(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-26
(54)【発明の名称】販売時点管理での支払いを受けることによって遠隔宝くじ券販売取引を完了するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/34 20120101AFI20240119BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023542516
(86)(22)【出願日】2022-01-21
(85)【翻訳文提出日】2023-09-06
(86)【国際出願番号】 US2022013287
(87)【国際公開番号】W WO2022159682
(87)【国際公開日】2022-07-28
(32)【優先日】2021-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】509133333
【氏名又は名称】ブラックホーク ネットワーク、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ゴットリーブ、リチャード エイ.
(72)【発明者】
【氏名】ネデュンガディ、パラシャント
(72)【発明者】
【氏名】ムリーリョ、メリッサ
(72)【発明者】
【氏名】クープ、ライアン
(72)【発明者】
【氏名】ギュンティ、ジーノ
(72)【発明者】
【氏名】アナンサ モハンダス、ヴィピン ダス
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC19
5L049CC54
(57)【要約】
販売時点管理での支払いを受けることによって取引要求を完了するためのシステム及び方法であって、取引要求の発信場所から遠隔である宝くじ券提供部を備え、宝くじ券提供部は、処理デバイスと、ユーザ・デバイスと、フィルフィルメント・コンピュータ・デバイスと、宝くじ券と、宝くじ券承認済み販売拠点データベースと、を含む、システム及び方法が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
販売時点管理での支払いを受けることによって取引要求を完了するためのシステムであって、
前記取引要求の発信場所から遠隔である宝くじ券提供部を備え、前記宝くじ券提供部は、
処理デバイスと、
ユーザ・デバイスと、
フィルフィルメント・コンピュータ・デバイスと、
宝くじ券と、
宝くじ券承認済み販売拠点データベースと、を含む、システム。
【請求項2】
前記宝くじ券提供部は、前記ユーザ・デバイスから前記取引要求を受け入れるように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ユーザ・デバイスは前記宝くじ券提供部から遠隔である、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記宝くじ券提供部は前記販売時点管理をさらに含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記販売時点管理は物理的な位置に位置する、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記ユーザ・デバイスは物理的な位置に位置する、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記フルフィルメント・コンピュータ・デバイスは位置判定コンポーネントを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記フルフィルメント・コンピュータ・デバイスは取引完了権限付与コンポーネントを含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記宝くじ券はインスタント・ウィン型の宝くじ券である、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記宝くじ券はくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券である、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記宝くじ券は仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券である、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券は、複数のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券を含むインベントリに維持される、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券は、複数の仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券を含む電子的に記憶されたインベントリに維持される、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記ユーザ・デバイスは、パーソナル・コンピュータ、タブレット、スマートフォン、クラウド・コンピューティング・システム、サーバ、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
販売時点管理での支払いを受けることによって取引要求を完了するための方法であって、
フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって前記取引要求を受信することであって、前記取引要求は前記フルフィルメント・コンピュータの遠隔の位置から発信される、取引要求を受信することと、
前記フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、前記取引要求と関連付けられた宝くじ券が購入者に提供され得るかどうかを判断することと、
前記フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、前記取引要求と関連付けられた前記宝くじ券の有効化の権限を送ることと、を含む、方法。
【請求項16】
前記フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、前記購入者に提供するための宝くじ券を選択することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、前記購入者に前記宝くじ券を提供するための権限を宝くじ券提供部に送ることをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって前記宝くじ券を前記購入者に提供することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記宝くじ券が前記購入者に提供され得るかどうかを判断するために、前記フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、前記宝くじ券の販売に対する承認済み拠点を前記フルフィルメント・コンピュータの遠隔の前記位置と比較することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
宝くじ券提供部から前記宝くじ券に対する購入確認を受信することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、Richard Alan Gotliebによって2021年1月21日に出願された、「Systems and Methods for Completing an Online Purchase Order Transaction via Payment at a Merchant’s Physical Point of Sale」という名称の米国仮特許出願第63/140,233号の優先権を主張するものである。
【背景技術】
【0002】
消費者は、運及び/又は技能のゲーム、すなわち、そのようなゲームに参加する費用を超えた対価を勝ち取る及び/又は累積する可能性を消費者に与えるゲームに毎年何十億ドルも費やしている。これらのタイプのゲームは、電子ゲーム機、例えば、硬貨投入式遊技機、カジノ式ゲーム、例えば、ブラックジャック、ルーレット、ポーカー、及び宝くじ型ゲームを含む。しかしながら、毎年、何億ドルものゲーム当選値が未決済である。
【0003】
ゲームに参加する際の対価を得る権利を取得している消費者が、それらの当選通知/対価の表示を換金することで、未請求の及び/又は未決済の当選値を低減させるための効率的で消費者が使いやすいプロセスが必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
いくつかの実施例には、小売商人の物理的な販売時点管理での支払いによるオンライン発注取引を完了するためのシステムであって、宝くじ券提供部であって、遠隔注文式宝くじ券提供部は処理デバイスを含む、宝くじ券提供部と、販売時点管理と、ユーザ・デバイスと、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスと、宝くじ券と、宝くじ券承認済み販売拠点データベースと、を備える、システムがある。
【0005】
いくつかの実施例には、販売時点管理での支払いを受けることによって取引要求を完了するためのシステムであって、取引要求の発信場所から遠隔である宝くじ券提供部を備え、当該宝くじ券提供部は、処理デバイスと、ユーザ・デバイスと、フィルフィルメント・コンピュータ・デバイスと、宝くじ券と、宝くじ券承認済み販売拠点データベースと、を含むシステムがある。
【0006】
いくつかの実施例には、小売商人の物理的な販売時点管理における支払いによるオンライン発注取引を完了するための方法であって、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、宝くじ券のオンライン発注と関連付けられた要求を受信することと、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、宝くじ券のオンライン発注と関連付けられた宝くじ券が購入者に提供され得るかどうかを判断することと、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、宝くじ券のオンライン発注と関連付けられた宝くじ券の有効化の権限を送ることと、を含む、方法がある。
【0007】
いくつかの実施例には、販売時点管理での支払いを受けることによって取引要求を完了するための方法であって、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって取引要求を受信することであって、取引要求はフルフィルメント・コンピュータの遠隔の拠点から発信される、取引要求を受信することと、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、取引要求と関連付けられた宝くじ券が購入者に提供され得るかどうかを判断することと、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、取引要求と関連付けられた宝くじ券の有効化の権限を送ることと、を含む方法がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】本開示の一実施例による、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の一実施例の前面図である。
【
図1B】本開示の一実施例による、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の図である。
【
図1C】本開示の一実施例による、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の一実施例の前面図である。
【
図1D】本開示の一実施例による、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の購入レシートの一実施例の前面図である。
【
図1E】本開示の一実施例による、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の一実施例の前面図である。
【
図1F】本開示の一実施例による、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の一実施例の前面図である。
【
図2A】
図1Aのくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の後面図である。
【
図2B】本開示の一実施例による、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の図である。
【
図3】情報を分かりにくくした本開示の一実施例によるインスタント・ウィン型(instant-win-type)の事前印刷された宝くじ券の前面図である。
【
図4A】情報が可視の本開示の一実施例によるインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券の前面図である。
【
図4B】本開示の一実施例による、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券の図である。
【
図5A】本開示の一実施例による、事前印刷された及び/又は事前選択された宝くじ券が、販売時点管理で宝くじに登録され得る宝くじシステム及び/又は環境を示す図である。
【
図5B】本開示の一実施例による、販売時点管理及び中央ゲーム・システムのコンポーネントを示す図である。
【
図5C】本開示の一実施例による、販売時点管理、宝くじシステム、及び中央ゲーム・システムのコンポーネントを示す図である。
【
図7A】くじ引きタイプの宝くじ券の有効化方法の一実施例を示す図である。
【
図7B】くじ引きタイプの宝くじ券の有効化方法の一実施例を示す図である。
【
図7C】くじ引きタイプの宝くじ券の有効化方法の一実施例を示す図である。
【
図7D】くじ引きタイプの宝くじ券の有効化方法の一実施例を示す図である。
【
図7E】くじ引きタイプの宝くじ券の有効化方法の一実施例を示す図である。
【
図7F】くじ引きタイプの宝くじ券の有効化方法の一実施例を示す図である。
【
図8A】宝くじシステムによって実施される追加の機能性を提供するための宝くじプレーヤとの通信の実施例を示す図である。
【
図8B】宝くじシステムによって実施される追加の機能性を提供するための宝くじプレーヤとの通信の実施例を示す図である。
【
図9】宝くじカード購入者に情報を提供するための方法の一実施例を示す図である。
【
図10A】インスタント・ウィン型の宝くじ券の有効化の一実施例を示す図である。
【
図10B】インスタント・ウィン型の宝くじ券の有効化の一実施例を示す図である。
【
図11】本開示の一実施例によるインスタント・スクラッチ・カードを示す図である。
【
図12】本開示の一実施例による、指定レーン内設置(in-lane)券売機システムによって売場専用端末において分配されるインスタント宝くじスクラッチに関するプロセスを示す図である。
【
図13】本開示の一実施例による宝くじ用ストアドバリュー型宝くじの前面図である。
【
図14】
図13の宝くじ用ストアドバリュー型宝くじの後面図である。
【
図15】本開示の一実施例による事前印刷宝くじ券の前面図である。
【
図16】本開示の一実施例による事前印刷宝くじ券の後面図である。
【
図17】ユーザ設定可能宝くじ申し込みデバイスが本開示の一実施例による販売時点管理(POS)宝くじに登録され得る宝くじシステム及び/又は環境を示す図である。
【
図18A】ユーザ設定可能宝くじ申し込みデバイスと関連付けられた方法の一実施例を示す図である。
【
図18B】ユーザ設定可能宝くじ申し込みデバイスと関連付けられた方法の一実施例を示す図である。
【
図19】ユーザ設定可能宝くじ申し込みデバイスと関連付けられたさまざまなユーザ選択可能な又は指定可能な申し込み計画属性を示す図である。
【
図20】本開示の一実施例によるゲーム・デバイスの一実施例を示す図である。
【
図21A】本開示の一実施例によるゲーム・デバイスの一実施例を示す図である。
【
図21B】本開示の一実施例によるゲーム・デバイスの一実施例を示す図である。
【
図21C】本開示の一実施例によるゲーム・デバイスの一実施例を示す図である。
【
図22A】ゲーム・デバイスと関連付けられた方法の実施例を示す図である。
【
図22B】ゲーム・デバイスと関連付けられた方法の実施例を示す図である。
【
図23】本開示の一実施例による換金可能な当選証票を提供し且つ換金する方法を示す図である。
【
図24】本開示のいくつかの実施例を実施するのに適した特定の機械を示す図である。
【
図25A】物理的な販売時点管理の支払いによる遠隔注文式宝くじ券取引を完了するためのシステムのさまざまな実施例を示す図である。
【
図25B】物理的な販売時点管理の支払いによる遠隔注文式宝くじ券取引を完了するためのシステムのさまざまな実施例を示す図である。
【
図25C】物理的な販売時点管理の支払いによる遠隔注文式宝くじ券取引を完了するためのシステムのさまざまな実施例を示す図である。
【
図26】本開示の少なくとも1つの実施例による、遠隔注文式宝くじ券の購入の要求を満たすために利用される例示的なプロセスを示すフローチャートである。
【
図27】本開示の少なくとも1つの実施例による、遠隔注文式宝くじ券の購入の要求を満たすために利用される例示的なプロセスを示すフローチャートである。
【
図28】本開示の少なくとも1つの実施例による、遠隔注文式宝くじ券の購入の要求を満たすために利用される例示的なプロセスを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
一般的に、2つのタイプの宝くじがある。第1のタイプの宝くじは、くじ引き式の宝くじ又は「オンライン」宝くじであり、この場合、プレーヤは後に行われるイベントに対して賭けをする。例えば、プレーヤは後のイベントにおいてくじ引きが行われる数字に基づいて賭ける場合がある。プレーヤによって選択され得る、又はプレーヤに好みの数がない場合にランダムに選択され得る数字が、券上に印刷され且つプレーヤに提供される。イベントが行われると、例えば、宝くじ機構によって数字がくじ引きされる又は生成され、選択された数字のうちの1つ又は複数がくじ引きされた又は生成されたかどうかに応じて、券が当選する場合がある。第2のタイプの宝くじは、印刷された券によって宝くじ情報の全てが提供されるインスタント・ウィン型宝くじである。これらのインスタント・ウィン型の券は、典型的には、スクラッチ式材料によって覆われたプレイ・エリアを有する。券は小売業者から購入可能であり、スクラッチ式材料は、券が当たっているかどうかを明らかにするために取り除かれる。
【0010】
本明細書には、安全に売買できる、すなわち、不正換金又はシュリンケージからの損失のリスクなく小売店全体を通して利用可能である事前印刷宝くじ券のさまざまな実施例が開示されている。一般的に、本明細書に開示された、事前印刷宝くじ券は、事前印刷宝くじ券が無効であることを、公然と、例えば、小売り環境全体を通して表示可能である。さらに、開示された事前印刷宝くじ券は、従来の紙の券に厳密には似ているため、消費者の認識、試行、及び信頼を促す。
【0011】
いくつかの実施例では、事前印刷宝くじ券が製造され、小売り拠点に出荷され得る。小売業者は、インベントリ品目を管理し、且つ、カウンターにおいて、及び店全体を通して製品が顧客に最も良く見える所で、例えば、チェックアウト・レーンにおいて、事前印刷された券を表示し得る。顧客は、宝くじ小売業者とのさらなる対話なくいつでも宝くじ製品を選択でき、且つ事前印刷宝くじ券を自分のショッピング・カートに入れることができる。チェックアウト・プロセスの間、事前印刷された券は、小売業者の販売時点管理(例えば、端末)におけるレジ係によって、購入されるいずれの他の製品もスキャンするようにスキャンされる。事前印刷された券は、使用されるバーコード規格、及び小売業者の販売時点管理システムの技術力に応じて、1回、場合により2回のスキャンを必要とする場合がある。券をスキャンする際、小売業者の販売時点管理では、製品の説明及び費用が更新されることになる。小売業者の販売時点管理は、購入又はキャンセルなどの取引タイプ、及び製品情報及び/又は一意の識別子などの事前印刷された券の詳細を、安全な通信チャネルを通して、他のコンポーネント/宝くじ関係(例えば、中央ゲーム・システム、宝くじシステム、又はこれらの組み合わせ)に通信することになる。購入される事前印刷された券を有効にするための情報を受信すると、システムは、事前印刷された券の詳細を検証し、適切な宝くじ賭け情報を生成し、例えば、くじ引きのための適切な数のランダムな数字を生成することによって、事前印刷された券の賭けを開始してよい。生成された賭け情報は、さらにまた、システムにおける事前印刷された券、及び次に利用可能なくじ引きに対して有効にされる事前印刷された券の一意の識別子と関連付けされてよい。有効化の確認、並びに宝くじの番号及びくじ引き情報は、例えば、くじ引きが行われている時、宝くじシステムによって支払い確認が受信されるまで、小売業者の販売時点管理に公開されない場合がある。レジ係は、カートが空になるまで顧客の購入品をスキャンし続ける。レジ係は次いで、通常の一連の行動として支払いを処理し得る。小売業者の販売時点管理が販売及びレシートの印刷を終える前に、小売業者の販売時点管理システムは、支払い確認及び詳細をシステム(例えば、宝くじシステム又は中央ゲーム・システム)に通信し得る。支払い確認が受信されると、システムは(例えば、中央ゲーム・システム及び/又は宝くじシステムを介して)今度は、宝くじの番号及びくじ引き情報を販売時点管理システムに通信してよい。この情報は、適切と思われる画像、テキスト、又は任意の他のメッセージ・フォーマットの形式で通信されてよい。事前印刷宝くじ券に割り当てられた宝くじの番号及びくじ引き日は、顧客への店からのレシート上に印刷され得る。宝くじ情報を有する印刷済みレシートは、単に情報提供を目的とし、事前印刷された券は、宝くじの番号を検証する又は当選賞金を換金するために必要とされるものになる。
【0012】
さらに、本明細書には、事前選択された属性(例えば、選択した宝くじ)を有する仮想宝くじ券のさまざまな実施例も開示されている。本明細書に開示されるように、本明細書に開示された、事前印刷宝くじ券又は事前選択された仮想の宝くじ券は、従来の宝くじ券が従来の宝くじシステムを使用して処理されるやり方と比較して、宝くじ券の処理における技術的な改善を可能にする。とりわけ、従来の宝くじシステムと比較して、開示された物理的な事前印刷された/仮想の事前選択された宝くじ券を処理するために利用されるシステムは、事前印刷された/事前選択された券のアカウント/ファイルがシステムに既に存在しており、システムが特定の宝くじに入力された券全てに対して新たなアカウント/ファイルを作成しなければならない代わりに有効/登録とマークされる必要があるだけであるという事実による低減したコンピュータ処理要件から利益を得ることができる。
【0013】
さらに、本明細書には、ゲームに対するアクセス、ロード、プレイ、達成及び/又は累積された当選値、及び換金のために変換された当選値を可能にするように構成されるゲーム機及びゲーム・デバイスのさまざまな実施例も開示されている。本明細書に開示されるように、事前印刷宝くじ券のように、ゲーム・デバイスは、事前印刷宝くじ券が無効であることを、公然と、例えば、小売り環境全体を通して表示可能である。さらに、本明細書には、追加の宝くじゲーム・ハードウェアを小売業者の販売時点管理システムに追加する必要なく、小売業者の販売時点管理システムによる事前印刷されたくじ引き式の宝くじ券の販売及び有効化のための宝くじゲーム・システム及び方法が開示されている。
【0014】
さらには、顧客が、宝くじゲーム(例えば、ユーザ設定可能宝くじ申し込みデバイスと関連付けられた宝くじゲーム)、電子ゲーム機(EGM)、及び/又は硬貨投入式遊技機(COAM)と関連付けられた当該顧客の現在のアカウント値/ポイント/当選を、他の形式の値、例えば、より多くの宝くじ券、別のEGMへのクレジット、現金、及び/又はストアドバリュー・カードに変換できるようにする換金可能な当選証票のさまざまな実施例も開示されている。
【0015】
いくつかの状況では、券の購入者が結局のところ券で「プレイする」又は券を「使用する」人ではない場合があり、逆に言うと、券の購入者が(必ずというわけではないが)券のプレーヤ又はユーザであり得ることは、理解されるであろう。よって、本開示全体を通して「購入者」、「消費者」、「ユーザ」、又は「プレーヤ」への言及は、限定を意図するものではなく、明示的に又は文脈上そのように限定される場合を除いて同義語と解釈されるべきである。
【0016】
いくつかの実施例において、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券が本明細書に開示されている。いくつかの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券は、販売時点管理(POS)において、例えば、小売店において、又は顧客に、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券、例えば、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を購入し且つ有効にする機能を提供するウェブサイト又はスマート・デバイス・アプリケーションとの顧客による対話によって、有効にされてよい。いくつかの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券は、宝くじにおけるその特定のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の登録によって有効にされてよい。
【0017】
一実施例では、購入され且つ有効にされるまで、事前印刷された券は値を有さないし、いずれの賭け又はくじ引き日も割り当てられない。これらの券は、購入前の検証又は換金目的で使用できない。例えば、有効化前に(例えば、宝くじにおける登録によって)、本明細書に開示されるように、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券に当選証が記載されてある場合でも、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の保持者に宝くじによる賞金が支払われることはない。有効にされた、例えば、宝くじゲームに登録されている当選券のみが換金可能となる。例えば、小売業者のPOSによってスキャンされ、且つ顧客によって支払われると、宝くじでは、事前印刷された券に対する賭けが生じ、且つ次に利用可能なくじ引き日を割り当てられることになる。生成された数字、くじ引き日、及び一意の券識別子は、顧客の買い物レシート上に印刷される。くじ引き情報は、顧客のレシート上に印刷されるが、単なる情報であり、事前印刷宝くじ券は、検証及び賞金の換金に対する法的手段である。印刷されたレシート上のくじ引き情報はまた、事前印刷宝くじ券の有効化、及びくじ引きの番号及びくじ引き日の割り当てを確認するのに役立つ。
【0018】
いくつかの実施例では、本明細書に開示されるくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券は、事前印刷されたプレイ選択(例えば、賭け)を含有し、これは後に当選又は落選かが判断される。そのような場合、事前印刷されたプレイ選択を有する事前印刷された券が購入される時、宝くじ(例えば、中央ゲーム・システム)は、単に次のくじ引き日を事前印刷された券に割り当て、且つシステム内の券を有効にしてよい。この変化では、中央ゲーム・システムは、事前印刷された券及び関連のプレイ選択のデータベースを有することになる。
【0019】
同様に、いくつかの実施例では、消費者は、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券を購入してよく、この宝くじ券はまた、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券上に刻印された情報と同等のデータを含む、例えば、これと関連付けられることになる。さまざまな実施例では、仮想券は、処理/有効化/登録され得、及び、仮想券が消費者のe-ウォレットに入れられてよく、その購入/有効化が、購入/有効化を要求している消費者デバイスが特定の仮想宝くじ券の販売及び/又は特定のゲーム認可の宝くじゲームにおける申し込みが承認された地理的位置に位置していることの確認を必要とすることを除いて、物理的な券について説明されるのと同じ方法によって当選又は落選であるかを判断されてよい。例えば、事前印刷されたプレイ選択は、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の購入後に行われるくじ引き又は他のイベントに基づいて、当選又は落選のどちらかが判断され得る。くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券が購入され且つ宝くじにおける登録によって有効にされた後、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券上に印刷された宝くじの「プレイ」は、その後にくじ引きされた番号と比較されて、宝くじのプレイのうちの1つ又は複数が当選エントリを構成しているかどうかを判断してよい。本明細書に開示されたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券は、ゲーム・データが、隠されていない時、当選のデータ又は当選ではないデータのどちらかであると即座に認識可能であるスクラッチオフ宝くじ券と別である。
【0020】
図1A及び
図2Aを参照すると、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の一実施例が示されており、とりわけ、前面
図101及び後面
図201がそれぞれ示されている。さまざまな実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は、適した材料、例えば、プラスチック塗料を有する紙材料など、カード用紙、厚紙、チップボード、別の紙材料、プラスチック、又はこれらの組み合わせの基板110を含む。
【0021】
図1A及び
図2Aの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100には、さまざまな証印(ある特定の数字、符号、及び語など)が刻印されている。とりわけ、
図1及び
図2の実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100には少なくとも複数のプレイ選択120が刻印されており、他の実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は単一のプレイ選択120のみを含み得る。それぞれのプレイ選択120はゲームの別個の異なるプレイを構成する。
図1Aの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は3つのプレイ選択120を含むが、さまざまな他の実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は任意の適した数のプレイ選択120、例えば、1、2、4、5、6、7、8、9、10、又はそれより多くのプレイ選択120を含む。プレイ選択のそれぞれは、複数のゲーム属性122を含み、それぞれの属性122は、例えば、数字、文字、符号、又はイラストを含んでよい。属性122はランダムに選択されてよい。プレイ選択の属性122は、例えば、乱数発生器(RNG)を使用して生成されてよい。
図1Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券102は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、この場合、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、物理的なくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券100についてのこの段落に説明されるのと同じ特性を有するとして表示され得る。
【0022】
さまざまな実施例では、
図1A及び
図2Aに示されるように、それぞれのプレイ選択120に対する構成は、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100が対象としているゲーム又は宝くじに依存している場合がある。例えば、いくつかの実施例では、事前印刷宝くじ券100は、パワーボール(登録商標)宝くじゲーム(パワーボール(登録商標)はMulti-State Lottery Associationの登録商標である)でプレイするように構成されてよい。くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100がパワーボール(登録商標)宝くじゲームでプレイするように構成される実施例では、それぞれのプレイ選択120は、6つの属性122、とりわけ、第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の属性122を含み得る。第1、第2、第3、第4、及び第5の属性122のそれぞれは69の(69)可能性から選択された数字であり得、第6の属性122は26の(26)可能性から独立して選択された数字であり得る。
図1B及び
図2Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券102は消費者のデバイス200に電子配信されてよく、この場合、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、物理的なくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100についてこの段落に説明されるのと同じ特性を有するとして表示され得る。
【0023】
代替的な実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は、メガ・ミリオンズ(登録商標)宝くじゲーム(メガ・ミリオンズ(登録商標)はIllinois Department of the Lotteryの登録商標である)においてプレイするように構成されてよい。くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100がメガ・ミリオンズ(登録商標)宝くじゲームでプレイするように構成される実施例では、それぞれのプレイ選択120は、6つの属性122、とりわけ、第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の属性122を含み得る。第1、第2、第3、第4、及び第5の属性122のそれぞれは70の(70)可能性から選択された数字であり得、第6の属性122は25の(25)可能性から独立して選択された数字であり得る。宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、物理的なくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券100についてこの段落に説明されるのと同じ特性を有するとして表示され得る。
【0024】
いくつかの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は、取り除かれるまで、プレイ選択120、暗号化制御番号130、低層換金コード140、及び高層換金コード220を分かりにくくするように構成される被覆部340を含み得る。さまざまな実施例では、被覆部は、あるプレイ選択120又は2つ若しくはそれ以上のプレイ選択にわたって配設された、又はある属性122又は2つ以上の属性122にわたって配設された連続したレイヤであってよい。さまざまな実施例では、被覆部は、暗号化制御番号130、低層換金コード140、及び高層換金コード220にわたって配設された連続したレイヤであってよい。被覆部は、スクラッチ式材料など、購入者によって適当に取り除かれ得る材料を含んでよく、この実例として、限定はされないが、ラテックス皮膜が含まれ得る。スクラッチ式材料は、さまざまな情報(例えば、プレイ選択)を、券が売られるまで、券配布者(例えば、小売業者)及び券購入者の両方によって観察されないように分かりにくくし得る。
【0025】
図1A及び
図2Aに示されるように、さまざまな実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100はさまざまな追加の証印を含み得る。さまざまな実施例では、証印は、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読であってよい、人間が読めてよい、又はその両方であってよい。例えば、さまざまな実施例では、証印は、磁気ストライプ、バーコード(例えば、UCC128バーコードなどの一次元バーコード又はクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標)-QRコード(登録商標)は株式会社デンソーウェーブの登録商標である)などの二次元バーコード)、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせであってよい。
【0026】
図1B及び
図2Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、消費者のデバイス200上に表示される時、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読である、人間が読める、又はその両方である証印を含んでよい。例えば、さまざまな実施例では、証印は、UCC128バーコードなどの一次元バーコード若しくはクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))などの二次元バーコード、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0027】
例えば、
図1A及び
図2Aの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は有効化コード210を含む。
図2Aに示されるように、有効化コード210は機械可読バーコードであるが、他の実施例では、有効化コード210は任意の適した構成を採用してよい。さらに説明されるように、有効化コード210は、例えば、関連付けられる特定のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100に関して一意のものであってよい。宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、物理的なくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100についてこの段落に説明されるような有効化コード210を有するとして表示されてよい、及び/又は仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は有効化状態で消費者のデバイス200に電子配信されてよい。
【0028】
また、
図1A及び
図2Aの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は暗号化制御番号130を含む。暗号化制御番号130は、例えば、事前印刷宝くじ券100を追跡又は認証するために使用され得る事前印刷宝くじ券100についてのさまざまな情報を含有し得る。いくつかの実施例では、暗号化制御番号130は、例えば、関連付けられる特定の事前印刷された宝くじ券100に関して一意のものであってよい。いくつかの実施例では、暗号化制御番号130は、被覆部が取り除かれる前に(例えば、「削り取られる」前に)被覆部によって分かりにくくされていてよい。
【0029】
図1B及び
図2Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、暗号化制御番号130を有するとして表示されてよい。暗号化制御番号130は、例えば、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を追跡又は認証するために使用され得る仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102についてのさまざまな情報を含有し得る。いくつかの実施例では、暗号化制御番号130は、例えば、関連付けられる特定の仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102に関して一意のものであってよい。
【0030】
また、
図1A及び
図2Aの実施例では、事前印刷宝くじ券は、低層換金コード140及び高層換金コード220の両方を含む。さまざまな実施例では、低層換金コード140及び高層換金コード220は、磁気ストライプ、バーコード(例えば、UCC128バーコードなどの一次元バーコード又はクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標)-QRコード(登録商標)は株式会社デンソーウェーブの登録商標である)などの二次元バーコード)、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせを含んでよい。さまざまな実施例では、低層換金コード140及び高層換金コード220は、事前印刷宝くじ券100の前面101に位置し得る。さまざまな実施例では、低層換金コード140及び高層換金コード220は、事前印刷宝くじ券100の後面201に位置し得る。さまざまな実施例では、低層換金コード140は事前印刷宝くじ券100の前面101に位置してよく、高層換金コード220は事前印刷宝くじ券100の後面201に位置してよい。さまざまな実施例では、低層換金コード140は事前印刷宝くじ券100の後面201に位置してよく、高層換金コード220は事前印刷宝くじ券100の前面101に位置してよい。さまざまな実施例では、低層換金コード140及び/又は高層換金コード220は、例えば、任意の潜在的な当選の大きさ及び/又は値に応じて、いずれの当選も換金するために利用されてよく、例えば、低層換金コード140は600.00ドル以下と評価された賞金/当選を換金するために利用され得るのに対し、高層換金コード220は600.00ドル以上と評価された賞金/当選を換金するために利用され得る。低層換金コード140及び高層換金コード220の価値額の境界設定は、ゲームごとに判断されてよい。さまざまな実施例では、低層換金コード140及び/又は高層換金コード220は機械可読であってよい。
図1B及び
図2Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、物理的なくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100についてこの段落に説明されるのと同じ特性を有するとして表示され得る。さらに、低層換金コード140及び/又は高層換金コード220は、消費者のデバイス200上で利用可能な換金できる値を要求するのに有効化可能であるように構成されてよい。
【0031】
また、
図1A及び
図1Bの実施例では、事前印刷宝くじ券は確認情報230を含む。
図2Aに示されるように、確認情報230は、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))、ウェブサイト、呼び出し番号、テキスト番号(SMS)、又はこれらの組み合わせを含み得る。さらに説明されるように、購入者は、宝くじへの自身のエントリ、その宝くじのくじ引き日、及び/又はその宝くじの当選番号を確認するための確認情報230のうちの1つ又は複数を使用してよい。さらに、購入者が、宝くじ券が購入された宝くじのプレーヤではない場合がある実施例では、むしろ、購入者は宝くじ券が別の関係者に配信されるように指図し得る。
図2Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、物理的なくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100についてこの段落に上述されるのと同じ特性を有するとして表示され得る。
【0032】
また、
図1A及び
図2Aの実施例では、事前印刷宝くじ券はプレイ数150の指示を含む。例えば、
図1Aに示されるように、事前印刷宝くじ券100は、3つ(3)の異なるプレイ選択120を含んでいることから明らかであるように、3つ(3)のプレイを可能にするように構成される。そのように、プレイ数150の指示は、事前印刷宝くじ券100が3つ(3)のプレイを可能にするように構成されることを示している。
図1Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、物理的なくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100についてこの段落に説明されるのと同じ特性を有するとして表示され得る。
【0033】
また、
図1A及び
図2Aの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は額面金額証印160、例えば、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の価格又は値を含む。額面金額証印160はプレイ数に対応し得る。実例として、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100が3つ(3)のプレイ用に構成される
図1A及び
図2Aの実施例では、事前印刷宝くじ券100は、それぞれのプレイが2ドルと評価されていることに基づいて6ドルの額面金額を有する。また、
図1及び
図2の実施例では、事前印刷宝くじ券100は、例えば、事前印刷宝くじ券が取引されているかを判断するために販売時点管理で利用されてよい事前印刷宝くじ券100と関連付けられた統一商品コード(UPC)、及びその価格を含む。
【0034】
図1B及び
図2Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、額面金額証印160、例えば、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の価格又は値として表示され得る。額面金額証印160はプレイ数に対応し得る。実例として、
図1及び
図2の実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、3つ(3)のプレイ用に構成され、例えば、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、それぞれのプレイが2ドルと評価されていることに基づいて6ドルの額面金額を有する。
【0035】
また、
図1A及び
図2Aの実施例では、事前印刷宝くじ券は、例えば、ゲーム・プレイのルール、宝くじにおけるエントリの確認、その宝くじの日付の確認、及び/又はその宝くじの当選番号、並びに換金命令などに関連しているさまざまなユーザ命令240を含む。
【0036】
図1B及び
図2Bに示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、ゲーム・プレイのルール、宝くじにおけるエントリの確認、その宝くじの日付の確認、及び/又はその宝くじの当選番号、並びに換金命令などに関連しているさまざまなユーザ命令240が表示され得る。
【0037】
図1Cは事前印刷宝くじ券103の一実施例を示す。事前印刷宝くじ券103は小売り環境におけるさまざまな場所に配置され得る。事前印刷された券103は主要券部分103を有し得、且つ例えば、切り取り線又はミシン目によって、主要券部分103に分離可能に接続される表示部分104を有し得る。表示部分104は、事前印刷された券103の表示を容易にするために吊り下げ用切り抜き部106を含んでよい。主要券部分103は、事前印刷された券109の費用、例えば、額面金額証印160(例えば、UPC1403と同様のUPCバーコードに含有される)、及び事前印刷された券の製品111などの広告及び購入情報を含む。さらに、主要券部分107は、1つ又は複数のバーコードの形式であってよいが、1つのみが図示されているバーコード情報113を含んでよい。バーコード情報は、券の一意の識別子117情報、統一商品コード119情報を含有してよく、価格109情報を含有してよい。事前印刷された券の固有の物理的特性が
図1Cに図示されているが、事前印刷された券が多くの異なる物理的形状を取り得ることは理解されるであろう。
【0038】
図1Dは、事前印刷宝くじ券103の購入取引が完了した後に顧客に提供される事前印刷宝くじ券の購入レシート114の一実施例を示す。レシートは、一般に提供されるレシートと同様であり、且つ購入アイテム116のアイテム別リストを含む。リスト116は、事前印刷された券の購入の指示118を含む。レシートはまた、事前印刷された券が有効にされた時に中央ゲーム・システム540によって提供されたくじ引き及び賭け情報121を含み得る。くじ引き及び賭け情報121は、くじ引き日、賭け番号、及び安全性を理由に隠され得る一意の券識別子を含み得る。121に含まれる一意の券識別子は、レシート114を事前印刷された券103に関連付ける。事前印刷された券と関連付けられたくじ引き及び賭け情報は、宝くじ端末、宝くじモバイル・アプリケーション、又は宝くじオンライン・ストアなどを通して他の手段によって消費者によってチェックされてよい。
【0039】
図1Eは、事前印刷宝くじ券103、事前印刷宝くじ券103a、及び事前印刷宝くじ券103bの代替的な又は追加の実施例を示す。図示されるように、事前印刷宝くじ券103aは2プレイ又は賭けに加えてボーナスがあるものであり、これは、追加のプレイ情報1032によって示され得る、及び/又は事前印刷された券103aの価格1031に反映され得る。事前印刷宝くじ券103aは、2つの製品1033、1034の別個の賭けを提供するように図示されている。賭け及びくじ引き情報は、後続のSuper Lottoのくじ引き及び後続のExtraのくじ引きに対して生成され且つ有効にされることになる。生成される必要があるくじ引き及び賭け情報に関する情報は、宝くじシステム520及び/又は中央ゲーム・システム540によって記憶され、且つバーコード1035において記憶可能である一意の情報と関連付けられてよい。
【0040】
上記の変形は、券上に事前印刷された賭けを有する事前印刷された券を生産することである。そのような場合、事前印刷された賭けを有する事前印刷された券が購入される時、中央ゲーム・システム540は、単に、次のくじ引き日を事前印刷された券に割り当て、且つ宝くじシステム内の券を有効にしてよい。この変化における中央ゲーム・システム540は、事前印刷された券及び関連の宝くじでの賭けのデータベースを有することになる。
【0041】
図1Fは、事前印刷宝くじ券103の代替的な又は追加の実施例を示す。事前印刷宝くじ券103bは単一の製品及び賭けであるように図示されている。しかしながら、事前印刷宝くじ券103bは、既に、消費者による好ましい番号の選択を可能にするために券上に印刷され得る賭け情報1037と関連付けられている。それ故に、事前印刷された券103bは、購入額指示1036及び製品又はゲーム情報、並びに、くじ引き番号1037があるように図示されている賭け情報を含む。事前印刷された券103bのバーコード1038がスキャンされる時、一意のID情報117は、後続のくじ引きによって事前印刷された券103bを有効にするために使用されてよい。賭け情報は、例えば、製造時又は印刷時に、既に生成され且つシステムにおける事前印刷宝くじ券と関連付けられているため、生成される必要はない。当然のことだが、本明細書において識別される宝くじ券の任意の組み合わせは、本明細書に説明される方法及びシステムによって製造且つ販売可能である。
【0042】
本明細書に開示されるいくつかの実施例には、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券がある。いくつかの実施例では、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券は、小売店などにおけるPOSにおいて、又は、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の仮想バージョン、例えば、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302を購入し且つ有効にする機能を消費者に提供するウェブサイト又はスマート・デバイス・アプリケーションとの消費者の対話で有効にされてよい。いくつかの実施例では、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券は、隠れた事前印刷された当選及び落選ゲーム・データを含有する。そのように、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券は、券の販売後にしばらくしてから当選番号がくじ引きされる宝くじ券とは別である。
【0043】
図3及び
図4Aを参照すると、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300が示されており、とりわけ、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300の前面
図301が示されている。さまざまな実施例では、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300は、適した材料、例えば、プラスチック塗料を有する紙材料など、カード用紙、厚紙、チップボード、別の紙材料、プラスチック、又はこれらの組み合わせの基板110を含む。
【0044】
さまざまな実施例では、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300にはさまざまな証印(ある特定の番号、符号、及び語などの情報など)が刻印されている。同様に、消費者は、物理的なインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300上に刻印された情報と同等のデータも含む、例えば、これとも関連付けられることになる仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302を購入し得る。さまざまな実施例では、仮想券は、処理/有効化/登録され得、及び、仮想券が消費者のe-ウォレットに直接入れられてよく、その購入/有効化が、購入/有効化を要求している消費者デバイスが特定の仮想宝くじ券の販売及び/又は特定のゲーム認可の宝くじゲームにおける申し込みが承認された地理的位置に位置していることの確認を必要とすることを除いて、物理的な券について説明されるのと同じ方法によって当選又は落選であるかを判断されてよい。いくつかの実施例では、証印は、所持者が賞金を獲得したかどうかに関する指示を提供し得る。とりわけ、
図3及び
図4の実施例では、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300には、「あなたの当選データ」セクション320及び「あなたのデータ」セクション330のそれぞれが刻印されている。「あなたの当選データ」セクション320は、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300を特定の宛先(例えば、ノード)に対して一意に識別するある特定の証印(例えば、プレイ・コード)を電子通信するように、例えば、一意の番号を特定のショート・コードになるようにテキスト作成するように購入者に命令する事前印刷された命令を含んでよい。「あなたのデータ」セクション330は複数のゲーム属性332を含んでよく、それぞれの属性332は、例えば、数字、文字、符号、又はイラストを含んでよい。属性332はランダムに選択、例えば、RNGを使用して生成されてよい。属性332は、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300を一意に識別する証印を、「あなたの当選データ」セクション320によって指図される特定の宛先に通信すると、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300の購入者によって受信された証印に対して比較され得る。
【0045】
図4Bに示されるように、宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302は、「あなたの当選データ」セクション320及び「あなたのデータ」セクション330のそれぞれを有するとして表示され得る。「あなたの当選データ」セクション320は、表示される時、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300を一意に識別するある特定の証印(例えば、プレイ・コード)を特定の宛先(例えば、ノード)に電子通信するように、例えば、一意の番号を特定のショート・コードになるように作成するように購入者に命令するアクセス可能な命令を含んでよく、及び/又は命令は、ユーザによって有効にされる時に関連の関係者に証印を自動通信するために消費者のデバイス200上で有効化可能であるように構成されてよい。「あなたのデータ」セクション330は複数の表示可能なゲーム属性332を含んでよく、それぞれの属性332は、例えば、数字、文字、符号、又はイラストを含んでよい。属性332はランダムに選択、例えば、RNGを使用して生成されてよい。属性332は、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302を一意に識別する証印を、「あなたの当選データ」セクション320によって指図される、及び/又は、購入者が、有効化可能であるように構成されるセクション320の部分、例えば、ボタン及び/又はハイパーリンクを有効にする結果としての自動通信によって、特定の宛先に通信すると、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302の購入者によって受信された証印に対して比較され得る。
【0046】
いくつかの実施例では、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300は被覆部340を含んでよい。例えば、
図3に示されるように、「あなたの当選データ」セクション320、「あなたのデータ」セクション330、又はその両方は、例えば、限定はされないが、ラテックス皮膜を含んでよいスクラッチ式材料によって見えにくくされてよい。例えば、被覆部340は、当選指示情報を、券が売られるまで、券配布者及び券購入者の両方によって観察されないように分かりにくくし得る。
【0047】
いくつかの実施例では、
図4Aに示されるように、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300はまた、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読であってよい、人間が読めてよい、又はその両方であってよい有効化コード350を含んでよい。例えば、さまざまな実施例では、有効化コード350は、磁気ストライプ、バーコード(例えば、UCC128バーコードなどの一次元バーコード又はクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))などの二次元バーコード、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせを含んでよい。さらに説明されるように、有効化コード350は、例えば、関連付けられる特定のインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300に対して一意であってよい。
【0048】
いくつかの実施例では、
図4Bに示されるように、宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である場合、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302は、消費者のデバイス200上に表示される時、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読である、人間が読める、又はその両方である有効化コード350を含んでよい。例えば、さまざまな実施例では、有効化コードは、UCC128バーコードなどの一次元バーコード、若しくはクイック・レスポンス(例えば、QRコード(登録商標))などの二次元バーコード、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0049】
また、いくつかの実施例では、
図3及び
図4Aに示されるように、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300はまた、関連付けられたインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300を一意に識別し得る制御番号360(例えば、通し番号)を含んでよい。いくつかの実施例では、制御番号360は、例えば、関連付けられたインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300を追跡又は認証するために使用され得る。さまざまな実施例では、制御番号360は、有効化コード350によって符号化された番号、及び/又は「あなたの当選データ」セクション320に含有されるプレイ番号と同じであって又は異なっていてよい。一実施例では、
図4Bに示されるように、宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である場合、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、物理的なインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300についてこの段落で説明されるのと同じ特性を有するとして表示され得る。
【0050】
さらに、いくつかの実施例では、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300は、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100に関して同様に開示されるように、マーケティング、価格設定、及びプレイのルールなどの他の情報も含有し得る。宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302は、消費者のデバイス200に電子配信されてよく、ここで、マーケティング、価格設定、及びプレイのルールなどに関連している他のタイプの情報が表示されてよい。
【0051】
本明細書には、
図1A及び
図2Aのくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100、
図1B及び
図2Bの仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102、
図3及び
図4Aのインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300、及び/又は
図4Bの仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302などの事前印刷された宝くじ券(及び/又は仮想の事前選択された宝くじ券)を処理するためのシステムに関連している実施例も開示されている。いくつかの実施例では、事前印刷宝くじ券が処理される実施例は、ユーザ、小売商人、売主、発行人、提供部、及び他の当事者を含んでよい。以下に説明されるように、事前印刷宝くじ券の処理システムの1つ又は複数のコンポーネントは、個別に又は集合的に、事前印刷宝くじ券に関連しているさまざまな機能を実行するように構成されてよい。これらの機能性は、事前印刷宝くじ券の有効化及び/若しくは宝くじにおける事前印刷宝くじ券の登録、事前印刷宝くじ券の購入者に対する有効化及び/又は登録確認の提供、事前印刷宝くじ券の購入者へのくじ引き日確認の提供、事前印刷宝くじ券と関連付けられた当選の通知、購入者の電子的に維持されたデータ・ファイル(例えば、「電子ウォレット」又は「e-ウォレット」)への登録済みの事前印刷宝くじ券(又は仮想の事前選択された宝くじ券)の追加、又はこれらの組み合わせを含み且つこれらに関連している。
【0052】
図5Aは、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300、及び仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302を処理するための事前印刷宝くじ券処理システム500の一実施例を示す。宝くじ券処理システム500は一般的に、小売業者501において配設される1つ又は複数の売場専用端末502(POS)を含む(消費者のデバイス200が仮想の事前選択された宝くじ券の購入の状況では販売時点管理であり得ることも理解されたい)。
図5Aの実施例では、宝くじ券処理システム500はまた、売場専用端末502に通信可能に結合される宝くじシステム520と、宝くじシステム520に通信可能に結合される少なくとも1つの中央ゲーム・システム(CGS)540(例えば、540a、540b、及び540cのうちの少なくとも1つ)とを含む。さまざまな実施例では、
図5Aのシステムのさまざまなコンポーネントは、(さまざまなコンポーネント間の双方向の通信矢印によって暗示されるように)1つ又は複数のネットワークを介して動作可能に接続され得、例えば、これらの通信は、1つ又は複数のネットワーク、例えば、ブロードバンド、光学、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC、セルラ、人工衛星、クラウド、カード処理ネットワーク、バンキング・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、インターネットのワールド・ワイド・ウェブ、非セルラ式の携帯電話網、固定電話網、公衆電話交換網(PSTN)、専用通信回線、電子情報を転送するための他のネットワーク、又はこれらの組み合わせを介してなされ得る。さまざまなコンポーネント間の通信は、さまざまな暗号化技術を使用して安全が確保され得る。
【0053】
いくつかの実施例では、小売業者501に配設されるPOS端末502は、処理ユニット504、メモリ・ユニット506、及び/又はPOS端末502の外部のデバイスと通信するためのI/Oインターフェース508を含んでよい。さらに又は代替的には、
図5Aの実施例は小売業者501に配設されるPOS端末502を示しているが、いくつかの他の実施例では、従来のPOS端末、例えば、PC、ラップトップ、ハンドヘルド・デバイス、携帯電話、又は他のデバイスを含み得るネットワーク端末の代わりに又はこれと共に使用されてよい。ネットワーク端末は例えば、宝くじシステム520及び関連の機能性への小売業者のアクセスを提供するためにキオスクで利用可能とされてよい。
【0054】
いくつかの実施例では、処理ユニット504は、電子入力デバイス、レジスタ若しくは端末、コンピュータ処理ユニット(「CPU」)、パーソナル・コンピュータ、携帯情報端末(例えば、スマート・フォン)、又はI/Oインターフェース508と通信する他の手段を備えることができる。いくつかの実施例では、処理ユニット504は、「ストア・アンド・フォワード」機能性を組み込み得る。一般的に、ストア・アンド・フォワード機能性は、POS端末502とストアドバリュー処理システムとの間の接続性がストアドバリュー・カードの有効化の間に失われる場合に、処理ユニット504がストアドバリュー・カードの有効化要求を記憶し、且つ接続性が回復される時に有効化要求を通信することで、有効化を進めることが可能になるように、ストアドバリュー・カードの有効化の間に作用し得る。いくつかの実施例では、処理ユニット504は、ストア・アンド・フォワード機能性を無効又は抑制することを可能にするように構成されてよい。
【0055】
I/Oインターフェース508は、一般的に、バーコード・スキャナ、磁気ストライプ・リーダー、光学文字認識装置、生体認証装置、数値キーボード(例えば、識別番号の入力用)、又は認証トークンにおいて又はそれに対して符号化されたデータを問い合わせする、解釈する、取り込む、又は入力するように構成されるその他のデバイスを含む。例えば、I/Oインターフェース508は、券上に配設された機械可読なもの(例えば、統一商品コード情報又は他の情報などのバーコード情報)をスキャンする及び/又は取得するためのバーコード・スキャナを備えてよい。いくつかの実施例では、POS端末502はまた、例えば、取引のレシート114を印刷するためのプリンタ512に接続されてよい。POS端末502は、プロセッサ・ユニット504によって実行される時、POS端末502に本明細書に開示されるようなある特定の機能性を提供させる、メモリ・ユニット506に記憶された命令514を含む。
【0056】
一実施例では、宝くじシステム520は、一般的に、処理ユニット522と、1つ又は複数のメモリ・ユニット524と、宝くじシステム520の外部のコンポーネントと通信するための1つ又は複数のI/Oインターフェース526と、所望の通信方法に従って情報を記憶し且つ情報を送信することが可能な他のシステムと統合される通信モジュール550と、宝くじシステム520外のコンポーネント/システムとインターフェース接続する及び/又は対話するための少なくとも1つのAPI525とを含む。メモリ・ユニット524は、処理ユニット522によって実行される時、宝くじシステム520に本明細書に開示されるようなある特定の機能性を提供させる命令528を記憶し得る。例えば、一実施例では、ある特定の機能性は、複数の異なる小売業者からの事前印刷宝くじ券情報を受信し且つ確認することであり得る。事前印刷宝くじ券情報の確認は、受信した情報が実際の券に対応することをチェックすること、1つ又は複数のチェック数字を確認すること、及び/又は事前印刷宝くじ券が小売業者に配布されたことを確認することを伴う場合がある。一実施例では、ある特定の機能性は、取引を処理し、且つ複数の異なる小売業者から単一の中央ゲーム・システム又は複数の中央ゲーム・システムへのデータ交換を行うことであり得る。命令528は、データ交換、並びに宝くじ券の有効化、取り消し、登録、及び/又は購入の成功に必要ないずれの機能性も含み得る。
【0057】
図5Bは、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300、及び仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302を処理するための事前印刷宝くじ券処理システム2500の一実施例を示す。
【0058】
示されるように、事前印刷宝くじ券処理システム2500は、1つ又は複数の通信ネットワーク2180を通して互いに接続される小売業者の売場専用端末2022及び中央ゲーム・システム2202を含む。小売り用POS端末と中央ゲーム・システムとの間の通信は、さまざまな暗号化技術を使用して安全が確保され得る。
【0059】
小売業者のPOS端末2022は、中央処理装置(CPU)2040、メモリ・ユニット2060、及びPOS端末の外部のデバイスと通信するためのI/Oインターフェース2080を含んでよい。示されるように、バーコード・スキャナ2107は、統一商品コード情報及び事前印刷券情報などのバーコード情報をスキャンするために接続され得る。小売り用POS端末はまた、取引のレシート114を印刷するためのプリンタ2102に接続され得る。POS端末2022は、プロセッサ・ユニット2040によって実行される時、POS端末2022に事前印刷されたくじ引き式の宝くじ発券機能性2160を提供させるように構成する、メモリ・ユニット2060に記憶された命令2140を含む。機能性2160は、事前印刷宝くじ券のスキャンしたバーコード情報を中央ゲーム・システム2202に通信し、且つ本明細書に説明されるように、事前印刷された券の有効化の確認を受信するための機能性を提供し得る。
【0060】
中央ゲーム・システム2202は、中央処理装置(CPU)2220、メモリ・ユニット2260、及び中央ゲーム・システム2202の外部のデバイスと通信するためのI/Oインターフェース2240を含んでよい。メモリ・ユニット2260に記憶された命令2280は、処理ユニット2220によって実行される時、中央ゲーム・システム2202に、事前印刷されたくじ引き式の宝くじ券の有効化及び取り消し機能性2300を提供させるように構成する。機能性2300は、複数の異なる小売業者からの事前印刷宝くじ券情報を受信し且つ確認し得る。事前印刷宝くじ券情報の確認は、受信した情報が実際の券に対応することをチェックすること、1つ又は複数のチェック数字を確認すること、及び/又は事前印刷宝くじ券が小売業者に配布されたことを確認することを伴う場合がある。受信した情報を確認する際に使用される事前印刷券情報は、事前印刷券情報データベース2320に記憶され得る。機能性2300はまた、くじ引き及び賭け情報を生成し、且つくじ引き情報データベース2340において事前印刷券情報を関連付けてよい。くじ引き情報データベース2340は、事前印刷宝くじ券を含む後続の券を、くじ引きイベント後に当選券であるかを確認する際に使用され得る。
【0061】
図5Cは、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300、及び仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302を処理するための事前印刷宝くじ券処理システム2600の一実施例を示す。
【0062】
示されるように、事前印刷宝くじ券処理システム2500は、事前印刷された券100の販売用の小売業者の売場専用端末2022と、事前印刷された券の賭け及びくじ引き日の生成及び有効化のための中央ゲーム・システム2202と、それぞれが1つ又は複数の通信ネットワーク2180、2190を通して互いに接続される小売業者の売場専用端末2022と中央ゲーム・システム2202との間のデータの交換を容易にするための宝くじシステム6300とを含む。小売り用POS端末2022、宝くじシステム6300、及び中央ゲーム・システム2202の間の通信は、さまざまな暗号化技術を使用して安全が確保され得る。
【0063】
小売業者のPOS端末2022は、中央処理装置(CPU)2040、メモリ・ユニット2060、及びPOS端末の外部のデバイスと通信するためのI/Oインターフェース2080を含んでよい。図示されるように、バーコード・スキャナ2107は、統一商品コード情報及び事前印刷券情報などのバーコード情報をスキャンするために接続され得る。小売り用POS端末はまた、取引のレシート114を印刷するためのプリンタ2102に接続され得る。POS端末2022は、プロセッサ・ユニット2040によって実行される時、POS端末2022に事前印刷されたくじ引き式の宝くじ発券機能性2160を提供させるように構成する、メモリ・ユニット2060に記憶された命令2140を含む。機能性2160は、事前印刷宝くじ券のスキャンしたバーコード情報を宝くじシステム6300に通信し、且つ本明細書に説明されるように、事前印刷された券の有効化の確認を受信するための機能性を提供し得る。
【0064】
中央ゲーム・システム2202は、中央処理装置(CPU)2220、メモリ・ユニット2260、及び中央ゲーム・システム2202の外部のデバイスと通信するためのI/Oインターフェース2240を含んでよい。メモリ・ユニット2260に記憶された命令2280は、処理ユニット2220によって実行される時、中央ゲーム・システム2202に、事前印刷されたくじ引き式の宝くじ券の有効化及び取り消し機能性2300を提供させるように構成する。機能性2300は、複数の異なる小売業者からの事前印刷宝くじ券情報を受信し且つ確認し得る。事前印刷宝くじ券情報の確認は、受信した情報が実際の券に対応することをチェックすること、1つ又は複数のチェック数字を確認すること、及び/又は事前印刷宝くじ券が小売業者に配布されたことを確認することを伴う場合がある。受信した情報を確認する際に使用される事前印刷券情報は、事前印刷券情報データベース2320に記憶され得る。機能性2300はまた、くじ引き及び賭け情報を生成し、且つくじ引き情報データベース2340において事前印刷券情報を関連付けてよい。くじ引き情報データベース2340は、事前印刷宝くじ券を含む後続の券を、くじ引きイベント後に当選券であるかを確認する際に使用され得る。
【0065】
宝くじシステム6300は、中央処理装置(CPU)6040、メモリ・ユニット6160、及び取引プロセッサ・システム6300の外部のデバイスと通信するためのI/Oインターフェース6080を含んでよい。メモリ・ユニット6160に記憶された命令6140は、処理ユニット6040によって実行される時、取引処理及びデータ交換機能性6020を提供する。機能性6020は、複数の異なる小売業者から中央ゲーム・システム2202への(又は、他の実施例では、複数の異なる中央ゲーム・システムへの)取引を処理し且つデータを交換し得る。命令6140は、データ交換、並びに事前印刷された券100の有効化又は取り消しの成功に必要ないずれの機能性も含み得る。
【0066】
図6は、
図5A、
図5B、
図5C、及び
図17の事前印刷宝くじ券処理システムの一実施例を実装するために使用され得る例示のシステム・ネットワーク600のブロック図である。
図6におけるシステム・ネットワーク600が、
図5A、
図5B、
図5C、及び
図17を参照して説明されるシステムを実装するために使用され得るネットワークの1つの実例を示すために説明されることを、当業者は理解するであろう。ここで説明されない多くの他のアーキテクチャも同様に使用されてよい。
図6の実施例では、システム・ネットワーク600は、ウェブ・サーバ・ファーム602と、データベース・サーバ・ファーム604と、電子データ交換(EDI)ファーム606と、内部アクセス・サーバ・ファーム608とを含む。システム・ネットワーク600は、例えば、インターネット614上での消費者フロントエンドを実装するために、レイヤ7スイッチ・ファーム610及びインターネット・ファイアウォール・インフラストラクチャ612を含む。消費者フロントエンドは、ワールド・ワイド・ウェブ上のサイトとして実装されてよい。システム・ネットワーク600は、EDIパートナー620a、620b、620cへのポイント・ツー・ポイント接続618によるEDI仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)616も含む。
【0067】
一般に、
図6におけるシステム・ネットワーク600は、リモート及びローカル・インフラストラクチャを含む。システム・ネットワーク600に対する接続性は、リモート・インフラストラクチャをホストするコロケーション施設によって提供され得る。リモート・インフラストラクチャは、パートナー及び/又は消費者にアクセスを提供するために必要に応じて地理的に分散されるサーバ、ルータ、データベース、及びその他のネットワーク・エンティティを含む。リモート・インフラストラクチャは、機能クラスに該当し得るデバイスを含み、システム・ネットワーク600においてファーム(例えば、ウェブ・サーバ・ファーム、EDIサーバ・ファームなど)として分散されてよい。ローカル・インフラストラクチャは、サーバ、ルータ、データベース、及び、例えば、リソース管理のために、システム内の限定された主として内部のアクセスを提供するその他のネットワーク・エンティティを含んでよい。ローカル・インフラストラクチャはまた、ネットワーク設計によってアクセスが限定されるように地理的に分散されてよい(例えば、完全な内部アクセス用のデータベースはイントラネット内に維持され得る)。
【0068】
図6におけるシステム・ネットワーク600は、アクセスのタイプ及び方法に基づいてサーバ・システムの論理的な分離を実施する。これによって、複数のレイヤのアクセスが取り入れられ、さらにまた、システム・ネットワーク600内にもより深いレイヤのセキュリティが提供される。システム・ネットワーク600は、いくつかのレイヤのアクセスを可能にする一般的な垂直深さのサービスの分離及びセキュリティのレベルを含む。アクセスのレイヤは、最前線にあり且つ最も軽いレイヤのセキュリティを有する(インターネット614を介する)消費者フロントエンドから、アクセス及びセキュリティの最も深いレイヤにあるシステム・データベース605に及ぶ。
【0069】
アクセスのレイヤは、ネットワーク・スイッチ上のルーティング・モジュールによって行われるルーティングによることを除いて、互いに対する実際のアクセスのない仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)として実装される。それぞれのVLANは、適切なレベルのセキュリティに従ってアクセスを限定するように適切に構成されてよい。セキュリティのレベルは、一般に、4層のネットワーク・エンティティ:提示層、ビジネス・ロジック層、データ・アクセス層、及びデータ層に対応する。
【0070】
(消費者フロントエンドに対する)最上位のアクセスでは、提示層は、エンド・クライアントへのデータ配信を担っている。エンド・クライアントは、消費者又はパートナー620a、620b、620cであってよい。提示層では、データは、要求を処理し、且つクライアント・アプリケーションに対するデータ配信に対処するアプリケーションのビジネス・ロジック層との通信用にフォーマット化される。提示層におけるデータは、クライアント・アプリケーションによるレンダリングを可能にするようにXSLTスタイルシートと共にXMLフォーマットであってよい。提示層は、一般的に、DMZ(非武装地帯)ネットワークに常駐するウェブ・サーバ・ファーム602からのサーバのレイヤにおいて作用する。DMZネットワークにおけるこれらのサーバには、ウェブ・ファームDMZ VLAN630及びレイヤ7スイッチ・ファーム610を使用してアクセスが行われ得る。DMZネットワーク・サーバは、消費者と企業のインフラストラクチャとの間のプロキシ・サーバとして作用する。
【0071】
アクセスの次のレイヤは、ビジネス・ロジック層を形成するウェブ・サーバ・ファーム602におけるサーバを含む。ビジネス・ロジック層は、クライアント・アプリケーション(ウェブ・ブラウザなど)からの要求に対処し、且つ関連データについてのデータ・アクセス層への要求を行うことになるアプリケーション・コード(Beans)を含む。さらにまた、この層は、データを処理し、且つこのデータをクライアント・アプリケーションへの提示のために配信することになる。ビジネス・ロジック層は、アプリケーションの保全性及びデータベース605へのアクセスを保持するために消費者との対話からは分離されたままである。外部ウェブ・ファームVLAN632によって追加のセキュリティが提供されてよい。
【0072】
次のレイヤでは、データ・アクセス層は、データ層(又はデータベース605)に直接要求を行ってよい。データ・アクセス層は、データの記憶される方法及びある特定のプラットフォームからの取得される方法を区別するためにアプリケーションのビジネス・ロジック層から分離され得る。セキュリティは、内部ウェブ・ファームVLAN634によって構成されてよい。
【0073】
データ層は、データベース605を含み、且つ最も重大なデータを保護するための最も厳重なセキュリティを有するセキュリティの最後のレイヤにある。セキュリティは、内部アクセスVLAN636によって構成されてよい。
【0074】
システム・ネットワーク600は、システム・ネットワーク600を使用して開示された宝くじシステム(単数/複数)を実装するための例示のシステムのインフラストラクチャへのそれぞれのパートナー620a、620b、620cによるアクセスを分離する論理VLANであるEDIパートナーシップの一般的な水平分離を含む。一般に、パートナーは、VPN集信装置を通して又はバックボーン・スイッチ上のルーティング・モジュールを通してルーティングされるシステム・ネットワーク600インフラストラクチャ内への616及び618におけるこれ自体のプライベートVLANにアクセスし得る。この構造によって、潜在的なセキュリティ違反が単一のパートナー620a、620b、620cから隔離され得る。この構造はまた、いずれのパートナー620a、620b、620cもシステム・ネットワーク600から競合相手のデータにアクセスできないようにし得る。
【0075】
システム・ネットワーク600へのEDIパートナーによるアクセスはまた、セキュリティのレベルに従って垂直に階層化され得る。EDIファームDMZ VLAN640は、EDIサーバ・ファーム606へのアクセスに対して消費者フロントエンドにおいて最下位のセキュリティを提供する。外部EDIファームVLAN642は、ウェブ・サーバ・ファーム602を参照して上述されるビジネス・ロジック層と同様のビジネス・ロジック・レベルにおいて最上位のセキュリティを提供する。最上位のセキュリティは、データベース・サーバ・ファーム604を介したより重大なデータへのアクセスのために内部EDIファームVLAN644において提供される。
【0076】
システム・ネットワーク600への接続性は、リモート・インフラストラクチャをホストするコロケーション施設によって提供され得る。接続性は、レバレッジ消費者からレバレッジ・インフラストラクチャまでの最短のネットワーク・パスを提供するためにネットワークの境界を超える必要なく大部分のネットワークへのアクセスを確保するように層1インターネット・バックボーン・プロバイダによって提供され得る。層1プロバイダへの接続性を利用すること、及びインターネット・バックボーンへの複雑なBGPルートを管理することの外に、InterNAPへのバックアップ接続も確立されることになる。
【0077】
開示されたシステムの一実施例を実装するための例示のシステムでは、複雑なバックボーン接続は、インフラストラクチャによって消費者のホストISPを介してシステム・ネットワーク600にアクセスする消費者には「ローカル」に見えるようにする。これによって、消費者が、ピア・ネットワーク間のネットワークの境界を超えないようにし、最終的に、低下したネットワーク性能を体験しないようにする。
【0078】
ウェブ・サーバ・ファーム602は、静的又は動的コンテンツをサーブするためのサーバの2つのバンクを含む。それぞれのバンクは、静的ウェブ・ファーム又は動的ウェブ・ファームのどちらかとして指定され得る。静的ウェブ・ファームは、データベースによる生成も行われないし、インターネットを通してクライアント・アプリケーション(例えば、ウェブ・ブラウザ)に送信される前のいずれのタイプのサーバ・コンテンツ処理及び生成も使用しない静的コンテンツに対するクライアント要求に応え得る。コンテンツのそのような実例は、画像、映像、又はウェブ・テンプレートであることが考えられる。動的ウェブ・ファームは、XML/XLS変換、サーバ側のスクリプト記述、又はデータベース605と直接インターフェース接続する中間層アプリケーションによって行われるかどうかにかかわらず、複数のやり方で生成された動的コンテンツをサーブするように設計され得る。
【0079】
ウェブ・サーバ・ファーム602は、サーバ機能を実施する任意の適したハードウェア及びソフトウェア・システムを使用して実装されてよい。1つの例示の実装形態では、ウェブ・サーバ・ファーム602は、Solaris(登録商標)(Solaris(登録商標)はOracle America社の登録商標である)オペレーティング・システム又はRed Hat(登録商標) Enterprise Linux(登録商標)オペレーティング・システム(Red Hat(登録商標) Enterprise Linux(登録商標)はRed Hat社の商標である)のどちらかを実行するSun(登録商標)マルチプロセッサ・ブレード・サーバ(Sun(登録商標)はOracle America社の登録商標である)によって実装される。ウェブ・サーバ・ファーム602の例示の実装形態は、Zeus(登録商標)ウェブ・サーバ(ZWS)アプリケーション(Zeus(登録商標)はMarden-Kane社の登録商標である)も含む。Apache(登録商標)ウェブ・サーバ(Apache Micro Peripherals社)のように、ZWSは、堅牢な商用のフル装備で高効率のウェブ・サーバ・ソフトウェアである。しかしながら、ZWSは、マルチコアのハードウェア・プラットフォームの対称的な多重処理性質を活用するためにマルチスレッドであり、これによって、クライアント要求に対する応答回数及びロード・サービスが向上する。ウェブ・サーバ・ファーム602はまた、企業ウェブサイト上の消費者の要求に応えるためのアプリケーションを動作させるJava(登録商標)アプリケーション・サーバ・ソフトウェア(Java(登録商標)はOracle America社の登録商標である)を収容することになる。Java(登録商標)アプリケーション・サーバ・ソフトウェアは、簡易なJava(登録商標)アプリケーション用のApache(登録商標) Tomcat及びJ2EEアプリケーション用のJBossアプリケーション・サーバ・ソフトウェアの組み合わせであってよい。
【0080】
ウェブ・サーバ・ファーム602の具体的な実装では任意の適したハードウェア及びソフトウェア・システムを使用してよいことは理解されたい。上述されるハードウェア及びソフトウェア・システムは、使用され得るハードウェア及びソフトウェア・システムのタイプの単なる実例である。
【0081】
データベース・サーバ・ファーム604は、消費者フロントエンド方式の対話、及びパートナー620a、620b、620cから収集されたEDIパートナー・データに固有のデータを記憶し得る。データベース・サーバ・ファーム604は、データベース・サーバとして動作するように構成される任意の適したハードウェア及びソフトウェア・システムを使用して実装され得る。1つの例示の実装形態では、データベース・サーバ・ファーム604は、オペレーティング・システム及びデータベース・アプリケーションのために、マルチコア・プロセッサが積み重なったSunマルチプロセッサ・エンタープライズ・サーバ、並びに完全な冗長電源及びミラーリングされたドライブを使用して実装される。アプリケーションの性質、及びそのようなアプリケーションに対してインターフェース接続することが必要であるデータベース605に応じて、データベース・サーバ・ファーム604は、Oracleデータベース・サーバ製品又はMySQLデータベース・サーバ製品のどちらかを実行し得る。また、記憶されているデータの性質に応じて、極めて複雑なリレーショナル・データベース・テーブルではOracleを使用し得るが、単純すぎるデータベース・スキーマにはMySQLを使用し得る。データベース・サーバ・アプリケーションは、高い可用性及びフォールト・トレランスを確保するためにクラスタ化されてよい。これによって、データベース・サーバ・ファーム604の間のアプリケーション負荷バランシングも提供されることになる。
【0082】
データベース・サーバ・ファーム604用のデータベース605は、高い可用性及びフォールト・トレランスの両方を与えることになるSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)ソリューションに常駐し得る。
【0083】
データベース・サーバ・ファーム604の具体的な実装形態では、任意の適したハードウェア及びソフトウェア・システムを使用し得ることは理解されたい。上述されるハードウェア及びソフトウェア・システムは、使用され得るハードウェア及びソフトウェア・システムのタイプの単なる実例である。
【0084】
EDI(電子データ交換)ファーム606は、システム・ネットワーク600において、パートナー620a、620b、620cと通信するように設計され得る。EDIファーム・サーバ606は、データベース・ファーム604内のデータのアクセス及び処理、並びに記憶を行うためにウェブ・サーバ・ファーム602と異なるアプリケーション及び許可を有し得る。EDIファーム・サーバ606上で動作するアプリケーションの性質は、データ処理及び記憶における効率を高めるためにデータベース605にはより直接的にアクセスし得る。EDIファーム・サーバ606は、VPN(仮想プライベート・ネットワーク)集信装置を介して、又は616及び618で示されるようなVLAN内への固有のポイント・ツー・ポイント・アクセスを通してのみアクセス可能であるプライベートVLAN(仮想ローカル・エリア・ネットワーク)に常駐し得る。
【0085】
EDIファーム・サーバ606は、サーバ機能を動作させるように構成される任意の適したハードウェア及びソフトウェア・システムを使用して実装されてよい。例示の実装形態では、EDIサーバ・ファーム606は、ウェブ・サーバ・ファーム602と同じプラットフォームを使用して、又はIBMメインフレームを実行することによって実装されてよい。例示の実装形態におけるEDIファーム・サーバ606のソフトウェアはまた、ウェブ・サーバ・ファーム602のソフトウェアのものと類似していてよい。EDIファーム・サーバ606がIBMメインフレームを含む場合、ハードウェアはIBM AIXオペレーティング・システムを実行することになり、EDIファーム・サーバ606はIBM Websphereアプリケーション・サーバ・ソフトウェアを実行することになる。
【0086】
EDIサーバ・ファーム606の具体的な実装では任意の適したハードウェア及びソフトウェア・システムを使用してよいことは理解されたい。上述されるハードウェア及びソフトウェア・システムは、使用され得るハードウェア及びソフトウェア・システムのタイプの単なる実例である。
【0087】
内部アクセス・ファーム・サーバ608はまた、プラットフォーム、ソフトウェア、及びリソース・アーキテクチャにおいてウェブ・サーバ・ファーム602と類似している場合がある。しかしながら、EDIファーム・サーバ606のように、アプリケーションは企業イントラネットからの内部アクセスに合わせることになる。そのようなアプリケーションは、マーケティング及び販売についてのデータ・マイニング及び統計情報を含んでよい。
【0088】
図5Aを再び参照すると、いくつかの実施例では、宝くじシステム520は、1つ又は複数の情報データストア、例えば、データストア530と通信するように構成され得る。データストア530は別個のサブデータストア530a及び530bを含有し得る。一実施例では、別個のサブデータストア530a及び530bは、小売業者301又は複数の小売業者の販売用に供給された事前印刷宝くじ券のそれぞれに対するエントリを個別に又は集合的に含んでよい。一実施例では、情報を確認するために使用される券情報は、券情報データベース、例えば、データストア530aに記憶され得る。くじ引き及び賭け情報は、宝くじ情報データベース、例えば、データストア530bに記憶され得る。宝くじ情報データベース530bは、事前印刷宝くじ券を含む後続の券を、くじ引きイベント後に当選券であるかを確認する際に使用され得る。
【0089】
また、いくつかの実施例では、宝くじシステム520は、(例えば、540a、540b、及び540cのうちの少なくとも1つにおいて)少なくとも1つのCGS540と通信するように構成され得る。一般的に、宝くじ管轄区域(例えば、州)は、さまざまなCGSを使用して、宝くじと関連付けられたくじ引きを管理する。さまざまな実施例では、宝くじシステム520は、それぞれが宝くじシステム520を特定のCGS(例えば、540a、540b、540c)とインターフェース接続及び/又は対話可能にするように構成される1つ又は複数のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を利用するように構成される。例えば、
図5Aの実施例では、宝くじシステム520は、第1のAPI525a、第2のAPI525b、及び第3のAPI525cのそれぞれを利用して、第1のCGS540a、第2のCGS540b、及び第3のCGS540cのそれぞれとインターフェース接続及び/又は対話する。例えば、第1のAPI525a、第2のAPI525b、又は第3のAPI525cのうちの1つは、宝くじシステム520において、第1のCGS540a、第2のCGS540b、又は第3のCGS540cのうちの1つによる特定の宝くじに対する特定のくじ引きへのプレイ選択を入力できるようにし得る。
【0090】
いくつかの実施例では、CGS540は、1つ又は複数の情報データストア、例えば、データストア545と通信するように構成され得る。データストア545は別個のサブデータストア545a及び545bを含有し得る。一実施例では、別個のサブデータストア545a及び545bは、小売業者301又は複数の小売業者の販売用に供給された事前印刷宝くじ券のそれぞれに対するエントリを個別に又は集合的に含んでよい。一実施例では、情報を確認するために使用される券情報は、券情報データベース、例えば、データストア545aに記憶され得る。くじ引き及び賭け情報は、宝くじ情報データベース、例えば、データストア545bに記憶され得る。宝くじ情報データベース545bは、事前印刷宝くじ券を含む後続の券を、くじ引きイベント後に当選券であるかを確認する際に使用され得る。
【0091】
本明細書には、事前印刷宝くじ券(及び/又は仮想の事前選択された宝くじ券)、例えば、
図1及び
図2のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100及び/又は
図3及び
図4のインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300に関する取引を処理することに関連している方法の実施例も開示されている。さまざまな実施例では、処理される取引は、(特定のくじ引きにおける宝くじ券の登録などによる)宝くじ券の有効化、宝くじ券の再有効化及び/若しくは再登録、宝くじ券の有効化又は登録の確認、宝くじ券が登録されるくじ引き日の提供、又は、購入者が、宝くじ券が当選券であるかどうかを判断可能にすることができる属性の提供であってよい。
【0092】
図7Aを参照すると、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券の有効化のための方法700の一実施例が示されている。
図7Aの方法700は、
図1及び
図2のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100、及び
図5Aの事前印刷宝くじ券処理システム500を参照して開示されているが、方法700は、くじ引きタイプの事前印刷宝くじ券及び仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の代替的な実施例、並びに/又は事前印刷宝くじ券処理システムのその他の実施例に関して同様に実行されてよい。
【0093】
図7Aの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷宝くじ券100が製造されると、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は小売業者501に分配されてよい。
【0094】
ブロック701において、方法700は、購入者が小売業者501において表示され得るくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を選択する時に開始し、ブロック702において、購入者は、POS端末502に進み、スキャン及び購入されるくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を会計係に提示する。ブロック703において、POS端末502では、有効化コード210は、I/Oインターフェース508などを介して読み取られ得る、又は代替的には、POS端末502に手動で入力され得る。ブロック704において、POS端末502は、注文の受取総額を表示する。例えば、事前印刷宝くじ券100と関連付けられたUPCは、例えば、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の価格を判断するために読み取られてよい。ブロック705において、購入者は支払われるべき金額を支払い、ブロック706において、レジ係は貨幣を受け入れ、POS端末502への支払いを更新する。
【0095】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を消費者(例えば、購入者)が購入してよく、ここで、(販売時点管理としての機能を果たす)消費者の電子デバイス、例えば、消費者のデバイス200は、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券用の電子市場にアクセスし、電子市場には、ウェブサイト又はアプリケーションなどによってアクセス可能である。仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の購入が完了すると、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、消費者のデバイス200に電子配信される。
【0096】
ブロック707において、POS端末502は、取引要求、とりわけ、有効化要求を生成し、且つ有効化要求を宝くじシステム520に通信する。有効化要求はまた、登録要求、例えば、登録されているくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられたプレイ選択120がそれぞれ、宝くじのくじ引きに対して入力されるようにする要求を構成し得る。有効化要求は、購入されるくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を一意に識別する情報に加えて、購入されるくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の暗号化制御番号130、小売業者501を識別する情報、POS端末502を識別する情報、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100が購入される管轄区域(例えば、州)を識別する情報、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0097】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、(例えば、POS端末502としての機能を果たす)消費者のデバイス200は、取引要求、とりわけ、有効化要求を生成し、且つ有効化要求を宝くじシステム520に通信する。有効化要求はまた、登録要求、例えば、登録されているくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券102と関連付けられたプレイ選択120がそれぞれ、宝くじのくじ引きに対して入力されるようにする要求を構成し得る。有効化要求は、購入されるくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券を一意に識別する情報に加えて、購入されるくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の暗号化制御番号130、小売業者501を識別する情報、消費者のデバイス200を識別する情報、くじ引きタイプの事前選択された宝くじ券が購入される管轄区域(例えば、州)を識別する情報、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を購入している消費者のデバイス200の地理的位置を識別する情報(例えば、GPS座標)、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0098】
有効化要求を受信すると、ブロック708において、宝くじシステム520は、有効化要求で参照したくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられた1つ又は複数の記録にアクセスし、且つPOS端末502から受信した有効化要求の正当性を判断してよい。さまざまな実施例では、宝くじシステム520は、(i)有効化要求で参照したくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100が先に有効にされている又は宝くじのくじ引きで登録されているか否か、(ii)有効化要求で参照したくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられた小売業者が有効化要求で参照した小売業者と一致しているか否か、(iii)有効化要求で参照したくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられたPOS端末が有効化要求で参照したPOS端末502と一致しているか否か、(iv)有効化要求で参照したくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられた管轄区域が有効化要求で参照した管轄区域と一致しているか否か、(v)くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の購入と関連付けられたPOS端末の地理的位置が、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の販売が承認された地理的位置に対応するか否か、又は(vi)これらの組み合わせに基づいて、有効化要求の正当性を判断し得る。
【0099】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、有効化要求を受信すると、宝くじシステム520は、有効化要求で参照した仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた1つ又は複数の記録にアクセスし、且つ(POS端末502としての機能を果たす)消費者のデバイス200から受信した有効化要求の正当性を判断し得る。さまざまな実施例では、宝くじシステム520は、(i)有効化要求で参照した仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102が先に有効にされている又は宝くじのくじ引きで登録されているか否か、(ii)有効化要求で参照した仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた小売業者が有効化要求で参照した小売業者と一致しているか否か、(iii)有効化要求で参照した仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた消費者のデバイス200が有効化要求で参照した消費者のデバイス200と一致しているか否か、(iv)有効化要求で参照した仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた管轄区域が有効化要求で参照した管轄区域と一致しているか否か、(v)仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の購入と関連付けられた消費者のデバイス200の地理的位置が、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の販売が承認された地理的位置に対応するか否か、又は(vi)これらの組み合わせに基づいて、有効化要求の正当性を判断し得る。
【0100】
有効化要求が正当であると判断すると、ブロック709では、宝くじシステム520は、プレイ選択120が、有効化要求で参照したくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられているか、例えば、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられた1つ又は複数の記録に記憶され得るかを判断し得る。ブロック710では、宝くじシステム520はまた、CGSが、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられた管轄区域に対する宝くじを運営することを担っている(例えば、第1のCGS540a)か、例えば、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられた1つ又は複数の記録にまた記憶され得るかを判断し得る。ブロック711では、宝くじシステム520はまた、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100が関連付けられる宝くじに対して次に利用可能なくじ引きにプレイ選択120を登録するために、第1のAPI525aを介して第1のCGS540aと対話し得る。例えば、宝くじシステム520は、プレイ選択120が特定のくじ引きに登録される前の、及び、プレイ選択120がそのくじ引きの後のくじ引き(例えば、次に利用可能なくじ引き)に登録された後の「中断」時間を用いてよい。
【0101】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、有効化要求が正当であると判断されると、宝くじシステム520は、プレイ選択120が、有効化要求で参照した仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられているか、例えば、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた1つ又は複数の記録に記憶され得るかを判断し得る。宝くじシステム520はまた、CGSが、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた管轄区域に対する宝くじを運営することを担っている(例えば、第1のCGS540a)か、例えば、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた1つ又は複数の記録にまた記憶され得るかを判断し得る。宝くじシステム520はまた、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102が関連付けられる宝くじに対して次に利用可能なくじ引きにプレイ選択120を登録するために、第1のAPI525aを介して第1のCGS540aと対話し得る。例えば、宝くじシステム520は、プレイ選択120が特定のくじ引きに登録される前の、及び、プレイ選択120がそのくじ引きの後のくじ引き(例えば、次に利用可能なくじ引き)に登録される後の「中断」時間を用いてよい。
【0102】
くじ引きにおける登録が成功する場合、ブロック712では、宝くじシステム520は、プレイ選択120が登録されたくじ引きの指示(例えば、くじ引きの日付及び/又は時間)を含み得る第1のCGS540aから登録確認を受信し得る。代替的には、くじ引きにおける登録が不成功である場合、宝くじシステム520は、登録が成功しなかったという指示を第1のCGS540aから受信すること、又は所定の時間周期内に登録確認を受信できないことで、登録が不成功であったことを示し得る。
【0103】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、くじ引きにおける登録が成功する場合、宝くじシステム520は、プレイ選択120が登録されたくじ引きの指示(例えば、くじ引きの日付及び/又は時間)を含み得る登録確認を第1のCGS540aから受信し得る。代替的には、くじ引きにおける登録が不成功である場合、宝くじシステム520は、登録が成功しなかったという指示を第1のCGS540aから受信すること、又は所定の時間周期内に登録確認を受信できないことで、登録が不成功であったことを示し得る。
【0104】
ブロック713では、宝くじシステム520は、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100と関連付けられた記録の1つ又は複数と関連している第1のCGS540aから受信した登録確認、例えば、プレイ選択120が登録に成功したという指示、並びに、くじ引きの日付及び/又は時間を記憶し得る。
【0105】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、宝くじシステム520は、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた記録の1つ又は複数と関連している第1のCGS540aから受信した登録確認、例えば、プレイ選択120が登録に成功したという指示、並びに、くじ引きの日付及び/又は時間を記憶し得る。
【0106】
ブロック714では、くじ引きにおける登録が成功する場合、宝くじシステム520は、プレイ選択120が登録されたくじ引きの指示(例えば、くじ引きの日付及び/又は時間)を含み得る登録確認をPOS端末502に通信し得る。代替的には、くじ引きにおける登録が不成功である場合、宝くじシステム520は、登録が成功しなかったという指示をPOS端末502に通信し得る、又は所定の時間周期内に登録確認を通信できないことで、登録が不成功であったことを示し得る。登録が不成功である場合、資金は購入者に返され、取引は取り消されてよい。いくつかの実施例では、登録が不成功であり得る可能性を考慮に入れるために、POS端末のいずれのストア・アンド・フォワード機能性も無効にされてよい。
【0107】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、くじ引きにおける登録が成功する場合、宝くじシステム520は、プレイ選択120が登録されたくじ引きの指示(例えば、くじ引きの日付及び/又は時間)を含み得る登録確認を(POS502としての機能を果たす)消費者のデバイス200に通信し得る。代替的には、くじ引きにおける登録が不成功である場合、宝くじシステム520は、登録が成功しなかったという指示を消費者のデバイス200(POS502としての機能を果たす)に通信し得る、又は所定の時間周期内に登録確認を通信できないことで、登録が不成功であったことを示す場合がある。登録が不成功である場合、資金は消費者に返され、取引は取り消されてよい。いくつかの実施例では、登録が不成功であり得る可能性を考慮に入れるために、POS端末のいずれのストア・アンド・フォワード機能性も無効にされてよい。
【0108】
図1A及び
図2Aに関して開示されるように、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は確認情報230を含む。いくつかの実施例では、確認情報230は、ユーザが、宝くじにおける登録を確認すること、くじ引き日を確認すること、及び/又は自動賞金通知に登録することを可能にし得る。例えば、説明テキストを通して、券の購入者は、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンすること、一意のコードをショート・コードになるように作成すること、ウェブサイトに訪れること、双方向音声応答システム(IVR)を呼び出すこと、及び/又はいくつかの他の双方向通信チャネルを含めて、自動賞金通知に登録するための複数のやり方が供給され得る。選択された方法に応じて、ユーザは、特定のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100が識別されることを可能にする何らかの証印を入れてよい、又は、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンする場合、一意の券情報はシステム(例えば、宝くじシステム520及び/又は中央ゲーム・システム540)に自動的に渡されてよい。
【0109】
図1B及び
図2Bに関して開示されるように、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、確認情報230は、ユーザが、宝くじにおける登録を確認すること、くじ引き日を確認すること、及び/又は自動賞金通知に登録することを可能にし得る。例えば、説明文を通して、券の消費者/購入者は、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンすること、一意のコードをショート・コードになるように作成すること、ウェブサイトに訪れること、双方向音声応答システム(IVR)を呼び出すこと、自動的に確認及び/又は登録することが有効化可能であるように構成される情報の一部分230を有効にすること(例えば、ボタン及び/又はハイパーリンク)、及び/又は何らかの他の双方向通信チャネルを含めて、自動賞金通知に登録するための複数のやり方が供給され得る。選択された方法に応じて、消費者は、特定の仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102が識別されることを可能にする何らかの証印を入れてよい、又は、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンする場合、一意の券情報はシステム(例えば、宝くじシステム520及び/又は中央ゲーム・システム540)に自動的に渡されてよい。
【0110】
いくつかの実施例では、購入者はまた、自動賞金通知に登録するのと同時にくじ引き日情報を確認することができる。クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンした後、及び/又は一意のコードをシステム(例えば、宝くじシステム520及び/又は中央ゲーム・システム540)にテキスト送信後、システムは、購入者によって選択された通信チャネルに適切なフォーマットでくじ引き日情報を返すことが考えられる。
【0111】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、消費者はまた、自動賞金通知に登録するのと同時にくじ引き日情報を確認することができる。クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンした後、一意のコードをシステム(例えば、宝くじシステム520及び/又は中央ゲーム・システム540)に対して作成した後、及び、自動的に確認及び/又は登録するように消費者のデバイス200における機能性(例えば、ボタン及び/又はハイパーリンク)を有効にした後、システムは、消費者のデバイス200に適切なフォーマットでくじ引き日情報を返すことが考えられる。
【0112】
いくつかの実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100及び当該券と関連付けられた番号は、複数のくじ引き、例えば、同じ宝くじ認可を有する複数の後続のくじ引き、及び/又は異なる宝くじ認可を有する複数のくじ引きにエントリできるように構成されてよい。いくつかの実施例では、券は、それぞれのくじ引きと関連付けられた複数のクイック・レスポンス・コードを含んでよい。いくつかの実施例では、券は1つのクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))を含んでよく、ここで、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))は、ユーザが複数の所望のくじ引きを選択し得る、及び/又は複数のくじ引きが示されるディスプレイを見る場合があるウェブページにユーザを導く。いくつかの実施例では、複数のくじ引きは、券の購入時に選定されてよい。
【0113】
宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた番号は、複数のくじ引き、例えば、同じ宝くじ認可を有する複数の後続のくじ引き、及び/又は異なる宝くじ認可を有する複数のくじ引きにエントリできるように構成されてよい。いくつかの実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、それぞれのくじ引きと関連付けられた複数のクイック・レスポンス・コードを含んでよい。いくつかの実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は1つのクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))又は有効化可能なボタン/ハイパーリンクを含んでよく、ここで、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))又は有効化可能なボタン/ハイパーリンクは、ユーザが複数の所望のくじ引きを選択し得る、及び/又は複数のくじ引きが示されるディスプレイを見る場合があるウェブページにユーザを導く。いくつかの実施例では、複数のくじ引きは、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の購入時に選定されてよい。
【0114】
いくつかの実施例では、宝くじ券は、券又はレシート上にくじ引き日が印刷されていない場合があり、むしろ、「次に可能なくじ引き日」に入れられていることを消費者は知らされる。消費者はさらにまた、さまざま方法によってそれらの券の特定のくじ引き日を確認する機能を有する。例えば、消費者は、ウェブサイトを訪れて、一意の券識別子を入れることが可能であり、さらにまた、ウェブサイトはくじ引き日情報を表示することが考えられる。ウェブサイトに加えて、消費者は、一意の券識別子をショート・コードになるように作成し、且つテキストによってくじ引き情報を受けることが可能である、又は消費者は双方向音声応答システム(IVR)システムに通話して一意の券識別子について話し、IVRによってくじ引き日情報について話すことが可能である。いくつかの実施例では、消費者は、くじ引き日を確認するために宝くじ券上のクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンすることが可能である。
【0115】
宝くじ券を購入した後、くじ引き日を検証するこれらの方法のうちの1つを使用する消費者は、典型的には、くじ引き日情報を受信し得る。ユーザが、くじ引き日情報を検証する方法のうちの1つを使用しようと試みるが、その特定の宝くじ券を購入していない場合、システムは、宝くじ券が購入されていないことを示すメッセージ、又は何らかの他の同様のタイプの応答を返す場合がある。悪人は、購入され且つ有効にされた宝くじ券と、購入されていない宝くじ券との間の応答の差異を判別する可能性がある。
【0116】
悪人が、宝くじ券を偽造しようと試みるなど、詐欺を働くことに関心があった場合、この悪人は、宝くじ券が購入されている又は購入されていないかの知識を有する場合に好都合である恐れがある。このことは、悪人がコンピュータ・システムを使用して、一意の券識別子をシステムに入れるプロセスを自動にしてから、くじ引き日を確認するシステムの応答を受ける場合に、及び/又は券が購入されている場合に特に当てはまる。
【0117】
本開示の実施例によって、このように悪人が宝くじ券についての情報を集める可能性が防止又は低減され得る。いくつかの実施例では、システムは、消費者がシステムに一意の識別子、例えば、制御番号130又は360をエントリできるようにするユーザ・インターフェースを備えてよい。このユーザ・インターフェースはさらにまた、券くじ引き日情報を参照するデータベースに接続される。いくつかの実施例では、システムは、消費者応答システム及び/又は詐欺軽減システムを含み得る。
【0118】
いくつかの実施例では、詐欺軽減システムは、異なるツール及び方法を用いて、悪人が宝くじ券情報を得ることを防止し得る。いくつかの実施例では、詐欺軽減システムは、人間には見えないが、ボットなどの自動システムには見える1つ又は複数のフィールドを含み得る。さらに又は代替的には、システムはその後、これらの見えないフィールドのうちの1つが埋められる場所についてのいずれの応答も返すことができない。詐欺軽減システムはキャプチャを含んでよい。さらに又は代替的には、詐欺軽減システムは、人には優しくボットには不都合な質問を含んでよい。詐欺軽減システムは、サイト・レベルで適用され、且つウェブ・ベースのユーザ・インターフェースの場合のユーザ・インターフェースによって必要とされる使用セッション・トークンを含んでよい。
【0119】
図7Bは、ランダムなくじ引き用の券を提供するためのプロセスの一実施例を示す。プロセス720では、消費者が事前印刷宝くじ券103を含むアイテム数を購入していることを想定している。事前印刷宝くじ券103はPOS端末502でスキャンされ(721)、事前印刷された券103の一意の識別情報及び詳細は中央ゲーム・システム540に通信され(722)、この中央ゲーム・システム540において、賭け情報がまだ券情報と関連付けられていない場合、券情報を確認し且つくじ引き及び賭け情報を判断する(723)。購入される追加のアイテムはPOS端末502によってスキャンされ得(724)、購入されるアイテムの全てがスキャンされると、例えば、現金、クレジット払い、又はデビット払いを使用して支払いが行われてよい(725)。入金が検証された後、POS端末502は支払い確認を中央ゲーム・システム540に通信し(726)、中央ゲーム・システム540は事前印刷宝くじ券103を後続のくじ引きに対して有効にすることができる(727)。くじ引き及び賭け情報は、POS端末502に返され(728)、且つ顧客のレシート114上に印刷されてよい(729)。事前印刷宝くじ券103は、有効にされると、宝くじ券としての機能を果たし、且つ宝くじ端末から購入された任意の正規の宝くじ券であるかを確認され得る。
【0120】
図7Cは、ランダムなくじ引き用の券を提供するためのさらなるプロセスの一実施例を示す。プロセス730はプロセス720と類似しているが、一意のID117がキャッシュされ、且つ支払い確認と共に送信される。事前印刷宝くじ券はPOS端末502においてスキャンされ(731)、一意の識別117情報に加えて、事前印刷宝くじ券103の製品情報119がPOS端末502においてキャッシュされる(732)。購入されるさらなるアイテムがPOS端末502においてキャッシュされ得(733)、購入されるアイテムの全てがスキャンされると、例えば、現金、クレジット払い、又はデビット払いを使用して支払いが行われてよい(734)。入金が検証された後、POS端末502は支払い確認及び事前印刷宝くじ券103のキャッシュされた一意の識別情報117を中央ゲーム・システム540に通信してよい(735)。中央ゲーム・システム540は、賭け情報がまだ券情報と関連付けられておらず、当該情報によって後続のくじ引きに対して事前印刷宝くじ券103を有効にすることができる(736)場合、券情報を受信し且つ確認し、及びくじ引き及び賭け情報を判断する。くじ引き及び/又は賭け情報は、POS端末502に返され(737)、且つ顧客のレシート114上に印刷されてよい(738)。事前印刷宝くじ券103は、有効にされると、宝くじ券としての機能を果たし、且つ宝くじ端末から購入された任意の正規の宝くじ券であるかを確認され得る。
【0121】
図7Dは、ランダムなくじ引き用の券を提供するためのさらなるプロセスの一実施例を示す。プロセス740はプロセス720と類似しているが、中央ゲーム・システム540によるくじ引き及び賭け情報の判断、及びPOS502へのこの情報の通信は、POS502による入金の検証に依存していない。事前印刷宝くじ券103はPOS端末502においてスキャンされ(741)、一意の識別情報117に加えて、事前印刷宝くじ券103の製品情報119が中央ゲーム・システム540に通信され(742)、中央ゲーム・システム540では、券情報を確認し、賭け情報がまだ券情報と関連付けられていない場合、くじ引き及び賭け情報を判断し、事前印刷された券103を有効にする(743)。中央ゲーム・システム540は、くじ引き情報をPOS502に通信して(744)、ここでくじ引き情報はPOS端末502によってキャッシュされる(745)。購入されるさらなるアイテムがPOS端末502によってキャッシュされ得(746)、購入されるアイテムの全てがスキャンされると、例えば、現金、クレジット払い、又はデビット払いを使用して支払いが行われてよい(747)。入金が検証された後、POS端末502は支払い確認を中央ゲーム・システム540に通信し(748)、中央ゲーム・システム540は、支払い確認及び詳細を事前印刷された券103と関連付けることができる(749)。くじ引き及び賭け情報はPOS502に返されてよく(750)、POS502は顧客のレシート114上にくじ引き及び賭け情報を印刷してよい(751)。事前印刷された券103は、有効にされると、宝くじ券としての機能を果たし、且つ宝くじ端末から購入された任意の正規の宝くじ券であるかを確認され得る。
【0122】
図7Eは、ランダムなくじ引き用の券を提供するためのさらなるプロセスの一実施例を示す。プロセス760では、消費者が事前印刷宝くじ券103を含むアイテム数を購入していることを想定している。事前印刷宝くじ券103はPOS端末502でスキャンされ(761)、事前印刷された券の一意の識別情報117及び詳細は宝くじシステム520に通信され(762)、宝くじシステム520はさらには、一意の識別子117及び事前印刷された券の詳細を中央ゲーム・システム540に通信し、中央ゲーム・システム540は、賭け情報がまだ券情報と関連付けられていない場合、券情報を確認し、くじ引き及び賭け情報を判断し、事前印刷宝くじ券103を有効にする(764)。くじ引き情報は、宝くじシステム520に通信され(765)、且つそのシステム内でキャッシュされる(766)。購入される追加のアイテムはPOS端末502によってスキャンされ得(767)、購入されるアイテムの全てがスキャンされると、例えば、現金、クレジット払い、又はデビット払いを使用して支払いが行われてよい(768)。入金が検証された後、POS端末502は支払い確認を宝くじシステム520に通信してよい(769)。宝くじシステム520はまた、支払い確認を中央ゲーム・システム540に通信してよく(770)、中央ゲーム・システム540は支払い確認を事前印刷された券103と関連付け可能である(771)。宝くじシステム520は、くじ引き及び賭け情報をPOS端末502に通信し(772)、且つ顧客のレシート114上にくじ引き情報を印刷してよい(773)。事前印刷宝くじ券103は、有効にされると、宝くじ券としての機能を果たし、且つ宝くじ端末から購入された任意の正規の宝くじ券であるかを確認され得る。当然のことだが、POS端末502、宝くじシステム520、及び中央ゲーム・システム540の間の通信の順番は、関係者の間で導入されるルールに応じて変化し得る。
【0123】
図7Fは、ランダムなくじ引き用の券を提供するためのさらなるプロセスの一実施例を示す。プロセス780は、くじ引き情報、及び事前印刷された券103の有効化が、支払い確認を中央ゲーム・システム540が受けた後に完了することを除いて、プロセス760と同様である。プロセス780では、消費者が事前印刷宝くじ券103を含むアイテム数を購入していることを想定している。事前印刷宝くじ券103はPOS端末502でスキャンされ(781)、事前印刷された券の一意の識別情報117及び詳細はPOS端末502内でキャッシュされる(782)。購入されるさらなるアイテムはPOS端末502によってスキャンされ得(783)、購入されるアイテムの全てがスキャンされると、例えば、現金、クレジット払い、又はデビット払いを使用して支払いが行われてよい(784)。入金が検証された後、POS端末502は支払い確認及び一意の識別情報117を宝くじシステム520に通信してよい(785)。宝くじシステム520は、支払い確認及び一意の識別子情報117を中央ゲーム・システム540に通信してよい(786)。中央ゲーム・システム540は、賭け情報がまだ券情報と関連付けられていない場合、券情報を確認し、くじ引き及び賭け情報を判断し、事前印刷宝くじ券103を有効にする(787)。くじ引き情報は宝くじシステム520に通信される(788)。くじ引き情報は次いで、POS端末502に通信され(789)、ここで、くじ引き情報は顧客の買い物レシート114上に印刷される(790)。事前印刷宝くじ券103は、有効にされると、宝くじ券としての機能を果たし、且つ宝くじ端末から購入された任意の正規の宝くじ券であるかを確認され得る。当然のことだが、POS端末502、宝くじシステム520、及び中央ゲーム・システム540の間の通信の順番は、関係者の間で導入されるルールに応じて変化し得る。
【0124】
図8Aは、券の一意のコードに固有のくじ引き日情報を返し、且つ自動賞金通知を受信するための基本設定を選択する手段として購入者に電話番号(又はその他の連絡情報若しくは通信チャネル識別子)をエントリさせるモバイル・ウェブサイト800を示す図である。購入者は、ユーザがテキストによる自動賞金通知を受信することを望む場合の携帯電話番号、電子メールによって自動賞金通知を受信するための電子メール・アドレス、音声式通知を受けるための電話番号、及び/又はソーシャル・メディア・ユーザ名などの通信チャネルに適切な何らかの他の一意の識別子などの通信固有識別子810を入力させられる場合がある。ユーザはまた、サービスからのその他の通信又は通知のほうを選ぶ又はこれ以外を選ぶことができ、ユーザは情報のエントリを受けてタップしてよい。いくつかの実施例では、
図8Aに提示されるモバイル・ウェブサイト800のユーザ・インターフェースは、悪人が宝くじ券についての情報を得ることを防止するための1つ又は複数の消費者応答システム及び/若しくは詐欺軽減システムを含んでよい。
【0125】
さまざまな実施例では、上に概説された情報の一部又は全ては、宝くじシステム520、中央ゲーム・システム540、又はこれらの組み合わせのデータベースに記憶されてよく、当該データベースは、(携帯電話、電子メールなどの)通信チャネルの一意の識別子と共に、一意の宝くじ券識別子、所望の通信チャネル(テキスト、電子メール、音声、又は何らかの他の通信チャネル)を含むことができる。
【0126】
くじ引きが行われた後、宝くじシステム520は、CGS540から、又はこの実施例がCGS540によって供給される場合には内部テーブルから当選属性を受信する。宝くじシステム520は、当選属性を含む通知を、例えば、所望の通信チャネルを介してユーザに提供してよい。
【0127】
いくつかの実施例では、宝くじシステム520は、当選及び落選の券番号を購入された券と照合し且つ関連付ける。券の一意の識別子は、さらにまた、ユーザに対する関連の通信チャネル識別子を識別するために使用されてよい。宝くじシステム520は、特定の券が当選したか否か、及び、当選の場合、当選金額、賞金換金命令、及び当選券の有効期限を含む、くじ引き結果についての情報を受信してよい。さらに、宝くじシステム520は、所望の通信チャネル、及び券と関連付けられた通信識別子を識別し得る。
【0128】
次に、宝くじシステム520は、情報を記憶し、且つ所望の通信方法に従って情報を送信することが可能な他のシステムと統合される通信モジュール550を利用する(いくつかの実施例では、通信モジュールは宝くじシステム520内に常駐してよく、その他の実施例では、通信モジュール550は宝くじシステム520に通信可能に結合されてよいが、必ずしも宝くじシステム520内に置かれているわけではない)。ユーザはさらにまた、ユーザの券が当選しなかった又は当選したことを知らせる通知、獲得した金額、及び賞金換金命令を受信する。
【0129】
いくつかの実施例では、宝くじシステム520は、また、ユーザに当選宝くじ券を通知するオプションを提供するように、及び/又は券と関連付けられた賞金を請求するように構成されてよい。例えば、ユーザは、券が当選券であるか否かに関して通知されることをユーザが望んでいるかどうかに関して指示を求められ得る。券が(例えば、券が当選であることにより)換金可能な値を有すると判断されるいくつかの実施例では、宝くじシステム520は、換金可能な値の額及び性質に依存し得る、宝くじ券を換金するためのオプションをユーザに提供してよい。例えば、宝くじシステム520は、券と関連付けられた賞金額を含有するストアドバリュー・カードを生成し、且つストアドバリュー・カードをユーザに電子的に又は郵便で配布させることが可能であり、代替的には、宝くじシステム520は、ストアドバリュー・アカウントをユーザの電子ウォレットに追加させることが可能であり、代替的には、宝くじシステム520は、(例えば、換金額が当選閾値を超える場合)宝くじ券を換金するための承認された物理的な拠点(例えば、宝くじ事務所)にユーザを導くことが可能である。さらに又は代替的には、宝くじシステム520は、今後の宝くじゲームにおけるプレイのための(例えば、仮想的にユーザに提示され得る)追加の宝くじ券の形式で当選を換金するためのオプションをユーザに提示することが可能である。
【0130】
図9は、ランダムなくじ引き宝くじ券情報を通信するための方位法を示す。ブロック901において、購入者は、券と関連付けられたくじ引き日を確認し、且つ自動当選通知に登録することを望んでいる場合がある。ブロック902において、購入者は、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンすることによって(オプションとして、モバイル・デバイスを使用して)券上に印刷され(又は仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102と関連付けられた)クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))を使用して登録することを決定し得る。ブロック903では、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))は、くじ引き情報を表示し、且つユーザが携帯電話番号又はその他の通信チャネル識別子を入れて自動賞金通知に対して登録できるようにする、一意のURLによるウェブページ又はモバイル・ウェブページを開いてよい。いくつかの実施例では、方法は、くじ引き情報を表示する前に、1つ若しくは複数の消費者応答システム及び/又は詐欺軽減システムによってユーザの識別情報を確認することを含んでよい。ブロック904において、購入者は、それらの携帯電話番号及び/又はその他の通信識別子を入れ、送信を押してよい。ブロック905において、ウェブページは、「あなたの券はくじ引きにエントリされており、あなたは[携帯電話番号]で通知を受けることになります」などの確認メッセージを表示し得る。ブロック906では、くじ引きが券と関連付けられた後に、CGSによって当選ファイルが受信されてよく、当該ファイルはそれぞれの券に対して照合され得る。ブロック907において、システムは、券が当選しており獲得した金額がある場合に、又は券が当選してない場合にユーザに知らせる、それぞれの券と関連付けられた通知に対して選択された通信チャネルに適切なメッセージを生成してよい。
【0131】
図10A及び
図10Bを参照すると、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300の有効化のための方法1000の一実施例が示されている。
図10A及び
図10Bの方法1000が、
図3及び
図4のインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300、及び
図5Aの事前印刷宝くじ券処理システム500を参照して開示されているが、方法1000は、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券及び仮想の事前選択された宝くじ券の代替的な実施例、並びに/又は事前印刷宝くじ券処理システムのその他の実施例に関して同様に実行されてよい。
【0132】
図10A及び
図10Bの実施例では、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300が製造されると、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300は小売業者501に配布され得る。インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300は、最初に無効又は非有効化ステータスを有し得る。
【0133】
ブロック1001では、購入者は、食料品店などの小売り拠点で本開示の一実施例(例えば、券)を手に入れる。ブロック1002において、購入者は、POS端末502に進み、且つスキャン及び購入のためにインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300をレジ係に提示する。ブロック1003において、POS端末502では、I/Oインターフェース508などによって読み取られてよく、又は代替的には、POS端末502において手動で入力されてよい。1つ又は複数の先に開示された方法に関して同様に開示されるように、ブロック1004において、POS端末502は注文の受取総額を表示し、ブロック1005において、購入者は支払われるべき金額を支払い、ブロック1006において、レジ係は次いで貨幣を受け入れ、POS端末502への支払いを更新する。
【0134】
宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302は消費者(例えば、購入者)によって購入され得、ここで、(販売時点管理としての機能を果たす)消費者のデバイス200は、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券用の電子市場にアクセスし、電子市場には、ウェブサイト又はアプリケーションなどによってアクセス可能である。仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302の購入が完了すると、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302は、消費者のデバイス200に電子配信される。
【0135】
ブロック1007において、POS端末502は、取引要求、とりわけ、有効化要求を生成し、且つ有効化要求を宝くじシステム520に通信する。有効化要求はまた、一意の券番号のステータスを有効又は購入済み状態に更新するための要求を構成し得る。有効化要求は、購入されるくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を一意に識別する情報に加えて、小売業者501を識別する情報、POS端末502を識別する情報、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300が購入される管轄区域(例えば、州)を識別する情報、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0136】
宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、(例えば、POS端末502としての機能を果たす)消費者のデバイス200は、取引要求、とりわけ、有効化要求を生成し、且つ有効化要求を宝くじシステム520に通信する。有効化要求はまた、一意の券番号のステータスを有効又は購入済み状態に更新するための要求を構成し得る。有効化要求は、購入されるくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を一意に識別する情報に加えて、小売業者501を識別する情報、消費者のデバイス200を識別する情報、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300が購入される管轄区域(例えば、州)を識別する情報、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302を購入している消費者のデバイス200の地理的位置を識別する情報(例えば、GPS座標)、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0137】
有効化要求を受信すると、宝くじシステム520は、有効化要求で参照したインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300と関連付けられた1つ又は複数の記録にアクセスし、且つPOS端末502から受信した有効化要求の正当性を判断してよい。さまざまな実施例では、宝くじシステム520は、(i)有効化要求で参照したインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300が先に有効にされている又は宝くじのくじ引きで換金されているか否か、(ii)有効化要求で参照したインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300と関連付けられた小売業者が有効化要求で参照した小売業者と一致しているか否か、(iii)有効化要求で参照したインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300と関連付けられたPOS端末が有効化要求で参照したPOS端末502と一致しているか否か、(iv)有効化要求で参照したインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300と関連付けられた管轄区域が有効化要求で参照した管轄区域と一致しているか否か、(v)インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300の購入と関連付けられたPOS端末502の地理的位置が、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300の販売が承認された地理的位置に対応するか否か、又は(v)これらの組み合わせに基づいて、有効化要求の正当性を判断し得る。
【0138】
宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、有効化要求を受信すると、宝くじシステム520は、有効化要求で参照した仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302と関連付けられた1つ又は複数の記録にアクセスし、且つ消費者のデバイス200から受信した有効化要求の正当性を判断し得る。さまざまな実施例では、宝くじシステム520は、(i)有効化要求で参照した仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302が先に有効にされている又は宝くじのくじ引きで換金されているか否か、(ii)有効化要求で参照した仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302と関連付けられた小売業者が有効化要求で参照した小売業者と一致しているか否か、(iii)有効化要求で参照した仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302と関連付けられた消費者のデバイス200が有効化要求で参照した消費者のデバイス200と一致しているか否か、(iv)有効化要求で参照した仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302と関連付けられた管轄区域が有効化要求で参照した管轄区域と一致しているか否か、(v)仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302の購入と関連付けられた消費者のデバイス200の地理的位置が、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302の販売が承認された地理的位置に対応するか否か、又は(vi)これらの組み合わせに基づいて、有効化要求の正当性を判断し得る。
【0139】
有効化要求が正当であると判断すると、ブロック1008では、宝くじシステム520は、成功又は失敗を示す要求への応答と共にPOS端末502に応答する。成功の場合、購入取引は終了する。不成功の場合、POS端末は失敗を示し得、購入者によって支払われた資金は返されてよい。
【0140】
宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、有効化要求が正当であると判断すると、ブロック1008では、宝くじシステム520は、成功又は失敗を示す要求への応答と共に消費者のデバイス200に応答する。成功の場合、購入取引は終了する。不成功の場合、消費者のデバイス200は失敗を示し得、購入者によって支払われた資金は返されてよい。
【0141】
ブロック1009では、購入者は、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300でプレイすることを望んでいる場合がある。購入者は、「あなたの当選データ」セクション320を分かりにくくしている被覆部を取り除いて、購入者に券のプレイコードをSMS用のショート・コード(代替的には、別の通信方式の場合は何らかの他のノード識別子)に送るように命令するメッセージを明らかにしてよい。インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300に対して一意であり且つ固有であり得るプレイコードは、宝くじシステム520によってインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300及び一意の番号と関連付けられることになる。購入者はまた、「あなたのデータ」セクション330を分かりにくくしている被覆部を取り除いて、ゲーム属性332(例えば、属性の第2のセット)を明らかにしてよい。ブロック1010において、通信モジュール550は、インスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300用のプレイコードを含有するSMS又はその他の通信プロトコルを受信し、ブロック1011において、そのプレイコードを宝くじシステム520に送付する。
【0142】
宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、消費者は、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302でプレイすることを望んでいる場合がある。消費者のデバイス200では、「あなたの当選データ」セクション320を表示して、消費者に券のプレイコードをSMS用のショート・コード(代替的には、別の通信方式の場合は何らかの他のノード識別子)に送るように命令するメッセージを明らかにしてよい、又は券のプレイコードを送るために消費者のデバイス200上に表示される機能性(例えば、ボタン及び/又はハイパーリンク)を有効にし得る。仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302に対して一意であり且つ固有であり得るプレイコードは、宝くじシステム520による一意の番号において仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302と関連付けられることになる。消費者のデバイス200ではまた、「あなたのデータ」セクション330を表示して、ゲーム属性332を明らかにしてよい。ブロック1010において、通信モジュール550は、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302用のプレイコードを含有するSMS又はその他の通信プロトコルを受信し、ブロック1011において、そのプレイコードを宝くじシステム520に送付する。
【0143】
ブロック1012において、宝くじシステム520によってプレイコードが受信される。券が購入され且つ有効にされていることをインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300が示す場合、宝くじシステム520は、CGSがインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300と関連付けられた管轄区域に対する宝くじを運営することを担っている(例えば、第2のCGS540b)と判断してよく、ブロック1013において、登録要求をCGS540aに通信することになる。券が購入され且つ有効にされていること(例えば、券が購入されておらず無効のままであること)をインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300についての記録が示さない場合、宝くじシステム520は、その券ではプレイすることができないことを示すメッセージ(例えば、「申し訳ありませんが、この券ではプレイすることができません。」)を、通信モジュール550を介してプレーヤのデバイスに返してよい。
【0144】
宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、ブロック1012において、宝くじシステム520によってプレイコードが受信される。券が購入され且つ有効にされていることを仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302についての記録が示す場合、宝くじシステム520は、CGSが仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302と関連付けられた管轄区域に対する宝くじを運営することを担っている(例えば、第2のCGS540b)と判断してよく、ブロック1013において、登録要求をCGS540aに通信することになる。券が購入され且つ有効にされていること(例えば、券が購入されておらず無効のままであること)を仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302についての記録が示さない場合、宝くじシステム520は、その券ではプレイすることができないことを示すメッセージ(例えば、「申し訳ありませんが、この券ではプレイすることができません。」)を、通信モジュール550を介して消費者のデバイス200に返してよい。
【0145】
ブロック1014において、第2のCGS540bは、券を登録し、且つ「あなたの当選データ」(例えば、属性の第1のセット)のペイロード(例えば、属性)を宝くじシステム520に返す。ブロック1015において、宝くじシステム520は、「あなたの当選データ」(例えば、属性の第1のセット)を通信モジュール550にルーティングし、ブロック1016において、通信モジュール550は、
図8Bの815において示されるように、購入者の携帯電話又はその他のデバイス、例えば、消費者のデバイス200に「あなたの当選データ」を送る。ブロック1017において、プレーヤは、自分の携帯電話又はその他のデバイス上で「あなたの当選データ」(例えば、属性の第1のセット)を受信し、且つ「あなたの当選データ」(例えば、属性の第1のセット)をインスタント・ウィン型の事前印刷された宝くじ券300上に印刷された「あなたのデータ」(例えば、属性の第2のセット332)セクション330と比較して、いずれかの照合が生じるかどうかを判断し、且つ結果に基づいてどれくらいの賞金が支払われ得るかを評価する。
【0146】
宝くじ券が仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302である実施例では、ブロック1014において、第2のCGS540bは、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302を登録し、且つ「あなたの当選データ」(例えば、属性の第1のセット)のペイロード(例えば、属性)を宝くじシステム520に返す。ブロック1015において、宝くじシステム520は、「あなたの当選データ」を通信モジュール550にルーティングし、ブロック1016において、通信モジュール550は、消費者のデバイス200に「あなたの当選データ」を送る。ブロック1017において、消費者のデバイス200は、「あなたの当選データ」(例えば、属性の第1のセット)を表示し、且つ「あなたの当選データ」(例えば、属性の第1のセット)を、仮想のインスタント・ウィン型の事前選択された宝くじ券302と関連付けられた「あなたのデータ」(例えば、属性の第2のセット332)と比較して、いずれかの照合が生じるかどうかを判断し、且つ
図8Bの825に示されるように、結果に基づいてどれくらいの賞金が支払われ得るかを評価する。
【0147】
図11を参照すると、さらに又は代替的には、本開示は、インスタント宝くじ券とは別のインスタント・スクラッチ・カード1100を含み得る。インスタント・スクラッチ・カード1100は、指定レーン内に配置された(例えば、買い物又はチェックアウト・レーン内の)ユニットが、販売時にインスタント宝くじ券を自動的に分配することによってPOSにおいてインタント宝くじ券を発行できるようにする機械可読証印1110(例えば、バーコード・ソリューション)を含んでよい。
【0148】
図12を参照すると、指定レーン内設置券売機システム1200によってPOS端末におおいて分配されるインスタント宝くじ券に関連しているプロセスの一実施例が示されている。消費者は、店で売買されているインスタント・スクラッチ・カード1100を店員に手渡すことによってインスタント宝くじゲームを要求する。店員はインスタント・スクラッチ・カード上の機械可読証印1110をスキャンし、消費者はPOS端末1210を介して支払いを行う。POS端末1210は、指定レーン内設置券売機1220をトリガして、要求されたインスタント宝くじ券を分配する。消費者はインスタント宝くじ券を削って結果を得た後、消費者は従来の店内換金及び/又は宝くじ事務所よるプロセスに従う。指定レーン内設置販売機1220は、宝くじ券分配者1230によって作成され且つ管理され得るインスタント・ゲーム/スクラッチ販売機を含み得る。
【0149】
いくつかの実施例では、インスタント券(すなわち、インスタント・スクラッチ式宝くじ券及び/又は伝票)は、(例えば、インスタント券の裏側の)クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))を含んでよく、この場合、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))は、当選番号をユーザに配布して、当該ユーザが照合を確認するために使用されてよい。例えば、ユーザは、後ろにクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))を有するインスタント券を購入してよく、インスタント券は(上述されるように)購入によって有効にされてよく、ユーザは、自分の選択を明らかにするために券の前面を削ってよく、次いで、ユーザはクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))を(例えば、携帯電話で、及び/又は店内の、場合によってはPOS502の近くの又は指定レーン内設置券売機1220におけるスキャナで)スキャンして、インスタント券と関連付けられた当選番号を明らかにしてよい。ユーザは、クイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標))をスキャンすることによって明らかにされるこれらの当選番号を、当選を判断するために券の前面の削られた番号と照合し得る。
【0150】
本開示の方法は、POS1210によって、指定レーン内設置販売機1220をトリガしてインスタント券100又は300を分配することを含んでよい。店員に手渡される伝票1100上に提供される(バーコード128であり得る)バーコードは、通知のために取引プロセッサ1240に信号を送ることになる。トランザクション処理装置1240は、さらにまた、伝票1100のストアID、レーンID、及びUPCを取り込んでよく、且つ取引詳細(APIコール)を宝くじ券配布システム1230に送ってよい。宝くじ券配布システム1230は、トランザクション処理装置1240によって提供されたストアIDに対するwi-fiサーバ1250を探し出し、レーンIDに位置する指定レーン内設置販売機1220を見つけ出し、要求されたインスタント宝くじ券100又は300をUPCによって分配する。
【0151】
開示されたシステム及び方法は、指定レーン内設置式であることによって、小売店において検証されている時の顧客の目の前で増分の宝くじが費やされるようにし得る。開示された実施例は、食料品ルートでの消費者の宝くじ購入経験の欠陥に対処し得る。
【0152】
いくつかの実施例では、さまざまなデバイス、例えば、1つ又は複数のユーザ定義基準を満たすと1つ又は複数の宝くじへのエントリを可能にするように構成され得る、ストアドバリュー型宝くじカードなどの伝票が本明細書に開示されている。例えば、いくつかの実施例では、1つ又は複数のユーザ定義基準を満たすと宝くじへのエントリを可能にするように設定可能なデバイスは、ユーザ設定可能宝くじ申し込み(UCSL)デバイスである。
【0153】
本明細書に開示されるUCSLのさまざまな実施例は、不正換金又はシュリンケージからの損失のリスクなく小売店全体を通して利用可能とされてよく、そのような小売店は、実在の物理的な店舗又はオンライン及び/若しくは仮想拠点とすることができる。一般的に、本明細書に開示されたUCSLデバイスは、UCSLデバイスが無効状態で表示される点で、公然と、例えば、小売店舗全体を通して表示可能である。さらに、開示されたUCSLデバイスは、従来の紙の宝くじ券に厳密には似ているように作られることで、消費者の認識、試行、及び信頼を助長することができる。
【0154】
いくつかの状況では、UCSLデバイスの購入者が結局のところ、そのデバイスで「プレイする」又は「使用する」人ではない場合があり、逆に言うと、デバイスの購入者が(必ずというわけではないが)デバイスのプレーヤ又はユーザであり得ることは、理解されるであろう。よって、本開示全体を通して「購入者」、「消費者」、「ユーザ」、又は「プレーヤ」のうちの1つ又は複数への言及は、限定を意図するものではなく、明示的に又は文脈上そのように限定される場合を除いて同義語と解釈されるべきである。
【0155】
いくつかの実施例では、UCSLデバイスは、ストアドバリュー・カードと同様に構成される。
図13及び
図14を参照すると、ストアドバリュー型宝くじカード1300の形式のUCSLデバイスの一実施例が示されており、とりわけ、前面
図1301及び後面
図1401がそれぞれ示されている。さまざまな実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は、適した材料、例えば、プラスチック塗料を有する紙材料など、カード用紙、厚紙、チップボード、別の紙材料、プラスチック、又はこれらの組み合わせの基板1310を含む。
【0156】
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は、さまざまな証印を含み、当該証印は、さまざまな実施例では、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読であってよい、人間が読めてよい、又はその両方であってよい。例えば、さまざまな実施例では、証印は、磁気ストライプ、バーコード(例えば、UCC128バーコードなどの一次元バーコード、又はクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標)-QRコード(登録商標)は株式会社デンソーウェーブの登録商標である)などの二次元バーコード)、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせを含み得る。
【0157】
例えば、
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は一意のアカウント・コード1405を含む。
図14に示されるように、一意のアカウント・コード1405は一連の12の数値として示されている。一意のアカウント・コード1405はまた、機械可読バーコードで符号化されてよいが、他の実施例では、一意のアカウント・コード1405は別の解釈可能な証印を含んでよい。さらに説明されるように、一意のアカウント・コード1405は、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300をユーザポータル1760と関連付けてよく、このユーザポータル1760によって、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300の保持者は、今後の宝くじベースのアクティビティにおける参加のためにUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300のさまざまな属性を割り当て、修正、及び/又は確立可能である。
【0158】
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は有効化コード1410も含む。
図14に示されるように、有効化コード1410は機械可読バーコードを含むが、他の実施例では、有効化コード1410は磁気ストライプ又は任意の他の適した解釈可能な構成を含んでよい。さらに説明されるように、有効化コード1410は、例えば、関連付けられている特定のストアドバリュー型宝くじカード1300に対して一意であってよい。
【0159】
また、
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は、ユーザが、本明細書に開示されるように、今度の、予想される、及び/又は所望の宝くじゲーム参加及び/又はエントリのためにそれらのUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300を構成することを可能とされることによって(例えば、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300関連のアカウント1770によって)、QRコード(登録商標)などの登録証印1420、ウェブサイト、呼び出し番号、テキスト番号(SMS)、又は、ウェブサイト、モバイル/スマートフォン・アプリケーション、又は双方向音声応答(IVR)システムなどの特定のエンドポイント(例えば、ユーザポータル1760)にユーザを導くのに適したこれらの組み合わせを含む。
【0160】
また、
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は登録セキュリティ・コード1330を含む。登録セキュリティ・コード1330は、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300が購入されるまで見えにくくされる。登録セキュリティ・コード1330は、ストアドバリュー型宝くじカード1300を追跡又は認証するために使用されてよい、及び/又は登録証印1420によってアクセス可能な特定のエンドポイント(例えば、ユーザポータル1760)にアクセスするためにUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300の購入者又は保持者によって使用されてよい。いくつかの実施例では、登録セキュリティ・コード1330は、例えば、特定のストアドバリュー型宝くじカード1300、及び/又は関連付けられている登録証印1420に対して一意であってよい。
【0161】
いくつかの実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は、取り除かれるまで、ストアドバリュー型宝くじカード1300に対するさまざまな情報を分かりにくくするように構成される被覆部1306を含み得る。さまざまな実施例では、被覆部1306は、カードのある部分にわたって配設される連続したレイヤであってよい、又は不連続であり、且つカードの複数の部分にわたって配設されてよい。被覆部1306は、スクラッチ式材料など、購入者によって適当に取り除かれ得る材料を含んでよく、この実例として、限定はされないが、ラテックス皮膜が含まれ得る。スクラッチ式材料は、さまざまな情報(例えば、プレイ選択)を、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300が売られるまで、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300の配布者(例えば、小売業者)及びUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300の購入者の両方によって観察されないように分かりにくくし得る。いくつかの実施例では、登録セキュリティ・コード1330は、被覆部1306が取り除かれる前に(例えば、「削り取られる」前に)、被覆部1306によって分かりにくくされてよい。
【0162】
また、
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は、額面金額証印1360、例えば、ストアドバリュー型宝くじカード1300の価格又は値を含む。いくつかの実施例では、額面金額証印1360は1つ又は複数の宝くじにおけるプレイ数と相互関係にあり得る。実例として、
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300はプレイ数1350の指示を含む。実例として、
図13に示されるように、それぞれのプレイが2ドルと評価されていることに基づいて、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300は20ドルの額面金額を有し、且つ10の(10)プレイを可能とするように構成されることで、ストアドバリュー型宝くじカード1300が、ユーザが10の(10)プレイに参加可能にするには十分な値を有することが示されている。
【0163】
また、いくつかの実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は換金情報を含んでよい。例えば、
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は低層換金コード1445及び高層換金コード1446の両方を含む。さまざまな実施例では、低層換金コード1445及び/又は高層換金コード1446は、例えば、任意の潜在的な当選の大きさ及び/又は値に応じて、いずれの当選も換金するために利用されてよく、例えば、低層換金コード1445は600.00ドル以下と評価された賞金/当選を換金するために利用され得るのに対し、高層換金コード1446は600.00ドル以上と評価された賞金/当選を換金するために利用され得る。低層換金コード1445及び高層換金コード1446の価値額の境界設定は、ゲームごとに判断されてよい。さまざまな実施例では、低層換金コード1445及び/又は高層換金コード1446は機械可読であってよい。また、
図13及び
図14の実施例では、ストアドバリュー型宝くじカード1300は、例えば、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300が取引されているかを判断するために販売時点管理で利用されてよいUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300と関連付けられた統一商品コード(UPC)1403、及びその価格を含む。
【0164】
また、
図13及び
図14の実施例では、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300は、例えば、ゲーム・プレイのルール、及び宝くじにおけるエントリに対する命令などに関連するさまざまなユーザ命令1440を含んでよい。
【0165】
さまざまな実施例では、
図13及び
図14に示されるように、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300は、パワーボール(登録商標)宝くじゲーム(パワーボール(登録商標)はMulti-State Lottery Associationの登録商標である)及び/又はメガ・ミリオンズ(登録商標)宝くじゲーム(メガ・ミリオンズ(登録商標)はIllinois Department of the Lotteryの登録商標である)においてプレイするように構成されてよい。
【0166】
一実施例では、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300は、購入されて、有効にされてよく、及び販売時点管理1702における購入及び有効化証印(例えば、1403及び1410)のスキャン及び/又は解釈、並びに、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300をユーザの電子ウォレット1775に配置するためのユーザによるUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300の識別によって、ユーザの電子ウォレット1775にロードされてよい電子ストアドバリュー型・カードとして具現化されてよい。
【0167】
また、いくつかの実施例では、UCSLデバイスは事前印刷宝くじ券と同様に構成される。
図15及び
図16を参照すると、事前印刷宝くじ券1500の形式のUCSLデバイスの一実施例が示されており、とりわけ、前面
図1501及び後面
図1601がそれぞれ示されている。
【0168】
図15及び
図16の実施例では、
図13及び
図4に関して同様に開示されるように、事前印刷宝くじ券1500は同様に、さまざまな実施例において、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読であってよい、人間が読めてよい、又はその両方であってよいさまざまな証印を含む。とりわけ、事前印刷宝くじ券1500は、一意の券識別子1505、有効化コード1610、登録証印1625、登録セキュリティ・コード1630、及びさまざまなユーザ命令1635を同様に含む。同様に、登録セキュリティ・コード1630は、被覆部が取り除かれる前に(例えば、「削り取られる」前に)、被覆部1306によって分かりにくくされてよい。
【0169】
また、
図15及び
図16の実施例では、事前印刷宝くじ券1500は、後に当選又は落選のどちらかであると判断されることになる事前印刷されたプレイ選択1520を含む。例えば、事前印刷されたプレイ選択は、くじ引き又は他のイベントが、購入後、事前印刷宝くじ券の申し込み(例えば、ユーザ選択のプレイ制度)計画1705への登録後、及び事前印刷宝くじ券1500及び/又は事前印刷されたプレイ選択1520に対する属性の指定後に行われることに基づいて、当選又は落選のどちらかであると判断され得る。開示されるように、事前印刷宝くじ券1500が購入され、且つ申し込み計画1705に登録された後、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券上に印刷された宝くじ「プレイ」は、事前印刷されたプレイ選択1520のうちの1つ又は複数が当選エントリを構成するかどうかを判断するために、(ユーザ選択の又は指定の宝くじの)その後にくじ引きされた番号と比較され得る。
【0170】
図15及び
図16の実施例では、事前印刷宝くじ券1500には、さまざまな証印(ある特定の数字、符号、及び語など)が刻印されている。とりわけ、
図15及び
図16の実施例では、事前印刷宝くじ券1500には複数のプレイ選択1520が刻印されており、他の実施例では、事前印刷宝くじ券1500は単一のプレイ選択1520のみを含み得る。それぞれのプレイ選択1520はゲームの別個の異なるプレイを構成する。
図15の実施例では、事前印刷宝くじ券1500は3つのプレイ選択1520を含むが、さまざまな他の実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券1500は任意の適した数のプレイ選択1520、例えば、1、2、4、5、6、7、8、9、10、又はそれより多くのプレイ選択1520を含む。
【0171】
プレイ選択1520のそれぞれは、複数のゲーム属性1522を含み、それぞれの属性1522は、例えば、数字、文字、符号、又はイラストを含んでよい。属性1522はランダムに選択されてよい。プレイ選択の属性1522は、例えば、乱数発生器(RNG)を使用して生成されてよい。
【0172】
さまざまな実施例では、
図15及び
図16に示されるように、それぞれのプレイ選択1520に対する構成は、事前印刷宝くじ券1500が対象としているゲーム又は宝くじに依存し得る。例えば、いくつかの実施例では、事前印刷宝くじ券1500は、パワーボール(登録商標)宝くじゲームでプレイするように構成されてよい。事前印刷宝くじ券1500がパワーボール(登録商標)宝くじゲームでプレイするように構成される実施例では、それぞれのプレイ選択1520は、6つの属性1522、とりわけ、第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の属性1522を含み得る。第1、第2、第3、第4、及び第5の属性1522のそれぞれは69の可能性から選択された数字であり得、第6の属性1522は26の可能性から独立して選択された数字であり得る。
【0173】
代替的な実施例では、事前印刷宝くじ券1500は、メガ・ミリオンズ(登録商標)宝くじゲームにおいてプレイするように構成されてよい。事前印刷宝くじ券1500がメガ・ミリオンズ(登録商標)宝くじゲームでプレイするように構成される実施例では、それぞれのプレイ選択1520は、6つの属性1522、とりわけ、第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の属性1522を含み得る。第1、第2、第3、第4、及び第5の属性1522のそれぞれは70の可能性から選択された数字であり得、第6の属性1522は25の可能性から独立して選択された数字であり得る。
【0174】
いくつかの実施例では、プレイ選択は、例えば、あるプレイ選択1520又は2つ若しくはそれ以上のプレイ選択にわたってまた配設され得る、又はある属性1522又は2つ以上の属性1522にわたって配設され得る仮想被覆部によって分かりにくくされてよい。
【0175】
また、いくつかの実施例では、事前印刷宝くじ券1500は換金情報を含んでよい。例えば、
図15及び
図16の実施例では、事前印刷宝くじ券は低層換金コード1540及び高層換金コード1545の両方を含む。さまざまな実施例では、低層換金コード1540及び/又は高層換金コード1545は、例えば、任意の潜在的な当選の大きさ及び/又は値に依存して、いずれの当選も換金するために利用されてよく、例えば、低層換金コード1540は600.00ドル以下と評価された賞金/当選を換金するために利用され得るのに対し、高層換金コード1545は600.00ドル以上と評価された賞金/当選を換金するために利用され得る。低層換金コード1540及び高層換金コード1545の価値額の境界設定は、ゲームごとに判断されてよい。さまざまな実施例では、低層換金コード1540及び/又は高層換金コード1545は機械可読であってよい。
【0176】
また、
図13及び
図14に関して同様に開示されるように、事前印刷宝くじ券1500は、額面金額証印1560と、取引されているUCSL事前印刷宝くじ券及びその価格を判断するために販売時点管理で利用されてよいUPC1603と、プレイ数1550の指示とを含む。いくつかの実施例では、額面金額証印1560及びプレイ数1550は、券上に提示されるプレイ選択1520の数と相互関係があり得る。実例として、
図15及び
図16の実施例では、それぞれのプレイが2ドルと評価されていることに基づいて、事前印刷宝くじ券1500は6ドルの額面金額を有し、且つ3つの(3)プレイ、とりわけ、3つの(3)プレイ選択1520のそれぞれを可能とするように構成される。
【0177】
一実施例では、UCSL事前印刷宝くじ券1500は、購入されて、有効にされてよく、及び販売時点管理1702における購入及び有効化証印(例えば、1603及び1610)のスキャン及び/又は解釈、並びに、UCSL事前印刷宝くじ券1500をユーザの電子ウォレット1775に配置するためのユーザによるUCSL事前印刷宝くじ券1500の識別によって、ユーザの電子ウォレット1775にロードされてよい電子/仮想宝くじ券として具現化されてよい。
【0178】
また、
図13及び
図14のストアドバリュー型宝くじカード1300、及び/又は
図15及び
図16の事前印刷宝くじ券1500など、UCSLデバイスを処理するためのシステムに関連している実施例が本明細書に開示されている。いくつかの実施例では、UCSLデバイスが処理される環境は、ユーザ、小売商人、売主、発行人、提供部、及び他の当事者を含んでよい。以下に説明されるように、UCSLデバイス処理システムの1つ又は複数のコンポーネントは、個別に又は集合的に、UCSLデバイスに関連しているさまざまな機能を実行するように構成されてよい。これらの機能性は、UCSLデバイスの有効化、ユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705に登録するためのUCSLデバイスの使用、ユーザ設定宝くじ申し込み計画1705に基づく宝くじにおけるエントリ、UCSLデバイスのユーザに対する宝くじエントリ確認の提供、宝くじにおけるエントリと関連付けられた当選の通知、ユーザの電子的に維持されたデータ・ファイル(例えば、「電子ウォレット」又は「e-ウォレット」)1775へのUCSLデバイスの追加、又はこれらの組み合わせを含み且つこれらに関連している。
【0179】
図17は、ストアドバリュー型宝くじカード1300及び/又は事前印刷宝くじ券1500を処理するためのUCSLデバイス処理システム1700の一実施例を示す。宝くじ券処理システム1700は一般的に、小売業者1701において配設された1つ又は複数の売場専用端末1702(POS)を含むが、代替的な実施例では、消費者のデバイスは、仮想取引の状況などにおいて、販売時点管理であり得る。
図17の実施例では、UCSLデバイス処理システム1700はまた、売場専用端末1702に通信可能に結合される宝くじシステム1720と、宝くじシステム1720に通信可能に結合される少なくとも1つの中央ゲーム・システム(CGS)(例えば、1740a、1740b、及び1740cのうちの少なくとも1つ)とを含む。さまざまな実施例では、
図17のシステムのさまざまなコンポーネントは、1つ又は複数のネットワーク(例えば、ブロードバンド、光学、Wi-fi、Bluetooth、NFC、セルラ、人工衛星、クラウド、カード処理ネットワーク、バンキング・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、インターネットのワールド・ワイド・ウェブ、非セルラ式の携帯電話網、固定電話網、公衆電話交換網(PSTN)、専用通信回線、電子情報を転送するための他のネットワーク、又はこれらの組み合わせ)を介して動作可能に接続され得る。さまざまなコンポーネント間の通信は、さまざまな暗号化技術を使用して安全が確保され得る。
【0180】
いくつかの実施例では、小売業者1701において配設されるPOS端末1702は、処理ユニット1704、メモリ・ユニット1706、及びPOS端末1702の外部のデバイスと通信するためのI/Oインターフェース1708を含んでよい。さらに又は代替的には、
図17の実施例は小売業者1701に配設されるPOS端末1702を示しているが、いくつかの他の実施例では、従来のPOS端末、例えば、PC、ラップトップ、ハンドヘルド・デバイス、携帯電話、又は他のデバイスを含み得るネットワーク端末の代わりに又はこれと共に他のタイプの端末が使用されてよい。ネットワーク端末は例えば、宝くじシステム1720及び関連の機能性への小売業者のアクセスを提供するためにキオスクで利用可能とされてよい。
【0181】
いくつかの実施例では、処理ユニット1704は、電子入力デバイス、レジスタ若しくは端末、コンピュータ処理ユニット(「CPU」)、パーソナル・コンピュータ、携帯情報端末(例えば、スマート・フォン)、又はI/Oインターフェース1708と通信する他の手段を備えることができる。いくつかの実施例では、処理ユニット1704は、「ストア・アンド・フォワード」機能性を組み込み得る。一般的に、ストア・アンド・フォワード機能性は、POS端末1702とストアドバリュー処理システムとの間の接続性がストアドバリュー・カードの有効化の間に失われる場合に、処理ユニット1704がストアドバリュー・カードの有効化要求を記憶し、且つ接続性が回復される時に有効化要求を通信することで、有効化を進めることが可能になるように、ストアドバリュー・カードの有効化の間に作用し得る。いくつかの実施例では、処理ユニット1704は、ストア・アンド・フォワード機能性を無効又は抑制することを可能にするように構成されてよい。
【0182】
I/Oインターフェース1708は、一般的に、バーコード・スキャナ、磁気ストライプ・リーダー、光学文字認識装置、生体認証装置、数値キーボード(例えば、識別番号の入力用)、又は認証トークンにおいて又はそれに対して符号化されたデータを問い合わせする、解釈する、取り込む、又は入力するように構成されるその他のデバイスを含む。例えば、I/Oインターフェース1708は、券上に配設された機械可読なもの(例えば、統一商品コード情報又は他の情報などのバーコード情報)をスキャンする及び/又は取得するためのバーコード・スキャナを備えてよい。いくつかの実施例では、POS端末1702はまた、例えば、取引のレシート114を印刷するためのプリンタ1712に接続されてよい。POS端末1702は、プロセッサ・ユニット1704によって実行される時、POS端末1702に本明細書に開示されるようなある特定の機能性を提供させる、メモリ・ユニット1706に記憶された命令1714を含む。
【0183】
一実施例では、宝くじシステム1720は、一般的に、処理ユニット1722と、1つ又は複数のメモリ・ユニット1724と、宝くじシステム1720の外部のコンポーネントと通信するための1つ又は複数のI/Oインターフェース1726と、所望の通信方法に従って情報を記憶し且つ情報を送信することが可能な通信モジュール1750(いくつかの実施例では、通信モジュールは宝くじシステム1720内に常駐してよく、他の実施例では、通信モジュール1750は宝くじシステム1720に通信可能に結合されてよいが、必ずしも宝くじシステム1720内に置かれているわけではない)と、宝くじシステム1720が特定の中央ゲーム・システム(例えば、1740a、1740b、1740c)とインターフェース接続及び/又は対話できるようにそれぞれが構成される1つ又は複数のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)(例えば、1725a、1725b、及び1725c)とを含む。メモリ・ユニット1724は、(i)処理ユニットによって実行される時、宝くじシステム1720に特定の機能性を提供させる命令、並びに/又は、(ii)本明細書に開示されるようなユーザ・アカウント1770及び関連データを記憶し得る。
【0184】
いくつかの実施例では、宝くじシステム1720は、例えば、小売業者1701又は複数の同様の小売業者の販売用に供給されたUCSLデバイスのそれぞれに対するエントリを個別に又は集合的に含み得る1つ又は複数の情報データストア1730と通信するように構成され得る。
【0185】
また、いくつかの実施例では、宝くじシステム1720は、少なくとも1つのCGS(例えば、1740a、1740b、及び1740cのうちの少なくとも1つ)と通信するように構成され得る。一般的に、宝くじ管轄区域(例えば、州)は、さまざまなCGSを使用して、宝くじと関連付けられたくじ引きを管理する。さまざまな実施例では、宝くじシステム1720は、それぞれが宝くじシステム1720を特定のCGS(例えば、1740a、1740b、1740c)とインターフェース接続及び/又は対話可能にするように構成される1つ又は複数のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を利用するように構成される。例えば、
図17の実施例では、宝くじシステム1720は、第1のAPI1725a、第2のAPI1725b、及び第3のAPI1725cのそれぞれを利用して、第1のCGS1740a、第2のCGS1740b、及び第3のCGS1740cのそれぞれとインターフェース接続及び/又は対話する。例えば、第1のAPI1725a、第2のAPI1725b、又は第3のAPI1725cのうちの1つは、宝くじシステム1720において、第1のCGS1740a、第2のCGS1740b、又は第3のCGS1740cのうちの1つによる特定の宝くじに対する特定のくじ引きにプレイ選択をエントリできるようにし得る。
【0186】
また、いくつかの実施例では、宝くじシステム1720は、ユーザポータル1760を提供するように構成されてよく、例えば、これによって、本明細書に論じられるように、ユーザ(例えば、購入者、プレーヤ、及び宝くじカード/券保持者)はある特定の機能性(例えば、予約計画属性、指定、及び選択)にアクセスし得る。さまざまな実施例では、ユーザポータル1760は、ウェブページ、アプリケーション(スマートフォンなどのユーザ・デバイス上に常駐している「アプリ」など)、又はIVRを含んでよく、これらの全ては、予約計画1705にアクセスできるようにする。
【0187】
また、UCSLデバイス、例えば、
図13及び
図14のストアドバリュー型宝くじカード1300、及び/又は
図15及び
図16の事前印刷宝くじ券1500に関する取引を処理することに関連している方法の実施例が本明細書に開示されている。さまざまな実施例では、処理される取引は、UCSLデバイスの有効化、ユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705に登録するためのUCSLデバイスの使用、ユーザ設定宝くじ申し込み計画1705に基づく宝くじ(単数又は複数)におけるエントリ、UCSLデバイスのユーザに対する宝くじエントリ確認の提供、宝くじにおけるエントリと関連付けられた当選の通知、ユーザの電子的に維持されたデータ・ファイル(例えば、「電子ウォレット」又は「e-ウォレット」)1775へのUCSLデバイスの追加、又はこれらの組み合わせであってよい。
【0188】
図18Aを参照すると、UCSLデバイスの有効化の方法1800の一実施例が示されている。
図18Aの方法1800は、
図13及び
図14のストアドバリュー型宝くじカード1300、
図15及び
図16の事前印刷された宝くじカード1500、及び
図17のUCSLデバイス処理システム1700を参照して開示されているが、方法1800は、UCSLデバイスの代替的な実施例及び/又はUCSLデバイス処理システムの他の実施例に関して同様に実行されてよい。
【0189】
図18Aの実施例では、UCSLデバイス1300が製造されると、UCSLデバイスは小売業者1701に配布されてよい。
【0190】
ブロック1801において、方法1800は、購入者が小売業者1701において表示され得るUCSLデバイス(例えば、ストアドバリュー型宝くじカード1300又は事前印刷宝くじ券1500)を選択する時に開始し、ブロック1802において、購入者は、POS端末1702に進み、スキャンされ且つ購入されるUCSLデバイスをレジ係に提示する。ブロック1803において、POS端末1702では、有効化コード(例えば、有効化コード1410又は有効化コード1610)が、I/Oインターフェース1708などを介して読み取られてよく、又は代替的には、POS端末1702において手動で入力されてよい。ブロック1804において、POS端末1702は、注文の受取総額を表示する。例えば、UCSLデバイスと関連付けられたUPCは、例えば、UCSLデバイスの価格を判断するために読み取られてよい。ブロック1805において、購入者は支払われるべき金額を支払い、ブロック1806において、レジ係は貨幣を受け入れ、POS端末1702への支払いを更新する。
【0191】
ブロック1807において、POS端末1702は、取引要求、とりわけ、有効化要求を生成し、且つ有効化要求を宝くじシステム1720に通信する。有効化要求は、購入されるUCSLデバイスを一意に識別する情報(例えば、有効化コード1410又は有効化コード1610)に加えて、小売業者1701を識別する情報、POS端末1702を識別する情報、UCSLデバイスが購入される管轄区域(例えば、州)を識別する情報、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0192】
有効化要求を受信すると、ブロック1808において、宝くじシステム1720は、有効化要求で参照したUCSLデバイスと関連付けられた1つ又は複数の記録にアクセスし、且つPOS端末1702から受信した有効化要求の正当性を判断してよい。さまざまな実施例では、宝くじシステム1720は、(i)有効化要求で参照したUCSLデバイスが先に有効にされているか否か、(ii)有効化要求で参照したUCSLデバイスと関連付けられた小売業者が有効化要求で参照した小売業者と一致しているか否か、(iii)有効化要求で参照したUCSLデバイスと関連付けられたPOS端末が有効化要求で参照したPOS端末1702と一致しているか否か、(iv)有効化要求で参照したUCSLデバイスと関連付けられた管轄区域が有効化要求で参照した管轄区域と一致しているか否か、(v)UCSLデバイスの購入と関連付けられたPOS端末の地理的位置が、UCSLデバイスの販売が承認された地理的位置に対応するか否か、又は(vi)これらの組み合わせに基づいて、有効化要求の正当性を判断し得る。
【0193】
有効化要求が正当であると判断すると、ブロック1809では、宝くじシステム1720は、UCSLデバイスが正当に購入され且つ有効であることを示すために有効化要求において参照した、UCSLデバイスと関連付けられた1つ又は複数の記録を更新し、ブロック1810において、有効化の成功又は失敗を示す要求への応答と共にPOS端末1702に応答する。成功の場合、購入取引は終了する。不成功である場合、POS端末は失敗を示し得、購入者によって支払われた資金は返されてよい。
【0194】
購入取引が成功した後、購入者は、UCSLデバイスを使用して、ユーザ設定可能宝くじ申し込みに登録してよい。
【0195】
ブロック1811において、購入者は、登録証印(例えば、登録証印1420又は1625)を利用して、ユーザポータル1760を介してユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705にアクセスしてよい。例えば、利用される登録証印がQR(登録商標)コードである場合、QR(登録商標)コードが、QR(登録商標)コードをスキャンすることが可能なモバイル・デバイスを使用してユーザによってスキャンされる時、ユーザのデバイスは、ユーザポータル1760(例えば、特定のウェブサイト又は他のネットワーク・エンドポイント)を介してユーザ設定可能宝くじ申し込みに導かれることが考えられる。代替的には、利用される登録証印がSMS番号、URLアドレス、又は電話番号である場合、ユーザは、登録証印を同様に利用して、ユーザポータル1760を介して、例えば、ウェブサイト、IVR、又はSMSを介して、ユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705にアクセスすることが考えられる。
【0196】
いくつかの実施例では、ブロック1812において、UCSLデバイスと関連付けられたセキュリティ情報は、ユーザ設定可能宝くじ申し込みに提供される。例えば、ユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705にアクセスすると、ユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705は、さらにまた、QR(登録商標)コードをスキャンすること、URLをタイプすること、電話番号をダイアルすること、又はSMSメッセージを送信することによってユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705にアクセスした実施例などにおいて、登録セキュリティ・コード(1330又は1630)を分かりにくくしている被覆部を取り除くこと、及び登録セキュリティ・コード(1330又は1630)を入力することをユーザに促す場合がある。QR(登録商標)コードをスキャンすることによってユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705にアクセスした実施例では、セキュリティ情報はQR(登録商標)コードで符号化されている場合があり、セキュリティ・コード(1330又は1630)を入力する必要がない場合がある。
【0197】
図18Bに示されるように、ブロック1813において、登録セキュリティ・コード(1330又は1630)は、例えば、UCSLデバイスと関連付けられた1つ又は複数の記録にアクセスすることによって、UCSLデバイスが有効であることを確実にするために、1720によって検証され得る。ステータスが無効と示した場合、宝くじシステム1720は、入れられたコードが無効であったこと、及びコードをチェックして再び試行するべきであることをユーザに知らせるメッセージを表示し得る。登録セキュリティ・コード(1330又は1630)が検証されるまで、宝くじシステム1720は構成を進めることを可能としない。
【0198】
ブロック1814において、例えば、ユーザが(例えば、ゲーム法則に従って)ある特定の状態(例えば、UCSLデバイスが購入された状態)のみで宝くじ申し込み計画基準(1901~1910)を構成することが必要とされ得る場合、宝くじシステム1720は、地理位置情報サービスを利用して、システムを構成できるようにユーザが正しい州からユーザポータル1760にアクセスしているかどうかを判断してよく、そうでなければ、その時にUSCLEが構成できない理由を説明するエラー・メッセージを表示することになる。宝くじシステム1720はまた、宝くじルールに準拠することを目的として、ユーザに自分の氏名及び/又は連絡情報を入れるよう促し得る。
【0199】
ブロック1815において、ユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705は、ユーザが1つ又は複数の宝くじプレイ基準を構成できるようにするオプションをユーザに提示し、且つ、例えば、UCSLデバイスと関連している、指定基準データベース1900にユーザ構成を記憶する。一般的に、宝くじプレイ基準はユーザが宝くじに参加するやり方に関連している。例えば、宝くじプレイ基準は、さまざまな基準の満足度に基づいてユーザを宝くじに参加させるように構成され得る。いくつかの実施例では、構成され得る特定の宝くじプレイ基準は、UCSLデバイスの構成に依存し得る。
【0200】
図19は、申し込み計画1705下での宝くじプレイ基準(例えば、ユーザ選択可能な及び/又は指定可能な属性)(1901~1910)の実例を示す。例えば、UCSLデバイスがストアドバリュー型宝くじカード1300を含む実施例では、宝くじプレイ基準(例えば、ユーザ選択可能な及び/又は指定可能な属性)(1901~1910)の実例には以下が含まれ得る:
・ユーザがエントリを望む宝くじゲームがどれか1901。例えば、ユーザは、パワーボール(登録商標)のみ、メガ・ミリオンズ(登録商標)のみ、パワーボール(登録商標)及びメガ・ミリオンズ(登録商標)の両方、又は任意の他のタイプのゲームに対する参加を構成し得る。
・最小ジャックポット・サイズ1902。例えば、ユーザは、ジャックポット・サイズがユーザによって設定可能な少なくともいくらかの額であると推定される宝くじくじ引きのみに入れられるように、宝くじにおける参加を構成し得る。
・エントリ数1903。例えば、ユーザは指定される時は特定のエントリ数で入れられるように自身の参加を構成し得る。
・特定のジャックポット・サイズに対するエントリ数1904。例えば、ユーザは、特定のジャックポット閾値でのエントリを望んでいるくじ引きはどれくらいかを特定することが可能である。例えば、ユーザは、ジャックポット・サイズが40百万ドルより大きいが、100百万ドルより小さい任意のくじ引きに対する1エントリのみ、及び、ジャックポット・サイズが100百万ドル以上であるが400百万ドルより小さい任意のくじ引きに対する3エントリ、及び、10億ドルより大きい任意のジャックポットに対する10エントリを入れるように選定し得る。
・プレイ選択及び/又はゲーム属性(例えば、プレイ回数)1905。ユーザは、自分自身の番号を使用したがっているのか否かを特定することが可能である。ユーザが自分自身の番号を選択することを望んでいる実施例では、システムはユーザにユーザが選択したプレイ番号をエントリさせるように促すことになる。UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300がパワーボール(登録商標)宝くじゲームにおけるプレイ用に構成される実施例では、それぞれのプレイ選択は
図15に示される属性に関連して説明されるものと類似しているものになり、例えば、それぞれのプレイ選択1520は、6の属性1522、とりわけ、第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の属性1522を含み得る。第1、第2、第3、第4、及び第5の属性1522のそれぞれは69の可能性から選択された数字であり得、第6の属性1522は26の可能性から独立して選択された数字であり得る。UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300がメガ・ミリオンズ(登録商標)宝くじゲームにおけるプレイ用に構成される実施例では、それぞれのプレイ選択、例えば、プレイ選択1520は、6の属性1522、とりわけ、第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の属性1522を含み得る。第1、第2、第3、第4、及び第5の属性1522のそれぞれは70の可能性から選択された数字であり得、第6の属性1522は25の可能性から独立して選択された数字であり得る。代替的には、ユーザは自身に変わって生成され且つプレイされるクイック・ピック番号を選択することが可能である。さらに、ユーザは全てのプレイに同じ番号を使用することを望んでいる場合がある、又は異なるプレイには異なる番号を使用するように選定する場合がある。
・くじ引きにおけるエントリの通知1906。ユーザは、くじ引きにエントリされていることを通知されることを望んでいるかどうか、及びどのように通知されることを望んでいるかを特定してよい。
・くじ引き結果の通知1907。ユーザは、くじ引きの当選番号など、くじ引きの結果を通知されることを望んでいるかどうか、及びどのように通知されることを望んでいるかを特定してよい。例えば、ユーザは、くじ引き結果での当選番号を含有するSMSメッセージを受信することを選んでよい。そのようなSMSメッセージはまた、ユーザの番号など、ユーザのエントリに関連している情報を含み得る。
・当選の通知1908。ユーザは、いずれの当選も通知されることを望んでいるかどうか、及びどのように通知されることを望んでいるかを特定してよい。
・オプションのゲーム1909。ユーザは、パワーボールの「Powerplay」(登録商標)製品又はメガ・ミリオンズの「Multiplier」(登録商標)製品などのオプションのサイド・ゲームをプレイすることを望んでいることを特定することが可能である。
・換金1910。ユーザは、低層当選(例えば、600ドル以下)の支払いを受けるための所望の方法、例えば、任意の権限を与えられた宝くじ端末からの従来の支払い、物理的な換金可能当選証票、デジタル・ギフト・カード(例えば、ユーザのE-ウォレットと関連付けられたギフト・カード)、既存のデビット・カードへの貸付、PayPal(登録商標)、Venmo(登録商標)、換金可能な当選証票、又は何かの他の電子支払い方法を含むさまざまな電子的方法を特定可能である。
【0201】
同様に、UCSLデバイスが事前印刷宝くじ券1500を含む場合、宝くじプレイ基準の実例には以下が含まれ得る:
・ユーザがエントリを望んでいるのはどの宝くじゲームか1901。例えば、ユーザは、パワーボール(登録商標)のみ、メガ・ミリオンズ(登録商標)のみ、パワーボール(登録商標)及びメガ・ミリオンズ(登録商標)の両方、又は任意の他のタイプのゲームに対する参加を構成し得る。
・最小ジャックポット・サイズ1902。例えば、ユーザは、ジャックポット・サイズがユーザによって設定可能な少なくともいくらかの額であると推定される宝くじくじ引きのみに入れられるように、宝くじにおける参加を構成し得る。
・エントリ数1903。例えば、ユーザは指定される時は特定のエントリ数で入れられるように自身の参加を構成し得る。
・特定のジャックポット・サイズに対するエントリ数1904。例えば、ユーザは、特定のジャックポット閾値でのエントリを望んでいるくじ引きはどれくらいかを特定することが可能である。例えば、ユーザは、ジャックポット・サイズが40百万ドルより大きいが、100百万ドルより小さい任意のくじ引きに対する1エントリのみ、及び、ジャックポット・サイズが100百万ドル以上であるが400百万ドルより小さい任意のくじ引きに対する3エントリ、及び、10億ドルより大きい任意のジャックポットに対する10エントリを入れるように選定し得る。
・くじ引きにおけるエントリの通知1906。ユーザは、くじ引きにエントリされていることを通知されることを望んでいるかどうか、及びどのように通知されることを望んでいるかを特定してよい。
・くじ引き結果の通知1907。ユーザは、くじ引きの当選番号など、くじ引きの結果を通知されることを望んでいるかどうか、及びどのように通知されることを望んでいるかを特定してよい。例えば、ユーザは、くじ引き結果での当選番号を含有するSMSメッセージを受信することを選んでよい。そのようなSMSメッセージはまた、ユーザの番号など、ユーザのエントリに関連している情報を含み得る。
・当選の通知1908。ユーザは、いずれの当選も通知されることを望んでいるかどうか、及びどのように通知されることを望んでいるかを特定してよい。
・オプションのゲーム1909。ユーザは、パワーボールの「Powerplay」(登録商標)製品又はメガ・ミリオンズの「Multiplier」(登録商標)製品などのオプションのサイド・ゲームをプレイすることを望んでいることを特定することが可能である。
・換金1910。ユーザは、低層当選(例えば、600ドル以下)の支払いを受けるための所望の方法、例えば、任意の権限を与えられた宝くじ端末からの従来の支払い、物理的な換金可能当選証票、デジタル・ギフト・カード(例えば、ユーザのE-ウォレットと関連付けられたギフト・カード)、既存のデビット・カードへの貸付、PayPal(登録商標)、Venmo(登録商標)、換金可能な当選証票、又は何か他の電子支払い方法を含むさまざまな電子的方法を特定可能である。
【0202】
ブロック1816において、ユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705は、例えば、ユーザが今後その設定にアクセスできるようにするアカウント1770を作成するように促してよく、これによって、ユーザが先の設定を修正することを望む場合、ユーザは初期セットアップの後の設定画面にアクセスできることになる。例えば、アカウント1770は、ユーザがそのUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300及び/又はUCSL事前印刷宝くじ券1500を別の支払いアカウントにリンク可能にすることができ、この別の支払いアカウントはさらには、ユーザのUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300及び/又はUCSL事前印刷宝くじ券1500での資金供給を続けるために利用可能であり、例えば、ユーザのUCSLストアドバリュー型宝くじカード1300で最初に50.00ドル分のゲーム・プレイが購入された場合、アカウント1770は、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300の値が事前選択された額、例えば、5.00ドルに低減される度に、UCSLストアドバリュー型宝くじカード1300をその元のレベルまで再ロードするように構成可能である。代替的には、ユーザのUCSL事前印刷宝くじ券1500で最初に50.00ドル分のゲーム・プレイが購入された場合、アカウント1770は、アカウント1770が適切な資金受取人に対する適切な資金振替を開始することを要求することによって、UCSL事前印刷宝くじ券1500がくじ引きにエントリされる度に、UCSL事前印刷宝くじ券1500をその元の額に対して再承認し、且つUCSL事前印刷宝くじ券1500の値をその元の額に戻すように増大させるのに十分な資金振替が開始されたことを宝くじシステム1720に通知するように構成可能である。アカウント1770は、電子メール・アドレス及びパスワードを入れることによって作成可能である。
【0203】
ブロック1817において、ユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705は、ユーザに所望の申し込み設定を確認するように促してよく、宝くじシステム1720は申し込み設定を記憶し、宝くじシステム1720は、構成設定を示す確認電子メールをユーザに送ってよい。
【0204】
ユーザ設定可能宝くじ申し込みにおける登録が成功した後、ユーザは1つ又は複数の宝くじに入れられてよい。
【0205】
ブロック1818において、任意のくじ引きの前の特定の時間又は間隔において、宝くじシステム1720は、API又はそのような他のサービスを介して全ての関連の宝くじのくじ引きでの今度のくじ引きに関連している情報(例えば、ジャックポット・サイズ)を受信することが考えられる。ブロック1819において、宝くじシステム1720は、受信した情報に基づいて、どのユーザが今度のくじ引きにエントリされるべきかを判断することになる。例えば、宝くじシステム1720は、それぞれのユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705についての宝くじプレイ基準を今度のくじ引きに関連する情報と比較してよい。ユーザによって設定された基準の全てが今度のくじ引きによって満たされることが予測されると宝くじシステム1720が判断する場合、宝くじシステム1720は、ユーザが今度のくじ引きにエントリされるべきであると判断することになる。
【0206】
ユーザが今度のくじ引きにエントリされるべきであると宝くじシステム1720が判断する場合、ブロック1820において、宝くじシステム1720はユーザにくじ引きにエントリさせることになる。
【0207】
1つの実施例において、宝くじシステム1720は、API又は何か他の同様の方法などを介して関連したCGSと対話して、ユーザのゲーム選択を次のくじ引きにエントリさせてよく、対応する確認はシステムによって記憶されることが考えられる。例えば、宝くじシステム1720は、プレイ選択がユーザの登録と関連付けられていると、例えば、ユーザ登録及び/又はUCSLデバイスと関連付けられた1つ又は複数の記録に記憶され得ると判断することになる。UCSLデバイスがストアドバリュー型宝くじカード1300である実施例では、ユーザは自身のプレイ選択を選択していてよい。代替的には、UCSLデバイスが事前印刷宝くじ券1500である場合、プレイ選択は、事前印刷宝くじ券1500上に含まれるプレイ選択1520のうちの1つ又は複数になる。宝くじシステム1720はまた、CGSが、ユーザの登録と関連付けられた管轄区域に対する宝くじを運営することを担っている(例えば、第1のCGS1740a)か、例えば、ユーザの登録と関連付けられた1つ又は複数の記録にまた記憶され得るかを判断し得る。宝くじシステム1720はまた、宝くじのためのくじ引きにプレイ選択を登録するために、第1のAPI1725aを介して第1のCGS1740aと対話し得る。
【0208】
くじ引きにおけるエントリが成功する場合、宝くじシステム1720は、プレイ選択がエントリされたくじ引きの指示(例えば、くじ引きの日付及び/又は時間)を含み得るエントリ確認を第1のCGS1740aから受信してよい。代替的には、くじ引きにおけるエントリが不成功である場合、宝くじシステム1720は、エントリが成功しなかったという指示を第1のCGS1740aから受信し得る、又は所定の時間周期内にエントリ確認を受信できないことで、登録が不成功であったことを示し得る。宝くじシステム1720は第1のCGS1740aから受信したエントリ確認を記憶してよい。
【0209】
くじ引きにおけるエントリが成功する場合、宝くじシステム1720は、ゲーム名、番号、及び、日付、推定されるジャックポット・サイズ、及び任意の他の関連したくじ引き情報を含む他の券情報を含む、宝くじ券のグラフィック表示を作成し、且つ(例えば、SMSなどの電子メールによる他のデジタル通信によって)エントリの確認として、券のグラフィック表示をユーザに通信してよい。
【0210】
別の実施例では、宝くじシステム1720は、API又は何か他の同様の方法などによって、宝くじ小売業者と対話して、ユーザのゲーム選択をかなえる宝くじ券を得てよい。例えば、ある特定のプレイ選択が今度のくじ引きにエントリされるべきであると判断すると、宝くじシステム1720は、券を、権限を与えられた宝くじ小売業者の施設内の宝くじ端末から購入させ得る。結果として生じる券は、例えば、従来の宝くじ券のストックに対して、端末から印刷されることになり、特定のくじ引き情報を除くあらゆる点で、その宝くじゲームについて、その宝くじ管轄区域内で印刷された任意の他の宝くじ券と同一であると考えられる。券は次いで、スキャン又は模造されることになり、券の画像又は他の識別子は、ユーザに配布されることになる。実際の紙の券は、小売業者、又は紙の券を確保且つ保有することの権限を与えられた別の当事者(例えば、権限を与えられた宅配業者)によって、安全な(例えば、規制された、アクセス権限が与えられた、耐水性の、及び/又は耐火性の)拠点に保たれることになる。そのような実施例では、宝くじのくじ引きの直後に、システム1720は、いずれの当選券も判断することになり、本発明のユーザに当選を通知することになる。低層の賞金(600ドル以下)は、閉ループ・ギフト・カード、開ループ・ギフト・カード、PayPal(登録商標)又はVenmo(登録商標)アカウントへの資金の振替、又は当選券の所有者によって先に識別された任意の既存のデビット払い又はクレジット払いへの貸付などによって、電子的に支払われることが可能である。高層当選の場合には(又は、低層賞金当選に対する券のユーザ/所有者によってそのように所望される場合)、小売業者又は権限を与えられた宅配業者によって保有されているユーザの/所有者の実際の券は、安全な配達人を介してユーザに配布されることになる(又は、ユーザ/所有者には、ユーザ/所有者が小売業者又は権限を与えられた宅配業者の拠点で実際の紙の券を取得可能であるように通知可能である)。ユーザ/所有者によって実際の物理的な券が受け取られると、ユーザ/所有者は次いで、適切な換金が認可された拠点で換金/賞金募集用の実際の物理的な券を本人が直接提示することが可能である。
【0211】
1つ又は複数の宝くじへのエントリ後、ユーザは、ユーザ設定可能宝くじ申し込みで指定されるように通知及び当選を受信することができる。
【0212】
例えば、ブロック1821において、宝くじシステム1720は、くじ引きにおけるユーザのエントリが当選エントリを構成するかどうかを判断し得る。例えば、その特定のゲームのくじ引きの直後に、宝くじシステム1720は、当選エントリを示す情報を関連したCGSから受信することになり、宝くじシステム1720はユーザのうちのいずれかが当選エントリを有していたかどうかの判断を行うことになる。宝くじシステム1720は、ユーザによって指定されるように、例えば、所望の通信チャネルを介して、当選属性を含む通知をユーザに提供し得る。
【0213】
いくつかの実施例では、宝くじシステム1720は、券と関連付けられた賞金を請求するオプションもユーザに提供するように構成されてよい。例えば、ユーザは、券が当選券であるか否かに関してユーザが通知されることを望んでいるか否かに関する指示が求められる場合がある。券が(例えば、券が当選券であることにより)換金可能な値を有すると判断されるいくつかの実施例では、宝くじシステム1720は、換金可能な値の額及び性質に依存し得る、宝くじ券を換金するオプションをユーザに提供してよい。
【0214】
一実施例では、券が低層当選であった場合、ユーザが構成表で作成した支払い命令に従って電子的に支払われることになる。例えば、宝くじシステム1720は、券と関連付けられた賞金額を含有するストアドバリュー・カードを生成可能であり、この場合、ストアドバリュー・カードは、電子的に又は郵便でユーザに配布可能である。代替的には、宝くじシステム1720は、ストアドバリュー・アカウントをユーザの電子ウォレット1775に追加可能であり、代替的には、宝くじシステム1720は、(例えば、換金値が当選閾値を超える場合)宝くじ券を換金するための権限を与えられた物理的な位置(例えば、宝くじ事務所)にユーザを導くことが可能である。さらに又は代替的には、宝くじシステム1720は、今後の宝くじゲームにおけるプレイのための(例えば、仮想的にユーザに提示され得る)追加の宝くじ券の形式で当選を換金するためのオプションをユーザに提示することが可能である。さらに、又は代替的には、宝くじシステム1720は、既存のデビット・カードへの貸付、PayPal(登録商標)又はVenmo(登録商標)アカウントへの資金の振替、又は何か他の電子的な支払い方法によって、低層当選額を支払うことが可能である。
【0215】
代替的には、券が高層当選だった場合、当選券保有者は、地方の宝くじ請求センターを訪れることによって自身の賞金を請求し、且つ請求前の審査のためにUCSLデバイスを提示することになる。
【0216】
いくつかの実施例では、ユーザの登録は、ユーザがさらなるくじ引きに参加可能にしてよく、例えば、この場合、購入したゲーム選択はくじ引き後プレイされていないままである。例えば、宝くじシステム1720が次に、特定のくじ引きに対するエントリがそのくじ引きにエントリされるべきであると判断する時、宝くじシステム1720は、先に開示したように、いずれの残りのゲーム選択に対するプロセスも繰り返す。
【0217】
ユーザがユーザ設定可能宝くじ申し込み計画1705によって自分自身のゲーム選択を選定した実施例では、宝くじシステム1720は、ユーザによって選択された記憶済みのゲーム選択を取得し、且つそのゲーム選択をくじ引きにエントリしてよい。代替的には、ユーザは、(ゲーム選択が事前印刷されている場合、例えば、UCSLデバイスが事前印刷宝くじ券1500を含む場合など)自分自身のゲーム選択を選定しなかった場合、宝くじシステム1720は、次の未使用のゲーム選択(例えば、第2の列)を取得し、且つそのゲーム選択をくじ引きにエントリすることになる。これは、UCSLデバイスに対する全てのゲーム選択がプレイされる、又はUCSLと関連付けられた値全てが使用されるまで継続されることになる。
【0218】
いくつかの実施例では、ゲームに対するアクセス、ロード、又は資金提供が可能になるように構成され得るさまざまなデバイス、例えば、ゲーム・デバイスが本明細書に開示されている。いくつかの実施例では、ゲーム・デバイスは、ユーザが、例えば、ユーザ・デバイスを介して1つ又は複数の特定のゲームにアクセスできるように構成されてよく、さらに又は代替的には、いくつかの実施例では、ゲーム・デバイスは、ユーザが1つ又は複数の特定のゲームをデバイス、例えば、ユーザ・デバイスにロードすることができるように構成されてよく、さらに又は代替的には、いくつかの実施例では、ゲーム・デバイスは、ユーザが、例えば、ユーザ・デバイスによってプレイされ得る1つ又は複数のゲームに資金提供できるように構成されてよい。
【0219】
図20を参照すると、ゲーム・デバイス2000の一実施例が示されている。
図20の実施例では、ゲーム・デバイス2000は伝票2001を含む。
図20の実施例では、伝票2001はスタンドアロンのコンポーネントとして構成され、例えば、伝票2001は、例えば、吊り下げ用切り抜き部を含めて、小売店舗での表示用に構成されてよい。
図20の実施例では、伝票2001は、適した材料、例えば、プラスチック塗料を有する紙材料など、カード用紙、厚紙、チップボード、別の紙材料、プラスチック、又はこれらの組み合わせを含んでよい。いくつかの実施例では、伝票2001は包装コンポーネント2002、及び、例えば、購入及び有効化後に、例えば、包装コンポーネント2002に対する統合及び取り外しが行われ得る取り外し可能カードコンポーネント2003を含んでよい。さらに又は代替的には、いくつかの実施例では、伝票2001は包装コンポーネント2002としての機能を果たし得る。
【0220】
さまざまな他の実施例に関して本明細書に同様に開示されるように、ゲーム・デバイス2000は、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読であってよい、人間が読めてよい、又はその両方であってよい有効化コード2010を含んでよい。例えば、さまざまな実施例では、有効化コード2010は、磁気ストライプ、バーコード(例えば、UCC128バーコードなどの一次元バーコード又はクイック・レスポンス(例えば、QRコード(登録商標))などの二次元バーコード、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせを含んでよい。さらに説明されるように、有効化コード2010は、例えば、関連付けられる特定のゲーム・デバイス2000に対して一意であってよい。
【0221】
また、ゲーム・デバイス2000はユーザ・デバイス・インターフェース2020を含んでよく、ユーザ・デバイス・インターフェース2020は一般的に、さまざまなデータ又は情報が、本明細書に説明されるように、ゲーム・デバイス2000によって記憶可能であり、且つ、ゲーム・デバイス2000と、ユーザ・デバイス、例えば、PC、ラップトップ、ハンドヘルド・デバイス、携帯電話、又はその他のデバイスとの間で伝達可能であるように構成されてよい。さまざまな実施例では、ユーザ・デバイス・デバイス2020は非接触型通信プロトコル・デバイスを含んでよく、この実例には、近距離無線通信(NFC)及び無線周波数識別(RFID)が含まれ得る。さらに又は代替的には、ユーザ・デバイス・インターフェース2020は、ユーザ・デバイス、例えば、光学式読取装置、光学式スキャナ、又はユーザ・デバイスのカメラを介して読取可能であるコードを含んでよく、この実例には、バーコード(例えば、UCC128バーコードなどの一次元バーコード又はクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標)-QRコード(登録商標)は株式会社デンソーウェーブの登録商標である)などの二次元バーコード)が含まれる。さらに又は代替的には、ユーザ・デバイス・インターフェースは、ユーザによって読み取り可能であり、且つユーザ・インターフェースを介してユーザ・デバイスに入力できるコード、例えば、数字、文字及び数字の組み合わせを含んでよい。
図20の実施例では、ユーザ・デバイス・インターフェース2020は、NFCチップなどの非接触型通信プロトコル・デバイスとして示されているが、その他の構成が代替的な実施例において用いられてよい。
【0222】
また、
図21A、
図21B、及び
図21Cを参照すると、ゲーム・デバイス2100の別の実施例が示されている。
図21A、
図21B、及び
図21Cの実施例において、ゲーム・デバイス2100は一般的に、消費者製品2150と関連付けられるように構成されてよい。いくつかの実施例では、ゲーム・デバイス2100は、消費者製品2150に取り付けられるように構成される伝票2101を含み、例えば、伝票2101は、伝票2101を消費者製品2150に取り付けできるようにするステッカ又は接着剤を含んでよい。代替的には、いくつかの実施例では、ゲーム・デバイス2100は、消費者製品2150に組み込まれて、例えば、消費者製品2150用の包装に組み込まれてよい。ゲーム・デバイス2100が関連付けられる消費者製品の実例には、日用雑貨、例えば、清涼飲料、飴、アイスクレーム、ボトル入り飲料水、雑誌、及び小分量の食品などの消耗品を含んでよく、他の実例にはギフト・カードが含まれる。
【0223】
図21A、
図21B、及び
図21Cの実施例では、さまざまな他の実施例に関して本明細書に同様に開示されるように、ゲーム・デバイス2100は、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読であってよい、人間が読めてよい、又はその両方であってよく、例えば、磁気ストライプ、バーコード(例えば、UCC128バーコードなどの一次元バーコード又はクイック・レスポンス(例えば、QRコード(登録商標))などの二次元バーコード、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせであってよい有効化コード2110を含み得る。有効化コード2110は、例えば、関連付けられる特定のゲーム・デバイス2100に対して一意であってよい。
【0224】
また、
図21A、
図21B、及び
図21Cの実施例では、さまざまな他の実施例に関して本明細書に同様に開示されるように、ゲーム・デバイス2100は、一般的に、さまざまなデータ又は情報が、本明細書に説明されるように、ゲーム・デバイス2100とユーザ・デバイスとの間で伝達可能であるように構成されるユーザ・デバイス・インターフェース2120を含んでよい。
図21A、
図21B、及び
図21Cの実施例では、ユーザ・デバイス・インターフェース2120は、例えば、光学式読取装置、光学式スキャナ、又はユーザ・デバイスのカメラを介して読取可能であり得るQRコード(登録商標)として示されているが、その他の構成が代替的な実施例において用いられてよい。
【0225】
いくつかの実施例では、ゲーム・デバイス2100は、ユーザ・デバイス・インターフェース2120を分かりにくくするように構成される被覆部2130を含み、それによって、被覆部2130が取り除かれるまで、例えば、ゲーム・デバイスが販売され且つ有効にされるまで、ユーザ・デバイス・インターフェース2120を見ること又はこれにアクセスすることができないようにする。さまざまな他の実施例では、被覆部2130は、購入者によって適当に取り外されてよい材料、例えば、ラテックス皮膜などの取り外し可能なステッカ又はスクラッチ式材料を含んでよい。
図21A、
図21B、及び
図21Cの実施例では、被覆部2130は、有効化コード2110が配設されている取り外し可能なステッカを含む。
【0226】
図22Aを参照すると、ゲーム・デバイスを有効にするための方法2200の一実施例が示されている。
図22Aの方法2200は、
図20のゲーム・デバイス2000、及び
図21A、
図21B、及び
図21Cのゲーム・デバイス2100を参照して開示されているが、方法2200は、ゲーム・デバイスの代替的な実施例に関して同様に実行されてよい。
【0227】
図22Aの実施例では、ゲーム・デバイス2000又はゲーム・デバイス2100は、製造されると小売業者に配布され得る。
【0228】
ブロック2201において、方法2200は、購入者がゲーム・デバイス2000、又は
図22A及び
図22Bの実施例では、小売業者において表示され得る、ゲーム・デバイス2100が関連付けられている消費者製品2150を選択する時に開始する。ブロック1802において、購入者は、POS端末に進み、且つスキャン及び購入されるゲーム・デバイスをレジ係に提示する。ブロック2203において、POS端末では、有効化コード(例えば、有効化コード2010又は有効化コード2110)は、I/Oインターフェースなどによって読み取られてよく、又は代替的には、POS端末において手動で入力されてよい。ブロック2204において、POS端末は注文の受取総額を表示する。例えば、ゲーム・デバイスと関連付けられたUPCは、例えば、ゲーム・デバイスに対する価格を判断するために、読み取られてよい。ブロック2205において、購入者は支払われるべき金額を支払い、ブロック2206において、レジ係は次いで貨幣を受け入れ、POS端末への支払いを更新する。
【0229】
ブロック2207において、POS端末は、取引要求、とりわけ、有効化要求を生成し、且つ有効化要求を宝くじシステム(例えば、宝くじシステム520又は1720)に通信する。有効化要求は、購入されるゲーム・デバイスを一意に識別する情報(例えば、有効化コード2010又は有効化コード2110)に加えて、小売業者を識別する情報、POS端末を識別する情報、ゲーム・デバイスが購入される管轄区域(例えば、州)を識別する情報、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0230】
有効化要求を受信すると、ブロック2208において、宝くじシステムは、有効化要求で参照したゲーム・デバイスと関連付けられた1つ又は複数の記録にアクセスし、且つPOS端末から受信した有効化要求の正当性を判断してよい。さまざまな実施例では、宝くじシステムは、(i)有効化要求で参照したゲーム・デバイスが先に有効にされているか否か、(ii)有効化要求で参照したゲーム・デバイスと関連付けられた小売業者が有効化要求で参照した小売業者と一致しているか否か、(iii)有効化要求で参照したゲーム・デバイスと関連付けられたPOS端末が有効化要求で参照したPOS端末と一致しているか否か、(iv)有効化要求で参照したゲーム・デバイスと関連付けられた管轄区域が有効化要求で参照した管轄区域と一致しているか否か、(v)ゲーム・デバイスの購入と関連付けられたPOS端末の地理的位置が、ゲーム・デバイスの販売が承認された地理的位置に対応するか否か、又は(v)これらの組み合わせに基づいて、有効化要求の正当性を判断し得る。
【0231】
有効化要求が正当であると判断すると、ブロック2209では、宝くじシステムは、ゲーム・デバイスが正当に購入され且つ有効であることを示すために有効化要求において参照した、ゲーム・デバイスと関連付けられた1つ又は複数の記録を更新し、ブロック2210において、有効化の成功又は失敗を示す要求への応答と共にPOS端末に応答する。成功の場合、購入取引は終了する。不成功である場合、POS端末は失敗を示し得、購入者によって支払われた資金は返されてよい。
【0232】
いくつかの実施例では、例えば、ユーザ・デバイス・デバイス2020が非接触型通信プロトコル・デバイス、例えば、NFC又はRFIDを含む場合、ゲーム・デバイスの有効化の成功又は失敗を示す応答を受信すると、レジ係は、有効化を終了するために1つ又は複数の追加の措置を取るように命令され得る。例えば、いくつかの実施例では、レジ係は、例えば、NFC又はRFID読取装置/スキャナによってゲーム・デバイスのRFIDデバイスのNFCをスキャンして、ゲーム・デバイスのRFIDデバイスのNFCにこの有効化を通信することで、例えば、購入者によって、本明細書に開示されるように、ゲーム・デバイスのRFIDデバイスのNFCが有効にされ且つ使用可能にされるように命令され得る。
【0233】
また、被覆部(例えば、被覆部2130)がゲーム・デバイスの任意の一部分を分かりにくくする実施例では、被覆部は購入及び有効化が完了すると取り外され得る。
【0234】
購入取引が成功した後、購入者はゲーム・デバイスを使用してゲームにアクセス、ロード、又は資金提供してよい。
図22Aを参照すると、ゲーム・デバイスを有効にするための方法2250の一実施例が示されている。
【0235】
ブロック2251において、購入者は自身のユーザ・デバイスを利用して、ユーザ・デバイス・インターフェース(例えば、ユーザ・デバイス・インターフェース2020又は2120)と対話してよい。例えば、さまざまな実施例では、ユーザは、自身のユーザ・デバイスに常駐しているアプリケーション又はプログラムを利用して、ユーザ・デバイス・インターフェースから情報又はデータをスキャンして又は読み取ってよい。代替的には、いくつかの実施例では、ユーザは、例えば、自身のユーザ・デバイスに常駐しているアプリケーション又はプログラムを介してユーザ・デバイスに、又はユーザ・デバイスを介してアクセスされるポータルにコードを入れてよい。
【0236】
ブロック2252において、いくつかの実施例では、ユーザ・デバイス・インターフェース(例えば、ユーザ・デバイス・インターフェース2020又は2120)は、ゲーム・デバイスが、例えば、ゲーム・デバイスと関連付けられた1つ又は複数の記録にアクセスすることによって、有効であることを確実にするために宝くじシステムによって検証されてよい。ステータスが無効と示した場合、宝くじシステム1720は、ゲーム・デバイスが無効であったことをユーザに知らせるメッセージを表示し得る。ユーザ・デバイスが検証されるまで、宝くじシステムは1つ又は複数のゲームへのアクセス、ロード、及び/又は資金提供を許可しない。
【0237】
有効にされると、ブロック2253において、購入者は、1つ又は複数のゲームへのアクセス、ロード、又は資金提供を許可されてよい。例えば、いくつかの実施例では、ユーザ・デバイス・インターフェースは、ユーザ・デバイスにユーザ・デバイス・インターフェースを介して参照した1つ又は複数のゲームにアクセスさせるように構成されてよい。例えば、ユーザ・デバイス・インターフェースとユーザ・デバイスとの間の対話が行われると、本明細書に開示されるように、ユーザ・デバイスにゲームへのアクセスを行わせてよい。例えば、ユーザ・デバイス・インターフェースから得られた情報又はデータは、ゲーム・ポータルへのアクセス・キーとしての機能を果たし得る。
【0238】
さらに又は代替的には、いくつかの実施例では、ユーザ・デバイス・インターフェースは、ユーザ・デバイス・インターフェースがNFCチップを含むなどの場合に、ユーザ・デバイスに、ユーザ・デバイス・インターフェースを介して記憶された1つ又は複数のゲームをロードさせる(例えば、当該ゲームのソフトウェアをダウンロード及びインストールさせる)ように構成されてよい。さらに又は代替的には、いくつかの実施例では、ユーザ・デバイス・インターフェースは、ユーザ・デバイスに、インターネット接続などによって遠隔で記憶された1つ又は複数のゲームをロードさせる(例えば、当該ゲームのソフトウェアをダウンロード及びインストールさせる)ように構成されてよい。
【0239】
さらに又は代替的には、いくつかの実施例では、ユーザ・デバイス・インターフェースは、ユーザ・デバイスに、値(例えば、プレイ数、又は賭けることができる額)をユーザのアカウントに適用させることで、ユーザが1つ又は複数のゲームをプレイするために当該値を利用し得るように構成されてよい。
【0240】
さまざまな実施例では、アクセス、ロード、又は資金提供が行われるゲームは、(例えば、ユーザ・デバイスを介して)仮想でプレイできる任意の賭け型ゲームとすることができ、この実例として、本明細書に開示される仮想宝くじ券が含まれる。他の実例には、宝くじ、ブラックジャック、ポーカー、クラップス、スロット・マシーン、ルーレット、ビンゴ、及びダイスの仮想的表示が含まれ得る。
【0241】
ブロック2254において、購入者は、自身のユーザ・デバイスを介して1つ又は複数のゲームをプレイしてよく、賞金を獲得し得る。ブロック2255において、ユーザ・デバイスは、ゲーム・デバイスのプレイの結果として生じる賞金を請求するオプションもユーザに提供するように構成されてよい。例えば、当選が低層値を有する場合、当選は、電子的に又は郵便でユーザに配布される賞金額を含有するストアドバリュー・カードによって、又は、ストアドバリュー・アカウントがユーザの電子ウォレットに追加されることでなど、電子的に支払われることになり、代替的には、ユーザ・デバイスは、(例えば、換金値が当選閾値を超える場合)宝くじ券を換金するための権限を与えられた物理的な位置(例えば、宝くじ事務所)にユーザを導くことが可能である。さらに又は代替的には、ユーザは、今後のゲームにおけるプレイのための(例えば、仮想的にユーザに提示され得る)追加の宝くじ券の形式で当選を換金するためのオプションを有することができる。
【0242】
一実施例では、顧客(例えば、ユーザ、プレーヤ、及び/又は参加者)は、顧客による、(1)宝くじゲームにエントリすること、(2)電子ゲーム機(EGM)でプレイすること、(3)カジノ式非電子ゲームでプレイすること、(4)硬貨投入式遊技機(COAM)でプレイすること、(5)ユーザ・デバイス上で仮想ゲームをプレイすること、(6)賭けをすること、(7)又は、これらの組み合わせの結果と関連付けられた値の表示を、顧客が使用できる形式の値に変換するために使用されてよい別個の換金可能な当選証票を受ける場合がある。ユーザが使用可能な形式の値は、宝くじ券、EGMに対する貸付、現金、ストアドバリュー・カード、ロイヤルティ・トークン(例えば、ポイント、マイル、滞在)、又はこれらの組み合わせを含むことができる。
【0243】
換金可能な当選証票の実例及び実施例が、EGMとのユーザの対話と関連付けられたゲーム当選の換金のためのモバイル販売時点管理アプリケーションの状況において、以下に提供される。
【0244】
運次第のゲーム及び/又は技術を要するゲームでもある換金デバイスであるCOAMなどのEGMは、成功した顧客が1プレイで勝った点を後続のプレイ(単数又は複数)に持ち越すことを可能にし得る。
【0245】
本開示の換金可能な当選証票なしで、顧客がEGM上に残っている貸付をそのまま有すると決定する時、貸付は現金価値に変換され、且つ、現金価値が典型的には券上に印刷される券証票としてプリンタを介して出力される。印刷された券証票は次いで、その現金価値で換金可能である。
【0246】
印刷された券証票を現金と引き換えることと関連付けられたいくつかの顕著な問題がある。第1に、券証票を保持する顧客は、レジ・ブースを探し出すために混雑したカジノのフロアを何回も横断しなければならない。第2に、自身の印刷された券証票を換金しようとしている顧客は、レジ・ブースを見つけると、レジ係と対話するためにゆっくりと移動する列で自分の番を待たなければならない。第3に、自身の印刷された券証票を換金しようとしている顧客は、換金額を現金で受け入れるつもりでいなくてはならない。これらの上述の問題のそれぞれに対処し且つこれを解決する、宝くじ、EGM、及び/又はCOAM用のモバイル販売時点管理換金システムの実施例が本明細書に開示されている。これらの上述のそれぞれに対処し且つこれを解決する、モバイル販売時点管理換金システムを利用する方法の実施例も本明細書に開示されている。
【0247】
一実施例では、宝くじ、EGM、及び/又はCOAM用のモバイル販売時点管理換金システムは、モバイル販売時点管理アプリケーション(MPOS)、換金窓口係、中央ゲーム・システム(CGS)、換金可能当選証票、及びストアドバリュー・カード提供デバイスを含んでよい。
【0248】
一実施例では、MPOSは、パーソナル・コンピュータ、ラップトップ、ハンドヘルド・デバイス、タブレット、携帯電話、他の電子デバイス、又はこれらの組み合わせによってロード及び/又はアクセスが行われてよい。
【0249】
一実施例では、換金窓口係は、宝くじの、EGMの、及び/又はCOAMの換金可能な当選証票に対する換金サービスを提供する実体の従業員又は請負人であってよい。別の実施例では、換金窓口係は、キオスク、パーソナル・コンピュータ、ラップトップ、ハンドヘルド・デバイス、タブレット、携帯電話、他の電子デバイス、又はこれらの組み合わせであってよい。例えば、換金窓口係は、MPOSにアクセスして、換金のための換金可能な当選証票保持者の要求を満たし得る。一実施例では、キオスクは換金窓口係及びMPOSを含んでよい。
【0250】
一実施例では、CGSは、現金又は現金等価物として換金可能である当選を提供する管轄区域の宝くじ及び/又は電子ゲーム・アクティビティについて、確立する、権限を与える、管理する、規制する、及び取り締まる州の機関又は事務局を含んでよい。一実施例では、CGSは、ゲーム・サービス及び換金サービスを提供する上記の州の機関又は事務局と契約した及び/又はこれによって雇用されたサード・パーティの提供部を含んでよい。
【0251】
例えば、一実施例では、カジノ、ゲーム・パーラー、又はコンビニエンス・ストアに位置するCOAMは、単なるカジノ、ゲーム・パーラー、又はコンビニエンス・ストアではなく、CGSの認可の下にあると考えられ、カジノ、ゲーム・パーラー、又はコンビニエンス・ストアは、COAMにアクセスできるようにすることが考えられるが、COAMを独立して制御することはない。
【0252】
一実施例では、換金可能な当選証票は、その顧客の要求があると顧客に提供されることになる。換金可能な当選証票は、顧客が、顧客のゲームに対するその現在のアカウント値/ポイント/当選、例えば、値の表示を、現金、現金等価物、又は他の顧客が使用可能な値に変換できるようにすることが考えられる。顧客の値の表示は、電子ゲーム・ポイント、電子ゲーム仮想価値、電子ゲーム金額、硬貨投入式遊技機のポイント、硬貨投入式遊技機の金額、宝くじ当選値、宝くじアカウント値、カジノ・アカウント値、仮想アカウント値、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0253】
一実施例では、現金等価物は、ギフト・カード、開ループ・ストアドバリュー・カード、閉ループ・ストアドバリュー・カード、又はこれらの組み合わせを含んでよい。一実施例では、換金可能な当選証票は、印刷されてよく、且つ(1)換金額(例えば、ドル価値)、(2)一意の換金ID、(3)プレーヤの名前及び/若しくは他の識別情報、(4)ゲームID、(5)日付、(6)時間、又は(7)これらの組み合わせを識別する識別子を含んでよい。
【0254】
EGM/COAM実施例では、換金可能な当選証票は、顧客の要求があると、EGM/COAMによって顧客に提供されることになる。換金可能な当選証票は、顧客がそのEGM/COAMにおけるその現在のアカウント値/ポイント/当選を現金又は現金等価物に変換できるようにすることが考えられる。一実施例では、現金等価物は、ギフト・カード、開ループ・ストアドバリュー・カード、閉ループ・ストアドバリュー・カード、又はこれらの組み合わせを含んでよい。一実施例では、換金可能な当選証票は、EGM/COAMによって印刷されてよく、且つ(1)換金額(例えば、ドル価値)、(2)一意の換金ID、(3)プレーヤの名前及び/若しくは他の識別情報、(4)EDM/COAMデバイスID、(5)日付、(6)時間、又は(7)これらの組み合わせを識別する識別子を含んでよい。
【0255】
一実施例では、換金可能な当選証票は、EGM/COAMによって物理的に印刷され、且つ伝票、券、レシート、又はこれらの組み合わせの形式で顧客に提供される物理的なアイテムであってよい。
【0256】
一実施例では、換金可能な当選証票は、顧客の携帯電話(又はその他のスマート、個人用デバイス)への送付によって、又は、顧客の携帯電話(又はその他のスマート、個人用デバイス)に対する、ウェブサイトにアクセスするためのリンク並びに/又はアドレス及び認可の配信によって顧客に提供される仮想の換金可能な当選証票などの仮想アイテムであってよく、この場合、ウェブサイトにアクセスすることによって、顧客に仮想の換金可能な当選証票が提供されることになる。一実施例では、仮想の換金可能な当選証票は、ブロードバンド、光学、Wi-Fi、Bluetooth、NFC、セルラ、人工衛星、又は他のネットワークによる通信によって顧客の携帯電話(又はその他のスマート、個人用デバイス)に送付され得る。
【0257】
一実施例では、ストアドバリュー・カード提供デバイスは、換金窓口係であってよく、換金窓口係は、無効でロードされていないストアドバリュー・カードの供給元にアクセスする。一実施例では、ストアドバリュー・カード提供デバイスは、大量の無効でロードされていない電子ストアドバリュー・カードを維持するサード・パーティに制御されるデータベースであってよい。一実施例では、換金窓口係は、物理的な無効でロードされていないストアドバリュー・カードの供給元、又は無効でロードされていない電子ストアドバリュー・カードのデータベースにアクセスしてよい。
【0258】
図23は、ゲームからのポイントを現金払いにするための顧客の要求を表すように、有効にされ且つ資金がロードされたストアドバリュー・カードを顧客に提供するための方法を示す。とりわけ、
図23は、COAMデバイスのゲームからのポイントを現金払いにするためのCOAM顧客の要求を表すように、有効にされ且つ資金がロードされたストアドバリュー・カードをCOAM顧客2350に提供するための方法2300を示す。
図23は、COAM顧客がCOAMゲームに対する換金可能な当選証票を要求する文脈において提示されているが、以下のプロセスが、宝くじの顧客、EGMの顧客、賭けの顧客、又はその他の顧客、及び換金可能な当選証票に対するそのような顧客の要求に等しく適用可能であることは理解されたい。
【0259】
2301において、COAM顧客2350(すなわち、プレーヤ)は、COAMデバイス2360に対して現金払い要求2314を行う。このCOAMデバイス2360は、COAM顧客2350がゲームをプレイしており、且つ電子ポイント及び/又はクレジットを累積しているEGMである。2302において、COAMデバイス2360は、現金払い要求2314を受信し、且つCGS2370に送られることになる現金払いメッセージ2315を策定する。現金払いメッセージ2315は、現金又は現金等価物(換金額2317)に変換されるポイント及び/又はクレジット、COAM顧客2350、COAMデバイス2360、又はこれらの組み合わせを識別する情報を含んでよい。COAMデバイス2360は現金払いメッセージ2302をCGS2370に送る。2303では、CGS2370は、現金払いメッセージ2315を受信し、且つ現金払いメッセージ2315を処理する。2304において、CGS2370は、要求された換金額2317を(要求された換金額がCGSがアクセス可能なデータベースに維持される実際の値の指示に対応するかを判断することによって)確認し、一意の換金ID2316を作成し、一意の換金ID2316を換金額2317と関連付け、一意の換金ID2316を証票メッセージ2318としてCOAMデバイス2360に送る。COAMデバイス2360は、証票メッセージ2318を受信し、且つCOAM顧客2350に換金可能な当選証票2319を提供する。
図1に示されるように、2350において、COAMデバイス2360は、顧客2350に換金可能な当選証票2319を提供する。一実施例では、COAMデバイス2360は、COAM顧客2350が持っている物理的な換金可能な当選証票217を印刷する。別の実施例では、COAMデバイス2360は仮想の換金可能な当選証票227をCOAM顧客2350に提供してよく、この提供は、COAMデバイス2360によって、COAM顧客2350の携帯電話又はその他のスマート・デバイスに対して行われる。別の実施例では、COAMデバイスは、COAM顧客2350に対する物理的な換金可能な当選証票217を印刷し、且つCOAM顧客2350に仮想の換金可能な当選証票227を提供する。換金可能な当選証票2319(例えば、物理的な換金可能な当選証票217及び/又は仮想の換金可能な当選証票227)は1つ又は複数の証印を含んでよく、1つ又は複数の証印は、換金額2317、一意の換金ID2316、COAM顧客2350、COAMデバイス2360、又はこれらの組み合わせを識別する情報を符号化する及び/又は伝達してよい。さまざまな実施例では、証印は、(スキャナ又はカード読取装置などによって)機械可読であってよい、人間が読めてよい、又はその両方であってよい。例えば、さまざまな実施例では、証印は、磁気ストライプ、バーコード(例えば、UCC128バーコードなどの一次元バーコード又はクイック・レスポンス・コード(例えば、QRコード(登録商標)-QRコード(登録商標)は株式会社デンソーウェーブの登録商標である)などの二次元バーコード)、数字、文字及び数字の組み合わせ、又はこれらの組み合わせを含んでよい。
【0260】
図1にも示されるように、2306において、COAM顧客2350は、換金可能な当選証票2319を換金窓口係2380に提示してよい。2307において、換金窓口係2380は、証印を換金可能な当選証票2319上に刻印する、例えば、換金可能な当選証票2319のバーコードをスキャンする。刻印された証印は、MPOS2390が使用して、換金可能な当選証票2319を検証する。2308において、MPOS2390は、換金額2317及び一意の換金ID2316をCGS2370に通信する。2309において、CGS2370は、換金額2317を確認することによって換金可能な当選証票2319を確認し、一意の換金ID2316は、換金可能な当選証票2319と関連付けられた情報に対応するストアドバリュー・カード2323に対してロードする資金額210を含むメッセージをMPOS2390に正しく関連付け且つこれに送る。2310において、MPOS2390は、資金210によってストアドバリュー・カード2323を有効にし、且つこれをロードするように換金窓口係2380を促す。2311において、換金窓口係2380は、MPOS2390を使用してストアドバリュー・カード2323を有効にし、且つ資金210をストアドバリュー・カード2323に対してロードする。ストアドバリュー・カード2323は、CGS2370からMPOSによって直接受信したメッセージに基づいて、有効にされ且つロードされる。2312において、ストアドバリュー・カード2323の有効化が確認される。113において、有効にされ且つロードされたストアドバリュー・カード2324はCOAM顧客2350に提示される。有効にされ且つロードされたストアドバリュー・カード2324は、顧客に物理的に提供されてよく、電子ウォレットへの送付、電子メール、テキスト・アカウント、又はその他の電子的に維持された顧客のアカウントを介して顧客に仮想的に提供されてよく、又は物理的及び仮想的両方で顧客に送付されてよい。
【0261】
上述されるシステムの全て又は一部分は、コンピュータ(単数又は複数)にかけられた必要な作業負荷を処理するのに十分な処理能力、メモリ・リソース、及びスループット能力を有する任意の特定の機械(単数又は複数)に対して実装されてよい。
図24は、本明細書に開示された1つ又は複数の実施例の全て又は一部分を実装するのに適したコンピュータ・システム2480を示す。コンピュータ・システム2480は、二次ストレージ2484を含むメモリ・デバイス、リード・オンリ・メモリ(ROM)2486、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)2488、入出力(I/O)デバイス2490、及びネットワーク接続デバイス2492と通信する(中央処理装置又はCPUと称され得る)プロセッサ2482を含む。プロセッサ2482は1つ又は複数のCPUチップとして実装されてよい。
【0262】
コンピュータ・システム2480上に実行可能命令をプログラム及び/又はロードすることによって、CPU2482、RAM2488、及びROM2486のうちの少なくとも1つが変更されて、本開示によって教示される新規な機能性を有する特定の機械又は装置へとコンピュータ・システム2480を部分的に変えることは理解されたい。電気工学及びソフトウェア工学の技術においては基本的なことだが、実行可能なソフトウェアをコンピュータにロードすることによって実装可能な機能性は、周知の設計ルールによるハードウェア実装に変換可能である。ソフトウェアにおける概念の実装とハードウェアにおけるそれとの間の決定は、典型的には、ソフトウェア・ドメインからハードウェア・ドメインへの翻訳に含まれるあらゆる問題点ではなく、設計の安定性及び生じるユニット数についての考察に左右される。一般的に、依然として頻繁に変更される設計は、ソフトウェアにおいて実装されることが好ましい場合があるが、これは、ハードウェア実装の再スピンがソフトウェア設計の再スピンより費用がかかるからである。一般的に、安定しており大量生産される設計は、ハードウェアにおいて、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)において実装されるのが好ましい場合があるが、これは、大量生産運転を行うには、ハードウェア実装がソフトウェア実装より費用がかからないからである。設計は、ソフトウェアの形式で開発され且つ試験されて、その後周知の設計ルールによって、ソフトウェアの命令をハードウェアに組み込む特定用途向け集積回路における同等のハードウェア実装に変えられ得ることが多い。新たなASICによって制御される機械が特定の機械又は装置であるのと同じように、実行可能命令がプログラム及び/又はロードされたコンピュータはまた、特定の機械又は装置とみなされ得る。
【0263】
二次ストレージ2484は典型的には、1つ又は複数のディスク・ドライブ又はテープ・ドライブで構成され、及び、データの不揮発的に記憶のために、且つRAM2488が全ての作業データを保持するのに十分な大きさでない場合はオーバーフロー・データ・ストレージ・デバイスとして使用される。二次ストレージ2484は、そのようなプログラムが実行されるように選択される時にRAM2488にロードされるプログラムを記憶するために使用されてよい。ROM2486は、プログラム実行の間に読み出される命令及び恐らくはデータを記憶するために使用される。ROM2486は、典型的には、二次ストレージ2484のより大きなメモリ容量に対して小さなメモリ容量を有する不揮発性メモリ・デバイスである。RAM2488は揮発性データを記憶するために、且つ恐らくは命令を記憶するために使用される。ROM2486及びRAM2488の両方へのアクセスは、典型的には、二次ストレージ2484へのアクセスより早い。二次ストレージ2484、RAM2488、及び/又はROM2486は、いくつかの状況においては、コンピュータ可読記憶媒体及び/又は非一時的なコンピュータ可読媒体と称され得る。
【0264】
I/Oデバイス2490は、プリンタ、ビデオ・モニタ、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチ・スクリーン・ディスプレイ、キーボード、キーパッド、スイッチ、ダイアル、マウス、トラック・ボール、音声認識装置、カード読取装置、紙テープ読取装置、又は他の周知の入力デバイスを含んでよい。
【0265】
ネットワーク接続デバイス2492は、モデム、モデム・バンク、イーサネット(登録商標)・カード、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)・インターフェース・カード、シリアル・インターフェース、トークン・リング・カード、ファイバ分散データ・インターフェース(FDDI)・カード、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)・カード、例えば、符号分割多重アクセス(CDMA)、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、ロング・ターム・エボリューション(LTE)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMAX)、及び/又は他の無線インターフェース・プロトコル無線送受信カード、並びに、他の周知のネットワーク・デバイスの形を取り得る。これらのネットワーク接続デバイス2492は、プロセッサ2482がインターネット又は1つ若しくは複数のイントラネットと通信できるようにし得る。そのようなネットワーク接続によって、プロセッサ2482が、上述された方法のステップを実行する過程でネットワークから情報を受信し得る、又はネットワークに情報を出力し得ることが考えられる。プロセッサ2482を使用して実行される一連の命令として表されることの多いそのような情報は、例えば、搬送波において具現化されるコンピュータ・データ信号の形式でネットワークから受信され、且つネットワークに出力され得る。
【0266】
例えば、プロセッサ2482を使用して実行されるデータ又は命令を含み得るそのような情報は、例えば、コンピュータ・データ・ベースバンド信号、又は搬送波において具現化される信号の形式でネットワークから受信され且つネットワークに出力され得る。現在使用されている又は以降開発されるベースバンド信号若しくは搬送波に埋め込まれる信号、又は他の複数のタイプの信号は、当業者には周知のいくつかの方法に従って生成されてよい。ベースバンド信号及び/又は搬送波に埋め込まれる信号は、いくつかの状況においては一時的な信号と称され得る。
【0267】
プロセッサ2482は、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、光ディスク(これらのさまざまなディスク・ベースのシステムは全て二次ストレージ2484とみなされ得る)、ROM2486、RAM2488、又はネットワーク接続デバイス2492からアクセスする命令、コード、コンピュータ・プログラム、スクリプトを実行する。1つのプロセッサ2482のみが示されているが、複数のプロセッサが存在してよい。よって、命令があるプロセッサによって実行されると論じられ得るが、これらの命令は、1つ又は複数のプロセッサによって、同時に、連続して、又は別の手段で、実行されてよい。例えば、ハード・ドライブ、フロッピー(登録商標)・ディスク、光ディスク、及び/又は他のデバイスといった二次ストレージ2484、ROM2486、及び/又はRAM2488からアクセスされ得る命令、コード、コンピュータ・プログラム、スクリプト、及び/又はデータは、いくつかの状況において、非一時的な命令及び/又は非一時的な情報と称され得る。
【0268】
一実施例において、コンピュータ・システム2480は、互いに通信し合う2つ又はそれより多くのコンピュータを備えて協働してタスクを実行し得る。例えば、アプリケーションは、アプリケーションの命令の同時及び/又は並列処理を可能にするようにパーティション分割されてよいが、これに限定するものではない。代替的には、アプリケーションによって処理されるデータは、2つ又はそれより多くのコンピュータによる、データセットの異なる部分の同時及び/又は並列処理を可能にするようにパーティション分割されてよい。一実施例では、コンピュータ・システム2480におけるコンピュータの数に直接縛られることがないいくつかのサーバの機能性を提供するために、仮想化ソフトウェアがコンピュータ・システム2480によって用いられてよい。例えば、仮想化ソフトウェアは4つの物理的なコンピュータ上に20の仮想サーバを提供し得る。一実施例では、上に開示された機能性は、アプリケーション、及び/又はクラウド・コンピューティング環境におけるアプリケーションを実行することによって提供されてよい。クラウド・コンピューティングは、動的にスケーラブルなコンピューティング・リソースを使用して、ネットワーク接続によってコンピューティング・サービスを提供することを含んでよい。クラウド・コンピューティングは、少なくとも部分的に仮想化ソフトウェアによってサポートされ得る。クラウド・コンピューティング環境は企業によって確立されてよい、及び/又は、サード・パーティの提供部から必要に応じて採用され得る。いくつかのクラウド・コンピューティング環境は、企業によって所有され且つ動作させるクラウド・コンピューティング・リソース、並びに、サード・パーティのプロバイダから採用される及び/又はリースされるクラウド・コンピューティング・リソースを備えてよい。
【0269】
一実施例において、上に開示された機能性のうちのいくつか又は全ては、コンピュータ・プログラム製品として提供されてよい。コンピュータ・プログラム製品は、上に開示される機能を実装するように、コンピュータ使用可能プログラム・コードが具現化されている1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含んでよい。コンピュータ・プログラム製品は、データ構造、実行可能命令、及び他のコンピュータ使用可能プログラム・コードを含んでよい。コンピュータ・プログラム製品は、取り外し可能なコンピュータ記憶媒体、及び/又は取り外し不可能なコンピュータ記憶媒体において具現化されてよい。取り外し可能なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、アナログ磁気テープ、コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ(CD-ROM)・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、ジャンプ・ドライブ、デジタル・カード、及びマルチメディア・カードなどといった、紙テープ、磁気テープ、磁気ディスク、光ディスク、ソリッド・ステート・メモリ・チップを含み得るが、これらに限定されない。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・システム2480の二次ストレージ2484に、ROM2486に、RAM2488に、並びに/又は他の不揮発性メモリ及び揮発性メモリに、コンピュータ・プログラム製品のコンテンツを少なくとも部分的に、コンピュータ・システム2480がロードするのに適している場合がある。プロセッサ2482は、部分的には、コンピュータ・プログラム製品に直接アクセスすることによって、例えば、コンピュータ・システム2480のディスク・ドライブ周辺機器に挿入されたCD-ROMディスクから読み出すことによって、実行可能命令及び/又はデータ構造を処理してよい。代替的には、プロセッサ2482は、コンピュータ・プログラム製品に遠隔でアクセスすることによって、例えば、ネットワーク接続デバイス2492を通してリモート・サーバから実行可能命令及び/又はデータ構造をダウンロードすることによって、実行可能命令及び/又はデータ構造を処理してよい。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・システム2480の二次ストレージ2484に、ROM2486に、RAM2488に、並びに/又は、他の不揮発性メモリ及び揮発性メモリに、データ、データ構造、ファイル、及び/又は実行可能命令をロード及び/又はコピーすることを促す命令を含んでよい。
【0270】
いくつかの状況において、二次ストレージ2484、ROM2486、及びRAM2488は非一時的なコンピュータ可読媒体又はコンピュータ可読記憶媒体と称されてよい。RAM2488のダイナミックRAMの実施例は、ダイナミックRAMが電力を受け、且つその設計に従って動作させられる間、例えば、コンピュータ・システム2480をオンにして動作可能である期間、ダイナミックRAMは書き込まれる情報を記憶すると言う点で、同様に非一時的なコンピュータ可読媒体と称され得る。同様に、プロセッサ2482は、内部RAM、内部ROM、キャッシュ・メモリ、及び/又は、いくつかの状況において、非一時的なコンピュータ可読媒体又はコンピュータ可読記憶媒体と称され得る他の内部の非一時的なストレージ・ブロック、セクション、又はコンポーネントを含んでよい。
【0271】
図25A~
図25Cは、本開示による遠隔式宝くじ券購入システム2510の実施例の概略的な図である。遠隔注文式宝くじ券2501を提供するための開示されたシステムの実施例は、遠隔注文式宝くじ券提供部2540(この場合、遠隔注文式宝くじ券提供部2540はまた、物理的な販売時点管理2550、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545、及びオンライン注文ポータル2547を含む)、ユーザ・デバイス2515、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520、例えば、オンライン注文ポータル2547と統合するように構成されるマイクロプロセッサ・システム(この場合、フィルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520はまた、位置判定コンポーネント2525及び取引完了権限付与コンポーネント2528を含む)、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券のインベントリ2560、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の電子的に記憶されたインベントリ2565、宝くじ券承認済み販売拠点データベース2570、遠隔注文式宝くじ券2501(例えば、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100及び/又は仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102)、又はこれらの組み合わせを含む。いくつかの実施例では、ユーザ・デバイス2515はまた、例えば、ユーザ・デバイスが遠隔注文式宝くじ券2501の販売について承認済みの地理的位置に位置する時、物理的な販売時点管理2550として機能し得る。開示された遠隔式宝くじ購入システム2510の状況では、「遠隔」及び「遠隔で」という用語は、遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求が遠隔注文式宝くじ券2501を提供する遠隔注文式宝くじ券提供部2540から離れている地理的位置で開始される及び/又は地理的位置から送信されることを意味すると理解されるべきである。遠隔注文式宝くじ券2510に対する要求の地理的位置と、遠隔注文式宝くじ券2501を提供する遠隔注文式宝くじ券提供部2540コンポーネントの地理的位置との間の距離は、0.1m~10m、10m~100m、100m~1,000m、1,000m~10,000m、10,000m~100,000m、100,000m~1,000,000m、1,000,000m~10,000,000m、又は10,000,000m~20,000,000mの範囲内であってよい。
【0272】
遠隔式宝くじ券購入システム2510のコンポーネントは、1つ又は複数のネットワーク(例えば、ブロードバンド、光学、Wi-Fi、Bluetooth、NFC、セルラ、人工衛星、クラウド、カード処理ネットワーク、バンキング・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、インターネットのワールド・ワイド・ウェブ、非セルラ式の携帯電話網、固定電話網、公衆電話交換網(PSTN)、専用通信回線、電子情報を転送するための他のネットワーク、又はこれらの組み合わせ)を介して動作可能に接続されてよい。とりわけ、ユーザ・デバイス2515は、ネットワークを介して、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520及び/又は遠隔注文式宝くじ券提供部2540に動作可能に接続されてよく、この逆もまた同様である。
【0273】
ユーザ・デバイス2515は、パーソナル・コンピュータ、タブレット、スマートフォン、クラウド・コンピューティング・システム、サーバ、又はこれらの組み合わせを含み得る。遠隔注文式宝くじ券2501の購入を完了するためにユーザ又は消費者によって使用されるデバイス2532は、ユーザ・デバイス2515と同じ又は異なるデバイスであってよい。一実施例では、ユーザ又は消費者は、ユーザ・デバイス2515を使用して(例えば、所望の遠隔注文式宝くじ券2501と関連付けられたハイパーリンクを有効にすること、所望の遠隔注文式宝くじ券2501と関連付けられたアイコンを選択すること、又はオンライン仮想ショッピング・カートに購入する所望のアイテムを入れるためのその他の一般的方法による、小売商人のオンライン注文ポータルを介して)遠隔注文式宝くじ券2501を購入してよい。さらなる又は代替的な実施例では、ユーザは、ユーザ・デバイス2515を使用して、遠隔注文式宝くじ券25k01を注文するのに必要とされる又は要求される情報を入れてよい。一実施例では、ユーザは、ユーザ・デバイス2515を使用して、遠隔注文式宝くじ券2501用のインテリジェント・コード、例えば、QRコード(登録商標)をスキャンしてよい。さらなる又は代替的な実施例では、ユーザは、ユーザ・デバイス2510を使用して、遠隔注文式宝くじ券2501用のバーコードをスキャンしてよい。さらなる又は代替的な実施例では、ユーザは、ユーザ・デバイス2515を使用して、遠隔注文式宝くじ券2501用の製品識別番号を入れてよい。
【0274】
フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、本明細書に開示された機能を実行するための任意の適した構成(例えば、パーソナル・コンピュータ、タブレット、スマートフォン、クラウド・コンピューティング・システム、サーバ、又はこれらの組み合わせ)を有し得る。フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、(例えば、小売商人、小売業者、卸売業者、又はその他の権限を与えられた遠隔注文式宝くじ券提供部2540の)遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545と通信するように構成される。
【0275】
フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、本明細書に開示される方法の実施例を達成するように構成される。実施例では、
図25A~
図25Cのフルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、ユーザ・デバイス2515から又は遠隔注文式宝くじ券提供部2540(例えば、小売商人、食料雑貨商、小売業者、卸売業者、コンビニエンス・ストアなど)から直接、遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求2521を受信することであって、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、コンピュータ及び/又は通信コンポーネントを介して(例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545を介して)要求2521を受信する、遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求2521を受信することと、オンライン注文ポータル2547及び関連のオンライン販売システム・コンピュータ・デバイス、例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545と統合することと、(例えば、要求2521を送信するユーザ・デバイス2515の地理的位置を、販売に利用可能な宝くじ券について承認済みの地理的位置のデータベース2570に記憶された要求された宝くじ券2501の販売について承認済みの地理的位置と比較することによって、要求2521が遠隔注文式宝くじ券2501の販売について承認された拠点に位置するユーザ・デバイス2515から受信されたかの判断によって)要求2521が適正な要求2522であるかどうかを判断することと、要求の正当性、例えば、要求2521が適正な要求2522であるかどうかを、ユーザ・デバイス2515及び/又は遠隔注文式宝くじ券提供部2540に通信することと、遠隔注文式宝くじ券2501に対する購入確認2530を、遠隔注文式宝くじ券2501の物理的な販売時点管理2550から受信することと、遠隔注文式宝くじ券2501を提供する(の提供を容易にする)ことと、例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に又は(ユーザ・デバイス2515に又は購入者2516の別のデバイスに提供される可能性がある)購入者のデバイス2532に、遠隔注文式宝くじ券2501を受信する権限2531を提供することであって、権限2531が遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に提供される時、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、遠隔注文式宝くじ券2501を購入者に提供して即購入取引を完了することになり、権限2531が購入者のデバイス2532に提供される時、権限は、即購入取引を完了するために、遠隔注文式宝くじ券提供部2540が遠隔注文式宝くじ券2501の有効化を完了してから、有効化状態の遠隔注文式宝くじ券2501を物理的な販売時点管理2550における購入者2516に提供する前に、確認のために物理的な販売時点管理2550において提示されなければならない、権限2531を提供することと、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の電子的に記憶されたインベントリ2565から仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を選択すること、並びに、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の提供についてさらに本明細書に説明されるように、上記のデバイスが物理的な販売時点550にある時、有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を(ユーザ・デバイス2515である可能性がある)購入者のデバイス2532に(又は購入者2516の別のデバイスに)通信すること及び/又は送信することを含めて、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を提供することであって、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、取引完了権限付与コンポーネント2528によって、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102に対する支払いが物理的な販売時点管理2550における遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって受信されたことが確認されると、有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を購入者2516に提供する、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を提供することと、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520によって、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の電子的に記憶されたインベントリ2565から仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を選択すること、並びに、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を通信する及び/又は送信することを含めて、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の提供を容易にすることであって、権限2531を受信すると、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545では仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102が有効にされており、且つ仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の提供についてさらに本明細書に説明されるように、有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を(ユーザ・デバイス2515である可能性がある)購入者のデバイス2532に(又は購入者2516の別のデバイスに)通信する及び/又は送信する、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の提供を容易にすることと、遠隔注文式宝くじ券提供部2540では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100が有効にされており、且つ有効にされたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を物理的な販売時点管理2550における購入者2516に提供し得るように、権限2531を遠隔注文式宝くじ券提供部2540に提供することを含めて、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の提供を容易にすることであって、有効にされたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は遠隔注文式宝くじ券提供部2540によってくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券のインベントリ2560から選択される、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の提供を容易にすることと、を行うように構成される。
【0276】
図26は、
図25Aに示されるような遠隔式宝くじ券購入システム2510を利用する遠隔注文式宝くじ券2501の購入取引の一実施例におけるある特定のステップを示すフローチャートである。
図26に示されるように、ステップ2610において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、(ユーザ・デバイス2515から直接又は(例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部のデバイス2545を介して)遠隔注文式宝くじ券提供部2540から)遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求2521を受信するように構成される。遠隔式宝くじ券購入システム2510は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が遠隔注文式宝くじ券提供部のオンライン注文機能性、例えば、オンライン注文ポータル2547と統合するように構成されると考えられ且つこのフルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520を含み、それによって、ユーザ・デバイス2515から直接要求2521を受信すると、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、上記の要求2521を遠隔注文式宝くじ券提供部2540に通信する。一実施例では、要求2521は、1つ又は複数の遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求のみを含み得る。一実施例では、要求2521は、遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって提供されるその他の製品及び/又はサービスを含み得る。一実施例では、要求2521は、1つ又は複数の遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求のみを含み得るが、遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって提供された製品及び/又はサービスに対するその他の要求と関連付けられる場合がある。
【0277】
ステップ2620において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、要求2521が適正な要求2522であるかどうかを判断する。要求が適正な要求であるかどうかを判断するために、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520の位置確認コンポーネント2525は、要求2521を行うユーザ・デバイス2515の地理的位置(ユーザ・デバイス2515の地理的位置情報は要求2521の一部として提供される)を遠隔注文式宝くじ券2501の販売について承認済みの地理的位置と比較する。フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔式宝くじ券購入システム2510を介して販売が行われている宝くじ券に対する承認済みの地理的位置を含む少なくとも1つのデータベース2570にアクセスする。遠隔式宝くじ券購入システム2510を介して販売が行われている宝くじ券に対する承認済みの地理的位置を含む少なくとも1つのデータベース2570は、遠隔式宝くじ券購入システム2510によってのみ維持されるデータベースであり得る、又はサード・パーティ、例えば、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520によってアクセス可能である州宝くじ委員会によって維持されるデータベースであり得る。要求2521が適正な要求2522であると判断される場合、プロセスはステップ2630に進む。要求2521が不適正であると判断される場合、要求された遠隔注文式宝くじ券2501はユーザ・デバイス2015の位置に基づいて購入可能ではないというメッセージ2523が、ユーザ・デバイス2515に通信される。
【0278】
ステップ2630において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、要求2521について、及び/又は、要求が有効、すなわち適正な要求2522であることを、遠隔注文式宝くじ券提供部2540に、例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に通信する。
【0279】
ステップ2640において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔注文式宝くじ券2501についての購入確認2530を受信し、この場合、購入確認2530は、遠隔注文式宝くじ券提供部2540が、遠隔注文式宝くじ券2501の物理的な販売時点管理2550、例えば、購入取引を完了するために遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって合法的に使用される不動産である物理的な販売時点管理2550における遠隔注文式宝くじ券2501に対する適正な支払いを受け取っていることを含む。
【0280】
ステップ2650において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔注文式宝くじ券2501を受信するための権限2531を提供する。一実施例では、権限2531は遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に提供される。当該処理デバイス2545は、即購入取引を完了するために、遠隔注文式宝くじ券提供部2540による、遠隔注文式宝くじ券2501の有効化の完了、及び購入者2516への有効化状態における遠隔注文式宝くじ券2501の提供を容易にし、例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、物理的な販売時点管理2550において、購入者2516が(例えば、注文番号確認、購入者身元確認、又はこれらの組み合わせによって)遠隔注文式宝くじ券2501を受信する権限を与えられているかを確認する。
【0281】
一実施例では、権限2531が購入者のデバイス2532に提供される。権限2531が購入者のデバイス2532に提供される時、権限2531は、遠隔注文式宝くじ券提供部2540が遠隔注文式宝くじ券2501の有効化を完了してから、購入者2516に有効化状態における遠隔注文式宝くじ券2501を提供する前に、確認のために物理的な販売時点管理2550において提示されなければならない。
【0282】
ステップ2660において、遠隔注文式宝くじ券2501が購入者2516に提供される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520から権限2531を受信しており、且つ、要求2531を満たすために、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の電子的に記憶されたインベントリ2565から仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を選択する。選択された仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は有効にされる。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって、行われる及び/又は達成される。有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の提供について本明細書にさらに説明されるように、即購入取引を完了するために、購入者2516が(例えば、注文番号確認、購入者身元確認、又はこれらの組み合わせによって)有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を受信する権限を与えられていることを確認すると、購入者2516に(例えば、物理的な販売時点管理2550における購入者のデバイス2532に、又は物理的な販売時点管理2550から遠隔のユーザ・デバイス2515に)通信される及び/又は送信される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545は、購入者のデバイス2532から権限2531を受信しており、且つ、要求2531を満たすために仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の電子的に記憶されたインベントリ2565から仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を選択する。選択された仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102が有効にされる。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって行われる及び/又は達成される。有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の提供について本明細書にさらに説明されるように、即購入取引を完了するために、購入者2516に(例えば、物理的な販売時点管理2550における購入者のデバイス2532に、又は物理的な販売時点管理2550から遠隔のユーザ・デバイス2515に)通信される及び/又は送信される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、権限2531を受信しており、且つ、要求2531を満たすために、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券のインベントリ2560からくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を選択する。一実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって行われる及び/又は達成される。有効にされたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は次いで、購入者身元確認が行われると(例えば、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520から権限2531が受信された場合)物理的な販売時点管理2550における購入者2516に提供される。
【0283】
図27は、
図25Bに示されるように、遠隔式宝くじ券購入システム2510を利用する遠隔注文式宝くじ券2501の購入取引の一実施例におけるある特定のステップを示すフローチャートである。
図27に示されるように、ステップ2710において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、(ユーザ・デバイス2515から直接又は(例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部のデバイス2545を介して)遠隔注文式宝くじ券提供部2540から)遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求2521を受信するように構成される。遠隔式宝くじ券購入システム2510は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が遠隔注文式宝くじ券提供部のオンライン注文機能性、例えば、オンライン注文ポータル2547と統合するように構成されると考えられ且つこのフルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520を含み、それによって、ユーザ・デバイス2515から直接要求2521を受信すると、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、上記の要求2521を遠隔注文式宝くじ券提供部2540に通信する。一実施例では、要求2521は、1つ又は複数の遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求のみを含み得る。一実施例では、要求2521は、遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって提供されるその他の製品及び/又はサービスを含み得る。一実施例では、要求2521は、1つ又は複数の遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求のみを含み得るが、遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって提供された製品及び/又はサービスに対するその他の要求と関連付けられる場合がある。
【0284】
ステップ2720において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、要求2521が適正な要求2522であるかどうかを判断する。要求が適正な要求であるかどうかを判断するために、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520の位置確認コンポーネント2525は、要求2521を行うユーザ・デバイス2515の地理的位置(ユーザ・デバイス2515の地理的位置情報は要求2521の一部として提供される)を遠隔注文式宝くじ券2501の販売に対して承認済みの地理的位置と比較する。フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔式宝くじ券購入システム2510を介して販売が行われている宝くじ券の承認済みの地理的位置を含む少なくとも1つのデータベース2570にアクセスする。遠隔式宝くじ券購入システム2510を介して販売が行われている宝くじ券の承認済みの地理的位置を含む少なくとも1つのデータベース2570は、遠隔式宝くじ券購入システム2510によってのみ維持されるデータベースであり得る、又はサード・パーティ、例えば、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520によってアクセス可能である州宝くじ委員会によって維持されるデータベースであり得る。要求2521が適正な要求2522であると判断される場合、プロセスはステップ2630に進む。要求2521が不適正であると判断される場合、要求された遠隔注文式宝くじ券2501はユーザ・デバイス2015の位置に基づいて購入可能ではないというメッセージ2523が、ユーザ・デバイス2515に通信される。
【0285】
ステップ2730において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、要求2521について、及び/又は、要求が有効、すなわち適正な要求2522であることを、遠隔注文式宝くじ券提供部2540に、例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に通信する。
【0286】
ステップ2740において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔注文式宝くじ券2501についての購入確認2530を受信し、この場合、購入確認2530は、遠隔注文式宝くじ券提供部2540が、遠隔注文式宝くじ券2501の物理的な販売時点管理2550、例えば、購入取引を完了するために遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって合法的に使用される不動産である物理的な販売時点管理2550における遠隔注文式宝くじ券2501に対する適正な支払いを受け取っていることを含む。
【0287】
ステップ2750において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔注文式宝くじ券2501を受信するための権限2531を提供する。一実施例では、権限2531は遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に提供される。当該処理デバイス2545は、即購入取引を完了するために、遠隔注文式宝くじ券提供部2540による遠隔注文式宝くじ券2501の有効化の完了、及び購入者2516への有効化状態における遠隔注文式宝くじ券2501の提供を容易にし、例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、物理的な販売時点管理2550において、購入者2516が(例えば、注文番号確認、購入者身元確認、又はこれらの組み合わせによって)遠隔注文式宝くじ券2501を受信する権限を与えられているかを確認する。
【0288】
一実施例では、権限2531が購入者のデバイス2532に提供される。権限2531が購入者のデバイス2532に提供される時、権限2531は、即購入取引を完了するために、遠隔注文式宝くじ券提供部2540が遠隔注文式宝くじ券2501の有効化を完了してから、購入者2516に有効化状態における遠隔注文式宝くじ券2501を提供する前に、確認のために物理的な販売時点管理2550において提示されなければならない。
【0289】
ステップ2760において、遠隔注文式宝くじ券2501が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である場合、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が、要求2531を満たすために、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の電子的に記憶されたインベントリ2565から仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を選択することを要求する。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520から遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に通信される及び/又は送信される。選択された仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は有効にされる。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって、行われる及び/又は達成される。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が遠隔注文式宝くじ券提供部2540から購入者身元確認を受信すると、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520から購入者のデバイス2532に(ユーザ・デバイス2515であり得る(又は購入者2516の別のデバイスに)通信及び/又は送信するためにフルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520によって保持される。フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520によって保持される、選択済みの仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は有効にされる。一実施例では、くじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって行われる及び/又は達成される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、要求2531を満たすために、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券のインベントリ2560からくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を選択する。選択されたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100が有効にされる。一実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって行われる及び/又は達成される。
【0290】
ステップ2770において、遠隔注文式宝くじ券2501が購入者2516に提供される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545は、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の提供について本明細書にさらに説明されるように、権限2531を受信しており、且つ即購入取引を完了するために、購入者2516に(例えば、物理的な販売時点管理2550における購入者のデバイス2532に、又は物理的な販売時点管理2550から遠隔のユーザ・デバイス2515に)有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を通信する及び/又は送信する。一実施例では、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が遠隔注文式宝くじ券提供部2540から購入者身元確認を受信すると、即購入取引を完了するために、購入者2516に(例えば、物理的な販売時点管理2550における購入者のデバイス2532に、又は物理的な販売時点管理2550から遠隔のユーザ・デバイス2515に)有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を通信する及び/又は送信する。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、購入者2516から権限2531を受信し、要求2531を満たすために、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券のインベントリ2560からくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を選択し、及び、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を有効にする。有効にされたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100はその後、物理的な販売時点管理2550における購入者2516に提供される。
【0291】
図28は、
図25Cに示されるような遠隔式宝くじ券購入システム2510を利用する遠隔注文式宝くじ2501の購入取引の一実施例におけるある特定のステップを示すフローチャートである。
図28に示されるように、ステップ2810において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、(ユーザ・デバイス2515から直接又は(例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部のデバイス2545を介して)遠隔注文式宝くじ券提供部2540から)遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求2521を受信するように構成される。遠隔式宝くじ券購入システム2510は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が遠隔注文式宝くじ券提供部のオンライン注文機能性、例えば、オンライン注文ポータル2547と統合するように構成されると考えられ且つこのフルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520を含み、それによって、ユーザ・デバイス2515から直接要求2521を受信すると、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、上記の要求2521を遠隔注文式宝くじ券提供部2540に通信する。一実施例では、要求2521は、1つ又は複数の遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求のみを含み得る。一実施例では、要求2521は、遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって提供されるその他の製品及び/又はサービスを含み得る。一実施例では、要求2521は、1つ又は複数の遠隔注文式宝くじ券2501に対する要求のみを含み得るが、遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって提供された製品及び/又はサービスに対するその他の要求と関連付けられる場合がある。
【0292】
ステップ2820において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、要求2521が適正な要求2522であるかどうかを判断する。要求が適正な要求であるかどうかを判断するために、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520の位置確認コンポーネント2525は、要求2521を行うユーザ・デバイス2515の地理的位置(ユーザ・デバイス2515の地理的位置情報は要求2521の一部として提供される)を遠隔注文式宝くじ券2501の販売について承認済みの地理的位置と比較する。フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔式宝くじ券購入システム2510を介して販売が行われている宝くじ券の承認済みの地理的位置を含む少なくとも1つのデータベース2570にアクセスする。遠隔式宝くじ券購入システム2510を介して販売が行われている宝くじ券の承認済みの地理的位置を含む少なくとも1つのデータベース2570は、遠隔式宝くじ券購入システム2510によってのみ維持されるデータベースであり得る、又はサード・パーティ、例えば、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520によってアクセス可能である州宝くじ委員会によって維持されるデータベースであり得る。要求2521が適正な要求2522であると判断される場合、プロセスはステップ2630に進む。要求2521が不適正であると判断される場合、要求された遠隔注文式宝くじ券2501はユーザ・デバイス2015の位置に基づいて購入可能ではないというメッセージ2523が、ユーザ・デバイス2515に通信される。
【0293】
ステップ2830において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、要求2521について、及び/又は、要求が有効、すなわち適正な要求2522であることを、遠隔注文式宝くじ券提供部2540に、例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に通信する。
【0294】
ステップ2840において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔注文式宝くじ券2501についての購入確認2530を受信し、この場合、購入確認2530は、遠隔注文式宝くじ券提供部2540が、遠隔注文式宝くじ券2501の物理的な販売時点管理2550、例えば、購入取引を完了するために遠隔注文式宝くじ券提供部2540によって合法的に使用される不動産である物理的な販売時点管理2550における遠隔注文式宝くじ券2501に対する適正な支払いを受け取っていることを含む。
【0295】
ステップ2850において、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、遠隔注文式宝くじ券2501を受信するための権限2531を提供する。一実施例では、権限2531は遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に提供される。当該処理デバイス2545は、即購入取引を完了するために、遠隔注文式宝くじ券提供部2540による、遠隔注文式宝くじ券2501の有効化の完了、及び購入者2516への有効化状態における遠隔注文式宝くじ券2501の提供を容易にし、例えば、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、物理的な販売時点管理2550において、購入者2516が(例えば、注文番号確認、購入者身元確認、又はこれらの組み合わせによって)遠隔注文式宝くじ券2501を受信する権限を与えられているかを確認する。一実施例では、権限2531が購入者のデバイス2532に提供される。権限2531が購入者のデバイス2532に提供される時、権限2531は、即購入取引を完了するために、遠隔注文式宝くじ券提供部2540が遠隔注文式宝くじ券2501の有効化を完了してから、購入者2516に有効化状態における遠隔注文式宝くじ券2501を提供する前に、確認のために物理的な販売時点管理2550において提示されなければならない。
【0296】
ステップ2860において、一実施例では、遠隔注文式宝くじ券2501が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102である場合、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545は、要求2531を満たすために、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の電子的に記憶されたインベントリ2565から仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を選択することを要求する。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520から遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545に通信される及び/又は送信される。選択された仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は有効にされる。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって行われる及び/又は達成される。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が遠隔注文式宝くじ券提供部2540から購入者身元確認を受信すると、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520から購入者のデバイス2532に(ユーザ・デバイス2515であり得る(又は購入者2516の別のデバイスに)通信及び/又は送信するためにフルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520によって保持される。フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520によって保持される、選択済みの仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は有効にされる。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって行われる及び/又は達成される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券2501が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102であり、且つ遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545が権限2531を受信している場合、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545は、要求2531を満たすために仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券の電子的に記憶されたインベントリ2565から仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を選択する。選択された仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102は有効にされる。一実施例では、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって行われる及び/又は達成される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、要求2531を満たすためにくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券のインベントリ2560からくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を選択する。選択されたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100は有効にされる。一実施例では、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100の有効化は、本明細書にさらに説明される方法のいずれかによって行われる及び/又は達成される。
【0297】
ステップ2870において、遠隔注文式宝くじ券2501が購入者2516に提供される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部の処理デバイス2545は、権限2531を受信しており、且つ、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102の提供について本明細書にさらに説明されるように、即購入取引を完了するために、購入者2516に(例えば、物理的な販売時点管理2550における購入者のデバイス2532に、又は物理的な販売時点管理2550から遠隔のユーザ・デバイス2515に)有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を通信する及び/又は送信する。一実施例では、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520が遠隔注文式宝くじ券提供部2540から購入者身元確認を受信すると、即購入取引を完了するために、購入者2516に(例えば、物理的な販売時点管理2550における購入者のデバイス2532に、又は物理的な販売時点管理2550から遠隔のユーザ・デバイス2515に)有効にされた仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券102を通信する及び/又は送信する。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイス2520から権限2531を受信し、要求2531を満たすために、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券のインベントリ2560からくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を選択し、及び、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を有効にする。有効にされたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100はその後、購入者身元確認が行われると、物理的な販売時点管理2550における購入者2516に提供される。一実施例では、遠隔注文式宝くじ券提供部2540は、購入者2516から権限2531を受信し、要求2531を満たすために、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券のインベントリ2560からくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を選択し、及び、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100を有効にする。有効にされたくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券100はその後、物理的な販売時点管理2550における購入者2516に提供される。
【0298】
提示されたさまざまなプロセス、データ・フロー、及びフローチャートにおけるステップの順序は、例示を目的とし、さまざまなステップが行われなければならない順序を必ずしも反映しているわけではない。ステップは、システムを実行する実体の必要性、要望、及び優先度を反映するように、異なる実施例で異なる順序で再編成されてよい。さらに、多くのステップは、いくつかの実施例においてその他のステップと同時に行われてよい。
【0299】
また、別々又は分離したものとしてさまざまな実施例において説明され且つ例示された技術、システム、サブシステム、及び方法は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技術、又は方法と組み合わせられて又は統合されてよい。互いに直接結合若しくは通信するように示された又は論じられた他のアイテムは、アイテムがもはや直接互いに結合されていると考えられていない場合があり、電気的に、機械的に、又はその他の手段にかかわらず、互いに間接的に結合され且つ通信し得るように、何らかのインターフェース又はデバイスを通して結合されてよい。変更、置換、及び変化の他の実例は、当業者によって確認可能であり、且つ開示された趣旨及び範囲から逸脱することなく行われることが可能である。以下の番号を付けられた記載事項は、本開示の主題の例示的な実施例の非網羅的なコレクションを表す。
【0300】
第1の実施例は、販売時点管理での支払いを受けることによって取引要求を完了するためのシステムであって、取引要求の発信場所から遠隔である宝くじ券提供部を備え、当該宝くじ券提供部は、処理デバイスと、ユーザ・デバイスと、フィルフィルメント・コンピュータ・デバイスと、宝くじ券と、宝くじ券承認済み販売拠点データベースとを含む、システムである。
【0301】
第2の実施例は、宝くじ券提供部がユーザ・デバイスから取引要求を受け入れるように構成される、第1の実施例のシステムである。
【0302】
第3の実施例は、ユーザ・デバイスが宝くじ券提供部から遠隔である、第1の実施例又は第2の実施例のシステムである。
【0303】
第4の実施例は、宝くじ券提供部が販売時点管理をさらに含む、第1の実施例から第3の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0304】
第5の実施例は、販売時点管理が物理的な位置に位置する、第1の実施例から第4の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0305】
第6の実施例は、ユーザ・デバイスが物理的な位置に位置する、第1の実施例から第5の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0306】
第7の実施例は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスが位置判定コンポーネントを含む、第1の実施例から第6の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0307】
第8の実施例は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスが取引完了権限付与コンポーネントを含む、第1の実施例から第7の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0308】
第9の実施例は、宝くじ券がインスタント・ウィン型の宝くじ券である、第1の実施例から第8の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0309】
第10の実施例は、宝くじ券がくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券である、第1の実施例から第9の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0310】
第11の実施例は、宝くじ券が仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券である、第1の実施例から第10の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0311】
第12の実施例は、くじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券が複数のくじ引きタイプの事前印刷された宝くじ券を含むインベントリに維持される、第1の実施例から第11の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0312】
第13の実施例は、仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券が、複数の仮想のくじ引きタイプの事前選択された宝くじ券を含む電子的に記憶されたインベントリに維持される、第1の実施例から第12の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0313】
第14の実施例は、ユーザ・デバイスが、パーソナル・コンピュータ、タブレット、スマートフォン、クラウド・コンピューティング・システム、サーバ、又はこれらの組み合わせを含む、第1の実施例から第13の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0314】
第15の実施例は、宝くじ券提供部が、0.1m~10mの範囲内の距離で取引要求の発信場所から離れている、第1の実施例から第14の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0315】
第16の実施例は、宝くじ券提供部が、10m~100mの範囲内の距離で取引要求の発信場所から離れている、第1の実施例から第14の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0316】
第17の実施例は、宝くじ券提供部が、100m~1,000mの範囲内の距離で取引要求の発信場所から離れている、第1の実施例から第14の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0317】
第18の実施例は、宝くじ券提供部が、1,000m~10,000mの範囲内の距離で取引要求の発信場所から離れている、第1の実施例から第14の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0318】
第19の実施例は、宝くじ券提供部が、10,000m~100,000mの範囲内の距離で取引要求の発信場所から離れている、第1の実施例から第14の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0319】
第20の実施例は、宝くじ券提供部が、100,000m~1,000,000mの範囲内の距離で取引要求の発信場所から離れている、第1の実施例から第14の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0320】
第21の実施例は、宝くじ券提供部が、1,000,000m~10,000,000mの範囲内の距離で取引要求の発信場所から離れている、第1の実施例から第14の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0321】
第22の実施例は、宝くじ券提供部が、10,000,000m~20,000,000mの範囲内の距離で取引要求の発信場所から離れている、第1の実施例から第14の実施例のシステムのうちのいずれか1つである。
【0322】
第23の実施例は、販売時点管理での支払いを受けることによって取引要求を完了するための方法であって、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって取引要求を受信することであって、取引要求はフルフィルメント・コンピュータの遠隔の位置から発信される、取引要求を受信することと、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、取引要求と関連付けられた宝くじ券が購入者に提供され得るかどうかを判断することと、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、取引要求と関連付けられた宝くじ券の有効化の権限を送ることと、を含む方法である。
【0323】
第24の実施例は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、購入者に提供するための宝くじ券を選択することをさらに含む、第23の実施例の方法である。
【0324】
第25の実施例は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、購入者に宝くじ券を提供するための権限を宝くじ券提供部に送ることをさらに含む、第23の実施例又は第24の実施例の方法である。
【0325】
第26の実施例は、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって宝くじ券を購入者に提供することをさらに含む、第23の実施例から第25の実施例のうちのいずれか1つである。
【0326】
第27の実施例は、宝くじ券が購入者に提供され得るかどうかを判断するために、フルフィルメント・コンピュータ・デバイスによって、宝くじ券の販売に対する承認済み拠点をフルフィルメント・コンピュータの遠隔の位置と比較することをさらに含む、第23の実施例から第26の実施例のうちのいずれか1つである。
【0327】
第28の実施例は、宝くじ券提供部から宝くじ券に対する購入確認を受信することをさらに含む、第23の実施例から第27の実施例のうちのいずれか1つである。
【国際調査報告】