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特表2024-503114神経精神疾患に対する抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-24
(54)【発明の名称】神経精神疾患に対する抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせ
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/485 20060101AFI20240117BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240117BHJP
   A61P 25/24 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/435 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/5375 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/138 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/137 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/538 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/553 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/473 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/15 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/165 20060101ALI20240117BHJP
   A61K 31/4152 20060101ALI20240117BHJP
【FI】
A61K31/485
A61P43/00 121
A61P25/24
A61K45/00
A61K31/435
A61K31/5375
A61K31/138
A61K31/137
A61K31/5377
A61K31/538
A61K31/553
A61K31/473
A61K31/15
A61K31/165
A61K31/4152
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023543131
(86)(22)【出願日】2022-01-18
(85)【翻訳文提出日】2023-09-07
(86)【国際出願番号】 US2022012768
(87)【国際公開番号】W WO2022155591
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】63/138,757
(32)【優先日】2021-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514290177
【氏名又は名称】アンテシップ バイオベンチャーズ トゥー エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】タビュトー、ヘリオット
【テーマコード(参考)】
4C084
4C086
4C206
【Fターム(参考)】
4C084AA19
4C084NA05
4C084ZA121
4C084ZA122
4C084ZC751
4C084ZC752
4C086AA01
4C086AA02
4C086BC27
4C086BC36
4C086BC50
4C086BC73
4C086CB22
4C086GA04
4C086GA09
4C086GA12
4C086MA02
4C086MA04
4C086NA05
4C086ZA12
4C086ZC75
4C206AA01
4C206AA02
4C206FA07
4C206FA08
4C206FA21
4C206GA07
4C206GA22
4C206HA08
4C206KA05
4C206MA02
4C206MA04
4C206NA05
4C206ZA12
4C206ZC75
(57)【要約】
デキストロメトルファンの徐放性または治療効果の改善に関する剤形、薬剤送達システムおよび方法を開示する。一般的には、抗うつ剤を、デキストロメトルファンで治療される、または治療されているヒトに経口投与する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療を必要とするヒトに抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせを投与することを含み、
前記抗うつ剤は、レボミルナシプラン、ビラゾドン、ボルチオキセチン、アトモキセチン、レボキセチン、テニロキサジン、ビロキサジン、アミトリプチリンオキシド、ジメタクリン、メリトラセン、ニトロキサゼピン、ノキシプチリン、ピポフェジン、セチプチリン、カロキサゾン、メトラリンドール、ピルリンドール、エプロベミド、ミナプリン、ビフェメラン、アゴメラチン、エスケタミン、タンドスピロン、チアネプチン、α-メチルトリプタミン、エトリプタミン、α-エチルトリプタミン、インデロキサジン、メジホキサミン、オキサフロザン、ピバガビン、アデメチオニン、S-アデノシル-L-メチオニン、セイヨウオトギリソウ(hypericum perforatum)、オキシトリプタン、5-ヒドロキシトリプトファン、塩化ルビジウム、トリプトファン、マグネシウム、アセチルカルニチン、サフラン、アミスルプリド、アリピプラゾール、ブレクスピプラゾール、ルラシドン、オランザピン、クエチアピン、リスペリドン、ブスピロン、リチウム、モダフィニル、サイロキシン、トリヨードサイロニン、ミノサイクリン、アミトリプチリンとクロルジアゼポキシドとの組み合わせ、アミトリプチリンとペルフェナジンとの組み合わせ、フルペンチキソールとメリトラセンの組み合わせ、オランザピンとフルオキセチンとの組み合わせ、トラニルシプロミンとトリフルオペラジンとの組み合わせ、4-クロロキヌレニン、AGN-241751、アピモスチネル、アルケタミン、デキストロメタドン、EVT-101、リスレネムダズ(rislenemdaz)、バシムグルラント、AN-788、トルデスベンラファキシン、PDC-1421、MIN-117、TGBA01AD、ゲピロン、ピマバンセリン、シロシビン、ブリラロキサジン、ルマテペロン、アデメチオニン、ガナキソロン、ズラノロン、3β-メトキシプレグネノロン、PH-10-ボメロフェリン、アチカプラント、BTRX-335140、ブプレノルフィンとサミドルファンとの組み合わせ、BTRX-246040、ヒドロキシノルケタミン、JNJ-39393406、JNJ-54175446、JNJ-61393215、NNI-351、NSI-189、NV-5138、オナボツリヌムトキシンA、プラミペキソール、セルトレキサント、シルクマブ、SUVN-911、TS-121、トラマドール、サイクロセリンとルラシドンとの組み合わせ、7,8-ジヒドロキシフラボン(7,8-dhf)、ミノサイクリン、亜酸化窒素、プラミペキソール、R13、またはそれらの組み合わせ、を含む、
ことを特徴とする、うつ病を治療する方法。
【請求項2】
前記抗うつ剤は、レボミルナシプランを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗うつ剤は、ビラゾドンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記抗うつ剤は、ボルチオキセチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記抗うつ剤は、アトモキセチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記抗うつ剤は、レボキセチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記抗うつ剤は、テニロキサジンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記抗うつ剤は、ビロキサジンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記抗うつ剤は、アミトリプチリンオキシドを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記抗うつ剤は、ジメタクリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記抗うつ剤は、メリトラセンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記抗うつ剤は、ニトロキサゼピンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記抗うつ剤は、ノキシプチリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記抗うつ剤は、ピポフェジンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記抗うつ剤は、セチプチリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記抗うつ剤は、カロキサゾンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記抗うつ剤は、メトラリンドールを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記抗うつ剤は、ピルリンドールを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記抗うつ剤は、エプロベミドを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記抗うつ剤は、ミナプリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記抗うつ剤は、ビフェメランを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記抗うつ剤は、アゴメラチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記抗うつ剤は、エスケタミンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記抗うつ剤は、タンドスピロンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記抗うつ剤は、チアネプチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記抗うつ剤は、α-メチルトリプタミンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記抗うつ剤は、エトリプタミンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記抗うつ剤は、インデロキサジンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記抗うつ剤は、メジホキサミンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記抗うつ剤は、オキサフロザンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記抗うつ剤は、ピバガビンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記抗うつ剤は、アデメチオニンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記抗うつ剤は、セイヨウオトギリソウ(hypericum perforatum)を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記抗うつ剤は、オキシトリプタンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記抗うつ剤は、5-ヒドロキシトリプトファンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記抗うつ剤は、塩化ルビジウムを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記抗うつ剤は、トリプトファンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項38】
前記抗うつ剤は、マグネシウムを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記抗うつ剤は、アセチルカルニチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項40】
前記抗うつ剤は、サフランを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記抗うつ剤は、アミスルプリドを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項42】
前記抗うつ剤は、アリピプラゾールを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項43】
前記抗うつ剤は、ブレクスピプラゾールを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項44】
前記抗うつ剤は、ルラシドンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項45】
前記抗うつ剤は、オランザピンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項46】
前記抗うつ剤は、クエチアピンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項47】
前記抗うつ剤は、リスペリドンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項48】
前記抗うつ剤は、ブスピロンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項49】
前記抗うつ剤は、リチウムを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項50】
前記抗うつ剤は、モダフィニルを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項51】
前記抗うつ剤は、サイロキシンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項52】
前記抗うつ剤は、トリヨードサイロニンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項53】
前記抗うつ剤は、ミノサイクリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項54】
前記抗うつ剤は、アミトリプチリンとクロルジアゼポキシドとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項55】
前記抗うつ剤は、アミトリプチリンとペルフェナジンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項56】
前記抗うつ剤は、フルペンチキソールとメリトラセンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項57】
前記抗うつ剤は、オランザピンとフルオキセチンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項58】
前記抗うつ剤は、トラニルシプロミンとトリフルオペラジンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項59】
前記抗うつ剤は、4-クロロキヌレニンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項60】
前記抗うつ剤は、AGN-241751を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項61】
前記抗うつ剤は、アピモスチネルを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項62】
前記抗うつ剤は、アルケタミンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項63】
前記抗うつ剤は、デキストロメタドンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項64】
前記抗うつ剤は、EVT-101を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項65】
前記抗うつ剤は、リスレンデムダズ(rislenemdaz)を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項66】
前記抗うつ剤は、バシムグルラントを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項67】
前記抗うつ剤は、AN-788を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項68】
前記抗うつ剤は、トルデスベンラファキシンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項69】
前記抗うつ剤は、PDC-1421を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項70】
前記抗うつ剤は、MIN-117を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項71】
前記抗うつ剤は、TGBA01ADを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項72】
前記抗うつ剤は、ゲピロンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項73】
前記抗うつ剤は、ピマバンセリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項74】
前記抗うつ剤は、シロシビンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項75】
前記抗うつ剤は、ブリラロキサジンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項76】
前記抗うつ剤は、ルマテペロンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項77】
前記抗うつ剤は、アデメチオニンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項78】
前記抗うつ剤は、ガナキソロンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項79】
前記抗うつ剤は、ズラノロンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項80】
前記抗うつ剤は、3β-メトキシプレグネノロンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項81】
前記抗うつ剤は、PH-10-ボメロフェリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項82】
前記抗うつ剤は、アチカプラントを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項83】
前記抗うつ剤は、BTRX-335140を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項84】
前記抗うつ剤は、ブプレノルフィンとサミドルファンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項85】
前記抗うつ剤は、ヒドロキシノルケタミンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項86】
前記抗うつ剤は、JNJ-39393406を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項87】
前記抗うつ剤は、JNJ-54175446を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項88】
前記抗うつ剤は、JNJ-61393215を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項89】
前記抗うつ剤は、NNI-351を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項90】
前記抗うつ剤は、NSI-189を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項91】
前記抗うつ剤は、NV-5138を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項92】
前記抗うつ剤は、オナボツリヌムトキシンAを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項93】
前記抗うつ剤は、プラミペキソールを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項94】
前記抗うつ剤は、セルトレキサントを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項95】
前記抗うつ剤は、シルクマブを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項96】
前記抗うつ剤は、SUVN-911を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項97】
前記抗うつ剤は、TS-121を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項98】
前記抗うつ剤は、トラマドールを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項99】
前記抗うつ剤は、サイクロセリンとルラシドンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項100】
前記抗うつ剤は、7,8-ジヒドロキシフラボンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項101】
前記抗うつ剤は、ミノサイクリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項102】
前記抗うつ剤は、亜酸化窒素を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項103】
前記抗うつ剤は、プラミペキソールを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項104】
前記抗うつ剤は、R13を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年1月18日に出願された米国仮特許出願番号第63/138,757号の優先権を請求し、引用によってそれらの全体を本明細書に取り込む。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
抗うつ薬化合物は、例えば神経疾患及び/又は精神疾患の治療において、デキストロメトルファンの治療的特性の改善のために使用され得る。
【0003】
いくつかの実施形態は、治療を必要とするヒトに抗うつ剤化合物とデキストロメトルファンとの組み合わせを投与することを含む、神経疾患又は精神疾患を治療する方法を含み、ヒトはデキストロメトルファンの代謝が亢進している。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1図1は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目に投与した後、経時デキストロメトルファンの平均血漿中濃度のプロットである。
図2図2は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目のデキストロメトルファンの平均AUC0-12を示す。
図3図3は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目のデキストロメトルファンの平均AUC0-24を示す。
図4図4は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目のデキストロメトルファンの平均AUC0-infを示す。
図5図5は、デキストロメトルファンおよびブプロピオンと比較しデキストロメトルファン単独での対象への投与について8日目のデキストロメトルファンのAUCにおける倍率変化を示す。
図6図6は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について1日目および8日目のデキストロメトルファンの平均AUC0-12を示す。
図7図7は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について血漿濃度中の平均デキストロメトルファンを示す。
図8図8は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について1日目および8日目の平均デキストロメトルファン最大血漿濃度を示す。
図9図9は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目の投与後の経時デキストロルファンの平均血漿濃度のプロットを示す。
図10図10は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について1日目および8日目の投与後の平均デキストロルファン最大血漿濃度を示す。
図11図11は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について1日目および8日目のデキストロルファンの平均AUC0-12を示す。
図12図12は、ヒト肝臓ミクロソームにおけるデキストロメトルファンの代謝の阻害に対する種々の抗うつ剤化合物の効果を示す。
図13図13は、ブプロピオン単独、またはデキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与された対象の6週間の投与期間中のベースラインからの平均MADRS総スコア変化の経時的なプロットである。
図14図14は、ブプロピオン単独、またはデキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与された対象について、6週間の投与期間中に経時的に寛解(MADRS≦10)を達成した対象の割合を示す図である。
図15図15は、実施例6に記載の対象についての、経時的なMADRS総スコアの減少を示すプロットである。
図16図16は、実施例6に記載の対象についての経時的な応答者のパーセンテージのプロットである。
図17図17は、実施例6に記載された対象についての、経時的な寛解における対象のパーセンテージのプロットである。
【発明を実施するための形態】
【0005】
いくつかの実施形態は、治療的有効量のデキストロメトルファンと、治療的有効量の抗うつ剤とを投与することを含む、神経疾患および/または精神疾患を治療する方法を含む。
【0006】
いくつかの実施形態は、神経疾患の治療においてデキストロメトルファンの治療特性を増強する方法を含み、デキストロメトルファンと、抗うつ剤とを共投与することを含む。
【0007】
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝が亢進しているヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、ヒトに、抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンを共投与することを含む。
【0008】
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝産物を阻害する方法を含み、ヒトに抗うつ剤化合物を投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、抗うつ剤と同時にヒトの身体内に存在する。
【0009】
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの排出半減期(T1/2)を増大する方法を含む、デキストロメトルファンの代謝産物寿命を増大する方法を含む。これらの実施形態は、ヒトに、抗うつ剤化合物を投与することを含むことができ、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、抗うつ剤化合物と同時にヒトの身体に存在する。
【0010】
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの高代謝産物を修正する方法を含み、痛みの治療を必要とするヒトのような、修正を必要とするヒトに抗うつ剤化合物を投与することを含む。
【0011】
いくつかの実施形態は、神経障害および/または精神障害の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与と組み合わせて、抗うつ剤化合物を投与することを含む、神経障害および/または精神障害の治療におけるデキストロメトルファンの治療特性を改善する方法を含む。
【0012】
いくつかの実施形態は、神経障害および/または精神障害の治療を必要とするヒトに抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンを組み合わせて投与することを含む神経障害および/または精神障害を治療する方法を含む。
【0013】
デキストロメトルファンと、抗うつ剤化合物との共投与は、1日、または2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、22日間、23日間、24日間、25日間、30日間、35日間、40日間、45日間、50日間、55日間、60日間、65日間、70日間、75日間、80日間、85日間、90日間、100日間、もしくはそれ以上の期間連続して1回以上起こる。いくつかの実施形態において、共投与は、少なくとも2日間連続して少なくとも毎日である。
【0014】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤化合物と、デキストロメトルファンとの共投与は、1日2回の共投与に先立って、1、2、3、4、5、6、または7日間、1日1回行われてもよい。
【0015】
デキストロメトルファンは以下の構造を含む。
【化1】
【0016】
デキストロメトルファンは、咳抑制剤として使用されている。OTCモノグラフ[21CFR341.74]の下でのFDAのデキストロメトルファン製品のラベル表示要件によると、デキストロメトルファンは、1日6回(4時間ごと)、1日4回(6時間ごと)、または1日3回(8時間ごと)投与されるべきである。OTCモノグラフ[21CFR341.74]にも、「用法は臭化水素酸デキストロメトルファンと同等である・・・経口投与は4時間ごとに10~20ミリグラム、6~8時間ごとに30ミリグラム、24時間で120ミリグラムを超えてはならない、または医師の指示による」と記載がある。
【0017】
デキストロメトルファンは、ヒトの肝臓で急速に代謝される。この急速な肝代謝は、高代謝群である個人における全身薬物暴露を制限し得る。ヒトは、1)デキストロメトルファンの高代謝群-急速にデキストロメトルファンを代謝するヒト、2)デキストロメトルファンの低代謝群-デキストロメトルファンをわずかにしか代謝しないヒト、または3)デキストロメトルファンの中間代謝群-デキストロメトルファンの代謝が高代謝群および低代謝群の間のどこかにあるヒトであり得る。デキストロメトルファンの高代謝群は、超高速代謝群でもあり得る。デキストロメトルファンの高代謝群は人口のかなりの部分である。例えば、デキストロメトルファンは、デキストロルファンに代謝され得る。
【0018】
同じ経口投与量のデキストロメトルファンが与えられた場合、デキストロメトルファンの血漿濃度は、デキストロメトルファンの高代謝群と比較して低代謝群または中間代謝群において有意に高い。デキストロメトルファンの低血漿濃度は、デキストロメトルファンの高代謝群、および場合によっては中間代謝のための単剤としての臨床的有用性を制限し得る。いくつかの抗うつ剤を含む治療活性化合物は、デキストロメトルファンの代謝を阻害し、およびデキストロメトルファンの血漿濃度を上昇させ、それによりその治療効果を高め得る。同様に、抗うつ剤は、治療効果を失うことなく、1日2回の代わりに1日1回、1日3回の代わりに1日1回、1日4回の代わりに1日1回、1日3回の代わりに1日2回、または1日4回の代わりに1日2回のような少ない頻度で、または少ない量で、デキストロルファンを与えられるようにし得る。
【0019】
デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、抗うつ剤との共投与は、デキストロメトルファンおよびデキストロルファンの作用機序または薬理学的特性を高め得る。デキストロメトルファンおよびデキストロルファンの作用機序としては、シグマ-1アゴニストおよびNMDAアンタゴニスト特性、カルシウムチャンネル遮断、ムスカリン結合、セロトニントランスポーター(5HTT)阻害およびミュー受容体増強が挙げられ得る。
【0020】
いくつかの実施形態は、シグマ-1受容体、またはNMDA受容体を作動させ、それに拮抗し、またはそれを調節し、カルシウムチャネルを遮断し、ムスカリン受容体に結合し、セロトニントランスポーター(5HTT)を阻害し、またはミュー受容体を増強するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、抗うつ剤との共投与を含む。
【0021】
デキストロメトルファンおよびデキストロルファンの薬理学的特性には、NMDA高親和性サイト活性、NMDR-2A活性、および機能的NMDR-2B受容体拮抗作用、シグマ-1刺激、推定mTOR活性化(シグマ-1刺激、ミュー増強、ベータアドレナリン受容体刺激、および5HTT阻害による)、推定AMPA受容体輸送(mTOR活性化、PCP拮抗作用、シグマ-1刺激、ベータ刺激、ミュー増強、および5HTT阻害による)、および樹状突起形成、紡錘体形成、シナプス形成、NMDA拮抗作用およびシグマ-1およびmTORシグナリングによるニューロンの生存が含まれ得る。いくつかの実施形態は、NMDA高親和性部位、NMDR-2A、機能的NMDR-2B受容体、シグマ-1受容体、推定mTOR受容体(シグマ-1の刺激、ミュー受容体の増強、ベータアドレナリン受容体の刺激、または5HTTの阻害などによる)、または推定AMPA受容体(例えば、mTORの活性化、PCP活性の拮抗、シグマ-1受容体の刺激、ベータアドレナリン作動性受容体の刺激、ミュー受容体の増強、または5HTTの阻害などによる)に結合し、それを作動させ、それに拮抗し、それを刺激し、それを活性化し、それを阻害する、それの輸送に影響を及ぼし、またはそれを調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、抗うつ剤との共投与を含む。いくつかの実施形態は、樹状突起形成、紡錘体形成、またはシナプス形成を引き起こし、増大し、低減し、またはそれを調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、抗うつ剤との共投与を含む。いくつかの実施形態は、NMDA拮抗作用および/またはシグマ-1および/またはmTORシグナリングによるニューロンの生存を引き起こし、増大し、低減し、または調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、抗うつ剤との共投与を含む。
【0022】
デキストロメトルファンおよびデキストロルファンの薬理学的特性は、5HTTおよびノルエピネフリン輸送体阻害、シグマ-1刺激、NMDAおよびPCP拮抗作用、ならびにセロトニン5HT1b/d受容体が存在すればその刺激を含み得る。いくつかの実施形態は、5HTTおよび/もしくはノルエピネフリン輸送体、シグマ-1受容体、NMDAおよび/もしくはPCP受容体に結合し、それを作動させ、それに拮抗し、それを刺激し、それを活性化し、それを阻害し、それの輸送に影響を及ぼし、またはそれを調節し、および/もしくはセロトニン5HT1b/d受容体を刺激するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、抗うつ剤との共投与を含む。
【0023】
デキストロメトルファンおよびデキストロファンのさらなる特性には、シナプス前アルファ-2アドレナリン受容体が存在すればその拮抗作用またはシナプス後アルファ-2刺激、ベータ刺激および可能なムスカリン性およびミュー拮抗作用が含まれ得る。いくつかの実施形態は、シナプス前アルファ-2アドレナリン受容体、シナプス後アルファ-2受容体、ベータアドレナリン受容体、ムスカリン受容体、またはミュー受容体に結合し、それを作動させ、それに拮抗し、それを刺激し、それを活性化し、それを阻害し、それの輸送に影響を及ぼし、それを調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、抗うつ剤との共投与を含む。デキストロメトルファンおよびデキストロルファンは、グリア細胞調節剤であり得る。いくつかの実施形態は、グリア細胞を調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、抗うつ剤との共投与を含む。
【0024】
疼痛または他の神経障害および/又は精神障害は、デキストロメトルファン血漿濃度を高め、又はデキストロメトルファンの生物学的利用能性を上昇させることによって、例えば、治療有効量のデキストロルファンと、治療有効量の抗うつ剤化合物とを疼痛または他の神経障害の治療を必要とする人に投与することを含む方法によって、治療され得る。
【0025】
デキストロルファンと、抗うつ剤との組み合わせによって得られ得るような、高められたデキストロメトルファン濃度により、治療または増大した効能を伴って治療され得る神経障害の例は、限定されないが、感情障害、精神障害、脳機能障害、運動障害、認知症、運動ニューロン疾患、神経変性疾患、発作障害、および頭痛を含む。
【0026】
高められたデキストロメトルファン濃度により、またはデキストロメトルファンと、抗うつ剤との組み合わせにより、治療され得る情動障害は、限定されないが、うつ病、大うつ病、治療抵抗性うつ病および治療抵抗性双極性うつ病、循環気質を含む双極性障害、季節性情動障害、気分障害、慢性うつ病(ディスチミア)、精神病性うつ病、産後うつ病、月経前不快気分障害(PMDD)、状況的うつ病、非定型うつ病、躁病、不安障害、注意欠陥障害(ADD)、多動を含む注意欠陥障害多動(ADDH)、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、双極性および躁状態、強迫性障害、過食症、肥満または体重増加、ナルコレプシー、慢性疲労症候群、月経前症候群、物質中毒または乱用、ニコチン中毒、心理性的機能不全、仮性影響、および情緒不安定を含む。
【0027】
うつ病は、うつ病の症状によって現れることがある。これらの症状には、気分の変化、激しい悲しみの感情、絶望、精神機能低下、集中力の低下、悲観的心配、焦燥、不安、過敏性、罪悪感、怒り、無価値感、無謀な行動、自殺念慮もしくは未遂、および/または自己卑下のような心理的変化が含まれる場合がある。うつ病の身体的症状には、不眠、拒食症、食欲不振、体重減少、体重増加、エネルギーと性欲との低下、疲労、落ち着きのなさ、痛み、疼痛、頭痛、けいれん、消化不良、および/またはホルモン分泌の概日リズムの異常が含まれる場合がある。
【0028】
患者の中には、抗うつ薬のような薬物療法を行ったとしても、治療効果が不十分である、または全く治療効果が得られない者がいる。治療抵抗性うつ病(TRD)、または難治性うつ病は、少なくとも2種類の抗うつ薬を用いた治療に失敗した患者に、一般的に関連する病態である。TRDの診断の一部は、例えば現在のうつ病エピソードにおいて、抗うつ薬を十分な量、および十分な経過で投与しても十分な治療効果が得られないことである。TRDは、薬物/アルコール乱用または摂食障害のような他の医学的または心理学的疾患が併存するために、またはTRDが誤診されているために、治療がより困難な場合がある。TRD患者の中には、1、2、3、またはそれ以上の適切な抗うつ剤治療の試みに十分な反応が得られなかった、または1、2、3、またはそれ以上の先行する抗うつ剤治療に失敗した、もしくは十分な反応が得られなかった者がいる。いくつかの実施形態において、治療抵抗性うつ病の治療を受けている患者は、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上の抗うつ剤治療による治療に失敗している。
【0029】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせによる治療により改善することができる治療効果の指標としては、これに限定されるものではないが、モンゴメリー・アスバーグうつ病評価尺度(MADRS)、生活の質の楽しさと満足度に関する質問票ショートフォーム、機能障害範囲ツール、シーハン障害尺度、患者評価副作用目録(PRISE)、コロンビア自殺重症度評価尺度(C-SSRS)、簡易抑うつ症状尺度-自己申告(QIDS-SR)、臨床全般印象度(CGI)尺度、マサチューセッツ総合病院の認知および身体機能質問票(CPFQ)、ハミルトンうつ病評価尺度17項目版(HAM-D17)、マサチューセッツ総合病院抗うつ薬治療反応質問票(MGF ATRQ)、簡易抑うつ症状尺度16項目版-自己申告(QIDS-SR16)、シーハン障害尺度(SDS)、臨床全般印象重症度(CGI-S)、臨床全般印象変化度(CGI-C)、ユーロQOL5件5水準(EQ-5D-5L)、患者全般的変化印象(PGIC)、全般性不安障害7項目(GAD-7)、臨床全般印象度改善度(CGI-I)、シーハン障害尺度(SDS)、簡易抑うつ症状尺度16項目版-自己申告(QIDS-SR16)、ハミルトン不安尺度(HAM-A)、マサチューセッツ総合病院認知・身体機能質問票(CPFQ)、CPFQ-認知サブスケール(4~7項目)、簡易精神症状評価尺度(BPRS)等、数字記号代用テスト(DSST)、レイ聴覚言語性学習タスク(RAVLT)、トレイルメイキングテスト(TMT)、ストループ色彩命名テスト(STROOP)、単純反応時間(SRT)、選択反応時間(CRT)等、がある。いくつかの実施形態では、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせで人を治療することは、その人のスコアを、上記評価の1つにおいて、ベースライン又はプラセボと比較して、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、約10~20%、約20~30%、約30~40%、約40~50%、約5~15%、約15~25%、約25~35%、約35~45%、約45~55%、約50~60%、約60~70%、約70~80%、約80~90%、約90~100%改善(例えば、低減)させ得る。いくつかの実施形態において、改善は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態では、改善は、プラセボと比較される。
【0030】
抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせを投与することにより、迅速な治療効果、例えば、治療開始後約1週間以内、約2週間以内、約3週間以内、または約4週間以内をもたらす可能性がある。
【0031】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファン、またはデキストロメトルファンと、抗うつ剤との組み合わせの高められた生物学的利用能の増強は、30分、1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、6~8時間、8~12時間、12時間、1日、1~7日、1週間、2週間、3週間、4週間、6週間、または8週間以内に作用開始する可能性がある。
【0032】
本明細書に記載の治療から利益を得る可能性のある患者は、約18歳未満、約0~5歳、約5~10歳、約10~12歳、または約12~18歳の患者のような小児患者、約18~70歳、約18~65歳、約18~30歳、約10~20歳、約20~30歳、約30~40歳、約40~50歳、約50~60歳、約60~70歳、約70~80歳、約80~90歳、約30~50歳、約50~65歳の患者のような成人患者、65歳を超える、65~75歳、約75~90歳、又は90歳を超える患者のような高齢患者、および約41歳以上の患者を含む。
【0033】
いくつかの実施形態では、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせで、例えばうつ病のタイプのために治療されるヒトは、治療の前に(例えば、治療を開始する日と同日であるが治療の開始前に、または、治療前の0~1週、0~2週、0~3週、0~4週、0~2ヶ月、0~3ヶ月、0~4ヶ月、0~5ヶ月、0~6ヶ月もしくはそれより長い期間内の時点で)、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fourth Edition, Text Revision(DSM-IV-TR)、Structured Clinical Interview for Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Clinical Trials Version SCID-5-CT による大うつ病障害との診断を受けているか、又は受けていることが選択される。いくつかの実施形態では、ヒトは現在、SCID-5-CTに基づく、精神病の特徴を伴わないMDDについてのDSM-5基準を満たす。
【0034】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤の組み合わせで治療されるヒトは、例えば、うつ病のタイプのために、約8週間~約24ヶ月、約1~6ヶ月、約6~12ヶ月、約1~2年、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約6週間、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約4ヶ月、少なくとも約6ヶ月、少なくとも約9ヶ月、少なくとも約1年、少なくとも約18ヶ月、少なくとも約2年、約1~12週間、約3~6ヶ月、約6~9ヶ月、約9~12ヶ月、約12~18ヶ月、約18~24ヶ月約2~4年、約4~6年、約6~10年、約10~20年、またはそれ以上の期間の継続する大うつ病エピソードに苦しんでいる、または苦しんでいることが選択される。
【0035】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合あわせで治療されるヒトは、治療前に、例えば、うつ病のタイプのために、例えば、少なくとも1、少なくとも約2、少なくとも約3、少なくとも約4、少なくとも約5、少なくとも約10、少なくとも約15、少なくとも約20、少なくとも約30を含む大うつ病エピソードを有する、又は有することが選択され、少なくとも約20、少なくとも約20、少なくとも約30、又はそれ以上の大うつ病エピソード、例えば、少なくとも約10、少なくとも約40、少なくとも約40、少なくとも約40、少なくとも約30、又はそれ以上の大うつ病エピソード、例えば、少なくとも約15、少なくとも約15、少なくとも約40、少なくとも約40、少なくとも約30、又はそれ以上を有する。少なくとも約40、少なくとも約50、少なくとも約60、少なくとも約70、少なくとも約80、少なくとも約90、少なくとも約100、約1~5、約5~10、約10~20、約20~30、約30~40、約40~50、約50~60、約60~70、約70~80、約80~90、約90~100、又は約4~7の生涯うつ病エピソードを含む、約1~100またはそれ以上の、大うつ病エピソードのような生涯うつ病エピソードを有する、又は有していることが選択される。
【0036】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせで治療される、例えばうつ病のタイプのために、現在のうつ病エピソード(例えば現在の大うつ病エピソード)における以前の抗うつ剤療法を含む1つ以上の以前の抗うつ剤療法、例えば、1、2、3、4、5以上の以前の抗うつ剤療法に対して不十分な反応を有する、または有することが選択される。
【0037】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせで治療されるヒトは、例えばうつ病のタイプのため、バックグラウンド抗うつ療法を、少なくとも8週間、且つ適切な用量で、二重盲検治療期間に入る前に少なくとも4週間安定した用量で受けたことがあるか、又は受けていることが選択される。いくつかの実施形態では、抗うつ剤療法は、抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせによる治療と併用して継続される。
【0038】
いくつかの実施形態では、例えばうつ病の種類のためにデキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせで治療されるヒトは、男性であるか、又は男性であることが選択される。いくつかの実施形態では、例えばうつ病の種類のためにデキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせで治療されるヒトは、女性であるか、または女性であることが選択される。
【0039】
いくつかの実施形態では、例えばうつ病のタイプのために、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせで治療されるヒトは、治療の前に(例えば、治療を開始する日と同日であるが治療の開始前に、または、治療前の0~1週、0~2週、0~3週、0~4週、0~2ヶ月、0~3ヶ月、0~4ヶ月、0~5ヶ月、0~6ヶ月もしくはそれより長い期間内の時点で)、ボディマス指数が、約18~40kg/m、約18.5kg/m、約18.5kg/m未満、約19kg/m、約19~24.9kg/m、約25kg/m、約25~29kg/m、約29kg/m、約29kg/mより多い、約18~22kg/m、約22~24kg/m、約24~26kg/m、約26~28kg/m、約28~30kg/m、約30~32kg/m、約32~34kg/m、約34~36kg/m、約36~38kg/m、約38~40kg/m、約18~26kg/m、約26~34kg/m、または約34~40kg/mのボディマス指数を有する、または有することが選択される。
【0040】
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1週、第1~2週、第1~3週、第1~4週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の終了時、第2週の開始時、第2週の間もしくは第2週の終了時、第3週の開始時、第3週の間もしくは第3週の終了時、第4週の開始時、第4週の間もしくは第4週の終了時、第5週の開始時、第5週の間もしくは第5週の終了時、第6週の開始時、第6週の間もしくは第6週の終了時、第7週の開始時、第7週の間もしくは第7週の終了時、第8週の開始時、第8週の間もしくは第8週の終了時、第9週の開始時、第9週の間もしくは第9週の終了時、第10週の開始時、第10週の間もしくは第10週の終了時、第11週の開始時、第11週の間もしくは第11週の終了時、第12週の開始時、第12週の間もしくは第12週の終了時、第13週の開始時、第13週の間もしくは第13週の終了時、第14週の開始時、第14週の間もしくは第14週の終了時、第15週の開始時、第15週の間、もしくは第15週の終了時、第16週の開始時、第16週の間もしくは第16週の終了時、または他の任意の時点において評価されることができる。
【0041】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、中枢神経系(CNS)障害の治療のためのマルチモーダル活性を有する新規かつ経口のNMDA受容体拮抗剤である。デキストロメトルファンは、グルタミン酸受容体モジュレーターとしても知られ、非競合的N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体アンタゴニストであり、現在利用可能なうつ病治療薬とは異なる新規の作用機序で作用する。
【0042】
デキストロメトルファンは、シグマ-1受容体アゴニスト、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニスト、およびセロトニンとノルエピネフリンとのトランスポーター阻害薬でもある。抗うつ剤は、デキストロメトルファンの生物学的利用能を高めることができる。
【0043】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、ニコチン中毒を治療するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、ヒトに1日1回または1日2回投与されてもよい。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、ヒトに1日2回投与されてもよい。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、少なくとも6週間、少なくとも1ヶ月、少なくとも2ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも4ヶ月、少なくとも5ヶ月、少なくとも6ヶ月、約6~12ヶ月、約1年、約2年またはそれより長く、1日1回または1日2回ヒトに投与されることができる。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、またはそれより長く、ヒトに1日2回投与され得る。
【0044】
いくつかの実施形態において、喫煙者は、アドリブ(ad-lib)喫煙者であってもよく、またはアドリブ喫煙者であることが選択されてもよい。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせの投与前に、喫煙者は一日平均で、例えば、約10、約10~15、約10~17、約10~20、約11、約12、約13、約14、約15、約16、約17、約18、約19、約20、約20~25、約25~30、約30~40、約40~50本、またはそれより多くの本数のタバコを吸ってもよいし、吸うことが選択されてもよい。
【0045】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、ニコチン中毒を治療するために使用することができ、組み合わせは、約30~100mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約35mg、約45mg、約55mg、約65mg、約75mg、約85mg、約90mgまたは約95mgのデキストロメトルファンを遊離塩基形態又は塩形態で含んでいる。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンは、HBr塩の形態である。
【0046】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせのヒトへの投与は、毎日の喫煙日記を介して評価される、1日当たりに喫煙されたタバコの本数を用いて測定される喫煙強度の低減をもたらす。
【0047】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせによるヒトへの投与は、いくつかの例において、例えば、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、3ヶ月、4ヶ月、6ヶ月、またはそれより長い期間にわたって、抗うつ剤単独と比較して1日に喫煙するタバコの平均本数を、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、約5~10%、約10~15%、約15~20%、約20~25%、約25~30%、10~20%、約20~30%、約30~40%、約40~50%、約50~60%、約60~80%、約80~100%、約20%、約25%大きく、約30%、又は約50%減少させる結果となり得る。
【0048】
タバコを吸うヒトへのデキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせの投与は、何人かの喫煙者について、1日当たり少なくとも1本、少なくとも2本、少なくとも3本、少なくとも4本、少なくとも5本、少なくとも6本、少なくとも7本、少なくとも8本、少なくとも9本、少なくとも10本、少なくとも15本、少なくとも20本、約8~9本、約8~10本、約10~15本、約15~20本、約25本、またはそれより多い本数のタバコの平均削減量をもたらす可能性がある。
【0049】
タバコを吸うヒトへのデキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせの投与は、喫煙者が、抗うつ剤単独で治療した者と比較して、喫煙強度の生化学的マーカーである呼気一酸化炭素レベルにおいて、50%以上の減少を経験する喫煙者の割合を、例えば、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、約35%、約50%、約60%、約60~80%、約80~90%、約90~100%増加させる可能性がある。いくつかの実施形態において、ある喫煙者は、喫煙強度の生化学的マーカーである呼気一酸化炭素レベルが、抗うつ剤を単独で投与した場合と比較して、またはベースラインもしくは併用薬の初回投与を受ける直前と比較して、50%を超えて減少する可能性がある。
【0050】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせの服用を忘れると、喫煙活動が増加する可能性がある。例えば、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせの服用を1回以上忘れた喫煙者は、組み合わせの服用を忘れなかった者と比較して、服用を忘れた日に、少なくとも1本、または約1~2本以上のタバコを吸う可能性があり、服用を忘れた翌日には、少なくとも1本、少なくとも2本、約1~2本、または約2~3本以上のタバコを吸う可能性がある。
【0051】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンの生物学的利用能の増強、又はデキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、TRDを含む本明細書に記載される任意の状態の治療のための補助療法として使用され得る。例えば、補助療法は、別の抗うつ剤と組み合わせて使用され得、例えば、クロミプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、ミアンセリン、イミプラミン、2-クロロイミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピン、デシプラミン、プロトリプチリン、トリミプラミン、ノルトリプチリン、マプロチリン、フェネルジン、イソカルボキサジド、トラニルシプロミン、パロキセチン、トラゾドン、シタロプラム、セルトラリン、アリーロキシインダナミン、ベナクチジン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ベンラファキシン、デスベンラファキシン、デュロキセチン、ミルタザピン、ネファゾドン、セレギリン、シブトラミン、ミルナシプラン、テソフェンシン、ブラソフェンシン、モクロベミド、ラサギリン、ニアラミド、イプロニアジド、イプロクロジド、トロキサトン、ブトリプチリン、ドスレピン、ジベンゼピン、イプリンドール、ロフェプラミン、オピプラモール、ノルフルオキセチン、ダポキセチン、ケタミン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグ、またはこれらの化合物の薬学的に許容される塩が挙げられる。
【0052】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、TRDを患う人を治療するために利用されてもよく、何人かの個人について、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、最大約100%のうつ病症状の低減、またはこれらの任意の値で境界付けられた範囲内の他の低減をもたらし得る。
【0053】
これに限るものではないが、恐怖症、全般性不安障害、社会不安障害、パニック障害、広場恐怖症、強迫性障害、および心的外傷後ストレス障害(PTSD)を含むがこれらに限定されない不安障害、躁病、躁うつ病、軽躁病、単極性うつ病、うつ病、ストレス障害、身体表現性障害、人格障害、精神病、統合失調症、妄想性障害、統合失調性感情障害、統合失調症傾向、攻撃性、アルツハイマー病における攻撃性、焦燥、ならびにアルツハイマー病における焦燥を含む、精神障害を患う人を治療するために、デキストロメトルファンと、抗うつ剤との組み合わせを使用してもよい。
【0054】
アルツハイマー病(AD)は進行性の神経変性疾患であり、認知機能の低下と、焦燥を含む行動・心理的症状とを特徴とする。ADは最も一般的な認知症の形態であり、米国では推定600万人が罹患しており、その数は2050年までに約1400万人に増加すると予測されている。アルツハイマー病における焦燥は、病気の進行とともに起こる。焦燥はAD患者の最大70%で報告されており、感情的苦痛、攻撃的行動、破壊的過敏性、および抑制不能を特徴とする。焦燥は、不適切な言語的、感情的、および/または身体的行動として現れる場合がある。不適切な行動には、これらに限るものではないが、支離滅裂な喃語、不適切な感情的反応、注意を引くための要求、脅迫、過敏性、欲求不満、叫び、反復的な質問、気分変動、罵倒、暴言、身体の暴発、感情的苦痛、落ち着きのなさ、細切れ、睡眠障害、妄想、幻覚、歩き回る、徘徊、探す、あさる、体の動きを繰り返す、ため込む、影を作る、叩く、ひっかく、噛み付く、戦闘的、多動、および/または蹴ることが含まれる場合がある。焦燥の管理はADにおける優先事項である。AD患者における焦燥は、介護者の負担増加、機能低下、認知機能低下の促進、早期介護施設入所、および死亡率の増加に関連する。現在、AD患者における焦燥の治療法としてFDAから承認されている治療法はない。
【0055】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、アルツハイマー病における焦燥を患う人を治療するために使用されてもよく、いくつかの実施形態において、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、最大で約100%の焦燥に関連する症状の低減をもたらす、またはこれらの任意の値によって区切られた範囲内の焦燥に関連する症状の低減をもたらす可能性がある。
【0056】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、これに限るものではないが、コカインへの薬物依存、中毒、精神刺激薬(例えば、クラック、コカイン、スピード、メタ)、ニコチン、アルコール、オピオイド、抗不安薬や睡眠薬、大麻(マリファナ)、アンフェタミン、幻覚剤、フェンシクリジン、揮発性溶媒、および揮発性亜硝酸塩を含む。ニコチン中毒は、紙巻きタバコ、葉巻および/またはパイプ喫煙のような全ての既知の形態のニコチン中毒、ならびに噛みタバコ中毒を含む、物質中毒および/または乱用を患う人を治療するために使用されてもよい。
【0057】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、これに限るものではないが、老人性認知症、アルツハイマー型認知症、記憶喪失、健忘症/健忘症候群、てんかん、意識障害、昏睡、注意の低下、言語障害、音声のけいれん、パーキンソン病、レノックス・ガストー症候群、自閉症、多動症候群、および統合失調症のような知的障害を含む障害を含む脳機能障害を患う人を治療するために使用されてもよい。脳機能障害はまた、限定されないが、脳卒中、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化症、脳静脈血栓症、頭部外傷等であって、その症状は、意識障害、老人性痴呆症、昏睡、注意の低下、および言語障害を含むような症状のものを含む、脳血管疾患によって引き起こされる障害を含む。
【0058】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る運動障害は、限定されないが、アカシジア、無動、関連する運動、アテトーゼ、運動失調、バリズム、ヘミバリズム、動作緩慢、脳性麻痺、舞踏病、ハンチントン病、リウマチ性舞踏病、シデナム舞踏病、ジスキネジー、遅発性ジスキネジー、ジストニア、眼瞼痙攣、痙性斜頸、ドーパミン応答性ジストニア、パーキンソン病、下肢静止不能症候群(RLS)、振戦、本態性振戦、およびトゥレット症候群、およびウィルソン病を含む。
【0059】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る痴呆は、限定されないが、アルツハイマー病、パーキンソン病、血管性認知症、レビー小体を有する痴呆症、混合型認知症、前頭側頭認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病、正常圧水頭症、ハンチントン病、ウェルニッケ・コルサコフ症候群、およびピック病を含む。
【0060】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る運動ニューロン疾患は、限定されないが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、進行性球麻痺、原発性側索硬化症(PLS)、進行性筋萎縮症、ポリオ後症候群(PPS)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、脊髄性筋萎縮症、テイ・サックス病、サンドホフ病、および遺伝性痙性対麻痺を含む。
【0061】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る神経変性疾患は、限定されないが、アルツハイマー病、プリオン関連疾患、小脳性運動失調症、脊髄小脳変性症(SCA)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、延髄性筋萎縮症、フリードライヒ失調症、ハンチントン病、レビー小体病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALSまたはルー・ゲーリック病)、多発性硬化症(MS)、多系統萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群、大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺、ウィルソン病、メンケス病、副腎白質ジストロフィー、皮質下梗塞および白質脳症(CADASIL)を伴う脳常染色体優性動脈症、筋ジストロフィー、シャルコー・マリー・トゥース(CMT)、家族性痙性対麻痺、神経線維腫症、オリーブ橋小脳萎縮または変性症、線条体黒質変性症、ギラン・バレー症候群、および痙性対麻痺を含む。
【0062】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る発作障害は、限定されないが、てんかん発作、非てんかん性発作、てんかん、熱性けいれん、単純部分発作、ジャクソン発作、複雑部分発作、および持続性部分てんかんを含むがこれらに限定されない部分発作、全身性強直間代発作、欠神発作、脱力発作、ミオクローヌス発作、若年性ミオクローヌス発作、および乳児痙攣を含むがこれらに限定されない一般化された発作、およびてんかん重積状態を含む。
【0063】
デキストロメトルファンとプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る頭痛の種類は、限定されないが、片頭痛、緊張、およびクラスタ頭痛を含む。
【0064】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせによって治療され得るその他の神経障害は、レット症候群、自閉症、耳鳴り、意識障害の乱れ、性的機能不全、難治性の咳、ナルコレプシー、脱力発作、外転筋痙攣性発声障害、内転筋痙攣性発声障害、筋肉の緊張の発声障害、およびボーカル振戦を含むがこれらに限定されない制御されない喉頭筋痙攣による音声障害、糖尿病性神経障害、メトトレキサート神経毒性のような化学療法誘発性神経毒性、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、および便失禁を含むがこれらに限定されない失禁、および勃起不全を含む。
【0065】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、抗うつ剤との組み合わせは、痛み、関節痛、鎌状赤血球症に関連する痛み、情動調節障害、うつ病(治療抵抗性うつ病を含む)、記憶および認知症に関連する障害、統合失調症、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、レット症候群、発作、咳(慢性の咳を含む)などの治療に用いられ得る。
【0066】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、抗うつ剤との組み合わせを治療不応性うつ病の治療に使用することができる。
【0067】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、抗うつ剤との組み合わせは、アロディニアの治療に用いられ得る。
【0068】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、抗うつ剤との組み合わせを治療不応性痛覚過敏の治療に使用することができる。
【0069】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、抗うつ剤との組み合わせを皮膚炎の治療に使用することができる。
【0070】
デキストロルファンの痛み緩和特性は、デキストロメトルファンと抗うつ剤とをヒトに共投与することを含む方法により増強され得る。
【0071】
抗うつ剤の痛み緩和特性は、デキストロメトルファンと抗うつ剤とを共投与することを含む方法により増強され得る。
【0072】
いくつかの実施形態において、ケタミンまたは他のNMDA受容体アンタゴニストは、抗うつ剤と投与され得る。
【0073】
これらの方法は、限定されないが、筋骨格系疼痛、神経因性疼痛、癌関連疼痛、急性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、関節炎痛、複合性局所疼痛症候群などを含む任意のタイプの痛みを治療または緩和を与えるために用いられ得る。
【0074】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与は、炎症に関連する疼痛を含むクローン病などの炎症または炎症状態を治療または軽減するために使用され得る。
【0075】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与は、乾癬、癌、ウイルス感染の治療に、または多発性骨髄腫のアジュバント治療として用いることができる。
【0076】
筋骨格系疼痛の例は、腰痛(すなわち腰仙痛み)、原発性月経困難症、および関節リウマチに関連する痛み、若年性関節リウマチ、変形性関節症、強直性脊椎炎を含む軸性脊椎関節炎のような関節痛、椎骨クラッシュ骨折に関連する痛み、線維性異形成、骨形成不全症、骨のパジェット病、一時的な骨粗鬆症、股関節の一時的な骨粗鬆症等を含む。
【0077】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、腰痛、関節リウマチに関連する疼痛、若年性関節リウマチ、変形性関節症、びらん性変形性関節症、血清陰性(非リウマチ様)関節症、非関節リウマチ、関節周囲障害、強直性脊椎炎を含む軸索脊椎関節症、パジェット病、線維性異形成、SAPHO症候群、一時的な股関節の変形性関節症、椎骨圧迫骨折(vertebral crush fractures)、骨粗鬆症などを含む筋骨格痛を緩和するために経口投与され得る。
【0078】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、筋骨格痛、関節炎痛および複合型局所疼痛症候群を含む炎症性疼痛を緩和するために投与され得る。
【0079】
関節炎は、疼痛と関連し得る炎症性関節疾患を指す。関節炎の痛みの例としては、変形性関節症、びらん性変形性関節症、リウマチ性関節炎、若年性リウマチ性関節炎、血清陰性(非リウマチ様)関節症、非関節リウマチ、関節周囲障害、シャルコーの足を含む神経因性関節症、強直性脊椎炎を含む軸索脊椎関節症、SAPHO症候群に関連する疼痛を含む。
【0080】
いくつかの実施形態において、デキストロルファンと抗うつ剤との組み合わせは、慢性筋骨格痛の治療に用いられ得る。
【0081】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、複合型局所疼痛症候群I型(CRPS-I)、複合型局所疼痛症候群II型(CRPS-II)、CRPS-NOS、または他のタイプのCRPSなどの複合型局所疼痛症候群を緩和するために投与され得る。CRPSは炎症性疼痛の一種である。CRPSはまた、神経障害成分を有し得る。複合型局所的疼痛症候群は衰弱性疼痛症候群である。浮腫、自律神経、運動および感覚変化を伴いうる四肢の重度の痛みを特徴とする。
【0082】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、神経因性疼痛を緩和するために経口投与され得る。
【0083】
神経因性疼痛の例は、糖尿病性末梢神経障害、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛、モノラディキュロパシー(monoradiculopathies)、幻肢痛、中枢性疼痛等を含む。神経因性疼痛の他の原因は、癌関連疼痛、腰部神経根圧迫、脊髄損傷、脳卒中後疼痛、中枢多発性硬化症痛、HIV関連神経障害、放射線療法または化学療法関連神経障害等を含む。
【0084】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、線維筋痛症を緩和するために経口投与され得る。
【0085】
用語「治療する」または「治療」は、ヒトまたは他の動物における疾患の診断、治癒、緩和、治療、もしくは予防、またはさもなくばヒトもしくは他の動物の体の構造もしくは任意の機能に影響を与えるいずれかの活動を含む。
【0086】
任意の抗うつ剤は、デキストロメトルファンの治療特性を改善するために、デキストロメトルファンと組み合わせて使用し得る。デキストロメトルファンおよび抗うつ剤化合物は、別々の組成物もしくは投与形態で投与され得る。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤化合物とは単一の投薬形態で投与され得る。
【0087】
デキストロルファンと共投与され得る抗うつ剤組成物は、限定されないが、クロミプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、ミアンセリン、イミプラミン、2-クロミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピン、デシプラミン、プロトリプチリン、トリミプラミン、ノルトリプチリン、マプロチリン、フェネルジン、イソカルボキサジド、トラニルシプロミン、パロキセチン、トラゾドン、シタロプラム、セルトラリン、アリールオキシインダンアミン、ベナクチジン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ベンラファキシン、デスベンラファキシン、デュロキセチン、ミルタザピン、ネファゾドン、セレギリン、シブトラミン、ミルナシプラン、テソフェンシン(tesofensine)、ブラソフェンシン(brasofensine)、モクロベミド、ラサギリン、ニアラミド、イプロニアジド、イプロクロジド、トロキサトン、ブトリプチリン、ドスレピン、ジベンゼピン、イプリンドール、ロフェプラミン、オピプラモール、ノルフルオキセチン、ダポキセチン、ケタミンなど、またはこれらの化合物の任意の代謝産物もしくはプロドラッグ、またはこれらの化合物の任意の薬学的に許容可能な塩を含む。
【0088】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤は、シタロプロム(Celexa,Cipramil)、エスシタロプロム(Lexapro,Cipralex)、フルオキセチン(Prozac,Sarafem)、フルボキサミン(Luvox,Faverin)、パロキセチン(Paxil,Seroxat)、セルトラリン(Zoloft,Lustral)等のような選択的セロトニン再取り込み阻害薬;デスベンラファキシン(Pristiq)、デュロキセチン(Cymbalta)、レボミルナシプラン(Fetzima)、ミルナシプラン(Ixel,Savella)、ベンラファキシン(Effexor)等のようなセロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI);ビラゾドン(Viibryd)、ボルチオキセチン(Trintellix)等のようなセロトニンモジュレーターおよび刺激薬(SMS);ネファゾドン(Dutonin,Nefadar,Serzone)、トラゾドン(Desyrel)のようなセロトニン遮断再取り込み阻害薬(SARI)、アトモキセチン(Strattera)、レボキセチン(Edronax)、テニロキサジン(Lucelan,Metatone)、ビロキサジン(Vivalan)等のようなノルエピネフリン再取り込み阻害薬(NRI);アミトリプチリン(Elavil、Endep)、アミトリプチリンオキシド(Amioxid, Ambivalon, Equilibrin)、クロミプラミン(Anafranil)、デシプラミン(Norpramin, Pertofrane)、ジベンゼピン(Noveril,Victoril)、ジメタクリン(Istonil)、ドスレピン(Prothiaden)、ドキセピン(Adapin, Sinequan)、イミプラミン(Tofranil)、ロフェプラミン(Lomont,Gamanil)、メリトラセン(Dixeran,Melixeran,Trausabun)、ニトロキサゼピン(Sintamil)、ノルトリプチリン(Pamelor,Aventyl)、ノキシプチリン(Agedal,Elronon,Nogedal)、オピプラモール(Insidon)、ピポフェジン(Azafen/Azaphen)、プロトリプチリン(Vivactil)、トリミプラミン(Surmontil)等のような三環系抗うつ薬(TCA);アモキサピン(Asendin)、マプロチリン(Ludiomil)、ミアンセリン(Tolvon)、ミルタザピン(Remeron)、セチプチリン(Tecipul)等のような四環系抗うつ薬(TeCA);イソカルボキサジド(Marplan)、フェネルジン(Nardil)、トラニルシプロミン(Parnate)、セレギリン(Eldepryl,Zelapar,Emsam)、カロキサゾン(Surodil,Timostenil)、メトラリンドール(Inkazan)、モクロベミド(Aurorix,Manerix)、ピルリンドール(Pirazidol)、トロキサトン(Humoryl)、エプロベミド(Befol)、ミナプリン(Brantur,Cantor)、ビフェメラン(Alnert,Celeport)のようなモノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI);アゴメラチン(Valdoxan)、エスケタミン(Spravato)、ケタミン(Ketalar)、タンドスピロン(Sediel)、チアネプチン(Stablon,Coaxil)、α-メチルトリプタミン[αMT](Indopan)、エトリプタミン[α-エチルトリプタミン(αET)](Monase)、インデロキサジン(Elen,Noin)、メジホキサミン(Cledial,Gerdaxyl)、オキサフロザン(Conflictan)、ピバガビン(Tonerg)、アデメチオニン[S-アデノシル-L-メチオニン(SAMe)](Heptral,Transmetil,Samyl)、セイヨウオトギリソウ(hypericum perforatum)[セント・ジョーンズ・ワート(SJW)](Jarsin,Kira,Movina)、オキシトリプタン[5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)](Cincofarm,Levothym,Triptum)、塩化ルビジウム[RbCl](Rubinorm)、トリプトファン(Tryptan,Optimax,Aminomine)、マグネシウム、アセチルカルニチン、サフラン、アミスルプリド(Solian)、アリピプラゾール(Abilify)、ブレクスピプラゾール(Rexulti)、ルラシドン(Latuda)、オランザピン(Zyprexa)、クエチアピン(Seroquel)、リスペリドン(Risperdal)、ブスピロン(Buspar)、リチウム(Eskalith,Lithobid)、モダフィニル、サイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3)、ミノサイクリン、アミトリプチリン/クロルジアゼポキシド、アミトリプチリン/ペルフェナジン(Etafron)、フルペンチキソール/メリトラセン(Deanxit)、オランザピン/フルオキセチン(Symbyax)、トラニルシプロミン/トリフルオペラジン(Parstelin,Parmodalin,Jatrosom N,Stelapar)、4-クロロキヌレニン、AGN-241751、アピモスチネル(NRX-1074)、アルケタミン(PCN-101,HR-071603)、デキストロメタドン(REL-1017)、EVT-101(ENS-101)、ケタミン(Ketalar)、リスレネムダズ(CERC-301,MK-0657)等のようなNMDA受容体モジュレーターを含むグルタミン酸作動性薬、バシムグルラント(RG-7090)のような他の種類のグルタミン酸作動性薬;AN-788(NSD-788)、トルデスベンラファキシン(ansofaxine;LY03005,LPM570065)、PDC-1421(BLI-1005)等を含むモノアミン再取り込み阻害薬のようなモノアミン作動性薬、MIN-117(WF-516)、TGBA01AD(FKB01MD)等のようなモノアミン再取り込み阻害および受容体モジュレーター;ゲピロン(TGFK07AD;Travivo)、ピムアバンセリン(Nuplazid;ACP-103;BVF-048)、シロシビン等を含むモノアミン受容体モジュレーター;ブリラロキサジン(RP-5063、RP-5000)、ルマテペロン(ITI-007)等のような非定型抗精神病薬;アデメチオニン(SAMe;MSI-190,MSI-195,Strada);ガナキソロン(CCD-1042)、ズラノロン(SAGE-217)などのGABAA受容体陽性モジュレーター等のような神経ステロイド、3β-メトキシプレグネノロン(MAP-4343)、PH-10-ボメロフェリン等のような別の神経ステロイド;アチカプラント(JNJ-67953964,CERC-501,LY-2456302)、BTRX-335140(BTRX-140)、ブプレノルフィン/サミドルファン(ALKS-5461)を含むκ-オピオイド受容体拮抗薬のようなオピオイド作動性薬、BTRX-246040(BTRX-140)のような他のオピオイド作動性薬;ヒドロキシノルケタミン((2R,6R)-HNK)、JNJ-39393406、JNJ-54175446、JNJ-61393215(JNJ-3215、JNJ-61393215;Orexin-1)、NNI-351、NSI-189、NV-5138、オナボツリヌム毒素A(ボツリヌス毒素A、Botox)、プラミペキソール(CTC-501、CTC-413)、セルトレキサント(MIN-202、JNJ-42847922、JNJ-922)、シルクマブ(CNTO-136)、SUVN-911、TS-121等;トラマドール(ETS6103;Viotra);シクロセリン/ルラシドン;7,8-ジヒドロキシフラボン(7,8-DHF)、ミノサイクリン、亜酸化窒素、プラミペキソール、R13等、であることができる。
【0089】
いくつかの実施形態において、約40~120mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mgmg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのレボミルナシプラン(Fetzima)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0090】
いくつかの実施形態において、約0.5~1.4mg/kg(子どもについて)、約40~100mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアトモキセチン(Strattera)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0091】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのテニロキサジン(Lucelan,Metatone)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0092】
いくつかの実施形態において、約5~20mg、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのビロキサジン(Vivalan)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0093】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアミトリプチリンオキシド(Amioxid,Ambivalon,Equilibrin)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0094】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのジメタクリン(Istonil)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0095】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのメリトラセン(Dixeran,Melixeran,Trausabun)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0096】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのニトロキサゼピン(Sintamil)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0097】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのノキシプチリン(Agedal,Elronon,Nogedal)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0098】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのピポフェジン(Azafen/Azaphen)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0099】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのセチプチリン(Tecipul)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0100】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのカロキサゾン(Surodil,Timostenil)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0101】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのメトラリンドール(Inkazan)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0102】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのピルリンドール(Pirazidol)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0103】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのエプロベミド(Befol)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0104】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのミナプリン(Brantur,Cantor)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0105】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのビフェメラン(Alnert,Celeport)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0106】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアゴメラチン(Valdoxan)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0107】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのエスケタミン(Spravato)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0108】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのタンドスピロン(Sediel)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0109】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのチアネプチン(Stablon,Coaxil)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0110】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのα-メチルトリプタミン[αMT](Indopan)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0111】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのエトリプタミン[α-エチルトリプタミン(αET)](Monase)と、と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0112】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのインデロキサジン(Elen,Noin)、メジホキサミン(Cledial,Gerdaxyl)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0113】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのオキサフロザン(Conflictan)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0114】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのピバガビン(Tonerg)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0115】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアデメチオニン[S-アデノシル-L-メチオニン(SAMe)](Heptral,Transmetil,Samyl)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0116】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのセイヨウオトギリソウ(hypericum perforatum)[セント・ジョーンズ・ワート(SJW)](Jarsin,Kira,Movina)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0117】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのオキシトリプタン[5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)](Cincofarm,Levothym,Triptum)、塩化ルビジウム[RbCl](Rubinorm)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0118】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのトリプトファン(Tryptan,Optimax,Aminomine)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0119】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのマグネシウム、アセチルカルニチン、サフラン、アミスルプリド(Solian)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0120】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアリピプラゾール(Abilify)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0121】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのブレクスピプラゾール(Rexulti)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0122】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのルラシドン(Latuda)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0123】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのオランザピン(Zyprexa)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0124】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのクエチアピン(Seroquel)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0125】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのリスペリドン(Risperdal)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0126】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのブスピロン(Buspar)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0127】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのリチウム(Eskalith,Lithobid)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0128】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのモダフィニルと、、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0129】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのサイロキシン(T4)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0130】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのトリヨードサイロニン(T3)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0131】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのミノサイクリンと、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0132】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアミトリプチリン/クロルジアゼポキシドと、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0133】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアミトリプチリン/ペルフェナジン(Etafron)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0134】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのフルペンチキソール/メリトラセン(Deanxit)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0135】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのオランザピン/フルオキセチン(Symbyax)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0136】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのトラニルシプロミン/トリフルオペラジン(Parstelin,Parmodalin,Jatrosom N,Stelapar)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0137】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgの4-クロロキヌレニンと、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0138】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのAGN-241751と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0139】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアピモスチネル(NRX~1074)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0140】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアルケタミン(PCN~101,HR~071603)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0141】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのデキストロメサドン(REL-1017)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0142】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのEVT-101(ENS-101)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0143】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのリスレネムダズ(CERC-301,MK-0657)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0144】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのバシムグルラント(RG-7090)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0145】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのAN-788(NSD-788)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0146】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのトルデスベンラファキシ(ansofaxine;LY03005,LPM570065)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0147】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのPDC-1421(BLI-1005)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0148】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのMIN-117(WF-516)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0149】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのTGBA01AD(FKB01MD)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0150】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのゲピロン(TGFK07AD;Travivo)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0151】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのピムアバンセリン(Nuplazid;ACP-103;BVF-048)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0152】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのシロシビンと、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0153】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのブリラロキサジン(RP-5063,RP-5000)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0154】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのルマテペロン(ITI-007)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0155】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアデメチオニン(SAMe;MS-190,MSI-195,Strada)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0156】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのガナキソロン(CCD-1042)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0157】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのズラノロン(SAGE-217)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0158】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgの3β-メトキシプレグネノロン(MAP-4343)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0159】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのpH-10-ボメロフェリンと、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0160】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのアチカプラント(JNJ-67953964,CERC-501,LY-2456302)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0161】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのBTRX-335140(BTRX-140)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0162】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのブプレノルフィン/サミドルファン(ALKS-5461)、BTRX-246040(LY-2940094)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0163】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのヒドロキシノルケタミン((2R,6R)~HNK)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0164】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのJNJ-39393406と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0165】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのJNJ-54175446と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0166】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのJNJ-61393215と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0167】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgの(JNJ~3215,JNJ~61393215;Orexin~1)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0168】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのNNI-351と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0169】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのNSI-189と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0170】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのNV-5138と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0171】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのオナボツリヌムトキシンA(ボツリヌス毒素A、Botox)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0172】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのプラミペキソール(CTC-501,CTC-413)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0173】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのセルトレキサント(MIN-202,JNJ-42847922,JNJ-922)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0174】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのシルクマブ(CNTO-136)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0175】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのSUVN-911と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0176】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのTS-121と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0177】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのトラマドール(ETS6103;Viotra)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0178】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのシクロセリン/ルラシドンと、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0179】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgの7,8-ジヒドロキシフラボン(7,8~DHF)と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0180】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのミノサイクリンと、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0181】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgの亜酸化窒素と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0182】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのプラミペキソールと、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0183】
いくつかの実施形態において、約0.01~1mg、約1~2mg、約2~3mg、約3~4mg、約4~5mg、約5~6mg、約6~7mg、約7~8mg、約8~9mg、約9~10mg、約0.01~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~250mg、約250~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約400~450mg、または約450~500mgのR13と、約30~60mg、約40~50mg、または約60~120mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0184】
いくつかの実施形態において、約10~60mgまたは約20~30mgのアゴメラチンと、約30~60mgまたは約40~50mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0185】
いくつかの実施形態において、約2~10mgまたは約3~5mgのレボキセチンと、約30~60mgまたは約40~50mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0186】
いくつかの実施形態において、約2~10mgまたは約3~5mgのエスレボキセチンと、約30~60mgまたは約40~50mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0187】
いくつかの実施形態において、約2~40mg、約4~6mg、約8~12mgまたは約16~24mgのボルチオキセチンと、約30~60mgまたは約40~50mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0188】
いくつかの実施形態において、約10~240mgまたは約20~120mgのレボミルナシプランと、約30~60mgまたは約40~50mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0189】
いくつかの実施形態において、約5~80mg、約10~30mgまたは約20~40mgのビラゾドンと、約30~60mgまたは約40~50mgのデキストロメトルファンとが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0190】
いくつかの実施形態において、約15~120μg/kg/時のブレキサノロンが、60時間にわたって(例えば、静脈内注射によって)投与され、且つ約60~120mgまたは約80~100mgのデキストロメトルファンが(または本明細書に記載の他の量で)、1日に1回または2回、うつまたはアルツハイマー病に伴う焦燥のような精神神経症状を治療するためにヒトに、(例えば、経口で)投与される。
【0191】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との組み合わせは、いずれか一方の成分を投与することによって達成される場合よりも、大きな疼痛緩和のようなより高い効果を提供し得る。高代謝群において、デキストロメトルファンは、急速且つ広範囲に代謝され得、高用量でさえも低全身曝露をもたらす。抗うつ剤は、デキストロメトルファン代謝の阻害剤である。
【0192】
上述したように、この阻害は、痛み、鬱病、禁煙等を含む神経障害の緩和のような相加または相乗効果をもたらす、デキストロメトルファンの血漿濃度を増大し得る。したがって、デキストロメトルファン代謝の阻害は組み合わせの多くの潜在的な利点のうちの1つだけであるが、デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与は、それによって多くの個人に抗うつ剤の有効性を増強し得る。デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与は、多くの個人について抗うつ剤の鎮痛特性を増強し得る。デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与はまた、作用のより早い開始を含む、多くの個人について抗うつ剤の抗うつ特性を増強し得る。
【0193】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与の別の潜在的利点は、デキストロメトルファンによる治療に関連したそのような傾眠などの有害事象の可能性を低減に有用であり得ることである。これは、例えば、デキストロメトルファンで治療される結果として有害事象を経験する危険性のあるヒト患者において、有用であり得る。
【0194】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与の別の潜在的な利点は、抗うつ剤による治療に関連した、発作のような有害事象の可能性を低減するために有用であり得ることである。これは、例えば、抗うつ剤で治療される結果として有害事象を経験する危険性のあるヒト患者において、有用であり得る。
【0195】
抗うつ剤に関して、共投与は、中枢神経系有害事象、胃腸の事象、または抗うつ剤に関連した別のタイプの有害事象を低減し得る。中枢神経系(CNS)の有害事象は、限定されないが、神経質、めまい、不眠、ふらつき、振戦、幻覚、痙攣、CNS抑制、恐怖、不安、頭痛、増大した神経過敏または興奮、耳鳴り、眠気、めまい、鎮静、傾眠、錯乱、見当識障害、倦怠感、協調運動障害、疲労、幸福感、神経過敏、不眠、睡眠の乱れ、けいれん発作、興奮、緊張のような状態、ヒステリー、幻覚、妄想、パラノイア、頭痛および/または片頭痛、ならびに眼球運動危機、斜頸、過剰興奮性、筋緊張の増大、運動失調および/または舌突出のような錐体外路症状を含む。
【0196】
胃腸の有害事象は、限定されないが、吐き気、嘔吐、腹痛、嚥下障害、消化不良、下痢、腹部膨満、鼓腸、出血を伴う消化性潰瘍、軟便、便秘、胃の痛み、胸焼け、ガス、食欲不振、胃の膨満感、消化不良、膨満感、胃酸過多、口渇、胃腸障害、および胃の痛みを含む。
【0197】
デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与は、2つの化合物が同じ剤形で投与されることを必ずしも必要としない。例えば、2つの化合物は、単一剤形で投与され得、またはそれらは、2つの別々の剤形で投与され得る。さらに、2つの化合物は同時に投与され得るが、これは必須ではない。共投与による治療が実行されている時間の少なくとも一部の時間において同時にヒトの身体に両方がある限り、化合物は異なる時間に与えられ得る。
【0198】
抗うつ剤の副作用は、デキストロメトルファンと共に抗うつ剤を投与することによって低減され得る。低減する可能性のある副作用の例は、回転と運動の異常感覚、焦燥、腕の衰弱、膨満感、目のかすみ、目の灼熱感、耳鳴り、バイタルサインの変化(これに限るものではないが、心拍、呼吸数、体温、および血圧を含む)、冷感、便秘、集中困難、睡眠困難、入眠困難、排尿困難、排便困難、耳の不快感、目の不快感、胃の不快感、めまい、唇の乾燥、口の乾燥、喉の乾燥、月経困難症、疲労、熱っぽい、頭が重い、いつもより興奮する、いつもより疲れた感じがする、疲れを感じる、手の震え、手の脱力感、頭痛、胸やけ、ほてり、血圧上昇、皮膚過敏症、頭および顔の皮膚過敏症、不随意筋収縮、全身の不随意筋収縮、膝痛、脚気、ふらつき、軟便、食欲不振、腰痛、月経異常、金属味がする、唾液量増加、粘膜乾燥、鼻づまり、吐き気、鼻水、目の軽い圧迫感、伸びをした時やあくびをした時の震え、皮膚過敏、腕、顔および/または頭の皮膚過敏、睡眠障害、軟便、胃痛、胃部不快感、手および/または足の汗、喉の炎症、喉痛、耳鳴り、震え、および/または脱力感を含む。これらの副作用は、医薬規制用語集(MedRA)に掲載されている対応する用語、同等な用語、またはその他の関連する用語に従って参照またはグループ化することもできる。
【0199】
いくつかの実施形態において、デキストロルファンと抗うつ剤との組み合わせからなる共投与は、抗うつ剤とデキストロメトルファンとの両方が疼痛緩和特性に寄与する結果となる。例えば、組み合わせは、抗うつ剤単独と比較し、またはデキストロメトルファン単独と比較し、作用の潜在的により早い開始を含む疼痛緩和特性を改善し得る。
【0200】
いくつかの実施形態において、組み合わせは、抗うつ剤単独と比較して、少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約100%、約500%まで、もしくは1000%まで、約0.5%~約1000%、約10%~約20%、約20%~約30%、約30%~約40%、約40%~約50%、約50%~約60%、約60%~約70%、約70%~約80%、約80%~約90%、約90%~約100%、約100%~約110%、約110%~約120%、約120%~約130%、約130%~約140%、約140%~約150%、約150%~約160%、約160%~約170%、約170%~約180%、約180%~約190%、約190%~約200%、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の疼痛緩和の量、またはこれらの任意の値の間の任意の疼痛緩和の量の疼痛緩和特性を改善し得る。
【0201】
いくつかの実施形態において、組み合わせは、デキストロルファン単独と比較して、少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約100%、約500%まで、もしくは1000%まで、約0.5%~約1000%、約10%~約20%、約20%~約30%、約30%~約40%、約40%~約50%、約50%~約60%、約60%~約70%、約70%~約80%、約80%~約90%、約90%~約100%、約100%~約110%、約110%~約120%、約120%~約130%、約130%~約140%、約140%~約150%、約150%~約160%、約160%~約170%、約170%~約180%、約180%~約190%、約190%~約200%、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の疼痛緩和の量、またはこれらの任意の値の間の任意の疼痛緩和の量の疼痛緩和特性を改善し得る。
【0202】
特に断りのない限り、構造、名称、または任意の他の手段により、デキストロメトルファンまたは抗うつ剤のような本明細書に記載されている化合物への言及は、薬学的に許容される塩、多形体、溶媒和物、水和物などの代替固体形態、互変異性体、重水素変性デキストロメトルファンのような重水素変性物、化合物が本明細書に記載のように用いられる条件下で本明細書に記載の化合物に急速に変換しうる任意の化学種を含む。
【0203】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤の1つの立体異性体の過剰量を投与することができる。他の実施形態において、抗うつ剤の過剰のS-エナンチオマー(例えば、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、または光学異性的に純粋なS-エナンチオマー)、または過剰のR-エナンチオマー(例えば、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、または光学異性的に純粋なR-エナンチオマー)が投与され得る。
【0204】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との両方が即時放出性となるように製剤化される。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との両方が徐放性であるように製剤化される。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンは即時放出性となるように製剤化され、抗うつ剤は徐放性となるように製剤化される。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンは徐放性となるように製剤化され、抗うつ剤は即時放出性となるように製剤化される。
【0205】
重水素変性デキストロメトルファンの例は、限定されないが、以下に示す
【化2】

d6-デキストロメトルファンを含む。
【0206】
剤形または組成物は、単独またはビヒクル内で、デキストロメトルファンと抗うつ剤との配合物または混合物であり得る。例えば、デキストロメトルファンおよび抗うつ剤は、ビヒクル内で互い分散され得、またはビヒクル内で一緒に分散され得る。分散液は固体材料の混合物を含み、小さな個々の粒子は、実質的に1つの化合物であるが、2つの異なる薬剤の2つの粉体が固体ビヒクル材料と配合される場合に起こり得るような、小さな粒子同士が互いに分散され、配合が固体形態において行われる。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンおよび抗うつ剤は、組成物または剤形内に実質的に均一に分散され得る。代わりに、デキストロメトルファンおよび抗うつ剤は、組成物または剤形内で別個のドメインまたは相にあり得る。例えば、一方の薬剤はコーティングにあり得、他方の薬物はコーティング内のコアにあり得る。例えば、一方の薬剤は徐放のために製剤化されることができ、他方の薬剤は即時放出のために製剤化されることができる。
【0207】
いくつかの実施形態は、徐放を提供する剤形の抗うつ剤と即時放出を提供する剤形のデキストロメトルファンとを含む錠剤の投与を含む。抗うつ剤の徐放を達成し得る様々な方法があるが、いくつかの実施形態において、抗うつ剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースと組み合わされる。例えば、抗うつ剤の粒子は、配合粉末の混合物を形成するために、微結晶性セルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えばMETHOCEL(登録商標))と配合され得る。これは、単一の錠剤の即時放出のデキストロメトルファンと組み合わせ得る。
【0208】
デキストロメトルファンおよび/または抗うつ剤(便宜上本明細書でまとめてすべて「治療化合物」と呼ばれる)は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,2005に記載の投与の選択された経路および標準薬務に基づき選択された医薬キャリアと組み合わされ得る。有効成分およびキャリアの相対的な割合は、例えば、化合物の溶解度および化学性質、投与の選択された経路ならびに標準薬務により決定され得る。
【0209】
治療化合物は、患者の体内の所望の部位または作用部位(1または複数)との活性剤の接触をもたらす任意の手段によって投与され得る。化合物は、個々の治療薬としてまたは治療薬の組み合わせのいずれかとして、医薬と併せて使用可能な任意の従来の手段によって投与され得る。例えば、それらは、医薬組成物中で唯一の活性剤として投与され得、またはそれらは他の治療的に活性成分と組み合わせて使用され得る。
【0210】
治療化合物は、例えば経口または非経口的に、選択された投与経路に適合する種々の形態でヒト患者に投与され得る。この点において、非経口投与は、以下の経路による投与を含む。すなわち、静脈内、筋肉内、皮下、眼内、滑液嚢内、経皮、眼、舌下および頬を含む経上皮、通気、エアロゾルおよび直腸全身を介した眼科、皮膚、眼、直腸および鼻吸入を含む局所的投与である。
【0211】
治療組成物におけるデキストロメトルファンの量は、変化し得る。例えば、いくつかの液体組成物は、約0.0001%(w/v)から約50%(w/v)、約0.01%(w/v)から約20%(w/v)、約0.01%から約10%(w/v)、約0.001%(w/v)から約1%(w/v)、約0.1%(w/v)から約0.5%(w/v)、約1%(w/v)から約3%(w/v)、約3%(w/v)から約5%(w/v)、約5%(w/v)から約7%(w/v)、約7%(w/v)から約10%(w/v)、約10%(w/v)から約15%(w/v)、約15%(w/v)から約20%(w/v)、約20%(w/v)から約30%(w/v)、約30%(w/v)から約40%(w/v)、または約40%(w/v)から約50%(w/v)のデキストロメトルファンを含み得る。
【0212】
いくつかの液体剤形は、約10mgから約500mg、約30mgから約350mg、約50mgから約200mg、約50mgから約70mg、約20mgから約50mg、約30mgから約60mg、約40mgから約50mg、約40mgから約55mg、約40mgから約42mg、約42mgから約44mg、約44mgから約46mg、約46mgから約48mg、約48mgから約50mg、約80mgから約100mg、約110mgから約130mg、約170mgから約190mg、約45mg、約60mg、約90mg、約120mg、もしくは約180mgのデキストロメトルファン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のデキストロメトルファンの量、またはこれらの任意の値の間の任意のデキストロメトルファンの量を含み得る。
【0213】
いくつかの固体組成物は、少なくとも約5%(w/w)、少なくとも約10%(w/w)、少なくとも約20%(w/w)、少なくとも約50%(w/w)、少なくとも約70%(w/w)、少なくとも約80%、約10%(w/w)から約30%(w/w)、約10%(w/w)から約20%(w/w)、約20%(w/w)から約30%(w/w)、約30%(w/w)から約50%(w/w)、約30%(w/w)から約40%(w/w)、約40%(w/w)から約50%(w/w)、約50%(w/w)から約80%(w/w)、約50%(w/w)から約60%(w/w)、約70%(w/w)から約80%(w/w)、または約80%(w/w)から約90%(w/w)のデキストロメトルファンを含み得る。
【0214】
いくつかの固体剤形は、約10mgから約500mg、約30mgから約350mg、約20mgから約50mg、約30mgから約60mg、約40mgから約50mg、約40mgから約42mg、約42mgから約44mg、約44mgから約46mg、約46mgから約48mg、約48mgから約50mg、約50mgから約200mg、約50mgから約70mg、約80mgから約100mg、約110mgから約130mg、約170mgから約190mg、約60mg、約90mg、約120mg、もしくは約180mgのデキストロメトルファン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のデキストロメトルファンの量、またはこれらの任意の値の間の任意のデキストロメトルファンの量を含み得る。
【0215】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンの量は、患者の体重に基づき、約0.1mg/kg~約20mg/kg、約0.75mg/kg~約7.5mg/kg、約0.1mg/kg~約5mg/kg、約0.1mg/kg~約3mg/kg、約0.3mg/kg~約0.9mg/kg、約0.3mg/kg~約1mg/kg、約0.6mg/kg~約0.8mg/kg、約0.7mg/kg~約0.8mg/kg、約0.75mg/kg、約0.4mg/kg~約1.5mg/kg、約1mg/kg~約2mg/kg、約10mg/kg~約20mg/kg、約12mg/kg~約17mg/kg、約15mg/kg~約20mg/kg、約1mg/kg、約1mg/kg~約10mg/kgの範囲にある、またはこれらの範囲によって区切られる任意の値またはその間にある任意の値である。
【0216】
治療用組成物における抗うつ剤の量は、変化し得る。デキストロメトルファンの血漿濃度の増大が望まれる場合、抗うつ剤は、デキストロメトルファンの血漿濃度を増加させる量で投与されるべきである。例えば、抗うつ剤は、8日目、9日目、または10日目で、抗うつ剤無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンの血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、少なくとも約40倍、少なくとも約50倍、少なくとも約60倍、少なくとも約70倍、または少なくとも約80倍であるヒトにおけるデキストロメトルファンの血漿濃度をもたらす量で投与され得る。
【0217】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤は、8日目、9日目、または10日目で、抗うつ剤無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンの血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、少なくとも約40倍、少なくとも約50倍、少なくとも約60倍、少なくとも約70倍、または少なくとも約80倍である、投与時間からの曲線下の12時間領域(AUC0-12)または投与後12時間後(C平均)についてのヒトにおける平均血漿濃度をもたらす、デキストロメトルファンの量でヒトに投与され得る。
【0218】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤は、8日目、9日目、または10日目で、同じ量の抗うつ剤の血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、または少なくとも約40倍である、ヒトにおけるデキストロメトルファンの最大血漿濃度(C最大)をもたらす量でヒトに投与され得る。
【0219】
抗うつ剤の共投与のために、デキストロメトルファン血漿濃度の増大は、抗うつ剤無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンと比較して、抗うつ剤が投与される第1日目に生じ得る。例えば、抗うつ剤が投与される第1日目のデキストロメトルファン血漿濃度は、抗うつ剤無しで同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得る水準の少なくとも約1.5倍、少なくとも約2倍、少なくとも約2.5倍、少なくとも約3倍、少なくとも約4倍、少なくとも約5倍、少なくとも約6倍、少なくとも約7倍、少なくとも約8倍、少なくとも約9倍、または少なくとも約10倍であり得る。
【0220】
いくつかの実施形態において、例えば、デキストロメトルファンと抗うつ剤とを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた第1日目のデキストロメトルファンAUCは、抗うつ剤無しで同じ量のデキストロメトルファンを投与することで達成され得るAUCの少なくとも2倍であり得る。
【0221】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた最初の日のデキストロメトルファンAUC0-12は、少なくとも約15ng・時間/mL、少なくとも約17ng・時間/mL、少なくとも約19ng・時間/mL、少なくとも約20ng・時間/mL、少なくとも約22ng・時間/mL、少なくとも約23ng・時間/mL、少なくとも約24ng・時間/mL、少なくとも約25ng・時間/mL、少なくとも約26ng・時間/mL、少なくとも約27ng・時間/mL、少なくとも約28ng・時間/mL、少なくとも約29ng・時間/mL、少なくとも約30ng・時間/mL、少なくとも約31ng・時間/mL、少なくとも約32ng・時間/mL、少なくとも約33ng・時間/mL、少なくとも約34ng・時間/mL、少なくとも約35ng・時間/mL、少なくとも約36ng・時間/mL、少なくとも約37ng・時間/mL、少なくとも約38ng・時間/mL、少なくとも約39ng・時間/mL、少なくとも約40ng・時間/mL、少なくとも約41ng・時間/mL、少なくとも約42ng・時間/mL、少なくとも約43ng・時間/mL、少なくとも約44ng・時間/mL、少なくとも約45ng・時間/mL、少なくとも約46ng・時間/mL、少なくとも約47ng・時間/mL、少なくとも約48ng・時間/mL、少なくとも約49ng・時間/mL、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約51ng・時間/mL、少なくとも約52ng・時間/mL、少なくとも約53ng・時間/mL、少なくとも約54ng・時間/mL、少なくとも約55ng・時間/mL、少なくとも約56ng・時間/mL、少なくとも約56.7ng・時間/mL、および10,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0222】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンAUC0-12は、少なくとも約40ng・時間/mL、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約60ng・時間/mL、少なくとも約70ng・時間/mL、少なくとも約80ng・時間/mL、少なくとも約90ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約150ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約250ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約350ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約450ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約525ng・時間/mL、約525ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約650ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約750ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、約800ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約875ng・時間/mL、約875ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約900ng・時間/mL~約1000ng・時間/mL、約1000ng・時間/mL~約1100ng・時間/mL、約1100ng・時間/mL~約1200ng・時間/mL、約1200ng・時間/mL~約1300ng・時間/mL、約1300ng・時間/mL~約1400ng・時間/mL、約1400ng・時間/mL~約1500ng・時間/mL、約1500ng・時間/mL~約1600ng・時間/mL、約1600ng・時間/mL~約1700ng・時間/mL、約1700ng・時間/mL~約1800ng・時間/mL、約1800ng・時間/mL~約2000ng・時間/mL、少なくとも約850ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約950ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1050ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1150ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1250ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1350ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1450ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1550ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1625ng・時間/mL、少なくとも約1650ng・時間/mL、少なくとも約1675ng・時間/mL、または少なくとも約1686.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約50,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0223】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンAUC0-24は、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約1850ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約2950ng・時間/mL、または少なくとも約2975.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0224】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンAUC0-infは、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約3000ng・時間/mL、少なくとも約3100ng・時間/mL、少なくとも約3200ng・時間/mL、少なくとも約3300ng・時間/mL、少なくとも約3400ng・時間/mL、少なくとも約3500ng・時間/mL、少なくとも約3600ng・時間/mL、少なくとも約3700ng・時間/mL、少なくとも約3800ng・時間/mL、少なくとも約3900ng・時間/mL、少なくとも約4000ng・時間/mL、少なくとも約4100ng・時間/mL、少なくとも約4200ng・時間/mL、少なくとも約4300ng・時間/mL、少なくとも約4400ng・時間/mL、少なくとも約4500ng・時間/mL、少なくとも約4600ng・時間/mL、少なくとも約4700ng・時間/mL、少なくとも約4800ng・時間/mL、少なくとも約4900ng・時間/mL、少なくとも約5000ng・時間/mL、少なくとも約5100ng・時間/mL、少なくとも約5200ng・時間/mL、少なくとも約5300ng・時間/mL、少なくとも約5400ng・時間/mL、少なくとも約5500ng・時間/mL、少なくとも約5600ng・時間/mL、少なくとも約5700ng・時間/mL、少なくとも約5800ng・時間/mL、少なくとも約5900ng・時間/mL、少なくとも約6000ng・時間/mL、少なくとも約6100ng・時間/mL、少なくとも約6200ng・時間/mL、少なくとも約6300ng・時間/mL、少なくとも約6400ng・時間/mL、少なくとも約6500ng・時間/mL、少なくとも約6600ng・時間/mL、少なくとも約6700ng・時間/mL、少なくとも約6800ng・時間/mL、少なくとも約6900ng・時間/mL、少なくとも約7000ng・時間/mL、少なくとも約7100ng・時間/mL、少なくとも約7150ng・時間/mL、少なくとも約7200ng・時間/mL、または少なくとも約7237.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0225】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンAUC0-12は、少なくとも約40ng・時間/mL少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約60ng・時間/mL、少なくとも約70ng・時間/mL、少なくとも約80ng・時間/mL、少なくとも約90ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約150ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約250ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約350ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約450ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約525ng・時間/mL、約525ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約650ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約750ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、約800ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約875ng・時間/mL、約875ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約900ng・時間/mL~約1,000ng・時間/mL、約1,000ng・時間/mL~約1,100ng・時間/mL、約1,100ng・時間/mL~約1,200ng・時間/mL、約1,200ng・時間/mL~約1,300ng・時間/mL、約1,300ng・時間/mL~約1,400ng・時間/mL、約1,400ng・時間/mL~約1,500ng・時間/mL、約1,500ng・時間/mL~約1,600ng・時間/mL、約1,600ng・時間/mL~約1,700ng・時間/mL、約1,700ng・時間/mL~約1,800ng・時間/mL、約1,800ng・時間/mL~約2,000ng・時間/mL、少なくとも約850ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約950ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1050ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1150ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1250ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1350ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1450ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1550ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1625ng・時間/mL、少なくとも約1650ng・時間/mL、少なくとも約1675ng・時間/mL、または少なくとも約1686.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約50,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0226】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンAUC0-24は、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約1850ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約2950ng・時間/mL、または少なくとも約2975.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0227】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンAUC0-infは、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約3000ng・時間/mL、少なくとも約3100ng・時間/mL、少なくとも約3200ng・時間/mL、少なくとも約3300ng・時間/mL、少なくとも約3400ng・時間/mL、少なくとも約3500ng・時間/mL、少なくとも約3600ng・時間/mL、少なくとも約3700ng・時間/mL、少なくとも約3800ng・時間/mL、少なくとも約3900ng・時間/mL、少なくとも約4000ng・時間/mL、少なくとも約4100ng・時間/mL、少なくとも約4200ng・時間/mL、少なくとも約4300ng・時間/mL、少なくとも約4400ng・時間/mL、少なくとも約4500ng・時間/mL、少なくとも約4600ng・時間/mL、少なくとも約4700ng・時間/mL、少なくとも約4800ng・時間/mL、少なくとも約4900ng・時間/mL、少なくとも約5000ng・時間/mL、少なくとも約5100ng・時間/mL、少なくとも約5200ng・時間/mL、少なくとも約5300ng・時間/mL、少なくとも約5400ng・時間/mL、少なくとも約5500ng・時間/mL、少なくとも約5600ng・時間/mL、少なくとも約5700ng・時間/mL、少なくとも約5800ng・時間/mL、少なくとも約5900ng・時間/mL、少なくとも約6000ng・時間/mL、少なくとも約6100ng・時間/mL、少なくとも約6200ng・時間/mL、少なくとも約6300ng・時間/mL、少なくとも約6400ng・時間/mL、少なくとも約6500ng・時間/mL、少なくとも約6600ng・時間/mL、少なくとも約6700ng・時間/mL、少なくとも約6800ng・時間/mL、少なくとも約6900ng・時間/mL、少なくとも約7000ng・時間/mL、少なくとも約7100ng・時間/mL、少なくとも約7150ng・時間/mL、少なくとも約7200ng・時間/mL、または少なくとも約7237.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0228】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンAUC0-12は、少なくとも約40ng・時間/mL、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約60ng・時間/mL、少なくとも約70ng・時間/mL、少なくとも約80ng・時間/mL、少なくとも約90ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約150ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約250ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約350ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約450ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約525ng・時間/mL、約525ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約650ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約750ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、約800ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約875ng・時間/mL、約875ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約900ng・時間/mL~約1,000ng・時間/mL、約1,000ng・時間/mL~約1,100ng・時間/mL、約1,100ng・時間/mL~約1,200ng・時間/mL、約1,200ng・時間/mL~約1,300ng・時間/mL、約1,300ng・時間/mL~約1,400ng・時間/mL、約1,400ng・時間/mL~約1,500ng・時間/mL、約1,500ng・時間/mL~約1,600ng・時間/mL、約1,600ng・時間/mL~約1,700ng・時間/mL、約1,700ng・時間/mL~約1,800ng・時間/mL、約1,800ng・時間/mL~約2,000ng・時間/mL、少なくとも約850ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約950ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1050ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1150ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1250ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1350ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1450ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1550ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1625ng・時間/mL、少なくとも約1650ng・時間/mL、少なくとも約1675 ng・時間/mL、または少なくとも約1686.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約50,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0229】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンAUC0-24は、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約1850ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約2950ng・時間/mL、または少なくとも約2975.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0230】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンAUC0-infは、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約3000ng・時間/mL、少なくとも約3100ng・時間/mL、少なくとも約3200ng・時間/mL、少なくとも約3300ng・時間/mL、少なくとも約3400ng・時間/mL、少なくとも約3500ng・時間/mL、少なくとも約3600ng・時間/mL、少なくとも約3700ng・時間/mL、少なくとも約3800ng・時間/mL、少なくとも約3900ng・時間/mL、少なくとも約4000ng・時間/mL、少なくとも約4100ng・時間/mL、少なくとも約4200ng・時間/mL、少なくとも約4300ng・時間/mL、少なくとも約4400ng・時間/mL、少なくとも約4500ng・時間/mL、少なくとも約4600ng・時間/mL、少なくとも約4700ng・時間/mL、少なくとも約4800ng・時間/mL、少なくとも約4900ng・時間/mL、少なくとも約5000ng・時間/mL、少なくとも約5100ng・時間/mL、少なくとも約5200ng・時間/mL、少なくとも約5300ng・時間/mL、少なくとも約5400ng・時間/mL、少なくとも約5500ng・時間/mL、少なくとも約5600ng・時間/mL、少なくとも約5700ng・時間/mL、少なくとも約5800ng・時間/mL、少なくとも約5900ng・時間/mL、少なくとも約6000ng・時間/mL、少なくとも約6100ng・時間/mL、少なくとも約6200ng・時間/mL、少なくとも約6300ng・時間/mL、少なくとも約6400ng・時間/mL、少なくとも約6500ng・時間/mL、少なくとも約6600ng・時間/mL、少なくとも約6700ng・時間/mL、少なくとも約6800ng・時間/mL、少なくとも約6900ng・時間/mL、少なくとも約7000ng・時間/mL、少なくとも約7100ng・時間/mL、少なくとも約7150ng・時間/mL、少なくとも約7200ng・時間/mL、または少なくとも約7237.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
【0231】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた第1日目のデキストロメトルファンC最大は、抗うつ剤無しで同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得るC最大の少なくとも2倍であり得る。
【0232】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる最初の日のデキストロメトルファンC最大は、少なくとも約1.0ng/mL、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約2.5ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約3.1ng/mL、少なくとも約3.2ng/mL、少なくとも約3.3ng/mL、少なくとも約3.4ng/mL、少なくとも約3.5ng/mL、少なくとも約3.6ng/mL、少なくとも約3.7ng/mL、少なくとも約3.8ng/mL、少なくとも約3.9ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約4.1ng/mL、少なくとも約4.2ng/mL、少なくとも約4.3ng/mL、少なくとも約4.4ng/mL、少なくとも約4.5ng/mL、少なくとも約4.6ng/mL、少なくとも約4.7ng/mL、少なくとも約4.8ng/mL、少なくとも約4.9ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約5.1ng/mL、少なくとも約5.2ng/mL、少なくとも約5.3ng/mL、少なくとも約5.4ng/mL、少なくとも約5.5ng/mL、少なくとも約5.6ng/mL、少なくとも約5.7ng/mL、少なくとも約5.7ng/mL、少なくとも約5.8ng/mL、少なくとも約5.9ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約6.1ng/mL、少なくとも約6.2ng/mL、少なくとも約6.3ng/mL、少なくとも約6.4ng/mL、少なくとも約6.5ng/mL、少なくとも約6.6ng/mL、少なくとも約6.7ng/mL、少なくとも約6.8ng/mL、少なくとも約6.9ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約7.1ng/mL、少なくとも約7.2ng/mL、少なくとも約7.3ng/mL、少なくとも約7.4ng/mL、少なくとも約7.5ng/mL、少なくとも約7.6ng/mL、少なくとも約7.7ng/mL、少なくとも約7.8ng/mL、少なくとも約7.9ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約8.1ng/mL、少なくとも約8.2ng/mL、少なくとも約8.3ng/mL、少なくとも約8.4ng/mL、少なくとも約8.5ng/mL、少なくとも約8.6ng/mL、または少なくとも約8.7ng/mLであり得、いくつかの実施形態において、約1000ng・時間/mLまでであり得る。
【0233】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンC最大は、約50ng/mL~約60ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも約145ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約155ng/mL、または少なくとも約158.1ng/mLであり得、いくつかの実施形態において約10,000ng/mLまでであり得る。
【0234】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンC最大は、約50ng/mL~約60ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも約145ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約155 ng/mL、または少なくとも約158.1ng/mLであり得、いくつかの実施形態において約10,000ng/mLまでであり得る。
【0235】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンC最大は、約50ng/mL~約60ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも約145ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約155 ng/mL、または少なくとも約158.1ng/mLであり得、いくつかの実施形態において約10,000ng/mLまでであり得る。
【0236】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤は、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間にわたって、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mLであり、いくつかの実施形態において約10,000ng/mLまでであり得るデキストロメトルファンC平均をもたらす量で投与される。例えば、デキストロメトルファンを1日目の午前8時および午後8時に投与し、デキストロメトルファンを1日目の午前8時後および午後8時前に投与しない場合、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間は、1日目の午前8時の直後から午後8時の直前までである。
【0237】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンC平均は、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mLであり得、いくつかの実施形態において、約10,000ng/mLまでであり得る。上記のC平均値は、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間、またはデキストロメトルファンが8日目に1度だけ投与される場合、C平均はデキストロメトルファンの最初の投与後12時間に対するものであり得る。
【0238】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンC平均は、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5 ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mLであり得、いくつかの実施形態において、約10,000ng/mLまでであり得る。上記のC平均値は、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間、またはデキストロメトルファンが9日目に1度だけ投与される場合、C平均はデキストロメトルファンの最初の投与後12時間に対するものであり得る。
【0239】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンC平均は、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mLであり得、いくつかの実施形態において、約10,000ng/mLまでであり得る。上記のC平均値は、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間、またはデキストロメトルファンが10日目に1度だけ投与される場合、C平均はデキストロメトルファンの最初の投与後12時間に対するものであり得る。
【0240】
デキストロメトルファンの変動指数値FI(%)は、式で求めることができる。
【数1】
【0241】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンFI(%)は、抗うつ剤とデキストロメトルファンとを共投与することによるように血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを8日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍または少なくとも2倍、減少する。
【0242】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、抗うつ剤とデキストロメトルファンとを共投与することにように血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを9日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍または少なくとも2倍、減少する。
【0243】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンFI(%)は、抗うつ剤とデキストロメトルファンとを共投与することによるように血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを10日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍または少なくとも2倍、減少する。
【0244】
いくつかの実施形態では、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、50%未満、40%未満、30%未満、約20~50%、約20~40%、約20~30%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
【0245】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、50%未満、40%未満、30%未満、約20~50%、約20~40%、約20~30%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
【0246】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、50%未満、40%未満、30%未満、約20~50%、約20~40%、約20~30%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
【0247】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンFI(%)は、抗うつ剤とデキストロメトルファンとを共投与することによるように血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを8日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、または少なくとも6倍減少する。
【0248】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、抗うつ剤とデキストロメトルファンとを共投与することによるように血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを9日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、または少なくとも6倍減少する。
【0249】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンFI(%)は、抗うつ剤とデキストロメトルファンとを共投与することによるように血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを10日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、または少なくとも6倍減少する。
【0250】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、70%未満、60%未満、50%未満、約30~70%、約30~60%、約30~50%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
【0251】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、70%未満、60%未満、50%未満、約30~70%、約30~60%、約30~50%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
【0252】
いくつかの実施形態では、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、70%未満、60%未満、50%未満、約30~70%、約30~60%、約30~50%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
【0253】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤とデキストロメトルファンとが投与される第1日目のデキストロメトルファントラフ濃度(例えば、投与後12時間の血漿濃度;「C最小」とも呼ばれる)は、抗うつ剤無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るトラフ濃度(trough level)の少なくとも2倍であり得る。
【0254】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる最初の日のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約0.8ng/mL、少なくとも約0.9ng/mL、少なくとも約1.0ng/mL、少なくとも約1.1ng/mL、少なくとも約1.2ng/mL、少なくとも約1.3ng/mL、少なくとも約1.4ng/mL、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約1.6ng/mL、少なくとも約1.7ng/mL、少なくとも約1.8ng/mL、少なくとも約1.9ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約2.1ng/mL、少なくとも約2.2ng/mL、少なくとも約2.3ng/mL、少なくとも約2.4ng/mL、少なくとも約2.5ng/mL、または少なくとも約2.5ng/mLであり得、約100ng/mLまでであり得る。
【0255】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる5日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、または少なくとも約80.9ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0256】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる6日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、または少なくとも約102.2ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0257】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる7日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、または少なくとも約110.6ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0258】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる8日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約119.3ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、または約170ng/mL~約200ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0259】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる9日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、または少なくとも約119.3ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、または約170ng/mL~約200ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0260】
いくつかの実施形態において、例えば、抗うつ剤と共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる10日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、または少なくとも約119.3ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、または約170ng/mL~約200ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
【0261】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤は、デキストロメトルファンでの治療の少なくとも2日の第1日目に投与され、デキストロメトルファン血漿濃度における低減は、抗うつ剤無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンと比べて、抗うつ剤およびデキストロメトルファンが共投与される第1日目に起こる。例えば、第1日目のデキストロメトルファンの血漿濃度は、抗うつ剤無しの同じ量のデキストロメトルファンの投与により達成され得るデキストロメトルファン血漿濃度と比べて少なくとも5%低減し得る。
【0262】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤は、デキストロメトルファンと共に、少なくとも5日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、5日目のデキストロメトルファン血漿濃度は、抗うつ剤無しで5日間連続投与された同じ量の投与で達成され得るデキストロメトルファン血漿濃度よりも高い。例えば、5日目のデキストロメトルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、抗うつ剤無しで5日間連続投与された同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得る水準の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも65倍、または上限約500倍であり得る。
【0263】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤およびデキストロメトルファンは、少なくとも6日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、6日目のデキストロメトルファン血漿濃度は、抗うつ剤無しで6日間連続投与された同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得るデキストロメトルファン血漿濃度よりも高い。例えば、6日目のデキストロメトルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、抗うつ剤無しで6日間連続投与された同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得る水準の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも75倍、または上限約500倍であり得る。
【0264】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤およびデキストロメトルファンは、少なくとも7日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、7日目のデキストロメトルファン血漿濃度は、抗うつ剤無しで7日間連続投与された同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得るデキストロメトルファン血漿濃度よりも高い。例えば、7日目のデキストロメトルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、抗うつ剤無しで7日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る水準の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、または上限約500倍であり得る。
【0265】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤およびデキストロメトルファンは、少なくとも8日連続して共投与され、8日目において、デキストロメトルファンは、例えば、共投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で、抗うつ剤無しで8日間連続投与された同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得る血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、少なくとも100倍、または上限約1000倍の血漿濃度を有する。
【0266】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤およびデキストロメトルファンは、少なくとも8日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、8日目のデキストロルファン血漿濃度は、抗うつ剤無しで8日間連続投与された同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度よりも低い。例えば、8日目のデキストロルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、抗うつ剤無しで8日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度と比べて、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、または少なくとも50%低減され得る。
【0267】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤およびデキストロメトルファンは、少なくとも9日連続して共投与され、9日目において、デキストロメトルファンは、例えば、抗うつ剤およびデキストロメトルファンの共投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で、抗うつ剤無しで9日間連続投与された同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得る血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、少なくとも100倍、または上限約1000倍の血漿濃度を有する。
【0268】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤およびデキストロメトルファンは、少なくとも9日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、9日目のデキストロルファン血漿濃度は、抗うつ剤無しで9日間連続投与された同じ量のデキストロメトルファンの投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度よりも低い。例えば、9日目のデキストロルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、抗うつ剤無しで9日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度と比べて、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、または少なくとも50%低減され得る。
【0269】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤およびデキストロメトルファンは、少なくとも10日連続して共投与され、10日目において、デキストロメトルファンは、例えば、抗うつ剤およびデキストロメトルファンの共投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で、抗うつ剤無しで10日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、少なくとも100倍、または上限約1000倍の血漿濃度を有する。
【0270】
いくつかの実施形態において、抗うつ剤およびデキストロメトルファンは、少なくとも10日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、10日目のデキストロルファン血漿濃度は、抗うつ剤無しで10日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度よりも低い。例えば、10日目のデキストロルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、抗うつ剤無しで10日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度と比べて、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、または少なくとも50%低減され得る。
【0271】
デキストロメトルファンおよび抗うつ剤を含む組成物について、いくつかの液体は、約0.0001%(w/v)から約50%(w/v)、約0.01%(w/v)から約20%(w/v)、約0.01%から約10%(w/v)、約1%(w/v)から約3%(w/v)、約3%(w/v)から約5%(w/v)、約5%(w/v)から約7%(w/v)、約5%(w/v)から約15%(w/v)、約7%(w/v)から約10%(w/v)、約10%(w/v)から約15%(w/v)、約15%(w/v)から約20%(w/v)、約20%(w/v)から約30%(w/v)、約30%(w/v)から約40%(w/v)、約40%(w/v)から約50%(w/v)の組み合わされたデキストロメトルファンおよび抗うつ剤、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の量、またはこれらの任意の値の間の任意の量を含み得る。
【0272】
いくつかの固体組成物は、少なくとも約5%(w/w)、少なくとも約10%(w/w)、少なくとも約20%(w/w)、少なくとも約50%(w/w)、少なくとも約70%(w/w)、少なくとも約80%、約10%(w/w)から約30%(w/w)、約10%(w/w)から約20%(w/w)、約20%(w/w)から約30%(w/w)、約30%(w/w)から約50%(w/w)、約30%(w/w)から約40%(w/w)、約40%(w/w)から約50%(w/w)、約50%(w/w)から約80%(w/w)、約50%(w/w)から約60%(w/w)、約70%(w/w)から約80%(w/w)、約80%(w/w)から約90%(w/w)の組み合わされたデキストロメトルファンおよび抗うつ剤、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の量、またはこれらの任意の値の間の任意の量を含み得る。
【0273】
治療化合物の治療的有効量は、状況に依存して変化し得る。例えば、デキストロメトルファンの1日の用量は、いくつかの例において、約0.1mgから約1000mg、約40mgから約1000mg、約20mgから約600mg、約60mgから約700mg、約100mgから約400mg、約15mgから約20mg、約20mgから約25mg、約25mgから約30mg、約30mgから約35mg、約35mgから約40mg、約40mgから約45mg、約45mgから約50mg、約50mgから約55mg、約55mgから約60mg、約20mgから約60mg、約60mgから約100mg、約100mgから約200mg、約100mgから約140mg、約160mgから約200mg、約200mgから約300mg、約220mgから約260mg、約300mgから約400mg、約340mgから約380mg、約400mgから約500mg、約500mgから約600mg、約15mg、約30mg、約60mg、約120mg、約180mg、約240mg、約360mgの範囲、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の1日の用量、またはこれらの任意の値の間の任意の1日の用量であり得る。デキストロメトルファンは、1日1回、またはそれぞれ毎日の用量の約半分、1/3、1/4、もしくは1/6の量で1日2回もしくは12時間毎、1日3回、1日4回、または1日6回投与され得る。
【0274】
いくつかの実施形態において、約15mg/日から約60mg/日、約15mg/日から約30mg/日、約30mg/日から約45mg/日、約45mg/日から約60mg/日、約60mg/日から約100mg/日、約80mg/日から約110mg/日、約100mg/日から約150mg/日、もしくは約100mg/日から約300mg/日のデキストロメトルファンが、それを必要とするヒトに投与される。
【0275】
抗うつ剤化合物は、疼痛、うつ病または咳などの神経的状態を治療するために必要とされるだけ投与され得る。いくつかの実施形態において、な抗うつ剤組成物およびデキストロメトルファンは、少なくとも1日間、少なくとも3日間、少なくとも5日間、少なくとも7日間、少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも14日間、少なくとも21日間、少なくとも28日間、少なくとも30日間、少なくとも35日間、少なくとも42日間、少なくとも60日間、少なくとも90日間、少なくとも6ヶ月、少なくとも9ヶ月、少なくとも180日間、少なくとも365日間、少なくとも18ヶ月、少なくとも2年、もしくはそれより長く、1年まで、18ヶ月まで、3年まで、5年まで、もしくはそれより長く、1日1回もしくは1日2回のような少なくとも1日1回で投与される。
【0276】
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと抗うつ剤との共投与は、デキストロメトルファンと抗うつ剤とを1日2回共投与する前に、1日1回、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15日またはそれより多くの日数行われてもよい。
【0277】
治療化合物は、例えば、不活性希釈剤または食用担体と一緒に、経口投与のために処方され得る。または、ハードもしくはソフトシェルゼラチンカプセル内に封入されてもよいし、錠剤中に圧縮されていてもよいし、食事の食物に直接組み込まれていてもよい。経口治療投与では、活性化合物は、賦形剤と共に組み込まれていてもよく、経口摂取錠剤、バッカル錠、トローチ、カプセル、エリキシル、懸濁液、シロップ、ウェハース等の形態において使用され得る。
【0278】
錠剤、トローチ、ピル、カプセル等は、次の1以上をも含有してもよい。すなわち、トラガカントガム、アカシア、トウモロコシデンプンもしくはゼラチンのような結合剤、リン酸二カルシウムのような賦形剤、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、アルギン酸等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、スクロース、ラクトースもしくはサッカリンのような甘味剤、または、ペパーミント、ウィンターグリーン油もしくはチェリー香料のような香味剤である。ユニット剤形がカプセルである場合、上記の種類の材料に加えて、液体担体を含有し得る。様々な他の材料がコーティング剤として存在してもよく、例えば、錠剤、ピルまたはカプセルは、シェラック、糖またはその両方を用いてコーティングされ得る。シロップまたはエリキシルは、活性化合物、甘味剤としてのスクロース、保存剤としてのメチルおよびプロピルパラベン、色素、ならびに、チェリーまたはオレンジフレーバーのような香料を含有し得る。剤形または医薬組成物における当該材料は、使用される量において薬学的に純粋で実質的に非毒性であることが、所望され得る。
【0279】
ある組成物または剤形は、液体であってもよいし、または液体中に分散された固体相を含んでもよい。
【0280】
治療化合物は、非経口または腹腔内投与のために処方され得る。遊離塩基または薬学的に許容される塩のような、活性化合物の溶液は、ヒドロキシプロピルセルロースのような界面活性剤と適切に混合された水の中において調製することができる。分散液は、グリセロール、液体ポリエチレングリコールおよびそれらの混合物内に、またはそれらの中に、分散された油を有することもできる。通常の保存および使用の条件下で、これらの製剤は、微生物の増殖を防ぐための保存剤を含有してもよい。
【0281】
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、黒人もしくはアフリカ系アメリカ人である、または黒人もしくはアフリカ系アメリカ人であることが選択される。
【0282】
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、白人である、または白人であることが選択される。
【0283】
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、アジア系である、またはアジア系であることが選択される。
【0284】
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、ネイティブハワイアンもしくはその他の太平洋諸島民である、またはネイティブハワイアンもしくはその他の太平洋諸島民であることが選択される。
【0285】
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、ヒスパニックもしくはラテンアメリカ系である、またはヒスパニックもしくはラテンアメリカ系であることが選択される。
【0286】
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、ネイティブアメリカンもしくはアラスカ先住民である、またはネイティブアメリカンもしくはアラスカ先住民であることが選択される。
【0287】
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、ヒスパニックもしくはラテンアメリカ系ではない、またはヒスパニックもしくはラテンアメリカ系ではないことが選択される。
【0288】
特に意図する実施形態
以下は、発明者によって特に企図される実施形態の例である。
(実施形態1)
治療を必要とするヒトに、増強されたデキストロメトルファンの血漿濃度もしくは生物学的利用能を送達すること、または治療的有効量のデキストロメトルファンおよび治療的有効量の抗うつ剤化合物の組み合わせを投与することを含む、疼痛または神経障害および/または精神障害を治療する方法。
(実施形態2)
治療を必要とするヒトに、抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む、疼痛を治療する方法。
(実施形態3)
デキストロメトルファンおよび抗うつ剤化合物を共投与することを含む、デキストロメトルファンの疼痛緩和特性を増強する方法。
(実施形態4)
デキストロメトルファンの投与を含む治療を受けるヒトに抗うつ剤化合物を共投与することを含む、デキストロメトルファンの高代謝群であるヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法。
(実施形態5)
ヒトに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの代謝を阻害する方法であって、前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、デキストロメトルファンは、前記抗うつ剤化合物と同時に前記ヒトの身体に存在する、方法。
(実施形態6)
ヒトに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの代謝寿命を増大する方法であって、前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、デキストロメトルファンは、前記抗うつ剤化合物と同時に前記ヒトの身体に存在する、方法。
(実施形態7)
投与を必要とするヒトに抗うつ剤化合物を投与することを含む、デキストロメトルファンの高代謝を補正する方法。
(実施形態8)
疼痛の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与とともに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの疼痛緩和特性を改善する方法。
(実施形態9)
咳の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与とともに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの鎮咳特性を改善する方法。
(実施形態10)
投与を必要とするヒトに抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む咳を治療する方法。
(実施形態11)
神経障害および/または精神障害の治療が必要なヒトにデキストロメトルファンの投与とともに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの治療特性を改善する方法。
(実施形態12)
投与を必要とするヒトに抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む神経障害および/または精神障害を治療する方法。
(実施形態13)
前記ヒトはデキストロメトルファンの高代謝群である、ことを特徴とする実施形態12に記載の方法。
(実施形態14)
前記デキストロメトルファンおよび前記抗うつ剤化合物は、分離した剤形で投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、または13に記載の方法。
(実施形態15)
治療的有効量のデキストロメトルファンと、治療的有効量の抗うつ剤化合物と、薬学的に許容される添加剤とを含む医薬組成物。
(実施形態16)
デキストロメトルファンの高代謝群であるヒトのデキストロメトルファンの代謝を阻害するための、少なくとも20mgのデキストロメトルファンおよび有効量の抗うつ剤化合物を含む経口剤形。
(実施形態17)
約30mgから約350mgのデキストロメトルファンが前記剤形に存在する、実施形態16に記載の経口剤形。
(実施形態18)
デキストロメトルファンは、咳の治療のために前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態19)
デキストロメトルファンは、少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも1日1回、ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態20)
抗うつ剤は、8日目において、抗うつ剤無しで投与された同じ量のデキストロメトルファンによってもたらされる血漿濃度の少なくとも10倍である前記ヒトにおけるデキストロメトルファンの血漿濃度をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態、に記載の方法。
(実施形態21)
前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態22)
デキストロメトルファンは、疼痛の治療のために前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態23)
前記疼痛は、後疼痛、癌性疼痛、関節痛、腰仙部の痛み、筋骨格系疼痛、中枢多発性硬化症の痛み、侵害受容性疼痛、または神経因性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態24)
前記疼痛は、筋骨格疼痛、神経因性疼痛、癌関連疼痛、急性疼痛、または侵害受容性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態25)
前記疼痛は、術後疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態26)
前記疼痛は、癌性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態27)
前記疼痛は、関節痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態28)
前記疼痛は、腰仙部痛を含む、実施形態22に記載の方法。
(実施形態29)
前記疼痛は、筋骨格疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態30)
前記疼痛は、神経因性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態31)
前記疼痛は、侵害受容性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態32)
前記疼痛は、慢性筋骨格痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態33)
前記疼痛は、関節リウマチと関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態34)
前記疼痛は、若年性関節リウマチと関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態35)
前記疼痛は、変形性関節症と関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態36)
前記疼痛は、軸脊椎関節炎と関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態37)
前記疼痛は、強直性脊椎炎に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態38)
前記疼痛は、糖尿病性末梢神経障害に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態39)
前記疼痛は、後神経痛に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態40)
前記疼痛は、三叉神経痛に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態41)
前記疼痛は、モノ神経根疾患(monoradiculopathies)に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態42)
前記疼痛は、幻肢痛に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態43)
前記疼痛は、中枢性疼痛に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態44)
前記疼痛は、癌関連疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態45)
前記疼痛は、腰部神経根圧迫に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態46)
前記疼痛は、脊髄損傷に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態47)
前記疼痛は、脳卒中後疼痛に関連する、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態48)
前記疼痛は、中央多発性硬化症の痛みに関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態49)
前記疼痛は、HIV関連神経障害に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態50)
前記疼痛は、放射線療法関連神経障害に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態51)
前記疼痛は、化学療法関連神経障害に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態52)
前記疼痛は、歯痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態53)
前記疼痛は、原発性月経困難症に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態22に記載の方法。
(実施形態54)
90mg/日のデキストロメトルファンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態55)
45mgのデキストロメトルファンが前記ヒトに1日2回投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態54に記載の方法。
(実施形態56)
前記抗うつ剤が、少なくとも約40ng・時間/mLであるデキストロメトルファンのAUC0-12をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態57)
前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約50ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態58)
前記ヒトは、デキストロメトルファンでの治療を必要としている、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態59)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85に記載の方法。
(実施形態60)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約400ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態61)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約800ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態62)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態63)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態64)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態65)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約2900ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態66)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実勢形態67)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態68)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約3500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態69)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約5000ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態70)
前記抗うつ剤が、少なくとも約6ng/mLであるデキストロメトルファンのC最大をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態71)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約10ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態70に記載の方法。
(実施形態72)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約20ng/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態73)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約60ng/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態74)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約120ng/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態75)
前記抗うつ剤が、1回投与後の12時間の期間にわたり、少なくとも約5ng/mLであるデキストロメトルファンのC平均をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態76)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC平均は、少なくとも約20ng/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態77)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC平均は、少なくとも約70ng/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態78)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC平均は、少なくとも約120ng/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態79)
前記抗うつ剤が、少なくとも約40ng・時間/mLであるデキストロメトルファンのAUC0-12をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態80)
前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約50ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態81)
前記抗うつ剤が少なくとも2日間連続して少なくとも毎日デキストロメトルファンと共投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態82)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態83)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約800ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態84)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態85)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態86)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態87)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態88)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約3500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態89)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約5000ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態90)
約0.6mg/kg~約0.8mg/kgの前記デキストロメトルファンを1日1回または2回経口投与する、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態91)
前記ヒトが治療抵抗性うつ病を患っている、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態92)
前記デキストロメトルファンは、前記デキストロメトルファンの即時放出を提供する剤形において経口投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態93)
前記抗うつ剤が、前記抗うつ剤の徐放を提供する剤形で経口投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態94)
前記抗うつ剤および前記デキストロメトルファンは、1日1回または2回経口投与される単一の剤形で一緒に経口投与される、いずれかの先行実施形態に記載に記載の方法。
(実施形態95)
前記デキストロメトルファンおよび前記抗うつ剤は、少なくとも5週間経口投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態96)
前記ヒトが大うつ病性障害を患っている、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態97)
前記抗うつ剤が、エナンチオマー過剰のR-エナンチオマーを含む、いずれかの先行実施形態に記載に記載の方法。
(実施形態98)
前記抗うつ剤が、エナンチオマー過剰のS-エナンチオマーを含む、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態99)
前記デキストロメトルファンが、重水素修飾デキストロメトルファンを含む、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態100)
前記ヒトは、現在うつ病を患っており、且つ、以前に少なくとも2つの抗うつ剤を用いた治療が不成功であった、いずれかの先行実施形態に記載の方法。
(実施形態101)
うつ病の症状を迅速に緩和する方法であって、抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせを、それを必要とするヒトに1日1回または1日2回投与することを含み、ヒトが、抗うつ剤とデキストロメトルファンの組み合わせを投与した最初の日から2週間以内に治療効果を経験する、方法。
(実施形態102)
うつ病の症状を迅速に緩和するための医薬品の製造における抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせの使用であって、医薬品を1日1回または1日2回投与して、医薬品が投与された最初の日から2週間以内に治療効果を達成する、使用。
(実施形態103)
前記ヒトが以前に少なくとも1つの抗うつ剤療法に対して不十分な反応を示した、いずれかの先行実施形態に記載の方法またはその使用。
(実施形態104)
前記うつ病が大うつ病性障害である、いずれかの先行実施形態に記載の方法またはその使用。
(実施形態105)
前記うつ病が治療抵抗性うつ病である、いずれかの先行実施形態に記の方法またはその使用。
(実施形態106)
前記抗うつ剤と前記デキストロメトルファンとの組み合わせが、1日1回または1日2回、少なくとも30日間投与される、いずれかの先行実施形態に記載の方法またはその使用。
(実施形態107)
前記抗うつ剤と前記デキストロメトルファンとの組み合わせを1日1回または1日2回、少なくとも42日間投与する、いずれかの先行実施形態に記載の方法またはその使用。
(実施形態108)
タバコの喫煙に関連するニコチン中毒の治療方法であって、ニコチン中毒を患うヒトに、抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせを少なくとも21日間連続して毎日投与することを含み、前記ヒトがアドリブタバコ喫煙者であり、デキストロメトルファン80mg~140mgの合計量を毎日前記ヒトに投与し、該方法は同じ量の抗うつ剤を単独投与するより効果的である、方法。
(実施形態109)
前記抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせの薬剤を1日2回、2等量に分割して服用したヒトは、2分割したうちの1用量のみ服用した場合または組み合わせの薬物を服用しなかったヒトに比べて、投与当日または翌日のニコチン自己摂取の強度がより低減する、実施形態108に記載の方法。
(実施形態110)
抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせが、少なくとも42日間連続して毎日前記ヒトに投与される、実施形態108または109に記載の方法。
(実施形態111)
約90mgのデキストロメトルファンが毎日前記ヒトに投与される、実施形態108、109または110に記載の方法。
(実施形態112)
各用量におけるデキストロメトルファンの約40mg~約50mgが、1日2回、前記ヒトに投与される、実施形態109~111のいずれかに記載の方法。
(実施形態113)
ニコチン中毒者に対して、デキストロメトルファンを単独で投与するよりも効果的である、実施形態109~112のいずれかに記載の方法。
(実施形態114)
前記抗うつ剤が重水素濃縮である、実施形態109~113のいずれかに記載の方法。
(実施形態115)
デキストロメトルファンが重水素濃縮デキストロメトルファンである、実施形態187に記載の方法。
【0289】
(実施例)
抗うつ剤であるブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの効果を、以下の複数の実施例で実証する。実施例2は、ブプロピオンについての結果が他の抗うつ剤でも観察可能であることを示す。
【0290】
(実施例1)
以下の表1に示すように、15人のヒト被験者は、デキストロメトルファン(DM)単独、またはブプロピオンと組み合わせてDMを受ける2つの処置群の1つに無作為抽出された。
【表1】
【0291】
すべての被験者は、CYP2D6遺伝子検査によって決定されるようなデキストロメトルファンの(超高速を含む)高代謝群であった。デキストロメトルファンは、1~8日12時間の間隔で投与され、8日目の朝の投与が最終である。ブプロピオンは、1~3日に1日1回、12時間間隔で投与され、8日目の朝の投与が最終である。
【0292】
血漿試料は、1日目および8日目のデキストロメトルファン、全デキストロルファン、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、およびトレオヒドロキシブプロピオンの濃度分析のために採取された。デキストロメトルファンのトラフ濃度の決定のための血漿試料は、1、5、6、8日目の投与から約12時間後に得られた。
【0293】
デキストロメトルファン、全デキストロルファン(非コンジュゲートおよびグルクロニド形態)、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、およびトレオヒドロキシブプロピオンの濃度は、LC-MS/MSを用いて測定された。薬物動態学的パラメーターが計算された。
【0294】
デキストロメトルファン代謝状態の表現型の決定を、Jurica et al. Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics, 2012, 37, 486~490に記載されているようなデキストロメトルファン/デキストロルファンの代謝率を算出することにより行った。投与後3時間のデキストロメトルファンおよびデキストロルファンの血漿濃度が、低代謝表現型を示す0.3以上のデキストロメトルファン/デキストロルファンの比で用いられた。
【0295】
(結果)
図1および表2に示すように、デキストロメトルファンの血漿濃度は、ブプロピオン投与でかなり増大した。
【表2】
【0296】
図2~4に示すように、デキストロメトルファンのAUCは、ブプロピオンの投与でかなり増大した。図5および表2Aに示すように、デキストロメトルファンとのブプロピオンの投与は、デキストロメトルファン単独の投与と比べて8日目におけるそれぞれの平均デキストロメトルファンのAUC0-12、AUC0-24、およびAUC0-infにおいて約60倍、80倍、および175倍の増大をもたらした。図6および表2Bに示すように、デキストロメトルファンAUCにおいての増大は、1日目と同じぐらい早く起こった(AUC0-12においての増大の約3倍)。
【表2A】

【表2B】
【0297】
図7ならびに表2Aおよび3に示すように、デキストロメトルファンのトラフ血漿濃度(「最小平均血漿濃度」または「C最小」とも呼ばれる)は、ブプロピオンの投与でかなり増加した。デキストロメトルファンとのブプロピオンの投与は、デキストロメトルファンの単独投与と比べて、8日目におけるデキストロメトルファンの平均トラフ血漿中濃度において約105倍の増加をもたらした。
【0298】
表2Aに示すように、8日目のデキストロメトルファンの平均血漿濃度(C平均)は、単独のデキストロメトルファンの投与と比較して、ブプロピオン投与で約60倍に増加した。最大平均血漿濃度(C最大)も、図8および表2Aに示すように、かなり増大した。
【表3】
【0299】
デキストロメトルファンのT最大および排出半減期(T1/2 el)は、8日目にブプロピオンの投与でかなり増加した。デキストロメトルファンとのブプロピオンの投与は、デキストロメトルファン単独の2.3時間と比べて、3.6時間の平均T最大をもたらした。デキストロメトルファンとのブプロピオンの投与は、デキストロメトルファン単独の6.6時間と比べて、27.7時間の平均T1/2 elをもたらした。
【0300】
図9および表4に示すように、デキストロファンの血漿濃度は、ブプロピオン投与でかなり低減した。
【表4】
【0301】
図10~11に示すように、平均デキストロルファンのC最大において約78%の減少、およびブプロピオンの投与で8日目の平均デキストロルファンのAUC0-12において約55%の減少があった。
【0302】
デキストロメトルファン代謝状態の表現型の決定は、いずれかの治療における対象が、1日目での低代謝がなかったことを示した。しかしながら、8日目で、デキストロメトルファン単独で治療された対象が0%であるのと比べて、ブプロピオンで治療された100%の対象は低代謝群状態に変換された。平均血漿デキストロメトルファン/デキストロファンの代謝率は、ブプロピオンの投与で1日目の0.01から8日目の0.71まで増加した。DM単独投与された群における平均率は、1日目で0.00であり、8日目で変化しないままであった。
【0303】
8日目において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、およびトレオヒドロキシブプロピオンの平均血漿濃度は、ブプロピオン投与後それぞれ、少なくとも10ng/mL、200ng/mL、20ng/mL、および100ng/mLであった。
【0304】
このセクションで使用される場合、用語「倍変化」または「倍増加」は、単独でのデキストロメトルファンの同じ値に対するデキストロメトルファンとのブプロピオンの値の割合を指す(つまり、単独でのデキストロメトルファンの同じ値で割られたデキストロメトルファンとのブプロピオンの値)。
【0305】
(実施例2)
デキストロメトルファンの代謝を阻害する種々の抗うつ剤化合物の能力を、ヒト肝臓ミクロソームを用いて調べた。各抗うつ剤化合物を37℃、デキストロメトルファン(5μM)の存在下で、7つの増加濃度(0.1~100μM)で2通り作製し、ヒト肝臓ミクロソーム(0.5mg/mL)と共にインキュベートした。アッセイは、200μLアッセイの最終体積において、5mM塩化マグネシウムを含有する100mMリン酸カリウム(pH7.4)中の2mMのNADPHの存在下で行った。
【0306】
37℃で最適にインキュベートした後、分析定量のために内部標準を含むメタノールを加えて反応を停止させた。クエンチした試料を4℃で10分間インキュベートし、4℃で10分間遠心分離した。上清を除去し、デキストロメトルファン(デキストロルファン)の代謝産物をLC-MS/MSで分析した。ビヒクル対照と比較した代謝産物の形成の低減の度合いを用いて、各抗うつ剤化合物についてのIC50値(デキストロメトルファン代謝の50%阻害を生じる試験濃度)を計算し、IC50が低いほど効力が高いことを示した。
【0307】
結果を以下の表5に要約し、対応する効力を図12に示す。
【表5】
【0308】
(実施例3)
(フェーズ2臨床試験のデザイン)
デキストロメトルファンとブプロピオンの併用投与(DM/BU)によるフェーズ2臨床試験は、中等度から重度の大うつ病性障害(MDD)の診断が確定した成人患者80名について、6週間の治療期間に1日2回の投与を実施した無作為二重盲検活性対照米国多施設共同試験であった。投与群(1:1の無作為化)は、DM/BU(デキストロメトルファン45mg/ブプロピオン105mg)43名、または活性比較薬ブプロピオン(105mg)37名の患者であった。これらの患者のうち、23%がうつ病の第一選択治療を以前に受けていた。本臨床試験では、広範な品質管理措置を実施した。
【0309】
(一次評価項目)
6週間の治療期間におけるモンゴメリー・アスバーグうつ病評価尺度(MADRS)総スコアのベースラインからの変化を各時点で算出し、平均した。
【0310】
図13および表Aは、ブプロピオン(BU)またはデキストロメトルファンとブプロピオンとの併用(DM/BU)を投与した対象の6週間の投与期間中のMADRS総スコアの経時的変化を示す図である。
【表5A】
【0311】
(二次評価項目)
表Bは、二次的評価項目をP値とともに示したものである。
【表5B】
【0312】
図14は、ブプロピオン(BU)またはデキストロメトルファンとブプロピオンとの併用(DM/BU)を投与した対象の6週間の投与期間中に寛解(MADRS≦10で判定)を達成した被験者の割合を示す。
【0313】
(安全性)
臨床試験は、DM/BU投与は安全で忍容性が高く、DM/BU治療群とブプロピオン治療群とで有害事象の発生率は同等であることを示した。重篤な有害事象は認められなかった。これらの2つの治療群間において、有害事象による投与中止については、両治療群間に有意差はなかった。DM/BU治療群で最も多く報告された有害事象は、吐き気、めまい、口渇、食欲減退、不安であった。DM/BUは、精神刺激作用、体重増加、性機能障害の悪化とは関連がなかった。
【0314】
(まとめ)
MDD患者において、DM/BUのMADRSおよび二次的評価項目で統計的に有意な改善が達成された。活性比較薬であるブプロピオンからの早期且つ持続的な分離が観察された。DM/BUの投与は安全且つ忍容性が高く、精神症状誘発作用、体重増加、性機能障害の悪化などは認められなかった。
【0315】
このように、DM/BUは、MDDを対象とした臨床試験において、有意且つ迅速な抗うつ作用を示し、好ましい安全性プロファイルを有していた。
【0316】
(結果)
図13および図14は、うつ病を有する成人患者80名、6週間の治療期間の間、1日2回、43名について45mgのDMと105mgのBUとの併用での治療を行い、37名の患者について105mgのBU単独投与を行った米国臨床試験の結果に基づいて作成された。これらの患者のうち、23%がうつ病の第一選択薬の治療を以前に受けていた。
【0317】
図13および表Aに示すように、MADRS総スコア(うつ病評価尺度)は、治療の1週目においてでさえ、DMとBUとの併用は、BU単独の場合よりも有意に低下した。第6週では、DM/BU併用投与は、ブプロピオン単独と比較して、MADRS総スコアを約42%減少させた。
【0318】
図14に示すように、治療開始2週目という早い段階でさえも、DM/BUの併用投与は、対照であるBU単独(約8倍)よりも寛解率が約20%高く、有意に寛解率が高い。治療の6週目では、DM/BUの併用投与は、対照のBU単独に比べ、寛解率が有意に約30%高くなった。
【0319】
上記の臨床試験は、ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせ(DM/BU)の投与により、ブプロピオンを単独で投与した場合に比べ、それがなければより高い効果が得られるであろうことを示した。この臨床試験により、デキストロメトルファンとブプロピオンとの併用は、うつ病の治療において相加的又は相乗的な効果を有することが実証された。
【0320】
(実施例4:製品キット)
いくつかの実施形態において、製品キットは、うつ病を治療するための、デキストロメトルファンおよびブプロピオンの組み合わせを含み、製品キットは、約30mg~約60mgのデキストロメトルファンおよび約100mg~約200mgのブプロピオンを含む剤形を含み、剤形の1日1回または1日2回の投与により、ブプロピオン単独の投与よりもヒトにおいて大きな有効性がもたらされる。いくつかの実施形態において、製品キットは、45mgのデキストロメトルファンと、105mgのブプロピオンとを含む。
【0321】
いくつかの実施形態において、製品キットは、デキストロメトルファンの経口徐放送達システムであって、ブプロピオン、デキストロメトルファン、および水溶性ビヒクルを含む剤形として、該剤形が約30mg~約60mgのデキストロメトルファンおよび約100mg~約200mgのブプロピオンを含み、該剤形を1日1回または2回、少なくとも8日間使用すると、デキストロメトルファンの消失半減期(T1/2)が8日目にデキストロメトルファン単独投与の消失半減期よりも長くなる。
【0322】
(実施例5)
約4000万人のアメリカの成人がタバコを吸い、そのうちの約70%がやめたいと報告している。米国疾病対策予防センターによると、タバコの使用により、米国だけでも毎年約50万人の早期死亡が発生している。喫煙は、先進国における全死亡の20%%近くを占めると推定される、世界規模の最大の早死原因の一つである(Dani JA and Heinemann S (1996) Neuron 16:5, pp.905-8 )。喫煙の結果としての、直接的な医療費と生産性損失は、米国だけでも1年あたり3000億ドル近くにのぼる。援助なしで禁煙しようと試みる喫煙者の3~5%だけが、6~12ヶ月間成功し、再発率は現在の治療法を用いても80%を超えたままであると推定されている(Hughes JR, et al. (2004) Addiction 99:1, pp. 29-38)。禁煙を試みる喫煙者の大多数が禁煙に失敗していることから、新しいアプローチの必要性が浮き彫りとなっている。デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせ(DM/BU)は、DM/BUの新規の作用機序により、この状況に対処する可能性がある。
【0323】
DM/BUのデキストロメトルファン成分は、シグマ-1受容体アゴニスト、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニスト、セロトニンとノルエピネフリンの輸送阻害薬である。DM/BUのブプロピオンは、デキストロメトルファンの生物学的利用能を高める役割を果たし、ノルエピネフリンおよびドーパミンの再取り込み阻害剤、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニストである。DM/BUの両成分は、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニストであり、その作用機序はニコチン依存症に関連する。したがって、DM/BUは、禁煙治療のための新しい作用機序を提供する可能性がある。
【0324】
(フェーズ2臨床試験のデザイン)
本臨床試験は、DM/BUの禁煙治療における有効性と安全性とを評価するためのフェーズ2ランダム化二重盲検アクティブコントロール試験であった。合計58名の喫煙者を無作為に1:1の割合とし、DM/BU(デキストロメトルファン45mg/ブプロピオン105mg)(n=31)、または活性比較薬ブプロピオン(105mg)(n=27)のいずれかを1日2回投与し、3週間にわたって評価した。この実験に参加した対象は、1日10本以上のタバコを使用する日常的な喫煙者であった。ベースラインでの1日当たりの平均喫煙本数は、DM/BU治療群で20本、ブプロピオン治療群で17本であった。
【0325】
(一次評価項目)
一次評価項目は、毎日の喫煙日記により評価された1日当たりの喫煙本数で測定された喫煙強度の変化とした。
【0326】
アドリブ喫煙の減少は、禁煙と相関することが示されているため、本試験の一次評価項目として選択された。
【0327】
(安全性)
服薬アドヒアランスは、朝用量(DM/BUについて97.1%、ブプロピオンについて96.6%)、夜用量(DM/BUについて76.3%、ブプロピオンについて79.4%)ともに試験群間で同等であった。本試験において、DM/BUは安全且つ良好な忍容性を示し、重篤な有害事象は認められなかった。最も多く報告された副作用は、頭痛、口渇、不眠/鮮明な夢であり、両治療群とも同様の発生率であった。
【0328】
(結果)
DM/BUにより治療により、ブプロピオンと比較して、事前に設定した一次評価項目である3週間の1日当たりの平均喫煙本数を25%多く減少させた(1日当たりの平均減少本数はDM/BUが8.49本、ブプロピオンが6.79本、p=0.0016)。
【0329】
この発見と一致して、DM/BUを投与された喫煙者は、ブプロピオンで治療された喫煙者と比較して、より多くが、喫煙強度の生化学的指標である呼気一酸化炭素レベルが50%より多く減少した(DM/BUについて52.0%、ブプロピオンについて30.4%、p=0.15)。
【0330】
加えて、ある日に処方された通りにDM/BUを服用したヒトの対象は、DM/BUの1回または両方の服用を見合わせた対象と比較して、DM/BUの投薬日に吸うタバコが1.0本少なく(p=0.026)、次の日に吸うタバコが1.2本少なく(p=0.008)なった。
【0331】
(まとめ)
DM/BUによる治療は、禁煙におけるフェーズ2試験で事前に特定した一次評価項目を達成した。DM/BUを用いた治療は、活性比較薬であるブプロピオン単独と比較して、1日の喫煙量を統計的に有意に減少させた(p=0.0016)ことを示した。このフェーズ2臨床試験における発見は、DM/BUが禁煙治療薬として承認されているブプロピオンと比較されたために注目される。
【0332】
さらに、ヒトを対象としたこの臨床試験で観察されたブプロピオンに対するDM/BUの改善は、同様のデザインの試験で承認された禁煙治療薬バレニクリンについて報告されたプラセボに対する改善と同様の大きさであることは注目に値する。バレニクリンは、喫煙中毒の治療に使用される処方薬である。この薬剤は、ニコチン受容体部分アゴニストとして初めて承認されたものである。具体的には、バレニクリンは、ニコチン性アセチルコリン受容体のα4/β2サブタイプの部分アゴニストである。
【0333】
(実施例6)
大うつ病性障害(MDD)患者におけるデキストロメトルファン(DM)とブプロピオン(BUまたはBUP)の併用治療に関するフェーズ3、ランダム化二重盲検、多施設、プラセボ対照臨床試験が米国で実施された。中等度から重度のMDDと確定診断された患者合計327名をランダムに1:1の割合にわけ、デキストロメトルファン45mg/ブプロピオン105mg(DM/BU)(n=163)、またはプラセボ(n=164)を最初の3日間(1日、2日、3日)は1日1回、その後、1日2回(4日目から開始)、合計6週間投与する。
【0334】
ベースラインの参加基準は、18~65歳の男性または女性で、精神病の特徴を伴わない現在のMDDに関するDSM-5の基準を満たし、モンゴメリ・オーズバーグうつ病評価尺度(MADRS)の総スコアが25以上、CGI-Sスコアが4以上であることである。除外基準は、電気けいれん療法、迷走神経刺激、経頭蓋磁気刺激、または現在のエピソード中または過去6ヶ月間の、統合失調症、双極性障害、強迫性障害、およびその他の一般的医学的状態から派生した精神症状の実験的中枢神経系治療の既往を含む。
【0335】
患者の対象者属性とベースライン特性とを以下の表6に示す。
【表6】
【0336】
対象者属性とベースライン特性とは、両治療群で類似していた。試験完了率は両群とも75%を超えた。
【0337】
本試験の主要評価項目は、第6週のMADRS総スコアのベースラインからの変化であった。副次的評価項目は、第1週および第2週のMADRSの変化、寛解、反応、臨床的全般印象-改善(CGI-I)、臨床的全般印象-重症度(CGI-S)、患者全般印象-改善(PGI-I)、MADRS-6、シーハン障害尺度(SDS)、他のQOL尺度、安全性および忍容性を含む。P値は最小二乗平均推定値に基づいて算出した。
【0338】
DM/BUは一次評価項目を満たし、うつ病の症状を迅速且つ有意に改善した。特に、DM/BUはプラセボと比較して、MADRS総スコアで測定される抑うつ症状を迅速、持続的に、且つ統計的に有意に改善した(一次評価項目におけるp=0.002)。DM/BUでは、投与6週目において、モンゴメリ・オーズバーグうつ病評価尺度(MADRS)総スコアがプラセボと比較して統計的に高度に有意に減少し、ベースラインからの平均減少幅はDM/BUについて16.6ポイント、プラセボについて11.9ポイントであった(p=0.002)。
【0339】
更に、統計的に有意な改善は、1週目、または1日2回の投与開始後わずか4日目に観察された。図15に示すように、MADRS総スコアについては、第1週目に統計的に有意な改善が観察され、MADRS総スコアの減少は、プラセボの4.9ポイントと比較してDM/BUでは7.3ポイント(主要二次評価項目、p=0.007)、その後のすべての時点(例えば第2、3、4、5、6週)においてこの項目についての統計的有意性が維持されていた。また、患者全般印象改善度(PGI-I)(p=0.008)、臨床全般印象重症度(CGI-S)(p=0.0013)、臨床全般印象改善度(CGI-I)(p=0.035)、簡易抑うつ症状尺度16項目版-自己申告(QIDS-SR16)(p=0.0016)、生活の楽しさと満足度に関する質問票ショートフォーム(Q-LES-Q-SF)(p=0.031)、および他の評価項目も、1週目とその後いずれの時点(例えば、第2、3、4、5、6週)でも観察された。
【0340】
図16に示すように、MADRS総スコアの50%以上の改善と定義される応答は、プラセボを投与された患者の34.0%と比較して、DM/BUを投与された患者の54.0%で6週目に見られた(p<0.001)。
【0341】
図17に示すように、うつ病からの寛解(MADRS≦10と定義)の割合は、2週目(p=0.013)およびその後の各時点(例えば、3、4または6週目)において、プラセボと比較してDM/BUで統計的に有意に大きく、6週目にプラセボ患者の17.3%と比較してDM/BU患者の39.5%で達成されている(p<0.001)。
【0342】
DM/BUはまた、シーハン障害尺度(SDS)で測定した機能障害において、2週目(p=0.003)、およびその後のすべての時点(p=0.002、6週目)でプラセボと比較して統計的にも有意な減少と関連していた。
【0343】
以下のMADRS総スコアにおける臨床効果(50%以上と定義)(p<0.001)、PGI-I(p=0.007)、CGI-S(p=0.002)、CGI-I(p=0.016)、QIDS-SR-16(p=0.001)、シーハン障害尺度(SDS)(p=0.002)、Q-LES-Q-SF(p=0.011)を含む全ての二次評価項目において、DM/BUは、プラセボと比較して6週目に統計的に有意な改善を実証し、時間の経過とともに治療効果が増大することが反映された。
【0344】
DM/BUがフェーズ3臨床試験において良好な忍容性を示した。DM/BU治療群で最も多く報告された有害事象は、めまい、吐き気、頭痛、下痢、傾眠、口渇であった。DM/BU治療群では、治験責任医師が試験薬との因果関係がないと判断した重篤な有害事象が1件あった。有害事象による治療中止の割合は、両治療群とも低かった(DM/BU治療群6.2%、プラセボ群0.6%)。DM/BUでの治療は、精神刺激作用または体重増加とは無関係であった。
【0345】
特に断りのない限り、本明細書および特許請求の範囲で使用される成分の量、量、百分率などの性質を表すすべての数字は、すべての場合において、示された正確な値および「約」という用語によって修飾された値の両方を示すものとして理解されるべきである。したがって、反対に示されない限り、本明細書および添付の特許請求の範囲に記載される数値パラメーターは、得ようとする所望の特性に応じて変化し得る近似値である。最低限、特許請求の範囲への均等論の適用を制限しようとする試みとしてではなく、各数値パラメーターは少なくとも報告された有効数字の数と通常の四捨五入技術を適用して解釈されるべきである。
【0346】
本実施形態を説明する文脈で(特に添付の特許請求の範囲の文脈において)使用される用語「a」、「an」、「the」および同様の指示物は、他に指示がない限りまたは文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方を包含すると解釈されるべきである。本明細書中に記載される全ての方法は、本明細書中で他に指示されない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実施され得る。本明細書で提供される任意およびすべての例、または例示的な言語(例えば、「など」)の使用は、単に本実施形態をよりよく説明することを意図しており、特許請求の範囲を限定するものではない。本明細書におけるいかなる言葉も、本特許請求の範囲の実施に不可欠な任意の請求されていない要素を示すものとして解釈されるべきではない。
【0347】
本明細書に開示された代替要素または実施形態の群分けは、限定として解釈されるべきではない。各群のメンバーは、個別に、または本群の他のメンバーまたは本明細書に見いだされる他の要素と任意に組み合わせて参照され、請求されることがある。利便性および/または手続を迅速にするため、1つまたは複数の群のメンバーが群に含まれるか、群から削除されることが予想される。そのような包含または削除が生じた場合、本明細書は、変更された群を含むとみなされ、したがって、添付の特許請求の範囲で使用されるすべてのマーカッシュ群の記載要件を満たすものとみなされる。
【0348】
本特許請求の範囲に係る実施形態を実施するために本発明者らに知られている最良の形態を含む特定の実施形態を本明細書に記載する。当然のことながら、これらの記載された実施形態の変形形態は、上記の説明を読めば当業者には明らかになるであろう。本発明者は、当業者がそのような変形を適切に使用することを期待しており、本発明者らは本特許請求の範囲に係る実施形態が本明細書に具体的に記載されている以外の方法で実施されることを意図する。したがって、特許請求の範囲は、準拠法によって許容されるように、特許請求の範囲に記載された主題の全ての改変および均等物を含む。さらに、本明細書中で他に指示されない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、すべての可能な変形における上記の要素の任意の組み合わせが企図される。
【0349】
最後に、本明細書に開示された実施形態は、特許請求の範囲の原理の例示であることを理解されたい。使用され得る他の改変は、特許請求の範囲内である。したがって、限定ではなく例として、本明細書の教示に従って別の実施形態を利用することができる。したがって、特許請求の範囲は、示されたようにおよび説明したように、実施形態に正確に限定されない。
【0350】
[付記]
[付記1]
治療を必要とするヒトに抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせを投与することを含み、
前記抗うつ剤は、レボミルナシプラン、ビラゾドン、ボルチオキセチン、アトモキセチン、レボキセチン、テニロキサジン、ビロキサジン、アミトリプチリンオキシド、ジメタクリン、メリトラセン、ニトロキサゼピン、ノキシプチリン、ピポフェジン、セチプチリン、カロキサゾン、メトラリンドール、ピルリンドール、エプロベミド、ミナプリン、ビフェメラン、アゴメラチン、エスケタミン、タンドスピロン、チアネプチン、α-メチルトリプタミン、エトリプタミン、α-エチルトリプタミン、インデロキサジン、メジホキサミン、オキサフロザン、ピバガビン、アデメチオニン、S-アデノシル-L-メチオニン、セイヨウオトギリソウ(hypericum perforatum)、オキシトリプタン、5-ヒドロキシトリプトファン、塩化ルビジウム、トリプトファン、マグネシウム、アセチルカルニチン、サフラン、アミスルプリド、アリピプラゾール、ブレクスピプラゾール、ルラシドン、オランザピン、クエチアピン、リスペリドン、ブスピロン、リチウム、モダフィニル、サイロキシン、トリヨードサイロニン、ミノサイクリン、アミトリプチリンとクロルジアゼポキシドとの組み合わせ、アミトリプチリンとペルフェナジンとの組み合わせ、フルペンチキソールとメリトラセンの組み合わせ、オランザピンとフルオキセチンとの組み合わせ、トラニルシプロミンとトリフルオペラジンとの組み合わせ、4-クロロキヌレニン、AGN-241751、アピモスチネル、アルケタミン、デキストロメタドン、EVT-101、リスレネムダズ(rislenemdaz)、バシムグルラント、AN-788、トルデスベンラファキシン、PDC-1421、MIN-117、TGBA01AD、ゲピロン、ピマバンセリン、シロシビン、ブリラロキサジン、ルマテペロン、アデメチオニン、ガナキソロン、ズラノロン、3β-メトキシプレグネノロン、PH-10-ボメロフェリン、アチカプラント、BTRX-335140、ブプレノルフィンとサミドルファンとの組み合わせ、BTRX-246040、ヒドロキシノルケタミン、JNJ-39393406、JNJ-54175446、JNJ-61393215、NNI-351、NSI-189、NV-5138、オナボツリヌムトキシンA、プラミペキソール、セルトレキサント、シルクマブ、SUVN-911、TS-121、トラマドール、サイクロセリンとルラシドンとの組み合わせ、7,8-ジヒドロキシフラボン(7,8-dhf)、ミノサイクリン、亜酸化窒素、プラミペキソール、R13、またはそれらの組み合わせ、を含む、
ことを特徴とする、うつ病を治療する方法。
【0351】
[付記2]
前記抗うつ剤は、レボミルナシプランを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0352】
[付記3]
前記抗うつ剤は、ビラゾドンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0353】
[付記4]
前記抗うつ剤は、ボルチオキセチンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0354】
[付記5]
前記抗うつ剤は、アトモキセチンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0355】
[付記6]
前記抗うつ剤は、レボキセチンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0356】
[付記7]
前記抗うつ剤は、テニロキサジンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0357】
[付記8]
前記抗うつ剤は、ビロキサジンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0358】
[付記9]
前記抗うつ剤は、アミトリプチリンオキシドを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0359】
[付記10]
前記抗うつ剤は、ジメタクリンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0360】
[付記11]
前記抗うつ剤は、メリトラセンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0361】
[付記12]
前記抗うつ剤は、ニトロキサゼピンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0362】
[付記13]
前記抗うつ剤は、ノキシプチリンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0363】
[付記14]
前記抗うつ剤は、ピポフェジンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0364】
[付記15]
前記抗うつ剤は、セチプチリンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0365】
[付記16]
前記抗うつ剤は、カロキサゾンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0366】
[付記17]
前記抗うつ剤は、メトラリンドールを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0367】
[付記18]
前記抗うつ剤は、ピルリンドールを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0368】
[付記19]
前記抗うつ剤は、エプロベミドを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0369】
[付記20]
前記抗うつ剤は、ミナプリンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0370】
[付記21]
前記抗うつ剤は、ビフェメランを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0371】
[付記22]
前記抗うつ剤は、アゴメラチンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0372】
[付記23]
前記抗うつ剤は、エスケタミンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0373】
[付記24]
前記抗うつ剤は、タンドスピロンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0374】
[付記25]
前記抗うつ剤は、チアネプチンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0375】
[付記26]
前記抗うつ剤は、α-メチルトリプタミンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0376】
[付記27]
前記抗うつ剤は、エトリプタミンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0377】
[付記28]
前記抗うつ剤は、インデロキサジンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0378】
[付記29]
前記抗うつ剤は、メジホキサミンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0379】
[付記30]
前記抗うつ剤は、オキサフロザンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0380】
[付記31]
前記抗うつ剤は、ピバガビンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0381】
[付記32]
前記抗うつ剤は、アデメチオニンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0382】
[付記33]
前記抗うつ剤は、セイヨウオトギリソウ(hypericum perforatum)を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0383】
[付記34]
前記抗うつ剤は、オキシトリプタンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0384】
[付記35]
前記抗うつ剤は、5-ヒドロキシトリプトファンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0385】
[付記36]
前記抗うつ剤は、塩化ルビジウムを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0386】
[付記37]
前記抗うつ剤は、トリプトファンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0387】
[付記38]
前記抗うつ剤は、マグネシウムを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0388】
[付記39]
前記抗うつ剤は、アセチルカルニチンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0389】
[付記40]
前記抗うつ剤は、サフランを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0390】
[付記41]
前記抗うつ剤は、アミスルプリドを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0391】
[付記42]
前記抗うつ剤は、アリピプラゾールを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0392】
[付記43]
前記抗うつ剤は、ブレクスピプラゾールを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0393】
[付記44]
前記抗うつ剤は、ルラシドンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0394】
[付記45]
前記抗うつ剤は、オランザピンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0395】
[付記46]
前記抗うつ剤は、クエチアピンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0396】
[付記47]
前記抗うつ剤は、リスペリドンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0397】
[付記48]
前記抗うつ剤は、ブスピロンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0398】
[付記49]
前記抗うつ剤は、リチウムを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0399】
[付記50]
前記抗うつ剤は、モダフィニルを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0400】
[付記51]
前記抗うつ剤は、サイロキシンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0401】
[付記52]
前記抗うつ剤は、トリヨードサイロニンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0402】
[付記53]
前記抗うつ剤は、ミノサイクリンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0403】
[付記54]
前記抗うつ剤は、アミトリプチリンとクロルジアゼポキシドとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0404】
[付記55]
前記抗うつ剤は、アミトリプチリンとペルフェナジンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0405】
[付記56]
前記抗うつ剤は、フルペンチキソールとメリトラセンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0406】
[付記57]
前記抗うつ剤は、オランザピンとフルオキセチンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0407】
[付記58]
前記抗うつ剤は、トラニルシプロミンとトリフルオペラジンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0408】
[付記59]
前記抗うつ剤は、4-クロロキヌレニンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0409】
[付記60]
前記抗うつ剤は、AGN-241751を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0410】
[付記61]
前記抗うつ剤は、アピモスチネルを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0411】
[付記62]
前記抗うつ剤は、アルケタミンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0412】
[付記63]
前記抗うつ剤は、デキストロメタドンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0413】
[付記64]
前記抗うつ剤は、EVT-101を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0414】
[付記65]
前記抗うつ剤は、リスレンデムダズ(rislenemdaz)を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0415】
[付記66]
前記抗うつ剤は、バシムグルラントを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0416】
[付記67]
前記抗うつ剤は、AN-788を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0417】
[付記68]
前記抗うつ剤は、トルデスベンラファキシンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0418】
[付記69]
前記抗うつ剤は、PDC-1421を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0419】
[付記70]
前記抗うつ剤は、MIN-117を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0420】
[付記71]
前記抗うつ剤は、TGBA01ADを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0421】
[付記72]
前記抗うつ剤は、ゲピロンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0422】
[付記73]
前記抗うつ剤は、ピマバンセリンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0423】
[付記74]
前記抗うつ剤は、シロシビンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0424】
[付記75]
前記抗うつ剤は、ブリラロキサジンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0425】
[付記76]
前記抗うつ剤は、ルマテペロンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0426】
[付記77]
前記抗うつ剤は、アデメチオニンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0427】
[付記78]
前記抗うつ剤は、ガナキソロンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0428】
[付記79]
前記抗うつ剤は、ズラノロンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0429】
[付記80]
前記抗うつ剤は、3β-メトキシプレグネノロンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0430】
[付記81]
前記抗うつ剤は、PH-10-ボメロフェリンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0431】
[付記82]
前記抗うつ剤は、アチカプラントを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0432】
[付記83]
前記抗うつ剤は、BTRX-335140を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0433】
[付記84]
前記抗うつ剤は、ブプレノルフィンとサミドルファンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0434】
[付記85]
前記抗うつ剤は、ヒドロキシノルケタミンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0435】
[付記86]
前記抗うつ剤は、JNJ-39393406を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0436】
[付記87]
前記抗うつ剤は、JNJ-54175446を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0437】
[付記88]
前記抗うつ剤は、JNJ-61393215を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0438】
[付記89]
前記抗うつ剤は、NNI-351を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0439】
[付記90]
前記抗うつ剤は、NSI-189を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0440】
[付記91]
前記抗うつ剤は、NV-5138を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0441】
[付記92]
前記抗うつ剤は、オナボツリヌムトキシンAを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0442】
[付記93]
前記抗うつ剤は、プラミペキソールを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0443】
[付記94]
前記抗うつ剤は、セルトレキサントを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0444】
[付記95]
前記抗うつ剤は、シルクマブを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0445】
[付記96]
前記抗うつ剤は、SUVN-911を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0446】
[付記97]
前記抗うつ剤は、TS-121を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0447】
[付記98]
前記抗うつ剤は、トラマドールを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0448】
[付記99]
前記抗うつ剤は、サイクロセリンとルラシドンとの組み合わせを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0449】
[付記100]
前記抗うつ剤は、7,8-ジヒドロキシフラボンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0450】
[付記101]
前記抗うつ剤は、ミノサイクリンを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0451】
[付記102]
前記抗うつ剤は、亜酸化窒素を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0452】
[付記103]
前記抗うつ剤は、プラミペキソールを含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0453】
[付記104]
前記抗うつ剤は、R13を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2023-09-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療を必要とするヒトにおいてうつ病を治療するための医薬品の製造における組み合わせの使用であって、
前記組み合わせは抗うつ剤とデキストロメトルファンとを含
前記医薬品は前記ヒトに投与され
前記抗うつ剤は、レボミルナシプラン、ビラゾドン、ボルチオキセチン、アトモキセチン、レボキセチン、テニロキサジン、ビロキサジン、アミトリプチリンオキシド、ジメタクリン、メリトラセン、ニトロキサゼピン、ノキシプチリン、ピポフェジン、セチプチリン、カロキサゾン、メトラリンドール、ピルリンドール、エプロベミド、ミナプリン、ビフェメラン、アゴメラチン、エスケタミン、タンドスピロン、チアネプチン、α-メチルトリプタミン、エトリプタミン、α-エチルトリプタミン、インデロキサジン、メジホキサミン、オキサフロザン、ピバガビン、アデメチオニン、S-アデノシル-L-メチオニン、セイヨウオトギリソウ(hypericum perforatum)、オキシトリプタン、5-ヒドロキシトリプトファン、塩化ルビジウム、トリプトファン、マグネシウム、アセチルカルニチン、サフラン、アミスルプリド、アリピプラゾール、ブレクスピプラゾール、ルラシドン、オランザピン、クエチアピン、リスペリドン、ブスピロン、リチウム、モダフィニル、サイロキシン、トリヨードサイロニン、ミノサイクリン、アミトリプチリンとクロルジアゼポキシドとの組み合わせ、アミトリプチリンとペルフェナジンとの組み合わせ、フルペンチキソールとメリトラセンの組み合わせ、オランザピンとフルオキセチンとの組み合わせ、トラニルシプロミンとトリフルオペラジンとの組み合わせ、4-クロロキヌレニン、AGN-241751、アピモスチネル、アルケタミン、デキストロメタドン、EVT-101、リスレネムダズ(rislenemdaz)、バシムグルラント、AN-788、トルデスベンラファキシン、PDC-1421、MIN-117、TGBA01AD、ゲピロン、ピマバンセリン、シロシビン、ブリラロキサジン、ルマテペロン、アデメチオニン、ガナキソロン、ズラノロン、3β-メトキシプレグネノロン、PH-10-ボメロフェリン、アチカプラント、BTRX-335140、ブプレノルフィンとサミドルファンとの組み合わせ、BTRX-246040、ヒドロキシノルケタミン、JNJ-39393406、JNJ-54175446、JNJ-61393215、NNI-351、NSI-189、NV-5138、オナボツリヌムトキシンA、プラミペキソール、セルトレキサント、シルクマブ、SUVN-911、TS-121、トラマドール、サイクロセリンとルラシドンとの組み合わせ、7,8-ジヒドロキシフラボン(7,8-dhf)、ミノサイクリン、亜酸化窒素、プラミペキソール、R13、またはそれらの組み合わせ、を含む、
ことを特徴とする、うつ病を治療するための医薬品の製造における組み合わせの使用
【請求項2】
前記抗うつ剤は、レボミルナシプランを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項3】
前記抗うつ剤は、ビラゾドンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項4】
前記抗うつ剤は、ボルチオキセチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項5】
前記抗うつ剤は、アトモキセチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項6】
前記抗うつ剤は、レボキセチンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項7】
前記抗うつ剤は、テニロキサジンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項8】
前記抗うつ剤は、ビロキサジンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項9】
前記抗うつ剤は、アミトリプチリンオキシドを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項10】
前記抗うつ剤は、ジメタクリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項11】
前記抗うつ剤は、メリトラセンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項12】
前記抗うつ剤は、ニトロキサゼピンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項13】
前記抗うつ剤は、ノキシプチリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項14】
前記抗うつ剤は、ピポフェジンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【請求項15】
前記抗うつ剤は、セチプチリンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の使用
【国際調査報告】