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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-02
(54)【発明の名称】改良ヒンジアセンブリー
(51)【国際特許分類】
   E05F 3/18 20060101AFI20240126BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20240126BHJP
   E05D 3/02 20060101ALI20240126BHJP
   E05D 7/00 20060101ALI20240126BHJP
【FI】
E05F3/18
F16C11/04 J
E05D3/02
E05D7/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023511990
(86)(22)【出願日】2022-08-10
(85)【翻訳文提出日】2023-02-15
(86)【国際出願番号】 KR2022011934
(87)【国際公開番号】W WO2023128114
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0188398
(32)【優先日】2021-12-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523053532
【氏名又は名称】キュアライフ カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CURELIFE CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ドゥ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ヘ ジョン
【テーマコード(参考)】
2E030
3J105
【Fターム(参考)】
2E030BB00
2E030BB03
2E030CB01
2E030FD01
3J105AA03
3J105AB02
3J105AB24
3J105BA07
3J105BC06
3J105DA11
3J105DA31
(57)【要約】
本発明はヒンジ回転体とヒンジ支持体とが互いに対してヒンジ連結されてヒンジ回転体に係止具が備えられ、係止具がヒンジ回転体とヒンジ支持体がヒンジ回転される時、左右側方向にシーソー運動しながらヒンジ回転されたヒンジ回転体とヒンジ支持体とをロックさせて回転された状態を固定し、ヒンジ支持体をヒンジ回転体から引っ張る時にロックが解除されながらヒンジ回転体がヒンジ支持体から広げられることによって、回転対象物にヒンジ回転体を連結して支持対象物にヒンジ支持体を連結して回転対象物が支持対象物側にヒンジ回転されて固定されたり元の位置に復帰できるようにして、使用性はもとより便宜性が大きく向上されることができ、係止具の重心移動による左右側のシーソー作用によってロックされたりロックが解除されるので、簡単な構成によって組み立て性はもとより生産性が大きく向上され、生産コストを節減できる改良ヒンジアセンブリーが開示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒンジ回転体110と、前記ヒンジ回転体110とヒンジ連結されるヒンジ支持体120と、前記ヒンジ回転体110に備えられる係止具118からなって、前記ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120側にヒンジ回転される時、前記係止具118の一側が押されて他側が持ち上げられてヒンジ回転されたヒンジ回転体110とヒンジ支持体120がロックされて回転された状態を維持し、ヒンジ回転体110とヒンジ支持体120がロックされた状態でヒンジ支持体120をヒンジ回転体110から引っ張ると係止具118のロックが解除され、ロックが解除された時にヒンジ回転体110をヒンジ支持体120から広げてヒンジ回転体110が元の位置に復帰されるようになるヒンジアセンブリー100において、
前記ヒンジ回転体110は、
ボルト連結部111が下端に備えられた連結部112と、
前記連結部112の上端から一体で延長され、内側の中央にヒンジ軸孔113が備えられた回転体ヒンジ部114と、
前記回転体ヒンジ部114の一面に備えられて両端に支持溝115を持つ係止具収容部116と、
前記係止具収容部116には前記係止具118が収容され、前記支持溝115に安着される係止具軸117が前記係止具118の両端にそれぞれ備えられ、前記係止具軸117によって前記係止具118が左右側の方向にシーソー運動するように備えられ、
前記ヒンジ支持体120は、互いに対して見合わせるように位置してボルト結合され、前記ヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の両側にそれぞれヒンジ連結される第1ヒンジ支持具120aと第2ヒンジ支持具120bからなることを特徴とする、改良ヒンジアセンブリー。
【請求項2】
前記ヒンジ支持体120の第1ヒンジ支持具120aは、
前記ヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の一面に密着されてヒンジ軸孔113の一側と対応されるように位置される第1回転支持孔121aを持つ第1回転支持部121と、
前記第1回転支持部121の外面から延長される第1フック122と、
前記第1ヒンジ支持具120aの端に備えられて支持対象物に連結される第1半螺旋部123と、
前記第1回転支持部121の内側に備えられて長い溝からなるロッキングボール収容ガイド124と、
前記ロッキングボール収容ガイド124に収容されて前記ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120側にヒンジ回転されて折られる時、前記係止具軸117が両端にそれぞれ備えられた係止具118側に移動されて係止具118の一側を押して係止具118の他側が持ち上げられてロックされるようにし、前記ヒンジ回転体110をヒンジ支持体120側にもっと押してヒンジ回転体110がヒンジ支持体120側にもっと折られる時、係止具118の他側に移動されて持ち上げられた係止具118の他側を押してロックが解除されるようにするロッキングボール125と、
前記ロッキングボール125によって一側が押されて係止具118の他側が持ち上げられた時、持ち上げられた係止具118の他側が掛る係止突起126からなって、
前記第2ヒンジ支持具120bは、
前記ヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の他面に密着されてヒンジ軸孔113の他側と対応されるように位置される第2回転支持孔127aを持つ第2回転支持部127と、
前記第2回転支持部127の外面から延長されて前記第1ヒンジ支持具120aの第1フック122と密着される第2フック128と、
前記第2ヒンジ支持具120bの端に備えられ、前記第1半螺旋部123と密着されて支持対象物に連結される第2半螺旋部129からなって、
前記ヒンジ回転体110のヒンジ軸孔113と前記第1ヒンジ支持具120aの第1回転支持孔121a及び第2ヒンジ支持具120bの第2回転支持孔127aを連結するヒンジ軸孔113と、
前記第1ヒンジ支持具120aと第2ヒンジ支持具120bを締結して固定する締結ボルト140からなることを特徴とする、請求項1に記載の改良ヒンジアセンブリー。
【請求項3】
前記係止具118の下面には、
前記係止具118のシーソー運動が容易に行われるように前記係止具118の両端に備えられた係止具軸117を中心にして両側方向に係止具118の上面側に上向きで傾いたシーソーガイド面119が備えられ、
前記係止具118の上面の一側には前記ロッキングボール125が係止具118側に容易に移動されるように下向きで傾いた移動ガイド面119aが備えられることを特徴とする、請求項2に記載の改良ヒンジアセンブリー。
【請求項4】
前記ヒンジ支持体120の第2ヒンジ支持具120bの内側には、復帰体収容部151と、前記復帰体収容部151の上部側に延長される復帰体嵌め込み溝152及び復帰体嵌め込み溝152の一側に復帰体支持突起153が備えられ、
前記復帰体収容部151に収容されてヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の他面に密着されて一端150aが前記復帰体嵌め込み溝152に嵌め込まれて掛った後、前記復帰体支持突起153によって一端150aが支持される弾性復帰体150が備えられ、
前記ヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の他面には前記弾性復帰体150の他端150bが掛る復帰体係止溝154が備えられることを特徴とする、請求項1に記載の改良ヒンジアセンブリー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は改良ヒンジアセンブリーに係り、より詳細には、ヒンジ回転体とヒンジ支持体とからなって、ヒンジ回転体とヒンジ支持体とが互いに対してヒンジ回転される動作によってヒンジ回転を容易にさせることは勿論、ヒンジ回転された後、ヒンジ回転体とヒンジ支持体のいずれか一つをさらに押す動作によってヒンジ回転体とヒンジ支持体が元の位置に容易に復帰するようにした改良ヒンジアセンブリーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ヒンジ装置は固定体、すなわち固定された固定体に対して回転体が固定体を軸にしてヒンジ回転して支持対象物を支持させ、折り畳まれて支持対象物を移動させたり保管している。このようなヒンジ装置は、例えば、食卓、椅子、テーブル、机、野外用テーブル、折り畳み式作業台、移動用作業台などとともに折り畳み式脚付き型アイロン台、折り畳み式ハンガー、壁体付着型折り畳み式食卓、壁体付着型折り畳み式ベッド、移動売り台用テーブルの脚、移動用テーブル、組み立て式運動器具、折り畳み式商品陳列台、流し台または飾り棚のドアや自転車やキックボードの支持手段またはほうきの棒に対する長さを広げたり折り畳むための折り畳み手段、または自動車シートの折り畳み手段など多様に使われている。
【0003】
一例として、登録実用新案20-0322624号の折り畳み器具物の折り畳み装置によると、一つの固定体に一つ以上の折り畳み作動台が付着されて直角で折り畳まれて作動する折り畳み構造物において、前記一方向に直角で回転作動するように機能する一つ以上の折り畳み作動台が固定体に装着される時、一側に係止突起が突出された支持片に結束ピンで連結し、前記折り畳み作動台の一側面には前記支持片の係止突起と直角で掛り及び掛り解除作動する掛り調節台によって折り畳み器具が折られて広げられるようにし、この時、折られる時にスプリングが圧縮されてから広げられる時、圧縮された弾性復元体が復帰されながら容易に広げられるようにする。他の例として、登録実用新案20-0358061号の補助操向装置が取り付けられた折り畳み式自転車によると、折り畳み式自転車の後方に取り付けられて取っ手の作動によって回動する作動バーと、前記作動バーと連結板で連結されて前記作動バーの回動によって水平移動する第1作動リンクと、前記第1作動リンクとスプリングで連結されて前記第1作動リンクの作動によって前後移動し、操向軸を回動させて前輪の方向を操作する第2作動リンクで構成された補助操向装置が設置されていて、補助操向装置を折り畳むことができるように構成して保管の便利さを期待できるようにしている。すなわち、補助操向装置がスプリングの弾性によって折られて広げられるようにして、保管による空間活用性を高めている。
【0004】
しかし、このような従来の技術は構成が複雑で、組み立ての時間が増えることによる組み立て性低下及び生産性低下をもたらす問題点がある。
【0005】
さらに、構成要素が多くて生産コストの増大をもたらして購入費用または取付費用に負担がかかる問題点がある。このため、簡単な構成によって組み立て性及び生産性を高めることができ、費用の負担を減らし、支持対象物を堅固に支持し、回転体が固定体に対して容易に折られて広げられるようにする技術の開発が切実に要求される実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録実用新案第20-0322624号公報(2003年07月30日登録)
【特許文献2】韓国登録実用新案第20-0358061号公報(2004年07月27日登録)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はヒンジ回転体とヒンジ支持体からなる改良ヒンジアセンブリーによって容易にヒンジ回転されるようにすることはもとより、回転された状態でロッキング動作によってヒンジ回転体とヒンジ支持体が固定され、ヒンジ回転体とヒンジ支持体のいずれか一つをもっと押す動作によってヒンジ回転体とヒンジ支持体のロックが解除されて元の位置に復帰されるようにした改良ヒンジアセンブリーを提供することにその目的がある。前記目的を達成するための手段として本発明の改良ヒンジアセンブリーは、ヒンジ回転体と、前記ヒンジ回転体とヒンジ連結されるヒンジ支持体と、前記ヒンジ回転体に備えられる係止具からなるヒンジアセンブリーにおいて、前記ヒンジ回転体がヒンジ支持体側にヒンジ回転される時、前記係止具の一側が押されながら他側が持ち上げられてヒンジ回転されたヒンジ回転体とヒンジ支持体がロックされて回転された状態を維持し、ヒンジ回転体とヒンジ支持体がロックされた状態でヒンジ支持体をヒンジ回転体から引っ張ると係止具のロックが解除され、ロックが解除された時、ヒンジ回転体をヒンジ支持体から広げてヒンジ回転体が元の位置に復帰されるようになる。
【発明の効果】
【0008】
本発明はヒンジ回転体とヒンジ支持体が互いに対してヒンジ連結されてヒンジ回転体に係止具が備えられ、係止具がヒンジ回転体とヒンジ支持体がヒンジ回転される時、左右側方向にシーソー運動しながらヒンジ回転されたヒンジ回転体とヒンジ支持体をロックさせて回転された状態を固定し、ヒンジ支持体をヒンジ回転体から引っ張る時、ロックが解除されながらヒンジ回転体がヒンジ支持体から広げられることによって、回転対象物にヒンジ回転体を連結し、支持対象物にヒンジ支持体を連結して、回転対象物が支持対象物側にヒンジ回転されて固定されたり、元の位置に復帰させることができて、使用性はもとより便宜性が大きく向上されることができ、係止具の重心移動による左右側のシーソー作用によってロックされたりロックが解除されるので、簡単な構成によって組み立て性はもとより生産性が大きく向上されて生産コストを節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の改良ヒンジアセンブリーを示す斜視図である。
図2】本発明の改良ヒンジアセンブリーの構成を示す分解斜視図である。
図3】本発明の改良ヒンジアセンブリーの構成を示す一側分解斜視図である。
図4】本発明の改良ヒンジアセンブリーの構成を示す他側分解斜視図である。
図5】本発明の改良ヒンジアセンブリーのヒンジ作用及びロックとロック解除状態をそれぞれ示す作用構成図である。
図6】本発明の改良ヒンジアセンブリーのヒンジ作用及びロックとロック解除状態をそれぞれ示す作用構成図である。
図7】本発明の改良ヒンジアセンブリーのヒンジ作用及びロックとロック解除状態をそれぞれ示す作用構成図である。
図8】本発明の改良ヒンジアセンブリーのヒンジ作用及びロックとロック解除状態をそれぞれ示す作用構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、前記目的の他に本発明の他の目的及び特徴は添付の図面を参照した実施例についた説明によって明らかになる。
【0011】
別の意味で定義されない限り、技術的や科学的な用語を含んでここで使われる全ての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者にとって一般的に理解されるものと同一な意味を持つ。一般的に使われる辞典に定義されている用語は関連技術で文脈上持つ意味と一致する意味を持つものとして解釈しなければならず、本出願で明確に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味で解釈されない。
【0012】
以下では、本発明の実施例による改良ヒンジアセンブリーを添付の図面を参考してより具体的に説明する。
【0013】
図示されたように、本発明は、ヒンジ回転体110と、前記ヒンジ回転体110とヒンジ連結されるヒンジ支持体120と、前記ヒンジ回転体110に備えられる係止具118からなるヒンジアセンブリー100に関する。本発明のヒンジアセンブリー100は、ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120側にヒンジ回転される時、前記係止具118の一側が押されながら他側が持ち上げられてヒンジ回転されたヒンジ回転体110とヒンジ支持体120がロックされて回転された状態を維持する。
【0014】
また、前記ヒンジ回転体110とヒンジ支持体120がロックされた状態でヒンジ支持体120をヒンジ回転体110から引っ張ると係止具118のロックが解除され、このようにロックが解除された時、ヒンジ回転体110をヒンジ支持体120から広げてヒンジ回転体110が元の位置に復帰される。このようになされた本発明は、図5に示されたように、前記ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120から広げられた時、ヒンジ回転体110とヒンジ支持体120が180度の角度で互いに対して垂直の状態を維持し、図6に示されたように、ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120側にヒンジ回転された時、ヒンジ回転体110とヒンジ支持体120が90度の角度で折られて前記ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120の垂直方向に対して水平方向に位置される。また、前記ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120の垂直方向に対して水平方向に位置されると、図6に示されたように前記係止具118によって水平上に位置されたヒンジ回転体110が固定される。
【0015】
また、水平方向にヒンジ回転体110が固定された状態で前記垂直方向のヒンジ支持体120をヒンジ回転体110からもっと広げると、図7に示されたように前記係止具118のロックが解除され、この時、ヒンジ回転体110をヒンジ支持体120側に折られる反対方向に広げてると、ヒンジ回転体110とヒンジ支持体120が広げられる。このために本発明の前記ヒンジ回転体110は、ボルト連結部111が下端に備えられた連結部112と、前記連結部112の上端から一体で延長されて内側の中央にヒンジ軸孔113が備えられた回転体ヒンジ部114と、前記回転体ヒンジ部114の一面に備えられて両端に支持溝115を持つ係止具収容部116と、前記係止具収容部116には前記係止具118が収容され、前記支持溝115に安着される係止具軸117が前記係止具118の両端にそれぞれ備えられ、前記係止具軸117によって前記係止具118が左右側方向にシーソー運動するように備えられる。また、前記係止具118の下面には、前記係止具118のシーソー運動が容易に行われるように前記係止具118の両端に備えられた係止具軸117を中心にして両側方向に係止具118の上面側に上向きで傾いたシーソーガイド面119が備えられる。また、前記ヒンジ支持体120は、互いに対して見合わせるように位置されてボルト結合され、前記ヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の両側にそれぞれヒンジ連結される第1ヒンジ支持具120aと第2ヒンジ支持具120bとからなる。前記第1ヒンジ支持具120aは、前記ヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の一面に密着されてヒンジ軸孔113の一側と対応されるように位置される第1回転支持孔121aを持つ第1回転支持部121と、前記第1回転支持部121の外面から延長される第1フック122と、前記第1ヒンジ支持具120aの端に備えられて支持対象物に螺旋結合される第1半螺旋部123と、前記第1回転支持部121の内側に備えられて長い溝からなるロッキングボール収容ガイド124と、前記ロッキングボール収容ガイド124に収容されて前記ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120側にヒンジ回転されて折られる時、前記係止具118側に移動されて係止具118の一側を押して係止具118の他側が持ち上げられながらロックされるようにし、前記ヒンジ回転体110をヒンジ支持体120側にもっと押してヒンジ回転体110がヒンジ支持体120側にもっと折られる時、係止具118の他側に移動されて持ち上げられた係止具118の他側を押してロックが解除されるようにするロッキングボール125と、前記ロッキングボール125によって一側が押されながら係止具118の他側が持ち上げられた時、持ち上げられた係止具118の他側が掛る係止突起126からなる。また、前記第2ヒンジ支持具120bは、前記ヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の他面に密着されてヒンジ軸孔113の他側と対応されるように位置される第2回転支持孔127aを持つ第2回転支持部127と、前記第2回転支持部127の外面から延長されて前記第1ヒンジ支持具120aの第1フック122と密着される第2フック128と、前記第2ヒンジ支持具120bの端に備えられて前記第1半螺旋部123と密着されて支持対象物に螺旋結合される第2半螺旋部129からなる。また、前記ヒンジ回転体110のヒンジ軸孔113と前記第1ヒンジ支持具120aの第1回転支持孔121a及び第2ヒンジ支持具120bの第2回転支持孔127aを連結するヒンジ軸孔113と、前記第1ヒンジ支持具120aと第2ヒンジ支持具120bとを締結して固定する締結ボルト140からなる。前記ヒンジ支持体120の第1ヒンジ支持具120aと第2ヒンジ支持具120bとは、互いに対して対称されるように備えられるもので、前記第1ヒンジ支持具120aの第1回転支持部121がヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の一面に密着され、第2ヒンジ支持具120bの第2回転支持部127がヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の他面に密着された状態で前記締結ボルト140が締結されることによって第1ヒンジ支持具120aと第2ヒンジ支持具120bとが締結される。
【0016】
前記係止具118は、図5ないし図8に示されたように、係止具収容部116の内部で前記係止具軸117を中心にして、両側方向すなわち、左側方向及び右側方向にそれぞれシーソー作用が行われるように備えられたもので、図6に示されたように、前記係止具軸117を中心にして係止具118の右側が押される時に係止具118の左側が持ち上げられ、図7に示されたように係止具118の右側が押される時に係止具118の左側が持ち上げられる。このように前記係止具118のシーソー運動が可能な理由は、係止具118の両端にそれぞれ備えられた係止具軸117が前記係止具収容部116の両端にそれぞれ備えられた支持溝115に嵌め込まれて安着されるため、前記係止具118が係止具軸117を中心にして図示されたように図面上の左側及び右側方向にそれぞれ持ち上げられたり下ることによって可能なことで、この時、ロッキングボール125が前記ヒンジアセンブリー100をなしているヒンジ支持体120とヒンジ回転体110とが互いに対してヒンジ回転されることによって可能である。また、前記シーソーガイド面119が係止具118の下面に備えられるので、前記係止具収容部116の内側空間で前記シーソーガイド面119が上側に持ち上げられた状態で位置されることによって、前記係止具118の下面の中央が係止具収容部116の底面に接した状態で前記係止具軸117を中心にして両側にそれぞれ備えられるシーソーガイド面119が左側または右側方向に下降されたり昇降されながら係止具118のシーソー運動が容易に行われることができる。また、前記係止具118の上面の一側には前記ロッキングボール125が係止具118側に移動されることが容易であるように下向きで傾いた移動ガイド面119aが備えられて、移動ガイド面119aが図示されたように下向きで傾くように備えられるので、ロッキングボール125が係止具118の右側方向に移動する時に係止具118の一側端にロッキングボール125が掛ることが防止されることができて、係止具118の右側方向にロッキングボール125が移動して係止具118の右側を押すことが容易である。
【0017】
このようになされた本発明は、図5に示されたように、ヒンジ支持体120に対してヒンジ回転体110が垂直状態で位置された時、前記ロッキングボール125は係止具118から脱して位置される。このようにロッキングボール125が係止具118を脱した状態でヒンジ回転体110が図6に示されたように前記ヒンジ軸孔113を軸にしてヒンジ回転されてヒンジ支持体120側に折られると、前記第1ヒンジ支持具120aの第1回転支持部121が回転されるヒンジ回転体110の反対方向に位置が移動され、第1回転支持部121の回転動作によって前記ロッキングボール125が係止具118の右側方向に移動されて係止具118の右側上端にロッキングボール125が位置するようになって、係止具118の右側方向に位置したロッキングボール125の荷重によって係止具118の右側が押される。また、ロッキングボール125の移動によってロッキングボール125の荷重が伝わることによって係止具118の右側が押されると係止具118の左側が前記係止具軸117を中心にして持ち上げられ、持ち上げられた係止具118の左側が前記第1回転支持部121の係止突起126に掛るようになる。このように、係止具118の左側が持ち上げられて係止具118の左側が係止突起126にかかる時ロックされるようになって、ヒンジ支持体120の垂直方向に対して水平上に位置されたヒンジ回転体110がロックされて固定される。また、図7に示されたように、ヒンジ支持体120をヒンジ回転体110に対して後方に広げると、前記係止具118の右側に位置したロッキングボール125が係止具118の左側方向に移動されて係止具118の左側を押すようになるので、この時、係止具118の左側が押されて係止具118の右側が持ち上げられ、前記係止突起126から係止具118の左側がかかることが解除される。また、係止突起126から係止具118の掛りが解除された状態で、水平上に位置したヒンジ回転体110をヒンジ支持体120から遠くなるように引っ張ると、図8に示されたようにヒンジ回転体110とヒンジ支持体120が互いに対して垂直方向に位置されてヒンジ回転体110とヒンジ支持体120が垂直になる。
【0018】
この時、前記ロッキングボール125が収容されるロッキングボール収容ガイド124が図示されたように長い溝からなることによって、ロッキングボール125がロッキングボール収容ガイド124の内部で所定の間隔で移動されることができるため、前記ロッキングボール125が係止具118の他側に移動されて係止具118の他側がロッキングボール125の荷重によって押されて係止突起126との掛りが容易に解除される。本発明の前記ヒンジ支持体120の第2ヒンジ支持具120bの内側には、復帰体収容部151と、前記復帰体収容部151の上部側に延長される復帰体嵌め込み溝152及び復帰体嵌め込み溝152の一側に復帰体支持突起153が備えられ、前記復帰体収容部151に収容されてヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の他面に密着されて一端150aが前記復帰体嵌め込み溝152に嵌め込まれて掛った後、前記復帰体支持突起153によって一端150aが支持される弾性復帰体150が備えられる。また、前記ヒンジ回転体110の回転体ヒンジ部114の他面には前記弾性復帰体150の他端150bが掛る復帰体係止溝154が備えられる。前記弾性復帰体150は無論限定するものではなく、前記ヒンジ支持体120に対してヒンジ回転体110が回転されて折られた後、ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120から広げられる時に自己弾性力によってヒンジ回転体110が広げられる動作が速く行われるようにするコイルスプリングまたは歪みスプリングなどのスプリングで構成されることが望ましい。このように弾性復帰体150が備えられることによって前記ヒンジ支持体120に対してヒンジ回転体110が回転されて折られた時、弾性復帰体150が圧縮されて、ヒンジ回転体110がヒンジ支持体120から広げられる時、前記圧縮された弾性復帰体150の弾性復帰力によって前記広げられるヒンジ回転体110の広げられる動作を速く進められることによって、前記係止具118の他側方向に移動されて係止具118の他側を押してロックが解除されたロッキングボール125が速く係止具118の一側方向、すなわち図面上の右側方向に速く移動されることができてヒンジ回転体110がヒンジ支持体120から速く広げられることができるので、ロッキングが速く解除されることが可能である。
【0019】
以上のように、本発明では具体的な構成要素などのような特定の事項と限定された実施例及び図面によって説明されたが、これは本発明をより全般的に理解させるために提供されたものに過ぎず、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明の思想は説明された実施例に限って決まってはならず、後述する請求範囲のみならず、請求範囲と均等であるか、または等価的変形がある全てのものなどは本発明の思想の範疇に属するといえる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】