(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-25
(54)【発明の名称】持続可能なキャンドルと方法
(51)【国際特許分類】
C11C 5/02 20060101AFI20240118BHJP
【FI】
C11C5/02 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023543347
(86)(22)【出願日】2022-01-18
(85)【翻訳文提出日】2023-09-19
(86)【国際出願番号】 US2022012777
(87)【国際公開番号】W WO2022159389
(87)【国際公開日】2022-07-28
(32)【優先日】2021-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-01-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508046579
【氏名又は名称】ボーティボ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロバート イー.コルドウェル ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】リカード オバンドー
【テーマコード(参考)】
4H059
【Fターム(参考)】
4H059BC01
4H059CA93
4H059DA20
4H059EA40
(57)【要約】
持続可能な(詰め替え可能な)キャンドルのための、装置、および、対応する、および/または、関連する方法が開示される。この技術は、使用済みのキャンドルジャーまたは容器を再生し、その消耗した芯および/またはワックス部材が、交換用の芯およびワックス部材と交換され、キャンドルジャーが、廃棄される代わりに再使用され得ることに関する。芯の一端は、アンカーまたはインサート(中心合わせまたは位置決め用の耐熱ディスク、取り外し可能なシリコン(または他の材料)のトレイ、または、その他のものなど)に関連付けられる。交換用の芯は、物理的に真っすぐに保持され、ジャーに投入された、交換用の香り付きワックスビーズ、ペレット、または、その種の他のものによって、所定の位置に保持される。芯の燃焼は、進むにつれて、ワックスを溶融し、消費する。ワックスと芯が使い尽くされたら、別の再生サイクルに備えて、インサートと、すべての残留ワックスと、その他の残滓が、ジャーから取り除かれる。インサートは、新しい交換用の芯を用いた再使用のために、必要に応じて清浄化される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用済みのキャンドル容器を、その再使用のために再生することによる、持続可能なキャンドルを提供する方法であって、前記方法は、
前記使用済みのキャンドル容器内のいかなる残滓をも取り除くために、前記使用済みのキャンドル容器を清浄化することと、
前記キャンドル容器に関連付けられたアンカー部材に、交換用の芯の一端を関連付けることと、
前記使用済みのキャンドル容器の壁から比較的離れた、ほぼ上に向かう位置に、前記交換用の芯の関連付けられない自由端を、方向づけることと、
前記使用済みのキャンドル容器に交換用のワックス部材を配置することと、を含み、
それにより、前記使用済みのキャンドル容器内に残留する、いかなる以前の芯およびワックス部材も、前記交換用の芯およびワックス部材と交換され、前記使用済みのキャンドル容器は、廃棄される代わりに再使用され得ることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記アンカー部材が、前記キャンドル容器の底部に形成された、中心合わせ用の凹みを含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、
前記アンカー部材は、前記キャンドル容器内に取り外し可能に受容された、中心合わせディスクを含み、
前記方法は、さらに、清浄化された使用済みキャンドル容器内に、前記中心合わせディスクを配置することを含むことを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記使用済みキャンドル容器は、キャンドルジャーを含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法であって、前記交換用の芯の前記一端が、前記中心合わせディスクに挿通されることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、前記中心合わせディスクは、金属ディスクを含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、前記交換用のワックス部材は、キャンドルジャーに投入される、香り付き、および、無香のワックス部材のうちの1つを含み、それは、前記キャンドルジャーに投入されると、前記交換用の芯を、ほぼ真っすぐに立った位置に保持することを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、
ワックスのペレットは、香りが付けられ、
さらに、前記方法は、前記交換用の芯に選択的に点火することを含み、前記芯は、前記ワックスのペレットの上面に向かって焼失し、前記ワックスのペレットは溶融され、香りを放出することを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、前記以前の交換用の芯が実質的に焼失し、前記交換用のワックス部材が実質的に溶融して消費された後、新しい交換用の芯を備えた再使用のために、中心合わせ金属ディスクを取り外して清浄化する工程をさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、さらに、
前記新しい交換用の芯を備えた前記清浄化された中心合わせ金属ディスクを再装填することと、
前記中心合わせディスクを、前記キャンドルジャーに再配置することと、
前記新しい交換用の芯が、ほぼ直立位置に保持される間に、前記キャンドルジャーに、新しい交換用のワックスペレットを再充填することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項7に記載の方法であって、前記ワックス部材は、ワックスビーズ、ペレット、フレーク、チャンク、または、他の形状の物体、および、それらの組み合わせのうちの、少なくとも1つを含むことを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記ワックス部材は、パウチに包装され、対応する既存のジャーに対する適切な規模とされた量で、予め充填されることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、前記パウチは、リサイクル可能な、および/または、堆肥化可能な、紙製パウチを含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項12に記載の方法であって、前記パウチは、さらに、交換用の芯を含むことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項12に記載の方法であって、前記ワックス部材の量、前記規模、前記パウチの事前充填は、所与のジャーの複数回の再使用、および、複数の既存のジャーの複数回の再使用のうちの1つに適う量に対応することを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項3に記載の方法であって、前記中心合わせディスクは、前記交換用の芯の一端を受け入れるための中央貫通孔を有し、使用者による前記中心合わせディスクの操作のための少なくとも1つのハンドルを有する本体を有することを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法であって、前記交換用の芯の前記一端は、前記芯が、一度所定の位置に挿通されると、前記貫通孔を通って引き抜かれるのを防止することにより、前記交換用の芯を前記中心合わせディスクに係合させるための、前記交換用の芯に取り付けられた、前記貫通孔より大きい、停止部材を有することを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項16に記載の方法であって、前記中心合わせディスクの前記本体は、前記貫通孔の、ほぼ対向する側方のそれぞれにおいて、一対のハンドルを有することを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項3に記載の方法であって、前記方法は、前記中心合わせディスクと同時の使用のための複数の交換用の芯を提供することを含み、前記中心合わせディスクは、それと共に、それぞれ使用するための、前記複数の交換用の芯に対応する複数のそれぞれの中央貫通孔を有する、本体を有し、その結果、得られる持続可能なキャンドルは、複数の芯を有することを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項16に記載の方法であって、前記中心合わせディスクの本体は、前記中心合わせディスクが使用される、関連する使用済みキャンドル容器の底部のサイズおよび形状と一致する、サイズおよび形状とされることを特徴とする方法。
【請求項21】
請求項16に記載の方法であって、使用済みキャンドル容器を清掃する工程は、少なくとも、前記使用済みキャンドル容器から前記中心合わせディスクを取り外す工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項22】
請求項16に記載の方法であって、前記中心合わせディスクの本体は、金属、セラミック、プラスチック、および、合金のうちの、少なくとも1つを含む、耐熱性および耐火性の材料を含むことを特徴とする方法。
【請求項23】
請求項1に記載の方法であって、
前記キャンドル容器は、ガラス、セラミック、および、金属材料のうちの1つを含み、均一な、キャンドル容器の上部開口に向かってより大きいテーパ状とされるか、または、キャンドル容器の上部開口に向かってより小さいテーパ状とされるかの少なくとも1つである側壁を備えた形状とされ、
使用済みのキャンドル容器を清浄化して、その中の残滓を除去することは、残滓とキャンドル容器の底部との間に、相対運動を生じさせることを含むことを特徴とする方法。
【請求項24】
請求項3に記載の方法であって、
前記中心合わせディスクは、前記交換用の芯の前記一端を受け入れるための中央貫通孔を有する本体を有し、
前記本体は、前記キャンドル容器の口部よりも大きい周囲を有し、
前記中心合わせディスクの前記本体は、柔軟で、前記キャンドル容器の前記口部を通して配置されることを特徴とする方法。
【請求項25】
その消耗した芯およびワックス部材が、交換用の芯およびワックスと交換され、キャンドルジャーが、廃棄される代わりに再使用され得るように、使用済みのキャンドルジャーを再生するための、詰め替え可能なキャンドルジャーを使用する方法であって、前記方法は、
アンカー部材を通して、交換用の芯の一端を挿通することにより、空の清浄化されたキャンドルジャーに、前記交換用の芯とワックスビーズを固定し、その後、前記アンカー部材を前記空のジャーに配置することと、
前記ビーズが、前記芯を、指定の位置に保持し続けるように、前記交換用のワックスビーズを前記ジャーに導入する間、前記交換用の芯を物理的に真っ直ぐに立てて保持することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項26】
請求項25に記載の方法であって、前記方法は、最初に、使用済みのキャンドルジャーを清浄化して、その中の残留材料を除去することを含むことを特徴とする方法。
【請求項27】
請求項25に記載の方法であって、前記交換用のワックスビーズは、香り付きワックスビーズを含み、前記方法は、さらに、キャンドルが使用される環境に香りを放出するために、前記芯が消失するとき、香り付きワックスビーズを溶かすように、前記交換用の芯を燃焼させることを含むことを特徴とする方法。
【請求項28】
請求項25に記載の方法であって、前記アンカー部材は、中心合わせ金属ディスクを含むことを特徴とする方法。
【請求項29】
請求項28に記載の方法であって、前記指定の位置は、前記ジャー内の相対的に中心の位置を含むことを特徴とする方法。
【請求項30】
請求項29に記載の方法であって、さらに、
前記芯が実質的に焼失したら、前記ジャーから、前記中心合わせディスクを取り外すことと、
前記ジャーから、残留するワックスや残滓を取り除くことと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項31】
請求項30に記載の方法であって、さらに、取り外された前記中心合わせディスクを清浄化し、新しい交換用の芯を、前記ディスクに再取り付けすることを含むことを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法であって、前記清浄化されたキャンドルジャーに、清浄化された中心合わせディスク、新しい交換用の芯、および、新しい交換用のワックスビーズを再装填することを含み、前記交換用のワックスビーズは、香り付きワックスビーズを含むことを特徴とする方法。
【請求項33】
持続可能なキャンドルであって、前記キャンドルは、
その使用後に、その中のいかなる残滓をも除去するように、清浄化し得るキャンドル容器と、
前記キャンドル容器に関連付けられたアンカー部材と、
前記アンカー部材に固定された、そのアンカー端と、その関連づけられない自由端を有する、細長い交換用の芯であって、前記細長い交換用の芯は、前記アンカー端のほほ上方に位置づけられ、前記交換用の芯を燃焼させるために選択的に点火される、前記交換用の芯と、
前記芯のアンカー端が、前記アンカー部材に固定されている間、前記キャンドル容器内に受け入れられる、交換用のワックス部材と、を含み、
それにより、交換用の芯およびワックス部材は、一度清浄化された、使用済みのキャンドル容器内に受け入れられ得ることを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項34】
請求項33に記載の持続可能なキャンドルであって、前記使用済みのキャンドル容器は、ガラス、セラミック、および、金属材料のうちの1つを含むことを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項35】
請求項33に記載の持続可能なキャンドルであって、前記アンカー部材は、前記キャンドル容器の底部に形成された、中心合わせ用の凹みを含むことを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項36】
請求項33に記載の持続可能なキャンドルであって、前記アンカー部材は、前記キャンドル容器内に取り外し可能に収容される中心合わせディスクを含むことを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項37】
請求項36に記載の持続可能なキャンドルであって、前記中心合わせディスクは、金属、セラミック、プラスチック、および、合金のうちの少なくとも1つを含む、耐熱性および耐火性の材料を含む本体を有し、前記本体は、前記交換用の芯の前記アンカー端を受け入れるための中央貫通孔を有すことを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項38】
請求項33に記載の持続可能なキャンドルであって、前記交換用のワックス部材は、前記キャンドル容器内に収容される、香り付きおよび無香のワックス部材のうちの1つを含み、それは、前記交換用の芯を、ほぼ真っ直ぐに立った位置に保持することを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項39】
請求項38に記載の持続可能なキャンドルであって、前記ワックス部材は香りが付けられ、ワックスビーズ、ペレット、フレーク、チャンク、または、他の形状の物体、および、それらの組み合わせのうちの、少なくとも1つを含むことを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項40】
請求項33に記載の持続可能なキャンドルであって、さらに、対応する既存のキャンドル容器に適した規模とされた量で予め充填された、パウチ内に予め包装された複数の前記ワックス部材を含むことを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項41】
請求項33に記載の持続可能なキャンドルであって、中心合わせディスクは、前記交換用の芯の前記アンカー端を受け入れるための中央貫通孔を有し、使用者による前記中心合わせディスクの操作のための少なくとも1つのハンドルを有する、金属の本体を有することを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項42】
請求項41に記載の持続可能なキャンドルであって、前記中心合わせディスクの前記本体は、ほぼ対向する前記貫通孔の側方のそれぞれにおいて、一対のハンドルを有することを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項43】
請求項33に記載の持続可能なキャンドルであって、中心合わせディスクは、前記中心合わせディスクが使用される、関連づけられるキャンドル容器の底部のサイズおよび形状と一致するサイズおよび形状とされる本体を有することを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項44】
請求項33に記載の持続可能なキャンドルであって、
中心合わせディスクは、前記交換用の芯の前記アンカー端を受け入れるための中央貫通孔を有する本体を有し、
前記本体は、前記中心合わせディスクが使用される、関連づけられるキャンドル容器の口部よりも大きい周囲を有し、
前記中心合わせディスクの本体は、柔軟で、前記キャンドル容器の口を通して配置されることを特徴とする持続可能なキャンドル。
【請求項45】
再使用可能なキャンドル容器と一緒に使用するための、持続可能なキャンドルキットであって、前記持続可能なキャンドルキットは、
その第1端と、交換用の芯を燃焼させるために選択的に点火される、その関連づけられない第2の自由端とを有する、細長い交換用の芯と、
前記キャンドル容器内に収容可能である、少なくとも1つの交換用ワックス部材であって、前記芯の第1端が、前記少なくとも1つの交換用ワックス部材内に収容される、前記少なくとも1つの交換用ワックス部材と、を含み、
これにより、交換用の芯およびワックス部材は、清浄化された以前に使用されたキャンドル容器に詰め替え可能であり、その結果、前記キャンドル容器は、廃棄される代わりに再使用され得ることを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項46】
請求項45に記載の持続可能なキャンドルキットであって、使用済みのキャンドル容器は、その使用後に、その中のいかなる残滓をも除去するために清浄化可能である、ガラス、セラミック、金属、および/または、他の材料のうちの1つを含むことを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項47】
請求項45に記載の持続可能なキャンドルキットであって、さらに、清浄化された以前に使用されたキャンドル容器に取り外し可能に収容可能なアンカー部材を含み、前記細長い交換用芯の第1端は、前記アンカー部材に固定可能な、そのアンカー端を含み、前記芯のアンカー端が、前記アンカー部材に固定されている間に、前記交換用ワックス部材が、前記キャンドル容器に収容可能であることを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項48】
請求項47に記載の持続可能なキャンドルキットであって、前記アンカー部材は、金属、セラミック、プラスチック、および、合金のうちの少なくとも1つを含む、耐熱性および耐火性の材料を含む本体を有する、中心合わせディスクを含み、前記本体は、前記交換用芯の前記アンカー端を受け入れるための中心貫通孔を有することを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項49】
請求項45に記載の持続可能なキャンドルキットであって、前記少なくとも1つの交換用ワックス部材は、前記キャンドル容器内に収容され、前記交換用の芯を、ほぼ真っ直ぐに立った位置に保持する、複数の、香り付きおよび無香のワックス部材のうちの一つのワックス部材を含むことを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項50】
請求項49に記載の持続可能なキャンドルキットであって、前記ワックス部材は香りが付けられ、ワックスビーズ、ペレット、フレーク、チャンク、または、他の形状の物体、および、それらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項51】
請求項45に記載の持続可能なキャンドルキットであって、さらに、対応する既存のキャンドル容器に適した規模とされた量で予め充填された、パウチ内に予め包装された複数の前記ワックス部材を含むことを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項52】
請求項51に記載の持続可能なキャンドルキットであって、前記交換用の芯は、前記パウチに予め包装されることを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項53】
請求項48に記載の持続可能なキャンドルキットであって、前記中心合わせディスクは、使用者による前記中心合わせディスクの操作のための、少なくとも1つのハンドルを有する金属の本体を有することを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項54】
請求項53に記載の持続可能なキャンドルキットであって、前記中心合わせディスクの前記本体は、ほぼ対向する貫通孔の側方のそれぞれにおいて、一対のハンドルを有することを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項55】
請求項48に記載の持続可能なキャンドルキットであって、前記中心合わせディスクは、前記中心合わせディスクが使用される、関連づけられるキャンドル容器の底部のサイズおよび形状と一致するサイズおよび形状とされた本体を有することを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項56】
請求項48に記載の持続可能なキャンドルキットであって、
前記本体は、前記中心合わせディスクが使用される、関連づけられるキャンドル容器の口部よりも大きい周囲を有し、
前記中心合わせディスク本体は、柔軟で、前記キャンドル容器の口部を通して配置されることを特徴とする持続可能なキャンドルキット。
【請求項57】
その再使用のために、使用済みのキャンドル容器を再生することによって、持続可能なキャンドルを提供するための方法であって、前記方法は、
残滓と前記キャンドル容器の底部との間に相対運動を生じさせることにより、使用済みのキャンドル容器を清浄化し、その中のいかなる残滓をも取り除くことと、
交換用の芯を、前記キャンドル容器に関連付けられた、耐熱インサートに関連付けることと、
前記交換用の芯の関連付けられない自由端を、前記使用済みのキャンドル容器の壁から比較的離れた、ほぼ上向きの位置に方向づけることと、
使用済みのキャンドル容器に交換用のワックス部材を配置することと、を含み、
それにより、前記使用済みのキャンドル容器内に残留する、以前の芯およびワックス部材は、交換用の芯およびワックス部材と交換され、使用済みのキャンドル容器は、廃棄される代わりに再使用され得ることを特徴とする方法。
【請求項58】
請求項57に記載の方法であって、交換用の芯を、前記キャンドル容器に関連付けられた耐熱インサートに関連付けることは、前記芯の端部を、耐熱インサートに挿通し、次に、前記インサートを、前記キャンドル容器の底部に配置することを含むことを特徴とする方法。
【請求項59】
請求項58に記載の方法であって、前記耐熱インサートは、前記キャンドル容器の底部に取り外し可能に収容される、中心合わせディスクまたは予め成形されたトレイのうちの1つを含むことを特徴とする方法。
【請求項60】
請求項59に記載の方法であって、前記予め成形されたトレイは、前記キャンドル容器の底部に適合し、その底部に着座するように予め成形された、シリコーンベースの取り外し可能なトレイを含むことを特徴とする方法。
【請求項61】
請求項60に記載の方法であって、前記取り外し可能なトレイは、使用者による前記キャンドル容器に対する前記トレイの取り外しおよび配置を容易にするために、その少なくとも1つの延長側壁部分を含むことを特徴とする方法。
【請求項62】
請求項57に記載の方法であって、
前記使用済みキャンドル容器は、キャンドルジャーを含み、
前記交換用のワックス部材は、前記キャンドルジャーに投入される、香り付きおよび無香のワックス部材のうちの1つを含み、それは、前記キャンドルジャーに投入されると、前記交換用の芯をほぼ真っ直ぐに立った位置に保持することを特徴とする方法。
【請求項63】
請求項62に記載の方法であって、
前記ワックス部材は、香りが付けられ、
前記方法は、さらに、前記交換用の芯に選択的に点火することを含み、前記芯が、前記ワックス部材の上面に向かって焼失すると、前記ワックス部材が溶融され香りを放出することを特徴とする方法。
【請求項64】
請求項63に記載の方法であって、さらに、以前の交換用の芯が実質的に焼失し、前記交換用のワックス部材が実質的に溶融されると、新しい交換用の芯を備えた再使用のために、前記インサートを取り外し、清浄化する工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項65】
請求項64に記載の方法であって、さらに、
前記清浄化されたインサートに、新しい交換用の芯を再装填することと、
前記インサートを前記キャンドルジャーに再配置することと、
前記新しい交換用芯が、ほぼ直立位置に保持される間、前記キャンドルジャーを、新しい交換用ワックスペレットで再充填することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項66】
請求項62に記載の方法であって、前記ワックス部材は、ワックスビーズ、ペレット、フレーク、チャンク、または、他の成形された物体、および、それらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする方法。
【請求項67】
請求項57に記載の方法であって、前記インサートは、前記交換用の芯の一端を受け入れるための少なくとも1つの貫通孔を有し、使用者による前記インサートの操作のための少なくとも1つのハンドルを有することを特徴とする方法。
【請求項68】
請求項57に記載の方法であって、
前記インサートは、前記交換用の芯の一端を受け入れるための、少なくとも1つの貫通孔を有し、
前記インサートは、前記キャンドル容器の口部よりも大きい周囲を有し、
前記インサートは、柔軟で、前記キャンドル容器の前記口部を通して配置されることを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
この出願は、2021年1月19日に出願され、「持続可能なキャンドル」と題される、米国仮特許出願第63/138,892号に基づき、それに対する優先権を主張する、2022年1月3日に出願され、「持続可能なキャンドルと方法」と題される、米国特許出願第17/567,367号に対する優先権を主張し、それは、あらゆる目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。
主題の分野
本開示の主題は、一般に、持続可能なキャンドルに関する。いくつかの実施形態は、より具体的には、部屋または領域などの、選択された環境に対して香りを拡散し、および/または、雰囲気に影響を与えるための、詰め替え可能な香り付き、または、無香のキャンドルのための装置/デバイス、および、対応する、および/または、関連する方法に関係し得る。
【背景技術】
【0002】
主題の背景
特定の用途では、部屋や会議スペースなどの関連する領域に、香りを付けたり(処理したり)、または雰囲気を提供したりする(香り付きか、そうでないかに拘わらず)ことに効果的であり、一方で、その反対に、何らかで、不快な経験を引き起こし得る、相互作用を制限する装置を提供することが望ましい。
【0003】
ジャーキャンドルは、選択された領域に香りを提供するか、あるいは、いくつかの例では、さらに、忌避剤などの一次処理またはコンディショニングの態様を提供するのに役立つ装置の、1つの一般的な形式である。ジャーキャンドルの従来の慣行は、廃棄物の発生に寄与し得る。例えば、各香り付きジャーキャンドルは、使用後に消費者によって廃棄され得る、ジャーと、しばしば、蓋を必要とする。第一に、ガラスを作成する製造プロセスにより、かなりのエネルギーが必要とされる。ガラスはリサイクルされ得るが、ガラスを分別してリサイクルするのに必要なエネルギーと労力は、ガラスを最初から製造するに必要なエネルギーと労力よりも大きいため、多くの地方自治体は、リサイクルのためのガラスを受け入れない。さらに、ジャーキャンドルに使用される多くのガラス製品は、しばしば、リサイクルするのに、さらにもっと困難で高価であり得る、焼きなましガラスを含む。したがって、どのような種類のガラス製品であっても、多くのガラス製品は埋め立て地に到達する。
【0004】
前述の製造と使用のサイクルは、ガラスが壊れないようにするための十分に安全な方法で、ガラスを輸送するのに必要なすべてのエネルギーと包装を考慮に入れない。また、ガラスは、比較的重く、嵩張る。最新の供給モデルは、ガラス製品を顧客または消費者に届けるために、さらなる輸送(および付随する二酸化炭素排出)を生ぜしめる、海外の製造拠点から国内の流通チェーンまでのような、かなりの輸送距離を必要とし得る。コストの観点から見ると、キャンドルのコストの重要な領域は、容器(つまり、ジャー自体)、蓋、および、輸送に関連するすべての梱包と運賃を含む。
【0005】
一部の既存の製品は、ジャーなどの容器への、その配置や移し替えを容易にするために、ワックス源を、液体、または、少なくともより柔軟な形状に溶かすために、使用者/消費者による外部熱の適用を必要とする。そのような熱、および/または、溶融製品(たとえ一時的に溶融されたものであっても)の必要とされる使用は、追加のエネルギーを必要とし、使用者への怪我の危険性を引き起こし得る。
【0006】
さまざまなタイプのキャンドル、および、他の主題が知られる。例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、および、特許文献7などの特許文献に、特許文献8、特許文献9、特許文献10などの米国特許出願明細書に、および、特許文献11などに、様々な例が開示され、そのすべての開示は、あらゆる目的のために、参照により完全に本明細書に組み込まれる。
【0007】
ジャーキャンドルのさまざまな実装が開発されているが、本開示の技術に従って以下に提示されるような所望の特性のすべてを一般的に包含する、設計および関連する実践は、出現していない。本開示の主題は、一層持続可能であり、また、消費者による使いやすさと使用者の安全性も向上させながら、コスト効率を大幅に向上および改善させる、ジャーキャンドル製品(香り付き、または、無香)をもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許第10238097号明細書
【特許文献2】米国特許第7731492号明細書
【特許文献3】米国特許第7524187号明細書
【特許文献4】米国特許第7229280号明細書
【特許文献5】米国特許第4826428号明細書
【特許文献6】米国特許第4427366号明細書
【特許文献7】米国特許第3741711号明細書
【特許文献8】米国特許出願公開第2013/0029276号明細書
【特許文献9】米国特許出願公開第2003/0162142号明細書
【特許文献10】米国特許出願公開第2002/0090585号明細書
【特許文献11】韓国公開特許第2007-0013523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
主題の概要
従来技術において遭遇され、本開示の主題によって対処される、認識された態様を考慮して、改善された装置/デバイス、および、それに対応する、および/または、関連する方法が、芳香の拡散と併せた改善された実施のために、提供されている。より具体的には、本開示の主題は、使用済みのキャンドルジャー(または他の形態の容器)を再生することに関し、その結果、その消耗した、および/または、消費された、芯および/またはワックス構成要素は、交換用の芯およびワックスと交換され、その結果、キャンドルジャーは、捨てられることに代えて、再使用され得る。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の例示的な一実施形態は、付属の中心合わせディスクなどの構成要素に、芯の端を挿通し、次いで、空のジャーにディスクを配置することによる、交換用芯およびワックスビーズを備えた、再使用のために適合された、香り付き、または、無香のジャーキャンドル装置に関する。香り付きか無香かにかかわらず、主題のキャンドルは、いくつかの例では、空間の雰囲気を高めることと併せて使用され得る。交換用の芯は、交換用の香り付き(または、無香の)ワックスビーズが、ジャーに投入される間、物理的に、少なくともほぼ真っ直ぐに保持され得る。一度配置されると、ビーズは、芯を、中心の位置に保持し続ける。芯の燃焼は、進むにつれて、ワックスを溶かす(消費する)。底部片全体は、ワックスおよび/または芯が使い果たされた後、または、ジャーと別途生成される残滓の間の別の相対運動の後、持ち上げられ、再使用のために、交換、および/または、清浄化され、これは、別の再生サイクルに備えて、ジャーの底部の全ての残留ワックスを除去する。中心合わせディスクまたは装置は、キャンドル容器の底部と残留ワックスとの間の相対運動の生成によって回収され、キャンドル容器および中心合わせディスクから、残留ワックス、芯、および/または、他の残滓の除去を容易し、キャンドル容器および中心合わせディスクは、再使用され得る。
【0011】
さらに別の例示的な実施形態では、使用済みキャンドルを再生するための、本開示の技術および主題は、同じガラス片(または他の材料の容器)が、消費者によって、潜在的に数百回、再使用されることを可能にする。
【0012】
いくつかの例では、本開示の例示的な実施形態は、リサイクル可能な紙パウチに包装され得る、芳香付きワックスのビーズ、ペレット、および/または、フレーク、または、他の形状(塊を含む)の芳香付き(または、無香の)ワックスを利用し得る。パウチには、きれいな、および/または、最良の燃焼を確実にするために、対応する既存のジャー、および/または、特定のワックス配合物、および/または、香り、および/または、色に適したサイズの芯が含まれ得るであろう。同様に、対応するパウチ内のビーズの量は、特定の対応するジャー製品の、一回の詰め替え使用に合わせたサイズとされ得る。いくつかの例では、主題のパウチは、複数の対応するジャー製品、または、所与の容器の複数回の再使用に十分な材料を保持し得る。
【0013】
本開示の例示的な一実施形態は、持続可能なキャンドルに関し、キャンドルは、その中のすべての残滓を除去するために、その使用後に清浄化可能なキャンドル容器と、そのようなキャンドル容器に関連するアンカリング構成要素と、そのようなアンカリング構成要素に固定される、そのアンカー端を有し、一般にそのようなアンカー端の上方に配置され、交換用の芯を燃やすために選択的に点火される、その関連しない自由端を有する、細長い交換用の芯と、そのような芯のアンカー端がそのようなアンカリング構成要素に固定される間に、そのようなキャンドル容器に収容される、交換用のワックス部材を含み、交換用の芯およびワックス部材は、一度清浄化された使用済みのキャンドル容器内に収容され得る。
【0014】
本開示の別の例示的な実施形態は、再使用可能なキャンドル容器とともに使用するための持続可能なキャンドルキットに関し、キャンドルキットは、細長い交換用の芯であって、その第1端と、交換用の芯を燃焼させるために選択的に点火させられる、その関連しない自由な第2端とを有する芯と、そのようなキャンドル容器に収容可能であり、そのような芯の第1端が、少なくとも1つの交換用ワックス部材内に収容される、少なくとも1つの交換用ワックス部材とを含み、交換用の芯およびワックス部材は、清浄化された、以前に使用済みのキャンドル容器に詰め替え可能であり、その結果、キャンドル容器は、捨てられることに代えて再使用され得る。
【0015】
本開示の主題は、装置/デバイス、ならびに、対応する、および/または、関連する方法の両方に関する。同様に、本開示の主題は、そのような代替物が、本出願のそれぞれの文章で表現されているかどうかに関係なく、香り付き、または、無香のキャンドルに等しく関連する。
【0016】
本開示の主題の例示的な一実施形態は、その再使用のために、使用済みのキャンドル容器を再生することによる、持続可能なキャンドルを提供する方法に関し、方法は、使用済みのキャンドル容器を清浄化して、その中の全ての残滓を除去することと、交換用芯の一端を、キャンドル容器に関連するアンカリング構成要素に関連付けることと、交換用芯の関連しない自由端を、使用済みのキャンドル容器の壁から比較的に離れた、ほぼ上向きの位置に方向づけることと、使用済みのキャンドル容器に交換用のワックス部材を配置することを含み、使用済みのキャンドル容器内の残留する以前の芯およびワックス構成要素は、交換用の芯およびワックス構成要素に交換され、使用済みのキャンドル容器は、捨てられる代わりに再使用され得る。
【0017】
本開示のさらに別の例示的な方法は、使用済みのキャンドルジャーを再生するための詰め替え可能なキャンドルジャーを使用し、その消耗した芯およびワックス構成要素は、交換用の芯およびワックスと交換され、キャンドルジャージャーは、廃棄される代わりに再使用され得る方法に関し、方法は、芯の一端をアンカー構成要素に挿通することにより、交換用の芯およびワックスビーズを、清浄化されたキャンドルジャーに合わせることと、次に、アンカー構成要素を、空のジャーに配置することと、交換用の芯を、物理的に真っ直ぐに保持しながら、交換用のワックスビーズをジャーに導入し、ビーズが、芯を、指定された位置に保持し続けることを含む。
【0018】
本開示の主題の追加の目的および利点は、本明細書の詳細な説明に説明されるか、または、それから当業者に明らかになるであろう。また、これに関して、具体的に、図示され、参照され、説明された、特徴、要素、および、工程に対する、修正および変形は、主題の精神および範囲から逸脱することなく、本開示の主題のさまざまな実施形態および使用において実施され得ることが、さらに理解されるべきである。変形は、これらに限定されないが、図示され、参照され、または、説明されたものに対する、同等の手段、特徴、または、工程の置換、および、様々な部品、特徴、工程などの、機能、動作、または、位置の逆転を含み得る。
【0019】
さらに、本開示の主題の異なる実施形態、ならびに、現時点で好ましい異なる実施形態は、本開示の特徴、工程、または、要素、または、それらの等価物の様々な組み合わせ、または、構成(図に明示的に示されていない、または、そのような図の詳細な説明に記載されていない、特徴、部分、または、工程の組み合わせ、または、その構成を含む)を含み得ることが理解されるべきである。本開示の主題の追加の実施形態は、必ずしも、概要のセクションで表現されるわけではないが、上記の概要の対象で参照された、特徴、構成要素、または工程の態様、および/または、本出願で別途説明される、他の特徴、構成要素、または、工程の様々な組み合わせを含み得、また、組み込み得る。本開示の主題の追加の実施形態は、また、本開示のさまざまな図面に示される特徴、および/または、そのような図に表される例示的な特徴を超える特徴の、異なる組み合わせを含み得る。当業者は、本明細書の残りの部分を検討することにより、そのような実施形態の特徴および態様、および、その他をより良く理解するであろう。
【0020】
当業者に向けられた、本開示の主題の最良の形態を含む、本開示の主題の完全かつ実現可能な開示は、添付の図面を参照して本明細書で説明される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1A】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の1つの例示的な実施形態の、1つの例示的な構成要素の概略の等角図である。
【
図1B】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の1つの例示的な実施形態の、1つの例示的な構成要素の概略の上面斜視図である。
【
図1C】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図1D】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図2A】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の底面斜視図である。
【
図2B】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図2C】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図2D】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図2E】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図2F】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の底面斜視図である。
【
図2G】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図2H】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図2I】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図2J】本開示の主題に従って使用するための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の上面斜視図である。
【
図3A】ジャーキャンドル用の例示的な再使用可能なジャーに収容される、様々な本開示の例示的な構成要素の概略の上方斜視図である。
【
図3B】その例示的な実施形態に関連する、本開示の主題の
図1Aおよび
図1Bによって、また、部分的に表される、例示的な構成要素の概略の上面斜視図である。
【
図3C】その例示的な実施形態に関連する、本開示の主題の
図1Aおよび
図1Bによって、また、部分的に表される、例示的な構成要素の概略の底面斜視図である。
【
図3D】その例示的な実施形態に関連する、本開示の主題の
図1Cおよび
図1Dによって、また、部分的に表される、例示的な構成要素の概略の側面斜視図である。
【
図3E】その例示的な実施形態に関連する、本開示の主題の
図1Cおよび
図1Dによって、また、部分的に表される、例示的な構成要素の概略の上面斜視図である。
【
図4A】ジャーキャンドル用の例示的な再使用可能なジャーに収容される、
図3Bおよび
図3Cによって、また、部分的に表される、様々な本開示の例示的な構成要素を表す、概略の上面部分斜視図である。
【
図4B】ジャーキャンドル用の例示的な再使用可能なジャーに収容される、
図3Dおよび
図3Eによって、また、部分的に表される、様々な本開示の例示的な構成要素を表す、概略の上面部分斜視図である。
【
図4C】本開示の主題に従って使用するための、パウチの例示的な実施形態(閉じた状態)の概略の正面斜視図である。
【
図4D】本開示の主題に従って使用するための、パウチの例示的な実施形態(開いた状態)の、概略の上面斜視図であり、そのようなパウチ内に収容される例示的な構成要素を表す図である。
【
図5】ジャーキャンドル用の例示的な再使用可能なジャーに収容される、様々な本開示の例示的な構成要素の上面斜視図である。
【
図6】そのリサイクル態様を含む、本開示の主題に従った、方法の1つの例示的な実施形態の代表的なフローチャート(連続/ループ形式)の図である。
【
図7】その回収態様を含む、本開示の主題に従った、方法の1つの例示的な実施形態の代表的なフローチャート(線形形式)の図である。
【
図8】その再装填態様を含む、本開示の主題に従った、方法の1つの例示的な実施形態の代表的なフローチャート(線形形式)の図である。
【
図9A】その様々な工程での例示的な図説イラストを含む、本開示の主題に従った、方法の例示的な実施形態の、別の代表的なフローチャート(連続/ループ形式)の図である。
【
図9B】
図9Aの適用例の「清掃」工程での処理の準備が整った、本開示の主題の例示的な実施形態の、概略の上面斜視図である。
【
図9C】
図9Aの適用例の「燃焼」工程での処理の準備が整った、本開示の主題の例示的な実施形態の、概略の上面斜視図である。
【
図10A】本開示の主題のクリーンアウトトレイまたはインサートの例示的な実施形態の概略の側面および上面斜視図である。
【
図10B】
図10Aに示される本開示の主題のクリーンアウトトレイまたはインサートの例示的な実施形態の概略の側面および上面斜視図であり、さらに、本開示の交換用芯および関連特徴と組み合わされた図である。
【
図10C】本開示の主題のクリーンアウトトレイまたはインサートのさらなる例示的な実施形態の概略の側面および下面斜視図であり、本例示の
図10Bと同様に、さらに、本開示の交換用の芯および関連する特徴と組み合わされた図である。
【
図10D】本例示の
図10Cのような、本開示の主題のクリーンアウトトレイまたはインサートの、さらなる例示的実施形態の、概略の上面および部分側面斜視図であり、本例示の
図10Cのような、本開示の交換用の芯および関連特徴と組み合わされた図である。
【
図10E】本例示の
図10Cのような、本開示の主題のクリーンアウトトレイまたはインサートの、さらなる例示的な実施形態の、概略の底面および部分側面斜視図であり、本例示の
図10Cのような、本開示の交換用の芯および関連特徴と組み合わされた図である。
【
図10F】本図の
図10Bの例示的な主題の、概略の上面および側面斜視図であり、さらに、それを収容する代表的なキャンドルジャーまたは容器と組み合わされた図である。
【
図10G】本図の
図10Cの例示的な主題の、概略の上面および側面斜視図であり、さらに、それを収容する代表的なキャンドルジャーまたは容器と組み合わされた図である。
【
図10H】
図10Fに示される代表的なキャンドルジャーまたは容器から使用者によって取り出される、本図の
図10Bの例示的な主題の、概略の側面および部分上面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本明細書および添付の図面の全体を通じての、参照文字の繰り返し使用は、本開示の主題の、同一または類似の特徴、要素、または、工程を表すことを意図される。
好ましい実施形態の詳細な説明
主題の概要のセクションで説明されたように、本開示の主題は、一般に、芳香用の持続可能なキャンドルに関連する、装置および方法に関し、より具体的には、部屋や領域などの周囲環境に所望の香りを拡散させるための、詰め替え可能な香り付きキャンドル用の装置/デバイス、および、対応する、および/または、関連する方法に関する。
【0023】
本開示の技術の態様の選択された組み合わせは、本開示の主題の複数の異なる実施形態に対応する。本明細書で提示され、説明される、例示的な実施形態のそれぞれは、本開示の主題の限定を仄めかすべきものでないことが留意されるべきである。一実施形態の一部として、図示され、または、説明された、特徴または工程は、さらに別の実施形態を得るために、1つまたは複数の他の実施形態の態様と組み合わせて使用され得る。さらに、特定の態様は、同じまたは類似の、1つまたは複数の機能を実行する、明示的に言及されていない、同様のデバイスまたは態様と交換され得る。
【0024】
ここで、主題の装置、および、関係する、および/または、関係する方法の、好ましい本開示の例示的な実施形態に対して、参照が、詳細になされるであろう。
【0025】
図1Aおよび
図1Bは、本開示の主題による使用のための、持続可能なキャンドル製品の例示的な一実施形態の、全体を10で示す例示的な構成要素の、それぞれ、概略の等角図および概略の上面斜視図を示す。そのような例示的な構成要素10は、全体を12で示す本体と、全体を14で示す、中央の貫通開口または孔を有する、中心合わせディスクを含み得る。一対のハンドル16および18は、貫通孔14のそれぞれの対向する側方に設けられ得る。特に
図1Bに示されるように、それぞれの例示的なハンドルは、それぞれ、ディスク本体12の複数の位置20および22で、ディスク本体12に、または、ディスク本体12を貫いて結合し得る。
【0026】
図1Aおよび
図1B(および本開示による他の箇所)の表現は、厚紙で作られたような現寸模型の本体12を示す。実際の実施形態では、金属本体12(または、セラミック、ある種のプラスチック、または、合金などの他の耐熱/耐火材料)が、利用され得る。同様に、例示的なハンドル16および18(使用される場合)は、好ましくは、耐熱性/耐火性であり、ディスク本体12に接合または一体化され得る。さらに、そのようなハンドルは、ゼロまたはそれ以上のような、任意の数を含み得、本体12の周りの異なる位置に配置され得る。本明細書で別途説明されるように、貫通孔14のほぼ対向する側方に、少なくとも2つのハンドル部材を有することは、本体12の操作に有利である。同時に、ハンドル自体を有しない代替構成が利用され得、それにもかかわらず、本体12は、本明細書で別途説明されるように、キャンドル容器の底部と残留するワックスとの間に相対運動を生じさせるように操作されて、そのような残留するワックス、および/または、キャンドルジャーまたは同様のものからの他の残滓の除去を容易にするように適合させられる。
【0027】
図1Cおよび
図1Dは、本開示の主題による使用のための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、別の例示的な実施形態の、概略の上面斜視図を示す、例示的な代替配置を示す。
【0028】
特に、
図1Cおよび
図1Dの表現は、実施され得る金属の本体13(セラミック、ある種のプラスチック、または、合金などの、他の耐熱/耐火材料であり得る)を示す。同様に、例示的なハンドル17および19(使用される場合)は、好ましくは耐熱性/耐火性であり、ディスク本体13に接合または一体化され得る。一対のハンドル17、19は、貫通孔15の、それぞれの対向側方に設けられ得る。特に、
図1Dに示されるように、それぞれの例示的なハンドル17/19は、それぞれ、その複数の位置21および23で、ディスク本体13に、または、ディスク本体13を貫いて結合し得る。
【0029】
さらに、前述の実施形態と同様に、そのようなハンドルは、ゼロまたはそれ以上のような任意の数を含み得、本体13の周りの異なる位置に配置され得る。本明細書で別途説明されるように、貫通孔15のほぼ対向する側方に、少なくとも2つのハンドル部材を有することは、本体13の操作に有利である。同時に、ハンドル自体を有しない代替構成が利用され得、それにもかかわらず、本体13は、本明細書で別途説明されるように、キャンドル容器の底部と残留するワックスとの間に相対運動を生じさせるように、必要に応じて操作されて、そのような残留するワックス、および/または、キャンドルジャーまたは同様のものからの他の残滓の除去を容易にするように適合させられる。
【0030】
図2A-
図2Eは、本開示の主題による使用のための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の斜視図を示す。特に、
図2Aは、そのような例示的な主題の概略の底面斜視図を示し、一方、
図2Bから
図2Eは、その様々な上面斜視図を示す。
【0031】
図2Fから
図2Jは、本開示の主題による使用のための、持続可能なキャンドル製品の例示的な実施形態の例示的な構成要素の、さらに別の例示的な実施形態の概略の斜視図を示す。特に、
図2Fは、そのような例示的な主題の概略の底面斜視図を示し、
図2Gから
図2Jは、その様々な上面斜視図を示す。
【0032】
図1Cおよび
図1Dは、例えば、利用され得る、別のハンドル構成を示す、代替の態様を示すが、
図2Aから
図2Jは、異なる種類または形状のハンドル、ならびに、異なる数のハンドルが、利用され得ることを様々に表わす。全体を13で示す、代表的な中心合わせ、および、清浄化ディスクのそれぞれは、なお、代表的な中心孔または開口15を設けられ得る。
図2Aから
図2Eに示されるように、一対の個別の突起またはハンドル25および27は、中心孔15の周りの様々な位置に設けられ得る。図示される例示的な単一のそれぞれのハンドル25および27は、関連付けられるジャーまたは容器の底部に関係するディスク12の移動に対する、改善された機械的梃子作用のために、中心孔15のほぼ対向する側方に存在し得る。同時に、互いから等距離にない配置、または開口15から等距離にない配置を含む他の配置が、本開示の主題に従って利用され得る。
【0033】
そのような例示的なハンドル25および27に加えて、
図2Fから
図2Jは、設けられ得る追加のハンドル25’および27’のセットを示す。
図2Fから
図2Jの代表的な例示的な追加のハンドルセット25’および27’のイメージは、それらが任意に含まれ得、それらがディスク13の上向きの表面(
図2Gから
図2J)に、様々に配置され得ることを表すために、点線で示される。さらに、ディスク13は、様々な材料で形成され得、鋳造アルミニウムは、たったの一例である。図示されるように、そのようなハンドル25および27、ならびに、ハンドル25’および27’は、冶金タイプのプロセス(はんだ付け、溶接、ろう付け、または、現在または後に知られる他のプロセス)、または、接着などの他の形式のプロセスなどによって、ディスク13に様々に取り付けられ得る。そのような代替の取り付け技術のすべて、ハンドルの数(より多い、または、より少ない)、ハンドルの形状(単一または複数の部品)、および、ハンドルの配置(等距離かどうか)は、本開示の精神および範囲内に入ることを意図される。
【0034】
本開示の主題の別の態様は、関連付けられる容器から、過剰の、または、残留するワックスの除去を容易にするための、ディスク13の能力および機能に関する。使用後にそのような残留ワックスを冷却することは、使用のサイクルの一部であり得るが(例えば、
図7の工程46を含む、本明細書の他の説明を参照)、そのような冷却は、自然に起こるように(すなわち、存在する環境への曝露により)されること、または、加速され得ること(冷蔵庫または冷凍庫の使用などにより)が理解されるべきである。加速されると、環境相互作用(金属部品を介した熱伝導など)が、残留ワックスに亀裂を生じさせ得、それは、ワックスの緩みや除去を容易にするので、複数のハンドル要素を備えることが特に有用である。一般に、そのような冷凍割れの態様は、ハンドルまたはそれぞれのハンドル要素のより多い数によって、比較的に改善され得る。また、本明細書での完全な開示から、より一般的に言えば、本開示の主題に従った、ワックスのそのような緩みおよび容易な除去に寄与するのは、ディスクと容器の底部との間の相対運動(および、範囲が大きいか小さいか)であることが、また、理解されるべきである。
【0035】
図3Aは、ジャーキャンドル用の、全体を24で示す、例示的な再使用可能なジャー内に収容される、本開示の様々な構成要素の概略の上面斜視図を示す。代表的な例示的な奉納スタイルのキャンドルジャー24が示されるが、他の形状およびサイズも、利用され得る。本明細書での完全な開示から当業者によって理解されるように、中心合わせディスク10の本体12のサイズおよび形状は、好ましくは、関連付けられる(または適合させられる)ジャー24の底部に適合させられる。例えば、奉納スタイルのジャー24が使用される場合には、本体12は、いくつかの例では、丸いものであり得る。ジャーの底部が他の形状(長方形または楕円形など)である場合、本体12は、形状およびサイズの両方に関して、それに適合されられ得る。
【0036】
図3Aは、さらに、全体を28で示すアンカーピースと関連付けられ、例示的なジャー24内に収容される、全体を26で示す交換用の芯を示す。
図3Aは、ジャー24の本体の中心などの所望の位置を示す。そのようなアンカーピース28を、それに関連する芯26と関連付けるために、様々な技術が利用され得る。最も単純な形態では、アンカー28は、単純に、芯26の端部が通過する孔を有し、その後、結び目などが、芯26のその端部に結ばれ、それは、アンカーを通して引き戻され得ない。芯26のそのような端部を固定するための他の任意の機構(例えば、クリップを使用するか、芯の周囲にアンカーを圧着するなど)が、本開示の主題に従って利用され得る。
【0037】
さらに、いくつかの例では、二つ以上の芯が、再生されたキャンドルと共に利用され得る。そのような例では、本開示の主題の「中心合わせ」ディスクは、より一般的には、「位置決め」ディスクとして利用され、芯は、きれいな燃焼と安全性(ジャーの側壁および隣接する芯からの分離を確立するという点で)のために、適切に位置決めされる。
【0038】
参照された複数芯の代替品に加えて、ジャー24は、ガラスで作られる必要はなく、加熱された環境の部分に隣接して、または、その部分の中で使用できる他の材料(セラミックまたは金属または同様のもの)で製造され得る。これは、本発明の主題の利用者(適切な状況下で)が、セラミック製マグカップなどの代替品および/または再使用される物体を、潜在的に使用し得ることを意味する。本明細書による完全な開示から当業者によって理解されるように、ディスク本体12のサイズおよび形状は、好ましくは、それが、最も効果的な利用のために使用される容器に適切に適合するように、選択および/または制御されるべきである。
【0039】
図3Bおよび
図3Cは、それぞれ、その例示的な実施形態に関連する、本開示の主題の代表的な構成要素の、概略の上面斜視図および底面斜視図を示す。特に、代表的な交換用の芯26は、芯26のアンカー28が、ディスク本体12の底部に位置づけられる点まで、ディスク本体12の中心孔14に挿通された状態で示される(
図3Cを参照)。一般的に言えば、ハンドル16および18は、ジャー24の使用中に、(重力に対して)上向きであるように意図された、ディスク本体12の側面から突出し(
図3Bを参照)、そのため、ディスク本体12の反対側は、その底側を構成する。
図3Bおよび
図3Cの実例は、また、仮の材料から作られたプロトタイプを用いて示され、それらは完全な円形ではない。中心合わせディスクが、丸いジャー24と共に使用される場合、当業者によって理解されるように、ディスク本体12は、また、適合するように丸くされるであろう。本開示の主題は、
図3Cで表されるように、使用者によって、手動で扱われることを意図される。
図3Cによってさらに表されるように、アンカー28に関連付けられた芯26の端部は(使用時)、芯がアンカーを通って引き出されるのを防ぐために、芯26に取り付けられるか圧着される、維持装置30または他の要素を含み得る。いくつかの例では、維持装置30は、省略され得、現在知られている、または、後に適合させられる、他の任意の形態のアタッチメントが、芯26の位置決めに使用され得る。
【0040】
さらに、本明細書での完全な開示から、そのようなアンカー28および/またはディスク12(または他の同様の要素)は、いくつかの例では、再使用可能ではなく、使い捨てまたはリサイクル可能であり得ることが、また、理解されるべきである。また、全体として12で示す本体(または、いくつかの例では、ディスク)は、いくつかの例では、省略され、代わりに、アンカー28(使用される場合)が、使い尽くされたキャンドル容器を清浄化するのを助けるために、直接、使用され得る。いくつかのそのような例では、アンカー(使用される場合)は、キャンドル容器の底部に対する操作のための、1つまたは複数のハンドルまたは他の機構が備えられ得る。言い換えれば、キャンドル容器の底部と残留するワックスとの間に、再び相対的な動きが生成され、そのような残留するワックスおよび/または他の残滓の除去を容易にする。すなわち、使用済みのキャンドル容器を清浄化して、その中のあらゆる残滓を除去することは、残滓とキャンドル容器の底部との間に相対運動を生じさせることを含む。
【0041】
図3Dおよび
図3Eは、それぞれ、その例示的な実施形態に関連する、本開示の主題の
図1Cおよび
図1Dによって、また、部分的に表される、例示的な構成要素の概略の側面および上面斜視図を示す。特に、代表的な交換用の芯26は、芯26のアンカー28がディスク本体13の底部に位置づけられる点まで、ディスク本体13の中心孔15に挿通された状態で示される(
図3Dを参照)。一般的に言えば、ハンドル17および19は、ジャー24の使用中に(重力に対して)上向きであるように意図された、ディスク本体13の側面から突出し(
図3Eを参照)、そのため、ディスク本体13の反対側面が、その底側を構成する。中心合わせディスクが、丸いジャー24と共に使用される場合、当業者によって理解されるように、ディスク本体13は、好ましくは、また、適合するように丸くされるであろう。本開示の主題は、
図3Dおよび
図3Eによって表されるように、使用者によって手動で扱われることを意図される。
【0042】
本開示の、例示的な中心合わせディスクの主題は、複数の目的に役立つ。
図4Aは、ジャーキャンドル用の例示的な再使用可能なジャー24内に収容される、様々な例示的な本開示の構成要素を表す、概略の上面部分斜視図を示す。特に、円形ディスク本体12は、ジャー24の、適合するサイズおよび円形の底部に収容され、その例示的なハンドル16および18は、上方に面し、芯26は、上方に向く。ジャーキャンドルの重大なリスクは、中心から外れた(または、悪く配置された)芯からの発火に対する可能性から到来する。芯が中心から外れる(または、悪く配置される)場合、炎が、ガラス(またはセラミック)に接触、または、近接するに至り、ガラス/容器が割れる可能性があり、溶けたワックスや燃焼からの物的損害はもちろんのこと、火災や、ガラスの破片からの消費者の障害の可能性を引き起こす。
【0043】
従来の充填キャンドルの製造作業では、キャンドル製造者は、しばしば、溶けたワックスが固まる前に、芯が中心からずれた位置に「浮動する」のを避けるために、芯を中心に置いて所定の場所に接着するための自動装置を使用して、芯が、中心に置かれ、ジャーの底部に固定されることを確実にするための制御を導入し得る。あるいは、一部のキャンドル製造作業は、芯固定システムの底部に貼り付けられ得る両面テープ/接着剤タブを使用し得る芯に依存し、芯が、手で置かれ、容器の中心に「接着される」ことを可能にする。本開示の主題によれば、中心合わせディスク本体12のサイズおよび形状は、そのそれぞれが、意図される使用に応じて、関連付けられるキャンドルジャー24の内側の円周にほぼ等しい、様々な形状に設計され得、それにより、ジャーの底部に置かれるとき、常に中心に位置づけられる。詰め替えワックスと芯の製造業者および/または販売業者は、もはや、キャンドルジャー内での芯の中心位置づけ(位置決め)を制御しないであろうから、消費者の安全責任の理由から、消費者が、再使用のためのジャーの調製中に、再使用可能なジャーの所定の位置に芯を効果的に固定することを可能にする、「フールプルーフ」方法(中心位置づけ/位置決めディスクによって提供される)が存在することが非常に重要である。単一の芯の配置の場合、そのような決定された位置は、通常、再使用可能なジャーの中心となるであろう。本明細書で別途説明されるように、いくつかの実施形態では、中心以外の位置が実施され得る。
【0044】
ディスク本体12は、その中心に、孔14を有するので、芯は、その孔に挿通され、これは、芯が、常に、ジャーの底部の中心に位置づけられることを確実にし、芯を中央に保つための、いかなる種類の接着剤をも必要としない。ジャーは、各使用の後に、芯が再配置される(そして、また詰め替えされる)ので、芯が、ジャーの底部に接着させられる必要がないこと(本開示の主題により)は、有利であり、そうでなければ、残留する芯と、そのアンカーの除去は、非常に難しいであろう。いくつかの実施形態では、磁石または何らかの他の種類のクリップ機構を介して、芯アンカーをディスクに固定することが望ましく、その結果、両方が容易に一緒に取り出されるであろう。
【0045】
2つの(好ましくは、金属または同様の材料の)例示的なハンドル16および18(使用時)は、中心に芯26を備えた状態で、孔14の両側方で、ディスク本体12の上部から上方に突出し得る(
図4Aを参照)。いかなるジャーキャンドルでも、企図される再使用を妨げる部分は、次の使用のために、新しい芯を挿入して容器を詰め替えする前に、ジャーの底部内に残留するワックス残留物を清浄化することであり得る。ディスク本体12上の例示的なハンドル16および18は、消費者が、ディスクをねじり、それを保持することによって、キャンドル容器の底部と残留するワックスとの間の相対運動を容易に生じさせ、本体12の上部に残留しているワックスと一緒に、ディスク本体12、アンカー28、および、いかなる残留する芯26をも取り除き、残留物のすべてを手動でジャー24から取り除くことを可能にする。したがって、本開示の主題によって、簡単な清浄化が促進される。
【0046】
ディスクが、ジャー/容器から取り外されると、いかなる残留ワックスも、ディスク本体12から容易に除去される。すべて、本開示の主題に従って、新しい(交換用)芯26の自由端が、ディスク本体12の中心孔14を通して挿入され、その後、それは、容器(ジャー24)内に配置され、容器は、ワックスビーズ(またはペレットなど)を再充填される。別途指示されない限り、本明細書における「ビーズ」という用語は、交換ワックスのあらゆる可能な状態、形状、または、体裁を、広く一般的に言及することを意図される。
【0047】
図4Bは、ジャーキャンドル用の例示的な再使用可能なジャーに収容された、
図3Dおよび
図3Eによって部分的に表された、様々な本開示の例示的な構成要素を表す、概略の上面部分斜視図を示す。2つの(好ましくは、金属または同様の材料の)例示的なハンドル17および19(使用される場合)は、中心に芯26を備えた、孔15の対向側方で、ディスク本体13の上部から上方に突出し得る。いかなるジャーキャンドルでも、企図される再使用を妨げる部分は、次の使用のために、新しい芯を挿入して容器を再充填する前に、ジャーの底部内に残留するワックス残留物を清浄化することであり得る。ディスク本体13上の例示的なハンドル17および19は、消費者が、ディスクをひねり、それを保持して、キャンドル容器の底部と残留ワックスとの間に相対運動を容易に生じさせ、本体12の上部の全ての残留ワックスと一緒に、ディスク本体12、アンカー28、および、残留する芯26を、取り除き、残留ワックスのすべてを手動でジャー24から取り除くことを可能にする。したがって、本開示の主題によって、簡単な清掃化が容易にされる。
【0048】
図4Cは、本開示の主題に従った使用のための、パウチ32の例示的な実施形態(閉じた状態)の概略の正面斜視図を示す。当業者に理解されるように、消費者によって手動でピリッと開けられ得るか、または、ハサミの使用による切断などで取り外され/開封され得る上部を提供する、パウチ設計が使用され得る。
【0049】
図4Dは、本開示の主題に従った使用のための、パウチ32の例示的な実施形態(開いた状態)の概略の上面斜視図を示し、そのようなパウチ内に収容される例示的な構成要素を表す。図示されるように、パウチ32は、アンカー28または同様のものと共に、交換用の芯26を保持し得る。芯26およびアンカー28は、パウチ32内に固定されずに存在し、使用者によって取り外され得、その後、ワックス部材33(細断されたフレグランスワックスまたは何らかの他の形状の同様の要素など)が、本開示の方法で使用され得る。
【0050】
図5は、ジャーキャンドル用の例示的な再使用可能なジャー24内に収容される、様々な本開示の例示的な構成要素の上面斜視図を示す。
図6は、本開示の主題による例示的な方法の一実施形態の代表的なフローチャートである。
【0051】
本開示の主題は、集合的に、同じガラス片/容器(例えば、ジャー24)が、消費者によって、潜在的に数百回(またはそれ以上)再使用されることを可能にする技術を含み得る。例えば、消費者は、代表的な工程36ごとに、ジャー24に空けられ得る芳香ワックスビーズまたはペレット(または他の小さな要素)34の、全体を32で示すパッケージまたはパウチ32を入手し得る(
図5を参照)。いくつかの実施形態では、そのようなパッケージは、リサイクル可能な紙パウチ32を含み得る。全体を34で示すワックスビーズまたはペレットまたは細断材料の量は、特定のジャー24での使用に適合させられ得、消費者は、完全に空のジャーでの開始後に計量する必要がない。他の例では、そのようなパウチは、多くの異なる構成(袋または固定壁容器など)で構成され得、紙に加えて、布またはボール紙などのさまざまな材料で作製され得る。さらに他の材料、例えば、蓋付きのガラス容器、金属(例えば、アルミニウム)、プラスチック、または、他の材料など、さらに他の材料が、利用され得るであろう。
【0052】
代表的な例示的なパウチ(または容器)32は、また、きれいな燃焼を確実にするために、各フレグランス、および/または、ワックス配合物、および/または、染料の色に対して適切なサイズとされ、対応するジャー24に対し適切な長さの、取り付けられたアンカーピース28または同様のもの(
図4Dを参照)を備えた、芯26を含み得る。したがって、代表的なビーズ34の例示的なパウチ32は、特定のジャー24での1回の使用を意図されるであろう。
【0053】
本開示は、本明細書での完全な開示から当業者に理解されるように、前述のものの多くの変形を包含する。例えば、パウチまたは容器32は、単回のジャーの使用に対応する代わりに、一定回数のジャーの再使用に十分なワックス内容物を保持するような大きさにされ得る。そのような場合、「単回ジャー」容量のワックス構成要素が含まれる場合に、通常パウチに付属するであろう、単回の芯構成要素の代わりに、対応する数の芯構成要素が、パウチに含められ得るであろう。いくつかの例では、芯およびワックス構成要素(またはそれらの混合物)は、一緒に包装されるのではなく、完全に別々に調達および/または販売され得る。
【0054】
そのような本開示の主題によれば、いくつかの実施形態に対して、消費者は、開始のジャーと、ビーズ34などのワックス材料、または、他の形状の材料を保持する、パウチまたは容器を購入し得るであろう。開始のジャーは、芯の中心合わせ/位置決め、および/または、芯端部片とアンカー要素28の容易な除去を容易にするための、キャンドル容器の底部と残留ワックスとの間の相対運動の生成に使用され、キャンドルが完全に燃え尽きた後に、残留ワックス残留物を除去するために使用される、中心合わせディスク本体12(または他の装置)を含み得るであろう。
【0055】
図6は、そのリサイクル態様を含む、本開示の主題に従った方法の一例示的実施形態の代表的なフローチャート(連続形式)である。特に、再使用工程38には、回収工程40、および、その後の再装填工程42が続き、これらのすべては、集合的に(かつ順序通りに)キャンドルのリサイクルを構成する。キャンドルが、いつでも再使用できるようになると(工程38)、消費者は、キャンドルの使用とその消耗部分の消費後の再使用の準備の両方について、
図7および
図8に概説される方法を実践する準備が整う。
【0056】
図7は、その回収態様(
図6の工程40)を含む、本開示の主題による方法の一例示的実施形態の代表的なフローチャート(線形形式)である。
図7のフローチャートは、本開示の主題の一実施形態の例示的な工程を列挙し、(工程44)その芯に火をつけることにより、ろうそくを使用する工程、(工程46)キャンドルの芯が完全に燃焼し、炎が消えたら、残留するワックスが冷えて固まることを可能にする工程、(工程48)キャンドル容器の底部と残留ワックスとの間に相対運動を生じさせるように中心合わせディスクを操作し(例えば、いくつかの例では、回転させ)、そのような残留するワックスおよび/または他の残滓の除去を容易にし、残留ワックスがジャーから離脱することをもたらす工程、(工程50)中心合わせディスクと芯アンカーをジャーから取り外す工程と、そして、(工程52)中心合わせディスクからワックス残留物および他の残滓を一掃する工程を含む。
図7の回収工程が完了すると、ジャー(または、他の以前に使用した容器)は、新しいワックスと芯を再装填される準備が整う(
図8)。
【0057】
本開示の方法の他の実施形態は、より多くの、または、より少ない工程および/または異なる工程を備えた、代替案を含み得る。例えば、別の実施形態は、本開示の主題によれば、詰め替え可能なキャンドル容器の消耗部分が、十分に減少/消耗させられ、詰め替え可能キャンドル容器が回収される(または再生される)準備ができていることを、最初に確認する工程を広く含み得る。例えば、そのような低減は、少量の残留ワックスの参照される固化を含み得、いくつかの例では、いかなる液体状態のワックスをも(適切かつ安全な方法で)、放出するなどの他の除去を含み得る。その後、いくつかの例では、外部ツールおよび/または本開示のディスクの使用により、いかなる残留ワックスも、容器から部分的に掘り出されるか除去され得る。また、凝固方法は、変更され得る。例えば、いくつかの例では、溶けた、または、加熱されたワックス部材は、一般的な温度などの条件によって、部屋または他の周囲環境で冷却することを可能にされ得る。他の場合には、比較的冷たい空気を、容器/コンテナに吹き付けること、または、容器/コンテナを、その燃焼環境から完全に取り出して、低温室や、冷蔵庫や冷凍庫などの冷却された場所に移すことなどによって、凝固が促進され得る。より加速された条件(冷蔵庫や冷凍庫を伴うことなど)において、いくつかの例では、冷却ワックスは、それが、ガラスや容器から引き離される程度に、実際に収縮して、容器からより簡単に除去され得る。
【0058】
さらに、また、いくつかの本実施形態は、本明細書で開示される「再使用」の態様を、芯の少なくとも部分的な燃焼、および/または、ジャー/容器内のワックスの消費、または、芯の部分的な燃焼の数回の反復とみなし得、それゆえ、そのような「再使用」は、本明細書で開示される「回収」の態様とは別個のものとみなされ得、あるいは、そのような使用(単数)または使用(複数)は「回収」プロセス/方法の一部とみなされ得る。
【0059】
すべてのそのような前述の変形例、および、本明細書で広範に説明された工程に対する他の変形例は、本開示の精神および範囲内に入ることを意図される。ジャーまたは容器が準備されると、本開示の他の態様によって、ディスク、芯、および、ワックス部材が導入され得る。
【0060】
図8は、その再装填態様(
図6の工程42)を含む、本開示の主題による方法の一例示的実施形態の代表的なフローチャート(線形形式)である。
図8のフローチャートは、本開示の主題の一実施形態の例示的な工程を列挙し、(工程54)交換用の芯の端を中心合わせディスクに挿通する工程、(工程56)ジャーキャンドルとして使用するためにディスクを空のジャーに置く工程、(工程58)交換用の芯を、ほぼ真っ直ぐに配置する工程、および、(工程60)交換用のワックスペレット(または他の形態の材料)を、ジャーに投入する工程を含む。その後、選択された領域または部屋に香りを放出することでの使用のために、詰め替えされた持続可能なジャーキャンドルは芯が点火される準備が整う。換言すれば、図に示されるように、ろうそくは、再使用される準備が整う(工程38および/または下位工程44)。
【0061】
図9Aは、その様々な工程における例示的な概略の図解を含み、同じまたは同様の要素または工程に対して、他の図で使用されるのと同じ参照番号を使用する、本明細書で開示される主題による方法の、例示的な実施形態の別の代表的なフローチャート(連続/ループ形式)である。
図9Bは、
図9Aの「清浄化」工程で処理する準備ができた、本開示の主題の例示的な実施形態の概略の上面斜視図を示す。
図9Cは、
図9Aの「燃焼」工程で処理する準備ができた、本開示の主題の例示的な実施形態の概略の上面斜視図を示す。
【0062】
図9Aの工程1(詰め替えキットの入手)では、使用者は、所望通りの、および、必要に応じた香りの、本開示の詰め替えキットを、入手する。本開示のいくつかの例示的な実施形態では、そのような工程1は、本開示の例示的なパウチ32を取得することによって満たされ得る。
【0063】
図9Aの工程2では、使用者は、例示的な芯26を詰め替えキットから取り出し、芯26を、中心合わせディスク(
図9Aの本体13を参照)を通して挿入し、得られた組み合わせをジャー24の中に配置し得る。
図9Aの工程3により、使用者は、芯26をジャー24の中心に位置づけ、パウチ32からのワックス部材(例えば、ワックスビーズ34など)をジャー24に充填し得る。
【0064】
図9Aの工程4では、詰め替えられたキャンドルは、
図9Cの適用図によって表される状態にあり、燃焼させられる(すなわち、使用される)準備が整う。
【0065】
再装填されたキャンドルの完全な使用後に(例えば、一連のそれぞれの燃焼の後などに)、工程5は、
図9Aの本開示の主題の清浄化工程を表す。
図9Bは、清浄化のための工程5に入る、そのような完全に使用された状態にあるジャー24を表す。使用者は、ディスク本体13のハンドル17および19をねじって、キャンドル容器の底部と残留するワックスとの間に相対運動を生じさせ、そのような残留ワックス、および/または、他の残滓のジャー24からの除去を容易にし得る。その後、いかなる余分のワックスおよび芯(または、いかなる他の残滓)も、ディスク本体13からはもちろん、ジャー24から除去され得る。その後、ジャー24は、本開示の主題に従って、さらに詰め替えされる準備が整う。
【0066】
本明細書での完全な開示から当業者に理解されるように、さまざまな制御可能な要素が、任意の所与の実施形態のサイズおよび詳細に影響し得る。例えば、所与のジャー24のサイズと形状は変化し得、それは、ディスク本体12の形状およびサイズに、対応して影響を与えるであろう。さらに、いくつかの実施形態における、そのようなディスク本体12は、可撓性および/または曲げ可能であり得、それは、ディスク本体の外周よりも小さな外周を有するジャー開口部を通して配置され得る。
【0067】
他の例では、本開示のディスク技術に関する他の変形例が実施され得る。たとえば、位置決めのためにコンテナサイズに対するディスクサイズの並置に依存することに代えて、ディスク技術の要素が、容器に対する決められた位置に、(例えば、接着によって)固定され得る。その後、アンカー要素などの、芯に関連付けられた要素が、ディスク上の事前に位置決めされた点で、事前に位置決めされたディスクに機械的に結合され得、結果は、適切に位置決めされた芯であり得るであろう。そのような芯アンカー要素は、例えば、要素の一方の、他方に対する相対的な回転または捻りなどによって、様々に係合および係合解除する、様々な係合要素によって固定され得るであろう。あるいは、アンカー型要素は、容器に固定される比較的小さな要素であり得、その後、比較的大きなディスク要素が、アンカーに取り外し可能に固定されるであろう。
【0068】
さらに、また、利用される任意のジャーのサイズが変更されるため、ワックスペレットの適合するパウチは、一回の使用(あるいは複数回の使用)のために、ジャーを適切に満たすようなサイズとされ得る。同様に、交換用の芯の長さおよびその他の特徴は、ジャーおよびジャーと一緒に使用される香り付きワックスに適合させられ得る。同様に、ワックスペレットは、本開示の、ジャーキャンドル、または、技術の全体的な性能に影響を与えることなく、ビーズ形状、または、任意の他の容易に製造される形状であり得る。例えば、そのようなワックス構成要素は、フレーク、削りくず、または、他の形状を含み得る。有利には、本開示の技術の実施は、ワックス、香料、および/または、染料などのあらゆる種類の溶融材料の、溶融、混合、投入または移送を含む、中間工程を、必ずしも消費者に要求しない。その結果、消費者による、使用の準備が整った詰め替え製品を提供するための、何の加熱または加熱プロセスも必要とされない。
【0069】
図10Aから
図10Hは、特に、クリーンアウトトレイまたはインサートに関連する、本開示の主題のさらなる実施形態を表す。特に、そのようなトレイまたはインサートは、キャンドル(燃焼芯)からの熱に十分に耐える一方で、その事前成形された構造を保持し、少なくともある程度柔軟であり、本開示の他の特徴に対する、トレイまたはインサートの操作を容易にする、同様の特性を備える、シリコーン、または、他の材料(何らかの金属さえも含む)で形成され得る。シリコーン、または、同様の形成された材料、または、他の同様の材料は、また、いかなる溶けた、および/または、未使用のワックスなどの残滓をも除去するために、容易に清浄化可能である。
【0070】
図10Aは、本開示の主題の、全体を62で示す、クリーンアウトトレイまたはインサートの例示的な実施形態の、概略の側面および上面斜視図を示す。トレイまたはインサート62は、キャンドルジャーまたは同様のものなどのさらなる容器への受容のための、予め形成されたサイズおよび形状の物体を含む。図示の例示的な実施形態におけるインサート62は、全体を64で示す底部および全体を66で示す側壁を備えて形成され、それらは、順に、材料の受容のための、相対的に内側の領域68を形成する。示されるように、全体を66で示す側壁の一部または側部70は、インサートの取り扱い(特に、例えば、キャンドルジャーからの、それの取り外し)を容易にするために、相対的に拡大され、および/または、延ばされ得る。
【0071】
図10Bは、
図10Aに示される、本開示の主題の、全体を62で示すクリーンアウトトレイまたはインサートの例示的な実施形態の、概略の側面および上面斜視図を示し、全体を72で示す本開示の交換用の芯および関連の構造とさらに組み合わされる。
図10Aまたは
図10Bのいずれにも示されないが、本開示の図示および説明から、芯72の通過のためにインサート62の底部64を貫通する開口または孔が形成され得ることが、当業者に理解されるであろう。特に、芯72の全体を74で示す自由端は、そのような孔または開口に挿通され得、一方、芯72の反対側の端は、インサート62の底部64の開口または孔を通して、完全に引き抜かれることから、芯72を固定するための、全体を76で示すアンカリング装置または他の要素と関連付けられ得る。アンカー76は、本開示の用途に適した金属、セラミック、または、他の耐熱材料など、本明細書で別途説明される、芯端アンカリング装置または要素と同様のものであり得る。
【0072】
図10Cは、本開示の主題の、全体を78で示す、クリーンアウトトレイまたはインサートのさらなる例示的な実施形態の、概略の側面および下面斜視図を示す。
図10Cは、本開示の例示的な
図10Bと同様に、本開示の交換用の芯72および関連する構造と、また、さらに組み合わされたインサート78を示す。インサート78は、インサート62と同様の材料で形成され得、また、好ましくは、事前成形された形状を備える。この例では、インサート78は、また、全体を80で示す底部と、全体を82で示す側壁を有する。しかしながら、この例における、そのような側壁82は、拡張領域または突出領域を形成せず、その代わりに、代替的に、ほぼ丸い(またはバケツ型の)構造78の全周にわたって、比較的均一である。
【0073】
図10Cの描画は、概略の側面および下面斜視図であるため、底部80の例示的な開口84が示され、それによって、芯72の自由端74が、インサート78に挿通され得る。再び、芯72が、開口84を通して完全に引き出されないことを確実にすることを支援するための、芯72の他端に関連付けられた、全体を76で示す代表的なアンカリング装置または要素が示される。本明細書での完全な開示から、
図10Aおよび
図10Bの例示的なインサート62は、これらの特定の図には見ることができないにもかかわらず、同様の開口を設け得ることが、当業者に理解されるであろう。
【0074】
さらに、本明細書での完全な開示から、インサートの底部80または64における開口84の位置決めは、順に、そこを通過する芯の位置決めに影響を与えることが、理解されるであろう。特に、開口84が、底部80または底部64のいずれかのほぼ中心に位置づけられる(または、別途、望ましく配置される)ときはいつでも、本明細書で別途説明されるように、交換用のワックスが、付属のキャンドルジャーに配置されるときに、芯は、同様にほぼ中心に位置づけられる(または、別途、望ましく配置される)ように配置される。
【0075】
図10Dおよび
図10Eは、それぞれ、本例示の
図10Cのように全体を78で示し、そして、本例示の
図10Cのように本開示の交換用芯72および関連する構造と組み合わされた、本開示の主題の、クリーンアウトトレイまたはインサートのさらなる例示的な実施形態の、概略の上面および部分側面斜視図、および、概略の底面および部分側面斜視図を示す。要素76は、
図10Dでは、部分点線で示され、底部80が、要素76の位置の図示のために、部分的に透視して示されることを表す。
図10Eは、さらに、当業者に理解されるように、芯72を要素76に固定するための、全体を86で示す結び目または端部構造を表す。
【0076】
図10Fおよび
図10Gは、それぞれ、本
図10Bの例示的主題の、概略の上面および側面斜視図、および、本
図10Cの例示的主題の、概略の上面および側面斜視図を示し、それぞれは、さらに、同じものを受け入れる、全体を88で示す、代表的なキャンドルジャーまたは容器と組み合わされる。本明細書での完全な開示から、交換用のワックスは、キャンドルジャー88内に、添加されていない、または、導入されていないことが理解されるであろう。同様に、
図10Fおよび
図10Gは、芯72の自由端74が、それが再充填されると、詰め替えされたキャンドルの使用を開始するのに好適であるように、すでにトリミングされていることを示すことを意図されない。インサートの底部が部分的に透視で示されるので、アンカリング装置または要素76は、再び、
図10Gにおいて、点線で部分的に視認可能である。
【0077】
図10Hは、
図10Fに示される代表的なキャンドルジャーまたは容器88から使用者によって取り外される、本
図10Bの例示的主題(インサート62)の、概略の側面および部分上面斜視図を示す。例示的な描画では、全体を90で示す使用者の手は、キャンドルジャー88からインサート62を取り外すために、延長側壁部70に係合または延長側壁部70を掴み、矢印92の方向への持ち上げを容易にする。この例では、芯(およびワックス)は、インサート62の側壁の図形の下方で使い尽くされ、
図10Hの視野角は、それが引き抜かれる際のインサート62の底部の要素76の位置を示さない。例示的な主題(インサート62)を構成するシリコーンの柔軟な性質により、使用者は、アンカリング要素76を掴み、残りの芯72を、インサート62の底部80の開口84を通して引き戻すことによって、インサート62を裏返しにして、いかなる残留ワックスをも簡単かつ容易に除去し得る。再生/清浄化されたインサート62の配置は、本質的に矢印92の方向の反転を伴い、インサート62は取り外されるのではなく、キャンドルジャー88内に配置されることが理解されるであろう。
図5は、本明細書での完全な開示から当業者には理解されるであろう、再充填されたキャンドルジャーを示し、交換用ワックスは、本開示に従って使用される、アンカリング/中央揃え/位置決め装置、または、インサートもしくは他の構造のいずれかを覆い、交換用芯は、部分的に交換用ワックスで覆われる。
【0078】
特定の実践の前述の変形および/または実施形態での変形のすべては、説明されるか示唆されるかにかかわらず、本開示の主題の精神および範囲内に入ることを意図される。
【0079】
全体を通して、他の図と同じ参照番号の繰り返し使用は、それに対して適用可能な関連する説明で、同様のまたは同じ特徴を表すことを意図される。
【0080】
本開示の主題は、その特定の例示的かつ代表的な実施形態に関して、詳細に説明されたが、当業者は、前述の理解の達成で、そのような実施形態の変更、変形、および/または、均等物を容易に製造し得ることが理解されるであろう。したがって、本開示の範囲は、限定のためではなく例のためであり、主題の開示は、当業者に容易に明らかとなるであろう、本開示の主題に対する、そのような修正、変形、および/または追加を含むことを妨げない。
【国際調査報告】