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特表2024-503351物理ダウンリンク制御チャネル反復に対するブラインド復号制限およびオーバーブッキング
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-25
(54)【発明の名称】物理ダウンリンク制御チャネル反復に対するブラインド復号制限およびオーバーブッキング
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/08 20090101AFI20240118BHJP
   H04W 72/231 20230101ALI20240118BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240118BHJP
【FI】
H04W48/08
H04W72/231
H04W72/0446
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540567
(86)(22)【出願日】2022-01-12
(85)【翻訳文提出日】2023-06-30
(86)【国際出願番号】 US2022012165
(87)【国際公開番号】W WO2022155237
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】63/136,295
(32)【優先日】2021-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/573,250
(32)【優先日】2022-01-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】コシュネビサン、モスタファ
(72)【発明者】
【氏名】スン、ジン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、シャオシャ
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067FF33
5K067HH21
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスが記載される。概して、第1の送信時間間隔(TTI)内の第1の探索空間(SS)セットの個々の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)候補は、第2のTTI内の第2のSSセットの対応するPDCCH候補にリンクされる場合がある。UEは、第1のTTI内のPDCCH候補と第2のTTI内のPDCCH候補の組合せを、第2のTTIのみのブラインド復号(BD)制限、または第1のTTIのBD制限および第2のTTIのBD制限に向けてカウントすることができる。第1のSSセットおよび第2のSSセットは、同じTTI内であり得る。UEは、BD制限に関して、PDCCH候補の第1のセットと、PDCCH候補の第2のセットと、PDCCH候補の第1のセットと第2のセットの組合せとを、一緒に、または別々に、またはそれらの任意の組合せで考慮することができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、第1の送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記第1の送信時間間隔の後の第2の送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、前記第2の送信時間間隔のブラインド復号制限に向けてカウントされるべき前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することと、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限の前記カウントに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて送信時間間隔当たりのブラインド復号制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとをカウントすることを決定することと、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第3のグループは、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの組合せを備え、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第3のグループとをカウントすることと、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限に向けて前記カウントすることに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループのそれぞれの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せに少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価することと、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル送信を前記監視することは、前記オーバーブッキング条件の前記評価に少なくとも部分的にさらに基づく、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記オーバーブッキング条件を評価することは、
一緒に前記第1の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の前記総数を評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定すること、
を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記オーバーブッキング条件を評価することは、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの前記組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループを評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定すること、
を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループのそれぞれの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せに少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価することと、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル送信を前記監視することは、前記オーバーブッキング条件の前記評価にさらに基づく、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記オーバーブッキング条件を評価することは、
一緒に前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の前記総数を評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定すること、
を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記オーバーブッキング条件を評価することは、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの前記組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループを評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定すること、
を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の送信時間間隔は、タイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備え、
前記第1の送信時間間隔は、タイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記基地局から、前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループ内のダウンリンク制御チャネル候補の数とは別個に、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの組合せをカウントする命令を受信すること、ここにおいて、前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の前記総数を決定することは、前記命令に少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、
前記送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループのそれぞれの数に少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価することと、
前記オーバーブッキング条件の前記評価に少なくとも部分的に基づいて、前記送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を備える、方法。
【請求項12】
前記オーバーブッキング条件を評価することは、
前記第1の探索空間セットに関連付けられた第1のインデックス値を、前記第2の探索空間セットに関連付けられた第2のインデックス値と比較することと、
前記第2の探索空間セットに関連付けられた前記第2のインデックス値が、前記第1の探索空間セットに関連付けられた前記第1のインデックス値よりも大きいと決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することと、
を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記オーバーブッキング条件を評価することは、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループまたはダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとを評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定すること、ここにおいて、前記第3のグループは、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの組合せを備える、
を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の探索空間セットに関連付けられた第1のインデックス値を前記第2の探索空間セットに関連付けられた第2のインデックス値と比較することと、
前記第2の探索空間セットに関連付けられた前記第2のインデックス値が前記第1の探索空間セットに関連付けられた前記第1のインデックス値よりも大きいと決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の前記第3のグループの数を一緒に監視するように決定することと、
をさらに備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の探索空間セットの最後の監視機会を前記第2の探索空間セットの最後の監視機会と比較することと、
前記第1の探索空間セットの前記最後の監視機会が前記第2の探索空間セットの前記最後の監視機会よりも遅い時間であると決定することと、
前記第1の探索空間セットの前記最後の監視機会が前記第2の探索空間セットの前記最後の監視機会よりも遅い時間であると決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定することと、
をさらに備える、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の探索空間セットに関連付けられた第1のリソースセットの第1のインデックス値を前記第2の探索空間セットに関連付けられた第2のリソースセットの第2のインデックスと比較することと、
前記比較に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定することと、
をさらに備える、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記オーバーブッキング条件を評価することは、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せとを一緒に評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定すること、
を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記オーバーブッキング条件を評価することは、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの組合せとを互いに別々に評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定すること、
を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記送信時間間隔は、タイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備える、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、
を備え、前記メモリは、
基地局から、第1の送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記第1の送信時間間隔の後の第2の送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、前記第2の送信時間間隔のブラインド復号制限に向けてカウントされるべき前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することと、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限の前記カウントに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を前記装置に行わせるように前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶する、装置。
【請求項21】
前記命令は、
前記構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて送信時間間隔当たりのブラインド復号制限に向かけて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとをカウントするように決定することと、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第3のグループは、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの組合せを備え、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第3のグループとをカウントすることと、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限に向けて前記カウントすることに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を前記装置に行わせるように前記少なくとも1つのプロセッサによってさらに実行可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記命令は、
前記第1の送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループのそれぞれの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せに少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価することと、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル送信を前記監視することは、前記オーバーブッキング条件の前記評価に少なくとも部分的にさらに基づく、
を前記装置に行わせるように前記少なくとも1つのプロセッサによってさらに実行可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記オーバーブッキング条件を評価する前記命令は、
一緒に前記第1の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の前記総数を評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを前記装置に決定させるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記オーバーブッキング条件を評価する前記命令は、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの前記組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループを評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを前記装置に決定させるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記命令は、
前記第2の送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループのそれぞれの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せに少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価することと、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル送信を前記監視することは、前記オーバーブッキング条件の前記評価に少なくとも部分的にさらに基づく、
を前記装置に行わせるように、前記少なくとも1つのプロセッサによってさらに実行可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項26】
前記オーバーブッキング条件を評価する前記命令は、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの前記組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループを評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを前記装置に決定させるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記オーバーブッキング条件を評価する前記命令は、
一緒に前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の前記総数を評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを前記装置に決定させるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である、請求項25に記載の装置。
【請求項28】
前記第2の送信時間間隔は、タイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備え、
前記第1の送信時間間隔は、タイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備える、
請求項20に記載の装置。
【請求項29】
前記命令は、
前記基地局から、前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループ内のダウンリンク制御チャネル候補の数とは別個に、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの組合せをカウントする命令を受信すること、ここにおいて、前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の前記総数を決定することは、前記命令に少なくとも部分的に基づく、
を前記装置に行わせるように、前記少なくとも1つのプロセッサによってさらに実行可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項30】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、
を備え、前記メモリは、
基地局から、送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、
前記送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループのそれぞれの数に少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価することと、
前記オーバーブッキング条件の前記評価に少なくとも部分的に基づいて、前記送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を前記装置に行わせるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶する、装置。
【請求項31】
前記オーバーブッキング条件を評価する前記命令は、
前記第1の探索空間セットに関連付けられた第1のインデックス値を、前記第2の探索空間セットに関連付けられた第2のインデックス値と比較することと、
前記第2の探索空間セットに関連付けられた前記第2のインデックス値が、前記第1の探索空間セットに関連付けられた前記第1のインデックス値よりも大きいと決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することと、
を前記装置に行わせるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である、請求項30に記載の装置。
【請求項32】
前記オーバーブッキング条件を評価する前記命令は、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループまたはダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとを評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定すること、ここにおいて、前記第3のグループは、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの組合せを備える、
を前記装置に行わせるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である、請求項30に記載の装置。
【請求項33】
前記命令は、
前記第1の探索空間セットに関連付けられた第1のインデックス値を前記第2の探索空間セットに関連付けられた第2のインデックス値と比較することと、
前記第2の探索空間セットに関連付けられた前記第2のインデックス値が前記第1の探索空間セットに関連付けられた前記第1のインデックス値よりも大きいと決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の前記第3のグループの数を一緒に監視することと、
を前記装置に行わせるように、前記少なくとも1つのプロセッサによってさらに実行可能である、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記命令は、
前記第1の探索空間セットの最後の監視機会を前記第2の探索空間セットの最後の監視機会と比較することと、
前記第1の探索空間セットの前記最後の監視機会が前記第2の探索空間セットの前記最後の監視機会よりも遅い時間であると決定することと、
前記第1の探索空間セットの前記最後の監視機会が前記第2の探索空間セットの前記最後の監視機会よりも遅い時間であると決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定することと、
を前記装置に行わせるように、前記少なくとも1つのプロセッサによってさらに実行可能である、請求項32に記載の装置。
【請求項35】
前記命令は、
前記第1の探索空間セットに関連付けられた第1のリソースセットの第1のインデックス値を前記第2の探索空間セットに関連付けられた第2のリソースセットの第2のインデックスと比較することと、
前記比較に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定することと、
を前記装置に行わせるように、前記少なくとも1つのプロセッサによってさらに実行可能である、請求項32に記載の装置。
【請求項36】
前記オーバーブッキング条件を評価する前記命令は、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの前記数と、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの各組合せとを一緒に評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを前記装置に決定させるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である、請求項30に記載の装置。
【請求項37】
前記オーバーブッキング条件を評価する前記命令は、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの対応する1つとの組合せとを互いに別々に評価することにより、前記オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを前記装置に決定させるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である、請求項30に記載の装置。
【請求項38】
前記送信時間間隔は、タイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備える、請求項30に記載の装置。
【請求項39】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
基地局から、第1の送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記第1の送信時間間隔の後の第2の送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段と、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、前記第2の送信時間間隔のブラインド復号制限に向けてカウントされるべき前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定するための手段と、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限の前記カウントに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段と、
を備える、装置。
【請求項40】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
基地局から、送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段と、
前記送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定するための手段と、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループのそれぞれの数に少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価するための手段と、
前記オーバーブッキング条件の前記評価に少なくとも部分的に基づいて、前記送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段と、
を備える、装置。
【請求項41】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
基地局から、第1の送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記第1の送信時間間隔の後の第2の送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、前記第2の送信時間間隔のブラインド復号制限に向けてカウントされるべき前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することと、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限の前記カウントに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を行うように前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項42】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
基地局から、送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、
前記送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループのそれぞれの数に少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価することと、
前記オーバーブッキング条件の前記評価に少なくとも部分的に基づいて、前記送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を行うように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項43】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリデバイスに関連付けられたコントローラを備え、前記コントローラは、
基地局から、第1の送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記第1の送信時間間隔の後の第2の送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、前記第2の送信時間間隔のブラインド復号制限に向けてカウントされるべき前記第2の探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することと、
前記第2の送信時間間隔の前記ブラインド復号制限の前記カウントに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を前記装置に行わせるように構成される、装置。
【請求項44】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリデバイスに関連付けられたコントローラを備え、前記コントローラは、
基地局から、送信時間間隔の第1の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、前記送信時間間隔の第2の探索空間セット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、
前記送信時間間隔内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、
ダウンリンク制御チャネル候補の前記第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の前記第2のグループのそれぞれの数に少なくとも部分的に基づいて、前記オーバーブッキング条件を評価することと、
前記オーバーブッキング条件の前記評価に少なくとも部分的に基づいて、前記送信時間間隔の間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、
を前記装置に行わせるように構成される、装置。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2021年1月12日に出願された、「BLIND DECODING LIMITS AND OVERBOOKING FOR PHYSICAL DOWNLINK CONTROL CHANNEL REPETITION」と題する、KHOSHNEVISANらによる米国仮特許出願第63/136,295号、および2022年1月11日に出願された、「BLIND DECODING LIMITS AND OVERBOOKING FOR PHYSICAL DOWNLINK CONTROL CHANNEL REPETITION」と題する、KHOSHNEVISANらによる米国特許出願第17/573,250号の利益を主張する。
【技術分野】
【0002】
[0002]以下は、物理ダウンリンク制御チャネル反復に対するブラインド復号制限とオーバーブッキングとを含む、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システムと、新無線(NR)システムと呼ばれる場合がある第5世代(5G)システムとを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用することができる。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られている場合がある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つもしくは複数の基地局または1つもしくは複数のネットワークアクセスノードを含む場合がある。いくつかの例では、UEは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)反復をサポートすることができる。
【発明の概要】
【0004】
[0004]記載される技法は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)反復に対するブラインド復号(BD)制限とオーバーブッキングとをサポートする改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。概して、ユーザ機器(UE)は、第1の送信時間間隔(TTI)(たとえば、スロットまたはスパン)内の第1の探索空間(SS)セットの個々のPDCCH候補が、第2のTTI内の第2のSSセットの対応するPDCCH候補にリンクされることを示す構成メッセージを受信することができる。UEは、所与のTTI内で監視することが許可されるPDCCH候補の総数に関して制限される場合がある(たとえば、BD制限)。UEは、第1のSSセット内のPDCCH候補を第1のTTIのBD制限向けにカウントする(count toward)ことができ(count PDCCH candidates in the first SS set toward a BD limit of the first TTI)、第2のSSセット内のPDCCH候補を第2のTTIのBD制限向けにカウントすることができる。UEは、第1のTTI内のPDCCH候補と第2のTTI内のPDCCH候補の組合せを第2のTTIのみのBD制限向けにカウントすることができるか、または第1および第2のTTI内のPDCCH候補の組合せを第1のTTIのBD制限と第2のTTIのBD制限の両方に向けてカウントすることができる(たとえば、第1のSSセット内のPDCCH候補を第1のTTIのBD制限向けに2回カウントすることができるか、または第2のSSセット内のPDCCH候補を第2のTTIのBD制限向けに2回カウントすることができるか、または両方である)。さらに、UEは、オーバーブッキング手順の目的でTTI内の他のPDCCH候補と一緒に、またはそれらとは別々にPDCCH候補の組合せを考慮することができる。
【0005】
[0005]いくつかの例では、本明細書に記載される技法はまた、UEが同じTTI内の第1のSSセットおよび第2のSSセットでどのように構成され得るかを記載することができる。そのような例では、UEは、第1のSSセットのPDCCH候補の第1のセットと、第2のSSセットのPDCCH候補の第2のセットと、PDCCH候補の第1のセットとPDCCH候補の第2のセットの組合せとを、すべて一緒に、またはすべて別々に、またはそれらの任意の組合せで考慮することができる(たとえば、PDCCH候補の第1のセットの組合せは、オーバーブッキング手順に関してPDCCH候補の第1のセットおよびPDCCH候補の第2のセットのうちの1つのみとグループ化される場合がある)。
【0006】
[0006]UEにおけるワイヤレス通信のための方法が記載される。方法は、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後にある第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限に向けにカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することとを含む場合がある。
【0007】
[0007]UEにおけるワイヤレス通信のための装置が記載される。装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、または電気的に)結合されたメモリとを含む場合があり、メモリは、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後にある第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限向けにカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することと、を装置に行わせるように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能であり得る命令を記憶する。
【0008】
[0008]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が記載される。装置は、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後にある第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段と、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限向けにカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定するための手段と、を含む場合がある。
【0009】
[0009]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が記載される。コードは、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後にある第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信し、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限向けにカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む場合がある。
【0010】
[0010]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のTTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件(condition)が存在すると決定し、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せに基づいてオーバーブッキング条件を評価するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合があり、ダウンリンク制御チャネル送信を監視することはオーバーブッキング条件の評価にさらに基づく場合がある。
【0011】
[0011]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、オーバーブッキング条件を評価することは、第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を一緒に(together)評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含む場合がある。
【0012】
[0012]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、オーバーブッキング条件を評価することは、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含む場合がある。
【0013】
[0013]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとを、構成メッセージに基づいてTTI当たりのBD制限に向けてカウントするように決定し、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せを備える、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視し、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループとダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとを第2のTTIのBD制限に向けてカウントし、第2のTTIのBD制限に向けてカウントすることに基づいて第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合がある。
【0014】
[0014]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のTTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループのそれぞれの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せに基づいてオーバーブッキング条件を評価することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合があり、ダウンリンク制御チャネル送信を監視することはオーバーブッキング条件の評価にさらに基づく場合がある。
【0015】
[0015]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、オーバーブッキング条件を評価することは、第1のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を一緒に評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含む場合がある。
【0016】
[0016]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、オーバーブッキング条件を評価することは、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含む場合がある。
【0017】
[0017]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のTTIはタイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを含み、第1のTTIはタイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを含む。
【0018】
[0018]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、第2のTTIのBD制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループ内のダウンリンク制御チャネル候補の数とは別個に、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せをカウントする命令を受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合があり、第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することは、命令に基づき得る。
【0019】
[0019]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のTTIに関連付けられた他のダウンリンク制御チャネル候補は、第3のSSセット、またはUE固有のSS、または共通のSSに対応する。
【0020】
[0020]UEにおけるワイヤレス通信のための方法が記載される。方法は、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つがTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいてオーバーブッキング条件を評価することと、オーバーブッキング条件の評価に基づいてTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することとを含み得る。
【0021】
[0021]UEにおけるワイヤレス通信のための装置が記載される。装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、または電気的に)結合されたメモリとを含む場合があり、メモリは、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つがTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいてオーバーブッキング条件を評価することと、オーバーブッキング条件の評価に基づいてTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することとを装置に行わせるように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能であり得る命令を記憶する。
【0022】
[0022]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が記載される。装置は、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つがTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段と、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定するための手段と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいてオーバーブッキング条件を評価するための手段と、オーバーブッキング条件の評価に基づいてTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段とを含む場合がある。
【0023】
[0023]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が記載される。コードは、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つがTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信し、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定し、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいてオーバーブッキング条件を評価し、オーバーブッキング条件の評価に基づいてTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む場合がある。
【0024】
[0024]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、オーバーブッキング条件を評価することは、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループまたはダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含む場合があり、第3のグループは、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せを備える。
【0025】
[0025]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値と比較し、第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値が第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値よりも大きいと決定することに基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、オーバーブッキング条件が満たされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合がある。
【0026】
[0026]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、オーバーブッキング条件を評価することは、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを一緒に評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含む場合がある。
【0027】
[0027]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のSSセットの最後の監視機会を第2のSSセットの最後の監視機会と比較し、第1のSSセットの最後の監視機会が第2のSSセットの最後の監視機会よりも遅い時間であり得ると決定し、第1のSSセットの最後の監視機会が第2のSSセットの最後の監視機会よりも遅い時間であり得ると決定することに基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合がある。
【0028】
[0028]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値と比較し、第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値が第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値よりも大きいと決定することに基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループの数を一緒に監視するように決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合がある。
【0029】
[0029]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のSSセットに関連付けられた第1の制御リソースセットの第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2の制御リソースセットの第2のインデックス値と比較し、比較に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合がある。
【0030】
[0030]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、オーバーブッキング条件を評価することは、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せとを互いに別々に評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含む場合がある。
【0031】
[0031]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、TTIは、タイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを含む。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】[0032]本開示の態様による、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)反復に対するブラインド復号(BD)制限とオーバーブッキングとをサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図2】[0033]本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図3】[0034]本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする監視方式の一例を示す図。
図4】[0035]本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする監視方式の一例を示す図。
図5】[0036]本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするデバイスのブロック図。
図6】本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするデバイスのブロック図。
図7】[0037]本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする通信マネージャのブロック図。
図8】[0038]本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするデバイスを含むシステムの図。
図9】[0039]本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする方法を示すフローチャート。
図10】本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする方法を示すフローチャート。
図11】本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0033】
[0040]一部のワイヤレス通信システムは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視とPDCCH反復とをサポートすることができる。いくつかの例では、スロットまたはスパン内で監視され得るPDCCH候補の数は、ブラインド復号(BD)制限によって制限される場合がある。それにもかかわらず、場合によっては、オーバーブッキング(たとえば、送信時間間隔(TTI)についてのBD制限を超えるPDCCH候補の数を構成すること)が許可される場合がある。オーバーブッキングされたユーザ機器(UE)は、構成されたPDCCH候補を識別し、1つまたは複数の規則に基づいて構成されたPDCCH候補を監視するべきか否かを決定することができる。
【0034】
[0041]さらに、UEはPDCCH反復で構成される場合がある。そのような場合、基地局は、複数の反復にわたって複数回制御情報を送信することができる。PDCCH反復に関して、第1の探索空間(SS)セットのPDCCH候補は、第2のSSセットのPDCCH候補とリンクされる場合がある。UEは、第1のSSセット内の第1のPDCCH候補内で受信された制御シグナリングを第2のSSセット内で受信された制御シグナリングと結合することにより、ソフト結合手順を実行することができる。したがって、UEは、(たとえば、第1のSSセットの)PDCCH候補の第1のセットと、(たとえば、第2のSSセットの)PDCCH候補の第2のセットと、(たとえば、PDCCH候補の第1のセットをPDCCH候補の第2のセットと結合することによる)PDCCH候補の第3のセットとを監視することができる。そのような例では、UEは、BD制限を参照してPDCCH候補の第3のセットをどのようにカウントするかを決定する必要があり得、カウントに基づいてオーバーブッキング手順をどのように実行するかを決定することもできる。
【0035】
[0042]UEは、TTI(たとえば、スロットまたはスパン)当たりのBD制限に向けて、3つの監視されるPDCCH候補として、反復用の2つのリンクされたPDCCH候補をカウントするように構成される場合がある。2つのリンクされたSSセットに対する監視機会が異なるTTI内に位置する場合、UEは、両方のTTIのBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセット(第1および第2の反復を構成する結合されたPDCCH候補)をカウントすることができる。または、いくつかの例では、UEは、1つのTTI(たとえば、第2またはその後のTTI)のBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセットのみをカウントすることができる。次いで、UEは、2つのTTIについてのオーバーブッキング手順を考慮することができる。たとえば、第2のTTIに関連付けられた個々のPDCCH候補は、結合PDCCH候補と一緒にカウントされ得、UEは、PDCCH候補の第2のセットおよびPDCCH候補の第3のセットのすべてを監視するべきか放棄する(drop)べきかを決定することができる。
【0036】
[0043]リンクされたSSセットの監視機会が単一のTTI内に位置する場合、UEは、そのTTIのBD制限に対して結合反復(たとえば、PDCCH候補の第3のセット)をカウントすることができる(たとえば、UEは、TTIのBD制限に向けてPDCCH候補の第1のセットを2回カウントするか、またはTTIの制限に向けてPDCCH候補の第2のセットを2回カウントするか、または両方することができる)。そのような場合、UEは、PDCCH候補の各セットに対して、別々に、または様々な組合せでオーバーブッキング条件を評価することができる。たとえば、UEは、PDCCH候補の第1のセット、PDCCH候補の第2のセット、およびPDCCH候補の第3のセットのすべてを一緒に評価する(たとえば、監視または放棄するように決定する)ことができる。または、UEは、PDCCH候補の各セットを別々に評価する(たとえば、監視するべきか放棄するべきかを決定する)ことができる。または、UEは、PDCCH候補の1つのセット(たとえば、PDCCH候補の第1のセット)を別々に評価する(たとえば、監視するべきか放棄するべきかを決定する)ことができ、PDCCH候補の第2および第3のセット(たとえば、PDCCH候補の第2のセットならびにPDCCH候補の第1および第2のセットの組合せ)を一緒に評価することができる。
【0037】
[0044]本明細書に記載された技法は、1つまたは複数の利点を実現するために実装され得る。たとえば、記載された技法は、改善されたシステム効率、利用可能なリソースのより効率的な利用、UE計算リソースのより効率的な使用などをもたらすことができる。
【0038】
[0045]本開示の態様は、初めにワイヤレス通信システムとの関連で記載される。本開示の態様はさらに、ワイヤレス通信システムおよび監視方式によって図示され、それらを参照して記載される。本開示の態様はさらに、PDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングに関する装置図、システム図、およびフローチャートによって図示され、それらを参照して記載される。
【0039】
[0046]図1は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含む場合がある。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低遅延通信、低コストおよび低複雑度のデバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートすることができる。
【0040】
[0047]基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信することができる。各基地局105は、UE115および基地局105が1つまたは複数の通信リンク125を確立することができるカバレージエリア110を提供することができる。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が1つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートすることができる地理的エリアの一例であり得る。
【0041】
[0048]UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散され得、各UE115は、異なる時間に固定型、もしくは移動型、またはその両方であり得る。UE115は、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が図1に示されている。本明細書に記載されたUE115は、図1に示されたように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、もしくは他のネットワーク機器)などの様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0042】
[0049]基地局105は、コアネットワーク130と通信するか、または互いに通信するか、またはその両方であり得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースすることができる。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)もしくは間接(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、またはその両方で、バックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、もしくは他のインターフェースを介して)互いと通信することができる。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含む場合がある。
【0043】
[0050]本明細書に記載された基地局105のうちの1つまたは複数は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(それらのいずれもgNBと呼ばれる場合がある)、ホームノードB、ホームeノードB、または他の適切な用語を含む場合があるか、または当業者によってそのように呼ばれる場合がある。
【0044】
[0051]UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の適切な用語を含む場合があるか、またはそのように呼ばれる場合があり、ここで、「デバイス」は、例の中でも特に、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれる場合もある。UE115はまた、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、マルチメディア/エンターテインメントデバイス(たとえば、ラジオ、MP3プレーヤ、またはビデオデバイス)、カメラ、ゲーム機、ナビゲーション/測位デバイス(たとえば、GPS(全地球測位システム)、Beidou、GLONASS、もしくはGalileoに基づくGNSS(全地球航法衛星システム)デバイス、または地上ベースのデバイス)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ネットブック、スマートブック、パーソナルコンピュータ、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマート衣料、スマートグラス、仮想現実ゴーグル、スマートリストバンド、スマートジュエリ(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、ドローン、ロボット/ロボットデバイス、車両、車両用デバイス、メータ(たとえば、パーキングメータ、電気メータ、ガスメータ、水道メータ)、モニタ、ガスポンプ、アプライアンス(たとえば、台所用器具、洗濯機、乾燥機)、ロケーションタグ、医療/ヘルスケアデバイス、インプラント、センサ/アクチュエータ、ディスプレイ、あるいはワイヤレスまたは有線媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスなどのパーソナル電子デバイスを含む場合があるか、またはそのように呼ばれる場合がある。いくつかの例では、UE115は、例の中でも特に、アプライアンス、または車両、メータなどの様々な物体内に実装され得る、例の中でも特に、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含むか、またはそのように呼ばれる場合がある。
【0045】
[0052]本明細書に記載されたUE115は、図1に示されたように、例の中でも特に、リレーとして時々作動することができる他のUE115、ならびに、基地局105およびマクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、またはリレー基地局を含むネットワーク機器などの様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0046】
[0053]UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレス通信することができる。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す場合がある。たとえば、通信リンク125に使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分(たとえば、帯域幅部分(BWP))を含む場合がある。各物理レイヤチャネルは、取得シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアのための動作を調整する制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送することができる。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用してUE115との通信をサポートすることができる。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアおよび1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0047】
[0054]いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアは、他のキャリアの動作を調整する取得シグナリングまたは制御シグナリングを有する場合もある。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられる場合があり、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置される場合がある。キャリアは、初期の取得および接続がキャリアを介してUE115によって行われ得るスタンドアロンモードで動作してもよく、またはキャリアは、(たとえば、同じかもしくは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用して接続が定着される非スタンドアロンモードで動作してもよい。
【0048】
[0055]ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含む場合がある。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信もしくはアップリンク通信を搬送することができ、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信とアップリンク通信とを搬送するように構成され得る。
【0049】
[0056]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられる場合があり、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれる場合がある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))のうちの1つであり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有することができるか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介する同時通信をサポートする基地局105またはUE115を含む場合がある。いくつかの例では、各々のサービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべての上で動作するように構成される場合がある。
【0050】
[0057]キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡張OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成される場合がある。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)および1つのサブキャリアから構成される場合があり、ここで、シンボル期間およびサブキャリア間隔は逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存する場合がある。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなる場合がある。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)の組合せを指す場合があり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに高めることができる。
【0051】
[0058]キャリアに関する1つまたは複数のヌメロロジー(numerologies)がサポートされ得、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)とサイクリックプレフィックスとを含む場合がある。キャリアは、同じかまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割される場合がある。いくつかの例では、UE115は複数のBWPで構成される場合がある。いくつかの例では、キャリア用の単一のBWPは、所与の時間にアクティブであり得、UE115のための通信は、1つまたは複数のアクティブBWPに制限される場合がある。
【0052】
[0059]基地局105またはUE115のための時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング期間を指すことができる基本的な時間単位の倍数で表現される場合があり、ここで、Δfmaxはサポートされる最大サブキャリア間隔を表すことができ、Nfはサポートされる最大離散フーリエ変換(DFT)サイズを表すことができる。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成される場合がある。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までの範囲の)システムフレーム番号(SFN)によって識別される場合がある。
【0053】
[0060]各フレームは、連続に番号付けされた複数のサブフレームまたはスロットを含む場合があり、各サブフレームまたはスロットは同じ持続時間を有する場合がある。いくつかの例では、フレームは、(たとえば、時間領域内で)サブフレームに分割される場合があり、各サブフレームはいくつかのスロットにさらに分割される場合がある。あるいは、各フレームは可変数のスロットを含む場合があり、スロットの数はサブキャリア間隔に依存する場合がある。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含む場合がある。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割される場合がある。サイクリックプレフィックスを除き、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含んでいる場合がある。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存する場合がある。
【0054】
[0061]サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域内の)最小のスケジューリング単位であり得、TTIと呼ばれる場合がある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI内のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最小のスケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト内で)動的に選択される場合がある。
【0055】
[0062]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化される場合がある。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化される場合がある。物理制御チャネル用の制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET))は、いくつかのシンボル期間によって定義される場合があり、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって拡張される場合がある。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)は、UE115のセットのために構成される場合がある。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数のSSセットに従って制御情報について制御領域を監視または探索することができ、各SSセットは、カスケード方式で配置された1つまたは複数のアグリゲーションレベル内の1つまたは複数の制御チャネル候補を含む場合がある。制御チャネル候補についてのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化情報に関連付けられたいくつかの制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))を参照することができる。SSセットは、複数のUE115に制御情報を送るように構成された共通SSセットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有SSセットとを含む場合がある。
【0056】
[0063]各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの任意の組合せを介して通信カバレージを提供することができる。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信に使用される論理通信エンティティを指すことができ、隣接セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)など)に関連付けられる場合がある。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すことができる。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々な要因に応じて、より小さいエリア(たとえば、構造、構造のサブセット)からより大きいエリアまで及ぶ場合がある。たとえば、セルは、例の中でも特に、建物、建物のサブセット、または地理的カバレージエリア110の間もしくはそれらと重複する外部空間であるか、またはそれらを含む場合がある。
【0057】
[0064]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にすることができる。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局105に関連付けられる場合があり、スモールセルは、マクロセルと同じかまたは異なる(たとえば、認可、無認可)周波数帯域内で動作することができる。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供することができるか、または、スモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE115、自宅もしくはオフィス内のユーザに関連付けられたUE115)に制限付きアクセスを提供することができる。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセル上での通信をサポートすることもできる。
【0058】
[0065]いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートすることができ、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供することができる異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成される場合がある。
【0059】
[0066]いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110は重複する場合があるが、異なる地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってサポートされる場合がある。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされる場合がある。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、同じかまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種ネットワークを含む場合がある。
【0060】
[0067]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートすることができる。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有する場合があり、異なる基地局105からの送信は時間的にほぼ整列される場合がある。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有する場合があり、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整列されない場合がある。本明細書に記載された技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用される場合がある。
【0061】
[0068]MTCデバイスまたはIoTデバイスなどのいくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介する)マシン間の自動通信を提供することができる。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いとまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことができる。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサまたはメータを一体化し、情報を利用する中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにそのような情報を中継するか、またはアプリケーションプログラムと対話する人間に情報を提示するデバイスからの通信を含む場合がある。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンもしくは他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計される場合がある。MTCデバイス向けのアプリケーションの例には、スマートメータリング、在庫監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理アクセス制御、ならびに取引ベースのビジネス課金が含まれる。一態様では、本明細書に開示された技法は、MTCまたはIoT UEに適用可能であり得る。MTCまたはIoT UEは、MTC/拡張MTC(CAT-M、Cat M1とも呼ばれるeMTC)UE、(CAT NB1とも呼ばれる)NB-IoT UE、ならびに他のタイプのUEを含む場合がある。eMTCおよびNB-IoTは、これらの技術から発展する場合があるか、またはそれらに基づく場合がある将来技術を指すことができる。たとえば、eMTCは、FeMTC(さらなるeMTC)と、eFeMTC(さらなる拡張eMTC)と、mMTC(大規模MTC)とを含む場合があり、NB-IoTは、eNB-IoT(拡張NB-IoT)と、FeNB-IoT(さらなる拡張NB-IoT)とを含む場合がある。
【0062】
[0069]いくつかのUE115は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード(たとえば、送信と受信を同時にではなく、送信または受信を介する単方向通信をサポートするモード)を採用するように構成される場合がある。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行される場合がある。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに電力節約ディープスリープモードに入ること、(たとえば、狭帯域通信に従って)限定された帯域幅上で動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのUE115は、キャリア内、キャリアの保護帯域内、またはキャリアの外部の定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられた狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成される場合がある。
【0063】
[0070]ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信もしくは低遅延通信、またはそれらの様々な組合せをサポートするように構成される場合がある。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低遅延通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成される場合がある。UE115は、超高信頼機能、低遅延機能、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計される場合がある。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含む場合があり、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされる場合がある。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先順位付けを含む場合があり、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用アプリケーションに使用される場合がある。超高信頼、低遅延、ミッションクリティカル、および超高信頼低遅延という用語は、本明細書で互換的に使用される場合がある。
【0064】
[0071]いくつかの例では、UE115は、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ内の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができない場合がある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ内のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用することができる。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信用のリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合、D2D通信は基地局105の関与なしにUE115の間で実行される。
【0065】
[0072]いくつかのシステムでは、D2D通信リンク135は、車両(たとえば、UE115)間のサイドリンク通信チャネルなどの通信チャネルの一例であり得る。いくつかの例では、車両は、車両対あらゆるモノ(V2X)通信、車両間(V2V)通信、またはこれらの何らかの組合せを使用して通信することができる。車両は、交通条件、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態、またはV2Xシステムに関係する任意の他の情報に関する情報をシグナリングすることができる。いくつかの例では、V2Xシステム内の車両は、路側ユニットなどの路側基盤、または車両対ネットワーク(V2N)通信を使用する1つもしくは複数のネットワークノード(たとえば、基地局105)を介するネットワーク、またはその両方と通信することができる。
【0066】
[0073]コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供することができる。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含む場合がある、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理などの非アクセス層(NAS)機能を管理することができる。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供することができるユーザプレーンエンティティを通して転送される場合がある。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためのIPサービス150に接続される場合がある。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含む場合がある。
【0067】
[0074]基地局105などのネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得るアクセスネットワークエンティティ140などの副構成要素を含む場合がある。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれる場合がある、1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信することができる。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含む場合がある。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合される場合がある。
【0068】
[0075]ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作することができる。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルまで及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境的な特徴によってブロックまたはリダイレクトされる場合があるが、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するには十分に構造物を透過することができる。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)部分または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられる場合がある。
【0069】
[0076]ワイヤレス通信システム100は、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF)領域、またはミリメートル帯域としても知られるスペクトルの極高周波(EHF)領域(たとえば、30GHzから300GHzまで)で動作することもできる。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートすることができ、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小さく、より間隔が密であり得る。いくつかの例では、これは、デバイス内のアンテナアレイの使用を容易にすることができる。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりも一層大きい大気減衰を受け、より短い範囲になり得る。本明細書に開示された技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用される場合があり、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体によって異なる場合がある。
【0070】
[0077]ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用することができる。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用することができる。無認可無線周波数スペクトル帯域内で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用することができる。いくつかの例では、無認可帯域内の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)内で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づく場合がある。無認可スペクトル内の動作は、例の中でも特に、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含む場合がある。
【0071】
[0078]基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る複数のアンテナを装備することができる。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信もしくは受信のビームフォーミングをサポートすることができる1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置する場合がある。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔などのアンテナアセンブリにコロケートされる場合がある。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション内に位置する場合がある。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用することができるアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有することができる。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートすることができる1つまたは複数のアンテナアレイを有することができる。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートすることができる。
【0072】
[0079]基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を活用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、MIMO通信を使用することができる。そのような技法は空間多重化と呼ばれる場合がある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信される場合がある。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信される場合がある。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれる場合があり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送することができる。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告に使用される異なるアンテナポートに関連付けられる場合がある。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0073】
[0080]空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信と呼ばれる場合もあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を成形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の向きに伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉に遭遇し、他の信号が弱め合う干渉に遭遇するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって実現される場合がある。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスがデバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含む場合がある。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の向きに対する)特定の向きに関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義される場合がある。
【0074】
[0081]基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用することができる。たとえば、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用することができる。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、基地局105によって異なる方向に複数回送信される場合がある。たとえば、基地局105は、異なる送信方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信することができる。異なるビーム方向の送信は、基地局105による後の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用される場合がある。
【0075】
[0082]特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)に基地局105によって送信される場合がある。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向に送信された信号に基づいて決定される場合がある。たとえば、UE115は、異なる方向に基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信することができ、最も高い信号品質またはさもなければ許容できる信号品質でUE115が受信した信号の指示を基地局105に報告することができる。
【0076】
[0083]いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実行される場合があり、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信用の合成ビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用することができる。UE115は、1つまたは複数のビーム方向についてのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告することができ、フィードバックは、システム帯域幅または1つもしくは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応することができる。基地局105は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))を送信することができる。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供することができる。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号に関して記載されたが、UE115は、異なる方向に複数回信号を送信するために(たとえば、UE115による後続の送信もしくは受信のためのビーム方向を識別するために)、または単一の方向に信号を送信するために(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)同様の技法を採用することができる。
【0077】
[0084]受信デバイス(たとえば、UE115)は、基地局105から、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を受信するときに、複数の受信構成(たとえば、指向性リスニング)を試みることができる。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することにより、異なるアンテナサブアレイに従って受信された信号を処理することにより、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる方向性リスニング重みセット)に従って受信することにより、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信された信号を処理することにより、複数の受信方向を試みることができ、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれる場合がある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するときに)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用することができる。単一の受信構成は、異なる受信構成方向に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて、最も高い信号強度、最も高い信号対雑音比(SNR)、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)に整列される場合がある。
【0078】
[0085]ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行することができる。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行することができる。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信をサポートしてリンク効率を改善するために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用することができる。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを提供することができる。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされる場合がある。
【0079】
[0086]UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増大させるためにデータの再送信をサポートすることができる。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正確に受信される可能性を増大させるための1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)エラー検出、前方エラー訂正(FEC)、および再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))の組合せを含む場合がある。HARQは、不十分な無線条件(たとえば、低い信号対雑音条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善することができる。いくつかの例では、デバイスは、同スロットHARQフィードバックをサポートすることができ、ここで、デバイスは、特定のスロット内の前のシンボルにおいて受信されたデータについて、そのスロット内でHARQフィードバックを提供することができる。他の場合、デバイスは、後続のスロット内で、または何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを提供することができる。
【0080】
[0087]概して、UE115は、第1のTTI(たとえば、スロットまたはスパン)内の第1のSSセットの個々のPDCCH候補が、第2のTTI内の第2のSSセットの対応するPDCCH候補にリンクされることを示す、基地局からの構成メッセージを受信することができる。UE115は、所与のTTI内で監視することが許可されるPDCCHの総数に関して制限される場合がある(たとえば、BD制限)。UE115は、第1のSSセット内のPDCCH候補を第1のTTIのBD制限に向けて(toward)カウントすることができ、第2のSS内のPDCCH候補を第2のTTIのBD制限に向けてカウントすることができる。UE115は、第1のTTI内のPDCCH候補と第2のTTI内のPDCCH候補の組合せを第2のTTIのみのBD制限に向けてカウントすることができるか、または第1のTTIおよび第2のTTI内のPDCCH候補の組合せを第1のTTIのBD制限と第2のTTIのBD制限の両方に向けてカウントすることができる。さらに、UE115は、オーバーブッキング手順の目的でTTI内の他のPDCCH候補と一緒に、またはそれらとは別々にPDCCH候補の組合せを考慮することができる。
【0081】
[0088]いくつかの例では、本明細書に記載される技法はまた、UEが同じTTI内の第1のSSセットおよび第2のSSセットでどのように構成され得るかを記載することができる。そのような例では、UE115は、第1のSSセットのPDCCH候補の第1のセットと、第2のSSセットのPDCCH候補の第2のセットと、PDCCH候補の第1のセットとPDCCH候補の第2のセットの組合せとを、すべて一緒に、またはすべて別々に、またはそれらの任意の組合せで考慮することができる(たとえば、PDCCH候補の第1のセットの組合せは、オーバーブッキング手順に関してPDCCH候補の第2のセットおよびPDCCH候補の第1のセットのうちの1つのみとグループ化される場合がある)。
【0082】
[0089]図2は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレスシステム200は、図1を参照して記載された対応するデバイスの例であり得る基地局205とUE215とを含む場合がある。いくつかの態様では、基地局205は、UE215のサービング基地局またはセルであり得、UE215向けに構成された反復ベースのPDCCH候補をサポートすることができる。
【0083】
[0090]いくつかの態様では、UE215は、サービングセルのBWP内の1つまたは複数のCORESETで構成される場合がある。たとえば、UE215は、基地局205によって構成されたBWP内の3つ、5つ、または何らかの他の数のCORESETで構成される場合がある。概して、各CORESETは、1つのアクティブな送信構成インジケータ(TCI)状態に関連付けられる場合がある。たとえば、基地局205によるUE215向けのCORESETの構成の一部として、周波数領域内のCORESETのリソースブロック(RB)の数および時間領域内のCORESETのシンボル(たとえば、1つ、2つ、または3つのOFDMシンボル)の数は、UE215向けに構成されたRRCであり得る。
【0084】
[0091]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、1つまたは複数の探索空間(SS)セット内のPDCCH監視をサポートすることができる。いくつかの態様では、各SSセットは1つのCORESETに関連付けられる場合がある。たとえば、コンポーネントキャリア(CC)のBWP内に最大10個のSSセットが存在する場合がある。SSセット構成の一部として、RRCシグナリングは、関連付けられたCORESET、時間領域におけるスロット内で監視されるべき監視されるスロットおよびシンボルの周期およびオフセット、または監視されるべきDCIフォーマット、所与のアグリゲーションレベル(AL)用のPDCCH候補の数を構成するために使用される場合がある。PDCCH候補は、SSセット構成の一部として定義される場合がある。たとえば、所与のPDCCH候補インデックス内の所与のALを有するPDCCH候補は、所与のSSセット内で定義される場合がある。DCIは1つのPDCCH候補内で伝達される場合がある。たとえば、基地局205は、複数のPDCCH監視機会210(たとえば、監視機会210-a、監視機会210-b、および監視機会210-c)を含む第1のSSセットと、複数のPDCCH監視機会220(たとえば、監視機会220-a、監視機会220-b、および監視機会220-c)を含む第2のSSセットとを構成することができる。各監視機会は、1つまたは複数のPDCCH候補(たとえば、監視機会210に含まれるPDCCH候補225、監視機会220に含まれるPDCCH候補230など)で構成される場合がある。
【0085】
[0092]UE215は、1つまたは複数のDCIメッセージを受信するために様々なSSセット内のPDCCH候補を監視することができる。UE215は、PDCCH候補が巡回冗長検査(CRC)チェックに合格したと決定することができる(たとえば、UE215は、PDCCH候補が復号に成功したDCIに対応するCRCチェックに合格するBD試行で、各PDCCH候補をブラインド復号するように試みることができる)。
【0086】
[0093]いくつかのワイヤレス通信システムには、UE215がブラインド復号するように試みることができる監視されるPDCCH候補の制限(たとえば、最大数)が存在する場合がある(たとえば、最大ブラインド復号カウント、BD制限、監視されるPDCCH候補の制限などと呼ばれる場合もあるブラインド復号制限)。ブラインド復号制限(BD制限)は、所与のTTI(たとえば、スロット、スパン、または時間領域内の他の持続時間)に基づく場合がある。たとえば、4つ以下の構成されたダウンリンクサービングセルの場合、1つのCCに対する制限の基本単位に従って、ダウンリンクサービングセル当たり、別個のBD制限がサポートされる場合がある。4つ以下のダウンリンクサービングセルに対するBD制限は固定される場合があり、サービングセル当たりのスロットのサブキャリア間隔(SCS)に依存する場合がある。たとえば、単一のサービングセル向けの異なるSCS構成を有するスロットまたはダウンリンクBWP当たりの監視されるPDCCH候補の最大数は、SCS構成に応じて20~44の範囲であり得る。いくつかの例では、単一のサービングセル向けの異なるSCS構成を有するダウンリンクBWP内のTTI当たりの重複しないCCEの最大数は、SCS構成および他の要因に応じて32~56の範囲であり得る。5つ以上のダウンリンクサービングセルの場合、UE215は、基地局205に、(たとえば、4以上の整数であるPDCCH-BlindDetectionCAパラメータ値を介して)その総容量を示すことができる。合計制限は、示された容量、同じSCSを有するダウンリンクCCの数、およびCCの総数に基づいて、同じSCSを有するダウンリンクサービングセルにわたって定義される場合がある。BD制限は、スケジュールされたセル制限当たりであり得、合計制限の最小値、およびSCSを参照して示された制限の基本単位(たとえば、20~44、または32~56など)として定義される場合がある。
【0087】
[0094]したがって、任意の所与のTTI内で、UE215は1つまたは複数のPDCCH候補で構成される場合がある。PDCCH候補は異なるSSSに対応することができる。UEは、PDCCH候補のいくつかまたはすべてを、BD制限に向けてカウントすることができる。
【0088】
[0095]いくつかのワイヤレス通信システムは、2つのアクティブなTCI状態を有するPDCCH送信を可能にすることができる。この手法の変形形態は、2つのアクティブなTCI状態を有する1つのCORESET、2つの異なるCORESETに関連付けられた1つのSSセット、または対応するCORESETに関連付けられた2つのSSセットを含む場合がある。1つのCORESETが2つのアクティブなTCI状態に関連付けられた状況では、基地局205は、CORESETの両方のTCI状態に関連付けられるように(所与のSSセット内の)1つのPDCCH候補を構成することができる。1つのCORESETが2つのアクティブなTCI状態に関連付けられる場合がある別の手法では、基地局205は、それぞれ、CORESETの2つのアクティブなTCI状態に関連付けられるように(所与のSSセット内の)PDCCH候補の2つのセットを構成することができる。1つのCORESETが2つのアクティブなTCI状態に関連付けられる場合があるさらに別の手法では、基地局205は、2つの対応するSSセットに関連付けられるようにPDCCH候補の2つのセットを構成することができ、両方のSSセットはCORESETに関連付けられ、各SSセットはCORESETのただ1つのTCI状態に関連付けられる。概して、PDCCH候補のセットは、単一または複数のPDCCH候補を含む場合があり、セット内のPDCCH候補は、DCIがUE215に示され得る反復または機会に対応する。
【0089】
[0096]様々なSSセット内のPDCCH候補のセットは、反復ベースのPDCCH候補を提供することができ、各PDCCH候補は他のPDCCH候補にリンクされる。たとえば、第1のSSセットのPDCCH候補225は、監視機会210-a内に位置する場合があり、第2のSSセットの監視機会220-a内に位置するPDCCH候補230にリンクされる場合がある。PDCCH候補225およびPDCCH候補230は、同じスロット内、または異なるスロット内に位置する場合がある。いくつかの例では、基地局205は、2つのリンクされたPDCCH候補上でPDCCH反復を使用してDCIメッセージを送信することができる。たとえば、基地局205は、PDCCH候補225上のDCIメッセージの第1の反復と、PDCCH候補230上のDCIメッセージの第2の反復とを送信することができる。いくつかの例では、UE215は、ソフト結合PDCCH候補235をもたらすPDCCH候補225およびPDCCH候補230に対するソフト結合手順を実行することができる。UEは、さらに監視されるPDCCH候補としてソフト結合PDCCH候補235を考慮することができる。
【0090】
[0097]いくつかの例では、2つ以上のPDCCH候補が明示的に一緒にリンクされる場合がある(たとえば、基地局205は、UE215がPDCCH候補のBDを実行しようと試みる前に、UE215へのリンクを構成することができる)。いくつかの例では、2つ以上のPDCCH候補が明示的に一緒にリンクされない場合があり、UE215は、復号の前後にリンクを識別またはさもなければ決定することができる。しかしながら、いくつかのワイヤレス通信システムは、UE215向けに構成されたBD制限に監視が適用されるときに、1つまたは複数のPDCCH候補がどのようにカウントされる(counted)かの機構または他の指示を提供しない。たとえば、UE215は、PDCCH候補225が位置するスロットのBD制限に向けてPDCCH候補225の数をカウントすることができ、PDCCH候補230が位置するスロットのBD制限に向けてPDCCH候補230の数をカウントすることができる。しかしながら、UE215はまた、ソフト結合PDCCH候補235のセットを、BD制限に向けてカウントするべきかどうか、およびどのようにカウントするかを決定する必要があり得る。たとえば、UE215が異なるTTIの間にPDCCH候補225とPDCCH候補230とを監視する場合、UE215は、第1のスロット、または第2のスロット、またはその両方のBD制限に向けて、ソフト結合PDCCH候補235をカウントするべきかどうかを決定することができる。
【0091】
[0098]それに応じて、ワイヤレス通信システム200はPDCCH反復をサポートすることができ、各PDCCH反復はPDCCH候補に対応し、2つ以上のPDCCH候補は、同じDCIの可能な反復として一緒にリンクされる場合がある。記載された技法の態様は、適用されるように「監視するための」PDCCH候補の数をUEのBD制限に向けてどのようにカウントするかについて異なる手法を提供する。
【0092】
[0099]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、オーバーブッキング手順をサポートすることができる。オーバーブッキングがサポートされる場合、基地局205は、一次スケジュールセルに対して(たとえば、BDおよびCCEに対する)BD制限を超えるPDCCH候補でUE215を構成することが許可される場合がある。しかしながら、UE215は、BD制限を超える追加のPDCCH候補を監視することができない場合がある。そのような例では、UE215は、1つまたは複数の構成されたPDCCH候補を監視するか放棄する(監視することを無視するかもしくは控える)かを決定することができる。たとえば、オーバーブッキング手順の第1のステップにおいて、UE215は、制限から、共通SSに対応するブラインド復号またはCCEを除外することができる(たとえば、共通SSからのPDCCH候補は他のSSからのPDCCH候補よりも高い優先度を有することができ、除外または放棄されない場合がある)。追加または代替として、UE215は、最も小さいインデックス値から始めて残りのSS(たとえば、UE固有のSS(USS))を監視(たとえば、それらに対してブラインド復号を実行)し、インデックス値を増やしてUSSを監視し続けることができる。USSのPDCCH候補に対する監視(たとえば、BD手順の実行)の後、UE215は、BD制限内のBD手順の残りの数が、次のUSS向けに構成されたPDCCH候補の数を超えたかどうかを決定することができる。そうである場合、UE215はそのUSSのPDCCH候補をブラインド復号することができる。UE215は、許可されたブラインド復号の残りの数が次のUSS内のPDCCH候補の数よりも少なくなるまで、このプロセスを続けることができる。その時点において、UE215は監視を停止することができる(たとえば、すべての残りの構成されたPDCCH候補を放棄することができる)。このプロセスは、オーバーブッキング手順またはオーバーブッキング条件(condition)の決定と呼ばれる場合がある。いくつかの例では、オーバーブッキングは、一次セル(Pcell)においてのみサポートまたは許可され、二次セル(Scell)に対してはサポートされない。オーバーブッキングは、一次セルのスケジュールセル当たりの制限を参照して考察および実行される場合がある。
【0093】
[0100]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、スパンベースのPDCCH監視をサポートすることができる。スパンは、(X,Y)シンボルを単位として定義されたTTIを指すことができ、ここで、Xは2つの連続するスパンの第1のシンボル間の(たとえば、シンボルの数を単位とする)最小時間間隔を指すことができ、Yは各スパン内のシンボルの数を指すことができる。各PDCCH監視機会は、単一のスパン内に位置する場合がある。いくつかの例では、BD制限はスパン当たりで定義される場合がある。いくつかの例では、一次セルがスパンベースのPDCCH監視で構成された場合、本明細書に記載されたオーバーブッキング手順は、各スロットの第1のスパンに対してサポートされる(たとえば、その後のスパンではサポートされない)場合がある。他のスパンでは、UE215は、BD制限を超えるPDCCH候補の数を監視することを期待しない場合がある(たとえば、UE215は、一次セル上のスパン当たりのPDCCH候補の数および対応する重複しないCCEの数が、UEがスパン当たりの一次セルを監視することが可能な対応する数よりも大きいことを期待しない場合がある)。本明細書に記載されたTTIは、(たとえば、スロットベースのPDCCH監視の場合の)スロットまたは(たとえば、スパンベースのPDCCH監視の場合の)スパンを指すことができる。
【0094】
[0101]上述されたように、UE215はPDCCH反復をサポートすることができ、2つのPDCCH候補は同じDCIの可能な反復に対して一緒にリンクされる場合がある。2つのPDCCH候補(たとえば、PDCCH候補225およびPDCCH候補230)は、(たとえば、対応するCORESETに関連付けられた)異なるSSセット内に位置する場合があり、PDCCH反復のために一緒にリンクされる場合がある。いくつかの例では、BD制限に向けてPDCCH候補をカウントする目的で、UE215は、(たとえば、UE215が、各PDCCH候補225と、各PDCCH候補230と、各ソフト結合PDCCH候補235とを個々に復号するときに)PDCCH候補の第3のセットとしてソフト結合PDCCH候補235を考慮することができる。BD制限はTTI当たりで定義される場合があるので、PDCCH候補225が第1のTTI内にあり、PDCCH候補230が異なるスロット内にある場合、UE215は、2つのTTIのうちの1つのBD制限に向けて、ソフト結合PDCCH候補235をカウントするように決定する必要があり得る。オーバーブッキング手順は、(たとえば、最も小さいインデックス値から始めて)SSセットインデックスに基づく場合があるので、UE215は、ソフト結合PDCCH候補235にオーバーブッキング手順をどのように適用するか(たとえば、ソフト結合PDCCH候補235を他のPDCCH候補と一緒に考慮するべきか、別々に考慮するべきかなど)を決定することができる。
【0095】
[0102]上述されたように、UE215は、1つまたは複数のスロットのBD制限に向けてソフト結合PDCCH候補235をカウントすることができる。さらに、UE215は、オーバーブッキング手順がそのスロットに対してサポートされる場合、そのスロット用のオーバーブッキング手順にソフト結合PDCCH候補235を適用するべきかどうか、またはどのように適用するかを決定することができる。監視機会が異なるTTI内に位置するときに1つまたは複数のTTIのBD制限に向けてソフト結合PDCCH候補235をカウントし、そのようなカウントに基づいてオーバーブッキング手順を実行するための技法は、図3を参照して記載される。異なるSSセットのPDCCH候補が同じTTI内に位置するときにオーバーブッキング手順を実行するための技法は、図4を参照して記載される。
【0096】
[0103]図3は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする監視方式300の一例を示す。いくつかの例では、監視方式300は、ワイヤレス通信システム100またはワイヤレス通信システム200の態様によって実行される場合があるか、またはそれらを含む場合がある。たとえば、UEおよび基地局は監視方式300を使用して通信することができ、UEおよび基地局は、図1および図2を参照して記載された対応するデバイスの例であり得る。
【0097】
[0104]いくつかの例では、図2を参照して記載されたように、UEは複数のSSセットで構成される場合がある。各SSセットは1つまたは複数の監視機会310を含む場合があり、各監視機会は1つまたは複数のPDCCH候補を含み得る。いくつかの例では、SSセットはPDCCH反復のためにリンクされ得る。そのような例では、異なる監視機会310内のPDCCH候補は、一緒にリンクされ得る。たとえば、監視機会310-aは、第1のTTI305-a(たとえば、スロット、またはスパンなど)内に位置し得る。監視機会310-aは、第1のSSセットに関連付けられ得る。監視機会310-bは、第2のTTI305-b(たとえば、第2のスロット、第2のスパンなど)内に位置する場合がある。監視機会310-bは、第2のSSセットに関連付けられる場合がある。監視機会310-a内のPDCCH候補320は、監視機会310-b内のそれぞれのPDCCH候補325にリンクされる場合がある。
【0098】
[0105]UEは、図2を参照してより詳細に記載されたように、PDCCH候補の3つの別々の監視されるセットとして、PDCCH反復のためのリンクされたPDCCH候補をBD制限に向けてカウントするように構成される場合がある。たとえば、基地局は、UEに、TTI305-aの第1のSSセット内の個々のPDCCH候補320が、第2のTTI305-bの第2のSSセット内の対応するPDCCH候補325に関連付けられるか、またはリンクされることを示す構成メッセージを送信することができる。UEは、TTI305-aに対するBD制限に向けてPDCCH候補320-aをカウントし、TTI305-bに対するBD制限に向けて(PDCCH候補320-aにリンクされる場合がある)PDCCH候補325-aをカウントするように構成される場合がある。しかしながら、UEは、BD制限に向けて第3の監視されたPDCCH候補(たとえば、ソフト結合PDCCH候補)をカウントするように構成される場合もある。すなわち、UEは、PDCCH候補320-aとPDCCH候補325-aとをソフト結合することができ、(たとえば、TTI305-a、TTI305-bのいずれかの、またはその両方の)BD制限に向けてそのソフト結合PDCCH候補をカウントすることができる。いくつかの例では、基地局は、PDCCH候補の第3のセットとしてPDCCH候補の組合せを1つまたは複数のBD制限に向けてカウントする命令を送信することができる。したがって、いくつかの例では、UEは、PDCCH候補320の第1のセット(たとえば、PDCCH候補320-a、PDCCH候補320-b、またはPDCCH候補320-c)をTTI305-aのBD制限に向けてカウントすることができ、PDCCH候補325の第2のセット(たとえば、PDCCH候補325-a、PDCCH候補325-b、またはPDCCH候補325-c)をTTI305-bのBD制限に向けてカウントすることができ、PDCCH候補の第3のセット(たとえば、PDCCH候補320のPDCCH候補325との組合せ)をTTI305-a、TTI305-b、またはその両方のBD制限に向けてカウントすることができる(たとえば、UEは、TTI305-aのBD制限もしくはTTI305-bのBD制限もしくはその両方に向けてPDCCH候補320の第1のセットを2回カウントすることができるか、またはTTI305-bのBD制限もしくはTTI305-aのBD制限もしくはその両方に向けてPDCCH候補325の第2のセットを2回カウントすることができるか、またはそれらの任意の組合せである)。
【0099】
[0106]いくつかの例では、UEは、TTI305-aとTTI305-bの両方のBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセットをカウントすることができる。そのような例では、UEは、TTI305-aのBD制限に向けてPDCCH候補320の総数をカウントすることができ、TTI305-aのBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセット(たとえば、PDCCH候補320のリンクされたPDCCH候補325との組合せ)の総数をさらにカウントすることができる。同様に、UEは、TTI305-bのBD制限に向けてPDCCH候補325の総数をカウントすることができ、TTI305-bのBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセット(たとえば、PDCCH候補320のリンクされたPDCCH候補325との組合せ)の総数をさらにカウントすることができる。たとえば、第1のSSセットの監視機会310-aが10個のPDCCH候補320を含む場合、UEは、TTI305-aのBD制限(たとえば、TTI305-a用のスロット当たりまたはスパン当たりのBD制限)に向けて20個のPDCCH候補をカウントすることができ、同様に、TTI305-bのBD制限(たとえば、TTI305-b用のスロット当たりまたはスパン当たりのBD制限)に向けて20個のPDCCH候補をカウントすることができる。たとえば、30KHzのSCSおよび36のTTI当たりのBD制限を想定した場合、監視機会310-aも監視機会310-bもそれぞれのBD制限を超えることはできない。
【0100】
[0107]いくつかの例では、UEは、(たとえば、2つのTTIのタイミング、それぞれのSSセット用のインデックス値などに基づいて)ただ1つのTTI305のBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセットをカウントすることができる。たとえば、UEは、遅い時間のTTI305(たとえば、TTI305-b)のBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセットをカウントすることのみができる。そのような例では、UEは、TTI305-aのBD制限に向けてPDCCH候補320の総数をカウントすることができる。UEは、TTI305-bのBD制限に向けてPDCCH候補325の総数をカウントすることができ、TTI305-bのBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセット(たとえば、PDCCH候補320のリンクされたPDCCH候補325との組合せ)の総数をさらにカウントすることができる。たとえば、第1のSSセットの監視機会310-aが10個のPDCCH候補320を含む場合、UEは、TTI305-aのBD制限(たとえば、TTI305-a用のスロット当たりまたはスパン当たりのBD制限)に向けて10個のPDCCH候補320をカウントすることができ、TTI305-bのBD制限(たとえば、TTI305-b用のスロット当たりまたはスパン当たりのBD制限)に向けて20個のPDCCH候補をカウントすることができる。たとえば、30KHzのSCSおよび36のTTI当たりのBD制限を想定した場合、監視機会310-aも監視機会310-bもそれぞれのBD制限を超えることはできない。
【0101】
[0108]上述された両方の例では、UEは、第2のTTI305-bの各PDCCH候補325をカウントし、個々のPDCCH候補320の対応するPDCCH候補325との各組合せをカウントすることにより、TTI305-bのBD制限に向けてカウントされるように、(たとえば、TTI305-b内の)第2のSSセットに関連付けられたPDCCH候補の総数をカウントするか、またはさもなければ決定することができる。UEは、PDCCH候補の総数(たとえば、PDCCH候補325およびPDCCH候補の組合せ)をBD制限と比較することができ、第2のTTI305-bに関連付けられた他のPDCCH候補(たとえば、TTI305-b内に位置するUSS、CSS、他のSSセットなどの中の他のPDCCH候補)の任意の数をBD制限と比較することもできる。(たとえば、UEが両方のTTI305のそれぞれのBD制限に向けてPDCCH候補の第3のセットをカウントする)いくつかの例では、UEは、各PDCCH候補320およびPDCCH候補320の関連付けられたPDCCH候補325との各組合せをカウントすることにより、第1のTTI305-aのBD制限に向けてカウントされるように、第1のSSセットに関連付けられたPDCCH候補の総数をさらに決定することができる。UEは、カウントされたPDCCH候補の総数、および第1のTTI305-aに関連付けられた任意の他のPDCCH候補を、TTI305-aに対するBD制限と比較することができる。
【0102】
[0109]いくつかの例では、UEは、TTI305に対してオーバーブッキング条件が存在すると決定することもできる。たとえば、図2を参照してさらに詳細に記載されたように、基地局は、所与のTTI305に対するBD制限下で監視することが許可されるよりも多くのPDCCH候補でUEを構成することができる。そのような例では、UEは、所与のTTI305内のPDCCH候補の数に基づいてそのTTI305のオーバーブッキング条件を評価することができ、そのTTI305のBD制限に向けてカウントされたPDCCH候補の組合せの数を考慮することもできる。
【0103】
[0110]UEがTTI305-bのBD制限に向けてPDCCH候補320とリンクされたPDCCH候補325の組合せをカウントする本明細書に記載されたケースでは、UEは、BD制限に向けて一緒にカウントされたPDCCH候補の総数を評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することができる。そのような例では、図2を参照して記載されたオーバーブッキング手順の一部として、UEは、BD制限に向けてカウントされたPDCCH候補の残りの利用可能な数が、(PDCCH候補325とPDCCH候補の組合せとを含む)PDCCH候補の総数を超えるかどうかを決定することができる。そうである場合、UEは、BD制限に向けてPDCCH候補の総数をカウントすることができ、PDCCH候補の総数のすべてを監視することができる。そうでない場合、UEは、PDCCH候補の総数のすべてを放棄することができ(たとえば、制御シグナリングのためにそれらを監視することができず)、オーバーブッキング手順を終了することができる。
【0104】
[0111]いくつかの例では、UEは、PDCCH候補320とPDCCH候補325の組合せとは別個に、PDCCH候補325を評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することができる。たとえば、オーバーブッキング手順の一部として、UEは、TTI305-bに対するBD制限に向けてカウントされたPDCCH候補の残りの利用可能な数が、PDCCH候補325の数を超えるかどうかを決定することができる。そうでない場合、UEはPDCCH候補325を放棄することができ、オーバーブッキング手順を終了することができる(たとえば、TTI305-bのBD制限に向けてPDCCH候補をそれ以上カウントすることができない)。そうでない場合、UEは、BD制限に向けてPDCCH候補325の数をカウントすることができ、次いで、TTI305-bに対するBD制限に向けてカウントされたPDCCH候補の更新された残りの数が、PDCCH候補320とPDCCH候補325の組合せの数を超えるかどうかを再評価することができる。そうである場合、UEはBD制限に向けて組合せをカウントすることができる。そうでない場合、UEはPDCCH候補の組合せを放棄することができ、オーバーブッキング手順を終了することができる。いくつかの例では、UEは、(たとえば、インデックス値などに基づいて)PDCCH候補325を考慮するより前に組合せを考慮することができる。
【0105】
[0112]本明細書に記載されたように、UEが後者のTTI305-bのBD制限に向けてPDCCH候補の組合せのみをカウントする場合、UEは、TTI305-bのオーバーブッキング条件に関して(たとえば、TTI305-bの個々のPDCCH候補325と一緒に、またはそれとは別個に)PDCCH候補の組合せを考慮することができる。UEがTTI305-aとTTI305-bの両方のBD制限に向けてPDCCH候補の組合せをカウントする場合、UEは、TTI305-aおよびTTI305-bのオーバーブッキング条件に関して(たとえば、それぞれ、TTI305-aおよびTTI305-bの個々のPDCCH候補320および325と一緒に、またはそれらとは別個に)PDCCH候補の組合せを考慮することができる。
【0106】
[0113]本明細書に記載された技法は、スロットベースのPDCCH反復およびオーバーブッキング手順、またはスパンベースのPDCCH反復およびオーバーブッキング手順に適用することができ、TTI305は、スロット、スパン、または他の持続時間の例であり得る。
【0107】
[0114]いくつかの例では、監視機会は、図4を参照してより詳細に記載されるように、同じTTI内に位置する場合がある。
【0108】
[0115]図4は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする監視方式400の一例を示す。いくつかの例では、監視方式400は、ワイヤレス通信システム100またはワイヤレス通信システム200の態様によって実行される場合があるか、またはそれらを実装することができる。たとえば、UEおよび基地局は監視方式400を使用して通信することができ、UEおよび基地局は、図1および図2を参照して記載された対応するデバイスの例であり得る。
【0109】
[0116]いくつかの例では、基地局は1つまたは複数のSSセットでUEを構成することができる。たとえば、基地局は、すべてが同じTTI405(たとえば、スロットまたはスパン)の間の第1のSSセットの監視機会410-a内の個々のPDCCH候補420が、第2のSSセットの第2の監視機会410-b内に位置する対応するPDCCH候補425にリンクされることを示す構成メッセージを送信することができる。そのような例では、UEは、(たとえば、TTI405内のPDCCH候補のオーバーブッキングに関連付けられた)オーバーブッキング条件が存在すると決定することができる。たとえば、基地局は、TTI405に対するBD制限下で監視することをUEが許可されるよりも多くのPDCCH候補でUEを構成することができる。TTI内のPDCCH候補の総数は、第1のSSセットの監視機会410-a内に位置するPDCCH候補420、第2のSSセットの監視機会410-b内に位置するPDCCH候補425、CSS監視機会410-c内に位置するCSSの1つまたは複数のPDCCH候補、USS監視機会410-d内に位置するUSSの1つまたは複数のPDCCH候補などを含む場合がある。
【0110】
[0117]いくつかの例では、UEは、複数のSSセットにわたるPDCCH反復のために構成される場合がある。たとえば、TTI405内の第1のSSセットおよび第2のSSセットは、各PDCCH候補420(たとえば、PDCCH候補420-a、PDCCH候補420-b、またはPDCCH候補420-cを含む10個のPDCCH候補420)が、SSセットにわたって同じインデックス値を有するPDCCH候補425(たとえば、PDCCH候補425-a、PDCCH候補425-b、およびPDCCH候補425-cを含む10個のPDCCH候補425)にリンクされる場合があるように、リンクされ得る。基地局は、(たとえば、Pcell上の)オーバーブッキング目的でTTI当たりのBD制限に向けて、3つの監視されるPDCCH候補としての反復のためにリンクされた2つのPDCCH候補をカウントするようにUEを構成することができる。
【0111】
[0118]いくつかの例では、UEは、結合PDCCH候補と一緒に2つのSSセット内の個々の候補を考慮することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することができる(たとえば、BD制限を超えずにBD制限に向けてPDCCH候補の次のセットをカウントすることができるか、またはPDCCH候補を放棄し、オーバーブッキング手順を終了することができる)。そのような例では、オーバーブッキング手順に基づいて、(たとえば、PDCCH候補420と、PDCCH候補425と、PDCCH候補420とPDCCH候補425の組合せとを含む)PDCCH候補の総数が監視されるか、または放棄される。
【0112】
[0119]いくつかの例では、UEは、2つのSSセットのうちの1つのPDCCH候補と一緒にPDCCH候補420とPDCCH候補425の組合せを考慮することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することができる(たとえば、BD制限を超えずにBD制限に向けてPDCCH候補の次のセットをカウントすることができるか、またはPDCCH候補を放棄し、オーバーブッキング手順を終了することができる)。たとえば、UEは、PDCCH候補420とPDCCH候補425の組合せと一緒にPDCCH候補420を評価することができ、PDCCH候補425を別個に評価することができる。そのような例では、オーバーブッキング手順に基づいて、PDCCH候補420とPDCCH候補425の組合せと一緒にPDCCH候補420は、すべて放棄される場合があるか、またはすべて監視される場合がある。次いで、別個に、UEはPDCCH候補425を考慮することができる。
【0113】
[0120]いくつかの例では、UEは、2つのSSセットのうちのどれとPDCCH候補の組合せをグループ化するべきかを決定することができる。たとえば、UEは、監視機会410-aのタイミングに基づいて、第1のSSセットのPDCCH候補420-aとPDCCH候補の組合せをグループ化することができる。たとえば、UEは、より早い監視機会(たとえば、監視機会410-a)を選択することができ、第1のSSセットのPDCCH候補420とPDCCH候補の組合せをグループ化することができる。あるいは、UEは、より遅い監視機会(たとえば、監視機会410-b)を選択することができ、第2のSSセットのPDCCH候補425とPDCCH候補の組合せをグループ化することができる。いくつかの例では、UEは、SSセットのインデックス値に基づいて、PDCCH候補の組合せをグループ化することができる。たとえば、UEは、第2のSSセットよりも大きい(または小さい)インデックス値を有する第1のSSセットに基づいて、第1のSSセットのPDCCH候補420とPDCCH候補の組合せをグループ化することができる。いくつかの例では、UEは、それぞれのSSセットに関連付けられたCORESETのインデックス値に基づいて、PDCCH候補の組合せをグループ化することができる。たとえば、UEは、第2のSSセットに関連付けられたCORESETよりも大きい(または小さい)インデックス値を有するCORESETに関連付けられた第1のSSセットに基づいて、第1のSSセットのPDCCH候補420とPDCCH候補の組合せをグループ化することができる。
【0114】
[0121]いくつかの例では、UEは、別々に、PDCCH候補420とPDCCH候補425の組合せと、PDCCH候補420と、PDCCH候補425とを考慮することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することができる(たとえば、BD制限を超えずにBD制限に向けてPDCCH候補の次のセットをカウントすることができるか、またはPDCCH候補を放棄し、オーバーブッキング手順を終了することができる)。たとえば、UEは、オーバーブッキング条件に関して別個にPDCCH候補420を評価し、オーバーブッキング条件に関して別個にPDCCH候補425を評価し、オーバーブッキング条件に関して別個にPDCCH候補420とPDCCH候補425の組合せを評価することができる。そのような例では、オーバーブッキング手順に基づいて、互いに無関係に、PDCCH候補420は、すべて放棄される場合があるか、またはすべて監視される場合があり、PDCCH候補425は、すべて放棄される場合があるか、またはすべて監視される場合があり、PDCCH候補420とPDCCH候補425の組合せは、すべて放棄される場合があるか、またはすべて監視される場合がある。
【0115】
[0122]いくつかの例では、第1のSSセットおよび第2のSSセットは、同じTTI405内のPDCCH反復に使用される場合がある。第1の監視機会410-aおよび第2の監視機会410-bの各々は、それぞれ、10個のPDCCH候補を含む場合があり、各PDCCH候補420は、同じインデックス値を有するPDCCH候補425にリンクされる場合がある。CSSの監視機会410-cは、6つのPDCCH候補を含む場合がある。(たとえば、通常のSSセットの一部であり、PDCCH反復に使用されない)USSの監視機会410-dは、8つのPDCCH候補を含む場合がある。いくつかの例では、39KHzのSCSを想定すると、TTI405に対するBD制限は、36個のPDCCH候補であり得る。したがって、オーバーブッキング手順を実行するために、UEは、最初にCSSの6つのPDCCH候補を除外することができ、30(たとえば、36-6)の利用可能なPDCCH候補の残りの数がもたらされる。監視機会410-dのSSセットが第1のSSセットおよび第2のSSセットよりも小さいインデックスを有する場合、UEは、最初に監視機会410-d内の8つの個々のPDCCH候補を監視することができ、22個のPDCCH候補(たとえば、30-8)の残りのBD制限バジェットがもたらされる。
【0116】
[0123]そのような例では、UEは、次いで、上述されたように、PDCCH候補の組合せを含む第1のSSセットおよび第2のSSセットに対するオーバーブッキング条件を評価することができる。すなわち、UEは、一緒に、別々に、またはサブグループで、PDCCH候補420の数をBD制限と比較し、PDCCH候補425の数をBD制限と比較し、PDCCH候補の組合せの数をBD制限と比較することができる。たとえば、本明細書に記載されたように、UEは、PDCCH候補420と、PDCCH候補425と、結合PDCCH候補(たとえば、合計30個のPDCCH候補)とを一緒に考慮することができる。そのような例では、PDCCH候補の総数が残りのBD制限バジェット(たとえば、22個のPDCCH候補)を超えるので、UEは、PDCCH候補420、PDCCH候補425、および結合PDCCH候補のすべてを放棄する(たとえば、監視することを無視するかまたは控える)ことができる。
【0117】
[0124]いくつかの例では、本明細書に記載されたように、UEは、別個にPDCCH候補420を考慮することができ、結合PDCCH候補と一緒にPDCCH候補425を考慮することができる。そのような例では、監視機会410-aの間の第1のSSセットは、第2のSSセットよりも小さいインデックス番号を有し、UEは、最初にPDCCH候補420を考慮することができる。PDCCH候補420の数は残りのBD制限バジェット(たとえば、22個のPDCCH候補)を超えないので、UEは、PDCCH候補420を監視し、TTI405のBD制限に向けてそれらをカウントすることができ、12個のPDCCH候補の残りのBD制限バジェットがもたらされる。そのような例では、UEは、次いで、PDCCH候補の組合せ(たとえば、20個のPDCCH候補)と一緒にPDCCH候補425を考慮することができ、それらは12個のPDCCH候補の残りのBD制限バジェットを超える場合がある。これにより、UEがPDCCH候補425とPDCCH候補の組合せとを放棄する結果になる場合がある。したがって、UEが第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値と比較する(たとえば、第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値が第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値よりも大きい)本明細書に記載されたそのような例では、UEは、各PDCCH候補425を2回カウントすることにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することができる。
【0118】
[0125]いくつかの例では、本明細書に記載されたように、UEは、オーバーブッキング手順の目的で、PDCCH候補420、PDCCH候補425、および結合PDCCH候補の各々を別々に考慮することができる。たとえば、UEは、PDCCH候補420の数(たとえば、10)が利用可能な残りのBD制限バジェット(たとえば、22個のPDCCH候補)よりも小さいと決定することができ、PDCCH候補420を監視することができる。その後、UEは、PDCCH候補425の数(たとえば、10)が更新された残りのBD制限バジェット(たとえば、12個のPDCCH候補)よりも小さいと決定することができ、PDCCH候補425を監視することができる。UEはまた、PDCCH候補420とPDCCH候補425の組合せの数(たとえば、10)が更新された残りのBD制限バジェット(たとえば、2つのPDCCH候補)よりも大きいと決定することができ、PDCCH候補の組合せを監視することを控えることができる。
【0119】
[0126]図5は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするデバイス505のブロック図500を示す。デバイス505は、本明細書に記載されたUE115の態様の一例であり得る。デバイス505は、受信機510と、送信機515と、通信マネージャ520とを含む場合がある。デバイス505は、プロセッサを含む場合もある。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信している場合がある。
【0120】
[0127]受信機510は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングに関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供することができる。情報は、デバイス505の他の構成要素に渡される場合がある。受信機510は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用することができる。
【0121】
[0128]送信機515は、デバイス505の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供することができる。たとえば、送信機515は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングに関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信することができる。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバモジュール内で受信機510とコロケートされる場合がある。送信機515は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用することができる。
【0122】
[0129]通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書に記載されたPDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングの様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書に記載された機能のうちの1つまたは複数を実行するための方法をサポートすることができる。
【0123】
[0130]いくつかの例では、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェア内に(たとえば、通信管理回路内に)実装される場合がある。ハードウェアは、本開示に記載された機能を実行するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを含む場合がある。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサと結合されたメモリは、(たとえば、プロセッサにより、メモリに記憶された命令を実行することによって)本明細書に記載された機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成される場合がある。
【0124】
[0131]追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェア、(たとえば、プロセッサによって実行される)ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せに実装される場合がある。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、通信マネージャ520、受信機510、送信機515、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、(たとえば、本開示に記載された機能を実行するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、ASIC、FPGA、もしくはこれらの任意の組合せ、または他のプログラマブル論理デバイスによって実行される場合がある。
【0125】
[0132]いくつかの例では、通信マネージャ520は、受信機510、送信機515、またはその両方を使用して、またはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実行するように構成される場合がある。たとえば、通信マネージャ520は、受信機510から情報を受信するか、送信機515に情報を送るか、または情報を受信するか、情報を送信するか、もしくは本明細書に記載された様々な他の動作を実行するために、受信機510、送信機515、もしくはその両方と組み合わせて統合される場合がある。
【0126】
[0133]通信マネージャ520は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、通信マネージャ520は、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後の第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ520は、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限に向けてカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ520は、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて、第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0127】
[0134]追加または代替として、通信マネージャ520は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、通信マネージャ520は、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、TTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ520は、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ520は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいて、オーバーブッキング条件を評価するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ520は、オーバーブッキング条件の評価に基づいて、TTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0128】
[0135]本明細書に記載された例による通信マネージャ520を含むかまたは構成することにより、デバイス505(たとえば、受信機510、送信機515、通信マネージャ520、またはそれらの組合せを制御するか、またはさもなければそれらに結合されたプロセッサ)は、改善されたシステム効率、利用可能なリソースのより効率的な利用、UE計算リソースのより効率的な使用などをもたらす、PDCCH監視のための技法をサポートすることができる。
【0129】
[0136]図6は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書に記載されたデバイス505またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610と、送信機615と、通信マネージャ620とを含む場合がある。デバイス605は、プロセッサを含む場合もある。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信している場合がある。
【0130】
[0137]受信機610は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングに関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供することができる。情報は、デバイス605の他の構成要素に渡される場合がある。受信機610は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用することができる。
【0131】
[0138]送信機615は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供することができる。たとえば、送信機615は、様々な情報チャネル(たとえば、PDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングに関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信することができる。いくつかの例では、送信機615は、トランシーバモジュール内で受信機610とコロケートされる場合がある。送信機615は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用することができる。
【0132】
[0139]デバイス605またはその様々な構成要素は、本明細書に記載されたPDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングの様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ620は、構成メッセージマネージャ625、制御チャネル候補マネージャ630、監視マネージャ635、オーバーブッキング条件マネージャ640、またはそれらの任意の組合せを含む場合がある。通信マネージャ620は、本明細書に記載された通信マネージャ520の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ620またはその様々な構成要素は、受信機610、送信機615、またはその両方を使用するか、またはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実行するように構成される場合がある。たとえば、通信マネージャ620は、受信機610から情報を受信するか、送信機615に情報を送るか、または情報を受信するか、情報を送信するか、もしくは本明細書に記載された様々な他の動作を実行するために、受信機610、送信機615、もしくはその両方と組み合わせて統合される場合がある。
【0133】
[0140]通信マネージャ620は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、構成メッセージマネージャ625は、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後の第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。制御チャネル候補マネージャ630は、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限に向けてカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。監視マネージャ635は、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて、第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0134】
[0141]追加または代替として、通信マネージャ620は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。構成メッセージマネージャ625は、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、TTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。オーバーブッキング条件マネージャ640は、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。オーバーブッキング条件マネージャ640は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいて、オーバーブッキング条件を評価するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。監視マネージャ635は、オーバーブッキング条件の評価に基づいて、TTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0135】
[0142]図7は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする通信マネージャ720のブロック図700を示す。通信マネージャ720は、本明細書に記載された通信マネージャ520、通信マネージャ620、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ720またはその様々な構成要素は、本明細書に記載されたPDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングの様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ720は、構成メッセージマネージャ725、制御チャネル候補マネージャ730、監視マネージャ735、オーバーブッキング条件マネージャ740、候補カウントマネージャ745、監視機会マネージャ750、またはそれらの任意の組合せを含む場合がある。これらの構成要素の各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信することができる。
【0136】
[0143]通信マネージャ720は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、構成メッセージマネージャ725は、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後の第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。制御チャネル候補マネージャ730は、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限に向けてカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。監視マネージャ735は、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて、第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0137】
[0144]いくつかの例では、オーバーブッキング条件マネージャ740は、第2のTTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、オーバーブッキング条件マネージャ740は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せ、および、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいて、オーバーブッキング条件を評価するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、ダウンリンク制御チャネル送信を監視することはオーバーブッキング条件の評価にさらに基づく。
【0138】
[0145]いくつかの例では、オーバーブッキング条件の評価をサポートするために、オーバーブッキング条件マネージャ740は、一緒に第2のSSセットに関連付けられたのダウンリンク制御チャネル候補の総数を評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0139】
[0146]いくつかの例では、オーバーブッキング条件の評価をサポートするために、オーバーブッキング条件マネージャ740は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補と第2のグループの対応する1つとの組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0140】
[0147]いくつかの例では、候補カウントマネージャ745は、構成メッセージに少なくとも部分的に基づいてTTI当たりのBD制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとをカウントするように決定し、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せを備え、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、候補カウントマネージャ745は、第2のTTIのBD制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとをカウントするための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、監視マネージャ735は、第2のTTIのBD制限に向けてカウントすることに少なくとも部分的に基づいて、第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0141】
[0148]いくつかの例では、オーバーブッキング条件マネージャ740は、第1のTTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、オーバーブッキング条件マネージャ740は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せ、および、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループのそれぞれの数に基づいて、オーバーブッキング条件を評価するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、ダウンリンク制御チャネル送信を監視することはオーバーブッキング条件の評価にさらに基づく。
【0142】
[0149]いくつかの例では、オーバーブッキング条件の評価をサポートするために、オーバーブッキング条件マネージャ740は、一緒に第1のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0143】
[0150]いくつかの例では、オーバーブッキング条件の評価をサポートするために、オーバーブッキング条件マネージャ740は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0144】
[0151]いくつかの例では、第2のTTIはタイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを含む。いくつかの例では、第1のTTIはタイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを含む。
【0145】
[0152]いくつかの例では、候補カウントマネージャ745は、基地局から、第2のTTIのBD制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループ内のダウンリンク制御チャネル候補の数とは別個に、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せをカウントする命令を受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することは、命令に基づく場合がある。
【0146】
[0153]追加または代替として、通信マネージャ720は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。いくつかの例では、構成メッセージマネージャ725は、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、TTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。オーバーブッキング条件マネージャ740は、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、オーバーブッキング条件マネージャ740は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいて、オーバーブッキング条件を評価するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、監視マネージャ735は、オーバーブッキング条件の評価に基づいて、TTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0147】
[0154]いくつかの例では、監視マネージャ735は、第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値と比較するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、監視マネージャ735は、第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値が第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値よりも大きいと決定することに基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0148】
[0155]いくつかの例では、オーバーブッキング条件の評価をサポートするために、オーバーブッキング条件マネージャ740は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを一緒に評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0149】
[0156]いくつかの例では、オーバーブッキング条件の評価をサポートするために、オーバーブッキング条件マネージャ740は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループまたはダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、第3のグループは、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せを備える。
【0150】
[0157]いくつかの例では、監視機会マネージャ750は、第1のSSセットの最後の監視機会を第2のSSセットの最後の監視機会と比較するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、監視機会マネージャ750は、第1のSSセットの最後の監視機会が第2のSSセットの最後の監視機会よりも遅い時間であると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、監視マネージャ735は、第1のSSセットの最後の監視機会が第2のSSセットの最後の監視機会よりも遅い時間であると決定することに基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0151】
[0158]いくつかの例では、監視マネージャ735は、第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値と比較するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、監視マネージャ735は、第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値が第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値よりも大きいと決定することに基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループの数を一緒に監視するように決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0152】
[0159]いくつかの例では、監視マネージャ735は、第1のSSセットに関連付けられた第1の制御リソースセットの第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2の制御リソースセットの第2のインデックスと比較するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、監視マネージャ735は、比較に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0153】
[0160]いくつかの例では、オーバーブッキング条件の評価をサポートするために、オーバーブッキング条件マネージャ740は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せとを互いに別々に評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0154】
[0161]いくつかの例では、TTIはタイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを含む。
【0155】
[0162]図8は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書に記載されたデバイス505、デバイス605、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはそれらを含む場合がある。デバイス805は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信することができる。デバイス805は、通信マネージャ820、入出力(I/O)コントローラ810、トランシーバ815、アンテナ825、メモリ830、コード835、およびプロセッサ840などの、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含む場合がある。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ1つもしくは複数のバス(たとえば、バス845)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合される場合がある。
【0156】
[0163]I/Oコントローラ810は、デバイス805向けの入出力信号を管理することができる。I/Oコントローラ810は、デバイス805に組み込まれていない周辺装置も管理することができる。場合によっては、I/Oコントローラ810は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表すことができる。場合によっては、I/Oコントローラ810は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用することができる。追加または代替として、I/Oコントローラ810は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話することができる。場合によっては、I/Oコントローラ810は、プロセッサ840などのプロセッサの一部として実装される場合がある。場合によっては、ユーザは、I/Oコントローラ810を介して、またはI/Oコントローラ810によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス805と対話することができる。
【0157】
[0164]場合によっては、デバイス805は、単一のアンテナ825を含む場合がある。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス805は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ825を有することができる。トランシーバ815は、本明細書に記載されたように、1つまたは複数のアンテナ825、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信することができる。たとえば、トランシーバ815は、ワイヤレストランシーバを表すことができ、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することができる。トランシーバ815は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ825に提供し、1つまたは複数のアンテナ825から受信されたパケットを復調するためのモデムも含む場合がある。トランシーバ815、またはトランシーバ815および1つもしくは複数のアンテナ825は、本明細書に記載された送信機515、送信機615、受信機510、受信機610、またはそれらの任意の組合せもしくはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0158】
[0165]メモリ830は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含む場合がある。メモリ830は、プロセッサ840によって実行されると、本明細書に記載された様々な機能をデバイス805に実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード835を記憶することができる。コード835は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶される場合がある。場合によっては、コード835は、プロセッサ840によって直接実行可能でない場合があるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書に記載された機能をコンピュータに実行させることができる。場合によっては、メモリ830は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御することができる基本I/Oシステム(BIOS)を含んでいる場合がある。
【0159】
[0166]プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、GPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含む場合がある。場合によっては、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成される場合がある。他の場合によっては、メモリコントローラはプロセッサ840に組み込まれる場合がある。プロセッサ840は、様々な機能(たとえば、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする機能またはタスク)をデバイス805に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ830)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成される場合がある。たとえば、デバイス805またはデバイス805の構成要素は、プロセッサ840とプロセッサ840に結合されたメモリ830とを含む場合があり、プロセッサ840およびメモリ830は、本明細書に記載された様々な機能を実行するように構成される。
【0160】
[0167]通信マネージャ820は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、通信マネージャ820は、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後の第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ820は、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限に向けてカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ820は、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて、第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0161】
[0168]追加または代替として、通信マネージャ820は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、通信マネージャ820は、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、TTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ820は、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ820は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいて、オーバーブッキング条件を評価するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ820は、オーバーブッキング条件の評価に基づいて、TTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0162】
[0169]本明細書に記載された例による通信マネージャ820を含むかまたは構成することにより、デバイス805は、改善されたシステム効率、利用可能なリソースのより効率的な利用、UE計算リソースのより効率的な使用などをもたらす、PDCCH監視のための技法をサポートすることができる。
【0163】
[0170]いくつかの例では、通信マネージャ820は、トランシーバ815、1つもしくは複数のアンテナ825、またはそれらの任意の組合せを使用して、またはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実行するように構成される場合がある。通信マネージャ820は別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ820を参照して記載された1つまたは複数の機能は、プロセッサ840、メモリ830、コード835、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるか、またはそれらによって実行される場合がある。たとえば、コード835は、本明細書に記載されたPDCCH反復に対するBD制限およびオーバーブッキングの様々な態様をデバイス805に実行させるようにプロセッサ840によって実行可能な命令を含む場合があるか、またはさもなければプロセッサ840およびメモリ830は、そのような動作を実行またはサポートするように構成される場合がある。
【0164】
[0171]図9は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする方法900を示すフローチャートを示す。方法900の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法900の動作は、図1図8を参照して記載されたUE115によって実行される場合がある。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0165】
[0172]905において、方法は、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後の第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することを含み得る。905の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、905の動作の態様は、図7を参照して記載された構成メッセージマネージャ725によって実行され得る。
【0166】
[0173]910において、方法は、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限に向けてカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することを含み得る。910の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、910の動作の態様は、図7を参照して記載された制御チャネル候補マネージャ730によって実行され得る。
【0167】
[0174]915において、方法は、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて、第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することを含み得る。915の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、915の動作の態様は、図7を参照して記載された監視マネージャ735によって実行され得る。
【0168】
[0175]図10は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする方法1000を示すフローチャートを示す。方法1000の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1000の動作は、図1図8を参照して記載されたUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0169】
[0176]1005において、方法は、基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後の第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することを含み得る。1005の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1005の動作の態様は、図7を参照して記載された構成メッセージマネージャ725によって実行され得る。
【0170】
[0177]1010において、方法は、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限に向けてカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することを含み得る。1010の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1010の動作の態様は、図7を参照して記載された制御チャネル候補マネージャ730によって実行され得る。
【0171】
[0178]1015において、方法は、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて、第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することを含み得る。1015の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1015の動作の態様は、図7を参照して記載された監視マネージャ735によって実行され得る。
【0172】
[0179]1020において、方法は、構成メッセージに基づいてTTI当たりのBD制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとをカウントするように決定することと、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せを備え、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、を含み得る。1020の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1020の動作の態様は、図7を参照して記載された候補カウントマネージャ745によって実行され得る。
【0173】
[0180]1025において、方法は、第2のTTIのBD制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループとダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループとをカウントすることを含み得る。1025の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。
【0174】
[0181]1030において、方法は、第2のTTIのBD制限に向けてカウントすることに基づいて、第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することを含み得る。1030の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1030の動作の態様は、図7を参照して記載された監視マネージャ735によって実行され得る。
【0175】
[0182]図11は、本開示の態様による、PDCCH反復に対するBD制限とオーバーブッキングとをサポートする方法1100を示すフローチャートを示す。方法1100の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1100の動作は、図1図8を参照して記載されたUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0176】
[0183]1105において、方法は、基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、TTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することを含み得る。1105の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1105の動作の態様は、図7を参照して記載された構成メッセージマネージャ725によって実行され得る。
【0177】
[0184]1110において、方法は、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することを含み得る。1110の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1110の動作の態様は、図7を参照して記載されたオーバーブッキング条件マネージャ740によって実行され得る。
【0178】
[0185]1115において、方法は、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に基づいて、オーバーブッキング条件を評価することを含み得る。1115の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1115の動作の態様は、図7を参照して記載されたオーバーブッキング条件マネージャ740によって実行され得る。
【0179】
[0186]1120において、方法は、オーバーブッキング条件の評価に基づいて、TTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することを含み得る。1120の動作は、本明細書に開示された例に従って実行され得る。いくつかの例では、1120の動作の態様は、図7を参照して記載された監視マネージャ735によって実行され得る。
【0180】
[0187]態様1:基地局から、第1のTTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つが、第1のTTIの後にある第2のTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、第2のTTIのBD制限に向けてカウントされるべき第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することとを備える、UEにおけるワイヤレス通信のための方法。
【0181】
[0188]態様2:第2のTTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せ、および、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に少なくとも部分的に基づいてオーバーブッキング条件を評価することとをさらに備え、ダウンリンク制御チャネル送信を監視することがオーバーブッキング条件の評価に少なくとも部分的にさらに基づく、態様1の方法。
【0182】
[0189]態様3:オーバーブッキング条件を評価することが、一緒に第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することを備える、態様2の方法。
【0183】
[0190]態様4:オーバーブッキング条件を評価することが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することを備える、態様2から3のいずれかの方法。
【0184】
[0191]態様5:ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループ、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループ、およびダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループを、構成メッセージに少なくとも部分的に基づいてTTI当たりのBD制限に向けてカウントするように決定することと、ここにおいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せを備える、第2のTTIのBD制限のカウントに基づいて第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループを第2のTTIのBD制限に向けてカウントすることと、第2のTTIのBD制限に向けてカウントすることに少なくとも部分的に基づいて第2のTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することとをさらに備える、態様1から4のいずれかの方法。
【0185】
[0192]態様6:第1のTTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せ、およびダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループのそれぞれの数に少なくとも部分的に基づいてオーバーブッキング条件を評価することとをさらに備え、ダウンリンク制御チャネル送信を監視することがオーバーブッキング条件の評価に少なくとも部分的にさらに基づく、態様1の方法。
【0186】
[0193]態様7:オーバーブッキング条件を評価することが、一緒に第1のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することを備える、態様6の方法。
【0187】
[0194]態様8:オーバーブッキング条件を評価することが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せとは別個の、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することを備える、態様6から7のいずれかの方法。
【0188】
[0195]態様9:第2のTTIがタイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備え、第1のTTIがタイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備える、態様1から8のいずれかの方法。
【0189】
[0196]態様10:基地局から、第2のTTIのBD制限に向けて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループ内のダウンリンク制御チャネル候補の数とは別個に、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せをカウントする命令を受信することをさらに備え、第2のSSセットに関連付けられたダウンリンク制御チャネル候補の総数を決定することが、命令に少なくとも部分的に基づく、態様1から9のいずれかの方法。
【0190】
[0197]態様11:第2のTTIに関連付けられた他のダウンリンク制御チャネル候補が、第3のSSセット、またはUE固有のSS、または共通のSSに対応する、態様1から10のいずれかの方法。
【0191】
[0198]態様12:基地局から、TTIの第1のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つがTTIの第2のSSセット内のダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つに関連付けられることを示す構成メッセージを受信することと、TTI内のダウンリンク制御チャネル候補のオーバーブッキングに関連付けられたオーバーブッキング条件が存在すると決定することと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループのそれぞれの数に少なくとも部分的に基づいてオーバーブッキング条件を評価することと、オーバーブッキング条件の評価に少なくとも部分的に基づいてTTIの間のダウンリンク制御チャネル送信を監視することとを備える、UEにおけるワイヤレス通信のための方法。
【0192】
[0199]態様13:第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値と比較することと、第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値が第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値よりも大きいと決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの各ダウンリンク制御チャネル候補を2回カウントすることにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することとをさらに備える、態様12の方法。
【0193】
[0200]態様14:オーバーブッキング条件を評価することが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを一緒に評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することを備える、態様12の方法。
【0194】
[0201]態様15:オーバーブッキング条件を評価することが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループまたはダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの数、およびダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループを評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することを備え、第3のグループが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せを備える、態様12から14のいずれかの方法。
【0195】
[0202]態様16:第1のSSセットの最後の監視機会を第2のSSセットの最後の監視機会と比較することと、第1のSSセットの最後の監視機会が第2のSSセットの最後の監視機会よりも遅い時間であると決定することと、第1のSSセットの最後の監視機会が第2のSSセットの最後の監視機会よりも遅い時間であると決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定することとをさらに備える、態様15の方法。
【0196】
[0203]態様17:第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値と比較することと、第2のSSセットに関連付けられた第2のインデックス値が第1のSSセットに関連付けられた第1のインデックス値よりも大きいと決定することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループおよびダウンリンク制御チャネル候補の第3のグループの数を一緒に監視するように決定することとをさらに備える、態様15から16のいずれかの方法。
【0197】
[0204]態様18:第1のSSセットに関連付けられた第1の制御リソースセットの第1のインデックス値を第2のSSセットに関連付けられた第2の制御リソースセットの第2のインデックスと比較することと、比較に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの数と、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの各組合せとを監視するべきかどうかを決定することとをさらに備える、態様15から17のいずれかの方法。
【0198】
[0205]態様19:オーバーブッキング条件を評価することが、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループと、ダウンリンク制御チャネル候補の第1のグループの個々の1つとダウンリンク制御チャネル候補の第2のグループの対応する1つとの組合せとを互いに別々に評価することにより、オーバーブッキング条件が満たされるかどうかを決定することを備える、態様12から18のいずれかの方法。
【0199】
[0206]態様20:TTIがタイムスロットまたはタイムスパンのうちの1つを備える、態様12から19のいずれかの方法。
【0200】
[0207]態様21:少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備え、メモリが、態様1から11のいずれかの方法を装置に実行させるように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶する、UEにおけるワイヤレス通信のための装置。
【0201】
[0208]態様22:態様1から11のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、UEにおけるワイヤレス通信のための装置。
【0202】
[0209]態様23:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から11のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0203】
[0210]態様24:少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備え、メモリが、態様12から20のいずれかの方法を装置に実行させるように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶する、UEにおけるワイヤレス通信のための装置。
【0204】
[0211]態様25:態様12から20のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、UEにおけるワイヤレス通信のための装置。
【0205】
[0212]態様26:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様12から20のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0206】
[0213]本明細書に記載された方法が可能な実装形態を記載すること、動作およびステップが並べ替えられるかまたはさもなければ修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0207】
[0214]LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が例として記載され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書に記載された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、記載された技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていない将来のシステムと無線技術とを含む他のシステムおよび無線技術に適用可能である。
【0208】
[0215]本明細書に記載された情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表される場合がある。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表される場合がある。
【0209】
[0216]本明細書の開示に関して記載された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、GPU、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装される場合もある。
【0210】
[0217]本明細書に記載された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、またはそれらの任意の組合せに実装される場合がある。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、例の中でも特に、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、および/または関数を意味するように広く解釈されるべきである。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信される場合がある。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内である。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書に記載された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装される場合がある。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含む、様々な位置に物理的に配置される場合がある。ソフトウェアは、ソフトウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、または関数を意味するように広く解釈されるべきである。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信される場合がある。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内である。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書に記載された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装される場合がある。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含む、様々な位置に物理的に配置される場合がある。
【0211】
[0218]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、相変化メモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含む場合がある。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0212】
[0219]特許請求の範囲内を含む本明細書で使用される、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)内で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(たとえば、AおよびBおよびC)を意味するような包括的なリストを示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照として解釈されるべきでない。たとえば、「条件Aに基づいて」として記載される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づく場合がある。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるべきである。本明細書で使用される、2つ以上の項目のリスト内で使用されるときの「および/または」という用語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で利用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが利用され得ることを意味する。たとえば、組成が、成分A、B、および/またはCを含んでいると記載された場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含むことができる。
【0213】
[0220]添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有することができる。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別される場合がある。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0214】
[0221]添付の図面に関して本明細書に記載された説明は例示的な構成を記載し、実装され得るか、または特許請求の範囲の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例」という用語は、「例、事例、または例示として働く」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、記載された技法の理解を提供する目的で具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践されてもよい。いくつかの事例では、記載された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、既知の構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0215】
[0222]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示に対する様々な修正は当業者には明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用される場合がある。したがって、本開示は、本明細書に記載された例および設計に限定されず、本明細書に開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
図1
図2
図3
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図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】