(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-30
(54)【発明の名称】バーチャルキーの共有システム及び方法
(51)【国際特許分類】
H04L 9/32 20060101AFI20240123BHJP
E05B 49/00 20060101ALI20240123BHJP
B60R 25/24 20130101ALI20240123BHJP
【FI】
H04L9/32 200D
E05B49/00 K
B60R25/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540483
(86)(22)【出願日】2021-12-24
(85)【翻訳文提出日】2023-08-23
(86)【国際出願番号】 CN2021141263
(87)【国際公開番号】W WO2022143469
(87)【国際公開日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】202011609923.9
(32)【優先日】2020-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】510177809
【氏名又は名称】ビーワイディー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100221372
【氏名又は名称】岡崎 信治
(72)【発明者】
【氏名】黄珂▲鋭▼
(72)【発明者】
【氏名】潘成漂
【テーマコード(参考)】
2E250
【Fターム(参考)】
2E250AA21
2E250BB08
2E250DD06
2E250FF25
2E250FF27
2E250FF36
2E250GG06
2E250HH01
2E250JJ03
2E250LL01
2E250LL14
(57)【要約】
本開示は、共有端末と、認証端末と、車両メーカーのサーバとを含むバーチャルキーの共有システムを提供し、共有端末は、バーチャルキーの共有システムは、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成し、ユーザが前記タッチボタンをタッチした際のタッチ信号を取得すると、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングし、認証端末は、情報のフィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信し、車両メーカーのサーバは、前記共有端末から送信された前記認証に必要な情報を受信し、前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
共有端末と、認証端末と、車両メーカーのサーバとを含み、
共有端末は、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成し、ユーザが前記タッチボタンをタッチした際のタッチ信号を取得したら、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングし、
認証端末は、情報のフィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信し、
車両メーカーのサーバは、前記共有端末から送信された前記認証に必要な情報を受信し、前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成することを特徴とするバーチャルキーの共有システム。
【請求項2】
チェック端末を更に含み、
チェック端末は、前記共有端末から送信されたNFC有効通信範囲を受信し、
前記車両メーカーのサーバは、前記認証証明書を前記共有端末に送信し、
前記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び前記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、
前記携帯電話メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、
前記車両メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書に基づいてチェック端末が正当であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項3】
チェック端末が正当である場合、共有許可命令を生成し、前記共有許可命令を前記認証端末に送信し、前記認証端末は、前記共有許可命令を実行することにより、前記共有端末に対応する車両を制御することを特徴とする請求項2に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項4】
前記車両メーカーのサーバは、共有成功情報を生成し、共有成功情報を前記共有端末に送信し、前記共有端末は、前記共有成功情報を出力して表示することにより、車両の所有者がリアルタイムに知ることができるようにすることを特徴とする請求項3に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項5】
チェック端末が不正である場合、共有失敗情報を生成し、共有成功情報を前記共有端末に送信し、前記共有端末は、前記共有成功情報を出力して表示することを特徴とする請求項3又は4に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項6】
前記共有権限情報は、共有期間及びイネーブルな車両状態を含み、イネーブルな車両状態は、車両ドアの起動、車両の走行の起動及びトランクの起動を含むことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項7】
前記第1NFC通信モジュールのNFC信号に基づいて、所定のポーリング時間の閾値内にポーリングに成功した前記認証端末があるか否かを判断することを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項8】
前記認証に必要な情報は、前記車両メーカーのサーバが生成したtoken情報と、認証車両の情報と、を含むことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項9】
前記認証証明書は、個人化データの証明書であることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項10】
共有端末が、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成するステップと、
前記共有端末が、ユーザが前記タッチボタンをタッチする際のタッチ信号を取得すると、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングするステップと、
ポーリングによって、前記認証端末が見つかった場合、前記共有端末が情報のフィードバック命令を前記認証端末に送信するステップと、
前記認証端末が情報のフィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信するステップと、
前記共有端末が前記認証に必要な情報を車両メーカーのサーバに送信し、前記車両メーカーのサーバが前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成するステップと、
を含むことを特徴とするバーチャルキーの共有方法。
【請求項11】
前記車両メーカーのサーバは、前記認証証明書を前記共有端末に送信し、
前記共有端末は、NFC有効通信範囲をチェック端末に送信し、
前記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び前記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、
前記携帯電話メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、
前記車両メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書に基づいてチェック端末が正当であるか否かを判断することを特徴とする請求項10に記載のバーチャルキーの共有方法。
【請求項12】
バーチャルキーの共有プログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、このバーチャルキーの共有プログラムは、プロセッサにより実行されると、請求項10又は11に記載のバーチャルキーの共有方法を実現する、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2020年12月30日に出願された中国特許出願番号第202011609923.9号を基礎としてその優先権を主張するものであり、その全ての内容を参照によって本開示に援用する。
【0002】
本開示は、スマートキーの分野に関し、特に、バーチャルキーの共有システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術において、ネットワークを介して車両キーを共有する方式は、車両の所有者と認証ユーザとが近距離にいる場合にのみ使用されるが、この方式はキーの共有が煩雑であり、また、車両の所有者と認証の双方がいずれも携帯電話をタッチしなければ次のインタラクティブに移行することができず、煩雑で具体的な適用には不便なものとなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、スマートバーチャルキーの伝送の利便性を向上させ、かつNFC(Near Field Communication、近距離無線通信)近距離通信技術を搭載することにより、近距離でより安定し、安全かつ効果的な伝送方式を実現することである。
【0005】
上記目的を達成するために、本開示は、バーチャルキーの共有システムを提供する。これによって、煩雑で不便であるというスマートバーチャルキーの課題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施例によれば、共有端末は、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成し、ユーザが前記タッチボタンをタッチした際のタッチ信号を取得したら、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングする。認証端末は、情報フィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信する。車両メーカーのサーバは、前記共有端末から送信された前記認証に必要な情報を受信し、前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成する。
【0007】
本開示の一実施例によれば、チェック端末は、前記共有端末から送信されたNFC有効通信範囲を受信し、
前記車両メーカーのサーバは、前記認証証明書を前記共有端末に送信し、
前記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び前記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、前記携帯電話メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、前記車両メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書に基づいてチェック端末が正当であるか否かを判断する。
【0008】
本開示の一実施例によれば、チェック端末が正当である場合、共有許可命令を生成し、前記共有許可命令を前記認証端末に送信し、前記認証端末は、前記共有許可命令を実行することにより、前記共有端末に対応する車両を制御する。
【0009】
本開示の一実施例によれば、前記車両メーカーのサーバは、共有成功情報を生成し、共有成功情報を前記共有端末に送信し、前記共有端末は、前記共有成功情報を出力して表示することにより、車両の所有者がリアルタイムに知ることができるようにする。
【0010】
本開示の一実施例によれば、チェック端末が不正である場合、共有失敗情報を生成し、共有成功情報を前記共有端末に送信し、前記共有端末は、前記共有成功情報を出力して表示する。
【0011】
本開示の一実施例によれば、前記共有権限情報は、共有期間及びイネーブルな車両状態を含み、イネーブルな車両状態は、車両ドアの起動、車両の走行の起動及びトランクの起動を含む。
【0012】
本開示の一実施例によれば、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号に基づいて、所定のポーリング時間の閾値内にポーリングに成功した前記認証端末があるか否かを判断する。
【0013】
本開示の一実施例によれば、前記認証に必要な情報は、前記車両メーカーのサーバが生成したtoken情報と、認証車両の情報と、を含む。
【0014】
本開示の一実施例によれば、前記認証証明書は、個人化データの証明書である。
【0015】
バーチャルキーの共有方法は、共有端末が、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成するステップと、前記共有端末が、ユーザが前記タッチボタンをタッチする際のタッチ信号を取得すると、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングするステップと、ポーリングによって、前記認証端末が見つかった場合、前記共有端末が情報のフィードバック命令を前記認証端末に送信するステップと、前記認証端末が情報フィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信するステップと、前記共有端末が前記認証に必要な情報を車両メーカーのサーバに送信し、前記車両メーカーのサーバが前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成するステップと、を含む。
【0016】
本開示の一実施例によれば、前記車両メーカーのサーバは、前記認証証明書を前記共有端末に送信し、
前記共有端末は、NFC有効通信範囲をチェック端末に送信し、前記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び前記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、前記携帯電話メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、前記車両メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書に基づいてチェック端末が正当であるか否かを判断する。
【0017】
バーチャルキーの共有プログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、このバーチャルキーの共有プログラムは、プロセッサにより実行されると、上記バーチャルキーの共有方法を実現する。
【0018】
本開示の付加的な態様及び利点については、一部が以下の説明において示され、一部が以下の説明にて明らかになるか、本開示の実施により把握される。
【0019】
以下、本開示の上記及び/又は付加的な様態及び利点は、図面を参照して実施例を説明することにより、明らかになり、理解されやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本開示のバーチャルキーの共有システムの実施例のシステム図である。
【
図2】本開示のバーチャルキーの共有システムの実施例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本開示の実施例を詳細に説明する。説明される実施例の例は図面において示されるが、一貫して同一又は類似の符号は、同一又は類似の部品、或いは、同一又は類似の機能を有する部品を表す。以下、図面を参照しながら説明される実施例は、例示的なものであり、本開示を解釈するためのものに過ぎず、本開示を限定するものであると解釈すべきではない。
【0022】
本開示が解決しようとする技術的課題、技術的解決手段及び有益な効果をより明確にするために、以下、図面及び実施例を参照しながら、本開示を更に詳細に説明するが、ここで説明される具体的な実施例は、本開示を解釈するためのものに過ぎず、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
【0023】
図1に示すように、共有端末は、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、上記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成し、ユーザが上記タッチボタンをタッチした際のタッチ信号を取得したら、第1NFC通信モジュールをオンにし、上記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングする。認証端末は、上記情報のフィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を上記共有端末に送信する。車両メーカーのサーバは、上記共有端末から送信された上記認証に必要な情報を受信し、上記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成する。
【0024】
具体的には、必要な条件の違いは、以下のとおりである。ネットワークを介してキーを共有する方式では、車両の所有者と認証ユーザの双方がいずれも同じAPP(Application、アプリケーションプログラム)をダウンロードする必要があるが、NFCによりキーを共有する方式では、車両の所有者と認証ユーザの双方の携帯電話がいずれもNFC機能を有している必要がある。現在、Android携帯電話のクロスプラットフォーム共有をサポートしている。実現ロジックの違いは、以下のとおりである。
【0025】
ネットワークを介してキーを共有する方式とは、サーバの中継によって、車両の制御権限を認証アカウントに送信するというものであり、キーを共有する方式とは、NFC近距離通信によって、携帯電話装置の間で情報を伝達し、そして車両メーカーのサーバを介して複数の携帯電話メーカーのサーバを接続し、メッセージの相互通信及び車両への登録情報の送信を実現することで、携帯電話と車両の両側からキーの共有の安全性を確保するというものである。
【0026】
車両の所有者が車両メーカーのAPPにログインし、共有キーのボタンをクリックすると、APPは携帯電話のNFCがオンになっているか否かを検出し、携帯電話のNFCがオンになっている場合、APPは、共有キーの権限、有効期間などを設定するようにユーザに提示し、ユーザが設定後に「共有の開始」をクリックすると、APPはキーの共有についての解説動画を表示する。車両の所有者は、APPの動画の解説に従い、携帯電話の背面を、携帯電話のNFCをオンにした認証ユーザの携帯電話の背面に近づけて待っていればよい。車両メーカーのAPPは、車両メーカーのサーバに証明書を要求し、応答を受信した後にNFCの方式によって認証ユーザの携帯電話に証明書を送信する。証明書は、車両メーカーのサーバによって提供され、車両の所有者の携帯電話メーカーのサーバにより中継して携帯電話に送信される。このプロセスでは、NFC近距離通信技術を適用することにより、情報が盗まれることを効果的に防止し、データの安全性を保証している。認証ユーザの携帯電話は、証明書を受信すると、携帯電話メーカーのサーバに送信する。携帯電話メーカーのサーバは、証明書(認証局によって、証明書の申請者の正式な本人確認が行われた後、CAルート証明書を用いて申請者のいくつかの基本情報及び申請者の公開キーに署名した後に形成されたデジタルファイル)を車両メーカーのサーバを中継して署名を検証する。このプロセスでは、車両の所有者の装置及び認証装置に対していずれも本人確認を行い、チェックを通過したら、車両メーカーのサーバは、携帯電話メーカーのサーバに応答を返信し、携帯電話メーカーのサーバにより認証装置に転送する。認証装置は、携帯電話SEID(セキュリティチップ固有の識別コード)、携帯電話の型番などの情報を暗号化した後に車両の所有者の装置に伝送する。車両の所有者のAPPは、受信した情報、共有対象の車両の情報を車両メーカーのサーバにアップロードし、車両メーカーのサーバが生成したtoken(サーバにより生成されたトークンであり、本人確認の証明書とする)、認証対象の車両情報を取得し、NFC通信によって認証装置に送信し、車両キーの個人化データを取得するための証明書とする。認証ユーザの携帯電話は、データを携帯電話メーカーのサーバにアップロードし、携帯電話メーカーのサーバにより車両メーカーのサーバに転送する。車両メーカーのサーバは、データを受信した後で本人確認を行い、確認がとれたら、個人化データを生成して携帯電話メーカーのサーバに返信し、携帯電話メーカーのサーバにより認証ユーザの携帯電話に送信する。
【0027】
認証ユーザの携帯電話は、個人化データを記憶し、携帯電話メーカーのサーバに通知を返信し、そしてキーの登録結果を照会する。携帯電話メーカーのサーバは、通知を車両メーカーのサーバに転送し、車両メーカーのサーバは、車両側の登録データを生成して車両側に送信する。車両側は、登録データを記憶して結果を車両メーカーのサーバに返信する。車両メーカーのサーバは、車両の登録結果を認証装置の携帯電話メーカーのサーバに同期し、認証装置は、この結果を照会してAPPに表示する。
【0028】
本実施例では、装置の間をNFCによって通信することで、データの安全性を更に保証している。認証装置は、tokenなどの情報を携帯電話メーカーのサーバに送信し、携帯電話メーカーのサーバを介して車両メーカーのサーバに送信し、このプロセスではサーバ間の通信も安全である。車両の所有者と認証ユーザとの装置は、いずれも同じ車両のキーであるが、各キーのデータは、一意性を有する。認証ユーザは、共有されたNFCキーを使用して、携帯電話のネットワークをオンにすることなく車両を使用することができ、低電力量でも使用することができ、より便利で迅速である。
【0029】
具体的な実施では、携帯電話の違いによってNFCの位置が異なるため、APPに表示される動画は、できるだけ汎用的に設計されるべきである。
【0030】
一実施例では、チェック端末は、上記共有端末から送信されたNFC有効通信範囲を受信し、
上記車両メーカーのサーバは、上記認証証明書を上記共有端末に送信し、
上記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び上記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、上記携帯電話メーカーのサーバは、上記チェック情報及び上記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、上記車両メーカーのサーバは、上記チェック情報及び上記認証証明書に基づいてチェック端末が正当であるか否かを判断し、チェック端末が正当である場合、共有許可命令を生成し、そして上記共有許可命令を上記認証端末に送信し、上記認証端末は、上記共有許可命令を実行することにより、上記共有端末に対応する車両を制御する。上記車両メーカーのサーバは、共有成功情報を生成し、そして共有成功情報を上記共有端末に送信し、上記共有端末は、上記共有成功情報を出力して表示することにより、車両の所有者がリアルタイムに知ることができるようにする。チェック端末が不正である場合、共有失敗情報を生成し、そして共有成功情報を上記共有端末に送信し、上記共有端末は、上記共有成功情報を出力して表示する。
【0031】
具体的には、認証ユーザの携帯電話は、車両の所有者の携帯電話の要求を受信すると、証明書をチェックし、チェックを通過したら、携帯電話SEID、携帯電話の型番などの情報を車両の所有者の携帯電話に返信する。
【0032】
車両の所有者の携帯電話は、応答を受信すると、認証データ(車両メーカーにより提供されたtoken、証明書、タイムスタンプなど)を認証ユーザの携帯電話に送信する。認証ユーザの携帯電話は、データを携帯電話メーカーのサーバにアップロードし、携帯電話メーカーのサーバにより車両メーカーのサーバに転送する。車両メーカーのサーバは、データを受信した後で本人確認を行い、確認がとれたら、個人化データを生成して携帯電話メーカーのサーバに返信し、携帯電話メーカーのサーバにより認証ユーザの携帯電話に送信する。認証ユーザの携帯電話は、個人化データを記憶し、携帯電話メーカーのサーバに通知を返信し、キーの登録結果を照会する。携帯電話メーカーのサーバは、通知を車両メーカーのサーバに転送する。車両メーカーのサーバは、車両側の登録データを生成して車両側に送信し、車両側は、登録データを記憶して結果を車両メーカーのサーバに返信する。車両メーカーのサーバは、車両の登録結果を認証装置の携帯電話メーカーのサーバに同期し、認証装置は、この結果を照会してAPPに表示する。認証ユーザの携帯電話の登録結果は、車両メーカーのサーバにより車両の所有者の車両メーカーのAPPに送信されて表示され、そして車両の所有者により管理することができる。
【0033】
一実施例では、上記共有権限情報は、共有期間及びイネーブルな車両状態を含み、イネーブルな車両状態は、車両ドアの起動、車両の走行の起動及びトランクの起動を含む。上記第1NFC通信モジュールのNFC信号に基づいて、所定のポーリング時間の閾値内にポーリングに成功した上記認証端末があるか否かを判断する。上記認証に必要な情報は、上記車両メーカーのサーバが生成したtoken情報と、認証車両の情報と、を含む。上記認証証明書は、個人化データの証明書である。
【0034】
具体的には、共有の携帯電話がNFCによるバーチャルキーの共有が開始されたことを確認した場合、共有端末と認証端末のその他のヒューマンコンピュータインタラクションの操作は不要となり、サーバと端末との間の通信要求のみが必要とされ、最後に認証結果が認証端末と共有端末に通知される。そして共有端末、即ち、車両の所有者の端末が制御の権利を有し、共有キーを確定した後も引き続きキーの共有権限を制御することができる。例えば、共有期間の長さを1日に設定し、現時点で、その1日の時間に達していない場合は、車両の所有者の端末で時間を手動で修正することができ、半日のみを共有する、数時間に設定する、停止を直接選択するなど変更することができ、設定された時間に達すると、システムは、自動的に共有を停止するため、人為的な制御は不要となる。
【0035】
NFCによるキーの共有では、共有のたびにスマートキーが改めて生成され、毎回異なるため、認証端末は、共有端末から共有されたデータを記憶する必要がない。
【0036】
以上は、本開示の好ましい実施例に過ぎず、本開示を限定するものではなく、本開示の精神及び原則内で行われた全ての修正、等価置換及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれる。
【0037】
本開示の実施例を例示し説明したが、当業者であれば、本開示の原理及び精神から逸脱することなく、これらの実施例に対して様々な変更、修正、置換及び変形を行うことができ、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって限定される。
【0038】
本明細書の説明において、用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体例」又は「いくつかの例」などを参照した説明は、当該実施例又は例と組み合わせて説明された具体的な特徴、構造、材料又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の例示的な表現は、必ずしも同一の実施例又は例に限定されるものではない。また、説明された具体的な特徴、構造、材料又は特性は、任意の1つ以上の実施例又は例において適切に組み合わせることができる。また、互いに矛盾しない場合、当業者は、本明細書で説明された異なる実施例又は例、及び異なる実施例又は例の特徴を結合し、組み合わせることができる。
【0039】
また、用語「第1」、「第2」は、説明の目的のためのものに過ぎず、相対的な重要性を示す又は示唆したり、或いは示された技術的特徴の数を暗示的に示すものとして理解すべきではない。これにより、「第1」、「第2」で限定された特徴は、少なくとも1つのこの特徴を明示的又は暗示的に含んでもよい。本開示の説明において、「複数」とは、別に明確かつ具体的な限定がない限り、少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどを意味する。
【0040】
フローチャート又は本開示で他の方式で説明された任意のプロセス又は方法についての説明は、特定のロジック機能又はプロセスのステップを実現するための1つ以上の実行可能な命令を含むコードのモジュール、セグメント又は部分を示すと理解されてもよく、また、本開示の好ましい実施形態の範囲は、別の実現形態を含み、示された又は説明された順序ではなく、言及された機能に応じてほぼ同時に又は逆の順序で機能を実行してもよく、これは、本開示の実施例の属する技術分野の当業者であれば理解できるはずである。
【0041】
フローチャートに示される又は本開示で他の方式で説明されたロジック及び/又はステップは、例えば、ロジック機能を実現するための実行可能な命令の順序付けられたリストとしてみなされてもよく、具体的には、任意のコンピュータ可読媒体にて具体的に実現することにより、命令実行システム、装置又は機器(例えば、コンピュータに基づくシステム、プロセッサを含むシステム、又は命令実行システム、装置、又は機器から命令を読み取って命令を実行できる他のシステム)によって使用されるか、又はこれらの命令実行システム、装置若しくは機器と組み合わせて使用されてもよい。本明細書において、「コンピュータ可読媒体」は、命令実行システム、装置又は機器によって使用されるか、これらの命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるためのプログラムを格納、記憶、通信し、伝播又は伝送することができる任意の装置であってもよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は、1つ以上の配線を有する電気接続部(電子装置)、ポータブルコンピュータディスクボックス(磁気装置)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ装置、及びポータブル読み取り専用メモリ(CDROM)を含む。また、コンピュータ可読媒体は更に、その上に上記プログラムを印刷できる紙又は他の適切な媒体であってもよいため、例えば、紙又は他の媒体に光学走査を行い、次に編集し、解釈する、又は必要に応じて他の適切な方式で処理することにより上記プログラムを電子的に取得して、コンピュータメモリに記憶することができる。
【0042】
なお、本開示の各部分は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせによって実現することができる。上記実施形態では、複数のステップ又は方法は、メモリに記憶され、かつ適切な命令実行システムにより実行されるソフトウェア又はファームウェアによって実現することができる。例えば、ハードウェアによって実現すれば、他の実施形態と同様に、データ信号に対してロジック機能を実現するためのロジックゲート回路を有する離散ロジック回路、適切な組み合わせロジックゲート回路を有する特定用途向け集積回路、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などという本分野の公知技術のうちのいずれか又はそれらの組み合わせによって実現することができる。
【0043】
当業者であれば理解できるように、上記実施例の方法に含まれる全部又は一部のステップは、プログラムにより関連ハードウェアに命令を出して完成することができ、上記プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができ、このプログラムが実行されるときに、方法の実施例のステップの1つ又はそれらの組み合わせを含む。
【0044】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理モジュールに統合されてもよく、別々に物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットを1つのモジュールに統合してもよい。上記統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現されてもよい。上記統合されたモジュールは、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現され、かつ独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。
【0045】
上記言及された記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよい。以上、本開示の実施例を示し説明したが、上記実施例は例示的なものであり、本開示を限定するものであると理解すべきではなく、当業者であれば、本開示の範囲で上記実施例に対して変更、修正、交換及び変形を行うことができる。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
共有端末と、認証端末と、車両メーカーのサーバとを含み、
共有端末は、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成し、ユーザが前記タッチボタンをタッチした際のタッチ信号を取得したら、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングし
、ポーリングを通じて、前記認証端末が存在すると決定した場合に、情報のフィードバック指令を前記認証端末に送信し、
前記認証端末は、
前記情報のフィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信し、
車両メーカーのサーバは、前記共有端末から送信された前記認証に必要な情報を受信し、前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成することを特徴とするバーチャルキーの共有システム。
【請求項2】
チェック端末を更に含み、
チェック端末は、前記共有端末から送信されたNFC有効通信範囲を受信し、
前記車両メーカーのサーバは、前記認証証明書を前記
認証端末に送信し、
前記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び前記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに
送信するよう構成され、
前記携帯電話メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、
前記車両メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書に基づいて
前記認証端末が正当であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項3】
前記認証端末が正当である場合、
前記車両メーカーのサーバは、共有許可命令を生成し、前記共有許可命令を前記認証端末に送信し、
前記認証端末は、前記共有許可命令を実行することにより、前記共有端末に対応する車両を
制御するよう構成されることを特徴とする請求項2に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項4】
前記車両メーカーのサーバは、共有成功情報を生成し、共有成功情報を前記共有端末に
送信するよう構成され、
前記共有端末は、前記共有成功情報を出力して表示することにより、車両の所有者がリアルタイムに知ることができるようにするよう
構成されることを特徴とする請求項3に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項5】
前記認証端末が不正である場合、
前記車両メーカーのサーバは、共有失敗情報を生成し、
前記共有失敗情報を前記共有端末に
送信するよう構成され、
前記共有端末は、前記
共有失敗情報を出力して表示することを特徴とする請求項3又は4に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項6】
前記共有権限情報は、共有期間及びイネーブルな車両状態を含み、イネーブルな車両状態は、車両ドアの起動、車両の走行の起動及びトランクの起動を含むことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項7】
前記第1NFC通信モジュールのNFC信号に基づいて、所定のポーリング時間の閾値内にポーリングに成功した前記認証端末があるか否かを判断することを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項8】
前記認証に必要な情報は、前記車両メーカーのサーバが生成したtoken情報と、認証車両の情報と、を含むことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項9】
前記認証証明書は、個人化データの証明書であることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載のバーチャルキーの共有システム。
【請求項10】
共有端末が、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成するステップと、
前記共有端末が、ユーザが前記タッチボタンをタッチする際のタッチ信号を取得すると、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングするステップと、
ポーリングによって、前記認証端末が見つかった場合、前記共有端末が情報のフィードバック命令を前記認証端末に送信するステップと、
前記認証端末が情報のフィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信するステップと、
前記共有端末が前記認証に必要な情報を車両メーカーのサーバに送信し、前記車両メーカーのサーバが前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成するステップと、
を含むことを特徴とするバーチャルキーの共有方法。
【請求項11】
前記車両メーカーのサーバは、前記認証証明書を前記
認証端末に送信し、
前記共有端末は、NFC有効通信範囲をチェック端末に送信し、
前記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び前記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、
前記携帯電話メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、
前記車両メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書に基づいて
前記認証端末が正当であるか否かを判断することを特徴とする請求項10に記載のバーチャルキーの共有方法。
【請求項12】
バーチャルキーの共有プログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、このバーチャルキーの共有プログラムは、プロセッサにより実行されると、請求項10又は11に記載のバーチャルキーの共有方法を実現する、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2020年12月30日に出願された中国特許出願番号第202011609923.9号を基礎としてその優先権を主張するものであり、その全ての内容を参照によって本開示に援用する。
【0002】
本開示は、スマートキーの分野に関し、特に、バーチャルキーの共有システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術において、ネットワークを介して車両キーを共有する方式は、車両の所有者と認証ユーザとが近距離にいる場合にのみ使用されるが、この方式はキーの共有が煩雑であり、また、車両の所有者と認証の双方がいずれも携帯電話をタッチしなければ次のインタラクティブに移行することができず、煩雑で具体的な適用には不便なものとなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、スマートバーチャルキーの伝送の利便性を向上させ、かつNFC(Near Field Communication、近距離無線通信)近距離通信技術を搭載することにより、近距離でより安定し、安全かつ効果的な伝送方式を実現することである。
【0005】
上記目的を達成するために、本開示は、バーチャルキーの共有システムを提供する。これによって、煩雑で不便であるというスマートバーチャルキーの課題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施例によれば、バーチャルキーの共有システムは、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成し、ユーザが前記タッチボタンをタッチした際のタッチ信号を取得したら、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングし、ポーリングを通じて、前記認証端末が存在すると決定した場合に、情報のフィードバック指令を前記認証端末に送信する。認証端末は、情報フィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信する。車両メーカーのサーバは、前記共有端末から送信された前記認証に必要な情報を受信し、前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成する。
【0007】
本開示の一実施例によれば、チェック端末は、前記共有端末から送信されたNFC有効通信範囲を受信し、
前記車両メーカーのサーバは、前記認証証明書を前記認証端末に送信し、
前記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び前記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、前記携帯電話メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、前記車両メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書に基づいて前記認証端末が正当であるか否かを判断する。
【0008】
本開示の一実施例によれば、前記認証端末が正当である場合、前記車両メーカーのサーバは、共有許可命令を生成し、前記共有許可命令を前記認証端末に送信し、前記認証端末は、前記共有許可命令を実行することにより、前記共有端末に対応する車両を制御する。
【0009】
本開示の一実施例によれば、前記車両メーカーのサーバは、共有成功情報を生成し、共有成功情報を前記共有端末に送信し、前記共有端末は、前記共有成功情報を出力して表示することにより、車両の所有者がリアルタイムに知ることができるようにする。
【0010】
本開示の一実施例によれば、前記認証端末が不正である場合、前記車両メーカーのサーバは、共有失敗情報を生成し、共有失敗情報を前記共有端末に送信し、前記共有端末は、前記共有失敗情報を出力して表示する。
【0011】
本開示の一実施例によれば、前記共有権限情報は、共有期間及びイネーブルな車両状態を含み、イネーブルな車両状態は、車両ドアの起動、車両の走行の起動及びトランクの起動を含む。
【0012】
本開示の一実施例によれば、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号に基づいて、所定のポーリング時間の閾値内にポーリングに成功した前記認証端末があるか否かを判断する。
【0013】
本開示の一実施例によれば、前記認証に必要な情報は、前記車両メーカーのサーバが生成したtoken情報と、認証車両の情報と、を含む。
【0014】
本開示の一実施例によれば、前記認証証明書は、個人化データの証明書である。
【0015】
バーチャルキーの共有方法は、共有端末が、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、前記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成するステップと、前記共有端末が、ユーザが前記タッチボタンをタッチする際のタッチ信号を取得すると、第1NFC通信モジュールをオンにし、前記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングするステップと、ポーリングによって、前記認証端末が見つかった場合、前記共有端末が情報のフィードバック命令を前記認証端末に送信するステップと、前記認証端末が情報フィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を前記共有端末に送信するステップと、前記共有端末が前記認証に必要な情報を車両メーカーのサーバに送信し、前記車両メーカーのサーバが前記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成するステップと、を含む。
【0016】
本開示の一実施例によれば、前記車両メーカーのサーバは、前記認証証明書を前記認証端末に送信し、
前記共有端末は、NFC有効通信範囲をチェック端末に送信し、前記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び前記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、前記携帯電話メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、前記車両メーカーのサーバは、前記チェック情報及び前記認証証明書に基づいて前記認証端末が正当であるか否かを判断する。
【0017】
バーチャルキーの共有プログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、このバーチャルキーの共有プログラムは、プロセッサにより実行されると、上記バーチャルキーの共有方法を実現する。
【0018】
本開示の付加的な態様及び利点については、一部が以下の説明において示され、一部が以下の説明にて明らかになるか、本開示の実施により把握される。
【0019】
以下、本開示の上記及び/又は付加的な様態及び利点は、図面を参照して実施例を説明することにより、明らかになり、理解されやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本開示のバーチャルキーの共有システムの実施例のシステム図である。
【
図2】本開示のバーチャルキーの共有システムの実施例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本開示の実施例を詳細に説明する。説明される実施例の例は図面において示されるが、一貫して同一又は類似の符号は、同一又は類似の部品、或いは、同一又は類似の機能を有する部品を表す。以下、図面を参照しながら説明される実施例は、例示的なものであり、本開示を解釈するためのものに過ぎず、本開示を限定するものであると解釈すべきではない。
【0022】
本開示が解決しようとする技術的課題、技術的解決手段及び有益な効果をより明確にするために、以下、図面及び実施例を参照しながら、本開示を更に詳細に説明するが、ここで説明される具体的な実施例は、本開示を解釈するためのものに過ぎず、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
【0023】
図1に示すように、共有端末は、ユーザによって入力された共有権限情報を取得し、上記共有権限情報に基づいてタッチボタンを生成し、ユーザが上記タッチボタンをタッチした際のタッチ信号を取得したら、第1NFC通信モジュールをオンにし、上記第1NFC通信モジュールのNFC信号により認証端末があるか否かをポーリングする。認証端末は、上記情報のフィードバック命令を受信すると、認証に必要な情報を上記共有端末に送信する。車両メーカーのサーバは、上記共有端末から送信された上記認証に必要な情報を受信し、上記認証に必要な情報に基づいて認証証明書を生成する。
【0024】
具体的には、必要な条件の違いは、以下のとおりである。ネットワークを介してキーを共有する方式では、車両の所有者と認証ユーザの双方がいずれも同じAPP(Application、アプリケーションプログラム)をダウンロードする必要があるが、NFCによりキーを共有する方式では、車両の所有者と認証ユーザの双方の携帯電話がいずれもNFC機能を有している必要がある。現在、Android携帯電話のクロスプラットフォーム共有をサポートしている。実現ロジックの違いは、以下のとおりである。
【0025】
ネットワークを介してキーを共有する方式とは、サーバの中継によって、車両の制御権限を認証アカウントに送信するというものであり、キーを共有する方式とは、NFC近距離通信によって、携帯電話装置の間で情報を伝達し、そして車両メーカーのサーバを介して複数の携帯電話メーカーのサーバを接続し、メッセージの相互通信及び車両への登録情報の送信を実現することで、携帯電話と車両の両側からキーの共有の安全性を確保するというものである。
【0026】
車両の所有者が車両メーカーのAPPにログインし、共有キーのボタンをクリックすると、APPは携帯電話のNFCがオンになっているか否かを検出し、携帯電話のNFCがオンになっている場合、APPは、共有キーの権限、有効期間などを設定するようにユーザに提示し、ユーザが設定後に「共有の開始」をクリックすると、APPはキーの共有についての解説動画を表示する。車両の所有者は、APPの動画の解説に従い、携帯電話の背面を、携帯電話のNFCをオンにした認証ユーザの携帯電話の背面に近づけて待っていればよい。車両メーカーのAPPは、車両メーカーのサーバに証明書を要求し、応答を受信した後にNFCの方式によって認証ユーザの携帯電話に証明書を送信する。証明書は、車両メーカーのサーバによって提供され、車両の所有者の携帯電話メーカーのサーバにより中継して携帯電話に送信される。このプロセスでは、NFC近距離通信技術を適用することにより、情報が盗まれることを効果的に防止し、データの安全性を保証している。認証ユーザの携帯電話は、証明書を受信すると、携帯電話メーカーのサーバに送信する。携帯電話メーカーのサーバは、証明書(認証局によって、証明書の申請者の正式な本人確認が行われた後、CAルート証明書を用いて申請者のいくつかの基本情報及び申請者の公開キーに署名した後に形成されたデジタルファイル)を車両メーカーのサーバを中継して署名を検証する。このプロセスでは、車両の所有者の装置及び認証装置に対していずれも本人確認を行い、チェックを通過したら、車両メーカーのサーバは、携帯電話メーカーのサーバに応答を返信し、携帯電話メーカーのサーバにより認証装置に転送する。認証装置は、携帯電話SEID(セキュリティチップ固有の識別コード)、携帯電話の型番などの情報を暗号化した後に車両の所有者の装置に伝送する。車両の所有者のAPPは、受信した情報、共有対象の車両の情報を車両メーカーのサーバにアップロードし、車両メーカーのサーバが生成したtoken(サーバにより生成されたトークンであり、本人確認の証明書とする)、認証対象の車両情報を取得し、NFC通信によって認証装置に送信し、車両キーの個人化データを取得するための証明書とする。認証ユーザの携帯電話は、データを携帯電話メーカーのサーバにアップロードし、携帯電話メーカーのサーバにより車両メーカーのサーバに転送する。車両メーカーのサーバは、データを受信した後で本人確認を行い、確認がとれたら、個人化データを生成して携帯電話メーカーのサーバに返信し、携帯電話メーカーのサーバにより認証ユーザの携帯電話に送信する。
【0027】
認証ユーザの携帯電話は、個人化データを記憶し、携帯電話メーカーのサーバに通知を返信し、そしてキーの登録結果を照会する。携帯電話メーカーのサーバは、通知を車両メーカーのサーバに転送し、車両メーカーのサーバは、車両側の登録データを生成して車両側に送信する。車両側は、登録データを記憶して結果を車両メーカーのサーバに返信する。車両メーカーのサーバは、車両の登録結果を認証装置の携帯電話メーカーのサーバに同期し、認証装置は、この結果を照会してAPPに表示する。
【0028】
本実施例では、装置の間をNFCによって通信することで、データの安全性を更に保証している。認証装置は、tokenなどの情報を携帯電話メーカーのサーバに送信し、携帯電話メーカーのサーバを介して車両メーカーのサーバに送信し、このプロセスではサーバ間の通信も安全である。車両の所有者と認証ユーザとの装置は、いずれも同じ車両のキーであるが、各キーのデータは、一意性を有する。認証ユーザは、共有されたNFCキーを使用して、携帯電話のネットワークをオンにすることなく車両を使用することができ、低電力量でも使用することができ、より便利で迅速である。
【0029】
具体的な実施では、携帯電話の違いによってNFCの位置が異なるため、APPに表示される動画は、できるだけ汎用的に設計されるべきである。
【0030】
一実施例では、チェック端末は、上記共有端末から送信されたNFC有効通信範囲を受信する。
【0031】
上記車両メーカーのサーバは、上記認証証明書を上記認証端末に送信する。
【0032】
上記チェック端末は、一意のチェック情報を取得して、チェック情報及び上記認証証明書を携帯電話メーカーのサーバに送信し、上記携帯電話メーカーのサーバは、上記チェック情報及び上記認証証明書を車両メーカーのサーバに送信し、上記車両メーカーのサーバは、上記チェック情報及び上記認証証明書に基づいて認証端末が正当であるか否かを判断する。認証端末が正当である場合、共有許可命令を生成し、上記共有許可命令を上記認証端末に送信し、上記認証端末は、上記共有許可命令を実行することにより、上記共有端末に対応する車両を制御する。上記車両メーカーのサーバは、共有成功情報を生成し、共有成功情報を上記共有端末に送信し、上記共有端末は、上記共有成功情報を出力して表示することにより、車両の所有者がリアルタイムに知ることができるようにする。認証端末が不正である場合、上記車両メーカーのサーバは、共有失敗情報を生成し、共有失敗情報を上記共有端末に送信し、上記共有端末は、上記共有失敗情報を出力して表示する。
【0033】
一実施形態において、認証端末とチェック端末は、同一の端末であってもよい。
【0034】
具体的には、認証ユーザの携帯電話は、車両の所有者の携帯電話の要求を受信すると、証明書をチェックし、チェックを通過したら、携帯電話SEID、携帯電話の型番などの情報を車両の所有者の携帯電話に返信する。
【0035】
車両の所有者の携帯電話は、応答を受信すると、認証データ(車両メーカーにより提供されたtoken、証明書、タイムスタンプなど)を認証ユーザの携帯電話に送信する。認証ユーザの携帯電話は、データを携帯電話メーカーのサーバにアップロードし、携帯電話メーカーのサーバにより車両メーカーのサーバに転送する。車両メーカーのサーバは、データを受信した後で本人確認を行い、確認がとれたら、個人化データを生成して携帯電話メーカーのサーバに返信し、携帯電話メーカーのサーバにより認証ユーザの携帯電話に送信する。認証ユーザの携帯電話は、個人化データを記憶し、携帯電話メーカーのサーバに通知を返信し、キーの登録結果を照会する。携帯電話メーカーのサーバは、通知を車両メーカーのサーバに転送する。車両メーカーのサーバは、車両側の登録データを生成して車両側に送信し、車両側は、登録データを記憶して結果を車両メーカーのサーバに返信する。車両メーカーのサーバは、車両の登録結果を認証装置の携帯電話メーカーのサーバに同期し、認証装置は、この結果を照会してAPPに表示する。認証ユーザの携帯電話の登録結果は、車両メーカーのサーバにより車両の所有者の車両メーカーのAPPに送信されて表示され、そして車両の所有者により管理することができる。
【0036】
一実施例では、上記共有権限情報は、共有期間及びイネーブルな車両状態を含み、イネーブルな車両状態は、車両ドアの起動、車両の走行の起動及びトランクの起動を含む。上記第1NFC通信モジュールのNFC信号に基づいて、所定のポーリング時間の閾値内にポーリングに成功した上記認証端末があるか否かを判断する。上記認証に必要な情報は、上記車両メーカーのサーバが生成したtoken情報と、認証車両の情報と、を含む。上記認証証明書は、個人化データの証明書である。
【0037】
具体的には、共有の携帯電話がNFCによるバーチャルキーの共有が開始されたことを確認した場合、共有端末と認証端末のその他のヒューマンコンピュータインタラクションの操作は不要となり、サーバと端末との間の通信要求のみが必要とされ、最後に認証結果が認証端末と共有端末に通知される。そして共有端末、即ち、車両の所有者の端末が制御の権利を有し、共有キーを確定した後も引き続きキーの共有権限を制御することができる。例えば、共有期間の長さを1日に設定し、現時点で、その1日の時間に達していない場合は、車両の所有者の端末で時間を手動で修正することができ、半日のみを共有する、数時間に設定する、停止を直接選択するなど変更することができ、設定された時間に達すると、システムは、自動的に共有を停止するため、人為的な制御は不要となる。
【0038】
NFCによるキーの共有では、共有のたびにスマートキーが改めて生成され、毎回異なるため、認証端末は、共有端末から共有されたデータを記憶する必要がない。
【0039】
以上は、本開示の好ましい実施例に過ぎず、本開示を限定するものではなく、本開示の精神及び原則内で行われた全ての修正、等価置換及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれる。
【0040】
本開示の実施例を例示し説明したが、当業者であれば、本開示の原理及び精神から逸脱することなく、これらの実施例に対して様々な変更、修正、置換及び変形を行うことができ、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって限定される。
【0041】
本明細書の説明において、用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体例」又は「いくつかの例」などを参照した説明は、当該実施例又は例と組み合わせて説明された具体的な特徴、構造、材料又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の例示的な表現は、必ずしも同一の実施例又は例に限定されるものではない。また、説明された具体的な特徴、構造、材料又は特性は、任意の1つ以上の実施例又は例において適切に組み合わせることができる。また、互いに矛盾しない場合、当業者は、本明細書で説明された異なる実施例又は例、及び異なる実施例又は例の特徴を結合し、組み合わせることができる。
【0042】
また、用語「第1」、「第2」は、説明の目的のためのものに過ぎず、相対的な重要性を示す又は示唆したり、或いは示された技術的特徴の数を暗示的に示すものとして理解すべきではない。これにより、「第1」、「第2」で限定された特徴は、少なくとも1つのこの特徴を明示的又は暗示的に含んでもよい。本開示の説明において、「複数」とは、別に明確かつ具体的な限定がない限り、少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどを意味する。
【0043】
フローチャート又は本開示で他の方式で説明された任意のプロセス又は方法についての説明は、特定のロジック機能又はプロセスのステップを実現するための1つ以上の実行可能な命令を含むコードのモジュール、セグメント又は部分を示すと理解されてもよく、また、本開示の好ましい実施形態の範囲は、別の実現形態を含み、示された又は説明された順序ではなく、言及された機能に応じてほぼ同時に又は逆の順序で機能を実行してもよく、これは、本開示の実施例の属する技術分野の当業者であれば理解できるはずである。
【0044】
フローチャートに示される又は本開示で他の方式で説明されたロジック及び/又はステップは、例えば、ロジック機能を実現するための実行可能な命令の順序付けられたリストとしてみなされてもよく、具体的には、任意のコンピュータ可読媒体にて具体的に実現することにより、命令実行システム、装置又は機器(例えば、コンピュータに基づくシステム、プロセッサを含むシステム、又は命令実行システム、装置、又は機器から命令を読み取って命令を実行できる他のシステム)によって使用されるか、又はこれらの命令実行システム、装置若しくは機器と組み合わせて使用されてもよい。本明細書において、「コンピュータ可読媒体」は、命令実行システム、装置又は機器によって使用されるか、これらの命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるためのプログラムを格納、記憶、通信し、伝播又は伝送することができる任意の装置であってもよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は、1つ以上の配線を有する電気接続部(電子装置)、ポータブルコンピュータディスクボックス(磁気装置)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ装置、及びポータブル読み取り専用メモリ(CDROM)を含む。また、コンピュータ可読媒体は更に、その上に上記プログラムを印刷できる紙又は他の適切な媒体であってもよいため、例えば、紙又は他の媒体に光学走査を行い、次に編集し、解釈する、又は必要に応じて他の適切な方式で処理することにより上記プログラムを電子的に取得して、コンピュータメモリに記憶することができる。
【0045】
なお、本開示の各部分は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせによって実現することができる。上記実施形態では、複数のステップ又は方法は、メモリに記憶され、かつ適切な命令実行システムにより実行されるソフトウェア又はファームウェアによって実現することができる。例えば、ハードウェアによって実現すれば、他の実施形態と同様に、データ信号に対してロジック機能を実現するためのロジックゲート回路を有する離散ロジック回路、適切な組み合わせロジックゲート回路を有する特定用途向け集積回路、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などという本分野の公知技術のうちのいずれか又はそれらの組み合わせによって実現することができる。
【0046】
当業者であれば理解できるように、上記実施例の方法に含まれる全部又は一部のステップは、プログラムにより関連ハードウェアに命令を出して完成することができ、上記プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができ、このプログラムが実行されるときに、方法の実施例のステップの1つ又はそれらの組み合わせを含む。
【0047】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理モジュールに統合されてもよく、別々に物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットを1つのモジュールに統合してもよい。上記統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現されてもよい。上記統合されたモジュールは、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現され、かつ独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。
【0048】
上記言及された記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよい。以上、本開示の実施例を示し説明したが、上記実施例は例示的なものであり、本開示を限定するものであると理解すべきではなく、当業者であれば、本開示の範囲で上記実施例に対して変更、修正、交換及び変形を行うことができる。
【国際調査報告】