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特表2024-503738能力呼び出し方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-26
(54)【発明の名称】能力呼び出し方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 40/04 20090101AFI20240119BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20240119BHJP
【FI】
H04W40/04
H04W92/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023543443
(86)(22)【出願日】2022-01-20
(85)【翻訳文提出日】2023-07-19
(86)【国際出願番号】 CN2022072993
(87)【国際公開番号】W WO2022156745
(87)【国際公開日】2022-07-28
(31)【優先権主張番号】202110076181.6
(32)【優先日】2021-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FRAM
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】付 月霞
(72)【発明者】
【氏名】▲師▼ ▲曉▼卉
(72)【発明者】
【氏名】丁 ▲韓▼宇
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE01
5K067EE10
(57)【要約】
本開示は、能力呼び出し方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体を開示し、ここで、該方法は、第1ネットワークノードが、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法であって、
前記方法は、
少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することを含む、能力呼び出し方法。
【請求項2】
前記第1能力がネットワーク能力である場合、前記少なくとも1つのパラメータは、
対応する、第2ネットワークノードと無線側のネットワーク距離と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対するアクセス容量と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対する応答遅延と、
対応する、第2ネットワークノードに配置された第1能力の性能と、のうちの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することは、
第1能力に登録する場合、前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することを含む
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、さらに、
第1情報を第3ネットワークノード及び前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信することを含み、
ここで、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表し、前記第3ネットワークノードは、第1能力を購読して呼び出すネットワークノードを表す
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、さらに、
第2情報を保存して、前記第2情報を前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信することを含み、
ここで、前記第2情報は、第3ネットワークノードによって購読されるネットワーク能力及びそれに対応して購読される能力階層を表す
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
第3ネットワークノードの第1要求を受信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、
前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、第1リストを生成することであって、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層であることと、
前記第1リストに基づいて第3情報を前記第3ネットワークノードに返信することであって、前記第3情報は、前記第3ネットワークノードが前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信するように、前記第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示することと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1リストを生成することは、
第2ネットワークノードと前記第3ネットワークノードの距離に基づいて、前記第1リストを生成することを含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに、
前記第1リストにおける各第2ネットワークノードの少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータに基づいて、前記第3情報を決定することを含み、
前記少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータは、
占有率と、
応答遅延と、
アップリンクレート又はダウンリンクレートと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちのいずれか1つの第2ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法であって、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、前記方法は、
第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信することと、
前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定することと、を含み、
ここで、前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す、能力呼び出し方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
第3ネットワークノードから送信される第1要求を受信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すこととを含み、
ここで、前記第1要求は、前記第3ネットワークノードが第2ネットワークノードに前記第1能力階層の第1能力が配置されていると確認した場合に送信するものである
請求項11に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第2情報を受信することを含み、
前記第2情報は、前記第3ネットワークノードによって購読されるネットワーク能力及び対応する能力階層を表し、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことは、
前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことを含む
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
第3ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法であって、前記方法は、
第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読することを含み、
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである、能力呼び出し方法。
【請求項13】
前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信することであって、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表すことと、
前記第1情報に基づいて、第1要求を対応するネットワークノードに送信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、を含む
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1情報に基づいて、第1要求を対応するネットワークノードに送信することは、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていることを表す場合、前記第1要求を前記第4ネットワークノードに送信することであって、前記第4ネットワークノードは、前記第3ネットワークノードがアクセスするネットワークノードを表すことと、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていないことを表す場合、前記第1要求を前記第1ネットワークノードに送信し、前記第1ネットワークノードから返信される第3情報を受信し、前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信することとを含み、
ここで、前記第3情報は、第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示し、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層と一致する
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
能力呼び出し装置であって、
少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される第1決定ユニットを含む、能力呼び出し装置。
【請求項16】
能力呼び出し装置であって、
第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信するように構成される第1受信ユニットと、
前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定するように構成される第2決定ユニットと、を含み、
ここで、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、
前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す、能力呼び出し装置。
【請求項17】
能力呼び出し装置であって、
第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読するように構成される購読ユニットを含み、
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである、能力呼び出し装置。
【請求項18】
第1ネットワークノードであって、
第1プロセッサ及び第1通信インターフェースを含み、
ここで、前記第1プロセッサは、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される、第1ネットワークノード。
【請求項19】
第2ネットワークノードであって、
第2プロセッサ及び第2通信インターフェースを含み、
ここで、前記第2通信インターフェースは、第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信するように構成され、
前記第2プロセッサは、前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定するように構成され、
ここで、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、
前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す、第2ネットワークノード。
【請求項20】
第3ネットワークノードであって、
第3プロセッサ及び第3通信インターフェースを含み、
ここで、第3通信インターフェースは、第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読するように構成され、
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである、第3ネットワークノード。
【請求項21】
第1ネットワークノードであって、
第1プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するために用いられる第1メモリとを含み、
ここで、前記第1プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される、第1ネットワークノード。
【請求項22】
第2ネットワークノードであって、
第2プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するために用いられる第2メモリとを含み、
ここで、前記第2プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項9から11のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される、第2ネットワークノード。
【請求項23】
第3ネットワークノードであって、
第3プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するために用いられる第3メモリとを含み、
ここで、前記第3プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項12から14のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される、第3ネットワークノード。
【請求項24】
コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法のステップ、又は請求項9から11前記方法のステップ、又は請求項12から14のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、出願番号が202110076181.6、出願日が2021年1月20日である中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願に基づく優先権を主張し、該中国特許出願の全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示は、ネットワーク技術分野に関し、特に能力呼び出し方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
エッジコンピューティングの発展と配置に伴い、ネットワークエッジに配置されるネットワーク能力は、ますます増加し、無線測位能力、ユーザ識別子、帯域幅管理能力、無線ネットワーク情報サービス(RNIS、Radio Network Information Services)、シャント能力、クラウドゲーム、ビデオコーデックなどを含み、これらのネットワーク能力は、事業者固有アプリケーション又は第三者アプリケーションに徐々に開放されている。アプリケーションがネットワーク能力を使用する必要がある場合、能力購読申請を管理プラットフォームに提出する必要があり、購読が完了すると能力呼び出しを行うことができる。
【0004】
関連技術において、呼び出されるネットワーク能力とアプリケーションのサビースニーズが一致しないという問題が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、関連技術における問題を解決するために、能力呼び出し方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例に係る技術的解決手段は、以下のように実現する。
【0007】
本開示の実施例は、第1ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法を提供し、前記方法は、
少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することを含む。
【0008】
ここで、1つの実施例では、前記第1能力がネットワーク能力である場合、前記少なくとも1つのパラメータは、
対応する、第2ネットワークノードと無線側のネットワーク距離と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対するアクセス容量と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対する応答遅延と、
対応する、第2ネットワークノードに配置された第1能力の性能と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
1つの実施例では、前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することは、
第1能力に登録する場合、前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することを含む。
【0010】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
第1情報を第3ネットワークノード及び前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信することを含み、
ここで、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表し、前記第3ネットワークノードは、第1能力を購読して呼び出すネットワークノードを表す。
【0011】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
第2情報を保存して、第2情報を前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信することを含み、
ここで、前記第2情報は、第3ネットワークノードによって購読されるネットワーク能力及びそれに対応して購読される能力階層を表す。
【0012】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
第3ネットワークノードの第1要求を受信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、
前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、第1リストを生成することであって、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層であることと、
前記第1リストに基づいて第3情報を前記第3ネットワークノードに返信することであって、前記第3情報は、前記第3ネットワークノードが前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信するように、前記第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示することと、を含む。
【0013】
1つの実施例では、前記第1リストを生成することは、
第2ネットワークノードと前記第3ネットワークノードの距離に基づいて、前記第1リストを生成することを含む。
【0014】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
前記第1リストにおける各第2ネットワークノードの少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータに基づいて、前記第3情報を決定することを含み、
前記少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータは、
占有率と、
応答遅延と、
アップリンクレート又はダウンリンクレートと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
本開示の実施例は、さらに、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちのいずれか1つの第2ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法を提供し、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、前記方法は、
第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信することと、
前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定することと、を含み、
ここで、前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す。
【0016】
ここで、1つの実施例では、前記方法は、さらに、
第3ネットワークノードから送信される第1要求を受信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すこととを含み、
ここで、前記第1要求は、前記第3ネットワークノードが第2ネットワークノードに前記第1能力階層の第1能力が配置されていると確認した場合に送信するものである。
【0017】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第2情報を受信することを含み、
前記第2情報は、前記第3ネットワークノードによって購読されるネットワーク能力及び対応する能力階層を表し、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことは、
前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことを含む。
【0018】
本開示の実施例は、さらに、第3ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法を提供し、前記方法は、
第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読することを含み、
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである。
【0019】
ここで、1つの実施例では、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信することであって、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表すことと、
前記第1情報に基づいて、第1要求を対応するネットワークノードに送信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、を含む。
【0020】
1つの実施例では、前記第1情報に基づいて、第1要求を対応するネットワークノードに送信することは、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていることを表す場合、前記第1要求を前記第4ネットワークノードに送信することであって、前記第4ネットワークノードは、前記第3ネットワークノードがアクセスするネットワークノードを表すことと、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていないことを表す場合、前記第1要求を前記第1ネットワークノードに送信し、前記第1ネットワークノードから返信される第3情報を受信し、前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信することとを含み、
ここで、前記第3情報は、第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示し、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層と一致する。
【0021】
本開示の実施例は、さらに、能力呼び出し装置を提供し、前記能力呼び出し装置は、
少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される第1決定ユニットを含む。
【0022】
本開示の実施例は、さらに、能力呼び出し装置を提供し、前記能力呼び出し装置は、
第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信するように構成される第1受信ユニットと、
前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定するように構成される第2決定ユニットと、を含み、
ここで、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、
前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す。
【0023】
本開示の実施例は、さらに、能力呼び出し装置を提供し、前記能力呼び出し装置は、
第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読するように構成される購読ユニットを含み、
ここで、第1ネットワーク能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置され、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1ネットワーク能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである。
【0024】
本開示の実施例は、さらに、第1ネットワークノードを提供し、前記第1ネットワークノードは、
第1プロセッサ及び第1通信インターフェースを含み、
ここで、前記第1プロセッサは、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される。
【0025】
本開示の実施例は、さらに、第2ネットワークノードを提供し、前記第2ネットワークノードは、
第2プロセッサ及び第2通信インターフェースを含み、
ここで、前記第2通信インターフェースは、第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信するように構成され、
前記第2プロセッサは、前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定するように構成され、
ここで、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、
前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す。
【0026】
本開示の実施例は、さらに、第3ネットワークノードを提供し、前記第3ネットワークノードは、
第3プロセッサ及び第3通信インターフェースを含み、
ここで、第3通信インターフェースは、第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読するように構成され、
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである。
【0027】
本開示の実施例は、さらに、第1ネットワークノードを提供し、前記第1ネットワークノードは、
第1プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するために用いられる第1メモリとを含み、
ここで、前記第1プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記第1ネットワークノード側のいずれの前記方法のステップを実行するように構成される。
【0028】
本開示の実施例は、さらに、第2ネットワークノードを提供し、前記第2ネットワークノードは、
第2プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するために用いられる第2メモリとを含み、
ここで、前記第2プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記第2ネットワークノード側のいずれの前記方法のステップを実行するように構成される。
【0029】
本開示の実施例は、さらに、第3ネットワークノードを提供し、前記第3ネットワークノードは、
第3プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するために用いられる第3メモリとを含み、
ここで、前記第3プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記第3ネットワークノード側のいずれの前記方法のステップを実行するように構成される。
【0030】
本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、上述したいずれの前記方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0031】
本開示の実施例に係るネットワーク能力呼び出し方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体によれば、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、第1ネットワークノードは、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定し、第1ネットワークノードの第1能力に対する能力階層付けに基づいて、第3ネットワークノードは、第1能力階層に対応する第1能力を購読して呼び出すことができ、このように、差別化される能力の購読と呼び出しを実現し、呼び出される能力とアプリケーションのサビースニーズとの一致性を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本開示の実施例に係る能力呼び出し方法フローの模式図である。
図2】本開示の適用実施例に係るネットワーク能力登録フローの模式図である。
図3】本開示の実施例に係る別の能力呼び出し方法フローの模式図である。
図4】本開示の実施例に係る別の能力呼び出し方法フローの模式図である。
図5】本開示の適用実施例に係るネットワーク能力呼び出しフローの模式図である。
図6】本開示の実施例に係る能力呼び出し装置構成の模式図である。
図7】本開示の実施例に係る別の能力呼び出し装置構成の模式図である。
図8】本開示の実施例に係る別の能力呼び出し装置構成の模式図である。
図9】本開示の実施例に係る第1ネットワークノード構造の模式図である。
図10】本開示の実施例に係る第2ネットワークノード構造の模式図である。
図11】本開示の実施例に係る第3ネットワークノード構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
アプリケーションがネットワーク機能を使用する必要がある場合、アプリケーションサーバは、能力購読申請を管理プラットフォームに提出する必要があり、購読が完了すると能力呼び出しを行うことができる。エッジコンピューティングの発展と配置に伴い、ネットワークエッジに配置されるネットワーク能力は、ますます増加している。エッジに配置されるネットワーク能力について、関連技術では、同一のネットワーク能力に対する異なるアプリケーションのサビースニーズが異なっているが、事業者は、どのようにネットワーク能力に対して性能評価を行い、その上で異なるビジネスニーズに対して能力分類を実現していないかを考慮しておらず、一方、アプリケーションにネットワーク能力を提供する時、一般的には、アプリケーションサーバとネットワーク能力の配置位置との間の距離に基づいて近接一致を行い、且つ、アプリケーションサーバが切り替えられた場合も同様に近接一致の原則に基づいて、呼び出されたネットワーク能力がアプリケーションのビジネスニーズを満たすことができるかどうかを最初から最後まで考慮していない。以上に基づき、関連技術には、呼び出されるネットワーク能力とアプリケーションのサビースニーズが一致しないという問題がある。
【0034】
これに基づき、本開示の実施例は、能力呼び出し方法、装置、ネットワークノード及び記憶媒体を提供し、ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、第1ネットワークノードは、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定し、第1ネットワークノードの第1能力に対する能力階層付けに基づいて、第3ネットワークノードは、第1能力階層に対応する第1能力を購読して呼び出すことができ、このように、差別化される能力の購読と呼び出しを実現し、呼び出される能力とアプリケーションのサビースニーズとの一致性を保証することができる。
【0035】
以下、添付図面及び実施例を参照しながら本開示についてさらに詳細に説明する。なお、本開示の実施例では、能力は、事業者によるネットワークエッジに配置されるネットワーク能力、即ち、エッジネットワーク能力であってもよく、また、第三者アプリケーションによるネットワークエッジに配置される能力、例えば、顔認識機能などであってもよい。
【0036】
本開示の実施例は、第1ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法を提供し、ここで、第1ネットワークノードは、管理プラットフォームであって、エッジ能力管理プラットフォーム又はエッジ能力オープン管理プラットフォームとも呼ばれる。図1に示すように、該方法は、以下のステップ101を含む。
【0037】
ステップ101において、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定する。
【0038】
ここで、第1能力は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、第3ネットワークノードは、第1能力階層に対応する第1能力を購読して呼び出す。
【0039】
例示的に、第1能力は、無線測位能力、ユーザ識別子、帯域幅管理能力、RNIS、シャント能力、クラウドゲーム、ビデオコーデックなどのネットワーク能力であってもよく、第三者アプリケーションによる顔認識などの機能であってもよい。第2ネットワークノードは、第1能力が配置されているネットワークノードであり、一般的には、各マルチアクセスエッジコンピューティング(MEC、Multi-access Edge Computing)プラットフォームであり、実際に適用する場合、第2ネットワークノードは、ネットワークエッジに位置する各プリケーションプログラミングインターフェース(API、Application Programming Interface)ゲートウェイ(GW、Gateway)であってもよい。第1ネットワークノードは、能力の管理プラットフォームとして、各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定する、能力階層を決定した上で、異なる能力階層に対応する第1能力をアプリケーションに差別化して提供することができ、このように、第3ネットワークノード、即ちアプリケーションサーバは、第1能力を第1ネットワークノードに購読するとき、第1能力の能力階層に基づいて第1能力階層に対応する第1能力を購読し、第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことができる。
【0040】
1つの実施例では、第1能力がネットワーク能力である場合、前記少なくとも1つのパラメータは、
対応する、第2ネットワークノードの位置と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対するアクセス容量と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対する応答遅延と、
対応する、第2ネットワークノードに配置された第1能力の性能と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
ここで、位置、即ちネットワークにおける第2ネットワークノードの配置位置は、第2ネットワークノードと無線側のネットワーク距離を表すことができ、アクセス容量及び応答遅延は、第2ネットワークノード自体に依存し、例えば、API GWの性能又は配置されるエッジコンピューティングプラットフォーム(ECP、Edge Compute Platform)リソースに依存する。第1能力の性能は、第2ネットワークノードに配置された第1能力の性能に依存し、例えば、無線測位能力は、測位精度に差異化の要求があり、異なる第2ネットワークノードに配置された無線測位能力の測位精度は、異なる。以上の少なくとも1つのパラメータに基づいて、第1ネットワークプラットフォームは、各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することができる。
【0042】
実際に適用する場合、第1ネットワークノードに能力階層化機能を追加することができ、管理プラットフォームに能力を登録する場合、第1ネットワークノードは、能力を階層化して、対応する階層化結果を記憶する。
【0043】
これに基づき、1つの実施例では、前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することは、
第1能力に登録する場合、前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することを含む。
【0044】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
第1情報を第3ネットワークノード及び前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信することを含み、
ここで、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表し、前記第3ネットワークノードは、第1能力を購読して呼び出すネットワークノードを表す。
【0045】
このように、第3ネットワークノードは、第1情報に基づいて、対応するネットワークノードに要求を発起して第1能力を呼び出すことができ、第2ネットワークノードは、第1情報に基づいて、第2ネットワークノードのローカルに配置された第1能力に対応する能力階層を決定することができる。
【0046】
図2は、本開示の適用実施例に係るネットワーク能力登録フローの模式図であり、図2に示すように、ネットワーク能力を登録する過程は、以下のステップ1~4を含む。
【0047】
ステップ1において、対応するネットワーク能力の登録を要求するために、能力情報が付帯される登録要求をエッジ能力オープン管理プラットフォーム(即ち第1ネットワークノード)に発起する。
【0048】
ステップ2において、エッジ能力オープン管理プラットフォームは、少なくとも1つのパラメータに基づいて、配置される各API GW(即ち第2ネットワークノード)でのネットワーク能力に対応する能力階層を決定し、階層化情報を記憶する。
【0049】
ここで、エッジ能力オープン管理プラットフォームは、ネットワーク能力の登録情報を記憶することに加えて、例えば、能力識別子だけでなく、ネットワーク能力を記憶する階層化情報が追加される。
ステップ3において、エッジ能力オープン管理プラットフォームは、能力登録成功情報をそれぞれのAPI GWに送信し、且つ、送信される能力登録成功情報に階層化情報が付帯される。
【0050】
ステップ4において、それぞれのAPI GWは、送信された階層化情報に基づいて、それぞれのAPI GWにネットワーク能力の関連情報をローカルにメンテナンスし、それぞれのAPI GWのローカルに配置されるネットワーク能力に対応するの階層化情報が含まれる。
【0051】
表1は、第1ネットワークノードに記憶されている階層化情報を示し、表1から、API GW 1及びAPI GW 2には、いずれも、ネットワーク能力1が配置されており、配置されているネットワーク能力1は、いずれも、1レベルの能力階層に対応しており、そして、API GW 1には、さらにネットワーク能力2が配置されており、ネットワーク能力2は、2レベルの能力階層に対応している。
【0052】
【表1】
【0053】
表2は、API GW 1に記憶されている階層化情報を示し、該階層化情報は、API GW 1が、管理プラットフォームから送信された第1情報に基づいて決定するものであり、それは、API GW 1に配置されたネットワーク能力と関連付け、API GW 1に配置されている、1レベル能力階層に対応するネットワーク能力1と2レベル能力階層に対応するネットワーク能力2を含み、且つ、対応する配置位置には、API GW 1でのそれぞれのネットワーク能力の具体的な配置経路が記録されている。
【0054】
【表2】
【0055】
第1能力の能力階層化を実現した後、第3ネットワークノードは、第1能力を購読する際に、具体的には、第1能力の1つの能力階層を購読することができる。それと同時に、第1ネットワークノードは、第3ネットワークノードの能力購読記録を記憶する際に、第3ネットワークノードによって購読される能力を記憶するほか、第3ネットワークノードによって購読される能力階層をさらに記憶し、該能力購読記録を各第2ネットワークノードに送信する必要があり、それによって、後続の第3ネットワークノードで能力呼び出しを行うことを容易にする。
【0056】
これに基づき、1つの実施例では、前記方法は、さらに、
第2情報を保存して、第2情報を前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信することを含み、
ここで、前記第2情報は、前記第3ネットワークノードによって購読される能力及びそれに対応して購読される能力階層を表す。
【0057】
ここで、第1ネットワークノード又はいずれか1つの第2ネットワークノードは、第3ネットワークノードから送信される呼び出すための第1能力の要求を受信すると、第2情報に基づいて第3ネットワークノードが第1能力を購読していると確認し、さらに、第2情報に基づいて第3ネットワークノードがそれに対応して購読される第1能力の能力階層を確認し、それに基づいて、第3ネットワークノードのために能力階層に対応する第1能力を呼び出すことができる。
【0058】
表3には、第1ネットワークノードから送信される第2情報を示し、それに基づいて、アプリケーション1及びアプリケーション2がいずれも能力階層1に対応する能力1を購読していると確認できる。
【0059】
【表3】
【0060】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
前記第3ネットワークノードの第1要求を受信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、
前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、第1リストを生成することであって、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層であることと、
前記第1リストに基づいて第3情報を前記第3ネットワークノードに返信することであって、前記第3情報は、前記第3ネットワークノードが前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信するように、前記第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示することと、を含む。
【0061】
第3ネットワークノードは、第1能力を呼び出す際に、まず第1ネットワークノードから送信される第1情報に基づいて、ローカルに第1能力階層に対応する第1能力が配置されているかどうかを確認し、つまり、第3ネットワークノードがアプリケーションサーバである際にアクセスするAPI GWに第1能力階層に対応する第1能力が配置されているかどうかを確認する。前記第1情報が、ローカルに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていないことを表す場合、第3ネットワークノードは、第1要求を第1ネットワークノードに送信し、第1ネットワークノードは、前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1情報に基づいて第1能力階層に対応する第1能力が配置されている第2ネットワークノードを決定し、決定した第2ネットワークノードに基づいて第1リストを生成する。
【0062】
1つの実施例では、前記第1リストを生成することは、
第2ネットワークノードと前記第3ネットワークノードの距離に基づいて、前記第1リストを生成することを含む。
【0063】
実際に適用する場合、第1リストを生成する際に、第1ネットワークノードは、第1能力をより迅速に呼び出すことを容易にするために、第2ネットワークノードと第3ネットワークノードとの間の距離を同時に考慮し、第1リストに現れる第2ネットワークノードと第3ネットワークノードの距離が適切なの範囲内にあることを可能な限り保証する必要がある。
【0064】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
前記第1リストにおける各第2ネットワークノードの少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータに基づいて、前記第3情報を決定することを含み、
前記少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータは、
占有率と、
応答遅延と、
アップリンクレート又はダウンリンクレートと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0065】
ここで、第1リストから第3ネットワークノードのために第2ネットワークノードを選択する場合、第2ネットワークノードのリアルタイム状態情報を結合しており、提供された第1能力がすべて第1能力階層に対応する場合、リアルタイム状態が最適な第2ネットワークノードを選択し、選択された第2ネットワークノードが第3ネットワークノードに対して最適な第1能力を提供できることを保証する。
【0066】
実際に適用する場合、対応する機能モジュールを第1ネットワークノードに配置することにより、該機能モジュールは、エッジスケジューリングセンターの機能を実現し、管理プラットフォームからの第1リストを受信し、第1リストにおける各第2ネットワークノードのリアルタイム状態を取得し、取得したリアルタイム状態を管理プラットフォームにフィードバックすることができる。
【0067】
それに応じて、本開示の実施例は、さらに、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちのいずれか1つの第2ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法を提供し、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに第1能力が配置されている。図3に示すように、該方法は、以下のステップ301~302を含む。
【0068】
ステップ301において、第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信する。
【0069】
ステップ302において、前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定する。
【0070】
ここで、前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す。
【0071】
ここで、第2ネットワークノードは、ネットワークエッジに位置する各API GWであってもよい。第1ネットワークノードは、能力の管理プラットフォームとして、各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定する。第2ネットワークノードは、第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信し、それに基づいて第2ネットワークノードのローカルに配置された第1能力に対応する能力階層を決定する。能力階層を決定した上で、異なる能力階層に対応する第1能力をアプリケーションに差別化して提供することができ、このように、第3ネットワークノード、即ちアプリケーションサーバは、第1能力を第1ネットワークノードに購読するとき、第1能力の能力階層に基づいて第1能力階層に対応する第1能力を購読し、第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことができる。
【0072】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
前記第3ネットワークノードから送信される第1要求を受信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すこととを含み、
ここで、前記第1要求は、前記第3ネットワークノードが第2ネットワークノードに前記第1能力階層の第1能力が配置されていると確認した場合に送信するものである。
【0073】
実際に適用する場合、第3ネットワークノードは、第2ネットワークノードに第1能力階層に対応する第1能力が配置されていると確認した場合、第1要求を第2ネットワークノードに送信し、第1要求に基づいて第1能力階層に対応する第1能力を呼び出す。ここで、第1要求を受信する第2ネットワークノードは、第3ネットワークノードがアクセスするネットワークノードであってもよいし、他の第2ネットワークノードであってもよい。
【0074】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第2情報を受信することを含み、前記第2情報は、第3ネットワークノードによって購読される能力及び対応する能力階層を表し、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことは、
前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことを含む。
【0075】
第2ネットワークノードは、第3ネットワークノードから送信される第1要求を受信すると、第2ネットワークノードは、前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出す。
【0076】
それに応じて、本開示の実施例は、さらに、第3ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法を提供し、実際に適用する場合、前記第3ネットワークノードは、アプリケーションサーバである。図4に示すように、該方法は、以下のステップ401を含む。
【0077】
ステップ401において、第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読する。
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである。
【0078】
例示的に、第1能力は、無線測位能力、ユーザ識別子、帯域幅管理能力、RNIS、シャント能力、クラウドゲーム、ビデオコーデックなどのネットワーク能力であってもよく、第三者アプリケーションによる顔認識などの機能であってもよい。第2ネットワークノードは、第1能力が配置されているネットワークノードであり、一般的には、それぞれのMECプラットフォームであり、実際に適用する場合、第2ネットワークノードは、ネットワークエッジに位置する各API GWであってもよい。第1ネットワークノードは、能力の管理プラットフォームとして、各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定する、能力階層を決定した上で、異なる能力階層に対応する第1能力をアプリケーションに差別化して提供することができ、このように、第3ネットワークノード、即ちアプリケーションサーバは、第1能力を第1ネットワークノードに購読するとき、第1能力の能力階層に基づいて第1能力階層に対応する第1能力を購読し、第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことができる。
【0079】
1つの実施例では、前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信することであって、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表すことと、
前記第1情報に基づいて、第1要求を対応するネットワークノードに送信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、を含む。
【0080】
第3ネットワークノードは、第1能力を呼び出す際に、まず第1ネットワークノードから送信される第1情報に基づいて、ローカルに第1能力階層に対応する第1能力が配置されているかどうかを確認し、つまり、第3ネットワークノードがアプリケーションサーバである際にアクセスするAPI GWに第1能力階層に対応する第1能力が配置されているかどうかを確認する。前記第1情報が、ローカルに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていないことを表す場合、第3ネットワークノードは、第1要求を第1ネットワークノードに送信し、第1ネットワークノードは、前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1情報に基づいて第1能力階層に対応する第1能力が配置されている第2ネットワークノードを決定し、決定した第2ネットワークノードに基づいて第1リストを生成する。
【0081】
これに基づき、1つの実施例では、前記第1情報に基づいて、第1要求を対応するネットワークノードに送信することは、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていることを表す場合、前記第1要求を前記第4ネットワークノードに送信することであって、前記第4ネットワークノードは、前記第3ネットワークノードと同一のローカルエリアネットワークにアクセスするネットワークノードを表すことと、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていないことを表す場合、前記第1要求を前記第1ネットワークノードに送信し、前記第1ネットワークノードから返信される第3情報を受信し、前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信することとを含み、
ここで、前記第3情報は、第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示し、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層と一致する。
【0082】
実際に適用する場合、第1リストを生成する際に、第1ネットワークノードは、第1能力をより迅速に呼び出すことを容易にするために、第2ネットワークノードと第3ネットワークノードとの間の距離を同時に考慮し、第1リストに現れる第2ネットワークノードと第3ネットワークノードの距離が適切なの範囲内にあることを可能な限り保証する必要がある。且つ、第1リストから第3ネットワークノードのために第2ネットワークノードを選択する場合、第2ネットワークノードのリアルタイム状態情報を結合しており、提供された第1能力がすべて第1能力階層に対応する場合、リアルタイム状態が最適な第2ネットワークノードを選択し、選択された第2ネットワークノードが第3ネットワークノードに対して最適な第1能力を提供できることを保証する。
【0083】
図5は、本開示の適用実施例に係るネットワーク能力呼び出しフローの模式図である。図5に示すように、ネットワーク能力の呼び出し過程は、以下のとおりである。
【0084】
まず、エッジアプリケーション(即ち第3ネットワークノード)のローカルAPI GWに第1能力階層の第1ネットワーク能力が配置されている場合、ステップa1~ステップa3を実行する。
ステップa1において、エッジアプリケーションは、ローカルAPI GWに能力呼び出し要求を発起する。
【0085】
ステップa2において、ローカルAPI GWは、能力購読記録を照会し、エッジアプリケーションブロードバンドネットワークの第1能力階層の第1ネットワーク能力を決定する。
【0086】
ステップa3において、ローカルAPI GWは、能力呼び出し結果をエッジアプリケーションに返信する。
【0087】
次に、エッジアプリケーション(即ち第3ネットワークノード)のローカルAPI GWに第1能力階層の第1ネットワーク能力が配置されていない場合、ステップb1~ステップb5を実行する。
ステップb1において、エッジアプリケーションは、能力呼び出し要求をエッジ能力オープン管理プラットフォーム(即ち第1ネットワークノード)に発起する。
【0088】
ステップb2において、エッジ能力オープン管理プラットフォームは、能力購読記録及びエッジアプリケーションの位置を結合して、条件を満たす第1リストを生成する。
【0089】
ステップb3において、エッジ能力オープン管理プラットフォームは、第1リストをエッジ能力スケジューリングセンターに送信する。
【0090】
ステップb4において、エッジ能力スケジューリングセンターは、第1リスト及び第1リストにおける各ネットワークノードのリアルタイム状態を結合して、リアルタイム状態が最適なネットワークノードをエッジ能力管理プラットフォームに返信する。
【0091】
ここで、エッジ能力スケジューリングセンターは、リアルタイムでそれぞれのMECプラットフォームに対してリアルタイム状態を照会することにより、それぞれのネットワークノードのリアルタイム状態を決定することができる。
【0092】
ステップb5において、エッジ能力管理プラットフォームは、能力呼び出し結果をエッジアプリケーションに返信する。
【0093】
本開示の実施例では、第1ネットワークノードは、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定し、第1ネットワークノードの第1能力に対する能力階層付けに基づいて、第3ネットワークノードは、第1能力階層に対応する第1能力を購読して呼び出すことができ、このように、差別化される能力の購読と呼び出しを実現し、呼び出される能力とアプリケーションのサビースニーズとの一致性を保証することができる。且つ、上記能力呼び出し方法に基づき、アプリケーションサーバが切り替えられた後も、アプリケーションが購読した能力に対応する能力階層に基づいて、アプリケーションのためにサビースニーズと一致する能力を呼び出すことができ、精密化されたサビース保障を実現する。
【0094】
本開示の実施例の方法を実現するために、本開示の実施例は、さらに、第1ネットワークノードに設けられた能力呼び出し装置を提供し、図6に示すように、該装置は、第1決定ユニット601を含む。
【0095】
第1決定ユニット601は、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される。
【0096】
ここで、1つの実施例では、前記第1能力がネットワーク能力である場合、前記少なくとも1つのパラメータは、
対応する、第2ネットワークノードの位置と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対するアクセス容量と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対する応答遅延と、
対応する、第2ネットワークノードに配置された第1能力の性能と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0097】
1つの実施例では、前記第1決定ユニット601は、具体的に、
第1能力に登録する場合、前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される。
【0098】
1つの実施例では、前記装置は、さらに、
第1情報を第3ネットワークノード及び前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信するように構成される第1送信ユニットを含み、
ここで、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表し、前記第3ネットワークノードは、第1能力を購読して呼び出すネットワークノードを表す。
【0099】
1つの実施例では、前記装置は、さらに、
第2情報を保存して、前記第2情報を前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信するように構成される第2送信ユニットを含み、
ここで、前記第2情報は、第3ネットワークノードによって購読される能力及びそれに対応して購読される能力階層を表す。
【0100】
1つの実施例では、前記装置は、さらに、
第3ネットワークノードの第1要求を受信するように構成される第2受信ユニットであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられる第2受信ユニットと、
前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、第1リストを生成するように構成される生成ユニットであって、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層である生成ユニットと、
前記第1リストに基づいて第3情報を前記第3ネットワークノードに返信するように構成される第3送信ユニットであって、前記第3情報は、前記第3ネットワークノードが前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信するように、前記第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示する第3送信ユニットと、を含む。
【0101】
1つの実施例では、前記生成ユニットは、具体的に、
第2ネットワークノードと前記第3ネットワークノードの距離に基づいて、前記第1リストを生成するように構成される。
【0102】
1つの実施例では、前記装置は、さらに、
前記第1リストにおける各第2ネットワークノードの少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータに基づいて、前記第3情報を決定するように構成される第3決定ユニットを含み、
前記少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータは、
占有率と、
応答遅延と、
アップリンクレート又はダウンリンクレートと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0103】
実際に適用する場合、第1決定ユニット601、生成ユニット及び第3決定ユニットは、能力呼び出し装置内のプロセッサによって実現されてもよく、第1送信ユニット、第2送信ユニット、第2受信ユニット及び第3送信ユニットは、能力呼び出し装置内の通信インターフェースによって実現されてもよい。
【0104】
本開示の実施例に係る第2ネットワークノード側の方法を実現するために、本開示の実施例は、さらに、第2ネットワークノードに設けられた能力呼び出し装置を提供し、図7に示すように、該装置は、第1受信ユニット701と第2決定ユニット702を含む。
【0105】
第1受信ユニット701は、第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信するように構成され、
第2決定ユニット702は、前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定するように構成され、
ここで、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、
前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す。
【0106】
ここで、1つの実施例では、前記装置は、さらに、
第3ネットワークノードから送信される第1要求を受信するように構成される第3受信ユニットであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられる第3受信ユニットと、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すように構成される呼び出しユニットと、を含み、
ここで、前記第1要求は、前記第3ネットワークノードが第2ネットワークノードに前記第1能力階層の第1能力が配置されていると確認した場合に送信するものである。
【0107】
1つの実施例では、前記装置は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第2情報を受信するように構成される第4受信ユニットを含み、
前記第2情報は、前記第3ネットワークノードによって購読される能力及び対応する能力階層を表す。
【0108】
前記呼び出しユニットは、具体的に、
前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すように構成される。
【0109】
実際に適用する場合、第1受信ユニット701、第3受信ユニット及び第4受信ユニットは、能力呼び出し装置内の通信インターフェースによって実現されてもよく、第2決定ユニット702は、能力呼び出し装置内のプロセッサによって実現されてもよく、呼び出しユニットは、能力呼び出し装置内のプロセッサと通信インターフェースの組み合わせによって実現されてもよい。
【0110】
本開示の実施例に係る第3ネットワークノード側の方法を実現するために、本開示の実施例は、さらに、第3ネットワークノードに設けられた能力呼び出し装置を提供し、図8に示すように、該装置は、購読ユニット801を含む。
【0111】
購読ユニット801は、第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読するように構成され、
ここで、第1ネットワーク能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置され、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1ネットワーク能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである。
【0112】
ここで、1つの実施例では、該装置は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信するように構成される第5受信ユニットであって、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す第5受信ユニットと、
前記第1情報に基づいて、第1要求を対応するネットワークノードに送信するように構成される第4送信ユニットであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられる第4送信ユニットと、を含む。
【0113】
1つの実施例では、前記第4送信ユニットは、具体的に、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていることを表す場合、前記第1要求を前記第4ネットワークノードに送信することであって、前記第4ネットワークノードは、前記第3ネットワークノードと同一のローカルエリアネットワークにアクセスするネットワークノードを表すことと、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていないことを表す場合、前記第1要求を前記第1ネットワークノードに送信し、前記第1ネットワークノードから返信される第3情報を受信し、前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信することと、を実行するように構成され、
ここで、前記第3情報は、第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示し、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層と一致する。
【0114】
実際に適用する場合、購読ユニット801、第5受信ユニット及び第4送信ユニットは、能力呼び出し装置内の通信インターフェースによって実現されてもよい。
【0115】
なお、上記実施例に係る能力呼び出し装置が能力呼び出しを行う際に、上記各プログラムモジュールの区分のみを例に挙げて説明し、実際の適用では、必要に応じて上記処理を異なるプログラムモジュールに割り当てて完成させることができ、つまり、装置の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割して、上述した全部又は一部の処理を完成させる。また、上記実施例に係る能力呼び出し装置と能力呼び出し方法の実施例は、同一の構想に属し、その具体的な実現過程は、方法実施例を詳しく参照すればよく、ここで説明を省略する。
【0116】
上記プログラムモジュールのハードウェアの実現に基づいて、本開示の実施例に係る第1ネットワークノード側の方法を実現するために、本開示の実施例は、さらに、第1ネットワークノードを提供し、図9に示すように、第1ネットワークノード900は、第1通信インターフェース901と第1プロセッサ902を含む。
【0117】
第1通信インターフェース901は、他のネットワークノードと情報インタラクションを行うことができる。
【0118】
第1プロセッサ902は、前記第1通信インターフェース901に接続されて他のネットワークノードとの情報インタラクションを実現し、コンピュータプログラムを実行するとき、上記第1ネットワークノード側の1つ又は複数の技術的解決手段による方法を実行するように構成される。前記コンピュータプログラムは、第1メモリ903に記憶されている。
【0119】
具体的には、前記第1プロセッサ902は、少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される。
【0120】
ここで、1つの実施例では、前記少なくとも1つのパラメータは、
対応する、第2ネットワークノードの位置と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対するアクセス容量と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対する応答遅延と、
対応する、第2ネットワークノードに配置された第1能力の性能と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0121】
1つの実施例では、前記第1プロセッサ902は、具体的に、
第1能力に登録する場合、前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される。
【0122】
1つの実施例では、前記第1通信インターフェース901は、
第1情報を第3ネットワークノード及び前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信するように構成され、
ここで、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表し、前記第3ネットワークノードは、第1能力を購読して呼び出すネットワークノードを表す。
【0123】
1つの実施例では、前記第1プロセッサ902は、第2情報を保存するように構成され、
前記第1通信インターフェース901は、
第2情報を前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信するように構成され、
ここで、前記第2情報は、前記第3ネットワークノードによって購読される能力及びそれに対応して購読される能力階層を表す。
【0124】
1つの実施例では、前記第1通信インターフェース901は、
第3ネットワークノードの第1要求を受信するように構成され、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられる。
【0125】
前記第1プロセッサ902は、さらに、
前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、第1リストを生成するように構成され、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層である。
【0126】
前記第1通信インターフェース901は、さらに、
前記第1リストに基づいて第3情報を前記第3ネットワークノードに返信するように構成され、前記第3情報は、前記第3ネットワークノードが前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信するように、前記第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示する。
【0127】
1つの実施例では、前記第1プロセッサ902が第1リストを生成することは、
第2ネットワークノードと前記第3ネットワークノードの距離に基づいて、前記第1リストを生成することを含む。
【0128】
1つの実施例では、前記第1プロセッサ902は、さらに、
前記第1リストにおける各第2ネットワークノードの少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータに基づいて、前記第3情報を決定するように構成され、
前記少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータは、
占有率と、
応答遅延と、
アップリンクレート又はダウンリンクレートと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0129】
なお、第1プロセッサ902と第1通信インターフェース901の具体的な処理過程は、上記方法を参照して理解することができる。
【0130】
もちろん、実際に適用する場合、第1ネットワークノード900におけるそれぞれのコンポーネントは、バスシステム904を介して結合され得る。バスシステム904は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するように構成される。バスシステム904は、データバスに加えて、さらに、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。しかし、明確に説明するために、図9では、様々なバスをバスシステム904と表記する。
【0131】
本開示の実施例における第1メモリ903は、第1ネットワークノード900の操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、第1ネットワークノード900で動作するように構成された任意のコンピュータプログラムを含む。
【0132】
上記本開示の実施例に係る方法は、前記第1プロセッサ902に適用され、又は前記第1プロセッサ902によって実現され得る。前記第1プロセッサ902は、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実現過程において、上記方法の各ステップは、前記第1プロセッサ902内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって実行され得る。上記の前記第1プロセッサ902は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。前記第1プロセッサ902は、本開示の実施例に記載した各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の常套のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例に記載した方法のステップを結合すれば、ハードウェア復号プロセッサによる実行及び完了、又は、復号プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行及び完了として直接具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体に位置してもよく、該記憶媒体は、第1メモリ903に位置し、前記第1プロセッサ902は、第1メモリ903内の情報を読み出し、そのハードウェアと組み合わせて前述方法のステップを完了させる。
【0133】
例示的な実施例では、第1ネットワークノード900は、1つ又は複数のアプリケーション専用集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブル論理デバイス(PLD、Programmable Logic Device)、複雑プログラマブル論理デバイス(CPLD、Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクコントローラ(MCU、Micro Controller Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、又は他の電子部品によって実現されることにより前述方法を実行することができる。
【0134】
上記プログラムモジュールのハードウェアの実現に基づいて、本開示の実施例に係る第2ネットワークノード側の方法を実現するために、本開示の実施例は、さらに、第2ネットワークノードを提供し、図10に示すように、該第2ネットワークノード1000は、第2通信インターフェース1001と第2プロセッサ1002を含む。
【0135】
第2通信インターフェース1001は、他のネットワークノードと情報インタラクションを行うことができる。
【0136】
第2プロセッサ1002は、前記第2通信インターフェース1001に接続されて他のネットワークノードとの情報インタラクションを実現し、コンピュータプログラムを実行するとき、上記第2ネットワークノード側の1つ又は複数の技術的解決手段による方法を実行するように構成される。前記コンピュータプログラムは、第2メモリ1003に記憶されている。
【0137】
具体的には、前記第2通信インターフェース1001は、第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信するように構成され、
前記第2プロセッサは、前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定するように構成され、
ここで、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、
前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す。
【0138】
ここで、1つの実施例では、前記第2通信インターフェース1001は、さらに、前記第3ネットワークノードから送信される第1要求を受信するように構成され、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられ、
前記第2通信インターフェース1001は、さらに、前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すように構成され、
ここで、前記第1要求は、前記第3ネットワークノードが第2ネットワークノードに前記第1能力階層の第1能力が配置されていると確認した場合に送信するものである。
【0139】
1つの実施例では、前記第2通信インターフェース1001は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第2情報を受信することであって、前記第2情報は、第3ネットワークノードによって購読される能力及び対応する能力階層を表すことと、
前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことと、を実行するように構成される。
【0140】
なお、第2プロセッサ1002と第2通信インターフェース1001の具体的な処理過程は、上記方法を参照して理解することができる。
【0141】
もちろん、実際に適用する場合、第2ネットワークノード1000におけるそれぞれのコンポーネントは、バスシステム1004を介して結合され得る。バスシステム1004は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するように構成される。バスシステム1004は、データバスに加えて、さらに、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。しかし、明確に説明するために、図10では、様々なバスをバスシステム1004と表記する。
【0142】
本開示の実施例における第2メモリ1003は、第2ネットワークノード1000の操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、第2ネットワークノード1000で動作するように構成された任意のコンピュータプログラムを含む。
【0143】
上記本開示の実施例に係る方法は、前記第2プロセッサ1002に適用され、又は前記第2プロセッサ1002によって実現され得る。前記第2プロセッサ1002は、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実現過程において、上記方法の各ステップは、前記第2プロセッサ1002内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって実行され得る。上記の前記第2プロセッサ1002は、汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。前記第2プロセッサ1002は、本開示の実施例に記載した各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の常套のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例に記載した方法のステップを結合すれば、ハードウェア復号プロセッサによる実行及び完了、又は、復号プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行及び完了として直接具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体に位置してもよく、該記憶媒体は、第2メモリ1003に位置し、前記第2プロセッサ1002は、第2メモリ1003内の情報を読み出し、そのハードウェアと組み合わせて前述方法のステップを完了させる。
【0144】
例示的な実施例では、第2ネットワークノード1000は、1つ又は複数のASIC、DSP、PLD、CPLD、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、Microprocessor、又は他の電子部品によって実現されることにより前述方法を実行することができる。
【0145】
上記プログラムモジュールのハードウェアの実現に基づいて、本開示の実施例に係る第3ネットワークノード側の方法を実現するために、本開示の実施例は、さらに、第3ネットワークノードを提供し、図11に示すように、該第3ネットワークノード1100は、第3通信インターフェース1101と第3プロセッサ1102を含む。
【0146】
第3通信インターフェース1101は、他のネットワークノードと情報インタラクションを行うことができる。
【0147】
第3プロセッサ1102は、前記第3通信インターフェース1101に接続されて他のネットワークノードとの情報インタラクションを実現し、コンピュータプログラムを実行するとき、上記第3ネットワークノード側の1つ又は複数の技術的解決手段による方法を実行するように構成される。前記コンピュータプログラムは、第3メモリ1103に記憶されている。
【0148】
具体的には、前記第3通信インターフェース1101は、第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読するように構成され、
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである。
【0149】
ここで、1つの実施例では、前記第3通信インターフェース1101は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信することであって、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表すことと、
前記第1情報に基づいて、第1要求を対応するネットワークノードに送信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、を実行するように構成される。
【0150】
1つの実施例では、前記第3通信インターフェース1101は、具体的に、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていることを表す場合、前記第1要求を前記第4ネットワークノードに送信することであって、前記第4ネットワークノードは、前記第3ネットワークノードと同一のローカルエリアネットワークにアクセスするネットワークノードを表すことと、
前記第1情報が、第4ネットワークノードに前記第1能力階層に対応する第1能力が配置されていないことを表す場合、前記第1要求を前記第1ネットワークノードに送信し、前記第1ネットワークノードから返信される第3情報を受信し、前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信することと、を実行するように構成され、
ここで、前記第3情報は、第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示し、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層と一致する。
【0151】
もちろん、実際に適用する場合、第3ネットワークノード1100におけるそれぞれのコンポーネントは、バスシステム1104を介して結合され得る。バスシステム1104は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するように構成される。バスシステム1104は、データバスに加えて、さらに、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。しかし、明確に説明するために、図11では、様々なバスをバスシステム1104と表記する。
【0152】
本開示の実施例における第3メモリ1103は、第3ネットワークノード1100の操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、第3ネットワークノード1100で動作するように構成された任意のコンピュータプログラムを含む。
【0153】
上記本開示の実施例に係る方法は、前記第3プロセッサ1102に適用され、又は前記第3プロセッサ1102によって実現され得る。前記第3プロセッサ1102は、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実現過程において、上記方法の各ステップは、前記第3プロセッサ1102内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって実行され得る。上記の前記第3プロセッサ1102は、汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。前記第3プロセッサ1102は、本開示の実施例に記載した各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の常套のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例に記載した方法のステップを結合すれば、ハードウェア復号プロセッサによる実行及び完了、又は、復号プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行及び完了として直接具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体に位置してもよく、該記憶媒体は、第3メモリ1103に位置し、前記第3プロセッサ1102は、第3メモリ1103内の情報を読み出し、そのハードウェアと組み合わせて前述方法のステップを完了させる。
【0154】
例示的な実施例では、第3ネットワークノード1100は、1つ又は複数のASIC、DSP、PLD、CPLD、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、Microprocessor、又は他の電子部品によって実現されることにより前述方法を実行することができる。
【0155】
なお、本開示の実施例のメモリ(第1メモリ903、第2メモリ1003、第3メモリ1103)は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM、Programmable Read-Only Memory)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM、ferromagnetic random access memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気表面メモリ、光ディスク、又は読み取り専用光ディスク(CD-ROM、Compact Disc Read-Only Memory)であってもよい。磁気表面メモリは、磁気ディスクメモリまたは磁気テープメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよい。例示的であるが限定的な説明ではないが、多くの形態のRAMが使用可能であり、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM、Static Random Access Memory)、同期静的ランダムアクセスメモリ(SSRAM、Synchronous Static Random Access Memory)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic Random Access Memory)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous Dynamic Random Access Memory)、2倍データレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM、Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、拡張型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM、SyncLink Dynamic Random Access Memory)、直接メモリバスランダムアクセスメモリ(DRRAM、Direct Rambus Random Access Memory)が挙げられる。本開示の実施例に説明したメモリはは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0156】
例示的な実施例では、本開示の実施例は、さらに、記憶媒体、即ちコンピュータ記憶媒体を提供し、具体的にコンピュータ可読記憶媒体であり、例えば、コンピュータプログラムを記憶する第1メモリ903を含み、上記コンピュータプログラムは、前述した第1ネットワークノード側方法の前記ステップを完了させるために、第1ネットワークノード900の第1プロセッサ902によって実行され得る。また例えば、コンピュータプログラムを記憶する第2メモリ1003を含み、上記コンピュータプログラムは、前述した第1ネットワークノード側方法の前記ステップを完了させるために、第2ネットワークノード1000の第2プロセッサ1002によって実行され得る。また例えば、コンピュータプログラムを記憶する第3メモリ1103を含み、上記コンピュータプログラムは、前述した第3ネットワークノード側方法の前記ステップを完了させるために、第3ネットワークノード1100の第3プロセッサ1102によって実行され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、FRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、又はCD-ROMなどのメモリであってもよい。
【0157】
なお、「第1」、「第2」などは、特定の順序や優先順位を記述する必要はなく、類似したオブジェクトを区別するためのものです。
【0158】
また、本開示の実施例に記載した技術的解決手段は、衝突しない場合に任意に組み合わせてもよい。
【0159】
以上、本開示の好適な実施例にすぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。
【符号の説明】
【0160】
601 第1決定ユニット
701 第1受信ユニット
702 第2決定ユニット
801 購読ユニット
900 第1ネットワークノード
901 第1通信インターフェース
902 第1プロセッサ
903 第1メモリ
904 バスシステム
1000 第2ネットワークノード
1001 第2通信インターフェース
1002 第2プロセッサ
1003 第2メモリ
1004 バスシステム
1100 第3ネットワークノード
1101 第3通信インターフェース
1102 第3プロセッサ
1103 第3メモリ
1104 バスシステム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2023-07-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法であって、
前記方法は、
少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することを含む、能力呼び出し方法。
【請求項2】
前記第1能力がネットワーク能力である場合、前記少なくとも1つのパラメータは、
対応する、第2ネットワークノードと無線側のネットワーク距離と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対するアクセス容量と、
対応する、第2ネットワークノードの第1能力に対する応答遅延と、
対応する、第2ネットワークノードに配置された第1能力の性能と、のうちの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することは、
第1能力に登録する場合、前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定することを含む
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、さらに、
第1情報を第3ネットワークノード及び前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信することを含み、
ここで、前記第1情報は、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表し、前記第3ネットワークノードは、第1能力を購読して呼び出すネットワークノードを表す
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、さらに、
第2情報を保存して、前記第2情報を前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードに送信することを含み、
ここで、前記第2情報は、第3ネットワークノードによって購読されるネットワーク能力及びそれに対応して購読される能力階層を表す
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
第3ネットワークノードの第1要求を受信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、
前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、第1リストを生成することであって、前記第1リストには、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの少なくとも1つの第2ネットワークノードが含まれ、前記第1リストにおける第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1能力階層であることと、
前記第1リストに基づいて第3情報を前記第3ネットワークノードに返信することであって、前記第3情報は、前記第3ネットワークノードが前記第1要求を前記第3情報によって指示される第2ネットワークノードに送信するように、前記第1リストにおける1つの第2ネットワークノードを指示することと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1リストを生成することは、
第2ネットワークノードと前記第3ネットワークノードの距離に基づいて、前記第1リストを生成することを含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに、
前記第1リストにおける各第2ネットワークノードの少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータに基づいて、前記第3情報を決定することを含み、
前記少なくとも1つのリアルタイム性能パラメータは、
占有率と、
応答遅延と、
アップリンクレート又はダウンリンクレートと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちのいずれか1つの第2ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法であって、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、前記方法は、
第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信することと、
前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定することと、を含み、
ここで、前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す、能力呼び出し方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
第3ネットワークノードから送信される第1要求を受信することであって、前記第1要求は、第1能力の呼び出しを要求するために用いられることと、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すこととを含み、
ここで、前記第1要求は、前記第3ネットワークノードが第2ネットワークノードに前記第1能力階層の第1能力が配置されていると確認した場合に送信するものである
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、さらに、
前記第1ネットワークノードから送信される第2情報を受信することを含み、
前記第2情報は、前記第3ネットワークノードによって購読されるネットワーク能力及び対応する能力階層を表し、
前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことは、
前記第2情報に基づいて、前記第3ネットワークノードが前記第1能力階層に対応する第1能力を購読していると確認した後、前記第1要求に基づいて、前記第3ネットワークノードのために前記第1能力階層に対応する第1能力を呼び出すことを含む
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
第3ネットワークノードに適用する能力呼び出し方法であって、前記方法は、
第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読することを含み、
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである、能力呼び出し方法。
【請求項13】
能力呼び出し装置であって、
少なくとも1つのパラメータに基づいて、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を決定するように構成される第1決定ユニットを含む、能力呼び出し装置。
【請求項14】
能力呼び出し装置であって、
第1ネットワークノードから送信される第1情報を受信するように構成される第1受信ユニットと、
前記第1情報に基づいて、対応する能力階層を決定するように構成される第2決定ユニットと、を含み、
ここで、少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードには、第1能力が配置されており、
前記第1情報は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定する、前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層を表す、能力呼び出し装置。
【請求項15】
能力呼び出し装置であって、
第1能力階層に対応する第1能力を第1ネットワークノードに購読するように構成される購読ユニットを含み、
ここで、第1能力は、少なくとも2つの第2ネットワークノードに配置されるものであり、
前記少なくとも2つの第2ネットワークノードのうちの各第2ネットワークノードでの第1能力に対応する能力階層は、前記第1ネットワークノードが少なくとも1つのパラメータに基づいて決定するものである、能力呼び出し装置。
【国際調査報告】