(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-25
(54)【発明の名称】ハイブリッド表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/40 20060101AFI20240118BHJP
G02F 1/1333 20060101ALI20240118BHJP
G09F 9/33 20060101ALI20240118BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240118BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20240118BHJP
【FI】
G09F9/40 301
G02F1/1333
G09F9/33
G09F9/00 351
H05K5/02 A
H05K5/02 V
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021570214
(86)(22)【出願日】2021-11-19
(85)【翻訳文提出日】2022-01-18
(86)【国際出願番号】 CN2021131760
(87)【国際公開番号】W WO2023082308
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】202111345650.6
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TCL China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.9-2,Tangming Rd,Guangming New District,Shenzhen,Guangdong,China 518132
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲堯▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲敏▼
【テーマコード(参考)】
2H189
4E360
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
2H189AA37
2H189AA53
2H189AA54
2H189AA55
2H189AA62
2H189AA70
2H189AA71
2H189HA09
2H189HA16
2H189LA20
2H189MA15
4E360AB05
4E360AB16
4E360EA14
4E360ED17
4E360GA53
4E360GB02
5C094AA41
5C094BA03
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5G435AA19
5G435BB04
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5G435EE13
5G435EE47
5G435FF11
5G435KK02
5G435LL19
(57)【要約】
本願の実施例はハイブリッド表示装置を開示し、少なくとも2つの表示装置と、ミドルフレームと、発光ダイオード基板とを含み、隣接する2つの表示装置はタイリングされてシームを形成し、表示装置はバックプレートとバックプレート上に設置されるパネルとを含み、ミドルフレームは担荷部と担荷部に接続される固定部とを含み、担荷部は2つのパネル上に設置され、且つシームを遮り、固定部はシーム内に設置され、且つバックプレートに取り外し可能に接続され、発光ダイオード基板は担荷部上に設置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド表示装置であって、少なくとも2つの表示装置と、ミドルフレームと、発光ダイオード基板と、を含み、
隣接する2つの前記表示装置はタイリングされてシームを形成し、各前記表示装置はバックプレートと前記バックプレート上に設置されるパネルとを含み、
前記ミドルフレームは担荷部と前記担荷部に接続される固定部とを含み、前記担荷部は隣接する2つの前記パネル上に設置され、且つ前記シームを遮り、前記固定部は前記シーム内に設置され、且つ前記バックプレートに取り外し可能に接続され、
前記発光ダイオード基板は前記担荷部上に設置され、
前記ハイブリッド表示装置は、さらにフレキシブル回路基板を含み、前記フレキシブル回路基板は前記発光ダイオード基板の前記シームに向く一側に接続され、前記担荷部に開口が設置されており、前記フレキシブル回路基板は前記開口を貫通して前記シーム内に設置され、
前記発光ダイオード基板は前記担荷部を遮り、且つ前記発光ダイオード基板のエッジ部分は前記担荷部から突出する、ハイブリッド表示装置。
【請求項2】
前記パネルは表示領域と前記表示領域の周辺側に設置される非表示領域とを含み、前記非表示領域は非ボンディング領域と回路基板をボンディングすることに用いられるボンディング領域とを含み、
前記担荷部は第1部分と第2部分とを含み、前記第1部分は前記ボンディング領域に設置され、前記第2部分は前記非ボンディング領域に設置され、前記第1部分の幅は前記第2部分よりも大きい、請求項1に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項3】
前記開口は前記第1部分に設置され、前記フレキシブル回路基板は前記固定部の前記ボンディング領域に接近する一側に位置する、請求項2に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項4】
前記バックプレートはベースと前記ベースの周辺側に接続される第1囲壁とを含み、前記ベースと前記第1囲壁とは収容溝を画定して形成し、前記第1囲壁に位置決め溝及び第1開孔が開けられ、前記第1開孔は前記位置決め溝の底部に設置され、
前記固定部は、プレート本体と前記プレート本体に凸設される溝本体とを含み、前記溝本体に第2開孔が開けられ、前記溝本体は前記位置決め溝内に設置され、前記溝本体と前記バックプレートとは接続部材によって取り外し可能に接続され、前記接続部材は前記第1開孔及び前記第2開孔を貫通する、請求項2に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項5】
前記接続部材はナットと前記ナットに接続されるボルトとを含み、前記ナットは前記溝本体に形成された逃げ溝内に設置され、前記ボルトは前記第1開孔にネジ接続される、請求項4に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項6】
前記パネルは前記バックプレートの収容溝内に設置され、前記パネルは発光ダイオードパネルである、請求項4に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項7】
前記担荷部の厚さは前記固定部の厚さ未満である、請求項1に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項8】
ハイブリッド表示装置であって、少なくとも2つの表示装置と、ミドルフレームと、発光ダイオード基板と、を含み、
隣接する2つの前記表示装置はタイリングされてシームを形成し、各前記表示装置はバックプレートと前記バックプレート上に設置されるパネルとを含み、
前記ミドルフレームは担荷部と前記担荷部に接続される固定部とを含み、前記担荷部は隣接する2つの前記パネル上に設置され、且つ前記シームを遮り、前記固定部は前記シーム内に設置され、且つ前記バックプレートに取り外し可能に接続され、
前記発光ダイオード基板は前記担荷部上に設置される、ハイブリッド表示装置。
【請求項9】
前記ハイブリッド表示装置は、さらにフレキシブル回路基板を含み、前記フレキシブル回路基板は前記発光ダイオード基板の前記シームに向く一側に接続され、前記担荷部に開口が設置されており、前記フレキシブル回路基板は前記開口を貫通して前記シーム内に設置される、請求項8に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項10】
前記パネルは表示領域と前記表示領域の周辺側に設置される非表示領域とを含み、前記非表示領域は非ボンディング領域と回路基板をボンディングすることに用いられるボンディング領域とを含み、
前記担荷部は第1部分と第2部分とを含み、前記第1部分は前記ボンディング領域に設置され、前記第2部分は前記非ボンディング領域に設置され、前記第1部分の幅は前記第2部分よりも大きい、請求項9に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項11】
前記開口は前記第1部分に設置され、前記フレキシブル回路基板は前記固定部の前記ボンディング領域に接近する一側に位置する、請求項10に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項12】
前記バックプレートはベースと前記ベースの周辺側に接続される第1囲壁とを含み、前記ベースと前記第1囲壁とは収容溝を画定して形成し、前記第1囲壁に位置決め溝及び第1開孔が開けられ、前記第1開孔は前記位置決め溝の底部に設置され、
前記固定部は、プレート本体と前記プレート本体に凸設される溝本体とを含み、前記溝本体に第2開孔が開けられ、前記溝本体は前記位置決め溝内に設置され、前記溝本体と前記バックプレートとは接続部材によって取り外し可能に接続され、前記接続部材は前記第1開孔及び前記第2開孔を貫通する、請求項10に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項13】
前記接続部材はナットと前記ナットに接続されるボルトとを含み、前記ナットは前記溝本体に形成された逃げ溝内に設置され、前記ボルトは前記第1開孔にネジ接続される、請求項12に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項14】
前記パネルは前記バックプレートの収容溝内に設置され、前記パネルは発光ダイオードパネルである、請求項12に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項15】
前記表示装置は前記パネルの入光側に設置されるバックライトモジュールを含み、前記バックライトモジュールは前記バックプレートと支持フレームとを含み、前記支持フレームは前記収容溝内に設置され、前記支持フレームは前記バックプレートに固定して接続され、
前記支持フレームは第2囲壁と、支持プレートと、第3囲壁と、接続壁とを含み、前記第2囲壁は前記収容溝の内周辺側に囲設され、前記支持プレートは前記第2囲壁の対向側に凸設され、前記第3囲壁は前記支持プレートの周辺側に囲設され、且つ前記第1囲壁に設置され、前記接続壁は前記ボンディング領域に対応し、且つ前記第3囲壁から前記ベースの方向へ延伸し、前記接続壁は前記第1囲壁の外側に位置し、
前記第2囲壁は前記第1囲壁に係合接続され、前記接続壁は第1囲壁に係合接続される、請求項12に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項16】
前記第2囲壁は対向して設置される第1側壁と第2側壁とを含み、前記第1側壁は前記ボンディング領域から離れる一側に位置し、前記第1側壁、前記第1囲壁、及び前記支持プレートは第1空間を画定して形成し、
前記第2側壁、前記第1囲壁、及び前記支持プレートは第2空間を画定して形成する、請求項15に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項17】
前記第2囲壁は、さらに対向して設置される第3側壁と第4側壁とを含み、前記第3側壁は前記第1側壁、及び前記第2側壁の一側に接続され、前記第4側壁は前記第1側壁、及び前記第2側壁の他側に接続され、前記第3側壁、及び前記第4側壁はそれぞれ前記第1囲壁に係合接続される、請求項16に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項18】
前記バックライトモジュールは、さらに光源と、拡散プレートと、光学フィルムとを含み、前記光源は前記収容溝内に設置され、
前記支持プレートと前記第3囲壁とは接続され1つの置き溝を形成し、前記拡散プレートは前記置き溝内に設置され、前記光学フィルムは前記第3囲壁に当接し、且つ前記拡散プレートの出光側に位置する、請求項16に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項19】
前記担荷部の厚さは前記固定部の厚さ未満である、請求項8に記載のハイブリッド表示装置。
【請求項20】
前記発光ダイオード基板は前記担荷部を遮り、且つ前記発光ダイオード基板のエッジ部分は前記担荷部から突出する、請求項8に記載のハイブリッド表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は表示技術分野に関し、具体的にハイブリッド表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
タイリングパネルの市場規模は年々増加する傾向にあり、液晶タイリングパネルは価格の優位性によりミドルからローエンド市場を占めている。ハイエンド市場では継ぎ目の小さい発光ダイオードタイリングパネルは主流の製品である。継ぎ目は液晶タイリングがハイエンド製品になることを制限する主なボトルネックであり、継ぎ目がない液晶タイリング製品の開発は、製品の競争力を高めることができ、例えば放送メディア、及びビッグデータセンタ等の発光ダイオードタイリングパネルの屋内ハイエンド市場を占有することができる。
【0003】
従来技術に対する研究及び実践の過程において、本願の発明者は、従来の液晶タイリングパネルでは継ぎ目箇所に発光ダイオード基板が直接貼着され、後続の発光ダイオード基板の取り外しに不利であることを見出した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例はハイブリッド表示装置を提供し、発光ダイオード基板を取り外しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例はハイブリッド表示装置を提供し、少なくとも2つの表示装置と、ミドルフレームと、発光ダイオード基板と、を含み、
隣接する2つの前記表示装置はタイリングされてシームを形成し、各前記表示装置はバックプレートと前記バックプレート上に設置されるパネルとを含み、
前記ミドルフレームは担荷部と前記担荷部に接続される固定部とを含み、前記担荷部は隣接する2つの前記パネル上に設置され、且つ前記シームを遮り、前記固定部は前記シーム内に設置され、且つ前記バックプレートに取り外し可能に接続され、
前記発光ダイオード基板は前記担荷部上に設置され、
前記ハイブリッド表示装置は、さらにフレキシブル回路基板を含み、前記フレキシブル回路基板は前記発光ダイオード基板の前記シームに向く一側に接続され、前記担荷部に開口が設置されており、前記フレキシブル回路基板は前記開口を貫通して前記シーム内に設置され、
前記発光ダイオード基板は前記担荷部を遮り、且つ前記発光ダイオード基板のエッジ部分は前記担荷部から突出する。
【0006】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記パネルは表示領域と前記表示領域の周辺側に設置される非表示領域とを含み、前記非表示領域は非ボンディング領域と回路基板をボンディングすることに用いられるボンディング領域とを含み、
前記担荷部は第1部分と第2部分とを含み、前記第1部分は前記ボンディング領域に設置され、前記第2部分は前記非ボンディング領域に設置され、前記第1部分の幅は前記第2部分よりも大きい。
【0007】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記開口は前記第1部分に設置され、前記フレキシブル回路基板は前記固定部の前記ボンディング領域に接近する一側に位置する。
【0008】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記バックプレートはベースと前記ベースの周辺側に接続される第1囲壁とを含み、前記ベースと前記第1囲壁とは収容溝を画定して形成し、前記第1囲壁に位置決め溝及び第1開孔が開けられ、前記第1開孔は前記位置決め溝の底部に設置され、
前記固定部は、プレート本体と前記プレート本体に凸設される溝本体とを含み、前記溝本体に第2開孔が開けられ、前記溝本体は前記位置決め溝内に設置され、前記溝本体と前記バックプレートとは接続部材によって取り外し可能に接続され、前記接続部材は前記第1開孔及び前記第2開孔を貫通する。
【0009】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記接続部材はナットと前記ナットに接続されるボルトとを含み、前記ナットは前記溝本体に形成された逃げ溝内に設置され、前記ボルトは前記第1開孔にネジ接続される。
【0010】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記パネルは前記バックプレートの収容溝内に設置され、前記パネルは発光ダイオードパネルである。
【0011】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記担荷部の厚さは前記固定部の厚さ未満である。
【0012】
本願はさらに別のハイブリッド表示装置に関し、少なくとも2つの表示装置と、ミドルフレームと、発光ダイオード基板と、を含み、
隣接する2つの前記表示装置はタイリングされてシームを形成し、各前記表示装置はバックプレートと前記バックプレート上に設置されるパネルとを含み、
前記ミドルフレームは担荷部と前記担荷部に接続される固定部とを含み、前記担荷部は隣接する2つの前記パネル上に設置され、且つ前記シームを遮り、前記固定部は前記シーム内に設置され、且つ前記バックプレートに取り外し可能に接続され、
前記発光ダイオード基板は前記担荷部上に設置される。
【0013】
ここで、本実施例はミドルフレームを採用してパネルを保護するだけでなく、ミドルフレームを、発光ダイオード基板を支持するベースとする。ミドルフレームと表示装置のバックプレートとが取り外し可能に接続され、発光ダイオード基板もミドルフレームの担荷部上に設置されるため、ミドルフレームを取り外すだけで発光ダイオード基板とパネルとを同時に分離することができ、発光ダイオード基板の取り外し難度を低減させる。
【0014】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記ハイブリッド表示装置は、さらにフレキシブル回路基板を含み、前記フレキシブル回路基板は前記発光ダイオード基板の前記シームに向く一側に接続され、前記担荷部に開口が設置されており、前記フレキシブル回路基板は前記開口を貫通して前記シーム内に設置される。
【0015】
ここで、担荷部に開口を設置することで、フレキシブル回路基板が担荷部を貫通して前記シーム内に入りやすく、フレキシブル回路基板が担荷部を迂回することを回避し、レイアウト空間を節約し及びフレキシブル回路基板の長さを短くする。
【0016】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記パネルは表示領域と前記表示領域の周辺側に設置される非表示領域とを含み、前記非表示領域は非ボンディング領域と回路基板をボンディングすることに用いられるボンディング領域とを含み、
前記担荷部は第1部分と第2部分とを含み、前記第1部分は前記ボンディング領域に設置され、前記第2部分は前記非ボンディング領域に設置され、前記第1部分の幅は前記第2部分よりも大きい。
【0017】
ここで、2つの表示装置のタイリングでは、シームの一辺が非表示領域のボンディング領域であり、シームの他辺が非ボンディング領域であり、ボンディング領域の幅が非ボンディング領域の幅よりも大きい必要があるため、第1部分の幅を第2部分の幅よりも大きく設計し、担荷部が非表示領域をよりよく遮るようにし、且つ発光ダイオード基板をよりよく支持することができる。
【0018】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記開口は前記第1部分に設置され、且つ前記シームに対応し、前記フレキシブル回路基板は前記固定部の前記ボンディング領域に接近する一側に位置する。
【0019】
ここで、ボンディング領域がフリップチップフィルム又はノンフリップチップフレキシブル回路基板をボンディングすることに用いられるため、フレキシブル回路基板を前記ボンディング領域に接近する一側に設置することで、フレキシブル回路基板と前記ボンディング領域にボンディングされる回路基板とは共同で駆動プレートに接続しやすく、接続ステップを簡略化させる。
【0020】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記バックライトモジュールはバックプレートを含み、前記バックプレートはベースと前記ベースの周辺側に接続される第1囲壁とを含み、前記ベースと前記第1囲壁とは収容溝を画定して形成し、前記第1囲壁に位置決め溝及び第1開孔が開けられ、前記第1開孔は前記位置決め溝の底部に設置され、
前記固定部は、プレート本体と前記プレート本体に凸設される溝本体とを含み、前記溝本体に第2開孔が開けられ、前記溝本体は前記位置決め溝内に設置され、前記溝本体と前記バックプレートとは接続部材によって取り外し可能に接続され、前記接続部材は前記第1開孔及び前記第2開孔を貫通する。
【0021】
ここで、固定部の溝本体とバックプレートの位置決め溝とが嵌合し、組み立ての精度及び利便性を向上させ、また、接続部材を採用してミドルフレームとバックプレートとの取り外し可能な接続を実現する。
【0022】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記接続部材はナットと前記ナットに接続されるボルトとを含み、前記ナットは前記溝本体に形成された逃げ溝内に設置され、前記ボルトは前記第1開孔にネジ接続される。
【0023】
ここで、ナットを溝本体に形成された逃げ溝内に設置することで、組み立て空間を節約し、ボルトを採用して第1開孔に螺合することで、スクリューナットの使用を回避し、接続の難度を低減させ且つ材料を節約する。
【0024】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記パネルは前記バックプレートの収容溝内に設置され、前記パネルは発光ダイオードパネルである。
【0025】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記表示装置は前記パネルの入光側に設置されるバックライトモジュールを含み、前記バックライトモジュールは前記バックプレートと支持フレームとを含み、前記支持フレームは前記収容溝内に設置され、前記支持フレームは前記バックプレートに固定して接続され、
前記支持フレームは第2囲壁と、支持プレートと、第3囲壁と、接続壁とを含み、前記第2囲壁は前記収容溝の内周辺側に囲設され、前記支持プレートは前記第2囲壁の対向側に凸設され、前記第3囲壁は前記支持プレートの周辺側に囲設され、且つ前記第1囲壁に設置され、前記接続壁は前記ボンディング領域に対応し、且つ前記第3囲壁から前記ベースの方向へ延伸し、前記接続壁は前記第1囲壁の外側に位置し、
前記第2囲壁は前記第1囲壁に係合接続され、前記接続壁は第1囲壁に係合接続され、このように設置することで支持フレームとバックプレートとの接続を実現し、両者の接続の利便性を向上させる。
【0026】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記第2囲壁は対向して設置される第1側壁と第2側壁とを含み、前記第1側壁は前記ボンディング領域から離れる一側に位置し、前記第1側壁、前記第1囲壁、及び前記支持プレートは第1空間を画定して形成し、
前記第2側壁、前記第1囲壁、及び前記支持プレートは第2空間を画定して形成する。
【0027】
ここで、前記第1空間及び前記第2空間の設置は、一方ではバックライトモジュールが放熱を行いやすく、他方では第1空間及び/又は第2空間内に電気部材等を取り付けやすい。
【0028】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記第2囲壁は、さらに対向して設置される第3側壁と第4側壁とを含み、前記第3側壁は前記第1側壁、及び前記第2側壁の一側に接続され、前記第4側壁は前記第1側壁、及び前記第2側壁の他側に接続され、前記第3側壁、及び前記第4側壁はそれぞれ前記第1囲壁に係合接続されて、バックプレートと支持フレームとの取り外し可能な接続を実現する。
【0029】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記バックライトモジュールは、さらに光源と、拡散プレートと、光学フィルムとを含み、前記光源は前記収容溝内に設置され、
前記支持プレートと前記第3囲壁とは接続されて1つの置き溝を形成し、前記拡散プレートは前記置き溝内に設置され、前記光学フィルムは前記第3囲壁に当接し、且つ前記拡散プレートの出光側に位置し、光学部材を合理的に設置し、空間の利用率を向上させる。
【0030】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記担荷部の厚さは前記固定部の厚さ未満である。
【0031】
ここで、担荷部の厚さを比較的小さくすることで、発光ダイオード基板がパネル上に設置される違和感を低減させやすく、固定部の厚さを比較的厚くすることで、支持フレームとバックプレートとの接続の安定性を向上させやすい。
【0032】
選択可能に、本願のいくつかの実施例では、前記発光ダイオード基板は前記担荷部を遮り、且つ前記発光ダイオード基板のエッジ部分は前記担荷部から突出する。
【0033】
ここで、発光ダイオード基板及び担荷部はいずれも非表示領域に設置され、発光ダイオード基板は担荷部を遮り、且つそれから突出し、側面視の視点でユーザから担荷部が見えるリスクを低減させ、表示効果を向上させる。
【発明の効果】
【0034】
[有益な効果]
本願の実施例のハイブリッド表示装置は少なくとも2つの表示装置と、ミドルフレームと、発光ダイオード基板とを含み、隣接する2つの表示装置はタイリングされてシームを形成し、各表示装置はバックライトモジュールとバックライトモジュール上に設置されるパネルとを含み、ミドルフレームは担荷部と担荷部に接続される固定部とを含み、担荷部は隣接する2つの上記パネル上に設置され、且つ上記シームを遮り、固定部はシーム内に設置され、且つバックライトモジュールに取り外し可能に接続され、発光ダイオード基板は上記担荷部上に設置される。
【0035】
つまり、本実施例はミドルフレームを採用してパネルを保護するだけでなく、ミドルフレームを、発光ダイオード基板を支持するベースとする。ミドルフレームと表示装置のバックプレートとが取り外し可能に接続され、発光ダイオード基板もミドルフレームの担荷部上に設置されるため、ミドルフレームを取り外すだけで発光ダイオード基板とパネルとを同時に分離することができ、発光ダイオード基板の取り外し難度を低減させる。
【0036】
本願の実施例における技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例の記述に使用される必要がある図面に対して簡単な紹介を行う。明らかなように、以下の記述における図面は単に本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働を必要としない前提下で、さらにこれらの図面に基づいてほかの図面を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本願の実施例が提供するハイブリッド表示装置の構造模式図である。
【
図2】本願の実施例が提供するハイブリッド表示装置の部分断面構造模式図である。
【
図3】本願の実施例が提供するハイブリッド表示装置のミドルフレームの構造模式図である。
【
図4】本願の実施例が提供するハイブリッド表示装置のバックプレートの構造模式図である。
【
図7】本願の実施例が提供するハイブリッド表示装置の支持フレームの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、本願の実施例における図面と併せて、本願の実施例における技術的手段に対して明確で、完全な記述を行う。明らかなように、記述される実施例は単に本願の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を必要としない前提下で取得するすべてのほかの実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。また、理解すべきであるように、ここに記述される実施形態は本願を説明及び解釈することに用いられるものに過ぎず、本願を制限することに用いられるものではない。本願では、これとは逆の説明をしない場合には、使用される方位詞、例えば「上」及び「下」は、通常、装置の実際の使用又は動作状態での上及び下を指し、具体的に図面における図面方向であり、「内」及び「外」は装置の輪郭に対するものである。
【0039】
本願の実施例はハイブリッド表示装置を提供し、下記において詳細な説明を行う。説明する必要がある点として、以下の実施例の記述順序は実施例の好適な順序を限定するものではない。
【0040】
説明する必要がある点として、本願の実施例は表示装置100が液晶表示装置であることを例として説明を行うが、これに限定しない。例えば、本願のいくつかの実施例では、パネルは、発光ダイオードパネル、例えばマイクロ発光ダイオードパネル、サブミリメートルレベル発光ダイオードパネル、有機発光ダイオードパネル又は量子ドット発光ダイオードパネルであってもよい。
【0041】
パネルは発光ダイオードパネルであるときに、上記パネルはバックプレート111の収容溝rnに置かれる。ここでバックプレート111及びバックプレート111とミドルフレームとの接続構造に対する論述は、下記において参照でき、ここでは詳しく説明しない。
【0042】
図1及び
図2に参照されるように、本願の実施例はハイブリッド表示装置1000を提供し、それは少なくとも2つの表示装置100と、ミドルフレーム200と、発光ダイオード基板300と、を含む。
【0043】
隣接する2つの表示装置100はタイリングされてシームfxを形成する。各表示装置100はバックプレート111とバックプレート111に設置されるパネル12とを含む。
【0044】
図3に併せて参照されるように、ミドルフレーム200は担荷部21と担荷部21に接続される固定部22とを含む。担荷部21は隣接する2つのパネル12に設置され、且つシームfxを遮る。固定部22はシームfx内に設置され、且つバックプレート111に取り外し可能に接続される。
【0045】
発光ダイオード基板300は、担荷部21上に設置される。
【0046】
ここで、表示装置100はパネル12の入光側に設置されるバックライトモジュール11を含む。バックライトモジュール11はバックプレート111を含む。
【0047】
ここで、本実施例のハイブリッド表示装置1000は、ミドルフレーム200を採用してパネル12を保護するだけでなく、ミドルフレーム200を、発光ダイオード基板300を支持するベースとする。ミドルフレーム200と表示装置100のバックライトモジュール11とが取り外し可能に接続され、発光ダイオード基板300もミドルフレーム200の担荷部21上に設置されるため、ミドルフレーム200を取り外すだけで発光ダイオード基板300とパネル12とを同時に分離することができ、発光ダイオード基板300の取り外し難度を低減させる。
【0048】
選択可能に、発光ダイオード基板300は、無機発光ダイオード基板又は有機発光ダイオード(OLED)基板、例えば、マイクロ発光ダイオード(Micro-LED)基板、サブミリメートルレベル発光ダイオード(Mini-LED)基板、又は量子ドット発光ダイオード(QLED)基板であってもよい。
【0049】
選択可能に、ハイブリッド表示装置1000は、さらにフレキシブル回路基板400を含む。フレキシブル回路基板400は発光ダイオード基板300のシームfxに向く一側に接続される。担荷部21に開口21aが設置されている。フレキシブル回路基板400は開口21aを貫通してシームfx内に設置される。
【0050】
ここで、担荷部21に開口fxを設置することで、フレキシブル回路基板400が担荷部21を貫通してシームfx内に入りやすく、フレキシブル回路基板400が担荷部21の外表面を回ってシームfxに入ることを回避し、発光ダイオード基板300の設置高さを低減させ、レイアウト空間を節約し及びフレキシブル回路基板400の長さを短くする。
【0051】
いくつかの実施例では、担荷部21に開口を設置しなくてもよい。このときに、フレキシブル回路基板400は発光ダイオード基板300の側面又は正面にボンディングされ、フレキシブル回路基板400は担荷部21の外表面を回ってシームfx内に延伸する。
【0052】
選択可能に、担荷部21の厚さd1は固定部22の厚さd2未満である。
【0053】
ここで、担荷部21の厚さを比較的小さくすることで、発光ダイオード基板300がパネル12上に設置される違和感を低減させやすくなり、固定部22の厚さを比較的厚くすることで、支持フレーム112とバックプレート111との接続の安定性を向上させやすくなる。
【0054】
選択可能に、発光ダイオード基板300は担荷部21を遮り、且つ発光ダイオード基板300のエッジ部分は担荷部21から突出する。
【0055】
ここで、発光ダイオード基板300及び担荷部21は、いずれも非表示領域NAに設置され、発光ダイオード基板300は担荷部21を遮り、且つそれから突出し、側面視の視点でユーザから担荷部21が見えるリスクを低減させ、表示効果を向上させる。
【0056】
選択可能に、パネル12は表示領域AAと表示領域AAの周辺側に設置される非表示領域NAとを含む。非表示領域NAは非ボンディング領域NA1と回路基板をボンディングすることに用いられるボンディング領域NA2とを含む。
【0057】
図2及び
図3に併せて参照されるように、担荷部21は第1部分211と第2部分212とを含む。第1部分211はボンディング領域NA2に設置される。第2部分212は非ボンディング領域NA1に設置される。第1部分211の幅は第2部分212よりも大きい。
【0058】
ここで、2つの表示装置100のタイリングでは、シームfxの一辺が非表示領域NAのボンディング領域NA1であり、シームfxの他辺が非ボンディング領域NA1であり、ボンディング領域NA2の幅が非ボンディング領域NA1の幅よりも大きいため、第1部分211の幅を第2部分212の幅よりも大きく設計し、担荷部21が非表示領域NAをよりよく遮るようにし、且つ発光ダイオード基板300をよりよく支持することができる。
【0059】
選択可能に、開口21aは第1部分211に設置され、且つシームfxに対応する。フレキシブル回路基板400は、固定部22のボンディング領域NA2に接近する一側に位置する。
【0060】
ここで、ボンディング領域NA2が、フリップチップフィルム又はノンフリップチップの回路基板をボンディングすることに用いられるため、フレキシブル回路基板400をボンディング領域NA2に接近する一側に設置することで、フレキシブル回路基板400と上記ボンディング領域NA2にボンディングされる回路基板とは共同で駆動プレートに接続しやすくなり、接続ステップを簡略化させ、取り付け空間を節約する。
【0061】
選択可能に、
図4及び
図5に参照されるように、バックライトモジュール11はバックプレート111を含む。バックプレート111はベース11aとベース11aの周辺側に接続される第1囲壁11bとを含む。ベース11aと第1囲壁11bとは収容溝rnを画定して形成する。第1囲壁11bに位置決め溝Xw及び第1開孔k1が開けられる。第1開孔k1は位置決め溝Xwの底部に設置される。
【0062】
図2及び
図3に併せて参照されるように、固定部22は、プレート本体221とプレート本体221に凸設される溝本体222とを含む。溝本体222に第2開孔k2が開けられる。溝本体222は位置決め溝Xw内に設置される。溝本体222とバックプレート111とは接続部材Ljによって取り外し可能に接続される。接続部材Ljは第1開孔k1及び第2開孔k2を貫通する。
【0063】
ここで、固定部22の溝本体222とバックプレート111の位置決め溝Xwとが嵌合し、組み立ての精度及び利便性を向上させ、また、接続部材Ljを採用してミドルフレーム200とバックプレート111との取り外し可能な接続を実現する。
【0064】
図6に参照されるように、選択可能に、接続部材Ljはナットj1とナットj1に接続されるボルトj2とを含む。ナットj1は溝本体222に形成された逃げ溝br内に設置される。ボルトj2は第1開孔k1にネジ接続される。
【0065】
ここで、ナットj1を溝本体222に形成された逃げ溝br内に設置することで、組み立て空間を節約し、ボルトj2を採用して第1開孔k1に螺合することで、スクリューナットの使用を回避し、接続の難度を低減させ且つ材料を節約する。
【0066】
いくつかの実施例では、接続部材Ljはコネクタであってもよく、コネクタは第1開孔k1にプラグインして嵌合する。
【0067】
選択可能に、続けて
図4に参照されるように、ベース11aに複数のボス11a1が凸設される。ボス11a1にライトプレートを置くことに用いられる。ボス11a1の間に放熱溝11a2が設置されており、ライトプレート(光源113)が放熱を行うために有利である。
【0068】
選択可能に、続けて
図5に参照されるように、第1囲壁11bに係接溝11b1が凹設され、係接溝11b1内に係止ブロック11b2が設置される。係止ブロック11b2を係接溝11b1内に設置することで、係止ブロック11b2の設置空間を節約する。ここで係止ブロック11b2は支持フレーム112の係接ラグ11gに係合接続されることに用いられる。係接ラグ11gは係接溝11b1内に設置される。
【0069】
選択可能に、第1囲壁11bは側壁11b3を含み、複数の側壁11b3は1対1で対応してベース11aの一側辺に設置される。隣接する2つの側壁11b3の間に隙間jx及び拡張口kcが設置されている。隙間jxと拡張口kcとは連通し、且つ隣接する2つの側壁11b3を隔てて、第1囲壁11bの適応性を向上させ、第1囲壁11b内が押し潰されることを防止する。
【0070】
また、拡張口kcは隙間jxのベース11aに接近する一側に位置し、且つ拡張口kcは隙間jx箇所から隣接する2つの側壁11b3の方向へ延伸してアンダーカット空間を形成する。隣接する2つの側壁11b3が外へ押圧されるときに、拡張口kcは緩衝の効果を果たし、側壁11b3の底部が引き裂かれるリスクを低減させる。
【0071】
選択可能に、表示装置100はパネル12の入光側に設置されるバックライトモジュール11を含む。バックライトモジュール11はバックプレート111と支持フレーム112とを含む。支持フレーム112は収容溝rn内に設置される。支持フレーム112はバックプレート111に固定して接続される。
【0072】
図2、
図7及び
図8に参照されるように、支持フレーム112は第2囲壁11cと、支持プレート11dと、第3囲壁11eと、接続壁11fと、を含む。第2囲壁11cは収容溝rnの内周辺側に囲設される。支持プレート11dは第2囲壁11cの対向側に凸設される。第3囲壁11eは支持プレート11dの周辺側に囲設され、且つ第1囲壁11bに設置される。接続壁11fはボンディング領域NA2に対応し、且つ第3囲壁11eからベース11aの方向へ延伸する。接続壁11fは第1囲壁11bの外側に位置する。
【0073】
上記第2囲壁11cは第1囲壁11bに係合接続される。接続壁11fは第1囲壁11bに係合接続される。このように設置することで支持フレーム112とバックプレート111との接続を実現し、両者の接続の利便性及び安定性を向上させる。
【0074】
選択可能に、1つの表示装置1000において、第2囲壁11cは対向して設置される第1側壁11c1と第2側壁11c2とを含み、第1側壁11c1はボンディング領域NA2から離れる一側に位置する。第1側壁11c1、第1囲壁11b及び支持プレート11dは第1空間s1を画定して形成する。
【0075】
第2側壁11c2、第1囲壁11b及び支持プレート11dは第2空間s2を画定して形成する。
【0076】
ここで、第1空間s1及び第2空間s2の設置は、一方ではバックライトモジュール11が放熱を行いやすく、他方では第1空間s1及び/又は第2空間s2内に電気部材等を取り付けやすい。選択可能に、第3側壁11c3及び第3側壁11c4上に係接ラグ11gが設置されている。係接ラグ11gに係接口11g1が設置されている。係接ラグ11gはバックプレート111の係接溝11b1内に設置され、且つ係止ブロック11b2は係接口11g1内に係接される。
【0077】
選択可能に、第2囲壁11cは、さらに対向して設置される第3側壁11c3と第4側壁11c4とを含む。第3側壁11c3は第1側壁11c1及び第2側壁11c2の一側に接続される。第4側壁11c4は第1側壁11c1及び第2側壁11c2の他側に接続される。第3側壁11c3及び第4側壁11c4はそれぞれ第1囲壁11bに係合接続されて、バックプレート111と支持フレーム112との取り外し可能な接続を実現する。
【0078】
選択可能に、バックライトモジュール11は、さらに光源113と、拡散プレート114と、光学フィルム115とを含む。光源113は収容溝rn内に設置される。
【0079】
支持プレート11dと第3囲壁11eとは接続されて1つの置き溝fzを形成する。拡散プレート114は置き溝fz内に設置される。光学フィルム115は第3囲壁11eに当接し、且つ拡散プレート114の出光側に位置する。このように設置することで、光学部材を合理的に設置し、空間の利用率を向上させる。
【0080】
いくつかの実施例では、バックライトモジュール11は光源113と、導光板と、光学フィルム115とを含んでもよい。光源113は収容溝rnの一側に設置され、導光板は収容溝rn内に設置され、且つ光源の出光側に位置する。光学フィルム115は導光板上に設置される。
【0081】
つまり、バックライトモジュール11はエッジ型バックライト又は直下型バックライトであってもよい。本願の実施例は直下型バックライトを例として説明を行うが、これに限定しない。
【0082】
本願の実施例のハイブリッド表示装置は少なくとも2つの表示装置と、ミドルフレームと、発光ダイオード基板とを含み、隣接する2つの表示装置はタイリングされてシームを形成し、各表示装置はバックライトモジュールとバックライトモジュール上に設置されるパネルとを含み、ミドルフレームは担荷部と担荷部に接続される固定部とを含み、担荷部は隣接する2つの上記パネル上に設置され、且つ上記シームを遮り、固定部はシーム内に設置され、且つバックライトモジュールに取り外し可能に接続され、発光ダイオード基板は上記担荷部上に設置される。
【0083】
つまり、本実施例はミドルフレームを採用してパネルを保護するだけでなく、ミドルフレームを、発光ダイオード基板を支持するベースとする。ミドルフレームと表示装置のバックプレートとが取り外し可能に接続され、発光ダイオード基板もミドルフレームの担荷部上に設置されるため、ミドルフレームを取り外すだけで発光ダイオード基板とパネルとを同時に分離することができ、発光ダイオード基板の取り外し難度を低減させる。
【0084】
以上、本願の実施例に提供されるハイブリッド表示装置に対して詳細な紹介を行った。本明細書では具体的な例を応用して本願の原理及び実施形態に対して論述を行い、以上の実施例の説明は本願の方法及びその中心思想の理解を助けることのみに用いられる。同時に、当業者にとっては、本願の思想に従って、具体的な実施形態及び応用範囲において、いずれも変更することができる。以上のように、本明細書の内容は本願に対する制限ではないと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0085】
11 バックライトモジュール
11a ベース
11a1 ボス
11a2 放熱溝
11b 第1囲壁
11b1 係接溝
11b2 係止ブロック
11b3 側壁
11c 第2囲壁
11c1 第1側壁
11c2 第2側壁
11c3 第3側壁
11c4 第4側壁
11d 支持プレート
11e 第3囲壁
11f 接続壁
11g 係接ラグ
11g1 係接口
12 パネル
21 担荷部
21a 開口
22 固定部
100 表示装置
111 バックプレート
112 支持フレーム
113 光源
114 拡散プレート
115 光学フィルム
200 ミドルフレーム
211 第1部分
212 第2部分
221 プレート本体
222 溝本体
300 発光ダイオード基板
400 フレキシブル回路基板
1000 表示装置
1000 ハイブリッド表示装置
【国際調査報告】