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特表2024-503878無線ネットワークに加入したノードのための自動構成切り換え
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-29
(54)【発明の名称】無線ネットワークに加入したノードのための自動構成切り換え
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/02 20090101AFI20240122BHJP
   H04W 48/10 20090101ALI20240122BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20240122BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240122BHJP
【FI】
H04W8/02
H04W48/10
H04W84/10
H04W72/0446
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023543326
(86)(22)【出願日】2022-01-25
(85)【翻訳文提出日】2023-09-15
(86)【国際出願番号】 US2022013599
(87)【国際公開番号】W WO2022164765
(87)【国際公開日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】17/159,963
(32)【優先日】2021-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523325484
【氏名又は名称】ランディス・ギア・テクノロジー・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】LANDIS+GYR TECHNOLOGY, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】ヘット,クリストファー
(72)【発明者】
【氏名】ハンリー,ジェイムズ パトリック
(72)【発明者】
【氏名】カルバート,クリス
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA41
5K067CC04
5K067CC14
5K067EE02
5K067EE25
5K067HH07
(57)【要約】
配備されたノードは、1つの構成から他の構成に自動的に切り換えてもよい。ノードは、第1の構成に対応する第1のファームウェアイメージと、第2の構成に対応する第2のファームウェアイメージとを含む。ノードは、第1のファームウェアイメージを実行することで、第1の構成を実行する。いくつかの点において、ノードは、第2の構成に切り換えることが適切であると決定し、第2のファームウェアイメージをアクティブにすることで第2の構成に切り換える。切り換えは、中央システムによる介入又は任意の手動の介入を必要としない。いくつかの例において、複数の構成は異なる通信プロトコルに関連付けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、
プロセッサに通信可能に接続され、無線通信を受信するように構成された無線トランシーバと、
上記プロセッサに通信可能に接続されたメモリと
を備えたノードであって、
上記メモリは、時間同期チャネルホッピング(TSCH)プロトコルに対応する第1のファームウェアイメージと、無線スマートユーティリティネットワークフィールドエリアネットワーク(Wi-SUN FAN)プロトコルに対応する第2のファームウェアイメージとを格納し、
上記メモリは、上記プロセッサによって実行可能な命令であって、
上記第1のファームウェアイメージを実行することと、
TSCHネットワークにおいて通信することと、
上記TSCHネットワークに加入している間、パーソナルエリアネットワーク(PAN)広告メッセージのためにスキャンすることと、
第1のPAN広告メッセージを受信することと、
上記第1のPAN広告メッセージを処理することで、上記第1のPAN広告メッセージがWi-SUN FAN PAN広告メッセージであるか否かを決定することと、
上記第1のPAN広告メッセージがWi-SUN FAN PAN広告メッセージである場合、上記第1のPAN広告メッセージが、認可されたWi-SUN FANネットワークから到来したか否かを決定することと、
上記第1のPAN広告メッセージが上記認可されたWi-SUN FANネットワークから到来している場合、上記第2のファームウェアイメージをアクティブにすることと、
上記ノードの再起動を開始し、上記再起動の後に、上記ノードが上記第2のファームウェアイメージを実行することと、
上記第1のPAN広告メッセージにおいて識別された上記認可されたWi-SUN FANネットワークに加入する加入処理を開始することと
を上記プロセッサに実行させる命令を備える、
ノード。
【請求項2】
上記メモリは、上記第1のPAN広告メッセージにおけるネットワーク識別子を評価して、上記ネットワーク識別子が上記認可されたWi-SUN FANネットワークに関連付けられているか否かを決定することで、上記第1のPAN広告メッセージが、認可されたWi-SUN FANネットワークから到来したか否かを決定するように、上記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、
請求項1記載のノード。
【請求項3】
上記メモリは、上記第1のPAN広告メッセージが、認可されたWi-SUN FANネットワークから到来したか否かを決定する場合、上記第1のPAN広告メッセージに関連付けられた信号強度及びリンク品質の少なくとも一方を、予め決められた範囲に対してさらに比較するように、上記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、
請求項2記載のノード。
【請求項4】
上記メモリは、上記第1のPAN広告メッセージが未知のネットワークから到来している場合、上記第1のファームウェアイメージを実行し続け、上記TSCHネットワークにとどまるように、上記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、
請求項1記載のノード。
【請求項5】
上記メモリは、実行フラッシュメモリバンク及び二次フラッシュメモリバンクを備え、上記ノードが上記TSCHネットワークにおいて通信する場合、上記実行フラッシュメモリバンクは上記第1のファームウェアイメージを格納し、上記二次フラッシュメモリバンクは上記第2のファームウェアイメージを格納し、
上記メモリは、上記第2のファームウェアイメージを上記実行フラッシュメモリバンクにロードして上記第2のファームウェアイメージをアクティブにするように、上記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、
請求項1記載のノード。
【請求項6】
上記メモリは、上記第2のファームウェアイメージが上記実行フラッシュメモリバンクにロードされる場合、上記TSCHネットワークのための鍵を保持するように、上記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、
請求項5記載のノード。
【請求項7】
上記メモリは、
上記認可されたWi-SUN FANネットワークに加入し、
上記認可されたWi-SUN FANネットワークにおいて上記ノードを認証し、
上記認可されたWi-SUN FANネットワークに加入した後の予め決められた時間期間にわたって、上記認可されたWi-SUN FANネットワークにおける上記ノードの動作に関連付けられた復帰基準を評価し、
上記復帰基準が予め決められた範囲の外にある場合、上記TSCHネットワークに戻る
命令をさらに備える、
請求項1記載のノード。
【請求項8】
通信プロトコルを切り換える方法であって、上記方法は、
ノードのプロセッサによって、第1の無線通信プロトコルに対応する第1のファームウェアイメージを実行することと、
第1の無線ネットワークにおいて上記第1の無線通信プロトコルを用いて通信することと、
上記第1の無線ネットワークに加入している間、パーソナルエリアネットワーク(PAN)広告メッセージのためにスキャンすることと、
上記第1のPAN広告メッセージを受信することと、
上記第1のPAN広告メッセージを処理することで、上記第1のPAN広告メッセージが、第2の無線通信プロトコルを用いるネットワークのためのPAN広告メッセージであるか否かを決定することと、
上記第1のPAN広告メッセージが、上記第2の無線通信プロトコルを用いるネットワークのためのPAN広告メッセージである場合、上記第1のPAN広告メッセージに関連付けられたネットワーク識別子を評価することで、上記第1のPAN広告メッセージが、認可されたネットワークから到来したか否かを決定することと、
上記第1のPAN広告メッセージが、上記認可されたネットワークから到来している場合、第2の無線通信プロトコルに対応する第2のファームウェアイメージをアクティブにすることと、
上記ノードを再起動することと、
上記ノードのプロセッサによって、上記第2のファームウェアイメージを実行することと、
上記第1のPAN広告メッセージにおいて識別された上記認可されたネットワークに加入することとを含む、
方法。
【請求項9】
第2のファームウェアイメージをアクティブにすることは、上記第2のファームウェアイメージを実行フラッシュメモリバンクにロードすることを含む、
請求項8記載の方法。
【請求項10】
上記第1のPAN広告メッセージが、認可されたネットワークから到来していることを決定した後、上記認可されたネットワークに関連付けられたネットワーク基準を評価することで、上記第2のファームウェアイメージをアクティブにするか否かを決定すること
をさらに含む、
請求項8記載の方法。
【請求項11】
上記第1の無線通信プロトコルは、時間同期チャネルホッピング(TSCH)プロトコル及び無線スマートユーティリティネットワークフィールドエリアネットワーク(Wi-SUN FAN)プロトコルのうちの一方であり、上記第2の無線通信プロトコルはTSCH及びWi-SUN FANのうちの他方である、
請求項8記載の方法。
【請求項12】
上記認可されたネットワークに加入した後、予め決められた時間期間にわたって、上記認可されたネットワークにおけるノードの動作に関連付けられた復帰基準を評価することと、
上記復帰基準が予め決められた範囲の外にある場合、上記第1の無線ネットワークに戻ることを決定することとをさらに含む、
請求項8記載の方法。
【請求項13】
上記第1の無線ネットワークのための鍵は、上記ノードを再起動する前に格納され、
上記第1のファームウェアイメージをアクティブにすることと、
上記ノードを再起動することと、
上記ノードのプロセッサによって、上記第1のファームウェアイメージを実行することと、
上記鍵を用いて上記第1の無線ネットワークに加入することとによって、上記第1の無線ネットワークに復帰することをさらに含む、
請求項12記載の方法。
【請求項14】
上記第1のPAN広告メッセージが未知のネットワークから到来している場合、上記第1のファームウェアイメージを実行し続け、上記第1の無線ネットワークにとどまる、
請求項8記載の方法。
【請求項15】
第1の通信プロトコルを用いる第1の無線ネットワークにおける第1のノードであって、第1のファームウェアイメージを実行することで上記第1の無線ネットワークにおいて通信する第1のノードを動作させることと、
第2の通信プロトコルを用いる第2の無線ネットワークのための境界ルーターを動作させることと、
上記第1のノードを上記第1の無線ネットワークから上記第2の無線ネットワークに切り換えることとを含み、
上記第1のノードは、
上記第1の無線ネットワークにおいて動作しながら、パーソナルエリアネットワーク(PAN)広告メッセージのためにスキャンすることと、
上記第2の無線ネットワークから第1のPAN広告メッセージを受信することと、
上記第1のPAN広告メッセージを処理することで、上記第1のPAN広告メッセージに関連付けられたネットワークと、上記第2の無線ネットワークの少なくとも1つの動作特性とを決定することと、
上記第1のPAN広告メッセージが上記第2の無線ネットワークから到来し、かつ、上記第2の無線ネットワークの動作特性が予め決められた範囲内にある場合、第2のファームウェアイメージをアクティブにすることと、
上記第1のノードの再起動を開始し、上記再起動の後に、上記第1のノードが上記第2のファームウェアイメージを実行することと、
上記第2の通信プロトコルを用いて、上記第1のPAN広告メッセージにおいて識別された第2の無線ネットワークに加入する加入処理を開始し、それにより、上記第1のノードを上記第1の無線ネットワークから上記第2の無線ネットワークに切り換えることとによって動作する、
方法。
【請求項16】
上記第1のノードは、実行フラッシュメモリバンク及び二次フラッシュメモリバンクを含み、
上記第1のノードは、
上記第1の無線ネットワークにおいて動作しながら、上記実行フラッシュメモリバンクからの上記第1のファームウェアイメージを実行することと、
上記第2のファームウェアイメージを上記二次フラッシュメモリバンクから上記実行フラッシュメモリバンクにコピーして、上記第2のファームウェアイメージをアクティブにすることと、
上記第2の無線ネットワークに加入する上記加入処理を開始しながら、上記実行フラッシュメモリバンクからの上記第2のファームウェアイメージを実行することとによってさらに動作する、
請求項15記載の方法。
【請求項17】
上記第1のノードは、上記第1のPAN広告メッセージにおけるネットワーク識別子を評価することで、上記ネットワーク識別子が上記第2の無線ネットワークに関連付けられているか否かを決定することによってさらに動作する、
請求項15記載の方法。
【請求項18】
上記第1のPAN広告メッセージにおけるネットワーク識別子が未知の無線ネットワークに関連付けられている場合、上記第1のノードは、上記第1の無線ネットワークにとどまることによってさらに動作する、
請求項17記載の方法。
【請求項19】
上記第1のノードは、上記第2のファームウェアイメージをアクティブにする場合、上記第1の無線ネットワークのための鍵を維持することによってさらに動作する、
請求項15記載の方法。
【請求項20】
上記第1のノードは、
上記第2の無線ネットワークに加入することと、
上記第2の無線ネットワークに加入した後の予め決められた時間期間にわたって、上記第2の無線ネットワークにおける上記第1のノードの動作に関連付けられた復帰基準を評価することと、
上記復帰基準が予め決められた範囲の外にある場合、上記第1の無線ネットワークに復帰することとによってさらに動作する、
請求項15記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、無線ネットワークにおけるノードの更新に関する。より具体的には、本発明は、構成が後方互換性をもたない場合に、信頼できるネットワーク通信を維持しながら、配備したノードをある構成から他の構成に自動的に切り換えることに関する。
【背景技術】
【0002】
公益事業会社のようなリソースプロバイダは、そのサービスエリアにわたって多数の計量、センサ、又はアクチュエータ装置を配備する可能性がある。装置は1つ又は複数の無線メッシュネットワークを介して通信しうる。多数の装置がフィールドに配備された後、リソースプロバイダは、追加又は拡張機能を提供するようにその装置を更新することを決定する可能性がある。拡張機能は、以前に使用された通信プロトコルとは異なる通信プロトコルを含む可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
いくつかの場合には、置き換え又は更新される必要のある数百万個の既存の装置が存在しうる。更新が新たなファームウェアを含む場合、新たなファームウェアは、既存の装置への無線(over-the-air :OTA)ダウンロードによって、又は、新たなファームウェアを有する新たな装置で既存の装置を置き換えることによって提供されてもよい。多数の装置が与えられる場合、これらのオプションは、概して、長い時間を必要とし、ネットワークの不安定による影響を受けやすい可能性がある。新たなファームウェアが、既存の通信プロトコルに対して後方互換性をもたない新たな通信プロトコルを実装する場合、更新の管理はクリティカルである。すべての既存の装置を新たな装置で置き換えるコストが大きいので、リソースプロバイダは、新たな通信プロトコルを実行できる新たな装置が配備されるとき、既存の装置が既存の通信プロトコルを実行し続けうる段階的なアプローチを選好してもよい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のいくつかの態様は、フィールドに配備されたノードが、第1の通信プロトコルを用いる第1のネットワークから、第2の通信プロトコルを用いる第2のネットワークに切り換えることを可能にする。ノードは、第1の通信プロトコルに対応する第1のファームウェアイメージと、第2の通信プロトコルに対応する第2のファームウェアイメージとを含む。
【0005】
ノードは、第1のファームウェアイメージを実行することで、第1の通信プロトコルを実行する第1のネットワークにおいて通信する。ノードが第1のネットワークに加入している間に、それはPAN広告メッセージをリッスンする。それは、PAN広告メッセージを受信し、PAN広告メッセージが、第2の通信プロトコルを実行する第2のネットワークから到来したか否かを決定する。PAN広告メッセージが第2のネットワークから到来した場合、ノードは、第2のネットワークが認可されるか否かを決定する。ノードは、PAN広告メッセージにおけるネットワーク識別子を考慮することで、第2のネットワークが認可されるか否かを決定してもよい。信号強度及びリンク品質を含む、第2のネットワークに関連する追加の基準が考慮されてもよい。
【0006】
第2のネットワークが認可され、任意の追加の基準が予め決められた限界内にある場合、ノードは、第2のファームウェアイメージをアクティブにする。いくつかの実施例では、ノードは、第2のファームウェアイメージを実行フラッシュメモリバンクにロードして、イメージをアクティブにする。ノードは再起動し、第2のファームウェアイメージを実行し始め、第2のネットワークに加入する。
【0007】
ノードが第2のネットワークに加入した後に復帰期間が存在してもよい。復帰期間中に、ノードは、復帰基準を評価することで、それが予め決められた範囲又はしきい値内にあるか否かを決定する。復帰基準が予め決められた範囲又はしきい値内にある場合、ノードは、第2のネットワークにおいて動作し続ける。復帰基準が予め決められた範囲又はしきい値の外にある場合、ノードは、第1のネットワークに復帰してもよい。いくつかの実施例では、ノードが第1のネットワークに復帰すると決定する前に、追加のファクタが考慮されてもよい。
【0008】
本開示のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明が添付の図面を参照して読まれるとき、さらに理解される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。
図2】更新されたノードを含む例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。
図3】2つの異なる通信プロトコルを実行する2つの例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。
図4】ノードのうちの1つによる通信プロトコル切り換えの後における、2つの例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。
図5】2つの異なる通信プロトコルを実行する2つの例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。
図6】例示的なノードを示すブロック図である。
図7】第1のファームウェアイメージから第2のファームウェアイメージに切り換える例示的な方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、配備されたノードが1つの構成から他の構成に自動的に切り換えることを可能にするシステム及び方法を提供する。ノードは、第1の構成に対応する第1のファームウェアイメージと、第2の構成に対応する第2のファームウェアイメージとを含む。ノードは、第1のファームウェアイメージを実行することで、第1の構成を実行する。いくつかの点において、ノードは、第2の構成に切り換えることが適切であると決定し、第2のファームウェアイメージをアクティブにすることで第2の構成に切り換える。切り換えは、中央システムによる介入又は任意の手動の介入を必要としない。
【0011】
一実施例では、複数の構成は複数の通信プロトコルに関連付けられている。第1のファームウェアイメージは既存の通信プロトコルに対応し、第2のファームウェアイメージは新たな通信プロトコルに対応する。2つのファームウェアイメージを含むことは、ノードが、フィールドに配備されながら、通信プロトコル間で切り換えることを可能にする。ノードは、最初に第1のファームウェアイメージを用いて動作し、それにより、既存の通信プロトコルを用いて通信する。いったんノードが新たな通信プロトコルを用いるネットワークを検出すると、ノードは、第2のファームウェアイメージをアクティブにし、新たな通信プロトコルを用いるネットワークに加入し、新たな通信プロトコルを用いて通信してもよい。ノードは、第2のファームウェアイメージに切り換えるか否かを決定する場合、両方のネットワークが確実に動作し続けることができ、許容できるネットワーク性能が維持されるように、様々な基準を考慮してもよい。基準は、実装に基づいて選択され、使用される特定の通信プロトコル、ノードの機能、及びネットワークのサイズのようなファクタを含んでもよい。
【0012】
チャネルホッピングメッシュネットワークにおいて使用される例示的な通信プロトコルは、時間スロットチャンネルホッピング(「TSCH」)プロトコル及び無線スマートユーティリティネットワーク(Wi-SUN)フィールドエリアネットワーク(FAN)プロトコルのような、IEEE 802.15.4に基づくものを含む。リソースプロバイダのようなネットワークオペレータは、段階的なアプローチを用いてその機器を更新するので、両方のネットワークの信頼性を保証することができる。例えば、TSCH及びWi-SUN FANプロトコルの両方をサポートするTSCHネットワークに新たなノードを追加することによって、リソースプロバイダは、信頼できるWi-SUN FANネットワークを形成するために十分な個数の近傍ノードが利用可能である場合、Wi-SUN FANプロトコルを有するノードのみがWi-SUN FANプロトコルに切り換えることを保証してもよい。さらに、段階的なアプローチは、信頼できるTSCHネットワークを提供するために十分な個数のノードがTSCHネットワークにとどまる場合、新たなノードのみがWi-SUN FANプロトコルに切り換えることを保証してもよい。
【0013】
例示的なネットワーク構成
図1図5は、2つの通信プロファイル又はプロトコルをサポートするノードが、最初にTSCHネットワークに加入し、次いで、いかなる手動の又はヘッドエンドシステム(HES)の介入を必要とするもなく、Wi-SUN FANネットワークに自動的に切り換える方法を示す。
【0014】
図1は、境界ルーター又はPANコーディネーター102と、多数のノード104、106、108、110、112及び114とを含む、例示的な無線ネットワークの一部を示す。それらはTSCH PAN100を形成する。境界ルーター及びノードは、TSCH通信プロファイルを実行している。ノードの各々は、境界ルーター102に戻る経路を有する。いくつかの場合には、境界ルーターに戻る経路は、1つ又は複数のノードを通過する。例えば、ノード110に係る経路は、ノード104を通過する。境界ルーター102は、1つ又は複数のネットワーク140を介して、ノード及びヘッドエンドシステム150の間で情報を通信する。
【0015】
図2は、ノード106がノード202で置き換えられた後の図1のネットワークを示す。ノード202は、2つのファームウェアイメージ、1つは実行フラッシュメモリバンクに格納されたTSCH通信プロファイルのためのもの、1つは二次フラッシュメモリバンクに格納されたWi-SUN FANプロファイルのためのものを含む。図2において、ノード202は、TSCHネットワークに加入し、TSCH通信プロファイルに対応するファームウェアイメージを実行している。図2は、ノード112及び114がノード202の子であることを示すが、他の構成も可能である。例えば、ノード106がネットワークから除去される場合、ノード112及び114は、新たな親ノードを探索し、ノード202がネットワークに加入した後でも、それらの新たな親ノードとともにとどまってもよい。
【0016】
ノード202がTSCHネットワークに加入している間に、それは、求められていない(unsolicited)PAN広告メッセージをリッスンする背景スキャンを実行する。PAN広告メッセージは、他のTSCH PANを含む他のPAN(図示せず)におけるノードから発信されてもよい。ノード104、108、110、112、114は、同様の背景スキャンを実行することで、求められていないPAN広告メッセージをリッスンする。この実施例では、ノードは、図2に示すように、現在のPANにとどまる。
【0017】
図3において、境界ルーター302が配備され、Wi-SUN FAN通信プロトコルを実行する。境界ルーター302に加えて、Wi-SUN FAN PANに加入して、境界ルーター302と通信する追加のノード(図示せず)が存在してもよい。境界ルーター302の配備は、ノード及び境界ルーターが信頼できるWi-SUN FAN PANを形成するように、エリアに配備されたノード202のような十分な個数のノードが存在するという決定に基づいてもよい。
【0018】
その背景スキャンのうちの1つの間に、ノード202は、境界ルーター302又はWi-SUN FAN PANにおける他のノードから、求められていないPAN広告メッセージを受信する。ノード202は、PAN広告メッセージに関連付けられた基準を評価することで、それを検証する。基準は、PAN広告メッセージに含まれるネットワーク識別子、信号強度、及びリンク品質を含んでもよいが、それらに限定されない。一実施例では、信号強度は、PAN広告メッセージの信号強度をノイズフロアに対して比較することで評価されてもよい。リンク品質は、PAN広告メッセージの信号対雑音比(SNR)を考慮することで評価されてもよい。使用される基準は、特定の実装に基づいて異なってもよく、ノードが、不正な、未知の、さもなければ無認可のネットワークからのPAN広告メッセージに対して動作することがないように、又は、信頼できないネットワークへの加入を試みることがないように選択されてもよい。PAN広告メッセージにおけるネットワーク識別子は、Wi-SUN FAN PAN300を識別する。いくつかの実施例では、Wi-SUN FANネットワークは、電力グリッドのようなリソース分配ネットワークに関連付けられ、ノードは、計量、センサ、又はアクチュエータ装置に対応する。これらの実施例では、ネットワーク識別子はユーティリティに関連付けられてもよい。ノード202は、ネットワーク識別子が予め決められた識別子に対応する場合、及び/又は、信号強度又はリンク品質が予め決められた範囲内にある場合、PAN広告を検証してもよい。
【0019】
いったんノード202がWi-SUN FAN PANから受信されたPAN広告メッセージを検証すると、ノード202は、Wi-SUN FANファームウェアイメージをアクティブにする。一実施例では、ノード202は、Wi-SUN FANファームウェアイメージをアクティブにされたものとしてマークし、次いで再起動する。ブートローダは、Wi-SUN FANファームウェアイメージを実行フラッシュメモリにロードする。再起動すると、ノード202は、Wi-SUN FANファームウェアイメージを実行し始め、Wi-SUN FAN PAN300に加入する処理を開始する。Wi-SUN FAN PAN300に加入する処理は、境界ルーター302に対して行われる、証明書に基づく認証処理を含んでもよい。図4は、Wi-SUN FAN PAN300に加入したノード202を示す。図4は、ノード202がTSCH PAN100に加入されたときノード202の子ノードであったノード112,114が、新たな親ノードを発見した後にTSCH PANにとどまることを示す。
【0020】
再起動前に、ノードは、TSCH PAN100のための鍵を格納してもよい。鍵は、ファームウェアイメージとは別個に格納されてもよく、また、暗号化されてもよい。ノードは、TSCHファームウェアイメージを二次フラッシュメモリバンクにコピーしてもよい。実行フラッシュメモリバンクにおけるTSCHファームウェアイメージは、削除のためにマークされてもよく、又は、Wi-SUN FANファームウェアイメージによって上書きされてもよい。ノード202がWi-SUN FAN PAN300に加入できない場合、それは、TSCHファームウェアイメージをアクティブにして再起動を開始することができる。再起動すると、ノード202は、TSCHファームウェアイメージを実行し始め、格納された鍵を用いてTSCH PAN100に加入する処理を開始する。
【0021】
図5は、ノード104がノード502で置き換えられた後のTSCH PAN100を示す。ノード502は、ノード202と同様に、2つのファームウェアイメージ、1つは実行フラッシュメモリバンクに格納されたTSCH通信プロファイルのためのもの、1つは二次フラッシュメモリバンクに格納されたWi-SUN FAN通信プロファイルのためのものを含む。図5において、ノード502は、TSCHネットワークに加入し、TSCH通信プロファイルに対応するファームウェアイメージを実行している。ノード502は、背景スキャンを行うことで、求められていないPAN広告メッセージをリッスンする。その背景スキャンのうちの1つの間に、ノード502は、境界ルーター302、ノード202、又はWi-SUN FAN PAN300における他のノードから、求められていないPAN広告メッセージを受信する。この実施例では、ノード502は、Wi-SUN FAN PAN300への加入を試みない。なぜならば、もしそうしたとしても、ノード108、110、112、114は境界ルーター102への経路をもたないからである。代わりに、それはTSCH PAN100にとどまる。一実施例では、ノード502は、Wi-SUN FAN PANへの加入を試みるか否かを決定する場合、ノード108、110、112、114を含む近傍ノードがWi-SUN FANファームウェアイメージを有するか否かを考慮する。
【0022】
先の実施例は、TSCH通信プロファイルに対応する第1のファームウェアイメージと、Wi-SUN FAN通信プロファイルに対応する第2のファームウェアイメージとを使用する。この実施例では、2つの通信プロファイルが同じデータレート、変調インデックス、及びチャネル間隔を使用するので、MAC及びPHY層はこれらのプロファイルにおいて互換性を有する。ノード202が、TSCH PAN100に加入し、Wi-SUN FAN PAN300から求められていないPAN広告メッセージを受信する場合、ノード202のMAC層は、メッセージがWi-SUN FANメッセージであることを認識し、前述したように、PAN広告メッセージを、認可されたWi-SUN FAN PANから到来したものとして検証する処理を開始する。本発明は、TSCHから切り換えること、又は、TSCH及びWi-SUN FANの間で切り換えることに限定されない。他の実施例も可能であり、現在のネットワークが他のネットワークのフレームを復号しうる場合を含む。
【0023】
さらに、互換性のあるMAC及びPHY層を用いる通信プロファイルを必要としない他の実施例が存在する。これらの実施例では、異なる通信プロファイルを有するネットワークからのPAN広告メッセージのための背景スキャンを行う場合、また、ファームウェアイメージを切り換える場合、PHY層が再構成されることを必要としてもよい。現在の通信プロファイルがTSCHである場合、ノードは、TSCH時間スロットの受信部分が通過した後、背景スキャンを行うためにそのPHY層を再構成してもよい。現在の通信プロファイルがWi-SUN FAN又は時間同期されない他のプロファイルである場合、ノードは、背景スキャンを行う場合、その現在のネットワークにおいて利用不可能になる可能性がある。
【0024】
互換性をもたないMAC及びPHY層を有する実装は、MAC層における巡回冗長検査の計算を変更することで、又は、IPv6層のアドレス指定におけるユニバーサル/ローカルビットフリッピングの表現を変更することで、ネットワークスタック実装が修正されているものを含む。これらの実施例では、実装のドメインが同じままであっても(すなわち、両方ともWi-SUN FANプロファイルであるか、又は、両方ともTSCHプロファイルである場合)、異なるファームウェアイメージに切り換えることが必要とされる。
【0025】
以前のネットワークへの復帰
いくつかの実施例では、ノード202がWi-SUN FANファームウェアイメージを実行し始める場合及び/又はWi-SUN FAN PANに加入する場合、それは、復帰期間又は復帰ウィンドウにおいて動作する。復帰期間は、ノードが所定の復帰基準をモニタリングすることで、Wi-SUN FAN PANにとどまるべきか、それともTSCH PANに復帰するべきかを決定するための、予め決められた時間期間である。復帰基準は、Wi-SUN FAN PANに関連付けられた1つ又は複数の動作パラメータを含んでもよい。ノードは、動作パラメータを予め決められた範囲又はしきい値に対して比較してもよい。動作パラメータが予め決められた1つ又は複数の範囲及び/又は予め決められた1つ又は複数のしきい値内にあることを比較が示す場合、ノードはWi-SUN FAN PANにとどまる。動作パラメータが予め決められた1つ又は複数の範囲及び/又は予め決められた1つ又は複数のしきい値の外にあることを比較が示す場合、ノードはTSCH PANに復帰してもよい。動作パラメータは実装ごとに固有である。それらは、Wi-SUN FAN PANネットワークにおいて使用されるがTSCHネットワークでは使用されないパラメータ、SNR、ボーレート、アプリケーション固有のパラメータ、及びWi-SUN FAN PANネットワークにおける親ノードの容量を含むが、これらに限定されない。TSCH PANに対する可能な復帰をサポートするために、ノードは、Wi-SUN FANファームウェアイメージをアクティブにする場合にTSCHネットワーク鍵を格納し、それにより、それはTSCH PANに再加入することができる。
【0026】
いくつかの実施例では、ノードがTSCH PANに復帰する前に考慮される他の基準が存在してもよい。例えば、ノードは、復帰前にTSCH PANの特性を考慮してもよい。TSCH PANにとどまる限られた個数のノードのみが存在する場合、ノードは、Wi-SUN FAN PANにとどまるか、又は、異なるWi-SUN FAN PANを探索することを決定してもよい。
【0027】
復帰期間は限られた時間長であり、いったんそれは満了すると、ノードはTSCH PANに復帰することができない。一実施例では、復帰期間は約24時間である。システムは、ノードがWi-SUN FANファームウェアイメージをアクティブするか又はWi-SUN FANネットワークに加入した後の予め決められた時間期間に復帰期間を制限することで、ノードが繰り返しPANを切り換える可能性を最小化する。
【0028】
例示的なノード
図6は例示的なノード600を示し、それは、プロセッサ602、メモリ604、送受信機614、及びバス610を含む。メモリは、実行又は一次フラッシュメモリバンク606と、二次フラッシュメモリバンク608とを含んでもよい。メモリは、コンピュータ可読媒体であってもよく、ファームウェアイメージを格納することに加えて、プロセッサによって実行されたときに本願において説明する動作を実行するようにノードを構成しうるコンピュータ実行可能な命令を格納してもよい。
【0029】
送受信機614はアンテナ616に接続されてもよく、送受信機は、ネットワークにおいて通信信号を送信及び受信してもよい。
【0030】
他の構成要素、構成要素間の接続、及び図6に示したものとは異なる構成要素の配置もまた可能である。例えば、メモリ及び処理装置は、マイクロコントローラのような単一の構成要素に含まれてもよい。
【0031】
いくつかの実施例では、ノード600は、構内におけるガス、電気、又は水のようなリソースの消費量を測定する計量装置に含まれてもよい。これらの実施例では、計量装置は計測モジュール620を含んでもよく、ノードは、電力グリッドのようなリソース分配システムへの接続と、関連付けられた構内への接続とを含んでもよい。他の実施例では、ノードは、ベル気象計(bell-weather meter)、ラインセンサ、アクチュエータ、キャパシタバンクコントローラなどを含む任意のタイプのネットワーク装置であってもよく、任意のタイプのアプリケーションを実行してもよい。
【0032】
例示的な動作方法
図7は、第1の通信プロトコルに対応する第1のファームウェアイメージと、第2の通信プロトコルに対応する第2のファームウェアイメージとを含むノードによって実行される例示的な方法700を示す。図7は、ノードが配備される間に、第1の通信プロトコルから第2の通信プロトコルに自動的に切り換えるノードの例を表す。切り換えは、ノードに対するいかなる手動又はヘッドエンドシステムの介入も必要としない。
【0033】
本方法は、ブロック702において、第1の通信プロトコルに対応する第1のファームウェアイメージと、第2の通信プロトコルに対応する第2のファームウェアイメージとを有するノードを配備することで開始する。ノードは、ブロック704において、第1のファームウェアイメージを実行し、ブロック706において、第1の通信プロトコルを実行する第1のネットワークにおいて通信する。ノードが第1のネットワークに加入している間に、それは、ブロック708において、PAN広告メッセージをリッスンし、ブロック710において、PAN広告メッセージを受信する。ノードは、ブロック712において、第2の通信プロトコルを実行する第2のネットワークからPAN広告メッセージが到来したか否かを決定する。PAN広告メッセージが第2のネットワークから到来したのではない場合、本方法はNO分岐を介してブロック706に進む。図7には示していないが、PAN広告が、第1の通信プロトコルを実行する他のPANから到来した場合、ノードは、現在のPANにとどまるか(ブロック706に戻る)、それとも第1の通信プロトコルを実行する他のPAN(図示せず)に切り換えるかを決定してもよい。
【0034】
PAN広告メッセージが第2のネットワークから到来した場合、本方法はYES分岐を介してブロック714に進み、ここで、ノードは、第2のネットワークが認可されるか否かを決定する。ノードは、PAN広告メッセージにおけるネットワーク識別子を考慮することで、第2のネットワークが認可されるか否かを決定してもよい。信号強度及びリンク品質を含む追加の基準が考慮されてもよい。第2のネットワークが認可されていない場合、本方法はNO分岐を介してブロック706に進み、ノードが第1のネットワークにとどまる。
【0035】
第2のネットワークが認可された場合、本方法はYES分岐を介してブロック716に進み、第2のファームをアクティブにする。いくつかの実施例では、ノードは、第2のファームウェアイメージを実行フラッシュメモリバンクにコピーして、イメージをアクティブにする。ブロック718において、ノードは再起動し、第2のファームウェアイメージを実行し始める。ノードは、ブロック720に、第2のネットワークに加入する。
【0036】
ノードが第2のネットワークに加入した後、それは、ブロック722において、復帰期間が満了したか否かを決定する。復帰期間が満了していない場合、本方法はNO分岐を介してブロック723に進む。ノードは、復帰基準を評価することで、それが予め決められた範囲又はしきい値内にあるか否かを決定する。復帰基準が予め決められた範囲又はしきい値内にある場合、ノードは、第2のネットワークにおいて動作し続け、YES分岐を介してブロック722に戻る。
【0037】
復帰基準が予め決められた範囲又はしきい値の外にある場合、本方法は、NO分岐を介してブロック723からブロック724に進み、ノードが第1のネットワークに復帰する。いくつかの実施例では、ノードが第1のネットワークに復帰すると決定する前に、追加のファクタが考慮されてもよい。
【0038】
いったん復帰期間が満了すると、ブロック722からブロック726へのYES分岐によって示すように、ノードは第2のネットワークにとどまる。
【0039】
図7の方法は、追加のステップ又はより少数のステップを含むように、また、異なる順序でステップを実行するように変更されてもよい。
【0040】
上述の説明は、本発明の態様を例示、記述、及び説明する目的で提供され、網羅的であること、又は、本発明を開示した正確な形態に限定することを意図していない。これらの実施形態のさらなる変更及び適応化が当業者には明らかになり、本発明の範囲及び精神から離れることなく実施されてもよい。上述した構成要素の異なる構成も可能であり、また、図示及び説明していない構成要素及びステップも可能である。同様に、いくつかの特徴及びサブコンビネーションが有用であり、他の特徴及びサブコンビネーションに関係なく使用されてもよい。本発明の実施形態が、限定としてではなく、例示として説明され、本特許の読者には代替の実施形態が明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】