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特表2024-503930地図表示の制御方法、装置、デバイス及び媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-29
(54)【発明の名称】地図表示の制御方法、装置、デバイス及び媒体
(51)【国際特許分類】
   G09B 29/00 20060101AFI20240122BHJP
   A63F 13/5378 20140101ALI20240122BHJP
   G06F 3/04845 20220101ALI20240122BHJP
【FI】
G09B29/00 A
A63F13/5378
G06F3/04845
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023545280
(86)(22)【出願日】2021-11-02
(85)【翻訳文提出日】2023-07-26
(86)【国際出願番号】 CN2021128270
(87)【国際公開番号】W WO2022222416
(87)【国際公開日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】202110430462.7
(32)【優先日】2021-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518310570
【氏名又は名称】ネットイーズ (ハンチョウ) ネットワーク カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】黄華穎
【テーマコード(参考)】
2C032
5E555
【Fターム(参考)】
2C032HC24
5E555AA26
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA20
5E555BB02
5E555BB20
5E555BC08
5E555CA13
5E555CB17
5E555DB55
5E555DC05
5E555DC26
5E555DC27
5E555FA00
(57)【要約】
【要約書】
地図表示の制御方法は、コンピュータ技術分野に応用され、この方法は第1のレベルの地図に対する地図拡大命令に応答し、第1のレベルの地図の第1のスケールを多くし、第1のスケールで第1のレベルの地図を表示することと(ステップ201)、第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、地図拡大命令に応じて第1のレベルの地図において目標位置を決定し、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することと(ステップ202)を含む。第1のレベル地図と第2のレベル地図のシームレスな切り替えを実現し、操作が簡単でスムーズで、さらにプレイヤーにより良いゲーム体験を提供した。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のレベルの地図に対する地図拡大命令に応答し、前記第1のレベルの地図の第1のスケールを大きくし、前記第1のスケールで前記第1のレベルの地図を表示することと、
前記第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、前記地図拡大命令に応じて前記第1のレベルの地図において目標位置を決定し、前記目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することとを含む
ことを特徴とする地図表示の制御方法。
【請求項2】
前記第1のレベルの地図は、第1の領域に対応する地図であり、前記第2のレベルの地図は、第2の領域に対応する地図であり、前記第1の領域は、前記第2の領域を含み、前記第2の領域は、前記目標位置を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の地図表示の制御方法。
【請求項3】
前記目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することは、
第2の初期スケールで前記目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の地図表示の制御方法。
【請求項4】
前記第2の初期スケールは、前記第1のレベルの地図の最大スケール以上である
ことを特徴とする請求項3に記載の地図表示の制御方法。
【請求項5】
前記目標位置は、前記地図拡大命令の焦点位置であり、又は、前記目標位置は、前記地図拡大命令の焦点位置の設定範囲内で条件を満たしている位置である
ことを特徴とする請求項1に記載の地図表示の制御方法。
【請求項6】
前記第1のレベルの地図と前記第2のレベルの地図とは、予め設定された地図である
ことを特徴とする請求項1に記載の地図表示の制御方法。
【請求項7】
前記第2のレベルの地図に対する地図縮小命令に応答し、前記第2のレベルの地図の第2のスケールを減少し、前記第2のスケールで前記第2のレベルの地図を表示することと、
前記第2のスケールが第2の閾値以下であることに応答し、前記第1のレベルの地図を表示することと、さらに、を含む
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の地図表示の制御方法。
【請求項8】
前記地図拡大命令は、前記第1のレベルの地図に作用する2本指の開き操作であり、前記地図縮小命令は、前記第2のレベルの地図に作用する2本指の結合操作である
ことを特徴とする請求項7に記載の地図表示の制御方法。
【請求項9】
前記第1のレベルの地図を表示することは、
第1の初期スケールで前記第1のレベルの地図を表示することを含む
ことを特徴とする請求項7に記載の地図表示の制御方法。
【請求項10】
前記第1の初期スケールは、前記第2のレベルの地図の最小スケール以下である
ことを特徴とする請求項9に記載の地図表示の制御方法。
【請求項11】
第1の応答ユニットと、第2の応答ユニットとを含む地図表示の制御装置であって、
前記第1の応答ユニットは、第1のレベルの地図に対する地図拡大命令に応答し、前記第1のレベルの地図の第1のスケールを大きくし、前記第1のスケールで前記第1のレベルの地図を表示するように構成され、
前記第2の応答ユニットは、前記第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、前記地図拡大命令に応じて前記第1のレベルの地図において目標位置を決定し、前記目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示するように構成される
ことを特徴とする地図表示の制御装置。
【請求項12】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを含む端末デバイスであって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、請求項1~10のいずれか1項に記載の地図表示の制御方法を実現する
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項13】
プロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれか1項に記載の地図表示の制御方法を実現するコンピュータ命令を記憶する
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互引用】
【0001】
本開示は、2021年04月21日に出願された出願番号202110430462.7、名称「地図表示の制御方法、装置、デバイス及び媒体」の中国特許出願の優先権を主張し、この中国特許出願のすべての内容は引用により全文に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特に、地図表示の制御方法、装置、デバイス及び媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ゲームアプリケーションの発展に伴い、多くのゲームでは、マルチレベルの地図が配置され、上レベルと下レベルの地図の間で切り替えることができる。
【0004】
現在、プレイヤーが現在の地図インタフェースに表示されている切替ボタンをクリックすることで地図切替をトリガすることは、一般的であり、このような地図表示制御のインタラクション操作は、地図切替時に断層が発生し、プレイヤーのゲーム体験に影響を与える。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例における技術案は、以下の通りである。
【0006】
一態様として、本開示の実施例は、地図表示の制御方法を提供し、
第1のレベルの地図に対する地図拡大命令に応答し、第1のレベルの地図の第1のスケールを大きくし、第1のスケールで第1のレベルの地図を表示することと、
第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、地図拡大命令に応じて第1のレベルの地図において目標位置を決定し、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することとを含む。
【0007】
可能な実施例では、第1のレベルの地図は、第1の領域に対応する地図であり、第2のレベルの地図は、第2の領域に対応する地図であり、第1の領域は、第2の領域を含み、第2の領域は、目標位置を含む。
【0008】
可能な実施例では、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することは、
第2の初期スケールで目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することを含む。
【0009】
可能な実施例では、第2の初期スケールは、第1のレベルの地図の最大スケール以上である。
【0010】
可能な実施例では、目標位置は、地図拡大命令の焦点位置であり、又は、目標位置は、地図拡大命令の焦点位置の設定範囲内で条件を満たしている位置である。
【0011】
可能な実施例では、第1のレベルの地図と第2のレベルの地図とは、予め設定された地図である。
【0012】
可能な実施例では、本開示の実施例における地図表示の制御方法は、さらに、
第2のレベルの地図に対する地図縮小命令に応答し、第2のレベルの地図の第2のスケールを小さくし、第2のスケールで第2のレベルの地図を表示することと、
第2のスケールが第2の閾値以下であること応答し、第1のレベルの地図を表示することとを含む。
【0013】
可能な実施例では、地図拡大命令は、第1のレベルの地図に作用する2本指の開き操作であり、地図縮小命令は、第2のレベルの地図に作用する2本指の結合操作である。
【0014】
可能な実施例では、第1のレベルの地図を表示することは、
第1の初期スケールで第1のレベルの地図を表示することを含む。
【0015】
可能な実施例では、第1の初期スケールは、第2のレベルの地図の最小スケール以下である。
【0016】
他の態様として、本開示の実施例は、第1の応答ユニットと、第2の応答ユニットとを含む地図表示の制御装置を提供し、
前記第1の応答ユニットは、第1のレベルの地図に対する地図拡大命令に応答し、第1のレベルの地図の第1のスケールを大きくし、第1のスケールで第1のレベルの地図を表示するように構成され、
前記第2の応答ユニットは、第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、地図拡大命令に応じて第1のレベルの地図において目標位置を決定し、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示するように構成される。
【0017】
可能な実施例では、第1のレベルの地図は、第1の領域に対応する地図であり、第2のレベルの地図は、第2の領域に対応する地図であり、第1の領域は、第2の領域を含み、第2の領域は、目標位置を含む。
【0018】
可能な実施例では、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示する時に、第2の応答ユニットは、具体的に、
第2の初期スケールで目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示するように構成される。
【0019】
可能な実施例では、第2の初期スケールは、第1のレベルの地図の最大スケール以上である。
【0020】
可能な実施例では、目標位置は、地図拡大命令の焦点位置であり、又は、目標位置は、地図拡大命令の焦点位置の設定範囲内で条件を満たしている位置である。
【0021】
可能な実施例では、第1のレベルの地図と第2のレベルの地図とは、予め設定された地図である。
【0022】
可能な実施例では、本開示の実施例における地図表示の制御装置は、さらに、第3の応答ユニットと、第4の応答ユニットとを含み、
第3の応答ユニットは、第2のレベルの地図に対する地図縮小命令に応答し、第2のレベルの地図の第2のスケールを小さくし、第2のスケールで第2のレベルの地図を表示するように構成され、
第4の応答ユニットは、第2のスケールが第2の閾値以下であることに応答し、第1のレベルの地図を表示するように構成される。
【0023】
可能な実施例では、地図拡大命令は、第1のレベルの地図に作用する2本指の開き操作であり、地図縮小命令は、第2のレベルの地図に作用する2本指の結合操作である。
【0024】
可能な実施例では、第1のレベルの地図を表示する時に、第4の応答ユニットは、具体的に、
第1の初期スケールで第1のレベルの地図を表示するように構成される。
【0025】
可能な実施例では、第1の初期スケールは、第2のレベルの地図の最小スケール以下である。
【0026】
他の態様として、本開示の実施例は、メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、プロセッサがコンピュータプログラムを実行して本開示の実施例における地図表示の制御方法を実現する端末デバイスを提供する。
【0027】
他の態様として、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されるときに本開示の実施例における地図表示の制御方法を実現するコンピュータ命令を格納したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
ここで説明する図面は、本開示のさらなる理解を提供するために使用され、本開示の一部を構成し、本開示の例示的な実施例及びその説明は本開示を解釈するために使用され、本開示に対する不当な限定を構成しない。
図1】本開示の実施例における地図表示の制御方法の従来のインタラクション操作の模式図である。
図2a】本開示の実施例における第1のレベルの地図から第2のレベルの地図に切り換える地図表示の制御方法のフローチャートである。
図2b】本開示の実施例における2本指の開き操作で第1のレベルの地図拡大する模式図である。
図2c】本開示の実施例におけるスケール調整コントロールで第1のレベルの地図を拡大する模式図である。
図2d】本開示の実施例における位置Aを焦点として2本指の開き操作を実行する模式図である。
図2e】本開示の実施例における位置Aの付近で2本指の開き操作を実行する模式図である。
図2f】本開示の実施例における位置A付近で表示されるスケール調整コントロールに対してクリック操作を実行する模式図である。
図2g】本開示の実施例における第1のレベルの地図における位置Aに対して選択操作を実行してからスケール調整コントロールクに対してリック操作を実行する模式図である。
図3a】本開示の実施例における第2のレベルの地図から第1のレベルの地図に切り換える地図表示の制御方法のフローチャートである。
図3b】本開示の実施例における2本指の結合操作で第2のレベルの地図を縮小する模式図である。
図3c】本開示の実施例におけるスケール調整コントロールで第2のレベルの地図を縮小する模式図である。
図4a】本開示の実施例における地図表示の制御方法のフローチャートである。
図4b】本開示の実施例における他の地図表示の制御方法のフローチャートである。
図5】本開示の実施例における地図表示の制御装置の機能の構成図である。
図6】本開示の実施例における端末デバイスのハードウェアの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本開示の目的、技術的アプローチ及び有益な効果をより明確にするために、以下に本開示の実施例における図面に関連して、本開示の実施例における技術的アプローチを明確に、完全に説明するが、説明された実施例は本開示の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではないことは明らかである。本開示における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施例は、本開示の保護の範囲に属する。
【0030】
当業者が本開示をよりよく理解するために、本開示に係る技術用語を簡単に紹介する。
【0031】
1、地図は、ゲーム中の各領域及び各領域中の各物事の間の空間分布、地理的位置などのいくつかの関係を2次元又は多次元の形で平面的に描いた図形又は画像である。本開示では、地図は、第1のレベルの地図と第2のレベルの地図とを含み、ここで、
第1のレベルの地図は、第1の領域に対応する地図であり、
第2のレベルの地図は、第2の領域に対応する地図である。
【0032】
本開示では、第1の領域は第2の領域を含み、第1のレベルの地図と第2のレベルの地図は、予め設定された2つの地図である。例えば、第1の領域はゲーム中の世界であってもよく、第2の領域は、世界中の少なくとも1つの都市を含む領域であってもよく、第1のレベルの地図は、予め設定された世界地図であってもよく、第2のレベルの地図は、少なくとも1つの都市を含む予め設定された都市地図などであってもよい。
【0033】
2、スケールは、地図のスケーリングの程度を示す数値である。本開示では、スケールは、第1のスケール、第2のスケール、最大スケール、最小スケール、第1の初期スケール及び第2の初期スケールを含み、ここで、
第1のスケールは、第1のレベルの地図に対応するスケールであり、
第2のスケールは、第2のレベルの地図に対応するスケールであり、
最大スケールは、第1のレベルの地図を最大に大きくした時のスケールであり、
最小スケールは、第2のレベルの地図を最小に小さくした時のスケールであり、
第1の初期スケールは、第2のレベルの地図から第1のレベルの地図に切り換える時の第1のレベルの地図の初期スケールであり、
第2の初期スケールは、第1のレベルの地図から第2のレベルの地図に切り換える時の第2のレベルの地図の初期スケールである。
【0034】
なお、本開示で言及されている「第1」、「第2」などは、決定の順序や優先順位を記述する必要なく、類似のオブジェクトを区別するためのものである。このような用語は、本明細書に記載された実施例が本明細書に図示又は説明された内容を除いた順序で実施できるように、適切な場合に交換可能であることを理解されたい。
【0035】
本開示に係る技術用語を紹介した後、次に、本開示の実施例の応用シーンと設計思想について簡単に紹介する。
【0036】
現在、図1を参照すると、多くのゲームアプリケーションでは、通常、プレイヤーが第1のレベルの地図上で目標位置をクリックした後、第1のレベルの地図上に表示された切替ボタンをクリックしてその目標位置に対応する第2のレベルの地図に切り替え、このような地図表示制御のインタラクション操作は地図切替表示時に断層が現れ、プレイヤーのゲーム体験に影響を与える。
【0037】
これに対し、本開示の実施例では、プレイヤーは、地図拡大命令により第1のレベル地図を第1のレベル地図の第1のスケールが第1の閾値以上になるまで拡大することで、地図拡大命令で指示する目標位置に対応する第2のレベル地図に切り替えることができ、それにより、第1のレベル地図の拡大表示中に第1のレベル地図と第2のレベル地図のシームレスな切り替えを実現し、操作が簡単で滑らかで、さらに、プレイヤーにより良いゲーム体験を提供する。
【0038】
本開示の実施例の応用シーンと設計思想を紹介した後、以下に本開示の実施例における技術案について詳細に説明する。
【0039】
本開示の実施例は、ゲームアプリケーションがインストールされた端末デバイスに適用可能な地図表示の制御方法を提供し、図2aに示すように、本開示の実施例における地図表示の制御方法は、以下のステップを含む。
【0040】
ステップ201において、第1のレベルの地図に対する地図拡大命令に応答し、第1のレベルの地図の第1のスケールを大きくし、第1のスケールで第1のレベルの地図を表示する。
【0041】
一実施例では、図2bに示すように、プレイヤーは、第1のレベルの地図に対して2本指の開き操作を実行することで第1のレベルの地図を拡大して見ることができ、すなわち、地図拡大命令は、第1のレベルの地図に作用する2本指の開き操作であり、具体的には、端末デバイスは、第1のレベルの地図に作用する2本指の開き操作に応答し、2本指の開き操作に対応する第1の2本指ピッチを決定し、そして、2本指ピッチとスケール調整ステップサイズの対応関係に基づいて、第1の2本指ピッチに対応する第1のスケール調整ステップサイズを決定し、第1のスケール調整ステップサイズに基づいて、第1のレベル地図の第1のスケールを拡大した後、第1のスケールで第1のレベル地図を表示する。
【0042】
別の実施例では、図2cに示すように、プレイヤーは、また、スケール調整コントロールに対してクリック操作を実行することによって第1のレベルの地図を拡大して見ることができ、すなわち、地図拡大命令は、スケール調整コントロールに作用するクリック操作であってもよく、具体的には、端末デバイスは、スケール調整コントロールに作用するクリック操作に応答し、クリック操作に対応するデフォルトスケール調整ステップサイズを決定し、デフォルトスケール調整ステップサイズに基づいて、第1のレベル地図の第1のスケールを大きくした後、第1のスケールで第1のレベル地図を表示する。
【0043】
ステップ202において、第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、地図拡大命令に応じて第1のレベルの地図において目標位置を決定し、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示する。
【0044】
これに対応し、一実施例では、プレイヤーは、第1のレベルの地図の第1のスケールが第1の閾値以上になるまで、第1のレベルの地図に対して2本指の開き操作を実行することにより第1のレベルの地図を拡大して見ることができ、このとき、端末デバイスは、第1のレベルの地図の第1のスケールが第1の閾値以上になることに応答し、第1のレベルの地図に作用する2本指の開き操作に基づいて、第1のレベルの地図において目標位置を決定し、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示する。
【0045】
任意選択で、端末デバイスは、第1のレベルの地図に作用する2本指の開き操作に基づいて第1のレベルの地図において目標位置を決定する際に、以下の方法を採用することができるが、これらに限定されない。
【0046】
第1の方式:端末デバイスは、2本指の開き操作の焦点位置、即ち、地図スケーリングの中心位置(例えば、2本指タッチポイントの中点位置)を、目標位置として決定することができる。例えば、図2dに示すように、プレイヤーが位置Aを焦点位置として2本指の開き操作を実行する場合、端末デバイスは、2本指の開き操作の焦点位置を目標位置として決定することができ、さらに、端末デバイスは、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することができる。
【0047】
第2の方式:端末デバイスは、2本指の開き操作の焦点位置の設定範囲内で条件を満たす位置を目標位置として決定することができる。例えば、図2eに示すように、プレイヤーが位置A付近で2本指の開き操作を実行する場合、端末デバイスは、2本指の開き操作の焦点位置Bを中心とする設定範囲内の焦点位置Bとの距離が設定閾値以下である位置Aを目標位置として決定し、さらに、端末デバイスは、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することができる。
【0048】
別の実施例では、プレイヤーは、スケール調整コントロールに対してクリック操作を実行することにより、第1のレベルの地図の第1のスケールが第1の閾値以上になるまで第1のレベルの地図を拡大して見ることができ、このとき、端末デバイスは、第1のレベルの地図の第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、スケール調整コントロールに作用するクリック操作に基づいて第1のレベルの地図において目標位置を決定することができ、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示する。
【0049】
任意選択で、端末デバイスは、スケール調整コントロールに作用するクリック操作に基づいて、第1のレベルの地図において目標位置を決定する際に、以下の方式を採用することができるが、これらに限定されない。
【0050】
第1の方式:端末デバイスは、クリック操作の実行位置に基づいて目標位置を決定することができる。例えば、図2fに示すように、プレイヤーが位置Aの付近に表示されたスケール調整コントロールに対してクリック操作を実行する場合、端末デバイスは、クリック操作の実行位置Bの設定範囲内においてクリック操作の実行位置Bとの距離が設定閾値以下である位置Aを目標位置として決定することができ、さらに、端末デバイスは、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示することができる。
【0051】
第2の方式:端末デバイスは、クリック操作の前に第1のレベルの地図に作用する選択操作に基づいて目標位置を決定することができる。例えば、図2gに示すように、プレイヤーが第1のレベル地図中の位置Aに対して選択操作を実行した後、スケール調整コントロールに対してクリック操作を実行すると、端末デバイスは、選択操作に対応する位置Aを目標位置として決定することができ、さらに、端末デバイスは、目標位置に対応する第2のレベル地図を表示することができる。
【0052】
本開示の実施例では、端末デバイスは、第1のレベル地図から第2のレベル地図へのシームレスな切り替えを実現するために、目標位置に対応する第2のレベル地図を表示する際に、第2の初期スケールで目標位置に対応する第2のレベル地図を表示することができ、ここで、第2の初期スケールは、第1のレベル地図の最大スケール以上である。
【0053】
さらに、本開示の実施例では、地図拡大命令により第1のレベル地図から第2のレベル地図に切り替えた後、地図縮小命令により第2のレベル地図から第1のレベル地図に切り替えることもでき、具体的には、図3aに示すように、本開示の実施例におけるゲーム地図切り替え方法は、以下のステップを含む。
【0054】
ステップ301において、第2のレベルの地図に対する地図縮小命令に応答し、第2のレベルの地図の第2のスケールを小さくし、第2のスケールで第2のレベルの地図を表示する。
【0055】
一実施例では、図3bに示すように、プレイヤーは、第2のレベルの地図に対して2本指の結合操作を実行することにより、第2のレベルの地図を小さくして見ることができ、すなわち、地図縮小命令は、第2のレベルの地図に作用する2本指の結合操作であり、具体的には、端末デバイスは、第2のレベルの地図に作用する2本指の結合操作に応答し、2本指の結合操作に対応する第2の2本指ピッチを決定し、そして、2本指ピッチとスケール調整ステップサイズの対応関係に基づいて、第2の2本指ピッチに対応する第2のスケール調整ステップサイズを決定し、第2のスケール調整ステップサイズに基づいて第2のレベル地図の第2のスケールを小さくした後、第2のスケールで第2のレベル地図を表示する。
【0056】
別の実施例では、図3cに示すように、プレイヤーは、また、スケール調整コントロールに対してクリック操作を実行することにより第2のレベルの地図を小さくして見ることができ、即ち、地図縮小命令は、スケール調整コントロールに作用するクリック操作であってもよく、具体的には、端末デバイスは、スケール調整コントロールに対するクリック操作に応答し、クリック操作に対応するデフォルトスケール調整ステップサイズを決定し、デフォルトスケール調整ステップサイズに基づいて、第2のレベル地図の第2のスケールを小さくした後、第2のスケールで第2のレベル地図を表示する。
【0057】
ステップ302において、第2のスケールが第2の閾値以下であることに応答し、第1のレベルの地図を表示する。
【0058】
これに対応し、一実施例では、プレイヤーは、第2のレベルの地図の第2のスケールが第2の閾値以下になるまで、第2のレベルの地図に対して2本指の結合操作を実行することによって第2のレベルの地図を小さくして見ることができ、このとき、端末デバイスは、第2のレベルの地図の第2のスケールが第2の閾値以下になることに応答し、第1のレベルの地図を表示することができる。
【0059】
別の実施例では、プレイヤーは、第2のレベル地図の第2のスケールが第2の閾値以下になるまで、スケール調整コントロールに対してクリック操作を実行することにより第2のレベルの地図を小さくして見ることができ、この時、端末デバイスは、第2のレベル地図の第2のスケールが第2の閾値以下であることに応答し、第1のレベル地図を表示することができる。
【0060】
本開示の実施例では、第2のレベル地図から第1のレベル地図へのシームレスな切り替えを実現するために、端末デバイスは、第1のレベル地図を表示する際に、第1の初期スケールで第1のレベル地図を表示することができ、ここで、第1の初期スケールは、第2のレベル地図の最小スケール以下である。
【0061】
多くの大規模なマルチプレイヤーオンライン(Massively Multiplayer Online、MMO)ゲームには、世界地図と都市地図が設けられており、世界地図と都市地図の間の切り替えは、通常、切り替えボタンによってトリガされ、世界地図と都市地図の切り替えに断層が生じるため、本開示の実施例における地図表示の制御方法を用いて、MMOゲームにおける世界地図と都市地図とのシームレスな切り替えを実現することができる。
【0062】
以下では、「第1のレベルの地図は、MMOゲームにおける世界地図であり、第2のレベルの地図は、MMOゲームにおける都市地図である」を例示的な応用シーンとして、本開示の実施例における地図表示の制御方法についてさらに詳細に説明する。
【0063】
図4aに示すように、本開示の実施例における地図表示の制御方法の具体的な流れは、以下の通りである。
【0064】
ステップ4011において、端末デバイスは、世界地図に作用する2本指の開き操作に応答し、2本指の開き操作に対応する第1の2本指ピッチを決定し、そして、2本指ピッチとスケール調整ステップサイズの対応関係に基づいて、第1の2本指ピッチに対応する第1のスケール調整ステップサイズを決定する。
【0065】
ステップ4012において、端末デバイスは、第1のスケールに基づいてステップサイズを調整し、世界地図の第1のスケールを大きくし、第1のスケールで世界地図を表示する。
【0066】
ステップ4013において、端末デバイスは、世界地図の第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、2本指の開き操作の焦点位置に基づいて目標位置を決定し、第2の初期スケールで目標位置に対応する都市地図を表示し、ここで、第2の初期スケールは、第1のレベルの地図の最大スケール以上である。
【0067】
任意選択で、端末デバイスは、2本指の開き操作の焦点位置を目標位置として直接決定してもよいし、2本指の開き操作の焦点位置の設定範囲内で条件を満たしている位置を目標位置として決定ししてもよいが、ここでは特に限定されない。
【0068】
ステップ4014において、端末デバイスは、都市地図に作用する2本指の接合操作に応答し、2本指の接合操作に対応する第2の2本指ピッチを決定し、2本指ピッチとスケール調整ステップサイズの対応関係に基づいて、第2の2本指ピッチに対応する第2のスケール調整ステップサイズを決定する。
【0069】
ステップ4015において、端末デバイスは、第2のスケール調整ステップサイズに応じて、都市地図の第2のスケールを小さくし、第2のスケールで都市地図を表示する。
【0070】
ステップ4016において、端末デバイスは、都市地図の第2のスケールが第2の閾値以下であることに応答し、第1の初期スケールで世界地図を表示し、ここで、第1の初期スケールは、第2のレベルの地図の最小スケール以下である。
【0071】
図4bに示すように、本開示の実施例における別の地図表示の制御方法の具体的なフローチャートは、以下の通りである。
【0072】
ステップ4021において、端末デバイスは、世界地図に対応するスケール調整コントロールに作用するクリック操作に応答し、クリック操作に対応するデフォルトスケール調整ステップサイズを決定する。
【0073】
ステップ4022において、端末デバイスは、デフォルトスケール調整ステップサイズに基づいて、世界地図の第1のスケールを大きくし、第1のスケールで世界地図を表示する。
【0074】
ステップ4023において、端末デバイスは、世界地図の第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、クリック操作に基づいて世界地図において目標位置を決定し、第2の初期スケールで目標位置に対応する都市地図を表示し、ここで、第2の初期スケールは、世界地図の最大スケール以上である。
【0075】
任意選択で、端末デバイスは、クリック操作の実行位置に基づいて目標位置を決定してもよく、クリック操作の前に世界地図に作用する選択操作に基づいて目標位置を決定してもよく、ここでは特に限定されない。
【0076】
ステップ4024において、端末デバイスは、都市地図に対応するスケール調整コントロールに作用するクリック操作に応答して、クリック操作に対応するデフォルトスケール調整ステップサイズを決定する。
【0077】
ステップ4025において、端末デバイスは、デフォルトスケール調整ステップサイズに基づいて、都市地図の第2のスケールを縮小した後、第2のスケールで都市地図を表示する。
【0078】
ステップ4026において、端末デバイスは、都市地図の第2のスケールが第2の閾値以下であることに応答し、第1の初期スケールで世界地図を表示し、ここで、第1の初期スケールは都市地図の最小スケール以下である。
【0079】
上記の実施例に基づいて、本開示の実施例は、地図表示の制御装置を提供し、図5に示すように、本開示の実施例における地図表示の制御装置500は、少なくとも、第1の応答ユニット501と、第2の応答ユニット502とを含み、
第1の応答ユニット501は、第1のレベルの地図に対する地図拡大命令に応答し、第1のレベルの地図の第1のスケールを大きくし、第1のスケールで第1のレベルの地図を表示するように構成され、
第2の応答ユニット502は、第1のスケールが第1の閾値以上であることに応答し、地図拡大命令に応じて第1のレベルの地図において目標位置を決定し、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示するように構成される。
【0080】
可能な実施例では、第1のレベルの地図は、第1の領域に対応する地図であり、第2のレベルの地図は、第2の領域に対応する地図であり、第1の領域は、第2の領域を含み、第2の領域は、目標位置を含む。
【0081】
可能な実施例では、目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示する時に、第2の応答ユニット502は、具体的に、
第2の初期スケールで目標位置に対応する第2のレベルの地図を表示するように構成される。
【0082】
可能な実施例では、第2の初期スケールは、第1のレベルの地図の最大スケール以上である。
【0083】
可能な実施例では、目標位置は、地図拡大命令の焦点位置であり、又は、目標位置は、地図拡大命令の焦点位置の設定範囲内で条件を満たしている位置である。
【0084】
可能な実施例では、第1のレベルの地図と第2のレベルの地図とは、予め設定された地図である。
【0085】
可能な実施例では、本開示の実施例における地図表示の制御装置500は、さらに、第3の応答ユニット503を含み、
第3の応答ユニット503は、第2のレベルの地図に対する地図縮小命令に応答し、第2のレベルの地図の第2のスケールを小さくし、第2のスケールで第2のレベルの地図を表示するように構成され、
第4の応答ユニット504は、第2のスケールが第2の閾値以下であることに応答し、第1のレベルの地図を表示するように構成される。
【0086】
可能な実施例では、地図拡大命令は、第1のレベルの地図に作用する2本指の開き操作であり、地図縮小命令は、第2のレベルの地図に作用する2本指の結合操作である。
【0087】
可能な実施例では、第1のレベルの地図を表示する時に、第4の応答ユニット504は、具体的に、
第1の初期スケールで第1のレベルの地図を表示するように構成される。
【0088】
可能な実施例では、第1の初期スケールは、第2のレベルの地図の最小スケール以下である。
【0089】
なお、本開示の実施例における地図表示の制御装置500が技術的課題を解決する原理は、本開示の実施例における地図表示の制御方法と類似しているため、本開示の実施例における地図表示の制御装置500の実施は、本開示の実施例における地図表示の制御方法の実施を参照することができ、重複点を省略する。
【0090】
本開示の実施例における地図表示の制御方法及び装置を紹介した後、次に、本開示の実施例における端末デバイスについて簡単に紹介する。
【0091】
図6に示すように、本開示の実施例における端末デバイス600は、少なくとも、プロセッサ601と、メモリ602と、及びメモリ602上に記憶されプロセッサ601上で実行可能なコンピュータプログラムとを含み、プロセッサ601は、コンピュータプログラムを実行する際に、本開示の実施例における地図表示の制御方法を実現する。
【0092】
本開示の実施例における端末デバイス600は、プロセッサ601及びメモリ602を含む異なるコンポーネントを接続するバス603をさらに含むことができる。ここで、バス603は、メモリバス、周辺バス、ローカルバスなどを含むいくつかの種類のバス構造のうちの1つ又は複数を表す。
【0093】
メモリ602は、ランダムメモリ(Random Access Memory、RAM)6021及び/又はキャッシュメモリ6022のような揮発性メモリの形態の可読媒体を含むことができ、さらに読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)6023を含むこともできる。
【0094】
メモリ602は、プログラミングモジュール6024のセット(少なくとも1つ)を有するプログラミングツール6025を含むこともでき、プログラミングモジュール6024は、オペレーティングサブシステム、1つ又は複数のアプリケーション、他のプログラミングモジュール、及びプログラムデータを含むが、これらに限定されず、これらの例の各々又はいくつかの組み合わせにおいて、ネットワーク環境の実装を含むことができる。
【0095】
端末デバイス600はまた、1つ又は複数の外部装置604(例えばキーボード、リモコンなど)と通信することができ、また、ユーザが端末デバイス600と対話できるようにする1つ又は複数の装置(例えば携帯電話、コンピュータなど)と通信することができ、及び/又は、端末デバイス600が1つ又は複数の他の端末デバイス600と通信するようにする任意の装置(例えばルータ、モデムなど)と通信することができる。この通信は、入出力(Input/Output、I/O)インタフェース605を介して行うことができる。また、端末デバイス600は、ネットワークアダプタ606を介して、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)、及び/又はインターネットなどのパブリックネットワークと通信することもできる。図6に示すように、ネットワークアダプタ606は、バス603を介して端末デバイス600の他のモジュールと通信する。図6には示されていないが、マイクロコード、デバイスドライブ、冗長プロセッサ、外部ディスクドライブアレイ、ディスクアレイ(Redundant Arrays of Independent Disks、RAID)サブシステム、テープドライブ、及びデータバックアップストレージサブシステムなどを含むがこれらに限定されない、端末デバイス600と組み合わせて他のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュールを使用することができることを理解されたい。
【0096】
なお、図6に示す端末デバイス600は単なる例であり、端末デバイス600の限定を構成するものではなく、端末デバイス600は図示よりも多く又は少ないコンポーネントを含むことができる。
【0097】
次に、本開示の実施例におけるコンピュータ可読記憶媒体について説明する。本開示の実施例におけるコンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、本開示の実施例における地図表示の制御方法を実現するコンピュータ命令を記憶する。具体的には、このコンピュータコマンドは、本開示の実施例における地図表示の制御方法を、内蔵又はインストールされたコンピュータコマンドを実行することによって実現することができるように、端末デバイス600に内蔵又はインストールすることができる。
【0098】
また、本開示の実施例における地図表示の制御方法は、端末デバイス600上で実行可能な場合に、端末デバイス600に本開示の実施例における地図表示の制御方法を実行させるためのプログラムコードを含むプログラム製品として実現することもできる。
【0099】
本開示の実施例におけるプログラム製品は、可読信号媒体又は可読記憶媒体であってもよく、可読記憶媒体は、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又は任意以上の組み合わせであってもよく、特に、可読記憶媒体のより具体的な例(非限定的なリスト)は、電気的接続、ポータブルディスク、ハードディスク、RAM、ROM、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable Programmable Read Only Memory、EPROM)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。
【0100】
本開示の実施例におけるプログラム製品は、CD-ROMを使用してもよく、プログラムコードを含んでいてもよく、計算装置上で実行してもよい。しかしながら、本開示の実施例におけるプログラム製品はこれに限定されるものではなく、本開示の実施例では、読み取り可能な記憶媒体は、実行システム、装置、又はデバイスに使用を指示することができ、又はそれらと組み合わせて使用することができるプログラムを含む、又は記憶する有形の媒体であってもよい。
【0101】
なお、上記の詳細な説明では、装置のいくつかのユニット又はサブユニットについて言及したが、このような分割は単なる例示的なものであり、強制的なものではない。実際には、本開示の実施例によれば、上述した2つ以上のユニットの特徴及び機能を1つのユニットにおいて具体化することができる。逆に、上述した1つのユニットの特徴と機能は、さらに複数のユニットに分けて具体化することができる。
【0102】
また、添付図面では、本開示方法の動作を決定の順序で説明しているが、これは、これらの動作をその決定の順序で実行しなければならない、又はすべての動作を実行しなければ所望の結果を達成できないことを要求したり暗示したりするものではない。追加的に又は代替的に、いくつかのステップを省略して、複数のステップを1つのステップ実行にマージしたり、1つのステップを複数のステップ実行に分解したりすることができる。
【0103】
本開示の好適な実施例について説明したが、当業者は、基本的な創造的概念を知ると、これらの実施例に追加の変更及び修正を加えることができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、好ましい実施例及び本開示の範囲に含まれるすべての変更及び変更を含むものと解釈することを意図している。
【0104】
明らかに、当業者は、本開示の実施例の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示の実施例を種々の変更及び変形を行うことができる。このように、本開示の実施例のこれらの変更及び変形が本開示の請求項及びその均等な技術の範囲内に属する場合、本開示はまた、これらの変更及び変形を含むことを意図する。
図1
図2a
図2b
図2c
図2d
図2e
図2f
図2g
図3a
図3b
図3c
図4a
図4b
図5
図6
【国際調査報告】