(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-30
(54)【発明の名称】組み込みIoTゲートウェイを備えた固定ブロードバンド無線アクセスCPE
(51)【国際特許分類】
H04W 4/38 20180101AFI20240123BHJP
H04L 12/28 20060101ALI20240123BHJP
H04L 67/12 20220101ALI20240123BHJP
G16Y 10/80 20200101ALI20240123BHJP
H04W 88/16 20090101ALI20240123BHJP
【FI】
H04W4/38
H04L12/28 200Z
H04L67/12
G16Y10/80
H04W88/16
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540195
(86)(22)【出願日】2021-12-28
(85)【翻訳文提出日】2023-08-22
(86)【国際出願番号】 US2021065366
(87)【国際公開番号】W WO2022147028
(87)【国際公開日】2022-07-07
(32)【優先日】2020-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ラム,セドリック・ファング
(72)【発明者】
【氏名】メディン,ミロ・スティーブン
【テーマコード(参考)】
5K033
5K067
【Fターム(参考)】
5K033AA09
5K033BA01
5K033BA11
5K033CB08
5K033DA06
5K067BB27
5K067EE02
5K067EE16
(57)【要約】
コンピュータ実装方法(400)は、ユーザ(12)の家屋(10)の外部部分に設置された顧客構内設備(200)のデータ処理ハードウェア(202)によって実行されると、データ処理ハードウェアに動作を実行させる。動作は、ユーザに関連付けられたローカルエリアネットワークを介して、ユーザの家屋の内部に位置するユーザデバイス(22)から第1の通信(210a)を受信することを含む。動作は、低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、ユーザの家屋の外部に位置する低消費電力デバイス(32)から第2の通信(210b)を受信することを含む。動作は、固定無線アクセスネットワーク(40)を使用するブロードバンド接続(46)を介して、第1の通信および第2の通信をリモートサーバ(52)に送信することも含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ(12)の家屋(10)の外部部分に設置された顧客構内設備(200)のデータ処理ハードウェア(202)によって実行されると、前記データ処理ハードウェア(202)に、
前記ユーザ(12)に関連付けられたローカルエリアネットワーク(20)を介して、前記ユーザ(12)の前記家屋(10)の内部に位置するユーザデバイス(22)から第1の通信(210a)を受信することと、
低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、前記ユーザ(12)の前記家屋(10)の外部に位置する低消費電力デバイス(32)から第2の通信(210b)を受信することと、
固定無線アクセスネットワーク(40)を使用するブロードバンド接続(46)を介して、前記第1の通信(210a)および前記第2の通信(210b)をリモートサーバ(52)に送信することと、
を含む動作を実行させる、コンピュータ実装方法(400)。
【請求項2】
前記固定無線アクセスネットワーク(40)が5Gベースラインネットワークを含む、請求項1に記載の方法(400)。
【請求項3】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、前記ユーザ(12)の前記家屋(10)の外部に位置する複数の低消費電力デバイス(32)から複数の通信(210)を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワーク(40)を使用する前記ブロードバンド接続(46)を介して、前記複数の通信(210)を1つまたは複数のリモートサーバ(52)に送信することと、
をさらに含む、請求項1または2に記載の方法(400)。
【請求項4】
前記低消費電力広域ネットワーク(30)が低消費電力長距離(LoRa)ネットワークを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項5】
前記動作が、
スマートユーティリティネットワーク(30)を介して、ユーティリティデバイス(32)から第3の通信(210)を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワーク(40)を使用する前記ブロードバンド接続(46)を介して、前記第3の通信(210)を第2のリモートサーバ(52)に送信することと、
をさらに含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項6】
前記スマートユーティリティネットワーク(30)がWi-SUNネットワークを含む、請求項5に記載の方法(400)。
【請求項7】
前記顧客構内設備(200)に、前記ユーザ(12)の前記家屋(10)からパワーオーバーイーサネット(PoE)を介して電力が供給される、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項8】
前記ユーザデバイス(22)がスマートホームデバイス(22)を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項9】
前記動作が、前記低消費電力広域ネットワーク(30)を介して通信するように構成可能トランシーバ(310)を構成することをさらに含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項10】
前記第1の通信(210a)および前記第2の通信(210b)を前記リモートサーバ(52)に送信することが、干渉を最小化する最適な送信時間を決定することを含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項11】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、リモート顧客構内設備(200)からエラー状態を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワーク(40)を使用して前記リモート顧客構内設備(200)に接続されたネットワークの前記エラー状態を前記リモートサーバ(52)に送信することと、
をさらに含む、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項12】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、前記低消費電力デバイス(32)から診断情報を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワーク(40)を介して、前記診断情報を前記リモートサーバ(52)に送信することであって、前記診断情報が、前記リモートサーバ(52)によって受信されると、前記リモートサーバ(52)に、モデルを使用して前記診断情報を分析させるように構成される、送信することと、
をさらに含む、請求項1~11のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項13】
前記第2の通信(210b)が、ソフトウェア無線を介して受信される、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項14】
ユーザ(12)の家屋(10)の外部部分に設置された顧客構内設備(200)のデータ処理ハードウェア(202)と、
前記データ処理ハードウェア(202)と通信するメモリハードウェア(204)であって、前記メモリハードウェア(204)が、前記データ処理ハードウェア(202)で実行されると、前記データ処理ハードウェア(202)に、
前記ユーザ(12)に関連付けられたローカルエリアネットワーク(20)を介して、前記ユーザ(12)の前記家屋(10)の内部に位置するユーザデバイス(22)から第1の通信(210a)を受信することと、
低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、前記ユーザ(12)の前記家屋(10)の外部に位置する低消費電力デバイス(32)から第2の通信(210b)を受信することと、
固定無線アクセスネットワーク(40)を使用するブロードバンド接続(46)を介して、前記第1の通信(210a)および前記第2の通信(210b)をリモートサーバ(52)に送信することと、
を含む動作を実行させる命令を記憶する、メモリハードウェア(204)と、
を備えるシステム(100)。
【請求項15】
前記固定無線アクセスネットワーク(40)が5Gベースラインネットワークを含む、請求項14に記載のシステム(100)。
【請求項16】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、前記ユーザ(12)の前記家屋(10)の外部に位置する複数の低消費電力デバイス(32)から複数の通信(210)を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワーク(40)を使用する前記ブロードバンド接続(46)を介して、前記複数の通信(210)を1つまたは複数のリモートサーバ(52)に送信することと、
をさらに含む、請求項14または15に記載のシステム(100)。
【請求項17】
前記低消費電力広域ネットワーク(30)が低消費電力長距離(LoRa)ネットワークを含む、請求項14~16のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【請求項18】
前記動作が、
スマートユーティリティネットワーク(30)を介して、ユーティリティデバイス(32)から第3の通信(210)を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワーク(40)を使用する前記ブロードバンド接続(46)を介して、前記第3の通信(210)を第2のリモートサーバ(52)に送信することと、
をさらに含む、請求項14~17のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【請求項19】
前記スマートユーティリティネットワーク(30)がWi-SUNネットワークを含む、請求項18に記載のシステム(100)。
【請求項20】
前記顧客構内設備(200)に、前記ユーザ(12)の前記家屋(10)からパワーオーバーイーサネット(PoE)を介して電力が供給される、請求項14~19のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【請求項21】
前記ユーザデバイス(22)がスマートホームデバイス(22)を含む、請求項14~20のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【請求項22】
前記動作が、前記低消費電力広域ネットワーク(30)を介して通信するように構成可能トランシーバ(310)を構成することをさらに含む、請求項14~21のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【請求項23】
前記第1の通信(210a)および前記第2の通信(210b)を前記リモートサーバ(52)に送信することが、干渉を最小化する最適な送信時間を決定することを含む、請求項14~22のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【請求項24】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、リモート顧客構内設備(200)からエラー状態を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワーク(40)を使用して前記リモート顧客構内設備(200)に接続されたネットワークの前記エラー状態を前記リモートサーバ(52)に送信することと、
をさらに含む、請求項14~23のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【請求項25】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワーク(30)を介して、前記低消費電力デバイス(32)から診断情報を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワーク(40)を介して、前記診断情報を前記リモートサーバ(52)に送信することであって、前記診断情報が、前記リモートサーバ(52)によって受信されると、前記リモートサーバ(52)に、モデルを使用して前記診断情報を分析させるように構成されている、送信することと、
をさらに含む、請求項14~24のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【請求項26】
前記第2の通信(210b)が、ソフトウェア無線を介して受信される、請求項14~25のいずれか1項に記載のシステム(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
本開示は、モノのインターネット(IoT)ゲートウェイが組み込まれた顧客構内設備(CPE:customer premise equipment)を備えた固定ブロードバンド無線アクセスに関する。
【背景技術】
【0002】
背景
現行の住宅用モノのインターネット(IoT)デバイスは、一般に、Wi-Fi、Zigbee(登録商標)、およびZ-waveなど、屋内パーソナルエリアネットワーク(PAN)およびホームエリアネットワーク(HAN)無線技術を介して通信している。IoTデバイス(たとえば、スマートメータ、自動スプリンクラ、ペットトラッカなど)によっては、高い帯域幅を必要としないが、比較的長い伝送距離と低い消費電力(すなわち、デバイスがバッテリ駆動であるため)とが必要である。目下、この市場は、IEEE802.15.4g、Wi-SUN、LoRaWAN、SigFoxなどの低消費電力広域ネットワーク(LPWAN:low-power wide area network)技術によって対応されており、したがって、Wi-Fiまたは他の家庭内ネットワークではアクセスされない。IoTデバイスを通じて収集された情報は、一般に、処理のためにクラウドバックエンドにバックホールされなければならず、このバックエンドは、アプリケーションを通してエンドユーザのユーザデバイスインターフェースも提供する。
【発明の概要】
【0003】
概要
本開示の1つの態様は、組み込みモノのインターネット(IoT)ゲートウェイを備えた固定ブロードバンド無線アクセス顧客構内設備(CPE)を提供するコンピュータ実装方法を提供する。本方法は、ユーザの家屋の外部部分に設置された顧客構内設備のデータ処理ハードウェアによって実行されると、データ処理ハードウェアに動作を実行させる。動作は、ユーザに関連付けられたローカルエリアネットワークを介して、ユーザの家屋の内部に位置するユーザデバイスから第1の通信を受信することを含む。動作は、低消費電力広域ネットワークを介して、ユーザの家屋の外部に位置する低消費電力デバイスから第2の通信を受信することを含む。動作は、固定無線アクセスネットワークを使用するブロードバンド接続を介して、第1の通信および第2の通信をリモートサーバに送信することも含む。
【0004】
本開示の実施態様は、以下の任意選択的な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施態様では、固定無線アクセスネットワークは5Gベースラインネットワークを含む。任意選択的に、動作は、低消費電力広域ネットワークを介して、ユーザの家屋の外部に位置する複数の低消費電力デバイスから複数の通信を受信することと、固定無線アクセスネットワークを使用するブロードバンド接続を介して、複数の通信を1つまたは複数のリモートサーバに送信することとをさらに含む。
【0005】
いくつかの例では、低消費電力広域ネットワークは低消費電力長距離(LoRa:long-range)ネットワークを含む。いくつかの実施態様では、動作は、スマートユーティリティネットワークを介して、ユーティリティデバイスから第3の通信を受信することと、固定無線アクセスネットワークを使用するブロードバンド接続を介して、第3の通信を第2のリモートサーバに送信することとをさらに含む。これらの実施態様において、スマートユーティリティネットワークはWi-SUNネットワークを含むことができる。
【0006】
任意選択的に、顧客構内設備に、ユーザの家屋からパワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE:power over Ethernet(登録商標))を介して電力が供給される。ユーザデバイスはスマートホームデバイスを含むことができる。いくつかの例では、動作は、低消費電力広域ネットワークを介して通信するように構成可能トランシーバを構成することをさらに含む。いくつかの実施態様では、第1の通信および第2の通信をリモートサーバに送信することは、干渉を最小化する最適な送信時間を決定することを含む。
【0007】
いくつかの例では、動作は、低消費電力広域ネットワークを介して、リモート顧客構内設備からエラー状態を受信することと、固定無線アクセスネットワークを使用してリモート顧客構内設備に接続されたネットワークのエラー状態をリモートサーバに送信することとをさらに含む。動作は、低消費電力広域ネットワークを介して、低消費電力デバイスから診断情報を受信することと、固定無線アクセスネットワークを介して、診断情報をリモートサーバに送信することであって、診断情報が、リモートサーバによって受信されると、リモートサーバに、モデルを使用して診断情報を分析させるように構成される、送信することとをさらに含む。任意選択的に、第2の通信は、ソフトウェア無線(software defined radio)を介して受信される。
【0008】
本開示の別の態様は、組み込みモノのインターネットゲートウェイを備えた固定ブロードバンド無線アクセス顧客構内設備を提供するシステムを提供する。本システムは、データ処理ハードウェアと、データ処理ハードウェアと通信するメモリハードウェアとを含む。メモリハードウェアは、データ処理ハードウェアで実行されると、データ処理ハードウェアに動作を実行させる命令を記憶する。動作は、ユーザに関連付けられたローカルエリアネットワークを介して、ユーザの家屋の内部に位置するユーザデバイスから第1の通信を受信することを含む。動作は、低消費電力広域ネットワークを介して、ユーザの家屋の外部に位置する低消費電力デバイスから第2の通信を受信することを含む。動作は、固定無線アクセスネットワークを使用するブロードバンド接続を介して、第1の通信および第2の通信をリモートサーバに送信することをさらに含む。
【0009】
この態様は、以下の任意選択的な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施態様では、固定無線アクセスネットワークは5Gベースラインネットワークを含む。任意選択的に、動作は、低消費電力広域ネットワークを介して、ユーザの家屋の外部に位置する複数の低消費電力デバイスから複数の通信を受信することと、固定無線アクセスネットワークを使用するブロードバンド接続を介して、複数の通信を1つまたは複数のリモートサーバに送信することとをさらに含む。
【0010】
いくつかの例では、低消費電力広域ネットワークは低消費電力長距離(LoRa)ネットワークを含む。いくつかの実施態様では、動作は、スマートユーティリティネットワークを介して、ユーティリティデバイスから第3の通信を受信することと、固定無線アクセスネットワークを使用するブロードバンド接続を介して、第3の通信を第2のリモートサーバに送信することとをさらに含む。これらの実施態様において、スマートユーティリティネットワークはWi-SUNネットワークを含むことができる。
【0011】
任意選択的に、顧客構内設備に、ユーザの家屋からパワーオーバーイーサネット(PoE)を介して電力が供給される。ユーザデバイスはスマートホームデバイスを含むことができる。いくつかの例では、動作は、低消費電力広域ネットワークを介して通信するように構成可能トランシーバを構成することをさらに含む。いくつかの実施態様では、第1の通信および第2の通信をリモートサーバに送信することは、干渉を最小化する最適な送信時間を決定することを含む。
【0012】
いくつかの例では、動作は、低消費電力広域ネットワークを介して、リモート顧客構内設備からエラー状態を受信することと、固定無線アクセスネットワークを使用してリモート顧客構内設備に接続されたネットワークのエラー状態をリモートサーバに送信することとをさらに含む。動作は、低消費電力広域ネットワークを介して、低消費電力デバイスから診断情報を受信することと、固定無線アクセスネットワークを介して、診断情報をリモートサーバに送信することであって、診断情報は、リモートサーバによって受信されると、リモートサーバに、モデルを使用して診断情報を分析させるように構成されている、送信することとをさらに含む。任意選択的に、第2の通信は、ソフトウェア無線を介して受信される。
【0013】
本開示の1つまたは複数の実施態様の詳細について、添付の図面および以下の説明に示す。他の態様、特徴、および利点は、説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】固定ブロードバンド無線アクセス顧客構内設備(CPE)を介して複数のデバイスにゲートウェイを提供するシステム例の概略図である。
【
図2】
図1のシステムの顧客構内設備例のブロック図である。
【
図3】
図1のシステムにおける性能の最適化および干渉の緩和の概略図である。
【
図4】組み込みゲートウェイを備えた顧客構内設備を介してデバイスに固定ブロードバンド無線アクセスを提供する方法の動作の配置例のフローチャートである。
【
図5】本明細書に記載するシステムおよび方法を実装するために使用することができるコンピューティングデバイス例の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
さまざまな図面における同様の参照符号は、同様の要素を示す。
詳細な説明
低消費電力広域ネットワーク(LPWAN)は、一般に、屋外のサブギガヘルツの無線ネットワークに依存している。対照的に、Wi-Fi無線ネットワークなどの多くのパーソナルエリアネットワーク(PAN)またはホームエリアネットワーク(HAN)は、通常、屋外のカバレッジが悪い。これらのパーソナルネットワークはまた、LPWANとは非常に異なる周波数帯域で動作し、電力および帯域幅の要件も異なる。目下、LPWAN、HAN、およびPANネットワークを結びつける簡単なまたは好都合な方法はない。
【0016】
ますます多くの「スマート」デバイスが、屋外の場所で長距離にわたって通信するためにLPWANを利用するようになっている。スマートメータ、自動スプリンクラ、およびペットトラッカは、情報を送信するためにLPWANを利用する、通常バッテリ駆動の(したがって電力要件が低い)デバイスのごくわずかな例である。しかしながら、これらの「モノのインターネット」(IoT)デバイスの市場は、多くの異なるLPWAN技術の間でかなり分断されている。これらの中でも、Wi-SUNネットワークおよびLoRaネットワークは、最も一般的なソリューションのうちの2つを提供している。
【0017】
固定無線アクセス(FWA)とは、ユーザをサービスプロバイダの中央局に接続するために有線インフラストラクチャを使用する代わりに、タワーおよび居住用建物などの2つの固定場所を接続するために使用される無線通信デバイスを介してインターネットサービスを提供することを指す。固定無線アクセスは、高速ブロードバンドインターネット接続を提供することができる。通常、FWAは、エンドユーザのホームネットワークをインターネットに接続するために、家屋の外部部分(たとえば、住宅または会社の屋根)にある顧客構内設備(CPE)を使用する。すなわち、良好なカバレッジおよび無線信号強度のために、CPEは、通常屋外で屋根の上に設置される。
【0018】
本明細書の実施態様は、ユーザの家屋の外部部分(たとえば、屋根)に取り付けられ、Wi-SUN、LoRaなどのLPWANネットワークのための1つまたは複数の組み込みLPWANゲートウェイを含む、CPEに向けられている。さらに、CPEは、屋内(すなわち、CPEの建物内)および屋外のIoTデバイスを合わせて接続するゲートウェイを含むことができる。さらに、近くの複数のCPEが各々複数の組み込みプロトコルスタックIoTゲートウェイ(たとえば、Wi-SUNゲートウェイおよびLoRaゲートウェイの両方を備えたCPE)を含む場合、いくつかの例では、FWA展開において、顧客家屋が、クラウドバックエンドを通じて構成および最適化されるクラウドソースマルチモードIoTゲートウェイになる。いくつかの実施態様では、LPWANネットワークは、FWAサービスの帯域外メッシュ管理および診断ネットワークを形成する。
【0019】
図1を参照すると、いくつかの実施態様において、例示的な通信システム100は、ユーザ12の家屋10の外部部分に設置された顧客構内設備200を含む。ここでは、家屋10はユーザ12の住宅または他の住居であり、外部部分は家屋10の屋根である。しかしながら、家屋10は、商業ビルまたは複数の住戸などの任意の構造物および外部部分を包含してもよい。さまざまなネットワークインターフェースおよびネットワーク処理機能に加えて、CPEは、コンピューティングリソース202(たとえば、データ処理ハードウェア)および/またはストレージリソース204(たとえば、メモリハードウェア)を含む。本明細書の例は、家屋10の外部部分に取り付けられたCPE200を示すが、いくつかの例では、CPE200は家屋10の内部にある。
【0020】
CPE200は、主に家屋10内に位置するPAN20と通信する。いくつかの例では、PAN20は、Wi-Fiネットワークおよび/または有線ローカルエリアネットワーク(LAN)を含む。CPE200は、無線または有線接続206を介して(たとえば、Wi-Fiを介してまたは有線Ethernet接続を介して)PAN20とインターフェースすることができる。たとえば、ユーザ12は、スイッチおよび/またはルータと通信するアクセスポイント(AP)を介してWi-Fiネットワークを維持する。スイッチまたはルータは、CPE200への有線Ethernet接続を提供する。ユーザ12は、任意の数のユーザデバイス22、22a~22cをPAN20に接続することができる。ユーザデバイス22は、スマートホームデバイスを含むことができる。ここでは、ユーザは、スマートテレビ22、22a、携帯電話22、22b、およびラップトップコンピュータ22、22cを無線または有線接続を介してPANに接続している。したがって、これらのユーザデバイス22の各々は、接続206を介してCPE200と通信することができる。すなわち、CPE200は、ユーザ12の家屋10の内部に位置する1つまたは複数のユーザデバイス22から通信210、210aを受信する。
【0021】
CPE200は、1つまたは複数のLPWAN30への接続216も含む。たとえば、1つのLPWAN30はLoRaネットワークである。LPWAN30は、スマートユーティリティネットワークを含むことができる。たとえば、1つのLPWAN30は、Wi-SUNスマートユーティリティネットワークである。各LPWAN30は、1つまたは複数の低消費電力デバイス32、32a~32cを接続する。ここでは、低消費電力デバイス32は、スマートメータ32、32a、スプリンクラ32、32b、およびごみ箱32、32cを含む。これらの低消費電力デバイス32のうちのいくつかは、ユーザ12の家屋10内に位置する可能性があるが(たとえば、セキュリティシステムセンサ)、多くの低消費電力デバイス32は、家屋10の外部にあり(すなわち、屋外にあり)、したがって、通信するためにLPWAN30に依存しなければならない。これらの低消費電力デバイス32は、バッテリで動作することが多いため、通常、厳しい電力要件を有する。しかしながら、低消費電力デバイス32は、典型的には、低帯域幅要件も有する。CPE200は、ユーザ12の家屋の外部に位置する1つまたは複数の低消費電力デバイス32から通信210、210bを受信する。
【0022】
CPE200は、FWAネットワーク40を介して、固定タワー42または他の構造物(たとえば、別の建物)にFWA接続46を提供する。タワー42は、たとえば、CPE200に(たとえば、5G基地局ネットワークを介して)無線ブロードバンド接続を提供するマクロセル(すなわち、マクロセルラ基地局)を含む。CPE200およびタワー42は、カバレッジおよび性能を最大化するために、指向性アンテナおよびビームフォーミング技術を使用して通信することができる。タワー42は、ネットワーク44を介して、リモートサーバ52を含むクラウド環境50(すなわち、インターネット)へのアクセスを提供する。CPE200は、FWAネットワークを使用するブロードバンド接続46を介して、ユーザデバイス22からの通信210aおよび低消費電力デバイス32からの通信210bを、1つまたは複数のリモートサーバ52に送信する。したがって、CPE200は、家屋10の内部のユーザデバイス22と家屋10の外部の低消費電力デバイス32との両方に同時にインターネットアクセスを提供する。
【0023】
ここで
図2を参照すると、いくつかの実施態様では、CPE200は、タワー42と通信するための固定無線モデム220を含む。たとえば、固定無線モデム220は、市民ブロードバンド無線システム(CBRS:Citizens Broadband Radio System)、6GHz、またはCバンドモデムである。固定無線モデム220は、PAN20、LPWAN30、およびタワー42の間で通信210をルーティングするスイッチ250と接続することができる。CPE200は、通信を受信および送信するための1つまたは複数のアンテナ270を含む。アンテナ270は、任意の形状、サイズ、または向きであり得る。アンテナ270はアンテナアレイを含んでもよく、いくつかの例では、アンテナ270は調整可能である。いくつかの実施態様では、CPE200はビームフォーミング技術を含む。
【0024】
いくつかの例では、CPE200は、1つまたは複数のネットワークMAC/PHY232、232a~232nに接続されたマルチプレクサ(すなわち、mux)230を含む。たとえば、CPE200は、LoRa MAC/PHY232、Wi-SUN MAC/PHY232、および/またはソフトウェア無線(SDR)MAC/PHY232を含む。CPE200は、任意の数の異なるネットワーク技術(たとえば、LPWAN技術)をサポートするために、任意の数のMAC/PHY232を含むことができる。mux230は、2つ以上のMAC/PHY232間で時分割多重化を提供することができる。たとえば、データ処理ハードウェア202は、各MAC/PHY232がそれぞれの外部デバイス32と時間の重複しない離散部分にわたって通信するように、mux230を制御することができる。いくつかの例では、2つ以上のLPWAN30が免許不要の周波数帯域(たとえば、915MHz)を共有し、mux230は、異なるLPWAN30間の干渉および/または衝突を低減させることができる。各ネットワークMAC/PHY232は、スイッチ250と接続する。スイッチ250は、(たとえば、有線Ethernet接続を介して)PAN20からの接続も受信する。したがって、ユーザデバイス22からの通信210aは、PAN20を介してブロードバンド接続46にアクセスすることができ、低消費電力デバイス32からの通信210bもまた、スイッチ250を介してLPWAN30を介してブロードバンド接続46にアクセスすることができる。
【0025】
したがって、CPE200は、ユーザ12の家屋10の外部に位置する複数の異なる低消費電力デバイス32から、1つまたは複数のLPWAN30を介して、複数の通信210bを受信することができる。CPE200は、FWAネットワーク40を使用するブロードバンド接続46を介して、複数の通信210bを1つまたは複数のリモートサーバ52に送信することができる。いくつかの実施態様では、CPE200と通信するLPWANのうちの1つまたは複数は、Wi-SUNネットワークなどのスマートユーティリティネットワークである。このシナリオでは、CPE200は、スマートユーティリティネットワークを介して、ユーティリティデバイス32(たとえば、スマートメータ)から通信210を受信し、FWAネットワーク40を使用するブロードバンド接続46を介して、ユーティリティデバイス32からの通信210bをリモートサーバ52に送信する。
【0026】
いくつかの例では、スイッチ250により、外部デバイス32は、ブロードバンド接続46を介してバックエンドクラウドサービスを通してルーティングすることなく、スイッチ250を介してPAN20を介して接続されたユーザデバイス22と直接通信することができる。(たとえば、ホワイトリストまたは他の認証/認可方法を介して)承認された低消費電力デバイス32のみが、PAN20に直接アクセスすることができる。いくつかの例では、CPE200は、ユーザ12に関連付けられかつ/またはユーザ12によって制御される低消費電力デバイス32の第1のセット、およびユーザ12に関連付けられない(すなわち、ユーザ12によって所有、制御、または管理されない)低消費電力デバイス32の第2のセットと通信する。このシナリオでは、低消費電力デバイス32の第1のセットは、(PAN20を介して)直接(すなわち、クラウドバックエンドを通ることなく)ユーザデバイス22と通信することが認可される場合があるが、低消費電力デバイスの第2のセットは、ユーザデバイス22またはPAN20と直接通信することが認可されない。他の実施態様では、すべての低消費電力デバイス32が、ユーザ12に関連付けられているか否かに関係なく、ユーザデバイス22およびPAN20と直接通信することを認可されず、代わりに、ブロードバンド接続46によってクラウドバックエンドを介してのみ通信することができる。
【0027】
いくつかの例では、CPE200はスモールセル240を含む。スモールセル240は、携帯電話などの近くのモバイルデバイスのモビリティを拡張することができる低電力セルラ無線アクセスノードである。ここでは、スモールセル240は、近くのモバイルデバイス280(家屋10の内部または外部)にセルラおよび/またはデータカバレッジを提供する。モバイルデバイス280は、ユーザ12または家屋10といかなるようにも関連付けられていないかもしれないが、その代わりに、スモールセル240の範囲内にあるすべての互換性のあるモバイルデバイス280にモビリティを拡張する。このように、FWAサービスを提供するオペレータは、オペレータのフットプリントおよび信号カバレッジを拡大または改善するためにCPE200を利用する。いくつかの例では、CPE200およびFWAネットワーク40のオペレータは、他のネットワークのオペレータがスモールセル240を介してFWAネットワーク40にアクセスすることができるようにする。たとえば、CPE200のオペレータとは独立したオペレータに関連するユーザデバイス(たとえば、携帯電話)は、スモールセル240を介してCPE200と通信することができ、CPE200は、FWAネットワーク40を介してユーザデバイスとの間でトラフィックをルーティングすることができる。このように、CPE200のオペレータは、(たとえば、収益創出のために)FWAネットワーク40へのアクセスをリースもしくはレンタルまたは提供するニュートラルホースとしての役割を果たすことができる。
【0028】
いくつかの実施態様では、CPE200は電源モジュール260を含む。CPE200には、PAN20へのEthernet接続を介するなど、パワーオーバーイーサネット(PoE)を介して電力を供給することができる。さらにまたは代替的に、CPE200には、独立した電源を介して(家屋10上にまたは家屋10内に位置する電源コンセント等を介するなどして)電力が供給される。
【0029】
ここで
図3を参照すると、いくつかの実施態様では、CPE200は、LPWAN30との間で通信210bを送受信する1つまたは複数の構成可能トランシーバ310を含む。(たとえば、FWAネットワーク40を介する)FWAサービスのオペレータおよび/または(たとえば、PAN20を介する)ユーザ12および/または1つもしくは複数のリモートサーバ52は、CPE200の範囲内の低消費電力デバイス32に基づいて、かつ/または他の近くのCPE200に基づいて、トランシーバを構成することができる。所与の例では、第1の家屋10、10aは、第1の構成可能トランシーバ310、310aaと第2の構成可能トランシーバ310、310abとを有する第1のCPE200、200aを含む。第1の構成可能トランシーバ310aaは、第1のLPWAN30、30a(たとえば、LoRaネットワーク)を介して低消費電力デバイス32と通信し、第2の構成可能トランシーバ310abは、第2のLPWAN30、30b(たとえば、Wi-SUNネットワーク)を介して低消費電力デバイス32と通信する。同様に、第2の家屋10、10bは、第1のLPWAN30aと通信する第1の構成可能トランシーバ310、310baと第2のLPWAN30bと通信する第2の構成可能トランシーバ310、310bbとを有する第2のCPE200、200bを含む。
【0030】
いくつかの例では、CPE200a、200bのいずれかが、第1のLPWAN30aを介して通信するいかなる低消費電力デバイス32の範囲内にもない(たとえば、範囲内にLoRaを介して通信するデバイスがない)場合、CPE200a、200bの一方または両方は、それらのそれぞれの第1の構成可能トランシーバ310aa、310baを無効にする。代替的またはさらに、CPE200a、200bのいずれかが、第2のLPWAN30bを介して通信する低消費電力デバイス32の範囲内にない(たとえば、範囲内にWi-SUNを介して通信するデバイスがない)場合、CPE200a、200bの一方または両方は、それらのそれぞれの第2の構成可能トランシーバ310ba、310bbを無効にする。
【0031】
図3に示す例では、概略
図300は、第1のLPWAN30aを介して通信する第1の家屋10aおよび第2の家屋10bの両方の範囲内に低消費電力デバイス32を含み、第2のLPWAN30bを介して通信する第1の家屋10aおよび第2の家屋10bの両方の範囲内に、低消費電力デバイス32がある。ここでは、第1のスマートメータ32a、32aaおよび第2のスマートメータ32a、32abが、両方とも同じ第2のLPWAN30bの範囲内にあり、第1のスプリンクラ32b、32baおよび第2のスプリンクラ32b、32bbが、第1のLPWAN30aの範囲内にある。いくつかの実施態様では、第1のCPE200aは、その第2の構成可能トランシーバ310abを無効にし、第1のスマートメータ32aaおよび第2のスマートメータ32abの両方は、第2のCPE200bと通信する。第2のCPE200bは、その第1の構成可能トランシーバ310baを無効にすることができ、第1のスプリンクラ32baおよび第2のスプリンクラ32bbの両方は、第1のCPE200aと通信する。すなわち、CPE200は、干渉を低減させるかまたは緩和するために、低消費電力デバイス32および/または他のCPE200の近接性に基づいて、それぞれのトランシーバ310を構成することができる。いくつかの例では、共通のクラウドエンティティ(すなわち、1つまたは複数のリモートサーバ52)が、複数のCPE200のトランシーバ310の構成を最適化する。
【0032】
いくつかの実施態様では、CPE200(および/またはリモートサーバ52)は、低消費電力デバイス32および/または他のCPE200間の干渉を最小化するために、通信210bを送信する最適な送信時間を決定する。たとえば、CPE200および/またはリモートサーバ52は、衝突および干渉を低減させるために、低消費電力デバイス32および/またはCPE200に送信タイムスロットを割り当てることができる。いくつかの例では、クラウド環境(たとえば、1つまたは複数のリモートサーバ52)は、複数のCPE200の可視性を有する。たとえばジオデータを使用するクラウド環境は、外部デバイス32へのかつ/または外部デバイス32からの伝送をスケジューリングすることによって、LPWANを最適化することができる。
【0033】
いくつかの例では、CPE200は、LPWAN30のうちの1つを介して、異なるリモートCPE200からの通信を受信する。すなわち、1つのCPE200は、1つまたは複数のLPWAN30を介して別のCPE200と通信することができる。通信は、送信側CPE200が接続されているネットワークのエラー状態を含むことができる。たとえば、それぞれのCPE200のブロードバンド接続に障害が発生すると、CPE200は別のCPE200にエラー状態を通信することができる。そのCPE200は、エラー状態を、FWAネットワーク40を介してクラウド環境に送信することができる。代替的に、CPE200は(たとえば、最初のCPE200にもブロードバンド接続の問題が起こっている場合)、動作可能なブロードバンド接続を有するCPE200がエラー状態をクラウド環境に通信することができるようになるまで、エラー状態を別のCPE200に転送し、これを続けることができる。このように、LPWAN30を使用して、CPEは、LPWANメッシュネットワークおよび帯域外診断ネットワークを形成することができる。CPE200は、(エラー状態に加えて、またはエラー状態の代わりに)診断情報をリモートサーバ52に(たとえば、FWAネットワーク40のオペレータに関連付けられたリモートサーバ52に)通信することができる。診断情報によって、オペレータは、ネットワークの問題を軽減するためのアクションを決定することができる(たとえば、オペレータは、1つまたは複数のCPE200の再起動またはリセットを試みる、修理チームを派遣するなどを行うことができる)。
【0034】
任意選択的に、CPE200は、1つまたは複数の外部デバイス32から、LPWAN30を介して、診断情報(たとえば、温度測定値、湿度測定値など)を受信する。CPE200は、この外部デバイス診断情報を、FWAネットワーク40を介して、またはLPWANメッシュネットワークを介して、分析のために1つまたは複数のリモートサーバに送信することができる。リモートサーバ52は、CPE200および/または外部デバイス32からの診断情報を(たとえば、機械学習アルゴリズムまたはニューラルネットワークなどのモデルを使用して)分析し、ネットワークの問題を軽減するのに役立てることができる。
【0035】
リモートサーバ52は、LPWAN30、およびたとえばユーザデバイス22上で実行するアプリケーションを介して、FWAネットワーク40のステータスをユーザ12に更新することができる。いくつかの実施態様では、機械学習モデルは、複数の通信210bを介してFWAネットワーク40の問題を診断して、機能停止時間を短縮する。
【0036】
図4は、FWAアクセスCPEを介して複数のデバイスにゲートウェイを提供する例示的な方法400のフローチャートである。方法400は、動作402において、ユーザ12の家屋10の外部部分に設置されたCPE200のデータ処理ハードウェア202において、ユーザ12に関連付けられたPAN20を介して、ユーザ12の家屋10の内部に位置するユーザデバイス22から第1の通信210aを受信することを含む。方法400は、動作404において、データ処理ハードウェア202において、LPWAN30を介して、ユーザ12の家屋10の外部に位置する低消費電力デバイス32から第2の通信210bを受信することを含む。動作406において、方法400は、データ処理ハードウェア202によって、FWAネットワーク40を使用するブロードバンド接続46を介して、第1の通信210aおよび第2の通信210bをリモートサーバ52に送信することを含む。
【0037】
図5は、本明細書に記載するシステムおよび方法を実装するために使用することができる例示的なコンピューティングデバイス500の概略図である。コンピューティングデバイス500は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータなどのさまざまな形態のデジタルコンピュータを表すように意図されている。ここに示す構成要素、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、単に例示的であるように意図されており、本明細書に記載しかつ/または特許請求する発明の実施態様を限定するようには意図されていない。
【0038】
コンピューティングデバイス500は、プロセッサ510と、メモリ520と、記憶デバイス530と、メモリ520および高速拡張ポート550に接続する高速インターフェース/コントローラ540と、低速バス570および記憶デバイス530に接続する低速インターフェース/コントローラ560とを含む。構成要素510、520、530、540、550、および560の各々は、さまざまなバスを使用して相互接続され、共通のマザーボード上に、または適宜他の方法で搭載することができる。プロセッサ510は、高速インターフェース540に結合されたディスプレイ580などの外部入出力デバイスにグラフィカルユーザインターフェース(GUI)のためのグラフィカル情報を表示するために、メモリ520または記憶デバイス530に格納された命令を含む、コンピューティングデバイス500内で実行される命令を処理することができる。他の実施態様では、複数のプロセッサおよび/または複数のバスを、複数のメモリおよび複数のタイプのメモリとともに、適宜使用してもよい。また、複数のコンピューティングデバイス500を接続し、各デバイスが(たとえば、サーババンク、ブレードサーバ群、またはマルチプロセッサシステムとして)必要な動作の一部を提供してもよい。
【0039】
メモリ520は、コンピューティングデバイス500内で情報を非一時的に記憶する。メモリ520は、コンピュータ可読媒体、揮発性メモリユニット、または不揮発性メモリユニットであり得る。非一時的メモリ520は、コンピューティングデバイス500によって使用されるプログラム(たとえば、命令のシーケンス)またはデータ(たとえば、プログラム状態情報)を一時的または恒久的に格納するために使用される物理的デバイスであり得る。不揮発性メモリの例としては、限定されないが、フラッシュメモリ、およびリードオンリメモリ(ROM)/プログラマブルリードオンリメモリ(PROM)/消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)/電子的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)(たとえば、ブートプログラムなどのファームウェアに通常使用される)が挙げられる。揮発性メモリの例としては、限定されないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、相変化メモリ(PCM)、およびディスクまたはテープが挙げられる。
【0040】
記憶デバイス530は、コンピューティングデバイス500に大容量記憶を提供することができる。いくつかの実施態様では、記憶デバイス530はコンピュータ可読媒体である。さまざまな異なる実施態様において、記憶デバイス530は、フロッピー(登録商標)ディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、またはテープデバイス、フラッシュメモリ、または他の同様のソリッドステートメモリデバイス、またはストレージエリアネットワークもしくは他の構成のデバイスを含むデバイスのアレイであり得る。追加の実施態様では、コンピュータプログラム製品は、情報担体で有形に具体化される。コンピュータプログラム製品は、実行されると、上述したような1つまたは複数の方法を実行する命令を含む。情報担体は、メモリ520、記憶デバイス530、またはプロセッサ510上のメモリなどのコンピュータ可読媒体または機械可読媒体である。
【0041】
高速コントローラ540は、コンピューティングデバイス500の帯域幅を大量に使用する動作を管理し、低速コントローラ560は、帯域幅をそれほど大量に使用しない動作を管理する。こうした役割の割り当ては、単に例示的なものである。いくつかの実施態様では、高速コントローラ540は、メモリ520、(たとえば、グラフィックスプロセッサまたはアクセラレータを介して)ディスプレイ580、および、さまざまな拡張カード(図示せず)を受け入れることができる高速拡張ポート550に結合される。いくつかの実施態様では、低速コントローラ560は、記憶デバイス530および低速拡張ポート590に結合される。さまざまな通信ポート(たとえば、USB、Bluetooth(登録商標)、Ethernet(登録商標)、無線Ethernet)を含むことができる低速拡張ポート590は、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナなどの1つまたは複数の入出力デバイスに、または、たとえばネットワークアダプタを介して、スイッチまたはルータなどのネットワークデバイスに結合することができる。
【0042】
コンピューティングデバイス500は、図に示したように、いくつかの異なる形態で実装することができる。たとえば、標準サーバ500aとしてもしくはそうしたサーバ500a群において複数回、ラップトップコンピュータ500bとして、またはラックサーバシステム500cの一部として実装してもよい。
【0043】
本明細書に記載したシステムおよび技法のさまざまな実施態様は、デジタル電子回路および/または光回路、集積回路、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせで実現することができる。これらのさまざまな実施態様は、ストレージシステム、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスからデータおよび命令を受信するとともに、それらにデータおよび命令を送信するように結合された、専用目的であっても汎用目的であってもよい、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行可能および/または解釈可能な1つまたは複数のコンピュータプログラムでの実施態様を含むことができる。
【0044】
ソフトウェアアプリケーション(すなわち、ソフトウェアリソース)は、コンピューティングデバイスにタスクを実行させるコンピュータソフトウェアを指す場合がある。いくつかの例では、ソフトウェアアプリケーションは、「アプリケーション」、「アプリ」、または「プログラム」と称する場合がある。アプリケーション例としては、限定されないが、システム診断アプリケーション、システム管理アプリケーション、システム保守アプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、表計算アプリケーション、メッセージングアプリケーション、メディアストリーミングアプリケーション、ソーシャルネットワーキングアプリケーション、およびゲームアプリケーションが挙げられる。
【0045】
(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとしても知られる)これらのコンピュータプログラムは、プログラマブルプロセッサ用の機械命令を含み、高水準の手続き型および/またはオブジェクト指向プログラミング言語、および/またはアセンブリ言語/機械語で実装することができる。本明細書で用いる場合の「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、任意のコンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、機械命令を機械可読信号として受け取る機械可読媒体を含む、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用される装置および/またはデバイス(たとえば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を指す。「機械可読信号」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用される任意の信号を指す。
【0046】
本明細書に記載したプロセスおよび論理フローは、入力データに対して動作し、出力を生成することにより機能を実行するように1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する、データ処理ハードウェアとも称する1つまたは複数のプログラマブルプロセッサによって実行することができる。プロセスおよび論理フローは、専用論理回路、たとえばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によっても実行することができる。コンピュータプログラムの実行に好適なプロセッサとしては、例として、汎用および専用両方のマイクロプロセッサ、および任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサが挙げられる。一般に、プロセッサは、リードオンリメモリもしくはランダムアクセスメモリ、またはその両方から命令およびデータを受け取る。コンピュータの本質的な要素は、命令を実行するプロセッサと、命令およびデータを記憶する1つまたは複数のメモリデバイスである。一般に、コンピュータは、データを記憶する1つまたは複数の大容量記憶デバイス、たとえば磁気ディスク、光磁気ディスク、または光ディスクも含むか、またはそうしたデバイスからもデータを受け取るか、もしくはそうしたデバイスにデータを転送するか、もしくは両方を行うように、動作可能に結合されている。しかしながら、コンピュータが、こうしたデバイスを有することは必須ではない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するのに好適なコンピュータ可読媒体には、すべての形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスが含まれ、例として、半導体メモリデバイス、たとえば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス;磁気ディスク、たとえば、内蔵ハードディスクまたはリムーバブルディスク;光磁気ディスク;ならびにCD ROMおよびDVD-ROMディスクが挙げられる。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補足することができ、または専用論理回路に組み込むことができる。
【0047】
ユーザとのインタラクションを提供するために、本開示の1つまたは複数の態様は、ユーザに情報を表示する表示デバイス、たとえばCRT(陰極線管)、LCD(液晶ディスプレイ)モニタ、またはタッチスクリーンと、任意選択的に、ユーザがコンピュータに入力を提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス、たとえばマウスまたはトラックボールとを有するコンピュータ上で実装することができる。他の種類のデバイスを使用して、ユーザとのインタラクションを同様に提供することができる。たとえば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式の感覚フィードバック、たとえば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックとすることができ、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、または触覚入力を含む任意の形式で受け取ることができる。加えて、コンピュータは、ユーザが使用するデバイスにドキュメントを送信し、デバイスからドキュメントを受信することによって、たとえば、ウェブブラウザから受信した要求に応じて、ユーザのクライアントデバイス上のウェブブラウザにウェブページを送信することによって、ユーザとインタラクトすることができる。
【0048】
いくつかの実施態様について説明した。それにもかかわらず、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、さまざまな変更を行うことができることが理解されるであろう。したがって、他の実施態様も以下の特許請求の範囲内にある。
【手続補正書】
【提出日】2023-10-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの家屋の外部部分に設置された顧客構内設備のデータ処理ハードウェアによって実行されると、前記データ処理ハードウェアに、
前記ユーザに関連付けられたローカルエリアネットワークを介して、前記ユーザの前記家屋の内部に位置するユーザデバイスから第1の通信を受信することと、
低消費電力広域ネットワークを介して、前記ユーザの前記家屋の外部に位置する低消費電力デバイスから第2の通信を受信することと、
固定無線アクセスネットワークを使用するブロードバンド接続を介して、前記第1の通信および前記第2の通信をリモートサーバに送信することと、
を含む動作を実行させる、コンピュータ実装方法。
【請求項2】
前記固定無線アクセスネットワークが5Gベースラインネットワークを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワークを介して、前記ユーザの前記家屋の外部に位置する複数の低消費電力デバイスから複数の通信を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワークを使用する前記ブロードバンド接続を介して、前記複数の通信を1つまたは複数のリモートサーバに送信することと、
をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記低消費電力広域ネットワークが低消費電力長距離(LoRa)ネットワークを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記動作が、
スマートユーティリティネットワークを介して、ユーティリティデバイスから第3の通信を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワークを使用する前記ブロードバンド接続を介して、前記第3の通信を第2のリモートサーバに送信することと、
をさらに含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記スマートユーティリティネットワークがWi-SUNネットワークを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記顧客構内設備に、前記ユーザの前記家屋からパワーオーバーイーサネット(PoE)を介して電力が供給される、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザデバイスがスマートホームデバイスを含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記動作が、前記低消費電力広域ネットワークを介して通信するように構成可能トランシーバを構成することをさらに含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の通信および前記第2の通信を前記リモートサーバに送信することが、干渉を最小化する最適な送信時間を決定することを含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワークを介して、リモート顧客構内設備からエラー状態を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワークを使用して前記リモート顧客構内設備に接続されたネットワークの前記エラー状態を前記リモートサーバに送信することと、
をさらに含む、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワークを介して、前記低消費電力デバイスから診断情報を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワークを介して、前記診断情報を前記リモートサーバに送信することであって、前記診断情報が、前記リモートサーバによって受信されると、前記リモートサーバに、モデルを使用して前記診断情報を分析させるように構成される、送信することと、
をさらに含む、請求項1~11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の通信が、ソフトウェア無線を介して受信される、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
ユーザの家屋の外部部分に設置された顧客構内設備のデータ処理ハードウェアと、
前記データ処理ハードウェアと通信するメモリハードウェアであって、前記メモリハードウェアが、前記データ処理ハードウェアで実行されると、前記データ処理ハードウェアに、
前記ユーザに関連付けられたローカルエリアネットワークを介して、前記ユーザの前記家屋の内部に位置するユーザデバイスから第1の通信を受信することと、
低消費電力広域ネットワークを介して、前記ユーザの前記家屋の外部に位置する低消費電力デバイスから第2の通信を受信することと、
固定無線アクセスネットワークを使用するブロードバンド接続を介して、前記第1の通信および前記第2の通信をリモートサーバに送信することと、
を含む動作を実行させる命令を記憶する、メモリハードウェアと、
を備えるシステム。
【請求項15】
前記固定無線アクセスネットワークが5Gベースラインネットワークを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワークを介して、前記ユーザの前記家屋の外部に位置する複数の低消費電力デバイスから複数の通信を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワークを使用する前記ブロードバンド接続を介して、前記複数の通信を1つまたは複数のリモートサーバに送信することと、
をさらに含む、請求項14または15に記載のシステム。
【請求項17】
前記低消費電力広域ネットワークが低消費電力長距離(LoRa)ネットワークを含む、請求項14~16のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項18】
前記動作が、
スマートユーティリティネットワークを介して、ユーティリティデバイスから第3の通信を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワークを使用する前記ブロードバンド接続を介して、前記第3の通信を第2のリモートサーバに送信することと、
をさらに含む、請求項14~17のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項19】
前記スマートユーティリティネットワークがWi-SUNネットワークを含む、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記顧客構内設備に、前記ユーザの前記家屋からパワーオーバーイーサネット(PoE)を介して電力が供給される、請求項14~19のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項21】
前記ユーザデバイスがスマートホームデバイスを含む、請求項14~20のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項22】
前記動作が、前記低消費電力広域ネットワークを介して通信するように構成可能トランシーバを構成することをさらに含む、請求項14~21のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項23】
前記第1の通信および前記第2の通信を前記リモートサーバに送信することが、干渉を最小化する最適な送信時間を決定することを含む、請求項14~22のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項24】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワークを介して、リモート顧客構内設備からエラー状態を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワークを使用して前記リモート顧客構内設備に接続されたネットワークの前記エラー状態を前記リモートサーバに送信することと、
をさらに含む、請求項14~23のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項25】
前記動作が、
前記低消費電力広域ネットワークを介して、前記低消費電力デバイスから診断情報を受信することと、
前記固定無線アクセスネットワークを介して、前記診断情報を前記リモートサーバに送信することであって、前記診断情報が、前記リモートサーバによって受信されると、前記リモートサーバに、モデルを使用して前記診断情報を分析させるように構成されている、送信することと、
をさらに含む、請求項14~24のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項26】
前記第2の通信が、ソフトウェア無線を介して受信される、請求項14~25のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項27】
請求項1~13のいずれか1項に記載の方法を前記データ処理ハードウェアに実行させるためのプログラム。
【国際調査報告】