(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-30
(54)【発明の名称】パス切替の方法、端末及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
H04W 36/00 20090101AFI20240123BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240123BHJP
H04W 72/25 20230101ALI20240123BHJP
H04W 88/04 20090101ALI20240123BHJP
【FI】
H04W36/00
H04W92/18
H04W72/25
H04W88/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023544384
(86)(22)【出願日】2022-01-21
(85)【翻訳文提出日】2023-07-21
(86)【国際出願番号】 CN2022073060
(87)【国際公開番号】W WO2022156751
(87)【国際公開日】2022-07-28
(31)【優先権主張番号】202110100043.7
(32)【優先日】2021-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【氏名又は名称】三浦 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100196601
【氏名又は名称】酒井 祐市
(72)【発明者】
【氏名】孫 鵬
(72)【発明者】
【氏名】楊 曉東
(72)【発明者】
【氏名】紀 子超
(72)【発明者】
【氏名】鄭 倩
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067DD36
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067JJ39
(57)【要約】
本出願の実施例は、無線通信の技術分野に属する、パス切替の方法、端末及びネットワーク側機器を開示する。前記方法は、第1条件を満たした場合に、第1端末が少なくとも2つのパス間で切り替えるステップを含み、前記第1条件は、ネットワーク側機器から送信される、前記少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を受信したこと、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信したこと、前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出したこと、前記規定信号に対応する信号検出結果を報知したこと、前記信号検出結果が事前定義条件を満たしたこと、の少なくとも一項を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末によって実行されるパス切替方法であって、
第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるステップを含み、
前記第1条件は、
ネットワーク側機器から送信される、前記少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を受信したこと、
前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信したこと、
前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出したこと、
前記規定信号に対応する信号検出結果を報知したこと、
前記信号検出結果が事前定義条件を満たしたこと、の少なくとも一項を含む、パス切替方法。
【請求項2】
前記パスは、
前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末にデータを伝送するための第2パス、
前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス、
前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド状態にある第4パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス、
前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス、
前記第1端末が前記第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス、
前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス、
前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パスの少なくとも一項である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パス切替リクエストには、
第2端末の識別子、
前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子、
前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子、
パス切替を起こされる目標リンク、
前記目標パス、
パス切替を起こす原因、
前記パス切替リクエストの伝送方式、
前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報の少なくとも一項を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記のパス切替を起こす原因は、
レーザ放射最大許容露光量、
端末電力制限、
ネットワークカバー制限、
ネットワークスループット制限の少なくとも一項を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記の少なくとも2つのパス間で切り替える切替手順及び前記切替手順に関連する情報報知手順は、ユーザに許可され、及び/又は、ネットワークに許可される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第2端末の識別子及び/又は目標ネットワーク識別子を前記ネットワーク側機器に送信するテップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも2つのパス間で切り替えるステップは、
前記第1端末と前記第2端末が異なるセルにいるか否かに応じて、目標パスを決定するステップと、
前記目標パスに切り替えるステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記目標パスが前記第3パスである場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるステップは、
前記第1端末に対応する第1上りチャネルが第2条件を満たした場合に、前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるステップを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるステップの前に、
前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるための代理時の前記第2条件を含む第1情報を前記ネットワーク側機器に送信するステップを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2条件は、
送信ビット数が第1所定値より大きいこと、
電力余力レポートPHRが第2所定値より小さいこと、
特定ベアラに対応する情報を送信すること、
特定論理チャネルに対応する情報を送信すること、
上り制御情報UCIを含めていること、の少なくとも一項を含む、請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1端末に対応する第1上りチャネルが前記第2端末に代理された場合に、前記第1上りチャネルに対応する指定パラメータの値は前記第1端末による送信に比べて第3所定値が増加し、前記指定パラメータがK1とK2のうちの最小値である、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記第2パスに切り替える場合に、更に、
下りスケジューリングトラフィックを監視し、前記下りスケジューリングトラフィックに対応する指定情報により、前記下りスケジューリングトラフィックを受信及び/又は転送する必要があるか否かを決定するステップと、
上りトラフィックを監視し、予定規則により前記上りトラフィックを送信及び/又は転送する必要があるか否かを決定するステップと、の少なくとも一項を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
前記指定情報は、下り制御情報DCI中の無線ネットワーク一時的識別子RNTI、専用DCIドメイン指示、特定ビット組合中の少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2パスに切り替える場合に、
前記ネットワーク側機器から送信される、伝送データの受信方式及び/又は送信方式を指示するための第2指示情報を受信するステップを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項15】
前記第2パス又は前記第5パスに切り替える場合に、
前記第1端末と前記第2端末が予定グループに位置する場合に、又は、前記ネットワーク側機器が単セル一対多SC-PTM方式でDCIメッセージを送信する場合に、前記ネットワーク側機器が前記第2端末に送信するDCIメッセージを監視するステップを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項16】
第2情報を前記ネットワーク側機器に送信するステップを更に含み、
前記第2情報は、
前記第1端末と第2端末との間の関連関係、
前記第1端末と前記第2端末との間で前記関連関係を実現する時に採用するネットワーク関連付け方式、
前記ネットワーク関連付け方式に対応するネットワークの識別子及び/又はネットワーク機器の識別子である識別子情報、
前記目標パスに対応する第1測量量の少なくとも一項を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
ネットワーク側機器から送信される、ネットワーク識別子情報及び/又は第2測量量を含む測量配置情報を受信するステップと、
前記測量配置情報に基づいて測量して得られた測量結果を報知するステップと、を更に含み、前記パス切替指示は前記ネットワーク側機器が前記測量結果に基づいて決定する、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
測量結果を報知するステップは、
層1上のUCIによって前記測量結果を報知するステップと、
層2上のメディアアクセス制御層制御要素MAC CEによって前記測量結果を報知するステップと、
層3上の無線リソース制御RRCによって前記測量結果を報知するステップと、
非アクセス層NASメッセージによって前記測量結果を報知するステップと、の少なくとも一項を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
ネットワーク側機器によって実行されるパス切替方法であって、
第3条件を満たした場合に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化するステップを含み、
前記第3条件は、
少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を第1端末に送信したこと、
前記第1端末から送信される、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを受信したこと、
前記第1端末から報知される、目標パスに対応する伝送パラメータを指示するための信号検出結果を受信したこと、のいずれか一項を含み、
前記目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであり、前記目標パスは前記パス切替指示、前記パス切替リクエスト又は前記信号検出結果に対応するパスである、パス切替方法。
【請求項20】
前記パスは、
前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末へデータを伝送するための第2パス、
前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス、
前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド状態にある第4パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス、
前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス、
前記第1端末が第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス、
前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス、
前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パス、のうちのいずれか1つである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記パス切替リクエストには、
第2端末の識別子、
前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子、
前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子、
パス切替を起こされる目標リンク、
パス切替を起こす原因、
前記パス切替リクエストの伝送方式、
前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報の少なくとも一項を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
目標パスを配置及び/又はアクティブ化する前記ステップは、
前記第1端末と第2端末を関連付け、前記第1端末と前記第2端末に対応するネットワークノード間で関連情報を伝達するステップと、
前記目標パスに対応するベアラである目標ベアラに識別子を付けるステップと、
関連付けた後の前記第1端末と前記第2端末に、同じな、ベアラ情報及び/又は無線ネットワーク一時的識別子RNTIを含む第3情報を配置するステップと、の少なくとも一項を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
目標パスを配置及び/又はアクティブ化するステップの後、
伝送データの受信方式及び/又は送信方式を前記第1端末に指示するための第2指示情報を前記第1端末に送信するステップを更に含む、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
第1端末から送信されるパス切替リクエスト又は信号検出結果を受信するステップの前に、
前記第1端末から送信される第2端末の識別子及び/又は目標ネットワークの識別子を受信するステップを更に含む、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
パス切替指示を第1端末に送信するステップの前に、
第1端末から送信される第2情報を受信するステップを更に含み、
前記第2情報は、
前記第1端末と第2端末との間の関連関係、
前記第1端末と第2端末との間で前記関連関係を実現する時に採用するネットワーク関連付け方式、
前記ネットワーク関連付け方式に対応するネットワークの識別子及び/又はネットワーク機器の識別子である識別子情報、
前記目標パスに対応する第1測量量の少なくとも一項を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項26】
パス切替指示を第1端末に送信するステップの前に、
前記第1端末に対応する第1上りチャネルを第2端末に代理させるための代理時の第2条件を含む第1情報を受信するステップを更に含む、請求項19に記載の方法。
【請求項27】
前記第2条件は、
送信ビット数が第1所定値より大きいこと、
電力余力レポートPHRが第2所定値より小さいこと、
特定ベアラに対応する情報を送信すること、
特定論理チャネルに対応する情報を送信すること、
上り制御情報UCIを含めていることの少なくとも一項を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
パス切替指示を第1端末に送信するステップの前に、
ネットワーク識別子情報及び/又は第2測量量を含む測量配置情報を前記第1端末に送信するステップと、
前記第1端末が前記測量配置情報に基づいて測量して得られた測量結果を受信するステップと、を更に含み、前記パス切替指示は前記ネットワーク側機器が前記測量結果に基づいて決定する、請求項19に記載の方法。
【請求項29】
第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるために用いられる切替モジュールを備え、
前記第1条件は、
ネットワーク側機器から送信される、前記少なくとも2つのパス間で切り替えるように第1端末に指示するためのパス切替指示を受信したこと、
前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信したこと、
前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出したこと、
前記規定信号に対応する信号検出結果を報知したこと、
前記信号検出結果が事前定義条件を満たしたこと、の少なくとも一項を含む、パス切替装置。
【請求項30】
前記パスは、
前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末へデータを伝送するための第2パス、
前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス、
前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド状態にある第4パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス、
前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス、
前記第1端末が第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス、
前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス、
前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パスのいずれか一項である、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記パス切替リクエストには、
第2端末の識別子、
前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子、
前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子、
パス切替を起こされる目標リンク、
前記目標パス、
パス切替を起こす原因、
前記パス切替リクエストの伝送方式、
前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報の少なくとも一項を含む、請求項29に記載の装置。
【請求項32】
第2端末の識別子及び/又は目標ネットワーク識別子を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられる第1送信モジュールを更に備える、請求項29に記載の装置。
【請求項33】
前記切替モジュールは、前記第1端末と前記第2端末が異なるセルにいるか否かに応じて、目標パスを決定するステップと、前記目標パスに切り替えるステップと、を実行するために用いられる、請求項30に記載の装置。
【請求項34】
前記切替モジュールは、前記第1端末に対応する第1上りチャネルが第2条件を満たした場合に、前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるために用いられる、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるための代理時の第2条件を含む第1情報を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられる第2送信モジュールを更に備える、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
ネットワーク側機器から送信される、ネットワーク識別子情報及び/又は第2測量量を含む測量配置情報を受信するステップと、前記測量配置情報に基づいて測量して得られた測量結果を報知するステップと、を実行するために用いられる第2受信モジュールを更に備え、前記パス切替指示は前記ネットワーク側機器が前記測量結果に基づいて決定する、請求項29に記載の装置。
【請求項37】
第3条件を満たした場合に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化するために用いられる配置モジュールを備え、
前記第3条件は、
少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を第1端末に送信したこと、
前記第1端末から送信される、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることをネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを受信したこと、
前記第1端末から報知される、目標パスに対応する伝送パラメータを指示するための信号検出結果を受信したこと、のいずれか一項を含み、
前記目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであり、前記目標パスは前記パス切替指示、前記パス切替リクエスト又は前記信号検出結果に対応するパスである、パス切替装置。
【請求項38】
前記パスは、
前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末へデータを伝送するための第2パス、
前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス、
前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド状態にある第4パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス、
前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス、
前記第1端末が第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス、
前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス、
前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パス、のうちのいずれか1つである、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記パス切替リクエストには、
第2端末の識別子、
前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子、
前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子、
パス切替を起こされる目標リンク、
パス切替を起こす原因、
前記パス切替リクエストの伝送方式、
前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報の少なくとも一項を含む、請求項37に記載の装置。
【請求項40】
前記配置モジュールは、
前記第1端末と第2端末を関連付け、前記第1端末と前記第2端末に対応するネットワークノード間で関連情報を伝達するステップと、
前記目標パスに対応するベアラである目標ベアラに識別子を付けるステップと、
関連付けた後の前記第1端末と前記第2端末に、同じな、ベアラ情報及び/又は無線ネットワーク一時的識別子RNTIを含む第3情報を配置するステップと、の少なくとも一項に用いられる、請求項37に記載の装置。
【請求項41】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令と、を備え、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項1-18のいずれか一項に記載のパス切替方法のステップを実現する、端末。
【請求項42】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令と、を備え、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項19-28のいずれか一項に記載のパス切替方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項43】
プログラム又は命令を記憶しており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、請求項1-18のいずれか一項に記載のパス切替方法を実現するか、又は請求項19-28のいずれか一項に記載のパス切替方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年1月25日に中国特許局に提出された、出願番号が202110100043.7、発明の名称が「パス切替の方法、端末及びネットワーク側機器」の中国特許出願の優先権を主張し、当該出願の全ての内容が引用によって本発明に組み込まれている。
【0002】
本出願は、無線通信の技術分野に属し、具体的には、パス切替の方法、端末及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
関連通信技術において、端末と端末との間で直接トラフィック伝送を行っても良いし、コアネットワーク又は基地局等のネットワーク側機器経由でトラフィック伝送を行っても良いが、地下鉄、ステーション等の通信場面では、無線環境干渉等によって、端末と端末との間又は端末とネットワーク側機器との間の接続が不安定になって、通信品質に影響を及ぼす虞がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、端末と端末との間又は端末とネットワーク側機器との間の接続が不安定になるため、通信品質に影響を及ぼす問題を解決できる、パス切替の方法、端末及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様において、第1端末によって実行されるパス切替方法であって、第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるステップを含み、前記第1条件は、ネットワーク側機器から送信される、前記少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を受信したこと、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信したこと、前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出したこと、前記規定信号に対応する信号検出結果を報知したこと、前記信号検出結果が事前定義条件を満たしたこと、の少なくとも一項を含むパス、切替方法を提供する。
【0006】
第2態様において、ネットワーク側機器によって実行されるパス切替方法であって、第3条件を満たした場合に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化するステップを含み、前記第3条件は、少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を第1端末に送信したこと、前記第1端末から送信される、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを受信したこと、前記第1端末から報知される、目標パスに対応する伝送パラメータを指示するための信号検出結果を受信したこと、のいずれか一項を含み、前記目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであり、前記目標パスは前記パス切替指示、前記パス切替リクエスト又は前記信号検出結果に対応するパスである、パス切替方法を提供する。
【0007】
第3態様において、第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるために用いられる切替モジュールを備えるパス切替装置であって、前記第1条件は、ネットワーク側機器から送信される、前記少なくとも2つのパス間で切り替えるように第1端末に指示するためのパス切替指示を受信したこと、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信したこと、前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出したこと、前記規定信号に対応する信号検出結果を報知したこと、前記信号検出結果が事前定義条件を満たしたこと、の少なくとも一項を含む、パス切替装置を提供する。
【0008】
第4態様において、第3条件を満たした場合に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化するために用いられる配置モジュールを備えるパス切替装置であって、前記第3条件は、少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を第1端末に送信したこと、前記第1端末から送信される、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることをネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを受信したこと、前記第1端末から報知される、目標パスに対応する伝送パラメータを指示するための信号検出結果を受信したこと、のいずれか一項を含み、前記目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであり、前記目標パスは前記パス切替指示、前記パス切替リクエスト又は前記信号検出結果に対応するパスである、パス切替装置を提供する。
【0009】
第5態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令と、を備え、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップを実現する、端末を提供する。
【0010】
第6態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令と、を備え、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第2態様に記載の方法のステップを実現する、ネットワーク側機器を提供する。
【0011】
第7態様において、プログラム又は命令を記憶しており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップを実現するか、又は第2態様に記載の方法のステップを実現する、可読記憶媒体を提供する。
【0012】
第8態様において、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがネットワーク側機器のプログラム又は命令を実行して、第1態様に記載の方法を実現するか、又は第2態様に記載の方法を実現するためのものである、チップを提供する。
【0013】
第9態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令と、を備え、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップを実現するか、又は第2態様に記載の方法を実現する、コンピュータプログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本出願の実施例では、第1端末は、ネットワーク側機器から送信されるパス切替指示を受信した場合、又はパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信した場合、又は信号検出結果を報知した場合に、少なくとも2つのパス間で切り替え、これによって、パス間の有効切替を実現でき、端末と端末との間又は端末とネットワーク側機器との間の接続が不安定になるため通信品質を低下させるという問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本出願の一例示的実施例で提供する無線通信システムの構成模式図である。
【
図2】本出願の一例示的実施例で提供するパス切替方法の模式的フローチャートである。
【
図3】本出願の別の例示的実施例で提供するパス切替方法の模式的フローチャートである。
【
図4】本出願の更に別の例示的実施例で提供するパス切替方法の模式的フローチャートである。
【
図5a】本出願の一例示的実施例で提供するパス切替装置のブロック図である。
【
図5b】本出願の別の例示的実施例で提供するパス切替装置のブロック図である。
【
図6a】本出願の別の例示的実施例で提供するパス切替装置のブロック図である。
【
図6b】本出願の別の例示的実施例で提供するパス切替装置のブロック図である。
【
図7】本出願の一例示的実施例で提供する端末のブロック図である。
【
図8】本出願の一例示的実施例で提供するネットワーク側機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明らかに記述し、当然ながら、記述される実施例は全ての実施例ではなく、本出願の一部の実施例である。本出願における実施例に基づき、当業者が得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0017】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書および特許請求の範囲において「及び/又は」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0018】
指摘すべきことは、本出願に係る実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの発展型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、更に、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)のような他の無線通信システム及び他のシステムに利用可能である点である。本出願に係る実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語は一般に相互に交換して使用することができ、記述される技術は上述したシステムと無線電信技術に用いてもよいし、他のシステムと無線電信技術に用いてもよい。ただし、以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムを記述し、また、以下の大部分の記述においてNR用語を使用するが、これらの技術はNRシステム以外に適用可能であり、例えば第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0019】
図1は本出願の実施例で適用できる無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を備える。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と呼ばれてもよく、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載装置(VUE)、歩行者端末(PUE)等の端末側機器であってもよく、ウェアラブル機器は、ブレスレット、イヤホン、メガネ等を含む。本出願に係る実施例では端末11の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、その中で、基地局は、ノードB、発展型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用発展型Bノード、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network,WLAN)アクセスポイント、ワイヤレスフィディリティー(Wireless Fidelity,WiFi)ノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野中の他のある適切な用語で称してもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではない。
【0020】
以下において、図面を参照しながら、具体的な実施例及びそのユースケースによって本出願の実施例で提供する技術手段を詳細に説明する。
【0021】
図2には、本出願の一例示的実施例で提供するパス切替方法200の模式的フローチャートを示しており、前記方法200は第1端末によって実行してもよく、例えば、前記第1端末に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行してもよく、前記方法200は以下のステップS210を含む。
【0022】
S210では、第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替える。
【0023】
ここで、前記第1条件は以下の(1)-(5)の少なくとも一項を含む。
【0024】
(1)前記第1端末がネットワーク側機器から送信されるパス切替指示を受信した。
【0025】
ここで、前記パス切替指示は前記少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのものである。本実施例では、前記パス切替指示は、前記ネットワーク側機器が前記第1端末の報知したパス伝送パラメータに基づいて決定してもよく、予め配置されたプロトコル等により決定してもよい。前記パス切替指示は前記ネットワーク側機器が前記第1端末の報知したパス伝送パラメータに基づいて決定してもよい場合に、前記伝送パラメータは前記第1端末の現在パスに対応する接続が不安定であることを指示すると、前記ネットワーク側機器は、パスを切り替えるように前記第1端末に指示するために、前記パス切替指示を前記第1端末に送信してもよく、前記目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであることが理解できる。
【0026】
(2)前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記第1端末が前記ネットワーク側機器に送信した。
【0027】
ここで、前記パス切替リクエストには1つ又は複数の情報を含んでもよく、例えば、可能な一実現形態として、前記パス切替リクエストには以下の(2a)-(2i)のうちの少なくとも一項を含んでもよい。
【0028】
(2a)第2端末の識別子(Identity,ID)。
【0029】
ここで、前記第2端末は、前記第1端末と直接データ伝送を行う端末であってもよく、ネットワーク側機器経由で前記第1端末とデータ伝送を行う端末であってもよく、ここで制限しない。
【0030】
(2b)前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子。
【0031】
(2c)前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子。
【0032】
ここで、前記目標ネットワークは、前記第1端末と前記第2端末又は前記第1端末と前記ネットワーク側機器の間のネットワーク、例えば、Wifiネットワーク、ブルートゥース(登録商標)ネットワーク、サイドリンク(Sidelink)ネットワーク、UUネットワーク等であってもよく、ここで制限しない。
【0033】
(2d)パス切替を起こされる目標リンク。
【0034】
ここで、前記目標リンクは、下りリンク(Downlink)、上りリンク(Uplink)、サイドリンク等であってもよい。
【0035】
(2e)前記目標パス。
【0036】
ここで、前記目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであってもよく、具体的には前記第1端末によって決定してもよく、例えば、前記目標パスは、前記端末がパスの通信品質等の伝送パラメータにより決定してもよいし、前記ネットワーク側機器と前記第1端末が予め規定してもよいし、プロトコルによって規定してもよく、ここで制限しない。
【0037】
(2f)パス切替を起こす原因。
【0038】
ここで、前記パス切替を起こす原因は、レーザ放射最大許容露光量(Maximum Permissible Exposure,MPE/Specific Absorption Rate,SAR)、端末電力制限、ネットワークカバー制限、ネットワークスループット制限、信号品質、電池残量不足等を含んでもよく、本実施例はこれを制限するものとならない。
【0039】
例えば、前記第1端末が通信中、人体へのレーザー放射が閾値より大きいことを検出すると、前記第1端末はパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信して、パスの切替をリクエストすることができ、このようにして前記第1端末及びそれと通信する他の端末の通信品質を確保する。
【0040】
(2h)前記パス切替リクエストの伝送方式。
【0041】
ここで、前記パス切替リクエストは、メディアアクセス制御制御要素(Medium Access Control-Control Element,MACCE)、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)メッセージ、上り制御情報(Uplink Control Information,UCI)メッセージ、非アクセス層(NAS)メッセージ又は物理層シグナリング(例えば、スケジューリングリクエスト(Scheduling Request,SR))等によって送信する。
【0042】
(2i)前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報。
【0043】
ここで、前記ネットワーク側機器の許可は、前記第1端末がパス切替リクエストを送信する前に、第1ネットワークノード(即ち、ネットワーク側機器)がユーザ許可手順をトリガし、報知の許可を得ること、又は第2ネットワークノード(即ち、ネットワーク側機器)が、許可配置に対応するモードに基づいて、前記第1端末がモードにある場合に前記第1端末がパス切替リクエストを送信することをトリガすることを含んでもよい。前記第1ネットワークノードは同じであっても、異なってもよく、ここで制限しないことが理解できる。
【0044】
可能な一実現形態として、前記第1端末は前記パス切替リクエストを送信する前に、第2端末の識別子及び/又は目標ネットワーク識別子を前記ネットワーク側機器に送信してもよいことに注意すべきであり、これによって、前記ネットワーク側機器は前記第2端末の識別子及び/又は目標ネットワーク識別子に基づいて、例えば端末間の関連付け等の予定操作を実行し、更に関連付けた後の端末に基づいてパス切替等を行い、これによって、パス切替時の信頼性を確保する。
【0045】
(3)前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出した。
【0046】
(4)前記規定信号に対応する信号検出結果を報知した。
【0047】
(5)前記信号検出結果が事前定義条件を満たした。
【0048】
上記(3)-(5)において、前記規定信号は、前記目標パスに対応するスケジューリング信号基準信号(Reference Signal,RS)等であってもよい。選択可能に、前記予定信号は、前記ネットワーク側機器と前記第1端末が協議して規定してもよく、プロトコル等で規定してもよく、ここで制限しない。
【0049】
選択可能に、前記信号検出結果は基準信号受信電力(Reference Signal Received Power,RSRP)、干渉情報、信号対干渉電力と雑音比(signal-to-noise and interference ratio,SINR)、チャネル品質指標(Channel quality indicator,CQI)等を含んでもよく、前記干渉情報は、他の端末又はデバイスが前記第1端末に与える干渉の関連情報であってもよい。
【0050】
前記事前定義条件は、前記ネットワーク側機器と前記第1端末が協議して規定してもよく、プロトコル等で規定してもよい。本実施例では、前記信号検出結果によっては、前記事前定義条件は異なってもよく、例えば、前記事前定義条件は基準信号受信電力、干渉情報、信号対干渉電力と雑音比等に基づいて設定してもよく、ここで制限しない。
【0051】
上記の(2)と(4)に対しては、前記第1端末は前記パス切替リクエスト又は信号検出結果を送信した後、ローカルで直接パスを切り替えてもよく、前記ネットワーク側機器からフィードバックされる応答情報を受信した後パスを切り替えてもよいことに注意すべきであり、本実施例はこれを制限するものとならない。
【0052】
また、前記目標パスは端末と前記ネットワーク側機器が協議して決定してもよいし、前記ネットワーク側機器が予め配置してもよいし、プロトコルによって規定してもよく、ここで制限しない。
【0053】
本実施例に記載のネットワーク側機器は、コアネットワーク又は基地局等であってもよいことが説明必要である。前記第1端末又は/及び前記第2端末は、携帯電話、スマートグラス、スマートヘッドセット、スマートウォッチ等であってもよく、これ以外、前記ネットワーク側機器、前記第1端末、前記第2端末については、上記無線通信システム中の端末とネットワーク側機器についての関連紹介を参照してもよく、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0054】
本実施例では、前記第1端末は、ネットワーク側機器から送信されるパス切替指示を受信した場合、又はパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信した場合、又は信号検出結果を報知した場合に、少なくとも2つのパス間で切り替え、これによって、パス間の有効切替を実現でき、端末と端末との間又は端末とネットワーク側機器との間の接続が不安定になるため通信品質に影響を及ぼすという問題を解決する。
【0055】
図3には、本出願の一例示的実施例で提供するパス切替方法300の模式的フローチャートを示しており、前記方法300は第1端末によって実行してもよく、例えば、前記第1端末に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行してもよく、前記方法300は以下のステップS310を含む。
【0056】
S310では、第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替える。
【0057】
ここで、S310の実現手順については、方法200中の関連記述を参照できることに加えて、本実施例の可能な一実現形態として、前記少なくとも2つのパスは以下の(1)-(9)のいずれか一項に記載のパスを含んでもよい。
【0058】
(1)前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス。
【0059】
この場合に、前記第1端末と前記第2端末との間はデータ伝送を実現するためにWifi、ブルートゥース(登録商標)、サイドリンク等を介して直接接続してもよい。
【0060】
(2)前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末へデータを伝送するための第2パス。
【0061】
この場合に、前記第1端末と前記第2端末との間は前記ネットワーク側機器を介して接続し、例えば、UU接続等である。
【0062】
可能な一実現形態では、前記第1端末が前記第2パスに切り替える場合に、前記第1端末は、上りトラフィック又は下りトラフィックが異なるパス間で動的に切り替える場合に適応するために、更に以下の(2a)又は(2b)の少なくとも一項を実行してもよい。
【0063】
(2a)下りスケジューリングトラフィックを監視し、前記下りスケジューリングトラフィックに対応する指定情報により前記下りスケジューリングトラフィックを受信及び/又は転送する必要があるか否かを決定する。
【0064】
ここで、前記指定情報は、下り制御情報(Downlink Control Information,DCI)中の無線ネットワーク一時的識別子(Radio Network Temporary Identifier,RNTI)、専用DCIドメイン指示、特定ビット組合中の少なくとも1つを含んでもよい。
【0065】
選択可能に、前記特定ビット組合は、リソース割当、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid automatic repeat request,HARQ)プロセス(process)等のドメイン中で指示する値の特定組合等であり、ここで制限しない。
【0066】
(2b)上りトラフィックを監視し、予定規則により前記上りトラフィックを送信及び/又は転送する必要があるか否かを決定する。
【0067】
ここで、前記予定規則は、送信ビット数の大きさ、残りの電力余力の大きさ等に基づいて決定してもよく、例えば、前記送信ビット数が閾値より大きい時に、前記第1端末が前記上りトラフィックを送信し、前記送信ビット数が閾値より大きくない時に、前記第1端末が前記上りトラフィックを転送する等のことになり、ここで制限しない。
【0068】
また、前記予定規則は、前記ネットワーク側機器と前記第1端末が協議して決定してもよく、前記ネットワーク側機器が配置し、又はプロトコルで規定してもよい。
【0069】
別の可能な実現形態では、前記第1端末が前記第2パスに切り替え、前記第1端末と前記第2端末が予定グループ(group)に位置する場合に、又は、前記ネットワーク側機器が単セル一対多(Single Cell Point To Multipoint,SC-PTM)方式でDCIメッセージを送信する場合に、前記第1端末は、前記ネットワーク側機器が前記第2端末に送信するDCIメッセージを監視し、更に前記DCIメッセージによりパス切替を行うか否か、トラフィックデータの転送/受信等を行うか否かを決定することができ、具体的に前記DCIメッセージにより実行できる。
【0070】
(3)前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス。
【0071】
この場合に、前記第1端末に対応する上り伝送と下り伝送を分離させ、即ち、本実施例において端末が異なるパス間で上り分離伝送を行うように定義されており、このため、更にパス切替時の柔軟性を提供し、通信品質を確保することができる。
【0072】
可能な一実現形態では、前記第1端末に対応する第1上りチャネルが第2条件を満たした場合に、前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させる。ここで、前記第1上りチャネルは、物理上り共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel,PUSCH)、物理上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel,PUCCH)、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel,PRACH)、サウンディング基準信号(Sounding Reference Signal,SRS)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0073】
本実施例では、前記ネットワーク側機器と前記第1端末が代理条件(即ち、第2条件)に対して統一的に理解することを確保するために、前記第1端末は前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるための代理時の第2条件を含む第1情報を前記ネットワーク側機器に送信してもよい。可能な一実現形態では、前記第2条件は以下の(3a)-(3e)のうちの少なくとも一項を含んでもよい。
【0074】
(3a)送信ビット数が第1所定値より大きい。
【0075】
(3b)電力余力レポート(Power Headroom Report,PHR)が第2所定値より小さい。
【0076】
ここで、上記(1)と(2)において、前記第1所定値と前記第2所定値はネットワーク側機器が配置してもよいし、プロトコルによって規定してもよく、ここで制限しない。
【0077】
(3c)特定ベアラに対応する情報を送信する。
【0078】
(3d)特定論理チャネルに対応する情報を送信する。
【0079】
ここで、上記(3c)と(3d)に記載の特定ベアラと特定論理チャネルはネットワーク側機器が配置してもよいし、プロトコルによって規定してもよく、ここで制限しなく、その中、前記特定論理チャネルはPUSCH、PUCCH等を含んでもよい。
【0080】
(3e)UCIを含めている。
【0081】
前記第2条件は上記(3a)-(3e)に記載のことを含んでもよいが、これらに限定されないことが理解でき、例えば、一実現形態として、前記第1端末は更に対応する上り限定を報知してもよく、この場合に、前記ネットワーク側機器のスケジューリングが対応する上り限定を超えたら、対応する代理手順がトリガされる。
【0082】
前記第1端末に対応する第1上りチャネルが前記第2端末に代理された場合に、前記第1上りチャネルに対応する指定パラメータの値は前記第1端末による送信に比べて第3所定値(例えば、delta)が増加し、前記指定パラメータがK1とK2のうちの最小値であることに注意すべきである。
【0083】
上記手段の実現手順では、前記第1端末は、ネットワーク側機器のスケジューリングにK1/K2中の最小値+第3所定値(delta)に対応する制限を満たさせるように、前記の第3所定値を前記ネットワーク側機器に報知する必要があることが理解できる。これによって、ネットワーク側機器が正常のK1/K2でPUSCH又はPUCCH等をスケジューリングする場合に、前記第2端末が直接送信すれば、前記第2端末がK1/K2で送信し、前記第1端末が代理して送信すれば、受信したK1/K2値にDeltaを増加して送信する。
【0084】
これに対して、前記第1端末が第2端末を代理して第2上りチャネルを送信する場合に、前記第2上りチャネルに対応する指定パラメータの値は前記第2端末による送信に比べて第3所定値が増加し、前記指定パラメータがK1とK2のうちの最小値である。
【0085】
上記実現手段では、前記第1端末の上りチャネルが前記第2端末に代理される場合に、前記第1端末の全ての上り伝送又は一部の上り伝送は前記第2端末に代理されるようになってもよく、ここで限定されない。
【0086】
(4)前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド(Suspend)状態にある第4パス。
【0087】
この場合に、第1端末と前記第2端末との間ではUU接続とサイドリンク接続が同時に保持されていれば、前記UU接続と前記サイドリンクの一方がsuspend状態にある。
【0088】
(5)前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス。
【0089】
ここで、前記第5パスにおいては、前記第1端末が前記ネットワーク側機器へ伝送するデータを前記第2端末へ伝送しなくてもよい点で上記第2パスと異なり、前記第2パスにおいて、前記第1端末が前記ネットワーク側機器へ伝送するデータを前記第2端末に伝送必要である。
【0090】
可能な一実現形態では、上記第2パスと類似し、前記第1端末が前記第5パスに切り替え、前記第1端末と前記第2端末が予定グループ(group)に位置する場合に、又は、前記ネットワーク側機器がSC-PTM方式でDCIメッセージを送信する場合に、前記第1端末は、前記ネットワーク側機器が前記第2端末に送信するDCIメッセージを監視し、更に前記DCIメッセージによりパス切替を行うか否か、トラフィックデータの転送/受信等を行うか否かを決定するすることができ、具体的に前記DCIメッセージにより実行できる。
【0091】
(6)前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス。
【0092】
ここで、前記第6パスにおいては、前記第2端末が第1端末から送信されるデータを前記ネットワーク側機器に伝送する必要がある点で上記第1パスと異なり、前記第1パスにおいて、前記第2端末が前記第1端末から送信されるデータを前記ネットワーク側機器に伝送しなくてもよい。
【0093】
(7)前記第1端末が第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス。
【0094】
(8)前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス。
【0095】
(9)前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パス。
【0096】
例えば、前記指定パスが前記第1パスであることを例にすると、前記第9パスは、前記第2端末が第1端末へデータを伝送するためのものである。例えば、前記指定パスが前記第2パスであることを例にすると、前記第9パスは、前記第2端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第1端末へデータを伝送するためのものである。
【0097】
可能な一実現形態として、以上で挙げた第1パス乃至第9パスを基に
図3を再度参照されたく、S310の実現手順はステップS311とステップS312を含んでもよく、それらの内容は以下のとおりである。
【0098】
S311では、第1条件を満たした場合に、前記第1端末と前記第2端末が異なるセルにいるか否かに応じて、目標パスを決定する。
【0099】
例として、前記第1端末と前記第2端末が同じセルに位置すれば、前記第1端末と前記第2端末は上記の各種のパスを正常に適用できるが、前記第1端末がセル1に位置し、前記第2端末がセル1からセル2に切り替えた場合に、上記の第6パスは前記第1端末のパス切替場面に適用しない。
【0100】
本実施例では、前記通信場面及び伝送パラメータによっては、前記目標パスは、前記第1パス乃至前記第6パスのうちの1つであってもよい。
【0101】
S312では、前記目標パスに切り替える。
【0102】
ここで、前記第1端末と前記第2端末が上記の各種のパスを正常に適用できれば、前記第1端末は現在パスから前記目標パスに切り替えてもよいし、直接前記目標パスを起動してもよく、ここで制限しない。
【0103】
更に、パスの円滑な切替を実現するために、前記第1端末は更に第2情報を前記ネットワーク側機器に送信してもよい。ここで、前記第2情報は以下の(1)-(4)のうちの少なくとも一項を含む。
【0104】
(1)前記第1端末と第2端末との間の関連関係。例えば、前記関連関係は、第1端末と前記第2端末が同じベアラを有するか否か、同一セルに位置するか否か、一体にバンディングされたか否か等であってもよく、ここで制限しない。
【0105】
本実施例では、関連関係を有する前記第1端末と前記第2端末では、パス切替を行う時に、パス切替を同期して起こしてもよい。注意すべきであるように、切替契機によっては前記第1端末、前記第2端末が異なるセルに接続する可能性があるという問題を考慮したところ、本実施例では、下記の(1a)、(1b)に示す2種の解決手段を提案する。
【0106】
(1a)前記第1端末は、更に、自分と第2端末が異なるセルにいるか否かに応じて、直接セルへ送信するか、第2端末に転送してからネットワーク側機器に送信する方式で送信するかを決定できる。
【0107】
この場合に、第1端末と前記第2端末がそれぞれ対応するセルへ関連情報を送信すれば、前記第1端末と前記第2端末との間の接続が利用不可能状態となる。
【0108】
(1b)ノード間で協調して転送関係を決定する。
【0109】
例えば、下りスケジューリングトラフィックでは、前記第1端末がセル1に位置し、前記第2端末がセル2に位置し、セル1に届いたトラフィックは先にセル2に転送され、次にセル2から第2端末に送信され、最後に第2端末から第1端末に送信される。又は、予め定義した切替場面で、第1端末/基地局(gNB)はネットワーク側機器(コアネットワーク)へ対応する関連関係及び所属セルの関係を報知し、コアネットワークは第1端末と第2端末との間の関連関係及び所属セルの関係により、データパケットを対応するセルに送信する。
【0110】
更に例えば、上りトラフィックでは、gNBはやはり対応する情報を(1b)に記載したように転送してもよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0111】
(2)前記第1端末と第2端末との間で前記関連関係を実現する時に採用するネットワーク関連付け方式。ここで、前記ネットワーク関連付け方式はWifi、ブルートゥース(登録商標)、サイドリンク、UUリンクのうちのいずれか一種である。
【0112】
(3)前記ネットワーク関連付け方式に対応するネットワークの識別子及び/又はネットワーク機器の識別子である識別子情報。
【0113】
(4)前記目標パスに対応する第1測量量。ここで、前記第1測量量はRSRP、干渉状況、SINR、CQI等を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0114】
これに対して、前記ネットワーク側機器は、受信した前記第2情報に基づいて、測量配置情報を決定し、前記測量配置情報を前記第1端末に送信することができ、これによって、前記第1端末は前記測量配置情報に基づいて測量して測量結果を得、更に前記測量結果を前記ネットワーク側機器へ報知し、ここで、前記測量配置情報はネットワーク識別子情報及び/又は第2測量量を含んでもよく、前記第2測量量と前記第1測量量は、同じであっても、異なっても良い。
【0115】
選択可能に、前記第1端末が測量結果を報知するステップは、
層1上のUCIによって前記測量結果を報知するステップ(4a)、
層2上のMAC CEによって前記測量結果を報知するステップ(4b)、
層3上のRRCによって前記測量結果を報知するステップ(4c)、
NASメッセージによって前記測量結果を報知するステップ(4d)のうちの少なくとも一項を含んでもよい。
【0116】
本実施例では、前記ネットワーク側機器が送信するパス切替指示は、前記ネットワーク側機器が前記測量結果に基づいて決定したものであってもよいことが理解できる。
【0117】
更に、本出願の実施例によるパス切替方法において、前記ネットワーク側機器は、パス切替指示の送信、パス切替リクエスト又は信号検出結果の受信後に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化でき、前記目標パスは前記パス切替指示、前記パス切替リクエスト又は前記信号検出結果に対応するパスである。
【0118】
選択可能に、前記ネットワーク側機器が目標パスを配置及び/又はアクティブ化する時に、以下の(1)-(4)の少なくとも一項を含んでもよい。
【0119】
(1)前記第1端末と第2端末を関連付け、前記第1端末と前記第2端末に対応するネットワークノード間で関連情報を伝達する。
【0120】
例えば、前記第1端末は自分及び第2端末のRNTI情報を直接前記ネットワーク側機器に送信でき、前記ネットワーク側機器は前記RNTI情報に基づいて前記第1端末と第2端末を関連付け、本実施例では、前記「関連」はバンディング等と理解してもよい。
【0121】
コアネットワークによって前記第1端末と第2端末を関連付ければ、前記コアネットワークはバンディングの情報を対応する基地局に送信必要であることに注意すべきである。
【0122】
(2)前記目標パスに対応するベアラである目標ベアラに識別子を付ける。
【0123】
例えば、前記ネットワーク側機器は、第1端末から第2端末に転送されるように配置されたベアラ又は第2端末から第1端末に転送されるように配置されたベアラに特定の識別子を付けることができ、このようにして、前記第2端末は受信したトラフィックベアラ情報により前記第1端末への転送を起こすことができ、又は、前記第1端末は受信したトラフィックベアラ情報により前記第2端末への転送を起こすことができる。
【0124】
(3)関連付けた後の前記第1端末と前記第2端末に、同じな、ベアラ情報及び/又はRNTI(例えば、SC-PTM RNTI)を含む第3情報を配置する。
【0125】
この場合に、前記ネットワーク側機器は目標パスを配置及び/又はアクティブ化した後、更に伝送データの受信方式及び/又は送信方式を前記第1端末に指示するための第2指示情報を前記第1端末に送信することができる。
【0126】
例として、前記ネットワーク側機器はRRC、MAC CE等のシグナリングで前記第2指示情報を送信して、対応するデータ(例えば、上り伝送、下り伝送、サイドリンク伝送等)をどのように受信又は送信するかを前記第1端末及び/又は前記第2端末に指示/通知することができ、例えば、直接ネットワーク側機器に送信してもよく、又は直接ネットワーク側機器から受信してもよく、又は別の端末から転送してもよく、又は別の端末から受信してもよく、又は2つのリンクから同時に受信してもい等である。
【0127】
以上で挙げられたパス切替方法では、前記の少なくとも2つのパス間で切り替える切替手順及び前記切替手順に関連する情報報知手順は、ユーザに許可され、及び/又は、ネットワークに許可され、本実施例ではこれについて詳細に説明しない。
【0128】
図4には、本出願の一例示的実施例で提供するパス切替方法400の模式的フローチャートを示しており、前記方法400はネットワーク側機器によって実行してもよく、例えば、前記ネットワーク側機器に実装されているハードウェア及び/又はソフトウェアによって実行してもよく、前記ネットワーク側機器はコアネットワーク又は基地局等であってもよい。本実施例では、前記方法400は以下のいずれか一項を含む。
【0129】
S410では、第3条件を満たした場合に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化する。
【0130】
ここで、前記第3条件は以下の(1)-(3)のいずれか一項を含む。
(1)少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を第1端末に送信した。
(2)前記第1端末から送信される、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを受信した。
(3)前記第1端末から報知される、目標パスに対応する伝送パラメータを指示するための信号検出結果を受信した。
【0131】
ここで、上記S410に記載の目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであってもよく、前記目標パスは前記パス切替指示、前記パス切替リクエスト又は前記信号検出結果に対応するパスである。
【0132】
可能な一実現形態では、前記パスは、前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス、前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末へデータを伝送するための第2パス、前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス、前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド状態にある第4パス、前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス、前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス、前記第1端末が第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス、前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス、前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パスのうちのいずれか1つである。
【0133】
別の可能な実現形態では、前記パス切替リクエストには、第2端末の識別子、前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子、前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子、パス切替を起こされる目標リンク、パス切替を起こす原因、前記パス切替リクエストの伝送方式、前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報の少なくとも一項を含む。
【0134】
更に別の可能な実現形態では、目標パスを配置及び/又はアクティブ化する前記ステップは、前記第1端末と第2端末を関連付け、前記第1端末と前記第2端末に対応するネットワークノード間で関連情報を伝達するステップと、前記目標パスに対応するベアラである目標ベアラに識別子を付けるステップと、関連付けた後の前記第1端末と前記第2端末に、同じな、ベアラ情報及び/又は無線ネットワーク一時的識別子RNTIを含む第3情報を配置するステップと、の少なくとも一項を含む。
【0135】
更に別の可能な実現形態では、目標パスを配置及び/又はアクティブ化するステップの後、前記方法は、伝送データの受信方式及び/又は送信方式を前記第1端末に指示するための第2指示情報を前記第1端末に送信するステップを更に含む。
【0136】
更に別の可能な実現形態では、第1端末から送信されるパス切替リクエスト又は信号検出結果を受信するステップの前に、前記方法は、前記第1端末から送信される第2端末の識別子及び/又は目標ネットワークの識別子を受信するステップを更に含む。
【0137】
更に別の可能な実現形態では、パス切替指示を第1端末に送信するステップの前に、前記方法は、第1端末から送信される第2情報を受信するステップを更に含み、前記第2情報は、前記第1端末と第2端末との間の関連関係、前記第1端末と第2端末との間で前記関連関係を実現する時に採用するネットワーク関連付け方式、前記ネットワーク関連付け方式に対応するネットワークの識別子及び/又はネットワーク機器の識別子である識別子情報、前記目標パスに対応する第1測量量の少なくとも一項を含む。
【0138】
更に別の可能な実現形態では、前記ネットワーク関連付け方式はWifi、ブルートゥース(登録商標)、サイドリンク、UUリンクのうちのいずれか一種を含む。
【0139】
更に別の可能な実現形態では、パス切替指示を第1端末に送信するステップの前に、前記方法は、前記第1端末に対応する第1上りチャネルを第2端末に代理させるための代理時の第2条件を含む第1情報を受信するステップを更に含む。
【0140】
更に別の可能な実現形態では、前記第2条件は、送信ビット数が第1所定値より大きいこと、電力余力レポートPHRが第2所定値より小さいこと、特定ベアラに対応する情報を送信すること、特定論理チャネルに対応する情報を送信すること、上り制御情報UCIを含めていること、の少なくとも一項を含む。
【0141】
更に別の可能な実現形態では、パス切替指示を第1端末に送信するステップの前に、前記方法は、ネットワーク識別子情報及び/又は第2測量量を含む測量配置情報を前記第1端末に送信するステップと、前記第1端末が前記測量配置情報に基づいて測量して得られた測量結果を受信するステップと、を更に含み、前記パス切替指示は前記ネットワーク側機器が前記測量結果に基づいて決定する。
【0142】
本実施例で挙げた各実現形態の実現手順については、方法200と方法300中の関連記述を参照してもよいことが説明必要であり、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0143】
実施例では、ネットワーク側機器は、パス切替指示を送信した場合に、又はパス切替リクエストを受信した場合に、又は信号検出結果を受信した場合に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化し、これによって、端末と端末との間又は端末とネットワーク側機器との間の接続が不安定になるため通信品質を低下させるという問題を解決できる。
【0144】
また、本出願の実施例で提供するパス切替方法では、実行主体はパス切替装置であってもよく、又は、当該パス切替装置におけるパス切替方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例ではパス切替装置がパス切替方法を実行することを例にして、本出願の実施例で提供するパス切替装置を説明する。
【0145】
図5aには、本出願の一例示的実施例で提供するパス切替装置500のブロック図を示しており、前記装置50は、第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるために用いられる切替モジュール510を備え、前記第1条件は、ネットワーク側機器から送信される、前記少なくとも2つのパス間で切り替えるように第1端末に指示するためのパス切替指示を受信したこと、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信したこと、前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出したこと、前記規定信号に対応する信号検出結果を報知したこと、前記信号検出結果が事前定義条件を満たしたこと、の少なくとも一項を含む。
【0146】
可能な一実現形態では、前記パスは、前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス、前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末へデータを伝送するための第2パス、前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス、前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド状態にある第4パス、前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス、前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス、前記第1端末が第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス、前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス、前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パスのいずれか一項である。
【0147】
更に別の可能な実現形態では、前記パス切替リクエストには、第2端末の識別子、前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子、前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子、パス切替を起こされる目標リンク、前記目標パス、パス切替を起こす原因、前記パス切替リクエストの伝送方式、前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報の少なくとも一項を含む。
【0148】
更に別の可能な実現形態では、前記のパス切替を起こす原因は、レーザ放射最大許容露光量、端末電力制限、ネットワークカバー制限、ネットワークスループット制限の少なくとも一項を含む。
【0149】
更に別の可能な実現形態では、第1条件を満たした場合に、前記切替モジュールが少なくとも2つのパス間で切り替える切替手順、及び前記切替手順に関連する情報報知手順はユーザに許可され、及び/又は、ネットワークに許可される。
【0150】
更に別の可能な実現形態では、
図5bを参照し、前記装置500は、更に、第2端末の識別子及び/又は目標ネットワーク識別子を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられる第1送信モジュール520を備える。
【0151】
更に別の可能な実現形態では、前記切替モジュール510は、前記第1端末と前記第2端末が異なるセルにいるか否かに応じて、目標パスを決定するステップと、前記目標パスに切り替えるステップと、を実行するために用いられる。
【0152】
更に別の可能な実現形態では、前記切替モジュール510は、前記第1端末に対応する第1上りチャネルが第2条件を満たした場合に、前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるために用いられる。
【0153】
更に別の可能な実現形態では、
図5bを再度参照し、前記装置500は、更に、前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるための代理時の第2条件を含む第1情報を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられる第2送信モジュール530を備える。
【0154】
更に別の可能な実現形態では、前記第2条件は、送信ビット数が第1所定値より大きいこと、電力余力レポートPHRが第2所定値より小さいこと、特定ベアラに対応する情報を送信すること、特定論理チャネルに対応する情報を送信すること、上り制御情報UCIを含めていること、の少なくとも一項を含む。
【0155】
更に別の可能な実現形態では、前記第1端末に対応する第1上りチャネルが前記第2端末に代理された場合に、前記第1上りチャネルに対応する指定パラメータの値は前記第1端末による送信に比べて第3所定値が増加し、前記指定パラメータがK1とK2のうちの最小値である。
【0156】
更に別の可能な実現形態では、前記第2パスに切り替える場合に、前記切替モジュール510は、更に、下りスケジューリングトラフィックを監視し、前記下りスケジューリングトラフィックに対応する指定情報により、前記下りスケジューリングトラフィックを受信及び/又は転送する必要があるか否かを決定するステップと、上りトラフィックを監視し、予定規則により前記上りトラフィックを送信及び/又は転送する必要があるか否かを決定するステップと、の少なくとも一項に用いられる。
【0157】
更に別の可能な実現形態では、前記指定情報は、下り制御情報DCI中の無線ネットワーク一時的識別子RNTI、専用DCIドメイン指示、特定ビット組合中の少なくとも1つを含む。
【0158】
更に別の可能な実現形態では、前記第2パスに切り替える場合に、前記装置は、更に、前記ネットワーク側機器から送信される、伝送データの受信方式及び/又は送信方式を指示するための第2指示情報を受信するために用いられる第1受信モジュール540を備える。
【0159】
更に別の可能な実現形態では、前記目標パスが前記第2パス又は前記第5パスである場合に、前記切替モジュール510は、更に、前記第1端末と前記第2端末が予定グループに位置する場合に、又は、前記ネットワーク側機器がSC-PTM方式によってDCIメッセージを送信する場合に、前記ネットワーク側機器が前記第2端末に送信するDCIメッセージを監視するために用いられる。
【0160】
更に別の可能な実現形態では、
図5bを再度参照し、前記装置500は、更に、第2情報を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられる第3送信モジュール550を備え、前記第2情報は、前記第1端末と第2端末との間の関連関係、前記第1端末と第2端末との間で前記関連関係を実現する時に採用するネットワーク関連付け方式、前記ネットワーク関連付け方式に対応するネットワークの識別子及び/又はネットワーク機器の識別子である識別子情報、前記目標パスに対応する第1測量量の少なくとも一項を含む。
【0161】
更に別の可能な実現形態では、前記ネットワーク関連付け方式はWifi、ブルートゥース(登録商標)、サイドリンク、UUリンクのうちのいずれか一種を含む。
【0162】
更に別の可能な実現形態では、
図5bを再度参照し、前記装置500は、更に、ネットワーク側機器から送信される、ネットワーク識別子情報及び/又は第2測量量を含む測量配置情報を受信するステップと、前記測量配置情報に基づいて測量して得られた測量結果を報知するステップと、を実行するために用いられる第2受信モジュール560を備え、前記パス切替指示は前記ネットワーク側機器が前記測量結果に基づいて決定する。
【0163】
更に別の可能な実現形態では、前記第2受信モジュール560は、層1上のUCIによって前記測量結果を報知するステップと、層2上のメディアアクセス制御層制御要素MAC CEによって前記測量結果を報知するステップと、層3上の無線リソース制御RRCによって前記測量結果を報知するステップと、NASメッセージによって前記測量結果を報知するステップと、の少なくとも一項に用いられる。
【0164】
本願の実施例におけるパス切替装置500は、装置であってもよいし、端末における部材、集積回路又はチップであってもよい。当該装置は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は、以上で挙げられた端末11の種類を含んでもよいが、それらに限定されることがなく、非携帯型端末は、サーバ、ネットワークアタッチドストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本願に係る実施例で具体的に限定されない。
【0165】
本出願の実施例におけるパス切替装置500は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0166】
本出願の実施例で提供するパス切替装置500は
図2~
図3の方法実施例で実現する各工程を実現でき、且つ同様な技術効果を達成し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0167】
図6aには、本出願の一例示的実施例で提供するパス切替装置600を示しており、前記装置60は、第3条件を満たした場合に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化するために用いられる配置モジュール610を備え、前記第3条件は、少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を第1端末に送信したこと、前記第1端末から送信される、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることをネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを受信したこと、前記第1端末から報知される、目標パスに対応する伝送パラメータを指示するための信号検出結果を受信したこと、のいずれか一項を含み、前記目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであり、前記目標パスは前記パス切替指示、前記パス切替リクエスト又は前記信号検出結果に対応するパスである。
【0168】
可能な一実現形態では、前記パスは、前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス、前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末へデータを伝送するための第2パス、前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス、前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド状態にある第4パス、前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス、前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス、前記第1端末が第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス、前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス、前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パスのうちのいずれか1つである。
【0169】
別の可能な実現形態では、前記パス切替リクエストには、第2端末の識別子、前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子、前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子、パス切替を起こされる目標リンク、パス切替を起こす原因、前記パス切替リクエストの伝送方式、前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報の少なくとも一項を含む。
【0170】
更に別の可能な実現形態では、前記配置モジュール610は、前記第1端末と第2端末を関連付け、前記第1端末と前記第2端末に対応するネットワークノード間で関連情報を伝達するステップと、前記目標パスに対応するベアラである目標ベアラに識別子を付けるステップと、関連付けた後の前記第1端末と前記第2端末に、同じな、ベアラ情報及び/又は無線ネットワーク一時的識別子RNTIを含む第3情報を配置するステップと、の少なくとも一項に用いられる。
【0171】
更に別の可能な実現形態では、
図6bを参照し、前記装置600は、更に、伝送データの受信方式及び/又は送信方式を前記第1端末に指示するための第2指示情報を前記第1端末に送信する第4送信モジュール620を備える。
【0172】
更に別の可能な実現形態では、
図6bを再度参照し、前記装置600は、更に、前記第1端末から送信される第2端末の識別子及び/又は目標ネットワークの識別子を受信するために用いられる第3受信モジュール630を備える。
【0173】
更に別の可能な実現形態では、前記第3受信モジュール630は、更に、第1端末から送信される第2情報を受信するために用いられ、前記第2情報は、前記第1端末と第2端末との間の関連関係、前記第1端末と第2端末との間で前記関連関係を実現する時に採用するネットワーク関連付け方式、前記ネットワーク関連付け方式に対応するネットワークの識別子及び/又はネットワーク機器の識別子である識別子情報、前記目標パスに対応する第1測量量の少なくとも一項を含む。
【0174】
更に別の可能な実現形態では、前記ネットワーク関連付け方式は、Wifi、ブルートゥース(登録商標)、サイドリンク、UUリンクのうちのいずれか一種を含む。
【0175】
更に別の可能な実現形態では、前記第3受信モジュール630は、更に、前記第1端末に対応する第1上りチャネルを第2端末に代理させるための代理時の第2条件を含む第1情報を受信するために用いられる。
【0176】
更に別の可能な実現形態では、前記第2条件は、送信ビット数が第1所定値より大きいこと、電力余力レポートPHRが第2所定値より小さいこと、特定ベアラに対応する情報を送信すること、特定論理チャネルに対応する情報を送信すること、上り制御情報UCIを含めていること、の少なくとも一項を含む。
【0177】
更に別の可能な実現形態では、
図6bを再度参照し、前記装置600は、更に、ネットワーク識別子情報及び/又は第2測量量を含む測量配置情報を第1端末に送信するために用いられる第5送信モジュール640と、前記第1端末が前記測量配置情報に基づいて測量して得られた測量結果を受信するために用いられる第4受信モジュール650と、を更に備え、前記パス切替指示は前記ネットワーク側機器が前記測量結果に基づいて決定する。
【0178】
本出願の実施例におけるパス切替装置600は、装置であってもよいし、ネットワーク側機器における素子、集積回路又はチップであってもよい。
【0179】
本出願の実施例におけるパス切替装置600は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0180】
本出願の実施例で提供するパス切替装置600は方法400の実施例で実現する各工程を実現でき、且つ同様な技術効果を達成し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0181】
図7には、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構成模式図を示している。当該端末700は、高周波ユニット701、ネットワークモジュール702、オーディオ出力ユニット703、入力ユニット704、センサ705、表示ユニット706、ユーザ入力ユニット707、インタフェースユニット708、メモリ709及びプロセッサ710等の素子を含むが、これらに限定されない。
【0182】
当業者であれば、端末700は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよいことが理解可能であり、電源は、電源管理システムによってプロセッサ710と論理的に接続してもよく、このように電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現する。
図7に示す端末の構造は端末を限定するものではなく、端末は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0183】
本出願に係る実施例では、入力ユニット704は、ビデオ獲得モード又は画像獲得モードで画像獲得装置(例えば、カメラ)により取得した静的画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)7041と、マイクロホン7042とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット706は表示パネル7061を含んでもよく、表示パネル7061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で配置してもよい。ユーザ入力ユニット707はタッチパネル7071及び他の入力デバイス7072を含む。タッチパネル7071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル7071は、タッチ検出装置及びタッチ制御器という2つの部分を含んでもよい。他の入力デバイス7072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されなく、ここで詳細な説明を省略する。
【0184】
本出願の実施例において、高周波ユニット701は、ネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ710で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット701は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0185】
メモリ709は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ709は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能な、プログラム又はコマンドを記憶する領域及びデータ記憶領域を主に含んでもよい。また、メモリ709は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、不揮発性メモリを含んでもよく、そのうち、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。
【0186】
プロセッサ710は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択可能に、プロセッサ710に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、ベースバンドプロセッサのような無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ710に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0187】
ここで、プロセッサ710は、第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるために用いられ、前記第1条件は、ネットワーク側機器から送信される、少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を受信したこと、前記第1端末が少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信したこと、前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出したこと、前記規定信号に対応する信号検出結果を報知したこと、前記信号検出結果が事前定義条件を満たしたこと、の少なくとも一項を含む。
【0188】
本出願の実施例では、端末は、ネットワーク側機器から送信されるパス切替指示を受信した場合、又はパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信した場合、又は信号検出結果を報知した場合に、少なくとも2つのパス間で切り替え、これによって、パス間の有効切替を実現でき、端末と端末との間又は端末とネットワーク側機器との間の接続が不安定になるため通信品質に影響を及ぼすという問題を解決する。
【0189】
図8には、本出願の実施例で提供するネットワーク側機器800を示している。当該ネットワーク側機器800は、アンテナ801、高周波装置802、ベースバンド装置803を含む。アンテナ801が高周波装置802に接続される。アップリンク方向において、高周波装置802はアンテナ801を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置803に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置803は送信される情報を処理し、且つ高周波装置802に送信し、高周波装置802は受信した情報を処理してからアンテナ801を経由して送信する。
【0190】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置803にあってもよく、上記実施例でネットワーク側機器が実行する方法はベースバンド装置803で実現でき、当該ベースバンド装置803はプロセッサ804とメモリ805を含む。
【0191】
ベースバンド装置803は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、
図8に示すように、その中の1つのチップは、例えば、メモリ805に接続されてメモリ805中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク機器の操作を実行するプロセッサ804である。
【0192】
当該ベースバンド装置803は、高周波装置802と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース806を更に含んでもよく、当該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface,CPRIと略称する)である。
【0193】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ805に記憶されてプロセッサ804で動作可能なコマンド又はプログラムを更に備え、プロセッサ804はメモリ805におけるコマンド又はプログラムを呼び出して
図6aと
図6bに示す各モジュールが実行する方法を実行し、且つ同様な技術効果を達成することができ、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0194】
本出願の実施例は、プログラム又は命令を記憶しており、当該プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、上記パス切替方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる可読記憶媒体を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0195】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0196】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがネットワーク側機器のプログラム又は命令を実行して、上記パス切替方法実施例の各工程を実現するためのものであり、且つ同様な技術効果を達成できるチップを更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0197】
本出願に係る実施例に記載のチップは、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0198】
本出願の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令と、を備え、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、上記パス切替方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できるコンピュータプログラム製品を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0199】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0200】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0201】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末によって実行されるパス切替方法であって、
第1条件を満たした場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるステップを含み、
前記第1条件は、
ネットワーク側機器から送信される、前記少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を受信したこと、
前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを前記ネットワーク側機器に送信したこと、
前記少なくとも2つのパスのうちの1つである目標パスに対応する信号である規定信号を検出したこと、
前記規定信号に対応する信号検出結果を報知したこと、
前記信号検出結果が事前定義条件を満たしたこと、の少なくとも一項を含む、パス切替方法。
【請求項2】
前記パスは、
前記第1端末が第2端末へデータを伝送するための第1パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器経由で前記第2端末にデータを伝送するための第2パス、
前記第1端末に対応する上り伝送を前記第2端末に代理させるための第3パス、
前記第1パスと前記第2パスを含み、前記第1パスと前記第2パスを同時に保持している場合に、前記第1パスに対応する接続又は前記第2パスに対応する接続がサスペンド状態にある第4パス、
前記第1端末が前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第5パス、
前記第1端末が前記第2端末経由で前記ネットワーク側機器へデータを伝送するための第6パス、
前記第1端末が前記第2端末のデータを前記ネットワーク側機器に転送するための第7パス、
前記第1端末が前記第2端末の上り伝送を代理するための第8パス、
前記第1パスから前記第8パスのうちの1つである指定パス中の前記第1端末と前記第2端末を順序交換させて得られた第9パスの少なくとも一項である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パス切替リクエストには、
第2端末の識別子、
前記目標パスに対応する目標ベアラの識別子、
前記目標パスに対応する目標ネットワークの識別子、
パス切替を起こされる目標リンク、
前記目標パス、
パス切替を起こす原因、
前記パス切替リクエストの伝送方式、
前記パス切替リクエストを報知することが前記ネットワーク側機器に許可されたか否かを指示するための第1指示情報の少なくとも一項を含
み、
前記のパス切替を起こす原因は、
レーザ放射最大許容露光量、
端末電力制限、
ネットワークカバー制限、
ネットワークスループット制限の少なくとも一項を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記の少なくとも2つのパス間で切り替える切替手順及び前記切替手順に関連する情報報知手順は、ユーザに許可され、及び/又は、ネットワークに許可される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
第2端末の識別子及び/又は目標ネットワーク識別子を前記ネットワーク側機器に送信するテップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも2つのパス間で切り替えるステップは、
前記第1端末と前記第2端末が異なるセルにいるか否かに応じて、目標パスを決定するステップと、
前記目標パスに切り替えるステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記目標パスが前記第3パスである場合に、少なくとも2つのパス間で切り替えるステップは、
前記第1端末に対応する第1上りチャネルが第2条件を満たした場合に、前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるステップを含む、請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるステップの前に、
前記第1端末に対応する第1上りチャネルを前記第2端末に代理させるための代理時の前記第2条件を含む第1情報を前記ネットワーク側機器に送信するステップを更に含
み、
及び/又は、
前記第2条件は、
送信ビット数が第1所定値より大きいこと、
電力余力レポートPHRが第2所定値より小さいこと、
特定ベアラに対応する情報を送信すること、
特定論理チャネルに対応する情報を送信すること、
上り制御情報UCIを含めていること、の少なくとも一項を含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1端末に対応する第1上りチャネルが前記第2端末に代理された場合に、前記第1上りチャネルに対応する指定パラメータの値は前記第1端末による送信に比べて第3所定値が増加し、前記指定パラメータがK1とK2のうちの最小値である、請求項
7に記載の方法。
【請求項10】
前記第2パスに切り替える場合に、更に、
下りスケジューリングトラフィックを監視し、前記下りスケジューリングトラフィックに対応する指定情報により、前記下りスケジューリングトラフィックを受信及び/又は転送する必要があるか否かを決定するステップと、
上りトラフィックを監視し、予定規則により前記上りトラフィックを送信及び/又は転送する必要があるか否かを決定するステップと、の少なくとも一項を含
み、
前記指定情報は、下り制御情報DCI中の無線ネットワーク一時的識別子RNTI、専用DCIドメイン指示、特定ビット組合中の少なくとも1つを含み、
又は、
前記第2パスに切り替える場合に、
前記ネットワーク側機器から送信される、伝送データの受信方式及び/又は送信方式を指示するための第2指示情報を受信するステップを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記第2パス又は前記第5パスに切り替える場合に、
前記第1端末と前記第2端末が予定グループに位置する場合に、又は、前記ネットワーク側機器が単セル一対多SC-PTM方式でDCIメッセージを送信する場合に、前記ネットワーク側機器が前記第2端末に送信するDCIメッセージを監視するステップを更に含む、請求項
6に記載の方法。
【請求項12】
第2情報を前記ネットワーク側機器に送信するステップを更に含み、
前記第2情報は、
前記第1端末と第2端末との間の関連関係、
前記第1端末と前記第2端末との間で前記関連関係を実現する時に採用するネットワーク関連付け方式、
前記ネットワーク関連付け方式に対応するネットワークの識別子及び/又はネットワーク機器の識別子である識別子情報、
前記目標パスに対応する第1測量量の少なくとも一項を含
み、
又は、
ネットワーク側機器から送信される、ネットワーク識別子情報及び/又は第2測量量を含む測量配置情報を受信するステップと、
前記測量配置情報に基づいて測量して得られた測量結果を報知するステップと、を更に含み、前記パス切替指示は前記ネットワーク側機器が前記測量結果に基づいて決定し、
測量結果を報知するステップは、
層1上のUCIによって前記測量結果を報知するステップと、
層2上のメディアアクセス制御層制御要素MAC CEによって前記測量結果を報知するステップと、
層3上の無線リソース制御RRCによって前記測量結果を報知するステップと、
非アクセス層NASメッセージによって前記測量結果を報知するステップと、の少なくとも一項を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項13】
ネットワーク側機器によって実行されるパス切替方法であって、
第3条件を満たした場合に、目標パスを配置及び/又はアクティブ化するステップを含み、
前記第3条件は、
少なくとも2つのパス間で切り替えるように前記第1端末に指示するためのパス切替指示を第1端末に送信したこと、
前記第1端末から送信される、前記第1端末が前記少なくとも2つのパス間で切り替えることを前記ネットワーク側機器にリクエストするためのパス切替リクエストを受信したこと、
前記第1端末から報知される、目標パスに対応する伝送パラメータを指示するための信号検出結果を受信したこと、のいずれか一項を含み、
前記目標パスは前記少なくとも2つのパスのうちの1つであり、前記目標パスは前記パス切替指示、前記パス切替リクエスト又は前記信号検出結果に対応するパスである、パス切替方法。
【請求項14】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令と、を備え、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項1-
12のいずれか一項に記載のパス切替方法のステップを実現する、端末。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラム又は命令と、を備え、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項
13に記載のパス切替方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【国際調査報告】