(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-24
(54)【発明の名称】外部のデバイスを用いた画像捕捉セッションを制御する方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
B60R 25/30 20130101AFI20240117BHJP
G08G 1/04 20060101ALI20240117BHJP
H04N 7/18 20060101ALI20240117BHJP
【FI】
B60R25/30
G08G1/04 C
H04N7/18 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023542956
(86)(22)【出願日】2022-01-14
(85)【翻訳文提出日】2023-09-06
(86)【国際出願番号】 US2022012565
(87)【国際公開番号】W WO2022155498
(87)【国際公開日】2022-07-21
(32)【優先日】2021-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507342261
【氏名又は名称】トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100123593
【氏名又は名称】関根 宣夫
(74)【代理人】
【識別番号】100133835
【氏名又は名称】河野 努
(74)【代理人】
【識別番号】100167461
【氏名又は名称】上木 亮平
(72)【発明者】
【氏名】中川 真志
【テーマコード(参考)】
5C054
5H181
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054DA07
5C054FC12
5C054HA19
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB15
5H181BB17
5H181CC04
5H181MB09
(57)【要約】
【課題】外部のデバイスを用いた画像捕捉セッションを制御する。
【解決手段】外部の画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始、維持、及び終了する車両及び方法。当該方法は、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始することと、画像捕捉構成要素から画像を受信することと、画像の画像データが、車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定することと、画像データが、車両に関連付けられた識別情報を含んでいるという判定に応じて、車両に関連付けられた画像捕捉セッションを維持するように画像捕捉構成要素に命令することと、を含む。追加的に、当該方法は、画像データが識別情報を含んでいないという判定に応じて、画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを終了することを含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備える車両であって、
前記プロセッサは、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始し、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信し、
前記画像の画像データが、前記車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定し、
前記画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記画像捕捉セッションを維持するように前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
車両。
【請求項2】
前記プロセッサは更に、
前記車両に関連付けられた前記識別情報を前記画像データが含んでいないという判定に応じて、前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを終了するように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車両に関連付けられた前記識別情報は、前記車両の特徴を含む、
請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記車両の前記特徴は、前記車両のメモリにローカルに記憶された前記車両に固有のデータである、
請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記車両の前記特徴は、前記車両のライセンスプレートナンバー、トリム情報、前記車両のメーカー情報、又は前記車両のモデル情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項3に記載の車両。
【請求項6】
前記画像捕捉セッションは、期間に関連付けられている、
請求項1に記載の車両。
【請求項7】
前記プロセッサは更に、
前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを前記プロセッサが開始するときに、前記車両の場所を検出し、
前記車両が追加の場所に移動しているかどうかを判定するように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項8】
前記プロセッサは更に、前記車両が前記追加の場所に移動しているという判定に応じて前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
請求項7に記載の車両。
【請求項9】
前記プロセッサは更に、
前記車両の外部にある追加の画像捕捉構成要素を用いた追加の画像捕捉セッションを開始し、
前記追加の画像捕捉構成要素から追加の画像を受信し、
前記追加の画像の追加の画像データが、前記車両に関連付けられた前記識別情報を含んでいるかどうかを判定し、
前記追加の画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記追加の画像捕捉セッションを維持するように前記追加の画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項10】
車両のプロセッサによって実装される方法であって、
前記方法は、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始することと、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信することと、
前記画像の画像データが、前記車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定することと、
前記画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記画像捕捉セッションを維持するように前記画像捕捉構成要素に命令することと、を含む、
方法。
【請求項11】
前記画像データが前記識別情報を含んでいないという判定に応じて、前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを終了することを更に含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記車両に関連付けられた前記識別情報は、前記車両の特徴を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記車両の前記特徴は、前記車両のメモリにローカルに記憶された前記車両に固有のデータである、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記車両の前記特徴は、前記車両のライセンスプレートナンバー、トリム情報、前記車両のメーカー情報、又は前記車両のモデル情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記画像捕捉セッションは、期間に関連付けられている、
請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを前記プロセッサが開始するときに、前記車両の場所を検出することと、
前記車両が追加の場所に移動しているかどうかを判定することと、を更に含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記車両が前記追加の場所に移動しているという判定に応じて前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令することを更に含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記車両の外部にある追加の画像捕捉構成要素を用いた追加の画像捕捉セッションを開始することと、
前記追加の画像捕捉構成要素から、前記車両の外部にある追加の領域の追加の画像を受信することと、
前記追加の領域に関連付けられた前記追加の画像を分析することと、
前記分析に基づいて、前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように前記追加の画像捕捉構成要素に命令することと、を更に含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項19】
プロセッサを備える車両であって、
前記プロセッサは、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始し、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信し、
前記画像を分析し、
前記画像の前記分析に基づいて、前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
車両。
【請求項20】
前記プロセッサは更に、
画像データを前記画像から抽出し、
前記画像データが、前記車両のメモリにローカルに記憶された前記車両に固有の車両データと一致するかどうかを判定し、
前記画像データが前記車両に固有の前記車両データと一致していないという判定に応じて前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
請求項19に記載の車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年1月14日に出願され、「外部のデバイスを用いた画像捕捉セッションを制御する方法及びシステム」と題する米国特許出願第17/148,792号の利益及び優先権を主張し、その内容全体を参照により本明細書に援用される。
【0002】
本開示は概して、画像捕捉セッションを開始、維持、及び終了するように構成された車両システムに関し、より具体的には、当該車両システムの外部にある1つ以上の画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始、維持、及び終了することに関する。
【背景技術】
【0003】
従来の車両システムは、人が権限なく、車両に入るか、車両を動作させるか、又は車両にいたずらをすることを防ぐ様々な車両のセキュリティ能力及び監視能力を含み得る。具体的には、従来の車両システムは、当該車両内に設置されたモーションセンサ及び近接センサを使用して車両の窃盗を防ぎ得る。しかしながら、従来の車両システムは、外部のデバイスの機能にアクセスして当該機能を活用して、車両を効果的に監視する能力を欠いている。
【0004】
したがって、車両システムの外部にあるデバイスの機能を制御して、当該車両における行動及び当該車両の周囲の行動を監視する車両システムを含む車両に対する必要性が存在している。
【発明の概要】
【0005】
一実施形態では、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始及び維持するように構成された車両が提供される。車両は、プロセッサを含み、当該プロセッサは、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始し、画像捕捉構成要素から画像を受信し、画像の画像データが、車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定し、画像データが、車両に関連付けられた識別情報を含んでいるという判定に応じて、車両に関連付けられた画像捕捉セッションを維持するように画像捕捉構成要素に命令するように構成されている。
【0006】
別の実施形態では、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始及び維持する方法が提供される。当該方法は、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始することと、画像捕捉構成要素から画像を受信することと、画像の画像データが、車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定することと、画像データが、車両に関連付けられた識別情報を含んでいるという判定に応じて、車両に関連付けられた画像捕捉セッションを維持するように画像捕捉構成要素に命令することと、を含む。
【0007】
別の実施形態では、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始及び終了するように構成された車両が提供される。車両は、プロセッサを含み、当該プロセッサは、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始し、画像捕捉構成要素から画像を受信して、画像を分析し、画像の分析に基づいて、車両に関する画像捕捉セッションを終了するように画像捕捉構成要素に命令するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図面に記載される実施形態は、本質的に、実例的で例示的なものであって、特許請求の範囲によって定められる主題を限定することを意図したものではない。以下の図面と関連して読むと、実例的な実施形態の以下の詳細な説明を理解することができ、当該図面では、同様の構造は、同様の参照番号を用いて示される。
【
図1】
図1は、本明細書に記載及び図示される一実施形態に係る、特定の状態の下、画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始、維持、及び終了するように構成された車両を概略的に描写する。
【
図2】
図2は、本明細書に示される1つ以上の実施形態に係る、車両システムの非限定的な構成要素を概略的に描写する。
【
図3】
図3は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを車両が開始及び維持するフローチャートを描写する。
【
図4】
図4は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、車両に関連付けられた画像捕捉構成要素の例示的な動作を概略的に描写する。
【
図5】
図5は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、画像捕捉構成要素の視野の外側の車両の移動に基づいた、車両に対する画像捕捉構成要素の例示的な動作を概略的に描写する。
【
図6】
図6は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始及び終了するフローチャートを描写する。
【
図7】
図7は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、車両の外部にある追加の画像捕捉構成要素を用いた追加の画像捕捉セッションを車両が開始及び終了する例示的な動作を描写する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に開示される実施形態は、様々な状況下で、車両の外部にある1つ以上の画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始、維持、及び終了する車両及び方法を記載している。例えば、本明細書に記載される車両の実施形態は、プロセッサを含む場合があり、プロセッサは、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始して、画像捕捉構成要素から受信される1つ以上の画像の画像データを受信して、特定の期間に画像捕捉構成要素の動作を制御するように構成される。実施形態では、分析に基づいて、車両に関連付けられた識別情報を画像データが含んでいることをプロセッサが判定する場合、プロセッサは、画像捕捉構成要素を維持するように画像捕捉構成要素に命令し得る。いくつかの実施形態では、プロセッサは、画像捕捉構成要素を用いて開始された画像捕捉セッションを、ユーザが介入することなく自動的に終了し得る。しかしながら、画像データが識別情報を含んでいないことをプロセッサが判定する場合、プロセッサは、画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを終了し得るか、又は画像捕捉セッションを終了するように画像捕捉構成要素に命令し得る。
【0010】
実施形態では、画像捕捉セッションを維持している間、車両のプロセッサは、例えば、画像捕捉セッション中に所定の間隔で、画像捕捉セッション全体を通して(例えば、ライブビデオストリーム)、及び/又は同種の時に、画像捕捉構成要素の視線内の1つ以上のオブジェクトの複数の画像又はライブビデオストリームを受信し得る。実施形態では、画像又はライブビデオストリームは、車両の特定の近さにおける領域に関するものであり得る。このように、車両並びに車両における領域及び車両の周囲の領域を効果的に監視することができ、その結果、車両に関連付けられた任意の権限のない行動、例えば、権限のない人が車両にいたずらをしようと試みているか、又は車両に入ろうと試みていることが識別される。加えて、車両は、外部の画像捕捉構成要素からの画像又はライブビデオストリームを受信及び処理して、任意の怪しい行動を識別する。車両は、外部の画像捕捉構成要素と比較して優れた計算リソース/能力を有するため、車両は、著しい遅延を伴うことなく、怪しい行動を正確に識別し得る。
【0011】
ここで図面を参照して、
図1は、本明細書に記載及び図示される一実施形態に係る、特定の状態の下、画像捕捉構成要素100、104を用いた画像捕捉セッションを開始、維持、及び終了するように構成された車両102、108、及び110を概略的に描写する。
【0012】
図示されるように、
図1は、これらの車両に隣接した領域に位置する画像捕捉構成要素100、104を備えた駐車場内の複数の場所(例えば、駐車スポット120、130、140)に駐車された車両102、108、及び110を描写する。いくつかの実施形態では、画像捕捉構成要素100、104は、カメラであってもよく、カメラは、閉回路テレビ(CCTV;closed circuit television)ネットワークの一部であって、通信ネットワーク106を介して車両102、108、110と通信するように構成される。いくつかの実施形態では、カメラは、互いに独立して機能してもよく、車両102、108、110と通信するように構成されてもよい。
【0013】
いくつかの実施形態では、車両102、108、110は、通信ネットワーク106を介して、例えば、様々な通信プロトコルを使用して、画像捕捉構成要素100、104を用いた画像捕捉セッションを開始し得る。いくつかの実施形態では、画像捕捉セッションの一部として、これらの車両は、画像捕捉構成要素100、104の視野内のオブジェクトの画像、ライブビデオストリームなどを受信し得る。これらの車両の各々は、受信された画像及び/又はライブビデオストリームから画像データを分析して、これらの車両に関連付けられた識別情報をこれらの画像が含んでいるかどうかを判定し得る。識別情報は、車両の具体的な特徴であってもよく、当該特徴は、車両の色、メーカー、モデル、形状、輪郭、トリムデータ、寸法、ライセンスプレートナンバー、付属品、及び同種のものを含むが、これらに限定されない。
【0014】
いくつかの実施形態では、これらの車両に関連付けられた識別情報が画像データに存在していると判定される場合、これらの車両は、特定の期間、画像捕捉セッションを維持し得る。換言すれば、これらの車両は、特定の期間、これらの車両の画像又はライブビデオストリームを継続して捕捉するように画像捕捉構成要素に命令し得る。いくつかの実施形態では、1人以上の人が権限なく、これらの車両にいたずらをしようとしているか、又はこれらの車両に入ろうとしていることを表示する画像又はライブビデオストリームを車両が受信する場合、警告が車両によって自動的に生成され得る。このような警告は、これらの車両の所有者に関連付けられた1つ以上のデバイスに対して、ユーザが介入することなく自動的に生成及び送信され得る。このように、地理的領域内での車両のリアルタイムの監視は、人(例えば、セキュリティ人員)がこれらの車両の近くに存在することを必要とせずに、効果的にこれらの車両を監視して、可能性のある窃盗事例を識別するために行われ得る。
【0015】
図2は、本明細書に示される1つ以上の実施形態に係る、車両システム200の非限定的な構成要素を概略的に描写する。特に、車両システム200は、
図2において分離して描写されているが、車両システム200は、車両内に含まれ得る。例えば、車両システム200は、車両102、108、110の各々に含まれ得る。車両システム200が車両102、108、110内に含まれる実施形態では、これらの車両は、自動車又は任意の他の乗用車両若しくは非乗用車両、例えば、地上車両、水中車両、及び/又は空中車両などであり得る。いくつかの実施形態では、これらの車両は、自律車両であってもよく、自律車両は、限定的な人間の入力を伴って又は人間の入力を伴わずに、自身の環境をナビゲートする。
【0016】
車両システム200は、プロセッサ202を含む。プロセッサ202は、機械可読命令及び機械実行可能命令を実行することが可能な任意のデバイスであり得る。したがって、プロセッサ202は、コントローラ、集積回路、マイクロチップ、コンピュータ、又は任意の他の計算デバイスであり得る。プロセッサ202は、システムの様々なモジュール間で信号の相互接続性を提供する通信経路204に接続され得る。したがって、通信経路204は、任意の数の(例えば、プロセッサ202と同等の)プロセッサを互いに通信可能に接続して、分散された計算環境で、通信経路204に接続されたモジュールが動作するのを可能にし得る。具体的には、モジュールの各々は、データを送信及び/又は受信し得るノードとして動作し得る。本明細書で使用されるとき、「通信可能に接続」という用語は、接続された構成要素が互いに、データ信号、例えば、導電性媒体を介した電気信号、空気を介した電磁信号、光導波路を介した光信号、及び同種のものなどを交換することが可能であることを意味する。
【0017】
したがって、通信経路204は、信号を送信することが可能な任意の媒体、例えば、導電性ワイヤ、導電性トレース、光導波路、又は同種のものなどで形成され得る。いくつかの実施形態では、通信経路204は、WiFi、Bluetooth(登録商標)、近距離通信(NFC)、及び同種のものなどの無線信号の送信を容易にし得る。更に、通信経路204は、信号を送信することが可能な媒体の組合せで形成され得る。一実施形態では、通信経路204は、導電性トレース、導電性ワイヤ、コネクタ、及びバスの組合せを備え、これらは、プロセッサ、メモリ、センサ、入力デバイス、出力デバイス、及び通信デバイスなどの構成要素への電気データ信号の送信を可能にするように協働する。したがって、通信経路204は、車両バス、例えば、LINバス、CANバス、VANバス、及び同種のものなどを備え得る。追加的に、「信号」という用語は、媒体を通って進むことが可能な、DC、AC、正弦波、三角波、矩形波、振動、及び同種のものなどの波形(例えば、電気波形、光波形、磁気波形、機械的波形、又は電磁波形)を意味することに留意されたい。
【0018】
車両システム200はまた、通信経路204に接続された1つ以上のメモリモジュール206を含む。1つ以上のメモリモジュール206は、機械可読命令及び機械実行可能命令がプロセッサ202によってアクセスされ得るように機械可読命令及び機械実行可能命令を記憶することが可能な、RAM、ROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、又は任意のデバイスを備え得る。機械可読命令及び機械実行可能命令は、任意の世代(例えば、1GL、2GL、3GL、4GL、又は5GL)の任意のプログラミング言語、例えば、プロセッサ202によって直接実行され得る機械言語、又は機械可読命令及び機械実行可能命令にコンパイル若しくはアセンブルされて1つ以上のメモリモジュール206に記憶され得る、アセンブリ言語、オブジェクト指向プログラミング(OOP)、スクリプト言語、マイクロコードなどで書かれたロジック又はアルゴリズムを備え得る。代替的に、機械可読命令及び機械実行可能命令は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)構成若しくは特定用途向け集積回路(ASIC)又はそれらと同等のものを介して実装されるロジックなどのハードウェア記述言語(HDL)で書かれ得る。したがって、本明細書に記載される方法は、予めプログラムされたハードウェア要素として、又はハードウェア及びソフトウェアの構成要素の組合せとして、任意の慣習的なコンピュータプログラミング言語で実装され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のメモリモジュール206は、例えば、ブレーキ、エアバッグ、クルーズコントロール、電動パワーステアリング、バッテリ状態などの1つ以上の車両構成要素に関する状況及び動作状態情報に関するデータを記憶し得る。
【0019】
車両システム200は、1つ以上のセンサ208を含み得る。1つ以上のセンサ208の各々は、通信経路204に接続されてプロセッサ202に通信可能に接続されている。1つ以上のセンサ208は、車両のモーション及びモーションの変化を検出及び測定する1つ以上のモーションセンサを含み得る。モーションセンサは、慣性計測ユニットを含み得る。1つ以上のモーションセンサの各々は、1つ以上の加速度計及び1つ以上のジャイロスコープを含み得る。1つ以上のモーションセンサの各々は、検知された物理的な車両の移動を、車両の向き、回転、速度、又は加速度を示す信号に変換する。
【0020】
依然、
図2を参照して、車両システム200は任意選択的に、通信経路204に接続された衛星アンテナ210を含んで、通信経路204は、衛星アンテナ210を車両システム200の他のモジュールに通信可能に接続する。衛星アンテナ210は、グローバルポジショニングシステム衛星から信号を受信するように構成されている。具体的には、一実施形態では、衛星アンテナ210は、グローバルポジショニングシステム衛星によって送信される電磁信号とやり取りする1つ以上の導電性要素を含む。受信された信号は、衛星アンテナ210の場所(例えば、緯度及び経度)又は衛星アンテナ210の近くに位置するオブジェクトを示すデータ信号にプロセッサ202によって変換される。
【0021】
車両システム200は、例えば、通信ネットワーク106を介して車両システム200をサーバ112に通信可能に接続するネットワークインターフェースハードウェア212を含み得る。ネットワークインターフェースハードウェア212は、通信経路204がネットワークインターフェースハードウェア212を車両システム200の他のモジュールに通信可能に接続するように、通信経路204に接続されている。ネットワークインターフェースハードウェア212は、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信することが可能な任意のデバイスであり得る。したがって、ネットワークインターフェースハードウェア212は、任意の無線通信規格に従ってデータを送信及び/又は受信する通信送受信機を含み得る。例えば、ネットワークインターフェースハードウェア212は、無線コンピュータネットワーク、例えば、ワイヤレスフィディリティ(Wi-Fi)、WiMax、Bluetooth(登録商標)、IrDA、無線USB、Z-Wave、ZigBee(登録商標)、又は同種のものなどにおいて通信するためのチップセット(例えば、アンテナ、プロセッサ、機械可読命令など)を含み得る。いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェースハードウェア212は、車両システム200がBluetooth(登録商標)通信を介してサーバ112と情報を交換することを可能にするBluetooth(登録商標)送受信機を含む。
【0022】
ネットワークインターフェースハードウェア212は、様々な通信プロトコルを利用して、車両の車両システム200と、車両の外部にある1つ以上の画像捕捉構成要素との間の接続を確立し得る。例えば、実施形態では、ネットワークインターフェースハードウェア212は、車両と様々な他のデバイスとの間の通信、例えば、ビークルツーエブリシング(V2X)を可能にする通信プロトコルを利用し得る。追加的に、他の実施形態では、ネットワークインターフェースハードウェア212は、専用狭域通信(DSRC)である通信プロトコルを利用し得る。他の同等の通信プロトコルとの互換性も想定される。
【0023】
通信プロトコルは、複数の層、例えば、アプリケーション層、プレゼンテーション層、セッション層、トランスポート層、ネットワーク層、データリンク層、及び物理層を有するものとして電気通信プロトコルを定めた開放型システム間相互接続モデル(OSIモデル)によって定められるような複数の層を含むことに留意されたい。正しく機能するために、各通信プロトコルは、上層プロトコル及び1つ以上の底層プロトコルを含む。上層プロトコル(例えば、アプリケーション層プロトコル)の例には、一般的なフォーマットでデータを送信及び交換するのに適切な、HTTP、HTTP2(SPDY)、及びHTTP3(QUIC)が含まれる。RTP及びRTCPなどのアプリケーション層プロトコルは、例えば、テレフォニ及びメッセージングなどの様々なリアルタイムの通信に適切であってもよい。追加的に、SSH及びSFTPは、安全維持に適切であってもよく、MQTT及びAMQPは、状況通知及び起動トリガに適切であってもよく、MPEG-DASH/HLSは、ユーザエンドシステムでのライブビデオストリーミングに適切であってもよい。上記で列挙された様々なアプリケーション層プロトコルによって選択されるトランスポート層プロトコルの例には、例えば、TCP、QUIC/SPDY、SCTP、DCCP、UDP、及びRUDPが含まれる。
【0024】
車両システム200は、カメラ214を含む。カメラ214は、任意の解像度を有し得る。いくつかの実施形態では、ミラー、魚眼レンズ、又は任意の他のタイプのレンズなどの1つ以上の光学的構成要素は、カメラに光学的に接続され得る。実施形態では、カメラは、150°から180°までの範囲内のデジタルコンテンツを捕捉することを可能にする広角機能を有し得る。代替的に、カメラ214は、狭い角度範囲、例えば、60°から90°までの範囲内のデジタルコンテンツを捕捉することを可能にする狭角機能を有し得る。実施形態では、1つ以上のカメラは、720ピクセルの解像度、1080ピクセルの解像度などの高精細画像を捕捉することが可能であり得る。代替的に又は追加的に、カメラ214は、所定の期間、連続的なリアルタイムのビデオストリームを捕捉するための機能性を有し得る。画像捕捉構成要素100及び104も、カメラ214と同等の何らかの機能及び機能性を有するカメラであることにも留意されたい。実施形態では、画像捕捉構成要素100、104は、閉回路テレビ(CCTV)ネットワークの一部であるカメラであり得る。代替的に、これらのカメラの各々は、互いに独立していてもよく、画像又はライブビデオストリームを様々な車両に送信することが可能であってもよい。
【0025】
図3は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを車両が開始及び維持するフローチャートを描写する。
【0026】
実施形態では、ブロック310で、車両102に設置された車両システム200のプロセッサ202は、車両102の外部にある画像捕捉構成要素100を用いた画像捕捉セッションを開始し得る。例えば、
図4に描写されるように、車両102は、敷地内の駐車スポット120に駐車され得る。いくつかの実施形態では、車両所有者は、車両102を出て車両システム200に関連付けられた機能を作動させ得る。その後、プロセッサ202は、ネットワークインターフェースハードウェア212を介して、車両102の特定の近さにおける画像捕捉構成要素100、104に、例えば、通信ネットワーク106を介してメッセージを送信し得る。通信ネットワーク106は、車両システム200と画像捕捉構成要素100、104との間の安全な接続を確立する通信プロトコル(例えば、TCP)を含み得る。様々な通信プロトコル、例えば、UDPプロトコルが想定される。
【0027】
接続を確立すると、画像捕捉構成要素100、104は、それらのそれぞれの視線内のオブジェクトの1つ以上の画像及び/又はライブビデオストリームを捕捉し得る。例えば、
図1及び
図4を参照して、画像捕捉構成要素100の位置に基づいて、車両102は、画像捕捉構成要素100の視線400内に現れるオブジェクトであり得る。追加的に、画像捕捉構成要素104の位置に基づいて、車両108及び110は、画像捕捉構成要素104の視線内に現れる他のオブジェクトであり得る。画像捕捉構成要素100及び104は、閉回路テレビネットワーク(CCTV)の一部であるカメラであり得ることに留意されたい。代替的に、これらのカメラの各々は、独立していてもよく、画像又はライブビデオストリームを様々な車両に送信することが可能であってもよい。例えば、画像捕捉構成要素100は、特定の時点で駐車スポット120に配置された車両102の画像又はライブビデオストリームを捕捉してもよく、画像捕捉構成要素104は、特定の時点で駐車スポット130及び140に配置された車両108、110の画像又はライブビデオストリームを捕捉してもよい。いくつかの実施形態では、画像捕捉構成要素100、104は、通信ネットワーク106を介して、捕捉された画像を車両102、108、110に送信し得る。
【0028】
ブロック320で、車両システム200のネットワークインターフェースハードウェア212は、画像を受信して、受信すると、処理のために通信経路204を介して画像をプロセッサ202に送り得る。処理は、車両102に関連付けられた、輪郭、寸法、及び他の特性を識別するために画像の画像データを抽出するデジタル画像分析を含み得る。追加的に、ブロック330で、プロセッサは、画像データが、車両に関連付けられた識別情報、例えば、ブランド、ライセンスプレートナンバー、車両メーカー及びモデル、製造年などに関する情報を含んでいるかどうかを判定し得る。車両に関連付けられた識別情報は、車両の特徴を含むことに留意されたい。他のこのような特徴も想定される。
【0029】
その後、ブロック340で、プロセッサ202は、車両に関連付けられた識別情報を画像データが含んでいるという判定に応じて、車両に関連付けられた画像捕捉セッションを維持するように画像捕捉構成要素100に命令し得る。例えば、実施形態では、プロセッサ202は、規則的な間隔、例えば、1分間隔、2分間隔、及び5分間隔などで車両102の画像を継続して捕捉するように画像捕捉構成要素100に命令し得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、特定の時間枠、例えば、20分、30分などで、車両102のライブビデオストリームを捕捉するように画像捕捉構成要素100に命令し得る。車両に関連付けられた識別情報は車両の特徴を含むことに留意されたい。
【0030】
画像捕捉セッション中、車両102及び車両102の特定の近さにおける領域に関連付けられた画像又はライブビデオストリームが捕捉され得る。このように、車両及び車両の特定の近さにおける領域に関連付けられた行動をより効果的に監視することができ、その結果、権限のない人が車両102に入ろうと試みている事例は、より効果的に識別され得る。追加的に、実施形態では、プロセッサ202が、車両102及び車両102の特定の近さにおける領域に関連付けられた画像を分析して、権限のない人が車両102に入ろうと試みていることを(本開示に記載される複数の画像認識技術の使用を介して)判定する場合、プロセッサ202は、ネットワークインターフェースハードウェア212を介して、警告メッセージをユーザのモバイルデバイスに送信し得る。本開示のシステムの例示的な動作は、
図4、
図5、
図6、及び
図7で詳細に記載される。
【0031】
図4は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、車両102に関連付けられた画像捕捉構成要素100の例示的な動作を概略的に描写する。具体的には上述のように、車両102は、例えば、通信ネットワーク106を介して接続を確立することによって、画像捕捉構成要素100を用いた画像捕捉セッションを開始し得る。前述のように、様々な通信プロトコルは、車両102と画像捕捉構成要素100との間の接続を確立するために利用され得る。
【0032】
その後、車両102は、車両102における領域及び車両102の周囲の領域に関連付けられた、画像捕捉構成要素100からの画像又はライブストリームを受信し得る。例えば、
図4に描写されるように、画像捕捉構成要素100は、画像捕捉構成要素100の視野400内にある車両102の1つ以上の画像を捕捉し得る。例えば、視野は、駐車スポット120に駐車された車両102と、場合により、隣接する駐車スポットに配置された1つ以上の追加の車両(図示せず)と、を含み得る。画像捕捉構成要素100は、捕捉された画像又はライブビデオストリームを車両のプロセッサ202にリアルタイムで送信し得る。受信すると、プロセッサ202は、受信された画像の対象物を分析して、分析の結果に基づいて、画像捕捉構成要素100の動作を様々な方法で制御し得る。
【0033】
いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、デジタル画像認識技術及びデジタル画像処理技術の組合せを利用して、画像捕捉構成要素100から受信される画像の画像データを抽出及び分析し得る。例えば、いくつかの実施形態では、全体のオブジェクト及び/又はオブジェクトの切り離された特徴を識別して、識別されたオブジェクト又は当該オブジェクトの特徴、例えば、色、メーカー、モデル、形状、車両の輪郭及びトリムデータ、車両の寸法などの分類を行うために機械学習技術が使用され得る。機械学習に基づいていない画像認識技術及び画像処理技術も想定される。
【0034】
図4に描写されるように、プロセッサ202は、画像捕捉構成要素100から受信される画像の画像データを分析して、受信された画像の画像データから特定のデジタルの特性、例えば、車両102のライセンスプレートナンバーを抽出し得る。追加的に、プロセッサ202は、抽出された特性、例えば、ライセンスプレートナンバーNHX659を、車両102に固有の車両データと比較し得る。車両に固有のデータは、車両102の1つ以上のメモリモジュール206にローカルに記憶され得る。車両102に固有のデータはまた、車両102のライセンスプレートナンバーに関するデータを含み得る。
図4に図示された例では、ライセンスプレートナンバーデータは、NHX659であり得る。したがって、比較により、プロセッサ202は、抽出された画像データから識別されるライセンスプレートの特性が、車両102の1つ以上のメモリモジュール206にローカルに記憶されたライセンスプレートデータと一致すること、換言すれば、画像データが、車両に固有の車両データと一致するかどうかを判定することが可能になる。車両102が、車両102の画像が捕捉されたときの特定の時間枠において又は当該特定の時間枠内で、画像捕捉構成要素100の視線内にあることを確認するために、このような結果もプロセッサ202によって利用され得る。
【0035】
この判定に基づいて、プロセッサ202は、画像捕捉構成要素100の動作を様々な方法で制御し得る。例えば、プロセッサ202は、特定の期間、例えば、1分間隔、2分間隔、5分間隔などで、車両102によって開始される画像捕捉セッションを維持するように画像捕捉構成要素100に命令し得る。他の時間間隔も想定される。画像捕捉セッション中、画像捕捉構成要素100は、画像捕捉構成要素100の視線内の1つ以上のオブジェクトの複数の追加の画像を捕捉して、これらの画像を車両102にリアルタイムで送信し得る。代替的に、いくつかの実施形態では、画像捕捉構成要素100は、複数の追加の画像を捕捉して、これらの画像を車両102に、指定された時間に、例えば、1分間隔、2分間隔、5分間隔などの特定の時間間隔の終わりに送信し得る。このような動作に対する他の変形も想定される。
【0036】
追加的に、実施形態では、プロセッサ202は、画像捕捉構成要素100から受信される複数の追加の画像を分析して、車両102に関連付けられた権限のない行動が画像捕捉セッション中に生じている場合があることを判定し得る。例えば、プロセッサ202は、追加の画像の画像データを分析して、人が権限なく車両102に入ろうと試みている場合があることを判定し得る。このような判定が行われると、プロセッサ202は、警告をユーザ(例えば、車両102の所有者)のモバイルデバイスにリアルタイムで送信して、それによって、車両の窃盗を防ぐための措置を車両所有者が講じることを可能にし得る。代替的に、車両102は、警報の形態の警告を、ユーザが介入することなく自動的に出力し得る。
【0037】
図5は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、画像捕捉構成要素100の視野400の外側の車両102の移動に基づいた、車両102に対する画像捕捉構成要素100の例示的な動作を概略的に描写する。例えば、
図5に図示されるように、車両102は、例えば、運転者が、駐車スポット120からルート502に沿って出口に向けて車両102を運転する場合、画像捕捉構成要素100の視野400の外側に移動し得る。プロセッサ202は、画像捕捉セッション中の様々な時間に車両102の場所を検出するように構成され得る。例えば、プロセッサ202は、画像捕捉セッション中の特定の時間における第1の場所(例えば、駐車スポット120)、及び画像捕捉セッション内の異なる時間における第2の場所(例えば、駐車場内の出口標識の近く)で車両102を検出し得る。
【0038】
この移動後の特定の時間枠内で、画像捕捉構成要素100は、視野400内の、すなわち、駐車スポット120の1つ以上の追加の画像を捕捉して、これらの画像を車両102に送信し得る。車両102のプロセッサ202は、これらの画像に関連付けられた画像データを分析して、画像データ内で識別される1つ以上の特徴(例えば、車両識別情報)を、1つ以上のメモリモジュール206に記憶された車両102に固有のデータ(例えば、ライセンスプレートナンバー)と比較して、車両102に固有のデータと一致する任意の特性を画像データが含んでいないことを判定し得る。換言すれば、比較に基づいて、プロセッサ202は、車両102が画像捕捉構成要素100の視野400内にもういないことを判定し得る。
【0039】
この判定に基づいて、プロセッサ202は、画像捕捉構成要素100を用いて車両102によって開始された画像捕捉セッションを終了し得る。いくつかの実施形態では、車両102の場所の変化を検出すると直ぐに、プロセッサ202は、ユーザが介入することなく自動的に、画像捕捉構成要素100から1つ以上の追加の画像を要求して、受信された画像内の画像データを分析し得る。他の実施形態では、プロセッサ202は、画像捕捉構成要素100に対する車両102の向き及び/又は場所の変化を検出して、向き及び場所を1つ以上の閾値と比較して、車両102が画像捕捉構成要素100の視野400の外側に移動したことを判定して、画像捕捉セッションを、ユーザが介入することなく自動的に終了し得る。
【0040】
図6は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始及び終了するフローチャートを描写する。
図7は、本明細書に記載及び図示される1つ以上の実施形態に係る、車両の外部にある追加の画像捕捉構成要素を用いた追加の画像捕捉セッションを車両が開始及び終了する例示的な動作を描写する。
図6の説明には
図7の説明が点在することに留意されたい。
【0041】
実施形態では、ブロック610で、車両システム200のプロセッサ202は、追加の画像捕捉構成要素(例えば、画像捕捉構成要素104)を用いた画像捕捉セッションを開始し得る。具体的には、
図7に描写されるように、駐車スポット120に駐車された車両102は、車両102に隣接する場所で駐車場の側壁に取り付けられ得る画像捕捉構成要素104に、ネットワークインターフェースハードウェア212を介してメッセージを送信し得る。前述のように、ネットワークインターフェースハードウェア212は、車両102の特定の近さにおける1つ以上の画像捕捉構成要素100、104に、例えば、通信ネットワーク106を使用してメッセージを送信し得る。通信ネットワーク106は、車両システム200と画像捕捉構成要素100、104との間の安全な接続を確立する通信プロトコル(例えば、TCP)を含み得る。様々な通信プロトコル、例えば、UDPプロトコルが想定される。
【0042】
接続を確立すると、画像捕捉構成要素104は、画像捕捉構成要素104の視線内の1つ以上のオブジェクトの1つ以上の画像及び/又はライブビデオストリームを捕捉し得る。例えば、
図1及び
図7を参照して、画像捕捉構成要素104の位置に基づいて、車両108及び110は、画像捕捉構成要素104の視線700内に現れるオブジェクトであり得る。次いで、画像捕捉構成要素104は、1つ以上のオブジェクトの画像(例えば、車両108及び110の画像)を車両102の車両システム200に送信し得る。これらの画像は、車両108、110のそれぞれのプロセッサに送信され得る。
【0043】
実施形態では、ブロック620で、車両102内の車両システム200のネットワークインターフェースハードウェア212は、1つ以上の画像を受信して、受信すると、通信経路204を介してこれらの画像をプロセッサ202に送り得る。
【0044】
実施形態では、ブロック630で、処理は、画像捕捉構成要素104から受信される画像の画像データを分析して、特定のデジタルの特性、例えば、車両108及び110のライセンスプレートナンバーHJC856及びKAH988を抽出することを含み得る。追加的に、プロセッサ202は、抽出された特性を、車両102に固有のデータと比較し得る。
図7に図示されるように、プロセッサ202は、車両108及び110に関連付けられた画像データから抽出されるライセンスプレートナンバーを、車両102の1つ以上のメモリモジュール206にローカルに記憶されたライセンスプレートナンバーNHX659と比較し得る。比較に基づいて、プロセッサ202は、ライセンスプレートナンバーが一致していないことを判定し得る。
【0045】
実施形態では、ブロック640で、プロセッサ202は、分析に基づいて、車両102に関する追加の画像捕捉セッションを終了するように画像捕捉構成要素104に命令し得る。対照的に、車両108、110のプロセッサは、車両108、110に関連付けられた識別情報を画像データが含んでいるという判定に応じて、車両108、110に関連付けられた画像捕捉セッションを維持するように画像捕捉構成要素104に命令し得る。
【0046】
ここで、外部の画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始、維持、及び終了する方法の実施形態が本明細書に記載されていることを理解されたい。当該方法は、車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始することと、画像捕捉構成要素から画像を受信することと、画像の画像データが、車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定することと、画像データが、車両に関連付けられた識別情報を含んでいるという判定に応じて、車両に関連付けられた画像捕捉セッションを維持するように画像捕捉構成要素に命令することと、を含む。追加的に、当該方法は、画像データが識別情報を含んでいないという判定に応じて、画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを終了することを含む。
【0047】
本明細書で使用される用語は、単に特定の態様を記載するためのものであって、限定することを意図したものではない。本明細書で使用されるとき、単数形態「a」、「an」、及び「the」は、内容が明確に他の場合を示していない限り、「少なくとも1つ」を含む複数形態を含むように意図される。「又は(or)」は、「及び/又は(and/or)」を意味する。本明細書で使用されるとき、「及び/又は(and/or)」という用語は、関連付けられた列挙事項のうちの1つ以上のいずれか及び全ての組合せを含む。本明細書で使用されるとき、「備える(comprises)」及び/若しくは「備えている(comprising)」又は「含む(includes)」及び/若しくは「含んでいる(including)」という用語は、述べられた特徴、領域、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、領域、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。「又はそれらの組合せ」という用語は、前述の要素のうちの少なくとも1つを含む組合せを意味する。
【0048】
「実質的」及び「約」という用語は、任意の定量的な比較、値、測定、又は他の表現に起因し得る、内在する不確実性の程度を表すために本明細書で利用され得ることに留意されたい。これらの用語はまた、定量的な表現が、問題となる主題の基本的な機能の変化をもたらすことなく、述べられた基準から変わり得る程度を表すために本明細書で利用される。
【0049】
特定の実施形態が本明細書で図示及び記載されているが、様々な他の変更及び修正が、請求された主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく行われ得ることを理解されたい。更に、請求された主題の様々な態様が本明細書に記載されているが、このような態様は、組み合わされて利用される必要はない。したがって、添付の特許請求の範囲は、請求された主題の範囲内にある全てのこのような変更及び修正を包含することが意図される。
【手続補正書】
【提出日】2023-09-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
特定の実施形態が本明細書で図示及び記載されているが、様々な他の変更及び修正が、請求された主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく行われ得ることを理解されたい。更に、請求された主題の様々な態様が本明細書に記載されているが、このような態様は、組み合わされて利用される必要はない。したがって、添付の特許請求の範囲は、請求された主題の範囲内にある全てのこのような変更及び修正を包含することが意図される。
本明細書に開示される発明は以下の態様を含む。
<態様1>
プロセッサを備える車両であって、
前記プロセッサは、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始し、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信し、
前記画像の画像データが、前記車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定し、
前記画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記画像捕捉セッションを維持するように前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
車両。
<態様2>
前記プロセッサは更に、
前記車両に関連付けられた前記識別情報を前記画像データが含んでいないという判定に応じて、前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを終了するように構成されている、
態様1に記載の車両。
<態様3>
前記車両に関連付けられた前記識別情報は、前記車両の特徴を含む、
態様1に記載の車両。
<態様4>
前記車両の前記特徴は、前記車両のメモリにローカルに記憶された前記車両に固有のデータである、
態様3に記載の車両。
<態様5>
前記車両の前記特徴は、前記車両のライセンスプレートナンバー、トリム情報、前記車両のメーカー情報、又は前記車両のモデル情報のうちの少なくとも1つを含む、
態様3に記載の車両。
<態様6>
前記画像捕捉セッションは、期間に関連付けられている、
態様1に記載の車両。
<態様7>
前記プロセッサは更に、
前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを前記プロセッサが開始するときに、前記車両の場所を検出し、
前記車両が追加の場所に移動しているかどうかを判定するように構成されている、
態様1に記載の車両。
<態様8>
前記プロセッサは更に、前記車両が前記追加の場所に移動しているという判定に応じて前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
態様7に記載の車両。
<態様9>
前記プロセッサは更に、
前記車両の外部にある追加の画像捕捉構成要素を用いた追加の画像捕捉セッションを開始し、
前記追加の画像捕捉構成要素から追加の画像を受信し、
前記追加の画像の追加の画像データが、前記車両に関連付けられた前記識別情報を含んでいるかどうかを判定し、
前記追加の画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記追加の画像捕捉セッションを維持するように前記追加の画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
態様1に記載の車両。
<態様10>
車両のプロセッサによって実装される方法であって、
前記方法は、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始することと、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信することと、
前記画像の画像データが、前記車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定することと、
前記画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記画像捕捉セッションを維持するように前記画像捕捉構成要素に命令することと、を含む、
方法。
<態様11>
前記画像データが前記識別情報を含んでいないという判定に応じて、前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを終了することを更に含む、
態様10に記載の方法。
<態様12>
前記車両に関連付けられた前記識別情報は、前記車両の特徴を含む、
態様10に記載の方法。
<態様13>
前記車両の前記特徴は、前記車両のメモリにローカルに記憶された前記車両に固有のデータである、
態様12に記載の方法。
<態様14>
前記車両の前記特徴は、前記車両のライセンスプレートナンバー、トリム情報、前記車両のメーカー情報、又は前記車両のモデル情報のうちの少なくとも1つを含む、
態様12に記載の方法。
<態様15>
前記画像捕捉セッションは、期間に関連付けられている、
態様10に記載の方法。
<態様16>
前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを前記プロセッサが開始するときに、前記車両の場所を検出することと、
前記車両が追加の場所に移動しているかどうかを判定することと、を更に含む、
態様10に記載の方法。
<態様17>
前記車両が前記追加の場所に移動しているという判定に応じて前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令することを更に含む、
態様16に記載の方法。
<態様18>
前記車両の外部にある追加の画像捕捉構成要素を用いた追加の画像捕捉セッションを開始することと、
前記追加の画像捕捉構成要素から、前記車両の外部にある追加の領域の追加の画像を受信することと、
前記追加の領域に関連付けられた前記追加の画像を分析することと、
前記分析に基づいて、前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように前記追加の画像捕捉構成要素に命令することと、を更に含む、
態様10に記載の方法。
<態様19>
プロセッサを備える車両であって、
前記プロセッサは、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始し、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信し、
前記画像を分析し、
前記画像の前記分析に基づいて、前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
車両。
<態様20>
前記プロセッサは更に、
画像データを前記画像から抽出し、
前記画像データが、前記車両のメモリにローカルに記憶された前記車両に固有の車両データと一致するかどうかを判定し、
前記画像データが前記車両に固有の前記車両データと一致していないという判定に応じて前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
態様19に記載の車両。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備える車両であって、
前記プロセッサは、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始し、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信し、
前記画像の画像データが、前記車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定し、
前記画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記画像捕捉セッションを維持するように前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
車両。
【請求項2】
前記プロセッサは更に、
前記車両に関連付けられた前記識別情報を前記画像データが含んでいないという判定に応じて、前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを終了するように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車両に関連付けられた前記識別情報は、前記車両の特徴を含む、
請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記車両の前記特徴は、前記車両のメモリにローカルに記憶された前記車両に固有のデータである、
請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記車両の前記特徴は、前記車両のライセンスプレートナンバー、トリム情報、前記車両のメーカー情報、又は前記車両のモデル情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項3に記載の車両。
【請求項6】
前記画像捕捉セッションは、期間に関連付けられている、
請求項1に記載の車両。
【請求項7】
前記プロセッサは更に、
前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを前記プロセッサが開始するときに、前記車両の場所を検出し、
前記車両が追加の場所に移動しているかどうかを判定するように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項8】
前記プロセッサは更に、前記車両が前記追加の場所に移動しているという判定に応じて前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
請求項7に記載の車両。
【請求項9】
前記プロセッサは更に、
前記車両の外部にある追加の画像捕捉構成要素を用いた追加の画像捕捉セッションを開始し、
前記追加の画像捕捉構成要素から追加の画像を受信し、
前記追加の画像の追加の画像データが、前記車両に関連付けられた前記識別情報を含んでいるかどうかを判定し、
前記追加の画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記追加の画像捕捉セッションを維持するように前記追加の画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項10】
車両のプロセッサによって実装される方法であって、
前記方法は、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始することと、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信することと、
前記画像の画像データが、前記車両に関連付けられた識別情報を含んでいるかどうかを判定することと、
前記画像データが前記識別情報を含んでいるという判定に応じて、前記車両に関連付けられた前記画像捕捉セッションを維持するように前記画像捕捉構成要素に命令することと、を含む、
方法。
【請求項11】
前記画像データが前記識別情報を含んでいないという判定に応じて、前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを終了することを更に含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記画像捕捉構成要素を用いた前記画像捕捉セッションを前記プロセッサが開始するときに、前記車両の場所を検出することと、
前記車両が追加の場所に移動しているかどうかを判定することと、
前記車両が前記追加の場所に移動しているという判定に応じて前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令することと、を更に含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記車両の外部にある追加の画像捕捉構成要素を用いた追加の画像捕捉セッションを開始することと、
前記追加の画像捕捉構成要素から、前記車両の外部にある追加の領域の追加の画像を受信することと、
前記追加の領域に関連付けられた前記追加の画像を分析することと、
前記分析に基づいて、前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように前記追加の画像捕捉構成要素に命令することと、を更に含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項14】
プロセッサを備える車両であって、
前記プロセッサは、
前記車両の外部にある画像捕捉構成要素を用いた画像捕捉セッションを開始し、
前記画像捕捉構成要素から画像を受信し、
前記画像を分析し、
前記画像の前記分析に基づいて、前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
車両。
【請求項15】
前記プロセッサは更に、
画像データを前記画像から抽出し、
前記画像データが、前記車両のメモリにローカルに記憶された前記車両に固有の車両データと一致するかどうかを判定し、
前記画像データが前記車両に固有の前記車両データと一致していないという判定に応じて前記車両に関する前記画像捕捉セッションを終了するように、前記画像捕捉構成要素に命令するように構成されている、
請求項14に記載の車両。
【国際調査報告】