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特表2024-503885ユーザー定義の評価エンジンを統合した多面的なサイト評価ツール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-29
(54)【発明の名称】ユーザー定義の評価エンジンを統合した多面的なサイト評価ツール
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/20 20180101AFI20240122BHJP
   G06N 20/10 20190101ALI20240122BHJP
【FI】
G06F8/20
G06N20/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023543402
(86)(22)【出願日】2022-01-20
(85)【翻訳文提出日】2023-09-19
(86)【国際出願番号】 IL2022050094
(87)【国際公開番号】W WO2022157779
(87)【国際公開日】2022-07-28
(31)【優先権主張番号】63/139,977
(32)【優先日】2021-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
2.JAVA
3.CLOUDFLARE
4.WordPress
(71)【出願人】
【識別番号】515217409
【氏名又は名称】ウィックス.コム リミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フレンケル シャイ
(72)【発明者】
【氏名】エルバズ ロイ
(72)【発明者】
【氏名】アヴニ ウリア ヨナタン
(72)【発明者】
【氏名】アミット ラン
(72)【発明者】
【氏名】ツーク レオニド
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376BC02
5B376BC69
5B376FA16
(57)【要約】
ウェブサイト構築システム(WBS)は、少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、WBSの少なくとも1つのユーザーカテゴリに従ってウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するために、少なくとも1つのハードウェアプロセッサ上で実行するサイトエバリュエータとを含む。サイトエバリュエータは、規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つに従って少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するための少なくとも1つの評価エンジンと、少なくとも1つの評価エンジンからの推奨事項に従ってウェブサイトに対する自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施するためのサイト変更器と、少なくとも1つの評価エンジンのユーザーの作成及び編集を可能にするための評価エンジンハンドラとを含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブサイト構築システム(WBS)であって、
少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、
前記WBSの少なくとも1つのユーザーカテゴリに従って、ウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するために前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサで実行するサイトエバリュエータであって、
規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つに従って前記少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するための少なくとも1つの評価エンジンと、
前記少なくとも1つの評価エンジンからの推奨事項に従って、前記ウェブサイトに対する自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施するためのサイト変更器と、
前記少なくとも1つの評価エンジンのユーザーの作成及び編集を可能にするための評価エンジンハンドラと、
を備えるサイトエバリュエータと、
を備える、システム。
【請求項2】
評価要求を受け取り、どの少なくとも1つの評価エンジンを使用するのかを決定するための評価エンジンコーディネータと、
前記少なくとも1つの評価エンジンが使用するためのデータを収集するためのデータ収集器と、
前記少なくとも1つの評価エンジン及びそのパラメータを格納するためのレポジトリと、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記少なくとも1つの評価エンジンが、
前記規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つをアクティブ化するための規則エンジンと、
前記規則エンジンに従って、前記少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するための評価アナライザと、
前記評価アナライザの出力を分析するための結果アナライザと、
前記結果アナライザに従って、前記ウェブサイトに手動修正及び自動修正を推奨するためのレコメンダと、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記サイト変更器が、
ユーザーが、前記推奨事項に従って前記ウェブサイトに前記手動修正を加えることを可能にするためのサイトエディタと、
前記推奨事項に従って前記サイトエディタのためのユーザーインターフェース(UI)を作成するためのサイトUIと、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記評価エンジンハンドラが、
ユーザーが、評価エンジンを作成及び構成することを可能にするための評価エンジン(EVE)作成器と、
ユーザーが、前記評価エンジンを編集及び更新することを可能にするための評価エンジン(EVE)エディタと、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記EVE作成器及び前記EVEエンジンに少なくとも1つのユーザーインターフェースを作成するための評価エンジン(EVE)ユーザーインターフェース(UI)作成器をさらに備える、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記データ収集器が、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、テンプレート、サードパーティアプリケーション内部資料、ならびにインストールされた垂直アプリケーション、及び前記ウェブサイト用の垂直アプリケーションの少なくとも1つを収集するためのWBSデータ収集器と、
前記ウェブサイトにとって外部の他のソースから情報を前記WBS内に統合するための内部データ収集器と、
前記WBSにとって外部のソースから前記ウェブサイトの情報にアクセスし、統合するための外部データ収集器と、
を備える、請求項2に記載のシステム。
【請求項8】
前記評価アナライザが、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、前記ウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析するためのWBSオブジェクトアナライザと、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、コンポーネント間の意味論的関係性及び挙動関係性とともに、前記ウェブサイトの構造及びレイアウトを分析するためのHTMLサイトアナライザと、
前記WBSによって構築されていないウェブサイトの前記コンポーネントアーキテクチャを分析するための外部WBSアナライザと、
前記少なくとも1つのアプリケーション領域について機械学習モデルを訓練し、前記サイトエバリュエータと使用するためにMLベースの評価エンジンを開発するための機械学習(ML)モデルトレーナーと、
前記ウェブサイトのバックエンド要素を分析するためのBE(バックエンド)要素アナライザと、
前記ウェブサイトに埋め込まれたコードを分析するためのコードアナライザと、
前記ウェブサイト内での垂直アプリケーションの統合及び使用の性能を分析するための垂直アプリケーションアナライザと、
関連付けられたサードパーティアプリケーション、及び前記ウェブサイトへの構成可能なWBSアプリケーションとのインターフェースを分析するためのサードパーティアプリケーション(TPA)/構成可能なWBSアプリケーション(WCS)アナライザと、
前記少なくとも1つのユーザーカテゴリを決定するためのユーザープロファイルアナライザと、
前記WBSによって構築されるときに、前記ウェブサイトの格納された編集履歴を分析するための編集履歴アナライザと、
前記ウェブサイトの関連付けられたビジネス情報を分析するためのビジネスインテリジェンス(BI)アナライザと、
複数のサイトをレビューし、前記複数のサイトにわたって共通するスタイル及び設計要素を検出するための複数サイト統合器と、
の少なくとも1つを備える、請求項3に記載のシステム。
【請求項9】
前記少なくとも1つのアプリケーション領域が、品質、アクセシビリティ、正確性、SEO、コンプライアンス、性能、一貫性、及び展開の準備状況の少なくとも1つである、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記少なくとも1つのユーザーカテゴリが、WBSベンダスタッフ、WBSベンダ開発者、内部スタジオ及びカスタマサポートスタッフ、アクセシビリティ(Ally)レビュー担当者、クライアントサイトを扱う代理店、ウェブサイト構築及びWBSコンサルタント、ならびに一般的なWBSユーザー及び設計者の少なくとも1つである、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記少なくとも1つの評価エンジンが、異なるプラットフォーム及び対応する設計代替策の少なくとも1つに関して前記ウェブサイトの前記少なくとも1つのアプリケーション領域を評価する、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
ウェブサイト構築システム(WBS)のための方法であって、
規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つに従って、前記WBSの少なくとも1つのユーザーカテゴリに応じて、ウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するために少なくとも1つの評価エンジンを使用することと、
前記少なくとも1つのアプリケーション領域に対する前記少なくとも1つの評価エンジンからの推奨事項に従って、前記ウェブサイトに自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施することと、
前記少なくとも1つの評価エンジンのユーザーの作成及び編集を可能にすることと、
を含む、方法。
【請求項13】
評価要求を受け取り、どの少なくとも1つの評価エンジンを使用するのかを決定することと、
前記少なくとも1つの評価エンジンが使用するためのデータを収集することと、
前記少なくとも1つの評価エンジン及びそのパラメータを格納することと、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記評価するために少なくとも1つの評価エンジンを使用することが、
前記規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つをアクティブ化することと、
前記規則を前記アクティブ化することに従って、前記少なくとも1つのアプリケーション領域を評価することと、
前記少なくとも1つのアプリケーション領域を前記評価することの出力を分析することと、
前記出力を前記分析することに従って、前記ウェブサイトに手動修正及び自動修正を推奨することと、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施することが、
ユーザーが、前記推奨事項に従って前記ウェブサイトに前記手動修正を加えることを可能にすることと、
ユーザーが、前記推奨事項に従って前記手動修正を加えることを前記可能にするために少なくとも1つのユーザーインターフェースを作成することと、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記ユーザーの作成及び編集を可能にすることが、
ユーザーが、評価エンジンを作成及び構成することを可能にすることと、
ユーザーが、前記評価エンジンを編集及び更新することを可能にすることと、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記ユーザーが作成及び構成することを可能にすることと、前記ユーザーが編集及び更新することを可能にすることとのためのユーザーインターフェースを作成することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記データを収集することが、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、テンプレート、サードパーティアプリケーション内部材料、ならびにインストールされた垂直アプリケーション、及び前記ウェブサイト用の垂直アプリケーションの少なくとも1つを収集することと、
前記ウェブサイトにとって外部の他のソースから情報を前記WBS内に統合することと、
前記WBSにとって外部のソースから前記ウェブサイトの情報にアクセスし、統合することと、
を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記規則をアクティブ化することに従って、前記少なくとも1つのアプリケーション領域を前記評価することが、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、前記ウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析することと、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、コンポーネント間の意味論的関係性及び挙動関係性とともに、前記ウェブサイトの構造及びレイアウトを分析することと、
前記WBSによって構築されていないウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析することと、
前記少なくとも1つのアプリケーション領域について機械学習モデルを訓練し、機械学習ベースの評価エンジンを開発することと、
前記ウェブサイトのバックエンド要素を分析することと、
前記ウェブサイトに埋め込まれたコードを分析することと、
前記ウェブサイト内での垂直アプリケーションの統合及び使用の性能を分析することと、
関連付けられたサードパーティアプリケーション、及び前記ウェブサイトへの構成可能なWBSアプリケーションとのインターフェースを分析することと、
前記少なくとも1つのユーザーカテゴリを決定することと、
前記WBSによって構築されるときに、前記ウェブサイトの格納された編集履歴を分析することと、
前記ウェブサイトの関連付けられたビジネス情報を分析することと、
複数のサイトをレビューし、前記複数のサイトにわたって共通するスタイル及び設計要素を検出することと、
を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも1つのアプリケーション領域が、品質、アクセシビリティ、正確性、SEO、コンプライアンス、性能、一貫性、及び展開の準備状況の少なくとも1つである、請求項12に記載の方法。
【請求項21】
前記少なくとも1つのユーザーカテゴリが、WBSベンダスタッフ、WBSベンダ開発者、内部スタジオ及びカスタマサポートスタッフ、アクセシビリティ(Ally)レビュー担当者、クライアントサイトを扱う代理店、ウェブサイト構築及びWBSコンサルタント、ならびに一般的なWBSユーザー及び設計者の少なくとも1つである、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つの評価エンジンが、異なるプラットフォーム及び対応する設計代替策の少なくとも1つに関して前記ウェブサイトの前記少なくとも1つのアプリケーション領域を評価する、請求項12に記載のシステム。
【請求項23】
ウェブサイト構築システム(WBS)と統合されたサイトエバリュエータであって、
規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つ、ならびに前記WBSの少なくとも1つのユーザーカテゴリに従って、ウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するための少なくとも1つの評価エンジンと、
前記少なくとも1つの評価エンジンが使用するための、前記WBSにとって内部及び外部のデータを収集するためのデータ収集器と、
前記少なくとも1つの評価エンジンからの推奨事項に従って、前記ウェブサイトに手動修正及び自動修正を提供するためのサイト変更器と、
を備える、サイトエバリュエータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2021年1月21日に出願された米国仮特許出願第63/139,977号に対する優先権を主張する。
【0002】
本発明は、一般にウェブサイト構築システムに関し、特にウェブサイト評価に関する。
【背景技術】
【0003】
ウェブサイト構築システム(WBS)は、インタラクティブなウェブサイトを作成するために初心者と専門家の両方に使用される。既存のWBSは、視覚編集モデルに基づいており、大部分のWBSは通常複数のテンプレートを提供し、テンプレートは、完全なサンプルウェブサイト、ウェブサイトセクション、単一ページ、またはページのセクションを含む可能性がある。
【0004】
WBSのユーザー(設計者、加入者、加入ユーザー、またはサイト編集者としても知られる)はウェブサイトを設計し得、ウェブサイトのエンドユーザー(「ユーザーのユーザー」)は、ユーザーによって作成されたウェブサイトにアクセスし得る。エンドユーザーは、通常読み取り専用モードでシステムにアクセスするが、WBS(及びウェブサイト)は、エンドユーザーがデータレコードの追加または編集、ニュース記事に対するトークバックの追加、ブログに対するブログエントリの追加など、ウェブサイトに変更を実行することを可能にし得る。WBSは、実際、複数のレベル(つまり、3つ以上のレベル)のユーザーを許可し、各レベルに異なる許可及び機能を割り当て得る。(特に、本明細書で以下により詳細に説明される完全なまたは部分的なオンライン構成の)WBSのユーザーは、ユーザー、ユーザーのウェブサイト、及びエンドユーザーによるアクセスを管理するWBSサーバに登録し得る。
【0005】
WBSはスタンドアロンシステムである場合もあれば、より大型の編集システム内部に組み込まれる場合もある。WBSはまた、オンライン(つまり、アプリケーションはサーバ上で編集及び格納される)、オフライン、または部分的にオンライン(ウェブサイトはローカルで編集されるが、公開のために中央サーバにアップロードされる)であってもよい。WBSは、WBSベースのサイトを格納するために内部データアーキテクチャを使用し得、このアーキテクチャは、処理されるサイトの内部データ及び要素をシステム内部で編成し得る。このアーキテクチャは、(例えば、エンドユーザーによって見られる)サイトの外部ビューとは異なる場合がある。アーキテクチャはまた、通常、ブラウザに送信されるHTMLページが編成される方法とは異なっている。
【0006】
例えば、内部データアーキテクチャは、WBS内のサイトの編集及び保守に関連しているが、エンドユーザーには(または一部の編集ユーザーにも)外部からは見えない、ページ内の要素ごとの追加のプロパティ(作成者、作成時間、アクセス許可、テンプレートへのリンク、SEO(検索エンジン最適化)関連情報など)を含み得る。WBSは、(編集機能と実行時機能の両方を含む)その機能の一部をサーバまたはサーバセットに実装し、その機能の一部をクライアント要素に実装し得る。WBSはまた、一部の機能をサーバ上で実行するのか、それともクライアントプラットフォーム上で実行するのかを動的に決定し得る。
【0007】
WBSは、通常、ページ、コンテナ、及びコンポーネントから成り立つ視覚的に設計されたアプリケーション(ウェブサイトなど)の作成及び編集を処理する。ページは、別々に表示し得、コンポーネントを含み得る。コンポーネントは、コンテナ及びアトミックコンポーネントを含み得る。本発明のいくつかの明示的な実施形態に従って、ウェブサイト3を構築するために使用され得るウェブサイト構築システム(WBS)2の概略ブロック図である図1が参照される。WBS2は、コンポーネント5(例えば、テキスト、画像、ビデオ)を含み得るページ4を含み得るウェブサイト3を、構築、制作、編集、及び/または生成するために使用され得る。
【0008】
WBSはまた、アトミックコンポーネント(テキスト、画像、形状、ビデオなど)及び他のコンポーネント(例えば、標準コンテナ、単一ページコンテナ、複数ページコンテナ、ギャライーコンテナなど)を含む様々なタイプのコンテナコンポーネントを使用して、コンポーネントの階層構成をサポートし得る。コンテナ内部に含まれるサブページはミニページと呼ばれ、そのそれぞれは、複数のコンポーネントを含み得る。いくつかのコンテナコンポーネントは、一度にミニページの1つだけしか表示し得ないが、他のコンテナは同時に複数ページを表示し得る。
【0009】
コンポーネントはコンテントがない場合もあれば、内部コンテンツを有する場合もある。第1のカテゴリの一例は、内部コンテンツを有さない(が、色、サイズ、位置、属性、及び他のパラメータを有する)星形のコンポーネントである。第2のカテゴリの一例はテキストパラグラフコンポーネントであり、その内部コンテンツは、内部テキスト、ならびにフォント、フォーマット、及びレイアウトの情報(コンポーネントの属性であるよりむしろ、コンテンツの一部でもある)を含む。このコンテンツは、テキストパラグラフコンポーネントのインスタンごとに変化す場合があることは言うまでもない。コンテンツを有するコンポーネントは、多くの場合、フィールド(例えば、「テキストフィールド」)と呼ばれる。
【0010】
ページはテンプレート、つまり一般的なページテンプレートまたはコンポーネントテンプレートを使用し得る。テンプレートの具体的な事例は、他のすべての標準ページで複製されたコンポーネントを含むアプリケーションマスタページの使用、及び(すべてのページで反復する)アプリケーションのヘッダーまたはフッターの使用を含む。テンプレートは、完全なページに、またはページセクションに使用され得る。WBSは、複数レベル継承、多重継承、及びダイヤモンド継承(つまり、AがB及びCから継承し、BとCの両方がDから継承する)を含む可能性がある、テンプレート、ページ、またはコンポーネントの間で継承を提供し得る。
【0011】
ページ内部のコンポーネントの視覚的な配置は、レイアウトと呼ばれる。WBSはまた出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2019年1月22日に付与された「Website Design System Integrating Dynamic Layout and Dynamic Content」と題する米国特許第10,185,703号にさらに説明されるように、所与のコンポーネント(または外部主導のコンテンツ変更など、所与のコンポーネントに影響を与える他の変更)の編集によって他のコンポーネントが影響を受ける場合があるプロセスである動的レイアウト処理をサポートし得る。
【0012】
WBSは、サードパーティアプリケーション及びそのコンポーネント(TPA)などのアドオンアプリケーション、(例えば、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2014年9月18日に公開された「WBS Integrating Data Lists with Dynamic Customization and Adaptation」と題する米国特許公報第2014/0282218号に説明される)リストアプリケーション、及びWBS構成可能アプリケーション(例えば、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2020年5月14日に公開された「System And Method for Creation and Handling of Configurable Applications for Website Building Systems」と題する米国特許公報第2020/0151266号に説明されるWCA)を使用して拡張し得る。これらのサードパーティアプリケーション及びリストアプリケーションは、設計されたウェブサイトに追加及び統合され得る。
【0013】
そのようなサードパーティアプリケーション及びリストアプリケーションは、(WBSのマーケットストアまたはその外部に統合された)アプリケーションストアから、例えば、WBS設計環境に事前に含まれているなど、いくつかの配布機構を通じて、またはサードパーティアプリケーションベンダから直接的に購入(またはそれ以外の場合、取得)され得る。
【0014】
サードパーティアプリケーションは、WBSベンダ独自のサーバ、サードパーティアプリケーションベンダのサーバで、またはフォースパーティサーバインフラストラクチャでホストされ得る。
【0015】
WBSはまた、システムのエンティティの一部またはすべてに手続きコードを加えることを可能にし得る。そのようなコードは、(JavaScriptなどの)標準的な言語、標準言語の拡張バージョン、または特定のWBS独自の言語で作成されるであろう。実行されたコードは、WBS自体または外部プロバイダによって提供されるAPIを参照し得る。コードはまた、ページ、コンポーネント、及びその属性などのWBSの内部構造体及びオブジェクトを参照し得る。
【0016】
手続き型コード要素は、マウスの移動またはクリック、ページ遷移などの)ユーザー活動、(別のユーザーによって更新される基本的なデータベースまたは特定のデータベースレコードなどの)他のユーザーに関連付けられる活動)、システムイベント、または他のタイプの条件に関連付けられ得るイベントトリガを介してアクティブ化され得る。このような手続き型コード要素の使用は、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2019年2月19日に付与され、「Custom back-end functionality in an online website building environment」と題する米国特許第10,209,966号にさらに説明される。
【0017】
アクティブ化されたコードは、サーバプラットフォーム上のWBSのクライアント要素の内部で、またはこの2つの組み合わせ、もしくは動的に決定された実行プラットフォームを使用することによって実行され得る。このようなシステムは、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2018年10月11日に公開された「System and Method for Smart Interaction Between Website Components」と題する米国特許公報第US2018/0293323号に説明される。
【0018】
典型的なサイト作成は、(ユーザーが以前に作成されたサイトを編集する)視覚編集モデル、及び自動サイト生成モデル、またはここで参照される、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2018年9月11日に付与された「System and Method for the Creation and Update of Hierarchical Websites Based on Collected Business Knowledge」と題する米国特許第10,073,923号に説明される、図2に示されるその組み合わせを含む、いくつかのモデルに基づく場合がある。
【0019】
明細書を通して、ウェブサイト構築システムを表すために、頭文字WBSが使用される場合があることが理解される。図2は、WBSベンダスタッフ61、サイト設計者62(つまり、ユーザー)、サイトユーザー(つまり、ユーザーのユーザー)によって操作されるクライアントシステム及び外部システム70と通信する典型的なWBS2を含むシステム100を示す。WBS2は、WBSサイトマネージャ10と、オブジェクトマーケットプレース15と、WBS RT(実行時)サーバ20と、WBSエディタ30と、サイト生成システム40と、WBSコンテンツ管理システム(CMS)50とをさらに含み得る。
【0020】
視覚編集モデルでは、ユーザー(設計者)は、1つまたは複数のウェブサイトテンプレートに基づいてサイトを編集する。WBSプロバイダは、複数のサイト(または他の)テンプレートを提供し得、各テンプレートは、完全なサンプルウェブサイト、ウェブサイトセクション、単一ページ、またはページのセクションを含む可能性がある。ユーザーは、空のサイト(基本的には、「空白ページ」テンプレート)で開始するオプションを有する場合があるが、通常は、実際のサイトテンプレートで開始するであろう。
【0021】
WBSプロバイダは、非常に一般的なサイトテンプレート(例えば、モバイルサイト、eストア)からより具体的なサイトテンプレート(例えば、法律事務所、レストラン、花屋)、非常に具体的なサイトテンプレート(例えば、商業不動産法律事務所またはスペインのタパスレストラン)に及ぶサイトテンプレートを提供し得る。このようなテンプレートは、通常、WBSのユーザーがアクセス可能なレポジトリに格納され、通常、業種、亜型、または業界に従って分類される。テンプレートはまた、単に業種に従ってではなく、スタイル、色の範囲、または他のパラメータに従って作成(及び分類)され得る。サイトテンプレートは、WBSと統合された本格的な垂直ソリューションとなるために、追加の(通常はバックエンドの)機能、サービス、及びコードで拡張され得る。
【0022】
サイトは、表示のためにHTMLに変換/レンダリングし得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、コンポーネントは、ローカルにインストールまたはダウンロードされたコード、プラグイン、レンダリングフレームワーク(Reactなど)、グラフィックディスプレイフレームワーク(SVGなど)、または他の方法などの追加の技術を使用して実装及び/またはレンダリングされ得る。
【0023】
したがって、WBS視覚エディタを使用してサイトを作成するときのユーザーの最初の経験は、通常、ユーザーが(例えば、スタイルまたは業界タイプ/亜型に従って)テンプレート、おそらく空のテンプレートを選び、次にコンテンツ、論理、レイアウト、及び属性の編集を含む視覚エディタでテンプレートを編集することである場合がある。このような編集は、(特に)テンプレート及びその要素をユーザーのビジネスの詳細に適合させることを含み得る。ユーザーは、次に、修正されたサイトを公開し得る。
【0024】
サイト生成モデルでは、WBSは、情報の一般的な要素を記入することによって修正された可能性があり、生成されたサイトのフォローアップ編集を可能にする可能性がある、選択されたテンプレートに基づいてユーザーの初期サイトを生成する。様々な情報(商号または管理チームの説明など)がテンプレートのページ内の複数の場所に含まれるので、この記入が必要とされる。したがって、ユーザーは、テンプレート全体で複数の場所で(例えば)商号を変更する必要がある場合がある。
【0025】
さらに、いくつかのテンプレート要素(例えば、一般製品ページ)が複数回表示される場合があり、各インスタンスは、基本的なエンティティ(例えば、サイトで提供される異なる製品)の異なるインスタンスの詳細を表示する。このような複数のインスタンスは、手動で指定される場合もあれば(例えば、会社の管理チームの異なる人物の詳細)、外部データベースから動的に導出される場合がある(例えば、「販売中の製品」データベースからの製品詳細)。このような構成は、多くの場合「リピータ」として知られている。
【0026】
テンプレートはまた、フィールドを含み得る。例えば、WBSは、テンプレート設計者が、テンプレート内部への値の挿入のために、例えば[CompanyName]、[ProductName]、[ProductPrice]などのフィールド(「プレースホルダ」としても知られる)を指定することを可能にし得る。ユーザーはまた、ウェブサイトに選択されたテンプレートで定義されるフィールドの値を指定し得る。
【0027】
WBSによって、ユーザーは、単純な値または複雑な値(例えば、テキスト及び画像)だけではなく、含まれるページもしくはサイト領域の選択、色、スタイル情報、リンク、フォーマットオプション、ウェブサイト表示オプション、装飾要素(例えば、境界線及び背景)などの追加の(フィールド以外の)情報を入力することも可能になり得る。
【0028】
WBSによって、また、ユーザーは、テンプレートを選択する前にこの追加情報の一部を入力し、この情報を使用して、(例えば、提案されているテンプレートのセットを絞り込むことによって)テンプレートの選択を支援することが可能になり得る。例えば、ユーザーは、特定の一般的なカラースキーム(例えば、パステルカラー)またはスタイル(ビジネス/正式)を選択し得、システムは、次にこの選択を使用して、提案されているテンプレートのセットを絞り込み得る。
【0029】
WBSはまた、ユーザーが(定義されたフィールドと、上記の追加の情報の両方の)値または選択を入力することを可能にするために一連のビューまたはアンケートを表示し得る。WBSはさらに、(本明細書で上述されるような)テンプレートの複数のインスタンス要素と、表示されたインスタンスを生成するために使用されるデータインスタンスを提供する内部データベースまたは外部データベースとの間に接続(またはバインディング)を作成し得る。
【0030】
テンプレートが選択され、そのフィールド及び追加情報が(例えば、アンケートを通じてまたはデータソースへのバインディングを通じて)指定されると、WBSは結合された情報を含むウェブサイトを生成し得る。ユーザーは、次に、(WBSまたはその他を通じて)サイトを公開し得る。
【0031】
WBSは、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2019年1月24日に公開された、「System and method for integration of search engine optimization in website building systems」と題する米国特許公報第US2019/0026280号に説明されるように、WBSに構築されたアプリケーションのSEOレビューをサポートし得る。
【0032】
WBSはまた、米国特許第10,073,923号に説明される異なるモデルを使用して、半自動サイト作成を実行し得る。このモデルで、システムは、例えば、ユーザーが記入したアンケート、(既存のウェブサイトまたはソーシャルメディアのプレゼンスなど)既存のユーザーのプレゼンス、(一般取引ウェブサイトなどの)業界のソース、オフライン情報、及び例えば、特定の業種(例えば、不動産弁護士と人身傷害弁護士を区別する)向けに精緻化された可能性がある、特定の業種(弁護士、レストラン、配管工、グラフィックデザイナーなど)の基本テンプレート情報などの特定の業種に関する情報を提供する内部システムレポジトリを含み得る、複数のソースからユーザー及びユーザーのウェブサイト要件に関する情報を収集する。
【0033】
WBSはまた、WBSにとって内部と外部の両方の他のサイトから外部情報を収集し得る。このような情報は、例えば、提供されるアンケート及びレイアウト要素、提案されるデフォルトなどの選択に影響を及ぼす場合がある。このような情報はまた、通常、任意の単一のユーザーに属する情報を暴露せず、ユーザーのプライバシー、匿名性、及び(著作権などの)法的権利を保護するために、統計または要約に基づいて収集される場合がある。このような情報は、直接的(例えば、既存のウェブサイトアドレス)である場合もあれば、間接的(企業についての情報の位置を突き止めるために使用できる商号及び地理的住所)である場合もあるユーザーによって提供される情報に基づいて位置を突き止め得る。
【0034】
収集された情報は分析され、次にコンテンツ要素からコンテンツを提示し、レイアウト要素を結合してサイトを形成するレイアウト要素上にマッピングされる、コンテンツ要素のレポジトリに配置される。レイアウト要素のマッピング、選択、及び結合のプロセスは、完全に自動的である場合もあれば、半自動(つまり、ユーザーインタラクションを含む)である場合もある。
【0035】
上記の機能をサポートするために、WBSは、通常、1つまたは複数のサーバまたはサーバファーム上に格納される一連のレポジトリを維持し得る。このようなレポジトリは、通常、ユーザー情報/プロファイルレポジトリ、WBS(WBS)コンポーネントレポジトリ、WBSサイトレポジトリ、ビジネスインテリジェンス(BI)レポジトリ、編集履歴レポジトリ、サードパーティアプリケーションストアレポジトリなどの様々な関連レポジトリを含み得る。システムはまた、アンケートタイプレポジトリ、コンテンツ要素タイプレポジトリ、レイアウト要素タイプレポジトリ、デザインキットレポジトリ、記入済みアンケートレポジトリ、コンテンツ要素レポジトリ、レイアウト要素レポジトリ、規則レポジトリ、ファミリー/業界レポジトリなどのサイト/コンテンツ作成関連レポジトリを含み得る。これらのレポジトリの説明は、米国特許第10,073,923号に記載されている。
【発明の概要】
【0036】
本発明の好ましい実施形態によれば、ウェブサイト構築システム(WBS)が提供され、システムは、少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、WBSの少なくとも1つのユーザーカテゴリに従って、ウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するために少なくとも1つのハードウェアプロセッサ上で実行するサイトエバリュエータとを含む。サイトエバリュエータは、規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つに従って少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するための少なくとも1つの評価エンジンと、少なくとも1つの評価エンジンからの推奨事項に従って、ウェブサイトに対する自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施するためのサイト変更器と、少なくとも1つの評価エンジンのユーザーの作成及び編集を可能にするための評価エンジンハンドラとを含む。
【0037】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、システムはまた、評価要求を受け取り、どの少なくとも1つの評価エンジンを使用するのかを決定するための評価エンジンコーディネータと、少なくとも1つの評価エンジンが使用するためのデータを収集するためのデータ収集器と、少なくとも1つの評価エンジン及びそのパラメータを格納するためのレポジトリとを含む。
【0038】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの評価エンジンは、規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つをアクティブ化するための規則エンジンと、規則エンジンに従って、少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するための評価アナライザと、評価アナライザの出力を分析するための結果アナライザと、結果アナライザに従って、ウェブサイトに手動修正及び自動修正を推奨するためのレコメンダとを含む。
【0039】
なおさらに、本発明の好ましい実施形態によれば、サイト変更器は、ユーザーが、推奨事項に従ってウェブサイトに手動修正を加えることを可能にするためのサイトエディタと、推奨事項に従ってサイトエディタのためのUIを作成するためのサイトユーザーインターフェース(UI)作成器とを含む。
【0040】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、評価エンジンハンドラは、ユーザーが、評価エンジンを作成及び構成することを可能にするための評価エンジン(EVE)作成器と、ユーザーが評価エンジンを編集及び更新することを可能にするための評価エンジン(EVE)エディタとを含む。
【0041】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、評価エンジンハンドラは、EVE作成器及びEVEエンジンに少なくとも1つのユーザーインターフェースを作成するための評価エンジン(EVE)ユーザーインターフェース(UI)作成器を含む。
【0042】
さらに、本発明の評価の好ましい実施形態によれば、データ収集器は、ウェブサイトがWBSを使用して構築されるときに、テンプレート、サードパーティアプリケーション内部資料、ならびにインストールされた垂直アプリケーション、及びウェブサイト用の垂直アプリケーションの少なくとも1つを収集するためのWBSデータ収集器と、ウェブサイトにとって外部の他のソースから情報をWBS内に統合するための内部データ収集器と、WBSにとって外部のソースからウェブサイトの情報にアクセスし、統合するための外部データ収集器とを含む。
【0043】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、評価アナライザは、ウェブサイトがWBSを使用して構築されるときに、ウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析するためのWBSオブジェクトアナライザと、ウェブサイトがWBSを使用して構築されるときに、コンポーネント間の意味論的関係性及び挙動関係性とともに、ウェブサイトの構造及びレイアウトを分析するためのHTMLサイトアナライザと、WBSによって構築されていないウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析するための外部WBSアナライザと、少なくとも1つのアプリケーション領域について機械学習モデルを訓練し、サイトエバリュエータと使用するためにMLベースの評価エンジンを開発するための機械学習(ML)モデルトレーナーと、ウェブサイトのバックエンド要素を分析するためのBE(バックエンド)要素アナライザと、ウェブサイトに埋め込まれたコードを分析するためのコードアナライザと、ウェブサイト内での垂直アプリケーションの統合及び使用の性能を分析するための垂直アプリケーションアナライザと、関連付けられたサードパーティアプリケーション、及びウェブサイトへの構成可能なWBSアプリケーションとのインターフェースを分析するためのサードパーティアプリケーション(TPA)/構成可能なWBSアプリケーション(WCS)アナライザと、少なくとも1つのユーザーカテゴリを決定するためのユーザープロファイルアナライザと、WBSによって構築されるときに、ウェブサイトの格納された編集履歴を分析するための編集履歴アナライザと、ウェブサイトの関連付けられたビジネス情報を分析するためのビジネスインテリジェンス(BI)アナライザと、複数のサイトをレビューし、複数のサイトにわたって共通するスタイル及び設計要素を検出するための複数サイト統合器との少なくとも1つを含む。
【0044】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのアプリケーション領域は、品質、アクセシビリティ、正確性、SEO、コンプライアンス、性能、一貫性、及び展開の準備状況の少なくとも1つである。
【0045】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのユーザーカテゴリは、WBSベンダスタッフ、WBSベンダ開発者、内部スタジオ及びカスタマサポートスタッフ、アクセシビリティ(Ally)レビュー担当者、クライアントサイトを扱う代理店、ウェブサイト構築及びWBSコンサルタント、ならびに一般的なWBSユーザー及び設計者の少なくとも1つである。
【0046】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの評価エンジンは、異なるプラットフォーム及び対応する設計代替策の少なくとも1つに関してウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価する。
【0047】
本発明の好ましい実施形態によれば、ウェブサイト構築システム(WBS)のための方法が提供され、方法は、規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つに従って、WBSの少なくとも1つのユーザーカテゴリに応じて、ウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するために少なくとも1つの評価を使用することと、少なくとも1つのアプリケーション領域に対する少なくとも1つの評価エンジンからの推奨事項に従って、ウェブサイトに自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施することと、少なくとも1つの評価エンジンのユーザーの作成及び編集を可能にすることとを含む。
【0048】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、方法はまた、評価要求を受け取り、どの少なくとも1つの評価エンジンを使用するのかを決定することと、少なくとも1つの評価エンジンが使用するためにデータを収集することと、少なくとも1つのエンジン及びそのパラメータをレポジトリに格納することとを含む。
【0049】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、評価するために少なくとも1つの評価エンジンを使用することは、規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つをアクティブ化することと、規則をアクティブ化することに従って少なくとも1つのアプリケーション領域を評価することと、少なくとも1つのアプリケーション領域を評価することの出力を分析することと、出力を分析することに従って、ウェブサイトに手動修正及び自動修正を推奨することとを含む。
【0050】
なおさらに、本発明の好ましい実施形態によれば、自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施することは、ユーザーが、推奨事項に従ってウェブサイトに手動修正を加えることを可能にすることと、ユーザーが、推奨事項に従って手動修正を加えることを可能にするために少なくとも1つのユーザーインターフェースを作成することとを含む。
【0051】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ユーザーの作成及び編集を可能にすることは、ユーザーが、評価エンジンを作成及び構成することを可能にすることと、ユーザーが評価エンジンを編集及び更新することを可能にすることとを含む。
【0052】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、ユーザーの作成及び編集を可能にすることはまた、ユーザーが作成及び構成することを可能にすること、ならびにユーザーが編集及び更新することを可能にすることとのためにユーザーインターフェースを作成することを含む。
【0053】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、データを収集することは、ウェブサイトがWBSを使用して構築されるときに、テンプレート、サードパーティアプリケーション内部資料、ならびにインストールされた垂直アプリケーション、及びウェブサイト用の垂直アプリケーションの少なくとも1つを収集することと、ウェブサイトにとって外部の他のソースから情報をWBS内に統合することと、WBSにとって外部のソースからウェブサイトの情報にアクセスし、統合することとを含む。
【0054】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、規則をアクティブ化することに従って少なくとも1つのアプリケーション領域を評価することは、ウェブサイトがWBSを使用して構築されるときに、ウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析することと、ウェブサイトがWBSを使用して構築されるときに、コンポーネント間の意味論的関係性及び挙動関係性とともに、ウェブサイトの構造及びレイアウトを分析することと、WBSによって構築されていないウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析することと、少なくとも1つのアプリケーション領域について機械学習モデルを訓練し、機械学習ベースの評価エンジンを開発することと、ウェブサイトのバックエンド要素を分析することと、ウェブサイトに埋め込まれたコードを分析することと、ウェブサイト内での垂直アプリケーションの統合及び使用の性能を分析することと、関連付けられたサードパーティアプリケーション、及びウェブサイトへの構成可能なWBSアプリケーションとのインターフェースを分析することと、少なくとも1つのユーザーカテゴリを決定することと、WBSによって構築されるときに、ウェブサイトの格納された編集履歴を分析することと、ウェブサイトの関連付けられたビジネス情報を分析することと、複数のサイトをレビューし、複数のサイトにわたって共通するスタイル及び設計要素を検出することとの少なくとも1つを含む。
【0055】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのアプリケーション領域は、品質、アクセシビリティ、正確性、SEO、コンプライアンス、性能、一貫性、及び展開の準備状況の少なくとも1つである。
【0056】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのユーザーカテゴリは、WBSベンダスタッフ、WBSベンダ開発者、内部スタジオ及びカスタマサポートスタッフ、アクセシビリティ(Ally)レビュー担当者、クライアントサイトを扱う代理店、ウェブサイト構築及びWBSコンサルタント、ならびに一般的なWBSユーザー及び設計者の少なくとも1つである。
【0057】
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの評価エンジンは、異なるプラットフォーム及び対応する設計代替策の少なくとも1つに関してウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価する。
【0058】
本発明の好ましい実施形態によれば、ウェブサイト構築システム(WBS)と統合されたサイトエバリュエータが提供され、サイトエバリュエータは、規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つ、ならびにWBSの少なくとも1つのユーザーカテゴリの少なくとも1つに従って、ウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価するための少なくとも1つの評価エンジンと、少なくとも1つの評価エンジンが使用するための、WBSにとって内部及び外部のデータを収集するためのデータ収集器と、少なくとも1つの評価エンジンからの推奨事項に従って、ウェブサイトに手動修正及び自動修正を提供するためのサイト変更器とを含む。
【0059】
本発明の好ましい実施形態によれば、ウェブサイト構築システム(WBS)用の方法が提供され、方法は、規則、ならびにスクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも1つ、ならびにWBSの少なくとも1つのユーザーカテゴリに従って、ウェブサイトの少なくとも1つのアプリケーション領域を評価することと、少なくとも1つの評価エンジンによる使用のためにWBSにとって内部及び外部のデータを収集することと、少なくとも1つのアプリケーション領域を評価することからの推奨事項に従って、ウェブサイトに対して手動修正及び自動修正を提供することとを含む。
【0060】
本発明と見なされる主題は、本明細書の結論部分において、具体的に指摘され、明確に特許請求される。しかしながら、本発明は、その目的、特徴、及び利点とともに、編成及び動作の方法の両方に関して、添付の図面とともに読むときに、以下の発明を実施するための形態を参照することによって最もよく理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0061】
図1】先行技術のウェブサイト構築システムの典型的な表現の概略図である。
図2】階層ウェブサイトの作成及び更新のためのシステムの概略図である。
図3】本発明に従って構築され、動作するウェブサイト構築システム用の多面的な評価システムのシステムの概略図である。
図4】本発明に従って構築され、動作する図3のサイトエバリュエータの概略図である。
図5】本発明に従って構築され、動作する図4の評価エンジンハンドラの概略図である。
図6】本発明に従って構築され、動作する図4のデータ収集器の概略図である。
図7】本発明に従って構築され、動作する図4の評価エンジンの概略図である。
図8】本発明に従って構築され、動作する図7の評価アナライザの概略図である。
図9A】本発明に従って構築され、動作する、アプリケーションの異なる領域及び適用する場合がある規則について呼び出され得る異なる評価エンジン82の概略図である。
図9B】本発明に従って構築され、動作する、アプリケーションの異なる領域及び適用する場合がある規則について呼び出され得る異なる評価エンジン82の概略図である。
図9C】本発明に従って構築され、動作する、アプリケーションの異なる領域及び適用する場合がある規則について呼び出され得る異なる評価エンジン82の概略図である。
図9D】本発明に従って構築され、動作する、アプリケーションの異なる領域及び適用する場合がある規則について呼び出され得る異なる評価エンジン82の概略図である。
図9E】本発明に従って構築され、動作する、アプリケーションの異なる領域及び適用する場合がある規則について呼び出され得る異なる評価エンジン82の概略図である。
図9F】本発明に従って構築され、動作する、アプリケーションの異なる領域及び適用する場合がある規則について呼び出され得る異なる評価エンジン82の概略図である。
図10】本発明に従って構築され、動作する、アプリケーション領域と評価エンジンとの間の関係の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0062】
例証を簡潔及び明瞭にするために、図面に示される要素は必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解されたい。例えば、要素のいくつかの寸法は、明確にするために他の要素に対して誇張される場合がある。さらに、適切と考えられる場合、参照番号は、対応する要素または類似の要素を示すために図面間で繰り返される場合がある。
【0063】
以下の発明を実施するための形態では、本発明の完全な理解を提供するために多数の具体的な詳細が説明される。しかしながら、本発明がこれらの具合的な詳細なしに実施され得ることを当業者は理解する。他の例では、本発明を不明瞭にしないために、周知の方法、手順、及びコンポーネントは詳細には説明されない。
【0064】
出願人は、ウェブサイトがますます複雑化するにつれて、通常、作成段階及び保守段階の間に、複数のファセット/アプリケーション領域から、及び複数のユーザークラスまたはカテゴリ別に、ウェブサイトを(コンテンツ、構造、レイアウト、インタラクション、検索可能性などの観点から)評価するためのツールが必要とされることを理解している。出願人は、異なるタイプのウェブサイト及びアプリケーション領域に異なる評価方法が必要とされる場合があることをさらに理解している。既存の試験システム及び評価システムは、通常、(SEO最適化またはアクセシビリティ評価などの)特定の単一のタイプの評価領域またはアプリケーション領域を目的としている。
【0065】
先行技術の既存の評価システムは、通常、サイト設計者のみの使用を対象としており、特定の評価タイプまたは領域を目的とする事前に定義された規則のセットを含む。
【0066】
さらに、多くのこのような既存のシステムは、通常、特定のベースラインを定義することを必要とする。したがって、ウェブサイトを完全に評価するためには、WBSユーザーまたはサイト設計者は、正しいサイトが(コンテンツ、構造、レイアウト、インタラクションなどの観点から)どのように見えるべきかなどの試験のベースラインとともに予想される結果についての情報を提供する必要がある。
【0067】
出願人は、ウェブサイトの完全な評価を確実にするためになど(本明細書に以下により詳細に説明されるように)品質、アクセシビリティ、正確性、SEO、コンプライアンス、一貫性、展開準備状況などのアプリケーション領域を考慮に入れ、ウェブサイトの多面的な評価のための統一した技術を提供できる評価システムが必要とされていることを理解している。
【0068】
多面的な評価システムはまた、ウェブサイトの作成及び展開に関与する複数のクラスのユーザーのニーズをサポートできる必要がある。このようなユーザーは、ウェブサイトとは異なる要件を有する場合があり、サイト評価に対する独自の特定の基準及び規則を有する場合がある。
【0069】
出願人はまた、評価システムが、WBSの機能性及び格納されているデータから恩恵を受けるためにWBSと統合することができ、したがって評価システムと統合するWBSとの間の情報の双方向の流れをサポートする必要があることを理解している。以下の説明は、概してWBS統合実施形態を説明しているが、説明される評価システムはスタンドアロンの実施形態でも使用され得る。
【0070】
ここで、本開示の一実施形態によるウェブサイト構築システム(WBS)2用の多面的評価システム200を示す図3が参照される。システム200は、ここで戻って参照される図2に示されるシステム100の要素と通信しているサイトエバリュエータ80を含み得る。
【0071】
本明細書で上述されるように、WBS2は、サーバまたはサーバセット上に(編集機能と実行時機能の両方を含む)その機能のいくつかを、クライアント要素にその機能のいくつかを実装し得る。WBS2はまた、一部の機能をサーバ上で実行するのか、それともクライアントプラットフォーム上で実行するのかを動的に決定し得る。
【0072】
システム200が、通常、ベースライン定義または評価されるサイトの以前の知識を必要としない場合があることが理解される。むしろ、システム200は、以前に遭遇したことがないサイトを処理することができる。
【0073】
ここで、サイトエバリュエータ80の要素を示す図4が参照される。サイトエバリュエータ80は、評価コーディネータ81と、複数の評価エンジン(EVE)82と、データ収集器83と、サイト変更器84と、評価エンジンハンドラ85とを含み得る。いくつかの実施形態では、サイトエバリュエータ80はまた、EVEレポジトリ86を含み得る。データ収集器83は、本明細書で以下により詳細に説明されるように、CMS50から及び外部システム70からWBS関連データを取り出し得る。
【0074】
本明細書で上述されるように、システム200は、複数のユーザーカテゴリ及び複数のアプリケーション領域(示されるサイト構造、色のコントラスト、及びナビゲーションなどであるが、これらに限定されない)をサポートし得、これは、異なる評価エンジン82または評価エンジン82のセットの使用を必要とする場合がある。
【0075】
ユーザーカテゴリは、WBS開発者を含むWBSベンダスタッフ、内部スタジオ及びカスタマサポート/ケアスタッフ、アクセシビリティ(Ally)レビュー担当者、(クライアントサイトとの使用のための)代理店、ウェブサイト構築及びWBSコンサルティングを提供する専門家、ならびに一般のWBSユーザー及び設計者を含み得る(が、これらに限定されない)。追加のユーザーカテゴリが、独自の特定の要件を有する場合があることが理解される。例えば、大規模ディストリビュータは、複数のクライアントを有し得、独自の内部要件または規制要件を有する場合がある。
【0076】
評価コーディネータ81は、評価要求を受け取り、どの評価エンジン82を使用するのかを決定し得る。各評価エンジン82は、評価コーディネータ81からの指示及びデータ収集器83によって収集されたデータに従って、異なるファセット/アプリケーション領域及び/またはユーザータイプもしくはユーザークラスを評価し得る。サイト変更器84は、本明細書で以下により詳細に説明されるように、評価エンジン82の出力から必要とされる任意の実際の修正にマークを付け得る。サイト変更器84は、ユーザーが、是正措置の処理など、評価エンジン82によってなされる推奨に基づいて関連するウェブサイトを編集することを可能にするためのサイトエディタ841と、本明細書で以下により詳細に説明されるようにサイト841のためのインターフェースを動的に作成するためのサイトUI作成器842とを含み得る。代替実施形態では、サイトエディタ841及びサイトUI作成器842は、WBSエディタ30と協働して、編集を強調表示するか、またはそれ以外の場合サポートし、評価エンジン82によって位置を突き止められるサイト要素に対するユーザーフィードバックを提供する、編集されるページの修正されたディスプレイを提供し得る。このようなWBSエディタ30サポートは、要素を修正することと、(例えば、取り囲むフレーム、パターン、または動画などを介して)要素を強調表示することと、要素特有のUIをこれらの要素にまたは一般的なWBSエディタ30に追加することと、フォーカス、位置、またはズームをこれらの要素または他の方法に変更することとを含み得る。
【0077】
評価コーディネータ81は、(本明細書で以下に定義される)事前設定、またはどの評価エンジン82をアクティブ化するのかのユーザーによる明示的な選択に基づいて、異なるアプリケーション領域に対して単一の評価エンジン82または評価エンジン82のセットを適用し得る。
【0078】
評価コーディネータ81は、異なる評価エンジン82を、コンポーネント、テンプレート、垂直アプリケーション、ウェブサイトタイプ情報、ユーザープロファイルパラメータ(タイプ、地理、経験…)、ユーザーBI(事業情報)、及び編集履歴などの異なるシステム要素の評価と関連付け得ることが理解される。
【0079】
評価コーディネータ81はまた、どの評価エンジン82をアクティブ化する必要があるのかを制御する優先順位及び干渉の規則を定義(及び格納)し得る。このような規則は、どの評価エンジン82をアクティブ化する必要があるのか、及びどの順序で評価エンジン82をアクティブ化する必要があるのかを制御し得る。いくつかの実施形態では、評価エンジン82はまた、単に順番にではなく、並行してまたは協力してアクティブ化し得ることが理解される。
【0080】
評価 エンジンハンドラ85は、評価エンジン82を作成及び編集するための評価エンジン開発フレームワークを提供し得る。
【0081】
ここで、評価エンジンハンドラ85の要素を示す図5が参照される。評価エンジンハンドラ85は、EVE作成器851と、EVEエディタ852と、UI作成器853とをさらに含み得る。EVE作成器851は、ユーザーが、独自の評価エンジン82及びそれらを駆動する規則/スクリプト/モデルを作成及び構成することを可能にし得る。EVEエディタ852は、作成された評価エンジン82(つまり、規則、パラメータなど)の編集及びさらなる更新を可能にし得る。UI作成器853は、本明細書で以下により詳細に説明されるように、EVE作成器851及びEVEエディタ852が使用するために動的に生成されたインターフースを提供し得る。
【0082】
WBSベースのウェブサイトの開発及び展開環境は、複数の協調するコンポーネント及び関係者が連携する複雑な環境であることが理解される。ウェブサイトの作成は、例えばWBSベンダによって生成されるWBS、WBSベンダスタッフによってまたは外部プロバイダによって生成される(ウェブサイト、セクション、及びコンポーネント用の)テンプレート、ならびにWBSと使用するためのサードパーティアプリケーションなど、複数の関係者及び要素の協力及び作業を必要とする場合がある。ウェブサイトの作成はまた、サイト所有者、別個のフリーランス設計者、または(複数のクライアントウェブサイトを扱う)設計会社、ウェブサイトのエンドユーザーによって制作され得る実際のウェブサイトを含む場合があり、これはまた、ユーザー生成コンテンツまたはブログ投稿へのトークバックなどのコンテンツを生成または編集し得、追加のパートナーがプロセスに関与する場合がある。一例は、クライアントに統合型WBSをサービスとして提供するであろう(イエローページプロバイダなどの)大規模フレームワークを提供するパートナーであろう。
【0083】
また、サイトエバリュエータ80が、WBSを使用して構築されたサイトを評価することを目的としているため、基本的なWBSと統合されることも理解される。しかしながら、本明細書に以下により詳細に説明されるように、代替実施形態では、サイトエバリュエータ80は、非WBSサイトまたは「外部」WBS、つまりサイトエバリュエータ80が統合されるWBS以外のWBSを使用して構築されたサイトの分析をサポートし得る。
【0084】
サイトエバリュエータ80は、CMS50からのWBS2内部データにアクセスし得、評価エンジン82は、このデータを分析に使用し得る(例えば、基本的なオブジェクトのタイプを検出するために最終的に生成されたHTMLを分析する代わりに、または分析することと連動して詳細なコンポーネント定義を処理する)。評価エンジン82はまた、CMS50に、サイトとともに分析結果(例えば、サイト設計者のタスク)の定義を保存し得る。この保存によって、(例えば)サイトを処理する複数の設計者は、分析結果を共有するか、または連携して特定された問題を解決することが可能になるであろう。評価エンジン82の機能は、本明細書で以下により詳細に説明される。
【0085】
サイトエバリュエータ80は、EVEレポジトリ86にサイト評価に必要な様々な要素(評価エンジン82及びそのパラメータなど)を格納し得ることが理解される。代替実施形態では、EVEレポジトリ86は、WBS2の基本的なデータベース(すなわち、CMS50)と統合され得る。
【0086】
本明細書で上述されるように、システム200は、複数のタイプまたは評価のアプリケーション領域を処理し得る。これらの例は、アクセシビリティ(「a11y」としても知られる。サイトは、障害のある人を含むすべての人がアクセス可能であるか?)、SEO(検索エンジン最適化)、セキュリティ(サイトが違法アクセスまたは他の形のハッキングからどの程度安全か?)、及び性能(サイトがどの程度迅速に反応するのか)を含む(が、これらに限定されない)。性能はまた、「可視までの時間」及び「インタラクティブまでの時間」などのページロード測定基準の評価、ならびにバックエンド機能に関係する評価などのより複雑な性能評価(例えば、基本的なデータベース情報取り出し速度)も含む場合がある。この測定基準はまた、外部ソース(例えば、ウェブサイトの性能を監視する外部ツール)からの情報を含む場合もある。
【0087】
他のアプリケーション領域は、リソースの使用(例えば、メモリ、データベース接続などのリソースの使用の評価)、垂直アプリケーションの統合、及びリリースのためのサイトの準備状況を含む場合がある。WBSは、ウェブサイトの基盤または部分要素として使用される垂直アプリケーションを提供し得る。
【0088】
別のアプリケーション領域は、準備状況である場合がある。これは、リリースのためのサイトの準備状況である場合がある。準備状況は、テンプレート及びコンポーネントの作成で取り残されたマテリアル(「Lorem Ipsum」もしくは「this is a title」コンテンツ、またはテキスト以外のコンテンツを含む他のテンプレートコンテンツで作成されたテキストオブジェクトなど)がないかをチェックし得る。
【0089】
WBS2が、最終的なバージョンには適していないダミーコンテンツの場合「置換する必要がある」、「置換することが好ましい一般的なテンプレートコンテンツの場合「置換した方がよい」、及びウェブサイト開発段階の間は自由に使用し得るが、展開されたサイトで使用する場合は特定の関与を必要とする著作権で保護されたコンテンツなどの「使用料金を支払う」などの準備状況表示でこのようなコンテンツに明確にマークを付けることによって、この機能にサポートを提供し得ることが理解される。これはまた、バックエンド要素を含む、表示不可のサイト要素にも適用し得る。一例は、展開認証情報に置き換える必要があるウェブサービスのデモモードアクセス認証情報の使用であろう。
【0090】
さらなるファセット評価はまた、WBS QA(WBSベンダスタッフが使用するための品質保証評価結果)、バージョニング((インターフェースの互換性の問題または使用されなくなるサイト要素バージョンについての警告などのコンポーネント及び要素の異なるバージョンの使用に関する問題)、(単一サイトの要素間、及び(例えば同じ組織または機関の複数のサイトなどの異なるサイトの要素間の)一貫性、ならびにコンプライアンス((本明細書で上述されるa11yに加えて、規格、法律、規則、規制、免許、及び他の法的な義務など)を含み得る。これは、組織に固有である義務及び規則とのコンプライアンスを含む場合がある。
【0091】
サイトエバリュエータ80はまた、国際化の評価、及び本明細書で上述される様々なシステムユーザーまたは開発者クラスによって定義され得る追加の分析または要件を処理し得る。
【0092】
各評価エンジン82が、匿名性、プライバシー、及びサイト所有者の権利の要件、ならびにすべての関連する法令を条件として、WBS2内部とWBS2の外部の両方の他のサイトからデータ収集器83を介して収集された情報にアクセスし得ることが理解される。これは、現在のサイトとの比較に使用できる。ここで、サイトエバリュエータ83の部分要素を示す図6が参照される。データ収集器は、WBSデータ収集器831と、内部データ収集器832と、外部データ収集器833とをさらに含み得る。これらの要素の機能は、本明細書で以下により詳細に説明される。
【0093】
データ収集器83は、一般に、WBS2にとって内部及び外部の可視及び非可視の要素サイト要素を含む、サイトページ及びコンポーネントを収集し得る。これらはまた、ポップアップ、ページ及びコンポーネントの代替バージョンなどの条件付きで可視の要素を含み得る。
【0094】
特に、評価エンジン82は、プラットフォーム(例えば、デスクトップ対モバイル)または応答設計の代替策(すなわち、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2021年4月20日に付与された「System and method providing responsive editing and viewing, integrating hierarchical fluid componetns and dynamic layout」と題する米国特許10,984,177号に説明されるディスプレイの幅または他のパラメータに基づいて選択された複数の設計)に基づいて表示されるサイトの異なるバージョン及び変形を分析し得る。
【0095】
このようなバージョンは、別個である場合もあれば(すなわち、応答サイトバージョンは、異なる幅のブレイクポイント範囲で表示される)、スペクトルもしくは範囲(例えば、単一のブレイクポイント範囲内の幅の範囲について制作されるサイトバージョン及びレイアウトの連続体)を形成する場合があることが理解される。
【0096】
サイトのページ及びコンポーネントはまた、非可視コンポーネント属性(標準のディスプレイでは可視ではないメタデータ、キーワード、または代替テキストのチェックなど)、及び(フロントエンドからは直接的に可視ではない)バックエンド要素を含み得る。例えば、支払いコンポーネントは、フロントエンド部分(支払いUI)及びバックエンド部分(支払いの処理)を有し得る。サイトエバリュエータ80は、このようなバックエンドコンポーネントと統合される場合もあれば、それ以外の場合、このようなバックエンドコンポーネントと通信する場合もある。
【0097】
サイトのページ及びコンポーネントが、非クライアントレンダリング(サーバ側レンダリング、及び分割レンダリングなど)を使用する要素と、要素のバージョン(つまり、複数のバージョンで表示できるコンポーネントの場合、コンポーネントの全バージョンで情報をチェックすること)と、非表示の要素データ(画面上では可視ではない大きいギャラリーまたはリピータのコンテンツなど)と、(本明細書で上述されるモバイル対デスクトップバージョンまたは応答設計の下での異なるブレイクポイント範囲での異なるレイアウト/コンポーネントを含む)サイトのバージョンとをさらに含み得ることが理解される。
【0098】
WBSデータ収集器831は、WBS2のサイトによって使用されるテンプレート、インストールされたサードパーティアプリケーション、及び特定のAPI/ウェブサービスを通じてアクセスされる(サードパーティサーバ上の)サードパーティアプリケーション内部マテリアルを含むWBS構成可能アプリケーション、ならびにインストールされた垂直線及び垂直アプリケーションを収集し得る。
【0099】
内部データ収集装置832は、ユーザープロファイル情報(地理を含む)、サイトビジネスまたは他の情報(例えば、サイト生成システム40に提供されるユーザープロファイルによって提供される)、電子ストアカタログ、従業員のリストなどのサイトに関連するデータを格納する基本的なデータベース、同じ組織に属する他のサイト(例えば、複数のそのようなサイト間の整合性をチェックするため)、他のWBSサイト(サイト所有者の匿名性、プライバシー、及びサイト所有者の権利を条件とする)、ならびに外部ウェブサイト(「外部」WBSを使用して構築されたサイトと「手動で構築された」サイトの両方)など、評価されたサイトの外部の他のソースからの情報を統合し得る。
【0100】
評価エンジン82は、WBS2によって提供される広範囲な情報を利用し得るが、評価エンジン82はまた、WBS2で作成またはWBS2によってホストされていない「外部」サイトも利用し得ることが理解される。このような外部サイトは、WBS2と統合されていない異なるシステムを使用することによって、またはブラウザによって直接的に実行可能なコード(例えば、HTML、CSS、及びJavaScriptコード)を発行する異なるシステムを使用することによってなどいくつかの方法で作成されるであろう。これは、このようなコードを発行するシステムまたはユーザーがこのようなコードを直接的に編集することを可能にするエディタであるであろう(AdobeのDreamWeaver CC(商標)またはHTMLサポート付きのNotepad++など)。
【0101】
外部サイトはまた、通常のHTML/CSS/JSモデルとは異なるモデルを使用するウェブサイトの作成を可能にするフレームワーク(Facebook, Inc.のReactなど)を使用して作成し得る。このようなフレームワークは、独自のコンポーネントアーキテクチャを提供し得る。外部サイトはまた、サイトの部分を実行するプレインストールまたはダウンロードされたコードを使用して作成し得る。これは、例えば、サイトの部分を実装する統合アプレット(Javaベースのアプレットなど)、(モバイルアプリを含む)サイト全体のインタラクティブアプリケーション、またはバーチャルマシンベースのコンポーネントであるであろう。このようなコードはまた、ネイティブコード、JITコンパイルされたコード、解釈されたコード、または他の実行方法を使用するコードを含み得る。
【0102】
外部データ収集器833は、サイトアクセスマネージャによって実装される(例えば)以下の方法を通じて、つまりホストサーバから直接的にサイトコード(HTML/CSS/JSまたはそれ以外)を読み取ることによって、補助ファイル(検索エンジンスパイダーによって読み取られるrobots.txtファイルなど)を読み取ることによって、格納されたページへのアクセスを提供するAPIまたはウェブサービスを介してサイトにアクセスることによって、外部(非統合型)WBSにそれが提供するAPIまたはウェブサービスを通してアクセスすることによって、または評価されたウェブサイトを伝搬するために使用されるトラフィックにアクセスすることによって、この情報、及びこのような外部サイトの基本的なオブジェクトアーキテクチャの(おそらく)一部にアクセスし得る。これは、ネットワーク通信を受動的に傾聴すること(及びその分析/デコード)を通じて、またはサーバ、クライアント、仲介マシン(Cloudflareなどのコンテンツを伝搬する配信ネットワークなど)に埋め込まれたエージェント、または関連する通信を分析した追加された「中間のエージェント」を通じてであろう。
【0103】
外部データ収集器833はまた、ターゲットウェブサイトを「実行」し、その(内部)オブジェクトモデルまたはレンダリングされたコードを傍受できる特定のブラウザ(ヘッドレスまたはヘッドレスではない)を使用し得る。これはまた、既存のブラウザの拡張機能またはプラグインである可能性がある。外部データ収集器833はまた、サイトコードとともに埋め込まれたクライアント側エージェントを追加し得、そのオブジェクトモデルまたはレンダリングプロセスとインタラクトする。代わりに、このようなエージェントは、他のシステム要素(ブラウザまたは基本的なオペレーティングシステム)とインタラクトできるであろう。
【0104】
外部データ収集器833はまた、サイトによって生成された視覚表示を追跡するか、またはHTMLもしくはブラウザオブジェクトモデル(例えば、DOMモデル)を読み取ることができるコードまたはハードウェアを追加することによって情報にアクセスし得る。この状況では、システム200の一実施形態は、本明細書で以下により詳細に説明されるように、評価エンジン82を使用して、HTML、ブラウザオブジェクトモデル、または両方の分析に基づいて動作し得ることが理解される。しかしながら、評価エンジン82はまた、収集された情報の予備分析を実行して、サイト要素及び構造のより高いレベルのモデルを抽出し得る。このようなモデルは、構造(つまり、サイトがなにから成り立っているのか)、レイアウト関連、意味論的、及び挙動に関する態様を含み得る。特に、抽出されたモデルは、単に静的情報(例えば、所与のときのサイト構造)だけではなく、動的情報(様々な応答に対するサイトの動的挙動)も含み得る。
【0105】
本明細書で上述されるように、実際のサイト評価及び 試験は、評価エンジン82のセットによって実行され得、評価エンジン82の異なるセットは、本明細書で上述される異なるアプリケーション領域に適用され得る。評価エンジン82は、(本明細書で上述されるように)データ収集器83によって収集される情報を処理し得、収集された情報がどのように処理されるのかを定義するために、規則、スクリプト、または機械学習(ML)モデルなどのパラメータを使用し得る。
【0106】
ここで、評価エンジン82の要素を示す図7が参照される。評価エンジン82は、規則エンジン821と、評価アナライザ822と、結果アナライザ823と、レコメンダ824とを含み得る。これらの要素の機能は、本明細書で以下により詳細に説明される。
【0107】
ここで、評価アナライザ822の要素を示す図8が参照される。評価アナライザ822は、WBSオブジェクトアナライザ8221と、HTMLサイトアナライザ8222と、ML(機械学習)モデルトレーナー8223と、外部WBSサイトアナライザ8224と、バックエンド(BE)要素アナライザ8225と、コードアナライザ8226と、垂直アプリケーションアナライザ8227と、サードパーティアプリケーション/WBS構成可能アプリケーション(TPA/WCA)アナライザ8228と、ユーザープロファイルアナライザ8229と、ビジネスインテリジェンス(BI)アナライザ8230と、編集履歴(EH)アナライザ8231と、マルチサイトインテグレータ8232とをさらに備え得る。
【0108】
規則エンジン821は、プリセット、所定の規則のセット、または規則の選択を提供し得る。利用可能なオプションは、例えば、職業設計者向けの、または(企業内部での使用向けに開発されたウェブサイトを評価する)企業IT部門向けの特定のプリセットなど、ユーザータイプに応じて異なる場合がある。
【0109】
ここで、アプリケーションの異なる領域に対して異なる評価エンジン82をどのようにして呼び出し得るのか、及び当てはまる場合がある規則の例を示す図9A図9Fが参照される。説明のために、右側の列に表されるアプリケーションの領域は、アクセシビリティ(A11y)、SEO、セキュリティ、性能、垂直アプリケーション統合レベル、公開するための準備状況、及び(WBSベンダが使用するための)内部QA問題である。示されるように、各アプリケーション領域は、複数の評価エンジン82を呼び出し得、単一の評価エンジン82は、複数のアプリケーション領域に適用され得る。
【0110】
ここで、異なる評価領域がどのようにして少なくとも1つの評価エンジン82を必要とする場合があるのか、及び各評価エンジン82がどのようにして評価アナライザ822から単一のアナライザまたは複数のアナライザを呼び出し得るのかを示す図10が参照される。
【0111】
一例として、図9に示される「色のコントラスト」評価エンジンは、「相反する色(青の隣の赤)のタイトルを有することはできない」及び「色が背景の色に近すぎるテキストを有することはできない」などの複数の規則のセットを有する場合がある。この状況では、色のコントラスト評価エンジン82は、WBSオブジェクトアナライザ8221に、コンポーネントの位置及び色を決定するように命令し得る。
【0112】
評価アナライザ822が、データに基づいた規則、特定の分析スクリプト、及びML(機械学習)モデルなど、本明細書で以下に説明されるツールを使用して、関連する評価エンジン82の予備分析及び評価を実行し得ることが理解される。
【0113】
また、非統合型WBSを使用して作成されたサイトの場合、特定の規則、スクリプト、及びMLモデルが、特定のWBSに適合され得ることも理解される。したがって、例えばサイトが、(WordPressなどの)特定の外部WBSによって構築されているとして認識される場合、評価エンジン82は、その特定のプラグインアーキテクチャなど、WordPressの特定の要素を考慮に入れるようにその評価エンジン822を適合し得る。
【0114】
この予備分析に基づいて、評価アナライザ822は、基本的な外部WBSまたは(このようなものが使用されるならば)フレームワークの実際のコンポーネント構造を再構築し、それを使用して、ベースのHTMLレベルではなく認識されたコンポーネントレベルで定義される評価エンジン82及び規則を適用し得る。
【0115】
WBSオブジェクトアナライザ8221は、サイト(ブラウザオブジェクトモデル)のコンポーネントアーキテクチャを分析し、サイトで基本的なオブジェクトのタイプを検出するために、最終的に生成されたHTMLの分析の代わりにまたは分析と併せて詳細なコンポーネント定義を処理し得る。
【0116】
WBSオブジェクトアナライザ8221はまた、(例えば、特定の生成されたHTML/CSS/JSを認識することによって)外部WBS生成サイトで複雑なギャラリーの使用をモデル化及び検出し、そのレンダリングされたサブコンポーネントからこのようなギャラリーを再構築し得る。上述のように生成された視覚表示を追跡調査することに基づいて分析されたサイトの場合、WBSオブジェクトアナライザ8221は、HTMLまたはブラウザオブジェクトモデルレベルではなく、画面画像レベルで分析を実行し得る。
【0117】
HTMLサイトアナライザ8222は、コンポーネント間の意味論的関係性及び挙動関係性とともに、評価されたサイトの構造及びレイアウトを分析し得る。HTTLサイトアナライザ8222は、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2019年1月8日に付与された「System and Method for Automated Conversion of Interactive Sites anad Applications to Support Mobile and Other Display Environments」と題する米国特許第10,176,154号に説明されるプリプロセッサに類似した方法を使用し得る。
【0118】
本明細書で以下に説明されるように、評価エンジン82はまた、機械学習モデルを使用し得る。この状況では、評価エンジン82は、以前に評価されたサイトでのモデルを(例えば)WBS2の変更に適合させるようにこのモデルを再訓練し得る。
【0119】
MLモデルトレーナー8223は、異なるニーズ及び異なるMLベースの編集エンジン82のために異なる機械学習モデルを訓練し得る。MLモデルトレーナー8223は、本明細書で以下に詳細に説明されるように、(収集されたトレーニングデータに基づいて)新しいモデルを生成し得、既存のモデルに対してその性能を評価し得る。トレーニングデータは、データ収集器83によって収集された収集情報、ならびに結果アナライザ827及びレコメンダ828による様々な推奨事項及び提案された是正措置に基づいて実行される変更に関する情報のいずれかを含み得る。
【0120】
機械学習モデルが、各MLベースの評価エンジン82によって実施されるタスクまたは活動に適した任意のモデルであってよいことが理解される。機械学習モデルは当該技術分野で既知であり、通常、なんらかの形のニューラルネットワークである。この用語は、システムが、既存のアルゴリズム及びデータセットに基づいてパターンを認識し、ソリューションの概念を提供する能力を指している。システムはより多く訓練されるほど、システムが発展させる知識は多くなる。
【0121】
基本的なMLモデルは、学習モデル(教師ありまたは教師なし)であってよい。例として、このようなアルゴリズムは、予測(例えば、線形回帰)アルゴリズム、分類(例えば、決定木、k 最近傍)アルゴリズム、時系列予測(例えば、回帰ベース)アルゴリズム、相関アルゴリズム、クラスタリングアルゴリズム(例えば、K平均クラスタリング、ガウス混合モデル、DBscan)、またはベイジアン法(例えば、ナイーブベイズ、ベイジアンモデル平均化、ベイジアン適応トライアル)、画像間モデル(例えば、FCN、PSPNet、U-Net)シーケンスツーシーケンスモデル(例えば、RNN、LSTM、BERT、オートエンコーダーなど)、または生成モデル(例えば、GAN など)であってよい。
【0122】
代わりに、MLモデルは、次元縮退、仮説検定、一元配置分散分析(ANOVA)検定、主成分分析、結合分析、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、決定木(ランダムフォレスト法を含む)、アンサンブル法、及びその他の技術などの統計アルゴリズムを実装し得る。他のMLモデルは、ソリューション要素(ウェブサイト構築システム要素またはメディアオブジェクトなど)を-おそらく既存のサイト要素に対する「拡張機能」として-生成する生成モデル(敵対的生成ネットワークまたは自動エンコーダなど)であり得る。
【0123】
大部分の実施形態の場合、MLモデルは、それらが生産段階または実行時段階にリリースされる前にトレーニング段階または学習段階を受け得るか、または既存のシステムまたはモデルからのモデルを使用して動作を開始し得ることが理解される。トレーニング段階または学習段階の間、MLモデルは、特定の変数に焦点を当てて、誤差マージンを削減するか、またはそれ以外の場合その性能を最適化するように調整され得る。MLモデルは、最初に、本明細書に説明される収集データなどの多種多様なデータからの入力を受け取り得る。
【0124】
別の実施形態では、特定のタスクにとって適切な場合、MLモデルの1つまたは複数は、エキスパートシステムまたは複数の人工知能(AI)技術を組み込んだハイブリッドインテリジェントシステムなどの規則ベースのシステムで実装され得る。これらは、en.wikipedia.comの「Rule-Based System」及び「Hybrid Intelligent System」と題するウィキペディアの記事で説明されている。
【0125】
外部WBSサイトアナライザ8224は、外部ウェブサイト構築システム、つまり、評価エンジンが統合されているWBS以外のWBSを使用して構築されたウェブサイトを分析し得る。例えば、外部WBSサイトアナライザ8224は、単にレンダリングされたHTMLではなく基本的な定義を取り込むために、外部WBSによって制作されたサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析し得る。
【0126】
BE要素アナライザ8225は、(例えば)準備状況評価の一環としてサーバ側データベース構成パラメータなどのバックエンド要素を分析し得る。
【0127】
コードアナライザ8226は、セキュリティ、性能、QA、垂直統合などの目的のためにウェブサイトに埋め込まれた任意のコードを分析し得る。コードは、(米国特許第10,209,966号に説明されるように)サイトのフロントエンド部分またはバックエンド部分に(例えば)埋め込むことができるであろう。これはまた、WBSに特有のコードまたは(例えば、サーバ側もしくはクライアント側のコードもしくはスクリプト言語の包含を可能にするWBS用の)一般化されたフレームワークを通して提供されるコードを含むことがあるであろう。
【0128】
垂直アプリケーションアナライザ8227は、垂直アプリケーションの統合または使用が、適切に実行されたかどうか(例えば、完全なアクティブ化、安全な統合、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)の使用の完全性など)をチェックし得る。
【0129】
TPA/WCA8228アナライザは、セットアップ、構成、使用パラメータ、セキュリティセッション、及びAPIバージョン情報を決定するために、関連付けられたサードパーティアプリケーション、及び任意の関連付けられたWBS構成可能アプリケーションとの任意のインターフェースを分析し得る。
【0130】
ユーザープロファイルアナライザ8229は、ユーザープロファイルパラメータを分析して、ユーザーパラメータに依存するあらゆる評価エンジン82が使用するための分析/処理されたユーザー情報を規則エンジン821に提供し得る。一例は、所与の地理に特有のA11y(アクセシビリティ)規制とのサイトのコンプライアンスをチェックする規則であろう。このような規則をチェックするには、サイトの設計/レイアウトと、サイト設計者(及びおそらくエンドユーザー)の地理情報の両方へのアクセスが必要になる場合がある。
【0131】
BIアナライザ8230は、規則エンジン821が使用するためのサイトの任意の関連ビジネス情報/インテリジェンスを分析し得、EHアナライザ8231は、規則エンジン821が使用するためのサイト設計者の格納された編集履歴を分析し得る。
【0132】
結果アナライザ823は、評価アナライザ822及びレコメンダ824の要素からの出力を照合し得、自動更新またはユーザーによる手動更新のどちらかの出力に従って、サイト変更器84にフィードバックまたは推奨事項を提供し得る。レコメンダ824はまた、サイト変更器84に関して本明細書で上述されるように、例えば解決のオプション、及び検出された問題の訂正または改善を支援するさらなる情報など、報告及び是正措置の定義で使用し得る記述を発行し得る。このような定義は、本明細書で以下により詳細に説明されるように、UI作成器853によって作成されたWBS2の特定の補正ユーザーインターフェース(UI)に対する特定のフックを含む可能性がある。
【0133】
サイト変更器84は、(CMS50に格納されるサイトを直接的に修正することによって)推奨事項を直接的に適用し得る。代わりに、サイト変更器は、後の解決(注釈またはインジケータを追加することなど)のためにサイト構造に推奨事項を適用し得る。サイト変更器はまた、本明細書で以下により詳細に説明されるように、サイトエディタ841を介して推奨事項に従って手動で変更を加えるためにユーザーに特定のUIモジュールを提示し得る。
【0134】
本明細書で上述されるように、評価エンジン82は、評価エンジン82の作成及び編集のための開発フレームワーク、ならびに開発エンジン82を駆動する関連規則、スクリプト、及びモデルを提供し得る評価エンジンハンドラ85を使用して開発され得る。評価エンジンハンドラ85はまた、様々なデータソースにアクセスできる特定のUIを使用する規則の編集の構築を可能にし得る。本明細書で上述されるように、複数のカテゴリのユーザーは、評価エンジン82を作成するためにシステム200にアクセスし得、これらのユーザーは、異なる役割及び特権を有し得る。したがって、EVE作成器851は、ユーザーの役割及び許可に基づいて、評価に異なるデータソースを提供し得る。EVE作成器851はまた、データソース、WBS編集プラットフォーム、及び他のWBS要素との統合のための特定のAPIを提供し得る。
【0135】
評価エンジン82は、多くの場合、WBS2ベンダ及びそのスタッフによって定義及びセットアップされることが理解される。しかしながら、システム200を使用することによって、(本明細書で上述される様々なタイプの)ユーザーまたは設計者はまた、独自の規則を定義することができる。したがって、規則の作成は、簡略さに重点を置き得、必要とされるユーザー入力を最小限に抑えながら規則の作成を可能にし得る。
【0136】
評価エンジン82の明示的な/手動による構築に加えて、システム200はまた、MLモデルトレーナー8223に関して本明細書で上述されるように、例えば、既存のサイトと、明示的に提供されるか、またはサイト測定基準(人気など)に基づいて推論されるかのどちらかのトレーニング情報とに基づいてMLモデルを訓練することによって(ユーザーが受け入れ、修正し、承認する場合がある)可能な規則を検出及び提案し得る。
【0137】
このような規則は、(例えば)複数のクライアントにサービスを提供する単一の設計会社によって作成された複数のサイトの分析に基づく場合がある。複数サイト統合器8232は、この会社によって作成されたこれらの複数のサイトをレビューして、サイトにわたって共通するタイル及び設計要素を検出し、作成されたサイトが以前のサイトで使用されていた規約に準拠していないときに会社のスタッフに知らせるための評価エンジンを生成し得る。評価エンジンハンドラ85はまた、同じ会社が以前に作成した他のサイトと異なるサイトを作成するのに役立つ、正反対のタイプの規則、つまり多様化規則を作成するために使用され得る。このような規則はまた、特定のサイト内の一貫性及び多様性の問題を検出し得る(例えば、所定のページが、同じサイトで類似した機能を提供する他のページと一貫しているかどうかをチェックする)。
【0138】
同じ方法はまた、異なる事例で、または例えば、所与の地理もしくは産業タイプで共通の要素を検出することなど、サイトの異なる断面で使用され得ることが理解される。
【0139】
WBSベンダはまた、「最善の組み合わせ」のためのベースライン推奨事項を提案するために評価エンジン82を展開し得る。したがって、「WBS YでタイプXのサイトを実行する最善の方法はなにか」の知識はエンコードされ、複数のユーザーサイトに適用され得る。
【0140】
システム200が、パラメータ化された規則を使用して指定された特定の分析規則または状況を処理し得る特定の特殊規則実行評価エンジン82を使用して評価エンジン82を自動的に作成し得ることが理解される。
【0141】
評価エンジン82はまた、収集情報を評価するために実行され得るスクリプトセグメントを使用して指定され得る。スクリプト言語は、特殊言語、標準言語(JavaScriptなど)、または収集情報へのインターフェースを含むために拡張された標準言語の拡張バージョンであってよい。スクリプト言語はまた、本明細書で上述されるように収集情報を処理する関連MLモデルを有する1つまたは複数のMLエンジンを使用して指定され得る。
【0142】
評価エンジン82が、バックグラウンドエンジンのセットとして機能し得るとしても、評価エンジン82はまた、UI作成器853を介して定義された評価エンジンユーザーインターフェース(UI)を含む場合があることが理解される。代替実施形態では、UI作成器はWBSエディタ30と統合され得る。本明細書で上述されるように、EVEエディタ852は、ユーザーが評価エンジン82を編集及び更新することを可能にするUIを提供し得る。
【0143】
UI作成器853は、ユーザーが特定の評価エンジン82に特定の入力及びパラメータを提供することを可能にするEVEエディタ852にUIを提供し得る。例えば、評価エンジン82は、サイト要素の一定の構成を検出し、ユーザーから追加情報を要求する場合がある。
【0144】
別の例は、生成された結果及びレコメンダ824からの推奨事項であろう。特に、推奨事項は、ウェブサイトのコンポーネント、コンテンツ、設計、レイアウト、パラメータ、及びユーザー入力を必要とする場合がある他の要素に対して提案されている変更を含む場合がある。このようなUI作成器842はまた、サイトエディタ841に是正措置のためのサポート(例えば、是正措置ウィザード)を含むUIを提供し得る。
【0145】
これらのUIのすべては、出願人が共有し、参照により本明細書に組み込まれる、2019年10月29日に付与された「System and Method for the Generation of an Adaptive User Interface in a Website B uilding System」と題する米国特許第10,459,699号に説明されるように、静的である場合もあれば、様々な評価82エンジンパラメータ、ウェブサイトパラメータ、及び結果に従って、UI作成器853及びサイトUI作成器842によって動的に生成される場合があることが理解される。この状況では、UI作成器853及びサイトUI作成器842は、ユーザーが選択したコンポーネントのセットの代わりに、修正に予定されるコンポーネントに従ってUIを作成し得る。米国特許第10,459,699号に説明されるように、様々な評価エンジンからのインターフェースの断片はまた、動的に調整されるインターフェースとともに表示され得る。
【0146】
本明細書で上述されるように、サイトエディタ841及びサイト作成器842によって作成されたそのUIはまた、WBSエディタ30と統合され得る。サイトエディタ841はまた、WBSエディタ30と統合されたサイトナビゲーションツールとして機能する結果補正UIを含み得る。したがって、追加されたUIは、ユーザーが(解像度、可視性(例えば、表示優先順位)、ズーム、パン、及びコンポーネントの選択への影響を含む)正しいコンポーネントをレビュー及び補正するのに役立ち得る。
【0147】
追加されたUIはまた、関連するコンポーネントを示すか、複数の解像度でページを示すか、または(ユーザーが編集するのを支援するために)他のページ変換を実行するためにページ内でスクロールし得る。
【0148】
サイトUI作成器842がまた、レビューされたサイトまたはその特定な部分(ページまたはページセクションなど)の変換または要約されたバージョンを作成し得ることが理解される。このようなサイトの変換されたバージョンは、例えば、修正されるコンポーネントまたは要素のサブセットを含み得、ユーザーが大きいサイト全体を「飛び回る」のではなく、サイトのより小さい部分を閲覧することを可能にする。これは、関連するサイトの問題を明示する「要約サイト」を動的に作成することと見なすことができ、本明細書で上述されるように、サイトエディタ841またはWBSエディタ30によって編集することができる。要約サイトに加えられる変更は、次に代わりにフルスケールサイトに伝搬されるであろう(フルスケールサイトでの複数の発生に単一の変更を伝搬する可能性を含む)。
【0149】
サイト変更器84は、任意の結果及びレコメンダ824からの推奨事項をシステム200の基本的なデータ構造に自動的に統合し得る。レコメンダ824からの推奨事項が、本明細書で上述される手動更新のための提案として、またはサイト変更器84によって自動的にのどちらかでその実装に関してフラグを立てられる場合があることが理解される。サイト変更器84は、本明細書で上述されるように、例えばコンポーネントを追加することによって、既存のコンポーネントに属性またはマーカーを追加することによって、または情報層を追加することによって、評価されたサイトを修正し得る。サイト変更器84はまた、WBSデータ構造に適用可能である推奨事項を処理し、サイト要素構造の中に推奨事項または関連付けを挿入するためにCMS50と直接的にインタラクトし得る。このようにして、サイトが変換されるとき、推奨事項が実装に利用可能である。例えば、推奨事項が要素Xと関連付けられる場合、たとえ推奨事項が直ちに適用されなくても、要素Xが別のコンテナまたはページに移動しても、推奨事項は、要素Xと関連付けられたままであろう。特に、単一サイトは、異なる評価エンジン82の実行に基づいて、または複数の実行ラウンドに基づいて、(例えば、以前のラウンドによってフラグが立てられたすべての問題が解決されたわけではないとき)複数のこのような修正セットを含み得る。
【0150】
代替実施形態では、サイト変更器84はまた、設計者がレコメンダ824に基づいてサイトに手動で変更を加えることができるように、EVEエディタ852またはWBSエディタ30(または他のサイト管理UI)と統合され得る。このような推奨事項の例は、編集されたサイトに追加の情報層を追加することか、既存のコンポーネントに追加情報(例えば、追加のハンドルもしくは他の追加されたUIを使用してレビューするか、または呼び出すことができる情報)を追加することか、または(コンポーネントの追加などの)表示されたサイトを修正することである場合がある。自動UI修正は、本明細書で上述されている。
【0151】
代替実施形態では、システム200はまた、(オブジェクトマーケットプレース15の一部として、または別個にどちらかで)EVEマーケットプレースを提供し得る。これにより、評価エンジン作成者は、自分のノウハウまたは設計を守りつつ、他のユーザーに評価エンジンを配布することが可能になるであろう。
【0152】
したがって、ウェブサイト構築システムのすべてのタイプのユーザーは、複数のアプリケーション領域を評価するための評価エンジンを開発及び使用して、ユーザーが開発しているウェブサイトが高品質であり、あらゆる要件を満たしていることを確実にすることを支援し得る。
【0153】
特に明記しない限り、上述の説明から明らかなように、明細書全体を通して、「処理する(processing)」、「計算する(computing)」、「計算する(calculating)」、「決定する(determining)」などの用語を利用する説明は、コンピューティングシステムのレジスタ及び/またはメモリ内のデータを、処理する及び/またはコンピューティングシステムのメモリ、レジスタ、または他のこのような情報ストレージデバイス、伝送デバイス、またはディスプレイデバイス内の他のデータに変換する、クライアント/サーバシステム、モバイルコンピューティングデバイス、スマートアプライアンス、クラウドコンピューティングユニット、または類似する電子コンピューティングデバイスなどの任意のタイプの汎用コンピュータのアクション及び/またはプロセスを指すことが理解される。
【0154】
本発明の実施形態は、本明細書の動作を実行するための装置を含み得る。この装置は、所望の目的のために特別に構築される場合もあれば、装置は、通常、コンピュータに格納されたコンピュータプログラムによって選択的にアクティブ化されるか、または再構成される少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを有するコンピューティングデバイスまたはシステムを含む場合もある。結果として生じる装置は、ソフトウェアによって命令されると、汎用コンピュータを本明細書に説明される本発明の要素に変換し得る。命令は、所望されるコンピュータプラットフォームと動作する本発明の装置を定義し得る。このようなコンピュータプログラムは、光ディスク、光磁気ディスクを含む任意のタイプのディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、揮発性メモリ及び不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、電気的にプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能及びプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、磁気カードまたは光カード、フラッシュメモリ、ディスクオンキー、または電子命令を格納するために適し、コンピュータ システム バスに結合できる、任意の他のタイプの媒体であるが、これらに限定されないコンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。コンピュータ可読記憶媒体はまた、クラウドストレージに実装されてもよい。
【0155】
一部の汎用コンピュータは、データネットワーク及び/または移動通信ネットワークとの通信を可能にするために少なくとも1つの通信要素を含み得る。
【0156】
本明細書に提示されるプロセス及び表示は、任意の特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関係しているわけではない。様々な汎用システムは、本明細書の教示に従ってタプログラムとともに使用され得るか、または所望の方法を実行するためのより特殊化した装置を構築する方がより便利であることが判明し得る。様々なこれらのシステムの所望の構造は、以下の説明から明らかになる。さらに、本発明の実施形態は、任意の特定のプログラミング言語を参照して説明されていない。様々なプログラミング言語が、本明細書ni説明されるように、本発明の教示を実装するために使用され得ることが理解される。
【0157】
本発明の一定の特徴が本明細書に示され、説明されているが、ここで当業者は多くの修正、置換、変更、及び同等物を思い浮かべる。したがって、添付の特許請求の範囲が、本発明の真の趣旨に入るとしてこのようなすべての修正及び変更を網羅することを目的とすることが理解される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E
図9F
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-10-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブサイト構築システム(WBS)であって、
少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、
前記ウェブサイトの作成の間および保守のために前記WBSを使用してデザイナによって構築されるウェブサイトの少なくとも2つのアプリケーション領域を評価するために前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサで実行するサイトエバリュエータと、を備え
前記少なくとも2つのアプリケーション領域は、アクセス可能性、SEO、前記ウェブサイトのパフォーマンス、前記ウェブサイトのリソース使用、垂直アプリケーション統合、及び公開するための準備状況の少なくとも2つであり、
前記サイトエバリュエータは、
規則、スクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも2つに従って前記少なくとも2つのアプリケーション領域を評価するための少なくとも2つの評価エンジンと、
前記少なくとも2つの評価エンジンからの推奨事項に従って、前記ウェブサイトに対する自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施するためのサイト変更器と、
前記少なくとも2つの評価エンジンの前記デザイナの選択及び構成を可能にするための評価エンジンハンドラと、
を備えるサイトエバリュエータと、
を備える、システム。
【請求項2】
評価要求を受け取り、どの少なくとも2つの評価エンジンを使用するのかを決定するための評価エンジンコーディネータと、
前記少なくとも2つの評価エンジンが使用するためのデータを収集するためのデータ収集器と、
前記少なくとも2つの評価エンジン及びそれらのパラメータを格納するためのレポジトリと、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記少なくとも2つの評価エンジンが、
前記規則、スクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも2つをアクティブ化するための規則エンジンと、
前記規則エンジンに従って、前記少なくとも2つのアプリケーション領域を評価するための評価アナライザと、
前記評価アナライザの出力を分析するための結果アナライザと、
前記結果アナライザに従って、前記ウェブサイトに手動修正及び自動修正を推奨するためのレコメンダと、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記サイト変更器が、
前記デザイナが、前記推奨事項に従って前記ウェブサイトに前記手動修正を加えることを可能にするためのサイトエディタと、
前記推奨事項に従って前記サイトエディタのためのユーザーインターフェース(UI)を作成するためのサイトUIと、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記評価エンジンハンドラが、
前記デザイナが、評価エンジンを作成及び構成することを可能にするための評価エンジン(EVE)作成器と、
前記デザイナが、前記評価エンジンを編集及び更新することを可能にするための評価エンジン(EVE)エディタと、
を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記データ収集器が、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、テンプレート、サードパーティアプリケーション内部資料、ならびにインストールされた垂直アプリケーション、及び前記ウェブサイト用の垂直アプリケーションの少なくとも1つを収集するためのWBSデータ収集器と、
前記ウェブサイトにとって外部の他のソースから情報を前記WBS内に統合するための内部データ収集器と、
前記WBSにとって外部のソースから前記ウェブサイトの情報にアクセスし、統合するための外部データ収集器と、
を備える、請求項2に記載のシステム。
【請求項7】
前記評価アナライザが、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、前記ウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析するためのWBSオブジェクトアナライザと、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、前記ウェブサイトのコンポーネント間の意味論的関係性及び挙動関係性とともに、前記ウェブサイトの構造及びレイアウトを分析するためのHTMLサイトアナライザと、
前記WBSによって構築されていないウェブサイトの前記コンポーネントアーキテクチャを分析するための外部WBSアナライザと、
前記少なくとも2つのアプリケーション領域について機械学習モデルを訓練するための機械学習(ML)モデルトレーナーと、
前記ウェブサイトのバックエンド要素を分析するためのBE(バックエンド)要素アナライザと、
前記ウェブサイトに埋め込まれたコードを分析するためのコードアナライザと、
前記ウェブサイト内での垂直アプリケーションの統合及び使用の性能を分析するための垂直アプリケーションアナライザと、
関連付けられたサードパーティアプリケーション、及び前記ウェブサイトへの構成可能なWBSアプリケーションとのインターフェースを分析するためのサードパーティアプリケーション(TPA)/構成可能なWBSアプリケーション(WCS)アナライザと、
前記デザイナに対して少なくとも1つのユーザーカテゴリを決定するためのユーザープロファイルアナライザと、
前記WBSによって構築されるときに、前記ウェブサイトの格納された編集履歴を分析するための編集履歴アナライザと、
前記ウェブサイトの関連付けられたビジネス情報を分析するためのビジネスインテリジェンス(BI)アナライザと、
複数のサイトをレビューし、前記複数のサイトにわたって共通するスタイル及び設計要素を検出するための複数サイト統合器と、
の少なくとも1つを備える、請求項3に記載のシステム。
【請求項8】
前記少なくとも1つのユーザーカテゴリが、WBSベンダスタッフ、WBSベンダ開発者、内部スタジオ及びカスタマサポートスタッフ、アクセシビリティ(Ally)レビュー担当者、クライアントサイトを扱う代理店、ウェブサイト構築及びWBSコンサルタント、ならびに一般的なWBSユーザー及び設計者の少なくとも1つである、請求項に記載のシステム。
【請求項9】
ウェブサイト構築システム(WBS)のための方法であって、
規則、スクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも2つに従って、前記ウェブサイトの作成及び保守の間に前記WBSを使用してデザイナによって構築されるウェブサイトの少なくとも2つのアプリケーション領域を少なくとも2つの評価エンジンを使用して評価することを含み、前記少なくとも2つのアプリケーション領域は、アクセス可能性、SEO、前記ウェブサイトのパフォーマンス、前記ウェブサイトのリソース使用、垂直アプリケーション統合、及び公開するための準備状況の少なくとも2つであり、
前記評価することは、
前記少なくとも2つのアプリケーション領域前記評価することからの推奨事項に従って、前記ウェブサイトに自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施することと、
前記少なくとも2つの評価エンジンのデザイナの選択及び構成を可能にすることと、
を含む、方法。
【請求項10】
評価要求を受け取り、どの少なくとも2つの評価エンジンを使用するのかを決定することと、
前記少なくとも2つの評価エンジンが使用するためのデータを収集することと、
前記少なくとも2つの評価エンジン及びそれらのパラメータを格納することと、
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
なくとも2つの評価エンジンを使用して前記評価することが、
、スクリプト及び機械学習(ML)モデルの少なくとも2つをアクティブ化することと、
、スクリプト、及び機械学習(ML)モデルの前記少なくとも2つを前記アクティブ化することに従って、前記少なくとも2つのアプリケーション領域を評価することと、
前記少なくとも2つのアプリケーション領域を前記評価することの出力を分析することと、
前記出力を前記分析することに従って、前記ウェブサイトに手動修正及び自動修正を推奨することと、
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記自動修正及び手動修正の少なくとも1つを実施することが、
前記デザイナが、前記推奨事項に従って前記ウェブサイトに前記手動修正を加えることを可能にすることと、
前記デザイナが、前記推奨事項に従って前記手動修正を加えることを前記可能にするために少なくとも1つのユーザーインターフェースを作成することと、
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項13】
前記デザイナが前記手動修正を加えること及び構成を可能にすることが、
前記デザイナが、評価エンジンを作成及び構成することを可能にすることと、
前記デザイナが、前記評価エンジンを編集及び更新することを可能にすることと、
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項14】
前記データを収集することが、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、テンプレート、サードパーティアプリケーション内部材料、ならびにインストールされた垂直アプリケーション、及び前記ウェブサイト用の垂直アプリケーションの少なくとも1つを収集することと、
前記ウェブサイトにとって外部の他のソースから情報を前記WBS内に統合することと、
前記WBSにとって外部のソースから前記ウェブサイトの情報にアクセスし、統合することと、
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
記少なくとも2つ評価エンジン使用して前記評価することが、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、前記ウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析することと、
前記ウェブサイトが前記WBSを使用して構築されるときに、コンポーネント間の意味論的関係性及び挙動関係性とともに、前記ウェブサイトの構造及びレイアウトを分析することと、
前記WBSによって構築されていないウェブサイトのコンポーネントアーキテクチャを分析することと、
前記少なくとも2つのアプリケーション領域について機械学習モデルを訓練することと、
前記ウェブサイトのバックエンド要素を分析することと、
前記ウェブサイトに埋め込まれたコードを分析することと、
前記ウェブサイト内での垂直アプリケーションの統合及び使用の性能を分析することと、
関連付けられたサードパーティアプリケーション、及び前記ウェブサイトへの構成可能なWBSアプリケーションとのインターフェースを分析することと、
前記デザイナに対して少なくとも1つのユーザーカテゴリを決定することと、
前記WBSによって構築されるときに、前記ウェブサイトの格納された編集履歴を分析することと、
前記ウェブサイトの関連付けられたビジネス情報を分析することと、
複数のサイトをレビューし、前記複数のサイトにわたって共通するスタイル及び設計要素を検出することと、
の少なくとも1つを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つのユーザーカテゴリが、WBSベンダスタッフ、WBSベンダ開発者、内部スタジオ及びカスタマサポートスタッフ、アクセシビリティ(Ally)レビュー担当者、クライアントサイトを扱う代理店、ウェブサイト構築及びWBSコンサルタント、ならびに一般的なWBSユーザー及び設計者の少なくとも1つである、請求項15に記載の方法。
【国際調査報告】