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特表2024-503830薬物送達デバイス用の圧力インターロック付き針ハブ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-29
(54)【発明の名称】薬物送達デバイス用の圧力インターロック付き針ハブ
(51)【国際特許分類】
   A61M 5/142 20060101AFI20240122BHJP
   A61M 5/32 20060101ALI20240122BHJP
【FI】
A61M5/142 522
A61M5/32
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540997
(86)(22)【出願日】2022-01-05
(85)【翻訳文提出日】2023-09-05
(86)【国際出願番号】 US2022011209
(87)【国際公開番号】W WO2022150320
(87)【国際公開日】2022-07-14
(31)【優先権主張番号】63/134,054
(32)【優先日】2021-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スティーブ ビギン
(72)【発明者】
【氏名】パトリック ル ガル ルドン
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド ジェームズ コールマン
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル アブード
(72)【発明者】
【氏名】シーン マクグラス
(72)【発明者】
【氏名】マルコ プレヴニク
(72)【発明者】
【氏名】ナーザン ライエル
(72)【発明者】
【氏名】ハリー ロバート レスター
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066AA10
4C066BB01
4C066CC01
4C066DD11
4C066FF04
4C066GG04
4C066LL12
(57)【要約】
薬物送達デバイスのための針ハブは、針ホルダおよび針ホルダに取り付けられた針と、針ホルダを格納位置から挿入位置に移動させ、格納位置に戻すように構成された針作動アセンブリと、流体源と流体連通するように構成された入口と、針と流体連通する出口と、ロック部材とを備える圧力インターロックと、を備える。ロック部材は、ロック部材が針作動アセンブリの作動を防止する第1の位置と、ロック部材が針作動アセンブリの作動を可能にする第2の位置とを有する。ロック部材は、圧力インターロック内の圧力に基づいて、第1の位置から第2の位置へ移動される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬物送達デバイスのための針ハブであって、
針ホルダと、前記針ホルダに取り付けられた針と、
前記針ホルダを格納位置から挿入位置に移動させ、前記格納位置に戻すように構成された針作動アセンブリと、
圧力インターロックであって、流体源と流体連通するように構成された入口と、前記針と流体連通する出口と、ロック部材であって、前記ロック部材は、前記針作動アセンブリの作動を防止する第1の位置と、前記ロック部材が前記針作動アセンブリの作動を可能にする第2の位置とを有し、前記ロック部材は、前記圧力インターロック内の圧力に基づいて前記第1の位置から前記第2の位置に移動される、ロック部材と、を備える、圧力インターロックと、を備える針ハブ。
【請求項2】
前記圧力インターロックは、シリンダを備え、前記ロック部材は、ピストンを備え、前記圧力インターロックの前記入口および前記出口は、前記シリンダと流体連通する、請求項1に記載の針ハブ。
【請求項3】
前記ロック部材は、前記ロック部材が前記第1の位置にあるときに前記入口を前記出口から隔離し、前記ロック部材は、前記ロック部材が前記第2の位置にあるときに前記入口と前記出口との間の流体連通を可能にする、請求項1に記載の針ハブ。
【請求項4】
前記圧力インターロックは、前記シリンダから空気を排出するように構成された排気口をさらに備える、請求項2に記載の針ハブ。
【請求項5】
前記排気口は、疎水性膜を備える、請求項4に記載の針ハブ。
【請求項6】
前記出口に接続され、前記針と流体連通するチューブをさらに備える、請求項2に記載の針ハブ。
【請求項7】
前記ロック部材が開口を備え、前記ロック部材が前記第2の位置にあるときに、前記針作動アセンブリの一部が前記ロック部材の前記開口を通って延びる、請求項1に記載の針ハブ。
【請求項8】
前記針作動アセンブリは、カムトラックと、カム部材と、および前記カムトラックに対して前記カム部材を付勢する作動ばねとを備える、請求項7に記載の針ハブ。
【請求項9】
カムブロックは、前記カムトラックを画定し、前記カムブロックは、前記ロック部材が前記第2の位置にあるときに、前記ロック部材の前記開口を通って延びる、請求項8に記載の針ハブ。
【請求項10】
人の皮膚表面に接着されるように構成された接着面を備える皮膚テント縮小機構をさらに備え、前記皮膚テント縮小機構は、前記針が前記皮膚表面を貫通する位置で前記皮膚表面を引き延ばすように構成される、請求項1に記載の針ハブ。
【請求項11】
前記針作動アセンブリは、カニューレをさらに備え、前記針ホルダが前記格納位置にあるときに、前記針は、前記カニューレ内に受け入れられる、請求項1に記載の針ハブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、薬物送達デバイスのための針ハブに関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年1月5日に出願された米国仮出願第63/134,054号の優先権を主張し、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0003】
自動注射器のようなウェアラブル(wearable)医療デバイスは、臨床施設から遠く離れた場所で、および/または患者の衣類の下で個々に装着されている間に、患者に治療を提供する利点を有する。ウェアラブル医療デバイスは、患者の皮膚に適用することができ、ウェアラブル医療デバイスを患者の皮膚に適用した後、所定の期間内に薬学的組成物の用量を自動的に送達するように構成することができる。デバイスが医薬組成物を患者に投与した後、患者は、続いてデバイスを取り外して廃棄し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2017/0354788号明細書
【発明の概要】
【0005】
一態様または実施形態では、薬物送達デバイスのための針ハブは、針ホルダおよび針ホルダに取り付けられた針と、針ホルダを格納位置から挿入位置に移動させ、格納位置に戻すように構成された針作動アセンブリと、流体源と流体連通するように構成された入口、針と流体連通する出口、およびロック部材を含む圧力インターロックと、を含む。ロック部材は、ロック部材が針作動アセンブリの作動を防止する第1の位置と、ロック部材が針作動アセンブリの作動を可能にする第2の位置とを有する。ロック部材は、圧力インターロック内の圧力に基づいて、第1の位置から第2の位置へ移動される。
【0006】
圧力インターロックは、シリンダを含み得、ロック部材は、圧力インターロックの入口および出口がシリンダと流体連通するピストンを含み得る。ロック部材は、ロック部材が第1の位置にあるときに入口を出口から隔離することができ、ロック部材は、ロック部材が第2の位置にあるときに入口と出口との間の流体連通を可能にする。圧力インターロックは、シリンダから空気を排出するように構成された排気口をさらに含み得る。排気口は、疎水性膜を含み得る。針ハブは、出口に接続され、針と流体連通するチューブをさらに含み得る。
【0007】
ロック部材は、開口を含んでもよく、針作動アセンブリの一部は、ロック部材が第2の位置にあるときにロック部材の開口を通って延びる。針作動アセンブリは、カムトラック、カム部材、およびカムトラックに対してカム部材を付勢する作動ばねを含み得る。カムブロックは、カムトラックを画定し得、カムブロックは、ロック部材が第2の位置にあるときにロック部材の開口を通って延びる。
【0008】
針ハブは、人の皮膚表面に接着されるように構成された接着面を含む皮膚テント(skin tenting)縮小機構を含み得、皮膚テント縮小機構は、針が皮膚表面を貫通する位置で皮膚表面を引き延ばすように構成される。針作動アセンブリは、針ホルダが格納位置にあるときに針がカニューレ内に受け入れられるカニューレをさらに含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の上述及びその他の特徴及び利点、並びにそれらを達成する方法は、添付の図面と併せて取られた本開示の実施形態の以下の説明を参照することにより、より明らかになり、本開示自体もよりよく理解されるであろう。
図1図1は、本出願の一態様または実施形態による薬物送達デバイスの概略図である。
図2図2は、図1の薬物送達デバイスの概略図である。
図3図3は、本出願の一態様または実施形態による針ハブの斜視図である。
図4A図4Aは、針ハブの使用前のインジケータを示す、図3の針ハブの上面図である。
図4B図4Bは、針の挿入後のインジケータを示す、図3の針ハブの上面図である。
図4C図4Cは、カニューレの引き抜き後のインジケータを示す、図3の針ハブの上面図である。
図5図5は、図3の針ハブを使用する方法を示す概略図である。
図6A図6Aは、起動ボタンの作動を示す、図3の針ハブの概略図である。
図6B図6Bは、針およびカニューレの格納位置から挿入位置への移動を示す、図3の針ハブの概略図である。
図6C図6Cは、格納位置にある針および挿入位置にあるカニューレを示す、図3の針ハブの概略図である。
図6D図6Dは、カニューレの格納位置への移動を示す、図3の針ハブの概略図である。
図7図7は、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの斜視図である。
図8図8は、注入モードを示す、図7の針ハブの正面図である。
図9図9は、カニューレの引き抜きを示す、図7の針ハブの正面図である。
図10図10は、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの斜視図である。
図11図11は、図7の針ハブを使用する方法を示す概略図である。
図12A図12Aは、針ハブの使用前位置を示す、図7の針ハブの概略図である。
図12B図12Bは、作動されている針ハブを示す、図7の針ハブの概略図である。
図12C図12Cは、格納されている針を示す、図7の針ハブの概略図である。
図12D図12Dは、格納位置にある針を示す、図7の針ハブの概略図である。
図12E図12Eは、針ハブから取り外されているアプリケータを示す、図7の針ハブの概略図である。
図12F図12Fは、格納位置にあるカニューレを示す、図7の針ハブの概略図である。
図13図13は、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図14図14は、図13の針ハブの断面図である。
図15図15は、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの斜視図である。
図16図16は、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの斜視図である。
図17図17は、本出願の一態様または実施形態による針作動アセンブリの斜視図である。
図18A図18Aは、カニューレ挿入位置を示す、図15の針ハブの断面図である。
図18B図18Bは、カニューレ格納位置を示す、図15の針ハブの断面図である。
図19図19は、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの斜視図である。
図20図20は、図19の針ハブを使用する方法を示す概略図である。
図21図21は、本出願のさらなる態様または実施形態による針作動アセンブリの斜視図である。
図22図22は、本出願のさらなる態様または実施形態による薬物送達デバイスおよび針ハブの斜視図である。
図23図23は、図22の薬物送達デバイスおよび針ハブの分解斜視図である。
図24図24は、薬剤を送達している間に接続された薬剤送達デバイスおよび針ハブを示す、図22の薬剤送達デバイスおよび針ハブの斜視図である。
図25図25は、薬剤を送達している間に薬剤送達デバイスから分離された針ハブを示す、図22の薬剤送達デバイスおよび針ハブの斜視図である。
図26A図26Aは、針ハブの初期位置を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図26B図26Bは、皮膚表面との係合を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図26C図26Cは、針の挿入を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図27A図27Aは、針ハブの初期位置を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図27B図27Bは、皮膚表面との係合を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図27C図27Cは、針の挿入を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図28A図28Aは、針ハブの初期位置を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図28B図28Bは、皮膚表面との係合を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図28C図28Cは、針の挿入を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの断面図である。
図29図29は、非作動位置を示す、本出願のさらなる態様または実施形態による針作動アセンブリの斜視図である。
図30図30は、作動位置を示す、図29の針作動アセンブリの斜視図である。
図31図31は、非作動位置を示す、図29の針作動アセンブリの断面図である。
図32図32は、作動位置を示す、図29の針作動アセンブリの断面図である。
図33図33は、格納位置を示す、図29の針作動アセンブリの断面図である。
図34図34は、本出願のさらなる態様または実施形態による針ハブの斜視図である。
図35図35は、図34の針ハブの概略図である。
図36図36は、本出願のさらなる態様または実施形態による薬物送達デバイスの斜視図である。
図37図37は、図36の薬物送達デバイスの正面図である。
図38図38は、薬物送達デバイスから分離されたリザーバを示す、図36の薬物送達デバイスの正面図である。
図39図39は、患者に取り付けられた薬物送達デバイスを示す、図36の薬物送達デバイスの正面図である。
図40図40は、従来技術のバルブアセンブリの部分断面図である。
図41図41は、本出願の一態様または実施形態による針作動アセンブリのカムブロックの正面図である。
図42図42は、本出願の一態様または実施形態による針作動アセンブリのカム部材の斜視図である。
図43図43は、本出願の一態様または実施形態による、針作動アセンブリのカニューレホルダの斜視図である。
図44図44は、挿入位置にあるカニューレを示す、図43のカニューレホルダの上面斜視図である。
図45図45は、挿入位置にあるカニューレを示す、図43のカニューレホルダの底面斜視図である。
図46図46は、本出願の一態様または実施形態による圧力インターロックのシールの斜視図である。
図47図47は、本出願の一態様または実施形態による圧力インターロックのロック部材の正面図である。
図48図48は、本出願の一態様または実施形態による、針作動アセンブリのための圧力インターロックの斜視図である。
【0010】
対応する参照符号は、いくつかの図を通して対応する部分を示す。本明細書に提示される例示は、本開示の例示的な実施形態を示しており、およびそのような例示は、いかなる形でも本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【発明を実施するための形態】
【0011】
「左」、「右」、「内側(inner)」、「外側(outer)」、「上(above)」、「下(below)」等のような空間的または方向的な用語は、本発明が様々な代替的な配向を想定し得るので、限定的と見なされるべきではない。
【0012】
本明細書および特許請求の範囲で使用される全ての数字は、「約(about)」という用語によって全ての例で修正されるものとして理解されるべきである。「約」によって、記載された値のプラスまたはマイナス10パーセントの範囲が意味される。本明細書および特許請求の範囲において使用される際に、「a」、「an」、および「the」の単数形は、文脈が明らかに他のことを指示しない限り、複数の指示対象を含む。用語「第1の」、「第2の」等は、任意の特定の順序または時間的配列(chronology)を指すことを意図するものではなく、その代わりに異なる条件、特性、または要素を指す。「少なくとも」とは、「より大きいまたは等しい」ことを意味する。
【0013】
図1~3を参照すると、薬物送達デバイス10は、リザーバ12、電源モジュール14、挿入機構16、制御電子機器18、およびハウジング20を含む。一態様または実施形態では、薬物送達デバイス10は、ウェアラブルな自動注射器である。薬物送達デバイス10は、患者の皮膚上に取り付けられ得、およびリザーバ12から患者に医薬組成物を注射するように動作し得る。薬物送達デバイス10は、医薬組成物で事前に充填され得、または薬物送達デバイス10は、患者または医療専門家によって使用前に医薬組成物で充填され得る。制御電子機器18は、マイクロコントローラ、モータドライバ23、検知モジュール24、ビジュアルドライバ25、および/またはオーディオドライバ26などのプロセッサ22を含み得る。薬物送達デバイス10は、リザーバ12から流体を分配するように構成された駆動機構27を含む。駆動機構27は、モータ駆動、ばね駆動、油圧駆動、空気圧駆動、および/または他の適切な駆動機構であってもよい。
【0014】
薬物送達デバイス10は、医薬組成物、例えば任意の所望の薬剤の用量を、ゆっくりで制御された注射速度で皮下注射によって患者の体内に投与するように構成される。薬物送達デバイス10によって実現される投与についての例示的な持続時間は、約5分から約60分までに及びうるが、この例示的な範囲に限定されない。薬物送達デバイス10によって投与される医薬組成物の例示的な体積は、約0.1ミリリットルから約10ミリリットルまでに及び得るが、この例示的な範囲に限定されない。患者に投与される医薬組成物の量は、調整されてもよい。デバイス10は、モバイルデバイスまたはコンピュータなどの別のデバイスと通信し得る。
【0015】
図3~6Dを参照すると、一態様または実施形態によれば、挿入機構16は、ハウジング20から分離された針ハブ30を含む。針ハブ30は、取り外しタブ32、作動ボタン34、ステータスインジケータ36、フィンガーグリップ、サイドグリップ、および統合されたカニューレ引き抜きタブ38を含む。針ハブ30は、留置カニューレを含む。ステータスインジケータ36は、未使用の場合は白色(図4A)、針が挿入され、注入する準備ができた場合は青色(図4B)、カニューレが引き抜かれた場合は緑色(図4C)であり得る。図5に示されるように、針ハブ30は、包装を取り外し、針ハブ30の底部から接着剤ライナーを取り外し、針ハブ30を皮膚表面に取り付け、作動ボタン34を押し込むことによって使用され、これにより、針は自動的に収縮し、患者に留置カニューレを残す。次に、薬剤または流体を患者に注入する。注入が完了すると、カニューレ引き抜きタブ38が引っ張られ、カニューレが格納される。次いで、針ハブ30を患者の皮膚から取り外すことができる。
【0016】
図6A~6Dを参照すると、一態様または実施形態では、針ハブ30は、ハブ本体42、作動ボタン34、針ホルダ44、針ホルダ44に取り付けられた針46、針ばね48、カニューレホルダ50、カニューレホルダ50に取り付けられたカニューレ52、およびカニューレばね54を含む。作動ボタン34は、ハブ本体42に対して移動可能であり、第1の作動面56を有する。針ホルダ44は、ハブ本体42に対して移動可能であり、第2の作動面58を有する。作動ボタン34の第1の作動面56は、針ホルダ44の第2の作動面58と係合するように構成される。針ばね48は、針ホルダ44を、針46がハブ本体42内に配置される格納位置に付勢する。カニューレホルダ50は、ハブ本体42および針ホルダ44に対して移動可能である。カニューレ52は、流体リザーバ12などの流体源と流体連通するように構成される。カニューレばね54は、カニューレホルダ50を、カニューレ52がハブ本体42内に配置される格納位置に付勢する。作動ボタン34の移動は、作動ボタン34の第1の作動面56に、針ホルダ44の第2の作動面58と係合させて、針ホルダ44およびカニューレホルダ50をそれぞれの格納位置から、針46およびカニューレ52の遠位端がハブ本体42の外側に配置される挿入位置に移動させるように構成され、針ホルダ44は、カニューレホルダ50が挿入位置に留まる間、格納位置に戻るように構成される。ハブ本体42の一部の移動は、カニューレホルダ50とハブ本体42との間の接続を係合解除して、カニューレホルダ50が格納位置に戻ることを可能にするように構成される。
【0017】
再び図6A図6Dを参照すると、針ホルダ44は、針46が針ホルダ44の通路60と流体連通するように構成された通路60を含む。針46の少なくとも一部は、カニューレ52内に受け入れられる。流体は、チューブ62を介して流体リザーバ12から針ホルダ44の通路60に、針46を介して、カニューレ52内に流れるように構成される。カニューレホルダ50は、針46と係合するシール64を含む。針ハブ30は、第1の突起66を含み、カニューレホルダ50は、第2の突起68を含み、カニューレ52が挿入位置にあるときに、針ハブ66の第1の突起66は、カニューレホルダ50の第2の突起68と係合して、カニューレホルダ50の動きを格納位置に制限する。
【0018】
図3~6Dを参照すると、針ハブ30は、取り外しタブ70を含み、取り外しタブ70の移動は、針ハブ30の第1の突起66とカニューレホルダ50の第2の突起68との間の係合を解放して、カニューレばね54がカニューレ52を格納位置に付勢できるようにする。取り外しタブ70の少なくとも一部は、針ハブ30を人に取り付けた後に人の皮膚表面と係合するように構成される。作動ボタン34は、第1の軸72に沿って移動可能であり、針ホルダ44およびカニューレホルダ50は、第1の軸72に垂直な第2の軸74に沿って移動可能である。作動ボタン34の第1の作動面56は、作動ボタン34が第1の軸72に沿って所定の距離移動した後に、針ホルダ44の第2の作動面58から係合解除するように構成される。
【0019】
図7~14を参照すると、さらなる態様または実施形態によれば、針ハブ80は、針ホルダ84、針ホルダ84に取り付けられた針86、針格納ばね88、および作動ボタン90を有するアプリケータ82、ならびにカニューレホルダ94、カニューレホルダ94に取り付けられたカニューレ96、カニューレ引き抜きボタン98、およびカニューレ格納ばね100を有するハブ本体92を含む。ハブ本体92の少なくとも一部は、アプリケータ82内に受け入れられるように構成され、アプリケータ82は、ハブ本体92から分離されるように構成される。作動ボタン90の移動は、針ホルダ84およびカニューレホルダ94を、針86およびカニューレ96がアプリケータ82またはハブ本体92内に配置されている格納位置から、針86およびカニューレ96の遠位端がアプリケータ82およびハブ本体92の外側に配置されている挿入位置に移動するように構成される。カニューレ引き抜きボタン98は、カニューレホルダ94が格納位置から挿入位置に移動するとき、カニューレ引き抜きばね100の付勢力に対してカニューレホルダ94を挿入位置にロックする。図10に示されるように、一態様または実施形態では、カニューレ引き抜きボタン98は省略され得る。
【0020】
図12A~12Fを参照すると、針ホルダ84は、カニューレホルダ94が挿入位置に移動した後に格納位置に移動するように構成される。作動ボタン90は、駆動突起103を有する延長部102を含み、アプリケータ82は、駆動突起103と係合するように構成された駆動面104を含む。作動ボタン90の移動時に、駆動突起103は、針ホルダ84を係合して針ホルダ84およびカニューレホルダ94を挿入位置に移動させ、駆動突起103は、アプリケータ82の駆動面104と係合して延長部102を半径方向外向きに移動させ、それによって針ホルダ84を駆動突起103から解放して、針格納ばね100が針ホルダ84を格納位置に戻すことを可能にする。カニューレ引き抜きボタン98の作動は、カニューレホルダ94を挿入位置から格納位置に移動させるように構成される。ハブ本体92は、ハブ本体92を人の皮膚表面に固定するように構成された接着パッド105をさらに含む。接着パッド105は、ハブ本体92から半径方向外向きに延びる取り外しタブ106を含む。作動ボタン90は、アプリケータ82の本体108によって画定される開口107内に受け入れられる。カニューレホルダ94は、カニューレ96がポート109と流体連通している状態で、流体リザーバ12と流体連通しているように構成されたポート109を含む。チューブ110は、カニューレホルダ94のポートに接続される。
【0021】
図11を参照すると、一態様または実施形態では、針ハブ80は、包装を取り外し、接着剤ライナーを取り外し、針ハブ80を患者の皮膚表面に取り付け、安全キャップを取り外し、アプリケータ82の作動ボタン90を押すことによって使用され、これは、自動的に針86を作動させ、留置カニューレ96を離れるように格納する。次に、アプリケータ82をハブ本体92から取り外すことができ、注入を開始することができる。注入が完了すると、カニューレ引き抜きボタン98を押して、カニューレ96を患者から取り外すことができ、ハブ本体92は、取り外しタブ106を使用して患者の皮膚から取り外される。
【0022】
図13および14を参照すると、一態様または実施形態では、カニューレホルダ94は、カニューレホルダ94がハブ本体92から取り外されたときに、患者の皮膚から接着パッド105の一部を取り外し、接着パッド105の残りの部分を患者の皮膚から取り外しやすくする接着パッド105の一部を含む。
【0023】
図15~18Bを参照すると、針ハブ112は、さらなる態様または実施形態によれば、ハブ本体114、作動ボタン116、針ホルダ118、および針ホルダ118に取り付けられた針120、カニューレホルダ122、およびカニューレホルダ122に取り付けられたカニューレ124、針作動機構126、およびカニューレばね128を含む。針作動機構126は、針ホルダ118およびカニューレホルダ122を格納位置から挿入位置に移動させるように構成され、針ホルダ118を格納位置に戻すように構成される。針作動機構126は、カムトラック130、カムトラック130内に受け入れられたカム部材132、およびねじりばね134を含む。ねじりばね134は、カム部材132をカムトラック130に対して付勢する。カニューレばね128は、カニューレホルダ122を格納位置に付勢する。作動ボタン116の移動は、針ホルダ118およびカニューレホルダ122を格納位置から挿入位置に移動させるように構成され、針ホルダ118は、カニューレホルダ122が挿入位置に留まっている間に格納位置に戻るように構成される。図16に示されるように、一態様または実施形態では、針ハブ112は、2つの横方向作動押し込みボタン116を含む。針ハブ112は、図5に示される針ハブ30に関連して上述したのと同じ方法で使用される。
【0024】
図17~18Bを参照すると、ハブ本体114は、カニューレホルダ122を挿入部分にロックするように構成されたカニューレロック136を含む。針ハブ112は、ハブ本体114を人の皮膚表面に固定するように構成された接着パッド138を含み、接着パッド138は取り外しタブ140を含む。取り外しタブ140の移動は、カニューレロック136およびハブ本体114を係合解除して、カニューレホルダ122が格納位置に戻ることを可能にするように構成される。カニューレロック136は、ロックばね142を介してカニューレホルダ122から離れて付勢され、ハブ本体112は、ヒンジ部分144を含み、ヒンジ部分144は、取り外しタブ140の移動時に回転し、カニューレロック136から係合解除するように構成される。カニューレホルダ122は、カニューレ124がポート146と流体連通している状態で、流体リザーバ12と流体連通しているように構成されたポート146を含む。針ハブ112は、カニューレホルダ122のポート146に接続されたチューブ148を含む。カニューレホルダ122は、針120と係合するシール150を含み、針120の少なくとも一部はカニューレ124内に受け入れられる。
【0025】
図19~21を参照すると、さらなる態様または実施形態によれば、針ハブ152は、針ホルダ154および針ホルダ154に取り付けられた針156と、針ホルダ154を格納位置から挿入位置に移動させ、格納位置に戻すように構成された針作動アセンブリ158と、流体リザーバ12と流体連通するように構成された入口162と、針156と流体連通する出口164と、ロック部材166とを含む圧力インターロック160とを含む。ロック部材166は、ロック部材166が針作動アセンブリ158の作動を防止する第1の位置と、ロック部材166が針作動アセンブリ158の作動を可能にする第2の位置とを有する。ロック部材166は、圧力インターロック160内の圧力に基づいて、第1の位置から第2の位置に移動される。
【0026】
図21を参照すると、ロック部材166は、ロック部材166が第1の位置にあるときに、入口162を出口164から隔離し、ロック部材166は、ロック部材166が第2の位置にあるときに、入口162と出口164との間の流体連通を可能にする。針ハブ152は、出口164に接続され、針156と流体連通するチューブ168をさらに含む。ロック部材166は、開口170を含み、針作動アセンブリ158の一部は、ロック部材166が第2の位置にあるときにロック部材166の開口170を通って延びる。針作動アセンブリ158は、カムトラック172、カム部材174、およびカム部材174をカムトラック172に対して付勢する作動ばね176を含む。カムブロック178は、カムトラック172を画定し、カムブロック178は、ロック部材166が第2の位置にあるときに、ロック部材166の開口170を通って延びる。針作動アセンブリ158は、カニューレ180をさらに含み、針156は、針ホルダ156が格納位置にあるときにカニューレ180内に受け入れられる。
【0027】
再び図19~21を参照すると、針ハブ152は、ハウジング182及び取り外しタブ184を含む。ハウジング182の上面186は滑らかであり、作動ボタンがない。図20に示されるように、針ハブ152は、包装を取り外し、接着剤ライナーを取り外し、針ハブ152を患者の皮膚表面に取り付け、針156を挿入するために駆動機構27を作動させることによって使用され、針156は、留置カニューレ180を残して自動的に格納される。注入が完了した後、針ハブ152は、取り外しタブ184を把持し、カニューレ180を自動的に格納しながら上方に持ち上げることによって取り外される。一態様または実施形態では、取り外しタブ184を引っ張ると、圧力インターロック160の圧力が低下して、カニューレホルダおよび/またはカニューレ180が自動的に格納される。
【0028】
図22~25を参照すると、さらなる態様または実施形態による、薬物送達デバイス190および針ハブ192が示されている。薬物送達デバイス190は、図1および2に示される薬物送達デバイス10に類似していてもよい。図22-25の薬物送達デバイス190および針ハブ192は、しかしながら、針ハブ192が任意選択で薬物送達デバイス190(図24)内に統合されているか、または針ハブ192が薬物送達デバイス190から分離され、患者の皮膚表面に別個に取り付けられている(図25)モジュール式である。一態様または実施形態では、薬物送達デバイス190および針ハブ192は、より低い薬物量のために接続または一体のままであり、より大きい薬物量のためにそれらの間の流体接続によって分離され得る。
【0029】
図26A~26Cを参照すると、一態様または実施形態による皮膚テント低減フィーチャを有する針ハブ200が示される。針ハブ200は、回転係合機構202を含み、回転係合機構202の一部は、最初に患者の皮膚表面に接触し、皮膚表面に付着し、針ハブ200が皮膚表面に完全に押されるとさらに回転する。回転係合機構の最初の付着およびさらなる回転は、皮膚を伸ばして、皮膚テントを減少させる。
【0030】
図27A~27Cを参照すると、一態様または実施形態による皮膚テント低減特徴を有する針ハブ204が示される。針ハブ204は、作動ボタンが押下または作動されるときに、針の挿入前に皮膚上に押される接着リング206を含む。接着リング206は、皮膚を伸ばして、皮膚テントを減少させる。
【0031】
図28A~28Cを参照すると、一態様または実施形態による皮膚テント低減フィーチャ(feature)を有する針ハブ208が示される。針ハブ208は、患者の皮膚表面に最初に接着された後に半径方向外向きに移動される皮膚引き延ばし部材210を含む。起動ボタン212は、皮膚引き延ばし部材210と係合して、皮膚引き延ばし部材210を半径方向外向きに移動させ、これは、皮膚を局所的に引き延ばして、皮膚テントを減少させる。
【0032】
図26A図28Cの皮膚テント低減フィーチャおよび関連する機構は、本明細書に開示される針ハブまたは針挿入配置の態様または実施形態のいずれかに組み込まれ得る。
【0033】
図29~33を参照すると、一態様または実施形態によれば、針作動アセンブリ220は、針アクチュエータ本体224およびカニューレ本体226を格納位置に保持するクリップ222を含み、これらは、ばね228によって付勢される。クリップ222を内側に押すと、針アクチュエータ本体224およびカニューレ本体226が解放され、針230およびカニューレ232の挿入が引き起こされる。カニューレ本体226がハウジング233の底部に到達すると、カニューレ本体226は、カニューレ本体226を回転および/またはねじれさせる傾斜したフィーチャに接触する。カニューレ本体226は、ハウジング233の壁内のクリップ236によって保持される。カニューレ本体226が回転および/またはねじれた後、針アクチュエータ本体224が解放され、戻りばね238が針230を格納する。
【0034】
図34および35を参照すると、さらなる態様または実施形態による針ハブ240は、薬物送達デバイスの残りの構成要素から分離されるように構成される。針ハブ240は、保護キャップ242、針挿入機構244、リザーバ12および駆動機構27と流体連通するように針ハブ240を配置するように構成された接続構成246、流体経路248、ならびに接着パッドおよび/または層250を含む。接続構成246は、針ハブ240とリザーバ12との間の無菌接続を提供し得る。針の格納は、投与イベントの終了および/または駆動ユニットと針ハブ240との間の無線接続に接続されたトリガ機構を介して手動で作動または自動的に作動され得る。トリガ機構は、プランジャーロッドの動き(並進の終わりに完全にまたは部分的に)への可撓性の剛性接続を含み得る。流体経路248および接続構成246は、サブシステムおよびリザーバの滅菌とともに、接続が確立されるまで滅菌状態を維持する。
【0035】
図36~39を参照すると、さらなる態様または実施形態によれば、薬物送達デバイス252は、可撓性リザーバ254を含み、可撓性リザーバ254の少なくとも一部は、薬物送達デバイス252の残りの部分から外部に配置される。薬物送達デバイス252は、図1および2に示される薬物送達デバイス10に類似していてもよい。図39に示されるように、10mL~30mLなどのより小さい体積について、可撓性リザーバ254は、薬物送達デバイス252に直接取り付けられ、患者の皮膚表面に装着され得る。図38に示されるように、50mLなどのより大きな体積について、可撓性リザーバ254は、薬物送達デバイス252から分離され、チューブなどの流体経路256を介して薬物送達デバイス252に流体的に接続され得る。可撓性リザーバ254は、ベルトクリップ、ハーネス、ストラップ、または他の適切な構成を介して患者に別々に取り付けられ得る。
【0036】
図40を参照すると、上述の態様または実施形態のいずれかにおける薬物送達デバイスは、リザーバおよび/または容器と係合して、リザーバおよび/または容器と針および/またはカニューレへの流体経路との間の流体接続を容易にするバルブアセンブリ260を利用し得る。バルブアセンブリ260は、特許文献1に示され、記載されているバルブアセンブリと同様であり、同じ方法で動作し得る。
【0037】
図41~48を参照すると、本出願のさらなる態様または実施形態による圧力インターロック270が示される。圧力インターロック270は、図19図21に関連して上述した圧力インターロック160に類似し、同様に機能する。同様の参照番号は、同様の要素に使用される。図48に示されるように、圧力インターロック270はシリンダ272を含み、ロック部材166はピストン274を含み、圧力インターロック270の入口162および出口164はシリンダ272と流体連通している。圧力インターロック270は、シリンダ272から空気を排出するように構成された排気口276を含む。排気口276は、疎水性膜278を含む。一態様または実施形態では、疎水性膜278は、41psiの突破圧を有する。一態様または実施形態では、排気口276は、一方向弁を含む。圧力インターロック270は、出口164に接続され、針156と流体連通するチューブ280を含む。図41に示されるように、一態様または実施形態では、カムブロック178のカムトラック172は、針156の下向きの動きおよびその後の針156の格納に対応するV字形である。
【0038】
図42および43を参照すると、一態様または実施形態では、カム部材174は、一対の延長部284と、カムトラック172内に受け入れられる円筒形突出部286とを有する基部282を含む。一態様または実施形態では、カニューレ180は、カニューレホルダ288に取り付けられる。
【0039】
図44および45を参照すると、一態様または実施形態では、針156およびカニューレ180の作動後、カニューレホルダ288は、薬物送達デバイスのベースプレートまたはハウジング292に設けられた1つまたは複数のクリップ290を介して挿入位置にロックされる。
【0040】
図46および47を参照すると、一態様または実施形態では、ロック部材166は、シリンダ272と係合し、シールを形成するシール294を含む。シール294は、ゴムストッパーまたはOリングであってもよいが、他の適切なシール配置が利用されてもよい。シール294は、ロック部材166のシール係合部分296によって受け入れられる。
【0041】
図48を参照すると、圧力インターロック270は、図21の圧力インターロック160と同じ方法で動作する。作動する前に、ロック部材166は、入口162が出口164から隔離されるように、入口162に隣接して配置される。針作動アセンブリ158は、ロック部材166がカムブロック178を遮断または係合するために作動することを防止される。図1および2に示される薬物送達デバイス10などの薬物送達デバイスを介して流体が入口162に送達されるとき、シリンダ272内の圧力の増加は、ロック部材166及びシール294を図48に示される位置に移動させ、ロック部材166の開口170がカムブロック178と整列して、針156及びカニューレ180の作動を可能にし、また、入口162を出口164と流体連通させる。流体がシリンダ272に導入されると、空気は排気口276を通って排出される。円筒形シリンダ272が示されているが、丸みを帯びた長方形シリンダまたはバレルなどの他の適切な形状のシリンダを利用してもよい。
【0042】
本発明は、最も実用的で及び好ましい実施形態又は態様であると現在考えられていることに基づいて例示の目的のために詳細に説明されたが、そのような詳細は単にその目的のためであり、及び、本発明は、開示された実施形態又は態様に限定されないが、逆に、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内にある修正及び同等の配置を包含することが意図されていることを理解されたい。例えば、本発明は、可能な限り、任意の実施形態の1つまたは複数の特徴が、他の任意の実施形態の1つまたは複数の特徴と組み合わせられ得ることを企図していることを理解されたい。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5
図6A
図6B
図6C
図6D
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図12C
図12D
図12E
図12F
図13
図14
図15
図16
図17
図18A
図18B
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26A
図26B
図26C
図27A
図27B
図27C
図28A
図28B
図28C
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
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図45
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図47
図48
【国際調査報告】