両方を行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【図面の簡単な説明】

【0031】

【図1】[0031]本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。

【図2】[0032]本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。

【図3】[0033]本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするフィードバック構成の一例を示す図。

【図4】[0034]本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするフィードバック構成の一例を示す図。

【図5】[0035]本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするデバイスのブロック図。

【図6】本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするデバイスのブロック図。

【図7】[0036]本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする通信マネージャのブロック図。

【図8】[0037]本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするデバイスを含むシステムの図。

【図9】[0038]本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法を示すフローチャート。

【図10】本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法を示すフローチャート。

【図11】本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法を示すフローチャート。

【図12】本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法を示すフローチャート。

【図13】本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法を示すフローチャート。

【発明を実施するための形態】

【0032】

[0039]ワイヤレス通信が、サイドリンク通信（たとえば、物理サイドリンク共有チャネル（ＰＳＳＣＨ）など、サイドリンクチャネルを介したユーザ機器（ＵＥ）間通信）をサポートする。サイドリンクプロトコルが、物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）を介したハイブリッド自動再送／要求（ＨＡＲＱ）フィードバックシグナリングをサポートする。ＰＳＦＣＨは、ユニキャストおよびグループキャスト送信のために可能にされ、スロットの最後の２つのシンボル中に構成され得る。しかしながら、ＰＳＦＣＨ使用は、一般に低く、ＨＡＲＱフィードバックメッセージに限定される。その上、サイドリンク通信は、一般に、ＰＳＳＣＨおよびサイドリンク制御チャネル（ＰＳＣＣＨ）を介して通信されるサイドリンク制御情報（ＳＣＩ）メッセージを使用してスケジュール／構成される。しかしながら、ＳＣＩフォーマットメッセージを使用して通信するのにより有益であり得る他の制御シグナリング情報（たとえば、ＵＥ間通信）がある。

【0033】

[0040]本開示の態様は、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。概して、説明される技法は、ＵＥ間サイドリンク制御シグナリングをサポートするためにロングフォーマットＰＳＦＣＨ構成を提供する。たとえば、ＵＥは、追加のＰＳＦＣＨリソースを構成し得、それらのＰＳＦＣＨリソースは、次いで、制御シグナリングおよび／またはＨＡＲＱフィードバックシグナリングのために使用され得る。制御シグナリングは、ＵＥ間通信を含み得、いくつかの例では、簡単のためにＳＣＩタイプ設計を利用し得る。サイドリンクＵＥは、追加のＰＳＦＣＨリソースを介してＵＥ間通信および／またはＨＡＲＱフィードバックシグナリングを実施し得る。

【0034】

[0041]本開示の態様は、さらに、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングに関する装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、それらを参照しながら説明される。

【0035】

[0042]図１は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするワイヤレス通信システム１００の一例を示す。ワイヤレス通信システム１００は、１つまたは複数の基地局１０５と、１つまたは複数のＵＥ１１５と、コアネットワーク１３０とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）ネットワーク、ＬＴＥアドバンスト（ＬＴＥ－Ａ）ネットワーク、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏネットワーク、または新無線（ＮＲ）ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼（たとえば、ミッションクリティカルな）通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。

【0036】

[0043]基地局１０５は、ワイヤレス通信システム１００を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局１０５およびＵＥ１１５は、１つまたは複数の通信リンク１２５を介してワイヤレス通信し得る。各基地局１０５は、ＵＥ１１５および基地局１０５が１つまたは複数の通信リンク１２５を確立し得るカバレージエリア１１０を提供し得る。カバレージエリア１１０は、基地局１０５およびＵＥ１１５が、１つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であり得る。

【0037】

[0044]ＵＥ１１５は、ワイヤレス通信システム１００のカバレージエリア１１０全体にわたって分散され得、各ＵＥ１１５は、固定、または移動、あるいは異なる時間にその両方であり得る。ＵＥ１１５は、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なＵＥ１１５が図１に示されている。本明細書で説明されるＵＥ１１５は、図１に示されているように、他のＵＥ１１５、基地局１０５、またはネットワーク機器（たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール（ＩＡＢ：integrated access and backhaul）ノード、または他のネットワーク機器）など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。

【0038】

[0045]基地局１０５は、コアネットワーク１３０と通信するか、または互いと通信するか、あるいはその両方であり得る。たとえば、基地局１０５は、１つまたは複数のバックホールリンク１２０を通して（たとえば、Ｓ１、Ｎ２、Ｎ３、または他のインターフェースを介して）コアネットワーク１３０とインターフェースし得る。基地局１０５は、直接（たとえば、基地局１０５間で直接）または間接的に（たとえば、コアネットワーク１３０を介して）のいずれかで、あるいはその両方でバックホールリンク１２０上で（たとえば、Ｘ２、Ｘｎ、または他のインターフェースを介して）互いと通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク１２０は、１つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含み得る。

【0039】

[0046]本明細書で説明される基地局１０５のうちの１つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードＢ、ｅノードＢ（ｅＮＢ）、次世代ノードＢまたはギガノードＢ（そのいずれもｇＮＢと呼ばれることがある）、ホームノードＢ、ホームｅノードＢ、あるいは他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。

【0040】

[0047]ＵＥ１１５は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、または加入者デバイス、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、他の例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。ＵＥ１１５は、セルラーフォン、携帯情報端末（ＰＤＡ）、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスをも含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、ＵＥ１１５は、他の例の中でも、器具、または車両、メーターなどの様々な物体中で実装され得る、他の例の中でも、ワイヤレスローカルループ（ＷＬＬ）局、モノのインターネット（ＩｏＴ）デバイス、あらゆるモノのインターネット（ＩｏＥ）デバイス、またはマシンタイプ通信（ＭＴＣ）デバイスを含むか、またはそのように呼ばれることがある。

【0041】

[0048]本明細書で説明されるＵＥ１１５は、図１に示されるように、時々リレーとして働き得る他のＵＥ１１５、ならびに、他の例の中でも、マクロｅＮＢまたはｇＮＢ、スモールセルｅＮＢまたはｇＮＢ、あるいはリレー基地局を含む基地局１０５およびネットワーク機器など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。

【0042】

[0049]ＵＥ１１５および基地局１０５は、１つまたは複数のキャリア上で１つまたは複数の通信リンク１２５を介して互いとワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク１２５をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指し得る。たとえば、通信リンク１２５のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術（たとえば、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、ＮＲ）のための１つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域（たとえば、帯域幅部分（ＢＷＰ））の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、取得シグナリング（たとえば、同期信号、システム情報）、キャリアのための動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム１００は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用したＵＥ１１５との通信をサポートし得る。ＵＥ１１５は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと１つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信（ＦＤＤ）コンポーネントキャリアと時分割複信（ＴＤＤ）コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。

【0043】

[0050]いくつかの例では（たとえば、キャリアアグリゲーション構成では）、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を協調させる取得シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。キャリアは、周波数チャネル（たとえば、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上無線アクセス（Ｅ－ＵＴＲＡ）絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ））に関連付けられ得、ＵＥ１１５による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、初期の取得および接続がキャリアを介してＵＥ１１５によって行われ得るスタンドアロンモードで動作され得るか、または、キャリアは、（たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の）異なるキャリアを使用して接続が定着される非スタンドアロンモードで動作され得る。

【0044】

[0051]ワイヤレス通信システム１００中に示されている通信リンク１２５は、ＵＥ１１５から基地局１０５へのアップリンク送信、または基地局１０５からＵＥ１１５へのダウンリンク送信を含み得る。キャリアは、（たとえば、ＦＤＤモードでは）ダウンリンク通信またはアップリンク通信を搬送し得るか、あるいは、（たとえば、ＴＤＤモードでは）ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。

【0045】

[0052]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム１００の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅（たとえば、１．４、３、５、１０、１５、２０、４０、または８０メガヘルツ（ＭＨｚ））のうちの１つであり得る。ワイヤレス通信システム１００のデバイス（たとえば、基地局１０５、ＵＥ１１５、またはその両方）は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの１つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００は、複数のキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする基地局１０５またはＵＥ１１５を含み得る。いくつかの例では、各サービスされるＵＥ１１５は、キャリア帯域幅の部分（たとえば、サブバンド、ＢＷＰ）またはすべての上で動作するために構成され得る。

【0046】

[0053]キャリア上で送信される信号波形は、（たとえば、直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）または離散フーリエ変換拡散ＯＦＤＭ（ＤＦＴ－Ｓ－ＯＦＤＭ）などのマルチキャリア変調（ＭＣＭ）技法を使用して）複数のサブキャリアから構成され得る。ＭＣＭ技法を採用するシステムでは、リソース要素は、１つのシンボル期間（たとえば、１つの変調シンボルの持続時間）と１つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式（たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方）に依存し得る。したがって、ＵＥ１１５が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、ＵＥ１１５のためのデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース（たとえば、空間レイヤまたはビーム）との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、ＵＥ１１５との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに増加させ得る。

【0047】

[0054]キャリアについて１つまたは複数のヌメロロジーがサポートされ得、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔（Δｆ）とサイクリックプレフィックスとを含み得る。キャリアは、同じまたは異なるヌメロロジーを有する１つまたは複数のＢＷＰに分割され得る。いくつかの例では、ＵＥ１１５は、複数のＢＷＰで構成され得る。いくつかの例では、キャリアについての単一のＢＷＰは、所与の時間にアクティブであり得、ＵＥ１１５のための通信は、１つまたは複数のアクティブＢＷＰに制限され得る。

【0048】

[0055]基地局１０５またはＵＥ１１５についての時間間隔は、たとえば、Ｔ_s＝１／（Δｆ_max・Ｎ_f）秒のサンプリング期間を指し得る、基本的な時間単位の倍数単位で表現され得、ここで、Δｆ_maxは、サポートされる最大サブキャリア間隔を表し得、Ｎ_fは、サポートされる最大離散フーリエ変換（ＤＦＴ）サイズを表し得る。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間（たとえば、１０ミリ秒（ｍｓ））を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、（たとえば、０から１０２３までにわたる）システムフレーム番号（ＳＦＮ）によって識別され得る。

【0049】

[0056]各フレームは、複数の連続的に番号を付けられたサブフレームまたはスロットを含み得、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有し得る。いくつかの例では、フレームは、（たとえば、時間ドメインにおいて）サブフレームに分割され得、各サブフレームは、いくつかのスロットにさらに分割され得る。代替的に、各フレームは、可変数のスロットを含み得、スロットの数は、サブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、（たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて）いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム１００では、スロットは、１つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、１つまたは複数（たとえば、Ｎ_f個）のサンプリング期間を含んでいることがある。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存し得る。

【0050】

[0057]サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム１００の（たとえば、時間ドメインにおける）最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔（ＴＴＩ）と呼ばれることがある。いくつかの例では、ＴＴＩ持続時間（たとえば、ＴＴＩ中のシンボル期間の数）は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム１００の最も小さいスケジューリング単位は、（たとえば、短縮ＴＴＩ（ｓＴＴＩ）のバースト中で）動的に選択され得る。

【0051】

[0058]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化（ＴＤＭ）技法、周波数分割多重化（ＦＤＭ）技法、またはハイブリッドＴＤＭ－ＦＤＭ技法のうちの１つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルについての制御領域（たとえば、制御リソースセット（ＣＯＲＥＳＥＴ））は、いくつかのシンボル期間によって定義され得、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって広がり得る。１つまたは複数の制御領域（たとえば、ＣＯＲＥＳＥＴ）は、ＵＥ１１５のセットのために構成され得る。たとえば、ＵＥ１１５のうちの１つまたは複数は、１つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索し得、各探索空間セットは、カスケード的に構成された１つまたは複数のアグリゲーションレベルにおいて１つまたは複数の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補についてのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連付けられたいくつかの制御チャネルリソース（たとえば、制御チャネル要素（ＣＣＥ））を参照し得る。探索空間セットは、複数のＵＥ１１５に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のＵＥ１１５に制御情報を送るためのＵＥ固有探索空間セットとを含み得る。

【0052】

[0059]各基地局１０５は、１つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または他のタイプのセル、あるいはそれらの任意の組合せを介して通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、（たとえば、キャリア上の）基地局１０５との通信のために使用される論理通信エンティティを指し得、ネイバリングセルを区別するための識別子（たとえば、物理セル識別子（ＰＣＩＤ）、仮想セル識別子（ＶＣＩＤ）、または他のもの）に関連付けられ得る。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア１１０または地理的カバレージエリア１１０の一部分（たとえば、セクタ）を指し得る。そのようなセルは、基地局１０５の能力などの様々なファクタに応じて、より小さいエリア（たとえば、構造、構造のサブセット）からより大きいエリアまでにわたり得る。たとえば、セルは、他の例の中でも、建築物、建築物のサブセット、あるいは地理的カバレージエリア１１０間のまたはそれらと重複する外部空間であるか、またはそれらを含み得る。

【0053】

[0060]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア（たとえば、半径数キロメートル）をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているＵＥ１１５による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局１０５に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる（たとえば、認可、無認可）周波数帯域中で動作し得る。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているＵＥ１１５に無制限アクセスを提供し得るか、または、スモールセルとの関連付けを有するＵＥ１１５（たとえば、限定加入者グループ（ＣＳＧ）中のＵＥ１１５、自宅またはオフィス中のユーザに関連付けられたＵＥ１１５）に制限付きアクセスを提供し得る。基地局１０５は、１つまたは複数のセルをサポートし得、１つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して１つまたは複数のセル上での通信をもサポートし得る。

【0054】

[0061]いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ（たとえば、ＭＴＣ、狭帯域ＩｏＴ（ＮＢ－ＩｏＴ）、拡張モバイルブロードバンド（ｅＭＢＢ））に従って構成され得る。

【0055】

[0062]いくつかの例では、基地局１０５は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア１１０に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア１１０は重複し得るが、異なる地理的カバレージエリア１１０は、同じ基地局１０５によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア１１０は、異なる基地局１０５によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム１００は、たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局１０５が様々な地理的カバレージエリア１１０にカバレージを提供する異種ネットワークを含み得る。

【0056】

[0063]ワイヤレス通信システム１００は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局１０５は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局１０５からの送信は時間的に近似的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局１０５は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局１０５からの送信は、いくつかの例では、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。

【0057】

[0064]ＭＴＣデバイスまたはＩｏＴデバイスなど、いくつかのＵＥ１１５は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、（たとえば、マシンツーマシン（Ｍ２Ｍ）通信を介した）マシン間の自動通信を提供し得る。Ｍ２Ｍ通信またはＭＴＣは、デバイスが人間の介入なしに互いとまたは基地局１０５と通信することを可能にするデータ通信技術を指し得る。いくつかの例では、Ｍ２Ｍ通信またはＭＴＣは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用する中央サーバまたはアプリケーションプログラムにそのような情報を中継するか、あるいはアプリケーションプログラムと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのＵＥ１１５は、情報を収集するか、あるいはマシンまたは他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。ＭＴＣデバイスのための適用の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。

【0058】

[0065]いくつかのＵＥ１１５は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード（たとえば、送信および受信を同時にではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード）を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実施され得る。ＵＥ１１５のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに電力節約ディープスリープモードに入ること、（たとえば、狭帯域通信に従って）限定された帯域幅上で動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのＵＥ１１５は、キャリア内、キャリアの保護帯域内、またはキャリアの外部の定義された部分または範囲（たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック（ＲＢ）のセット）に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成され得る。

【0059】

[0066]ワイヤレス通信システム１００は、超高信頼通信または低レイテンシ通信、あるいはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム１００は、超高信頼低レイテンシ通信（ＵＲＬＬＣ）またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。ＵＥ１１５は、超高信頼機能、低レイテンシ機能、またはクリティカル機能（たとえば、ミッションクリティカル機能）をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含み得、ミッションクリティカルプッシュツートーク（ＭＣＰＴＴ）、ミッションクリティカルビデオ（ＭＣＶｉｄｅｏ）、またはミッションクリティカルデータ（ＭＣＤａｔａ）など、１つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先度付けを含み得、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用適用例のために使用され得る。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。

【0060】

[0067]いくつかの例では、ＵＥ１１５は、デバイスツーデバイス（Ｄ２Ｄ）通信リンク１３５上で（たとえば、ピアツーピア（Ｐ２Ｐ）またはＤ２Ｄプロトコルを使用して）他のＵＥ１１５と直接通信することも可能であり得る。Ｄ２Ｄ通信を利用する１つまたは複数のＵＥ１１５は、基地局１０５の地理的カバレージエリア１１０内にあり得る。そのようなグループ中の他のＵＥ１１５は、基地局１０５の地理的カバレージエリア１１０外にあるか、またはさもなければ、基地局１０５からの送信を受信することができないことがある。いくつかの例では、Ｄ２Ｄ通信を介して通信するＵＥ１１５のグループは、各ＵＥ１１５がグループ中のあらゆる他のＵＥ１１５に送信する１対多（１：Ｍ）システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局１０５は、Ｄ２Ｄ通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、Ｄ２Ｄ通信は、基地局１０５の関与なしにＵＥ１１５間で行われる。

【0061】

[0068]いくつかのシステムでは、Ｄ２Ｄ通信リンク１３５は、車両（たとえば、ＵＥ１１５）間の、サイドリンク通信チャネルなど、通信チャネルの一例であり得る。いくつかの例では、車両は、車両対あらゆるモノ（Ｖ２Ｘ）通信、車両間（Ｖ２Ｖ）通信、またはこれらの何らかの組合せを使用して通信し得る。車両は、交通条件、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態、またはＶ２Ｘシステムに関連する任意の他の情報に関係する情報をシグナリングし得る。いくつかの例では、Ｖ２Ｘシステム中の車両は、路側ユニットなどの路側インフラストラクチャ、または車両対ネットワーク（Ｖ２Ｎ）通信を使用する１つまたは複数のネットワークノード（たとえば、基地局１０５）を介したネットワーク、またはその両方と通信し得る。

【0062】

[0069]コアネットワーク１３０は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル（ＩＰ）接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク１３０は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも１つの制御プレーンエンティティ（たとえば、モビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ）、アクセスおよびモビリティ管理機能（ＡＭＦ））と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも１つのユーザプレーンエンティティ（たとえば、サービングゲートウェイ（Ｓ－ＧＷ）、パケットデータネットワーク（ＰＤＮ）ゲートウェイ（Ｐ－ＧＷ）、またはユーザプレーン機能（ＵＰＦ））とを含み得る、発展型パケットコア（ＥＰＣ）または５Ｇコア（５ＧＣ）であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク１３０に関連付けられた基地局１０５によってサービスされるＵＥ１１５のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層（ＮＡＳ）機能を管理し得る。ユーザＩＰパケットは、ＩＰアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る、ユーザプレーンエンティティを通して転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、１つまたは複数のネットワーク事業者のためのＩＰサービス１５０に接続され得る。ＩＰサービス１５０は、インターネット、（１つまたは複数の）イントラネット、ＩＰマルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。

【0063】

[0070]基地局１０５など、ネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ（ＡＮＣ）の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティ１４０などの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ１４０は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信／受信ポイント（ＴＲＰ）と呼ばれることがある、１つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ１４５を通してＵＥ１１５と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ１４５は、１つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ１４０または基地局１０５の様々な機能は、様々なネットワークデバイス（たとえば、無線ヘッドおよびＡＮＣ）にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス（たとえば、基地局１０５）に統合され得る。

【0064】

[0071]ワイヤレス通信システム１００は、通常、３００メガヘルツ（ＭＨｚ）から３００ギガヘルツ（ＧＨｚ）の範囲内の１つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、３００ＭＨｚから３ＧＨｚまでの領域は、波長が長さ約１デシメートルから１メートルに及ぶので、極超短波（ＵＨＦ）領域またはデシメートル帯域として知られている。ＵＨＦ波は、建築物および環境的特徴によってブロックまたはリダイレクトされ得るが、波は、マクロセルが、屋内に位置するＵＥ１１５にサービスを提供するのに十分に構造物を透過し得る。ＵＨＦ波の送信は、３００ＭＨｚを下回るスペクトルの高周波（ＨＦ）または超短波（ＶＨＦ）部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離（たとえば、１００キロメートル未満）に関連付けられ得る。

【0065】

[0072]ワイヤレス通信システム１００はまた、センチメートル帯域としても知られる３ＧＨｚから３０ＧＨｚまでの周波数帯域を使用する超高周波（ＳＨＦ）領域、またはミリメートル帯域としても知られる（たとえば、３０ＧＨｚから３００ＧＨｚまでの）スペクトルの極高周波（ＥＨＦ）領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００は、ＵＥ１１５と基地局１０５との間のミリメートル波（ｍｍＷ）通信をサポートし得、それぞれのデバイスのＥＨＦアンテナは、ＵＨＦアンテナよりも小さく、より間隔が密であり得る。いくつかの例では、これは、デバイス内のアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、ＥＨＦ送信の伝搬は、ＳＨＦまたはＵＨＦ送信よりも一層大きい大気減衰を受け、より短い距離になり得る。本明細書で開示される技法は、１つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制主体によって異なり得る。

【0066】

[0073]ワイヤレス通信システム１００は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム１００は、５ＧＨｚ産業科学医療用（ＩＳＭ）帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス（ＬＡＡ）、ＬＴＥ無認可（ＬＴＥ－Ｕ）無線アクセス技術、またはＮＲ技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局１０５およびＵＥ１１５などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域中の動作は、認可帯域（たとえば、ＬＡＡ）中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、他の例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、Ｐ２Ｐ送信、またはＤ２Ｄ送信を含み得る。

【0067】

[0074]基地局１０５またはＵＥ１１５は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力（ＭＩＭＯ）通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。基地局１０５またはＵＥ１１５のアンテナは、ＭＩＭＯ動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る１つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、１つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局１０５に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局１０５は、基地局１０５がＵＥ１１５との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、ＵＥ１１５は、様々なＭＩＭＯまたはビームフォーミング動作をサポートし得る１つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。

【0068】

[0075]基地局１０５またはＵＥ１１５は、マルチパス信号伝搬を活用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、ＭＩＭＯ通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム（たとえば、同じコードワード）または異なるデータストリーム（たとえば、異なるコードワード）に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。ＭＩＭＯ技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザＭＩＭＯ（ＳＵ－ＭＩＭＯ）と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザＭＩＭＯ（ＭＵ－ＭＩＭＯ）とを含む。

【0069】

[0076]空間フィルタ処理、方向性送信、または方向性受信と呼ばれることもある、ビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム（たとえば、送信ビーム、受信ビーム）を整形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス（たとえば、基地局１０５、ＵＥ１１５）において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、（たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、あるいは何らかの他の配向に対する）特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。

【0070】

[0077]基地局１０５またはＵＥ１１５は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局１０５は、ＵＥ１１５との方向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ（たとえば、アンテナパネル）を使用し得る。いくつかの信号（たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号）は、基地局１０５によって異なる方向において複数回送信され得る。たとえば、基地局１０５は、異なる送信方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向における送信は、基地局１０５による後の送信または受信のためのビーム方向を（たとえば、基地局１０５などの送信デバイスによって、またはＵＥ１１５などの受信デバイスによって）識別するために使用され得る。

【0071】

[0078]特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向（たとえば、ＵＥ１１５などの受信デバイスに関連付けられた方向）において基地局１０５によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、１つまたは複数のビーム方向において送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、ＵＥ１１５は、異なる方向において基地局１０５によって送信された信号のうちの１つまたは複数を受信し得、最高信号品質またはさもなければ許容できる信号品質でＵＥ１１５が受信した信号の指示を基地局１０５に報告し得る。

【0072】

[0079]いくつかの例では、デバイスによる（たとえば、基地局１０５またはＵＥ１１５による）送信は、複数のビーム方向を使用して実施され得、デバイスは、（たとえば、基地局１０５からＵＥ１１５への）送信のための合成ビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。ＵＥ１１５は、１つまたは複数のビーム方向についてのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告し得、フィードバックは、システム帯域幅または１つまたは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局１０５は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る、基準信号（たとえば、セル固有基準信号（ＣＲＳ）、チャネル状態情報基準信号（ＣＳＩ－ＲＳ））を送信し得る。ＵＥ１１５は、プリコーディング行列インジケータ（ＰＭＩ）またはコードブックベースのフィードバック（たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック）であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法は、基地局１０５によって１つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、ＵＥ１１５は、（たとえば、ＵＥ１１５による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために）異なる方向において複数回信号を送信するための、または、（たとえば、受信デバイスにデータを送信するために）単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。

【0073】

[0080]受信デバイス（たとえば、ＵＥ１１５）は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、様々な信号を基地局１０５から受信するときに複数の受信構成（たとえば、方向性リスニング）を試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット（たとえば、異なる方向性リスニング重みセット）に従って受信することによって、または受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、（たとえば、データ信号を受信するとき）単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向（たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比（ＳＮＲ）、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向）において整合され得る。

【0074】

[0081]ワイヤレス通信システム１００は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル（ＰＤＣＰ）レイヤにおける通信は、ＩＰベースであり得る。無線リンク制御（ＲＬＣ）レイヤが、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。媒体アクセス制御（ＭＡＣ）レイヤが、優先度ハンドリングと、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。ＭＡＣレイヤはまた、リンク効率を改善するためにＭＡＣレイヤにおける再送信をサポートするために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御（ＲＲＣ）プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、ＵＥ１１５と基地局１０５またはコアネットワーク１３０との間のＲＲＣ接続の確立と構成と維持とを提供し得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。

【0075】

[0082]ＵＥ１１５および基地局１０５は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求（ＨＡＲＱ）フィードバックは、データが通信リンク１２５上で正確に受信される可能性を増加させるための１つの技法である。ＨＡＲＱは、（たとえば、サイクリック冗長検査（ＣＲＣ）を使用する）誤り検出と、前方誤り訂正（ＦＥＣ）と、再送信（たとえば、自動再送要求（ＡＲＱ））との組合せを含み得る。ＨＡＲＱは、不良な無線条件（たとえば、低信号対雑音条件）でのＭＡＣレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、同スロットＨＡＲＱフィードバックをサポートし得、ここで、デバイスは、特定のスロットにおける前のシンボルにおいて受信されたデータについて、そのスロットにおいてＨＡＲＱフィードバックを提供し得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロットにおいてまたは何らかの他の時間間隔に従ってＨＡＲＱフィードバックを提供し得る。

【0076】

[0083]ＵＥ１１５（たとえば、受信デバイスと呼ばれることもある、この例における第１のＵＥ）は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信する。ＵＥ１１５は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信し得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく。ＵＥ１１５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したサイドリンク通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別し得る。ＵＥ１１５は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとサイドリンク通信を実施し得る。

【0077】

[0084]ＵＥ１１５（たとえば、送信デバイスと呼ばれることもある、この例における第１のＵＥ）は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信し得る。ＵＥ１１５は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信し得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく。ＵＥ１１５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したサイドリンク通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別し得る。ＵＥ１１５は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとサイドリンク通信を実施し得る。

【0078】

[0085]すなわち、本明細書における第１のＵＥおよび／または第２のＵＥへの言及は、その特定の説明のコンテキスト／観点に依存し得る。たとえば、いくつかの状況では、第１のＵＥは、第２のＵＥからサイドリンク通信を受信し、サイドリンク通信のために第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信するＵＥ１１５を指し得る。その例では、第１のＵＥは、受信デバイス（たとえば、サイドリンク通信を受信し、フィードバックメッセージを送信するＵＥ１１５）を指し得、第２のＵＥは、送信デバイス（たとえば、サイドリンク通信を送信し、第１のＵＥからフィードバックメッセージを受信するＵＥ１１５）を指し得る。他の例では、第１のＵＥは、第２のＵＥにサイドリンク通信を送信し、サイドリンク通信のために第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信するＵＥ１１５を指し得る。その例では、第１のＵＥは、送信デバイス（たとえば、サイドリンク通信を送信し、フィードバックメッセージを受信するＵＥ１１５）を指し得、第２のＵＥは、受信デバイス（たとえば、サイドリンク通信を受信し、第１のＵＥにフィードバックメッセージを送信するＵＥ１１５）を指し得る。したがって、本明細書で説明される技法の態様は、簡単のために、第１のＵＥ／第２のＵＥではなく、送信デバイスおよび受信デバイスという用語を使用し得る。

【0079】

[0086]図２は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするワイヤレス通信システム２００の一例を示す。ワイヤレス通信システム２００は、ワイヤレス通信システム１００の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム２００は、本明細書で説明される対応するデバイスの例であり得る、ＵＥ２０５とＵＥ２１０とを含み得る。概して、ＵＥ２０５は送信デバイスと呼ばれることがあり、ＵＥ２１０は受信デバイスと呼ばれることがある。

【0080】

[0087]ワイヤレス通信システム２００は、サイドリンク通信（たとえば、（１つまたは複数の）サイドリンクチャネルを介したＵＥ間通信）をサポートし得る。サイドリンクプロトコルは、サイドリンクフィードバックチャネル（たとえば、ＰＳＦＣＨ）を介したＨＡＲＱフィードバックシグナリングをサポートする。ＰＳＦＣＨリソースは、ユニキャストおよびグループキャスト送信のために有効にされ得る。たとえば、ＰＳＦＣＨリソースは、ＰＵＣＣＨフォーマット０波形構造を使用し得る。ＰＳＦＣＨリソースは、ユニキャスト送信のために肯定応答／否定応答（ＡＣＫ／ＮＡＣＫ）フィードバックを伝達するために１ビットを使用し得る。グループキャスト送信の場合、ＰＳＦＣＨリソースは、ＮＡＣＫのみを示すために使用され得、またはＡＣＫ／ＮＡＣＫフィードバックのために使用され得る。そのようなレガシーＰＳＦＣＨリソースは、第１のリソース構成と呼ばれることもある。

【0081】

[0088]ＰＳＦＣＨリソース（たとえば、第１のリソース構成）は、スロットの最後の２つのシンボル中に構成され得、対応する期間（たとえば、｛０、１、２、４｝）を有し得、ＰＳＦＣＨが無効にされることを示すためにゼロ（「０」）を使用し得る。そのような指示は、一般に、（一般にＰＳＣＣＨを介して搬送されるかまたはさもなければ伝達される）ＳＣＩ－１の１ビット中で搬送され得る。ＰＳＦＣＨリソースは、概して、ＰＳＳＣＨ受信を受信することと、対応するＰＳＦＣＨフィードバックを受信することとの間の時間ギャップを定義する、２つまたは３つのシンボルの最小時間ギャップ（たとえば、｛２、３｝）を有し得る。ＰＳＦＣＨリソースは、ＰＳＦＣＨ送信のために、サイクリックシフトするペアをサポートし得、サイクリックシフトペアの数は｛１、２、３、４、６｝に対応する。概して、ＰＳＦＣＨリソースは、（たとえば、構成シグナリング中で搬送される）ｒｂＳｅｔＰＳＦＣＨビットマップを使用して（事前）構成され得る。

【0082】

[0089]いくつかのワイヤレス通信システムでは、サイドリンク通信は、ＳＣＩ－１、ＳＣＩ－２、およびＰＳＳＣＨ中でシグナリングメッセージを送信することを含む。ＳＣＩ－１は、ＰＳＣＣＨを介して送信され、ＳＣＩ－２に関連付けられた情報ならびにＳＣＩ－１によってスケジュールされている対応するＰＳＳＣＨデータ送信の少なくとも一部分を識別する。ＳＣＩ－２は、ＰＳＳＣＨを介して送信され、対応するＰＳＳＣＨデータ送信のための最終スケジューリング／パラメータ情報を示す。ＳＣＩ－１およびＳＣＩ－２は、概して、サイドリンク通信のための２パートＳＣＩ（たとえば、２つのパートに分解される１つのＳＣＩ）と考えられ、対応するＰＳＳＣＨデータ送信に関連付けられるかまたはさもなければリンクされる。したがって、ＳＣＩおよびＰＳＳＣＨは、概して、互いに関連付けられ、一緒に送信される。

【0083】

[0090]しかしながら、そのようなワイヤレス通信システムは、スタンドアロンＳＣＩ送信のための機構を提供しない。これは、サイドリンクデバイスが、サイドリンクチャネルを介してスタンドアロンサイドリンク制御シグナリングを送信するのを妨げ得る。すなわち、そのようなワイヤレス通信システムは、サイドリンク制御シグナリング（たとえば、サイドリンク通信）を伴うサイドリンクデバイスが、ＰＳＳＣＨデータ送信をスケジュールするＳＣＩ－１およびＳＣＩ－２を送信することを必要とすることになる。サイドリンクデバイスは、その場合、ＰＳＳＣＨデータ送信を介してそれらのサイドリンク制御シグナリングを送信することになる。この技法は、サイドリンクデバイスが、送るべきサイドリンク制御シグナリング（たとえば、小さいデータペイロード）のみを有するとき、非効率的および不経済である。

【0084】

[0091]したがって、説明される技法の態様は、ＵＥ間サイドリンク通信のためにＰＳＦＣＨリソースの少なくとも一部分をスケジュールすることまたはさもなければそれを割り振ることをサポートする、様々な機構を提供する。いくつかの態様では、これらの技法は、サイドリンクＵＥ間のＵＥ間協調、スケジューリング要求（ＳＲ）送信、空間再利用パラメータシグナリング、リソース解放シグナリングなどをサポートする、ＰＳＦＣＨリソース上で送信されるスタンドアロンＳＣＩフォーマットを利用し得る。

【0085】

[0092]いくつかの態様では、これは、サイドリンクＵＥがサイドリンクチャネルを介したサイドリンク通信（たとえば、ＳＣＩ－１のＰＳＣＣＨ送信と、ＳＣＩ－２のＰＳＳＣＨ送信と、対応するＰＳＳＣＨデータ通信と）を実施することを含み得る。たとえば、送信デバイスは、サイドリンクチャネルを介して受信デバイスにサイドリンク通信を送信するかまたはさもなければ提供し得る。受信デバイスは、第１のリソース構成を使用して、ＰＳＦＣＨを介して送信デバイスにフィードバックメッセージを送信するかまたはさもなければ提供することによって応答し得る。いくつかの例では、第１のリソース構成は、スロットの最後の２つのシンボル（たとえば、スロットの最終シンボルに割り振られたギャップ期間に先行する２つのシンボル）のために構成されたレガシーＰＳＦＣＨリソースに対応し得る。この状況におけるフィードバックメッセージは、サイドリンク通信のためのものであり得る（たとえば、（１つまたは複数の）ＰＳＣＣＨおよび／またはＰＳＳＣＨ送信のためのＡＣＫ／ＮＡＣＫフィードバック情報を伝達し得る）。

【0086】

[0093]しかしながら、ＰＳＦＣＨの、時間、周波数、空間、コードなどのリソースの第２のリソース構成は、識別されるか、スケジュールされるか、割り振られるか、またはさもなければＰＳＦＣＨを介したサイドリンク通信に関連付けられ得る。すなわち、ＰＳＦＣＨのリソースの第２のリソース構成は、サイドリンクＵＥ間のサイドリンク制御シグナリングのＵＥ間協調をサポートするために追加のＰＳＦＣＨリソースを提供し得る。第２のリソース構成は、第１のリソース構成中のリソース（たとえば、いくつかのスロットの最後の２つのシンボルに割り振られたレガシーＰＳＦＣＨリソース）のいずれも含まないか、それらのうちのいくつかを含むか、またはそれらのすべてを含み得る。

【0087】

[0094]これは、ロングフォーマットＰＳＦＣＨがサイドリンク制御シグナリングメッセージのための共有リソースプールとして構成されることを含み得る（たとえば、いくつかの例では、第２のリソース構成の（１つまたは複数の）リソースが共有され得る）。ショートフォーマットＰＳＦＣＨは、依然としてＨＡＲＱフィードバックのために使用され得る（たとえば、第１のリソース構成は、フィードバックメッセージ送信のために使用され得る）。第２のリソース構成のリソースは、随意に、スケジュールされるか、割り振られるか、またはさもなければ識別され得る。すなわち、ＵＥ間協調のための第２のリソース構成は、（たとえば、常に利用可能な）周期的スケジュールに従って、および／または、必要に応じて（たとえば、１つまたは複数のサイドリンクデバイスからのそのようなリソースについての要求に基づいて）、スケジュールされるか、割り振られるか、またはさもなければ識別され得る。したがって、ロングフォーマットＰＳＦＣＨリソースの第２のサブセットが、スケジュールされるか、割り振られるか、またはさもなければ識別され、サイドリンク制御シグナリングメッセージ（たとえば、ＵＥ間協調、またはより一般的にサイドリンク通信）を送信するために使用され得る。

【0088】

[0095]いくつかの例では、ＰＳＦＣＨのための第２のリソース構成のリソースは、ＲＲＣシグナリング、ＭＡＣ制御要素（ＣＥ）シグナリング、ＤＣＩシグナリングなどを使用して構成され得る。たとえば、送信デバイスおよび／または受信デバイスは、任意の他のデバイスまたは任意の他のサイドリンクＵＥおよび／あるいは基地局から、第２のリソース構成を構成する信号を送信／受信し得る。送信デバイスおよび／または受信デバイスがサイドリンク通信のためのスケジューリングデバイスとして働いている一例では、いずれのデバイスも、第２のリソース構成のためにＰＳＦＣＨのリソースをスケジュールするか、割り振るか、またはさもなければ識別し得る。この状況では、送信デバイスおよび／または受信デバイスは、他のデバイスおよび／または他のサイドリンクデバイスに、第２のリソース構成を構成する信号を送信し得る。

【0089】

[0096]追加または代替として、ＰＳＦＣＨのための第２のリソース構成のリソースは、リソースプール構成ベースで構成され得る。たとえば、第２のリソース構成のためのＰＳＦＣＨのリソースは、サイドリンク通信のために利用可能な永続的または半永続的リソースを備えるリソースプールに関連付けられ得る。別の例では、第２のリソース構成のためのＰＳＦＣＨのリソースは、サイドリンク通信のために利用可能な動的にスケジュールされたリソースを備えるリソースプールに関連付けられ得る。

【0090】

[0097]いくつかの例では、第２のリソース構成のためのＰＳＦＣＨのリソースは、受信デバイスによる使用のためにのみアクセス可能であり得る。すなわち、サイドリンクチャネル上の受信デバイス（たとえば、特定のスロット中にサイドリンク送信を受信するＵＥ）のみが、そのようなサイドリンク制御シグナリングメッセージを送信するために第２のリソース構成にアクセスすることを可能にされ得る。上記で説明されたように、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースを使用するサイドリンク通信の例は、ＵＥ間協調、ＳＲ送信、空間再利用パラメータシグナリング、リソース解放シグナリングなど（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）のために使用され得る。

【0091】

[0098]いくつかの態様では、ＨＡＲＱフィードバックシグナリングは、サイドリンク通信とは別個に送信され得るか、または、サイドリンク通信と多重化され、ＰＳＦＣＨの第２のリソース構成を介して送信され得る。すなわち、いくつかの例では、受信デバイスは、ＰＳＦＣＨを介して、フィードバックメッセージをサイドリンク通信と多重化し得る。他の例では、受信デバイスは、ＰＳＦＣＨを介して送信されるサイドリンク通信とは別個に、ＰＳＦＣＨを介してフィードバックメッセージを送信し得る。

【0092】

[0099]いくつかの態様では、送信デバイスは、グループキャストシナリオにおける第２のリソース構成のためにＰＳＦＣＨのリソースをスケジュールするか、割り振るか、またはさもなければ識別し得る。ユニキャストシナリオの場合、受信デバイスは、独立して（たとえば、単独で）、または（たとえば、リソース解放をシグナリングするために）送信デバイスに代わって、第２のリソース構成上で送信し得る。そのような技法のための１つの非限定的な例示的な使用事例は、半二重動作、干渉、衝突などによりＳＣＩ－１を復号することができない他のサイドリンクデバイスのために、受信デバイスが、ＳＣＩ－１中でリソース予約を繰り返すこと（たとえば、中継すること）を含み得る。いくつかの例では、他のサイドリンクデバイスは、そのようなＵＥ間協調を検出するために第２のリソース構成をブラインド復号することを試み得る。

【0093】

[0100]いくつかの態様では、第２のリソース構成を使用して実施されるサイドリンク通信は、特定のフォーマットに関連付けられ得る。一例では、これは、ＳＣＩ－１および／またはＳＣＩ－２と同様のフォーマット（たとえば、同様のまたは同じ数のリソースブロック、ＭＣＳなど）を使用することを含み得る。いくつかの例では、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースの第１のシンボルは、自動利得制御（ＡＧＣ）のために使用され得る。ある例では、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースは、１つのサブチャネルに限定され得るか、複数のサブチャネルにまたがり得るか、または、サイドリンク通信のために使用されている周波数帯域のすべてのサブチャネルにまたがり得る。ＰＳＳＣＨが複数のサブチャネルにまたがるユニキャスト送信タイプに関与するいくつかの例では、受信デバイスは、各サブチャネル中で１つのシグナリングメッセージを送信し得る（たとえば、各サブチャネル中で同じシグナリングメッセージを繰り返す、および／または、異なるサブチャネル中で異なるシグナリングメッセージを送信し得る）。ＰＳＳＣＨが複数のサブチャネルにまたがるグループキャスト送信タイプに関与するいくつかの例では、送信デバイスは、グループキャスト送信のための第２のリソース構成のためにＰＳＦＣＨのリソースをスケジュールするか、割り振るか、またはさもなければ識別し得る。

【0094】

[0101]いくつかの例では、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースは、送信デバイス、受信デバイス、または任意の他のサイドリンクデバイスによってアクセス可能であり得る（たとえば、共有可能なリソースプールであり得る）。この状況では、受信デバイスは、送信デバイス、基地局、または任意の他のサイドリンクデバイスからＰＳＦＣＨを介してサイドリンク通信を受信するために第２のリソース構成を監視し得る。いくつかの態様では、送信デバイスが、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソース中でＨＡＲＱフィードバックおよび／またはサイドリンク通信を受信することを予想しなかった場合、送信デバイスは、それらのリソースを使用してＵＥ間協調（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）を送信し得る。

【0095】

[0102]いくつかの例では、これは、送信デバイスと受信デバイスとが、同時に第２のリソース構成を使用してサイドリンク通信送信を実施することを含み得る。たとえば、送信デバイスと受信デバイスとは、第２のリソース構成が利用可能であると決定し、したがって、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースを使用してＵＥ間協調を実施し得る。いくつかの態様では、送信デバイスは送信し得るか、または、他方は、それが、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースを使用してサイドリンク通信を送信することを意図するという指示を（たとえば、ＳＣＩ－１および／またはＳＣＩ－２中で）提供する。いくつかの例では、受信デバイスは、サイドリンク通信が、異なるサイドリンクデバイスに送信され、第２のリソース構成の（１つまたは複数の）異なるリソースを使用するときなど、第２のリソース構成を使用してサイドリンク通信を送信することを決定し得る。いくつかの例では、受信デバイスは、送信デバイス（または何らかの他のサイドリンクデバイス）が、第２のリソース構成を使用してサイドリンク通信を実施することになるという指示を、受信デバイスが受信する状況において、第２のリソース構成を使用してサイドリンク通信のその送信を延期し得る。いくつかの例では、受信デバイスは、それが、サイドリンクフィードバックチャネルを介してサイドリンク通信を実施することを意図するという指示を（たとえば、ＳＣＩを使用して）送信し得る（たとえば、それが、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースを利用することを意図することを、他のサイドリンクデバイスに示し得る）。

【0096】

[0103]いくつかの例では、送信デバイスは、送信デバイスがそれ自体のサイドリンク制御シグナリングを送信することを意図するスロットなど、いくつかのスロット中のサイドリンク制御シグナリング送信をスキップする／遅延させるように受信デバイスを構成し得る。たとえば、送信デバイスは、ＳＣＩ－１および／またはＳＣＩ－２を使用して、受信デバイスが、いくつかのスロットについてサイドリンク制御シグナリング送信をスキップするべきであるという指示を送信するかまたはさもなければ提供し得る。この状況では、送信デバイスは、第２のリソース構成中のリソースの全部または一部を使用してサイドリンク制御シグナリング送信を実施し得る。いくつかの状況では、サイドリンク制御シグナリング送信は、受信デバイスのために（たとえば、送信デバイスによって）実施され得る。

【0097】

[0104]いくつかの例では、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースは、競合なしリソースであり得、したがって、サイドリンクデバイスは、競合なしチャネルアクセスプロシージャに基づいて、ＰＳＦＣＨを介してサイドリンク通信を送信し得る。たとえば、第２のリソース構成は、送信デバイス、サイドリンク通信の態様を管理する基地局、および／または何らかの他のサイドリンクデバイスによって構成されたリソース割振りを含み得る。いくつかの態様では、ＳＣＩ－１、ＳＣＩ－２、および／または他のシグナリング技法（たとえば、上位レイヤシグナリング）は、第２のリソース構成が、使用のために利用可能である、および／またはさもなければ割り振られるという指示を提供するために使用され得る。いくつかの例では、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソースは、競合ベースのアクセスを使用し得る。たとえば、この状況では、任意のサイドリンクデバイスは、（たとえば、クリアチャネルアセスメント（ＣＣＡ）、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ）プロシージャなどの）チャネルアクセスプロシージャを実施した後に、サイドリンク制御シグナリングのための第２のリソース構成へのアクセスを有し得る。一例では、これは、各サイドリンクデバイスが、第２のリソース構成のための（たとえば、それにアクセスするための）ランダムアクセスを使用するためのベストエフォート配信を含み得る。別の例では、送信デバイスは、第２のリソース構成の（１つまたは複数の）リソース中で信号強度測定を実施し得る。測定された信号強度がしきい値よりも小さい（たとえば、しきい値を満たす）場合、送信デバイスは、ランダムバックオフ時間の後にチャネルにアクセスし得る。測定された信号強度がしきい値よりも大きい（たとえば、しきい値を満たすことができない）場合、送信デバイスは、チャネルがビジーであると決定し、したがって、別のチャネルアクセスプロシージャを試みる前にある時間期間待ち得る。いくつかの例では、送信デバイスは、衝突を検出するために第２のリソース構成の（１つまたは複数の）リソースを監視し得る。送信デバイスは、（１つまたは複数の）検出された衝突に従って、それのチャネルアクセスを調整し得る（たとえば、衝突レートが高い場合、より大きいバックオフを使用し得る）。

【0098】

[0105]別の例では、これは、別のサイドリンクデバイスがサイドリンク通信（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）を実施するべきであるという指示に基づく、先着順（first-come-first-serve）シナリオを含み得る。たとえば、任意のサイドリンクデバイスが、他のサイドリンクデバイスからの選択されたサブチャネルまたはあらゆるサブチャネル中で送信指示を監視し得る。サイドリンクデバイスが、チャネルが占有されると決定した（たとえば、別のサイドリンクデバイスが、第２のリソース構成を使用して送信することになるという指示を受信した）場合、そのサイドリンクデバイスは、バックオフを実施し、それのサイドリンク通信を実施するのを待ち得る。サイドリンクデバイスが、第２のリソース構成が占有されないと決定した場合、サイドリンクデバイスは、ある数のシンボルおよび／またはスロットを待ち、次いで、それが、第２のリソース構成を使用してサイドリンク通信を実施することになるというそれ自体の指示を送信し得る。送信するためのそれの指示を送信した後に、サイドリンクデバイスは、現在のシンボル／スロット中の、および／または後続の（１つまたは複数の）シンボル／（１つまたは複数の）スロット中のチャネルにアクセスし得る。いくつかの例では、第２のリソース構成を使用するサイドリンク通信送信のためのサブチャネル選択は、利用可能なサブチャネル、サイドリンクデバイスの識別子、ＵＥ能力など、様々なファクタに基づき得る。いくつかの例では、サイドリンクデバイスが、第２のリソース構成を使用して送信することになるという指示は、（たとえば、送信されるべきデータの量、送信のために使用されるべきサブチャネルの量、送信のために使用されるべき（１つまたは複数の）シンボル／（１つまたは複数の）スロットの量などを示すなどの）サイドリンクデバイスがどのくらいの時間の間チャネルを占有することを意図するかの指示を搬送するかまたはさもなければ伝達し得る。

【0099】

[0106]いくつかの例では、第２のリソース構成の予約は、ＳＣＩ－１および／またはＳＣＩ－２に基づき得る。たとえば、予約（たとえば、サイドリンクデバイスが、第２のリソース構成を使用して送信することになるという指示の送信）は、（たとえば、新しいＳＣＩ－２フォーマットを使用して）ＳＣＩ－１および／またはＳＣＩ－２中の送信の前に行われ得る。この状況では、第２のリソース構成を使用することを試みる他のサイドリンクデバイスは、予約を識別するかまたはさもなければ決定するために、他のサイドリンクデバイスのＳＣＩ－２メッセージを復号し得る。

【0100】

[0107]いくつかの態様では、上記で説明された例のハイブリッドまたは混合が使用され得る。すなわち、サイドリンクデバイスによって占有／予約されるスロット（たとえば、送信するためのそれらの指示に基づく）が、競合なしチャネルアクセスを使用し得、サイドリンクデバイスによって占有されないスロット（たとえば、送信するための指示不在）が、競合ベースのチャネルアクセスプロシージャを使用し得る。したがって、および競合なしアクセスプロシージャシナリオでは、サイドリンクデバイスは、送信するためのそれの指示を送信した後に、ＰＳＦＣＨの第２のリソース構成を使用してサイドリンク通信を送信し得る。競合ベースのチャネルアクセスプロシージャ（たとえば、ＣＣＡプロシージャ）では、サイドリンクデバイスは、第２のリソース構成中のＰＳＦＣＨのリソース上でＣＣＡプロシージャを実施し、ＣＣＡプロシージャの結果に基づいて、ＰＳＦＣＨを介してサイドリンク通信を実施し得る。

【0101】

[0108]図３は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするフィードバック構成３００の一例を示す。フィードバック構成３００は、ワイヤレス通信システム１００および／または２００の態様を実装し得る。フィードバック構成３００の態様は、ＵＥによって実装されるかまたはそれにおいて実装され得、これは、本明細書で説明される対応するデバイス（たとえば、送信デバイス、受信デバイス、またはより一般的にサイドリンクデバイス）の一例であり得る。

【0102】

[0109]上記で説明されたように、説明される技法の態様は、サイドリンクチャネルを介して受信デバイスにサイドリンク通信（たとえば、ＰＳＣＣＨおよびＰＳＳＣＨ通信）を送信するための送信デバイスを提供する。サイドリンク通信は、ＰＳＣＣＨを介して送信されるＳＣＩ－１、ＰＳＳＣＨを介して送信されるＳＣＩ－２、ならびにＰＳＳＣＨを介して送信されているデータペイロードを含み得る。サイドリンク通信は、１つまたは複数のスロット３０５上で送信され得、４つのスロット３０５が単に例として示される。受信デバイスは、（ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ３１０として示される）第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネル（たとえば、ＰＳＦＣＨ）を介して送信デバイスにフィードバックメッセージを送信するかまたはさもなければ提供し得る。上記で説明されたように、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ３１０（たとえば、第１のリソース構成）は、一般に、スロット３０５の最後の２つのシンボルに構成される（技術的に、スロット３０５の最後のシンボルは、サイドリンクデバイスによって、送信－受信遷移、またはその逆を可能にするためのギャップ期間として予約され得る）。したがって、ギャップシンボルは、スロット３０５の最後のシンボルを占有し得、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ３１０は、スロット３０５の２つの先行するシンボルを占有し得る。

【0103】

[0110]送信デバイスおよび／または受信デバイスは、スケジュールされるか、割り振られるか、またはさもなければＰＳＦＣＨを介したサイドリンク通信（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）に関連付けられる、ＰＳＦＣＨの（シグナリングのためのＰＳＦＣＨ３１５として示される）第２のリソース構成を識別するかまたはさもなければ決定し得る。たとえば、第２のリソース構成は、送信デバイス、基地局など、サイドリンクネットワーク内のスケジューリングデバイスによって構成され得る。いくつかの例では、第２のリソース構成は、特定のリソースプール構成に関連付けられ得る。したがって、受信デバイスおよび／または送信デバイスは、第２のリソース構成（たとえば、シグナリングのためのＰＳＦＣＨ３１５）を使用して、ＰＳＦＣＨを介したサイドリンク通信（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）を実施し得る。

【0104】

[0111]フィードバック構成３００に示されている非限定的な例では、これは、第１のリソース構成（たとえば、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ３１０）が、スロット３０５－ａ、スロット３０５－ｂ、スロット３０５－ｃ、およびスロット３０５－ｄ（たとえば、あらゆるスロット３０５）中で構成されることを含み得るが、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ３１０は、常にあらゆるスロット３０５について構成されるとは限らない。第１のリソース構成は、スロット３０５－ａおよびスロット３０５－ｃの２つのシンボルについて構成され得、これらの２つのスロットの各々について、サイドリンク通信のために使用される全周波数帯域（たとえば、あらゆるサブチャネル）にまたがり得る。第１のリソース構成は、スロット３０５－ｂおよび３０５－ｄの３つのシンボルについて構成され得、これらの２つのスロットの各々について、全周波数帯域のサブチャネルのサブセットにまたがり得る。したがって、受信デバイスは、スロット３０５のうちの１つまたは複数中に第１のリソース構成（たとえば、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ３１０）を使用して、送信デバイスにフィードバックメッセージを送信し得る。

【0105】

[0112]フィードバック構成３００に示されている非限定的な例では、これは、第２のリソース構成（たとえば、シグナリングのためのＰＳＦＣＨ３１５）が、スロット３０５－ｂおよびスロット３０５－ｄの３つのシンボル中に構成されることを含み得、これらの２つのスロットの各々について、全周波数帯域のサブチャネルのサブセットにまたがり得る。したがって、受信デバイスは、第２のリソース構成（たとえば、シグナリングのためのＰＳＦＣＨ３１５）を使用して、送信デバイス（および／または何らかの他のサイドリンクデバイス）にサイドリンク通信（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）を送信し得る。いくつかの例では、第２のリソース構成を使用して実施されるサイドリンク通信は、（たとえば、ＳＣＩ－１および／またはＳＣＩ－２のために使用されるフォーマットと同様の）ＳＣＩタイプフォーマットを使用し得る。

【0106】

[0113]図４は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするフィードバック構成４００の一例を示す。フィードバック構成４００は、ワイヤレス通信システム１００および／または２００ならびに／あるいはフィードバック構成３００の態様を実装し得る。フィードバック構成４００の態様は、ＵＥによって実装されるかまたはそれにおいて実装され得、これは、本明細書で説明される対応するデバイス（たとえば、送信デバイス、受信デバイス、またはより一般的にサイドリンクデバイス）の一例であり得る。

【0107】

[0114]上記で説明されたように、説明される技法の態様は、サイドリンクチャネルを介して受信デバイスにサイドリンク通信（たとえば、ＰＳＣＣＨおよびＰＳＳＣＨ通信）を送信するための送信デバイスを提供する。サイドリンク通信は、ＰＳＣＣＨを介して送信されるＳＣＩ－１、ＰＳＳＣＨを介して送信されるＳＣＩ－２、ならびにＰＳＳＣＨを介して送信されているデータペイロードを含み得る。サイドリンク通信は、１つまたは複数のスロット４０５上で送信され得、４つのスロット４０５が単に例として示される。受信デバイスは、（ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ４１０として示される）第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネル（たとえば、ＰＳＦＣＨ）を介して送信デバイスにフィードバックメッセージを送信するかまたはさもなければ提供し得る。上記で説明されたように、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ４１０（たとえば、第１のリソース構成）は、一般に、スロット４０５の最後の２つのシンボルに構成される（技術的に、スロット４０５の最後のシンボルは、サイドリンクデバイスによって、送信－受信遷移、またはその逆を可能にするためのギャップ期間として予約され得る）。したがって、ギャップシンボルは、スロット４０５の最後のシンボルを占有し得、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ４１０は、スロット４０５の２つの先行するシンボルを占有し得る。

【0108】

[0115]送信デバイスおよび／または受信デバイスは、スケジュールされるか、割り振られるか、またはさもなければＰＳＦＣＨを介したサイドリンク通信（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）に関連付けられる、ＰＳＦＣＨの（シグナリングのためのＰＳＦＣＨ４１５として示される）第２のリソース構成を識別するかまたはさもなければ決定し得る。たとえば、第２のリソース構成は、送信デバイス、基地局など、サイドリンクネットワーク内のスケジューリングデバイスによって構成され得る。いくつかの例では、第２のリソース構成は、特定のリソースプール構成に関連付けられ得る。したがって、受信デバイスおよび／または送信デバイスは、第２のリソース構成（たとえば、シグナリングのためのＰＳＦＣＨ４１５）を使用して、ＰＳＦＣＨを介したサイドリンク通信（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）を実施し得る。

【0109】

[0116]フィードバック構成４００に示されている非限定的な例では、これは、第１のリソース構成（たとえば、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ４１０）が、スロット４０５－ａ、スロット４０５－ｂ、スロット４０５－ｃ、およびスロット４０５－ｄ（たとえば、あらゆるスロット４０５）中で構成されることを含み得るが、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ４１０は、常にあらゆるスロット４０５について構成されるとは限らない。第１のリソース構成は、スロット４０５－ａおよびスロット４０５－ｃの２つのシンボルについて構成され得、これらの２つのスロットの各々について、サイドリンク通信のために使用される全周波数帯域（たとえば、あらゆるサブチャネル）にまたがり得る。第１のリソース構成は、スロット４０５－ｂおよび４０５－ｄの３つのシンボルについて構成され得、これらの２つのスロットの各々について、全周波数帯域のサブチャネルのサブセットにまたがり得る。したがって、受信デバイスは、スロット４０５のうちの１つまたは複数中に第１のリソース構成（たとえば、ＨＡＲＱのためのＰＳＦＣＨ４１０）を使用して、送信デバイスにフィードバックメッセージを送信し得る。

【0110】

[0117]フィードバック構成４００に示されている非限定的な例では、これは、第２のリソース構成（たとえば、シグナリングのためのＰＳＦＣＨ４１５）が、スロット４０５－ｂおよびスロット４０５－ｄの３つのシンボル中に構成されることを含み得、これらの２つのスロットの各々について、全周波数帯域のサブチャネルのサブセットにまたがり得る。したがって、受信デバイスは、第２のリソース構成（たとえば、シグナリングのためのＰＳＦＣＨ４１５）を使用して、送信デバイス（および／または何らかの他のサイドリンクデバイス）にサイドリンク通信（たとえば、サイドリンク制御シグナリング）を送信し得る。いくつかの例では、第２のリソース構成を使用して実施されるサイドリンク通信は、（たとえば、ＳＣＩ－１および／またはＳＣＩ－２のために使用されるフォーマットと同様の）ＳＣＩタイプフォーマットを使用し得る。

【0111】

[0118]また上記で説明されたように、いくつかの例では、サイドリンクデバイス（たとえば、送信デバイス、受信デバイス、または任意の他のサイドリンクデバイス）は、それが、ＰＳＦＣＨの第２のリソース構成を使用して（たとえば、シグナリングのためのＰＳＦＣＨ４１５を使用して）サイドリンク通信を実施することを意図するという指示を送信し得る。図４に示されている非限定的な例では、これは、その指示を送信するために使用されている（たとえば、送信指示４２０として示される）いくつかのリソースを含み得る。すなわち、この例では、リソースのあるセット（たとえば、第２のリソース構成のリソース、第１のリソース構成のリソース、または他のリソースのサブセット）は、第２のリソース構成を使用してサイドリンク通信を実施することを望むサイドリンクデバイスが、第２のリソース構成の利用可能性を決定するために監視し得るリソースとして確保されるかまたはさもなければ識別され得る。これらのリソースはまた、送信するためのそれらの指示を送信するために、サイドリンク通信を実施することを望むサイドリンクデバイスによって使用され得る。図４に示されている非限定的な例では、送信指示４２０のためのリソースが、スロット４０５－ｂおよびスロット４０５－ｄの３つのシンボルおよび１つのサブチャネルについてスケジュールされるか、割り振られるか、またはさもなければ識別され得るが、他の構成が使用され得る。

【0112】

[0119]図５は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするデバイス５０５のブロック図５００を示す。デバイス５０５は、本明細書で説明されるＵＥ１１５の態様の一例であり得る。デバイス５０５は、受信機５１０と、送信機５１５と、通信マネージャ５２０とを含み得る。デバイス５０５はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いと通信していることがある。

【0113】

[0120]受信機５１０は、様々な情報チャネル（たとえば、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングに関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス５０５の他の構成要素に受け渡され得る。受信機５１０は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0114】

[0121]送信機５１５は、デバイス５０５の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機５１５は、様々な情報チャネル（たとえば、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングに関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機５１５は、トランシーバモジュール中で受信機５１０とコロケートされ得る。送信機５１５は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0115】

[0122]通信マネージャ５２０、受信機５１０、送信機５１５、あるいはそれらの様々な組合せまたはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明される新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングの様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ５２０、受信機５１０、送信機５１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの１つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。

【0116】

[0123]いくつかの例では、通信マネージャ５２０、受信機５１０、送信機５１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアで（たとえば、通信管理回路で）実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリとが、（たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって）本明細書で説明される機能のうちの１つまたは複数を実施するように構成され得る。

【0117】

[0124]追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ５２０、受信機５１０、送信機５１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される（たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての）コードで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ５２０、受信機５１０、送信機５１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、（たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートする）汎用プロセッサ、ＤＳＰ、中央処理ユニット（ＣＰＵ）、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。

【0118】

[0125]いくつかの例では、通信マネージャ５２０は、受信機５１０、送信機５１５、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作（たとえば、受信すること、監視すること、送信すること）を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ５２０は、受信機５１０から情報を受信するか、送信機５１５に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機５１０、送信機５１５、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。

【0119】

[0126]通信マネージャ５２０は、本明細書で開示される例による、第１のＵＥにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ５２０は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ５２０は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。通信マネージャ５２０は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ５２０は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0120】

[0127]追加または代替として、通信マネージャ５２０は、本明細書で開示される例による、第１のＵＥにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ５２０は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ５２０は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。通信マネージャ５２０は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ５２０は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0121】

[0128]本明細書で説明される例による通信マネージャ５２０を含むことまたは通信マネージャ５２０を構成することによって、デバイス５０５（たとえば、受信機５１０、送信機５１５、通信マネージャ５２０、またはそれらの組合せを制御するかまたはさもなければそれらに結合されたプロセッサ）は、ＰＳＦＣＨリソースを介したサイドリンク制御シグナリングをサポートするためにＰＳＦＣＨリソースに再割り振りされるＰＳＳＣＨリソースの利用のための技法をサポートし得る。これは、ＰＳＳＣＨサイドリンクデータ送信にリンクされたＳＣＩ送信ではなく、サイドリンクネットワーク内のスタンドアロンＳＣＩ送信を有効にし得る。これは、サイドリンクリソース利用および効率を改善し得る。

【0122】

[0129]図６は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするデバイス６０５のブロック図６００を示す。デバイス６０５は、本明細書で説明されるデバイス５０５またはＵＥ１１５の態様の一例であり得る。デバイス６０５は、受信機６１０と、送信機６１５と、通信マネージャ６２０とを含み得る。デバイス６０５はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いと通信していることがある。

【0123】

[0130]受信機６１０は、様々な情報チャネル（たとえば、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングに関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス６０５の他の構成要素に受け渡され得る。受信機６１０は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0124】

[0131]送信機６１５は、デバイス６０５の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機６１５は、様々な情報チャネル（たとえば、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングに関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機６１５は、トランシーバモジュール中で受信機６１０とコロケートされ得る。送信機６１５は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0125】

[0132]デバイス６０５、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明される新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングの様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ６２０は、サイドリンク通信マネージャ６２５、フィードバックメッセージマネージャ６３０、リソースマネージャ６３５、サイドリンク制御シグナリングマネージャ６４０、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ６２０は、本明細書で説明される通信マネージャ５２０の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ６２０、またはそれの様々な構成要素は、受信機６１０、送信機６１５、またはその両方を使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作（たとえば、受信すること、監視すること、送信すること）を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ６２０は、受信機６１０から情報を受信するか、送信機６１５に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機６１０、送信機６１５、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。

【0126】

[0133]通信マネージャ６２０は、本明細書で開示される例による、第１のＵＥにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。サイドリンク通信マネージャ６２５は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。フィードバックメッセージマネージャ６３０は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。リソースマネージャ６３５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。サイドリンク制御シグナリングマネージャ６４０は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0127】

[0134]追加または代替として、通信マネージャ６２０は、本明細書で開示される例による、第１のＵＥにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。サイドリンク通信マネージャ６２５は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。フィードバックメッセージマネージャ６３０は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。リソースマネージャ６３５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。サイドリンク制御シグナリングマネージャ６４０は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0128】

[0135]図７は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする通信マネージャ７２０のブロック図７００を示す。通信マネージャ７２０は、本明細書で説明される通信マネージャ５２０、通信マネージャ６２０、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ７２０、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明される新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングの様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ７２０は、サイドリンク通信マネージャ７２５、フィードバックメッセージマネージャ７３０、リソースマネージャ７３５、サイドリンク制御シグナリングマネージャ７４０、サイドリンク通信指示マネージャ７４５、リソース構成マネージャ７５０、競合マネージャ７５５、要求マネージャ７６０、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いと通信し得る。

【0129】

[0136]通信マネージャ７２０は、本明細書で開示される例による、第１のＵＥにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。サイドリンク通信マネージャ７２５は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。フィードバックメッセージマネージャ７３０は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。リソースマネージャ７３５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。サイドリンク制御シグナリングマネージャ７４０は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0130】

[0137]いくつかの例では、サイドリンク通信指示マネージャ７４５は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方から、第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0131】

[0138]いくつかの例では、リソース構成マネージャ７５０は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せから、第２のリソース構成を構成する信号を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0132】

[0139]いくつかの例では、サイドリンク通信マネージャ７２５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介して、フィードバックメッセージをＵＥ間通信と多重化するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0133】

[0140]いくつかの例では、サイドリンク通信マネージャ７２５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信とは別個に、サイドリンクフィードバックチャネルを介してフィードバックメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0134】

[0141]いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、競合マネージャ７５５は、競合なしチャネルアクセスプロシージャに基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0135】

[0142]いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、競合マネージャ７５５は、サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、競合マネージャ７５５は、チャネルアクセスプロシージャの結果に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0136】

[0143]いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、競合マネージャ７５５は、ＵＥ間通信がサイドリンクフィードバックチャネルを介して実施されるべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを監視するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、競合マネージャ７５５は、監視することの結果に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0137】

[0144]いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、要求マネージャ７６０は、第１のＵＥがサイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、要求マネージャ７６０は、サイドリンク制御情報メッセージに基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0138】

[0145]いくつかの例では、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することをサポートするために、サイドリンク通信マネージャ７２５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信すること、受信すること、またはその両方を行うための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0139】

[0146]追加または代替として、通信マネージャ７２０は、本明細書で開示される例による、第１のＵＥにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。いくつかの例では、サイドリンク通信マネージャ７２５は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、フィードバックメッセージマネージャ７３０は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。いくつかの例では、リソースマネージャ７３５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、サイドリンク制御シグナリングマネージャ７４０は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0140】

[0147]いくつかの例では、サイドリンク通信指示マネージャ７４５は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方に、第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0141】

[0148]いくつかの例では、リソース構成マネージャ７５０は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せに、第２のリソース構成を構成する信号を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0142】

[0149]いくつかの例では、フィードバックメッセージは、サイドリンクフィードバックチャネルを介して、ＵＥ間通信と多重化される。

【0143】

[0150]いくつかの例では、サイドリンク通信マネージャ７２５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信とは別個に、サイドリンクフィードバックチャネルを介してフィードバックメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0144】

[0151]いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、サイドリンク通信マネージャ７２５は、競合なしチャネルアクセスプロシージャに基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0145】

[0152]いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、競合マネージャ７５５は、サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、競合マネージャ７５５は、チャネルアクセスプロシージャの結果に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0146】

[0153]いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、サイドリンク通信指示マネージャ７４５は、ＵＥ間通信がサイドリンクフィードバックチャネルを介して実施されるべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、サイドリンク通信指示マネージャ７４５は、サイドリンク制御情報メッセージの結果に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0147】

[0154]いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、要求マネージャ７６０は、第２のＵＥがサイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。いくつかの例では、ＵＥ間通信を実施することをサポートするために、要求マネージャ７６０は、サイドリンク制御情報メッセージに基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0148】

[0155]いくつかの例では、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することをサポートするために、サイドリンク通信マネージャ７２５は、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信すること、受信すること、またはその両方を行うための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0149】

[0156]図８は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートするデバイス８０５を含むシステム８００の図を示す。デバイス８０５は、本明細書で説明されるデバイス５０５、デバイス６０５、またはＵＥ１１５の構成要素の一例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス８０５は、１つまたは複数の基地局１０５、ＵＥ１１５、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス８０５は、通信マネージャ８２０、入出力（Ｉ／Ｏ）コントローラ８１０、トランシーバ８１５、アンテナ８２５、メモリ８３０、コード８３５、およびプロセッサ８４０など、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ１つまたは複数のバス（たとえば、バス８４５）を介して（たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に）結合され得る。

【0150】

[0157]Ｉ／Ｏコントローラ８１０は、デバイス８０５のための入力信号および出力信号を管理し得る。Ｉ／Ｏコントローラ８１０は、デバイス８０５に組み込まれていない周辺機器をも管理し得る。いくつかの場合には、Ｉ／Ｏコントローラ８１０は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、Ｉ／Ｏコントローラ８１０は、ｉＯＳ（登録商標）、ＡＮＤＲＯＩＤ（登録商標）、ＭＳ－ＤＯＳ（登録商標）、ＭＳ－ＷＩＮＤＯＷＳ（登録商標）、ＯＳ／２（登録商標）、ＵＮＩＸ（登録商標）、ＬＩＮＵＸ（登録商標）、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、Ｉ／Ｏコントローラ８１０は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、Ｉ／Ｏコントローラ８１０は、プロセッサ８４０など、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、Ｉ／Ｏコントローラ８１０を介して、またはＩ／Ｏコントローラ８１０によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス８０５と対話し得る。

【0151】

[0158]いくつかの場合には、デバイス８０５は、単一のアンテナ８２５を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス８０５は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る２つ以上のアンテナ８２５を有し得る。トランシーバ８１５は、本明細書で説明されるように、１つまたは複数のアンテナ８２５、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ８１５は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ８１５は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために１つまたは複数のアンテナ８２５に提供するための、および１つまたは複数のアンテナ８２５から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ８１５、またはトランシーバ８１５および１つまたは複数のアンテナ８２５は、本明細書で説明される、送信機５１５、送信機６１５、受信機５１０、受信機６１０、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。

【0152】

[0159]メモリ８３０は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）と読取り専用メモリ（ＲＯＭ）とを含み得る。メモリ８３０は、プロセッサ８４０によって実行されたとき、デバイス８０５に本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード８３５を記憶し得る。コード８３５は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード８３５は、プロセッサ８４０によって直接実行可能でないことがあるが、（たとえば、コンパイルされ実行されたとき）コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ８３０は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本Ｉ／Ｏシステム（ＢＩＯＳ）を含んでいることがある。

【0153】

[0160]プロセッサ８４０は、インテリジェントハードウェアデバイス（たとえば、汎用プロセッサ、ＤＳＰ、ＣＰＵ、マイクロコントローラ、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ）を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ８４０は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ８４０に組み込まれ得る。プロセッサ８４０は、デバイス８０５に様々な機能（たとえば、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする機能またはタスク）を実施させるために、メモリ（たとえば、メモリ８３０）に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス８０５またはデバイス８０５の構成要素は、プロセッサ８４０とプロセッサ８４０に結合されたメモリ８３０とを含み得、プロセッサ８４０とメモリ８３０とは、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。

【0154】

[0161]通信マネージャ８２０は、本明細書で開示される例による、第１のＵＥにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ８２０は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ８２０は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。通信マネージャ８２０は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ８２０は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0155】

[0162]追加または代替として、通信マネージャ８２０は、本明細書で開示される例による、第１のＵＥにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ８２０は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ８２０は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。通信マネージャ８２０は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。通信マネージャ８２０は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施するための手段として構成されるかまたはさもなければその手段をサポートし得る。

【0156】

[0163]本明細書で説明される例による通信マネージャ８２０を含むことまたは通信マネージャ８２０を構成することによって、デバイス８０５は、ＰＳＦＣＨリソースを介したサイドリンク制御シグナリングをサポートするためにＰＳＦＣＨリソースに再割り振りされるＰＳＳＣＨリソースの利用のための技法をサポートし得る。これは、ＰＳＳＣＨサイドリンクデータ送信にリンクされたＳＣＩ送信ではなく、サイドリンクネットワーク内のスタンドアロンＳＣＩ送信を有効にし得る。これは、サイドリンクリソース利用および効率を改善し得る。

【0157】

[0164]いくつかの例では、通信マネージャ８２０は、トランシーバ８１５、１つまたは複数のアンテナ８２５、またはそれらの任意の組合せを使用するかまたはさもなければそれらと協働して様々な動作（たとえば、受信すること、監視すること、送信すること）を実施するように構成され得る。通信マネージャ８２０は、別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ８２０を参照しながら説明された１つまたは複数の機能は、プロセッサ８４０、メモリ８３０、コード８３５、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード８３５は、デバイス８０５に、本明細書で説明される新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングの様々な態様を実施させるための、プロセッサ８４０によって実行可能な命令を含み得、あるいはプロセッサ８４０とメモリ８３０とは、さもなければそのような動作を実施するかまたはサポートするように構成され得る。

【0158】

[0165]図９は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法９００を示すフローチャートを示す。方法９００の動作は、本明細書で説明されるＵＥまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法９００の動作は、図１～図８を参照しながら説明されたＵＥ１１５によって実施され得る。いくつかの例では、ＵＥは、説明される機能を実施するようにＵＥの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0159】

[0166]９０５において、方法は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することを含み得る。９０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、９０５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク通信マネージャ７２５によって実施され得る。

【0160】

[0167]９１０において、方法は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することを含み得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。９１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、９１０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたフィードバックメッセージマネージャ７３０によって実施され得る。

【0161】

[0168]９１５において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することを含み得る。９１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、９１５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたリソースマネージャ７３５によって実施され得る。

【0162】

[0169]９２０において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することを含み得る。９２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、９２０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク制御シグナリングマネージャ７４０によって実施され得る。

【0163】

[0170]図１０は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法１０００を示すフローチャートを示す。方法１０００の動作は、本明細書で説明されるＵＥまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１０００の動作は、図１～図８を参照しながら説明されたＵＥ１１５によって実施され得る。いくつかの例では、ＵＥは、説明される機能を実施するようにＵＥの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0164】

[0171]１００５において、方法は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することを含み得る。１００５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１００５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク通信マネージャ７２５によって実施され得る。

【0165】

[0172]１０１０において、方法は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することを含み得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。１０１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１０１０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたフィードバックメッセージマネージャ７３０によって実施され得る。

【0166】

[0173]１０１５において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することを含み得る。１０１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１０１５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたリソースマネージャ７３５によって実施され得る。

【0167】

[0174]１０２０において、方法は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方から、第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を受信することを含み得る。１０２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１０２０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク通信指示マネージャ７４５によって実施され得る。

【0168】

[0175]１０２５において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することを含み得る。１０２５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１０２５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク制御シグナリングマネージャ７４０によって実施され得る。

【0169】

[0176]図１１は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法１１００を示すフローチャートを示す。方法１１００の動作は、本明細書で説明されるＵＥまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１１００の動作は、図１～図８を参照しながら説明されたＵＥ１１５によって実施され得る。いくつかの例では、ＵＥは、説明される機能を実施するようにＵＥの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0170】

[0177]１１０５において、方法は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することを含み得る。１１０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１１０５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク通信マネージャ７２５によって実施され得る。

【0171】

[0178]１１１０において、方法は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することを含み得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。１１１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１１１０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたフィードバックメッセージマネージャ７３０によって実施され得る。

【0172】

[0179]１１１５において、方法は、第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せから、第２のリソース構成を構成する信号を受信することを含み得る。１１１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１１１５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたリソース構成マネージャ７５０によって実施され得る。

【0173】

[0180]１１２０において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することを含み得る。１１２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１１２０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたリソースマネージャ７３５によって実施され得る。

【0174】

[0181]１１２５において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することを含み得る。１１２５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１１２５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク制御シグナリングマネージャ７４０によって実施され得る。

【0175】

[0182]図１２は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法１２００を示すフローチャートを示す。方法１２００の動作は、本明細書で説明されるＵＥまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１２００の動作は、図１～図８を参照しながら説明されたＵＥ１１５によって実施され得る。いくつかの例では、ＵＥは、説明される機能を実施するようにＵＥの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0176】

[0183]１２０５において、方法は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信することを含み得る。１２０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１２０５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク通信マネージャ７２５によって実施され得る。

【0177】

[0184]１２１０において、方法は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信することを含み得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。１２１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１２１０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたフィードバックメッセージマネージャ７３０によって実施され得る。

【0178】

[0185]１２１５において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することを含み得る。１２１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１２１５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたリソースマネージャ７３５によって実施され得る。

【0179】

[0186]１２２０において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することを含み得る。１２２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１２２０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク制御シグナリングマネージャ７４０によって実施され得る。

【0180】

[0187]図１３は、本開示の態様による、新無線サイドリンクにおけるサイドリンクフィードバックチャネルシグナリングをサポートする方法１３００を示すフローチャートを示す。方法１３００の動作は、本明細書で説明されるＵＥまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１３００の動作は、図１～図８を参照しながら説明されたＵＥ１１５によって実施され得る。いくつかの例では、ＵＥは、説明される機能を実施するようにＵＥの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0181】

[0188]１３０５において、方法は、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信することを含み得る。１３０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１３０５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク通信マネージャ７２５によって実施され得る。

【0182】

[0189]１３１０において、方法は、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信することを含み得、フィードバックメッセージは、サイドリンク通信に基づく。１３１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１３１０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたフィードバックメッセージマネージャ７３０によって実施され得る。

【0183】

[0190]１３１５において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することを含み得る。１３１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１３１５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたリソースマネージャ７３５によって実施され得る。

【0184】

[0191]１３２０において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することを含み得る。１３２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１３２０の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク制御シグナリングマネージャ７４０によって実施され得る。

【0185】

[0192]１３２５において、方法は、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信とは別個に、サイドリンクフィードバックチャネルを介してフィードバックメッセージを受信することを含み得る。１３２５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１３２５の動作の態様は、図７を参照しながら説明されたサイドリンク通信マネージャ７２５によって実施され得る。

【0186】

[0193]以下は、本開示の態様の概観を提供する。

【0187】

[0194]態様１：第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための方法であって、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥからサイドリンク通信を受信することと、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥにフィードバックメッセージを送信することと、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することとを備える、方法。

【0188】

[0195]態様２：第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方から、第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を受信することをさらに備える、態様１に記載の方法。

【0189】

[0196]態様３：第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せから、第２のリソース構成を構成する信号を受信することをさらに備える、態様１から２のいずれかに記載の方法。

【0190】

[0197]態様４：サイドリンクフィードバックチャネルを介して、フィードバックメッセージをＵＥ間通信と多重化することをさらに備える、態様１から３のいずれかに記載の方法。

【0191】

[0198]態様５：サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信とは別個に、サイドリンクフィードバックチャネルを介してフィードバックメッセージを送信することをさらに備える、態様１から４のいずれかに記載の方法。

【0192】

[0199]態様６：ＵＥ間通信を実施することが、競合なしチャネルアクセスプロシージャに少なくとも部分的に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信することを備える、態様１から５のいずれかに記載の方法。

【0193】

[0200]態様７：ＵＥ間通信を実施することが、サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施することと、チャネルアクセスプロシージャの結果に少なくとも部分的に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを備える、態様１から６のいずれかに記載の方法。

【0194】

[0201]態様８：ＵＥ間通信を実施することは、ＵＥ間通信がサイドリンクフィードバックチャネルを介して実施されるべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを監視することと、監視することの結果に少なくとも部分的に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを備える、態様１から７のいずれかに記載の方法。

【0195】

[0202]態様９：ＵＥ間通信を実施することは、第１のＵＥがサイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを送信することと、サイドリンク制御情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを備える、態様１から８のいずれかに記載の方法。

【0196】

[0203]態様１０：サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することが、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信すること、受信すること、またはその両方を行うことを備える、態様１から９のいずれかに記載の方法。

【0197】

[0204]態様１１：第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための方法であって、サイドリンクチャネルを介して第２のＵＥにサイドリンク通信を送信することと、第１のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥからフィードバックメッセージを受信することと、フィードバックメッセージが、サイドリンク通信に少なくとも部分的に基づく、サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信に関連付けられたサイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を識別することと、サイドリンクフィードバックチャネルの第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介して第２のＵＥとＵＥ間通信を実施することとを備える、方法。

【0198】

[0205]態様１２：第２のＵＥ、異なるＵＥ、またはその両方に、第２のリソース構成を使用して、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信が実施されることになるという指示を送信することをさらに備える、態様１１に記載の方法。

【0199】

[0206]態様１３：第２のＵＥ、異なるＵＥ、基地局、またはそれらの任意の組合せに、第２のリソース構成を構成する信号を送信することをさらに備える、態様１１から１２のいずれかに記載の方法。

【0200】

[0207]態様１４：フィードバックメッセージが、サイドリンクフィードバックチャネルを介して、ＵＥ間通信と多重化される、態様１１から１３のいずれかに記載の方法。

【0201】

[0208]態様１５：サイドリンクフィードバックチャネルを介したＵＥ間通信とは別個に、サイドリンクフィードバックチャネルを介してフィードバックメッセージを受信することをさらに備える、態様１１から１４のいずれかに記載の方法。

【0202】

[0209]態様１６：ＵＥ間通信を実施することが、競合なしチャネルアクセスプロシージャに少なくとも部分的に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信することを備える、態様１１から１５のいずれかに記載の方法。

【0203】

[0210]態様１７：ＵＥ間通信を実施することが、サイドリンクフィードバックチャネル上でチャネルアクセスプロシージャを実施することと、チャネルアクセスプロシージャの結果に少なくとも部分的に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを備える、態様１１から１６のいずれかに記載の方法。

【0204】

[0211]態様１８：ＵＥ間通信を実施することは、ＵＥ間通信がサイドリンクフィードバックチャネルを介して実施されるべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを送信することと、サイドリンク制御情報メッセージの結果に少なくとも部分的に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを備える、態様１１から１７のいずれかに記載の方法。

【0205】

[0212]態様１９：ＵＥ間通信を実施することは、第２のＵＥがサイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施するべきであることを示すサイドリンク制御情報メッセージを受信することと、サイドリンク制御情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することとを備える、態様１１から１８のいずれかに記載の方法。

【0206】

[0213]態様２０：サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を実施することが、サイドリンクフィードバックチャネルを介してＵＥ間通信を送信すること、受信すること、またはその両方を行うことを備える、態様１１から１９のいずれかに記載の方法。

【0207】

[0214]態様２１：第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを備え、命令が、装置に、態様１から１０のいずれかに記載の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能である、装置。

【0208】

[0215]態様２２：第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様１から１０のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも１つの手段を備える、装置。

【0209】

[0216]態様２３：第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様１から１０のいずれかに記載の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。

【0210】

[0217]態様２４：第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを備え、命令が、装置に、態様１１から２０のいずれかに記載の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能である、装置。

【0211】

[0218]態様２５：第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様１１から２０のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも１つの手段を備える、装置。

【0212】

[0219]態様２６：第１のＵＥにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様１１から２０のいずれかに記載の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。

【0213】

[0220]本明細書で説明される方法は、可能な実装形態を説明すること、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの２つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。

【0214】

[0221]ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、またはＮＲシステムの態様は例として説明され得、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、またはＮＲ用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明された技法は、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、またはＮＲネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明された技法は、ウルトラモバイルブロードバンド（ＵＭＢ）、米国電気電子技術者協会（ＩＥＥＥ）８０２．１１（Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ－ＯＦＤＭなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。

【0215】

[0222]本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。

【0216】

[0223]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、ＤＳＰ、ＡＳＩＣ、ＣＰＵ、ＦＰＧＡまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ（たとえば、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連携する１つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成）としても実装され得る。

【0217】

[0224]本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、１つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明される機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。

【0218】

[0225]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、電気的消去可能プログラマブルＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ（登録商標））、フラッシュメモリ、コンパクトディスク（ＣＤ）ＲＯＭまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、ＤＳＬ、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク（disk）およびディスク（disc）は、ＣＤ、レーザーディスク（登録商標）（disc）、光ディスク（disc）、デジタル多用途ディスク（disc）（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク（disk）およびＢｌｕ－ｒａｙ（登録商標）ディスク（disc）を含み、ここで、ディスク（disk）は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク（disc）は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。

【0219】

[0226]特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用される、項目の列挙（たとえば、「のうちの少なくとも１つ」または「のうちの１つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙）中で使用される「または」は、たとえば、Ａ、Ｂ、またはＣのうちの少なくとも１つの列挙が、ＡまたはＢまたはＣまたはＡＢまたはＡＣまたはＢＣまたはＡＢＣ（すなわち、ＡおよびＢおよびＣ）を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Ａに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Ａと条件Ｂの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じ様式で解釈されるものとする。

【0220】

[0227]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素を区別する第２のラベルとを続けることによって区別され得る。第１の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第２の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第１の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。

【0221】

[0228]添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。

【0222】

[0229]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示の様々な修正は当業者には明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【国際調査報告】