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特表2024-504610サービス中断の最小化(MINIMIZATION OF SERVICE INTERRUPTIONS、MINT)のための方法、装置、及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-01
(54)【発明の名称】サービス中断の最小化(MINIMIZATION OF SERVICE INTERRUPTIONS、MINT)のための方法、装置、及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/18 20180101AFI20240125BHJP
   H04W 76/50 20180101ALI20240125BHJP
   H04W 60/04 20090101ALI20240125BHJP
【FI】
H04W76/18
H04W76/50
H04W60/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023542652
(86)(22)【出願日】2022-01-12
(85)【翻訳文提出日】2023-08-22
(86)【国際出願番号】 US2022012073
(87)【国際公開番号】W WO2022155168
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】63/137,531
(32)【優先日】2021-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/150,283
(32)【優先日】2021-02-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/172,936
(32)【優先日】2021-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/185,474
(32)【優先日】2021-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アギリ、べールーズ
(72)【発明者】
【氏名】フェルディ、サミール
(72)【発明者】
【氏名】ブルシロフスキー、アレック
(72)【発明者】
【氏名】アハマド、サアド
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD17
5K067DD19
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067JJ70
(57)【要約】
方法、装置及びシステムが開示される。一実施形態では、第1のネットワークに登録された無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実装される方法は、第1のネットワークから、第2のネットワークへの登録中に使用される値を示す情報を受信することと、少なくとも示された値に基づいて、第2のネットワークへの登録を実行するための少なくとも第1の開始時間及び第2の開始時間を判定することとを含む。方法は、第1の開始時間の後に第2のネットワークへの登録を始めることと、第1の開始時間の後の定義された期間内に登録が完了されないという条件で、(1)第2のネットワークへの登録を停止すること、及び(2)第2の開始時間の後に、第2のネットワークへのWTRUの第2の登録又は再登録を始めることとを更に含む。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のネットワークに登録された無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実装される方法であって、
前記第1のネットワークから、第2のネットワークへの登録中に使用される値を示す情報を受信することと、
少なくとも前記示された値に基づいて、前記第2のネットワークへの前記登録を実行するための少なくとも第1の開始時間及び第2の開始時間を判定することと、
前記第1の開始時間の後に前記第2のネットワークへの前記登録を始めることと、
前記第1の開始時間の後の定義された期間内に前記登録が完了されないという条件で、
(1)前記第2のネットワークへの前記登録を停止することと、
(2)前記第2の開始時間の後に、前記第2のネットワークへの前記WTRUの第2の登録又は再登録を始めることと、を含む、方法。
【請求項2】
前記値を示す前記受信された情報が、時間窓を更に示し、
前記定義された期間が、前記時間窓の持続時間に基づき、
前記方法が、(i)前記示された値、及び(ii)ランダム値、又は前記WTRUに固有の1つ以上のパラメータのうちのいずれかに基づいて、前記時間窓の(1)前記第1の開始時間、並びに(2)終了時間又は前記持続時間のうちの1つに基づいて、前記時間窓を判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記受信された情報が、前記WTRUの識別子を更に示す、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記WTRUは、前記第1のネットワークが前記第2のネットワークによって到達可能でないとき、災害ローマとして、前記第2のネットワークにローミングし、
前記受信された情報は、前記WTRUが、前記第1のネットワーク又は前記WTRUが登録された更なるネットワークに、前記第1のネットワーク又は前記更なるネットワークより前にアクセスすることをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値を更に示す、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
(1)前記登録が前記定義された期間中に完了された、又は(2)前記第2の登録若しくは前記再登録が前記第2の開始時間の後に完了されたという条件で、前記第2のネットワークを介して、データ送信を送信又は受信することを更に含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
(1)前記登録が拒否されたことを示す情報を含む、ネットワークエンティティからの登録拒否メッセージが受信されること、又は(2)前記定義された期間内に登録受諾メッセージが受信されないこと、のうちのいずれかに基づいて、前記登録が完了されていないことを判定することを更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記WTRUによって、(1)災害条件が前記第1のネットワークに適用されること、及び(2)前記災害条件がもはや前記第1のネットワークに適用されなくなった後に、前記WTRUが前記第1のネットワークに登録又は再登録することをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値を示す情報を受信することを更に含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
(1)前記登録、(2)前記第2の登録、又は(3)前記再登録のうちのいずれかを前記始めることが、前記WTRUによって、前記WTRUにサービスを提供するための前記第2のネットワークのネットワークエンティティに、(1)インシデント識別子、(2)前記第1のネットワークの識別子、並びに(i)前記WTRUに関連付けられた場所、(ii)前記WTRUに関連付けられた災害又はカバレッジエリア、(iii)前記WTRUに関連付けられた1つ以上のトラッキングエリア、及び/又は(iv)前記WTRUの最後に訪れられたトラッキングエリアのうちのいずれかを示す情報を含む登録要求メッセージを送信することを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記WTRUがサービス中断の最小化(MINT)動作をサポートするという条件で、
前記WTRUがカバレッジエリアを、受信されたトラッキングエリア(TA)リストに関連付けられた第1のTAから、前記受信されたTAリストに関連付けられた第2のTAに変更したかどうかを判定し、
前記第1のネットワークのネットワークエンティティに、前記WTRUが前記カバレッジエリアを前記第1のTAから前記第2のTAに変更したことを示す非アクセス層メッセージを送信し、
前記WTRUが以前に登録された前記第2のネットワークに再登録するための指示を受信し、かつ
前記WTRUによって、前記第2のネットワークに再登録するように、前記WTRUを構成することを更に含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記WTRUによって、災害条件中に前記WTRUによる災害ローミング指示を示す情報を送信することと、
前記WTRUによって、少なくとも前記災害ローミング指示に基づいて前記WTRUの認証を始めるためのメッセージを受信することと、を更に含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第2のネットワークへの前記登録中に使用される前記値を示す情報を前記受信することが、前記第1のネットワークに関連付けられた第1のネットワークエンティティから、1つ以上の災害応答に関連付けられた1つ以上の災害応答インシデント識別子(DRID)を示す構成情報を受信することを含み、前記方法が、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークの第2のネットワークエンティティから、1つ以上の許可されたDRID又はその一部分を示すブロードキャスト情報を受信することと、
前記WTRUによって、前記1つ以上の許可されたDRID又はその一部分に一致する、前記示されたDRIDのうちのDRIDを選択することと、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークエンティティに、前記選択されたDRID又は前記選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信することと、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークエンティティから、前記WTRUが前記第2のネットワークの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信することと、を更に含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記選択されたDRIDが、前記第2のネットワークの前記一部分として、前記第1のネットワークに関連付けられた災害条件中に前記登録のために使用される災害応答サービングエリアに対応するエリア識別子(AID)を含み、
前記WTRUが、(1)前記第2のネットワークの1つ以上の特定のトラッキングエリア内、(2)前記第2のネットワークの1つ以上の特定のセル内、(3)前記第2のネットワークの1つ以上の特定の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの近傍、(4)前記第2のネットワークの特定のカバレッジエリア内、(5)前記第2のネットワークのカバレッジエリア全体内、又は(6)前記第2のネットワークのいずれかのRANノードの近傍のうちのいずれかにあるときに、前記WTRUが、前記第2のネットワークの前記災害応答サービングエリア内にある、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
各DRIDは、前記示されたDRIDのうちの前記DRIDの前記選択が、前記示されたDRID中の前記DRCのうちの1つの、前記1つ以上の許可されたDRIDのうちの1つのDRCとの一致に基づくように、災害復旧コード(DRC)を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のネットワークが前記災害条件を経験する前に、前記WTRUが前記第1のネットワークに登録されていないという条件で、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークに登録するためのデフォルト又は所定の災害応答インシデント識別子(DRID)を選択することと、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークエンティティに、前記選択されたDRID又は前記選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信することと、
前記WTRUによって、第2のネットワークエンティティから、前記WTRUが前記第2のネットワークの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信することと、を更に含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のネットワークへの前記登録を前記停止することが、前記定義された期間が完了された後及び前記第2の開始時間の前の期間中に登録受諾メッセージが受信されるという条件で、前記受信された登録受諾メッセージを無視すること、又は前記受信された登録受諾メッセージに作用しないことを含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
第1のネットワークに登録された無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
前記第1のネットワークから、第2のネットワークへの登録中に使用される値を示す情報を受信するように構成された送信機/受信機ユニットと、
プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、
少なくとも前記示された値に基づいて、前記第2のネットワークへの前記登録を実行するための少なくとも第1の開始時間及び第2の開始時間を判定し、
前記第1の開始時間の後に前記第2のネットワークへの前記登録を始め、かつ
前記第1の開始時間の後の定義された期間内に前記登録が完了されないという条件で、
(1)前記第2のネットワークへの前記登録を停止し、
(2)前記第2の開始時間の後に、前記第2のネットワークへの前記WTRUの第2の登録又は再登録を始めるように構成されている、WTRU。
【請求項17】
前記値を示す前記受信された情報が、時間窓を更に示し、
前記定義された期間が、前記時間窓の持続時間に基づく、請求項16に記載のWTRU。
前記プロセッサは、(i)前記示された値、及び(ii)ランダム値、又は前記WTRUに固有の1つ以上のパラメータのうちのいずれかに基づいて、前記第1の時間窓の(1)前記第1の開始時間、並びに(2)終了時間又は前記持続時間のうちの1つに基づいて、前記時間窓を判定するように構成されている。
【請求項18】
前記受信された情報が、前記WTRUの識別子を更に示す、請求項16又は17に記載のWTRU。
【請求項19】
前記WTRUは、前記第1のネットワークが前記第2のネットワークによって到達可能でないとき、災害ローマとして、前記第2のネットワークにローミングするように構成されており、
前記受信された情報は、前記WTRUが、前記第1のネットワーク又は前記WTRUが登録された更なるネットワークに、前記第1のネットワーク又は前記更なるネットワークより前にアクセスすることをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値を更に示す、請求項16~18のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項20】
前記送信機/受信機ユニットは、(1)前記登録が前記定義された期間中に完了された、又は(2)前記第2の登録若しくは前記再登録が前記第2の開始時間の後に完了されたという条件で、前記第2のネットワークを介して、データ送信を送信又は受信するように構成されている、請求項16~19のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項21】
前記プロセッサは、(1)前記登録が拒否されたことを示す情報を含む、ネットワークエンティティからの登録拒否メッセージが受信されること、又は(2)前記定義された期間内に登録受諾メッセージが受信されないこと、のうちのいずれかに基づいて、前記登録が完了されていないことを判定するように構成されている、請求項16~20のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項22】
前記送信機/受信機ユニットは、(1)災害条件が前記第1のネットワークに適用されること、及び(2)前記災害条件がもはや前記第1のネットワークに適用されなくなった後に、前記WTRUが前記第1のネットワークに登録又は再登録することをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値を示す情報を受信するように構成されている、請求項16~21のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項23】
前記送信機/受信機ユニットは、前記WTRUにサービスを提供するための前記第2のネットワークのネットワークエンティティに、(1)インシデント識別子、(2)前記第1のネットワークの識別子、並びに(i)前記WTRUに関連付けられた場所、(ii)前記WTRUに関連付けられた災害又はカバレッジエリア、(iii)前記WTRUに関連付けられた1つ以上のトラッキングエリア、及び/又は(iv)前記WTRUの最後に訪れられたトラッキングエリアのうちのいずれかを示す情報を含む登録要求メッセージを送信するように構成されている、請求項16~22のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項24】
前記WTRUがサービス中断の最小化(MINT)動作をサポートするという条件で、
前記プロセッサは、前記WTRUがカバレッジエリアを、受信されたトラッキングエリア(TA)リストに関連付けられた第1のTAから、前記受信されたTAリストに関連付けられた第2のTAに変更したかどうかを判定するように構成されており、
前記送信機/受信機ユニットが、
前記第1のネットワークのネットワークエンティティに、前記WTRUが前記カバレッジエリアを前記第1のTAから前記第2のTAに変更したことを示す非アクセス層メッセージを送信し、かつ
前記WTRUが以前に登録された前記第2のネットワークに再登録するための指示を受信するように構成されており、
前記プロセッサが、前記WTRUによって、前記第2のネットワークに再登録するように構成されている、請求項16~23のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項25】
前記送信機/受信機ユニットが、
災害条件中に前記WTRUによる災害ローミング指示を示す情報を送信し、かつ
少なくとも前記災害ローミング指示に基づいて前記WTRUの認証を始めるためのメッセージを受信するように構成されている、請求項16~24のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項26】
前記送信機/受信機ユニットが、
前記第1のネットワークに関連付けられた第1のネットワークエンティティから、1つ以上の災害応答に関連付けられた1つ以上の災害応答インシデント識別子(DRID)を示す構成情報を受信し、かつ
前記第2のネットワークの第2のネットワークエンティティから、1つ以上の許可されたDRID又はその一部分を示すブロードキャスト情報を受信するように構成されており、
前記プロセッサが、前記1つ以上の許可されたDRID又はその一部分に一致する、前記示されたDRIDのうちのDRIDを選択するように構成されており、
前記送信機/受信機ユニットが、
前記第2のネットワークエンティティに、前記選択されたDRID又は前記選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、かつ
前記第2のネットワークエンティティから、前記WTRUが前記第2のネットワークの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信するように構成されている、請求項16~24のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項27】
前記選択されたDRIDが、前記第2のネットワークの前記一部分として、前記第1のネットワークに関連付けられた災害条件中の登録のために使用される災害応答サービングエリアに対応するエリア識別子(AID)を含み、
前記WTRUが、(1)前記第2のネットワークの1つ以上の特定のトラッキングエリア内、(2)前記第2のネットワークの1つ以上の特定のセル内、(3)前記第2のネットワークの1つ以上の特定の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの近傍、(4)前記第2のネットワークの特定のカバレッジエリア内、(5)前記第2のネットワークのカバレッジエリア全体内、及び/又は(6)前記第2のネットワークのいずれかのRANノードの近傍のうちのいずれかにあるときに、前記WTRUが、前記第2のネットワークの前記災害応答サービングエリア内にある、請求項26に記載のWTRU。
【請求項28】
各DRIDが、災害復旧コード(DRC)を含み、そのため、前記プロセッサが、前記示されたDRID中の前記DRCのうちの1つの、前記1つ以上の許可されたDRIDのうちの1つのDRCとの一致に基づいて、前記示されたDRIDのうちの前記DRIDを選択するように構成されている、請求項26又は27に記載のWTRU。
【請求項29】
前記プロセッサは、前記第1のネットワークが災害条件を経験する前に前記WTRUが前記第1のネットワークに登録されていないという条件で、前記第2のネットワークに登録するためにデフォルト又は所定の災害応答インシデント識別子(DRID)を選択するように構成されており、
前記送信機/受信機ユニットが、
第2のネットワークエンティティに、前記選択されたDRID又は前記選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、かつ
前記WTRUによって、前記第2のネットワークエンティティから、前記WTRUが前記第2のネットワークの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信するように構成されている、請求項16~28のいずれか一項に記載のWTRU。
【請求項30】
前記プロセッサは、受信された登録受諾メッセージが、前記定義された期間が完了した後及び前記第2の開始時間の前の期間中に受信されるという条件で、前記受信された登録受諾メッセージを無視するか、又は前記受信された登録受諾メッセージに作用しないように構成されている、請求項16~29のいずれか一項に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年5月7日に出願された米国特許仮出願第63/185,474号、2021年4月9日に出願された米国特許仮出願第63/172,936号、2021年2月17日に出願された米国特許仮出願第63/150,283号、及び2021年1月14日に出願された米国特許仮出願第63/137,531号の利益を主張するものであり、これらの各々の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
(発明の分野)
本明細書で開示される実施形態は、概して、無線通信に関し、例えば、サービス中断の最小化のための方法、装置、及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
ネットワークは、障害及び/又は災害を経験することがある。
【図面の簡単な説明】
【0004】
より詳細な理解は、以下の詳細な説明から、例示として添付の図面と併せて与えられ得る。説明中の図は例である。したがって、図及び詳細な説明は限定的であるとみなされるべきではなく、他の同様に効果的な例が可能であり、可能性が高い。また、図中の同様の参照番号は、同様の要素を示している。
図1A】1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを示すシステム図である。
図1B】一実施形態による、図1Aに示される通信システム内で使用され得る、例示的な無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)を示すシステム図である。
図1C】一実施形態による、図1Aに示される通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を示すシステム図である。
図1D】一実施形態による、図1Aに示される通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを示すシステム図である。
図2】災害応答機能(Disaster Response Function、DRF)が、災害条件の開始に関するWTRU及びローミングパートナーの通知、並びにWTRUが災害条件のないPLMNに登録するための認可を可能にする災害応答シナリオを示す図である。
図3】DRFが、災害条件の終了に関するWTRU及びローミングパートナーの通知を可能にする災害応答シナリオを示す図である。
図4】災害条件の場合の災害条件のないローミングPLMNへの登録手順を示す図である。
図5】災害ローミングのためにDRIDを使用する代表的な手順を示す図である。
図6】災害(例えば、災害条件)の後にHPLMNへの登録をいつ実行するかを判定するための代表的な手順を示す図である。
図7】代表的な登録手順を示す図である。
図8】WTRUによって実装される代表的な方法を示すフローチャートである。
図9】WTRUによって実装される別の代表的な方法を示すフローチャートである。
図10】WTRUによって実装される追加の代表的な方法を示すフローチャートである。
図11】WTRUによって実装される更なる代表的な方法を示すフローチャートである。
図12】WTRUによって実装される更に別の代表的な方法を示すフローチャートである。
図13】WTRUによって実装される更に別の代表的な方法を示すフローチャートである。
図14】WTRUによって実装される更なる追加の代表的な方法を示すフローチャートである。
図15】WTRUによって実装される更に追加の代表的な方法を示すフローチャートである。
図16】ネットワークエンティティによって実装される代表的な方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0005】
実施形態を実装するための例示的なネットワーク
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、コード分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(zero-tail unique-word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
【0006】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも「局」及び/又は「STA」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、ウォッチ又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用及び/又は工業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0007】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112など、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地局トランシーバ(base transceiver station、BTS)、Node-B、eNode B(eNode B、end)、ホームNode B(Home Node B、HNB)、ホームeNode B(Home eNode B、HeNB)、gNB、NR Node B、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは各々単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
【0008】
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、リレーノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可及び未認可スペクトルの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を用い得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信及び/又は受信し得る。
【0009】
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得るが、このエアインターフェース116は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
【0010】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、RAN104/113内の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(UMTS Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得、これは広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed UL Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0011】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立し得る。
【0012】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装することができ、この技術は、新しい無線(New Radio、NR)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
【0013】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に/から送信される複数のタイプの無線アクセス技術及び/又は送信によって特徴付けられ得る。
【0014】
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0015】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームNode B、ホームeNode B又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0016】
RAN104/113は、CN106/115と通信し得、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用する他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を採用して別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0017】
CN106/115はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとしての機能を果たし得る。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する公衆交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用し得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0018】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0019】
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
【0020】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行し得る。プロセッサ118は、伝送/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個の構成要素として示すが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが理解されよう。
【0021】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか又は基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得るということが理解されよう。
【0022】
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0023】
トランシーバ120は、伝送/受信要素122によって伝送される信号を変調し、伝送/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えばNR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0024】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつメモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、かつメモリにデータを記憶し得る。
【0025】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得るが、WTRU102における他の構成要素に電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽セル、燃料セルなどを含み得る。
【0026】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、これは、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を判定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置判定方法によって位置情報を取得し得るということが理解されよう。
【0027】
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
【0028】
WTRU102のプロセッサ118は、本明細書で開示される代表的な実施形態を実装するために、例えば、1つ以上の加速度計、1つ以上のジャイロスコープ、USBポート、他の通信インターフェース/ポート、ディスプレイ及び/又は他の視覚/音声インジケータのうちのいずれかを含む様々な周辺機器138と動作可能に通信することができる。
【0029】
WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信用)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送信及び受信が並列及び/又は同時であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)を介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全てのうちのどれかの送信及び受信のための半二重無線機を含み得る。
【0030】
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を図示するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0031】
RAN104は、eNode B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeNode Bを含み得るということが理解されよう。eNode B160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eNode B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0032】
eNode B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eNode B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0033】
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含み得る。前述の要素の各々は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0034】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode B160a、160b、160cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービス中のゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0035】
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode B160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/からルーティングし、転送し得る。SGW164は、eNode B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶する機能などの、他の機能を実行し得る。
【0036】
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0037】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0038】
WTRUは、無線端末として図1A図1Dに記載されているが、特定の代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの(例えば、一時的又は永久的に)有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。
【0039】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0040】
インフラストラクチャ基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(AP)及びAPと関連付けられた1つ以上のステーション(station、STA)を有し得る。APは、配信システム(Distribution System、DS)若しくはBSSに入る、かつ/又はBSSから出るトラフィックを搬送する別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先への生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTAの間のトラフィックは、例えば、APを介して送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)で送信され得る。特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全部)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
【0041】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、衝突回避を用いるキャリア感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance、CSMA/CA)は、例えば、802.11システムにおいて実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると感知され/検出され、かつ/又は判定される場合、特定のSTAはバックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
【0042】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得るが、この40MHz幅のチャネルは、例えば、プライマリ20MHzチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組み合わせを介して形成され得る。
【0043】
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)のSTAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で説明される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
【0044】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz及び20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリア内のMTCデバイスなど、メータタイプの制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、及び/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、特定の能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
【0045】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク配分ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因してプライマリチャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体がビジーであるとみなされ得る。
【0046】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
【0047】
図1Dは、一実施形態によるRAN113及びCN115を例解するシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
【0048】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、一実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、180bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信及び/又は受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数の構成要素キャリアをWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらの構成要素キャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りの構成要素キャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
【0049】
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含み、かつ/又は様々な長さの絶対時間が持続する)様々な又はスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0050】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNode B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可バンドにおける信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eNode B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeNode B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eNode B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービスするための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
【0051】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bへの制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0052】
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運用され得ることが理解されるであろう。
【0053】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザ認証、ネットワークスライスのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)セッションの処理)、登録のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、非アクセス層(non-access stratum、NAS)信号伝達の終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、高信頼低遅延通信(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、高速移動体(例えば、大容量移動体)ブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)アクセスのためのサービス、及び/又は同様のものなどの異なる使用事例のために確立され得る。AMF 182は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro及び/又はWiFiなどの非3GPPアクセス技術などの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0054】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、WTRU IP(例えば、UE IP)アドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー執行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0055】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実施し得る。
【0056】
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとしてサービスを提供するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN115は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じてローカルデータネットワーク(local Data Network、DN)185a、185bに接続され得る。
【0057】
図1A図1D、及び図1A図1Dの対応する説明を鑑みると、WTRU102a-d、基地局114a~b、eNode B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~ab、UPF184a-b、SMF183a-b、DN185a~b、及び/又は本明細書に記載の任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関して本明細書に記載の機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に説明される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又はネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
【0058】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装され、かつ/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として別のデバイスに直接結合され得、かつ/又は地上波無線通信を使用して試験を実行し得る。
【0059】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成要素の試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0060】
特定の代表的な実施形態では、WTRUは、ネットワーク(network、NW)(例えば、ネットワークエンティティ)が、例えば、それ自体の識別情報とともに登録受諾において提供するタイマを使用して、WTRUが(例えば、新しいネットワークエンティティを介して)新しいネットワークへの登録を実行することができるか、又は実行することになる窓を導出することができる。
【0061】
特定の代表的な実施形態では、登録手順中に、NWは、1つ以上の災害条件が適用されるときにNWが使用することができる、又は使用することになる識別子(例えば、「特殊ID」)をWTRUに知らせることができる。例えば、保護として、又はセキュリティのために、NWは、ブロードキャストID及び既知のアルゴリズムと一緒にWTRUによってローカルに使用され得る文字列(例えば、コード)をWTRUに提供することができ、これは、次いで、WTRUの永続IE(例えば、加入永続識別子(Subscription Permanent Identifier、SUPI)/国際移動体機器識別情報(International Mobile Equipment Identity、IMEI)をもたらすことができる。
【0062】
特定の代表的な実施形態では、RANは、インバウンド(例えば、災害)WTRUのためのRRC接続をブロック/延期するために、CNによって情報を提供され得る。これらのWTRUは、RRC接続要求を送信するときに、新しい確立原因を使用することができる。RANは、RRC接続拒否においてタイマを提供することができ、これは、例えば、後のタイムスロットへのWTRUの新しい接続を遅延/延期することができる。接続再試行のための遅延期間を更にランダム化するために、WTRUは、タイマの値及びそれ自体のIDに基づく式を使用することができる。
【0063】
特定の代表的な実施形態では、WTRUは、PLMN Dに登録するときに(例えば、災害条件の前に)、災害応答インシデントID(Disaster Response Incident ID、DRID)を受信することができる。WTRUは、災害条件が発生したときに、PLMN(例えば、PLMN A)によってブロードキャストされた一致するDRIDに基づいて、PLMN(例えば、PLMN A)を選択することができる。WTRUは、インバウンドローミングのためにPLMN Aに登録することができ、HPLMNによってインバウンドローミングのために認可されるDRIDを提供することができる。
【0064】
特定の代表的な実施形態では、PLMN(例えば、PLMN D)(例えば、通常はHPLMNであり得る)に登録されると、WTRU及びAMFは、WTRU及びAMFの両方がMINTをサポートするという情報を交換し、AMFがトラッキングエリアのリスト(例えば、TAIリスト)を提供するとき、WTRUは、新しいTAがTAIリストの一部であるか、又は一部であり得る場合であっても、WTRUが新しいTAに入るとき(例えば、新しいトラッキングエリア(Tracking Area、TA)に入るたびに)、AMFに知らせることができる。WTRUは、例えば、とりわけ、(1)サービス要求などの1つ以上の既存のNASメッセージを修正すること、(2)新しいNASメッセージを送信すること、及び/又は(3)モビリティ登録更新を実行することによって、この動作を行う。
【0065】
PLMN Dは、本明細書では、概して、(1)以前に通知及び/又は設定された、(2)通知/設定されようとしている、及び/又は(3)現在通知/設定されている、関連付けられた災害条件を有し/経験している、又は有し/経験しようとしているPLMNを指す。例えば、PLMN Dは、停電(例えば、関連付けられたPLMNカバレッジエリアの一部分又は全部内のネットワークの動作の欠如を引き起こす)を有し得るか、又はPLMN Dは、関連付けられたPLMNカバレッジエリアの一部又は全部においてネットワークの何らかの他の途絶を有し得る。PLMN Dは、ホームPLMN又は訪問PLMNであり得る。PLMN Aは、本明細書では、概して、別のPLMNを指すことができ、例えば、災害条件を有する、及び/若しくは経験しているPLMN Dに登録された、又は登録しようとしているインバウンドローミングWTRUを受諾することができる場合もできない場合もある。
【0066】
特定の代表的な実施形態は、ネットワーク内のどこかの災害イベント(例えば、いくつかのネットワークノード及び構成要素が存在する建物内の火災イベントなど)に適用され得る。
【0067】
特定の代表的な実施形態では、WTRUは、(災害条件の前に)PLMN(例えば、PLMN D)に登録するときに、1つ以上の許可されたエリアレベルDRIDを受信することができる。例えば、DRIDは、PLMN ID(MCC、MNC)、エリアID(Area ID、AID)、及び/若しくは災害復旧コード(Disaster Recovery Code、DRC)(例えば、DRID=PLMN ID+AID+DRC)からなり得るか、又はそれかを含み得る。AIDは、PLMNのカバレッジエリア(例えば、PLMN DのNG-RANカバレッジエリア)の一部をマッピングする地理的エリア(例えば、とりわけ、1つ以上のNG-RANノード及び/又は1つ以上のトラッキングエリア(TA)に関連付けられるか、又はそれらを含む)を識別し得る。WTRUは、PLMN AによってブロードキャストされたDRID又はDRIDの一部分(例えば、DRC)と、PLMN Dによって示された1つ以上の許可されたDRIDとが一致することに基づいて、別のPLMN(例えば、PLMN A)を選択することができる。WTRUは、他のPLMN(例えば、PLMN A)にインバウンドローミングのために登録することができ、HPLMNによってインバウンドローミングのために認可されるべき一致する保護されたDRIDを提供することができる。
【0068】
特定の代表的な実施形態では、WTRUは、所与のPLMN(例えば、WTRUのHPLMNとしてのPLMN D)に関連付けられた1つ以上の許可された領域レベルDRID及び/又は許可されたPLMNレベルDRIDを用いて(例えば、HPLMNによって)構成され得る。PLMNレベルDRID構成/構成要素は、AIDがPLMN全体をマッピングする地理的エリアを識別し得ることを除いて、エリア固有DRIDと同様であり得る。領域レベルDRID構成/構成要素は、AIDがPLMNのカバレッジ(例えば、都市、州、及び/又は県)の一部分(例えば、その広いエリア)をマッピングする地理的エリアを識別し得ることを除いて、エリア固有DRIDと同様であり得る。地域レベルDRIDは、災害インバウンドローミングを実行するときに、エリアレベルDRIDとPLMNレベルDRIDとの間の粒度の中間レベルとしてWTRU/PLMNによって使用され得る。PLMN Aは、災害条件によって影響を受けたとき、そのような領域の全部又は一部において災害インバウンドローマを受諾することができる(例えば、PLMN D及び/又はローカル認証から受信された情報に基づいて、1つ以上の関連付けられた領域レベルDRIDのブロードキャストを開始することができる)。WTRUは、DRIDの一致、又はPLMN AによってブロードキャストされたDRIDの一部(例えば、MCC+DRC)の、許可された領域レベル又はPLMNレベルのDRIDとの一致に基づいて、PLMN(例えば、PLMN A)を選択することができる。WTRUは、インバウンドローミングのためにPLMN Aに登録して、HPLMNによってインバウンドローミングのために認可される保護された領域レベル又はPLMNレベルのDRIDを提供することができる。
【0069】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、WTRUへの災害条件の通知のために実装され得る。例えば、エリア内のPLMNの災害条件に関する情報を、そのエリア内に位置するWTRUに配信/送信するために、方法、システム、装置、及び手順を実装することができる。別の例として、方法、システム、装置、及び手順は、PLMNの災害条件の情報を完全性保護、再生保護、及び/又は機密性保護するために実装され得る。第3の例として、方法、システム、装置、及び手順は、例えば、災害条件、災害条件によって影響を受けるWTRUの数、WTRU上で実行されるサービス/アプリケーション、WTRUによって使用されるネットワークスライス、WTRUのモビリティ(例えば、WTRUの接続能力)、WTRUの能力(例えば、とりわけ、他の接続能力、Bluetooth、WLAN、WIFI)のうちのいずれかに基づいて、(例えば)WTRUに配信/送信される情報のタイプ/種類を判定するように実装され得る。
【0070】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、PLMN(例えば、災害条件のない他のPLMN)からWTRUへのアクセス可能性の指示を提供するように実装され得る。例えば、1つ以上の他のPLMN(例えば、災害条件を有するPLMN以外の他のPLMN)は、それぞれのPLMNがインバウンドローマ(例えば、その中でインバウンド災害ローマ(inbound disaster roamer、IDR)又はIDR WTRUと呼ばれることもある災害条件を有するPLMNからのインバウンドローマ)を収容できることを示す(例えば、各々示す)ことができる。特定の代表的な実施形態では、情報は、IDR(例えば、潜在的なIDR WTRU)に提供され得る。
【0071】
災害条件のないローミングPLMNへの登録のための代表的な手順
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、DIR(例えば、IDR WTRU)によって始められる登録手順を実行するように実装され得る。
【0072】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、IDRを認証するために実装され得る。例えば、ホームネットワークは、「通常の」ローミング認証及び認可WTRUのために利用不可能であり得る。そのようなWTRUは、時に、難民WTRUと呼ばれることがあることが企図される。例えば、難民WTRU(例えば、全ての「難民WTRU)は、(1)それらのホームネットワークと同じであり得るサービングネットワークを有する1つ以上の非ローミングWTRU(例えば、これらのWTRUは、CNがそれらを認証することができないので、別のPLMNにローミングし得ないか、又はローミングすることができない)のうちのいずれかであり得る。この状況は、ホームPLMN内のメインデータベース(例えば、統合データ管理(Unified Data Management、UDM)//ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server、HSS))が到達可能でないときに生じ得、及び/又は(2)他のPLMNにローミングし、その他のPLMN上で認証され得る1つ以上のインバウンドローミングWTRU。この状況は、CN内のアンカノード(例えば、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)/モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)が適切に動作していない可能性がある(例えば、ダウンしている)ときに生じる。
【0073】
特定の代表的な実施形態では、方法、装置、及び手順は、PLMN Dへの登録中又はその直前にPLMN(PLMN D)で災害が発生したときに、インバウンドローマにサービスを提供するWTRUをPLMN(例えば、PLMN A)に登録するように実装され得る。
【0074】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、PLMN(例えば、災害PLMN又は災害ローミングPLMN)が、IDR WTRUへのサービスのエリアを災害条件が適用される領域に制限することを可能にするように実装され得る。
【0075】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、(例えば、登録中又は登録直前にPLMN Dにおいて災害条件が発生したので)PLMN Dに登録できなかったWTRUが、インバウンドローマにサービスを提供することができる別のPLMN(例えば、PLMN A)に登録することを可能にするように実装され得る。
【0076】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、災害が発生したときに、インバウンドローマがPLMN Dの災害エリア内に存在した(例えば、実際に存在した)ことを保証するように実装され得る。
【0077】
災害条件がもはやWTRUに適用可能でないことの通知のための代表的な手順
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、災害条件が1つ以上のIDR WTRUにもはや適用可能でないという情報を配信/送信する(及び/又はそのタイミング)ように実装され得る。
【0078】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、災害条件がもはや適用可能でないことが通知されたときに、1つ以上のIDR WTRUがネットワーク選択を実行するために実装され得る。
【0079】
災害条件のないPLMNにおけるシグナリング過負荷の防止のための代表的な手順
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、災害条件なしでPLMN内のWTRUの到着をずらすように、例えば、経時的に登録試行を分散させるように、及び/又は同時に登録しようと試行するWTRUの数を管理可能な限度(例えば、閾値レベル)内に保つように実装され得る。
【0080】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、災害条件のないPLMNが、例えば輻輳のためにPLMNがもはやIDR WTRUを受諾することができないときに、IDR WTRUがPLMN上で登録を試行することを防止する(例えば、効率的に防止する)ことを可能にするように実装され得る。
【0081】
以前に災害条件を有したPLMNにWTRUを復帰させることによるシグナリング過負荷の防止のための代表的な手順
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、以前に災害条件を有したPLMNへのWTRUの復帰をずらすように、例えば、経時的に登録試行を分散させるように、及び/又は同時に登録しようと試行するWTRUの数を管理可能な限度(例えば、閾値レベル)内に保つように実装され得る。
【0082】
アウトバウンドローミングWTRUのための代表的な手順
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、アウトバウンドWTRUに、それらのホームネットワーク(Home Network、HN)における災害の通知を提供するように実装され得る。
【0083】
特定の代表的な実施形態では、方法、システム、装置、及び手順は、アウトバウンドWTRUが、アウトバウンドローミング中にサービングネットワーク(Serving Network、SN)において再認証を取得する(例えば、実行する)ことを可能にするように実装され得る。例えば、AT&T WTRUは、別のネットワーク(中華人民共和国(People Republic of China、PRC)におけるCMCC(中国移動通信(CMCC)ネットワーク)上でローミングすることができる。WTRUは、そのHNに災害条件がある場合(例えば、AT&T UDMが火災中である場合)、(再)登録することができる。
【0084】
災害対応管理のための代表的なアーキテクチャ/実装
特定の代表的な実施形態では、本明細書で災害応答機能(DRF)と呼ばれるネットワーク機能が実装され得る。DRFは、例えば、災害応答管理機能/手順/動作をサポートするために、3GPPシステムの残りの部分に抽象化を提供することができる。DRF機能/手順/動作のうちのいくつかは、既存の機能(例えば、とりわけ、UDM及び/又はポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF))とコロケートされ得る。DRFは、以下の機能/手順/動作(例えば、サービスベースのアーキテクチャ上で、及び/又はユーザプレーンを介して提供される)のサポートを含むことができ、それは、以下のいずれかを含む:
(1)例えば、(i)災害条件の開始(例えば、開始時間/日付)、(ii)災害条件の終了、(iii)災害条件が適用されるエリア、(iv)IDR WTRUをサポートする同じ国のローミングパートナーPLMNのリスト、(v)影響を受けるWTRUのリストを含む災害条件関連情報を維持するためのサポート(例えば、災害条件の開始又は終了のトリガは、DRFの外部の機能/手段によって(例えば、移動体ネットワークオペレータ(Mobile Network Operator、MNO)ネットワーク管理システムによって)提供され得ることが企図される)。
(2)関連するローミングパートナーへの災害条件の開始及び/又は終了の選択及び/又は通知(例えば、影響を受けるPLMNにおける、又はそれに関連付けられたDRFは、災害条件のない1つ以上の他のPLMNにおける、又はそれに関連付けられた1つ以上のDRFに知らせることができ、災害条件によって影響を受けるエリアについての情報を提供することができる。
(3)災害条件の開始及び/又は終了の選択及び/又は通知は、災害条件を有するPLMN及び災害条件を有さないPLMN内の、及び/又はWTRU(例えば、災害条件に遭遇する、又はその後IDR WTRUとして)に対する関連するネットワーク機能(Network Function、NF)。例えば、DRFは以下のうちのいずれかを行ってもよい:
(i)災害条件を有するPLMNにおいて、又はそれに関連付けられて、災害条件の開始/終了をAMFに通知して、影響を受けるWTRU及び/又はNG-RANにそれに応じて通知すること、
(ii)災害条件のないPLMNにおいて、又はそれに関連付けられて、災害の影響を受けたエリア(例えば、地理的座標)を、影響を受けたPLMNからセルエリア及び1つ以上のサービングAMFにマッピングすることができ、かつ/又は災害条件の開始/終了について1つ以上のAMFに通知することができ、それは次に、それに応じてIDR WTRU及び/又はNG-RANに通知することができる。
(4)災害条件のないPLMN内のIDR WTRUのサービングNF登録管理は、ローミングWTRUに対する災害条件のないPLMNにサービングAMFを記憶することができる。
(5)災害条件関連情報(例えば、特定のWTRUが災害ローミングに起因して登録することを許可されるかどうか)に基づくIDR WTRUのためのアクセス許可のサポート(例えば、DRFは、災害条件が所与のエリア内のWTRUに適用されるかどうかを判定/チェックすることができ、かつ/又はIDR WTRUの数を制限するかどうかをチェック/判定することができる(例えば、許可されるIDR WTRUの数に対する制限/閾値に基づいて)。
(6)DRFは、災害管理機能に関連して識別情報を割り当てることを制御する(例えば、担当する)ことができる。例えば、特定の災害条件は、DRFによって一意のインシデントid(例えば、影響を受けるPLMN内で一意)を割り当てられ得る。インシデントidは、IDR WTRUをサポートするPLMN選択のために、特定の災害条件の開始及び/又は終了を相関させるために使用され得る。同じPLMNが、(例えば、異なる領域において)1つ以上の災害条件にさらされることがあり、DRFは、それに応じて(例えば、様々な影響を受けるエリアに基づいて)異なるインシデントidを割り当てることができる。インバウンド災害ローミングを実行するWTRUは、災害条件が適用されるとき、課金目的のために、インバウンドローマを追跡するために(例えば、災害条件に関する更新/通知のために)使用され得るインバウンドローミングidを割り当てられ得る。
【0085】
図2は、災害応答シナリオ200を示す図であり、それによって、DRFは、災害条件の開始についてのWTRU及びローミングパートナーの通知並びにWTRUが災害条件のないPLMN(例えば、別のPLMNにおける災害条件の開始をWTRUに知らせるために、及び/又は災害条件のないそのようなPLMNにWTRUを選択して登録するために、例えば、それ自体が災害条件を経験していない)に登録するための認証を可能にすることができる。
【0086】
図2を参照すると、第1のPLMN 205D(例えば、PLMN#1及び/又はソースPLMN)は、第1のDRF 210D、第1のAMF 182D、及び/又は第1の次世代(Next Generation、NG)無線アクセスネットワーク(Next Generation Radio Access Network、NG-RAN)220Dを有してもよく、使用してもよく、それらによってサービスを提供されてもよく、かつ/又はそれらに関連付けられてもよい。第2のPLMN 205A(例えば、PLMN#2及び/又はターゲットPLMN)は、第2のDRF 210A、第2のAMF 182A及び/又は第2のNG-RAN 220Aを有してもよく、使用してもよく、それらによってサービスを提供されてもよく、かつ/又はそれらに関連付けられてもよい。第1のPLMN 205Dは、災害条件を経験しているか、又は災害条件を有すると判定され得、第2のPLMN 205A(例えば、PLMN#2)は、災害条件を経験していないか、又は災害条件を有しないと判定され得る。第1のDRF 210Dは、例えば、WTRU 102にサービスを提供するソースPLMN 205Dに関連付けられたDRFであってもよい。第2のDRF 210Aは、例えば、その後WTRU 102にサービスを提供することができるターゲットPLMN 205Aに関連付けられたDRFであってもよい。
【0087】
災害検出システム/エンティティ230は、動作2-0で、第1のPLMN 205Dに関連付けられた災害開始イベント及びイベントに関連付けられた第1のPLMN 205Dのエリア/場所を示す情報を第1のDRF 210Dに送信してもよい。動作2-1aで、第1のDRF 210Dは、第2のDRF 210A(例えば、少なくとも1つのDRF)と通信して、例えば、インシデント識別子及び/又はイベントに関連付けられたエリア/場所を含む災害開始イベントを示す情報を提供することができる。動作2-1bで、第1のDRF 210Dは、第1のAMF 182Dと通信して、例えば、インシデント識別子及び/又はイベントに関連付けられたエリア/場所を含む災害開始イベントを示す情報を提供することができる。
【0088】
動作2-2aで、ターゲットDRF 210Aは、イベントに関連付けられた第1のPLMN 205Dのエリア/場所を含む、第1のPLMN 205Dに関連付けられた災害開始イベントを示す情報、災害開始イベントに関連付けられたインシデント識別子、及び/又は第1のPLMN 205Dに関連付けられたPLMN識別子(例えば、災害条件を経験している/有するPLMN)を第2のAMF 182Aに送信することができる。動作2-2bで、第1のAMF 182Dは、インシデント識別子を含む災害条件をページング及び/又はブロードキャストすることを示す情報を第1のNG-RAN 220Dに送信することができる。
【0089】
動作2-3aで、第2のAMF 182Aは、インシデント識別子及び/又は第1のPLMN 205Dに関連付けられたPLMN識別子を含む災害インバウンドローミングサポートをブロードキャストすることを示す情報を、NG-RAN 220Aに送信することができる。動作2-3bで、第1のNG-RAN 220Dは、インシデント識別子及び/又はフラグを含む災害条件をページングし、かつ/又はWTRU 102へのブロードキャストを開始することができる。
【0090】
動作2-4aで、第2のNG-RAN 220Aは、インシデント識別子及び/又は第1のPLMN 205Dに関連付けられたPLMN識別子(例えば、移動体国コード(Mobile Country Code、MCC)及び/又は移動体ネットワーク事業者(Mobile Network Operator、MNC))を含む災害インバウンドローミングサポートのブロードキャストを開始することができる。動作2-4bで、第1のAMF 182D及びWTRU 102は、WTRU 102を第1のPLMN 205Dに登録するための情報を通信することができる。情報は、例えば、とりわけ、(1)災害インバウンドローミングのための1つ以上の認可されたPLMN、(2)災害ローミング登録時間値(例えば、登録タイマ値)、(3)DRF、完全修飾ドメイン名(Fully Qualified Domain Name、FQDN)、及び/又は(4)インシデント識別子のうちのいずれかを含む災害復旧パラメータを示すことができる。
【0091】
動作2-5aで、WTRU 102は、災害イベントに関連付けられたインシデント識別子に基づいて、第2のPLMN 205Aを(例えば、ターゲットPLMNとして)選択することができる。動作2-6で、WTRU 102及び第2のAMF 182Aは、通信することができる。例えば、WTRU 102は、WTRU 102を登録するために、登録情報を第2のAMF 182Aに送信することができる。登録情報は、とりわけ、(1)接続原因(例えば、災害インバウンドローミング)、(2)アクセス識別、及び/又は(3)インシデント識別子のうちのいずれかを示し得る。送信された登録情報の後、又はそれに応答して、第2のAMF 182Aは、とりわけ、(1)災害インバウンドアクセスに関するモビリティ制限情報、(2)復帰登録値(例えば、復帰登録タイマ値)、及び/又は(3)インバウンドローマ識別子のうちのいずれかをWTRU 102に送信することができる。
【0092】
動作2-6’で、第2のDRF 210A及び/又は第2のAMF 182Aは、WTRU 102に対するインバウンド災害ローミングアクセス認可、及び/又は第2のDRF 210AへのAMF登録を呼び出すことができる。例えば。とりわけ、(1)WTRU ID、(2)MCC及び/若しくはMNC、(3)登録エリア、並びに/又は(4)インシデント識別子のうちのいずれかを示す情報を含む認可/登録メッセージ(例えば、災害ローミング認可/登録メッセージ)を、第2のDRF 210A及び第2のAMF 182Aが通信することができ、第2のAMF 182Aが第2のDRF 210Aに送信することができる。認可/登録メッセージの後、又はそれに応答して、第2のDRF 210Aは、認可/登録成功又は認可/登録失敗を示す情報及びインバウンドローマ識別子を送信することができる。動作2-7で、WTRU 102及び第1のDRF 210Dは、(例えば、災害条件が終了した後に)WTRU 102を第1のPLMN 205Dに再登録するために通信することができる。例えば、WTRU 102は、とりわけ、(1)WTRU ID、(2)インバウンドローマ識別子、(3)インシデント識別子、及び/又は(4)WTRU 102の場所のうちのいずれかを示すインバウンドローマ登録メッセージを第1のDRF 210Dに送信することができる。
【0093】
特定の代表的な実施形態では、AMF 182Dは、災害条件を有するPLMN 205D(例えば、ホームPLMN(Home PLMN、HPLMN))内の(例えば、共通セルエリアを有する共有RANインフラストラクチャ内の)ソースDRF 210D(source DRF、S-DRF)と直接対話することができる。いくつかの実施形態では、WTRU 102は、ユーザプレーンを介してDRF 210に登録して、災害条件に関する直接の通知/更新を受信することができる(例えば、特に、災害条件終了通知、及び/又は災害条件下にあったPLMN 205Aにいつ再選択/再登録するかの指示を介して)。ユーザプレーン(ユーザプレーン接続)を有していない可能性があるWTRU 102の場合、WTRU 102は、制御プレーン(Control Plane、CP)PDUセッションを用いてDRF 210に登録することができる可能性がある。例えば、DRF 210は、CP PDUセッションを介して、1つ以上の指示及び/又は情報をWTRU 102に送信することができる。特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は、災害管理メッセージコンテナを搬送するNASシグナリングを使用して、制御プレーン(CP)上でDRF 210と対話することができる。特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は、災害条件が発生した場合に使用されるインバウンド災害ローミング(IDR)に対して認可されたPLMN 205D及び205Aなどのリストを受信することができる。WTRU 102は、インバウンド災害ローミングを実行するときに、IDR PLMN選択を可能にするために、その手順中にIDR IDを受信することができる。WTRU 102は、(図2のPLMN#1との)登録又はWTRU構成手順中に、この情報を受信することができる。第1のPLMN 205D(例えば、PLMN#1)は、登録されたWTRU 102及びIDR PLMNパートナーに向けて新しいIDR IDを周期的に生成することができる。IDR PLMパートナーは、IDR IDをPLMN#1 ID(例えば、移動体国コード(MCC)及び/又は移動体ネットワーク事業者(MNC))に関連付けることができる。IDR IDは、災害条件を経験したときにそのPLMN 205Aの機密性を保つために、PLMN IDの仮名として使用され得る(例えば、IDR IDは、図2に示されるような特定のインシデントを追跡する1つ以上のインシデントidに関連付けられ得る)。例えば、WTRU 102が、第1のPLMN 205D(例えば、図2のPLMN#1)において災害条件を検出した場合(例えば、ブロードキャスト若しくはページングメッセージ内の指示から、又は第1のPLMNセルの不在を検出することによって、又は第1のPLMN 205Dからの異常な登録解除に起因して)、WTRU 102は、インバウンド災害ローミングのために認可されたPLMN 205の上記リストを使用してPLMN選択手順を始めることができ、(例えば、第2のPLMN 205A(例えば、図2のPLMN#2)内の)セルが一致するIDR IDをブロードキャストするという条件で、そのようなセルを選択することができる。
【0094】
図3は、DRFが、災害条件の終了についてのWTRU及びローミングパートナーの通知を可能にする(例えば、災害条件の終了をWTRUに通知するために、及び/又は災害条件とともに以前にPLMNに復帰するために)、災害応答シナリオ300を示す図である。
【0095】
図3を参照すると、第1のPLMN 205D(例えば、PLMN#1)は、第1のDRF 210D、第1のAMF 182D、及び/又は第1の次世代(NG)無線アクセスネットワーク(NG-RAN)220Dを有してもよく、使用してもよく、それらによってサービスを提供されてもよく、かつ/又はそれらに関連付けられてもよい。第2のPLMN 205A(例えば、PLMN#2)は、第2のDRF 210A、第2のAMF 182A及び/又は第2のNG-RAN 220Aを有してもよく、使用してもよく、それらによってサービスを提供されてもよく、かつ/又はそれらに関連付けられてもよい。第1のPLMN 205Dは、(1)災害条件を以前に経験したことがあるか、又は(2)災害条件を以前に経験した(例えば、現在終了した)と判定されたことがあり得る。第2のPLMN 205A(例えば、PLMN#2)は、(1)災害条件を経験していない、(2)以前に経験していない、(3)まだ経験していないと判定されている、及び/又は(4)以前に経験していないと判定されている可能性がある。第1のDRF 210Dは、例えば、災害条件の前にWTRU 102に以前にサービスを提供していた第1のPLMN 205Dに関連付けられたDRFであってもよい。第2のDRF 210Aは、例えば、災害条件が終了した後にWTRU 102にその後サービスを提供している可能性がある第2のPLMN 205Aに関連付けられたDRFであってもよい。手順は、災害条件が第1のPLMN 205Dにおいて終了した後に、WTRU 102を第1のPLMN 205Dに再登録するために使用され得る。
【0096】
災害検出システム/エンティティ230は、動作3-0で、第1のPLMN 205Dに関連付けられた災害終了イベント及びイベントに関連付けられた第1のPLMN 205Dのエリア/場所を示す情報を第1のDRF 210Dに送信してもよい。動作3-1aで、第1のDRF 210Dは、第1のAMF 182Dと通信して、例えば、インシデント識別子及び/又はイベントに関連付けられたエリア/場所を含む災害終了イベントを示す情報を提供することができる。動作3-1bで、第1のDRF 210Dは、第2のDRF 210A(例えば、少なくとも1つのDRF)と通信して、例えば、インシデント識別子及び/又はイベントに関連付けられたエリア/場所を含む災害終了イベントを示す情報を提供することができる。
【0097】
動作3-2aで、第1のAMF 182Dは、インシデント識別子を含む災害条件のページング及び/又はブロードキャストを停止することを示す情報を第1のNG-RAN 220Dに送信することができる。動作3-2bで、ターゲットDRF 210Aは、イベントに関連付けられた第1のPLMN 205Dのエリア/場所、及び/又は災害終了イベントに関連付けられたインシデント識別子を含む、第1のPLMN 205Dに関連付けられた災害終了イベントを示す情報を、第2のAMF 182Aに送信することができる。例えば、この情報は、(1)エリア/場所ごとに、及び/又は(2)WTRUごとに(例えば、第1のPLMN 205Dに遷移して戻るWTRU 102の輻輳を低減するために、例えば、レート制限あり又はなしで)示され得る。
【0098】
動作3-3aで、第1のNG-RAN 220Dは、ページングを停止し、かつ/又は災害条件を示す情報をWTRU 102にブロードキャストすることを停止することができる。動作3-3bで、第2のAMF 182Aは、災害終了イベントのインシデント識別子を含む災害インバウンドローミングサポートのブロードキャストを停止することを示す情報を、NG-RAN 220Aに送信することができる。
【0099】
動作3-4bで、第2のNG-RAN 220Aは、災害インバウンドローミングサポートを示す情報のブロードキャストを停止することができる。動作3-5で、第2のAMF 182A及びWTRU 102は、WTRU 102を第2のPLMN 205Aから登録解除するための情報を通信することができる。第2のAMF 182Aからの登録解除情報は、切断原因(例えば、災害終了)を示すことができる。動作3-5’で、第2のAMF 182Aが第2のDRF 210Aから登録解除されるための手順を呼び出すことができ、第2のPLMN 205AへのWTRU 102のインバウンドローミング登録を終了することができる。例えば、動作3-5’で、災害インバウンドローミング登録解除手順を完了することができ、第2のAMF 182Aは、とりわけ、(1)AMF ID、(2)WTRU id(例えば、SUPI及び/又はMCC/MNC)、及び/又は(3)登録エリアのうちのいずれかを示す情報を第2のDRF 210Aに送信することができる。第2のDRF 210Aは、登録解除の成功を示す情報を送信することができる。
【0100】
動作3-6で、第1のDRF 210Dは、インバウンドローマ災害終了を示す通知情報をWTRU 102に送信することができ、インシデント識別子及び/又は復帰時間値(例えば、復帰タイマ値)を含むことができる。動作3-7で、WTRU 102は、PLMNが進行中の災害(例えば、現在の災害条件)に関連付けられたインシデントidを有していない場合、第1のPLMN 205Dを再選択することができる。動作3-8で、第1のAMF 182D及びWTRU 102は、WTRU 102を第1のPLMN 205Dに戻って登録(例えば、再登録)するための情報を通信することができる。登録のタイミングは、復帰時間値に基づくことができる。
【0101】
特定の代表的な実施形態では、AMFは、ターゲットDRF(T-DRF)とではなく、以前に災害条件下にあったPLMN内のS-DRFと直接対話することができる。いくつかの実施形態では、WTRUは、ユーザプレーンを介して、災害条件に関する直接通知をDRFから受信することができる(例えば、特に、災害条件終了通知、及び/又は災害条件下にあったPLMNにいつ再選択/再登録するかの指示を介して)。WTRUは、AMFによって、(1)災害条件の終了、及び/又は(2)WTRUが災害条件下にあったPLMNに戻って登録することができるときを制御するためのパラメータを示す災害条件のないPLMNから登録解除され得る。
【0102】
図2及び図3によって示される両方のシナリオにおいて、WTRUは、そのHPLMN(例えば、PLMN1)を登録すると、WTRUがDRFとのユーザプレーン接続を確立することができるか、又は確立する必要があることをWTRUに知らせる登録受諾メッセージにおいて、AMFから指示を受信することができる。登録受諾メッセージは、DRFに接続するための情報(例えば、とりわけ、IPアドレス、FQDN、DRF名、及び/又はDNN)を含むことができる。情報は、登録受諾メッセージ内のポリシーコンテナに含まれるか、又は含有され得る。WTRUは、例えば、ネットワーク(例えば、ネットワークエンティティ又はネットワーク機能)によって始められたWTRU構成更新(WTRU Configuration Update、WCU)手順を介して、登録の前又は後に、DRFに接続するための指示及び対応するDRF情報を受信することができる。
【0103】
WTRUへの災害条件の通知のための代表的な手順
特定の代表的な手順では、ページングを使用して、災害条件をWTRUに通知することができる。特定の実施形態では、登録手順中に、ネットワーク(例えば、5Gスタンドアロンシステム内のAMF)は、WTRUをページングするときにページングメッセージ内でネットワーク(NW)が使用することができる識別子(例えば、「特殊ID」)をWTRUに知らせることができる。攻撃者から保護するために、ネットワークは、ブロードキャストID及び既知のアルゴリズムと一緒にWTRUによってローカルに使用され得る「文字列」(例えば、コード)をWTRUに提供することができ、これは、WTRUの永続ID(例えば、SUPI/IMEI)をもたらすことができる。攻撃者から保護する別の方法は、ネットワークが、(1つだけではなく)複数の特殊ID/番号のセットをWTRUに提供することであり得る。この手順を使用して、ネットワークは、ページングメッセージ内のこれらのID/番号のいずれかを使用することができ、WTRUが、ページングメッセージ内で使用されたID/番号と、登録手順中にNWから受信したID/番号のうちのいずれか1つとの間の一致を検出した場合、WTRUは、ページングメッセージを、災害条件を示すものとして解釈することができる。ID/番号セットのメンバーのうちの1つが使用された後、WTRUは、ID/番号を破棄することができ、ページングメッセージ(例えば、後続のページングメッセージ)においてそのような番号を再び受信することを例外として扱うことができる(例えば、例外を破棄し、例外を報告し、かつ/又は更なる報告のために例外を保存することができる)。上記の考えを実用的にするために、NWは、エリア内のWTRU(例えば、全てのWTRU)がIDを受信して判定することができ、したがって、災害条件が適用されることを判定することができることを確実にするのに十分に長い期間(例えば、長い時間間隔)にわたって、全てのページングオケージョンにわたってこの同じIDを送信する(例えば、送信しなければならない)ことができる。
【0104】
他の実施形態において、セルブロードキャスト及び/又はMBMSを使用して、災害条件をWTRUに通知することができる。
【0105】
登録受諾において、NWは、災害条件が適用されると、WTRUが登録を試みることができるPLMNのリスト又は範囲をWTRUに知らせることができる。リストは、優先順位で提供/送信/配信されてもよい。情報は、WCU手順を介して登録後に受信されてもよい。
【0106】
WTRUのタイプ及び/又は能力(例えば、通常の又はスマートフォン対セルラモノのインターネット(Cellular Internet of Things、CIoT)デバイス)に基づいて、NWは、1つ以上の異なるPLMNリスト、及びNSSAI(例えば、異なるタイプのWTRUのための異なるNSSAI)などの他の登録情報を提供することができる。
【0107】
災害条件なしで他のPLMNからWTRUへのアクセス可能性の指示を提供するための代表的な手順
サポートの指示は、WTRUがターゲットPLMNを選択するとき、そのターゲットPLMN内のRANによってブロードキャストされ得る。例えば、災害条件に関連付けられていないPLMNのRANは、例えば、ブロードキャストメッセージ及び/又はシステム情報を介して、RAN及び/又はそのPLMNのWTRUへのアクセス可能性を示すことができる。
【0108】
災害条件のないローミングPLMNへの登録のための代表的な手順
WTRUが新しいPLMNに登録するとき、WTRUは、グローバル一意AMF ID(Globally Unique AMF ID、GUAMI)、サービング一時的移動体加入者識別情報(Serving Temporary Mobile Subscriber Identity、S-TMSI)、及び/又はNSSAIのうちのいずれかとともに、インバウンドローマの登録が「災害条件」に起因するものであるという指示を提供することができる。この情報を使用して、RANは、オペレータが指定した特定のAMF(例えば、特殊AMF)を選択することができる。インバウンドローマ(例えば、IDR WTRU)を拡散するために、RANノードは、異なるAMFエンティティを選択するようにオペレータによって構成され得る。特定のAMFエンティティの判定/選択は、IDR WTRUの地理的エリア及び/又はAMF/IDR WTRUの1つ以上の優先順位に基づくことができる。
【0109】
WTRUは、新しいAMFに、WTRUが「災害」のためにインバウンドローマであること(例えば、インバウンドローマがIDR WTRUであること)を示すことができる。AMFは、認証を実行する(例えば、認証手順をトリガする)ことができるが、このタイプのWTRU(例えば、IDR WTRU)は、ここに留まるように自動的に認可されることができる。例えば、AMFは、認証が失敗したとしても、WTRUがインバウンド災害ローマWTRUであることに基づいて、WTRUがここでサービスを取得することを許可/認可することができる。
【0110】
IDR WTRUの登録時又は登録後に、IDR WTRUは、セキュアチャネル(例えば、NAS)を介して、「他のPLMN」での受諾のための署名されたバウチャを提供され得る。このバウチャは、例えば、とりわけ、(1)WTRU識別情報、(2)PLMN識別情報、(3)「他のPLMN」によるサービスの最大持続時間、及び/又は(4)元のPLMNによって将来支払われ得るサービスのうちのいずれかを含むか、又は含有することができる。WTRUは、(1)「他のPLMN」への登録時に、及び/又は(2)初期登録が拒否され、ローミングNWが、災害によって影響を受けるPLMNとの事前定義された「災害復旧」合意を使用して、又はバウチャ内のデータを見ることによって、それを解決した後に、SUPIの代わりにバウチャを送信/転送することができる。「他のPLMN」の最新の通知のために、PLMN(例えば、いずれかのPLMN)内の「災害復旧」エンティティ間の新しいインターフェースが使用され/必要とされ得ることが企図される。
【0111】
例えば、新しいPLMNがWTRUのHPLMNから認証ベクトルを取得することができないために(例えば、UDMが到達不可能であるために)認証を行うことができない場合、以下を含む以下の手順のいずれかを実装することができる。
(1)登録要求の受信時又は受信後に、新しいNW/PLMNは、(例えば、NWによってWTRUに送信される登録拒否メッセージ内に新しい原因コードを定義することによって)NWがWTRUのための認証ベクトルを取得することができないことを示すメッセージをWTRUに送信することができる。WTRUは、WTRUがHPLMNから受信したバウチャ/トークンを、新しい登録受諾メッセージで提供することができる。この「バウチャ/トークン」の受信は、このWTRUが新しいNWに登録することを許可されていることを暗示/示すことができる、及び/又は
(2)WTRUは、例えば、災害条件がHPLMNにおいて適用された後に、別のPLMNへの登録の場合にWTRUが使用することができる1つ以上のアルゴリズムを用いて、HPLMNによって構成されることができる。例えば、HPLMNは、国のいくつかの事業者との合意を有し得、事業者に1つ以上のアルゴリズムを知らせていることがある。登録中に、HPLMNは、これらのアルゴリズムのうちの1つ又はいくつかをWTRUに提供することができる(例えば、NWは、適切なアルゴリズムの指示(例えば、ランダム文字列とともにアルゴリズム番号/アルゴリズム識別子)を送信することができる)。WTRUが新しいPLMNへの登録を開始するとき、WTRUは、WTRUの永続ID(IMSI/SUPI)、指示(例えば、アルゴリズム番号)、及びランダム文字列を提供することができる。新しいNWは、選択/判定/選定されたアルゴリズム、WTRUの永続ID、及びランダム文字列に基づいて、新しく定義された認証メッセージを使用して、新しいAKA手順を実行/判定することができる。このプロセスの出力は、とりわけ、RES、並びに完全性及び暗号化のための鍵であり得る。
【0112】
(例えば、HPLMNにおける災害ローミング許可を伴う災害条件のない)PLMNにおけるインバウンドローマ登録のための代表的な手順
DRFは、(災害条件を有する)PLMN(例えば、PLMN D)、(例えば、PLMN Dからのインバウンドローマを受諾する)別のPLMN(例えば、PLMN A)、及びWTRUのHPLMNにおいて展開され得る。
【0113】
PLMN Dに登録するとき、WTRUは、「仮の」一意災害応答インシデントID(DRID)、及び/又はPLMN Dからのインバウンドローマを受諾することを認可されたPLMNのリストを含む災害応答構成パラメータを受信することができる。WTRUがPLMN Dにおける災害条件を通知されるとき、WTRUは、本明細書で説明される実施形態に基づいて、別のPLMN Aを選択することができる。WTRUは、登録が災害インバウンドローミングのためのものであることを示すPLMN Aに登録する。WTRUは、登録要求メッセージ内に、PLMN DのDRID及び/又はIDを含むことができる災害応答パラメータを含む。登録が成功した場合、WTRUは、PLMN Aから、災害応答に関連するパラメータ(例えば、PLMN Aを使用している間のモビリティ制限パラメータ、及び/又は(例えば、災害条件が終了したときのPLMN Dへの再登録のためのタイマ(例えば、とりわけ、値及び/又は満了期間))を受信することができる。
【0114】
災害条件が存在する(例えば、災害条件に遭遇する)とPLMN Dが判定するとき、PLMN Dに関連付けられたDRFは、例えば、PLMN DがHPLMNと異なる場合、DRIDを含む災害条件について、PLMN A及び/又はHPLMNに関連付けられた(例えば、使用される)1つ以上のDRFに通知することができる。PLMN DがHPLMNと異なる場合、HPLMNのDRFは、災害インバウンドローマに対して認可された1つ以上のPLMNのリストをPLMN Dによって提供され得る。PLMN Dに関連付けられたDRFの災害情報は、MNOのネットワーク管理システム(Network Management System、NMS)又は任意の他の災害検出対応システムから取得され得ることが企図される。DRFは、UDMによって提供されるサービスであり得る。
【0115】
図4は、災害条件の場合(例えば、ローミングPLMNがHPLMNではなく、ローミングPLMNが現在の災害条件を有しておらず、ローミングPLMNは、別のPLMNが他のPLMNに関連付けられた災害条件を有すると判断した場合)の、災害条件のないローミングPLMNへの登録手順400を示す図である。
【0116】
図4を参照すると、登録手順400は、以下の動作のうちのいずれかを含むことができる:
(1)動作4-0a及び4-0bで、WTRU 102は、WTRU 102がPLMN Dに登録するとき、DRID(例えば、一意の仮のDRID)を用いて構成され得る。構成情報は、登録中に(例えば、登録受諾メッセージを使用して)、又はWTRU構成更新手順中に受信され得る。WTRU 102は、インバウンドローミングのための認可されたPLMNのリストなどの他の災害応答パラメータを受信することができる(例えば、災害条件が発生したとき、PLMN DのDRFは、災害(例えば、災害条件)についてPLMN AのDRFに通知することができ、DRID、及び/又は他の災害条件情報(例えば、1つ以上の影響を受けたエリアなど)を提供することができる。PLMN DのDRFは、同じ情報及び/又はインバウンドローミングのために認可されたPLMN(例えば、PLMN Aなど)のリストを提供するようにHPLMNに通知することができる。災害条件が発生したことをWTRUが検出すると、WTRUは、PLMN AのID及びDRIDに基づいて、PLMN Aがインバウンドローマを受諾していることを通知されてもよく、例えば、PLMN AのブロードキャストPLMN IDは、災害インバウンドローミングサービスを提供することを認可されたPLMNのリストの一部であってもよく、PLMN AによってブロードキャストされたDRIDは、WTRUにおいて構成されたDRIDと一致してもよい。DRIDは、PLMN Aの選択されたセルによってブロードキャストされて、(例えば、アクセス制御機構において使用される)それらのセルへの災害インバウンドローマアクセスを制限することができる。WTRUは、DRIDに基づいてセル選択を実行することができ、例えば、WTRUは、セルによってブロードキャストされたDRIDが、WTRUにおいて構成されたDRIDと一致する場合、セルにキャンプオンすることができる。DRIDは、乱数であり得、かつ/又はPLMN D情報(例えば、移動体国コード(MCC)+移動体ネットワークコード(MNC))を含み得る。WTRUは、インバウンドローミングのために認可されたPLMNの構成されたリストに基づいて、PLMN Aを選択することができる。
(2)動作4-1で、WTRU 102は、これが災害インバウンドローミング登録のためのものであることを示す登録要求メッセージを送信することができ、WTRU 102の加入暗号化識別子(Subscription Concealed Identifier、SUCI)、PLMN DのDRID及び/又はPLMM ID(例えば、MCC及びMNC)を含むことができる(例えば、WTRU 102は、HPLMN 420の公開鍵、同じ保護方式、及び/又は加入永続識別子(SUPI)をSUCIに暗号化するために使用される方法を使用して計算及び/又は生成された暗号化されたDRIDを送信することができる。WTRU 102は、要求メッセージ内のDRIDを省略することができる。NG-RANは、WTRU 102からAMF 182に要求メッセージを送信するときに、(例えば、セルによって)サポートされるDRIDをAMF 182に提供することができる。
(3)動作4-2で、AMF 182は、HPLMN 420内の認証サーバ機能430(Authentication Server Function、AUSF)に認証要求を送信することができ、動作4-1からのパラメータをPLMN A 410のPLMN IDとともに転送することができる。
(4)動作4-3で、AUSF 430は、上記を含む認証要求をUDM 440に送信することができる。
(5)動作4-4で、UDM 440は、既存の暗号化解除手順に従って、加入識別子暗号化解除機能(Subscription Identifier De-concealing Function、SIDF)を使用し、HPLMN秘密鍵を使用して、SUPIへのSUCIの非暗号化を実行することができる(例えば、受信されたDRIDが暗号化されている場合、UDM/SIDF 440は、同じ手順を使用して、暗号化されたDRIDの非暗号化を実行することができる)。
(6)動作4-5で、UDM 440は、DRIDとPLMN(例えば、PLMN A、PLMN D)のIDとを含む要求をDRFに送信し得る。UDM 440は、WTRU 102によって提供されないDRIDを省略することができる。
(7)動作4-6で、DRF 450は、DRID及び/又はPLMN ID又はPLMN Dによって識別された災害応答情報を取り出すことができ、PLMN(例えば、PLMN A)がインバウンドローミングのための認可されたPLMNのリストの一部であることを検証することができる。
(8)動作4-7で、DRF 450は、WTRU 102が別のPLMN(例えば、PLMN D)からPLMN(例えば、PLMN A)においてインバウンドローミングを実行することを認可されているかどうかを示す結果(例えば、成功/失敗)とともに、応答をUDM 440に送信することができる。DRF 450は、PLMN Dのための適用可能な/許可されたDRIDのリストを応答メッセージに含めることができる。
(9)動作4-8で、DRF 450が成功した結果を送信する場合、UDM 440は、既存の認証手順に従って、認証ベクトル及びSUPIをAUSF 430に送信することができる(例えば、UDM 440は、そうでない場合、認証要求を拒否することができる)。
(10)動作4-9から4-18で、UDM/DRF検証が成功した場合、WTRU 102の認証手順は、既存の認証手順に従って、WTRU 102、AMF 182、及び/又はAUSF 430の間で実行することができる(例えば、AUSF 430は、AMF 182にSUPIを提供し、該当する場合は非暗号化されたDRIDを提供することができる)。UDM 440は、以下において応答を送信することができ、それによって、5G AKA認証手順が示される(代替的に、EAP-AKA’手順が使用され得る))。
(11)動作4-9で、AUSF 430は、予期される応答(expected Response、XRES)を、受信されたSUCI又はSUPIと一緒に一時的に記憶し得る。
(12)動作4-10で、AUSF 430は、XRESからHXRESを、KAUSFからKSEAFを計算/判定し、5G HE AVにおいてXRESをHXRESに置き換え、KAUSFをKSEAFに置き換えることによって、UDM/認証資格情報リポジトリ及び処理機能(Authentication credential Repository and Processing Function、ARPF)から受信されたホーム環境(home environment、HE)AV(例えば、5G HE AV)から認証ベクトル(authentication vector、AV)(例えば、5G AV)を生成することができる。
(13)動作4-11で、AUSF 430は、KSEAFを除去して、(RAND、認証トークン(Authentication Token、AUTN)、及び/又はHXRESに基づいて)サービング環境(Serving Environment、SE)AV(例えば、5G SE AV)をNausf_UEAuthentication_Authenticate ResponseにおいてAMF/SEAF 182に復帰させることができる。
(14)動作4-12で、AMF/SEAF 182は、NASメッセージ認証要求においてRAND及び/又はAUTNをWTRU 102に送信することができる(例えば、このメッセージは、KAMFを識別するためにWTRU 102及び/又はAMF 182によって使用され得るngKSI並びに認証が成功した場合に作成され得る部分的なネイティブセキュリティコンテキストを含むことができる。このメッセージは、アーキテクチャ間の入札防止(Anti-Bidding down Between Architecture、ABBA)パラメータを含むことができる。AMF/SEAF 182は、ABBAパラメータを設定することができる。WTRU/移動体機器(mobile equipment、ME)は、NASメッセージ認証要求において受信されたRAND及びAUTNを、UMTS加入者識別モジュール(UMTS Subscriber Identify Module、USIM)に転送することができる。ABBAパラメータは、競り下げ保護を可能にするために含まれ得る。
(15)動作4-13で、RAND及びAUTNの受信時に、USIMは、例えば、AUTNが受諾され得るかどうかをチェックすることによって、5G AVのフレッシュネスを検証することができる(一例として、AUTNが受諾され得る場合、USIMは、応答RESを判定/計算することができる。USIMは、RES、第1の鍵(例えば、CK)、及び/又は第2の鍵(例えば、IK)をMEに返すことができる。USIMが、変換関数c3を使用して第1の鍵(例えば、CK)及び第2の鍵(例えば、IK)からKc(例えば、GPRS Kc)を計算/判定し、それをMEに送信する場合、MEは、GPRS Kcを無視し、GPRS KcをUSIM上又はME内に記憶しないことがある。MEは、RESからRESを計算/判定することができる。MEは、CK||IKからKAUSFを計算/判定することができる。MEは、KAUSFからKSEAFを計算することができる。5GにアクセスするMEは、認証中に、AUTNのAMFフィールド内の「分離ビット」が1に設定されていることをチェックすることができる。「分離ビット」は、AUTNのAMFフィールドのビット0である。例えば、AUTNのAMFフィールド内の分離ビットは、オペレータ特有の目的のためにもはや使用されなくてもよい。
(16)動作4-14で、WTRU 102は、NASメッセージ認証応答において、RESをAMF/SEAFに復帰させることができる。
(17)動作4-15で、AMF/SEAF 182は、RESからHRESを計算/判定することができ、AMF/SEAF 182は、HRESとHXRESとを比較することができる(例えば、HRESとHXRESとが一致する場合、AMF/SEAFは、サービングネットワークの観点から認証が成功したと判定/考慮することができる。RES及びHXRESが一致しない場合、AMF/SEAF 182が進行し得る。WTRU 102に到達せず、RESがAMF/SEAF 182によって決して受信されない場合、AMF/SEAF 182は、認証が失敗したとみなす/判定することができ、失敗をAUSF 430に示すことができる。
(18)動作4-16で、AMF/SEAF 182は、Nausf_UEAuthentication_Authenticate Requestメッセージにおいて、WTRU 102から受信されたRESをAUSF 430に送信することができる。
(19)動作4-17で、AUSF 430が、認証確認として、RESを含むNausf_UEAuthentication_Authenticate Requestメッセージを受信すると、AUSF 430は、AVが満了したかどうかを検証することができる(例えば、AVが満了した場合、AUSF 430は、ホームネットワークの観点から認証が失敗したとみなす/判定することができる)。認証が成功すると、AUSF 430は、KAUSFを記憶することができる。AUSF 430は、受信されたRESを記憶されたXRESと比較/照合し得る。RES及びXRESが等しい場合、AUSF 430は、ホームネットワークの観点から認証が成功したとみなす/判定することができる。AUSF 430は、(例えば、認証確認とリンクするために)認証結果についてUDM 440に通知することができる。
(20)動作4-18で、AUSF 430は、ホームネットワークの観点から認証が成功したか否かを、Nausf_UEAuthentication_Authenticate ResponseにおいてAMF/SEAF 182に示すことができる(例えば、認証が成功した場合、KSEAFは、AU_UEAuthentication_Authenticate ResponseにおいてAMF/SEAF 182に送信することができる。AUSF 182が認証要求内でAMF/SEAF 182からSUCIを受信した場合、及び認証が成功した場合、AUSF 430は、Nausf_UEAuthentication_Authenticate Responseメッセージ内にSUPIを含むことができる。認証が成功した場合、Nausf_UEAuthentication_Authenticate Responseメッセージ中で受信された鍵KSEAFは、(例えば、鍵階層の意味で)アンカ鍵になり得る。AMF/SEAF 182は、KSEAF、ABBAパラメータ、及び/又はSUPIからKAMFを導出することができる。AMF/SEAF 182は、ngKSI及びKAMFをAMF 182に提供することができる。SUCIがこの認証のために使用された場合、AMF/SEAF 182は、AMF 182がSUPIを含む/含むNausf_UEAuthentication_Authenticate Responseメッセージを受信した後、ngKSI及びKAMFをAMF 182に提供することができる(例えば、提供するだけでよい)。特定の実施形態では、SUPIがサービングネットワークに知られるまで、通信サービスはWTRU 102に提供されなくてもよい。
(21)動作4-19で、登録が成功すると、又はその後に、WTRU 102は、PLMN Aに登録されている間に使用される災害応答パラメータを受信することができ、本明細書で説明するように災害条件が終了すると、AMF/SEAF 182は、災害の影響を受けたエリアなどの災害応答情報をDRF(例えば、ローカル及び/又はHPLMN内/UDMを介して)から取り出して、災害応答パラメータ(例えば、インバウンドローミング中のモビリティ制限)を導出することができる。他の代表的な実施形態では、AMF 182は、WTRU 102の認証が成功した後に(例えば、AMF 182が認証中にWTRU 102及び/又はAUSF 430からDRIDを受信しない場合)、PLMN A/PLMN Dに対して許可される/適用可能なDRIDのリストをUDM 440/DRF 450に要求することができる。その場合、AMF 182は、PLMN D/PLMN AのPLMN IDであるSUPIを提供する要求をUDM 440に送信することができる。UDM 440は、上記で説明したように、DRF 450に要求することができ、許可された/適用可能なDRIDのリストを応答メッセージでAMF 182に送信することができる。AMF 182は、WTRU 102からの初期メッセージとともに受信された、NG-RANによってサポートされたDRID(例えば、本明細書で上に示された)を、UDM 440/DRF 450から受信された許可された/適用可能なDRIDと比較することができる。AMF 182は、NG-RANによってサポートされたDRIDのうちの1つ以上が、許可された/適用可能なDRIDの一部である場合、WTRU登録要求を受諾することができる。AMF 182は、災害インバウンドローミングが認可されないことを示す原因を提供して、WTRU要求を拒否することができる。
【0117】
PLMN(例えば、PLLM D)に登録されていない、又は災害の影響を受けるエリアの近傍にあるWTRUのための災害ローミングをサポートするための、DRIDベースの実装に対する拡張のための代表的な手順
いくつかの実施形態では、WTRUは、(災害条件を有する、又は災害条件を有している)PLMN Dに登録されていない、又は災害の影響を受けるエリアの近傍に登録されていない可能性がある。例えば、WTRUは、WTRUが災害の影響を受けたエリアにおいて電源投入されたとき、又はWTRUのPLMN(例えば、PLMN D)への登録が(例えば、災害条件の失敗に起因して)成功裏に完了しないとき、PLMN(例えば、災害条件を有するPLMN D)に登録していない可能性がある。
【0118】
WTRUのための代表的な手順は、別のPLMN(例えば、PLMN A)における災害ローミング登録のために、PLMN(例えば、PLMN D)からの1つ以上のエリアレベルDRIDを使用することができる
WTRUは、PLMN D(例えば、災害条件の前/以前に災害条件を有するべきPLMN)に登録するときに、1つ以上の許可されたエリアレベルDRIDを受信することができる。DRIDは、PLMN識別子(PLMN ID)(例えば、移動体国コード(MCC)+移動体ネットワーク事業者(MNC)(MCC+MNC))、エリア識別子(Area identifier、AID)、及び/又は災害復旧コード(DRC)から構成され得るか、又はそれらを含み得る。DRIDは、PLNM ID、AID、及びDRCの連結(例えば、DRID=PLMN ID+AID+DRC)であり得るか、又はPLMN ID、AID、及びDRCから導出され得る。AIDは、PLMN DのRANカバレッジエリア(例えば、NR-RAN PLMN DのNG-RANカバレッジエリア、例えば、1つ以上のNG-RANノード、及び/又は1つ以上のトラッキングエリア(TA))の一部にマッピングする地理的エリアを識別し得る。WTRUは、(例えば、ハンドオーバ中に、又はモビリティパターンに基づいて、WTRUが既知の災害の影響を受けるエリアに向かって移動している間に)1つ以上のDRIDを用いてPLMN探索を実行するように、PLMN Dによって知らされ得る。WTRUは、PLMN DのAMFから明示的な指示を受信して、1つ以上のDRIDで、及び/又は1つ以上のDRIDを使用してセル探索を開始することができる。WTRUは、一致するDRID、又はPLMN AによってブロードキャストされたDRIDの一部分(例えば、DRC)が1つ以上の許可されたDRIDと一致することに基づいて、PLMN Aを選択することができる。WTRUは、本明細書で説明されるように、HPLMNによってインバウンドローミングのために認可されるべき一致する保護されたDRIDを提供するPLMN Aにインバウンドローミングのために登録することができる。
【0119】
WTRUのための代表的な手順は、PLMN Aにおける災害ローミング登録のために、HPLMNからの領域レベル及び/又はPLMNレベルのDRIDを使用することができる
WTRUは、所与のPLMN(例えば、WTRUのHPLMNとしてのPLMN D)に関連付けられた1つ以上の許可された領域レベルDRID及び/又は許可されたPLMNレベルDRIDを用いて(HPLMNによって)構成され得る。PLMNレベルDRIDは、AIDがPLMN全体をマッピングする地理的エリアを識別し得ることを除いて、エリア固有DRIDと同様であり得る構成を有してもよい。領域レベルDRIDは、AIDがPLMNのカバレッジ(例えば、都市、州、及び/又は県)の一部分(例えば、その広いエリア)をマッピングする地理的エリアを識別し得ることを除いて、エリア固有DRIDと同様である構成を有し得る。WTRUは、許可された領域レベル又はPLMNレベルのDRIDを有するPLMN AによってブロードキャストされたDRID又はDRIDの一部分との一致(例えば、MCC+DRCとの一致)に基づいて、PLMN Aを選択することができる。WTRUは、本明細書で説明されるように、インバウンドローミングのためにPLMN Aに登録して、HPLMNによってインバウンドローミングのために認可される保護された領域レベル又はPLMNレベルのDRIDを提供することができる。
【0120】
代表的なネットワーク側の挙動
図5は、災害ローミングのために1つ以上のDRIDを使用する代表的な手順を示す図である。
【0121】
図5を参照すると、複数のPLMN(例えば、災害条件を経験し得る第1のPLMN 205D及び災害条件を経験し得ない第2のPLMN 205A)は、オーバーレイされたトラッキングエリア(TA)、セル、及び/又はgNB 180を有し得る。例えば、第1のPLMN 205Dは、第1の対応するTA(例えば、TA-D1)をもつ第1のgNB 180-D1、第2の対応するTA(例えば、TA-D2)を有する第2のgNB 180-D2、及び第3の対応するTA(例えば、TA-D3)を有する第3のgNB 180-D3を含み得る。第2のPLMN 205Aは、第4の対応するTA(例えば、TA-A1)を有する第4のgNB 180-A1、及び第5の対応するTA(例えば、TA-A2)を有する第5のgNB 180-A2を含み得る。第1のPLMN 205DのTAは、第2のPLMN 205AのTAからオフセットされ得、かつ/又はより大きい又はより小さいカバレッジエリア/TAを有し得る。例えば、第4のgNB-A1 180-A1に関連付けられた第4のTA TA-A1は、第1のgNB-D1 180-D1に関連付けられた第1のTA TA-D1と部分的に重複することがあり、第2のgNB-D2 180-D2に関連付けられた第2のTA TA-D2と部分的に重複することがある。第5のgNB-A2 180-A2に関連付けられた第5のTA TA-A2は、第2のgNB-D2に関連付けられた第2のTA-D2と部分的に重複し得る。
【0122】
第1のPLMN 205Dの制御/ブロードキャストシグナリングは、D-AMF 182Dによって第1、第2、及び/又は第3のgNB 180-D1、180-D2、及び/又は180-D3に提供され得る。第2のPLMN 205Aの制御/ブロードキャストシグナリングは、A-AMF 182Aによって、第4及び/又は第5のgNB 180-A1及び/又は180-A2に提供され得る。
【0123】
WTRU1 102-1は、第1のPLMN 205D及び第2のPLMN 205Aに関連付けられた複数のカバレッジエリア/TA内に位置することができる。例えば、WTRU1 102-1は、第1のgNB 180-D1及び/又は第4のgNB 180-A1を介した可能な通信のために、第1のTA TA-D1及び第4のTA TA-A1に位置することができる。WTRU1 102-1は、第1のPLMN 205Dから構成することができる。
【0124】
第4のgNB-A1は、PLMN 205DのエリアD1及びD2で災害ローミングサービスを提供することができ、(例えば、コード、例えば、第1のコード(例えば、コード1)及び第2のコード(例えば、コード2)をブロードキャストすることによって)これらのエリアのためのDRID又はDRIDの一部をブロードキャストすることができる。第5のgNB 180-A2は、PLMN 205DのエリアD2(例えば、エリアD2のみ)において災害ローミングサービスを提供することができ、そのエリア(例えば、第2のコード(例えば、第2のコード(例えば、コード2)のみ)に対してブロードキャストすることができる。
【0125】
WTRU1 102-1は、(1)例えば、TA-D1及び/若しくはTA-D2を示す情報を含むTAIリスト、並びに/又は(2)例えば、DRID1及び/若しくはDRID2を示す情報を含むDRIDリストのうちのいずれかで構成され得る。WTRU1 102-1は、PLMN 205AのgNB 180-A1及び/又は180-A2を介してブロードキャストされたDRID1又はDRID2(例えば、コード1又はコード2)を、構成されたDRIDリストからのDRIDと一致させることによって、第2のPLMN 205Aが災害ローミングサービスを提供することを検出することができる。
【0126】
別の例として、第2のWTRU2 102-2は、第1のPLMN 205Dに関連付けられたカバレッジエリア/TA内に位置することができる。例えば、第2のWTRU2 102-2は、第3のgNB(例えば、180-D3)を介した通信のために第3のTA(例えば、TA-D3)内にあってもよい。第2のWTRU2 102-2は、第1のPLMN 205Dからの構成であってもよい。第2のWTRU 102-2は、災害エリア/ゾーン外にあってもよく、(1)例えば、TA-D2及び/若しくはTA-D3を示す情報を含むTAIリスト、並びに/又は(2)例えば、DRID1及び/若しくはDRID2を示す情報を含むDRIDリストのうちのいずれかで構成され得る。第2のWTRU2 102-2は、災害エリア/ゾーン(例えば、TA-D2)に向かって移動するとき、PLMN 205AのgNB 180-A1及び/又は180-A2を介してブロードキャストされたDRID2(例えば、コード2)を、構成されたDRIDリストからのDRIDと一致させることによって、第2のPLMN 205Aが災害ローミングサービスを提供することを検出することができる。
【0127】
特定の代表的な実施形態では、DRID情報は、(1)PLMN 205の識別子、(2)エリア情報(例えば、エリア1及び/又はエリア2)、及び/又は(3)コード情報(例えば、コード1などのコード)のいずれかの組み合わせを含み得る。例えば、DRID1は、(1)第1のPLMN 205Dの識別子、(2)エリア識別子(例えば、エリア1)、及び(3)コード(例えば、コード1)の組み合わせであり得る。第2の例として、DRID2は、第1のPLMN 205Dの識別子、エリア識別子(例えば、エリア2)、及びコード(例えば、コード2)の組み合わせであり得る。エリア1は、第1のgNB 108-D1にマッピングすることができ、エリア2は、第2及び第3のgNB 180-D2及び180-D3にマッピングすることができる。
【0128】
例えば、災害条件発生の前に、例えば、WTRU1 102-1がPLMN D 205Dに登録するとき、AMF 182Dは、(1)WTRU 102のモビリティパターン、(2)割り振られたTAIリスト、又は(3)DRIDによって追跡されるエリアのサイズなどのうちのいずれかに基づいて、1つ以上の許可されたDRIDをWTRU 102-1に提供することができ(例えば、1つ以上の許可されたDRIDを示す情報を提供することができ)、1つ以上の許可されたDRIDをUDM 440/DRF 450に登録することができる。AMF 182Dは、WTRUモビリティに基づいて、1つ以上の許可されたDRIDを示す情報を用いて、WTRU 102及び/又はUDM 440/DRF 450を更新することができる。DRIDによって識別されるエリアは、AMF 182DによるDRIDの頻繁な更新を回避するのに十分な大きさである(例えば、1つ以上のトラッキングエリアをカバーする)ことが企図される。
【0129】
災害条件が発生すると、PLMN D 205D(例えば、PLMN D 205Dに関連付けられたUDM 440/DRF 450)は、PLMN A 205A(例えば、PLMN A 205Aに関連付けられたUDM/DRF)に、影響を受けるエリアについての情報(例えば、DRCなどのエリアレベルDRID(例えば、エリア固有DRID)/領域レベルDRID/PLMNレベルDRID若しくはDRIDの一部)、及び/又は地理的座標)を提供することができる。PLMN A 205Aは、任意の適用可能なDRID(例えば、エリアレベル/領域レベル/PLMNレベルDRID)をブロードキャストすることによって、PLMN A 205AがPLMN D 205Dのための災害ローミングサービスを提供し得ることを示し得る。PLMN A 205A内の、又はそれに関連付けられたAMF 182Aは、(例えば、PLMN A 205A内の1つ以上のマッピングされたトラッキングエリアの形態で)PLMN A 205AのDRFから災害情報を取得することができ、それに応じて、サポートされたDRIDを用いて1つ以上の適用可能なRANノードを構成することができる。PLMN D 205Dは、影響を受けるエリアについての情報(例えば、エリアレベルDRID(例えば、エリア固有DRID)/領域レベルDRID/PLMNレベルDRID又はDRIDの一部)をHPLMNに提供することができる。
【0130】
WTRU 102が災害ローミングのためにPLMN A 205Aに登録するとき、AMF 182Aは、本明細書で説明されるように、WTRU 102から受信されたDRIDをHPLMNに転送することができる。AMF 182Aは、上記で説明したRANノード構成に従って、サポートされるエリアレベルDRID又はその一部分(例えば、DRC)を提供する(例えば、追加的に提供する)ことができる。この情報は、WTRU 102から利用可能でない場合、又は利用可能でないとき、現在のエリアレベルDRIDを識別する際にUDM/DRFを支援するために使用され得る。UDM/DRFは、(1)1つ以上の受信されたDRID、(2)PLMN D 205Dからの以前の登録情報(例えば、WTRU 102に対して許可されたDRID)、(3)PLMN D 205Dから取得された適用可能な災害条件情報(例えば、災害の影響を受けたDRID)、及び/又は(4)PLMN A 205AからのサポートされたDRID/DRCのいずれかに基づいて、WTRU 102認証がPLMN A 205Aにおいて進むことを認可することができる。例えば、WTRU 102がPLMN D 205DにおいてWTRU 102に対する事前登録を有していない場合、UDM/DRFは、WTRU 102が領域レベル又はPLMNレベルのDRIDを提供し、その領域又はPLMNに対して1つ以上の災害影響エリアがある場合、WTRU認証を認証することができる。UDM/DRFは、PLMN A 205AからのサポートされるDRID情報を使用して、WTRU 102がPLMN A 205Aから登録している現在のエリアレベル(例えば、エリア固有DRID)/領域レベルDRIDを判定及び更新することができる(例えば、DRFは、受信されたDRCを、対応する影響を受けるDRIDと一致させることができる)。PLMN A 205A内のAMF 182Aは、WTRU 102がPLMN Aカバレッジ下の災害エリアを横切って移動するとき、現在のエリアレベル/領域レベルDRID(又はその一部分、例えばDRC)を用いてUDM/DRFを更新することができる。
【0131】
災害を有する、例えば、災害条件を有するPLMN(例えば、PLMN D)内のWTRUの最後の場所を判定するための代表的な手順。
【0132】
いくつかの例では、HPLMN(PLMN D)は、WTRUがPLMN A内のどこにあるか(例えば、現在はPLMN A内にあるか)、及びWTRUがPLMN D内に登録された最後の既知のトラッキングエリア(TA)に基づいて、WTRUの場所を一致させる(例えば、容易に一致させる)ことができる。WTRUがネットワークに登録するとき、WTRUは、TAのリストを受信することができ、WTRUがTAのリスト内にないTAに属するセルに入るときにモビリティ登録更新を実行する(例えば、実行するのみ)ことができる。例として、WTRUがPLMN DのAMFに/によって登録されるとき、WTRUは第1のTA(例えば、TA1)内にあって、AMFは、TA1、TA2、及びTA3を示す情報を含むか又はそれらからなるTAリストを送信することができることが企図される。したがって、WTRUは、TAがこれらの3つのTA(例えば、TA1、TA2、又はTA3)のいずれかにあった限り、モビリティ登録更新を実行していない可能性がある。TAを使用する/TAに基づく、又はTAを用いたエリア粒度は、PLMN A及びPLMN Dが、災害が発生したときにこの特定のWTRUが実際に災害エリア内にあったかどうかを検証するのに十分であり得る(例えば、十分であるとみなされ得る)。PLMN DのAMFが、災害が発生する前にWTRUがどのTAに存在していたかを「正確に」知る必要/知ることの使用がない場合がある。特定の代表的な実施形態では、WTRUのより具体的な場所は、以下のいずれかによって判定することができる:
(1)登録手順中に、WTRU及びPLMN DのAMFは、WTRUがTAリスト内に示されたTAを変更するときに通信されるNASメッセージ(例えば、特殊NASメッセージ)の使用をネゴシエートすることができる(これは、WTRUが登録要求メッセージ内で1つ以上のWTRU MINT能力を示す情報を送信し、AMFが、WTRUがTAリスト内に示されたTA間の境界を越えるときに特殊NASメッセージを送信することを許可されている、かつ/又は送信するように構成されていることをWTRUに通知することによって行うことができる。特殊NASメッセージは、サービス要求手順がWTRUの位置をネットワーク(NW)に知らせる(例えば、知らせるのみである)ことをNWに通知することができる(例えば、MOデータ/シグナリング及び/又はページングへの応答などの1つ以上のレガシー手順ではない)特定のサービスタイプ(例えば、新しいサービスタイプ)を有するサービス要求であってもよく、かつ/又は含んでもよい)。例えば、シグナリングを迅速にし、リソースを節約するために、WTRU及びNWは、サービス要求手順が終了/完了するとすぐにシグナリング接続を解放することができる)。
(2)サービス要求メッセージを送信することの代替として、WTRUは、WTRUの識別情報(例えば、WTRUの5G-GUTI)とは別のいかなる貴重な情報も含まない/含有しない新しいNASメッセージを使用することができる(例えば、特殊NASメッセージの使用は、MINT対応WTRUのみに制限することができる)。NW側では、この特殊NASメッセージの受信は、最後に登録されたTAが、メッセージを送信する際にWTRUが存在するTAになるように、WTRUのモビリティ管理コンテキストを変更することができる。
(3)MINT対応WTRUは、新しいTAがTAリストに属するか、又はTAリストに関連付けられている場合でも、新しいTAに入ると、モビリティ登録更新を実行することができる。
(4)PLMN DのAMFが、WTRUがMINTが可能であると判定/認識するとき、AMFは、TAリストをWTRUに割り振ることができず、登録受諾メッセージ内で1つのTAを提供する(例えば、提供するのみ)ことができる。
【0133】
災害条件がもはやWTRUに適用可能でないことの通知のための更なる代表的な手順
特定の代表的な実施形態では、災害条件がもはや存在しないか、又はもはや適用可能でないという通知は、重要ではない可能性があり、WTRUが「接続モード」にあるとき(例えば、そのときのみ)、NWがWTRUに通知する/知らせることができることが企図される。他の代表的な実施形態では、そのような通知は、接続モード及び/又はRRC非アクティブモードで行われ得る。例えば、NWは、WTRUが接続モードにあるとき、WCU手順の一部として構成更新コマンド(Configuration Update Command、CUC)メッセージをWTRUに送信することができ、又はWTRUをページングしてWTRUを接続モードにすることができ、次いで、WCU手順を開始することができる。両方の場合において、NWは、WTRUに登録手順(例えば、従来の手順)を実行させることができる。WTRUが登録手順をトリガするとき、NWは、WTRUをHPLMNに導くことができる原因値(例えば、特殊原因値)を有する登録要求メッセージを拒否することができる。
【0134】
災害条件のないPLMNにおけるシグナリング過負荷の防止のための更なる代表的な手順
WTRUがHPLMNに登録するとき、AMFは、登録受諾メッセージにおいてタイマ(例えば、タイマ値)をWTRUに提供することができる。WTRUは、WTRUが新しいPLMNへの登録を実行することができる「時間窓」を導出するために、SUPI及び/又は永続機器識別子など、WTRUのいくつかのパラメータ及び/又はローカルパラメータとともに、このタイマ値を使用することができる。RANは、インバウンドWTRU(例えば、IDR WTRU)からのRRC接続をブロック/延期するために、CNによって情報を提供され得る。WTRUは、RRC接続要求を送信するときに、新しい特定の確立原因(例えば、「災害によるインバウンドWTRU要求」)を使用することができる。RANは、RRC接続拒否メッセージ内に新しいタイマを提供することができ、これは、NWへのWTRUの接続/再接続における試行のタイミングを異なる時間(例えば、わずかに後の時間)にプッシュ/変更することができる。NWへの接続/再接続のタイミングを更にランダム化するために、WTRUは、タイマ値及びWTRU自体のIDに基づく式を使用することができる。
【0135】
以前に災害条件を有したPLMN内にWTRUを復帰させることによるシグナリング過負荷の防止のための更なる代表的な手順
図6は、災害(例えば、災害条件)の後にHPLMNへの登録をいつ実行するかを判定するための代表的な手順を示す図である。
【0136】
図6を参照すると、代表的な手順600は、動作6-1で、ホームPLMN(HPLMN)620に関連付けられたネットワークエンティティ(network entity、NE)/AMF 182が、災害条件/条件が発生する前にWTRU 102にサービスを提供したHPLMN 620にWTRU 102が戻る(例えば、復帰する)ためのパラメータを判定することを含むことができる。動作6-2で、HPLMN 620のNE/AMF 182は、例えば、時間値及び優先順位値を示す情報を含み得るメッセージ(例えば、登録受諾メッセージ)を送信してもよい。動作6-3で、WTRU 102は、災害条件/状況が終了したと判定することができる。動作6-4で、WTRU 102は、(1)WTRU ID、(2)受信された時間値、及び/又は(3)受信された優先順位値のうちのいずれかに基づいて、登録時間を判定することができる。動作6-5で、WTRU 102は、判定された登録時間に、又はその後に、HPLMN 620への登録を実行することができる。動作6-6で、WTRU 102は、HPLMN 620のNE/AMF 182に、メッセージ(例えば、RRCメッセージ)内に優先順位値を示す情報を含む登録要求を送信することができる。
【0137】
例えば、HPLMN 620は、登録時にタイマ値をWTRU 102に提供することができる。このタイマ(例えば、タイマ値)は、WTRU-IDなどの他のWTRU固有のパラメータとともに、WTRU 102が登録を開始することができる「とき」、WTRU 102が戻ることができる(例えば、HPLMN 620に復帰することができる)ときを判定するために使用され得る。HPLMN 620は、登録時に「優先度/優先順位値」をWTRU 102に提供することができる。WTRU 102は、優先度/優先順位値をアルゴリズムに入力して、災害条件が適用されなかったPLMNに移動した(例えば、別のPLMNから災害条件が適用されたPLMNに戻る移動)後に災害条件が適用されたHPLMN 620に戻る登録の時間を判定することができる。WTRU 102は、RRCシグナリングにおいて優先順位値をRAN 610に提供することができる。RAN 610は、このためにCNによって構成されている可能性があり、例えば、優先順位値に基づいて、登録を求めるWTRUの要求に優先順位を付けることができる。
【0138】
アウトバウンドローミングWTRUのための更なる代表的な手順
WTRUは、任意の数の地理的エリア/国(例えば、別の国)でローミングすることができ、災害条件は、WTRUのHPLMNで発生する可能性がある。(例えば、他の地理的エリア及び/又は国における)サービングNWは、接続モードへの遷移時にWTRUを再認証することができない可能性がある。この懸念を解決するために、WTRUは、ローミングの場合のためのトークン/バウチャ(例えば、特殊トークン/バウチャ)を用いてHPLMNによって構成され得る。WTRUが新しい(例えば、ローミングしている)PLMNに登録するとき、HPLMNは、サービングPLMNにトークン/バウチャを提供することができる。後に、WTRUが接続モードに遷移し、サービングPLMNがWTRUの再認証を実行するが、それ以上の認証ベクトルを有していない場合、NWは、WTRUとCNとの間で確立されたセキュア通信を使用してメッセージを送信して、NWが、例えば、HPLMNとの通信が不可能であるために認証ベクトルを取り出すことができないことをWTRUに知らせることができる。サービングNWは、WTRUに再登録を強いる/再登録させることができる。再登録時に、WTRUは、登録要求メッセージ内で対応するバウチャ/トークンを提供することができる。
【0139】
図7は、代表的な登録手順を示す図である。
【0140】
図7を参照すると、代表的な登録手順700は、動作7-1で、WTRU 102が、HPLMN 205H(例えば、ネットワークエンティティ(NE)及び/又はAMF 182H)に、WTRU能力(例えば、MINT能力)を示す情報を含む登録要求を送信することを含むことができる。動作7-2で、NE/AMF 182Hは、1つ以上の時間値(例えば、タイマ)をWTRU 102に割り当てることを判定することができる。動作7-3で、NE/AMF 182Hは、災害ローミングのための第1の時間値及び/又はHPLMN 205Hへの復帰のための第2の時間値を含む登録受諾をWTRU 102に送信することができる。動作7-4で、WTRU 102は、第1の時間値及び/又は第2の時間値のうちのいずれかを、WTRU 102の一意の識別子とともに使用して、1つ以上の時間窓に関連付けられた開始時間及び/又は停止時間を導出することができる。WTRU 102は、例えば、動作7-6で、WTRU 102が第2の登録要求を第2のPLMN(例えば、FPLMN 205F)のNE/AMF 182Fに送信することをトリガするために、第1の窓の開始が生じたと判定することができる。
【0141】
図8は、WTRUによって実装される代表的な方法を示すフローチャートである。
【0142】
図8を参照すると、代表的な方法800は、ブロック810で、WTRU 102が、第1のネットワーク205Dから、第2のネットワーク205Aへの登録中に使用される値を示す情報を受信することを含むことができる。ブロック820で、WTRU 102は、少なくとも示された値に基づいて、第2のネットワーク205Aへの登録を実行するための少なくとも第1の開始時間及び第2の開始時間を判定する。ブロック830で、WTRU 102は第1の開始時間の後の第2のネットワーク205Aへの登録を始めることができる。ブロック840で、WTRU 102は、第1の開始時間の後の定義された期間内に登録が完了しないという条件で(1)第2のネットワーク205Aへの登録を停止すし、(2)第2の開始時間の後に、第2のネットワーク205AへのWTRU 102の第2の登録又は再登録を始めることができる。
【0143】
特定の代表的な実施形態では、値を示す受信された情報は、時間窓を更に示し、かつ/又は定義された期間は、時間窓の持続時間に基づき得る。
【0144】
特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は、(i)示された値及び(ii)ランダム値のうちのいずれかに基づいて、第1の時間窓の(1)第1の開始時間並びに(2)終了時間又は持続時間、又はWTRU 102に固有の1つ以上のパラメータのうちの1つに基づいて、時間窓を判定することができる。
【0145】
特定の代表的な実施形態では、受信された情報は、WTRU 102の識別子を示すことができる。
【0146】
特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は、災害ローマであり得る。いくつかの例では受信された情報は、WTRU 102が、第1のネットワーク205D又はWTRU 102が災害条件を経験する前に登録された更なるネットワークに、第1のネットワーク205D又は更なるネットワークより前にアクセスすることをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値を更に示す。
【0147】
特定の代表的な実施形態ではWTRU 102は、定義された又は事前定義された期間中に登録が完了されたという条件で、第2のネットワーク205Aを介してデータ送信を送信及び/又は受信することができる。
【0148】
特定の代表的な実施形態ではWTRU 102は、(1)登録が定義された期間中に完了された、又は(2)第2の登録若しくは再登録が第2の開始時間の後に完了されたという条件で、第2のネットワーク205Aを介して、データ送信を送信することができるか、又は受信することができる。
【0149】
特定の代表的な実施形態ではWTRU 102は、(1)登録が拒否されたことを示す情報を含む、ネットワークエンティティ182Aからの登録拒否メッセージが受信されること、又は(2)定義された期間内に登録受諾メッセージが受信されないこと、のうちのいずれかに基づいて、登録が完了されていないことを判定することができる。
【0150】
特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は、(1)災害条件が第1のネットワーク205Dに適用されること、及び、(2)災害条件がもはや第1のネットワーク205Dに適用されなくなった後に、WTRU 102が第1のネットワーク205Dに登録又は再登録することをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値を示す情報を受信することができる。
【0151】
特定の代表的な実施形態では、登録を始めることは、WTRUが、WTRU 102にサービスを提供するために、第2のネットワーク205Aのネットワークエンティティ182Aに、(1)インシデント識別子、(2)第1のネットワーク205Dの識別子、及び、(i)WTRU 102に関連付けられた場所、(ii)WTRU 102に関連付けられた災害又はカバレッジエリア、(iii)WTRU 102に関連付けられた1つ以上のトラッキングエリア、及び/又は(iv)WTRU 102の最後に訪れられたトラッキングエリアのうちのいずれかを示す情報を含む登録要求メッセージを送信することを含むことができる。
【0152】
特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は、WTRUがサービス中断の最小化(MINT)動作をサポートするという条件で、1)WTRU 102が、受信されたトラッキングエリア(TA)リストに関連付けられた第1のTAから、受信されたTAリストに関連付けられた第2のTAにカバレッジエリアを変更したかどうかを判定すること、(2)WTRU 102が受信されたトラッキングエリア(TA)リストに関連付けられた第1のTAから受信されたTAリストに関連付けられた第2のTAにカバレッジエリアを変更したことを示す非アクセス層メッセージを、第1のネットワーク205Aのネットワークエンティティ182Aに送信すること、(3)WTRU 102が以前に登録された第2のネットワーク205Dに再登録するための指示を受信すること、及び/又は(4)WTRU 102によって第2のネットワーク205Dに再登録することのうちのいずれかを行ってもよい。
【0153】
特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は、(1)災害条件中に災害ローミング指示を示す情報を送信すること(例えば、災害条件のアラートのページング/ブロードキャスト)、及び/又は(2)少なくとも災害ローミング指示に基づいて、WTRU 102の認証を始めるためのメッセージを受信することのうちのいずれかを行うことができる。
【0154】
特定の代表的な実施形態では第2のネットワーク205Aへの登録中に使用される値を示す情報の受信は、WTRUが、第1のネットワーク205Dに関連付けられた第1のネットワークエンティティ182Dから、災害応答に関連付けられた1つ以上の災害応答インシデント識別子(DRID)を示す構成情報を受信することを含む。例えば、WTRU 102は、第2のネットワーク205Aの第2のネットワークエンティティ182Aから、1つ以上の許可されたDRID又はその一部分を示すブロードキャスト情報を受信することができる。WTRU 102は、1つ以上の許可されたDRID又はその一部分に一致する、示されたDRIDのうちの1つのDRIDを選択することができ、選択されたDRID又は選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを第2のネットワークエンティティ182Aに送信することができる。WTRU 102は、第2のネットワークエンティティ182Aから、WTRU 102が第2のネットワーク205Aの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信することができる。
【0155】
特定の代表的な実施形態では選択されたDRIDは、第1のネットワーク205Dに関連付けられた災害条件中の登録のために使用され得る、第2のネットワーク205Aの一部分としての災害応答サービングエリアに対応するエリア識別子(AID)を含み得る。いくつかの例では、WTRU 102が、(1)第2のネットワーク205Aの1つ以上の特定のトラッキングエリア内、(2)第2のネットワーク205Aの1つ以上の特定のセル内、(3)第2のネットワーク205Aの1つ以上の固有のRANノードの近傍、(4)第2のネットワーク205Aの固有のカバレッジエリア全体内、(5)第2のネットワーク205Aのカバレッジエリア全体内、及び/又は(6)第2のネットワーク205AのいずれかのRANノードの近傍のうちのいずれかにあるときに、WTRU 102が、第2のネットワーク205Aの災害応答サービングエリア内にあってもよい。
【0156】
特定の代表的な実施形態では各DRIDは、示されたDRIDのうちのDRIDの選択することが、示されたDRID中のDRCのうちの1つの、1つ以上の許可されたDRIDのうちの1つのDRCとの一致に基づくように、災害復旧コード(DRC)を含み得る。
【0157】
特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は第1のネットワーク205Dが災害条件を経験する前にWTRUが第1のネットワーク205Dに登録されていないという条件で、(1)第2のネットワーク205Aに登録するためにデフォルト又は所定の災害応答インシデント識別子(DRID)を選択すること、(2)第2のネットワークエンティティ182Aに、選択されたDRID又は選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信すること、及び/又はWTRU 102が第2のネットワーク205Aの一部分内にあるという条件で、第2のネットワークエンティティ182Aから登録受諾メッセージを受信することのうちのいずれかを行ってもよい。
【0158】
図9は、災害条件がWTRUのホームネットワークに適用された後にサービングネットワークに登録される、WTRUによって実装される別の代表的な方法を示すフローチャートである。
【0159】
図9を参照すると、代表的な方法900は、ブロック910で、WTRU 102が、サービングネットワーク205Aへの登録の前にホームネットワーク205Hから、ホームネットワーク205Hへ戻る登録中に使用される値を示す情報を受信することを含むことができる。ブロック920で、WTRU 102は、それぞれのトラッキングエリア変更ごとに、サービングネットワーク205A内のWTRU 102のそれぞれのトラッキングエリア変更を示す情報をサービングネットワーク205Aに送信することができる。ブロック930で、WTRU 102は、WTRU 102がホームネットワーク205Hに戻って登録を実行することを示すメッセージを受信することができる。ブロック940で、WTRU 102は、示された値に関連付けられた時間に従って、ホームネットワーク205Hに戻って登録を実行することができる。
【0160】
特定の代表的な実施形態ではトラッキングエリアリストは、サービングネットワーク205Aの第1のトラッキングエリアTA-A1及びサービングネットワーク205Aの第2のトラッキングエリアTA-A2を示す情報を含み得る。
【0161】
特定の代表的な実施形態では、サービングネットワーク205A内のWTRU 102のそれぞれのトラッキングエリア変更を示す情報の送信は、第1のトラッキングエリアTA-A1内の第1の場所から第2のトラッキングエリアTA-A2内の第2の場所へのWTRU 102の変更によって始められ得る。
【0162】
図10は、第1のネットワークに登録されたWTRUによって実装される追加の代表的な方法を示すフローチャートである。
【0163】
図10を参照すると、代表的な方法1000は、ブロック1010で、WTRU 102が、第1のネットワーク205Dから、別のネットワーク205Aへの登録中に使用される値を示す情報を受信することを含むことができる。ブロック1020で、WTRU 102は、少なくとも示された値に基づいて、他のネットワーク205Aへの登録を実行するための第1の時間窓を判定することができる。ブロック1030で、WTRU 102は、第1の時間窓中に他のネットワーク205Aへの登録を開始することができる。ブロック1040で、WTRU 102は、第1の時間窓中に登録が完了していないという条件で、(1)他のネットワーク205Aへの登録を停止すること、及び/又は第2の時間窓中に他のネットワーク205AへのWTRU 102の第2の登録若しくは再登録を開始することのうちのいずれかを行うことができる。
【0164】
特定の代表的な実施形態では他のネットワーク205Aへの登録中に使用される値を示す情報の受信は、タイマ値を示す情報を含み得る登録受諾メッセージの受信を含み得る。
【0165】
特定の代表的な実施形態では、WTRU 102は、第1の時間窓中に登録が完了されたという条件で、他のネットワーク205Aを介してデータ送信を送信及び/又は受信することができる。
【0166】
特定の代表的な実施形態では、第1の時間窓の判定は、(i)示された値、及び(ii)ランダム値、又はWTRU 102に固有の1つ以上のパラメータのうちのいずれかに基づいて、第1の時間窓の(1)第1の開始時間並びに(2)終了時間又は持続時間の導出を含んでもよい。
【0167】
図11は、第1のネットワークに登録されたWTRUによって実装される更なる代表的な方法を示すフローチャートである。
【0168】
図11を参照すると、代表的な方法1100は、ブロック1110で、WTRU 102が、第1のネットワーク205Dから、別のネットワーク205Aへの登録中に使用される第1の値を示す情報を受信することを含むことができる。ブロック1120で、WTRU 102は、少なくとも示された第1の値に基づいて、他のネットワーク205Aへの登録を実行するための第1の時間窓を判定することができる。ブロック1130で、WTRU 102は、第1の時間窓中に他のネットワーク205Aへの登録を開始することができる。ブロック1140で、WTRU 102は、他のネットワーク205Aへの第2の登録中に使用される第2の値を示す情報を含むメッセージ(例えば、RRC接続拒否メッセージ)を他のネットワーク205Aから受信することができる。ブロック1150で、WTRU 102は、少なくとも示された第2の値に基づいて、他のネットワーク205Aへの第2の登録を実行するための第2の時間窓を判定することができる。ブロック1160で、WTRU 102は、第2の時間窓中に他のネットワーク205Aへの第2の登録を開始することができる。ブロック1170で、WTRU 102は、第2の時間窓中に第2の登録が完了されたという条件で、他のネットワーク205Aを介してデータ送信を送信又は受信することができる。
【0169】
図12は、WTRUによって実装される更に別の代表的な方法を示すフローチャートである。
【0170】
図12を参照すると、代表的な方法1200は、ブロック1210で、WTRU 102が、第1のネットワーク205Dから、ビット列を示す情報、及びブロードキャスト識別子を受信することを含むことができる。ブロック1220で、WTRU 102は、アルゴリズムを使用して少なくともビット列及びブロードキャスト識別子に基づいて、災害条件が第1のネットワーク205Dに適用されるときに、WTRU 102によって使用されるWTRU識別子を導出することができる。ブロック1230で、WTRU 102は、災害条件が第1のネットワーク205Dに適用されることを示す情報を受信することができる。ブロック1240で、WTRU 102は、導出されたWTRU識別子を使用して、別のネットワーク205Aに登録することができる。
【0171】
特定の代表的な実施形態では災害条件が第1のネットワーク205Dに適用されることを示す情報の受信は、災害条件が第1のネットワーク205Dに適用されることを示す情報を含むページングメッセージの受信を含み得る。
【0172】
図13は、災害条件がWTRU 102のホームネットワーク205Hに適用される(例えば、適用された)後にサービングネットワーク205Aに登録される、WTRU 102によって実装される更に別の代表的な方法を示すフローチャートである。
【0173】
図13を参照すると、代表的な方法1300は、ブロック1310で、WTRU 102が、サービングネットワーク205Aへの登録の前にホームネットワーク205Hから、ホームネットワーク205Hへ戻る登録中に使用される値を示す情報を受信することを含むことができる。ブロック1320で、WTRU 102は、災害条件がもはやホームネットワーク205Hに適用されないことを示す通知を受信することができる。ブロック1330で、WTRU 102は、少なくとも示された値に基づいて、ホームネットワーク205Hに戻って登録を実行する第1の時間窓を判定することができる。ブロック1340で、WTRU 102は、第1の時間窓中にホームネットワーク205Hへの登録を開始することができる。ブロック1350で、WTRU 102は第1の時間窓中に登録が完了していないという条件で、以下のいずれかを行うことができる:(1)ホームネットワーク205Hに復帰する登録を停止すること、及び/又は第2の時間窓中にホームネットワーク205Hに復帰するWTRU 102の第2の登録を開始すること。
【0174】
図14は、WTRUによって実装される更なる追加の代表的な方法を示すフローチャートである。
【0175】
図14を参照すると、代表的な方法1400は、ブロック1410で、WTRU 102が、第1のネットワーク205Dに関連付けられた第1のネットワークエンティティ182Dから、災害応答に関連付けられたインシデント識別子を示す構成情報を受信することを含むことができる。ブロック1420で、WTRU 102は、インシデント識別子及び第1のネットワーク205Dの識別子を示す情報を含む登録要求メッセージを、WTRU 102にサービスを提供するための第2のネットワーク205Aの第2のネットワークエンティティ182Aに送信することができる。ブロック1430で、WTRU 102は、登録受諾メッセージを受信することができる。
【0176】
特定の代表的な実施形態では登録要求は、(1)WTRU 102に関連付けられた場所、(2)WTRU 102に関連付けられた災害又はカバレッジエリア、(3)WTRU 102に関連付けられた1つ以上のトラッキングエリア、及び/又は(4)WTRU 102の最後に訪れられたトラッキングエリアのうちのいずれかを示す更なる情報を含むことができる。
【0177】
特定の代表的な実施形態では、構成情報は、登録が許可されない1つ以上のトラッキングエリアを更に示し得る。
【0178】
ある代表的な実施形態では、WTRU 102は、登録要求メッセージを送信する前に、WTRU 102に関連付けられている現在のトラッキングエリアが、構成情報において示されている1つ以上のトラッキングエリアと一致しないと判定することができる。
【0179】
特定の代表的な実施形態ではWTRU 102がサービス中断の最小化(MINT)動作をサポートするという条件で、WTRU 102は、登録手順中に、(1)WTRU 102が受信されたトラッキングエリア(TA)リストに関連付けられた第1のTAから受信されたTAリストに関連付けられた第2のTAにカバレッジエリアを変更したかどうかを判定し、かつ/又は(2)WTRU 102が受信されたTAリストに関連付けられた第1のTAから受信されたTAリストに関連付けられた第2のTAにカバレッジエリアを変更したことを示す非アクセス層メッセージを第2のネットワークエンティティ182Aに送信するように自身を構成することができる。例えば、非アクセス層メッセージは、WTRUの位置を第2のネットワーク205Aに知らせために、非アクセス層メッセージが第2のネットワーク205Aに提供されることを示すサービスタイプ情報を含むことができる。
【0180】
図15は、WTRUによって実装される更に追加の代表的な方法を示すフローチャートである。
【0181】
図15を参照すると、代表的な方法1500は、ブロック1510で、WTRU 102が、第1のネットワーク205Dに関連付けられた第1のネットワークエンティティ182Dから、災害応答に関連付けられた1つ以上の災害応答インシデント識別子(DRID)を示す構成情報を受信することを含むことができる。ブロック1520で、WTRU 102は、第2のネットワーク205Aの第2のネットワークエンティティ182Aから、1つ以上の許可されたDRID又はその一部分を示すブロードキャスト情報を受信することができる。ブロック1530で、WTRU 102は、1つ以上の許可されたDRID又はその一部分に一致する、示されたDRIDのうちのDRIDを選択することができる。ブロック1540で、WTRU 102は、第2のネットワークエンティティ182Aに、選択されたDRID又は選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信することができる。ブロック1550で、WTRU 102は、第2のネットワークエンティティ182Aから、WTRU 102が第2のネットワーク205Aの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信することができる。
【0182】
特定の代表的な実施形態では、選択されたDRIDは、第1のネットワーク205Dに関連付けられた災害条件中の登録のために使用される、第2のネットワーク205Aの一部分としての災害応答サービングエリアに対応するエリア識別子(AID)を含み得る。
【0183】
特定の代表的な実施形態ではWTRU 205は、WTRU 102が、(1)第2のネットワーク205Aの1つ以上の特定のトラッキングエリア内、(2)第2のネットワーク205Aの1つ以上の特定のセル内、(3)第2のネットワーク205Aの1つ以上の特定のRANノードの近傍、(4)第2のネットワーク205Aの特定のカバレッジエリア内、(5)第2のネットワーク205Aのカバレッジエリア全体内、及び/又は(6)第2のネットワーク205AのいずれかのRANノードの近傍のうちのいずれかにあるときに、WTRU 205が、第2のネットワーク205Aの災害応答サービングエリア内にあってもよい。
【0184】
特定の代表的な実施形態では各DRIDは、示されたDRIDのうちのDRIDの選択が、示されたDRID中のDRCのうちの1つの、1つ以上の許可されたDRIDのうちの1つのDRCとの一致に基づくように、災害復旧コード(DRC)を含み得る。
【0185】
図16は、ネットワークエンティティ(NE)(例えば、AUSF/UDM/DRF)によって実装される代表的な方法を示すフローチャートである。
【0186】
図16を参照すると、代表的な方法1600は、ブロック1610で、第1のネットワーク205DのNE 210Dが、災害応答に関連付けられたインシデント識別子を示す構成情報を(NE 182Dを介して)WTRU 102に向けて送信することを含むことができる。ブロック1620で、第1のネットワーク205DのNE 210Dは、WTRU 102にサービスを提供するための第2のネットワーク205Aを介して(NE 182Aから)、(1)インシデント識別子及びWTRU 102にサービスを提供するための第2のネットワーク205Aの識別子、並びに/又は(2)WTRU 102にサービスを提供するための第1のネットワーク205Dの識別子及びWTRU 102にサービスを提供するための第2のネットワーク205Aの識別子のうちのいずれかを示すメッセージを受信することができる。ブロック1630で第1のネットワーク205DのNE210Dは、インシデント識別子及び第2のネットワーク205Aが認証されているという条件で、WTRU 102の認証を開始するためのメッセージを第2のネットワーク205Aに送信することができる。
【0187】
特定の代表的な実施形態では、NE210Dは、災害条件中にWTRU 102の場所を示す情報を受信することができ、災害条件中に少なくともWTRU 102の位置に基づいてWTRU 102の認証を開始することができる。
【0188】
代表的な実施形態によるデータを処理するためのシステム及び方法は、メモリデバイスに含まれる命令のシーケンスを実行する1つ以上のプロセッサによって実行され得る。そのような命令は、二次データ記憶装置などの他のコンピュータ可読媒体からメモリデバイスに読み込まれてもよい。メモリデバイスに含まれる命令のシーケンスの実行により、プロセッサは、例えば上述したように動作する。代替の実施形態では、本発明を実装するために、ソフトウェア命令の代わりに、又はソフトウェア命令と組み合わせて、ハードワイヤ回路を使用することができる。そのようなソフトウェアは、ロボット支援/装置(robotic assistance/apparatus、RAA)及び/又は別の移動体デバイス内に遠隔的に収容されるプロセッサ上で実行され得る。後者の場合、データは、センサを含むRAA又は他の移動体デバイスと、上述のようにスケール推定及び補償を実行するソフトウェアを実行するプロセッサを含む遠隔デバイスとの間で、有線又は無線で転送され得る。他の代表的な実施形態によれば、位置特定に関して上述した処理のいくつかは、センサ/カメラを含むデバイスにおいて実行されてもよく、処理の残りは、センサ/カメラを含むデバイスから部分的に処理されたデータを受信した後に第2のデバイスにおいて実行されてもよい。
【0189】
特徴及び要素は、特定の組み合わせにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解されよう。加えて、本明細書に説明される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに実装され得る。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU102、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【0190】
更に、上記の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、及びプロセッサを含む他のデバイスが記載されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「Central Processing Unit、CPU」)及びメモリを含み得る。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現の言及は、様々なCPU及びメモリによって実施され得る。そのような動作及び演算又は命令は、「実行される」、「コンピュータによって実行される」、又は「CPUによって実行される」と言及されることがある。
【0191】
当該技術分野における通常の技術を有する者には、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されるであろう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は減少を引き起こすことができるデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持し、それによってCPUの動作及び他の信号の処理を再構成又は別の方法で変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する物理的位置である。代表的な実施形態は、上述のプラットフォーム又はCPUに限定されず、他のプラットフォーム及びCPUが、提供された方法をサポートし得るということを理解されたい。
【0192】
データビットはまた、磁気ディスク、光学ディスク、及び任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))又はCPUによって読み取り可能な不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含む、コンピュータ可読媒体上に維持され得る。コンピュータ可読媒体は、処理システム上に排他的に存在するか、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでもよい。代表的な実施形態は、上述のメモリに限定されず、他のプラットフォーム及びメモリが、記載された方法をサポートし得るということが理解される。代表的な実施形態は、上述のプラットフォーム又はCPUに限定されず、他のプラットフォーム及びCPUが、提供された方法をサポートし得るということを理解されたい。
【0193】
例示的な実施形態において、本明細書に記載されている動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令として実装されてもよい。コンピュータ可読命令は、移動体、ネットワーク要素、及び/又は任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る。
【0194】
システムの態様のハードウェア実装とソフトウェア実装の間には、ほとんど区別がない。ハードウェア又はソフトウェアの使用は、一般に(常にではないが、特定の状況では、ハードウェアとソフトウェアとの間の選択が大きな意味を持ち得る)、コスト対効率のトレードオフを意味する設計上の選択事項である。本明細書に記載されているプロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が影響を受ける可能性があり得る様々なビークル(例えばハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア)が存在し得、好ましいビークルは、プロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が配備される状況によって変化し得る。例えば、実装者が、速度及び正確性が最重要であると判定した場合、実装者は、主にハードウェア及び/又はファームウェアのビークルを選択することができる。柔軟性が最重要である場合、実装者は、主にソフトウェア実装を選択することができる。代替的に、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの何らかの組み合わせを選択してもよい。
【0195】
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、及び/又は例の使用を通じて、デバイス及び/又はプロセスの様々な実施形態を示した。そのようなブロック図、フローチャート、及び/又は例が1つ以上の機能及び/又は動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、又は例の中の各機能及び/又は各動作は、広範なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの実質的に任意の組み合わせによって、個別にかつ/又は集合的に実装されてよいことが当業者には理解されるであろう。好適なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途用標準製品(Application Specific Standard Product、ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、及び/又は状態機械が挙げられる。
【0196】
本開示は、本出願に記載されている特定の実施形態の観点において限定されるものではなく、これらの実施形態は、様々な態様の例示として意図されるものである。当業者には明らかなように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形を行うことができる。本出願の説明において使用されているいかなる要素、動作、又は指示も、そのように明示的に提示されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法及び装置が、上述した説明から、当業者には明らかであろう。そのような修正及び変形は、添付の請求項の範囲に入ることが意図されている。本開示は、添付の請求項の条項によってのみ限定されるものであり、かかる請求項が権利を有する均等物の完全な範囲とともに、限定されるものである。本開示は、特定の方法又はシステムに限定されないことを理解されたい。
【0197】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためであり、限定することを意図するものではないということも理解されたい。本明細書で使用される場合、本明細書で言及される場合、「局」及びその略語「STA」、「ユーザ機器」及びその略語「UE」は、(i)記載されたインフラストラクチャなどの無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)、(ii)記載されたインフラストラクチャなどの、WTRUのいくつかの実施形態の任意のもの、(iii)とりわけ、記載されたインフラストラクチャなどのWTRUの一部又は全ての構造及び機能を有して構成された、無線可能及び/又は有線可能な(例えば、テザー可能な)デバイス、(iii)記載されたインフラストラクチャなどのWTRUの、全てよりも少ない構造及び機能を有して構成された無線可能及び/又は有線可能なデバイス、又は(iv)その他、を意味し得る。本明細書に列挙される任意のWTRUを代表し得る例示的なWTRUの詳細が、図1A図1Dに関して以下に提供される。
【0198】
特定の代表的な実施形態では、本明細書に記載の主題のいくつかの部分は、特定用途用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び/又は他の統合フォーマットを介して実装され得る。しかしながら、本明細書に開示されている実施形態のいくつかの態様は、その全体又は一部が、1つ以上のコンピュータ上で動作する1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば1つ以上のコンピュータシステム上で動作する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして(例えば1つ以上のマイクロプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、又はこれらの実質的に任意の組み合わせとして、集積回路において等価的に実装され得ること、並びに、回路を設計すること、及び/又は、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアのコードを書くことが、この開示に照らして当業者の技術の範囲内であることが、当業者には認識されるであろう。加えて、本明細書に記載されている主題のメカニズムが、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、及び、本明細書に記載されている主題の例示的な実施形態が、配布を実際に行うために使用される特定のタイプの信号担持媒体にかかわらず適用されることが、当業者には理解されるであろう。信号担持媒体の例としては、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能型媒体、並びに、デジタル及び/又はアナログ通信媒体(例えば光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの伝送型媒体が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
【0199】
本明細書に記載されている主題は、場合によっては、異なる他の構成要素内に含まれるか、又は、異なる他の構成要素に接続されている、異なる構成要素を示していることがある。そのような図示されたアーキテクチャは単なる例であり、実際には、同じ機能を達成する他の多くのアーキテクチャが実装され得ることを理解されたい。概念的には、同じ機能を達成するための構成要素の任意の配置は、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために本明細書において組み合わされた、任意の2つの構成要素は、アーキテクチャ又は中間構成要素に関係なく、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられた」として見ることができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に接続されている」、又は「動作可能に結合されている」とみなすこともでき、そのように関連付けることができる任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に結合可能」であるとみなすこともできる。動作可能に結合可能の具体例としては、物理的に嵌合可能かつ/若しくは物理的に相互作用する構成要素、及び/又は、無線で相互作用可能かつ/若しくは無線で相互作用する構成要素、及び/又は、論理的に相互作用するかつ/若しくは論理的に相互作用可能な構成要素が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
【0200】
本明細書における実質的に任意の複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び/又は用途に適切であるように、複数形から単数形に、かつ/又は単数形から複数形に変換することができる。本明細書では、明瞭にする目的で、様々な単数形/複数形の並べ換えが明示的に記載され得る。
【0201】
一般に、本明細書、特に添付の請求項(例えば添付の請求項の本体)において使用されている用語は、一般に「非限定」用語として意図されることが当業者には理解されるであろう(例えば、「含んでいる」という用語は、「含んでいるがそれらに限定されない」と解釈するべきであり、「有する」という用語は、「を少なくとも有する」と解釈するべきであり、「含む」という用語は、「含むがそれらに限定されない」と解釈するべきである)。更に、導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、そのような意図は請求項に明示的に記載されており、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者には理解されるであろう。例えば、1つの項目のみが意図される場合、「単一」という用語又は類似する言葉が使用され得る。理解を助けるために、以下の添付の請求項及び/又は本明細書の説明は、請求項の記載を導入するために「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」という導入句の使用を含み得る。しかしながら、このような句の使用は、不定冠詞「a」又は「an」による請求項の記載の導入が、そのような導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、1つのそのような記載のみを含む実施形態に制限することを意味するものと解釈すべきではなく、たとえ同じ請求項に、導入句「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」及び「a」又は「an」などの不定冠詞が含まれていても同様である(例えば「a」及び/又は「an」は「少なくとも1つの」又は「1つ以上」を意味するものと解釈すべきである)。請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用も同様である。加えて、導入された請求項の特定の数の記載が明示的に記載されている場合でも、かかる記載は少なくとも記載された数を意味するものと解釈されるべきであることが、当業者には認識されるであろう(例えば、他の修飾語なしの「2つの記載」という単純な記載は、少なくとも2つの記載、又は2つ以上の記載を意味する)。更に、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、一般に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含み、ただしこれらに限定されない)。「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、一般に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含み、ただしこれらに限定されない)。明細書、特許請求の範囲、又は図面のいずれにおいても、2つ以上の代替的な用語を提示する実質的に任意の離接的な語及び/又は句は、用語の一方、用語のいずれか、又は両方の用語を含む可能性を企図するものと理解されるべきであることが、当業者には更に理解されるであろう。例えば、「A又はB」という句は、「A」若しくは「B」又は「A及びB」の可能性を含むものと理解されたい。更に、本明細書で使用される、複数の項目のリスト及び/又は複数の項目のカテゴリのリストが後ろに続く「~のいずれか」という用語は、項目及び/又は項目のカテゴリの、「のいずれか」、「の任意の組み合わせ」、「の任意の複数」、及び/又は「の任意の複数の組み合わせ」を、個別に、又は他の項目及び/又は他の項目のカテゴリとの組み合わせにおいて、含むことを意図している。更に、本明細書で使用される場合、「セット/組」又は「グループ/群」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことが意図される。追加的に、本明細書で使用される、「数」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことを意図している。
【0202】
加えて、本開示の特徴又は態様がMarkush群の観点から説明されている場合、当業者には、本開示がそれによってMarkush群の任意の個々のメンバー又はメンバーのサブグループの観点からも説明されることが認識されるであろう。
【0203】
当業者には理解されるように、書面による説明を提供するという観点など、あらゆる目的のために、本明細書に開示される全ての範囲は、その任意の可能な部分範囲及び部分範囲の組み合わせも包含している。任意の列挙された範囲は、同じ範囲が、少なくとも等しい2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明して可能にするものとして、容易に認識することができる。非限定的な例として、本明細書に記載されている各範囲は、下位3分の1、中央の3分の1、及び上位3分の1などに容易に分解され得る。また、当業者には理解されるように、「まで」、「少なくとも」、「より大きい」、「より小さい」等の全ての言葉は、言及された数を含み、かつ、上述したように更に部分範囲に分解され得る範囲を意味する。最後に、当業者には理解されるように、範囲は個々の各要素を含む。したがって、例えば、1~3個のセルを有するグループは、1個、2個、又は3個のセルを有するグループを指す。同様に、1~5個のセルを有するグループは、1個、2個、3個、4個、又は5個のセルを有するグループを指し、以下同様である。
【0204】
更に、請求項は、特にそのように記載されない限り、提供された順序又は提供された要素に限定されるものとして読まれるべきではない。加えて、いかなる請求項においても、「ための手段」という用語の使用は、米国特許法第112条、第6項、又はミーンズプラスファンクションの請求項形式に訴えることを意図しており、「ための手段」という用語を有さないいかなる請求項もそのようには意図されていない。
【0205】
ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)若しくは進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)、又は任意のホストコンピュータで使用するための、無線周波数トランシーバを実装し得る。WTRUは、例えば、ソフトウェア無線(Software Defined Radio、SDR)などのハードウェア及び/又はソフトウェアに実装されたモジュールと併せて使用されてもよく、また、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカ電話、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビトランシーバ、ハンズフリー式ヘッドセット、キーボード、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)モジュール、LCDディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、及び/又は無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又は超広帯域(Ultra Wide Band、UWB)モジュールなどの他の構成要素に実装されてもよい。
【0206】
本開示を通して、当業者は、ある特定の代表的な実施形態が、代替的又は他の代表的な実施形態と組み合わせて使用され得ることを理解する。
【0207】
加えて、本明細書に説明される方法は、上述の動作を実行するためのコンピュータ又はプロセッサによる実行のために、命令としてコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに実装され得る。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2023-09-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のネットワークに登録された無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実装される方法であって、
前記第1のネットワークから、第2のネットワークへの登録中に使用される値を示す情報を受信することと、
少なくとも前記示された値に基づいて、前記第2のネットワークへの前記登録を実行するための少なくとも第1の開始時間及び第2の開始時間を判定することと、
前記第1の開始時間の後に前記第2のネットワークへの前記登録を始めることと、
前記第1の開始時間の後の定義された期間内に前記登録が完了されないという条件で、
(1)前記第2のネットワークへの前記登録を停止することと、
(2)前記第2の開始時間の後に、前記第2のネットワークへの前記WTRUの第2の登録又は再登録を始めることと、を含む、方法。
【請求項2】
前記値を示す前記受信された情報が、時間窓を更に示し、
前記定義された期間が、前記時間窓の持続時間に基づき、
前記方法が、(i)前記示された値、及び(ii)ランダム値、又は前記WTRUに固有の1つ以上のパラメータのうちのいずれかに基づいて、前記時間窓の(1)前記第1の開始時間、並びに(2)終了時間又は前記持続時間のうちの1つに基づいて、前記時間窓を判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記WTRUは、前記第1のネットワークが前記第2のネットワークによって到達可能でないとき、災害ローマとして、前記第2のネットワークにローミングし、
前記受信された情報は、(1)前記WTRUの識別子、及び(2)前記WTRUが、前記第1のネットワーク又は前記WTRUが登録された更なるネットワークに、前記第1のネットワーク又は前記更なるネットワークより前にアクセスすることをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値のうちのいずれか1つ以上を更に示す、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
(1)前記登録が前記定義された期間中に完了された、又は(2)前記第2の登録若しくは前記再登録が前記第2の開始時間の後に完了されたという条件で、前記第2のネットワークを介して、データ送信を送信又は受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記WTRUによって、(1)災害条件が前記第1のネットワークに適用されること、及び(2)前記災害条件がもはや前記第1のネットワークに適用されなくなった後に、前記WTRUが前記第1のネットワークに登録又は再登録することをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値を示す情報を受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
(1)前記登録、(2)前記第2の登録、又は(3)前記再登録のうちのいずれかを前記始めることが、前記WTRUによって、前記WTRUにサービスを提供するための前記第2のネットワークのネットワークエンティティに、(1)インシデント識別子、(2)前記第1のネットワークの識別子、並びに(i)前記WTRUに関連付けられた場所、(ii)前記WTRUに関連付けられた災害又はカバレッジエリア、(iii)前記WTRUに関連付けられた1つ以上のトラッキングエリア、及び/又は(iv)前記WTRUの最後に訪れられたトラッキングエリアのうちのいずれかを示す情報を含む登録要求メッセージを送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記WTRUがサービス中断の最小化(MINT)動作をサポートするという条件で、
前記WTRUがカバレッジエリアを、受信されたトラッキングエリア(TA)リストに関連付けられた第1のTAから、前記受信されたTAリストに関連付けられた第2のTAに変更したかどうかを判定し、
前記第1のネットワークのネットワークエンティティに、前記WTRUが前記カバレッジエリアを前記第1のTAから前記第2のTAに変更したことを示す非アクセス層メッセージを送信し、
前記WTRUが以前に登録された前記第2のネットワークに再登録するための指示を受信し、かつ
前記WTRUによって、前記第2のネットワークに再登録するように、前記WTRUを構成することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記WTRUによって、災害条件中に前記WTRUによる災害ローミング指示を示す情報を送信することと、
前記WTRUによって、少なくとも前記災害ローミング指示に基づいて前記WTRUの認証を始めるためのメッセージを受信することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のネットワークへの前記登録中に使用される前記値を示す情報を前記受信することが、前記第1のネットワークに関連付けられた第1のネットワークエンティティから、1つ以上の災害応答に関連付けられた1つ以上の災害応答インシデント識別子(DRID)を示す構成情報を受信することを含み、前記方法が、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークの第2のネットワークエンティティから、1つ以上の許可されたDRID又はその一部分を示すブロードキャスト情報を受信することと、
前記WTRUによって、前記1つ以上の許可されたDRID又はその一部分に一致する、前記示されたDRIDのうちのDRIDを選択することと、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークエンティティに、前記選択されたDRID又は前記選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信することと、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークエンティティから、前記WTRUが前記第2のネットワークの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のネットワークが前記災害条件を経験する前に、前記WTRUが前記第1のネットワークに登録されていないという条件で、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークに登録するためのデフォルト又は所定の災害応答インシデント識別子(DRID)を選択することと、
前記WTRUによって、前記第2のネットワークエンティティに、前記選択されたDRID又は前記選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信することと、
前記WTRUによって、第2のネットワークエンティティから、前記WTRUが前記第2のネットワークの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
第1のネットワークに登録された無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
前記第1のネットワークから、第2のネットワークへの登録中に使用される値を示す情報を受信するように構成された送信機/受信機ユニットと、
プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、
少なくとも前記示された値に基づいて、前記第2のネットワークへの前記登録を実行するための少なくとも第1の開始時間及び第2の開始時間を判定し、
前記第1の開始時間の後に前記第2のネットワークへの前記登録を始め、かつ
前記第1の開始時間の後の定義された期間内に前記登録が完了されないという条件で、
(1)前記第2のネットワークへの前記登録を停止し、
(2)前記第2の開始時間の後に、前記第2のネットワークへの前記WTRUの第2の登録又は再登録を始めるように構成されている、WTRU。
【請求項12】
前記値を示す前記受信された情報が、時間窓を更に示し、
前記定義された期間が、前記時間窓の持続時間に基づく、請求項11に記載のWTRU。
前記プロセッサは、(i)前記示された値、及び(ii)ランダム値、又は前記WTRUに固有の1つ以上のパラメータのうちのいずれかに基づいて、前記第1の時間窓の(1)前記第1の開始時間、並びに(2)終了時間又は前記持続時間のうちの1つに基づいて、前記時間窓を判定するように構成されている。
【請求項13】
前記WTRUは、前記第1のネットワークが前記第2のネットワークによって到達可能でないとき、災害ローマとして、前記第2のネットワークにローミングするように構成されており、
前記受信された情報は、(1)前記WTRUの識別子、及び(2)前記WTRUが、前記第1のネットワーク又は前記WTRUが登録された更なるネットワークに、前記第1のネットワーク又は前記更なるネットワークより前にアクセスすることをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値のうちのいずれか1つ以上を更に示す、請求項1に記載のWTRU。
【請求項14】
前記送信機/受信機ユニットは、(1)前記登録が前記定義された期間中に完了された、又は(2)前記第2の登録若しくは前記再登録が前記第2の開始時間の後に完了されたという条件で、前記第2のネットワークを介して、データ送信を送信又は受信するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項15】
前記送信機/受信機ユニットは、(1)災害条件が前記第1のネットワークに適用されること、及び(2)前記災害条件がもはや前記第1のネットワークに適用されなくなった後に、前記WTRUが前記第1のネットワークに登録又は再登録することをいつ許可されるかを判定するために使用される第2の値を示す情報を受信するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項16】
前記送信機/受信機ユニットは、前記WTRUにサービスを提供するための前記第2のネットワークのネットワークエンティティに、(1)インシデント識別子、(2)前記第1のネットワークの識別子、並びに(i)前記WTRUに関連付けられた場所、(ii)前記WTRUに関連付けられた災害又はカバレッジエリア、(iii)前記WTRUに関連付けられた1つ以上のトラッキングエリア、及び/又は(iv)前記WTRUの最後に訪れられたトラッキングエリアのうちのいずれかを示す情報を含む登録要求メッセージを送信するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項17】
前記WTRUがサービス中断の最小化(MINT)動作をサポートするという条件で、
前記プロセッサは、前記WTRUがカバレッジエリアを、受信されたトラッキングエリア(TA)リストに関連付けられた第1のTAから、前記受信されたTAリストに関連付けられた第2のTAに変更したかどうかを判定するように構成されており、
前記送信機/受信機ユニットが、
前記第1のネットワークのネットワークエンティティに、前記WTRUが前記カバレッジエリアを前記第1のTAから前記第2のTAに変更したことを示す非アクセス層メッセージを送信し、かつ
前記WTRUが以前に登録された前記第2のネットワークに再登録するための指示を受信するように構成されており、
前記プロセッサが、前記WTRUによって、前記第2のネットワークに再登録するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項18】
前記送信機/受信機ユニットが、
災害条件中に前記WTRUによる災害ローミング指示を示す情報を送信し、かつ
少なくとも前記災害ローミング指示に基づいて前記WTRUの認証を始めるためのメッセージを受信するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項19】
前記送信機/受信機ユニットが、
前記第1のネットワークに関連付けられた第1のネットワークエンティティから、1つ以上の災害応答に関連付けられた1つ以上の災害応答インシデント識別子(DRID)を示す構成情報を受信し、かつ
前記第2のネットワークの第2のネットワークエンティティから、1つ以上の許可されたDRID又はその一部分を示すブロードキャスト情報を受信するように構成されており、
前記プロセッサが、前記1つ以上の許可されたDRID又はその一部分に一致する、前記示されたDRIDのうちのDRIDを選択するように構成されており、
前記送信機/受信機ユニットが、
前記第2のネットワークエンティティに、前記選択されたDRID又は前記選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、かつ
前記第2のネットワークエンティティから、前記WTRUが前記第2のネットワークの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【請求項20】
前記プロセッサは、前記第1のネットワークが災害条件を経験する前に前記WTRUが前記第1のネットワークに登録されていないという条件で、前記第2のネットワークに登録するためにデフォルト又は所定の災害応答インシデント識別子(DRID)を選択するように構成されており、
前記送信機/受信機ユニットが、
第2のネットワークエンティティに、前記選択されたDRID又は前記選択されたDRIDの一部分を示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、かつ
前記WTRUによって、前記第2のネットワークエンティティから、前記WTRUが前記第2のネットワークの一部分内にあるという条件で、登録受諾メッセージを受信するように構成されている、請求項11に記載のWTRU。
【国際調査報告】