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特表2024-503154液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-25
(54)【発明の名称】液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/36 20060101AFI20240118BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20240118BHJP
   G02F 1/1368 20060101ALI20240118BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20240118BHJP
【FI】
G09G3/36
G09G3/20 623Q
G09G3/20 642K
G09G3/20 622K
G09G3/20 622Q
G09G3/20 623U
G09G3/20 623V
G09G3/20 623X
G09G3/20 622R
G09G3/20 642A
G09G3/20 611D
G09G3/20 621F
G02F1/1368
G02F1/133 550
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021576118
(86)(22)【出願日】2021-12-09
(85)【翻訳文提出日】2022-01-20
(86)【国際出願番号】 CN2021136787
(87)【国際公開番号】W WO2023097739
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】202111442198.5
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TCL China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.9-2,Tangming Rd,Guangming New District,Shenzhen,Guangdong,China 518132
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】▲厳▼ 允晟
(72)【発明者】
【氏名】李 吉
(72)【発明者】
【氏名】李 利霞
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 迎春
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲チ▼
(72)【発明者】
【氏名】▲龍▼ 芬
(72)【発明者】
【氏名】梁 策
【テーマコード(参考)】
2H192
2H193
5C006
5C080
【Fターム(参考)】
2H192AA24
2H192CC62
2H192GD61
2H193ZA02
2H193ZC14
2H193ZC35
2H193ZD13
5C006AA16
5C006AA22
5C006AC21
5C006AC23
5C006AC24
5C006AC26
5C006AF22
5C006AF42
5C006AF43
5C006AF51
5C006BB16
5C006BB21
5C006BC03
5C006BC11
5C006BC16
5C006BC22
5C006BC23
5C006BF24
5C006FA12
5C006FA15
5C006FA22
5C006FA24
5C006FA25
5C006FA29
5C080AA10
5C080BB06
5C080CC03
5C080DD05
5C080DD08
5C080DD10
5C080EE26
5C080EE29
5C080EE30
5C080FF03
5C080FF11
5C080FF13
5C080JJ01
5C080JJ02
(57)【要約】
液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置を開示し、各画素モジュールは、3つのサブ画素群を含み、各サブ画素群において、2つの同じサブ画素が含まれ、第1の駆動ユニットが所定の順序で走査線に走査信号を入力し、画素モジュールの各サブ画素群が走査信号を順に取得することにより、各サブ画素群における2つのサブ画素が同時に走査信号を取得し、同一のサブ画素群における2つのサブ画素が同時に走査信号を取得する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素構造を含む液晶表示パネルであって、
前記画素構造は、マトリクス状に設けられた複数のサブ画素と、互いに垂直に交差して配列されたデータ線及び走査線と、前記走査線に電気的に接続された第1の駆動ユニットと、を含み、
同一行に位置する3つの隣接するサブ画素の色が相違し、同一列に位置するすべてのサブ画素の色が同じであり、
前記データ線は隣接する2列のサブ画素の間に位置し、前記走査線は隣接する2行のサブ画素の間に位置し、
各データ線は2つ以上の画素モジュールに接続され、各画素モジュールが3つのサブ画素群を含み、各前記サブ画素群が2つの同じ色のサブ画素を含み、
前記第1の駆動ユニットは所定の順序で前記走査線に走査信号を入力し、前記画素モジュールの各サブ画素群が走査信号を順に取得し、同一のサブ画素群における2つのサブ画素が走査信号を同時に取得することを特徴とする液晶表示パネル。
【請求項2】
前記サブ画素群の2つのサブ画素は、同一列に位置し、かつ隣接して設けられることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示パネル。
【請求項3】
前記画素モジュールは、少なくとも第1の画素モジュールと、第2の画素モジュールと、を含み、前記3つのサブ画素群は、それぞれ、2つの第1のサブ画素を含む第1のサブ画素群、2つの第2のサブ画素を含む第2のサブ画素群、及び2つの第3のサブ画素を含む第3のサブ画素群であり、前記第1のサブ画素群、第2のサブ画素群及び第3のサブ画素群は、それぞれ隣接する列に位置し、
各前記データ線は、順に、前記第1の画素モジュールと前記第2の画素モジュールに接続されることを特徴とする、請求項2に記載の液晶表示パネル。
【請求項4】
前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項5】
前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項6】
前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項7】
前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項8】
前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項9】
前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項10】
前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項11】
前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項12】
前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項13】
前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項14】
前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項15】
前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項16】
請求項1に記載の液晶表示パネルの駆動方法であって、
前記第1の駆動ユニットが前記所定の順序で前記走査線に走査信号を入力し、1つの画素モジュールの各サブ画素群が走査信号を順次取得し、同一のサブ画素群における2つのサブ画素が同時に走査信号を取得するように制御するステップを含むことを特徴とする、液晶表示パネルの駆動方法。
【請求項17】
前記画素構造が少なくとも1つの走査周期を有し、
前記所定の順序が、1つの走査周期において、データ線がサブ画素群を接続する順序に沿って、前記第1の駆動ユニットが、まず一方の画素モジュールに接続された走査線に走査信号を入力し、次に他方の画素モジュールに接続された走査線に走査信号を入力するステップ、をさらに含むことを特徴とする、請求項16に記載の液晶表示パネルの駆動方法。
【請求項18】
前記サブ画素群の2つのサブ画素は、同一列に位置し、かつ隣接して設けられることを特徴とする、請求項16に記載の液晶表示パネルの駆動方法。
【請求項19】
前記画素モジュールは、少なくとも第1の画素モジュールと、第2の画素モジュールと、を含み、前記3つのサブ画素群は、それぞれ、2つの第1のサブ画素を含む第1のサブ画素群、2つの第2のサブ画素を含む第2のサブ画素群、及び2つの第3のサブ画素を含む第3のサブ画素群であり、前記第1のサブ画素群、第2のサブ画素群及び第3のサブ画素群は、それぞれ隣接する列に位置し、
各前記データ線は、順に、前記第1の画素モジュールと前記第2の画素モジュールに接続されることを特徴とする、請求項18に記載の液晶表示パネルの駆動方法。
【請求項20】
バックライト源と、請求項1に記載の液晶表示パネルと、を含み、
前記バックライト源は、前記液晶表示パネルに接続され、前記液晶表示パネルにバックライトを提供するために用いられることを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、表示技術の分野に関し、特に液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示パネル(Liquid Crystal Display、LCD)において、一部の製品の低いリフレッシュレートによる動的画面のスミアの問題を改善するため、従来の機器全体の1line走査を2line走査に変更することにより、コストを増加させずに、動的画面のリフレッシュレートを倍に向上させることができる。しかしながら、従来の液晶表示パネルにおける画素構造においては、図1に示すように、図1は、従来の画素構造の概略構造図であり、該画素アーキテクチャについて、隣接する2行の画素の色が異なるため、2line走査を行う場合に、同じデータ(Data)信号を共有する隣接する2行のサブ画素の色が異なる。例えば、1行2列目の緑色画素及び2行1列目の赤色画素は同じデータ信号を共有するが、同じData信号を共有する場合に、混色ストリームが発生する。したがって、2line機能を実現するために、新規な画素アーキテクチャを設計する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、2lineの駆動モードをサポートする、液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様では、本発明に係る液晶表示パネルは、画素構造を含み、前記画素構造は、マトリクス状に設けられた複数のサブ画素と、互いに垂直に交差して配列されたデータ線及び走査線と、前記走査線に電気的に接続された第1の駆動ユニットと、を含み、同一行に位置する3つの隣接するサブ画素の色が相違し、同一列に位置するすべてのサブ画素の色が同じであり、前記データ線は隣接する2列のサブ画素の間に位置し、前記走査線は隣接する2行のサブ画素の間に位置し、各データ線は2つ以上の画素モジュールに接続され、各画素モジュールが3つのサブ画素群を含み、各前記サブ画素群が2つの同じ色のサブ画素を含み、前記第1の駆動ユニットは、所定の順序で前記走査線に走査信号を入力し、前記画素モジュールの各サブ画素群が走査信号を順に取得し、同一のサブ画素群における2つのサブ画素が走査信号を同時に取得する。
【0005】
さらに、前記サブ画素群の2つのサブ画素は、同一列に位置し、かつ隣接して設けられる。
【0006】
さらに、前記画素モジュールは、少なくとも第1の画素モジュールと、第2の画素モジュールと、を含み、前記3つのサブ画素群は、それぞれ、2つの第1のサブ画素を含む第1のサブ画素群、2つの第2のサブ画素を含む第2のサブ画素群、及び2つの第3のサブ画素を含む第3のサブ画素群であり、前記第1のサブ画素群、第2のサブ画素群及び第3のサブ画素群は、それぞれ隣接する列に位置し、各前記データ線は、順に、前記第1の画素モジュールと前記第2の画素モジュールに接続される。
【0007】
さらに、前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素に接続される。
【0008】
さらに、前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素に接続される。
【0009】
さらに、前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素に接続される。
【0010】
さらに、前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素に接続される。
【0011】
さらに、前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素に接続される。
【0012】
さらに、前記第1の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素に接続される。
【0013】
さらに、前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素に接続される。
【0014】
さらに、前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素に接続される。
【0015】
さらに、前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素に接続される。
【0016】
さらに、前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素に接続される。
【0017】
さらに、前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素に接続される。
【0018】
さらに、前記第2の画素モジュールにおいて、各前記データ線は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素に接続される。
【0019】
第2の態様では、本発明に係る前述した液晶表示パネルの駆動方法は、前記第1の駆動ユニットが前記所定の順序で前記走査線に走査信号を入力し、1つの画素モジュールの各サブ画素群が走査信号を順に取得し、同一のサブ画素群における2つのサブ画素が同時に走査信号を取得するように制御するステップ、を含む。
【0020】
さらに、前記液晶表示パネルの駆動方法は、前記画素構造が少なくとも1つの走査周期を有し、前記所定の順序が、1つの走査周期において、データ線がサブ画素群を接続する順序に沿って、前記第1の駆動ユニットが、まず一方の画素モジュールに接続された走査線に走査信号を入力し、次に他方の画素モジュールに接続された走査線に走査信号を入力するステップ、をさらに含む。
【0021】
さらに、前記サブ画素群の2つのサブ画素は、同一列に位置し、隣接して設けられる。
【0022】
さらに、前記画素モジュールは、少なくとも第1の画素モジュールと、第2の画素モジュールと、を含み、前記3つのサブ画素群は、それぞれ、2つの第1のサブ画素を含む第1のサブ画素群、2つの第2のサブ画素を含む第2のサブ画素群、及び2つの第3のサブ画素を含む第3のサブ画素群であり、前記第1のサブ画素群、第2のサブ画素群及び第3のサブ画素群は、それぞれ隣接する列に位置し、各前記データ線は、順に、前記第1の画素モジュールと前記第2の画素モジュールに接続される。
【0023】
第3の態様では、本発明に係る表示装置は、バックライト源と、前述した液晶表示パネルと、を含み、前記バックライト源は、前記液晶表示パネルに接続され、前記液晶表示パネルにバックライトを提供するために用いられる。
【発明の効果】
【0024】
従来技術との比較において、本願は、液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置を提供し、液晶表示パネルの画素構造において、1つの画素モジュールにおいて上下に隣接する2つのサブ画素の色が同じであり、2line駆動を行う場合、隣接する2行が同じデータ信号を共有し、混色現象が発生せず、2line駆動モードを完璧にサポートし、表示効果を向上させる。
【0025】
以下、図面を参照して、本願の具体的な実施形態を詳細に説明することにより、本願の技術的手段及び他の有益な効果を明らかにする。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】従来の画素構造の概略構造図である。
図2】本願の実施例1に係る画素構造の第1の画素モジュールの概略構造図である。
図3】本願の実施例1に係る、12行のサブ画素を1つの走査周期とする概略構造図である。
図4】本願の実施例1に係る画素構造における第2の画素モジュールの概略構造図である。
図5】本願の実施例2に係る画素構造における第2の画素モジュールの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術的手段を明確かつ完全に説明する。なお、本願の説明において、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などで示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本願を容易に説明し説明を簡略化するためのものに過ぎず、示された装置又は部品が特定の方位を有し特定の方位で構造されて動作しなければならないことを指示するか又は示唆するものではないため、本願を限定するものであると理解すべきではない。また、用語「第1の」、「第2の」は、単に目的を説明するためのものであり、相対的な重要性を指示するか又は示唆し、或いは指示された技術的特徴の数を暗示的に指示すると理解すべきではない。これにより、「第1の」、「第2の」で限定された特徴は、1つ又は複数の上記特徴を明示的又は暗示的に含むことができる。本願の説明において、「複数」とは、明確かつ具体的な限定がない限り、2つ以上を意味する。
【実施例1】
【0028】
図2図4に示すように、本願に係る液晶表示パネルは、2line表示モードを実現するために用いられる画素構造100を含む。
【0029】
画素構造100は、マトリクス状に設けられた複数のサブ画素と、互いに垂直に交差して配列されたデータ線及び走査線と、を含む。ここで、同一列のすべてのサブ画素の色が同じであり、同一行において、3つの隣接するサブ画素の色が互いに異なる。データ線は、隣接する2列のサブ画素の間に位置し、走査線は、隣接する2行のサブ画素の間に位置する。
【0030】
本実施例において、データ線の数をm、走査線の数をnとして説明する。M本の互いに平行なデータ線は、それぞれD1、D2、D3…(Dm-2)、(Dm-1)、Dmであり、n本の互いに平行な走査線は、それぞれG1、G2、G3…(Gn-2)、(Gn-1)、Gnである。
【0031】
図2図4に参照されるように、複数の第1のサブ画素101は、1列目の画素にマトリクス状に並べられ、かつ第1のデータ線D1の左側に位置し、複数の第2のサブ画素102は、2列目の画素にマトリクス状に配列され、かつ第2のデータ線D2の左側に位置し、複数の第3のサブ画素103は、3列目の画素にマトリクス状に配列され、かつ第3のデータ線D3の左側に位置し、複数の第1のサブ画素101は、4列目の画素にマトリクス状に並べられ、かつ第4のデータ線D4の左側に位置する…。簡単に言えば、同一列のすべてのサブ画素の色が同じであり、かつ色が相違する3つのサブ画素が行方向において、第1のサブ画素101、第2のサブ画素102、第3のサブ画素103の順序に従って循環して配列されるか、又は第2のサブ画素102、第3のサブ画素103、第1のサブ画素101の順序に従って循環して配列されるか、又は第3のサブ画素103、第1のサブ画素101、第2のサブ画素102の順序に従って循環して配列される。
【0032】
各データ線は2つ以上の画素モジュールに接続され、各画素モジュールが3つのサブ画素群を含み、上記各サブ画素群が2つの同じサブ画素を含む。即ち、各画素モジュールにおいて、6つのサブ画素が含まれる。
【0033】
さらに、上記画素モジュールの各サブ画素群が走査信号を順に取得し、同一のサブ画素群における2つのサブ画素が同時に走査信号を取得する。
【0034】
具体的には、液晶表示パネルは、走査線に走査信号を入力するために用いられる、走査線に電気的に接続された第1の駆動ユニット10をさらに含む。第1の駆動ユニットは、1つのサブ画素群における2つのサブ画素が接続する2つの走査線に走査信号を同時に入力することにより、1つのサブ画素群における2つのサブ画素が同時に走査信号を取得する。本実施例における画素構造100は、2line駆動方式をサポートし、かつ従来の画素接続方式を変更し、flipアーキテクチャが2line駆動モードをサポートしないという従来技術における問題を解決する。
【0035】
ここで、上記画素モジュールは、少なくとも第1の画素モジュールと、第2の画素モジュールと、を含み、上記3つのサブ画素群は、それぞれ、2つの第1のサブ画素101を含む第1のサブ画素群、2つの第2のサブ画素102を含む第2のサブ画素群、及び2つの第3のサブ画素103を含む第3のサブ画素群である。サブ画素は、色の異なる第1のサブ画素101と、第2のサブ画素102と、第3のサブ画素103と、を含む。ここで、第1のサブ画素101は、例えば赤色画素であってよく、第2のサブ画素102は、例えば緑色サブ画素であってよく、第3のサブ画素103は、例えば青色サブ画素であってよい。
【0036】
上記第1の画素モジュールにおいて、上記各データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103に接続される。具体的には、第1のデータ線D1は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103に接続される。第2のデータ線D2は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101に接続される。第3のデータ線D3は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102に接続される。
【0037】
本実施例において、第1のデータ線D1を介して2つの画素モジュールを接続することを例とする。第1の画素モジュールにおいて、一方の第1のサブ画素101がx行y列目に位置する場合、他方の第1のサブ画素101はx+1行y列目に位置する。2つの第2のサブ画素102は、それぞれx+2行y+1列目とX+3行y+1列目に位置する。2つの第3のサブ画素103は、それぞれx+4行y+2列目とX+5行y+2列目に位置する。ここで、x、yは自然数である。x行y列目での第1のサブ画素101は、図1における左上隅の第1のサブ画素101である。
【0038】
上記画素構造100は、少なくとも1つの走査周期を有する。1つの走査周期において、第1の駆動ユニットは、所定の順序に従って各走査線に走査信号を入力する。
【0039】
具体的には、図3に参照されるように、上記画素構造100は、複数の走査周期を有する。本実施例において、上記第1の駆動ユニット10は、まず、1行目から12行目までのサブ画素を第1の走査周期として走査し、次に、隣接する13行目から24行目までのサブ画素を第2の走査周期として走査し…と、このように類推される。
【0040】
所定の順序は、データ線がサブ画素を接続する順序に沿うことである。図3に示すように、1つの走査周期において、上記第1の駆動ユニット10は、まず、第1のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G1、G2)に走査信号を入力し、次に、上記第2のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G3、G4)に走査信号を入力する。さらに、上記第3のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G5、G6)に走査信号を入力する。第1の駆動ユニットは、上記順序に従って、走査線を介して各サブ画素群に走査信号を入力する。
【0041】
液晶表示パネルは、データ線に電気的に接続された第2の駆動ユニット20をさらに含み、上記第2の駆動ユニット20は、偶数列に位置するデータ線(例えば、D1、D3、D5、D7)に正極性階調電圧を入力し、奇数列に位置するデータ線(例えば、D2、D4、D6)に負極性階調電圧を入力する。当然のことながら、他の実施例において、1つの走査周期において、上記第2の駆動ユニットは、奇数列に位置するデータ線に負極性階調電圧を入力し、偶数列に位置するデータ線に正極性階調電圧を入力する。
【0042】
なお、従来技術において、1つの画素アーキテクチャにおいて、同一行に位置する3つの隣接するサブ画素の色が相違し、同一列に位置するすべてのサブ画素の色が同じであることを含む。ここで、同一のデータ線は、色の異なる、隣接する2行のサブ画素、例えば、Gサブ画素及びRサブ画素に接続される。ユーザが1行目のG画素を駆動したいとしても、2lineの表示モードでは、1行目のサブ画素と2行目のサブ画素とが同じデータ信号にアクセスするため、1行目のサブ画素及び2行目のサブ画素がいずれも表示を実現することができる。したがって、同一のデータ線が接続する2行目のGサブ画素も駆動されるため、同一のデータ線が接続する隣接する2行のサブ画素に混色現象が発生し、即ち、G画素の表示がRとGとの2つの画素の表示となる。
【0043】
しかしながら、本実施例において、第1のデータ線D1の第1の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BBであり、第2のデータ線D2の第1の画素モジュールの充電経路は、GG→BB→RRであり、第3のデータ線D3の第1の画素モジュールの充電経路は、BB→RR→GGであり、第4のデータ線D4の充電経路は、第1のデータ線D1の充電経路と同じであり、第5のデータ線D5の充電経路は、第2のデータ線D2の充電経路と同じであり、と、このように類推される。これらのデータ線の第1の画素モジュールの充電経路を、従来技術におけるR→G→B、又はG→B→R、又はB→R→Gの充電経路と比較すると、本実施例の第1の画素モジュールは、flipアーキテクチャにおいて、2line駆動を行う場合、同じData信号を共用する上下に隣接する2つのサブ画素の色が同じであるため、混色現象が発生せず、2line駆動モードを完璧にサポートし、表示効果を向上させる。
【0044】
本実施例において、第1のデータ線D1を介して2つの画素モジュールを接続することを例とする。図4に参照されるように、図4における黒枠で囲まれた部分は、第2の画素モジュールである。上記第2の画素モジュールにおいて、上記各データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103に接続される。上記第2の画素モジュールにおいて、1番目の第2のサブ画素は、x+6行y+1列目に位置し、他方の第2のサブ画素は、x+7行y+1列目に位置する。2つの第1のサブ画素は、それぞれx+8行y列目とX+9行y列目に位置する。2つの第3のサブ画素は、それぞれx+10行y-2列目とX+11行y-2列目に位置する。
【0045】
第2の走査周期において、第1の駆動ユニット10は、まず、第2のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G7、G8)に走査信号を入力し、次に、上記第1のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G9、G10)に走査信号を入力し、さらに、上記第3のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G11、G12)に走査信号を入力する。第1の駆動ユニットは、上記順序に従って、走査線を介して各サブ画素群に走査信号を入力する。したがって、本実施例において、第1のデータ線D1の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BB→GG→RR→BBであり、かつ第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールは1つの循環周期であり、第3の画素モジュール及び第4の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、第5の画素モジュール及び第6の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【0046】
さらに、本実施例において、第2のデータ線D2の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、GG→BB→RR→BB→GG→RRであり、第3のデータ線D3の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、BB→RR→GG→RR→BB→GGであり、第4のデータ線D4の充電経路は、第1のデータ線D1の充電経路と同じであり、第5のデータ線D5の充電経路は、第2のデータ線D2の充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【0047】
さらに、本実施例に係る前述した画素構造100を含む液晶表示パネルの駆動方法は、以下のステップS100~S200を含む。
【0048】
S100では、上記第1の駆動ユニットが、上記所定の順序で上記走査線に走査信号を入力し、1つの画素モジュールの各サブ画素群が走査信号を順に取得することにより、各サブ画素群における2つのサブ画素が同時に走査信号を取得するように制御する。
【0049】
図2図4に参照されるように、上記各データ線は、順に、上記第1の画素モジュールの第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103に接続される。サブ画素は、色の異なる第1のサブ画素101、第2のサブ画素102、及び第3のサブ画素103を含む。ここで、第1のサブ画素101は、例えば赤色画素であってよく、第2のサブ画素102は、例えば緑色サブ画素であってよく、第3のサブ画素103は、例えば青色サブ画素であってよい。
【0050】
上記第1の画素モジュールにおいて、上記各データ線は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103に接続される。
【0051】
一方の第1のサブ画素101がx行y列目に位置する場合、他方の第1のサブ画素101はx+1行y列目に位置する。2つの第2のサブ画素102は、それぞれx+2行y+1列目とX+3行y+1列目に位置する。2つの第3のサブ画素103は、それぞれx+4行y+2列目とX+5行y+2列目に位置する。ここで、x、yは自然数である。x行y列目での第1のサブ画素101は、図1における左上隅の第1のサブ画素101である。
【0052】
第1の駆動ユニットは、2本の走査線に走査信号を同時に入力し、1つの画素群における2つの同じサブ画素が走査信号を取得する。本実施例における画素構造100は、2line駆動方式をサポートし、第1の画素モジュールが走査信号を取得する場合、上記第1の駆動ユニットは、まず、第1のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G1、G2)に走査信号を入力して、次に、上記第2のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G3、G4)に走査信号を入力する。さらに、上記第3のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G5、G6)に走査信号を入力する。
【0053】
本実施例において、図4に参照されるように、図4における黒枠で囲まれた部分は、第2の画素モジュールであり、上記第2の画素モジュールにおいて、上記各データ線は、順に、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103に接続される。上記第2の画素モジュールにおいて、1番目の第2のサブ画素は、x+6行y+1列目に位置し、他方の第2のサブ画素は、x+7行y+1列目に位置する。2つの第1のサブ画素は、それぞれx+8行y列目とX+9行y列目に位置する。2つの第3のサブ画素は、それぞれx+10行y-2列目とX+11行y-2列目に位置する。
【0054】
なお、従来技術において、1つの画素アーキテクチャにおいて、同一行に位置する3つの隣接するサブ画素の色が相違し、同一列に位置するすべてのサブ画素の色が同じであることを含む。ここで、同一のデータ線は、色の異なる、隣接する2行のサブ画素、例えば、Gサブ画素及びRサブ画素に接続される。ユーザが1行目のG画素を駆動したいとしても、2lineの表示モードでは、1行目のサブ画素と2行目のサブ画素とが同じデータ信号にアクセスするため、1行目のサブ画素及び2行目のサブ画素がいずれも表示を実現することができる。したがって、同一のデータ線に接続された2行目のGサブ画素も駆動されるため、同一のデータ線が接続する隣接する2行のサブ画素に混色現象が発生し、即ち、G画素の表示がRとGとの2つの画素の表示となる。
【0055】
しかしながら、本実施例においては、第1のデータ線D1の第1の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BBであり、第2のデータ線D2の第1の画素モジュールの充電経路は、GG→BB→RRであり、第3のデータ線D3の第1の画素モジュールの充電経路は、BB→RR→GGであり、第4のデータ線D4の充電経路は、第1のデータ線D1の充電経路と同じであり、第5のデータ線D5の充電経路は、第2のデータ線D2の充電経路と同じであり、と、このように類推される。これらのデータ線の第1の画素モジュールの充電経路を、従来技術におけるR→G→B、又はG→B→R、又はB→R→Gの充電経路と比較すると、本実施例の第1の画素モジュールは、flipアーキテクチャにおいて、2line駆動を行う場合、同じData信号を共用する上下に隣接する2つのサブ画素の色が同じであるため、混色現象が発生せず、2line駆動モードを完璧にサポートし、表示効果を向上させる。
【0056】
S200では、1つの走査周期において、上記第1の駆動ユニットは、まず一方の画素モジュールに接続された走査線に走査信号を入力し、次に他方の画素モジュールに接続された走査線に走査信号を入力する。
【0057】
上記画素構造100は、複数の走査周期を有し、本実施例において、上記第1の駆動ユニット10は、まず、1行目から12行目までのサブ画素を第1の走査周期として走査し、次に、隣接する13行目から24行目までのサブ画素を第2の走査周期として走査し…と、このように類推される。
【0058】
第1の画素モジュールは、1行目から6行目までのサブ画素であり、1つの走査周期において12行のサブ画素を走査することは、2つの画素モジュールを走査することである。本実施例において、第1の画素モジュールを走査してから、第2の画素モジュールを走査するか、又は第2の画素モジュールを走査してから、第1の画素モジュールを走査する。
【0059】
したがって、本実施例において、第1のデータ線D1の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BB→GG→RR→BBであり、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールは1つの循環周期であり、第3の画素モジュール及び第4の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり…第5の画素モジュール及び第6の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【0060】
さらに、本実施例において、第2のデータ線D2の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、GG→BB→RR→BB→GG→RRであり、第3のデータ線D3の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、BB→RR→GG→RR→BB→GGであり、第4のデータ線D4の充電経路は、第1のデータ線D1の充電経路と同じであり、第5のデータ線D5の充電経路は、第2のデータ線D2の充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【0061】
さらに、本実施例に係る表示装置は、バックライト源と、前述した液晶表示パネルと、を含み、上記バックライトは、上記液晶表示パネルに接続され、上記液晶表示パネルにバックライトを提供するために用いられる。
【実施例2】
【0062】
本実施例は、液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置をさらに提供するものであり、実施例1の技術的手段の大部分を含み、相違点は、第1のデータ線D1の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路が、RR→GG→BB→BB→RR→GGであることである。
【0063】
具体的には、図5に示すように、図5における黒枠で囲まれた部分は、第2の画素モジュールであり、上記第2の画素モジュールにおいて、第1のデータ線D1は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102に接続される。上記第2の画素モジュールにおいて、1番目の第3のサブ画素103は、x+6行y-1列目に位置し、他方の第3のサブ画素103は、x+7行y-1列目に位置する。2つの第1のサブ画素101は、それぞれx+8行y列目とX+9行y列目に位置する。2つの第2のサブ画素102は、それぞれx+10行y+1列目とX+11行y+1列目に位置する。
【0064】
第2の走査周期において、第1の駆動ユニット10は、まず、第3のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G7、G8)に走査信号を入力し、次に、上記第1のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G9、G10)に走査信号を入力し、さらに、上記第2のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G11、G12)に走査信号を入力する。第1の駆動ユニットは、上記順序に従って、走査線を介して各サブ画素群に走査信号を入力する。したがって、本実施例において、第1のデータ線D1の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BB→BB→RR→GGであり、かつ第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールは1つの循環周期であり、第3の画素モジュール及び第4の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり…第5の画素モジュール及び第6の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【実施例3】
【0065】
本実施例は、液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置をさらに提供するものであり、実施例1の技術的手段の大部分を含み、相違点は、第1のデータ線D1の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路が、RR→GG→BB→RR→GG→BBであることである。
【0066】
上記第2の画素モジュールにおいて、第1のデータ線D1は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、及び第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103に接続される。上記第2の画素モジュールにおいて、1番目の第1のサブ画素101は、x+6行y―1列目に位置し、他方の第1のサブ画素101は、x+7行y―1列目に位置する。2つの第2のサブ画素102は、それぞれx+8行y列目とX+9行y列目に位置する。2つの第3のサブ画素103は、それぞれx+10行y+1列目とX+11行y+1列目に位置する。
【0067】
第2の走査周期において、第1の駆動ユニット10は、まず、第3のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G7、G8)に走査信号を入力し、次に、上記第1のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G9、G10)に走査信号を入力し、さらに、上記第2のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G11、G12)に走査信号を入力する。第1の駆動ユニットは、上記順序に従って、走査線を介して各サブ画素群に走査信号を入力する。したがって、本実施例において、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BB→RR→GG→BBであり、かつ第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールは1つの循環周期であり、第3の画素モジュール及び第4の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、第5の画素モジュール及び第6の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【実施例4】
【0068】
本実施例は、液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置をさらに提供するものであり、実施例1の技術的手段の大部分を含み、相違点は、第1のデータ線D1の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路が、RR→GG→BB→RR→BB→GGであることである。
【0069】
上記第2の画素モジュールにおいて、第1のデータ線D1は、順に、第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103、及び第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102に接続される。上記第2の画素モジュールにおいて、1番目の第1のサブ画素101は、x+6行y―1列目に位置し、他方の第1のサブ画素101は、x+7行y―1列目に位置する。2つの第3のサブ画素103は、それぞれx+8行y列目とX+9行y列目に位置する。2つの第2のサブ画素102は、それぞれx+10行y+1列目とX+11行y+1列目に位置する。
【0070】
第2の走査周期において、第1の駆動ユニット10は、まず、第3のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G7、G8)に走査信号を入力し、次に、上記第1のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G9、G10)に走査信号を入力し、さらに、上記第2のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G11、G12)に走査信号を入力する。第1の駆動ユニットは、上記順序に従って、走査線を介して各サブ画素群に走査信号を入力する。したがって、本実施例において、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BB→RR→BB→GGであり、かつ第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールは1つの循環周期であり、第3の画素モジュール及び第4の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、第5の画素モジュール及び第6の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【実施例5】
【0071】
本実施例は、液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置をさらに提供するものであり、実施例1の技術的手段の大部分を含み、相違点は、第1のデータ線D1の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路が、RR→GG→BB→BB→GG→RRであることである。
【0072】
上記第2の画素モジュールにおいて、第1のデータ線D1は、順に、第3のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103、第2のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101に接続される。上記第2の画素モジュールにおいて、1番目の第3のサブ画素103は、x+6行y―1列目に位置し、他方の第3のサブ画素103は、x+7行y―1列目に位置する。2つの第2のサブ画素102は、それぞれx+8行y列目とX+9行y列目に位置する。2つの第1のサブ画素101は、それぞれx+10行y+1列目とX+11行y+1列目に位置する。
【0073】
第2の走査周期において、第1の駆動ユニット10は、まず、第3のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G7、G8)に走査信号を入力し、次に、上記第1のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G9、G10)に走査信号を入力し、さらに、上記第2のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G11、G12)に走査信号を入力する。第1の駆動ユニットは、上記順序に従って、走査線を介して各サブ画素群に走査信号を入力する。したがって、本実施例において、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BB→BB→GG→RRであり、かつ第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールは1つの循環周期であり、第3の画素モジュール及び第4の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、第5の画素モジュール及び第6の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【実施例6】
【0074】
本実施例は、液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置をさらに提供するものであり、実施例1の技術的手段の大部分を含み、相違点は、第1のデータ線D1の第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路が、RR→GG→BB→GG→BB→RRであることである。
【0075】
上記第2の画素モジュールにおいて、第1のデータ線D1は、順に、第3のサブ画素群の2つの第2のサブ画素102、第2のサブ画素群の2つの第3のサブ画素103、及び第1のサブ画素群の2つの第1のサブ画素101に接続される。上記第2の画素モジュールにおいて、1番目の第2のサブ画素102は、x+6行y―1列目に位置し、他方の第2のサブ画素102は、x+7行y―1列目に位置する。2つの第3のサブ画素103は、それぞれx+8行y列目とX+9行y列目に位置する。2つの第1のサブ画素101は、それぞれx+10行y+1列目とX+11行y+1列目に位置する。
【0076】
第2の走査周期において、第1の駆動ユニット10は、まず、第3のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G7、G8)に走査信号を入力し、次に、上記第1のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G9、G10)に走査信号を入力し、さらに、上記第2のサブ画素群に接続された走査線(例えば、走査線G11、G12)に走査信号を入力する。第1の駆動ユニットは、上記順序に従って、走査線を介して各サブ画素群に走査信号を入力する。したがって、本実施例において、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、RR→GG→BB→GG→BB→RRであり、かつ第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールは1つの循環周期であり、第3の画素モジュール及び第4の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、第5の画素モジュール及び第6の画素モジュールの充電経路は、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路と同じであり、と、このように類推される。
【0077】
以上の実施例は例示的な説明にすぎず、他の実施形態において、第1の画素モジュール及び第2の画素モジュールの充電経路は、RR、GG、BBの3つの画素の配列組み合わせであってもよく、かつ画素の配列原理は、上記実施例に開示された充電経路の画素の配列原理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0078】
本実施例に係る液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置は、液晶表示パネルの画素構造において、1つの画素モジュールにおいて上下に隣接する2つのサブ画素の色が同じであり、2line駆動を行う場合、隣接する2行が同じデータ信号を共有し、混色現象が発生せず、2line駆動モードを完璧にサポートし、表示効果を向上させる。
【0079】
以上、本願の実施例に係る液晶表示パネル及びその駆動方法、表示装置について詳細に説明し、本明細書において具体例を用いて本願の原理及び実施形態を解説したが、以上の実施例の説明は、本願の技術的手段及びその主旨の理解を助けるためのものに過ぎない。当業者であれば、依然として、前述の各実施例に記載の技術的手段を修正するか、又はその技術的特徴の一部に同等置換を行うことができ、これらの修正又は置換によって、対応する技術的手段の本質を、本願の各実施例の技術的手段の範囲から逸脱させることができないことを理解すべきである。
【符号の説明】
【0080】
100 画素構造
101 第1のサブ画素
102 第2のサブ画素
103 第3のサブ画素
10 第1の駆動ユニット
20 第2の駆動ユニット
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】