(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-24
(54)【発明の名称】再充電可能電子装置用スマート充電器
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20240117BHJP
【FI】
H02J7/00 301B
H02J7/00 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023542687
(86)(22)【出願日】2022-01-13
(85)【翻訳文提出日】2023-07-13
(86)【国際出願番号】 EP2022050591
(87)【国際公開番号】W WO2022152772
(87)【国際公開日】2022-07-21
(32)【優先日】2021-01-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】596060424
【氏名又は名称】フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100158551
【氏名又は名称】山崎 貴明
(72)【発明者】
【氏名】ドゥク イゴール レイモンド アントワーヌ
(72)【発明者】
【氏名】レクレール セドリック
(72)【発明者】
【氏名】リエナール ファビアン
(72)【発明者】
【氏名】ミレー リシャール
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503AA04
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA03
5G503FA07
5G503GD04
(57)【要約】
本発明は、制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、少なくとも二つの接続ケーブルとを備える再充電可能電子装置用の充電装置に関する。各接続ケーブルの第一の端は、充電装置のハウジング内の電子回路に電気的に接続されていて、各ケーブルの第二の端にはコネクタが提供されていて、接続ケーブルの第二の端にある複数のコネクタは同一である。本発明はまた、充電装置の取り扱い方法にも関する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
再充電可能電子装置用充電装置であって、
-制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、
-少なくとも二つの接続ケーブルと、を備え、
各接続ケーブルの前記第一の端が、前記充電装置の前記ハウジングの中の前記電子回路に電気的に接続されていて、かつ各ケーブルの第二の端にはコネクタが提供されていて、
前記接続ケーブルの前記第二の端にある複数の前記コネクタが同一であり、各コネクタケーブルが充電および放電のために構成されていて、かつ電源または再充電可能電子装置が前記充電装置の前記充電ケーブルのうちのいずれかに接続されているかどうかを検出するように前記制御ユニットが構成されている、再充電可能電子装置用充電装置。
【請求項2】
前記充電装置が携帯型充電装置である、請求項1に記載の充電装置。
【請求項3】
充電される前記再充電可能電子装置が、携帯型再充電可能電子装置であり、好ましくは携帯型電子エアロゾル発生装置である、請求項1~2のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項4】
前記コネクタが、USBタイプコネクタ、好ましくはUSBタイプCコネクタである、請求項1~3のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項5】
再充電可能電子装置が前記接続ケーブルのうちの一つに接続されていることを検出するように前記制御ユニットが構成されていて、かつ前記制御ユニットが、こうした接続された再充電可能電子装置を充電するようにさらに構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項6】
電源が前記接続ケーブルのうちの一つに接続されていることを検出するように前記制御ユニットが構成されていて、かつ前記制御ユニットが、こうした接続された電源から内部再充電可能電池を充電することを可能にするようにさらに構成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項7】
前記充電装置が、接続された装置間で双方向にデータを転送するように構成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項8】
前記装置を使用していない時に、前記接続ケーブルが前記充電装置の前記ハウジングの内部で巻かれている、請求項1~7のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の充電装置と、前記充電装置の前記接続ケーブルの前記コネクタに接続可能である再充電可能電子装置とを備えるシステム。
【請求項10】
充電装置の取り扱い方法であって、前記充電装置が、
-制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、
-少なくとも二つの接続ケーブルと、を備え、
各接続ケーブルの第一の端が、前記充電装置の前記ハウジング内の前記電子回路に電気的に接続されていて、かつ各ケーブルの前記第二の端にはコネクタが提供されていて、前記接続ケーブルの前記第二の端にある複数の前記コネクタが同一であり、かつ各コネクタケーブルが充電および放電のために構成されていて、
前記方法が、
-前記ケーブルのうちの少なくとも一つを再充電可能電子装置または電源に接続することと、
-前記ケーブルが再充電可能電子装置にまたは電源に接続されているかどうかを前記制御ユニットによって検出することと、
-前記再充電可能電子装置または前記電源への前記ケーブルのうちの一つの接続後に、前記充電プロセスを開始することと、を含む、方法。
【請求項11】
電源が前記充電装置に接続されていることの検出に伴い、こうした電源によって提供される電力が充電プロセスのために使用される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
電源のみが前記充電装置に接続されていることの検出に伴い、前記充電装置の前記内部再充電可能電池を充電するためにこうした電源によって提供される前記電力を使用する、請求項10または請求項11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
再充電可能電子装置が前記充電装置に接続されていることの検出に伴い、前記再充電可能電子装置が前記充電装置の前記再充電可能電池から充電される、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
-前記二つの接続ケーブルを二つの装置に接続することと、
-前記装置が二つの電源、充電される二つの携帯型装置であるかどうか、または前記装置が一つの電源および充電される一つの携帯型装置であるかどうかを前記制御ユニットによって検出することと、を含む、請求項10~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記二つの装置が電源および携帯型装置であることの検出に伴い、どちらの装置が充電されるかを自動的に判定し、かつ前記接続された電源によって提供される前記電力を使用して、前記携帯型装置の前記充電プロセスを開始する、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再充電可能電子装置用の充電装置に関する。充電装置は、制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、充電装置を再充電可能電子装置に接続するための少なくとも二つの接続ケーブルとを備える。本発明はまた、充電装置および再充電可能電子装置を備えるシステムと、充電装置の取り扱い方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
制御ユニットと、充電装置を再充電される電子装置に接続するための接続ケーブルとを備えるスマート充電装置は、当業界で周知である。先行技術の充電装置は典型的に、再充電される電子装置への接続のために構成されている第一の接続ケーブルを備える。多くの場合、充電装置は、外部電源への接続のために構成されている第二の接続ケーブルを備える。充電装置が、電源と再充電可能装置の両方に接続されている時に、電源によって提供される電力は、再充電可能装置を充電するために使用される。従来の装置において、接続ケーブルは一方向性である。装置の正しくない接続を回避するために、接続ケーブルには異なるコネクタが提供されていて、これによって各ケーブルが電源または再充電可能装置のいずれかに接続可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の充電装置と比べて取り扱うのが同じように安全である、またはなおもより安全であるスマート充電装置を提供することが望ましいことになる。従来の充電装置に優る、より高い柔軟性を提供するスマート充電装置を提供することが望ましいことになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態によると、再充電可能電子装置用の充電装置が提供されている。充電装置は、制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、少なくとも二つの接続ケーブルとを備える。各接続ケーブルの第一の端は、充電装置のハウジング内の電子回路に電気的に接続されている。各ケーブルの第二の端にはコネクタが提供されていて、接続ケーブルの第二の端にある複数のコネクタは同一である。
【0005】
充電装置の制御ユニットは、電源または再充電可能電子装置が充電装置の充電ケーブルのいずれかに接続されているかどうかを検出するように構成されてもよい。
【0006】
本明細書で使用される「二次電子装置」という表現は、本発明の充電装置に接続可能な電子装置を意味するために使用される。二次電子装置は電源であってもよく、または再充電可能電子装置であってもよい。
【0007】
充電装置の制御ユニットは、接続された装置のタイプの検出に基づいて、充電プロセスを制御するようにさらに構成されている。制御ユニットは、充電動作を有効化、無効化、およびモニターするように構成されてもよい。この機能は、充電装置の取り扱いを増大する場合がある。充電装置への二次装置の誤った接続は、効率的に防止される。充電装置は、どの種類の二次電子装置が充電装置に接続されているかを検出するように構成されている。この検出の後、充電装置は適切な動作を開始する。
【0008】
充電装置の制御ユニットは、再充電可能電子装置が接続ケーブルのうちの一つに接続されていることを検出するように構成されてもよい。制御ユニットは、こうした接続された再充電可能電子装置を充電するようにさらに構成されてもよい。再充電可能電子装置は、充電装置の内部再充電可能電池に貯蔵された電気エネルギーを使用することによって再充電されてもよい。
【0009】
接続ケーブルおよび充電装置の電子回路は、双方向使用のために構成されている。それ故に、接続ケーブルの各々を使用して、外部電源または再充電可能電子装置を接続することができる。接続ケーブルの各々は、いずれの方向での充電の流れも可能にしてもよい。
【0010】
充電装置の制御ユニットは、外部電源が接続ケーブルのうちの一つに接続されていることを検出するように構成されてもよい。制御ユニットは、こうした接続された外部電源からの内部再充電可能電池の充電を可能にするようにさらに構成されてもよい。
【0011】
充電装置は携帯型充電装置であってもよい。
【0012】
充電される再充電可能電子装置は、携帯型再充電可能電子装置であってもよい。一実施形態において、再充電可能電子装置は、携帯型電子エアロゾル発生装置であってもよい。
【0013】
本発明は、携帯型電子装置の充電のために特に有用である。携帯型電子装置の再充電が必要な場合、こうした携帯型電子装置は、本発明の充電装置に接続されてもよい。外部電源が利用可能である場合、こうした電源からの電気エネルギーは充電のために使用されてもよい。外部電源が利用可能でない場合、充電装置の内部再充電可能電池からの電気エネルギーが充電のために使用されてもよい。ユーザーは、再充電可能電子装置を充電装置の任意のコネクタに単純に接続することができる。次に、充電装置の制御ユニットは、接続された装置のタイプを検出し、その後、適切な動作を行う。
【0014】
本発明の充電装置のコネクタは同一である。これは、コネクタが同じ構造および同じサイズを有することを意味する。その結果、これらのコネクタのいずれかを使用して、再充電可能電子装置を接続することができる。さらに、これらのコネクタのいずれかを使用して、再充電可能電子装置を再充電することができる。各コネクタケーブルは、充電プロセスおよび放電プロセスのために構成されてもよい。本発明のスマート充電装置は、再充電可能装置がどの接続ケーブルに接続されているかとは無関係に、再充電可能装置の充電を可能にする。これは、充電装置の有用性を著しく増大する。
【0015】
充電装置の有用性は、対称的なコネクタを使用することによってさらに増大する。対称的なコネクタは、こうしたコネクタを複数の向きで接続することができるという利点を提供する。こうした対称的なコネクタの使用は、特に携帯型装置の取り扱いを増大する場合がある。携帯型装置は、ユーザーの視野が他のタスクに集中していて、見ないで装置の接続が実行されなければならない状況で使用されてもよい。こうした状況において、対称的なコネクタの使用は、装置を相互に接続することをより簡単にする。
【0016】
充電装置のコネクタは、同一のUSBタイプコネクタであってもよい。充電装置のコネクタは、USBタイプCコネクタであってもよい。USBタイプCコネクタは対称的な構造を有する。
【0017】
充電装置のハウジングは、任意の適切な形状を有してもよい。充電装置のハウジングは、楕円状または楕円形の断面を有してもよい。具体的に、充電装置が携帯型充電装置として使用される時に、楕円状または楕円形の断面は、装置がポケットにより収まりやすい場合があり、また以前から知られているよりかさばる装置と比較して、取り扱いが概してより簡単である場合がある。
【0018】
充電装置のハウジングは、任意の適切な材料から作製されてもよい。充電装置のハウジングは、合成材料から、または高分子材料から作製されてもよい。
【0019】
充電装置は、ハウジングの内部に接続ケーブルを少なくとも部分的に保持するようにさらに構成されてもよい。これは、充電装置を使用していない時に、特に有用である場合がある。接続ケーブルは、充電装置がユーザーのポケットに入れられている時に、ハウジングの中に安全に収納されうる。このようにして、接続ケーブルは輸送中に保護される。同時に、ケーブルが相互に絡まり合うのが防止される。
【0020】
充電装置は、接続ケーブルが充電装置のハウジングの内部で巻かれているように構成されてもよい。接続ケーブルは、一つの回転軸に沿って充電装置のハウジングの内部に巻かれてもよい。接続ケーブルは、一つの回転軸に沿って手動で巻かれてもよい。ハウジングはまた、接続ケーブルを巻き取るための巻き取り機構を備えてもよい。こうした巻き取り機構は、接続ケーブルをハウジングから簡単に引き出すことを可能にする場合がある。巻き取り機構は、使用後に接続ケーブルを巻き取るようにさらに構成されてもよい。これもまた、充電装置の取り扱いをより簡単にする。
【0021】
充電装置は、接続ケーブルが充電装置のハウジングの内部に完全に巻き取られている時に、コネクタがハウジング内に部分的に備えられるようにさらに構成されてもよい。ハウジングは、ハウジングの外表面に凹部を備えてもよい。凹部は、接続ケーブルがハウジングの内部に完全に巻き取られている時に、各コネクタが凹部のうちの一つの中に少なくとも部分的に保持されているように構成されてもよい。
【0022】
充電ケーブルは、50~300ミリメートルの長さを有してもよい。充電ケーブルは、100~200ミリメートルの長さを有してもよい。
【0023】
充電装置は、接続された装置間で双方向にデータを転送するように構成されてもよい。データは接続ケーブルを介して転送されてもよい。充電装置は、接続された装置間で無線で双方向にデータを転送するように構成されてもよい。転送されるデータは、充電プロセスに関連する場合がある。転送されるデータは有利なことに、瞬間的に使用された電子装置の状態に充電パラメータを適合させるために使用されてもよい。
【0024】
充電装置は、充電プロセスのより良好な制御を可能にするさらなる特徴を備えてもよい。これらの特徴の一部またはすべては、充電プロセスの安全性を増大するために使用されてもよい。
【0025】
充電装置は、電源から利用可能な最大出力電流を携帯型装置に伝えるために、インターチップUSB(USB IC)を備えてもよい。充電装置は、短絡および過電流/過電圧保護(OCP/OVP)をさらに備えてもよい。こうした保護回路の使用は、欠陥のあるUSBケーブルまたは欠陥のある装置を検出することを可能にする場合がある。結果として、充電装置は、こうした欠陥のある装置への電力送達を保留するように構成されてもよい。
【0026】
充電装置はまた、過電流保護、過電圧保護、過熱保護などのさらなる保護回路を使用して、充電装置の他の異常な充電機能を防止してもよい。
【0027】
充電装置は、ユーザーインターフェースをさらに備えてもよい。ユーザーインターフェースは、発光ダイオードまたは画面を備えてもよい。ユーザーインターフェースは、物理的にまたは無線で接続された装置の制御を可能にする場合がある。ユーザーインターフェースは、充電動作の状態に関する情報を表示してもよい。ユーザーインターフェースは、接続された装置のいずれかの状態に関する他の有用な情報を表示してもよい。
【0028】
本発明はまた、上述の通りの充電装置と、充電装置に接続可能な再充電可能電子装置とを備えるシステムを対象とする。一実施形態において、再充電可能電子装置は、再充電可能電子エアロゾル発生装置であってもよい。再充電可能電子装置は携帯型装置であってもよい。
【0029】
本発明はまた、充電装置の取り扱い方法を対象とする。充電装置は、制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、少なくとも二つの接続ケーブルとを備える。各接続ケーブルの第一の端は、充電装置のハウジング内の電子回路に電気的に接続されている。各ケーブルの第二の端には、同一のコネクタが提供されている。方法は、ケーブルのうちの少なくとも一つを再充電可能電子装置または電源に接続する工程と、ケーブルが再充電可能電子装置または電源に接続されているかどうかを制御ユニットによって検出する工程と、ケーブルのうちの一つを再充電可能電子装置または電源ケーブルに接続の後に充電プロセスを開始する工程とを含む。
【0030】
電源が充電装置に接続されていることの検出に伴い、こうした電源によって提供される電気エネルギーは、充電プロセスのために使用されてもよい。
【0031】
電源のみが充電装置に接続されていることの検出に伴い、こうした電源によって提供される電気エネルギーは、充電装置の内部再充電可能電池を充電するために使用されてもよい。
【0032】
再充電可能電子装置のみが充電装置に接続されていることの検出に伴い、再充電可能電子装置は、充電装置の再充電可能電池からの電気エネルギーを使用して充電されてもよい。
【0033】
上記の機能性を伴う本発明の方法は、既存の充電方法と比較して、充電装置の取り扱いをより簡単にする。充電装置への二次装置の誤った接続は、効率的に防止される。充電装置は、どの種類の二次装置が充電装置に接続されているかを検出するように構成されている。この検出の後、充電装置は適切な動作を開始する。
【0034】
一実施形態によると、方法は、二つの接続ケーブルを二つの二次電子装置に接続することと、二つの接続された二次電子装置が二つの電源、充電される二つの再充電可能電子装置であるかどうか、または二つの接続された二次電子装置が一つの電源および充電される一つの再充電可能電子装置があるかどうかを制御ユニットによって検出することとをさらに含んでもよい。
【0035】
二つの接続された二次装置が二つの電源であることの検出に伴い、内部再充電可能電池は、充電装置に接続された第一の電源から充電されてもよい。この場合、第二の電源は、充電のために使用されなくてもよい。別の方法として、両方の電源からの電気エネルギーを使用して、充電装置の内部再充電可能電池を充電してもよい。充電プロセスは、充電装置の内部再充電可能電池が完全に充電されている時に、停止されてもよい。第二の電源を遮断することによって、二つの電源が短絡するリスクは回避される。
【0036】
別の方法として、両方の電源からの電気エネルギーを使用して、充電装置の内部再充電可能電池を充電してもよい。その場合、不注意による二つの電源の短絡を回避することを確実にする必要がある。
【0037】
二つの接続された二次装置が二つの再充電可能携帯型装置であることの検出に伴い、充電装置に最初に接続された再充電可能携帯型装置が充電されてもよい。この再充電可能携帯型装置の充電が完了した時に、もう一方の再充電可能携帯型装置が充電されてもよい。充電プロセスは、両方の再充電可能携帯型装置が完全に充電されている時に、停止されてもよい。
【0038】
二つの接続された二次装置が電源および携帯型装置であることの検出に伴い、方法は、二次装置のうちのどれが充電されるかを自動的に判定することと、接続された電源によって提供される電気エネルギーを使用して、再充電可能携帯型装置の充電プロセスを開始することとを可能にする。再充電可能携帯型装置の充電が完了した時に、充電装置の内部再充電可能電池は、接続された電源によって提供される電気エネルギーを使用して充電されてもよい。充電プロセスは、再充電可能携帯型装置および充電装置の内部再充電可能電池が完全に充電されている時に、停止されてもよい。
【0039】
本発明の充電方法では、充電装置の取り扱いは大幅に容易である。ユーザーは、どの二次電子装置が充電装置のどのコネクタに接続されているかに注意を払う必要はない。充電装置の制御ユニットは、充電装置のコネクタのうちの一方または両方に接続されている二次電子装置のタイプを独自に検出するように構成されている。従って、充電装置の制御ユニットは、どの二次装置がどのコネクタに接続されているかとは無関係に、正しい充電タスクを自動的に実施する。
【0040】
以下に非限定的な実施例の非網羅的なリストを提供している。これらの実施例の特徴のうちのいずれか一つ以上は、本明細書に記載の別の実施例、実施形態、または態様のうちのいずれか一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
【0041】
実施例A:再充電可能電子装置用充電装置であって、
-制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、
-少なくとも二つの接続ケーブルと、を備え、
各接続ケーブルの第一の端が、充電装置のハウジング内の電子回路に電気的に接続されていて、かつ各ケーブルの第二の端にはコネクタが提供されていて、および接続ケーブルの第二の端にある複数のコネクタが同一である、充電装置。
実施例B:充電装置が携帯型充電装置である、実施例Aに記載の充電装置。
実施例C:充電される再充電可能電子装置が、携帯型再充電可能電子装置であり、好ましくは携帯型電子エアロゾル発生装置である、実施例A~Bのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例D:充電される再充電可能電子装置が、携帯型電子エアロゾル発生装置である、実施例A~Cのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例E:コネクタが、USBタイプコネクタ、好ましくはUSBタイプCコネクタである、実施例A~Dのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例F:コネクタが、USBタイプCコネクタである、実施例A~Eのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例G:再充電可能電子装置が接続ケーブルのうちの一つに接続されていることを検出するように制御ユニットが構成されていて、かつ制御ユニットが、こうした接続されている再充電可能電子装置を充電するようにさらに構成されている、実施例A~Fのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例H:電源が接続ケーブルのうちの一つに接続されていることを検出するように制御ユニットが構成されていて、かつ制御ユニットが、こうした接続された電源から内部再充電可能電池を充電することを可能にするようにさらに構成されている、実施例A~Gのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例I:制御ユニットが、充電動作を有効化、無効化、およびモニターするように構成されている、実施例A~Hのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例J:充電装置が、接続された装置間で双方向にデータを転送するように構成されている、実施例A~Iのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例K:充電装置が、接続された装置間で双方向にデータを無線で転送するように構成されている、実施例A~Jのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例L:充電装置のハウジングが、楕円状または楕円形の断面を有する、実施例A~Kのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例M:装置を使用していない時に、接続ケーブルが充電装置のハウジングの内部で巻かれている、実施例A~Lのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例N:接続ケーブルが、一つの回転軸に沿って充電装置のハウジングの内部で巻かれている、実施例A~Mのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例O:接続ケーブルが充電装置のハウジングの内部に完全に巻き取られている時に、コネクタがハウジング内に部分的に備えられている、実施例A~Nのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例P:充電装置が、内部電池の充電状態についてユーザーに通知するための表示手段をさらに備える、実施例A~Oのいずれか一つに記載の充電装置。
実施例Q:表示手段が、リッチユーザーインターフェースまたは画面を含む、実施例Pに記載の充電装置。
実施例R:実施例A~Qのいずれか一つに記載の充電装置と、充電装置の接続ケーブルのコネクタに接続可能である再充電可能電子装置とを備えるシステム。
実施例S:再充電可能電子装置が、再充電可能電子エアロゾル発生装置である、実施例Rに記載のシステム。
実施例T:充電装置の取り扱い方法であって、充電装置が、
-制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、
-少なくとも二つの接続ケーブルと、を備え、
各接続ケーブルの第一の端が、充電装置のハウジング内の電子回路に電気的に接続されていて、各ケーブルの第二の端にはコネクタが提供されていて、かつ接続ケーブルの第二の端にある複数のコネクタが同一であり、
方法が、
-ケーブルのうちの少なくとも一つを再充電可能電子装置または電源に接続することと、
-ケーブルが再充電可能電子装置または電源に接続されているかどうかを制御ユニットによって検出することと、
-再充電可能電子装置または電源へのケーブルのうちの一つの接続後に、充電プロセスを開始することと、を含む、方法。
実施例U:電源が充電装置に接続されていることの検出に伴い、こうした電源によって提供される電力が充電プロセスのために使用される、実施例Tに記載の方法。
実施例V:電源のみが充電装置に接続されていることの検出に伴い、充電装置の内部再充電可能電池を充電するためにこうした電源によって提供される電力を使用する、実施例Tまたは実施例Uのいずれか一つに記載の方法。
実施例W:再充電可能電子装置が充電装置に接続されていることの検出に伴い、再充電可能電子装置が充電装置の再充電可能電池から充電される、実施例Tに記載の方法。
実施例X:
-二つの接続ケーブルを二つの装置に接続することと、
-装置が二つの電源、充電される二つの携帯型装置であるかどうか、または装置が一つの電源および充電される一つの携帯型装置であるかどうかを制御ユニットによって検出することと、を含む、実施例T~Wのいずれか一つに記載の方法。
実施例Y:二つの装置が二つの電源であることの検出に伴い、充電装置に接続された第一の電源から内部再充電可能電池を充電する、実施例Xに記載の方法。
実施例Z:二つの装置が二つの再充電可能携帯型装置であることの検出に伴い、充電装置に最初に接続されている再充電可能携帯型装置を充電する、実施例Xに記載の方法。
実施例AA:二つの装置が電源および携帯型装置であることの検出に伴い、どちらの装置が充電されるかを自動的に判定し、かつ接続された電源によって提供される電力を使用して、携帯型装置の充電プロセスを開始する、実施例Xに記載の方法。
実施例AB:携帯型装置が完全に充電されていることの検出に伴い、接続された電源によって提供される電力を使用して、内部再充電可能電池の充電を開始する、実施例AAに記載の方法。
実施例AC:再充電可能携帯型装置および内部再充電可能電池がそれぞれ完全に充電されている時に、充電プロセスを停止することを含む、実施例T~ABのいずれか一つに記載の方法。
【0042】
一つの実施形態に関して説明される特徴は、本発明の他の実施形態にも等しく適用されてもよい。
【0043】
例証としてのみであるが、以下の添付図面を参照しながら本発明をさらに説明する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【
図2】
図2は、本発明の充電装置のための配線スキームを示す。
【
図3】
図3は、充電装置のための第一の使用事例を示す。
【
図4】
図4は、充電装置のための第二の使用事例を示す。
【
図5】
図5は、充電装置のための第三の使用事例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0045】
図1および
図2において、本発明の一実施形態による充電装置10および対応する配線スキームが描写されている。充電装置10は、電子回路14を有するハウジング12を備える。電子回路14は、制御ユニット16および再充電可能電池18を含む。
【0046】
充電装置はまた、二つの接続ケーブル20、22を備える。各接続ケーブル20、22の自由端にて、コネクタ24、26が提供されている。二つのコネクタ24、26は相互に同一である。
【0047】
充電装置10のハウジング12は、合成材料から作製されていて、楕円形の断面を有する。ハウジング12は、約25ミリメートルの厚さ30、約30ミリメートルの幅32、約68ミリメートルの長さ34を有する。完全に巻き出された接続ケーブル20、22を有する充電装置10の最大長さ35は、約350ミリメートルである。
【0048】
接続ケーブル20、22は、ハウジング12の中の電子回路14に電気的に接続されている。
図1の上面図に示す通り、二つの接続ケーブル20、22は、ハウジングの厚さ寸法に対して相互からずれて配設されている。ケーブルは、
図1の上の図および真ん中の図に描写の通り、ハウジング12の周りに巻かれてもよい。この構成において、接続ケーブル20、22の全長は、ハウジング12内に安全に巻き取られていて、ハウジング12によって保護されている。コネクタ24、26は、充電装置10のハウジング12の円周状の側面にて対向して配設された凹部に受容されている。この構成において、充電装置10は好都合なことに、ユーザーのポケットの中に定置されることができる。
【0049】
充電装置10を使用するために、
図1の一番下の図に描写の通り、ユーザーは、二つの部分的に突出したコネクタ24、26をハウジング12から把持し、引くことによって、接続ケーブル20、22を充電装置10から巻き出してもよい。
【0050】
ハウジング12は、電源スイッチ28およびグラフィカルディスプレイ29をさらに備える。電源スイッチ28は、充電装置10を起動するために使用されてもよい。グラフィカルディスプレイ29は、充電装置10の動作状態を示すために使用されてもよい三つの発光ダイオードを備える。
【0051】
二つの接続ケーブル20、22の自由端に提供された二つのコネクタ24、26は同一である。ユーザーは、充電装置10を再充電可能電子装置に接続してもよい。ユーザーは、コネクタ24、26のいずれかを使用して、こうした接続を確立することができる。制御ユニット16は、再充電可能電子装置が接続ケーブル20、22のいずれかに接続されていることを検出するように構成されていて、それに応じて充電プロセスを開始する。
【0052】
ユーザーはまた、充電装置10を外部電源に接続してもよい。また、この場合において、ユーザーは、コネクタ24、26のいずれかを使用して、こうした接続を確立することができる。制御ユニット16は、外部電源が接続ケーブル20、22のいずれかに接続されていることを検出するように構成されていて、外部電源によって提供される電気エネルギーを使用して内部再充電可能電池18を充電することを開始してもよい。
【0053】
図3~
図5に図示の通り、二次装置を充電装置10の二つのコネクタ24、26の各々に接続することも可能である。制御ユニット16は、どの種類の二次装置が接続ケーブル20と接続ケーブル22のどちらに接続されているかを検出するように構成されていて、それに応じて充電プロセスを管理するようにさらに構成されている。
【0054】
図3に描写する事例において、携帯型再充電可能装置36は接続ケーブル20に接続されていて、外部電源38は接続ケーブル22に接続されている。制御ユニット16は、携帯型再充電可能電子装置36および外部電源38が二つの接続ケーブル20、22に接続されていることを検出するように構成されている。この場合、制御ユニット16は、外部電源38から提供される電気エネルギーを使用して、充電装置10の内部再充電可能電池18を迂回することによって再充電可能電子装置36を充電する。電気エネルギーの流れを
図3の矢印で図示する。
【0055】
再充電可能電子装置36の充電が完了すると、制御ユニット16は、再充電可能電子装置36の充電を終了し、充電装置10の内部再充電可能電池18の充電を開始してもよい。内部再充電可能電池18が完全に充電されている時に、内部再充電可能電池18への充電の流れは中断される。
【0056】
本発明の充電装置10でユーザーは、二次電子装置のどれが充電装置10の接続ケーブル20と接続ケーブル22のどちらに接続されるかについて、もはや注意を払う必要がない。充電装置10は、どの種類の二次電子装置が接続ケーブル20と接続ケーブル22のどちらに接続されているかを自動的に検出し、それに応じて電気エネルギーの流れを管理する。それ故に、本発明の充電装置10の取り扱いおよび動作は、既存の充電装置と比較してはるかにより簡単で、より効果的である。
【0057】
図4は、二つの外部電源38a、38bが充電装置10に接続されている状況を示す。この場合も、制御ユニット16は、接続された二次装置のタイプを検出するように構成されている。いかなる再充電可能電子装置も差し込まれていないため、充電装置10は、電源38a、38bのうちの一つによって提供される電気エネルギーを使用して、充電装置10の内部再充電可能電池18を充電するように構成されている。例えば、最初に差し込まれた外部電源38a、38bからのエネルギーは、この充電プロセスのために使用されてもよい。
図4に描写する事例において、接続ケーブル22に接続されている電源38aは、最初に差し込まれている。従って、
図4の矢印40で示す通り、外部電源38aからの電気エネルギーは、充電装置10の内部再充電可能電池18を充電するために使用される。
【0058】
この場合、もう一方の外部電源38bは使用されない。充電装置10の制御ユニット16は、第二の外部電源38bからの電気エネルギーの通過を防止するように構成されている。内部再充電可能電池18が完全に充電されている時に、内部再充電可能電池18への充電の流れは中断される。このようにして、二つの外部電源38a、38bを短絡する危険は回避される。
【0059】
図5は、二つの再充電可能電子装置36a、36bが充電装置10に接続されている状況を示す。この場合も、制御ユニット16は、接続された二次装置のタイプを検出するように構成されている。いかなる外部電源も接続されていないため、充電装置10は、その内部再充電可能電池18の電気エネルギーを使用して、二つの接続された再充電可能電子装置36a、36bを充電するように構成されている。充電装置10の制御ユニット16は、一度に再充電可能電子装置36a、36bのうちの一つのみを充電するように構成されている。この場合、充電装置10に最初に接続された再充電可能電子装置36aが充電される。この第一の充電プロセスの終了時に、充電装置10の内部再充電可能電池18に何らかの電力が残っている場合、制御ユニット16は、第二の再充電可能電子装置36bの充電を開始するように構成されている。二つの接続された再充電可能電子装置36aと36bの両方が完全に充電されている時に、これらの装置への充電の流れは中断される。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
再充電可能電子装置用充電装置であって、
-制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、
-少なくとも二つの接続ケーブルと、を備え、
各接続ケーブルの前記第一の端が、前記充電装置の前記ハウジングの中の前記電子回路に電気的に接続されていて、かつ各ケーブルの第二の端にはコネクタが提供されていて、
前記接続ケーブルの前記第二の端にある複数の前記コネクタが同一であり、各コネクタケーブルが充電および放電のために構成されていて、かつ電源または再充電可能電子装置が前記充電装置の前記接続ケーブルのうちのいずれかに接続されているかどうかを検出するように前記制御ユニットが構成され、充電される前記再充電可能電子装置が、携帯型電子エアロゾル発生装置である、再充電可能電子装置用充電装置。
【請求項2】
前記充電装置が携帯型充電装置である、請求項1に記載の充電装置。
【請求項3】
前記コネクタが、USBタイプコネクタ、好ましくはUSBタイプCコネクタである、請求項1~2のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項4】
再充電可能電子装置が前記接続ケーブルのうちの一つに接続されていることを検出するように前記制御ユニットが構成されていて、かつ前記制御ユニットが、こうした接続された再充電可能電子装置を充電するようにさらに構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項5】
電源が前記接続ケーブルのうちの一つに接続されていることを検出するように前記制御ユニットが構成されていて、かつ前記制御ユニットが、こうした接続された電源から内部再充電可能電池を充電することを可能にするようにさらに構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項6】
前記充電装置が、接続された装置間で双方向にデータを転送するように構成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項7】
前記装置を使用していない時に、前記接続ケーブルが前記充電装置の前記ハウジングの内部で巻かれ、前記ハウジングが、前記接続ケーブルを巻き取るための巻き取り機構を備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の充電装置と、前記充電装置の前記接続ケーブルの前記コネクタに接続可能である再充電可能電子装置とを備えるシステム。
【請求項9】
充電装置の取り扱い方法であって、前記充電装置が、
-制御ユニットおよび再充電可能電池を含む電子回路を有するハウジングと、
-少なくとも二つの接続ケーブルと、を備え、
各接続ケーブルの第一の端が、前記充電装置の前記ハウジング内の前記電子回路に電気的に接続されていて、かつ各ケーブルの前記第二の端にはコネクタが提供されていて、前記接続ケーブルの前記第二の端にある複数の前記コネクタが同一であり、かつ各コネクタケーブルが充電および放電のために構成されていて、
前記方法が、
-前記ケーブルのうちの少なくとも一つを再充電可能電子装置または電源に接続することと、
-前記ケーブルが再充電可能電子装置にまたは電源に接続されているかどうかを前記制御ユニットによって検出することと、
-前記再充電可能電子装置または前記電源への前記ケーブルのうちの一つの接続後に、前記充電プロセスを開始することと、を含み、
充電される前記再充電可能電子装置が、携帯型電子エアロゾル発生装置である、方法。
【請求項10】
電源が前記充電装置に接続されていることの検出に伴い、こうした電源によって提供される電力が充電プロセスのために使用される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
電源のみが前記充電装置に接続されていることの検出に伴い、前記充電装置の前記内部再充電可能電池を充電するためにこうした電源によって提供される前記電力を使用する、請求項9または請求項10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
再充電可能電子装置が前記充電装置に接続されていることの検出に伴い、前記再充電可能電子装置が前記充電装置の前記再充電可能電池から充電される、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
-前記二つの接続ケーブルを二つの装置に接続することと、
-前記装置が二つの電源、充電される二つの携帯型装置であるかどうか、または前記装置が一つの電源および充電される一つの携帯型装置であるかどうかを前記制御ユニットによって検出することと、を含む、請求項9~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記二つの装置が電源および携帯型装置であることの検出に伴い、どちらの装置が充電されるかを自動的に判定し、かつ前記接続された電源によって提供される前記電力を使用して、前記携帯型装置の前記充電プロセスを開始する、請求項13に記載の方法。
【国際調査報告】