(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-26
(54)【発明の名称】メッセージ送信方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/40 20240101AFI20240119BHJP
G06Q 10/10 20230101ALI20240119BHJP
【FI】
G06Q50/30
G06Q10/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023543118
(86)(22)【出願日】2022-01-10
(85)【翻訳文提出日】2023-07-14
(86)【国際出願番号】 CN2022070978
(87)【国際公開番号】W WO2022152074
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】202110063952.8
(32)【優先日】2021-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】523269867
【氏名又は名称】トラベルスカイ テクノロジー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ユエ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA11
5L049CC41
(57)【要約】
本発明は、メッセージ送信方法及び装置を開示し、フロントエンド機器はメッセージプレビュー指令を受信して、前記メッセージプレビュー指令をサーバーに送信し、サーバーはメッセージプレビュー指令に基づいて、現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしているかどうかを決定し、YESであれば、メッセージタイプに対応する電子メッセージを作成して、電子メッセージを前記フロントエンド機器に送信し、フロントエンド機器は電子メッセージを出力して表示することで、ユーザーはそれをチェックし、確認して問題ないと、ユーザーはメッセージ送信指令をトリガーして、電子メッセージの送信を完成する。当該方法及び装置によれば、電子メッセージは送信前にディスプレイにプレビュー表示可能であり、作業員はその正確性を容易に検査でき、発信されるメッセージに問題があることを回避し、過程全体が便利で迅速であり、作業員の作業効率を向上するとともに、メッセージ送信のエラー率を効果的に低減する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイを有するフロントエンド機器に適用されるメッセージ送信方法であって、
メッセージプレビュー指令を受信して、前記メッセージプレビュー指令をサーバーに送信するステップであって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれるステップと、
前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていると決定した場合作成した電子メッセージを受信するステップと、
前記電子メッセージを出力して表示するステップと、
メッセージ送信指令を取得して、前記メッセージ送信指令をサーバーに送信することで、前記サーバーに前記電子メッセージを発信させるステップと、を含むことを特徴とするメッセージ送信方法。
【請求項2】
前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていないと決定した場合発信したエラー提示情報を受信するステップであって、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示するための情報であるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ送信方法。
【請求項3】
前記電子メッセージを出力して表示した後、
プレビュー終了指令を取得して、前記電子メッセージの出力ページを閉じるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ送信方法。
【請求項4】
サーバーに適用されるメッセージ送信方法であって、
フロントエンド機器が送信したメッセージプレビュー指令を受信するステップであって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれるステップと、
前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしているかどうかを決定するステップと、
YESであれば、前記メッセージタイプに対応する電子メッセージを作成して、前記電子メッセージを前記フロントエンド機器に送信することで、前記フロントエンド機器に前記電子メッセージを出力させて表示させるステップと、
前記フロントエンド機器が送信したメッセージ送信指令を受信して前記電子メッセージを送信するステップと、を含むことを特徴とするメッセージ送信方法。
【請求項5】
現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていない場合、エラー提示情報を生成して前記フロントエンド機器に発信するステップであって、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示するための情報であるステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のメッセージ送信方法。
【請求項6】
メッセージ修正指令を取得するステップと、
前記メッセージ修正指令に基づいて前記電子メッセージを修正するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のメッセージ送信方法。
【請求項7】
ディスプレイを有するフロントエンド機器に適用されるメッセージ送信装置であって、
メッセージプレビュー指令を受信して、前記メッセージプレビュー指令をサーバーに送信する指令処理モジュールであって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる指令処理モジュールと、
前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていると決定した場合作成した電子メッセージを受信するメッセージ受信モジュールと、
前記電子メッセージを出力して表示するメッセージ表示モジュールと、
メッセージ送信指令を取得して、前記メッセージ送信指令をサーバーに送信することで、前記サーバーに前記電子メッセージを発信させる指令送信モジュールと、を含むことを特徴とするメッセージ送信装置。
【請求項8】
前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていないと決定した場合発信したエラー提示情報を受信するメッセージ提示モジュールであって、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示するための情報であるメッセージ提示モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のメッセージ送信装置。
【請求項9】
サーバーに適用されるメッセージ送信装置であって、
フロントエンド機器が送信したメッセージプレビュー指令を受信する指令受信モジュールであって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる指令受信モジュールと、
現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしているかどうかを決定するルール決定モジュールと、
前記ルール決定モジュールの決定結果がYESであれば、前記メッセージタイプに対応する電子メッセージを作成して、前記電子メッセージを前記フロントエンド機器に送信することで、前記フロントエンド機器に前記電子メッセージを出力させて表示させるメッセージ処理モジュールと、
前記フロントエンド機器が送信したメッセージ送信指令を受信して前記電子メッセージを送信するメッセージ送信モジュールと、を含むことを特徴とするメッセージ送信装置。
【請求項10】
メッセージ送信システムであって、フロントエンド機器及びサーバーを含み、前記フロントエンド機器は、請求項1~3の何れか1項に記載のメッセージ送信方法を実行し、前記サーバーは、請求項4~6の何れか1項に記載のメッセージ送信方法を実行するメッセージ送信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年01月18日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202110063952.8であり、発明の名称が「メッセージ送信方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は本出願に援用される。
【0002】
本発明は、データ処理技術に関し、より具体的に、メッセージ送信方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
電子メッセージの作成及び送信は、民間機の積み付けで最も重要な一部であり、積載通知書(LDPP/LDSP)、マニフェスト(LOADSHEET/ACARS)などのいくつかの重要な電子メッセージはある程度で積み付けという作業の最終結果を代表できる。積み付けは飛行機の飛行の安全性にとって重要な影響を有する作業であるため、積み付けの最終結果を代表できる電子メッセージは特に重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
積み付けシステムでは電子メッセージのタイプは色々あり、各種の電子メッセージは何れも少なくとも数十のデータから組み合わせて構成され、各メッセージは異なるページでしか検索できない可能性があり、既存の技術において、積み付け作業員は各データがどのページにあるかを覚えて、データをページごとにチェックすることで、メッセージデータが正確であるかどうかを検査しなければならず、この過程は複雑で時間がかかるだけでなく、その期間、積み付けデータの変更は適時に報告されなければ、電子メッセージデータのエラーを招致する恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
これに鑑みると、本発明は以下の技術案を提供し、
ディスプレイを有するフロントエンド機器に適用されるメッセージ送信方法であって、
メッセージプレビュー指令を受信して、前記メッセージプレビュー指令をサーバーに送信するステップであって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれるステップと、
前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていると決定した場合作成した電子メッセージを受信するステップと、
前記電子メッセージを出力して表示するステップと、
メッセージ送信指令を取得して、前記メッセージ送信指令をサーバーに送信することで、前記サーバーに前記電子メッセージを発信させるステップと、を含む。
【0006】
好ましくは、
前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていないと決定した場合発信したエラー提示情報を受信するステップであって、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示するための情報であるステップをさらに含む。
【0007】
好ましくは、前記電子メッセージを出力して表示した後、
プレビュー終了指令を取得して、前記電子メッセージの出力ページを閉じるステップをさらに含む。
【0008】
サーバーに適用されるメッセージ送信方法であって、
フロントエンド機器が送信したメッセージプレビュー指令を受信するステップであって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれるステップと、
現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしているかどうかを決定するステップと、
YESであれば、前記メッセージタイプに対応する電子メッセージを作成して、前記電子メッセージを前記フロントエンド機器に送信することで、前記フロントエンド機器に前記電子メッセージを出力させて表示させるステップと、
前記フロントエンド機器が送信したメッセージ送信指令を受信して前記電子メッセージを送信するステップと、を含む。
【0009】
好ましくは、
現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていない場合、エラー提示情報を生成して前記フロントエンド機器に発信するステップであって、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示するための情報であるステップをさらに含む。
【0010】
好ましくは、
メッセージ修正指令を取得するステップと、
前記メッセージ修正指令に基づいて前記電子メッセージを修正するステップと、をさらに含む。
【0011】
ディスプレイを有するフロントエンド機器に適用されるメッセージ送信装置であって、
メッセージプレビュー指令を受信して、前記メッセージプレビュー指令をサーバーに送信する指令処理モジュールであって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる指令処理モジュールと、
前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていると決定した場合作成した電子メッセージを受信するメッセージ受信モジュールと、
前記電子メッセージを出力して表示するメッセージ表示モジュールと、
メッセージ送信指令を取得して、前記メッセージ送信指令をサーバーに送信することで、前記サーバーに前記電子メッセージを発信させる指令送信モジュールと、を含む。
【0012】
好ましくは、
現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていないと決定した場合、前記サーバーが発信したエラー提示情報を受信するメッセージ提示モジュールであって、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示するための情報であるメッセージ提示モジュールをさらに含む。
【0013】
サーバーに適用されるメッセージ送信装置であって、
フロントエンド機器が送信したメッセージプレビュー指令を受信する指令受信モジュールであって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる指令受信モジュールと、
現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしているかどうかを決定するルール決定モジュールと、
前記ルール決定モジュールの決定結果がYESであれば、前記メッセージタイプに対応する電子メッセージを作成して、前記電子メッセージを前記フロントエンド機器に送信することで、前記フロントエンド機器に前記電子メッセージを出力させて表示させるメッセージ処理モジュールと、
前記フロントエンド機器が送信したメッセージ送信指令を受信して前記電子メッセージを送信するメッセージ送信モジュールと、を含む。
【0014】
メッセージ送信システムであって、フロントエンド機器及びサーバーを含み、前記フロントエンド機器は上記フロントエンド機器が適用するメッセージ送信方法を実行し、前記サーバーは上記サーバーが適用するメッセージ送信方法を実行する。
【発明の効果】
【0015】
上記の技術案から分かるように、従来技術に比べると、本発明の実施例はメッセージ送信方法及び装置を開示し、フロントエンド機器はメッセージプレビュー指令を受信して、前記メッセージプレビュー指令をサーバーに送信し、サーバーはメッセージプレビュー指令に基づいて、現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしているかどうかを決定し、YESであれば、メッセージタイプに対応する電子メッセージを作成して、電子メッセージを前記フロントエンド機器に送信し、フロントエンド機器は電子メッセージを出力して表示することで、ユーザーはそれをチェックし、確認して問題がないと、ユーザーはメッセージ送信指令をトリガーして、電子メッセージの送信を完成する。当該方法及び装置によれば、送信前、電子メッセージはディスプレイにプレビュー表示可能であり、作業員はその正確性を容易に検査でき、発信されるメッセージに問題があることを回避し、過程全体が便利で迅速であり、作業員の作業効率を向上するとともに、メッセージ送信のエラー率を効果的に低減する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図面を結合して、以下の具体的な実施形態を参照し、本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点、態様はより明瞭になる。図面において、同様又は類似の符号は同様又は類似の要素を示す。ここで、図面は概略的なものであり、原本及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれるわけではない。
【
図1】本発明の実施例が提供する1つのメッセージ送信方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の実施例が開示する別のメッセージ送信方法のフローチャートである。
【
図3】本発明の実施例が開示するメッセージ操作ページの概略図である。
【
図4】本発明の実施例が開示するメッセージプレビューページの概略図である。
【
図5】本発明の実施例が開示する完全なメッセージ送信フローの概略図である。
【
図6】本発明の実施例が開示する1つのメッセージ送信装置の構成概略図である。
【
図7】本発明の実施例が開示する別のメッセージ送信装置の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本開示の実施例をより詳しく記載する。図面は本開示のいくつかの実施例を示すが、本開示はここに記載の実施例に限定されず、各種の形態で実現されてもよく、これらの実施例を提供することで、本開示をより徹底且つ完全に理解できる。ここで、本開示の図面及び実施例はただ例示的なものであり、本開示の保護範囲を限定しない。
【0018】
本明細書における用語「包含」及びその変形は開放的な包含であり、即ち、「包含するが、これに限定されない」ことを意味する。用語「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」ことを意味する。用語「1つの実施例」は「少なくとも1つの実施例」を示し、用語「別の実施例」は「少なくとも1つの別の実施例」を示し、用語「いくつかの実施例」は「少なくともいくつかの実施例」を示す。他の用語の関連定義は、以下に記載する。
【0019】
ここで、本開示に言及された「第1」、「第2」などの概念はただ異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール又はユニットが実行する機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではない。
【0020】
ここで、本開示に言及された「1つ」、「複数」の修飾は限定的なものではなく、模式なものであり、当業者であれば理解できるように、明細書において、特に明示的に指摘がない限り、「1つ又は複数」として理解される。
【0021】
図1は、本発明の実施例が提供する1つのメッセージ送信方法のフローチャートであり、
図1のメッセージ送信方法はディスプレイを有するフロントエンド機器に適用され、
図1に示すように、メッセージ送信方法は以下のステップを含み、
ステップ101:メッセージプレビュー指令を受信して、前記メッセージプレビュー指令をサーバーに送信し、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる。
【0022】
フロントエンド機器において、メッセージ操作ページには「プレビュー」ボタンが配置され、ユーザーが当該ボタンをクリックしてトリガーした後、電子メッセージを生成する必要があると考える。ユーザーがトリガーしたメッセージプレビュー指令を受信した後、フロントエンド機器はそれをバックグランドサーバーに送信して、対応する認識処理を行う。
【0023】
飛行機の積み付け作業において、電子メッセージのタイプは非常に多く、異なるタイプの電子メッセージに含まれるデータ内容及びメッセージフォーマットは何れも異なっている可能性があるため、メッセージを作成しようとすると、ユーザーがどのタイプのメッセージを生成したいのかを決定する必要があるので、メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる必要がある。具体的な実現において、メッセージ操作ページにおいて、マーキングされる各種のメッセージタイプは何れも対応する「プレビュー」ボタンを有し、ユーザーがどの「プレビュー」ボタンをトリガーすると、ユーザーが作成したいメッセージタイプは、トリガーした「プレビュー」ボタンに対応するメッセージタイプであると決定する。
【0024】
ステップ102:前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていると決定した場合作成した電子メッセージを受信する。
【0025】
メッセージプレビュー指令を受信した後、サーバーはまず、現在、メッセージを作成するための必要条件を具備するかどうかを判定し、即ち、現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていると決定した場合作成した電子メッセージであり、メッセージを作成するための必要条件を具備する場合に限り、メッセージを作成する。
【0026】
ステップ103:前記電子メッセージを出力して表示する。
【0027】
サーバーが作成した電子メッセージを受信した後、フロントエンド機器は電子メッセージをプレビューインターフェースに自動に表示し、プレビューインターフェースにおいてユーザーは完全な電子メッセージの内容を見ることができるため、電子メッセージにエラーが存在するかどうかを一度に検査し、従来技術において関連作業員は異なるページをそれぞれチェックしてメッセージデータを検査することに対して、当該実現はメッセージ検査効率を大幅に向上する。
【0028】
ステップ104:メッセージ送信指令を取得して、前記メッセージ送信指令をサーバーに送信することで、前記サーバーに前記電子メッセージを発信させる。
【0029】
メッセージプレビューインターフェースには「メッセージ送信」ボタンがさらに配置され、ユーザーはメッセージデータにエラーが存在していないと検出した場合、メッセージ送信指令を直接的にトリガーして、正確な電子メッセージを発信するようにサーバーを制御できる。
【0030】
本実施例に記載のメッセージ送信方法によれば、電子メッセージは送信前、ディスプレイにプレビュー表示可能であり、作業員はその正確性を容易に検査でき、発信されるメッセージに問題があることを回避し、過程全体が便利で迅速であり、作業員の作業効率を向上するとともに、メッセージ送信のエラー率を効果的に低減する。
【0031】
他の実施例において、メッセージ送信方法は、上記の実施例が開示したステップ以外に、前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていないと決定した場合発信したエラー提示情報を受信するステップを含み、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示する。
【0032】
例えば、現在、メッセージを作成するための必要条件を具備していないか、又はメッセージにおけるあるデータフォーマットが間違っているなどの状況は、メッセージの作成不能を招致するため、当該状況をユーザーに知らせる必要があり、即ち、サーバーはエラー提示情報を生成してフロントエンド機器に送信することで、ディスプレイに当該エラー提示情報を表示させて、ユーザーに提示する。
【0033】
別の実施例において、メッセージ送信方法は、前記電子メッセージを出力して表示した後、プレビュー終了指令を取得して、前記電子メッセージの出力ページを閉じるステップをさらに含む。
【0034】
例えば、ユーザーは表示されている電子メッセージにエラーが存在すると決定した場合、プレビュー終了指令を必要とし、電子メッセージのデータを相応的に修正し、又は、設定した電子メッセージ送信時間に達していない場合、電子メッセージをプレビューした後、メッセージプレビューを主動に終了させる。
【0035】
図2は、本発明の実施例が開示する別のメッセージ送信方法のフローチャートであり、
図2のメッセージ送信方法はサーバーに適用され、
図2を参照し、メッセージ送信方法は以下のステップを含み、
ステップ201:フロントエンド機器が送信したメッセージプレビュー指令を受信し、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる。
【0036】
実際適用において、フロントエンド機器とサーバーとは互いに協働し、相応的な情報インタラクションによって、メッセージの検査・送信を共同で完成する。実現において、ユーザーはフロントエンド機器を介してサーバーとのデータインタラクションを実現する。ユーザーはまず、フロントエンド機器のディスプレイによって「プレビュー」ボタンをクリックして、メッセージプレビュー指令を生成するようにトリガーし、そして、サーバーはフロントエンド機器から当該メッセージプレビュー指令を受信した後、これに基づいて、以降の関連作業を行う。
【0037】
ステップ202:現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしているかどうかを決定する。
【0038】
サーバーはまず、現在、メッセージを作成するための必要条件を具備しているかどうかを判定し、具備する場合に限り、以降のメッセージ作成作業を行う。
【0039】
ステップ203:YESであれば、前記メッセージタイプに対応する電子メッセージを作成して、前記電子メッセージを前記フロントエンド機器に送信することで、前記フロントエンド機器に前記電子メッセージを出力させて表示させる。
【0040】
電子メッセージに含まれる具体的なデータ及び符号化方式は、システムに予め設置されることで、電子メッセージを作成しようとすると、予め設置された配置情報に基づいて電子メッセージを自動に作成し、具体的な電子メッセージの作成過程は従来技術と同様であってもよく、これに対して本出願は限定しない。
【0041】
ステップ204:前記フロントエンド機器が送信したメッセージ送信指令を受信して前記電子メッセージを送信する。
【0042】
電子メッセージを作成した後、それをフロントエンド機器に送信することで、出力して表示し、電子メッセージのプレビューを完成し、ユーザーはフロントエンド機器のディスプレイで完全な電子メッセージをチェックできるため、その内容を容易に検査し、異なるページを順にチェックしてメッセージデータを検査する必要がなく、ユーザーに大きな利便性をもたらす。
【0043】
本実施例に記載のメッセージ送信方法によれば、電子メッセージは送信前ディスプレイにプレビュー表示可能であり、作業員はその正確性を容易に検査でき、発信されるメッセージに問題があることを回避し、過程全体が便利で迅速であり、作業員の作業効率を向上するとともに、メッセージ送信のエラー率を効果的に低減する。
【0044】
他の実現において、メッセージ送信方法は、現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていない場合、エラー提示情報を生成して前記フロントエンド機器に発信するステップを含み、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示する。
【0045】
他の実現において、メッセージ送信方法は、メッセージ修正指令を取得するステップと、前記メッセージ修正指令に基づいて前記電子メッセージを修正するステップと、をさらに含む。
【0046】
ユーザーはメッセージプレビューページで電子メッセージにエラーが存在すると検出した場合、メッセージデータを修正することで、電子メッセージの正確さ、及び以降の作業の順調な展開を保証する。
【0047】
1つの具体的な実現において、メッセージ送信方法の操作過程は以下の通りであり、クリックしてプレビューする-送信ルールに合うかどうかを検証する-メッセージを作成する-メッセージを表示する-メッセージが正確であるかどうかを検査する-メッセージ送信をクリックする-メッセージを送信する。
【0048】
なお、プレビュークリックはフロー全体の行いに入口を提供し、送信ルールに合うかどうかを検証することは、各電子メッセージの送信の前提であり、メッセージ作成はコア機能であり、以降のフローに必要な条件を提供し、メッセージを表示することで、電子メッセージのプレビューを実現し、作成したメッセージは直接的に送信せず、まず、インタラクションページに表示することで、次にメッセージが正確であるかどうかを判定することに対して基礎を提供し、上記ステップを踏まえて、メッセージが正確であるかどうかを検査することを完成して実現し、メッセージ送信をクリックして、メッセージの正確性を検査した後、メッセージ送信をクリックし、メッセージを送信する。メッセージ送信とメッセージ送信のクリックとの間には他のフローがないため、メッセージの正確性を確認した後クリックして送信するメッセージは他のステップが行われないことを保証し、この期間で出現可能なメッセージデータの変更によるメッセージデータエラーの状況を排除する。
【0049】
航空分野の積み付けシステムの実現シナリオにおいて、メッセージ送信の実現は、積み付けフロントエンドプログラム(フロントエンド機器)及び積み付けバックグランドプログラム(サーバー)のサポートを必要とする。まず、フロントエンドにプレビューボタンを追加し、プレビューボタンをクリックした後、クリック信号をバックグランドに伝達する。バックグランドは、メッセージを作成するための必要条件を具備するかどうかを判定する。全ての条件を具備すると、バックグランドはメッセージを作成しはじめて、作成したメッセージをフロントエンドに戻す。フロントエンドは作成したメッセージを受信した場合、プレビューページによってユーザーに完全なメッセージを展示する必要がある。この場合、ユーザーは完全な電子メッセージを観察して、当該メッセージが正確であるかどうかを判定する。確認した後、判定結果に基づいてメッセージを引き続いて送信するか、それとも返送してメッセージを修正するかを決定する。メッセージを引き続いて送信すると選択した場合、フロントエンドプレビューページの送信ボタンをクリックし、クリックした後、フロントエンドはクリック情報をバックグランドに戻す。最後、バックグランドからメッセージを送信する。
【0050】
なお、積み付けシステムフロントエンドは積み付けシステムのフロントエンドプログラムであり、コードはフロントエンドサーバーに発表され、主に積み付けシステムのページ表示及びいくつかのページ入力判定を行って、積み付けシステムバックグランドは積み付けシステムのバックグランドプログラムであり、コードはバックグランドサーバーに発表され、主に積み付けシステムのバックグランドコンピューティングを行って、電子メッセージの作成及び送信も行う。
【0051】
図3は、本発明の実施例が開示するメッセージ操作ページの模式図であり、PREVIEWはプレビューボタンであり、
図4は、本発明の実施例が開示するメッセージプレビューページの模式図であり、
図5は、本発明の実施例が開示する完全なメッセージ送信フローの概略図であり、
図3、
図4及び
図5を結合して上記の実施例の記載内容を理解すればよい。
【0052】
いくつかの実施形態において、フロントエンド機器、サーバーは例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような任意の既知、又は将来開発しようとするネットワークプロトコルを使用して通信し、且つ任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と互いに連結する。通信ネットワークの例示はローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域エリアネットワーク(「WAN」)、国際的ネットワーク(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、adhocエンドツーエンドネットワーク)、及び任意の既知、又は将来開発しようとするネットワークを含む。
【0053】
実施例において、特定の順次で各操作を記載したが、これらの操作は示した特定の順次又は順序に従って順に実行されるように要求するわけではない。一定の環境で、マルチタスク及び並行処理は有利である。
【0054】
ここで、本開示の方法実施形態に記載の各ステップは異なる順序に従って実行され、及び/又は並行に実行される。また、方法実施形態は付加的なステップを含み、及び/又は示されるステップの実行を省略する。この点について、本開示の範囲は限定されない。
【0055】
1つ又は複数のプログラム設計言語、或いはその組み合わせで、本開示の操作を実行するコンピュータプログラムコードを書き、上記のプログラム設計言語は、オブジェクト指向のプログラム設計言語、例えばJava、Smalltalk、C++、通常の手続き型プログラム設計言語、例えば「C」言語又は類似のプログラム設計言語を含むが、これらに限定されない。プログラムコードは完全にユーザーコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザーコンピュータで実行されてもよいし、独立のパッケージソフトとして実行されてもよいし、一部がユーザーコンピュータで他の一部がリモートコンピュータで実行されてもよいし、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバーで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域エリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザーコンピュータに接続され、又は外部コンピュータに接続される(例えば、インターネットサービスプロバイダーを使用してインターネットを介して接続される)。
【0056】
図6は、本発明の実施例が開示する1つのメッセージ送信装置の構成模式図であり、
図6の装置はディスプレイを有するフロントエンド機器に適用され、
図6に示すように、メッセージ送信装置60は、
メッセージプレビュー指令を受信して、前記メッセージプレビュー指令をサーバーに送信する指令処理モジュール601であって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる指令処理モジュール601と、
前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていると決定した場合作成した電子メッセージを受信するメッセージ受信モジュール602と、
前記電子メッセージを出力して表示するメッセージ表示モジュール603と、
メッセージ送信指令を取得して、前記メッセージ送信指令をサーバーに送信することで、前記サーバーに前記電子メッセージを発信させる指令送信モジュール604と、を含む
【0057】
他の実現において、メッセージ送信装置は、前記サーバーが現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしていないと決定した場合発信したエラー提示情報を受信するメッセージ提示モジュールであって、前記エラー提示情報はプレビュー不能及びプレビュー不能の原因を提示するメッセージ提示モジュールをさらに含む。
【0058】
図7は、本発明の実施例が開示する別のメッセージ送信装置の構成概略図であり、
図7の装置はサーバーに適用され、
図7を参照し、メッセージ送信装置70は、
フロントエンド機器が送信したメッセージプレビュー指令を受信する指令受信モジュール701であって、前記メッセージプレビュー指令にはメッセージタイプが含まれる指令受信モジュール701と、
現在前記メッセージタイプに対応しているメッセージが送信ルールを満たしているかどうかを決定するルール決定モジュール702と、
前記ルール決定モジュールの決定結果がYESであれば、前記メッセージタイプに対応する電子メッセージを作成して、前記電子メッセージを前記フロントエンド機器に送信することで、前記フロントエンド機器に前記電子メッセージを出力させて表示させるメッセージ処理モジュール703と、
前記フロントエンド機器が送信したメッセージ送信指令を受信して前記電子メッセージを送信するメッセージ送信モジュール704と、を含む。
【0059】
本実施例に記載のメッセージ送信装置によれば、電子メッセージは送信前にディスプレイにプレビュー表示可能であり、作業員はその正確性を容易に検査でき、発信されるメッセージに問題があることを回避し、過程全体が便利で迅速であり、作業員の作業効率を向上するとともに、メッセージ送信のエラー率を効果的に低減する。
【0060】
本発明はメッセージ送信システムをさらに開示し、フロントエンド機器及びサーバーを含み、前記フロントエンド機器は、上記実施例の何れか1つのフロントエンド機器が適用するメッセージ送信方法を実行し、前記サーバーは、上記実施例の何れか1つのサーバーが適用するメッセージ送信方法を実行する。
【0061】
メッセージ送信装置、即ち、メッセージ送信システムの具体的な実現について、方法実施例における相応的な部分の内容紹介を参照すればよく、ここで、贅言しない。
【0062】
本明細書において、以上に記載の機能は少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理部材で実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能なタイプのハードウェア論理部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含む。
【0063】
構造特徴及び/又は方法論理動作の固有言語で本テーマを記載したが、添付の請求項に限定されたテーマは以上に記載の特定の特徴又は動作に限定されない。また、以上に記載の特定の特徴及び動作は請求項を実現する例示的な形態に過ぎない。
【0064】
以上の論述にはいくつかの具体的な実現細部が含まれているが、本開示の範囲の限定として理解されるべきではない。個別の実施例に記載のいくつかの特徴は組み合わせて単一の実施例に実現されてもよい。また、単一の実施例に記載の各種の特徴は単独又は任意の適切なサブ組み合わせの形態で複数の実施例に実現されてもよい。
【0065】
以上の記載は本開示の好適な実施例、及び使用する技術原理の説明である。当業者であれば理解できるように、本開示が係る開示範囲は、上記の技術特徴の特定の組み合わせから構成される技術案に限定されず、また、上記の開示の構想から逸脱しない場合、上記の技術特徴又はその等価特徴を任意に組み合わせることで形成される他の技術案もカバーする。例えば、上記の特徴と本開示が開示した(限定されず)、類似の機能を有する技術特徴とを互いに置き換えることで形成される技術案である。
【国際調査報告】