(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-25
(54)【発明の名称】スラックライン装置
(51)【国際特許分類】
A63B 7/08 20060101AFI20240118BHJP
【FI】
A63B7/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023541900
(86)(22)【出願日】2022-01-20
(85)【翻訳文提出日】2023-07-10
(86)【国際出願番号】 EP2022051228
(87)【国際公開番号】W WO2022157242
(87)【国際公開日】2022-07-28
(31)【優先権主張番号】202021100253.0
(32)【優先日】2021-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523262053
【氏名又は名称】アイディー スポーツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】弁理士法人有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ケディング, ロベルト
(57)【要約】
本発明は、少なくとも1つのベアリング部(16)と2つの互いに反対側の端部(18,20)を備えた本体(12)からなるスラックライン装置(10)に関し、端部(18,20)は少なくとも1つのベアリング部(16)に対して高くなるように配置され、スラックライン装置(10)の組立状態で、本体(12)の2つの端部(18,20)の間に引っ張られるウェビング(14)を備える。スラックライン装置(10)は、携帯型であることが望ましい。厳密に言えば、本発明によるスラックライン装置(10)は、実際の意味でのスラックラインではなく、若干異なるタイプの構成により、使用者にとってスラックラインの動作を非常に現実的に模倣する装置である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スラックライン装置(10)であって、
少なくとも1つのベアリング部(16)と少なくとも1つのベアリング部(16)に対して高くなるように配置された2つの互いに反対側の端部(18、20)を備えた本体(12)と、
スラックライン装置(10)の組立状態にて、本体の2つの端部(18、20)の間で引っ張られているウェビング(14)を備え、
前記本体(12)がウェビング(14)よりも弾性があるように構成されていることを特徴とするスラックライン装置(10)。
【請求項2】
前記ウエビング(14)の弾性率が、本体(12)の弾性率よりも少なくとも2倍、より好ましくは少なくとも5倍、特により好ましくは少なくとも10倍である、請求項1に記載のスラックライン装置。
【請求項3】
前記本体(12)はボードとして構成されている、請求項1又は2に記載のスラックライン装置。
【請求項4】
少なくとも1つのベアリング部(16)が2つの端部(18,20)の間に配置され、2つの端部(18,20)に一体的に接続されている、請求項1乃至3の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項5】
2つの端部(18,20)が、夫々ベアリング部(16)に対して上方に曲げられた本体(12)の端部または先端部として構成されている、請求項1乃至4の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項6】
2つの端部(18,20)間の距離が2.5mより小さく、2mより小さく、特に1.5mより小さい、請求項1乃至5の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項7】
本体(12)の幅は、前記幅に直交して測定される両端部(18,20)間の距離よりも小さい、請求項1乃至6の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項8】
前記本体(12)が木製ベニアからなる、請求項1乃至7の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項9】
本体(12)が、長手方向断面において、凹凸形状、ロッカー形状、及び/又は反った形状を有する、請求項1乃至8の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項10】
前記ウェビング(14)が、本体(12)の2つの端部(18,20)のうち少なくとも1つに着脱可能に接続されている、請求項1乃至9の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項11】
前記ウェビング(14)が平坦なウェビングとして構成されている、請求項1乃至10の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項12】
前記ウェビング(14)が、ポリエステル、ポリアミド、組紐、及び麻の繊維のグループから選択される材料の少なくとも1つからなる、請求項1乃至11の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項13】
スラックライン装置(10)がさらに第2のウェビングを備え、スラックライン装置(10)の組立状態において、第2のウェビングは本体(12)の2つの端部(18,20)の間にて引っ張られ、2つのウェビングは、互いに平行になるように配置される、請求項1乃至10の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項14】
2つの端部(18)のうちの第1の端部が、本体(12)を貫通する第1のスロット(22)を有する第1の平面壁部(54)を備え、スラックライン装置(10)の組み立て状態においてウェビング(14)は、ウェビング(14)の第1の端部(36)を折り返すことによって形成された第1のループ(40)を介して前記第1のスロット(22)を通って案内され、第1のロック要素(26)は、第1のループ(40)を通って案内され、前記第1のロック要素(26)は、第1のロック要素の長手方向にて相互に対向する第1のロック要素(26)の2つの端部片(50、52)を介して、前記第1のスロット(22)の両側上で前記第1の平面壁部(54)上に支承される、請求項1乃至13の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項15】
前記ウェビング(14)の第1の端部(36)に第2のループ(38)が固定され、スラックライン装置(10)の組み立て状態において、第2のループ(38)は第1のスロット(22)を通って案内されず、ウェッブ(14)の残りの部分の下方、したがって、ウェッブ(14)の残りの部分と本体(12)との間に配置される、請求項14に記載のスラックライン装置。
【請求項16】
第1のロック要素(26)が、中央片(58)を備え、該中央片(58)は実質的に円筒形の構成であり、且つ2つの端部片(50,52)の間に配置され、該端部片(50,52)は夫々実質的に円筒形の構成で、中央片(58)に対して拡大された直径を有する、請求項14又は15に記載のスラックライン装置。
【請求項17】
2つの端部(20)のうちの第2の端部が第2の平面壁部(56)を備え、該第2の平面壁部(56)は本体(12)を貫通する第2のスロット(24)を有し、スラックライン装置(10)の組み立て状態において、ウェビング(14)は第3のループ(34)によって第2のスロット(24)を通って案内され、該第3のループ(34)はウェビング(14)の第2の端部(30)に固定して配置され、固定要素(28)が第3のループ(34)を通るように案内される請求項14乃至16の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項18】
スラックライン装置であって、
少なくとも1つのベアリング部(16)及び少なくとも1つのベアリング部(16)に対して高くなるように配置された2つの互いに反対側にある端部(18,20)を有する本体(12)と、
前記スラックライン装置(10)の組立状態にて、前記本体(12)の2つの端部(18,20)間で引っ張られるウェビング(14)とを備え、
2つの端部(18)の第1の端部が、本体(12)を貫通する第1のスロット(22)を有する第1の平面壁部(54)を備え、スラックライン装置(10)の組み立てられた状態で、ウェビング(14)が、ウェビング(14)の第1の端部(36)を折り返して形成された第1のループ(40)によって第1のスロット(22)内を案内され、第1のロック要素(28)が第1のループ(40)を通って案内され、
第1のロック要素(28)の長手方向に沿って互いに対向した2つの端部片(50,52)によって、第1のロック要素(28)は第1のスロット(22)の両側にて第1の平面壁部(54)上に支承される、スラックライン装置。
【請求項19】
第2のループ(38)がウェビング(14)の第1の端部(36)に固定して配置され、スラックライン装置(10)の組み立て状態において、前記第2のループ(38)は、第1のスロット(22)を通って案内されず、ウェビング(14)の残りの部分の下方に配置され、したがって、前記第2のループ(38)は、ウェビング(14)の残りの部分と本体(12)との間に配置される、請求項18に記載のスラックライン装置。
【請求項20】
第1のロック要素(26)が、中央片を備え、該中央片は実質的に円筒形の構成であり、かつ、2つの端部片(50,52)の間に配置され、該端部片(50,52)は夫々実質的に円筒形の構成で、中央片(58)に対して拡大された直径を有する、請求項18又は19に記載のスラックライン装置。
【請求項21】
2つの端部(20)のうちの第2の端部が第2の平面壁部(56)を備え、該第2の平面壁部(56)は本体(12)を貫通する第2のスロット(24)を有し、スラックライン装置(10)の組み立て状態において、ウェビング(14)は第3のループ(34)によって第2のスロット(24)を通って案内され、該第3のループ(34)はウェビング(14)の第2の端部(30)に固定して配置され、固定要素(28)が第3のループ(34)を通るように案内される、請求項18乃至20の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項22】
前記本体(12)がウェビング(14)よりも弾性が高いように構成されている、請求項18乃至21の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項23】
ウェビング(14)の弾性率が、本体(12)の弾性率よりも少なくとも2倍、より好ましくは少なくとも5倍、より好ましくは少なくとも10倍となる、請求項18乃至22の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項24】
前記本体(12)がボードとして構成されている、請求項18乃至23の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項25】
前記ベアリング部(16)は2つの端部(18,20)の間に配置され、2つの端部(18,20)に一体的に接続されている、請求項18乃至24の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項26】
前記2つの端部(18,20)が、夫々ベアリング部(16)に対して上方に曲げられた本体(12)の端部または先端部として構成されていることを特徴とする請求項18乃至25の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項27】
2つの端部(18,20)間の距離が2.5mよりも小さく、2mよりも小さく、特に1.5mよりも小さい、請求項18乃至26の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項28】
本体(12)の幅は、両端部(18,20)間にて前記幅に直交して測定される距離よりも小さい、請求項18乃至27の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項29】
前記本体(12)が木製ベニアからなる、請求項18乃至28の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項30】
本体(12)が、長手方向断面において、凹凸形状、ロッカー形状、及び/又は反った形状を有する、請求項18乃至29の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項31】
前記ウェビング(14)が、本体(12)の2つの端部(18,20)のうちの少なくとも1つに着脱可能に接続されている、請求項18乃至30の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項32】
前記ウェビング(14)が平坦なウェビングとして構成されている、請求項18乃至31の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項33】
前記ウェビング(14)が、ポリエステル、ポリアミド、組紐、及び麻の繊維のグループから選択される材料の少なくとも1つからなる、請求項18乃至32の何れかに記載のスラックライン装置。
【請求項34】
スラックライン装置(10)がさらに第2のウェビングを備え、スラックライン装置(10)の組立状態において、第2のウェビングは本体(12)の2つの端部(18,20)の間にて引っ張られ、2つのウェビングは、互いに平行になるように配置される、請求項18乃至33の何れかに記載のスラックライン装置(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スラックライン装置に関する。本発明は、特に、組立が容易で、移動可能であり、かつ様々な用途で使用されるスラックライン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スラックライン装置は、通常スラッキング又はスラックリングに使用される。スラッキング又はスラックリングはここでは、レジャースポーツとしての地位を確立するとともに、高性能・競争力のあるセクターでの地位を確立したトレンドスポーツである。しかし、スラッキングは、少なくとも綱渡りに似ていると考えられるが、筋肉増強やバランストレーニングのためのリハビリ手段としても使用される。さらに、この種のスラックライン装置の様々な潜在的用途が考えられ、これらはすべて簡略化のためにリストされていない。
【0003】
スラックライン装置は、典型的には、2つの締結点の間に張り付けられるウェビングを備えている。このウェビングは一般にスラックラインと呼ばれ、ドイツ語では「スラックロープ」またはスラックラインという用語にほぼ対応している。ユーザは、このスラックライン上で自身のバランスを保つが、これには純粋なバランスに加えて、集中力と調整が必要である。
【0004】
例えば、サーカスで使用されるような綱渡りの綱や張り綱とは対照的に、スラックライン装置のウェビングは、ほとんどの場合、使用中に動的に撓む平らなウェビングであるため、ユーザには特別な緩和動作が必要である。
このように、スラックラインは、張り綱とは対照的に、そのスラックラインがほとんど動いていない程度には、張り詰めていない。その代わり、スラックラインは、使用者の荷重によって伸長し、後者は、典型的にはスラックライナとも呼ばれる。このスラックラインは非常に動的に動作するため、このようなスラックラインの固有の動きを常に積極的に打ち消す必要がある。
【0005】
現在までに知られている最も具体的な用途では、ウェビング(スラックライン)は、2本の樹木または景観の他の固定された点の間に張られている。樹木、岩などの自然な固定された点がない場合、ほとんどの場合、鋼材から構成される自立型の足場は、スラックライン装置のウェビングの固定された点としての役割も果たすことができる。
【0006】
記述された動的特性を可能にするためには、数メートルの長さにわたってウェビングを張ることが最も一般的である。殆どの場合、ウェビングの2つの固定された点間の距離は10m以上である。特定の用途に応じて、この種のスラックラインもまた、30m以上、40m以上、あるいは数100mにわたって張られる場合がある。このタイプのスラックライン装置は、それに対応して比較的大きな空間を必要とする。
【0007】
スラックライン装置の省スペース構成は、様々な特定の用途を考慮すると有利であろうが、これまでのところ、便宜的な方法で実施することはできなかった。スラックラインが互いに非常に近い2つの点の間で懸架されている場合、スラックラインの動学的性質はもはや提供されなくなる。通常の場合よりも弾性のあるウェビングの構成は、確かに一定のダイナミクスを保証するが、そのスラックラインの特徴である極めてダイナミックな運動挙動を大きく変えることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明の目的は、比較的コンパクトな構造であり、移動式に搬送可能であり、比較的簡単な方法で組み立てられるスラックライン装置を提供することである。本発明によるスラックライン装置は、コンパクトな構成にもかかわらず、スラックラインの典型的な運動体験をユーザに提供するか、少なくともこの運動体験をほぼ模倣する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様によれば、この目的は請求項1のスラックライン装置によって達成され、該スラックライン装置は、少なくとも1つのベアリング部と少なくとも1つのベアリング部に対して高くなるように配置された2つの互いに反対側の端部を備えた本体と、スラックライン装置の組立状態にて、本体の2つの端部の間で引っ張られているウェビングを備えることを特徴とし、このスラックライン装置は、本体がウェビングよりも弾性があるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
本体がウェビングよりも弾性があるように構成されているという事実に係る特性は、本体全体がウェビング全体よりも弾性があることを意味する。本体もウェビングも線形の弾性挙動を持たないことは必須ではない。実際には、これは少なくともそうではないことが多い。
【0011】
ウェビングと比較して本体がより弾性があるように構成されているため、スラックライン装置に張力がかかった場合、本体はウェビングよりも大きく変形する。
【0012】
従来のスラックライン装置とは対照的に、本発明によるスラックライン装置におけるダイナミック特性は、したがって、荷重を受けるウェビングの延びまたは長手方向の変動によって生じるのではなく、実質的に、本体の形状の荷重に依存する変動によって生じる。その結果、本発明に係るスラックライン装置は、比較的小さくコンパクトに構成することができる。
【0013】
このような場合のウェビングは、実際には対応して短いので、通常のスラックライン材料が使用される場合には、引張りまたは延びによるウエビングの長さはその長さの点で殆ど変化しない。しかしながら、必要な長手方向の変化は、本体の形状の変化、つまりウェビングの2つの締結点の距離の変化によって引き起こされる。
言い換えると、本体は、荷重を受けて変形し、その結果、本体の2つの互いに反対側の端部が、その相互距離を動的に変化させ、ウェビングは、前記2つの互いに対向する端部の間で張力をかけられる。
【0014】
後者は、ウェビングの2つの締結点の間の距離が通常は固定されるか、または少なくともそれほど変化しない従来のスラックライン装置と比較して、大きな差異である。これは、特に、ウェッブの支持体として鋼構造が使用されている場合、あるいは、ウェビングが2本の木または2本の岩の間に懸架されている場合に理解が容易である。
【0015】
厳密に言えば、本発明によるスラックライン装置は、したがって、実際の意味でのスラックラインではなく、それにもかかわらず、ある程度異なる種類のデザインの方法によって、ユーザのためのスラックラインの挙動を非常に現実的に模倣する装置である。
従って、「スラックライン装置」という用語は、ここでは比較的広い意味であり、本体およびウェビングの特別な材料または形状に限定されないものと理解されるべきである。本発明によるスラックライン装置はまた、既知の特定の用途に限定されない。
【0016】
なお、本体のベアリング部は様々な方法で構成されていてもよいことに留意されたい。このベアリング部は、スラックライン装置を硬い地面上に据え付けるのに役立つ。原則として、本体の別個の部分が、固い地面にスラックライン装置を設置するために役立つ。複数のベアリング部を設けることができる。同様に、スラックライン装置が硬い地面上に支持されるこれらのベアリング部は、スラックライン装置の使用中に硬い地面に対して本体が動いた結果、変化する可能性がある。したがって、ここでは、「少なくとも1つのベアリング部」という表現を使用する。
【0017】
本発明の改良例によれば、ウェビングの弾性率は、本体の弾性率よりも高い。ウェビングの弾性率は、本体の弾性率よりも少なくとも2倍、少なくとも5倍、あるいは少なくとも10倍以上高くなるのが好ましい。
【0018】
本発明によるスラックライン装置の上記運動特性は、このようにして最良に実施できることが実証されている。上述のように、運動特性は、結果としての本体の変形によって実質的に引き起こされる。
【0019】
改良例によれば、本体はボードとして構成されている。このボードは、木製のベニヤで作られた木製のボードであることが好ましい。
【0020】
動的特性は、この種の構成の結果として、費用効果的な方法で実施することができる。更に、本体をボードとして構成したスラックライン装置は、手で容易に持ち運べる比較的軽量な装置として構成され得る。
【0021】
更なる改良例によれば、前記ベアリング部は、前記2つの端部の間に配置され、該2つの端部に一体的に接続されている。
【0022】
このように、本発明によるスラックライン装置は、理想的には少数の部品から非常に簡単に構成される。
【0023】
更なる改良例によれば、前記2つの端部は、夫々前記ベアリング部に対して上方に湾曲する前記本体の端部又は先端部として構成される。前記本体、または前記ボードは、前記少なくとも1つのベアリング部と前記端部との間の遷移部において連続的に湾曲していることが好ましい。
【0024】
したがって、本体はスケートボードのボードと似た形状をしている。
スラックライン装置を用いて行うことができる通常のバランス訓練に加えて、本発明によるスラックライン装置は、スケートボードと同様に、1つの軸または複数の軸の周りを回転するためにさらに傾けることができる。
その結果、ユーザは、全く新しい経験を提供されるだけでなく、同時に、従来のスラックライン装置と比較して、本発明に係るスラックライン装置の更なる様々な種類の用途及び使用を可能にする。ウェビングと本体またはボードの両方が、硬い地面に対してほぼあらゆる方法で動くことができる。
【0025】
さらなる改良例では、両端部間の距離は2.5mより小さく、2mより小さく、さらには1.5mより小さくなると規定されている。
【0026】
このように、本発明のスラックライン装置は、非常にコンパクトでかつ管理しやすいように構成されている。上述した本体の弾性特性により、ウェビングの2つの懸架点間の距離、つまり本体の2つの端部間の距離を弛みに必要な運動特性が失われることなく、1m未満に減少させることも可能である。
【0027】
さらなる改良例では、本体の幅が、前記幅と直交して測定される2つの端部の間の距離よりも小さいことが提供される。
【0028】
更なる改良例によれば、長手方向断面における本体は、凹凸形状、ロッカー形状、及び/又は反った形状を有する。
【0029】
本体の異なる動的運動特性と硬い地面上の本体の静的支持特性は、本体の長手方向の断面形状の関数として導出される。
【0030】
記載された長手方向の断面形状は、スケートボード、スノーボード、スキーと同様に、互いに組み合わせることができることが理解されている。
【0031】
本発明によるスラックライン装置の更なる改良例によれば、ウェビングは、本体の2つの端部のうちの少なくとも1つに取り外し可能に接続される。
【0032】
従って、スラックライン装置は、事前に組立てられた状態で出荷する必要はなく、使用者自身がいつでも組立てることができ、使用後に再び分解することができる。
【0033】
通常のスラックライン装置のように、ウェビングは、平坦なウェビングとして構成されるのが好ましく、その断面幅は、望ましくは10mmから60mmであり、その断面高さは、幅に対して直交して測定されて、最大で断面幅の半分である。
【0034】
ウェビングは、ポリエステル、ポリアミド、組紐又は麻の材料の少なくとも1つを含むことができ、互いに組み合わせることもできる。
【0035】
本発明によるスラックライン装置の更なる改良例によれば、スラックライン装置の組立状態にて、第2のウェビングが本体の2つの端部の間に引っ張られており、2つのウェビングが互いに平行になるように配置されている。
【0036】
この改良例により、組立の点で比較的高い複雑性を必要とすることなく、本発明に係るスラックライン装置の更なる演習及び特定の用途も可能になる。
2つのウェビングは、夫々本体に着脱可能であるのが好ましく、その結果、本発明によるスラックライン装置の使用者が1つだけ、または任意で2つのウェビングを使用してスラックライン装置を使用することができる。
【0037】
もちろん、本発明に係るスラックライン装置は、上記スラックライン装置を2つ以上のウェビングで使用できるように構成することも可能である。
【0038】
本発明の第2の態様によれば、上記の目的は、請求項18のスラックライン装置によって達成され、該スラックライン装置は、少なくとも1つのベアリング部及び少なくとも1つのベアリング部に対して高くなるように配置された2つの互いに反対側にある端部を有する本体と、スラックライン装置の組立状態にて、本体の2つの端部間で引っ張られるウェビングとを備え、この態様によるスラックライン装置は、2つの端部の第1の端部が、本体を貫通する第1のスロットを有する第1の平面壁部を備え、スラックライン装置が組み立てられた状態で、ウェビングが、ウェビングの第1の端部を折り返して形成された第1のループによって第1のスロット内を案内され、第1のロック要素が第1のループを通って案内され、第1のロック要素の長手方向に互いに対向した2つの端部片によって、第1のロック要素は第1のスロットの両側にて第1の平面壁部上に支承される。
【0039】
本発明のこの態様は、特に、比較的実施が容易なスラックライン装置の本体上のウェビングの一種の取り付けおよび組立に関する。ウェビングは、理想的には少数の要素を使用して本体に非常に簡単に組み立てられ、手動で希望の張力へ事前に張力を架けることができる。
【0040】
前記第1のループを形成するようにウェビングの第1の端部を折り返すか、または折り畳むことによって、この領域のウェビングはそれ自体の上に位置し、その結果、方向に応じて摩擦または抵抗が生じる。
ウェビングがロック要素と相互作用すると、ウェビングに張力がかかっているときにロックまたは固定機構として機能する機構が作成される。ただし、第1のループの端部を引っ張ると、機構がロックせず、余分なウェビング素材が引き抜かれてしまう。したがって、ウェビングは理想的に簡単な方法で手で張られることができる。
【0041】
引っ張り動作中にさらに力が加えられると、上述したそれらの弾性特性により本体は、円弧のように曲がり始める。その結果、結果的にウェビングが緩むように、本体の2つの互いに反対側の端部におけるウェビングの懸架点の間の距離が短くなる。このようにして、さらに多くのウェビング材料を第1のスロットを通して引き出すことができ、ウェビングはしっかりと予張力が与えられる。
【0042】
改良例によれば、第2のループがウェビングの第1の端部に固定的に配置され、前記第2のループは、スラックライン装置が組み立てられた状態で、第1のスロットを通って案内されず、ウェビングの残りの部分の下方に配置され、従って、第2のループは、ウェビングの残りの部分と本体との間に配置される。
【0043】
上述した組立手順中に、手でウェビングを予め引っ張るように、ウェビングに引張力を作用させることができるピンまたは他の補助手段は、例えば、ウェビングの第1の端部に配置されたこの第2のループを通して案内することができる。その結果、引っ張り手順の人間工学的手順が大幅に簡素化された。
【0044】
第2のループは、現在、「固定配置される」と呼ばれ、これは第2のループが固定して組み立てられたループであり、第1のループとは対照的に、ウェビングを折り返したり折り重ねたりするだけで作られるものではないことを明確にすることを意図している。
【0045】
更なる改良例によれば、第1のロック要素は、実質的に円筒状の中央片を備え、中央片は同様に実質的に円筒状の2つの端部片の間に配置され、2つの端部片は中央片に対して拡大した直径を有する。
【0046】
この結果、各場合において、ロック要素の2つの端部片に一種のローラが形成され、ウェビングに張力付与中に前記ローラは、本体の両端部片に配置された平面壁部上を転動することができる。
これにより、ウェビングの引っ張り手順が簡素化される、何故ならこの結果、引っ張り状態のウェビングが第1のロック要素と第1のスロットとの間に詰まらないことが保証されるからである。
【0047】
本発明に係るスラックライン装置の更なる改良例によれば、2つの端部の第2の端部は、本体を突き抜ける第2のスロットを有する第2の平面壁部を含み、スラックライン装置の組立状態において、ウェビングは、ウェビングの第2の端部に固定して配置された第3のループによって前記第2のスロットを通って案内され、固定要素は第3のループを通って案内される。
【0048】
この固定要素は、第1のロック要素と同様の方法で、第3のループを介して案内される固定ピンとして構成されることが好ましい。
このようにして、ウェビングは、現在第2のループおよび第3のループと呼ばれる2つの固定されて配置されたループを備えるのが好ましい。
したがって、ウェビングを本体の両端部に取り外し可能に接続することができ、スラックライン装置の使用後にウェビングを本体から完全に取り外すこともできる。
【0049】
上述し、以下に説明する特徴は、本発明の範囲から逸脱することなく、記載したそれぞれの組み合わせだけでなく、他の組み合わせや個別に使用することもできることが理解される。さらに、上述した任意の改良は、本発明の第1の態様によるスラックライン装置に関連するだけでなく、本発明の第2の態様によるスラックライン装置にも同様または同等の方法で関連することが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
本発明の実施形態は、図面に図示されており、以下の記載においてより詳細に説明される。
【
図1】本発明の一実施形態に係るスラックライン装置の斜視図である。
【
図2a】本発明に係るスラックライン装置の使用を概略的に可視化した複数の図である。
【
図2b】本発明に係るスラックライン装置の使用を概略的に可視化した複数の図である。
【
図2c】本発明に係るスラックライン装置の使用を概略的に可視化した複数の図である。
【
図3】組立中の第1の状態における
図1のスラックライン装置を示す図である。
【
図4】組立中の第2の状態における
図1のスラックライン装置を示す図である。
【
図5】組立中の第3の状態における
図1のスラックライン装置の詳細を示す図である。
【
図6】分解中の状態における
図1のスラックライン装置の詳細を示す図である。
【
図7a】さらなる実施形態による、スラックライン装置の本体の複数の概略形状を示す。
【
図7b】さらなる実施形態による、スラックライン装置の本体の複数の概略形状を示す。
【
図7c】さらなる実施形態による、スラックライン装置の本体の複数の概略形状を示す。
【
図7d】さらなる実施形態による、スラックライン装置の本体の複数の概略形状を示す。
【発明を実施するための形態】
【0051】
図1乃至
図7は、本発明に係るスラックライン装置の複数の実施形態を示す。その中でスラックライン装置全体は、各場合において、参照符号10によって識別される。
【0052】
スラックライン装置10は、本体12と、本体12に締結されるウェビング14とから構成されている。なお、以下に詳しく説明するが、ウェビング14は、本体12上に着脱可能に配置されている。
【0053】
本実施形態に係る本体12は、その形状がスケートボードやスノーボードと類似するボードとして構成されている。このボードの寸法は、スケートボードやスノーボードの寸法にも基本的に類似しており、これはいかなる種類の制限を意味するものではない。
【0054】
ボードとして構成される本体12は、木製のベニアから構成されることが望ましい。しかし、基本的には、本体12の素材として合成素材を使用することも考えられる。
【0055】
ウェビング14は、従来のスラックライン装置において既に使用されているような平坦なウェビングであることが好ましい。ウェビング14は、例えば、ポリエステル、ポリアミド、組紐及び/又は麻の繊維から製造することができる。もちろん、ここでもさらなる材料が考えられる。
【0056】
本体12は、ベアリング部16と2つの端部18,20とからなり、該端部18,20は互いに反対側に配置され、本体12の2つの長手方向端部を形成する。この端部18,20は、現在、第1の端部18および第2の端部20と称され、示された例示的本体においては、上方に曲がった端部として構成されている。2つの端部18、20は、ベアリング部16に一体的に連結され、ベアリング部16に対して高くなるように配置されている。
【0057】
この場合、本体12の下側がベアリング部16となる。本体12の形状又は長手方向の断面形状に応じて、1つ又は複数のベアリング部16が配備される。
これは、本体12の下側が1箇所または複数箇所で硬い地面に接地することを意味する。もちろん、これらの位置は、スラックライン装置10の使用中に変化してもよい。原理的には、本体12の下側にさらにベアリング要素を取り付けることも考えられ、この場合には、少なくとも1つのベアリング部16を形成する更なるベアリング要素が考えられる。
【0058】
中央部またはベアリング部16と2つの端部18、20との間の移行部は、それぞれの場合において、連続的に湾曲した弓状の移行部として構成されることが好ましい。しかしながら、原理的には、ここに捻れを設けることも可能である。
しかし、円弧状の湾曲部には、本体12、ひいてはスラックライン装置10全体をより容易にかつ連続的に動かすことができるという利点がある。このようにして、ユーザはより自由度が高く、スラックライン装置10のより多様な使用が可能となる。
【0059】
現在示されている実施形態では、ウェビング14は、両端部18、20上に取り外し可能に配置されている。このため、第1の端部18には第1のスロット22が設けられ、第2の端部20には第2のスロット24が設けられている。両方のスロット22、24も、本体12を完全に貫通することが望ましい。
【0060】
さらに、ロック要素26と固定要素28がウェビング14の組立に使用される。スラックライン装置10を組み立てるために、他の部品は必要ない。組立の方法及び手順については、以下に詳述する。
【0061】
図2a乃至
図2cは、スラックライン装置10の意図された用途を概略的に視覚化する複数の図を示している。ここに示された使用のタイプは、スラックライン装置10の様々な潜在的使用の3つの例示的使用にすぎないことを指摘しておく。片足または両足のウェビング14上のバランスをとる基本的な可能性とは別に、ユーザ32は、さらに、本体またはボード12を傾けることもできるし、またはスケートボードで可能なことと同様の任意の望ましい方法で本体またはボード12を回転させることもできる。
【0062】
本発明に係るスラックライン装置10の更なる特異性は、本体12がウェビング14よりも弾性があるように構成されていることである。その結果、本発明に係るスラックライン装置10を用いて、従来のスラックライン装置と同様のウェビング14の挙動をシミュレーション又は模倣することができる。これは、本発明に係るスラックライン装置10のウェビング14が、通常のスラックライン装置よりも実質的に短いように構成されているにもかかわらず、特に可能である。
【0063】
本体12の特性がウェビング14よりも弾性があるように構成された結果、負荷状態における本体12はウェビング14よりも大きく撓む。負荷状態において本体またはボード12は曲がる。言い換えれば、ベアリング部16及び/又は端部18、20は、ウェビング14の2つの締結点間の距離、又は2つのスロット22、24間の距離がダイナミックに変動するような方法で撓む。
この距離の変化により、ウェビング14の張力または伸びが変化する。したがって、ウェビング14の張力または伸びのこの変動は、主として、ウェビング14のそれ自体の伸長、またはウェビング14の長手方向の変動によって引き起こされるのではなく、主として、本体12上のウェビング14の懸架点の距離の変動によって引き起こされる。
【0064】
当然のことながら、ウェビング14の長手方向の変動自体は、負荷状態においても生じる。しかし、ウェビング14の懸架点の距離の変動と比較すると、ウェビングの弾性率は本体の弾性率よりもかなり高いので、前記長手方向方向の変動は無視できる。
【0065】
本体12上のウェビング14の組立は、
図3乃至
図5の各ステップの順に図示されている。第1に、現在、第2の端部と呼ばれているウェビング14の端部30が、第2のスロット24を通って外部から案内され、固定要素28の助けを得て、本体12に固定される。固定要素28は、ウェビング14の第2の端部30に設けられたループ34に導入されるピンとして構成される。ループ38も同様に、ウェビング14の反対側の第1の端部36に設けられる。両方のループ34、38は、例えば、縫合や接着によって固定された、固定して配置されたループである。
【0066】
次のステップでは、
図4に模式的に示されるように、その上に設けられるループ38を含む第1の端部36が折り返される。この折り曲げ動作の結果、さらなる(可動)ループ40が作られる。ウェビング14は、この折り畳まれたループ40を介して、第1のスロット22を通して外側から押し込まれる(矢印42を参照)。続いて、
図4の矢印44で概略的に示すように、ロック要素26がループ40内に導入される。
次に、ウェビング14はその第1の端部36で引っ張られる。この目的のために、例えばウェビング14をしっかりと引っ張るために、ロッド状の補助手段48をウェビング14の第1の端部36に配置されたループ38に導入することができる(
図5参照)。正しく組み立てられると、
図5に示す状態のこのループ38は、ウェビング14の下方、従ってウェビング14と本体12との間に配置される。
【0067】
図4に示される折り畳み作用の結果として、ループ40が形成されることになり、ウェビング14はそれ自体の上に横たわり、結果的に方向に応じて摩擦または抵抗が生じる。
説明した締結機構は、ウェビングに張力が加わったときに、ウェビング14を本体12にブロックするか又は固定する。しかしながら、ウェビング14の第1の端部36を引っ張るときにこの機構はロックせず、これにより余分なウェビング材料14が引き抜かれることが可能になる。
【0068】
引張り手順中によりさらに力が加えられると、本体12自体は、所定の形状及びその材料特性により、円弧を形成するように曲げ始める。その結果、本体12の2つの端部18、20の間の距離が減少し、その結果、ウェビング14も緩む。この緩みは、ウェビング14の第1の端部36に加えられる引っ張り力によって同時に補償される。その結果、ウェビング14は、手で非常に簡単に締め付けることができる。
【0069】
ロック要素26は、アレスタとして機能する。このロック要素26は、互いに反対側の端部片50、52(
図4参照)を介して、本体12上の第1のスロット22の対向する側の内側に形成された平面壁部54上の第1の端部18に支承される。同様な方法で、反対側の端部で、ウェビング14の第2の端部30で、第2のスロット24の反対側の固定ピン28もまた、本体12の第2の端部20に形成された平面壁部56に支承される。
【0070】
ロック要素26の周りに巻いて引っ張られた状態のウェビング14が本体12に引っかかるのを防止するために、ロック要素26は、特に
図4の図に見られる以下の形状を有することが好ましい。
ロック要素26は、その両端側に配置された2つの端部片50、52の他に、2つの端部片50、52を一体的に接続する中央片58を備える。この中央片58は、2つの端部片50、52と同様に、実質的に円筒形となるように構成されるのが好ましい。
しかし、2つの端部片50、52は、中央片58に比べて大きな直径を有している。その結果、一種のローラ効果が発生し、その結果、ウェビング14に張力が掛かっている間にロック要素26が平面壁部54上を転がる。その結果、ロック要素26とスロット22との間のウェビング14の詰まりは大幅に防止される。
【0071】
スラックライン装置10を分解するため、またはウェビング14が解放されるためには、固定要素28を除去するだけでよい。これは、例えば、
図6に概略的に示すように、ハンマ及び更なるピン60で固定要素28を解放することによって行うことができる。
【0072】
要約すると、組立・分解が非常に容易で、利用者が多様な方法で使用できる装置が、このように作られている。本発明に係るスラックライン装置10は、携帯可能なように構成されており、ほとんどの場所で非常に管理可能に運搬され、最小のスペースで使用されることができる。それにもかかわらず、スラックライン装置10はまた、従来のスラックライン装置のように作用するという選択肢をユーザに提供するものであるが、これが望まれるべきである。
【0073】
さらに、本発明に係るスラックライン装置10を2つのウェビングで使用することも可能である。この目的のために、本体12の両端部18、20にさらにスロット60、62、64、66を設けることができ、その助けを借りて、本体12上で互いに平行になるように2つのウェビングを組み立てることができる(
図3参照)。ここでの2つのウェビングの組立は、望ましくはウェビング14の文脈において既に述べた方法で行われる。
【0074】
図示された実施形態は、本発明の多くの潜在的な実施形態の1つにすぎないことが理解される。サイズおよび形状に関する修正は、本発明の範囲から逸脱することなく容易に可能である。
【0075】
図7a乃至
図7dは、例えば、本体12の様々な異種の長手方向の断面形状を示しており、本体12も多くの変種で構成することができることを強調する。スノーボードと同様に、ボードとして構成された本体12は、その長手方向の断面において、例えば、ロッカー状、反り状、またはそれ以外の凹凸状を有することができる。これらの形状の組合せも原則として考えられる。
【国際調査報告】