IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 深▲せん▼市華星光電技術有限公司の特許一覧

<>
  • 特表-画素駆動回路及び表示パネル 図1
  • 特表-画素駆動回路及び表示パネル 図2
  • 特表-画素駆動回路及び表示パネル 図3
  • 特表-画素駆動回路及び表示パネル 図4
  • 特表-画素駆動回路及び表示パネル 図5
  • 特表-画素駆動回路及び表示パネル 図6
  • 特表-画素駆動回路及び表示パネル 図7
  • 特表-画素駆動回路及び表示パネル 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-30
(54)【発明の名称】画素駆動回路及び表示パネル
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/3233 20160101AFI20240123BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20240123BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20240123BHJP
   H10K 59/123 20230101ALI20240123BHJP
   H10K 59/131 20230101ALI20240123BHJP
【FI】
G09G3/3233
G09G3/20 624B
G09G3/20 670J
G09G3/20 680F
G09G3/20 642A
G09G3/20 611H
G09F9/30 365
G09F9/30 338
H10K59/123
H10K59/131
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022502152
(86)(22)【出願日】2021-12-24
(85)【翻訳文提出日】2022-03-17
(86)【国際出願番号】 CN2021141167
(87)【国際公開番号】W WO2023108796
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】202111547422.7
(32)【優先日】2021-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TCL China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.9-2,Tangming Rd,Guangming New District,Shenzhen,Guangdong,China 518132
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 小▲竜▼
【テーマコード(参考)】
3K107
5C080
5C094
5C380
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107BB01
3K107CC33
3K107EE03
3K107FF04
3K107HH02
3K107HH05
5C080AA06
5C080BB05
5C080DD05
5C080FF11
5C080HH09
5C080JJ03
5C080JJ04
5C094AA55
5C094BA03
5C094BA27
5C094DA09
5C094DB01
5C094DB04
5C094EA04
5C380AA01
5C380AB06
5C380BA39
5C380BB03
5C380BB04
5C380BD03
5C380BD05
5C380CC01
5C380CC04
5C380CC07
5C380CC09
5C380CC26
5C380CC33
5C380CC49
5C380CC66
5C380CC77
5C380CD023
5C380CD049
5C380CF27
5C380CF28
5C380CF43
5C380CF48
5C380CF49
5C380DA06
5C380FA02
5C380FA21
(57)【要約】
本願は画素駆動回路及び表示パネルを提供し、検出モジュールを駆動モジュールの制御端子に接続することにより、駆動モジュールの閾値電圧を検出する際に、取得される駆動モジュールの閾値電圧が正確になるように、駆動モジュールの制御端子の電位を検出モジュールにより安定的に保持させることができるため、駆動モジュールの閾値電圧を正確に補償し、表示パネルの表示均一性及び安定性を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素駆動回路であって、
駆動モジュールと、データ書き込みモジュールと、初期化モジュールと、第1コンデンサと、検出モジュールと、を含み、
前記駆動モジュールの制御端子は第1ノードに接続され、入力端子は定電圧高電位端子に接続され、出力端子は第2ノードに接続され、
前記データ書き込みモジュールの制御端子は第1走査信号線に接続され、入力端子はデータ信号線に接続され、出力端子は前記第1ノードに接続され、
前記初期化モジュールの制御端子は第2走査信号線に接続され、入力端子はリセット信号線に接続され、出力端子は第2ノードに接続され、
前記第1コンデンサの第1端子は前記第1ノードに接続され、第2端子は前記第2ノードに接続され、
前記検出モジュールは前記第1ノードに接続され、前記第1ノードの電位を制御することにより、前記駆動モジュールの閾値電圧を取得するために用いられることを特徴とする、画素駆動回路。
【請求項2】
前記検出モジュールは、演算増幅器と、第1スイッチと、第2スイッチと、第2コンデンサと、を含み、
前記演算増幅器の第1入力端子は前記第1スイッチを介して前記第1ノードに接続され、第2入力端子は基準信号線に接続され、
前記第1スイッチは前記第1ノードと前記演算増幅器の第1入力端子との間に結合され、
前記第2スイッチ及び前記第2コンデンサは前記演算増幅器の第1入力端子と出力端子との間に結合される、請求項1に記載の画素駆動回路。
【請求項3】
補償モジュールをさらに含み、前記補償モジュールは、アナログデジタル変換器と、デジタルアナログ変換器と、第3スイッチと、を含み、
前記アナログデジタル変換器の入力端子は前記演算増幅器の出力端子に接続され、前記デジタルアナログ変換器の出力端子は前記第3スイッチを介して前記データ書き込みモジュールの入力端子に接続される、請求項2に記載の画素駆動回路。
【請求項4】
前記駆動モジュールは第1薄膜トランジスタを含み、前記第1薄膜トランジスタのゲートは前記第1ノードに接続され、前記第1薄膜トランジスタのソースは前記第2ノードに接続され、前記第1薄膜トランジスタのドレインは前記定電圧高電位端子に接続される、請求項1に記載の画素駆動回路。
【請求項5】
前記データ書き込みモジュールは第2薄膜トランジスタを含み、前記第2薄膜トランジスタのゲートは前記第1走査信号線に接続され、前記第2薄膜トランジスタのソースは前記データ信号線に接続され、前記第2薄膜トランジスタのドレインは前記第1ノードに接続される、請求項1に記載の画素駆動回路。
【請求項6】
前記初期化モジュールは第3薄膜トランジスタを含み、前記第3薄膜トランジスタのゲートは前記第2走査信号線に接続され、前記第3薄膜トランジスタのソースは前記リセット信号線に接続され、前記第3薄膜トランジスタのドレインは前記第2ノードに接続される、請求項1に記載の画素駆動回路。
【請求項7】
閾値電圧検出段階を含み、前記閾値電圧検出段階は、第1時間帯と、第2時間帯と、第3時間帯と、を含み、
前記第1時間帯において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオンにされ、前記第3スイッチがオフにされ、前記データ書き込みモジュールがオフにされ、前記初期化モジュール及び前記駆動モジュールがオンにされ、
前記第2時間帯において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオンにされ、前記第3スイッチがオフにされ、前記データ書き込みモジュール及び前記初期化モジュールがオフにされ、前記駆動モジュールがオンからオフにされ、
前記第3時間帯において、前記第1スイッチがオンにされ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチがオフにされ、前記データ書き込みモジュール及び前記駆動モジュールがオフにされ、前記初期化モジュールがオンにされる、請求項3に記載の画素駆動回路。
【請求項8】
前記第1時間帯において、前記第1ノードの電位は定電圧高電位端子の電位VDDであり、前記第2ノードの電位は前記基準信号線の電位Viniであり、
前記第2時間帯において、前記第1ノードの電位は前記基準信号線の電位Vrefであり、前記第2ノードの電位は前記基準信号線の電位Vrefと前記駆動モジュールの閾値電圧Vthとの差であり、
前記第3時間帯において、前記第1ノードの電位は前記基準信号線の電位Vrefであり、前記第2ノードの電位は前記基準信号線の電位Viniである、請求項7に記載の画素駆動回路。
【請求項9】
表示補償段階をさらに含み、前記表示補償段階は、第4時間帯と、第5時間帯と、を含み、
前記第4時間帯において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフにされ、前記第3スイッチがオンにされ、前記データ書き込みモジュール及び前記初期化モジュールがオンにされ、前記駆動モジュールがオフからオンにされ、
前記第5時間帯において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフにされ、前記第3スイッチがオンにされ、前記駆動モジュールがオンにされ、前記データ書き込みモジュール及び前記初期化モジュールがオフにされる、請求項3に記載の画素駆動回路。
【請求項10】
前記第4時間帯及び前記第5時間帯において、前記第1ノードの電位は、前記データ信号線の電位Vdataと、前記駆動モジュールの閾値電圧Vthと、前記リセット信号線の電位Viniとの和であり、前記第2ノードの電位は前記基準信号線の電位Viniである、請求項9に記載の画素駆動回路。
【請求項11】
表示パネルであって、有機発光ダイオードと、請求項1に記載の画素駆動回路と、を含み、
前記有機発光ダイオードが前記画素駆動回路の駆動モジュールの出力端子と定電圧低電位端子との間に結合されることにより、前記画素駆動回路は、前記有機発光ダイオードが発光するように駆動するために用いられる、表示パネル。
【請求項12】
前記画素駆動回路は、駆動モジュールと、データ書き込みモジュールと、初期化モジュールと、第1コンデンサと、検出モジュールと、を含み、
前記駆動モジュールの制御端子は第1ノードに接続され、入力端子は定電圧高電位端子に接続され、出力端子は第2ノードに接続され、
前記データ書き込みモジュールの制御端子は第1走査信号線に接続され、入力端子はデータ信号線に接続され、出力端子は前記第1ノードに接続され、
前記初期化モジュールの制御端子は第2走査信号線に接続され、入力端子はリセット信号線に接続され、出力端子は第2ノードに接続され、
前記第1コンデンサの第1端子は前記第1ノードに接続され、第2端子は前記第2ノードに接続され、
前記検出モジュールは前記第1ノードに接続され、前記第1ノードの電位を制御することにより、前記駆動モジュールの閾値電圧を取得するために用いられる、請求項11に記載の表示パネル。
【請求項13】
前記検出モジュールは、演算増幅器と、第1スイッチと、第2スイッチと、第2コンデンサと、を含み、
前記演算増幅器の第1入力端子は前記第1スイッチを介して前記第1ノードに接続され、第2入力端子は基準信号線に接続され、
前記第1スイッチは前記第1ノードと前記演算増幅器の第1入力端子との間に結合され、
前記第2スイッチ及び前記第2コンデンサは前記演算増幅器の第1入力端子と出力端子との間に結合される、請求項12に記載の表示パネル。
【請求項14】
前記画素駆動回路は補償モジュールをさらに含み、前記補償モジュールは、アナログデジタル変換器と、デジタルアナログ変換器と、第3スイッチと、を含み、
前記アナログデジタル変換器の入力端子は前記演算増幅器の出力端子に接続され、前記デジタルアナログ変換器の出力端子は前記第3スイッチを介して前記データ書き込みモジュールの入力端子に接続される、請求項13に記載の表示パネル。
【請求項15】
前記駆動モジュールは第1薄膜トランジスタを含み、前記第1薄膜トランジスタのゲートは前記第1ノードに接続され、前記第1薄膜トランジスタのソースは前記第2ノードに接続され、前記第1薄膜トランジスタのドレインは前記定電圧高電位端子に接続される、請求項12に記載の表示パネル。
【請求項16】
前記データ書き込みモジュールは第2薄膜トランジスタを含み、前記第2薄膜トランジスタのゲートは前記第1走査信号線に接続され、前記第2薄膜トランジスタのソースは前記データ信号線に接続され、前記第2薄膜トランジスタのドレインは前記第1ノードに接続される、請求項12に記載の表示パネル。
【請求項17】
前記画素駆動回路は閾値電圧検出段階を含み、前記閾値電圧検出段階は、第1時間帯と、第2時間帯と、第3時間帯と、を含み、
前記第1時間帯において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオンにされ、前記第3スイッチがオフにされ、前記データ書き込みモジュールがオフにされ、前記初期化モジュール及び前記駆動モジュールがオンにされ、
前記第2時間帯において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオンにされ、前記第3スイッチがオフにされ、前記データ書き込みモジュール及び前記初期化モジュールがオフにされ、前記駆動モジュールがオンからオフにされ、
前記第3時間帯において、前記第1スイッチがオンにされ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチがオフにされ、前記データ書き込みモジュール及び前記駆動モジュールがオフにされ、前記初期化モジュールがオンにされる、請求項14に記載の表示パネル。
【請求項18】
前記第1時間帯において、前記第1ノードの電位は定電圧高電位端子の電位VDDであり、前記第2ノードの電位は前記基準信号線の電位Viniであり、
前記第2時間帯において、前記第1ノードの電位は前記基準信号線の電位Vrefであり、前記第2ノードの電位は前記基準信号線の電位Vrefと前記駆動モジュールの閾値電圧Vthとの差であり、
前記第3時間帯において、前記第1ノードの電位は前記基準信号線の電位Vrefであり、前記第2ノードの電位は前記基準信号線の電位Viniである、請求項17に記載の表示パネル。
【請求項19】
前記画素駆動回路は表示補償段階をさらに含み、前記表示補償段階は、第4時間帯と、第5時間帯と、を含み、
前記第4時間帯において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフにされ、前記第3スイッチがオンにされ、前記データ書き込みモジュール及び前記初期化モジュールがオンにされ、前記駆動モジュールがオフからオンにされ、
前記第5時間帯において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフにされ、前記第3スイッチがオンにされ、前記駆動モジュールがオンにされ、前記データ書き込みモジュール及び前記初期化モジュールがオフにされる、請求項14に記載の表示パネル。
【請求項20】
前記第4時間帯及び前記第5時間帯において、前記第1ノードの電位は、前記データ信号線の電位Vdataと、前記駆動モジュールの閾値電圧Vthと、前記リセット信号線の電位Viniとの和であり、前記第2ノードの電位は前記基準信号線の電位Viniである、請求項19に記載の表示パネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示技術の分野に関し、特に画素駆動回路及び表示パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)は電流型の有機発光素子に属し、キャリアの注入及び複合により発光するものであり、発光強度は注入された電流と正比例する。
【0003】
OLED表示パネルにおいて、各画素は有機発光ダイオードと、有機発光ダイオードを駆動するために用いられる画素駆動回路と、を含む。画素駆動回路において、駆動トランジスタを流れる電流の公式はI=K(Vgs-Vth)であり、ここで、Kは駆動トランジスタの真性導電因子であり、Vgsは駆動トランジスタのゲートソース電位差であり、Vthは駆動トランジスタの閾値電圧であり、これにより、駆動トランジスタを流れる電流、すなわち有機発光ダイオードが発光するように駆動するために用いられる電流は、駆動トランジスタの閾値電圧に関連することが分かる。しかしながら、従来の表示パネルの製造プロセスは不均一であることから、各駆動トランジスタの閾値電圧が異なる可能性があり、それにより表示輝度が不均一となる。また、表示パネルの使用に伴い、トランジスタに老化及び変化が発生する場合があり、それにより各トランジスタの閾値電圧にドリフトが発生し、また各駆動トランジスタの老化程度が異なるため、各駆動トランジスタの閾値電圧のドリフト程度も異なり、これも表示輝度の不安定及び不均一を招く。
【0004】
上記課題に対して、従来では、一般的に画素駆動回路で駆動トランジスタの閾値電圧を補償することにより、有機発光ダイオードを流れる駆動電流と駆動トランジスタの閾値電圧とを無関係とする。しかしながら、従来の画素駆動回路では、一般的に駆動トランジスタがオフになった時に、駆動トランジスタのゲートソース電位差を検出することにより、駆動トランジスタの閾値電圧を検出する。しかしながら、閾値電圧を検出する際に、駆動トランジスタのオン状態を維持するために、駆動トランジスタのゲートとソースとの間に結合された蓄積コンデンサのみで駆動トランジスタのゲート電位を保持するため、ゲート電位が低下しやすく不安定であり、最終的に検出される駆動トランジスタの閾値電圧が正確でなくなる。
【0005】
したがって、駆動トランジスタを検出する際に、駆動トランジスタのゲート電位を安定的に保持できることにより、駆動トランジスタの閾値電圧を正確に検出するように、新たな画素駆動回路を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の表示パネルの製造プロセスが不均一であることから、各駆動トランジスタの閾値電圧が異なる可能性があり、表示輝度が不均一となる。また、表示パネルの使用に伴い、トランジスタに老化及び変化が発生する場合があり、それにより各トランジスタの閾値電圧にドリフトが発生し、また各駆動トランジスタの老化程度が異なるため、各駆動トランジスタの閾値電圧のドリフト程度も異なり、これも表示輝度の不安定及び不均一を招く。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の実施例に係る画素駆動回路は、駆動モジュールと、データ書き込みモジュールと、初期化モジュールと、第1コンデンサと、検出モジュールと、を含み、
前記駆動モジュールの制御端子は第1ノードに接続され、入力端子は定電圧高電位端子に接続され、出力端子は第2ノードに接続され、
前記データ書き込みモジュールの制御端子は第1走査信号線に接続され、入力端子はデータ信号線に接続され、出力端子は前記第1ノードに接続され、
前記初期化モジュールの制御端子は第2走査信号線に接続され、入力端子はリセット信号線に接続され、出力端子は第2ノードに接続され、
前記第1コンデンサの第1端子は前記第1ノードに接続され、第2端子は前記第2ノードに接続され、
前記補償モジュールは前記第1ノードに接続され、前記第1ノードの電位を制御することにより、前記駆動モジュールの閾値電圧を取得するために用いられる。
【0008】
また、本発明の実施例は表示パネルをさらに提供し、該表示パネルは、有機発光ダイオードと、上記画素駆動回路と、を含み、前記有機発光ダイオードが前記画素駆動回路の駆動モジュールの出力端子と定電圧低電位端子との間に結合されることにより、前記画素駆動回路は、前記有機発光ダイオードが発光するように駆動するために用いられる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施例に係る画素駆動回路及び表示パネルにおいて、駆動モジュールを駆動モジュールの制御端子に接続することにより、駆動モジュールの閾値電圧を取得する際に、取得される駆動モジュールの閾値電圧が正確になるように、駆動モジュールの制御端子の電位を検出モジュールにより安定的に保持させることができるため、駆動モジュールの閾値電圧を正確に補償し、表示パネルの表示均一性及び安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施例に係る画素駆動回路の回路図である。
図2】本発明の実施例に係る画素駆動回路の別の回路図である。
図3】本発明の実施例に係る画素駆動回路の第1時間帯での状態図である。
図4】本発明の実施例に係る画素駆動回路の第2時間帯での状態図である。
図5】本発明の実施例に係る画素駆動回路の第3時間帯での状態図である。
図6】本発明の実施例に係る画素駆動回路の第4時間帯での状態図である。
図7】本発明の実施例に係る画素駆動回路の第5時間帯での状態図である。
図8】本発明の実施例に係る画素駆動回路のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本願の目的、技術的解決手段及び効果をよりはっきりと、明確にするために、以下に図面を参照しながら実施例を挙げて本願をさらに詳細に説明する。ここで記述された具体的な実施例は本願を解釈するためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことを理解されたい。
【0012】
説明すべきこととして、本発明の全ての実施例において、各モジュールの制御端子以外の両端子を区別するために、そのうちの1端子を入力端子と呼び、別の端子を出力端子と呼ぶ。各モジュールの出力端子と入力端子は対称であるため、その入力端子と出力端子は交換可能である。
【0013】
また、本発明の全ての実施例において、トランジスタでのゲート以外の2つの電極を区別するために、そのうちの1つの電極をソースと呼び、もう1つの電極をドレインと呼ぶ。トランジスタのソースとドレインは対称であるため、それらのソースとドレインは交換可能である。図面の形態によって、トランジスタの中間端子をゲート、信号入力端子をソース、信号出力端子をドレインと規定する。また、本願の全ての実施例で採用されるトランジスタはP型及び/又はN型トランジスタの2種類を含んでもよい。ここで、P型トランジスタは、ゲートが低電位である場合にオンにされ、ゲートが高電位である場合にオフにされ、N型トランジスタは、ゲートが高電位である場合にオンにされ、ゲートが低電位である場合にオフにされる。
【0014】
図1に示すように、本発明の実施例に係る画素駆動回路は、駆動モジュール100と、データ書き込みモジュール200と、初期化モジュール300と、第1コンデンサC1と、検出モジュール400と、を含み、ここで、
駆動モジュール100の制御端子は第1ノードGに接続され、入力端子は定電圧高電位端子VDDに接続され、出力端子は第2ノードSに接続され、
データ書き込みモジュール200の制御端子は第1走査信号線Scan1に接続され、入力端子はデータ信号線Dataに接続され、出力端子は第1ノードGに接続され、
初期化モジュール300の制御端子は第2走査信号線Scan2に接続され、入力端子はリセット信号線Viniに接続され、出力端子は第2ノードSに接続され、
第1コンデンサC1の第1端子は第1ノードGに接続され、第2端子は第2ノードSに接続され、
検出モジュール400は第1ノードGに接続され、第1ノードGの電位を制御することにより、駆動モジュール100の閾値電圧を検出して補償するために用いられる。
【0015】
本発明の実施例に係る画素駆動回路では、検出モジュール400を駆動モジュール100の制御端子に接続することにより、駆動モジュール100の閾値電圧を取得する際に、取得される駆動モジュール100の閾値電圧が正確になるように、駆動モジュール100の制御端子の電位を検出モジュール400により安定的に保持させることができる。そのため、駆動モジュール100の閾値電圧を正確に補償し、表示パネルの表示均一性及び安定性を向上させることができる。
【0016】
引き続き図1を参照すると、検出モジュール400は、演算増幅器OPと、第1スイッチSW1と、第2スイッチSW2と、第2コンデンサC2と、を含み、ここで、演算増幅器OPの第1入力端子は第1スイッチSW1を介して第1ノードGに接続され、第1スイッチSW1は第1ノードGと演算増幅器OPの第1入力端子との間に結合され、第2入力端子は基準信号線Vrefに接続される。本発明の実施例において、演算増幅器OPの第1入力端子は反転入力端子(-)であり、第2入力端子は非反転入力端子(+)である。第2スイッチSW2及び第2コンデンサC2は演算増幅器OPの第1入力端子と出力端子との間に結合される。ここで、第2コンデンサC2の第1端子は演算増幅器OPの出力端子に接続され、第2コンデンサC2の第2端子は演算増幅器OPの第1入力端子に接続される。
【0017】
具体的には、演算増幅器OPはバーチャルショート効果に基づいて、第1入力端子と第2入力端子との電位をほぼ同じように保持することができ、また第2スイッチSW2がオフにされたときに、演算増幅器OPと第2コンデンサC2とは積分器を構成する。
【0018】
図2を参照すると、いくつかの実施例において、該画素駆動回路は補償モジュール500をさらに含む。補償モジュール500は、アナログデジタル変換器ADCと、デジタルアナログ変換器DACと、第3スイッチSW3と、を含む。アナログデジタル変換器ADCの入力端子は演算増幅器OPの出力端子に接続され、デジタルアナログ変換器DACの出力端子は第3スイッチSW3を介してデータ書き込みモジュール200の入力端子に接続される。それにより、駆動モジュール100の閾値電圧を補償するときに、第3スイッチSW3がオフにされ、駆動モジュール100の閾値電圧を補償するときに、第3スイッチSW3がオンにされ、デジタルアナログ変換器DACは駆動モジュール100の閾値電圧をデータ信号に重畳して、駆動モジュール100の閾値電圧Vthを相殺することにより補償を行う。
【0019】
説明すべきこととして、アナログデジタル変換器ADCとデジタルアナログ変換器DACとの間には一般的に電圧比較器、制御モジュール、メモリ等のデバイス(図示せず)をさらに含み、それらは演算増幅器OP及び第2コンデンサC2で構成される積分器の出力電圧Voutを処理し、データ信号Dataを補償する必要がある電圧Vout’を取得して、データ信号Dataに重畳してデータ信号Dataを補償するために用いられる。
【0020】
引き続き図2を参照すると、いくつかの実施例において、駆動モジュール100は第1薄膜トランジスタT1を含み、第1薄膜トランジスタT1のゲートは第1ノードGに接続され、第1薄膜トランジスタT1のソースは第2ノードSに接続され、第1薄膜トランジスタT1のドレインは定電圧高電位端子VDDに接続される。
【0021】
いくつかの実施例において、データ書き込みモジュール200は第2薄膜トランジスタT2を含み、第2薄膜トランジスタT2のゲートは第1走査信号線Scan1に接続され、第2薄膜トランジスタT2のソースはデータ信号線Dataに接続され、第2薄膜トランジスタT2のドレインは第1ノードGに接続される。
【0022】
いくつかの実施例において、初期化モジュール300は第3薄膜トランジスタT3を含み、第3薄膜トランジスタT3のゲートは第2走査信号線Scan2に接続され、第3薄膜トランジスタT3のソースはリセット信号線Viniに接続され、第3薄膜トランジスタT3のドレインは第2ノードSに接続される。
【0023】
図2図3図4図5及び図8に示すように、該画素駆動回路は閾値電圧検出段階Aを含み、閾値電圧検出段階Aは、第1時間帯t1と、第2時間帯t2と、第3時間帯t3と、を含み、ここで、
図3に示すように、第1時間帯t1において、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオンにされ、第3スイッチSW3がオフにされ、データ書き込みモジュール200がオフにされ、初期化モジュール300及び駆動モジュール100がオンにされる。
【0024】
図4に示すように、第2時間帯t2において、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオンにされ、第3スイッチSW3がオフにされ、データ書き込みモジュール200及び初期化モジュール300がオフにされ、駆動モジュール100がオンからオフにされる。
【0025】
図5に示すように、第3時間帯t3において、第1スイッチSW1がオンにされ、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3がオフにされ、データ書き込みモジュール200及び駆動モジュール100がオフにされ、初期化モジュール300がオンにされる。
【0026】
ここで、第1時間帯t1において、第1ノードGの電位は定電圧高電位端子の電位VDDであり、第2ノードSの電位は基準信号線の電位Viniであり、
第2時間帯t2において、第1ノードGの電位は基準信号線の電位Vrefであり、第2ノードSの電位は基準信号線の電位Vrefと駆動モジュール100の閾値電圧Vthとの差Vref-Vthである。
【0027】
第3時間帯t3において、第1ノードGの電位は基準信号線の電位Vrefであり、第2ノードSの電位は基準信号線の電位Viniである。
【0028】
さらに、図2図6図7及び図8に示すように、該画素駆動回路は表示補償段階Bをさらに含み、表示補償段階Bは第4時間帯t4と、第5時間帯t5と、を含み、ここで、
図6に示すように、第4時間帯t4において、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオフにされ、第3スイッチSW3がオンにされ、データ書き込みモジュール200及び初期化モジュール300がオンにされ、駆動モジュール100がオフからオンにされる。
【0029】
図7に示すように、第5時間帯t5において、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオフにされ、第3スイッチSW3がオンにされ、駆動モジュール100がオンにされ、データ書き込みモジュール200及び初期化モジュール300がオフにされる。
【0030】
ここで、第4時間帯t4及び第5時間帯t5において、第1ノードGの電位は、データ信号線の電位Vdataと、第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧Vthと、リセット信号線の電位Viniとの和Vdata+Vth+Viniであり、第2ノードSの電位は基準信号線の電位Viniである。
【0031】
上記実施例に基づいて、第1薄膜トランジスタT1、第2薄膜トランジスタT2及び第3薄膜トランジスタT3がいずれもN型薄膜トランジスタであれば、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3に対応する制御信号がハイレベルでオンにされ、対応する制御信号がローレベルでオフにされ、図3図8に示すように、該画素駆動回路の動作フロー(閾値電圧検出段階A及び表示補償段階B)を詳細に記述するする。
【0032】
まず、閾値電圧検出段階Aは、第1時間帯t1と、第2時間帯t2と、第3時間帯t3と、を含み、ここで、
図3に示すように、第1時間帯t1は第1ノードG及び第2ノードSの電位を初期化するために用いられる。具体的には、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオンにされ、第3スイッチSW3がオフにされる。演算増幅器OPのバーチャルショート効果に基づいて、演算増幅器OPは電圧フォロアとして、第1ノードGの電位を基準信号線の電位Vrefにすることができる。第1走査信号線Scan1はローレベルであり、かつ第2走査信号線Scan2はハイレベルであることにより、第2薄膜トランジスタT2がオフにされ、かつ第3薄膜トランジスタT3がオンにされ、第2ノードSの電位がリセット信号線の電位Viniになり、第1薄膜トランジスタT1のゲートソース電位差VgsがVref-Viniでオンにされ、第1コンデンサC1が充電される。
【0033】
図4に示すように、第2時間帯t2は第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧を検出するために用いられる。具体的には、第2走査信号線Scan2がローレベルとなることにより、第3薄膜トランジスタT3はオフにされ、定電圧高電位端子VDDは第2ノードSを充電し、第1ノードGと第2ノードSとの電位差がVref-Viniから第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧Vthまで低減するまで継続し、それにより、第1薄膜トランジスタT1がオフにされる。この過程において、第1コンデンサC1は放電し、第1薄膜トランジスタT1をオン状態に維持するために用いられる。説明すべきこととして、第2時間帯t2、すなわち第2ノードSの電位であるViniからVref-Vthまで上昇する期間において、常に有機発光ダイオードOLEDのターンオン電圧Voledより低くくする必要があり、それにより有機発光ダイオードOLEDの発光を回避する。
【0034】
図5に示すように、第3時間帯t3は第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧Vthを抽出するために用いられる。具体的には、第2スイッチSW2をオフにすることにより、演算増幅器OP及び第2コンデンサC2は積分器を構成する。第2走査信号線Scan2はハイレベルであることにより、第3薄膜トランジスタT3がオンになり、第2ノードSの電位がリセット信号線の電位Vinになり、第1コンデンサC1と第2コンデンサC2との間に電荷転送が行われ、積分器が積分を行った後に出力電圧Voutを生成する。
【0035】
説明すべきこととして、各コンデンサの2つの極板に蓄積された正味の電荷は0である。すなわち各コンデンサの2つの極板に蓄積された電荷量は同じであり、電気的には逆であることから、閉鎖面内の電荷保存則に基づいて、図5において、1つの閉鎖面500を用いて第1コンデンサC1の第1端子及び第2コンデンサC2の第2端子を囲む。閉鎖面500内には電荷を蓄積する素子がなく、かつ閉鎖面500を貫通する導電経路がないため、閉鎖面500内において、第1ノードGに接続された第1コンデンサC1の第1端子及び第2コンデンサC2の第2端子という2つの極板に蓄積された総電荷は変化しない。
【0036】
これに基づいて、第2時間帯t2において、第1コンデンサC1の第1端子に蓄積された電荷はQ1=C1Vthであり、第2コンデンサC2の第1端子及び第2端子の電位が同じであることにより、第2コンデンサC2は電荷を蓄積しないため、第2コンデンサC2の第2端子に蓄積された電荷Q2=0であり、すなわち第1コンデンサC1の第1端子及び第2コンデンサC2の第2端子に蓄積された総電荷はQ=Q1+Q2=C1Vthである。
【0037】
第3時間帯t3において、第1コンデンサC1の第1端子に蓄積された電荷はQ1’=C1(Vref-Vini)であり、第2コンデンサC2の第2端子に蓄積された電荷はQ2’=C2(Vref-Vout)であり、すなわち第1コンデンサC1の第1端子及び第2コンデンサC2の第2端子に蓄積された総電荷はQ’=Q1’+Q2’=C1(Vref-Vini)+C2(Vref-Vout)である。
【0038】
Q=Q’から分かるように、C1Vth=C1(Vref-Vini)+C2(Vref-Vout)であり、これにより、Vth=Vref-Vini+C2(Vref-Vout)/C1と求められ、それにより第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧をリアルタイムに抽出する。
【0039】
さらに、表示補償段階Bは、第4時間帯t4と、第5時間帯t5と、を含み、ここで、
図6に示すように、第4時間帯t4は補償後のデータ信号Dataを書き込むために用いられる。具体的には、第1走査信号線Scan1及び第2走査信号線Scan2はハイレベルであることにより、第2薄膜トランジスタT2及び第3薄膜トランジスタT3がオンにされ、第2ノードSの電位がリセット信号線の電位Viniとなる。第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がオフにされ、第3スイッチSW3がオンにされ、第3時間帯t3に抽出された第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧Vth、及びリセット信号線の電位Viniを、入力する必要があるデータ信号線Vdataの電位に重畳する。すなわちデータ信号Dataを補償する必要がある電圧はVout’=Vth+Viniであり、補償後のデータ信号Dataの電位がVdata+Vth+Viniであることで、第1ノードGと第2ノードSとの電位差がVdata+Vthになり、第1薄膜トランジスタT1がオンにされる。
【0040】
図7に示すように、第5時間帯t5は有機発光ダイオードOLEDの発光を駆動するために用いられる。具体的には、第2走査信号線Scanはローレベルとなることにより、第3薄膜トランジスタT3がオフにされる。このときに、第1ノードGの電位は補償後のデータ信号の電位Vdata+Vth+Vinであり、すなわちVdata+Vref+C2(Vref-Vout)/C1であり、定電圧高電位VDDは第1薄膜トランジスタT1を介して有機発光ダイオードOLEDが発光するように駆動し、第1薄膜トランジスタT1を流れる電流、すなわち有機発光ダイオードを流れる駆動電流Iは、I=K(Vgs-Vth)=K(Vdata+Vth+Vin-Vni-Vth)=K(Vdata)である。これにより、駆動電流Iは第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧Vthと無関係であることが分かる。よって第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧Vthを相殺することにより第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧Vthの有機発光ダイオードへの影響を回避し、それにより第1薄膜トランジスタT1の閾値電圧を補償することで、各画素の発光輝度は閾値電圧が不均一又は不安定となることの影響を受けることなく、表示パネルの表示効果を向上させることができる。
【0041】
説明すべきこととして、各フレーム画像の表示過程は、正常表示過程(有機発光ダイオードOLEDが発光する)と、垂直帰線消去過程(有機発光ダイオードOLEDが発光しない)と、を含み、一般的には、正常表示過程において表示補償段階を行い、垂直帰線消去過程において閾値電圧検出段階を行う。それにより閾値電圧検出を行う際に、正常表示過程に影響を与えない。
【0042】
本発明の実施例に係る画素駆動回路は、補償モジュールの演算増幅器を駆動トランジスタのゲートに接続することにより、駆動トランジスタの閾値電圧を検出する際に、検出さるた駆動トランジスタの閾値電圧が正確になるように、駆動トランジスタのゲート電位を補償モジュールにより安定的に保持させることができるため、駆動トランジスタの閾値電圧を正確に補償する。
【0043】
上記実施例に基づいて、本発明の実施例は表示パネルをさらに提供し、該表示パネルは、有機発光ダイオードと、上記画素駆動回路と、を含み、該画素駆動回路は、有機発光ダイオードが発光するように駆動するために用いられる。該表示パネル及び該画素駆動回路は同じ構造及び有益な効果を有し、上記各実施例で該画素駆動回路を詳細に説明したため、ここでは説明を省略する。
【0044】
理解できるように、当業者にとって、本願の技術的解決手段及びその発明構想に基づいて同等置換又は変更を行うことができ、これら全ての変更又は置換はいずれも本願に添付された請求項の保護範囲に属するべきである。
【符号の説明】
【0045】
100 駆動モジュール
200 データ書き込みモジュール
300 初期化モジュール
400 検出モジュール
500 閉鎖面
500 補償モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】